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絶対服従

108名無しさん:2015/04/15(水) 10:22:44
北丘大柔道部主将の武本猛は、西丘大柔道部の一年生達の前で笑い者にされていた。
白ブリーフと赤い首輪だけを身に付けたガチムチのゴリラみたいな野郎が、男臭い顔を真っ赤に染めて恥ずかしい挨拶を述べる姿は、西丘大柔道部の一年生達を爆笑させた。
加えて、武本が自分達よりも四つも年上である事、ライバル校の主将である事、男として自分達よりも遥かに格上である事などが一年生達の優越感をくすぐり、一年生達は言い様もない心地良さを感じていた。
「いいぞ!!もっとケツ振れよ!!」
「バーカ!飯の最中に、そんな汚いケツを見せんなよ!!包茎ゴリラ!!」
「ギャハハハ。あれでも北丘大の主将だってよ!情けねぇよなぁ。」
普段は先輩達に怒鳴られ、武本までとは言わないが先輩達のパシりや雑用を押し付けられている一年生達は、ここぞと言わんばかりに武本を罵り、野次り、罵倒しては日頃の憂さを晴らしていた。
「良かったな、包茎ゴリラ。お前のケツ踊りは一年達に馬鹿ウケだぜ!」
一方、武本を一年生達の笑い者に仕立てた張本人である西丘大柔道部二年の野川は、一年生達の予想通りの反応に満足しながら、武本の羞恥で赤く染まっている男臭い顔をニタニタ眺めていた。
「くっ!!・・・は、はい、野・川・様。」
野川に馬鹿にされた武本は、一瞬だけ野川に対して怒りを感じ、憤怒の顔を見せたが、今の武本には野川を睨み付ける根性も野川に逆らう体力も気力も残っていなかった。
武本は、屈辱と羞恥で男臭い顔を真っ赤に染めながらも、年下の野川を野川様と呼び、まだ幼さが残る一年生達の前で惨めで滑稽な余興を披露しなければならなかった。
勿論、武本は島村や加藤の命令や仕打ちに対しても屈辱や羞恥を感じていたが、年下の野川や一年生達に不様で惨めな姿を晒すのは、また違う屈辱や羞恥を武本に与え、武本の男の矜持を著しく傷付けていた。
「まぁ、島村先輩の指示でフルチンには出来ないけど、黄ばんだ白ブリってのも変態ぽっくって良いかも知れねぇな。」
西丘大の一年生達に白ブリーフのデカケツを突き出しケツ踊りを披露している武本をニタニタ眺めている野川は、武本をフルチンに出来ない事に多少不満だったが、武本の情けない姿に目を細めていた。
「おい、包茎ゴリラ!!ケツ踊りばかりじゃぁ芸がねぇぞ!ゴリラらしくゴリラの真似でもしろ!」
そして野川は、包茎ゴリラと命名されている武本にゴリラの物真似をする様に命じた。
「は、はい。野、野川様・・・。」
武本は、屈辱に肩を震わせながらも野川に返事をすると、ケツ踊りを止めて、太い両腕を畳に付いた。
そして武本は、身体を少し前屈みにし、デカケツを浮かせた態勢で本物のゴリラの様に歩き出した。
「う、ウホッ。・・・ウホウホ。ウホッ!」
ゴリラの様に歩き出した武本は、これまたゴリラの様に吠え、食堂の中をウロウロと回り始めた。
白ブリーフ一丁で赤い首輪を嵌めた武本がゴリラの真似をする姿は、まるでサーカスで調教された獣の様だった。
そして、その不様で滑稽な武本の姿は、食堂に居る全ての西丘大柔道部員達を爆笑させた。
「ガッハハハ、犬の次はゴリラかよ?!北丘大の主将は動物の物真似も得意なんやなぁ!!」
「ギャハハハ。ゴリラそっくりって言うか、ゴリラそのものだぜ!」
「白ブリ穿いたゴリラかよ?!ホント良くやるぜ!!ガッハハハ。」
西丘大柔道部員達の下品な笑い声や野次が飛び交う中、武本は恥辱と羞恥に肩をプルプル震わせながらも、ゴリラの物真似を続けていた。
「ウォォォォォ!!」
武本は、ゴリラの様に雄叫びを上げて分厚い胸板を叩いたり、ゴリラの様にデカケツをボリボリ掻きなから愛嬌のある仕草をして見せては、西丘大の部員達を笑わせていた。
そして、食堂で西丘大柔道部員達の下品な笑い声が響く中、合宿四日目の夜は緩やかに過ぎて行った。


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