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『Expansion Mermaid』 河豚の人魚

1NoName:2018/09/04(火) 22:09:26 ID:ULPxw1ZQ
とある南のどこかにある、清らかで美しい海。
海の底という素晴らしさと言うか何とやら。
周りには綺麗で美しいサンゴにゆらゆらと揺れる海藻やイソギンチャク、
色々な種類がいて数えきれないほどの魚があっちへとこっちへと泳いでいて、
他にも二枚貝、クラゲ、ウミウシ、タツノオトシゴ、岩にはヒトデやフジツボなど…
と、とにかく全部上げたらきりがないほどたくさんの海の生物がいるのだ。

そして、実際はおとぎ話でしかないだけの生物『人魚』が、この海底に住んでいたのだ。
しかしその人魚は一見普通に見えるが、実は自分のお腹を膨らませるのが得意な変わり者の人魚だった!
そんな変わった人魚が主人公のお話。

初投票となります。多分空いても大体最長3ヶ月おきに更新する…と思うのでどうかよろしくお願いします。
尚、この小説では膨腹はOKですが、破裂などはダメとします。



ジェシカ
ぱっと見ただけだといたって普通の人魚だが、実はお腹を膨らますことができる。
ふわっとした長い髪を肩まで伸ばし、女性らしく豊満な肉付きをした身体、肌の色はやや褐色。
運動神経良好で元気いっぱいだが、こう見えて頭も平均以上、しかし退屈は好きではないようだ。
大きめの乳房に、お腹は何度も膨らませたことあった(?)から、肉を摘めるぐらいぷにぷにしているとか。

2NoName:2018/09/04(火) 22:10:34 ID:ULPxw1ZQ
ジェシカは今、大きな岩の所ですやすやと眠っていたところだ。
彼女の周りには二人の子供の人魚が物珍しそうな顔でこちらを見て、またお互いの顔を見てこんな話をしていた。
「あ、河豚ねーちゃん!おーい」
「あれ?まだ寝ているのかな?そうだ!…あたしいい事思いついた」
「いい事って?」
まだ微睡み中の彼女はもたれていた岩からいつの間にかずり落ち仰向けに眠っていたようだ。
やがて頭を少し上げ、ゆっくりと眠気眼で自分の腹部をのぞいてみてびっくり。
「う〜んお腹が重い…って、わ!何これ!?」
彼女のお腹の上には、海底の砂が山のようにどっさりと積み上げられていた。
「あっ、あんたたちね!人のお腹の上で勝手に遊ばないでよっ!」
「わ、河豚の人魚が起きちゃったー」
「だからその呼び方はやめなさいって言ってるでしょーっ!」

3NoName:2018/09/04(火) 22:11:44 ID:ULPxw1ZQ
その時、ジェシカのお腹の上に積まれていた砂山が崩れ始めた。
ジェシカが自分のお腹を大きく膨らませていたのだ。
何倍にも膨張した彼女のお腹は、砂山を跡形もなく崩したのだ。
そのままの状態で起き上がるジェシカ。
しかし、そのお腹を見た二人の子供人魚はすぐに近づくと、
「わー!やっぱ河豚ねーちゃんはすごーい!」
「お腹ポンポンー、あははは、おへそもおっきい!」
と、ジェシカの大きくなったお腹を突きながら遊んでいた。
「うっ!おほ…な、何してるのよ…つっ、突かないで…あっ、おへそはダメっ…!」
子供たちは彼女の素っ頓狂な声に笑いながらお腹をいじり続ける。
「あっ……もう……!いい加減にしなさーい!」
ジェシカはお腹を揺すって子供たちを振り払いだした。
「わっ!河豚姉ちゃんが怒った!」
「にげろー!」
「ちょっとあんたたち待ちなさいってー!」
そのまま、三人の追いかけっこはしばらく続いた。


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