ティトゥス「……さて、馬鹿騒ぎも収まったようだな、剣よ」
士郎「……貴様、人間ではない――いや、違うな。人間をやめたな」
ティトゥス「ほほう……良くぞ一目で見破ったな」
士郎「分かるさ。あの魔術書の本来の持ち主……貴様だろう?」
ティトゥス「屍食教典儀か? 如何にも。しかし、制限されていたとはいえ、良くぞアレを使いこなしたものだな、剣よ」
士郎「出来て当然だ。何故なら、この身体は剣なのだから――桜だけを守る剣だ」
ティトゥス「ほう……では、あの娘を襲えば、貴様と戦える――そういうことだな?」
士郎「ああ。どんな理由であろうと、桜に危害を加えるものには一切の容赦も情けもかけない。原因が俺であれば尚更だ」
ティトゥス「ははははは! 良い、良いぞ、剣よ!! こちらに来てから温い者が多くて退屈していたが、貴様は違う!!! さぁ、闘争を楽しもう!!!!」
士郎「人を超えた力を持ち、人並み異常の理性と判断力を総動員して、獲物を狩る事だけを考える――闘争の妄執の具現たる化物よ、我が剣製についてこれるか?」
ティトゥス「是非もない! さぁ、共に“人”を捨てた証である腕を、解き放とうではないか!!」
士郎「I am the born of my sowrd――体は剣で出来ている――」
ティトゥス「はぁぁぁぁぁ!!」
士郎「是、射殺す百頭――ナインライブズブレイドワークス――」