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知らないキャラの修正依頼スレ

1名も無き黒幕さん:2005/06/04(土) 19:31:31 ID:K2iQuOdo
 自分の知らないキャラを書いた際に、
・口調や思考に自信が無い
・戦闘時の動作限界が分からない
・何かおかしな点がないかとても不安だ
 などといった状況に陥った場合に試験投下を行うスレです。
 投下するのは気になる部分のみでも、作品全てでも構いません。
 投下作品に関しては、該当作品を既読の方が検分を行って指摘、修正をお願い致します。


 なお投下作品の扱いは、試験投下スレに投下された作品と同じ扱いとさせて頂きます。
(つまり本スレ優先で、予約などとして扱われる事はありません)

2名も無き黒幕さん:2005/06/05(日) 02:52:43 ID:tXEs91so
えーと意見。
基本的に知らないキャラは書かないのがマナーなんじゃないかなっと。

3名も無き黒幕さん:2005/06/05(日) 03:25:30 ID:m2EuKZXY
とは言え、グループ行動が多いからそうも言ってられない状況だろう。
誰か1人でも知らないキャラが居たらそのグループは書けない、ってのは厳しい。

4魔女の出現 ◆a6GSuxAXWA:2005/06/09(木) 03:22:43 ID:K2iQuOdo

 泡沫。泡沫。綺麗な泡沫。
 泡沫。泡沫。不気味な泡沫。

 揺らめく水面。
 揺らめく太陽。

 ワタシはワタシ。
 揺らめくワタシ。
 さかしまのワタシ。

「あなたは私」
「私はあなた」

 右のてのひらと左のてのひら。
 左のてのひらと右のてのひら。

 同じ感触。
 同じ時間。

 世界が回る。
 くるくる回る。
 
 くるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるく
るくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるく
るくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるく
るくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるく
るくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるく
るくるくるくるくるくるくる――

5魔女の出現 ◆a6GSuxAXWA:2005/06/09(木) 03:23:55 ID:K2iQuOdo
 壁の一面を埋め尽くすモニター。
「今回の死者もなかなかの数、か――」
 ぼんやりとした照明の中で細葉巻の煙がたゆたう。
 “魔術師”――イザーク・フェルナンド・フォン・ケンプファー。
 その耳を覆うイアフォンに響くのは、三度目の定時放送だ。
『諸君、これより三回目の死亡者発表を……』
 お決まりの台詞を聞き流し、既に報告を受けている死者の名をも半ば聞き流す。
 イアフォンも、先程ディートリッヒからの連絡を受けたために惰性で身につけているに過ぎない。
 ――と。
『005 十叶詠……な!? 貴様、どうやってここに入ッぎゃあああああああああああああああああああああ
あああああああぁあああああああぁああああぁあああああああああぁあああああぁああああああああああああ
あああああああぁああああああぁあああああああああぁあああああああああああああッ!!』
 疑問の声と同時に何かを振りかざす音がした。
 次いで、返り討ちにあったのだろうか。断末魔の絶叫、ぶつんと放送が切れる音。
 放送の係は、さて誰だっただろうか。
 主催者が用意した者だったはずだが、顔も名前も覚えてはいない。
 資料をあたれば見つかるのだろうが、それも面倒だ。
 ノックの音も無く扉が開いた。
「いやあ、あそこまで早く“物語”が広まるとは思わなかった。失敗したかな?」
「部屋に入る時はノックくらいしたまえよ。――“人形遣い”」
「ああ。ところで少し面倒な事になったようだよ。参加者の一人が放送室のモニターから出現したみたいだ」
 面白げに呟く“人形遣い”――ディートリッヒ・フォン・ローエングリューン。
 ふとケンプファーは、さきほど自分がモニターを鏡としてディートリッヒの姿を察知した事を思い出した。
 それを口に出す。
「うん、多分それで正解だね。水鏡の世界に入って左右を反転して刻印を無効化したらしい」
「しかし、それだけでは現世に戻る際に再反転するだろうに」
 ディートリッヒは苦笑。
「それが傑作なんだけど、あの娘は鏡の中から出て来ていないらしい」
「それは一体どういう事なのかね?」
「鏡の中から“自分の鏡像”が出てきて悪さをする、って怪談、あるだろう?」
 そういった場合、大抵は鏡像は左右が逆のまま現世に現れる。
 ――そういう事だった。

6魔女の出現 ◆a6GSuxAXWA:2005/06/09(木) 03:26:30 ID:K2iQuOdo
 長く薄暗い廊下を歩きながら、二人は会話を交わす。
「主催者は何と?」
「責任は問わないから好きにしろ、だってさ」
 廊下の奥には強度と遮断性を重視した重厚なドアが一つ。
 辿り着き、それを開けた瞬間、耳を覆いたくなる叫びと濃密な血の香りが二人を襲った。
「おがあぁぁぁあああああああぁあああああああああああああぁぁぁッ!!」
「ぴぎぃぁぇぇええあぃえぁぁふぁぃぁぃぇぃぁぁいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
 のたうちまわる男たち。
 噛み砕かれる五体。
 千切れ飛ぶ四肢。
「狂詩人、アブドゥル・アルハザードの最後もこのようなものだったのだろうか。――どう思う?」
 眉一つ動かさずに呟くは、ケンプファー。
 アブルドゥル・アルハザード――かの有名な『死霊秘法』の著者だ。
「うーん、多分それもこの子たちだったんじゃないかな」
 ぶよぶよと転がる眼球を拾い上げ、無造作に握り潰しながら、微笑みを浮かべる少女がいた。
 少女――詠子がその手を差し出すと、ぴちゃぴちゃと、子猫がミルクを舐めるような音。
 音源は、潰れた眼球のある掌。
「これはまた大したものだね。この辺の警備、ほとんど死んじゃってるよ」
 小型のマイクに何やら囁いていたディートリッヒが、肩を竦めた。
「でも、どうしてここに来たの? 報復なんて考える人じゃないでしょ?」
「帰るつもりだったんだけどねえ……何故か、ここにしか来られなかったんだなあ」
 苦笑を浮かべる詠子の奥。
 血染めのモニターの血に染まっていない部分に、もう一人の詠子が同じように笑っている。
 吐き気を催すほどに、純粋な狂気。
 いつの間にか悲鳴は止み、場を支配するのは沈黙。
 耳が痛くなるほどの沈黙が音を圧し、声があがるのを暗に厭うているような雰囲気すらする。

7魔女の出現 ◆a6GSuxAXWA:2005/06/09(木) 03:29:21 ID:K2iQuOdo
 がさごそと、詠子が無数の機材の中に何かを探る音のみが響く。


「――ああ、あった。これだね?」


 詠子が、テーブルの下から何かの機械を取り出した。
 キーボードに三桁の数字「005」を入力。
「あーあ、刻印も解かれちゃった。管理者形無しだね」
 苦笑を浮かべて再度肩を竦めるディートリッヒ。
 それを背にして、詠子は――詠子の鏡像は、モニターに歩み寄る。
 そうして手をつき、向かい側の“詠子”を抱き締めるようにモニターに沈み――
「……私と戦う? それとも逃げる? どうするのかな?」
 “魔女”と“鏡像”は、既に元の関係へと戻っていた。
 魔女は今や戒めを解き、全ての力はその身に回帰する。
 その異形を眼前にし、管理者の一員たる二人の答えは――
「分が悪そうだし、逃げさせてもらうよ。主催者から許可は下りているしね」
 ディートリッヒが肩を竦めるのも、三度目だ。
「じゃあ、私がこれを好きにしても良い?」
 詠子が指差すのは、機材の群。
 忌まわしきゲームを管理する、その機材。
「ああ。主催者はその辺りに固執はしないだろうとは思うけど……絶対安全、という保証は出来かねるよ」
 詠子は微笑んだ。
 血塗れのまま、嬉しげに。
 そのまま踵を返してマイクに向かうと、こほんと咳払いを一つ。
「しょくん、静粛にしてね。これから死亡者の発表をするから、手を止めて耳を傾けてくれるとうれしいな。
 興味の無いひとはそのまま殺し合いを続けてくれてもかまわないけれど」
 その二十分遅れの放送を背に聞きながら、“元”管理者の二人は歩き出す。
 鉄錆の匂いは、部屋から離れると共に徐々に遠退いていった――

8魔女の出現 ◆a6GSuxAXWA:2005/06/09(木) 03:30:41 ID:K2iQuOdo

【???/大会本部放送室/1日目・18:20】


 【十叶詠子】
[状態]:健康、やや上機嫌。血塗れ。
[装備]:魔女の短剣、『物語』を記した幾枚かの紙片
[道具]:デイパック(支給品一式、食料が若干減)
[思考]:この素敵な世界を眺めるために、管理者ごっこをする。終わったら帰る?

9 ◆a6GSuxAXWA:2005/06/09(木) 03:33:54 ID:K2iQuOdo
トリブラ未読につき、管理者二人の台詞と行動のチェックと修正をお願い致します。
終了後に試験投下スレに投下しますので、内容に関する議論はその際に。


時間をかけて書くつもりのネタでしたが、筆がノっていたので手早く仕上げてみました。

10名も無き黒幕さん:2005/06/11(土) 01:12:47 ID:td4J1Ty6
やっぱりこのスレの存在に違和感を感じます
読んだことない作品が出てきてかけなくなるなら
書き手が読むのを待つのが筋かと

11名も無き黒幕さん:2005/06/11(土) 01:56:04 ID:K2iQuOdo
書き手の経済状況は?
書き手の読書に関する趣味は?
本が手に入りにくい地方の書き手は?
絶版のシリーズは?

これらを考慮に入れねば、企画から書き手が消える可能性もありますよ。

12名も無き黒幕さん:2005/06/11(土) 03:19:40 ID:EGTFaGMo
自分はあってもいいと思う。
しかし最初はやはり独力でキャラを調べて本スレなり、試験スレなりに投下して欲しい。
その後、違和感がある等のクレームがつき、自分では修正しきれないと判断した場合、
このスレを利用すればいいのではないでしょうか?


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