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鏡の世界の迷子の旅路 無断転載

464 小閑者 :2019/01/25(金) 22:04:02
 詮無い事かと気持ちを切り替えるために制止させていた画像を再生させたところで、素朴な疑問を覚えたクロノはそのまま恭也に問い掛けた。

「これ、僕の目で捉えられる動きって事は、スピードじゃなくって技能で躱してるんだよな?」
「そうなるな」
「フェイント無しでスピードだけで躱す事も出来るのか?」
「今のところ、一対一であれば問題無いだろうな」
「・・・複数人なら被弾する可能性があると?」
「躱す空間が無ければ詰むからな。飽和攻撃と言うか、俺の逃走距離をカバー出来る範囲の『面』を弾丸で作れるだけの人数が居れば被弾する」
「そりゃあそうだろうね。理屈通りだよ。序に言うなら、『面』さえ出来れば人数は関係ないじゃないか。
・・・あれ?こないだフェイトが、フォトンランサー・ファランクスシフトを躱されたって落ち込んでなかったか?」
「・・・ああ、あの時の。
 あれは惜しいところまで行っていたんだが、弾幕にムラがあったんだ。範囲外に逃げられる事を危惧して効果範囲を広げたんだろうが、弾数が変わらんから反比例して密度が下がった。その隙間に滑り込んだだけだ。
 どうせやるなら、躱せない密度にするべきだったな」
「それが出来ないから苦労してるんだと思うんだけど・・・。いや、多少密度が下がっても躱せるものじゃないとツッコむべきか、元々発動してから逃げようとしても範囲外まで逃げられる程に発動速度は遅くない上に範囲も狭くない魔法だった筈だと言うべきか・・・」

 対恭也用に特化させてしまうなら、威力を落として範囲と密度を上げるのが正しいのだろうが、そうしなかったのはフェイトなりのプライドだったのだろう。

「ところで、さっきは複数人が相手でもフェイントだったら対応出来るような言い方だったけど、飽和攻撃が来たらフェイントじゃあ躱せないんじゃないのか?フェイントって、正確には『躱す技術』じゃなくて『的を絞らせないための技術』だろ?」
「そうだな。
 だが、目で追える程度のスピードの相手に飽和攻撃など心理的にそうそう選択しないだろう。特に、魔導士の常識とプライド的に、攻撃魔法も使ってこない上に銃火器ですらない原始的な凶器を振り回しているような相手に全力など出すまい」
「いや、そもそも初遭遇の敵と対峙したら相手の手の内が分からないんだから、魔導士でなくても普通は様子見から始めるだろ」
「それもそうか。
 仮に保有魔力量が豊富であっても有限である事に違いはないから、一人で弾幕を張れる奴でも出合い頭に無駄遣いになる可能性の高い弾幕打ちをしてくる事なんてそうそうはないと」
「だけど、躱され続ければ直ぐに意地になって全力出してくるだろうから本当に最初だけじゃないか?」
「初手から全力で仕掛けてこなければ、距離を詰めるまでの時間は得られるから単独の相手なら問題ない。
 複数だとしても、人数と技量にも因るだろうが、何人か沈めれば弾幕を張ること自体が出来なくなるだろうからそれで十分だろ」
「・・・本当に君は初見殺しとしては凶悪だよな」
「そうでもないだろ。逆に多少人数を減らされても弾幕が張れるほどの人数や技量がある集団が相手なら、逃走せずに対峙した時点でアウトだし」
「それでもだ。
 相手の陣容が分かるほど接近出来る事も、しておいて『逃走』を選択出来る事自体もおかしいからな?」
「後は、俺の戦闘方法が知れ渡っていて最初から弾幕を張ってくるとかな。
 まぁ、これに関しては、広範囲に高威力の攻撃魔法を無差別にばら撒く様な自己顕示欲が肥大した実力者という腹立たしい奴も居るかもしれんから俺の知名度に関係なく油断は出来ないんだが」
「可能性を論じ始めると身動き出来なくなりそうだけどな。それに知名度に関しては難しい所だ。隠蔽にも限界はあるし、知名度そのものは抑止力の効果もあるからね。
 それに、『距離を詰める事』と『制圧する事』がイコールで結べると言い切れるのは君くらいなものだよ。短期決戦になるから後回しにされた者でも戦闘中に君の特性に気付けるかどうかすら怪しいし」


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