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特異体質-rebuild

1Unknown:2017/01/31(火) 15:54:29 ID:J7yFmfiU
こちらの初期に書いていたものなのですが、私の方が煮詰まってしまって書けなくなってしまったものをもう一度再構成して書きたいと思い立てました。
多くの方に参加していただければと思います。

・多胎妊娠、それに伴う膨腹、膨乳がメインです。途中産ませてしまってもいいかとは思ってます。
・破裂はなし
・お腹は人間とわかるレベルまで(体育館とかプールサイズはなし)

2Unknown:2017/01/31(火) 16:12:38 ID:J7yFmfiU
登場人物
栞 24歳
168㎝ スリーサイズ83/61/87のBカップ
一樹の妻。
多重妊娠が可能、五ヶ月で胎児を臨月並みに成長させる、性的快感により成長を促進させてしまう体質の持ち主。妊娠によるホルモン量も胎児の数に比例して増えるため、乳腺も通常より成長してしまう。また、多重妊娠をすると妊娠期間が一ヶ月延びてしまう。
(上記の体質は月数が進むに連れて判明)

一樹 24歳
栞の夫。膨乳・膨腹フェチ。

3名無しさん:2017/01/31(火) 23:19:58 ID:???
「おかえり、ねえねえ一樹さん」
仕事を終えて、いざ明日からすこし休みだというある日の夜のこと。
やたらとウキウキした様子で、妻の栞が出迎えて来た。
普段は割とおとなしいから、こうも楽しそうな理由は限られる。
料理の出来が良かったのか、それともなんだろうか。
「どうしたんだい栞、えらく機嫌がよさそうじゃないか」
ストレートにそうたずねてみると、彼女は自慢気な顔をしてからにっこり笑ってこう言った。
「ウフフフ、やったよ一樹さん!赤ちゃんが出来たのよ!」
なんと、実に予想外だ。
確かに栞とは夫婦だから、当然そういうこともしている。
だが、流石にその結果が出たとなるとちょっと固まってしまう。
つい三日前にしたばかりだから、赤ちゃんに負担がかかってないかとか、彼女より自分が気にしてしまうくらいには。
「じゃあ、明日は僕も休みだし病院に行って、ちゃんと様子を見てもらおうか」
「うん、うん!!」
喜ぶ妻を抱きしめ、僕も新しい家族に思いを馳せた。
翌日になって、衝撃の事実を知るとは全く思わずに……。

4Unknown:2017/02/01(水) 14:31:26 ID:OwQeck.c
「3つ子か...」
検診の結果を再び呟いた一樹。
妊娠1ヶ月。
本当にできたばかり....なのだが......

それにしてはお腹が出ているような気がする。気になっていろんな妊婦のお腹の写真と比べてみたが、4ヶ月くらいの大きさだ。3つ子だから大きくなるのが早いのか、それとも妊娠初期はこの程度の大きさなのか、男の彼にはわからないため芽生えた不安が拭いきれない。

───そもそも本当に3つ子なのか

まだ一ヶ月なのにこれほどお腹が出ていると、それ以上いるのではないかと思ってしまう。3つ子の妊婦の初期よりも明らかに大きかった。

「栞〜?明日さ、病院変えて診てもらわないか?」
「うん?どうして?」
愛おしそうにお腹を撫でていた栞は不思議そうに訊ねてきた。
ただでさえ多胎なのに不安にさせることもないかそう思い直し、
「いや、やっぱりいいや。無事に産まれるといいな」
「うん!」
「わっ!お前な....」
不意打ちにキスされた。
「ウフフフ、ねぇ、一樹さん?」
先程とはうってかわって艶っぽい表情に変わる栞。僕の右手を自分の胸に押しあてて、左手を秘部へともっていった。
「今日、欲しいな」
「......赤ちゃんに負担がかからないか?」
「後期になったらできなくなっちゃうし、私なんだか欲しくなっちゃって.....」
「......わかった。ただしゆっくりだからな」

───────────
今のところ、自分的にはこの行為のあとに膨らむ予定はないんですが、どうでしょうか?

5名無しさん:2017/02/01(水) 16:29:47 ID:Rv8Yjxt6
「それじゃあ……ちょっと待っててくれ。調べないと」
負担の少ないやり方とか、そういう物があるはずだ。
それを調べておくに越したことはないだろう。
もし何かあったら、辛いのは自分もだからだ。

しばらくして大丈夫そうなやり方が見つかったので、入浴を終えた栞に伝えておく。
側臥位といって、お互い横向きになって向かい合う形だ。
これなら確かにお腹も圧迫しないし、挿入も浅く済みそうだと思った。
どうせまた風呂には入るが、一旦身体を清潔にしておいた方がリスクは減るだろう。
そういうわけで、自分も一風呂浴びることにした。

「しかし、一気に三人の子持ちかぁ……もっとがんばって稼がないと」
「ウフフ、期待してるよ、『お父さん』!」
そして、風呂から上がったらすぐにベッドイン。
栞も待ってましたと言わんばかりに、僕を抱き締めてくる。
そこまで乗り気とは言えなかった僕だけど、いざ栞の身体が触れてしまうとなんだかんだでヒートアップしてしまう。
なんたって、きっかけは僕が惚れたからなのだ。
肉付きの良い体とかわいらしい笑顔、そしてその快活さに、僕が惚れたからだ。
そんな栞とこうして夫婦になって、そしてついには子供が出来た。
それを想像すると、ますます興奮してくる。
たかぶる気持ちを理性で何とか押さえ込んで、僕は栞にゆっくりと挿入した。
「んっ……一樹さんっ」
「はげしくじゃダメだもんな。ゆっくり動くよ。」
やさしく包み込むように彼女を抱き、僕は動いた。
「んっ……ぅっ��」
「気持ちいいかい、栞?」
「うん、まるで、まるで赤ちゃんが増えちゃいそう��」
「もしそんなことになったら、僕はどうすりゃいいんだい」
「冗談、だけど一樹さんとの子どもなら何人もほしいわ」
ウフフ、と笑う栞。
本当に彼女は、僕をからかうのが好きだ。

────────────────────────────

自分もそれで異論ないですが、あくまで、まだ体質に気づいていない栞の冗談として上記のような台詞を入れさせてもらいました。

6Unknown:2017/02/01(水) 20:22:18 ID:Q3of50Fg
.....また大きくなっている。
もともとBカップで、どちらかと言えば胸は小さい方だと思っていたのだけれど、なんだかここ最近とても大きくなった。妊娠を機に大きくなるのは知っていたけれど、アンダーが+5㎝、2カップ〜3カップ大きくなるのが一般的なのに対し、私の胸はそれ以上になりつつあった。
「アンダーが74㎝....トップが95㎝....だからEカップか.....」
訂正。なりつつあったのではなく、越えてしまった。
一樹さんにバレないように毎日サラシを巻いてるものの、いささかそれもしたくなくなってきた。あまりに張りが強くなったため、少しの刺激で痛いのだ。
夜の行為は相変わらず毎日のように続けてきたけど、近頃は上半身は脱がずに行ってきたため、今までバレなかったがこれから先は無理だろう。

そして気になることがもう一つ。私のお腹だ。
昨日、妊娠3ヶ月の検診に行ったところ、大きすぎると言われてしまった。腹囲は83㎝もある。
次の検診ではエコーを取ると釘を刺されてしまった。
悪阻もあまり重くなく、今日も一緒に寝ることになっている。今日はサイズの合うのを着けて驚かせてやろう。

7名無しさん:2017/02/01(水) 22:40:19 ID:???
「僕、疲れてるんだろうか」
「一樹さんったら、急にどうしたのよ」
「いや、いやその……」
ちらりと、下着姿の栞、その胸元に目をやる。
明らかに、大きくなってきている。
もともとはそこまで大きくなかったから、イヤでも気になってしまう。
思い切って、僕は栞に素直なコメントをした。
「いや……胸、急に大きくなったなって……なんか、無意識のうちに僕の好みを栞に投影して、幻覚でも見たんじゃないかって……」
すると、必死のコメントだというのに栞は大笑い。
「あーっはっはっは!!一樹さん、おっぱい大きい方が好みなの!」
隠しとくのもったいなかったな、と言いながら、栞はブラをはずし始める。
明らかに大きくなったバストを見せつけるように、彼女は身体を軽く揺らした、
栞の思うつぼというか、僕は完全に術中にハマっていたらしい。
彼女の身体を気遣いはしたが、二回戦まではやったような気がする……。

「えーっと、まず、私が謝らねばなりません」
次の検診、なにやら呼ばれて医師の元へ向かう僕。
ちょうど、栞はエコー検査を終えたところのようだ。
開口一番、栞を担当する産婦人科医は、僕に謝罪の言葉を述べてきたのだった。
「ま、待って下さい。栞や赤ちゃん達に何か?」
「まず、4ヶ月にしては大きすぎるのもあるのですが……これを見て下さい」
医師が僕に示したのは、一つのエコー写真。
なんとなく人っぽいように見える影が、1,2,3,4。
「一人、前回までの検診では陰になっていたようです……四つ子、でした」

8Unknown:2017/02/02(木) 14:12:59 ID:???
「栞、その....赤ちゃん、四人いるんだってさ」
帰宅後、栞に医師からの診断を告げた。
「え.....?」
急に顔色が変わる栞。無理もない。
「だから、減胎のことも考えて....」
こんなことはできれば言いたくないが、体のことを考えると言わなくてはいけない。
「い、嫌...だってやっと....」
「栞!」
───だから嫌だったんだ。

その検診からしばらく、栞は倒れたまま寝込んでしまった。彼女が眠っている間もお腹は大きくなり続け、3日後には臨月の妊婦のように膨らんでいた。それに比例して、胸も二周りほど大きくなった。
そんなある日、彼女は腹を押さえて苦しみだした。

9名無しさん:2017/02/02(木) 14:39:58 ID:Tu7tB4Ck
明らかにおかしい。
素人でもそう思えるからには、する事は一つしかない。
僕はすぐさま救急車を呼び、そのまま病院までついて行った。
そして、栞の担当医──山岸先生、というらしい人から、またも驚くべき事実を告げられた。
「我々としても驚くべきことなのですが……まず、あなたの奥さん、栞さんはただの多胎妊娠ではなく、多重妊娠をしています」
「多重妊娠……?」
「通常人間ではありえないことなのですが……週数に開きのある胎児が確認されているのです。それと、もう一つ」
一度話を区切って僕の反応を見てから、山岸先生は話を続けた。
「胎児の成長速度がとても早いのですが、成長具合を見るになにか切っ掛けがありそうなのです。心当たりはありますか?」
言われても何がなんだか、わかりやしない。
ただ、僕はそれ以上に心配な事がある。
「先生、それよりも栞や赤ちゃんは……」
「落ち着いて下さい旦那さん。成長が早いと言ったでしょう。そのきっかけさえわかれば、無事に出産出来ると思いますよ」

10名無しさん:2017/02/02(木) 21:16:27 ID:fsqs2utM
「はぁ…成長が速いきっかけかぁ…」
確かに異常なお腹の成長ではある。
しかし、異常な成長と言っても原因が何なのか見当はつかない。
あれこれ考えてはいるものの、やっぱりきっかけが思い浮かばない。
そうしている間にも、栞のお腹は大きくなり続けた。
栞のお腹はもう100㎝を超えているぐらいにまでなっているのだ。
日に日に大きくなり続けるお腹に、栞はもうお腹の重みで自力では椅子から立つのが難しくなっていた。
もう風呂の時も僕と一緒に入らなければならないだろう。
僕が栞の体を洗ってるときのことだった。
「ますます大きくなってるね、栞のおっぱい」
「うん…」
確かに、大きなお腹の上に乗っかってきているのが分かるほどだ。
風呂から上がった後でおっぱいのサイズを測ってみることにする。
そして僕が栞のおっぱいを洗った後、お腹を洗おうとした時だった。
「…前から思ってたけどさ」
「なあに?」
「栞って、大きなおへそしてるね」
「へっ?私のおへそってこんなに大きいの?」
初めて見た時から栞のおへそが大きいと僕は思っていたが、
3か月後半に入ったあたりからおへそが出てきて、更に大きさが強調されてるように見える。
と思いながらお腹を洗っていたとき、栞のおへそに触れてしまった。
「うっ、はぁっ!」
栞は突然声を上げて感じてしまった。
おへそは皮膚が一番薄くて敏感、しかもこんなに大きなお腹の為、
おへその皮膚が引き伸ばされて感じやすくなっているのだ。
「あっ、ごめん…」
「もう…もっと優しくしてくれる?」
僕はなるべく刺激させないように洗ったが、やはりおへそに触れる度に
「あ…はぁ…う…」
と栞は小声をあげ、その都度思わず動いてしまう。
「お、おい、なるべく動かないで」
「そんなこと言われても…あっ…」
そんな大変な風呂もなんだかんだでようやく終わり、
改めて栞のおっぱいのサイズを測ることにした。
しかしそれとは前に、さっきのおへその刺激によって、
その快感がおへそから子宮へと伝わったことにより、
胎児の成長が更に早まるなど栞はまだ知らなかった。

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一つ設定を追加しますがよろしいですか?

栞のおへそは大きく、生まれ落ちた時のへその緒の瘢痕部が大きいタイプで、
幼少の頃は記憶にこそあまりなかったが結構出ていた。
体の発達に伴い陥没し、先端が見えるか見えないかの状態になった。

やっぱ膨腹スレだからおへそを性感帯の一つとしてみてはどうでしょうか?

11名無しさん:2017/02/02(木) 21:54:07 ID:JfomwwdY
普通は妊婦検診はこの時期二週間に一度なんだそうだが、栞の場合は四つ子で極めて特殊だからということで、毎週検診がある。
山岸先生には、四つ子なのにも関わらず目立った健康問題が出ていないことをまず誉められた。
普通は双子でも、この時期から入院の準備をする人が少なくないほどだという。
「しかし、栞さんでも不安がないわけではありません」
山岸先生は、そう言って僕に説明を始めた。
まず、胎児の成長スピードが早いのは相変わらずな事。
そうなると、子宮にかかる負担が大きくなると言うこと。
つまり、胎児の成長は問題なくても、栞が参ってしまう可能性もあるというのだ。
先に栞が限界を迎える可能性について、僕は心当たりがあった。
お臍がかなり敏感になっていて、何かが強くこすれたりするだけでも辛そうだということだ。
思い切って、それを先生に伝える。
先生はすこし考えて、ある可能性を口にした。
「ふむ……臍というのは人間の体の中でも特に皮膚が薄い場所の一つですから、刺激に関してとても敏感でもおかしくありません。負担を減らすのでしたら……服装を考えるとか、こすれない工夫で何とかなるかもしれません」
そう安堵したその時、別の医師が来た。
「山岸先生、例の四つ子の方なんですが……エコーを見て下さい。まだ4ヶ月半ですよね?」
そういって、写真を山岸先生に渡したのだった。

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それそのものを入れることに異論はありませんが、そこを見せたいからといって何度もやるとキリがなくなると思うので、栞の体が反応する閾値というか、一定の基準を考えた方がいいのでは、と思います。
例えばの話ですが、刺激されるシチュエーション4回につき一段階(5ヶ月で出産可能なら二カ月ぶん?)といったような感じです。

12名無しさん:2017/02/03(金) 03:34:31 ID:53E/k5Fk
「こ………これは……」
「先生……何か問題でも……?」

一樹が訊くと一瞬考えるようなそぶりをしてから、慎重に口を開いた。

「君、これは本当に栞さんのエコーで合っているのだね?」
「はい。取り違えもございませんし、何より当院に4人も身籠っているのは彼女一人……」

「先生……栞に何が……?」

「えぇ……たとえ仮に彼女がいくら特殊な体質だとしてもここまでとは……成長スピードが速いなどという言葉で片付けられなさそうです、落ち着いて聞いてください」

13名無しさん:2017/02/03(金) 04:15:36 ID:RQ03YI9k
山岸先生から、僕に写真が手渡される。
そこには、素人の目から見てもはっきり赤ちゃんだとわかる鮮明な姿が、4つ写り込んでいた。
「えっ……?」
「医者としてはこう言いたくはないのですが……あり得ないことです。ですが、実際に……栞さんが妊娠中のお子さん達は、通常の二倍の速度で成長している、としか言えません」
そんな、あり得ない。
むしろ僕がそういいたいくらいだ。
大きくなっていく栞の胸やお腹に少なからず興奮したというのは、ある。
でも、こんな事になっているなんて……。
「栞さんのほうには、ナースから伝えてもらいます……幸い、健康に全く問題はないので来月には出産になるはずです」

その後、僕は栞の病室へと向かった。
ちょうど入れ違いだったらしく、栞も全てを知ったようだ。
混乱している僕と違って、彼女はどこか明るい。
「一樹さん、私夢があるの。大家族のママになって、私と旦那様でチームに分かれて、子供達と野球どころかサッカーがやりたいな、ってずっと前から」
だから、それが出来るかもしれない身体に生まれたのが嬉しくて仕方ないの、と栞は言う。
「でも、栞、君のお腹が」
「大丈夫、こうやって会話できるんですもの。健康マックスって感じよ」
そういう栞は、僕の手を取ってお腹に触れさせた。
「触ってみて?きっと不思議だから」
言われるままに手を動かす。
だが、僕は甘く見ていた。
今の栞のお腹の鋭敏さを。

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せっかく膨腹メインということで、思い切って次回あたりで大幅延長をやっちゃおうかと思います。
一樹のミスだけでなく、興奮してきた栞自信がエスカレートする形に出来れば自然かと思いまして。

14Unknown:2017/02/03(金) 13:18:55 ID:Gapy04CM
「はうっ」
僕が触れた途端にピクンと体が反応した。そのまま撫でているうちにどんどん息が荒くなってきたのがわかった。
段々お腹の張りが強くなっていくのを感じ、一旦手を止める。
「栞?」
すると僕の手を臍の方に引き寄せて動かし始めた。
「もっとっ....もっと触って....はうっ、ううんっ、んっ」

15名無しさん:2017/02/03(金) 15:15:29 ID:RQ03YI9k
僕はもうやめた方がいい、とは言ったが、栞は聞き入れようとしない。
「一樹……さぁんっ、もっと、もっと……」
お臍に軽く手のひらを押し付けさせるようにしながら、なん往復も繰り返した。
だんだんそのスピードも、僕の手を引く力の強さも上がっていく。
そして、ついには。
「んん、っ、ん〜〜〜〜〜〜〜����������」
その行為だけで、栞はイってしまったのだ。
さすがにたまらず手を離す。
このときはまだ、負担を考えての行動だった。
そして、時間が来たので僕は病室を出た。
出来れば、このまま落ち着いてくれることを祈って。

翌日。
成長が極端に早い以外、特に異常が見あたらず健康とイうことで、栞は一時退院となった。
どうせまた来週には検診があるのだが、病室に缶詰めよりは心理的にいいと先生が考えたそうだ。
一週間の帰宅の後、出産のために再入院することになるらしい。
やっと肩の荷が下りそうだ、と思った僕は、またも驚かされた。
栞のお腹が、明らかに大きくなっていたからだ。

16Unknown:2017/02/03(金) 17:09:55 ID:Gapy04CM
妊娠期間について、設定の方に書き忘れていたので今更な感じがしますが、一応多重妊娠がなければ通常通り10ヶ月(ただし、成長速度は2倍)、一人増えるごとに1ヶ月ずつ延長されていくという感じで考えてます。

また、そろそろ胎児の数を一気に増やしてしまってもいいのかなと思っています。
これまでは影になっていて、ほぼ胎芽の状態だったが、栞の暴走によって急成長、超多胎妊娠を遂げてしまう、という感じで考えてます。

設定の追加等、アイデアは自由に加えていってくださって構いませんので、思いのままにどんどん膨らませてください。

17名無しさん:2017/02/03(金) 17:55:45 ID:ehApkIGQ
ではとりあえず、個人的に考えたルールとして
・現在四つ子なのであと増やせるのは今回は4人(8つ子)まで
・今回の出産で栞の子宮のキャパが上がる
というのを思いついたのですが、どうでしょうか?

あと、限界も決めておきましょう。
人間に見える範囲とunknownさん自身で最初に決められている以上、あまり羽目をはずすのも良くないとは思いますし。

18名無しさん:2017/02/03(金) 22:38:09 ID:53E/k5Fk
「栞………おまえ……」

入院から帰った日のベッドの中、明らかに大きくなった腹を抱え、幸せそうに微笑む栞。

「なーに?ちょっとおっぱい大きくなりすぎちゃったかな……赤ちゃん4人もいるから……」
「それもだけど、おまえ……昨日より明らかに腹大きくなって………」
「うーん、そうかなぁ。あ、また蹴った………!」

栞が気付いていないはずはない、たった1日しか経っていないのに、彼女の腹は一回りか、下手をすればふた回りほども膨れ上がっていたのだ。
いや、もしくはこれまた膨れ上がった爆乳の陰で麻痺してしまって、彼女は本当に気付いていないのか……

「おっぱいね、今朝測ったらね、Fカップになってたんだよ?喜んでくれる?はぁ〜、一樹さんとも一緒にいられて、その上たくさんの赤ちゃんにも恵まれて、私幸せだよ……」
「あ、あぁ………」

彼女の爆乳は魅力的だが、どうしてもそれ以上に彼女の巨大な腹に目を奪われてしまう。
風船のようだなんていう生易しいものではない。確実に生命を宿し、破裂寸前なほどに満ち満ちている体があるのだ。

「ねぇ、一樹さん……せっかく退院できたんだし………ね……」

そう言って張り詰めた体を寄せてくる彼女。

「お……おい……さすがにやめておいた方がいいんじゃないか……」
「でもね、ずっと我慢してたんだよ……もう一応安定期らしいし……」

そういう彼女の膨れ上がった腹が手に当たる。こんなに巨大なのに、意外にもまだ余裕なようで水風船のようにふわふわとやわらかく、温かい。

「ダメだって……こんなデカい腹抱えて………」
「なんで…?一樹さん、大きいお腹嫌いなの………?」
「そういうワケじゃないけど……」

可愛らしい目を潤ませてこちらをじっと僕を見つめている彼女。
大きなお腹が嫌いなわけではない。いや、嫌いなわけではないけど、どうなんだろう……
彼女の体はむしろ張り詰めるほどに………いや、やっぱりどうにかしてる。

「……そういうわけじゃないけど、やっぱり栞のことが……栞?おい、どうした、栞……?」

思い直して彼女を見ると、顔をしかめて手で口を塞ぐ彼女がいた。

「一樹さん……なんか私…………ゥッ………気持ち悪い………」

ーーーーーーーー

参加者3です。ということは、現状とりあえず彼女は妊娠10ヶ月以上確定ということでしょうか。
あと個人的には最後に妊娠した子供から数えて10ヶ月を妊娠期間にするのも良いかなと思っています。
あと、5か月めに臨月を超えた胎児も月齢ごとにさらに成長を進めて行くということですよね。

19Unknown:2017/02/04(土) 01:39:46 ID:UczaFQhU
現状、延長は確定ですね。最後の胎児から数えて10ヶ月も面白そうですが、他の参加者さんの意見も聞きながらという形がいいと思いますので、とりあえず保留で。
自分的には、5ヶ月で臨月→出産ではなく、5ヶ月で臨月の胎児と同じくらい(3〜4㎏台)に成長してしまうが、最低でも10ヶ月はお腹の中にいて成長していく感じです。もちろん後期になれば成長のペースも早まらせようと思ってます。

20名無しさん:2017/02/04(土) 03:25:36 ID:y0Q6OLVo
「栞!?」
すぐさま彼女の方を見る。
嘔吐した様子はないけども、気分が悪くなったようだ……。
栞はすこし申し訳なさそうな顔をすると、理由を言った。
「先生が言うには赤ちゃんがね……私の胃袋を蹴っちゃう時があるんですって……だからこんな風に、ぅ、うう゛う゛ぇっ……」
「栞、とりあえず横になろう。すこしはましになるかもしれない」
再びえづいた後、僕に身体を預けるようにして栞は横になった。
彼女の背中ごしに、ますます大きくなる胸とお腹が見える。
(お前等、あんまりお母さんに負担をかけるんじゃないぞ)
僕は心の中で、まだ見ぬ子供達を叱ってやりたくなった。

しばらくして、そのことを先生に相談したところ、一つの解決策が提示された。
なんでもああ言った現象は食事のあと、つまり胃袋が大きくなっていると起こるのだという。
それを防ぐ手立てとして、食事の一回あたりの量を減らして回数を増やし、負担を減らすことになった。
それはなんとかうまく行き、6ヶ月目の半ば頃にはかなりえづく回数も減っていた。
そうして安心していた僕は、ある晩とてつもない重みを感じて目を覚ました。
何事かと思ったが、すぐに理解できた。
僕の視界の下の方を、肌色の球体が埋めている。
そう、僕の寝ている間に、栞が逆レイプを仕掛けてきたのだった。

────────────────────────────

unknownさんともう一人の参加者さんの解釈を確認しました。
今のテンポだと二回目の妊娠までは最低ありそうなので、「最後の胎児が10ヶ月経つまで」というのはそちらに回してみたらどうでしょうか?
あの、生後10ヶ月の赤ちゃんの体重は平均して7kgほどだそうです。
それを元にある方法で計算したところ、妊娠10ヶ月の栞は腹囲157cmになるそうなので参考までに。

21名無しさん:2017/02/04(土) 04:08:26 ID:/IjvymMU
「ん……目覚ましちゃった……?」
意地悪そうに笑う栞。
「覚ましちゃったもなにもお前…その腹で……やめ…おい…!栞!どけっ……って……!」
「ふふーん……そう言いながら欲しくなっちゃってるクセに……」
目の前には化け物みたいな腹を抱えた最愛の人がいる。その常識外れの腹を見れば誰だって躊躇するはず。
まさか欲しくなってなんて……

「おま……え……腹を擦り付けるなって……!」
「ん……んんん……お腹……触って……」
「そう言っても…」

盛大に目の前で揺れる腹。目の錯覚だろうが、重さを感じないかのように弾む腹が今にも膨らみだしそうに見える。

「……おまえ、さすがにその腹じゃ負担が……」
「大丈夫だから……もっともっと赤ちゃん欲しいくらいだよ……一樹のためなら、もっと膨らんだって大丈夫…」

こいつは何を意味のわからないことを言っているんだ。そんな風船みたいなことを…
しかしそれを聞いて、何故だか我慢できなくなってきてしまい彼女の体に手を伸ばした。

「ん……一樹……もっともっと……撫でて……我慢してた分、全部……欲しいの……」

結局その日、それまで我慢していた分、僕は幾度か彼女を愛し切ってしまった。

ーーーーーーーー

数日後、また彼女がえづき出すようになってしまい病院に来ていた。

「胎児が胃袋を蹴るのが原因かと思っていたのですが、どうもおかしいですね…まるで悪阻のようです。とりあえず、エコーを撮ってみましょう。」

彼女の巨大な腹にジェルを塗り、機械を押し当てる医師。

「こ……これは……」

22名無しさん:2017/02/04(土) 15:01:01 ID:X3LWbi/g
「どういうことなんだ、これは……!?」
「あ、あの、先生?」
「栞さんも旦那さんも、落ち着いて聞いて下さい……事実をそのまま述べますが、私たちには説明できません」
僕らの反応を見てから、先生はエコー画面を見るように言った。
すると、そこには四つ子の他に、もう二つ、小さな影が見つかっていた。
「また、多重妊娠……?」
僕の発言に、先生は無言で頷いた。
すこしの沈黙が、診察室に満ちる。
次に口を開いたのも、また先生だった。
「六つ子となれば、前例はほとんどありません。現状問題なくとも、何が起こるかは分からないので入院してもらうことになります……栞さん、よろしいですね?」
栞は少し残念そうな顔をしたが、しばらくして言った。
「何が起こるか分からないなら……お願いします」
その言葉に、僕はなんだか別の感情を見た。
栞の母親としての決意ではない、何かを。

23名無しさん:2017/02/04(土) 23:46:52 ID:mJOz0X8Q
栞が入院した後病室に再び入った一樹は、しばらく栞と二人きりで話した。
「なあ栞、お腹に6つ子ができてしまったようだけど、これからどうなるだろうか…」
「う〜ん、そうね…」
「胎児の成長は速いままだし、しかも更に2人も追加されちまったからな…」
「赤ちゃんが増えた分、多分あの時よりも私のお腹が大きくなるはずよね……」
と、栞はその「あの時」の事を一樹と一緒に話した。
「あの時ってええと…」
「あれは確か4か月頃に私のおへそを触られてから一緒に風呂から上がった後なんだけど…」
「ああ、その後に栞のおっぱいのサイズを測っていた時のか……」


「んっ、くっ…」
グイグイ
「もう少し……や、やっと入った……」
「栞、そろそろいいか?」
「うん、やっとマタニティパンツがお腹に入ったし、早速やろう」
「だな、メジャーの準備も完璧だ。しかし栞のパンツ、凄いギリギリだね…」
「もう急におへそまでしか上がらなくなっちゃって…」
「なんか、今にもパンツの裾辺りから飛び出しそうだな…おっと、早く測ろう」
「じゃあ優しくね、私のおっぱいあんまり刺激しない様に…」
「分かった。じゃあいくよ………」
と、栞のおっぱいをメジャーで図っていく一樹。
しかし乳首がメジャーに触れた途端に栞は少し感じていた。
「んっ…あ……」
「ちょっと待ってよ…え〜っと今のサイズは……」
「一樹…まだ……?」
「もうちょっとだから…バストサイズは………ふむふむ………よし、終わった」
「はぁ…よか……あうっ!?」
突然お腹の先端に何か擦れた感じがして栞が思わず声を上げると、一樹が、
「!?し、栞!?パ、パンツからおへそが出ちゃった!?お腹でパンツがめくれてきてるぞ…」
「嘘…ここまで私のお腹が大きくなっちゃうなんて…いや、そんなはずは…」
栞はおへそをしまおうとパンツをもう一度必死に上げてはみたものの…
「はぁ…もう無理…」
「や…やっぱ成長速度が速いだけのことはあるもんだな……」
「しかもこれ最後の一着だったのに…もうおへそまで入るパンツなんて無いし…」
「仕方ないよ栞、今夜はこのまま寝よう」


「…という感じだったかな」
「ここからあの時よりも私のお腹の成長が早まるなんてちょっと心配かも……」
「そうだな…栞のお腹が破裂しなきゃいいが…」
「もうっ、変な冗談言わないでっ」
「すまん…とにかく君も赤ちゃんたちも無事ですむことを祈るよ」

24名無しさん:2017/02/05(日) 08:11:53 ID:a6WkDWjA
妊娠6ヶ月目を無事に迎え、栞のお腹はますます大きく、そして六つ子も限界を大きく超える速度で成長していた。
推定体重も、とっくに生まれているような体重らしい。
それでもまだ出てこないし、大事をとって入院している以外はなんともないのだから、栞も赤ちゃんもたいしたものだ。
あまりにお腹が大きすぎて、誰かの付き添いがないと移動できない以外は健康そのもの。
彼女をそうしたのが僕なのだと思うと、すこしだけ誇らしかった。
そんな栞の抱えるトラブルは、ほとんどお腹が関係している。
大きすぎて入る患者服がないとか、おへそにすれないようにしてお腹のサイズを測るのは難しいとか。
そんなことばかりで、いつしか栞の服装は僕が家から持ってきた私服ばかりになっていた。
お腹が入るはずもないので胸の下までまくり上げているのだが、コレが意外と僕にとっては刺激的だった。
胸も、お腹もすべてが強調されてしまうのだ。
また、栞もそれを分かっているのかやたらと強調してくる。
まあ、暇なんだろうな……。
そんな栞もさすがにおへそが敏感なのは困っているのか、最近は僕に触らせるのもお腹の上の方ばかりだった。

25名無しさん:2017/02/05(日) 18:41:24 ID:ww3jSLV.
「…はい、今日も異常なしです。それにしても、これは驚異的というしかありません…常人ならとても耐えられるような状態では……」
まるまると膨れ上がったお腹を抱えて診察を聞く栞。最近の彼女は母の顔になりつつあるようで、常人離れした体型と打って変わって幸せな笑みを浮かべている。
「そうなんですか?」
「いや、それはもちろん、こんな異常な巨大児を6人も抱えて、しかもまだようやく6ヶ月…普通の女性なら妊娠線だらけか、最悪の場合……」
ここまで言って彼はハッとする。
「最悪の場合……?」
「いえ、なんでも。母体の危険が……」
「パンクしちゃうってことですかね?」
予想外にあっけらかんと、冗談交じりに彼女は答える。
「い……いえ。まさか。とにかく、今は安静にしていてください。」
「私、パンクなんかしませんよ?もっと大きくなれます!」
「冗談はよして、それでは今日の診察を終わります。明日も伺いますので。」

そう言いながら病室を後にする先生。ちょうど彼女の元へ行こうとしていた僕が彼と会ったのはその時だったらしい。

「先生…栞の様子は……?」
「はい、信じられないとしか言いようが……彼女の体は驚くべき伸縮率を持っているようで…」
「順調なんですね?」
「えぇ…ただ一点、彼女には伝えていないのですが、若干羊水が人より多い傾向が……彼女の体質のことですから、しばらく様子見とはなりますが…」

26名無しさん:2017/02/05(日) 20:36:03 ID:a6WkDWjA
「羊水が多いと……どうなるんです?」
「通常なら胎児に異常があったり、子宮に掛かる負荷が大きいのですが……彼女の場合、全く前例がないので一概にどうとは言えません」
少なくとも、命の危険があるようなことは現段階だと一切ありません。
先生はそう言って、少し済まなさそうな顔をした。

先生の言うように、栞は至って健康そのものだった。
強いて言うなら、大きすぎるお腹のせいで動きづらそうなくらいだろうか。
あとは先生が驚くほどに普通で、病室を出てあるきまわったりも一応は可能なほどだ。
そんな栞のお腹は142cm。
まだ6ヶ月だが、そのお腹は仮に四つ子だったら臨月だろうってほどだ。
それだけ大きいから、足元どころか2、3歩先まで見えないらしい。
だからなのか、僕に手助けを頼むことも前以上に増えた。
心配ではあるが、今は彼女を信じるしかないようだ……。

翌日、またしても先生からある提案があった。
健康状態に問題ないのはわかっているが、栞の体のことを詳しく知りたいため、検査項目を増やしてほしい、と言われたのだ。

27名無しさん:2017/02/05(日) 22:22:04 ID:ww3jSLV.
「特殊検査……と言いますと?」
「はい、彼女のような体質は極めて稀で、語弊を恐れず言ってしまうと医学的にも大変価値のあるものです。多重妊娠もそうですが、彼女の体の尋常でない発育力。それには目を見張るものがあります。」
「はぁ………」
「やもすると、これは少子化にも、いや、人類の発展にさえ貢献できるかもしれません。そのためにも、彼女の多重妊娠の原因を探る必要も、そしてもっと精密な検査をも行う必要があるのです。」
「おっしゃることはわかります…ですが、今行っている健診以外に果たして何を……」

先生は一呼吸置いてからゆっくりと口を開けた。

「それは……」

28名無しさん:2017/02/05(日) 23:14:08 ID:a6WkDWjA
「許諾がいただければ今すぐにでもやりたいこととして、ある程度細胞サンプルを採取したい、というのがまず一つです」
「また、どうしてです?」
「彼女の細胞にいかなる変化が起きているのかが分かれば、原因究明や活用、そして栞さんの予期せぬ妊娠への対策が可能なのではないかと思いまして」
僕は少し悩んだ。
そういう目的に使わせていいのかどうか。
それに、何をされるか。
もし危険が及ぶようなら、とてもオーケーはできない。
それを先生に伝えると、すこしあわてて答えられた。
「あ、あまり不安がらないで下さい……月一回、内診の時に多少、器具などに付着した細胞を調べる程度で……病気の検査などと特に差はありません。ですが、私どもが気にしているのはもう一つの方でして……」
「もう一つ?」
「ええ……お子さん方が無事に生まれてからの話になりますが……また、栞さんには妊娠していただきたいのです。栞さんがいかなる条件で多重妊娠するのか、いかなる条件で胎児の成長を加速させるのか……それを知りたいのです」
また、僕には難題が降りかかってきた。
これ以上子供が増えたら、生活できるのかどうか。
僕はそれが不安で仕方なく、答えにくかった。
するとそこに、診察を終えた栞が現れた。
「お金の問題さえなければ……私、お手伝いします。いいでしょ一樹さん?」
「ええ、今回の出産が終わり次第学会に話を付けて、あなたがたの生活を援助したいと思っていますので、どうか」

結局、栞に押し切られてしまう形で僕らは、更なる大家族化にオーケーしてしまったのだった。

29名無しさん:2017/02/05(日) 23:59:01 ID:ww3jSLV.
妊娠後期に入り、彼女の膨張は拍車をかけて加速していた。
腹囲も胸囲も、毎日必ず違う値を示していた。もちろん、大きくなる一方という意味で。
妊娠7ヶ月にもなると、腹囲は150cmの大台にも乗ろうとしていた。8つ子の妊婦の写真を見たことがあるが、あれにも迫る勢いということ。
否、下手をすればあれさえ優に超えそうな勢いで発育を、というよりもう言葉そのままに膨らんでいる。
爆乳化も順調に進み、Lカップになるそうだ。
最後の3ヶ月の成長速度は凄まじいとも聞いたことがある。一人でも大変なのに、6人も、それも超巨大児が入っている彼女の腹は果たして保つのか……
彼女は本当に風船のように破裂しはしまいか、そう考えるたびにゾッとすると同時に、どこか胸を高鳴らせてしまう自分がいた。

そして、徐々にではあるが彼女の驚くべき体質の秘密も徐々に明らかになりつつはあった。
彼女の場合、遺伝的に細胞の増殖異常が見られるらしい。表皮に発症している場合、それは例えばツリーマンなどのような特殊な皮膚病の様相を醸してしまうのだが、
彼女の場合は子宮そのものと子宮周辺の腹部、乳腺、乳房に極度に症状が現れているとのこと。これが妊娠を機に発現してしまったとのことだ。
つまり、子供が成長するほどに彼女の体は発育を重ね、一見限界などないかのように膨張し続けてゆく。
彼女は異常なまでに妊娠に最適化された体を持って生まれてしまったらしい。
彼女曰く、母が妹を妊娠した時も、普通の妊婦よりは大きかった記憶があるようだ。(どうも記憶が曖昧ではあるらしいが。)
ただし、多重妊娠の理由はまだわからないという。

そんなある日、彼女がまたえづき始めた。
ちょうど彼女と最後に一晩を共にしてから、1ヶ月目を過ぎた頃である。

30名無しさん:2017/02/06(月) 00:57:18 ID:ju4J6yg2
今までの細胞サンプルに加え、今度は僕たちに聞き取りが行われる。
前日になにをしていたかとか、そういったものだ。
口に出しにくいことはメモで対応し、すべての質問に答えた結果。
先生は一つの結論をだしたようだ。
「また、一人胎児が増えていました。同時に、可能性の高い原因が見えてきました」
「教えて貰えませんか、先生?」
「ええ、栞さん……あなたは、一定の性的快楽を得るとある種の物質が胎盤から分泌されるようです。その作用で、胎児は急成長します」
別の書類を取り出し、先生は話を続ける。
「そして、更に一定の性的快楽を得続けると、妊娠中にも関わらず排卵します。この状況で受精、着床すると即座に受精卵は物質の影響をうけるようです」
つまり。
先生の説明を信じるなら、栞の冗談は本当だったということになる。
セックスを続けると、彼女は次々と際限なく妊娠していく。
彼女が気持ちよくなればなるほど、本当に赤ちゃんが増えてしまうというのだ。

31名無しさん:2017/02/06(月) 01:34:32 ID:hLogukwo
「それってつまり……」
「えぇ、つまるところ、しばらくの間、彼女に刺激は厳禁というとこでしょうか…そして予定外にも、現段階で彼女が多重妊娠してしまう原因も、胎児の急成長を促す原因がわかったことになります。」
「では、彼女が子供を産んだ後も、必ずしも検査にご協力する必要は……」
「…そう申し上げたいところですが、あくまでこれは仮説に過ぎません。あまりにも突飛なことで、私自身も信じられていないのです。再現性が得られないことには……」
「山岸先生、あの私、多重妊娠って、赤ちゃんを無事に産むことは……」

じっと僕たち二人を見つめる先生。山岸先生は聡明でいつだって言葉選びには慎重だ。
ただそれが不必要な緊張の元にもなるのだけれど。

「えぇ、あなたの体なら、元気なお子さんを産むことができるはずです。ただ……」
「……ただ……?」
「一つの可能性としては、妊娠した順番に、つまり成熟した順番に生まれてくるはずです。ただこれも断言はできないのです。」
「それってつまり…」

僕と栞は大きく膨れ上がった体を見つめた。もし順番に生まれてこないとしたら…

「…いえ、ここで他の可能性を挙げることはやめておきましょう。今私に言えることは、ここまでです。」

そう言い残し、先生は病室を出て行った。しばし流れる沈黙。

「ねぇ…一樹さん……」
「…きっと大丈夫って信じてるよ、栞ならきっと大丈夫だ。元気な赤ちゃんを…」
「ううん……違うの……」

ハッとして彼女を見ると、思いの外彼女は楽しそうに微笑みを浮かべていた。

「それってさ、すっごく頑張ればサッカーチームどころか、例えるならお腹の中に小学校の1クラスだって1学年だって、極端な話すっっっごい頑張ったら街だって作れちゃうってことだよね?」

32名無しさん:2017/02/06(月) 04:10:45 ID:ju4J6yg2
流石に学年や街なんかは無理だろう、と僕は笑う。
でも、少なくともサッカーの試合ができるくらいの子供が欲しい、という彼女の意思は本物だ。
「それに、私の赤ちゃんは成長が早い、ってことは、その状態で普通の赤ちゃんくらいに育っていれば誰から生まれても大丈夫よ!」
なんて、とても明るい調子で言う。
不安だったけれど、僕は彼女の様子で希望を持つことが出来た。

妊娠8ヶ月目。
お腹の膨らみは、少し落ち着いたらしい。
理由は、これまた驚くべきもの。
子宮は袋状なわけだから、前に前に膨らむばかりではなく、もし前に行けないなら縦や後ろに膨らむこともあるという。
つまり、今回はそういうことだ。
一人増えて7人となった赤ちゃんのせいで、少々スペースが足りないというわけである。
そんなことになっているなかで、新しい問題も発生しつつあった。
とうとう、栞の乳房からは絞らずとも母乳が出るようになってしまい、出産しても居ないのに搾乳機が必要になったのだ。

33Unknown:2017/02/06(月) 13:22:15 ID:rKAPlzIo
理由は単純。乳腺の発育が過度だったためだ。
栞の胸は妊娠前はBカップしかなかったのだが、それが3ヶ月経つ頃にはEカップに、7ヶ月目にはLカップ、8ヶ月目現在はNカップにまで膨らんだ。

「まだ出そう?」
「うんっ!はんっ」
搾乳を始めて小一時間ほど経つが中々全部出ないらしい。もともと感度がよかったのもあるが、妊娠してからさらに感度が上がっており、搾乳するだけで感じさせてしまう。あまり刺激を与えると成長を促進させてしまうため、かなり慎重にやっているのだが....

34名無しさん:2017/02/06(月) 22:46:13 ID:.TUsG6gY
>>23を書いたものですが「僕」が「一樹」になっているのを忘れてました。
大変失礼しました。
-----------------------------------------------------------------------------

栞のおっぱいはもちろん洗うだけでも大変。
乳首を触るだけでも感じるようになっているため、当然慎重に洗わなければならない。
下手に刺激させると成長が速まるどころか母乳が出てしまうこともあるのだ。
「あ…う…」
「ごめんよ、感じちゃうだろうけど」
しかし、洗う際に気を付けなければならないのはおっぱいだけではなかった。
そう、栞のお腹もだ。
理由は分かるが、お腹の皮膚がかなり伸びきって敏感になっているからだ。
「耐えてくれ…頼むよ」
「はぁ…うぅ…」
特に栞のおへそは元から大きかったせいか感度が結構あったようだが、
お腹が大きくなってから、おへその皮膚が限界にまで引き伸ばされ、更に感じやすくなっているのだ。
「おへそもますます大きくなった気がするな…」
「そ…そうね…あっ……」
乳首も敏感なのだが、今では破裂しそうなお腹のせいかおへその方が若干感じやすくなっている。
まだ8ヶ月なので、これからどんどんお腹が大きくなったらおへそももっと感じてしまうに違いない。
最近は胎児達も元気なせいか、中でお腹を蹴ってくることも多くなっている。
更に胎動が激しくなることを考えると、僕にとっては心配でも刺激的でもあるのだ。

35名無しさん:2017/02/07(火) 00:02:03 ID:P9pgSiH2
8ヶ月3週目でも、順調に子どもたちは育っている、と言われていた。
そして、流石にセックスさえしなければ多重妊娠をするようなことはないらしい。
成長促進についても、一番小さかった子に効果的に作用してくれたみたいで、僕と栞はひとまず安心した。
母乳に関しては適度に絞るということにして、次の課題はやはり、お腹の敏感さに関してだ。
手で洗うのも気を遣わねばならない、というのが特に問題だ。
普段着に付いては入るものがないのもあるが、布地が擦れるよりは風のほうがまだマシということで、生腹むき出しで過ごさせている。
季節的にそれが許されるのも特に大きいが、何より本人が楽なのが一番だ。
そこを踏まえた上で、先生との相談は続いた。
あまり成長させすぎては、いくら栞といえども危ない。
だが日常生活を送る上で避けられない刺激もある。
相談の果に出せた結論はわりと単純なもので、上半分は栞自身が、下半分を僕が洗うことで、刺激を減らそうということになった。
これでなんとかならなければ、そこまでかもなぁ……。

とうとう妊娠9ヶ月目に入った栞。
腹囲は152cmにもなり、エコーで見てもぎっしりと8人の赤ちゃんが占拠している。
どうにも出来なかった刺激で、最後に妊娠した子も立派に成長したようだ。
こうなると、気がかりはただ一つ。
何をするにも苦しそうな、栞自身だ。

36名無しさん:2017/02/08(水) 03:20:46 ID:pc1gQPUg
「ん……んぁ……一樹さん……お腹支えて……」
「ほら…大丈夫か…?」
直径は50cmも超えかけているお腹。そんな彼女を立たせるのは大変な苦労であった。
ただでさえ超巨大児を宿した体に、人より多めの羊水。一体彼女のお腹は何キロあるのか、想像するだけで恐ろしかった。
その上には丸々と膨れ上がり、大量のミルクをたたえた二つのタンク。こちらもPカップを超え、今にも栞の顔の大きささえ越えようとしていた。
それも一切弛むことなく、丸々と張り詰めているのだ。
もともとスリムだった体型に、重たく巨大な水風船が三つもくっついたような今の状態。大変ではないはずがない。
そして何より目立っていたあのおへそ。とうとう膨れ上がった腹に引き伸ばされ、ツルツルになってしまっていた。

「ん……一樹さん、お腹が張ってる……ねぇ、お願い、軽くでいいからお腹さすって欲しいの……」
「また…でもお前、あんま撫でたら…」
「わかってるよぉ…でも…大きすぎて手が届かないの…」

ただでさえ後一ヶ月、臨月ギリギリまで膨らみ続ける彼女の体。
それに、縦方向にも横方向にも膨らみきったお腹は、また全体的にぐんぐんと大きくなり始めていた。
僕自身も彼女への刺激には慎重にならざるをえなかったのだ。

37名無しさん:2017/02/08(水) 03:40:44 ID:/LIc.jEk
幸い、今回さするべき場所はおへそから遠く、軽い刺激で済んだようだ。
だが、いつもいつもこううまく行くとは思えないし、思ってもいない。
もう後すこしならば、このまま健康に、無事に産まれて来ることを望むしかない。
何とか落ち着いた栞は僕の肩を借りて歩き出すも、もう10mと歩けず休憩してしまう。
それほどまでに、負担が大きいのだ。

「35週目からは、こちらで用意した特別室に移りましょう。専属の医療スタッフが常駐するので、いつ出産しても心配はいりません」
呼ばれて言った診察で、先生にそう告げられた。
特異体質かつ8つ子の出産というのもあるだろうが、ここまで準備してくれるとは。
僕は先生に感謝した。
栞も辛そうながら、先生に頭を下げる。
特別室は今までよりさらに栞の身体へ配慮したものになっているらしい。
すこしの間とはいえ、彼女の助けになることを僕は願った……。

38Unknown:2017/02/08(水) 14:07:42 ID:G0a91wDI
数値の根拠は八つ子の妊婦(ナディア)の8ヶ月時の腹囲です。同じ八つ子で、羊水過多、巨大児という差から、さらに大きくなるだろうことを見越しての数字となります。
───────────
妊娠38週目。
残すところあと2週間というところでまた問題が起きた。特注の妊婦服が入らなくなったのだ。
臨月に入ってから成長が落ち着くかに見えたお腹はさらに成長のペースを上げ、胸もさらに肥大化した。
腹囲は172㎝、胸はアンダー75のQカップにまで膨らんでしまったのである。
胸の肥大化に伴って、搾乳の時間と間隔もどんどん多くなっていった。母乳は出せば出すほど出る量も増えてしまうため、胸の成長は加速していくばかりになってしまった。

39名無しさん:2017/02/08(水) 22:03:22 ID:Av09tfaE
どうも、胎動が前よりも激しさを増しているそうだ。
それも激しい胎動によって子宮が刺激され、その分成長が促進されてしまっていたようである。
そして今でも激しい胎動により、栞は苦しそうになっている。
「はぁっ……はぁっ……」
「栞、大丈夫か?」
「だ、大丈夫…あっ……」
特注の服が入らなくなったため剥き出しになった栞の大きなお腹は、
胎動の様子もはっきりと見て分かるようになっている。更に…
「はあっ……ああっ……」
お腹が急激に大きくなったことで、元から限界のおへそは更に引き伸ばされる一方。
栞のおへそは、今にも胎動だけで破れそうなほどになってきてしまっているのだ。
時々、胎児の攻撃でおへそ付近を中から打たれる度に、栞は感じながら吐息が漏れ出していく。
当然おへそも刺激を受ければ受けるほど敏感になるためか、
栞のおへその感度もどんどん増すばかりになってしまったのだ。

40名無しさん:2017/02/09(木) 02:34:12 ID:G/1xAQo2
そしてついに臨月。栞の腹囲は180cmを超えた。
割と身長の高い僕なのだが、栞はそれよりも大きな腹囲を抱えているということになる。
2週間で8cm増。まるで恐ろしいほどの速度だった。どう見ても限界まで張り詰めた体の彼女の体が、さらに大きく、さらに大きく、毎日のように膨れ上がっていくのだから。
臨月の生まれる直前の直前まで赤ん坊は成長するとは言うが、彼女の場合は規格外。
むしろどんどん成長速度を上げており、もう流石にこれ以上膨らむと本当に栞は弾け飛んでしまうかもしれない。
そう思わせるほどに彼女の体は巨大であった。

「一樹さん……お腹……は……んんん……ん……!」
「栞、もうあと少しだからな…きっとあと数日以内に……」
「ん……んはぁ……」

そう、あと少しで栞はこの体型から解放され、元のスレンダーな体型に戻るんだ。
限界まで張り詰めたバランスボールのような体と……もしもっと膨らましたら、彼女はどこまで膨らんだのだろう。もし永遠に戻らなかったとしたら。
いや、何を考えているんだ、僕は……

もうじき出産を迎えるだろうと、そんな思いを巡らせていた、そう信じていた時であった。

「一樹さん……ちょっとこちらへ……」

後ろからこそこそと看護師が声をかけてきたのであった。

41Unknown:2017/02/09(木) 14:29:25 ID:???
「奥さんの様子いかがですか?」
「胎動が激しすぎて毎日辛そうなんです....ちゃんと産まれますよね?」
「それが.....」

「はうっ....ううううぅっんっ......はうっ!!!!」

突然病室から栞の声が、それもかなりの大声が聞こえた。急いで病室へと向かうと、先ほどよりもさらに一回りも栞の体の三つの球体が膨れ上がっていたのだ。
パツパツに引き伸ばされたTシャツの上からQカップになんとか納めていた乳肉がブラ突然段差を作っているのが見て取れた。なんとかベッドの上に乗っていたバランスボールのような腹はかろうじて穿けていた下着を破ってしまったのである。

「な、何が起きてるんだ!?」
むくむくと巨大化していく彼女の体。その度に喘ぐ声を漏らし、彼女が感じるのに従って膨張のスピードもどんどん上がっていく。
Tシャツを引き裂いて、彼女の頭よりも大きい乳房が顕となり、胸を縛り付ける縄と貸していたブラが引きちぎられ、かろうじて秘部を隠していたパンツが完全に使い物にならなくなったところ────つまり彼女が全裸になるまで、実に3回りほど大きくなるまで膨張は続いた。

すぐさま検査と採寸が行われ、医師の部屋に呼ばれたのは夕方のことだった。

───────
栞のデータ
体重 妊娠前から+56㎏(うち48㎏が胎児)
バスト 137㎝(T80)
腹囲 192㎝

42名無しさん:2017/02/09(木) 22:46:20 ID:???
「先生…まさか栞がこんな状態になるなんて……」
「信じられませんがここまで大きくなられたのは私どもも初めてでしょう…」

実はあの後、胎児達の胎動が、38週の時よりも激しくなっていたという。
更に、お腹にいる胎児達がとんでもない行動をとったのだ。
一部の胎児達が、まるで1ヶ所を狙うように蹴っているのだが、
まずいことに、一部の胎児達の攻撃がおへその辺りに集中していたのだ。
鋭いキックが次々と栞のおへその裏を襲う。その都度、
「あうっ…ああっ…はあっ…」
と栞は何度も感じながら吐息を漏らしていく。
もう今にも皮膚が破れそうなほど引き伸ばされたおへそなのに、
まるでお腹から出るためにおへそ辺りを突き破ろうとしているかのようである。
もちろんその刺激に伴いおっぱいとお腹は今までよりもすごい速さでどんどん膨張し、
大きくなりすぎてブラもTシャツもパンツも破れてしまったのだという。

「ああぁっ…はあぁっ…ほおぉぉっ…」
そして彼女の検査&採寸後も胎児による栞のおへそへの攻撃は止まらない。
ましてや破裂しそうな大きすぎるお腹で激しい胎動はというと、
胎動の度にお腹の重みで大きく揺れ、おっぱいも連動してゆさゆさと揺れだすのだ。
そして何より一番の問題は、栞の敏感で大きなおへそ。
裏からおへそ辺りを刺激される度に栞は喘ぎ声を上げながら感じ、
感じることでお腹の膨張速度も上がり、膨張すればおへそが引き伸ばされ…
おへそがミチミチと引き伸ばされると栞はまた感じ、また膨張し…
と、もう膨張の連鎖に入っているかのようである。
何しろ、栞のおへそは感度が上がり過ぎて、おかしくなっている状態に近い。
「はぁっ…はぁっ…うっ……(お…おへそが…)」
大きなお腹に引っ張られ過ぎておへその膜がミリ…と破れそうなほどの感覚から、
彼女はいよいよお腹の破裂が近づいていることを感じた。
実はこの時、腹圧が集中しすぎたおへそは皮膚がパツパツに伸びきって、
おへそに集まっている毛細血管がうっすらと浮き出初めていたのだ。
その為、このままいくともうおへそが持たなくなってしまい、
やがておへそが破れてそのままお腹が破裂の危険性も高い。
栞のお腹と胎児達は大丈夫なのだろうか…?

そして医師の部屋では、栞の出産などについて話していた所だ。
僕も医師も、流石にこのままいけば母子ともにどうなるかは何となく想像がついていた。

43名無しさん:2017/02/10(金) 00:29:34 ID:???
「…ということです。私たちも現実を受け止めがたいですが、彼女は非常に危険な状態と言わざるをえません。もはや発作と言ってもいい。もし次の発作が起こった場合、彼女の……」
「……栞の…………?」
僕は息を飲んだ。
「…一般的に言いますと、子宮破裂の恐れがあるのですが…彼女の場合はとてもそれどころではないかもしれません。」
「……つまり、彼女自身が破裂してしまう可能性があると……」
「…その時は命の保証ができません…」
「でも…やっと臨月まで来たのに、彼女の命は…今すぐに彼女が楽になる術はないんですか?」
「陣痛が来るのを待つしかないのですが……」
「………?」

珍しく山岸先生の目が泳いでいる。どう伝えようか悩んでいるようだ。

「なんと言いますか……全くその気配がないのです。陣痛が起こりそうにもない。」
「どういうことですか?」
「それが全くわからない。一番小さい子供もとっくに成熟しているのに、まるで彼女の胎内に立てこもっているようだ。」
「じゃぁ陣痛促進剤を投与するなり、帝王切開でも…何かしら手段はないんですか!」
「彼女の限界まで張り詰めた子宮に収縮を促すのは危険すぎます。ただでさえ破裂の危険性があるのに……もちろん、帝王切開も…あの張り詰めたお腹にメスを通すとどうなるか、想像がつきますね…?」

僕は生唾を飲んだ。何れにしても彼女を破裂させる以外に方法はないのだろうか……

「……とにかく、今は彼女の体の可能性に賭けるしかありません。血管が浮き上がるほどに膨れ上がっているにもかかわらず、妊娠線が出るとまではいかない。これは奇跡というしかありません。今は彼女の体の、細胞の自己修復能力に頼るしか…」
「どちらにしても、しばらく彼女は……」
「……その可能性もないとは言えません…耐えていただくしか……」

僕はおもわず俯いた。こんなにとんでもない妊娠を彼女に課すなんて、思ってもみなかったのだから…

「…もし万が一彼女の体に妊娠線が走った場合、強硬手段を施す可能性があることを留意してください。その時は帝王切開を……限界を超えて弾け飛ぶよりは、命の保証もできるもしれません……」

44名無しさん:2017/02/10(金) 01:19:19 ID:???
「また、もう一つ、破裂を回避できる可能性のある手段もあります。不確かで、やり方も分かりませんが」
申し訳なさそうな顔で先生は言う。
だが、破裂なんて結果は迎えたくない。
僕は思い切って、先生に尋ねる。
「その、可能性のある手段というのは!?」
「単純、といえば単純です……栞さんの子宮が、今までよりずっと頑丈になれれば、という話です」
「つまり……」
「ええ、あと二週間以内に栞さんの子宮が……データ的には10倍の強度を持つことが出来れば、自然分娩が可能になるはずです」

45名無しさん:2017/02/10(金) 02:44:30 ID:???
「10…倍…?」
「ええ…」
「それって、栞がまだ10倍も膨れる可能性があるということですか…?!」
「いえ、落ち着いてください…!あくまで彼女が自然分娩をする想定での話であって、それには相応の収縮できる力、つまり余裕が必要です。ですので…」
「でも…それにはどうすれば…!」
「先ほども申し上げました通り、彼女の体を信じるしかありません…一樹さんには辛いでしょうが…」
「じゃぁどんどん膨れ上がる栞を、そのまま傍観して、破裂するかもどうかもわからないまま膨らませ続けるっていうんですか!!」

思わず僕は立ち上がり、気づけば山岸先生の胸ぐらを掴んでいた。

「お……落ち着いてください……一樹さん、私も心中お察しいたします。ですが、今は彼女を信じるしか…10ヶ月あそこまで膨らみ続けたのですから、可能性はなくはありません…」
「なくはないって……それってつまりほとんどの可能性で彼女が破裂するって……!!」
「聞いてください!あくまで医者としての見聞でそう言わざるを得ませんが…私個人、一意見としては栞さんを信じています!どうして旦那様である一樹さんが、奥様を信じて差し上げないのですか!」

ハッとして僕は手を解いた。どうかしていた。山岸先生の言う通りで、僕は栞のことを…

「……すみません……動転してしまっていて……」
「はぁ…はぁ……いえ、私の言葉選びの問題です。こちらこそ失礼いたしました。とにかく、今は栞さんのお近くにいて差し上げてください。」

はい、と答えて僕は病室を出ようとした。

「一樹さん…あとひとつだけ……強度の件を彼女に伝えて差し上げてください…」

46Unknown:2017/02/10(金) 18:42:20 ID:So9IxBOQ
私としては延長する方向で行きたいですね。
キャパを挙げるにしても、今以上膨らめないのなら厳しそうですし。
本来は延長分が5か月分(3つ子+5人分)なのですが、これ以上続けないという案もありましたので13か月目で出産という形にしたいと思います。

47Unknown:2017/02/10(金) 19:07:08 ID:So9IxBOQ
「あうっ・・・うぅっ」
ようやく膨張するスピードが緩まってきた栞。
「腹囲211cm、バストは141㎝でアンダー90のRカップか・・・」
アンダーバストがここまで大きくなってしまったのには訳があった。おなかが大きくなりすぎてしまい、乳房のすぐ下に来てしまったためだ。そこに普通の妊婦とは比べ物にならない速度で胸部全体に肉がついていけば、いくら他が細身でもアンダーだけ見ると太ってるかのように見えてしまうのだ。
丸々と突き出たお腹はたった1時間の間に2mを越してしまっていた。予定日まであと数日というところで30㎝、それもたった1時間のうちに成長したのだ。お腹はパンパンに張っており、いつ限界が来てもおかしくないほどに大きく膨らんでいた。

48名無しさん:2017/02/10(金) 22:51:57 ID:???
「ねぇ……一樹さん……私無事に赤ちゃん産めるの……?お腹…すごいパンパンで苦しいよぉ…」
「大丈夫だよ…絶対に栞は無事に赤ちゃんを産めるから…」

確証がないながらも僕は彼女の柔らかな髪を撫でた。顔を上げるとすぐに視界を覆い尽くすほどの巨大な風船が三つ、揺れている。
ところどころ血管が浮きかけてこそいるが、真っ白で綺麗な彼女の体だ。むしろ血管が彼女の白さを際立てている。
まるで柔らかな肌のようだが、その実かなり危険な状態であることは言うまでもない。

「ねぇ…一樹さん……本当のことを言って欲しいの…私、破裂しちゃうかもしれないんでしょう?」
「な…何を言ってるんだよ…栞は絶対に元気な赤ちゃんを…」
「ううん…大丈夫……もし私が破裂しそうになった時は、無理して側にいてくれなくてもいいから…んんん……ぁあ……」

はぁ…はぁ…と浅い息をする栞。肺も圧迫されているようで、だいぶ呼吸が苦しいようである。

「何言ってんだよ!栞は絶対大丈夫…!どんなことがあったって…絶対に近くにいるから……」
「ん……ふふふ……ありがとう…一樹さ……んんんん……ん……はぁあ……ま…また……来ちゃう……!」

突然彼女の呼吸が荒くなり始めたと思うと、彼女の腹が歪み始めた。

「いや……ダメ………もう膨らめないの……!お願い……!やめ……て……膨らまないで!!」

49名無しさん:2017/02/11(土) 00:44:39 ID:BVEqpqPg
「もしかして…また!?」
「そ…そうかも…あっ……」
どうやら、一時は落ち着いていた一部の胎児達が再びおへその裏を狙って蹴りだした。
「ああっ…あうあっ……」
「栞!?」
「やっ…おへそはダメっ……本気でイっちゃうっ!おへそが感じすぎるっ…!」
多分また膨張の連鎖が始まったのだろうか、再びお腹が大きくなる速度が上がっていく。
そして栞のおへそがミリミリと引き伸ばされて破れそうなのを見た僕は、どうしたらいいのか焦りだした。

50名無しさん:2017/02/11(土) 12:34:07 ID:BVEqpqPg
…と思いきや、今度は割と早く胎児達が落ち着いたようで、それと同時に胎動も治まった。
「はぁ…はぁ…」
「だ、大丈夫か?」
「ど…どうなるかと思ったよ…恐らく今ので…また大きくなったかも…」
「お腹の子達、早くお腹から出たがっているようだな…」
「うん…けどなかなか産まれる気配はないし…多分私のお腹は更に大きくなるかと…」
「しょうがないさ、とにかく無事に産まれることを祈ろう…」
そして僕は、いまだ栞のお腹にいる胎児達にこう言った。
「外に出たい気持ちは分かるが、今は我慢だ。あんまり栞のお腹の中で暴れたりはするなよ…」

51Unknown:2017/02/14(火) 22:48:06 ID:sxRaAGCc
そうして膨張を繰り返しながら迎えた42週目最終日。
とうとう栞は産気づくことなくこの日を終えようとしていた。すでに腹囲は225㎝に及んでおり、バストは90のSカップにまで肥大化していた。
幸か不幸か、懸念していた強度は10倍どころか20倍まで膨らめるほどまで強化され、破裂の危機はひとまず回避していた。

52Unknown:2017/02/14(火) 23:01:35 ID:sxRaAGCc
とりあえずの更新はしましたが、しばらく忙しくなるのっで続けられそうにありません。有志の方に引き続きればつないでいただければと思います。
落ち着いたらまた戻ってきます。

53名無しさん:2017/02/18(土) 12:48:19 ID:vlzLl7Vw
問題は、42週目を終えてからいつ産まれるのかだ。
産まれる気配がないとなると、お腹は更に大きくなってしまうに違いない。
また、強度が20倍にはなっても、感度だけはどうしても避けられなかった。
「はぁ……う…んんっ……」
そして今でも胎動が起こる度に栞はよくおへそで感じるため、その都度お腹が膨張していく。
膨張したお腹の為か、栞のおへそは更に感じやすくなっていた。
勿論おっぱいも母乳の量はますます増えてしまっている。
おへその感度にこそ届いてはいないがそれでも更に感じてしまっているため、絞るのも非常に慎重なのだ。

たまに、何もしていなくとも乳房から母乳が漏れ出し、パンパンに大きなお腹に滴り落ちることもあったが、
特にまずかったのは、当然母乳がお腹につたい、おへそにたどり着いたときで、吹いてもらう度に
「うっ……はぁ……」
と声を漏らすのでこれがとても大変だった。

54名無しさん:2017/02/22(水) 05:38:40 ID:ijojPf8E
ついに43週め。もうすぐで妊娠11カ月に突入しようという時。彼女の腹囲はついに240cmを超えた。
つまり、直径がおよそ80cmにさえ到達しようとしている。風船どころの騒ぎではなくなっていた。
膨れ上がるに連れ目立たなくなるはずの成長だったが、その一方彼女の膨張速度はぐんぐん増すばかり。
破裂の可能性は薄くなったとはいえ、一向に陣痛が来ないとなると予断を許さない状況であることに変わりはなかった。
もしここからも膨張速度を上げていくなら、直径1mもとうとう現実味を帯びてくる。
それどころか、また破裂の危機に瀕することになったら……そう考えると僕は身震いをした。

55名無しさん:2017/02/22(水) 19:14:53 ID:38/ghW16
(どうか、これ以上は……)
僕にはもはや祈ることしかできない。
たとえ望んだことだとしても、栞がさすがに辛そうで、なんとかしてやりたい。
顔に出ていたのだろうか。
看護師の一人が僕に近づいてきた。
「栞さんの話なのですが……」
身を堅くする。
まさか、何か危険なことでも……!?
「いえ、あなたに安心して欲しくて」

56名無しさん:2017/02/23(木) 00:21:32 ID:iMD3h.eg
「栞さんの容体ですが、確かにご覧の通り人並みとは言えませんが、極めて順調なことは確かです。」
「そ……そうは言っても……彼女は風船なんかじゃなくて血の通った人間なんですよ…?こんなに恐ろしい大きさになってしまって……」
「その通り、彼女は風船ではなくて、立派なお母さんです。母は強しですよ?お子さんたちが立派に生まれてくる準備ができるまで、彼女の体は必ず育ち続けます…」
「は……はぁ……」

僕はここで栞をもう一度一瞥する。直径80cm越えのバルーンに、パンパンに張り詰めた乳房を抱え破裂しそうな彼女。
乳房だって今ではまるで片胸に赤ん坊が宿っていてもおかしくないようなサイズになってしまった。無論、それが8人もの巨大児のための莫大なミルクを湛えていることに間違いはないのだが…
彼女がさらに発育すると考えたほうが恐ろしい……

すると看護師が耳元に口を寄せてきた。

「……ここからが本題なのですが、ちょっと急ぎで先生のところまでお願いをできますか…?いえ、何もご心配頂くような話ではないのですが。」

57名無しさん:2017/02/25(土) 23:57:23 ID:0vZwc95A
何かあったら困る。
そう思って、僕は先生の元に駆け込んだ。
「おや、どうされました?」
「看護士さんから話を聞いて……いったい、どうしたんですか?」
焦る僕と対照的に、先生はにっこりと笑う。
「何もそんなに焦ることはありません。むしろ、朗報と言えますよ」
「朗報……?」
混乱する僕に、先生は説明をしてくれた。
僅かながら、出産の兆候が現れたというのだ。
「このまま進行していくとあと二ヶ月ほどはかかりますが、出産になるのではないか、と思います」

58名無しさん:2017/02/26(日) 22:56:51 ID:faIl6ojE
「え……今なんと……?」
「はい、最も順調に発育が進んだ場合、あと最短2ヶ月ほどはかかりますが、無事に出産の兆候は出ています!」
「に……2ヶ月ですか…!?今11ヶ月にさしかかろうとしているのに……?」

この山岸先生は正気なんだろうか。彼の笑顔を見る限り、栞に危険がないことはわかる。
ただ、ここにあと最短2ヶ月となると少なくとも妊娠13ヶ月は確定ということである…そう、「最短で」の話だ。

「よかったですね、一樹さん!もう直ぐお父さんです!」

看護婦も僕を見て明るく言う。

「は……はぁ……」
「一樹さん……状況を飲み込めないことはよく把握しております。ですが、彼女の今の体の状態を鑑みても、常識が通用しないのは明らかです。どうかご理解をいただくしか……」
「はぁ……わかりました……ですが…彼女自身とお腹の赤ちゃんのことは……」
「はい、彼女の身体的耐久性も、以前の20倍はおろか、30倍にも迫ろうかという強度増加です。母は強し、私たちも驚愕せざるを得ません。そして、お子様たちも弱るどころか、お腹の強度に負けじとぐんぐん成長を続けています。妊娠後期の成長速度も目をみはるものがございましたが、生まれる直前までさらに成長を加速させる見込みです…」
「そ……そうですか……」
「そうなるとお子様方にとっても、さすがにスペースが厳しいのでは、圧迫による後遺症などの弊害の懸念もあったのですが、羊水過多の傾向も加速しておりまして、悠々と成長しても余るほどに子宮容量が増してゆく予想です。」

もう僕は周りがおかしいのか、自分の判断力がおかしいのか、ワケがわからなくなってしまった。
とりあえず、栞の発育はさらに加速し、平たく言えばどんどん、どんどんと膨れ上がっていくことがわかった。もう今の栞に到底常識は通用しないようだった…

〜〜〜〜〜

病室に戻ると、相変わらず巨大な栞がそこにはいた。

「ん……んん……一樹……先生なんだって……?遠慮せずに本当のことを教えて欲しいの……もし私に何かあったりしたら…」

不安に顔を曇らせている。僕は彼女に本当のことを話すことにした。

「ううん……何も心配はいらないって……!ちゃんと出産の兆候も出てて、このまま陣痛を待てば大丈夫だって。でも……ただ……」
「本当に?!やったぁ、嬉しい!じゃぁあと少しの間になっちゃうのは寂しいけれど、このお腹ともお別れなんだね……頑張ってこんなに大きくなった甲斐があったなぁ…あと少しの辛抱…か…」

僕は喜びに溢れている彼女を見ると、それ以上のことを伝える気持ちにはなれなかった。
あと2ヶ月の間、彼女が膨れ上がり続けなければならないということを。それも、今までを上回るほどの速度で。

それからの彼女の体の発育は山岸先生の予測した通り、いや、もしかしたら遥かに上回るものだったのかもしれない。

59名無しさん:2017/03/14(火) 20:24:16 ID:5xO7aIb2
栞は2か月間の間、ほぼ常に激しい胎動と戦い続けていた。
母子ともに特に問題はないが、栞は息を漏らすばかり。
もう今やお腹の大きさはともかく、重量感もめちゃくちゃ半端ない。
胎児1人が動くだけでもお腹が揺れ、それに反応し他の胎児も動くため、
途轍もなく激しい胎動になっている。
また、お腹全体の強度が30倍になったとはいっても、おへそだけは元の皮膚が薄いからか、
一時的に少しは和らいでも感じなくなりはしないばかりか、後の膨張でますます感じてしまう一方。
普通の胎動でもおへそに伝わって感じ、その度にお腹が大きくなるのは変わらないが…
「あんっ…あっ…はぁ…あうっ…んっ……」
と、やはり膨張し続けたことで感度が増していったからか、
栞が日に日に悶える回数も増えていったのだ。更に…
「あぐぅっ!」
お腹が膨張し続けるうちに、時々おへその位置を裏から蹴られた時のダメージも更に増えていった。
当然それは強烈な刺激になっており、それによりお腹は一瞬で膨張していく。
もう、おっぱいの感度と比べても差がはっきりとしていたようで、
今ではむしろ物理的な破裂ではなく、精神的な破裂の危険性が高まっていたのだという。
「はぁ…はぁ……はぁ…」
栞のお腹はおへそが引き伸ばされ続けたことで、膨張速度も増していったと考えられる。
2か月の間、何度も膨張の連鎖が栞を襲っていたようだ。

60名無しさん:2017/03/14(火) 22:46:16 ID:0248VXX2
そしてとうとう妊娠13か月めに突入。
膨張に膨張を重ねた栞の腹囲はついに300cmを超えていた。直径にして1mを超えようとしていたのである。
そんな超特大水風船を抱えているのにもかかわらず、彼女にはほとんどその爆腹は見えていなかった。かろうじて跡形もなくなり伸びきってしまった臍の先あたりが見える程度。
それだけ眼下に広がる双丘も膨張しきっていたのである。全てが限界に見えた。

「は……んあぁ……いや……!!ああぁぁ……!!」

ある朝彼女は腹部に猛烈な快感を感じ思わず目を覚ました。
膨らみきった体がボコボコと異様に形を変えている。胎児達がこれまでになく暴れまわっているのだ。
もうとっくに生まれていてもおかしくない8人の超特大児がバンッ、バンッと形が変わるほどに彼女の腹を内側から蹴り散らす。
もう彼らの体格は1歳児か、下手をすると2歳児とも大差ないのである。

「お……お願い……落ち着いて!お母さん……もう……限界だから……!!」

そんな言葉を知る由もない、尚も胎動は激しさを増すばかり。

「あ……あぁ……お腹が……あぁぁぁあ!張るうぅ……!!ふ……膨らむぅぅ……」

ぐぐ……ぐぐ……っと彼女の体が目視できるほどのスピードで膨張を始める。
彼女を襲う快感は腹から臍へ、そして隣接した胸へと絶え間なく伝わる。精神を崩壊させかねないほどの快楽は彼女の体のさらなる膨張をもたらした。
さらに胎児達の暴挙に、彼女の体が防御反応を起こした。体が子宮容量の不足と誤認し、尋常ではない速度で羊水の生成を始めたのである。

「いやぁぁぁぁ!膨らむ……!!もう膨らめない!!膨らみたくない!!!嫌だ!お願い助けて!!!」

ぐぐ……ぐぐ……という膨らみは次第に持続的なものとなり、速度を増していった。
毎秒0.5cmほどだった膨張速度は、毎秒1cmとなり、さらに膨張を加速させていった。

61名無しさん:2017/03/14(火) 23:09:30 ID:0248VXX2
長くなったので分けました。

〜〜〜〜〜〜〜〜

「いや……止まって……止まって……割れちゃう…!!破裂したくない!!!」

彼女の体はすでにいつ破裂してもおかしくないような大きさだった。
正面からではほとんど彼女の体は見えないほどであったのだから。直径は1m30cmさえ超えさらに膨張速度を上げる。

「いやだ……いや……!誰か……誰か……!!」

ナースコールを押そうとする彼女。しかし手は空を掻くばかりで巨大すぎる胸に阻まれ届かない。
そこに胎児たちの臍への集中砲火が始まった。
バン!!バンバン!!張り詰めた腹部が無理やりに形を変える。

「あぁ……あぁぁ………!!やめ………て………もう無理!!もう無理……なの!!!むぐぅ………んんん……!!!」

そしてついに膨らみすぎた超乳が彼女の口を覆い隠す。全開のガスボンベにつないだまま、膨れ続けるアドバルーンのように、彼女はどんどん膨れ上がっていった。
張り詰めていたのに、まるで限界などないかという速度で膨れ上がる彼女の体。
ついに腹部は身長をも超え膨れ上がり、二つの胸はバランスボールを並べたようなサイズになった。

「むぐぅ……んんん!!んんんん!!」

直径170cm……180cm………200cm…………

空を掻いていた手は、自らの胸と腹が膨らまないように押さえるのに必死になっていた。
しかし、そんなことで彼女の膨張が止まるはずはない。巨大風船に喰い込んでいた腕は無情に跳ね返され、添えるのがやっとだった。
直径2m10cm……2m50cm………

「んんんんん…………んんんんんん!!!!!」

しかし、ついに膨張速度は低下し始め、彼女の体からミチ……ミチ……という音が聞こえ始める。

「ん………ん…………!」

自らの体に圧迫され声を出すのもやっとになった頃。
そしてついに彼女の体が天井に接しようとした時、限界を踏んだ彼女の体は一息に膨れ上がった。

「…………………ん……………!」

バアァァァァァァァァァァァァン………………………!!!!

〜〜〜〜〜〜〜

「……おり………栞……」
「……や……嫌だ……嫌だ!!!破裂したくない!!!」
「栞!どうした!!」
「か……かず……き……?」

目が覚めると、彼女の目の前には相変わらず巨大過ぎる三つの風船が鎮座していた。

「わ……わたし…………」
「怖い夢を見たんだね……大丈夫だよ。」

彼が手を握ると彼女は嗚咽し始めたのであった。

62名無しさん:2017/03/14(火) 23:52:11 ID:???
僕の手を握ると、栞はそのまま泣き出した。
少し考えれば当然のことだ。
僕だって不安なのだから、当事者の栞が不安でないはずがない。
どうしてそれを忘れていたのか。
僕は優しく、彼女の手を握り返した。

数日後。
とうとうその時が来てしまった。
栞の陣痛が、少しずつだが始まったのだ。

63名無しさん:2017/03/15(水) 22:17:27 ID:0yO0g1GA
「出産予定日からもう数日経つけど…栞、大丈夫か?」
「うん、とりあえずは…はあんっ…」
栞は未だに激しい胎動で吐息を漏らしていた。
「しかしここまで成長するなんて、さすがだよ」
「そ…そうか……私って本当に凄いんだね…」
「うん、それに…」
「それに?…うっ!?」
「し、栞!?」
「大丈夫…また私のおへその所を中で蹴られただけだから…」
「そう、そのおへそなんだけど…栞のおへそ、すごい魅力的で…」
「…今頃言ってももう知ってると思うけど…私のおへそ好きなの?…あうっ!……まただ…」
「う、うん。元から大きくて形も良いし、何より日に日に栞のお腹が大きくなると共におへそが引っ張られていく様子を見ると…その…勿論不安もあるがそれとは別の意味でドキドキしちゃって…」
「そ、そうなの…?」
「もう今やパツパツですごい光沢を帯びて、膨張で大きくなって見えるし…そしてこんなに引き伸ばされて今にも破れそうなのに…今でも少しずつ膨張しておへそが引き伸ばされていってるし…」
「私のお腹を見て…破裂するのが心配だけじゃなかったのね……はうっ!んっ…」
「ほらまた感じた、そしてまたおへそが引っ張られてきてる」
「もうっ…一樹さんたら……はぁっ…」
「おへそ触ったらどれだけ感じるだろうね、今こんな状態だからできないのは残念だけど…」
「………」
「もうすぐこのお腹もお別れになるだろうし、せっかくだから…」
僕は、記念としてビデオカメラでしばらく栞のお腹の様子を撮ってみた。
お腹が張る様子、中の胎児におへその裏を蹴られる瞬間、それで感じ栞が声を上げると共にお腹が膨張しおへそが引き伸ばされる様子もちゃんとビデオに記録する。
勿論撮るのはほとんどお腹とおへそだけで、おっぱいまで撮るのは流石にマズイに決まっているが。
ビデオだけでなく写真も何枚か撮った、大半がおへそで後はおっぱいなどが映らない程度にお腹全体をと。
「ふう、もうこれで十分かな。それにしてもまだ産まれる気配がなさそうだな…」
「う〜ん、どうだろうか…張ってはいるけどそれ以外特に感じていないような…」
いや、そうではない。実は丁度撮り終わったところで子宮口が開き始め、陣痛が始まっていた。
しかし正確には、胎動などは前と比べ減っており、お腹が時々張ってきているため、確かに出産が近くなっているが、
栞の様子からすると、大きすぎるお腹で感覚が鈍く、弱い陣痛では痛みを全く感じていなかったのだ。

64unknown:2017/03/16(木) 00:15:29 ID:WTaBBMB2
「あれ?おかしいな...」
 大きなお腹を擦っていぶかしむ様子の栞。
「どうかしたの?」
「ううん、なんでもない」
 妊娠13ヶ月2週目。予定日を3ヶ月以上過ぎたお腹は全く産気づくことなく、もうすぐ14ヶ月目に到達しようとしていた。
 成長のペースは13ヶ月目になってからさらに早まっていき、今週に入りさらなる加速をしていた。
 1週目は9㎝しか増えなかった腹囲も、今週は363㎝となりまたも破裂の危機を迎えようとしていた。
 まるまると膨れ上がったバストは今や下着には収まりきらず、2ヶ月の間に186㎝に、そして今週には240㎝を越えてしまった。
 ここまで膨れ上がったのは栞の腹の大きさの割には弱すぎる陣痛が成長を促進してしまったからで、膝を隠すほどの大きな腹のせいで動くのもままならなくなっていた。
「栞、大丈夫か?顔色悪───」
「あぐぅ!?」
「栞!?」
 突然苦しみ出す栞。ベッドを覆い隠すほどの大きさの球体が内からぐにぐにと動き出す。それに伴って栞の息も荒くなっていき、子宮口が無理矢理にこじ開けられていく。
「ふぅっ、ふぅっ」
 栞の腹は別の生き物のようにボコボコと蠢き、中の胎児を押し出そうとしていた。
「ふぅぅぅんっっっ!!」 
 そして息むこと数分。なんの前兆もなく、一人目の頭が出てきてしまったのである。

65unknown:2017/03/16(木) 02:21:08 ID:WTaBBMB2

 次の瞬間、ぐぐっと乳房と巨大な腹が成長したのが見て取れた。出産の激痛が子宮を異様に刺激しているために膨腹・膨乳が始まってしまったのだ。
 産道を通りながらも巨大化する胎児は、骨盤につっかえてしまい出てくる気配はまるでない。栞も懸命に息むが大きくなりすぎた腹では、満足に押し出せるほどの力も出せなかった。
 そうこうしているうちにも徐々にだが確実に膨張していく栞の体。
 胸からは母乳が吹き出し、ベッドを濡らしていく。破水もしていないためか、全く御産は進まない。
「栞!」
「あぐぅ!ううっ」
  ゴキッと嫌な音がなったあと、ズルズルと一人目が出てきた。どうやら骨盤が折れて出たらしかった。

66名無しさん:2017/03/16(木) 03:31:06 ID:VEG1wbvQ
そこからのスピードは、むしろ早いと思えるほどだった。
骨盤というストッパーを失い、何かのタイミングで破水したのか、恐ろしい量の羊水が流れていく。
みるみるうちにしぼんでいく腹から、一人、また一人と赤ん坊が産まれていく。
僕はパニックを起こしながらも、栞を励まし続けた……。

無事に子供たちが産まれるまで、丸一日以上もの時間がかかった。
骨盤が折れた上にあれほどの出産を終えた栞の命を僕はまず心配したが、驚くべきことが分かった。
なんと、彼女の骨盤は加速度的に再生し、元の形を取り戻していたのだ。
これも彼女の体質だろうか、と先生は言う。
先生のシミュレートによれば、また今回のような出産になっても骨盤が折れるようなことはなくなるだろう、とのことだった。
そして、子宮も恐ろしい。
陣痛の刺激でどんどん強化されていったらしく、30倍どころか60倍にまで強化されているという。
こうなると、次に控えていることは一つ……。
先生との約束を果たさなければならない。
栞を、もう一度妊娠させなければ……。

67名無しさん:2017/03/16(木) 04:52:58 ID:cvNlTWRs
こうして栞の初めての出産が終わると、栞は一度自宅で療養をすることを許された。
子供達は特別処置として、病院側で預かりしばらく面倒を見てくれるという。
次の約束が控えている栞にとって、まずはコンディションを整えることが先決であった。
大量の羊水と超巨大な胎児たちが全て生み出されたとはいえ、巨大な乳房と発育しきった子宮で未だ彼女の体は巨大なままだった。
なんとか救急車に運び込み、帰宅をした彼女。

「一樹……からっぽになっちゃった……あんなに大きかった……お腹……からっぽ……からっぽ‥‥」

一筋の光るものを頬に流しながら、そう言い残した栞は何日にも渡る眠りについたのであった。

〜〜〜〜〜〜〜〜

それから3ヶ月。栞の体はみるみると萎んでいった。
普通に立って歩けるようにもなり、日常生活を取り戻したかに見えた彼女。
ただし、それはあくまで破裂寸前の異常な大きさを誇っていた以前と比べて、の話だ。
容積が収縮しようとも、彼女の異常に発育しきった子宮そのものの体積はほとんど変わらず、完全に萎みきった彼女の腹部さえ、未だに通常サイズの6つ子を抱えているような有様だった。
その上にはMカップにも及ぶ乳房を抱えたまま。これでも彼女の体は何も入っていない、全くからっぽな状態なのであった。ただその器の大きさが尋常ではなかったのだ。

彼女からすれば一切膨らんでいない、何の支障もない身体でも、世間的に見ればどこからどう見ても破裂寸前の異様に膨れ上がった身体であった。
特大サイズのマタニティを着ても、市販品では限界まで引き伸ばされ、外を歩けば嫌でも人目を惹いてしまう。
何ヶ月かと問われれば、一人もいないと言えば奇異の目にさらされ、仕方がなくもう直ぐだと答える。
でも、人目に触れるたび、それが憂鬱になるどころか、どこか誇らしく思えてしまう栞なのであった。

病院の山岸先生から直々に電話がかかってきたのは、そんな日のことだった。

68名無しさん:2017/03/16(木) 05:35:35 ID:VEG1wbvQ
一つは、子ども達との生活について。
出産したとはいえ、それで活動が収まるのは子宮だけだ。
むしろ乳房にとってはこれからが本番といえ、凄まじい勢いで母乳を生産し続けている。
それに対して、今までは日に一回絞っては病院に送っていたのだが、先生いわく一緒に暮らすならば直に与えた方がいいと言う話なのだ。
これには子宮の調子を戻す意味合いが有るとも言う。
そのため、今すぐにでもして欲しいと言われた。
そしてもう一つ、これこそ本題なのだが……次の妊娠についても、いろいろと話があるらしい。
僕と栞は、真剣にその話を聞くことにした。

69unknown:2017/03/17(金) 12:49:38 ID:tp9Px/no

「ううん...栞さんの子宮の状態では妊娠は難しそうですね。まだこれほど大きいままだとは思いもしませんでした。子宮が収縮するように薬を投与してみましょう。発育しきった胸ですが、授乳を続けて様子を見てみましょう」

 先生によると、今妊娠してしまうとホルモンバランスが崩れ、大膨張を引き起こす危険性があるのだとか。
 そうして赤ちゃん達との生活がスタートした訳だが、最初の一ヶ月は大変だった。
 母性本能が刺激されたせいか、以前よりも母乳の出がよくなったし、さらに2サイズ大きくなった。問題の量はというと、一回の授乳で3リットルもの量が出るようになっていた。一日分だと30リットルにもなり、凄まじい量の母乳が出るようになっていた。
 そうして半年経つ頃にようやく胸とお腹が小さくなり始めた。そしてお腹が平らになる頃、胸もDカップにまで落ち着き、先生からのゴーサインも出た。
 
 ベッドに横たわって口づけをする。ずっとお預け状態だった僕たちは互いを貪るように求めあった。
「んっ」
 舌と舌とが絡み合う。乱れる吐息。
 上気していくのがわかる。唇だったのを首筋へ。優しく頭を撫でながら鎖骨を通って胸元へ。
「んっ、はぁ、はぁ」
 そして十分に大きく実った果実を貪る。優しく優しく、感触を楽しむように。そうして先端が立った頃に、舌を這わせて遊んでみる。
 左手で胸を攻める傍ら、右手を下の方へ。よほど興奮したのか、体液で蒸れており、蜜壺から大量の蜜が漏れ出していた。
「いいよ、来て」
「行くよ、栞」
 およそ一年ぶりに繋がった僕たちは、子宮が精液でいっぱいになるほど愛し合った。

70名無しさん:2017/03/17(金) 15:42:21 ID:4EWz10/o
ふつうはそこまですると、競争が激しくなりすぎて帰って受精しなくなるという。
だが、相手は栞だ。
言ってしまえば、ふつうの体質ではない。
するとどうなるか。
見事に、栞は二度目の妊娠を果たした。
まだ数はよく分からないが、前以上に大量に、かつ大きく妊娠できるだろうと言うのは先生と僕の共通見解だった。
なんでも、萎むのにここまで時間のかかった栞の子宮。
その強度は計り知れないそうだ。
前の出産は、有る意味では子宮の限界も近かったという。
そうでなければどうなるのか。
僕は不安を感じたが、栞はむしろ喜んでいた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回の上限はどのくらいがいいでしょうか?

71unknown:2017/03/18(土) 00:00:00 ID:PYhubTsk

この妊娠を含めてあと二回は妊娠させようと思います。
今回は12〜15人が妥当ではないでしょうか?
最後は、胸もお腹も作中最大で、30人くらいを考えてます。 最後に追加妊娠した胎児から数えて10ヶ月を妊娠期間としたいと思います。なので、ギリギリになってから妊娠して破裂寸前までいくというのも面白いかなと思います。

今回は胎児の数だけ妊娠期間を伸ばしたいと思います。
──────────────────
 あの日から一ヶ月。
 生理も来ず、胸とお腹が徐々に膨らみ出し、僕たちは新しい命が宿ったことを喜んだ。 
「おめでとうございます!双子を妊娠されていますよ!」
 
 検診から数日後、まず胸がかなり大きくなった。妊娠1ヶ月目にも関わらず、もうGカップがキツくなり始めていた。妊娠前からすると既に3サイズも大きくなっていた。
 そして懸念していたお腹だが、今回は羊水過多気味ということもあり、4ヶ月頃のお腹と変わらない大きさになっていた。
 
 そして翌月の検診で大変なことがわかった。
 どうも今の栞は妊娠でホルモンバランスが一気に崩れたために、排卵異常を起こしているらしく、毎日のように排卵していたらしかった。
 月一だからと毎日のように求めあっていた僕たちは、予想以上の成果にただただ驚いていた。

72名無しさん:2017/03/18(土) 00:35:57 ID:PjQ/aDgM
「それに、驚くべきところはそこだけではありません……」
先生は、栞の診断結果をペンで指しながら続ける。
女性が一生で生成できる卵子には限りがあり、そのため余り大量の排卵は将来的な不妊を招くという。
「ですが、栞さんはそういう部分でも特別でした」
なんと、栞は普通の人の10倍以上の卵母細胞を持っており、たとえ毎日排卵しても問題ないのではないか、という話だった。
「その子宮といい、今回判明した卵巣といい……まるで子供を産み育てることに特化したかのような身体ですね、栞さんは」
先生は一切の悪意なくそう言った。
栞は栞で、それだけ多くの子供の母親になれると喜んでいる。
まあ、いいか……。

そして帰り道、栞は突然僕に話しかけた。
「あのね一樹さん……私、たくさんの赤ちゃんがお腹にいるのが、もしかしたら好きなのかな、って」

73unknown:2017/03/18(土) 01:04:47 ID:PYhubTsk
「たくさんの赤ちゃん?」
「そう。私あのとき破裂寸前までお腹が大きくなったけど、赤ちゃんが動いて、私の中でどんどん大きくなっていくのがすごく愛しくて。私、もっともっとたくさんの赤ちゃんをお腹の中で育てたいなって」
「もっとたくさん...か」
 そう話す栞のお腹を見て思わずドキッとしてしまう。
「ちなみにさ、どんくらい欲しいんだ」
「えーとね、4、50人くらいは育ててみたいな...この中で」
「そ、そんなに!?」
「えへへっ、冗談」
 
 そして、2ヶ月検診。
 やはりというべきか、お腹も胸もさらにすごいことになっていた。胎児の数が増えたのは明らかだった。
─────────────────
栞のデータ
 妊娠前
 スリーサイズ 83(Dカップ)/61/89
 
 一ヶ月現在
 バストサイズ 94㎝(Hカップ)
 腹囲 79㎝(4ヶ月目相当)

74名無しさん:2017/03/18(土) 01:50:32 ID:PjQ/aDgM
「やはり、というべきでしょうか……胎児は増えています」
双子と聞いていたが、エコー写真には5つの点。
なんとなく心当たりがある。
二週間前のセックスで、彼女のおへそを指で三回撫でた。
栞は臍が弱いから、その刺激でそうなったのは間違いなさそうだ。
そのことを山岸先生に伝えると、あるものを持ってきた。
腕時計のような形をした機械だ。
「これを栞さんにつけていただけないでしょうか?」
「これは?」
「胎児が増えたり、成長を促進するときにいかなる作用が起きているのか、それを知ることと、栞さん自身の健康状態をチェックするものです。これがあれば、早いうちの入院はしなくてすむ筈です」
「つまり……動けなくなる一歩手前まで栞は普通に暮らせると?」
「ええ、そういうことになります」
そこにちょうど、別室で診察用の服から普段着に着替え終わった栞が戻ってきた。
子供たちの世話のため、早く帰ろうと僕をせかしている。

75unknown:2017/03/18(土) 02:04:25 ID:PYhubTsk
「栞、これ着けてみて」
 帰り道に先ほど渡された装置を着けさせてみる。
「すごい!これ赤ちゃん達の様子がわかるよ!」
 機械によると、赤ちゃん達は何れも4ヶ月相当の大きさになっているらしい。
「ん?これ何だろう?」
「今日また卵包が成熟したんだって。えーと...今夜も頂戴」
「わ、わかった」
 
「相変わらず栞はすごいなぁ」
 胸は先日Jカップになったらしい。胸の張りがどんどん強くなってきて近頃は辛いこともあるらしい。
 お腹は一気に3人も胎児が増えたからか、7ヶ月の妊婦のように膨らんでいた。
 
──────────
 
妊娠2ヶ月
 バスト 98㎝(J65)
 腹囲 85㎝

76unknown:2017/03/18(土) 16:39:26 ID:PYhubTsk
 2ヶ月も3週目に入ろうという頃、とうとう悪阻がやってきた。今回は異様に重いらしく、寝込む日が続いた。
「うっ...」
 妊娠8ヶ月のような大きさの腹を擦りながら横たわる栞。まだ2ヶ月とは思えないほどの大きさで、寝返りをうつのもしんどそうだった。
 バストはというと胸の張りが強すぎて近頃下着を着けていないし、測っていないのもあり、正確なサイズはわからなかった。だが、日に日に大きくなっているのは確かであり、服を着ると胸元がパツパツになってしまうようになっていた。
「ごめんね...家事とか任せきりにしちゃって...うっ」
 吐き気が続いている中、無理矢理でも食事を取ったりして栄養を補う日々が続いた。このときの腹囲は85㎝にもなっていた。
 
 そうした状態でも気分がいい日は夜を共にしていたせいか、3ヶ月目に入るとさらにお腹は大きくなっていた。
「近頃、すごい勢いだよなぁ。体は平気なの?」
「うん...この間よりかは随分楽だけど...」
 そう言ってまだ3ヶ月とは思えないほど大きなお腹を擦る栞。そのお腹は臨月の妊婦よりもかなり大きい。双子だと説明しても通ってしまうほど大きかった。
「今、何人くらいいるのかな?」
「今度病院に行ってみる?」
 確かに栞の成長のスピードは前回の時よりもかなり早い。3ヶ月目に入ったばかりだというのに、腹囲は108㎝、バストは105㎝にもなっていた。
 前回よりも早いペースで成長していくのには訳があった。

77名無しさん:2017/03/18(土) 19:43:24 ID:vttPCbf2
その理由の一つだが、やはり栞のおへそにあった。
栞が初めて妊娠する前はお腹に程よく肉がついてたので、おへその先端が微かに見える程度だった。
しかし妊娠したことに加え、彼女の体質が性的な意味で異常だったこと、多重妊娠、胎児達の胎動などが重なり、
その体に何度も降りかかった刺激で、今では栞のおへそが、性器を超える性器になってしまったからだ。
産後はお腹が元に戻るも、その前が膨張し過ぎた大きさだったからか、
妊娠前と比べ少しおへそが大きくなり、幾分自己主張を始めているようだ。
そのせいか、同じお腹の大きさで比べても、一度目よりも今回の方が先におへそが出てしまっていた。
「また大きくなったようだな…」
「うん…やっぱおへそとか特に気持ちいいし…」
病院に行く日の前の夜、栞は大きく突き出たお腹を出して、その成長ぶりを僕に見せてたとこだ。
お腹の中では胎児達が時々元気に動き、おへそは腹圧で出っ張って、外の肉豆が自己主張しているのが分かる。
「でも一番の原因は、やっぱ破裂寸前のお腹で赤ちゃんたちが激しく動いたときかしら」
「そ…そうだな…」
「中で激しく動くたびにおへそに伝わって…それがもう耐えたいと分かっても気持ちよくて…」
「う…うん」
「あのときよりももっと大きくなったら…どれだけ気持ちいいことか…」
「ま、まあそうだけど…とにかく栞もあまり無理はするなよ…」
「分かっているよ…分かっているけど……」

78名無しさん:2017/03/18(土) 22:19:54 ID:vttPCbf2
確かに無理もないだろう。
栞のお腹が大きくなってきたせいで、性感まで高まってきた気がするだろう…
見ただけで、栞のお腹が…おへそが、撫でろ、押せなどと訴えかけてくるようだ。
しかし僕も彼女の今の状態で刺激させてしまってはマズイと、ただ欲を抑えている。
それだけに、僕と彼女の意志と精神力が試されているのかと思う。
どんどん成長する栞のおっぱいとお腹を前に、どれくらい持つかどうかだ。

次の日、3ヶ月目の検診が始まる。
早速医師が、栞の今のお腹の様子を調べることにした。

79unknown:2017/03/19(日) 01:56:16 ID:mXdqmhU.
「これは...まぁ随分と大きくなりましたね...」
 かなりの膨張を遂げた栞を見ての一言目はそれだった。
「どうぞ、お掛けになってお待ちください」
 そういって奥の診察室へと栞を連れて行った。

「少し冷たいですよ」
 いつも通りエコーで胎児の様子を見ていく。
「影がまた増えていますね... 6... 7... 8... これは... 」
「先生?」
「11人です。本当にすごいですよ、奥さん!」
「そ、そんなに... 」
「それだけではありません。先ほど機械もチェックさせていただきましたが、子宮内に成長ホルモンを分泌する組織がありました。おそらくこの組織の影響が胎児の急成長と乳腺組織の肥大化を引き起こしているのです。これは胎児の数が増えれば増えるだけ活発化するようです。これをご覧ください。5人だったときよりも明らかに活発化しています」
「そうだったんですね」
 
「あのお二人にお願いなのですが... よりデータを取るためにあと数人増やしてもらえないでしょうか?」
「せ、先生!?そんなことしたら栞は!」
「栞さんの子宮なら大丈夫なはずです!」

80名無しさん:2017/03/19(日) 03:12:52 ID:BgX9njOU
「先日の時点で栞さんの子宮は通常の60倍以上の強度を持ち、今もなお強くなっています。理論上は十分耐えられるはずです」
栞は、どう思うだろうか。
思い切って栞に話をふる。
すると、
「もう少し……じゃあ、あと四人って出来る?15つ子ってギネス記録があるとか聞いたことがあるの。もし無事に産めたら、私、世界一の子沢山お母さんになれるんじゃないかしら?」
僕の心配をよそに、栞はやる気満々。
こうなると、僕が止めたとて無駄だろう。
昔からこう、栞はやると決めたら一直線なのだ。
僕としては、セックスの刺激で成長が促進されすぎると怖いのだけれど……。

81unknown:2017/03/19(日) 14:02:07 ID:mXdqmhU.
 それからの成長はさらに加速していった。何もしていなくとも腹部は異様に大きくなっていき、バストはブラの支えなくては重すぎるほどになった。
「栞、大丈夫か?」
「う... うん... まだまだ平気だよ?はうっ」
 ぐぐっとまた大きくなった。
 感度も段々高まっているようで、彼女が感じる度に少し膨らむようになっていた。
「かずき... あのね、また下着がキツくなっちゃった」
「本当に?先週買い換えたばっかだろ?」
「そう... なんだけど、この頃胸が張る回数が増えてて」
 改めて栞の胸を見ると妊娠前よりかなり大きくなったことがわかる。3ヶ月2週目現在のサイズはNカップにまで肥大化していた。
 栞ほどのサイズになるとかなり高くなってしまうのだが、そうした必要物資に関してはいくらでも援助してもらえる点はありがたかった。
「はうっ、んんっ、はぁ、はぁ」
「栞?」
「んっ、もっと... 大きくなってね... 」
 そんな栞の声に答えるようにぐぐっとまた成長する。成長すると感度が上がり、さらに感じて成長する。彼女は徐々に膨張のループに入ろうとしていた。
 目に見えてどんどん膨らんでいく彼女のことが心配であるのだが、近頃はもっと膨らんでいくことを欲している。
 そんなある夜のこと───
 さらなる妊娠を目指し、彼女にイチモツを突き入れた丁度そのとき異変が起こった。
「はうっ、んっ、んんっ、ん〜〜」
「栞?」
 ボコンっと音を立ててお腹が膨らみ出したのだ。
 それだけではない。妊娠初期にも関わらず肥大化し過ぎた乳房もぐんぐん成長し始めたのである。
「もっと、もっと動いて!」
 そういって自らの臍をいじり出す栞。
 引き伸ばされ光沢を放っていた皮膚がさらに引き伸ばされ、ギチギチと嫌な音を立てる。
 臨月の双子サイズだったお腹が三つ子サイズ、四つ子サイズとどんどん膨らんでいく。
「もっと、もっと... 」

82名無しさん:2017/03/19(日) 14:20:22 ID:1s9hN71.
このままでは栞が危ない。
止めたい。
だが栞は膨らむことを欲しているし、山岸先生もデータを欲しがっている。
止めたいが、止められない。
目の前でどんどん膨らんでいく栞を、僕はただ呆然と見つめていた……。

翌朝には、8つ子の臨月くらいかというほどのお腹を栞は抱えていた。
今回増えることはなかったようだが、成長はかなり促進されてしまったらしい。
もう7ヶ月相当の大きさまで胎児が育っているというのだ。
もう一度促進されたら、多分その瞬間に産まれてしまっても問題ないだろうと先生は言う。
そして、驚くべきことはまだあった。
なんと栞は、その大きく重いお腹を抱えて、自分の足で歩いて見せたのだ。

83unknown:2017/03/22(水) 11:43:52 ID:ZlYMtrlw
「立てる... のか?」
 正直、立てるとは驚きである。計算上、30キロ以上の重さになっているはずなのにだ。
「う、うん... す、すごいね!こんなに大きくなるなんて」
 大きく膨れ上がってしまった腹部を見て無理にはしゃぐ栞。妊娠初期にも関わらず、ここまで胎児を発育させるとなると後期に入ればどれほど膨らんでしまうのか。
 胸はやはりというべきか、Nカップでは収まりきらず、またも特注ブラを作らなくてはならなくなった。
 どうにもセックスがかなり成長を促進してしまっているらしく、異常な成長は加速の一途を辿っていた。
 
 2ヶ月後。
 妊娠5ヶ月も半ばを過ぎ、もうすぐ6ヶ月目という時期に、栞の体に明らかな変化が現れて始めていた。

84名無しさん:2017/03/22(水) 13:24:02 ID:uoxdR0ZE
胎児の成長は言うまでもない。
山岸先生の言ったとおり、もし何らかの原因で今すぐ産まれてしまっても問題ないくらいだという。
新しい変化と言えば、まずお腹に妊娠線がひとつもないこと。
子宮だけでなく、皮膚にも影響がでているらしい。
同様に強化されていくことで、子宮についていける伸縮性を持ったのではないかという事だった。
次に胸。
母乳の生産量は更に跳ね上がり、あれだけたくさんの赤ん坊に飲ませてもまだまだ余るほど。
さすがに胸が張って痛そうなので、先生に頼んで搾乳をする予定があるくらいだ。
下手をすると絞らなくても出てしまうので、なんとかしないと………。

だが、何より驚くべきは、栞がまだ立てて、しかも子供たちの世話はできているということだった。

85名無しさん:2017/03/29(水) 23:52:00 ID:sXnyoNpI
「極めて順調です……ただ、一点気がかりなことが……」
6ヶ月も半ばに差しかかろうという頃、山岸先生は言った。
「何か……異常でも?」
僕は嫌が応にも心配になりきき返す。エコー検査の下、ベッドの上に鎮座している巨大な球体は言うまでもなく栞である。
先日よりもさらに膨れ上がり、もはや10つ子臨月といっても過言ではないような大きさだ。
心配そうな僕の顔なんてどこ吹く風、幸せそうに栞は微笑んでいる。どんどん膨れあがる体が愛おしいのだ。

「いえ、何一つ心配はないのですが、前回の妊娠よりも圧倒的に胎児の成長も早い。もちろん、彼女の体質を考慮してというのもあるのですが、それだけでは説明がつかないほど圧倒的な速さです。
それも短期的な話ではなく、安定してずっと速度が早い。母乳の生産量も、そして羊水の生産量も、常人の10倍、いや、下手をすれば20倍近い……どうもこれにはホルモンバランスが影響をしているらしく……」

「というと……?」

「前回の妊娠との違い…子育てが何らかの影響を及ぼしている可能性は否めません……」

86名無しさん:2017/04/01(土) 14:22:49 ID:FR5fIENM
すみません、続き書く前にまず今の栞の腹囲だけまず教えてほしいんですが…

87名無しさん:2017/04/02(日) 02:26:40 ID:Jx9pWt2w
>86
180は超えててもおかしくないかな、と思います

88名無しさん:2017/04/02(日) 10:15:29 ID:wSBwqAyw
>>87
ありがとうございます。一旦出かけるので続きは後で帰ってきてから書きますね。

89名無しさん:2017/04/02(日) 21:27:19 ID:wSBwqAyw
大分待たせてすみませんでした。そろそろ続きにします。
-----------------------------------------------------------------------------

「そう言えば、栞は子供達に直接母乳を吸わせてたような…あと前にこんなことも…」
僕はつい最近起きたことについて思い出してみた。


「さて、始めるかな」
「なあ、本当にこのお腹で大丈夫なの?」
「だから、先週末から買った10Lのズボン履いてお腹を包んできてるからしばらく大丈夫だって」
「そ…そうかな?なんか心配なんだが…」
栞は服をまくると、154cmまで入る10Lズボンに何とか収まっているお腹にブラで包まれているおっぱいが露わに。
そして窮屈そうなブラを外して子供達に母乳を飲ませる。
数は8人なので、もちろん2人同時に飲ませれば合計4回で済む。
早速1人目と2人目に飲ませる栞。
「ん…んんっ…」
続けて3人目と4人目。
「う…んんっ……」
ものすごく大きなお腹の為か、お腹に乗っけて飲ませているので楽に見えるが、
飲ませるといってもあまりに大きすぎるおっぱいでは刺激してることに変わらないため、
栞のお腹は少しずつだがどんどん大きくなっていく。
感じながらもぐっとこらえ、何とか3人目、4人目も飲ませ終えた。
「よ…よし…残りは4人……」
と、栞は5人目と6人目に同時に飲ませ始めるが、その途中でとんでもないことが起こった。
栞がまだ気づいていない間にまだ飲んでいない子の一人が、もう待てないと栞のお腹に近づいた。
そして手で器用に10Lのズボンをずり下げると、大きく突き出たお腹が剥き出しに。そして…
「あうっ!やぁっ!」
お腹を超特大のおっぱいと間違えたのか、飛び出たおへそにしゃぶりついてしまったのである。
栞もこれにはさすがに耐えきれなくなって、イってしまったのだ。
「おい!何をやってるんだ!」
僕のおかげで何とかはなったものの…
「ふぅ…やっと全部終わったし、ズボンを履きなおして…あれっ?」
「どうしたんだ?」
「ふんっ、んっ……どうしよう、ズボンが…入らない」
「何だって!?」
栞のおへその高さまで何とか入っていた10Lズボンだったが、今の強烈な刺激でお腹が急激に大きくなり、
10Lズボンでさえも上がらなくなり、おへそがしまえなくなってしまったのであった。
栞のお腹のラインにそって、10Lのズボンがずり落ちていった。

「…そんなハプニングが一度だけあったようで」
「ふむ…それは大変でしたね。ともかく、直接母乳を吸わせるときの刺激が胎児の成長を進めているようでしょう」

90名無しさん:2017/04/07(金) 03:04:58 ID:kvAoPTBI
「だったら、どうすればいいんでしょうか?」
たまらず先生に聞いてみる。
すると、先生はしばらく考え込んでから、一つの案を出した。
「万一を考えてあまり使いたくはなかったのですが……機械式の搾乳機を使いましょう」
先生が言うにはこうだ。
搾乳機で栞の母乳を絞り、それを哺乳瓶に入れて8人それぞれに飲ませる。
刺激され続ける可能性もあるが、子供たちに直接吸われるより刺激は小さいという。
「確実に効果があるか、といわれると何とも言えません……ですが、今はこれしか」
僕はどうしても悩むが、結局は栞しだいだ。
「栞、どうする?」
すると、栞は少し考え込む素振りを見せる。
どっちかというと、機械つけられるのがイヤなんだろうな……。
そして五分ほどして、彼女は結論を出した。

91unknown:2017/04/10(月) 00:14:38 ID:i1SmeQPQ
「機械は着けたくありません..... 赤ちゃん達には直接あげたいんです」
「お腹の成長が早くなってもですか?」
「はい」
「..... わかりました。その代わりと言ってはなんですが、栞さんにはあるお薬を飲んでいただきましょう」 
 
 そうして処方された薬を飲むことで機械の件は立ち消えになった。
 そして栞のお腹は7ヶ月、8ヶ月とある意味では順調に育っていった。
 
「この薬、本当にすごいな」
「あれからあんまりお腹も大きくなってないしね〜」
 大きく膨らんだ腹を擦りながら、感心する栞。
 処方されたのは、成長を抑制する薬だった。そのため、腹囲もバストもあまり成長しなかった───というより通常の妊婦と同じくらいに落ち着いたのだ。
 内部で過剰分泌されている成長ホルモンや女性ホルモンを抑制し、体の膨張を押さえている仕組みだ。
 最初こそホルモンバランスが崩れ、不調気味だったが、その後すぐに慣れてきたのかこの頃は安定しているようだった。
 
 行為は変わらず続けているが、膨らむ気配もなく、あと4人という目標を達成するために二人で頑張る日々が続いた。
 さらに月日が流れ、9ヶ月に入った頃。栞のお腹がまた成長のペースを徐々に上げ始めた。
「見て見て!増えてるわ!」
 4人の胎児が増えたからだと思われるが、抑制剤の効果も助けてか急激な変化は起こらなかった。

 ─────────
 現在の栞のデータ
 妊娠9ヶ月(15人)
 バスト 108㎝(Oカップ)
 腹囲 194㎝

92unknown:2017/04/11(火) 10:43:00 ID:hyh/mfrI
抑制剤の効果でかなり妊娠期間が延びる(25ヶ月で出産)というのと、抑制剤で抑え込んでいたために体がホルモンが足りていないと誤認し、以前の数倍のホルモン濃度になってしまうという流れで進めていこうと思います。
度々急激な膨張があっても面白いかもしれませんね。

93名無しさん:2017/04/11(火) 23:17:54 ID:dRTHRgbY
「あと1か月か…楽しみだな。あ、そうだ」
僕は序に、栞の今のお腹の様子をビデオカメラに撮ることにした。
当然と言っちゃ当然だが、栞のお腹はもう服に全くおさまらないぐらいに大きくなっている。
もの凄い数の胎児が時々胎動を起こしては、剥き出しになった栞のお腹が激しく動く。
「あっ…また…」
「激しく動くもんな……うわっ」
僕のビデオカメラは栞のお腹の中心の前で止まった。
「ん?どうしたの?」
「栞のおへそが凄いことになってる…」
そりゃそうだろう。
お腹が大きくなりすぎて、おへその皮膚がぱっつんぱっつんになってきている。
しかも今まで何度もそれで感じすぎたからか、前よりも更に自己主張しているかのようだ。
「私のおへそ…ますます魅力になってきているの…?」

94管理者権限削除:管理者権限削除
管理者権限削除

95名無しさん:2017/04/23(日) 03:06:02 ID:/pPvWc5w
「そ……そんなことないよ!い、いや、魅力的じゃないって言ったら嘘になるけど……」
「もう……一樹さんったら……!」

つい言葉選びを間違い、栞は気分を損ねただろうか。
そう思って彼女を恐る恐る見たが、ちょっとふざけて頬を膨らませてるだけみたいだ。

「どうせ魅力的じゃないですよーだ」
「ごめんって…そう膨れるなよ」
「もう十分膨らんでますー」

そう言うと2人で目を見合わせて笑った。

「はぁ……確かに…十分膨らんでるかもな……」
「本当はわたしはまだまだ足りないけどね」
「えっ……?」
「大きくなーれー、どんどん大きくなーれー」
「何言ってんだよおまえ、割れちゃうぞ?」
「割れません〜!もっともっと大きくなって……ん………なんかお腹が……」

そう言うと彼女はお腹を押さえた。

「栞、あんまふざけてると……栞?」
よく見ると息が次第に荒くなり、頬を赤らめている。
「ん………ん………お腹……膨らんじゃいそう………」

96名無しさん:2017/04/24(月) 01:12:26 ID:ZUuF7F26
驚くしかない……。
僕の目の前で、栞のお腹がまたも膨らんでいく。
抑制剤は効いていると言うのに、どうして?
とはいえ、自分も案外落ち着いている。
まあ、こんなことになるのも初めてじゃないしね……。
早速変化を知って駆け込んできた先生は、栞の採血を始めた。

「私達のミスです……申し訳ありません」
「謝るより先に、一体何があったか教えてくれませんか?」
平謝りする先生をなんとか制止して、尋ねる。
すると先生は、何やらまた書類を持ってきてくれた。
「まずはじめに、このグラフを見てください。抑制剤は効果を発揮しています」
ホルモン濃度と書かれたグラフを指差して、先生は説明する。
たしかに、グラフはどんどん下がっていっている。
「ですが、この反応は予想外でした。栞さんの身体は抑制された状態をホルモン不足と判断してしまい、抑制剤の効果が弱まった瞬間に今回のようなことが起きたのです」

97unknown:2017/05/02(火) 15:47:57 ID:4JvtTTKw
 その後、抑制剤は前回までの二倍の濃度のものが投与されることとなった。
 それからも何度か膨らんでは濃度を上げるといった生活が続いていた。

「栞さん、お薬ですねー」
 ついに薬も点滴で投与されるようになった。出産が明日ということも助けたのか、濃度は128倍にもなっていた。
 薬が交換されたあとは腹囲と胸囲を計測し、記入していく。
 臨月を迎え、とうとう二メートルを越えた巨大なお腹。バストもいよいよ迎える母としての生活のため一層乳腺を肥大化させ、出産の日を待っていた。
 そして薬の投与からおよそ3時間後。
「今回は前よりも大きくならなかったね。薬のおかげかな?」
「私はもっと大きくしたかったんだけどなぁ」
「前みたいに産むときに大変になるよ?」
「そうかもしれないけど......」
 不満げにお腹を擦る栞。手持ちぶさたなのか、巨大な胸を下から持ち上げたりしていた。
「胸ももっともっと大きくなりたかったんだけど...... んっ、お腹が熱くなって───」
「ま、また!?一昨日濃度が上がったばっかりだよ!?」
「おっぱいが!おっぱいが......んぅっ!」
「い、いつもとなんか違う!?」
「おっぱいがぁ、んっ、破裂しちゃう!!うぅんっ、んっ!」
 むくっむくっむくっ、そんな音が聞こえそうなくらいの勢いで急成長する胸。腹はミチミチと皮を引き延ばしながらゆっくりと膨らんでいく。
 止まらない膨張。
 はち切れそうだった三つの球体が内から衣服を引き裂いて、彼女の肢体を露とする。
 ぐっ、ぐぐっ、むくっ、むくむくっ、むくむくむくむくっ!!
 拍動に合わせて加速していき、異様な膨張を遂げていく。
 限界を越えたのか、皮膚が光沢を放ち始め明らかに膨張のペースが緩やかになった。
「はっ、はっ、はっ..... んんっ、は、破裂しちゃう〜んんっ、はうっ!?」
 ボンっ!と音を立てて二回りほど一気に膨らんだ。続け様に三度。止まったかに見えた膨張は爆発的なものと化し、栞の体をより大きくさせていた。
 胎内では超巨大児がさらなる発育を遂げており、それにあわせて大量の羊水が分泌されていた。
 そして────
「あぐぅっ!?」
 今日一番の膨張のあと彼女は気を失ってしまった。
 栞が意識を失ったのと同時に膨張も止まり、異様に変貌した彼女の身体測定が行われた。
 
─────────────────
妊娠39週目
バスト 188㎝(+80㎝)
腹囲 417㎝(+215㎝)
胎児の推定体重 15キロ
 
 このまま予定を変更して出産させて、次の妊娠にいこうかと思うのですが如何でしょうか?

98名無しさん:2017/05/02(火) 17:29:39 ID:CEqNImLU
「ダメだ……これは、今すぐ出産させないと命に関わる!」
山岸先生は慌てた様子で口走る。
一体、何があったのか。
それをすぐに、看護士さんが話してくれた。
羊水の増産が急に行われたことで、栞の体から一気に水分が失われてしまったのだという。
このままそれが続けば、水分がどんどん減って危ない。
解決手段は、今からある方法で出産させるだけ。
「いいですか?今からこの超極細管を刺して、栞さんの羊水を少しずつ抜きます。ある程度変化があれば、陣痛が始まるはずです」
いったん言葉を区切り、僕が理解しているのを確認してから先生は続けた。
「陣痛が起きたら羊水を抜くのをやめ、今度は栞さんに生理食塩水を投与してなんとか回復させます。そして、あとは出産させるだけです」

99名無しさん:2017/05/03(水) 02:18:36 ID:bnR5Trzs
「わかりました…なんとか栞を…お願いします」
先生は頷くと、緊急措置が始まった。
まずは徐々に羊水を抜いていく。彼女のお腹は少しずつ縮んでゆく。それに従いパツパツに張っていた光沢も徐々に落ち着いてきたようだ。
生理食塩水は点滴の形で投与される。すると、少しずつ体力を取り戻したのか、彼女は意識を取り戻した。

「ん……一樹…さん…?く…お腹が…」
「先生、陣痛の兆候です!」
「栞…大丈夫だからな…あと少しで」

そう言って栞の手を握りしめる。

「一樹…さん…?………ふ……んん……はぁ……!!」

次の瞬間躍動する栞のお腹。

「は…はぁ……!!」
「山岸先生!また膨張の兆候が!」
「一樹さん…また…また膨らんじゃう……!!」

あっという間に縮んだ分は帳消しになり、さらに大きさをましてゆく栞。

「やむをえん……今は水分補給に徹するんだ…!」
「ふ…膨らんじゃう……んんん!」

ますます大きさをましてゆく栞。すぐに皮膚が光沢を放ち始めた。

「先生…栞は…!」
「一樹さん…今は彼女の体を信じてあげてください…!」

100名無しさん:2017/05/03(水) 02:36:51 ID:2CilA7dg
先生がそう言って、僕を落ち着かせようとした直後のことだった。
ボッ、と鈍い破裂音。
そして、凄まじい水音。
そう、それは破水。
栞のお腹は、ギリギリ耐えきったのだ。
羊水を抜くための管が刺さっていた穴が功を奏したらしい。
「一樹さん…栞さんの手を握ってやってて下さい。きっとその方が安心できるはずですよ」
ついに、二度目の出産が始まる。
前のようなことに、ならなければいいけど……。

101名無しさん:2017/05/04(木) 00:06:24 ID:u4JUuNNk
>>97
ならそれでいいと思います。
それと、栞は前も話したけどお腹の膨張でおへそがすごく感じるので、出来ればそこも上手く使ってくださいね。

102名無しさん:2017/05/04(木) 22:10:59 ID:u4JUuNNk
僕は医師に言われた通り、ギュッと栞の手を握った。
「大丈夫、絶対産まれるから安心しろ」
「ありがとう。けどね…今回も産むときにますますお腹が大きくなっちゃうかも……だって…」
「だって?」
「…私のおへそを見て…前よりも凄いことになってると思うから……」
栞に言われるがまま、僕は彼女のおへそをじっくりと見た。すると…
「うわぁ……」

103名無しさん:2017/05/04(木) 22:28:17 ID:ZAYIoV4c
引き伸ばされて平たくなってしまい、とうとうへそが消えている。
これはつまり、他のお腹の皮膚と位置が変わらないという事。
つまり、空気の流れに直にさらされているという事だ。
つまり、空調の風なんかが当たれば、栞のお腹は途端に膨らむだろうって事。
その証拠といえるだろうか。
まだ胎児に影響は出ていないが、時たま羊水の増産は続き、ポンプのように吐き出され続けていた。
機械に表示されたグラフが、動く。
とうとうその時が来たのだ。
僕は栞の手を握り、彼女がいきむのを助けた。

104unknown:2017/05/08(月) 00:03:11 ID:a7lsquco
「ひうっ!また膨らむっ!?」
 15人の子供たちが一斉に急成長を始める。
 平らだった臍が僅かな皮膚の緊張で刺激されたことと産道にいた胎児が臍の刺激によって1.5倍もの大きさになったことて、キャパオーバーの快感を得たことが原因だった。
 こうなれば息む度に成長が促進され、より難産になるというループからは抜け出せなくなる。事実、一人目は23キロもの超超巨大児と化しており、陣痛開始から8キロも増加していた。
 腹囲は既に476㎝にもなっていた。

105名無しさん:2017/05/08(月) 22:53:42 ID:pK1qzIc.
その後も栞はいきみ、その度に成長は促進されていくのは変わらない。
おへそは破れそうで限界なのに、お腹の膨張で更にミリミリと引き伸ばされていくので、
それにより栞は、類似的な強いへそ責めを常に受け続けているのだ。
胎児は産道を進んでいくが、大きすぎるせいかなかなか産まれない。
僕は栞のおへそに時々目がいきながらも、栞を頑張って励ます。
「栞…がんばれ!」
「ふうぅぅぅん!!……はうぅぅっ!!」
確かに力いっぱいいきんではいるが、大きくなりすぎたお腹でうまく産み出せない。
そうしている間もお腹は少しずつ大きくなり、おへそもますます感じていく。

106unknown:2017/05/21(日) 18:00:47 ID:5RMtAIkg
「ふぅぅぅん、ふぅぅぅん」
 息めど息めど、膨らみ過ぎた腹では胎児は出てこない。
「仕方ない。もうお腹を押すしかない」
「せ、先生!?こ、これ以上お腹が刺激されたら私、ふぐぅ!?」
 先生はそう言うと栞のお腹を懸命に押し始めた。大きすぎる故かうまく押せず、看護師と協力しながら今にも弾け飛びそうな腹を押す。
 その刺激から胎内を守ろうとしたのか、さらに急激に羊水が生産される。
 胎児の急成長と羊水の大量生産で腹部はますます膨らんでいく。
「うっ、はっ、んんっ!!んぁぁぁぁぁぁ!!!」
 そして、3リットルもの羊水と共にようやく一人目が流れ出てきた。

107名無しさん:2017/05/21(日) 22:57:25 ID:Sn/T0l1o
しかし、まだ安心はできない。
羊水がある程度減りはしたものの、栞のお腹はそこまで萎みはしていない。
それに何より、一人目が流れ出たとしてもお腹にはまだ14人いる。
「ふうぅぅぅん!!……はうぅぅ〜ん!!」
再び彼女がいきみ、医師たちがお腹を押していくと、
胎児の成長と羊水の増加で再びお腹は大きくなっていく。
「うっ、はぁっ、んんんっ!!」
僕は更に引き伸ばされていく栞のおへそを見て、興奮と心配の両方をしながらも必死で見守っている。
唯一の救いは彼女の体質だからか、会陰の伸びがものすごく良いことなのだというが…。

108名無しさん:2017/05/22(月) 08:32:04 ID:RZx8v3Kg
やがてしばらくすると、膣口から二人目の頭が見え隠れし始めた。
「栞、次だっ!頑張れ!」
「ふうぅぅぅ〜っ!うぅぅ〜っ!」
僕は栞を励まし、医師たちも懸命にお腹を押していくが、
二人目も含めた胎児の成長はその後も止まらない。
ましてや子宮内にはまだ13人もとどまっており、しかも栞は難産。
更にそれを加速させるかのように、破れそうなお腹とおへその刺激が何度も襲っている。
激しい出産は尚も続いているが、無事に終わるかどうか検討もつかない。
胎児を全部産み出せるまで、栞の体力、お腹、おへそは持つのだろうか?

109名無しさん:2017/06/20(火) 20:18:15 ID:Fmh4UnmQ
「ふぅぅぅん、ふぅぅぅんっ!」
懸命にいきんでいる栞だが、尚もなかなか産み出せず苦しんでいる。
「ふぅぅぅぅぅ…んんっ!」
「しかし手強すぎますね、これは…」
医師が言うのもそうだが、僕も、栞の体力が限界に近づき始めているのを見て、
「栞、仕方ないけど僕もお腹を押すのを手伝うよ。」
と言うと、医師達と共に栞のお腹を押していった。
「(うわぁ…栞のお腹の感触…すごく凄まじい……ってダメダメっ、今は栞を助けなくちゃ!)」

110名無しさん:2017/06/25(日) 22:06:25 ID:uKx95jkI
「ね……一樹さん……わたし……わたし……!」
息も絶え絶えに、なおも徐々に膨れ上がる栞。その額には汗が吹き出ている。

「頑張れ、栞…!あともう少しで…あともう少しで生まれるからな…!」

そうは言うものの栞の中にいる赤ん坊はまだ12人。とてもすぐに生まれる人数ではない。

「だめ……わたしもう……わたしもう……!!」
「何言ってるんだ!大丈夫だから…もっと強く押してやればきっと……!」

グググっと彼女の腹の形が変わるほど押し込む僕。その時だった。

「違うの…!だめ……いや……いや、だめぇえぇぇぇぇえ!!!!」

彼女が声をあげた次の瞬間。彼女の体が爆発した。
いや、爆発したかのような急激な膨張を開始した…!
500cmに近づいていた腹囲はあっという間にそれを超え、罰ゲームで使う巨大風船のように、いや、それよりもなおも早いペースで膨張を始めた。

「膨らんじゃう……!いやだ…!破裂しちゃう……!」

今では胸の方に5つ子が入りそうなほど膨張した彼女。
ボコン!!ボコボコン!!
さらに膨張のペースは早まる。

「先生!これ以上膨張すると栞さんの体がどこまで保つか…!」
「わかっている…!」
「先生…!先生……!!」
「やだやだやだ!膨らんじゃう……破裂………しちゃ……」

腹囲510cm…520cm…550cm…580cm…

自らの視界が肌色に染まってゆくのを見ながら、栞の意識はここで途切れた。

111名無しさん:2017/06/26(月) 22:42:22 ID:0x3XB/A6
栞の意識が途切れたとき、二人目の頭が出たところである。
「先生!頭が出ました!けど栞さんが…」
「多分一時気を失っているようですが…とにかく何とかしなければ」
「栞…」
そしてしばらくすると、栞は再び正気に戻った。
けれど戻ってみると、まだ股の間では二人目の胴体が半分ぐらいしか出ていない。
幸いにもイッたばかりで、腟口は広がりきっていたのだ。
「…よし、もうひと踏ん張りだ。栞、頑張れ」
「ふぅぅぅぅ〜ん!!んぁぁぁぁっ!!」
息んだと共に運よく強い収縮が起きて、その勢いで二人目が押し出されていった。
そして先ほどとは比べ物にもならない量の羊水が流れていった。

112unknown:2017/06/30(金) 01:36:00 ID:ANrCaa7w
このままだと際限なく膨張し人間サイズを越えそうなので、現段階の最終サイズは600㎝以下としたいと思います。
これ以上は次の妊娠にしたいと思います。
 ───────────
 それと同時に羊水によって膨らみ続けた腹もみるみる小さくなり、450㎝ほどにまで縮まった。しかし、二人目が無理やり出たからか、栞の骨盤はまたしても骨折してしまった。子宮が収縮する痛みと巨大な胎児が狭い産道を通ろうとする痛みに加え、骨折の激痛が襲う。
「あぐぅ..... 」
「栞さん!もう少しです!息んでください!」
 先生は懸命に声をかける。この機を逃せば、骨折によって広がった産道も時期に閉じきってしまうのだという。
 そうして3人目、4人目と生んでいき、最終的にまる3日かけてようやく全員を産み落とすことができた。
 その後すぐに回復のための手術が行われた。生活が困難なほどに発達した乳腺の切除、子宮が膨張することによって引き伸ばされた皮膚を切り、子宮も回復を促すための薬剤が打たれた。巨大だった胸はAAAカップにまで縮小し、はち切れんばかりの腹は2週間ほどで単胎の臨月相当の大きさに戻った。
 栞の身体が変調をきたしたのは術後1ヶ月が経ってからのことだった。動いてなくても汗が出るようになったのだ。それもサウナに入ってるかのように。先生に訊ねると恐ろしいことがわかった。
「栞さんの身体が、以前の妊娠でタガが外れてしまったからでしょう」
 お腹の子どもを多胎であっても十分に成長させるために成長ホルモンを盛んに分泌し、子どもの発育を促していたのが10人を越える妊娠を繰り返したために暴走してしまったのだという。15人分を生育するために必要だったホルモンがその後も分泌状態にあるため、このような事態になってしまったのだ。
「先端巨人症という病気や合併症を引き起こすかもしれません」
「先生、対策はないんですか?」 
「妊娠し続けるしかありません..... 」

113名無しさん:2017/07/01(土) 11:10:11 ID:TXcLz4DM
単胎の臨月相当の大きさに戻ったと書かれてましたけど、これで妊娠ってできるでしょうか?

114unknown:2017/07/02(日) 01:33:38 ID:io7gIzFY
1ヶ月経過して、とりあえずは大きさは元に戻ったイメージです

115unknown:2017/07/03(月) 20:44:00 ID:PyMutPGs
 診断されてから一時帰宅の許可が降り、栞は数ヶ月ぶりに我が家へと帰って来た。
「一樹さん、今日は私がご飯作るね」
 張り切るぞ〜などと言いながら、楽しそうに料理をする栞。久々に帰って来たのがよほど嬉しかったのか、豪華な夕食を作ってくれた。
 しかし、僕は先の診断のことが気になって栞の手足やお腹のことが気になっていた。楽しそうにはしゃいではいるが、びっしょりと汗をかいていて、時折ふーっと息を漏らしていたのを見ないふりをしていた。そんな彼女の姿をみていると我慢することができなくなった。
「栞、その──」
「大丈夫よ。こうなったのは元々の体質なんだし、私がたくさん赤ちゃん欲しがったからなんだから」
「赤ちゃんがお腹にいれば大丈夫って先生も仰っていたんだから大丈夫よ」
 
 そう言って気丈に振る舞っていたが、僕は隠し事をしているのが堪えられなかった。
 
 栞に薬を盛ったのだ。それも排卵誘発剤を。ただでさえ排卵異常を起こしている栞の身体にそんなものを投与すれば、どんな結果に繋がるかは目に見えている。しかし、先生によると一人身籠った程度では、胎児が今まで以上に急成長して、ともすれば数週間で出産という事態になりかねないということだった。
「この薬を服用すれば、5つの受精卵が排卵されます。今日、最低でも4人、頑張ってください」

116unknown:2017/07/04(火) 15:47:27 ID:3Ypho.8U
 数ヶ月ぶりに見る栞の身体はとても美しかった。胸こそないものの、細く括れた腰に太腿がほどよい肉付きですらりと延びていた。子宮が限界容量を増したためか、お腹はぽっこりと膨らんではいたが、あまり気にならなかった。経産婦とは思えない身体であった。
 僕は先程の憂いを忘れ、ただひたすらに彼女を求め続けた。何度も何度も奥を突き、何度も何度も絶頂させ、何度も何度も注ぎ込んだ。

 一週間後に検査をして双子の妊娠が発覚したが、その後も毎日、誘発剤を投薬してはさらなる妊娠をさせるために励んだ。そうした日々が続き、さらに2週間が過ぎた。
 平らだった胸は妊娠に合わせて発育を始め、過剰な成長ホルモンによって前回同様、異様なスピードで成長し始めた。今回は最速で7カップアップを果たし、妊娠3週目にしてEカップに成長していた。彼女によると若干キツイらしいのではあるが。
そして、気になる胎児の数はというと────

117名無しさん:2017/07/05(水) 21:42:36 ID:R0u4l0AY
双子の妊娠だったものが何とそれの3倍、合計で6人になったのだ。
今の栞のお腹周りは、88cmにまで大きくなっていた。
そして前の出産でのお腹の膨張で激しくおへそが引き伸ばされ続けたせいか、
栞のおへそは以前よりも大きくなり、1.5cmほど飛び出ていた。
というか、もう妊娠する前から肉が盛り上がっていたのだ。
普通の女性なら、綺麗に窪んでいない形で横から見ても分かる出臍は、
最大のコンプレックスのようで、恥ずかしくて見られたくないと思う女性も多いはず。
しかし、今の栞は他の出臍の女性とは真逆だった。
栞にとって命と引き換えに出来た、遠くからでも大きく目立ったおへそがとても愛しかったのだ。
あれだけものすごい数の子供をお腹に宿してたし、その証拠だと言えるのは当然だろうか。
産後も彼女を求め続けてよくおへそを弄り、愛し続けた結果、
僕の執拗な愛撫のためか、栞のおへそは更に敏感に開発されていた。
そして僕も、膨乳・膨腹フェチに加えて、完璧なおへそフェチにもなっていた。

118名無しさん:2017/07/05(水) 21:45:52 ID:R0u4l0AY
そして今の栞の普段着は、露出が多い服装が多くなっていた。
この日は丈の短いタンクトップで、巨乳で裾がせり上げられているのもあって大きなお腹とおへそがむき出し、
下はホットパンツでベルトをしているが、ポッコリと出たお腹がつっかえて下腹までしか上がらない。
何というか、もうとにもかくにも目のやり場に困って仕方がないのだ。
そんな栞がその服装のまま、あるDVDを見ながら踊っているのを見て、僕は
「なあ栞、前から気になってたんだけど、何やってるの?」
「マタニティのベリーダンスよ。最近始めたの」
ベリーダンスとは、お腹を出して腰を振る踊りの事で、お腹は繁栄をイメージする場所。
しかもお腹が大きくなるほど美しく魅力的になれるのだという。
「けど…どうしてそれを始めたの?」
「それはね…」
実は、ベリーダンスほどお腹と骨盤を意識する踊りは他に一つもない。
お腹がだんだん出てくると、大きなお腹を支えるため反り腰になって腰痛になる人も多い。
そのダンスの基本姿勢を保つことで腰痛を和らげ、腰が楽になるのだという。
更に、動作の一つとして腹筋を色々と使い分ける動きがあるため、これにより分娩が楽になりやすくなる。
そして何より、女性性がものすごく強い踊りなので、これで妊娠中によくある不安などを取り除け、
封印されていた気持ちがより開放され、スッキリ爽快な気分になれるのだ。
「なるほどね…。確かに今の栞にはちょうどいいかもしれないな」
「うん。見たい?上手く踊れるか分からないけど…」
折角なので、僕は栞のベリーダンスを見ることにした。

119名無しさん:2017/07/05(水) 22:39:13 ID:qTyyetG2
なんと扇情的な踊りだろうか。
体を波打たせるようにくねらせ、その動きは僕を誘っているかのよう。
辛抱するにも限度がある、としか言えない。
「栞……いいかな?」
「イヤ、って言ったら?」
「我慢、できないかも?」
踊り終えた栞に、僕はすぐさま飛び付いた。

120名無しさん:2017/07/06(木) 22:31:38 ID:z.vGp1Ew
飛びついた僕はふと真面目な顔で栞を見つめ、そっと身体を寄せると、
「改めて聞くけど、どうして最近お腹出すようになったの?わざわざおへそなんか出して…」
栞はこう答えた。
「それは…最近動くたびに服が擦れて…イキそうになってきちまうし……」
そりゃこれだけお腹が出ててしかも出臍だったらこうなるとは考えもつくだろうか。
「それに、この方が日に日に赤ちゃんが成長してお腹が大きくなる様子が分かりやすくなるし……」
「かもな。僕も栞のお腹出してる服装好きだよ。特に栞のおへそ」
「一樹さんもやっぱり私のおへそ、好きなの?」
「うん。ちょこんと肉が出てて、なんだか美味しそうな気がして。普通なら不細工でも栞のは特別なんだし……」
そんなこんなで出臍が好きになっている人は、この2人の他に中々いないだろう。
栞にそっとキスをした後、僕はこう言った。
「なぁ栞、僕は栞の大きなおへそを、めいっぱい愛してやりたいな」
その言葉に栞も、
「うん、分かった。私のおへそ、今日好きなだけ愛して?」

121unknown:2017/07/07(金) 09:40:05 ID:iia6SvYU
妊娠3週目で88㎝は大きすぎませんかね?

122名無しさん:2017/07/08(土) 14:30:34 ID:9JgWpsAg
>>121
そうですね…一気に6つ子にしたまではよかったのですが、計算がずれていましたね……。
じゃあ正確には恐らく下腹で測って84cmぐらいで、おへその高さで81cmぐらいってことにしましょうか。
大変失礼いたしました。

それと多分ですけど手術で皮膚などを切ったとか言いましたが、
傷跡はほとんど見分けがつかないぐらいに消えているはずですよね?
栞の体の再生速度はそれだけ普通じゃなく、恐らく抵抗力も尋常じゃないでしょうな。

123unknown:2017/07/08(土) 18:03:53 ID:W0GeQdHM
>>122

一応、再生してるつもりです。
少し気になったのですが、このお腹の大きさは胎児だけによるものでしょうか?
胎児の成長によるものとすると、大きすぎて胎児の方に影響が出そうなので、このお腹の大きさは羊水過多によるものとしても大丈夫でしょうか?

124名無しさん:2017/09/27(水) 22:10:06 ID:4rcqsUg.
>>123
確か2度目の妊娠では羊水過多と言っていましたが、今回3度目も同じように羊水過多ってことにしましょう。

さて、そろそろ続きを書くとします。
-----------------------------------------------------------------------------

「ありがとう。栞、大好きだよ」
僕はそういうと、栞のおへそを指でなぞった。
「んっ…」
栞がピクッと反応した後、僕はおへそに口づけをした。
「んんっ」
栞のエロい声が漏れると、僕はキスするかのように栞のおへそを愛撫した。
初めは唇が触れるだけから、次に舌を絡めて肉をこね回す、そして音を立てながら吸い上げた。
あまりの気持ち良さに栞は目を虚ろにさせ、腰を嫌らしくくねらせている。
「んっ…あぁんっ…気持ちいい……」
「こんなに感じるなんて…やっぱ栞のおへそはすげぇな」
そして唾液でてかっていた臍肉を、指で摘み、ツンツンしたりして弄んでいくと、
「うわ…もうびしょびしょに塗れているな……」
と、僕は片手で秘部を撫でる。
そのまま二人は長い時間かけて愛し合った。
挿入中臍肉に触れると、栞の子宮は内部と外部両方向からの刺激による凄まじい快感に襲われ、身体をはねさせた。
僕は更に高速で肉をプッシュしてエロい鳴き声を上げさせては、腰の動きをさらに強めた。
それが終わると、僕は、
「なあ栞、そろそろあれやろうか?」
「あれね…けど今回が最後にしてくれる?」
「分かった」
「じゃあ…お願いね……」
実は3度目の妊娠をする前、こんなことを話していたのだ。

125名無しさん:2017/09/27(水) 22:10:51 ID:4rcqsUg.
「栞のお腹の成長が普通じゃないのであればせめて、その出臍を鍛えるべきではないかな?」
「……そんなことって出来るの?」
「多分栞次第だけどある程度の自信はある。万が一を考えてだし、初期の間にやるだけやろう」
「…分かった。お願いできる?お腹の子たちの為にも育てて…」

僕が言うには、お腹が大きくなる前に栞のおへその皮膚をもっと増やすというのだ。
実は妊娠前に僕はあれこれ調べたが、おへそは赤ちゃんと繋がる大切な器官で、
そこが大きくなったからといちいち皮膚だダメージを追っていては大変。
かと言って、最優先に修復して回るわけにもいかない為、おへそは予め皮を余分に蓄えているのだ。
通常妊娠すると体全体の皮が広がり、大きくなる子宮を必死で覆うのだが、栞のような双生児以上は皮も限界になってしまいがち。
その時に、おへその中の皮が内側から現れて、最後のひと踏ん張りをして破裂を防いでくれるということだ。
今回の妊娠は前以上にお腹がもの凄く大きく膨張すると思われる。
だからお腹の破裂を防ぐために、多胎の妊婦にとって最後の砦となるおへそをもっと鍛えるというのだ。
それを初期段階で何度かやることで、栞の膨張するお腹がより長く保つようにと考えたからだと僕は思う。
もっと敏感になるのは分かっているが、命と引き換えにと思ってだろう。

126名無しさん:2017/09/27(水) 22:11:53 ID:4rcqsUg.
僕は、顔を赤らめて言う栞に再び熱くなる。
「ようし…覚悟はいいか?」
「もちろん。思い切りやっちゃって」
僕は再び栞のおへそに顔を近づけると、臍肉を何度も甘噛みし、更には噛んだ状態で強引に引き外しも何度かした。
「あんっ…あっ、はあっ……」
そして指でグリグリ、更にはおへそを摘むと、こねくり回したり力いっぱい引っ張り出したりした。
「あああんっ…はああああああっ!」
しまいにゃ、念のため買ったけど使われなかった乳首用の吸引機を取り出しては、
それを栞のおへそに当て、臍肉を吸引して限界まで引っ張り出すことまでした。
僕の手によって栞のおへそはどんどん吸引されていく。
初めは痛みはないと思っていたが、限界が近づくにつれじわじわと肉が裂けるような痛みが栞を襲った。
「は、ひいっ…イクうっ!」
きりきりと吸引機が音を立て、痛みすら今の栞にとってはもう快楽のようだ。
栞の臍肉は極限まで引っ張り出され、ものすごく飛び出している。栞のおへそがようやくその全貌を現したようだった。
しばらく外傷を負わせない程度に激しいへそ責めを続けたところで、栞が
「お…お願い。そろそろ入れてもいいっ?もちろんおへその方は続けてっ……」
「……分かった。それじゃあ遠慮なくっ」
僕は準備を終えると、後ろから覆いかぶさるようにし、そして突き入れた。
片手で栞の腰を掴んで、もう片手で吸引機をおへそに当てるようにしながら、
最初はゆっくり、次第に動きを速めるように作動させた。
おへそと膣内によるダブル攻撃で、栞はもの凄い声を漏らし続けた。
「はあっ、ほおっ、あんっ、おほおっ!!」
そんなこんなで二人の激しい愛し合いはしばらく続いた。

そして、愛し合いも終わって次の検診……

127名無しさん:2017/10/07(土) 12:58:43 ID:i9Z3NP6g
普段はお腹を出したままで過ごしていた栞だが、検診に行くときは流石に普通の服装できている。
だとしても、ポッコリと出たお腹と肥大化したおへそは、服の上からでも分かるようになっていた。
その為、町の中を歩けば……
「ねぇ見て、あの人のお腹とおへそすごくない?」
「本当だ、すげぇ目立ってるぜ」
「ママ、あの女の人すごい出臍だよ」
「そんなこと言っちゃ失礼でしょもう…」
と、特におへそを周りの人に見られることも多かったが、栞はそれを誇りに思っていたので全然気にしていなかった。
やがて病院にたどり着いた僕と栞。
「それでは、お腹の診察をさせていただきますね」
と、医師は栞の服をまくってお腹の検査を始める。
前の胎児の数は6だったが、今回の胎児の数は…

128unknown:2017/11/01(水) 00:20:59 ID:n12KfnXU
「貴女ももうすぐなの??」
 双子の臨月のようなお腹を擦っていると、隣の妊婦が話しかけてきた。まだ6週目なんです、などと言えないまま苦笑いで誤魔化す。
「栞さん、次、どうぞ」
 看護婦に促され、診察室に入る。
 
 血圧を計り終え、メジャーをお腹に回す。示した目盛りは113㎝。エコー検査で赤ちゃんの数を見ると、その訳も頷けた。影が14。近頃、お腹が大きくなるペースが早まったのも、赤ちゃんが増えたからだろう。
 
「前回の倍以上ですか。薬では2週間で4人だったのが、3週間で8人とは......しかも、3つ着床したものがある。あわせて17つ子ですか。それに臍も肥大化している...... 。何かされましたね?」
「そう... ですね... 」
 とても恥ずかしかったが、山岸先生にこれまでの「特訓」の話をした。

「特訓ですか。うーむ、それならこの薬を処方しましょう。より、効果が見込めるはずです」

129unknown:2017/11/01(水) 00:21:47 ID:n12KfnXU
メジャーを大きなお腹に沿わせていく。8週目を迎え、3ヶ月目に入ろうかという腹部は180cmを大きく越えていた。
「薬の効果が出てきてるようですね......。ただ、これほどとは...... 」
 私が処方されたのは、精力剤、誘発剤、女性ホルモン剤だった。快感を感じれば感じるほど、多くの排卵が見込めるという仮説があったことに加え、女性ホルモンでより多くの卵子を作り出そうという治療は成功した、ということだった。
 実際、私の中には25人もの赤ちゃんがいることが今日の検診でわかっている。成長ホルモンの濃度も徐々に安定してきているそうだ。
 問題は女性ホルモン剤の副作用。作用するのは生殖機能に関するものだけでなく、当然体の至るところに作用する。皮下脂肪を蓄える性質があるため、局所的に脂肪が増えていってるのだ。つまり、胸の成長が以前にも増して加速しているのだ。成長ホルモンのおかげで代謝能力が向上しており、贅肉はついていないのだが、代わりに2つのホルモンの影響を請けて、成長期のような状態となっていた。乳腺が発達すれば、当然それを守るための脂肪も増えるため、結果として凄まじい勢いで成長し始めたのだ。サイズは既にIカップに到達している。
 
「成長ホルモンの数値も安定しています。このままの状態で出産まで頑張っていきましょう」
「......つまり、25人を産むということですか? 」
「そういうことになります。常識外れな数ですので不安になるのはわかりますが...... 」
「いえ、そういうんじゃないんです。そういうんじゃないんですけど...... 」

 自分の胸のモヤモヤを打ち明けられないまま、私は病院を後にした。
 帰宅後、一樹さんに検診でのことを話した。彼は一安心したようだったが、モヤモヤは消えなかった。そうして、「特訓」で焦らされながらも解消できない日々が続いた。

130名無しさん:2017/11/03(金) 23:25:27 ID:tBREwePM
初期に「特訓」を全て終えてからというもの、日に日に栞のお腹は大きくなり続けていた。
普段着は当然お腹を出したままで、特訓後になったおへそがもの凄く目立つ。
3度目の妊娠からは、毎日の夜にお腹を触り続け、寝る前におへそにキスをして一日を終える。
勿論栞はこれで軽くイクが、こうして快感を感じることで、赤ちゃんがより元気に成長していくと思ったのだろう。
ただそれも、大きくなりすぎるとやがてはそれができなくなる日が来てしまうだろう。
何より、今回は25人なので、お腹の膨張も更に速まっている。
そうなると、すぐ病院での生活に変わってしまうのは確実だ。

今日も栞はおっぱいでパツパツになり裾が競り上がってお腹剥き出しの服を着ており、
ズボンはお腹が大きくなりすぎて全然上がらず、ファスナー全開な為ヘアゴムでボタンと穴を繋いでいる。
その為、パンツが丸見えになってしまっているが、家ではいつもこうなのであまり気にしていなかった。
そんな中……

131Unknown:2018/10/03(水) 01:06:32 ID:OqZTF72I
そんな日々が続き、気がつけば24週目に入っていた。
腹囲は250センチ近くなっており、バストはKカップがキツくなり始めていた。膨らむペースが多少落ち着いてきたものの、驚異的なスピードであることは変わらなかった。
特訓は相変わらず続いており、「最後まで」快感を得られないことにもどかしさを感じていた。
私は極力、彼の前では扇情的な格好をするよう心がけた。気恥ずかしかったが、焦らされ続けたから致し方ない。すると…

132Unknown:2018/10/03(水) 01:30:35 ID:OqZTF72I
さらに月日が流れ、32週目。
病院を訪れた患者はたった8週間の間に凄まじい膨張を遂げていた。ある日突然来なくなったと思ったら、とんでもないことになっていたのだ。
「これは…」
「すみません…」
「特訓…の成果ですか?」
「いえ、それが…」
患者からの説明にひどく頭を抱えてしまった。

「栞さん、端的に言って大変危険な状況です。いつ貴女が限界を迎えてもおかしくない」
彼女はたった2ヶ月の間に、これまでの倍以上の胎児を腹に抱えてしまっていた。その数、およそ50。腹囲は360センチ近く、胸囲は130センチとなっていた。

133名無しさん:2018/10/03(水) 23:41:54 ID:Pi.1.CMQ
本当は、この特訓は妊娠初期で終わらせる予定だった。
中期以降でこれ以上やるのは流石にマズイと言うのは僕らもわかってはいたのだが…
日に日に大きくなっていく栞のお腹に興奮を抑えきれなかったのだろう。
中期以降になってまで特訓を何度もしてしまっていたのだ。
特訓は初期の間だけで十分だったのに…何てバカなことしたんだろう…
僕も栞も、目が覚めるのが遅すぎたと思っていたのだ。

134Unknown:2018/10/04(木) 02:30:59 ID:G6vvSPtM
お腹が苦しい。
今のお腹は1回目の妊娠の時の出産前と同じくらいの大きさだ。そのうえ赤ちゃんは前の時の4倍近く中にいるのだ。当然といえば当然だろう。 今回はまだ9ヶ月目に入ったばかり。これからまだまだ成長していくことを思えば、どれほど膨らんでしまうのか想像もつかない。
50人もいると胎動も激しく、その刺激でより大きくなっていってしまう。
「ふっ、ふうっ、うぐっ」
プッーッと今日何度目かわからない膨張を遂げた。

135Unknown:2018/10/04(木) 02:49:42 ID:G6vvSPtM
「後期に入ってから成長が目覚ましいですね」
先生は感心しながらこう呟いた。日に日に大きく膨らんでいくお腹と胸は、今までで一番大きくなっていた。
妊娠37週目にして腹囲は544センチ、バストはついにXカップに到達した。
お腹はまるで別の生き物のようにグニグニと形を変え、時折ぷーっと膨らむ。今では1日に20センチ近く膨らむこともある。

そして産まれる気配がないままさらに月日が経った。そこで私はとんでもないことを医者から告げられた。その内容は、私はあと40週間はこのままだろうということだった。

136Unknown:2018/10/09(火) 03:40:50 ID:EPimLePY
常識を超える超多胎妊娠を遂げた私。50人もの赤ちゃんがしきりにお腹を蹴るせいもあってか、その刺激でどんどん膨らんでいく。
妊娠43週目(11ヶ月)には603㎝、その1月後には651㎝、そして妊娠から1年が経過した今日は729㎝にも成長した。バストの膨張は止まったものの、母乳の量が明らかに増加した。
それを見かねたのか、こんな提案をしてきた。
「お迎え棒っての聞いたことあるか?精液には出産を早める効果があるって聞いたんだ。もしかしたら…」
「でも大丈夫かな?私、ほぼ毎日排卵してるみたいだから、万が一なんてことがあったら…」
「このままあと10カ月はこのままなんだろ?」
本来なら、成長しきれば体外に出て行くはずなのだが、多重に孕み続けたことでそれが狂ったとしか思えない状態なのだという。
たしかに今、生まれる可能性もある。しかし、その刺激で膨らむリスクもある上に、さらに延長されるかもしれない。

彼の提案を受け入れるべきだろうか…

137Unknown:2018/10/24(水) 23:07:53 ID:N0SAdhlE
現在52周目が過ぎようとしている。先生の言葉通りとすると、あと25週間は膨らみ続けることになる。約6ヵ月間。今以上のペースで膨らんでいけば、私の体はどうなるかわからない…けれど、もしまた増えてしまったら…感じたことで膨らんだら…そう思うとなかなか決断できずにいた。
そんな時…
「うぐっ」
また膨張の波が来た。僅かではあるが皮膚が引き伸ばされているのがわかる。溜まっていた母乳が漏れ出し、お腹をつたう。滴る生暖かい液体が私のお腹を愛撫する快感に一瞬呑まれかけ、ぐぐっと膨らむ。

こんなのが続いたら耐えられない…
私は彼の提案を受けることにした。

138名無しさん:2018/10/25(木) 00:47:04 ID:797gagLQ
「それじゃいいか…?」
「うん…」
彼の提案を飲んだ私たちはベッドの上にいた。
ベッドの上に鎮座するお腹と胸。かろうじて横向きに寝ると、お腹はベッドからこぼれてしまうほど大きかった。
彼の分身はギンギンに勃起している。こんな私を見て気持ち悪いのではとも思ったが、やはり溜まっているのだろう。
即位で彼が挿入しようとする。

「は…ああぁ…」

久しぶりの行為に私はつい声を上げる。それだけで頭が真っ白になりそうになる。

「いいか…?動くぞ…?」
「…うん…動い…て…」

彼がゆっくり動き始める。ものすごい快感が体を突き抜けた。

「あぁ…ああぁあ……!」

そのときだった。また膨張の波が来たのは。

139Unknown:2018/10/25(木) 01:05:49 ID:zToKMqeI
しばらくの間、先生に隠れて私たちは情事に耽った。最初は私の体を案じてのことだったが、次第に目的は久しく味わっていなかった快楽を貪ることはと変わっていった。夢中で互いの体を貪りあった。
そんな日々が続けば続くほど、私の体の変化はより顕著になった。6ヵ月も経たないうちに、腹囲は769㎝を超え、バストはさらに7サイズ増加した。お腹の数値の変化はさほどないように見えるが、1センチ膨らますのに必要な体積が増えていることが原因で、40センチ近く膨らんだことは異常という他はなかった。
先生もこの変化に驚いていたようだったが、前例を見ない超多胎妊娠のせいだろうと思われていた。

そして訪れた妊娠20ヵ月目。あっという間に28週間が過ぎ、いよいよお腹の中の赤ちゃんとご対面という日が来るかに思われた。結局、何の影響もなかったなんて思っていたある日のこと。とてつもない吐き気を感じた。

前々から吐き気を感じてはいたが、それは胃が常に圧迫されているからだと思い込んできた。その吐き気の正体を知っているはずなのに。

140Unknown:2018/11/04(日) 15:11:51 ID:tX6gt3ns
「うーん、おかしい」
「どうしたんですか、先生?」
「いやぁ、栞さんなんだけど、全く出産の兆候がないんだよね」
それどころか女性ホルモンの分泌量が増えてすらいる。看護師によると明らかに胸が張っている状態なのだという。
「あれだけ多かった母乳の分泌も止まったっていうのが、なんか怖くてね…」
とは言え、彼女の胎内にどれほど胎児がいるのかはもはや確認のしようもない。多すぎてエコーはあてにならないのだ。

そんな話をして3週間が経過した。
さすがに兆候がなさ過ぎるということで、あらゆる最先端技術を使っての検査が行われた。彼女の場合、どれだけお腹の中で過ごさせていようが健康な赤ちゃんを産むため問題はないのだが、母体がもつかどうかという根本的な部分では懸念があった。カメラが組み込まれた医療用ナノマシンを使って胎内をくまなく検査したところ、奇跡としか言いようのない結果が出た。

141Unknown:2018/11/04(日) 15:29:18 ID:tX6gt3ns
栞のデータ

妊娠83週目(21ヶ月)
現在の胎内胎児148人、受精卵が9個卵管を移動中(+91人)
バスト 201センチ(アンダー90のZカップ、それからさらに14サイズ上)

142Unknown:2018/11/04(日) 15:55:32 ID:tX6gt3ns
「はい、検診終わりですよ。いいですか、栞さん、くれぐれも…」
「わかりました、気をつけます!!」
私のデータを見てひっくり返った先生は烈火の如く怒った。当然と言えば当然なのだが、体質上性欲も感度も上がってるのだから、仕方ないと思うのだ。ふてくされて返事をして、お腹を撫でる。
もういつ生まれてもおかしくない子達ばかりなのに、まだお腹の中ですくすくと育っている。一時期は破裂してしまうのがとても恐ろしかったが、全くその気配もないので杞憂だったのだと思うことが増えてきた。
お腹が大き過ぎるのは困ることもあるが、大きくなればなるほど、この子たちへの愛が深まっていっているような気がした。
788センチもの大きなお腹。今の赤ちゃんが生まれる寸前まで育ち切れば、お産が始まるだろうとのことだったが、その頃には3桁は超えているのではないかと思う。

妊娠96週目。バストは236センチ、腹囲は795センチ。お腹はあまり変化ないが、日に日に重さが増えてきているのがわかる。目に見えて成長していく胸は破裂するんじゃなかろうかというほど張っていて、マッサージしてもらっている。もっともそのマッサージが原因で、赤ちゃんも胸も大きくなるのだが。

そして25ヶ月目を迎えたある日、私専用の施設ができたということで、転院が決まった。

143Unknown:2018/11/04(日) 16:08:15 ID:tX6gt3ns
訂正
妊娠25ヶ月目→妊娠26ヶ月目(100週目)

栞のデータ(妊娠96週時)
バスト236センチ
腹囲795センチ

144unknown:2018/12/01(土) 15:10:02 ID:23L53f7Q
4週間この施設で過ごしてみて、わかったことがある。
まず、医療機器。国内はおろか世界最先端の技術が導入されていて、その機械のほとんどがスーパーコンピュータで制御されているらしい。
計測もかなり高精度になり、今までは影でわからなかった赤ちゃんの数や、具体的な大きさ、羊水の状態までわかるようになった。
ベッドは大きなお腹を支えられるような特別製で、快適な睡眠を取れるようになった。
また、マッサージや栄養管理をするロボットが常に稼働していて、私の体のメンテナンスを行ってくれるようになった。衣服を作るロボットもいるおかげで、着るものに困るということはなくなった。

『妊娠108周目。胎児の発育、過大傾向。平均4.5キロ。最大、5.8キロ、最小3.8キロ。腹囲911センチ、前回計測より48センチ増加。バスト241センチ、前回計測より5センチ増加。胎児数175 人、前回から変化なし』

100週目を超えたあたりから、お腹の膨張が再開。以前以上のスピードで大きくなるようになっていた。ボコボコと動くお腹や、食事後に襲ってくる膨張の波、動くたびに裂けそうな肌。正直なところかなり辛い。
「ハァ、ハァ、あと、何週くらいで生まれそう、なのっ?」
『身体データによるとあと12週間です。しかし、あなたの場合はもっと先かもしれません』
(あと12週…)

145unknown:2018/12/01(土) 15:10:42 ID:23L53f7Q
『妊娠112週目。腹囲965センチ。前回計測より54センチ増大。胎児の大きさ、平均5.3キロ、最大6.9キロ、最小4.8キロ。過大傾向アリ。バスト248センチ、7センチ増大。』

「予定日はいつになりそうなの?」
「この機械が言うには、あと8週間なんだって」
私の大きなお腹をしげしげと見つめて、心配そうに声をかけてくる。先月作った服も下着もパツパツになっていて、特にお腹は布が全然足りていなかった。
「苦しくないか?」
「うん、平気だよ。頑張らなくちゃ」
あと2カ月だ。明日にでも破裂しそうなほど苦しいが、ここまで耐えてきたのだ。大丈夫と、言い聞かせてお腹を撫でる。
「うぐっ」
ボコボコと凄まじい勢いで蹴り返してきた。

146unknown:2018/12/01(土) 20:48:13 ID:23L53f7Q
明日で121週目。急成長が止まる気配のないお腹は114週目に986センチ、116週目に999センチになった。ここで成長が落ち着いたのかと思っていると、その2週間後にはとうとう1000センチを超え、現在1084センチに。
「うっ......くっ......」

ぐぐぐぐっ……ぐぐぐっ…ぐぐっ

内側から皮膚が引き伸ばされ、ミチミチッと不気味な音が聞こえ始める。お腹が膨らむのに反応して、母乳が滴り始め滲み出していく。パンパンに張り詰めた3つの球体は、さらに張りを増し、弾力を失っていく。

「はぐっ……んっ……んんっ!」

ビシャッという音と共に、ベッドがどんどん濡れていくのがわかった。

「ハァ…ハァ…んんっ!」

(破水…したの?やっと生まれ…)
その思考は何度目かわからない絶頂に遮られる。膨らむスピードを上げながら、3つの球体は彼女を快感の波に飲み込んでいた。

147名無しさん:2018/12/01(土) 23:43:49 ID:64korhBg
「どっ、どうなってんだ栞!?」
「わ、分からない…んぐっ!!はああんっ!!」」
彼女の3つの球体が膨張していくにつれて、ますます感じていく。

彼はビデオカメラで膨張していく様子を撮っていたが、もう流石に長くは撮っていられないだろう。
その時…
ミチミチ……ミリッ…
と、お腹の先端からか妙な感覚が走り出し…
「はぁ……はぁ……ふうぅぅ〜ん!!……ヒグッ!!」
彼女の「ヒグッ!!」と同時に、あんなに特大だったおへそが一瞬で引き伸ばされた。
流石にもうパツパツになっていたのだろう、おへそが平らになった瞬間である。
「…!ここで、きちゃったか…!!」
それは過去にも何度か経験した感覚。私のお腹が最高レベルに突っ張ったという証。
最後の砦にたどり着いたことでおへそが空気の流れに直に晒されるようになった為、これ以上は危険のサイン。
この状態で無理やり膨らまされていたら、いくら私といえどもその内持たなくなる。
「はぁ、はぁあああ…お腹、おへそからビリビリきて気持ちいい…!!あふぉっ…あうあっ……!!」
私の信じられないぐらい大きなお腹は、身体全体にかかる負担を全て快楽へと転換させていっている。
張りを強めながら、じっくりと大きさを増していった。
「あっあっああああああああああっ!!」
突然中の胎児の一人が、彼女のおへその裏から蹴り返してきた。
「イグッ!おへそ蹴るの、やめえっ!!気持ちよすぎる!!」
今の衝撃で、彼女の精神が一瞬で破裂してしまった。
怒涛のへそ責めを受けている私はすぐに、
「お願いっ!早く先生を!!」
「わっ、分かった!!」
これは恐らく、いよいよ出産目前なのかもしれない。
さっきまで、おへそが平らになった瞬間と引き伸ばされる様子を撮っていた彼は撮影を即ストップし、
すぐさま先生を呼んだ。尚、撮影したビデオはとっくに保存された。
「んぐっ…あぐうっ…ぎ……い………ひぃ……」
蹴りはおさまったようだけど、私はもう腰が砕けたように思えた。
さっきので、またお腹が膨張してしまっていた。

「いかん…今度ばかりは流石に危ないかもしれない……とにかく、すぐに出産させましょう!!」
山岸先生は看護士さん達と共に、急ピッチで彼女の出産の準備をしだした。
これまで想像もつかなかった、正しく史上最大の出産を。

148unknown:2018/12/02(日) 14:47:35 ID:???
こういう流れになったのに大変申し訳ないのですが、もう少しだけ延長してもいいでしょうか?

149名無しさん:2018/12/02(日) 17:22:42 ID:fqLNL3Xw
>>148
それは出産自体を延長させるということですか?具体的にどれくらい?

150unknown:2018/12/02(日) 23:22:58 ID:rmi3gk8.
具体的には、135〜140週目の間で出産させたいと考えていました。

151名無しさん:2018/12/03(月) 23:09:45 ID:nEur7oJE
わかりましたけど、>>147の方はどうします?
一応メモ帳に保存はしたので消せるなら消しても構わないとは思いますが。
と言っても残した分はできれば何とか繋げられればなと…

152名無しさん:2018/12/03(月) 23:21:04 ID:nEur7oJE
もう一つ、>>146のべッドが濡れているの、あれって激しくイッた状態ですか?
栞はおへそが超敏感で物凄く感じてしまうのは前から知ってるし想像はつきますが…

153unknown:2018/12/06(木) 01:34:02 ID:ypIRN5p.
>>152
母乳が撒き散らされたというイメージです。
146に関しては、あのままで大丈夫と思います。

154名無しさん:2018/12/06(木) 23:24:08 ID:/zwFmbwE
>>153
ちょい待ち、>>147と書くつもりが>>146になってないか?大丈夫?

155unknown:2018/12/21(金) 06:55:42 ID:YppTBOQk
「ハァ…ハァ……もう膨らまないで…んんっ…」

ぐぐっとさらに一回り膨れ上がる。
甘ったるい香りが部屋に充満して、床からはほのかな湯気が立ち上った。大量生産された母乳が辺り一面に撒き散らされ、張り詰めた乳房からは膨張に合わせて、白濁した液体が噴き出し続けていた。
あれから5週間余りが経過したが一向に産まれる気配はない。
ほんの一月前に1150センチ近いお腹になったかと思ったら、今週の計測では1293センチにもなっていた。幸い、胸はさほど変わっておらず256センチにとどまっていた。(それでも2回りは大きくなった)

この時は予定を彼女の想定よりも大幅に超えることなど、予想だにしていなかった。

156unknown:2018/12/21(金) 06:57:27 ID:YppTBOQk
日毎に大きさを増していくお腹にも限界が訪れ始めていた。通常ではあり得ないほど引き伸ばされ続けた皮膚が光沢を帯び始めていたのだ。
無限に広がり続ける子宮もいつ破裂してもおかしくないほど緊張状態にあった。常に貼っているような状態が続き、今までのような余裕がなくなりつつあった。

グッグッグッググッググググググッ
「んんっっっ…ダメっ!」
グググググググッ
「ハァ……ハァ…」
1日に何度も膨張の波が訪れるため、その度にビデオの早回しのようにお腹が膨らんでいた。
ボコボコボコボコッ!グググググググググッ!
「んんっ〜!!!!!!」

「ハァ……ハァ……ハァ…早く産みたいのに…」
140週目を迎えて6日目。AIの予想からおよそ20週間が経過していた。腹囲2594センチ。たった1週間のうちに751センチも増量していた。腹部の爆発的な成長にあわせて胸もさらに肥大化し、148センチも増加していた。478センチという規格外の乳房からは、牛5頭分に匹敵する量の母乳が出た。

「あぐぁっ!?」
一際強い胎動が彼女を襲う。生き物のように腹が蠢き、ボコボコと蹴り上げる。ミチミチっという不気味な音を立てていた腹が突如として収縮し始めた。

ビシャっ

彼女は足下を水たまりに変えてしまった。ついに破水したのである。ここ最近の急激な膨張は微弱な陣痛によって刺激を受けていたからであった。それが先ほどの膨腹で一気に収縮が起こってしまったのだ。

「ハァ…ハァ…うぐっ…んっ…ハァ…」

大きすぎるためにうまく力が入らない。産道に入った胎児だけでなく、残りの胎児も暴れまわる。子宮はなんとか赤子を出そうと激しく収縮する。

157unknown:2018/12/21(金) 14:03:14 ID:nuPG54/6
「ふぐぅぁ〜〜アァァァァァっ!んん〜〜っ!!!ハァ…ハァ…」
平均約10キロの巨大な胎児が狭い産道を通れるはずがなく、何度息んでも出てくる気配はない。

そうこうしているうちに医師が駆けつけ、看護師総出でお腹を押すことになった。

「あぐぁっ…!?だ、ダメっ!押さないでっ!」
「我慢してください!」
「ふぐっ!?あうっ!?」






それから数日。
ようやく全ての胎児を産み落とした栞。最後の方は、お腹を押した刺激でとんでもない大きさになっていた。
その後余り過ぎた皮膚を切除し、乳房も授乳が終わるまでの間はVカップ程度、終わった後はOカップ程度に縮小する手術が行われた。しかし、大きくなり過ぎた影響でこれ以上小さくすることは叶わなかった。
そして現在、彼女はその体質から代理母となっていた。妊娠回数や胎児、排卵数、陣痛までが彼女専用の施設で管理された。10ヶ月相当の大きさ(大抵は4,5キロ以上になってしまいはするが)になれば特殊な薬剤で出産できるような特別な薬も完成し、多胎妊娠のリスクを大幅に抑える研究に貢献した。
現在は20人の子どもを彼女の胎内で育てている。

158unknown:2018/12/21(金) 14:06:46 ID:nuPG54/6
最後は若干駆け足気味ではありましたが、とりあえず栞の物語はこれでおしまいです。
彼女の娘とかまだストーリーがありそうな気もしますが、続編は今のところ考えてません。ただ、おそらく書くとしたら、栞の血筋を引いてる人が主人公になるかとは思います。

グダグタとなってしまいましたが、ありがとうございました。


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