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山中の産屋
13
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名も無き生命を讃える者
:2018/05/08(火) 13:40:07
股の間に何かが挟まっている。絵里は確かな違和感を感じ取った。
今まで感じた事のないくらい膣が拡張されている。大きく張ったお腹の所為で直接見ることが叶わない為、指を這わせる。
「…あ。赤ちゃん……」
指先に感じる確かな熱と感触。ぬるっとぬめった固い感触にもうすぐそこまで来ていることを確信する。
「ごめんね…」
望んで、孕んだ子ではなかった。
お金が欲しくて。身体を売って自己管理を怠ったツケで妊娠して、必死に隠し通した。
ここで生み落しても絵里はこの子を連れ帰ることは出来ない。備え付けの保育器に捨てて、運が良ければ回収され孤児院に。運が悪ければそのまま死ぬ。
自分の身勝手さで立ち消えるかもしれない脆弱な命の灯に育まれてしまった母性が罪悪感を訴える。
「それでも――っ、ぁ、ああ゛っ!?」
感傷に涙ぐむも鳴りを潜めていた陣痛が絵里を襲った。共に訪れる強い排泄欲。
本能に突き動かされるように絵里は漏れた悲鳴を閉じ込めるように口を閉め、力いっぱいに息んだ。
背中がマットから浮き、握りしめたマットはギシと鈍く軋む。
「ぅんーーーーーーーー!!」
児頭が下りて股口が癌状に盛り上がる。
限界まで開かれた入り口がまだ足りないと引き攣れ、激痛が絵里を突き刺す。
(痛い痛い痛い痛い痛い!! 裂ける裂ける裂ける!!)
漏れそうな悲鳴を奥歯を噛みしめ、耐える。
もう少し。もう少しで出る。その確信が欲求を後押しする。痛みを振り切るように絵里は息んだ。
「んんーーーーー!! ――ぁあああああああああああ゛あ゛!?」
押し出される児頭に耐えきれず、膣口は裂け鮮血が舞う。
漏れ出た悲鳴と共に開かれた傷を押し広げる様に拡大した膣口からぬるんっと頭が排出された。
血混じりの羊水が吹き零れ、マットを汚す。
「はぁ……ふぅ……はー……」
マットに倒れ込んだ絵里は肩を上下させ、僅かに笑みを浮かべて排出された頭に手を伸ばすのであった。
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