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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第四章

171 embers ◆5WH73DXszU :2019/06/16(日) 07:55:45
【カウンター・ブレイブ・タクティクス(Ⅲ)】

『――『黎明の剣(トワイライトエッジ)』、プレイ!』

立ち込める濃霧/付与される攻性魔力――成立するのは一帯を覆うダメージフィールド。
スペルに対する除外手段を持たない焼死体は――しかし平静を崩さない。

『なゆちゃんなぁ、この一ターンはうちからのサービスやよ〜
 うちはなゆちゃんの事はかってるし、うち【ら】ではでけんことをやってくれると思うてる
 でもなぁ、うちもなゆちゃんのリーダーの資質、見てみたいんやわ〜』

「……残念だよ、みのりさん。あんたは……もう少し、優しい人だと思ってた」

ATBを持たない焼死体が時間を無為に過ごす理由は一つだけだ。
時間経過による勝率の低下を、一切考慮していない。
つまり己の力量に対する圧倒的な自負/不遜。

『エンバース。俺と組めよ、一緒にモンデン野郎をぶっ倒してやろうぜ。
 お前を拒絶し、罵倒し、抜けても構わないとまで言った、あの女を!
 明確に拒否られたんだ。お前にとっちゃこれ以上、あいつを守る理由なんざないはずだよなぁ……?』

「俺にのされた後で、その顔面を誰かに踏みつけられないか、気にしてるのか?
 だったら心配いらないさ。そうなったら全員平等に、戦闘不能にするまでだ」

濃霧の中で背後を/乳白色の隔たり――その奥にいる、なゆたを見つめる、蒼炎の眼光。

「それと、丁度いい機会だ。俺の事が気に食わないなら、いつ仕掛けてきても構わないぜ。
 先手は譲ってやるよ――リバティウムでも言ったよな。全員相手でも俺は構わないって」

その勝負は――なゆたが受けた時点で、焼死体にとっては実質的に“勝ち”だった。
勝利し、実力を示す事が出来れば最良/敗北してもPT内の不和は解消される。
その上で、多勢に無勢であれば――自分の面目も一応、保たれる。
だが――焼死体の企て/妥協案は、早々に躓く事になった。
霧の向こう側から――なゆたの返答が、ない。

「……おい、どうした?もしかして、あんまりキレると冷静になるタイプだったり――」



『……………………たす…………け、て……………………』



それは――声と呼ぶにはあまりにも微かな音だった。
濃霧/無数の水粒は音を喰らい、代わりに静寂を産み落とす。
圧殺された悲鳴/ノイズは――しかしそれでも、焼死体に火を灯すには、十分過ぎた。


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