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◆grqZWuW4dcと◆MU.DuagW1U

699江雪 ◆MU.DuagW1U:2021/08/13(金) 21:17:21
あ……
(吐息が漏れる。じわりと温まる足先に、霧の中で冷えていたのだと自覚する)
(もたれた胸から微かに心音が伝わるだろうか。そっと上から近づく気配を感じて囁きの中に慈しみを聞く)
はい…、また明日……
(片手で小夜殿の胸元を軽く握り、すっかり安心して眠りにつく)

(昨日はどこをどう通って来たやら、周りを見渡しながら歩き続け)
(町が見えれば、もう一息と静かに元気を出す)
(村ではたまにしか見ない行商人が行きつ戻りつしているのや、道の向こうに何やら蒸気と煙が揺らいでいるのを眺めながら小夜について行く)
(宿がとれたようで安心していると声がかかり)
銭湯……ですか
(先程見た、夕暮れの影に蒸気が出ていたあたりかと見当をつけ)
…その、無駄遣いで…なければ……
(気になります……と小さく漏らす)

【(しばらくくっついていると少しずつ照れが湧き上がる)】
【(短刀でもないのにずっとこうしているのはどうなのだろうか)】
【(一歩下がり)】
【れ…っ】
【れいぞうこ、を……見てきます】

【(蜂須賀は桃を冷蔵庫に入れたついでに切り分けられた西瓜を取り出す)】
【(乾かないように包んでいる透明な“らっぷ”という膜には簡略化された蜂須賀の似顔絵が描いてあり)】
【(先にお八つをもらった浦島が、遅れた蜂須賀に取り分けてくれたのだと分かる)】
【……これかな?】
【(自室に戻り涼んでいると騒々しい刀がやって来た)】
【暑すぎて部屋を間違えたのかな】
【(口元だけは笑顔だ)】
【(机には氷の入った麦茶が二つ。ツンと頂点を上に向けた三角の西瓜が、冷蔵庫にあった時より薄くなり二きれ。塩は豆皿に)】


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