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潮で・・・シャツが・・・
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http:\/0053%2E0X000F4%2E00051%2E00000333/alone/xBpmagO/
今日の女、指入れただけでガックガクいっててさー。
一瞬で潮吹くから、俺のシャツがびっしょびしょだしwww
まぁ匂いないから、そのまま会社行ったけどね(爆
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ギルド/騎士団/街角に様々な場所に御触れが貼られた。
触れ紙には、
『冒険者募集! アシュタル調査局は知恵ある者、勇気ある者を幅広く募集する!』
と書かれていた。
アシュタル地方――。遺跡と豊穣な大地が存在する地方。
帝国の食料生産の一大拠点であり、多くの宝が眠っているとされる遺跡が存在する。
開拓移民の触れ込みそのものは珍しくないが、自治政府と帝国政府公認である物は少ない。
期限やノルマがなく、成果さえあげれば逐次報酬が支払われるし、移動費までも支給ときている。
悪い話しではないのかもしれない。
が、移動費は現地で払い戻しの為、移動費だけの持ち逃げはできないようだ。
移動方法は陸路と空路があるらしい。
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【陸路】
深緑が辺りを覆い尽くすほどの深い森。
ヴィエジャの森と呼ばれる原生の地だ。
近年まで通行は不可能とされていたが、現在では街道や中継拠点なども整備され
以前と比べれば比較的安全に通行できるようになった。
が、それでも人通りは多くない。
気球や飛行船に乗れない者や多くの荷物を運ばなければならない商隊が護衛をつけて通る程度だ。
金があれば馬やその他の騎乗可能生物で通り過ぎるだろう。
なければ駅馬車の荷物置き場に無理矢理押し込まれた形となるだろう。
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【空路】
滅び谷。
全ての光りを吸い込むような深い谷で谷底は見えず、地の底まで続いているという話しだ。
幾度となく、谷底を調査するために大規模な遠征隊を送ったが、肉片一つとて帰ってきたことがない。
谷は通常飛行船か気球で渡る。
飛行可能な生物を使って飛び越える事もできるがあまりお勧めはしない。
ましてや飛行能力があるからといって生身でいくのは非常に危険だ。
急激な気流の乱れや、魔物の襲撃などもあるからだ。
それも魔物避けや安全な航路の発見により危険度は飛躍的に減少したが、それでも必ずしも安全ではない。
今日は少し風が強い。こういう日はあまりいいことが起こらないんだ。
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「冒険!お宝!腕が鳴るよーっ!」
ぐるぐる腕を回して士気発揚。求めるは未知なる物全てであり、その為にここまで来た
朋友たる白竜ルゴサはいつもと変わらぬ凛と澄ました様子で傍に鎮座する
「……で、どうしよう
どっちにせよルゴサに乗っていく事になると思うけど……」
【魔物の状況や竜による移動をした場合についての危険性など聞き込みを試みる】
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>>5
【発着場】
ドラゴンで乗り付けると蜘蛛の子を散らすように人々が去っていく。
強力な魔物であり、畏怖の対象でもあるのだ。人々の反応は普通かもしれない。
そしてすぐに、武装した者達を連れた、上品な服を着た者が現れた。
「君かい? 竜で乗り付けたってのは……」
人が乗っている事を見て上品な服の男は安堵の溜息をついた。
ドラゴンは珍しいとはいえ、ここの人達の反応はややオーバー気味でもある。
「私はこの発着場を任されてる者だ。できれば今すぐ立ち去って欲しい。
別に気球や飛行船以外で乗り付けるのが悪いわけじゃない。
だけど、ドラゴンはちょっとだけ不味いんだ」
男は役人の様だ。言われてみれば役人っぽい出で立ちだ。
「この谷は頻繁にドラゴンが現れて、何度か気球などが襲われてるからね
中には家族を殺された者だっている。だから長居は困る。
それに、ここいらは魔物避けの香を焚いているからね。君の竜にもあんまり良くないはずだ」
全く歓迎されていないようだ。。
ドラゴンに乗ってアシュタルを目指す以外の選択肢はなさそうだ。
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>>6
「むう……そうなの?ドラゴンだからってそんな怖がらなくても良いのに
まあ確かに悪いのもいるけどさ……」
同じ理由で人間を怖がるだろうかと言いかけたが、そこは胸に留めておく
こうした威圧の効果が自分の出身地でも活かされている事が分かっているだけに
「道に迷うと困るから、できればどっちかについて行きたかったんだけど……これじゃしょうがないかな」
【>>3の陸路を竜に乗って向かう事にします】
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>>7
【ヴィエジャの森】
街道はある程度整備されており、荷馬車がすれ違える程度の広さはあった。
それでも覆い被すように木々が生い茂っている。
木々の高さは50m以上あるだろうか? とても常識的には考えられない森だ。
人通りは全くなく、何かの鳴き声と人の叫び声しか聞こえない。
叫び声?
声は街道から外れた森の中から聞こえるようだ。
【様子だけ見に行こうか……】 【関わらないでおこう。面倒だ】
・魔物に対する知識が豊富な場合
【きっと魔物の真似鳴きだ。騙されりゃしない】
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>>8
ルゴサに乗り木々の間を滑空するように飛んでいく。本当は上空を飛んでいきたかったが
道も見えずこうも巨大な木々では降りる事にも不便をする
「一度道覚えれば空飛んで行けるのになー
ん?森の中から……でも魔物かもしれないし、こんなに木が茂ってたらなあ……」
森の事なら多少は知っているが故に不安もあり、そのまま道なりに飛行を続ける
【関わらずに進んでいく】
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>>9
【ヴィエジャの森】
単調にただ同じ悲鳴だけが暫く聞こえ続けた。
どうやら助けにいかなくて正解だったようだ。
後もう少しで中継地点という所で様々な悲鳴が聞こえてきた。
今度ばかりは本当の悲鳴だ。
悲鳴の方角から男が馬に乗って駆けてくる。
遠目から見ても傷を負っているのがわかる。
【急げばまだ助かる人もいるかもしれない(悲鳴の方向へ向かう】
【先ずは状況を整理してから(男に事情を聞く)】
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>>10
「……!
止まって!」
ルゴサに号令をかけ、男に手を振って人が乗っている事をアピールする
向こう側は更に酷い事になっている気がするが、先の警戒っぷりを見ると直ぐ行かない方が良いと考え
「おっちゃんどうしたの!怪我してるし、向こうで何があったの!?」
【男に話を聞く】
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>>11
「主だ……ヴィエジャの主が現れたんだ」
男は見た目は酷いが、それほど深い傷は負っていないようだ。
もしかしたら本人の血ではないのかもしれない。
「最近静かだったんだがな……完全に油断してたぜ」
どうやら、主と呼ばれる凶暴な魔物が出たらしい。
「腕に自信があってもやめときな。普通の魔物ならいざ知らず、あいつは異常だ。
その自慢のドラゴンでも怪しいかもしれんよ」
獣の咆吼が森に響き渡る。身体の芯から恐怖を呼び起こすようだ。
そして大地を鳴らしながら、10m程度の熊と虎が混ざったような魔物がゆっくりと近づいてくる。
全く傷を負ってる様子がないところをみるに、男の仲間達は完敗したようだ。
「おい、そのドラゴンに乗せてくれよ!
何度か街道を通ったことがあるから道は知ってる。
ただし、高く飛びすぎるなよ。ここの空の竜は、あんたのより倍はでかいからな」
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>>12
「そんな危ない奴がいるなら森人は知らなかったの?油断って……!」
サンチェリー達の耳にも咆哮が響く。途端にルゴサは身体を大きく震わせ、身体に冷気を纏い身構える
彼女も恐怖に身を竦ませるものの、ルゴサと共にいる安心感からかすぐ立ち直る
「分かった!ルゴサ、この人を乗せて!
それとまだ人が残っているんでしょ、こっちに注意を引きつけさせるね!」
サンチェリーは男が竜に乗れるよう手を貸し、ルゴサは冷気の光線をヴィエジャの主という存在の近くに放つ
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>>13
ルサゴの光線により主はやや動きを弱めた。
だが、足止め以上の効果はなさそうだ
【教授程度の魔物・魔術・考古学知識。
が、あればこの魔物の異常性に気が付くことができる】
「よせ! 主とあって生きて帰れるだけで幸運なんだ。
それ以上を望むんじゃない!」
男は身を震わせながら、叫んでいる。
主との戦いがトラウマになっているのだろう。
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>>3
当然金なんかあるわけがないので、駅馬車の荷物置き場に詰め込まれている。
何も異変が起こらないことを祈りながら、馬車に揺られて目的地へ。
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>>15
深い森がどこまでも続く。
不気味な鳴き声や叫び声が聞こえるが駅馬車は歩みを止めない。
「おーい、荷物。どうやらこの先でトラブルらしい。
迂回路を進むがいいか?」
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>>16
「う、迂回はいいけどさ、この叫び声とかはなんなわけ?
もしかして人が襲われてるのにスルーとかしちゃう感じ? 何が起きてんの? あと吐いていい?」
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>>17
「さあなー、呼び声かもしれないし本当に人が襲われてるかもしれない
正直、トラブルとか困るのよね。荷物運んでるわけだしそっちのほうが優先なのよ」
【呼び声:一般レベルの魔物知識があれば人を騙して誘う魔物だとわかる】
男はぷかぷかとパイプを吹かしている。正義感は欠片もなさそうだ。
「それとゲロ吐いたら調査局に無賃乗車として突き出すからな」
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>>18
「あー……もしかしてこれ、魔物の呼び声?」
魔物退治の専門家というわけではないが、ある程度の知識はある。
わざわざつきあってやるつもりはない。
「オケ。迂回してくれ。俺もトラブルなんかゴメンだぜ。安全運転で頼む
「げ、ゲロは我慢するよ……」
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>>19
「魔物かなぁー? 俺には人の声に聞こえるがよー」
ヘラヘラと笑いながらトロトロと進む。先ほどの街道とは違い
更に道は悪くなっていく。
「ま、この森で人助けなんて考えないほうがいい
人を嫌ってるからねこの森は」
男は大きく煙を吐き出し
「あ、でも親父の代はそうでもなかったって話しだがな
深い森で危険ではあったが、ここまで人を嫌ってなかったという話しだ」
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>>20
「あんた悪趣味だな!少しは俺の気持ちも考えてくれ!」
無賃乗車させてもらっておいてなんだが、人の心がねえのか?
それとも、このくらい図太くないとこの辺は生き残れないってことか。
「ふーん……なんかあったのかい? 人間が森に火をつけたとか?」
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>>21
「さあなー俺が知ってる限りじゃそんな事件は何もないよ
ある日を境に積極的に人に危害を加えようとしている気がするってだけさ」
先ほどとは違う。凶悪な咆吼が響き渡る
木々がざわめき、小動物達が一斉に逃げはじめた
「おー、やっぱり主かー
お前も俺についてきてよかったな。
普通の馬や馬車に乗ってりゃ今頃彼奴に殺されてたぜ」
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>>22
「ふーむ。だが何のきっかけもなしにそんなことが起こるってのも妙な話だよなぁ。
知られてないだけで、なんかが起こってるのかな?」
と、そこで咆哮を耳にする。
「え? 主? どゆこと?」
「あとあんた意外と凄腕の御者だったりするのか?」
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>>23
「この森には主がいるのさ。
虎と熊が混ざったような化け物でな。
何度か討伐隊が組まれたけど結果は芳しくなかったらしーな
馬車の歩みが少しだけ早くなる。
少しは焦っているようだ。
「しかもよー、あいつら人を食わないくせに襲うもんだから
死体の山ばっかりできて後片付けが大変なんよなー」
人を食わない魔物というのも珍しいもんだ
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>>24
「………人を食わないのに襲うって、
もしかして、人間に恨みがあるとかそういうことか?」
やはり、過去に何かあったのではないだろうか?
人間側が主の怒りを買い、それが原因で積極的に人を攻撃するようになったということでは?
「もし良かったら、主について詳しい話を聞かせてくれないか?」
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>>25
「生存者の話しだと賢くはないらしいからなあ
そこまで高尚な感情があるんかね?
ま、俺もそれぐらいしか知らないな。近くで見たことはないんでね」
「あー、後は森の遺跡付近によく現れるらしいな」
だんだんと森が晴れていく。どうやら無事に抜けられそうだ。
「あ! そうそう言い忘れてた。
主って呼ばれてるけどあいつ一頭じゃなくて数十頭いるらしいぜ
どれもそっくりだから見分けはつかないらしいけどな」
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>>26
「ふーむ……じゃあ偶然かなぁ? まあ、俺には関係なさそうだな」
主を退治してくれという依頼でも出れば別だが、今はあえて戦う必要もないだろう。
「え、ナニソレ? 全然主じゃないじゃん。誰だよそんな名前つけた奴。
一匹倒せば大丈夫だと思って油断する輩が絶対出てくるぜ。カワイソーに」
聞いててよかったぜ。
安堵をしながら馬車に揺られ、森を抜けよう。
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>>14
「少しでも引きつけないと人が死ぬよ!何のために武器持ってるのさ!」
ルゴサが大きく羽ばたくとその巨体が力強く持ち上がる。神秘的な力のような物が働いているのだろうか
相手が理性を持っているか暴走しているかの見極めも兼ね、ヴィエジャの主を威嚇しつつ牽制する
「ところでおっちゃん、こっからだと進むのと戻るのどっちが早く人の居る所に着くか教えて!」
【可能な限り高くまで飛翔、ヴィエジャの主の動向を伺いつつ
悲鳴の聞こえた所まで近づき状況を把握する】
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>>27
「あれが森で一番つえー魔物だからな
自然と主って呼ばれるようになったのさ」
森が途切れた。出口は丘になっており、その下界は広い平野になっていた。
広大な農地が広がり、その中央には山の様な街が存在する。その近くに水源であろう大きな湖が存在した。
そしてそのもっと奥には巨大な建造物が空に浮いていた。
「ほれ、あの街がアシュタルだ。
変わった建物だろう?」
不思議な様式の建物だ。帝都のそれとは全く違う。
【アシュタルの街へ向かう】
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>>29
「強いのが主って言われるのはわからないでもないけどよ〜。
何十頭も居るんだろう? なんか看板に偽りありな感じがしねえか?」
などと駄弁りながらも、森の出口まで到着する。
「うわ……なにあれ。どうやって浮いてんの?
魔術で浮遊させてんのか? それとも自然な現象なんだろうか」
そのままアシュタルの街へ。
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>>28
「どうせ手遅れだよ! 早く逃げよう!」
飛行手段の無いヴィエジャの主はルサゴを追うのを諦めたようだ。
理性は感じられないが、暴走している様子もない。
ただ、一つ言えるのが冷気によって負ったダメージは既にないということだけだ。
「このまま進めば森から出られるはずだ! ただ、あまり高く飛ぶなよ? ドラゴンに狙われるのは勘弁だからな!」
男が逃げ出してきた場所にはヴィエジャの主の姿があった。
先ほどの場所から移動したにしては早すぎる。一匹ではないのだろう。
死体の数は10以上はあるだろうが、正確に知るには地上に降りてバラバラ死体のパズルを解くしかない。
魔術師を守る形で鎧に身を包んだ者達が円陣を組んでいる。
騎兵の突撃にでも耐えられそうな円陣ではあるが、化け物相手には無駄な様だ。
腕を一振りしただけで数人の男達が身体を引き裂かれながら宙を舞った。
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>>31
「……!なんでこっちにも!?みんな、逃げて!」
再び姿を見せたヴィエジャの主の姿に戸惑うサンチェリー
ここも安全な場所ではなく、数も多いとなれば助ける事は困難だ
「分かってる。どのみちこんな森の中じゃルゴサは抜けられないよ
しっかり掴まっててね。ルゴサ、行くよ!」
逃亡を援護する為か、ルゴサは充填させた冷気を今度は主を狙って撃ち込み
とんぼを切って男の言う通り森の奥目掛けて進む
【森の奥へと進む】
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>>32
ヴィエジャの主は冷気を両腕で防いだ。
そして凍り付き、使い物にならなくなった腕を己の牙で噛み砕いた。
【異常な生命力】
だが、その腕も徐々に再生していっている。
「クソ……あれだけ喰らってもまだ再生しやがるのか。
だが、上手くいったみたいだな」
ヴィエジャの主は森の奥へと消えていく。深手を癒すために引いたのだろう。
木々をかき分け、森を進んでいく。
すると一瞬だけ森がひらけ、木々に包み込まれた遺跡があった。
「ここは……よしわかった。
このまま進んでくれ! もうすぐ森を抜けられる筈だ!」
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>>33
「げげっ、あんな事出来るの?見た事ないよ……」
後ろにヴィエジャの主を見ながら、その脅威から逃れた事にほっと安堵する
「それにしたって、戻るより進むほうが早いならアシュタルの人達はどうやって……ん?
おっちゃん、この変な建物なに?」
遺跡が見えるとルゴサは少々速度を落とし、サンチェリーは好奇心を湛えた声でおっちゃんを呼ぶ
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>>30
【アシュタル】
アシュタル地方唯一の街。
街そのものも遺跡であるため、町並みも帝国風ではない。
崩れかけた家を補強していたりと、継ぎ接ぎも目立つ。
「さ、ついたぜ」
入門審査などはなく、門番に声を掛けるだけで街に入ることができた。
男の顔が利くわけではなく、誰でも自由に入ることができるのだろう。
「あんた冒険者だろう? だったら調査局にでもいくといいさ。
疲れただろうから適当に宿で一泊してからいくのも悪くはないがね」
男はそれだけを言うと、せっせと荷物を下ろし始めた。
これ以上何か聞くのは仕事の邪魔になるだろう。
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>>34
「アシュタル名物の遺跡だよ。何の遺跡かはわからんがね」
サンチェリーの表情を汲み取り、
「変な気を起こすなよ? この辺りは魔物凶暴だし、主の目撃も一番多いんだ
それに早くアシュタルにいって主のこと伝えないと別のキャラバンが森に入ったりしたら洒落にならん」
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>>35
「ほ〜。この地方全体に遺跡群が散らばってる感じなのかねぇ?」
多少興味はあるが、それは今のところ重要ではない。
今回はゼニを稼ぎに来てるのだ!
この地域に関する情報は、必要になったら調べればいいだろう。
調査局へ向かう前に、宿に行って部屋を確保しておく。
特に問題などなければ、そのまま調査局へ。
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>>37
冒険者が多いからだろう。宿は数は十分にあり、
確保に難しいという事はないだろう。
【黄昏亭】
パブと宿が一体化したような店だ。
看板に書かれている料金は相場と変わらないが、飯付きと書かれているので
それまで考慮すれば安い部類かもしれない。
店外から覗くと、カウンターには女性が姿勢良く立っていた。
【店主の異常性】
・魔術師でもなく魔機に関する知識もなければ、ただの美人さん。
・一人前の魔術師であれば人ではない事に気がつける。
・魔機の知識が十分にあれば機械人形である事に気がつける
・上記2点を備えていれば人間を完全に模した完璧な機械人形であることがわかる。
【後で調べれば良いことだ。先ずは調査局に】
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>>38
「……?」
店主らしき女性は、なんだか普通の人とは違う気がする。
たぶん人間ではないとまではわかるが、具体的にどんなタイプの存在かはわからない。
まあ、人間外なんて珍しくもなんともない。特に帝都に暮らしていれば尚更だ。
なにしろ自分が人間じゃない。宿としてしっかり機能しているなら全く問題なかった。
というわけで調査局へ。
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>>39
【アシュタル調査局】
一際大きな建物で看板にも大きくアシュタル調査局と書かれているので間違いはないだろう。
だが、本来立っているべき衛兵に混じって冒険者らしき人まで歩哨として立っている。
小綺麗な身形をした冒険者が魔剣に近づき、
「冒険者かい? 受付は入ってすぐ左の部屋だよ。
でもレア嬢はちょっと機嫌悪いから、ルティルス様の所に行った方がいいよ
今は執務室にいるはずだから」
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>>36
「分かってるよ。おっちゃんこそ喋りすぎて気を失ったりしないでよ
ほんとは行きたいけど……はぁ、こんな筈じゃなかったのになあ」
溜め息の後の言葉はおっちゃんに聞こえない程度に小さく
命以外に賭ける物のない冒険のために来たのに、今やってる事は昔と似たような物だと苦笑して
【ルゴサと共に道なりに進み続ける】
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>>40
「そうか。ありがとう」
「ところで俺は今日アシュタルに入ってきたばかりでな、右も左も分からないんだ。
どこが何を管轄しているとか、誰が何の人なのかとか、皆目わからない」
「どちらもなんだか偉い人っぽいが、最初にそういう人に会うのが普通なのか?
必要な手続きだけ、済ませられればいいんだが」
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>>41
「やれやれ……最近の若いのは命知らずで怖いよ」
男の指示で森を抜けていく。
突然森がが割れる
「あれが、アシュタルだよ」
広大な農地が広がり、その中央には山の様な街が存在する。
「あの湖も奥の浮き島も遺跡さ。
あんた、遺跡目当てできたのかい?」
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>>42
「別に普通ではないよ。ルティルス様はここの執政官で会う人は半々かな?
ただ、この地方にはかなり精通してる方でね。それで会う人が多いだけさ」
「レア嬢は冒険者制度の管理人をしているから
ここで冒険者として動くなら会わなきゃ駄目だぜ。
それに美人だからそれ目当てで会う人も多いよ」
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>>44
「……『執政官』?」
「なんか、凄く偉そうな……いや、地位の高そうな人だな。会っても話す事が特にない。
あ、でも冒険者の管理やってるレアさんとやらは今機嫌が悪いのか」
「了解。色々と助かったぜ」
その場から離れ、執務室へ向かう。
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>>45
【執務室前】
若いエルフ……いやハーフエルフが一人立っていた。若いといってもエルフなので年上か年下かはわからない。
だが、ガタイは良く。エルフらしからぬ鍛え上げられた筋肉が服の上からでもわかる。
「執政官に用かい? そうだとしたら、私が執政官のルティルスだ
君は身形からするに冒険者だろう? 帝都の張り紙をみてくれたのか?」
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>>46
「はじめまして。俺は魔剣エミヤといいます。『魔剣エミヤ』で一個の名前。姓はないです」
たぶんこの人はアシュタルでも結構高い位置に居る人だろう。下手くそながら敬語で話す。
一応フューリーの王女様ともタメ口で話してるが、あれは最初王女さまだと知らず、そのまま治すのも変だからそうしてるだけだ。
「そのとおりっす。俺は帝都から来た冒険者です。
本当はレアさんとやら――正しくはなんて言うんですかね?――と会わなきゃ駄目らしいんですが、
冒険者らしい人にやめとけと言われました。それでここに来たわけです」
「あ、それで思い出したんだが、冒険者がここで働いてるみたいですけど、
冒険者には警護の仕事もやらせてるんですか? 俺にもできますかね?」
「あー、なんか質問が多くなっちまいましたね。
1.冒険者として活動するための手続方法
2.レアさんの名前
3.遺跡で活動するだけでなく、警護の仕事もできるか
これらについて教えて欲しいです」
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>>43
「おおー!ようやく抜けたよ!」
ルゴサも狭い森から抜けた事に安堵したのか高度をグッと上げた後勢い良く滑空する
「うひゃあ……ルゴサ、全速前進!
勿論だよ。遺跡じゃなくても良いけどその為にわざわざここまで来たんだから!」
【高度を落としながら山のような街へと飛行する】
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>>47
「随分忙しい人だな」
ルティルスは笑いながら答えた。服そのものは質素だが腰から下げた剣だけは、金細工が施されている。
執政官に支給される剣であり、この地の全権を任されてる証でもある。
「順番は前後するが全部答えるよ」
「先ずはレア嬢の名前はレア・スタイン。ミドルネームは私も知らないね
次に冒険者として活動する方法はレア嬢に申請を出して仕事を貰うだけだよ
アシュタルには冒険者ギルドといった物がなくてね。我々調査局が代行している形だ
依頼は掲示板に貼られているから自由に受けるといい。それに必要であれば君も自由に依頼できるよ」
「最後の質問だが、我々は広く人材を募集している。
遺跡調査や不作の原因究明は重要だが、
それ以前に調査局の仕事まで冒険者に投げてしまっているのが現状でね
この地で活動してくれるならば何であれありがたい」
「ま、こんなところかな? 解決できたかい?」
質問攻めにも嫌な顔一つしない。どうやら大分民寄りの執政官のようだ。
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>>48
門の見張り台から旗が振られる。
どうやら降りて入門してくれという意味だろう。
侵略の意図がない限りしたがうのが無難だろう
「何とか助かったぜ……もう護衛任務なんてこりごりだよ」
体力の限界が来たのだろう糸が切れたように男は気絶した。
見張り台からは直接乗り付けるのはやめてくれと叫び声が聞こえる。
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>>50
「りょーかい、りょーかーい!」
翔び上がる時の力強い様子とは違い、降りるときはまるで綿のようにふわりと着地する
おっちゃんが落ちないようにした後ルゴサの背からぴょんと降りて
「竜は無理して中に入れる必要はないけど、どこか身を隠せる安全な森とかない?
それと怪我人がいるの。私だけじゃ運べないから、誰か手伝ってほしいの」
「それと……森の中、でっかい化け物がたくさんいた!おっちゃんはヴィエジャの主って言ってたやつ!
どうにかしないといけないと思うんだけど、後でそういう情報を扱う場所も教えて」
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>>51
「森か? やめた方が良いと思うぜ
そのドラゴンが食事のマナー悪くないなら、そこの日影にでもおいといてくれて問題ないよ
番犬代わりにもなるしな」
おっちゃんを運ぶ手配をしながら男が軽く言った。
城壁の影は雨風こそ凌げないが、位置を定期的に変えれば辛い思いはしなさそうだ。
森は危険であるし、好意に甘えるのも悪くないのかもしれない。
「主の情報はもう入ってるよ
だが、このおっさんの様子を見るにキャラバンが一つ食われたかね?
ケチって陸路なんて使うからこうなるのさ」
「おたくも冒険者のようだし、この街で色々したいなら調査局に行くといい
主の情報なんかも運が良ければ買ってくれるかもしれんぜ
道はこの通りを3ブロック進んだ後右に曲がって、それからまた人に聞くといい」
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>>49
「すみませんねぇ……生まれ持っての性格なんでしょうなぁ」
剣に目が行く。想像したとおり、かなりの権力を持った人物のようだ。
「なるほど。よくわかりました。
とりあえずこれからレアさんのところへ行って申請をするつもりです」
冒険者などという、平民以上に胡散臭い連中にもこうやって直接対応してくれている。
庶民派なのか、この地域の風土なのだろう。
まあ、ひょっとしたら余程の人手不足なのかもしれない。なんでも冒険者に任せているらしいし。
「ありがとうございます。マジで助かりました」
何もなければ執務室を辞去し、受付へ向かう。
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>>53
【冒険者受付】
看板が立てられているロビーの掲示板には所狭しと依頼状が張り出されている。
状況から鑑みるに、執政官が誰にでも接するのは重度の人材不足も大きく原因してそうだ。
カウンターにあるのは書類の山でレア嬢の姿は見えない。
しかし、うーうーといった声だけは聞こえてくる。
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>>52
「ルゴサは人を食べたりはしないよ。
……まあ、食べ物取ってくる位なら大丈夫だと思うし、私も後で買ってくるね。ルゴサ」
ルゴサは番犬呼ばわりした番人のほうをじろりと見たが、サンチェリーの言葉に頷き背からおっちゃんを下ろさせる
「むぅ……そんなんで良いの?」
番人のまるで他人事のような言葉に驚くような呆れるような表情で
次いで森のある方角を不安げに見やるが、今度は自分に呆れたかのような溜め息一つ
「わかった。ありがとね
……よぉーし!お宝目指して頑張るぞ!まずはご飯食べてから考えよっと!」
【城門を潜り、街の雑踏へと足を踏み入れる】
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>>54
「なんだこの依頼状の数は。人材というか人手が足りないのか……?」
ざっと依頼状を眺めて依頼内容を軽く確認しつつ、受付へ。
「えーっと、冒険者の登録をしたいんですが……」
書類の山に圧倒されつつも、声の主を捜す。
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>>56
内容は店番から護衛からよりどりみどりだ。
また、賞金首なんかも張り出されていた。
【注意深い】
注意深くよく見ると、先ほどの駅馬車のおっさんが50VIの賞金首だった。
罪状は税金滞納と加齢臭。酷い賞金首もあったもんだ。
「あぁ?」
声と共に、カウンターの書類の山が一つ床に崩れ落ちた。
そこには疲れ切った顔をした獣人の少女が一人
完璧な獣人ではなく、人と獣人のハーフといったところだろうか?
「あんた名前は?」
詰め襟に金刺繍。身形からするにこの人も結構な身分のようだ。
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>>55
帝都に比べれば大分静かだが、地方都市としては十分に賑わっている。
不作という話しもあるが、帝都に比べて食事事情は大分マシに見える。
冒険者向けの宿屋も無数にあり、滞在するのに困ることはなさそうだ。
調査局に辿り着き、冒険者として活動したい旨を伝えると、受付にいくように案内された。
ただし、機嫌が悪いので注意しろという忠告付きで。
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>>58
「うわっ、帝都に負けず劣らずすごい張り紙の量
……こんにちはー。冒険者として活動するならまずここで申請しなさいって言われたんですけどー」
調査局の中へと入り、促されるまま受付のほうに行く農民みたいな格好のサンチェリー
近くには竜も居ないしかさばる弓矢も置いてきた。竜がいた時に比べ歩みもどことなく大人しい
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>>57
「な…に………?」
罪状が――――『加齢臭』だと?
馬鹿な!この地域では体臭は罪悪なのかッ!
本人は何も悪くないし、体臭を抑えるなんて簡単なことじゃあない。
何より恐ろしいのは、他の一般的な罪状と違って『自覚』がないことだ。
サイコパスによる殺人だって、罪の意識はなくとも法を犯したことはわかる。
だが、加齢臭は自分ではわからない!
親切な誰かさんが「あんた臭いね」って言ってくれりゃあ対処のしようもある。
だが、もしそういう機会に恵まれなければ…………?
「まあ、どうでもいいか」
テクテク歩いてカウンターへ。
「あ、魔剣エミヤって言います。帝都から来ました」
この少女がレア嬢だろうか?
というか床に書類が落ちたが大丈夫か? 獣人の少女が拾う素振りを見せるなら手伝う。
-
>>59-60
「ふうん。スペルは? あ、いいや。面倒だからあんた書いてよ」
用紙とペンをやや乱暴に渡された。
カウンターの空いたスペースで書けということだろう。
「名前だけ記入すればいいわよ。後は必要になったら書き足すから」
サンチェリーの姿にも気が付き
「後のあんたもね。説明は聞こえてたでしょ?」
-
>>59 >>61
獣人の少女に渡されたペンを受け取る。
ササッと下手くそな字で名前欄を記入。
そのまま受け渡す。
「――後ろ?」
振り向いて、ようやくサンチェリーに気づいた。
「おやおや。こんなトコロで会うなんて奇遇だなぁ〜。
さ……サンチュリー? だっけ? 冒険者登録に来たの? それとももう常連さん?」
-
>>61
「はいはいっ、名前名前……わっ、獣人のひとだったんだ」
声を聞いた後に書類の山から姿を見かけ、ちょっぴり意外そうに一人ごちる
>>62
「うわっ知った顔。どっから来たのさ」
どことなく怪訝そうな挨拶で。それはお互い様だが
「ニート……じゃない方の、そう魔剣!
たぶん、魔剣と同じ理由かな。私は遺跡のほうとか森の事を聞きたいんだけど……」
-
>>62-63
「魔剣エミヤ……ミドルネーム無し、ファミリーネーム無し。
あんた、変な名前ってよく言われるでしょう?」
用紙はそのまま乱雑に机におかれた。
「もう一人のほうはまだのようね。
でも、忙しいから一応形だけ説明するわよ」
「当、調査局では我々のサポート、アシュタルの繁栄のため、
冒険者の方々に活躍して貰っています。あなた方にも期待していますが。
依頼不履行だけはご遠慮くださいね。特に前金制の場合は重い罰が下りますので」
「依頼を受ける場合は、依頼書を持ってあたしの所に来てください。
依頼を達成し、依頼者からのサインを貰ったら、もう一度あたしの所に来てください。
そうすれば報酬をお支払いしますいじょー」
見事に説明口調で、しかもやる気なさげに。
相手が聞いても聞かなくてもどうでもいいといった感じだ。
-
>>63
「『うわっ』とか言われた!なんか態度冷たくねえ?
勿論、帝都から来たのさ。ついさっきね」
「おう、俺がニートじゃない事はしっかり記憶したようだな。感心感心。
遺跡の方なら俺も行く予定だ。帝都に張り紙するくらいだし、一番重要っぽいし」
>>64
「はい。言われまする。まあこれには色々と事情があるんです。
偽名じゃないっすよ? 本名です。というか冒険者なんて身元不明だし偽名でも良かったですか?」
そして、サンチェリーと一緒に話を聞く。
レア嬢の説明を聞き終わると、手を上げた。
「質問。
『依頼状にはゴブリンだと書いてあったのに出てきたのはドラゴンだった』みたいな状況でも、
依頼不履行は罰せられちゃいますか?」
-
>>64
「……?」
名前を書いて提出する。一応、門の前にいるルゴサの事も書いておいた
嬢の言葉はサンチェリーには上手く伝わってなさそうだが、恐らく何とかなるだろう
「あのう、依頼の具体的な事とかは誰に聞けば良いんですか?
あと他にも同業の人がどこにいるのかとか、依頼の打ち合わせの事とか……」
>>65
「そ、そんな事ないよ!ただちょっとびっくりしただけで……
ついさっきって事は私と同じくらいかな。まだ色々見たいとこあるけどまずはお金の目処を立てないとね」
以前の事は意識こそしていないまでも魔剣への当たり方に一役買っているだろう
「魔剣も?そういえば来る途中に遺跡みたいなのあったんだけど見た?
私も行きたいけど色々準備してからね」
魔法なぞ使えないので依頼の事を調べてから役立つ物を揃えたりしたいとの事らしい
-
>>66
「まあ、知り合いとはいえこんな格好した奴がいたら、びっくりするよね」
魔剣エミヤはナイフであり、サンチェリーの目の前に居るのは魔剣が身体を借りているシャドーマンだ。
そしてこいつは、全身黒ずくめのタイツ野郎である。
「とりあえず小金稼ぎから始めるのが賢明かな?
最悪森に入ってモンスターとか狩れば数日分の食料くらいは確保できそうだ」
「遺跡はチラッと見たよ。なんか浮いててビビった。
確かに準備は重要だな!金ほしさに何も考えず突撃するところだった」
-
>>65-66
「冒険者に人に言えない事情はつきものでしょう?
深く詮索していたらこの世の終わりが来てしまうよ」
「さて、質問の回答ですが。不履行についてですが、
そういったケースの場合は問題ないですよ。基本的に無断で放棄したり支給品や前金の持ち逃げのみが罪に問われます」
「あたしが依頼主の居場所を教えますので、詳しい内容はその方に聞いてください。
我々はあくまで仲介者なので。同業者はこの街に溢れかえっていますよ。
重複防止のために、一つの依頼につき一人しか受けることができません。
ですが、一人で遂行するには困難な依頼も多いので代表者を決めて徒党を組んだり、ここで協力者を募集する依頼を出したりと様々ですね」
言い終わるとレア嬢は深い溜息をついた。
「こんなもんで理解できたかしら? 案ずるより産むが易しといいますから
先ずは簡単な依頼を受けてみるのもいいかもしれませんよ。ほら、そこの主討伐なんてお勧めね。
金貨1万枚に魔導書が何冊かつくみたいよ」
依頼用紙は真新しい割りに受付日は今から90年以上前だ。
きっと何人もの冒険者が犠牲になったのだろう。
-
>>68
「ごもっともっすけど、
そんな冒険者を魔物退治だけじゃなく役所の警備まで任せちゃうアシュタル調査局の皆さんも結構大胆ですね」
まあ、そういう冒険者はしっかりと身元調査された人なのかもしれないが。
「なるほど〜〜〜。変な気を起こさない限りは大丈夫ってことっすね」
とはいえ、本気でこちらを罠に嵌めようとする依頼人が居ないとは限らない。多少の注意はしておこう。
「いや〜、なかなか魅力的な依頼っすねェ。
でももっとお手軽なのないです? 畑を荒らすゴブリン退治とか」
-
>>67
「格好は慣れたから大丈夫だけど……っていうかもう平気だからいいよ」
どうやら小難しい事情らしいが
「そだね。いつまでもふらふらしてる訳にもいかないし、元気なうちに色々やっておかないと
必要なのはいつだって準備だよ。私、そんなに魔法使える訳でもないし。これから色々覚えたいんだけどさー」
>>68
「むぁ……」
レア嬢の小難しい事務的な会話が頭の中に入らず思考に混乱を生じさせる
厳しい自然の地方で竜と共に生きてきた彼女にとって、お役所仕事という物は全く性に合わないらしい
「わかりましたよーだ。とりあえず依頼持ってその人の所に聞きに行けば良いんでしょ?
分からないなら分からないって先に言いなさいよね。全くもう」
そうして張り紙の壁と向き合う。遺跡探索などが第一の目標だが
竜を使って出来るような荷運びや警護の仕事もついでに目を通しておく
【どのような依頼があるのか部屋にある依頼の張り紙を見渡し情報をピックアップする】
-
>>69-70
「信頼をおけるまでは役人とのツーマンセルですよ
ま、間違いを起こした場合はそこの賞金首として張り出されるだけですけどね
それに、天嶮に囲まれたこの地では犯罪を犯して他方に雲隠れするのが難しいので事件も多くないですね」
「それで簡単ないらいですか。
基本的に報酬が安いか死ぬほど退屈かのどちらかですね
魔物と戦える腕があるならこの辺が無難じゃないですか?」
【調査員の護衛】
依頼主:メリー・ハーケン
・湖の遺跡調査の護衛。水中ではなく周辺の小遺跡の調査。
条件:魔物と戦える方(湖周辺なので危険は少ないと思います。
【アシュタルの魔物討伐】
依頼主:アシュタル遺跡調査団
・アシュタル地下遺跡上層に大量の魔物が発生したため討伐をお願いします。
条件:魔物と戦える方
「こんなもんですかね」
「そちらの方は竜使いなんですね?
腕に自信があるなら飛行船の護衛なんかもありますよ
あとは依頼にはないですが、遺跡まで人を運ぶ仕事をすると喜ばれるかもしれませんね。
ただ、図にのると空の支配者に食われるかもしれませんが」
他には輸送キャラバンの護衛や倉庫や畑の夜番などだ。
中には引っ越しの手伝いや家事なんてのもある。
魔物と戦う腕があって稼ぎたいなら討伐か護衛を受けるのが無難だろう。
護衛や討伐は基本的に
・アシュタル遺跡(この街)
・湖の遺跡
・ヴィエジャの森
の三つが多い。
空路の真下にある滅び谷や空中遺跡の調査などもあるが
依頼日が古いのをみるに危険度がかなり高いのだろう
-
>>71
「なるほどなるほど。
そういえばあそこには冒険者の他に、ちゃんと役人ぽいのが居たな」
「報酬が安すぎるんじゃあこっちに来た意味もないしなぁ。どれどれ……」
【調査員の護衛】は魅力的だが、これは俺一人でも出来そうだな。
【アシュタルの魔物討伐】は、味方が居ないと俺には難しそうだ。
サンチェリーは依頼をこなすのに乗り気のようだし、一緒に依頼を受ければ必然的に協力関係になる。
護衛依頼は味方が見つからなかった時のために取っておくか。
他の冒険者に取られてしまうかもしれんが、まあそれはそれでいいだろう。
「そうだな、
サンチェリーが味方になってくれるのであれば【アシュタルの魔物討伐】をやってみたいんだが……」
-
>>71
「飛行船かあ……うーん、自信ないなあ……
引越しのお手伝いとかは後にしよ。流しのメイドさんのお仕事かもしれないし
これなんかいいかも……」
アシュタルの魔物討伐に目が行く。自分の力がどこまで通じるかはまだ未知数だが
それ故に早急にそれを見極めなければこれからずっと不安なままだからだ
>>72
「いいよ!私も自分でどこまで出来るか試してみたかったけど、一人だとやっぱり不安だもんね
知ってる人がいれば騙されたりする事も少なくなると思うし」
そうしてレア嬢のほうに向き直り
「という訳で遺跡に人を運びつつ魔物討伐の依頼を受ける……って事で良いですか?」
-
>>72-73
「ふうん。ちゃんと遺跡関係を受けるんだ? 最近にしては珍しいわね
初志を忘れて人助けや便利屋に成り下がる冒険者が多かったからね
じゃあ魔剣エミヤ。あんたが元請けねここにサインして頂戴」
レア嬢は机の中から一枚の用紙を取りだした
その用紙の依頼主の名はレア・スタインとなっていた。
「これはアシュタル調査局からの依頼よ。簡単に説明するわね
まずこの依頼には有効期限がありません。また明確な達成目標もありません
魔物の根絶ができれば終了ですが、それがどれだけ大変かは理解できるでしょう?
なので、自分達で区切りをつけて申告してください。
討伐数は基本的には自己申告になりますが、何か証拠があると良いですね。
ただ、水増しは考えない方がいいですよ。偽証の罪は重く、あたし達の情報網はそれなり以上ですから」
「それと、この依頼は報酬の仮払いが可能です。
事前にいくらか受け取っておき当面の生活費にあてることも可能ですよ
あなた方ですと……」
レア嬢は大きなそろばんを取り出し計算をしはじめた
人の種の限界を超えた動体視力がなければ指は見えないだろう。
「3000VIぐらいですかね」
「それとサンチェリー。アシュタル遺跡への運搬は誰も頼まないと思う、
地面を指さし、
この街の地下にある遺跡だからね」
-
>>74
「はいはーい。わか……りました」
レア嬢の言葉に生返事で答える。水増しをする気は元々無いものの
森での事もあって本当に情報網があるのか信じていないからだ。まだまだ世の中を甘く見ている
しかし驚異的なそろばん捌きの前に言葉を詰まらせた
「ん?なんで?……マジでっ!?」
-
>>74
「別に人助けや便利屋だって悪いことじゃないと思うがね。
ああ、まああんたらにしてみれば元々集っていたのは遺跡探索者か……だから『成り下がる』って表現になるのね」
言いながら、ヘッタクソな字で用紙を眺める。
妙な部分がなければそのままサイン。
「証拠かぁ……耳でも切り取ってくればいいか?
水増しする気はないが、一匹ごとに一個拾ってきたら荷物がいっぱいになってまともに狩りなんかできないぜ。
殺した魔物全部の証拠は持って帰れないが、それでも大丈夫だよな?」
あの指の動きも気になるが、
一体どのような計算式で俺らの仮払い金を弾き出しているのか、そちらの方も気になる。
見た目とか体臭で判断されてねーだろうな? 俺らの力量を看破するだけの能力があると信じたい。
「じゃあ、俺はまるまる3000VI貸してもらうぜ。
こういうのは多いほうがプレッシャーになっていいんだ」
-
>>75-76
「ええ、大体で問題ないですよ」
レア嬢は巨大ながま口を取り出し、そこから3000VIを支払った。
「入り口は隣のブロックにありますよ。
売店や衛兵の詰め所があるんですぐ判ると思う
後はあなた方に判断を任せます」
そういうとレア嬢は椅子に腰を下ろした。
依頼の話しは終わりということだろう。
が、しかし130cm程度の彼女では椅子に座るとカウンターから殆ど見えない。
「あ、魔剣エミヤ。3000VIだと最低でも証拠を三つもってきなさい。
そうしないと赤字になるから」
【このまま遺跡に突入するも宿にいくも自由だ】
-
>>77
「そんな水路とかじゃないんだから……あ、待って私にも1000VIくらいちょうだい」
魔剣がそうしたようにレア嬢から用立ての為の資金をもらう
「それじゃ魔剣、私街に行っていろいろ見たり買ったりしてくるね!
私の宿は××にあるから、探索の日と時間決まったら教えてね!」
【宿での事とかは遺跡が終わってからにしたいので、このまま探索をする方針でお願いします】
-
>>77
3000VIを受け取る。
がま口なんかで管理しておいて大丈夫なのだろうか? 金庫とかの方が良さそうだ。どうでもいいが。
「了解。証拠1個で1000VIって計算っすかね? まあ適当に狩ってくるわ。
それと、出来れば出てくる魔物の傾向とか聞いておきたいんだが」
>>78
「うぃ。迷子になるなよ〜」
-
「……くらいはやめてしっかり言ってくださいね」
サンチェリーに1000VIを渡す。
「そうですねー……あ、この資料を見てください」
机の中から羊皮紙を取り出した。
そこのは遺跡の魔物についてかかれている。
「上層に出る魔物は大きく分けて二種類ね。
群れと単独。まあ、当たり前といえば当たり前ね
群れのリーダーか単独を倒した証拠を持ってくれば1000VIぐらいですね」
やや目を細めて魔剣を値踏みするように見ながら、
「あなた方二人でいくなら、ひらけた場所は避けることね
後、上層とはいえ大型の魔物がでないとは限らないわ。倒せば報酬はでかいけど無理はしないことね」
【遺跡入り口前】
詰め所の横には大きな門があり、その先は地下へ続く階段となっており、あたかも遺跡の入り口といった感じだ。
周囲には売店が建ち並んでいる。飯屋や冒険用品屋。遺物買取屋まであり非常に賑わっている。
それに冒険者の姿もちらほら見受けられる。仲間を誘うこともできそうだ。
【武器屋】【飯屋】【買取屋】
-
>>80
「……ふぅ。ここが入り口……なんかお祭りみたい
買い取り屋さんかあ。私がここの商品にならないように気を引き締めないとね」
バックパックに薬品や魔道具、キャンプ用品など普段の冒険用道具一式を持って到着したサンチェリー
腰の矢筒には滑らかに磨かれた矢が補充されており、愛用のショートボウも手入れが行き届いている
商品に、というのは勿論自分の持ち物の事だが
同時に何か高値で買い取ってくれそうな物はないかも聞いてみる
「そうそう魔剣、なんかお金だいぶ貰っちゃったみたいだけど大丈夫?
他の冒険者と分けたりしてたらぜんぜん足りなくなっちゃいそうだけど」
【魔剣さんと会話をして今後の方針を決めます】
-
>>80
「おお、資料があるのか。ありがたいっす」
上層に棲む魔物の全体的な傾向や弱点を大まかに掴んでおく。
また、レア嬢の言う“大型の魔物”のような、危険性の高い魔物の情報に重点を置いて記憶する。
ちなみに羊皮紙はプレゼントしてくれるんだろうか? 紙は高価だろうし強く要求はしないが。
「忠告感謝するぜ。だが、心配は無用。
俺は名誉を得るためでも街の危機を救うためでもなく、金を稼ぎに来てるだけっすからね」
―― 遺跡入口前 ――
「うわ、賑わっとんな。これで魔物討伐終わってないの?
よほどでかい遺跡なのか、それとも魔物が際限なく湧いてくるのか」
とりあえず飲料水、携帯食、油を買う。
>>81
「やっぱり君はかなり冒険の経験がありそうだな。先輩と呼んでもいいですか?」
サンチェリーの荷物を見て、そんな感想を抱く。
自分は街に現れた化物を狩ったりしたことはあるが、遺跡探索などの経験は豊富というほどではない。
「借りれるときに借りた方が良いと思ってね。初期投資が出来るならそれに越したことはない。
とはいえ、君の言うとおりだ。あんまり沢山の冒険者と一緒に行くのは避けたいと思っている。
だから新たに誘うのは……出来れば0〜1人にしたい。それでいいかな?」
これは完全に魔剣エミヤ個人の都合である。
サンチェリーはこちらの懐事情を心配してくれているが、
もし彼女が本当は多人数による攻略を望んでいるようなら、それに合わせるつもりだ。
「それと、そろそろお互いの長所短所をしっかりと把握しておくべきだと思う。
特に冒険者を誘うのであれば、俺達の欠点を補えるような人を探したほうが良いだろうからな」
一部は既に話したことだが――と前置きした上で、魔剣エミヤは自分の能力について簡単な説明を始めた。
・自分はその名の通り【魔剣】であり、この黒尽くめの身体(シャドーマン)を操作している
・結界魔術による防御・支援戦闘を得意としている
・シャドーマンによる近接格闘も可能ではあるが、力・技の両面で本職の戦士や格闘家にはやや劣る
・攻撃魔術はほとんど不可能である
と言ったことを(すげー自慢気に)話した。
「君の能力も、教えて欲しい」
-
>>81-82
「ま、我々も金儲けのためにこの地に訪れたようなものですからね、特に返す言葉はありませんよ。
資料の方ですが、可能であれば返却してくださいね。紛失しても特に罰則はないですけどね」
【遺跡前】
魔剣の独り言に店主が反応し
「まだ全体像すら把握できていないよ
我々の手が及んでるのは上層や中層までさ
その下の下層については殆どわからないのさ」
【冒険者を探すか、突入するか。話し合って決めてください
決まってからレスを返します】
-
>>82-83
「経験っていうか、普通これくらい準備しない?
それとも退けそうな時にはすぐ退くから準備とかいらない……のかな?」
わりと軽装な魔剣や他の冒険者達を見て、露店で買った揚げパンを食べながら
「そだね。そのぶん魔剣が頑張ってくれるっていうならそれで良いよ
私も自分の力を試したいって言いながら他人任せじゃなんか違う気もするし
私の出来る事?うーん、なんて説明すればいいのか分からないけど……あ、パン食べる?」
・弓と短剣による攻撃(精度はあるが非力である事)
・探索技術(地形や痕跡などから敵を察知したり隠れたり、拠点を作ったりする)
・魔道具類(回復薬や光と煙を発する煙幕弾、単品だが爆炎を放つ巻物など
あとは松明やロープなど必需品も)
・総じて生き残る事に長けているが、不意を突かれたり防御に回るのは苦手
などを食べながら話した
【他に参加するPCが居なければそのまま突入したいと思います】
-
>>83
「あ、貸していただけるんすか? こりゃどうも」
―― 遺跡前 ――
「マジかー。じゃあ魔物を駆逐できていないのも無理ないなー。
あ、おっちゃんこれいくら? え? そんなすんの? うーんどうしようかなー」
【>>84と同じく、参加希望者が現れなければ突入で】
>>84
「そうか。街中にダンジョンの入口があるって言うんで、少々準備を怠っていたかもしれない」
薄汚いズタ袋に、ロープやらコンパスやら雑多な物品を詰め込んであるようだった。
俺もまともなバックパックを買おうかな、などと呟いている。
腰にも大きい鞄をぶら下げていたが、こちらを開こうとする素振りは今のところ見せていない。
「そうか、助かるぜ。あ、パン貰っていいの? いやあ悪いなぁ〜〜〜」
サンチェリーの、技能や能力に関する説明に耳を傾ける。
「なるほどなるほど。偶然だが、上手い具合に俺と欠点を補い合える形になるわけだ。
もしこのまま目ぼしい仲間を見つけられなかった場合――前衛が俺、後衛が君って感じになるな」
-
昨今の冒険者の増加に合わせて、クレムリンにこのようなオファーがあった
「陸路の安全を確保し、商隊の護衛並びに物資の補給の円滑化をせよ、か…」
飛行船の発着場に降り立ち一服をする。
確かに元の世界では似たような任務をしていたが
あくまで人間相手である。
「ひとまず自治政府にいって、話を聞かないと…」
-
>>86
「ようこそ、アシュタルへ!」
役人らしき姿の男が近づいてくる。
「調査局に用件ですか? でしたら、2ブロック進んだ先にありますよ
近づけばすぐ判ると思います」
お出迎えという訳ではなく、自治政府という言葉に反応して近づいてきただけだろう。
【調査局へ向かう】【急ぐ必要はない。まずは飯と宿だ】
-
>>87
【急ぐ必要はない。まずは飯と宿だ】
今は飯時だ。昼食中に行ったら失礼だろう。
行く前の知識で、昼食後はシエスタの風習もあると聞いた。
「何か飯屋はないか?できれば名物のレイクロブスターの煮込みが食いたい。」
「ワインとデザートも付くところで頼む。」
-
>>88
「でしたら、黄昏亭が一番ですね。
安くて美味い。何より店主が美人です」
………
……
…
【黄昏亭】
「いらっしゃいませ 初めて会う方ですね
チュシ です 以後お見知りおきを」
まるで人形のように美しい店主だ。
【魔術師であり魔機の専門家】
チュシは完成されたオートマーターだと気が付く
【魔術師もしくは魔機の専門家】
チュシがオートマーターだと気が付く
【それ以外】
美しい店主だが、少し変わってるな。
「一泊二食で 300VI です。
ランチ や ディナー は コース からお選びください」
値段としては帝都の大衆店よりも安い。
だが、店の雰囲気や他の客が食べているものを見るに値段にしては豪華だ。
-
>>89
【それ以外】
「アモルフ。ゲオルギー・イワノビッチ・アモルフ。」
(なんかしゃべりが固い気がするな?方言か?)
「じゃあランチのコースを頼む。ワインは赤で、デザートはシャーベットを。」
500VIを渡す。チップ込だ。
-
>>90
「まぁ 随分と気前がいいのですね ゲオルギー・イワノビッチ・アモルフ様
ワイン は グラス ですと ハウスワイン ですがよろしいですか?」
手早く、正確に用意をはじめる。
「アシュタルには 何を しに来たのですか?」
ザリガニのスープにチーズとサラダ。
「子羊 の香草 焼きもつけますね。沢山頂いた サービス です」
-
>>91
「構わないよ。ここに来た理由はま、ビジネスかな?」
「なかなかに、ひなびていていい雰囲気だな。気に入ったよ。」
さりげなく店を褒める。
「商談がまとまったら、そのまま一週間ぐらい逗留しても構わないかな?」
「湖で釣りでもして楽しみたいんだ。」
-
>>92
「なら、部屋 をとっておきましょう」
全てをカウンターに並べ終え、
「ビジネス ですか。 まとまるといいですね
ゲオルギー・イワノビッチ・アモルフ様 は 優しい ですから上手くいきますよ」
「でも湖は注意したほうがいいかもしれません。
魔物が 少なくはないですからね」
喋り方は変わっているが瞬きも呼吸もする。ただ、少し完璧すぎるのに違和感があるぐらいだろうか。
【腹ごしらえは済んだ。出かけよう】【美人との縁は大事にするべきだ】
-
>>93
【美人との縁は大事にするべきだ】
「アモルフでいい。フルネームじゃ長ったらしいだろ?」
「湖に魔物か…実はビジネスは魔物絡みなんだ。これが。」
「ちょこっと、どんな魔物が出るか教えてくれないか?」
-
>>94
「わかりました アモルフ 様ですね」
アモルフの質問にチュシは首を傾げ、数秒だけ硬直し、
「水棲の魔物 ですね。変異した 水棲生物 です
また、遺跡 の中には 古い魔機も いるようです」
「それ以上は、私にはわかりません
もっと詳しく知りたいのでしたら……
再び首を傾げ、数秒だけ硬直。
「調査局に行くといいでしょう。魔物 に ついては一番 詳しいはずです」
-
>>95
「それもそうだな。ありがとう。またな?ミス・チュシ。」
お礼と挨拶をして、調査局に向かう。
「えーっと、ここか…流石にもうシエスタしている時刻じゃないだろう。」
調査局の門をくぐる。
-
>>96
調査局の中は忙しそうに働く役人と暇そうな冒険者で溢れかえっている。
「人違いだったらすまない。 君は帝都のアモルフかね?」
大柄で筋肉質なハーフエルフが近づく。
帝国の政治家などがよく着ている服だが、彼らのように装飾は施していない。
腰には一振りの剣を下げている。政治に詳しければそれが執政官の剣だとわかるだろう。
「こんな僻地に来るとは意外だよ」
-
>>97
「ええ。失礼ですが、貴殿が依頼を出された…ええと、お名前をまだお伺いしておりませんで…」
「おっと、申し遅れました。現在クレムリン帝国支部の総責任者の、アモルフです。」
(確か執務官は帯刀を許されていたっけ…)
懐から名刺を取り出す。
「ちょうど夏期休暇前でしたので、観光の下見がてら参上した次第です。」
-
>>98
「やはりそうか、私はルティルス・ルキウス。この地で執政官をやらせて貰っている。
君の名は遠く離れたこの地でもたまに聞くよ」
「依頼というのは冒険者募集のことかね?」
どうやら執政官はクレムリンに依頼があったことを把握していないようだ。
帝都の役人のミスか伝達の不備かは、わからない。
「ま、君たちのような大きな組織が協力してくれるのはありがたいね」
「だが、観光といってもな……知っているかもしれないが。
我々がこの地に来て100年は経つが、未だにどの遺跡も踏破していないのだよ。
陸路も空路も完全に我々の手中にあるとは言い難い」
-
>>99
「おやおや、我々の悪名もここまで轟くようになりましたか?」
軽い冗談を交えつつも、依頼内容が食い違うことに違和感を感じる。
「依頼の件は陸路の安全を確保し、商隊の護衛並びに物資の流通の円滑化と伺っておりますが?」
「失礼ながら、依頼を出したお方はいらっしゃいますか?当事者どうしですりあわせる必要がございますので…」
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