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本の話

2紋章官:2018/04/22(日) 00:55:09
時間はすぎる。原稿はたまる。それでも出かけたい!矛盾する事ばかり。やれやれ。

本棚に置ききれないので、漫画は立ち読みするところ。なかには、こんな本もある。漫画で解説する中国古典シリーズ。
孔子、老子、荘子などを紹介。中にあるのが「まんが孫子」。言わずと知れた兵法書の「孫子」をわかりやすく紹介。
これら古典は講談社学術文庫などでも読めますが、それをわかりやすく紹介する入門書。「孫子」といえば、有名なのは
武田信玄の風林火山の旗印。また「百戦百勝善ならず」、「戦わずして勝つことを善とする」と戦闘行為を否定する言葉
も含まれています。この古代の戦争思想家(思想書)は単純な戦術論、戦略論に留まらず、思想家として現在でも通じる
ものとなっています。さてこのマンガで読む孫子の中で印象深い一説があります。すなわち「敵が威丈高に強硬姿勢を
とってきたら、それは敵が(不利を悟って牽制して)退く気配と疑うべきだ。逆に腰を低く丁寧な姿勢を示してきたら、
(油断を誘って)攻撃してくる前兆と疑うべきだ」と説くくだりで、なかなかに興味深い部分です。

古代中国の思想は含蓄が深い。個人的には老子の「北冥に魚あり、其の名鯤という〜」に始まる悠々たる
大悟した考えにひかれるところなのですが・・・それを体現したような名品があるんですがねえ〜見たら、おしまい、
他のものが目に入らなくなる。その昔、所蔵者が大変愛蔵して人に見せず、京都国立博物館から京都の彫金史の展示に
貸出依頼があっても断って秘蔵したという名品。一度、拝見する機会がありましたが、その深みにはまりました。
現在の御所蔵者の方に、会うたびに機会があったら手にとって拝見させてください、と頼んでいます。また見たいなあ・・・
話が脱線しましたが、かるーく中国の古典を読むのに、このマンガシリーズはいいものです。それでは


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