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ぷちます!いじめ・虐待専用スレの避難所 十四匹目
329
:
名無しさん
:2020/03/29(日) 08:15:59 ID:8Kjg5K12
奥に座っていた師範と呼ばれる大柄な男が立ち上がった。
師範「ご用のおもむきは?」
たかにゃ「しじょっ!」『道場主』『立ち合い』
師範「わかり申した。道場の約条により門弟の者二名と手合わせした後ということになるが」
たかにゃ「しじょ」コクン
道場の者が話し合い、この道場の師範代の一人がぷち達の相手をつとめる事になった。ぷちのトップバッターは前日のくじ引きでいおに決まっていた。
他流試合心得 稽古磨きの為の試みとして立合申候上は勝負の善悪によって意趣遺恨の儀 決して有あるまじく候
口上が述べられたあと、第一試合開始
師範「はじめ!」
いお「キー!」カッ!
ボシュウウウ…
いおのビームが師範代に直撃。焦げたにおいが道場に立ち込めた。
師範代の木刀と衣の一部が焼失、身体も黒焦げになっていた。
師範「替えの木刀をもて」
師範代「否。此度の試合にて木刀は焼失しておりまする。この試合、当て身にて」スッ
師範代は素手による戦闘の構えをとった。
この時、いおは動揺していた。確かにいおのビームは何故か命に別状はない。だがダメージは少なからずあるはずだ。されど目の前の師範代はそれをおくびにも出さない。
いお(だったらもっと強いビームで…)みょんみょん…
師範代「…」ダッ!
いお「キー!」カッ!
ボシュウウウ…
いおのビームが再び師範代の身体を包み込むも彼には寸毫の躊躇もなかった。灼かれつつも前進し、いおの額を手首を用いた当て身で撃ち抜いた。虎眼流の当て身技、虎拳である。
グシャ…
いお「ギィ…あああああああああああああああっ!!!」
師範「それまで!」
いお「…」ピクピク…
虎眼流は無刀と言えども凶器そのものである。倒れたいおの額はほぼ二倍に膨れあがっていた。まさに凸(デコ)であった。
師範代「替えの木刀と衣を。次…」
ちびき「だぞー!」(私がいおのかたきを討ちます!)
二番手はいおと仲がいいちびきが自ら名乗りをあげた。
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