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2020年になりました

12紋章官:2020/08/11(火) 16:28:26
急な暑さです。くれぐれも暑さ対策もお忘れなきよう、コミケがあれば、それを目指して気が張っているでしょうが、コミケがないと、それがない。
なにしろ夏コミは暑いのが当然!と皆さん、心構えるところ、それがないとなれば、気の張りようもない。お気を付けを!

さて7月の洪水続きでいつの間にやらアメリカのLBM運動の報道がなくなっておりましたが、その後はどうなのでしょうか?一方で、差別的とされる
表現や記念物などの破壊や撤去に至る動きもありました。
それらも当然の要求とは存じますが、いささか気の毒に思えるものも有ったりします。例えば南軍司令官リー将軍。心情的には黒人奴隷解放に賛成派
だったものの、故郷を見捨てられず南軍総司令官として活躍したために銅像の破壊対象になっています。ちなみに、彼の住宅は現在の国立アーリントン
墓地に残っていますが、これは南北戦争中、北軍が戦死者の埋蔵場所を探した際、南軍についたリー将軍の当てつけに、彼の住宅のある所有地を没収
して墓地にしたことに始まります。
一方で南部では北軍のシャーマン将軍への怨恨は深い。簡単に言えば、本土空襲の南北戦争版をシャーマン将軍は南部諸州に行い、市町村を略奪破壊の上、焼き払い、
鉄道のレールすら折り曲げました。このため第2次大戦中、南部出身者は決してシャーマン戦車に乗らず、M-3グランド戦車をM-3リーと名前を変えて乗ったと言われます。
その南部を描いた映画「風と共に去りぬ」。この不朽の名作も奴隷の表現が問題視され、一時、配信停止に追い込まれていましたが、時代背景で描いている
以上、避けられないとはいえ、映画では黒人地位向上の突破口を開いた歴史的作品。
数年前、「アカデミー賞は真っ白だ」と非難がありましたように映画界では白人優位が維持されていますが、それが100年近く前だとどうなのか?しかも
公民権運動前のこと。このとき、乳母役の黒人女優ハティ・マクダエルが黒人初のアカデミー賞を受賞しますが、当初、表彰式に登壇どころか、
会場入りすら主催者が拒んだのを、プロヂューサーのセルズニックが交渉してねじ込み、彼女を晴れの舞台へ登らせたのです。
それゆえ、彼女が受賞で流した涙の重さは単なる受賞以上の意味をもつ!そもそも製作時にセルズニックは「反黒人映画にしたくない」と
述べたと伝わるように、本来「風と共に去りぬ」は映画として、むしろ称えられる方なのですが、このセルズニックの姿勢と行動は忘れられ、
内容だけ問題視されるのは誠に気の毒としか言いようがありません。ただ時代背景がそういう時代だったというだけなのです。
どうか、この映画の内容だけではなく、これらの事も合わせて記憶される事を願うばかりです。あれ?この人を弁護するになってしまった?
それでは。


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