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スクスレ

1としあき:2015/08/27(木) 03:29:38
SS程じゃないちょっとした会話をサラサラするスレです

557としあき:2021/05/28(金) 20:43:53
デュエルアカデミアに伝わる都市伝説の1つ。
《薔薇の刻印》のカードを持つ選ばれたデュエリストが
薔薇の花嫁と呼ばれる存在を賭けて日夜デュエルを繰り広げているという…。
エンゲージした者に永遠に至る世界を革命する力を与えるという薔薇の花嫁。
その薔薇の花嫁に奏が選ばれてしまった!
奏を守るべく自らも《薔薇の刻印》を持つデュエリストとなった馬耶の戦いがはじまる…!

馬耶「…というのはどうだろう?」
奏「は、花嫁って…何言ってんのよ、もう!」

558としあき:2021/06/09(水) 23:36:54
翠「え?ペコにお酒出したの!?」
妖狐「なんじゃ?いかんかったのか?」

ペコペコさん「ふふっ、刑部さん、飲んでますか?」(竜平のお腹をモッモッしながら)
竜平「いや、はぁ、まぁ…」
ペコペコさん「ふぅ…なんだか暑いですね」

上気した顔で艶めかしく息を吐くとおもむろに上着を脱ぎだすペコペコさん。

竜平「ちょ!?」

まくり上げられた上着の下から覗く綺麗な腋、白い肌。
レースの下着におさまった豊かな双丘が、服を脱ぐ動作に合わせて形を変えたわわに揺れる。

竜平(ゴクリ…)

手袋に包まれた指がブラのホックに伸び…

翠「ストーップ!なにやってるのペコ!」
妖狐「なんかえらいことになっておるのぅ」
ペコ「あら?翠さん?どうかしましたか?」
翠「いいから服を着なさい、服を!」
妖狐「ペコペコは酒乱であったか…。よかったのぅ、おさべー。いいものが見れて」
翠「刑部さん…」
竜平「ええ、はい…ってそうじゃない!不可抗力、不可抗力ですから!わたし悪くないですよね、これ!?」

559としあき:2021/06/14(月) 15:34:56
ペコペコさん「夏前なのに暑くなってきましたね」
竜平「おつらい気候ですよ、まったく…」

胸元を緩め、ぱたぱたと手で風を送るペコペコさん。
綺麗な鎖骨のラインとそこから続く白い肌、そして深く刻まれた谷間。
竜平の立ち位置からは容易に覗けてしまう魅惑の光景…。

竜平(目のやり場に困るんですよねぇ…ゴクリ)

そんな様子を見ていた人物が一人。

あめ「もしもしデュエット?変質者が―――」
竜平「ちょ!?」

560としあき:2021/06/19(土) 21:25:04
馬耶「怪傑ロビンを探してくれ!」
間藤・城戸「は?」

馬耶によるとここ最近ふたば町で怪傑ロビンを名乗るデュエリストが町で悪事を働くデュエリストをデュエルで成敗してるという。
最近では新聞にも怪傑ロビンの名前が小さく乗る程度には話題になっていた。

馬耶「しかし何故か突然カツアゲを始めるようになってしまったのだ!」

馬耶「彼はヤーマスの町を守る正義のヒーロー」
間藤「ここふたば町だよ」
馬耶「これはきっとドフォーレ商会が関わってる可能性が高いのだ」
城戸「この世界にドフォーレ商会いないだろ」
馬耶「どっちみち怪傑ロビンがそんなことをするなど私には耐えられない!」

次回「怪傑ロビンがやってきた!?」

城戸「ところでプロフェッサーのみんなには?」
馬耶「プライベートな理由で迷惑をかけるのは騎士道に反してる気がしたのだ」
間藤(素っ頓狂な依頼で僕もそこそこ迷惑してるんだけど黙っておこう…)

561としあき:2021/06/19(土) 21:57:38
行方不明になった親友を探して欲しい。
とある少女から人捜しの依頼を受けたペコペコさんと竜平はとある山奥の集落に赴くことに。
村では十年に一度の祭りの準備が進められていた。
観光客を装うものの、集落の住人たちにはなぜか強く警戒されてしまい…。
集落に伝わる因習と行方不明事件には何か関連性があるのか?
調査を進める二人であったが…。
ペコペコさんの能力が、過去から続く信仰と妄執を暴きだす!

次回、カードショップmayと愉快な仲間達
「ペコペコさんの怪奇事件簿〜藷下の奇祭〜」
デュエルスタンバイ!

562としあき:2021/06/21(月) 12:37:32
小学生「よーこちゃん、あそぼー」
妖狐「なんじゃお主ら、また来たのか。毎日飽きんのぅ」
小学生「オレ、公園のじいちゃんにデッキ見てもらったんだ。デュエルしようぜ!」
妖狐「ほう、よかろう。負けて泣いても知らんからの」

デュエル神社の境内。
掃き掃除をしていた妖狐が小学生数人に囲まれて遊ぼうとせがまれていた。

翠「なんでか妖狐は子供に人気あるのよね」
ペコペコさん「ふふっ、微笑ましいじゃないですか」
竜平「面倒見はいいですからねぇ、妖狐」

温かい目で見守る翠達の元に小学生の一人がてててと駆けてくる。

小学生「おばさん達も一緒にあそぼー?」
翠「おば…!?」
ペコペコさん「さん…?」

純真無垢な幼女の言葉の刃が二人を襲う!
ビシッと硬直して顔を引き攣らせる二人の後ろで竜平は笑いをこらえていた。

小学生「おさべーも。ほらほら、はやくー」

竜平に向けて手招きする幼女。
やれやれと小学生達の輪に向けて歩き出す竜平の後ろから、

翠「刑部さんがおさべーで…」(ゴゴゴゴゴ)
ペコペコさん「なぜ私達がおばさんなんでしょうか?(ゴゴゴゴゴ)」
竜平「いや、まぁ、子供の言うことですから…(怖っ!?)」

恐ろしい気配を感じるのであった。

563としあき:2021/06/26(土) 20:32:39
翠「氏子さんにいただいたんだけど、みんなで食べようと思って…今川焼」
ペコペコさん「大判焼きですね」
菊乃「回転焼きじゃな」
妖狐「御座候じゃろ」
雪女「おやきだろう」

一触即発の空気が流れる中…

竜平「ああ、ベイクドモチョチョですか」
竜平以外「ベイクドモチョチョ!?!???!?!??!!?」

564としあき:2021/06/30(水) 19:53:55
ビューネイ「アウナスの可愛い写真が欲しい」
フォルネウス「……」
シトニー「ついに頭ガ…」

ビューネイ「私は気づいたのです。ギャップ萌えというものに…冷徹なる深緑の魔女。彼女の可愛らしい姿の写真があれば私はさらなる高みへ登れると」
フォルネウス「そのままオゾンより上に行ってしまえ」
ビューネイ「と、いうわけで写真を要求します。凍える牙時代に彼女を嗅ぎまわったのなら一枚くらい持ってるでしょう」
シトニー「生憎彼女は公共の場だと隙を見せなかったものデ撮影すら不可能でしタ」
ビューネイ「む…困りましたね……いや、いますね。アウナスの隙だらけの姿を撮影できそうな人が」
フォルネウス「絶対に止めた方がいいと思うけどね」

ビューネイ「というわけでデュエルで私が勝ったらアウナスの可愛らしい姿の写真を」
湯納「もしもしセキュリティー」

565としあき:2021/07/07(水) 18:17:59
may女学院の女生徒の間でまことしやかに語られる噂。
デュエルはしたことがあるのに、顔も名前もわからない、
どころかクラスもわからないのに誰もが『おねえさま』だと認識する謎の女生徒がいる…。
とある生徒から『おねえさま』を探して欲しいと頼まれたペコペコさん。
調査のため用務員として潜入した竜平と連絡が取れなくなり…。
かつての母校へと足を踏み入れたペコペコさんを待ち受ける怪異…『おねえさま』の正体とは!?

次回、カードショップmayと愉快な仲間達
「ペコペコさんの怪奇事件簿〜おねえさまへ…〜」
デュエルスタンバイ!

566としあき:2021/07/07(水) 18:23:26
竜平「二人は女子校出身だったんですね」
翠「小中高一貫のね。上級生をおねえさまって呼ぶ系の」
ペコペコさん「懐かしいですね。当時は翠さんに憧れる下級生も多かったんですよ」
翠「え?そうなの?」
ペコペコさん「はい。私もたまに相談を受けて占ってましたよ。あとは翠さんの情報を売ったり」
翠「…初耳なんだけど?し、親友をお金で売るなんて!」
ペコペコさん「ふふっ、すみません。ですが、もう時効ですから」
翠「こんなことなら私もペコの情報で稼いでおくんだった…」
竜平「あなた達…」

567としあき:2021/07/10(土) 22:37:47
児玉、犬井、鳥見「ビューネイ様のかわいい写真が欲しい」
アウナス「そう かんけいないね」
鳥見「聞いてほしい」
アウナス「キドラント町長の言葉より聞く価値がないと断言するわ」

568としあき:2021/07/28(水) 22:12:40
アウナス「ビューネイがいつの間にかとんでもないファンクラブ立ち上げてた…」
姫子「……なんでその相談でうちに来たの?」
アウナス「解散は難しいけどとりあえずファンクラブを下火にしたいのよ。チヤホヤされてる割に貴女は常に小規模のサークルに抑えているからなにかコツをしっていると思ったんだけど」
姫子「ドストレートな悪口で人にものを頼む人初めて見た…んーやっぱそのビューネイさんが活動を抑えるよう呼びかけるのが一番だと思うけど」
アウナス「最難関ね…人に迷惑かけることが大好き人間だもの、彼女」
姫子「ベタなのは似たような目に合わせてわからせるとかだけど」
アウナス「 」天啓だった

―――一週間後
ビューネイ「アウナス、これはいったい」
アウナス「見ての通りよ。私はビューネイファンクラブを結成したわ」
犬井「会員番号001です」
鳥見「002です」
児玉「003です」
ビューネイ「私の舎弟をいつの間に!?」
アウナス「私のファンクラブに好き放題させるならこっちだってファン達に好き放題させるわ…貴女って黙って動かなければれば美人だから意外とファンが多いのよ」
ビューネイ「なっ…!ひ、引くわけにはいきません!貴女の強さと愛らしさを語り継ぐのは私の義務なんですっ!」

お互い相手のファンクラブを結成したアウナスとビューネイ
しかしこれが教授まで巻き込んだファンクラブ同士の大規模なデュエル抗争になるなど思ってもみなかったのであった
次回「四魔貴族バトル」

ビューネイ「あ、ちなみにうちの001番ですが」
湯納「帰らせてください」
アウナス「ユノー!?」
ビューネイ「貴女に了承を取った公式サークルだと騙したら簡単に入ってくれました」
湯納「帰らせてください」

569としあき:2021/07/31(土) 18:07:23
とある殺人事件に巻き込まれたペコペコさんと竜平は、
死者の霊とデュエルすることで会話ができるという霊感少女と出会う。
被害者の霊とデュエルした彼女が聞きだした真相は、
ペコペコさんのサイコメトリーの結果とは違っており…。
超能力対霊能力…事件の真相を解き明かすのは果たしてどちらか!?

次回、カードショップmayと愉快な仲間達
「ペコペコさんの怪奇事件簿〜死人の声をきくがよい〜」
デュエルスタンバイ!

570としあき:2021/07/31(土) 20:06:37
竜平「絵のモデルの依頼、ですか?」
ペコペコさん「はい。知り合いの画家に頼まれまして」
竜平「占い師の仕事じゃないでしょうに。まぁ、お供しますよ。わたしの仕事は変わりませんし」
ペコペコさん「そうですね…。………お願いします」
竜平(はて?やけに歯切れが悪いような…)

いつもと違うペコペコさんの様子に首を傾げつつも、二人が向かったのは『双葉亭』と呼ばれる奇妙な屋敷だった。
この屋敷に住む偏屈な画家『サカマキ・ディード』が今回の依頼人だという。

ディード「…その男は?」
ペコペコさん「私のボディーガード兼付き添いの刑部龍平さんです。少し前に雇いまして」
竜平「どうも」
ディード「………入るがよい」

紹介された竜平には興味がないのか、表情の読めない顔でディードが促す。
屋敷の中はあまりにも奇妙な作りになっていた。
まるで無茶苦茶に増設を繰り返し建築されたような間取り。入り組んだ構造。
おおよそまともな屋敷と呼べるものではなかった。

竜平(なるほど…私でも歩くのは一苦労ですから、ペコさんならなおさらですね)

ペコペコさんの手を引き気遣いながら竜平は注意深くディードの後をついていく。
少ししてアトリエと思しき部屋に通されると、ディードはさっさとキャンパスの準備に入ってしまった。
ペコペコさんは更衣室として用意されたとなりの部屋で着替えをしてくるという。
ペコペコさんの用意が整うまで手持ち無沙汰になった竜平は、ディードのことを眺めていた。

ディード「………私が求めるのは脳を揺らす芸術だ」
竜平「はい?」
ディード「あの女はよい。常人とは違うものを秘めた美しさを持つ盲目の女…私が描くモチーフとしては充分であろう?」
竜平「はぁ…確かに美人だとは思いますがね」
ディード「ふん…」

一方的に話し出し、一方的に会話を打ち切ったディードは絵の具の準備を進めている。
程なくしてペコペコさんの用意ができたとのことで竜平が迎えに行くと…

竜平「ちょ…!?」
ペコペコさん「…お待たせしました」

現れたペコペコさんは一糸纏わぬ姿であった。
艶めかしい白い肌、上気して紅く染まった頬、美しいラインを描く鎖骨。
豊かな双丘をたたえる胸と桃色の輪を描く先端、綺麗な臍とくびれた腰。
そして、うっすらとした繁みの下に覗く………

竜平「も、モデルってヌードモデルだったんですか!?」

思わず見惚れてしまった竜平が慌てて顔を逸らす。

ペコペコさん「占った人には裸を見られてもいいとは思っていますが…さすがに恥ずかしいですね」
竜平「先に行っておいてくださいよ!」

なるべくペコペコさんの方を見ないようにしながら手を引く竜平が抗議の声を上げる。

ディード「なんの茶番だ…それは?」

そんな二人の様子をつまらなさそうに見ていたディードはペコペコさんが所定の位置につくと、
早速ポーズの注文をつけ鉛筆を走らせるのであった。

571としあき:2021/08/11(水) 18:48:30
翠「・・で、由子はどうだった?」
ペコペコさん「相変わらずでしたよ」
翠「…そう」
竜平「ん?由子って誰のことなんです?」
ペコペコさん「ディードさんの本名ですよ。『坂巻 由子(さかまき よしこ)』」
竜平「ああ、あの人そういう名前だったんですね。雅号ってやつですか」
ペコペコさん「本名で呼ぶととても機嫌が悪くなるんですけどね、ディードさん」
竜平「結局、どういう知り合いなんです?彼女とは」
ペコペコさん「女子高時代の同級生なんですよ、私達3人。ただ、昔から翠さんとディードさんは仲が悪くて…」
翠「あんな無愛想で性格悪いやつと仲良くできるわけないじゃない!」
ペコペコさん「私は個性的で面白い方だと思うんですけどね」
竜平「…色々複雑なんですねぇ、あなた達」

572としあき:2021/08/25(水) 22:38:54
馬耶「私は《No.75 惑乱のゴシップシャドー》の効果発動、このカードとエクシーズ素材を《No.85 H-Cロンゴミアント》のエクシーズ素材にする!」
対戦相手「げーっ!」

湯納「……先攻1ターン目であそこまで行けるんですね」
遊大「出された時ってどうすればいいのかなアレ」
湯納「《エクシーズ・オーバーディレイ》が一番現実的でしょうね。《深淵の宣告者》はロンゴミアント以外に闇・戦士がいる場合が殆どですし」
遊大「よく対策カードぱっと出て来るよね湯納さん」
湯納「まあ特定の相手にメタ張って大会出ることって結構ありますからねえ」
遊大「ところであの対戦相手誰なの」
湯納「対戦相手への罵倒が日常茶飯事の問題プレイヤーだそうで、本戦はテレビ中継されるから予選で落としておいてほしいんだとか」
遊大「あー…」

573としあき:2021/09/04(土) 21:53:28
としあき・湯納「ラッシュデュエル!」
アウナス「……いきなり何を始めてるの?」
としあき「この百年将棋にはきっとまだ秘密が隠されてるんやな」
アウナス「こんなまがい物に大金はらった心理が謎ね」
としあき「泣きそうやからやめて。きっとデュエルと将棋を同時にする…将棋ラッシュデュエルをすることで未知なる道を開けるんやな」
アウナス「で、なんでユノーはこんなことに付き合ってるの?」
湯納「ラッシュデュエルの大会も増えつつあるので、ラッシュ用のデッキが欲しくなったので買いに来たら」
としあき「ラッシュデュエルと将棋を同時にできるんは湯納くんくらいやから頼んだんやな」
アウナス「……そもそも将棋ラッシュデュエルって何?」
としあき「デュエルの1ターンごとに将棋も1回指して将棋が終わるまでデュエルを何度も続けるんやな」
アウナス「それで将棋のほうはどうなってるの」
湯納「もうそろそろですよ。私は《伝説の待将MASAKI》2体をリリースして《魔将キメルーラ》をアドバンス召喚!効果で店長にダイレクトアタック!」パチ
としあき「それじゃあ僕のターン、《死者蘇生》で《零撃竜ゼロギアス》を蘇生して効果発動。キメルーラの攻撃力を0にして攻撃なんやな」
湯納「……負けましたか。ですが将棋のほうはまだ。そして将棋が続けばデュエルも続いて」
としあき「おっとそうやった」パチ
湯納「え…………ちょ、え……ぁ……負け、ました……」
アウナス「精も根も尽き果ててるわね」
としあき「あ!なんか百年将棋が光りだしたんやな!」
湯納・アウナス「嘘ぉ!?」

隠された力を発揮した百年将棋。はたしてその効力は…

続かない

574としあき:2021/09/18(土) 19:48:50
翠「そう言えば…」
ペコペコさん「はい?」
翠「学生時代はベールとか着けていかにも占い師って恰好してたのになんでやめちゃったの?」
ペコペコさん(ピシッ)「な、なんの話ですか?」
翠「いやだから、あんたの昔の恰好。いつやめたんだっけ?あれ」
ペコペコさん「いいじゃないですか、その話は」
翠「似合ってたのにね」
ペコペコさん「…若気の至りですよ」
竜平(…この二人、なんだかんだどっちも中二病拗らせてますねぇ)

575としあき:2021/09/22(水) 22:34:52
馬耶「転生したらデュエルモンスターズだった件について」
奏「勇者トークンのこと?あれ便利よね」
馬耶「私も早速デッキに投入し回し方をマスターした…そして!」
奏「…なにこれ?」
馬耶「自作の勇者トークンのカードを作った」
奏「無駄に絵に気合が入ってるんだけど…」
馬耶「前世の私を再現したらこうなったのだ。おそらく異世界に転生したことで我が前世の力が…」
奏(武勇伝ルートに入ってしまった…)
馬耶「そして奏のトークンも作っておいたのだ!」
奏(ソリッドヴィジョンでファンタジー衣装の自分を見るのって一種の羞恥プレイよね)

576としあき:2021/10/09(土) 22:23:37
クロキ「ダイノルフィア…がけっぷちのライフから強力な爆発力を発揮するテーマでスカ」
刑部「組むんで?」
クロキ「試運転しないと本格的に使うかどうか決めかねますが…科学ときゅりゅうが融合してる感じが気になるところデス。恐竜の生体パーツを使ってるのか?それとも恐竜の遺伝子を組み込んでいるのか?」
刑部「とはいえ神の○○系罠を容赦なく使ってけるのはアピールポイントですかねえ」
クロキ「最大のロマンコンボはホープONEでライフを10にしてさらにライフを半分支払いライフ5にすることで《走魔灯》で4枚ドローでスネ。まあ事故率を考えると本当にロマンでスガ」
刑部「既存の恐竜カードを組み込みやすいのもポイントですね《幻創のミセラサウルス》で耐性を付与できる」
クロキ「《魂喰いオヴィラプター》ならばサーチもできますしダイノルフィアが持つ破壊時の効果も使いやすくなりマス」
刑部「《同胞の絆》を使えばモンスターを並べやすそうですね」
クロキ「罠を大量採用するため《天獄の王》で守っておきたいところでスカ」
刑部「ライフを思いっきり減らしやすいから《イタチの大暴発》で相手モンスターの全バウンスも狙いやすい」
クロキ「罠カードは墓地から除外してダメージを遮断できるので耐久性もありそうでスネ…罠カードで耐え忍ビ、チャンスを待って一気に叩き潰ス!というのがコンセプトでしょうか」

翠「…何してんの?」
刑部「ネタがあまり思いつかないんで」
クロキ「カード考察でもしてみようカト」

577としあき:2021/10/30(土) 23:09:46
濡羽「ハッピーハロウィン!」

遊大「リーダー、張り切ってるね」
石屋「毎年このために大量のお菓子を買い込んでるくらいだしね」
那須「プロフェッサー全員参加はいいのですが…」

マシュマロン「……」

遊大「あれは誰?」
湯納inマシュマロン「私です」
遊大(マシュマロンの口から湯納さんの上半身だけ出てきた!?)
那須「これを仮装というのはかなり苦しい気が」
湯納「いいんです。作るのも、演技も楽ですからこれ…あ、私そろそろデュエルしにいくので…」
石屋「…上半身出したまま移動していっちゃった」
那須「ネオエクスデスみたいな形態になってますね…」

近神「トリック・オア・トリート♪」
遊大「!?」
石屋「近神さんは砕光のエスパレイドか」
那須「あなたは絶対そういうのやると思ってましたよ!こっち来て!別の衣装用意しときましたから!」
近神「え、ちょ、ちょっとそんな…あぁ〜…」

近神inエクソシスター「……」

遊大「……そしてまあなんとなく誰かわかるんだけど、あの暗黒騎士は」
馬耶「私だ」
那須「こんな姿のモンスターいましたっけ?」
馬耶「勇者トークンとなった私だ」
石屋「もはやモンスターですらない」

578としあき:2021/11/03(水) 23:14:55
菫「ターン開始時に手札が5枚になるようにドロー…ただし5枚以上ある場合1枚だけドローができる…」
棗「姉さんはさっきから何してるの?早く寝ないと体悪くするわよ」
菫「ああ、ラッシュデュエルの研究。教えられるようにしとけば稼ぎもよくなるしね」
棗「そっか、姉さんは働き者だねぇ」
菫「あなたはどうなの?いいところ見つかった?」
棗「姉さんの発明品売るので手一杯よ…ラッシュデュエルの実戦なら付き合うけど」
菫「それじゃ、明日お願いね。エースブレイカーも買ったし、試してみたいことが色々あるのよ」
棗「相変わらず姉さんは決めたらすぐなんだから…んじゃ寝かせてよこうなった姉さん止まらないんだから…」

楓「あらあら、なんだかんだ言っても仲良しなのねぇ」

579としあき:2021/11/20(土) 23:27:17
鋼音「鮫の話でもしようか」
ルナイツ「唐突だな」
鋼音「かなりいい強化だった。アビスシャークまじで便利」
ルナイツ「本当に好きだなサメ…」
鋼音「と、いうわけで試運転に付き合って欲しい。ウチで映画も用意しておく」
ルナイツ「ふふ、そっちのほうがメインじゃないか?おれじゃあハルバーティア伝統のデッキとお菓子をもって放課後お邪魔しよう」

580としあき:2021/12/08(水) 20:21:31
竜平「12月ですねぇ」
妖狐「この時期は年末年始に向けて忙しくてかなわぬ」
翠「神社だからね。仕方ないわ」
竜平「そういえば、ペコさんも忙しそうというかお疲れ気味なんですよね」
ペコペコさん「クリスマスが近いですからね。
       独り身に焦った方々を中心に恋占いの需要が高くて…」
翠「繁盛して結構なことじゃない。それはそれとして寒いからってうちの社務所内で店開くの困るんだけど…」
ペコペコさん「いいじゃないですか。毎年のことですし」

581としあき:2021/12/11(土) 21:13:40
鋼音「最近終末ヶ岡が妙にそわそわしているが何かあったのか?
奏「ああ…次の禁止・制限改訂が気になって仕方ないのよ」
馬耶「頼む…魔法使い殿のようにはなりたくない!」

582としあき:2021/12/25(土) 22:35:32
刑部「メリー・クリスマス」
ペコペコ「…どうしたんです」
翠「いやぁ、町内会のクリスマスイベントでサンタ役の人がケガしちゃって代役がいないか?って頼まれたのよ」
刑部「なんで私がこんなことを…」
妖狐(サンタ衣装がバチボコに似合っとるのう…)
刑部「そんじゃあわたしゃ公民館にいってきます」

サンタとして公民館に赴く刑部、しかしその後ろから何者かが付け狙い…?
次回「サンタクロース誘拐事件」

583としあき:2021/12/29(水) 20:16:59
翠「刑部さんが来てない?」
町内会長『というか…刑部君を含めたサンタ役の3人が全員連絡がつかなくなってるんだよ』
翠「わかりました。こっちでも探してみます」
ペコペコ「……」
妖狐「心配せんでもおさべーなら問題なしじゃろう。だからお主は落ち着くのじゃペコペコよ」
翠「……っていうかサンタ3人がいなくなるって何があったの?」

――???

刑部「…んっ?ここは…?」
少女A「キャハハ、ようやく起きたのおじさん?」
刑部「え…?なにこの状況?」
少女B「だめカノンちゃん!このおじさんの袋も箱だけで中身空っぽだよ」
カノン「4人もサンタ浚って何もなし!?おじさん!サンタならお菓子の一つくらい持っててよ!」
刑部「うそでしょ?サンタにカツアゲしてるのこの子達」
刑部(……ってか、腕が縛られてるな…動けない)
カノン「それなら作戦プランBよフミちゃん!サンタを人質に子供会のお菓子を全部要求するのよ!」

そう言って少女カノンはフミとともに部屋を出る。
残された刑部だが、腕の拘束は簡単には解けそうにない

刑部「……なんか話が相当やばいことになってるような…」
おじさんA「あの、大丈夫ですか?」

刑部が後ろを振り返るとサンタの格好をしたおじさん3人。もれなく刑部と同じように腕を縛られている

刑部「あなた方もわたしと同じ誘拐されたサンタさんだったりするんです?」
おじさんA「はい、私は三田」
おじさんB「黒須です」
おじさんC「中井です」
刑部「刑部です。……あの子たちには悪いけどどうにか力合わせて脱出しましょうか」

584としあき:2022/01/01(土) 21:14:13
翠「サンタの誘拐犯から脅迫電話?」
ペコペコ「はい…サンタ一人につきお菓子1kgを要求しお菓子をくれないならサンタに悪戯すると」
翠「まるでハロウィンね…どこにいるかはわからないの?」
ペコペコ「それが見当もつかず…私のサイコメトリーでもどこで誘拐されたかわからないとなると手が出せません」
翠「…公民館には子供たちも待ってるし…仕方ない。専門家に頼みましょう」
ペコペコ「専門家?」
翠「探偵よ。サンタを探してほしいなんてメルヘンな依頼するとは思わなかったわ」

――――

三田「それで、どうするんです?」
刑部「まずは腕の拘束を解きましょう。都合よくガラス片が落ちてますし」
黒須「では私が…でも彼女たちなんでこんなことしたんでしょう?」
中井「どんな理由にせよこれは酷すぎる、解け次第あの子たちには大人の力をわからせなければ」

――――

カノン「脅迫電話は入れたわ。あとは向こうがお菓子を用意するのを待つだけよ」
フミ「でも大丈夫かな…ここのことバレたら」
??「大丈夫よ、この場所は絶対にバレることないんだから」
??「そーそーバレたところでみんな私たちがデュエルで倒しちゃえばいいんだし」
フミ「タクミちゃんサンタのおじさんたちどうしてる?」
タクミ「なんか脱出しようとしてるみたいだよ?無駄なのにね」
カノン「アハハ♪じゃ、ちょうどいい暇つぶしにあのオジサンたちにデュエルで『悪戯』しちゃおっか?」

585としあき:2022/01/08(土) 22:55:50
―公民館―

間藤「サンタを見つけてくれなんて何がどうしたのかと思ったけどそういうことか…」
城戸「警察には?」
町内会長「実はまだ…要求されてるのがお菓子でどう判断したものやら」

翠「被害者はサンタ3人。背格好は刑部さんと似たような感じだと思ってくれていいわ」
ペコペコ「刑部さんが神社を出たのが午後5時、脅迫電話は6時過ぎにかかってきました」

録音した電話を聞かせる町内会長。
間藤は電話を机に置くと少し考え…

間藤「城戸、地図は持ってる?」
城戸「ああ、神社はここ、今いる公民館はここで残りの二人はこことここから家を出てるね」
町内会長「しかしどうやって彼らを連れ去ったんでしょう?無理やり連れて行けば人目につくはずなのに…」

翠(……頼んでおいてアレだけど、情報が少なすぎる!これでどうやって刑部さんたちの居場所を特定するのよ!?)
間藤「手札は揃いました。この事件はワンキル圏内に入ってますよ」
翠「え?」
ペコペコ「もう分かったんですか!?これだけの情報で?」

間藤「事件の場の謎(カード)は2枚。」

《どうやってサンタを人目につかず誘拐したのか?》
《サンタたちはどこにいるのか?》

間藤「手札の手掛かり(カード)は1枚」

《体型》
刑部さんは体が縦にも横にも大きな大男。
ほかのサンタ役も似たような体型。

間藤「さあ、サンタを誘拐した悪い子のところへ行きましょう。」

―??―

黒須「あっ、切れた!」
刑部「よし、後はわたしがすぐに解きますね…」

腕の縄が切れた刑部は残りのサンタ三人の拘束をすぐに解く、しかし扉が開き少女達3人が部屋に入ってきた

カノン「そうはいかないわよオジサン?オジサン達はお菓子が手に入るまでここにいてもらわなきゃ」
三田「君たちは何でこんなことを!」
フミ「……もらえないからだよ。サンタに、プレゼントをね」
黒須「は?」
タクミ「いい子にしてたのに。直前になって『うちは仏教徒だから』ってさ、散々サンタで釣っておいてそれとか意味わかんない」
カノン「だからサンタに復讐するのよ。サンタも、サンタで子供を騙す大人もね!」

デュエルディスクを一斉に起動する少女達。どうやらデュエルをしなければ脱出は不可能そうだ。

刑部「…わたしが一人相手します。二人頼めますかい?」
三田「大丈夫です。実は僕、週刊デュエルの詰めデュエル作成してるんです」
黒須「私はプロ志望だったんです。結局、夢叶いませんでしたがね」
中井「俺は余ったので後ろで応援しよう」
「「「デュエル!」」」

586としあき:2022/01/12(水) 22:30:02
カノン「私は《ラミア》を召喚。効果によりデッキから《蛇龍アナンタ》を手札に。さらに《ブラックマンバ》を特殊召喚!」
刑部「あれはPREMIUM PACK2022の爬虫類カード!?」
カノン「真綿で首を締めるなんてことはしないよオジサン?アナコンダで首を絞められるような酷い目に合わせてあげるんだから!」

カノンの【爬虫類】を相手に今の手札でできる戦術を組み立てる刑部
一方カノンとフミを相手にした三田と黒須は

三田・黒須「うわああ!」LP0
刑部「早!もうちょいもって下さいよ!」
三田「いえ、最近の子供って本当に強いから…」
黒須「手札事故りました」
中井「…これ俺がやらなきゃダメか?」
刑部「もういいや、三人共私が何とかします」
カノン「私に勝つこと前提なわけ?」
刑部「私はボディーガード、そしてサンタさん!刑部竜平…プリメビワールドでは子供に負けたけどあれ以来子供相手だろうが負けないよう戦術を練り直してきた!勝って見せますよ」
カノン「猪塚カノン…私の蛇でその自信も全身の骨もバキバキに折ってやるわ……あとオジサン、その歳でプリメビワールドで遊んだの…?」
三田「ああいうのは子供がやるものでしょう」
タクミ「引くわー」
フミ「そういえばあのオジサンだけ目つきがやらしいよねー」
黒須「趣味は人それぞれですが適切な楽しみ方っていうのがあるのでは」
刑部「ギャラリーまで心折りに来ちゃった!?ちょっと待って遊んだって言っても友人の付き添いでですね…」

587としあき:2022/01/15(土) 22:26:41
間藤「刑部さんが出たのが5時で脅迫が6時。誘拐は一時間の間で行われたことになる。時間帯を考えると無理やり連れようとして抵抗されれば人目に付く。気絶させるにしても刑部さんの体格だと短時間で運ぶのは不可能。となれば答えは一つ…刑部さん達はどこかに誘い出されてその場で捕まえてるんだ」
翠「でもそれだけじゃ」
間藤「あとは残り二人のルートを割り出して三人のルート近くにあって人を監禁できそうな場所。それを考える」
町内会長「ということは…たしか潰れた喫茶店があります!そこですか?」
間藤「いや、そういう怪しい場所じゃない。そんな場所だと来てくれない可能性がある、てことは…」

間藤が足を止め、上を見上げる。そこにあった建物は…

間藤「このマンションの部屋のどこかにいる可能性が高い!」
城戸「だけど…どの部屋だ?一部屋一部屋調べるのは…」
ペコペコ「大丈夫です、マンションなら入るときに部屋番号を入れますねから。それなら私が…」

―マンションmay605号室―
カノン「うぅ…」LP0

フミ「永続魔法《戦場の惨劇》を発動、さらにモンスターをセット!」
刑部「また珍しい戦法で来たな…」
三田「がんばってください!」
刑部(…このデッキ相手になんで瞬殺されたんだこの人)

588としあき:2022/01/18(火) 23:04:30
翠「ペコの苦手なもの、ですか?」
竜平「ええ、まぁ」
翠「…ペコの弱みを握って何するつもりなんですか、刑部さん?」
竜平「言い方ァ! 誤解ですって!? わたしゃペコさんの付き人みたいなもんですからね。
   そういうのも知っておいた方がいいかと思いまして」
妖狐「妾も興味あるのぅ。あのペコペコに苦手なものがあるのかや?」
翠「うーん…まぁ、いいか。私たちの弱みはペコに全部バレてるんだし、お互い様ってことで。
  まずは運動? 運動神経は悪くないんだけどどうしてもね…」
竜平「ああ、そりゃ仕方ありませんわな」
翠「あとは、子供と動物が苦手なのよね。どっちも嫌いではないんだけど何をするかわからないからって」
竜平「これまた仕方ないことですねぇ。わたしの方でも気を付けますよっと」
翠「だから存分にもふもふできる妖狐のことは猫可愛がりするのよね…」
妖狐「妾は犬猫ではないわ! が、事情が事情じゃしの。ペコペコになら許す」
翠「私にはもふらせてくれないのよね、一応主なのに」
妖狐「絶対にお断りじゃ!」
ペコペコさん「あらあら。みんなして、内緒で私の弱みを共有する相談ですか?」
翠「うぇ、ペコ!? いや、これはその…」
竜平「わたしが頼んだんですよ、あなたのボディーガードするためにって」
妖狐「う、うむ。悪いのはおさべーじゃぞ。まったくけしからん男じゃの」
翠・竜平「「………」」
妖狐「そんな眼で妾を見るでない!」
ペコペコさん「そうでしたか。刑部さんが…」
翠「…嬉しそうね、ペコ」
ペコペコさん「そう見えますか?」
翠「…ノーコメントってことにしておいてあげる」
ペコペコさん「それはどうも」
竜平「? 一体どういうやり取りなんですかね?」
妖狐「おさべーはにぶちんじゃのぅ…」

589としあき:2022/01/22(土) 22:49:27
翠「なにこの状況…」

カノン「うぅ…ひぐ、あの、あのオジサンの黒いドラゴンでみんな蹂躙されたぁ…」

中井「聖夜に煌めく竜でダイレクトアタック!」

刑部「させやしませんよ!戦線復帰を発動!墓地から悪魔嬢リリスを特殊召喚!」

間藤「少女が泣いていてサンタ同士でデュエルしてる…?この状況が示すものは…」

三田「あ、町内会長」

町内会長「三田さんと黒須さんも無事でしたか。あのこれはいったい…?」

三田「いや、話を聞いてるとあの子たちも親に嘘つかれてグレちゃっただけみたいだったんで」

黒須「ちょっと度の過ぎた悪戯だと許してあげよう。という話になったんですがあの中井さんがお仕置きするべきだと譲らず…」

三田「言い争ってるうちに刑部さんとデュエルしてその勝敗で決めることにしたんです」

町内会長「…あの、そもそもあの中井さんというサンタは誰なんです?」

翠「町内会長が用意したんでしょ」

町内会長「いえ、私は刑部さんと三田さん、黒須さんの3人だけに頼んだんですけど」

ペコペコ「じゃあ、あの人一体何者なんです…?」

刑部「行け!ディアボロス!崩壊のディザスター・ディザイア!」

中井「くっ…」

刑部「大体、なにがクリスマス…わたしだって、サンタさんからプレゼントもらったことないんですよぉ!」

590としあき:2022/01/26(水) 21:56:58
刑部「あれは忘れもしない10歳のクリスマス!わたしゃ無駄と思いながらもサンタを楽しみにしていた!」
間藤「なんか語り始めたんだけど」
ペコペコ「抑えてたのが一気に溢れたようですね」
刑部「クリスマス当日、親に連れられてドライブ!行先はおもちゃ屋か!?と淡い期待をしていた」

クリスマスの淀んだ思い出を語る刑部
呆れながらそれを聞く間藤とペコペコ。翠と城戸は泣きじゃくる少女達から事情を聴いて彼女たちの行動を咎めながらも相談に乗っていた

刑部「けど辿り着いたのは百年教団の支部!カルト教団でわけわからんお経も聞かされた!」

語りながらも器用にカードを動かしデュエルを進める刑部。
対戦相手の中井は口をはさめないのか黙って刑部のデュエルに合わせる

刑部「それでも帰る時に教団の支部長のオジサンがプレゼントだよって箱をくれた」
間藤「なんだ貰ったんじゃないか」
刑部「家帰ってあけたら中身はまさかの教団のご神体人形(押すと奇妙な声が鳴る)!日本語で表すのが難しい声で鳴く呪われたジャガイモみたいな人形を前にした子供の気持ちが分かるか!」
ペコペコ「凄惨でしたねえ」
刑部「ちなみに現物はこれ!」
城戸「持ってるのかよ」

刑部が懐から取り出した卵サイズの人形は辛うじて人型に見えなくはないジャガイモのようなおどろおどろしいものであった

ご神体人形「繧?≠縲∝ヵ逋セ蟷エ蜷帙□繧茨シ」

マンションの一室に空しくこだまする人形の泣き声。辛うじて刑部の虚無のクリスマスを嘆くように聞こえなくもない

中井「いや…子供時代はアレだったかもだけど、ほら、大人になってからは彼女と過ごしたりとかさ」
刑部「猶更ないんですよそんな思いで!ディアボロス!壁モンスターを攻撃!」

カノン始めとした少女達は涙を流した。刑部が怖かったわけでもデュエルで負けた悔しさからでもない
30超えた大人がクリスマスの虚無の思い出を語る姿があまりにも哀れだったからだ。

刑部「これでがら空き!悪魔嬢リリス、マリス、アリスで直接攻撃!」
中井「……」LP0

刑部の悪魔モンスターによって中井のライフは0になった。ついでに刑部の精神ポイントも0になった。

ペコペコ「きっと、いいことありますよ。いつか。」
ご神体人形「繝峨Φ繝槭う蛻鷹Κ」

591としあき:2022/01/29(土) 21:15:07




間藤「」

間藤
間藤「」
こうしてサンタクロース誘拐事件は幕を閉じた
誘拐犯の少女たちは白波翠をはじめとした大人たちから説教を受けたもののお菓子をもらうことができた。
また、親たちにも嘘をついたことに関しては注意しておくとのことだ。

三田、黒須はその後公民館でサンタ役をやった。
少女に一方的に負けたのが堪えたのかデュエルの勉強を始めるそうだ

中井は刑部に敗北後いつの間にか姿を消していたが…?

そして刑部は…

12月26日、神社

翠「刑部さん、あなた宛てに郵便が届いてるんだけど」
刑部「え?わたしに?珍しいな…」

包装紙の中身は小さなプレゼントボックスと手紙が一枚
『まったく少女に捕まるわデュエルに負けるわ散々だった…!まあ、助けてくれたことに免じてプレゼントを贈ってやろう。お前さんは大人だが特例だぞ?お前が好きそうなのをチョイスしといたからな。来年のクリスマスにはリベンジするから覚悟しておけ! サンタクロースより』

刑部「サンタクロースより…?少女に捕まってデュエルで負けたってもしかして、あの中井さん…」
ペコペコ「本物のサンタクロース…?まさか」
翠「…本物だとしたら刑部さん」
妖狐「クリスマスにサンタを悪魔でボコボコにするとは、今世紀最大の罰当たりものじゃのう」
刑部「まさか…サンタのつもりになって冗談で書いたんでしょ。それよりプレゼントの中身は…」

プリティメビウス・クリスマス特別コスチュームバージョン(限定品)

刑部「…」
ペコペコ「ブフッ」
妖狐「これっ、笑うものではないぞ…じゃがこれは…ヒヒッ」
翠「好きそうに思われちゃったのね」

刑部「あのサンタ…なんつーもんを。あれ?台座にボタンがついてる…なんだこれ」
プリメビ人形「繝励Μ繧√?縺オ縺?℃縺ゅ↓逕溘∪繧悟、峨o縺」縺溘h」
刑部「中身ご神体人形かい!」

サンタクロース誘拐事件・解決

592としあき:2022/02/05(土) 20:57:33
竜平「冬休み、ですかい?」
ペコペコさん「ええ。冬の間は、雪のせいで足元が悪いこともあって翠さんの家に泊まり込みになりますから。
       狐さんや雪女さんもいますし、送り迎えも必要ないので自由にしていただいて結構ですよ」
竜平「はぁ…と言われましてもねぇ」
ペコペコさん「ああ、お給料のことはご心配なく。今まで通りきちんとお支払いしますから。
       一応1日に1回はデュエル神社に顔を出してくださいね。それで出勤扱いということで」
竜平「ありがたいですけど、いいんですかね?」
ペコペコさん「冬の間だけですし。ふふっ、私と一緒ではできないあんなことやこんなことをできるいい機会ですよ?」
竜平「言い方ぁ! 余計に悪い気がするんですがね」
翠「普段こき使われてるんだし気にしなくていいと思いますよ、刑部さん」
竜平「そういう白波さんは浮かない顔ですねぇ」
翠「ペコが泊まり込みになるとうちのエンゲル係数がですね…」
竜平「ああ、それは…ご愁傷様です」
ペコペコさん「楽しみですねぇ、翠さんや狐さんの手料理が毎日食べられるなんて」

593としあき:2022/02/09(水) 22:49:49
シトニー「そういえばアウナスは迷彩柄以外の服を持っていないのですカ?」
ビューネイ「たしかに色んな服は着てますが基本迷彩柄ですね」
アウナス「失礼ね。持ってるに決まってるでしょ?例えば今コートの下に着てるのは」ヌギ

アウナス「都市迷彩よ」
ビューネイ「色が変わっただけでは?」
アウナス「ほかにもタイガーストライプ迷彩やデザート迷彩もあるわね。最近はデジタル迷彩も欲しいところだけど」
シトニー「服、一緒に買いに行きましょウ」

フォルネウス(女子が3人ファッションでガールズトーク……僕はこの場にいていいのだろうか)

594としあき:2022/02/26(土) 20:12:25
尼曽根「服を選んでほしい?」
アウナス「ビューネイとシトニーではファッションの参考にならない……フリフリの服とかおそろいの服とか着せたがる」
尼曽根「それでなんでアタシに頼むんだ」
アウナス「貴女以外にファッション頼める人が思いつかなかった」
尼曽根「……あー……まあ、とりあえずアタシん家で服をいくつか試し…」チラ
アウナス「…」ストーン
尼曽根「服屋行ってみるか」
アウナス「今何を見た?何を見て自分の服を着せるのを諦めた。」

595としあき:2022/03/09(水) 23:14:31
竜平「ペコさんの様子がおかしい?」
翠「ええ。どこか心ここにあらずというか。最近、よくため息もついてますし」
竜平「そう言われてもわたしにゃいつも通りにしか見えませんがねぇ」
ペコペコさん「……ふぅ」

長年の親友である翠だからこそ気づいたペコペコさんの変化。
言われてみると、確かにため息が多いかもしれない。

竜平「何かあったんですかねぇ」
翠「わからないですね。あいつ、自分の事になるとあまり話さなくなりますし。昔からの悪い癖なんですよね」
竜平「とりあえず注意はしておきますよっと」

深夜―――

????『神託である。我が声を聴くがいい、依り代たる娘よ』
ペコペコさん『あなたは……』
????『人類は忌むべき存在である。そのすべてを抹消しなければならない』
ペコペコさん「何を言って……」
????『我を受け入れよ。お前にはその資格がある』
ペコペコさん『う…ああ……』
????『人類を消し去り新たな百年王国を築くのだ』
ペコペコさん「い、いや……はっ!?」

自室のベッドで眠っていたペコペコさんが飛び起きる。
ひどい寝汗をかいていた。
玉のような汗がペコペコさんの美しい顎のラインを流れていく。

ペコペコさん「またあの夢ですか…」

先日から繰り返し見るようになった夢の中で、ペコペコさんに語りかけてくる謎の存在。
その声は日に日に大きくなっていた。

ペコペコさん「私の身に一体何が……。一度、翠さんに相談した方がいいかもしれませんね」

 遊戯王may
〜百年王国編〜

その日、盲目の占い師は人知れず失踪した―――。

596としあき:2022/03/19(土) 02:45:15
ペコペコさんが姿を消したその頃…。
日本海のどこか―――。

チェイサー01「監査、海上警備は自分達の管轄外なのでは?」
チェイサー05「01の言う通りっしょ。俺ちゃん、潮風って苦手なのよね」
デュエット「私達のボディは防錆処理もされているはずですよ」
紫苑「うるさいぞ、お前達。すでに説明した通り、今回の任務は自衛星と合同での決闘海賊の取り締まりだ。
   DPDの水上・水中用オプションパーツ…通称アクア装備の試験運用も兼ねている」
東雲「稼働データを蒐集して、より安全性を高めたいのよね」

チェイサー01と05、オペレーターのデュエット、それに東雲を連れた紫苑は自衛星と合同で海上保安任務に就いていた。
なんでも、最近この付近の海上で決闘海賊が出るというのだ。

自衛星「チェイサーズの協力に感謝する」
東雲「海賊が出れば、アクア装備の出番なわけだけど治安維持の観点からだと出ない方がいいのよね」
紫苑「被害に合っているのは、主に偽造カードや海外流通のみのカードの密輸を行っているグールズの船だ」
チェイサー05「グールズの船を対象にしてんなら、むしろいいんじゃねぇの?」
チェイサー01「そういうな、05。誰が相手であろうと海賊は海賊だ。治安維持のために、取り締まらねばならない」
紫苑「01の言う通りだ。その海賊がいつ一般の船を襲うとも限らないからな」
デュエット「海賊船の目撃証言では、なんでも巨大な飛行船に吊られた大型帆船とのことです」

現在、紫苑達を乗せた船はグールズの貨物船に偽装し海上を航行している。
決闘海賊を誘き出しアクア装備のチェイサーズと自衛星で確保するという作戦だ。
霧の濃い日だった。波は穏やかだが、かえってそれが不気味でもある。

チェイサー05「本当に出るのかねぇ、決闘海賊。俺ちゃん、海に入りたくないんだけど」
東雲「05さぁ、そういうのはフラグっていうのよ」
デュエット「レーダーに感あり!トランスポンダー応答なし。未確認の船舶です」
紫苑「…05に言う通りお出ましというわけだ」
チェイサー05「うぇ、俺ちゃんのせい!?」
チェイサー01「海賊の取り締まりが自分達の任務だ」
自衛星「思いのほかはやく出番が来たな」

霧の中に浮かび上がった巨大なシルエット。
大航海時代の帆船を思わせる船体、そのさらに上には長大な飛行船のようなものが見える。
噂に聞く、決闘海賊の船だった…。


次回、遊戯王may〜百年王国編〜
「決闘海賊クイーン・エメラル」
デュエルスタンバイ!

597としあき:2022/03/26(土) 23:09:00
アウナス「ラビュリンスについてだけど」
湯納「意外ですね。興味あるんですか?」
アウナス「いや、なんかこのモンスターどこかで見たような気がするのよ」
湯納「はて、いったいなんでしょう…?」

ビューネイ「アウナス!今日こそ私とアクションデュエルを!」
アウナス「答えがやってきたわね」
湯納(そういえばイラストの騎士もなんとなくアウナス感ありますね…)

598としあき:2022/04/02(土) 23:33:49
焔「…………」
湖「さっきからデッキの前で座禅組んで何やってるの?」
泉「エクソシスターの構築世界に入るんだって」
湖「珍しく炎属性以外のカード買ってきたと思ったら何してんの」
泉「六花の方は声が聞こえてきたって言ってたわ」
湖「それは聞こえちゃいけない声じゃない?」

599としあき:2022/04/09(土) 23:19:59
アクア装備を付け海賊船へと接近していくチェイサー01、05と自衛星達。
しかし、海賊船からの抵抗はなく不気味な沈黙を貫いている。

紫苑「妙だな。01、05、罠に警戒しろ。自衛星は連携して周囲を警戒を怠るな」
01『01、了解』
05『あいよー』
自衛星『周囲に敵影なし』

結局何もないまま、01達は海賊船へと乗り込んでいく。
人間用に作られたであろう海賊船の船内はDPDにとっては少々手狭であった。
そして…。

???「待っていましたよ。百年教団を打倒した、機械仕掛けの勇者達」

海賊船の船長室。
そこで待っていたのは…。

東雲「この少女は…」
紫苑「デュエット、どうなっている!?」
デュエット「データベースと照合完了。外見データは元百年教団幹部『メイ・テール』と一致して…いえ、1点違いがあります!
      海賊船内の少女には顔に大きな傷があります」

01達から送られてくるリアルタイム映像。
そこに映っていたのは、海賊のような衣装に身を包んだメイ…とそっくりの少女であった。

???「あなた達を待っていました。私の名はエメラル。クイーン・エメラルと人は呼びます。さぁ、私とデュエルをしましょう」

エメラルと名乗った決闘海賊の少女とメイの関係は?
紫苑達は混乱の中にあった…。



一方、翠と竜平は失踪したペコペコさんの行方を捜していた。

翠「また派手にやられましたね」
竜平「グーじゃなかっただけマシなんでしょうねぇ」
翠「あめはペコのことになると見境なくなるから…許してやってください」
竜平「いやぁ、あめさんの言う通りなんでね。ボディガードなのにペコさんの変化に気づけなかったわたしのミスですよ」

ペコペコさんの失踪を知ったあめは、デュエル神社の境内で竜平に思いっきりビンタを見舞ったのであった。

あめ「刑部さんがついていながら、なんでペコ姉が行方不明になんの!」

それはある意味、竜平のことをあめが信頼していたということでもあった。
それを竜平は図らずも裏切ってしまったのだ。
芸能活動を休止してペコペコさんを探すと言い出したあめをなんとか翠が宥めて、とりあえず仕事に行かせている。
なにかわかれば逐一報告する、という条件で。
そして今は、チェイサーズや楓の協力の元、
ペコペコさんが失踪した日の防犯カメラの映像を治安維持局にてチェックして貰っているのであった。

翠「ペコが杖も持たずどこかに行くなんてこれまでありませんでした」
竜平「白波さんの感じていた違和感といい、なにかあったと見た方が良さそうですね」
楓「見つけたわ。これ、ペコペコちゃんじゃないかしら?」

デュエットが不在のため、代わりに治安維持局に集まった防犯カメラの映像データを分析していた楓から報告の声があがる。
映像には、杖を持たず能力も使っていないにも関わらず、
確かな足取りですらすらとどこかを目指して歩いているペコペコさんの姿が写っていた。

翠「ペコの目が開いている…あり得ない…」
竜平「確かに、ペコさんが目を開けてるところって見たことありませんね」

ペコペコさんは普段から滅多に目を開けることはない。
少なくとも翠が知る限り、例外はよほど驚いた時くらいでずっとそうであった。
そのペコペコさんが目を開けて健常人と同じようにふるまっている。
彼女に身に何かが起こっているのは間違いなかった。

イングラム「しかし彼女はどこに向かっているんだろう?明らかに目的があるとしか思えない移動をしているが」
エリザベス「……あーし、わかっちゃったかも」
イングラム「なんだって!?それは本当かい、エリザベス?」
エリザベス「あーし、インちゃんには嘘つかないかんね。ペコちゃんが向かってるのはたぶん―――」

果たしてペコペコさんはどこへ向かっているのか?海賊船の少女は何者なのか?

次回、遊戯王may〜百年王国編〜
「Sin決闘物語 100年女王」
デュエルスタンバイ!

600としあき:2022/04/16(土) 23:41:28
間藤「タイムカプセルですか?」
男「小学校の時に埋めた物なんだがな……どこに埋めたかわからなくなってしまったんだ

城戸「流石に手がかり無しじゃ…」
男「いや、実は埋めたのはクラスでもクイズ好きな奴だったんだよ。同窓会の時に謎解きになればいいってあの時は盛り上がって急遽そいつ一人で埋めて、埋めた場所を暗号にしたんだが、うん、解けないんだこれが」
間藤「ならそのクラスメイトに連絡を取ればいいでしょう?」
男「……その、実は…同窓会の打ち合わせの時、俺とは別の奴が酒に酔ってそいつの仕事を馬鹿にして大喧嘩になってしまって」
城戸「気まず過ぎて連絡が取れる状態じゃなくなったと。」
男「これがタイムカプセルの暗号だ。小学校に預けてあった物だから俺も見たのはこの間なんだがさっぱりで…」
間藤「そのクラスメイトに謝るのが一番だと思いますが…まあ、やってみましょう。ところでそのクラスメイトってどんな人なんです?」
男「湯納ってやつだよ。クイズとデュエルが好きなやつだった」
間藤・城戸「!?」
決闘探偵・間藤翔の事件簿 File13『湯納とタイムカプセル』

601としあき:2022/04/23(土) 19:12:02
間藤「猪澤さんが僕のところに依頼に来たんですよ。あなたと喧嘩したクラスメイトも謝るって言っているんですから」
湯納『駄目ですね。せっかく考えた暗号のヒントなんてそう安々とは出せませんよ』
間藤「だけど…」
湯納『あとですね…私、忘れてないんですからね。貴方が私をあのイカレ吸血鬼の魔の手から見捨てたことを』
間藤「うっ…」
湯納『探偵なんですし頭を捻って推理すればいいでしょう?小学生が考えた暗号なんですからねぇ!ククク…あーはっはっはっは!』

間藤「……ダメそうだな」
城戸「素直に解くしかないのか」

次の札の共通点を述べよ。
《進化合獣ヒュードラゴン》
《召喚獣コキュートス》
《No.17 リバイス・ドラゴン》

間藤「猪澤さん、湯納さんが埋めてそうな場所に心当たりはないんですか?」
猪澤「3つ…あるな。一つはmay自然公園。あそこでよく遊んでたんだ。大きなケヤキの木があてあそこで木登り競争したことがあるんだ」
猪澤「二つ目はふたば山。小さな滝の近くに洞窟があって、秘密基地作ったんだよ」
猪澤「三つ目は俺たちの担任だった火野先生の家だな。湯納の家から近いから交流があったみたいんだよ」

城戸「三枚の共通点は水属性・ドラゴン族だけど…だから何?って感じだね」

湯納「ふぅ」
遊大「湯納さんずいぶん機嫌いいね」
湯納「自分の暗号で探偵が苦しむのは堪らない快感ですよ。苦しんでる顔を直接見れないのが悔やまれますねぇ…!」
遊大「なんか顔が黒いよ湯納さん…?」

602としあき:2022/04/30(土) 20:45:11
猪澤「暗号の場所が分かったんですか?」
間藤「まあ、小学生が考えた暗号でしたしね…ポイントは問題文そのもの。『次の札の共通点を述べよ。』わざわざカードと書かないで札って漢字で書いていること。つまり漢字に直せって意味」
城戸「三枚のカードの共通点は水・ドラゴン族だからドラゴンを漢字に直して…水竜?でもそれだと」
間藤「漢字に直せは水のほうにも係ってるのさ。漢字で水を意味する氵(さんずいへん)に直して竜と合わせれば…」

氵竜

猪澤「なるほど滝!」
間藤「ふたば山の秘密基地にしていた洞窟近くに滝があるんでしょう?早速行きましょう」

外に出る準備をする間藤と城戸、それを見ながら猪澤はこっそり外に出てスマホで連絡を取っていた
そして40分後、ふたば山の秘密基地についた3人は一つの金庫を見つける。金庫には紙が貼っておりその内容は…

金庫の番号は4桁の数字。以下のカードを字を読まずに上から入力せよ。

1桁目《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》《デブリ・ドラゴン》
2桁目《カバーカーニバル》 《エクシーズ・ブロック》 《カオス・インフィニティ》
3桁目《アンデット・リボーン》 《ブービーゲーム》
4桁目《チョバムアーマー・ドラゴン》《ソウル・レヴィ》《グリッド・ロッド》

城戸「また暗号かよ!どんだけ暗号好きなんだあの人!」
間藤「……この暗号。もしかして…」

603としあき:2022/05/14(土) 22:04:20
金庫に貼られた暗号の紙を見つめながら考え込む間藤。
城戸と猪澤も暗号の答えを考えるが全くわからない。

城戸「今度はカードに共通点らしいものが見当たらないな…」
猪澤「読まずにとは……字は読まなければ意味がないし」

間藤「あ、開いた」
城戸・猪澤「ええ!?」
間藤「字を読まずに。つまりカード名から単体では読むことのない『・(ハイフン)』『ー(長音符)』のみを抜き出して並べろってこと」
・・・・・
ーーー・・
・ーーーー
ーー・・・
間藤「これで暗号といえばあれしかないでしょ」
猪澤「モールス信号!」
間藤「上から5817で金庫のパスワードの完成さ」
城戸「それで、金庫の中身は?まさかまた暗号じゃ」

《ろまけふきこ》-《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》

間藤「まさかまた暗号。だけどこれが最後。この事件は既にワンキル圏内だ。事件の謎は二つ。」
《この暗号の答えは?》《この暗号の目的は?》
間藤「暗号の答え合わせ。の前に……猪澤さん。本当のことを話してもらいますよ?」

604としあき:2022/05/21(土) 21:59:00
湯納「おや?」
間藤「……」
城戸「……」
猪澤「……」

湯納「わざわざ私のところに来るとはどうしました?暗号のヒントなら」
間藤「最後の暗号は本来の文章を特定の数だけずらすシーザー式暗号だろ?エグゼクティブ・シーザーのランク分、6文字ずらせば」
《ゆのうにあえ》
湯納「よもや3つの暗号をすべて解いてしまうとはさすがは」
猪澤「湯納、ちょっと」
湯納「どしたの猪澤」
猪澤「すまん、全部ばれた」
湯納「え」
――――
城戸「全部でっち上げ!?」
猪澤「いや、小学校の時の同級生で友達なのは本当なんだけど同窓会は実は来年で…」
間藤「吸血鬼から見捨てた僕に仕返ししたくてこんなことをするとはね」
城戸「じゃタイムカプセルとあの暗号は?」
間藤「暗号の印刷されたインクの状態が良すぎた。紙は古い紙を見つけてそれに書いたんだろうけどうかつだったね。」
湯納「く…三日三晩考えた暗号を小学生の時に考えたことにして小学生が考えた暗号が解けないという苦しみを味合わせてやろうと思っていたのに…」
城戸「律儀に解ける暗号用意しなくても…」
湯納「それだとフェアじゃないでしょう!」
間藤「同級生けしかけて嘘の依頼をさせるのはフェアなのだろうか…」
湯納「ばれては仕方がありませんね。こうなったらデュエルでかたをつけましょう!」
間藤「まあ、元はといえば僕の身から出た錆だけど、なんか釈然としないなこの流れ」

「「デュエル!」」

605としあき:2022/05/28(土) 23:02:12
城戸「……」カタカタ
デュエルは即座に終わった。
正直言って天罰というべき手札事故によって湯納さんは瞬殺。
まあ、精神性の問題で勝負は見えてた面はあったけど…

間藤は吸血鬼の件に関して謝ったため今回の件はお互い水に流すことで解決。

猪澤さんによるとタイムカプセルに関しては最初から別の場所に埋めてあるそうだ。

城戸「今回のレポートはこんなところかな?」
間藤「まさかこんな手の込んだ仕返ししてくるなんて」
城戸「猪澤さんが話してたけど小学生のころから仕返しはやるタイプだったそうだよ」
間藤「まああの暗号はちょうどいい暇つぶしにはなったけどね」

一方そのころ……
湯納「今回はあっさり解かれましたが今度は超絶難度の暗号を仕掛けてやりますよ…くっくっく」
遊大「変な方向に真面目なんだよなこの人…」

――――

間藤(この時は思ってもいなかった。1か月後に今度は本当に湯納さん達のタイムカプセルを探すことになるななんて……血生臭い事件とともに)

湯納のタイムカプセル・完

606としあき:2022/06/25(土) 22:19:57
まりん「なにこれ…」

休日。一人でこっそりVRセンターでプリメビ:ワールドにログインしたまりんは驚愕する。
プリメビ:ワールドはログインするとプリティメビウスの舞台となっている街の中央広場なのだが、その広場がまるで戦場のような状態となっていた。
建物から黒煙が上がり、あちこちに瓦礫が散乱。そしてログインしたプレイヤーを人形のようなデュエリストが襲撃していたのだ。

人形兵「ダイレクトアタック」
モブ「きゃー!」LP0

呆然としているまりんの横に人形兵に倒された同年代くらいの少女が吹っ飛んで倒れこみ、光の粒となって消えた。おそらくは強制ログアウトだろう

人形兵「デュエリスト発見」
まりん「なっ……来る気!」

まりん・人形兵「デュエル!」

カードショップmayと愉快な常連たち
第X話「電脳深部からの刺客」!


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