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【ロボアニメ】合体戦機 ナツインム【最終回】

3名無し君:2019/01/20(日) 21:28:37 ID:/HsC6qwU
 一方、最終防衛ラインの壱号機・弐号機。増え続けるピンキーを相手に苦戦を強いられていた。
白いの「やっぱ二体だけで戦うのはキツいな。こっちの事情も考えてよ」
TNOK「銃身の冷却あくしろよ」
 悪態をつきながら壱号機のTNOKは冷静に戦場を分析する。このまま戦いを続けてもこの戦力差はいかんともしがたい。インムロボのエネルギーが尽きるのが先か、ピンキーに飲まれて全滅するのが先か……。シェルターに残してきた愛するチコリータの事を想いながら、TNOKはついに最後の決断をする。
TNOK「……お前らよーく見とけよ」
 TNOKがメインパイロット席の緊急脱出ボタンを押してマツダボンゴのコックピットを射出する。
TNOK「お前らクルルァに乗って避難しろ」
TDN「……えっ? どういうことっすか」
 TNOKは答えない。
NSOK「特攻とかは……勘弁してくださいね」
TNOK「おぅ、考えてやるよ」
 残されたセンチュリーは機体を広げてピンキーの群を引きつけた。すべてを察した立教トリオは通信で呼びかける。
TDN「お願いします、免許証を……」
TNOK「……センチュリーの自爆スイッチはDBの操縦桿に付いてる。押せ、ヨツンヴァインになんだよ」
DB「戻らなきゃ撃つぞゴルァ!」
HTN「ウィヒ!!」
 自爆を止めるべくセンチュリーの元へ駆け寄ろうと飛ぶマツダボンゴを弐号機が捕まえて止める。
TDN「!? 離してください、オナシャス!」
DRVS「TNOKさんの覚悟もわかんないの? そんなんじゃ甘いよ(泣)」
HTN「ア゜ーッ……」
 それを見届けてTNOKは微笑んだ。
TNOK「……きたねぇ泣き顔だなぁ……ワンワン泣いてみろよ」
TDN「ワン、ワン!」
TNOK「バカじゃねぇの(笑)」
DB「………………(パァン!)」
 それを遺言にして、センチュリーは周囲のすべてのピンキーを巻き込んで爆発した。
TDN「オナシャス、センセンシャル!」
 TDN達の胸に様々な思いが去来する。黒塗りの高級車に追突してしまうという最悪の出会い、試行錯誤の連続だった壱号機の開発。犬の真似をさせられたヤクザの事務所、そして共にインムロボに乗って戦ったあの日々……。立教トリオは呆然として弐号機の腕に抱かれていることしかできなかった。焼け野原となった戦場。遠くから新手のピンキーが雄叫びを上げながら襲来していても彼らはボンゴの中で泣き続けていた。そこへ弐号機から檄が飛ぶ。
NSOK「じゃあお前ら、窓際いって……シコれ」
 TDN達は涙を拭うこともせずハッと顔を上げる。
NSOK「じゃあお前ら、下いって生死受け(止め)ろ」
DRVS「やめちゃうの? しゃぶってよ、怒ってんの?」
 発破をかける弐号機パイロットの言葉を受け止めて、TDN達の瞳にも徐々に戦意が戻ってきた。
TDN「オフッ!」
DB「朝飯食ったから……」
HTN「うまいぞフェラ」(空気)
 彼らの顔を見て弐号機のパイロットも新たに操縦桿を握り直した。
DRVS「コアファイター状態で弐号機の援護もできないの? そんなんじゃ甘いよ(棒読み)」
TDN「……ワン。ワンッ!!」
 残された戦力で、壱号機と弐号機は最後の戦いに赴いた。


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