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リレ────(゚∀゚)────ッ!!

30萌える腐女子さん:2005/11/11(金) 22:12:48
A未満+Cで



首飾りは繊細なわりには丈夫に出来ていて、強引に引っ張ったところで外れる気配もない。第一、留め金らしきものがどこにも見当たらず、一見した限りでは継ぎ目すら見当たらず、それは鷹彦の首に直接当てがって加工されたかのようにすら見える。ただ、首の後ろに当たる位置に装飾にカモフラージュされて隠れた小さな鍵穴らしきものがあるのが、やっと見て取れた。
しかし、よほどの腕の職人が丁寧にした仕事と思われる品だけあって、ピンで試したぐらいでは鍵が開く筈もなかった。
やがて賢次は諦めたように言った。
「ごめん。鍵がないと無理みたいだ。」
「いやだな。あいつとはもう会いたくないよ。それに、着けてると、付け狙われる様な気がして恐い。」
鷹彦が身震いしたように言った。
「そんなことない。大丈夫、俺が絶対守ってやるから安心しろ。
「うん。」
と、鷹彦ははにかむような笑みを浮かべた。
「帰ろう。みんな待ってるから。」

電話でチェック・アウトを告げ、フロントに行くと、チーフらしき人物が直接応対に出て丁寧に挨拶し、やたらに鷹彦を見てにこにこと愛想笑いをした。
突然のビップ扱いに戸惑いながら玄関に向かうと、ピカピカに磨かれた車まで用意されていてお乗りくださいというように促され、ふたりは目を見会わせた。


‐‐‐‐‐‐‐‐‐

部屋に入って来た馨を前に顔を赤くして、鷹彦たちが戻って来るとの知らせにも、
「あっ、…あ、そ、そうなんだ。良かった…な、うん。」
「なあ、…だよ、な。」
などと、やたらどぎまぎしたしどろもどろの返事を繰り返している、拓也と修一の反応をよそに、馨は相変わらず冷静な口調で、
「じゃあ、俺は用事があるので出掛ける。後は、お前たちに任せたから。」
と、告げた。
「えっ、どっか行くの馨?…良か…あっ、うん、任しといてよ。なっ拓也?」
「うん、ゆっくりして来るといいよ。」
露骨に喜んだ様子を隠せない修一に、先方に着いたら連絡はするから心配はしないようにと言い残して、馨は出て行った。



【セレクトしてください】
鷹彦と賢次
A 警戒して車を断って友人たちの所へ戻る
B 車に乗る
b1 執事が詫びを告げふたりを友人たちの所へ
b2 拉致監禁
b3 食事に誘われる

C 馨、ジャックとの再会
D 修一と拓也、馨が居なくなったので早速エチモード
E その他


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