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投下用SS一時置き場4th
163
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エンドロールは流れない -混沌と英雄達の輪舞曲-11
:2017/11/16(木) 14:07:54 ID:XoqtS/Ro0
ティアの非難に、カイルは静かに言葉を紡ぐ。それらは確かに紛れも無い事実。
でも動かなければ良かったかと言えば誰も分からない。ミクトラン側から仕掛けられ、
今以上の最悪の事態を招いた可能性もあるだろう。勿論それを口にして自分の過ちを正当化するつもりはない。
動いても動かなくても、同じ結末だった可能性もあるのだ。未来なんて神でも無ければ分かりっこない。
「だったら…」
「――でも、それでも…それでも俺は、俺に出来る事をしたい!困ってる人、苦しんでる人達がいるなら助けたいんだ!」
そう、分からないのであれば、自分の意志を、力を信じて行動するしかないのだ。
その先にある希望を信じて、その手を、声を、救いを今度こそ届ける為に―――。
「だからゴメン…ティアは此処で待っててくれて構わない。これは俺が自分で選んだ道だから…」
そう言い、カイルはティアに背を向け東へと足を向ける。
ティアの言葉が背後から聞こえてくるが、もう殆ど耳に入って来ない。
例え如何なる理由があろうと、それはあくまでカイル自身の意志。
このままいればルークさんと再会出来るであろうティアを巻き込むべきではない。
だから何と言われようと、最早退く事は無い。
「―――――行ってくる!!!」
「待ちなさいカイル!私が行かなかったら一体怪我人を誰が治療する訳?!」
「――――――――――――あ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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