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コミケのない夏

6紋章官:2020/09/22(火) 15:01:01
連休最終日、どこか出かけられましたか?コロナの事もありますが、みなさん、さすがに諦めと言うか、あちこちにぎやかなようです。

さて銀河英雄伝説のNHKでの放送が終わったら2期の発表。オールドファンはただどこまで行けるやらと眺めているところ。ところが先日、新聞で銀英伝に触れている社説があったりする。
それというのもヤンの「個人の自由などに比べればたかが国家の存亡」とのセリフを紹介しており、その場面を中国の大作SF小説「三体」の中で扱われている、との事。
ファンの皆さんはご存知の通り、銀英伝ではこの後、ヤン君は法的根拠のない査問委員会に呼び出され、念願の辞表を叩きつけそこねる事になる。とはいえ、その場面を「三体」に取り込んで、
検閲がパスしたもので、これもヤン君が中国系姓名のおかげか、検閲官が小説と気にしなかったのか、もしくは、この手の検閲官は知識を得るために他国の小説にも目を通しているので、
隠れファンで見逃したのか、なかなかに面白い話と言えます。なにしろ、「三体」は文化革命時に話が始まるのを、検閲のため中国版では書き換えているのは有名な話。
なお銀英伝は先進的な点や皮肉を取り入れてます。なにしろ最良の独裁と腐敗した民主制など最たるところ。この頃の田中先生は創竜伝では国会議事堂を炎上させたり、けっこう、
辛辣にやってます。中国史研究家で銀英伝も楚漢の争いや三国志を元に銀河帝国の興亡を取り入れたものなのは周知のところ。そして歴史家の伝統、過去ネタに現代を批判する。
すなわち過去を取り上げてつつ、現代の政治を批判する伝統に沿ったものです。何しろ過去は現在の鏡ですから。史書とはそういうものなんです。
また銀英伝では先進的な事も多い、同盟作戦本部長シドニー・シトレ、最後まで高潔な人物として残りますが、この人を黒人に据えている。アメリカでオバマ大統領どころか、
パウエル本部長が登場する前の時点での作品であることを考えると、えらーく早いどころか、今でもあまり見られません。まあ、日本人の場合、単に外人という意識が強いところもありますが。
またシン・ゴジラで「ラーメンのびちゃうよ」と言っていた大臣が最後は責を負うは自分と役割を果たす、これも国防委員長ウォルター・アイランズのコピーに見える。小説での「半世紀の惰眠
ではなく、半年の覚醒で名を残す」とは、なかなかの一節と思っています。いまのところ、中国史でこのモデルといえる宰相か皇帝を見つけていませんが、だれかご存知ありませんか?
ダメ政治家でも、最後に体を張って事を成せば、名を成すことになる。なんか逆転人生みたい。あれ、皮肉屋ビュコック爺さんの声は今回、どなたがあてていましたっけ?それでは


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