上海事変 若槻禮二郎 スチムソン 多田駿
綏遠事件 張作霖 満洲事変 西安事件
国共合作 北伐 辛亥革命
南京虐殺 北支分離工作 トラウトマン
近衛文麿 九ヶ国条約 南京攻防戦 宋教仁
孫文 蒋介石 松井石根
大日本帝国 張作霖爆殺事件 中華民国
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広田弘毅 張学良 田中義一
やる夫達で学ぶ日中戦争 毛沢東
国連脱退 袁世凱 石原莞爾
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永田鉄山 満蒙特殊権益 満洲国 北支事変
河本大作 パリ不戦条約 中島今朝吾
徐州会戦 第二次上海事変
武藤章 南京・済南事件 トラウトマン工作
天皇裕仁 東京裁判 皇帝溥儀
ファルケンハウゼン 総力戦体制 幣原喜重郎
板垣征四郎 世界最終戦争論
米内光政 盧溝橋事件 大陸打通作戦 スターリン
前スレ
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まとめサイト様
泳ぐやる夫シアター
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だっておｗｗｗキャンセル
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やるとりえ
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投下の内容に関係のない雑談はやめてください
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満蒙特殊権益と排日運動を巡る河本大作と張作霖の物語
1925年頃の事…奉天の日本総領事館に新しい総領事が赴任して来たので張作霖は彼の為に晩餐会を開いた
張が日本の関係者に対して歓迎の宴を開くことは珍しい事ではなく奉天に赴任してくる外交官や起業家を度々もてなしていた
しかし今回の総領事は外務省きっての中国通であり日本の皇室に強い影響力を有する人物の親族との事なので張は特に立派な宴を開いた
宴の料理は羊肉の料理だけで六十種の料理が出されたほか中国各地の高級食材を惜しみなく使った満漢全席が出され張は自らのはしで料理を小皿に取り分けて供した
しかしその総領事は張が取り分けた料理を一口も口にしなかったばかりか張の問いかけにも全く応じず終始無言のままだった
その宴には大勢の著名人や有力者も招かれておりその総領事の振る舞いは会場中の顰蹙を買ったと同時に張は大恥をかいた
その後その新総領事…吉田茂は関係者からなぜそんな振る舞いをしたのか聞かれた際に平然と答えた『不潔だからさ』…その話を伝え聞いた張は激怒した。
不潔って何がそんなに不潔だったんだろ？
白髪が三千条あろうと百万人動員しようと読んで笑えれば正義
吉田と張作霖が対立関係にあったのは間違いなく、幣原が日ソ国交樹立をした後でもあるから
出方を伺う機会があれば活用はしただろう。
古代から中国では毒殺が多くて特にターゲットを宴に招いて毒殺するという事が度々あった
なので中国の上流階級の間ではお客を宴に招いた際には招いた側の主人がまず料理を客の前で一口食べてから客に取り分けるのが風習となりマナーになった
張作霖はこのマナーを守って吉田の前で料理を食べてから吉田に料理を取り分けた…この行為を吉田は不潔に思ったという事
もっとも吉田はその時点で20年近いキャリアの大半を中国で過ごしており中国の風習や文化にかなり精通していたのでこのマナーを知らない事はあり得ない
しかも吉田は黎元洪や段祺瑞といった中国の要人や外交官に招かれた際にはこのマナーで取り分けられた料理を喜んで食べている
要するに吉田は張作霖の事を見下し、侮蔑しており意図的に無礼を働いたという事です。
自分を馬鹿にしている連中に好感を持つはずがない
全くの創作の可能性もある。
全くの私人が相手の儒教的欲望を叶える為に己のみを犠牲にするなら一向に構わないが
公人は自己の職責ゆえに国益及び被保護者の生命身体財産を守らなきゃならないからね。
その為に行動するのは傲慢でも何でもない。条約法律契約に反しない限り
認めておらず、獣欲のまま暴れても見逃してやるべき畜生や赤ん坊だとでも見下してる
最低のくずだよ。あんなのが必要ならそれはまともな国家関係ではない。
猪木正道の『評伝吉田茂』にこのエピソードが書いてあるほか
吉田茂の息子である吉田健一も体験談として記しているので事実もしくは近い出来事があった可能性が高い
また創作であったとしても吉田をはじめ当時の日本の軍人、外交官が張作霖に対して抱いていた感情の一端が分かる
創作だった場合に分かるのは創作された側ではなく
創作した側の意図や感情でしかないと思うが
『評伝吉田茂』は昭和天皇も内容の信憑性に太鼓判を押している書物ですからね
それを考慮に入れると張作霖と吉田茂に話は事実と考えた方がいいかもしれませんね
満州事変以前では関東軍を凌ぐ程の対中強硬派だからね
まあ長年の対支業務で中国人と付き合っても
良い感情が持てなかったんだろうと想像はつく
張作霖はクソだと知っているし、満州事変は正当防衛だと判断しているが、
吉田はカスだな。
相手の好意(中国人の場合ほぼ面子だが)を踏みにじる行為だよ。
中国人ならブちぎれるだろう。いや日本人でも戦国時代だったら合戦になってるレベル。
残念ながら吉田にはこの手の逸話が結構多い
戦後吉田が遊説に行った先の住民が食糧難の中必死になってご馳走を用意してもてなした
でも吉田は吸い物を一口すすって「ぬるい」と言って他の料理に手を付けず立ち去った
この辺りが吉田が「宰相」「貴族趣味」「ワンマン」と呼ばれる理由
庶民感覚なんぞとは無縁だし、それに伴う傲慢さも多分にあっただろう
だがまともな国際感覚を持ち、有能な政治家だったことは間違いない
少なくとも庶民感覚（）を全面に押し出して親近感をアピールするだけの無能よりは
多少、傲慢で金に汚かろうが有能で国益に寄与する政治家を支持すべきだと
俺は思うがね
吉田のそういうところのフォロー役をやっていたのが麻生の母ちゃん
とでもいってたんだろうか。
わざわざ相席して「不潔だ」「ぬるい」とでも言ってくれようものならそういう隙のある
発言を待ち構えている連中が切り貼りしてあることないこと書いてくれただろう。
用意し、そこから下げられて残飯になったら家人が滅多に食べられないご馳走にありつける
という習慣は…そんなに珍しいもんじゃないよね？現代の中流以上はブルジョアの吉田以上に
そういう配慮をしないんだろうか。それとも自分は思ってた以上に貧乏人だったのか
その性格と舌禍が唯一の取り柄の外交にすら影響及ぼすから問題なんだろ
フィリピンとの国交正常化交渉の時の余計な一言とか
あれは場を和ませ交渉を進めるための
単なるユーモアでしょうよ
それを舌禍だのと目を怒らせてる余裕のない
貴殿には分からんでしょうが
実際は激怒したフィリピン政府が日本人戦犯の処刑を実行していたりするので
本当に笑い話ではなかったりする
悪いのであって、自分達で望んで国家の体を成したはずなのに盗賊以下の基地外じみた行動を
するなんて予想する方が不可能。これを我々医者は話にならないという
捕虜じゃなくて戦争犯罪者として結審して服役していた人間な
それでも国交正常化交渉までは死刑の執行は停止されていたのだが
吉田が余計な事言って国交交渉が決裂したあと
フィリピン政府は執行停止を取り消して
戦争犯罪者の死刑執行が再開されて14人が処刑された
怒らせて交渉失敗したようなセリフを
実はユーモアだとか後付けで言い訳して
正当化するのになんの意味があるのだろうか
基本的に吉田のスタンスは
『戦争犯罪人の1000人や2000人見殺しにしてもかまわない』
ですからね…
吉田が親友の広田廣毅の助命嘆願書10万人分を握りつぶしたのは有名な話
吉田の軽口が原因であると頑なに主張してる人は
何が言いたいんだろうな？
フィリピンは軽口1つで法理に関係なく
死刑執行書にサインする短慮な国だとでも言いたいのだろうか？
ほんとそれ
最初にフィリピンがどうのこうの言い出した馬鹿は反省しろ
私見に基づいた吉田茂アンチスレでも
自分で立ててよそでやれ
中国なんて無視して欧米と仲良くやっていればいいんだよ。っていうね。
朝鮮戦争の話でもそんな感じだったし。
ウヨサヨというか戦後の親米保守みたいな感じだったな。
当時の日本はアジアと仲良くして欧米と対抗しようという一派と、
欧米と仲良くしてアジアを切り分けようぜ派の派閥争いの結果、どちらも敵に回すオチになったがね。
前編と後編に分かれると思いますがやるのはこのあたり
満蒙特殊権益
対華二十一か条要求
東方会議
時間を戻して日露戦争後からの流れを見学しますので広く長くなります
小林は以前は21か条要求を『大した問題ではない』『常識的な内容』
と言ってたけどね
第7話 前編
奉勅命令はついに下されず
（満蒙特殊権益〜二十一カ条要求〜東方会議）
.
「我は汝よりも開花せり、汝よりも強き国民なり、
かつ汝は我が兵力と犠牲によりて
辛うじてこの満洲をも失わざるを得たるにあらずや」
.
1909年
... . -‐…‐-ミ
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／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼.: .:＼
.:.:. :.／:.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.'､.:.:.:.:.
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|:. :|:.:_八_.:.:.| |:. :.抖=‐|-|:.:. :.|i:.:.:.:|
|.:.ﾉ:.:.|x=ミ:.:| |: :/ｨﾁ恣从.:. :.|i:.:.:.:|
|.:ｱ:.八 Vﾘ丶ﾉｲ ゞ '' |.:.:.:.:.:.|i:.:.:.:| 「日本人はシナ人より文明化しお前らよりも強国だ。
.:.: .:/.:.ﾊ ' |.:.:.:.:.:.|i.:.:.:.| それにシナ人は日露戦争における日本人の兵力と犠牲によって
. /.:.:.//.:.:|.:.., _ _ |.:.:.:.:.:八.:.:.:. 辛うじてこの満洲を失わずに済んだのだぞ。えっへん！」
/.:.:.//.:. :.|.:.个 ,.イ/.:.:x=冖=ミ:.:.
.:.:.:.//.: .: .:|.:.:.|:.:.:.:T爪=‐/: :/ 〔:.:. こういう意識を充満させた日本人が
l.: / ,:. :.:.:.:八.:.:.__ｱ_〕=／:／ ｰ=冖: ＼ 少数ではなく幾万人も満洲に渡り住むこととなっては
|:/ |:.|i.:.:.:|.:.:.r 〔ﾆ／.:イ〕 ／ -=ミx: 丶 いかなる国民といえども、この地位に立ちては暴慢に傾いてしまうであろう
. |:.|i.:.:/:.:.j｢ 〔/／=-圦__/ ／ﾆﾆﾆ=-∨:.‘,
. j:八/.:.:/__／ﾆ=≫''`ｉ:Vi__／二二ﾆﾆ=-|:.:.:.‘,
／ /i:i/ﾆ≫''`i:i:i:i:i/∧二二ニニﾆ=-|.:.:.:.:‘,
. ｰ=彡''゛~i:i/ イi:i:i:i:i:i:i:ｉ:/二∧二ニニﾆ==-|:.:.:.:.:.‘,
／=ヽi:i:/i:i:i:i≫-=二二=-ヽ〉二二ﾆﾆ=- ′.:.:.:.:.‘,
比較法制史学者 朝河貫一
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__j｀';､_
ミヽ i川 .`ヽｪ,__` 一-;､
ミｙI 川i .'ミヽ-=., __ _,} .{ '" ~ｰ-、 ヽ､_
ｽ f {j .ﾉ ~´＞､｀＞-.､ .γ::::::::ヽ~'彳ﾊ ヽ, !t!､ __, -ｰ-、
. | .!. __ }.ﾊ ｀＞.､_｀＞- =､_ {::::::::::::ﾉ _,ﾉ .} ｿ!_ ..~ｰヽ.~ _,,-_...ヽ､
l, ヽ､ γ::::ヽ ｣ l ＞-<, ￣｀＞-=" ,／ .i::::!､ .yｰ" `'｝ ヽ=;､
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. ｀ヽ, ,. .,γ } ､ﾉ `'ヽ {′ '
j''. :. { ,' .ｿ ,;一-､_ _} t
ﾍ :. i { ,/ r'ﾞ "'' 〈
j, :. ヽ､ ﾏ. ヽ, i ｀'ｰ-;_, !
_｣ , ﾊ l ::... ..:: "ﾆヽ `'ヽ､, ｀'y､::::_/ :::.:.1
,.＜ .:.:.:::::j:.::.:..ﾍ | , ,ﾉ'', ｀'ﾌ _ｿｰｔ :: . ヽ
ﾑ .:.:.＿.::.:.ィ'""ヽ,:.:.ヽ, ﾉ::... i:.:.:.:..,ｲ:.::j ﾉ / ｀`f,...::: . ヽ
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＞､ ＼_ ヽ,. ﾊ ./ .:.:.::／ ﾏ:.:l I,_-ｰ .|
"''､,. ) .ヽ, ヽ,__ / .:.:.:.:∠ }:,:{ / ./
} ,ｲ >､,ﾝ 7 .:.:::7" },...＞､ / ..j
"´ '':､ ⌒｀>､ ⌒"´ ｛ ..l
＞ ､_ ヽ､,__ ! I
ヽ,,. ｼ {, y'
ﾏ .{ ｌ i’
日本の移住民は我が同胞の特徴たる
自制心を全く失うことはないとはいえ
自重を欠く行動に出てしまうことは免れないことと思われる
/: : : : : : : : |: : : : :} : : :|:',: :∧::.
/: : :. :.|: : : :/|: : : :/} : /:l__',_: ∧ :.
／:|: :|: : i|: : :/__V: :/ ,':./}/___}: :. :.| : :.
／/ : |: :.V: {V´{.＿ V:{ ／ Vソ .}: :. :.|:. : :.
／ / : : | : { V:',＜Vソ ＼ / : : /: : : :.
/ /:. :. :..V { : ＼ ' ./ : : /: : : : :|
/ |: : : : : {V',: :∧ﾍ -‐ ／ : ／: : : : : :|
{ | : / : : V＼: :∧ ＼ ./ : ／:|: : : : : : :.|
_ V:{: : : : ∨: : : ∧:..:.≧s｡/:／::::| |: : : : : : :.| 冒頭にあげたそのような同一意識の者たちが集団となって
∧ ≧V',―‐'"∨: : : : ＼: |ニ{/-､,-''/: : : : : : :/ 現地に住む劣等と見下す他国民の間に住むとなっては、
{ ∧ ＼ V＼: : : : :.＼二二 ニ|: : : : :. :./ 移住民が互いにその意識を助成してしまうが故に
', ,＼. V', ＼: : : : :.＼二ﾆ-|: :. :./／ ､ 知らず識らずのうちに常識を去ってしまい、常識からはなはだ遠き行為に陥り、
'/ ニ` _ } } ,ｨ＼: : : : :.＼二|: : : {' ＼ その異常なる行為を自分では分からなくなってしまうことだろう
／/二二二ニニ-○´- _:.＼:＼: : :',-|: : : { //` __
.. ＜:／二ﾆ＞''": : : : : : :.＼ニニ-∨:}', : }｀V: : :', _ // /
―. . . ＿ _ -=: :¨ : : :／_＞''": : : :. :.,,｡s≦: : : /二ニニ}/ }:./、: ＼: :＼~"'＜ .／
1906年
＿＿,. " ､ 斗≦- 、
￣≧=- ＿＿_ ::.: へ、八
／ -‐=≦￣￣ :; ヾ、 ＼
.′ ＼r ＼
乂 ／ M人 i 、
__厶イ ,:′ ; ! ﾊ 从 '; :.
／ / ｲ / .:ｨ:! :| Ⅳ:! ｉ ﾊ:|
--=≦ ﾆ /／〃 : .: {/／/人:|,.， ;≧ﾃ|｜ } ｌ|
＞ イﾆ ;'__/ィ^:! 〃;斗ャ≦l ':. {r_ｧｉ.:|::| ,′
／⌒ 人 = .:iんﾊ l l∧/ / ｨf斧 , ヽ':, |人l/
ｘ≦ノ ﾆ八廴{ | | 八 ￣／ ∨
／///イ ﾆ :＼ヽ、:.ヾ、 _ ..ﾉ
〃///// )/ .:仁:/ｰ} _/ﾊ、
{{//////ｲ 爻)乂:.ﾆ廴 ,. = 孑 /ｉ}:＼ あれは日露戦争の停戦交渉を行っている時だったな
八//////／//＼ {ﾆ≧=- . ´ {///: : : }≧=- 私は西園寺公と満洲へ視察に赴いたんだ
イ: : : : -=≦///////≧=- -ﾆ ≧=ｧ…≦／: : ／¨¨¨: -=ミ、
／.:/: : : : : : : : : : :-=≦///////≧=--////／: : : ｲ: : : : : : : : }.:l|
/: : : : : : : : :-==-: : : : : : : : :-=≦/////////′: : ://: : : : : : : :/: :iｌ
|: : : : : : : : : : : : : :≧=- : : : : : : : : ｀⌒ヾ/Ⅳ: : : : ://: : : : : : : :/: :〃
: :: :::: ::::: ::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: : ::: :::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: : : :: ::: :::::::::::::::::::::: Λ＿Λ . . . .: : : ::: : ::
: : : :: ::::::: :: :/:彡ミ゛ヽ;）ー､ . . .: : :
∧ ＿∧::::::::::::::::/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i ∧ ＿∧
::::::::/⌒￣⌒ヽ）'ヽ::::::/ :::/;;: ヽ ヽ ::ｌ::::::::/⌒￣⌒ヽ）'ヽ:
￣/;;;;;;;;;:: ::::ヽ;; |::::（_,ノ ￣￣￣ヽ､_ノ￣/;;;;;;;;;:: ::::ヽ;; |
::::::|;;;;;;;;;:: ﾉヽ__ノ: : :::::::: :: :: : ::::::::::::::::::::::|;;;;;;;;;:: ﾉヽ__ノ
￣l;;;;;;::: /:::￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣l;;;;;;::: /
その頃の満洲では
軍人だけでなく在留邦人までが戦勝の余威を駆って
威張り散らす始末でね
満洲の官民はみんな弱っていたんだ
日本側が催す宴会には病気と称して誰も出席せず
日本人をトンヤンキー（東洋鬼）と陰で侮蔑する酷い状況でね
〈::::::::::::::::::::｀丶､/＿:_:_:_:_:_:::::::::::::::::::::::::::
/ミ了`ｰ- ､::::::/::::::::::::::::::::::::￣:::::`::::―‐
lミミ (三ｼ`‐--- ＿＿＿:::::::::::::::::
lミｼ ,. ヾ三) }三三三
fi7 . " ｀、 : _ _ ヾ三ミ三
| ! ' ､==z､ヽ|: , '" 丶 ｀}ミミミ
|i| ｀ ｀二彡/ ､ｰ==､、: |ミミﾐ
lﾘ _/ `二ﾆ｀` |ミﾐ/
,. ''´￣￣￣｀ヾ!:、 f´'′ :^ヽ ,.lミ/
／ l ｀ :r '´`^'､__,.-､ノヽ、 ,. " }ｼ
／ _,. -‐ 'ﾞ´ヽ ｛ ､-- ､:.:＿_ ヽ... ' /｝＼
＿＿_/ _,. -‐ ''"´ /,ハ ヾ｀ヾｴｴェｪｪ＞- , 'ノ ﾊ、
_,. - '"´ ／/'´ ,. -, {{（ ヽ ｀丶｀二ﾆ´ ／´ | |
,. '´ ／ / i //ヽヽ、 ,ﾍ , '´ //
'´ / / 、ヾ、 ＼＼| ヽ、 ,. -,:'´ ／/
/ / ／ヽ、｀`ｰ`､_｀丶＞---_彡'"´ ／／
/ / ／ ｀ ‐- 、｀ ‐--｀ﾆ＝=----――'´／
そのへんの事情を知った西園寺公は
現地人に対して紳士的に振る舞ったおかげで
満洲の官民は感銘を受け
奉天にて午餐会が開かれることとなったわけさ
+
+ +
Λ＿Λ + 大人！
+ （´∀｀ ）-､ Λ＿Λ +
,(mｿ)ヽ i （´∀｀ ）-､
/ / ヽ ヽ ｌ ,(mｿ)ヽ i 大人がいらっしゃったぞ！
￣￣￣ （_,ノ￣ ヽ､_ノ￣￣￣￣ （_,ノ￣ ヽ_ノ￣
／／ ＼ ` ＼ ＼
／／ / { ヽ ＼
/／ /i ‘， ＼ ヾ≧o｡､, ヽ
／ i i ‘＼ ＼ ‘， ,, > ヽ ム
/ .{ i i ‘，ヾ=‐- ヽ} ﾏ＞´ ＼ i
, iヽi ノヽ ‘， ヽ＼ ヽ } i､ ≧ ､_
l i| ヾ{´ ヽ＼ ', ,ｨ==,==ミ｡､ | ￣ヾ´ ＿
i .i|{, ヽ＿ ＼ ＼ { っ ツ ア” }ヽ i ヾ､ ／／´ﾌ
i |､ .|ヽｨ示==､ ///// i ﾉ ム.l .|/j／´ ´ ／}
∨i＼ iｲ 弋ﾌ”´ ' i/i .i / ./ ' / /
__ ノヽ ﾏ //// }' j /' / }> ´ /
￣ .} { ｬ ￣￣ヽ .j ./ / ./ / はるばる奉天までようこそ西園寺公
‘， ‘， ＼ i j /, ｨ/ ヽ /
‘， ヽ ,/ ｲ{ｨ´ ヽ .) ／ﾉヽ このエラくてカワイイボクがおもてなししてあげますからね
‘， ＼ ,,｡o´ } ／ } i ｬ≧´ ／ i
ヽ＼ ﾏ`≧ｧ――‐＜ // ' i} j ヽOヽ i
｀＼ ヾ i ヽ `- ' ´ / / i ‘， ’ .i
｡o彡＼ ヽ＼＿＿ノヽ ／ / ヽ i
｡o彡 ‘， ｀ { ｨ=ﾏ}￣ ｀Y／i } i
i ‘， i|ヽ 人 ` /i .l i .}＼ ヽ .i
∨ ＿＿＿＿ヽi ilくヽ／ﾉ ヽノ }' | i i/. ＼ ノ
盛京将軍
趙爾巽（ちょうじそん）
午餐会に出席してくれた趙爾巽だが
盛京将軍とは各省の総督と同じ地位であり
満洲では最上級の高官となるわけだ
そんな高官がいるにもかかわらずある事件が起こってしまったんだ
＿_ ＿
/ V ヽ
|. O l O | ＼人_从人__从_从人__从人_人从ﾉ／
彡彡＼＿人＿ノ ＞ ＜
彡彡 ＼＿＿ ＞ 将軍ッ！ ＜
彡彡 ＿＿＿／ ＞ ＜
彡彡 ﾉ└ ／ ／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒WY＼
彡彡 ⌒ ＼＿＿＿
彡ゞ ＿＿＿＿／
／ ＼
宴たけなわの時
末座にいる日本の少将が趙将軍に対して
何かを話すつもりだったのか怒鳴った
＼ ヽ
. / ヽ
/ / ハ
/ / -┼- ﾄ､ ｜
ﾉムｲレ1ﾊ｣ }从| l -十t |
ｰ=≦ 辷_ｺｬf斧ミ Vﾚ1ﾊ ! 人
ﾉ,小 ﾊ 込ツ ｬ斧ミﾒィル ﾄ ＞
ｰ=彡! l::} 込ツ≫刈 ＼
| :{ 丶 / 「￣｀
| 圦 ゝ _ ＿ U ハ ｌiN^｀
| V个 / ∧ﾉ刈
| V j ﾚ ､_＿ _ ｰ=彡 /^ヽ
j从 乂 r1i! ﾊ ﾉ ノ ,≧､_
ヽ ゝ ﾉf⌒ヽ {! ≦ -= , z彡"//,ﾊ
//} {⌒Y'´⌒ヾ彡"///////＞
. //圦 乂ノ }///////, '////
たぶんこの少将の態度はいつも趙将軍を友人か
それ以下と思って接していたと思われるものであり
これを目の当たりにした西園寺公は顔色を変え
,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::|
/＿,, --―――‐t―――----┴-{
/三ミミ三三三三三 r―､ rﾐ、
,'三ミミ三三三三三彡' ｀￣ ヾ'i
,'三ミミ三三三三シ´ _,. - 、 : __ l、
,'ﾐﾐ.r＝=､三三三ミ .:.:.:.:ｨ'"でi、.:. :,rtｯ'
l三{/ﾉ入 ＼三三ﾐ .:.:.:.:.｀`＝ﾞ^ .: 'iｰ{
',三!l fラ人 ヾ三ミ ', ﾞ',
ヾ:tヽんぅ ',三ｼ u ,r __ ） !
丶丶二,ノ l三'ﾞ ,. `´ 'ｰｲ ,'
ヾミ ',三 ,' ,:'´ ／ _,,__,、/
l三 `'" / / ／_,∠二,ｰｱﾉ/
,l^`' .:.:.:.:l ,' ,. h､:.:ﾞ':.:.lf´,'/
/7 .:' ,::' .:.:.:.:; :; :, ヾゞｚｪｿ ;/
∧', ,' ,. - 、 丶 ､_｀'一' / なっ……！
＿＿/:::ヽヽ、 .::.::.::.::丶、 ﾞﾞﾞﾞ /
rf （::::::::＼＼ .::.::.::.::.::`'.: ,-､--―くr-、
-‐（丶、_ ｀丶､::::,ゝ ＼＿＿＿＿／ /:::::::::::ノ ﾉー-- ､、
,ト--ミ､、_:::::::::::::::::｀:"'':―┼――――l
/ミミ三三ﾐ'ー‐-- ､、＿:::::::|:::::::::::::::::::::::j
{ミミミ三三、 ､ｰ=､`'┴―――fミ',
,..､ﾐﾐミミミ三ｼ . . . . `―' l ii l (ヲ lミil
//う{ﾐﾐミミf'" _,,.,,_:.:.:.:.. _j_ .:.:.:. lﾐﾘ
l V }ﾐﾐミミ ',ｨでiﾝﾐ、:.:.､__, -,ｨも=､',l:l′
'i l ,ﾉヾミミ' ´￣｀ﾞ`ラ .:. 三 f"´￣｀' lj
ヽヽへ}ミﾐ ｀二ﾆノ ,、 jl ',` ―''" ,l!
ヽ二ﾉミ' ,ィ'" ﾄ、 ,! /|
, -fｿ!'ミ ／ `^ヽ,＿ノi ,' ＼_WＷ/ |WWWWWWWWWWWWW／
,/（/ {i,ﾐ' ／ _,,...,＿,,..,、l / ≫ ≪
/ ヽ lN, ／ ,ィiTTTTTト, ,} ,/ ≫ なんだ貴様ッ！ ≪
, -―/ ヽ ', ヽ { ,/⌒'ｰ'‐'‐'‐',ﾘ l / ≫ ≪
/ / ヽ'、 ヽ l {,ゝ､‐r‐'ﾝ-i/ ,/ ,ｲ丶､、 ／MMMMMMMMMMMMMMMMM､＼
"i {、 ヽヽ丶 丶 ヾ<Zェｪｪｼ' ﾉ ,i'lヽ、 ｀ヾー-- ､
l, ＼ ヽヽ 丶、 ｀ ｀ ‐ -- ‐'"/ノ ,l ＼ ＼ ヽ
,;:;r;、
/;:;:ｌ;;|
l;:;:;:;|;;ヽ
ｌ;:;:;:;ｌ:;;;;!
ﾄ;:;:_l_;;ｲ
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ヽ;:::::::ﾉ,､!|___
_,-‐'lﾞ"｀!ｉ|__// !^ ｝｀'l'',-､_
／ / | ｀＝′ | :|:: ヽ.
/ / | || | : ∨
/ / : | | ｜:! / ∨
/ : | | | |/ / ∨
/ i :| | | | /: ∨
/ :| : | | 7 | |/ 〉
まるで歌舞伎役者のような一喝が放たれ
その凄まじい剣幕に慄いた少将はその場で縮み上がり
周囲のものに引きずられ席を外し
再び戻ってきた後は黙ったまま食事を続け場は収まったわけだ
. ＿ ＿
. / V ヽ
. | |. |
. ＼＿人＿_ノミミ
ノ￣ !!lヽミミﾐ
_＿／ ミ彡ミ
＼ u ミ彡ミ
.＼ iミ彡ミﾐ
／ ＿＿＿_／ミ彡ミﾐﾐ
￣￣／ ￣＼
,彡ニ三三三三三三三ﾆ=ヾ;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:i'
,彡ニ三三三三ニ三三ニﾆ;〃ヾ､;:;:;:;:;:;::;:;::;:::;:/;:;:/
,彡彡,'',ﾆ=ﾐﾐミ三三三三ニﾆ彡 ｀ﾞﾞ''ｰ-､;:;／;;:;/
',彡'/ r' ﾉヽヾミ三三三三三彡' _,,,,,,､ヽ;:;ｨ''|
彡'|.|（‐'''" 'iﾐﾆニ三彡"´￣ ｀ﾞﾞｰ' ;;;:|
. 彡i､ヾ (' ヾミﾆ三' __,,､ ....ﾉ /
彡ゝ ｀'' " |ミﾐﾐ' ,;'´ ,, ｧ'
'彳｀ー‐i |ﾐﾐﾐ' ｀ﾞﾆｼ' |､ﾆ'
--､/ i |ミﾐ u .,,r‐''" | ﾉ
く'ﾉ :i ミﾐ ´ ., ' |'
､＼ .l ヾ .ﾉ（_,,､. |
:＼ヽ, ヽ ／ ｀t‐一'
::::ヽ ヽ ｀::. ,; ' .:i
:::::::ﾍ ヽ ｀::. ''"⌒ﾞ''一ﾉ 全く……あんな礼儀の無い官吏もおるかと思われることは
::::::::::ﾍ.ヽ ヽ､ ｀ ー'ｰﾉ むしろシナ人に対して面目ない次第で、
::::::::::::::ヽﾍ ｀ｰ┬‐一;;''""´ 大きく言えば君を辱しむる臣だ
＼､:::::::::ヽヽ /::ﾍ ） ｀ﾞ'ｰ､_
〃｀ﾞｰ､;;;;＼＼ /i:::::::丿 ' , ' , '｀ﾞヽ､
,..-‐: : : :…‐-..
／: ;ィ: : :,x-=＝ミ: : `ミ､
, ´:.／: :.／: ／: :´: : : :ヽ: : ‘:.，
.′/: : ;ｲ: : :/: : : : :,ｨ: : : :'; :.:｀､‘，
/: :/: : /; : :.,': : /: : / !: : : :.!: : : '; :.，
/:..:,':,斗;ｲ: : :L:_/!__/ .ﾘ: :.; ;ｲ: : : :1: :；
_＿ ._.,ィ: : ::辷ｚf しｨ_Ⅳ{ Ⅳ｀./: ;ｲ/;ﾊ: : : :}: .:；
`‐-==彡イ小: :.Lxィ芍≧ミ .厶ｲノ/.｀ト､: ﾘ: :.1
"´ j小'^| : 八.ヽ夊ン ` _ミ儿ｨ刈: :,ﾘ:x､
|: i:ゝ!: : rﾑ 辷抃, ゞ}:入⌒ヾ､
从l､: !: : | ヾ､ , ` ' ,ﾉ/: :ﾘ;≧ｘ
八Ⅵ: :..ﾄ､ f::::::...､ rx,.-〈: : :! ｀ 西園寺公はお元気ですか？
ﾏ: ‘.j＼ ヽ:ァ.´ 匕.ｧ.ィヽ.｣､ ボクたちはあれぐらい嬉しい思いをしたことはありませんでしたよ
入:‘， .＞.､ ..，ｚ≦ しｲ ィj ,) あの一喝以後、明らかに日本人の華人への態度が一変しましたからね
,.ｲ ヽ:.， /^ヽ^´i.} ｰ´し./ 西園寺公のお蔭でボクは今もありがたいと思っているのですよ
,ィヾ､ ｀ ＞x､Χ,斗=ij ヾ´ {
,ｨ升ム､ヾx､_.,＞七ラxﾉ=- .)ゝ､ ,ｲｭ
.,4ﾆﾆﾆﾆﾆ≧ｭ__.乂 ,介 ､ﾉ.`フ､.´ j }ﾑ
.jﾆ≧x=ニﾆﾆ三ﾑ;/.=‐-' .}iヽ .,ｲﾆﾑ/ﾘﾆﾆ>､
ｌﾆﾆﾆムﾆ7ﾆﾆニﾑｰ=-=zﾝ-‐=ﾆ0ﾑﾆXOﾆﾆﾆ≧x､
.Ⅶﾆﾆﾆﾑ=ｱ=ﾆﾆﾆﾑﾏＯﾆﾆﾆニ＝=}ニ!x=Oﾆﾆﾆ=マｭ､
}7ﾆﾆﾆﾆVｱニﾑﾆﾆﾑﾏﾆﾆニニ＝=}ﾆjﾆムﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=ﾑ
後年私はまた奉天に再訪した時に
趙将軍はこう尋ねられた
これが当時の満洲の状況だったといえる
1904年
遼陽会戦
首山堡攻防戦
__
/ﾆ>､
{ﾆﾆ/__＿__ {i {i
{ﾆiﾑﾆﾆﾆﾆ}
{ﾆ} r=|‐|=ｧ
{ﾆ} r=ｧﾉ､
{ﾆ} ゝ彡ヾ'
`¨ {ﾆﾚ'7 /7/7
/ﾆ＜__ ¨ ¨
ゞﾆﾆﾆﾉ
| ' ’
＼､_ﾉし/／
_）r'⌒'
_,. -'''"''""~~゛゛゛''' - .,_ , -'"""~~゛゛゛'゛'- ,
_,. -'''"; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ゛''' - .,_ _,. -'''"; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ゛''' - .,_
__,,.. -‐ '''""~ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ゛''' - .,__,. -'''"; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ｀`‐
; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; _,. -'''"; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;
; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;
. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . :
大阪第四師団
歩兵第三十七連隊
i'￣I ﾛﾛ ＿i￣i,＿__ [] [] ロ |￣|
i ヽ, I＿, .,___ i, r──────:┐ ＿i l
l .i`' ./ / _i ! └──────┘ I＿__/
`'-' `''" ヽ_,l
∩ "／
;" ,⊂;ﾞﾟ';'ﾞ ;;つ ';‘ , /ﾞ ／ ″
;;(｡A｡；)つ ゛ " ／ ／
＼ ∨∨";; ' ﾞ ⌒;;/ (;; ", " ﾞ ／ ´
ﾞ ;*ﾟ;' ´ ;;!"（;;⌒ ) ;;) ;; ／ ／
＼ （;; ;; ;(⌒ ;") ） ⌒ ;;） " ／
＼ (;; ｀ ＼::⌒) ＼⌒;; (;; ／ ;;)／ ' ´
ﾞ ;;(;;;＼( ( ::) " ／ ") [二二]__,, ;／ ´
＼ ＼ （::＼（;;＼ (:: )∩ " ⌒ ;;／ (::Д";':; ／;; "
＼（;;⌒ (:: ＼ ("∀"::;;;／／":;;;)／;; /つ=∩=--"
ヽ γ (( 人 ）） λ λ ） （（ （ （ （（ ））
Σ（ （（ ⌒ ⌒ ） 人 ＿＿ 从 ＼__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__／
Σ（ ⌒（ ⌒ ） ﾉ ） ）从_）从从へ从 ≫ ≪
ヽｿ ）ゝヾ （ 人 _Mγヽ从_） 从_）））ζ≪ 中隊長！中隊長殿が！ ≫
Σ⌒：：） :）;;从人 W^ ∧ ⌒ ）つ ／ ≫ ≪
：；从へ从へへ从_ (Д"；)つ´ ／ ／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒＼
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ
./ l
.| （_＿人＿） .| うっ……将校が僕以外全滅とは
..ヽ u. | -┬-| / なら僕が中隊長代理となる
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ なんとしてでもこの陣地を守り抜くぞ
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ ＼人_从人__从_从人__从人_人从ﾉ／
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i ＞ ＜
＞ はっはい少尉殿！ ＜
＞ ＜
／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒WY＼
) ┃┃ﾞ╋ ●┃ ( ) ┃┃ﾞ╋ ●┃ ( ) ┃┃ﾞ╋ ●┃ (
) ┛┗ ╋ ━┛ ( ) ┛┗ ╋ ━┛ ( ) ┛┗ ╋ ━┛ (
⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒
＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼ ＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼ ＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼
＼ ﾞ ﾞ )＼＼＼＼＼＼ ＼ ﾞ ﾞ )＼＼＼＼＼＼ ＼ ﾞ ﾞ )＼＼＼＼＼＼
ﾞ ) ) )＼＼＼＼＼ ﾞ ) ) )＼＼＼＼＼ ﾞ ) ) )＼＼＼＼＼
＼( ﾞ ) ＼＼＼＼＼ ＼( ﾞ ) ＼＼＼＼＼ ＼( ﾞ ) ＼＼＼＼＼
＼ ( ヘ ﾞ )＼＼＼＼ ＼ ( ヘ ﾞ )＼＼＼＼ ＼ ( ヘ ﾞ )＼＼＼＼
( ＼＼ ( ＼＼ ( ＼＼
i二二) ＼＼Q (二二j i二二) ＼＼Q (二二j i二二) ＼＼Q (二二j
∩ﾟД)) r=Q/＼(Дﾟ∩ ∩ﾟД)) r=Q/＼(Дﾟ∩ ∩ﾟД)) r=Q/＼(Дﾟ∩
( ｙ|/ ／(二二／￣＼ﾉ ( ｙ|/ ／(二二／￣＼ﾉ ( ｙ|/ ／(二二／￣＼ﾉ
＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／)^)｜(＠L_｜(○)｜ i⌒)^)｜(＠L_｜(○)｜
≧ ＜ ＼＿＼_＼＿／7 ＼＿＼_＼＿／7
-=ニ もう一撃こちらに来ます！！ ≦
≧ ≦
／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
ド ッ カ ─ ─ ─ ─ ン ！ ,i|i,
,i|i, i!:: ;i|i; lll lll
lll lll |;l;iﾞ|i. ;|il|; i;;|i;: .,ll, ,lll lll .,ll,
lll lll ;|i!||;l;i i;;|i;: |iﾟ.|;i! .ll li ,lll・． lll .ll li
,lll・． lll i:ll;ﾟliﾞ|i; |iﾟ.|;i! :||i||｡i; ll・,ll lll”．・ lll ll・,ll
lll”．・ lll |;:!:i|.li;i;: :|｡|i||i; .;|i!:0li| lll；ll ,lll・';∴ ; lll. ,lll’、ll
,lll・';∴ ; lll i;;|l!ﾟ:;|li .;|i!:0li| i|;ﾟ:i:i;;i| ,lll’、ll lll ; .lll,,lll・．・lll
lll ; .lll |i;l!.::;i|l; i|;ﾟ:i:i;;i| ﾉｌ;i;|ゞヾ ,lll・．・lll ,lll ．・ . lll :: ）;从
,lll ．・ . lll :;| i::li!:||;;ﾉｌ;i|ゞヽ 从:: ）;从 λlll ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
λlll ;; ';lll从: ;|｡|:!l;!|i!| ヽ;;;从人ゞil|i;, ' ) ＞
ゞil|i;, ' ; .` ; ilソ;ノ!|il;i|0l|;liヾ ('"||il;＜ グワッ！ ＞
('"||il;i:,..i,.;,i|;.,l;;:`|iil) ）);, γγ从⌒< (
＼＿_人＿人从＿人＿人从／” ド ッ カ ─ ─ ─ ─ ン ！ ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
＿） （＿＿
） しょっ少尉殿！！ （
￣￣） (￣￣
／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／´ ｀ヽ
／ ＼Y｀ｰ、
/ u ＼,:::::､／ / ｙ夂
| <●>::::::<●>／ / ｀ 慌てるな！砲弾の破片で脚が抉られただけだ
/ ￣￣￣￣´ 入` ｰ.. 包帯を巻け
{ ＿＿＿＿＿／. すぐに指揮に戻れるように、早く！
} ,..-‐-==.
, ! ./ i|`
/|
＼_WＷ/ |WWWWWWWWWWWWW／
≫ ≪
≫ Ураааааааа! ≪
ﾜｰ ＼ ﾜｰ / ／ ≫ ≪ ﾜｰ / ／
＼ ﾜｰｰ / ／ ﾜｰ／MMMMMMMMMMMMMMMMM､＼ ﾜｰｰ / ／ ﾜｰーー
. ,ｒ〜 ,::;;--ﾞﾞ,,;;;;;::;;;:::,,,,,;;;;,,,;;,,,....;;;;... .. .(~)) . ,ｒ〜 ,::;;--ﾞﾞ,,;;;;;::;;;:::,,,,,;;;;,,,;;,,,....;;;;... .. .(~))
(:::: ) ;;illlllllliiiiiillllllllllliiiiiiiiiiliiiiiiiiliiii!!!;;;,, ,ｒ :::;;;ヽ (:::: ) ;;illlllllliiiiiillllllllllliiiiiiiiiiliiiiiiiiliiii!!!;;;,, ,ｒ :::;;;ヽ
(("::::: ;;illlllllliiiiiillllllliilllliiiilllliiiiliiiiiiiiliiii!!!;;;,,,,, ::::"⌒;;)) (("::::: ;;illlllllliiiiiillllllliilllliiiilllliiiiliiiiiiiiliiii!!!;;;,,,,, ::::"⌒;;))
. ("⌒));;illlllllliiillliiillllllllllliilllliiiilllliiiiliiiiiiiilillliii!!!;(" ⌒;;)⌒;;）） . ("⌒));;illlllllliiillliiillllllllllliilllliiiilllliiiiliiiiiiiilillliii!!!;(" ⌒;;)⌒;;））
''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''' '''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・
ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人__从人__从人ﾉ
＜ ＞
＜ 喊声が！ ＞
＜ 敵が包囲の輪を狭めながら ＞
＜ こちらに向かってきます ＞
＜ ＞
／￣＼ Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒WY⌒⌒Y⌒WY
| |
＼＿／
ﾉ Ｌ＿_|＿__
⌒:::＼:::::／::＼ 跳ね返すぞ
／ <●>::::<●>＼ 怯まず陣地を死守しろ
／ （__人__） ＼, 大阪の男の根性を見せてやれ .. _
| |::::::| | ／ __ ｀` ｰ- 、
| |::::::| | , ｨ／ ゝヽ￣ヽ ｰ- '
＼ l;;;;;;l ／" _ ／ { {ヽ、_ ヽ' ﾉ_,.〉
＼ `ｰ' ＼_ -ｧー- ､＿ ... -‐ ' ヽヽ、 ｀＞､..ﾉ=┘
／j >-‐ ' ´／ / / ／ _ノ ＼ `ｰ '!
, -‐ 7´/{⌒| ／ _/ ｊ ＞‐'
｀ﾞ'''ｰ ..,_ ｀ﾞ''ｰ ,,,>.._,.. ,,,.ﾞ" .''-､ ヽ .ｌ .! ｒ￣ ､/ ／
- ..,,_"''― ..,,,_、 ゛..,,,_ ｀ﾞ'''｀-..,゛ rｰ ｀'-､ .ヽ . ｌ | │ ､,〃 ／／
、 .｀ﾞﾞ'''〜 ｀ﾞﾞ''''― ..,,,_. { ミ ｀'-、 ＼ ...ｌ ′ .i!iﾚ゛ ,／..彡
｀ﾞﾞﾞ'" ＿＿ ｒ'"⌒'- ..,,. ´ﾞ"''―｀''' ｰ＝ .｀ﾞ''ｰ ,,、 ｀'-．＼ ′ ″ ／ ／／
'-､, . ＿,ﾞ,ﾞ￣ﾞ"" ! .｀ﾞ'ミ 、 .￢―-- ＿＿＿
｀ﾞ"────' ﾞ'-- ―￢ ＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ : ｰ ..,,_.
,, -――ｰ- ． / .ﾞ│ : ｰ''''"ﾞ,ﾞ.. ｰ'''',ﾞ./ ､, .｀ﾞ'''ｰ
/ ￣ﾞ二ﾆ--、 : _,,,.. -ｰ'''' ﾞｰ- .″ .‐''"´ ,.. -''″ 、 ＼
.lﾞ 二ﾆ-- ‘´ _,,.. -ｰ _..-‐'″ .,..ｰ _／ .i′ ! .ｌ, 、 ＼
.l 'ﾆ―' ._,,.. -‐'''"゛ ,,, -'"゛.,.. ,／´ ／ ， ＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
... --ｰ'''^ﾞ´ .ヽ _;;jjl″ ._,,, ._..-''"゛._.. ‐'´ ., ／ ...／ ../ .≧ ＜
. ﾞ'ｰ ..,,.. .'“´ ,,‐'" .''彡….‐'″ ,／゛ . ,／ ./ .， ≧ 露助に国民にもだ ≦
._,,,.. -‐''" _,, ‐lﾞ ._ ／ ,..-'´ _､./ ／ / / .!≧ ふざけた歌を二度とうたわせないように ≦
''''"´ ,,, -''" ._.ゝ__ ｒ'" .,..‐″ .,..-"／／ / / / ｌ≧ 撃て撃つんだ！ ≦
,,, -''″ _..-'"゛ ,／゛ ., ‐lﾞ ／ .'" . / / ! ≧ ≦
_,, -'"゛ ._..-'"゛ .,..-'゛ . ,／ ｀--゛../ ./ ./ . ／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
._..-‐'″ ._..-'"゛ .,..‐" ,..‐ ,． ." .,,- .／ ./ ./ ! ,il ll ! | .'i ヽ ＼
. _,, -'"゛ _.. ‐'″ ,..-'゛.,..‐″.／ ／ ／ .／ / .、 ./ / / ﾞ.! | i ｌ.ｌ 、 .ヽ ヽ
._..-'"゛ _／´., ‐'´ " ／ .,,‐ ／ / .,i / ,i ./ ｌ 廴__ノ | ! !..ｌ !､ ヽ
._.. ‐'″ ,..-'´ ./ ゛ .,i'ﾞ,./ .／ / .／ .ﾞ./,i/ / / i .! .| ﾞ!.ｌ ｌ,
'" _． _／゛ l ,ﾉン .／ ./ ! .;l′ .i′ ! .l .| ｌ / ヽ
_.. -''"ﾞ_..-'″ .,.. .ｌ 〃゛ ./ ヽ＿_./ ./ / .｝ :! ｀--"
.''″ ,..-'´ ,..-'" .,, : ,／ .ヽ、 ,./ ,ﾉ゛ ./ ｌ ! ,! ! .ｌ ｌL 、
...-'″ . ／ -" .、ﾞ''―ｰ''ﾞ゛.／ / .r ,i",ﾉ .lﾞ ! .! .| i i ｌ ｌ ! .ｌ
,／゛ ／ .,／ . / ./ , ‐ ,i′./ ./ .,″ / l │ .l .! ゝ .ゝ ｌ､
´ .／ .／ ／ / ,／ ./ / ./ / .、 / │ .| | ." "ヽ
／／ .／ ／ . / : ,/" ゛/ ./ ｌ .i . l | l .l !
／ ,／ ／ ./ : / " / / .! ｌ ,! | .| /
＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
／￣＼ ≧ ＜
| | -=ニ 少尉殿！お下がりください ≦
＼＿／ ≧ ≦
ﾉ Ｌ＿_|＿__ ／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
⌒:::＼:::::／::＼
／ <●>::::<●>＼
／ （__人__） ＼
| |::::::| |
＼ l;;;;;;l ／
／ `ｰ' ＼
! l, ! | ! | .l ./ . ／¨¨ｭ / ／ ／
.ｌ l l l ! | i′ ｌ ／ ! / .／ . ／
.ｌ .l .l ! │ ! ! ｌ ./ l / / .／
、 .! ! ! .| │ .| l ./ ./ .l′ . / ./ ／
.ｌ l ! .| .l l .l l / / / ./ ／ .,／ ／
. ! ! i ! │ l ! ,i l ! l / . / / .／ ／ .,／
.ｌ .ｌ ! .l │ ｝ .| .l │ / / ,/ . / / ／ ／ . ／
.ｌ .ｌ 'l, ゝ. | ! ! l l .,,, / ./ ./ .ヽ、 ./ / .／ ,／ ,／
ｌi.ﾞ .､ .! .l| │ ! l!│ ll .｢ iﾘ ! ./ / ｀ﾞ¨´ / ／ ／ ／ ,
..ｌ!、ゎﾞ .|.! |! l| ∥ゝ| l| .l.l ! / ./ . / ./ . / ,／ . ／ _／´
ｌ ｌ. l.ｌ |.ｌ |l .,!l lﾞ! !.!! ,!lﾞ l ｌ ｌ / / ./ / . / ／ . ／ . ／ _． , ／
l ヽl,.ｌ, !.! .|.! !.! | ! ,!,!l ,!.! ! .〃 / ./ / / ./ . / .／ .,／ ,／ ／ _ ／
ﾞｌ〟 .ｌ ｌ|,..ｌ,!.ｌ .!Ｕ ! .,!.| lllﾞl ，l ,!lﾞ i.ｌﾞ ./ ./ ./ / ./ / .／ ／ . ／ ,y'" ._／´ _
'<.ｌ!、.ﾞi .ﾞゝﾞ! .!.|∥.!│| .|ll !/|.! !"// ./ / ,i′ ,/． / .／../ .,／ . ／ ._.ｯ!″ ,./ ´ .,.､.‐″
ﾞ.ｌiヽ .ｌ. l.| l !.l .,! l.!.llﾞ |",!/ / / ././ ,i'./ /゛.ヾ／.,./ ／ .,／. ,..;;ｿ" ._／´ _..-'"゛
ヽ .ﾞ'|i.ヽ.ｌ !l .! ∥ ! !l ゛ .iゞ lﾞ /././ ./ ,iソ . / ,,i)"／ ／ .,／ ,.. |ｒ'"．.,／´ : -'"゛ _,, -
ﾞ､ ゛ `i|、 .ﾈ | .l .!,!| ゛ ."/ / . / ./″ .／, /シ". ／ ／..,／ﾝ,ﾞ-彡'´ ._..-'"ﾞ._,． ._.. -'"゛
‘､ ﾞ.ｌ ﾞ│ |,! ./ / / ,-./ ._.ir!~ ,／.,／ンﾞ_,./ ゛ ,..-'"ﾞ,...;;=!“゛_...-''"
- 'x .lﾞ / / : -ﾞ,i,ﾞィｿ´ ／ ／ﾞ..''ン'" .,〟 _..-'"_.. -彡'',ﾞ / '″
ﾞ‐, .ﾞ‐ ! ./ ./ .:'ツ".,／,／゛ ,..イ!',ﾞ -'',ﾞ､‐'ﾞ,ﾞ.;;/ﾞ‐'″
.ﾞ'､ / / . ／ , ‐ ／ ._..-''二ﾞ'_ン‐'´.,..-''“゛ _,,, -‐''"゛
..＼ ＼ ″ ″ .,／／ .‐'´ '彡-'" . _､-‐'´ _,,,. ｰ'''"´
｀ ／ _,,..-''″ . _,,, -''''"´ _,,,,..
''"ﾞ_,, ｰ''._,,, -'''''"゛ _,,,.. -ｰ'''''"ﾞ´
.､、 _,,ﾆ-ｰ'''"゛ .__,,.. -ｰ'''''"´
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｀ '三二ニﾆ＝=───────────────
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:,: (/)
ﾉ霜斧ﾐx,゜ '´ _ノ(
(圭圭圭{!' (圭{
寸圭圭ｲ :';''' '´⌒ ＿ /し'i /⌒i _,,..、 ,..､
τ'{{7⌒∴： ,r'⌒''"´ ｊ / /i | / ,..-､ヽ ｀ｰ､ ／ ア
)/ / ,く（ { l | /´ l,､_ノ ヽ､ 'l ／ ／
。∴{! _,ｨ(/ ,, ,ｲ l| / i' '´_,,、 , ｀ｰ',／ /
＿,ｨ( `'./ ／/ / ｌ ｌ| _｣ し''´ 」 ／ /´
,ｨ圭||ｱ '’ ＿_ ,ｨ(/ ／ / / l lレ′| ,,.-''´ 「 ／
炸圭( ,ィ升彡 ノ圭."′/ ヽ レ､ゝ | .| ｀''"
⌒`寸ﾄ､ ,{抄'⌒ ﾉ斧ﾐ､ o ∴炸圭圭 ./ ハ ヽ､ ..l､_ﾉ _ノ佳佳佳て。
゜ ﾉ/ ⌒∴ ・ ﾉ(_ノ圭斥⌒./ / ヽ { ',.:,：･'｀¨∵¨¨⌒´
,,、 ／/ ノ( /少'. l / ヽ-'.｡x≦少"・ ,ｨ(＿∴_,：･・
π_ノ心､_ノ(,炸||( ,,.,⌒ ・っ ∴ ･ .ﾚ′ ;,,ｨ炒⌒;. c=≠二,ｨ炸圭圭(;''
)圭圭圭圭圭ア ∴：¨'` ` ',∴ ･ ⌒ 寸筵τ'⌒``
τ｀Ⅷ:圭圭圭圭(_ノ廴 τミx｡、∴＿_ ノ廴_,ｨ炸廴ｨ
)}圭圭圭圭圭そ `⌒'・ __,ｨ圭掛x、∵＼人_从人__从_从人__从人_人从ﾉ／
_,ｨ炸圭圭才寸圭廴｡x:≦少"´⌒''''⌒¨∵¨´ ＞ ＜
⌒`寸ﾄ､∴｀寸ﾐ､ ∵：･ ＞ 少尉殿！ ＜
`寸そ：¨'`沁っ ＞ ＜
／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒WY＼
l!1!｜!l. / ヾﾐ,､ ::::::::::::::::::::::::::.／;"==､､. ヽ.
l!1!｜!l / ,,===､､ミ彡〉::::ｉヾ彡〃 ,-‐ ､ヾヽ
l!1!｜!l 〃 ,-‐ ､ヾ ::::::::::::::::::: { } }l} ',
l!1!｜!l ,' {{ { } :::::::::::::u ゝ - '
l!1!｜!ｌ ゞ ゝ - ' ::::::::::: ヽミ二≠"" l|l|l ',.
l!1!｜!l. ,' . l|l =≠彡"´. ＼. l|l
l!1!｜!l | . l|l. ／ ＼ l
l!1!｜!l | l l|l| ./ } }.
l!1!｜!l |... { Ｊ { ｉ ノ し /
l!1!｜!l |!. ヽ ゝ､＿＿ノ￣´｀￣￣〉'´ ／ うっ……構うな……死守するんだ
l!1!｜!l |! .ゝ } / ／ この地を……僕らの力で
l!1!｜!l |!, ＞ ､ し ゝ-──-' ., ＜ ,＞
l!1!｜!l |!i i. 〉 ｜!l! ."￣￣ﾞ / 〈／ﾞ} ／.::: ＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
l!1!｜!l |!l l . ／/ ｜!l! .／ ／:::::〈_/:::::: ≧ ＜
≧ 気を、気を確かに少尉！ ≦
≧ ≦
／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
河本少尉！
.
ノ
/
〈
｀ﾌ
i
／
/´
＿＿_ r'´
／ ｀ヽ _,.-''´
/ ) ＿ノ
_ノ / ∧_ ｀i
r'´ ノ _,,.-‐''"~ `'ｰ-､_ ｒ'
丿 _,,-''´ ｀i ｀ｰ-､
{＿ ／ 丿 `ｰ､
く 丿 ,ゝ ' ,
r´~ゝ `´ 丿 ヽ
￣´ { ＼
'-‐'ﾌ r‐-､_r'ヽ ＼
｀ｰ´ ｀ゝ ヽ
_,-‐､ | ',
i´ `ヽ__,,.-‐''‐-〆 冫 Y
r'´ 丿 く~ 〉
-'´ ,r‐､_｝ ｀i ｀i_
,,.-‐''" | /
r'´ ｀ﾌ _}
r-､_| 冫 〉
i i´ _ｒ-､丿
r' } r‐-‐ヽ冫
. r'´ {_,-, ,r‐' ､〉
丿 久＿{
＿＿＿＿＿
/.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
/.::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ⌒ ⌒ |. ○＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|:::::::〉 （ ●） （●）| || ／
（@ ::::⌒（__人__）⌒) || /
| |r┬-| | || マンチュリア ／
＼ `ー'´ ／ .|| /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.. || ／ はい今回は南満洲へ見学しに来ました
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ ￣ ||￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 満洲または東北地方・東三省と呼ばれているね
| ＼/ﾞ（__)＼,| i | | |(＿ 〉
＞ ヽ. ハ | | | ∪(＿ 〉
（ (＿ 〉
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー ー ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ 呼び方はいろいろあるよね
ヽ ∩ノ ) . j /／ 東北地方ってテレビだと旧満州とか言われていたりさ
/ ＿ノ_, イ＿
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ⌒ ⌒ | __
|::::::（ （ ●） （●）| ／_} l'':, 満洲とは地名ではなく民族名でね
（@ ::::⌒（__人__）⌒) ／_ﾞ''iﾞﾉ､ﾉ 昔は女真と呼ばれていたけど清の皇帝が女真を禁止して
| |r┬-| | ,:'`;:'／ﾉﾞﾉﾌﾞ マンジュと名乗ったことから満洲と当て字がつけられたとのこと
＼ `ー'´／ /`/ / ノ-〈/ 洲は常用外漢字だから現代は満州となっているわけ
>'ﾞ:: ‐'"ﾞ./ ヽ.,' ~ ／
／/::::: ', / /
＿ ＿ ＿ ＿
|＿|_ｉ＿__r‐､＿|＿|ｉ＿＿＿＿＿＿ｉ|＿|__.r‐､＿__ｉ_|＿|
|￣ .{ﾐ{ }ﾐ}. ￣|
|. _＿＿＿_{ﾐ{＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿}ﾐ}＿＿＿__ |
ヽ二 ｉ￣| l─‐.{ﾐ{i.─|￣|ｌ──────ｌ|￣|─i}ﾐ} ─ ｌ | | 二 7
| | | |{9!￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣!9}| | | |
| | | | | | | |
| | | | 犬と漢民族は立ち入りを禁ず ..| | | |
| | | | | | | |
| | | |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| | | |
| | l ￣￣ｌ￣ｌｉ￣￣￣￣￣￣ｉl￣l￣￣ .| | |
ｌ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ｌ
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|
￣/￣//ヽ>￣￣￣|＿||￣￣￣￣￣￣||＿|￣￣￣< ﾍ￣丶￣
./＿//／ ＼､ヽ＿ヽ
└‐┘´ ｀└‐┘
そういったわけだから
満洲の地は満洲人達にとっては故郷であり聖地
清朝の時代には封禁の地として漢族といった異民族の立ち入りを禁止した
万里の長城の存在もあり満洲の地は明確にシナとは区別されていた
O /ヽ, _ (_) __ (_)__ __(_)_
/i{ |___| (_) . / ヽ, __(__) __. / | { |/ | __
(_) | . | /∧ | |./ ＼(__). //| | | || | (__)
. /ハ |_|_|. {/.∧ |___/..{_|_____|/ﾆﾆヽ ＾ {＿{ |/| |∧ ∧
L//}. ∨//. |. | | __. ||ﾆﾆﾆ| | | |i:i:| |...| |...|
. {__|//! |⌒'i V/. | | | | | } ||ﾆﾆﾆ} | | |i:i:| |...| |...|
∨/| ,ゝ ｲヽ, {.{ |_|_|_ | |// ∨// {⌒i |...|_|...|
.⌒ヽ/{ / | . | i }. {i ￣i. r=ｪ Vﾊ. 》 ｲヽ, | | | |
===┤ . | | . | |...| 》- ｲ_. { } {{ /＼{.....} |_| |_|
＼ ＼!__|_|...| {i＼/＾}.／'-ｲ＼. {......||....|
ヽ, | _ む! |i:i:i:i:i:i:|::::::| |::::::| |.....||....|
ヽ, |. | | ! |. |i:i:i:i;i;i;|;;;:::| |::::::|r==､_||....| /⌒}. i⌒ヽ
. Ｙ⌒ヽ . | | |.__|. ＼/ }:::| |::::::|从从.. /. ____{ ﾉ. { /
＿＿＿人 ﾊ. | |└┘ . |/￣}::::!__|::::人____ﾊ.,/. / |∨{. / {三{＼
/ﾄｪｲ/＾＼冂 __ﾄｪｪｲ‐-, |::/.i i ｝ / ｉ | {/ . |. / }
| /:..| /. / ヽ, / { | /}:/ | } | | | | / |/ . |
| | : | | | | | i | | | |{ | |ﾉ |__| / { . |. /
| | : | | | | | | | | | ||.....|＿_/⌒7! {__{./......| . | /
＿..| | : | | / / | | | | | |＼.|...__{i_i_/ }___. | /{..＼___|___/
＿. | ＼{ | / / | | | | |_| . ヽ/ ｉ:. ﾄ=ｲ : :ヽ. |. /. | | | |
. |三 ＼_/ | | | _|__|_i. |:. |:. |. | ___∧.| |. | |..| | |
だが満洲人のシナ移住が進んだため満洲の空洞化現象が発生してしまう
17世紀ごろからは清朝は漢人の開墾・移住政策を促進し
1900年ごろには満洲には1700万人の漢人がおり
年々その数は増えていった
日比谷焼き討ち
、: . . . .:从,)ﾉ':.:, 、: . . .: . : ﾞ 、. . 、、. . .ﾞ . : 、: . . . 、.
. . .:,;;'人,,ノ;ﾉヾ;,., ﾞ : . : .
人,,ノ;ヾ' . .:', .:.、: . . .: . : ﾞ 、. . 、、. . ﾞ、: . . .: . : ﾞ 、. . 、、. .
. ;' (' ,:.:'(,(,从:.、 ／￣￣
＼ ＼ ,;ﾉ' ,.,;ッ(,;!､,,人';;／,:. . .
￣￣|＿_ ＼＼ 、（;, .:. ,':. . 'ッ;!､,,人
∃ | | | ｌ:.;'ﾉ'ﾞ ') '; .从ッ(,;
|田 | | ﾞ;,'（;:,. ｌ | | | 田|
∃ | | |';,' : : : ,,-‐''""''ー--,_ ｜ 田 田
|田 | .',´)' ::. ::. ::. //田|
∃ | | ﾒﾗ .:λ,: : ﾒﾗ .:λ,: : ﾒﾗ .:λ,: : _、_ // ｜ 田 田
| .... 一 ;,:::ﾉ) (:, ::ﾉ) (:, ::ﾉ) (:, （ <_,` ）//. ー- |
― ￣ ,（:'" ::) :ﾂ):. ﾒﾗ ::) :ﾂ):. ﾒﾗ::) :ﾂ):.ノ""""// ￣ ― -
ヾ,:.ン:: ヾ,:.ン:: ヾ,:.ン:: //
// _、_ // _、_ // _、_ // _、_
/∧（ ,_ﾉ` ）/∧（ ,_ﾉ` ）/∧（ ,_ﾉ` ）/∧（ ,_ﾉ` ）
〈/ 〈/ 〈/ 〈/
そんな中この満洲の地で1904年に
大日本帝国とロシヤ帝国による戦争が勃発し
死闘の末、日露戦争は日本の勝利という結果に終わり
そして日本と満洲の関係はここから始まる
. ＿＿＿＿＿
.／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
.|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
.|::::::::/ ⌒ ⌒ |
.|:::::::〉 （ ●） （●）|
. （@ ::::⌒（__人__）⌒) 当時満洲にはロシヤが敷設した鉄道が走っており
. | |r┬-| | そのうち南満洲鉄道とその他諸々の権益を日本は継承することとなった
. ＼ `ー'´ ／ これがいわゆる満蒙特殊権益
}､ . ーーノﾞ-､....、___、
_ﾊ,>-ｰ＜￣／ :/ :: : : : : .７¨. ヽ __
__／ :}Λ::√ У: : :./ : : : : : : / : : : : ＼ ／/
,.-< : : : : :i /::::「 ／ :< : : : : : : : : / : : : : : : ∧ ./ /
r´ : : : : :「: i/::::::i / .: : : 〉 : : : : : : : : : : : ／/: : .ヽ ./ /
} : :, : : : i :./:::::::i/ .: : :／ : : : : : : : : : : :/ : : : : : : .l^'; ／^Ｖ、
f : :ｉ : : : :i ,':::::::/ : : ／ : : : : : : : : : : i :/:,: : : : : : : :|／/⌒`↓
/ : :ｉ : : : :ｉ i::::;::,' : :./ : : : : : : : : : : : : :V: {: : : : : : :.(__/ /⌒ 、}
, 、
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{. ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ（●） （●） .从 |、i|ﾍ ））
（（.丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ,/ /
'､ ヽ ゝ._） j /|/ / いつものあれね
. ＼ヽゝ ,､__, イィT/=/ 「20億の国費と10万の英霊の犠牲」によって得られた国家遺産！
< l 7Eニ::ィ1 〉
ゝ'ｲ／ヽ::::｀ ､ ／
i´￣ ｀ヽ::|
| <
ノ
/
△ 〈 △ 長春
｀ﾌ
i
／
○ /´ ○ 奉天
＿＿_ r'´
／ ｀ヽ _,.-''´
/ ) ＿ノ
_ノ / ∧_ ｀i
r'´ ノ _,,.-‐''"~ `'ｰ-､_ ｒ'
丿 _,,-''´ ｀i ｀ｰ-､
{＿ ／ 丿 `ｰ､
く☆丿 ,ゝ ' , ☆ 旅順・大連
r´~ゝ `´ 丿 ヽ
￣´ { ＼
'-‐'ﾌ r‐-､_r'ヽ ＼
｀ｰ´ ｀ゝ ヽ
_,-‐､ | ',
i´ `ヽ__,,.-‐''‐-〆 冫 Y 長春〜奉天〜大連・旅順に連なるのが南満洲鉄道
r'´ 丿 く~ 〉
-'´ ,r‐､_｝ ｀i ｀i_ 権益は
,,.-‐''" | / . 1 旅順・大連の港を含めた関東州の租借権
r'´ ｀ﾌ _} 2 満洲とモンゴルにある鉄道の経営権
r-､_| 冫 〉 3 その付近にある鉱山採掘と森林伐採権
i i´ _ｒ-､丿 4 その土地への居住権と商工営業権
r' } r‐-‐ヽ冫 5 そして鉄道を守備する兵隊の駐屯権（16665人以内） ※これが関東軍
. r'´ {_,-, ,r‐' ､〉
丿 久＿{ 日本の行政権力が及ぶ範囲は
満洲全土の約300分の1
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （＄） （＄）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ｎ ヽ ゝ._） j /／ ほうほうなんだかすごそうね。
⊂ﾆ￢ ヽ ゝ ,､__, イ／ お金とか土地とかはゲットできなくて日比谷で焼打ちがあっちゃったけど鉄道権益は見事にゲットできたわけね
乂_ヽ人 /f=}ー'´{=}. ｀ヽ ｀ それじゃこれを梃子に大儲かりしちゃいまひょか
辷壬ｽノ ｛^^￣｀^^´乂 ＼
ヽ 人 ﾃ ＼ ＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿＿＿＿＿
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|::::::::/ ⌒ ⌒ |
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:::::::〉 （ ○） （○）|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:（@ ::::⌒（__人__）⌒)
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| |r┬-| |
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ `ー'´ ／ ところがこれ最初のうちは全然儲からなかった
.:.:.:.:.: ,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. ロシヤ側の東清鉄道も赤字経営だったみたいだからね
.:.:.:.:/ | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
.:.:.:.i. | ＼/ﾞ（__)＼,l i .l
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ ヽ、u ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ⌒ j /.／ なんでよ……みんな鉄道は使うでしょ？
ゝ ,､__, イ／ 通勤とか観光とか輸送とかでさぁ
.y' |ヽ／ | ＼
/{ <l∽ ／＞ ヽ
＿＿＿＿＿
/.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
/.::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::::.|
|::::::::/ ⌒ ⌒ |
|::::::〉 （ ●） （●） |
|:::/ :⌒（__人__）⌒| 誰もそれで通勤しないし観光も大してしない
|/ ｍj |ー'´ | なにより運ぶ物が特にない
＼ 〈＿_ﾉ ／ ロシヤも不凍港である旅順港へ向かうために敷設した軍事的なものだしね
ノ ﾉ
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ _ノ ｀ー }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃
ﾍ j ⌒ ﾉ えー不良債権
ゝ ,､__, イ だったら売っぱらっちゃおうよ
／ | ヽ ／ | ヽ もちロシヤ帝国以外にさ
／ ＜＼.∽ l> }ヽ
{ ', .＼＼ l ! ｜
_.. -―‐- .._
,. :'" ,:'⌒､ ／ヽ、
／ / ヽ ./ ヾ:.、
,' / .l ,､ ,ｲ ヽ ヽ;
; / ,l /-‐｀'-ヽ ヽ ＼ ﾊﾍ
.; ./ ﾉﾉ / ヾ _.,j ヽｌﾍﾊ
.,: .,:" l ﾌ ‐ ､ ,ィ´ﾊﾉ､ ヽ} ヽヽ
/ / ヽ l 芯心 ィ⌒ lj } ､-､} .! ':
.. イ ,: / ヽヽ弋ﾂ ､ ゝ' )､⌒ : l
,ｲ_ :,'{ ﾊ｀. ､__ , ( {ﾉヽヽ !
(ｲ´ ヽ) ﾉ､. ／ヽ ヽ ': l .l ヘイユーそれは是非とも
､_ } ./ ／: :ｲ(｀ ‐-イト.._ .ヽ '; ﾉ l l 私に売ってください
ﾄ- ィ / /:l: : : :|: ヽ｀ヽ-｀} ヽ:j: 7ﾍ }' .l _ﾉ;ヽ 満洲はベリベリベリベリビジネスチャンスがありますよ
{ ﾊ /{ { {: :l: : : :l_: : :ヽ_jﾐr≦ｲ￣-イヽ (ヽﾆ≠: : ﾉ
ヾ＼{ ／トゝ__フ: :,:': : :｀ヽハ Y::ﾍ ヽﾄ7: : : : : : ﾉ
_／: : : : : :.j: :l: : : : : /: : :; v:ﾍ }l: :}: :ト-: : l
,ｲ: : : : : : : : ﾉ: : ;: : : : 〈: : : :'; ':::::'､ ﾉ:l: (: : : : : :.l
/: : : : : : : :./ v: :｀:､: :_: :ヽ: :.l.ノ 〉::::l ｲ: l:l: : : : : : : :j
,:': : : : : : : :./ .v: : : : : : : :ヽ:.l }::::::l 〈: :.l:lヽ: : : : : :;
.,.: : : : : : : :.,:' .v: : : : : : : :}:,' /l::::::} /: :l:j ｀ －'
,: : : : : : : : ,:.' v: : : : : : :.;' / !::::/ l: : :!
.,: : : : : : : :./ {: : : : : : .;' ; ｀' l: :.:l
: : : : : : : / !: : : : : / ;. l: : :l
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ー ｀ー }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃
ﾍ j ⌒ ﾉ （ :::）
／ ー‐ ヽ ( ::) おもいっきりアメリカンななたはどちら様で？
/ ／＾ｰ r￣￣￣i
| i / ﾉ、＿__ノ
| l／ r‐´ ￣ |
_ -―‐- 、
, ､,ィ'" _ ｀ ヽ､
,: .ヽ ／ } ヽ
,:' / ﾊ｀/; .l ':
{,/ ,: ｀｀l l : ;
/ ./ｲ_ ':.l ':. l .l
/ ./ｲ斧Y ,.-―- ＼ ';l
,:/ .{ 代ﾘ 斥ヽ ';. ヽ ;l
lﾊ ':､ l , 弋ﾘ ﾊ! } ヽ、
,ィフ-､ ｀: ､ｰﾍ .ノ ｀ ﾉ/ l ヽ
lj /ィﾆ ､! ﾉヽ ¨´ ＞ / ノ { ヽ } ハリマンです
': /: ;ﾉ !-≠7" Y / { {､ ヽ ヽ ; この鉄道王である私に売るのなら
l :,ﾍ ､ヽ:,:'/} / l'ﾊ V: : ﾉト､ヽ ﾉ/ 満洲にアメリカの企業を招いて共同経営できます
.j ﾉ/: ;く: :ﾉ}::vイノ _ﾉ:./: : : :ヽ ; ｲ' 今のままだととてもとても駄目ねＡＨＡＨＡHA
/ /:´:ﾉ'ｿ:/ﾄ:;;/´／{::{_}/: :／:ﾞ:ﾞ: Y"ｲ 「goes from nowhere to nowhere,via nowhere」
／ ../r<ゥ{z'/::::,' /: : : ',": : /: : : : : ; どこからも来ず、どこも通らず、どこにも行かないというバッドな鉄道を揶揄する言い回しね
/ r こ : : ⌒ s.: : :／: :､: : : : : : :; 私に任せるのなら東洋一の鉄道にできるからまっかせなっさい！
l ､ ¨｀ : ＾: r: : ) ﾊ: : : : l: : : : : : { `ヽ, ‐､
.ﾊ(､: ⌒ こ: n :⌒ : ,ｲ: : : : l: : : : : :.l / ﾉ
ヽl ｀ ― ‐‐ ― 彳 l: : : : :l: : : : : :l / /
l ._ -､ l:_: :_: :l: :_: : : ;｀ヽ/ /
〈ﾄ ﾆ ゝ ヽ __l/ ヽ:.:ヽ´: : : :; / /
ﾄニ ￣￣￣l ｀ヽ: : :ヽ: : : ; / /
＿ _≧ト ＿ ..＿ }. o l: : : : }: : ,' / /
-― ￣￣ ':ﾍ/-l ￣l┬┘: : : :}: ﾉ/ /
:' ': ﾍ/＞ ､ _,,ノ: l: ｀: :´: :"ﾌ/ /
l ＿＿＿＿＿}_イ_ , ィ'7７７７７!: : : :l: : : : : : :{/ /
l ィ´￣ } ヽ////////l: : : :l: : : : : : ﾉ'. /
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ─ ─ |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ :::: （__人__） ) 戦車道ができる前の女子の嗜みは鉄道だったのだろうか？
| ｀ ⌒´ | そんなのはどうでもいいとして
/ ∩ノ ⊃／ 日本政府もハリマンに売却することにして
( ＼／ ＿ノ| | 仮契約まで済ましたところ
.＼ “ ／＿_| | ポーツマスから外相小村寿太郎が帰ってきた
＼／＿＿_ ／
＿＿
／ / ¨ヽ
,ｨ / i、
／| | } ',
/ / j ＿＿__,ﾉ ヽ
/ / _厶イ: : :|: : ＼ ｀_
/___,,＞"´゛: /--ゝ: :|、: ∨＼＿〉
＼1 : : : |: |/,,.＿ ＼j＾＼j: /
|: : : : |: | ￣ , ==j,ｨ|
|: : : /|: ゝ､ _ _ ,ｨ: : |
|: : /_:|: : : |≧‐‐イ: :/: /
j: ／ ヾ : |ヽrへ＾У: /
{/＼ ＼!/゜＾V j／ 経営が難しいから満鉄を売却する……それは日本の未来に必要なことかな？
／ ≧ｏ。_＼_/__／ |
／ j V l
／ ／i 〉 l
/ ＞x_／ } / ＼
| ＞､ﾉ ｒ―――――――――――‐
｀`＜ ¨＞一ﾆﾆっ二二二二二二二二二三=-
｀`＜ / ﾆ⊃´二二二二二二二二 ,__ 二二ﾆ
〉‐┘一'⌒＜二二二二二二二二j7ﾍ }rや二二ノ
/ ﾊ `‐-≦{ ＿_ノ
/ ﾊ
外務大臣 小村寿太郎
／斗=＝＝＝＝＝＝＝＝==＜ ............................. V
／´／:. :. :. ﾊ: ＼:. :. :. :. .: .: .: .: .: .:｀＞｡..........................V ＿＿
ヽ /:. :. :. .: .: :.:' ｀＞｡:. :. :. .: .: .: .: .: .: :..｀＞｡...............ヽ x*''"´:. .: .: .:'"´
{:. :. :. .: lヽ:. :..'., ,xｾﾁテ＝=＜:. :. :. .: :. .: :. :｀＞｡.......Vx*''"´:. :. .: .: .: .: .: .: .: :.
l/ヽ:.l､:. ヽ＞｡:.ヽ だﾘ l:./:. .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .｀>.V:. :. .: .: .: .: :. :. :. .: :. :. :.
N/:. :..ぅ ｀＞ :じ' !':. :. .: .: /:. :. .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:｀".: .: .: :. :. .: .: :. :. :.
>=＜ ,.':. :. :. :.ﾊ :/:. :. :. :../:. :. :. :. :. :. :. :. :. .: .: .: .: .: :. :. .: .: .: .: :. :. :.
i{ V /:. :. :. :. :./ .,:. :. :. : /:. :..l:. :. .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :.
i{ V j{ ヾ /:. :. .: .:／人 ./:. :. :. .:./ >=､:. .: .: .: .: :. .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :. .: .: :.
i{ V .j{ V/:. :. :..／ .>｡ .j{:. :. :. ／jIｾ"´.......＼:. :. :. .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :
＿ ﾊ, , i{ V:. :. :.' ｀＞｡ .j{:. :. :/'´...............｡<´:::::::｀"''＜:. :. .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :.
ﾊ ｀''< ﾊ, Vﾘ/ ﾊ:. :.j{.............｡<´:::::::::::::::::::::::::::｀Y:. :. :. .: .: .: .: .: .: .: .: .: :.
ﾊ ＼ ﾊ ヽ .V V ＿ ぅi{.....｡<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}!:. :. .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :
' , ＼ V ヽ . V .V ＞'":::::::::::丶ー''"´...........,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:. :. :. :. .: :. :. .: .: .: .: .: :.
＼ .V ﾊ .V .V::::::::::::::::::::::::::: ／....................{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:. :. :. .: .: .: .: .: .: .: .: .: :. 南満洲鉄道には大日本帝国の未来全てが詰まっている
＼ "''< "''V ヽ::::::::::::＞''"..............................,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:. :. :. :. /｀"''＜:. :. .: .: :
＼ ＼ .V ＼,.'...........................................,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:./l:. :.../ ＼:. :. :
＞｡ ｀＞｡ ＼..........................................,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ !:. :..V ﾊ:. :.
反対した理由は不明だが
小村寿太郎の激しい反対によってハリマンへの売却は中止となった
＿＿
ｨ ｀ヽ￣ フィ´ヽ､
／/ ヽ ヽ ／／! ':ヽ
.,:' / }ﾉヽ':/ ／ l : ヽ
./ / ; ;ドヽ Vィｲ:j / ':ﾊ ':
,: / ! ,: ｀´ l ; ヽ': ':
.; ;: l ,: l ﾊ ヽ: ;
; /,:. ィ￢‐ノ‐-一 ‐-‐:￢´:,｀ヽ ヽ!
ｲ./ ／‐- ､ -ヽ': ':､ ｀ヽ、
.,:'"/ ノ{ 斧尓 茫x ヽ': ﾄ., :,
./ ﾊ. 弋戈 弋:タ ﾊ jﾉ ;
./ / ,:｀)ﾍ ' ､.. ノ' ／ ノ Ｏｈ……ジーザス
l { {｀ ‐- ､ _.. - ､ ｀‐ﾌイ ノ こんな断り方はフェアじゃありませんよ
.ﾍ ヽ ﾊ .} ' ﾆ ― ﾆﾗ ／ / ヽ
イヽ.... _ /ヽ ,:' ／ ; /ヽ ヽ､
／ ／/ / / l ヽ . イ ／ l ,: } ': ｀ ヽ､
/ ,: / / ﾉ , : .ノ´｀j !,: ヽ{_ﾉ ; .ヽヽ ':
' :､ { j .イ { {'///´ ': ヽ .}ﾊ .!
{､.._ ノﾉ l{ { ヽ-'//´ ｀ ´¨ l≧ ､ ﾉ ﾉ ﾉ-ﾚ'
仮契約まで結んどいて突然の破却とは商売的に最悪
これでアメリカ財界の日本への印象も悪くなった
もっといいやり方もあっただろうかと
ここでハリマンに売っておけば日米戦争は起こらなかったとは一時期よく流行ったいイフ物語
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ⌒ ⌒ |
|:::::::〉 （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| |r┬-| | ということでどうなるか分からないけど
＼ `ー'´ ／ とにかく満鉄経営を始めた日本
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ 経営は危ぶまれていたもののここで何と儲かり始めた
/ rｰ'ゝ 〆ヽ
/,ﾉヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
／♯＼ 【単純化するとこのような流れ】
（:::::´∀｀）へ
∩ ⌒つ
／二＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ 南満洲の森林を伐採
| | | |＿＿＿￣￣＿￣￣￣＿＿＿￣￣＿￣￣￣￣＿￣＿＿＿＿＿| ↓
＼二／＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／ その木材を鉄道で馬の生産地まで運ぶ
／二＼／二＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ↓
| | | || | | |＿＿＿￣￣＿￣￣￣＿＿＿￣￣＿￣￣￣￣＿￣＿＿＿＿＿| そこで馬車が組み立てられる（南満洲の木は固くて馬車向けなため）
＼二／＼二／＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／ ↓
／二＼／二＼ ／二＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ その出来上がった馬車に農作物・鉱産物といった生産品を積み込む
| | | || | | || | | |＿＿＿￣￣＿￣￣￣＿＿＿￣￣＿￣￣￣￣＿￣＿＿＿＿＿| ↓
＼二／＼二／ ＼二／＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／ 馬車が鉄道まで荷物を運び機関車に積み込み旅順・大連港まで走る
／二＼／二＼ ／二＼／二＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ↓
| | | || | | || | | || | | |＿＿＿￣￣＿￣￣￣＿＿＿￣￣＿￣￣￣￣＿￣＿＿＿＿＿| 港には船が待ち構え海外に輸出する
＼二／＼二／ ＼二／＼二／＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／ ↓
そして切り開いた森の跡地には畑が出来る
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ⌒ ⌒ }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,| ⊂⊃ ､_,、_,⊂⊃
,..-ﾍj ー' ﾉ
./::":::::::`ヽ､. ＿_ イ
/::i::::::::::::"'弋'!ｰ',〆>|'_ノ´｀ｰ -,,＿ _ すげぇ！経済が見事に循環して
. }:::ﾞ|::::::::::::::::::::~ﾞ:_戈;f" 、 ｲ/ `i 儲けまくりの無限ループ状態じゃん！
/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.ﾃ ＼xｰ.ｫ､__ノ
::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r' ` ､_冫y"
:::::::::::::::::＼o:::::l .ﾄ、 ヽ,＿ﾉ"ｰ'
:::::::::::::::::{::::{＼代 l>ｰ､,_ノ
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.| ＋
＋ |::::::::ゝ ＼ ／ |
|::::::（ （ ＞） （＜）| ＋
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
＋ | |r┬-| | まさに大車輪だね
＼ `ー'´／ 鉄道によって生まれた満洲の経済活動
,,.....イヽ、___ ーノﾞ-､. ＋ その主役はなんといっても「大豆」
/rｰ'ゝ|＼ ＼_____ ノ.| 〆ヽ 満洲大豆という特産品さ
./ノヾ ,>| ＼/ﾞ（__)＼|ヾ_ノ|
| ヽ〆 ＞ ヽ ハ |´| .|
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ ヽ、u ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ⌒ j /.／
ゝ ,､__, イ／ ……まめぇ〜？
.y' |ヽ／ | ＼
/{ <l∽ ／＞ ヽ
l .! l／／ / }
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::::.:ヽ
|.::::::::γ⌒ Ｙ ⌒ヽ:::|
|:::::::/ .u_ノ ヽ. |:|
|:::::〉 ((●）) (（●）)|
（@ ⌒（__人__）⌒ ） なんだその態度は！
| ヽ |!il|!|!| / .| 君はジャックと豆の木を読んだことが無いのか？昇らせないからな！
＼.u |ｪｪｪ| ／ お豆様を馬鹿にするんじゃない
／ ＼ 満洲大豆は当時の全世界3分の2の生産量を占めていて
(<<<) （>>>） 大豆で満洲の経済は成り立っているんだぞ
|、 i、 ,i /
ヽ＿/ ヽ__/
| |
/"/
_＿_＿ ._／／
／ ／ ゞΞブ":::／
/ ／ γ :;;;/
i / ／ :;;;.ﾉ
／| ! .／ ;;;／
／ y-－"´ :;;;;／
/ ／／ :;;;;／
./ // :::::イ
/ // :::::::::::ﾉ
./ // ::::::::／
/ // :::::／
/ // :::／ 大豆の輸出は1900年代初頭から始まり
/ // :::ﾉ 06年の約10万トン
| i:i :::/ 26年には160万トンと世界的需要の高い国際製品へとなるんだ
＼!:!＿_;;;／
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ 'rrrri
〃 {_{ ノ u ヽ ﾘ| ｌ ﾉﾉﾉﾉﾉ
ﾚ!小ｌ （○） （○）从.( /
/丿ﾙ| ､_,､_, | ﾑ ｲ なんだそのトンデモナイ量は……豆が満る大地
/ /ヽ |!il|!| j |￣￣l おお……豆満江
/ ,' ゝ. |!il|| __,. イ l | なんでそんなに豆が満ち満ちているのよ
/ .l .y' |ヽ／ | ＼ | |
.|;|:: ::|:|: |:|
.|;|:: ::|:|: |:|
.|;|:: ::|:|: |:| メキョ ッ ！
ザッシュッ！ .|;|:: ::|:|: |:| ワー
.|;|:: ::|:|: |:| ワー ヽ
∧＿∧ |;|:: ::|:|: |:| ∧＿∧ ヽ ヽ
（ ´∀｀） ＼从从／ ∩ ´∀｀） _ヽ＿ヽ|
─===三三三l二＞ Σ → ヽ J==liニl ＿__ /_- _-._-.| 省
/ ｜ ｜ .／YYY＼ . ｜ ｜ ｜ .ヽノ .|:: :l ー, l_ - _- _ _|
.（＿,（＿_） .|:: ::t;;|''''''l .（＿_）＿） |:: :t: ;;|''''l ￣ヽ_ _ ...| 略
,,＿ﾊ.: i|l ;;ヽ::ヽ ,,＿ﾊ.: i|l ;;ヽ::ヽ . |
＿＿／::: 八 ;; ;ヽ;;ヽ .＿＿／::: 八 ;; ;ヽ;;ヽ
満洲は土地が余りまくっているし開拓で広がる一方だしね
それに大豆は生育が簡単でこの大平原に種まきゃ
あっという間に収穫できちゃうし
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
/″″″″″″″″/″″″″″″″″/″″″″″″″″/″″″″″″″″/″
./″/''⌒＼ + ::.゜ ゜ ゜゜｡･｡″″″″ /″″″″″″″″/″″″″″″″″/″
. ,,..' -‐==''"フ +::.゜ ゜ ゜゜｡･｡ . .*″″″″/″″″″″″″″/″″″″″″″″/″″
"゜（n‘∀‘）η ゜｡･｡'"''"''"''"''""''""''""'"''"''"'' ''"''"''"''"''"''"''""''"''"''"''
ｻﾞｯｸ
ｻﾞｯｸ
/￣/、 ∧∧ ∧∧ ｡ ﾟ ・ﾟ ｡
/___/ ＼ﾟーﾟ*) (*ﾟワﾟ)') ﾟ ｡
/ （( と | (つ[二] ・ ﾟ
（ ( ／ | ）〜 〜（ ,,_つ ･ ﾟ ｡
ヽ__ヽ Ｕ´Ｕ Ｕ
"'"'" "'" " "'"'""" "'" " "'"'"""
ﾞ' '''ﾞﾞ """ ﾞﾞ'''"" "" ﾞﾞ'''""
,ﾍ-ｔ､_-_二ﾆ―_-／::ヽ
／ ヽ;`ー:::＝＝::´:::::::::;';::ト.､
/ ／:::`ー:;::::::::::::::::::::::::::::::;:::｀ヽ､
/ //:〃;:/:/::::/:::::::/::ﾉ:::;:::::::ｌ::::::::::;:ヽ
/ /:/:/://_/::ノ;:::::ノ::;ｲ;ィ::::::::ﾊ::::::::::ｉ::::ｉ
/／ ﾚﾚ,へｉｰtﾋｼ::イｨｵﾄ/ノ::::〃 ｉ:::::::;:!::::!
／ Y ! ﾚ!ヽゝ´ rﾄ'..ｧ ! `"´ ﾝｭ,ｉ:::〃;ｲﾉ
<‐ｯ--､ ヽゝﾉ ､､､ '=' f::ｿﾉﾉ' ´ /
>/ｉ::!::ヽ､＿ゝ､, ゝ` ｉ
//::ｉ::ｉ:::/ ! ､ ＿＿, /
!':::::ｉ::i:/ l ＼ `ー‐ ' /
/|:::::ﾊ:::ｉ ｜ ｉ ｀ _､ ,イ
/ |::::ｉ:::i:::i !￣｀ヽ､ /´ /::;:￣:;:::/
｀ｰ|::::ｉ::::ｉ::::! ｉ― ､,--`ﾕ /::/::／;〃
|::::ｉ::::ｉ:ｉ:::ｉ / /､ /｀ヾ､':::://
,ｲ::::!::::!:ｉ::::i ／ `／ ／ヽヾ<
//|!::::ｉ:::ｉ::ｉ:::::ﾚ'-― / ／ `（
l/ !!:::::!::ｉ::!:::::ｉ / / / ｉｉ
} | y:::!::!:ｉ::::::! / // ヽ
!ｉ｜!::::ｉ::ｉ:!::::::i / ﾚ ヽ
!! ﾚ:::::':::ｉ'::::::/-/ ! ヽ
i! ｉ::::::::::':::::/`'/ | } （ （ （
f |::::::/:::::/ヽ/ L､ヽー--,-', - ´ { ） ） ）
{ |::::':::::;ｲ／＼ L-ゝ` '∠_-=_三 __,,､-｡--｡､,,__
>ｉ:::::;イ::ｉヽ ヽ `ーr_二´- '´ !,,-''~'ﾟ｡･｡`,ﾟ・,｡･ﾟ`｡'~''-,,___
ｉ !:/:ﾄ､ヾ` ﾞ＞､ ＼ // ! !￣￣￣￣￣￣￣￣￣／
| |'､::!／/>'-＜_｀ゝヽ,__/／ ! | ￣￣￣「￣￣￣￣￣￣￣￣￣`!
| ハ` X ＼__二(___)--―-! |＿＿＿_j＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|
その大豆は主にシナ大陸へと輸出される
ご存じの通りシナ料理は油を大量に使うため
大豆油はシナ人の生活必需品
. ＿＿＿＿＿
.／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
.|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
.|::::::::/ ⌒ ⌒ |
.|:::::::〉 （ ●） （●）|
. （@ ::::⌒（__人__）⌒)
. | |r┬-| |
. ＼ `ー'´ ／ それに搾ったあとの豆かすは豚の餌や肥料になる
}､ . ーーノﾞ-､....、___、 その豆かすは日本も輸入していた
_ﾊ,>-ｰ＜￣／ :/ :: : : : : .７¨. ヽ __ 肥料的価値も第一次大戦後に化学肥料ができるがまだ高価
__／ :}Λ::√ У: : :./ : : : : : : / : : : : ＼ ／/ 長期的に需要が増え続ける国際商品なんだ
,.-< : : : : :i /::::「 ／ :< : : : : : : : : / : : : : : : ∧ ./ /
r´ : : : : :「: i/::::::i / .: : : 〉 : : : : : : : : : : : ／/: : .ヽ ./ /
} : :, : : : i :./:::::::i/ .: : :／ : : : : : : : : : : :/ : : : : : : .l^'; ／^Ｖ、
f : :ｉ : : : :i ,':::::::/ : : ／ : : : : : : : : : : i :/:,: : : : : : : :|／/⌒`↓
/ : :ｉ : : : :ｉ i::::;::,' : :./ : : : : : : : : : : : : :V: {: : : : : : :.(__/ /⌒ 、}
/: : : :ｉ : : : :i i:::::,' : :/ : : : : : : : : : : : : : : :rヽ: : : : : : :.｜Ｙ'Ｖ ヽ ﾉ
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ー ｀ー }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃ ふーん捨て所がないのねぇ
ﾍ j ⌒ ﾉ （ :::） 確かに豆は需要が高いよね
／ ー‐ ヽ ( ::) 豆を発酵させたペーストを熱湯で溶かし
/ ／＾ｰ r￣￣￣i 豆を凝固させたものを入れて
| i / ﾉ、＿__ノ 豆を加工して油で揚げたものも入れる大豆スープを日本人は今も食べているし
| l／ r‐´ ￣ |
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ＼ ／ |
|::::::（ （ ＞） （＜）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| |r┬-| | アハハッイン・ザッ・ミソスープ
＼ `ー'´／ 日露戦前は満洲には4000人程度の日本人がいたが
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. 1910年には76000人越えとどんどん入っていたわけだ
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
. ＿＿＿＿＿
. /:::::::::::::::::::::::::::.＼
.|.::/⌒Ｙ⌒ヽ:::::::::::.|
.| ノ ＼ ｉ:::::::|
.|（─） （─ ） 〈::::::|
.(⌒（__人__）⌒:::: @） 日本の移民も入り好調な満鉄経営
| |r┬-| u. | ところが悲しいことに返還期限が決まっていたのよね
.＼ `ー'´ ..ィ-ｰﾄ、
. ｀ー‐..／_:_ｭ:-:-: ヽ 旅順・大連の遼東半島に関しては1923年
{ｬ＜ : : : : : : : : :. 南満州鉄道は1939年
.／ｰ-、: : : : : : : : : :'., それ以降の租借期限延長は保障されていなかったんだ
「r'、 ／ : : : : :｀､ : : : : : : : : :'.,
..} r'、 ﾍ､ / : : : : : : : : : : : : : : : : : : i
..i/ ム､} .{ i : : : : : : : : : V : : : : : : : : |
..{ い､{ Ｙ : : : : : .＼ : V: : : : : : : : |
..＼ ヽ {|V : : : : : : ＼V: : : : : : : :|
, - ´￣｀ -､
／ ／/"/ i＼ヽ＼
//, '/／ヽ´/ノﾚハ｀､ヽ
i l i{_{ﾙノ ヽ､ } } il i
| il从/（●) (●） 从 ﾘ
ヽﾘﾊ ､_,､_, ﾙﾘi
. ヽﾍ､ ノﾚノ
｀-ゝ､,､ __,イ-´ あららせっかく好調に育ったけど返さなきゃいけないのね
／ |＼／| ヽ､ まぁ他人の土地だからしょうがいないけど惜しいわね
/,' <ヽ ∽ /> ﾊ
| i ヽ V /[▽]i |
i | ヽ / i |
| i ｡| i |
|￣|＿ ﾛﾛ l二二￣| ﾛﾛ □ ／ヽ |￣|＿ ﾛﾛ l二二￣| ﾛﾛ □ ／ヽ
| ＿| ＿＿| | ／ ／ |￣|＿ ﾛﾛ l二二￣| ﾛﾛ | ＿| ＿＿| | ／ ／
|＿| └──┘ ヽ ／ | ＿| ＿＿| | ,|＿| └──┘ ヽ ／
|＿| └──┘ ロ ロ
. ゜ ， , 。
． _ . 、 ゜ 。 ;, ’
。 ﾟ ,, ‐::..´:::::｀::´:;;;ヽ ’ ,, ‐ ､ ,; ．;;;, ﾟ ,
''::,, 。 （::. ,;;;）::⌒::. ,,;;ノ ' ﾟ :. 。 ,, ‐ ､::⌒::. ,;;' ・ ;;;::‐::､:⌒::._ ．
''(;;,, .::´ :::ヽ´::::;;ヽ ´ :::ヽ ・ 。 '':::,, （;;,,..::;; ::::ヽ,;;;',, 。 （;;,,, ,;;） ''::;;ヽ 。
“ '';;;::（;;;,, ,,:::ゞ・;;;ノ ::ヽ;;;ﾉ、 ,,;;::::''' '':::,,,,:::‐:::..'':::..;;;;ノ:::..:::）,,;;::)''' ::":::::ヾ:::'''::...;;;）;;;ノ ,,;;:::'''
''''::::;;;;;,,,, '（;;,,,ﾞ ,,;;;;（;;;,,;;;;;）:::,,,;;;）,,,,;;;;:::::''' 。,, ・ '（;;,, ,,;;）::..;;;）:⌒｡:';;;:::'' ゞ;;;,,,'''（;;;,,,,;;）::....;;;;）,,;;;::::'''
'''''::::;;;;;ゞ;;,, ,ヽ / :::,,,::'';;::''' ” '''::::;;;;,,,'´::.. ''' ＼ 〃 ::''''::::;;;,,,（;;;,,:: ヽ / ..::;;;'':､::''' ・
（;;,,, ,,;;;;― ―.::;;;;）..::ﾉ''' '''ゞ;;,,;; ‐ ‐ ,,;;ノ:::） '''':::::: ― ,,―,,;;::..;;;） ”
￣ ￣ ￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼:三::／i:::|
|:::::::〉（ ○）::（ ○）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒) とはいえ日本政府は手放したくないと思っており
| u |ｉ|!i|!| | どうしたら期限延長できるかなと頭を悩ましていたところ……
＼ ｀⌒´ ,／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 1914年に欧州大戦勃発！いわゆる第一次世界大戦！
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i 時の大日本帝国政府は大隈内閣であった！
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
/'´￣`ー-/ ｀ヽ-‐─-.､__
,ノ´ ,/ ｉ: ｀ヽ、
／ / :| |:: ､ ､ ﾍ
／ :: / ;|､ : |:|､ |:: ヽ､. ﾍ
／ : : / / |∨ : : |:| ∨.|::: ｀ヽ.ﾊ
/ ／ : : :; | ,ィ⌒ | ∨ : : |:| ⌒|ヽ ､ ﾊ.}
/ ,ｲ / : ::/ ,| / __､| ∨ : :|ｊ ,_ﾚ'ヽ、 |: ||
〈 / | :ｊ: : ::ｉ / |/,ｨﾁ心､ ヽ､::| ,ｨﾁ心､∨ |:: }|
ヽ| | :|: : ::| ∧ ,ｲ ﾄ-':;;:}｀ }冖{` ﾄ-':;;:}ヽ∨ }::: ,/|
ヽ| : :::ヽ､ {:::ﾊ.`､V:t;;ﾘ ,ﾉ ､ V:t;;ﾘ ,,'∧ /ｊ;ノ |
∨: ::|::|::`::.:::j｀ ｰ-‐'" __'__ ｀ｰ-‐"´ {::::ｊ,/::|: |
｀ヽ:|| |:::::::|｀l:.､ V ,ﾉ ,.ｲ|:::´::: |::: | まさに天佑！チャンス到来です！
|ｊ: |: ::,:ｊ .|:::_;;＞‐-,｀ﾆ´ｒ-‐＜´::|:|::: : : |::: | この機に乗じて租借期限延長を成功させましょう
ﾘ: |::::;ﾉ ,ﾆュ､ | ´ ` } ヽ|ｊ:: : ｊ:: |
,ﾉ:,ィ´{ -‐y 〕 |,-─‐-ｊ ﾉ:: /:::: {
/ ::ｆ ｀ｒヽ､_＿_,ｊ;＞､ / ／/´: /}:::: |
/ ::::| },ミ三三三彡}. / ／／ｊ; / |:::: |
/: :::::|, :〈｀゛ｰ─--─'´〉V ,／,,ノ| ,/ |:::: |
/: :::::::| :::〉 "|ヾ ＜´ ｊ／ ｉ: |:::: |
大日本帝国
外相 加藤高明
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ー ｀ー }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃
ﾍ j ⌒ ﾉ
ゝ ,､__, イ どういうこと？
／ | ヽ ／ | ヽ 三国同盟を発動させてロシヤに攻め込むの？
／ ＜＼.∽ l> }ヽ
{ ', .＼＼ l ! ｜
,!: : : : : : :!: i : i､: : : : : : : :ヽ、
/: : : : : / /|: | : l:!ヽ : : : : ヽ : :ヽ
/ : : : : : ,': ,' .! l: : !| l: i、: : : ヽｉ : ',
/ : : : ,: : ,!-!‐ !,ｌ: : l:! !‐!- ､ : : ヽ : !
. ,': i: : : i: : :l :l lﾉ!: : !! |/ ヽ : : i: ',: |
l : |: : : !: : :N ＿! : ﾘ ' ＿ ヽ: :|: :V
|: /!: : :|: : l. ,´＝= `r‐{. =＝ミ!i: :ｈ: !
l/ !: : i、:ｉ'{ '''' ﾉ ,.ヽ ''''ﾉ,ﾊ:ｌ,ﾊ,!
ヽ: l ヽ!:`iｰ‐‐' r‐┐`''''",!,! :i' :|:i
ヽ! ,|: |:i`'ｰ- `_‐',., イ: !': : !: :!:! 何を言っているのですか？
r ､ /|: :!|: : |, '^'、 ,ハl:/: : :,! : ',| 違いますよ。日本が英仏露の連合国側に立ってドイツを攻撃するのです
ヽ ヽ_r_v r! :ヾ―l, Ｖ /: : : ハ: :ヽ 第一次世界大戦スレぐらい読みなさい
Y,. -{ Y!:',: :ヽ:.:.V´,ﾌ､ヽ/ : : /:.:｀i,: : :',
l、/´）ﾊヽ'､ :ヽ:.ヾｲ|.!|､! : :, ':.:.:./ ! : : ヽ
/ `ｭ,ノ }i 〉ヽ :ヽ:ヾ|,|,!'l: :/:/:., ' !: : : : ヽ
ト´、 ノ l':.:.:.:ヽ:}:.:.::.:.:.:|/:.:i／/ l: : : : : : i
! ` !:.:.:.:.:lﾉ:.:.i:.:.:.:.:.:.,' / ｌ: : : : : : |
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ ますます訳が分からないよ
r､ r､ ゝ._） j /／ なんではるばるヨーロッパまで行ってドイツと戦うことが
ヽヾ 三 |:l1 .､,､__, イ／ 期限延長に繋がるの？
＼>ヽ/ |｀ ｝ |ヽ／ | ＼
｀ﾌ
i
／
/´
＿＿_ r'´
／ ｀ヽ _,.-''´
/ ) ＿ノ
_ノ / ∧_ ｀i
r'´ ノ _,,.-‐''"~ `'ｰ-､_ ｒ'
丿 _,,-''´ ｀i ｀ｰ-､
{＿ ／ 丿 `ｰ､
く 丿 ,ゝ ' ,
r´~ゝ `´ 丿 ヽ
￣´ { ＼
'-‐'ﾌ r‐-､_r'ヽ ＼
｀ｰ´ ｀ゝ ヽ
_,-‐､ | ',
i´ `ヽ__,,.-‐''‐-〆 冫 Y
r'´ 丿 く~ 〉
-'´ ,r‐､_｝ ｀i ｀i_
,,.-‐''" ,､ | /
r'´ | ｀ヽ、｀ﾌ _}
r-､_| ,ｒ‐--}｀ヽレ‐-､.｀ヽ、 〉
i. ＼ ／ ,| }｀ヽ､.｀ヽ、｀ヽ、 _ｒ-､丿
r' . ＼ ／ / //| | /| ｀ヽ､｀ヽ ｀ヽ、-‐ヽ冫
. r'´ . ＼ ／/ / // .ｌ l/| |､ ヽ ヽ ｀i
丿 ＼ / / / //| /| | l| ヽ ヽ ヽ |
＼ l | / /,.. -､ l | ,..-､ ヽ ヽ ', |
＼-､ ! / l //ｒ｀::ｒ ヽ、.l lｒ:::ヽヽヽ i ヽ .l |
ｒ'{ヽ ',__ ヽ{ ﾄ| l l.:::ﾉ i__,/ ゝ l:::::::ｒ' 〉 ﾄ､ ', ∨ |
{ﾆi／／｀ヽ、 l ､i. ___,ノ '､ ｀ｰ ,' / |) ） } | ヽ′ なにもドイツ本国を攻め込むのではなく
ｙ ／ ｀ < |｀ ､_ ｰ ｀ー‐'_,/ |'´ | ,/ | || シナの山東半島を攻撃するのです
>' ,／ /ヽ,.-､_＞-‐ ＜) l ﾚ' | || ドイツは山東半島に権益を持っておりそこにドイツ軍が駐留しています
＼ ,／ / ,／/::／ /::/ / | }{ ここを日本が制圧して権益を奪うのです
＼ / ,.-‐' ,∠ ｆ＝＝＝==＝＝┐ |（ ヽ
{ { i､＿__ / ／| || | i l ﾞﾞﾞﾞ
＿＿... -‐ヽヽ|′／l／⌒,ﾈ || | | l
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ⌒ ⌒ |
|:::::::〉 （ ●） （●）l r‐､
.（@ ::::⌒（__人__）⌒) | ）
| |r┬-| | / |____ 青島ビール！
＼ `ー'´ ／ , ' （__＿ﾉ そしてその山東権益を取引材料として満洲の租借期限を延長を図るのですね
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ---､＿＿＿＿＿__／ （_______） それ以外だと北京政府としては日本側から欲しいものなんて特にありませんからな
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ / // （_____)
| ＼/ﾞ（__)＼,| i l | { <___>
＞ .l ハ | | ＿＿＿___ !__lヽ ,---‐'´
| l .| | .| i i
. /: :／: ,: : l: : : : : : : l:l: : : : : : : : : :`:ヾl: : : : : : : :.ﾍ
/:,.:': : :/: : :}!: l: : : : :l:､lV: : : : : : : : : : : ＼: : : : : : :Λ
,':/: : : ,': : :.lﾊ: :l: : : : l: /¨`マ: :‐: : : : : : : : :ヽ: : : : : : ﾊ
l,′,: : l: : :ｨ' ',: : : : :l: l__ ヽ: : ',: : : : : : : : :ﾊ: : : : : : }
. /: : /: : l: : :,' , V:l: : :.lﾚ ｧ弐ミ､:ﾏ:.V : : : : : : : :Λ : : : :.!
/: : /: : : l: :V x癶V:',: : :l' ! .)心ヾ、:Vl: : 、: : : : : }: : : : l
,': : :ﾊ: : : :V:.Λi＾ﾊ ﾏ: :'./{ hYLﾊ Y:./へ: ﾍ: : : : :l: i: : :'
{: : ,' l: : : :λ{:', ﾏｲ:}､X: : :l Vぅ刈 / }: : : ヽ:} : : : ,':.V: :|
. V: l V: : :l:ヽ: ﾊVｿ }⌒ﾄﾍ' `－'’ /: : : : l V: : /: : :V:.! イエス！ドイツが1898年に結んだ
ヽ! ﾏ: '八: :}:'i. : / 丶 : : : : ／!: : ,: : :l }: :Λ: : : Ⅵ 山東省の膠州湾租借条約の期限が99年で1997年まで
＼', ゝ:十'´ r ┐ ー ´ .l: :./ : : }/ｲ: : V: : ﾍ! これをシナに返還することでその代りに満洲の期限を延長する
}:へ、_ ‘ ‐' ..l: /: : : :.|: :l : : :V: : Λ 北京政府も満洲のよりもシナ大陸のほうを重要視するでしょうから
/: : /＾ヽ⌒}.、_, .ィ ´ .}/: : : : ,': : l: : :.:.V: : :.ﾍ これはお互いに利益があり交渉は上手くいくはずです
./: /￣¨ ` l: l;／ﾊ /: : : : :/ : : :V: : : V: : : :.＼
/:.,' ￣ }Z//〃}／: : : : :/:/ミｘ: V: : : ヽ: : : : : ﾍ、
,': :{.,ィ ///¨` ァ: : : : : :.／彡二㍉、: : : :V: : : : : :ﾊ
{: : : l ﾊ// ,: : : : : : ,＜X - = ≠ ﾐ,: : ',: : ＼: : : : :.',
l: : : l ,z≦/! /: : : : ／／≫ '´ ￣ ¨㌔}: : V.: : :ヽ: : : :.}
Vィレ'´ ／/ｲ! ,': : : :〃 ク´ }',: : ﾍ.: : : :＼:.ﾉ
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ＼ ／ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
,.-ー, ヽ ゝ._） j /／
i., ,.-ッ ゝ ,､__, イ／ なるほど！その交渉で悩み多き満洲問題を解決できたら
!､ 〉 ／ヽ| ＼／ |ﾌヽ まさに名外交で名外相！歴史に名を残せるわけね
l￣￣l / ヽヽ ∽ /> ヽ
l： .|l ヽヽ／／ ヽ
| ｌ ヽｌ／ ｌ/ !
／: ﾊ _,. : :'´: ﾊ
, .-‐:.'´: : : :Λ: : : : : : :.ヽ、
,. .:.'´: : : : : : ,!: : : : : ',: : : : : : : : ﾍ
／: ,: : : : : : :/:.j:!:l: : : :l: l: : :v.: : : : : :.＼
,:' : /: : : : : : :/: ,ハ:',: : : : ﾊV:_:',: :V: : : : : ＼
,: : :./ : :, : : : ,ｧ: ７ ',: l: : : : l: lﾏ:丶: :V: : : : ',: ﾍ、
l: :./: : :/: ／:/,: ,′_, V!: : : :l: } V: l、: :',: : : :.ﾊ: :Λ
|:,:': : :.,': : : :/ ,.{:ﾚ芹、ヾ!: : :j; :ﾃ尤ﾐV: : ': : : : ﾊ: : :}
l;′: :,': : : :, ,〃ｵゝ;ｲ }: :ﾊ: jゝｨ心》: : :l: : : : :.}V:.!
{: :,: : l: : : :Ⅳ.{Kじ刈! ,:./ }/ヒう:ﾘ ' j!: :l、:l: : :l リ
l: ﾊ: :{: : : :l:k Vにソ 'ﾍ- {. ゞこノ ,:l: :,' ヽ!: /
V: :ﾍ:!: : : :l:| l ` ‐'' ﾉ ‘、 ,{j:/:! .j:/
. |: : :l丶: : l:l ＼ _ ' __, ` ‐‐ ´ﾉ: :.l 〃 陸奥宗光・小村寿太郎に続く大日本帝国名外相はこの加藤高明
|: : :!: lへ:V`:.、￣ , 、 ,.ィ:'´: : :| 必ずや成功させその功績から宰相の椅子を目指します
. l: :,: : l: : l`: :l: : ＞ｒ- _.l l:´: l:.l: |: : :.|
!:/: :.ﾊ: :V: :V:/Vﾉ | l.ﾊ､!:.l:.l: : : !
. l,′:, :.l: : V: V/ﾍ、 ! ／^ヽz;{: : :.:|
,: : :/: : V: : : :.V/,ﾊ __ { ´二}/!: : : :',
/: : /: :〃ﾍ: : : : V/Λ ￣ l r }/{: : : :}
. /: : : : :./ミｚ ﾍ: : : :V//ﾊ /三≧ｚｘ_/ハ: : :!
,. '´￣￣￣｀`ヽ､
（￣｀丶､_ ／ ｀ヽ､_ _,. -‐ フ
＼ ｀` ｰ ､__, --ｧ'´/ ヽ＼__ __,.. '´ ／
｀ヽ､ / _/ | ! ＼ ／
｀ヽ､ / ´＼＿＿＿__ ＿＿＿__ノ | ／
ヽﾄ _」 ＿___ ＼／ ＿ |／
＼/ ／ヽ `o､ ⊥_ｨo'´ 入 ヽノ
/ ,-┬|ミミミｰｧ─'´〒｀ｰ ､-'´彡/Tヽ. ヽ
| ∧ |ミミﾐ/ /'＾_＾ヽ ヽ彡 | ﾊ |
＼ﾊ∧ |ミミ| //＝ﾍ.! | |彡| //〉ノ
!し' |ミミ| |/ | l |彡! 〈// 中華民国は中立宣言をしているのに
_ヽ__/ |ミミ| | !| |彡 l_ノ 山東半島に攻め込むとはどういうことですか！
, '´i _| ||ミﾐ| |Y⌒i⌒!|! /ソ! / ｀ﾞ''ｰ､
／ , '´ ヽヽヾﾐ| i ヽ==='/」 /ｿ///ｰ- ､ノ ｀ヽ、
／ __／ Y⌒llﾞヽ` 六 ,ｨT⌒!/ ｀ヽ、ノ ＼
￣｀ﾞ''ｰ-＜ ／ ＿ / | ヾヽ---彡 | | ＼ ＿＞---───
／ ￣｀ヽ､__／､__＞/ | ｀￣ / | ヽ∠￣｀ヽ--'´＼ ＼
／ ／ / /__／ | ! ヽ､/ / ヽ￣ヽ ヽ ヽ ＼
／ ／ |´ / | ヽ / | ｀￣ヽ'´ ヽ ヽ ヽ
/ |'´ ヽ ー- ､_ j ヽ / | ＿_」 | | |
中華民国大総統 袁世凱
こうして大日本帝国は参戦要請をしたイギリスが慌てるぐらいな勢いで
ドイツへの最後通牒に「租借地全部を支那国に返還する」と宣言し参戦
山東半島に攻め込み無事山東半島をゲットしました
困惑と非難の声とかがあがるがそこは省略
, 、
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ|ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ よしよしそれじゃ要求しましょ
ヽ ゝ._） j /／ 山東半島の膠州湾は返還するから満洲の租借期限を延長してとさ
ゝ ,､__, イ／ 楽勝じゃんこれ
.y' |ヽ／ | ＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿＿＿＿＿
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|::::::::/ ⌒ ⌒ |
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:::::::〉 （ ○） （○）|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:（@ ::::⌒（__人__）⌒)
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| |r┬-| | ところがどっこい
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ `ー'´ ／ 楽勝どころかチクショウな展開になって
.:.:.:.:.: ,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 世紀の大失敗外交となっちまうんだな
.:.:.:.:/ | '; ＼_____ ノ.| ヽ i これがいわゆる対華二十一か条要求
.:.:.:.i. | ＼/ﾞ（__)＼,l i .l
_＿__
／ ヽ,
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ }
/ / /
/ / /
/ / /
/ / /
/ . １ 山東半島の旧ドイツ利権の継承 / /
/ ２ 満洲・東部内蒙古権益の拡大・延長 / /
/ . ３ 漢冶萍公司漢谷の合併化 / /
/ ４ シナの領土保全について / /
/ / /
/ /,イ￣ミ､ /
/ |l「 ,ｨ＝ヽ|/
/ 弋ゝ＿_ノﾘ
ー―――――――――――――――――――――――ヾ＝一"
1号から5号までの要求なんだけど
この4号までは当時の帝国主義の時代としては特に問題がないもの
これをそのまま要求したらことは多少の反発はあったとしても
すんなりまとまった可能性が高かったが
1 政治・財政・軍事顧問に日本人を招聘すること
2 シナ内地に日本の病院・寺院・学校に対してその土地所有権を認めること
3 日支間で警察事故の発生が多いので警察を日支合同とするか警察官に日本人を招聘し
シナの警察機関の刷新確立を図ってもらいたい
4 日本より一定数量の兵器の供給を仰ぐか、シナに合弁兵廠を設立し
日本から技師及び材料の要求を仰ぐこと
5 武昌と九江を連絡する鉄道、および南昌・杭州間、南昌・潮州間の鉄道敷設権を日本に与えること
6 福建省における鉄道・鉱山・港湾の設備（造船所を含む）に関して、建設に外国資本を必要とする場合はまず日本に協議すること
7 シナにおいて日本人の布教権を認めること
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿＿＿＿＿
.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.::::::::::::::::::::::::::ヽ
.:.:.:.:.:.:.:/:.::::::::::::::::::::::::::::: ﾍﾂ
.:.:.:.:.:.:.:|:::::::::::::::::::::::::::::/ ⌒|
.:.:.:.:.:.:.:|::::::::::::::::::::::::::::〉 (Ｏ|
.:.:.:.:.:.:.:|:::::::::::::::::::::::.（@ ⌒ )
.:.:.:.:.:.:.:.|:::::::::::::::::::::ﾉ i-| 第5号が大問題となる
.:.:.:.:.:.:.:.:.xｱ''ｰ'ﾞ'ｰ''､. `ﾉ 内容はというとこれ
.:.:.:.:.:.:.:/ ｰ｀¨`''''ーゝ─ ﾞ-､
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ u ヽ、 ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i| 随分とまぁ色々と要求しちゃったのね
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ 中国人って外国人に土地を売るのが死ぬほど耐えられなくて嫌いなんでしょ？
ヽ ∩ノ ⊃ . j /／ この前説明してもらったけど租界ってその妥協の産物ってやつで
/ ＿ノ_, イ＿
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ⌒ ⌒ |
|::::::（ （ ○） （○）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| |r┬-| |
＼ `ー'´／ いや要求じゃなくてこれは希望ね
r､ r､/ ヘ 要求項目ではなく希望項目
ヽヾ 三 |:l1 ヽ そんで外国には秘密にしてねと頼んだ
＼>ヽ/ |｀ ｝ | |
ﾍ lノ `'ｿ | |
/´ / | |
＼. ｨ | |
γ´ / 丿ヽ
-‐ '´ ヽｿ , ' ｼ
／ ,' ﾊ ､＼_/／
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ __ｎ'lilil＼_ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ .ハ (--) 从 |、i| それってこれはまずいって自覚があるってことよね
丿ﾙ| ／ ｀ニ} u |ﾉﾚ ﾘ 加藤外相はどうして交渉が拗れそうな項目を作っちゃったの
/＼_.＿三｝ イ_
. / 8/ |ヽ／ | ＼
＿＿＿
＿＿＿＿ ／M ＼
／＿＿＿＿_＼ ＝＝＝＝--┬|
|__| ヽ / | | θ θ |_|
(∂ (・ (・ | | o 6)
| ）⌒ ） ∩_ （ ノ /
／＼ ノ（フ ／＼( つﾉ ｀ ┬-イ
/ ￣￣￣ | | ／￣￣＼
|￣| | | ノ | |
政党と軍部からの要求です
これをいれよう
だったらこれも
ついでにこれも
それならこれも無きゃ駄目だな
これぐらい要求するならこれをいれても罰は当たるまい
あっそうだこれもいいんじゃない？
, -―､ | ＿＿|_
（ ｆ⌒} | , .:::::::::::::::::::::
l r ﾞ |／.:::::::::::::::::::::::::
| _｣__ /.:::::::::::::::::::::::::::::::
r '´ | , - ､r―‐- ､ ;::::::::/l:::::::::::::::::::::::
-―‐- ､| ｜ ／.:::::::::､ｖi::::::::::.､｀{:::/ﾘ ∨ヽ:::::::ト､:
／.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ト､ __ /.::::::;:ｲ:/ l:::::::::::.ヽVl //////}::::::| }
/.:.:.:{.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.::| ／｀ ＼￣｀ ＜￣ヽ /イ::/‐{/ ‐ﾍﾄ:::::::::::! | ,. -‐┐ |::::::lノ::
,:.:.:.;ｨﾍ:.:.:.ト､--:.:.:| .〈:.、.. .. 、＼ ＼:| /:/― L/ ―- ＼ﾄ､}:{〈 | |::::::l:::::
{.:´:lﾘ '; .:| rｧく ､:.|/:ﾍ:.＼:::::..＼:.＼:..:..:..:.i| ｲ::/- '´ ﾞｰ- -‐' |:::::::ヽ＼. | |::::::l:::::
l/ｌ:.代:）ヽ! ｀ｰ' ﾄ{:::::/＼|｀ ｰ＿|::::::ﾄ､::::}:|ｌ ﾚ{ ,､ |:::::::::::＞r┴､!:::::::::::
V:. ＿ l:.ﾘl::|‐-r┐'´ lｧ::::| V.::!:!. |:＼ ｌ__〉 ｣::::::;､:::} |:::::{/〉::::::::::
}.:ヽ ヽ ） ノ./ |L..ノr‐〒―'|:::::::l_ノ::::l::＼ ﾘ|::/＞――ｧ ´ ﾍ::/＞、|::::::/ヽ:::::::::
＿_ ､__ノ:.}:}:.:|＞r '/:ノ.:.:l::ﾄ､ ｌ ｌ |::::::::l::::／￣ヽ＞_｣ノﾍ ｊr‐'´ 〉、 ／.:／ |::::,′ }ﾍ:::::
./ （_,ﾍ 7ノ/＞ｧ'7 (:( ノ.:::::::トl__ｊ_ . イ:::::::::} l ）/ ∨ `/.::::/ |:::′ l l::::
{ ﾉ ／ｆ(ｲ ,' / ﾉﾉ（:::::::::;:ｲ,.ｨ::｢ lノ::::::／｜ ノr{, ' /.::::/, l::{ ,′l::::
.ヽ { （rﾍrｧ! {,ﾉ ,（:{ ＞:ﾉ| { {:::l 〈::::::く r┴‐-〔 ／ / {::::::l/ .|::l ,′ ｌ::::
l ｣┐ / |／ ｀ （:＜ l lｲ::::! |＞:ノ ｣_ / ,′ l::::::l |:::! ! |::::
ﾉ; / ￣｀ヽ、
／´ { ;:: ノｉ. ＼
／ / /| ,':: （_,ﾉヽ.. ﾊ
／ ,' / /| | /'| ｉ ∧. }
/ ;/ u ｊ __ノ|' | :| |ヽｉ.＿ ∧ |
/ ,ｲ | | | | ::| | :|ヽ ﾊ. |
| :/ | .| | | ! ∨ ::| uヽ:| ∨ :: ｉ ∧|
|/ | :| /ヽ| `ｒｭ ∨ ::| `ｒｭ ∨ :: ﾄ､ 〉
∨ :| |∧ |::| }ヽ:| |::| ﾊ :::/::::∨|
｀ヽﾄ､|::::ｊ ~ ノ ヽ. ~ ,,{:::|:/:::::: |
|:::::|::ヽ､-‐" ｒ:っ ゛‐-‐";;:::::ｉ_::::::: | とかなんとかで統一感のない雑多な希望が盛り込まれちゃいました
|:::λ::::{::;＞‐ｒ-";r‐‐＜:;:|:: :;//__:::::ｉ {
ｊ/::::ヽ､｀ヽ、 |_＿| {｀Ｙ /ﾉﾉｭ::| ﾊ
/:::::::.{´ ＼ ＼ | /ゝ´ ￣ ,ｲ:::ｉ ∧
/::::::::::| 〉 〉 ,| ./ /`ｰ-‐゛ 〉:| ∧
＿＿＿＿＿
/.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
/.::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::::.|
|::::::::/ ⌒ ⌒ |
|::::::〉 （ ●） （●） |
|:::/ :⌒（__人__）⌒| 政党と軍部は権益拡張熱に患っており希望という名の欲望にとりつかれた
|/ ｍj |ー'´ | ある意味で日本人が当時のシナに対して欲しかったものは何かの一覧表になったね
＼ 〈＿_ﾉ ／
ノ ﾉ
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ ヽ、u ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ⌒ j /.／ 目に浮かぶようね
ゝ ,､__, イ／ そんな実現性のなさそうな第5号なんて自ら破棄しちゃえば
.y' |ヽ／ | ＼
/{ <l∽ ／＞ ヽ
； l´￣`ｰ--.､/´ヽｰ─-:.､__ ．
ｊ,ﾉ | . ｀ヽ、
／ ,| :| ﾍ:: ﾍ ．
． ／ ﾉ / ,/ | |:|'| |::u λ:: ﾊ ；
；/ ,./ / / /u :| |:| | :|､::: ＼ }
/ ,ｨ'/ / ,| | | |:| | :| ＼: ＼
/ / / ::ｊ ,/ ヽ| ヽ、 |ｊ. ヽ| ,ノ∨ ｉ:: ﾊ ．
|/ ｊ ::::| ﾊ ｀＼､_ ヽ､|_,／´ ∨ |::|､ | ；
| ::l |::ﾊ 二ﾆ=" }‐{ ゛=ﾆ二 ﾊ. lﾘ| |/
；∨ |ヽ､|::::ｊ､::. ::,ﾉ , ヽ､::: ..::{:::ｊ,/: | でっできません……そうしたら軍部と政党からの支持がなくなり
． ヽ､|| .ｉ:::::ヽ、￣ __, ￣u,ィ:ｉ::|: | ； おまけにマスコミと世論も強硬に行けと煽りまくっています
| /| :::::ｉ:::｀＞‐r- -ｒ‐＜:|:::ｊ:: :|: | 総選挙が近いというのにここで弱気を見せたら内閣が潰れてしまいます
|/ :| :::| /´ { } |:/:: :j | ． 大隈内閣は国民の人気で成立しているところがあるのですから
．/ :;| :::|' |＼／| ,ﾉ /ﾊ | ；
；/ :::/'| :::| | | / ,/ } |
__＿___r‐-､__＿＿___.
/:::.... ..:ｉ ｀＼
ﾒ _,, :ﾉ〉:: ..::i: ::.. ＼
／ " ,ｲ ∨:: .:::λ. ヽ::.. ＼
／::／.. ::/|::| ∨:: :::,ﾉ |:|∨ ｀ヽ:::::::ハ
／::,ｲ ::/: ::/‐|::|‐- .〉 :::/.-‐||‐∨ :::｀ゝ::::::}
／::／/ ::/: ::/ _ |:|_ 人 :: u _ﾘ_ ∨､ ::::::;〉:|
ﾒ／ / ::/::: γ´ ﾘ ｀ヽヽ|γ ﾃ=ｚ､.| i＼:;;ｲ::::|
| ::/|::i :{ 〃 ,r'i＾iﾍ |::ｿ::ﾊ} :| :i :i: :|
| ::/ﾒ::i : :|ゝ _ _ ,ｨ＾| | .| .|､_￣._人 | :| :|:〈
|;/ |::| : :|ﾍ { {ィ⌒>ｲ|:ﾊ ｊ: :|::|
,}::｀ヽ;|::::＞‐-ｔ__ ,,ﾒ~__ ||::::|/: ::|:::|.
. |:: i : :,ィ´ ＼:{二二二二}７ ｀||:::/: :λ:::| . 相当に困難な交渉となりますがここはなんとか成功をおさめます
|:: | ::/ }二二二二{ .ﾘ/: ::/ﾍi: ::|. 私ならできるのです
,}: :|:/三≡=‐〈 ::ﾉ ヽ:::ｿ 〉 ノ : :ﾉ三:〉:::|.
|: :| :{ ｀゛`＼ | :::::::::{.,／ :∠-‐─}:.人
. / :| :ゝ ...:::,rヘ_＿＿_::;;|: :,ノ´ /: : : ヽ.
/ ..,ｲ :::ﾒ､::::ノ ｀|TTＩ-‐､ /: : : : : : ＼
さて暗雲立ち込める21か条要求
交渉相手である中華民国の北京政府
時の大総統袁世凱にこれが提出されるが
＿＿＿＿＿＿
／ `ヽ
／ `、 ＼ ＿＿＿|_|」
／￣￣＼ | ヽ ／ |＿＿ |
'"￣ヽ ヽ!! |,," ﾍ ＜ | .|
ヽ ﾞ!!!､ ,,-' iヽ── / 丿 /
|||ｌ ﾞﾞヽ､ｌｌ,,‐''''"" | ヽ||||||||| ヽ／
|||ｌ ＿＿＿,,,,,, ﾞｌ ,,,,, ＼|||||||||. ＿
||!' ／ヽ､ ;::''“”“~`ﾞ＞┴＜;''“”~` /＼ |'"￣ | | |
＼ ／ |ミﾐヽ──‐'"ﾉ≡- ﾞ'──''彡| |､ | | .| |
￣| |ミミミ／"~( ,-､ ,:‐､ ) '彡|| |､/ / | |
ヽ､ｌ| |ミミミ| |､─＼＼＼＼ |彡ｌ| |/ ／＿ | |
＼/|ｌ |ミミミ| ＼_/￣＼＼＼＼''|ｌ/ ￣／ | |
＼ ﾉ ｌ|ミミミ| ＼二二＼＼＼＼ ﾌ | |
￣＼ ｌ|ミミミ| ￣￣￣＼＼＼＼ ＼ .| |
| ＼ ヽ＼ミヽ ￣￣"' ＼＼＼＼ / | |
/ ＼ヽ､ヽﾞ''''ヽ､＿＿＿＿_／/＼＼＼＼ ／ ￣
／ ヽ ﾞヽ─､──────'/| ＼＼＼＼￣／
. ／ ﾞ＼ ＼ / / ＼＿＿＼＼＼＼
───'''"￣￣￣ﾞﾞヽ､__,,/,-'''" ＼＼＼＼
. ／ /.::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:. '/::::::::::::::::
/ /.:::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:'/:::::::::::::
. ′´ ￣ﾞヽ;.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'/::::::::::
. ﾞ .､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::jI斗-─-|::::::::::::
. ﾞ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::／ |─‐＜
ﾞ 八 ＼:::::::::::::::::::::jIイ ﾄ､
〕 ⌒ `ー─一'′ | ヽ
.-=ミ､ .イ ﾞ ー＝==ミ:､ ｉ ,,,,,,， | }
:.:.:.:.:.:.:丶{ ﾞ ', ヽ, i| jI斗 7/ , }
:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ ﾞ ', '/, |! / /'′ .′ /
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ 乂__ o '/ |!: /o__ -=彳 / /
:::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:. ヽ 二ニ＝=- ‘´￣ | ,' ／ ′
:::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:. '/ | ヾ / ､ ┐ ／ /
::: ::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.: '/ l r‐- _‘ｰ __ ‐'′⌒; ,′ ′
::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.'/ l `ｰミ _＿＿彡イ i! ′ /
::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.: '/| r‐y -- y--- r‐i! ′ ./ なんですかこれ？
:::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:. '/, .i!. {.: .: .: .: .: .: : :} i! ／ .／ 日本は我が国を制圧しようとしているのですか？
´￣￣￣ ミト，::::::::::::::::'/ i!. {: : : : : : : : : :} i! ／ ,.イ
丶:::::::::::＼ 丶＼＿＿ ,,.イ/′ /'′
＼:::::| ＼ ‐----‐ / /
ヽ{:. 丶 ＿__ イ ／
'/ ／
'/ ／
'/, ／
γ´/ 丿ヽ
;； -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿 ；
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼ ；;
;； //, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ 'rrrri
〃 {_{:::::::ノ::::u::ヽ::::ﾘ| ｌ ﾉﾉﾉﾉﾉ ；;
;； ﾚ!小ｌ （○）::::（○）从.( /
/丿ﾙ| ､_,､_, | ﾑ ｲ ；; あのそういうことじゃなくてですね
;； / /ヽ |!il|!| j |￣￣l 本命は満洲の租借期限延長で
/ ,' ゝ. |!il|| __,. イ l | ；; その第5号は気にしないでもらいたいなと希望したいんだけど
;； / .l .y' |ヽ／ | ＼ | |
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::冫
/_,,,,,,_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ニヽ--,,,,,,,
￣ﾞﾞ─ヽ,,,､ / ﾞヽ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ￣ヽ-､
:::::::::::::::::::::::::ﾞヽ､,/ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ﾞ, ＞､
:::::::::::::::::::::::::::::::::| .ﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ,|''"::::::::::::＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::| ｌ | ｌ ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |::::::::::::::::::::::＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::|///|// | | ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ヽ/ |::::::::::::::::::::::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::|///|/ | ﾞ､ ﾞ''ヽ､::::::::::::::::::::::::,.,.イ ,ｌ ヽ|ゝ /::::::::::::::::::::::::::::::::）
::::::::::::::::::::::::::::::::::|///| /,-､＼ ﾞ""''''''''''''"~〃 / 〈 | /:::::::::::::::::::::::::::::＜
::::::::::::::::::::::::::::::::∧〃ｌ ＿＿ ヽ ､ | 彡 ／-‐､ ゝ /ﾞヽ,､:::::::::::::::::::::::::::::>
::::::::::::::::::::::::／|ｌｌ |ヽ ＼ ﾞ'''ヽ､ ＼ | ／ﾐ／" ,.,.-‐─, / ﾞ'ヽ::::::::::::::::::::::＼
::::::::::::::::::::〈､ ヽ,ﾞ､ ＼ ﾞヽ､ ヽ､ / ,.‐''" / / //:::::::::::::::::::::::＜
:::::::::::::::::::::ﾞﾍ ﾞ､ ＼ ＼ ヾ |ｌ// ／ /ﾐ"/ ,//::::::::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::::::::::::ﾞﾍ ヽ ＼ ○ ＼ | |,/"／○ ＿__.ノ // ＼::::::::::::::::／
:::::::::::::::::::::／､ゝ, メ──---ゝ､」-‐ニ二￣‐ヽ // ＿_/ ﾞ"''ヽ:/
::::::::::::::／ ヽ-､,,,,,,,ヽ､ -十￣￣""''‐_'ﾐ‐/ ニ" ,,,|;;;; /‐'''"ﾐ/ ／
:::::／ //// ヽ､ ﾞﾞﾞﾞ､ | , ,-､ く､__,,>_,,=､ ､ ;;;|;;; / ;; / ─-,,,,,_ ／ ,--‐''"￣ 気にするどころか大問題ですよこれ！
'" ////'''"" ＼ ＼､ ::::|::::: ｌ┃-､二━二,イ┃/ | /''"／ ／‐､ / この第5号の如きは我が国を朝鮮とするようなもので
// ,-‐''" ﾞヽ､. ﾞ､;:;:;:;|;:;:;:.|┃ ￣ ┃| | / ／ ,.,.-----,.,.,.,.,.__ ＼＼ヽ─ 絶対に交渉すべきものではない！
,‐'''",.,.----───- ﾞ''ヽ､;:|;:;: |┃ニ,‐┬‐ニ┃ｌ;:;:;| ／'" " ＿＿ﾉ
,／-‐''"~ ＼ ┃ﾌ ｌ =┃:::;;;／ ＜
／ 彡彡ﾐﾐ ＼ ,┃┤ |┃ / ///;:;;;;;;＿＿＿＿ﾉ
///ヾゞ,,,,, ＼ヽニ──_ノ /ﾐ /;;;;;;; ＼
ヽ ､､､ ﾉ//////,,,,,,, ＼二二二／ヽ //;;;/ ＼
＼ ;;;;;;'''''" ::'''''" :::::::" ＼
/ / ／ ∠ﾆ=-‐ `丶､:::::.
/ __ ヾ{ { { / ｎ／⌒ヽ u ＼}
{/ ＼i_j_jj;／ ヽ ／／"⌒ヽ、 -‐…‐-
O圦弌 ,二、ヽ､ | | 〃 ≠´..:: .....::::::::::::::::::::`丶、
∨/て､_ｒ '／⌒^^ヽ | し/! ／{::::: ,..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ
} | , -‐'ﾞ ／￣`寸| l | /∧ 〃 ＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
...-‐……‐-ミ| l {､ _イ:::::::::::::::::`| ｌ | // /=-＜ __/, `//,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／ .::: .:::::::::::::::::::::| l ∨寸>:::::::/´:::::|,. 斗//'" //＞ //, ｀ﾆ=‐--
. / ..:::: .::::::; -‐=弌' ヽ::ﾞ:::::::::{::; ｧ' // //｀7/… 外交次長の曽汝霖はいますか！
|i / ..::::::::::::::／ / ヾヽ ∨ア^7 / _//''" / / いいですか？この第5号については絶対に討議をしてはなりません
l| i |i -‐'"-=ﾆ二二{ _//, ヽ ｊ7{__/ .ｲ // /, ／// / 書類にも銘記をし貴方の心にもしっかりと銘記しなさい
l| |l／ ≠-‐ ｀`丶ｰ// /∧ {{＿_,厶//７７ﾆ= /‐-/, _ 分かりましたね！？
l| '" |ｌ ／ /〈_／/ 斗=ﾆ' //‐-/ミ // ｀ヽ
／ |lﾞ l | 入'/／ |i ｀ヽ//, -‐=＝ﾆ´
／ |l l | | l／i{ У |i // //二ﾆ=- 、 〉 ／
＿
|＿|＿
／ ＼
／ﾊﾊﾊﾊﾊ＼
／::::: ＼
／:::::::: ＼
／::::::: ＼
|:::::::::: ||||| ヽ
|::::::::: ￣￣￣ ￣￣￣ |
／￣|:::::::: ⊂ニニ⊃ ⊂ニニ⊃ .|￣＼
｜ （ .|::::u::::: ｜l | ） ｜
＼＿|::::::::::: ｜| |＿／
|::::::::::: ∴∵ ∪ ∴∵ |
|:::::::::: <三> / 第五号などはとても我が国では承知できるものじゃないよ
＼:::::::: / 日本も随分ひどい要求をするものだなぁ
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿__／
／:::::::::::::::::::::::::＼
／::::::::::::::::::○:::::::::::::::＼
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
中華民国
外交次長 曽汝霖
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（ ＞）u（＜ ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ やべぇ激おこじゃん
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! こんなんで交渉ができるの？
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | |
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
＿＿＿＿＿
.. ／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
.. |:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ :.|
.. |:::::::::/ ._ノ ヽ ..|
|:::::::〉 （ ○） （○）|
. （@ ::::⌒（__人__）⌒)
| u |r┬-| |
＼ `ー'´ ／ この21か条要求に対し袁世凱は即座に対抗手段をとった
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. まず非公開を望まれた第5号を徐々に漏洩
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
ｌ ﾞ､ ,－./l! ;" ﾞ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,／－ 丨
ﾞ 、 ‐ ヽ 丿 Ｔ | ゝ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:／ヽ│ 「
ヽ,,,,,,....- l │ １ ヽ...._:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_....‐" ＾｀ /
'、 1 丨 １ １ｌ｀_ ＼ ~~~~￣ 丿
ヽ---ｰ ﾞ _.....--==ｰ-....＿,,ｪ‐ ! '、 =⊥ ./
_ || ヽ":;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;＾''ﾍ. ‐彳│ ┌-､ │ ,,斗‐'' ｌ!'、
,,,,....-一''"￣ﾞ'' ､ │ ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:ヽrｌ│ ‐..,,,| `_､ １ －''~~ /∟ │''ｰ､
_ │ ゛ｰ ､ ﾉ' 、 ﾞ冖ｰ､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ! ,, ゝｪ__＾''＼ _-.''´ _ ﾞ´ 「:;:;:;:;:;ヽ
! ｷﾞ 1 `ﾞ'' ､ ゝ _... ! ヽ､ ｀‐;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:￤ 冫 │￣ﾞ'' ﾞ'ｮﾉ丿''-一''''￣"''''''''" ┌ ／:;:;:;:;:;:;:;:;1
゛ ノ |_ -―‐"´ ! ＼ ヽ＿..-ｰ---..⊥│ │ ,／＾/=‐-.._ / _ ノ／ ／:;:;:;:;:;:;:;::;:;:〈l
／ '' l／ / ＾''ｰ ､__丿 1:;:;:;''‐ "ｌ!ﾄ | '''_....ヽ....々 ,/ －--ソﾕ---‐'l|:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;!
－￣￣''‐ / f－ ' － ,／ ! ＼:;:│ l 1 | !! ''―ー⌒ / _／ │ ￤:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::!
__,,,....ﾉ冖-..._ _／ ..‐" / - |/＼| ﾞニ‐ ､二'／ / ..ｨ' ヽ -／- ＼:;:;:;:;:;:;:;:;:ﾉ"
,／''"ﾞﾞ￣ ゛''' ,,ﾆ ／ ,／ │ ヽ.,,＿___ _－_ 、 ┃_/ﾆ－'1!゛ﾉ....-''' ＼,,:;;:;:/
ﾞゝ 11 ／／’ ‐ ￣７＾ヽ ´ ./iｰ-┬‐￣ ,,‐''ｌ'''／ _,,,,,....- ,_< ﾞ''''７
│ │ .／丿 丿 ...-'" ￣ー-ﾕ,,__＼ ‐''" ./／ －￣´ ,l´ｌ /
‐ ｌ ./ │ ,/ ,／‐ |〕 _ｨ_,, ﾞﾞﾞ^-_,,,,..－ '''´ ll_／ !
ｭ /＿....-－） ｲ / ／ ヽ! /,厂 「 , │
│－￣ ／ !丿 / ‐--....--‐'二‐（／ |! / ノ‐"ﾉ
/ －'''''''''' ､ヽ j／ _,,....--''リﾔ./ 亅 ' .._ﾆ- 丿
そして交渉を遅延させ
国内の反日世論の焚き付け
海外の反日世論を醸成し
それをもって欧米列強の干渉の招来させる
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ≦ﾟ≧ﾐ:≦ﾟ≧从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ わぉ外交戦じゃん
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ こう巧みにやられたら日本は
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^!
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | |
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ | 厳しくなるね
＼ ,／ 欧米列強も第4号までなら洗練された帝国外交と称えるほど
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. しかし第5号の内容が徐々に知れ渡ると欧米では日本批判が高まるが
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
/´ ム -イ;‐ｧ
,! 〃 /
／ ｨ! |
／ ;'´ i ｌ
'vﾊ l ／| !: ! |
∨i__ ＿__ |.／ l |! l |
ヽ;､ｿｰ､ ,'::::::ui::｀'; | l! | | ,､
〉;ﾄ､:｀::.、 }::,=ﾃ=､_::i ! |l' | | ,l |
ヽ::ヽ｀､::`-ﾍ!~ ! ~ i::;! | |! .|／ ,! L.-ヾi=,
ﾞ;::::ヽ_｀ゝ､」!｀ヽく" |／ _,.-'´ _, - '_´
V:::::::》 〉'^|!:.. ｀ 、 { |_,.- '´| L-'´_|
｀ｰﾑ nifi｀u､::、 i ＼ |l|w/L ,r_／ ,.-'´ ,.-'"
i V!l:.:.:.:ﾊ､ﾉ ＼＼{ｗ└ ¨ ´ ／ |,.- '´| | ／|
; ..､!ﾚ:.:.＼/ ＼´ 彡x |,i ／／ ＿＿ _
ﾉ:.:〈〈ヽ:.:.:.{ > ； ’ ∠─ ／ ｨ' ／＿＿ノ ／丿
ヽｴｰ-t-､冫 ／ }| く／レ ／ ／
/ ｀i~「｀ ﾊ ／´ヾ, r､r‐|＾` ,____,. - '´ ／
,' ｀ヽ､ ', ,. i /／ }´ /＿＿__,／
決定的なほどには日本への反発は生まれなかった
加藤外相の説明を受けた各国大使たちも強い異論はなかった。
欧州大戦で大忙しだしまだそういう時代だったからね
袁世凱も見込みが外れた
人
Σ ﾉﾞﾘh
////ﾘ
∧__ン ,ｨi
,':::;' iﾐ}‐-､
,:::::; ,・´ ｀| i!
ヾ;:::`‐ﾐｰｫ;;;!__ﾉ
ｨﾆ''ヽ,`i! ｀ヽ
￣ヾﾐ｀¨ i
j! ﾘ
/ / 良い当たりだが加藤球であるため途中で失速する
〈＿＿_,,\
ﾘ┴ーー!
／ |
／ ,，丿
,:’ ,:'ﾞ／
{! ,ン"<´
ﾊ `， ヽ、
r‐;=＝ｰ}`ｰ─-.､_＿__
ｊ,ﾉ | : ￣゛｀ヽ、
／' ,| : ｉ:. ｉ､ ､ ､:. ＼
／ , ' / /| ｉ: .:|ｉ: |＼ :ｉ:. ﾊ::. ﾊ
／,' ／ /､,/ | |: ::|'|: | ∨:|ｉ:: ﾍ::|: }
/ / / ,/: /＼, }:|: ::| | |､／| :||::. ＼::|
|/ ,/ ,〃|/__､ ﾉ'{: ::| ｊ/,__ |/|､::::.... ｀ヽ、
| 〃 /::ﾊ ,ｨﾁ弐､ ∨.:::{ ｨﾁ心､ |:｀ヽ､:::... ､＞
|/'{ /:l::::ﾊ` V::::;| ､ ｀ヽ| |ｨ:::;ﾘ `|:ｉ :::|､＼:: }
∨::ｉ: ::::} ゛-‐ ,}ｰ{ ‐-" ',.ｊ | :::|,ﾉ:::;〉,,ノ
| :::| :::::l｀‐--‐" ' ` ‐--‐ "/,:' ::|:::::'"´{
ﾉ ::ﾉ :::i:::ヽ、 ｒ-っ ,// .. :;ﾉ::::: : :人 希望条項としていたのが幸いしましたね
／ .;/ :.::} ::ｉ:::::＞::‐ｧ;- r‐'"/'" .;／::: :.:ヽ:: : ＼ /| 国内世論は強硬で行けと大沸騰していますし
＿,.-─-‐'"´／ : ::/ :;ｒ--‐'/´{.. .／ ,.':.:/´￣｀ヽ､::ヽ､:: : ＼__,ノ:::| このまま強気の姿勢で行きますよ！
／´￣ _,＿.＿_,／ /: :::/::/ , / |｀ /´ ,':.:/ｉ .: ,.. ヽ/´｀l/´ l::::::::':｀ヽ、
{ ｒ'´￣/::,' ／ /: :::,'::/ .:j / l‐-:{ / :/: | .::ｉ/ __./ ,,ﾉ ,,/／,):::::: : :＼＿
｀ヽ{ {:::ｉ.／ ,' : :/: :ｊ .:;ﾉ'/ ,,/｀,'"ヽ､|ヽ{: | ::/ ｒ'´::/ / ..／ ,.ｨ´＿__::::::::: : :
ｊ／ ／::／ : ::| .:/ ＼ { :: / ／ ::{＿ｊ_,ノ' ,.'" " ´ ,ｒ-‐-':::::::: : :
／ ,／ , ' : :::::| ::l.::.... / | ..::....::{" ＼ ::ヽ､＿_,,ノ-─ｧ‐-:'"::::::::::::::: : : : :
だが中華民国側も第5号の交渉は一切応じないという強硬姿勢
第5号のせいで交渉がまったく進展しない
海外の反発がもっと強ければ逆に良かったのにという展開となる
′.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|'´￣ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| '/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| '/:::::::::::::::::::::::::::::::::::
', .乂::::::::::::::::::::::::::::::::
＞｢', } `ト｡:::::::::::jI斗＜
〃. │.', { ￣
{{ , ' ‘､ミト ., ､ i:. ／ jI
乂 ′ , ＼ Ｏヽ, |::. jIィＯ
`ー‐＜', ｒー‐一Jｉノー─‐
′ . | ﾉ ､
＼ _ｰ'′
_}: 〕ト。 ´ ￣｀ .ィ
＞ 'ﾞ '/ 〕 ー‐ ＜
jI斗----ミ、,＞ 'ﾞ }、 '/ /
.. , ..::´:::::::::::::::::::::::::ト ., _ '/ /
／:::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ ￣￣ミト ., '/ ′/
. /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ , '′─-- ｀ﾞ'ー 'ﾞ´￣
′:::::::::::::::::::::::::::::: / / i
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / |!
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼:三::／i:::|
|:::::::〉（ ○）::（ ○）.| 業を煮やした日本側はここで日本はここで中華民国に圧力をかけるため
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒) 山東半島に駐留する陸軍兵力の増強を強行
| u |ｉ|!i|!| |
＼ ｀⌒´ ,／ 加藤外相は武力解決をするつもりはないが
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. この示威行動は当然中華民国側を刺激し
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i これには欧米列強の対日警戒感を強めた
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
;::::/ | i i |ヾ;::i
|::i --､＿ ,-- {::|
. |:::| ≧三≦,-- j::| ﾄ､
. |:::j ＿_,ノﾉﾊi､__,--､{::ﾚ':ﾉi ,
r､|'´_r｡ﾐ.ヽY ./ ｀', j-彡ﾚﾚ'ｊ イギリスとしては第5号の鉄道に関してのみ問題視しているが
|f j,,ゝ='ノ f⌒i､＿,ノｲ)i::::::::く そんなことは小事に過ぎない
', i ﾄ, , | | ､ / j::::::::::::≧ このまま日支交渉が決裂してしまったら
ヽj ' ,.ｲ_.| |_.,）､ ﾄｲ:::::::::::::く シナ情勢は不安定化しイギリスのシナ権益が損なわれてしまう
＿/:{ ｲ,＿ゝ-'＿ミ^,j｀::::::r､r‐､| 大事にならぬようイギリスは切望する
／三;/三ﾄﾐ､-￣￣- ///|::::::::ﾍ三≧=r､__
＿, イ三三三三ﾐ| ＼ ￣ ／/ |ヾ::r､::i三三:i i 二二ヽ､＿_
. ,＿,---- ≦彡 |三三三三 | ヽ＿,ノ_,ノ | |;ﾘ;;;;ｿ三三ﾐ} ｀ヽ､ ヽ
.{ヽ,-──' i |三三三三| ､| ＞＜ ,. | |三三三三ﾐ| | iｲ
..{ ＼ ', |三三三三|i Ｏｲ//∧ヽ o j |三三三三ﾐ| i i / |
. i´ | .|三三三三j|_／ ∨/j ＼_,ﾉ .|三三三三ﾐ|i l .| .// .|
∨､ i i | .i三三三三ﾘ |//| i |三三三三ﾐ}| | | // |
. ﾘ ,∨ | j三三三三.| ', j//.| / |三三三三ミ| | ,' ./// ,ｲ
大英帝国
外相 グレイ
両者一歩も引かない膠着状態
これに見たイギリスと元老は憂いを深めていく
i;;;;;;;;;;;;;;;,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;; ;;;;; ,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
ﾉ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;li;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／l;;;/l;ｿ;;/ |;;;;;;/| l;;lﾞヾ;;;ﾄ､;;;;;;;;;;;;;i
|;;､;;;;;;;;// /,'' / l/ |/|/ ﾞｌ ヾ､ﾞi;;;;;;::::/
/ヾ;;/ｿ , , ヽ l;;l"ﾞl
'､ (ヾ,,＝==;;;;;;;,,,,,_`il,iﾞ__,,,,;;;;;==＝ ,/|lヽ l
ヽ､`||ヾi;'（:::::ﾞ'ﾞ:::/;;i＝i;;;ヽ:::ﾞ'ﾞ::::）ﾞi;/ |l'ﾉ/ 増兵をするだと？加藤外相にこう伝えろ
/ヽ|l､ ﾞi::;;;;／⌒⌒）.ヾ..;;;;;;;;;;..ノ ノ/l.,/＼ 満洲問題について日本の要求が拒絶されるのならば
/;;;/::ﾐヾ､.／ ／ ／ ） 'ﾞ /ﾐ"i;;;;;;;;＼_ 干戈をもって訴えるのは勿論であるが
_,.-;;'";;;;;;;;r‐ ﾐ/ﾞ ,／ ／ /_!／` /,,l;;;ﾐ/;;;;;;;;;;;;;;;;~＼ 第五号などの争うによって兵を動かすが如きは絶対に不同意であり
_,､-‐;;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / / / /.__,,,..-／ヽ /;;;ﾐ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;,,､_ 自分一人だけになっても飽く迄も反対するとな
‐'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ﾉ / .ﾉ / ,,, ／ ﾉ/';;;;ﾐ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ'';;;,,､_
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾉ/ ノ / /,,,,／ ／;;;;ミ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ / /;／ ／;;;;;;ミ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
大日本帝国 元老
闇将軍 山縣有朋
. -:: :…― - 、
,. :: :'´: : : : : : : : : : : : : : ＞ー -: .. .､
／:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i
,.:' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ﾄ､__
/: :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｨ: : : : : : : i: : : : 'i
/: : : : : : : : : : : ／: : : : : : : : : ／::i: : :.i: : : :.:l: : : : : '.
.': : : : : : : : : - :´: : : : : : : : : ／:::::::|: : /:: : : :,': : : : : :ﾊ
.': : : : : : ::／: : : : : : : : :＞:､.:' :::::::::::|: :/: : : :.:ﾊ: : : : : ::ﾊ
.': : : : : : ./: : : : : : : : :／ｲ／::::`::､:::::|:/: : : : :/::::i: : : : : : :',
i: :i: : : : : iイl: : : : i: ::/::::ﾃ弐芹ミz::、j: : : : :./:::::::i: :/.: : : : }
i: :i: : : : :{ (./i: : : ﾊ: ｲ::::《 っ::::::心:::::}: : :／－::´i/: : : :/: :.i
j: i: : : : ::ゝ/: ',: :/ :.V ゝ::::ゞ::::::ソ,ﾉ:::::i::／,ｨテミ::/:i: : : : : : :|
/: i: : : : : : /: : :V : ::i: ﾊ::':,:::::::::::::::::::ノ=-:i:.ぃc:::ｿX.i: : :ﾊ::./i:j
/: :.i: : : : : ::,': : : : : : :.i: : i::::｀::::ー::::'::::::::::: '::ヾ=´,/:./: :ｲ V
/: :/:i: : : : :: :i : : : : : : : i: :..i ′ゝ- ' i:. V: /
. /: :/: :l: : : :: : i: : :: : : : : :.i: : } u ,ｲ:.: ./ くぅうう粘りますね
/: :/: : .l: /: : : :l: : : : : : : : :l: :,' , ': :.ﾚ このまま一切進展しないのではお話になりません
/:. /: : : :l/: : : : :l: : : : : : : : l:./' ､ ／: :/: i こうなったらもう切り札をきりましょう
, ': :./: : : : /: : : : : |:: : : : : : : :i ｀ ､ __, '´: : : : : :.i シナ側に膠州湾還附を申し出ます
／: : : : : : : /: : : : : ::.l::: : : : : : : :i /: : : i: : /: : : : : : : ::l そして対華要求も修正します
.,:': : : : : :/: : ｲ : : ＞'´/{: : : : : : : :.,' ,ﾍ: : :/: /.: ::: : : : i.: : :} これでもう大丈夫なはずです
: : : : : : : : : : z≦/////ﾊ: : : : : : :/ <//ヘ: : i : : : : : : :l:: ::ﾉ
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（● ）u（● ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ 全然大丈夫とは思えないんだけど
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ 誰か止める人はいないの？
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! あっさっき出てきたあの元老は？
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | | 大日本帝国の真の指導者たちはどうしたのさ
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒) この件に関しては全くノータッチ
| ｀ ⌒´ | 加藤自身が元老に反感を持っていたためロクに相談をしていない
＼ ／ 元老たちは対華要求の内容を新聞で知るという状況
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. そんな彼らもこの有様に居てもたってもいられず
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ 最終段階になってようやく動き始めた
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
__ヾ:.vz __
, . : : : : : : : : : : :＼
７: : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ
/. : : : : : : : : : : : : : : : : :〈
7.: :/: : : : : 从ハ: : : _: : {
≧:}レノｲ'´ ｀ﾞ｀ }rく
／.::}从＞＝､__彡＝=ﾐrﾞ .':.＼
／.::::::∧ﾐ乂__.ノ⌒ゝ. __ノﾉｲ.::::::. ＼ この修正案だが
,..:::´::::::::::::::::::ハ 厶_ji_ 〃::::::::::::::::.｀:::.､ 日本の勝手ばかりを考えている嫌いがある
／.:::::::::::::::::::::::::::＞'´rー=＝ミ:､':::::::::::::::::::::::::::::::＼ これを見た欧米列国は
/.::::::::::::::::::::::::＞ ´ ￣￣ミz ｀ ＜:::::::::::::::::::::::::::. 日本が弱いものイジメをしていると思わせてしまうのではないか？
,:::::::::::::::::::::::／ r彡´二ユ ｀ヽ::::::::::::::::::::::, 満蒙に関してはこちらの要求が容れられないとするのなら最後の決心は必要だが
,::::::::::::::::::::::∧ r＜::〉＞ ´ ＜＝ミ ∧::::::::::::::::::::, こんな第5号如きの要求で戦争をするなど断固として反対する
}:::::::::::::::r-く＼｀フ´::::::://,｀´///∧:::::::.＞彡／ ヽ:::::::::::::::;
. {:::::::::::::/.＼///,７.::::::::::＼//,＞´ |::::::::::::.∨///ｲ ∨:::::::::}
. /.::::::::::/／::::＼〃:､:::::::::::::///ﾊ .｜:::::::::::厶斗く:.＼∨:::::ﾑ
/.::::::::::/´.::::::::::::::｀::.ﾉ .::::::::〃//,∧ .{::::::::::::{:::::::::::::::::::::｀∨:::::ﾑ
./.::::::::::/.::::::::::::::::::::::/.::::::::::://////∧｜:::::::::∧:::::::::::::::::::::::∨:::::ﾑ
::::::::::::/.::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::{///////ﾊ.!:::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::∨::::::ﾊ
.ｌ ..ﾉｲ.....:::::::::::.. ....::::::::::::::::: V
.| , :::.. i:: .| /
|i ＿___` i / ／ ::: ｊ`:、､ i l __,,/,、 ／ ,
,イ´＿__ `'´￣￣｀ マ､,__ _,_i / .:＼ ゝ´￣ i￣｀ マヽ二ﾆﾏ ,'ｲ
´:.:.:.: . ". . . . .:.`ヾ仁ﾉ} ヽ-イ／ヽ . . . . . .:.:.:､／//
ヽ＿___:. . . . . . . .: :.:l:L丿,ﾆ､ゞ.:.:.f:.:.:. . . . . . . . .:.:.L＿_,／
｀ー―_!｣:.:.: . . . . . . . .:.:iｲ二ﾆﾆﾆﾆ二!:.:.:. . . . . . . .:.:r‐--ィ'1
-弋;.:.: . . . . . . .:./ヘ ,' i il! ゝ,:.:. . . . . . . 丶/ｲ i
／, ,ﾍ;';.. . . . . . . .:.:／＼､/,ｲ iﾊ、／ヽ､'.:. . . . . _._:.:／ヘ、 |
/ ｀,'ー‐i--!┼ ヘ` 、 ノ/ |ilili､ / ≧/-i-┼‐ ' ` ､ l
ヽ, / i ／ .:::::...｀` ‐┴----_以ヘ‐-､ .i , ィ,{
,＼´｀ヽ、 ,ｲ .:::::::::::::::::::::::::::::::::;/ｲ ´..:::::::::.ヽ、 /／/,ｲ! それと第2号の東部内蒙古の農業合弁問題だが
.|ヾヽ ｀＞'´ ....::::::::i;_;:_:::;_:::;, ィ'¨´::::::i:::;ｿ :::::::..＼ ﾙi{ これもシナ側が問題し交渉の妨げにはなりはしないか？
| _, ィ'´ ......::::::::;ｨ,r'-‐‐::'::::::::::::::::::::::::;ｙ' .::::... ｀¨`' ､. 从ﾘ{ どうなのだ外務大臣？
`y′ .:::::::::::::;::::;／ :::::::::::::::::::::::;:／ ..::::::::::::::￣｀ヾ､_ ｀'ｰ-ｭ,仆林
＿／ ..i::::::;;;ン;ｲ ...:::::::::::::::::::;ィ'´ ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::...`丶、 .＼_`マ{
／ .:::::／／,ｲ .:::::::;:__;斗＞'´ ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヾ、
...::::::／,イr'´ .::::::::;メ,≧´ .....::::::::::::::::::::::::_;;;､ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゝ,__,ｲ／ | :::::::::j-ｲ! i:::::::::::::::::::::;ィ¨´:_:_:i'::::::｀ゝ‐---ｭ､;::::::::::::::::::::::::::::::::
,､＿ /´＼_＿_
l ￣`ｰ──| ￣`ｰ-､_
| / :|:. ｉ |:: ｉ､ ｀ヽ、
ｊﾉ ／ / /'|: | |:: ||∨ : ＼
/ ./ / ,/ ｜! |: | | ∨ |: ＼:.∧
/ :/ ,l＼/| | :!: | | l,／ | ∧: ﾊ
/ :/ ,' :| ,/｀ﾄ, | :ｉ ｉ: |､|／∨ | .∧: |
| ::/ / ,|/ __|_､ | :| :lﾘ ,_|__u∨ | :∧:|
| ::| ,' /:ｬｧ==ｫ､|人 :| ,ｫ==tｚ､∨ :ｉ l:|
| ;/| :| /ﾊ､ |:t:::i|｀ }-{＼| |:t::;ﾘ ,'|::∨ :;|: |:|
|/ ∨| |::ﾊ ゛-‐ ,ﾉ ヽ. ‐- " |: ::| ,/:|/::|
|｀ヽ､|:::::l`‐-‐" ' `ｰ-‐ " ,| : :ｊ／::::: : :| しっ心配はいりませんよ
| | : :|:::ヽ、 ｰ-( ,ｨ::::| ::|:::::: : : : | 膠州湾を還附することにしたのでシナは喜んでたいていの条件を承諾するはずです
,ﾉ ::| : :|::::ｉ:::::＞:..､ __ ..::＜:::::|::::| :|::::::: : ::_:| その東部内蒙古の要求は陸軍からの切なる要求によって挿入されたものですから
/ : :::| :ｉ 人::|:::::::::,r‐j |‐-､::::!::;ﾉ :|::::: :/´/:| これを削除することは容易なことではありません
/ : ::::| :|::: : ｀ヽ￣ ｀ｰ--‐"´ ￣/ 人::::/ /:::::|
/ : :::::ヽ|､::: : :. ＼ / / |｀Ｙ ,/^/^r‐､
/ : : ::::::| ＼:: : : ｀ヽ、 〈 { | i 〈 〈 ,/ ｒ: }
_ -≦￣////￣≧=- _
. ＿＿＿＿_ ＜/////////////////////＼＿
＼///////////////////////////////////
／￣////////////////////////////////,
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∨j/|／ j ∨ ∨ヽ//////////////////
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. _,ﾉ | ＿__ ＼ ＼/////_r―‐〈//////
｢ヽ ｆヽｰﾆｱ⌒ _} -‐ｦ´人⌒ V////,
|‐l} { }ﾀ￣ﾗ' _ -‐ ￣///｢ {⌒ /////,
∨八) |ト==‐ ／|//,{ 〉 / //////,
/ =' ／ }//{ (_,ノ /////// ……そうか。陸軍がそういうのか
＿＿/ 〉 }//,{＿_／￣＼/// だが外務大臣。もしもこの新たなる要求が拒絶されたの場合
＿／￣￣ ｀ｰ‐┴ ､ j///{ ＼/ これをもって直ちに戦端を開く考えはあるのか？
__/＿__,ノ ＼ ノ///,{ /
/ ＼ l＼ ／////ノ /
| ＼ ＼ | | ／////ノ^/ /
/:::.... ..:ｉ ｀＼
ﾒ _,, :ﾉ〉:: ..::i: ::.. ＼
／ " ,ｲ ∨:: .:::λ. ヽ::.. ＼
／::／.. ::/|::| ∨:: :::,ﾉ |:|∨ ｀ヽ:::::::ハ
／::,ｲ ::/: ::/‐|::|‐- .〉 :::/.-‐||‐∨ :::｀ゝ::::::}
／::／/ ::/: ::/ _ |:|_ 人 ::{ _ﾘ_ ∨､ ::::::;〉:|
ﾒ／ / ::/::: γ´ ﾘ ｀ヽヽ|γ ﾃ=ｚ､.| i＼:;;ｲ::::|
| ::/|::i :{ 〃 ,r'i＾iﾍ |::ｿ::ﾊ} :| :i :i: :|
| ::/ﾒ::i : :|ゝ _ _ ,ｨ＾| | .| .|､_￣._人 | :| :|:〈
|;/ |::| : :|ﾍ { {ィ⌒>ｲ|:ﾊ ｊ: :|::|
,}::｀ヽ;|::::＞‐-ｔ__ ,,ﾒ~__ ||::::|/: ::|:::|. いいえありません。
. |:: i : :,ィ´ ＼:{二二二二}７ ｀||:::/: :λ:::| . 依然交渉を継続する考えです
|:: | ::/ }二二二二{ .ﾘ/: ::/ﾍi: ::|.
,}: :|:/三≡=‐〈 ::ﾉ ヽ:::ｿ 〉 ノ : :ﾉ三:〉:::|.
|: :| :{ ｀゛`＼ | :::::::::{.,／ :∠-‐─}:.人
. / :| :ゝ ...:::,rヘ_＿＿_::;;|: :,ノ´ /: : : ヽ.
/ ..,ｲ :::ﾒ､::::ノ ｀|TTＩ-‐､ /: : : : : : ＼
／／/ .::: :::＼ .ﾉ: :|:|:|:| ~゛ゝ: :: :: :: :: :）
／:::: ､:＼
/／:::: :::＼:ヽ
ｲ::／:::::....... , .::::＼:ヽ!
i/:::／::,::::::::::::......../ ,ﾊ.',...:＼::::::::ヽ!
ｲ〃/://,::, ::://::/::/:,!l､ヽ＼:ヽ::ヽﾄ
i;ｲ/:;.ｲﾉｲ／jﾊ/ l/ノ ' j;ﾊヾjヾ}::_ﾐﾞ
ハﾍｨ ､ ,. ヽ.}fハ
', ﾊｆ{､,＞=ヮ‐､j_i_rｒ=ヮ＜__/ij､ j
Λ ﾐj {::`ーｧ７´〉ヽ:`ｰ‐':ﾉ,. iﾘ ∧
/:::::7ヾ,｀フ´./ ./｀! ｀￣´ ' jfイ:::::＼
_,. -〈::::::::｢｀Y´ ／／ ﾉ‐'^ _ ,ｲ! j::::::::::::|＼
_,, -‐''´::::::::::::', ::｜/ ./ / /―ｧ'´ 〉ｨﾁ'' /::::::::::: j::::::｀ヽ､_ ならば我々としては同意しよう
ﾞ´::::::::::::::::::::::::::::: ヽﾉ,' ノ / /.,,／ ,.ｨｆjﾙ''／:::::::::::: /::::::::::::::::::｀¨
::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ '′ 〈／ .,.ｲ屮‐'´|:::::::::::::::,.'::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::i r'￣ ,|:::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::| /＿ _, ‐' |_,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ | こうして
＼ ,／ 第5号の3 日支警察の合同が撤回された修正案が提出されたが……
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
,-‐''''""''''ヽ､
／:::::::::::::::::::::::::::ﾞヽ
/ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ,
/ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::_|
| ＼:::::::::::::::::::::,-'""/
＿ ／||＼ ‐---‐''"/, /
／:::::::::::::ヽ､ｌヽo | /,／─ /ﾍｌ /
,-──￣＼:::::::::::::::| /ヽ'/ﾚoニ＝‐／ ヽ
| / ＿,,,,,／､,,-‐─'''ヽ､ ヽ--- || /ヽ-､ / /, /／､ 中華民国の返事は却下です！
| / ／ ／ ＼＼ ＼,,,,,, ＼ｌ二/ ,/ ／￣ ヽ:::::＼
＼ | / ／ ／/ ￣ |ｌ / ￣ ￣二ニ／ ＝| ＼:;ﾉ 少し削ったぐらいでは妥協できませんよ
＼,,|丿‐''"ニ,,-‐''''''""'ヽヽ /、,,,,,-‐ｌ" ＼ |ヽ/ その第5号はその総てが中華民国の主権・列強の条約上の権利乃至機会均等主義を侵害するものです
＼丿 / / /,-''''"￣ /ﾉｌ ／ ＼ ＼＿＿＿_/__ .／ || ミソスープで顔を洗って出直してきなさい！
＼ﾉ __,ゝ‐'",--､-､ ／'''""'''" / ＼＿_/::::::::::::::::::::::/'''‐／ | |
,,,,ﾉ ヽ‐‐'''"""二"_／ /､ |::::::::::::::::::／､ ／| / /_
,,-‐'''"~ ,,, ゝ ／ヽヽ |::::::::::::／,,／ ヽ ／,‐'''＼
,,,-‐'''''"~ ,,,-‐'''"／/ /､,,,､ヽ‐＼ / | ＞‐" ／ | |
‐''" ,,,,-‐''" /// ヽ|ヽ ＼ ,,,-‐''"~ ／ ヽ_ |
,,,,-‐'" / | ,.‐'''""~ ,-'"ゝ､ ─''''"
ｰ=≦´.::-=≡=-‐=≦¨´⌒ヾゞ=彡三Ξﾆヾ:... ´⌒¨':.ヾ::;)ヽ.
.:／ .:, -=ﾆ¨⌒｀¨＾´ ／ ´⌒｀ ＼ ;::... ::,.::.;.:ﾊ
.;〃 ｲ/ 〃 . :: :: :: :: :: :ヽ从 j{ __ ヾ;::'.i}
,.:″'´ { . :: : {Ｍ}: :: :: :: } ::j!:: "⌒ ＾Y: ;从
,.: ::' ∨ｧ＜_＿ ＞=､ノ :::》,:.. {ヽ {ヽ :;.:.
彡´ ぃ{` ﾟｦヾﾟ‐´ ﾘ ':ヾ::.:. {ヽ ‘, 》 } :::
Y (,_{じ}_,) ,ﾙ ヾミ=ﾐ {ヽ } ∨ ﾚう
{i＼ ｰ ｲ}! ヾ / 交渉が決裂したら全部隊を率いて日寇を駆逐する
__ -‐＜: :: :ヽ｀¨´/: :: :＞‐-=ミ { ＵU Ｊ} さもなくば一死をもって国に殉ずる
／´⌒: :: :|iﾆi|:≧= v =≦|iﾆi|: :: :: :: :ヾ{ }
〃 . :: :: :: :: |iﾆi|: :: :: :Y: :: :: |iﾆi|: :: :: :: :: : ｰ…彡
/ . :: :: :: :: :: ::|iﾆi|: :: :: ::}!: :: :: |iﾆi|: :: :: :: :: :i ::ﾆ三ﾊ
/ . :ﾌ{:＼: :: :: :|iﾆi|: :: :: :八 : :: :|iﾆi|: :: :／: : } ::ﾆ三ハ
／. :: :: :）´j!::/三|iﾆi|三ニニニ三|iﾆi|三∧辷:{ ::ﾆﾆ三ハ
／ . :: :: :: ::/{:/ﾆニ|i０i|ﾆﾆﾆ≡ﾆﾆﾆ|i０i|三ﾆY: :i{ ::ﾆﾆ三ミﾊ
／ . :: :: :: : ／ ∨/ニ｀¨´_ニ=＝=ﾆﾆ_｀¨´二ﾆ∧从 ::ﾆニ三ミ}
. :: :: :: :: ::＞´ ∨ﾆﾆﾆ{ ﾆﾆﾆ}{ ﾆニ}i三三:/ ゞ=ヾ ヾﾆ三/
/ . :: :: :: :: :/ }ﾆニ从 ﾆﾆﾆ八 三从三∨ ｀ ｰ=彡
∧ヽ . :::＞ ´ |ﾆﾆﾆY＾ー ┬ 一《ニニﾆ!
/ : :: :／ |ﾆﾆニ{ ﾆﾆﾆ}{ﾆﾆﾆ}i三三|
ここで満洲から張作霖の決意が伝えられ
交渉は最終局面を迎える
； l´￣`ｰ--.､/´ヽｰ─-:.､__ ．
ｊ,ﾉ | . ｀ヽ、
／ ,| :| ﾍ:: ﾍ ．
． ／ ﾉ / ,/ | |:|'| |::u λ:: ﾊ ；
；/ ,./ / / /u :| |:| | :|､::: ＼ }
/ ,ｨ'/ / ,| | | |:| | :| ＼: ＼
/ / / ::ｊ ,/ ヽ| ヽ、 |ｊ. ヽ| ,ノ∨ ｉ:: ﾊ ．
|/ ｊ ::::| ﾊ ｀＼､_ ヽ､|_,／´ ∨ |::|､ | ；
| ::l |::ﾊ 二ﾆ=" }‐{ ゛=ﾆ二 ﾊ. lﾘ| |/
；∨ |ヽ､|::::ｊ､::. ::,ﾉ , ヽ､::: ..::{:::ｊ,/: |
． ヽ､|| .ｉ:::::ヽ、￣ __, ￣u,ィ:ｉ::|: | ； ここまで抵抗するのならば仕方がありません……最後通牒を発し修正案の受諾を迫ります！
| /| :::::ｉ:::｀＞‐r- -ｒ‐＜:|:::ｊ:: :|: |
|/ :| :::| /´ { } |:/:: :j | ．
．/ :;| :::|' |＼／| ,ﾉ /ﾊ | ；
；/ :::/'| :::| | | / ,/ } |
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼:三::／i:::|
|:::::::〉（ ○）::（ ○）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
| u |ｉ|!i|!| |
＼ ｀⌒´ ,／ 各閣僚から同意を得たが元老達がこれに猛反対！
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
／;;;;;^^V;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:／|;;;;;::''／ /／ /::::／ 'ヘ、:::,、;;;;;;;;;;;;;;;＼
／ﾍ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::／ /::／ /／ :＼( ヽ;;;;;;;;;;;;;;;:::＼
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::／ ｿ '´ ::::｀ゝ）＼;;;;;;;;;;;;;;;:;;ゝ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/|/ : : : : : : :ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;lヽ
V!;;;;;;;;;;;;;;;/ | l ' : : : : :|: l;;;;;;;;;;;;;;:;|
丿;;;;;;;;;;;;;.i / ,,...ー--:..,, __ l / _ _ ,, .. .. ,, _ へ::＞ミ;;;;;;;;;;;;;|
´i;;;;;;;;;;;;;;;;;!´＜ｱ ´ ¨ ｀ rｿ /, / ｀丶＿ |;;;;;;;;;;;;!、.
|/i;;;;;;;;;;;;;| r==（ ）/⌒ヽ（ ）彳 |;;;;;;;;;;;i
|,;;;;;;;;;;;| !i 丶. _ _ . ／ | |: :丶_ _ . ／ !i !;;;;;;;;;l
|;;;;;;;V/ '' '' ,. ´, . . .;' 、: : : '' '' : : : : : : : ::ii/;;;;;;/v
ヾ;;;;;;;ヽ /( : : : : : : ::）、: : : : . : : : : : : : :/;;;;;;;/
ヾ;;;;;ﾍヽ ／::' ゝ´｀: :´: ´ '＼: : : : : : : : : : ∧;;;;;/
／ー《;i ＼ /: : .' ＿ _ ＿: : : : :ヽ: : : : : : : : //;;＝ヘ
i /::::''ﾍ;i ヽ : :: ／_,. -ー- .,_＼: : : : : : : : : :://;;ｒ'て ｜ 譲歩して差し支えないものは譲歩することができる
! ::' ;:::ﾍi ::' ／＾~ ~^＼: : : : : : : : /;;/）ヽ ｜ 例えば満洲の問題であるのなら決して譲歩することはできない
ヽ :::: ヽi ' | ＿ ＿ |: :: : : : : : /;;/:: :::: : :| だが第5号の如きは譲歩しても何ら差し支えないだろう
ヽ i;;;;i ! |/´ ｀ｰ ´ ｀ヽ!: | : : : :/;;/::~::: :／
''ー ｙ;;;i ゝヽ-ー ´￣｀ー- ソ;;ﾉ : : : /;;/＿／ 私が言いたいことは以上だ
i;;;;;i ＝－ー＝: : : : : : : : :/;;;/ 私の意見をご参考にして内閣自ら決定してもらいたい
|;;;;;;i : : : : : :: : : /;;;/ では退席させてもらう
ゝ;;;;;;＼ ／⌒＼ : : : : : ／;;;;;;/
|ヘ;;;;;;;;￣＼__／;;;;;;;;;;;;;;;;; ーー´;;;;;;;;;イ
! ヽ'';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'／: :|
| ':: ＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／: : : :|
. | ::: : : : : : : :/: : : :|
_,,,,,-'' ,,i|l,,lii|| ,il, |i、 |ili,,,,jl |
＜ ,;ililili|||i| ,ililiilj､ j|illi ､ﾉililililil |
＼ /ililililil|||ililililililililiilililililililililililil |
/ ,,il ,i| ,ﾉ;;i|i,ilili/||il|l|ililililililililililililililiililill |
/llili||/ｿ"/" ||i/ || |ilililil|i,､lililil┛┗ililil |
lilil| ' |'' | |iili||: |ililii┓┏lililili
ﾉ"| |i'::::::::|/ilililililililllili |
| , ,, ::::::::::::|l||ilililiilililil i
_ｊ l |´" :::::::::::::::|ilililililililil ゛,
（ ` ､〈____＿ :::::::::::::::|ilililililililililil ゛ ､
ヽ､__ノ､__, ´￣'''''=､ー,,,,_:::::::::::::::|ilililililil|,-― ､ ` ー--,,,,,,,,,,,,___,,,,-
| / .ヽ ）_;;;; -===＝＝＝/ ,-‐ ､ |ililililil||::........ 全くこのようなことで兵を動かすことは
| / .::::::::`ー--''"'''''':"::::::::::::::::|ilililili| く⌒) |ilililil|:i|:i|:i|:i|:i||lli: 正義を以って立つ日本の面目を世界に対して失うものだ
V ::::::::::::::. .::::::::::::::::::::::::||ilililii| l （ /;lll||||||||||||||||||||||: あらん限りの力を尽くしてかかる恥辱なる談判を止めさせねばならない
く ´､:::::::::::. .::::::::::::::::::::::::::||ilililil| / ／ /lll|||||||||||||||||||||||||:
`ー"__::::::::::::::..:::::::::::::::::::::::::::::|ilililili|| l /l,ililil:|lll|||||||||||||||||||: 官僚上がりの孺子に視野狭窄で夜郎自大な政党政治家どもめ！
| ＝===_､:::::::::::::::::::::::::::::ノilililil||「'''''''"/;;tlllll|||||||||||||:|||||:|||: こんなつまらぬことで国を誤ろうとするとは
| -:::::::::::::::::::::::::::::,,,yﾐilililili|i|il_ | ／,tlllll||||||||||||||:||||:||: これだから政党政治は嫌なんだ！
ﾚｲ州il､;;;;;_;;;､;;､;_;jYillilililililililililiﾐ／ ,t|lllllll||||||||||||||:||:
ノili|l||||l|lil|ilililililililililililililili;llil;ililｊヲ::::::,t||||||||||||||||||||||::
ノﾐjｊ||l|ljl7j|'i|i|i|i|i|ﾐﾐ"ｊlili'''"::::::::::::::;_;t|||||||||||||||||||||||:
_ ＼ ＼:::::゛､::::;;;;;;;;;;,,ノ|:|||||||||||||||||||||||||:
...:|゛、 ヽ ヽ::::::＼:::::ー-=|:||||||||||||||||||||||||:
|.::::::| ヽ .::|..::::::|:::ヽ::::|::::ー-=|:|||||||||||||||||||||||:
. l二ﾆ/ ｀ ー―-- ￣￣￣￣ --―一 ´ ヾニニ!
. ､.!二'/ ￣￣ __ ヾ二>' ､
. ' ヾﾆ,' ＿-―‐-- ．_ _-≦＿ﾆ-､ ､ !=" ﾞ
l ＼ヾ{ ,.仁ﾆ-‐''''''''‐-=ﾆ≧_､ ヽ -‐ '´‐＜ ヾ.､ヽ、 / ,. ヽ !
! ,' ヽ. l ''" ,.-‐ ￣￣ ‐- ､`ヽ、 ヽ / ,. ´:.:....,. -‐ ‐ 丶 /,.. l
l ,' ヽl ::::ヽ ''_- ..＿ :::::::::::::::.:::.. :::::: .::.:; '.:.:.:.:.:.:.: ＿ヽ ; / l !
. 、 .､l ､ゝ ヽ ￣了マァ,- ､:::::::::::::::::::. :: .:::::/:.:.:.:.:._:. -t.ｾ''アﾉ￣／ ﾞ､‐ ,' ! '
. 、 ' ! ﾐ ヽ ､ ｀ ´＿ ゝ::::::::::::: .::::::':.:.:.:.ヽ.....＿`ー ' ／ , } /i ,' '
､ ! ＼ ￣ -―,.- ／ ヾ ＿ ｌ ,. {:.:.:.:.:.:.:.:.:... ￣ ／ ! , l / やれやれ失望させてくれるな加藤外相！
､ 、.l ｀ ー ´ ＿,．￣＿ ﾞヽl :.:.:. ｀ ー ´ ﾞ ,.' / こうなったからには
. ､ 、 ／ `ー''"￣ :.＼.ゝ､ :.. /}! / ./ 日英同盟に基づき警告せざるを得ないな
ヽ ! .::: :::::::.ヽ ヽ ／ ┃ ,' _./ヽ.､ 、
ヽ 、 .::::::: :::::::::. ｀´ ` - .＿_ ,. ´ ┃ / 〉 .l=､ li 第5号のために日支の国交が決裂することがないことを切望する
ヽ 、 :::::::::: ::::::::::. ┃/ `ｲ .}=} }! ,.ｲ 日本は第5号について要求を思い止まるか
. ヽ ::::::::: ::::::::: ┃ ./ l! ./ニﾆ／/ 又は日本の要求に対し一部でなされつつある解釈の誤れることを明白にするか
. ヽ. ｌ ､ .::::::::: :::::::::. /|! , ' l! /ニニﾆ/ どちらか一つにすることを希望する
` l ､ ／:::::::::: ::::::::::＼ ,' .l _,.l!=ニニニ,' ,ィ
l l 、 ／ 〈 ::::::::::: :::::::: 〉 ＼ ! ｉ二ﾆﾆl!二二二/,／/
l l ｌ ／ ＼ ::::: :::: ／ ＼ l i二ﾆﾆl!ニニニﾆﾆ'"ﾆ
ここでイギリスのグレイ外相から重大な電報到着
事実上の第5号破棄を要求してきた
＿{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
j: : |: : : : : i : : : : : : : : : : : ヽ: : :i : : : : : : : : : : : : : : : : : :
/: : :|: : : : : v: :',.: : : : : : : : : : :＼:l : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
,/: : : :|: : :u: : :'v:‘，: : : : : : : : : : : ヾ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
,ｲ: : : :.:|: : : : : : :.V:‘,: : : : : : : : : : : : : :＼ : : : : : : : : : : : : : : : :
/: :/: : : :i: : : : : :.i.:| V,ヽ: : : : : : : : : : : : : : :＼ : : : : : : : : : : : : : :
,': ,ｲ: : : : :l: : : : : : !:|-ﾏ:、＼: : : : : : : : : : : : : : ＼ : : : : : : : : : : : : : :
l:./l: : : : : :V: : : : : .:| ヾ ヽ ＼: : : : : : : : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : : : :
V |: : :U: : :'ﾏ: : : : :.| '. ヾ: : :ヽ､ : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : : : : : : :
' |: : : : : : : ヽ: : : : :', '__l:ヽ: : ﾊ:＼:: : : : : : : :: ‘，: : : : : : : : : : :
',: : : : : :ﾊ: :.＼: : ::', l |:|: :ヽ:Λ: :iヽ: : : : Λ : }: : : : : : : : :
ﾏ: : : : { V: :', ` =- i |:!: : : ﾏ ',: l/ `ﾏ: : ::i:ソ: : : : : : : :
ヽ: : : :l ＼:ﾄ 、 ,ｲ |:|: :U: :V:.:| ﾉ:ヽ: :!: : : : : : : : : : :
`ヾ 、 ,' ゝ __ ,／ |.,-r-,: : : : :.:|t‐': : : :V: : : : : : : : : : : :
{ |__, |' ! |ｨ-, : : l |: : :/: : : : : : : : : : : : : : :
ゝ { V | .|{ |: : :' ,:: :/: : : : : : : : : : : : : : :
` ､＾ 〉 ,′ ' / ,': ::/ ,|:/: : : : : : : : : : : : : :
, ' ／:.:/／/: : : : : : : : : : : : : : :
/ ／: : :////: : : : : : : : : : : : : : : :
元老とイギリスによる圧力によって
明け方まで続いた閣議の結果
第5号の削除が決定された
最後通牒が発せられた
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ u ヽ、 ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ∩ノ ⊃ . j /／ これでも受け入れが拒否されたらどうするの？
/ ＿ノ_, イ＿
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒) そこはもう大丈夫
| ｀ ⌒´ | イギリスがフランスとロシヤの駐華大使を通じて
＼ ／ 共に中華民国外交総長に対して
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. 日本と武力抗争をしないように忠告をしたんだ
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
ヽ lヽヽ ,イ三三三三三三三三三ヽ
ﾞ . ! ,! .} /ニ;-‐'/￣"''‐＝-―＝ﾆニニヽ
! ! ! ,'ﾆ/, / | ｀ヾ=ニi
∧ l'' { .－、 lﾆ' ; .' l.! l!=ニ!
, ∧ .l l i. ﾞ lﾆ! ｌ ! ､ ＿_ ＿_,..l !-= _!ヾﾆi
,.' ∧ l,.: ! ! i .ｌ=l. l ー- ..＿_￣ ＿_,./ -―-!! ﾞﾆl
∨ ∧ .! .! ! | ｌ=! , -―- 、 ー―一/ . '"´/ l !il!
V .∧l＿＿! .} '´ ﾞ､ lil ,.．、 ＼ ／ ,.-‐､ !, ‐､
∨,.z/,｢////l | :＿__ﾞ,ヾil ⌒＼、 ヽ / ,. '"- 、 ヽ '/: l
／∧///!////,{ !////∧ l!::::、､ tｯ` ｰ ､l l-'/ ヽ ,: l. ! ﾉ}
.∨∧///!'///∧_ ｌ//////l {::::..丶 ￣-‐/,.=ﾆゝ{ } :} !/-≦/
. ヽ∧//l///////`ｰ- ､,...ﾉ//////,! l:::::::. ´::::::l !i人 ﾉ ,.' /ニﾆ/ ,ｨ
. Vl'/∧///////////＼//////∧､l::::::: ::::::l ! `ー‐ ´ !/ ,;'ニﾆ='"_
V///ヽ////////////ヽ.'////∧.!::::: .:;:':::::! ヽ ,':し'二二二二ﾆ=-､
. ヽ＼//ヽ////////////丶'///∧::::,. ／ ､::::ｌ l! '＼ !ニニニニニニﾆ＝-､
＼,＼'/∨///////////∧////!/／ ｀ー‐'´ 丶､ .l二二ニ＜_￣ ,
. ＼'////////////////,!',-､'/l{ !{ ￣￣￣￣￣￣￣'ﾉ｝l! ﾞi二二二く￣´
ヽ////////////////{ ,.ゝヽ__ｰ-￣二二,.￣ ノ/} l二二ニﾆヽ
ヽ'/////////////∧ !:. ￣￣ﾞV/∧77ヽ., ´,!'ﾞ ﾄ､､ー-=ﾆ__ﾞ;
ヽ//////////_,.'-‐/::: 、 .....:::,-zzz,､'/∧/,' ! !ニニニニニ＝- ＿
袁世凱は期待していたアメリカからの干渉が期待できないと分かり
万策尽き最後通牒を受諾することを5月9日に日本に通告した
その日は現代シナまで続く「国辱記念日」となる
ﾆ| ｀ ＜ ∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /／
ﾆ| lliﾆ＜ ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /´
ﾆ| l|三ﾆ=r＜ .＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
ﾆ| li:三ﾆ∧', ＜ 丶 ::::::::::::::::::::::::::::::::::/. {
ﾆ| ｷニﾆ=∧, ＜ ｀' ＜:;::::::::::::::ノ ＼
ﾆ| ｷ三ニ=∧ ＜ ∨￣ ）
ﾆ| .ｷ二ﾆﾆﾆ∧ 弋_ヽ | _＿__ ／
イ ｷ三二ﾆﾆ=＼__ 丶 | ｯ'´_/ /
- ､ノ ｷ三二ﾆ=/￣ ¨¨ -─＜ _ ノ_´ ノ_/ , ′
￣ヽ ヽ ｷ二ﾆﾆﾆ| , 7ﾆ/ /
i :. ｷ二ﾆ= | , {, ,ﾞﾆ,_/
:. ｌ :. ｷ二ﾆﾆ=|. ′__ ) ,ﾞ=/
＞＜ :. .ｷ二ﾆﾆ=| __ ,ﾞ_/
丶 ＞＜＞-=二l , rf‐=ﾆｒ' .,ﾞ./──＜--
､ ＼ ｀ --≧=l:, i ゞ＝ィ .,ﾞ ′＼ ＼
、 -=ﾆ＞ , ,. ＜ ＼ ＼
＼ -=ﾆ≧ ﾁ ヽ ヽ
／ ／´‐､ ヽ| 、 .″ |
／ ／ / i _入 | /￣＼ ﾊ .′ ／ |
/ / ! .′∧.|./. へ ＼ ハ .′ ／ l＜￣｀.
. / / : ..ノ.| ´:i ＼ .ﾍ ヽ| ／ ..: ＜￣|! /／! /
/ / i .´ ソ| ::! ∨ﾊ ／ ..＞く. /＿/ .
.′ .′ ∧ V＿| ∧ V i i l | .／ ／ .′ /. /
.′ .′ .∧ V .| ＞─-ﾟ1ゞ.l l |/ o´ ＿＿// / ) .′
! i / ∧ | ""￣￣ ´ 三 ￣ _＿＿__ ./ / ／
￣￣| l ゝ.. _iヽ. -─‐r‐ヽ /-､ ─- /_／／
──| | ＼ | i ; r‐､ `ｰ. r‐’_, -､ ; ／/´￣￣￣｀.
| | ＼ | | ; !、 ＞-ゝノ＜ _); / / ! ﾊ 何故このような屈辱的な要求を受諾するのですか！
. ハ ハ. ＼ | ;; | `ー-‐─-一''"/;; ./ ヽ. ´￣￣｀| こんなものは断固として拒否すべきだ！
. ハ ハ ∧ | .: | ┐ i:::::::::::::::/;, ./ ゞ. /
. ハ ハ. ∧ ＼ :｜ | ;::::::::/ /; / `ー─一"／￣￣￣￣￣￣｀.
＼ ＼ i ＼ .ゞ ＼＿_::::::/ /, ／| ＼_＿__ ..ノ./ ＼＿
＼ ＼ l ＼ ＼_＿＿／ ／ l ￣￣i ./ . ヽ
この二十一か条要求の受諾は国内及び
元部下の段祺瑞といった有力派閥の代表者からの批判を受け
これによって袁世凱の権威は損なわれ
後に行った皇帝就任によって決定的に失われることとなった
. ′´ ￣ﾞヽ;.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'/::::::::::
. ﾞ .､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::jI斗-─-|::::::::::::
. ﾞ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::／ |─‐＜
ﾞ 八 ＼:::::::::::::::::::::jIイ ﾄ､
〕 ⌒ `ー─一'′ | ヽ
.-=ミ､ .イ ﾞ ー＝==ミ:､ ｉ ,,,,,,， | }
:.:.:.:.:.:.:丶{ ﾞ ', ヽ, i| jI斗 7/ , }
:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ ﾞ ', '/, |! / /'′ .′ /
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ 乂__ o '/ |!: /o__ -=彳 / /
:::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:. ヽ 二ニ＝=- ‘´￣ | ,' ／ ′
:::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:. '/ | ヾ / ､ ┐ ／ /
::: ::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.: '/ l r‐- _‘ｰ __ ‐'′⌒; ,′ ′
::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.'/ l `ｰミ _＿＿彡イ i! ′ / 落ち着きなさい！
::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.: '/| r‐y -- y--- r‐i! ′ ./ たしかに受諾は屈辱的ですが
:::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:. '/, .i!. {.: .: .: .: .: .: : :} i! ／ .／ 第五号ぬきの受諾は中国を滅亡させるものではないのです！
´￣￣￣ ミト，::::::::::::::::'/ i!. {: : : : : : : : : :} i! ／ ,.イ
丶:::::::::::＼ 丶＼＿＿ ,,.イ/′ /'′
＼:::::| ＼ ‐----‐ / /
ヽ{:. 丶 ＿__ イ ／
'/ ／
: :.:.:：：：：|：/ ｌﾚ'ﾚ'´ 刈：イ ' ｀寸：：：：：：
:.:.:.：：：：ﾚ' il|：：：：：
.:.::.:.:V i：：l i ', ,' i il|：：：：
:.:..:.:./∧：j _,,,､､､、__ゝヽ jﾉ_＿,,,､､､、..l frx
.:.:.:.l {frﾑ,__,fr==rf行=个‐-r匕r=f行==^寸_ﾚ' )l }
:.:.:.:.:＼∧｢¨l{≧zzzzz彡}r===代≧zzzzrげi´ y/
.:.:.:.V仏 `マ三三ン } `マ三三ン l {/
.:.:.:.Vﾑ ｨ i ,ﾑ ｲ /
.:.:.:.:.:.,＞ﾄ､ /¨＞､__j_／ヽ、 /∴く
.:..:.:.:f：：：： _＿__....,,... ＿ ∴：：ﾑ , __,／ ￣￣”ミ*ｘ -‐==‐- ., ﾆ=-V
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八 ”¨“ﾆﾆ二ﾆ=‐气 ヽ ﾊ_,j
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{.rﾍ ..,,__ .＼ヽ _}>. x〈__,,.. ‐=ミ ､ j{ ′
v ゝ 八ゝク¨“''> ヽ}´ ／ , ⌒ヽ ヽ〉.j{/^}
} /.} `ｰ==彡 .Vﾊx / , ∨ / }
} ;. } __,,／ /ｉ:ｉ:} .′/ } ｊ ﾉ
乂 ｊ{i:i::ｉ}: : :乂__ ノ ; } /
V } .ｊ{ｉ:ｉ:ｉ, : : : : : : : : () // ′ ｲ
} ｒ‐､ ___ ., . j{i:ｉ:ｉ′ ＼: : : : ..() .ｲﾉ / ／,
} { __ / }{乂 ｒ‐ .,,__ () {_/ /‐=≦= /_
{「rx ヽ _j{ ,. 丿 }I() _ノﾆﾆﾆ=‐/⌒＼
V`ヽ､,,___ `ｰ‐く _x㍉.}}()「ﾆﾆﾆﾆﾆ=‐＼
∧ ヽ ｀ｰ‐‐ ‐-==彡ｊ} ′ /{ﾆﾊ ﾄ､ﾆﾆﾆ=‐ ヽ
対華21か条要求の拙劣極まる加藤外交を救ったのは _}.∧ ゝ=‐‐- ､ __ .ｲ}ﾉ/ ﾉﾊﾆ＼ﾆ.{⌒刈
イギリスと元老の力
国内世論は強硬一辺倒で沸騰し戦争も辞さなかった
それをなんとか修正し無事におさめたが……まだ終わりではなかった
,mm､
x＜＿＿＞x
/ ヽ
lﾘ`ー ─' 〈}
.{ ｴｴ ｴｴ }
.r≦|ヽ／ ．． ヽ／ }≧ｭ
＼| / ヽ |／
|ヽ|⌒二二⌒| ｲ|
ヽ ﾚ三三三ヽ| /
＼＿＿＿／
|:::::::|l|:::::::ト､
／:`ーﾄｰ‐|l|─┤:ヽ
r‐=ナ:::ヽ::::ヽ￣￣￣´:::::/`ーx
/:::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::／:::::::::::∧
./::::::::::::::＜::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::}
.{.ﾃ⌒Y⌒＼;;;;;＜;;;;;;／::::::::::::::::＞' ￣|
| ＼:::::::::::::::::::＞ ´ |
| ＼;;;;;;＞ ∧: |
| ∧ ＼ ::::::＼ | |. .|
| | .| ＼::::::::＼| | |
それは1919年のパリ講和会議
中華民国はこの会議に戦勝国として出席
そう第一次大戦では中華民国は戦勝国なのである
あのビリケン寺内の意味不明な情熱と返らざる借款によって
欧州大戦に参戦でき戦勝国の一員となった中華民国
人夫を派遣しただけで他国から相手にされていないとはいえ名目的には戦勝国
その愚行の報いか日本はめんどくさい目に会うこととなる
_,,,,;;;;;;iillllll||||||||llllii;;,,,,,
-`'!|||||||||||||||ll!'''' ''''''!!||li!,
'''ﾆ!i|||||l!!!|||! --､ |
-=l|||'つ '' r.u`' 〈
'||l,,ﾐ', ､ ｧ'
'|''’ヽ -‐-/ / ､_
ノ､_ ` ､_. / / ` - ､＿_, -
__, -;;〈 ` -､__ l´ / /´
_,,,;=;;;;;;;;;;;;';;;;;l;;;;;;;;:ヽ ｱ,,ｹ､_ i~ l､ ﾉ / 21か条要求は中国の参戦・大戦勝利によって失効した
.／;;;;;;;;;;;;:::`::､::::::|､_:::::_,入､_ /:::::|l,:::l::､_ ,-|; |） / ノ 敗戦国ドイツの権益は戦勝国中華民国のものだ
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::l;;;;:::::::＞:::::::ヽ`Y〉:::l`l;;_;〉;,ノ`ﾉ､. | l / , ／ さぁ日本軍はいつまでも山東半島に居座り続けずに
.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::､::::::::`::､_::::::::::､_ |::::V;:o/ , ' ;ノ,// ,-､__ / / 即刻中国に返してもらおう
.`;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::ヽ:::::::::::`:､::::::＼|::::::l_/_ ''/ -=_, `ｙ'
'';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::i;;:::::::::::::::`､:::::>´;;;;;`:ヾ､､_,ｨ ｲ` -- ､__,-'ﾌ'ヽ 丶
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::`_､;;;;;::_,::-':;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;Y､:l::::i ﾉ-; `､ ,-'
`､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,;;-:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::|::;l;;;;::| ,ｒo(ﾆ -､,_)
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::,::-''´::/;;;::::､/l'（ ` ノ
ﾄ､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::,;;-';;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;_,/;;;､=-- 'l'ﾉ
中華民国
パリ講和会議全権代表 顧維鈞
,,,,,＿_i‐=‐-:､,,,_
|i'':,ヽ':,|.|:::ヽヽ','､‐:､
i |:::::_',,'-'-:､ヽヽ ､ヽ`,
| l::::,'-､日本,, | | .|.::ヽ',
|'ヽ:|.ti-l ''tj-|.|.::::r､ヽi
' `'| i_ , //:::/i |ﾉ"
'、,,____,,..'ｿ,:'/,'r'i そうは言われるが
ヽ.`‐‐'".'／ `| 段祺瑞政権における運輸大臣曹汝霖らが
`:,--‐'_,,-‐''"i':､ 西原借款の交渉中に日本が山東半島のドイツ権益を継承すると同意しており
,r,''i"ﾞi"i‐-"-./ ',-､,,,_ 21か条要求は有効といえるな
_／/ | | ',--=/ .', .`',:=‐‐ｰ-:､
__,,,.-‐'/ ,:', .i___:::', ,:,:'_ ／ ／ .i
,.:' / ,...!'..' .ヽ,_lﾞ .!,'__!./ `"> .i |
,:' /. ,' r'r‐:､ |''i,__r:|:/ / l ',
r' .,' l `/、 Y.| ,-l,.|' / | l
/ i i. ,', i-:' ,:'ｰ';::./ ,' l i
,:' l .| i .i | ./／ .,' ,' ヽ __|
,-､ ノ .| | | `i/" ,' / | ./ .)',
!,__｀'''‐:､__ ＿,..:'" .| | .| |o i. ,' ___,,,,,,r''=‐---､,,!_ ,:',,_.',
. ,.:-'-､ `i," ヽ | | l .| .|. ,' (-i:':､,_`ｰ'-::､ 、 ./, ',
. ／ , `‐ .li`i ヽ ,| | | .|o |.,' `ﾞ､'_ `ﾞ-､_ ､`' ` ﾉ,.l i
从
从从
/从从ﾊ､
／"""""""＼
／ ＼
／ -""￣ ￣⌒"` ＼
／ -=二tｯ -=二tｯ ＼
ｒf u. | | i┐
!_j . !_! . i｜
V .・ ＿ . ・ 厂 ちょっと待ってよ
＼ `コｉ ／ それをバラしちゃうなんて
＞..＿ ￣′ ＿..＜ 日本君は卑怯だなぁ
￣"＞r￢＜"￣
/ ￣′ ＼
この両国の対決は
欧米列強が日本を味方したことにより
山東半島は日本の要求通りとなる
＼＿_人＿人从＿人＿人从／
＿） （＿＿
） 山東は亡んだ！ （
＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／ ￣￣） (￣￣
) ＞ ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
＜ 青島は死んだ！ ＞
< ( ＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^ ≧ ＜
-=ニ 国は国の態をなさなくなった！ ≦
＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／ ≦
≧ ＜⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
:┐≧ 願わくは我が四億の民は力を合わせ、 ニ=- /^〉' ＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
! ≧ ≦ ./:::/.,､ ≧ ＜
⌒／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼ |ヽ Y¨! |::::}ｲ { , -ー ､ ≧ 死を誓ってこれを取り戻そう！ ≦
::〈人_r-ｰ- ､_r＜}| ＞::::￣:｀ヽ__, - ､__r ､r=¨>‐-! /:::::}＿_Vﾍ }:::|__}::::{.ィ1.|:.:.:.:.:.:.}_, くﾉ≧ ≦
/:.< /::::::::::::::::Y::/|i /::::::::::::::::::::::Y:.:.:.:.:.YVｲ!:::::}::::::::|/::::::/:ァ＜! V_::| ',く/⌒!}:.:.:.:.:ノ/ /／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
:.:.:.:}|:::::::::::::::::::|:{:. }:!:::::::::::::::::::::::: l:.:.:.:.:.:.|ィ ゝx}:::::: |::::::/:.:/ / > ¨⌒ヽ:'. V¨¨ヒ{_. V==<:::::｀ヾア´:f⌒!ヽ:::::}
＼f':!::::::::::::::::::lﾊ:.:ﾘ'.:::::::::::::::::::::::∧:.:.:.:./ ＞ｲ::! :::: |:::::{Y/' 〈 /:::::::::::::::::}:' V::::::::::{ .} .}::::::::::|:.:.:.:.|:.:.:|:.:.}-:'
ヾ!,､:::::::::__/_／ ヽ::::::::::::::::/|ﾚVWハ/::::::::/:::::: |::::::|ﾊ V!::::::::::::::::::!:/ ./:::::::;:::Y /^!:::::::{:ﾄ､: |:.:.:|:./:::::
｀Yﾟ￣ ＿/VﾚvｲW:::::｀ー-::＿_／:::::::::/:::::::| ヽ ｀!:::::i:::::::::::|' /:::::::/L_| ￣⌒¨}＞ﾍ}:.:.:|”::::::::
、 f´￣::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::| ヽ .|:::::l::::i::::::| /:::::::::| ＞- ._ }} |:.: |ヽ:::::::
この結果に治まらないのがシナ全土の学生たち
段祺瑞政権への怒りと日本への反発による
抗議運動による騒動が勃発した
これが現代までシナにおいて神話的に称えられる5・4運動である
/从从ゝ..,,_
/:::::::::::::::: : : : "''‐-..,,_
/:::::::::::::::::::: : : : : : :.. ｀"
／::::::::::::::／:::::::＿: : : : : :
／::::::､:､ヽ‐' ,.-''"’ ノ: : : : : : : :
／.:::‐-::::::::::::::::::ー''"´: : : : : : : : : : :
/ :::r''"´’>i ::::::::::::::::::::.. : : : : : : : : : : : :
!./ ::::::￣::::/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : :
i :::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : :
ノ:.| :::::::::::::::::::__,-:::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : :
/ : :..! :::::::::::::::/,ｰ'`ｰ-:::::::::::::::::::::::::::::: : : :.／
ﾉ'⌒...ヽ :::::::::::::::､＿ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::: ／
}:.ﾞ＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
ｊし': : : :ﾞ｀''-..,,_::::::::::::::::::::::::::::::_,,.-''"
. | ノ´ﾞl､ ヽｰ-ミ: : :ﾉ ￣￣￣￣￣
ｊし' : : :.|!!!､.ﾞ: : : : :.､:.:}: : : : : ﾉ
! ノ': : : :..ノ::::::::｀"''‐-..,,_..: : :.／ !
...... ｊしｲ '⌒｀)／_:::::'´‐･7::::::::. ヽ_ﾞ/{ ｊしｲ
.. ノ: :.:廴.ィ /{_./⊂･ﾌ:::::￣::::::::::::: 'ζ}. ノ: :.:廴.ィ /{
.ﾞ/ : : : : : : :そ. ,' ::::::::ヽ::::::::::::::::::::::: 7´し イ / : : : : : : :そ }/
..ﾞ'⌒ヾ: : : : : 丶 }: i :::::::-‐-::::::::::::::::::／..ﾞ: :.:／ ﾉ'⌒ヾ: : : : : 丶
. }: : : : : : :.:ヽ/:.. ヽ ::::::｀´::::::::_,,.-''.: : : :}: :′ ｲ }: : : : : : :.:ヽ }＼
. ｊし': : : : : :ノし': : : : /:｀¨¨¨¨¨¨}:::{ ,..-'"i../: :し':八 .ノしｲし': : : : : : : : :.}ﾊ:.:.{
_ノ´:⌒ヽｰ-ミ: : :ﾉし: :.ｊし' : : :..r‐'ヽ／ 、 l:}: : : : : :ﾉ| ノ´:⌒ヽｰ-ミ: : :ﾉし: :.し イ
...: : : ｊ -ミ: : : : :.､:.:}: :ノ': : : : :. l i ヽ ヽ..: :.／ ｊし' : : : ｊ -ミ: : : : :.､:.:}: : : : : ﾉ
ﾞ: : :ノ: : : :｀丶: : :ソ: '⌒｀) ／:.ﾞ〉〉 〈 〉... ノ': : : : :ノ: : : :｀丶: : :ソ: : :.／
..／: : : : : : : : :Y´: : : /_//': : :..iヽ / /:{ '⌒｀) ／: : : : : : : : :Y´: : : /
..': : : :ノ : : : : :ﾉし{: :.ノ /: : :／.l/ ./ /: :し イ _//': : : :ノ : : : : :ﾉし{: :.:{
..: :／⌒ヽ : : ﾊ: :ﾉ: :}: {: : : :j: :...〉_,,..-‐/--/l...: :.:／ノ /: : :／⌒ヽ : : ﾊ: :ﾉ: : :し イ
...:j: : : : : :./: :ﾉ :}｀ /:ハ: : :ﾉ: : : :.|::::Y:U--'/ﾞ:}: :′ ｲ {: : : :j: : : : : :./: :ﾉ}: ｀ヽ: :.:／
..:ﾉ: : : :.／ : : :ノし': : : : /: : : : :/:!:::::|::::::::/..ﾞ/: :し':八 .ノしｲ : : :.／ : : /: : : :}: :′ ｲ
..ﾞ: : : :/: :/: : { : : : /: :し':八 .ノし.!:::::l:::::::iﾞ:ノし': : : : /: : : : :/: :/: : { : : : /: :し':八 .ノしｲ
: : : : i: : :|: : : }: : : i: : : : : : : : : : :..!::::|:::::::|. : : : : : : : : :＿ -―‐ ― ―――
: : : : |: : :|: : :{: : : :|: :＿_: : : :.-―ﾞヽ:|:::::::|.ﾞ￣
｀ヽ: :| ＿,,..- ''" !:::::::l
''"´ ヽ::::::!
!::::∧
!:::::∧
!:::::::∧
この騒動でお察しのように曹汝霖の屋敷に火が放たれ火事となった
そしてその責任を取らされ罷免となる
＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
≧ ＜
≧ 日本のものなんか燃やせ！燃やせ！ ≦ }/
≧ ≦丶
／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼:.:ヽ }＼
ｊし': : : : : : : : :.}ﾊ:.:.{
| ノ´:⌒ヽｰ-ミ: : :ﾉし: :.し イ
ｊし' : : : ｊ -ミ: : : : :.､:.:}: : : : : ﾉ
! ノ': : : : :ノ: : : :｀丶: : :ソ: : :.／ !
ｊしｲ '⌒｀) ／: : : : : : : : :Y´: : : /{ ｊしｲ
ノ: :.:廴.ィ /{_//': : : :ノ : : : : :ﾉし{: :.:{/ ノ: :.:廴.ィ /{
/ : : : : : : :そ ノ /: : :／⌒ヽ : : ﾊ: :ﾉ: : :し イ / : : : : : : :そ }/
ﾉ'⌒ヾ: : : : : 丶 }: {: : : :j: : : : : : :/: :ﾉ}: ｀ヽ: :.:／ ﾉ'⌒ヾ: : : : : 丶
}: : : : : : :.:ヽ/:ハ: : :ﾉ: : : : :／ : : /: : : :}: :′ ｲ }: : : : : : :.:ヽ }＼
ｊし': : : : : :ノし': : : : /: : : : :.!/: :/: : { : : : /: :し':八 .ノしｲし': : : : : : : : :.}ﾊ:.:.{
| ノ´:⌒ヽｰ-ミ: : :ﾉし: :.ｊし' : : : :ｊ -ミ: : : : :.､:.:}: : : : : :ﾉ| ノ´:⌒ヽｰ-ミ: : :ﾉし: :.し イ
ｊし' : : : ｊ -ミ: : : : :.､:.:}: :ノ': : : : :ノ: : : :｀丶: : :ソ: : :.／ ｊし' : : : ｊ＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
ノ': : : : :ノ: : : :｀丶: : :ソ: '⌒｀) ／: : : : : : : : :Y´: : : / ノ': : : : :ノ≧ ＜
'⌒｀) ／: : : : : : : : :Y´: : : /_//': : : :ノ : : : : :ﾉし{: :.:{ '⌒｀)-=ニ 俺はこの自分の自転車を燃やすぜ！ ≦
_//': : : :ノ : : : : :ﾉし{: :.ノ /: : :／⌒ヽ : : ﾊ: :ﾉ: : :し イ _//': : : :≧ ≦
ノ /: : :／⌒ヽ : : ﾊ: :ﾉ: :}: {: : : :j: : : : : :./: :ﾉ}: ｀ヽ: :.:／ノ /: : :／／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼ ※ 当時の自転車は超高級品
}: {: : : :j: : : : : :./: :ﾉ :}｀ /:ハ: : :ﾉ: : : :.／ : : /: : : :}: :′ ｲ {: : : :j: : : : : :./: :ﾉ}: ｀ヽ: :.:／
/:ハ: : :ﾉ: : : :.／ : : :ノし': : : : /: : : : :/: :/: : { : : : /: :し':八 .ノしｲ : : :.／ : : /: : : :}: :′ ｲ
ノし': : : : /: : : : :/: :/: : { : : : /: :し':八 .ノしｲ: : : : }: :ノし': : : : /: : : : :/: :/: : { : : : /: :し':八 .ノしｲ
学生たちの怒りの炎は収まらず「日貨焼却大会」が行われもした
,．-ｧ
,.斗ｧ_,.．＜ : :/ _,
,.．彡＜ , ＜ : : : : _,斗''"/
,.イ／: : : ／ : : : :ﾑ＜: : : : :ﾑｫ
r'´: :/ : : : :/: : : : ／ : : : : : : : : /
>: : V : : /: ;ム彡=ミ: : : ,.－､ ﾑ
ﾞﾒ､r弋ﾐﾑｲ _,. ゝ: :| { Vﾑ､
ゞ{ ,∠.、 ｀ヾ! 寸 l Y´
V-､_ ´ 込ｿ ｿ ﾊ､l 7000通もの調印拒否を要請する電報が届けられた
V 迅 ﾔ ﾊ これを無視することは中国の未来を閉ざすことになる
ヽ | , j ﾊ 我々中華民国代表団は山東半島が返らないかぎり講和条約を調印しない。以上だ！
ヽ｀ _,.．≦ﾞヽ / ,斗≦ヽ_
ヽヽ:::::::::::::j /≦、＜_,.ﾑ-ヽ、
｀ ､ｰ ''" ,ｲ/ .l'^´:::::::::::::::::丶、
Y-ャ'ｨ:/ ,':::,.ﾑ-=＝＝＝=ヽ.、
,〈;;／::/､ /｀ヽ､_:::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
,.ｲ;,ｲ',__/ ノ `，ｰ-:､_::::::::::::::∧
,ｲ;;ｲ::::::У │ l ｀Y::::::::｀ﾞ:::::::::::∧
,ｲ;;.ｲ:Ｏ／ l Y/ ,′│ }:::::::::::::::::::::::::::|
/;;;/::::::::{ ヽ.l' ノ j λ::::::::::::::::::::::::::l
/;;/:::::::／ヽ ｀ミ< ／ /│:::::::::::::::::::::::,′
/;;/::::::,ｲ::::::::::ゝ-- ､＿）~ー'"ﾌ´ /:::::::::::::::::::::::/l
/;;/:::::,ｲ:::::::::::::::∧ヽ＞､＿, イ ,ｲ:::::::::::::::::::::,ｲ:,′
i;;∧::/:::::::::::::::::::::::::ヽ、ゞく o ,. イ::::::::::::::::::::::,ｲ::/
l∧:/::::::::::::::::::::::::::::::::::｀¨弋´:::::::::0:::::::::::::／:::::,′
lj::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::` ＜:＿;＞彳::::::::,′
この騒ぎを聞いた顧維鈞らは
シナの学生たちの運動に勇気づけられ政府の指示を無視し
ヴェルサイユ条約調印を拒否する
この戦いは1921年から開催されたワシントン会議に持ち越しとなり
顧維鈞は再びこの会議で二十一か条要求廃棄と山東半島返還を求める
,ｨ /| /.| ,ｨ
/ ﾚ ﾚ |/ .| /|
/〃 〃 〃 〃 " ﾚl
/〃 〃 〃 〃 彡 .|
l /＾ヽ__.､-''´｀ヽ 彡 |
|‐- ､ ,. -- 〉 ＝.|
|.==｡〉 ＝｡=.ｌr‐, = |
|二/ 二´ ||ﾖ| = |
lr/__ ､ `‐､ ||ｿ = |
l￣_￣￣ ／ヽ= |＼__
__.... -‐ '' "lヽ.゛ ／ ヽ,l | " '' ‐-
‐ '' " | ｀ｉ‐´ヽ. ／| .|
rｪｭ‐,,-,,-‐' ､| ／ | |
ゝ ( と!ﾆ!７7二二` ＼ | .| .|
ヽ. ）ゝ'=/7-''-- ､ ＼ | |
. ( ) `//￣￣ヽ､ ／ >へ .|
. ヽ｀ ﾞ" | | ＼／ ／ ＼ |
時の政権は原敬内閣であり
中華民国の主張を受け入れドイツ租借地は返還が決定された
だが南満州鉄道と旅順・大連の租借期限延長は
日本としては絶対に譲ることができない項目であり
これのために山東半島返却を認めた
,、
,､ ,ィ ／/,、
,.イﾑ'´/／////}
／／///ｲ///７:j |i}
／／//ｱ´////ｱ /:刈
,ｲｲ/////////／／ //刈
,ｲ/f////////イヽﾑr彡〈/ｲ _,.斗-ｙ≦￣｀ヽ、
ムﾑ//////／ ﾏ{ ﾋＹ:|.斗-一≦:::::::::/::::::::::::::::::::::ﾍ
仏＜ﾑイ ,. ﾞ! ゞ}ﾑヽヽ:::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::∧
ﾞ仔 /´__ ｒ'｀| Ｖ:ヽ:::::::::::::ｌ:::::::::::::::::::::::::::::∧
ｰV､ ､ l ノ , ′ ｌ j .l::::::ヽ::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::∧
ヽﾞニ j / |:::::::::::ヽ::l:::／:::::::::::::::::::::::::::∧
／:ヽ、 ', , ,. -､ ﾑ' .jト、::::::::::ζ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
,.イ::::::::::::::7-､ =´‐''´,ｲ ,'|:::::｀.ー--}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
ｆ´::::l::::::::::::::/::::::::＞､_.ィ｀¨l､ ,' |::::::::＠:::::j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
|:::::::l:::::::::::ム、::::／',ヽト､ムヽ' l:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
ﾑ::::::',::::::::::,ﾑ-→:::::::', l;;∧ .|::::::::::::::/l:::::::,.ｨ:::::::::::::::::::::::::::i:::::,′
ヽ:ﾞ::::::ﾍ::::::::＼::::::::::::::::', l;;;;;∧ ,'::::::::::::/┤イ,.．＜:::::::::::::::::::::l::::ﾊ
ﾉ::ﾍ:::::ﾍ::::::::::ヽ::::::::::::::', ﾔ;;;;;;;Y::::::::::/イ::／::::::::::::::::::::::::::::::::j::::::∧
/::::::::::丶;:＼:::::::::＼:::::::::ヽ Ｖ;;;;;ﾊ:::::::/:::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j:::::::::∧
/::::::::::::::::::::｀ｰ:＼:::::::::ヽ、:::::＼;;ﾊ::::::/／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::∧
中華民国も本来の期限である1923年に向けての
旅順・大連回収運動を展開し取り返す気満々であったが
日本側の強い決意によって屈する
こうして租借期限は延長されることとなった
:.:.:.:.〃__ __ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: :: :: :: :: :: :: :: :
:.:.:.:.{ |:l V !:| }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :
,....-‐:::::::¨::::￣:::::¨:::::‐-....:.:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、: :: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::; -‐=＝￢＝ｧ=-､ｭ_:::::::ヽ.: :: :: :: :: :
:::::::;: :':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヾ､∨: :: :: :: :
::::/::::::::::::::::::::::::::::::/´¨o,ｱ::::::::::::::::: ミ≧ゝｰ､:.:.:.
:::{:::::::7¨oヽ::::::::::::´｀¨´::::::::::::::::::::::く三/〈‐ｭ i:.:.:.
::∧::::｀¨ "'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::彡 j: i: |:.:.:.:
ゝ-',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾐi,､_ノ./:.:.:/
i::::::::::::::::::ｨ‐≦ー‐-ｭ:.､::::::::::::::::::: |!､_ノﾐ／
. l::::,.ｨ仁彡ｭ≧≡ｰニミﾐ、::::::::::::: !∧ミﾐ
',ﾒ彡∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,' ∨
∧"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/: ト､
' ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,. ':: : !: :: :: .､＿
＼::::::::::::::::::::::::::::::::: ／ ,':: : : /: :: :: : |: :: :
. ,ｧ} ヽ、: :_,,: : : :..イ/: :/:: : : /: :: :: :: :!: :: ::
/:::::ｉ',: :: :'///////: : /: : , ': :: :: :: : /:: :: ::
_/::::::::',∨: :ヽ.: : : : : : : : ／:.:.:.:: :: :: :/:: :: :: ::
交渉という手段ではいくら時間と労力を費やしても旅順・大連は取り戻せない……
これをもって満洲における排日政策も本格的にスタートする
自分で戦争の種を蒔いたわけだからね
残念でもないし当然
- ― -
, :'´:.: : : : : : : : : : : :｀ヽ
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼＿＿__,
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : , : : : : : : : :├.,
.': : : : : : : : : : : : : : : : : :.／: : : : : : : :j: :i: :i
. i: : : : : : : : : : : : : : : : :イ: : : : : : ,__: :/: :.|:.:i
. |: : : : : : : : : : : : : :／: :,ｨ: : : : ｨ:7: :.ｨ: : : i: :|
. |: : : : : : : :/: : : ,': : : /: : : : : ::/: :／i: : : :',: :',
. i: : : : : : : : : : : :{:／i: : : : :／/／ ハ: : : ﾄ､:.＼
i: : : : : : : : : : : :( |: : :イ /´_, /i: : '.: : :j V:. }
l: : : : : : : : : : : ::ゝ i: /: :| ´i￣.' ﾉ: : ｨ: :/ V/
,ｲ: : : : : : : : : : : :i: : V: :. | ゝ-ｲ:. ／ V
/:.:|: : : :j: : : : : : : :.i: 人: : :',＿ ノ
. /: : .!: : :/: : : : : : : :.i/ニミ: :Λ/`, あの要求は抵抗されましたがそれは尤もでした
/: : : : ／: : : : : : : : :.j ﾉ `Y / シナ側としては貰うものは何一つとしてなく皆与えるものというもので
/: : : :／: : : : : : : : : : / ,ﾉ i / それを軽々しく受諾しては国民から攻撃を受け辛かったでしょう。気の毒なことをしました
./: : ／: : : : : : : : : : : :/ ,ノ |
:..／: : : : : : : : : : : : .:/ ﾉ |
: : : : : : : : : : : : : : : ,' ｝i ﾄ
: : : : : : : : : : : : : : :.{ `| | '.
日支間の大問題と二十一箇条要求
その加藤高明は袁世凱に実は感謝をしていた
,．＜￣ >z_}__}〕iト､
／／／／:::::::::::::iト ､ /ヽ
,. -ｆ, --､ =- _::::::::::}ﾆﾆ=､/ﾊ
{ /乂_乂 Y⌒Y Y:: /＼=/ ヾﾉ}
V──- _ ー / y / }'
,j=ミ ､- _｀ ｰ ' / / |
_L_∠ﾟ,∨三ニミﾒ､ / _ ,
{「i }}--} ﾄ､::＼ o ､ﾐﾒ､′'’__ /
ゞ=くミ= ﾉミミト､≧彡 j∠ノ/}
「ヽ }∨ミミﾐ「 ､_ｰ_,j /'
_i }-- ミ } ＞ ． _,ﾆ” ／
. ／::} !_ :::::; ､::Y´_ ＼＞ - :ｆ ＿＿__ 中華帝国
/:::::/ ___ Y /／ _,. ー-- ＼ :| `＜〕iト . }｀iﾄ､ 洪憲皇帝としての袁世凱
{::::::{ --､.V｛ ,. ´ _ -──- ミく ｀ ＜ j ,ﾊ
/- 从 辷｛ / ,．＜ , ⌒ヽ Y⌒ヽ ﾟ, ∨ﾑ:}
. / / / f---z7.r'八 乂_乂 乂_乂 _} ｝::::‘，
∧ j / /ー::::::i !.|=彡〕iト .,＿＿,...r=＝冖冖= ､ ﾉ＼:::‘，
/ / ./ー::::::::| i〈 ／／／／／／ ‘,::::::::::::::::::::::} `´ }／‘，::｝,
. i ,{ ｛､_ー:::: j | ∨ ／／／／＞ ´‘,::::::::::::::::::::!i / ／‘， ‘，
. ∨ﾑ ｛-::::::: ノ/.、 ＼_,. -‐ ‘，::::::::::: / /__彡' ィ} ',
「袁世凱は色々と言われていますがあの人が交渉相手であって幸いでした
兎に角あの人は偉い人だったと思います。善悪は知らず偉い人でした
私を遥かに抜いていた人だった
どう抵抗したところでどこかで頷かなければ済まないという
覚悟を持っていたが故にあの交渉は最終的にまとまったというものです
弱い人であったならば、偉くない人であったならば左顧右眄しとても承諾はしなかったでしょう」
| | | :/ ,'| ,/| .|ヽ、 ､ 人
| | |/ ,': /::| / | : | ∨ | ∧
| ｉ | / ::/: /::::| /-‐'| ｉ |‐-| |: ｉ ∧
| | ｊ/ .:/:: /／ｊ/__､ | :|:| _| /|: |:. .∧
. | | / :::/:: ,/'´,ｨﾁ弐､ | ｊ/,ｨ心.ﾊ. |::. :ｉ|
. | | :l /:: /l ,ｲ |_):::i|` | /: ﾋ::i|`|:::| |:::... | ﾘ
| | .::|/|' ,' /:: | `､.Vｚ;ﾘ ｊ／-{. Vﾘ, l:::| /::::::...| /
| / : :::∨ /::ｉ | ￣ ﾉ ,ヽ.__,,ﾉ::ｊ/::,'ｉ:::/|／
l/ : :::::＼,/:::::|:: | `ｰ-‐ " ＿ /::::::::: :|/
. / : : : :::::::| : :::|:: |ヽ、 {__,ﾉ ,.ｨ::::.:|::::/ | あの人が当時あの職に居てくれたことが
/ : : : : :::::| : ::|: l ＞‐- , _-‐'":::::|::::::|::,' | 日支の談判を満足に成し遂げる確かに有力な要件であったと私には言い切れます
. / : : : : : :::::| .:| |￣｀＼ /:: :￣＼:::|::ノ|/ |
, ' ／ | ＼
/ ,:／ ,| | ヽ
/ ,. " ,ｲ / ! ,!、 ｜ :.｀、
,' / ／ ＼,// ,:' | / | | i :.｀、
,'/ / ／,ｿ,.<_,, l / l. || | i .ﾞi
j′ ,ｲ ∠=≡ﾐ. / ./ `ｰ十 廾 !| ｜l |
,l. , ' ,| ,/ｲ´ ﾟｰi /／ ,ｆﾆﾃﾐ'､ |, /.| l ﾘ
i l. / ;ﾞ| /'＾| ﾄ-ｲ l ド-､/ l `7|}.ｲ ｲ.::| ,!
i }' !|!∧ -―-' ／ | _l ﾄ'!/ ﾞ/l／ |::;!./
j ｀i| l`ｰ--- ' ' ､ ｀`' / ﾘ 彳
! | ｌ.＼ /⌒７ 丶､__ノ,／ i ｛
/ / l. l／〕>､ `ｰ" _,,.. ＜ l l l
, ' / ,..-| l | ￣｢｀丶 、 l | l. 二十一箇条細胞はありまーす！
. ,. :'゛ ,.' ,.､＜ l. l !、＿,.| ｀l i ､ ! | l、
／ , '.::/ ／´>‐､__ ｌ l l ! l. ﾄ、 ｜.l ｀、
（ , '..:::/ / / / 〉‐､ l l // ,/ ﾞ! ! l. ヽ
ヽ i′.:/ .〈 ′/ |｜ / ／ "／ | l ! ,l
ﾊ l 〈 r''"´ ヽ. '）| / ／ "''" | ﾘ ノ/
とは言うものの加藤高明はパリ講和会議やワシントン会議で
二十一箇条要求の問題が蒸し返されるとその都度弁明をし続けたため
元老・西園寺公望から信頼されず加藤率いる憲政会を政権から遠ざけた
/､_:;:;:;:;:;:;:;:;:;|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| ） |ヽ , ,
|:;:;:;:`:;――┼-----------{ ノ⌒ヽ i | ヽ)､)
/互7―- ､__|＿＿＿＿＿＿| | |ヽ l | .,
{三,ゝ <三) 川 (三> ,ﾉ三ヾ ＼_ノ . i | | しノ､. _ﾉ>_
r!ミ´ _,. .. 、 _ ､,..,_ ｀ヾ三ﾐ! i. l | ., .'ｰ''´.> く⌒) ）
|{ﾐ' .:'ｲでiﾝ'､ : ' ｨ'でi)>.:.:. }三ﾑ .ノ l、 | しノ 、 「 >´＼>´
ﾞﾄ{, ｀三ｼ' .: :::.｀三彡:.:.:. lｼ/り ヽ .|ヽ,ｨ.'ｰ''´ .|_） ､__,,.ﾉ '―､ヽ、、
{j! ,r'.: :ﾍ,:. fﾐ/､ﾘ ＿ノ ＼/､__|｀> __ ヽ‐7 /´i | ＼>
｀! / `^ｰ '^'ヽ liにｿ ヽ. ヽ'7l |/'⌒,ヽ/ /､ノ ﾉ
、 ,. -ti､_ ', /朴 l ノ/l | ﾉ .|｀､...〕.く..、
ヽ. '､ﾓｪｪｯｿ､ ﾉ ｲ〉ヽ、 .＿ノ. ヽ' .|__l .--‐'ﾞ .､..コ lﾆ
,. -‐代、 ｀ ￣´ , ' ／ /:.:.:.:.｀ト､ ) ,へ ,.｀コ ｌ''''
,. -‐/ /:.:.:.l ヽ丶 ＿__,' ィ´／/:.:.:.:.:.:ノ /‐- ⌒ヽ. /／ ,へ （ (フ.,.へ＞
, '´ 〈{、'､:.:.:ヽ ヽ ,-、 ／／:.:.:.:,. '´／ ｀丶⌒ヽ く） ./／ `.ー' 、
,. '´ ｀ト､｀ﾆ＝=ゝ‐'―'´≦ﾆ=‐'´_,. '′ 丶 ⌒ヽ く）
/｀`‐- ､ _＿_}｀＼_＿__
| ｊ ｀ ￣｀゛‐-.､_
jノ ､ ｀ヽ、
/ / , .,ｊ | ::. | ＼ ﾍ
／ / / ,ｲ | | ::: | :| ＼ ﾊ
／ / / ,/ | :|:| ::::ｉλ､::| λ. |
／ , / :γ⌒| | :|ｉ :::: | | ｉ⌒ヽ :: ﾍ ﾍｊ
/ ::;/ / ::/ / | | :|| ::: |ﾘ | ::|∨ :: ﾊ ∧
j ::/ｊ / :| ::/ / _|__.| :|∨ ::| _ヽ|_ ∨ ::: λ. ﾍ、
| ::/ | j | ::ｊ /,ｨﾁﾃｵﾚ' ｀ヽ､{ ﾁﾃ:心､∨ ::: |::ヽ、 〉
ヽ､| .| /| | ::|,ﾊ´ {ﾉ::rj:;ﾘ }--{ {ﾉ::ｔｭ:;ﾘ`ﾊ ::: ,ﾄ､:::|ヽ/
| | | | ::{::::ﾊ. `-‐~" ﾉ ､ ゛‐-~" ﾊ::};ノj ﾉ:: |
ヽ| | ヽ､ﾄ､:::j ｀‐--‐´ ' ｀‐--／´~ ＼::|::::ｉ |
| |､｀ ::｀ヽ､ ー' ／ 名宰相 ＼j λ、
| ::| ＼ :::::::}."￣￣~￣￣＼ ⊂二￣∨ /ｭ:::ﾍ、
ｊ ::;λ ＼;ﾉヽ゛:::::::::::::::::::::::::::＼ ,/´￣λﾉ ｀}:ｉ ﾍ
/ ::/ ∨ ｀ヽ、｀ヽ:::::::::::::::::;ノ::::〈´ｨ'二 ,〉__,人:| ∧
/ ::/＼_ ∨ ＼ ｀゛ー-‐" :::::| {ﾑ_,ｒ ,ｨ }､_ ,} ﾊ
ﾉ ::/ / ｀ヽ､ ヽ、::＿,-‐,イ::ﾘ:｀{__,ノ ,ﾉ λ.'´{ |
／ :::::{ ｉ ｀ヽ 〉＼,,／ |::ｉ:::::|ｰ‐'´ _ノ ∧. | |
そしてようやく弁明をやめ反省を示したことによって1924年に総理大臣に就任
日ソ国交回復・普通選挙法の制定・治安維持法の改定
そして宇垣一成陸相との協力し4個師団を廃止する軍縮と
大きな仕事成し遂げ抜群の政治指導力を発揮し
/!/ヽ‐'" / ｲ⌒ヽ
,l_/ l l / /! ヽ
|l /lﾊ// V| ! ﾊ
| l ／ ｲ ヽヽ/Vl !
| ﾊVヽﾄ`ー- ' イ／ ,ｨ/! ＼ ∧l |
､ﾄ､ ＼ ヽー- ' _,..ｨ/ // ハ ト､ l!
＼ ヽ＿,.メ､＜イ_／__,.._-=ニ-ヽ _,/
ヽi｀､| ､‐rｯヾ =|二|-=_rｯァ ｀}',.}
{ ヽ! ￣ シﾉ! ヽヽ ￣ //ﾘ
ヽヽ!`ー--‐'´/| ` ｰ--‐ ' /./
＼! ヾ_,. /‐'
_ィﾆlヽ ＿＿ ,ｲiヽ､
_,. -‐'" l | ＼ ｀二´ ,ｒ' l ! `ヽ､._
_,. -‐ '" l | ＼ ／ | l ｀` ｰ- ､._
‐'" _,. -‐ ￣`ヽrァｒ--`‐──'‐‐-r ,! ! ｀` ｰ-
＿,.ィ´ ヽ､._ ヽ ./ /i l
ァ‐／ / ＼_ノ! ｌ / l ',
/ { `ヽ､ }!ヽ! /V ! ヽ
! ヽ ＼ Y | ` r====r'´ | 〉
外相にはあの幣原喜重郎を据え
国際協調・シナへの不干渉主義という穏健な幣原外交を実施
1920年代中盤から推進された幣原外交は
二十一箇条要求の反省によるものという側面もあった
＿ ,-.、 Λ
／: : : :.７: : : `ー- .、 / ‘。
Ｖー-: :‐:': : : : : : /: : : : : : : : : : : Y }
ゝ､: : : : : : : : 〃,: : : : : : : : : :V: ゝー＜、 ／{__
, :＜: :/: : : /:./: : : : /: : : : : :.V: : : : : :ハ ヽ <
／: : :／: : : :/:,:': : : : :./!: : : : : : : ヽ: : : : : : ', ￣
/: : :／: : : : : :l:/: : : : : / l: :/: : : : : : : V: : : : :.l
l: :/: _: : : : : :./l: : : : ／ l: :l l: : : : : : :､: ヽ: : : :′
V／,-－v:／ !: :／ V: l V: : : : : : }ヽ:.',: : :l
/ ,／ Y:l l/}- v゜ ヽ:', ゝ: : : : : l: :ﾍ:l: :/
{ ／-､:::::: ﾉ:::: l ::::::::::: /:＞.､: : l: : : :.,'
‘, r‐ｧ:´::::::::::ゝ、＿ ,ｲ: : : : :V' Y: : :.l
Λ {:＼、 /: : : : :/_ノ: l : :!
｛:::ﾍ、 l_ l: ＞.、__ _ノ: : : : :/:_: : : : Ⅵ
／V＼::≧xﾊ l: : :/: : ; ニｱ: : : : : ,:'ーV: : : :.八
/ ゞ、ヽ:::::Ｘ }: /:/／:.／ : : : ／::::::_::l: : : : : : :ヽ
{ `＝' }:/:〃: .,ｲ: : : :／::彡二 ミ､: : : : : : : ＞- ＿ ,.-＝-
', /ｱ//: /: : : ／'´ ヾΛ: : : : : : : : : : : : : : : : : __: : :ヽ__
, = 二:! / //l／l: : /:} _ - ﾊ::l:、: : : : : : :＼: : : : : : : : : :,: : __: ヽ、
その特筆されるべき総理大臣の功績よりも
21か条要求のしくじりによって
著しく後世の評価を下げてしまっている加藤高明は1926年に急死
＿ ∠ ＿
´ ｀' ｀ 、
. , イ ､
／ r ､ ﾐ ､
:.彡 ､ ヽ
:. ヽ ヽ ｀ヽ
i ､ .ヽ ヽ,.ィ ､ lヽ ヽﾐ｀
:. ヽ ｰ ´ ヽ爻ｬzトﾘ、 .ﾄ ゝ､ｊ
:. Xﾍヽﾐィ≠- 彡-＝‐ ´.ﾘⅣl! l!
{ ､ ,.イﾐ､ __ ,ハ ヽ ｀ｰ＝ ｰ=彡 l! ﾞﾐ、
. ヽヽγ.rッ' :. , ゝ、 ｰ=彡} ﾞミ
. ヽ ゝ彡 ｌ .､ヽ｀ゝ、 .ﾆ彡! .ﾔ
{ヽ ﾐ､ Lﾞ´ { ﾍ
ﾞ ミ ヽﾐ ､ :. /,ィ爪工爻!. l ﾍ
丶 丶 : {i´ ﾍ. { :.
丶 丶 . ゞ ,. -- ､ﾉ :. ヽ
ヽ ヽ ｀´ -─ / ﾍ ヽ
ヽ ヽ .ｲ .:. ヽ- ＿
ﾔ i ､_ - ´ ﾍ ﾍ : : : : : ￣ ｀ 、
. l l : : : : : : . ﾍ ﾍ..
後任に若槻禮次郎
在職総理大臣が死亡したらその後任に二度もなるこのお方
可哀想な星の下に生まれたとしか思えないように
毎回貧乏くじを引くみたいに運がたいへん悪く
金融危機に国民革命軍の排外運動の前にあえなく総辞職
＿＿＿＿＿
.. ／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
.. |:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ :.|
.. |:::::::::/ ._ノ ヽ ..|
|:::::::〉 （ ○） （○）|
. （@ ::::⌒（__人__）⌒) そして田中義一にバトンタッチされる
| u |r┬-| | ここまで見学してもらったのは日本の凄まじいまでの満蒙特殊権益への執着心
＼ `ー'´ ／ そこを踏まえていただき
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. さて前置きがめっちゃ長くなったが本筋に戻ります
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
三浦鐵太郎とか石橋湛山みたいに、経済的に満蒙特殊権益は日本の利益にならず、
資本取引や貿易を自由化する方が日中双方にとって得だと主張する人もいたんだけどなあ
_＿＿＿__
∠､;;;,､￣ィ;;;;;)､
__ノ―ｬｧ`' `ｰｬｧ‐ヾ;､
／ ．． ﾞ;;､
/ ,ゞｰ､
{ ﾞ，
ヽ ,．‐- __ ＿__ ﾉ
＞.′ 〈 ｀)/.::::::|｀－゜
/.::::/.:..｀￣￣￣〉'.:＼.::/|
〈:::::/.:::::::::::::::::::::::::.＼.::ノ.::|
_ｿ{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｝
ヽ/￣￣￣￣￣￣￣｀ヽj
>､ >
ゝ._＼＿r―‐┐＿___／ヽ
）┤ ├r′
(_．-｀ く｀ｰ､
￣
1927年田中内閣が組閣され
6月27日「東方会議」が開かれた
この会議の目的は各機関から意見報告を受け
統一した対支政策を行うためのもの
って、ここまでが前置きかよｗｗｗ
まあ、この時代を語るにはこれでも相当はしょってるんだろうけどね
認めてりゃ、列強もいらんことせんですんだのにな
シナ大陸においては一党一派に偏らず中立的立場を保ち
日本の権益や邦人の保護についてはいずれの方面より来るを問わず
適当な措置に出づるの覚悟をもつ
満蒙においては日本の特殊地位を尊重し政情安定を目指す有力者を支持すること
＿＿＿＿＿
/.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
/.::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ⌒ ⌒ |. ○＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|:::::::〉 （ ●） （●）| || ／
（@ ::::⌒（__人__）⌒) || /
| |r┬-| | || ／
＼ `ー'´ ／ .|| / 会議の結果
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.. || ／ 田中総理兼外相から「対支政策綱領」が訓示された
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ ￣ ||￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| ＼/ﾞ（__)＼,| i | | |(＿ 〉 前者は山東出兵に関することで
＞ ヽ. ハ | | | ∪(＿ 〉 後者が今回の話だね
（ (＿ 〉
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー ー ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ なんだかごく普通なことを言っているだけね
ヽ ∩ノ ) . j /／ もっとすごい方針を決めた会議かと思っちゃった
/ ＿ノ_, イ＿
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
＿＿＿＿＿
. /:::::::::::::::::::::::::::.＼
.|.::/⌒Ｙ⌒ヽ:::::::::::.|
.| ノ ＼ ｉ:::::::|
.|（─） （─ ） 〈::::::|
.(⌒（__人__）⌒:::: @）
| |r┬-| u. |
.＼ `ー'´ ..ィ-ｰﾄ、 田中上奏文という有名な偽書
. ｀ー‐..／_:_ｭ:-:-: ヽ 東方会議によって日本の大陸侵略が決定されたという有名なプロパガンダ文書がある
{ｬ＜ : : : : : : : : :. 回を改めて説明するけど20世紀を代表するプロパガンダ文書で
.／ｰ-、: : : : : : : : : :'., 現代でも信じている研究家もいるというぐらい大傑作だね
「r'、 ／ : : : : :｀､ : : : : : : : : :'.,
..} r'、 ﾍ､ / : : : : : : : : : : : : : : : : : : i
..i/ ム､} .{ i : : : : : : : : : V : : : : : : : : |
..{ い､{ Ｙ : : : : : .＼ : V: : : : : : : : |
, -‐''¨¨¨''ヽ､
／ _,. - ､＼ ＿
/ / Ｍ ヽ_,. -‐''¨￣ ¨＼
/ | _, -'´ _,. -―― |
/ >‐´ _,-'´ ＿ ﾉ
| ／ ∠ -‐''''彡≡ヽ ／
| / r≡ﾐヽ ﾘ,. -､ ヽ'´
| / |ﾘ￣二,_ |-‐､.-ﾞ‐＿＿
| / / ﾘ ,.○-`‐‐ ､,.-ﾄ| -'´ ＼
| /__／ ,r'´ ﾉ／ |
ノ | ヽ､ __,,､-'" |;;;;|
/ |- ,,＿_ __＼ニ‐ /;;r'!
! ＿_ |:::::::::::::| |;;ヽ＿＿lヽ､_ _,,／;;;;;| ＿＿＿＿＿
Y´ ｀'‐ ,:::::::::） └-i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:｀¨'''¨´;;;;;;/￣| /:::::::::::::::::::::::::::.＼
| -‐-､ ￣ ヽ＿＿＿＿/￣''''´ / |.::/⌒Ｙ⌒ヽ:::::::::::.|
| ￣） |二''''‐--i / | ノ ＼ ｉ:::::::|
＼ | ｀'''''''/ ／ |（●） （● ） 〈::::::|
＼＿__,-､_ ＼＿_/ / (⌒（__人__）⌒:::: @） それで満蒙の有力者とはすなわち現中華民国元帥張作霖
｀''――'''''-､_ ／ | |r┬-| u | 満洲王とも東北王とも呼ばれている御仁
￣￣ ＼ `ー'´ ／
,-- ゝーー ___／ /ゝ--、 滅茶苦茶大変に嫌われていた
ｲ / |.!､ _____ ／ ノ | i
| i |,／(__）ヽ／ | l
／￣￣＼
／ ＼.i||i./＼
/ （○） （○）ヽ
.| 'ﾟ~（__人__）~ |
.| ｀|::::::| .| 嫌って当前だろ！
ヽ .l;;;;;;l / 嫌うどころか奴の満洲統治と排日政策に関しては怒る他ない！
/ ヽ .`ｰ' .ノヽ
/ .ヾ
奉天総領事 吉田茂
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（● ）u（● ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ おっここでまだ若い頃の吉田さん登場か
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! 排日政策ってどんなことをしているの？
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | |
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
|:|＼
|:|i:i:i:|￣￣￣￣￣￣ | [ ]
|:|i:i:i:| .::| [ ]
|:|i:i:i:| .::| . . : : . : . : . : .:
|:|i:i:i:| ∧＿∧ ∧_|: はいはい契約終了だ
|:|o:!:| （,#・∀・）（´Д| . : : :. とっととトンヤンキーはジャップランドへゴーホム！
|:|i:i:i:| と r' ＼| ドガッ . : 中国の土地に二度と足を踏み入れるんじゃねえぞ！
|:|i:i:i:| / ∑(⌒)そ .::| . : : :. . : . . : .
|:|i:i:i:|__（_,ノ＿￣＿_ミ{}{∧＿∧
|:|／__ヽ__.,i.,__,,__,ヽ,_,_,ミ（,；´Д｀）
,___.,`,.,__,,__,,,__ヽ,__`,_く Σ（ つつ＼
ヽ,___.,`,.ヽ,__`,_..,__,,__,〉,,_ （￣__）__）ヽ,_＼
,___.,`,.,__,,__,,,__ヽ,____く.,_.,ヽ,,__`____,く.,_.＼
満洲の多くの県では日本人の借地の借家契約延長を認めず
契約完了と同時に日本人は追い出されてしまうんだ
おまけに日本家宅に対する官憲の恣意的な捜索も行われているんだ
＿＿__
＿＿＿ __ｌ=@===ｌ
ｌ===@=ｌ__ （´∀｀ ,,）
（ ｀┏┓） （ <ｙ> ） あーあなた日本人？
,ﾍ <Y>| ｜ ｜ ｜ ご近所から通報があったので
. ｌ ﾉ==@| （＿（＿_） ちょっと中を調べさせてもらうよ
ｿ人＿_〉
（＿_）＿）
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（ ＞）u（＜ ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! うひゃー
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | | 本格的に追い出しにかかっているのね
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
／￣￣＼
／ ＼ /
/ （●）（●）
.| （__人__）
.| |r┬| | しかしそれはまだ些細な方だ
ヽ `ー'./ 見過ごすことの出来ないことを張作霖は行っている
/ ヽ ノ それは併行線だ！
/ く
ノ
/
△ ☆ 〈 △ 長春 ☆ 吉林
｀ﾌ
◇ ★ i ◇ 通遼 ★ 海龍
／
○ /´ ○ 奉天
＿＿_ ◆ r'´ ◆ 打虎山
／ ｀ヽ _,.-''´
□/ ) ＿ノ □ 葫蘆島
_ノ / ∧_ ｀i
r'´ ノ _,,.-‐''"~ `'ｰ-､_ ｒ'
丿 _,,-''´ ｀i ｀ｰ-､
{＿ ／ 丿 `ｰ､
く☆丿 ,ゝ ' , ☆ 旅順・大連
r´~ゝ `´ 丿 ヽ
￣´ { ＼
'-‐'ﾌ r‐-､_r'ヽ ＼
｀ｰ´ ｀ゝ ヽ
_,-‐､ | ',
張作霖は南満州鉄道の横を走る併行線を二線も作った
それは吉海線（吉林〜海龍）と打通線（打虎山〜通遼）だ
このまま工事が葫蘆島に達すれば
港が整備され海への道も開けてしまう！
満鉄と旅順・大連の経済システムへの挑戦だよこれは
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒) 併行線禁止条項は北京協定の正式条約にはなく
| ｀ ⌒´ | 北京会議の議事録に記載されているだけ
＼ ,／ ただし条約の付属取極第三項に条文化されている
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i それにもろ違反しているのがこれだね
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ 'rrrri
〃 {_{ ノ u ヽ ﾘ| ｌ ﾉﾉﾉﾉﾉ
ﾚ!小ｌ （○） （○）从.( /
/丿ﾙ| ､_,､_, | ﾑ ｲ 「20億の国費と10万の英霊の犠牲」によって得られた美味しい独占特権が！
/ /ヽ |!il|!| j |￣￣l 抗議はしなかったの？
/ ,' ゝ. |!il|| __,. イ l |
/ .l .y' |ヽ／ | ＼ | |
,. ─- ､,,.＿__
,ｲ〃 ｀ヽ,__
. N. {' ＼
. N. { ヽ
. N.ヽ｀ 〉
N.ヽ｀ ,.ｨｲ从 /
. ヾミ.＿__-‐=彡'ノﾉﾉ__,ゞミ=-_rく
lrf´ゞ“ﾓ=ヾｰf =ﾓﾁ＜}rv^i !
ヾﾄ、｀￣,り「弋! ￣´ノ ソ
! ￣ ii{_,. ￣ u /r'´
,ゝ、 ｉｰ-ー､ , ' |＼ いくらなんでもこれを看過することはできない
-‐''7´ ドヽ. ｀ニﾆ´ .／;; | ヾ''ｰ- 吉田総領事！止めるよう説得をしてくれ
/ ﾄ､ ` ｰ-- ´ ,;' ,ｲ :|
. / :ト､` ｰ-､ r--‐_'´/ |
/ _,..､-‐＼ ￣! ﾚ' 厂 /へ、 :|
T´ ヽ＼l.0| V / / / ＼ |
したさ！幣原外相からもすぐ止めさせるよう指示を受けてさ
こんな二十余年来の既得権の奪回を図るものは
中止させなければならないからね
／￣￣＼
／ ＼ ／＼
/ （●） （●）ヽ
.| （__人__） |
.| (＿/´ |
ヽ /
/⌒〜"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ
| ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃ヽ
| ｀l￣
. | |
だが奴はのらりくらりと本質的な質問を躱し
どうでもいい雑談ばかりしてさ
そういう態度をとるのなら日本側にも方法があると迫ったら
／: :: :: :: :: :: :: :: :: :{ |￣V￣| }: :: :: :: :: :: :: :＼
:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :':, |_|^V^|_| ,': :: :: :: :: :: :: :: :: :ヽ
:.:: :: :: :: :: :: :: :_: : -‐｀≧＝≦´‐-: :_: :: :: :: :: :: :: :: :',
:.:.:. : :: :: ,＞:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :::＜:.:.: :: : .:.:.:.:i
:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::＼:.:.:.:.:.:.:.:|
:.:.:.::./ﾐｰ- ．:.:.__＿___:.:.:.:.:.:.:.:.:._＿__: :．-‐彡:.:.:.:.:.:.:.:!
: :: /ミﾐ7´ｧ-‐＝=ミｭ､ ￣￣ ,≧＝-‐ヾ、彡l:.:.:.:.:.:/ .
>､i三ミ! ￣＞-=≧ｭ､:j /ゞ,-‐=≦､｀`ミﾐl:.:.:.:./ .
ヽi三ﾐ': : :弋ゞﾆ夕__}､: :: l: : 7乂_夕 >: : ﾐﾘ´ヽ .
.i^`{彡: : : : ｀¨¨´-‐': :: | '‐｀¨ ¨´ :iﾐ/〉 }
..〈ヽミ: : : : . : : ;,.. {: : |::/::/
∨ヽiﾐ: : : : 〈__（ ）_,〉 ﾄ'::/
ゝ-i: : : : . ,.イ升三ゝ=;"三≧ｭ､ .l｀´
'; : : : : : /彡爻ミ戈爻丈ミミﾐ㍉: : : ,'
_＿/:∧: : : : : : : `≦二ﾆ二≧: : : : : : / すると……あぁ出兵ですかぁ？どうぞどうぞ。お待ちしていますよ
: :: :{ i ;＼: : : : : ゞｰ::/i￣￣￣｀＼￣ヽ
: :: ::i i ∨:＼: : : . /il￣￣￣ミ、: : ＼.: :',ｰ-..
: :: : i i ∨//:'; ...; /jl￣￣￣ﾐ､: : 丶,ヾ,｀: :ｉ: :: :: :ﾐ!`ｰ-ｭ､_
: :: :∧ヽ ヽ/////〈 ゝ￣￣｀ヽ: : : : : : : : : : |: :: :: : |/////|:.:.｀ヽ
むしろ当然の政策といえるのでは
大体、満鉄以外に鉄道建設してはいけないという条項はないと思うんだけど
／￣￣＼
／ ＼ ／ ＼
/ （○） （○） ヽ
| （__人__） .|
| u |ｉｌ!ｉｌ!ｉｌ| |
ヽ. |ｪｪｪｪ| / こちらが不干渉方針だからってこんなふざけた返答をされたんだ
ヽ ノ どうすることもできずそのまま泣き寝入りで
|￣￣そ Σ￣￣| ﾋﾞﾘｯ 工事は ノンストップで併行線と港は完成しつつあるんだ
_（,,) ヾ て (,,）_
／ | ﾔ 〆 .| ＼
／ |＿＿＿λ メ＿＿__」 ＼
あっ条約で禁止されていたのか
失礼いたしました
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y| |.l ﾄ⌒Y⌒Y⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ／つ)))
⊂ ヽ | __ ☆ __ ＿/ 巛
/ﾆＹﾆヽ ,｀ー ＼ | |l / ＼ ＿＿つ
/（ﾟ )(ﾟ ）ヽ /|| , ＼.|||/ ､ ＼ ☆ 中国人には近代的な鉄道を作れないと見くびっちゃった？
／::::⌒｀´⌒::::＼ / __从, ｰ、_从__ ＼ / ||| 残念でした！外国の企業と協力すればそんぐらいのもん楽勝ですよぉおおお
| ,-）＿＿＿（-、|,/ ／ / | ､ | ヽ |l パァーン！
| l |-┬-| l |ノ／ ) `| | | |ﾉゝ☆ t| | |l ＼ パァーン！
＼ `ー'´ ／ﾞ─ｰ｀// `U ' // | //`U' // l
￣￣￣ .／ ／ W W∴. | /
／ ☆ ＿＿＿_人＿＿＿ノ
ヾ ≦ 三
呉 俊陞
日本側も当初は併行線は金がないから
完成できないと思って高を括っていたが
あれよあれよという間にか
お粗末なものから立派なものになっていきびっくりした
／￣￣＼
／ ＼.i||i./＼
/ （＞） （＜）ヽ
.| .'ﾟ~（__人__）~ |
.| ｀⌒´ | 奴は郭松齢の乱の際に日本側の働きかけで命拾いしたというのに
ヽ . / こんな形で報いるだなんて許せん。恩を仇で返すあの恩知らずが！
/ ヽ .ノヽ
/ .ヾ
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ─） （─）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒) 郭松齢の乱は日本向けに説明すると
ｌ^l^lｎ ｀ ⌒´ ｜ 本能寺の変みたいなもので
ヽ L ／ 織田信長が張作霖で明智光秀が郭松齢
,,.... ゝ ﾉ_、___ ーノﾞ-､ 日本側の非公式的な援護で織田信長が命拾いしたようなものだね
.i ／ / '; ＼_____ ノ.| ヽ
l / / ＼/ﾞ（__)＼,| i
＼＼ ／fﾞﾍt､｀-､_
ヽ､;;;､＼ ＼〉 ／f~´ iﾞ;;'､';;t､｀'‐ ､
｀ ｰ ゝ ＼(z､ ｀｀ﾂr;;';;ゞz;;｀'‐ ､
__,. ---───‐‐‐┐ ｀'‐､ゞ､_ '´ `ﾞﾞ ゞﾈ'ﾞ‐ヾミｰ ､_
＼´､｀ﾞ`ゞヾミ''ゞ~＾`ｊi:| ｀ﾞ'-､ゞ ､ _,ノ;／／
`-- ─ｰ‐‐─‐--=! ｀ﾞ''-､ゞrt.;.ォ／／
_ ﾞ､／
/{
/ 代 ,
《ﾐ ､ ﾊ ／|
ヽ:i; } , ‐'ﾞ ／
ソ _,.. ‐´fじ''´
ﾉ_,. -''´
´
＿_ ノ′
´￣￣￣
/＼
それと南軍との戦闘の軍費を補うために東三省で紙幣乱発している
これは奉票といってその紙幣が暴落すれば
日本からの綿糸布輸出が不利になってしまう
それによるインフレで満洲の経済悪化していて酷い状況だ
この典型的シナ人の張作霖を手懐けられてると勘違いしたのか
極めて謎なんだが？
／￣￣＼
／＼ ／ ＼
/（ ●） （ ●） ヽ／}
_ | （__人__） / / __
(＾ヽ{ ヽ | |ｉｌ!ｉｌ!ｉｌ| u / / . ／ .ﾉ
(￣ ヽ ヽ i ヽ. |ｪｪｪｪ| / 厶- ´ ／ 排日政策・併行線建設・紙幣乱発・各種不法課税
.(二 ヽ i i |,r‐i ﾉヽ. / ／ 南北の軍閥同士の私闘のために
ヽ ／ ノ ／ r一'´ ー ､ ￣￣￣） 満洲の経済と治安をこうも攪乱し続けるのなら日本は決意を示さなければならない！
i { ｲ―イ / .`ー―. ､＿_ .〈￣￣
ヽ. `ｰ '/ / u /＼ ＼
`ー ' ￣ / | ヽノ
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿 ┃
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼ ・
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
Σ 〃 {_{ u. ⌒ u.⌒u ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ.（○）三（○）从 |、i|
丿ﾙ|u. u.､_,､_,.u u. |ﾉﾚ ﾘ
ヽu. |ｒ┬| u. j /／ ぶっ武力に訴えるの
ゝ ,￣ イ／ 満洲事変っちゃうわけ！？
.y' |ヽ／ | ＼
/{ <l∽ ／＞ ヽ
／￣￣＼
／ ＼ /
/ （●）（●） そこまではいかない
.| （__人__） 張作霖にとって最も重要な奉天工廠を占拠するか
.| |r┬| | 北京と奉天に繋がる京奉線
ヽ `ー'./ すなわち山海関・兆南・吉林などの主要鉄道地点を占拠し遮断する
/ ヽ ノ そうやって停戦交渉の席につかせる
/ く
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ u ヽ、 ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ 強硬措置を執るわけね
ヽ ∩ノ ⊃ . j /／ それって問題にならない
/ ＿ノ_, イ＿ 内政干渉っぽいけど
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
／￣￣＼
／ ＼ ／＼
| （●） （●） ヽ
| （__人__） .|
| ｀⌒´ | 内政干渉だけど
/ / そこは大丈夫だ。経済制裁みたいなものさ
/ ヽ ____ .ノヽ 京奉線の軍用使用禁止措置は
/ （ ） | | 列国が各自国民経済に対する自衛権の発動であり
( ／ ノ .| | シナ人民に対する人道的見地によるやむを得ない措置と各国からも認められる
.＼＿_／ | |
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒) 吉田茂は国際規範の許容範囲内での内政干渉策を行う
| ｀ ⌒´ | 東方会議にて田中はこの吉田案を承認し
＼ ／ 意気軒昂と吉田は実行に移ろうと関係各省と交渉に入るが
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
. ／￣￣＼
.／ ノ;:;:;:;:ヽ;:;:.＼
/;:;:;:（__ ）;:（ __）;:;:ヽ.;:;:;:;:
.|;:;:;:;:;:（__人__）;:;:;:;:|;:;:;:;:;:;:;:
.|;:;:;:;:;:;:;:|i!i!i!i!|;:;:;:;:.|;:;:;:;:;:;:;:;:;:
ヽ;:;:;:;:;:.|;;;;;;;;;|;:;:;:;:/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
/ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
／´￣;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ｨヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
〈;:;:;:￣;:;:;:‐- 、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
｀ｰ,‐ -、_;:;:;:ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;;:;:l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
/;:;:;:;:ヽ.て 〉;:;:;:;:;:;:;:.|;:;:l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
l;:;:;:;:;:;:| ､彡ｲ;:;:;:;:ヽ_⊥-‐ ､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
l;:;:;:;:;:_,l;:;:;:;:;:;:;:;:;:￣／;:;:;:;:;:;:;:;:ｌ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
γ;:;:;:;:;:;:ﾄ､＿ ／￣ `l_-‐ ´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
（＿＿＿〉 ￣ヽ --‐';:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
陸軍・関東庁からは反対され身内の外務省からも止められ
吉田案は却下され凍結。そして奉天総領事を降ろされ左遷（栄転ともいえるが）
とりあえずここでは吉田茂は敗北する
γ´ / 丿ヽ
-‐ '´ ヽｿ , ' ｼ
／ ,' ﾊ ､＼_/／
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ __ｎ'lilil＼_ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ .ハ (--) 从 |、i| うーん駄目か
丿ﾙ| ／ ｀ニ} u |ﾉﾚ ﾘ 公使の案程度じゃ撥ねられちゃうのね
/＼_.＿三｝ イ_ でもどうやったら張作霖の排日政策を止められるんだろ
. / 8/ |ヽ／ | ＼
! :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::""""::::::
.! -‐‐=＝＝ 、;;::::::.. :::::
| ´, -__=＝- :::::::::::.
| , ´ __￣｀ヽ
ｌ , ,´ ヾ ゝ
ｌ l { ● l ｀、
| ゜、 ゞ__ .ﾉ i
ｌ::::::::::::::::;;, 、＿ __ -‐..'....,, そもそも奉京線を止めたぐらいじゃ
ｌ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;; 張作霖は根をあげないし排日政策は止められはしないよ
!:::::::::::::::::::::::'''' ;;l そう……奴がいなくならない限りはね
ｌ:::::::::::::::""
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿 ┃
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼ ・
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
Σ 〃 {_{ u. ⌒ u.⌒u ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ.（○）三（○）从 |、i|
丿ﾙ|u. u.､_,､_,.u u. |ﾉﾚ ﾘ
ヽu. |ｒ┬| u. j /／ ひっ！なにこの殺気オーラ満々のアサシン的雰囲気の人は！
ゝ ,￣ イ／
.y' |ヽ／ | ＼
/{ <l∽ ／＞ ヽ
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./. < ⌒ > :::::::: < ⌒ > l
.| | いやいや怪しいものではないよ
..ヽ （＿_人＿） / はじめまして。僕は関東軍高級参謀の河本大作だ
ヽ､ .｀ ー ' ／ 以後よろしく
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ 張作霖に関してだが吉田総領事のやり方では未だぬるいね
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ あれじゃ根本的解決にならないな
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ 〃:::::::::::i:::::::i
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ｎ ヽ ゝ._） j /／ 結構強硬策だと思ったけど
⊂ﾆ￢ ヽ ゝ ,､__, イ／ じゃあ河本さんはどうするおつもり？
乂_ヽ人 /f=}ー'´{=}. ｀ヽ ｀
辷壬ｽノ ｛^^￣｀^^´乂 ＼
ヽ 人 ﾃ ＼ ＼
／￣＼
. | |
＼＿／
|
／￣￣￣＼
／ ::＼:::／:: ＼./´`;
／ <●>:::::<●> / / ,. -､ 張作霖を下野させる。つまりは引退・排斥させる
. | （__人__） .ｧ' / ／ ／ これを排張論というんだけど
＼ ｀ ⌒´ ｧ'/ /'' ∠__,,,...､ 順を追って話そう
.ヽ . _.ﾉ.ノ_ . ´ __.ノ まず張作霖の現在行っている満鉄線の包囲網のしめつけは
/ r'"´ `ヽ ＜´ もはや外交的な抗議では解決できないところまで来ている
＿_| . `''ｰｒ ､, ,._ `ヽ.
/´＿_.ﾝr, `ヽ二iヽ､.,__,.イ `' ｰ'
i ＿＿.i ! |
,....-‐:::::::¨::::￣:::::¨:::::‐-....:.:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、: :: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::; -‐=＝￢＝ｧ=-､ｭ_:::::::ヽ.: :: :: :: :: :
:::::::;: :': : ,! : : ;'=--‐≦＜￣ヽ: :｀ヾ､∨: :: :: :: :
::::/≠ｰ-ィ:､: :〉ｰｧ/´¨o,ｱ: : ミ≧ゝｰ､:.:.:.
:::{/"ﾞ7¨oヽ.〉: : ｰ´｀¨´: : : :.: く三/〈‐ｭ i:.:.:.
::∧: :｀¨ "'/: : :: :::. : : : : : : :. i 彡 j: i: |:.:.:.:
ゝ-',: :u:: :（、 ｊｭ ) し ﾐi,､_ノ./:.:.:/
i {:Σｨ‐≦ー‐-ｭ:.､ |!､_ノﾐ／
. l ,.ｨ仁彡ｭ≧≡ｰニミﾐ、 u. !∧ミﾐ . ＿__
',ﾒ彡∧V ,' ∨ .／:::::::::::＼
∧"´ 〈ｰﾆ二￣¨ /: ト､ /__￣￣___｀!
' ,. u ｀￣¨" ,. ': !: :: :: .､＿ . _{ｆ‐ﾓｩ ﾁﾗァｈ
＼ !. ／ ,' /: :: :: : |: :: : {(| Lj〉 |ﾉ
. ,ｧ} ヽ、 _,, イ/ / /: :: :: :: :!: :: :: ｀'，-=ﾆ‐ヲ/
/:::::ｉ', '/////// / , ': :: :: :: : /:: :: :: .＼ ／|
＿_r〔 ｉ￣＿|＿
.. ／ ＞┴┴く ＼
. ノ ヽ |O、 Oヽ____ ヽ
／ ｉ | ＼ /￣ '，
. ノr─ ﾐ } |O ヽ j＿ ﾉ
ﾉ } }/＿|＿____ ィ⌒ヽ ／{
{,ノ 廴＿＿＿ ー‐} |＿／
. 〔／＼}厂 | ｢¨¨＞ｰ{_/／ |
. /i / 廴［O二＿_O｣___/
これを解決するには目下勃発中の南北内乱情勢を利用するべきだ
蒋介石の南軍と張作霖の北軍
戦況は南軍が圧倒的に優位な立場に立っている
まず間違いなく南軍の北伐は成功する
／￣＼
| |
γ⌒) )／
/ ⊃＿|＿
〃/ / ＼ ／＼
γ⌒):::<●>:::::<●>:＼ ∩⌒) しかしそこから先が問題だ
／ _ノ （__人__） 〃/ ノ 北伐がこのまま進み南軍が北京を占領するとしよう
（ <| | ｀ ⌒´ / / ）） 張作霖の軍隊が北京から逃げ出す
( ＼ ヽ ＼ ＿＿＿＿／（ ⌒） その向こう山海関を超えた先には何がある？
/ /
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ u ヽ、 ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ 話題の中心になっている南満州鉄道があるわね
ヽ ∩ノ ⊃ . j /／ 敗残兵が統制もとれずに戻って来たら……怖いわねぇ
/ ＿ノ_, イ＿
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ
./ l
.| （_＿人＿） .|
..ヽ u. | -┬-| / そうだとも。北京には現在約30万人の北軍兵士がいるが
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ それが敗兵となって逃げ出しそちらにどっと流れ込んだら
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ どんな不測な事態が起こるか分からない
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
|__ ＼ {／ ／ -‐ !
ｆ⌒ヾｉl}｀X､＿＿_ ＼ ｊ ／ ＿_ｊ
| }^ヽ}i' {;′ ＼＼ ｀ ､ ＼{／／ ＿＿＞ ´ヾ!ji}⌒
, レ´ ｫｬ====≧ｘ＼ ﾊ,¨¨￣√ ／ｘ≦ｱ==ミYｱ´ }!ﾑ
. { { 〃^}, ∨ 乂ｵ､＼}ｊ::::}!::::{レ／ｬ乂 //!ｚ､ヾ !
八 ヽ '∧ ､ >ｘ{::::i!::::ｊ;く ／^ i!^ﾑ_ｊ |
＼＼ ! ｰ===‐ ⌒ヽ ｆ:'⌒ ヽｰ==イ ' }/ ﾉ
─‐ ^ﾏ ヽ! ､ |:::. , '__/ ／
／ ∧__ｉ ﾏト ＿_ 乂_j__j::ィ ＿__ ィｱ ,′〃 ｀ヽ
{ i i ﾏｰｖ─-- 二二､__ｘ ﾉｰ''/ /ｰ ^ ｰ-
{ { i､ ∨} }ィ}/ / ｲ ∧ ＼
{ ∨ i . ﾏｊ }' / ｲ∨ | ,∧ ＼
/} ∨! ＼ ∨､ ,〃 ／ ／ ｊ ∧ ＼
そして蒋介石が追いかけてきて旅順・大連・奉天あたりでドンパチとやり
これ幸いにとばかりに満鉄を武力回収しようと色気を出してしまったら
日本軍と南軍は戦争をやる他なくなる
三つ巴による大混乱の地獄絵図。それは絶対に避けなければならないことだ
(:⌒(⌒;; (⌒)
(⌒⌒;; （;;⌒;; ;;(⌒( ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・・
`' ∧＿∧ : ⌒;;(⌒(⌒⌒;;(⌒
(⌒ :（ ´∀｀）(⌒ : : : ∧∧:(⌒;; (⌒⌒ (⌒
（○ 〇 `（⌒(,,ﾟДﾟ) : (⌒;;(⌒;;）
｜｜｜∧＿∧⊂ つ ∧∧ : (⌒;;
(⌒ :｜｜,ﾉ（ ・∀・） | ０ (. ﾟーﾟ)`'（∧＿∧
(⌒ :（＿） （つ ,.つし´ U | （ ´∀｀） ∧＿∧
:(⌒;; 人 Y | | （ ニつ`⌒;;（ ｀Д´）
(⌒⌒) ∧∧,＿）:(⌒;; （/∧＿∧.〉 )∧＿∧⊂ つ
;;(⌒ (,,ﾟДﾟ),ｨtーｪ==== （ ´_ゝ`） （ ・ω・）ﾉ ﾉ〉 〉 `'
(⌒;; / つl／ヽ>￣ ⊂ つ/J J（_＿）（＿）
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ 'rrrri
〃 {_{ ノ u ヽ ﾘ| ｌ ﾉﾉﾉﾉﾉ
ﾚ!小ｌ （○） （○）从.( /
/丿ﾙ| ､_,､_, | ﾑ ｲ あわわ最悪なケースね
/ /ヽ |!il|!| j |￣￣l 可愛くて金の卵を産む鵞鳥みたいな満鉄ちゃんの危機よ！
/ ,' ゝ. |!il|| __,. イ l | えーとそれなら南軍の山海関越えをさせないため北軍支援のために日本軍は出兵するとか？
/ .l .y' |ヽ／ | ＼ | |
／￣＼.
| |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ :::::＼:::／:＼ いやいや。あんな張作霖を助けるつもりは毛頭ないよ
／ <●>::::::<●>＼ 奴は助けてやったところで恩に着るものではない
| （__人__） | むしろ恩を何倍にも仇で返す輩だ。それは郭松齢の乱ですでに立証されている
＼ ｀ ⌒´ ／ ＿/｀| 助けてやっても口先だけの礼をいい
/￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ∩ﾉ | 素知らぬ顔でいつも通りに排日政策を続行させる
| | |￣￣
''';;';';;'';;;,.,
''';;';'';';''';;'';;;,.,
;;''';;';'';';';;;'';;'';;; ｻﾞｯ
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
vymyvwymyvymyvy ｻﾞｯ
vymyvwymyvymyvyyvyyvy
/ニヽ /ニヽ /ニヽ /ニヽ /ニヽ /ニヽ ｻﾞｯ やいやいやい関東軍のお出ましだ！
（ω・´）. （ω・´） （ω・´） （ω・´） （ω・´） （´・ω） 南の連中はここから先は入るんじゃねぇぞ！
ムy ×ゝムy ×ゝムy ×ゝムy ×ゝムy ×ゝムy ×ゝ 北のお前らは神妙に武器を捨てて大人しくしやがれ
ﾟし-J＼ .ﾟし-Ｊ＼ ﾟし-Ｊ＼ ﾟし-Ｊ＼ ﾟし-Ｊ＼ ﾟし-Ｊ＼
したがって関東軍は機を失せず
主力を山海関及び錦州付近まで進め
蒋介石の北伐を山海関で阻止すると同時に
敗退した奉天軍をその地で武装解除させ張作霖を下野させる
： , --- 、 ：
： ／ { M.}ﾊ ：
： i_＿_ , -＜二二ﾝ ：
： Y^ゝZ ◯ ◯i､ ： /∧＿/∧ /∧＿/∧ ｵﾛｵﾛ
. ： (,'_ lヽU(⌒)U'l ： (( ﾟ ﾟ ДДﾟ ﾟ；)) ((；ﾟ ﾟ ДДﾟ ﾟ )) ｵﾛｵﾛ
. ： ,ト、 ゞ;;;;;仁i;;ノ ： // ＼＼ // ＼＼ ｵﾛｵﾛ
. ： / ! .|ﾄ --‐r个x ： ⊂⊂(( ヽﾉヽﾉつつ ⊂⊂ヽ// )) つつ ｵﾛｵﾛ
. ： {l Ｙ化----化 ｲ ： しし(（＿）) (（＿）)ＪＪ
： { l l l l ： /∧＿/∧ /∧＿/∧ ｵﾛｵﾛ
. ： i .l l ,l l ： (( ﾟ ﾟ ДДﾟ ﾟ；)) ((；ﾟ ﾟ ДДﾟ ﾟ )) ｵﾛｵﾛ
： i .l＿l l,ｿ ： // ＼＼ // ＼＼ ｵﾛｵﾛ
. ： i ｀^^ l ： ⊂⊂(( ヽﾉヽﾉつつ ⊂⊂ヽ// )) つつ ｵﾛｵﾛ
しし(（＿）) (（＿）)ＪＪ
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./. < ● > :::::::: < ● > l
.| |
..ヽ （＿_人＿） / 関東軍が南満洲の秩序を強制する
ヽ､ .｀ ー ' ／ こうすることによって満蒙問題は一挙に解決するってわけだ
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ これが僕の案だが
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ どうかな？
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ 〃:::::::::::i:::::::i
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ⌒ ⌒ }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,| ⊂⊃ ､_,、_,⊂⊃
,..-ﾍj ー' ﾉ
./::":::::::`ヽ､. ＿_ イ すげーすげー鮮やかなパーフェクトプラン！
/::i::::::::::::"'弋'!ｰ',〆>|'_ノ´｀ｰ -,,＿ _ その河本プランによって旧秩序が終わりを告げ
. }:::ﾞ|::::::::::::::::::::~ﾞ:_戈;f" 、 ｲ/ `i 満洲の大地に新たな秩序が開かれるわね
/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.ﾃ ＼xｰ.ｫ､__ノ
::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r' ` ､_冫y"
:::::::::::::::::＼o:::::l .ﾄ、 ヽ,＿ﾉ"ｰ'
:::::::::::::::::{::::{＼代 l>ｰ､,_ノ
＿＿＿＿＿
/.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
/.::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ⌒ ⌒ |. ○＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|:::::::〉 （ ⌒） （⌒）| || ／
（@ ::::⌒（__人__）⌒) || /
| |r┬-| | || 河本大作と昭和の夢 ／
＼ `ー'´ ／ .|| /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.. || ／ 「地ひらく」ですかね
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ ￣ ||￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| ＼/ﾞ（__)＼,| i | | |(＿ 〉
＞ ヽ. ハ | | | ∪(＿ 〉
（ (＿ 〉
.........._
／´ ヽ
/０ .',
{o :}
': /
ヽ､_＿_,.,／＼ ＿,,,, ,,,,__
,．＼ ｀ .、
／ _ ＼
/ ｀＼ ヽ
/:::::: :::::::: :::::: 、
/:::::: : ､. .／ ヽ、
. ,':::::: ￣´ 丶
..{:::::::::: :
..!:::::::::: : （ ﾉ ……ああ開くのさ
..'、:::::::::::::::: : ｀ｰ-‐ 関東軍は満洲の大地に閉じ込められているようなものだ
ヽ::::::::::::::::::::: : ﾉ しかしひとたび動き出せばこの地を開き
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ -‐'´ 満洲の全てを変えるその力を用いて新しい秩序をもたらすことができる
/ ＼ /│＿ ただしそれには奉勅命令が必要だ
∠三三三三三三三ﾊ::＼／ │／ゝ
／三三三三三三三三ﾆ＼ ∞
. /三三三三三三三三三ﾆ三＼ ﾍ
. /三三三三､三三三三三ﾆ三三＼ ﾍ
九カ国条約に違反してなければだけど
＿
γ´ﾉ ヽ｀ヽ
, - ´￣｀ -､
／ ／/"/ i＼ヽ＼
//, '/／ヽ´/ノﾚハ｀､ヽ
i l i{_{ﾙノ ヽ､ } } il i
| il从/（●) (●） 从 ﾘ
ヽﾘﾊ ､_,､_, ﾙﾘi
. ヽﾍ､ ノﾚノ
｀-ゝ､,､ __,イ-´ ……奉勅命令って何？
／ |＼／| ヽ､
/,' <ヽ ∽ /> ﾊ
| i ヽ V /[▽]i |
i | ヽ / i |
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ノ ― |
|:::::::〉 （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| |r┬-| | 東京の参謀総長が天皇から日本軍出動の許可を貰うことだね
＼ `ー'´ ／ 誤解があっても仕方がないけど
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 大日本帝国軍の出動はすっごく手間がかかって面倒なんだ
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i 自衛隊出動よりめんどくさいとも言われているね
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
r､ r､ ゝ._） j /／ うそーん
ヽヾ 三 |:l1 .､,､__, イ／ 帝国陸軍って軍人が好き勝手に軍を動かしてるじゃんか
＼>ヽ/ |｀ ｝ |ヽ／ | ＼
＿＿＿＿＿
.. ／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
.. |:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ :.|
.. |:::::::::/ ._ノ ヽ ..|
|:::::::〉 （ ○） （○）|
. （@ ::::⌒（__人__）⌒)
| u |r┬-| |
＼ `ー'´ ／ だからそれはこの先の話だってば
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 山海関周辺である錦州付近は
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i 満鉄沿線ではない中華民国の領土だから奉勅命令が絶対に必要
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./ < ● > :::::::: < ● > .l
.| | それに関東軍だけだと兵力が少ないから
..ヽ （＿人＿_） / 朝鮮に駐留している朝鮮軍を越境させないといけないね
ヽ､ ｀ ー ' ／ 僕はこれを外務次官で政友会の森格議員に話して
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼ 田中総理も賛成したとのことだ
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
: :: .;: |;.:. :.: : :: .;:,:| |:. :.;.: ..:i:i:i::: l:i: :::i:i::...;.;i .:l.:. :. . : .;:ｉ |;.:. :.: :
..: :: .;:ｉ :.:. :.:. ..: :: .;:ｉ ｉ:.:. :.i:i:i:i: ::i:i:i:i:i::... |.:. :.. .;: ,:| :.:. :.:. ..
: :: .;:,:| .:l.:. :.: : .;: ,:| i:i:i:i:i: l:l:l:l:.. |:. :.; . . :: .;:;: .:l.:. :.:
..: :: .;:ｉ |.:. :.. .. : :: .;:;: i:i:i:i:i: :i:i:i::.. . ｉ:.:. : .:: .;:| |.:. :.. .. :
.:: .;: ,:| |:. :.;.,: .: :: .;:| i:i:i:i:i:i:.. i:i:i:i:. . |:;.:. ..: :: .ｉ |:. :.;.,: .:
. ..: :: .;:;: ｉ:.:. :.: ..: :: .;:ｉ i:i:i:i:i:i:.... i:i:i:i:i:..,.:. :.: . : ;:| ｉ:.:. :.: ..
.,: .: :: .;:| |:;.:. : ... ..: .;:|; i:i:i:i:i:i:. .i:i:i:i:i:i|.:. :. . ;: .;i |:;.:. : ...
..: :: .;:ｉ .:. :.:..: : : .;: .; . i:i:i:i:i:i:.. i:i:i:i:i:i.:.:. : .: :: .;: :. :.:..: :
.:: :: .;:|;. |.:. :.: : .;: i:i:i:i:i:. i:i:i:i:i:i:.|;.:. :. :: .;:ｉ |.:. :.:
..: :: .;: .;: ｉ:.:. :.: ..: :: .;:ｉ i:i:i:i:i::.. :i:i:i:i:i:i:. |.:. :. :: .:,:| ｉ:.:. :.: ..
.: :: .;: .|;.:. :.: . .;:,:| i:i:i:i:i::.... ..:i:i:i:i:i:i:i: |:. :.;.,: :: .;:| |;.:. :.:
..: :: .;:ｉ :.:. :. . : :: .;:ｉ i:i:i:i:i:i:i:::::.... ....::::i:::i:i:i:i:i:. ｉ:.:. :.: . :: .;:ｉ i:.:. :. .
i : :: .:,:| l.:. :.:. .. : ,:| i:i:i:i:i:i:i:::::.; ;:::::i:i:i:i:i:i: |:;.:. : . ..: .;:|;. l.:i : ::
::i:i .i .;:! !.:.i :.: : :: .;i; ::i:i:i::::i i::::i:i:i:: i :.: : : : .;i;i ::i:i :: .i
:il: ;:l.:.i;: ,:; /ヽ ..:i:;. i: ,:i:. i:i:::i i:::i:ir‐‐-､ ..:i:;. i: ,:i:. ;;: :il: ;:l..i;:
,::.: :: .;:;: ｛ﾍ 乂 :.:. :.:. i::i i::i .| 丶 ;:.:;: .. .: ,:: : :: .;:
.;:: .; ＼i ゝ :.: <》 i:i i:i | ＼ :.::
∨ ′ .ii ii .|ﾐ>､ ..ヽ ′
.), （( ､ /i , :i i ¨ヾ>､ ....:｝ __,ﾍ. /
／（ ヾ＼ 〉＼ /:,:し/ :i i ＼Y⌒〈 / 〉 ./し′
___＿三二ニﾆ＝-‐へ .メ、 ./ / i i ./ ＼;;;;;;〉 { ,:} / / __＿＿＿＿＿
／:: . ヽ / ｲ /／ :i i /| ヾ_彡′/ ｛__,／ ....::::: :.:.: :
／::::: : : ____〉 /. ... ..し′廴 .＼､ i i ./ .| ./ ／ ....:::::::::.: : : .:..
,.......::::::::: : : : :/＼三二ﾆ＝=‐- __ ＼ヽ--‐‐…‐‐ﾉ 乂从厂￣￣＼._,ノ .／ ./ ／
,........::::: : : : : : : . . ./ / ￣三二ﾆ=- ヾ ゝ ,_三二ﾆ＝=‐=ﾆ二三__人ノヽ._从／（ ／
..::::::::: : : : : : : : :: . . ..../ / ￣￣￣三二 = ／_ノ /「￣￣¨フ
さて基本計画書を作らなきゃな
奉勅命令が下されたのなら
いつどんなタイミングであっても発動でき
関東軍に地をひらかせる
! :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::""""::::::
.! -‐‐=＝＝ 、;;::::::.. :::::
| ´, -__=＝- :::::::::::.
| , ´ __￣｀ヽ
ｌ , ,´ ヾ ゝ
ｌ l { ● l ｀、
| ゜、 ゞ__ .ﾉ i
ｌ::::::::::::::::;;, 、＿ __ -‐..'....,,
ｌ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;; 満洲事変の計画書をね
!:::::::::::::::::::::::'''' ;;l 張作霖……お前の時代は僕の計画によって終わりを告げるんだよ
ｌ:::::::::::::::""
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ⌒ ⌒ |
|:::::::〉 （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／ さてお次は田中義一総理にお話を聞こう
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 田中総理は満洲問題をどうするおつもりでしょうか？
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
‐=ﾆﾆﾆﾆﾆ=‐
‐ﾆﾆﾆﾆ≠‐≦ﾆノ⌒} ィ,￣ヽ
./‐ /⌒! { ` ＜ﾆ‐ ﾍ.ゝzィ:ヽ
_(三ﾆﾆ‐ ｊ ＿斗七 ヽﾆミｘ::∨
r.＜ﾍ￣¨斗ｒｧ 弌.メ ./ ∨l
{__r' ノ‐''゛ゞ''´ }ﾏ l::!
乂/ ゝ .:.,'
:l rｰ―＜/ まぁ基本的には張作霖を温存するぞ
.∧ _ ＜::::::::::::::::::::/ 排張論ではなく援張論
ヽ .ｲ--ﾞ ＜::::::::::::::::::::::::::::::: { 張作霖と連携して満洲経営並びにこれからの北満経営を行っていくぞ
＞ '┬＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
:}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{
}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{
|:::::::::::::::::::::::::::::::::: ＜ |
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ ヽﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ⌒' j /／ えーなんか話がちがーう
ゝ ,､__, イ／ 義一ちゃんは張作霖排斥にＯＫを出したと河本さんが言っていたけど
.y' |ヽ／ | ＼ またそれも嘘なの？
/ { <l∽ ／＞ ヽ
l .! l／／ / }
`iヽ¨`¨¨` 、
i ヽ ヽ::::::::::::ヽ 、
ｌ ヽ ヽ:::::::::::::::::::＼
ｖ ヽ ヽ::::::::::::::::::::::＼
i ヽ ヽ::::::::::::::::::::::::＼
ヽ i !::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
ヽ ヽ ヽ::::::::::::::::::::::::::::i
, '‐---, 、 ヽ ヽ ヽ:::::::::::::::::::::::::i
, '::::::, ' /::::ヽ、 ヽ_ｚ=i i::::::::::::::::::::::::::i
,'::::,'´,'::::::::`ヽ i i::/`´ヽ、 _ - i' i ヽ、::::::::::::::::::::i
,':::::,' `´ ヽ ′ 、, ' ` ｀_ヽ-_ ‐ ヽ、 ヽ ヽ::::::::::::::::::::i 嘘じゃないぞ
'¨ヽlii , ' ‐‐- ,-‐、‐_ ‐ i ヽ ヽ ヽ:::::::::::::::::i 最悪の場合そういったプランを発動してもいいと言ったんだぞ
,' u_ 、 _‐_ `ヽ´ヽ、,' i ヽ ヽ::::::::::::::i 雨が降ったら傘を開くってやつ
ヽ_, ':::::::::::: _-、,'_ ヽゝ::::::::ヽ ヽ ヽ ヽ::::::::::::ｉ 前提条件である張作霖の無秩序な北京撤退と蒋介石の追撃の山海関越え
ヽ,-‐__}-‐::::::::::::::::::::::::::::::::::::, ' i ヽ ヽ:::::::,' どちらかが無くなったらそれはやる必要はないってことだぞ
/`::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,' i 、 i ヽ、' オラも蒋介石には山海関越えはしないように説得と工作を進め
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヽヽ ,' 張作霖には秩序ある撤退をするよう求めるつもりなんだからさ
/`￣‐‐-‐‐‐--‐‐‐---- ゝ
‐-, ___ , ' i __________i
, ', ' ヽ ヽ
// /-_、
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿＿＿＿＿
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|::::::::/ ⌒ ⌒ |
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:::::::〉 （ ○） （○）|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:（@ ::::⌒（__人__）⌒) ここらへんこの後の関東軍と田中義一の意思疎通がこんがらがって
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| |r┬-| | 後々問題が発生するね
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ `ー'´ ／ というか田中義一が急死したのをいいことに
.:.:.:.:.: ,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 陸軍人が自分たちに都合のいい発言を捏造したとも考えられる
.:.:.:.:/ | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
.:.:.:.i. | ＼/ﾞ（__)＼,l i .l
――
´= x ＼ﾆﾆﾆ=
／ ` ‐ﾆ‐‐ｬ ヽﾆﾆ ‐
≠ 弌ｧ、 `¨^ ｒ-ｘ .‐ﾆﾆ‐
. ／ ヽ {‐乂 ‐ﾆ‐
. r 、 乂ﾆ‐_ }ﾆﾆ
l `‐ ＼ ` ｰ/ﾆ /
∧ i⌒i ヽ ／‐ﾆ/
〕 ゝ :|
％ ＞ ＿ .ノ 全ては情勢次第ではあるけれど
.r≦ ｧ ＞┬ｔ￣￣￣ﾞ ｰ―＜ オラとしては張作霖は残す他に
ﾍ Ｙﾉ ヽ 日本の選択肢はあるとは思えないぞ
ヽ / :}ヽ .
〈./ :ｌノ /
:} /{ _
乂＿＿＿＿＿＿＿＿ ゝｒ
}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r┘
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ ヽﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ⌒' j /／
ゝ ,､__, イ／ どうしてよ。だって張作霖って排日政策を進めているんでしょ？
.y' |ヽ／ | ＼ それを排斥しない限り満洲の秩序は回復しないと思うけど
/ { <l∽ ／＞ ヽ
l .! l／／ / }
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
x≦.:.:.:.:.:,. -‐…‐-ミ.:.:.:＼
/:.:.-‐- '".:.:.:.:.:.:.:.:.:: : :: ｀丶､_＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:..:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :ヽ
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :}
ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
ｿ:､:.:.:.:.:.:.:.Ｙ´/vﾍ｀Y.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ
ｰ=彡＼¨ﾆ=-∨_＿_∨--‐‐ァ爪》
イ彡《 ＼: :: :: :: :: :: :＿__∠ 》乂i}
八从{ ≧=ァう不ゝ’=彡ﾙ川ﾘ
ゞ,:{ヽ ﾉ｛ }ﾊ ﾉｲ仆"
''|、} ___,< } ﾚ)､ｰ=ィ〃|《
| ヽゞｚ彡辷冬≧ﾉ,ノ ト、
ノ| ∧ ＞一｀¨〃ｲ | ＼ｰ- _
x=水ﾌ´ | 込 _こ＿_ノ / }、 }:: :: ::
／ﾆﾆハ /| ∨ 7 ７ / i ヽ /: :: :: :
‐7ﾆニ/: ::‘ / ! ∨ / / ,′ ／: :_: :-‐
/ﾆﾆ７¨ ‐-: :､_ ; ∨ / /_／: :¨: :: :: ::
ﾆﾆﾆ|: :: :: :: :: ::､‐-ミ. ∨/ -‐ﾆア: :: :: :: :: :: :: ::
はたしてそれが張作霖の個人意志による排日政策かは疑問だぞ
オラはロシヤ通で陸軍のボスをやっていたから想像が容易であるけれど
シナの政治ボスってのも取り巻きの有力者たちに担がれている場合がほとんどだぞ
その有力者も部下たちによって担がれているという権力図
ある意味でシナの民主主義ってやつだぞ
＼ | | / ／
＼ | | / ／／
＼ ＼ | | ／ ／／
＼
ﾊﾊ
(ロﾟ=) ﾊ ﾊ ∧∧ ∧ ∧
ﾍｎ | ､ ヽ (∀ﾟ=) (∀ﾟ =) (Дﾟ*=)
`ｰ､｀(´`´_ﾉてγ(´) ⌒ヽ / ＝ヽ / ＝ヽ
/￣/⌒ﾉ `ーヽ＿ノ ヽ / | Y(´9/ = |
(__,ノ | | ／／＝ﾉ / | | ヽ |(´ヽ | |
(＿) ／ | Y (＿／ ／ ／`ー|＼ ｀ ﾉ
ii ii`ヽ | ' '' 'i
ヽ `ヽ / _,-‐‐‐-、
ヽ i i´ ｀ヽ、｀ヽ
,' i ヽ ヽ ヽ
i i ヽ i ,'￣ヽ.
ゝ i ヽ ,'_,- 气、
／ i i ! /, 'ヽ-ヽ ＼
/ | | / ゝ ,'
i i i , ' , ' /
ヽ , -‐ヽ、_,, ' 、_,, ＜_´ , '
／ ヽ ヽ 、 , '
, ' ヽ、, '¨¨ ヽ、
/ i
i /
i _,, -‐ ''¨`´` ,'、__, ' つまりは排日政策は満洲のシナ人達の総合意志であって
ヽ _,, --''`,' 、 ,'::::::::...、 ,':::::::::::i 張作霖の排日政策はその反映ってやつ
ヽ、 ／::::, ' ＼::::::::::::::::::::..., ':::::::::::::,' そうであるからたとえ張作霖を下野させたところで
｀ｌ ／::::::, ' ｀ヽ、:::::::::::::::::::::::::::,' 代わりの新たなるボスが排日政策を撤回するとはあまり思えないぞ
i／:::::::::,' ヽ、::::::::::::: , ' むしろ今より悪くなるかもしれないしさ
ヽ::::::::/ _,, -‐''¨:::::::::::::::::::::::::／
ヽ-‐ '':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
ヽ
♪ γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿 ♪
♪ ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ ♪
♪ 〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │ i
lヽ rf rf ri ﾚ!小ｌ （≡） （≡）从 |、i|
l!}ﾍ、 |エエエ__ﾙ|＿＿__,､_, |ﾉﾚ ﾘ うーんそれならさ
l!} "＝＝＝＝＝＝＝＝ﾐﾟヽ¨¨¨`⌒ j / 日本の都合のいい親日派をボスに据えたらどうかしら？
l!} ,／ (( || ゝ￣￣¨¨} ) ) ゝ ,､__, イ_＿_ こう後ろから銃口をちらつかせてさ
ｌﾚ′ 廴⊂´ |彡'／.:.:| ∽ ／ヽ.:.:.:.:＼ あるいは曲を奏でて踊らせるとか
. ￣¨＼ ／ ヽ.:.:.:.:.:.| /.:.:.:.:.:〉.:.:.:.:.:l 「ほら、そこで、くるっと廻って、ワンと鳴け」って感じにさ
}.:.:￣¨ヽ／.:.:.＼.:.:| ./.:.:.:.／.:.:.:.:.:.:.{
L.:.:.:.:.:.:＼o.:.:.:.:.:＼,7.:.:，’.:.:.:.:.:.:.／
￣￣¨¨ ＼.:.:.:.:.:. `〃.:.:.:.:.:，.:’
}.: ＼.:.:.:.:′.:.: ／.:.:.{
_ _――_ 、
./⌒ｰ- ⌒）/¨ｰ= ≧ｚ .、
./‐-ﾆﾆﾆ ＜ 'ゝ≠‐‐=ﾄ二‐_
| ／二( )ﾆ 二( )ﾆ ヽ゛ﾆ_
.,.,.,ﾉ ` ﾆ ‐ 弋ﾆﾆ‐ ||:}ﾆ_
., ゛ :|| |ﾆ‐ .、
,' ｊ ∨ お姉さんはおっかないことを平気で言うなぁもう
l そんな傀儡的ボスなんか
:∧ ィ―‐''⌒ﾞ l.r‐‐ t_....r‐‐ 、__ シナ人の支持を得られるわけないぞ
..≦≧z...l´¨''ﾞt..............rｉ ::〔:::ｲ} ﾏ:_:_:_::::ヽ
|:::::::::::::::r' .ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ...,ノ::::::::::::::::ヽ
|:::::::::::::::=‐<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ |
＼ ／ では大問題である満鉄併行線については
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. どうするおつもりでしょうか？
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
,. -―::::;ｒ::＝、- ､
, へ'´::::::_;::-‐/:::;: ､:::＼:::｀ヽ、
ィ:::;:､::::::ゝ l::ノ ｀¨´ ヽ::::::＼
/〈::/ ￣ __,...＿ ヽ::::::::ヽ
/ ,..ィ/ｸ'′ ｀ ヽ:::::::',
,' ,..ィ/ﾌ¨￣ ￣ ヽ:::;:ゝ-､
／ ´｀¨´ '′ ヽ
／ ',
/ ｊ 頭が痛くなる問題ではあるけれど
| / 満鉄包囲線の併行線問題は
'、 _ _ -－ ＾ｰ--一'′ 鉄道のいくつかを日本の援助によって建設するのであるならば
ヽ、 ,::::} _ -－ ´ ヽ 他の鉄道をシナ側が自力で建設することを認める
｀¨ ｰ --¨一 ¨´ ｒ‐-､ ヽ / |
| / / / lｰ--′ ,' 宥和的かもしれないが出来ちまったもんはおいそれとは壊せないぞ
Y 〈__,.ィ'′ /| だったら経済的自由主義でお互いに利益を追求したほうがいい
| ＼ ノ |
／ ｀ヽ、＿_／ ヽ
/ ＼
「満蒙殊に東三省地方に関しては、門戸解放機会均等の主義により
内外人の経済的活動を促すこと同地方の平和的開発を速やかならしむる所以にして、
我既得権益の擁護乃至懸念の解決に関しても亦右の方針に則り、これを処理すべし」
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ─） （─）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
ｌ^l^lｎ ｀ ⌒´ ｜
ヽ L ／ 東方会議の閉会に際して田中義一はこう訓示した
,,.... ゝ ﾉ_、___ ーノﾞ-､
.i ／ / '; ＼_____ ノ.| ヽ
l / / ＼/ﾞ（__)＼,| i
,.ィ;;;r=(;;;;;;;;;､_
／⌒ヾ／ ＼￣i;;;}-=､
{ ! ＼しﾞ __ヽ
,ィ))) ヽ. (;;;;;;;;;)
. //ｲﾍ _＿_｀く ＼｀ ! /777
.イ__／＜::::::::::::::::::.＼ _ ヽ r'っi１
.／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼ { ――-､ ﾞ. /´,' / うむ。それだぞ
､.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼ | ; ／{___/ 外国人の中には日本は満蒙にて閉鎖主義をとっていると思われている
￣￣ ／.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＞ . ′／ ／.::::::／ けれどオラはむしろこれからは満蒙において門戸開放機会均等主義により外国人を歓迎し
／.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..￣.::::ー＜.::::::／ 英米仏は勿論あのロシヤ人であってもこの地に投資しても差し支えはないと思っているんだぞ
／.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::: ／
／.::::::＞―――＜:::::::::::::::::::::::::::::::::|＞''‘´￣￣ もう日本だけの独占的な経営は今の時代には合わなくなりつつあるんだからさ
'´￣ ｀ ＜ :::::::::::::::::::::|
｀ ＜ ::::::::::|
｀ヽ::::|
―――
-ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐
‐ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ‐
. ′ ゛|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ .‐
′ .ﾚ‐┐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐
l ´` ヽ .{‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
__ 、 ' } r≠ t_ﾉﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
斗= `''∨ ヽ / ゝィｰ.イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ .‐
弓 ___ :{ ヽ´ .',ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐ そりゃオラだって張作霖は好かんさ
| .ﾏ __ ＞:::::::::::乂ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐ ィ___ でも満洲は日本とは違う外国だぞ
} ﾏ斗:::::::::::::::::::::::::::::::::＞―――‐.＜:::::. / 弓 ポンポン首を挿げ替えられる傀儡じゃないんだから
:} |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/ l＿ 才 トップを変えることなんて上手くいくとは思えない
≧z |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l:::::::::: l .:| だからこのまま張作霖と交渉を続け上手くやっていくしかないってやつさ
',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::/ |
￣￣|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::ｲ _/
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ |
＼ ／ このように田中義一は張作霖を温存して満洲の開拓へと意欲を燃やす
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. 一方関東軍は張作霖を排斥して満洲の地に新たな秩序をひらくことを切望する
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
／. :: :: ::_::_:: :: :: :: :: :.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
.: :: :: :γ ﾄ、/lヽ :: :: :: :: :.:.:.:.:.:.:.:.
/.:.:.:.:. ::弋！V！ﾉ_:: :: :: :: :: :.:.:.:.:.:.:.
. {.:.:.:.:＞:: ::¨￣:: :: :: :｀＞x.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
､::≫=＝ ＝==≪.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.
//州__: : : : : : : :｀＞≧≡= ≧､.:.:.:.:.:.
{（:州へ≧=x ､≦rﾋﾞﾃ‐` 川⌒ヽ:i
゛¨沁 <ツゝi !::'' ､__彡ｲ/＾} ｝i
-=彡 | ￣ }!_ ﾉ/:i:i
j! ,{、ﾑ ) ）} 〔彡'州:i
∧ ,ｨ升_守≧=≦ノ ,' _）)川:i:
辷彡ノ辷ﾆ≧≡'" / ｰ=≦彡
ﾍ `:::::7´ ,:′ 从州
. '; ／ ;; /:/ﾆﾆ
,.斗｀ー‐一 升i/:ﾐ ／.:.:i二ﾆ
,ｨ劣/∧､ _＿＿___,/／:: ::.:.:|二ﾆ
-‐: :: :,ｨ仁:i/:: ::∧:.:. :: :: :: :/: :: ::.:.:.:.:｣二ﾆ
: :: : /ﾆ二/: :: :: :∧:.: :: :: :/:: :: :__二=!≠ﾆ
: :: /ﾆ二/三二ﾆ=‐､: : ｒ=ニ￣: :: :: :|三二
ではお次はうわさの張作霖に会いに行こう
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ u ヽ、 ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ えっマジで？
ヽ ∩ノ ⊃ . j /／ だってこんなに嫌な話しか聞かないのに会うって
/ ＿ノ_, イ＿ 怖いからやめようよ
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ⌒ ⌒ | __
|::::::（ （ ●） （●）| ／_} l'':,
（@ ::::⌒（__人__）⌒) ／_ﾞ''iﾞﾉ､ﾉ まぁまぁ逆にシナ人から見た日本人というのも大事
| |r┬-| | ,:'`;:'／ﾉﾞﾉﾌﾞ どうしてここまで排日政策をとるのか
＼ `ー'´／ /`/ / ノ-〈/ ここまで見学したのならうっすらと分かるかもしれないが
>'ﾞ:: ‐'"ﾞ./ ヽ.,' ~ ／ より具体的に張作霖の口から聞いてみよう
／/::::: ', / /
また後編もよろしくお願いします
勉強になる〜
全く使わないよねぇ。
有力軍人や政治家と現地軍閥関係者の婚姻による融和って
結構オーソドックスな支配の方法だと思うけど。
自国民の間でしか有効とは考えられてなかったと思う
多分婚姻外交が有効だったのはヨーロッパの王族と貴族だけでしょ
まあ国民国家と化してからは戦争の抑止にはなんの役にも立たなかったが
分割して統治するためにも婚姻で
親日中国人を作るのは非常に重要。
中国女と結婚したら日本の中央に戻れなくなる。
中国女と結婚したら日本女から持てない奴だと思われる。
そんな私利私欲を国益に優先させれば
そりゃそれなりの結果にしかならない。
ベトナム戦争の時の米兵もやられた中華の伝統なアレ。
結婚してたら軍の衝突前に一族郎党がそれをやられて、日本側の世論が制御不能になっちゃうよ。
まず中国人全てが敵だと気づかなきゃいけなかったんだよなあ
残高にも遠く及ばない金額でしか買われないし値切る為には強盗殺人も当然に含めた嫌がらせを
積極的にしてくる。
日清戦争の三国干渉の時には倭人による本土租借阻止に歓喜し面子料を三千万両出せたが、
結局それが最後で強盗兼乞食に落ちぶれたな
ハリマンに売却していたとして
反日ならぬ反米闘争が起こったら
あっさりアメリカは満州から手を引くのか
それとも権益守るために泥沼に入り込んで
そのために後衛の日本まで敵に回すとめんどくさくなるわけで
朝鮮特需ならぬ満州特需が日本に起こっていたのか
特殊権益頼りの点と線の確保じゃ全面撤退は必然だっただろうね
それでも満州を確保したかったんならスペインや
アングロサクソンやナチス式の民族浄化の絶滅政策しかなかった
どうせ日本人のメンタリティーじゃ無理だろうけどね
だから中途半端な事ばかりやって自滅するのさ
安倍政権はいつのまにか満州が生命線になっていたのかとわい驚愕
中国政府と中国人を心底バカにしてる言動なのに、ナチュラルに見下して人間扱いしてないから
そんなのを表に出しちゃうんだよ。
それが元からある反日感情を刺激してさらに・・・という悪循環が存在してるな
満州問題の最適解は田中義一の言う「門戸開放機会均等」欧米にも満州利権を分けて問題の当事者にしちまう、であるように思う
そうなれば日欧米が対中国で協調して動くことが可能になり、対中国交渉でも有利にことを進めることが可能になる
それが嫌なら石橋湛山の言うように満州利権そのものの放棄という手もあるが
どっちにしろ満州利権の一人占めにこだわった＆日本単独で中国と対峙できると思い込んだのが失敗のもとのような
英側のキャラの原作セリフを借用するなら「貴様らは(邦人の被害を屁とも思わない分)臆病者で
はないが卑怯者だ」というところだろう。他の九ヶ国条約批准国からすれば密約で中国権益の
独占を図ってる様にしか見えない。山東半島で自分達の尻に火がついた時だけ出兵しその後
また幣原が外相に就き挙げ句の果てに満州事変だから疑うなという方が無理
満州事変にしろ張作霖爆殺事件にしろ左翼史観だと「中国は被害者」ってなっちゃうけど、中華民国の無秩序っぷりもかなりアレなのにねー
＞南満洲鉄道には大日本帝国の未来全てが詰まっている
てのはすごい皮肉だよなあ・・・
仁川から満州ロングポジションを取りずーっと横横か下にしか行かなかったクソポジがロスカット
寸前で漸くようやく登り基調にトレンド転換したのにそこで損失確定する度胸は持てないだろうね
民主主義国家としては今後チャートが右肩上がりになると誤魔化さないと
順番が逆。独占したでかい市場がないとそもそも資本も重化学工業も得られない。
欧米列強は植民地でそれをえた。
それがない状況で自由貿易？そこらの商店街とウオールマートが勝負して勝てるとでも？
自由貿易とは弱肉強食、弱い奴が自由貿易して勝てるわきゃないだろ。
おまけに相手があるものなんだから、相手が弱い分野は徹底的に守ってくる。
アメリカの重化学工業の最大の市場は国内市場だし（貿易依存度一桁）、
第一次大戦前にドイツの重化学工業の最大の輸出先はイギリスだったぞ
自国で作るより他国で作った製品の方が安くて性能がいいなら輸入する、それが自由貿易であり
自由な経済活動だ
アメリカに裏庭である中南米に関与させてくれといって、アメリカが同意すると思うか？
英国に大英帝国の植民地に関与させてくれといって話聞いてくれると思うか？
殖民地というのはその国にとって必須なものであり、それは自力で確保して維持しなければならないもの。
ちなみに満鉄だけで当時の株価の一割は占めており、満州に進出している関連企業なども含めるともっと増える。
(時価総額一位のトヨタですら時価総額は20兆で、東証600兆3％ほど、つまりトヨタが三つ潰れるくらい)
並行線などで赤字になり、ましてや権益喪失なんてことになったら、
満鉄倒産、満鉄の株もってる銀行なども全部連鎖倒産しかねない。
満州が草刈り場になったら当時の日本経済が破綻するよ。外資を入れるのも当然ありえない。
文字通り乗っ取られる。
他国で作ったほうが安くなれば自国の製品など誰も買わなくなり、
結局その国が衰退していく。関税がなぜあるのかから考えろよ。
アメリカなら南北戦争の原因からまず考えるべきだ。
あれは自由貿易を望んだ南部と保護貿易を望んだ北部の戦いだ。
大英帝国に物売って、英国の製品を買おうというのを望んだ南部は倒され、
保護貿易を臨んだ北部が勝った。そのおかげで米国市場をアメリカが独占することで、
アメリカの工業化が初めて進んだんだ。
そして北米という市場を失った事で衰退していった。
最初から自由貿易してて大国と競争して勝てるわきゃないだろ。
鉄鋼のダンピングとかみてりゃわかるだろ、ほぼすべての国にダンピングとかいって制裁金や関税かけてる。
米国の鉄鋼価格がただ世界からみて高いだけだってのに。
俗にいう朝鮮族ね。
満州への移民、日本から離脱、勝手に満州にいって焼畑して農業してる昔ながらの連中とか様々、
(今も東南アジアには普通にいて、国境無視して焼畑して問題になってる)
長城の向こうの中華からきたシナ人が文句いうのもおかしいが、彼らからしても朝鮮族は追い出したい競合相手、
俺らだって追い出したいだろｗ
けど日本からすると追い出されると数百万人の難民が朝鮮や内地になだれ込む事になり、
大問題になるという点もあった。
まさか……スレ主は……？
こう書いている資料が多いけど実際には原敬率いる政友会が強すぎて第一党になれなかったからが真相
元々西園寺は政友会の総裁出身な上に自身の内閣時代に対立して単独辞職をした加藤の事を嫌っていたので政友会を贔屓していた
そのため24年の選挙で憲政会が第一党になった際に西園寺は加藤を総理に推薦することを極端に嫌がったらしい
もっともその後の加藤は西園寺の想像以上の働きをして西園寺からメチャ高い評価を受けている…あと大陸政策と対中関係、張作霖との関係も結構良好だった
当時に忖度云々いう方がおかしいんだが、政権へ就いてる時に党内有力者の親族企業が国内
シェアを伸ばすと外聞が悪いからね
欧米との協調は大事だが、将来人種戦争になる可能性があるので中国とは和平的にやったほうがよいというもの。
個人的には五項を入れたのは当然だと思っている、それを入れる事で日本が望んだラインで決めやすくなったし、
中国としても日本と交渉して五項を削除させたという外交成果をアピールできた。
外交とはこういうものだろう。
誰もが車を持ってる現代じゃ想像も出来ないなあ
なおやったらマジで暑さと疲れで死の危険あるからやんなよ？ｗ
今でも中国出向の若手で野心のある奴は
現地女と結婚するよな。
中国人の「身内」になれば中国人を動かせる。
これは組織内で出世する強力な武器になるからな。
まぁ逆に自分も中国人に動かされることもありうるがｗ
あたりまえだけど、本人なりに熟慮して、日本の政治がこのままじゃいかんと考えての決行だったんだなあ
あいつらは異常・無能だーで終わることなく彼らが何を考えていたのか純粋に知りたいと思った（小並感）
流石に当時に実力行使をしてた連中も民主主義を自称するほど迄には厚かましくはないけど
まともな右翼はほぼ全滅したからなあ
確かにヒロイズムな人達はいつの時代も面倒だけどね
、選挙で選出された議員が法案審議をする以上のことを為し得るわけではなく何より規定の手続きを逸脱して為し得てもいかんだろ
デモ隊に忖度したと糾弾されてしまう
法案審議をやれと言う方が説得力があると思う。
あはは、それやるともっとも儲かっている欧米との貿易が閉ざされて
そもそも重工業を興すための資金が足りなくなるんだな。
もちろん売ってもくれなくなる。
だいたい当時のしょっぱい日本の重工業製品を独占的に買わされるってどんだけって話だわ。
欧米を味方につけて中国が独占を打破する結果以外なにか起こりうるか？？
まさにいまその袋小路にハマってしまったのがチャベス政権末期以降のベネズエラですな
蒋介石時代、に限らず中華民国のほとんどの時期はまともな財政収入がなく、ナチスが国府の
兵器工廠建設を請け負ったのも融資とセットにするくらいだったので、重工業製品を売る場合
対価として直接の金銭収入は得られない。
ナチスも慈善でやってるわけではなくタングステンという現物が担保だから取引になった
やはり満州権益は滅茶滅茶美味しかったんだねえ
この権益拡大と、対中貿易収支悪化がゼロサムなのが日本のジレンマであったと
タイミング次第でもある。
長年生産してきた日中に短期間で匹敵してるんだから充分多いんだけど
WW2終結直後はアメリカのGDPは世界の8割とか
それは問題ないよ。独占できる市場があるなら経済は回るからね。
欧米列強はみな植民でそれをなしえた。
米国は英国の製品をシャットダウンすることで自国産業を保護して産業を育てた。
自由貿易を望む南部を叩き潰して、保護貿易をしいて米国が台頭した。
日本においても徹底して保護貿易をして産業を育ててからやっと関税を引き下げて自由貿易に参入した。
順番を間違ったら南米みたいに産業が壊滅する。
日本は1911年頃まで関税自主権はなかったから、開国の時からずっと強制的に自由貿易だったぞ
少なくとも広田弘毅や近衛よりかなりマシな外交観持ってるように見える
やる夫高橋是清を見ると分るが田中義一は内政、外交共にやっている事は結構まとも
あと本人も意外と結構まともで有能な人…ただし致命的なまでにKYでおおらか過ぎたのが致命傷ではあったが
ぶっちゃけ昭和天皇がもっとおおらかで器のでかい人間なら日本の歴史はかなり変わっていたと思うぞ
陛下は当時は２０代だったからあんなウソつかれたらキレるのが普通だろ
>それは問題ないよ。独占できる市場があるなら経済は回るからね。
>欧米列強はみな植民でそれをなしえた。
うん、そうだね。
で、欧米列強がたどった道を何十年遅れで進まなきゃならないんだい？
その間、欧米列強は当然先をいっているわけだが、
なぜその間、虎視眈々と狙っていた中国を
いつでも蹴散らせるようになるどんどん遅れていく連中が独占するのを指を加えて見ているのかねってこと。
名もなき民衆の影響が実は大きかった、ということなのかな
蒋介石も張作霖も中国人のナショナリズムに忖度していたと
田中は別にウソをついたわけではなく単に内閣と軍の方針を伝えただけ
既に田中より先に参内した陸相が全部報告していたのだからこれ以上の裏の説明は不要と判断したのだと思う
昭和帝は人格劣悪で器が小さかったから、世界大戦に大敗北したってこと？
だからその時日本の産業はぶっ壊されたんだよ。
莫大な資本流出が起こった。
>>293
逆だ逆だ。関税で徹底的に守り、独占して植民地化することでどんどん日本は列強に近づいていたんだよ。
自由貿易なんてやっていたら停滞するだけ。
実際日本の工業生産高をみてみればわかるが、日本はこの時から急激に伸びている。
欧米から輸入しなくなることで、産業は発達し資本が蓄積されていったのさ。
清国留学生事情〜満州移民事情〜九カ国条約〜河本プラン（造語）
前編同様に回り道をしてから本筋へ向かいます
よろしくお願いします
いや誰も自由貿易せれなんてこたいってないんだがｗ
＞実際日本の工業生産高をみてみればわかるが、日本はこの時から急激に伸びている。
＞欧米から輸入しなくなることで、産業は発達し資本が蓄積されていったのさ。
逆だ逆。
この時からやたらと輸入額がデカくなっていって、それはそれこそ禁輸の始まる戦争直前まで続く。
なぜなら重工業を伸ばすためのマザーマシンから資源から買いまくった結果であって
それは保護貿易の結果ではなく戦争による傾斜生産が始まったからだ。
重工業ってまず機械を作るための機械を手に入れなきゃならないから
それを英国で言う18世紀あたりのレベルからやってたらどうにもならないってお話。
彼らが100年も前に通った試行錯誤の道を、わざわざ貿易閉ざしてなんでたどりたがるんだよｗ
重工業産業が発展するっつうなら
中国は経済開放以前に世界最大の重工業国になってるはずだよなｗ
もんだと自覚ないからね。傍からは鬱陶しがられるか憐みの目で見られる
存在だと自分では気づけない哀れな人たち
匪賊も馬賊もどちらも今で言うところの反政府ゲリラ(クメールルージュやコロンビア革命軍)
要は単なる夜盗や盗賊団ではないけど軍閥のような政府、行政組織を有している団体ではない連中がそう呼ばれていた
なお馬賊は満州方面で暴れまわっている匪賊集団の多くが馬に乗った騎馬隊が中心だったので馬賊と呼ばれるようになった
ちなみに張作霖を含め創生期の馬賊の多くがメンバーに厳しい法度やしきたりを徹底していた
当時の日本の子供にも人気だったあの人物が出てくるかなあ
レスバトルしている当人しか読んでいないよ
実際に金と生活のかかった日中間の問題が
実際の戦争に突入するのも納得といえるな。
それの何が問題なのかね？外国から製品を輸入するのではなくて、国内で製造するようにしているだけ。
航空機造船はおろか車などもほぼ国産に切り替えられ、日本の重工業化はこの時から始まった。
自由貿易なんてやっていたらこんなことはできなかった。
日露の時の戦艦なんて国産じゃねーしな、もうかったのは英国だけ。
>>301
はあ？中国は輸入車にたいして関税やその他の税あわせて100パーセント以上の税金かけている国なんだが、
自国の産業を全力で保護しており、自由貿易なんてやってないぞ。
＞航空機造船はおろか車などもほぼ国産に切り替えられ、日本の重工業化はこの時から始まった。
いや、そういうファンタジーはいいからｗ
その国産の機械を作ってたのは欧米のマザーマシンから作られた機械で、
このマザーマシンを超えるものができるようになったのは
それこそ1970年代も後半のことだ。
これとてマザーマシンに関税なんかかけていたらもっと遅くなる。
＞はあ？中国は
ねーねー、関税どころか輸入そのものができなかったような時代なら
つまり改革開放前の1950-1980年あたりには
もっと自国の産業が重工業化してたんじゃないんですか？ｗ
俺は固定回線で食らってるし
WTOに加盟して関税率を普通に下げた1997年→2006年のことだぞ？？
資本流出ｗが起こって国内産業が壊滅した10年が見えますか？
>>76
またも負けたか八聯隊、それでは勲章九聯隊、敵の陣屋も十聯隊、大阪鎮台へぼ鎮台、ってか
あの歌は、「阪神また負けよったがな！ホンマ金本どないやねん！」って居酒屋で悪態つく感じの大阪人のノリだと思うのねん
>>6 >>9 みたいなやつなら別に不快とも思わんけど
実際には突撃一辺倒でなく、押したり引いたりして華々しくなくともちゃんと勝つという、
スマートな野球のようなのが第八連隊
欧米から輸入した微々たる数で日本の生産数を賄えるわけねーだろｗ
日本の生産数のピークは44年、たとえば航空機だと日本は戦争中に生産数を10倍くらいに伸ばしている。
そして自国で生産できないものに関税かけてどうするんだ？
競合するものを排除するために関税は掛けるんだよ。
石油に関税かけよう、とかいうくらいアホな事言ってるなお前。
＞ねーねー、関税どころか輸入そのものができなかったような時代なら
俺別に鎖国しろなんて言ってないんだが。そしてそれでも別に問題はないよ。
きちんと消費が生まれている状況ならね。
>>315
何言っているんだ？日本で500万の車も中国にいけば1500万から2500万になるってのに。
関税の代わりに、たっぷり非関税障壁つくって税金かけて輸入車をはじめとして、
自国産業と競合するものはシャットアウトしてるから中国は伸びているんだよ。
マザーマシンの意味もわからないで
欧米から輸入した微々たる数で日本の生産数を賄えるわけねーだろとか言ってる人が
保護貿易を語ってるのでつっこんでみました。
日本ナメてたのか知らないけど
日中交渉にやたらと強気なのも個人的感情のせいか
君は戦時中の日本の生産体制とどうやって量産化したかを少しは調べてみるといいよ。
そうすれば頓珍漢な事いっている事に気づくから。
日本嫌いっていうかナショナリズムと儒教的世界観が合わさった
20世紀の普通のシナ人
欧米列強よりも日本に対する態度が厳しいようにみえるのは
日本がシナに対する最大の軍事的脅威だったのと
旧来の華夷秩序的な見方から日本に対しての居丈高な態度が原因
その証拠に日本が敗戦して軍事的脅威が無くなり格付けが終了したら
特務機関の一部軍人を除けば日本人に比較的寛容だった
あの辻ですら処刑しなかったくらいに
第7話 後編
奉勅命令はついに下されず
（清国留学生事情〜排日運動〜北伐〜河本プラン）
.
＿＿＿＿＿
/.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
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|::::::::/ ⌒ ⌒ |. ○＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|:::::::〉 （ ●） （●）| || ／
（@ ::::⌒（__人__）⌒) || /
| |r┬-| | || ／
＼ `ー'´ ／ .|| / ということで中華民国の重要人物である張作霖の見学
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.. || ／ 過去何度も遭遇した暗殺未遂のため
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ ￣ ||￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 張作霖は厳重な警備体制の中に身を隠し
| ＼/ﾞ（__)＼,| i | | |(＿ 〉 シナで最も最も会うことが難しい人物と言われていたね
＞ ヽ. ハ | | | ∪(＿ 〉
（ (＿ 〉
／||ミ
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|:::::::::::::::|| ||ｶﾞﾁｬ
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＼:::::::::::||￣￣￣￣
＼ ::::||
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （○） （○）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, .u |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ゝ._） j /／
ゝ ,､__, イ／ ニッニーハオ張大元帥
.y' |ヽ／ | ＼ ご機嫌麗しゅう存じます
/{ <l∽ ／＞, ヽ
|/! l ,― 、,―、. ＼
＼ ￣ (⌒⌒) ￣ /
￣＼＼／／￣
∨: : : :,ｘ -‐ ≧≦―-- ミ､: : : : : : : : : : : : : :: : ヽ
', .／ : : : : : : : : : : : : ＼ : : : : : : : : : : : : : : }
.／ 彡≦ ¨￣ ￣ ¨ ≧ミ, ヾ､_: : : : : : : : : : /
ヾ イi ,斗=ヾ, ｒ彡三ミヶ，≧ー-不´__ _.: : ／
.ミi.ﾚ彡ミヽ /,ｨ,r'示ﾐ､ 言ﾐ,ｔミx彡､／
.ﾐ 廴仡〉 i : 込,夕彳 i 彡/,'わ ｝ﾐ
'ji, ／.,' ｀' ,' ミ/У,'/ﾐ
ｷ' , 〈 ｧヽ / ﾐr ﾉj.,´ﾐ
'; ' ,ィ刋ｖ巡爻ヾ､ ' ﾐr'´ノミ
キ厶ﾍzt‐=+-ﾌﾉ¨` .ﾑ¨. .i
ﾊ, .≧…≦ ! ,ム i ふっ……おい飯食ったか？
ヽ .'´,;. ヾｉ ／/ ∧
_ ．＼ ＿ .i,．イ/ / ﾉ≧ｰ- ．_
. ,． ＜´: :: :: :i∨/////7'／/ / ／ i..: :: : : : : ＞
.,..．＜´.|: :: :: : : :: :／i ',.ー',- ∠ ___/_,．-‐＜ :..:..:iヾ: : : : : : :::
il,'///./li.: :: : : : : : : : ｉ .',.: : Y.: : ／ : : : : : : : : : : : i'´~: : : : : :::
il////,',li: :: :〟'´: : : : {.∧: :: : , ': :: : : : ,': : : : : : /': : ::: : : : : : ,
. il/////,li : : : : : : : : : : ',: :'､_ノ: :: :: :: : /: : : :: : , ' : : : : : : ,．': ::
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
r､ r､ ゝ._） j /／ ご飯？まだだけど
ヽヾ 三 |:l1 .､,､__, イ／ もしかしてご馳走してくれるの？
＼>ヽ/ |｀ ｝ |ヽ／ | ＼
- ‐-
／: :: :: :: :: :: :: :: :｀ヽ
／:..: :: :: :: :: : ＿(M)＿i_
/:.:.:.:.:..: :: : ,..ィ仁二三三三ヽ
,:.:.:.:.:.:.:.:.＞´ ｨ=＝ｭ ｨ≧ｭ＞´
,:.:.:.r-<ﾐ ｧﾋﾕ {fﾕ }
Y∧ﾍﾐ r ,_ 〉 {
ミ:乂i ゞ≦彡ミ≧ﾔ ハハッそうじゃないさこれも中国の挨拶
ヾ ∧ { i Y / 生活は安定しているか？という意味だ
i へ ヾｪｪﾉ .}′
_／＾ヽ ≧ｰ- ｲｰ-ﾐ_ まっ知人の間でしか使わない挨拶だが、そうか飯はまだだったのか
,.ｨ≦‐-＼_: ::', ∨//// ∧: ::', ≧ｰ- 実はすでに用意してある。ここはひとつ会食としようじゃないか
／ ∧: ::.';¨ ｰ-ヽ ｧ ∧: ::', ｀ヽ
}: :: :', ｀ヽ ∧: ::', ヽ i ',
__ __ﾉ i: :: :', i! ∧:: :', ';} ',
´. :. :. : r' ｀ト ､::', i! ',: ::.', } ｀ヽ
＿_,,,,.... -ｰ''''''''''"￣゛
_,,,.. -‐'''"´ _ / - 〟
_,..-'"´ ／| .(ゝ、 .／´ .ﾞl,,_、 ,..ゝ:::::::ﾞﾞﾞﾞﾞヽ′
,..-'"゛ .,,、 _....､ﾉ | _./ ￣ﾞ''" ヽ .｀ﾞﾞ'― ､:::::";::":::ｰｯ;;:;:;::::
,..-'" / ＼,, -" .ﾞr .l゛ _,.. --√ﾞ''- ,,,," _,,,_,,,-''ト ..､::;:;:;:;::''"ﾞ.ｌ,,,,、
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l ! .;;;ｒ'" !:::..:ヽ::::::;:;:;:;;ﾞ'-､ , ﾞ!、 ,,..,,＼ ． ．..｀'サｰ-....､..........-ｰ′;:;::
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..ｌ, ｀''ｰ､｀. l ｀~ゝ ,..........,,,,,,.. _,, -'" ' .. .゛ ｌ .`′
.ｌ ﾞ＼.ﾞｰ , ‐'''ゞ､;:- -― ,,..-'" ´ '!｀-k、
.ヽ. .`- ...../ .i";;:::: | ﾞ. .．..゛ .ﾞ . .． .,,../ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
ヽ ＼ .广'''"ﾞ_／..ｌ｀''- _,..ｒ'" | うわっすごく豪勢
.ﾞ ｀^^^ﾞﾞ´ .` ゛ "^ﾞﾞ´ | ではではいただきます
. ＼ ／
￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣
_＞ｰ‐≦へア
____,..．<~ﾞv ./彡／
,斗-＜￣ } /ｰ‐-∠,
∧ ′ i ／≦．=＝=`,
/ i ,∠' ´ ヽ
/ ﾑ≦ （ M ） }
i / ,_..＞ー―-=． ､/
i { ,ィヒ''"ﾞ"`'’,_ ＜, ヾ）
| / r≧彳 ＜ｱj ! y. ヾ .}_ノ
| / { (Y/ /i -‐,. （ｨｱj l!/
| ｲ ∠斗ゝ{. ｷ辷-r_ jヽ`' /
／イ .ﾊ i /`ｰェｴｪ爻ヤ ,.．へ, 待て待て慌てるな慌てるな
x＜ ＞ イ ｀.∧ {{ !ﾞ j.i/ _ﾉ ／ .,ノ=､,.> 俺がよそってやるから
／ ／ ,/,∠..i::::`､ 辷 メ≦＿ ＿＿＿＿ ,{ γヽ､ j 遠慮はいらんぞ客を持てなすのは主人の役目だからな
／ ／ , ＜.．''" .／ ＞＜ ｀＞-‐――ｧイ" /f A≦Y＾＼,j
／（ _）/ ／ ／ .／/ 斗‐'ﾞ´ ,,.. ∠-‐ {､,__v,,___,ソ＞"
/ 廴ﾉ《 / ／ ／ / ,／ ‐-‐= ＞"
/ ミ≧＝ =ノ / j斗ﾂ＿ ＿ ＿,,..．≧ｰ‐' ´
/ ｆ（ _）トｰ''7 ／ ／￣￣￣
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ ヽ、u ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ⌒ j /.／
ゝ ,､__, イ／ あれ張大元帥……一口試食してから料理を取り分けているけど
.y' |ヽ／ | ＼
/{ <l∽ ／＞ ヽ
l .! l／／ / }
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|:::/ :⌒（__人__）⌒|
|/ ｍj |ー'´ | 礼と毒味を兼ねているんだよ
＼ 〈＿_ﾉ ／
ノ ﾉ
|＼
／￣￣￣ ￣￣￣￣＼
| はいどうぞ
＼＿＿＿＿＿＿＿＿／
,.,,,,,,--‐'''´,.‐'´ヽ,.‐'´ﾞ;、へ'´｀〜〜
,,, ,,--''´r';;;'´ｊ-:''":::＼"~~`''ー－`''ー、へ不'´｀ `''‐-､
, .‐'´ -:'"゛＼';;;'´:::＼::::::＼:::＼::::::＼ ::＼`''ｰ-､,''ｰ-､ `''ｰ-､
r' r' . : ::.::::.:＼;;;＼::: ＼ ﾞ; ＼::::::ﾞ; ::: ヽ、:::＼r `''ｰ-､ ヽ、
（ lヽ､ . : ::.:::＼:.:＼ ｊ::: |:::::::::i::: j::::::ｊｊ::: :::ｊ :::ｰ-､,ﾉ )
ヽ、 ヽ、 `''ー－、）;;;ﾉ:::ﾉ ｊ,,─- ﾉ─-/─-; ,,,,,,/,--‐'''´ ,.-'´
`''ｰ-､, 冖ｰ--､,l_ /`''ー'`''`''ー'-─'─‐-,ノ,,,,,,,--‐'''´ '''´
冖ｰ--､,_＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿,,,,,,,--‐'''´
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （○） （○）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ゛ゝ._） j /／ これはわざわざどうも……いただきます
ゝ ,､__,ﾟ イ／ 逆新海監督的感覚を気にしなければ
.y' |ヽ／ | ＼ とても美味しゅうございます
∥= ,r' ＜＼ ∽l> .} ∫
∥ { .ｉ ,r'うi=ョ＝ョ＝ョ=と).
∥ | ／⌒ﾉ＼ _＿＿_ ,⊂ﾉﾞ
∥ ＼＿ﾞ/~ └‐─‐‐とｿ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
x≦.:.:.:.:.:,. -‐…‐-ミ.:.:.:＼
/:.:.-‐- '".:.:.:.:.:.:.:.:.:: : :: ｀丶､_＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:..:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :ヽ
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :}
ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
ｿ:､:.:.:.:.:.:.:.Ｙ´/vﾍ｀Y.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ
ｰ=彡＼¨ﾆ=-∨_＿_∨--‐‐ァ爪》
イ彡《 ＼: :: :: :: :: :: :＿__∠ 》乂i}
八从{ ≧=ァう不ゝ’=彡ﾙ川ﾘ
ゞ,:{ヽ ﾉ｛ }ﾊ ﾉｲ仆"
''|、} ___,< } ﾚ)､ｰ=ィ〃|《
| ヽゞｚ彡辷冬≧ﾉ,ノ ト、
ノ| ∧ ＞一｀¨〃ｲ | ＼ｰ- _
x=水ﾌ´ | 込 _こ＿_ノ / }、 }:: :: :: 食べたのか……
／ﾆﾆハ /| ∨ 7 ７ / i ヽ /: :: :: :
‐7ﾆニ/: ::‘ / ! ∨ / / ,′ ／: :_: :-‐
/ﾆﾆ７¨ ‐-: :､_ ; ∨ / /_／: :¨: :: :: ::
ﾆﾆﾆ|: :: :: :: :: ::､‐-ミ. ∨/ -‐ﾆア: :: :: :: :: :: :: ::
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノu ヽ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （○） （○）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ヽ |!!ill| j /／ 食べちゃいけなかったの！？
ゝ||!!il| イ／ なにそれすっごくあんまりじゃない！
.y' |ヽ／ | ＼
, ．..-―‐‐￢::¨: :: ::｀ヽ
／: :: :: :: :: :: :: :: :: :ゝ‐‐､ ﾊ
{ : :: :: :: : _＿＿__ { |lV!| }: :l
', ＞､ミﾐ-‐=＝-::_＞..､ィ: ::!
Y/ﾆi}ミ' ¨≧=､ ｀ヾ::へ/
{ﾍらﾐ ij ｀ ﾟ′,ﾆ≦､}::::::ヽ,
У| r |｀ﾟ´/￣￣
_ イ ﾑ ￢＝=;┘ /
,√￣￣￣〈: :.:＼ ∧ マ ヾ}/ いやいや安堵したんだ
. 〃: :: :｀ヾヽ ∧: :: : ＼:＞ __, '" 以前、奉天領事によそったら食べてくれなくてさ
i : : : : :: ::ハﾏ :ﾍ、: : : : ＞-< こっちの面子が丸潰れになって困っちまってさ
|: :: :: :: :: :: :ﾙ: :: : ＞ イo L__|、
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
／￣￣＼
／＼ ／ ＼
/（○） （○） ヽ
.| （__人__） | （うわっきったね！
.| ｀⌒´ u | こいつ唾液のついた箸で料理をよそうとか信じらんねぇ！
ヽ / そんなばっちいもんなんか食いたかねぇ）
/ ヽ u ノヽ ））
/ ヾ
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
＿＿＿＿＿
/:::::::::::::::::::::::::::.＼
|.::/⌒Ｙ⌒ヽ:::::::::::.|
| ノ ＼ ｉ:::::::|
|（─） （─ ） 〈::::::|
(⌒（__人__）⌒:::: @）
| |r┬-| u | その人は領事館に早く戻って
＼ `ー'´ ／ 湯豆腐でも食べたかったんじゃないんですか？
,-- ゝーー ___／ /ゝ--、
ｲ / |.!､ _____ ／ ノ | i
| i |,／(__）ヽ／ | l
, -‐‐ ‐- ,
／: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : ＼
／: :: :: :: :: :: :: :: :＞‐＜: :: :: :ヽ
／ : :: :: :: :: :: :: :: : / |l∨ｌ| Y: :: :: :}
／: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : ゝ-.=＝┴- ∠_ 湯豆腐かぁ
/ : :: :: :: :: :: :: : _＞'_´〝´ ￣ ¨ Ⅷ7'izヽ 俺も豆腐料理には目がないよ
i: :: :: :: :: :: :y彡'´/へ≧ｭ､ ; _,z≦ヽ_＿＿） 洒落たものでなく田舎風のやつだ
ヽ: :: :_z,≦ミ,ﾘ 七ツｭヾ〈 〉rセﾕ| 濃い油で炒めた豆腐はたまらないねぇ
Y´ミfてヽ彡 _ -‐' . ',‐._ !
ﾘ三∧ ヒﾐ r z､_,〉 } ／ .〉
）彡ﾐﾊｰｷ ,.ィニ彡ミｭ､ ,' /´.〉 .／ .／
､__ﾌミ/ ∨i /ィ"ｬ‐-‐ヽ｀ヽ / 7 ／ヽ／
ヌミ ',人 ¨三;' / /ヽ,/／ ) ／┐
彡/ .':, ＞ / /_, ≦: :: :: :): :^ヽ
／`ｰ-. .. .＿_ ｀≧- ＿ノ /: :: :: :: :: :: :: : ）: :〈
＿ _／: :: :: :＼: :: : ∧￣ ¨: :¨￣ﾊ {' ／＼: : : : : : : : 〉 /
-‐＝＜ﾆﾆﾆ:ヽ,: :: :: :: :: :＼: : ∧: :: :: :: :: : }＞ ,_ _才.: :＼ ＼: :: :: :: : /
: :: :: :: : ＼ﾆﾆﾆ＼ｰ-: :__: : ｀ ．.∧: :: :: :: :/: :: :: :｀ヾー-､＿ 〈 ヾ｀' ,: :: :.＼／: :: :: :／
: :: :: :: :: :: :ヾ;:ﾆﾆﾆ':,: :: :: :: : ‐- ≧＼: :.∠: :: :-―: : ヽﾆﾆヽ: :¨: :‐: ._. ∧: :＼.＼: :: :: :: :: :／
_,,_
, ´ ｀:
,､丶`｀￣´"'''〜 .,_ , '゜ _,,.ノ
(（￣ ﾌ""´´´´´""""'''〜 .,_ _､ヽ＼＼ヽ､ 、 ,,ｘｾだΞミヾ､丶｀
゜ｰ- ..,-‐ _,,. 二 ニﾆ＝=-"'〜 .,_ ／''""//／／心、､ 〃彡ミヽア､ ｀
´ く _,,.､､.. .´. : .: .: .: :: :: :; :;:ミｈ｡., "／公､ﾟ:,｀`ヽﾉj{彡ミヽ,:ﾞ ｀
｀ ´ .,_ ´:, . : .: .: .: .: .: :: :: :: :: :; :;｀ﾐh｡.,.-‐⌒'''"ﾍﾟ:, .:.;:.(｀ ,:^
´' .,_ . : .: .: .: .: :: :: :: :: :; :; ;; ;;ﾐﾐｰ彡.:彡,心:.:.:. .:.:ﾄ:.:.Y゛
´"''〜 .,_ . . : : :＝ミ:: :;:;:三彡ｰ.;:;;乂_》::. .::ﾉﾉ.:ﾐ
｀```｀ ｀ y;:;:Ξミﾐ从ﾞ:;:ﾐ辷ァ.: .:ﾞﾐ
, '⌒丶､,:'ﾞ.;:;:;:ﾐミΞ≧ｧﾉ.:.iﾘﾉｲ从ヽ_,. -く.,
廴.: :: :: .:ﾞ.:;:;ｧ⌒ヽﾐﾐ㌻^"':;.:.:川ｉ人..:.;:;. _,.ﾍ:.｀:,
そ:: :: : .:{.::ｨﾞ.:;{.:. .:;:;ﾐ.,:ﾞ :,＼ﾐノ.:;:;＞-ｰ＜｀:, `､ '.
｀ ､::.::ⅰ:: .:;:{^ヽ:;:;:;. .:.:.':, '㌻゛ ﾟ':,:〉.,,ﾟ:,<'' :.、 ＿
´' .,冫} .:;{.:.:.:.:.:.彡､:.:.ﾟ>〈 ⌒ｰ--‐ --宀′
.,,__／>.:7"""´ ` { ﾟ:,
廴彡(ノ/ 乂,;: ﾟ:,
ヽ‐'ﾞ ｀`′
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
でも一番好きなのは……これ
「カイコのさなぎ」
これもとってあげよう
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
, 、
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ|ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ （○） （○）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ゝ._） j /／ ……
ゝ ,､__, イ／
.y' |ヽ／ | ＼
∨: : : :,ｘ -‐ ≧≦―-- ミ､: : : : : : : : : : : : : :: : ヽ
', .／ : : : : : : : : : : : : ＼ : : : : : : : : : : : : : : }
.／ 彡≦ ¨￣ ￣ ¨ ≧ミ, ヾ､_: : : : : : : : : : /
ヾ イi ,斗=ヾ, ｒ彡三ミヶ，≧ー-不´__ _.: : ／
.ミi.ﾚ彡ミヽ /,ｨ,r'示ﾐ､ 言ﾐ,ｔミx彡､／
.ﾐ 廴仡〉 i : 込,夕彳 i 彡/,'わ ｝ﾐ
'ji, ／.,' ｀' ,' ミ/У,'/ﾐ
ｷ' , 〈 ｧヽ / ﾐr ﾉj.,´ﾐ
'; ' ,ィ刋ｖ巡爻ヾ､ ' ﾐr'´ノミ
キ厶ﾍzt‐=+-ﾌﾉ¨` .ﾑ¨. .i おや？どうした
ﾊ, .≧…≦ ! ,ム i さぁ遠慮せず食いなって
ヽ .'´,;. ヾｉ ／/ ∧ 旨いぞ
_ ．＼ ＿ .i,．イ/ / ﾉ≧ｰ- ．_
. ,． ＜´: :: :: :i∨/////7'／/ / ／ i..: :: : : : : ＞
.,..．＜´.|: :: :: : : :: :／i ',.ー',- ∠ ___/_,．-‐＜ :..:..:iヾ: : : : : : :::
il,'///./li.: :: : : : : : : : ｉ .',.: : Y.: : ／ : : : : : : : : : : : i'´~: : : : : :::
il////,',li: :: :〟'´: : : : {.∧: :: : , ': :: : : : ,': : : : : : /': : ::: : : : : : ,
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ ヽ、 ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌoﾟ⌒ ⌒ﾟo从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ⌒ j /.／ ……ごめんなさい
ゝ ,､__, イ／ それは無理です
.y' |ヽ／ | ＼ おっお許しを
/{ <l∽ ／＞ ヽ
l .! l／／ / }
- ‐-
／: :: :: :: :: :: :: :: :｀ヽ
／:..: :: :: :: :: : ＿(M)＿i_
/:.:.:.:.:..: :: : ,..ィ仁二三三三ヽ
,:.:.:.:.:.:.:.:.＞´ ｨ=＝ｭ ｨ≧ｭ＞´
,:.:.:.r-<ﾐ ｧﾋﾕ {fﾕ }
Y∧ﾍﾐ r ,_ 〉 { アハハハッ泣くなよ。まぁ気にするな
ミ:乂i ゞ≦彡ミ≧ﾔ 日本人には無理だって知っているさ
ヾ ∧ { i Y / というか最近の中国の若者もこれを食えない奴が多くてね
i へ ヾｪｪﾉ .}′ 俺の息子だっていくら勧めたって食ったことがないんだ
_／＾ヽ ≧ｰ- ｲｰ-ﾐ_ 全く最近の若いもんは口が奢っていかんよ
,.ｨ≦‐-＼_: ::', ∨//// ∧: ::', ≧ｰ-
／ ∧: ::.';¨ ｰ-ヽ ｧ ∧: ::', ｀ヽ
}: :: :', ｀ヽ ∧: ::', ヽ i ',
__ __ﾉ i: :: :', i! ∧:: :', ';} ',
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|: : r ､ : : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ | :/ |:.:(ヽ､｀＼:|.: : : | V
＜ : ｣_: : / _ _|/ ﾚ. ＼ ＼ ＼ : |
＜:: |. 小{ ｀ﾞ'''''' ‐-＼ ＼ ＼_
厶ﾍ ﾊ U ､ r--‐-､ >､ ｀ヽ
＼_! ' ` ‐-､ ｀` `､ オヤジとの食事が最も恐ろしかった
_, r´:/ : :| ヽ r‐--っ ／＼ `､ いつもしつこく勧めてくるあのカイコのさなぎ
_, r ´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | ＼ ￣ ／ヽ :｀ヽ ヽ ……あれだけはどうしても食えなかった
_, r'´:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:| ＼ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `､ `､
_, r ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.| >-､ー_'/ !::.:.:.:.:ヽ: : ` 、 __ ＿__i__
/ﾞ: : : : : : : : : : : : ヽ:.:.:.:.:.:.／i! /ﾍ i. / 入 |＼.:.:.:.:.ヽ;,r'`‐´_,,..---┴‐,
東北のプリンス 張学良
, :: ::´￣: :｀:: : .、
. /: :: :（ M ）: :: :: : :＼
i: :: :: :ゝ-―‥､: :: :: ::':,
':, ／-----＝一≧: :: :}
寸ｹﾋﾃ} "rﾃﾇ ミﾆヽ
{i ,ふ__ ﾐし/ もしかしたらこれゲテモノだって思っているかもしれないけど
',ｨ彡ﾞミデゞ /ﾐ 日本には「刺身」ってのがあるようだな。大好物のようで
ヘ ｀¨ ´ ｲ: ﾄ､ 魚の生肉を薄く切ってそのまま食べるようだが
〉'ー＜ / }::/≧7-ｭ､ ……口に出すだけでおぞましいな
ｨ≦| ヽｰ"∠ -, '////／: :｀ヽ 中国人的に恐ろしくって絶対に食えないやつだ
.,ィ:´: i///ヽ￣У／: ::i///!/: :: :: :: :l
,':: :i: :i/:/i: :: :｀¨´: :: :: l///!i: :: :: :: :: :|
|: :: i: l/:/! :: : i': :: :: :: :l///!|: :: :: :: :: : !
|:: :: i l/:/|:: :: :: :: :: :: : l///|7: :: :: :: :: : l
i:: :: :tl/:/|:､＿＿三二l///|,．-‐‐- ≦:|
←‐-〔〇〕/////////〔〇 〕{ P
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ゝ._） j /.／
ゝ ,､__, イ ／ うそーん
.＿_ ., ':|ヽ／ /.|＼ 中国人もマグロの刺身や寿司が超大好きで
｀-ｔ- ｀ヽ ／ { l ∽ ／ ﾉ ヽ これでもかというぐらいパクパク食べているじゃん
{とニ ヽ=、 r/ { r...:./´／ ´ヽ
ヾヘ｀/ﾍヾ、 ／ i.| ヽ|.:./／ ／ ',
ヽ、ヽヽ.ヘ／ Y /.:.|｡´ /´ |
. ／: :: :: :: :: :{. |:l V !:| } : :: :: :: :: :＼
. /: :: :: :: :: :: : ∧ |:l |:| ﾉ: :: :: :: :: :: :: :ﾍ
/: :: :: :: :: :: :: : _: :ﾆ=―=ﾆ: :_: :: :: :: :: :: :: :: :',
,': :: :: :: :: :; ＜´:::::::::::::::::::::::::::::｀＞ ; : :: :: :: :: :i
l: :: :: : ／ , ． -‐=＝￢＝=‐- ．,.ハ: :: :: :: ::}
|: :: : /／ ,≧ｪ=≠ﾑ (仁ﾆｮzｭ､、ヾゝ: :: : /
ﾔ: : i彡i!" ．-‐=､ｭ､', / _ｨ=‐-．` i|ミ}: : :/
＼ {彡i ´〈 ● ﾍ .} ! 7 ● ,〉` ilミl:／ それはいつの時代のどの地方のどこの物好きたちの話をしているんだ！
/二'i|; ｀¨ ´ l ｀ ¨´u ilニヽ 無理に決まっているだろ生の肉だなんて！ましてや魚！
Ⅷわﾐ j. ゝ ﾉ"ﾞ ヽ ﾐう.i } 火を通さない肉なんて食ったらイチコロ！苦しい腹を抱えながら死ぬだろうが
_, ゝマ | U _,,宅=（;;,,;）=之､_ |ゝ ｿ､ 日本人が刺身の旨さを語っているのを
／ : : /＞!. ,,イ彡＞≧ﾆ≦＜爻ミュ, |＜､ : :＼ 中国人はこの「ゲテモノ好き」と思って聞いているからな！
: :: :: :,': : :ﾍ ´¨ |{i｀¨i¨´i}| . ¨ﾞ｀ ﾊ: :: :',: :: :
: :: :: :{: :: :: :ヽ. ゝ三 三ﾉ /: :: :: : }: :: :
: :: :: : ﾏ: :: :: :へ ≧≦ ,. :': :: :: :: :/: :: ::
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ノ ― |
|:::::::〉 （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／ 昔の日本もまともな親は子供には刺身といった生ものは食べさせず
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 火を通してから食べさせていた。食中毒や寄生虫とかで子供は死にやすいし
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i 現代は衛生環境と技術が良いけど昔は両方発展途上で危なかったからね
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー ー ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ∩ノ ) . j /／ ふーんそっかぁ
/ ＿ノ_, イ＿ 日本と中国の食文化はかなり違うんでしょうね
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
,､__
, -: ´: : : : ＿ヽ
／:: : : : : : : : / M !
/:.:.:.:.:.: : : : : : _メ- = ﾆ｀＞,-、
i.:.:.:.:.:: : : : ,;;ぅー＝,''"ゞ斧斧ｱ
㍉: : _,,ｨｧl´ ''ぜﾗ <ﾄ'''-'''´
ⅴ´､廷ﾄ、 ,>
人__ｿ｀＾ ,=ﾆ戔ｬ
ノ ヾ ､二/ そらそうさ
∠ __ ヾﾞ'ｧ、 ,冫 食文化どころかその他諸々もね
_ ,. : : ´: : : : : : ｀: .､ ヽ ﾉﾞﾞ''ー ´ 日本人が中国に来て驚くのと同様に
／: : : : : : 〃: : : : : : : ＼ / 中国人が日本に行ったら驚く
/ : : : : : : .:〃: : : : : : : : : : ｀.、 色々な話があるけどそこから話をはじめようか
! : : : : : : :〃 : : : : : : : : : : : : :ヽ
l: : : : : : : ﾚ : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
＼ﾍ! ｀'.＼ 《 ｀'-＜＿| .ヽ.＼. ｌ l'.ｌ.＼ ! .ﾞl l／| ,／ .／＿人／ 心
-‐ ∨ __ |ﾞ┘＼ ´ .'-、 .ヽ.｀' .ｌ,ﾞ, ｀- l ｀ /、.,ｨ .／ﾞ|￣'ｰ､.／ / . l.ヽ｀¨¨ｯ.,／
∨ Yゞ} .l .／ﾞ.ｌ .＼, ヽ .｀″..ﾞ／ ヽ /.!ノ/ ,ﾝl' ／ ＼｝／__} /|＼ | ﾘ､￣Y
. / .ｌ./ !く,7＼|､ ／ | } ,l!ﾞ./ ／ ／＞ｭイ/￣._..ゞ./ ∧ ﾞ'.ｌ, | ¨￣¨¨
'ゝﾐ￢ ..,_ ふ､ l ＼. / （ | ／. ゛ .レ",,/ｲ＼＿}/ン'''ン' ∨ ∧/ .ｒ'"
. ｀'-..、｀''ｰ ..,_ ｀'-､￢ミ;;ﾐi､ . / ./ｰ┐ j／ ／} 〃 ._ﾐ~ﾞ ／ ,,, ‐ ∨ /,ﾉ゛
｀''-､,、 .｀ﾞ'ｰ .ﾐヽ. r―..' .└ｧ } j : '".,,;;ﾆ;;/!'" ＿＿ ｌ.〃-‐=＝ﾆニ二三
'マﾆ￢--二ニ､... ∠ /￣/ /＿__ j／ ﾞﾞxｉﾆｰ''''"_,, ‐'″
｀ﾞ''ｰz＿＿.. / / / / / / 〉 _..､ﾆニ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣ / / / /二￣ ＿_/ /:-‐ー┐......￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ハ＼ / ./ / ／ / _} ／. ,.＜¨|
＼＿＿＿_.|Z_心}＿....../⌒ /／ ￣ _＿_ ￣/ / ／／ ＼. =‐-ｯ-'"ヘ_人lr────
-'"Y¨¨ｲ''" |＞-'=＝＝ﾆﾆニ ,..:＜／ / / （／< >.ﾞﾆ＝=‐‐{ヘ､__＞-}
.--ｰ¨¨ｺ .. -｀-''''"ﾞ ／ ,...＜ ／ / / ＼／ 、 │ / ＼._./
＼_＞‐´r-ニｌ _..-'彡 -‐'''/. / ／ /／ ／＼. `'ー''" ＿
￣ _＿|へ_/.,,x=ﾞ‐''"゛ ／.ﾞ/ ／ / ／ >..､ ,／ハｰ､
/＼ ｌ￣ ／... /／ rー＜ .／. ﾞ''ﾆｭ、 . ／＼ｨへ.,,-
. ｌ メ_| ／ .,〟 ,-ｱ / │ ,. ..!.｀..ﾞ| .＞´...... ﾞ,, --ﾐ;;、 '冫 .￢―./
マｲ/ .,ﾌl￣ﾞY .,..-'ﾞ./ ,／,/./ .! /! . ｌヽ |. | .＞ ´ , .マ''ｰ- ..,,ﾞ''λゞｚ＿,ﾐ Y
. ﾞ‐' /心.!乂! ｒ'" ./ . ／ iﾂ゛ .! ./ ! :ll,.ｌ ヽ ｌ......￣...... ｀' !iﾐ'-、 ＼_ / .ト――'''￣
乂＼./､ lｒ'" / ／ ./ ,! / .l .、 ! ｌ|, ﾞ'レ . ＼ ﾞ'‐ ／ /ﾞl―''＼ /7ニニ
＿__ ,／._ l＿ｌ. ,ﾌﾞ ./ . ,／ l ｌ l .i!| ,! ﾞll, ／＼.ｌ|ゞ! ＼ Y}／へ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
1894年の日清戦争敗北によって
清国は中華王朝を中心とする
天下秩序が崩壊したことを悟り目が醒め
勝者である大日本帝国から近代を学ぼうと
留学生を送り込むことを決定した
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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;'';;ﾟy;'';;';v''y;ﾟ;';;;'ﾟ'v'';;y;';;'v';';';;;ﾟ''y;';;';'';'m;;'ﾟ';;''
;'';;ﾟ;yﾟ;;''y;;';'';';ymyv;';;'';m;y'。';'mmyv'';;'';;ﾟ;''v;;'
yvyvymyvwvmyvwymyvymyvyvymyvwvyyvv
yvyддyдvy vymдvwyдyvyддyдvyдvдv
ДДддДДддДддДдДДддДДддДд
ヽ(ﾟдﾟ)v(ﾟдﾟ)っヽ(ﾟдﾟ)v(ﾟд(ﾟдﾟ)っヽ(ﾟдﾟ)v(ﾟдﾟ)っヽ(ﾟдﾟ)v(ﾟдﾟ)
ヽ(ﾟдﾟ)vヽ(ﾟдﾟ)yヽ(ﾟдﾟ)v(ﾟдﾟ)っヽ(ﾟдﾟ)ヽ(ﾟдﾟ)vヽ(ﾟдﾟ)yヽ(ﾟдﾟ)v(ﾟдﾟ)っ
と(ﾟдﾟ)дﾟ)と(ﾟдﾟ)(ﾟд(ﾟдﾟ)と(ﾟд(ﾟдﾟ)っと(ﾟдﾟ)дﾟ)と(ﾟдﾟ)(ﾟд(ﾟдﾟ)と(ﾟдﾟ)
( ﾟдﾟ ) と( ﾟдﾟ ) 〃ﾐ( ﾟдﾟ )っ( ﾟдﾟ )つ⊂( ﾟдﾟ ) と( ﾟдﾟ ) 〃ﾐ( ﾟдﾟ )っ( ﾟдﾟ )
( ﾟдﾟ ) ( ﾟдﾟ )ミ( ﾟдﾟ )⊃ ⊂( ﾟдﾟ )っっ( ﾟдﾟ )( ﾟдﾟ )ミ ( ﾟдﾟ )⊃ ⊂( ﾟдﾟ )っ ,ｒ
ヽ ⊂ ）ヽ ⊂ ）（⊃ /っ ,ｒ ヽ ⊂ ）∪ i_ ヽ ⊂ ）ヽ ⊂ ）（⊃ /っ ,ｒ ヽ ⊂ ）∪`- i
（⌒）｜.（⌒）｜｜ （⌒）∪ .（⌒）｜ （⌒）｜.（⌒）｜｜ （⌒）∪ .（⌒）｜
三 `Ｊ 三 `Ｊ. し´ 三 三 `Ｊ 三 `Ｊ 三 `Ｊ. し´ 三 三 `Ｊ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
はじめは数十人規模であったが
1905年には8000人
1906年には16000人と大ブームとなった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ | 先月亡くなった岡田英弘氏は
＼ ／ これを以って近代日本文明に影響され組み込まれた新しい「中国」が始まったと言ったいたね
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. 和製漢語を多く取り入れ象徴的なのは「中華人民共和国」の「人民」と「共和国」
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ この二つは和製漢語でシナに逆輸入され国名としている
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
: :: :: :: :: :: : ゞ, ノ: :: :: :: : : : : : : : : : i
: :: :: :: :: :: :: : ,．≠´¨ ￣ ¨ ヽ,: :: :: :: :: :: : }
: :: :: :: :: : ／: :: :: :: : l|＼: :: :: :: :｀ ー-､: :/
: :: :: :: :／: :: :: :: :: :: :l| ヽニニニ二∠/
: :: : ／: :: :: :: : .,＞'´ . ,．イミﾐミ/A',
: :＜＿_＞,ィ≦,＿__ヽ fセ斗-ｬ ﾐ互/} ,.'´⌒/
: :Ξﾐヾ〈彡´＞云マ`. ,'女叮乂 ﾐソﾉl { ,'
i rＸ彡 , ≧迦ル' A Ⅷ i |r,ノ i､ {
>､派ミ ', ', Ⅶ､ .i ｢ｷ ＿ i. i カルチャーショックが激しかったと聞くね
＼'ｰﾐ,, ＼ r'´,__,ﾂｰﾐ､. ,' ! ', 《.. ヽ. }_ .} 誰もが閉口したのが飯だったようさ
ﾏ∧,, '; ≠≦彡ゞーミ孑 } ', ＼ .ゝ. { i 日本は基本的に一汁一菜なようだが
|! ∧',, 彡'´ｨｰ=…'¨,,｀ .,/ .∧,_ .き ':, ト=＝∧, 中国だと三菜一湯だから貧弱と思ったらしいね
ﾊ':, ＼',, ≧毟~「 ,,/ ﾉ / : :¨ ＞ ､,､ __i ,入_／j: :,．≦⌒Y ハッ留学生はいいとこの坊ちゃんだから
,．＜´iム＼', ＞ミ ,ﾞｲ/／,' : :: :: :: :: :: :|/./.ｷ'": :ハ: :／ 》: :X, 肉料理が無いのも貧相丸出しで惨めだったろうさ
': :: :: :: : i ﾑ: : ∀ミｰ‐≧三千´イ: :: :7/: :: :: :: :: :: : i!/.//i: :: :: : .八 ,.．´｀t: :〉
: :: :: :: : ハム: :∧: : ヾ: :: :: :: :: :/: : .,' /"¨: : ー-: : il/././.i.: :: :: :i 'y＜ ｸ孑ヽ,
i: :: : ／: : .ヾ,＼: :＼: : ヽ: :: : , ': :: :/: :: :: :: :: :: :: :: :il/././/',: :: :: :Y ヾ斗 ' ´ i: :i
.i!: :: :: :: :: :: : ヽヽ: : ヾ: :: :ｰ-.: :: : /: :: :: :: : ＞'´: : i|/./././/i､,: :: : ∨ ヾ ｲミ. j
∧ー- : :．_: :: :.＼: :: :∧: :: :: :: :,': :: :,.．'´: :: :: :: : A//././∨. ゝ: :: :|｀' イ≦.: :: : //
i
∧＿∧ |i ./ ∧_∧
（ #・） し' o( Д #)o
ﾉ Gて=－ ヽ /
￣|￣（ ⌒)￣￣￣￣￣￣￣￣|￣
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生卵・刺身・沢庵・冷飯・納豆etcはとても食えたものじゃない
地震マジ怖い。というかいつか日本は沈没する
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/∧＿/∧ /∧＿/∧ ｵﾛｵﾛ
(( ﾟ ﾟ ДДﾟ ﾟ；)) ((；ﾟ ﾟ ДДﾟ ﾟ )) ｵﾛｵﾛ
// ＼＼ // ＼＼ ｵﾛｵﾛ
⊂⊂(( ヽﾉヽﾉつつ ⊂⊂ヽ// )) つつ ｵﾛｵﾛ
しし(（＿）) (（＿）)ＪＪ
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( ￣￣￣ ￣￣￣ / ( ￣￣￣ ￣￣￣ /
`ー───────── ´ `ー───────── ´
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煉瓦造りでない日本家屋は頼りなくて安心できない
畳の上じゃ寝付けない。ベットないの？
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〜 〜〜〜〜 / / ∧（（∧ ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
~~~~~~ / / （|||´∀｀）)）
〜〜〜〜〜 / / （(（ つつ
~ 〜〜 / / （(（￣__）__）)）
〜〜〜〜〜 / /
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￣￣￣￣￣￣| /
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￣￣￣￣￣￣
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人前で裸になるのは嫌だから銭湯に入りたくない
混浴？嘘……なにそれ怖い
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γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー ー ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ∩ノ ) . j /／ こう並べると同じ東アジア人同士の感想じゃなくて
/ ＿ノ_, イ＿ ヨーロッパ圏の人の感想みたいね
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ─ ─ |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ :::: （__人__） )
| ｀ ⌒´ | でもね留学生は日本で古代中国の文化を発見して感動したみたいだよ
/ ∩ノ ⊃／ 日本だと日常的に使っている「食」「飲」「犬」
( ＼／ ＿ノ| | これは古典のなかでしか見られない漢字のようなんだ
.＼ “ ／＿_| |
＼／＿＿_ ／
, -‐‐ ‐- ,
／: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : ＼
／: :: :: :: :: :: :: :: :＞‐＜: :: :: :ヽ
／ : :: :: :: :: :: :: :: : / |l∨ｌ| Y: :: :: :}
／: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : ゝ-.=＝┴- ∠_
/ : :: :: :: :: :: :: : _＞'_´〝´ ￣ ¨ Ⅷ7'izヽ
i: :: :: :: :: :: :y彡'´/へ≧ｭ､ ; _,z≦ヽ_＿＿）
ヽ: :: :_z,≦ミ,ﾘ 七ツｭヾ〈 〉rセﾕ|
Y´ミfてヽ彡 _ -‐' . ',‐._ !
ﾘ三∧ ヒﾐ r z､_,〉 }
）彡ﾐﾊｰｷ ,.ィニ彡ミｭ､ ,' 現代中国語だと「吃」「喝」「狗」だね
､__ﾌミ/ ∨i /ィ"ｬ‐-‐ヽ｀ヽ あと呉服屋もびっくら仰天したようさ
ヌミ ',人 ¨三;' / 呉服だよ呉服
彡/ .':, ＞ / えっ春秋時代の国の服が売られているのか！って思っちゃうね
／`ｰ-. .. .＿_ ｀≧- ＿ノ 古代中国に紛れ込んだのかよと
＿ _／: :: :: :＼: :: : ∧￣ ¨: :¨￣ﾊ
-‐＝＜ﾆﾆﾆ:ヽ,: :: :: :: :: :＼: : ∧: :: :: :: :: : }＞ ,_
: :: :: :: : ＼ﾆﾆﾆ＼ｰ-: :__: : ｀ ．.∧: :: :: :: :/: :: :: :｀ヾー-､＿
: :: :: :: :: :: :ヾ;:ﾆﾆﾆ':,: :: :: :: : ‐- ≧＼: :.∠: :: :-―: : ヽﾆ
／::::::::::::::::::｀:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ .ﾄ、
/／｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ|::ヽ
/´￣::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ
/:::::::::::::::::::::::::::::／l:::::::__:::::::::::::::::::::::｀ヽ
{:::::::〃::::::/|::::／ |:／/,ｲ::::::::::::::::::::|ヽ| -､‐､
ヽ::::||::::::::l‐-､ ／￣ /::_::::::::::::::::::', ）:::ヽ
｀ ＼:::γtj tj＿_ ） |//:::::::::::::::::::｀''‐‐'::::::::ﾉ
7l r‐' _,,...-''ヽ ./_:::::::::::::::::::::::::::::::::／
／:::| r ''"´_,,.-‐ヽl /:::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､
/::／l. l＜´:::::::::::::/ .l:::::|_ノ＿::::::::::::::::::::::::::::::＼
/（ |/ /＼',::::::r''"´/_,,-l_:,.‐‐ヽ ＼-､:::::::::::::::::::::::::}
__ ＿ l:::::ヽ--''´,--ﾉヽ┴‐''´ _/ .＼ .l￣｀ヽ::::::::::::l
／ .>_ ＼ _,.-‐'´ ￣ ´_l´二／-..、＿.l ヽ ,'＿. ､ヽ:::::/
./ ／ .〉_ﾉ￣/｀ヽ''"´ ヽ_〈 ヽ: :ヽ、 /、 ｀ ｀ヽ、
| ／ /､/: :／ ./ | ', 、:＼ ／::::::"''-..,,＿_ ヽ
＼ /: :/ / | lヽヽ: :｀ヽ /::::::::::::::::::::::／／ヽ .ヽ
｀''-..,,＿ /: :/ _,,..-''"´ ヽ――┘ l .|: : : :ヽ:::::::::::::::::／／ ヽ.ヽ
/: : ﾚ'´ / / : : : : ヽ::::::::／／ヽ、 l .l
l : : :',.'., .／ /: : : : : : :.＼/ / |/
| : : : ヽ｀''-,,＿＿＿__ ,,..-''",,-'': : : : : : : : : :.ヽl ､＿＿ノ
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和服もどうも漢民族の服にしか見えなかったらしく
それを見ることによって漢民族の血がむらむらと燃え滾り
留学生の中には自分の服を引き裂くのもいたとのこと
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γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ u ヽ、 ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ∩ノ ⊃ . j /／ ……なんで？
/ ＿ノ_, イ＿ 留学生の服も中国の服でしょ
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ⌒ ⌒ | __
|::::::（ （ ●） （●）| ／_} l'':,
（@ ::::⌒（__人__）⌒) ／_ﾞ''iﾞﾉ､ﾉ 清朝時代の服は満洲族の衣装
| |r┬-| | ,:'`;:'／ﾉﾞﾉﾌﾞ 胡服といってね髪型も満州族の辮髪
＼ `ー'´／ /`/ / ノ-〈/ 留学生もそれを切り落とすことが反清朝の証として流行る
>'ﾞ:: ‐'"ﾞ./ ヽ.,' ~ ／ 和服を着て長髪なんて最高に反体制スタイルだね
／/::::: ', / /
,.-‐-､ ＿＿＿
'´-､::::::::ヽ／:::::::::r''"
／￣￣:::::::::::::::::::::::::￣｀ヽ
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／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､
__l:::::::::::::::::/|:::::::／l::::::::／ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ
_,,..-‐''"￣／::::::::::::::/ |::::l l::::/ ,..-‐|::lヽ:::::::::::::__:::',
_,,..-''"ヽ:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::| /l::::|ヽ |/ |:ﾉ |:::::::::::::ヽヽ|
,,-''" ヽ:::::::::::::l:::::::::::::::::::::| ヽ| |ﾉ|::::::::::::l ヽ、
／ ',:::::::::::|:::/|::::::::::::::|. ,.-､ ,.-､ |::::::::::::l /::ヽ
..／ l:::::::::::ヽ|.|::::::::_:::::| l l l l .|:| ）::::::｀''-‐''::::::::}
／ ―-..,,_ |:::,.-''" ヽ:::（ |::::l , , , , l:::::::::::::::::::::::::::::::/
. { ｀''-＜ {ヽ-':::::::::::::::l , , , , l __ ,'::|｀ヽ::::lヽ::::ﾄ､::::ヽ
', ヽ￣￣￣ ヽ:::::ヽ r―――‐''"´ / /|:::| |:::| |:ﾉ ｀ヽl 日本に来て漢民族文化の素晴らしさが分かっちゃった♪
ヽ ヽ ヽ l::::::|.＼＼＿＿＿／／ .|:::| |ノ ,,-''"´￣＼__
＼ ヽ.＿_ ﾄ、 ',::::| .l ｀''-.,,＿,,.-''´ ./.|/ ／: : : : : : : : //￣
＼ | ﾄ、 ヽ:| ヽ―------―/ ／: : : : : : : : : : | |
｀''-..,, .| |: ＼ ＼‐‐┐┌‐/ ／: : : : : : : : : : : : | |
｀''-..,, .| |: : : ＼ ,..-''"_.{~l~.}￣￣"''-､: : : : : : : : : : : :| |
｀''-..,, ..| |: : : : : ｀''--／ ／ /ヽ_ﾉ|ニ‐- .ヽ: : : : : : : : : : | |
￣｀ヽ| |: : : : : : : :/ / ./ .|: : :.| ｀ヽ ヽ: : : : : : : : : | |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
清朝を近代化させるために留学生を送ったはずなのに
留学生たちは反清朝感情を高め漢民族復興気分で盛り上がるとか
清朝の命運に関わる計画が台無しになるから大変
清朝政府は日本政府に取り締まりを依頼したんだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.｡:≦:王:≧ｭ｡.
,:i圭圭圭圭圭圭心.
/㌢￣｀ヾ圭㌢´￣｀ヾi．
,';' u Ｖ ‘i.
{{__ ､ ／ u __ﾉ!
ﾏ7 ,．._ ヽ / _.｡､､ﾏll!
γヾ! ーミ℡､ ,ｨi㌢…ﾞ lx‐､
!f:ヽｌ ⊆ ･ぇxj.ｨゝ･ ⊇ ,'/ヽ!
ﾟ. { ‘. '´ |′ ｀ 从' ﾘ
丶ヽ｀iヽ . -:C|う‐-､ ,イ ノ.ｲ 信じて送り出した留学生たちが
｀ ‐i. .ilｌ||||||ll|||||llliｉ. ,'r;く 辮髪を切り落して長髪ピース反満漢民族サイコー顔を決めているなんて……
小ﾞ{´ ,.. .、 ｀},' |圭} なんということだ！日本政府よ留学生たちをどうにかしてくれ！
|人 'ﾉ !圭ix
| l ＼ ／/ |圭抄
/ﾐ≧=-｡｀ｰ ´-=≦彡.圭｝
＿__ ...........{ ｀¨¨ヾＹr "´ }歹.... ＿＿
￣ ｀ ‐- ．..__|:|:|___ ..．＜ ￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
そんなことで日本政府も清朝政府の要望を受け入れ
留学生たちの監督をすることとなったが
留学生たちはこれに反発
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_,,..--、
｀ヽ:::::::ヽ――‐- ..,,_
.,,..-''":::::::::::::::::::::::::::::::｀Vl
/-,-:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
./::::::::::::::,、::,.、:::::::/|::::::::::::::::<
./::::::::::::::/-ﾚ,,_.',::::/ |:::/|:::::::::::}
.l::::::::::::::::|l、 ,｀∨''"ﾚ /|:::/::::,'
.ヽ|＼{ヽ.|/｀´＿＿｀ﾞ''" |/ヽ:/
.}｀ヽ .|/ | ﾒ./"´:{ 日本政府は俺達の人格を尊重しない！
ノ::::::::＼|＿＿_|..／:::::::::ヽ、 留学生怒りの撤退だ！
＿_フ:::::::::::::::｀l''‐‐''|´::::::::::::::＜__
ヽ:::::::::::::,,-''r/_ _ヽ-..,,:::::::ヽ-''´
｀7::r''´: : ＼ ｀ ´／: : :ヽ::::|
.|:/| : : : : : :ヽ／ : : : : : :|ヽ|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
留学生たちは同盟を組み授業をボイコット
新聞もこの留学生の行動を「清国人の放縦卑劣には困ったものだ」と非難すると
留学生の中にはその侮辱への抗議として入水自殺を遂げるものが出たり
一斉帰国を決行するなどますます反清朝感情を高まらせ反体制派となった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
どっぽーーーーーん！
ｃ'⌒`ヾ` , '⌒ ＾っ
oﾟｃ .| l|l |l.| l|l ll っ っ, '⌒ ＾っ
(( <o.ｃ ヾ|l || |l.| l|l l／っ っ
((_＼W从从从从W从W ./ っ
￣＾⌒＾⌒^^ ^＾⌒＾⌒^^＾⌒^^W从从从从W^^⌒^＾＾⌒^^＾⌒__^＾⌒＾⌒^ ￣
〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜ヾ ﾟ。 o。 ソ〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜
〜〜〜〜 〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜
〜〜 〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜 〜〜 〜〜〜〜
＼＼ ／／
＼＼ ／／
.＿＿ .＿＿ .＿＿ .＿＿
/＿＿|∩ /＿＿|∩ /＿＿|∩ /＿＿|∩
/__了 ﾟДﾟ）彡 /__了 ﾟДﾟ）彡 /__了 ﾟДﾟ）彡 /__了 ﾟДﾟ）彡
(|〆⊂彡 (|〆⊂彡 (|〆⊂彡 .(|〆⊂彡 国難ここにあり〜
／| ￣ | ／| ￣ | ／| ￣ | ／| ￣ | 明治37年春のころ〜
∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
そんな中1904年に日露戦争が勃発
これを留学生たちは日本を応援した
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＼ ／
∧＿∧∧＿∧ ∧＿∧∧＿∧∧＿∧∧＿∧
∩（ ）∩ ∩（ ）∩ ∩（ ）∩ ）∩
∧＿∧∧＿∧∧＿∧ ∧＿∧∧＿∧∧＿∧∧＿∧ 頑張れ―日本
∩（ ）∩ ∩（ ）∩ ∩（ ）∩ ∩（ ）∩ ロシヤを東北から追い出せー
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー ー ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ∩ノ ) . j /／ まぁ不思議
/ ＿ノ_, イ＿ どうして中国人が日本を応援するわけなの？
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
∧∧∧∧∧∧∧∧
| ＿＿＿ ＿＿__|
| | ｀´ |
| / ＼ ／ |
(∂|_/ 〔 ･〕 〔 ･〕 |
ヽ| "| 〉" ﾒ.|
| ＿＿_ | 応援するに決まっているだろ
＼ /＿＿/ ／ いいかい東北にはな義和団事件の結果
/⌒〜"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ ロシヤ軍がいつまでも図々しく居座り続けている
| ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃ 俺達はこれへの抗議のために去年に拒俄義勇軍を結成し ※俄はロシヤのこと
| ｀l￣ 反露運動を起こしたんだ
| |
_,.‐'~ ｀ヽ､,_
／ ,彡=ｯ,,. ＼
／r'",,､,_,._ ヾﾐｯ:,_ ヽ
/'",r!'~ "ヾ, ｀ ヽ
∨~ ﾐ '､
/ _ ﾐｧ } ',
,' 〃´ ヾﾐ,/ ,- 、 !
{ / ,:' , -┐ ｀`ﾞｰ-､ / iﾆ ＼ |
`! ,' /r‐'" `'′!'⌒! } l
ヽ, // _ u ﾐ;' ヽ 〈∥ ヽ i !│
〈_/‐' ｬフ'; ヾ' └' ノ ヽ＼ヽ!j
} ｀ヾｰ'...;;;;;...... ｀ 「`ヽ､,_ ヾ!⊥_
〈 _,,.._ヾ｀`ヾﾐ, |::. `ｰｧ‐'´ ヽ
| '",_〕 ＼ ヾ ￤ {_ﾐミ_//リ ロシヤとは密約を結んでいるのだから
Ｌr''fﾐミヽ ヽ ﾉ ゞヽﾉﾉ∧ そういう過激な運動は容認できない
!ミミﾐｿ!,ヾ ／ _ -┤ミノ彡'ﾘ 大人しくしておけ
｀匸｀ヾﾐｯ,}〉〉 ／ _ ‐'" ヽﾐｿ彡ｼヽ
|｀ `′ ／ _ ‐'" /ﾐ彡イ !
| ／-､／ {彡シﾊ! __ヽ
`ー--‐'" ／ ／彡彡ﾐﾉ `1_
{ _ ‐'"´/彡〃イ´ ヽ ＼
ヽ ／ ／´ﾐ彡ミﾐシ ＼
_,ノ￣_ -‐'川ﾉミ彡ﾂ´
／ _/ﾐ三三彡rー‐'
／ _r'"彡ヾﾆ二ﾆ‐′ _ -'二
／,‐'"彡ミ二シ′ ／／
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
そしたら清朝の連中がこの運動を潰しやがってよ
もう駄目だよ清朝は。自分自身の故郷すら見放して
局外中立を唱えて知らんぷりなんてしちゃってさ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
∧∧∧∧∧∧∧∧
ﾉ Ｌ ＿＿＿ ＿＿_.|
⌒ | ｀´ .|
| / ＼ ／ |
(∂|_/ 〔 ･〕 〔 ･〕 |
ヽ| "| 〉" ﾒ.| 東北をロシヤにとられてもいいと思ってんのか？
| u ＿＿_ .| 俺達はそんなこと絶対に思っていない
＼ /＿＿/ ／ l!| ! あいつらに国を任せられない！
／ ＼ |i だからここはひとつ日本には頑張ってもらって
／ ヽ !l ヽi 東北からロシヤ軍を追っ払ってもらいたいから応援するわけだ！
（ 丶- 、 しＥ |そ ドンッ！！
`ー､＿ﾉ ∑ l､Ｅ ﾉ <
ﾚY^Ｖ^ヽｌ
＿＿-─／::::::::::::/
／::/ / /::::::::::::::::/＿
／:::::/ .| ヽ::::::::::／.| ＼
／::::::::/ ＼ .￣￣.／
__＿_ /:::::::::::/ ￣￣￣
＜´＿__｀ﾍ /:::::::::::/ ＿
〈ﾆj/ ﾍ |:::::::::./ イ´三.＼
∠⌒ヽ ﾍ ヽ::::ノ ＿__／ヽ＼三ヽ＼
｀ﾆ.／ ﾍ ｛′. ／lヽ ＼ヽ三| |
`'i─-‐‐'､ ヽ__iﾟ._/|ヲ＼ .ヽ二|./ヽ＿ノ
.イ´ｰ─'''"ヽ ﾉ.､ ,､.＼彡＼ / ＼ 局外中立ですのでロシヤ軍には便宜をはかりませんよ
｀ｿﾆ.| | ＾｀-ﾞ', .ヽ彡/＼.／ ＼ 鉄道運行・人馬調達・食糧調達etc
ﾚﾆ| | ＿_____lﾘ ヽ/ .,' .| ／/.＼ 苦しそうでなにか訴えてきていますが
ﾚﾆ| | ／´／／／＼,_／|/ / /. / ノ ／／ 局外中立なので清国はロシヤにはなんにもしません！
ﾚﾆ| | ＿＿_〈 / / / / /〃／／ /｝.／. ／／ ／
ﾚﾆｌ く=ﾆﾆ＞´./ ./ / .＼i ./ / / /〃.:| | ./￣. ／／＼/ ／
ﾚﾆ| .／.／| | | | | | |＼/ / /〃.:.:ヽ ヾﾆ二二二／.:.:.:.::.:.＼/
|ﾆ/ .／ ／/. | | | | | | | | ＼ .〃:..:.:.:｀7/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
とはいえ局外中立を唱えてはいたものの
清国としては日本に勝って貰いたく
清国の役人は日本へ献金を送り
直隷総督であった袁世凱は
なんと銀2万両を送り日本を援助していた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
| ! r‐ｰ',!
| ! r‐ｰ1 lﾞ .lﾞ
i-'" .,〉,, ―-, ,lﾞ ,i´ lﾞ lﾞ
ﾞ‐'ﾞ| ﾚﾞ,./ '''､ ｌ │ ," lﾞ │
. l / ﾞl | _,,,， | ,lﾞ .|,,,,,ﾉ
./., | ,!.| _,,,―'''",,,,,lﾞ .Ｌ,,,ﾉ .,ｒ'"ﾞﾞl
.././| ! / lﾞ ,,,―''''"ﾞ,,,,-‐''"｀ .ｒ'"＾ﾞl ヽ-'゜
.ﾍlﾞ | ! / ./ │| _,,,-''''" ヽ-'゜
| ! .|,／ ‘＾
!ゞ
､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o,
n('o')n n('o')n n('o')n n('o')n n('o')n n('o')n n('o')n n('o')n n('o')n
ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ
l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l
ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ
l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l
∩∧∧∩∩∧∧∩ ∩∧∧∩∩∧∧∩ ∩∧∧∩∩∧∧∩ ∩∧∧∩∩∧∧∩
ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ
∩∧∧∩∩∧∧∩ ∩∧∧∩∩∧∧∩ ∩∧∧∩∩∧∧∩ ∩∧∧∩∩∧∧∩
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日露戦争は日本が勝利をおさめ
留学生も我が事のように日本勝利を喜ぶ
だがしかし……
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,∧∧∧∧∧∧∧∧
| γ⌒) )) ＿＿__,|
| / ⊃ ｀´ .|
〃/ / ＼ ／ |
γ⌒) 〔 ＾〕 〔 ＾〕 |∩⌒)
／ _ノ | "| 〉" ﾒ / ノ
（ <| | ＿＿_ / / ））
( ＼ ヽ ＼ ＿/＿＿/／（ ⌒）
/ /
＿_ ＿
/ V ヽ
|. O l O |
彡彡＼＿人＿ノ
彡彡 ヽ
彡彡 ヽ
彡彡 ﾉ└ ＼
彡彡 ⌒ -──-ゝ おいお前シナ人だろ？
彡ゞ ＿＿＿＿／ なりを見るに留学生だな
／ ＼
∧∧∧∧∧∧∧∧
| ＿＿＿ ＿＿__|
| | ｀´ |
| / ／ ＼ |
(∂|_/ 〔 ・〕 〔 ・〕 |
ヽ| "| 〉" ﾒ|
| u ＿＿_ | はっはいそうですが
＼ /＿＿/ ／ なんでしょうか軍人さん……
／ヽ ／＼
＿_ ＿
/ V ヽ
|. O l O |
彡彡＼＿人＿ノ
彡彡 ＼＿＿ へーほーそうかそうか
彡彡 ＿＿＿／ 俺は満洲で戦って帰ってきたものだがな
彡彡 ﾉ└ ／ いい気なもんだなえっおい？
彡彡 ⌒ ＼＿＿＿ 俺達がお前らのために戦ってやって苦労している陰で
彡ゞ ＿＿＿＿／ のんびり留学なんかしやがってよぉこの恥知らずが！
／ ＼ 悪いと思うのなら感謝の一言でも言ったらどうなんだ
∧∧∧∧∧∧∧∧
| ＿＿＿ ＿＿__|
| | ｀´ u |
| / ||| ／ ＼ |
(∂|_/ 〔 ○〕.|||.〔○〕|
ヽ| "| 〉" .ﾒ|
| u ＿＿_ |
＼ /＿＿/ ／ ……
／ヽ ／＼
────────────
路上でそして下宿先でも
────────────
∧∧∧∧∧∧∧∧
| ＿＿＿ ＿＿__|
| | ｀´ |
| / ＼ ／ |
(∂|_/ 〔 ＾〕 〔 ＾〕 |
ヽ| "| 〉" ﾒ.|
| ＿＿_ | おっ地図を見ているのか
＼ /＿＿/ ／ えーとねそこが奉天で
/ ┌─┐ 日露両軍の決戦が行われたところだね
i 丶 ヽ{ .烏 }ヽ
ｒ ヽ、__)一(_丿
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
l/:::::::::::::::ｲ::〃::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
ﾞ､l::::l:::::::/l:;;ｌ|:::ｌ::l:::ｌ::l::ﾄ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
ﾞ、ヽ:::ｌ'"ｆﾊ:::|l:::|､|:ｌ,=;ミ､:::::::::::::::::::::::::::::::ｌ::i
＼l::::| `‐iヽヾ ヽ ﾋ::;ゞヽ::::::,.、:::::::::::::|/
ヽ､ ノ `ｰ ／:::/ ﾉ::l::::l::::N
'､ ヽ_ 'ｰ='"ｨ'::::/::::ｌl::;'
ヽ ￣ l:::::/:::ノﾉ' それは知っているよ
ヽ , ' ノﾉｲ'" 学校で教えてもらったからね
ヽ -‐ Ｔ´ ___」..-; じゃあこっちはなに？あとここは？
r‐、 fヽ __｣.. -::=-―----ヽx
∧∧∧∧∧∧∧∧ ∩＿
| ＿＿＿ ＿＿__ 〈〈〈 ヽ
| | ｀´ 〈⊃ }
| / ＼ ／ | |
(∂|_/ 〔 ＾〕 〔 ＾〕 ! !
ヽ| "| 〉" ﾒ | l
| ＿＿_ | ／
＼ /＿＿/ ／／ ああそこは北京だね
/ ＿＿ / そっちは広東。ついでにここは僕の故郷の浙江省だ
(＿＿＿） /
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼__
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼｀丶
／;;;; ;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
/: : : : : : ;;;;;: : : ;;: : : :ｌｌ: : : :ｌ: : :;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;;ヽ
,ｲ';;;;;;:;;;;;;;;;;ｲ;ｌ|､;;;;;ﾄi;;;;;;;||;;;: ;;;|;;: : : : : : : : : ;;;;;;;ヽ
|ｌ|;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｌ|;ｌ┼ｌ_;ﾄﾄ;;;;;|| |;;;;;;;||;|､;;ヾ;;;;;ヽ :ヾ丶､;|
|||;;;;;;;ｌｌ;;;;;;;;ﾚ|;ｌラ｡ド､丶|| ｌ丶;;|┼､;;;;ヾ;;;;､;;;:ヾ: : ｌ丶
|ｌ;ﾄ;;/,ｌ;;;;;||､ド'--' 丶ｌX >!ラ;ヾ､;;丶;;;ヾ;;;;;;ｌ;;;;|
ヾ ﾄ､!ｌ;;;;＼丶 ,ｌ ゝ､ﾟﾉ 〉'ヽ!;;;;;ヾ;;;;||ﾉ
|;;;＼ト､;＼ ﾉ丿 ￣'''/;;;;;;/ｌ;;ｌｌ;;|||
ｌ;;;;;;;ヽ｀ ￣ ､ _ ｀ /;;;;;/ﾉﾉ;ｌ||;;;ｌ|
ヽ;ｲ;;丶 = ￣ /;;;／／;;;| |;;/ｌ'
ｌｌヽ;;;;ﾄ -彳ｌ￣;;;;;ﾉ|' ｌ/
ｌ ヽ;| ＼ ／;;;/;;／／ ' ' そうかシナは広いなー
＿_ｌ| ヾ;＼ _ ,イｌｌ|;;／ｌ/ 満洲の次はそっちが日本のものになるのかー
___ ／::/〈 ＼￣;;;;;;;;ｌｌ'__ '
__///´::::::::|ｌ ＼ ＼;;;;;／ ｌ:::ヽ
∧∧∧∧∧∧∧∧
| ＿＿＿ ＿＿__|
| | ｀´ u |
| / ||| ＼ ／u |
(∂|_/ 〔 ○〕.|||.〔○〕|
ヽ| "| 〉" ﾒ|
| u ＿＿_ |
＼ /＿＿/ ／
ヽ ／ ｉ |ｉ | まっ待って！今の言葉はどういう意味だい
／⌒ ヽ | || | |
:: ／￣￣ヽ :: ＼ || |i
:: （｢ ｀rﾉ :: ＼ ||i ＼
:: ヽ ノ :: ＼ ＼
ガタッ！ | | r ｢＼ ＼ ＼
| | | ﾉ ＼ ＼＿＿ ＼
ヽ＿ノ /||| l ＼_, ｀ヽ ＼
|| ｉ / | ||| | (＿つ￣と_ノ) ＼
―-､、:,
,..r::::::::::､）ﾉ,.-...、
,r'"::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
,,r'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
,r'":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
,i',,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ:,
,i'ﾞi":::::::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::,,:::::::::::::::::::::i
'"i::,,:::::::::::::::::::::::::,r,i:,;/i::;i:::::;'ﾞ;i;:;!;:､::::::ﾞi;:|
|ｲri:::::::::::::::::/i/_i/__i:ﾉ/;:ﾉ-;;;ｳ~〉:,,;;;;!ﾞ|
'.ﾞ;!!;::/ｨﾞi:::::|'",rァ-ﾚ､'iソ '（:'ﾉﾌ:ﾉ）ｿ
'i:iゝ,_!i､::ﾄ､ヾ-‐'" ''"i' "
ヽﾞiヾ:ﾄヾ、 .;, / `::、 どういう意味って
,.r'/::::ﾞi,::':ﾞ､ ヽ、 ー ' r' ヽ 学校の先生が言ってたよ
,..r''":::::|,::::::ﾞi,::::ﾞ!、 ` ､_ ,r"ヽ. ﾞ; シナ人はだらしないから滅びちゃうってさ
,r'" ::::|ﾞi::::::ﾞi,:::::::ヽ 、 ﾞｿ~iﾞi,:ﾞi,､ヽ i 満洲は日本の領土になるから次はシナ大陸がそうなるんでしょ
.,r" ::::ﾞi:::::::ﾞi,::::::::::rﾞ､:〈l'"､ﾞ;::i |:..ﾞi i /i
∧∧∧∧∧∧∧∧
|__＿＿ ＿＿＿ |
.| u ｀´ | |
.| u＼ ／ ||| .ﾞｉ |
|〔○〕.|||.〔○ 〕 ﾞｉ_|∂)
| |゛ 〈 ﾒ゛ |,r'
| _＿＿ u | ……日本の学校は子供たちに何を教えているんだ？
.＼ ﾞｉ＿＿ﾞｉ ／
／＼ ,/＼
γ´ﾉ ヽ｀ヽ
, - ´￣｀ -､
／ ／/"/ i＼ヽ＼
//, '/／ヽ´/ノﾚハ｀､ヽ
i l i{_{ﾙノ ヽ､ } } il i
| il从/（●) (●） 从 ﾘ
ヽﾘﾊ ､_,､_, ﾙﾘi
. ヽﾍ､ ノﾚノ
｀-ゝ､,､ __,イ-´ おいおいこれって
／ |＼／| ヽ､
/,' <ヽ ∽ /> ﾊ
| i ヽ V /[▽]i |
i | ヽ / i |
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （●）| 日露戦争の結果
（@ ::::⌒（__人__）⌒) 日本は戦勝国となるがその戦勝気分をシナ人にぶつけた
| ｀ ⌒´ | ロシヤ人は身近にいないからね
＼ ／ 東京には留学生が多くまた日比谷焼打ちで分かるように
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. 日本人ひいては東京市民はポーツマス条約で賠償金が取れずイライラしていた
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ 代わりに局外中立方針をとり戦わなかったシナ人に対し憂さを晴らした
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
l l l l l l l
| | .| | | .| ＿
| | .| | ﾄ、|ヽ'":::::ﾚ''"|
＿＿＿_ .__|:::::::::::::::::::::::::::ﾚl__
´::::::::::::::::::｀ヽ、 ヽ:::::::::::::::::::::::::::::∠
::::::::::::::::::::::::::,.ゝ-‐ |,-l::<´ヽ、::::::::::彡
:::::::::::::::::,.-‐': : : :＼{t.|/ ‐.、 ￣/
::::::::::::::/ : : : :.＿＿＼ヽ """ r'.、
:::::::::::/: :/:|:／ .＼|ヽ>‐-''´,イ
::::::_/: : : : : ＼ lヽ: : :/"´ ヽ
:::::ヽ: : : : : : :| / .}: :/| ヽ .',
:::,.-lヽ: : : : : ヽ |/´ ヽ } .',
｀"''-..,,｀＝===', .', |｀''‐-.〉 }
::::::::::::::｀ヽ-‐‐-} ｀ヽ .l ./‐‐、
:::::::::::::::::::::｀ヽ: :ゝ‐--.、 .ヽ| / /: : : :',
:::::::::::::::::::::::::::l : : '´: : : :｀ヽ ヽ ./: : : : :/
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
南満州鉄道もロシヤの代わりに手に入れ
これを見た留学生たちは日本が
列強のシナ侵略の先頭に立っていると認識し幻滅が広がり
留学生の数は1907年から減少の一途を辿ることとなった
ある者は孫文の革命党に入りある者は清朝の官僚となり
共に辛亥革命を成功させる原動力となる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
l: : : : : : : ﾆニ-'_"￣￣￣￣￣￣￣ヽヽl
l: : : :／／￣｀ ｰ ､ヽ ', li / ヽl
l:／彡 | _,.-‐'""｀ヽ＼ i ll / ,,. -‐‐ill
l／三 ＜ （・）_ヽノﾉll /／＝､￣llﾘ＼
ﾉ´｀ヾ ｀ ｰ‐''"´ 彡〈 -､（・） ＼/
i__｀ヽ r _ ', ヽ--'"fT､
l ,'= u r‐─- ､_〃ﾞ＿_ l l l-
', 亅 ./ /｀ー─--､＿ヽ l.) j
ヽ､l /_/｀ l l l//
lヽ_l 〈,,. ---､ L_l l/
l ', ∨ ｀ヾ¨￣ヽ/ / なんてだらしない学生達だ
l ' , ヽ∧＿＿＿∧/ / こんなんじゃ外国人から侮蔑されてしまう！
＼ ヽ､＿＿＿__ﾉ / 俺の若い頃とはこうも違うとはな！
l l ＼ ー ,ｲ
_ll l ＼ /´/
l: : : : ￣｀ー､ ー'' //
l: : : : : : : : : : :｀ｰ､_ / //ニ＝ ､.
＿,,. -'": : : : : : : : : : : : : : : :l r'": : : : : l
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
余談だが1927年に元留学生であった蒋介石が東京に再来日した際に
出迎えの留学生のマナーが悪く憤慨したという話も
その時代はもう質のいい若者は日本に来なくなっていたのかもしれない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
: :: :: :: :: :: :: : ,．≠´¨ ￣ ¨ ヽ,: :: :: :: :: :: : }
: :: :: :: :: : ／: :: :: :: : l|＼: :: :: :: :｀ ー-､: :/
: :: :: :: :／: :: :: :: :: :: :l| ヽニニニ二∠/
: :: : ／: :: :: :: : .,＞'´ . ,．イミﾐミ/A',
: :＜＿_＞,ィ≦,＿__ヽ fセ斗-ｬ ﾐ互/}
: :Ξﾐヾ〈彡´＞云マ`. ,'女叮乂 ﾐソﾉl
i rＸ彡 , ≧迦ル' A Ⅷ i |r,ノ
>､派ミ ', ', Ⅶ､ .i ｢ｷ まさに「親日派としてやってきた留学生が反日派として帰る」だな
＼'ｰﾐ,, ＼ r'´,__,ﾂｰﾐ､. ,' ! ', 中国人を敗戦国人扱いする戦勝国気分の日本人が
ﾏ∧,, '; ≠≦彡ゞーミ孑 } ', 新たに手に入れた東北の権益地に大量に入ってきたわけだが
|! ∧',, 彡'´ｨｰ=…'¨,,｀ .,/ .∧,_ 彼らは本当に威張り散らしていたよ
ﾊ':, ＼',, ≧毟~「 ,,/ ﾉ / : :¨ ＞ ､,､ __
,．＜´iム＼', ＞ミ ,ﾞｲ/／,' : :: :: :: :: :: :|/./.
': :: :: :: : i ﾑ: : ∀ミｰ‐≧三千´イ: :: :7/: :: :: :: :: :: : i!/.//i:
: :: :: :: : ハム: :∧: : ヾ: :: :: :: :: :/: : .,' /"¨: : ー-: : il/././.i.: ::
ザッ ;;';;';;';';;;;;;;;
;;;';';;;;';;';';;;;;'';;;
vymyvwymyvymyvy ザッ
ザッ MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、
(ﾟ)(ﾟ)ミ(ﾟ)(ﾟ)ミ(ﾟ)(ﾟ)ミ(ﾟ)(ﾟ)ミ(ﾟ)(ﾟ)ミ(ﾟ)(ﾟ)ミ
（ﾟ）（ﾟ）ミ i⌒i ﾉ ﾉ ﾉ ﾉ＿＿＿ ＿
ﾉ ミ | | (ﾟ)(ﾟ) （＿＿＿二二二){!!! _ ヽ
／⌒ヽ つ | | 彡 と （ﾟ）（ﾟ）ミ ~ `､ ＼
／／⌒＼｀ ￣"（ﾟ）（ﾟ）ミ ー､ （ﾟ）（ﾟ）ミ ﾉ ミ , ‐'（ﾟ）（ﾟ）ミ
(⌒ゝ、 │ ﾉ ミ !ﾌ / ﾉ ミ つ （' ﾉ ミ
ゞ､ノ │ つ （ つ （ ⌒￣ `Y" つ （
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
昔の日本の官憲は現代のと比べるととてつもなく威張っていた
日本人相手でも威張っていたが
外国人、ここでは主にシナ人相手だともっと威張り散らして
従わせ秩序を強制させていた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
W: :ｒi{ __ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐_,}
V: 廴,ｒ‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=--‐ ''“ｖ＾)
＼{/ ＾7¨¨¨¨ ___ ,x=芸x_ V^}
人 _ﾉ _xｨt_え ; {^ｰ` ´＾ .; .′
{⌒! ´＾ｰ ´ , V 〈
V ′ .／ｒ _j ,> ､ W その官憲の態度を日本の移民は真似するわけだ
乂.ﾊ .; 〃xｨｲj八ﾄ､ﾊ. ; 从 「オイコラキサマ！」「バカヤロー」とかね
人 ` 弋'' ‐= ''“”′ﾞ .′i}＼ これみんな東北の人間ならみんな知っている日本語さ
/≫x ;^⌒ .／ｲi:i/i:i:i:i:ヽ,_ 分からないだろうと侮って口に出したら大変なことになるよ
_ _ _ _ _ . ／i:{＾＼`ｰ= イ／＾V′i:i:i:i:i:i}}≧==--.....､_
.ノ : : : : :／i:i:ｉ:ｉ{: : : :ヽ,_ _,.x≪: : : :.}i:i:i:i:i:i:i:ｉ:}}乂__: : : : : :⌒ヽ
／ : : : : : /i:i:i:i:i:i八: : : : : : : : : : : : : : }i:i:i:i:i:i:i:i:}}: : : : : : : : : : : : :＼
./: : : : : :.:./i:i:i:i:i:i:i{: : : : : : : : : : : : : : : :/i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:}}: : : : : : : : : : : : : : V
指咥えて黙ってみてたら
統治能力無しと判断されて舐められても仕方ないわな
≧ -― ､
／ ハ⌒ヽ ＼
／ ／
/ ﾊ
,' / / /u.l }
/〉ｫ /大/一１ ∧
/ // l{ { ,x=＝ミ､| / 代 }
／ ノ 〈/ l从У ィ=､ 刈 / x井ミｵト､ | ／|＿
ｰ=彡 |_＿|《 {::似; レ' " ィ=､刈 | ／
ｰ=≦ _z,ｨ ﾙ|￣ | とゞ'〜つ , c{;以 ﾙ１ ﾊ ＼
Z 人 (| | へ ､＿ う ∧人ミ=' ￣
} イ 个 | ﾏ ﾑ ﾍミ≧=
}从ﾄ､ |l | | U { | ∧ ﾏ 奉天総領事さん！
Vﾚ| ト ゝ ノ 个 東三省に入ってきた日本人の中に
八 ﾏ|ヽ イﾉ | | 戦勝の威を借りて清国人を陵虐するものがいます
丶 ',＼ ｀¨ r≦,ﾉ " | | 即刻やめさせてください！
_＿__,ﾊ从 ＞ ､ ｜ ＼ 从ﾊ{
γ: : : : 'Ｖ〉 / ,ﾊ | y ｒ ミー‐-ｭ -: へ
,: : : : :ヽ: :＼> ∠／＞く ノ^＞≠=ミ: : : : }: :.
|: :／＾＼: : :.＼≧'´ ￣ 圷 ¨Y }: : : : : l ／ヽ
∨ ｘ=- ＼/ ）: 弋 乂 ﾉく ﾊ: :j!: : :|γУ／⌒)
{ ノ ｰ､｀ﾏ ./: : : : :＞ ／ ﾉ } ＼ 〈: :∨: : :.| K_ノ ∠ ⌒l
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
その日本人の態度に困った
盛京将軍の趙爾巽が苦情を訴えることも
だが日本人の態度は改善はされなかった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ─） （─）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒) 明治の文学者夏目漱石の小説などでも
ｌ^l^lｎ ｀ ⌒´ ｜ 満洲に渡るのは事情のある人物との描写が多く
ヽ L ／ また大陸帰りも大陸の暴力的な雰囲気に染まった人物として描かれている
,,.... ゝ ﾉ_、___ ーノﾞ-､ 当時の移民もそういった人達だったと想像される
.i ／ / '; ＼_____ ノ.| ヽ
l / / ＼/ﾞ（__)＼,| i
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（● ）u（● ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! 満洲の原住民達はそれに対する抵抗運動とかは？
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | |
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
z≦￣¨: .．
（:: :(M)_::_:: :: ｀'' ､
>≦⌒ヾ_ヽ:: :: ::}
（(::;^fぇ tﾃ`了'=┤
ﾐ1 j_,､ １ﾗﾐ}
从〆ﾆ㍉ｬj《弐 移民のバックにはあのロシヤを倒した日本軍がいるからね
ﾍ ¨ ,.ｲノ}､＿ 強い奴に従うのが民衆の知恵というやつさ
_／〕爪ﾌ´:_::;仁/: ￣｀ヽ 強い奴が威張れば頭をペコペコ下げてやり過ごしそして俯きかげんで道を歩く
ィ仁}=､Vz≦´/ﾆ/: :: :: :: ::.:.:. 表向きは愛想よくするがその内面に
／:: /ﾆ/.: :j!: :: :: ::{ﾆ｛: :',: :: :: :.:.:.:}
/: :,': ;'ﾆ/: :: {! :: :: ::_|ﾆiﾄγ⌒｀ヾ :λ
{: : l!.:{iﾆト-‐+:≦三｛O》: ::l!: :: :: :.:.:.:.',
}γ^《O｝三ﾆ＝ニ二三王{: ::_::_::.:.:.:.:}
,'Y: :: }任Ξ三二二二三王∨´ ￣｀}
i_l_::_:::{仁三二二≡三王王l!{ ｨ |
{´;￣｀ 守二二二二二三王》ヾ-‐≠ l!{
丞圭亥7才´ ,.x幺lllll圭才"´ ,炸Ｉ圭jⅣ´ ｀Ⅵ|丞 ｀Ⅵ圭圭圭|
圭歪ｊ㌢´ ,x幺llll圭才´ 焔圭:Ⅳ Ⅵ|伐 Ⅵ圭圭||
圭ｊア ,ｨ劣圭才´ .以圭Ⅳ Ⅵ|伐 Ⅵ圭圭
j炒′ ,ｨ劣l才´ 込i:圭{ Ⅵｉ伐 Ⅵ圭ll
Ⅳ /{}{ア´ Ⅵ7:刈 Ⅵｉｉﾍ Ⅵ圭
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ll/ `'冬淤t、 ||洲ﾘ ||洲
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ﾍ_ /ア ﾍ
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Νk 黒く暗い怒りと怨みの泥を蓄積させていく 7
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f,/淤圭Ⅳ Ⅵ心 刈圭?[ｱ `''寺ll≧ｭ｡.
/淤圭Ⅳ Ⅵ7 炸淤jⅣ 為圭圭丞
圭丞Ⅳ 7 Ⅵ7:Ⅳ 為圭圭圭丞
圭i:洲{ 以Ⅳ ,炸,圭l圭l圭l丞
圭i:刈 [ Ⅵ7 ,炸圭圭l圭圭刻
圭lil代 /k 7 .λ 焔圭l圭l圭l圭Ⅳ
圭圭淤t、 !垈 代 以圭圭圭淤jⅣ
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ─ ─ |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ :::: （__人__） )
| ｀ ⌒´ |
/ ∩ノ ⊃／ このように満洲において日本の力が圧倒的だったため
( ＼／ ＿ノ| | 様々な政治工作が行われることとなった
.＼ “ ／＿_| |
＼／＿＿_ ／
ゞ (. ゞ (. ゞ (. ゞ (. ゞ (. ゞ (. ゞ (. .ゞ (. . ゞ (. . ゞ (. . ﾉ. .ﾉ .ノ
イ "" ⌒イ ""lヽ/l （ﾟДﾟ l彡 lヽ/l （ﾟДﾟ l彡 lヽ/l （ﾟДﾟ l彡⌒ イ "" ⌒ イ "" ⌒ ヾ ヾ
/ ( ⌒/ ( // ・ ミニXニヾヽ / ・ ミニXニヾヽ / ・ ミニXニヾヽ / ( ⌒ / ( ⌒ ヽ ）ヽ
( ( （_｡／ ミノlヽ/l （ﾟДﾟ l彡／ ミlヽ/l （ﾟДﾟ l彡／ ミノ{ﾐ]l[__ﾉヽ ､ ( ､ , ヾ ）
ゞ (. ゞ (. ゞ | ￣ ミ/ ・ ミニXlヽ/l （ﾟДﾟ l彡 ミニXニヾヽ￣ ミロ＝〈 ヽ.(. . ゞ (. . ﾉ. .ﾉ .ノ
ゝ､､ゝ ゝ､､ゝ ゝ|＿（_｡／ ミ {ﾐ/ ・ ミニXニヾヽミノ{ﾐ]l[__ﾉヽ＿ノl⌒ヽー ､,.ゝ､､ゝ ﾉ ゝ､､ゝ ﾉ ノソ
ゝ､､ゝﾉ ,, ゝ､（ || || lヽ/l （ﾟДﾟ l彡 ミノ{ﾐ]l[__ﾉヽミロ＝〈 ヽ. L....」 r〜 ゝ､､ゝﾉ ,, ノ ゝ､､ゝﾉ ,, ノ
ノノー / ・ ミニXニヾヽ￣ ミロ＝〈 ヽ.l⌒ヽー ､,.ゝ-し'､ﾍ ﾉ
ヾ.､_ （_｡／ ミノ{ﾐ]l[__ﾉヽ＿ノl⌒ヽー ､,.ゝ....」 r〜 ヾｌ.l､_ ;;;;⌒);;⌒)
ヾﾉ || ￣ ミロ＝〈 ヽ. L....」 r〜し'､ﾍ ﾉ|.| |.|ヾﾉ ;;;;⌒);;⌒)
l~ |＿＿ノl⌒ヽー ､,.ゝ-し'､ﾍ ﾉ| ヾｌ.l､_」 l~」
（ || || || L....」 r〜 ヾｌ.l､_ |.|ヾﾉ
ノノーヽ ﾉ-し'､ﾍ ﾉ|.| |.|ヾﾉ ;;;;⌒);;⌒)
ヾ.､_ !.| ヾｌ.l､_」 l~」 ;;;;⌒);;⌒)
ヾﾉ |.| |.|ヾﾉ;;;;⌒);;⌒)
l~」 l~」 ;;;;⌒);;⌒)
第一次満蒙独立運動
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
辛亥革命の混乱を突いて
期限切れが迫る満蒙特殊権益の延長と存続を狙い
活動家川島浪速と中華民国から独立しようと立ち上がった
モンゴルの民族主義者たちが手を組み行った事件
これは時の総理大臣西園寺公望の不支持と
裏取引によって失敗に終わる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
;`（´￣|ﾞ ''￣ /∧ ∧...../∧ ∧ ./∧ ∧....../∧ ∧-‐'/∧ ∧....../∧ ∧.;;:";;: (´⌒;;:（´⌒;人;;）;;
:人;;:.｀）"; `(:"";;`)⌒) /∧ ∧...)../∧ ∧ ) /∧ ∧.)../∧ ∧ )/∧ ∧...)../∧ ∧ ) ;;）;;；;:人;;:.｀）"; ⌒;（
￣⌒:^::⌒;.i;;;⌒( :::: )） ( ﾟДﾟ ) . ( ﾟДﾟ ) ( ﾟДﾟ ) . ( ﾟДﾟ ) ( ﾟДﾟ ) . ( ﾟДﾟ ) ;::）i"")::)（´⌒;;⌒
" ;:"' `〜;､ ,,;:・;;,,)"::(⌒;と..∧,,∧..と..∧,,∧ .と..∧,,∧. .と..∧,,∧ と..∧,,∧ ..と..∧,,∧ 人.....:（´;⌒;::;｀(⌒
ζ;;, ﾞ;`（´⌒;;:⌒∵⌒｀),||. }・:::・{.....||. }・::::・{ ||. }・:::・{.....||. }・::::・{ || .}・:::・{.....||. }・::::・{ '"⌒)::/(::⌒;;`(´::..｡
､ ,,;:・（. . .....:（´;⌒;::;｀）,ﾞ.||.({;;;;;;;;;}） .||.({;;;;;;;;;}） .||.({;;;;;;;;;}） ||.({;;;;;;;;;}） ||.({;;;;;;;;;}） ||.({;;;;;;;;;}） ;⌒｀）",.; ;;ヽ;;｀（⌒:
:(⌒;ﾞ;"(´⌒;（´∴人;;ﾉ⌒Π|::|⌒|::|..Π|::|⌒|::| .Π|::|⌒|::|.Π|::|⌒|::| Π|::|⌒|::|.Π|::|⌒|::| ∴人;;ﾉ;⌒｀(⌒;;ソ
)⌒) "⌒)::.....;;"(:; （..V. "......|::|.ﾞ.V. "......|::| V. "......|::|ﾞV. "......|::| .V. "......|::|ﾞV. "......|::| ;::）i"")::)（´⌒;;⌒;
:::: )） (::;;");")（;;i:;_、-`ﾞﾞ '´ ｀ヽ ;;`(´::..｡.（. . 人.....:（´;⌒;::;｀(⌒;ﾞ;
,)" ::(⌒;ﾞ;"(´⌒;（´∴' ｌ (从ﾘﾘ)）ゝ ´;⌒;::;｀）,ﾞ. :::''"⌒)::/(::⌒;;`(´::..｡.:"'
∵⌒｀),， ;:)（´⌒;;⌒;;ノ;(´'" ; M ‘ ヮ‘ |bN ´⌒;（´∴人;;ﾉ;⌒｀）",.; ;;ヽ;;｀（⌒::
⌒;::;｀）,ﾞ. :::''"⌒)::.....;;"(:; -=====|と..∧,,∧
⌒;;ヽ(::;;")（;;i:;_、-`ﾞﾞ' (: ; ,") }・::::・{
({;;;;;;;;;}）
|::|⌒|::| ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞ…
"......|::|
""
第二次満蒙独立運動
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
今度は袁世凱の帝政復活に対し大隈内閣の不支持から起こった事件
関東都府の都督中村覚とモンゴルの民族主義者が再び手を組み
内モンゴルと満洲の独立を図った武装蜂起
だが袁世凱が急死し大義名分がなくなり日本側が一方的に終了し
その結果モンゴルの英雄バボージャブが戦死した
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿__ ＿_ ￣￣7￣￣7
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ー─' / / / / i i ー'ｰ' / / .＿__/ ＿__/
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￣￣￣￣ ￣￣ ￣￣
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. i;;;;;;;::: l （;;:: illii'' .' ,ilill''''"""ﾞﾞﾞ''';lliili; .' ,.' ''iil'' ''iill . ::;;i
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/;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;:::::: l |;;;;;;;;;::: illii , .' illii'' .' ,,,,;;;iiilllliii;;;,,,,lli'' | ::;;| :;;ヽ
7;;;::ヽ;;;;;;;;;;;;:::::: l ￣ ｀`:.,,,;;;iiilllliii;;;,,,, ,,,,;;iiilliii;;;,,, ,ilill''''"""ﾞﾞﾞ''';lliili; l ::;;/ :;;|
/;;;:: ヽ;;;;;;;;;;:::: / ,ilill''''"""ﾞﾞﾞ''';lliili; ,ilill''''"""''' ,ilill'''' i'' ‘.' ,.' ''ill' ;. l ::;;/ :;;/'
（;;:: |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::: illii'' ’.' ,.' ''ilillii'' ‘.' ,.' illii'' .' ' .' ''iilli; l ::;;| :;;）
ヽ;;;:: ￣￣|;;:::illii'' .' ili illii'' .' ・ ,;iilli; ;;;／ :;;/
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
この第二次満蒙独立運動の騒動の中
張作霖は上手く事を運び奉天軍政長官になり
これ以後出世の階段を駆け上がっていくが
爆弾を持った男による自爆テロに遭遇する
しかも同日連続で二発
満蒙独立の活動家であった予備少尉の
日本人による犯行
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿 ┃
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼ ・
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
Σ 〃 {_{ u. ⌒ u.⌒u ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ.（○）三（○）从 |、i|
丿ﾙ|u. u.､_,､_,.u u. |ﾉﾚ ﾘ
ヽu. |ｒ┬| u. j /／ ウッソなんで生きてるの！
ゝ ,￣ イ／ だって張大元帥って爆弾に弱くて
.y' |ヽ／ | ＼ 当たると死ぬ属性もちじゃないの！？
/{ <l∽ ／＞ ヽ
l .! l／／ / }
／. :: :: ::_::_:: :: :: :: :: :.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
.: :: :: :γ ﾄ、/lヽ :: :: :: :: :.:.:.:.:.:.:.:.
/.:.:.:.:. ::弋！V！ﾉ_:: :: :: :: :: :.:.:.:.:.:.:.
. {.:.:.:.:＞:: ::¨￣:: :: :: :｀＞x.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
､::≫=＝ ＝==≪.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.
//州__: : : : : : : :｀＞≧≡= ≧､.:.:.:.:.:.
{（:州へ≧=x ､≦rﾋﾞﾃ‐` 川⌒ヽ:i
゛¨沁 <ツゝi !::'' ､__彡ｲ/＾} ｝i
-=彡 | ￣ }!_ ﾉ/:i:i
j! ,{、ﾑ ) ）} 〔彡'州:i
∧ ,ｨ升_守≧=≦ノ ,' _）)川:i:
辷彡ノ辷ﾆ≧≡'" / ｰ=≦彡 誰だって爆弾が当たれば死ぬだろ
ﾍ `:::::7´ ,:′ 从州 でも、まっ俺は爆弾程度じゃ死なないけどね
. '; ／ ;; /:/ﾆﾆ 一発目が炸裂した瞬間にパッと身を翻して素早く逃げて災禍から遠ざかったわけさ
,.斗｀ー‐一 升i/:ﾐ ／.:.:i二ﾆ ハハッ不死身の張作霖と呼んでくれ
,ｨ劣/∧､ _＿＿___,/／:: ::.:.:|二ﾆ
-‐: :: :,ｨ仁:i/:: ::∧:.:. :: :: :: :/: :: ::.:.:.:.:｣二ﾆ
: :: : /ﾆ二/: :: :: :∧:.: :: :: :/:: :: :__二=!≠ﾆ
,; i, il;l! , ; il
_,,,,,,,,,__ , ､,く〈 ll~i||||||||||､
,;;彡-::::::::;;;;/;;li'!!|‘ とﾆ)||||ﾆ ｌ
,;;ｌ;;;;;;;;;;;;::::`､;;;ｌ;;ｌ |_,,!､_ ﾉ||||||||):ﾉ
/;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;:::ｌ;ﾉ;;ｌ /;;;;`;::=<`"!/'_=ｌ
/;;;;;;;ﾒ;;;;;;;;;;;;;;;;;:ヽ〉ｙ;;;;;;;::::8ｲﾝＴ;;;;;;::::ｌ
/;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;::_::ノ;;;;;;;::::::ﾝ;;;;;/ｌ;;;;;;;::::|
ﾉ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､;;;;;;;';;/;;;;;;;;;:::::/;;,イ;;;;|;;;;;;;::::l
┌‐────┐/;;､;;;;;;;;;;;;;;:::::/／ l;;;;;!;;;;;;:::::|
│ 顧維鈞 .|_;;_;;`;､;;;;;;_:::ノ´ 、;;;;;;;:::ﾉ
├───‐─┴────────────────────────
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
そして前編で見学した対華二十一箇条要求と
山東半島返還交渉からの5・4運動
徐々に目覚め始めるシナの民衆たち
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／＼／＼／＼／＼／＼／＼
.／ .／| ／| ／| .／| .／| .／|
∴＼／.／ . ／ ／ ／ ／ ／ ！
ﾟ∵ |／∵|／; :|／:;;;|／.;. |／ ;.;|／
_, ,_ _, ,_ _, ,_ _, ,_ _, ,_ _, ,_
(ﾉﾟДﾟ)ﾉﾟДﾟ)ﾉﾟДﾟ)ﾉﾟДﾟ)ﾉﾟДﾟ)ﾉﾟДﾟ)ﾉ
/ / / // // // // /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
, -‐‐…‐‐- .
／: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :｀ヽ
. ／: :: :: :: :: :: :: :: :〃「∨|ヾ: : }
／:.:.:.:.:.:: :: :: :: :: :: :: :ゞ,!___」ﾉ:_::ﾉ
. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: :: ::_;: ::-‐: : ¨￣: :: : ＼
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.イｧ‐ ,.へ _‐―‐‐ｘｪ一'
ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.ｨ=守i " ≧tﾗ＾{ )ﾁｭ}
｀ ｰｧ爪てヾﾐ { '´'. { ｜
川込_うミ ヽ ,. 、） !
(､_川i∧ jﾐ ,.ｨ彡ミメ〈
冫少 、ｷ } 〃こ二7/` あの時は困ったもんだったな
彡ﾍ、 込、 ｀ '⌒ ,′ 吉林では身近な日本製品である麦わら帽子は踏み潰され犬に被せられたり
_／: :: :{ :｀ ‐ .,__ ＞x､ ,ﾘ 日貨不買運動に学生たちは抗議集会を開き授業をボイコットと大騒動
＜//ヽ : :: ::.:.:.:.:.:. :｀;: : ::‐―〕¨´
: : ＼/∧:_::_::_::_:: :＼::', :: :: : :l＞- ..,,__
: :: :: ∨∧:: :: :: :: ::.｀ ヽ',: :: : ﾘ: :-‐ ∨/∧‐-x
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ | これに対し張作霖は日貨不買運動の不許可に
＼ ,／ 学生の集会や授業ボイコットを厳禁
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 不穏な挙動に出るのなら学生だろうが銃殺に処すとまで言った
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i これによって満洲では大々的な排日運動は起こらなかった
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
／: :: :: :: :: :: :: :: :: :{ |￣V￣| }: :: :: :: :: :: :: :＼
:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :':, |_|^V^|_| ,': :: :: :: :: :: :: :: :: :ヽ
:.:: :: :: :: :: :: :: :_: : -‐｀≧＝≦´‐-: :_: :: :: :: :: :: :: :: :',
:.:.:. : :: :: ,＞:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :::＜:.:.: :: : .:.:.:.:i
:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::＼:.:.:.:.:.:.:.:|
:.:.:.::./ﾐｰ- ．:.:.__＿___:.:.:.:.:.:.:.:.:._＿__: :．-‐彡:.:.:.:.:.:.:.:!
: :: /ミﾐ7´ｧ-‐＝=ミｭ､ ￣￣ ,≧＝-‐ヾ、彡l:.:.:.:.:.:/ .
>､i三ミ! ￣＞-=≧ｭ､:j /ゞ,-‐=≦､｀`ミﾐl:.:.:.:./ .
ヽi三ﾐ': : :弋ゞﾆ夕__}､: :: l: : 7乂_夕 >: : ﾐﾘ´ヽ .
.i^`{彡: : : : ｀¨¨´-‐': :: | '‐｀¨ ¨´ :iﾐ/〉 }
..〈ヽミ: : : : . : : ;,.. {: : |::/::/
∨ヽiﾐ: : : : 〈__（ ）_,〉 ﾄ'::/ 北京のような騒乱は避けたいところだし
ゝ-i: : : : . ,.イ升三ゝ=;"三≧ｭ､ .l｀´ 日本からは援助をうけていたからね
'; : : : : : /彡爻ミ戈爻丈ミミﾐ㍉: : : ,' 第一これを口実にして日本軍の介入なんて起こったら最悪だ
_＿/:∧: : : : : : : `≦二ﾆ二≧: : : : : : / 治安は安定させ政治はきちんとしているとアピールしなきゃね
: :: :{ i ;＼: : : : : ゞｰ::/i￣￣￣｀＼￣ヽ
: :: ::i i ∨:＼: : : . /il￣￣￣ミ、: : ＼.: :',ｰ-..
: :: : i i ∨//:'; ...; /jl￣￣￣ﾐ､: : 丶,ヾ,｀: :ｉ: :: :: :ﾐ!`ｰ-ｭ､_
: :: :∧ヽ ヽ/////〈 ゝ￣￣｀ヽ: : : : : : : : : : |: :: :: : |/////|:.:.｀ヽ
ノ
/
△ 〈 △ 長春
｀ﾌ
i
／
○ /´ ○ 奉天
＿＿_ r'´
／ ｀ヽ _,.-''´
/ ) ＿ノ
_ノ / ∧_ ｀i
r'´ ノ _,,.-‐''"~ `'ｰ-､_ ｒ'
丿 _,,-''´ ｀i ｀ｰ-､
{＿ ／ 丿 `ｰ､
く☆丿 ,ゝ ' , ☆ 旅順・大連
r´~ゝ `´ 丿 ヽ
￣´ { ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
以上が日本は満蒙特殊権益への執念
絶対に手放さず永遠に確保し続けたいと願い
工作や交渉を経てワシントン会議で期限延長をもぎ取った
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
r r┌,
} l .l .l r 7
.r 、 i_i .L.ﾚ´/
.'ヽ､Y r' γ
.＿＿＿＿ !､⌒ { ﾄﾏ、
,､_,､_,___､:::::＼ ヽ___‐‐ ｿ.: :ヽ
/ i::::::::::i 〈ン´ : : : .＼
....._,.-ｰ ､ ﾉ 乂:::::::i. ＼ : : : : : : :＼
...〉 ＼＼＼ .-, (_ﾉ､__） 6)::/. ヽ : : : : : : : ヽ
...＼＼ '´⌒∨ / } '--´ .':::/ 〉 : : : : : : : :ヽ.
.....ヽ. ｨ 丿 '､_、__ ,ｨ':ｿ ,.ｒ‐-､_,､__,,..-´‐' i＼ : : : : : : ｊ
...ヽ_ rクヽ 〕_____｀,.‐ｨ'｀ヽ‐ｲ : :/ :/ : : : : : : : :N:ヽ : : : ／ だがこのワシントン会議において
. ....〉彡´. : : ＼ _____,,_../ｨ'!´「ヽ／. : : :／ : :/ :/ : : : : : : : : : :＞-‐'" とある重大かつ重要な条約が結ばれることとなった
ヽ : : : : : : :＼ ／i : : : : :/／ｿ /. : : ／ : : :/／ : : : : : ,. -‐ '´ その条約の名は「九ヶ国条約」
.＼ : : : : : : ＼ ,ｨ' :/ : : :,.ｲ':::::/ /. : ／ : :l : : i/ : : : ＞`´ シナのマグナカルタというべきものだ
＼ : : : :ﾆ= :ヽ､,ﾍ--ｲ´〃/ : : : /:::::/／ :／ : : : : ヽ : : :＞´
ヽ : :／/ : : : : : :／ : / : : : /:::::／ : : : : : : : : : : :ヽ:/
ヽ. : : : : : : : : : : :,' : : : :ｉ::::,' : : : : : : : : : : : : : : i
｀ﾞ--‐‐ー-- ｲ : : : : :ｉ/ : : : : : : : : : : : : : : ｿ
ｉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
,' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :!
{: :: :: :: :: ゝ __ __ノ: :: :: :: :: :: :: :: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ヽ: :: :-‐: :¨￣: :￣¨: :: :‐-: : _: :: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
／: :: : ＿＿__ __＿＿＿＿＿_z≧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
｀￣￣へ≧x､ x≦三x＜¨` j三≧x:.:.:.:.:.:.:.
ｉﾐ', ｨてｵ} j: >'てﾘ＞ !ﾆﾆ／＾ヽ.:／
. iﾐｌ ¨´! ｀¨'' lﾆﾆﾚく} }ﾐ
ﾐi / ミﾐ/ ,ク /ﾐ 欧米列強がようやく日本の中国政策に対する動きに
ｷr､ ヽｰ'ｧ､) ,.ｨ ﾐミ}ノ／ミ 掣肘を喰らわせ手足を縛りはじめたんだ
圦辷ﾁ彡_込三彡’ ー'州ﾘ そういう時代になったのさ
ﾍ ¨`￣ ￣｀ ,′{州≧=ｲ
ﾊ ( ⌒｀'' ノ 从辷彡’
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー ー ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ∩ノ ) . j /／ ……なにその九ヶ国条約って
/ ＿ノ_, イ＿ とても重大そうだけど聞いたことないわね
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿＿＿＿＿
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|::::::::/ ⌒ ⌒ |
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:::::::〉 （ ○） （○）|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:（@ ::::⌒（__人__）⌒)
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| |r┬-| | 恐ろしい話だけど
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ `ー'´ ／ 後の総理大臣の中に
.:.:.:.:.: ,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. この条約のことを知らないという人がいたという説があってね
.:.:.:.:/ | '; ＼_____ ノ.| ヽ i 外務省もろくにレクチャーしてなかったのかなとおっかないね
.:.:.:.i. | ＼/ﾞ（__)＼,l i .l
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
| ==========. ....;|
|;;;;;;;; |
| ;;;;;;;; . ∧ ∧ ; ;;|
|::::: (・∀ ・) ::::;;;;; | 日・米・英・仏・伊・オランダ・ベルギー・ポルトガル・中華民国の九ヶ国
__,,..,,,,_￣￣￣￣ﾉ(<Ｖ>)ヽ￣￣￣￣ ∧,,∧
./ ・ω・ヽ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼(・ω・` ) ・シナの主権と独立
| ／＿ ＿ ⊂ | ・領土保全の尊重
∧ ∧ ／／／ ＼＼ ＼ ∧＿∧ ・商工業に対する機会均等主義の確認
( *‘ω‘) ＿ ＿ (･ω･ )
( ／ ／／ ＼＼ ＼ |
_,,..,,,,_／＿ ￣ ＿_ ＿ ＼ ／⌒ヽ
./ ,' 3／／／ ／ ＼ ＼＼ （´<_ ｀ ヽ
l ／ ￣. ＿＿ ./ ヽ ￣ ＼ |
. ／ ヽ| |ノ .| | ヽ[ ]ノ ＼_,ノ
|￣￣￣￣￣￣|＿＿|￣￣.| |￣￣￣￣[＿]￣￣￣￣￣|
| |￣￣￣| .| .| |￣￣￣| |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
この「九ヶ国条約」
権益を拡大し続けてきた日本が対支政策について
国際協調に軸足を置いたと宣言する重要な条約
九ヶ国条約はパリ不戦条約と並ぶ20世紀の重要条約のひとつであり
植民地や勢力圏の拡大をシナに限ってだがはじめて条約の形として禁止したもの
これが後の植民地や勢力圏のそのものを否定することに繋がっていく
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
九ヶ国条約第4条
「締結国は協定でシナ領土の特定地方に於いて勢力範囲を創設せむとし、
又は、相互間の独占的機会を享有することを定めむとするものを支持せざることを約定す」
. ＿＿＿＿＿
.／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
.|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
.|::::::::/ ⌒ ⌒ |
.|:::::::〉 （ ●） （●）|
. （@ ::::⌒（__人__）⌒)
. | |r┬-| | 要は締結後は勝手に租借地を得たり自治政権を樹立するのはやめようと
. ＼ `ー'´ ／ 九ヶ国で申し合わせをしたんだ……繰り返すがここ凄く重要ね
}､ . ーーノﾞ-､....、___、
_ﾊ,>-ｰ＜￣／ :/ :: : : : : .７¨. ヽ __
__／ :}Λ::√ У: : :./ : : : : : : / : : : : ＼ ／/
,.-< : : : : :i /::::「 ／ :< : : : : : : : : / : : : : : : ∧ ./ /
r´ : : : : :「: i/::::::i / .: : : 〉 : : : : : : : : : : : ／/: : .ヽ ./ /
} : :, : : : i :./:::::::i/ .: : :／ : : : : : : : : : : :/ : : : : : : .l^'; ／^Ｖ、
f : :ｉ : : : :i ,':::::::/ : : ／ : : : : : : : : : : i :/:,: : : : : : : :|／/⌒`↓
/ : :ｉ : : : :ｉ i::::;::,' : :./ : : : : : : : : : : : : :V: {: : : : : : :.(__/ /⌒ 、}
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|＼ あーそー植民地を獲得する帝国主義時代が終わったわけね
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ, ヽ まぁそりゃ結構なことで。うんラヴ＆ピース
ヽ ゝ._） j /. V＿,/) 満蒙特殊権益ちゃんとあと99年間付き合えると確定したのなら
ゝ ,､__, イ / / そういう条約を結んじゃっても別にかまわないわね
.y' |ヽ／ | ￣￣￣` ,/
,....-‐:::::::¨::::￣:::::¨:::::‐-....:.:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、: :: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::; -‐=＝￢＝ｧ=-､ｭ_:::::::ヽ.: :: :: :: :: :
:::::::;: :':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヾ､∨: :: :: :: :
::::/::::::::::::::::::::::::::::::/´¨o,ｱ::::::::::::::::: ミ≧ゝｰ､:.:.:.
:::{:::::::7¨oヽ.〉::::::::´｀¨´::::::::::::::::: く三/〈‐ｭ i:.:.:.
::∧::::｀¨ "'/:::::::::::::::::::::::::: 彡 j: i: |:.:.:.:
ゝ-',:::::::::::（、 ｊｭ ) ﾐi,､_ノ./:.:.:/
i {:Σｨ‐≦ー‐-ｭ:.､ |!､_ノﾐ／
. l ,.ｨ仁彡ｭ≧≡ｰニミﾐ、 !∧ミﾐ
',ﾒ彡∧ ,' ∨ 99年の延長ねぇ……
∧"´ /: ト､ はたしてそこまで君たちはいられるわけなのかな？
' ,. ,. ':: : !: :: :: .､＿
＼ ／ ,':: : : /: :: :: : |: :: :
. ,ｧ} ヽ、 _,, ..イ/: :/:: : : /: :: :: :: :!: :: ::
/:::::ｉ',: :: :'///////: : /: : , ': :: :: :: : /:: :: ::
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ 'rrrri
〃 {_{ ノ u ヽ ﾘ| ｌ ﾉﾉﾉﾉﾉ
ﾚ!小ｌ （○） （○）从.( /
/丿ﾙ| ､_,､_, | ﾑ ｲ へっなにその不吉な予言は！
/ /ヽ |!il|!| j |￣￣l だって延長は決定したんだからあと99年は
/ ,' ゝ. |!il|| __,. イ l | きっちり満蒙特殊権益ちゃんの利潤でウハウハのピーになれるんでしょ
/ .l .y' |ヽ／ | ＼ | |
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒) 九ヶ国条約の締結＋幣原外交の不干渉主義
| u ｀ ⌒´ | ワシントン軍縮会議による海軍の軍縮＋陸軍の軍縮
＼ ,／ 関東大震災による財政困難
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i 1920年代半ばの日本は物的にも意志的にも弱体化した
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
アメリカがゴネまくった結果出来たんだけどね…
イギリスと日本にとってはシナの現状を無視した大迷惑な協定だった
/:.:.-‐- '".:.:.:.:.:.:.:.:.:: : :: ｀丶､_＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:..:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :ヽ
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :}
ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
ｿ:､:.:.:.:.:.:.:.Ｙ´/vﾍ｀Y.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ
ｰ=彡＼¨ﾆ=-∨_＿_∨--‐‐ァ爪》
イ彡《 ＼: :: :: :: :: :: :＿__∠ 》乂i}
八从{ ≧=ァう不ゝ’=彡ﾙ川ﾘ
ゞ,:{ヽ ﾉ｛ }ﾊ ﾉｲ仆" それに比べて東北は軍事的に強化しはじめ
''|、} ___,< } ﾚ)､ｰ=ィ〃|《 中国の民衆も日露戦争後から着実に国という意識を日々強めている
| ヽゞｚ彡辷冬≧ﾉ,ノ ト、
ノ| ∧ ＞一｀¨〃ｲ | ＼ｰ- _ 東北に限って言えば日本と中国の力の差はもはやあの頃と同様ではない
x=水ﾌ´ | 込 _こ＿_ノ / }、 }:: :: :: 交渉で日本人が出ていかないのならもはや違う方法でやるしかあるまい
／ﾆﾆハ /| ∨ 7 ７ / i ヽ /: :: :: :
‐7ﾆニ/: ::‘ / ! ∨ / / ,′ ／: :_: :-‐
/ﾆﾆ７¨ ‐-: :､_ ; ∨ / /_／: :¨: :: :: ::
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ─） （─）| 張作霖は大豆利益によってでシナ随一の兵器工廠を持っていた
（@ ::::⌒（__人__）⌒) 歩兵銃から飛行機まで
ｌ^l^lｎ ｀ ⌒´ ｜ アメリカからの輸入車をモデルにした自動車生産も始めていた
ヽ L ／ ……とはいえ戦争は物より組織力の方が重要だから
,,.... ゝ ﾉ_、___ ーノﾞ-､ 南軍に負けまくるわけだけど
.i ／ / '; ＼_____ ノ.| ヽ
l / / ＼/ﾞ（__)＼,| i
/:::::::::::::::::::ヽ
l/＾ヽ;::::::::::::::）
从 ´・ω・ )' (;)(;)ミ 日本のお兄ちゃんは
/~ヽ ； ⊂彡☆)）ゝ ミ いい加減に東北から出てってよ、ねぇ！
(⌒'Ｊ ﾉ⌒) ι |J
.（＿）ー（＿）' し｀J
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
教科書などで排日学校教育を行い
日本商品のボイコットや
在留日本人への嫌がらせもヒートアップ
それも全て軍事介入を口実を与えない
ギリギリのラインを攻めての攻撃とも言えた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.｀'守圭圭圭ﾑｭ｡ `'寺圭圭圭ﾑ 焔圭掛 il′ ,佳圭圭圭7 ,ｲ圭圭圭圭㌢ .ｨ劣㌢
､ ｀'守圭圭≧ｭ｡ ､, `'寺圭圭ﾑ 焔圭|} .{7 ,佳圭圭圭7 ,ｲ圭圭枡㌢" ,ｨ劣㌢"
≧ｭ｡、 ｀'守圭圭≧ｭ｡ ㍉ｭ、 `'寺圭|仏 焔圭} ｲｧ ,佳圭圭圭7 . il!7圭7守㌢ ,ｨ劣㌢"
｀''守≧ｭ｡ ｀'守圭圭≧ｭ｡'守㍉ ﾞ'寺圭仏 焔圭} {lﾞ,佳圭圭圭7 / ./㌢ /ｱ ,ｨ劣㌢" ,ｨ劣
｀'守≧ｭ ｀'守圭圭≧ｭ｡ﾞ守㍉ﾞ寺圭ﾑ i} 焔掛 ｲ}佳圭圭圭7 ,〃 / ,ｨ劣㌢" ＿,ｨ圭圭
＿ ｀''㍉ｭ ｀'守圭圭≧ｭx紗ﾐﾞ圭圭仏 }ｌﾑ焔掛 {|圭圭圭圭7 .,i'7 ,ｨ劣㌢" ,ｨ圭圭圭圭
圭圭≧x｡＿＿ ⌒｀'守圭圭圭圭圭圭ﾑｌ|圭圭|} {|圭圭圭Ⅳ ./;/ ,ｨ劣㌢" ＿_,ｨ圭圭圭圭圭
≠圭圭圭圭圭圭≧≠==-ｭx｡,_｀'守圭圭圭圭圭圭圭ﾆﾔ圭圭圭7 .,ノ㌢ λｭ ,ｨ劣㌢" ,ｨ圭圭圭圭㌢'"¨￣
￣¨¨'''===≠圭圭圭圭圭三ﾆ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭{_,ｨ佳仏ｭx佳会彡'"゛ ,ｨ圭圭少'"¨￣
￣¨¨'''==圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭~圭圭圭圭圭㌢ _,ｨ圭圭少'"
＿ｪｪｪ-‐=＝ﾆニ圭圭それはこれまでに積りに積もった圭圭ｨ二ｪｪｪ‐ｲ圭圭≧ｭ=ﾆﾆ=ｭ
ｪｪｪ-‐=＝ﾆニ圭圭圭圭圭圭圭圭 黒く暗い怨みの泥が流れ出すかのように圭圭圭仁ｭx｡＿｡zｪｪｪ-‐=＝ﾆニ三
圭圭圭圭紗==='"¨二7圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭∠＿＿＿＿＿｡ｪ=====
圭㌢"¨￣´ .,,ｨ劣圭圭㌢寸圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭㍉守圭圭圭圭圭圭圭圭圭
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..ｭッ“゛ _,ｨ劣圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭iｘ､圭圭心｀'守!圭㍉｀守㍉､, ｀ﾞ'㍉≧ｭ｡,
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_,ｨ劣㌢" .,ｨ劣圭圭圭㌢´ ,ｨ佳圭y圭圭致i圭7 |圭}ｌ. ﾞ'<;|,｀守㍉ ｀守圭心、 ｀守||㍉、 ﾞ'㍉≧ｭ｡
'劣㌢"゛ .,ｨ劣圭圭㌢¨´ /圭ﾌ少/圭圭紗 佳| |圭}ｌ, ﾞ'㍉ ｀㍉ ｀守ll心、 ｀守||㍉、. ｀'
彡⌒ ミ '^―υ
/￣ヽ ∩（´Д` ） （’⑪’ ） ＿ ＿
⊂￣￣￣⊃ ヽ | V | ） | ∪ l /＼＼ /＼＼
（ ＿__｀）∩ Y 人 ヽ .ﾉ〜 /⌒ヽ ￣ /⌒ヽ ￣
"""''',,"""~~ （｀ー-‐' ノ ''"""'''"~~"""''"~~""´'''"""~ ⊂ﾆﾆﾆﾆ⊃ ⊂ﾆﾆﾆﾆ⊃
'''"" "" /＿,ﾍ＿| """ '' """ '' " （ﾟдﾟ,, ） （ﾟдﾟ,, ）
;;::: :: ::;;::: :;;; ;::;;;（_＿）（_＿）;;;:::: ::;;;:;;:;;;;:: :;;; ;::;;;::::; ;;;:::: ::;;;::: φヽ ヽ φヽ ヽ
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:;;;;::: :: :::::,,: :;;; ;::;;;::;::;;: ::::::;;;::: ;;:;;:;; ;;::;;:;;:;;:; :;;; ;::;;;::::; ;;;:: ::::; ;;
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それはシナ全体ではないのか？と思う人は当時もいて
確かめるために隣の北支あたりを旅する日本人もいたが
北支のシナ農民からだいたい親切にされて
満洲との違いにびっくりしたとの話が経験談が多々ある
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＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ー） （ー）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒) あまり日本人と関わりのない北支住民と
| ｀ ⌒´ | 20年以上日本人と関わり続けている
＼ ／ 満洲住民との意識の差は隔絶としたものがあった
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. この時代の満洲の排日運動は
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ 日本人との接触による自然発生的な憎悪感情と考えられる
| ＼/ﾞ（__)＼,| i シナのインテリ層の観念的なものとは違う
／:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::{ /∨ヽ}: :: :: :＼
/ : : :: : : :: :: :: :: ::_::_::_::_::_ゝ., __ノ:: :: :: :: ::.ヽ
,': :: :: :: :: :: : ＞ ´: :: :: :: :: :: :: :: :: :｀ ＜: :: : ﾉ
{: :: :: :: :: ;:ィ个≪ ＿__ : :: :: :: :: :: :: :: :: :｀ く
; : :: :: :/三ヨ 〃''"＼≧xｰ=＝＝＝ァ==x)
ヽ /⌒ヽ三 `迥__ﾊ=ｨ λ三ﾆヾ!ﾘ
{ { ハΞ -―' |K迥ﾊ /
‘、'て_ﾐ_ | ` / 奉天の新聞に東北民から見た日本人への印象についてのアンケートがあるが
ｰ- ｛{ （っ〈__ﾉ} 悪いところをあげるとこうなる
} ｜' . `'气三え_(≧x / ・酔っ払う
／{ ！ ´＾＾｀ヾ}¨¨´ / ・顔を引っ叩く
__ ,. イ: : {:{ 、 "¨¨｀'く , ′ .・威張る
＿＿___x≦.:.:: :: ::|: : :l :＼ ＼ / ・売春宿を営む
´￣ }二ニﾆ|: :: :: :: :: :|: : :l: :: : ＼ ＼ ／:＼ ・女の服が派手すぎる・
: :: :: |二ニﾆﾄ､: :: :: :: :|: : ｌ:: :: :: :: :＼ ｀¨¨ ￣´/!::}: :: :寸―- _ ・麻薬を売る
: :: :: |二ニﾆ|: :＼: :: : |: : ｌ : : :: :: :: :: :: ー‐一 "/: :!: :: : }二ﾆ≧
＿＿
｢〈＼ ￣ ＼
≦斗≦￣＼ V
,イ:i:i:i:i:i:iﾊ 厂 ./
{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:)､__／ヽ /
乂:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iハ .ﾊ/
厶乂:i:i:iﾉ {:::|
ゝ-＜ 丿 V|
／⌒ ￣｀〈 }
.r≦=. ／ 才斗 .〉ｰ- |
{艾才─‐〈_／／ ∧ イ __) ./ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
＼＿＿___∠ ‐‐- 〉__ / ./ 「酔っ払いが嫌なの？だって中国って酔拳の国じゃん」
∧ ⌒寸＼≧==/
/: : :.￣｀ヽ. ≧ｰ〈 それで勘違いをしているかもしれないけど
|: : : :＼: :ハ / } 中国人は酒を呑んでも乱れず泰然としているのは好きさ。大人の条件
|: : : : :} ＼: :.ー.:/ .| だから日本人の酔っ払いのように溺酔して醜態を晒したり
.乂:_:.ｲ| ｀Y: :/ | 乱れて大声をあげて歌ったり中国人に暴言や暴力を振るうのは
|__ﾉ:{ |: :| | 当たり前だがど顰蹙ものだ。蛮族丸出し！
|:i:i:i:| |:.l:| | ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
∨:ﾉ .|八 |
|::{:.:＼ '
|:八::::::ヽ }
|:::. /|
|:::: / /
|::::／:: l}
∨ﾑ厶ｲ
| |i|
.__ﾉｰ个|
ー‐=≦
流石に無いと思いたい
広田や吉田といった外務官僚と親交があったのに
レクチャーすらされないとか逆に恐ろしいわ
,....-‐:::::::¨::::￣:::::¨:::::‐-....:.:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、: :: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::; -‐=＝￢＝ｧ=-､ｭ_:::::::ヽ.: :: :: :: :: :
:::::::;: :': : ,! : : ;'=--‐≦＜￣ヽ: :｀ヾ､∨: :: :: :: :
::::/≠ｰ-ィ:､: :〉ｰｧ/´¨o,ｱ: : ミ≧ゝｰ､:.:.:.
:::{/"ﾞ7¨oヽ.〉: : ｰ´｀¨´: : : :.: く三/〈‐ｭ i:.:.:.
::∧: :｀¨ "'/: : : ::. : : : : : : :. i 彡 j: i: |:.:.:.:
ゝ-',: :: :: :（、: :ｊｭ )＿__ _: : . し ﾐi,､_ノ./:.:.:/
i: : : : {:Σｨ‐≦ー‐-ｭ:.､ |!､_ノﾐ／ 顔を引っ叩くのも許し難い
. l: :,.ｨ仁彡ｭ≧≡ｰニミﾐ、 !∧ミﾐ 儒教圏の国は男子の面を叩くなんて絶対にやっちゃいけないのに
',ﾒ彡∧V-+＋T￢〉）: : .i ,' ∨ わざわざそこを引っ叩く
∧"´: :〈ｰﾆ二￣¨ : : : . .ｉ /: ト､ しかも人が見ているところで
' ,: : : :｀￣¨": : : :: : :. ,. ':: : !: :: :: .､＿ まさに面子を潰すってやつだ
＼: :!.: : : : : : ／ ,':: : : /: :: :: : |: :: : 日本って儒教の国なのにどうしてそんなことをするのか全く意味が分からない！
. ,ｧ} ヽ、: :_,,: : : :..イ/: :/:: : : /: :: :: :: :!: :: ::
/:::::ｉ',: :: :'///////: : /: : , ': :: :: :: : /:: :: ::
_/::::::::',∨: :ヽ.: : : : : : : : ／:.:.:.:: :: :: :/:: :: :: ::
{: : : : /: : : : _,,..≫-‐' ¨ ￣￣ う
W: :ｒi{ __ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐_,}
V: 廴,ｒ‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=--‐ ''“ｖ＾)
＼{/ ＾7¨¨¨¨ ___ ,x=芸x_ V^}
人 _ﾉ _xｨt_え ; {^ｰ` ´＾ .; .′
{⌒! ´＾ｰ ´ , V 〈
V ′ .／ｒ _j ,> ､ W
乂.ﾊ .; 〃xｨｲj八ﾄ､ﾊ. ; 从 あとはねこれは日本人には難しいようだけど
人 ` 弋'' ‐= ''“”′ﾞ .′i}＼ ……さっきよそった料理を全部食べたようだね
/≫x ;^⌒ .／ｲi:i/i:i:i:i:ヽ,_
_ _ _ _ _ . ／i:{＾＼`ｰ= イ／＾V′i:i:i:i:i:i}}≧==--.....､_
.ノ : : : : :／i:i:ｉ:ｉ{: : : :ヽ,_ _,.x≪: : : :.}i:i:i:i:i:i:i:ｉ:}}乂__: : : : : :⌒ヽ
／ : : : : : /i:i:i:i:i:i八: : : : : : : : : : : : : : }i:i:i:i:i:i:i:i:}}: : : : : : : : : : : : :＼
./: : : : : :.:./i:i:i:i:i:i:i{: : : : : : : : : : : : : : : :/i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:}}: : : : : : : : : : : : : : V
／: : : :: : : /i:i:i:i:i:i:i:i′ : : : : : : : : : : : : /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}}: : : : : : : : : : : : : : : {
, 、
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ|. │ |
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、| そりゃもちろんよ
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ ご馳走様でした
ヽ ゝ._） j /／ よそって貰ったのも出てきた魚の料理も
ﾙゝ ,､__, イ／ きれいにさっぱりいただいたわ
.y' |ヽ／ | ＼
: :: :: :: :: : ／: :: :: :: : l|＼: :: :: :: :｀ ー-､: :/
: :: :: :: :／: :: :: :: :: :: :l| ヽニニニ二∠/
: :: : ／: :: :: :: : .,＞'´ . ,．イミﾐミ/A',
: :＜＿_＞,ィ≦,＿__ヽ fセ斗-ｬ ﾐ互/} ,.'´⌒/
: :Ξﾐヾ〈彡´＞云マ`. ,'女叮乂 ﾐソﾉl { ,'
i rＸ彡 , ≧迦ル' A Ⅷ i |r,ノ i､ {
>､派ミ ', ', Ⅶ､ .i ｢ｷ ＿ i. i
＼'ｰﾐ,, ＼ r'´,__,ﾂｰﾐ､. ,' ! ', 《.. ヽ. }_ .}
ﾏ∧,, '; ≠≦彡ゞーミ孑 } ', ＼ .ゝ. { i
|! ∧',, 彡'´ｨｰ=…'¨,,｀ .,/ .∧,_ .き ':, ト=＝∧, 色々あるけどそれはこういう席では基本的には駄目
ﾊ':, ＼',, ≧毟~「 ,,/ ﾉ / : :¨ ＞ ､,､ __i ,入_／j: :,．≦⌒Y 料理は残すものさ
,．＜´iム＼', ＞ミ ,ﾞｲ/／,' : :: :: :: :: :: :|/./.ｷ'": :ハ: :／ 》: :X, 例えば魚料理なら表側だけ食べて裏側は残す
': :: :: :: : i ﾑ: : ∀ミｰ‐≧三千´イ: :: :7/: :: :: :: :: :: : i!/.//i: :: :: : .八 ,.．´｀t: :〉 酒も呑み切らず壺にある程度残して下げさせる
: :: :: :: : ハム: :∧: : ヾ: :: :: :: :: :/: : .,' /"¨: : ー-: : il/././.i.: :: :: :i 'y＜ ｸ孑ヽ,
i: :: : ／: : .ヾ,＼: :＼: : ヽ: :: : , ': :: :/: :: :: :: :: :: :: :: :il/././/',: :: :: :Y ヾ斗 ' ´ i: :i
.i!: :: :: :: :: :: : ヽヽ: : ヾ: :: :ｰ-.: :: : /: :: :: :: : ＞'´: : i|/./././/i､,: :: : ∨ ヾ ｲミ. j
∧ー- : :．_: :: :.＼: :: :∧: :: :: :: :,': :: :,.．'´: :: :: :: : A//././∨. ゝ: :: :|｀' イ≦.: :: : //
γ´/ 丿ヽ
.-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノu ヽ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （○） （○）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
. ヽ | | j /／ なんでよ！そんな勿体ないことできないわよ
. ゝ|＿| イ／ 日本ではご飯一粒だって残しちゃいけないのよ
ハ ／ | ｀＼ 食べ物を捨てるだなんてありえない
.∽／ ７ , ）
:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :':, |_|^V^|_| ,': :: :: :: :: :: :: :: :: :ヽ
:.:: :: :: :: :: :: :: :_: : -‐｀≧＝≦´‐-: :_: :: :: :: :: :: :: :: :',
:.:.:. : :: :: ,＞:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :::＜:.:.: :: : .:.:.:.:i
:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::＼:.:.:.:.:.:.:.:|
:.:.:.::./ﾐｰ- ．:.:.__＿___:.:.:.:.:.:.:.:.:._＿__: :．-‐彡:.:.:.:.:.:.:.:!
: :: /ミﾐ7´ｧ-‐＝=ミｭ､ ￣￣ ,≧＝-‐ヾ、彡l:.:.:.:.:.:/ .
>､i三ミ! ￣＞-=≧ｭ､:j /ゞ,-‐=≦､｀`ミﾐl:.:.:.:./ .
ヽi三ﾐ': : :弋ゞﾆ夕__}､: :: l: : 7乂_夕 >: : ﾐﾘ´ヽ .
.i^`{彡: : : : ｀¨¨´-‐': :: | '‐｀¨ ¨´ :iﾐ/〉 }
..〈ヽミ: : : : . : : ;,.. {: : |::/::/
∨ヽiﾐ: : : : 〈__（ ）_,〉 ﾄ'::/
ゝ-i: : : : . ,.イ升三ゝ=;"三≧ｭ､ .l｀´ 捨てるんじゃないんだよ
'; : : : : : /彡爻ミ戈爻丈ミミﾐ㍉: : : ,' 裏に下げさせて料理人や使用人がそれで宴会をするためにさ
_＿/:∧: : : : : : : `≦二ﾆ二≧: : : : : : / 人を使う立場の上の人間は下の人間におこぼれを授ける義務がある
: :: :{ i ;＼: : : : : ゞｰ::/i￣￣￣｀＼￣ヽ これが庶民にとって身近な徳ってやつだ
: :: ::i i ∨:＼: : : . /il￣￣￣ミ、: : ＼.: :',ｰ-..
: :: : i i ∨//:'; ...; /jl￣￣￣ﾐ､: : 丶,ヾ,｀: :ｉ: :: :: :ﾐ!`ｰ-ｭ､_
: :: :∧ヽ ヽ/////〈 ゝ￣￣｀ヽ: : : : : : : : : : |: :: :: : |/////|:.:.｀ヽ
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ─） （─）| 漢口事件といった長江沿岸の排外運動によって
（@ ::::⌒（__人__）⌒) 日本人居留民が引揚げたけど
ｌ^l^lｎ ｀ ⌒´ ｜ 避難民の中にはシナ人の使用人に裏切られたという話が沢山ある
ヽ L ／ こういったシナ流の使用人の扱いをしていなかったため
,,.... ゝ ﾉ_、___ ーノﾞ-､ 見切りをつけられ追い出されたのかもしれない
.i ／ / '; ＼_____ ノ.| ヽ
l / / ＼/ﾞ（__)＼,| i
┏ ┓
日本視察中
┗ ┛
∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞.､
,.．≦￣￣｀:::::::::::::::::::::::::::::::＞-､:::::::::::::::::::ﾍ
,.イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.イ::::::::／zx ヽ、:::::::::::::ﾊ
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,ｲ=､|:::／/´ヾ》 /::::::::::::::::::|
"¨¨ﾞ`ー-＜_:::::::::::::::::::i ′ ﾚ′ ,-. /彡y:::::::::::::｀¨¨≧ｰ-.､
_＞::::::::::::l| ｎ / | ∠_彡-､::::::::::::::::::::::::::｀＞.､
,.イ:::::::::::::::::::iﾘ ｌ│ -‐‐- ,心 }:::::::::::::ｰ=z──‐-ﾐｭ
"´￣￣ `ー-〉 ヽ / Ｔ }:::::::::::::::::::::｀＞.､
/ ｀ヤﾃ１ r夕,ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
l ',::::::{ ト彳:::::::::::＜´￣￣￣￣｀ﾞ
ヽ Ｌ..ム、 ,.ｲ ﾔ¨¨¨¨¨¨¨｀ ひょーすっげぇな
｀ヽ、｀二´｀ ,.イ │ あれを見ろよあれを
ﾒ､＿ ,ｨ' ¨´ | あんな高い山の上に畑を作ってんぞ日本人は
,′ ， / |＞.､__＿ あそこまで耕すだなんて勤勉だぞ
,.--ァ≦7 l ／ l ! ,.．＜ >=-､
_r≦,ｨ'´___メ、 l ,∠ =--┴ ---ｙ＜ ヽ､
,。＜/ /"´ 氷´ _,.彡" ｀ヽ､
,.イ / /ヽ､＿＿/＿＿_,.＞;"´／ _＿ ＼
_< /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ ,.．＜;;;;;;;;;;｀ゞ心､
┏━━━━━━━━━━━┓
一事が万事こんな感じだ
日本人は……要は
┗━━━━━━━━━━━┛
斗r七////////////////////≧x,__,斗rィ
／/////////////////////////////(,,__
.ﾊ//////////////////////////////////ﾒ､
i/////////////////////ﾐ////､/////ﾐ＜/,ム
.!///////////////',、///v:,ヾ///!V////ﾊ ｀ﾒ/ﾊ
.!//////////ﾊヽ//,'! ヽ//,| ', ヾ/!zヾ////', ':, ヾ|
!//////////,ﾊ V/i ハ/,i ':, ﾑ|ｱ''}///＞ ヽ '
!///////ム＼ﾊ V,|〃 V| } //` {,ア´
!////////ム ∨三≧ｓ,､j' j,ｱ' o} {'|
V/////////ﾊ 丁￣￣~まﾐ_ﾉ{,／_ iﾉ
V////////ﾑヽ ゝr‐ '"~´_, ､'"´ V
V///＞く ヾ:、 j/ '"´ ﾌ Ｘ'
｀⌒ヾ:.、ヽ--v j' , - /.八 違う！貧しいからだ
｀＜≧s,ヽ、 r ,.ｨ
｀ヾ} ≧ss。, /.:!vメ、
,斗r≦,j ':、 ｀￣}.: :i V//ﾐｘ, _ .斗r七'"
,ィ／/////j :、 ﾉ ', ｀' ー-ミ:≧＜￣": : : : : : : :.
／ィ////斗-ﾉ 、 j ヾ: : :｀: : : : : : : : : :.
/,ｲ/＞r'ﾌ: ＞' ヽ ／}: : : : : : : : : : : : : :
_,.斗r≦: : ／: { ／ ,.:: : : : : : : : : : : : : :.
/:.:.:.:.i.: : : : : : : :.,r´⌒` 、 : : : : : : : }::＼
/:.:.:.:.:.|.: : : : : : : :.{ /∨ヽ.}: : : : : : : : .ｉ:.:.:.ヽ
|:.:.:.:.:.:|.: : : : : : : :.丶､__,．': : : : : : : : 丿:.:.:.:）
i:.:.:.:.:.:.:i、 : :__,,.-ｬ=ァ~~￣~~了"べ亙:.:.:.:./
i.:.:.:.:.:.:`iｧ弋: : : : : : : : :.ﾄ､.: : : : : :.ノl|∨/
＼ ／＼,＿.: : : : : : : :.|,,,i、_,,.∠;斗l|l|ｲ
,ゞ,l|l||´<込ﾆﾅｧーｰ亠 z弋才ゞ{l|れヽ
i､丸l|{ .f ￣.,,/" } !"ヾ,,￣ }ミ/ﾜﾘ
ヾ`､_言 ｌ. | ./ﾐfｿ./
＼_ﾐ. ｉ i､,i_,jゞ, / |／
ノl`i、､_.．イ´彡ｪﾐ爻ﾞｼｪ;,.ｬ i|`夊 貧しいから東北の権益にしがみつき富を独り占めしようとする
ﾙj;|ト`ｰ‐''""￣ ￣｀`゛゜`゛ ﾒ|ミﾐし 貧しいから現地人に対して余裕のある対応ができない
彡廴＼ヽ. ~武才~ / ／/_|父 この二つの結果がこの排日運動だ
ノ|:.:.ｉＶ＼!, ／ ｵ.ｉ:.:ト．_
_,,.． ｬヒ''"´ 斗:.:.:ｉﾍ.: :＼,_＿_,／ｼﾞ/: :.ｉ.:.:r-ゝ~"'ｰ- ,,
-――‐-
_ﾆﾆ‐≠‐‐ﾆﾆﾆﾆﾆ-
lﾆ''´ lﾆ:| _ ﾆﾆﾆﾆﾆ‐
l ¨´ lﾆ‐ ⌒.ムﾍﾆ‐
, .ｲ ｰ┘}ﾆﾆ
/ ﾞ｀ﾞ''''=‐‐ _ }ｒ‐‐ｘ
, ｀ﾞﾞﾞ''''=- ∨
l :|
∧ .... ＿.....＿..ノ
ヽ (ﾆノ ｒｚ≦´ , l 北満洲に向かって延びる「満蒙五鉄道」を満鉄請負で建設させてほしいぞ
乂,' ′´ ∨ その代りに例の二本の併行線は条件付きで承認する
./ 、 .ﾉ この取引は張大元帥とオラと満鉄社長との間だけの秘密にしてほしいが……どうだ？
., ..∨
乂_ ∨
|::ヽ....、 |
ヽ::::::::::::::/:::::::――┬‐‐≦
',_7´ ｰ‐‐ ｒ≦
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そして日本側は戦況が苦しくなっているこちらに対し
狙いすましたかのように取引をこんな持ち掛けてきた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
x≦.:.:.:.:.:,. -‐…‐-ミ.:.:.:＼
/:.:.-‐- '".:.:.:.:.:.:.:.:.:: : :: ｀丶､_＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:..:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :ヽ
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :}
ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
ｿ:､:.:.:.:.:.:.:.Ｙ´/vﾍ｀Y.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ
ｰ=彡＼¨ﾆ=-∨_＿_∨--‐‐ァ爪》
イ彡《 ＼: :: :: :: :: :: :＿__∠ 》乂i}
八从{ u ≧=ァう不ゝ’=彡ﾙ川ﾘ
ゞ,:{ヽ ﾉ｛ }ﾊ ﾉｲ仆" 鉄道延伸によって日本の治外法権地域と軍事力が拡大するが
''|、} ___,< } ﾚ)､ｰ=ィ〃|《 断ったら日本政府のこちらへの支持が失われる
| ヽゞｚ彡辷冬≧ﾉ,ノ ト、 だから不本意だが認めた……もうここまでだ。これ以上は譲歩しない
ノ| ∧ ＞一｀¨〃ｲ | ＼ｰ- _ なぁ日本は東北のどこまでが欲しいのだ？
x=水ﾌ´ | 込 _こ＿_ノ / }、 }:: :: :: 止まる事を知らない権益の延長と拡大。全てか？全てが欲しいのか？
／ﾆﾆハ /| ∨ 7 ７ / i ヽ /: :: :: : そうとしか思えないがいつこれは終わるんだ？
‐7ﾆニ/: ::‘ / ! ∨ / / ,′ ／: :_: :-‐
/ﾆﾆ７¨ ‐-: :､_ ; ∨ / /_／: :¨: :: :: ::
ﾆﾆﾆ|: :: :: :: :: ::､‐-ミ. ∨/ -‐ﾆア: :: :: :: :: :: :: ::
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿＿＿＿＿
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|::::::::/ ⌒ ⌒ |
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:::::::〉 （ ○） （○）|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:（@ ::::⌒（__人__）⌒)
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| |r┬-| |
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ `ー'´ ／ 真珠を取りに海に行って
.:.:.:.:.: ,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
.:.:.:.:/ | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
.:.:.:.i. | ＼/ﾞ（__)＼,l i .l
:.:.;;.;.;i :::.;::.;:;i.::;;:;／〆 .:,.;::;.;:i .;::.;::;.::;; .;;.::.;:;i|ｌｉｉｉｉｉｉｉ|::; ,;:::::;; ;;;;;;;;;;;;;;;;ii .:.:;;:.;i :.:,.;::;.;:i .;::.;::;.::;;
:,.::;.;:;i .;::.;::;.:;;;／〆.;:; :.:,.i.:;.;:; :.:,.;:;;.;.;i :.;:.:,;::;|ｌｉｉｉｉｉｉｉ|::; ::;;;::;; ;;;;;;;;;;;;;;;;ii .::;;:;;:; :.:,.i::;.;:i :.:,.;:;;.;.;i
.:,;.:i.:;i .;.:;;:;:.;/ｌｉｉ|:.;;i..:;i :.:,.;::;.;:i :.:,.i::;.;:;i :.;:.:.;;:;|ｌｉｉｉｉｉｉｉ|::; ;;;::::;; ;;;;;;;;i;;;;;;;ii :.;;i..:;i :.:,.;::;.;:i :.:,.i::;.;:;i
:.;::;.::;; .:,.;::;.;|ｌｉｉｉi|:.:;::.;;i ::.::.;:.::;i ;::.:,;.:i.:;i ,:.;;.:i:;;|ｌｉｉｉｉｉｉｉ|::; :;;;:;:;; ;;:;ii品;;:;ii :.:;::.;;i ::.::.::.::;i ;::.:,;.:i.:;;i
'' ´' ' ''''''´ニニ´'''''' ':" '' '' ''' ''´' ' '´":''二~二" ':'' ''' ''''''':''''':'' ''´' '' ':" '' '' ''' ''´' '
:.:.;;.;.;; .::;;.::;;|ｌｉｉｉｉ|.;.;..:;; ;::.:.;:.:::; ,:.;::.:;::.:i ,:;.:.:,::;|!!!| |!!!|,:.;::.:;::.ｉ .;:.:::;,:.;::.:;:i .;.;..:;;i ;::.:.;:.:::; ,:.;::.:;::.:i
:,.::;.;:;i :::;.::;:.ヾｉｉ|:;.:;.,:,i :..;.;:i:.;;i ;::.:,;.:i.:;l .:;i.:;.:///. ヾ;ヽ;::::;;:::i .::;::.:,;.:i.:;;:i :;.:;.,:,i :..;.;:i:.;;i ;::.:,;.:i.:;l
.:,;.:i.:;i ::::,;;.:;.,|ｉｉ|::;:.:;:;i :.:,.;::;.;:; .:::.::.:::::: ::.::::///::i ;;ヾ;;> _ .......:::.::..;;;::;:;:;i ::;:.:;:;i :.:,.;::;.;:; .;;i.::.::;:;;
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.........., ..... ;....|ｉｉ|..;......,, .:, .., .., | | （ﾆ（::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::| ;i.:;l .:.;;i..:;i :.:,.;::;.;:i :.:,.i::;.;:;i
.::;;:;;:;; .::;:..:;;:;|ｉｉ|:;:;:.:;:;i .,::.;;i.:;l |＿|＿／＼＿＿＿＿＿＿＿＿／.,;:.;,i :;:;:.:;:;i .,::.;;i.:;;i .:.:;:::;i:::;
:.:.;;.;.;i :::;.::;:.;|ｉｉ|;:.;;:.::;i :,;:.,;:..;,i .;;;.::.::;:;; :///::.::.;;.; ,;:;:..;//;/::;;.:;;.;:;;.;;.;;,;:;;i .:,:;:.:;:;; .,::.;;i.:;:l .:.:;:::;i:::;
:,.::;.;:;i ;:.,i:..;;|ｉｉｉ|,....,...,, ..,,.... .., ..,....,...,,, ,--,, ,,.,..,;:::;／;〆,....,...,., ..,,.... .., ::.;;:.::;i :,;:.,;:..;,i .;;i.::.::;:;i
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lﾞ ＋ / /＊ .,､ ／／ ο ＊ ＜＞
l7 / ./ l7 .／,iメシ゛./ ＜＞_,, -‐''"￣￣￣ﾞ”ﾞﾞ''ｰ ..,、
◇ / ./ ,／ ,l!ﾞ〃 / _..-‐'″ ＊ ＜＞ ｀''-､.
/! iﾘ l7 /＊ / .／ / / / ◇_..r'“"￣￣¨¨'''''ー ＿ -=ﾐｭ
. | l ,! ＊ 〃 / . /◇ /.〃＊ ο ＿ ＋ ｀ﾞ'ｰ ,, ｀'ﾐヾ
. |│ ! .I 、 .、 /〃 lﾞ / .i!i７ ＿z-''" .｀ﾞ'''-､ ο｀'-､
. |.| .| iト ,l． 〃/ .l l ./ ＋ ＊´i′ ,,..ッ ￣ﾞﾞ'''-､ .､_. ＼ ﾞ'-、
. |,! ! !| .|.! .|lﾞ ｌ .! ! .lﾞ l、 .l / / ／￣ ｀＼ .ヽ ヽ￣ ＊ ＼
l! .! l!.l ! l .!| l | .l |.! ! .l | ./ ! .7i.ｌ ヽ, ◇ 〈〉 ､, ＼
` !.l .l l7 │ l.|| ! 〈〉 !│ ｌ..ｌ. ..ｌ. ..ｌ, ヽ｝ ., | .〃ﾞll .ﾞ'lｭ ＼. ヽ
〈〉.∥ ! ! .ﾗ!,! | .|. 〈〉 ｌ ヽ ヽ. ヽ, .＼ / .i./＊ .` .ｌ ..ｌ＼.ヽ
ｌ l, │ .l,! ｌ,..ｌ ＋ ヽ ｀'-、ο.＼、 ｀'ｰ-z_〃 .'″ ! 〈〉 ＊ ｌ .ヽ.ヽ
.″|, ,! .ﾘ ＊ ヽヽ ｌ＼ .＼ .｀''ｰ-z_ﾆ=- ./ l7 ⊿ , .ｌ l'､ ｌ ヽ
＊ﾞl、 l 〈〉 ﾞ'北から赤い雪崩が押し寄せ .l| .| l ヽ .ｌ
'､ .t､ . ｌ. .! ｀'‐ ＼ ｀'''〜 _..-'" ,／゛ ! ,!| l7 | 〈〉.、.| ｌ .ｌ
. ヽ ｌ＼ .ヽ〈〉.ｌ ＼、 ＜＿z─´ / ο/.l │ ⊿ l| ! .ｌ ｝
ヽﾍ ＼ ヽ . ｌ ﾏ ο ＼ミ＝◇ ／⊿ ./ .lﾞ ! .|.l .,! ∨ｿ
､ `ﾞ ＼ .ヽ...ｌ ◇ ＋ ◇｀¨ｰz.＿＿＿_Z￣ _／ / ,! i′ ,! ! | .ｌ
. ヽ, .x、 ＊＼ `､.ｌ, ＜＞ _..-'" ./ . ｌ .,./ / .!.l ., !
＼,.ﾞ ｌ､, `-、 .｀ぇ ,.. ‐'" l7 / l7 ,/ ィ/ │ |/ .｝ .ｌ
◇｀'-ヽ＼, . ＼ ＜＞_ ＊ ＜＞ ,..‐″ ／ ./ .／ / ｌ .i | !
｀' !i､ﾞ'-､. ｀'-､ ヽ｀ﾞ"'―-z＿＿_z--―‐'''″ ＊.／ ｲ／ ./ ./ ｝l │
◇｀ﾞ' ｀''ｰ..、 ｀ﾞ¨¨￣ ◇ ,／ .,,;;ｼ'" . /＊ / l7 .l .! .,.|
｀'-､ .'i、 ｀''―-z＿＿＿＿＿ ＊ ,／゛ .,..‐“ .／ l7 / .! .| .!i.!
＊｀'-､ .ﾞ.ｌ'､ ＜＞ _＞‐゛ _..-'´ ο ／ / ! l ! !|
.｀'''＼ﾞ'-、 、 ‐=＝ﾆニ二＿ ＊ ＜＞ ,..-彡‐ジ゛ .／ <> / l7 ,! .「 ∥
｀''ゞﾞ'‐ ,,、 _..-"゛ ＞=ﾞ‐'ﾞ.,／゛ ◇ . ／ ＊/ ◇ lﾞ /
＿＿＿＿＿
/:::::::::::::::::::::::::::.＼
. |.::/⌒Ｙ⌒ヽ:::::::::::.|
. | ⌒ ⌒ ｉ:::::::|
. |（●） （● ） 〈::::::|
(⌒（__人__）⌒:::: @） 神の子孫が終わりを決断する
| |r┬-| | その時までですね
＼ `ー'´ ／':､
,r.ーー..‐-"-./ ',-､,,,_
_／/ | | ',--=/ .', .`',:=‐‐ｰ-:､
.__,,,.-‐'/ ,:', .i___:::', ,:,:'_ ／ ／ .i
,.:' / ,...!'..' .ヽ,_lﾞ .!,'__!./ `"> .i |
,:' /. ,' r'r‐:､ |''i,__r:|:/ / l ',
r' .,' l `/、 Y.| ,-l,.|' / | l
: :: :: :: :: :: : {! |l＼／!| i}: :: :: :: :: :: :: :: : : : i
: :: :: :: :: :: : ゞ, ノ: :: :: :: : : : : : : : : : i
: :: :: :: :: :: :: : ,．≠´¨ ￣ ¨ ヽ,: :: :: :: :: :: : }
: :: :: :: :: : ／: :: :: :: : l|＼: :: :: :: :｀ ー-､: :/
: :: :: :: :／: :: :: :: :: :: :l| ヽニニニ二∠/
: :: : ／: :: :: :: : .,＞'´ . ,．イミﾐミ/A',
: :＜＿_＞,ィ≦,＿__ヽ fセ斗-ｬ ﾐ互/} ,.'´⌒/
: :Ξﾐヾ〈彡´＞云マ`. ,'女叮乂 ﾐソﾉl { ,'
i rＸ彡 , ≧迦ル' A Ⅷ i |r,ノ i､ {
>､派ミ ', ', Ⅶ､ .i ｢ｷ ＿ i. i さっぱり分からないがこちらの事情はこうだ
＼'ｰﾐ,, ＼ r'´,__,ﾂｰﾐ､. ,' ! ', 《.. ヽ. }_ .} 俺としては個人的には日本人に恨みはない。暗殺？あんなの小さいことだ
ﾏ∧,, '; ≠≦彡ゞーミ孑 } ', ＼ .ゝ. { i 俺には日本人の知人もいるし
|! ∧',, 彡'´ｨｰ=…'¨,,｀ .,/ .∧,_ .き ':, ト=＝∧, そこらへんの事情をよく知り「日本人が悪い」と言ってくれる軍人と外交官もいるからな
ﾊ':, ＼',, ≧毟~「 ,,/ ﾉ / : :¨ ＞ ､,､ __i ,入_／j: :,．≦⌒Y だがそれとこれとは違う話だ
,．＜´iム＼', ＞ミ ,ﾞｲ/／,' : :: :: :: :: :: :|/./.ｷ'": :ハ: :／ 》: :X, 民衆の感情を政治に反映させなきゃならない
': :: :: :: : i ﾑ: : ∀ミｰ‐≧三千´イ: :: :7/: :: :: :: :: :: : i!/.//i: :: :: : .八 ,.．´｀t: :〉
: :: :: :: : ハム: :∧: : ヾ: :: :: :: :: :/: : .,' /"¨: : ー-: : il/././.i.: :: :: :i 'y＜ ｸ孑ヽ,
i: :: : ／: : .ヾ,＼: :＼: : ヽ: :: : , ': :: :/: :: :: :: :: :: :: :: :il/././/',: :: :: :Y ヾ斗 ' ´ i: :i
＿∧∩∧＿∧∧＿∧∩ ∧＿∧.∧＿∧∩ ∧∧ ∧＿∧∧＿∧ .∧∧∩∧＿∧
Д・#） （ ・Д・#）・Д・#）ﾉ（・Д・#（ ・Д・#）ﾉ(・Д・#)（・Д・#）・Д・#)(・Д・# )（ ・Д・#）
∧.∧＿∧∩∧＿∧∧＿∧,∧∧∩/二二 ∧＿∧□__∧∩∧＿∧∧＿∧∩∧∧∩/
ﾟ,,,（・Д・# ）ﾉ(・Д・#)人ノし､_人ノし_人ノし､人ノし､_人ノし､人ノし､Д・#）Д・# ）ﾉ(・Д・#)ﾉ
..∧＿∧∧∧∩ ） （∧＿∧,∧∧ ∧＿
（ ・Д・#）Д・#) （ ） 日本人は出ていけ！ （・Д・#）Д・#)（・Д・#
_∧＿∧＿∧ / ） （∧∩ ∧＿∧.∧＿∧
（ ・Д・#）Д・#）（´⌒ＶＹ⌒ＶY⌒VY⌒ＶＹ⌒ＶＹ⌒ＶＹ⌒Ｖ⌒ＶＹ⌒ ・#）ﾉ（・Д・#（ ・Д・#
＿∧∩∧＿∧∧＿∧∩∧＿∧.∧＿∧∩∧ ∧ ∧＿∧,∧ ∧ .∧＿∧∩∧＿∧＿∧∩
Д・# ）（・Д・#）・Д・# ）ﾉ（・Д・#（・Д・#）ﾉ(・Д・#)（・Д・#）・Д・#)(・Д・#) （ ・Д・#）Д・#）
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
日本政府と民衆の間に立って
両方のバランスをとる
難しいがこれが政治であり
この綱渡りができるのはこの張作霖のみだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
世界共通だからどうでもいいが
日本人の酔っぱらいの酷さと、この時代にやたら殴ったのは事実らしいから
これはアカンな
ただ食べ残しを好き好んで食う風習は、むしろ中国の方がアレなのでNG
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ u ヽ、 ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ∩ノ ⊃ . j /／ どうしても併行線を敷いて港を建設して
/ ＿ノ_, イ＿ 排日政策を続行させるつもりなの？
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
, -‐‐…‐‐- .
／: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :｀ヽ
. ／: :: :: :: :: :: :: :: :〃「∨|ヾ: : }
／:.:.:.:.:.:: :: :: :: :: :: :: :ゞ,!___」ﾉ:_::ﾉ
. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: :: ::_;: ::-‐: : ¨￣: :: : ＼
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.イｧ‐ ,.へ _‐―‐‐ｘｪ一'
ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.ｨ=守i " ≧tﾗ＾{ )ﾁｭ}
｀ ｰｧ爪てヾﾐ { '´'. { ｜
川込_うミ ヽ ,. 、） !
(､_川i∧ jﾐ ,.ｨ彡ミメ〈
冫少 、ｷ } 〃こ二7/` それは変わらない
彡ﾍ、 込、 ｀ '⌒ ,′ 併行線は軍事的な意味もある
_／: :: :{ :｀ ‐ .,__ ＞x､ ,ﾘ こちらにとって死活問題だ
＜//ヽ : :: ::.:.:.:.:.:. :｀;: : ::‐―〕¨´
: : ＼/∧:_::_::_::_:: :＼::', :: :: : :l＞- ..,,__
: :: :: ∨∧:: :: :: :: ::.｀ ヽ',: :: : ﾘ: :-‐ ∨/∧‐-x
日本でも江戸時代の大名家では、大名の食べ残しを女中が食べていたな
国としての風習として常識になってたの？
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ノ ― |
|:::::::〉 （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| |r┬-| | 併行線がない今までの場合は戦況しだいで
＼ `ー'´ ／ 奉天軍は移動の際に日本の鉄道を通過・利用しなきゃならない
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. その際は駐奉天領事と関東軍司令官の許可が必要であり
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i これは張作霖の死命は日本に握られていることを意味する
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
/ : : :: : : :: :: :: :: ::_::_::_::_::_ゝ., __ノ:: :: :: :: ::.ヽ
,': :: :: :: :: :: : ＞ ´: :: :: :: :: :: :: :: :: :｀ ＜: :: : ﾉ
{: :: :: :: :: ;:ィ个≪ ＿__ : :: :: :: :: :: :: :: :: :｀ く
; : :: :: :/三ヨ 〃''"＼≧xｰ=＝＝＝ァ==x)
ヽ /⌒ヽ三 `迥__ﾊ=ｨ λ三ﾆヾ!ﾘ
{ { ハΞ -―' |K迥ﾊ /
‘、'て_ﾐ_ | ` /
ｰ- ｛{ （っ〈__ﾉ}
} ｜ `'气三え_(≧x /
／{ ！ ´＾＾｀ヾ}¨¨´ / あと満鉄だけが東北の富を独占している姿は
__ ,. イ: : {:{ 、 "¨¨｀'く , ′ 民の怨嗟の的となっているから
＿＿___x≦.:.:: :: ::|: : :l :＼ ＼ / 無くすことはできない
´￣ }二ニﾆ|: :: :: :: :: :|: : :l: :: : ＼ ＼ ／:＼
: :: :: |二ニﾆﾄ､: :: :: :: :|: : ｌ:: :: :: :: :＼ ｀¨¨ ￣´/!::}: :: :寸―- _
: :: :: |二ニﾆ|: :＼: :: : |: : ｌ : : :: :: :: :: :: ー‐一 "/: :!: :: : }二ﾆ≧
大名や将軍のマナーとして一般的になっていた
それ以下の武士や庶民では知らん
z≦￣¨: .．
（:: :(M)_::_:: :: ｀'' ､
>≦⌒ヾ_ヽ:: :: ::}
（(::;^fぇ tﾃ`了'=┤
ﾐ1 j_,､ １ﾗﾐ} そして日本人は良き隣人ではなく
从〆ﾆ㍉ｬj《弐 社会の風紀と秩序を乱している
ﾍ ¨ ,.ｲノ}､＿ 期限を延長せず返還が間近だと思えば
_／〕爪ﾌ´:_::;仁/: ￣｀ヽ そういったことは我慢できようが
ィ仁}=､Vz≦´/ﾆ/: :: :: :: ::.:.:. ほぼ永遠に居続けると決定されたのなら
／:: /ﾆ/.: :j!: :: :: ::{ﾆ｛: :',: :: :: :.:.:.:} ……日本人も身に置き換えて想像してもらいたい
/: :,': ;'ﾆ/: :: {! :: :: ::_|ﾆiﾄγ⌒｀ヾ :λ
{: : l!.:{iﾆト-‐+:≦三｛O》: ::l!: :: :: :.:.:.:.', ではここいらでお開きにしようか
}γ^《O｝三ﾆ＝ニ二三王{: ::_::_::.:.:.:.:} 俺はこれから赤匪との戦いを再開させなければならない
,'Y: :: }任Ξ三二二二三王∨´ ￣｀}
i_l_::_:::{仁三二二≡三王王l!{ ｨ |
{´;￣｀ 守二二二二二三王》ヾ-‐≠ l!{
j_i_ ,'》仁二＝≡二三彡《 { i }
/´/ ｀ ﾞ{(住㌢[＿＿]::::::::::l l:::::{！ ;. ;i
./ ,′ } [z≦二i i二二三三か'， ﾐ ;|
併行線がないと確実に爆破できるタイミングがあるわけか
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ー ｀ー }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃
ﾍ j ⌒ ﾉ
ゝ ,､__, イ 赤匪って南軍・国民党軍のこと？
／ | ヽ ／ | ヽ 共産党員は切ったから赤い色素はなくなっているんじゃ
／ ＜＼.∽ l> }ヽ
{ ', .＼＼ l ! ｜
! /[ ▽ ] ＼l j /
｀ｉl l｡ ;}
{ l｡ /
:.:.:.:.{ |:l V !:| }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :
,....-‐:::::::¨::::￣:::::¨:::::‐-....:.:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、: :: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::; -‐=＝￢＝ｧ=-､ｭ_:::::::ヽ.: :: :: :: :: :
:::::::; ' ,! ;'=--‐≦＜￣ヽ ｀ヾ､∨: :: :: :: :
::::/≠ｰ-ィ:､ 〉ｰｧ/´¨o,ｱ ミ≧ゝｰ､:.:.:.
:::{/"ﾞ7¨oヽ.〉 ｰ´｀¨´ く三/〈‐ｭ i:.:.:.
::∧ ｀¨ "'/ 彡 j: i: |:.:.:.:
ゝ-', （、 ｊｭ ) ﾐi,､_ノ./:.:.:/
i {:Σｨ‐≦ー‐-ｭ:.､ |!､_ノﾐ／
. l ,.ｨ仁彡ｭ≧≡ｰニミﾐ、 !∧ミﾐ
',ﾒ彡∧V ,' ∨ いやいやあれには共産主義の色素がまだ濃く残っている
∧"´ 〈ｰﾆ二￣¨ /: ト､ なんで孫中山はあんなことをしてしまったのか
' , ｀￣¨" ,. ': !: :: :: .､＿ 俺達はあの人を総統に推挙することも考えていたのに
＼ !. ／ ,' /: :: :: : |: :: :
. ,ｧ} ヽ、 _,, イ/ / /: :: :: :: :!: :: ::
/:::::ｉ', '/////// / , ': :: :: :: : /:: :: ::
_/::::::::',∨ ヽ. ／:.:.:.:: :: :: :/:: :: :: ::
日本で言えばJRが外国の独占資本になっていて、その国の輸送が最優先になっている感じ
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ |
＼ ／ だから自らを大総統とせず大元帥と名乗っているのですね
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:..:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :ヽ
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :}
ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
ｿ:､:.:.:.:.:.:.:.Ｙ´/vﾍ｀Y.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ
ｰ=彡＼¨ﾆ=-∨_＿_∨--‐‐ァ爪》
イ彡《 ＼: :: :: :: :: :: :＿__∠ 》乂i}
八从{ ≧=ァう不ゝ’=彡ﾙ川ﾘ
ゞ,:{ヽ ﾉ｛ }ﾊ ﾉｲ仆"
''|、} ___,< } ﾚ)､ｰ=ィ〃|《
| ヽゞｚ彡辷冬≧ﾉ,ノ ト、
ノ| ∧ ＞一｀¨〃ｲ | ＼ｰ- _ そういうこと。この大元帥はあの孫中山の肩書を引き継いでいるんだ
x=水ﾌ´ | 込 _こ＿_ノ / }、 }:: :: :: これなら全国に号令を発せられるからな
／ﾆﾆハ /| ∨ 7 ７ / i ヽ /: :: :: :
‐7ﾆニ/: ::‘ / ! ∨ / / ,′ ／: :_: :-‐
/ﾆﾆ７¨ ‐-: :､_ ; ∨ / /_／: :¨: :: :: ::
ﾆﾆﾆ|: :: :: :: :: ::､‐-ミ. ∨/ -‐ﾆア: :: :: :: :: :: :: ::
ふーんそうなんだ
まあ江戸時代は漢学ベースで色々やってたみたいだし
武士階級ではそういうのはあったのかもね
じゃあ明治維新でそういうのは一掃されたのか
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∠＿
'────- _:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_＞'´
-=====＜::::::::::::::::::::::::::z=V:::::',:::::::Y´ﾊ:::::::::::z=-
. ／::::::::/:::::::::::::／ ∨:::}､::::7-i. }-'´ ｀Yﾍ-､_
/::::::::::::::{::::7::::/ _,z::/=}:/ r ,ﾉ ヽ }: :.',: : ＞ｘ
7:::::::::＞' ',:7|:ﾄ{ ｔｯ -'L ゞ' .}' }' , # ';.7: :.} : : : : : :＼
{＞'´ }'´Vﾊ ７ '´￣;;'',,, ,' ';;, 7: :.,': : : : : : : : :＼
r≦: : : : : :ト.ゝ' ,ｲ _} -=== ７: :/: : : : ／:: : : : : : ｰ
> : : : : : :|: {: :|＞.､___／:／ /: :/: : : : /: ; : : : :r===ミ
/ ,.!: : :ﾍ: :.|: :i:∧ 〃 _,. ｲ: :/: : : : /: : : ／ ヾ.
i,'/｜:.|:.:{: : ',: :',: :＞z＿＿,. -‐: : : : :./: : : : /: : :./ }
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
俺は孫中山が亡くなる直前に会うことができた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/: :: :ｧ-‐-､: :: :: :: :: :＼
.{: :: : { |lv1| } : :: :: :: :: :: :＼
_〉-‐=＝＝=‐-: :．_: :: :: :: :ヽ
.(;;;;;;;{l〃＜ ＞¨｀ヾ ミﾐ: :: :: :/
｀＜ゝtｯｭ { f.ｯ_ﾃ .ヾうヽ く
.i i j ｭ ﾐ〉rﾘミ
ｷｧ彡_匁ミｭ､ .} <ミﾐ
∧ ゝｰ- / / ∧ 今日は私がお話があります。先生はお休みになっていてください。
', ”¨ ／ ./＞f ＞ ､ お返事には及びません。
≧- イ＝ 7: : /: :: :: :: : ∧≧ ､__ 先生……連ソ容共はやめてください
, イ´: :∧: :: :: :/: : /: :: :: :: :: :∧:∨ ﾉ: :
＜∧:∨: :: :: :∧: : /: :／: :: :: :: :: :∧:∨イ: :: :
., ＜: : : : ∧:∨＜ _: :: : } /: :/: : ,-､: :: :: :∧ ∨ :|: :: ::
/ : :: :: :: :: :∧ ∨: :: :: :: :ヾ ,r‐/¨´/´｀Aｭ、 {A:V{ :| : :: ::
.{ : : : : i: :i: :{A V{: :: :: :: :≧〈o O C Ｃヽ〈 .｝ |/ /| :|: :／:
.! : :: :: :l l: : |///|: :: :: :: :: : i!∨ ＞ ヽ : :: : }.|/ /| {/: :: :
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
俺の訴えに孫中山は静かに笑みを浮かべるだけだったがな
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∠＿
'────- _:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_＞'´
-=====＜::::::::::::::::::::::::::z=V:::::',:::::::Y´ﾊ:::::::::::z=-
. ／::::::::/:::::::::::::／ ∨:::}､::::7-i. }-'´ ｀Yﾍ-､_
/::::::::::::::{::::7::::/:::::::::::::_,z::/ }:/ r ,ﾉ ヽ }: :.',: : ＞ｘ
7:::::::::＞' ',:7|:ﾄ{:::::::::::::::::::::::::::}' }' , # ';.7: :.} : : : : : :＼
{＞'´ }'´Vﾊ ７ ;;'',,, ,' ';;, 7: :.,': : : : : : : : :＼
r≦: : : : : :ト.ゝ' ｰ= ' ,ｲ _} -=== ７: :/: : : : ／:: : : : : : ｰ
> : : : : : :|: {: :|＞.､___／:／ /: :/: : : : /: ; : : : :r===ミ
/ ,.!: : :ﾍ: :.|: :i:∧ 〃 _,. ｲ: :/: : : : /: : : ／ ヾ.
i,'/｜:.|:.:{: : ',: :',: :＞z＿＿,. -‐: : : : :./: : : : /: : :./ }
＿
,. :'´:.:.:.:. ｀ヽ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:. :: :}
{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:メヽ、
ヽ:.:.:.:.::＞:i´（{├‐'
守秡州ｉｌi : |
､_)州州i从 ﾘ 東北はソビエトと国境を接し難民が流れ込んできている
_ -‐≦､:.:.:.:.:._:.冫=ｭ_ だから共産主義の残酷さとその力をよくよく知っている
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｉ.:.:.:.:.:.:.|ニ|:: :: ‐- . 彼らに中国を与えてはならない
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.|ニ|:.:.:.:.:.:.:..:: ::ヽ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.|ニ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :: :.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i.:.:.:.:.:.:.|ニ|:.:.､:_:.:.:.:.:.:. :: |
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｉ.:.:.:.:.:.:ｌニｌ:.:.:{:.:.:¨:.‐-:. :.}
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.::!ニ!:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:..:.ﾊ
三三三三王三三三三气＿ ＞ ´ ﾍ
三三三三王三三三三三＼ __彡}
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ー ｀ー }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ー） （ー）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃
ﾍ j ｜｜ ﾉ 張大元帥さようなら
ゝ __.￣, イ 話はともかくご馳走様でした
／ | ヽ ／ | ヽ
／ ＜＼.∽ l> }ヽ
, :: ::´￣: :｀:: : .、
. /: :: :（ M ）: :: :: : :＼
i: :: :: :ゝ-―‥､: :: :: ::':,
':, ／-----＝一≧: :: :}
寸ｹﾋﾃ} "rﾃﾇ ミﾆヽ
{i ,ふ__ ﾐし/ あと最後にそうだ
',ｨ彡ﾞミデゞ /ﾐ 現在葫蘆島に港を建設しているところなんだけど
ヘ ｀¨ ´ ｲ: ﾄ､ 機会があったら是非よってくれ
〉'ー＜ / }::/≧7-ｭ､ とてもいい港になる予定だからね
ｨ≦| ヽｰ"∠ -, '////／: :｀ヽ
.,ィ:´: i///ヽ￣У／: ::i///!/: :: :: :: :l
,':: :i: :i/:/i: :: :｀¨´: :: :: l///!i: :: :: :: :: :|
|: :: i: l/:/! :: : i': :: :: :: :l///!|: :: :: :: :: : !
|:: :: i l/:/|:: :: :: :: :: :: : l///|7: :: :: :: :: : l
i:: :: :tl/:/|:､＿＿三二l///|,．-‐‐- ≦:|
←‐-〔〇〕/////////〔〇 〕{ P
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ _ノ ｀ー }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃
ﾍ j ⌒ ﾉ ええ……いや私は大連・旅順ちゃんの
ゝ ,､__, イ 敵になるような港はちょっと
／ | ヽ ／ | ヽ
／ ＜＼.∽ l> }ヽ
{ ', .＼＼ l ! ｜
∨: : : :,ｘ -‐ ≧≦―-- ミ､: : : : : : : : : : : : : :: : ヽ
', .／ : : : : : : : : : : : : ＼ : : : : : : : : : : : : : : }
.／ 彡≦ ¨￣ ￣ ¨ ≧ミ, ヾ､_: : : : : : : : : : /
ヾ イi ,斗=ヾ, ｒ彡三ミヶ，≧ー-不´__ _.: : ／
.ミi.ﾚ彡ミヽ /,ｨ,r'示ﾐ､ 言ﾐ,ｔミx彡､／
.ﾐ 廴仡〉 i : 込,夕彳 i 彡/,'わ ｝ﾐ
'ji, ／.,' ｀' ,' ミ/У,'/ﾐ
ｷ' , 〈 ｧヽ / ﾐr ﾉj.,´ﾐ
'; ' ,ィ刋ｖ巡爻ヾ､ ' ﾐr'´ノミ
キ厶ﾍzt‐=+-ﾌﾉ¨`,. .,.'´⌒/i ハハッつれないな
ﾊ, .≧…≦ ! ,{ ,' i まぁそう言わずにさ
ヽ .'´,;. ヾｉ ／i､ { ∧ ほら。南満州鉄道が利用できなくなる可能性だってあるだろ？
_ ．＼ ＿ .i,．イ/ i. i .ﾉ≧ｰ- ．_ そうなったら葫蘆島が最後の命綱になるじゃないか
. ,． ＜´: :: :: :i∨/////7'／/..... }_ .}／ i..: :: : : : : ＞ 手段はたくさんあった方がいい
.,..．＜´.|: :: :: : : :: :／i ',.ー',- ∠ ___/_,.: { i :iヾ: : : : : : ::: 葫蘆島は君を待っているよ
il,'///./li.: :: : : : : : : : ｉ .',.: : Y.: : ／: : : : ト=＝∧, :i'´~: : : : : :::
il////,',li: :: :〟'´: : : : {.∧: :ﾔ￣ ¨斗-― ≦⌒｀Y : : : : : : ,
. il/////,li : : : : : : : : : : ', '､_ ＼《 , ．＜ ⌒マ∧ : : ,．': ::
. il////,',li＞ : : ．, : : : : ヽ: :: :: : r≦´ x＜⌒ ヽ ＼ .} ＜: : : : :
...il////,',li: : : : : :: : ￣: :｀ヾ､,ヾ: :ﾏ ,．´ ヾ : : ヽ ヽi : : :: : : :
...il////,',li: : : :: : : : : : : : : : : : ≧ﾑ（ ､yｨ': : : : : : : : } : : : //
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ＼ ｀_ノ }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃
ﾍ j |::::::| ﾉ
＼ ,_l;;;;;;lｨ' なにその不吉な予言は！
／ | ヽ ／ | ヽ | 南満州鉄道―大連・旅順ちゃんは永遠に不滅なのよ！
／ ＜＼.∽ l> } .l!| !
{ ', .＼＼ l !l ヽi
しＥ | ドン
∑ l､Ｅ ﾉ <
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ー） （ー）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒) まぁまぁ落ち着いて
| ｀ ⌒´ | ご厚意ありがとうございます
＼ ／ そこに立ち寄るのはこの見学会の最後の日
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. 日本に帰る際に……利用させていただきます
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
____
""''''''─-＜
＼──-＞-─---、___________
.ﾍ / ﾍ ／ ＼
ｒ─--、 '!_,! ｒ─┐ l,:,! ｒ‐┐ .'!
L..........ｊ |::| └= ┘ ｌ|| 二、 . |─────┐:............:::::.:.::.::.::::::: ... :::..:.............:::
|::| _,,,...-┐ . || | :||,.-┘ /ｒﾚ:::..:.............:::::.:.::.::.::::::: ... :::..:.............:::::.
_,,,...--‐‐ｒ .|::| | | ｌ|| .||,..-‐''" . / ,.>:::..:.............:::::.:.::.::.::::::; .::.:::::::.::.::
| ｆｌ |ヾ､ || |::| | ,｣.-‐''" / ｆ:+".....::::: .:.::.::. :::::::.. ...:::::
| |:|:|=《. || |::|_,,..-‐''" ./ ｖ'... :::..:........... ,-‐-、 ..:::::.:.::.::.:
| |｣:|__ﾘ..|| _,,..-‐''" ,/__ｒ*... ... :::..:.............:::::.:.::.::|:::::::ｒ'.::::::: ... :::..:....
| _,ｊ.-‐''" ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣└‐┘￣￣￣￣￣
_,,..-‐''" ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
/ｌ_,、..、*ｒ、.〜`－、 ,.。 、ｖ ._ ｒｖ _ｆｰ〜
/ ｖ~ ｀＾... ... :::..:......⌒〜'~... ... :::..:.............:::::.:.::.::.::::
,/ｒ'＾:::..:.............:::::.:.::.::.::::::: ... :::..:.............:::::.:.::.::.::::::: ::: ..::
引揚民の命を救うことになるとはな…
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒) さて話は戻って1928年の北伐
| ｀ ⌒´ |
＼ ,／ 済南事件後の5月中旬に入るが
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 南軍が北上を続け北京に近づく
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i もう張作霖の北軍はこれを阻止することは不可能
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
::::::::::::::::; -‐=＝￢＝ｧ=-､ｭ_:::::::ヽ.: :: :: :: :: :
:::::::;: :': : ,! : : ;'=--‐≦＜￣ヽ: :｀ヾ､∨: :: :: :: :
::::/≠ｰ-ィ:､: :〉ｰｧ/´¨o,ｱ: : ミ≧ゝｰ､:.:.:.
:::{/"ﾞ7¨oヽ.〉: : ｰ´｀¨´: : : :.: く三/〈‐ｭ i:.:.:.
::∧: :｀¨ "'/: : : ::. : : : : : : :. i 彡 j: i: |:.:.:.:
ゝ-',: :: :: :（、: :ｊｭ )＿__ _: : . し ﾐi,､_ノ./:.:.:/
i: : : : {:Σｨ‐≦ー‐-ｭ:.､ |!､_ノﾐ／
. l: :,.ｨ仁彡ｭ≧≡ｰニミﾐ、 !∧ミﾐ よりによってあのクソ裏切り者の
',ﾒ彡∧V-+＋T￢〉）: : .i ,' ∨ 赤いカソリックに北京入りを許すのか！
∧"´: :〈ｰﾆ二￣¨ : : : . .ｉ /: ト､
' ,: : : :｀￣¨": : : :: : 、 ,..:':: : !: :: :: .､＿
＼: :!.: : : : : :. |＼_人＿/し､_ : |: :: :
. ,ｧ} ヽ、: :_,,: : : :..イ_ﾉ ｰﾉ一 （ : !: :: ::
/:::::ｉ',: :: :'///////: :） ´⌒) ｀て,.:: ::
_/::::::::',∨: :ヽ.: : : : :＜ ´ つ ｀＞::
. ｧ-/ i:::::::::::ﾍ、: :: :: :: : / ,...ヽ |. | （.:: :: :
.／::::!:.:.∨.:.:.:.:.:.:＞,ｨ;､＿r':.:.:.:.:.）. ｡ ｡ (´￣｀:: :: :
:.:.:.:.:.`:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.///ｉ: : |＼:.:.:´｀ヽ ／⌒` :: :.::.:.:.:.: }:/: :Ⅵミﾐ{ . : : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
,．＜: ::::/ {!Ⅶ＿_. : : : : {!: : : :.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
,．'´: : : : ::::/{:::|! /:￣ヾﾑ:ヽ: {!: : :....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／: : : : :....:::::::::||:::ﾘY! xzzﾑﾒx:.:.{!: : ..:::::::::::;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::
／: : : . .:::::::::::::::::::||:/ ﾑ!〃 (・) ﾏ爪{!: :.::::xｨ丕天ミ:::::::::::::::::::::::::::
. ／: : : : ::::::::::::::::::::::::::||:{Ⅵ兀ﾐ＝=ヲ=zzzzY ⌒ヽ::::::::::::::zィ7::::::::::::
／: : : : : : :::::::::::::::::::::::::::||八i ゝ==彳:::i |::::{{= }}__;／ .//::::::::::::::
ム-=＝=zx :::::::::::::::::::::::::::||:::::{ ´, : : : : /j j:::::ゝ _____.人zz{ :://:::::::::::::::::
: : : : : : : : : :＼ ::::::::::::::::::::||::::::l;;.{ﾄ ヽｿ l:::::::::::::::::::::::::::::; ) ./::::::::::::::::::::
: : : : : : : : : : : :＼ : ::::::::::::ﾘヽ:::l;;,{＞z__./ ﾑ:::::: : : :,,ｨ }::::::/ 人::＼::::::::::::
: : : : : : : : : : : : : :＼: ＞.､: : : ＼ﾊ-十-+zzzzzzz=イﾉ:::::::/:::::::::::::::: ＼:::::: 来ちゃった♪
: : : : : : : : : : : : : : : :＼: : :＼: : : ＼ミ=十十十十十:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
張作霖は決戦の呼号をあげるも
結局5月13日に奉天帰還を決める
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
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|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃
ﾍ j .u |::::::| ﾉ
＼ ,_l;;;;;;lｨ' 発動されるのね関東軍＋朝鮮軍出動による
／ | ヽ ／ | ヽ 奉天軍武装解除計画が……河本プランが！
／ ＜＼.∽ l> } .
{ ', .＼＼ l !
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ● > :::::::: < ● > ヽ
./ l
.| （_＿人＿） .| 待っていたぞこの時を！
..ヽ | -┬-| / ＧＯサインを出して貰えれば
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ 関東軍はすぐに出動する！
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::〃:::::::::::i:::::::i
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
北軍と南軍の戦いが南満洲に及ぶのを危惧する関東軍は
4月の早い段階から軍を出動させたいとの意見を軍中央に送っていた
そして5月15日に改めて出動の実行指示を軍中央に求める
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／ﾆ/宀ﾆﾆﾑ ∠ﾆ／.ヽﾆﾑ ヾx
./'ﾆﾆ/ 泛／ ﾏ.ﾘ ヽヽ
/ `¨¨ -- ￣ 、 ',ﾑ
, ／ ヽ ／ ヽ ',ム
., / --- -==- ', ',∧ ｒ‐‐
, ‐ﾆﾆﾆﾆﾆ‐ ‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ- u |/
, ﾆﾆﾆ( )ﾆﾆ ﾆﾆ ( )ﾆﾆﾆ
, ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
./ ‐ﾆﾆﾆ /|¨', ‐ﾆﾆﾆﾆ‐
., / .| !
.! .! | .| ., 、 パンツをまだ降ろすな
, イ/⌒ヽ.ヽ イ ＞--- 慌てるんじゃないぞ
, / ./⌒ -! ', イ￣ ‐- 、 オラの指示には絶対に従うんだぞ……
., | ‐--- ! .＜::::::::::::::::::::::::::::!
＞ .| (￣‐-イ !-＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/＞ ', ⌒ / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
5月18日に日本政府より返信が関東軍に届く
張作霖と蒋介石には
「満洲治安維持の為、適当にして有効なる措置を執る」と通告し
関東軍には
「いざとなったら治安維持のための武装解除の実行をすると閣議決定された」と通達した
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（ ＞）u（＜ ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ くっくるのねその時が
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! 南北軍武装解除＋張作霖引退の瞬間が
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | |
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ:::.|
|::::::::/ ＼ ／ .l::|
|:::::::〉（ ●） （ ●）|
（@ ::::::⌒（__人__）⌒|
| u ｀ ⌒´ | そこらへんの決定へ到る経緯を見てみよう
＼ ,／________ 5月16日に非常に重要な決定がなされた
ノ"''ﾌ:ﾉ|ﾞ x_____ ノ!:::_,,,L,,ﾉ,,ﾉ_ノﾞ>i、 陸軍軍務局と外務省亜細亜局の打ち合わせにより
.／ﾍ" ﾑﾉ:::::| (__) |-''"::::/ ﾞヾノヽ 「非公式に張作霖の引退を勧告する」と
/（:::::::ﾞソ"_;;;;;;ﾉ ハ ヽ ''"ヽi、 をノ
（::::ヽ,ノ"!,,_::;／ i .i ヽ_;;:::::"ヽi、
^ﾞ''" ／::::;ｼ .i .i ＼::;;ノ::::）
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ , , ／＼
／ ==⊂⊃=⊂⊃=＼
| ⌒（__人__）⌒ |
＼ ｀ ⌒´ ,／ 張作霖を排したらそれをネタにその後の排日運動はもっと激しくなる
. /⌒〜"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ それなら温存したほうがいいだろ
| ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃
| ｀l￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
これは関東軍からの強い要望からだが
参謀本部だと意見が割れて議論が続いていた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
. l __,,. -─￢,〈::::::::::::::::::::::::::::::
〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
. / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
/.. "´ ２ﾉ/ l:::::
. ヽ.ﾆ,｀ __／ :l:::: いいや張作霖こそが排日運動の癌であり
. 'ｰr_‐; .ｨ l::: これを取り除かない限りは排日は収まらない
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
/:::::::::::::::::::::::_,='´｀ヾ､ミ:::::::::ﾑ
/:::::::::::::,､i:iﾘノ ｀ミ:::::::ﾍ
{:::::::::::,､({ 乂ヽ､ ゞ､:::::ﾍ
――-=ﾆ､ ヽ::Y" ヽ _,ｨﾆﾆ"' ヾ:::f⌒Y
｀ヽ､_ 弋ﾐ ゝ',ｨ世ｱ ﾘi〉r､ } や め な い か
￣｀ヽ､_ ﾐ､ ,-‐ﾆ7 ` iゞ ﾉ
＼ ｀ヽﾐ､ｨ"ｫ世> .: ﾏ-'､
｀ヽ､＿ ﾍﾐ､｀ ..:ﾑ､ - ﾏ V
｀ヽ､ (∧ , i V
｀ヽ ＼＿＿ ヘﾑ _, -‐'´ i V ,､
ヽ >､ ￣￣￣｀`ﾑ ''""´ / V / ｀ヽ､ _＞‐､___
i ／ .>､ ､＿ ﾑ､__ ｀､ _,-‐' :: ﾍ ._ﾑ_,､ ＼―'´￣ヽ =､ヽ}｀ヽ､_ ,､
/ .／ ,'｀ヽ-―f´￣ﾞY⌒(⌒ヽ―'´＿＿ .::: ,イ´ ｀ヽ､ ＼ ﾑ―=､ヽ､/ /｀ノ､
_,イ´ .>'´ :i /ii i{ .: .::{ i〉´ .｀ヽ､,<_. : : } : . . V i｀ヽ､ ｀ーi/-‐'´￣｀ヽ
_,イ´ ／ : ヽ.:i i i iヽ } ::i 〇 } )､: : ＼: : : i : ii ｀ヽ０} , -‐-＼
､／´ ／ :i V ,i i i: :i ∧ ::i i(::c::) ､: :｀ヽ､:_: : .. ＼: :i : ii ヽ} ‐'´ 二二ﾆ
ゝ､＿,イ´ . :i ii ii i: : : . ∧ ::i | ＿, -‐=､＿＿__＞-‐―'ヾ､i :. ｀ヽ､ i: , -‐'´ . : :
〈__ﾑ-‐: : . : ::i ii .i::i i : : : : . ∧ :: .| -‐'´ ‐'´ : : ._,-‐―-ミﾑ ｀ヽ､ ヽ､ {/ . : :
(￣´: : . : : ::i i i::i : . : : .ヽ :∧i 〇 .iN ,' _, _, -'´ _, -―- : : . ｀ヽ､ ｀ ヽ∧: . ／::
ゝ､'´: : : : : i i : :i . : : : . i : :∧. .:i:: ＼'´, ' . :' _, -'´ . : -―-=､ﾑ､ ヽ∧: . __/: : ::
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
その議論の結果
関東軍の直接的武力行使はせず
出動による武装解除と張作霖へ下野を勧告するでまとまった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿
＿-ﾆ三三三三ﾆ‐‐
-ﾆ三三三三三三三三三ﾆ‐
/三/⌒￣ ￣⌒￢‐-`
.〃三/ｒ≦ﾑ Ｏ .'.,
/三三/.ｆ三三≫ o ≪ﾄ .',
/三三/人 マ三三≫。 .l ｲ三む ',
-‐ ﾏ三/! ⌒ ﾏ三三ｔ_ｒﾆﾄ.|ｒヽ、 イ三三少 .',
／ ∨f ---t＿ `マ《越妙 越三三ﾆ-‐ ,, !
,' ｆ! ￣⌒ｬｧ－一 .t--ｔﾗ-‐-‐ｆ￣￣ ヽ
! ヽ
', f ,', ' ,
ヽｧ_______イ! し ヽ ｒ‐k! .! またそんなことを言っているのか……
./ .ﾊ |!ｒ-〈ヽ、 .,' 「辞めて」と言って「はい。ぼくやめます」なんて言う玉かよあれは
.! .＞、 / ｰ‐__) ./ おまけにこのことを欧米諸国に漏らされたら日本は悪者扱いされる
! ! ＞- __,, ＿＿￣ イ オラはそんな勧告は賛成できないぞ
.! / / `¨¨¨''''''''''''¨¨¨ l ￣ ー－ 彡 それと兵力増強による満蒙問題武力解決も反対だ
', | l l | l
ヽｧ‐!′ | |l ./
ｰ!′ .|‐ゝ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
さてこの下野勧告に対し田中首相は難色を示す
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ─） （─）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
ｌ^l^lｎ ｀ ⌒´ ｜ ここで内閣と陸軍は意見対立を起こし
ヽ L ／ 内閣の意見が通り
,,.... ゝ ﾉ_、___ ーノﾞ-､ 張作霖の排斥は除けられ武装解除出動が決定された
.i ／ / '; ＼_____ ノ.| ヽ
l / / ＼/ﾞ（__)＼,| i
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ⌒ ⌒ }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ＞） （＜）ｌ小!
＼(,| ⊂⊃ ､_,、_,⊂⊃
,..-ﾍj ー' ﾉ でもまっ出動は決定されたわけなのね
./::":::::::`ヽ､. ＿_ イ それならいってみよーやってみよー
/::i::::::::::::"'弋'!ｰ',〆>|'_ノ´｀ｰ -,,＿ _ これで満蒙特殊権益問題は無事解決よ！
. }:::ﾞ|::::::::::::::::::::~ﾞ:_戈;f" 、 ｲ/ `i
/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.ﾃ ＼xｰ.ｫ､__ノ
::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r' ` ､_冫y"
:::::::::::::::::＼o:::::l .ﾄ、 ヽ,＿ﾉ"ｰ
ﾖﾖｲﾉ ﾖｲ! _＿＿ ﾄﾞﾝ!ﾄﾞﾝﾄﾞﾄﾞﾝ! ｿﾚｿﾚ ｿﾚｿﾚ
П∧＿∧.ﾐ __ ヽ:::..ヽﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ! ∧＿∧ ∧＿∧
／￣＼ ∩(# ･∀･) // i::::::: |Σ ∩ ・∀・） ∩ ・∀・）
| | ﾄﾞﾄﾞﾝｶﾞ ヾ冫祭 ⌒lつ l:::::::::| ヽ ⊂丿 ヽ ⊂丿
γ⌒) )／ ﾄﾞﾝ! （＿＿.八 ＿._ノ.＿ノ （ （ ﾉ )） （ （ ﾉ )）
/ ⊃＿|＿ ）_）＿） 凵凵 凵 し'し' し'し
〃/ / ＼ ／＼
γ⌒):::<●>:::::<●>:＼ ∩⌒) ♪ ﾄﾞﾝ ﾄﾞﾝ ﾄﾞﾝ ﾀｶﾀｯﾀ ﾖﾖｲﾉ ﾖｲ! _＿＿ ﾄﾞﾝ!ﾄﾞﾝﾄﾞﾄﾞﾝ!
／ _ノ （__人__） 〃/ ノ 集まれ♪集まれ♪ ,，──,－､ ♪ П∧＿∧.ﾐ __ ヽ:::..ヽﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!
（ <| | ｀ ⌒´ / / ）） (,,ﾟДﾟ) / （： ：（ ） )) ∩(# ･∀･) // i::::::: |Σ
( ＼ ヽ ＼ ＿＿＿＿／（ ⌒） |つ／つ `ー─``ー' ﾄﾞﾄﾞﾝｶﾞ ヾ冫歓 ⌒lつ l:::::::::|
/ / 〜| | ┣━━┫┨ ﾄﾞﾝ! （_迎＿.八 ＿._ノ.＿ノ
Ｕ Ｕ ┠┤ ┣┫ ）_）＿） 凵凵 凵
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
18日未明
関東軍は軍主力を奉天に集中させ
出動の準備を整え
奉勅命令が下るのを待った
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
♪ γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿 ♪
♪ ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ ♪
♪ 〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │ i
lヽ rf rf ri ﾚ!小ｌ （≡） （≡）从 |、i|
l!}ﾍ、 |エエエ__ﾙ|＿＿__,､_, |ﾉﾚ ﾘ
l!} "＝＝＝＝＝＝＝＝ﾐﾟヽ¨¨¨`⌒ j /
l!} ,／ (( || ゝ￣￣¨¨} ) ) ゝ ,､__, イ_＿_
ｌﾚ′ 廴⊂´ |彡'／.:.:| ∽ ／ヽ.:.:.:.:＼
. ￣¨＼ ／ ヽ.:.:.:.:.:.| /.:.:.:.:.:〉.:.:.:.:.:l
}.:.:￣¨ヽ／.:.:.＼.:.:| ./.:.:.:.／.:.:.:.:.:.:.{
L.:.:.:.:.:.:＼o.:.:.:.:.:＼,7.:.:，’.:.:.:.:.:.:.／
￣￣¨¨ ＼.:.:.:.:.:. `〃.:.:.:.:.:，.:’
}.: ＼.:.:.:.:′.:.: ／.:.:.{
┏━━━━━━━━━━┓
待った
┗━━━━━━━━━━┛
| ／ ／ |／／ ／ ／|
| ／ ／ |＿|／|／|／|／|
| ／ ／ |文|／ ／／ ／
|／ ／. ＿.|￣|／|／|／ ∧＿∧
／|＼／ ／ ／ |／ ／ （＿＿_）
／| ／ ／ ／ヽ /〔 祭 〕〕つ
| |￣| | |ヽ／l ｀/二二ヽ
| | |／| |__|／ ∧＿∧ / /（＿）
| |／| |／ （ ´∀｀） （＿） ∧＿∧
| | |／ ／/ / ^￣］ﾟ （｀ ）
| |／ ﾟ/￣￣_ヽ ⊂〔〔 祭 〕
| ／ /＿ノ（＿） ┌|＿＿_|
|／ （＿_） （＿ﾉ ヽ ヽ
／ （＿）
∩∩
.＿ | |.| |
|―|三三ニニ⊃ ● ● ● ● ● ● ●
.￣ | |.| |
∪∪
┏━━━━━━━━━━┓
待った……
┗━━━━━━━━━━┛
＿
γ´ﾉ ヽ｀ヽ
, - ´￣｀ -､
／ ／/"/ i＼ヽ＼
//, '/／ヽ´/ノﾚハ｀､ヽ
i l i{_{ﾙノ ヽ､ } } il i
| il从/（●) (●） 从 ﾘ
ヽﾘﾊ ､_,､_, ﾙﾘi
. ヽﾍ､ ノﾚノ あのぉまだなの？吹き疲れちゃったよ
｀-ゝ､,､ __,イ-´ 河本さん。いつ出動するの？
／ |＼／| ヽ､
/,' <ヽ ∽ /> ﾊ
| i ヽ V /[▽]i |
i | ヽ / i |
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ
./ l
.| （_＿人＿） .|
..ヽ u. | -┬-| / それはこっちが聞きたいぐらいだ！
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ 村岡軍司令官も奉勅命令の伝宣を再三にわたって催促しているが
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ 近く下るから待機するようにと返って来るばかりだ
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
_,n＿00 ⊆⊇、 _,n＿00 ⊆⊇、
└l ｎ | └‐┐ | └l ｎ | └‐┐ | ○ ○
U Ｕ く／. U Ｕ く／.
, -―-､、 , -―-､、 , -―-､、
／ ヽ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／ ヽ /:::::::::::::∧＿∧ /::::::::::::∧＿∧ /:::::::::::::∧＿∧
（ ´Д）|＿＿＿|＿＿＿________＿.|| （ ；´∀｀） l:::::::::::::( ´･ω･) l:::::::::::::( ´･ω･) l:::::::::::::( ´･ω･)
ﾉ つ|＿＿＿|＿＿ .／／＼＼ ||=========Ｏ ヽ､:::::::::フづとﾉ ヽ､:::::::::フづとﾉ' ヽ､:::::::::フづとﾉ'
人 ヽﾉ |＿＿＿|＿____| | O.| |_|| 人 ヽﾉ `〜人 Y `〜人 Y `〜人 Y
（__（_＿） ￣＼＼ ／ ＼＼／／ （__（_＿） し'（＿） し'（＿） し'（＿）
Wwwiiyviiijwiij..,..viiijwiijijywWw,.,,.wywWw Wwwiiyviiijwiij..,..viiijwiijijywWw,.,,.wywWwWw.,..viiijwiijijywWw,.,,.wywWwWwwii
',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',','',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',','',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',','',',',',',','',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',','
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ u ヽ、 ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ∩ノ ⊃ . j /／ おや……北軍の兵士が奉天に帰ってきているよ
/ ＿ノ_, イ＿ もうそろそろ動かないとまずいんじゃない？
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
／￣＼
| |
/≡) ＼＿／ /ミ ヽ
. ／＿ノ ＿__|＿__ ヽ＿ ＼
／ ／ ／::＼::::::／::＼ ＼ ＼
( く .／< ＞>:::::<＜>u＼ .> ） そんなの分かってる！
＼ ／ u （__人__). ＼'.／ もぉどうなっているんだ
ヽ| ｀⌒´ u |/ これだとオチオチ飯も喉を通らない
＼ ／
.. ／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
.. |:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ :.|
.. |:::::::::/ ._ノ ヽ ..|
|:::::::〉 （ ○） （○）|
. （@ ::::⌒（__人__）⌒)
| u |r┬-| | 待てど暮らせど奉勅命令は下らず
＼ `ー'´ ／ 村岡軍司令官は堪え切れず
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 朝鮮軍に対し21日までに奉天に集中せよと命令を下した
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
＿＿
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ
./‐´¨ 斗x￣￣￣ヽ
.,二 r㌢⌒´゛ rz ,,,,_ i!
/¨ヽ `'''''¨ {
.l u ー―' ‐--- '
∧ :l
.ヽ .ﾉ
Y ＞.。 __''こ´。 i 〈 まぁ待て待て大人しくしているんだぞ
:} 乂斗七≧ｚ__ ﾍ こっちもちょっと事情が変わっちまってな
∧ .ﾉ ﾉ
}ヽ __ イ＞― ＜
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
何故21日かというと
その日には奉勅命令が下ると予測がついていた
田中首相と鈴木参謀総長が協議した結果
出動は21日となると返電してきた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ﾖﾖｲﾉ ﾖｲ! _＿＿ ﾄﾞﾝ!ﾄﾞﾝﾄﾞﾄﾞﾝ! ｿﾚｿﾚ ｿﾚｿﾚ
П∧＿∧.ﾐ __ ヽ:::..ヽﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ! ∧＿∧ ∧＿∧
∩(；´Д｀) // i::::::: |Σ ∩；´Д｀） ∩；´Д｀）
ﾄﾞﾄﾞﾝｶﾞ ヾ冫祭 ⌒lつ l:::::::::| ヽ ⊂丿 ヽ ⊂丿
ﾄﾞﾝ! （＿＿.八 ＿._ノ.＿ノ （ （ ﾉ )） （ （ ﾉ )）
）_）＿） 凵凵 凵 し'し' し'し'
♪ ﾄﾞﾝ ﾄﾞﾝ ﾄﾞﾝ ﾀｶﾀｯﾀ ﾖﾖｲﾉ ﾖｲ! _＿＿ ﾄﾞﾝ!ﾄﾞﾝﾄﾞﾄﾞﾝ!
∧ ∧ ,，──,－､ ♪ П∧＿∧.ﾐ __ ヽ:::..ヽﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!
(,,ﾟДﾟ) / （： ：（ ） )) ∩(；´Д｀) // i::::::: |Σ
|つ／つ `ー─``ー' ﾄﾞﾄﾞﾝｶﾞ ヾ冫歓 ⌒lつ l:::::::::|
〜| | ┣━━┫┨ ﾄﾞﾝ! （_迎＿.八 ＿._ノ.＿ノ
Ｕ Ｕ ┠┤ ┣┫ ）_）＿） 凵凵 凵
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
しかし21日……奉勅命令は未だ下らず
奉天には日本軍が集結したままの状態
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／￣＼
| |
＼＿／
ﾉ Ｌ＿_|＿_
⌒:::＼:::::／::＼
／ <●>::::<●>＼
／ （__人__） ＼
| |::::::| |
＼ l;;;;;;l ／l!|
／ `ｰ' ＼ |i おいなんなんだこれは！
／ ヽ !l ヽi 一刻も早く出動せねば取り返しのつかないことになるぞ
（ 丶- 、 しＥ |
`ー､＿ﾉ ∑ l､Ｅ ﾉ
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ 'rrrri
〃 {_{ ノ u ヽ ﾘ| ｌ ﾉﾉﾉﾉﾉ
ﾚ!小ｌ （○） （○）从.( /
/丿ﾙ| ､_,､_, | ﾑ ｲ あーもう今か今かとジリジリしながら待つのも草臥れるわね
/ /ヽ |!il|!| j |￣￣l 義一ちゃんったらどうしたのかしら
/ ,' ゝ. |!il|| __,. イ l | 理由を教えてちょうだいよ
/ .l .y' |ヽ／ | ＼ | |
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ | なぜ奉勅命令が下らないのか
＼ ／ その理由は18日に決定した武装解除方針に対する
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. 英米両国の反応によるものであった
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
Vﾊ
.．-‐: : ¨¨: ￣￣｀ヽ＿ !: :!
ヽー―=彡: : : : : : : : : : :_:_: : : ＼｀ヽ }: :}
＞ ´: : : : : : : : :.． ´: : : : ｀ヽ : ＼: ＼ /: /
／: ｲ: : : : : .．:ィ´: : : : : : : : : : : ＼: ﾊ : ∨: /
{: ､__/: : :{:{: _.．:´: ／ : : : : : : : : : : : : : : Ⅵ: :∨:.く
ヽ､′: 八乂: : ／: : : : : : : : : : : : :ﾉ: : : :ﾉ: :ﾉ :､ｰ=ミヽ
|: : /: : ＼: : : : : : : ヽ: : : :_:_:／: : :／ ／: : :ﾊ: }: }＼〉
{:､ !: /: : : :/: ＞ ．.＿＿＼: :--== 彡イ: : : : : :.Ⅳ/
ヽ: :ｰ― Ⅳ: : : .． ´彡イ-{ rｚﾐヾ ､ ｰ==彡'!:.} :_: : : ,!/
＞‐: : : ゝ≦: : : : 乂} 、 込ﾘ }､／:∠ イｨ´: : : /ｲ
.:´: : :´: : : :／/: : : ヽ＼u ｰ==彡 : ／rfﾊｰ}ﾄ､ |: : :/ ､
ｰ==/／:/´:-‐:_´_/: : : : : !`ー｀ ｰ=ﾆ 彡 .! ､`ﾆイ|: : !:／、＿_ ﾉ}
{′:/: ／:.:.:.:.:.:≧x､: : | 、 i´ヽ＼ , 〉 / り: 小、: : : : : :ﾉ
{／:.／＞ ´￣￣｀ヽ >､､ ﾏ> ノ ムｲ八:} `ー一
／:.／／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:__:.:{ ヽく : ヽ｀¨´_.．＜: :乂_:ゝ ヽ
/:.／／:{:.:.:r ､:.:.:.:.:.:.>､',}ﾊ Ⅵ: : i:T´:_:_:_:ｨヽ: :ヽ
.:.:/ /{:.:.:.:i!:.:{､乂ヽく／ ﾉ{:.:'. '.!: : ﾄゝ ﾘ ＼: 〉 日本国政府はこの出動が九ヶ国条約に抵触する行動であるかどうかご説明を願う
/:./ /:.:|:.:.:.:.i!:.:.:｀ ＜＞ ´:.:.},.:.Ⅵ:l: :!、 }' ＿ もしもやるというのなら我々に行動内容を通知することを求めます
Ⅳ /:.:.:|:.:.:.:.:i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{:.:.:.Vﾘ ﾉ: ヽ ＿ /⌒ヾ
|' :/:.:.:.:|:.:.:.:.:.i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ、}'":.ヽ : V⌒ヾ / }
|:/:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:/:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_.:.≧x:.:.ﾊ:/ ｌ . ′
|':.:.:.:.:.〈:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.＞ ´ ｀V ! ／ /
|!:./`ーﾊ:.:.:.:.:.:.',:.:.／ ,x≦rミン .′ /
|!′ {.∧:.:.:.:.:.∨ ／´ _.ノ / _ -‐ ´
､:.∧:.:.:./ // 厂 ヽー- 一 ィ´
ヽ:.ﾊ:.:.{ // / ﾍ ＼ .人__
/:.:.〉:.、 { { ､ ヽ /⌒ヾ､ ｀¨¨ ｰ- ､
{.:./:.:.:.:ヽ 乂､ヽ ､ ﾉ }｀!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
国民党政府は米国の新聞を通じて
この武装解除方針は満洲を保護領設定するための宣言だと新聞に書きたて
アメリカ政府は強く反応しケロッグ国務長官は日本政府に説明を求めた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ─） （─）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
ｌ^l^lｎ ｀ ⌒´ ｜ イギリスの新聞もこの行動に対し
ヽ L ／ 賢明なる自制を策を求めるとの記事が載る
,,.... ゝ ﾉ_、___ ーノﾞ-､ 両国とも日本の行動に不信感を抱いていた
.i ／ / '; ＼_____ ノ.| ヽ
l / / ＼/ﾞ（__)＼,| i
＿,,,,,＿
＿ξ＿＿ ｀γ ＾ヽ/＿＿＿
|（◎） ヾゝーノﾃ |
| (／ |
| /＼ !/ξ .|
<⌒｡ー-､ /Ｘ /＼ （( )）⊂ｰ、
| 〔|〉￣ / ｘ/ ＼ ┌──γ⌒７
<,__ ﾟﾉi /タ ＼ / |i !|ii|||（〈 〕|
｀ヽ⊃ ζ / / └── ゝ-、!
| （◎） ｏ / ⊂ノ
ｎ ＼/ （◎） |
/~〉‐‐､η＿＿ ,-- ､∩＿|
ゝ ﾌ）ﾉ （~~__)ノ
￣ ｀ーｰ´
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
この英米の反応に慌てた外務省は
関東軍出動を再考するよう内閣と参謀本部に意見を出す
20日から各省から関係者を招き会議が開かれたがまとまらない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ u ヽ、 ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i| これがグダグダの原因なのね
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ どっちにせよ早いとこ決めてほしいけど
ヽ ∩ノ ⊃ . j /／ えーと翌日22日にはどうなっているの
/ ＿ノ_, イ＿
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿＿＿＿＿
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|::::::::/ ⌒ ⌒ |
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:::::::〉 （ ○） （○）|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:（@ ::::⌒（__人__）⌒)
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| |r┬-| | 翌日？残念でした25日になっても何も決まりませんですよぉ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ `ー'´ ／ いつまでもｇｄｇｄしているわけにもいかないから
.:.:.:.:.: ,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 亜細亜局長と軍務局長が田中総理の元を訪れ決断を求めた
.:.:.:.:/ | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
.:.:.:.i. | ＼/ﾞ（__)＼,l i .l
-――‐-
_ﾆﾆ‐≠‐‐ﾆﾆﾆﾆﾆ-
lﾆ''´ lﾆ:| _ ﾆﾆﾆﾆﾆ‐
l ¨´ lﾆ‐ ⌒.ムﾍﾆ‐
, .ｲ ｰ┘}ﾆﾆ
/ ﾞ｀ﾞ''''=‐‐ _ }ｒ‐‐ｘ
, ｀ﾞﾞﾞ''''=- ∨
l :|
∧ .... ＿.....＿..ノ
ヽ (ﾆノ ｒｚ≦´ , l
乂,' ′´ ∨ ふむ……もうやらなくていいだろ
./ 、 .ﾉ
., ..∨
乂_ ∨
|::ヽ....、 |
ヽ::::::::::::::/:::::::――┬‐‐≦
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
その答えは「出動の中止」
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
○ O 。
Ｏ 0 O 。
O Ｏ O O
○O 0 0 O
0 O ○ 0 O
○ ○ 0 O
○ 0 O 0
0 Ｏ 0 。 。
○ 0 O O
○ 0 Ｏ
○ 0 Ｏ
○ O O
○ 0 O 。
○O 。
Ｏ O
○ 。
○ O
O
○ O
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
これを以って奉勅命令はついに下らず
河本プランは水泡に帰した
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノu ヽ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （○） （○）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ヽ |!!ill| j /／ どっどうしたのよ義一ちゃん
ゝ||!!il| イ／ この前までやるつもりだったのに
.y' |ヽ／ | ＼
, '::::::::¨:::::‐-, 、 : : : : :
, '::::::::::::::::::, ' , '::::::::ヽ、 : : : : :::::::
, '::::::::::::::::::::ヽ、 ,':::::::::, 、::::ヽ、 : : : : ::::::::
, '::::::::::::::::::, 、:::::ヽ ,::::::::/ ヽ、::::i : : : : ::::::::::
,'::::,'/::::::::/ ヽ、::::ヽ i::::::::/ `ヽ、 . . .: : : : :::::::::::
,'::::,' i::::/ ヽ、:,' ヽ ヽ、 . . .. . .: : : : ::::::::::::::::
, ' 、i ` / ヽ、 . .: : : : : : : : ::::::::::::::::::
, ' ヽ、 ---‐‐‐‐‐ ヽ: : : : : : : : ::::
,' ! ---‐‐‐‐‐‐‐ : : : i : : ::::::::::::::::
,' . : : : : : ｉ: : : : ::::::::
ｌ l l : : : : : : ,':::::::::::::::
! 、 : : : : :::, '::::::::::::: アメリカとイギリスの反発があるとちょっとなぁ
ヽ、__ ／:::: `ヽ 、 : : : : ,':::::::::::: それも外国領土への出動はオラはあんまりやりたくなかったしさ
/::::::::::::::::::::::::::::::::` ‐- , --‐‐‐‐‐‐‐‐- _ 南満洲へ戦乱が流れ込むのならともかく
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l‐‐------------‐‐‐i 張作霖の軍は秩序を保って奉天に撤退するようだし
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｝二` 、 蒋介石もオラのメッセージが届いたおかげか山海関は越えないとのことだぞ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i i孑丿 ,' だから関東軍がわざわざ出動する理由はないってわけ
`ヽ ::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i i i-‐
/ ` 、 ::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i i＿,' ,'
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ _ノ ｀ー }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃
ﾍ j ⌒ ﾉ そうか義一ちゃんの理想としていた展開になったしね
ゝ ,､__, イ でも関東軍の人達すごく出動を待ち望んでいたから
／ | ヽ ／ | ヽ その知らせを聞いたらすごくショックを受けるだろうなぁ
／ ＜＼.∽ l> }ヽ
{ ', .＼＼ l ! ｜
‐＝ﾆﾆﾆﾆ=‐
／ﾆﾆ-≦ﾆﾆ‐≧=‐‐ﾆﾆ‐‐
／ﾆ‐ ゝ- ⌒ヽﾆﾆ} /ﾆﾆﾆﾆ‐
/ﾆﾆ‐ ｀゛ ゝ- ⌒ヽノ
/ﾆﾆ‐ 弋ﾃ-- 、 ﾏ
＞‐x ` - ′:::::::::::ﾆｔﾃ=- ._ ヽ
./ ` =' .,
{ .,
.∧ l
` ┐ - ./ ……どうしてショックなんだ？
.ヽ、＿＿ ゝ-' ィ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
γ´ﾉ ヽ｀ヽ
, - ´￣｀ -､
／ ／/"/ i＼ヽ＼
//, '/／ヽ´/ノﾚハ｀､ヽ
i l i{_{ﾙノ ヽ､ } } il i
| il从/（●) (●） 从 ﾘ
ヽﾘﾊ ､_,､_, ﾙﾘi
. ヽﾍ､ ノﾚノ どうしてって
｀-ゝ､,､ __,イ-´ ほら張作霖を下野させたがっていたじゃない
／ |＼／| ヽ､
/,' <ヽ ∽ /> ﾊ
| i ヽ V /[▽]i |
‐=ﾆﾆﾆﾆﾆ=‐
‐ﾆﾆﾆﾆ≠‐≦ﾆノ⌒} ィ,￣ヽ
./‐ /⌒! { ` ＜ﾆ‐ ﾍ.ゝzィ:ヽ
_(三ﾆﾆ‐ ｊ ＿斗七 ヽﾆミｘ::∨
r.＜ﾍ￣¨斗ｒｧ:::::::弌.メ ./ ∨l
{__r' ノ‐''゛ゞ''´::::::::::: }ﾏ l::!
乂/ ゝ .:.,' それはおかしいぞ
:l rｰ―＜/ だって既にもう内閣の決定では張作霖への下野勧告は中止していたぞ
.∧ _ ＜::::::::::::::::::::/ そのことは関東軍にも伝えた
ヽ .ｲ--ﾞ ＜::::::::::::::::::::::::::::::: { 張作霖を下野はできず戦乱が南満洲に及ばないのなら
＞ '┬＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | もう出動せずにそれでいいはずだぞ
:}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{
}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{
|:::::::::::::::::::::::::::::::::: ＜ |
自国の権益が関係ない部分ではこれかい
酷いダブスタだな英米は
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ー ｀ー }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃
ﾍ j ⌒ ﾉ えーとそれは……そうね
ゝ ,､__, イ 戦う理由がないというか
／ | ヽ ／ | ヽ
／ ＜＼.∽ l> }ヽ
{ ', .＼＼ l ! ｜
＞≠―― 、 / /゛′
／ﾆﾊﾆ）⌒＞ﾆﾆヽ、 / /
_/／⌒ヽﾟ′ ゝ-⌒ヽﾆ‐ / /
´ .‐ﾆ‐ '-- ', ,ﾑ / /
/ 二Ｏﾆ ﾆＯ二 ',ﾆミ/⌒l
., `'''' ´ ‐ﾆ‐ 〈辷ノ
, _ _乂ノ
.、 ｲ;ｿ _ -..、/_¨{ ……オラはねお姉さん
7ｰ―――≦::::::::::::::::::::::::::::/ /} ∨ 陸軍人時代はいろいろと裏で工作とかをやるのが得意だったんだ
/ /¨l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /ﾄ- .' 陰謀を張り廻らかし人知れず謀略を発動させていたんだぞ
/Ｌイ＞=‐―‐ /}∨ﾆ- 、::::::γ'_（¨´
r―≠‐┴‐┴―≠┴┴‐ﾄ〕｀+ ﾚr,シ
}＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ＼≧ﾄﾉ
:Ⅷ: : : : : : : : : : : : : : : : :＼. ＼}〕
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ⌒ ⌒ }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,| ⊂⊃ ､_,、_,⊂⊃
,..-ﾍj ー' ﾉ
./::":::::::`ヽ､. ＿_ イ ダーティ義一ちゃん！
/::i::::::::::::"'弋'!ｰ',〆>|'_ノ´｀ｰ -,,＿ _
. }:::ﾞ|::::::::::::::::::::~ﾞ:_戈;f" 、 ｲ/ `i
/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.ﾃ ＼xｰ.ｫ､__ノ
::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r' ` ､_冫y"
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,
.,,ｒ‐‐ｔ. -‐‐''''''''''''''／.:.:..:.:..:.:..:.:...
.,.:'.:.:..:.:..:.:..:＼ ／.:.:..:.:.ｲヽ.:.:..:.:..ヽ
.ｲ.:.:..:／ .ヽ.:.:..:.:! ',.:.:..:.／ _,,,,,_ヽ,,,,ノヽ
ﾏ〃 ,, - ,`=' `. ／ ヽ、 ',,
! , ' ヽ、 / ' , ',',
.ｲ ___ ....:::::::::::.. ',:',
.ｊ ..::::::::::::::::::.. ..::::::,. ‐ 、:::::. .',::',__
, ' ¨ ..::::Y Y::::::. :::::::( ):::::::,' 似
., '. :::::人 人::,' '.,:::::::::::::::::, '
.,'. ヽ:::::::::::, ' ¨¨¨
, ,' その経験があるから
:''! なんだかプンプンと漂ってきているぞ……陰謀の香りがさ
:::.', .......ｎ_ 臭いぞ。関東軍が異常に出動を待ち望んでいることが
. :::', ，- ............::::::::::::::::::::::ヽ
ヽ::::::ヽ、 _,,,, -‐'' ¨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.ヽ:::::::≧-‐‐‐ ''''¨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ヽ:::
|圭圭圭≧圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭≦圭圭圭≧圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭≦圭圭圭圭l
l圭圭圭圭圭≧圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭≦圭圭圭圭圭圭≧圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭≦圭圭圭圭圭l
|圭圭圭圭圭圭ミ: : : : :ヽ ゞ='' /: : : : : /圭圭圭圭圭圭圭圭ミ: : : : :ヽ ゞ='' /: : : : : /圭圭圭圭圭圭ﾘ
l圭圭圭圭圭圭圭≧xｭ: : :｀: :´: : : :x≦圭圭圭圭圭圭圭圭圭≧xｭ: : :｀: :´: : : :x≦圭圭圭圭圭圭汐
l圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭沙'
l圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭沙'
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
なぁ関東軍の中に出動のドサクサに乗じて
張作霖を排除する行動をとろうと
考えている奴がいるんじゃないのか？
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（ ＞）u（＜ ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! わっ私の口からは何とも
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | |
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
. -‐…‐- ..__
__,.;;;;;´::::::::::::::::::::_____::::｀:::...
／,‐-ﾐ ゝｰ─‐‐く ,...､｀ヽ::::::｀:..
/__/ ｀´ ｀´ }___}::::::::::::ヽ
/ ｀i:::::::::::i
_」 ,ィ=＝ ＝ミx､ |::::::::: i
, ´ .::,;､:. ,::,:､:. |:::::::_::L
i r‐ 、 , -‐ﾐ､ し ´ :}
| .｛ `ー──一´ } | アハハッごめんごめん
人 人_ ノ _＿__,ノ 別に詰問するつもりはなかったぞ
丶 . ー──一 __ -‐く まっそんな陰謀の懸念もあったから
｀ ７¨ ￣￣￣￣￣ , オラはダラダラと決定を先延ばしして
// ', ', ここに出動中止の決定を下したんだぞ
/ ′ ', ', こんな状況になったらもう何もすることはできないはずさ
i: { ', i
｛_廴__ __,>､_, ｲ
｛ | ￣￣ ¨¨¨ ￣￣ | ..ﾉ
ｰ| |¨´
日本の軍隊派遣を要求していたが、華北と満州に関してはそういう緊急事態はなかった
ましてや中国の内戦を外国が軍事的に介入すべきとは、九か国条約を結んでいる以上全く考えていない
_＿＿＿__
∠､;;;,､￣ィ;;;;;)､
__ノ―ｬｧ`' `ｰｬｧ‐ヾ;､
／ ．． ﾞ;;､
/ ,ゞｰ､
{ ﾞ，
ヽ ,．‐- __ ＿__ ﾉ ともかく！
＞.′ 〈 ｀)/.::::::|｀－゜ 満洲は排日運動があるとしても
/.::::/.:..｀￣￣￣〉'.:＼.::/| 北満進出は奴の協力が無きゃできないから
〈:::::/.:::::::::::::::::::::::::.＼.::ノ.::| オラの構想をなんとか実現しなきゃならないぞ
_ｿ{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｝ 陸軍は不満だろうけど
ヽ/￣￣￣￣￣￣￣｀ヽj まっオラに任せておけ
>､ > あいつらの気持ちは元陸軍大将のオラはよく分かっているからな
ゝ._＼＿r―‐┐＿___／ヽ
）┤ ├r′
(_．-｀ く｀ｰ､
￣
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿＿＿＿＿
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|::::::::/ ⌒ ⌒ |
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:::::::〉 （ ○） （○）|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:（@ ::::⌒（__人__）⌒) 田中義一は写真で見ればわかるが
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| |r┬-| | こうオッサン臭いというかお父さんぽい
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ `ー'´ ／ つまりそのまま家父長的性格の強い人物だった
.:.:.:.:.: ,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 典型的な日本人のお父さんは家族・年少者には大事なことはあまり説明しない。そして嘘をつく癖があった
.:.:.:.:/ | '; ＼_____ ノ.| ヽ i そこで誤解が生まれもし田中義一はもろに陸軍・宮中・天皇の反感を受けることとなる
.:.:.:.i. | ＼/ﾞ（__)＼,l i .l
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（● ）u（● ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! 河本さん！河本さん！
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | |
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ● > :::::::: < ● > ヽ
./ u l
.| （_＿人＿） .|
..ヽ | -┬-| /
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ 奉勅命令がついに下ったのか！
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::〃:::::::::::i:::::::i
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（ ＞）u（＜ ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! 逆よ逆！
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | | 義一ちゃんが出動中止を決定したのよ
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
.....:::::::::::::::::＿＿ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::
u .:.:::::::::::::::::￣￣≧x、 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾄ､._人,.ﾍ.__人_,.ｲ_,.ｨ
｀ヽ 〃Ｖ´ u j`‐'┌┐ r‐――‐ 、ｰｨ
＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿ ､- ' | | | r--- 、 ｌ L_
／ ＿_ ＼ ／ _＿ ＼ _ ) .| | └┘ ノ ﾉ く
／ ／ ＼ ＼ヾ:::::::::::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::〃／ ／ ＼ ＼. ）... | | i"´／ (_
〈 | 〇 | :::::::::::::::::::::::::::::::::: | 〇 | 〉 ´） └┘ └┘ ,ﾆ=-
＼＿__／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼__＿／ . ) ┌┐ ┌┐ （_
_彡 ミ_ ) └┘ └┘ （
三三三三三三三三三 三三三三三三三三三 ⌒)-､ ,. 、 〈
....:: ′ ヽ/⌒'＾´ヽ'⌒ヽ「
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ | 出動を中止が決定されたと聞いた
＼ ,／ 東京の参謀本部と奉天の関東軍はひっくり返って憤死しそうになった
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
何故日本人は吐くまで飲むのか？
吐くまで飲むのは馬鹿のやることだと考えるらしい
アルハラは向こうじゃ考えられないらしいね
. ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ｰ.､
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,..--..,,_::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ／ ｀~''ゞ..,,_:::::::::::::::::::::::::}､
':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::彡 `〜- ､::::::::::::!
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::彡 _,,.. -‐-､ }:::::::ノ
i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ￣｀ヽ::＼ /:{:{:〔
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::／⌒ヽ::::::::::三／ ＼:ヽ .i
|:::::::::::::::::::::::::::::::::/ _ 〉::::::::i~ ヽ:ヽ |
|:::::::::::::::::::::::::::::::' /:::｀ヽ/:::::::/ ',￣｀ヽ!::::{ {
|::::::::::::::::::::::::::::::{ ..:::／:〉､:::::{ ヽ fﾂヾ::＞ 〉
|::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ !::ヽ:〈 ヾ从 ＼/ ﾆ-T´
. |::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ ヽ::,,_ヽ '''' u ＼
. |::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ヽ
. !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!＼__ﾉ U }
∨:::::::::::::::::::::::::::::／ i ! ￣` ノ
. ∨::::::::::::::rr''"´ | , -､ <￣
}:::::::::::::从 ｜ ヽ ／-､__У
. /::::::::ﾉﾉﾉ !. ＼ /‐､::::/ そんな中止だと！！
/:::::／ ＼ ヽ..,,ヽi もう何が起こるか分からん
彡川 :::::＼ ） 我々作戦部としては責任は負えんからな！
/ ::::::＼ r '
. / ::::::＼ !
/ ／≧｡.._ _ '
.＿_/ / ￣
予防措置と見れば正当でしょうに
所詮は政治家だ
何もわかっちゃいないんだよ！
i
∧＿∧ |i ./ ∧_∧
（ #・） し' o( Д #)o やりやがったなあいつ！
ﾉ Gて=－ ヽ / これだから長州閥は馬鹿なんだよ！
￣|￣（ ⌒)￣￣￣￣￣￣￣￣|￣
ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人__从人__从
＜
＜ しかもあの田中はあの済南事件の責任は
＜ 福田師団長にあると言ったそうだぞ！
＜
Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒WY⌒⌒Y⌒
ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人__从人__从人ﾉ
(⌒⌒) (⌒⌒) (⌒⌒) (⌒⌒) ＜ どこの誰が出兵を決定したんだ
川 川 川 川 ＜ あの卑怯者が！嘘つきが！
∧＿∧ ∧＿∧(｀Д) (Д´) ∧＿∧ ∧＿∧ ＜ 陸軍人の面汚しの金権政治家が！
∧ ∧´Д）､（# ・Д）⊃!､─ ─ノ⊂（Д・ #）､（Д｀∧ ∧Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒WY⌒⌒Y⌒WY
( #ﾟД). lﾞｉ ニ^) > ┐ ┌ < (^ニ /l .(Дﾟ# )
v○ ﾆ凸 _） ┐_） （_┌ （_ 凸ﾆ ○v
／ l l l し し l l l ＼
＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
≧ ＜
≧ 張作霖にいくらで買収されたんだ！ ≦
≧ ミイラ取りがミイラになったと同じじゃないか！≦
≧ ≦
／≧ ヽ／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
/ 二か〉,| ／´ ﾞ＼
| ≦ヽ匕７ / __（Ｍ）_ 入
| Y / / ∠ _＿＿__戈､ ヽ
/ﾄ､__ｨイ / ／'"⌒`､ '⌒ヽ∨ 〉
ヽ､___ ノ { { | ,ｨｱ_i } z,ｱｭ ﾄ. }
.| ﾊ ゝ､| k __rふ､__ ｬ|r-､/
| ｉ∧ {ゆ| 廴_ｨｪェｪ､_ ノ |わ}
.i l ﾍ ＿ .丈{ |f ^Y^ r| } シ ＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
| ! }￣ ﾞ 弋＝ー-､__ヽ ヽ===ノ / ≧ ＜
ﾍ ﾉ ＼ ∨/＼i ￣ j, ／＼ ≧いつまで騙され続けるんだ田中と政治家どもは！ニ=-
` ー‐-=､ ＞､ヾ 仆 ∧ ￣ / / y＞ー≧ ≦
／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
_ ...-──-...........,,__
∠==-──‐＜::::::::::::::::::＞
. ／//////////////｀’＜::::::::: ＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
. ／///////////＿＿＿////｀ヽ:: ≧ ＜
ｆ'⌒ヽ//// _,ｘｧﾃニニ¨¨¨¨≧ｘ､//// ≧ いいや田中は蒋介石にも買収されたんだよ！≦
. ｊﾉ⌒V { j斗ｆ,ﾉ__ ＼ ｀|ｊﾉ/// ≧ 去年の会談でそう話がまとまったんだ！ ≦
.. r─くー‐'//// ⌒弌ｿ ヾ ｊ{//// ≧ ≦
.. { ＼//∨////// ｀¨¨ﾆ====ミx////／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒＼__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__／
. | } ヽ ＼ﾉ/////////////////////// ≫ ≪
r‐┴ ｰ‐' '///////////////, ≪ 両方から買収されたって可能性が濃いぞ ≫
V￣￣￣￣￣＼ "'///////// ≪ あの田中のことだ中止にしたのもその理由だ！ ≫
ﾟ, ７⌒'ー-{＿__入__ ｰ┐ /////// ≫ ≪
. ∨廴{＿{厂ﾄ､＼ 厂￣￣厂〉 } /////// ／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒＼
| └‐∟} ｊ／⌒ｰ一' / / //////,
| / / ///////,
ｊ ／ ////////
. / ／￣￣ヽ ー──／ /////////
.. /し' ／ ／ //////／//
. Λ_{_ ／}／ /////⌒ヽ__ノ
{＼__}⌒'⌒⌒{ ／ ////////////
.. ト-- ￣￣￣ ///／////////
.. | ｀ｰ一' ／ / ／//////////
. ＼ __ -‐=彳///////////,
. ー┬ ¨¨￣ /////////////////,
ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人__从人__从人ﾉ
＜ ＞
＜ だいたいなんでアメリカの口出しで腰が引けるんだ！
＜ それで中止するだなんて信じられん！ ＞
＜ ＞
Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒WY⌒⌒Y⌒WY
__／: : : : : : :ー-ﾐ: :＼
{: r : : ｰ-ﾐ: : : : : : :＼: :ヽ ､__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
/＼ヽ : : :､:＼ : : ＼ : : ､ ‘，}` _） （_
.ｲ: : : :ー`: : :＼ : : : : :＼: :ヽ:V:ﾉ _） あの屁たれが！そんなにアメリカの （_
{{ {: : : :}､ヽ-‐ , ≧==ー――＜:L才 _） ご機嫌を取りたいのかあいつは！ （_
:Ⅵｉ: :〃 ｰ＼ｨ赱} Ⅵ: : : :､＼: :｀ヽ､ ） （
{ ゝV从泛ｫ }: :ヽ: :.ヽ: ＼: :}:} ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
ｰ=イ ヽ ' _ ,: |__: : ﾊ: :} : ヽ:乂
小 : : :.＞ ´_ ｲ / ヽ- }:ﾉ: :ｲ:ﾊ. _,.ィ
{:八: : : | ,ィ i ／ /.:.:.:.|/二ニニ=-､.ィ-─-―-､＿＿＿＿,...ィニ=､__,. --― '_.イ
｀ 彡'＼}/ /／ ／.:.:.:.:/.:.:./___/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} } ,.ィｰっ
{ /:.:/ イ{∧__／.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞ ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ |_つ
／.:.:.{: :_/, イ.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞´￣.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: {＿/
/=====!イ=========.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞i´￣￣￣´ ｀￣ ´
{.:.:.:/ｲ}.:.:.:.:.:.:ｲ}/.:.:.:.,.ィ＞ﾞ￣￣￣￣
ﾄ.:.{!ﾚ.:.:.:.:.:.:.:.ﾚ{!.:.:／.:./
',.:.|!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|!ｲ.:.:.:.:,'
}.:.{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{.:.:.:.:.:.{
: :: :::: ::::: ::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: : ::: :::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: : : :: ::: :::::::::::::::::::::: Λ＿Λ . . . .: : : ::: : ::
: : : :: ::::::: :: :/:彡ミ゛ヽ;）ー､ . . .: : :
∧ ＿∧::::::::::::::::/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i ∧ ＿∧
::::::::/⌒￣⌒ヽ）'ヽ::::::/ :::/;;: ヽ ヽ ::ｌ::::::::/⌒￣⌒ヽ）'ヽ: だいたい我々はこの先どうすればいいんだ……
￣/;;;;;;;;;:: ::::ヽ;; |::::（_,ノ ￣￣￣ヽ､_ノ￣/;;;;;;;;;:: ::::ヽ;; | このままおめおめと集中した兵を解散させたら
::::::|;;;;;;;;;:: ﾉヽ__ノ: : :::::::: :: :: : ::::::::::::::::::::::|;;;;;;;;;:: ﾉヽ__ノ また現地のシナ人たちからの軽侮心が増すはずだ
￣l;;;;;;::: /:::￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣l;;;;;;::: /
. . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧＿∧ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
（,-‐､＿,‐-､ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ , ＼ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ /ヽ/￣￣￣￣￣￣￣￣/ . . .: : : ::::排日運動は解決できずこれからどうすればいいのかも
（＿二/ / . . .: : : :::::: なんの説明を受けられない
l⌒/＿＿＿＿＿＿＿＿/ . . .: : : :::::: :手詰まりだ……満洲の権益はこのままじゃ
/||￣i￣|| | | || || . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::
|| _,| || | | || || . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
||（＿,ﾉ|| .（＿_） || || . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
| | |＿＿＿＿_
| | |￣￣￣ ／|
| | | ／ ／|
| ／＼ | ／|／|／|
| ／ ／ |／／ ／ ／|
| ／ ／ |＿|／|／|／|／|
| ／ ／ |文|／ ／／ ／ ∧∧
|／ ／. ＿.|￣|／|／|／ /⌒ヽ)
／|＼／ ／ ／ |／ ／ [ 祭 _] ∧∧
／| ／ ／ ／ヽ 三____|∪ /⌒ヽ)
| |￣| | |ヽ／l (/~ ∪ [ 祭 _]
| | |／| |__|／ 三三 三___|∪
| |／| |／ 三三 (/~∪
| | |／ 三三 三三
| |／ 三三
γ´ / 丿ヽ
-‐ '´ ヽｿ , ' ｼ
／ ,' ﾊ ､＼_/／
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ __ｎ'lilil＼_ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ .ハ (--) 从 |、i| 凄まじい怒りと嘆きが渦巻いてクラクラするわね
丿ﾙ| ／ ｀ニ} u |ﾉﾚ ﾘ あの河本さんこれからどうしよう
/＼_.＿三｝ イ_ あれ？河本さんは？
. / 8/ |ヽ／ | ＼
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ⌒ ⌒ |
|:::::::〉 （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／ さて……河本大作に話を聞きに行こう
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
ﾉﾄ |
彳ﾐ ﾉiﾐ
__,,.. ．-‐ '''""~~""''' ‐-彡彡ミ ．彡ミ..,,____
_,.．-'''" 彡彡ミﾐ 彡;;;ミﾐ ￣ ~~""''
__,,.. ．-‐ '''""~ 彡彡ミﾐﾐﾐ彡彡ミﾐﾐ ____,,.. ．-
__,,.. ．-‐ '''""~""''' ‐- ．..,,____,,.. ．-‐ '''""~''''''''''''''''''''''''~""''' ‐-､_ii|__,,.. ．-‐''""~
.,.:,..:.. .,. :,..:.. ,.:,..:.. .... :.:.:...:::. .... .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,. .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:..
.,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:.. ... ... ,.:.:.:...:::.. . .,.:,. .:.. .,.:,..:.. .,.: .,.:,..:.. .,. :,..:.. .
.,.: ,..:.. .,.:,..:. ... , .. ... ,.:,. .:.. .,.:,..:.. .,.:,. .,. :,..:..
.,.:, .. .. .,. :,..:.. ,.. ,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,
.,.:,. .:.,... ,.. ;;,.. ,.. .,.:, ..:.. .,.:,..:..
... ,... ... ,.. . .,.:,..:.. .,. :,..:..
... .,.:,..:.. .,.:, ..:..
,, .,.:, .. .. .,. ,..
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ー ｀ー }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃
ﾍ j ⌒ ﾉ あっいたいた河本さん
ゝ ,､__, イ どこに行っていたの？
／ | ヽ ／ | ヽ
／ ＜＼.∽ l> }ヽ
{ ', .＼＼ l ! ｜
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./ < ● > :::::::: < ● > .l
.| |
..ヽ （＿人＿_） / ああ竹下中佐と話をしていてね
ヽ､ ｀ ー ' ／ 彼はね村岡軍司令官からこんな密命を与えられたんだ
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼ 北京で天津軍の手を使って張作霖を暗殺して来いってさ
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ ━━┓┃┃
〃 {_{ ー 一ﾘ| ｌ │ i| ┃ ━━━━━━━━
ﾚ!小ｌ （○） （○）从 | ﾟo . ┃ ┃┃┃
. 丿ﾙ| ､_,､_, ｡ﾟ ･ ﾟ . ┛
r､ ヽ ゝ'ﾟ ≦ 三 ﾟ｡ はぁ！？
ヽヾ ﾍ｡≧ 三 ＝=- そんな無謀な暗殺ができるわけないっしょ
＼>ヽ/ |ヽ-ｧ, ≧=- 。 竹を割ったかのような無策の暴虎馮河！
ﾍ lノ ∽ｲﾚ,､ ＞三 ｡ﾟ ･ ﾟ
..≦｀Vヾ ヾ ≧
:｡ﾟ /｡･ｲﾊ ､､ ｀ミ ｡ ﾟ ｡ ･
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./ < ⌒ > :::::::: < ⌒ > .l
.| | できるわけないね
..ヽ （＿人＿_） / だから止めたんだ
ヽ､ ｀ ー ' ／ そんなことはやめろってさ
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼ 村岡軍司令官にも説得して中止になったよ
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（ ＞）u（＜ ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ うん賢明ね
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! しかし追い詰められているわね関東軍のみんなは
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | | そんな案を大真面目にやろうとしちゃうだなんて
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ヽ
/ ::::ー:::::::::ー::::: ヽ
./. < ― > :::::::: < ー > l
.| |
..ヽ （＿_人＿） / 僕自身も落胆は激しいさ
ヽ､ .｀ ー ' ／ あの計画を発動させれば満蒙問題は解決できたはずなのに
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ それが中止だなんて……
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ 〃:::::::::::i:::::::i
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ u ヽ、 ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ ……でも引き下がるしかないわよね
ヽ ∩ノ ⊃ . j /／ 排日政策もなんとかこう張作霖と話し合ってやめさせるようにしてさ
/ ＿ノ_, イ＿
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
γﾆヽ
,.r…､-_‐_ ､入_ノ
（_ _,.ｨ( ｀ヽx_
,.．┬-, L_: : : ｀l ､_ ） ヽ
／_(｡ノﾟ~ ヽ､ノ .i
∠´ x ﾞ! .ﾍ .l
,r＝ ､ .｛llｷ ,.rll|ヽ .ト<ヽ ﾉ
.{ ﾍil||||;||i|||llll|||i,ﾞi ｀ヽ-.'
ヽ }||||ll|||'ﾞ ﾞl||i, _ ,ィ ､
ゝ _ノ''´ l }||iゝ、／ ｀ '' ､!_r' ｀¨ヽ
{ /'ﾞ ｀´ ｀¨ ''.’
ゝ- '
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
……僕はね20余年前の日露戦役で
奉天の南にある瀋陽でロシヤ軍と戦ったんだ
激しい戦いでね。僕の右脚は爆弾で抉られたり
銃弾が右脇から背中へと貫く銃創を負ったんだよ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|＼
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ, ヽ すっげよく生きていたわ
ヽ ゝ._） j /. V＿,/) いわゆる名誉の負傷持ちの英雄なのね
ゝ ,､__, イ / /
.y' |ヽ／ | ￣￣￣` ,/
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./. < ● > :::::::: < ● > l
.| |
..ヽ （＿_人＿） /
ヽ､ .｀ ー ' ／ 英霊のなり損ないとも言うね
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ 僕は20万の英霊の一員になっていてもおかしくはなかった
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ 〃:::::::::::i:::::::i
＿__
,ィ⌒::｀ヽ
/:: :;'::; :r':; ヽ
ﾉ :_:: ヾﾊ:: : : ＼
イ/:::￣ヾ､:: :ヽヽ ::ﾊ
／ｲ:: : ;:;'':: : :}:: : h: ､:: ;''ヾ,､
,,- ''¨ﾞ/i ﾊ__,ィ::;: ''; : ..; ｀ヾ¨ー-ゝ,ヾ- ｡､..,,
_＿ｒｭ.._-=,;''ィ´_＿ ::ｲ':{''´_／::;:' ;:'' :: i. ｀ヾ=-ｭy彡ｿ ::''';..;:/~ヾ-,
―_＿ : : ;;':; ::イ´:;:;'' ｿ ､ｫ'' -―''´~~￣ ''｀¨:::; :: '';: ';;:.. |l.. :;p;}l ヾs- :;;'' ｀ー=ｭｰ､:::ヾ_､_
;:; ::../; ::イ ::::;''' 'l' ''__ ::;;'' i/ ＿＿ｊ''ｌ;:イ::;;;::''' li '';; ヾl! ::' ＼¨ﾟjｿ ::;'''' ::; ｭ､＿_ ミｭ､::
:;; ヾ ::; ¨ﾟ '':;'''イ~￣_::' ,,r'~￣￣::;; ;..,l/ :;;'' ;i!,,. rｲ |li '':;:... }､ ::'' h .;:,,''' ヾゝ ::;;'' '';:.,.,
;;;:: :;,,.. -^'' -''´ ::;;''' ￣ ::; '':;./.:::' :;.. ::;'' ;:'7lk ﾊ;;:'' ﾄ,,､ ';:;:.'ﾍヘ ハ::;... ...;ｿ彡ヾ :;:-= ｭ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
この前に南にある霊璽山へ娘たちと赴いたときにそれを強く思ったよ
ここには僕の上官に同期そして部下たちがいると
僕は生き残りそして彼らが残した満洲の遺産の恩恵を受けていると
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿ ＿ _,. -‐…- ､_
__x≦: :: :_二ﾆ=‐ｧ''"￣／: :: :: :: ｀ :､＿: :: :: :: ::｀ヽ
r/´ //..:: :: ::_::_::_::/´:: ::__ /:: :: :: :: :: :: :: ::ヽ-‐:: :: :: :: :: }
／､、 {{.:: .:: :: :: ¨´￥ :: :: :: : '､: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ト、
. /ﾍヾ 弐=-: :: :: :: ｲ: :: :: :: :: :: :＞（M）: :: :: :: :: :: :: :: :: :／:: ::ヽ
ﾐミ ,ﾉ ゞ、: :: ｀マ｛i :: :: :: :: : /: :: :｀ー 辷二=-‐ﾃ≡彡ﾐ}: :x≦ヽ
. |ミ r' ﾉ≧x: :: :: :，ヾ::､_: :__,.≫､、: :: :: : ,.z ぅﾌ´ ﾐYうミﾚ劣少´¨ヽ
｜ミﾚ≦ ￣ ￣｀≧=x: :∨/.:.::/三≫=ｧ彳,、 ,.ｨ彡らｿニ㌢ : :⌒｀ヾ ＿__
|ﾐ// / / / / / / /｀ｰ}}: ::/句/: :ゞし≦ミ豸+ﾗ个彡㌢: :: :: :: :: :: : } ,仟二℡、
|// / / / / / / / / /|i :/ニ/: :: ::〉ヾ辻±⌒)イ二/: :／i{: :: :: :: ::／{二二二ﾆヽ
// / / / / / / / / / ,|i/ニ/: :: :: :｀≧x (nr〃/二/''": :: :: ≧x:／二二二二二ﾆ}!
. // / / / / / / / / / //三/: :: :: :: : //.: .:`ﾌ{:/句/z=＝==x :／ﾆ二二二二二ﾆﾆﾊ
//,．=ﾆ二￣二ﾆ=､． / / //{○ }`ｰ／⌒九ｔuｔ彡ﾊﾆY / ,.仁二二二二ニニﾆﾆハ
〃‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ .ヽ/ // {｀¨´:三{::ヽ {:::::ヾ=ィ }ﾆ! {王二二二二ニニニ仁ﾆ}
{ l‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐l }// lミｔ三二ヾｿ ヾ::ノ /⌒}ﾆ{ _厶-=≦{王二二二二二ニﾆ三三}
Lﾆニニニニニニニﾆﾆ」/ lミミ三二(_｀ﾍﾌ＾廴(::::_ﾉ寸ヽ=- ≧寸二二二ニニﾆﾆ三三!
| |‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐| |l lミミｔ三二r__{ノ＼、ノ / / }}:i:i:i:i:i:i:｀刈二二二二ニニ三三l
| |‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐| |l /ｌ三込三二＼＼ ノ／ / //frx:i:i:i:i:i:i:}!二二二二二ﾆ三三|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
それなのに日本は僕らは
張作霖・シナ人たちの強奪作戦に打つ手がなく敗れつつある
満洲の権益を奪われようとしている
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ﾞ ,! ｌ 〈〉! ｌヽ, .ヽ il.ｌ ./l7 ! ! ＊! !ヽ i!､ ◇ ＊∨ i| _
l7 i| ｌ .,! ﾞl、ヽ, ヽl | ｌ iヽ ,! ｌ ＊ | ! ヽ |.!ヽ ∨ ! .,ﾉ}.! ＊
i! ｌο| ..ｌ./ ヽ .,!: | .ｌ .| ヽ.{ │.lヽ .| .ｌ ヽ〉.ｌ/ヽ ュ `ﾞ / │.!
'-､,| 〈〉 ｌ | .,┤ .ヽ ! .!,! !ヽ .!│.ヽ ◇.|ο.! ﾞ!､.ｌ .ヽ l {!、 〈〉.,、 / ! ! l7 .l、 l7
｀'‐､、 ` .ゞ゛ ｌ .ヽ " .l ┼li ﾞ !､ l .ヽ. | ｌ ./i! ﾞ--.ﾞ'| ! ｌ ｌ | l'､ l ! ||.ｌ
ミ-､、ο｀'‐､、 .ｌ, 〈〉ヽ / !.! ヽ`'./ ヽ. ! .ｌ./ .! │ ! ﾞl, / .! .l /‐!-'"´| .l ! |i ┼
ﾞ'-ﾐ'-､、＊｀''-,,. ゝ οﾞv ＊.! | ヽ ＼.＊｀| iヽ .! l ｌ .ｌ.lﾞ .l │ l l l7.!│ |i
｀'-､" .、 ｀'-､, .゛ : ! ! οヽ ,iヽ ll7 │＼ ! |.. !.,ﾉ|, .!/ ! 〈〉＊| | | .|ｌ 〈〉i|.| ┼
.｀'-､ lﾞぐ'-､ ｀'-､ l7 ゝ,,.. ‐ﾘ， ヽ.| ｜ 1 ! l ﾞV- l .ｌ ! l . !l､ .lﾞ .l ! ,|! .iﾘ | l7
┼.｀'-､ ! .ヽ: ､｀'-､ ＊｀'-､ / .! ﾞｌ, .ﾞ|, ! .ト, !│ .! | ! ,! l ｌ ! ｌ.lﾞ .| レ'゛ |i .lﾞl !
｀'- ｌ, |〈〉＼ ｀'-､ ◇｀'-､. ′ .ｌ./ .ヽ | ! .ﾞ┤l │ .ｌ l7ｌ / /〈〉.lﾞ | ...ｌ .! .i.ｌ ｌi ./.l .l ◇
`'-､ . ｌ │ ｀'-、 ＼ ｀'-． ,i .ヽ ﾞ !ο.ﾞ'(,.!.ｌ, . !＊.i| ! ! .ｌ, ,! .! .ｌ ｌi ＊/ ! !
.､ ｀'-､ 〈〉ﾞl,.! '-､ ＼ .｀'-､ ./ .ｌ. 〈〉..゛ .| ヽ..ヽ l .l .ｌ ,! ! .ｌ! .! ! .!〈〉/ ,! |
＼ ｀'-､ .` ｀'-､ .,,. ｀'-、｀'-､/ .ｌ ﾞ'-､ | ヽ..ｌ. .! lﾞ .! . ! .i-'"゛ﾞ.ｌ ,!◇.゛ .ｌ / | .lﾞ 〈〉
ﾞ''-、 ｀'-､ ο｀‐.! ｌ 〈〉ﾞ'-、.| │〈〉｀'-､ l7 〈〉ヽ 、 .ゝ.iＪ .! .ｌ.″ iト .ｌ′.| .| .,i
､, ◇. ＼ `'-、 | │ ゛.ｌ . !.､ ,i,｀'-、 ∨.! .| ヽ .| .ｌ illl|. / .lﾞ ! .,i} ＊
｀'-､ ┼｀'-、 ＼ ! l '' 、 .ｌ / ＼ lﾞ ｌ . ＼ ο/ | .! ヽ .| l,､ .l,!l..ｌ′ l .!.//
､ .｀'-､. ｀'-、 ｀-､∨ .｀'-、 .ｌ/ ｀'-、│ .ｌ ┼.＼、 .! l 〈〉.ト l7 ./ll .|.|.| .| ! .l/. l ┼
. ｀'-、 ｀'-､ . ＼ .＼, ◇＼ .｀'' ｌ ! ､ . ＼ ,i l7 〈〉| ｌi / .l .| ! | ｌ i′/ lﾞ
.､. ｀'-、 ＼ ┼｀'-、 . ＼ .＼ ｌ .! ﾞ'-、 ／/.、 l! / .! !亅.! .! / !
◇＼ ｀'-、 ο＼ .＼、 ｀'-、 .＼, .ﾞ" .＼ ｀' 、 lﾞ ./ .＼ ┼ ! ./ .| .l │ ! ._凵ﾞ / 〈〉
.＼ ＊＼ . ＼ ◇＼ .＼. ＼ ＼. `.|./ ＼ / ! ! ﾞ'''彳 ,!.＼,/
-、 .＼.l7 ＼ .｀'-、 ＼.ο＼ ◇＼, ＼ .-、 .|'､, .＼ ＊ ◇ /ﾞｲ │ | l7｀''i-ｰ
＼ l7 ＼. ＊＼ ┼＼ . ＼ ＼. ＼ .｀'-, ＼.! ｀'､ .｀'､、 / ! ο.| ! .|
.＼. 〈〉＼ ＼ ＼、 ＊＼ ＼ ＊＼. ＼ l ｌ, ◇.｀'､. .| .| .l .,i． .!／ l7
＼ l7 `-、 ＼ .＼, ο. ＼ .＼. `-、 .＼. ＼.ｌ ｌ. `-、 " ! !"│.,r″
＼.＼ `'､. ＼ ◇＼ ＼. ｀'-, .＼ ＼ ┼.｀!、 ｌ .＼ l7 ο゛ .!'" 〈〉.i
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
僕らはあの雪崩のように押し寄せる
ロシヤ軍を跳ね返したものたちなのに
弱くなったものだよ日本は
そんな大切なものすら守ることが難しくなるだなんて
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|＼
丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ, ヽ まっまぁ元気だそうよ
ヽ ゝ._） j /. V＿,/) ほら南北の戦乱は収まるみたいだしさ
ゝ ,､__, イ / / 平時になれば両方落ち着くはずよ
.y' |ヽ／ | ￣￣￣` ,/
rfヽ.
l l,
| .l
l, !
l:. ヽ
|:: ヽ､
'l::. ｀ﾞ'''⌒ヾｰ'''=-､
.ヽ:: ヽ､
.i:: ｀ヽ､ ＿＿
l::.. ,, -‐''ニ=-'''''￣ ｀''''= ､
l:::::. ／ ,, -''´ ヽ
ノ´/:::::::. /／::. `ｰ-
,':::::::|::::::::::.. /,ﾞ::::::::::
. ヽ:::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::. 戦乱が収まるか
＼::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::. ……見えないけれどこの満洲の地平線の先にソビエトのシベリア鉄道が走っている
｀::::::::::::l::::::::::::::::::::::::... そのソビエトと満洲と国境に接した満洲里駅の16キロさきに小さな駅があるんだ
. `ｰ-､|::::::::::::::::::::::::::::...
ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::::..
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::...
（:::::::::i;:::::::::::::::::::::::::::::::::..
＼:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::...
。. * ／／ , : .; :.:;:::::;:;:::.:;.
. . 。 0 ｏ ＊／ , : .,;::;::::;::.;::.:.:;:. _
ｌ／, :.,:.:.;:.:;:.:;:,,..-‐''"^´
o ○ . ｡ ￣~||￣￣~!! : : ::::
|| . ゜ i| : ::::
＊ . ゜ . 。|l ｡ i| :::
。 ０ o 。 .゜ |l ｡ i| :
|l _,,..．i| :
!ｴｴｴｴ!.|| | |i..i| .::
○ ゜ o ｡ ／￣￣￣＼|＼|| i| :.:
::::::::::::::::::::／ ゜ ＼,|| i| .:.:
::::::.:.:::: ／:' ｡ ヽ.i| .:.:
:: : : ／, ' .＼ .::::.:
:: ／., ' ＊ ∧ ∧.. :... :: .:.＼ .:.:::::.::
..／ , ' ( ). . : . : .:..:::＼
〜（,, ﾉ. .: .: : . : :: :::::::::.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
名前は「ダブリア」だったが「オトポール」と改名された
意味が分かるかな？
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
r､ r､ ゝ._） j /／ さっぱり
ヽヾ 三 |:l1 .､,､__, イ／
＼>ヽ/ |｀ ｝ |ヽ／ | ＼
! :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::""""::::::
.! -‐‐=＝＝ 、;;::::::.. :::::
| ´, -__=＝- :::::::::::.
| , ´ __￣｀ヽ
ｌ , ,´ ヾ ゝ
ｌ l { ● l ｀、
| ゜、 ゞ__ .ﾉ i
ｌ::::::::::::::::;;, 、＿ __ -‐..'....,,
ｌ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;; ……「反撃」だよ
!:::::::::::::::::::::::'''' ;;l これはメッセージでありロシヤ人の意志だ
ｌ:::::::::::::::""
＿_
/￣｀Yﾆ=‐＜.
/:: -‐=＝‐-=ﾆ≧､
／´ ｀ヽﾍ
/ ヽ/ ヽ､ ヽ
/-‐､ 〈､__.ノ⌒｀ヽ ﾉ人 Y
へ.〈__-､`ｙ'rｔ'ヽ 人 .＞､
(ｔ'_厂 ` ゞ=ﾆノ ｀ヽ ,/イ｀Y
/（､ ,-､_）｀ヽ. / ,/６ｙ /´＞‐- ､
〈 ,≠=キ＝ミ.､ イ､__/´ ＼‐- ..._
Y'/`ﾆ二｀ヽ ヾ＼ _/:＼ ＼ ￣｀丶､
,l::У-‐ ﾆ ｲ 〉:::｀￣:::::::::::::> Y ＼
／ﾉ（__... -=ﾆ二1::::::::::::::::::::::〈 〉 |! ヽ.＿
/ 〈:::::ヽノ:::::::＼､_ﾉ::::::::::::::::/￣ / ＼ ｀ヽ
/ Y:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ / ＞ ＼
/.__ |: ﾍ=ﾆへ:::::::::::::/￣＼!￣／ ／ ／￣￣￣￣｀ヽ ＼
／ ＞､＿＿＿ ｀´￣ / ＿＿＿＿＞／ .／ _.. -‐-､ ＼
／ ／ ￣￣￣｀ヽ .／´￣￣￣￣ ´ / / ≠､／´ ＼ ＼ Y
／ ／ ＼ ／ ,/ /／ ＞‐-= !
. ／ 〈￣ / Y´ / l!
. ／ﾍ 〉. / il /／ / |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
沿海州にある「ウラジオストック」の名の意味が「東方を征服せよ」であるように
準備を進めているんだよ
南下を、日本との戦争を、日露戦争の復讐を遂げるためにさ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
, -‐- ､ ‐‐-､
,.ノ´ -‐- ､＼ ヽ ｀¨ - ､
f´,. - r ､,､ ヽ ／ -‐‐- .,＼
ノ´, ィ'´ ヽ}',／´ァ'' ¨ ｀, ヽ 、
〈／ f´､、 ´¨ ‐-/ | ',
{ } ｀ヽ / .l :
ゝ､¨'うﾐｘ, ､、 / | |
{ ./ ゞソ __ ｀ヽ､ .| {
∧! うﾐｘ, { ', ',
/ : ' ゞソ ./| ', ',
. / ' r _ / ./ ', { ', ',
/ , '､ ‘ｰ ´ { {_ノ ヽ ', ', ',
.' / ー┬― ''´ | |,r‐- ､- ､} 、 ヽ
{ {、 { rL ＿,／,ｨ! !ニ ｀ ＼ , ヽ
| |ﾍ {＼___{. .o. ./: /: ﾍ .∨＿ ／´￣ヽ } ､ ',
| | 7{´フ: :/. . ／: :j : | :ﾍ ∨: /: : : : : : :',ﾉ ', 、
ゞ /／: : :/ .／╋ /: : {: : :＼､:| : : : : : : : | } .!
. ,く : : : /／.: : : :/ : : : ',: : : :＼ｰ ､: : : : : |. jヽ}
. ／: : :｀:z'´-‐ : ' ´: : : : : :}‘，: : : ｀¨ ｀ヽ : : | /./ !
ｨ': : : : : /: : : : : : : : : : : : : ， ‘，: : :{: : : : : : : |/}/
. {: : : : : : { : : : : : : : : : : : : /: : :| ﾍ: : :': : : : : : : !/
. ﾍ: : : : :人: : : : : : : : : : ／: : : j ‘， : : : : : : : !
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
くっ来るってわけ？
東のウラジオストックから西進して間島→吉林→奉天に進撃するコース
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|ニﾆﾆ|ニニ{{ニl|ニﾆﾆ{{ニニニ}}ニニ|lﾆ}}ニﾆﾆ|ニニﾆ
|ニﾆﾆ|ニニ{{ニl|ニﾆﾆ{{ニニニ}}ニニ|lﾆ}}ニﾆﾆ|ニニﾆ
|ニﾆﾆ|ニニ{{ニl|ニﾆﾆ{{ニニニ}}ニニ|lﾆ}}ニﾆﾆ|ニﾆﾆ
|ニﾆﾆ|ニニ{─┴─‐┴──‐┴─ ┴‐}ニニ7ニニ7
ニﾆﾆ|lニニ{ニニニニニニニニニニニ}ニニ7ニニ7
_Vニニ',ニニ{ニニニニニニニニニﾆﾆ}ニニ7ニニ7
,,ｨi{ニVニニ',ニﾆ{ニニニニニニニニニニ}ニﾆ7ニニ7〕iト､
|ニﾆﾆ}ニ厶ﾏ{f叮气冬ミxハ ,ｨく彡ィ斧芋气ｧ⌒ｱニ{ニニ}
|＞''~7ﾆ/〈 ハヾ rﾊ(_ﾉ了｀`ゝ′ rﾊ(_ﾉ了 ,ｨヽ)､ニ}ニニ|
〈ニア／ } }‘， 乂辷り 乂辷り / ‘， ＼`''＜ﾉ
n ＿ﾉｨi／ , 人 ‐‘， ' /‐' 人 ＼｀`〜=＝ﾆﾆ7
ゞー‐ニニニニア' ／l/ `ｰ ‘， r ^ 厶イ ＼ﾄ､ ﾔニニニ／
`¨¨､ニニニ"{／ ﾉ ＼ 乂 丿 ｲ ﾊ ヽ＼}ヽ‐'''¨´
￣￣￣ { /}ノ{ハlrl ,ｨ==＞ ＜==く从{ {ﾊ ﾉヽ }
∨ 从f:｀ー─┴≧≦ ┴─'': : } }／ }ノ
, -─ｧ7777}: : : : : /: : : : : : | : : : : : {777ヽ─-､
': : : ://///,ﾊ: : : : :.|: : :◯: : : : : : : : :|///ハ : : : :.
/: : : : :{///／: ゝ=‐ : L:_:_:_:_:_:_| : -‐=八////}: : : : : }
r'〈ｌ : : : : :`Y´: : : : : : : : : :{: : :|: : :{: : : : : : : `''＜: : : : : : ヽ
ノ: :｀`¨: : : l:|:{: : : : : : : : : : :}: : | : : }: : : : : : : : : :}: /: : : : : 八
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
北からは黒竜江岸ブラゴエシェンスクを渡河してハルピンに向かう南下コース
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
..::´ /::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／| |＼::::::::::::..
/::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::: ／ i::| ヽ:::::::::::.
..:´ .::´ /::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::__＞＜ ::ﾉ :::::::::: | .:´
/::::::::::::::::::::::::/:::::::::::笊卞尤仆､ ／ ＿_| :::::::::|
.:´ / ::::::::::::::::::::::::::::::::ｨ::/ V辷ｿ ／ ´___ | :::::::::|
/ ::::::::::::::::::::::::::i::::/ |::| f尤癶::::::: ﾘ .::´Расцветали яблони и груши,
.:´ /::::::::::::::::::::::::::::::j:/〈八| , /:::::/|/ Даже не спешите пить водку,
/::::::::::::::::::::::::::::::::八___、 厶イ .:´ которую мы двигаться вперед
..:::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::小、 （ 丿 //
. ／ ::::::::::::::::::::::::::: /::/:::::::::::::::| 丶 ...:::/ : .:´
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/∧::┌‐┴=-､ ＞ ,__,.. イ ::// .:´
::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ :::{ ￣｀广¨∨|:::::::| .
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::___/::::_人 ｛.○ ｝|:::::::| .:´
:::/:::::::::::::::::::::::__r＜ ∨::／ ∧￣￣＼＿} 广¨¨¨¨トミ_
::::::::::::::::::::::／ ＼ ＼く .:´ 〈 .:´ ∨.:´＼
:::::::::::::::::〃 ＼ ＼ ＼ ﾏ) | ∨| >ヘ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
西の外蒙古のペルシャガル平原を猛進して南満洲へ直進するコース
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
r───===≦ ＿ ＿
, -'": :￣￣ ｀丶､丶: : :丶ヾ丶､ - ( ヽ
／: : : : : : : : : : : : : : :ヽヽ: : : ヽヽ: :＼ ‐ 人 ＼ヽ
: : , -────-､: : : : : v──-=L__〕丶 - ＼＼ ＼ ＼〉
／／: :￣￣: : ｰ､:ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ -i ＼> ＼ ノ
: : : : : : : : : : : : : ヽ:ヽ:, -────‐- ､: : :ｌ -::::::::l -
: : : : : : : : : : : : : : ヽ:/, ＜￣ヾ￣￣丶､｀: :l ,ィ〔:::::::::::::lｰ〜〜〜= -
: : : : : : : : : : : : : : : 〈r＝云示心､ノl / ヽlく／l::l ＼, -'" -
: : : :_:_:_:_:_:_: : : : : : :.|`ヾ 込こｿ j/ 了勿 ', 。ﾟ ゜ - 〔
: : / : : : : : : ヽ : : : : | ゞ ゝﾉ､ 丶 ／ /: : :l‐-､
: : |: : : : : : i: : :ｌ : : : :|ヽー/:./:./:./:..＼イ::::::::>､＿_r⌒＿／: : ;ィ: : : ヽ
: : |: : : : : : i: : :ｌ : : : :| ‘,:/:./:./:./:./:. )＞'´ l ゝ)‐'´､: : :r‐'::::l: : : : :|
: : 丶: : : : ﾉ : ﾉ: : : :/ ＼l u ｲf ﾊ ﾉ|: : : : ヽ:::::::／: : : : :|
>: : :丶´-- ': : : : / ＼ ｉｉ ／ Ｋ ＼ : : :─: : : : : : : :|
: : : : : : : : : : : : ／ -､ ヽ_ ﾉj ' ﾉ }＿ 〉: : : : : : : : : : : ヽ
: :r─z : : : : ／ ､__ ヽ≧L 二ｺ二>o_ノ／─'⌒ (: : ──: : : : : : : )
Y ／￣＞' ﾉ-r─￣: : : : : : : : }: :ｎ:}─く￣￣ヽ＞─==-､: : : : ／
==＝イl／ヽ／＞‐──- ､: : : : : : }: :U:}ヽ/∧: :＼: : : : : : : : : : ￣: |
r‐ く///////////ヽ＿──､:ヽ￣: : : : ヽ: : : :丶: : : : : : |
|‐-､:￣￣￣ : ヽ///: : : : : : : l: : l: : : : : : {{ : : : : ll : : : : : }
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
この三つのコースを
120万の大軍がジェットストリームアタックに侵攻してくるってわけなの！
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ
./ l
.| （_＿人＿） .|
..ヽ u. | -┬-| / まるで未来から来たかのようにそこまで詳しく分析するとは
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ 最悪そうなるだろうね
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ 僕は陸軍上層部の命令でロシヤの歴史を徹底的に学びある結論を得た
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ その領土拡大欲というべき膨張熱をね
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ゝ._） j /.／ あんなに広い土地を持っているのに？
ゝ ,､__, イ ／ あっでもトルストイの小説にその話があったわ
.＿_ ., ':|ヽ／ /.|＼
｀-ｔ- ｀ヽ ／ { l ∽ ／ ﾉ ヽ
{とニ ヽ=、 r/ { r...:./´／ ´ヽ
ヾヘ｀/ﾍヾ、 ／ i.| ヽ|.:./／ ／ ',
ヽ、ヽヽ.ヘ／ Y /.:.|｡´ /´ |
ヾ_∨ )ヽ ,' /:.:.:.|｡ i { ／ |
ヽ ／| ./.:.:.／≡＞-K__ |
￣￣￣"~ ---≧ ,,__∠._ri ./／/ミミ/ ヽ |
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./ < ⌒ > :::::::: < ⌒ > .l
.| | おっ君はトルストイを読んでいるのか
..ヽ （＿人＿_） / 白樺派の女学生とは意外だな
ヽ､ ｀ ー ' ／ 僕はゲーテが大好きでね
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼ 作家志望の義弟にゲーテを原書で読めと勧めたが
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ ドイツ語は難しいとこぼしていてね……まったく勉強が足りんよ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ー ｀ー }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃
ﾍ j ⌒ ﾉ
ゝ ,､__, イ なんかすごいこと言ってるわね……
／ | ヽ ／ | ヽ えーとねその小説の「人間にはどれほどの土地がいるか」だけど
／ ＜＼.∽ l> }ヽ
{ ', .＼＼ l ! ｜
! /[ ▽ ] ＼l j /
.. .:.:.:. ... ...:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.... .... .. ... .. .... .. ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:... ...... . .... . .... .. .:.:.:.:. .... r ⌒ヽ .:.:.. .. .
. ......:.:...:.:. .:. .:. (⌒ ､ . .. .. . .. .......:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.... .:.:.:.:.:...... .. ..:.:.:.... ..:.:.:.: .: .. .. ... (⌒ ⌒) ... ..
:.:.:. ...... .:.:. (⌒ ⌒) ... .... .:.:.:. .. . :. .:.:.:.:. . . .....:.:.:.:.:.... ..... . ..:.:.:.:....:.:.:..: .:.:.. (⌒ . . ... .:.:.
.. .... .. . (⌒ r'. ..:.:.:.... ..:.:.: .....:.:.:.:.:. .:.:.:..... r ⌒ヽ .:.:.. ... .. ... . :..:.:. . . ... . . .. ...:.:.:.:
. .:.. .. (⌒' . .. .:.:.:.:.:.... .... .. ... ....:.:.:.: (⌒ ⌒) ...:.:.:.... :. :.:.:.:.. . ... :. .:.:.:.:. . ....
. ..:. . ( . .. ..:.. . ... . .. .:.:.: ... (⌒ r'⌒ヽ .. .. .. .... . . .. ...:.:.:... .
... . . .;i；';. . ... ...... ... .... ... ⌒ヽ . .. .:.:.:.:.. ... ..
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',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`:: '::',:'':'::',:'':';:;..,"'`::'::',:'':'`::':: '::',:'':';:;..,":,.,i|!、
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::: ;..,"'`',:'':'`::''" ;; :::;..,"'`',:'': :::;..,"'`',:'': ;:;: .
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'':'` ::'::',:'':';:;:;..,
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日の出から日没まで歩いた分だけの土地を
1000ルーブルで譲られるとの条件で
男の人がどこまでもどこまでも歩いていって
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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ﾖﾛﾖﾛ… ∧| / .| |
./ ゝ,,_ /i | _,,-─''^i ,ゝ､
〜〜 .）ヽ ￣（ 「~ / .|はi
/ _,,,,-''/ .| ／i i ぁ.|
〜〜 / _,,, ／ .ｿ / ゝ‐'
,i／ i／ .「 i
./~ .i | /
i / .| /
| / .| i ,ゝ､
〜〜 .| / .| | .|はi
| / | .| i ぁ.|
.| i' .| .| ゝ‐'
〜〜 | | .| |
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i | ﾉ .!
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.|/' .! .＼i,. ヽ,
i ヽ .＼ .ヽ_
.＼ .i .ゝ,,,＿,,＞
.~''''''~
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
遠くに行き過ぎてしまい日没までに
戻るのに一生懸命に走って戻れたものの
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＿＿＿＿
/´ ＿ ヽ
./ / / /|
/ /￣ ￣/ /..:|
/ ￣/ /￣ /..:::|
./ ￣ /..:::/
r "￣￣￣｀ﾞヽ/.::::/
|￣￣￣￣￣ |.::::/
|::::::::::::::::::::::::::::|.::/
|＿＿＿＿_＿|/
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そのせいで血を吐いて死んで
結局その人が得た土地は棺桶が収まる分だけって話ね
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／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ⌒ > :::::::: < ⌒ > ヽ アハハッまさにロシヤ人しか書けないロシヤ人のための小説だね！
./ l トルストイらしい同胞に対しての警句だ
.| （_＿人＿） .| そうだロシヤ人はどこまでもどこまでも土地を欲しがるんだ
..ヽ | -┬-| /
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ 「ロシヤ帝国の建国精神は、そのあくなき略奪主義にある」とは
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ イギリスのロシヤ研究家デイロンの言葉だが
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ ピョートル大帝の恐ろしい遺言から分かるように
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::〃:::::::::::i:::::::i ロシヤ人はそういったものなんだ
,.､ -‐‐‐‐-､､､
,.:'´.:.,. ‐ _-_ _ ミミﾐヽ
.,.:'.:r'ﾞ´ . : :｀`ﾐﾐﾞ:,
.'.:ｨ′:. . ';ﾐﾐi
. :〃 .:; : . . ;ﾐﾐ}
i .〃 :; : .. : .;ﾐﾐ}
ri.:N:;..:.; _..,,,,._ _...,,,､､ ; ﾐハ
い1;:;:.´;ﾃｪzﾃ i:;tｪzﾃ.¨`, ﾘ }
い;;;;.:..´ . `.;: ; ｲ: ,′
Jj;:;:.:.． .;:.; :. . , :し
i :.:.. ,.:._; _ ) !
'. ', __;_:.. _ : ,′
ﾊ ; ´ ｰ‐一｀` . ｲ
／i ヽ､; ´ ｀ ,. '´/i
... イ.:.:.:.:', ｀ヽ､二二´ / ﾄ､
.:.:.:::::::::::i.:.::::::::', ＼ ＿ / i.:.丶､
.:.:.:::::::::::::::L__.:.:.::', ／⌒ヽ l:::::::::.｀ヽ､
.:.:.::::::::::::::::::/.:.:.::.:.', ／ヽ:.:.:.:.:.::i＼ l.:.:::::::::::::::.:.
.:.::::::::::::::::::::＼.::::::::',／ ＼::::」 ヽl:::::::::::::::::::::.:.:
.:.::::::::::::::::::::::::::＼.::::', /::::l l::::::::::::::::::::::::.:.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ひたすらに国土を広げていく世界最大版図の領土を持つロシヤ人
幾千の戦いによって得た領土こそが彼らの誇りであるんだ
東に南にね
そして狡猾で執念深い熊のように一度狙いをつけた獲物はそう簡単には諦めない
それはソビエトになってもそうであり、未来永劫変わらないだろう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.....:::::::::::::::::＿＿ ／::::::::::::::::::::::::u::::::::
u .:.:::::::::::::::::￣￣≧x、 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
｀ヽ 〃Ｖ´
＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿
／ ＿_ ＼ ／ _＿ ＼ 僕たちはその恐ろしい敵と再び戦う日がいつの日か必ず来る
／ ／ ＼ ＼ヾ:::::::::::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::〃／ ／ ＼ ＼ そのために満洲の排日をどうにかしなければならないのに
〈 | 〇 | :::::::::::::::::::::::::::::::::: | 〇 | 〉 まさか出動を中止するだなんて……
＼＿__／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼__＿／ 政治家は何も分かっていない頼りにならない
_彡 ミ_ それなら……僕らが
三三三三三三三三三 三三三三三三三三三
....::
.....::::
強欲だという点で全く違うな
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（● ）u（● ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ なんでそこまで思い詰めているの
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! どうしてそんなのソビエトとの戦争を考えつめているの……
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | |
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ヽ
/ ::::─:::::::::::::::─:::::::: ヽ
./ < ● > :::::::: < ● > .l
.| |
..ヽ （＿人＿_） / どうしてって……ねぇ君
ヽ､ ｀ ⌒ ´ ／ 僕はね大日本帝国陸軍人なんだ
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ 大日本帝国陸軍はね
./ < ⌒ > :::::::: < ⌒ > .l ロシヤ、今はソビエトと戦うために存在をしている
.| | そのために全てを捧げている
..ヽ （＿人＿_） / それが大日本帝国陸軍の使命……聖なる使命だ
ヽ､ ｀ ー ' ／
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼ 満洲はそのための場所であり
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ 満蒙特殊権益はその準備と待機のためのものなんだ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
:.:.:.:.{ |:l V !:| }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :
,....-‐:::::::¨::::￣:::::¨:::::‐-....:.:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、: :: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::; -‐=＝￢＝ｧ=-､ｭ_:::::::ヽ.: :: :: :: :: :
:::::::;: :':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヾ､∨: :: :: :: :
::::/::::::::::::::::::::::::::::::/´¨o,ｱ::::::::::::::::: ミ≧ゝｰ､:.:.:.
:::{:::::::7¨oヽ::::::::::::´｀¨´::::::::::::::::::::::く三/〈‐ｭ i:.:.:.
::∧::::｀¨ "'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::彡 j: i: |:.:.:.:
ゝ-',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾐi,､_ノ./:.:.:/
i::::::::::::::::::ｨ‐≦ー‐-ｭ:.､::::::::::::::::::: |!､_ノﾐ／
. l::::,.ｨ仁彡ｭ≧≡ｰニミﾐ、::::::::::::: !∧ミﾐ
',ﾒ彡∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,' ∨
∧"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/: ト､
' ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,. ':: : !: :: :: .､＿
＼::::::::::::::::::::::::::::::::: ／ ,':: : : /: :: :: : |: :: :
. ,ｧ} ヽ、: :_,,: : : :..イ/: :/:: : : /: :: :: :: :!: :: ::
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_/::::::::',∨: :ヽ.: : : : : : : : ／:.:.:.:: :: :: :/:: :: :: ::
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だから僕らはここを手放すことはできない
シナ人と張作霖が日本人をここから追い出そうと画策しても
出ていくわけには行かない
奴がその聖なる使命を邪魔をするというのなら……排除するまでだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿 ┃
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼ ・
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
Σ 〃 {_{ u. ⌒ u.⌒u ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ.（○）三（○）从 |、i|
丿ﾙ|u. u.､_,､_,.u u. |ﾉﾚ ﾘ
ヽu. |ｒ┬| u. j /／
ゝ ,￣ イ／ 排除ってそれは中止になったんじゃ！
.y' |ヽ／ | ＼ それに暗殺は河本さんも反対したじゃない
/{ <l∽ ／＞ ヽ
l .! l／／ / }
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ
./ l
.| （_＿人＿） .| あんなやり方じゃ成功するはずがない
..ヽ | -┬-| / それに北京という場所も駄目だ
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ だから反対をしたんだ
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ やるからには満洲内で成功をさせなければならない
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ それができるのは……シナ・満洲にいる軍人としてはこの僕だけだ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::〃:::::::::::i:::::::i
＼ .i .,i .i'
＼ i. ,i' .i'
＼ .i, .i' ,!'
＼ ! ,i ,.:'
＼ l .,i' ,:'
＼ ,i .,i' , "
＼ ヽ ,i .,!' ,. '
＼ ' , ,i .,i' , :'
＼ | .!, / ,!' , ; ' ＿
- ､ ＼ | i .,/ ,ソ ' " ＿,,,,,...... - ー ￣
＼ ∠/ - ー ￣
" ' -- ─ ' ≠ ≠ -- ─ .. ,,
＿,,,,..... ー─ 二 ￣∠/,´ / ＼ -
─ ￣ ,. ' ",.. ' ,´' ,/ ! '! ＼
,,..: " , ' i' .' ＼
,,..: " ,' .i' ' ＼
.,,. '" i' .,i' ヽ ＼
.,; '" i' i' ヽ ＼
, ;'" ,i i . ＼
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.;' ,i .i, ＼
' ,i l; ＼
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
張作霖を排除する
それが関東軍の総意であり
僕がその全ての責を負い計画を決行する
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
たとえその結果、罪に問われ刑に処せられようとも
胸にもう一度穴が開くだけだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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. ＼＼l圭圭;;;;;;;;;;;;;;:;:;.:.:.:.:{三米三};;;{三米三};:;:;:;;;:;:;;;;;;;;;{三米三};;;{三米三};:;:;:;;;:;:;;;;;;;;{三米三};;;{三米三}
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決心は変わらない
張作霖……お前を奉天には帰らせない
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l圭圭圭圭圭≧圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭≦圭圭圭圭圭圭≧圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭≦圭圭圭圭圭l
|圭圭圭圭圭圭ミ: : : : :ヽ ゞ='' /: : : : : /圭圭圭圭圭圭圭圭ミ: : : : :ヽ ゞ='' /: : : : : /圭圭圭圭圭圭ﾘ
l圭圭圭圭圭圭圭≧xｭ: : :｀: :´: : : :x≦圭圭圭圭圭圭圭圭圭≧xｭ: : :｀: :´: : : :x≦圭圭圭圭圭圭汐
l圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭沙' この僕の手で……討つ！
l圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭沙'
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼:三::／i:::|
|:::::::〉（ ○）::（ ○）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
| u |ｉ|!i|!| | 近代日本史上最悪のテロリストとなる河本大作
＼ ｀⌒´ ,／ 1928年5月下旬……行動開始！
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
次回は7月終わりか8月に
ありがとうございました
いよいよ満蒙権益と大日本帝国の終わりの始まり
河本が決意に至るまでよくわかったよ
ただなんかね、日清戦争や義和団事件や露清密約にノータッチな
書き方って、かなりアンフェアなような気がする
民法やNHKが、歴史番組で満州事変から
日本がいきなり侵略しだしたみたいな話の持っていき方を思い出した
その経緯を忘れて中国が日本に無条件で友好を要求するのは虫が良すぎでしょ
中国は中国で、欧米は欧米で勝手なこと言ってるそう言う時代だってのは今までの回で散々描写されてたと思うんだけどね
今回も文化や考え方が違う(良い悪いじゃなく)って話を冒頭で語ってるんだし
満州移民って一旗揚げようとしたり食い詰めたりした人達だし
素行はまあ悪かったんだろうなあ
移民と現地民の対立はいつの時代もあるもんだな
次はあの長大な国境線でソ連と対決するとかいう想定してるなら
結局元取る前に防衛の費用だけで不良債権になる未来しかないような
だいたいソ連とことを構えるなら
最低でも米英の支持は必要だろうに
そんなことはお構い無しだし
まだ田中の方が現実を見てる
ただ田中も方便も部下に対してならまだしも
主君に対してまで同じことやったら
そりゃあただの君側の奸だろうと
大正時代に国民からあれほど冷遇されてた軍人が
昭和に入ったら国民から支持され増長した背景が分かった気がする
文民政府の出したり引っ込めたりの無為無策っぷりに嫌気が差したのね
支那のテロには対応できないし、居留民は軽視するし、確固たる大陸政策もない
これに不景気と腐敗が重なりゃ、放り出されるわな
そのせいで行くも地獄、引くも地獄、の展開に
まあ、この時代の軍は軍で
政権取る前の民主党以上に威勢よく都合のいい未来喧伝しまくってたしなあ
満州さえあれば日本の未来はバラ色で
中国なんて鎧袖一触ですぐにヘタレるし
米英ともし戦うことになっても無敵皇軍が負けるわけはないし
騙された国民が悪い、というならそうなんだろう
1930年代後半に、ウラジオストックに東京まで到達できる高速爆撃機が配備されても、日本陸軍は全く対策を講じなかった
当地のソ連軍司令官のブリュッヘル将軍が報道向けにそういう声明を発表したのにもかかわらず
かと言って
そのまま日本列島に引き篭もって何もしなくても
ロシアが朝鮮半島にまで進出してジ・エンドor不平等条約そのままで経済破綻してジ・エンドだしなあ…
どうしようもない
ハリマンに売り払うのが一番マシだったとしか
満州とその権益はアメリカに守らせて
日本は朝鮮戦争時の日本のようにアメリカの後方支援ポジションで
まあ日本の都合のいいようにアメリカが動いてくれるかわからないけど
ぶっちゃけ満州を取ること自体は
良かったというか必然だったと思うんよ（吉田茂も満州取得自体には賛成だった）
露清密約や孫文の件もあったし
中国側も満州は漢民族の土地ではないという認識が強かった（万里の長城もあったしね）
ただ方法と国際社会に対する根回しが最悪だった為にああなった
まあ九カ国条約に「中国には満州も含むと」いう条項を付けて
それを了承した幣原が大馬鹿だったんですけどね
完全に致命的だった
満州を占領しようとしているのに反対するという大義名分でやったことが原因だから。
それで得た権益を足がかりにして満州を取るのは
9カ国条約でも幣原云々でもないから無理でしょ。
日本が満州を中国に含めるな！なんて要求したら、中国に進出しますと言ってるようなもの
幣原の立場では妥当な判断なのでは？
露清密約の部分で自分が言いたかったのは中国側の意識の問題で
少なくとも国民党は1920年台までは満州という土地にそこまで拘ってなかったということを説明したかった
そしてまだこの時代は帝国主義の時代なんだから奪取自体が無理というわけではなかった（後の国連総会でも英連邦は一定の理解を示した）
問題は九カ国条約に調印したことで、その行為を行うと支那の領土保全の条項に抵触し一方的に悪者になるという状況になるのがマズかった
故に結ばなくてもいい部分まで丸呑みした幣原は大馬鹿だと申し上げた
まずワシントン会議で満州を中国に含むという条項を提案したのは
アメリカの国務長官であるヒューズだったんだが
その時には日米間に石井・ランシング協定っていう満蒙特殊権益に関する取り決めがあって
それと九カ国条約は競合して矛盾するケースが多く出てくる提案だったんよ
つまり九カ国条約をうまく機能させるためには石井・ランシング協定を破棄する必要があった
そこで通常の外交なら取引条件で石井・ランシング協定を破棄する代わりに
九カ国条約には"満州を除く"という留保条件をつけるところだが
幣原が無能なのか、アメリカに尻尾を振ったのか知らんが（この時点では振る意味は少なくとも日本にはない）
アメリカの提案を丸呑みしちゃったんだよ
そして後の展開はご覧の通り悲惨なものだった
外交というものを多少は知っているのなら少なくとも妥当な判断にはあたらない
ロシアが満州や朝鮮を席巻したとしても、史実日本の二の舞では。
ロシアが日本より植民地経営がうまいとは思えない。
戦争になったとしても、陸軍はともかく海軍が壊滅的だからロシアは勝てないぞ。
しかもこのあと革命でソ連になっちまうし、しばらくは日本や中国にちょっかいを出す力もない。
付け加えると、特殊権益なんて代物持ってる時点で
満州にも中国にも日本は既に"進出"してる
質問
戦争になったとしてもと書いてるが
その相手は日本？アメリカ？
そしてその戦争の時期は日露戦争前後のことを言ってるの？
日本が満州を中国に含めるな！なんて要求したら、中国に進出しますと言ってるようなもの
幣原の立場では妥当な判断なのでは？
んで投下の話からどんどんズレていく、と
大陸浪人が中国人に好かれていなかったのは、佐野眞一の「甘粕政彦」「阿片王」でも書かれていたな
基本的にやることが阿片の密売でそれのせいで苦力が再起不能になるので、まあ憎悪される
日本人の酒癖の悪さとパワハラ気質は本当に中国人が怒るのも無理ないと思うんだな、マジ
全然そんなことないんだけどね…
もしそうなら、そもそも日清戦争も義和団事件も起こってないっていう
中国残留日本人孤児を育てる中国人はいるけど
朝鮮残留日本人孤児はいない時点で
充分友好的なんじゃないかなあ
良い人はいるでしょう
ただそれをもって総体的に友好かどうかを論じるのは意味がないよ
問題は日本に対する最大公約数的な感情が国論と国策にどう影響を与えてるかのかということだからね
中国が華夷秩序的な接し方ではなく対等に日本を扱ってれば
そもそも日清戦争はなく、日清韓三国合従に向かっただろうね
奇跡的で、そのままその流れが続けばよかったんだけど
国民感情や長年の華夷秩序的な振る舞いから
長崎事件や甲申事変（居留民暴行虐殺）で
日本人に対して侮辱的な態度を取り続けたのは事実で
それが日本人の中国人に対する反感を買い、日清戦争の原因の一つになっちゃたんだよ
傍若無人にふるまってたら暴動で女子供まで虐殺されて
その後は同化路線に転じたりしてる。
他人の土地に行ってデカい面する奴は嫌われる。
これは何国人とかに関係なく人間共通の話だろう。
>>356
＞和服もどうも漢民族の服にしか見えなかったらしく
最近、中国人モデルが伝統的な漢服を着たら「日本の服をきるな」と騒ぎになったことがあったね
まあ確かに一理あるが
ただし、どちらが先に仲違いする原因を作り
その土地でデカイ面をする切っ掛けとなる戦争が起こったのかは
中国側に多大なる原因があるというのは、はっきり言わせてもらう
そして一方的に被害者面をするのはおかしいとね
一時的とはいえ、方便とはいえ
憎しみや怒りや恨みの連鎖を断ち切ったというのは
感心せざるを得ないとあらためて思うよ。
まあ、お前の中ではそうなんだろう
お前の中では
他の現行歴史スレ（楚漢戦争、大海皇子、岳飛、奉天医師、湾岸戦争、ノートン一世）
と合わせて読むと実に興味深いですね
懐かしい！様式美イイィ！
メキシコやで
と交換していた前近代のそれと同様、金銭かその代わりになる利益を引き渡しの条件とすることが多い
ロシア、ソ連にできることで日本が出来ないことはいくらでもある
進歩的文化人にとって無視したい国、無視したい内容だから日本に於ける影響力は微妙
涙目敗走からの捨て台詞乙
顔真っ赤にして敗走乙とか言っちゃうのは草
2ちゃんってたまにこういう人いるよね
>>423
＞ただ食べ残しを好き好んで食う風習は、むしろ中国の方がアレなのでNG
こういうことを何の罪悪感もなく口に出して反感をかったんだろうな
奉天スレはモロにかぶってるな
特に張作霖の扱いはこっち（マリオ）とあっち（ネウロ）の違いが面白い
前に出ていた手をつけずに全部残した吉田茂は衛生的で有情ですね
和魂洋才で西洋の優れた部分は取り入れた日本と
華夷秩序に拘り
頑迷に不合理な風習を貫く中国
さてどちらが正しいのでしょうか？
よって満州で偉い顔をするのは自然なこと
拡大解釈と論点ずらしの見本でございます
文化や変化に対する決定に良し悪しはありません
問題は政治や外交にあります
一貫して日本の最良の生徒なんだけどなｗ
日本の教えを最もよく吸収し、日本にも大きい利益を与え
更には・・・教師を凌駕しようとさえしているし、一部ではすでに超えている。
舐めて良い相手じゃない。
オラ要らんだ
戦前の失敗から学んで反省しアジア主義者がいつか来た道を辿らないようにさせなければならなかった
日本最良の生徒＝友好的
と勘違いしちゃうアジア主義者（チャイナスクール）が多いのが駄目なとこだな
単に日本を利用してるだけなのにな
＞充分友好的なんじゃないかなあ
それ友好的もくそもないわ。
そんなもんがおったら日本の親はどんな鬼だって話にしかならん。
どうして残留孤児が発生したのか、台湾にも残留孤児がいないっていえばわかるかな。
独断専行して上を困らせる人多く無い？李鴻章襲ったやつとかミンピ襲ったやつとか
統制がガバガバすぎる
李鴻章襲撃は軍部関係ない頭おかしい奴の犯行やん
大津事件と同種の計画性に乏しいものや
情報公開や民主化に舵を切ると途端にデメリットが噴き出す
仰せかね
革命思想的には行動する民主主義とも言えるだろうけど
教育を普及させるとどうして武士以外が情報を得ると思うのでしょうか？
後、何故そこで幕末が出てくるのでしょうか？たとえが悪いです。
反論は良いですが、もう少し考えて文章を組み立てましょう
張作霖のこと生意気で傲慢で自分勝手なイメージだったけど
描写見て、日本を信用できないのも無理ないなと理解した
張作霖も中華ナショナリズムとか持ってたんかな
必ず中央の許可を得ていたという事実は見過ごしちゃいけないと思う。
まあ、この時期、そもそもどこか一国だけ外国を招き入れるような
売国といわれるようなまねしてたら政権がもたないが。
待ち切れねえから自分で資料用意して調べるわ
でも何を読めばいいのかな？
ビルマ戦と731関連なら調べたことあるけど
河本大作の碑があちこちにあって地元の英雄なんだなと思った
国会図書館のデジタルコレクションにも入っている
この時代の戦略シミュレーションあれば分かりやすいんだがな。
この時代の満州は北にソ連、東に日本領朝鮮
西にモンゴル、南に国民党政権があり、国内には満鉄関連で
日本兵が駐在しているという無理ゲーオブ無理ゲー状態ｗ
自分が張作霖だったらダッシュで私財貯めてアメリカに亡命だなｗ
小金持ちくらいで満足して隠居するような真似をしないよ
嫌がらせをしてれば投資した分を損切りして放り出してくれるなんてヤクザな真似に加担するのが
中華民国国民の声といってもおかしくない時代ではあった…かな
嫌なら嫌でいいからちゃんと買ってね
言えちゃうお前がスゲーよｗ
お前の人生どんだけハードモードなんだよｗｗｗ
米中関係にも注目していきたいところ
やっと張作霖爆殺したけど、そもそも
まだ日中戦争始まってないっていうね
気長に待つけど今作も大長編になりそうwww
このスレはこの回から構想を思い浮かべて始めたようなもので
気分的にひとつの区切りになりそうですので
どうぞお楽しみにください
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エ エ|//|x .)νﾉ;|エエ｜ | || 第八話 .. ..|| | ｜エエl; )νﾉ.ｘ|//|エ エ
エ .|//|X,ﾏY7x|エエ｜ | || 張作霖爆殺事件 ...|| | ｜エエ|xﾏY7'X|//| エ
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|////////V⌒i{ (ﾊ
∨//////∧(ﾉ^ ｒ }
ﾉ/////////} } _ｆ´ シナは長い戦乱で民衆が苦しみ続けている
__{////////(八 ち この先これ以上戦乱を広げず
厂 V⌒V⌒V＾、 >､_ノ 無用な戦闘を避けるためにどうか父君である張大元帥に建言をしてほしい
＿ ⌒＼＿＿＿＿＿_<_ 北京で決戦だなんて無益でやめとけやめとけだ！
/ ⌒＞ー- _
' ／⌒'，
/ , '，
/ '，
{ `、 ‘ }
| `､ ﾊ
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'， ＼ '， __／ ｔ┘ ノ )┐
∧ {＼ } ／⌒＼ __ ／ノ
/∧ `、 '， ＼ _ ／ '， ｰァ´
∧ `、 '， }⌒ }-=≦
＿___〉, `、 ∧ / __ ／
ｊ`、 } ／ 〉, ／ ⌒
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/ ゝ /::／i //:::/ /:／ /
ﾍ ／´ ',/／／´
'､
__ _ゝ
、 ヽ、_ゝ ／ ´
;;', ／｀ ､ , ′ 同感だここで戦っても何にもなりやしない
;;;;', ／ ｀` ､ , " 兵を東北に引き上げることには異存はない
;;;;;ヾi `´ 俺の口からも強く諌め説得する
;;;;;＼＼
;;;;;;;;;;;＼＼
;;;;;;;;;;;;;;∧ ＼
奉天軍閥
東北のプリンス 張学良
＿＿＿／⌒ヽ
／/////////////ｖ冖ミ
／////////////////////＼
／////////////∠⌒V⌒////∧
{////////////／ ⌒＼////∧
{////厂￣￣ ｛/////}
{/// } ＿_ ＿_ {////〈
{/// } ／⌒ヽ､> <／⌒｀`〉/// }
＼/ } 七ｆﾃ 七ｆﾃ 7////
{ヽ} ノ / ヽ !//ｖ
{八 |/ 八
V/} └ｰ ' / !７
ｰ'， ｒ ニ _ √ そいつはありがたい！
込 ﾏ⌒＿ フ / まさかあんたがそう言ってくれるとは意外だな
＼ ⌒こ ／{ 他の兄弟とも是非とも協力して北京撤退を決心させてやってくれ
」 〕ト __ イ ／＾}
__/⌒＼ _＿ ／＾ ﾉ＼
＿＿＿＿＿ ／⌒/ /⌒ < ィ ／ }ー- _
／ ／ /{o / ﾉ_{ ／ ｛ ￣ ヽ
/ ／ , ｊ／' ／アﾟo／ ﾉ ／ i
. ′ < ／⌒7 ／⌒У {_／ ＼ ＿／ ′ |
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:::::::::::::::::::::::ﾞ|:::::::::::::|::::::| ヽ:| /:::／ ｀ ー-
::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::|::::::| ｀＼ /／ / ああ必ず引き揚げさせるさ
::::::::::::ｌ:::::::,r=::::::::::::|:::::/ / l オヤジは馬鹿なんだよ
::::::::::::ｌ::::::ヽ. ＼:::::|::/ ,′ 時代の先を見る目がないんだ
::::::::::::|::::::::::＼__ ヽ:/| ,′ 経営破綻寸前の東北の財政の再建には
:::::::::::::::::::::::::::::｀i ヽ:|、 内乱の中止と国民党の協力が必要なのに……
::::::::::::::::::::|. ＼ l それにもうこれ以上中国人同士で殺し合うなんて馬鹿げている
｀''ー ...,,,__ヽ _ ' 終わらせなければならない
/ r ｰ ´
'ﾍ.ノ^ヽ.,' =爻彡ミﾐ､_ ） . .:. .:.:;;.;;;.:.） ;ｼ彡ミミミﾐ 爻彡{ミﾐ、 .:::. -=爻彡ミﾐ;::::..
_,爻彡ミミ;x_ 、 ノ . ..:.::.:;;;.;.ノ彡ミ 爻爻彡ミﾐﾐ= -爻爻ミミミ､::::::.,ｨ爻彡ミﾐミ､:::..
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‐‐‐‐‐‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 〈:＼///＼;;;;:;:l」」:;;. ：::[!::：三||三三三三三||三三三三三三||三三三三三||三三三三||三三三三三||￣||:|
＼＼ ///;;;;;;;/ﾆiﾆiﾆ.：＿_： fi; fi;; fi fi Y;:;:;;;;;;;;;; fi; fi;; fi fi Y;:;:;;;;;;;;;; fi; fi;; fi ||::::ｌ||｣
. ＼＼l圭圭;;;;;;;;;;;;;;:;:;.:.:.:.:{三米三};;;{三米三};:;:;:;;;:;:;;;;;;;;;{三米三};;;{三米三};:;:;:;;;:;:;;;;;;;;{三米三};;;{三米三}
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／ _ ﾐﾐﾐノ;;;ｲ.:;`i .;;::｝ .::;;}ｲ .:;'i､::;; ::;;｝_,,-.::;;;｝イ､::;;;:::;;;<｛::;;;:::;;､ ＼
/ _∠ .:;ヽ｛;;;'､ ;;入'i､..::;;.::;;ﾉ{ .::; i: :`､~ｲ ::;;ﾉ｛::;;;;::;;;`､::;;;:::;;;;ゝ`､_ノ;:;｝.'､
i' ,i'.::;;:`" .:;｝ .:;｝三｛.:;;`､_ :;;}`､..:;;..::;;ﾉ｛.::;;ﾇ .::;;｝ﾑ::;;;ノ::;;.:ｹ..;;'i､,,へ,,,-､. 'i
｛ ｛;;::ム.::;;ノ_∠ .:;Y .:;;::人 ::;;｝__ニ~~.:;;;ヽ.::;;..:;;ﾉ.::;;..::;;｝`-､::;;;.,:;;｝/::;;;Y;;｝ ｝
i､ ミミミ ,i'.::;;:`" .:;｝=､Y .:;;}ｲ.::;.:;;;｝三∠ .:;ヽ 人::;;;;ﾉ_へ,,,-､と:::;;;:::;;;｝ﾉ .,i
'､ 彡彡 ｛;;::ム.::;;'i､.;;::`i_三｛.:;;ｱ;;ﾜ,i'::;;;.::;;'i､ﾐγ=∠..::;;ｽ.::;;;｝='i､::;;;;ﾉ ./
＼ ﾉﾉﾉｷｷ彡 'i､.;;: .::;;ﾉﾑ.:;;｝''~｛.:;;;ｹ.::;;｝ﾐﾉ;;;ｲ.:;`i::;;;.:i:;;丿ﾐﾐ ~~ ／
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肉とナスの煮込み・インゲンの煮物・ザーサイと肉の炒め物
少量の油で炒めたキグチ・ホウレン草とエビの炒め物
鶏肉の唐辛子炒め・白菜のスープ
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:.:.:.::./ﾐｰ- ．:.:.__＿___:.:.:.:.:.:.:.:.:._＿__: :．-‐彡:.:.:.:.:.:.:.:!
: :: /ミﾐ7´ｧ-‐＝=ミｭ､ ￣￣ ,≧＝-‐ヾ、彡l:.:.:.:.:.:/ .
>､i三ミ! ￣＞-=≧ｭ､:j /ゞ,-‐=≦､｀`ミﾐl:.:.:.:./ .
ヽi三ﾐ': : :弋ゞﾆ夕__}､: :: l: : 7乂_夕 >: : ﾐﾘ´ヽ .
.i^`{彡: : : : ｀¨¨´-‐': :: | '‐｀¨ ¨´ :iﾐ/〉 }
..〈ヽミ: : : : . : : ;,.. {: : |::/::/
∨ヽiﾐ: : : : 〈__（ ）_,〉 ﾄ'::/
ゝ-i: : : : . ,.イ升三ゝ=;"三≧ｭ､ .l｀´
'; : : : : : /彡爻ミ戈爻丈ミミﾐ㍉: : : ,' この俺のために朴と趙が一生懸命に
_＿/:∧: : : : : : : `≦二ﾆ二≧: : : : : : / 作ってくれたのは分かるが如何せん場所が、な
: :: :{ i ;＼: : : : : ゞｰ::/i￣￣￣｀＼￣ヽ
: :: ::i i ∨:＼: : : . /il￣￣￣ミ、: : ＼.: :',ｰ-..
: :: : i i ∨//:'; ...; /jl￣￣￣ﾐ､: : 丶,ヾ,｀: :ｉ: :: :: :ﾐ!`ｰ-ｭ､_
j＼／＼ヘ_／}
(》 ≪○≫-くO)
,〉 -‐…‐- Y,
. : : . : . : . :＼
. :: : : : : : : :,:.:＼
__,.:: : . : . : . ,.:' :;.: :`ー:.:ｧ
ヽ.:: : . : :／: : . :.:ﾞ'＜.:ノ
__,.: . : : : ::,∠A、: . . . .:.:`ｰ:.:ｧ
＼: . . : : :.:.／,x片yﾍ,:_;_;_;_;_;_;＞'′
: . . : : :.:.; ' /｛じﾘﾋ 厂ハ :/
: . . : :／ ;. ｀¨´ .:'. ;'ﾝﾉ/ 気持ちはわかるわ
: . :／ ._ _, ,:.:.;:'Tﾚ/ でもそれは今日だけ
': /ﾊ､ ｰ ／イ.:.:》《、 明日の朝食は家で食べられるはずよ
_,刈ﾉ ＞,．.:＜〔.:.:.:.:.'ﾞ:Y´:ﾞ::.:.ｧ
＞-/⌒Y(＿＿ﾞ'ｰ- ．:.:.:.∠,
第六夫人
馬岳清
/: :: :: ::r' ｢｀'v'´1ヽ: :: :: :: :: :: :: :: :.:.:.:.:.:.:.:.:.
': :: :: :: ::{ |_ｌ∨ｌ_| }: :: :: :: :: :: :: :: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.
{: :: :: :: :: ゝ __ __ノ: :: :: :: :: :: :: :: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ヽ: :: :-‐: :¨￣: :￣¨: :: :‐-: : _: :: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
／: :: : ＿＿__ __＿＿＿＿＿_z≧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
｀￣￣へ≧x､ x≦三x＜¨` j三≧x:.:.:.:.:.:.:.
ｉﾐ', ｨてｵ} j: >'てﾘ＞ !ﾆﾆ／＾ヽ.:／
. iﾐｌ ¨´! ｀¨'' lﾆﾆﾚく} }ﾐ
ﾐi / ミﾐ/ ,ク /ﾐ それがいいさ
ｷr､ ヽｰ'ｧ､) ,.ｨ ﾐミ}ノ／ミ 列車の上じゃ何を食っても旨くないしな
圦辷ﾁ彡_込三彡’ ー'州ﾘ
ﾍ ¨`￣ ￣｀ ,′{州≧=ｲ おっ天津に到着か
ﾊ ( ⌒｀'' ノ 从辷彡’
//;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;;／彡;;;;;;
//;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;:;／彡彡彡;;;
l/;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;;:;;／彡彡彡彡;;;
. ￣￣￣||￣￣||彡彡彡彡彡;;;
|| ||彡彡彡三三;;;
|| ||彡彡三三三;;
|| ||三三三三三;;
. ... . . .. . . .lTTTTTl.... ... ,|| ||ミ|｢｣~ll三三;;;;
:::::::::::::::::／￣￣￣＼:`;''-､l"'''ｉ ||ミl,,_ l|ミミミミ
:::::::::::／ ＼ x|＼|';;､,,||ミミミ`ミミミミ;;
: : ／ ＼ | :xx||ﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐミミミ
／ ＿i＼ヾヾヾヾﾐﾐﾐﾐﾐ;;
i＼ｷ＼＼::ヾヾヾヾヾ;;
.::::::::::::::::::::::::::::＼__ヽﾄ､ヾヾヾヾ;;
.::::::::::::::::::::::::::::::::!!:::::ii:::::＼ヾヾヾ;;
.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼;;;;;
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
連絡は受けたが
本気で一人でやってくるのか？
アニキ……いったい何を考えてるんだ？
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
※ 大哥（アニキ） 同年配の男性に対する尊称．
|┃
|┃
|┃ /ﾆＹﾆヽ
|┃ ガラッ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ
|┃ 三 ／::::⌒｀´⌒::::＼
|┃ | ,-）＿＿＿（-、|
|┃ . | l |-┬-| l |
|┃ ＼ `ー'´ ／ よぉ大帥……いいや雨亭
|┃ ／ ｀ヽ. ご同情ならぬご同乗させてもらうでっていうｗ
|┃ 三 .／ ＼
,⊆ﾆ´⌒￣￣ " y r､ ヽ
⊂二、 ,ノ──-‐'´ | | l" |
|┠ ' | l/'⌒ヾ
|┃三 | |ヾ___ｿ
奉天軍閥 黒竜江省督軍将軍
呉俊陞
, -‐‐…‐‐- .
／: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :｀ヽ
. ／: :: :: :: :: :: :: :: :〃「∨|ヾ: : }
／:.:.:.:.:.:: :: :: :: :: :: :: :ゞ,!___」ﾉ:_::ﾉ
. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: :: ::_;: ::-‐: : ¨￣: :: : ＼
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.イｧ‐ ,.へ _‐―‐‐ｘｪ一'
ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.ｨ=守i " ≧tﾗ＾{ )ﾁｭ}
｀ ｰｧ爪てヾﾐ { '´'. { ｜
川込_うミ ヽ ,. 、） !
(､_川i∧ jﾐ ,.ｨ彡ミメ〈
冫少 、ｷ } 〃こ二7/` よく来てくれたなアニキ
彡ﾍ、 込、 ｀ '⌒ ,′ しかし本当に一人とは
_／: :: :{ :｀ ‐ .,__ ＞x､ ,ﾘ 黒竜江省督軍の兵隊はどこに？
＜//ヽ : :: ::.:.:.:.:.:. :｀;: : ::‐―〕¨´
: : ＼/∧:_::_::_::_:: :＼::', :: :: : :l＞- ..,,__
: :: :: ∨∧:: :: :: :: ::.｀ ヽ',: :: : ﾘ: :-‐ ∨/∧‐-x
/二二Yﾆヽ
/ （ ゜）(゜）ヽ
／ ::::⌒｀´⌒::::＼
| ,-） （-|
,┤ i〈 ､＿＿＿＿_, 〉 /
/ ! ヽ＼+┼┼+/ / 五万の兵隊は奉天城の警護に置いて
__/ ヽ `ー‐‐'´ / この呉様が単身でやってきたでっていうｗ
, -‐''" i ＼ 人 ニヤニヤ
-''~ | ＼`ー----‐'´! iヽ､ なんでか分かるか？
ヽ ＼ / i ｀ヽ､
＼ 丶＿／ | ＼
ヽ ／Ｏ ＼ | ＼
/:.:.:.:.:.|.: : : : : : : :.{ /∨ヽ.}: : : : : : : : .ｉ:.:.:.ヽ
|:.:.:.:.:.:|.: : : : : : : :.丶､__,．': : : : : : : : 丿:.:.:.:）
i:.:.:.:.:.:.:i、 : :__,,.-ｬ=ァ~~￣~~了"べ亙:.:.:.:./
i.:.:.:.:.:.:`iｧ弋: : : : : : : : :.ﾄ､.: : : : : :.ノl|∨/
＼ ／＼,＿.: : : : : : : :.|,,,i、_,,.∠;斗l|l|ｲ
,ゞ,l|l||´<込ﾆﾅｧーｰ亠 z弋才ゞ{l|れヽ
i､丸l|{ .f ￣.,,/" } !"ヾ,,￣ }ミ/ﾜﾘ
ヾ`､_言 ｌ. | ./ﾐfｿ./
＼_ﾐ. ｉ i､,i_,jゞ, / |／
ノl`i、､_.．イ´彡ｪﾐ爻ﾞｼｪ;,.ｬ i|`夊
ﾙj;|ト`ｰ‐''""￣ ￣｀`゛゜`゛ ﾒ|ミﾐし ……さしずめ失意に沈む俺を見学に来たわけか？
彡廴＼ヽ. ~武才~ / ／/_|父
ノ|:.:.ｉＶ＼!, ／ ｵ.ｉ:.:ト．_
_,,.． ｬヒ''"´ 斗:.:.:ｉﾍ.: :＼,_＿_,／ｼﾞ/: :.ｉ.:.:r-ゝ~"'ｰ- ,,
/ ノ Ｙ ヽヽ
oﾟ(（●))((●）)ﾟo
／:::::::⌒｀´⌒:＼
ﾐ ﾐ ﾐ .| ,-） （-| ﾐ ﾐ ﾐ
/⌒)⌒)⌒) .| l ヽ＿＿ノ l| /⌒)⌒)⌒)
| / / / ＼ |r┬-| ／ (⌒)/ / / /／ バ し・つ・いｗｗｗそうだそうだｗｗｗ
| ::::::::::::(⌒) | | .| ＼ ゝ :::::::::::/ ン 中原に鹿を追いかけに北京にまで進出したがいいが
| .ノ | | .| ＼/ ） / バ 南の野郎どもの圧力に耐えられず北京から撤退する雨亭ｗｗｗ
ヽ / `ー'´ / ／ ン 失意で絶望に沈むお前をなｗｗｗお前をｗｗｗ
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--、 -一'''''''ー-､
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
＿ j! |!::::::::::::::;;;／::::::::::::::::::::::::::::::三三i::: :: :
/:::::::::＼ ﾉ!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ三|:::::: :
/:::::::.:.: : '´ :::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.: : : : :.:.:::::i:::三|::::: :
l::::::::::0j l |! .:.:::::::::::::::::::::::::::.:.:.: .:.:::::l|:::三!::::: :
| ﾄ、:::::::::::::;ｲ j! .:.:::::::::::::::::::::|!::::::.:.: : : :.:.::::ｨ' ::三|::::: :
ヽ ｀=ニ二_ 〈 .:.:::::::::::::::::::::::ﾉ _二ニ=-' /彡三|::::: :
＞｀ー―-､ ｀i! .:::::::::::::::::::::::::::::/ ,.-―‐''´<彡三!::::: :
/￣ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ::::::三三三|::::: :
|! | /::::::::::::::::::::::::::',/:::::::::::::::::::::::::',:::三三三|:::: :
ﾉ ﾄ､ !:::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::ﾍ::三三三|:::: :
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
日本の野郎が狙っているぞ！
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
:.:.:.:.{ |:l V !:| }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :
,....-‐:::::::¨::::￣:::::¨:::::‐-....:.:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、: :: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::; -‐=＝￢＝ｧ=-､ｭ_:::::::ヽ.: :: :: :: :: :
:::::::;: :':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヾ､∨: :: :: :: :
::::/::::::::::::::::::::::::::::::/´¨o,ｱ::::::::::::::::: ミ≧ゝｰ､:.:.:.
:::{:::::::7¨oヽ.〉::::::::´｀¨´::::::::::::::::: く三/〈‐ｭ i:.:.:.
::∧::::｀¨ "'/:::::::::::::::::::::::::: 彡 j: i: |:.:.:.:
ゝ-',:::::::::::（、 ｊｭ ) ﾐi,､_ノ./:.:.:/
i {:Σｨ‐≦ー‐-ｭ:.､ |!､_ノﾐ／
. l ,.ｨ仁彡ｭ≧≡ｰニミﾐ、 !∧ミﾐ アニキ……やはり連中は
',ﾒ彡∧ ,' ∨ 俺のこの撤退に機会だ思っているのか？
∧"´ /: ト､
' ,. ,. ':: : !: :: :: .､＿
＼ ／ ,':: : : /: :: :: : |: :: :
. ,ｧ} ヽ、 _,, ..イ/: :/:: : : /: :: :: :: :!: :: ::
/:::::ｉ',: :: :'///////: : /: : , ': :: :: :: : /:: :: ::
. /ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼
| ,-） （-、.| ああそうだ気をつけろよ雨亭
| l ＿＿＿＿ l | 日本軍は奉天に兵力を集中させたままだ
＼ ｀ ⌒´ ／ 不気味な静けさを保っているがいつどう動くか分からん
,､-='l ＼_,ﾝ g< ＼ だから俺は睨みを効かせる為に奉天に軍を置いて来た
/ ＼ └〆＼ i=i|＼' ＼ 他になにか連絡はあったか
丿 i ＼ ＼=i| / i|
/:.:.-‐- '".:.:.:.:.:.:.:.:.:: : :: ｀丶､_＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:..:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :ヽ
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :}
ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
ｿ:､:.:.:.:.:.:.:.Ｙ´/vﾍ｀Y.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ
ｰ=彡＼¨ﾆ=-∨_＿_∨--‐‐ァ爪》
イ彡《 ＼: :: :: :: :: :: :＿__∠ 》乂i}
八从{ ≧=ァう不ゝ’=彡ﾙ川ﾘ
ゞ,:{ヽ ﾉ｛ }ﾊ ﾉｲ仆"
''|、} ___,< } ﾚ)､ｰ=ィ〃|《 撤退前に奉天から電報が届いた
| ヽゞｚ彡辷冬≧ﾉ,ノ ト、 「日本守備隊が三洞橋付近を通行止めして工事をしている。
ノ| ∧ ＞一｀¨〃ｲ | ＼ｰ- _ 異常な状況であり迂回して欲しい」とね
x=水ﾌ´ | 込 _こ＿_ノ / }、 }:: :: :: 日本軍は何かを企んでいるのは確かだ
／ﾆﾆハ /| ∨ 7 ７ / i ヽ /: :: :: :
‐7ﾆニ/: ::‘ / ! ∨ / / ,′ ／: :_: :-‐
/ﾆﾆ７¨ ‐-: :､_ ; ∨ / /_／: :¨: :: :: ::
ﾆﾆﾆ|: :: :: :: :: ::､‐-ミ. ∨/ -‐ﾆア: :: :: :: :: :: :: ::
/ ﾆＹﾆヽ
/ （●)(●）ヽ
／ ⌒｀´⌒＼
／ ,-） （-、＼
| l ＿＿ l |
＼ ｀ ⌒´ ／ きっと奴らは仕掛けてくるぞ
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 性懲りもなくお前を葬り去ろうと考えているに違いない
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i 整いは万全か？
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
, '"~. : .: .:.: .:. .; ; ,;ノ
,ﾉ . .: .:..:,. ｰ '"~
ノ.;, :. . . .:.::.ノ
,.．'". .:.:.::. . . .:.::..）
（ . . .:.::;;;._,,..．'"
） . .:. .:.:;;.;;;.:.）
ノ . ..:.::.:;;;.;.ノ
（ ,.．-‐''"~
)ﾉ
(;;;)
|.:i|
|.:i|
〔...;.〕
,.r'"´ ￣|￣〔｀二´〕￣￣¨¨￣¨´￣￣￣￣¨¨￣¨´￣￣￣￣¨¨￣¨´￣￣￣￣¨¨￣¨´￣￣ ｀ヽ
/ i: i i i i （(:::::)）（(:::::)） .i i i i i i i .|| ||:|
l ┃ .:: .:i: l´｀l_ i i i i i i i i i i i i i i .||＿||:|
__」.┃「:! i: l二l_ i i i i i i i i i i i i i i .||￣||:|
［〕Yff:::! |:|; (Ｏ) (（;;;;;;;;）)__ 」__ 」 __」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 _ ||＿||:|
_」f1;:;:;!. ; i;; ;,`〒´ : 二ﾆﾆ工工工||王王王||圭圭圭||圭圭圭||圭圭圭||圭圭圭||圭圭圭||￣||:|
〈.:.:l.:;:;:;:;;', ; ..i; ,.ｲ;;;:;;;:;:;;;;:;:;;;;:;:二ﾆﾆﾆﾆ＝==━━━━━━━━━━━━━━━━==＝||＿||:|
/ヽl;;;;;:;:;:;:',__ _ﾚｲ［fff〕==:クﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆ ||￣||:|
＿＿＿＿＿＿＿/,//＼;;;;;;;:;:;:fjfjlｲ;;;;;:;:'"´ .: :;:;;:;:;:;;:;:;:;:;; :; :;:;:;:;:;:;;;:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;;;;;:;:;;:;:;:;:;;:;:;:; ;;:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;;;:;:;;: ;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:,;;:;:;;:;:;;;||＿||:|
‐‐‐‐‐‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 〈:＼///＼;;;;:;:l」」:;;. ：::[!::：三||三三三三三||三三三三三三||三三三三三||三三三三||三三三三三||￣||:|
＼＼ ///;;;;;;;/ﾆiﾆiﾆ.：＿_： fi; fi;; fi fi Y;:;:;;;;;;;;;; fi; fi;; fi fi Y;:;:;;;;;;;;;; fi; fi;; fi ||::::ｌ||｣
. ＼＼l圭圭;;;;;;;;;;;;;;:;:;.:.:.:.:{三米三};;;{三米三};:;:;:;;;:;:;;;;;;;;;{三米三};;;{三米三};:;:;:;;;:;:;;;;;;;;{三米三};;;{三米三}
＿＿＿＿＿＿＿＿＿_＼|￣`(◎)__ _ ＿＿ ヾﾉ爪シ¨¨ヾﾉ爪シ´¨¨ ¨¨ ¨¨ヾﾉ爪シ¨¨ヾﾉ爪シ´¨¨ ¨¨ ¨¨ヾﾉ爪シ¨¨ヾﾉ爪シ´
, '"~. : .: .:.: .:. .; ; ,;ノ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ご覧の通りこの列車は戦争ができる特別列車だ
二十両編成だが
機関銃などで武装された戦闘用の鉄甲車と連結し
精鋭部隊も同乗している
これでかかって来るならかかってこいだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/ﾆＹﾆヽ
/（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ
／::::⌒｀´⌒:::: ＼
| ,-）＿＿＿（-、| ふっ完璧。流石は雨亭でっていうｗｗｗ
| l |-┬-| l | いつも最悪の事態を想定できる男だっでっていうｗｗｗ
＼ `ー'´ ＿／ だが一つ足りないピースがあったが
. ／ ∩ノ ⊃ ヽ それは無事ここに収まったでっていうｗｗｗ
（ ＼ ／ ＿ノ | |
..＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／: :: :: :: :: :: :: :: :: :{ |￣V￣| }: :: :: :: :: :: :: :＼
:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :':, |_|^V^|_| ,': :: :: :: :: :: :: :: :: :ヽ
:.:: :: :: :: :: :: :: :_: : -‐｀≧＝≦´‐-: :_: :: :: :: :: :: :: :: :',
:.:.:. : :: :: ,＞:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :::＜:.:.: :: : .:.:.:.:i
:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::＼:.:.:.:.:.:.:.:|
:.:.:.::./ﾐｰ- ．:.:.__＿___:.:.:.:.:.:.:.:.:._＿__: :．-‐彡:.:.:.:.:.:.:.:!
: :: /ミﾐ7´ｧ-‐＝=ミｭ､ ￣￣ ,≧＝-‐ヾ、彡l:.:.:.:.:.:/ .
>､i三ミ! ￣＞-=≧ｭ､:j /ゞ,-‐=≦､｀`ミﾐl:.:.:.:./ .
ヽi三ﾐ': : :弋ゞﾆ夕__}､: :: l: : 7乂_夕 >: : ﾐﾘ´ヽ .
.i^`{彡: : : : ｀¨¨´-‐': :: | '‐｀¨ ¨´ :iﾐ/〉 }
..〈ヽミ: : : : . : : ;,.. {: : |::/::/
∨ヽiﾐ: : : : 〈__（ ）_,〉 ﾄ'::/
ゝ-i: : : : . ,.イ升三ゝ=;"三≧ｭ､ .l｀´
'; : : : : : /彡爻ミ戈爻丈ミミﾐ㍉: : : ,'
_＿/:∧: : : : : : : `≦二ﾆ二≧: : : : : : / 足りないもの？それってなんだいアニキ
: :: :{ i ;＼: : : : : ゞｰ::/i￣￣￣｀＼￣ヽ 俺にはちと分からないが……
: :: ::i i ∨:＼: : : . /il￣￣￣ミ、: : ＼.: :',ｰ-..
: :: : i i ∨//:'; ...; /jl￣￣￣ﾐ､: : 丶,ヾ,｀: :ｉ: :: :: :ﾐ!`ｰ-ｭ､_
: :: :∧ヽ ヽ/////〈 ゝ￣￣｀ヽ: : : : : : : : : : |: :: :: : |/////|:.:.｀ヽ
/=Ｙﾆ ヽ
_,rｰく´＼ , --､ /（-)( 0） ヽ
,-く ヽ.＼ ヽ Y´ ／ ／⌒｀´⌒ ＼
{ -! l _｣_ﾉ‐′/ |-） （-、 |
ヽ ﾞｰ'´ ヽ / .| ヽ＿＿ ノ l | おいおい止せよ
ゝ、 ﾉ_ イ ＼ ｀⌒´ ／ ここにいるだろぉ……この呉様がでっていうｗｗｗ
ヽ |
／ ／|二二二二 Z二７i二二二二/ﾆZ二Z二l二l二l二l二l二l二l二l二ﾔﾆﾔﾆﾔﾆﾔﾆﾔﾆﾔﾆﾔヽ二二二l＼
／／: : : : : : : : /＿_//| : : : : : : : |＿|＿.l＿_.l＿l＿l＿l＿l＿l＿l＿l＿_l＿l＿.l＿.l＿l＿.l＿l＿l: : : : : : :＼＼ _
ﾆｱｵ:.: : : : : : : : : : |＿_.|//: : : : : : : : |＿|＿.l＿_.l＿l＿l＿l＿l＿l＿l＿l＿_l＿l＿.l＿.l＿l＿.l|寸ニヽ: : : : : : : :＼|`
ｱ|::::|:.: : : : : : : : : : |＿_.|/: : : : : : :_＿＿＿___: :|_＿.|_＿.|_＿.|＿_.|＿_.|_＿.|:_:_: : : : : : : : : : : lヽ|寸ニヽ.: : : : : : :｜
:: !. ' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : / ./＿_./|: :|＿_.|＿_.|＿_.|＿_.|＿_.|＿「＿_.',: : : : : : : : : :..ヽ|ヽl寸ニヽ: : : : : : `
. ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|二.Z.＿_.//: / ﾔ＿__'.: : : : : : : : : : : :ヽ|ヽニﾆl: : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:./＿_ .//: /＿__＿＿＿＿＿＿＿_ ﾔ.＿__'.: : : : : : : : : : : :..ヽlヽニヽ : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:./ ＿.//: / ./ ./ .|. ﾔ '，＿ﾔ＿__.|: : : : : : : : : : : : : :ヽlニﾆl : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:|二二|/: : lニニlニニlニニlニニlニニl: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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: : : : : : : : : : : : : : : : :/ﾆﾆ.Zﾆﾆ.Zﾆﾆ.Zﾆﾆ.Zﾆﾆｴ ニエﾆﾆｴニ エニ.ﾔﾆﾆﾔﾆﾆ.ﾔﾆﾆﾔﾆﾆ'，: : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : :｜一｜二｜.1 ｜.9 ｜①｜⑨｜ ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ ｜: : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : :｜萬｜萬｜索｜索｜筒｜筒｜東｜南｜西｜北｜ ｜發｜中｜: : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : :￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
えっアニキ？
あー麻雀の面子のことか
でも面子ならいくらでもいるよ
同乗している日本人顧問も打てるし
奉天到着まで人を替えていくらでも楽しめるけどなぁ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/ノＹヽヽ
/（0)(0）:::ヽ
.／ ⌒｀´⌒ u::＼
| )ノ(、_, )ヽ, （::::| おっおい雨亭……
|.l ,;‐＝‐ヽ l :::| 俺は麻雀を打ちに来たわけじゃないぞ
＼ ｀ニニ´ ::::／ おっ俺はな……お前が……
／｀ー---―´＼
- ‐-
／: :: :: :: :: :: :: :: :｀ヽ
／:..: :: :: :: :: : ＿(M)＿i_
/:.:.:.:.:..: :: : ,..ィ仁二三三三ヽ
,:.:.:.:.:.:.:.:.＞´ ｨ=＝ｭ ｨ≧ｭ＞´
,:.:.:.r-<ﾐ ｧﾋﾕ {fﾕ }
Y∧ﾍﾐ r ,_ 〉 { アハハッすまんすまんアニキ
ミ:乂i ゞ≦彡ミ≧ﾔ そんな深刻な顔をしないでくれ
ヾ ∧ { i Y / さっきの仕返しをしただけだ
i へ ヾｪｪﾉ .}′ 分かってるよ。俺の事が心配になったからだろ
_／＾ヽ ≧ｰ- ｲｰ-ﾐ_ ありがとう。でも家族とかは止めなかったのか？
,.ｨ≦‐-＼_: ::', ∨//// ∧: ::', ≧ｰ-
／ ∧: ::.';¨ ｰ-ヽ ｧ ∧: ::', ｀ヽ
}: :: :', ｀ヽ ∧: ::', ヽ i ',
__ __ﾉ i: :: :', i! ∧:: :', ';} ',
/＼Ｙ/ヽ
/ （ 0) (0）ヽ
. ／::::⌒｀ ´⌒＼
|::::::::::-） ＿＿ （-| 止めるな！俺と大帥は生死を共にする兄弟だ
l::::::: ヽ|!!il|i|!l|. l | 危険だと？死ぬときは大帥と一緒だ
. ＼:: lｪｪｪｪ| ／ いいか、ガキの頃の俺は換えのズボンの無い貧乏馬飼いだった
. /⌒〜"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ そんな境遇を変えてくれたのは大帥だ
| ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃ 俺を見出し今の自分があるのは全て大帥のお蔭なんだ！
| ｀l￣
| |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
家族も部下も危ないからって止めたさ
でも俺はその制止を振り切ってここに来た
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼
| ,-） （-、.| 俺を知ってくれた人生の恩人に
| l ＿＿＿＿ l | 危機が迫りつつあるのに傍観なんかできない
＼ `ー'´ ／ 俺はそんな男じゃない
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ 雨亭……いや大帥
/ ,⊆ニ_ヽ、 | 俺の傍から離れるなよ
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
/: :: :: ::r' ｢｀'v'´1ヽ: :: :: :: :: :: :: :: :.:.:.:.:.:.:.:.:.
': :: :: :: ::{ |_ｌ∨ｌ_| }: :: :: :: :: :: :: :: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.
{: :: :: :: :: ゝ __ __ノ: :: :: :: :: :: :: :: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ヽ: :: :-‐: :¨￣: :￣¨: :: :‐-: : _: :: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
／: :: : ＿＿__ __＿＿＿＿＿_z≧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
｀￣￣へ≧x､ x≦三x＜¨` j三≧x:.:.:.:.:.:.:.
ｉﾐ', ｨてｵ} j: >'てﾘ＞ !ﾆﾆ／＾ヽ.:／
. iﾐｌ ¨´! ｀¨'' lﾆﾆﾚく} }ﾐ
ﾐi / ミﾐ/ ,ク /ﾐ
ｷr､ ヽｰ'ｧ､) ,.ｨ ﾐミ}ノ／ミ ああ頼りにしているよアニキ
圦辷ﾁ彡_込三彡’ ー'州ﾘ 俺を無事に奉天まで帰らせてくれ
ﾍ ¨`￣ ￣｀ ,′{州≧=ｲ
ﾊ ( ⌒｀'' ノ 从辷彡’
,ィｰ- ､ /ﾆＹﾆヽ
|:::;リﾘﾉ /;（ 。)( 。）ヽ
」::::」´ ｀ー､.／;;;;;⌒｀´⌒::::＼
／:::: ,ｒ‐'⌒´.|;;;,-）＿＿＿（-、|
,ｲ;;￣7′ ..|;l;;;;;;;;;|-┬-| l | 任せろでっていうｗｗｗ
/;;;;;;;;/′ __＿＼;;;;;;;;`ー'´ ／ この呉様が傍にいる限り
:.;;;;;;;;;;l ＿,ｨ'´;;:::| ,,｀＞''´「;;;/ /=ｭ 大帥の奉天帰還は間違いなしでっていうｗｗｗ
.;;;;;;;;;;;|'´;;;;:::::::;;;::| ｀''´＞;/;;/__,ｲ、;;|ヽ
;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;::::::;;/、ｏ ヾ､/;;::::／;;| ヾ;! !_ 水臭いからやっぱり雨亭！お前はまだこれで終わる人ではない
;;;;;;;ﾑ--一''´i ;;｀ーｧ i';;;／;;;;;;;|:::::｀::: | 奉天に帰り再起し天下を統一する
一′ l ;;;;;;;ｒ'' ,ｨ´;;:￣￣::::;;;;:::: | この呉俊陞！心の底からそれを信じているでっていうｗｗｗ
ﾉ.;;;;;;;| i |;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;;;:::: {
i´.;;;;;;;;;| | |;;;;;;;;;;;;;;;::::」;;;;:::::; |
ム;;;;;;;;/ | .!;;;;;ｒ=＝‐'i;;;;;::::::;:.|
/｀フ _/ Ｌ_」i |;;;::::::;: ｊ
ｪｪ､
ll .........::::........
ll .............::::::::::::::::::::____________::::::::::::::::::........
,,,,_,,,_,,,..;iiii!ii!i!ii!iii!i!...ll...:::::::::::::::::::::::::::::::::::∠∠∠∠／＼:::::::::::／
::::::::/i:lTTTTl lﾆ二l三三三三三三l∠∠∠∠／＿＿ ＼ 「￣
::::::,':,'i￣￣￣＼i i､ !ﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐｌ|三| l [ [ |::::::::::::::::| | 「
:::;:::;::|: ＼| |ﾞ.ｌﾐﾐ|-ｉﾐﾐﾐl|三|~""''' ‐- ．..,,__---'''''''''''
::;:::;::|.: ::ヽ_i ､ﾐ|: |ﾐﾐﾐl|三|､ ~""''' ‐- ．..,,_
:;:::;::| : : : ::::::::::ゞ-|!|: |ﾐﾐﾐl|三|____､:::::::...
;:::;::| .: ::::::::::::::::::::::＼ﾐﾐﾐl|三|"'- ､:::::::::::::::...
:::;::| : : :::::::::::::::::::::＼l|三|xxxl "'- ､:::::::::::::::...
::;::| .: .:.:.＼lxxxlxx"'- ､:::::::::::::::...
:;::| : .:.:.＼:lxxxx:lxxx"'- ､:::::::::::::::...
:::| .: :.:.＼xxlxxxxxxlxxx
::| ..: .:.::＼xxxxx:lxxx
:| : .:.:.＼xxlxxx
| .: :.:.:＼xx
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{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ﾊ,'iヽ
｀ヽ ゝ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ｙ::,'::/
::::::/:ヽ::::::::::::::::::::::::::; _＿_＿＿__::::::::::::::::ヽ___/:::ﾚ′
:::::',:::::::＼:::::::::::::::< __ _＞‐´::::::::::::::、::::::::::/
:::::::i::::::::::{:::::::::::::::::::::::｀￣´::::::::::::::::::::::::::::＼:::::,' 「こちら北京朝陽門駅。三日、午前一時十五分、特別列車北京を発車す
:::::::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>∧ コバルト色の二十両編成の列車なり
::::::::::::::::＼__:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::＼ かの人物は、第八両に乗れり」
::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::＼
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＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.|
.（@ :u:::⌒（__人__）⌒) では満洲某重大事件を見学しよう
| ｀ ⌒´ | 日本人が好むフレーズ「終わりの始まり」
＼ ,／ この事件はまさにそれで大日本帝国のみならず
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 中華民国または絶東の運命に重大な影響を及ぼすこととなる
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ u ヽ、 ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i| 張作霖を暗殺するみたいだけど
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ それで暗殺がもしも成功した後は
ヽ ∩ノ ⊃ . j /／ 河本さんたちはいったいどうするわけなの？
/ ＿ノ_, イ＿
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
（,r'⌒
､-ｰ''ﾞ´￣￣゛''-――
,r' ＼
,r' ＼
i. :::: :::: ヾ ＼ヽ
l / ｲ :::､ト. .ヽ ＼::::ヾゝ
l l / ノ::::| |. | ﾞｉ.ﾞｉ::::ヾ ゞﾚ
l ....:::|: ､ｲ≠=ｷ'::| |ﾞｉl=ﾒトヽ ,|ヽ |
≦ ::::: y:: Y|j;;;゜li':::| ﾉ:::ｊ;;゜li {ｌ|｜ |ﾚ’
ノリﾞｉ::::: ｛^ﾞｉ:{::::￣ :::ﾚ'::. ￣':|Ｎ| /
ヾﾞ::::!∨:::: ::: ｉ l’,ﾚ′
ヾ;::゛ﾄ、 ‘こﾌ , '
）;::| 丶.,_ , '
,へ<゛´￣ｿ|.＼ `''''i´Ｙー'^''''-＿._
ヘyr)m〉'z-ﾝﾄ.,__ l.ﾞｉＶ◇ヘ| ／ ､ ､＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
狙いは二つあったと思われる
張作霖を暗殺できたのなら奉天軍閥は長男である
張学良が後を継ぐ可能性が高い
この東北のプリンス様はアヘン中毒のドラ息子だと見なされ
関東軍から軽蔑されており、思うが儘に傀儡にできると高を括っていた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／⌒ー一ｧ
ﾊ ｚく ＿＿ ⌒フ ,、
__ { Y＿ヾ >‐ｚ ハ __
'、＼ 人 / {UヽY Yィﾃ灯＿,ﾉ ／ /
〉一'ア´￣｀V´￣｀V´￣｀ヾー‐く
. / ｛ ‘ ‘ ｝ ハ
' ／:¨ゝ、ヽ.＿__人＿__,ノ rくーヘ ′
＜| 仁)'´ ｛ ｝∨─‐∨｛ ｝ ＼(_) l＞
ｌ {::::{ （＿＿＿,､＿＿＿） }:::::} l
. l υﾄ､ ｚ }::::::}-‐'´ ｚ /-0' l
ｌ { ヽ及＿_人σ､＿__,幺. ｲ /
厶 / ﾏ二二二二二二７ ｀ヽ厶
/ Y ﾏ / ﾏ
（｀ｰ{ｗｖ ﾏニニニニﾆ7 ｖｗ}
｀ヾW ゝ-------ﾑ Ｗﾉ
ノ⌒ ）￣￣（ ⌒ヾ.
厶厶厶ﾆ=‐ ´ ｀ ｰ=ﾆ_ヾヾヽ
奉天軍閥 参謀総長
楊宇霆
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
また、張学良は歳が若く補佐役が実権を握ると予想される
なんなら張学良を引き摺ろさせてトップに座らせてもいい
それが張作霖の側近である呉俊陞や楊宇霆に常蔭槐
三人とも老獪な政治家ではあるがさすがに張作霖ほどではなく
関東軍としたらこちらも傀儡に容易に仕立て上げられると考えていた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ⌒ ⌒ |
|:::::::〉 （ ゜） （ ゜）l いずれにしても張作霖を排除することが目的
.（@ ::::⌒（__人__）⌒) そして張作霖を血祭りにあげて満洲のシナ人達に教訓を与える
| |r┬/ | 「日本を舐めてんじゃねえぞコラッ！」
＼ `ー'´ ／ 日露戦争後のように日本人に対して大人しくしてろってね
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ---､＿＿＿＿＿__＿＿＿__
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ / / 〉
| ＼/ﾞ（__)＼,| i l | 〉
＞ .l ハ | | ＿＿＿___ !__l >
| l .| | .| i i ヽ 〉
ｌ /´￣
し'
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（● ）u（● ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ けっけどさ、暗殺が成功した後に
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! それがきっかけで奉天軍が関東軍を攻撃してきたらどうするのよ
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | | それってとんでもない事態にならない？
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
＿ j! |!::::::::::::::;;;／::::::::::::::::::::::::::::::三三i::: :: :
/:::::::::＼ ﾉ!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ三|:::::: :
/:::::::.:.: : '´ :::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.: : : : :.:.:::::i:::三|::::: :
l::::::::::0j l |! .:.:::::::::::::::::::::::::::.:.:.: .:.:::::l|:::三!::::: :
| ﾄ、:::::::::::::;ｲ j! .:.:::::::::::::::::::::|!::::::.:.: : : :.:.::::ｨ' ::三|::::: :
ヽ ｀=ニ二_ 〈 .:.:::::::::::::::::::::::ﾉ _二ニ=-' /彡三|::::: :
＞｀ー―-､ ｀i! .:::::::::::::::::::::::::::::/ ,.-―‐''´<彡三!::::: : とんでもない事態？
/￣ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ::::::三三三|::::: : それこそがこちらの待ち望んでいた事態だ
|! | /::::::::::::::::::::::::::',/:::::::::::::::::::::::::',:::三三三|:::: : 奉天軍の襲撃に対する関東軍の自衛的反撃……さぁ満洲事変を発動しよう
ﾉ ﾄ､ !:::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::ﾍ::三三三|:::: :
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒) この時点ではここまで考えていなかったかと
| ｀ ⌒´ | 作戦中止が決定されてすぐに
＼ ／ 満洲全土を制圧する計画を立てようがないしね
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（ ＞）u（＜ ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ いやいやそういうことじゃなくてさ
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! ボスの張作霖が殺されたら奉天軍が報復に来るでしょ
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | | そうなったら数で劣る関東軍が大ピンチになるじゃない！
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
＿＿＿＿＿
/.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
/.::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::::.|
|::::::::/ ⌒ ⌒ |
|::::::〉 （ ●） （●） |
|:::/ :⌒（__人__）⌒| あっそっちか
|/ ｍj |ー'´ | 関東軍が奉天軍の攻撃で壊滅する？
＼ 〈＿_ﾉ ／ あまりにも非現実的過ぎるケースは考えなくていいんじゃない？
ノ ﾉ
γ´/ 丿ヽ
.-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノu ヽ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （○） （○）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ なにその国士様丸出しな言葉は！
. ヽ | | j /／ 「中国軍なんかヘナチョコレート」とかいうイキリは
. ゝ|＿| イ／ 自室のパソコンを通じてお友達と語り合ってちょうだいよ！
ハ ／ | ｀＼
.∽／ ７ , ）
斗:i:-──- _
/:i/ ＼ { |
./／} {_|
|:i／} -‐t‐tf ｧｰ- tｪ ､} / 才‐- _
l/:i:////7777/ __ Y//| ＞乂/ Y≦ |
/⌒寸/////／ ,:i:i:,.V/| |‐‐.厶ｲ |
| {ハ ＼ ,,,,,イ:i:i:i:i:i:i:i:i:,,, ∨ { .|
乂 __ ＼ YニニY | ＼ ﾉー 人
| ＼ ￣￣ .| ヽ Vヽ
＿| ＞ ,,,:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾘ }:. V∧
人;;;{≧ ￣￣｀7 |寸≧=ー匕lﾑ
イ爻爻': : : : : :≧=ｰ─┴l Vニ寸////ﾉニ',
イ爻爻爻爻ﾑ: : : : : : : : :| | |:i:i|＼ ∨ニニニニﾆﾆﾑ
─≦ |爻爻爻爻爻ﾑ≧=ｰ : :.:|_|_|:i:ﾊ爻＼＿＿＿ Vニニニニニﾆﾑ
/ .|爻爻爻爻爻爻:, : : : : : : {: : : :l爻爻＼ ＼- ∨ニニﾆﾆﾆﾆﾆﾑ
./ |爻爻爻爻爻爻爻,: : : : ≧≦:.|爻爻爻＼ } ＼_ ∨ニニニニﾆﾆﾑ
/ V爻爻爻爻爻爻爻: : : : : : : : |爻爻≦⌒ /／ ／￣ ∨ニニニニﾆﾆﾑ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
……少し前に見学した済南事件
北軍を圧倒した南軍を福田師団長率いる第6師団は
コテンノパンに粉砕したわけだが
これによりてこれをみれば北軍＝奉天軍の実力はどうだろう？
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿
γ´ﾉ ヽ｀ヽ
, - ´￣｀ -､
／ ／/"/ i＼ヽ＼
//, '/／ヽ´/ノﾚハ｀､ヽ
i l i{_{ﾙノ ヽ､ } } il i
| il从/（●) (●） 从 ﾘ
ヽﾘﾊ u ､_,､_, ﾙﾘi
. ヽﾍ､ ノﾚノ ……まぁ弱いわよね
｀-ゝ､,､ __,イ-´ 南軍の攻勢の前になす術もなく敗退を繰り返して
／ |＼／| ヽ､ 結局満洲に撤退する羽目になっちゃったわけだから
/,' <ヽ ∽ /> ﾊ でもそういった油断は禁物なんじゃ
| i ヽ V /[▽]i |
i | ヽ / i |
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒) 近代軍である関東軍上層部のプロ軍人達は
| ｀ ⌒´ | 間近で見続けた奉天軍の実力を完全に見抜いている
＼ ／ 「こんな覇気のない前近代的軍隊なんか鎧袖一触だ」とね
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. そうであるからこそ武装解除計画を待ち望み
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ また張作霖暗殺計画を発動させた
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
┌───────ｰ┬───────ｰ┐
│::::::::＿|∨∨|＿ :::::::│ |
│:::::::＞γ⌒ヽ＜ ::::: │ |
│:::::: ＞乂__,ノ＜:::::::::│ |
│::::::::￣|∧∧|￣ :::::::│ |
├ｰ───────┘ |
│ │
│ │
│ │
│ │
└ｰｰ───────────────┘
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
国民革命軍は近代軍に必須である
将校教育に力を注ぎ、各部隊の戦闘レベルを高め
それによって困難が予想された北伐を成功させた
近代化の可能性があったのは
確かにシナでは国民党だけだった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
。__ 。__ 。__
| | | | | |
|￣ |￣ |￣
;;;'';;'';;;';';'';';;''';; ;;''';;';'';';';;;'';;'';;; ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;;'';;'';;;';';'';';;'';;';';'';; ;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;; ;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
＾〜..＾〜.,＾〜.,＾〜、 ,.〜＾,.〜＾,.〜＾..〜＾ ,.〜＾,.〜＾,.〜＾..〜＾
,.vv⌒vy⌒vv⌒vy⌒vv v⌒yv⌒vv⌒yv⌒vv、 v⌒yv⌒vv⌒yv⌒vv、
,r'´￣｀' ,＾－ ,r'´￣｀' ,＾－ ヽ －＾, '´￣｀ヽ －＾, '´￣｀ヽ
,r'´￣｀' ‐, ,r'´￣｀' ‐, ,r'´￣｀' ‐, ザッザッザ ザッザッザ '´￣｀ヽ ,‐ '´￣｀ヽ ,‐ '´￣｀ヽ
ザッザッザ ザッザッザ ザッザッザ ザッザッザ
∧
|i |
∧ ∧ 州
|i | |i | .∥
州 州 ∥∧＿∧
∧__,∧ .∥ .∥ ∥´Д｀； ）
（ﾟДﾟ ；）∥∧__,∧∥ ⊂ ⊂ ）
∧__,∧ ⊂ （；´Д｀） ∧__,∧ ∥（ （ （ ∧＿∧
（´Д｀；|）/⊃ ⊂_ ⊂ 丶（´Д｀ ,） （＿ ヽＪ=≡≡（´Д｀； ）⌒;;ヽ;;;;;'''
ゝ / (´⌒;;;Ｙ ソ と_ ⊂ﾉ(´⌒;;; ,."）⌒ヽ; ＜》━∪━∪━
し Ｙ 人 (´⌒;;;∧__, （＿）Ｙ 人ヽ≡≡(´⌒;;;,."）⌒ヽ; （ （ |
（＿＜《━━⊂（ﾟДﾟ ；） （＿） ソ ≡(´⌒;;;,."）⌒ヽ; （＿）Ｊ≡≡;;⌒｀)⌒｀)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
北軍は数が多かろうが
弾薬備蓄も後方兵站も将校による部隊訓練もない
前近代的軍隊であり士気も振るわず
兵隊のみならず指揮官も命欲しさにすぐに逃げ出すため
近代軍との戦いは相当厳しい
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿＿＿＿＿
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|::::::::/ ⌒ ⌒ |
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:::::::〉 （ ○） （○）| そんな軍隊が関東軍に挑戦するのか？
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:（@ ::::⌒（__人__）⌒) いいやするはずがない
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| |r┬-| | これが関東軍上層部の考えだったと思われる
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ `ー'´ ／ その予想は的中するも肝心な方の予想は見事に外すこととなるが
.:.:.:.:.: ,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. それぐらい日本とシナの軍隊のレベルは
.:.:.:.:/ | '; ＼_____ ノ.| ヽ i 日本軍人の意識に悪影響を与えるぐらいの差があった
.:.:.:.i. | ＼/ﾞ（__)＼,l i .l
／￣＼
／￣＼ | |
| | ＼＿／
γ⌒) )／ ＿＿|＿（⌒ヽ
/ ⊃＿|＿ ／＼ ／⊂_ ヽ
〃/ / ＼ ／＼ （⌒ヽ∩／ <●>:::::<●>::|(⌒ヽ
γ⌒):::<●>:::::<●>:＼ ∩⌒) ヽ ﾉ| （__人__） | ⊂ `､
／ _ノ （__人__） 〃/ ノ ＼ ＼ ｀ ⌒´ / /> ） ））
（ <| | ｀ ⌒´ / / ）） (( （⌒ )､ ヽ＿＿＿ ,／ ／ ／
( ＼ ヽ ＼ ＿＿＿＿／（ ⌒） ＼ ＼ / ／
/ / ヽ＿ ノ （
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
では事件の経過に入ろう
五月下旬から大急ぎで行動を開始する河本大作
信頼する軍隊内の同志達と怪しげな民間人
そして工兵隊を協力を得て狙うは張作霖の命
方法はひとつ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ﾊﾞｼｭｩｩｩｩｩｩ ヾ> /＼
（（ ／´￣|| ｀ヽ ）） ＿＿＿＿＿ ヾ_,ゝ __,,:::=====:::,, ./^＼/ / _ " ';:. :,;':.:
/０ . |i| ', ヽ ;" /＿＿＿ ./ . ｀ ´ ´､ゝ'' ＼ / /,/
,.--,r''''''ヽ-!--､ .|l| :} ） ＜ Reformation / / ..‐´ ﾞ / ＼ ＿ ; :.:,;'
／;;;/';;;;;;;／;;;;;;／i;; .||| ./ ）ノ ヽ .;,..::,:'" / ＼ ./ /＼ ＼ /_,/
/;;;;;;;'';;;;;;;;/;;;;;;;／￣ヽ__.|ｔ|_,.,／ ）ヽ （ ::,;'' ,.,..; / /＼/^ / / / `. "';:; :.:,
.〈;;ｫ;;;;;/〉;;;l;＿;;;;;;;;;;;;;;;;/ ┃ （ ヾ ） ; ./ / ,; ＼/ / / ;. ;:; :.:,
...､l l;;;l /;;;;/ /;;/''/;;;/!;;l ┃ ゛ノ. .ノ ) / / / / / ｷ i^＼
､l l;;l l;;;;/ /;;/ /;;/;;;;l;!￣￣￣ ＼ ;ﾞ ^--' ^--' ﾞ; ＼, ＼
､l ll l;;;/ /;;//;;;;;;/〉/!;;; ＼ ';:.:,;' .; ;. ／丶, .ヽ
l､l_ﾋ=''-'ｰ'-L､;//'l::l;;; ＼ ; :.:,;' i; 、,. ;i .i￣ ／--;"´
l／／￣￣ ヽ.`く!lv!;;; ＼ :. :;:; /i|lli; i . .;, ､ , , ` ,i|;iil￣
/ /┌ ┌ ┌ ヽ l!;;; ::::::::::::::::／ ＼ ;:;:.:, /ﾞ||lii|li||,;,.il|i;,|il .:." .;,, .i|i,..,.i|||l´i,.il|lヽ , ;:..,;::.''"
l l コ .コ .コ l l!;;; ::::::::::／ l ..,.,; ｀;; ":':....:... .:. ,,:: ..:.::.:..;,.. .从 ::., ;:;..,
ヽヽ / /;;;;;::ﾉヽ <(Ф) >:::: | " ';:. :,;':.: ' ". ..: . ..:;" ..,.,;;: .:':.,,"'"
llヽヽー---''" /!;;; "''"´ l
l;;;;l /ーヽ l l;;; j ） ／ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
.l;;;;;;l l ＝ l l;;;;;l;;-‐'´｀ｰ-‐'′ .／..- ニ＝-、 爆★殺
l;;;;;;;l `ｧ二ｲ l;;;;;;;l::::::::::::::::::::::::::::::::::::／〈!￣ ＼;;;;＼ 日本軍の高性能・高級品である
l;;;;;;;l l 同 l l;;;;;;;;;l￣￣;;;;;;l＿!,,,...、 l l! ＼;;;＼ 黄色火薬を用いての爆弾による暗殺を狙う
l;;;;;;;;;l、!Ll」 l;;;;;;;;;;l＿;;;;;;;;l;;;;;;;;;;__l;;〉l￣!、 ＼ /;;;;;;;| ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ─ ─ |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ :::: （__人__） ) 日露戦争中も日本軍はシベリア鉄道の運行を妨害しようと
| ｀ ⌒´ | 橋梁爆破を実行するも失敗
/ ∩ノ ⊃／ それから10年後、第一次大戦でアラビア半島に派遣されたイギリス工作員の
( ＼／ ＿ノ| | 通称「アラビアのロレンス」が鉄道爆破を大々的にやり成功していたため
.＼ “ ／＿_| | これを河本大作は勉強し満洲でやろうと前々から考えていたみたいだね
＼／＿＿_ ／
|￣| □□ | ￣￣￣￣￣| □□ < ヽ ／ヽ
| |＿＿ ￣￣￣￣| | ,,．-―- ．,＿,,．､ ヽ-' ／ ／
| ＿＿| | | ヽ,,．-―- ．,,＿,ノ ／ ／
| | ＿＿＿＿| | _,,／ ／
|＿| |＿＿＿＿＿_| ヽ__／
。 ,, ‐:::.. ・ . ゜
゜ ,,, （::.. ..;;::⌒::..‐..､ _ ．
::´ ;;;,,ヽ::.. ゞ::..'' ,,;:,;;）丿ノ ,l
・ ―- ゞ::,, '' ::..:::.. ;:;ヽ ﾍ
,,（::,, ..:::::.:'' ::::..: ,,;;;ノ::. .⌒::.. :ヽ
． （:;:;.,,.. （::.. ::::（;;;,,:::）=_ ゞ:::''
,,ヾ:::;;,;::..,ゞ::,,;:, .,:::;ノ:::... ::;;）-_
‘ （;;;,, ,,;;:: ::::.:::'''' ー '' ''' -―
.::´::::ヽ:::... '',::´::::ヽ:::... ,,;;:: '''
l､::..;;;:ﾉ :::... '､::..::::ﾉ ,,::‐::..,,,::: ‐
（:::.. ,,;;::）::::... （::,,. ,,;; :::...＝
ゞ:::..'':::..::.:.:....（::..,, ,,;:: :::,,,,, ‐_ ‐
''' ー ''' ヾ::... ;;;;;ノ ‐ '''
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
この年の一月から満洲の各地で鉄橋爆破の練習が行われており
これは即ち張作霖爆殺の考えは既にあったということ
田中義一の疑いは確実に存在していた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./ < ⌒ > :::::::: < ⌒ > .l
.| | その爆破練習の後に満洲のどの新聞を読んでも
..ヽ （＿人＿_） / 日本軍の仕業だと疑っていなかったね
ヽ､ ｀ ー ' ／ 国民党か？奉天軍閥の内紛か？ソビエトの仕業か？そのいずれかで
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼ それで僕らはバレやしないと安心しているのだよ
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ー ｀ー }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃ 鉄道爆破ねぇ
ﾍ j ⌒ ﾉ （ :::） でもさぁそれってすごくまどろっこしくない？
／ ー‐ ヽ ( ::) 確実性を求めるのなら直接列車内に仕掛けたほうが良くない？
/ ／＾ｰ r￣￣￣i 話によると列車内に日本軍人が同乗しているらしいじゃん
| i / ﾉ、＿__ノ その人の力を借りて協力したら？
| l／ r‐´ ￣ |
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ヽ
/ ::::─:::::::::::::::─:::::::: ヽ
./ < ● > :::::::: < ● > .l
.| | 協力って……あの軍事顧問という「ダニ」にかい？
..ヽ （＿人＿_） / まさか……こんな大事な計画を「ダニ」になんかに話せないし任せられないよ
ヽ､ ｀ ⌒ ´ ／ あの町野とかいう北軍野郎で張作霖の犬なんか
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼ 一緒に爆破してやりたいぐらいだよ
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ もう一人の儀我君はまだ若くて将来があって可哀想だけど……まぁ大事の前の小事だ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ uー ｀ー }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ○） （○）ｌ小!
＼(,|⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃
ﾍ j ⌒ ﾉ （ :::） ふぇっ？一緒に爆殺しちゃうの？
／ ー‐ ヽ ( ::) しかし南軍野郎に北軍野郎と……日本軍人っていったい
/ ／＾ｰ r￣￣￣i
| i / ﾉ、＿__ノ
| l／ r‐´ ￣ |
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ノ ― |
|:::::::〉 （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒) 支那通といえば反シナ軍人みたいなイメージがあるかもしれないけど
| |r┬-| | 任地惚れを起こしてシナの軍閥ボスの代弁者に成り下がるのも多かった
＼ `ー'´ ／ ここらへん現代でも通じるけど
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 自我の弱い日本人が強烈な自我を持つ外人・シナの要人に取り込まれる現象
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i 慕夏思想という言葉もあるぐらい昔からの一種の病気だね
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
／￣＼
| |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ ::＼:::／::::＼
／ <●>::::::<●> ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ 肝心要である爆弾だが
￣（⌒`:::: ⌒ヽ どこに仕掛けるかが悩み処でね
ヽ:::: ~~⌒γ⌒） 君ならどうするかな？
ヽー―'^ー-'
〉 │
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ｎ ヽ ゝ._） j /／ えーとっ……そうねぇ
⊂ﾆ￢ ヽ ゝ ,､__, イ／ おっ地図を見るに川の上にレールが走っているのね
乂_ヽ人 /f=}ー'´{=}. ｀ヽ ｀ だったらここで仕掛けたらどうかしら
辷壬ｽノ ｛^^￣｀^^´乂 ＼
ヽ 人 ﾃ ＼
どっぽーーーーーん！
ｃ'⌒`ヾ` , '⌒ ＾っ
oﾟｃ .| l|l |l.| l|l ll っ っ, '⌒ ＾っ
(( <o.ｃ ヾ|l || |l.| l|l l／っ っ
((_＼W从从从从W从W ./ っ
￣＾⌒＾⌒^^ ^＾⌒＾⌒^^＾⌒^^W从从从从W^^⌒^＾＾⌒^^＾⌒__^＾⌒＾⌒^ ￣
〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜ヾ ﾟ。 o。 ソ〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜
〜〜〜〜 〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜
〜〜 〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜 〜〜 〜〜〜〜
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
列車が走ると同時にレールを爆破して
列車は無惨に水面にどっぽーんぶくぶく！
ゴルゴ13にそんなシーンがあったからそこを見倣っては
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./. < ー > :::::::: < ー > l うむうむいい線を突いているね
.| | 遼河に近い巨流河の鉄橋爆破
..ヽ （＿_人＿） / 僕もそれがいいと検討したのだが
ヽ､ . ／ 残念なことにその箇所は奉天軍の警備場所でね
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ 爆弾を仕掛けたらすぐさま巡回がやってきて陰謀が露見してしまう
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ その案は惜しいが却下となった
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ 〃:::::::::::i:::::::i
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ─） （─）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒) 襲撃と暗殺を警戒している張作霖は
ｌ^l^lｎ ｀ ⌒´ ｜ 奉天までの鉄道に兵隊をばっちり巡回させている
ヽ L ／ 京奉線は奉天軍閥の管理下にあり
,,.... ゝ ﾉ_、___ ーノﾞ-､ 日本軍はここに工作を仕掛けることはできない
.i ／ / '; ＼_____ ノ.| ヽ
l / / ＼/ﾞ（__)＼,| i
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ ヽﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ そらそうよね
ヽ ⌒' j /／ 何度も暗殺されかけているし
ゝ ,､__, イ／ 実際これから命を狙われているんだから
.y' |ヽ／ | ＼ それぐらいはするわね
/ { <l∽ ／＞ ヽ そうなると爆殺可能な場所ってないんじゃない？
l .! l／／ / }
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ● > :::::::: < ● > ヽ
./ l
.| （_＿人＿） .| いいや一箇所ある
..ヽ | -┬-| / そこだけだ
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ それ以外になく
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ ここに全てを賭ける地点
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::〃:::::::::::i:::::::i
先 新民屯
京奉線 ＼ ／ ／
｀'-､ 皇姑屯駅 ｀'-、 ／ 南満州鉄道 ,／
ﾞゝ､ ＼ ／ ／
｀'-、 `'､, ／ ／
.｀'-、 ＼ ／ ,／
＼ ＼ ／ ／
｀'-､ ｀'､、 ／ . ／
｀-､ ＼ ／ ／
｀'-､ ＼ ／ ／
｀'-、 ＼ .／ . ／
＼ ＼ ／ ／
ﾞ'-､ ｀ .,／
｀'-、 ,／
｀''-、 ★ 〈゛
／ ｀'､、
／ ＼
／ ／｀'-､ `-、
／ .,／ .｀'-､ ＼
／ ,／ ｀'-､ .＼
／ . ／ ｀-､ ＼
／ .／ ＼ ｀'-、
／ .／ ｀'-、 ＼
／ ／ ﾞゝ､ .｀'､、
／ ／ ｀'-､ .＼
／ .／ ｀''-、 .＼
／ ／ ｀'-､ ｀'-、
／至奉天 ｀'-至瀋陽
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
それは奉天駅直前の西方の皇姑屯のクロス地点
京奉線の上に満鉄線が走っている唯一のポイント
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
...｀'-､ .＼. ／ _／゛
｀'-､ ＼ ／ _／゛
.｀'-､. ｀-、 ／ ,／゛
ﾞ''-､ .＼. |.ｌ ／ ,／゛
｀'-､ ｀'冫 l .| / ,／ .,／゛
｀''-､ .｀-、. ! ｝ // .／ .,／゛
｀'-､. .＼,... .,, / │ .,i / / .／ .,..‐"
ﾞ'-､. ｀＼ .i､ 巛 ! , '/./ /.. .／ . ／
｀'-､. .＼.-、 ｌ｀､| !／ 〃 ,/....／ _..ｲ゛
｀'-､ .＼,'-.ゝ ./.／ _／゛
ｯ.｀'-､" ／,. /
＿___Z ￣'''―--z＿＿
──＝＝二二二＿＿ r────────
_.;;彡-ッ .,,,,、 ＼
'"´ ／ ,.. / . ..＼ ＼.'-..,.、
,..-'.／. ./ ., ｌ＼ ﾞ!l>､ . ＼.＼ ﾞ ﾞｉ._
_./ ﾞ ／.. ../.,v /! .i'i.| 丶、'、｀'-､. ｀'-,.＼ "＼,
,／゛ ／ .,i./ |./ ,! lﾞ ﾘ ＼ .｀'-､＼ ＼ ″‐.、
,..‐″ ／ ..〃 i}′| ｌ ｀'''ゝ ＼,. ″‐.、
,..‐″ .,／ .,i″ ! ,! ＼,. "＼_
_／゛ .,／ .l′ │ / ＼ "＼_
_／゛ ／ | / ＼,. ゛‐..,
,..‐" .,／ |/ ＼ . "＼_
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
このクロス地点に爆弾を仕掛け爆破させる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿 ┃
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼ ・
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
Σ 〃 {_{ u. ⌒ u.⌒u ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ.（○）三（○）从 |、i|
丿ﾙ|u. u.､_,､_,.u u. |ﾉﾚ ﾘ
ヽu. |ｒ┬| u. j /／ クロス！ボム！
ゝ ,￣ イ／ 待って待って！それってもしかしてあれの元ネタじゃないの！
.y' |ヽ／ | ＼
/{ <l∽ ／＞ ヽ
l .! l／／ / }
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ
./ l
.| （_＿人＿） .|
..ヽ u. | -┬-| /
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ むっ！知っているのかメグーマン！
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
∩
＿.具＿| | ﾏｸﾞﾈｯﾄﾊﾟﾜｰ -!
/（ Y ）./
| ム六ム
/::::::∧::::::＼
└━┘└━┘
＿＿＿＿
三＝／ （M）ヽ
/_＿＿_＿＿＿_|＿__ っ
i'(⌒ヾ,ゝ ● ｨ'⌒ヽ っ
＝三 | ヾ_` ⌒_＿_ ノ っ
ﾘﾝ, /,",,,､,,.,.）
=＝三 ／⌒)ヽｰ‐ィ
／ ,／_ﾉ |＿_||＼＿__
二.| |＿ ０ 0 l (､_うｿ
ﾋﾆﾝ| ﾉ ￣
＝＝ ノ ィ´ ⌒ヽ
. 「｀ヽ／ ｀ヽ 〉 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
あれよあれ！おじさんならみんな知っているコンビネーション！
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_＿
/ _ソ /""''_ヽ ＿_
| ⊥、 ,| 6'」=I' （ ﾝ | ﾏｸﾞﾈｯﾄﾊﾟﾜｰ +!
ヽ、 ⌒""/;,.,.,;;'"￣ゝ⌒ヽ..,--...-'" ／
"'---'/ ＼ ゝ ＿,,..／
ﾉ────、,ノ￣￣
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i ,, '^丈 ___，＿＿,,..．-‐冖' ´::::::::::::::::/ λ ヽﾍ､___
/ヽ イ〃升千汽'j ｨ气､ |::::::::::::::::::::::::::: /./::ヽ､ ｿ l＿二ー､
/__/気ミﾐ/ ≦.Oj’ , '´’ 刈}‐､:::::::::_,-､ ∠／:::::::::,ゝｰ'／::::::::::::r__ー､
` Ⅵｽﾐi ゝｬ ⌒ /<"Oj , `:::::＼"ﾞ ｀ｰ─ｰ'ﾞ _,／／￣⌒ー' {__|
＼ ,,_人､ノヽ ミﾐ {从 r‐ " i ⌒ /:::::::::::::::＼ (__ノ ＿ /し'i /⌒i
クロスボンバー！)ヽ （ 《 ヾﾐミﾞ┃ツ}.,＿,.ｨi|/::::::::::::::::::＼ ,r'⌒''"´ ｊ / /i | / ,..-､
･ ‐ ＜ ＞─ ﾑ;_ノ_┃r┃彡ｲﾒ "｡ ﾟ.::::::::＼ / ,く（ { l | /´l,､_ノ
/ ) て .i{ ノﾒｷヾ｀~|`,.┃ ノ ． ‥‐＝=｀o::::＼_ / ,, ,ｲ l| / i' '´_,,、
{ ／^⌒`Y´^＼ ;::i|ノ キ ＞≦ ┃' ｀. ･ ゜ ¨ ＝= c:| }＿ / ／/ / ｌ ｌ| _｣ し''´ 」
／i _.ィ _.ィ´ ;::::i､ ／ ，； ､ﾟ ` ｡::::::::::::::::::| |:::::::＼ / ／ / / l lレ′| ,,.-''´
/ ,／:::::／ レ＜ ,r'"´￣ ＞ー＜‐ '"￣"''､,:::::::|::::::::::::::::::::::::::l |::::::::::::＼_- "′./ ヽ レ､ゝ | .|
,-/ / } 匸二l〜〜／ ＼}＼:::::::::::::::::::i |'⌒｀／" ./ ハ ヽ､ ..l､_ﾉ
／ / { l| _ -‐/ 二/_ ／/ ＼:::::::::::/ / / / ヽ {
ﾑィ _ _. ｀-'l/ /ｰ′'"ヽ ヽ__＿＿___ , -, '／ ＼::/. / l / ヽ-'
:.:.:.:⌒￣ ﾝ‐‐"ｿヘ _rヽ ｀ﾜ ＿ __ iー- ＿ -‐、" / / _ ｰ ﾚ′─／
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;.:.:.:-‐─ﾍ ー'ー‐'" ／／_,-‐ー""´' ＼ ヽ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ＼ ／／〈 ＼ ヽ
:.:.:.:.:.:.:.:/ l ＿ -‐ "／ ﾍ＼ ＼ i
:.:.:.:.:.:/ '⌒＼ ＿￣ー─-─ "~￣ ﾍ ＼
:.:.:.:.:.:| ヽr´ ￣ ‐- -rー‐-､ー‐-- ､ ﾍ ＼
:.:.:.:.:.:| ヽ } ＿" ） ﾍ ＼
:.:.:.:.:.:.:＼ }__ノ=ーi_i二 ／ ﾍ ＼
:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ ー─^ ､__ ／| 'ー‐‐｀ ﾍ ＼
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..／ ﾞ"‐- _＿_ ／ | ﾍ ＼
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／＿＞ ｀ー '^￣￣ | } ＼
_, -‐‐-､ノ ノ＼＿ノ i 、
/三,ﾘﾚｰﾐミ､ /ヽ ノ⌒ヽ | ヽ
/三/ | .}i｀ 冫 / | ヽ/ '
/三.| L二二コ / ヽｰ､, ＼_ノ -┼─
_＿／三=.| _, -‐‐､ l / ,rヽ i. レ--、
｀フ三三三;l､| {⌒｀} |､ ／"ﾞ'‐､ /｀,i'´ ､ ノ ＿ノ
＿ __ /三ー／;;;;;;;ヽ_"T"/'ｉl_/'"ﾞ' ､ ヽ ／ ヽ | -┼.``
／ ⌒ヽ＿"＼;;;;;;;;;ｰ ∠ﾞ´ ,,,;;; ＼/"｀'､ ＿ノ | |
;;,,,,,,,,,,,,,,,,,,;;; ￣｀''／ ,,;;; ;;;/,_-‐／;ヽ ヽ. し αヽ , 、
''''''';;;;;;;'' ''''';;;;;;;／ ,,;;; ;;;/へ／ ;;;i l γ´/ 丿ヽ
;;;;ｰ､ ,,;;; ;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,;; ;;;／i:::::::::l| ;;;l ＿ノ | -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
､;;;;（ ｀ー ー‐--ｰ' ;;／, ll:::::::::::|;;;;;; ﾍ ) | ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
＼＿‐､;;;;;,,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;,,,, ;;／,;};;;;;ll::::::::/￣ ＞ﾍ ／⌒ヽ | //, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
ヽ:::::::｀ ' ｰ;;;;＿;;;;;;;;;;;ノｰ￣|| ;;|;;; |l:::::::ヽ-‐｀ ﾍ ノ . | 〃 {_{. ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │ i
tー'´::::::::::::::::::""ﾞ´::::::::::ﾘ＿;i|;__ﾉﾉ::::::::|;;;; i ⌒ヽ / ﾚ!小ｌ（＞） （＜） .从 |、i|ﾍ ））
t::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|l ;;i;; ||:::::::/;;;;;;;;;;;,,,, _'､ ヽ / ,-, （（.丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ,/ /
ｔ::::::::::::::::::::::_--､:::::::::|l ;|; ||:::::/＼ー‐ '"ﾞ ヽ, ノ ι' し' '､ ヽ ゝ._） j /|/ /
ｔ:::::::::::::::::{ ﾍ::::::::|| ;;|; ||::::iー-ヘ _ ,-‐‐i ￣ヽ . Π Π . ＼ヽゝ ,､__, イィT/=/
ヽ:::::::::::ヽー- !:::::||-‐十-||::::/ 〈ｰ‐'"ﾞ´;;;;; | ノ | | .| | < l 7Eニ::ィ1 〉
i::::::::::::::::::::::::::::::|l ;;|;, |L_l ﾍ;;;;,, ;;;;; } ⌒ヽ. Ц Ц ゝ'ｲ／ヽ::::｀ ､ ／
{ ＿＿＿＿_, ,,ﾘ-‐十"´'i"i ﾍ;;;;;,, ;;; / ／⌒ヽ ﾛ. ﾛ i´￣ ｀ヽ::|
}￣￣￣￣￣ | | ',;;;;;;;;; l ノ | <
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ヽ
/ ::::─:::::::::::::::─:::::::: ヽ
./ < ● > :::::::: < ● > .l
.| |
..ヽ （＿人＿_） / ……なんだいそれ？
ヽ､ ｀ ⌒ ´ ／ 白樺派の女学生の間で流行っている武芸かい？
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
}!
__.. __ ﾉ|
,ｨレ'´￣ ｀ ≦ｰ､ ニ、 ニ、
_i ' /ﾉﾉﾉノ^~￣｀ヽl ノ ノ
/ / l ｌ ＼ ｌ ゝ ：
{/ / U´ lj＾ ﾊ 二) ：
/ ｉ ＿＿ .＿_ ', ＝キl l γ´/ 丿ヽ
l ,--ｖ' l |￣／ /| /￣| ! (二 ;； -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿 ；
i l ﾉ ｌ ｌ ﾍ│lｊ´└──‐┬.─‐┘ h l ゝ ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼ ；;
',ｌ＼ ／ // 八 ｒﾘ! l ,.ィﾄ.､ lﾉ 二) ;； //, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ 'rrrri
＼ ｀￣ ＿ l ｀! | ｌｊ _,. ィ彡┴‐ミ.ヽ、 |｀ｰ‐く _レ┐ 〃 {_{:::::::ノ::::u::ヽ::::ﾘ| ｌ ﾉﾉﾉﾉﾉ ；;
＞'"´: : :// /! l/ ! .//´/:::::::::::::::::{＼l l. ト-ミ≦ /| し ;； ﾚ!小ｌ （○）::::（○）从.( /
／ : : : : : // ／ | l{ ＼| ｌ L::::___:::::::::） ｌ ｌ_|: : : : : __l＿ /丿ﾙ| ､_,､_, | ﾑ ｲ ；;
: : : : : : / /| Vﾊ |^ﾍ ｰ￣ ｿヽ｡: : : : / ニ ;； / /ヽ |!il|!| j |￣￣l そっそんな酷い……
: : : : : : :{ l/l | ヽミ ! |´ │ } i |: : : : : ┃┃ / ,' ゝ. |!il|| __,. イ l | ；; おじさんなら感涙物のパロディだっていうのにあんまりよ！
: : : : : : V :ｌ ! ､ ヽ._＿,ノ､___,ノ } !｡ : : : ！！ ;； / .l .y' |ヽ／ | ＼ | |
＿＿＿＿＿
/.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
/.::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::::.|
|::::::::/ ⌒ ⌒ |
|::::::〉 （ ○） （○） |
|:::/ :⌒（__人__）⌒|
|/ ｍj |ー'´ | はい。一年間やりたくて待ち続けたアイディア終了
＼ 〈＿_ﾉ ／ 河本大作はそこに爆弾を仕掛け張作霖を爆破しようと企んだ
ノ ﾉ
／￣＼
| |
＼＿／
|
l^ヽ /^l ／ ￣ ￣ ＼
ヽ ｀_/ / .／ ＼ ／ ＼
r'ヽ ヽ ／ ⌒ ⌒ ＼
ゝ、 r'ヽi| （__人__） | ここなら日本軍人が居ても怪しまれない
`ヽｰ､ノ ＼ ｀ ⌒´ ／ 上手い具合に爆破工作ができるってわけさ
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ⌒ ⌒ | __
|::::::（ （ ●） （●）| ／_} l'':,
（@ ::::⌒（__人__）⌒) ／_ﾞ''iﾞﾉ､ﾉ あの、奉天軍側から
| u. |r┬-| | ,:'`;:'／ﾉﾞﾉﾌﾞ そのクロス地点が手薄だから
＼ `ー'´／ /`/ / ノ-〈/ 鉄橋上にも監視兵を配置したいとの申し出が来ましたが
>'ﾞ:: ‐'"ﾞ./ ヽ.,' ~ ／
／/::::: ', / /
, (⌒ ⌒)
(⌒ ( ) ⌒)
（ ) )
（＿ヽ＿ﾊ从人＿ﾉ＿ノ
| || | |
ﾉ Ｌ,l ,|| |､l、
⌒:::＼:::::／::＼
／ <●>::::<●>＼
／ （__人__） ＼
| |::::::| |
＼ l;;;;;;l ／l!| なんだと！それだけは駄目だ！断固として拒否する！
／ `ｰ' ＼ |i 「あの地域は関東軍の警戒範囲でありそれには及ばない」と回答する！
／ ヽ !l ヽi 我々が責任を以って安全を確保するんだからな！
（ 丶- 、 しＥ | ドンッ！
`ー､＿ﾉ ∑ l､Ｅ ﾉ >
ﾚY^Ｖ^ヽ
＿＿＿＿＿
/:::::::::::::::::::::::::::.＼
|.::/⌒Ｙ⌒ヽ:::::::::::.|
| ノ ＼ ｉ:::::::|
|（─） （─ ） 〈::::::|
(⌒（__人__）⌒:::: @） どの口で言うのか不明だが
| |r┬-| u | この回答に従って奉天軍は
＼ `ー'´ ／ 鉄道橋の下にだけ監視兵が置くことにした
,-- ゝーー ___／ /ゝ--、 そして一時間おきに巡察兵が見回りに来る
ｲ / |.!､ _____ ／ ノ | i
| i |,／(__）ヽ／ | l
／￣＼
| |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ ::＼:::／::::＼
／ <●>::::::<●> ＼ こんなに都合良く爆薬袋が置ける場所があっていいのかしら？
| （__人__） | + * ，
＼ ｀ ⌒´＿＿／┌───┐+ ☆
￣,ｲ⌒!:ヾスズ ＿＿)│爆 薬│ x +
/:::| |:::::::::::::::＼ ﾊ └───┘* ，
|:::::| |::::::::::f⌒Y￣｀i ＿＿＿＿＿＿_
／￣ヽ-'￣￣ヽ-'ヽ--' ／ 土嚢 ／|
.|￣￣￣￣￣￣|／| |￣￣￣￣￣￣|／|
＿」＿￣＿＿￣￣|／| .＿_」＿￣＿＿￣￣|／|＿＿＿＿＿＿
／ 土嚢 ／|＿￣|__」／_ 土嚢 ／|￣|__,」＿＿_ ／|
|￣￣￣￣￣|／. 土嚢 ￣／￣￣￣￣|／ 土嚢 ／| ／ .|
|￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣|／l￣￣￣￣|￣￣￣￣￣|／| ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
だから爆薬は線路脇ではなく陸橋に仕掛けられる
具体的には内壁に積み上げられた土嚢の上端に
黄色爆薬（250キロ？）入りの麻袋が置かれ
監視小屋から発破のための電気配線が繋がれた
また夜間では列車の車体の色が判別しにくいので
電柱を突貫で立てた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
∧_,. --- ､∧
ﾚ': :_ : : : :_: : :}
{: （__,>: :<.__） ｊ
__ ___|: : : : : : : : :___|＿ __ _
(ﾉｰ':{＼＼ : : : : : /／/:::‘ｰ'ヽ)
(Ｙ⌒ヽ＼:＼}/￣∨ ／ Y⌒ヾく）
,ｨ八しｊｸ::::::＼/ : : : ∨:::::::乂ﾌﾘ‐{）
,__|Ｖﾚく（､ﾄﾍﾊ:::彡三入: : : 〈三o＼::ｒ'／
/ﾄ､ヽ==ﾐ､} l 〉〉}ﾉ）:::::（＿＼:/:）:::l＼oV⌒7ヽ
／ Ｎ二Ｙ⌒ｿﾘﾉﾉ//ｨ＼:::::＼:／:/::::／l/｀::/:/／
. /: : : ≧ﾐ人_（｀"'''"´V{＼:＼/｀:＜::::/ |::|＼:l :l/ : :
. ;: : : : :}‐vｊト､ }） _,ノｊｎ: : ／｀ヽ o V ｊノ: : '⌒ヽ :
. i: : : : :〈ﾄ{､ ｆｔｩぅ ｆｔｧﾗ{ﾘ:´: : : : : ∨∧/: : : : : : : : ＼
. 人: : /: :ｰl ヽ j ﾘ //: : : : : : : : ∨:/ : ヽ:_:_: : : : : :
ヽ{: : : :｢＼ ｰ= ‐ / :__ : : : : : : : V: : : : : : : :￣ : __ 爆弾のスイッチだが
＼:./|＼ ヽ＿／ﾄ､: : :｀ヽ: : : : /＼: : : : : : : : /::::: 念のために予備も設けようか
_ｘ≦/│ ＞==<｡ｊ ≧- _: ／ : : : ｀: ＜: : : :{::::::: 予行練習ができないぶっつけ本番であるからな
r─‐ｧ≦ / |／ ＼__/ヽﾊ ∧ ￣￣∧: : : : :｀: ｰヽ- もしも「第一のボタン」が不発であったら「第二のボタン」で確実に爆破させるべきだ
/ / / |､ | | l _∧ / 〉: : : : : : : : /
V '， ｀フ | ヽ |｢ | , | ￣| {／７ : : : : : ／
V ヽ 〈 ! ＼ lr‐| / l | l /､: : : : :./ ※ 二連式だったという説もある
神田中尉
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
その現場には東宮鉄男大尉と神田中尉が配置される
東宮大尉は後に「満蒙開拓移民の父」と呼ばれる男だね
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,.仗又丈爻爻乂爻ミヽ ﾉ:::::::ﾘ:::::::::::::::::l
. /ミ戈三丈乂爻三ﾐ ∨::::::::/::::::::::::::::::::'. なるほど
,伐三乂乂爻爻ミ ヽ/::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::', ┌┴┐ 居辛. -l‐ __ イﾉ┬ 畄_Ｌヽ
/ﾄ戈爻乂乂爻爻"＼ ｊ::::;.'⌒ヽ:::::}:::::::::::::::::ﾊ 元 三l三 / ｒ_ﾄ. │ |ニ . ┼ 乂, つ
. {爻乂乂乂爻ﾊ夂 } ﾉ:::/／:ﾊ }:::::ヽ:::;.--､:::ﾊ ￣/ -ｔ,.-､
.. Ｖ爻乂乂乂爻⌒ヽ ﾚ:::ノ,.:／｀ヽヽ::::::/ ﾍ V::::', ／＼. /| .<ﾒ、 ￣￣￣￣ つ
支爻爻爻夫ﾘ }ノ:／:／_＿ l! |:::/ 〈ヽ.} }::::::'.
. ヽ´＼|l ＼ ヽＶ:／:／ｒ‐ｔﾂﾌ l! ｀ ﾉ ﾉ /:::::::i この俺がその土壇場でしくじるっていう大ドジを
＼. 丶 __ｒ‐＜ ﾚ' ￣ l! ｒ'o./l:::::::::l／＼ しでかす可能性に目をつぶればよぉ〜〜
￣ ',ｒtﾗ} l l! T´ヽ＼:::::::/⌒｀
' ￣|_l / l! | ｌ ';:::::{
. '. ヽ:::ﾌ l! │ l i::::_∟､ ｒ‐-､
. ', ｆｒ_ｰ_'ﾆｿ l! ﾉ:. ／￣:::::::_ﾚ'⌒¨ ） ,.-
'､ └‐一' l! ／:. | |::::/＼:{ { ､__ /::::::::
∧ ｰ┬ ' ﾚ':. :: 「l l::ﾑ 「:ヽ＼＿__ヽ/::／＼
'､ { ＿＿ /::.:. l | l::::| Ｌ__[ | l｀
東宮鉄男大尉
＼_______/{
＼ ﾄ､__}＼ } {＼{＼}＼ ／￣＼
}＼＼ } ( }＼}ﾄ､}＼ | |
{(/＼ ＼ノ / _ﾉ_,ノ＼ ﾉ{ ＼＿／
{ ＼ ( { )ﾉ / //} ＼ { ＿＿|＿＿
＿人＿ r /⌒ ⌒Vノ }ﾉ ゝ:::::::､／ ＼
⌒＼// 人_ノ{ {⌒ ⌒} lﾄ､/ ﾉ ,<●>::::::<●> ＼
{＼ ∨＼{_{_ ノイ }／} / （__人__） |
{⌒V /＼＼_ ／} }／ | . |
{ 〈 { ｆモテ イテ/ }} ＼_／⌒ヽ､-- .._ ,／
. ＼_{ ｀¨´ '⌒ ｀¨´ / | イ ｀￣ヽ
人. ＿ / ﾔ/‐<＿＿ ,..､ ヽ.
＿}＞ ー ／ | ゝ､ ﾞ.
＿____{=人ﾆﾆ≧=≦{ ', |ヽ, ﾄﾍｲ´>
／⌒＼ﾆﾆﾆﾆ＼__}_}Oノ} ', |ﾍﾄイ｢｣"´
／ニニﾆﾆ＼ニニﾆﾆoニニ＼＿_ ﾔ {〉､<"
{二二ニニニ∧ニニニニニOニニﾄ､ j ﾄメヽ>
{ニニニニニニ}ニニニニニニニﾆ} } / |
{ニニニニニニ}ニニニニニニニﾆ} } . イ./ |
川越大尉
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
それに加えもしも不発か明らかな失敗の場合もあると考慮し
線路に脱線器を仕掛け列車を横転させて
その脱線の混乱に乗じて張作霖を襲撃するための
川越大尉率いる銃剣術に秀でた12人の兵士を
斬り込み隊として待機させる計画
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ u ヽ、 ﾘ| ｌ │ i 暗殺方法には抜かりはないようね
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i| だけどこのテロの犯人が日本軍人によるものだって判明したら
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ 国際的にすっごく非難を浴びるわよね
ヽ ∩ノ ⊃ . j /／ 北京から撤退したとはいえ張作霖は中華民国のトップなんだし
/ ＿ノ_, イ＿ 大問題じゃないの？
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿＿＿＿＿
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|::::::::/ ⌒ ⌒ |
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:::::::〉 （ ○） （○）|
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:（@ ::::⌒（__人__）⌒)
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| |r┬-| | 官僚である軍人の身分のままテロを行う
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ `ー'´ ／ 非常識極まりなく国に大迷惑をかけることになるが
.:.:.:.:.: ,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 河本大作は計画中止をした田中義一への報復の意図もあったから
.:.:.:.:/ | '; ＼_____ ノ.| ヽ i そんなことは意にかえさない
.:.:.:.i. | ＼/ﾞ（__)＼,l i .l
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿__
／ ＼
／ ::＼:::::::／::＼
／ <●>::::::<●> ＼
| （__人__） | 大丈夫大丈夫
＼ ` ⌒ ´ ,／ 日本側の仕業と思わせない工作をしているさ
. /⌒〜"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ ヘイルック！ほらあそこに三つの死体が見えるだろ？
| ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃
| ｀l￣
. | |
... ,... .,.:,..:..
＿, -─‐- ､ー‐-､ー-､ ;: ;:;: :;:;: ; ;
,ｲ､,r'⌒ヾ ヽ ヾ ｀`''ー- -､-‐''"´ヽ;;: :;:; ;:; :;:; ;: .
,r/ (::;;:;:;;/ー-､ j `, ＿ /ィ´ ;:; :; ;:; : ;:
ヽ 「i''ー'"´ ,r-‐'ー''''"´￣
＿, -─‐- ､ー‐-､ー-､ ;: ;:;: :;:;: ; ;
,ｲ､,r'⌒ヾ ヽ ヾ ｀`''ー- -､-‐''"´ヽ;;: :;:; ;:; :;:; ;: .
,r/ (::;;:;:;;/ー-､ j `, ＿ /ィ´ ;:; :; ;:; : ;:
ヽ 「i''ー'"´ ,r-‐'ー''''"´￣
＿
γ´ﾉ ヽ｀ヽ
, - ´￣｀ -､
／ ／/"/ i＼ヽ＼
//, '/／ヽ´/ノﾚハ｀､ヽ
i l i{_{ﾙノ ヽ､ } } il i
| il从/（●) (●） 从 ﾘ
ヽﾘﾊ ､_,､_, ﾙﾘi
. ヽﾍ､ ノﾚノ
｀-ゝ､,､ __,イ-´ 三つ？二つの死体しか転がっていないけど
／ |＼／| ヽ､ あれってなんなん？
/,' <ヽ ∽ /> ﾊ
| i ヽ V /[▽]i |
i | ヽ / i |
／￣＼
| |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ u ノ .＼
／ u <●>:::::::＼
| （__人__）| おれ？おかしいな
＼ u .｀ ⌒／ 三つの予定だったのに二つって……
／ | やっぱり民間人に任せるのは駄目だなぁ
＿＿＿＿＿
.. ／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
.. |:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ :.|
.. |:::::::::/ ._ノ ヽ ..|
|:::::::〉 （ ○） （○）|
. （@ ::::⌒（__人__）⌒) この死体は
| u |r┬-| | 張作霖の排日政策に業を煮やしていた
＼ `ー'´ ／ 日本商人の伊藤謙二郎の協力によって用意されたもの
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. シナ人の業者に頼んで一人100円で購入したシナ人の阿片中毒患者を関東軍の哨舎に連れていき刺殺
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i 犯人に仕立てられるわけだ
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
|／//￣ヽヽ/ -‐-ミ Ｌ }i /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ＿ ,, ﾉー-v-- ､
| :{ l､＿ﾉ ー==ﾐ -| ∥＿ /:::::::::::::::::::／｀`〜‐- _::', 〈 う.| 〈ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆく
| /＼＿ u. r=､ )N{ |う { {::／ヽ::::／ _-=ﾆミ | } |め| ﾉﾆ/∨ゝvv -､ﾆL
／|/＿／ .:| r , ／ |め.〉 {:| (_ } ﾞ´ x=ﾐ -=ﾐ|ﾉ ￣ 〈ﾆ|-=ミ x==-|ニ(
／/∧ .:/∧ 「￣￣ヽ´/ ￣ ＿/|＼ : ://´｀ =ﾐ, / ＿ 「｀| ① ; ① .|/７
[] ∧ ＼ ＼ ／ / ／ |！ { .:｡´ ( 0 0): | | う.| L.」 '''､＿_,''' u .|_」
∧ ＼ ／ .ほらもう一杯食えよ＼､ ( ,､＿ .′) ) く め| ∧ ー ノ おっおかわりはまだあるぞ
￣￣ヽ∧ ／[] (≧r''´ ( ( / ('弌ミｈ､- _ ー_ ／＼ ￣ ／{ト---=7ﾞ
Ｌ _∨＿「￣＼＼ /----=ﾆ」__／￣二)､ro､￣ }, --､丶 ／＼ ＼ー「＼＿
‐- _ ﾉO ＼＼ |: : ﾆ⊃二⊇ ／. . (〉o＼〉 / ｀ヽ￣LヽＬ/ } ＼
○ } |i ／ 二二) 込、＿＿＿,. ---┘ |0 ノ｀しﾍ∧r,. . ＼ {. . ＿i |O 〈iﾑ 丶
＿＿__/ 」 ／／ ￣ )、 |::: /＿＿ ; |,.j」Ｌ∟斗====‐- _) |. . . ／＼) | |__ﾏﾑ／
/ ７ ／ ] ＼ /::: /＿＿_/ ／ ＿＿＿＿ ＼ |: ／ ￣￣￣ ; --」､
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
その生贄のボロをまとった汚い三人はすぐに用意され
仕事があると何も知らされずうきうきホイホイとついていき
風呂屋と床屋でさっぱりしきれいな服を着て
最後の晩餐とばかりに三人はご馳走された
罪のない人を殺す罪悪感からか
過度に優しく親切にする定型的な日本人的情緒
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
;'"'｀`';,｀`';,.ヽ:(:
:((:；∵'''''""'''' '
∧＿∧ 二＝─ ,, '⌒;;;；::））;;;ﾉノヽ
（・∀・； ） 二＝─ ,;'"⌒ヽ ,;'｀`';,.""'' ',,,;;
と つ 二＝─ (（:((:；∵（;;`';,., '⌒;;;；::）
(⌒ ヽ , ,;'"´｀`';,., '⌒ヽ:((:ヽ ,;'"｀`;;
ﾞｰ'｀（＿） 二＝─ , ' ⌒ヽ ,'"´｀`;,.ヽ,;'';,., '⌒;; ;,
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
このいたせりつくせりに気味が悪くなった
勘のいい一人が隙を見て逃げ出した
その結果死体は二つになり、これがのちに大事となる
事を成すには冷酷非情さが必要だと教えてくれる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼
／ .<●>::::::<●> ＼ ともかくこの死体は
| （__人__） | 事件の犯人を国民党の刺客の仕業に見せかける工作だ
＼ ｀ ⌒´ ／ その懐に張作霖暗殺の秘密命令書とロシヤ製の手榴弾をねじ込み
/,,― -ー ､ , -‐ ､ 要はこのテロは蒋介石の仕業でシナ人同士の殺し合いであるから
（ , -‐ '" ） 「この事件と日本は関係ないアルよ」で白を切るつもりだ
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ⌒ ⌒ }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ○） （○）ｌ小!
＼(,| ⊂⊃ ､_,、_,⊂⊃
,..-ﾍj ー' ﾉ ハハッめっちゃダーティ！
./::":::::::`ヽ､. ＿_ イ おっし！ここまで微細を尽くした工作をしたのなら
/::i::::::::::::"'弋'!ｰ',〆>|'_ノ´｀ｰ -,,＿ _ 張作霖暗殺計画は成功間違いなしね！
. }:::ﾞ|::::::::::::::::::::~ﾞ:_戈;f" 、 ｲ/ `i あとは爆破スイッチをポチッとなでミッションコンプリートよ！
/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.ﾃ ＼xｰ.ｫ､__ノ
::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r' ` ､_冫y"
:::::::::::::::::＼o:::::l .ﾄ、 ヽ,＿ﾉ"ｰ'
:::::::::::::::::{::::{＼代 l>ｰ､,_ノ
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ヽ
/ ::::─:::::::::::::::─:::::::: ヽ
./ < ー > :::::::: < ー > .l
.| u | いやそこまで簡単な話じゃない
..ヽ （＿人＿_） / 本番はここからなんだよ
ヽ､ ｀ ⌒ ´ ／ 敵の動きを正確に捉え位置を確認する
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼ 戦闘というか戦争の最も肝心なことをこれからやらなくてはならないのだからね
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.| そうここからが爆殺計画の真骨頂
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒) いつ張作霖がそこを通過するのかについての情報収集
| ｀ ⌒´ | 張作霖は無論のことシナの要人は暗殺を警戒し列車を時刻通りに走らせない
＼ ,／ 速度を速めたりわざと遅らせたりしまたは列車の乗り換えを行うかもしれない
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i 張作霖が北京から引き揚げた後
| ＼/ﾞ（__)＼,| i | 河本は血眼になって張作霖の動きを追った
＞ ヽ. ハ | |｜
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ そうだ。
./ < ● > :::::::: < ● > .l 張作霖は警戒心が強く影武者・替え玉を用意し途中下車をするかもしれないから
.| | その動きを監視させるために京奉線沿いに
..ヽ （＿人＿_） / 兵をこっそり配置させ張作霖の列車の通過を確認させている
ヽ､ ｀ ⌒ ´ ／
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼ そして沿線の各主要駅に配置した諜報員から
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ 張作霖の乗った列車の通過時刻の詳細を打電させている
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
_＿r‐ｭ.........................rｭ＿__
＞ ´ -―――――――――- ｀ ＜
rf「＿, ＿＿＿＿＿＿＿＿_ _＿〉
／/| 厂￣｀マﾆニニニｙ' ￣ヽ ',
_〉{ l ／1 ｀¨¨¨¨¨´ ｀ﾄ､ ｊ
〈＼〉 ﾄ､__ .イ / ,斗‐――- , ﾏ`ー--У
〈＼〉 ｀マ＿ ノ ／ 4k__)(__)(__) 2＼ ヽ＿／
〈＼〉 f｢ ' 5k__) ＿ (__).1 l|
〈＼〉 ｌ| ,' 6k__)´g㌢￣｀守。 l|
〈＼〉 || l k__)i {iii{<（_ _）>}iiｉ} ; l|
f^YYYYYYY^ー|| li 7k__) ⅥiマニフiⅣ ' l|
〈 Уｰyｰ'ｰ'ｰ'ｰ'＾|| ∨ k(__)､`定主亥〈＼ ,' l|
〈/ / .l| ヽ 8`ﾄ(__X__)＿ 〉 У l|
〈 ﾄ､ l| ＜ 9 0 ＞' ｌ| ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ヽ Y^ヽ l| ｀ ¨¨¨¨´ ｌ| 電話線を僕自身の部屋に直通させ常に連絡を取り合っている
＼| ﾄ､ i| ｌ| 現地で目を光らせる諜報員は僕が信頼している将校たちで
l Lﾑ 、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾉ 抜かりはないはずだ
ヽ｣ ﾄ､ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
l Lﾑ｀ヽ
ヽ | ﾄ-仏
`ｰ^ー '
::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::;;:::;::::::::::;:::::::::::;::::::::::::::::::;::::::::::::::;:::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;:;;;::::::;;;;;;;;;; ;;;∥ ｜;;;;;;;;;;:;;;::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;::∥ ｜;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;;;;;;; ::∥ ｜;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;;;;;;;:::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∥ ｜;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;;;;;;;:::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
::::;;;;;;;;;;;;;: :::::;;;;;;;;;;∥ ｜::::;;;;;;;;;;;;;::::::;;;;;;;;;;;;;;:::::::;;;::::;;;;:::::::;;;∥ ｜::::;;;;;;;;;;;;;::::::;;;;;;;;;;;;;;:::::::;;;::::;;;;:::::::;;;;
::::::;;;;;;::::::::::;;; ;;;;;:;;∥ ｜::::::;;;;;;::::::::::;;;;;;;;:;;;;;;;;:;:::::;;;::;:;;;:;;:::;::∥ ｜::::::;;;;;;::::::::::;;;;;;;;:;;;;;;;;:;:::::;;;::;:;;;:;;:::;:::
;;;:::::;;; ::::::::::;:;:::::;;::∥ ｜:;;::::::::;;;:::::::::;;;:::::;;;::::::::::::;:;:::::;;::::::::;∥ │:;;::::::::;;;:::::::::;;;:::::;;;::::::::::::;:;:::::;;::::::::;;
::;::;:;○:::::::;:::;;:;;: : ∥ ｜;:::;::;:;::::;;:::::::;::::::::::::::::;:::::::;:::;;. :;○:∥ │;; ○;;:::;::;:;○:::::::;::::::::::::::::;::::::::::::::::
::::。+:::::::☆:: :。+:∥ ｜::::。：::::☆；::::::::::::。：::::☆；::::: :: ::∥ │::::::::::::::::::::::。+:::::::☆::::::::::::::::::::::::
:ｉ::::::::。:::::: ::ｉ:::。:::∥ ｜:::::::::::：:::::。+::::::::::::::::::：:::::。+::::::..∥ │:::::ｉ::::::::。:::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ:::::。::::::
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∥ ｜ .∥ │ ヽ : : : : : ; : : : :
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-,―――――――――――――――――――――――――――――――┴''';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
###########################################################################
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
特に新民屯は奉天まで60キロの距離にあり
ここが最後のポイントであるから
最も信頼のできる青年将校二人を配置させているが
むっ連絡が来たな！
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
, - ------ 、
／::::::::::::::::::::::::::::ヽ
.／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
./::::::::::::::::::／｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::',
ハ:::::::::::::::i o ',::::::::::::::::::::::::::i
i:::::::::::::::::::::ヽ＿ ノ:::::::::::::::::_:::::::,'
',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/o ',:::/
ゝ-:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i__ ノ/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
./:::::::::::::::::::::::::::r ニヽ::::::::::::/
ー、/:::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽィ′:::／ 「午後9時
:::::::｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ただいま、張大元帥の第五夫人搭乗列車が
:::::::::::::::',:::::::::::::::::::、:::::::::／ 新民屯を通過しました」
:::::::::::::::::i::::::::::::::::/｀￣´
:::::::::::::::::i:::::::::::::/
:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::',
／￣＼
| |
＼＿／
＿＿|＿
／ ＼
／:::::::::::::::: ＼ ＿
／:::::::::::::::: || |
|:::::::::::::::::::::::: ∩! ,ヽ ＿ あい分かった！既に衛兵隊3000を満載させた列車が通過済みであるから
＼:::::::::::::::: | ｰ ﾉ 張作霖のは列車はこの次で
| ::::::::::::::: | i ｊ ￣￣￣| 4日の夜明けとなるな
| ::::::::::::: ゝ__/＿＿＿＿i
｀''＜「>-ﾍ-く|三三三三三三三ﾐﾐ//三
_,∟..,､＿」._三三三三三三ミ.//三ﾐ
／⌒ ⌒＼三三三三三.//三三
, ' ヽ三三三ﾐﾐ//三三ﾐ
_ノ / 八 /ﾊ ＼ゞ三三ミ//三三三
≧ ,i Y⌒ Vノ⌒弋 戈＜三}//三三三ﾐ
ゝ-ｨ刈代ツ 圷少从弋＾ ｀'//三三三三
ｉﾘ八 ＿ ﾑ仏ｲrゝ // ｀ ＜三三
厶ﾊﾊヽ. ヽ_ﾂ .ｲｐｿ/ﾊj // ｀ ＜
,. ＜⌒ ≧=≦jﾘﾑイ=- ､//
{ _ノ＞--- '＝ｧ'' /,ﾊ
｝, '´ ｘﾇ l // }
/ i じ' ! // 〈
ﾑ.」.. 二ﾆ ..‐..- .」辷//ﾆﾐメ、
rく ｀Y ^Y
从,＞- -─=￢ﾆアミ= '' |
rf爪_ // ＼＿,ﾉ
,. -──-- . __ﾉf=ミx（_) ￢ﾆニ二^￣//
. / ｀ ＜ `ｰ＝=ﾆ.. ___//
i ｀ ＜ z='ｲ 第五夫人 寿懿（じゅい）
| ＼ ＼ {.{ ｌ}｝
,ﾊ ＼ ゞ=彳
. / ＼ |
/ ヽ ﾉ
. / ヽ. ／
/ ＿＿＿r‐;‐'⌒⌒ヽ.＿, ハ─ '´
. / ,.≦三三三ミハ '. lﾐ三≧=====ミ|
i/三三三三三ミハ. ' |三三三三三ﾐj
. V三三三三三三ハ '. i三三三三三/
. V三三三三三三ハ. ! |三三三こ／
`ー-=ミ三三三ﾐ.} | ｝= '´￣´
/ l !
, ﾄ､ ,1
/L.._| V |
{＿,人＿ﾉ
／￣＼
. | |
＼＿／
|
／￣￣￣＼
／ ::＼:::／:: ＼./´`;
／ <●>:::::<●> / / ,. -､
. | （__人__） .ｧ' / ／ ／ 川越大尉！
＼ ｀ ⌒´ ｧ'/ /'' ∠__,,,...､ 現場指揮の東宮大尉に連絡をしにいってくれ
.ヽ . _.ﾉ.ノ_ . ´ __.ノ 二番目に通る列車は奴の最愛の妾の列車であって
/ r'"´ `ヽ ＜´ 張作霖の列車ではないとね
＿_| . `''ｰｒ ､, ,._ `ヽ. 間違えて爆破しないようにと
/´＿_.ﾝr, `ヽ二iヽ､.,__,.イ `' ｰ' それは可哀想だ
i ＿＿.i ! |
／⌒＞ーｧ＿
／⌒¨´ ⌒＼___ ーt＼
}＼{ ／{￣} ｀¨¨´ ｀＞┐
ヽ|イ＼ く ￣＼ .{
__} fﾘノ ﾉ_/⌒ヽ } }＼ノ }
｛ u ﾉタ }l∨ } ﾉ
. 〈_ /____ノﾄ､ } （}
（｀ / ｜}ノ⌒∨
{ イ ／/＼＿＿__
｀¨¨¨¨¨}≧=＜ｴ/ニニニﾆﾆ⌒ヽ
＿ﾉ ＞ｰ一'ニニ（___）ﾆ{二∧__
/ﾆ/(__)ニニニニニニﾆﾆ{ニニ}ﾆ＼＿
∨l{ニニニニニニニニﾆ人__ニニﾆ/ニ＼
ﾉl∧ニニニニニニニ(___)ニﾆ＼ﾆ/ニﾆﾆ∧
}ニﾆ＼(__)二二二ニニニニﾆﾆ/＼二ﾆﾆﾆ}
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
張作霖は黄色の7両編成の列車の次に走ってくる
コバルト色の列車が標的であると東宮大尉に伝わり
全ての準備は整いあとはその時が来るのを待つだけとなった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
{爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻乂厶:::才才才才才才ミミミミミミﾑ.
爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻'厶才才才才才才オ夕 ﾐ;ミミミミミミ::｝
爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻乂厶:::才才才才才オ夕 _ ﾐ衫衫ミミミミﾘ
ゝ斧斧斧斧斧斧斧斧彡厶才才才才才オ夕.／:::｀;ヽ ヾ彡釜袗－、:｝
乂孑孑孑孑孑孑`少:'ﾟ厶才才才才才オタ／::／゛゛゛; ｝彡:// ヾﾍ
≧ｪ｡。．。｡っ夭ﾟ匁厶才才才才才夕 .／::／ ,,,,,,,,,、; |彡｛ i ) ｝
夭斧斧斧斧匁匁匁厶才夂／ ／::／／〃 .ヾﾐ j彡;｝ 〉 / /
受受三三匁匁匁才夂、ノi〔∠／∠＿ ゞ＇クｿ. ; |::: /
｀ー―---孑 {廴__(弋ｿ,´ ｀ｰ=＝≡''''￣ ﾍ; ノ∧
i. ー´,′ ;. / ∧
ﾍ. l 州 !、 ; .| /∧
.ﾍ ｊ ,,, ヽ ; j ／::::::::ヘ、
∧ ヾ _ー ; ｲ:::::::::::::::::::::::.ヽ、
∧ ,＿＿_._ ; .／,- ､::::::::::;::::::::::::::::::ー---...、
. ∧ ｀ｙ'―― ﾐ､, ; ／: ｛ ( ）〆.::,､::::::::／:::::
. ∧ i〔,' ´ 》 ; ,:::::::::::::＞ <::::::｝ﾘ::／ ::::::::::
∧ `二二 ' ｨ;:::::::::::｛ i:゛´::ﾍ ヽノ/:/ :::::::::::::
ﾍ ｝ ／.|::::::::::::入｀ー′_ ／:/ :::::::::::::
ゝ、＿＿ ／ ∥::::::::::::::::::￣::´::::::::::; :::::::::::::::
ﾍ ∥::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ::::::::::::::::
＞ ´i
＞ ´:::::::::::| ＞ ´i
＞ ´:::::.==ﾆ＜l＿. ＞ ´i ＞ ´:::::::::::|
¨ヽ＞ ´ｲⅥ ゞ !!...... ＞ ´:::::::::::|. ＞ ´:::::.==ﾆ＜l＿
∧:::::::ｊ ﾏﾍ ; .|ﾄ. ´:::::.==ﾆ＜l＿ ¨ヽ＞ ´ｲⅥ ゞ !!
}::::ノ ﾏﾍ¨ ||...ヽ＞ ´ｲⅥ ゞ !! :::::::ｊ ﾏﾍ ; .|ﾄ
>¨ヘﾞ 、i {¨:」.ﾞ∧:::::::ｊ ﾏﾍ ; .|ﾄ...}::::ノ ﾏﾍ¨ ||
,:::::::ヽ::ヽ ヽ i::::|. }::::ノ ﾏﾍ¨ ||. >¨ヘﾞ 、i {¨:」
, 7 ¨ ヽ＼::ヽ::＼ |::::l >¨ヘﾞ 、i {¨:」ﾞ:::::::ヽ::ヽ ヽ i::::|
,'７::::::::::::ヾ｀:.、＜ヽ |::::|......,:::::::ヽ::ヽ ヽ i::::|. ¨ ヽ＼::ヽ::＼ |::::l
i::::、::::::::::::::＼ヽ ＞} .|::::|..., 7 ¨ ヽ＼::ヽ::＼ |::::l ::::::::::::ヾ｀:.、＜ヽ |::::|
∧:::::、:::::::::::ヾヽ::::::iﾊ 广iⅣ¨}...::::::::::::ヾ｀:.、＜ヽ |::::| . ::::::::::::::＼ヽ ＞} .|::::|
∧:::::::、:::::::::::::Ⅵ:::lハ iヽi彡,:::、::::::::::::::＼ヽ ＞} .|::::|::::、:::::::::::ヾヽ::::::iﾊ 广iⅣ¨}
. ∧:::::::::、::::::::::.Ⅵ::::::}トi:::::¨|ﾞ:::::、:::::::::::ヾヽ::::::iﾊ 广iⅣ¨} :::、:::::::::::::Ⅵ:::lハ iヽi彡,
∧:::::::::＼::::::::. 、::::l |::::::「 :::::::、:::::::::::::Ⅵ:::lハ iヽi彡,.:::::::::、::::::::::.Ⅵ::::::}トi:::::¨|
¨i ￣¨¨∧::::::::::.、ｉ |::::::ト 、ﾞ::::::::、::::::::::.Ⅵ::::::}トi:::::¨|..ﾞ:::::::::＼::::::::. 、::::l |::::::「
ハ＿＿_.∧::::::::::∨ |::::::| !」 . :::::::::＼::::::::. 、::::l |::::::「.ﾞi ￣¨¨∧::::::::::.、ｉ |::::::ト 、
,:::::::::::::::::::::::∧:::::::::::Ⅵ:::::{ ¨ ー.,.¨¨∧::::::::::.、ｉ |::::::ト 、 . ＿_.∧::::::::::∨ |::::::| !」
７:::::::::::::::::::::::::::∧::::::::::i.l¨ﾞﾞ.l＞一＜ﾞ＿_.∧::::::::::∨ |::::::| !」ﾞ:::::::::::::::∧:::::::::::Ⅵ:::::{ ¨ ー.,
. 7:::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞイ´ ヾ |..ﾞ,:::::::::::::::::::::::∧:::::::::::Ⅵ:::::{ ¨ ー., :::::::∧::::::::::i.l¨ﾞﾞ.l＞一＜
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
奉天軍側は皇姑屯から瀋陽まで1マイルの沿線に
ずらりと騎兵と憲兵を配置させ
駅前広場には十数両の装甲車が並び
機関砲や重機関銃の銃口が外を向けられている
張作霖帰還に万全の態勢を敷いている
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./. < ● > :::::::: < ● > l
.| |
..ヽ （＿_人＿） /
ヽ､ .｀ ー ' ／ 川越君……君にも世話になったね
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ では一献参ろうか
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ 〃:::::::::::i:::::::i
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
時間ができたため張りつめた神経を解すために
河本大作は川越大尉を誘って遊郭「みどり」に登楼する
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ﾄ､z─── ､__､
＿_}===ミ＼ ＼ ＼＼､
_ノ x==ミ ＼} }ｌ}ﾉ } } |ヽ
マ// ＿＿Y⌒Vﾉ//⌒Yノ} }
〈/ /⌒ニ人__[ )ノノ }イ
∠ｨ/ /=}／⌒ ⌒ 〈ノ}
{/イ／} /⌒ヽ /⌒ }ノ
人{⌒Y fり fり } }
{ {（{ ⌒ }ﾉ
＼∧ , - /
＼＼ ー' / ノノ
}ﾆ｀＞ .___.／ 一献？
x＜⌒＼ﾆ{]//// 河本さんは酒を呑めないはずでは
／￣｀＼ニニニO=＼__ いつものようにカステラとカルピスを用意しましょうか
'ニニニニヽﾆ二二二∧ﾊ
{ニニニニﾆ∨ニニO二}_}
人ニニニニﾆ}ニ二二二}_}
, - ‐ - 、
（ )
ゝｰ - ‐ ´丿
> <
/ ヽ
/ .i ああ下戸だよ
. i .i 遊郭で遊ぶのは好きだがこれは好きじゃない
l i 自分から呑むのも始めてだが……いいんだ
| .|
l .| , 、
. l | , ´ ｀ヽ、
. l l l、 _ .l
. l .l l ゝ´ ｀ヽノl
l l l ｀ ´ i
l l ゝ ノ
ヽ、 .ノ ｀、 ‐ ,´
r＝ｰ- _
-ゝ､ ＿＿ ｀ ､
／ ,.ィ´ __＿__ ｀ヽ. ヽ
r‐ ´ ／{ く: : : : . . . ヽｿｉ 、
`ｰ／ / Y ｀ ｰ{＼ｰ ´ ﾉ ＼
／ ／| 〈 ヽ ＿,ゝ、｀ く ヽ これが最後だからな
ｰ ´ j }ヾ､ ＼ ＼ うむ…………まずっ
ﾉノ ＼ ｀ヽ ヽ
ヽ＼ `ヽ
{＼
ヽ ___
｀ ､ _
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ─） （─）| いよいよクライマックスだけど
（@ ::::⌒（__人__）⌒) 時間を戻して標的である張作霖の
ｌ^l^lｎ ｀ ⌒´ ｜ 奉天撤退直前を見学しよう
ヽ L ／
,,.... ゝ ﾉ_、___ ーノﾞ-､ それは5月16日
.i ／ / '; ＼_____ ノ.| ヽ 駐華公使の芹沢兼吉が
l / / ＼/ﾞ（__)＼,| i 田中義一の覚書を張作霖に手交した際のやり取り
, ． ‐―一￢ー- 、
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
/:.:.,;,;,;,;.:.ｒ'_￣_ ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
i:,:'.: : : :.{! |!∨l| l}.;,;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
,．-=≡ﾆニ≡=ー-々 : :`.:,;.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ
/:.:.:.:.:,;/ﾐ : : : : : : : : : : : ヾ､: :ヾ;.:.:.:.:.:.:ｷ
{:.:.:.:,:' iミ!へ.: : : ; ; ’: : : :.y-､＼: : ヾ;,:.:.:i
`＜__{ l込_`ｰミ ; ::;斗彡,ﾇｷ {ミヽ: : : :.｝
∧| 丈弍i r:;`女,之: : 乂ミﾐ:`シ
/{ ≦ i ≧､､ i: : : 州/ﾆｷ
ノ: :i. i ,. i : 彡彳勾/
,..::'´ ∧iﾑ ,x‐ト 亠‐≧､ i.: : :.:.仡.シヽ,
．イ.:.:.:.:.:.:.:.:マ辷彡ニ二爻Ξミﾐｱ : ilﾆﾆﾆﾆli.:＼ この俺はな、子孫に顔向けできないようなことはしない！
〆::ﾆ∧:.:.:.:.:.:.:.ﾊ::A 〉ー―〉 .j: : : :/Aﾆﾆﾆﾆ:li.:.:.｝'ｰ- ． 家のことをお隣が心配しなくてよろしい
_ ,.．-‐／.:il:ﾆﾆﾆⅤ.:.:.:.:.:.:.:i ∧ 二三 ,:' : ／ i:.:.ilﾆﾆﾆﾆli 人:.:.:.:.:.:.:.:ヽ, 帰ってくれ！
.／.:.:.:.:.:._《_.:.:.:ilﾆﾆﾆﾆｷ.:.:.:.:.:. ト、;＼ ￣ , '.:／// j:.:.:ilﾆﾆﾆﾆi;,;,;,;＼.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
／.:.:.:.:.:.／.:.:.:.:＼ilﾆﾆﾆﾆ:li .:.:.:.:.:.:.:.:∨寸≧‐≦//// ./' ' 'ilﾆﾆﾆﾆi : : : '.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
, '.:.:.:.:斗ヒ.:.:.:.:.:.:／ ｉ!:ﾆﾆﾆﾆlﾄ､' ' ' ' ' :,;;,＼∨////.: /／: : : :i: : : : : :i : : : : : ':,:.:.:.:.:.:.:.ｷ
＿_ ＿
/ V ヽ
|. O l O |
彡彡＼＿人＿ノ
彡彡 ヽ
彡彡 ヽ
彡彡 ﾉ└ ＼
彡彡 ⌒ -──-ゝ あっそ
彡ゞ ＿＿＿＿／ でっ南軍と戦えるというんかわれ？
／ ＼
:.:.:.:.{ |:l V !:| }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :
,....-‐:::::::¨::::￣:::::¨:::::‐-....:.:.: :: :: :: :: :: :: :: :: :
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、: :: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼: :: :: :: :: :: :
::::::::::::::::; -‐=＝￢＝ｧ=-､ｭ_:::::::ヽ.: :: :: :: :: :
:::::::; ' ,! ;'=--‐≦＜￣ヽ ｀ヾ､∨: :: :: :: :
::::/≠ｰ-ィ:､ 〉ｰｧ/´¨o,ｱ ミ≧ゝｰ､:.:.:.
:::{/"ﾞ7¨oヽ.〉 ｰ´｀¨´ く三/〈‐ｭ i:.:.:.
::∧ ｀¨ "'/ 彡 j: i: |:.:.:.:
ゝ-', （、 ｊｭ ) ﾐi,､_ノ./:.:.:/
i {:Σｨ‐≦ー‐-ｭ:.､ |!､_ノﾐ／
. l ,.ｨ仁彡ｭ≧≡ｰニミﾐ、 !∧ミﾐ
',ﾒ彡∧V ,' ∨
∧"´ 〈ｰﾆ二￣¨ /: ト､ 駄目なら関外に出ればいい
' , ｀￣¨" ,. ': !: :: :: .､＿
＼ !. ／ ,' /: :: :: : |: :: :
. ,ｧ} ヽ、 _,, イ/ / /: :: :: :: :!: :: ::
/:::::ｉ', '/////// / , ': :: :: :: : /:: :: ::
_/::::::::',∨ ヽ. ／:.:.:.:: :: :: :/:: :: :: ::
＿_ ＿
/ V ヽ
|. O l O |
彡彡＼＿人＿ノ
彡彡 ＼＿＿
彡彡 ＿＿＿／
彡彡 ﾉ└ ／
彡彡 ⌒ ＼＿＿＿ はっ帰れると思ってんのか？
彡ゞ ＿＿＿＿／
／ ＼
_ -―-
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
x≦.:.:.:.:.:,. -‐…‐-ミ.:.:.:＼
/:.:.-‐- '".:.:.:.:.:.:.:.:.:: : :: ｀丶､_＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:..:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :ヽ
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :: :: :: :: :: :: :}
ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
ｿ:､:.:.:.:.:.:.:.Ｙ´/vﾍ｀Y.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ
ｰ=彡＼¨ﾆ=-∨_＿_∨--‐‐ァ爪》
イ彡《 ＼: :: :: :: :: :: :＿__∠ 》乂i}
八从{ ≧=ァう不ゝ’=彡ﾙ川ﾘ
ゞ,:{ヽ ﾉ｛ }ﾊ ﾉｲ仆"
''|、} ___,< } ﾚ)､ｰ=ィ〃|《 関外は俺の家だ
| ヽゞｚ彡辷冬≧ﾉ,ノ ト、 帰りたければ帰る
ノ| ∧ ＞一｀¨〃ｲ | ＼ｰ- _ それだけだ！
x=水ﾌ´ | 込 _こ＿_ノ / }、 }:: :: ::
／ﾆﾆハ /| ∨ 7 ７ / i ヽ /: :: :: :
‐7ﾆニ/: ::‘ / ! ∨ / / ,′ ／: :_: :-‐
/ﾆﾆ７¨ ‐-: :､_ ; ∨ / /_／: :¨: :: :: ::
ﾆﾆﾆ|: :: :: :: :: ::､‐-ミ. ∨/ -‐ﾆア: :: :: :: :: :: :: ::
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ 'rrrri
〃 {_{ ノ u ヽ ﾘ| ｌ ﾉﾉﾉﾉﾉ
ﾚ!小ｌ （○） （○）从.( / うげっ何この怒鳴り合いに煽り合い
/丿ﾙ| ､_,､_, | ﾑ ｲ すんごく険悪な雰囲気だけど
/ /ヽ |!il|!| j |￣￣l 何を話したのよ？
/ ,' ゝ. |!il|| __,. イ l |
/ .l .y' |ヽ／ | ＼ | |
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.| 何を話し合ったかは不明だが
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒) ドア越しに耳を傾けていた秘書長によると
| ｀ ⌒´ |
＼ ,／ 芹沢が吉林と朝鮮・会寧を結ぶ吉会鉄道を
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 日中合資で建設するよう求め
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i 合意し署名すれば日本軍を動かして北伐軍を阻止すると
| ＼/ﾞ（__)＼,| i | そう持ち掛けるも張作霖は拒否したとのことだ
＞ ヽ. ハ | |｜
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i| なっなるほど！
ﾚ!小ｌ（ ＞）u（＜ ）从 |、i| 前回義一ちゃんが持ち掛けた
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ 北満洲へ延びる「満蒙五鉄道」建設のように
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ 大ピンチの張作霖の弱みに付け込み
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! 権益を拡大させようとしているのね
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | | 流石はダーティ義一ちゃん！
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
＿＿＿＿＿
.. ／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
.. |:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ :.|
.. |:::::::::/ ._ノ ヽ ..|
|:::::::〉 （ ○） （○）|
. （@ ::::⌒（__人__）⌒)
| u |r┬-| | とはいえこの会談は3、4時間に及ぶも決裂
＼ `ー'´ ／ 撤退に合意するが
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 日本側の鉄道合資案は除けられる
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
_＿ ＿
/ O V O ヽ
| | |
彡彡＼＿人＿ノ_ 1 吉会鉄道の建設
彡彡. ヽ ..2 大連港の敵になる葫蘆島港の建設中止
彡彡 ヽ..＿ 3 打通線のルート変更
彡彡 ＿＿＿＿／
彡彡 ＼＿___ 葫蘆島港はほんま勘弁やな
彡ゞ ＿＿＿＿／ 条約違反を大目に見てやるんやから
／ ＼ これぐらい受け入れても罰は当たらんやないか？
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
6月2日に再び芹沢が訪問
退却の手助けをしたい
その交換条件としてこれをあげた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
:| :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |
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| :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |
:|::;:;:;:;:;:,. .,:;:;:;:;:;::|:
:/:::. |:
:/: |:
//: |:
//: |:
:/: |i
ｉ,': || ……日本人とは友人になれないな
l|: |: 人が危ないときに、うまいところをさらおうとする
:|: ,::.. |: こんなのがいちばん嫌いだ
:|: ／::.:.:. |i
i|: /￣｀ヽ::. ||
:|: | .::ノ:::. |:
:|: | :／ ＼ /: /: //:
:ヽ＿＿_人.＿＿_＿_／:. ／_／´
￣￣￣￣
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i: : : : : : : : : : : : ,.イ7￣/7ヽ, : : : : : :.
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヾ: : : : : : : : ; ; /////.斗ー-ヾ: : : : :.
: : : : : :／7ヽ : : : ; ; ; ; ; : : : : ; ; ; ; : ; ; ; ; .' ' ///// ': : : : : : :.:
: : : : ///////乂 '; ; ; ;' ';i ／;////＿＿ ,:': : : : : : : :.
: : : : i//／入////＞- ．＼《 .i､ﾑ斗匕///＞余ミ≧＜; ; ; : : : : :
: : : : |/ `＜////////≧':, , ; 'iミ彡/＞''/ .込ソ ／´ , ; ': : : :.
: : : : : : :' , ,ｨ≧气/////ﾉｷ : : 彡~彳 .└-‐…'´ ; ': : : ;/i: : ::
: : : : : : : : :' , テ.了'心 ＼ ヾ; :i: : : :ミ ー--- 〟' ' ' ' ' : : : :/ .i: : :
: : : : : : : : ; ; ; 廴__込_ソ '´｀,.〃; i: : : :ﾐ ' : ; ; : : : : : : : ; ／ .i: : :
: : : : : : /' , , , , , , , , ; ; ／:.:.:／ i : : : :; ' ' ' ' ¨´ i: : :
: : : : : / ':; : : : : : : : : : : ;／ .| : : : :; , , !: :::
: : : : / ｀' ; ; ; : ' ' ¨´ |: : : : ::〝 : : ヾ, /:: : :
: : :,xi f: :乂 ; ; ; '厶K､. i} ./: : : :
: :/ ∧. { r'^＼ i/ ,x≦三二ミﾐー‐--‐≦彡
: { :: ::∧ 乂彡ミﾐー彡彡三三三三二二二三三
::{ Y⌒ヾ、 ,．≦彡ニ三ミ;Ⅵ巛三三三三三三三三三
:::|. i/l i＼ﾑ ,．＜二三三三三ﾐﾐj.Ⅶﾐミ三三三三三三三三ﾆ
::::i: : ! lﾐミヽ _斗＜二三三三三三三彡爻i ヾミﾐ二三三二二三彡' 俺は、子孫に売国奴と呼ばれたくない！
::::::',:: . iﾐﾐミ三三三三三三三三三イﾚ´ i､___,.斗､,_ 斗､x_}l : : : : : : :
::::::::ヾ', ∨ミ三三三三三三三ﾆｨ'´ ,ィ`7￣ .i i i Y ; : : : : :::
:::::::::::::ヽ ヾ､ﾐ二二二二二＞'´: :》-L ヾ ,．-一 ''''゛´゛｀`''メ : .i! : : : :::
:::::::::::::::::::＼ ` ー-― '〝 : :乂__ソ¨ __＿＿＿___ i!: : : : :
::::::::::::::::::::::::::`' ．_厶 ///////////i ,' : : : : :
::::::::::::::::::::::::::::::::;:ｲ/∧ ＼///////;／ /: : : : : :
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
張作霖は芹沢が用意した
合意文書に「閲」とだけ書き込み返した
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/´ ｀ヽ ,rｭrｭrｭ
/ ∨ /| | | | / 7
/ / ’ __ 」 し'し'し'/ / :
し' i 〈 〈 〈 〈 ,(___ i! / :
: ＼_〉_〉_〉_〉 、 ／ ＞- ' ｰ--'′ :
: _ : _ ヽ ／ _ : _ :
: _ : _ ＼ ____ ／ _ : _
: _ ┌ _ ＼γ´-----｀Y _ ┐ _
_┌┼（/）┐ i{--------}! ┌（/）┼┐ _
┼┘. └┼i{¨-_ 〔┼┼┼┼〕 _-¨}!:┼┘ .└┼
〈／」 i{… ¨-_):.┼┼┼.:(_-¨ …}! 〈＼」
¨-_ ……)is- -si(…… _-¨
¨-_ … …… … _-¨
}!……………i{
}!……………i{
}!……………i{ :
_-¨……………¨-_ :
: : / ‘, :
: : / /‘, ‘, :
:_________ ┐ : ヽ /. ‘, ／ :
| |┼┐ : ┌┼＼＿/ ‘,＿／┼┐ : :
| |└┼（/）┼┘ └┼ : :
乂______ﾘ └ （/） :
┌────────┼ ┼┐ _________:
│日 本 に │ └┼| |
│ ｜ | |
│操 .ら れ る な. │ 乂______ﾘ
┼────────┘
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
張作霖が満洲の権力を掌握した後に
歴代日本政府は支援と援助を注ぎ傀儡化しようと目論んだが
張作霖は外国の傀儡にはなるような男ではなく
ついにならなかった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ｌ／ l、_ ヽ-、 ヽ ヽ ヽ '"~´
ｌ` ｀ヽ ヽ ヽ'"~´ 、 ~´
ヽ ヽ、 , -― 、_
、ヽ 〉、 / / ｀ﾞ゛‐-‐
>――／｀ﾞ、' 、＿_ｌ__l＿ ＿ , -―、、ヽ
, ＿＿＿ ｀'"~´｀'"~ ＿_ ,-'"~´
／ ＿__ ~´｀ﾞヽ、／~´~´ ｀
／ ／ vヽｌ ヽ ヽ ヽｌ ｌ '"~´
ｌ ｌ/,、 ,ヽｌ ヽ ＿＿ ｀ﾞヽ、ｌ/ ＿-‐
ヽ ヽ'´｀' ｌ、/ ｌ'"＿＿___ ヽ-'"~´
, -‐'"~´ ＿ ~´｀ 、＿/__/ｌ__;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ‐-、_ヽ
~´｀ﾞ〈;;;;:'" ｌ｀ ヽ 、__,-、、;、_;;;ヽヽ~ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
<.〉ヽ＜i､ﾟﾉヽ ヽ;;;ｌヾ ｌ;-'"ｌ ｌ ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｌヽ
ノ , 、｀ ｌ./;/ /' / 〉;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;ヽ
<;;;;;;;;;;;;;;｀;;、 〈;;;/ / l_／/ _/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;ヽ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ヽ＿ ／ ／, -‐'"~´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｌ ／;;;;;;ヽ 最底辺の境遇から身を起こし
〈 ｀ , -‐'"ｌ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｌ';;;;;;ｌ;;;;;; その細く果てなき一本道において幾度にもわたり襲い掛かる
￣ /,'", -‐'"~￣￣￣｀ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;; 危機を躱し続けその地位に昇りつめた
｀、/ 、ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 強い男、強い政治家であった
ｌ -―-ヽヽ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ｌ ~´ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
、 ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ヽ ヽ ヽ、 ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;
ヽ-ヽヽ、 ヽ、 ヽ;;;;;;;;;;;;;
ヽ ヽ、 ヽ ヽ;;;;;;;;;
_ , -‐、 ヽ ;ヽ、＿＿-‐｀―、 ヽ;;;;;;
/ 、, -―、ヽ'"~｀‐-、-、-、-‐'"~ ｀ｌ;;
＿／／ ／￣ 、-、 ヽ ｌ ｌ
ｰ=≦´.::-=≡=-‐=≦¨´⌒ヾゞ=彡三Ξﾆヾ:... ´⌒¨':.ヾ::;)ヽ.
.:／ .:, -=ﾆ¨⌒｀¨＾´ ／ ´⌒｀ ＼ ;::... ::,.::.;.:ﾊ
.;〃 ｲ/ 〃 . :: :: :: :: :: :ヽ从 j{ __ ヾ;::'.i}
,.:″'´ { . :: : {Ｍ}: :: :: :: } ::j!:: "⌒ ＾Y: ;从
,.: ::' ∨ｧ＜_＿ ＞=､ノ :::》,:.. {ヽ {ヽ :;.:.
彡´ ぃ{` ﾟｦヾﾟ‐´ ﾘ ':ヾ::.:. {ヽ ‘, 》 } :::
Y (,_{じ}_,) ,ﾙ ヾミ=ﾐ {ヽ } ∨ ﾚう
{i＼ ｰ ｲ}! ヾ /
__ -‐＜: :: :ヽ｀¨´/: :: :＞‐-=ミ { ＵU Ｊ}
／´⌒: :: :|iﾆi|:≧= v =≦|iﾆi|: :: :: :: :ヾ{ }
〃 . :: :: :: :: |iﾆi|: :: :: :Y: :: :: |iﾆi|: :: :: :: :: : ｰ…彡
/ . :: :: :: :: :: ::|iﾆi|: :: :: ::}!: :: :: |iﾆi|: :: :: :: :: :i ::ﾆ三ﾊ
/ . :ﾌ{:＼: :: :: :|iﾆi|: :: :: :八 : :: :|iﾆi|: :: :／: : } ::ﾆ三ハ
／. :: :: :）´j!::/三|iﾆi|三ニニニ三|iﾆi|三∧辷:{ ::ﾆﾆ三ハ
／ . :: :: :: ::/{:/ﾆニ|i０i|ﾆﾆﾆ≡ﾆﾆﾆ|i０i|三ﾆY: :i{ ::ﾆﾆ三ミﾊ
／ . :: :: :: : ／ ∨/ニ｀¨´_ニ=＝=ﾆﾆ_｀¨´二ﾆ∧从 ::ﾆニ三ミ}
. :: :: :: :: ::＞´ ∨ﾆﾆﾆ{ ﾆﾆﾆ}{ ﾆニ}i三三:/ ゞ=ヾ ヾﾆ三/
/ . :: :: :: :: :/ }ﾆニ从 ﾆﾆﾆ八 三从三∨ ｀ ｰ=彡
∧ヽ . :::＞ ´ |ﾆﾆﾆY＾ー ┬ 一《ニニﾆ!
/ : :: :／ |ﾆﾆニ{ ﾆﾆﾆ}{ﾆﾆﾆ}i三三|
ﾉ｀¨¨¨ﾌ |ﾆﾆﾆ込二ニ」L二夕三ニ|
Y＾Y＾Y} jﾆﾆﾆ八 ﾆﾆﾆ｝! ﾆﾆﾉ三三|
}ｰ^ｰ^ﾊ::ミ.､ ,=ミ寺=仁三三三三三三ハ
〈 { :i |Y:: ::ヾ, /‐=ミ守=仁三三三三三:/ﾆ‘，
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
日本から援助と支援を受けながら
同時に浸透を排し満洲の民衆感情にも応える排日政策を実行できる
権謀術数・人心掌握に長け
智慧と忍耐でもって奇妙なバランスを保ち
アクロバットな政治を行える政治家
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ
./‐´¨ 斗x￣￣￣ヽ
.,二 r㌢⌒´゛ rz ,,,,_ i!
/¨ヽ `'''''¨ {
.l u. ー―' ‐--- '
∧ :l
.ヽ .ﾉ
Y ＞.。 __''こ´。 i 〈
:} 乂斗七≧ｚ__ ﾍ
∧ .ﾉ ﾉ
}ヽ __ イ＞― ＜
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
日本としては除けたいが除けられない
張作霖が何をしようが結局は協力を求めなければならない
清朝崩壊後の覇王と革命を巡る乱世が生んだ東北の雄
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
! :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::""""::::::
.! -‐‐=＝＝ 、;;::::::.. :::::
| ´, -__=＝- :::::::::::.
| , ´ __￣｀ヽ
ｌ , ,´ ヾ ゝ
ｌ l { ● l ｀、
| ゜、 ゞ__ .ﾉ i
ｌ::::::::::::::::;;, 、＿ __ -‐..'....,,
ｌ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;
!:::::::::::::::::::::::'''' ;;l
ｌ:::::::::::::::""
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
そんな強い男であるからこそ
関東軍は河本大作は持てる力を駆使して暗殺に乗り出した
殺す価値のある男
殺さなければならない男
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.,／ / / ／ .'!ﾞ ／ ´ ＿____￣ﾞﾞ''フ ＿｀-ﾞ” ! ! ,! .! .| 廴ノ ＿_ ._..-'"゛
---'"゛ .／ / ／ .,／,..-r ｌ ./ ／ .,..‐'″ .| | l l .lﾞ.´ (＿_)_.. ‐'"
＿＿___ -'" /／ / ./ ! f￣｀ｌ ! ,／./ ／＿＿_ l ,!l lﾞ / ＿r‐'" ﾝ-､
._,, ‐'''"´/″ / ./ ｌ, 廴_ノ 彡'" ¨´ .｀''‐､、 ! .l! | .| .／￣⌒ _...i、.,i'⌒..ｌ .lﾞ .|
''"゛ / ,ﾉ_,,..二,ﾞ_￣ﾞ''′ ._..-'"..,..-''lレ＿＿___ ｀'-、ヽ. .l .! l ., ‐､ / .ｌ | .| 廴ノ
./ iﾘ ."″__,,＿__、 ￣ﾞﾞﾞ_,.. -'彡-'"゛ ｀ゝ､ .て￣ ヽ│| │ ,,=､, .! . ｌ l. l .ヽ__ノ
/ / ﾞ‐''"゛ ￣ﾞ,ﾞ二-''"ﾞ._.. ｰ''''''"ﾞ^ﾞﾞ ￢-..、 ＼ ＼ .ﾍ.ｌ.ｌ .l .! ｌ 廴__ﾉ ゝ ノ
/ ./ .ir‐''''￣￣￣￣ ―-､ 厂￣ ｀'､ ｀'-、｀'-..,ﾞl .ｌ!.ｌ ヽ廴__l
./ ／ ,.. ｰ''″ .ﾞﾞ=ﾆ二二ﾆ=‐､ ヽ. ! ! ＼ ｌ,` `<
ﾉ゛.／, / ´,,, -‐'''' ￣￣ '''''― ..,,__,ﾞ"''i . ｌ .＼,＼＿_／ . _,,．-ゝ＿ ヽ ヽ
ﾆ彡'ﾞ,／″ r‐ '"´ﾞ''-、 .r‐―ｯ ./ . | .｀'-..,_ ｀''''―''''"´ ／ | .ヽ .ヽ _rｰ''"￣
" .／_./ 'l / .! |._／./ .しかし殺してしまったらその奇妙な均衡が崩れ .／
./ ／ ..ｌ | . l .゛.／ ／蓋が全て開かれ憎悪と混沌が満洲に渦巻きｌ, ./
. i＿, ヽ .ヽ、 . / ／ . ／ _更なる最悪が訪れてしまう .l ｌ ｌ ./
.,、 ｀ﾞ'''ー! . ｀ﾞﾞ''"_,, ‐´._..‐,ﾞ ｰ'" / / l r―┐ / .、 .ｌ ｌ. !
｀ﾞ''ｰ- ＿＿＿ --ｰ'″ ┴'´ ,ﾉン'ﾌ /.._..-'"゛ ｀一'" ,i'‐ ＼ .|､ ヽ ! ｌ l
――-----―ｰﾆｱ ._〟 .〃゛ ./ .,彡゛ ＿_ r-､ ヽ l ,! (, ヽ .ｌ .! .! .,, .、.|
._.. ‐',ﾞ. ＿イ'" , / // .／._,,. .｀ﾞ''ｰ ., ｰ ﾉ ヽ .ｌ..ｌ .ｌ ! ヽ,,〉.l
＿=ﾆﾞ‐'ﾆｒ'" _..-'' ／ .,iｼﾞ ,i′./ ｌ / / ｌ ＿ ｀'-. .ヽ .ｌ . ｌll、 .ｌ .| iｰ-､ .|
.'“ﾞﾞ´ _..-'"._,, -'"゛,／゛ ., ツ゛ ./ ./ / .lﾞ / lﾞ │./ ｌ ._, ｀'-､ `― 、 ! `.ｌ .ｌ .!.|＿_ゝ.!
...-'',ﾞ.. -'"゛ ,..-'゛ _ ''ン゛ .,rﾘ ,i′ / lﾞ / .｀ﾞ'〜" l゛ .! ｌ゛ ｀'i .｀''-､. ! .! .| ! .｝ ー'､ ＼
'"´ ,..ｒ'" _／／ ／,i"/ / / / ﾞﾞ'''ｰ" 廴_ノ /ヽ | ! ! .｝ │ ! ,ノ ｀''-..＿＿＿
._..-'" ,／ﾞ.／ / / ,i′ / │ .| / ｌ .! .l .| | l .!.i'" .! .i冖j .r―､ ,-
.-'" ／ ／ .／ .,/ﾞ./ / | ,! .,i , '7 ., ｀'"/¨l !│ / / l. ｌ.ｌ .l │ l l !.|
,． -‐- ．
/´: : : : : :: : ヽ､
,．-‐=ｭ_: : : : : : : : : : ＼
＼_: :丿ﾐ =ｭ: : : : : : : : : }
ｒ/__ =イミヾ : : : : : : .!
r'⌒｀ ヾ｀ヽ込三ヽ : : : : ﾉ
,' : :: : : : : :', i::::i`'ﾐ;;＞-‐´
t : :, ． ＜ ∧ |::::|.ヽi
/: :Y´: : : : : : : :i.:|:::::! ∧＼
i: :: :i: : : : : : : : /.:|:::::|/: :',: :';＼
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/ ） ／ : : : : : : : : ｷ.: : /≦ ⌒ヽ,: : i: : i::::i
/´i （｀ヽー‐-=､ _／ : : : : : : : : : : / ./::::::::::::::::::::＼i: : i:::::!
f＼＼ ー‐ ヽ⌒ヾ: : : : : : : : : : : : : : /:::::::::::::::::::::::::::::｀' i:::::i
r＼ヾ ｝ ｝: : : : : : : : : :: : ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ}
ー-=ニ二三ニﾆ〈＿,/=＝―-----‐´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
殺さなければならず
だが生きてもらわなければならぬ
それが張作霖であった
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ー） （ー）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ |
＼ ／ 6月4日に入る
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. 夜明け前、運命の時へ
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
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＿ :: :: ::／ ｀＼ :: :: :: :: :: :: :: :: 。 :: :: :: ::
｀ヽ : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
:: ー-､ : ｌ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
::::.. :) : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
::::::::.... （ ー一 : : : : : : : : : : : : : :
:::::::: Y⌒ヽ : : : : : : : : : : : : : : :
:: .:.:ノ '⌒ ┐
:::::: .::ﾉ ｒ‐- 、
:::::::::::::: く ノ ｙ '⌒)
Y⌒ ー- ..＿ _,. -ｒ'⌒ ::.. （ ＿
..:::::: ｒ'⌒ ＿＿ ノ:.:. :::::::::.... `ｙ＾ー-.､＿
......::::::::::::: ノ ￣ へ :::::::: ノ ..:::ノ⌒
, -- ‐‐ ‐‐ ― -- - 、
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ___::::::::::::::::::::::::::', こちら新民屯！
,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ｀ヽ::::::::::::::::::i__ 山海関から連絡がありました
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::: /0 /::::::::::::::/:::::ヽ 張の列車は予定より1時間遅れで山海関を通過した
',::::::; ‐ 、 :::::::::::::::::ヽ /:::::::::::::::;:::::::::::::', したがって奉天到着は5時ごろの見込み
',::,' 0ヽ:::::::::::::::::::::｀ー一´::::::::::::::::::::::::::::::/
i:ヽ ,'::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ___, --- ‐‐‐‐‐‐‐v- ‐‐‐‐‐‐‐‐
ﾊ:::｀ｰ´::::}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
',::ヽ::::::::::′:::::::::::::::::_::::::::::::::::::::::::::::::::y´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
',:::::ヽ:::::::::::::::::::, イ二 ｀ヽ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ヽ::::::',::::::::::<_／} ∧::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
｀ヽ',::::::::::::ヽ ﾊ ,/ i::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
｀ヽ::::::::::::Vｰ一′ノ:::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/::＼:::::::｀ー‐‐´:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
',:::::::::｀ヽ:::::::::::::::::__／:ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
',::::::::::::::｀ー一 ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ | 午前5時ではもう夜明けで明るくなり始めている
＼ ／ 現場を徘徊している奉天の巡察兵に発見させるかもしれない
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. 敢えてその危険をおかしてやるかどうか
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ 河本もここで迷いが生じる
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./ < ● > :::::::: < ● > .l
.| u. | やはり遅れさせたか
..ヽ （＿人＿_） / 夜陰にまぎれてができなくなると仕事がやりにくくなるな
ヽ､ ｀ ⌒ ´ ／ しかし今となっては東宮の判断に任せるしかない
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼ 川越大尉……そこを確認してきてくれ
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ
} V／ ｲ i ! ） r' ／ ハ ﾉ ﾘ ゝ
ﾊ { ハ, ヽ^! ﾊ { ' ,ｲ ヽ' /
!Y´! i ヽ＿二ヽ ! i /｀´ ﾉ Y ﾄ´
} ｀ヽ ゝ=-=､ヽ V / ／｀´ /ﾉｲ
ヽ ! 」 ﾞ ヽﾉ i 〃⌒ー/ / ,イ
i´｀{ ﾉ ,rへ ﾉ/ /ﾉ !
i ﾍ ij "⌒ヽ', ／ヽ V/／
! {V! v>､ヽ ｀ｰ iｨ≦=へ! }/ 7
＞jf‐八(しﾘヽ ,ｨ=vfv /ﾉ/
,ｨ､＿_,. ｨ三ﾊ ｀ｰﾞ _ ､ し;ﾉ, "./´/
ム/三三三三ﾊ ´ ｀ ｰ ﾞ ./／
三三三三三三!ヽ _,.__‐､ / 東宮さん
三三三三三三三＼ 'ー_‐' ,ィﾆ{ 通過時刻は5時になるけど……どうします？
三三三三三三三三＼ ´ ,. ＜三三＼
三三三三三三三ﾆく/ﾆ7=三三三三三 ＼
三三三三三三三三 ○ 'ｰ'三三三三＼三｀fヽ
≦爻爻爻爻爻爻爻爻爻≧x｡．__
r爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻＞ 、
)爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻ﾊヽ
_〕爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻乏〉ヾノ ＼
)爻爻爻爻爻爻爻爻厂｀ ノ ハ斗ヽ }
ﾊ爻爻爻爻爻ハ厂´ _,，厶彡⌒ヾヾ/
ヽ ⌒ヾ/´⌒´ // _,,，≦ﾉﾉﾉ彡彡⌒ヾ::j
、`ー ＿＿＿ 斗匕ﾉﾉ＞ ' }彡彡⌒ヾ∨
` ー＜三三三三＞´_,z_ﾍく彡彡⌒ヾ:/
｜| 芹㍍:} : r==≦㌘´_Ⅵ }彡／Υ:/
. Vヽ`ｰ¨'r‐､: :ﾞ弋て芍｀'' し' /ﾊ/:/／ヽ
}: ￣ /ヽ ＼: : :｀¨¨ ＿ ソ人彡'｀ヾ
| ヽ _,′ ￣ : =ﾆﾆ/ｰ‐' ∨}_
_j, ､＿＿ ニ/:: ／ﾆﾆ} ……矢は既に弦を放れた
．≦::ﾊ └=ミ三ヲ ﾆ/:: ／／_ヽﾐ} ただやるだけっすね
/´:::::::::l `ー一 _ ヲ―＜ﾆ/ {ﾆ)ﾉﾐ}
´￣｀ヽl、) _，o≦ ∨ﾆﾆﾆﾆ廴彡そ}
._／ /ヽヽ｀¨¨´￣＼ ∨ﾆ|＞>ﾆﾆ}/∧
_ .{| .| | ＼ﾆ(ヽﾆﾆ＼ .∧ﾆﾆ｀¨¨¨´ﾆﾆ ＼
{{ ! } {{// 〃ヽ、
{{ ! { }}/ '} /ﾍ
{{ ! } {{ }ｨｲ /∧
ヾ八｜{ }} ﾉ'^＾Ｙ´ ]
` ┴'-=-'┴ " {／|
..:.:.::::::::::::.:.. { {／|
::::::::::::::/⌒ヽ , 彡'ア{//|
:::::::::::::{ ,ｘ≦-==ミﾉｊ/⌒
::::::::::::ﾉ 'Ｔヽゝ=',ノ^ く }
＼:::::{ } { 〉::::::..、 ' ﾉンﾉ
';:::l ,' ∨ //_／
':::.ヽ.ノ //У 上に同じく
ｰ ミ_, -‐' / /! 爆弾が用意されたのなら発破しなければならない
＼ ::::::.┬彡 ／ /: :.
:::...､:::::::.... イ ' : : :.
＼:::::::＞ｒ:〔:／ ! : : : :、
､ ＼{:::::|::/ l/!: : : :＼
. ＼ ::::::{ .:/ -‐| ヽ: : : : ＼
ヽ:::::l ::し ∧i》 }＼ : : : l＼
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./ < ● > :::::::: < ● > .l
.| | そうかできるというのか
..ヽ （＿人＿_） / ありがとう東宮大尉に神田中尉
ヽ､ ｀ ー ' ／ あとは新民屯からの最後の連絡を待つだけだ
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼ 張作霖の乗車位置の確認だが角田中尉……頼んだぞ
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
（角田中尉の手記）
4日午前3時すぎ
着剣をした兵隊が300人ほど現れ警戒位置につく
新民屯県長ら県の有力者らが十数人ホームに入ってきた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ﾉ _＿＿＿＿＿＿___ |
f´￣ ￣｀ﾆﾊ.
. _｣__,ｬｾニ二二二二二二二二ニﾆL、
イ´ ,ｨ≦´ r彳／￣｀ヽ 弋 ,rーｭ、 ＼
. イ.:::::::::ｿ广卞! ｀了’' ／ V .,fﾍい,＿_＞
｀ー----lゝ ,ィ´ ｀￣￣´ / ,ﾊ l
| / ____ム ｀ヽ j |
. | ＞ｭ_＞ﾃ――-、 、 _ｙ´ /
| ｒ'´ ＿＿＿＿__》 Y ／ ',
. | .レ´rｬ―‐-、 ├´. ',
', Ｖ ノ / _＞≦∧＿
ヽ ￣￣ ／イ ／ ＼__
.＼ , ィ ’ ／ ／´
｀≧ー--―＜´ /
-―=イ!￣ゝイ´ /
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
確認のため駅構内に入ったところ
警察署長が私達の方を指差し
「あれは誰か？」と県長に問いただしている
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
__＿___
／::::::::::::::::::::::::丶
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:::::::u:::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
ｒ ⌒:::::::::r‐‐‐ 、:::、:::::;::::::::,'
i:::::::´::::::::::ｰ―ﾟ′::｀:r --v
',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽﾟｰ/
>:::::::::::::::__:::::::::::::::::__>ﾘ
/::::ヽ:::::::::::::‐--- 、::::::/
./::::::::::::ヽ:::::::::｀ ￣´:::::/
人:::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::/ 私どもは日本の領事館からまいったものです。
_____／::::::i:::::::::::::::::::＼::::::::::::/ お出迎えの末席に並ばせていただきます
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ー<´
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ::::::::::::::::::::/::::::＼
::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ー 、
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
私は機先を制してつかつかと県長のもとに
歩み寄り一礼し捨て身の戦法に出た
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/＿ -‐‐-‐ ‐-‐ ‐-‐ ‐- 丶
∠ ".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:´｀ヽ､
/ヽ"~,.‐‐-､-‐‐ 十‐ ' ' "~ヽ´ V へ"~`
〃V 〃 ･i __ / ･ ヽ I /ヽヾ
| i::/ ヽ､〆 / `ゝ､ - ' 《/ i l l
ヽ:I ::::〈 ,､ ヽ:::: , u く 丿 l
( ,.ｨ彡ﾉﾉﾉﾊミﾐﾐﾐﾐヾ: I/ ./
／ヽ ヽ ⌒ ノ ノ / ヽ
---‐/ I ヾ 丶-‐‐ ´ ／ / ヾ
--‐/ i ヽ ． ' / ｌ￣
丿 ｌ ` ‐ ､〆､-‐イ" / ｌ
く /ヽ:.:.:.:.:.:／ヾ"'´~｀ゞ:.:.:.:.:.:.:.:.:./＼ i
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
県長らは一瞬戸惑ったが愛想よく
私達を列の前に迎えてくれた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
'::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : :
zzzzzzzzzzz :::::::::::::::::'´ : : ::.
辷辷辷辷辷xx ﾏ¨¨¨¨7 . . : : : : : :.
｀ . γヽ / .ィ=ミ
｀ . 人_ﾉ--'-＜ :|‐‐┐＿
＿＿＿＿ ＿＿＿ ｀ヽ. . '´￣｀ヽ､ ｀ヽ､ﾉヽ‐'::::::::二≧x
ﾏﾑ// ￣＼ヽ.∧¨Τ￣ v─‐､ ,ｲ |二二l ヽ二ﾆr┤ﾟ｡:::::└┘＿≧s｡,-ミ
lﾏY :|￣￣||ヽ/¨Ⅵl / .|,' ,ヘ Ⅵ ﾘ ￣Ｙ::::::::::::::| ||‐.|l|｀ヽ≧s｡
l |:| |. _」 |l | |l | ＿」{ {Dｿ }ｺ.:| |¨lﾄ､:::::: ／￣ | |l|: : :| ≧s｡
l |:| |.¨¨¨..| |l￣| |l | | ﾟ｡ ∨ ./ .:| | |ハ::::::| l77l|: : :|l「「{Ｔffrr刈≧s｡
l |:| | ,,| |l | |l | 〃¨アﾉゝ ＿_/￣/¨|____.| l 幵幵l{::::::l |'/jl|: : :|」」」」」」」」l|ｌｌｌｌｌll|
l |:| ￣￣ | |l￣| |l | |l {{ {{ {____{∩---|ﾉ | | |--j |__l |: : :| :|l!￣」
l |:| | |l | |lｱＴj=====[]====[]=====Llr'´｀} /j幵__ｿ¨７三三l{__ﾉ三二ﾆ=-─…jjlllア ,..::::::
ﾉ_|」 ---─┴┴‐‐ ┤┴── .{{zzzzz{{zz─‐.Ｙl{-{_j/ ./¨7‐＜｀ヾ彡ｲ}三三l}}}圭三＞＜ ,．'" , '
￣ |￣二二二{ _}H{＿fﾄxH二弋ｿi ﾘ_/_/三二|l|ＴＴノｿ___ノ''"´ ,．'" ., '
.... . -=ﾆ二三三三三|￣ア‐-ミ ∨_________/≧s｡l{＝f__ﾉノ{└'ﾉｲ ﾉﾘ．-=≦ ,． '" , '
三三三三三三三三三l|‐‐ { ￣VV￣￣＿＿/{zzﾘ l|しs｡-=ﾆ¨￣ ,.．'" , '
;三三三三三三三二ﾆ└‐‐ﾟ｡＿ {二二二} ∠二ソ¨´ ,．'" ／
三二ﾆ=-─ ¨ ,..．-‐‐ `ー…ァ''´￣ ,． '" ／
＿ -‐ '" _,,.. ‐ ''"´ ,．'" ／
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
やがて特別列車が暗闇をついて現れ停車した
列車の編成は一等車7両を中央部として
装甲車・普通車を合わせ30両あまり
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
, - ------ 、
／::::::::::::::::::::::::::::ヽ
.／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
./::::::::::::::::::／｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::',
ハ:::::::::::::::i o ',::::::::::::::::::::::::::i
i:::::::::::::::::::::ヽ＿ ノ:::::::::::::::::_:::::::,'
',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/o ',:::/
ゝ-:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i__ ノ/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
./:::::::::::::::::::::::::::r ニヽ::::::::::::/
ー、/:::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽィ′:::／
:::::::｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
:::::::::::::::',:::::::::::::::::::、:::::::::／
:::::::::::::::::i::::::::::::::::/｀￣´
:::::::::::::::::i:::::::::::::/
:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
各車はブラインドが下ろしているので
車内の様子は伺うことはできない。
だが一等車の中央に「津浦」と書かれた金文字が私の目を射た
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
____,..．<~ﾞv ./彡／
,斗-＜￣ } /ｰ‐-∠,
∧ ′ i ／≦．=＝=`,
/ i ,∠' ´ ヽ
/ ﾑ≦ （ M ） }
i / ,_..＞ー―-=． ､/
i { ,ィヒ''"ﾞ"`'’,_ ＜, ヾ）
| / r≧彳 ＜ｱj ! y. ヾ .}_ノ
| / { (Y/ /i -‐,. （ｨｱj l!/
| ｲ ∠斗ゝ{. ｷ辷-r_ jヽ`' /
／イ .ﾊ i /`ｰェｴｪ爻ヤ ,.．へ,
x＜ ＞ イ ｀.∧ {{ !ﾞ j.i/ _ﾉ ／ .,ノ=､,.>
／ ／ ,/,∠..i::::`､ 辷 メ≦＿ ＿＿＿＿ ,{ γヽ､ j
／ ／ , ＜.．''" .／ ＞＜ ｀＞-‐――ｧイ" /f A≦Y＾＼,j
／（ _）/ ／ ／ .／/ 斗‐'ﾞ´ ,,.. ∠-‐ {､,__v,,___,ソ＞"
/ 廴ﾉ《 / ／ ／ / ,／ ‐-‐= ＞"
/ ミ≧＝ =ノ / j斗ﾂ＿ ＿ ＿,,..．≧ｰ‐' ´
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
「これが張作霖の専用車だ！」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,．-''"´￣｀`ヽ､
,r'´ _ ＼
／.:.:..:. :,r'´_,ｲ水ヽ､ ＼
!.:.::.:::,／ ヾY / ｀ヽ !
｀ーｲ＿,,,､､､､､､､,,_ ,j!,／
ト // / /｀Tｲ
/￣￣（0）(0） イ
／ ::::⌒｀´⌒::::＼
| ,-） （ -|
│ i〈 ､ ＿＿＿_ 〉/
! ヽ ｀ ⌒´ /
ヽ /
/ヽ;;､ /
, イ ヽ ＿_,, /ｿ !
,､‐'´.:.:.:＼ Tｰｧ､/l ,/`ー- ､_
,､-‐''´.:.:.:::::::::::::::::｀ー‐:.'::::77j::::::::::::::::::.:.:.:.:ヾj､
/ヾヽ､.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ}!:::::::::::.:.:,,､-‐'''" i
/ ヾ≧＼｀`'''ー──-- ､::::::::::i|:::::::.::::/ l|
｀`了 r──--- ､ ＼:::::i|:::::::.:/ ,,r‐'''"´! |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
やがて金ぴかの軍服を着た中将（呉俊陞？）が
デッキに現れて出迎えの人々に挨拶を始めた
それで張作霖の乗車位置が確認することができた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::，
/ ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ /∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::′
. / .///∧::::::::::::::::::__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
', /////∧::::::::::::::::⌒｀弌、:::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::′
∨ ,rﾍ /∧::::::::::::::::{朷ト､_ヽ､:::::::::ｊ!:::::::::::_,xｲ::::/
／:::::V:::::////ﾊ::::::::::::::ヽ､_ - 'j `-‐´ /f拆ﾃァ::/
／:::::::::/::::////'::￣￣）::::::::::::::::::::::::::::::::::/::ゝ-::::′'
／::::::::::::/::::/.／:::::／￣'.:::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::/
_.. -‐'´::::::::::::::::::ｌ::::::{/:::::≠::::;::::-‐-::､.::::::::::::::::＼ノ::::::::::::::::/│ 午前3時58分
. -‐''´::::::::::::::::::::::::::::::│:::/:::::∧:／:::::::.::-::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::´:::}| 新民屯の角田中尉です
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::/:::::/／:::::::／:::::::ﾍ ┘rー― .._:::::::::／:::::::ﾘ 報告いたします
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈::{:::::::':::::::::／_,.::::-─ﾍ.:::::｀二ﾆ´::::／:::::::::::/ 只今出発し張作霖は第8車両に乗車しております！
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::'´:::::,．‐ァ寸:::::::::::::.／:::::::::::::::/
::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::::::／ ／:::::::`ｰ―ｲ::::::::::::::::::/
::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::::::::::::{￣::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
間もなく列車は出発し
私は領事館に飛んで帰り
軍司令部にこのことを詳細に報告した
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_
（(tｭ)）
＿ ,, ‐,,=＝―=‐,- ､、_
l´ ｌ｀,)）,／ 12 ヽ（ ｀＼
ゝ-‐､ / ＼,|| ' ヽ ヽ
/ ,- '_l 9 ‘'､、 ,3 ｌ l l
ヽ ／ ﾉ、 ヾ' . ,/ :! l
〈 ｌ´ ノ ､、,,_ 6 _,／ .::/ l 僕の見込んだ通り
`ヽ ヽ:．,,＿ 二二;;;;;:::．'' ヽ
, ''¨´￣‘―‐' ￣｀¨ 、 ＼
l'、::::.... ..:;ﾉ -―‐- ､
ヽ ,''_－-- --－_'',ノ―:::::::――-､
￣g￣￣ l,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
g l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
g ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
､_, ﾊﾟﾁﾝ
） （ //〃 ,, ‐､
⌒ _ _ ,,-､‐､-,_ ＼_ ＿＿＿＿＿＿
,rf´‐/ ,ﾉ ,/ ,ﾉ ,l‐｀,＿l ￣/::::::::::::::::::::::::::::::::::
f, ￣ヽ,,＿ ￣ ＿,, |:::::::::::::::::::::::::::::::::::: 良くやってくれた角田中尉！
f, ￣￣￣ ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::::::
f, ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::
g, ｀ ―― ---
‘g,
‘g,
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ● > :::::::: < ● > ヽ
./ l
.| （_＿人＿） .|
..ヽ | -┬-| / クロス地点には5時20分過ぎに通過し
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ 張作霖は第8車両
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ この最終報告を東宮大尉に知らせる
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::〃:::::::::::i:::::::i
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（● ）u（● ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ でも張作霖は第8車両のどこに？
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! 前後ろ？
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | |
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./ < ー > :::::::: < ー > .l
.| |
..ヽ （＿人＿_） /
ヽ､ ｀ ⌒ ´ ／ ……
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（ ＞）u（＜ ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ 第7車両も客車らしいじゃないの
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! もしかしたらその時間は
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | | そこに移動している可能性も
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./ < ー > :::::::: < ー > .l
.| |
..ヽ （＿人＿_） /
ヽ､ ｀ ⌒ ´ ／ ……
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼:三::／i:::|
|:::::::〉（ ○）::（ ○）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
| u |ｉ|!i|!| | それ以上言うなめぐる
＼ ｀⌒´ ,／ そんなことは分からない
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. それは神のみぞ知る次元の話だ
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
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|圭圭圭圭圭圭ミ: : : : :ヽ ゞ='' /: : : : : /圭圭圭圭圭圭圭圭ミ: : : : :ヽ ゞ='' /: : : : : /圭圭圭圭圭圭ﾘ
l圭圭圭圭圭圭圭≧xｭ: : :｀: :´: : : :x≦圭圭圭圭圭圭圭圭圭≧xｭ: : :｀: :´: : : :x≦圭圭圭圭圭圭汐
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l圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭沙'
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ここから先は東宮大尉と神田中尉が
爆弾のスイッチを押すタイミング……
いや！河本大作と張作霖の意志と運による勝負
互いに人智の限りを尽くした
あとは天命をがどちらを選ぶかの境地だ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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:::{:::::::7¨oヽ.〉::::::::´｀¨´::::::::::::::::: く三/〈‐ｭ i:.:.:.
::∧::::｀¨ "'/:::::::::::::::::::::::::: 彡 j: i: |:.:.:.:
ゝ-',:::::::::::（、 ｊｭ ) ﾐi,､_ノ./:.:.:/
i {:Σｨ‐≦ー‐-ｭ:.､ |!､_ノﾐ／
. l ,.ｨ仁彡ｭ≧≡ｰニミﾐ、 !∧ミﾐ
',ﾒ彡∧ ,' ∨
∧"´ /: ト､
' ,. ,. ':: : !: :: :: .､＿
＼ ／ ,':: : : /: :: :: : |: :: :
. ,ｧ} ヽ、 _,, ..イ/: :/:: : : /: :: :: :: :!: :: ::
ﾉ . .: .:. . : .
ノ⌒ . : .: .:: .:::.
γ⌒'. .: .:. .:.:. γ⌒'
ノ . . : .: ,; ,;;;, :.）
, '"~. : .: .:.: .:. .; ; ,;ノ
,ﾉ . .: .:..:,. ｰ '"~
ノ.;, :. . . .:.::.ノ
,.．'". .:.:.::. . . .:.::..）
（ . . .:.::;;;._,,..．'"
） . .:. .:.:;;.;;;.:.）
ノ . ..:.::.:;;;.;.ノ
（ ,.．-‐''"~
)ﾉ
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〔...;.〕
,.r'"´ ￣|￣〔｀二´〕￣￣¨¨￣¨´￣￣￣￣¨¨￣¨´￣￣￣￣¨¨￣¨´￣￣￣￣¨¨￣¨´￣￣ ｀ヽ
/ i: i i i i （(:::::)）（(:::::)） .i i i i i i i .|| ||:|
l ┃ .:: .:i: l´｀l_ i i i i i i i i i i i i i i .||＿||:|
__」.┃「:! i: l二l_ i i i i i i i i i i i i i i .||￣||:|
［〕Yff:::! |:|; (Ｏ) (（;;;;;;;;）)__ 」__ 」 __」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 __ 」 _ ||＿||:|
_」f1;:;:;!. ; i;; ;,`〒´ : 二ﾆﾆ工工工||王王王||圭圭圭||圭圭圭||圭圭圭||圭圭圭||圭圭圭||￣||:|
〈.:.:l.:;:;:;:;;', ; ..i; ,.ｲ;;;:;;;:;:;;;;:;:;;;;:;:二ﾆﾆﾆﾆ＝==━━━━━━━━━━━━━━━━==＝||＿||:|
/ヽl;;;;;:;:;:;:',__ _ﾚｲ［fff〕==:クﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆ ||￣||:|
＿＿＿＿＿＿＿/,//＼;;;;;;;:;:;:fjfjlｲ;;;;;:;:'"´ .: :;:;;:;:;:;;:;:;:;:;; :; :;:;:;:;:;:;;;:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;;;;;:;:;;:;:;:;:;;:;:;:; ;;:;:;;:;:;:;:;;:;:;:;;;:;:;;: ;:;:;;:;:;;;:;:;;:;;:,;;:;:;;:;:;;;||＿||:|
‐‐‐‐‐‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 〈:＼///＼;;;;:;:l」」:;;. ：::[!::：三||三三三三三||三三三三三三||三三三三三||三三三三||三三三三三||￣||:|
＼＼ ///;;;;;;;/ﾆiﾆiﾆ.：＿_： fi; fi;; fi fi Y;:;:;;;;;;;;;; fi; fi;; fi fi Y;:;:;;;;;;;;;; fi; fi;; fi ||::::ｌ||｣
. ＼＼l圭圭;;;;;;;;;;;;;;:;:;.:.:.:.:{三米三};;;{三米三};:;:;:;;;:;:;;;;;;;;;{三米三};;;{三米三};:;:;:;;;:;:;;;;;;;;{三米三};;;{三米三}
＿＿＿＿＿＿＿＿＿_＼|￣`(◎)__ _ ＿＿ ヾﾉ爪シ¨¨ヾﾉ爪シ´¨¨ ¨¨ ¨¨ヾﾉ爪シ¨¨ヾﾉ爪シ´¨¨ ¨¨ ¨¨ヾﾉ爪シ¨¨ヾﾉ爪シ´
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
午前5時20分ごろ
お召列車が皇姑屯駅を通過
到着駅の瀋陽まで10分の距離
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛
};:;:;:;:;:ヽ ヽ ヽ ﾉ / ﾄ
/;:;:;:;:;:wx＼ } " ＼ﾉ ﾉ ﾚ / ﾄ ;
く;:;:＼;:;:;:;:ｼ ＼} / ,ﾍ / ヾ ﾉ }
ヽ;:;:;:;:>ﾉ;:;:;:;:;:ﾄ| ヽ { ＼/＼ /"| /i / /
{";:ヽ;:;:|;:;:∠ニ＼;:;:＼};:;:;: :/' ／ ﾉ／ y／ ／
／＼{;:;:;:;:＿;:;:＼ヽ;:;:;:;:;:;:;: ;:^/￣＼ u / ／
";:⌒ { `==;:;:;:;:ヾ v／￣)ゞ ／ /
{ ｨ j|;:;:;:;:|"て￣＼" ｨ ーヾ y /ヽ
ﾋ ＼|;:;:;:;:＼_ 〇/ } /'てi￣)ヽ ' /"ヽ,
"＼ｲ;u:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ヽゞo ;／ /
{;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:rヽ "" / /
ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:｀ ｀ /y__ﾉ
＼;:;:;:;:;:;:;:; /
ﾉ;:＼;:;:;:;:; /
/f/;:;:;:;:;:＼;:;:;:;:;:;:;:;: イ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
クロス地点では川越大尉と斬り込み隊が待機し
東宮大尉と神田中尉はスイッチを押すタイミングを
テンパリながら待った
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿, -------､
／爻爻爻爻爻爻爻ハ
/爻爻爻爻爻爻爻爻爻i
{爻爻爻爻爻爻爻爻爻li}
V爻爻爻爻爻爻爻/ヽiｌ}
∨爻爻爻爻爻メ/ くjハ/＼
. ＼爻爻爻爻／ /⌒lifﾘ}´⌒＼
／／:｀Tﾍ. rraﾄ､ ｲ fﾘﾌ| ∧＼＿＿__
/ﾆ/ニﾆ人∧ | u Ul| { }}ﾆﾆﾆﾆ＼
. /二{ﾆﾆﾆﾆﾆ ∧ ＿ l//⌒iニニニﾆ
{ﾆニVニニニニへ ´二｀／ｲ(__ノニニニニ 一両目通過！
＼ニ∨{￣＼ニ(^^)ー<//|ヽ(⌒⌒)ニﾆﾆ
}ﾆﾆﾆ:| ｀二ヽ} ﾉノ＼ 〈ヽ／／＼ﾆ
/ニニ人 ｛ ⌒i ｀¨¨¨´ }ﾆ
／ニﾆﾆﾆﾆ＼ ＼ｎ ｀¨n｀ヽ /ニ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
列車は到着間近だからか10キロの速度に落として走行する
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
: : :| | |＿＞─── ｜￣ｰ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿____________＿_＿┌───────
: : :| | | Ｙ´ :/ /⌒ヽ ｀¨¨¨¨¨¨ | |¨¨¨¨:|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿＿[[］］＿＿＿＿
: : :| | | :| :| |ニ二| (￣￣￣) :|￣ j＞'ﾞ￣_￣-‐=＝￢￢＝=c｡ ｀ '＜⌒) ＼ | |
: : :| |叭 乂込 乂__ノ ￣￣￣ :|, '゜ _､rf〔＞''"´￣ |::| ￣｀ '＜≧s｡ ｀'＜二＼_|＿|__
＿:| | ', ゝ｀¨¨¨¨´ ＿＞''｢￣｀7ｰ┰‐ ァ┘,.イ＞''∨》 辷|::|ﾆｉ ___《∨'＜〕ｈ､ 寸二二／
:: : | |::.. ゝ ｀¨¨¨ノ｢｢￣ | L|＿,/ ［]／ ,ｲシ゜＿__∨》＞ /l |::| |＜__《∨__} `'<ﾐiｋ ＼,>∧／
::::: | |::::::::::::.. ￣ 乂_,ノ∨ /__／￣√｀ト─- . ∨》 { ￣|::|:¨|＼_《∨| |___／xﾍ沁, 〈 { }／
::: : | |:::::::::／ﾆ=- ＼_/ /)) / :| ＼￣∨》￣} |::| |￣《∨￣／／￣ﾔ｢￣￣冂 ／
::::: :| |::::::////:|＿|_jＩ=- 7＼_/了√￣｢￣:|:| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣//｢
::: :: | |:::///＞{i＿/＿___/ /_| |_| :| |:| _|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,.ﾆ=-‐i爪(￣
＿:: | |////{ { {＿/___/ /＿＼＿＿⊥二⊥､､-┘￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣__,.二二ニニ
＿|:::ｌ ｌ'///,{ 廴廴乂,/ / :| | |─-ﾐ---─… ￢宀冖 ''' ￣￣￣￣
: : :::::| |///'{::: } / / :| | (()) Y⌒Y>) ＿＿＿＿＿＿＿二二二
: ::::::::| |'/'/,{＿＿}＿/ /)＿___ _| | /弋_ソ＞-‐‐… 弋'' “¨ｱ￣「「二二二二二｢ﾆﾆニi} j{
:::::::::::| |///{ 人＿,/ /'⌒Y´￣ {￣{¨| ,/¨¨¨¨´ ／込 ｀¨¨´ 人 ＼ ｀¨¨¨¨¨/ニニﾆﾘ j{
::::::::::::l l///{ 乂ﾆ/ /ﾆﾆ⊃ '/, V | ／／ _《うぅTTi爪 ∧＼＼ ./ニニニ/ √
:::::::::::/, い∧＿_(⌒) 〉_￣￣￣￣￣∧((_,))|ニ‐ ／／＜,《∨二:|::::|ニ∨》, ＼＼ /ニニニｱ /──
｀'＜:::::乂乂＿＿＞＜_ノ￣￣￣￣ ﾏ” 寸彡ニー／／＿__,《∨_____|::::|＿_∨》,＿＼,ｲニニﾆ:ｱ ,:゜
＿＿≧s｡[]＿`'＜⌒乂＿＿,／￣￣ﾍ 寸ニ／／、 |,《∨ |::::|／ ∨》'^アニニニア ,:゜-----
￣￣￣￣￣ ／／｀¨¨¨¨７７７ZZZZZム ＼／ ｀` -《∨‐--ー|::::| ,／∨》'ニニニア .ｲニニ⊃
ﾆﾆﾆﾆﾆニ／／ニニﾆﾆｱ⌒ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ ＼ﾆ=- _《∨_ __,,.|::::|≦ﾆニ∨ﾆﾆニア゜ ,.:ﾞﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
{ { 乂__ﾉ 丶､ ｀丶､ ,《∨ ￣ .|::::| ／ﾆﾆﾆ＞'ﾞ ／
￣￣￣￣{_{￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 〕iト ｀' ＜＿￣￣ |::::|￣｣ﾆ=‐ ィi〔￣￣￣￣￣￣
⌒≧s｡., ＿￣￣￣ ＿,.｡s≦⌒
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
二両目、三両目、四、五……
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. ,ｨｆ´{｢ / j! リ }＼
/ {| l| { / l{ / }∧
/| }! lﾘl V{ l∨ //∧
ﾊ{ j_/ l! }::） }:::} // / ,}
. ト､∨ ＼l:{ /:/ /:;ﾑイ^Y´/ｊ
. {_ヽ.{ ｊ ｀'ｰ一'´ u ｌ }／,}
r∨Y-く u Ｌ レ/‐､
|ﾊVｆヘ::＼ ,ﾉ ,ィ:⌒ ﾋ/ｨT}
. 八{〈 f代_ぅｘ{ 斤t_万 〉L,ﾉ
ｰﾍ ＾'冖'/}､ '冖'^ 厂 六、まだだギリギリまで待て
／￣￣｡ ｌ Ｖ /｢＼ 来い……張作霖！
. / /∧ ヽ ﾉ / ｨ | |＼
/ / l ＼ ⌒こ⌒ ／/ | |＼｀ ｡、
. |. / .| ＼＿__, ´ / | | ＼ ≧ｘ
{. |
‘，. |
〉 |i|
/ ＼
/. ∥ ∥ ＼
/ ∥ ∥ ヽ
/. 〉
. ∨.} } 〃 ／ヽ /
∨ { {. / 〃ヽノ 七……！
. ＞ ーx ヽ {{. } ……行くぞ！
. ,,.. ''". 卞 _彡"￣＞,,
|｀ﾞ''＜ ∩ ∩ ゞ彡＜. ＞,
| ｀∥ ∥ ＞. ,,＞''":::::::::|
|. ∥ ∥゛'' ,,.. ''"::::::::::::::::: : |
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ノ' . ノ'. |::::::::::::: ｡＜
ー ´ー ´ ＞. ⊥ ｡＜
{. |
‘，. |
〉 |i|..|
|/ i|l
i|l..∥ ∥ ＼.|
|./ ∥ ∥ i|l
. i|l. 〉
. ∨.} } 〃 ／ヽ /
∨ { {. / 〃ヽノ
. ＞ ーx ヽ {{. }
. ,,.. ''". 卞 _彡"￣＞,,
|｀ﾞ''＜ ∩ ∩ ゞ彡＜. ＞,
| ｀∥ ∥ ＞. ,,＞''":::::::::|
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ノ' . ノ'. |::::::::::::: ｡＜
ー ´ー ´ ＞. ⊥ ｡＜
__人人／{__／{_／/
, -────- ､ く
/ﾆ{ 乂乂乂乂 ﾉﾊ く
{ﾆ{ ＼_{＿＿}／l}ﾆ} ＜
{ﾆ}/⌒＼八／ヽ{ﾆ} ／
. _∨ 〈´G ｲ_G V_ ＼
{ { ､ , }ｌ } ＜ えッ！？不発！！
人∧ /⌒ヽ .∧ﾉ /
／{l∧ {-二-} /}＼
＿,,.. イﾆﾆ{__）＼ ｀⌒´／(}ﾆﾆ≧==--､
_} /ニx===ミ＼__ﾉ}｀¨¨´{二ﾉ, ─v‐ ､ニ∧
{ニ{ﾆ// } {)ハノ / .人 { {⌒⌒}二} }
{ニ{ﾆ{ {/ハVﾉ ./ ＼＼＼／ﾆﾆ.}ﾉ
人ﾆ{ﾆ＞==イ /┐ ┌} ｀´ /ﾆﾆ/
)-Vﾆﾆ∧ V/ V} /ﾆﾆ/}
〉ﾆ∨二∧ ＼------／ /ニ /ﾆ〉
/´メﾒ乂从ｿメ八从ﾉ夭从心 ．， ┓ ，┸┓．・┳┐
,'乂:.:.メ厶ﾊ夭乂从ﾒメYメﾊｿ} ， ．┏：┛┸；， ．；┛，．¨┗┰┓
｛ミﾐ､ヽ:.｡ﾟ入メ乂ゞメゞｿ从乂ﾒ} ，┏┛┸’ ‘ ’‘】；．
iミ､ヾﾐ､:.:.l!ヾﾒﾊ从夭乂メノ从} ；】 【・
ミメ､ﾐゝ､:.ヾl!ヾ入乂从メｿﾊ/ 【¨‘ 張作霖の一人や二人野垂れ死にしても ,‘】 ；
i⌒､ミi,/≧＼:.|:. .` !:i! ﾊ:.;/;l! † 差し支えないじゃないか ；┨
＿ _,/:| ﾊ ﾐ ﾞ ,ｨ=≧､ヽ､＿＿__.／ﾐ/ ┗┓ 今度という今度は是非やるよ .`【¨
:.､:.`，ー-....＝‐.:´.::::::ﾍヾ｡ ;. ﾞ（ O`ﾄﾒゞ',ﾉノー､;`ﾐﾊ 〝┯┓， ，〟】‡’
:.:.`:.､`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::;::::`iヽ :l `¨´､/" ,|`:.ゞ'ノ､:// `¨‘┳┷∵， ．． ┝ 〓
:::.:.:.:.:.ヽ:.:.:.-‐:.:.‐:::::::ｉ|:∩､ﾞ| : ､_" 〉: ,' ,/'′ 】 ┿┏¨ ╂・┓．†
::::::.:.:.:.:.:.ヾ:.::.:.::.:.:.:.::::!|i,!||::ヾ､ヽ /ﾆ-ｲ} : './.:.:
:::::::::.:.:.:.:.:.l::::::::::::::::::::ヽﾞ､_;::::ヾ､ｌ {弋ﾉﾞj ′/.:::::: 予備スイッチを押せェッ！
:::::::::::::.:.:.:.:.!::＿::::::__::::::::::::::.／＼ ､ー'_, ／.:::::::::
:::::::::::::.:.:.:.:./: r-｀､,ゝY／`´､／':.ヽ､二ノ-､:::::::::::
::::::::::.:.:.:.:.:.iヾ､ヽ＿_ノ { ´ヾ､¨(´",ｨ｀ヾ'}::::::::
.:.:.:.:.:.:.:.,.，ゝ'￣ ￣｀`ヽ､__,.ゝ＝=.､'ﾚノ.::::::::
．， ┓ ，┸┓．・┳┐
， ．┏：┛┸；， ．；┛，．¨┗┰┓
，┏┛┸’ ‘ ’‘】；．
┗┨ 止めても、ドーシテモ、やってみる 【‘ `
┏┛ 満蒙解決のために、 ┏┛
┗┰ 命の絶たることは、 ,〓･
,.ィフ¨￣フ ァ ､ ／ ┗┓，最大の希望でもあり、名誉なことだ ┏┸’
,.ィ''´ ／ ／ __,,..ィ大＼ / 〝┯┓， ，〟】‡’
ｘ/ /､../__ノ_:/__ノ ＿Ｙ--＝ヘ _人 `¨‘┳┷∵， ．． ┝ 〓
／/ヽ! l;／´､ ＼/ ,,.ィ‐ァ＜｀＼ ＼ 】 ┿┏¨ ╂・┓．†
/ ;/ l / _ゝ‐ ヽｒ‐''´＿,,..i ,-,､ヽ ＼
l lｉ ﾘ' i::::l ｀ｰ'´ ヽﾆl ｉ j l l 丶、
/! ヽ ﾘ '｀l:::l, '" ヽ/ i ｀¨ ヽﾍｌ ﾄ､ ＞ ､
. ﾄ､＞-､!. ｌ::i （:::ﾘ l ', ﾌ .!/＼ ＼
iｧ､ l j:j､ ／ lミ、 ＼ ＼ ﾊ､
ヾ! l l丶,ﾚﾝ ｀-／ ＼ ヽ 、｀¨ ‐ヽ
丶コｸゞﾝ＾'__ - ' ', ヽ ＼ i ＼
Ｖ/-ィｱ'ｒァ ￣｀ ,. ＼ ヽ l ヽ
ヾ｢´i.__.ｿ,ﾊ i ,.‐-,-､ ヽ . l ∧ そうだ限界だ押すぞ！
丶､l´ﾉ＾ ｰ‐-' / ／l ＼. ヾ!-､ ∧
＞､ ヽ弋＜::::入__ﾉヽ !::::l＞‐‐- ..,,_
. ＞-､ ト ゝ ／ト､. l ｡}l
｀ト､ ＼ヽ-'",ノ!ヽﾉ､ﾉ人
＼'､..__／ ヽ／｀¨ヽ
{. |
‘，. |
〉 |i|..|
|/ i|l
i|l..∥ ∥ ＼.|
|./ ∥ ∥ i|l ．， ┓ ，┸┓．・┳┐
. i|l. 〉 ， ．┏：┛┸；， ．；┛，．¨┗┰┓
. ∨.} } 〃 ／ヽ / ，┏┛┸’ ‘ ’‘】；．
∨ { {. / 〃ヽノ ；】 【・
. ＞ ーx ヽ {{. } ┗┓ .`【¨
. ,,.. ''". 卞 _彡"￣＞,, ┏┛ 僕はただ、ただ、満蒙に ’╂
|｀ﾞ''＜ ∩ ∩ ゞ彡＜. ＞, ┥】 血の雨を降らせたいの希望で、 ┠
| ｀∥ ∥ ＞. ,,＞''":::::::::| ┗┓ これが根本解決の基調だと ┛，
|. ∥ ∥゛'' ,,.. ''"::::::::::::::::: : | ,，┛ 【，
| ||. || |::::::::::::::::::::::::::::::::| ┗┓， ┏┸’
| ||. || |::::::::::::::::::::::::::::::::| 〝┯┓， ，〟】‡’
| ||. || |::::::::::::::::::::::::::::::::| `¨‘┳┷∵， ．． ┝ 〓
| ||. || |::::::::::::::::::::::::::::::::| 】 ┿┏¨ ╂・┓．†
| ||. || |::::::::::::::::::::::::::::::::|
＞。. ∥ ∥. |:::::::::::::::::::::::::｡＜
ノ' . ノ'. |::::::::::::: ｡＜
ー ´ー ´ ＞. ⊥ ｡＜
.........._
／´ ヽ
/０ .',
{o :}
': /
ヽ､_＿_,.,／＼ ＿,,,, ,,,,__
,．＼ ｀ .、
／ _ ＼
/ ｀＼ ヽ
/:::::: :::::::: :::::: 、
/:::::: : ､. .／ ヽ、
. ,':::::: ￣´ 丶
..{:::::::::: :
..!:::::::::: : ﾉ
..'、:::::::::::::::: : '´ 信じている
ヽ::::::::::::::::::::: : ﾉ
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ -‐'´
/ ＼ /│＿
∠三三三三三三三ﾊ::＼／ │／ゝ
／三三三三三三三三ﾆ＼ ∞
. /三三三三三三三三三ﾆ三＼ ﾍ
. /三三三三､三三三三三ﾆ三三＼ ﾍ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
かつての首山堡の戦いにおいても
この度の田中義一の妨害においても
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/⌒＼
/:::::::::::::.ﾍ
＿ {:::::::: : : .ﾊ
.心:::::::￣卜 、 .{: : : : : : ﾊ
{: : : : : :::::::::::::::メ、 .|: : : : : !
.∨: : : : : : :::::::::::::::.＼ .! : : λ
.乂 : : : :::::::::::へ 、 八 : :ﾊ
.＼ : : : : :::::.心 λ ::::ﾊ
个夂 : : : :::::ﾍ .{ ::::八
个 x :::::.弋 ..} : ::∧
. x-――---ュ＿_ ＼ : :::::::＼_ ィ : ::Λ
{: : : : ::::::::::::::::::::::::｀::ー--‐、 乂 : :::::::::::::::::: : : ::λ
弋: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞-ｘ＿ .X ::::::::::::::::::: : : :::λ
乂 : : : ::::::::::::::. . . ::::::::::::::: :::::::::＾Y:::::::. . . . : : : : : : : : : : : : :::.Λ
丶 ＿ : : : ::::::::::::::::::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : Λ
￣￣｀｀`ー‐- 、 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : Λ
＞｀× : : : : : : ::::ﾍ
／⌒二´:::::::::::: : : . : : : : : :::::ﾍ
x匕:::::::::::::::: ::::::::::::: : : : : : : :::::::::.Χ＿_
. ／::::::::::::::::::::::: : : : ::::::::::::::::::::::::::｀＞ 、
／::::::::::::::::::::::::又｀ー―卜、 : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
/:::::::::::::::::::::: 夕 丶、 : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
（:::: ::::::::::: ／ Υ、 .... : : : : : : : : : : : )
｀斤ーーイ ｀ ー､＿ ...........::::::: ....:::::ﾍ｀ ＜＿＿ ュイ
弋 . ........::::::: ::ﾍ
乂: : : : : : : ::::::: ...::::ﾍ
! .....::::::::::::::::::.
! ..........:::::::::::::::::::::::::::: : : .
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : :
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
決して屈せざる河本大作の執念は
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/ｲ{
／圭|
ｲ圭圭l{
圭圭刃
圭圭7
圭圭|
圭圭|
圭圭|
圭圭| ／
圭圭| ／
圭圭l! ,｡x" ／
圭圭ll ｲｌｌ′ ／
圭ﾆ从 ,:ｌ紗'.. ＞-＜ ／...._,｡x". ／
圭圭ハ ,ｲ紗ﾞ..__／ ＼___ ／. ｲｌｌ′ ／
圭圭圭}.... =-..ﾞ{圭ﾐ､.....｀ ､_ ヽ ヽ. _,.｡x" ,:ｌ紗'. ／
圭圭圭| ′. Ⅷ圭㍉..... ヾ} ∨l}. イllア ,ｲ紗ﾞ ／
守圭ｻム / /´. Ⅷ圭ハ. ＼｀ ､ _,,..ィ升ア ｲｱ. ／
マ圭掛､.. ｲ Ⅶ圭人 ,,.ｨ≦l圭l紗",' 〈掛 '｀¨“''㍉、
心、 マ∨ﾑ Ⅵ圭ぐ ＼.. 佳圭圭圭ﾑ 寸L ,.｡x".. / . 寸x
圭㍉ 寸掛､ Ⅵll掛,..../＼ ,佳圭圭圭圭ﾘ Ⅷ抄" ‘. Ⅷﾄ､
圭圭l! 寸掛､ 寸l圭l ゝ'´...,佳圭圭圭圭′ ﾏ.. ／. Ⅵl}
圭圭|!ﾄ､ 寸掛, ﾏ圭ﾑ 佳圭圭圭圭〈 ／ 炸
圭圭圭_ﾑ. 寸ム 寸圭ﾑ Ⅷ圭圭圭圭仏. ／. ,.ｨ≦７
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┏━━━━━━━━━━┓
張作霖に届き
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，
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‘ r､ ， ／: /: : : : :,;幺: : : :ﾞﾞi;/' ｀}': :爨''
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`'气 : : ∧: : : : {i:`ーｲ`ー;,;,､-イ,;;''i}
'''*;∧: : :㍉‐ ､ゞ: : : : : : : : : ∨㌍_}
ﾉ爨;,､:_:八＿ﾉﾉ__＞‐ : : : : : }: ,;:/
{: : : `ヽ;;;爨,;㌃¨: : : : : : : : : : }爨;,,,
: : : : : : `/: : : : : : : : : : : : : : ∨⌒ヽ，
､: : : : : : {: : : : : : : : : : : : : : :/. '*，
/￣￣ ‐- ､: : : : : : : : : : : :／ ‘
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その命を掴む
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地ひらきのへの一撃
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,ｲ ゞ'´:｀ｲ ,r ' ´ ｀丶､ ｀ヾ ／:;/ /／
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_,,ｲ从 / / _,,､ ,r '´ ／:;:;:;:;,/ ｀ゝ
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／:;:;:;:;:;i ゞ,,-‐,ゞ、 /:;:;:;:;／ ヾ,
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ゝ.::. '' ,,:: ::il ､ /i //:;/i:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;// / ゞ
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｀丶､ ,.人 .:.: .:⌒ヽ., ｀i | |::.⌒ヽ:: ,! !:;:;l/:;:;:;:;:;:;:;:;,､rー､-‐ '"ｿﾉ｀ゞ ,,ノ（ ヾ.,, ..）
_,、-‐ ─‐-t‐r‐-､ _,ｨ イ iﾕ /:;/:;:;ゞ -‐''"´7 ,r‐7 ,､ノノ ..::) )
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二ゞ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,!ｲl ,!l´￣ ﾞ´ l/ i':;/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,//イ , ! ´`｀ゞ ,,ノ（ ヾ.,, ..）
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その時の第8車両には
張作霖と呉俊陞に警護担当の温守善の3人が乗っていた
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爆音と同時に呉俊陞は衝撃で天井に頭を強く打ち即死
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三三三三≧ ‐ ､__ _ -‐ ￣__ _ - ―_′＿ ＿＿＿＿＿＿―――━━―――￣￣￣￣￣
三三三三三三三i }‐― .,r≦――― ￣￣ﾉ
三三三三三三三i | .,r､＿＿, ｀ 、≦二 ￣ ￣￣￣￣￣二二二二二二≧=-――‐-二二‐_￣￣＿
三三三三三三三i |‐ ､＿ ＿／//////≧＿ﾉ ￣ﾑ ―――― -=ニ二￣ ￣￣￣三三三三三
三三三三三三三i |/////////////厂⌒¨ ￣｀ヽ-- '′ ￣￣￣￣二二二二三三三三
＜三三三三三三/ i― ､//////////≧ ‐､ ￣￣―――＿＿＿＿＿
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そしてその傍らにいたであろう
張作霖は爆風に吹き飛ばされ……！
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. ）:.:＼i|l八:.＼_ 人 )､ : : ﾉ.:V.: : .::.: :!: :人 八,､ ノl|l|／ : ﾉ,､ ／: （
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
γ´/ 丿ヽ
;； -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿 ；
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼ ；;
;； //, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ 'rrrri
〃 {_{:::::::ノ::::u::ヽ::::ﾘ| ｌ ﾉﾉﾉﾉﾉ ；;
;； ﾚ!小ｌ （○）::::（○）从.( / 黒煙がすっげー高く舞いあがっているけど
/丿ﾙ| ､_,､_, | ﾑ ｲ ；; 火薬の量を入れ過ぎじゃないのこれ？
;； / /ヽ |!il|!| j |￣￣l こんな爆破じゃ張作霖の骨すら残らないんじゃ
/ ,' ゝ. |!il|| __,. イ l | ；;
;； / .l .y' |ヽ／ | ＼ | |
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ー） （ー）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| u ｀ ⌒´ | この爆破の威力を見た東宮大尉と斬り込み隊は
＼ ／ 成功と判断して現場から撤退したが
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. その張作霖は……
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
: : : : : :':⌒ : :: : : : :':⌒ : : : : : : . . . ':::::::::::::::::::ｒ:::::::::::〜::::::⌒::: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ⌒）::::ノ:::::'":::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
: : : : : . .: : : : : : . .: : : :,.〜 '~:::::::::::::::::::.、::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::..: :、: : : : : :
: : . . : 〜'~: : . . : 〜'~ソ: :,大帥が！::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::: : : :〜へ: : .
ｙ. : : : : : :）:y'"~）::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::.、::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ::⌒:::〜':" : . ｙ: ⌒: .
. . . : : : : : : : : : : :⌒ソ:::::::::::::::::::::ｒ:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:' :〜 { : . .
. . . : : : : : :::.:: ,,..': :y'"~:ノ:::::'"::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::ｒ.:〜.. :〜''”~: ..、. . : : : : : : .
: : : : : : : : : : :,, '": : : : : :::::::::::.、:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::,. : -ー'"~"'"⌒ . ... :ノ ⌒: : . . {,,... : : . :.. . . : :
: : : : : : : : : : : 、 :::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:息はまだある！ .,,. - ⌒: : : .y'" . ..ﾉ. . : : : 〜 : :
: : :':⌒ : : : : : : . . . ':::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::..: :、: 急いで車を用意するんだ！: ::: :）: : . .r'"~: .: : . . : : : : :
: : : : : : : : : : : : ⌒）::::ノ::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::: : : :〜へ: :ノ ⌒: : . . {,,... : : . :.. .⌒:::〜':" : . ｙ: ⌒: .
: : : : : . .: : : :,.〜 '~:::::::::::::::::::.、::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ::⌒:::〜':" : . ｙ: : : : .y'" . ..ﾉ. . : : : 〜: ::::::::::,:' :〜 { : . .
: : . . : 〜'~ソ: :,． ｙ'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:' :〜 { : . : : : ::: :）: : . .r'"~: .: : . . ''”~: ..、. . : : : : : : .
ｙ. : : : : : :）:y'"~）::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｒ.:〜.. :〜''”~: ..、. . : : : : : : . .. :ノ ⌒: : .:ノ ⌒: . . {,,... : : . :.. . . : :
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生きていた！
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γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノu ヽ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （○） （○）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ヽ |!!ill| j /／ うっそ不死身！
ゝ||!!il| イ／
.y' |ヽ／ | ＼
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼:三::／i:::|
|:::::::〉（ ○）::（ ○）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
| u |ｉ|!i|!| |
＼ ｀⌒´ ,／ だが頸部に穴が開き出血が止まらない重体
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 車が用意され大急ぎで現場から離れ奉天の大帥府へと運ばれた
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
: : : : : / ':; : : : : : : : : : : ;／ .| : : : :; , , !: :::
: : : : / ｀' ; ; ; : ' ' ¨´ |: : : : ::〝 : : ヾ, /:: : :
: : :,xi f: :乂 ; ; ; '厶K､. i} ./: : : :
: :/ ∧. { r'^＼ i/ ,x≦三二ミﾐー‐--‐≦彡
: { :: ::∧ 乂彡ミﾐー彡彡三三三三二二二三三
::{ Y⌒ヾ、 ,．≦彡ニ三ミ;Ⅵ巛三三三三三三三三三
:::|. i/l i＼ﾑ ,．＜二三三三三ﾐﾐj.Ⅶﾐミ三三三三三三三三ﾆ
::::i: : ! lﾐミヽ _斗＜二三三三三三三彡爻i ヾミﾐ二三三二二三彡'
::::::',:: . iﾐﾐミ三三三三三三三三三イﾚ´ i､___,.斗､,_ 斗､x_}l : : : : : : :
::::::::ヾ', ∨ミ三三三三三三三ﾆｨ'´ ,ィ`7￣ .i i i Y ; : : : : ::: 大帥府に……家に急げ
:::::::::::::ヽ ヾ､ﾐ二二二二二＞'´: :》-L ヾ ,．-一 ''''゛´゛｀`''メ : .i! : : : :::
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エ エ|//|XXXXx|エエ｜ | : : : | | l : : : :| ｜エエ|XXXXx|//|エ エ
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家に帰って、小五（寿懿）に会いたい……
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エ .|//|XXXXxl工 {____ . /: :|.| | | |.|:∧＿＿} 工!'XXXX,|//| エ
エ エ|//|XXXXx|エエ｜ |::, :|.| | | |.l:、:| ｜エエ|XXXXx|//|エ エ
エ .|//|XXXXx|エエ｜ |::%:|.| | | |.l::%:| ｜エエ|XXXXx|//| エ
エ エ|//|XXXXx|エエ｜ |:::｀|.| | | |.l´:::| ｜エエ|XXXXx|//|エ エ
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エ .|//|X,ﾏY7x|エエ｜ |: :|.| | | |.l: :| ｜エエ|xﾏY7'X|//| エ
エ エ|//lXX∨ x|エエ｜ |::, :|.| | | |.l:、:| ｜エエ|'ｘ∨XX|//|エ エ
エ .|//|XXXXx|エエ｜ |::%:|.| | | |.l::%:| ｜エエ|XXXXx|//| エ
エ エ|//|XXXXx|エエ｜ |:::｀|.| | | |.l´:::| ｜エエ|XXXXx|//|エ エ
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エ エ|//|XXXXx|エエ｜ |: :|.| | | |.l: :| ｜エエ|XXXXx|//|エ エ
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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それで……おさらばだ
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ﾄ、 /, ｀ﾆ=‐--‐=ﾆ´ ヽ
| ﾆ=―=彡 / `ト
八 ,′ ＞
＼ / }! ﾄ、 ＜,
､__｀フ ｲ '"兀¨ } '⌒､.ト､ __彡く
＞ __彡厶イ厶云ミ /ｘ笊≪__, ヽ ＼
｀￣/ ,′∧〃 ら ハヽi. /／ "ら ハ ヾこ｝ ）ヽ｝､_ ﾉ}
ﾄ _厶 { 〈ハ{{ 辷rリ }/ 辷rリ }k厶イ‐=ﾐ辷彡
{ ＼__〃: : : ＼{Ｎ ＼ ｰ‐ ′ ｰ‐' /_ノ : : : : :ヽ
ヽ {.: : : : : : : :.込ｰ｀ ､ u .:γ⌒ヾ : : : ｝ 大帥！なんというお姿に……
≧=}: : : : ::γ⌒ヽ＼ ／: 八C::::ﾉ: : : / 阿片液を持ってきなさい！
人: {: :/人C::::ﾉ: : (＾Yヽ xｧﾜ/: : : : :｀¨´Ⅳﾚ〈 私が看護をします
,ｘ=彡 >、_,′｀¨´: : : :｀ ｰ-＾ヽ７＾Y_:ノ: : : : : : : ヽ: : ,.ｲ､_＿__ノ} 大丈夫よ大帥！
/ _＿__〉､｣ : : : : : : : : ﾐl|: )}｀¨¨{(: :|K: : : : : : : : : :∨ ‘，ｰ-ミﾒ 私が、私がここにいますから
. /＿∠_ : : / i!:.:.: : : : : : : : ｌ|:UY<>YU:|l: : : : : : : : : : : }! γー┐‐-`ｭ
-‐´: : :_ : r‐‐=ｘ {: : : : : : : : : ﾖ{(_人}{人_)}k : : : : : : : : : :八// ￣ ヽ: : : :＼
-‐ :¨ : : /￣ ＼ヽ人: : : : : : : : : ヾx=＝=x〃: : : : : : : : : ｲ: : 丶 丶 : : : ＼
:: : : : :／ _L_} : :` ー--‐=＝ゝc:::::::::ﾉゞ=‐--‐=≠: : : :⌒):＼ ＼ : : : ＼
: : :／ ／: : : : :ー--＿彡／／｀¨¨´＼＼: : ー-=ミ辷__彡 : : : : : 、 ＼￣⌒ヽ
／ ／: : : : :｀￣￣: : : : : ／く辷辷辷く＼丶: : : : : : : : : : : : : : : 〃＼ ＼
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i: : : : : : : : : : : : ,.イ7￣/7ヽ, : : : : : :.
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヾ: : : : : : : : ; ; /////.斗ー-ヾ: : : : :.
: : : : : :／7ヽ : : : ; ; ; ; ; : : : : ; ; ; ; : ; ; ; ; .' ' ///// ': : : : : : :.:
: : : : ///////乂 '; ; ; ;' ';i ／;////＿＿ ,:': : : : : : : :.
: : : : i//／入////＞- ．＼《 .i､ﾑ斗匕///＞ ≧＜; ; ; : : : : :
: : : : |/ `＜////////≧':, , ; 'iミ彡/＞''/ . ／´ , ; ': : : :.
: : : : : : :' , ,ｨ≧气/////ﾉｷ : : 彡~彳 .└-‐…'´ ; ': : : ;/i: : ::
: : : : : : : : :' , テ. ＼ ヾ; :i: : : :ミ ー--- 〟' ' ' ' ' : : : :/ .i: : :
: : : : : : : : ; ; ; 廴__ '´｀,.〃; i: : : :ﾐ ' : ; ; : : : : : : : ; ／ .i: : :
: : : : : : /' , , , , , , , , ; ; ／:.:.:／ i : : : :; ' ' ' ' ¨´ i: : :
: : : : : / ':; : : : : : : : : : : ;／ .| : : : :; , , !: :::
: : : : / ｀' ; ; ; : ' ' ¨´ |: : : : ::〝 : : ヾ, /:: : : 小六……を……
: : :,xi f: :乂 ; ; ; '厶K､. i} ./: : : :
: :/ ∧. { r'^＼ i/ ,x≦三二ミﾐー‐--‐≦彡
: { :: ::∧ 乂彡ミﾐー彡彡三三三三二二二三三
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
張作霖は寿夫人の洋館に担ぎ込まれ
必死の治療と介護を受けるも容態は回復せず
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
{:::::::::::::::::::::::::::/:|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. ':::::::::::::::;.ｨ :::/ |:::::::::::ハ::::::::::::::::::ﾊ}
＿}:::::::::::ー--- z |::::::::/ｨ≦ ::::::::::ﾊ::!
. ＞::::/i : / r乍t7 从: / 乍ﾌ:::::::::/ ﾘ
⌒)斗.|::/ l/└¨ ﾚ' ¨¨ /Vﾊ{
l/从. , /
r}. ‐‐ ／
/ ＼ ＞ -＜
-=∧ ￣入ﾉ ヾ ､
-=二iﾆﾆ＼ ./xxxxヽlﾆ{ﾆ=-
-=ﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆ∧＼/ xxxx }ﾆ＼二ﾆﾕ､
. /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾊ xxx }.ニﾆ〉ﾆﾆ}ﾆ
. ,ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧＜ﾆ∧ .xxxx }ﾆﾆ/二ﾆ}ﾆ
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
小六子（張学良）を……早く……
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三二ニ' "´ | ｀ ::ﾆ二三三三三三三三三三三三三三
三三三三三三三二=:: /⌒l l| :: .ニ,/⌒l三三三三三三三三三三三
三三三三三三二ﾆ:: : ;'{ ﾉj.| ／ :.ﾆ/｛ .ﾉ三三三三三三三三三三三
三三三三三三二:: : － | : く _ .:=' lﾆ三/⌒l三三三三三三三三
三三三三三三二ﾆ: . .| :; 、￣ :' ,' 三;'‘ 仁三三三三三三三
三三三三三三三二ﾆ: .:| :i｜ .-/ ,仁三l |二三三三三三三三
三三三三三三三三ニ-| |.: :二/ ,仁 三| |:〃´i三三三三三三
三三三三三三三三三::| |三ﾆ;' !二三/ |:l ｰ{三三三三三三
三三三三三三三三三 | {三ﾆ! |ﾆ三/ /=} }三三三三三ﾆ
三三三三三三三三三_| ヽ-‐' l三ノ /ﾆ/ 仁三三三三三
三ﾆ/⌒`丶、三三三ﾉ;;;| , |´ /／ /二三三三三三
三ﾆ:.、 ) ＼三三{;;;八 / ﾉ /´ ／三三三三三三ﾆ
三三ﾆ`:く ﾉ Y~ヾj;;;;;;;ﾊ 〃´;. { /三三三三三三三ﾆ
三三三三:.、 ゝ;;;;;.;;;;;;; l ﾉ :: :;j ,－､ /三三三三三三三三
三三三三ﾆ:、 ヽ;;;;;;;;八 ／ ,;;;;;;;〈＼ / ;;;;:〉/三三三三三三三三=
三三三三二:＼ |;;;;;;;;;;. )' ;;;;;;;;;;;;;;;;;;| )'::::;;;;;;{/三三三三三三三三ニ
三三三三三三ﾊ !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:ｰ'::::;;;;;;;;;〈三三三三三三三三三:
三三三三三三ﾆ:､ ‘ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)三三三三三三三三三
三三三三三三三 ＼/＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/三三三三三三三三三
/仝､ ノ( /圭/ ′
f赱圭、 ,， /圭{, ,／圭/ ,ｨ
‘ )圭7 〔ﾘ 小六子を早く戻せ ﾉ圭〔 ノ圭f／ /’
〔圭{ }′ ,ｨ‐ﾐ /＾'､ ん圭ｲ ,ィ圭γ´
｝圭 ﾉ'， ｛ }} { ゝ、 }ｿ ,ｲ圭寺′ ’
'圭ﾘ 〔圭’ λ ,;} λ （ ﾞ､ ,ｲ ,ィ圭圭,ﾉ ,ｨ ，
ﾊ `ヾｼ, ､ ,ﾉ圭,’ 了′ ,′j;{ ,″ .λ. 》 ﾚｨ圭圭厂 ＾′
ミ }圭{ /圭/ λ⌒Y / `;;ﾘ / ヾ/γV ． f圭圭圭 _,，
圭､ノ圭〔 ,圭V 〃;{ ﾉ 丿 ι' ;/ ｛ ヽ _,､ﾉ圭圭圭} ,ィ圭圭ｱ
圭圭圭「 |圭ﾘ 《 ゞく. ／ fゝ 〃` ,》 ノ圭圭圭圭ん，_,ｨ圭寺''’
圭圭ﾉ`’ 八圭、 ﾞ! ;ハ;しく ヽ ノ / /圭圭圭圭圭圭圭圭f/ ,イ
圭圭! }圭! ﾉ,;{ ,;′ ヾ;､_ ＼｀);， ′ 〃 /圭圭圭圭圭圭圭圭f/ ,ｲ圭
圭圭i、 r'圭V{ ,ｨ ｛f;;ﾊﾉ };;;/ ,ィ;''’ y/ ,ﾉ圭圭圭圭圭圭シ＾寺′ ,ノ圭r'
圭圭_‘, f圭圭| }{ ヾ;;｝ ,;ハ /;′ ,ｨ/ f圭圭圭圭圭ζ ′ ﾁ圭圭′
圭圭圭ゝ |圭圭| ． 〉{ ヽ､ ,;/ };| ,ｨﾐ/ ﾉ圭圭圭圭圭/ ｛圭圭′
圭圭圭’、 ． }圭圭i j圭ﾍ `廴f;′ };i 从ﾉｲ’ |圭圭圭圭斥’ )圭f〉
圭圭圭圭〕 小圭圭､ ‘,圭ﾑ 斥⌒ 弋ｿ圭圭/ |圭圭圭ﾐシ′ _／圭（_,ノ
圭圭圭圭{ `寺圭〔,ｲ ‘,圭ﾑ ,′ }ﾊ圭圭) ’ ． ‘･ ﾉ圭圭圭/ .ィ圭圭圭圭圭
圭圭圭圭【 `寺圭ﾊ V}圭､ ﾊ、,， j圭〔 {圭圭圭（,， ／圭圭圭圭圭圭
圭圭圭圭‘､ 」圭圭､ `寺ﾑ j圭ｲ 寺ﾐ 〕圭圭圭ｲ ,． __,ノ圭圭圭圭圭圭圭
圭圭圭圭圭し1 {圭圭r`^ }圭ｿ圭「 ﾉミ′ ﾍ圭圭圭〈 ,ｲ ‘ 】圭圭圭圭圭圭圭圭
圭圭圭圭圭圭} ヽ圭圭廴 〕圭圭,′ ,圭{ ´〕圭圭圭/ j_圭圭圭圭圭圭圭圭
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
爆破から約4時間後に
張作霖が死亡する享年53歳
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（ ＞）u（＜ ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ ……ともかく暗殺は成功したわけね
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! 河本さんの目的は一応達せられたけど
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | | これからどう動くのやら
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ | 奉天側の動きを見学しよう
＼ ,／ 6月4日は張学良の誕生日であり小宴を開いていたが
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. この事件を聞いて驚いた
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
,'::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
. :::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
::::::／:::: ::::::::/::::::::::::::::/::::::::::::::::／/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
＿.{／::::／:::::::/ :::::::::::::::::::::::::::: ／ /::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
＼::::::／:::::::: /::::::::::::::ｨ/::::::::::＼. /::::::::::::::::::::::::::/ ∨::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::|
＜::／／^ヽ./:::::::::::／/::-==ミ ヾ=z:::::::::::／ ::::: / __V :: |:::::::::::::::::::::::::::::::::::|
／::/⌒ヾ /::::::::／ .ィｲ∩(_ ヾ :::::::::: ／ l::::: / ''" ::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::|
￣ { / /:::::／ ∧ {::じ::::} /:::::::／ ::::/ィ“⌒ヾ:::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::
八弋 :::／ 乂:: 丿 /ｨ≦ /:::://:ﾊ ｨ 〉::/::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::
ヽ.}:/ぅ、 `¨¨ 厶彡.{:::U:ﾉ }:/}::::::::::::::::::::::::/.｜:::::
. ´ ⌒ u ｀¨`''' ' //:::::::::::::::::::::::/ |::::/
ゝ- .､ .:_ /::::::::::::/|:::::::/ .|::/
___ ヾ}∧ .:::/ /ィ :::::::/ .|::::/ ﾚ
____ .／:. :. :. :. ≧=-.. 丿 ＿ }::::::ノ |::;'
:. :. :.｀ヽ／:. :. :. :. :. :. :. ﾊ. ヽ /´::::: ソ / 丿ｨ' ﾚ
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :, ∧ ￣ ´ ´ オヤジの列車が爆破されただと！
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :′ ∧ ', ＼ ＜ 容態は……クソッ！
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. , .∧ ヾ ＞ _ ＜ すぐに奉天に戻るがその前に指示を出す
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ′ ∧ /ヾヽ いいかオヤジの死は俺が帰るまで公表するな
＼ :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :., ∧ ./ ',:. :. :. なに？そのつもりだったと？それでいい日本側に絶対悟らせるな
:. :.＼:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.′ 乂 j 〉:. :. :. ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
特急で帰りたいところだが
次は自分が襲撃される可能性を考慮して
張学良は極秘にゆっくりと奉天を目指した
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/｀ ７￢―￢.´ ＼ 丶 ＼
/ / / : : :. :. 丶 ＼ ヽ
/ . .: :: : :. :. ＼ '.,
,'.: : |: : : : | :l : 丶 ー―ｧ
|.: .; |: : : : | :| :. ＼_／.:|_,
!:. / , |: : : : :厂八｀.:. ￣.ｲ
l / / ,|ﾍ. : :. : /≠￢升1 ,-v‐:´ :|
j / /ﾊ___ゝ､ .: .:/ 八::...ﾘﾉ´!〈 l : !
/ / /ﾒ八:::t＾ヽ`ｰ-′ ｀´´ l! f / : !
フ ,小｀ヽゝ‐ ':::::::::::::::. | |ﾍ. : :|
￣ ヽ. ﾊ ､ /!ﾊ l : :! あらいっしゃい総領事夫人
Y ヽ ｰ:::: ´ ｲZ:.:.l:l : :i 突然の訪問で申し訳ない？
＿八 ＞-､＿__,..., ／ y'〉:.l:| : :､ __....ィ いえいえ迷惑だなんてとんでもない。むしろ嬉しいぐらいよ
＼ィ＾ー/／ v-､‐'´∠√｀´∧:.ﾘ :. ／ 大帥のお見舞いに来てくれたことは感謝致します
／ ; 〃 />‐￢ ｡ ﾟ ∨: :. 〈 ただね、大帥は今ちょうどお眠りになりましたの
/ / ´ ／ ｡ ﾟ /´￣￣ヽ 丶 今回はごめんなさいね。でも、せっかくですからお茶でもいかが？
,′ ./ / ／ ｡ ﾟ ／ / ＼ ＼
！ l 亅く_,.. ｡ ﾟ // / l :l
＼ ﾊ ーr'|⌒ヽ〈 / l |ﾍ :|
/ ', : !::::ﾟ::l :| ／ | |ハ:,′
/ ! : ',::::::j :| ／ l ,' | ﾉ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
現地の奉天軍は事件の混乱を収拾させ
張作霖が死亡したとは気取らぬよう緊張感を維持し
全力で平静を装った
張作霖は負傷しただけで容態は回復していると発表し
日本人の面会は謝絶し偵察を欺き続けた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
| | _r‐=､ヽ‐¨￣ヽ
| | ./::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
| | /::::::::::::::::/l::::::i､::::::::ヽ
| | |:::/:::::::::Ｘ V:l::ﾚ､::::::::|
| | |/|::/:::ｲｾﾐヾlVｨﾃヽi:::ｲ
| | |/lﾈ､| ､ 〉）::>
| | V'ﾍ､ ｒ= ､ ,ﾉﾘ"
| | ﾉ`､ _ ,イ
| | _ ._,,イ＼ ／ヽ､__
| |==...──......--‐f.."::`‐::´::/:::| /⌒ヽ ,|:::ﾍ｀::''::..､
| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈:::ﾉ|/∨__/ヽl:::::ﾍ::::::::::::`ﾞ:>、
| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;; :::::::::::〉"::| |:::::| ﾊ::::/:::::::::::::/::::|
| |´ ￣￣￣￣￣ 'ヽ;;::::::::::∨ :ﾍ |::::::| /::::｀ヽ::::::::::/:::::::|
| | |::::::::::::∨::∧:::::/::::::::::ﾉ::::::::::|::::::::::|
| | |::::::::::::::∨::::`〃:::::::/:::::::::::::|:::::::::::|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
張学良が奉天に到着したのは6月17日
ここで事件の詳細を聞くことになるが
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
;'"'｀`';,｀`';,.ヽ:(:
:((:；∵'''''""'''' '
∧＿∧ 二＝─ ,, '⌒;;;；::））;;;ﾉノヽ
（・∀・； ） 二＝─ ,;'"⌒ヽ ,;'｀`';,.""'' ',,,;;
と つ 二＝─ (（:((:；∵（;;`';,., '⌒;;;；::）
(⌒ ヽ , ,;'"´｀`';,., '⌒ヽ:((:ヽ ,;'"｀`;;
ﾞｰ'｀（＿） 二＝─ , ' ⌒ヽ ,'"´｀`;,.ヽ,;'';,., '⌒;; ;,
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
例のあの死んだふりをして逃げ出したシナ人が
事件後に奉天側に告げ口
これが張学良に伝わり関東軍であることが判明する
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
γ´ / 丿ヽ
-‐ '´ ヽｿ , ' ｼ
／ ,' ﾊ ､＼_/／
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ __ｎ'lilil＼_ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ .ハ (--) 从 |、i|
丿ﾙ| ／ ｀ニ} u |ﾉﾚ ﾘ あーあ……バレちゃったらた
/＼_.＿三｝ イ_
. / 8/ |ヽ／ | ＼
( ⌒ )
γ⌒ ⌒ヽ
ゝ ノ ポッポー
| l |
…・・・ .ミ
..＜:::::::::::::::::::::::::::::::`::..
: /::::::::::::::::::::::::::::::::::{::::::::::::ヽ
.ｨ'::::::::::::::::::}::::::::＼:::::::::::::::::::〟:.､
ノ:::::::/:::::::: Ａ::､::::::::＼:::＼:::::::;::::::}
: ⌒;j:::/ ::/:::/ ヽ{＼:::::::|＼:}＼::|:::::!
.ノ〕/l/:.〃 ● ＼｛● }::ｌ:{:::/ バレるに決まってんだろ！
⌒ 从/::/ ノ（ ､＿ , ::/v:′ なんだよあの国民党の刺客の仕業という設定！
（ l:ｖ 八 ⌒ ｜ / 人{ 秘密命令書はみょうちきりんな日本式漢文で
｀¨.¨≪iヾ＞┬ = ┬.く おまけに死体は阿片常習者特有の注射痕だらけの腕！
}:i:i:i:i:ﾊ_八／i:i:iﾊ 日本軍の仕業以外のなにものでもないだろいい加減にしろ！
ノ:i:i:i:i:i:i:i∨:i:iﾄ:i:ｉ:i:j ついでに言うとな国民党軍も奉天軍もあんなすげぇ威力が出る火薬は持ってないからな！
くi:i:i:i:i:i:i:i:i:/|i:i:i:| `ｰ'､ ヽ あれを持っているのは日本軍だけだ！
〉f:f:i:≠く:ｉ:r:r:| ＼ ､
（､i:i/ !i:ｊ:i:! ,.＿ _..,､....＿ .､ て
`ｰ' `ｰ' ヽ.. ＿ へ ＿ ﾘ _ノ
） （
ゝ⌒ ﾍ/⌒ヽノ⌒
... ,... .,.:,..:..
＿, -─‐- ､ー‐-､ー-､ ;: ;:;: :;:;: ; ;
,ｲ､,r'⌒ヾ ヽ ヾ ｀`''ー- -､-‐''"´ヽ;;: :;:; ;:; :;:; ;: .
,r/ (::;;:;:;;/ー-､ j `, ＿ /ィ´ ;:; :; ;:; : ;:
ヽ 「i''ー'"´ ,r-‐'ー''''"´￣
＿, -─‐- ､ー‐-､ー-､ ;: ;:;: :;:;: ; ;
,ｲ､,r'⌒ヾ ヽ ヾ ｀`''ー- -､-‐''"´ヽ;;: :;:; ;:; :;:; ;: .
,r/ (::;;:;:;;/ー-､ j `, ＿ /ィ´ ;:; :; ;:; : ;:
ヽ 「i''ー'"´ ,r-‐'ー''''"´￣
, -───- ､
／⌒ ＼
/ ヘ ヽ
ヽ､（ （ （ ＼＼ ヽ
ト/＾ヽ ｰ/⌒ヽ ヽ |
| |（ﾟ）| |（ﾟ） | | !
/ ヽ__ｊ ヽ._ ﾉ u ⌒ヽ/
ｌ ヽ （ !⌒＼
! `ー── ⌒ヽ .__ノ ヽ あらあの二人の服って
＼ ＼ ﾉ ｲ ､ ヽ、＿ヽ うちの風呂に入りに来た汚い乞食が
ヽ､ _ー＿ ／ ﾉ |＼ 帰りがけに着ていったものじゃない！
/ ＼.＿／ ﾉ ヽ ということはあれは……
/＼／ ＼／ l
| | | |
| | | |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ついでに事件直後に騒ぎを聞いて野次馬しにきた
奉天の風呂屋の主人が
死体二つを見てびっくら仰天
関東庁警察に教えていって日本側にも工作が発覚
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ 'rrrri
〃 {_{ ノ u ヽ ﾘ| ｌ ﾉﾉﾉﾉﾉ
ﾚ!小ｌ （○） （○）从.( /
/丿ﾙ| ､_,､_, | ﾑ ｲ ひぇええ完バレードオーケストラ！
/ /ヽ |!il|!| j |￣￣l わっ分かったからにはどうするつもりなの？
/ ,' ゝ. |!il|| __,. イ l | もしかして報復するための出動とか？
/ .l .y' |ヽ／ | ＼ | |
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/／'., ' , ∨ / u::::::::゜ミﾒ/:::::／）ﾉ:::/ /::::/ i:/
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ﾍ U ／´ ',/／／´：
'､
ij _ゝ： 悔しいが……できん！
、 _ ＿ ／ ´ 奉天軍は日本軍に太刀打ちはできない
;;', ／｀ ､ ´ ,￣′： それに日本側は南軍の工作員の仕業だと主張し続けている
;;;;', ／ ｀` ､ , "： ここで事を起こしたら日本は日本で大義名分を以って軍を出動させ
;;;;;ヾi `´： 東北を占領するだろう
;;;;;＼＼： 真実を知っても俺は我慢をすること以外はできない
;;;;;;;;;;;＼＼：
;;;;;;;;;;;;;;∧ ＼
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ─） （─）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
ｌ^l^lｎ ｀ ⌒´ ｜ 奉天帰還の当日に張学良は奉天軍政長官に就任
ヽ L ／ そして21日に張作霖の死亡を公表した
,,.... ゝ ﾉ_、___ ーノﾞ-､ 権力の空白時間という隙を作らない計画通りに事が運ぶ
.i ／ / '; ＼_____ ノ.| ヽ
l / / ＼/ﾞ（__)＼,| i
_,,,..-.ｰ.─.-.-....､._
二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:..､
／::::::::｀`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::＼:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,､_:::::＼::::＼:::::',
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ＼＼＼:::::::::＼:::＼::',
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r､＼::::::ヾ＼_::＞
ｌ::::::i!:::i::::l;/i ._,,＼::::!､::::::l 辻ヾ〉 ＼:::ヾ）::::＞
i:::::ﾊ::::|::::l:::i〈｀（ﾍ＼! ＼:', ゞ-′ ラ∨/"´
l:::i l:::|::::lヾ､ 弋i;） ヽ ＼ ┌::ソﾉ
∨ l::::l::::l:::＼ " ﾍ::::/
＼|＼!＼ ′ ∨
ヾ ヾ ､ ‐- , ゝ､
｀ ､ , ′ ／ ＼＿
｀ ｰ ＜ ／´ ／:::::￣｀ｰ-
_ノ´∧_∧ ／::::::::::::::::::::::
:::::´￣／ /〈::ヾ∧ /:::::::::::::::::::::
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
翌月7月4日
張学良は東三省議連合会の会議によって
保安総司令に推戴され
満洲の実権を握る事実上の支配者となる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ | 張学良は日満工作の中止を日本に通告し
＼ ,／ 対日離反に傾き蒋介石側に歩み寄る姿勢を取ろうとするが
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. ここで田中義一が必死になって張学良を引き留めるべく
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i 林総領事を通じて警告を発した
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ----- 、: : : : : : / ／: : :/
!: : : : : : : : : : : : : : : :ｒ:::ｒ ム''¨¨¨¨ｲ:::ｒﾆ::::.、: ! ヽ、／
!: : : : : : : : : : : : : : :/ヽ' マソﾆﾆﾏ／ .ヽｒ: : :!
＼ｒ‐、 //'`二二ｔﾃﾆ ﾆｬ二ﾆ|: : :|!
ヽ: : : : : : ／ヽ .:.:..:.:..:.⌒ﾆﾆﾆ⌒.:.:..:.:..¨ ヽ
_ ヽ: : :/ u , --、二 ',ｰ‐ 、 日本政府としては東三省が国民政府の隷下に属し
<ノ ,ｬ ',: :,' _ /／.:.:..:.:..:.ー≦¨¨ヽ ﾘ: : : :ｰ、 蒼天白日旗を掲揚することには絶対に反対だぞ
／: :| .',:≧-ｧ::::＞ f____ イ二二≧ｓ ノ＿ イ: : : : : : :.Y 東三省が保境安民主義の下に
/: : : :ヽ .!: : / ｒ∧ ゝ::::::::::::::::::::::::::::{ フ::::ヽ: : : : : : : : ! 当分の間、現状を維持し、南方政府に対して静観の態度をとることを希望する
ヽ: ／ !:/イ.| /`¨::::::::三三三::::::::`¨,ヽ |ｲ: : : : : : : : | もし、奉天側が日本の勧告を無視すがごとき行動にいずれば
_ .|: : : :| /::::::::::::::::＜二二:::::::::::::|',.ﾘ: : : : : : : : :/ 日本政府としてもこれに対して断固たる手段を講ずる
／/ |: : : : ｲ::::::::::::::::二二二:::::::::::::::!:`: : : : : ／∨
/: / ,': : : : :Y⌒`¨￣二二二 ￣￣|: : : : : / ／/ ……そっそっちに行っちゃ駄目だぞ張学良！
ヽ' ,': : : : : :/ --- .!: : : : :| / ／
/::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::',:::',
/:::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::!::::i
,'::::::::::::/:::::::::::::/::::::::::／::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l
l:::::::::::/:::i::＿::/:::::::／|::::::::|::::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l
i:::::::::/:::/::::::/＞､/ i:::::::::l:::::∠⌒:::::::::|!:::::::|'ﾘ
_ノ::::┌i:::/::::::/斤心ヘ i:::::::::i::::ﾒ≦i::::::::::::i:!::::::!
＞:::::｛ ﾚ' |:::::7ﾚ升::｝ /:::／|:/辻:｝l::::::::::ハ:::::!
_,＞::::::::i ヘ|:::/ ゞ‐" /／ ′ゞ‐' l:::l:::/ ∨
￣｀￣｀＼:|:/ u ′ ､ ∧!/
＼|＼ ＿ / ′
_{i ´ ｀ ／
// ｀＼ ＞ _ イ
_,､-;'´;;;i `ｰ ､, _ﾉ iヽ、
_,､-;;"´;;;;;;;;/;;;;;l ／ﾍ l;;;;;ﾍｰ,,､
_,､-;ｰ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;ヽ ／::::::::∨;;;;;;;;ﾍ;;;;;｀';;;;;;;､_
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
この抗議に7月20日
保安委員会が会議を開き
これからの方針を話し合うが
この会議のイニシアチブに握ったのは張学良ではなかった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ｨ ｨ".::l{ ＿＿
): /l{ｨ".::::::iﾚｨ "￣ ｨ" _
l}iｲ.:ﾉ.:::::::彡".::::::::〃 ｨYi
,ilY:::{.::::／.:::::::::::::≠＝==z ィ" .::lil
Λ 代 ::::／:::::::::::≦::::::::::/ﾘ∠／〈 ...:::::lil
{l ﾞ7ミヽｲ{ﾚ／ " ￣￣＿）／..::l}⌒ヾ: ≧x:::liL_
寸Z、 Y 》" _,ィ≦ ￣ Z{( ..:ノﾉ ｀《 ヾヽ
」l{ γ⌒㍉-=tﾁ厂⌒ミ ¨ﾏﾑ 'Yli:: .:／<ヾヽ ＿＿
,⌒γ´ ￣ ヽ｀冖 " ´⌒ ヽ lﾏﾑ li::ﾐ彡／γr='' ¨￣７/
{l:. い τ )=＜:. .:} ﾑﾏﾑ li:::::》{l {l:: ..::::::/《 蒋介石の中国統一は一応所期の目的を達したと言ってもいい
Y .:ゝ ..: ,.ﾍ .::ﾉ/ﾑ＞ll} ゞ:《::|l 人 ..::::::::://'ム したがって、国民党との妥協は避けることはできまい
ゞyzzゞzヽ::.. ィｪｴム ｲ rヽﾏ//ﾑ ＼lﾄ、 ≧=ｲ l:::| 'ﾑ≧y
{l ´ ｀=- ''´ ィﾁ彡ﾏト＜////ﾐ、 ヽ＼ ＿＿ /ﾍﾄ、!レ´ しかし、まだ基礎は十分に固まっていないのだから
ゞx _ へ::.. ィ升ﾏ(__」イlL ノ三ミ>／lヽ ｀＞x／／ ＼ !i そう急ぐべきではない
＜ィ三三三≧z≦三ニ''´///r＝＝ヾミﾐ{l 」ヾム Vl}Yl r=≦!i 妥協はしても、それは名目的な範囲にとどめ
,㌢ : : : : : : :)/__」》=t==-ヾV ＼ミミﾐY!llﾑ Ⅵ::l {f ＿≧z、 三民主義や共産勢力の東三省への浸透を極力排除し
㌢ : : : ＞ ''´￣「三{l : : // .:)寸川(＞}:. Ⅵ{ |l....:::::::::::,ィ／ 防止することが得策と考える
r´ liOﾆli :// .. ｨ ..: ):l}川アﾒl li:::l ゞ::::::ィ升l}
ﾉ 寸ﾆo/ｲ(:. .:. r .:. ) ..:::::il}㌢乂ﾒl l::::＼ 二 ,《 |ll}
i! {:. i:. .::>ｲ/´ ヽ::.. ノ::::::ilｿﾒ乂乂l l:::::::>＼,i《 |llﾄ、
奉天軍閥
楊宇霆
777//////,＼ ,/ V{ノし{ ／ /＼ }､
--‐‐=≦ニニ=>′ {:.:.:.:.:.:ヽく 从,′:.:{ }:.丶 }
二二ニニニ=/ {:.:.:.: 斗-‐‐ｧ:/:.:.:.:.:.＼ /:.:.:.:‘:, }!
ニニニニ ／{ ｛:／ /:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀Y´:.:.:.:.:.:.:.:.ノ:｝ !
二二ニﾆ〈=乂 / { ＼:.:./＼〕iトミ:.:.＼＿:/:.:.:.:V:|
二二ニニ‘:,//〕iト-‐/ ｛:.:.:.∨:.:.: У:.:.:‘:,:.:./: /:.:.:.:.:.:.:.|
ミx.ニニニﾆ＼/// 〈 ‘:,＿:`ー‐-ミ:.:.:.:∨:./:.:.:.:.:.:.:.: |
ヽ∧二二ニニ 三ﾆ∧ ＼ ヽ:.:.:.:.ノ:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.: !
V∧二二二ニニ/ :,. /,∧≧ミ:.:.:.:.:.:.:.乂:.:.:.:.:.:.:.:|/{
{/∧ニニニニﾆ{ ‘:, ／///ニニ≧o｡:._:.:.:.:Y:.:.:.:.:.／、
/// lニニニニ=,′ {77777/////ニニﾆr'′:.:.:.:〕iトミニﾆヽ:.ヽ
ｲ////二二二ニ/ ｛≧=‐-‐=≦ニニニ｝:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ｀ヽニ}:. |
‐=≦二二二二/ ｛ニニニニニニニニ`ー‐-ミ:.:.:.:.:.:.:.:.{ニ{:./
二二二ニニﾆ/ ｛二= 斗-‐‐‐--ミ二ニニ/ ＼:.:.:.:.:.{二＼
ニニニニニ / ｛ﾆ／ ｀ ＜= 乂 ん7ー＜二= }＿___
ﾆ=-‐=ﾆ二「 / ≧=｀¨¨三ニ斗＜ ＼
/{ ＼ 丶
／ ム 丶 _ ヽ
/寸ニム {≧=ミ ＼ ﾍ} ,′
_,,.. -‐=≦ 寸/ ＼ｰ、―='′マ:.Ⅵ＼ ‘:, ,.′ また日本との関係も、従来からの行きがかりもあり
‐=≦ / /=ム 丶:.:.:.:.:＼ L -‐ 今ここで、掌を返したからのように極端な態度を示すことは
＿＿＿＿＿＿__ -‐=〔ニ= r＼ ≧=‐-‐=‐- ＿ ／ 日本政府や軍部をいたずらに刺激することになり
ニﾆ／＼二二ニl＼ ,／ ≧=! 丶 ￣｀７「￣ 東三省の将来に不安の種を播く結果になる
===| |ニニニ| ＼/ ∧. / 〕iト､ /
ニﾆ＼／二二ニl ／ ∧/: ＼ ／ ひとまずここは現状維持で行くべきだと俺は思っている
二二二二ニニﾆ|イ ≧=‐- -‐=≦
￣￣￣￣￣￣ ｛/
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― | 楊宇霆は張作霖亡き後の満洲の実力者であり
|::::::（ （ ●） （●）| 張学良の後見人でもある
（@ ::::⌒（__人__）⌒) その意見は重く説得的であり
| ｀ ⌒´ | 委員会も張学良も意見に同意する
＼ ／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. こうして早期の南北妥協を中止し
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ 当分の間現状を維持することを決定し
| ＼/ﾞ（__)＼,| i そのことを林総領事に伝えた
/丿ﾍ｀γ
丿 ´ ゞ ,ｿ￣｀' ‐、
,／ﾉ ,/ ﾉ´ ゛ﾞｉ＼ ＼
/ ﾊ,r'∨､/｀ﾚ´＼ﾉ',ｉｿ
|i │ ｌ |ﾘ ⌒ ⌒ }_}ﾞ
|i ,.| 从（ ●） （●）ｌ小!
＼(,| ⊂⊃ ､_,、_,⊂⊃
,..-ﾍj ー' ﾉ おっいい展開よこれ
./::":::::::`ヽ､. ＿_ イ 河本さん達が筋書どおりに進んでいるじゃないのさ
/::i::::::::::::"'弋'!ｰ',〆>|'_ノ´｀ｰ -,,＿ _ 張作霖を暗殺後はまだ妥協的な楊宇霆が実権を握り
. }:::ﾞ|::::::::::::::::::::~ﾞ:_戈;f" 、 ｲ/ `i 日本の満蒙経営を上手い事やっていく
/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.ﾃ ＼xｰ.ｫ､__ノ いいぞぉ〜これ
::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r' ` ､_冫y"
:::::::::::::::::＼o:::::l .ﾄ、 ヽ,＿ﾉ"ｰ'
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ─） （─）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒) 日本側も張学良よりも楊宇霆に
ｌ^l^lｎ ｀ ⌒´ ｜ アプローチをかけ交渉をしようとしていた
ヽ L ／ 献金も送ったりしてね
,,.... ゝ ﾉ_、___ ーノﾞ-､ 楊宇霆となら話ができる……とね
.i ／ / '; ＼_____ ノ.| ヽ
l / / ＼/ﾞ（__)＼,| i
/l
Ⅳヽ、 / ! ミヽ、 /､
l ＼´ｰ＜ﾆスｿﾐミミミﾐヾ、 !
. ヽｰ'´{-‐'´ } / lミミミミミミﾐV
. ＿＿rt-′ ー ´ ＿ゝ ゝﾌニ三三ミﾚﾐ、
. ＼ ﾉ l ／￣￣ __>-ン =ﾆ三ミ lﾘ、
＿ゝ//￣ .／￣￣: :l__r - 、 （ tｧ､, _.＞-ヽ、
ヽ/ / ﾄ-､｀ ｰ-､: : : : ﾄl ￣￣ -､ t
ﾚ′/三- ､_〈__>ヽ: :',ヽ、 ﾄ､ ＿ノ
/ V: : .:＿ヽ、 /、 /_ ﾍ ヽ､l>､＿_ ／、 ／ >､ それは自然のことだろうな
l /' ´〔_>__ヽ＞L ゝ ヽ/ゝ、＼Ll-‐′ !￣.ｰ┴‐ヽ 漢卿（張学良の字）はまだお若く
ヽノl ／:.:.:.:/ｰヽ!- ､ 〉 .人 ＿＿ ／: : : :へｽヽ′ 複雑な政治を理解するのにはもう少しの時間が必要だ
∧ｰ./: : :__ ヽ }: :.:.:ヽ ⌒ｌ: : : : ヽL >､: : ／ `′ それまでの実際の政治交渉は
／ｌ ／ : :ヽ!:.:.v′ヽ: >┴ < /-‐/:.:.: : : :.:ｌ ヽ{＞ この俺がやったほうがよい
､-┴-/: : : : : :l : : ＼__ﾚ′ｰ- V__／: : : : : : く
ヽ、」: : : : : :.:ヽ_/ヽへ、_ 二ニィ: : : : : : :.:.,.<ヽ
/-、 - 、 -､￣ ヽ＿＿: : { l┘
{___八_ _人 _ﾉ ￣￣
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （＞） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ｎ ヽ ゝ._） j /／ もう少し時間が必要？いらないわよ
⊂ﾆ￢ ヽ ゝ ,､__, イ／ いいのよそんなまどろっこしいことをしなくてもさ
乂_ヽ人 /f=}ー'´{=}. ｀ヽ ｀ ＹＯＵ！満洲の実権をそのまま永遠に握っちゃえＹｏ
辷壬ｽノ ｛^^￣｀^^´乂 ＼
∧
, '⌒ｰ─一'L〈＼-∧ ／/
/ ＜_| V-ﾍ∧ ／ /
| / }＜ﾆ大ｰく＼_/
|＼ | -／⌒ﾌ< ＼ / ｀￣￣￣￣＼
>-､`l／ﾞ/ ｛__ ＼_>､__ ヽ
〈 Ｙ / ／^ Y ,二. ＼}- ..＿_ イ '.
＼_| 〈_ ィ rｔｧﾉ ／ ＼ヽ_ ｀丶」 i
ﾊｔ) ヽ二´／ } }> /ﾆ>､ | ハハッ馬鹿を言わないでくれ
r ｧ'´￣￣厂￣ / / /O/ ｀┴-､ 皆が皆、大帥亡き後は俺が東北の指導者になる腹積もりではないかと疑っているが
＿ ＿rﾄ{ r'ｱ ,ハ /∨ / / ,. ---＼ 俺は張家に忠誠を尽くしている
／ `ﾄ､八 .ｲ く| 〉´ /O/ ,<)＞ ─‐ ＜_) あの漢卿も幼い頃から育つを見てきたんだ
. 〈＿ └厂 ＼＿_ヽ＿_.. ＜} _[ソ ∧ { / /／ ＼ 俺はな、あの周公が成王を補佐した例に倣い
ﾄ､」_ /＿_人 {￣￣￣´ /ﾆﾍ ∨ {｛ 、 | } ヽ ヽ 将来は周公と同じように権力を返す。この言葉に偽りはないぞ
＼ﾉ／ ヽ ヽ 厶二 〉､ ／ `ー‐＼＼ ﾋフ_ ｜ }
V `ｰ‐'^ーr＜ニ二彡イ `く厂￣廴]丿／
/ ﾉ ￣ ｜ 〈 ￣
∧ ＿ Y └-､ ┌ f＾Y＼
|_人＿X二>一' `ー Lノ ┘⌒
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー ー ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i| ふむむ殊勝なことね
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ でもまぁ当分はこのままでいいか
ヽ ∩ノ ) . j /／ この楊宇霆が補佐役となって張学良を支える
/ ＿ノ_, イ＿ それなら満洲も安定す
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
｀ｰ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::.'::::::::::::::::::::::::／::::|::: ﾉ::::'.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'.
ヽ:::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::／::::::::::::::::.':::::::::::::::::::::／::::::::::|/:::::::::'.:::::::::::::::::::::::::::i､:::::::::::'.
￣::::::::::::::::::::::/:::::::＞''´:::::::::::::::::::.':::::::::::::::::／::::::::::::::::i!:::: /i:::::'.:::::::::::::::::::::::::::|'.::::::::::'.
｀::::::::::::::::::::::/,r''"´::::::::::::::::::::::::::.'::::::::::::::::/:::::::／i!:::::::::::/ヽ|:::::'.::::/i:::::::::::::::::::|::'.::::::::::'.
､::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::／｀ヽ'::::::::::::::::/:::::／. i:::::::::,ｲ |:::::ﾚ'::::|::::i､:::::::::::|::::'.:::::::ﾊ
..ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ 〉､ ｀ｉ:::::::::::/ ／. j:::::::/ ヾ |::/:::::::::|/::::}::::::::::|::::::::::::::::i
∨::::::::::::::::::::::::::::::〈 ー ' } i::::::::::/ｿ ﾉ:::::/ ﾄ:i .}:::::::/::/:::::::|/:::::::::i､::::::::::::
∨::::::::::::::::::::::::::::::∨Y´ j {:::::::::::/ ./::／ヾ |ﾉ ﾉ::::/::::::::::::::/:::::::::j '.:::::::::/
.∨::::::::::::::::::::::::::::::∨､ （ |::::::::/ ./ｲ ｀ミゞ j :/:::::::/ /:::::::::::ﾘ .'.:::::/
'.:::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ ヽj .|:::::/ ｀ /／.〉 / ハ:::::::::/ }:::/
.}::::::::::::::::::::::::::::::／ ｀ｰ､ |::/ .／ / 入／ }:::::/ .|/ ふざけるな……誰があんな奴の補佐など受けるか
.ﾉ::::::::::::::::::::::,イ/ ｿ /´ ＼ | ./ / あれはな……俺の敵だ
＿
γ´ﾉ ヽ｀ヽ
, - ´￣｀ -､
／ ／/"/ i＼ヽ＼
//, '/／ヽ´/ノﾚハ｀､ヽ
i l i{_{ﾙノ ヽ､ } } il i
| il从/（●) (●） 从 ﾘ
ヽﾘﾊ u. ､_,､_, ﾙﾘi
. ヽﾍ､ ノﾚノ へっなに張学良さん
｀-ゝ､,､ __,イ-´ どうしてそんなに怒ってんの？
／ |＼／| ヽ､ 楊宇霆さんのどこが悪いの？
/,' <ヽ ∽ /> ﾊ
| i ヽ V /[▽]i |
i | ヽ / i |
. ／::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....
. ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
./::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::.
. ./ :::::::::::::::::::: ｨ≦::::::∨:::::::::::::::::::::::::::ﾆ=-:::::::::::::::::::.
.::::/ |:::::::::::: l 衍¨＼ ∨､:::::::::::::::::::＼::::::::::::::＼::::::::
. |::/ |:::||::::::::| Й .丿＼ ＼::::く ＼:::::ヽ::::::::::::::::＼::フ お前らの国の歴史で例えれば
. |: |::ハ从:{ ''"´ ﾚ＼{｀ヽ＼:: V::::::::::::::::::＞ 楊は徳川家康で
V __ノ ｀ 〉 / ＼V:::::::::::／ 俺が豊臣秀頼
ヽ 冖／::::::::::::::::／ 両者両立はできない
厂 ヾ､::::::::::/ 俺は秀頼にはなりたくない
. ヽ ＞笊 ｀ヽ／＼＿ .: .:⌒＼
ｨ / /.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:ヘ
．≦ / /.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: /.:
｀￣ ＼ } / /.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: /.: .
}＼ ｝ ./ /.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:/.: .:
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ─ ─ |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ :::: （__人__） ) 張学良は大川周明から瀬山陽の日本外史を貰っており
| ｀ ⌒´ | 実際こう語ったらしいが
/ ∩ノ ⊃／ 張学良は楊を政敵であると認識している
( ＼／ ＿ノ| | あの会議後の翌日張学良は国民政府に従うと蒋介石に電報を送っていた
.＼ “ ／＿_| |
＼／＿＿_ ／
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ u ヽ、 ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ∩ノ ⊃ . j /／ えーさっき権力は後で返すとか言ってたし
/ ＿ノ_, イ＿ 忠誠を尽くしているとも言っていたじゃない
. /￣ / ／ |‐‐ ＼
, ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::.／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
,/::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ｌ
l::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|/|:::::::::::::/:::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|::::::::::::::::::::::::_:::/ ｌ:::::::::::::::::::|＼:::::::::::::::::::::::::::ｌ:::::::::|
|:::::::::::::::::::::::::/≧､ｌ:::::::::::::::::::| ＼斗::::::::::::::::ｌ:::::::::ｌ
|:::::::::|:::::::::/l::/ｲ⌒ﾞ`ﾒ::::::|＼::ｌィ千代`:::::|:::::::::ｌ:::::l〉ﾘ
|::::::::/|:: / ﾘ弋､ _ﾉｌ::::ヽ|:::::ヽﾚ; __ｿ ｌ j|人:::::::ｌ:::::| 嘘だッ！あんな奴の言葉など信じられるか
. |::::/ |:::fzlｌ ＾ー‐'´::::::::::::::::::＾ ‐-'´ jｌノ:::::l::l::て 楊は今まで南北妥協を主張する推進者で
|/ ヽ.:::|ﾍ i /ィ<"j ﾒ_／ 排日侮日派の旗頭でもあったのに
ゝ;八 /二二ヽ /ｲ 打って変わってのあの態度！
x > ､ ｛ ｝ ｲゝ:::｀＞-､ あいつは日本側に媚を売り
〆::::;//ﾊ` ヽ--- '′ <´/ ｌ）:::}:::::::::::::::` ､ 俺を引き摺り下ろして東三省の支配者になる野心がある！
／/:::::// ＼ ｀‘´ / /::::7::::::::::::::::::::ﾊ::l
ﾉ::::/::::::《〈 ヽ／ﾍヽ ／ /::::/::::::::::::::::::::::/::::l
.､ ,､
.! .! │ .!, ヽ , -／ l
! .! .| │ ￣.|.ヽ ! .｝ .| ./.! | ｀'j
/ │ | .! ..| . | ｒ'´ ./ .| | 7' ! .!
ヽ | ヽ ヽ .| | l'.! ｒ'´ ,_／‐ ! l / ./ |
ヽ ヽ !,.-､ ! | . >‐ll/ ! . | / ─ｉ ! l /'／ │
ヽ ヽ, ､_.| .|/ .| / , / .| ヽ |'´ ヽ' ,/, -､ l
|` 冫.!/<.! | .‐' ´ | ..! ‐' |￣l/ /￣
| '‐/ .| | .| |....￣
| | | | .| |
,-|┬ｰ-|-___ .| , -‐-､ | . _| -- | ､__
〔--'ヽ､ /''' ､ | ._ /´ l_, -| ／| , ト､＼
｀ ｰ‐'／ ヽ,/─‐〃 `ｯヽ-‐‐'´
ヽ､_ ,／=､__,〃‐-／゛
ヽ---ﾞi'´---ﾉ
'､---|-- ､/
! | l
! ○ l
r､＜ニ＞-┐
.lヽ─| |─ン.!
! ＼| |ｒ'´ .!
! ヽ, | .!
! | | .!
|_____,/ l______.!
'､____/ !______>
/ | ｒ'´゛ .!
! / ! .!
/ / ヽ |
ノ`' ! ヽ_人
/ .! ! ヽ
ゝ／ ＼ |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
あるいは傀儡化か？
奴は日本の傀儡となり
無論俺は奴の傀儡となるつもりはない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
:::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
::::::／:::: ::::::::/::::::::::::::::/::::::::::::::::／/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
＿.{／::::／:::::::/ :::::::::::::::::::::::::::: ／ /::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
＼::::::／:::::::: /::::::::::::::ｨ/::::::::::＼. /::::::::::::::::::::::::::/ ∨::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::|
＜::／／^ヽ./:::::::::::／/::-==ミ ヾ=z:::::::::::／ ::::: / __V :: |:::::::::::::::::::::::::::::::::::|
／::/⌒ヾ /::::::::／ .ィｲ∩(_ ヾ :::::::::: ／ l::::: / ''" ::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::|
￣ { / /:::::／ ∧ {::じ::::} /:::::::／ ::::/ィ“⌒ヾ:::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::
八弋 :::／ 乂:: 丿 /ｨ≦::::::::::::/:::://:ﾊ ｨ 〉::/::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::
ヽ.}:/ぅ、 `¨¨::::::::::::::::::::::厶彡.{:::U:ﾉ }:/}::::::::::::::::::::::::/.｜:::::
. ´ ⌒ ｀¨`''' ' //:::::::::::::::::::::::/ |::::/
ゝ- .､ .:_ /::::::::::::/|:::::::/ .|::/
___ ヾ}∧ .:::/ /ィ :::::::/ .|::::/ ﾚ
____ .／:. :. :. :. ≧=-.. 丿 ＿ }::::::ノ |::;'
:. :. :.｀ヽ／:. :. :. :. :. :. :. ﾊ. ヽ /´::::: ソ / 丿ｨ' ﾚ
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :, ∧ ￣ ´ ´ それにな……楊は俺の師でありアニキでもあった
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :′ ∧ ', ＼ ＜ 郭松齢を謀殺したも同然の男だ
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. , .∧ ヾ ＞ _ ＜ 不倶戴天の仇であり奴を東北から排除する！
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ′ ∧ /ヾヽ
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
|u ｀ ⌒´ | 楊宇霆は死んだ呉俊陞の後を継ぎ
＼ ,／ 黒竜江省の督軍5万の兵を配下に置き
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 東洋一の規模を誇る奉天兵工廠の手中に収めていた
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
yv 、__
丶 . - ,''ヽﾍ∨乂;
ヾ / （ﾐy .≧ー-'- 、
ミ;! 〉7´::::::::::::ゝ≧ミﾍ
γゝ､.ノ::::::::::::::::::::::::;' ,;- i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i i ・i;
:::::;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::;!, `7´ ￣~｀';､
'" ￣￣￣｀｀'', '" ヽ !
u i;
.___ i;
,,;'""" `';,,, i;
i ,,,,,,,,,, `'''---''''"
i'" ";
`-、.,;''"
.`'-----j
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
張学良は楊宇霆を役職から解任させ
権力をほとんど剥奪し政治家としての権限を失わせる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_ ／::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::＼
ｊ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i::::::/::::::i::::::::!:::::::::::::､::::::::::::::::::::::::::',
|:::/::::::::ｉ::::::∧:::::::::::::ﾄ､::::::::::::::::::i､::l
､__Ⅳ::::/:::i:::::/__!::::::::::::匕ヽ:::::::::::::ハ:|
. ﾌ::l::ｒ'l:::/!::/ｾﾐl::::::ﾊ:::尨_ハ::::::i:::ﾄ､`!
´￣]八!/i」:瓜ﾘ !／ Ⅳ 小ハl
ｊ､八i ´ ｊ〉 爪i
ｊヽ､ ｔ＿ｱ .ｨ 大元帥の遺志を仰ぎ承り、統一を図り
_＿／/| ヽ __／/ |＼ 和平を貫徹し、三民主義を遵守し、
,...-',,⌒ゞﾐ､::／::::| 〈 ／ .|::::＼ﾞ''ｰ-::､_ 国民政府に服従し、旗幟を改易することを宣言する
/::／.:::::::::::::..ヽ :::::/∧。V￣＼ |:::::::::＼:::::::::::::｀ヽ,
/:::::::::::::::::::..`ｰ-､::::|/＼丱／/ ヽ/|:::::::::::::::ゝ::::::::::::::::|::}
. |::::::::::::::::::::::::::::::;;_ヾ| |＿/ |―ー＜::::::::::::::::::::|::::i
|:::::::::::::::::::::::::::::::..｀''ヽ､ |;;| |::::::::_ノ⌒ ｰ - ,,,＿＿ ＿
. l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..ﾞヽ.､ ,r‐'ﾞ ／/ ヽ
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ヽf ヽ l / l
. l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,,-''',ﾆ,-'" ＼___ /
ヽ;::i:::::::::::::::::::::::::::::::::/ .／ l ＼X=-､,,＿_／
ヽl;:::::::::::::::::::::::::::::::| | ﾉ ` ､ ヽ ,ﾍ./::::::I
ヽ､:::::::::::::::::::::::::| l i´ ` ､ ﾉ ヾ|::::::::丿
.|｀ヽ;::::::::::::::::::::| | | ､ `'rイ ,ノ:::::::::＼
|:::::::::＼∩:::::::::| l＼ `=､.._＿,ノ 厂:::::::::::::::::/
|::::::::::::::::＼∩:/ | ヽ､＿ ﾉ:::::::| /:::::::::::::::::::::/
|:::::::::::::::::::| ＼:!`ｰ､ ,,='' | ｀､'‐-'ﾞ:::::::::| /:::::::::::::::::::::/
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
そして昭和3年12月29日
日本との約束を全て葬るかのように
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┌───────ｰ┬───────ｰ┐
│::::::::＿|∨∨|＿ :::::::│ |
│:::::::＞γ⌒ヽ＜ ::::: │ |
│:::::: ＞乂__,ノ＜:::::::::│ |
│::::::::￣|∧∧|￣ :::::::│ |
├ｰ───────┘ |
│ │
│ │
│ │
│ │
└ｰｰ───────────────┘
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
易幟断行すなわち国民政府と合流
奉天にて蒼天白日旗を一斉掲揚させる
怨み骨髄な日本へのめいいっぱいの面当て
約6000の白日旗を極秘に用意させたという
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人__从人__从人ﾉ
＜ ＞
＜ いまさら日本側の諒解をとる必要はなし ＞ ＼__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__／
＜ 我々は国民党と合流しなければならない！ ＞ ≫ ≪
＜ ＞ ≪ 国旗の変更は重大問題であるから事前に日本側に通告すべきでは ≫
Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒WY⌒⌒Y⌒WY ≫ ≪
＼＼ 喧 々 諤 々 ／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒＼
＼ ／
∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ＼人／ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧
（# Д ） （# Д ） （# Д ） w-＜ ＞-ﾍ （ Д #） （ Д #） （ Д #）
（ ∽ （ ∽ （ ∽ ／Y＼ ∽ ） ∽ ） ∽ ）
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
易幟には内部で大論争が巻き起こったが
張学良の強行案が通りここに大勢が決まる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
| ＼ 〕iト | i i -‐ ア^}!
| ￣￣}￣￣ |
|__ ＼ {／ ／ -‐ !
ｆ⌒ヾｉl}｀X､＿＿_ ＼ ｊ ／ ＿_ｊ
| }^ヽ}i' {;′ ＼＼ ｀ ､ ＼{／／ ＿＿＞ ´ヾ!ji}⌒
, レ´ ｫｬ====≧ｘ＼ ﾊ,¨¨￣√ ／ｘ≦ｱ==ミYｱ´ }!ﾑ
. { { 〃^}, ∨ 乂ｵ､＼}ｊ }! {レ／ｬ乂 //!ｚ､ヾ !
八 ヽ '∧ ､ >ｘ{ i! ｊ;く ／^ i!^ﾑ_ｊ |
＼＼ ! ｰ===‐ ⌒ヽ ｆ:'⌒ ヽｰ==イ ' }/ ﾉ
─‐ ^ﾏ ヽ! ､ |:::. , '__/ ／ 我々国民政府はその易幟を全面的に受け入れ
／ ∧__ｉ ﾏト ＿_ 乂_j__j::ィ ＿__ ィｱ ,′〃 ｀ヽ 東北辺防軍司令長官に張学良をそのまま任命する！
{ i i ﾏｰｖ─-- 二二､__ｘ ﾉｰ''/ /ｰ ^ ｰ-
{ { i､ ∨} }ィ}/ / ｲ ∧ ＼
{ ∨ i . ﾏｊ }' / ｲ∨ | ,∧ ＼
/} ∨! ＼ ∨､ ,〃 ／ ／ ｊ ∧ ＼
. / ! ＼ ＼乂x≦三ミｘ､_ｆノ ／ ／ i } ＼
/ ,∧ ＼ 〃ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾑ／ ／ i } ＼
./ / :､ ＼, ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}!／ イ } |＼
〕iト ＼ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}: ／ | ）,
⌒ﾏ 〕iト ＼ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ７ ／ | |∧
} 〕iトヽ }ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヲ‐､.／ -‐ １ | | '∧
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
その易幟の瞬間、南北対立による戦争が終了し
国民党のシナ統一
そして新たなる中華民国が誕生した
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
=≦ﾆ三二ﾆ=ミ:.､
‐=ﾆ三ﾆ三三ﾆ三三ミ:.、＞'7
∧ ｰ=≦三二三ﾆ三三ﾆ:≫'´ , '
', ‐=＝ﾆ三三三三＞'´ ,厶,
', =ﾆ三ﾆ三ﾆ=~´（ ／7^ヽ --─‐-.､
==='ﾞ:::::::::::..､-─:.､ ｀７⌒'ｰ ﾞ=ィ′"´ ･ ｉ
::::::::::＿＿,ノヽ ヽ ./ __ /
ヽ/´:::::::::::::::::::ﾊ ＿__∨ ./ /｀7:.､__ ／
:::ｉ::::::::::::/￣￣￣ ／ .i /イ .ムイノ｀´
:::|:::::::::::ｉ ／ ∨ { ´
:::|:::::::::::ﾞ.、 .／ｉ ｉ Vｉ_,ィ /〉
:::|:::::::::::::::`ｰ'´::丿 | ｀￣ ´7
./￣｀＞.､::::::／::ｉ .!,. -──＜．._ ,. -─‐---.､
::::７⌒ヽ::::ﾞi´:::::丿 ,/ ｀ヽ＿＿ /__ ）_
:::::ｉ ｉ::ﾉ:::／ ／ ,.／::ヽ ／ ,ィ^'´ ／ ヽ
::::弋___丿'´ , ' ＿,.. ＜/￣￣7ｉ { ノ､
::::::::::／ /＿ ,.. -‐=≦=‐─ｉ::::ｉ ／/ ｉ｀ヽ-‐:..､ ´ .〉
::::／ , ':::::／￣｀ヽ:{ｉ .丿:::｀¨´::, '｀'く廴ノ:r 、::＼ ／}
:/ ./ ､:::;' .ｉ廴_,／::::::::::::／ ／ ＼:::| 〉:::::::ヽ .丿
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
その10日後の1月10日に
楊宇霆と常蔭槐は張学良に麻雀をしようと誘われ
大帥府を訪れるが……二人は衛兵によって暗殺される
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「|
| l r ｎ
| l |_| l
l ヽ└'
::::::: ＿_ _,. -‐' ¨´ | lヽ ＼
::::::::::: て＿,＿｀ `ーく^ヽ | ｌ ヽﾉ
:::::::::::::::ｲ⌒ー::" ,．( :::::::::ヽ ヽ |_j
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽｲ⌒r-ー ｿ ::::::::::: _Lj ＿「ｌ「Ｌ. _
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｲ⌒r--,, ::::::::::: ／ヽ └‐┐i r‐┘
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ⌒＿-ー´" :::::::::::｀¨´ L| |
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: └‐'
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｎ
::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: Ｕ
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:::::::::::::::::::::: Ｏ
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/: : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . ニ＿|＿
＿__/: : : : ／: : ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾊ ﾆ !
｀ゝ: : : :／: : :, ': : : : : /: : : : : ; : : : : : : : :: : : : : :ﾊ. □ |
＜: : : ／: : : :/ : : : : : /: : : :／/: : : : : : : :/ : : : : : ::. ―┬―
. ∠／: : : ;ｨ/: : : : ／/: : :／::/: : : : : : : :/: : : : : : : ::} | |二|二| |
￣ヾ: {l/: : : ／:::/: ;／~"7: : : : : : :／l: : : : : : : : l. | |＿|＿| |
.V: : ／i!::::/;イ7≠x/: : : ;: :／〜|: : : : :.,ﾊ: :! ￣￣￣
/;／ゝ:: :::::弋ｘﾙ:': :／;／ﾃｪ;::::l: : : : / }/ ヽ マ
ﾚ' ::::: :::::::::/;:／::::::::::ﾑｿ"/i!:,ｨ: :/ ﾌ |二|二|
./ ::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ﾚ .l:/ .） !‐‐!‐┤
/ :::::::::. :::､:::::::::::::::’::::／ '＾ー――
ノゝ :::::::::::＼::::::::::￣:::; ' | /￣ヽ
x＜＞ ＼ ::::::::::::::::/ ｰ ´ ﾚ' |
｀ヾ ヽ :::::::::::ﾍ ヽ,_ ノ
_＿,.ィ
,:＜::::::::::::｀ス
/:::::::::::::::::::::::::::＼
. __7:::::::::::､ー,:::::::, ---- ､
. '"´|::::::::iヾ､ /:::::::::::::＼:＼
i::::::N.ﾊ` i:::::::::::::::::::ﾍ::::ﾍ
',::ヾヽ､ , |ヽi::::::::::::::::::::::',:::::', これが俺からの日本へのメッセージだ
∨ﾄ､lノ￣',',::::::::::::::::::::::i::::::', よく聞け東洋鬼！東北を統べるものは親日派でも傀儡でもない
i∧::::::::::::::::|:::',::::::::',
7:::i::::::::::::::::!::::::::::::::::ヽ
i:::::!::::::::::::::::|::::::::::::::::i:::',
i:::::i:::::::::::::::::|::::::::::::::::|:::::',
7:::/::::::::::::::::/:::::::::::::::::|:::;;;;',
7:::7:::::::::::::::/::::::::::::::::::::|:::::::::i
/:::/::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::i::::::::::i
∠:::/::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::!:::::::::j
. /:::::/::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::',
7::::::',;;;::::::::::7::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::|
..7:::／ ｀¨´i~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::i
／i::i' .',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i---i"
. ／::::::::i /', , .',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ',
／::::::::::::::iﾉ | .i~i i iﾍ.i::::::::::::::::::::::::::::::/ r'- ､ ',
／:::::::::::::::::::::::::| .i::| i |::i.i:::::::::::::::::::::::::::::iﾉ ', -, i
/::::::::::::::::::::::::::::::::',_i::', /:::~:::::::::::::::::::::::::::| .ﾍ ﾉ7
. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::|
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／. ',:::::::::::::::::::::::::::::::::!
ヾヽ
_,.-‐'´￣￣ヽノﾉ-､
／:::イ::::::::::::::::::::::::::::::::＼
／:::／::::::::_;:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::;:':::::::,イ-/:::::,ィ:/:::::::::::i:::::::::ハ
/::::/::; イ ,_,≠_/／/:::::::／ﾊ:::::i:::::ﾍ
_,ノ:::/／j:/ 乂:::7 ` /:::イ/ｲ`ヽ:::::|､i､:i
＞､::::::∧,′ ` 彳´ 7心､ ',:::从|
￣ﾑ::;_::::i 冫 ヽｿ〃i/:::|
´ ',:::〉 ヽ- ＿ /!:::::::j
j′､ `‐-､ソ /:ハ::::7
_,-､ィ､ ヽ ...イ::〃 j:::/ 張家の家督・張学良だ！
_,.ィ´＼::::＼ `ヽ､ `:y‐ ´ j:::::/ i/ お前らを必ずこの地から追い出してやる
,ィ´､:::::::::::::::ヽ::::::ヽ y<', iイ
i/::::::::＼::::::::::::::ﾍ::::::ﾍ人:::::iヽ､ ＿
j::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::::::フ:ﾍ j::ﾊ i::::＼ jﾆ,）
/::::::::::::::::::::::',::i:::::く::::::::::ハ!::::',ﾍ:::<:ヽ i .i,-､_
/:::::::::::::::::::::::::::ij!::::::::ﾍ:::::::::::',:::::', i::::ﾍ:::ヽ j＿i_ i ﾍ､
i´:::::::::::::::::::::::::::7ﾉ:::::::::::ﾍ::::::::::',:::::',.i::::::|:::ハ i´ ,r-</_/ﾉ!
|::::::::::::::::::::::::::://:::::::::::::::::ﾍ:::::::::i:::::i.|:::::i::::::i:', ヽ､,.. ､___ノ
j::::::::::::::::::::::::::7:::::::::::::::::::::::::ﾍ::::::::i::::i!::::j:::::::|:i 7 ,' j
7i::::::::::::::::::::::::7:::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::::i::::!:::i::::::::|::', _/i7 ,' 7
7:::i:::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::::i:::|::j::::::::|::::', /:/ﾍ 7ヽ
.7:::::`::::::::::::::::::::7::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::i:i:j:::::::::|::::::', ./::::i `ーｲ/!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
奉天軍閥の国民党合流
それに満蒙問題について交渉が可能であった楊らが暗殺され
満洲に交渉不能の不退転のジャパン・ヘイター張学良が誕生する
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＼ /i:i:ｉi:i:i:i:i:ｉ:ｉ:／ ＿_ _ ｀ r‐―-、
＼ /i:i:ｉi:i:i:i:i:i／ l´ |ｉ:i:,. |l | ／＼
＼ /i:i:ｉi:i:i:i:／ | ＿|i:ｉ:ｉ| r, |l ／ ＼
＜. ＼/i:i:ｉi:i:i／ ＼ ＼i|＞ _｀／ ＼
｀ ＜ |ｉ:ｉｉ:／ ヽ￣￣ ／ ＼
｀ ＜|／ l, |il / ＼
＿ ／ |il / /
＿＿＿ //_/ ／..＿＿/ /
ﾏﾑ ＿＿＿＿__ r' ´ / / l] ／
ﾏﾑ l li:i:| / / / ／
ﾏﾑ l ｌi:i:l ＿＿_ / / /、 ／
ﾏﾑ lｉ:ｉ:l | ｀l / / / | ／
＿＿＿＿__ﾏﾑ. ｌi:i:| l | l: / /ヽ／ ＞ ´
| ｌi:il |,‐-'∨vl ＼ / / ／´＞ ´
／＼ | |i:l |i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:| ＼./＞ 、 ／ /_／
＼ | li:ｌ ｌi:i:i:i:i:i:ｉ:l /i:i:i:i:i:i＞ 、 ／ ∨
＼ l |:| ｀￣￣´ /７l ｀７¨ヽi:i:i:i:ｉ:＼. ／ ∨
, へ |:| |i:|/ ＼i:i:i:i:i＼ ／ r ´￣l＼／∨
ｨi:i:i:／ l:| :|＼i:i:／ | lｉ:ｉ∧ﾉ ∨
ｨi:i:i:／ | || /‐- 、 ,ィ| |i:i:ｉ∧ ∨
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
それはそれまで一貫し続けてきた対支・満洲政策の要点である
現地政府との協調し満蒙特殊権益を
維持発展していくことの崩壊でもあった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノ ヽ、 ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌoﾟ⌒ ⌒ﾟo从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ
ヽ ⌒ j /.／
ゝ ,､__, イ／ なにこれ完全に裏目に出ちゃったじゃないのさ
.y' |ヽ／ | ＼ どうしてこうなったの？
/{ <l∽ ／＞ ヽ
＿＿＿＿＿
.. ／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
.. |:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ :.|
.. |:::::::::/ ._ノ ヽ ..|
|:::::::〉 （ ○） （○）|
. （@ ::::⌒（__人__）⌒)
| u |r┬-| | 河本大作が張学良という人間を見損なったからだね
＼ `ー'´ ／ 近代日本史上最悪のテロ事件といったが
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. まだこの事件の悪影響は止まらない
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i 次は日本側の動きを見学しよう
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
爆殺の所だけ無駄に有能なのに
隠蔽と予測がガバガバ過ぎる
――
´= x ＼ﾆﾆﾆ=
／ ` ‐ﾆ‐‐ｬ ヽﾆﾆ ‐
≠ 弌ｧ、 `¨^ ｒ-ｘ .‐ﾆﾆ‐
. ／ ヽ {‐乂 ‐ﾆ‐
. r 、 乂ﾆ‐_ }ﾆﾆ
l `‐ ＼ ` ｰ/ﾆ /
∧ i⌒i ヽ ／‐ﾆ/
〕 ゝ u :| そうかそうかなら一安心だぞ
％ ＞ ＿ .ノ これで万が一陸軍人が犯人だったらエライことになるところだったしさ
.r≦ ｧ ＞┬ｔ￣￣￣ﾞ ｰ―＜
ﾍ Ｙﾉ ヽ
ヽ / :}ヽ .
〈./ :ｌノ /
:} /{ _
乂＿＿＿＿＿＿＿＿ ゝｒ
}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r┘
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
事件は日本側も調査し
白川陸相は陸軍人は無関係と報告するが
即座にこの報告は覆される
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
なんか楽しようとして暗殺した結果が最悪の裏目とはインガオホーよのう
_＿＿__ ___
／::::::::::::::::::::::::｀r´:::::;
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::_:::{
,':::::/￣￣＼:::／￣ ',ヽ
l::::/_＿ }il _＿ }::l
',::l´ ＼__ _／＿ リ
_',:ｌ ヽ二・ ヽ・_ノ r'‐、
l l:} | | l l
l ｌ ゝ j |_/,'
ヽ ヽl ,ィ::} {:::::ヽ / / 現場に残された証拠に状況・目撃者の証言・そして動機から考えて
＼l, ――‐‐ ￣｀ ,'´ 事件の犯人は関東軍の陸軍人であり
_＿＿__ / ', /l 首謀者は河本大作大佐と独立守備隊中隊長の東宮鉄男大尉に間違いない
／ ｀ヽ＞‐ｌ ｌ__/ l_
/ ', l l __／ ',、
,' ', l l‐‐ 、 ｌ ＼ __
,' , ――ヽ ,'::::::/＼l l ＞ 、
l ___／ ', /ヽ =＼ l l ＞‐ 、
l ／ ヽ ll:::::::l l 〉 ヽ
l; ／ i i il:::::::', l＼/ ＼
ｌ_／ l l ヽ:::::::', ｌ ｌ＼ l
l ｉ l l ＼::', ｌ ＼ ,'
', ', ', ', ＼ヽl l {
', ', ', l ｀ｰ― ┴ ―― 、 l
', ', ', ヽ ) ｌ
ヽ ヽ ヽ } r－－ 、 ／ ,'
関東庁 大場事務官
― /⌒
__ﾆﾆ‐￣ ｕ /ﾆ ,′ヽ
.／; Ｌ＼ﾆ ＼ |二,′ｚ‐∨
./ﾆ/ )r‐ ＼ﾆﾆ}ﾍ ﾉ≦=‐‐ ￣
/二l ―― 才r‐⌒/￣_ヽ ﾞ
.'ﾆﾆ |', ‐≦ l l l´ :| |/:{ :! ｧ .
|ﾆﾆﾊ { |..| | | 、 ｧﾄ |/ﾑ }ﾚ l .: しっしっしっしっ白川陸相！
/ ⌒ヽ Ｊ -..、 ﾍ^ Ｙ|/ ﾊ:', { ., お前は一体全体何を調査してオラにそんな出鱈目な報告をしたんだ！
l /::::::::::＼__＞ﾉ _! '//ﾑ乂≧z::...イ コノヤローふざけんなー
l ,:::::::::::::::::::::::::::::ﾉ_t 乂=ﾉ ﾄ:、::::::::::l
ゝ--＜ |::::::ト:::::::::::::::::/::::::弋ィ'' ｰ'::r＜:::ノ
＞:::::ィ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
田中義一もこの推理に白旗を揚げ
ここは頼りにする元老・西園寺に相談した
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,i＝＝==､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:-‐"´ﾞﾐ三ﾐi
i三三ニﾆ'￣｀ﾞﾞ''''' ー- ､;:;:;:;:;:;:-一'" ﾐﾆ三i
i三三ﾆ三 u ＿ ￣ r==､ 'ヾ､ミi
_,i三三ﾆ三ゞ ﾆ三ｼ i ゞ"´ u !ﾐ;iヽ
i"ﾞヾ彡彡ｧ"´ i ﾉ __ ,,,...､_,,. iﾐ| |
{ {｀ヾ彡;ｼ′ , _ --‐- ､丿 ｨ''"ノ（oﾂヽ'' |ﾘﾉ
'､(､ヾ彡ﾘ ｨ'でo)'ヽ､ : ';:. 'ー-‐'"″ |ﾘ
',ヽヾ､彡 ゝ｀ﾞﾞ'''''"´ﾂ .､ i::.｀ヽ､,,,,ノ |i|
ヽ丶ヾﾘ, ｀ ､,,,,,,ノ .: i:::. ﾘi
ゝ､,ヾﾘ , .:: '､::. ﾘ
ヾi, /､ _ ,,' , / もしも事実だとしたら、断固として処罰すべきでおじゃるな
ヾ, / ´｀｀ｰ''´ ､ ,' / たとえ一時的に支那に対する感情悪くなろうとも
ヾ, ' : : ', , /､ それが国際的に信用を維持することになる
ヽ､ , --‐‐一''ー─'''' ' /./::::ヽ. ここは大局的な視点で以って対処せねばなるまい
i"i ヽ ,r' _,,,, ゝ--‐‐''´ｰ'" ﾉﾉ::::::::::ヽー-､
ﾉ, |', ヽ､ ｀ ; ; ; ; : : : ' ／::::::::::::::::::＼_｀ヽ.
／::i | ', ｀ヽ､＿ ＿,／:::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ
_, -‐'''"i:::::::i .|; ', ￣￣／／:::::::::::::::::::::::::／ ／＼
_ _――_ 、
./⌒ｰ- ⌒）/¨ｰ= ≧ｚ .、
./‐-ﾆﾆﾆ ＜ 'ゝ≠‐‐=ﾄ二‐_
| ／二( )ﾆ 二( )ﾆ ヽ゛ﾆ_
.,.,.,ﾉ ` ﾆ ‐ 弋ﾆﾆ‐ ||:}ﾆ_
., ゛ u. :|| |ﾆ‐ .、
,' ｊ ∨
l オッオラもそれに同感だぞ
:∧ ィ―‐''⌒ﾞ l.r‐‐ t_....r‐‐ 、__ 愛する陸軍の名誉に傷がつくけれど
..≦≧z...l´¨''ﾞt..............rｉ ::〔:::ｲ} ﾏ:_:_:_::::ヽ ここは厳しく対処しないとトンデモナイことになってしまうぞ
|:::::::::::::::r' .ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ...,ノ::::::::::::::::ヽ
|:::::::::::::::=‐<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::
,彡ニ三三三三三三三ﾆ=ヾ;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:i'
,彡ニ三三三三ニ三三ニﾆ;〃ヾ､;:;:;:;:;:;::;:;::;:::;:/;:;:/
,彡彡,'',ﾆ=ﾐﾐミ三三三三ニﾆ彡 ｀ﾞﾞ''ｰ-､;:;:;:;/;:;/
',彡'/ r' ﾉヽヾミ三三三三三彡' _,,,,,,､ヽ;:;ｨ''|
彡'|.|（‐'''" 'iﾐﾆニ三彡"´￣ ｀ﾞﾞｰ' ;;;:|
. 彡i､ヾ (' ヾミﾆ三' __,,､ ....ﾉ /
彡ゝ ｀'' " |ミﾐﾐ' ‐'"ひi,;'´ ,ｨ;;ｧ'
'彳｀ー‐i |ﾐﾐﾐ' ｀ﾞｰｼ' |､ﾆ'
--､/ i |ミﾐ .,,r‐''" | ﾉ
く'ﾉ :i ミﾐ ´ ., ' |'
､＼ .l ヾ .ﾉ（_,,､. | その通り。ここで対応を誤ると取り返しのつかぬことになるな
:＼ヽ, ヽ ／ ｀t‐一' それに国内に対しては田中首相が軍部出身であり
::::ヽ ヽ ｀::. ,; ' .:i 軍を抑えることができたということは
:::::::ﾍ ヽ ｀::. ''"⌒ﾞ''一ﾉ 国軍の綱紀を維持せしめたことが
::::::::::ﾍ.ヽ ヽ､ ｀ ー'ｰﾉ 将来ともにいい影響を与えるはず
::::::::::::::ヽﾍ ｀ｰ┬‐一;;''""´ ここは泣いて馬謖を斬る決意で挑むべきであるぞ
＼､:::::::::ヽヽ /::ﾍ ） ｀ﾞ'ｰ､_
〃｀ﾞｰ､;;;;＼＼ /i:::::::丿 ' , ' , '｀ﾞヽ､
＞‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐
／ﾆﾆﾆ＝‐￣￣￣¨ヽﾆ‐
/‐ r‐┐ l ⌒乂_＞― ﾍﾆﾆ._
._l__ノﾆ / `‐ﾆﾆﾆﾆﾆ ノ ヽr―＜
乂ﾆﾆ ノ ¨￣ ヽ
:}`¨´ .ｧ `*.。 ノ /| .|
／ ／ ¨´ し ＿＿ノ
/ ` ‐< .＜ :Ｙ
＜ ,′ その決意で挑むつもりだぞ
:l .＜ .,′ 御大典の式が終わったら
∧ ./⌒ ＜ .,′ なんとか決着をつけるつもりです……トホホ
` ＿ .＜ l | ., |
|:ﾍ :} } / .|
}＿＞ } :}＿ ／´ {
:| ≧ ＞ 。 ノ≦ｲメ :{
| `¨¨´ :{
〈::::::::::::::::::::｀丶､/＿:_:_:_:_:_:::::::::::::::::::::::::::
/ミ了`ｰ- ､::::::/::::::::::::::::::::::::￣:::::`::::―‐
lミミ (三ｼ`‐--- ＿＿＿:::::::::::::::::
lミｼ ,. ヾ三) }三三三
| / fi7 . " ｀、 : _ _ ヾ三ミ三
,＼__ノし/／ .| ! ' ､==z､ヽ|: , '" 丶 ｀}ミミミ
/ ..)/⌒ |i| ｀ ｀二彡/ ､ｰ==､、: |ミミﾐ
￣￣ l⌒＼ lﾘ _/ `二ﾆ｀` |ミﾐ/
! ヽ .,. ''´￣￣￣｀ヾ!:、 f´'′ :^ヽ ,.lミ/ そうでおじゃるぞ田中首相
.. / /／ l ｀ :r '´`^'､__,.-､ノヽ、 ,. " }ｼ （信用していないが）頑張れ！頑張れ！
／⌒ト､/. _,. -‐ 'ﾞ´ヽ ｛ ､-- ､:.:＿_ ヽ... ' /｝＼ 念のために言っておくが
r-='´ ヽ _,. -‐ ''"´ /,ハ ヾ｀ヾｴｴェｪｪ＞- , 'ノ ﾊ、 陛下にだけはなるべく早く、ありのままに申し上げるように
| ＿∠ ノ | ,. -, {{（ ヽ ｀丶｀二ﾆ´ ／´ | |
,. '´} ⌒´ ｀V i //ヽヽ、 ,ﾍ , '´ // う そ は つ く な よ
'´ 〉 -‐く 、ヾ、 ＼＼| ヽ、 ,. -,:'´ ／/
ヽ ￣ / ／ヽ、｀`ｰ`､_｀丶＞---_彡'"´ ／／
ﾊ ／|/ ／ ｀ ‐- 、｀ ‐--｀ﾆ＝=----――'´／
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ ﾘ| ｌ │i ふぅ、元老の西園寺お爺ちゃんと
ﾚ!小ｌ （●） （●）从 |、i|＼ 首相の義一ちゃんの決心が一致しているのなら
丿ﾙ| ､_,､_, |ﾉﾚ ﾘ, ヽ 問題は解決よね
ヽ ゝ._） j /. V＿,/) 事情は知っているとはいえ
ゝ ,､__, イ / / いくらなんでも外国の要人を暗殺してなぁなぁで済ませちゃ駄目よね
.y' |ヽ／ | ￣￣￣` ,/
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ノ^, ^ヽ |
|::::::（ （(・） （（・） |
（@ ::::⌒（__人__）⌒) っとふつうは思うじゃん
| |r┬-| | ところがどっこい
＼ `ー'´ ／ 大日本帝国はそこらへんのモラル感覚が違うんですよ！
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. なんと政友会の幹部と閣僚は事件の公表に反対
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人__从人__从人_从人__从_从人__从人_人_从人
＜ 西園寺公の言うことはおかしい
＜ 日本の軍人がやったということで処罰をすれば
＜ それはいわゆる陛下の軍人が不始末を犯したということになる
＜ こんなことが外国に知られたら陛下のお顔に泥を塗ったも同然じゃないか！
Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒WY⌒⌒Y⌒⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒WY⌒⌒Y⌒
ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人__从人__从人ﾉ
(⌒⌒) (⌒⌒) (⌒⌒) (⌒⌒) ＜ だいたい我々に内緒で西園寺公とお話して
川 川 川 川 ＜ 全て決めてしまうだなんて
∧＿∧ ∧＿∧(｀Д) (Д´) ∧＿∧ ∧＿∧ ＜ 我々を軽視しているのが気に食わん！
∧ ∧´Д）､（# ・Д）⊃!､─ ─ノ⊂（Д・ #）､（Д｀∧ ∧Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒WY⌒⌒Y⌒WY
( #ﾟД). lﾞｉ ニ^) > ┐ ┌ < (^ニ /l .(Дﾟ# )
v○ ﾆ凸 _） ┐_） （_┌ （_ 凸ﾆ ○v
／ l l l し し l l l ＼
-‐ '´ ヽｿ , ' ｼ
／ ,' ﾊ ､＼_/／
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ __ｎ'lilil＼_ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ .ハ (--) 从 |、i|
丿ﾙ| ／ ｀ニ} u |ﾉﾚ ﾘ おいおい待ってよこれ
/＼_.＿三｝ イ_ まさにヒデブ！としか言えない状況じゃない
. / 8/ |ヽ／ | ＼
＿＿＿＿＿
/:::::::::::::::::::::::::::.＼
|.::/⌒Ｙ⌒ヽ:::::::::::.|
| ノ ＼ ｉ:::::::|
|（─） （─ ） 〈::::::|
(⌒（__人__）⌒:::: @） 日本の名誉の為に書いておくけど
| |r┬-| u | 事件公表を支持したのは岡田啓介海相に山本満鉄総裁
＼ `ー'´ ／ 山本満鉄総裁は満洲鉄道の責任者だし
,-- ゝーー ___／ /ゝ--、 岡田海相は後に総理となる人だから
ｲ / |.!､ _____ ／ ノ | i 両人ともたしかな人物だったね
| i |,／(__）ヽ／ | l
_ _――_ 、
./⌒ｰ- ⌒）/¨ｰ= ≧ｚ .、
./‐-ﾆﾆﾆ ＜ 'ゝ≠‐‐=ﾄ二‐_
| ／二( )ﾆ 二( )ﾆ ヽ゛ﾆ_
.,.,.,ﾉ ` ﾆ ‐ 弋ﾆﾆ‐ ||:}ﾆ_
., ゛ :|| |ﾆ‐ .、
,' ｊ ∨
l 張作霖横死事件には、遺憾ながら、帝国軍人が関係せるものの如く、
:∧ ィ―‐''⌒ﾞ l.r‐‐ t_....r‐‐ 、__ 目下鋭意調査中でございます
..≦≧z...l´¨''ﾞt..............rｉ ::〔:::ｲ} ﾏ:_:_:_::::ヽ 若し事実なりせば法に照らして、厳然たる処分を行う所存でございます
|:::::::::::::::r' .ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ...,ノ::::::::::::::::ヽ
|:::::::::::::::=‐<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
反対もあったが陛下にともかくご報告
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿
,x≦三三三二ヽ、
∠二＝＝＝≡三ﾆ:ヽ、
| ,ム-く ＞-､＿ヽﾆﾆ|
|/ 。Ｖ 。 Y !乍ﾑ
〈!ﾍ. λ .ｊ￣ ｀ ﾑ } 国軍の軍紀は厳格に維持するよう望む
. ﾞi. ｀¨¨ゝ ｀¨¨´ ,-'"
ゝ､__,. -─-､ ,.ｲＬ_ 白川陸相も責任者の処分に関しては
｀ﾞＴｰ==‐ '" /'´｀Ｙ 強硬な態度を以って望まれたい
. ﾄf´ ｀ヽ.ｲ{. 7 ､
VV ｀ヽf Y
大日本帝国 天皇
裕仁
＿＿＿＿＿
r' ,v^v^v^v^v^il
l / jニﾆｺ iﾆニ!.
i~^' fｴ:ｴi fｴｴ)Fi
ヽr ＞ V こんなことは許しちゃならない
l !ー―‐r l 僕も協力するから頑張ろうよ田中さん
__,.r-‐人 ｀ー―' ﾉ＿ ∩ ⊂ゝ
ノ ! ! ﾞｰ‐--￣--‐'"ハ ~^i |ヽ i三 |
ヽ ! ヽ､＿ ＿.ノ i ＼ i ） ‐ﾉ
ヾV / ! ／.入 ／ /
大日本帝国陸軍 大将
宇垣一成
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
田中は長州閥の親分宇垣一成大将とも問題を協議し
事件関係者への処罰を厳格にすることに決意を固めるも
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
| | ､ .ノ´）ﾉﾘ l / | |
| Ⅵ {, ､ / l / /レ∠_」 |
| 八V ﾞ､ ＼ 〈 / / 〃 ￣｀ヽ ,！
| ハ ｀､ ヽ ＼ ヽ / / , '! V ム
ム ! ＼ ヽ ヽ l / / ／ , ! l__ __ ｛/ﾍ ヽ
〃 }{ ,ｒ=ミゝ､＿＼ ､！!∨/ ／ ∠ｘl '十| | 「 、 l
{ へ{, ＼弋‐ｔ-ｘ.ミヽ〉三三彡ｧ弋^_」 . 人!_! |K Y '
}〈 ハ 三ﾆ＝‐-ヽＶ三三 "辷三ｊ つ 「ﾊ /
い ﾊ -―⌒ミ三彡⌒― } _ｒ_ ﾘ ;
丶' ､ﾊ ﾍ ｛ ｛ ﾉ こ ！' ﾉ
｀､ ‘ } l } ､＿ K´
7 ￢ ！ | 、 { ､＿ ! ヽ 陸軍としては河本大作を軍法会議にかけ処罰することには反対する
/ ﾊ ､ ｊ | 〉 } ! !、 そもそも河本大作が張作霖を爆殺したとは地方人の根も葉もない噂話だと判断している
_」 ! ’ ｀￢ __ﾉ／ { `Y´ ｛ !ト- おたくらの都合など……
´ l | ﾊ ＿ } ﾞー ! l
V ！ ﾍ _,.ｨこ二ニ=:､_ ! -!┐ヽ ｛ ！
}＼ ｛ ヽ -――- ム. ﾉ､ｌ l !
l ￢ ヽ ∠} 。 l |
! l ` ＿__,＿＿ ィ三ｊ | |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
荒木作戦部長をはじめとする中堅幹部達と
反対派閣僚の猛反発の前にあえなく沈没
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_ . -‐===‐- . _
. ＜ミミミミミミミミミミ＞ .
／ミミミミミミミミミミミミミミﾐ∧
ん､シヾシヽ／>-＜ ` <ミミミ_∧
. , '¨` ｀ ∨ミミ_∧
! _ , ‐ ､ ∨ミミ.∧
! ′ヽ:::::::::::::i . ∨〃 ¨`.
l ! ･i::::::::::::::､’ ﾉ ⅵ / }
〉 `ｰ ´' ￣` ｀¨ u （) i
.′ { ノ ﾉ 軍首脳は全員公表に反対だ
{ ￣ _ . -‐ ｧ `¨ｿ`ｰ- ._ 悪いな田中さん
. (_ . - ﾗ'´ ./ /
､ ＼ / ./ /
丶 ｀ヾ._ ノ ／
＞ ._ ￣ . ＜
/｀ ── ´
i
∧＿∧ |i ./ ∧_∧
（ #・） し' o( Д #)o
ﾉ Gて=－ ヽ /
￣|￣（ ⌒)￣￣￣￣￣￣￣￣|￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
出身であり支持基盤である陸軍
婿養子という形で総裁になった身内である政友会
これ以上敵に回せない
田中義一は敗れた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ‐
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.‐
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ‐
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二‐
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二.‐
乂ヽト.、ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二.‐
.}ﾑ r ′ 、ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐
.: ゝ′ ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐イ
:l ¨¨¨´ ＜::::::::::::＼
∧ ＜::::::::::::::::::::::::::;
` - - ＜:::::::::::::::::}::::::::::::::::: |
:|:::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::|:!
:}:::::::::::::::::::::::::::ゝ七千¨:::!
:}::::::::::::::::::::::::::::::: j :{:::: {
ゝ‐〜＝＝〜＝≧≦〜{
.└r‐‐r―≠――r―‐r┘
.}__ j .}、__.|
ｊ / .} {
ﾞ¨´ ﾞz 。j
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（● ）u（● ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ 意気消沈のところだけど
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! どうするの義一ちゃん
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | | これ大変なことよ
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
＿＿
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ‐
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.‐
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ‐
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二‐
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二.‐
乂ヽト.、ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二.‐
.}ﾑ r ′ 、ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐ 陸軍と閣僚の意見に妥協するぞ
.: ゝ′ ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐イ オラはまだ総理大臣をやりたいんだ
:l ¨¨¨´ ＜::::::::::::＼ この事件を早く始末させて
∧ ＜::::::::::::::::::::::::::; 内閣を改造して政権を維持していきたいぞ
` - - ＜:::::::::::::::::}::::::::::::::::: |
:|:::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::|:!
:}:::::::::::::::::::::::::::ゝ七千¨:::!
:}::::::::::::::::::::::::::::::: j :{:::: {
γ´/ 丿ヽ
. -‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
. ／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ー u 一ﾘ| ｌ │ i|
ﾚ!小ｌ（ ＞）u（＜ ）从 |、i|
. 丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ そっそれは結構なことだけど
ｎ:n ヽ、 ゝ._） j /. ｎｎ 問題なのは陛下へのご報告でしょ？
nf|｜| ヘ,､__, イ .| | |^! 言ったじゃないの関係者を軍法会議にかけるってさ
. ｆ|.| | ∩ ／｀| ＼／ |‐‐ ∩| | | それをできませんなんて言えるの？
| ! } .＜＼ ∽ /＞. {！ |
ヽ ,ｲ ヽ ｲ
＿＿
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ‐
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.‐
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ‐
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二‐
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二.‐
乂ヽト.、ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二.‐
.}ﾑ r ′ 、ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐
.: ゝ′ ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐イ そこは仕方がないぞ
:l ¨¨¨´ ＜::::::::::::＼ 政治の世界は複雑なんだからさ
∧ ＜::::::::::::::::::::::::::; まぁ……なんとかなるさ
` - - ＜:::::::::::::::::}::::::::::::::::: |
:|:::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::|:!
:}:::::::::::::::::::::::::::ゝ七千¨:::!
:}::::::::::::::::::::::::::::::: j :{:::: {
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ | ではもう一つの事件を見学しよう
＼ ,／ それは1929年の6月に起こった
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 昭和天皇と田中義一の事件
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
彡iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiｷ
jfiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii,
}iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiNﾊjミﾄ､iiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!
jiiiiiiiiiiiihﾄVヾYﾞ｀'^｀ ＼iiiiiiiiiiiiiiii{
iiiii/ ヾiiiiiiii/ハ
liiii| __ ヾiii| {
ｷii! ::.... .: / _,,..彡''ﾞ }| j7 |
ﾏ}ミzz ,,_ } l :､rf''",..二,二∠ u || r /
ﾊ -t ｭ_ｧjヾ r ::::..´｀''''ﾞ´ ||/ / 事件は河本大作大佐が単独で発意し、
l ｀:::::ノ::::} ｀ j!{T{ 少数の人員を使って行いました。
∧ .:! / ハj
ハ j::: ::.、 j | 処分についてですが、事件の内容が外部に暴露されれば
∧ ..:^ヽ、 ／, ,, ヽ l 国家に不利なる影響を及ぼす虞があるため
∧::- ..,,＿＿＿,,,..， ／ ＼‐-､ 処分は内々にて行いたい所存でございます
, 沁、 ､｀'''' ´,.. ／ ::: Y }
＞'ﾞ j { iﾄ、 ￣￣ ／ ::: ﾉ: : j｀ヽ__
／￣￣ ヽrf´ | | | | 〕x;' ,, ,'' , ,,,yfﾞ :::: :::: ／: :./ /
r‐ ''" } { | | | l::j ｀^T::'''"::: ::: :::／: : : / ／
/ l l ＼＼､ ::::::::: :: _,,.. .'´: : : ／
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
3月27日に白川陸相が天皇に張作霖事件の調査報告をする
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿
｡ ≧s｡
／ ＼
/ ヽ
/ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾑ
＼/ | ／／￣￣＼ ／￣￣＼|
￣∥ .|∥ / ∨ |
∥ .| | | ●│● |
{ |.-‐| ∧ _ /ヽ
Y''¨ﾟﾞヽﾁ ＼＿＿／ ´ )─ "ヽ丿
l ( ヽ }
人 ソ ＿＿ /
｀‐''ゝ､ ／
丿ﾞ''‐- -‐''"
_／＼＿＿＿, ゝ‐┬‐-､
／ ＼ ∧ / ＼
{ ﾞ'‐-‐" ﾞ‐-‐" }
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
前年に田中義一が厳罰に処すと報告していたため
この報告には反問もなく何事もなく終わる
犯人は河本大作であり、処分は下される
そうであるはずだったのだが
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
__‐＝ﾆﾆﾆﾆﾆ=- 、
／。ｚ〔 |´}ﾆﾉγﾆﾆ≠ミ 、
.／l |――‐≦１ lﾆ.乂.| | | | ヽ
./ﾆ' | |.ﾍ_ﾆ.イ /ｌ ≧‐ﾆﾆﾐz、 .ﾉ
‐.'ﾆ'_ 斗七千¨ﾞ し ミｯ≧z、／ オラは陛下に申し上げたように河本を処罰したかったんだぞ
/ },'´ ‐≦''´ `｀ ﾞ'` ｀ ところが閣僚やら陸軍が大反対の合唱をしてさ
, / ゛ オラ四面楚歌で困っているんだぞ
. ― ｨ ｯ .
l ／ :|ﾍ :{ .! ……だからさぁオラは近いうちに参内して
| ∧:} l。 ., / 陛下に事件については
| ﾊ | / 〕ｉ ｚ。 ／ ―‐ 、.ノ∠ 「帝国軍人の関与はなく
| ／＿| / .ﾍ≧´＝≦ ヽ} { 満鉄警備について手落ちがあったということで行政処分します」と
| '/ 〃 { / ! { ご報告したいんだけどいいよね侍従長？
| ヽ／ {ヽ/ `‐
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ここで田中義一は悪手中の悪手を打ってしまう
5月6日田中は鈴木貫太郎侍従長と相談する
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,. ‐'::::::::::, - ,;::::::,ニ、'‐-::、
,.;'"::::::::::::::::／‐- 、l／ ';:::::::::＼
／::::::::::::,;::::::/ .（ ･)| |--- .|:::::::::::::＼
／:::::::::::::::/:|-'へ、／⌒,.!、｀ヽ ./￣＼:::::::::l
:::::::::::／ し' ' ‐-イ::::::::）‐'" ＼:::|
:::::::::/ ￣ ￣ ' - '‐ｒ''" '￣￣￣ ',:!
:::::::/ ∧ー――- .| ――∧- l|
:::::::| し' ＿ | ー- し'_ l|
:::::::ｌ ―― '´ ,ｒ ┬个┬-、 ./ そっ総理！？
::::::::ｌ -‐＝'"┴┴┴┴ ┴=:、 / この件、うっかりすると、大変なことになりますぞ！
::::::::' 、 ￣ / , そのことはご再考を願います！
＼::::::＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／ / |
＞------------ｒ―-:、------ゝ、 し'
／::::::::::::::::::;;-‐'"´￣ﾄ‐┬‐ｌ￣＼:::::::::::＼
::::::::::::::::::::/ ヽ -‐' ｀:,:::::::::::l
大日本帝国 侍従長
鈴木貫太郎
γ´/ 丿ヽ
-‐ '´￣ ヽｿ ｀ 丿
／ ／/" ｀ヽ ヽ ヽ＼
//, '/／ﾚ´/ノ ヽﾊ ｀､ヽ
〃 {_{ ノu ヽ ﾘ| ｌ │ i
ﾚ!小ｌ （○） （○）从 |、i|
丿ﾙ| ､_,､_, u |ﾉﾚ ﾘ ぎっ義一ちゃん！？
ヽ |!!ill| j /／ 嘘は駄目よ嘘は
ゝ||!!il| イ／ この場合の嘘はどう考えても命とりよ！
.y' |ヽ／ | ＼
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.:ヽ
|.::::γ⌒ Ｙ ⌒ヽ::::::|
|::::/ ⌒ ⌒ |:::|
|:::〉 （○） （○） 〈:::| ハハッ嘘つきってのは人を舐めているからね
（@ ⌒（__人__）⌒ @） 特に田中義一は64歳で天皇は27歳
| |r┬-| | 天皇とはいえ若者だから言いくるめられるだろうと
＼ `ー'´ ／ 傲慢も甚だしいことを考えていたんでしょ
,,.....イ.ヽヽ、___ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
, ── ､
／＿＿ ヽ〟
l－＼ | ヽ
|・ |─|__ | 田中はどうもおかしなことばかりするし
c ー ′ 6） / 今回の件ももしかしたら
└─ ､ ＼ ／ 僕を誤魔化そうとしているかもしれないなぁ
⊂＿ ＿＿l もしもこの件で以前の上奏と違うことを語ったなら
＿∩_＿/ ── l 反問して「責任をとるか？」ぐらいなことを言おうと思うけどどうだろう、かんたエモン？
. ∈ | | ｌ⌒ｌ |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
このスレでは見学しなかったが
田中義一は宮中からクレームがつくようなことを
多くしておりその辺からも信頼が失われていた
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿__
／ /￣ヽ￣ヽ＼
／ ＿| / |ヽ |＿＼
/ ／ ｀ー ● - ヽ
| / , 二 | 二、ヽ
| | | ─ | ─ ||
ヽヽ .＼ | ／/ うん。それぐらいなら言ってもいいかもしれないな陛太君
＼ヽ `'ｰ─┴─‐''" /
（二二二（〒）二二）
/ ／ ＼|ヽ
＿＿＿
＞‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐
／ﾆﾆﾆ＝‐￣￣￣¨ヽﾆ‐
/‐ r‐┐ l ⌒乂_＞― ﾍﾆﾆ._
._l__ノﾆ / `‐ﾆﾆﾆﾆﾆ ノ ヽr―＜
乂ﾆﾆ ノ ¨￣ ヽ
:}`¨´ .ｧ `*.。 ノ /| .|
／ ／ ¨´ し ＿＿ノ
/ ` ‐< .＜ :Ｙ 今度のご報告の件だけど
＜ ,′ 以前に陛下に申し上げたことと違背するところがあって
:l .＜ .,′ そこらへんを陛下から御下問とかツッコミなどがあると
∧ ./⌒ ＜ .,′ オラはすごく困ってたいへんなことが起こってしまうから
` ＿ .＜ l | ., | そこを……なんとか……ご配慮していただきたいなと
|:ﾍ :} } / .|
}＿＞ } :}＿ ／´ {
:| ≧ ＞ 。 ノ≦ｲメ :{
| `¨¨´ :{
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
5月9日
田中は今度は牧野内大臣宅を訪れ相談した
これもまたすごかった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,へ ,へ
/ ＼ ／ ヽ
／ .ｰ--‐' ＼
. l -一' `ー- .ヽ
l （ ●） , ､（ ● ） .l
| u .,, ノ (､_, ）ヽ､ |
l ﾉ ゝ l ……つまり、その、陛下が御下問しないように
ヽ -＝ニ＝- / してもらいたいわけなの？
＼ ｀ー=‐ ´ ／
／:::::::::i:＼ﾞ_>介 √:::／::＼ 虚偽報告する上に口封じをお願いするとか……やばいよこの総理
/:::::::::::::::ヽ:::ヽ };;{/::／:::::::::::::ヽ
/::::::::::i::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::i:::::::::i
＿＿＿＿＿
.. ／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
.. |:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ :.|
.. |:::::::::/ ._ノ ヽ ..|
|:::::::〉 （ ○） （○）|
. （@ ::::⌒（__人__）⌒)
| u |r┬-| | これには呆れ返りお願いは逆効果
＼ `ー'´ ／ 牧野と鈴木に一木と宮中の上層部が協議して
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. 上奏の際に陛下に反問してもらうことが決定された
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
,ヘ ,:ﾍ.
/: : ＼ ／:: !
/::::..... ＼--―‐'.:.:::... !
/:::::: ',
,':::: i
.i:::: ''''''' ''''''' !
!:::. （●）, ､（●）､ !
|::::.. . ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, l
i;::::.. ﾉ ､ ゝ !
':;:::: ト--＝-ｧ' ./ 陛下も虚偽報告を許さないとお考えです
＼:::::... ヽ---‐' .／ これからのことも考えて反問したほうがいいでしょう
｀ゝ:::::........ ......／_
イ:::::|::::::＼ ﾞ_＞ 介 √ヾ::::::＼
／::::::::::::＼:::::::ヽ }:::{ |::::/::::::::::::ヽ
./:::::::::::::::::::::::＼:::::ヾ...i::::} !:/:::::::::::::i::::i
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
田中義一の上奏は6月27日に決定された
その二日前の25日に牧野は西園寺公に
今回の対応について報告した
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,i＝＝==､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:-‐"´ﾞﾐ三ﾐi
i三三ニﾆ'￣｀ﾞﾞ''''' ー- ､;:;:;:;:;:;:-一'" ﾐﾆ三i
i三三ﾆ三 ＿ ￣ r==､ 'ヾ､ミi
_,i三三ﾆ三ゞ ﾆ三ｼ i ゞ"´ !ﾐ;iヽ
i"ﾞヾ彡彡ｧ"´ i ﾉ __ ,,,...､_,,. iﾐ| |
{ {｀ヾ彡;ｼ′ , _ --‐- ､丿 ｨ''"ノ（oﾂヽ'' |ﾘﾉ
'､(､ヾ彡ﾘ ｨ'でo)'ヽ､ : ';:. 'ー-‐'"″ |ﾘ
',ヽヾ､彡 ゝ｀ﾞﾞ'''''"´ﾂ .､ i::.｀ヽ､,,,,ノ |i|
ヽ丶ヾﾘ, ｀ ､,,,,,,ノ .: i:::. ﾘi
ゝ､,ヾﾘ u , .:: '､::. ﾘ
ヾi, /､ _ ,,' , /
ヾ, / ´｀｀ｰ''´ ､ ,' / なんだと……やめろ牧野大臣！
ヾ, ' : : ', , /､ 明治帝の時代から今日まで
ヽ､ , --‐‐一''ー─'''' ' /./::::ヽ. 陛下が首相を直接叱ったことはないでおじゃる
i"i ヽ ,r' _,,,, ゝ--‐‐''´ｰ'" ﾉﾉ::::::::::ヽー-､ 総理の進退に直接影響を与えることをしてはならん！
ﾉ, |', ヽ､ ｀ ; ; ; ; : : : ' ／::::::::::::::::::＼_｀ヽ.
／::i | ', ｀ヽ､＿ ＿,／:::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ
_, -‐'''"i:::::::i .|; ', ￣￣／／:::::::::::::::::::::::::／ ／＼
,へ ,へ
/ ＼ ／ ヽ
／ .ｰ--‐' ＼
.l ─一 ' ` ー─ ヽ
l （ ● ） , ､（ ● ） u .l
| ,,ノ(､_, ）ヽ､,, | えっこんな意外な反応が帰って来るとは
l ﾉ ＿＿_ ゝ .l この前の会話で反問に賛成だと思ってたんだけどな
ヽ { r┬‐ } ./
＼ ｀ ⌒ ´ .／ でも、もう止めても遅いよ
／:::i:＼ﾞ_>介 √:::／::::::::＼ 陛下も納得しやると決めているし今更どうも
. /:::::::::ヽ:::ヽ };;{/::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃:::::::::::::i::::::::::::i
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-'"´ヽ
i'｀ﾞｰ=ｰ--､､,,_;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-一=＝'''"´ _,,､!
ヾ､ ｀ﾞﾞ''''ｰ‐-二二|二二-‐一'"´ ,,イ彡ﾉ》
. i;;「｀ﾞ'ｰ､､ | _, -‐''"´ 彡彡ｨ
. i;| ｀ﾞﾞ''ｰ‐‐┴-‐一'''"´ 彡彡|
i;| u 彡;ｨ|
'i| .__ _....,, 彡/
ゝ (ミミ;､ ,;;彡ﾂﾉ _,, |彡r,
ヾi ,《でゝ､_､＿i_,__i＿,,, ｨﾆﾄﾂ_,》'､:' |/, .i
ヽ ´'三二ノ￢| i::. . . ヾ三二'｀ミ |:.）/
ﾍ i .i::: : : : .::::::iﾂ/
ヽ::... .:::. , ::i: : : : . ..:::::::::::.iﾉ
ヽ:::::: ｨ'''r ､ .::::::.ヽヾ､ :::::::::::::/
ヽ:::: .i: .｀ﾞﾞｰ-''''"´ ヽ .:::::::::::人 それはお気の毒だが
ﾊ::: i / , --:､､_ ヽ ヽ:::::::/i |＼ 取りやめにしなければならぬ
.／: ∧ ｀ｰ‐'ェェ､_,ェ=ゝノ .:::::// | : :＼ それをさせてはならぬぞ牧野内大臣！
／: : : ヽ.ヽ ｀､__,,二二＿,, ,::::::// .／: : : : ＼_
.／; : : : : : : ヽ ＼ ／ / /: : :: : : : : : :iｰ､
/: : : : : : : :ヽ. ＼＿＿,＿_.／ ／／: : : : : : : : : : :i ヾｰ-､
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::/ ＼::::::::／i:::|
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.|
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ | この西園寺の言葉は届かず
＼ ,／ 運命の6月27日が来る
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
＿
｡ ≧s｡
／ ＼
/ ヽ
/ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾑ
＼/ | ／／￣￣＼ ／￣￣＼|
￣∥ .|∥ / ∨ |
∥ .| | | ●│● |
{ |.-‐| ∧ _ /ヽ
Y''¨ﾟﾞヽﾁ ＼＿＿／ ´ )─ "ヽ丿
l ( ヽ }
人 ソ ＿＿ /
｀‐''ゝ､ ／
丿ﾞ''‐- -‐''"
_／＼＿＿＿, ゝ‐┬‐-､
／ ＼ ∧ / ＼
{ ﾞ'‐-‐" ﾞ‐-‐" }
＿＿＿
＞‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐
／ﾆﾆﾆ＝‐￣￣￣¨ヽﾆ‐
/‐ r‐┐ l ⌒乂_＞― ﾍﾆﾆ._
._l__ノﾆ / `‐ﾆﾆﾆﾆﾆ ノ ヽr―＜
乂ﾆﾆ ノ ¨￣ ヽ
:}`¨´ .ｧ `*.。 ノ /| .|
／ ／ ¨´ し ＿＿ノ
/ ` ‐< .＜ :Ｙ
＜ ,′ 捜査の結果、日本軍人の関与はなく、
:l .＜ .,′ よって警護上の手落ちについてのみ
∧ ./⌒ ＜ .,′ 行政上の処分を行う由であります
` ＿ .＜ l | ., |
|:ﾍ :} } / .|
}＿＞ } :}＿ ／´ {
:| ≧ ＞ 。 ノ≦ｲメ :{
| `¨¨´ :{
＿
｡ ≧s｡
／ ＼
/ ヽ
/ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾑ
＼/ | ／／￣￣＼ ／￣￣＼|
￣∥ .|∥ / .:::::∨::::. |
∥ .| | | ●│● |
{ |.-‐| .:::::∧:::::_ /ヽ
Y''¨ﾟﾞヽﾁ ＼＿＿／ ´ )─ "ヽ丿
l ( ヽ }
人 ソ ＿＿ / 前に言ったことと変わっている
｀‐''ゝ､ ／
丿ﾞ''‐- -‐''"
_／＼＿＿＿, ゝ‐┬‐-､
／ ＼ ∧ / ＼
{ ﾞ'‐-‐" ﾞ‐-‐" }
_ _――_ 、
./⌒ｰ- ⌒）/¨ｰ= ≧ｚ .、
./‐-ﾆﾆﾆ ＜ 'ゝ≠‐‐=ﾄ二‐_
| ／二( )ﾆ 二( )ﾆ ヽ゛ﾆ_
.,.,.,ﾉ ` ﾆ ‐ 弋ﾆﾆ‐ ||:}ﾆ_
., ゛ :|| |ﾆ‐ .、
,' ｊ ∨
l
:∧ ィ―‐''⌒ﾞ l.r‐‐ t_....r‐‐ 、__ あっあのもっ申し上げます
..≦≧z...l´¨''ﾞt..............rｉ ::〔:::ｲ} ﾏ:_:_:_::::ヽ
|:::::::::::::::r' .ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ...,ノ::::::::::::::::ヽ
|:::::::::::::::=‐<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::
｀ﾞＴｰ==‐ '" /'´｀Ｙ
. ﾄf´ ｀ヽ.ｲ{. 7 ､
VV ｀ヽf Y その必要はない
｀弋 __,.ｨV／
ﾋzzz≦三三ｊ
Ｖ三三三:ソ
}＝＝ｫ'"{ __,.--､
,′ λ ｀Ｔ´ ｀}ﾆ}ﾞi ｽｯ……
. ﾑ､＿ j ゝ-┴ｒ─{ﾆ} l
| .j r仁三ｱ/
. _.．┴､＿_j、 ゝ≦彡'′
ｆ二三二三三ﾘ
｀ー----一 '"
―‐
_ _ ≦千￣/ﾆ / ヽﾆ ヽ
／ﾆﾆﾆﾆ`ｬ :i!圭、ノ圭―＜ヽ
/ﾆﾆ/圭≧≦ノ圭圭 / ヾ.,
ｲ|ﾆﾆ,'／￣￣ ヽ.圭||圭 ｀ ＜
./丈ﾆﾉ′ r‐x圭||圭ｒｭ七千圭圭 u 、
/ﾆ/圭ﾄ{ 弋シ圭ｊ圭――＞―― 、 .,
.,ﾆ {圭圭、七千´圭／ .／////////ヽ
＞‐ミ圭圭ィ圭圭 ィ⌒≧――≦////////// ∧ ! へっ陛下！？何処に
|| || ///////////////////////// } .; お待ちください
|| |j /{ ,/////////////////////////ノ.ィ、 オッオラはそっその
|j |/////////////＞――---＜イ:::::/
/⌒≧ﾄ.....、 人////////＞ ´_...... ＜:::::::::::::::::::そ
',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{
__ ----- _
,．＜::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ ．
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /＿
/::::::::::::::::::::＿＿＿:::::::::::::::::::::::::::::::::<⌒
ﾚi´￣ _,^ ミ::::::::::::::::::∧
,｀丶 _丶 , ´_,. へ、 T::::::::::::: ∧
′ ￣i:/￣ ‘， !:::::::::::::::::::
{ ９ i| ９ | !:::::::::::::::::::
人 ﾉﾞ. /｀ 、 j:::_＿::::::::::
}ーY⌒ ＼_ __ ′ `´ ＿ V::::
′ ` ￣ f-:, }::::
. { r‐ ＿＿ ｲ: /
‘， ￣ ｀` >--く::／ 辞表を出してはどうだ？
> . _,.ｨ ￣}::／
. ≧=--z----=≦＿＿__{
＞ ´ ∧
:::::::::::::＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿:::::
::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::: |::::
::::::::::::|:::::l￣￣￣￣|:::::ｉ:::::l￣￣￣￣|:::::|::::
::::::::::::|:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|::::
::::::::::::|:::::ｉ:::::::::::::::::::::ｉ:::::ｉ:::::ｉ:::::::::::::::::::::ｉ:::::ｉ::::
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::::::::::::|:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|:::: ﾊﾞﾀﾝ
::::::::::::|:::::ｉ:::::::::::::::::::::ｉ:::::ｉ:::::ｉ:::::::::::::::::::::ｉ:::::ｉ::::
::::::::::::|:::::|＿＿＿___|:::::|:::::|＿＿＿___|:::::|::::
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￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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_ .．=＝;;;;;;;;;;;;;;;,,,-．.
.ィ;;;∠二二フ;;;;;） , ､(;;;;;､｀ヽ.＿
／;;/ (_;;;;≧三＜´ ＞≦;;;;;;;;;;)
,.-―く;;;;/ ／ ,;;;;;;;r‐‐､;;, ',,,;;;;;;;;,,､ヽi′
, ゜ ` ,.....､と⌒ー つ _ _と⌒ｰ〜 )ヽ..__
. 乂 ´ ´ ´ ￣￣ （_} ￣￣ ⌒゛ ｀ヽ
￣ ７ ＿ }
ゝ . ＿ （ (＿ ニ=＝＝=ﾆ￣ヽ ) ﾉ
/.:::::::::::::.￣二ﾆ=――----｀ﾆ′ - -－ ゜
. /.::::::/.::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : ｀ヽ
/.::::::/.::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : i:. i
. ':::::::/.:::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : l:.:. l
,:::::::/.::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : l:.:. l
,::::::/,．-――――――――――---|:.:. l
,--〈 } |.‐┤
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
この翌日、田中義一は内閣を
総辞職する意志を閣僚に告げる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_,. ---- _
＞:':´: : : : : : : : : : : : : : : ｀ : .,
. : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ､
／: ＿: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
,ｲ:／ ∨:.,＞─ ､ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ
/: / ＼ i:, ' V: : : : : : : : : : : : : : : : : :∧
/: _{● ヽ i'__,. . -‐ ' ’´ ,: : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ
7ｲ´ﾍ,..-- ､.ノ! ● i `ヽ､ : : : : : : : : : : : : : : : i
7 {:::::::::::::i八 ﾉ ヽ : : : : : : : : : : : : : i
ー‐┼‐ 乂:;::::ソ ヽ､ ＿_ イ V : : : : : : : : : : : :|
_j_,. | ＿＿＿ ∨ : : : : : : : : : : i
'´￣｜ | ￣｀` i: : : : : : : : : : : ,
. ハ,.ｨ i ─z＿ i: : : : : : : : : : 7
. ／ . l ､ `ヽ 7: : : : : : : : : :/ お取次ぎを申し上げますが
ﾍ _>‐- ､_ ｀`ヽ､ /: : : : : : : : :, ' 陛下はお出ましにならないと思います
ヽ ` ヽ､_ ` :': : : : : : : ; イ
t:､__ ／: : :_;::＞::'７ 総理は、陛下の逆鱗に触れたのですから
,.ィ´ｰz_:::::::≧z:::-........................イ::≦:::::::::::＞'´ヽ
, ': : : : : : : ＞:y-z＿＿＿:::::γ' ⌒ヽ-＜ ヽ: : ﾍ
/: : : : : : : : :, ｲ {======} ∨: ﾑ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
だが他の閣僚達は納得できず
宮中に赴き再び上奏しようと頼むも
それは叶わなず万事休す
田中義一内閣は総辞職となった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （─）| 天皇が総理を叱責し総辞職させる
（@ ::::⌒（__人__）⌒) この事件は西園寺が懸念したように
ｌ^l^lｎ ｀ ⌒´ ｜ 大きな傷跡を残した
ヽ L ／ これで若き天皇の権威は著しく損なわれ
,,.... ゝ ﾉ_、___ ーノﾞ-､ ある考えが野心家たちの心に芽生えた
.i ／ / '; ＼_____ ノ.| ヽ
l / / ＼/ﾞ（__)＼,| i
, ─── ､
ゝ／ ＿＿＿＿＿_＼
/ | ノ － ､ －ヽl
l | / ．|∠ |
Y⌒￣ｌ | ｌ
ヽ_ ` ー‐ ﾍー ヽ
ヽ ／⌒ヽ＿＿つ
>､ヽ(二)＿ ／
／ ＼／ ＼|＼
/＼／ |／＼
| l |ヽ ヽ
（ ）＿＿＿__| （ ）
ー ＾l | ｀ー.´
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
陛下はわがままで心の弱いお方だ
考えもまだ未熟で世の中のことも政治のことも
なんにもお分かりでない
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿＿
..:＜::::::::, ⌒ヽ./⌒ヽ＞:..
. ／:::::::::::::::{ .i }:::::::::::ヽ
':::::::::::＞ ､__(･)人(･).ﾉ ＜:::::∧
. ':::::::::／ 二二 戈彡 二二＼::i
. i:::γ⌒＿＿＿_ | ＿＿_｀ヽ
!::::､_ ＿.. -―…―- ＿_ ノ:!
::::::{￣i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ./::::
∧::ﾍ ∨:::::::::: -―- :::::::::::::/ /::/
. ∧:::ﾍ ＼::'´ ヽ／ .:::::′
rx､ヽ ＞ ＿＿_ ＜ ／／
7マ三三三㌢__㍉三三シ
/::::::／ 弋♀ﾉ ＼::＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
そんな陛下を諌めずあんな行動を許した
鈴木や牧野といった人物は君側の奸であり
あるいは陛下は操られているのだ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
: t 、＼;;;;;;;;ﾘｉ,;;; ! .ﾄ、 _..-''ﾞ￣ﾞﾞ'''-､L;;;;;;;;;;｀''-..、 ｀''､;;;;;;ヽ, l;;;;;;;.ｌ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.ヽ＼.ヽ;;;;;;ﾞV;;;｝ ,!.ｌ ./ ;;;;;;;;;.,..-‐'''''''''''ｰ ､;;;;;;;;;;;;;｀'x .v､`ぃ;;;;ヽ, . ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｎ．
.ヽ;;ﾞ'' l'､;;;;;;;;.l /;;;.! ./;;;;;;; ／ ,..-‐''ｯ ,,､｀'./ ;;;;;;;;;;ヽ, ﾞ'.ｌ' li.;;;;;;;＼,, .ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.ｌ,
!、 .ヽ;;;;;ﾞ!ｺ;;;,iジ;;;;│ ,!;;;;;;/_, .! ｰ゛ .ｌヽ ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;.! ｌ;;";;;;;;;;;;;;;＼ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;"
;;.ｌ. .li.ｌ;;;;;;″;;;;;;;;;;;;;l. !;;;;;;;;;;/, ┐ 、 .i､.iii ﾞ' ! |;;;;;;;;;;;;;;; l .!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼、 ヽ,;;;;;;;;;;;;;;;;;:
;;;;.ｌ l;;;;;;;;;;;;...-､､;;;; ｌ .|;;;;;;;;;;'!ﾞ;./ . |ﾊ､,_.x、 .|;;;;;;;;;;;;;;;;│ .!;;;;;__;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀'-､,,｀''-_;;;;;;;
;;;;; ! .ｌ;;;;;;;;;'~ﾞﾞﾞ＞⊥;.! .し;;;;;;;;;./ ,i";;;;;;;;;;｀ ! l;;;;;;;;;;;;;;;;;;｝ !;;;; ! .!;;;;__,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞゝ､,ﾞ''-．
;;;;;; ! .!;;;;;,./ '´ ｀''i;;;｝ .!;;;;;;;;.! /;ヾﾍ;i､;;; l ./ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;! !;;;; l !;;;;｀'''√''''ｰ､､;;;;;;;;;;;;;~″
;;;;;;; ! .,!;/゛ ,、 i､.!;;lﾞ _,,!;;;;;;;;;;;| .lﾞ;;;;;;;;;;;;;;;.│ ,!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;│ !;;;;/.,/;;;;;;;;;;;;＼_ ｀''-､;;;;;;;;
;;;;;;;;;! .!;;;|、 〃 |｝.!;;ﾞ'君側の奸を退かさなければならない;/ /;;;/ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;￣ヽ ﾞ'､;;;:
;;;;;;;;;! .|;;; ! ‐ｒ .!;;;;そして我々が陛下を導かなくてはならない;.ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ｀‐
;;;;;;;;| l;;;; ! !'~''"| .!;;;;;;;! .|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.ｌ, ﾘ､'│;;;;;; / ./丶;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,.........､;;;;;;;;;;;;;;`'､
;;;;;;;lﾞ lﾞ;;;;;;.! |";' l !;;;;;;;!､ヽ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;xv､ _;ヽ.ｌ}、ヽ;;./ ,,/;;;;;;;;;;;;;;,,./ ゛ ,／ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
;;;;;/ .!;;;;;;;;;ヽ,|、;;;;| lﾞ;;;;;;_,,..ゝﾞ''i;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;_.;;;;;;;;｀'' |>,ﾞl|/;; ｀゛ ./ﾞ;;;;;;;;;;; ／ ┴￢'ｰ-､;;;;;;;;;;o ｨ″
;;;/ /;;;;;__;;;;;;;ﾞ!ﾐ;;;;,ﾞ,.ｌ;;,ﾞ,, -'''ﾞﾞﾞ";;;;;;;;;;;ﾞﾞｰ ,_｀ﾞ''ー､.;;ﾞ '.ｌ'''''ﾞ ./;,､;;;;;;;;'ﾘ′ __,,,,ゝ;;;;;;;.＼.
;/ / ;;;;;`l.フr;;;;;;;;;;;;;_,,..―'''''''''''''ｰ ..,,;;;;;;;;;;;;;;;｀''-､ ﾞく;;ヽ .!'",/;;;; / _,, -‐'''ﾞ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
".,./ ;;;;;;;;;;;!ﾞ;;;;;;;;,,./ ´ ,i'､ .,,､ ｀'''､.;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ'､ .ｌ;;; l / ;;;;;;.ｌ ,／ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,r" ./ﾞン′ ヽヽ `ぃ;;;ﾞﾐi.;;;; ｌ .!;;;.! ｌ;;;;;;;;;;;.! .／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,..-''''ﾞﾞﾞ￣￣ﾞﾞ''-
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i"_， !ヾ 〟 _．｀ﾏ ヽ; l. };;;/│;;;,! .l;;;;;;;;ノ / ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ iｰ ,,.
;;;;;;;,iﾘ;;;;;;;;,l/ﾞ;i|八〟 .,..,ii''７ﾆ'>i､ _,r､/;;;l/ / . !;./ l;;;;;/ ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./ ., ┐ ｀'､;;ﾞ'､
:;:, .:.
パチパチ… . . .:', .:.
.::... . . .':::;:, .:.
':;:. :::. . ..:.:λ:: ::'; ::,)､::.:;.:,:;.:
..':;ヾ::.:ｿ)人ノ从:.ｿ）ノ ）:.: .;,.'
.::Vィ' (ソﾍ （::.:.:'.,; :. .
',:; .::） て:;;':.
..:.（ノ （::..
. . .::::） ﾍ ｿﾊ ,ゞ.:.
.;: . .:::: .:ｿ ﾉ:.::.:.. :（ （: :.
. . .::.: :::..::..:（ （::..::..:::.::ﾉ ）:::...
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
昭和のテロとクーデタの火種がここに生まれる
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‐＝＝‐‐
.‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二‐
.‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ./!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二‐
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆＵﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二‐、
.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾉlﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.二 ＼
.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二:| |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ＼
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二:Ｕﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ⌒ヽ :ヽ
:}: ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ∨ /
} :Ｙ―――――――――` ﾆ ..j / ∨
l＿＿:!――――――――― .rﾆ≦＿:| / ∨
:} l ` ――――‐＜ /:ﾑ :}＿ノ ./_
| ∧ .／ __l .{ / }
| { 〕ｚ。 .イ二〕¨ :ｌ :{ { ミ
ォ z。 `弋ﾆﾆ r―＜⌒＼__ﾉ 乂 ＿＿＼.. ヽ
/ ^/ 仆/ヽ¨
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
その田中義一は辞職の二か月後に
持病の狭心症に倒れ死亡
妾亭で倒れたことから腹上説が出たが
これはただの冗談にすぎない
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＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （●）| 結局、河本大作と事件の関係者は
（@ ::::⌒（__人__）⌒) 行政処分で片づけられた
| ｀ ⌒´ | 河本大作は免職でそれだけ
＼ ／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. 陸軍は満洲某重大事件の責任者の処分を正式発表するも
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ 責任者の氏名は公表されたが事件の内容はなにも説明されていない奇妙なもの
| ＼/ﾞ（__)＼,| i 戦前は張作霖爆殺事件は国民には知らされてはいなかった
...｀'-､ .＼. ／ _／゛
｀'-､ ＼ ／ _／゛
.｀'-､. ｀-、 ／ ,／゛
ﾞ''-､ .＼. |.ｌ ／ ,／゛
｀'-､ ｀'冫 l .| / ,／ .,／゛
｀''-､ .｀-、. ! ｝ // .／ .,／゛
｀'-､. .＼,... .,, / │ .,i / / .／ .,..‐"
ﾞ'-､. ｀＼ .i､ 巛 ! , '/./ /.. .／ . ／
｀'-､. .＼.-、 ｌ｀､| !／ 〃 ,/....／ _..ｲ゛
｀'-､ .＼,'-.ゝ ./.／ _／゛
ｯ.｀'-､" ／,. /
＿___Z ￣'''―--z＿＿
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_.;;彡-ッ .,,,,、 ＼
'"´ ／ ,.. / . ..＼ ＼.'-..,.、
,..-'.／. ./ ., ｌ＼ ﾞ!l>､ . ＼.＼ ﾞ ﾞｉ._
_./ ﾞ ／.. ../.,v /! .i'i.| 丶、'、｀'-､. ｀'-,.＼ "＼,
,／゛ ／ .,i./ |./ ,! lﾞ ﾘ ＼ .｀'-､＼ ＼ ″‐.、
,..‐″ ／ ..〃 i}′| ｌ ｀'''ゝ ＼,. ″‐.、
,..‐″ .,／ .,i″ ! ,! ＼,. "＼_
_／゛ .,／ .l′ │ / ＼ "＼_
_／゛ ／ | / ＼,. ゛‐..,
,..‐" .,／ |/ ＼ . "＼_
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
河本大作の爆弾
それは張作霖のみならず田中義一をも殺害し
満蒙政策を破綻させそして天皇の権威も傷つける
近代日本史上最悪の結果を生んだ事件だ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ‐
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.‐
‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ‐
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二‐
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二.‐
乂ヽト.、ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二.‐ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
.}ﾑ r ′ 、ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐ 田中義一の死も
.: ゝ′ ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐イ ある意味で前時代の陸軍の終焉を
:l ¨¨¨´ ＜::::::::::::＼ 告げるものだったかもしれない
∧ ＜::::::::::::::::::::::::::; 元陸軍のボスという権威はまったく役に立たず
` - - ＜:::::::::::::::::}::::::::::::::::: | その上、総理大臣であっても軍部の中堅幹部の抵抗にあえば
:|:::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::|:! あえなく白旗を揚げざるを得ない
:}:::::::::::::::::::::::::::ゝ七千¨:::! これからの無統制の時代を予感させる事件だった
:}::::::::::::::::::::::::::::::: j :{:::: { ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ゝ‐〜＝＝〜＝≧≦〜{
.└r‐‐r―≠――r―‐r┘
.}__ j .}、__.|
ｊ / .} {
＿＿＿＿＿
／.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.:::::::γ⌒^Ｙ⌒ヽ::.|
|::::::::ゝ ― ― |
|::::::（ （ ●） （●）|
（@ ::::⌒（__人__）⌒)
| ｀ ⌒´ |
＼ ／ では混沌と野望が予想されるこれからの日本とシナの陣容を見学しよう
,,.....イ.ヽヽ、___ ーノﾞ-､. 政友会に変わり次の与党は民政党
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ
| ＼/ﾞ（__)＼,| i
' ＼
/ / / `､ :.',
.: , ' :/ ', :. : ', ｉ
ｉ:ｉ .: ..:| : |:.:ｉ:. :. :. : : ﾊ: :. ｉ:. :. :.:| :. ｉ:. i :.:|
|:| ｉ:. :.| : |:.:|:. :. :ｉ :. ' :. :|:. :| : | :. |:. | :ｉ:.|
:.| |:. :.| : |:.:|:.|:.:.:|:. :ｉ ｉ:. |:. :| : | :. |:. | .:V
. ､| |:. :.| : | j|:.|:..:.| :.:| |:. |:. :| : |: /|: ,:. : ｉ
| |: V￢|从:|､ :|: .:| |: 从 |/_|/-|/|:. . |:.|
| | :.|x=====ミ从 | |/／ィ====ミ；:. :. |:..､
| | 小 辷ツヾ ヽ 〃 辷ツ 小:. : |:. :.＼
| |:. |＼｀¨¨¨¨´ ｀¨¨¨¨¨´｜:. : |＼:. : ヽ
| |:. |i:. .:|:. :. :|:. :.ヽ:..:.ｉ
| | :.l圦 , /_|:. :. :|:. :. i : |
j| | :八､ ､ ＿__＿ ｲ: |:. :. :|:. :. | ｉ:|
＿ 八 .:|:. :. :＼ ＞ ., - ,. ＜:.:ﾉ ｜ :. :|: :. :| |:|
/:::::::) ＿ ､:|:. :. :{⌒ | .,___,. |:. :＼ |:. :. ,l :. , ﾉ'
|:::::::{ /:::::::ｉ ＼: 从 _r,.| |┐ヽ:ヽ:|:. :/ l :/
|:::::::|___i:::::::::|＿__ __ ,-//＼ ／∧_:}:ﾉ |:./ /
＿|::::::::::::::::::::::::::::::::::|＿ ＿＿／ニ , ////＼＿__／///∧二ﾆ=- _＿＿＿＿＿
./:::::)::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} ニ=- ニ=}∨/////:::::::::∨/////|: ｉ二二|二二二二二=＼
ｉ:::::::{::::::::{:::::::::::|:::::::::::::_:-=| ニ=- 二z|:.∨'///::::::::::::::∨////:.:.|二二|二二二二/二二＼
|:::::::|::::::::|:::::::::::|::::::::: _-=ﾆ| ニ=-_ ニ:| : ∨_∧::::::::::::::∧_'//: : :|二二|二二二=/二二二=_
. :::::::::::::: } ::::::: |::::::::::_-=ﾆ,ニﾆ=-_ 二|: : : : : : :〉===〈: : : : : : :.:.|二二|二二二/二二ニニ=i
. ＼:::::::::::::::::::::::::::::::_-=ﾆ/:三二=-_ =| : ＼: :./:::::::::::::∨: :／: : ,二ニ=_:ﾆ|ﾆ=/二二二ニニ|
. ＼::::::::::::::::::::::: -=ﾆ/三二ニ=-_ :|: : : : : .:::::::::::::::: ｉ: : : : : :/二二=-ﾆ{=:/二二二:＼ﾆ=|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
総理大臣には
満を持して帝国憲政のひとつの到達点である
高潔な獅子・浜口雄幸が登板
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
N./"ｨ, ｀ヽ.、 __
N､（ ( '"´､´
N､ヽ､ヽ ,. ヽ
ヾﾐ､ヾヽ ,.ﾉﾊ. ﾞi
ゞﾐ、` .::ノﾉj' ヾ､ .i
｀ミ:.､._ ___､. __.::,:彡ノﾉ_,.. _ゞ:、 !
rﾞt=' ＜(;`)ヽ}＝{'"(´;)＞｀==tr '、
}'^ ヽ .:: ソ; ゝ'、 丿 ' ^゛}
! (、 ｀￣´ 〈r;、 ￣´ u ) .!
ゝ┤ u __ ＿_ '_ノ
ﾄ ´ー一'` |
| ＼ ..::~" .ｲ .|
_,....j : ＼ ／ .:! .|
_/ {:.:.:.＼:.. ＼.＿__.／ ;i ﾄ､
,..ィ´/ ヽ:.:.:.:.:.＼ .:::. ﾉi ヽ
／ / i' ヽ:.:.:.:.:.:.:.＼ ／ .:.| ヽ､
. / ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀＞-＜ .:.:.:.:| ､＼
_../ ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.／ ＼:.:.:.|
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迫りくる危機の前に幣原喜重郎も再登板し
幣原外交が再始動する
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! | |l /: :i: :/
・ │ ∧ :ﾘ:/ ＿＿
； ’ |l } : /:（ , ＜:::::::::::::::::::＞....、
|l；: : : :ｉ／::::::::＿＿＿:::::::::::::::::＼
・ ﾘ: / : /'"´￣ /////’＜::::::::::Λ
{: l{: :/ ＿__ ////＼:::::Λ
， j!:│:, 厂￣＼ , '/////｀ヽ:::.
l{ |: :r‐|ｊ/／￣＼ { // ,ｨﾁ'”￣￣} }::::}
． ＾ ｉｌ| ，j!:// | ＼_回ノ⌒ ｆ/く ￣￣＼/,|,l::/
・ 川 ．ｉ | / _ｊ ￣ ////廻___,ノ//ｊ/__
‘ l l | i : :{ V/| ＿＿ _〈///／ ￣}////┬{|
， ｊ |│ l:|小 V⌒ ｢￣Г Tヽ ｊ//∧/}/|
； ． | l:|│＼_| ∨￣厂Г ト､ﾉ＼__////ｊ//,ﾉ
| ｌ ﾘ: ｌ: : :i∧ ＼ーー'ｰ--ﾉ／ /////／
, ｊ{ : |: :| l Λ ｀二ﾆ=‐ ' ///ｰ
， ｌ ｉ ｊ{ : : : : : |. ‘, ／ｲ/
∴│ | ]｢ : : : : ﾉ ＼ イ////
・ ｊl ｌ| j:ｌ : : ｢￣￣＼ ≧=彡/////
/, 川{ﾚ'‐/__ } /￣￣￣＼
，'/ / |ｌ＿/＿＿＿___|__ / ///////
‘， {: : l:r‐ﾐ､ ￣＼//////{
；: :,人__ﾉ l/＼/￣￣}
・ l| : : : : {し( |///＼///＼
． ｌ|，: : : :八: し |//r‐く＼///＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
シナもまた
大清帝国の遺臣たちによる前期中華民国の時代が終わり
孫文の意志を継ぐものたちによる後期中華民国として再始動する
雪辱を願う蒋介石に張学良
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
||llll|||lllll|||||||||lllllllll||llllllllll||ll||lllll||lllll||llllll/illi:::::/lll:::/i|llｨﾆ;ﾆ,-、i||||||lllL|lllll||||||||||||
ll||llll||ll|llll||lllllll|llllllllllllll,lll - ､|ll|||llll||llll/lll,,,,;ll|||lll||l||ll ,j-fｧ''i:::ﾐ=-､、|llllll|||||||||||||||
`- ､illllllll||lllllllll||lllllllll|, ,,=､ヽl||llll||||/:::::/llll'|lllll|lll|||| `━,/jイl||l`-"‐"-'-'､ヽ||l|||
iiiii;;,,:::::ヽ､,,,,_ ､i||llllll|||l i, -'､llll/ / /:::::/lllllllllllll||lll|lll|l└‐;;,'-l､、l|||ll||ll||l|||ll|l|ﾐl|||||
llllllllll､,, ヽ`li- ,、- __ill||llllii;;'' //l:::::/lllll|llll|l , -' ゛::;;`illlﾉ":::::`: ヽ､l||||||ll||l||ﾐ||l|l|
l|||l‐-|iillllllii,,,,,ヽii|||ii-､,,,,,:::i::i,,／iiiiilllll::::`､iilll|l||:::::`､:;;;╋::::::::::::::::i::::::|l||||||||||||ﾐl||||
／ |lllll`iiiiiiiii`iii llllllllllllll`lll|||lr''jil|llllll|||llll||lllll|::::::::i:::::╋::::::::::::::ii::::〈 |||||||||( :｝||||
|llllllllllllllllllli illlヽ|`iﾆi､i|-''i´| |ll||ll||lll||l|l||ll|::::::::l;;;;;┃""""";l::::::::|||||||||||Vi|||||
|llllllllllll||||llll`--` tヽ､'＝ ' //l||lll||lll|l||lllllll::"`l:::::::::::::::::::::::::/"`;i l||llllll|||l|lllll|
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ll'''':::::::::::::''''''''''ヽ illll|||ll-ヽ-ヽ-'/llll||llllll||lllllllllllllllヽ /,,,_ Lj > 〉,,,j／|||||||||||||||||||
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龍の道を昇り始めた毛沢東
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r r┌,
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.r 、 i_i .L.ﾚ´/
.'ヽ､Y r' γ
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,､_,､_,___､:::::＼ ヽ___‐‐ ｿ.: :ヽ
/ i::::::::::i 〈ン´ : : : .＼
....._,.-ｰ ､ ﾉ 乂:::::::i. ＼ : : : : : : :＼
...〉 ＼＼＼ .-, (_ﾉ､__） 6)::/. ヽ : : : : : : : ヽ
...＼＼ '´⌒∨ / } '--´ .':::/ 〉 : : : : : : : :ヽ.
.....ヽ. ｨ 丿 '､_、__ ,ｨ':ｿ ,.ｒ‐-､_,､__,,..-´‐' i＼ : : : : : : ｊ
...ヽ_ rクヽ 〕_____｀,.‐ｨ'｀ヽ‐ｲ : :/ :/ : : : : : : : :N:ヽ : : : ／
. ....〉彡´. : : ＼ _____,,_../ｨ'!´「ヽ／. : : :／ : :/ :/ : : : : : : : : : :＞-‐'"
ヽ : : : : : : :＼ ／i : : : : :/／ｿ /. : : ／ : : :/／ : : : : : ,. -‐ '´ そしてもうひとつの勢力が満洲に向かう
.＼ : : : : : : ＼ ,ｨ' :/ : : :,.ｲ':::::/ /. : ／ : :l : : i/ : : : ＞`´ それは処分を受ける直前に河本が面談をしたものだ
＼ : : : :ﾆ= :ヽ､,ﾍ--ｲ´〃/ : : : /:::::/／ :／ : : : : ヽ : : :＞´
ヽ : :／/ : : : : : :／ : / : : : /:::::／ : : : : : : : : : : :ヽ:/
ヽ. : : : : : : : : : : :,' : : : :ｉ::::,' : : : : : : : : : : : : : : i
｀ﾞ--‐‐ー-- ｲ : : : : :ｉ/ : : : : : : : : : : : : : : ｿ
ｉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
,' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :!
. ／￣＼
| |
. ＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ＼ ／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
| （__人__） | アイスティーしかないけどいいかな？
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
,.rnnnnn､
//￣￣｀ヾv
| |_,-Ω-､_|l| _
/ー-----‐ヽ_／0;
/ 〓〓〓〓 / / ＿＿＿
. l〓〓〓〓〓l / };;::::;:: . .{
___ ヽ::::::::: ヽｰ/... }::;:: . . { ___
＼＼ ＼;;;＿＿__／.. };;;: : : ...{ ／／
＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣／
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
なんでそれしかないんだお？
それとそれって緑茶じゃ？
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jI斗一 ￣￣ `
アﾟ ,.， ｀'≪
ア゜ ~"寸 〝〟
,' ,ｲ ｱ ヽ
i {{ ゝ ' ﾉﾘ _jI斗‐━ァﾏ
￤ ゞｰ__ 。o 彡'' f＾''"~ j! '， ただの挨拶だから気にしないでくれ
‘， _,， ...__ ･￣ '， { j} 未来の挨拶がこれだと聞いてね
￤ ,ｨ ~"''≪ ゛､_rf( ￣~"''ゝ｡' まぁよく来てくれた
_У ｀寸 ｧ( お茶でもてなすがたしか君は酒が駄目だったね
/ '; ,， r‐ '， _,ｘく
_j幺ェェォ__ｲ__,:ﾉ. r㎡_ ｱ＿幺孑ﾔ升
,,｡*''“ﾟ j´。厂゛>､ うぅ==七"
,ｨ'” ..: : '⊂⊃ ﾉoﾟｲ . 寸
〃 . : ' χ ｲ{ ゛ :. ﾏ
{{ .0o 。 ゜ ζ δ ﾟ :. ﾘ
“t｡ ﾟ c。 λ .｡廴 s ;,ｨ(､
/∧（ｈ。 ﾞ^ 〜 ‘’ ，+`,らﾍ
た//, う≧=ー-- 一＝≦ 八/ﾑ
￡///: , ,:'////}
Ⅵ///_ゝ､, . イ////Ⅳ
ゞ//////≧ぃzッzzャぉI〔//////／
｀'≪////_///////////__j彡''’
￣ ―--＝‐━ ￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
酒は呑めないお
あんなキチガイ水を楽しむだなんて
さっぱり意味が分からないお
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./ < ⌒ > :::::::: < ⌒ > .l
.| | それでいい
..ヽ （＿人＿_） / 酒を呑んで気を大きくして仲間同士で大口を叩いて
ヽ､ ｀ ー ' ／ 何かを成し遂げたと勘違いする輩が多すぎるからな
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼ そんな奴は何もできない
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ 本当に大きなことを成す者は酒などにうつつを抜かしてはならないからな
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
大川某とかですかお？
あれは酒癖が悪すぎてシンパの青年が
全員逃げ出したぐらいだっていうから
とんでもない大馬鹿だお
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
､
ζ ,
_ ノ
（ ( (. ）
. -‐ ） ‐- .
. ´,.::::;;:... . . _ `.
i ヾ<:;_ _,.ン | それは置いといて
l ￣...:;:彡| 君を誘ったのは話したいことがあるからだ
} . . ...::::;:;;;;;彡{ これからの満蒙についてだが……聞いてもらいたい
ｉ . . ...:::;;;;;彡|
} . .....:::;::;:;;;;彡{
!, . .:.::;:;;;彡j:::::::::::::::....
ト , . ..,:;:;:=:彳::::::::::::::::::::
ヽ､.. ....::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::
￣￣
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./ < ● > :::::::: < ● > .l
.| | 田中首相や軍部が主張する
..ヽ （＿人＿_） / 『満洲という特殊権益の擁護』などケチな考えは捨てて
ヽ､ ｀ ⌒ ´ ／ 日支両国が大同に生きる道を真剣に求めなければならない
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ たしかに満洲は法的には支那領土の一部だが現実には諸民族共同の土地だ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
/ / /二二二 ﾆﾆ ﾆ二7 / / ／
.../ ／／/ / /二二二 ﾆﾆ ﾆ二7 ＿／ ／
/ ／／ ./ / ／／/ / , . ／ ￣ ￣￣ ￣ ￣￣￣
／／ / / ／／ / / ￣ ￣ ￣￣ ￣￣ ￣／ ／￣￣
／／ / / ／／ / / .ﾆ 二二 ﾆ≡≡三三三
／／ ./ / ＿＿＿＿＿ _ ／ ./ / ﾆ ≡ 二二 ≡三三三三三三三
/ / .|.:.:に＿＿」」:::::::Y^^^`ヽ___ . :. :. :. :.: .: .:.|､ ＝ ﾆ 二三 ≡三 三三 三三三三
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_ノ |┘. : .:. :. :. :. :. :. .p'ﾞ;;.:O . :ｑ .: ;:;ﾞ ,ﾞ,od .:'`;:; , ﾆ三三三三
￣￣￣￣ く | .: .:. :. :./」二」p'ﾞ;;.:O . :ｑ .: ;:;ﾞ ,ﾞ,o彡ﾐﾐヽ ＿＿.: ;: ;:; ;:;;:;:;;
. :. :. :. :.: .: .: .:. :. :. :. :.: .: .:. :. :. :. :. :.: .: .:.｀`ヽ ,､､ノヽo b .〔」ﾞ''' ''l〕.: :;:; p'ﾞ;;.:O ｑ .: .::.}-',ﾐﾐﾐ!「 -‐ ─ヽ; :; ;;;;;;
.../ l. :. :. :. :.: .: .:. :. :. :. :. :. :.: .O od .:'`;:; ,.: ;oV"´ 1 ..」ゝ‐/:`ｰ-､ 「￣ | L_ノｼｼ , - ─ ミﾐヽ;:;:;;
/ | p'ﾞ;;.:O od .:'`;:; ,.: ;oQ r;;;;;;;;;､p o ..:.,,､､､､', 1 .::.:.:::〈瓜ﾉ:::::::::',〈⌒〕二二ﾆ‐.:::::::::ﾉ - ─ ミﾐ _丿;:;;;
.|. ム) p'ﾞ;;.:O od .:'`;:; ﾉｰ`ﾐﾐ! 彡',',',',',',;', l!.:.:::::::::::::::::.:...:: /ハ`ヽ-─-､.:::::::ノ.:.＼ ﾉ ﾆ三
ﾚ彡ﾐ |:::::l ,;彡ミﾐヽ },_, ｲ:::::::::ハ;;';';';'';';'';;;! il!.:::::.:.:.:.:,r ‐く ﾉ ﾉ__/｡:::.:. /. :; :; :;: ;V . :. :ィｲ三三
l彡彡_ﾉ.::ﾉﾐyｲ彡ミミﾐﾐ;:y.:.::::.:.::::::::::.:}‐､i;;:r ,;:;:;:;:;! ll!;:;:;;:;:;;/jjjjjijijﾚ;:;:;;! i! /.: ;: ;: ;: ;:;ニ三 三 三三
ﾚ.:.:. ﾆ三三 〉彡ミﾐﾐﾐﾐﾉｨｲ彡 ミﾐヽ.〈 ソ;:;;;;;:;:;| llll!;:;;;:/jjlijiijijiﾘ;:;:;:;:;! ﾘ ,..イ. :; ; ;;;;; ﾆﾆ 三 三三三三
.:.:.:.:ﾆ三三ハ彡ミﾐﾐﾐ,'ｨｲ彡 ミﾐミﾐﾐ',ﾊ ,r-─ﾉ ﾉ;:;:;ヾ州州ｼ;:;:;:;;ﾉ レ'´. :; :;:;;:;: ;;ﾆﾆ ニ 三 三三三三
.:.二三三/ ヾ彡ﾐﾐﾐ{ｨｼﾞ jijijijijijijiiiji! ﾌ""´￣7 /iijiijijijijjijijjijijijijiijｨイ; :; :; :;ﾆﾆ 二 三 三三 三三 三三
iﾆ,r'"´ ゞ;:;:;:;:;{jijijijijijijiiijijijijijl! / .:;1ij1iji1ji1ji1ii1i1l1lj1i1j; :; :ﾆﾆ ニ三 三三 三三三三三
|/ ,. .: :;:;;:;;;;;;;;;;;;:{jj州州州州州 / .:;1jli1jkl1jlk1jil1j1kj1klj1li1jil1kj ﾆ 三 三三 三三 三 三
| .:ｨｲ.:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;:;:;;:;{州州州州州! / .:;jl1jil1;k1;1kk1||1||1||1|1||1|1|1|||||三三 三三 三三三三
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満洲在住の２０万人が先頭に立ち
シナから離れて独立すべきだ
満蒙民衆にもこの思想が強く流れている
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ｬ――z r‐ｰ',!
/ ／ r‐ｰ1 lﾞ .lﾞ
lｰ ''''"￣￣" ￣￣｀'､ ,lﾞ ,i´ lﾞ lﾞ
∠,,､ -z ,r――― ''" │ ," lﾞ │
､ '"´,､ィ / _,,,， | ,lﾞ .|,,,,,ﾉ
､ '" ,､ '":ﾂ / _,,,―'''",,,,,lﾞ .Ｌ,,,ﾉ .,ｒ'"ﾞﾞl
､-' ,､ '´ / / ,,,―''''"ﾞ,,,,-‐''"｀ .ｒ'"＾ﾞl ヽ-'゜
| ,､ '´ / / │| _,,,-''''" ヽ-'゜
'´ / ／l/ ‘＾
/／
ｌ! i i! | r'.二ヽ、 |｜ i |
| ｉ | ｌ ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、 ｌ! i i! |
ｉ| ｌ ｉ ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、| | ｉ | ｌ
|｜ i | r'.二ヽ、 ＼｀7ｰ┘! .ｉ| ｌ ｉ
ｌ! i i! | ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、 ｢:ト ｲ .|｜ i |
| ｉ | ｌ ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、| . | | ｌ! i i! |
ｉ| ｌ ｉ /'´￣ ）／ヽ ＼｀7ｰ┘! l l _,rｰく´＼ , --､ | ｉ | ｌ
|｜ i | ./ Ｙ/´ /,へ、 ｢:ト ｲ .l | ,-く ヽ.＼ ヽ Y´ ／ .ｉ| ｌ ｉ
ｌ! i i! | く、 {./ // ├(⌒ヽ . | | { -! l _｣_ﾉ‐′/ .|｜ i |
| ｉ | ｌ ＼ ヽ ヾ」 | ./ / l l ヽ ﾞｰ'´ ヽ / ｌ! i i! |
ｉ| ｌ ｉ ヽ ヽ !! /Ｙ { .l | ／) ゝ、 ﾉ_ イ .| ｉ | ｌ
|｜ i | ｀ヽヽﾉヽ( ( ）ヽ ＿ / :/ ヽ | ..ｉ| ｌ ｉ
ｌ! i i! | ＼ i ノヾ `‐-" ｌ ｜ | |｜ i |
| ｉ | ｌ . i ｝ ﾉヽ | ｌ! i i! |
ｉ| ｌ ｉ | :{ l , :l | ｉ | ｌ
|｜ i | . |: :| ( ヽノ ｉ| ｌ ｉ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
そしてその気運を利用して、王道楽土の新国家を満洲に建設するべきだ
満洲特殊権益はその国家の主権者に返し
各民族が協調融和しあえる理想の国家を作り上げる
これはな高度の国防上の見地から見ても
アジア大同の思想から言っても重要なことなのだよ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
___ ___
＿＿ / ', / ヽ
{三ﾆ≧､ !__.,ﾘ ヾ.} / !/¨ ヽ
, '´ __ ｀ヽ. ｀T {___/ {i ﾘ_/ ヽ
ｒ=ｧ ﾏ'rｯ｀ ,ｨヽ ,..ィ.￣/ ー' i }
ゞ( ,｀) ﾉ i_.ﾊ,-‐ ￣`y'{:/__.ノ ｀ヽ {__ﾉ.
Y ,. ｰ-.､ﾐ､ﾄヽ}､ j ｨ´ .､ ） } __＿ノ.:.!|｀ヽ
}ﾊィ´｀´ ﾐ ,.ゝ / ゝ __}ｰ----- イ､ ,.ｲ !} ',
!i!｀^´ﾞ^´ / { / {ﾄ ｀''ｰ'' ´ // .}､
/ゞー-== ''´i i r,! ! ',｀ﾐｰ- .,,_ ィ彡' }
ｒ¨ ヽ __/__ ヽヽ ! { ） ´ )） __,.ヽ. ', ｀ー - ´ ﾉ,'
／ヾ { ヽノ ,.ｨ.:´.:r "´ ＿_ ヽ /￣ // ＼ ゝ. ヾ}
ヽ ＼' V:./｀ヾj ´￣ ｀ヽ.{ / ／＼ /
ｒ⌒ﾐ.､__ ﾉ ｀ｰ-ｒ^ヽ !i ,.イ i / ｀ｰ- __ __／
ヽ ヽ / ゝノ .ｨﾚ ,ｲ, ／: :.{'´ ） { / ￣￣
r‐ｲヽノ , ! __,ｲ ヾﾄ､ｊ: : ｰ' : : : : : :/ ノ ___.） /
ゝ.__｀) / rﾂ{､.／i ゞｰ-､ﾐ: : : : : : : : : : : 彡 ／ / / /
｀ヾ´ __ ,.ｲ ﾘヽ 乂（ ｀)､: : : : : : : Y : : : : 彡´ ノ ／
,' / ,} ﾉ!ヽ __∠ : : : : : : !: : : .;ｲ -- ､ ／ ｀ヽ. ｲ
.{ヽ._ ,,.ｲ ,.ｲ!ハ / ｀ヽ: : : : / } / ヽ ,′
', ￣ { { ', ､__ ,'´ ヾ: :/ ,,. -‐' ヽ ,
', ﾉ _入 __ { ＿_ } { '´ } /
ゝ.__ ヽ / ヽ r .} { ﾉ/ ,.イﾊ
ヽ.____ ノ ,.}ト.､ ゝ.___ ノ ゝ -- ＿ ,,.. ｧｰく ´r ､ ﾉ
{ '^ヽゞ=マ＝ﾃ¨く´￣γヽ { ） .ゝ'ｨ'.､
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
私が恐れているのはソ連の南進主義だ
巨大になりつつあるソビエト軍の脅威を考えたら
満洲をただの緩衝地帯にする考えなどもはや通用しない
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／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./. < ● > :::::::: < ● > l
.| |
..ヽ （＿_人＿） / であるから満洲には日本の後押しによる独立国家を建設し
ヽ､ .｀ ー ' ／ 強力な基礎を確立することによってソ連の南進主義を断念させる
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ それがアジアの秩序回復に繋がるのだ
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ これが私の根本主義なんだよ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ 〃:::::::::::i:::::::i
. -‐-
. ,' ヽ
l l
ゝ､＿_ノ
. |
-‐十‐-
, '＼ ／` ､
／ .:::::::＼::::::::／:::::::. ＼
/ ／ｒ.､＼:::::::／ｒ.､＼ ヽ
l ＼ゞ'／::::::::＼ゞ'／ l どうかな石原莞爾君
ヽ. （ l ） /
＼. `‐-._＾_.-‐' ／
_ノ＞'´ﾊ.‐- -‐'/＼＿
＿,.二ﾆ-‐フ´ ／ ／!.| ＼ ￣ ノｲl､ 丶、ト､__
,ｒ‐＜´ ／ ' /´ |ｊ ヽ、＿_／ ' ﾊl、 ヽ ｀丶、 ／⌒〉
ノﾊ ＼ ／ ／ jl| ,' ｊゝｨ厂 ′/ｌ∧ ＼ ＼/ /
∧丶ヽ V / /ﾘ ; /⌒ｌ| ; / / ﾍ ヽ / /、
l l､ 、 } ヽ / ﾊﾉノ ／ ∧ ,' / / ﾊ ＼丿 厂
、_}／ﾉレｰ‐-､＼ / 、 |/'´ ／ ﾝ=c'､{ヽl ' / / }、 レ- '⌒ヽ__
´ ／´{ ｀ヽV___､＞－-､ く /７个i/ ﾍ/ / ハ ／ _,. イへ
∧0 ﾉヽr─-､___）一´- ､／ ） ∨ / / jｌ /=-、 (⌒＞‐イ _∠´ /ｌ
{. ﾊ | {、_ ＿_＿_) ／ ／ / |? / ＼ (⌒( __｀二´-‐┬' ７/
/ ?? ヽ､ハ ＼￣￣ - '´ ／ｉ / ' / 'ｌ ヽ＼ ￣ヽ、 _, ／ /∧
/ ＼＼,＿ ￣ 丿_∠´?、 〈 ｀＞‐-｀ニ＞─＜ !/ / |
|二二二二ニニニニニニニニ| }ニニニニニニニﾆ
|= ／￣￣￣￣＼ニニニニニ| ／ ￣￣￣＼ニニニニ
∨ ＿＿,,.. --ミ三／ ／ 寸ニニﾆ
| ,.:'^´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀`ヽ／ 寸ニニ
| ／ ＼ 寸ニﾆ
| / .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ∨ 寸ニ
| | .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :l ／ニニ
| | .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. | ／ー=ﾆ二
| 人 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. 人 ,｡s≦
人 ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／｜ x≦
|＼ ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ／:::| | ヽ／
| 丶 「￣￣}≧=‐- -‐=≦ |::::::| | |
| ≧=-‐' |:::::::::::::| |::::::::::::| |::::::::| |::::::| | |
| ｀` ‐- ..,,_ |::::::::::::| |::::::::| |::::::| l |
人 r‐‐ ,ﾊ :::::::: | |::::::::| |::::::／ |
人≧=- ..,,____人 }:::::::::::| |::::::::| |／ ｜ ……満蒙の権益に固執するケチな考えはやめて
＼ --r':::::::::: | | ::::: ／ --ミ. / 大同に生きる手段を求める
＼‐‐-- ..,(＿〕ﾉ| ::::::::: | |:::::: | :{ |／ というのは面白い発想だお
＼__ ノ_,/￣｀ヽﾞr===ミ| |:::: 人_＼_／′
「 .r‐‐| | ,ﾊ|￣￣ハ |::::::::|／ /
| l :l人__/ |｀¨¨¨ {｜ ／ /
＼￣:| | ｰ'^
＼|. ＼ ／
＼. ＼＿＿,／
ー一'^´
_,. -=ﾆ二二＼
／二二二,. -─‐弋
/二二<k／ ｀ヽ
. /=二二／ ヽ
| 二二/ `ー‐- -‐一 ',
乂__／ t''tzj ｨtｪｯ i
| i
i (＿人＿) /
乂 ,ｨ
| `ー──┐ ┌一 ´ | じっくりと研究してみますお
_|. l＾^＾^＾ﾄ、 |__
_ro´ ＞‐- : ＿_l l l ',-‐.,r──-､__
/￣￣＼. l l ﾄ ', |. ├､!
. / ' , l ! _〉 !. |__)
ｉ ｉ | o`ｰ-‐ ´ ﾍ乂＿＿ノ-|
i i ﾍ r ⌒ヽ ￣,i､
i i | o l ￣ |
i -─┴- .」 l |
i ＼ ｌ |
. ｉ |¨T=‐、 l ノ
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ヽ
/ ::::─:::::::::::::::─:::::::: ヽ
./ < ● > :::::::: < ● > .l
.| |
..ヽ （＿人＿_） / ……誰？
ヽ､ ｀ ⌒ ´ ／ 僕は紅茶なんて出した覚えはないよ
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
, -──────- ､
／ ＼
／ ＼
／ ＼
/ ´⌒＼,, ;、､､／⌒｀ ヽ
／) // （ ● ） ﾉヽ （ ● ） l
. ／／,.'// ´"''", "''"´ |
, ' ,.' , '/./ （_＿__人_＿__） |
,.' /,.'")' /
/ ' , ' ／
,-, ' , ' 、 ,／ 河本さんが変な顔をしたから対抗しただけですお
／ ! .／ ___ ､ゝｰ イ､,__ はい！じっくりと研究してみますお
／ ヽ ,､-‐ '／´ ￣`ヽ、
ヽ' '､ ＼
＼. ', ヽ
大日本帝国陸軍
石原莞爾
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./ < ⌒ > :::::::: < ⌒ > .l アハハッ妙な男だ
.| | でも才気のある男はそういった面がある
..ヽ （＿人＿_） / 僕はそこを見込んでいるからね
ヽ､ ｀ ー ' ／ それとい板垣君は知っているだろ？
／:::i:＼ﾞ_> √:::／::::::::＼ 彼も君と同じく関東軍に異動になった
. /:::::::::ヽ:::ヽ /::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
ｌ| /
. -─‐- ､ /
, ´ / ＼ /
/ ヽ （●） ＼ /
, （●） ;＿_） ヽ
＼ / ､_ノ | |
＼ | ＼_ノ /
＼ ＼ < /
＼ ` ー r -‐' '、 / おっ板垣閣下もこっちに来るんですかお
＼ ,' ／⌒ぅ ヽ / それはいいお
＼ / ｧ'´￣｀⌒´ /ヽ / あの人と一緒ならなんでもできる気がするお
/ _人＿_ / 丶 /
|/´ ／￣￣￣ 丶
{ ／ 丶 ／
｀T ´ 丶 ／
| 丶 ／
＿＿＿__
＿.....:::´:::::::::::::::::::::::｀::::.....＿__
....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.｀ヽ
／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
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. |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ::::::::::::::::l::::::::| ::::::::::::::::::::ト､
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::ﾊ:|:::::::|:::ﾊ:::::::| _!:::::::::::::::ﾊ| 、
. |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::|‐||、::ﾊ::{ |::::::; {´ |::::::::::::::{ ﾉ ＼
,!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|ィ=ﾘ=､{ミヽ|:::/ !=ﾐ:::::::::::::::::::.、 ＼
/ |::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::杙::::r} ヽ }:/ {:r} !:::::::::::::::::::.＼ ヽ
' |:::::::::::::::{ |::::::::::::::::::::::{ ￣ ヽ ｌ:::::::::::::::::::::::::.＼ }
' |::::::::::::::.ヽ{::::::::::::::::::::::.ヽ. /,'::::.＼:::::::::::{ ＼:.ヽ
;! l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼ , ／.:::::::::::.＼::::::.､ ヽ|
. l:| !::::::::::::::::::::::ﾄ､:::::ト､::::::::::. ヽ ￣ .::::::::::::::::.ヾ､::.ヽ::::.＼ }
|:| l::::::::::::::::::::::{ ヽ:| ヽ:::::::::::::} /.::::::::ﾄ､:::::::::| ＼:}ヽ:::::}ヽ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
. ヾ､ }ﾊ:::::::::::::::::.ヽ ＼ ＼::::::|--‐ '.::ﾄ､::::| ＼::::! ﾉ }::/ j ああそうさ君とコンビを組んでもらいたい
.. /⌒＼｀ '／＼::::::{ﾆ＼}ﾆニﾆミ:.､l＼|::::::::|ヽ{ ヽ| }/ /´ そうすれば必ずや大事をなすことができるはずだ
. '.:i:i:i:i:i:.ヽ >'´￣ヽ:{ ﾉ ｀ヾ:＼ﾊﾙ' ＼ ﾉ / 君たちならできる
... '.:i:i:i:i:i:i:i:i:.X ｀ ヾ:＼ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
大日本帝国陸軍
板垣征四郎
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./. < ● > :::::::: < ● > l
.| | 張学良は見損なったが
..ヽ （＿_人＿） / 僕は人を見る目があるのだからさ
ヽ､ .｀ ー ' ／ 僕は関東軍のみならず陸軍から退くが
／:::::::::|::＼ﾞ_> √!;:::::::＼ ……後のことは頼んだよ
. /:::::::::::::::＼:::ヽ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ 〃:::::::::::i:::::::i
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_...:;;:''"'" ""''''''''':::::......"""''''''"""''''… ,.;:.,..,;:;:;:,.,._, ...,,,...,,,,,,, . ... .. ... . .. .:.. . .. .. . .::.:.....
.,;: _... .,.,;:;:;:,.,.,_ ,,,......,,,,,;:;''" .. .:.. . ::... . :.. . :. .. . :.:.
.....,,,,,;:;'''"'''" ....,,_,,,...;:;::''""''''" .. ... . .. .. . .. . . . . .. .. . . .. .::...
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／⌒＼
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∩ （・∀・ ）＼●／
Y ￣ ||ｙ|| ￣`''φ
Lノ /ニ|| ! ソ >
乂/ﾉ ﾊ ヽー´
`ー-、＿_|
､'´●｀〉
∧＿∧ ∧＿∧-/
／＼ （ ・∀・）／ヽ '´＼ （・∀・/ﾞ)
. （ ●（＞と つ ● ）（ ●（＞と 〈
＼／ .⊂、 ノ ＼ノ ゝ／ (⌒ﾞ ,,ﾉ)
し' ｀ヽ,_,）
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
我々が大日本帝国は東アジアの盟主だと己惚れている間に
世界は先に先にズンズンと進み
もはやどのくらい遅れているのかさっぱり分からなくなってしまった
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/{ ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;;;;;;;;;;;;/
{: :V: : : : ; - ￣￣ ‐- ; : : : : : : : ,;;;;;;〈
'; : : : ／ ＼: : : : : ,;;;;;;;;/
〉: :/ ヽ: : : :;;;;;;;;{
V: : :| 〉: : ;;;;;;;;ﾉ
、｣: : :.| /: : ;;;;;;;;;;7
. ＼: : | l: ;;;;;;;;;;;;;/
. 〉: | '二≧､__ ヽぇ≦二｀ {;;;;__;;;;;;;|
ﾚＹ^爿::f'rv )::〉⌒`〈::f'rv )::}弐;{ ^Y;;;j＿＿＿＿＿
{ ({ ゞー一 l ゞー一′ ﾊ仏ｲ:: :: :: :: :: :: :: :: ::
弋λ 〈 _ ﾑ ﾉ:: ::＼:: :: :: :: :: :: :: ::
∧ 爪:: :: :: :: :＼:: :: :: :: :: :: :: トラック一周遅れ？いいや違うな
／/::λ r‐ ―- 、 ./ | ヽ :: :: :: ::.::＼:: :: :: :: :: :: ならば十周遅れか？それならまだいい
／::./:: / ﾄ､ ￣ー ￣ ﾉ 〉:: :: :: :: ＜:: :: :: ::＿_ もしかしたら百周遅れかもしれないぞ？
／::..::/:: :;' { ﾊ / ／ ム -―‐一 ´￣ { 桁違いを通り越し二桁違いだ
. ／:: :: ::/:: :〈 ヾ_ゝ､_＿ , ⌒ヽく_ r―＜ ﾉ もしもこれが事実であるのなら
:: :: :: ::/:: :: : ＼ ￣ 7 ', ＼ ＼ __ ／ 次の大戦が勃発しこちらにも火の粉が降りかかったら降参するのか？
:: :: ::./:: :: :: :: :: ::マ ー/ } ヽ ＜ ￣ /
:: :: ::｀::ー‐ ::=- :: :＼ｰ{ { ￣￣ ＼ {
:: :: :: :: :: :: :: ／:: :: :: :ヾゝ、 入 ／⌒ヽ、 }
| _ノ ヽlヽ l
| _,,..-''" ヽ |
l .／ i .|
', __ / | r‐､ .l
Y iヽl ｀"''-.､ ,,.-''"´ .|ｲ Y
', ヽ|.Y´￣￣ ヽ__r"￣￣｀Y .ﾘ /
＼__ ヽ.＿＿_ノ . ヽ.＿＿ノ __／
__ _,,..-''ヽ l /:::｀ヽ‐--..,,__
/ ヽ _,,..-‐''/:::::::::::::lヽ. ヽ 丿 ./i:::::::::::::＼::::::::｀''-..,,
_,,..-| l::::::::::::/::::::::::::::::i ヽ ｀''‐----‐''´ / .|::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::: 無論そんなことは許されない
./:::::::::| .|::::::::::/:::::::::::::::::::i ヽ ー / /.i:::::::::::::::::::::::ヽ､:::::::::: 我々心ある陸軍人はそんな考えなど持ちあわせていない
. /::ヽ:::::,' |::::::::/:::::::::::::::::::::::i＼ ヽ.＿＿＿／ / i::::::::::::::::,,.-‐‐"::::::::: 次の大戦に挑める態勢を整え待ちそしてその日を挑む
/::::::::l::/ ヽ:::::ヽ::::::::::::::::::::::::i、＼-‐‐,__r" ./ .i::::::::::／::::::::::::::::::::::: そのためにはまず前線基地である満洲の土地と資源をキープし
/::::::::／ l ヽ:::｀￣７:::::::::::::'.,ヽ､｀''/ .｀Y´ .i::::::::::::｀ヽ、::::::::::::::::: そして豊潤な資源地である北支からの中支を新たに手にいれる
./,..--､ .', l::::::／::::::::::::::::::ヽ. ｀''| l ,'::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::
/ l ＼ ヽ、:::::::::::::::::::::::::ヽ | ', /:::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::
ﾉ､__ ∠＿ ヽヽ ヽ::::::::::::::::::::::::::ヽi ヽ/:::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::
.〈:::::/::::::／ ＿ ',::::::::::::::::::::::::::i ヽ::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::
. }::::l::::/'⌒ヽ､／- .,,.-''" ヽl::::::::::::::::::::::::| ヽ:::::::::::::/:::::::::::::::::::::
/:::/::::', ﾉ |／ ∠..-''"⌒ヽ:::::| ヽ::::::/:::::::::::::::::::::::
:::/::::::::｀''‐イ、 ヽ.＿ ,,..-''´ ／::::::| ヽ/:::::::::::::::::::::::::
..... .. .. . .... ... . . .... .. .. ........ .... .. .. . ... .. .:..... .. .. . ... :.. ..
. ......:.:...:.:. .:. .:. (⌒ ､ . .. .... .. .... . . .. ...:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.... .:.:.:.:.:...... .. .
:.:.:. .... .. .:.:. ⌒ ⌒) .. :. :.:.:.:.. . ... :. .:.:.:.:. . ......:.:.:.:.:. (⌒~;;:::｀ヽ
.. .... .. . (⌒ r' .... .. .:.:.:.:. r ⌒ヽ .:.:.. .. . ,,;;(;;::(;;;;:
:.:.:.. . . (⌒' . . ... :. .:.:.:.: .: .. . (⌒ ⌒) ((''";;:;; ;;;（;;::::
. . .:. ( .. .... .. .:.:.:..: .:.: .:.: (⌒ . . ... .:.:.: 从;;;;::::(
.. ... :. .:.:.:.: .: .... .:.:.:.. ... .. .. . . 从;;(;::::::::: （;;:::
⌒~;:｀ヽ ((;;;(;::( ::::(;;;;;;;;
;;:"） :;;;;ゞ:ヽ.,,､,,_ __ ,.,,.,_ ___,_ __ ,.,_,.,_ __ _,,..,(;;(;:: ;; ;;:从(;;::::(;::::::::::
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:::ww:w:::::);）'/ .､.,.,,､., | (（ WV;;::::;;::
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:iγ" ''" / | |li;;: ;;:!!|
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::il| ,,.,.,/ ,.､.,,,. ,, .,,., .,,., | ノﾉ;;;: ; ;;:illヽ
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"' / | '""'"''
｀｀"''｀~"''''ｰ-‐ｰ-､,､.,,. |
｀⌒´"'^'ｰ-‐､, | ,,.,
´｀"'"''ｰ'ｰ-､,
｀^´｀"''ｰ〜､.、
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日露戦役によって日本は坂の上の雲に到達はしたが
近代は新たにさらなる坂の上に進んだと欧州大戦は教えてくれた
それは遥か彼方ではあるが
なに悲観することはない
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＞
／ ﾉ!
／ , ／ ヾ
/ / /／ ヾミ ､
, / , /./' ｀ヽ
} , i ﾚ'/{/ ∨ / ./
ﾉｲ { !/ ! ,, -‐'' Vγ¨∨/
| ! {' ヽ ﾉ__..ノ´ ﾆﾆ.､,,.-='' } !/ ﾐ !
ﾘ! ﾊト.､__} ゝ { r''弋ｦ } ﾘ } ! }
乂ﾐ､.{ -tッ}=-ﾍ _＿_,,.. ' ｰ'/ ,
‘ -- ┤ 、 ｀¨´,/, /
八 | , ,,.ｧ ） ,' ∨,/ 我が構想が実現できれば大日本帝国はその険しい坂を上っていける
ヽ. ｀¨ __,,.. ィ,.v/' ,′ ∨ そうだ昇らなければならない
, ﾏV孑Y. イ / ,. V 精神と物質を集中し総動員する我々は
ﾊ ｀￣ ／ / }､
∧ ＿ _,,. イ __,,.. -‐''´ }-､
＿__ } ! ,.r''´ ／.:.:.:.:
/ , ﾉ / __,,.. ／.:.:.:.:.:.:.:
__,,..ィ:.:{ |! / ,j__,,..ィ''´:_:_／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
,.:r.'':.:.:.:／:.:.!: i! ／ィ´: :＞.:.''.:´:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.
／:/:.:.:.／:.:.:.:.:ゞ⌒Y: : ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞.:''´.:.:.:.:
:.:.:::.:::.:::.::.::(
:::::.:::.::.::ヽ
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::::::::::::::::ヽ､＿＿-‐ ､
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:::::::::::::::.::.::.:（ ,.-
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:::.. :::.. 大日本帝国は空を目指す :::::::::::::
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（ :::::::::::::::::::.... r'´_,.-‐-、''ｰ、
`‐' ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.. ,ｨ'´''"´ ﾚ'"´
丿:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::..
ヽ___ノ´￣￣｀ｰ､
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／:: : : : : : : : : : : : , ヽ
／::::::: : : : : : : : : :,ｨ / ヽ:ヽ
/:::::::::::::::: : :／ﾉ／ ' l: :ヽ
ｌ:::::::::::::::::/ノ |: : l
l:::::::::::::::/ ", ﾆ=- ､ , -= ､!:/
ヽ::::, -､,l-‐'､ （０),ﾉ~l (０) ）ﾉ
ヽ:l ヽ ' ￣ i ￣ l!
ヽ ゞ ' ' / , -‐'ﾉ）-!⌒l
l::ヽ_,､ ヽﾆ=‐ l／ ,ｨ';;;;/ l, ､
ゝ- |ヽ ‐ ／ ､_／,r｀ / l､ 我が構想を以って天空へ
| ヽ / ´| | / / !
＿, r''´￣￣｀''ヾ''フ‐| | | ' / /l
, -─--＜´￣￣|:::::::::::｀ヾ､￣二ﾆ>｀‐-| | | ' l
／;;;;;;;;;;;;;::::::::::｀ヽ､::::ゝ───ｫ｀ｰ-､/: : l |. | ﾉ_
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::＜´:::::::::::::|: : : 〉 | | ／::::ヽ
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l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::::::::,r'／;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ヽ | /! : : ノ::::::::::/::::::::|
,,;::'" ;,:;
'";. ,;: :;, , :; ;:'; ;
,;' ;: .; ;:;'";:, ,;:' ;: :
;':,.,;; ;:' ,;:,;' /⌒i .:' .:'
,;:' ; ,:;' ィ ,;:', / ﾊ ;'. .; ; ;.
,;: '／./ ,;: .:; ./i / } ;,,.::..; :,
／ / i,:; ,:;. '/ ! / ﾘ ;:.. ;:; ,.:'.,.:;'
／ゝ-' / ./ / ゝ' { / ,;:...:::;:;'',.,.;:;'
,;:''':.,,/''":,. ,' / ,:;.., ,;:;'"_
,.:; /;:;, , !' { , .:;:' / ﾄ､
'";/ ; ;:. | | ,:;'" ,.:; { 人_i
{.:;'" .;' ｜ ,' .;:::::., i/ } ,;
／}＼ ｜ ,.;::; :;;;..:;;,:} / ,: 天空へ続く坂を
＼ ＼ | ,..::;;;';{ ,;: ':;;'/ :./ i´＼,.;.:
｀ヽ ＼ ｀!.;:'' ∧_;:'___／ / ;.ヽ / ｀ヽ
} Ⅵ / ;' ／ / ,;:'":;,/ /,
--へ_ |i ／ ／ ./--一 ;:; i ,
';:,.,,;:｀丶__ ＿_／ _;.; ＿! ;
;,..::., '':i￣＼ ／/ -― ／ ;:;'" ;'
ﾞ':;..,,:;/ ＼ ﾞ:;.,,. ＿_／ .:;' ,:; ,:;'" ,:;' ,
／ ヾ:,,,.:／ ,,.::''" ,;:;'" ,.:; ;;
/ ／:.,.:.,,, ,,.: ,:;:'
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!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;:.:.ｒ'''ﾌ´ノ′ : /:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::}
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ヽ､::::! '`V!:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::ﾉ
`{::! ﾆ、 : : :!;;:.:.:;ｒ'´ヽ:::::::::::::::ﾉ,
^ |,___ , . ,＿_二＿ `: : :''´!:./ｒ': : :!:::::::::::/´
ゝ-‐ー､,__'_Y;; ;;;ｒてﾃ;;`i,-‐'''"´` ）ｙ /::::::::ノ,
!;;;;ゝﾆ',/ ヽ,; ;;`ー';;ノ : : : : :/' /::::::,フ''
`ヽ,-‐' ! ￣￣~ : : : : :､_/::::::::)` 坂の上の雲へ向かう
! ,' _ : : : : | /''::::/
ヽ ` , : : : : / `i'
`i ＿_,,,...='′ : : : : :/: : : : :!,ー-､
`i ｀~￣ : : : ／: : : : : :!, ノ,ー-､__
ヽ - : :／ : : : ,ｒ‐'''´/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;￣ー- ､
,,ゝ､ ＿ ,／ ,-‐'''"´ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;￣｀ ー-
,,,ｒ‐'''"´,;;;ト､二!￣ 二,イ´ ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,ィ"´;;;;;;;;/;;;;;;;;;;ヽ、 `, ／_,,,! _,,,,,ィ‐‐=,=='ー-､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
大日本帝国陸軍
永田鉄山
次回 第九話
『昭和陸軍、始動』
（永田鉄山・石原莞爾）
.
ではさようなら
この段階で軍部止められなかったのは致命的だったかもな
ほんと軍の制御はむつかしい
身内の不祥事は隠せと言う事かな？
ここら辺の思考がよく理解できない
相沢は彼かな？
明治憲法の下では統制が効かずバラバラになるのは必然だった
元老がいなくなるまでに憲法を改正してその欠陥を是正すべきだと
”あの”近衛文麿ですら言及してたのに
不磨の大典とかほざいて憲法を神聖視し
護憲運動に走った連中によって、その機会は永遠に葬り去られた
今にも通じる話だが憲法も所詮は人の作った物なんだから
憲法は天から与えられた物で絶対不可侵で変えちゃいけないという無意識を日本人はいい加減どうにかした方がいいのでは？
>>772
＞秘密命令書はみょうちきりんな日本式漢文で
唐や宋の漢文なら日本式漢文の慣れで大体読めるけど、明や清は別世界
当時の中国人でも知識人とは筆談で会話出来たようだけど、そりゃばれるわ
>>787
＞瀬山陽の日本外史を貰っており
頼山陽（らい・さんよう）
名字が頼兼だったのを中国姓風に名乗った
しかし、検索して見たら結構この誤表記あるのね
そこには憲法とその中の条文の1つである
「統帥権」が関連してくるから憲法に触れるのは、仕方ないね（レ）
そういやこの後中東路事件が起きるね
蒋桂戦争のどったんばったんぶりにも触れてほしいところ
みなさまアッー！
ヨロシクンゴニキー！
31 名無しさん＠封鎖中＠無断転載厳禁(hV0DpQc2.jQ) sage 2017/07/30(日) 20:54:03.90 ID:HDXh8oYk0
やる夫達で学ぶ日中戦争 その3
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1494111813/
前半のクライマックス、張作霖爆殺後の処理失敗で田中しんのすけ首相が辞職のピンチーっす
55 名無しさん＠封鎖中＠無断転載厳禁(hV0DpQc2.jQ) sage 2017/07/30(日) 20:56:00.18 ID:HDXh8oYk0
>>39
作者は当該スレで連投中ですしおすし
普通に更新を楽しみにしてた身としては布教せざるを得ない
121 名無しさん＠封鎖中＠無断転載厳禁(hV0DpQc2.jQ) sage 2017/07/30(日) 21:01:13.42 ID:HDXh8oYk0
>>115
2chにいたころからの常連（笑）なんだけどな
やはり内閣不一致による総辞職が明治憲法の傷だったんだなあと、軍部と議会との板挟みの末に陛下に嘘をつくまで至った田中、哀れ過ぎる
むしろどっちにもいい顔しようとして
よりによって天皇に嘘をつくという
一番やってはいけないことをしてしまっただけのような…
上位者に噓をつくという行為が許される訳がないな。
まぁ今でも「組織存続のためなら嘘をついてもいい」という考えが
横行してるから、まったく人間というのは学ばないものだよ。
戦後の個人主義の体現者じゃないか
民進党、マスコミの影響力、55年体制の維持の為とも言えるけど
これはやっぱ当事者じゃない人間の感想なのかな
秦郁彦評価じゃないけど、若輩の天皇なら嘘ついていも構わんだろうという魂胆は見え見え
昭和天皇が嫌いなやつには「田中の嘘を糾弾した裕仁の器が小さい」とかあったけど、こんなことを許していたら天皇の権威が完全になくなるわ
下の人間に納得させることができないと
その職場は崩壊する。
「ルールを守らくていい」なら
突撃命令を拒否してもいいし
民間人を虐殺してもいいし
物資を横領してもいいし
女を強姦してもいいし
天皇はじめ政治家たちを殺してもいいんだから。
全くもってその通り
ルールが崩壊し秩序が失われるのなら
武力を持っている方が強くなるのは当然
よって憲法や法秩序が有名無実化すれば
力関係が、軍部＞政府になるのは必然だった
現代でも不祥事起こした企業や役所が、メンツのためにばればれな言い訳をかましてドツボにはまる事例は山ほどある。
人間という生き物にはよくある行動パターンだな。
T◯SIBA「現代でそんな組織ある訳ないだろ！」
菅直○「本当のことを言ったらどうなるかわかってるよな？」
田中義一…細かい事はいいんだよ
昭和天皇…曲がった事が大嫌い
こういう性格だからそもそもこの二人はウマが合わなかったんですよね…
田中にしてみれば『陛下わたしの苦しい立場も察してください』という思いだったのだろうが…
どうせなら昭和天皇を叱った勢いで白川陸相と参謀総長も呼び出して『捜査のやり直し』『首謀者の厳罰』を命じりゃ良かったものを…
結局田中一人を叱って破滅させただけでそれ以外は一切せず放置したのだから田中もさることながら昭和天皇も大きな罪を犯したと思う。
『ですがもしこの事を公表した上で河本を厳罰にしたら国際的信用の低下、軍部と政治の混乱を招きます』
『よってここは誠に不本意ですが関東軍の関与は無かったと発表した上で河本を軍から追放します』
と報告していたら昭和天皇はどういう反応を示しただろうか？
日露戦争前にもシベリア鉄道の輸送力を元老に過小に報告して
日露開戦に持ち込んだからな
だから開戦後日本は常に予測の1.5倍のロシア軍と戦うハメになってる
いくら勝ったからといっても田中はこの時銃殺しておくべきだった
そこまでなんでもかんでも天皇が采配をしてしまうのも議会政治の否定になってしまうし、なんだかねえ
乙乙
それくらい天皇が厳しい態度で臨んでいればこの後の軍部の暴走も抑えられたかもしれないのに単に田中一人を罵倒するだけで終わらせたのだからそりゃ罪深い
でもそれ以上に西園寺の忠告も聞かずに昭和天皇に田中を罵倒させて結果的に内閣と天皇の権威を吹っ飛ばした宮中の連中はもっと罪深いだろ常識的に考えて
シベリア鉄道は単線だから
輸送を終えた貨物が帰っていく間は輸送がストップすると報告したんだっけ
実際は輸送してきた貨物は戻さずバラして資材にしてたから
ピストン輸送できたんだと
あと戦時中にバイカル湖方面の迂回路線まで敷設してさらに効率アップ
兵に楽天的な中立指示をして死人を出し、結果として問題を拡大させる悪癖があるので
これよりましなのが引き継ぎしてれば長州閥ももう少し反発を抑えられたかもな
どうすりゃ良かったのかなぁ
いっそのことスターリンばりに殺ってしまえばよかったんだろうか…ダメだろうなぁ
「革命」と供述したら反乱罪だからはんで押したように「軍縮への私怨」が動機ということ
になっちゃってるけど
ルールを守れと言われてもルールを破るその様は
なんだかシナ人や朝鮮人によく似ているな。
日英同盟がなくなって欧米に背を向けて
大陸重視（大アジア主義）にしたのが昭和陸軍だもん
進出して支配しようとしたら逆に取り込まれて、支那人的になる
モンゴル人や満州人と同じですがな
どうしたの突然？
発作かなにか？
明治陸軍と昭和陸軍を比べてみたほうがいいよ
その違いに驚くから
少なくとも内閣の長である田中が「犯人は厳罰、情報は公開」と報告している以上白川陸相の報告はそれに反しているのだから
普通ならその時点で白川陸相に対して怒るか「総理の方針と違うじゃないか」と問い質すべきなのにスルーするとはあまりにも不自然
なんか最初から昭和天皇と牧野、鈴木たちは田中を叱責して総辞職させる事を狙っていた様な気がする…
内的要因もあると思う
日本人を理想化し過ぎ。横柄な日本人だってそりゃいるさ
旧軍は徴兵軍で即ち平時は一般市民で
そんな普通の人間が組織的かつ日中戦争から急に虐殺行為なんてするかよ
あったとしても点数稼ぎたい将校に命令された散発的なもので
つまりは戦争によくありがちな小事件だろうよ
呟いてドヤってる痛い方がいますね…
動機がなくても犯罪は起きるぞ
あと日本政府の見解をよく見るんだ
存在を認める＝中共の見解を指示ではない
当時まだ27歳だから
そこまで求めるのは酷な気がする。
それと、本人も試行錯誤を試みて
中途半端な結果になってるんじゃないかな。
中共に日本からタカるネタを与えた時点で負けですわ
実際蒋介石と講話しとけば、南京程度
賠償して終わり、閉廷！だったろうなあ
ならなおのこと牧野内大臣や鈴木侍従長が若い昭和天皇を守らなければいけない
でもこの方々がやった事はと言えば昭和天皇を嗾けた上に西園寺の忠告を黙殺した
これでは君側の奸と呼ばれても仕方がない
タカる余地などもう微塵もなくマスコミと日教組の嘘に騙されなければ何の問題も存在していない
物理的な事件の存否は日本軍にアリバイが無いことぐらいしか立証されてないので
わざわざこちらから悪魔の証明に乗ってやるべきではない
どんな気持ちで見てたんだろうな
昭和天皇に頼まれて上海で停戦とかしてるんだな。有能やん
裏切らない
自分の命や立場を犠牲にするのは凄いよね
でもその忠義は張作霖爆殺の時に示せと…
後世から見ると思っちゃう
しかも田中退陣の翌年の6月にはなんと予備役に編入させられていた河本の現役復帰を恩給受給権得るまでの期限付きとはいえ認めています
これではあまりにも田中義一が可哀想すぎます…大体昭和天皇の耳にも田中の苦しい立場や軍部の隠蔽工作は届いているはず
賢い君主ならここで隠ぺいを主導している軍部を叱責するかあえて田中のウソを聞き入れた上で後日政府や軍の首脳陣を集めて
『私は事件の真相を全て知っている』『今回だけは見逃すがこの次は絶対に無い』という内容の訓示をするだろ…
陛下を諌めなかった鈴木も軽率かな
天皇は大まかな方針の希望を伝えることは出来ても
実務に直接干渉することは出来ませんがな（田中を叱責した後、西園寺に立憲君主としての振る舞いを指導されてるし）
国家崩壊レベルの非常時じゃなけりゃね（二・二六事件や終戦間際）
暗号で停戦交渉を進めまとめてるなら難易度が高いかつ有意義と手放しでいえる。
しかし小林センセとか見ていたら今どき大アジア主義唱えて反米思想を説く人もいるんだなー
「攘夷」の流れをキッチリ断ち切って開国に転じてるし
日露戦争時は
「無賠償和平反対」の流れをキッチリ封殺して講和してる。
政治家層全般の力量不足としか言いようがない。
従っておらず新政府はそれを継承したと見るべきだろう。孝明天皇が都合よくしまっちゃわれたか
どうかはさておき
日露戦争は仲介役が太平洋へ干渉可能な米国で、些か疑わしい所があるもののまだロシアの方が
中華民国よりも講和条約を履行しうる可能性があった
外務省内でも孤立して左遷寸前だった吉田を義父の牧野の頼みで抜擢したのが他ならぬ田中義一
そして政務次官の森格と一緒に吉田は田中内閣の外交政策、特に満蒙政策をリードしていた…なお吉田は爆殺を肯定した上に事実の隠蔽も肯定した
自分の娘婿が事件の元凶一つなのにその事を棚に上げた上に娘婿を失脚から救ってくれた恩人を破滅させるなんて人としてどうよのレベル
ある意味健全といえるかも
確かイギリスのロイド・ジョージ首相も「トップに友情は存在しない」と言ってたし
国の大事に情を差し挟むなんてそれこそ間違いなんでしょ
昭和天皇に叱責させて内閣ぶっ潰す事の何処が健全なんだ？
少なくとも牧野は田中に奏上の前にハッキリと陛下のご意向を伝えるべきだったな…そうすりゃ田中にだってほかに取る手があってダメージも最小限で抑えられた
それ以前に牧野や鈴木の前後の動きなんかを見ていると完全に田中内閣の倒閣を企んでいた上にそんな倒閣計画に昭和天皇自身が加担したと見ても文句は言えない
どちらにせよこの時『田中だけ』叱責をした事が後世にとんでもない禍根を残している事を考えると牧野と鈴木による天皇の政治利用の罪はとんでもないと思う
その後、強引に自分の考えを主張する
尚且つ陛下ですらこの状況を是正できないんなら誰が総理やっても無駄
東條が戦時中に総理だの陸軍大臣だの参謀総長だの兼任しまくっても
権限が足りないって言ってたのはそういうこと
つまりは根本たるシステムである憲法の欠陥
欠陥と言うが、あれで中々上手く行ったから明治を乗り切れたんじゃないの？
独裁だったら上手く行ったの？明治以降であそこまで行けたの？
比較なしに評価はできないよ。
明治の頃は維新の元勲
いわゆる元老が国務と統帥の両方を取り仕切っていており
尚且つ首脳部の国家目標が統一されていたために
欠陥が露わにならなかっただけだ
それに俺は独裁しろだなんて一言も言ってないぞ
ただ国務の最高責任者が軍部に掛ける首輪が必要だったとは思う
具体的には統帥部の最高責任者の人事権と有事の指揮権だな
が明治システムの欠陥だろうかね
世襲君主にそこまで求めてる時点で国家システムに欠陥があるよね
明治憲法を初めとした国家システムに対する地道な改良を怠って不磨の大典にしてしまった事が国を誤らせた
誰を説得すれば改憲出来るのだろう？
これ出来るのはそれこそ伊藤くらいかなあ
軍がゴネれば組閣できないからな
えー！失敗の一事を以て政治制度の欠陥というなら、政治主導でスターリンとヒトラーが統帥介入して大失敗しているのは欠陥じゃないの？
だいたい日本だってデモクラシー機運が高まっていた頃は政治が統帥を左右していたじゃない？
その反動もあってあなったんだから。
文民は口出しするんじゃないといいつつ門外漢の政治に口を出してきてるんだからな
それにマスコミが相乗りして軍の批判をする。外務省の指示に従って出された命令を遵守してる
だけなのに軍に批判が集まる、無駄に死人が出る、民間人が害されてるのに何もできない
それが何度も続けば内地で絵空事の交渉をしてる高官以外が二心を持つようにもなるよ
>えー！失敗の一事を以て政治制度の欠陥というなら、政治主導でスターリンとヒトラーが統帥介入して大失敗しているのは欠陥じゃないの？
そりゃシステムの欠陥じゃなくてヒトラーとスターリンの個人的資質の問題でしょ
しかもドイツもソ連も民主主義下での統帥じゃないじゃん
>だいたい日本だってデモクラシー機運が高まっていた頃は政治が統帥を左右していたじゃない？
まだその頃は山縣も生きてたし、死んでからも長州閥がしばらくは力を持ってたから
統帥権の独立とかいった戯言が通用しなかっただけだ
国内でクーデター起こしていいのか
そういう時代なのか…
最近まで、旧軍＝絶対悪
と言われてた反動でしょ
時代背景や資料の再検証を経て
突然暴走し始めたんじゃなくて、それなりのロジックがあってこうなった
と思想バイアスが掛かってない説明がされてから擁護の声がちらほら出始めた
ただ100％擁護してる声は、そこまで多くないと思うよ
特に統帥権の独立を振りかざし、軍刀をカチャつかして政治介入を行ったのなんて絶対に許されることじゃない
政治をやりたいんなら軍服脱いでからやれってな
ひたすら悪の象徴扱いしたのが良くなかったってことなんじゃね？
実際誰がやろうと回避不可能なんだとしたら歴史の必然として受け入れるしかないわけだし
歴史知識が重要なのは当然だが、各所におけるマナーも同様に大事だ
知識だけでは片手落ちどころか害悪に過ぎない
その議論をやると最終的には『天皇の責任』が避けて通れなくなる
ぶっちゃけ戦前の日本で唯一無二の絶対権力者だったのは天皇陛下だった事実は揺るがない
その天皇陛下が軍の暴走を止めるために具体的な行動を起こさなかった事が余計に事態を悪化させた事も事実
そういった問題に触れることがタブー視されていたからひたすら『すべて軍が悪い』という風潮になった
「次スレが立つまで書き込みを停止しろ」
婉曲せずに↑みたいにはっきり書いたほうがいい気がした。
章が改まるので次だけタイトルを変えました
やる夫達で学ぶ昭和陸軍 （日中戦争その4）
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1502970133/
まあ、そっちのスレタイのが正しい気がするｗ
スレタイ変えるんだ…まぁまだ始まらないか
要望があるにしても不満点って言い方はないだろう
お客様や読者様じゃないんだからさ
東アジアシミュレーションゲームでないかね。
まぁ政治的にヤバそうなのはわかるけどさぁ。
なんなら登場人物女体化で全然かまわないからさぁ。
リアルに作ればクレームもじゃんじゃん来るしな
戦闘で勝っても勝っても「あなたの国は戦争に負けました」となるゲームがしたいのか？
実際、paradoxのVictoriaとかそんな感じやんけ（震え声
正しい教育効果が見込めるやんけｗ