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【初心者】短編小説投稿【歓迎】

2@通りすがり:2011/12/04(日) 14:02:00
「吉田軍曹!左後方B-24コンソリ!2機!」
「了解!了解!」
「戦闘指揮司令所へ!これより吉田機、敵機と交戦に入る。高度3000ブナ方面に飛行中!」
「戦闘指揮司令所了解、こちらの電探でもとらえた!交戦許可!」
ラダーを滑らし敵機後方へつける、照準に固定し「照準完了」のマークが照準機のガラスに表示される。
「有眼誘導奮進弾!撃ェ!」
照準したコンソリが慌てて撃ちだした。
「今更かよ、吉田機、帰還する!久田軍曹無事か?」
「異常なし、敵機見られず、これより帰還!」
時速780km/hでブナ基地まで向かう。
この鍾馗3型乙は2500馬力エンジン2基、有眼奮進弾12発、37ミリ自動機関砲2艇を備えた戦闘機だ。
戦闘機に対してはまだ有効とは言い難いが、この手の機体としては比べもののないほど優秀だろう。
「到着2分!電探員、情報送れ」
「こちらピスト、そちらが見えた、電探に敵影なし、オクレ」
「了解!了解!地上誘導頼む!」
「3番滑走路を使え、1番2番は重爆が使用する!」
「また新型ですか?」
「泰山改だそうだ、明日トラックへ向かうそうだ。」
「そうですか・・・・6番ハンガーへ移動します。」
「明日の警急任務からは外しておいた、感謝しろよ。」
「はい、戦隊長。」

機体から降りると宿舎から送迎車が来た。
「また新型装甲車か?」
リベットが一切無く、一目で装甲車と分かる重厚な車だ。
上部には防盾と新型機銃が据えられている。
「まあ、ゲリラ対策なんでしょう、別にいいじゃないですか。」
なんでも新しくなればいいってものでもないけどな・・・
と、昔の廃棄されてしまった愛機を思い出しながら吉田は心の中で思った。
上空には悠々と飛び回る、新型爆撃機の姿があった。


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