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ゆるゆりサブキャラ短編集

1 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/10(木) 18:34:44 ID:PbqkYQCA
大室家短編集のように出来るだけ毎日更新予定
大室家のキャラクターも多めに出す予定

2 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/10(木) 18:45:08 ID:PbqkYQCA
第1話 最年長組の妹自慢

あかね「こんにちは、赤座あかりのお姉ちゃんの赤座あかねです」

ともこ「はい、こんにちは。ちなつの姉のともこです」

撫子「大室櫻子と花子の姉の大室撫子です」

撫子「今日はよろしくお願いします」

あかね「あらあら、そんなにかしこまらなくてもいいのよ」

撫子「いえ、でも年上2人だと緊張しちゃいます」

ともこ「そうね。でも、お姉ちゃんというくくりでは共通しているから大丈夫じゃない?」

あかね「そうよ、私達は姉という職業を同じくする同士なのよ! 別に気を使う必要なんてないわ」

ともこ「まぁー! さすがあかねちゃん!」

撫子「(この人達は一体なんなんだ……)」

あかね「そうね。じゃあまずは撫子ちゃんの妹から紹介してくれるかしら?」

撫子「(いきなり呼び捨てか……)」

撫子「はい」

3 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/10(木) 18:55:40 ID:PbqkYQCA

撫子「私の妹は、2人居ます。次女は櫻子で中学1年生です」

あかね「あかりからよく聞くわ」

ともこ「ちなつからも聞いているわ」

撫子「三女は花子で、小学2年生です」

あかね「年が離れているのね」

ともこ「私達の妹も離れているけど、3姉妹でそこまで離れているのは珍しいわね」

撫子「はい、花子とは10歳違いますからね」

ともこ「離れた妹ってジェネレーションギャップ感じない?」

撫子「あぁーそれはありますねー。私達のときは小学生で携帯持ってる子なんてほとんど居なかったのに最近は皆持ってますしね」

あかね「携帯ゲーム機も電池気にしながらやっていたわね」

撫子「あー。そういえばそうでしたね」

ともこ「私の家にはゲームがなかったからわからないわね」

撫子「え? そうなんですか?」

ともこ「えぇ。ちなつも私もゲームなしで育ったわ」

あかね「健康的ね」

4 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/10(木) 18:58:44 ID:PbqkYQCA

あかね「それにしても、小2ねぇ。8歳くらいかしら?」

撫子「えぇそうです」

あかね「それくらいだと、甘えてきたりして可愛いんじゃない?」

撫子「うーん、少し前まではそうだったんですけど、最近はそうでもないですねー」

ともこ「もうお姉ちゃんっ子卒業しちゃったの?」

撫子「というか、花子は頭がいいんですよ」

ともこ「頭がいいの?」

5 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/10(木) 19:06:36 ID:PbqkYQCA

撫子「はい。あっ、姉バカになっちゃいますね」

あかね「いえいえいいのよ。今日は姉バカをやる日だから」

撫子「あはは。じゃあお言葉に甘えて」

撫子「元々物分かりのいい子だったんですけど、小学生に上がってからもそれは続きまして」

撫子「1人で難しい図鑑や本などどんどん読むし」

撫子「物への興味が半端ないですね」

撫子「この間は、なんで絶対零度より温度は下がらないのかということを聞いてきまして」

あかね「花子ちゃんは賢いのね」

撫子「ええ、だから子ども扱いしてられないといいますか」

ともこ「確かに、私もよくわからないわその答え」

撫子「とにかく、花子と喋ってると友達としゃべってるよりも頭使いますね」

あかね「なるほど。でも賢い妹も可愛いと思うわ!」

あかね「あかりも「お姉ちゃん、こんなこともわからないの!」って私のことを罵倒してくれれば!」

ともこ「どMなあかねちゃんも素敵!」

撫子「……(本当になんだこの人達……)」

撫子「私の話は以上です」

あかね「じゃあ、次はともこね」

第1話 最年長組の妹自慢 終わり

6名無しに変わりましてSS銀河がお送りします:2014/04/11(金) 22:51:57 ID:TneCUpso
第2話 最年長組の妹自慢 2

ともこ「私の妹は、ちなつ。中学1年生」

ともこ「あかりちゃんと櫻子ちゃんと同じクラスで仲良くしてもらってるみたいね」

撫子「こちらこそ、うちの櫻子と仲良くしてくれてありがとうございます」

あかね「ちなつちゃんはいつも家に遊びに来ているわよね?」

ともこ「ええ、あかりちゃんは同じ部活に所属してて特に仲がいいみたいで、結構あかりちゃんの話はしてくれるわ」

撫子「へぇ、部活に入ってるんですか」

ともこ「ごらく部? って部活らしいわ。なんでも茶道部だとおもって茶道室に言ったらごらく部だったとか」

あかね「京子ちゃんが作った部活ね」

ともこ「そうそう、京子ちゃん、京子ちゃん。よくちなつが話しているわ」

撫子「その、ごらく部っていうのは何をする部活なんですか?」

ともこ「うーん、ちなつにそれを聞いてみても何をしてる部活なのかわからないって、そもそも部活なのかすらも怪しいって言ってたわ」

あかね「いろいろやってるみたいよ。京子ちゃんがだいたい企画して、結衣ちゃんが京子ちゃんの暴走をとめ、あかりとちなつちゃんが巻き込まれる」

ともこ「そうそう、結衣先輩がクールで素敵ってちなつがよく言ってるわ」

あかね「まぁ、お友達同士仲良く過ごしてるって感じじゃないかしら?」

撫子「うーん。そういうものなんですか」

撫子「あぁ、すみません口を挟んでしまって、ちなつちゃんの紹介してください」

ともこ「大丈夫よ。ごらく部を紹介することもちなつの紹介になっていたから」

ともこ「でも、改まって紹介するとなると何言えばいいのかしら?」

撫子「ちなつちゃんの特徴とか?」

ともこ「ちなつの特徴ね」

ともこ「結構妄想癖が強いかしらね」

撫子「妄想癖?」

ともこ「憧れた相手に一途というか。結衣ちゃんにあってからは、結衣ちゃんに一途になっているみたいよ。昔は私に一途だったのに。ちょっとさびしい……」

あかね「その分、妹を愛せばいいのよ!」

ともこ「あかねちゃん……」

あかね「ともこ、妹教に入りなさい」

ともこ「はい!(あかねちゃん素敵!)」キラキラ

撫子「(なるほど、似たもの姉妹なのか)」

ともこ「後は、妄想するだけじゃなくて、行動にも移すことがあるわね」

ともこ「それで時々暴走してるみたいだけど」

あかね「」ピク

あかね「貴方の妹は、私の妹にキスした」

ともこ「あかねちゃん!? それは違うの!」

あかね「いいのよ。ともこのせいじゃないわ」

あかね「それにあかりからもちなつちゃんのいいところいっぱい聞いてるから怒ってないわ(それほど)」

ともこ「そ、そう?(こういうときのあかねちゃんは怖い……)」

撫子「(何やら複雑な事情があるのか)」

第2話 最年長組の妹自慢 2 終わり

7名無しに変わりましてSS銀河がお送りします:2014/04/12(土) 20:20:19 ID:Ux0ckn0M
第3話 最年長組の妹自慢 3

ともこ「さて、これで私の番も終わりね」

あかね「ふふ」ニコニコ

撫子「……」

あかね「」ニコニコ

撫子「(よっぽど喋りたいのか)」

撫子「あかねさん、どうぞ」

あかね「私の妹は、一言で言うと」

あかね「天使よ!!」

撫子「(言うと思った)」

ともこ「まぁ〜!」

あかね「あかりのことが好きで好きで、生まれる前から愛していたわ」

撫子「へぇ(なんて姉だ)」

ともこ「あかりちゃんが羨ましい」

あかね「これがあかりが生まれた時の写真よ」

撫子「あぁ。確かに面影あります(持ち歩いてるのか!)」

あかね「そして、これが七五三のとき」

あかね「これが、幼稚園にあがったとき、これが卒業、これが小学校入学、運動会!……」

撫子「(うわ、何十枚も)」

ともこ「あかりちゃんかわいいわね! 昔は髪が長かったのね」

あかね「そうよ。ほら、このときを境に短く……身長はこのときはここで、一年後の同じ場所で測るとここまで!」

ともこ「まぁ! 妹の成長記録を熱心につけてるあかねちゃん素敵!」

あかね「写真以外もあるのよ」

ともこ「どれどれ?」

あかね「これは、あかりが私の誕生日のときにくれたヘアゴム」

撫子「つけないんですか?」

あかね「消耗するのが嫌で。あかりのエキスが薄まってしまうわ」

撫子「(エキス……?)」

あかね「こっちは、あかりがこの間焼いてくれたクッキー」

撫子「食べないんですか?」

あかね「1週間かけてここまで食べたわ」

撫子「(何がなんだかわからない……)」

ともこ「あかりちゃんが作ってくれたものを大事にしてるのね!」

あかね「そうよ! 妹がくれたもの・イズ・ジャスティス!!」

ともこ「きゃー!」

撫子「駄目だこの人達」

第3話 最年長組の妹自慢 3 終わり

8 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/12(土) 20:38:25 ID:Ux0ckn0M
第4話 最年長組の妹自慢 4

ともこ「そういえば、撫子ちゃん」

撫子「はい」

ともこ「花子ちゃんの話はわかったけど、櫻子ちゃんの話はしていなくない?」

撫子「うーん、確かにそうですね」

あかね「櫻子ちゃんの話もあかりからたまに聞くわ」

撫子「特に紹介することもないんですけど(というかしたくないんだけど)」

ともこ「そんなー。櫻子ちゃんの話も聞きたいわ」

撫子「そうですね。じゃあ、あかねさん風に一言で表現すると」

撫子「バカです」

あかね・ともこ「バカぁ?」

撫子「はい。具体的には成績が悪いのはもちろん、冷凍食品を冷蔵庫に入れるわ、ヤキモチを焼いた餅だと思っていたりだとか、バカエピソードとなると底をつきません」

ともこ「でも、生徒会に入っているのでしょう?」

撫子「まぁ、それはひま子の存在がでかいですね。あっ、古谷向日葵って子わかります?」

あかね「櫻子ちゃんと一緒に生徒会に入ってる子よね? おっぱいがでかい」

撫子「あ、そうです。おっぱいがでかい」

撫子「私達の家と古谷家は近所で昔から付き合いがあって、櫻子と向日葵は幼なじみなんですが」

撫子「私はひま子って呼んでるんですけど、櫻子はひま子にライバル心持ってるんで、ひま子が生徒会入るって言ってるのを聞いて、自分もってかんじでしたね」

ともこ「でも、生徒会に入るなんてえらいわ」

撫子「まぁー生徒会でも迷惑かけてるのは容易に想像できますが……」

ともこ「そんなことないわよ。積極的でいいじゃない」

撫子「そうですね。1ついいところをあげるとすれば、元気なことですかね」

あかね「妹は元気なのが一番よ!」

撫子「はい」

あかね「そろそろ時間ね。いろいろ話したいことはあったけど、いい時間だから」

ともこ「そうね」

あかね「帰りましょう」

撫子「はい」

ちなつ「お姉ちゃんたち、結局なにしに来たんだろう……」

あかり「うん」

第4話 最年長組の妹自慢 4 in 七森中学校ごらく部部室

9 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/14(月) 18:50:34 ID:AaXC6Sx2
第5話 笑ってるのに怖い 1

あかり「今日はお母さんとお父さん出かけてるんだ」

ちなつ「じゃあ、あかりちゃんだけ?」

あかり「ううん、お姉ちゃんがいると思う」

ちなつ「あ…」

あかり「?」

ちなつ「い、いや。あかりちゃんのお姉さん綺麗だよね」

あかり「ありがとうちなつちゃん。家族のこと褒められるのも嬉しいよ! ちなつちゃんのお姉ちゃんも素敵だと思うよ」

ちなつ「ありがとう。ははは」

ちなつ「(あかりちゃんのお姉さん)」

ちなつ「(前泊まりにいったときもすごく怖かった)」

ちなつ「(今日は大丈夫かな?)」

あかり「あがってー」

ちなつ「お邪魔します」

あかね「あかり、おかえり。あら、お友達の……ともこの妹のちなつちゃんね?」ニコニコ

ちなつアイ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  あかね「ともこの妹のちなつちゃんね?」ゴゴゴゴ
  あかね「(よくも私の妹を傷物にしてくれたくせに、この家の敷居をまたげるな)」ゴゴゴゴ

ちなつ「ヒィッ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ちなつ「(落ち着くんだ。落ち着け吉川ちなつ)」

ちなつ「はい。吉川ちなつです」

あかね「いつもあかりと遊んでくれてありがとう」ニコ

ちなつ「は、はい」

あかね「ゆっくりしていってね。お茶でも入れるから」

ちなつアイ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あかね「お茶(に毒)でも入れるから。ゆっくりしね」ゴゴゴゴゴ

ちなつ「ヒィィィ!!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ちなつ「ふぅーふぅー(一呼吸。一呼吸。落ち着けチーナ)」

あかり「ちなつちゃん大丈夫?」

ちなつ「うん、大丈夫。いえ、私にはお構いなく」

あかね「そんな、客におもてなししないなんて悪いわ」

ちなつアイ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あかね「表なんてねぇよ。あるのは裏だけだ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ちなつ「ひぃぃぃぃ!!!!」タッタッタッタ

あかり「ちなつちゃん! そんなに急いであかりの部屋に行かなくても逃げていかないよぉー」

あかね「まぁまぁ。ちなつちゃん速くあかりの部屋に行きたかったのね。悪いことしちゃったわ」
第5話 笑ってるのに怖い 1 終わり

10 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/15(火) 21:04:24 ID:MLmLWUvo
第6話 笑ってるのに怖い 2

あかりの部屋

あかり「ちなつちゃん、さっきはどうしたの?」

ちなつ「ねぇ。あかりちゃん」

あかり「ん?」

ちなつ「あかりちゃんのお姉さん怖い」ガクブル

あかり「えぇー怖くないよぉ。優しいお姉ちゃんだよ」

ちなつ「さっきの目は絶対私を殺しにかかってた」

あかり「こ、殺し!? そんな物騒なことしないよぉ〜」

あかり「いつも笑顔の優しいお姉ちゃんだよ」

ちなつ「笑顔……逆に笑顔だから怖いんじゃない!」

あかり「えぇー!!」

ちなつ「きっと私があかりちゃんにキスしたのバレてるんだわ。それで……」ブツブツ

あかり「!!」

あかり「ち、ちなつちゃん。あれは事故だよ!!」

ちなつ「え、事故ってことになってるの?」

あかり「そうだよ! それに誰にも喋ってないし……///」

ちなつ「あかりちゃん、顔赤いよ?」

あかり「あ、あかくないよぉ!!」

ちなつ「もしかして、思い出しちゃった?」

あかり「えぇ!? そ、そんなこと……」

ちなつ「……あかりちゃん」

あかり「な、なに!?」

ちなつ「またしたくなっちゃった」

あかり「えぇぇぇ!!! 困るよーちなつちゃん!!」

ちなつ「あかりちゃんは私のこと嫌いなの?」

あかり「そんなことないよ」

ちなつ「じゃあしよ」

あかり「その二択はずるいよぉ」

ちなつ「はい」

あかり「えぇ!? あかりからするの!?」

ちなつ「あかりちゃんからすれば事故じゃなくなるよね?」

あかり「そ、そんなぁー」

ちなつ「はい」

あかり「れ、練習なんだよね!?」

ちなつ「さぁ、どっちだろうね」

あかり「練習だからね!」

あかり「……」ドキドキ

ちなつ「……」ドキドキ

11 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/15(火) 21:08:04 ID:MLmLWUvo

あかり「……ん」チュ

ちなつ「ん」

あかり「は、はい! 終わり!!」

ちなつ「もうーあかりちゃんは初心だなぁ」

あかり「だ、だって恥ずかしいよぉ」

ちなつ「まぁいいや」


あかね「あかり、ちなつちゃん。お茶入れたわよ」

ちなつ「(ハッ!!)」

ちなつ「(この人がいたの忘れてた)」サー

あかり「!?」

あかね「ん? どうしたの? 2人とも」ニコニコ

ちなつ「(え? バレてない? バレてないの??)」

あかね「とにかく、下においでね」

あかり「ちなつちゃん。行かないと」

ちなつ「うん(どっちなんだ)」

第6話 笑ってるのに怖い 2 終わり

12 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/17(木) 19:50:58 ID:c2Mq1Xd2
第7話 笑ってるのに怖い 3

あかね「はい、クッキーも用意したわ」

ちなつ「あ、ありがとうございます」

あかね「ふふ」ニコ

ちなつ「( こ わ い )」

あかり「わぁいクッキーあかりクッキーだいすき!」

ちなつ「(あかりちゃんはのんきでいいなぁ)」

あかり「おいしぃい!!」

あかね「ふふ」

あかね「あら、ちなつちゃんは食べないの?」

あかね「ん? クッキー嫌いだった?」

ちなつ「い、いえ!!」

ちなつ「大丈夫です。むしろ好きです」

ちなつ「(ひぃー毒殺されるぅー!!)」

カリッ

ちなつ「(あれ……おいしい……)」

カリッカリッ

ちなつ「美味しいです」

カリッカリ

あかね「ふふ。よかった」

あかり「あかりもお姉ちゃんの作ったクッキーちなつちゃんが美味しいって言ってくれて嬉しい!」

あかね「まぁ、あかり!!」

ちなつ「(あかりちゃんのお姉さん。いい人なんだな……)」




ちなつ「じゃあ、あかりちゃん。そろそろ私帰るね」

あかり「うん。家の前まで送るよ」


あかね「あら、もう帰るのちなつちゃん」

ちなつ「はい。そろそろ」

あかね「あ、じゃあこれ。さっきのクッキー。ともこと食べてね」

ちなつ「ありがとうございます」

あかり「またねちなつちゃん」

ちなつ「うん」

13 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/17(木) 19:51:10 ID:c2Mq1Xd2

吉川家

ちなつ「お姉ちゃん。あかりちゃんのお姉さんからクッキーもらったよ」

ともこ「まぁ! 素晴らしいわちなつ!」

ともこ「早速開けましょう」

このクッキーはともこと食べてね。
ちなつちゃんいつもあかりと仲良くしてくれてありがとう。
でも、あかりにあまり変なことしないでね。

ちなつ「(やっぱりバレてた)」ゾワァ

ともこ「ちなつ一体何したの!?」

第7話 笑ってるのに怖い 3 終わり

14 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/18(金) 22:06:49 ID:jO41g2.k
第8話 あかねとともこ

大学

あかね「ともこ、お昼食べましょう」

ともこ「うん!」

ともこ「(あかねちゃんがいつも誘ってくれてうれしいわ)」

ともこ「(思えば、あの時も)」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ともこ大学入学時

「ねぇねぇ。メールアドレス交換しよ?」「あ、いいよいいよ」

「新歓で飯無料で食えるんだってよー」「えーマジでー?」

ともこ「(どうしよう。もう完全にグループができてる……)」

ともこ「(出遅れたわ! このままじゃボッチ決定……)」

あかね「ねぇ」

ともこ「え?」

あかね「この後暇? 一緒にお昼でもどう?」

ともこ「あ、あぁ! いいですね」

あかね「いや、敬語はやめてよ。私達、同じ新入生でしょ?」

ともこ「う、うん」

あかね「私、赤座あかね」

ともこ「吉川ともこです」

あかね「よろしくね。ともこ」

ともこ「(名前呼び!?)」

ともこ「よろしくお願いします。赤座さん」

あかね「あら、あかねでいいのよ」

ともこ「ちょっと恥ずかしくて……しばらくこれで」

あかね「ふふ、わかったわ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ともこ「あかねちゃん、いつもありがとう」

あかね「なに? 改まって」

あかね「いいのよ。私達は友達なんだから」

ともこ「そうね」

ともこ「(あかねちゃん。大好き!)」

第8話 あかねとともこ 終わり

15 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/19(土) 18:18:05 ID:fdx1oE8U
第9話 ちょっちまっち 小学生

京子「結衣〜」メソメソ

結衣「なんだまたいじめられたのか?」

京子「お前はトロイってお友達に」

結衣「誰がそんなこといったんだ?」

京子「○丸さんが、私のこと叩いた」

結衣「よし、こら締めてきてやる」

京子「いいよ〜結衣〜」

結衣「京子はそうやっていつも引き下がるから駄目なんだ。やられたらやり返さないと」

結衣「なめられたままだぞ?」

京子「でも、向こうも殴られたら痛いって」

結衣「全く、京子は優しすぎるんだよ」

京子「優しいのは悪いことなの?」

結衣「いや、私はそういう京子のところすきだよ」

京子「結衣……」

あかり「ブーーーーン! とりゃー!!」

○丸「キャッ!」

あかり「京子ちゃんをいじめる子はあかりが許さないぞー」

京子「あかり!」

○丸「痛い! なにこの子」パシ

あかり「痛っ! やったなー」

結衣「やれやれ……」

○丸「そうきたら次は」

パシッ

結衣「おい、そこまでにしとけ」ギリギリ

○丸「痛っ離して離して」

結衣「離すから二度と京子に近づくなよ!!!」

○丸「わかった。もう近づかないから!!」

結衣「全く」

京子「う、うぇええええん。ゆいーーー!!! あかりー!!」

結衣「よしよし」

あかり「京子ちゃん。もう大丈夫だからね」

京子「うん……」


第9話 ちょっちまっち 小学生 終わり

16 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/21(月) 19:43:18 ID:nMDeH7/g
第10話 うにが落ちてる

公園

ポタッ

まり「ん?」

イガイガ

まり「これは……」


まり「お姉ちゃん、うにが落ちてる!」

結衣「ん?」

まり「こっち! こっち」

結衣「あぁ。ちょっと」



まり「これ、ほらうに」

結衣「あぁ。これはうにじゃなくて栗だよ」

まり「栗?」

結衣「そう、栗」

まり「でも。くりってこんな形してない」

結衣「食べるように売ってるやつは、この刺の中身だからね」

まり「そうなんだ」

結衣「(うにの殻は知ってるのに、栗は知らないのか)」

まり「この中に栗が入ってるの?」

結衣「うん」

まり「食べたい」

結衣「でも、小さいしたぶん美味しくないよ。栗食べたいなら後で買っていこうか?」

まり「……ホントにこの中に栗が入ってるの?」

結衣「そっか、この中に栗が入ってるか知りたかったんだね。じゃあこの場で剥いてみよう」

まり「うん!」


まり「そのままだと手が痛いの」

結衣「木の棒か何かで中までさせないかな? 後は足で」

まり「出来た」

まり「小さいけど、栗が入ってる」

結衣「うん、栗が入ってたでしょ?」

まり「うん! うにじゃなかった」

第10話 うにが落ちてる 終わり

17 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/24(木) 04:57:31 ID:MACeHTK6
第11話 妹レイプ! 野獣と化したあかり姉

あかね「ねー。今日暑いわよねー」

あかね「はいって、どうぞ」

あかり「はへ^〜すっごい部屋」

あかね「いいよあがってあがって」

あかり「おっきい(抱きまくら)」

あかね「まず、私の部屋さぁ、(妹系の)同人誌あるんだけど、うん、読んでかない?」

あかり「あ^〜いいね^〜」


ミーンミンミンミン

あかり「見られないよぉ〜(表現が過激すぎて)」

あかね「大丈夫よ。ま、多少はね?」


あかね「喉乾いた。喉乾かない?」

あかり「あ、乾いたかも」

あかね「アイスティー入れたわ」

あかり「ありがとぉー」


あかね「焼けたかな? (アイスティと一緒に作ったクッキー)」

あかね「これもうわからないわね(消し炭)」

あかね「あかりはどう?」

あかり「うん、うまくできたよ」

あかね「すっごい白くなってるわ。はっきりわかるわね(白と黒とのコントラストが綺麗)」

あかり「ん」フラッ

あかね「あ、大丈夫大丈夫?」


あかり「ん……」

あかね「あかり、あかり」ペロペロ

あかり「お姉ちゃん! 何やってるの!? まずいって!!」

あかね「暴れないで、暴れないで……」

あかり「お姉ちゃん!? ちょっとやめてよぉ〜」

あかね「あかりのことが好きだったのよ!!」

あかり「う、羽毛……」

     ・
     ・
     ・

あかり「んっ」

あかね「あかり、んっ」

2人は幸せなキスをして終了

 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

あかね「なんてことできるわけないわ!!」

第11話 妹レイプ! 野獣と化したあかり姉 終わり

18 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/25(金) 05:21:39 ID:NAnX1z9c
第12話 美穂とあかり

美穂「〜〜〜♪」

あかり「うぇえええええん」

美穂「?」

美穂「女の子が泣いてる?」

美穂「ちょっと、君。どうしたの?」

あかり「あかりの、あかりの100円玉が……ドブに……」

美穂「あらら」

美穂「(金網式のドブね)」

美穂「金網開けられないの?」

あかり「それが、引っ張ってみてもびくともしなくて」

美穂「うーん。確かに100円落ちてるね」

あかり「そうなんです」

あかり「あかりの1週間分のお小遣いがぁ」

美穂「よし、お姉さんに任せなさい!」

あかり「え、取ってくれるんですか?」

美穂「(できるかどうかわからないけど)やってみるね」

ガシッ

美穂「うぅ」

グググ

美穂「はぁ。はぁ」

美穂「確かにこれはかっちりハマってて重い」

あかり「そうなんですよぉ」

美穂「! 樹の枝か何かない?」

あかり「あ、それで取れば」

美穂「うん、2つあるといいな」

あかり「はい。これでいいですか?」

美穂「そうそう。こうやって」

ツルッ

美穂「うーん、滑っちゃってうまくとれないなぁ」

美穂「何か他に方法あるかなぁ」

美穂「あ、そうだ。ガム」

あかり「え、くれるんですか?」

美穂「うん、それでちょっと噛んだら、木の棒になすりつけて」

あかり「あぁ。なるほど」

ペタッ

あかり「やったぁ! とれたぁ!!」

美穂「ふふ、よかったね」

あかり「ありがとうお姉さん!」

第12話 美穂とあかり 終わり

19 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/27(日) 05:25:03 ID:4ODf.C3k
第13話 あかねさんに見られているぞ櫻子

櫻子「あぁーもうー! 向日葵! 散歩いくぞ!」

向日葵「すぐ集中力切れるんですわね……今日は勉強って言ってますのに」

櫻子「集中するにはリフレッシュも必要なの!」

向日葵「櫻子は休憩ばかりしてる気がするんですけど……」

公園

あかり「今日はいい天気だなぁ」

あかり「太陽さんが気持ちいい!」



櫻子「向日葵! 野生のあかりちゃんがいる!」

向日葵「赤座さんはポケモンじゃないですのよ……」

櫻子「ちょっと観察してみよう」

向日葵「声かければいいじゃないですの」

櫻子「まぁまぁ」


あかり「こういう日は、なんだか眠く……」ウツラウツラ

あかり「……」コクッコク

櫻子「あかりちゃん寝ちゃった!」

向日葵「よく公園で寝られますわね。不用心ですのに」

櫻子「よし! なにかいたずらしてみよう」

向日葵「ちょっ櫻子!?」

櫻子「例えば」

あかり「ぐーぐー」

櫻子「葉っぱを顔の上に」

あかり「……」ムズムズ

櫻子「シシシ」

あかり「ハックション!」

あかり「あ、あかり寝てた!」

櫻子「向日葵。あかりちゃん起きた」

向日葵「あんなことするからですわ」

あかり「そろそろ帰ろうっと」

櫻子「私達も帰るか」

向日葵「結局赤座さんに話しかけないんですわね」


あかね「……(大室櫻子と古谷向日葵は要注意っと)」カキカキ

第13話 あかねさんに見られているぞ櫻子 終わり

20 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/28(月) 23:29:01 ID:cJnWq8bw
第14話 花子とあかりとやっぱりあかね

あかり「ふんふんふーん」


花子「(あ、この間のお姉さんだし)」

花子「(確か櫻子のお友達の……)」


あかり「今日もいい天気だなぁー」


花子「(? 誰と喋ってるんだし?)」



あかり「あ、蟻さんの行列だ! 気づいてよかったぁ。踏まないですんだよぉ」



花子「(1人で喋ってるし)」

花子「(せっかくだから声かけて見るし)」

花子「あかりお姉さん!」


あかり「ん? あ、花子ちゃん!(お姉さん!)」

花子「あかりお姉さん、何してるんだし?」

あかり「散歩だよぉ。花子ちゃんは?」

花子「花子はお友達のところに遊びにいくところだし」

あかり「そっかー。気をつけるんだよぉ」

花子「ありがとうだし」

花子「あかりお姉さんも、フラフラ歩いてるのは危ないし」

あかり「ありがとう」

あかり「って、私年下に心配されてるよぉー!!」

あかね「大丈夫よあかり。お姉ちゃんがいつでも守ってあげるわ」

あかり「お姉ちゃん!? いつからそこに?」

花子「!?」

あかね「あかりが家を出た時からよ。アナタは?」

花子「大室花子です」

あかね「大室? 聞いたことあるわね」

あかり「櫻子ちゃんの妹だよ」

あかね「なるほど、櫻子ちゃんの妹さんね。自己紹介が遅れたわ。私はあかりの姉の赤座あかねよ」

花子「よろしくだし。あかねお姉さん」

あかね「うん、よろしくね」

あかね「(……あれ、なんだかこの子。かわいい!)」

あかね「(って、思っちゃいけないわ! 私はあかり一筋なんだから)」ブンブン

あかね「私はあかり一筋私はあかり一筋……」ブツブツ

花子「(この家系はひとりごとが多いのかな?)」

第14話 花子とあかりとやっぱりあかね 終わり

21 ◆hrBR6tpC7Y:2014/04/30(水) 18:59:07 ID:bSXa1qhw
第15話 あかねと花子

花子「うぅー結構帰るの遅くなったし、お母さんと撫子お姉ちゃんが心配するし」タッタッタ

あかね「あ」

花子「あ」


あかね「花子ちゃんまたあったわね」

花子「あかりお姉さんのお姉さんだし」

あかね「あかねよ。それにしても、結構遅くまで外に出てるのね」

花子「お友達と外で遊んでたら結構時間経っちゃったし。最近暗くなるのが遅くなったからこんな時間だと思わなかったし」

あかね「お母さん心配しちゃうんじゃないの?」

花子「だし」

あかね「あ、そうだ。私が送って行ってあげようか?」

花子「え?」

あかね「年上のお姉さんと一緒でしたって言えばお家の人も心配しないんじゃないかしら?」

花子「確かにそうかも」

花子「じゃあ、お願いしますし」

あかね「うん」


あかね「花子ちゃんは何年生なの?」

花子「小学2年生だし」

あかね「え? 小2なの? もっと上かと思ったわ」

花子「8歳だし」

あかね「一番可愛いころね」フフッフ


花子「(ホントにこのお姉さん大丈夫かし?)」

あかね「大丈夫よ」

花子「!?」


あかね「櫻子ちゃんは家ではどんな感じなの?」

花子「櫻子はバカだし」

あかね「あらあら、自分の姉のことをそんな風に言っちゃ駄目よ(本当はあかりにちょっかいだすお馬鹿さんだって知ってるけどね)」

花子「」ゾクゥ

花子「や、やっぱりここでいいし」タッタッタ

あかね「あっ、もういいの? って言っちゃたわ」

あかね「怖がられたかしら……」


花子「はぁはぁ……怖かったし」

花子「あの目は間違いない。人を狩る目だし」

第15話 あかねと花子 終わり

22 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/02(金) 23:19:38 ID:wopZw75o
第16話 あかねとともこ 2

ともこ「(赤座さんも同じ科目を取ってるはずだけど、いるかな」

ともこ「……」

ともこ「(こない……)」

「それでは〜〜」


翌日

ともこ「(赤座さんどうしたんだろ)」

あかね「ふふふ」

ともこ「赤座さん!」

あかね「ともこ」

ともこ「どうしたの? 昨日は休んでたみたいだけど。風邪でもひいちゃったの?」

あかね「いえ、元気よ」

あかね「ちょっと妹の入学式に出席しててね」

ともこ「妹さん?」

あかね「うん、今年中学になった妹がいるんだけど」

ともこ「私も今年中学になった妹がいるのよ(でも、普通入学式って姉が出席するものなの?)」

あかね「あら、ともこは入学式行かなかったの?」

ともこ「え?」

あかね「え?」

ともこ「え!? 行くものだったの!?」

あかね「当然よ。妹の成長を見届けることが姉としての使命」

あかね「妹のことを第一に考えるのが姉としての勤め」

ともこ「わ、私は今までちなつのことをそこまで考えたことなかったわ」

ともこ「あかねちゃんすごい!」

あかね「ふふ、ようやくあかねって呼んでくれたわね」

ともこ「あ……」

あかね「いい? ともこ、今月は妹月間にしなさい」

ともこ「はい!」

そうして、ともこのあかね信仰は始まったのである

ともこ「ちなつ! 何かほしいものある?」

ちなつ「お姉ちゃん最近なんかおかしい……」

第16話 あかねとともこ 2 終わり

23 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/03(土) 21:29:48 ID:ohw.ArvI
第17話 みさきちとこころ

こころ「みさきちーあーそーぼー」

みさき「今逆上がりの練習中よ!」

こころ「なんでー?」

みさき「花子に勝つために決まってるじゃない!」

こころ「なんでー?」

みさき「ムカつくから!」

こころ「なんでー?」

みさき「ムカつくから!」

こころ「なんでー?」

みさき「ムカつくから! って何回言わせるの!!」

こころ「だからなんでムカつくのー?」

みさき「……ぐぬぬ。か、勝てないからよ」

こころ「なんで勝てないのー?」

みさき「練習が足りないからよ!」

こころ「なるほどー! だからみさきちはさっきから逆上がりの練習してるんだ」

みさき「だから最初にそういってる!」

こころ「こころも逆上がりの練習するー」

みさき「……」

ひゅっ

ドテッ

こころ「痛いー!」

みさき「ちょっと、こころ大丈夫!?」

こころ「足擦りむいた」

みさき「ほ、保健室」

こころ「大丈夫だよーつばつけとけば治るから」

こころ「でも、みさきちすごいねー逆上がり難しいのに。落っこちないんだもん」

みさき「……でも、花子はできる」

こころ「それでもすごいよー」

みさき「あ、ありがとう」

第17話 みさきちとこころ 終わり

24 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/07(水) 08:39:27 ID:BvqVXA56
第18話 吉川家特有の妄想

ともこ「(久しぶりにお茶を点てましょう)」


ともこ「(あかねちゃん、いつか私のいれたお茶飲んでくれないかな)」

ともこ「(あかねちゃんに飲んで貰うために、もっと良いお茶点てられるようにしなきゃね)」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ともこ「あかねちゃんのことを思いながら点てたの飲んでくれる?」

あかね「あら! ともこ! うれしい」


あかね「うん、美味しいわ! さすが私のともこ」

ともこ「わ、わわわ私のって!!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ともこ「(なんてことにならないかしらー)」

ともこ「(はっいけないいけない。雑念が入ってしまったわ)」

ともこ「(これじゃあ、あかねちゃんに出すお茶は点てられないわね)」

シュッシュッシュッシュ



ちなつ「(あ、お姉ちゃんお茶点ててる)」

ちなつ「(真剣な眼差ししてて、やっぱりカッコイイなぁ)」

ちなつ「(そっか。私結衣先輩に憧れる前はお姉ちゃんに憧れてたんだ)」

ちなつ「(でも、今は結衣先輩)」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

結衣「ちなつちゃん、いつも私のことを見ていてくれてありがとう」

ちなつ「結衣先輩!!」

結衣「やっぱり私にはちなつちゃんしか居ないと思ってね。迎えに来たよ。結婚しよう」

ちなつ「結衣先輩!!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ちなつ「はっ!!」



ともこ「ん? ちなつ?」

ちなつ「お姉ちゃん」

ともこ「そこに居たの。あ、お姉ちゃんお茶点てたから、飲んでいく?」

ちなつ「うん」


ちなつ「(ん、やっぱりお姉ちゃんの入れたお茶は美味しい)」

ちなつ「(はっ、私は結衣先輩一筋、一筋……)」

ともこ「どう?」

ちなつ「うん、美味しいよ」ニコ

ともこ「そう。よかったわ」

第18話 吉川家特有の妄想 終わり

25 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/09(金) 21:42:00 ID:RYvrvG7I
第19話 ぽかぽか

楓「うーん、今日はいい天気なの」

楓「ぽかぽかだぁ」

楓「うーん……」

楓「寝ようかなぁ」

楓「お姉ちゃんまだ帰ってこないかなぁ……」

楓「眠くなっちゃう」

楓「でも、ここで寝てたらお姉ちゃんに怒られちゃう」

楓「風邪引くって」

楓「でも、なんでだろう。こんな暖かいのに」

楓「……」

楓「わからないの」

楓「……」

楓「花子お姉ちゃんなら、わかるかなぁ」

楓「……」

楓「暖かい」

楓「……どうでもよくなっちゃうの……」

楓「……」

楓「Zzzzzz」

楓「っ! 今寝てたかも!」

楓「でも、温かいしなぁ」

楓「ここから動きたくないなぁ」

楓「お外もいい天気だし」

楓「でも。動きたくないなぁ」

楓「……Zzzzzz……」

楓「Zzzzzzzzz」


向日葵「ただいまー」

向日葵「楓ー」

楓「あ、お姉ちゃん!」

向日葵「あっ! 楓、だからそこで寝ちゃ駄目だって言ったでしょ!」

向日葵「寝るときはちゃんと布団に行って寝るんですの!」

楓「はーい」




向日葵「全く」

向日葵「そろそろ片付けないと行けませんわね。このコタツ」

第19話 ぽかぽか 終わり

26 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/11(日) 09:35:19 ID:mC3DhDjo
第20話 キャラが違う!

花子「ん、んん」

こころ「取れないねー」

未来「取れないよ」

こころ「取れないよぉー!!」うぇーん

花子「泣きたいのはこっちだし!」

千歳「んーお嬢ちゃんたちどうしたん?」

未来「缶蹴りやってたら、花子様の靴が飛んで」

千歳「あぁーなるほどなぁーちょっと待っててなー取ってあげるから」

花子「ありがとうだし」

千歳「んん」グググ

千歳「登らなきゃあかんかー」

千歳「ん、よし、もうちょっとや」

ドザッ

花子「お姉ちゃん大丈夫だし!?」

千歳「大丈夫大丈夫。とれたでー」

未来「かっこいい」

花子「ありがとうだし」

千歳「どういたしましてー」


別の日

みさき「もらったっ!」カンッ

こころ「あ! やられたー」

みさき「あ!」

未来「どうしたの? みさきち」

みさき「靴が」

花子「この前の花子と同じ状況だし」

千鶴「……」

花子「あっ、この前のお姉さん!」

未来「また靴が挟まっちゃったの。とって!」

千鶴「??」

千鶴「……」

花子「(この前、落ちちゃったから怒ってるし?)」

ひゅっバシッボタ

千鶴「……ん」

花子「(石なげて落としたし!!)」

みさき「あ、ありがとう!!」

千鶴「///」

未来「なんだかこの前のお姉さんと」

こころ・花子「キャラがちがう!」

第20話 キャラが違う! 終わり

27 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/13(火) 22:10:49 ID:BaY8T0tY
第21話 めぐみほ

美穂「めぐみ〜」

めぐみ「げっ美穂」

美穂「げっなによ〜」

めぐみ「美穂から話しかけられるとなんかろくなことされなさそう」

美穂「もーそんなことないよ〜私はどMはからかわない主義だから」

めぐみ「私ってそんなどMに見えるの!?」

美穂「えっ……」

めぐみ「そんな、えっなに? そんなことも分からないの? みたいな反応しないでよ!!」

美穂「やっぱりそういう反応しちゃうところとかどMだなぁ」

めぐみ「そうなの?」

美穂「あー、めぐみに高級チョコレートあげようと思ったんだけどなぁ」

めぐみ「えっ!? チョコレートくれるの!? しかもそれ1個200円するやつ! あのデパートに売ってる!」

美穂「でも、げっって言われたしなぁ」

めぐみ「くださいください!」

美穂「えーでもなー」

めぐみ「私が悪かったから! 美穂様お願いします」

美穂「うーん、やっぱり自分から様づけしちゃうところとかどMだなぁ」

美穂「まぁ、いいや。はい、あげる」

めぐみ「やったー!! 食べてみたかったんだよねこれ」

ペリペリ

めぐみ「うまっ! ちょーうまっなにこれ!! こんなの初めて食べた!」

美穂「そっか、よかったわ」

美穂「(ホントは、包装紙だけ高級チョコのもの使った安物のチョコなんだけどね)」

美穂「(まぁたまにはどMのめぐみで遊ぶのもいいか)」

第21話 めぐみほ 終わり

28 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/20(火) 19:54:39 ID:vDya1iXI
第22話 20mシャトルラン

20mシャトルラン

電子音に合わせて、できるだけ長く20m間隔の線の間を走り続ける。
最初の電子音で片方のラインの上からもう一方のラインの上へ走りだし、次の電子音で折り返す。
最初は電子音の間隔がとてもゆっくりであるが、1分毎に少しづつ速くなる。
電子音内についていけなくなり、2回連続でラインを超えることができなくなった時を終了し、最後に聞いた数字が自分の記録となる。


この誰にでも理解できるようなルールは、たった5分で彼女達にトラウマを植え付けることになったのだ。


未来「今日は、新体力テストだって」

こころ「新体力テスト?」

花子「50m走とか前屈とか握力とかボール投げとかの能力をテストするものだし」

みさき「花子には負けないわ!」

花子「いや、別に競うものじゃないし」

みさき「でも、記録するんでしょ?」

花子「そうだけど」

みさき「じゃあ負けないわよ!!」

それぞれのテストが終了して、最後にシャトルランが残った。

こころ「シャトルラン?」

未来「どうも、あそこの線までの往復で競うんだって」

こころ「ふーん」

みさき「ふぅーふぅー。とうとう最後の競技ね。今まではみさきの全敗だったけど、これで勝ったほうが勝ちだからね」

未来「みさきち諦めなよぉ」

花子「このテストは……」

先生「それじゃあ、準備は出来たかなぁ?」

「はーい」

スタート

ドーーーレーーーミーーーファーーーソーーー

未来「遅いね」

こころ「これなら簡単だぁ」

みさき「ふん、これなら花子にも勝てるわ!」

ラーーーシーーー

みさき「って、花子なんでそんなにのろのろしてるのよ」

花子「(みさきちはわからないんだし、これの恐ろしさを)」

どーーー

ポーン! ドーーシーーラーーソー

みさき「これは勝ったわね」

序盤の一分間は誰も脱落者は居なかった。

29 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/20(火) 20:04:43 ID:vDya1iXI

しかし、2分目の中盤辺りから様相が変わる。

ドーーシーーラーーソーーファーーミーーレーードーー

「はぁはぁ……」
「もう無理……」

花子「(とうとう、普段運動していない子たちが脱落していくし)」

レベル3

ドーレーミーファーソーラーシードー 21

こころ「う、ふぅふぅ……も、もう無理だよぉー」

未来「頑張ってこころちゃん!」

ポーン、ドーシーラーソーファーミーレードー 22

こころ「あぁ、届かなかった」


みさき「(ふん、まだまだね)」

25

未来「ふぅーふぅーわ、私ももうキツイ……」

未来「(20mってこんなに離れてたっけ?)」

ファーミーレードー 26

未来「だ、駄目だ……」

みさき「ふぅーふぅー(み、みさきもキツイわ)」

こころ「花子様とみさきちすごーい。特に花子様はなんで顔色1つ変えずに走ってるんだろう」

花子「(正直いって、花子ももう限界だし)」

レベル4

ドーレーミーファーソーラーシードー 31

みさき「く、くぅーも、もう限界」

花子「はぁはぁ」

ドーシーラーソーファーミーレードー 32

ピロリン

みさき「(え! まだ上がるの!?)」

ドレミファソラシド 33

みさき「(なにこれ……も、もう無理……)」

ドシラソファミレド 33

花子「(あ、明らかに速いし)」

もう、残ってるのは花子1人だった。

「花子様ーがんばれー!!」「花子様ー!!!」

花子「はぁはぁ」

ドレミファソラシド 35

ドシラソファミレド 36

花子「あ……!」

花子「(ま、間に合わなかったし!!)」

30 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/20(火) 20:07:01 ID:vDya1iXI

先生「大室さん、すごいね! 今の記録、5年生とか6年生並の記録よ」

「すごーいすごーい」「花子様ー!!」

花子「も、もう二度とやりたくないし……」

みさき「ま。また花子に負けたわ」

こころ「でも、みさきちもすごかったよねーレベル5まで走ってられたのってみさきちと花子様だけだよ」

未来「うん、すごいすごい」

第22話 20mシャトルラン 終わり

31 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/22(木) 21:01:02 ID:xmQULj0c
第23話 20m アッカリーンラン

\アッカリーン/に合わせて、できるだけ長く20m間隔のあかりの間を走り続ける。
最初の\アッカリーン/で片方のあかりにタッチして、もう一方のあかりへと走りだし、次の\アッカリーン/で折り返す。
最初は\アッカリーン/がとてもクリアに聞こえるが、1分毎に聞こえづらくなってくる。
\アッカリーン/が聞こえなくなり、2回連続であかりにタッチすることができなくなった時を終了とし、最後に聞いた\アッカリーン/が自分のあかりとなる。

あかり「なんであかりなのぉー!!」

あかり「それと、\アッカリーン/が聞こえなくなるってなにー!?」

あかり「ていうか、あかり分裂しなくちゃいけないのぉ?」

あかね「大丈夫よ。あかり、お姉ちゃんはずっとあかりの声聞こえるから」

5 4 2 ……

\アッカリーン/ 350Hz

あかね「あかり」

あかり「お姉ちゃん!」

あかね「(はぁ! なんて幸せなテストなの!? 合法的にあかりにタッチできるなんて!!)」

\アッカリーン/

あかね「あかり!」

あかり「お姉ちゃん!」

\アッカリーン/


\アッカリーン/ 700Hz

あかり「音程が高くなった!」

あかね「そういうことね」

……………………………・


110回目

\……ッカリー…/ 15000Hz

あかね「とうとう聞こえづらくなってきたわね」

あかね「でも、まだ聞こえるわ!!」

あかり「お姉ちゃん頑張って」


120回目

\ピイイイイイーーーーー/ 20000Hz

あかり「もはや、モスキートだよぉー!!」

あかね「大丈夫よ、まだ聞こえるわ」

あかり「それよりもお姉ちゃん大丈夫?」

あかね「はぁはぁ。大丈夫よ(あかりの体に触れるなら!!)」

32 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/22(木) 21:03:39 ID:xmQULj0c


200回

\ーーーーーーーー/  20万Hz

あかね「まだ、まだ聞こえるわ!!」

あかり「もう完全に超音波だよぉ!!」


247回 100万Hz

あかね「あかり」

あかり「お姉ちゃん!! すごいよぉ」


赤座あかね 記録
27分 4940m 推定可聴域 20Hz-100万Hz 評価 人外

第23話 終わり

33 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/23(金) 23:51:34 ID:h28mgq7c
第24話 ともこと古谷家 1

楓「遅くなっちゃった。お姉ちゃんが心配してるかも」タッタッタ

楓「わわっ!!」

バタン

ともこ「ん、大丈夫?」

楓「あ、ごめんなさいなの」

グチャー

楓「卵が潰れて……ご、ごめんなさいなの!」

ともこ「うんうん、私は大丈夫だよ」

ともこ「それよりも、ごめんね。お姉ちゃんのせいで卵が潰れちゃったね」

楓「ま、前見てなかった楓が悪いの! うち、すぐそこだからなにか拭くもの持ってくるの!」

ともこ「あっ…・…私は大丈夫なのに……」

ともこ「それにしても、あの子。自分は買った卵が駄目になったのに、泣かなかった。強い子ね」

向日葵「ごめんなさい! うちの楓が……あ」

ともこ「まぁ、向日葵ちゃん」

ともこ「誰かに似てると思ったら、向日葵ちゃんだったのね」

向日葵「吉川さんのお姉さん」

ともこ「吉川ともこよ。いつもちなつと仲良くしてくれてありがとうね」

向日葵「あの、とりあえず。タオルで拭いてください」

ともこ「ありがとう」

向日葵「楓も謝って」

楓「ごめんなさい」

ともこ「いいのよ。楓ちゃんはさっき謝ってくれたから」

ともこ「それに、卵割れちゃったんだし。あまり責めないであげて」

向日葵「……はい」

ともこ「あっ、そうだ。割れた卵、まだある?」

楓「うん、あるの」

ともこ「もう今日中に使わなきゃいけないから。私が卵料理作ってあげるわ」

向日葵「え!? それは悪いです」

ともこ「いいのよ。ここであったのも何かの縁だし」

向日葵「あ、ありがとうございます」

ともこ「それに……」

楓「……」

ともこ「楓ちゃんもいい子だったし」

向日葵「?」

第24話 ともこと古谷家 1 終わり

34 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/24(土) 20:46:38 ID:hmSffcTQ
第25話 ともこと古谷家 2

向日葵「あの、何作るんですか?」

ともこ「うーん、シンプルに玉子焼きかな」

楓「玉子焼き! 美味しいの!」

ともこ「甘い卵焼き派? それとも、しょっぱい派?」

向日葵「うちはどっちかというと結構しょっぱくしますね」

ともこ「わかったわ」

くるくるくるくる

向日葵「結構塩入れるんですね」

ともこ「いつも醤油で塩あじはつけてる?」

向日葵「はい」

ともこ「醤油も入れるけど、塩もこの段階で入れるとね」

楓「おぉー卵が黄色いままなの!」

向日葵「確かにうちの卵焼きは醤油の入れすぎで、茶色くなっちゃいます」

向日葵「へぇーなるほどー勉強になります」


ザッザ

向日葵「砂糖も結構入れるんですね」

ともこ「やっぱり砂糖がなきゃ玉子焼きじゃないわ」


ともこ「さぁ。じゃあ焼くわよ」

ジューー

ともこ「ここらへんは、向日葵ちゃんも得意なんじゃない?」

向日葵「い、一応」

ともこ「でも、今日は私が作ってあげる」

向日葵「ありがとうございます」

楓「寄せ方がうまいの!」

向日葵「(確かに半熟のまま、どんどん作っていくのは難しいですわ。それを普通にやってるなんて、やっぱり吉川さんのお姉さん只者じゃないですわね)」

ともこ「はい、出来上がり」

楓「わぁーい!」

ともこ「どうぞ召し上がれ」

パクッ

向日葵「うん、ふんわりしてる」

楓「美味しいの!」

向日葵「しかも、このとろりとした半熟さがなんとも言えませんわ」

櫻子「うめぇ!」

向日葵「って、なんで櫻子人の食卓にしれっと混じってるんですの!」

ともこ「うふふ。喜んでもらえてよかったわ」

向日葵「ともこさんは突っ込みなしですか!?」

第25話 終わり

35 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/26(月) 22:03:52 ID:NHcaTHbQ
第26話 吉川家と古谷家と大室家 1

ともこ「それでねここらへん歩いてたらちょうど、向日葵ちゃんの妹の楓ちゃんにあってね」

ちなつ「あぁ。そういえばこの辺だったかな、向日葵ちゃんの家。迎えに櫻子ちゃんの家もあるんだよ」

ともこ「そうそう櫻子ちゃん。いつの間にか向日葵ちゃんの家にいたからびっくりしたわ。仲いいのね。ホント自然にいたから気が付かなかったわ」

櫻子「そんなことないっすよー」

ともこ「そうよねー」

ちなつ「って、櫻子ちゃん!?」

櫻子「ちなつちゃんとちなつちゃんのお姉さんだー」

向日葵「ちょっと櫻子、どこ行ってって、あ、吉川さん」

ちなつ「向日葵ちゃんも」

ともこ「やっぱり仲いいのねー」

櫻子・向日葵「そ、そんなことないです(わ!)」

ちなつ「(意地っ張りだなぁ)」

櫻子「それにしても、なんでここを通って? ちなつちゃんの家って反対じゃなかった?」

ちなつ「ちょっと、お茶を買いに。お姉ちゃんと」

櫻子「おぉーお姉ちゃんと仲いいのかーいいなーうちは鬼のような姉だからなぁ」

撫子「誰が鬼だって?」

ともこ「撫子ちゃん?」

撫子「あ、どうもこんにちは」

ちなつ「こんにちは(クールなお姉さん!)」

パタパタ

ちなつ「ん? サンダル」

楓「ごめんなさいなの!」

楓「お姉ちゃん! 花子お姉ちゃん!」

花子「」

36 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/26(月) 22:05:58 ID:NHcaTHbQ

花子「サンダルで出ちゃ危ないっていつも言ってるし!」

ともこ「あらあら、なんかみんな勢揃いね」

ちなつ「確かに」

撫子「あ、よかったら。うちに上がっていきます?」

ともこ「いいのかしら?」

撫子「いいですよ」

ともこ「じゃあお言葉に甘えて」

ちなつ「(え!? 遠慮しないの!?)」

第26話 終わり

37 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/29(木) 21:25:53 ID:uR/vsbEI
第27話 吉川家と古谷家と大室家 2

ちなつ「櫻子ちゃんちは、この間ぶりかな?」

櫻子「そうだねー。あかりちゃんと一緒に来た時かな」

向日葵「そういうことに関してはよく覚えているんですのね」

ともこ「おじゃまします」

撫子「はい、どうぞー」

花子「(もふもふのお姉さん……のお姉さんだし)」

楓「ねぇ。花子お姉ちゃん」

花子「ん?」

楓「もふもふしてるの」

花子「やっぱり楓もそう思うし?」

楓「触ってみたいの」

花子「花子も今度こそ触ってみたいし」

楓「もふもふしてくるの!」タッタッタ

花子「あっ、ちょっと楓?」


ともこ「……?」

ちなつ「?」

楓「もふもふさせて欲しいの!」

ちなつ「もふもふ?」

向日葵「あっ、ちょっと楓!」

ちなつ「あぁ。髪? いいよ」

楓「やったぁ」

楓「もふもふしてるのー!」

ちなつ「どう?」

楓「こんなもふもふしてるの初めてなの!」

ともこ「あらあら」

撫子「周りにくせっけいないから、珍しいのかもね」

櫻子「あれ? 私癖っ毛じゃない?」

向日葵「櫻子とも、ちょっと違うんですわよね。吉川さんの髪質」

花子「(楓は素直に言えて羨ましいし)」ジー

ともこ「あら? 花子ちゃんも触りたいの? ちなつの髪」

ちなつ「ん? いいよ」

花子「やったし!」

花子「ほ、ホントにもふもふしてるし……」

ちなつ「お気に召した?」

花子「だし!!」

第27話 終わり

38 ◆hrBR6tpC7Y:2014/05/30(金) 18:49:19 ID:5Wvylo62
第28話 吉川家と古谷家と大室家 3

楓「……」

ともこ「ん?」

楓「お姉さんのも触ってみたいの」

花子「あっ!」

ともこ「いいわよ」

花子「あっ! ずるいし! 花子も触りたいし」

ともこ「ふふ、じゃあ二人とも触らせてあげるから喧嘩しないの」

楓「ふわぁ、気持ちいの」

花子「だし!」

ちなつ「なんだかお姉ちゃん。2人のお姉ちゃんになったみたい」

ともこ「昔はちなつもこういう風に甘えてきたんだけどね」

撫子「普段、あまり甘えない花子を甘えさせているだと……」

ともこ「ふふ」

向日葵「魔性の姉ですわ」

ともこ「そんなことないわ。あなた達だって、立派な姉よ」

ともこ「それに、魔性の姉というなら、私よりももっと魔性の人がいますもの」

ちなつ「?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あかね「ん、誰かに噂されてるわね」

あかり「え? お姉ちゃんそういうのわかるの!?」

あかね「なんとなくよ。なんとなく。さ、クッキー焼いたわよ」

あかり「わーい」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

第28話 終わり

39 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/02(月) 22:07:17 ID:1kow3SK.
第29話 客観的に見ても美人な2人

大学キャンパスにて

女友「あ、これともこの和服姿」

ともこ「うん、そうだけど」

女友「すごい美人。羨ましいなぁ」

ともこ「えぇ!? そ、そんなことないよ」

女友「え? てっきりともこそういうの言われ慣れてると思ったんだけど」

ともこ「身内にしか言われたことなかったから〜」

女友「それにしても、お茶もやってるのかぁ。うーん、お茶に美人、和服も似合う。大和撫子だね」

ともこ「私よりあかねちゃんの方が数倍も」

女友「あぁ、赤座さんもかなり美人だよね。やっぱり美人な子は美人な子に惹かれ合うんだー」

ともこ「惹かれ合う……」

あかね「ともこ。おまたせ」

女友「噂をすれば。じゃあ、私はサークルだから」

ともこ「うん、じゃあまたね」

あかね「ん? お友達?」

ともこ「うん、最近一緒に受けてる授業で一緒なのよ」

あかね「そっか。よかったわ」

ともこ「?」

ともこ「そうそう。あの子もあかねちゃんのこと美人って言ってたわよ」

あかね「あらあら、途中から聞いてたわよ。言われてたのはともこじゃない」

あかね「私もともこ美人だと思うわ」

ともこ「そ、そんな///」

あかね「さぁ、じゃあ今日はどこいく?」

ともこ「うん、あかねちゃんの好きなところに」

第29話 客観的に見ても美人な2人 終わり

40 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/03(火) 17:38:33 ID:XJukzAfk
第30話 おっぱい禁s

櫻子「おっぱい禁止の旅にでる!」

向日葵「は?」

櫻子「まずは向日葵からだ! おっぱい禁止」

ボイン

向日葵「私以外もやるつもりですの!?」

櫻子「よし次は!」

楓「んー?」

櫻子「楓も将来大きくなりそうだから禁止!」

ペタ

楓「きゃきゃ、くすぐったいの!」

向日葵「ちょっと楓に何するんですの!」

櫻子「よし次は」


櫻子「おっぱい禁止」

ポヨン

綾乃「ちょっと大室さん!?」

櫻子「おっぱい禁止」

ポヨン

千歳「えーウチもかー?」

千鶴「よくも姉さんの」

ポヨン

千鶴「キャ」

ポヨン

りせ「……///」

向日葵「なんかこの流れ前もあったような」

櫻子「おっぱい禁止」

ポヨン

結衣「キャッ。大室さんちょっとなにやってるの!?」

櫻子「おっぱい禁止」

ぽよ

京子「おぉ〜私もされるとは意外だった。もっと揉んで!」

ちなつ「なに言ってるんですか……」

櫻子「おっぱい禁止」

ちなつ「え!? ちょっと櫻子ちゃん!?」

櫻子「ちなつちゃん私よりちょっとだけデカイ」

ちなつ「え? そうなの?」

櫻子「さて、次の敵地は」

あかり「えぇー!? あかりだけなんで触ってくれないのー!?」

京子「見えてなかったんじゃね?」

41 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/03(火) 17:41:04 ID:XJukzAfk

向日葵「まだやるんですの?」

櫻子「そこにおっぱいがあるかぎりやるのさ」

ともこ「あら、櫻子ちゃん」

櫻子「おっぱい禁止!」

ともこ「きゃあ! な、なにするの!」

櫻子「おっ。もう一人発見!」

櫻子「おっぱい禁s……」

あかね「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

櫻子「ひっ!」

あかね「アナタはあかりのだけ、触らなかった」

櫻子「す、すみませんでしたー!!!」

あかね「罰として、私が胸を大きくしてあげるわ」

ともこ「まぁ〜!!」

第30話 終わり

42 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/03(火) 17:43:20 ID:XJukzAfk

向日葵「ちなみにもんでたらどうしたんですか?」

あかね「もちろん極刑よ」

櫻子「(詰んでた……)」

43 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/05(木) 20:52:58 ID:mCJTJrFM
第31話 脳内おっぱい禁止

オッパイキンシ!

ナニイッテルンデスノ

撫子「また櫻子は変なこと始めたのか」

撫子「おっぱい禁止ってどうやって禁止するんだろ……」

撫子「そもそも、禁止できるものでもないし……バカなやつだなぁ」


向日葵「撫子さん、櫻子がおっぱい禁止しながら近所回ってるんですの。撫子さんも何か言ってやってください」

撫子「いや、私が言っても勝手にやるからなぁそいつ」

向日葵「はぁ、そうですわよね」プルルン

撫子「(ひま子デカイなぁ……)」

撫子「(中1でこれはやっぱりすごい)」

撫子「(それに比べ私はなんてザマだ)」


高校

めぐみ「撫子おはよー」

撫子「おはよう」

めぐみ「今日ねー」ボイン

撫子「(めぐみもデカイなぁ)」

めぐみ「って、撫子話聞いてる?」

撫子「ああ、うん聞いてる聞いてる(おっぱい禁止)」

藍「おはよー」

撫子「あぁ。藍おはよう(おっぱい禁止)」

撫子「(おっぱい禁止……おっぱい禁止……はっ! 知らず知らずに私も言ってしまっていた)」

撫子「櫻子のバカがうつったか」

美穂「なーでしこ」ペタン

撫子「これは禁止しなくてもいいかな」

美穂「んー??」

撫子「いや、なんでもない」

第31話 終わり

44 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/09(月) 22:06:20 ID:Tq2nE/Zk
第32話 雨の日の図書室 1

しとしとしとしと

こころ「雨だねー」

未来「うん、外で遊べないよ」

花子「こういうときは図書室だし」

こころ「なるほどー」

図書室

ガヤガヤ

花子「なんだか人がいっぱいいるし」

未来「みんな同じこと考えるんだね」

こころ「あ、みさきち」

みさき「花子たちも本読みにきたの?」

花子「というか、みさきち本読むのかし?」

みさき「失礼ね。みさきだって本くらい読むわよ!」

未来「その割には、国語の音読のとき漢字読めてないじゃん」

みさき「漢字と本は別なの!」

花子「普通教科書の漢字はルビふってるし……」

みさき「敢えて消してるのよ!」

ギャーギャー

カツン

みさき「痛」

花子「いて」

図書室の先生「図書室では静かに」

花子「ごめんなさいだし」

みさき「ごめんなさい」

第32話 雨の日の図書室 1 終わり

45 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/10(火) 23:03:05 ID:KROvyR1g
第33話 雨の日の図書館 2

こころ「入ってきた時はちょっとうるさかったのに静かになったねー」

未来「先生が怒って回ったからね怖い怖い」

花子「花子は静かで本が読みやすくなってよかったし」

みさき「さっき怒られてた癖に」

花子「それは、みさきちが」

みさき「なっ! 花子でしょ最初に喧嘩売ってきたのは!」

図書館の先生「……」ギロリ

みさき「あっ、ぅ。すみません」

図書館の先生「……」クイッ

パラッパラッ

花子「ちゃんと本読んどくし」

みさき「ふー」

パラッ……

花子「……」

パラッ…パラッ

みさき「(花子のやつ読むの速いわね)」

パラッパラッ

花子「……(みさきち読む速度上げてきたし)」

パラッパラッ

みさき「……(なんでそんなに速いのよ)」

パラパラ

みさき「……」

パラパラパラパラパラパラ

花子「ちょとそれはいくらなんでも速すぎだし!?」

みさき「ふー面白かった」

こころ「理解できたの?」

みさき「さて、下巻読もうかしら」

花子「ん? それもう下巻だし」

みさき「!!?」

みさき「じょ、上巻なんて読まなくても理解できるわよ!!」

未来「もはや、暴論」

図書館の先生「ちょっとあなた達うるさいから出て行って頂戴!」

花子・みさき「は、はい。すみません」

第33話 終わり

46 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/11(水) 22:14:07 ID:FMWtj9/A
第34話 相合傘 1

ザァーーーー

ともこ「やっぱり今日雨振ってきたわ」

あかね「そうね。帰り際ににわか雨とは言っていたけど」

ともこ「こういうときって、傘さしても結構ぬれない?」

あかね「そうね。特に自転車に乗ってると、進む方向に傘さしてないと足からどんどん濡れてくるわね」

ともこ「少し雨宿りしていく?」

あかね「いえ、早く帰ってあかりにシャワーとタオルの用意したいから直帰するわ」

ともこ「(さすがあかねちゃん)」

あかね「あ……」

ともこ「どうしたの?」

あかね「傘がない」

ともこ「え? ここに置いたんじゃないの?」

あかね「置いたはずなのに、っもしかして、盗まれてる?」

ともこ「(I LOVE 妹って書いた傘盗む人はいないと思うけど……)」

あかね「ともこ、悪いけど相傘してくれない」

ともこ「……まぁ!」

ともこ「いいわよ(なんって幸運なの今日は。空の神様雨の神様バンザイ)」

あかね「よろしくね」

ともこ「うん!」

第34話 相合傘 1 終わり

47 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/12(木) 21:43:53 ID:koSsEzTw
第35話 相合傘 2

あかね「ごめんね。入れてもらって」

ともこ「ううん大丈夫(むしろ最高よ)、あかねちゃん? 肩濡れない?」

あかね「ともここそ、結構ギリギリでしょ? 左肩濡れてるんじゃないの?」

ともこ「私は大丈夫よ」

あかね「嘘、濡れてるじゃない。もっとこっち寄っていいわよ。あ、傘は私が持つから」

ともこ「え?」

グイ

あかねに引き寄せられるともこ。

ともこ「あ、ああ……///(あかねちゃんがこんなに近くに)」

ともこ「(嬉しいけど、嬉しいけど耐えられない)」

ひゅっ

あかね「ちょっとともこ、なんで逃げるの?」

あかね「もう、これじゃあ傘意味ないじゃない」

あかね「もしかして恥ずかしいの?」

ともこ「そそ、そんなんじゃ」

あかね「大丈夫よ。女同士じゃない」

あかね「うーん、こうすれば逃げないわね」

今度はがっちりとともこの腕を組むあかね

ともこ「あああ、あかねちゃん!! さすがに、これは恥ずかしい」

あかね「ともこは意識しすぎなのよ」

ともこ「(う、嬉しい。嬉しいけど……)」

ともこ「(頭が沸騰しちゃうよぉ〜〜!!!)」

あかね「ともこ、熱あるの? もしかして、雨にあたったから風邪?」

ともこ「そ、そそs大丈夫よ! そんなんじゃないから」

あかね「そう? じゃあ早く帰ってシャワー浴びないとね。私の家が近いから私の家に寄ってく?」

ともこ「えぇー!? (あかねちゃんとシャワーあかねちゃんとシャワー)」


第35話 終わり

48 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/13(金) 21:02:48 ID:uh5HwSBo
第36話 相合傘 3

あかね「はい、これタオルね」

ともこ「ありがとう」

あかね「あ、これ替えの服。私のだけど、サイズ同じくらいだから大丈夫よね?」

ともこ「ありがと。あかねちゃん(あかねちゃんの方が胸大きいからちょっと胸のところはダボダボになりそう……)」

ともこ「(それよりも、それよりも)」

ともこ「(あかねちゃんの服だわ!! もうたまらないわ!)」ブンブン

あかね「?」

あかね「じゃあ、先入ってもらいましょう」

ともこ「え?」

あかね「え?」

ともこ「あかねちゃんは?」

あかね「私は後で入るわ」

ともこ「そ、そうね(まさか一緒に入ってくれるわけないわよね)」シュン

あかね「それじゃあ、温まってね」

ともこ「うん」

ジャーーー

ともこ「(それにしても、あかねちゃんの服が着れるだけでも大収穫よ! 後で匂い嗅がないと!)」




あかね「(とはいっても、私も結構濡れたのよね)」

あかね「(ともこと一緒に入ったらよかったわ)」

あかね「(でもさすがにこの歳で一緒にお風呂はね……うちのお風呂そこまで広くないし)」

あかね「(それにともこも恥ずかしがるだろうし)」

あかね「(温泉とかも駄目なのかしら。今度聞いてみよう)」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ちなつ「なんだか雨いっぱい降ってきちゃったねー」

あかり「うん、でも今日はお姉ちゃんが行く前に傘持たせてくれたから」

ちなつ「折りたたみ傘? よかったー私持ってきてないんだよね。一緒に入れてくれるあかりちゃん?」

あかり「うん。いいよぉ」

バッ  I LOVE 妹

あかり「……」

ちなつ「……」

あかり「ちなつちゃん?」

ちなつ「ごめん、やっぱりいいや」

第36話 終わり

49 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/15(日) 21:37:13 ID:syEmmGjw
第37話 めぐしーの休日

めぐみ「あー。暑いな〜」パタパタ

めぐみ「何もしたくなーい」グテー

めぐみ「だら〜」

めぐ母「こら、めぐみなんて格好で寝てるのはしたない」

めぐみ「えーだって、暑いじゃん」

めぐ母「暑いからって下着姿で過ごしちゃいけないわよ。はしたない」

めぐみ「じゃあクーラーつけていい?」

めぐ母「それは駄目です」

めぐみ「ケチー」

めぐ母「とりあえず服きなさい」

めぐみ「はーい」


めぐみ「あー暑いなー」

めぐみ「何か飲み物……」

パカッ

めぐみ「あー、涼しい」

めぐみ「はぁーこのままもう少し」

めぐ母「ちょっと今度は何やってるの! 冷蔵庫開けっ放しにしちゃ駄目よ」

めぐみ「だって暑いんだもん」

めぐ母「はあ……そこまでいうなら仕方ないわ冷房つけなさい」

めぐみ「やった」

50 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/15(日) 21:38:55 ID:syEmmGjw

めぐみ「ふぅーやっぱこれだよこれ」

めぐみ「文明の利器は素晴らしいね」

めぐみ「うれしいからメール送っちゃお」



めぐみ

ねぇねぇ聞いて聞いて!
クーラーつけた!
すずしー!

撫子「なんだこのメール」

第37話 終わり

51 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/17(火) 23:37:49 ID:Tf8.XjFU
第38話 ちなあかデートとその監視者組1

あかり「ちなつちゃんおまたせ」

ちなつ「あかりちゃん。じゃあいこっか」

あかり「うん」



京子「さぁ始まりました。あかりとちなつちゃんの初デート!」

京子「実況をお送りするのは私歳納京子と解説の」

結衣「船見結衣です……ってなんで実況なんだよ。私達は、見守りに来ただけだろ」

京子「まぁまぁ。いいじゃんいいじゃん」

京子「それにしても、驚きましたねーまさかちなつ選手、あかりと付き合うとは」

結衣「うん、ちなつちゃんからの告白だったそうだよ」


あかり「ちなつちゃんどこに行くの?」

ちなつ「そうだねー。じゃあまずは甘いもの食べに行こ」

あかり「わぁーい。甘いもの。あかり甘いもの大好き」


京子「おっとー。ここでケーキ屋にはいる! 王道です!」

京子「観客席の方からあかねさん。いかがですか?」


あかね「うぐぐぐぐ……」

京子「あかねさーん! あかねさーん! 聞こえてますか?」

あかね「あ、はい。京子ちゃん」

京子「あかねさん。そちらからの様子はどう見えますか?」

あかね「あ、あかりと、ちなつちゃんが……て、手をつないで!」

あかね「うぐぐ。ゆ、許せないわ……!」

ともこ「あ、あかねちゃん……・?」

あかね「あ、あなたの妹は。私の妹に……」

ともこ「あかねちゃん!」

あかね「許せないわ。ともこ、もうあなたとはしばらく口聞いてあげない」

ともこ「そ、そんな……で、でも放置プレイもいいかも……」


京子「あーこれは駄目ですね。この状況、どう見ますか? 船見さん」

結衣「あかねさんはあかり一筋でしたから、やはり、取られたという感覚が強いんじゃないでしょうか?」

京子「なるほど」


ちなつ「あかりちゃん、はい。あーん」


京子「おっとここで吉川選手、赤座選手にあーん攻撃だ!」

結衣「これは、中々破壊力ありますね」


あかり「甘い! 美味しいよちなつちゃん!」

ちなつ「ありがと。あかりちゃん」


第38話 終わり

52 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/19(木) 20:11:53 ID:tcj.zTuw
第39話 ちなあかデートとその監視者組 2

あかり「ちなつちゃん次はどこいく?」

ちなつ「うーん……」

京子「さぁ、赤座選手2ndステージへと進もうとしています」

京子「さすがは告白された側、すべて相手に任せっきりです」

結衣「あかりは人に合わせちゃうとこあるからなぁ。まぁリードするよりリードされる方が似合ってるかも」


ちなつ「次はあかりちゃんの行きたいところがいいな」

あかり「え!?」


京子「おっとここで吉川選手が変則攻撃に出たぞ!」

結衣「これは予想外ですね」

京子「相手から引き出すという作戦か? どう見ますか船見さん」

結衣「これは次行く場所を考えてなかったちなつちゃんが、あかりの行きたいところを聞くことで、次の場所を決めると同時にあかり選手の好感度を上げる鮮やかな作戦ですね」

京子「なるほど。おっとー! 観客席の方から悲鳴が聞こえます!」


あかね「ああああああああああああああ!!!! 許せないわ! 許せない許せない!!」

あかね「あかりに告白しておきながらまともなデートプランも考えないなんて!! あなたの妹は一体どうなってるのかしらともこ!」

ともこ「ごめんなさいあかねちゃん、後で教育しておくわね」


結衣「これ、あかねさん達見てたほうが面白いんじゃ……」

京子「さぁ観客も盛り上がってきたこの第2ステージ。赤座選手はどう出るか?」


あかり「あかりの行きたいとこ……あかりの行きたいとこ」

あかり「映画館がいいかな」


京子「まさしく王道!」

京子「王道の映画館デートです」

結衣「なんというか普通だなぁ」


あかね「暗いところでふたりきりですって!?」

ともこ「大丈夫よ。あかねちゃん私たちも一緒に入りましょう」

あかね「ともこ! あかりの後ろの席予約よ! 早く!!」

ともこ「はい! (あかねちゃんと映画!)」

第39話 終わり

53 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/20(金) 22:42:30 ID:2ZC6tKJs
第40話 ちなあかデートとその監視者組 3

ちなつ「ねぇ。あかりちゃんホントにこれ見るの?」

あかり「うん、ちなつちゃんこういうの苦手?」

ちなつ「いや、だ、大丈夫だけど(ホントはすごい苦手だけど)」

京子「なんと! 赤座選手が選んだのはホラー映画!」

京子「少しでも大人ぶりたいお年ごろか」

結衣「ちなつちゃんは平気そうだけど、あかりは背伸びしてるよなぁ」

あかね「あかり! 背伸びしちゃって可愛いわよ!」

ともこ「(ホラー映画だし、怖がるフリしてあかねちゃんに抱きついちゃお)」


ちなつ「ねぇ、ホントにこっち見るの? せっかくのデートなんだから恋愛物の方がいいんじゃない?」

あかり「そういうのはあかりたちにはまだ早いよぉ」

結衣「恋愛は早くてホラーはいいのか……」

あかり「まずはこっちから。ほら、私達まだ中学生じゃん。あ、ホラーだけに! なんてね」

ちなつ「……」

京子「おっとここで、赤座選手のギャグが滑る!」

結衣「プッ……」

京子「解説の船見さん」

結衣「プハッハ! ほ、ホラーだけにほらって。あっはっはっは」

京子「どうやら解説の船見さんにだけは効いたようです」

ともこ「船見さんって笑いのツボがわからないわね」

あかね「結衣ちゃんは昔から寒いギャグで笑うのよ」

ともこ「(寒いギャグは認めてるのか……)」

京子「(寒いギャグは認めてるのか……)」

京子「さぁ、試合は第二試合目」

京子「とうとうキックオフの時間です」

結衣「サッカーじゃないんだから」


映画館

ちなつ「……」

あかり「もうすぐ始まるね」

ちなつ「ねぇ。あかりちゃん! ここスクリーン違うよ!!」

あかり「ん? あってるよ」ガシ


結衣「もしかしてちなつちゃん怖いのかな?」

京子「どうなんでしょう? 客席のともこさん」

ともこ「(あかねちゃんに抱きつく! あかねちゃんに抱きつく!!)」

京子「ともこさん!」

あかね「ともこ! 呼ばれてるわよ」

ともこ「あ、はい!」

京子「ちなつちゃんは怖いもの苦手なんでしょうか?」

第40話 終わり

54 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/20(金) 22:50:51 ID:2ZC6tKJs
第41話 ちなあかデートとその監視者組 4

ともこ「えぇ、昔から結構怖いの苦手よ。夜も怖いっていって私の布団に潜り込んできたこともあったぐらい」

あかね「まさに妹ね!」


京子「なるほど! これは予想外の展開になりそうです」

結衣「始まったね」


ちなつ「(怖い怖い)」

ちなつ「(ひっ! なんで1人で行くのよ!)」

ちなつ「あかりちゃん!」ガシ

あかり「ん? 大丈夫ちなつちゃん? 気分悪いの?」

ちなつ「大丈夫」

あかり「あかりならここにいるよ」ガシ


京子「ここは映画よりも赤座選手と吉川選手にみんな釘付けだ」

結衣「ホラー映画って意外といちゃつくきっかけになるよね」


ともこ「ねぇ。あかねちゃん?」

あかね「変なこと考えないでちゃんと監視しなさい」

ともこ「はい……」シュン


「キャーーーーーーーーーーー!!!!」ガッシャーンガラガラ

あかり「ひぇぇ〜! 怖いよぉ〜!」

京子「ひっ!」

京子「あーびっくりしたー」

結衣「おい実況忘れてるぞ京子」

京子「あ、そうだった」

あかり「ねぇ。ちなつちゃん! ちなつちゃん!!」ユサユサ

ちなつ「……」

あかり「ち、ちなつちゃん寝てる! すごいこんな怖いのに!」

京子「さすが赤座選手、持ち前の天然さで寝てるのと気絶を勘違い!」

結衣「さすがあかりだね」

ともこ「きゃあ!」ガシ、ムニ

あかね「ともこ、どこ掴んでるのかしら?」

京子「おっとぉ! こちらはドサクサにまぎれて胸をつかむ! さながら対コートジボワール戦の渋谷だ」

結衣「いや、これはわざとなのか?」

ともこ「あ、ごめんなさい。今のはわざとじゃなく」

あかね「うん、いいのよ。わかってるから、ともこも意外と怖がりなのね」

京子「どうやら、あかねさんの女神のような慈悲で許された模様」

結衣「なんかせっかくいい雰囲気なのに私達がぶち壊しにしてるな。ごめんなさい、あかねさん、ともこさん」

第41話 終わり

55 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/23(月) 21:00:09 ID:qJLxKURQ
第42話 ちなあかデートとその監視者組 5

あかり「ちなつちゃん! ちなつちゃん! いつまで寝てるの!」ユサユサ

ちなつ「はっ!」

あかり「もぉーちなつちゃん、ホラーなのに寝るなんて!」プンスカ

ちなつ「あ、あはは……(ホントは気絶してたんだけどね)」

京子「実は気絶していた吉川選手、その間に実の姉が友達の姉のパイオツを弄っていたことなど本人の知る由もありません」

結衣「当たり前だろ! ていうか失礼だろ! これともこさんとあかねさんには聞こえてるんだぞ!」

あかね「大丈夫よ京子ちゃん。こっちよりも、あかりとちなつちゃんが付き合ってるってだけで、私の怒りは有頂天だから」

ともこ「ごめんね……あかねちゃん……」メソメソ

あかね「ともこも、よしよし」

結衣「(あかねさん、怖いのか優しいのかわからなくて怖い……)」


あかり「すっごい怖かったよぉ」

ちなつ「そ、そうだね」

ちなつ「ねぇ、あかりちゃん? 少し休まない?」

あかり「うん、いいよぉ」

ちなつ「公園に行こ?」


京子「さぁ。ここで吉川選手のアタックだ。試合も中盤戦になってきて、双方とも顔に疲労の色が見えます」

結衣「いや単に、さっきのホラー映画だろ」

京子「さぁここでプロフィールの紹介です」

結衣「ここでかよ! ていうか要らないだろ!」

京子「まず赤座選手から、赤座あかり、13歳。中学生初日の日から、ランドセルをしょって登校しようとしました」

結衣「あーあったなぁ。懐かしい」

京子「その後、初日から痛い自己紹介をして、みんなから冷ややかな視線を買ってしまった」

結衣「存在感を出そうとした結果だったんだよなぁ」

京子「しかし、そこが赤座選手の全盛期、その後は存在感が薄くなってきて、最近の悩みはどうやって存在感を出していくかだそうです」

結衣「まぁ、杉浦さんとか、京子がいるからなぁ……。1年生組だと大室さんと古谷さんもいるし」

京子「特に特徴がないのが特徴。っと言ってしまったら、ガチ泣きしてしまった赤座選手です」

結衣「それはお前が悪い」

京子「続いて吉川選手ですが。プロフィール、結衣先輩が好きです。大好きです。結衣先輩は白馬の王子様です!」

京子「だそうですが、結果的に赤座選手と付き合いましたね。船見さん? どういうことなんでしょうか?」

結衣「あー、それに関しては憧れの先輩ってことで良かったよ。たまにガチなのかと思ったこともあったからね」

京子「とすると、船見さんはノーマルってことで?」

結衣「当たり前だろ。逆にお前はノーマルじゃないのかよ」

京子「……」

京子「さぁ、試合は第3会場に移ってきました!」

結衣「なんだよその間は! ていうか流しやがった……」

ともこ「あらあら」

あかね「まぁまぁ、これだから、京子ちゃんと結衣ちゃんも見てるのが可愛らしいのよね」

第42話 終わり

56 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/26(木) 23:06:40 ID:57/0vJbQ
第43話 ちなあかデートとその監視者組 6

あかり「あ、ちなつちゃんボートだよ! ボート! ボート乗ろうよ」

ちなつ「いいね」


京子「ここで、舞台は水上へ」

結衣「でもボートに恋人2人で乗るってちょっと憧れるよな」


あかね「ボートですって!? 危ないわ! もし転覆したらあかりが……」

あかね「すぐに助けられるように私達も後を追いましょう」

ともこ「えぇ!」


結衣「(そこは、あかりたちを止めないのか……なんだかんだ言ってあかねさんも認めてるのかもな)」

結衣「なぁ。私達も」

京子「ボート一席お願いしまーす。あ、アヒルのやつで!」

結衣「って、もう借りてるのかよ!」


あかり「水の上って静かだね。まるであかりたち2人みたい」

ちなつ「そうだね」

あかり「……」

ちなつ「……」

ちなつ「……あかりちゃん。キスしよっか?」

あかり「……うん」

京子「おっと! ここでちなつ選手が攻撃を仕掛けます」

結衣「なんだかドキドキするな」

あかね「キスですって……? それはいくらなんでも許しませんよ」

ともこ「確かに、ちなつたちにはまだ早いというか(私達はいつでもいいけど)」

あかね「ともこ、止めるわよ」

ともこ「わかったわ」


京子「ここで、あかね選手とともこ選手があかり選手とちなつ選手の船へと進軍を開始した」

結衣「さすがにキスはあかねさん的にNGだったか」

結衣「まぁ、一回してるとこ見ちゃったんだけどな」


第43話 終わり

57 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/28(土) 17:56:57 ID:ychgUvow
第44話 ちなあかデートとその監視者組 7

あかね「ふん! ふん!」

ともこ「よいしょ。よいしょ」

結衣「なんて速さだ。手漕ぎボートとは思えん」

あかね「ともこ。駄目だわ、推進力が足りないわ! あれをやるわよ!」

ともこ「あれね! わかったわ」

京子「この息の合いっぷり……これは! 伝説の2人三段櫂船!!」

結衣「三段櫂船って2人じゃできないだろ」

京子「もはや、どうやってるのかわからないが、片方3つのオール、両方で6つのオールを漕いで移動している!!」

京子「もはや、速くて誰も追いつけない!!」

京子「結衣! 私達もこぐよ!」

シャコシャコシャコシャコ!

京子「す、進まない」

結衣「京子がアヒルにするから……」

京子「……私は実況するから、頑張れ!」

結衣「はっ!? ちょっとおい!」


ちなつ「あかりちゃん……」

あかり「ちなつちゃん……」

京子「さぁ。あかり選手とちなつ選手はもうすっかりいい雰囲気だ! 今にも接吻を交わしそうだ!」

ちなつ「行くよ」

あかり「う、うん///」

あかね「駄目よ!!」

ガコン!! グラッ

ちなつ「!?」

あかり「な、なに!? ってお姉ちゃん!?」

あかね「あなた達はまだ中学生なんだから、ねっ!」

ともこ「ちなつにはまだ早いわ」

ちなつ「お姉ちゃんまで!?」

ぶくぶく

あかり「ああ! お船さんが沈没してるよぉ」

ちなつ「やばい速く逃げないと」

ともこ「こっちよ!」

あかね「さぁ帰りましょう。お姉ちゃんたちと一緒に」

あかり「お姉ちゃん!」



京子「ここで試合終了。いやー惜しかったですね」

結衣「いや、なにが惜しかったんだよ。船沈没してるぞ」

京子「後一歩だったんですけどねぇ」

結衣「いやいやだから」

58 ◆hrBR6tpC7Y:2014/06/28(土) 17:59:39 ID:ychgUvow

京子「この中継は、実況歳納京子と」

結衣「解説の船見結衣でお送りしました」

京子「それでは、最後湖の映像をご覧ください」














            _
        ノ |_   ll__l---||_       Nice boat.
      rj「l__`ー'  ヽlーj  L---┐
      |―┴┴―`ーrュ-‐< ̄.ィj .__jl
      |[][][][][][] i """ _..,,rr=''´ l
      l ̄ ̄ ̄ ̄/7-‐'´     /
   f  jL-、 _-‐'      -‐´~~
   ヽ |  ̄  _j_ -‐'~´~~
     `ー〜´~~~~




結衣「って、ホントに終わりかよ!!」

第44話 終わり

59 ◆hrBR6tpC7Y:2014/07/02(水) 19:41:08 ID:Nu7jRILU
第45話 末っ子だけどお姉ちゃん

楓「花子お姉ちゃ〜ん! 遊ぼー」

花子「いいし、何して遊ぶし!」

楓「えへへーお絵かきなの!」

花子「わかったし」


楓「ねぇ、花子お姉ちゃん! 人の肌は何色で塗ればいいの?」

花子「うーん、肌色のクレヨンがないときは、だいだいいろがそれに近いし」

楓「なるほどなの」


撫子「……」

撫子「(花子もこうしてみるとお姉ちゃんだな)」

撫子「(そういえば、花子も妹ほしいって言ってた時あったかな)」


花子(4歳)「ねえ、お姉ちゃん。なんで花子には妹いないし?」

花子「花子も妹がほしいし」

撫子「うーん……」

櫻子「花子ー!」

花子「櫻子お姉ちゃん!」

櫻子「ちょっとこっち来てみー」

花子「?」

向日葵「楓って名前ですわ。仲良くしてもらえる?」

楓「?」


撫子「……(そういえば、慣れはじめはこんな感じだったかなぁ)」


楓「あ、できたー!」

花子「よしよし」

撫子「(楓も花子もしっかりしてきたし……大丈夫そうかな)」

第15話 終わり

60 ◆hrBR6tpC7Y:2014/07/05(土) 18:59:25 ID:BGf6eKzM
第46話 サッカーと姉 1

京子「やぁやぁ今日は集まってもらってありがとう」

向日葵「こちらこそ。お呼び頂いてありがとうですわ」

楓「なの!」

花子「京子お姉ちゃん久しぶりだし」

京子「久しぶり〜」

まり「うにー」

結衣「それにしても、大室さんと古谷さんの妹まで連れてきて何するんだ?」

京子「あれ? 言ってなかったっけ?」

結衣「聞いてないぞ」

京子「あ、言ってなかった。サッカーだよサッカー!」

ちなつ「なるほど……人数集めですか」

あかり「わぁい! あかり頑張るぞー」

結衣「それにしても、まりちゃんと楓ちゃんと花子ちゃんはさすがに私達とサッカーは厳しくないか?」

結衣「大体、誘うなら綾乃とか千歳にすればよかったじゃん」

京子「綾乃も誘ったんだけどさ、なんか顔真っ赤にして頑なに拒否したから、体調悪いのかなと思って」

結衣「いや多分違うと思う」

ちなつ「ですね」

京子「じゃあ、まりちゃん、楓ちゃん、花子ちゃんは私のチームってことで」

結衣「どういうこと?」

京子「私が3人分の働きをするってことだよ!」

まり「すごいの!」

結衣「大体こいつの言ってることはデタラメだから真に受けなくいいぞまりちゃん」

向日葵「でもそうすると、歳納先輩、楓、花子ちゃん、まりちゃんで4人、こちらは私と櫻子と赤座さんと吉川さんと船見先輩で5人になってしまって人数的にも有利になってしまいますわ」

櫻子「じゃあ、私が京子先輩の方にいくー。向日葵なんか負けちゃえー」

向日葵「あ、そうですの」

ちなつ「(櫻子ちゃんと向日葵ちゃんも面白いなぁ)」

花子「珍しく櫻子と一緒だし」

櫻子「あ、こっちには花子が居たんだった」

京子「じゃ、決まりだねー」

京子「それじゃあ、キックオフは楓ちゃんにお願いしようかな」

楓「えぇ!? 楓がやるの?」

まり「がんばるの」

結衣「まぁ、キックオフはそっち優先が妥当かな」

ちなつ「ですねー」

楓「わかったの!」エイッ

櫻子「よっしゃー始まった!!」

第46話 終わり

61 ◆hrBR6tpC7Y:2014/07/11(金) 21:28:32 ID:9RJanZWY
第47話 サッカーと姉 2

櫻子「よっしゃ、私がFWだ!」

あかり「させないよぉ!」

あかり「あ!」

櫻子「どうだ!」

向日葵「さすが櫻子の運動神経ですね」

花子「運動だけは無駄にできるし」

向日葵「吉川さん! 相手は櫻子1人ですわ! ここで止めますわよ」

ちなつ「うん、了解!」

櫻子「おりゃードリブルで抜けるぞー!」

向日葵「させませんわ!」

櫻子「ひょい」

向日葵「あぁ! 向けられましたわ」

ちなつ「やばい! こっちに来る!」

結衣「ちなつちゃん!」

ちなつ「結衣先輩! そうよ。チーナここはとおさせないわ」

櫻子「なっ!」

ちなつ「カットー!!」

京子「ほーさすが、結衣の応援を受けたちなつちゃんは強いなぁ」

まり「凄いの! ミラクるんみたいにカッコイイの!」

結衣「よくやった! ちなつちゃん」

ちなつ「はい!」


櫻子「ちくしょー取られた!」

京子「よし、今度は防衛だ! みんな固めるぞ!」

楓「わわ!」

花子「お姉さん花子たちより体大きいし、止められるか不安だし」

まり「ボールー!」

京子「大丈夫だ! いざとなれば私が何とかする!」

櫻子「京子先輩お願いします!」

第47話 終わり

62 ◆hrBR6tpC7Y:2014/07/13(日) 23:21:38 ID:E5eI928s
第48話 サッカーと姉 3

ちなつ「向日葵ちゃん。パス」

向日葵「ナイスパスですわ吉川さん!」

櫻子「ちくしょー。前線に出てたから追いつけねぇ」

櫻子「京子先輩お願いします!」

京子「ふっふっふ。私は出ないよ」

櫻子「え!?」

ちなつ「!?」

向日葵「!?」

あか「!?」

京子「さて、イケ! まりちゃん、楓ちゃん! 花子ちゃん!」

花子「だし!」

楓「なの!」

まり「うにー」

向日葵「なっ!?」

京子「ふっふっふー。この幼女三人の壁が破れるかな?」

向日葵「(ドリブルで突破しようとすると、まりちゃん、花子ちゃん、楓にぶつかってしまいますわ。かといって、FWにいる。吉川さんにボールをパスしようとしたら、オフサイド……京子先輩考えましたわね)」

あかり「向日葵ちゃーん!!!」

向日葵「うーんどうしましょう」

楓「隙ありなの!」

向日葵「あっ!」

京子「よっしゃー! いっけー!!!」

楓「花子お姉ちゃんパスなの!」

シュッ

花子「だし!」


結衣「花子ちゃん、ドリブルが結構うまいな」

櫻子「よっしゃー!!」ダン

花子「うっ……」

結衣「すごい櫻子ちゃん、堂々と花子ちゃんからボール奪っていった……」

花子「痛いし……」

京子「さすが、自分の妹には容赦無いね」

櫻子「毎日バカにされてるし、これくらいいいんですよ」

花子「(また櫻子にボール奪われたし……)」

第48話 終わり

63 ◆hrBR6tpC7Y:2014/07/15(火) 21:14:08 ID:jjDFQShQ
第49話 サッカーと姉 4

あかり「よぉーし、あかりもディフェンスするよぉ」

櫻子「どいたどいたぁ!」

あかり「あぁ! もぅー少しはあかりもボールに触りたいよぉ」

向日葵「吉川さん!」

ちなつ「任せて」

櫻子「私に二度同じ技が通用するとでも?」

向日葵・結衣・花子「(通用しそう……)」

ちなつ「結衣先輩、愛のパワーを……」

結衣「おー、ちなつちゃんガンバレー」

ちなつ「結衣先輩! 私頑張ります!」

櫻子「遅い!」パッ

京子「おぉ! これは速い!」

結衣「何。ちなつちゃんガードが突破された……」

向日葵「私が食い止めますわ!」

櫻子「それも遅い!」

結衣「!!」

花子「櫻子やっぱり運動神経だけはいいし」

楓「すごいのー!」

まり「味方だと便りになるの」

花子「ていうか、さっき花子ボール取られてたし!?」

京子「そういえば、そうだったねーあまりにも自然に奪っていったから、気にならなかったよ」

花子「敵なのか味方なのかわからないし」

櫻子「おらおらー!!」

櫻子「後は、船見先輩だけ!」

櫻子「シュート!」

結衣「させない!」パッ

京子「おぉ! 結衣のやつ、止めたぞ!」

結衣「残念だったね。大室さん」

ちなつ「さすが、結衣先輩!」

向日葵「頼もしいですわ」

結衣「じゃあ、こっちから、反撃と行こうか」

第49話 終わり

64 ◆hrBR6tpC7Y:2014/07/16(水) 23:37:27 ID:ebzdqkVg
第50話 サッカーと姉 5

結衣「(それにしても、年少組が相手だと私達も攻めづらいな。さっきみたいにまりちゃん、楓ちゃん、花子ちゃんがDFに回られちゃうと、押すわけにも行かないし)」

結衣「(どうするか……)」

結衣「(どうにかして、年少組の気を引けないかな)」

結衣「(そうだ!)」

結衣「(ちなつちゃん)」ヒソヒソ

ちなつ「結衣先輩! なんでしょうか!」

結衣「(あまり大きい声で言えないんだけどさ、まりちゃんの気をひいてディフェンスを崩そうと思うんだ)」

ちなつ「(はい、確かにさっきみたいに幼女でディフェンス固められるとこっちは弱いですからね)」

結衣「(うん、まりちゃんがミラクるん好きなのは知ってるよね?)」

ちなつ「(はい、この間結衣先輩の家に言った時、私着せられましたし)」

結衣「(ごめん、ちなつちゃん。もう一回あの衣装来てくれない?)」

ちなつ「え!?」

結衣「(ごめん。でもちなつちゃんにしか出来ないんだ)」

ちなつ「(そこまで言うなら……)」

京子「(結衣のやつなんか企んでるな)」

結衣「京子、ちょっと休憩しよう。喉乾いた」

京子「(まあいいか)うんわかったよ」

あかり「ふぅーあっついー」

向日葵「意外と暑いですわね」

楓「つかれたの」

花子「だし」

結衣「じゃあ、ちなつちゃん。お願いね」

ちなつ「わかりました」

第50話 終わり

65 ◆hrBR6tpC7Y:2014/07/17(木) 23:40:48 ID:OrW8m2CU
第51話 サッカーと姉 6

楓「花子お姉ちゃん! 麦茶持ってきたの!」

花子「あ、ありがとうだし」

楓「みんなの分もあるの!」

向日葵「結構暑いですからね。熱中症予防のためにも飲みましょう」

結衣「おぉ、ありがとう」

京子「悪いね」

まり「……」

楓「はい、まりお姉ちゃんも!」

まり「? まり、お姉ちゃん?」

結衣「あっはっはは」

楓「ん? なんで笑ってるの?」

京子「楓ちゃんはいくつだっけ?」

楓「6歳なの!」

京子「まりちゃんは、5歳なんだよ」

楓「あっそっか。私の方がお姉さんなんだ」

結衣「うん、楓ちゃんの方がお姉さんなのに、まりお姉ちゃんって言ってたのがおかしくて」

あかり「でも、やっぱり楓ちゃんの方が年上に見えるよぉ」

まり「うー、まりもお姉ちゃんになるの」

結衣「そうだね。まりもいつかお姉ちゃんになれるといいね」

まり「お姉ちゃんになるために、お姉ちゃんからいっぱい教わるの」

楓「楓もお姉ちゃん修行するの!」

結衣「ここにはお姉ちゃんがいっぱいいるから、いろいろ教えてもらうといいよ」

花子「櫻子は参考にしないほうがいいし」

櫻子「なんだと! またタックルしてボールうばうからな!」

向日葵「だから、花子ちゃんは味方ですわよ……」

京子「そういえば、ちなつちゃんどこいったんだろ」

結衣「ああ、それはね」

ちなつ「みんなのハートにどっきゅーん! はじめまして、私ミラクるんだぴょん!」キャピ

京子「……」

向日葵「……」

結衣「(ノリノリだな。ちなつちゃん)」

まり「ミラクるんなの!」

楓「ミラクるんなの!」

花子「(ちなつお姉ちゃんかな? でも、すごいミラクるんに似てるし)」

あかり「ちょっとぉ! それあかりの黒歴史!」

第51話 終わり

66 ◆hrBR6tpC7Y:2014/07/20(日) 07:29:16 ID:F0I2E/aQ
第52話 サッカーと姉 7

まり「ミラクルるん!」

楓「ミラクるんなの!」

結衣「じゃあ、後半再開しようか」

京子「結衣、まさか」

結衣「そうさ。これで幼女組は戦力外だ」ニヤ

ちなつ「はーい、ミラクるんですよー」

結衣「古谷さん。あかり一気に攻めるよ!」

向日葵「わかりましたわ」

あかり「うん!」

京子「まだまだ。大丈夫さ。だってこっちには櫻子ちゃんが」

櫻子「うぉー! すげーホントにミラクるんに似てる!!」

京子「(それは予想外だった!!)」

あかり「よぉーし、あかりキーック!」

京子「それでも、あかりのキックなら!」パシッ

あかり「向日葵ちゃん!」

向日葵「はい!」

向日葵「私がシュートしますわ」パシュ

ゴール!!

京子「なに!?」

結衣「古谷さん、よくやった!」

あかり「ナイスプレーだね!」

向日葵「えぇ。赤座さんのサポートのおかげですわ」

あかり「えへへぇ」

花子「(やっぱり中学生のお姉ちゃんは速いし)」

京子「こうなったら、花子ちゃんしか頼れる子がいない。君しか居ないんだ。頑張ってくれ」

花子「でも、花子1人で攻めるのはキツイし」

京子「いや、花子ちゃんには特別な任務を与える」

ミラクるん! ミラクるんだ!

ちなつ「(いつまでこれ続ければいいんだろ……)」


京子「というわけだ!」

花子「うん、やってみるし!」

第52話 終わり

67 ◆hrBR6tpC7Y:2014/07/26(土) 00:20:40 ID:8C8SswtM
第53話 サッカーと姉 8

結衣「(作戦ってなんだろう……)」

京子「じゃあ、花子ちゃん。よろしく」パス

花子「わかったし」

向日葵「申し訳ないけど、花子ちゃんからボール奪いますわよ赤座さん」

あかり「うん。わかったよぉ」

京子「花子ちゃん! 今だ!」

花子「わかったし」

花子「櫻子!」バシ

向日葵「なっ!? 櫻子にボール当てましたわ!」

櫻子「痛! 花子! 何すんだ!」

花子「日頃の恨みだし! 悔しかったら花子にボール当ててみろし」

櫻子「なにをー!」

結衣「なるほど、単純な大室さんを利用するってか」

あかり「すごい速度で櫻子ちゃんがこっち来るよぉ」

結衣「大丈夫だ、今の大室さんは周りが見えてない。大室さんと花子ちゃんの直線上に入ればボールを奪えるはずだ」

あかり「なるほどぉ!」

ちなつ「(さすが結衣先輩!)はいはい、ミラクるんですよ〜」

まり「ミラクるん」

楓「すごいの! 本物なの!」

花子「(まずは、ひま姉からだし)」

花子「ひま姉! 櫻子が花子のこと攻撃してくるし! 守ってほしいし!」ギュ

向日葵「!? (身動きが取れないですわ)」

櫻子「向日葵の後ろに逃げたな! 向日葵もムカつくから向日葵ごと当てる! シュート!」

結衣「(それはシュートなのだろうか)」

向日葵「」

京子「これで、3対3になった」

あかり「卑怯だよぉ!」

京子「でも先に卑怯なことしてきたのそっちだからね〜」

結衣「くっ」

花子「(中学生って怖いし)」

花子「櫻子! まだ花子は倒れてないし!」

櫻子「まだ、向日葵を倒しただけか! くそー私のキック力が足りないか!」

京子「花子ちゃん!」

花子「わかったし!」

花子「(次はあかりお姉ちゃんだし!)」

あかり「ふえぇええ! あかりを盾にしないでぇ!」

京子「櫻子ちゃん、あかりは存在感薄いから、もしかしたら後ろにいる花子ちゃんにあたるかもよ!」

櫻子「なるほど、あかりちゃん存在感薄いから、もしかしたらすり抜けて後ろに隠れてる花子に当たるかもしれないのか!」

あかり「そんなことないよぉ」

櫻子「シュート!」

あかり「ひぇ!」

あかり「」

京子「これで後は結衣だけだ」

第53話 終わり

68 ◆hrBR6tpC7Y:2014/07/27(日) 20:10:45 ID:Q/Hy/fX2
第54話 サッカーと姉 9

結衣「(まずいな……古谷さんに加えあかりまでダウンした……)」

京子「ほれほれー結衣。ちなつちゃんに戻ってもらわなくていいのかな〜?」

まり「ミラクるん抱っこしてー」

ちなつ「はいはいー(結衣先輩もういいですよ! 私のこと呼んでください)」

結衣「ぐっ(子どもたちの夢を壊すわけなには……)」

京子「楓ちゃんーそういえばちなつちゃんがいなくなったねー」

楓「そういえばそうなの! ちなつお姉さんどこ行ったの?」

結衣「ぐぐぐ……(京子のやつ!)」

まり「ミラクるん、ちなつお姉ちゃんが帰ってこないの」

ちなつ「そ、そうねー……」

花子「……」

結衣「(なんて、卑劣なんだ京子のやつ……)」

結衣「ち、ちな」

ちなつ「(結衣先輩いいんですか?)」

結衣「ちなつちゃんを探してきてくれ! ミラクるん!」

ちなつ「はい!」

京子「そうきたかー」

まり「えーミラクるん行っちゃうの?」

ちなつ「どこにも行かないよ。だって、」

楓「?」

ちなつ「ミラクるんはみんなの心にいるもの!」

ちなつ「ということで、吉川ちなつを探して来ますね。結衣先輩」

京子「ミラクるんなき今、軍配はこちらにあがった。さあ行くぞ幼女達!」

楓・まり「行くの!」

京子「そして、花子ちゃんも櫻子ちゃんを誘導してくれ」

花子「わかったし!」

櫻子「?? よくわからないけど、とりあえず、花子をやっつける!」

第54話 終わり

69 ◆hrBR6tpC7Y:2014/07/29(火) 05:28:45 ID:auGXUUD6
第55話 サッカーと姉 10

結衣「(ちなつちゃんが来るまで私一人で持ちこたえなきゃ……)」

花子「(結衣お姉さんごめんだし)櫻子、こっちだし!」

櫻子「そこだな! オラー!!」

花子「」スッ

バシッ

結衣「うっ(重い)」

櫻子「あ、花子避けたな!」

花子「当たり前だし、誰が櫻子の攻撃なんか食らうかし」

櫻子「もう一回!」

花子「」スッ

ゴール

結衣「はぁ。今回は無理だったか……」

京子「よっしゃー! 狙い通り! さすがだ花子ちゃん!」

花子「だし!」

櫻子「今回も(花子)外したー!」

結衣「(ゴールされたか……)」

結衣「(それにしても、こっちボールになったけど、どうしよう。誰にも渡せない……)」

京子「おい、結衣ーいつまで持ってるんだー?」ニヤニヤ

結衣「くそ、わかったよ(せめて、楓ちゃんたちにあげれば)」ポイ

楓「わわ、ボールが来たの!」

まり「楓ちゃん! パスして!」

楓「わかったの」

まり「ボールなの!」パッ

京子「あ……(手でとった)」

花子「(ハンドだし)」

楓「まりちゃん、サッカーは手使っちゃ駄目なの」

まり「そうなの?」

楓「そうなの!」

結衣「まぁ、今回はしょうがないか。どうせこっちボールになったところで反撃できないし」

櫻子「よし、じゃあこっちボールだな;。これで花子をもう一回」パッ

京子「あ」

花子「あ……(手で取りやがった)」

櫻子「あ! やっちゃった……」

結衣「……さすがに、大室さんは認められないかな……」ハハ

ちなつ「結衣先輩! 吉川ちなつ戻りました!」

結衣「ちなつちゃん! 待ってたよ!」

ちなつ「頑張りましょう!」

お姉さんチーム : 幼女チーム = 1 : 1

70 ◆hrBR6tpC7Y:2014/08/09(土) 09:37:14 ID:3oB68m.U
第56話 サッカーと姉 11

結衣「ちなつちゃん。こっちボールだから、せめよう。同点だから守ってても勝てない」

ちなつ「分かりました!」

向日葵「う、う〜ん……」

結衣「お、古谷さんも起きた! 助かった」

ちなつ「向日葵ちゃん大丈夫?」

向日葵「ええ、もう大丈夫ですわ。ありがとう吉川さん」

向日葵「それにしても……」

櫻子「げっ……」

向日葵「よくやってくれましたわね櫻子。許せませんわ」

花子「(本当は花子が仕向けたんだけど、言わないようにするし)」

結衣「よし、古谷さんとちなつちゃんで組んで攻めよう!」

京子「こっちも負けられないなーよし、幼女たちはディフェンス作戦だ!」

楓「わかったの!」

まり「うん」

京子「花子ちゃんと櫻子ちゃんは、ボールを奪おう」

櫻子「向日葵のおっぱいもな!」

ちなつ「(こりてねぇ)」

花子「(花子は幼女じゃないんだ……)」

結衣「ちなつちゃんガンバレ〜」

ちなつ「はい! 結衣先輩頑張ります!」

京子「ちなつちゃんが結衣の声援でパワーアップした」

結衣「これで、両者万全の状態で決戦を望めるな」

櫻子「負けられないぜ」

向日葵「負けられませんわ」

楓「なの!」

まり「うに!」

花子「だし!」

京子「よし、こっちも行くぞー!」

第56話 終わり

71 ◆hrBR6tpC7Y:2014/08/21(木) 20:11:56 ID:Sy2Z9dDA
第57話 サッカーと姉 12

ちなつ「向日葵ちゃん! パスするよ!」

向日葵「わかりましたわ」

櫻子「うぉぉおおおお!!」

向日葵「櫻子が取りに来るのは想定してましたわ」

まり「まりもボールとりに行く〜!」

楓「じゃあ楓もいくの!」

向日葵「(このまま、櫻子をかわしつつ、まりちゃん、楓を振り切るのは難しそうですわね)」

向日葵「吉川さん! パスですわ!」

ちなつ「うん! 大丈夫!」

向日葵「(誰もいない! ナイスな位置に居ますわね!)」シュッ

櫻子「まだまだー!!」

向日葵「(もうパスしましたのに……なんでこっちに走ってくるんですの……まさかボール取られてないって思ってるのかしらバカですわね)」

ちなつ「よし、いきますよ。結衣先輩見ていてください」

京子「幼女達! フォーメーションCだ!」

楓・まり「うん!」

ちなつ「フォーメーションC? (ChinatsuのCかしら?)」

ちなつ「ふっ。追いつくまでに振り切るわ」

結衣「駄目だ! ちなつちゃん! 前を見ろ!」

花子「」スッ

ちなつ「あっ!」

花子「櫻子!」

櫻子「あいさ!」

向日葵「しまった!」

櫻子「よっしゃ! ドリブルだ!」

向日葵「(くっ速いですわ)」

ちなつ「でも、櫻子ちゃん1人だから結衣先輩が食い止めてくれるはず!」

楓「そんなことないの! 櫻子ちゃん! こっちなの!」

櫻子「あいさ!」

向日葵「いつの間に!」

まり「まりもいるの!」

京子「いっけー!!」

まり「まりがキャッチしたの!」

京子「楓ちゃん! お姉ちゃんを抑えてて」

楓「わかったの!」

結衣「(え!? それってありかよ!)」

ちなつ「くっ! 結衣先輩間に合いそうにないです!」

結衣「大丈夫だ! ちなつちゃん! 受け止める」

まり「櫻子お姉ちゃん、シュートお願いなの!」

櫻子「あいさ!」

結衣「そうくると思ってたよ!」

櫻子「シューーート!」

72 ◆hrBR6tpC7Y:2014/08/21(木) 20:25:16 ID:Sy2Z9dDA
第58話 サッカーと姉 13


結衣「」パシ

結衣「(キャッチ出来なかったけど弾いた)」

花子「花子が行くし!」

京子「もう一発だ!」

花子「」パシッ

結衣「これならキャッチできる」

まり「すかさずシュートなの!」ズシャー

結衣「まりちゃん!?」

コロコロ

櫻子「おっ……おっしゃーーーーー!!」

楓「やったの!」

花子「やったし!」

京子「よくやった!」

結衣「ま。負けた……」

向日葵「まさか負けるとは」

ちなつ「完全にこっちが有利だったのに」

京子「それはどうかな」

結衣「え_?」

京子「人数が違うんじゃん?」

結衣「そっちは、ゴールキーパーの京子を除いたら、まりちゃん、楓ちゃん、花子ちゃん、櫻子ちゃんの4人じゃん」

結衣「こっちは、1人少ないといえど、3:4のはずなのに」

京子「ホントに、3:4?」

結衣「うん、ちなつちゃん、古谷さん、あかり……あれ、あかりは……?」

あかり「」チーン

京子「そう。あかりを忘れていたのが結衣の敗因さ」

ちなつ「(やば、私も忘れてた)」

向日葵「赤座さん、無理矢理起こすのもあれかと思って」

結衣「向日葵ちゃんはちゃんと認識して」

花子「(気づいてたけど敢えて言わなかったし)」

楓・まり「?」

櫻子「(?)」

花子「いや、櫻子は気づいてろし」

あかり「ん……」

あかり「って、もう終わってる!」

ザッ

あかね「私の妹をほったらかしにしたのは認められないわね」

結衣・ちなつ「ひっ!」

櫻子「一番忘れてたのは向日葵ってそこにいるやつですよー」

向日葵「ちょっと櫻子! なんで私に罪をなすりつけるんですの」

あかね「そう」

あかね「でも、あかりを気絶させた元凶はあなたよね?」

櫻子「へっ?」

花子「(忘れてやがるし)」

あかね「一緒にお仕置きよ」

櫻子「ひぃー!!」

ともこ「ちなつもあかねちゃんを怒らせちゃダメよ」ニッコリ

ちなつ「う、うん……」

第58話 終わり


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