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┃｜ やる夫が大海皇子になるそうです。 ｜┃
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イv7V抓ｬｨvｿｨ
小': : : : : : : : : : : : 小j
ﾑｲ: : : : : : : : : : : : : : : : :ﾙ, -─-
ﾊ{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾚ, , ｨ爪(（/／∠ﾆ=ｰ
,_,ｨメイ'≠=ｨ,_ 圦: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 〉 .{ Y 7¨ヽ¨¨｀ヾﾆ=ｰﾐ
,ｨK!ﾘ彡'ｰ'ﾍノ彡'ﾍ､ 斗: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ｿ, . !/ j ﾉ ミﾆ=ﾐ
､k'゛ﾞ'´ ,__`ヾ､メゝ ㍉: : : : : :ﾙﾊ从: : : : : : : :: : : : :ｨ 〈ｰtｧY ｰｪﾃ｀ }ミ=㍉
i;!_ , ､,ｨﾁォ ﾞﾐﾒ'ﾍ ﾐ: : : : ｨ 仁ミヽ乂ｿ≦圦从ｿ:::7 / |ﾚﾍ ミ
ﾄﾃｶ ^¨´ ﾐk)ﾞ}. -=ﾆ三三三ﾆ=ミヽ寸込::{ rtｪ込 ﾑｨtﾃｧ' 小::ｱ （ ` ﾉ ﾘ .)）ﾘ
`!´ ､' ． ﾐﾄ. イ＞''´￣￣｀㍉ー-ミ==弋寸 ￣´ | ｀ヾ /ﾉイ | -ﾆﾆﾆ=ｰ j r爪{(
ヽ. r-ー-' ､┴/ -一く 寸ﾆﾊ. 〈 |〉 ﾑﾁ ﾊ ￣ ／ { l 小
ヽ. ,;ll;!､. ,ｨ' |:.:.:.:.:.:..-──- ｲ ⌒ヽ. ﾏ::ﾑ __´___. /ﾙ ｲｨﾑ ／ 从乂
＞ｰﾞﾞ' ﾊ:..≦ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| V ∧小 〈辷=Y /| ﾘf=≧=≦====T )ｿ
／.:.:.:.`､. ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾘ (⌒'Vイ .}ﾆﾆ＼ ￣ /: |, .|( lYl ) し'⌒)|廴
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_,ｨ‐'´ 〈／!:.:| ,':.:.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ⌒ V |込ﾆﾆ{ﾆﾆﾆﾆﾆY Vﾑﾆ＼ﾆﾆ＞( つ （::） r:::::） ＜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.//
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i ﾞｉ | ./.:.:.:.ｌ:.:.:./.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{ ､ Y ｲ..ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼==| |ﾆﾆ寸ﾆﾆﾆ...ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ//||ﾆﾆﾆﾆﾆ{ {
注意：
このスレはフィクションです。
というか過去の人物に喋らせてる時点で嘘やがな
学ばないで下さい
どのみち教科書にも載ってるからネタバレも何もないが先のこと喋ると周りがどう思うか
そこの所は落ち着いて考えてください
次スレ誘導より大事な書き込みは存在しないんやでや。
＿_ _____ ＿_____
長いよ ,´ _,, '-´￣￣｀-ゝ 、_ イ、
o 'r ´ ヽ、ﾝ、
＼ ,'＝=─- -─=＝', i
＼ i ｲ iゝ、ｲ人レ／_ルヽｲ i |
＼ ﾚﾘｲi (ﾋ_] ﾋ_ﾝ ).| .|、i .||
＼ _ !Y!"" ,＿__, "" 「 !ﾉ i |
`と｢ ｀⌒＼L.',. L」 ﾉ| .|
| . | ||ヽ、 ,ｲ| ||ｲ| /
l レ ル｀ ー--─ ´ルﾚ ﾚ´
| V／ / | ,ｲﾒ'". ヽ
￣￣/:| / | l | ∨
【 ガヤ：ゆっくり霊夢 】 / | ﾊ＿j l|ﾍ ∨
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,..ｨ::´:::::::ノ::::::::;;;-､:::::::＼
ﾄｫ-xz::-=x-=＋=-ミ､:::::::ヽ
ﾒｨ彡:::::::／､ ヾ¨｀::;ｿ
｀ヾ::::::r'' __ヽ ／ ';::::::}
ﾉ:::r';:::| くｔj ヾ,, i´ｨfj''ヾr''
/::::::{ 6ﾄ! /// { ｀¨´.,′
,..イ::::::::::|:ｰ', ,,,,... / ////
／:::::::::::::::::::|:::::i ､ー- ;;,, ／ 役職が変わりました。
/:::::::::::::::::::::::::{:::::| ヽ ヽ _ｿ /!
／ / ￣￣￣ ｀ヽ::::::! ＞. ,川.,ｲ:::!
/ -- ､ 、 ';:::::〉､ {::::::::!:::|
{ , ＼. ', }::::! ヽ..__ ,ゝ-;:|:::乂
| | } ＼ ',. |:::::} }:ﾄ:::::::ヽｰ- ､
r'' ´ ￣￣￣ ｀''ｰ- ､ j::::::| /::; ）:::::::） ﾊ
| 世界史解説！ ヽ:::::j_,,. -､. {::::'ｲ::::／ , }
| (´__,,. -､ ヽ 乂:::::（ / ;
| ,ｨ´ ￣￣￣￣ ｀ヽ ゞ.___,.-､ ＼ ＼ヽ:::::', / i 【 世界史解説：ロン毛 】
.!/.! ,イ二ﾆ=ミ､ } ＼/::::, -｀ .､ ', V:::::ﾉ / .|
V ヾ! ／ {￣｀''ｰ ∨ ! i!
.｡-=＝:¨:￣¨＞｡.
.｡-:＝:￣:￣:￣:¨＞｡: ヽ
／: : : : : : : : : : :＞!.
.:' : : : : : : : :__: : : : : ＞｡.
/: : : : : : : :_:.=-‐ "¨､v垈℡‐ ､ : : : : : :`ｰ､
,': : : : γ⌒ -≠-.苛ﾉ __,,x : : : : :ﾉ
{:.:.:.:.:.:.{ r' . ' {ﾃ,¨ﾘ.:.:.:／
‘.:.:.:.:小、-､ :'__ ） ｆ.:／
ヽ:::_| `┐ ,'´ _,.,.,.,.,.,.,.f´ l´
,′ ! i :f紗芦芦沁. ,′ 神話学は世界史の範疇だからな。
ｘﾍ.､ ! ~ 〃ミト､
,矣圭心.＞｡.. ┌ ｌ ―― Χ
.｡:≦圭圭圭圭℡｡. ＞．. l | ――‐ ’ 【 口先案内人：宗像伝奇 】
.｡:升圭圭圭圭圭圭沁.ミ＞｡. ｀¨. 弋 !――‐ ｌ
圭圭圭圭圭圭圭圭圭:.＼`ト℡ｭ｡.{_.ｘ ｋ―‐ ｌ
NヽN｀ ｀ﾞ､
.、Nヾミ i
ヾミﾐ､ _,.ｨｲ八、 !
ー-=ﾆ ＿,..､_'"'ノ,."-'ニ'ヾ､.＿ l_ 最近トンデモ言ってないなぁ。
{F|! ￣ ﾞiニ{'´ ￣ﾞ!r'-r,^､i
l;jﾞ､_ ﾉ ヽ)、 ﾉ' ゝ:'/
｀! ￣ヽ ' ￣~´u ,'.,ｨ'
i.u _＿_ ,' | 【 トンデモ：キバヤシ 】
ヽ､ ´ -- ｀` .／ ﾄ、
,..-i;:ヽ、 ,. '´ ／ ヽ､_
_,.イ´ j ￣￣ ／ ,i､ﾞト-､
/ / / ＼
/{ _／ / ,′
乂___ ｉ{ |
／ 八 { { :{ } }
_____／ ／ / ＼ ＼ ____Χ{ヽ ＼ / 八
＼___／ ／ /＾＼￣￣ ､ ＼ ＼ ＼{ ＼_
／ ／| .: _Zｱ竺ミx ＼___.＞ ＼＼____＼ {｀¨¨¨⌒
⌒¨¨´ﾉ | | 八 {ｈ:.:.:.:.} Xア竺ミx ＼_
_／ 人 | 乂_)ノ {h.:.:.:} V}7⌒¨´ ＼
⌒＼___／＼ ＼ 乂)ノノ / /＼_______＞
} ＼__.＞ ' / /＼ {
_ノ ／ ＼ r_， ／ { ＼〉 最初はトンデモのつもりがない
⌒¨フﾞ ／ ＼ .. ＜ ＼ ＼. 話って多いんです。
⌒¨¨¨´) r‐|｀ .._ （＼ ｛＼ {＼__＼
⌒¨¨／ ＾＼__ __＿＼＼ 〉 ＼〉
_,.. -‐ '''ﾞ＾ //冂＼〈⌒ `､‐- .._ 【 史学史系解説：五井蘭州 】
/＼ // :|0| 〈⌒ `､ 、
;: : : :＼ /´⌒う （⌒に)⌒ 〈⌒ ﾟ｡ ／:
l: : : : : : ＼ / ⌒Z¨´ﾊ＼: :└{ ｡ ／: : :}
＿_ _____ ＿_____
,´ _,, '-´￣￣｀-ゝ 、_ イ、
'r ´ ヽ、ﾝ、
,'＝=─- -─=＝', i
i ｲ iゝ、ｲ人レ／_ルヽｲ i |
ﾚﾘｲi rr=-, r=;ｧ .| .|、i .|| このスレもトンデモみたいなもんやし。
!Y! ￣ ￣ 「 !ﾉ i |
L.',. 'ｰ=-' L」 ﾉ| .|
| ||ヽ、 ,ｲ| ||ｲ| /
レ ル｀ ー--─ ´ルﾚ ﾚ
01 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1423989904/
02 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1432468997/
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04 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1441897741/
.
乙
西洋オンリーじゃなくて、世界史全般担当なのか。
まぁ、解説キャラ増やすのも大変だろうしね。
なんでも知ってる父さんの息子もだいたいなんでも知ってるのを私も知ってる
そういえばロン毛はいるけどパンチはいないんだよな
まあ、パンチの日本侵食または逆に魔改造されるのが重大な問題になりそうだから解説役はできないか
＞トンデモ
ハイヌウェレ神話とその分布のところでキバヤシが来ると思ってたんだけどな〜
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1423989904/001
と
>>1
を比較して相違を述べよ（10点）
女性キャラ大集合でハーレムな>>1をと思ったが
今までに登場した女性の半分以上はとても怖そう（小並感）
やはり汗臭い漢の方が安心だ
ビッテン
秦氏にもきっと殺伐としたエピソードがあるに違いないんだ
遥か未来の子孫が蛮族として名を馳せることになるような、そんな危険な遺伝子が潜んでいるに違いないんだ
あれにしてもやられた側の方が悪かったからなあ
男と女で別の教育を施すのはよくあるのではないかと孝徳姉弟を見て再び思った。
今のところ主人公とその従者たちもまあ癒しかと
イカ娘が変化したり未来の最凶お嫁さんが出現したりと穏やかではなくなりつつあるが
蛮族というか、もっと違う危険な遺伝子が潜んでる気がするね。
平均寿命30歳（推定）の時代は
平均寿命80歳の時代から見りゃ
トンデモで当然なんやで。
「とりあえず殺す」「とりあえず犯す」「とりあえず奪う」が
合理的な時代や。
明日自分が生きているとはわからないんやから。
秦氏の子孫っていうと
服部半蔵とか長宗我部さん？
最初は祭る気はなかったんだーよ
水銀を加工して赤色を出す、そういう民族は縄文の土着だと思っていたんだーよ
技術レベルがおかしいってことで話を聞いたら、どう考えても秦氏より早く着いていた同族だって分かったんで慌てたんだーよ
んで、祭る代わりに、そいつらの先祖も自分も近いからっていって（神の）系図すら奪ったんだーよ
だから、秦氏なのに日本の神の子孫だとかそんな変な話になっているんだーよ
対馬で半島と貿易してた奴と、九州南端で琉球と貿易してた奴が秦氏の子孫だね。
後者は兎も角、前者は今までの流れを考えると因果なものだなって感じね。
第二次だの現近代だので歴史知ってる人が現れるのは理解できるが
日本古代史も詳しい人結構おるんやね
ロマンだけで歴史語るとそれこそトンデモに流れるけど
まぁここの住民はその辺しっかり区別つけて楽しんでるからあんまり言い立てるのも野暮ってもんか
語る前にちょいと鑑みてくれるとありがたいのぜ
「へーそういうところにも〇〇が出てきているのか」と知ることができるから楽しみ
真面目な者や正直者が損をする時代・社会の話は心が荒む
その上、額田王が退場しそうな雰囲気
メトロン秦氏しか癒し要因がいなくなってしまう
必ずどこかに差別や逆差別が存在する
先進国なんて大抵が現地の多数派民族、宗派で健常者で真面目に進学・就職してる青年・壮年の男性が1番損をするようになってる
まあ、真面目で正直だと生きてもいけない古代殺伐社会よりはマシだが
額田王はそんなすぐには退場しないんじゃないかな
前回か前々回の万葉集絡みのエピからして歌人として有名になるっぽいしいくらなんでも亡くなるには早いだろう
なんだかんだ言って、古代に比べると「正直者が馬鹿を見る」のは確実に減ってきてるんだよな
経験と年齢が重視される古代社会の様子を見てると歌もまたそうであるって感じがあるんだよな
となると大歌人額田王はやっぱりまだすぐには死なないよなあ
【 訂正 】
前スレ>>756
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前スレ>>759
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｀ヽノ::::::::::ハ ー―‐''´∠:;__;:ノ:::::::::::::::::ﾊ ./''‐┴‐-- ノ α、 ヽ/ ' ・
ノソ:::::::::::（:ヽ｀ヽ＿_ノ , ＿_ /／/／/ i:::::::::::::::::::;'::::::｀ヽ
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):::::::, '"´｀ゝ,〆 ｀―ミ「7ｰ「7´彡ゝ￣￣｀ゝ''"´´´｀ヽ:::::::::::ノ 大和朝廷
'､::::/.:.:.:.:.:.:.:.:.―-:.:.:.:.:.:. 〃.:.:.:-―.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ::（ （´Д｀ ） はい君農耕神だからねー。
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/i::::'ｧ´⌒ヽ::::::: /i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:..:.:.:.:）:::', /´ ⌒ヽ、. 開拓した土地の恵みは
/.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.= =i l i i= =.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:./',::ノ ＿ | 1 へ、＼ 君の恵みだよ―。
/.:.:.::.:.／.::.:.:.:.:V ､'､,＿_. ノ,.:.:V.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,;ヽ:.:.:.:.:.:.::.:ノ ﾉ:i. 〈 ,々ヽ | | / /
前スレ>>781
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ﾞ´ﾏ2) ﾞ} ''丁 __,_ _iﾞ"ﾉﾞ ゝ ト-､ _γァ i'"ﾞﾞｿ"_i"~
Tノ" ,-' ゝ,-'" .V" ⑥ .,-'①ﾞ ﾞ" ﾟ ②
.i ,､ ／ ﾞ" ﾟ ｡
神社 場所 管理氏族 神郡
────────────────────────────
① 伊勢神宮 三重県伊勢市 度会氏 度会郡・多気郡
② 安房坐神社 千葉県館山市 忌部氏 安房郡
③ 香取神宮 千葉県香取市 （不詳） 香取郡
④ 鹿島神宮 茨城県鹿嶋市 中臣氏 鹿島郡
⑤ 熊野坐神社 島根県松江市 出雲氏 意宇郡 （出雲大社兼）
⑥ 日前国懸神宮 和歌山県和歌山市 紀氏 名草郡
⑦ 宗像神社 福岡県宗像市 宗像氏 宗像郡
￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
前スレ>>759-763の間
000 名前： ◆fA57N8BQ2A[sage] 投稿日：2015/10/11(日) 00:00:00 ID:N5uy..a.0
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
日本書紀、景行天皇の代：
筑紫の女豪族、神夏磯媛(かむなつそひめ 若八幡宮の祭神)が磯津山の榊を取り、
上の枝に八握剣、中段の枝に八咫鏡、下の枝には八尺瓊を掛けて帰順し、
近隣豪族を討ち果たした。
日本書紀、仲哀天皇、神功皇后の代：
岡（福岡県遠賀川河口）の豪族、熊鰐熊鰐（くまわに）が五百枝の榊を取り、
上の枝には白銅鏡、中の枝に十握剣、下の枝には八坂瓊をかけて帰順。
伊覩（福岡県糸島郡）の豪族、五十迹手（いとて）が同じく五百枝の榊を取り、
上の枝に八尺瓊、中の枝に白銅鏡、下の枝には十握剣をかけて帰順。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
大和朝廷
＿＿＿（ ´Д｀）＿＿＿__ おう、神宝もってこい。
.＿＿／＿＿＿ ＿＿＿__, ）＿＿
〃 .／／ / / / / 〃⌒i
| ./ / / ./ / / .i::::::::::i
＿＿＿＿| .しU /⌒＼./ / / | ＿__＿|;;;;;;;;;;;i
[__]＿＿＿| / /-､ .＼_. / Uし'［＿］ .|
| || | / /i i / | || |
| ||＿__＿|＿___/ / .| .|＼＿ノ＿＿＿＿＿＿..| || |. ∧＿∧. ∧＿∧. ∧＿∧
|（＿＿＿_＿ノ /＿| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿..| || |. （｀ ） （｀ ） （｀ ）
| LLLLLL.／ __）L_| |LLLLLLLLLLLLLLLL. | ||＿＿＿__」 . ／ ヽ. ／ ヽ. ／ ヽ
| || (＿／ / i .| || | ||. / , ハ | / , ハ | / , ハ |
|_|| ／ .ﾉ |_|| |_|| / /i |./ /i |/ /i |
(＿／ / / | ./ / | / / | |
/ / ﾉ / / ﾉ / / ﾉ 〈
(_,ノ´￣. (_,ノ´￣. (_,ノ´￣ ○ ）
（ ￣￣￣....（ ￣￣￣ （ ￣￣￣⌒ヽ^ヽ
｀ ー――＼. ｀ ー――＼. ｀ ー――＼＿,)＿)
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
伝承なのでどこまで信じられるかわからないが、
祭祀の元である神宝を大和朝廷に奉じ、捧げた豪族が大和朝廷により祭祀権と正当性を保証される。
県主（あがたぬし）、国造（くにつくり）、と呼ばれる役職が古代に見えるが、
これはそうして大和朝廷に認められた宗教的権威をもった豪族であったと言われている。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
前スレ>>793-796の間
000 名前： ◆fA57N8BQ2A[sage] 投稿日：2015/10/11(日) 00:00:00 ID:N5uy..a.0
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
神宝の価値もすっかりわけがわからなくなってしまい、
時代が下るとただのお宝程度の扱いに堕してしまう。
コミカルに言うと、改めて制度を整えようとして、
あれ何で俺たち主従関係にあるんだろうと首を傾げてしまったという所。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
大和朝廷
＿＿＿（； ´Д｀）＿＿＿__ ……なんだっけこれ（神宝）。
.＿＿／＿＿＿ ＿＿＿__, ）＿＿
〃 .／／ / / / / 〃⌒i
| ./ / / ./ / / .i::::::::::i
＿＿＿＿| .しU /⌒＼./ / / | ＿__＿|;;;;;;;;;;;i
[__]＿＿＿| / /-､ .＼_. / Uし'［＿］ .|
| || | / /i i / | || |
| ||＿__＿|＿___/ / .| .|＼＿ノ＿＿＿＿＿＿..| || |. ∧＿∧. ∧＿∧. ∧＿∧
|（＿＿＿_＿ノ /＿| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿..| || |. Σ （｀； .） （｀； .） （｀； .）
| LLLLLL.／ __）L_| |LLLLLLLLLLLLLLLL. | ||＿＿＿__」 . ／ ヽ. ／ ヽ. ／ ヽ
| || (＿／ / i .| || | ||. / , ハ | / , ハ | / , ハ |
|_|| ／ .ﾉ |_|| |_|| / /i |./ /i |/ /i |
(＿／ / / | ./ / | / / | |
/ / ﾉ / / ﾉ / / ﾉ 〈
(_,ノ´￣. (_,ノ´￣. (_,ノ´￣ ○ ）
（ ￣￣￣....（ ￣￣￣ （ ￣￣￣⌒ヽ^ヽ
｀ ー――＼. ｀ ー――＼. ｀ ー――＼＿,)＿)
景行天皇と、仲哀天皇の記事だと、枝に置いてる順が違うのか。
アカン・・・
史料編纂の担当者とか、なんで先代の資料ないねんとか頭抱えただろうがｗ
それこそ、主人公のラインから掘り返されたんじゃないの。
口伝だけだと、勘違いとか伝達ミスありそうだし
漢字という統一規格が入ってきてからは、次第にその言語を「翻訳」することが出来なくなって、しかも綱や木だから朽ちていくわ、再び用意できないわで……
あそこで鎌倉一気読みしたなぁ
教科書で習ったあの辺りの歴史が薄っぺらく概要しか捉えていないのかが把握できた
あとは御成敗式目と徳政令と鎌倉仏教くらいで飛ばして
あとは室町時代の方で前史扱いで語ってくれってするぐらいでちょうどいい気がする
両統並立とかの泥沼に進みだすと大学の文系学部レベルになっちまうから
どう進んでいくつもりなんだろ、楽しみです
まとめで見た後に、どうしても言っておきたいことがあって
郡評論争に対して学者がとった態度です。
日本書紀は嘘ばっかりだと主張する人もいましたが、多くは実践面から日本書紀を参照して前と変わらぬような研究方法を続けることを止めませんでした
古代は残ってる史料がないからです。有意義な研究をするためには日本書紀と適切なお付き合いを続ける必要がありました
適切ってのはもう、絶対視せず無視もしないっていう普通の態度のことです。
またその後も相次いだ考古学側の木簡の発見なんかでそこまで無茶苦茶なわけじゃないとわかったわけです
だから不毛な期間があったわけじゃないです
郡か評かについては、これは後の行政用語に書き換えただけだろう。風土記なんかにも後の行政用語に書き換えてるよとか言われてました
ですからこれをもとに日本書紀は嘘ばっかりだ、よって大化の改新は無かったっていう主張は定着しませんでした
例えば今年発見された木簡前に書かれた通史（岩波も小学館も講談社も吉川弘文も）には大化の改新は無かったなんてありません
今年発見された木簡は、未だに大化の改新否定論を主張し、
主流派に向かって「戦前の皇国史観からまだ抜け切れていない」と罵倒して
なぜ私が無視されるのか。この国はおかしいなんて言ってる人にとどめを刺したってだけです
あと、マルクス主義歴史観はアレな品物ですが、ちゃんと能力があり業績を残してる人が沢山いることは伝えておきたい
（と思ったけど、実力あるマルクス主義歴史観の歴史家で思い浮かぶ人のほとんどが中世史家だったわ、古代史家あんまいねえわ）
いやまあ作者様もこういったこと知ってるだろうってのはわかるんです。だからしょうがねえな、物を教えてやるかって気持ちで書いてるんじゃないんです
一応こうやって書いて残しとかないと歴史学者ひいては文系の学者って馬鹿ばっかりなのかって思う人がまとめサイトのコメント欄にでてきそうなんで怖いんですよ
経済学者は不況の予測できないよねとか、哲学とか何の役に立つのとか、憲法学者なんて馬鹿ばっかりだよとか、文系なんて左翼だから駄目だよ
とか言ってる人がまとめサイト見てコメントに書くわけですよそういうことを
伊藤仁斎・東涯
荻生徂徠
本居宣長みんなすごい
この漢字はこういう意味だからこうとか、ちゃんと資史料を扱ってるって感じがする
まず語学力が凄い。荻生徂徠以外中国語わからないのに語学力が高いって、字面だけ見ると謎すぎる
>史学史とかの思想てんこ盛りな雑談はまーできればーさけてーくれるとーありがたーい。
>もうしたくない。
はいすいません。連投すいません
巨人はどうなるかねぇ。
ドアラは尾張氏で出てきたけど、他のマスコットに出番はあるのか。
たぶん天照様そっくりで
逆だと父親そっくりとか思いついた
当時の閨は顔が見えないとはいえ、体つきで分かるだろうに
ロキよ。お前いったい何をした…
いくらモリモリマッチョでもどちらか片方の変化なら簡単なのかもしれない
巨人族には女装トールな女性多かったんじゃね？（ﾏﾃ
ウルトラマンやライダーの偽物でよく言われるあれか
次回投下は来週11/1日曜の21：00に延期します。
大変申し訳ありません。
お疲れさまです
リアル優先でー
頭締めの仕事って恐ろしいことを
古代は文献からたどれませんものね
紙でかかれた書籍があっても現存せず、写本がなければお手上げ
新羅や百済の正史も断片しか残っていない
ところで質問なんだが古人皇子の暗殺とゆうかりんこと持統天皇の
関係性がわからない・・・
どうしても知りたいなら、自分で調べてみて、分からなかったら歴雑あたりで聞いたらいいんじゃないかな。
その野心のないボンボンがいかにして兄貴の野望を受け継いで
甥っ子を殺してでも中央集権国家を作り上げるにいたるのか？
周辺に集まった勢力が担ぎ上げたとしか思えない
岩戸隠れの際に八咫鏡と八尺瓊勾玉を榊に掛けたからなのかな？
八咫も八尺もサイズもしくは大きいというような意味であって、
三種の神器そのものじゃなくて、各部族の宝剣、鏡、勾玉をそれぞれ降伏の証として差し出したということなのかね。
前後の流れ的に
あー、額田王ってやっぱり(得心した面持
ひでぇｗｗｗ
…そういえばこの古代にレズプレイやホモプレイとかあったのかな？
それはまず信長だろうｗ
そういやストライクウィッチーズではモデルでまだご存命の方がいたはずだが
というか、やる夫スレで近現代あつかったら、本人がまだ生きている配役は結構いるんだよね
俺らだってアーサー王とか女にしてるだろ、問題ねえ！
kwsk
ゲームの歴史スレ、
泳ぐさんで読むのが流れがわかりやすい。
ちなみにクレームつけた人は聞仲が演じている。
時代ごとの中国語の教本でもあったんだろうか
冊数少ないから発見しにくいだけで
（全裸に靴下は厳しくなったなぁ
ゆっくりしていってね！
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この時代、政治の表舞台に立ってる人間ですらろくな記録が残ってない。
だもんげ、前半生の記録がない大海皇子の人格がどのように形成されていったのか？
という疑問に、日本書紀はなにも答えてくれない。何も書いてない（憤怒）。
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お前が編纂命じた史書だろいい加減に（ｒｙ
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いや気持ちは分かるが
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と、そんな中で、年齢さえ日本書紀に残してないこの男。
まだ若造だった彼に強く影響を与えたと思わしき女性が四名居る。
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γ⌒ヽ
_ ,,=-――乂 ノ
,r'´ Ｙ.｀ヽ
/ Y⌒ ' ,
_,,{ ｀ー, ',
_,,=-‐'=-=l,,_ (__ノ ',
. _, -‐' _, r'￣￣｀ヽ ｀ヽ }
.__, -‐'´_, -‐'//////////＼ ＼ /
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【 大海皇子（おおあまのみこ） 】
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一人は当然母である宝女王。
古来からの伝統や祭祀に造形の深く信仰に厚い。
女祭司（プリースト）と呼ぶにふさわしい人だった。
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ｉ ／....::::::..........| :.... /|::::::::::::::| ヽ:::::::::::::::ｉ
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':::::: /:::: |::::::::::::|∨＼j/|::: //／从|::::::::|::::::.
/ ｉ::::/ |:::::|::::::::::::| x==ミ }::/ 斗==ミ､:::::::|:::､::ｉ
|::, |:::::|i:::i:::::::.《 ｖﾟﾉ ﾉ' vﾟﾉ 》::::::::|)::::＼
|::i |::::八:|::::::::::.､ ' u /:／:ﾊ|::::::::/i もう春だというのに
|::l |:/::::::〉::::::込 , ､ ｲ::::/＼:::: /:ﾉ この肌寒さは何だ……？
人| 〈-=∧:::::::::ｉ ＞ __, イ |:::,=／'＼. 天の雲の様子もおかしい。
／=ヽｉ::::::: | ＼ ／ |::ｉ ' ／= ヽ
〉､ ＼ ::::::: | /__∨_ヽ ,|::|-==／／{
/-=＼ 从:::: |＼ （ﾊ∧ﾊ） V:从 ／-=ﾆ〉
ｉ＼-=ﾆニ/V 7/ ^〈Ｙ {' ､,/-= ／/
-=＼-= ｉ / ~ ~ ∨-／-=ｉ
∧-=ニ= / | ｲ／-=:./:|
ｉ〈＼__／ | ＼ | ／ﾆ|-=ニ/= 〉
／人＼-=ニ:|/ | ＼____|___／ i/ |-=ニﾆ/＼
【 宝女王（たからのひめみこ） 】
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時代と合致していたか、という点は捨てておく。
なお合っていない。
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それに加え子、孫への愛情が人並み外れて深い。
大海皇子の基礎は、彼女にある。
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／ ＼
／ -－' ￣ ￣￣ 、
／ -‐'´ ﾄ､ ＼
． ´／ / / / ｌ |ｌ｜lハl ＼
．´ ／／ / ｌ |/|｜| ﾘ j/_ -|ｌ ､ ＼
/// ｲ ｌ| |｀ト|｜ /イ |ｌ ＼ ヽ
/// 〃｜l 八{ ﾍl |l / / ノノ / ｉl
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' ｜ｌ ||/| | | | ￣ l //,ｨ il ｌ| 良くないしるしだ。
ｌ| ｜| |ｌ/ ｌ| |ｌ| u /.:/ // ﾘ ……天地は人の思うように
|| ｜|／ﾘ 八 |ﾍ _ .. /ｲ::/ / ,′ /!. いかぬものだが、
ｌ| ﾍ{ イ / / ヽ ヽ ´ ｀ /::/.:/.:/ / ! 悪しき方に進んでやしないか？
ヽ /::/ / /::/.::.＼ イ::/.::/.:/ /il |
/::/.:〈＼/::/.::.::.:::.个ー_＿_〃/.::/.::/.::.::/ :il |
イ:://.::.:＼∨.::.::.::.::._| rくヽ / ,'.::./／ .::./＿il_|___
／.::.∠二二ニﾆ＼r=ﾐ /ﾍV.::.| | O ｌ:::;'´.::.:／ ／＿＿ ＞､
／:.::.::.::.::.{｛::.::.:∠二二＼0|l＞ 一┴＜l::|―'´ ／／.::.:::/￣ __|
,....:´::.::.::.::.::.::.::.＞ ´ ／ -――- |:l＼／／.::.::.:::/ ／<>|
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／.::.::.:://イ.:: / / ＼ /／ | | |ｌ ヽ〈 :..＼::..＼| ｎ｜|
'.::.::.::／{｛／:: ｲ| ｌ ＼＿j/ | |.::.::.::.::.. |｜ ::. `ー=ニ二廴
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l: /. |:::::/ l::l/:::::l Vl ヽ ｰ― / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧::::::::::: 難波から三輪山は見えん。
l/ |::::| l/::::::ﾉ ヾ / ::::::::／:::::::::::::::∧:::∨∧::::::::.. やまとがあまりにも遠い。
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￣ |,' l::::/:::l __,,.． '"/::::/::::::::::::::::::::/ V:::::::::｀ヽV|::::
ｌ:::ｌ ::::: ￣＜ /::::/::::::::::::::::::::::ｌ￣ V::::::::::::::ヾ:::::
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三輪山：奈良県桜井市に存在する、
山岳信仰の対象である神体山。
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//:::::::::::::|:::::ト|､{ j::八::::ﾘｲ ≫ﾃ气ｾﾘ::::::::|::|::::::::.│
〃 l::::l:::::l|ﾍ::::|八|_≧|::＼ 〃 ヒン彡:::::::::|::ﾄ､::::::.ヽ
ｌｌ |::::|:|::||::::ヽトｨ灯う|::/ /::::::::::::_|）｝::.:::.│ なあ葛城。
|| |::::|:|::|ﾍ:::::::ヾﾐ ゝ |〈 /:::／:::〈 ::::::::::::.│ 男子を作れ。疾く……。
|| |::::|:|∧:::＼{＼ /／|::ｌ::::|:| ::::::.│
|| |::::|:|:::::〉、::::|ﾍ ,...、 |::|::::|:|:::::::::::::::.│ やまとに帰ろう。
l| ∧::|:ｌ／/::＼|::::＼ ／|::|::::|:|::::::::::::::::│
/:: ﾍい /ｌ:::::|::|::l::::/＞ 、 _ ｌ::|::::|:|＼::::::::::.│
/／ ヽ〈 |:::::|∧∨::::::::::._〕T´ ／ ｌ:|::::|:| .>､.＿＿＿
ｌ| |:::::|::∧'､::::／ | /ﾍ、 ｌ|::::ｌ:|:／／／/::.::.::/＼
/::|| |:::::|/|:::＼::|｢＼ ∨ ＼Ｏl:::ｌ:|／／／/::.::.::/／＼
/::/l|／￣￣｀V::ﾘ／r=厶-<:::::: ヽﾍ:::l|::::::: /::.::.::/ ヽ
//´ / ＼┐├く_,//ｌﾛく | |／￣ ヽ|￣ /::.::.::∧ ＜_＞､
〃 / ＼_ ｀l ノ／〈〈ノハこﾉ‐＜￣￣`＜￣＼/::.::＼|｢
/ / ､ ヽノ::／／｀7／ | ト､ ＼::.::.::.::.:＼ ヽ::.::.:: ||
/ / ＼ノ／／ 〈/ |_| ＼ ＼::.::.::.::.:ヽ ∨::.::￣￣￣.::.:＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
なお、屋久杉さんによると、
大化の改新から日本は寒冷期に突入する。
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今のところは表面化はしていないけど
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二人目は額田王。
飛鳥時代一級の歌人であった彼女は、当時にしても
ちょっと立場が特殊であった。
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--=ミ､
......=..-..=.. __ }::)
,ｨ≦::::::::::::::::::::::::::::｀ｲ-r==ﾐ､
／:::/::::::／:::::::::::::::::::::ｨ::::八-,
./::::::::|::／::/:::::::/=ﾐ､／}::/≦ﾐ､
,::::::::::::|:::::::/::::イ:::::／ヽｲ/｀ヾ::::. ＿
|::::::::::::|::::/＜::/;:ｲ心. 〃'⌒.}:::l::| ／木簡
l::::::::/ |:::::::::::/:| ゞ' rf〉ﾊ::!::!. |..ﾞ| rｫ へー、この歌がこの前の宴で。
.八ｲ:ヽ.!:::::::|::::::| 'ゞ,:::::|{ヾ |..ﾞ| / }l
/／}|::::::|:ﾄ､::!::::::! _ l::!::| |..ﾞ|.! l! 割といい感じだなぁ。
／ .ﾘ::::::!:l:ﾊ:l::::::| ´¨ .ｲ::!ﾘ |..ﾞ|ﾄ l
/ヾ{:Ⅳ}. ＼:::! .／::::|::| r |..ﾞ||/ l ……恋の歌かぁ。
＿ヾﾉミ.､ ヾ .l≧‘ |::::::::l:ﾘ } L..|| l
,.ｨ ´￣ ｀ヽ:::::/:::＼ ﾉ、 |:::/〃 l !. !
/ ∨:::::::::::ヾ:〉 .j/}/ ! l !_
/ .}l:::::::::::::::::≧..､ ヽ ﾉ ヽ
, ‘ , .八:::::::::::＼:::::::∧ 「 ` ´ {_
【 額田王（ぬかたのおおきみ） 】
--=ミ､
......=..-..=.. __ }::)
,ｨ≦::::::::::::::::::::::::::::｀ｲ-r==ﾐ､
／:::/::::::／:::::::::::::::::::::ｨ::::八-,
./::::::::|::／::/:::::::/=ﾐ､／}::/≦ﾐ､
,::::::::::::|:::::::/::::イ:::::／ヽｲ/｀ヾ::::. ＿
|::::::::::::|::::/＜::/;:ｲ心. 〃'⌒.}:::l::| ／木簡
l::::::::/ |:::::::::::/:| ゞ' rf〉ﾊ::!::!. |..ﾞ| rｫ
.八ｲ:ヽ.!:::::::|::::::| 'ゞ,:::::|{ヾ |..ﾞ| / }l
/／}|::::::|:ﾄ､::!::::::! _ l::!::| |..ﾞ|.! l! 恋かぁ……。
／ .ﾘ::::::!:l:ﾊ:l::::::| ´¨ .ｲ::!ﾘ |..ﾞ|ﾄ l
/ヾ{:Ⅳ}. ＼:::! .／::::|::| r |..ﾞ||/ l
＿ヾﾉミ.､ ヾ .l≧‘ |::::::::l:ﾘ } L..|| l
,.ｨ ´￣ ｀ヽ:::::/:::＼ ﾉ、 |:::/〃 l !. !
/ ∨:::::::::::ヾ:〉 .j/}/ ! l !_
/ .}l:::::::::::::::::≧..､ ヽ ﾉ ヽ
, ‘ , .八:::::::::::＼:::::::∧ 「 ` ´ {_
--=ミ､
......=..-..=.. __ }::)
,ｨ≦::::::::::::::::::::::::::::｀ｲ-r==ﾐ､
／:::/::::::／:::::::::::::::::::::ｨ::::八-,
./::::::::|::／::/:::::::/=ﾐ､／}::/≦ﾐ､
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|::::::::::::|::::/＜::/;:ｲ心. 〃'⌒.}:::l::| ／木簡
l::::::::/ |:::::::::::/:| ゞ' rf〉ﾊ::!::!. |..ﾞ| rｫ
.八ｲ:ヽ.!:::::::|::::::|ｉxｉx 'ゞ,:::::|{ヾ |..ﾞ| / }l
/／}|::::::|:ﾄ､::!::::::! _ l::!::| |..ﾞ|.! l!
／ .ﾘ::::::!:l:ﾊ:l::::::| ´¨ .ｲ::!ﾘ |..ﾞ|ﾄ l
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＿ヾﾉミ.､ ヾ .l≧‘ |::::::::l:ﾘ } L..|| l
,.ｨ ´￣ ｀ヽ:::::/:::＼ ﾉ、 |:::/〃 l !. !
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） ,､ ／ （●） （●） ＼ （
（ /´ヽ/ ﾉ | （__人__） | ）
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（ ＼ ﾔ ／´ ー‐ ⌒ヽ. ）
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（ ﾔ ｲ| ﾄ､ ）
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（ ＼_／ ﾔ ', ）
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／|:::厶イ 《 ｛r刎 ＼| {r刎 》 }::＼ﾟ｡:|
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O ' i::::::::;' （ ) ( ）|:::::::::;::::.j::::::i O
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o l:::::::{ ,.．-'"⌒"'"⌒^ヽ、 |:::::/;::Y::ﾉ ゜
r:i-V1:::':､_ i´ 1 ,j:::/:j､:i.:ﾑ,-､ いやいやいやいや。
｀i-､i,_'､:::/'ｰr-,ゝ､,_＿＿ ＿,....． /‐'"l:/!´￣i._,,.iノ
ri;ｰl-｀Vｰ-l, i ヽ l-､_ ,j /' i j,r-'^j i二). ない！ ない！
｀ヽ^'"´￣ ｀'ーー┐.ヽjヘ.^ノl,i' r―'"^ ￣i￣!
/ i^j////.l. i l
r'ﾆコ .l'////1 r-l、
（ j/////! ￣｀i;
｀i.､__./'/////i､___,ィ^
j^'-.､'＿＿,/=-―'l、
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日本書紀によると、大海皇子の妃は結婚したという表現に「納（めす）」という字が当てられているが
彼女だけわざわざ「娶（めす）」という単語を使用している。
「納（めす）」と「娶（めす）」は日本書紀では厳密に使い分けられている。
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恋人レベルだったんだろうと思っていたわ
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)ﾊ|:.:.:}:.:人:i '' " ﾉ " "〈イ.:.:.:.:.:.:.ﾊ:.:{/ ／:.:
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【 葛城磐之媛（かつらぎのいわのひめ） 】
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例えばこういうの。
【 原文 】
皇后不在 而【娶】八田皇女 【納】於宮中時皇后
【 超訳 】
皇后が不在の時、（仁徳天皇が）八田皇女を口説いて、宮に入れてしまった。
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_.ィ＞'" '::,':::::::|:::::,' |::/ヾ::!::∧:::::::::::::!v:::{ .!::::j::::::::::::::::::::::::{::::::::::::Vﾑ
/::':::::::::!:::,' !ァ=ミ!:メ､ﾏ:::::::::! v::{_j:::ム≧=-::::::::::::V、:::::::v::ﾑ
/:::'::/!:::::V,〃{ ﾊぃﾊ! ﾏ::::::!｀V:!ｴ7___V!V:::、::::::::::Vヽ::::::V
,:::＞:/:7､::::{ ヾ、 Vrﾀ ' ﾏ::i 'ﾍ!j'rﾊ ｀ヾvV:＼:::::::::V:::ヽ:::,
／´ !ﾊ::! ヽﾊ . .｀.: :≦:': ´ﾉ: :ヽヾ、 Vrﾀ }:､7::Vヽ:::::::V::::!V
ﾊﾑヽ ヾ、ー==一 /'ヾ:、: : : ≧z- ノ'´ｿ:::ヽVｨ:＼::V::!
/／!ﾑ､j ｀ ` ｀ ーv---- /:::;:イj｀ }:::::ﾍ:::V,
/´ .!::::八 し /イ/ｒ'_ノノ::::' ｀ヾ、
j::／ !:.、 ,＿＿ U ﾟ ,.ｲ_＞＜::::,'
'´ _j__ヽ_ 'ー-- ､ミ 、 ／:::::::::::/ ヽ::!
r≦::::＿＿i:、 == ｀ﾞ´ r- ＜!:::::::／V{ ヾ
}/´/////,} ＼ ,..ｨ/sミ、: ｀＜ {
【 仁徳天皇 】
￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
まーよーするに。
彼女は大海皇子と恋愛していたということ。
日本書紀上は最初の妃と記録されている。
宝女王の側仕えであったことは間違いないので、
年上の幼なじみといった所か。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ヾ､
＿＿ |::}
ｨ´￣￣ニミ､}/ _
....::::´:::::::｀´::::::::＼
／:::::::::::::::::::::::::::::::/::::＼
.r=ﾆ二 ＿ .／:::::::::::/::::::::/´u .∨::::::::::ﾊ＿_ =- -=┐
V////////｀/:::::::::::::::ﾊ{､::::{ __∨:|:::::|::ﾄ､/////// }
∨////＼..ｲ:::::::::|:::::{__|ハ::! ´ .Ⅵl::::l::|ハ/／////!
∨///／--!::::::::l:::::| |__ ヾ ｨ=ミ|' }/:::从:}//////ﾘ
.∨////∧|:::::l:::!::::|ｨ´¨ ' iｘｉ/::::/ ヾ.//////
∨////八:::ﾊ弋::!ｉx . . .―┐./ｲ::/} /.//////
∨/////ヾ{.}:::::ヾ 〈 : : : : : l l}:::::ﾘ-{l////// な、ないよねー。
∨/////Y.V:::込 ｀ ー‐ ' ／::::://Y////// . ないやー。あははは……。
∨/////!ハ::::{::}/≧=- イﾊ}::::///l!/////
.∨////|/;ﾊ:::ﾚ}/.ﾉ {/}/////////
ヽ//////.ヾ//＿.ｨzzzzz}////////
＼//////}::::::::::::::::::::::|///////|
}/////l|::::::::::::::::::::::|///////}
|/////l|::::::::::::::::::::::|///////!
|/////l|::::::::::::::::::::::|/////lⅣ
|/////l|::::::::::::::::::::::|/////Ⅳ
|/////l|::::::::::::::::::::::|/////V
ﾊ/////|::::::::::::::::::::::|/////ハ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
和歌の方向性がまるで違うが、違うだけに刺激しあう
とかそういう破れ鍋に綴じ蓋というかなんというか。
史書に一文しか載ってないんだけども。ないんだけども。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
そして三人目。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【 瀬戸内海 海上 】
ｌｌl ｌ ｌ ｌ ! ..l! .lll .l''''''''T'''l'''T'''''1￣i''''T''''''''! |.lｌ. .| |~| .|_,,|-‐|--‐'!'''"l
ｌｌl LLL! .l! ,lll .l'''''''''ii''''''''ii''''''| !''''ii''''''''! l lｌ | !~!''~! |,_,,|,,,___,|__ノ
. ｌｌｌ ｌ ｌ ｌ ! l! /lll .l:ニニニニﾆﾆ| !ニニﾆl | lｌ | |~|ｰ'!''~l ! !.
ｌｌl LLL! /ﾞﾑ.ﾊ;lll,,i!^Y'⌒'i .| ! :f| !_ll rfi､ |-|-'|-''|'''''|''ｰ‐'|ｰ'
ｌｌｌ ｌ ｌ ｌ ! Yiiｿi''flll | |:: .! ..| ! :|| !,.,i!,,__ゞｿｭ |__|__|___|___|.,＿_|__
/l.l LLL! lﾐ! !_ｌlll .|ﾟ"!::. .| .| ! :|| !lili!」L_l!',ﾍ | | |. |. | |!
. ,仆ﾄﾄﾄﾄﾄiﾞ! f''''Lィlll |_,,|;／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼.l!＿l!ﾆ仝- ',,Y_Y_Y''ﾑ.ハ rh
/ !!}l}}ﾘﾘｿi' ,' .,'1;;llﾊ. /.. | かぜがふいてきだぞー！ |.'''''''''''''lヾ､ ¨¨"'''''fk ﾍi i,} ! ',
!じｿ,','l.l.l.lﾞ ,' .,','.!:::::!}}'..... | ほをあげろー！ .|,＿＿_l!_ヾ､¨"'＝=! !ヾ ﾍl' V‐
l 'ノ,','l.l.l.l. ,' .,','l ! ;;;|'' ＼＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿／ ﾞ''‐ ,l! l_lヾ､.,_ ! !ﾍiヾ.ﾍ. \
. ,',' ,' l,' i!i!i,' .,','.!!l!≦＿＿__,',' !＿....V __l.!＿＿__! |::ll＿＿__l! l_|l~ヾ､ .,,Lト l.l ヾﾍ ﾞi
/|!'/｀i_ﾘ'_,' .,','l〃l＿＿＿__,','.!l二二二二二二二l~''ー--－'''1 ll.二二二i｀ｌｌﾆlヾ.､ﾆﾆｌﾍl.lﾍ lヾ', ,
. /‐ll!ﾘ!ﾉﾞ /,' .,','ｌ〃l＿＿＿__,','i」i'"´￣｀"''-､. -''"´:! |: lｌ´￣｀'ヽ ﾏlﾍ.!lﾆヾ､ﾆﾆlﾍ. ﾞl.! ヾ､
{.i.{ﾉﾉ ,/,.' .,',':ｌ〃l＿＿＿__,','.l;;;!.: .: .: .: .: .: |:─‐ｎ ! | ｎ 《 》 | ﾏ !l､ﾆヾ.､ﾆﾆlﾍ.!l､ .l
. ,ゝ''ﾆ二 ,' ,','.l:〃l＿＿＿_.-─…─- ..: .: .: | l k._ _,.L|.l ￣ | ﾏﾍﾆ!lヾ.､ﾆﾆlﾍ!ﾍ.l.
. L,＿''‐-,' ff,'l.l〃l＿／ ＼.!:===!.ﾄ-!ｭ L!ォ|､====:| ﾏﾍ!lﾆヾ､ﾆﾆｌﾍﾍ!
. ~７ | l!|〃l ./ 宗像 . ヽ ..L!| Li |=!jミ! .:| .ﾏﾍﾆ!lヾ.､ﾆﾆlﾍ
,/ ,/| |〃l . .′ ● ) ,l |,!i||.|.| | .ﾏﾍl.!ﾆrｫﾆﾆｌﾍ
,/ /.:.| 〃l＿| (● 、 |.＿_!｀"'' ー‐ ''"´i!ﾘﾘﾘ＿__,!＿＿＿＿.ﾏﾍﾆ| !＿＿
,/ /.:.:.:l〃l＿. | / / | ヽ. ＼ノ .! |!＿_! ﾏﾍ| !＿＿
,/ ,/.:.:.:.:〃l＿＿.､ | | レ''"´￣ )、〉 . ゝ. ノ ﾏ| |＿＿
,/ /.:.:.:.:〃l＿＿＿....ｰl 人／´ ／ ｀" '''' "´ ﾞ| |＿＿
/ / .:.:.:.:.||l＿＿＿＿ ﾉ／}Ｖ ／＼ |_|＿＿
/`冖’/ ,廴
│ / WVW |__}
Ｖ⌒′ ム
/ _＿＿＿ ' ！
/ ／ ＼ 〉
￣￣ ￣￣
／《 〃ニニニ/＼ニニニﾆ＼
／ﾆﾆヾ＝彡ニ{￣￣ヽヽ ＼/ヽ＞ニ=＼
／ﾆ乂_ノニニニト＼ ＼＿}＿/´＼ニニヽ
/ﾆ／ ／ニニニニニﾆ＞--ﾍ＼〉」 ＞" /ニﾆﾑ ＿
/／ ／ニニ=/ ＿＿ヽニニニニﾆ＞ /／〉ニニﾑ／ .／
/入_／ニ／_ノ_{／ /ノ7／ニニニニム〈＿／ﾆ=ﾑ／
} /=／ ／＝} / /,ｨｧ=zxl ｨﾆニニﾆ＼≧ﾆﾆ} ／ 〉
/ ／ ／_} / 〈川 乂ソ ＼(ｧ=、V⌒Vニヽ}ニ}／ ／
{ 入／lニ/ / } ﾐ=- {ソ》 /} ＼ニﾆ/ ／
＼ l／ ／} /_/┬- ＿ ′厶ｲ/＼ ＼/
ヽ＞ ／／ /{ { | /￣7＜ノL_ﾆ ＼ ＼ 大和ガ近イ……。
＞ ´ ／／ ∧{ { |＿_/＿/／///∧＼ ＼ ＼
／ ／／ ／ ｨﾆ≧≦/￢＼///////∧__,〉 } }
〈 ／／ ／_ ノ′/=/ ヽ///////∧ /l / __
∧ {_/ // / ./=7 j ∧///////∧／/ / ｨ圭′
＼ / ｌ { j V从 / .:/ｌ ∧＼//////＼ / ｲ圭/
／ ./八:::',::/ ノ ヽ:::/-::::::/ )∧ ‐＜///＼ / ｲ圭/
/ }//i} i′ i ／ ／//∧/ ヽ ///＼ｨ佳Ⅳ
./ ／///! l -=彡イ /////∧ ﾄ////佳圭/
/ ／////从 {//////ﾊ l///佳圭》＼
./ ／.///////人 V//////ﾊ l/ 佳圭》/// ＼
.／//////////i| ﾄ ヽ//////}-==l |佳圭》///////
／ ///////////l .{ ヽ、 /＿ ＼///}ニﾆﾆ{圭Ⅳ////////
.／ ////／//////| .} :{ ／ﾆﾆ ＼_}}ヾニニムⅣ/////////
//// ///////| {ﾆlヽ ノ/ニニニﾆﾘ/≦ニニﾆ)/////////
-──-
／ ＼
′大海
| | トゥールートゥールー（笑い声）
| ＞ ＜ | さすがは むなかたの ひめ。
_( ""(_人_人_）"" .イ. つくよみ ほしよみ がうまいことよ。
{ ＿}、
￣/ V⌒
{ }
記念すべき最初の妃でかつ、編纂を命じた人の妻なのにどうして一文しかないのか
そこに何か違和感や疑問点がわくね
宗像、宗像かー
＿＿＿__
´ ｀ 、
／ ＼
ヽ
＿ / ＿ノ } ﾟ， まもなく なにわに つきます。
〉 ′ 0 0 | 〈. さあ ひめは おやすみください。
〈 ∧ -─‐- | ／ だいじな み。
ﾟ， У´ ＼| | イ￣￣〉
{ / | ヽ } |く ___厂 / ﾟ
ヽ乂.人＿人＿ノ乂ﾉ ＼ /) ／ |
ー/ ＼⌒)／
っ っ ′ 。 っ" つ ′
／) | ﾟ ) /
＼//ヽ/ニニﾆ／ ﾚ‐ｧ／ /ﾆ≫=≪圭圭圭≧s｡ニニニニﾆﾆ
__ ＼/ニ_/¨Y /__/ ≫＝≪ニ＞寺圭圭圭圭≧s｡ニニニ
〈//ヽ/ 〈 Y＿|／/⌒l___《:::::::::::::::》≧s｡ニ＞寺圭圭圭圭≧zzx
＼/{〈＼〉' ィ￢冖__/ニ=≫＝≪圭圭圭≧s｡ニ＞寺圭圭圭}ﾘ
/⌒く＜＼ 〉／＞┬┬‐ ＜ニニ=＞寺圭圭≧s｡ニ＞≠//
{¨¨ヽノﾆﾆﾆマl、 l {斗==ヽ 川ﾊ川 ＞寺圭圭圭≧入〈
＼='ニニ{/l ｌ|ヾ､ ', ｧ示ミ､Yり/l l }＿＿＿}ﾆﾆ>圭圭=》
/ヾ ＞x _l Vｨ=ﾃﾄ ', "_以ﾝﾞ }//// } _＿}／ ＼__ン
ﾄ ∨ニﾆﾍ ﾊ〔ﾂ ヽゝ __彡ｲ/人{ ／ ヽ＼ ＼＝‐
/ 〉ﾆﾆ/乂__i ′ /／ノ从∨ ∨ ＼ ＼
/ /ﾆﾆ〈 ノ 爪 , - ／／// /＼ ∨ ＼
/ //-==＞//,小へ、 __ィ{ ( //＞￢/::::::＼ ヽ ＼
/ // /／-=≦ミﾘ≧三≫ミヾヽヽ | ＞‐‐ 、 ＼ ワカッタ。
/ // ∥ ／三ﾆ＞'" | | } / ／ ∧ ＼
/ 〃 ∥l { ｲ「 | | |__／/／ ∧
/ / ∥＞ ミ=-l | |斗＜ ／＿＿ ∧＼
/ / ∥ } lﾊ |┬＜ /// / / 丶 `、＼
∥ / //// |┴/ У/{/／ ヽ ＼
{ ノ ,． ＜// ｌﾆ/ / ／ ィ::ﾊ ＼
∧ `ー--‐ "/ ｲ/l′ l_/ /／ ／::::::::λ
. ∧ | / 叭 l/ ／ ／:::::::::::::/∧
∧. | ./ ゝ..／ ／ノ ::::///∧
/ l / ／ ／ ／´ .:://///∧
,／ / ／ ／ , ′ /////// }
／ ／ ／ /////////}
【 宗像尼子娘（むなかたのあまこのいらつめ 】
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
九州北部の大社、宗像大社の娘、尼子娘。
9世紀の「新撰姓氏録」によると、
大国主（おおくにぬし）の子孫である
吾田片隅（あたのかたすみ）の子孫とされている。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
編纂が完成したときは誰が帝だったか考えよう！
政治的に色々あるのだ。
○沖ノ島 ,ﾉ
|
!
し-''''ｰ ,,_ .,..、 ＿＿r--‐'"ﾞL
＿ ,,―- ..,,_ ._,, . ´ﾞ''''ｰ‐ﾞ ｀''"
ｌ゛ .ｌ ,,.. -'" '|'‐'゛ .|
! ./ ○宗像大社 . / !
ﾞ'" / . / .l
i'゛ / .ｌ, ,､
i‐'"ﾞ´ﾞ''-....-′ / .ヽ ／ .＼
,i''''―､ lﾞ l、 ｀''ｰ-z＿＿ . / `'､
ィ'''''" ! ./'"ヽ ＼ ｀{″ . |
,,--、 ｀¨¨| ｀´ ゝ ..,,＿_ ｀'､ ｌ, }
./ ｀''''^＼＿__｢ ￣ﾞﾞ"'ｰ ..、 .,ﾒ､_ ! │
. / !¨¨} _ﾉﾞ''-,,, ./ ｀ﾞ''ｰ- ..,,,,,__ ./ . _,,ﾉ
.ﾞ'―'" .i'" ／゛ .｀ﾞ''ｲ ￣￣´゛ ../ ''"゛
. ＼ _r‐z__ ／ ヽ 廴
.｀¨¨¨ヽ / ｌ''"´ | i､ `''''"´ﾞゝ__r-､
｀ﾞ'';; ./ .ｌ ,,,,,,,、 │ ,! ＼ /
./'''､ .ｌ, ＼ ヽ ／ ｀ﾞ''┴----″ .ヽ ＼
.i′ ! .ヽ ｌ ゝ＿-‐'" ｌ
.ｌ │ .ヽ .／" ヽ !
ｌ ゝ--- ,_,ゝ ｀''''"￣ﾞヽ, ヽ ｌ
ヽ＿ ＿..--┐ ｌ } ﾞＬ
! .,/￣ ,..ﾉ ｌ . / / .｀''- -ﾍ. ..
/ ._./ ./ . ｌ . ／ / ヽ____,,,,.. -" ﾞ''-,,／
ﾞ‐''"゛ ＼＿___ｒ'" く＿_、 / ／
_ ! / ,,_／
,／″ ! .,, ‐''''^ﾞ! ./'''" ,-‐'´ ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
福岡県宗像市に位置する宗像大社は、4世紀から始まる祭祀をそのまま保管し続けている古社であり、
日本と半島との直通航路「海北道中(うみきたのみちなか)」を抑える、この時期ではもっとも重要な神社の一つ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
この尼子娘がどーゆーわけか大海皇子に嫁入りすることになる。
史書に一文しか載ってないんだけども。だけども（憤怒）。
この嫁入りが大海皇子にかなり影響を与えたようだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/ﾄニニニニニニニﾆ/ヽ／ ／ / ＿_／ニニﾆ／ ＿_／ヽニニニ
＿＿_{ﾊ ＼ニ=―-ﾆ/＼ l | /＿_/ /ニニニニﾆ/ ／ ／￣￣＼ニﾆ
圭圭〈 ＼ ＼ｰ＼ ＼ ヽ‐┴―ｧﾍ }＿＿/ニニニニﾆ/ / ／ ﾏニ
＿＿＞＼＼ ＼__＼___／ イ l /ニニニニニニニﾆ＼／ ∧ ﾏ=
圭圭圭圭圭≧=-丶 ＼＼ T / ／／ニﾆﾆ=＞￢冖¨¨￣ ＼ ∧ ﾏ
}≧=＼_＼〉斗＜ニニ／/ ヽ ヽl ＼ V / /＞＼/
ﾉ {i ＼ニニニ＞/ /人( ∧__ノlヽﾄ ＼l / / lヽ ヽ＼
／ ヾ /￣ ヽY { /ヽヽxzz', ﾄ´xzzx/／ l l {ニﾊ
/ ≧／ l从i/ｲ ( 《 {じｿ＼ゝ {じｿ》 / /､ 丶＞=} （サテ、ドンナ人ダロウカ）
/ ／ |i__ゝ_≧ミ=- ′ __彡イ／ノ乂__＞/
/ ／ ./／／⌒込 、 〈 /イミ=-ノ /
/ ./ _,／／|￣{￣￣ト-- -=≦ /__{しｲﾉ / /_
./ / __ノ⌒ﾉl | | ヽ | |( 〈＼|_/＿_,/ /
/ / /／ ノｲ|＼ ヽ ヽ ヽ l l_＼ ＼///// /
./ / ヽ( ＼ |///＞≧ニニニニ=ミ///＼ ＼ / /
. / / ゝ )／´￣｀ヽニニ＞ ´￣｀ヾ///＼/ /＿＿_
/ / -=/ Ⅵ/ Vヾ// /
/ {::......,'............ l_{::..... /.................} / /
/ﾄニニニニニニニﾆ/ヽ／ ／ / ＿_／ニニﾆ／ ＿_／ヽニニニ
＿＿_{ﾊ ＼ニ=―-ﾆ/＼ l | /＿_/ /ニニニニﾆ/ ／ ／￣￣＼ニﾆ
圭圭〈 ＼ ＼ｰ＼ ＼ ヽ‐┴―ｧﾍ }＿＿/ニニニニﾆ/ / ／ ﾏニ
＿＿＞＼＼ ＼__＼___／ イ l /ニニニニニニニﾆ＼／ ∧ ﾏ=
圭圭圭圭圭≧=-丶 ＼＼ T / ／／ニﾆﾆ=＞￢冖¨¨￣ ＼ ∧ ﾏ
}≧=＼_＼〉斗＜ニニ／/ ヽ ヽl ＼ V / /＞＼/
ﾉ {i ＼ニニニ＞/ /人( ∧__ノlヽﾄ ＼l / / lヽ ヽ＼
／ ヾ /￣ ヽY { /ヽヽ___..', ﾄ´_____./／ l l {ニﾊ （道道シイ ト聞クケド
/ ≧／ l从i/ｲ ( 《ﾆﾆﾆ＼ゝﾆﾆﾆ》 / /､ 丶＞=} . 意味ガワカラナイ）
/ ／ |i__ゝ_≧ミ=- ′ __彡イ／ノ乂__＞/
/ ／ ./／／⌒込 、 〈 /イミ=-ノ /
/ ./ _,／／|￣{￣￣ト-- -=≦ /__{しｲﾉ / /_
./ / __ノ⌒ﾉl | | ヽ | |( 〈＼|_/＿_,/ /
/ / /／ ノｲ|＼ ヽ ヽ ヽ l l_＼ ＼///// /
./ / ヽ( ＼ |///＞≧ニニニニ=ミ///＼ ＼ / /
. / / ゝ )／´￣｀ヽニニ＞ ´￣｀ヾ///＼/ /＿＿_
/ / -=/ Ⅵ/ Vヾ// /
/ {::......,'............ l_{::..... /.................} / /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
何分、宗像大社はとある事情で
古代の祭祀状態が大分はっきりしており、
色々とわかることがある。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ≧
/⌒Yニニニニニニニニニニニニニニニニニ={ ヽ__
/¨ /ニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ∧ .} ＼
斗=≦ λ__ノニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆヽ__/=l≧=-
斗=≦/ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=lⅥ
{ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ} Ⅵ
ﾏニニニニﾆニニニニ∧ﾆﾆ=/＼ニニﾆ／/ニニ＞/ニニﾏ
ﾏﾆ{ ｀`＜ﾆ＼ ＜ニ/ ﾏﾆ/ ＼／ ./ニ／ /／/／
/ヽ≧＿＿¨¨ ｀′ ＿＿_ ＞＜ ‘，
/ | | ￣￣./ ￣l￣￣￣￣ /￣ｌ | | ‘，
〈 | | / ヽ / l | | 〉
‘， | | ll /┬―┬ヽww／┬―┬ , | | /
‘， | | lV 乂__ノ 乂__ノ ∥ | | /
ヽ | | { ﾚ/ | | ／ （背ハ高イホウガ。
/ | ', / | ＼ 自分ヨリ低イノハチョット……）
／ / ', { ＼ ＼
／ / 〉＞ ⊂⊃ イ l 〉 }
〈 〈 /ヽ | ￣| ￣l ￣ | |/ﾊ ／ ／
＼ ＼ 〈/7≧=- |＿ l＿_ |-=≦/} / ／
≧=- ＼ ＼///￢=ニVﾆ/￢‐=// /-=≦
///l 〉′ ﾏﾆ=/ { ////∧
///人 ({ 从(/////∧
///////从 ﾉ ∨/////∧
//////// 丶 イ ∨/////∧
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
詳細はまたどっぷりやらなアカン羽目になっているが、
思った以上に、海人族は日本の広範囲に根を下ろし、
育み、影響を与えてきた。
それをとある男が知る事になるのだけど記録してくれ頼む。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
この頃は漢文が書けないと記録できないんだし
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
そして――。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
,.'´:::::::;'"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::`く
/:::::::::::/:::::::/::::::i::::::::::ﾊ:::::::::i::::::::i::::::::::::::ヽ;::::':,
i::::::::／:::::::/:::::::ﾉ:-／-'|:::::/|::::::;ﾊ:::::::::::::::::;!:::::',.
,'::::::ﾉ::::::::::i:::::::〈_;ｧ'‐=-､i:::;' |:::::,' !､_:;ﾊ:::::〈::::::::i
,!::::〈:::ﾊ::::;ﾊ:::::;:ｲ /´`i ﾚ' ﾉ::ノ _」_::/ヽ|:::::::';:::〈
ｲ:::::::::Y:::::Vヽﾚ' ! !､,rﾉ ''´ ',‐､ヽ. !:::::::::!::::::i
〈::i::::::::::::〉:ン:ﾉ:::|. '"" i ﾘ ! 7::::::/:::::/
〉::;::::::::::::::;':::::::::! ' `'' .ノ !:::;:ｲ:::::::i'
ﾉ::/::::::::::::::::|:::::;ハ /､!'::ﾍヽ(
ノ::::i::::::::i::::::::ﾉ:::ｲ::::i｀ヽ 〜 ,へ::::::|:::', ははさま……？
';::::ﾊ::::/::;:ｲ::::::ﾉ:::7‐-､へ､ _,.. イ:::::!:::::::|::::::〉 とうさまは？
ﾉﾍﾉ::::!::_;;::'-（:::::/＼ ＼｀7二´ﾍ-､ﾉ:::ノヽ::ﾊヽ(
)>'" `'(ﾍX::ヽ､／ｒヽ./｀ヽ!(r"´（ｒ'"ヽ!
/ YXXﾍ 7tﾍ !Xﾍ｀ヽ.
/ ';XX;:i / ﾊ |:Xﾊ ',
【 鸕野讃良皇女（うののさららのひめみこ） 】
r‐┐ ':::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::＼
. ／＼ | | .≠ ＼:::/⌒/:::::::::::::::::::＼:::::::::＼
. ＼ ＼ |＿| // i } 〉'⌒/::::::::＼::::::::::::::: ::::::::::::::.....
<＼ ＼／ .__|_l＿/,..イ::::::::::::.../'⌒/^ `ヽ:::::＼::::::::::::: ::::::::::::::::::::＼
＼> ／:::::::::::::::::￣::::≧x::::ノ::＼- _ i::::::::::＼:::::::::::',::::::::::::::::::::
ｒ..'::::::::::::::::::::::::::::::`::::::::::＼:::/:::＼,,....｀¨^'' ..:::::::::i:::::::::::＼::
l:::::::::::::::...＼-=ﾆ二 :::::::＼:ヽ::::::::::丶/:＞....... ｀¨^＜::＼:::::::`
〉:::::＼-=::::≧ｨﾁﾐヽ::|`Y:::ヽ::}:::::::::::::|::::::::::::::::/ ∩ /:::::::::＼:
l:ﾍ ､:＼ 'j Ｖ::ｼﾞ＾ jj |:::::/⌒Ｙ:::::::.!::::::::::::::::≧z．./::::::::::::::::::
|:::ﾍ '⌒`ゝ ^´ :::/ > ) }::::::/::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::
|::::::ﾍｲil> j/ ノ ｲ:::/:::::::::::::::::::::::| :|:::| ::::::::::::::::::
Ⅵゝﾐ､ ノ ≠ﾆ ￣ ﾆミ :::::::::::::::::::::::::l :|:::| i:::::::::::::::::
ゝ ｀ _ -=ﾆ二::::－::::二:::::::ヽ::::::::::::::::::/ ;' | |::::::::::::::::: 讃良。
／^ヽﾍ -=ﾆ －＝＜::::::::::::-=::::::::::: 〈:::::::::::::::/ :: | ::::r:::::::::: . 寝なきゃ駄目だよ？
／: /^ X´ /Ｚﾍ::::::::::::::::::::＼::::ー-:::::￣ 丶:::::／ ﾉ ::| |:::| ヽ :
/: :'":¨^ﾌ､ / ﾍ:::::::::::::::＼::::＼:::::::::::::::::::::::::::Y ﾉ :::| ∨
. . ＿___「 l )'"j }:/: : : : : : ヽ:::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::{ i:::
. :::::::::::::::::::〉 `ー ソ r': : : : : : : : : ＼:::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::ゝ ノ :
【 蘇我遠智娘（そがのおちのいらつめ） 】
,. '´ ｀ヽ.
,.:'" ヽ
ｧ' ／ ,'´ ヽ. ':, 〜。
,' / / ,' ! ; ', ヽ ':,
/ ,' ,'! /! ! ; /! i l. ',
∠__,! / ! ノ-i_,,./| /! / ! ﾊ! ﾊ ',
! / ,＿＿__ .| / |ヽ､」ﾆイ､ | .,' l |
∨ﾚｲ ､i┘::::i. ﾚ' 'ｱr┬┬‐┬ｧﾚ' | l
/ ! ゝ- ' ｉ,.┘:::::ｉ ! ,'／ /
〈 7 、 | ,ｲ おとうさまがともに
ﾉ 人 ＿_ . | ／〈 ねてくれるっていったよ。
ソヽｿ `: ､. ヽ､ ノ ,/l ',. さららまつ。
! ﾅ= ､ ,.イ,ｶ | }、.l
ハ ! ｀＞-r =ﾆi´､.,_レi / ,' ｿ
ヽ|＼(ヽ_,.イ´ヽ.7 ／ /ｘ/／! ﾊ/
／7ｘx! ><´ /xxx/ヽﾚ'
/ /ｘxxレ'/ム ヽ /xxx/ ヽ.
/ ,'xxxxx!/ ハ 7ｘｘxx;' ',
＿
_＿/:i:i:i:〕iト．
/:ｉ:i:i:iト:i:i:i:i:i:i:i:i:＼
ド:i:i:i:i|/ハ:i:i:i:i:i:i:i:i|
|i:i:i:i:i:iV<>ヽ:i:i:i:i:i:i|
ィ /i:i:i:i:i:i:ｉヽ<>ﾍ:i:i斗t七7
(i:乂＿__／i:i/:i:i:i:i:i:i:i}:_:_:_}i_i:_/
. -=ミ======彡⌒Y斗':i:i:i:i:i:i:i:i:i＼
／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:乂_ノ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼iﾊ
〃⌒寸:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:〈/木i| 、:i:V:i:i:、:i:i:バ| 父様はお仕事です。
'⌒ヽ:i:i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:iト ＼l ｨえ＼iト､} 讃良は寝なさい。
＞===彡 ﾍi:`㌧ "" K′
／ Vﾊ ‘__ .ノ ,厶斗ﾍ
r≦ゝ -=≦:::::::::::::::::＼
|::::::::::::::::::/{／ /:::::::::::::}
__ /::::::::::::::::〈く 7::::／⌒ヽ
-‐=≦::::人:::::::::::::::::::九庁V:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ＿_
´:::::::::::::::/|_УＹ ＼ー──＜:〉 ＼:.:.:.:.:.:.:／ |
／::::::::::::::::::::::::/ :|:.:.:.:.|; : : }::::::::::::::Ⅳ: : : : :V:.:／ │
＿_ ..イ::::::::::::::::::::::: イ ＼:./: : : :.､:::::::::::|′ : : : バ′ |
-=====ニ三:::::::::::::::;:::::::::::::::/::::/ ＼ /: : : : : :|:::::|∨ : : : : / ＼ __ ｲ
_＞一::’:::::::::／:::::::. 「 /: : : : : : :|:::::|: | : : : : : Υ ヽ
,,.. -‐ ''"´￣￣｀"'' ｰ ､.,
,. '´ ｀ヽ.
. ,.:'" ヽ
ｧ' ／ ,'´ ヽ. ':,
,' / / ,' ! ; ', ヽ ':,
/ ,' ,'! /! ! ; /! i l. ',
∠__,! / ! ノ-i_,,./| /! / ! ﾊ! ﾊ ',
. ! / ,＿＿__ .| / |ヽ､」ﾆイ､ | .,' l |
∨ﾚｲ ､i┘::::i. ﾚ' 'ｱr┬┬‐┬ｧﾚ' | l
. / ! ゝ- ' ｉ,.┘:::::ｉ ! ,'／ /
〈 7 、 | ,ｲ
ﾉ 人 _ _（ .. | ／〈 ……やっぱりうそだった。
ソヽｿ `: ､ ´ - .,/l ',
! ﾅ= ､ ,.イ,ｶ | }、.l. さらら、おとうさまのうそわかるもん。
ハ ! ｀＞-r =ﾆi´､.,_レi / ,' ｿ. うそのときのかおだったもん。
ヽ|＼(ヽ_,.イ´ヽ.7 ／ /ｘ/／! ﾊ/
／7ｘx! ><´ /xxx/ヽﾚ'
/ /ｘxxレ'/ム ヽ /xxx/ ヽ.
/ ,'xxxxx!/ ハ 7ｘｘxx;' ',
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
この人も前半生ほっとんど記録ないの。ないの（憤死）
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
元正天皇:天智・天武の孫娘 母は元明天皇:天智の娘 だけど藤原不比等がいる、あっ…（察し
/ ヽ //厂:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ . ィ ￣＼
./ }／rｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ .i. ＼
_. ---ー匕＿＿ イミｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.ヾ ヽ
. -‐ ￣ ヱ_ア.イ_.ノ:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:ﾊ i
_. 二. ィ_ ﾉ:.:i:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:. ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.廴 .|-==
ｲ＞ '´ ７ :.:.:.:. |: /:.:.:.:.:.:.X:.:.:.:.:.:.:／/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧:.:.:.:.:.:.:.:{ {'´￣
／:.:.:.:.:.:.:.|/:.:.:.:.:／__]＞＜ /ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:/ }:.:.:.:.:.:.:.:|､＿ｒ'´＿_
イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:イ.匀⌒ﾃ芯、7/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∠_∠＿.ル':.i :.:.:. |:.:Vー---
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./／:Vﾊ {:::nゞﾃ/:.:.:.:.:.:.:.＞'´ z===tミ､ }: /:.:.:.:.:ﾉ:.:.i
./:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./´:.:.:.:.ヽ} .ゝ.::ツ .}:.:.:.＞'´ ﾃ:n::::V ヾiｲ:.:.:.:.:/:. 八
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,;:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ 、、、 .|／ V::.ツ /:.!:.:.:.:/:.:/:.:.:.＼ あーもう讃良また寝床抜け出してる。
:.:.:.:.:.:.:.:＞イ:.:.:.:.:.:.イ:.:.:.:.:ヽ u ¨¨” /:.:/:.:.:ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
:.:.:.:.:／ .|:.:> '´￣ ｰr-z＼ ' ｀｀｀ /:.:/／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ さあ寝ましょう？
:.:／ V: : : : : : : :.} /:::::::＼ r〜 ､ ｲ／´:.:.:.:.:.:.:.､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/ ./: : : : : : : ://::::::::::::::::＞ .{ ﾉ _. イ:.:.:＞ ７:.:i:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:
! ｲ: : : : : : i: //:::::::::::::::r-＜::＞--＜:／｀'＜／ ／:.:人:.:.:.:.:{＼:.:.:.:.:.
／: :}: : : : : : .}//::::,∠ヱ=-､＿ヽ:::-=≠::::::::::::/ ム:／ }:.:.:./ ヽ:.:.:.
／: : : : : : : : : ／'´::/ { / r〜､ ヽ＼:::::::::::::::::/ /|.: : :ー ＜／ }:.:/
.i: : : : : : : : : : .':::::::::::{ LL＞〜⌒ 「｀丶::::::::::::/ /! !: : : : : : : :ヽ .|/
i: : : : : : : : :./::::::::::::七ー{＿r､＿ .ﾊ. ヽ::::/ /::| |-一 : : : : : i ／
【 大田皇女 （おおたのひめみこ） 】
':, ,.:'" ヽ.
':, ｧ' ／ ,'´ ヽ. ':,
＼ ,' / / ,' ! ; ', ヽ ':,
＼ / ,' ,'! /! ! ; /! i l. ',
∠__,! / !メ､」_,,./| /! / ! ﾊ! ﾊ !
｀"'' ､..,,_ ! / ,ｧ7´, `iヽ| / |ヽ､」ﾆイ､ | .,' l |
∨ﾚｲ i┘ i. ﾚ' 'ｱ´!_」 ハヽ ﾚ' | .l
─-- / ! ゝ- ' ! ! ! ,'／ / やー！
〈 7/l/l/ ､ `'ｰ‐ ' | ,ｲ
ﾉ .人 ｀i`ｧｰ-- ､ /l/l/l | ／〈
.ソヽｿ `: ､. ﾚ' ', ,/l ',
! ﾅ= ､ '､ ﾉ ,.イ,ｶ | }、.l
ハ ! ｀＞-r =ﾆi´､.,_レi / ,' ｿ
ヽ|＼(ヽ_,.イ´ヽ.7 ／ /ｘ/／! ﾊ/
／7ｘx! ><´ /xxx/ヽﾚ'
/ /ｘxxレ'/ム ヽ /xxx/ ヽ.
/ ,'xxxxx!/ ハ 7ｘｘxx;' ',
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
＜ だーめ。寝るの！ |
＼＿＿＿／￣￣￣￣￣￣＼
＜ やーだー。 |
＼＿＿＿＿＿＿／
x==v==ミ
/i:i:rrﾍ i|i:i:|
|i:_i:|<>|i:|i:i:iヽ メ、
.ィ:i:i:i:i:i:`寸￢=== ',
Y⌒ヾ:i:i:i:iヽi:i:i:＼i/:i:i:i:ﾘ ┼
乂 ｲi｢＼l斗ﾍ:i:i:厶r匕
||｣||i:ト ｨ==ﾐV`ﾒ|:i:i:ｉ:Y
圦′ ,ハi/i:i:i:i:ｉ|
ﾑャ__´〕-‐====ミ ┼
/ ニ):::::::::::/〉:::::::::::::::::(. /
r〈 ﾝ:::::::::イ￣/:／⌒Υ. X
廴___7､:::::::::::木:.ｲ:.:.:.:..:.:|
┌‐} ﾑﾊ::::::ｰ─く: :l:.:.:.:.:.:.:|
│ ′ l {: |::::::::::::Ⅳ: :|:.:.:.:.／￣|
V :| .〉|:::::: Ⅳ: : : |:.／ ′
| |/: |::::ﾊj : : : ／ __ /
ゝ .ｲ: : |:/: : : : : :＼／ ﾚ
/: : : :′: : : : : : :|| |
./: : : : : : : : : : : : :.|| |
厶: : : : : : : : : : : : :.|| |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
まだ幼い彼女が、まもなく人生の岐路に立たされることとなる。
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┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
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┌───┐
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_ ,,=-――-=,,_
,r'´ ｀ヽ ＼／|＿
/ Y⌒ ' , /
_,,{ ｀ー, ', ＼
_,,=-‐'=-=l,,_ (__ノ ', |￣
. _, -‐' _, r'￣￣｀ヽ ｀ヽ } は
.__, -‐'´_, -‐'//////////＼ ＼ / っ
.＿, -‐'////////////////.＼ ﾍ / ＼
.｀''ヽ_＼//////////////////ヽ ﾍ ／_｀ヽﾊ
.｀ヽ＼////////////////ハハ-=,,__,, ‐'''"´ ｀ﾉノ
.＼ ＼＼////////////////）ﾊ｀ヾ,,,/ _,,／
.＼ ＼＼///////////,r'´ ,r' ｀￣'／
＼ ', ',///////,r'´ ,r'´ ／
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／ ＼
／─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ _／
/ l ヽ
. / /l 丶 .l __ｎ_ __ ,勹
/ / l } l ｱ ｢└′ く..く
／ユ¨‐‐- ､_ l ! 込 -勹 ＼）
_ ／ ｀ ヽ__ `- {し| ￣
／ ｀ヽ }／
／ ／/
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＿＿＿_
／ ＼
／ノ ヽ_ .＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） u .|
＼ ｀ ⌒´ _／
/ l ヽ
. / /l 丶 .l ……うわぁ、微妙に冷たい。
/ / l } l
／ユ¨‐‐- ､_ l !
_ ／ ｀ ヽ__ `- {し|
／ ｀ヽ }／
／ ／/
,,, ＿＿ __＿ _／ ／_/
＿＿＿
／ノ ヽ_＼
／ （●） （●）＼ はやと〜はやと〜。
／ （___人__） ｎｎ
| ﾉ ヽ, | | |^!n . ふんどし〜。
＼ （/⌒ﾉ´ﾌ ∩、 :|
> .￣￣´ ヽ :ｲ
.
__
＿＿＿ ＼ ｀ 、 ﾄ、
_＞ ｀` ヽ ，
-‐ ｧ ‘，
／ }_
／ ,, }
／＿_ /⌒Y ／}／〃 /
// , {⌒jイ ／ 弋tﾃ7 /／}/
//_ 乂 ｰ }_／ ￣ }/ ＼
￣ } ハ U ___ ､
/≫j／V r __ ７￣
__ / ≫ ｰ‐- ７ 早よ、つがいを見つけてくいや。
／ ＿ ミ ､ ≫ r- ＿__/. 四日続けっだ。
/ ／ ＼ ＼ / 〉/⌒＼
. / / /⌒＼ } ＼ { /〈 } }
/ / / } } ` { V∧ /.∧
./ / / /⌒V} } | } } ハ ヽ＼「}
{ { { { V .! ! //V ∧ } }ハ
【 隼人（はやと） 】
＿＿＿_
／ ＼
／ ─' `─ ＼
／ （ ﾟ ） （ ﾟ ）. ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
ノ⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ｰ'⌒ヽ
（ ＼/////////////////////////////////////////./ .ｨ≦ ヽ ）
） Y///////////////////////////////////////l{ ／⌒＼ : （
（ Ⅵ//////////////////////////// ＞ ´ | ' ヽ .| ）
） Ⅵ///////////////////.＞ ´ .| ／ ‘， }. （
（ }////////////＞ ´ : ´ } ﾉ ）
） .￣￣￣￣ ／ .. ｲ ＞ ´ （
（ ヽ.ｆ´ . <__ﾉ＞‘ ）
） . | ／ （
（ | | ／ ）
） : | | | .ィ （
（ | ヾ. ゝ.| | | ｆ | ）
） | i} ゝ _＼{ ∠ﾉ （
（ i :! ≧ゞ=≦ﾊ ）
） . _. ≦三三三三ﾆ{ （
（ ‘， _. ≦三三三三三三三=∧ ）
） : _. ≦三三三三三三三三三三三∧ （
（ } _. =≦三三三三三三三三三三三三三三.∧ ）
） r|＿＿＿＿ . -=≦三三三三三三三三三三三三三三三三三三=∧ （
（ V三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三.∧ ）
） }三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾆ.∧ （
（ ）
ヽ〜〜〜o〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
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／ ＼
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／ （ ﾟ ） （ ﾟ ）. ＼
| iｘｉ （__人__） iｘｉ |
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::::::::::|＿,＼::::::|｀ヽ::::::::::::|
ヽ::::::|-ｬｫ- ＼| |＼:::::::!
＼:|｀¨¨´ .| }.|:::::/
|丿∨
|〈
!｀
/| 様悪し。
ｪｪｪｪｪi ./ヾ
ｪｪｪｪｪ| ∧
／::::ﾍ
＿＿＿／ |::::／|ヽ
:::::::::::／ , '´. .| | ｀¨ヽ
｀ー´ | ｿ/〉
丿 !／ / /｀ ヽ
.
いや、性的アピールポイントは違うんで分かりやすいイメージなんだろうけど
┏┓ ┏┓
┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋┛
┏╋────────────────────────────╋┓
┃｜ ｜┃
┃｜ やる夫が大海皇子になるそうです。 ｜┃
┃｜ ｜┃
┗╋────────────────────────────╋┛
┏╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋┓
┗┛ ┗┛
ニニニﾆ/ ／/¨／￣￣Ⅵ7＞ニニニニニニニニニニ. ／::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::＼:::
ニニﾆ／ ／ { / ヽ | マニニニニニニニ....イ:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
￣￣ ／ /l( ＿_λ l ﾊ 丶 ﾏニニニニニニ...,::::::::::::::::::::/:::::/:::::::::;､::::ﾍ::::::::::::::::::
/lゝ ∥ ／_',｀` j /| `、 ﾏニニニニニ....}::::}::::::::::::/:::::::{:::::::::/ｚｲ -∨::/:::::::
/ `、 ｘf竿芋ﾐ ', l ∥≠- l. ﾏニニニニ..../|::::|::::::::::/{:::::/|::::::::′ u .∨::::::::::
∧ ヽ '(.乂rｿ｀ l l |/-ﾘ l ﾏニﾆﾆ／.ﾞ/:::|::::|::::::::/ .!:V .!::::::{ Ⅵ|:::::
≧s ／ ∧ﾄ、 l ｀ﾐ=- ﾘ＼rｧ示 / / ﾊﾏﾆ／. /::::ｨ!::::l::::::/ .|::{ |::::::| _ .--.l/}＼
ニニﾑ ﾘ 丶l 川 ゞﾘ 》／ /ﾘ／. /／ |:ハ::::{ ≧l/.､ V::::! ー ｨ≦弐ｧ::::l
ニﾆﾆム l( / 从. ′ /// ／ ／ ／.ﾞ|{､::∨!ヾ{ V心 V:| ∨ツ |:::::|
ニニニムヽｌ/ } - 、 /}ムイ! ／ ／. |! ∨}::ヽi'/,'｀¨/,ヾ'////////,从::l
ニニニﾆl／ }s。 , ｲ＼ / ﾘ ／==ミ／. | |::::∧ ' //::::::
////＞' __ノ /≧=≦ニニﾑ ＼´ ／. |::/::∧u ._ , /ｲ |::::
///{ ／￣i{ / // ＼ﾆ/＼ ＼＜ ﾚ∨::::}＞ /イ !:/
///ﾊ {ニニ> _/ // }} ∥ヽ ＼. / ∨::|_.ィ/＞ _ ＜ _!'/
/////＼ ＼ニニニ＞=- ∥ ／ } } ＿＿__. }:::|/////ハ .ｒ≦///
///////) )ニニニニﾆﾆ＞ {{//ﾊ＞-―- / ／ ＿ -- 、....._.|:::|/////／} l|:∨}///
/////// ／ /｀ヾニニニ＞／,．-―:::つ::V＿厶ｲ (__,.-― ヽ.ﾞ/ヾ///／ .ﾉ }}:::∨//
/// ／( ( / ﾏニﾆ／:::::::::::／／ヽ__)){_ノ ヽノ´ ＼ﾞ/∨l{｀ -‐.八::∧//
/／ |｀`i i ／::::::::::::／／、 `¨ ‘，＿ ヽ ＼ :ﾊ ／::::::///ヾ{
l { ／::::::::::::／:::::::( 丶 ﾉ ', ＼......／::::::::://////
∥ r―＜:::::::::::::ノ:::::::::::::::::＼ ‘， ／ ', ／..＼ﾞ:::::::::::///////
∥ ; ／＼::::::::::::-＜＿＿_,．、:::::::＼ ／ ,．-- ＿＿ ／/////ﾞ＼ﾞ:////////
∥ l／ ＼::::::/ }ニ} /} ＼::::::::ヽ / ／ ／//////////＼ﾞ //////
∥ ／ /￣ ノﾆﾆﾆ/ /＼:::::}／ 〈//////////////ﾞ＼ﾞ ///.
【 大化五年（649年） 難波宮 】
ﾉ ／ ノ /
} i r―― ´ ／ ゝ′/
l ノ j ／ / {
r‐'ー⌒^ー-v― ´ / _j (
r― '::::::::::::::r‐､ r､:::｀ヽ } / ヽ
､ i::::::::: :::! l ! ヽ,r' i| ヽ } ハ
}´:::::::::::::::::::::fli !} ヽ_ /{ } / }::::::!
つ￣:::::: :::| i! l ! {_ ／ } ∨ j:::::::::､
::::::::: :::! |! } l {｀ヽｰr‐´ i } /:::::::::::}
:::| l{ !i l:::::ｰ"ー―-､j{ ／｀く＿＿r‐ ´:::::::::::::i
:::L}L___!{＿__}:::::::::::::::::::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
:::{￣l{ ●難波津::::::::::::_::::::_::::::::::::::::ｨｰr-ｨーｸﾍﾉ
:::i }! ■難波宮r' ヽ! ヽr― ' Y / {
:::} ┃ {::::::∩! ヽ ヽ ∨ ﾉ l
:::l .┃ }::,､! ヽ { l ゝr ′,ｲ
:::! ┃ i::l ヽ ｀ー-､j ヽ | ! ヽ
:::| ┃ .}:L ヽ ヽ { l |
:::! . ┃ {r ヾ_ ヽ ､ ', {
:::,′ .┃ i ＼ ヽ ヽ } l
:::住吉大社┃ | ヽ､ { } i }
:::L_/卍 .┃難波大道 ｀ー―ヽ } l
.:::r●=ー ┃ ＼ j
:::レ､ .┃ Y
.:::,ｲｸへ r‐ ┃ ヽ
:::/ .ﾚ .￣┃ '､
:::／ ┃
:::／_ ∩ ┃
:::rく { 大仙陵古墳
／{／／∠ // { ―ｧ
/∨ / ィ
{ w w w w w w /｀ヽ
. {＼」 i . i . i. . i . i . i . . i . i . i . i .i／ 八
ゝ- > _┌tr‐=＝ ^゛ ＝= ‐┐-‐= {
／ { { 八 . :} -‐= {
{ 乂 { [_ ＝‐- -－= _] { -‐= {
} { -‐ ‐- -‐ ‐- . :ｌ-‐ 「
. |{ (.:i:.) ) ( (.:i:.) ). .{-‐=ﾆ {
{ | j . . F{: . ∨
| ,, ゛ . . : :{ じ /
| {___ . : :{‐=ﾆ
^ . :八 }
F ＝一 . . }
人 ／ 厶ｲ
／ >――――一 . : 7 ＼
‐―／ 八: .: .: : . . .: / ＼―-
/ { ＼ . .. :／ / ＼
【 孝徳天皇 】
.
／{／／∠ // { ―ｧ
/∨ / ィ
{ w w w w w w /｀ヽ
. {＼」 i . i . i i . i . i i . i . i . i. i／ 八
ゝ- > _┌tr‐=＝ ^゛ ＝= ‐┐-‐= {
／ { { 八 :} -‐= {
{ 乂 { [_ ＝‐- -－= _] { -‐= {
} { -‐ ‐- -‐ ‐-. :ｌ-‐ 「
. |{ (.:i:.) ) ( (.:i:.) ) {-‐=ﾆ { ……は？
{ | j F{: . ∨
| ,, ゛ : :{ じ / . 石川麻呂が、なんだって？
| {___ : :{‐=ﾆ
^. :八 }
F ＝一 }
人 ／ 厶ｲ
／ >――――一. : 7 ＼
‐―／ 八:. :. : :. : / ＼―-
/ { ＼. :／ / ＼
. -─━─ ､
/ ．
/ .
/ i
.' ｀,:､ /ﾉ
_,< , `泛ﾀﾞｿ^
/ﾍヽ! :i ! γ i<
ﾒv/＼ヽ､ﾍ. ゝ.__.ﾉ_) 石川麻呂が……
／/ハ/,∧ ＼＼_／ 俺を、害しようとしています……。
／////_j//jヘ. /,7j そう聞きました。
///////＼////＼/∧､.
;γ⌒ ｀ヾv ＼////＼ﾍ廴
i//ヽ､///,＼/＼/////ﾍN
|//ヽ､_≧=ヽiﾘ//＞ ､/∧i!ﾊ
|､///ー=ﾆ7/{/j/////＼.ﾘ/∧
Ｎv/////,≧7､////////N//,j
ヾ.V/////ヽ､∧///////o∧/{
VV/////ヽ､∧////////∧ﾍ
Vヾ///////ﾞ∧///////o∧/,
V/＼//////'ﾘ;.////////∧/i
父が祖父を陥れるとか…
/ﾚl:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i!､i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
ヽ:::::::::::,..-―‐､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
｀''T" ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
l. ,.彡三.l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ……えぇ……？
',彡,,―-.､ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
l.丶j_,,.-''ノ ',:::::::,.-､::::::::::::::::::::::::ヽ 聞いたって、誰に？
| ',::/( |､::::::::::::::::::ﾄヽ
/ u . ﾚ ｀ l ヽ:::::::::::::::|
'-.､ ー''" .ヽlヽlヽ.|ヽ
',-‐ ／ ／;;;;;;;;;
'., __ / ./;;;;;;;;;;;;;;
ヽ._,,..-''" ＼__ノ /;;;;;;;;;;;;;;;;;
{ {n .／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
＜ 石川麻呂の異母弟、日向からです。 |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
/ ユ ／ ヽ
/ メ､ ﾊ
ﾚ ﾊ ヽi ',
i| i ', ﾊ , i
| | 〉, i i } ',
| { ハ ! ハﾘ ,' i ,ﾊ
', ', ﾍ ', ＼ﾘ / /,ム7 i ! iゝ
} ﾄ ﾊ'＿＿! / X ・ ﾘ /i ﾘ ', ヽ
＿＿＿＿r‐ﾉ ﾊ ﾍ｀ｰ→| ／ ｰ￣,ｲ / rｲ ﾊ＼!
f´. i. . . . . . .. V | ﾄ､ ' , ´ i ｲ _ 'ルﾘ iﾜ ﾘ. . ヽ ､
,'. . .|. .￣. . .,､.ﾍ { i ヽﾊ .|,' ｀ _,.へヽi ｲ ∧. . . ﾊ. ＞. ,＿
,'. . . .!. . . . . ∧. ∧ 'ﾍ ヽ) ､ )ｰ'´￣￣ ｲ ﾊ ∧ﾊ＼. . >. . . . . . ＞. .,
i. . . . |. . . . ,. . ﾊ. . ＼_ゝ ﾊ ＼ ￣ ／! /,' ,' 〉. . . ﾕ,.＜7. . . . . . . ./｀ヽ
|. . . . ',. . . . . . . ﾍ. . . . ﾊ ',ヽ ∧￣∧,ｲ/ i , /. . . . . . . /. . . . . . . ./. . .
,ｲ. . . . . ,. . . . . . . . ',. . .< i ｸ f｀ﾍﾊ |' ,ｲ ,' /. . . . . . . ./. . . . . . . /. . . .
ﾊ.ヽ. . . . .',. . . . . . . .ﾊ. . .ヽ ﾘ ,' i< ﾊ ', ∧ , /. . . . . . . ./. . . . . . . ｲ. . . .
【 蘇我日向（そがのひむか） 】
￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
/／ー─く⌒ﾄ､__
｜{ニニニﾆ人/ / /〉
人ニニニニﾆﾆｰくノ＼
. イﾆ／/⌒ヽニニニニニハ
.. ＜ﾆﾆY レ==ミuﾉﾆニニ二ニ二}
. ＜ニニﾆﾆノ ﾘ＿） }ﾆﾆニニニニニ}
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ「 /ニニニニニﾆﾆﾘ 日向って……。
{ﾆﾆニニニ二)__ /ﾆ=─┐ニニニ/
∨ニニニニ/＼｀ヽ ) .ノニニニ/ お前のものになるはずだった
∨ﾆﾆニ二{ ｀´ ｀¨¨´|ﾆ二二// 娘を掠め取ったよな、確か。
∨ニニニ≧ー┬ .|ニﾆ／
＼ニニニﾆ／}＿＿_. イ|/}/┐
＼ﾆ二/|/´ ／ニニﾆﾆ人
{ニ/マ{ ／二二ニニニﾆ＼
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
| ( ●) （●)
.| （___人__）
| ﾉ
_,.| | はい。
, --、―― ＜ / |ヽ 丿
/ : : : : :ヽ : : : : :/ : :| ＼ __ _ ／
/. : : : : : : :| : : : く: : : :|、 ／=|´| :| .＼
/ : : : : : : : : : : : : : :＞ : | ｀'|::::/|/:,┘ : . ヽ
ノ : : : : : : : : :/ : : : : ヽ : : | |:::| / : :> : : : : :丶
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/ ／ニニニニニニﾆ≧ ､
{/ニニニニニニニニニﾆ＼
＼{ニニニニニニニニニニﾆﾆ＼
ｰｧ≦/⌒Vニニニニニニニ ハ
/ {_ }ニニニニニニニニ }
〈 {_.イliｌヽ〈ニニニニニニﾆﾆﾆﾆ}
） ﾘ＿） }ニニニニニニニニﾆ}
_/ ノ|ニニニニニニニﾆﾆ/
〔 |/￣〈 }ニニニﾆﾆ/ 信じるってのか？
l u ﾉ /ニニニニ/
|=⊃ ー＜{ニニニニ{
{ |ハニニﾆﾘ
ｰ──┐ .＞}ﾊハ}ノ
|,x＜´ ／ﾆニ∧
＿/ ／ニニﾆﾆ人_
{ / } ／ニニニニニﾆﾆ≧ ､
{ニニﾉ ／ニニニニニニニニﾆﾆ∧
. -─━─ ､
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/ .
/ i
.' ｀,:､ /ﾉ
_,< , `泛ﾀﾞｿ^
/ﾍヽ! :i ! γ i<
ﾒv/＼ヽ､ﾍ. ゝ.__.ﾉ_)
／/ハ/,∧ ＼＼_／
／////_j//jヘ. /,7j
///////＼////＼/∧､.
;γ⌒ ｀ヾv ＼////＼ﾍ廴 ,-､__
i//ヽ､///,＼/＼/////ﾍN /У ﾍ_,ヽ
|//ヽ､_≧=ヽiﾘ//＞ ､/∧i!ﾊ } / ｀i
|､///ー=ﾆ7/{/j/////＼.ﾘ/∧, l
Ｎv/////,≧7､////////N,メﾞ ゝ､ ／
ヾ.V/////ヽ､∧//////／// ＼ ｡У
VV/////ヽ､∧///／//////｡Y
Vヾ////////У<///////｡／
V/＼//////'ﾘ,/////｡ ／ﾍ
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' `
.: '.
/
/
/ i
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/ jlト-､_ ｊ{ !
/ / 八●入_,j}::::;／ /
_ｲ / ／⌒ ⌒'::_ノ:::ヾ;;;;;_,／
厂`ﾄ､ ./ （ 7 i'´
_ノ ∧ヾ:八 ＼ / ヘ
＿＿＿＿ノl! ∧ { ＼ `ー― イ l
///////,'//| ..∧l /´＼ ´ _ 人 ノ ……信じます。
//////,.///| .∧ ; ＼ ／ ￣
/////,.////| ∧{ ＼_ _,／
////,./////| ／￣｀ヽ ／.／ヽ
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///ト _ j// | .∨:∧ _r-＜ .|////∧///ヽ、
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, ----------へ､
／ニニニニニニニﾆﾆ＼ﾄ､
/ニニニニニニニニニニニﾆノ}
/ニニニニニニニニニニニニﾆﾉ}
｛ニニﾆﾆ（￣u￣u ー─┬:へﾆノ
｛ﾆﾆﾆﾆニ}xzzzz､ ﾉ:::::::::|ﾉ
}ニニニノ 二二≧ｰ ,x≦ミ|
}li{ ニニ|. （＿_fﾕノ （rｭ_）ﾉ
{ （ ﾘヽ {::::::::::| （……どういうことだ？）
_ﾄ､ ､:::::: |
/ニ>ｿｰへ ノ:::::::}
__./ﾆﾆ{ { ､ -─‐:::::/＿＿＿
ニニﾆ| ‘， ＞ ＿＿_..イニニニニニヽ
ニニﾆ| ＼ :::::::::::::::::::{ニニニニニニﾆ∧
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
大化政権の謎、蘇我石川麻呂事件。
大きな政変なのだが、山背大兄王事件のほうがまだマシというほど整合性も取れず、記録も乏しい。
石川麻呂を褒めている「藤氏家伝」もおおっと、ここでスルー。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿ _＿__
／ ＿_ ＼::＼ ／ ヽ,
＿＿＿＿＿..../ ./::/ ヽ. ヽ::ヽ..＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ }
/ |＿|__| | |:::::| / /
/ ＿_/ /::::/ ./ /
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/ |l「 ,ｨ＝ヽ|/
/ 弋ゝ＿_ノﾘ
ー―――――――――――――――――――――――ヾ＝一"
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
何より困るのが、陰謀だということはわかるのだが、
誰の陰謀と取っても妥当性が無いというもうね。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
異母兄を陥れれば嫡流に近くなるというのもあるのか？
どろどろだな…
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
というわけでいつもどおり見てきたように嘘をついていこう。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
,´ _,, '-´￣￣｀-ゝ 、_ ┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
'r ´ ヽ、ﾝ、
,'＝=─- -─=＝', i
i ｲ iゝ、ｲ人レ／_ルヽｲ i |
ﾚﾘｲi rr=-, r=;ｧ .| .|、i .||. うーんこの。
!Y! ￣ ￣ 「 !ﾉ i |
L.',. 'ｰ=-' u .L」 ﾉ| .|
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
ここにも作者の怒りを感じるｗ
藤原氏にとっても都合の悪い事件ってことなんだろうな。
） |王| ┴ ソ 十/ | | | | （ "''‐-=､'''' ----::､_ヽ____________________
ヽ ﾆ|ﾆ|ﾆ 二 王 /ﾚ､ ﾚ | | | （ ヽ i｀i'-､,_::::::...... ',
_____.） ノ ヽ 口 我 Ｖン ノ ･･ （ .ヽ':,:: ヽ .',ヽ .',::::..... '.
`V⌒Ｖ⌒ＷV⌒Y⌒ＶＶ⌒Ｗ⌒Y⌒`..ヽヽ', ヽヽヽ i-､_ :::ヽi
. _________________.ヽ', ', '; ::::::`_､,,.-‐''" : : :ヽヽ.', ', , ',', ', : |''':､ヽ'':;:| --------
',.',.';, ', ;:::', : : ヽ',.', ヽ: ヽl ::: .|r‐ lヽ |
| ',',ヽ' :::',: _,.:r: :',.',.l､.i',:',::i i::: |::‐､.|-､.i
-------------- l |i.', ', ', ::`:､,,_ !､'ｰ'ﾞ,t;;ﾂフ| i|.',.i.',l::|l:::::|ヽ" |-､`i-------
|| ヽ ,'i, ヽ::`t:j'i ｀"´ | | .',| i .||::::| ､／ヽ ':､',
|| ヽヽヽ,_-l.´| |,' || | ,'| / .| ｀.ヽ,!､
l| `''､ `''ヽl |l |' |.!.|,' l l |ヽ-------
________________. .! ヽ-‐ '' ! ' .l.l ' / .／ .|':, ':､
ヽ,-===='-''':､ ' ./_,,,r‐i"'､ ,:./ .ヽ ｀:､
_____________________ ,.:-`､‐--‐'"´ ／"', .ヽヽ, `:< .l':, ヽ-､
,.-'" |. 丶 :::::: ,.:'i´ ', ' ヽ ＼,'l::'､ ＼'
___,,,,,,,,,,,.:-'" .,' `'::-､-‐'-ﾞ,,,| ',.ヽ ヽ .＼::ヽ
【 蘇我石川麻呂（そがのいしかわまろ） 】
￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
, ---------≧ミ
／ニニニニニニニﾆ＼}＼ ､
イニニニニニニニニニニ}ニ} }
/ニニニニニニニニニニニノノ}
/ニニﾆ／⌒'ー＜ニニニニﾆﾆノ
/}ニﾆﾆ/ } } |ﾉ }l|
|ニﾆﾆヽ rzzzzzx .ノxzzzｭ| _ノﾉ
|ニニﾆ/ (___rｭﾉ (rｭ_,ﾉﾉ
|{￣ﾆ{｀ | .| （石川麻呂が葛城を殺す？
|{ ） l| u .､ | ……想像もつかんぞ）
|＼___,､ ﾉ }
∨|二ﾆ＼ ⊂⊃ ,'
人ニ／| ＞ ..,＿___／
＿＿＿/ﾆ| { } }＼＿__
／ニニニニﾆ| ＼__ _ノ ∨}二二≧ ､
/ニニニニニニ| /⌒＼/⌒ヽ ∨ニニニﾆ∧
＿＿＿
, ＜ニニニニﾆ≧ ､
／ニニニニニニニニﾆ＼
/ニニニニニニニニニニﾆﾆソ}
/ニﾆﾆ／⌒＼ニニニニニニニ/}
,ニニニ{ ー‐┬=ニ二ノ
{ニニニ{ rzzzzx. ,ｨ|zﾐ|ﾉ （逆ならわかるがねー。
V⌒＼ / r─‐rｭｰ ﾉ_ ﾄ､. 最近あいつ俺にあたりが強いし、
| ニﾆl ー一' （__心}､ ＼ 倉梯麻呂が7日前に居なくなったから――）
| ,ハ| | }ミ} }
人 ） |ソ {
}＞ ┐ ／⌒ヽ＿ / {_, ､/＞ .
＿__, ､, ､_／二二≧x_}ノ}ノ|＼ {ニニニニ}｛. / /ニニﾆ＞ .
ニニニニニニニニニニ.／ ＼￣￣｀¨¨´ﾉ｀__ / /ニニニニﾆﾆ＞
ニニニニニニニニニ／ / ≧ ---イニニヽ/_/ニニニニニニニニ＼
ニニニニニニニﾆﾆ/__ { ／ /ニニニニニニニニニニニニﾆﾆハ
ニニニニニニニニ∧. } { , ─一' /ニニニニニニニニニニニニニニﾆ}
ニニニニニニニニニ} | ∨ _入. /ニニニニニニニニニニニニニニﾆ/
＿＿＿
, ＜ニニニニﾆ≧ ､
／ニニニニニニニニﾆ＼
/ニニニニニニニニニニﾆﾆソ}
/ニﾆﾆ／⌒＼ニニニニニニニ/}
,ニニニ{ ー‐┬=ニ二ノ
{ニニニ{ rzzzzx. ,ｨ|zﾐ|ﾉ
V⌒＼ / r─‐rｭｰ ﾉ_ ﾄ､
| ニﾆl ー一' （__心}､ ＼ （……うん？）
| ,ハ| u .| }ミ} }
人 ） |ソ {
}＞ ┐ .＿＿_ ＿ / {_, ､/＞ .
＿__, ､, ､_／二二≧x_}ノ}ノ|＼ {ニニニニ}｛. / /ニニﾆ＞ .
ニニニニニニニニニニ.／ ＼￣￣｀¨¨´ﾉ｀__ / /ニニニニﾆﾆ＞
ニニニニニニニニニ／ / ≧ ---イニニヽ/_/ニニニニニニニニ＼
ニニニニニニニﾆﾆ/__ { ／ /ニニニニニニニニニニニニﾆﾆハ
ニニニニニニニニ∧. } { , ─一' /ニニニニニニニニニニニニニニﾆ}
ニニニニニニニニニ} | ∨ _入. /ニニニニニニニニニニニニニニﾆ/
/ニニニニニニニニニニニニニニソ}ﾉ}
ニニニニニ＞---=ﾆﾆﾆニニニニニﾆﾉ
ニニﾆﾆ/ ﾄ､ }l「´
ニニﾆﾆ{ ∠二＼ } } ｨニ|ﾉ
ニニニﾆ〉 , ----＼__, _／-､ }
ニニニﾆ| { （O)ﾉ { (O) ∨. . : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
{三三二:|ヽ ｰ─一' :::::::::::{ ー一'| : : : : .
{ 〉 ﾘ ｀ヽ | : : 本当は俺か……？ : : .
＼ ｛ u .／⌒＼＿＿, -､ | : : : : .
＼＿_,､ /ｰ─────一||. : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
}ﾊﾆl＼ {ニニニニﾆﾆﾆﾆﾆ.|l
＿リ ＼ニニニニニニソ'. （⌒＼
/ﾆ/ { ＞ ＿＿__..イ. ＼ ＼
. /ﾆ∧ ＼ |＼-､ （⌒＼ ＼
イﾆニ∧ ＼ } ∨＼＿＿＿（⌒＼ ｀¨ ｀ヽ
.
. /ニニニニニニニニニニニニﾆﾆ}ﾆ}}
ｲ二二二ニニニニニニニニニニニノ
{ﾆﾆﾆ〈￣￣￣｀¨¨¨¨¨丁ヽ￣:::∨ﾊ
{二二∧ } }::::::::::::V }
}ﾉニニﾆ〉∠三≧x__ﾉ }__}:x≦三}ﾉ
{二ﾆﾆ./ r‐ て刀 r‐tテミ ﾉ
∨＼ﾆ{､ ｰ─一' { ー一'ﾄ､ （そもそも……あいつは本家の暗殺を企むようなやつだ。
{ ニﾆ { :::::: |::} 俺を殺しにかかってきても……おかしくない！
{ ( ﾆ ＼ ::::: }::} あの野郎俺を殺して葛城を次の――）
人 ノ :::::::}ﾉ
{＼___,､ (_二ﾆﾆ⊃::::::}
{/{ﾆニ|＼ :::::ﾉ
人:／} :::／､
＿＿＿／/ { ｀≧===＜} ∨:＼
x≦三三三三-{ ＼ :::::::::::ﾉ:::::∨三三三≧x
,x≦三三三三三｀ヽ}ﾄ､
／ニニニニニニニニニﾆ}ﾉ}
ｲニニニニニニニニニニﾆﾆ/ｲ}
/ニニニニニニニニニニニニﾆﾉ
{ニニﾆﾆ( x≦二ミ ﾉ-）ﾐ}￣
{ニニニﾆ〉 , ---､ r‐ミ‘，
∨ニﾆﾆ｛ （＿_○ﾉ .｛Ｏ_)ﾉ
V⌒＼|ヽ { |
{ （ u ＼｜ （あれ……？）
＼＿,､ ノ |
{ﾆﾆ| ＼ f二! }
/＼人 ＞ ＿＿_,ノ
_/ﾆﾆ∧ ＼ |＼
=≦ニニニﾆ∧ ｀丶､ / }三≧x
ニニニニニﾆ∧ /＼∨,ｲ |ﾆﾆニﾆ＼
‐ ―――――‐‐
／ へ
／ ＼
/
/ i
l |
| l
} ji i
ヽ,仇, .._＿__ ノ i
ﾔﾊ 辷ﾁ:::.ji ｲ
!/ ｀￣￣ { どうか、勘へ給わんことを。
／{ ｀: } i
ゝﾍ, ﾉ f :
ゝ¨￣￣ l! , 斗j{
l｀ ノ_ 斗‐ '_／ }
l _ 斗匕 '´ , -' 入
`ー―::´::::::::::／_,.．-'''" ／//ゝ_
r＜ヽ:::_:／' ´ ／///／/＼
|' r＜ , -'"///／/////＼
|:', | .ヽ , -'"/////／/////////＼
└} )ヘl ／'//////／/////////////＼
/ヽゝ=/ .／ //////／/////////////////＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
勘ふ（かうがふ）：事を定める。判断する。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
,x≦三三三三三｀ヽ}ﾄ､
／ニニニニニニニニニﾆ}ﾉ}
ｲニニニニニニニニニニﾆﾆ/ｲ}
/ニニニニニニニニニニニニﾆﾉ
{ニニﾆﾆ( x≦二彡 ﾐ-）ﾐ}￣
{ニニニﾆ〉 , ---､ r‐ミ‘，
∨ニﾆﾆ｛ （＿_○ﾉ .｛Ｏ_)ﾉ お、おう……。
V⌒＼|ヽ { |
{ （ u ＼｜ （じゃあ何でその企みをこいつが言いに来てるんだ？
＼＿,､ ノ | それでどうして石川麻呂を追い詰めようとしてる？）
{ﾆﾆ| ＼ f二! }
/＼人 ＞ ＿＿_,ノ
_/ﾆﾆ∧ ＼ |＼
=≦ニニニﾆ∧ ｀丶､ / }三≧x
ニニニニニﾆ∧ /＼∨,ｲ |ﾆﾆニﾆ＼
鎌足えぐいわ。
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
／ヽ／￣￣￣＼xヘ
/ ＿＿＿＿＿_ }
ｼ _」⊂⊇ ⊆⊃|_ ﾐ
r'y| /´．ヽ /´．ヽ Ｙ｀i
{_ ―― 儿―― _/
｀i ( ＿） /
＼ ヽｰァ ／
／￣ ｀ ―‐ ^￣＼
/ ,
./ ｜ ｜ i
└r ┤ ├ r┘
【 有間皇子（ありまのみこ） 】
￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
／ニニニニニニニニニﾆ＼
/ニニニニニニニニニニニニ＼
ｲニニニニニニニニニニニニニﾆ}ﾉ}}
. /ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾉ
/ニニニニ／￣￣｀＼ニニニニニニﾆﾉ}
{ニニニﾆ｛ xzzzz､ ￣￣} | |ニニノ
|ニニニニ〉 ´￣￣｀＼ ノ ﾉ |ﾉ￣
|ﾆ/＼ﾆﾆ/ （ モ夕ヽ -==､.}
lﾆ| ニニ{ヽ ー一' (ﾓﾀヽﾉ （じゃあ俺の息子を担ぐ……か？
lﾆ{ （ lﾉ u | ｀¨´' にしては妙だ。あいつを葛城より
/ﾆﾍ | / 持ち上げる理由が石川麻呂にない）
＿_/イﾉ ｰﾍ 〕 /￣}
ノﾆﾆ∧ ∨ ＿__ / {￣⌒ヽ
ﾆニニ∧ ∨ ､ ∧_{ ノ ‘，
ニニニ:∧ ＼ ＼ ＿＿... イ´￣￣ }
ニニニﾆ∧ ＼ イ ∨ ﾉ
ニニニニ:∧ ヽ /__八 ￣|￣
ニニニニﾆ∧__ノ⌒ /:/{l∧＿＿＿＿{＿
ニニニニニ:∧ ∨二イ }ニ{＿＿＿＿___}ﾍ
ニニニニニﾆ∧_{ﾆﾆノ /ニニニニニニﾆﾆ∧
ニニニニニニニニニ}/ニニニニニニニﾆﾆ∧
,＿＿＿＿＿
／ニニニニニニ≧.､
/{/ニニニニニニニニニ＼
｛ニニニニニニニニニニﾆﾆ＼
乂二二二二二.イ⌒＼ニﾆﾆ∧
/ / / ,xzzz､ }ニニﾆ∧
/zzzx｛ __／二二ヽくニニﾆﾆ }
V´￣ （──ｔッ }ニニニ/
|｀¨¨´/ ￣￣ ﾉ|ニﾆﾆ./
|. _/ u . |ﾉ（ } ……鎌足。
| 〔 ﾉ /. どう見たら良い？
{ ∠二二二ヽ ／ｰｒイ}
人 イ }_ノ__
＿＿＿.｀≧ｒ─一 ／ ／ニ}
／ニニニニ／} .. イ ／ﾆﾆニ＼
ﾉニニニﾆ／ ｛ r＜´ ／ニニニニﾆ
___/ニニニニヽ＼ ∨⌒ヽ__／ニニニニニニ
ニニニニニニ∧{＼/(⌒＼ニニニニニニニ
ニニニニニﾆﾆ/ }/⌒＼ ＼ニニニニニﾆ
_＿__
_ -‐ ￣::::::::::::::￣＼
／:::::::::::::::::／::::::::ｰ=ミ::::::＼
/:::::::::::::::::／:::::::::::‐‐─=ミ彡'⌒ヽ
/ ::::::::::::／::::::::://彡‐===ミV／⌒ヽ
,' :::::::::／:::::_,,ノ/// ｀⌒ヾ:::}
{::::::／:::::::::::::: /// ｉ:}
{／:::-―==彡/'′ }:}
/:/::::::;jI斗=彡′-─- .._ }:}
{::{::::::ん⌒V:/ ーｔｧｰミx、 ,x-─jﾉ
{::{::::::{ { う }:{ 、 ￣ 彡'′ {ｔｧｰi′
Ｖ:::::::＼ｰ' } { ′
}:i::::::::::::iｰｲ .: _.: ｣ /
}:}:ｉ::::::::ﾉ ｀ﾞ′/ 右大臣が葛城皇子を害するとは
}:}:{:::::: | 、 -=ニ=ｧ / 考えにくく存じます。
从{:::::八 :. ＼ "" ′ 何にせよ、確認するべきでしょう。
＼{ .. ＼ ≧s｡. _＿_/
, -/..＼_.......二ニ==──ｈｧ
人〈 ...................... ｀Y⌒ヽY ||{、
_ -‐ ＾ー=ミx ＿ ...............人__,人! ||{｢㍉、
_ -‐ ＾ー===ミx、 〉〉 ￣二ﾆ=ｰ==<⌒Ⅵ＼,}}＞┬=ミx､、
こ二二二二ﾆ==ニ二二二¨ ‐- _...............＼....V⌒V....ﾉ┌┴=う
/=二三三三三二＼ニ二三三＞｡、＼..... /⌒ヾ|i |⌒Y'} Ⅳﾆ}
. /‐=二三三三三三=‐ﾊ二三三三ニ‐＼＼.{.........人....人_丿} }∧=}
【 中臣鎌足（なかとみのかまたり） 】
本人の性格もあるんだが、部下に恵まれないな…
＿＿＿＿__
/{／ニニニニニﾆ≧ ､
{Vニニニニニニニニニﾆ＼
＼ニニニニニニニニニニハ
{/￣/ （￣￣￣￣Vニニﾆ}
/ﾆ=- -===ミ /ニニニ｝
〈 rゥ‐┐ fウ¨¨ヽ〈ﾆﾆﾆﾆニ}
| ｰ一' ー一' ﾉ}ニニﾆﾆﾘ
| / |三ニニ/ 極めて常識的な返答ありがとさん。
| 〔 }ﾉ ( //
{ ,､__...ｲ/ （こいつが噛んでいるにしても葛城が狙いで、
人 ´￣｀ ／ |二/ そのうえ言いに来るってのがわからない）
≧:┬一 ﾄ､/
／| ／ /ﾆ＼
＿＿... イ/ 〈 ＿.....イ /ニﾆﾆ｀≧-----､
／ニニニﾆﾆハ∧∨⌒ヽ ./ニニニニニニニ∧
/ニニニニﾆﾆﾆﾆ} ﾏ二}／ ＼/ニニニニニニニﾆ ∧
./ニニニニニニニ{ {二ﾉ ／/ニニニニニニニニﾆﾆ}
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
【 不審点 】
・蘇我日向は葛城皇子から妻を奪っている。
・蘇我日向が葛城皇子に危険を伝えている。
・葛城皇子が蘇我日向を信じている。
・石川麻呂が葛城皇子を害しようとしているという話。
・孝徳天皇が石川麻呂の処遇を判断している。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
逆に考えるんだ 「好きに書いちゃっていいさ」 と考えるんだ
,＿＿＿＿＿
／ニニニニニニ≧.､
/{/ニニニニニニニニニ＼
｛ニニニニニニニニニニﾆﾆ＼
乂二二二二二.イ⌒＼ニﾆﾆ∧
/ / / ,xzzz､ }ニニﾆ∧
/zzzx｛ __／二二ヽくニニﾆﾆ }
V´￣ （──ｔッ }ニニニ/
|｀¨¨´/ ￣￣ ﾉ|ニﾆﾆ./
|. _/ u . |ﾉ（ } （蘇我日向も何故……？
| 〔 ﾉ /. いや、皇太子になるとは考えてなかったから、
{ ∠二二二ヽ ／ｰｒイ} 今更お追従に来たか？）
人 イ }_ノ__
＿＿＿.｀≧ｒ─一 ／ ／ニ}
／ニニニニ／} .. イ ／ﾆﾆニ＼
ﾉニニニﾆ／ ｛ r＜´ ／ニニニニﾆ
___/ニニニニヽ＼ ∨⌒ヽ__／ニニニニニニ
ニニニニニニ∧{＼/(⌒＼ニニニニニニニ
ニニニニニﾆﾆ/ }/⌒＼ ＼ニニニニニﾆ
((::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ､:::::ﾐ
ゝ::::::┌''7"""'''''''''''"""Тil"''ミ:::::::ミﾐ::::ﾐ
,ｲイ/l:::j ! l .l! ミ:::::ミ､:::ﾐ
ﾘ l! .∨､､､､､､, ,ィ≦＝= ミ:::::ミﾐ:ヽ
',ﾞﾞﾞr─､ｧｩ (￣ｰ'｀ヽ ミ:::::ミﾐ
i .ゝ-‐ ' ｰ‐‐ ' l:::／ヽﾐ
l / l::j / }ﾐ
l ( u .l:/ ) ﾉ （……わからん）
l ,､_ ｲ
l＿＿__ ／ﾄ;::::ﾘ
-‐ '八 ' j .ヽー--
-‐ ´ /.ｰ-t--‐ / l
/ /l / l
ノニニニニニニニニﾆ＼
/ﾆニニニニニニニニニニ＼}ヽ
ニニニニニニニニニニニニﾆﾉ}
ニニニﾆ/￣￣ ＜ニニニニニﾉ}
ニニニﾆ}xzzzz､ u .≧‐┐二ノ
ニニニノ 二二＼ ﾉ } |￣
二二ﾆ| （＿fウ_） r==ﾐ|
｝ }ﾉ｀ ｆｳ_）'
〈 | {
≧┬ﾍ u .〕 | （わからん……が、もし……
--/ ＿_ , うるさい奴がいなくなれば……）
∧＼ ＼ ｀ /
ﾆ∧. ＼ ＞ ...＿_ ｲ
ﾆﾆ∧ ＼ ∧-､／
ニﾆ:∧ ＼ ｝ .∨
ニﾆﾆ∧__ノ＼}/__/
ニニﾆ:∧ Vﾆﾆ/
, ----------へ､
／ニニニニニニニﾆﾆ＼ﾄ､
/ニニニニニニニニニニニﾆノ}
/ニニニニニニニニニニニニﾆﾉ}
｛ニニﾆﾆ（￣u￣u ー─┬:へﾆノ
｛ﾆﾆﾆﾆニ}xzzzz､ ﾉ:::::::::|ﾉ
}ニニニノ 二二≧ｰ:::::::,x≦ミ|
}li{ ニニ|. （＿_fﾕノ::::::::: （rｭ_）ﾉ （ひょっとしたら……もう少しうまく……
{ （ ﾘヽ {::::::::::|. うまくいくんじゃ……）
_ﾄ､ u .､:::::: |
/ニ>ｿｰへ u .ノ:::::::}
__./ﾆﾆ{ { ､ -─‐:::::/＿＿＿
ニニﾆ| ‘， ＞ ＿＿_..イニニニニニヽ
ニニﾆ| ＼ :::::::::::::::::::{ニニニニニニﾆ∧
‐ ―――――‐‐
／ へ
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l |
| l
} ji i
ヽ,仇, .._＿__ ノ i
ﾔ:::::辷ﾁ:::.ji ｲ （石川麻呂……）
!/:: ｀￣￣ {
／{ ｀: } i
ゝﾍ, ﾉ f :
ゝ¨￣￣ l! , 斗j{
l｀ ノ_ 斗‐ '_／ }
l _ 斗匕 '´ , -' 入
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:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: | ……鎌足、何故石川麻呂を。 |:: :::: :::: :::: ::::
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／.:.:.:;;:;:;:;:;:;;;:;:;;;;;;;;;;;:;:;;:;ヽ
/.:.:;:;:;:;;;;;;;;;r'"´￣`ミ;;;彡-ﾐヽ
./.;;〃.;:;:;;;;ｨ´ 彡'"二y'彡⌒ヽヽ
/,;;〃;:;;;;,ｨ´ 彡'" ￣｀`''´｀ﾞﾞヽ1 !
/,;;〃;:;;ｨｲ 彡'′ !1 !
/,;;;〃;:;;:;;;;;/ '; ',
i;;;;〃/⌒V ´ﾞﾞﾞ二`ヽ､ _,,､､jﾐﾐ;
V;;;ﾊ い;' "ﾞ‐trぇr､.;;｀ ,斤ｯ‐;ｲｼ′
/;:;;〃､_, ',. ｀` ~"´ ﾄ￣ /
!.:〃:;:;;;;ij. ; ;.._ l ,'ﾞ みこ。
V.:;:;;;;;ハ', `" /
/.;;;;;;/ ヽ､ -=''ニ=ｧ /. やまとはあまりにも諸族の都合、
!.:;:;;/､ ＼ / そして系統の断絶による混乱が続き過ぎました。
`y二ヽヽ､. ＼ _ ＿,:'′
_/ ﾞ,1 r二ﾆヽY￣〕
,.ィ＜｀`丶､ ﾚﾉ ' ￣`)i 1ﾚﾊ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
,.ィ＜ ｀`ヽ＼ ＼ ＿ノノ 1Lノﾄ､,,,_ ＿_＿ | 豊御食炊屋姫尊（推古天皇）の頃のことか。 |
｀`ヽ＼ ＼＼ ＼＜ ノﾉﾊVﾉ 1 ｀`ヽ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
/ ::::::::::::／::::::::://彡‐===ミV／⌒ヽ
,' :::::::::／:::::_,,ノ/// ｀⌒ヾ:::}
{::::::／:::::::::::::: /// ｉ:}
{／:::-―==彡/'′ }:}
/:/::::::;jI斗=彡′-─- .._ }:}
{::{::::::ん⌒V:/ ー‐tｧミｘ、 ,x-─jﾉ
{::{::::::{ { う }:{ 、 ￣彡'′ {ｰｔｧi′
Ｖ:::::::＼ｰ' } { ′ はい。
}:i::::::::::::iｰｲ .: _.: ｣ /
}:}:ｉ::::::::ﾉ ｀ﾞ′/. 今必要なのは、明確な相続と、
}:}:{:::::: | 、 -ニ=ｧ / 諸族の干渉のないすめらみことです。
从{:::::八 :. ＼ "" ′
＼{ .. ＼ ≧s｡. _＿_/ しかし理想は理想。外祖父程度であれば
, -/..＼_.......二ニ==──ｈｧ 致し方ないところであったのですが……。
人〈 ...................... ｀Y⌒ヽY ||{、
_ -‐ ＾ー=ミx ＿ ...............人__,人! ||{｢㍉、
_ -‐ ＾ー===ミx、 〉〉 ￣二ﾆ=ｰ==<⌒Ⅵ＼,}}＞┬=ミx､、
こ二二二二ﾆ==ニ二二二¨ ‐- _...............＼....V⌒V....ﾉ┌┴=う
/=二三三三三二＼ニ二三三＞｡、＼..... /⌒ヾ|i |⌒Y'} Ⅳﾆ}
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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/ ::::::::::::／::::::::://彡‐===ミV／⌒ヽ
,' :::::::::／:::::_,,ノ/// ｀⌒ヾ:::}
{::::::／:::::::::::::: /// ｉ:}
{／:::-―==彡/'′ }:}
/:/::::::;jI斗=彡′-─- .._ }:}
{::{::::::ん⌒V:/ ーｔｧｰミx、 ,x-─jﾉ
{::{::::::{ { う }:{ 、 ￣ 彡'′ {ｔｧｰi′
Ｖ:::::::＼ｰ' } { ′
}:i::::::::::::iｰｲ .: _.: ｣ /
}:}:ｉ::::::::ﾉ ｀ﾞ′/ ……みこ。
}:}:{:::::: | 、 -=ニ=ｧ /
从{:::::八 :. ＼ "" ′ 今のすめらみことに後何十年も
＼{ .. ＼ ≧s｡. _＿_/. たかみくらを温めさせるおつもりでは
, -/..＼_.......二ニ==──ｈｧ. ありますまい？
人〈 ...................... ｀Y⌒ヽY ||{、
_ -‐ ＾ー=ミx ＿ ...............人__,人! ||{｢㍉、
_ -‐ ＾ー===ミx、 〉〉 ￣二ﾆ=ｰ==<⌒Ⅵ＼,}}＞┬=ミx､、 ／￣￣￣￣￣￣￣＼
こ二二二二ﾆ==ニ二二二¨ ‐- _...............＼....V⌒V....ﾉ┌┴=う | ……そうだ。 |
/=二三三三三二＼ニ二三三＞｡、＼..... /⌒ヾ|i |⌒Y'} Ⅳﾆ} ＼＿＿＿＿＿＿＿／
,．-‐─-､､,,_
,r'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀`ヽ,
,ｲ.:.:.:::::::::::::::::::::.:.:.:,r'ﾞ,r;;!j
,!:l:;彳〃: ｨｲ;:;:,ｨｲｿﾚ'ﾞ｀`|
1;|;:ｌl;//:::;:::;:,r､ﾞ'r'"´ｰ､,,.! みこは後数年でたかみくらに付くに
|;:;:';:ﾞ;:;:;:;:;:;:〈 ﾄﾞﾘ `‐=ｭ〈 ふさわしいお歳になられる。
l;;;;;:;:;:;:;:;:1;:l;:.ﾊ . ! そうなると、皇太子を置くこととなりましょう。
|;;,;;;;;;;;;:;:;:;:Y/`i ; ｰr'
|;;|;;l;;|;;;;;;;:;:;ｨｲ!｀､ ´了 石川麻呂は大化の功臣です。
,f;;j;i|;;|;;j;;;;i/'ﾘ ｰ-ヽ j そしてみこに妃を納した強い関係があります。
_」f;:l::!l:;l;:l;:/二ﾆゞ, ｀Y「´
'"´ i;:!;ﾘ;/ﾊ/￣｀¨`ｰ- '{､_
ｰ- ､＿ ＿_＿__,二ﾆrf¨77tr'"´￣`i
;;:.:.. ￣ ￣￣￣ ､､ __ ＿, ,.,j 〉/ !/￣¨｀ｰ 〈､
;;:.:.::.. . . | 〉〉 !! ￣｀ヽ 久
;;;;;;;;:;:;::;.:.:.:. . . _ ,,．-‐ ,ｨｲ|〈〈 jﾄ､ ｀`ヽ､ 〉
;;;;;;;;;:.:::::::::::.:.:.:::::. . .: . ／, '´fj 〉〉f ヽ ＼l
;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:::::::.:.:..:.:::::.:.:. .:.: .／ /ゝ-ｲﾄ､, ｀`ｰ-､|
;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:::::::.:.:..:.::::;:;:.,:.::::::.:.:. ./ ! l | ヽ＼ ,ｨ´ﾄ､
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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＿＿＿
≧ﾆ二三三三二ﾆ=-
/｀寸ﾑ-ｰ=ミ 寸ﾆ二二ﾆﾑ
.Y /｀¨¨´: :. ヽ }二二二ﾆﾑ
l |: : : : : : : } 弋二二二ﾆﾑ
{ﾘ: : : : : : : 人 乂二二ﾆ圦
Yヽ_: : : :__／￣｀ 寸辷>ｰ寸ﾆﾑ しかし、肝心の皇太子が石川麻呂の血が入っていない。
YﾓｪY k-tﾁ }ノ 卞 }ﾆﾆ} そのような事になれば、早晩石川麻呂と争うこととなるでしょう。
V::/ 7V/ﾆﾆﾉ
'/＿ ーくﾆﾆ7. 石川麻呂が良くとも、蘇我の家はよく思うかどうか。
',: ＿ 八二ﾆﾆ{
:.:ー ｀ ／ }二二:| なればこそ、この機会に石川麻呂を排すべきかと。
',:.: ／ 从小八
ー─ ＞＜ ∧
/Y≦ ）⌒寸. ∧
||∧V ⌒辷´＞≦苡≦ﾑ
苡|j::∧V-=≦二二＞≦三≧=- ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
/二二二二二二二二二二二二ﾆﾆ. | しかし！ 石川麻呂はそんな男ではない！ |
二二ﾆﾆ／￣｀寸ミ二二二二二二....| これから遠智娘との間に男子が生まれることも――！ |
二二ﾆ／⌒Y /ﾆﾆ))二二二二二二＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.二ﾆ/´ )丿／ﾆイﾁ二二二二二二二二
二ﾆ/ )才 ／二二二二二二二二二二二
ﾆﾆ./ /⌒才二二二二二二二二二二二二
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
主人公も忠告したんだよなぁ。
いまいち、葛城がその重要性を認識してないっぽいんだが
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,. .:;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;.:｀ヽ
,r'´ ｀ヽV彡' ￣｀ヽ;;;;;;;;;;ゞ',
! r'" ￣｀`" ￣｀ヽ ヽ:::::::::ﾞ,
l ! ﾞ, ﾄ:::::::::',
l/! '; ﾐミ ;;;;;!
j::!ｰ- ､ ,,､ --＝ ﾄﾄt;;;;;;;!
〈;:;ﾊ｀ー'ヽ `ー ' ﾚハ;;;;;!
';;;i1 / ,: )) /;;;;! 「都合が悪いが故に廃する」と言うのは下策です。
Vﾊ ヽ , ′_ノ;:;;;;;;!
j;i:', _..__ /j;;;i:;:;i:.:V 「廃せる機が来たからこそ廃する」のです。
j;;;;;', ｰ / V;;;;;;;/
'从ﾞ､ ／,,, _」;;ﾉﾉ
1 ﾄ｀〒´ ;; V/
lﾚ() 1l(⌒)) ;; L_
,, __rr -‐ﾍ llﾄ､ __ -‐ :::: ﾉﾉ二ﾆ77ーtt､､､､,,
,, _, rr-‐// (( i1 ﾉll // / // // //
// // // ` ｀ヽヽiﾚ⌒ヽ!/ / // // //
/.:.:.::::::::::::::::::::::::::::.:｀ヽ ｲi l1! ヽヽV／.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／‐-､fr'"_,､､,,_`ヽ､ ヽヽ,
/ r'⌒'ｰ'ﾞ──-ヽ ヽ ヽﾞ､
iﾞ ,! ﾞ､ﾞ､ ﾞi ﾞ! !
} ,! ﾞi､ ﾞ､ ' ﾞ､
,!/!＿ _,,..､､ i,ヾﾐ ﾞi, ﾞi
l ,! ｨtﾃ:､ '"モｪ-' ﾚ,^'iﾐﾞi, |
ﾞ､ﾄl, ''"i ` ! り,! ﾘｲ 臣を廃するというのは全ての臣に強い印象を与える。
ﾞi､; ,! / ,ﾑ-'ﾞ 'ﾞ ｢. 印象を最も薄く廃する事ができるのであれば、
| i, `_",,＿ / | 'ﾞ iﾞ |. その機、逃してはなりません。
ﾞ､.ﾞ､ ﾞー─''´ ,ｨﾞ ハ l ,/
|, , ﾞ､ ｀ ´ ／ / l｢ ｿ! ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
`ﾐﾄrﾞ､＿_,／.､_-'ﾆ"ﾍﾘﾙ′. | 待て……じゃあ……。 |
,!=ミ,|ﾞr'',ニヽｌ｢`_ノム､,,_ . ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
_, ｨ'ﾄ-'ﾞ,!|.| !、__,,＞,ﾆﾞ-'~`''ｰ｀`''ｰｧ,､,,_
,､_,,.. -^ﾐ"´､ | Y'ﾌ｣ !`ｰｧ,r''" __,,...､､､ _-‐''"-'^''‐-
rｭr'ri'fﾞf,iﾞ ,rっ`､ l |ﾞ,へ, V / ,／'(~ヽ￣￣＿＿＿,,,......
__l L!'-' '── ､l （ ﾉ,! '､ノﾉ,! !、 ）.,ﾚ',､-───… ''''
ー''"´￣￣￣`ヽ`ーr'ﾆ` ､.ﾆ'ｰﾞｰ､ニﾞ,,ｨﾞ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 石川麻呂は、始めっから機会があれば |
| 殺さなきゃいけない存在で……。 |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 石川麻呂は……何一つ悪く無いというのに…… |
| 死ぬのか？ |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
古人大兄の娘が意中だったみたいだが
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;':/':::::::::::::::::::::Ⅳ´ _..zzzzzｭ_、 ,..zｭ、 .ﾊ
.;'::::::}:::::: /:::/:/' ./´￣￣￣￣｀￣￣寸 }:}
,;'}::::/::::::/／:/ /:. | }'
{'::{::/:::／:::彡' /: : l: '
ﾊ:::/:::/:≧＿.,,彡': : : |:l ',
}':::// 寸::r'’: :´￣ ｀ ヽ 、 、 _..,, }:} , '’
}::::// .ヽ|::{: : : : : ::::ーtｧ-｀ヽ ノ r'ｾｧ-/ｿ’
.人/:.、 〈Ⅵ: : : ｀￣7ヽ: : : {'’ i'
{::〈::::::∧ } ヽ :. . : : :: .ヽ / 支配者は時としてより多くの幸福のために
}::/::/人 _ﾉ: : } : . : :ｒ: : :{ { /. 一部の犠牲を容認する必要に
};'::/ｲ:::} l: : : : : . ￣7-' ,1 迫られるときがあります。
/::/:l:::::ﾘ. 、: : :: ,_ -一- 、 ﾊ
. {:::{l:::{:::::｝ ::::＼: : . ｀===7 ∧:}
ﾊ::}{::ﾊﾙ'＞ ::::::＼: ￣ ,ﾘリj. そしてその犠牲は、支配者に近ければ近いほど
{八{㍉ 、 ニ＞ :::＼ 4ﾙ' 人というものは納得し、時に同情する。
_{ニニ } } ニニニニ＞｀ . -=壬 }
_ ＜ニ＞ ﾍ ∨ニノ}´r=-.ニ| | |{_ _ |
ニニニニニニﾆ＞ ＜ニ∧∨ニﾆ| | |. //}ニニﾆ＞- ___r 、_＿＿r 、__
ニニニニニニニニﾆ＞ ＜ヽヽニ.| | |//ノニニニニニニニニヽ∨ニﾆ∧ ∨ }
ニニニニニニニニニニﾆ＞ _ ＜ﾆ.| | |／ニニニニニニニニニ∧∨ニﾆ∧ ∨ヽ
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./.;;〃.;:;:;;;;ｨ´ 彡'"二y'彡⌒ヽヽ
/,;;〃;:;;;;,ｨ´ 彡'" ￣｀`''´｀ﾞﾞヽ1 !
/,;;〃;:;;ｨｲ 彡'′ !1 !
/,;;;〃;:;;:;;;;;/ '; ',
i;;;;〃/⌒V ´ﾞﾞﾞ二`ヽ､ _,,､､jﾐﾐ;
V;;;ﾊ い;' "ﾞ‐trぇr､.;;｀ ,斤ｯ‐;ｲｼ′
/;:;;〃､_, ',. ｀` ~"´ ﾄ￣ /
!.:〃:;:;;;;ij. ; ;.._ l ,'ﾞ
V.:;:;;;;;ハ', `" / 漢の高祖（劉邦）が中華を統べた後、
/.;;;;;;/ ヽ､ -‐=ニ=ｧ /. 混乱を招いたのは、功臣と呂氏（外戚）です。
!.:;:;;/､ ＼ /.
`y二ヽヽ､. ＼ _ ＿,:'′
_/ ﾞ,1 r二ﾆヽY￣〕
,.ィ＜｀`丶､ ﾚﾉ ' ￣`)i 1ﾚﾊ
,.ィ＜ ｀`ヽ＼ ＼ ＿ノノ 1Lノﾄ､,,,_ ＿_＿
｀`ヽ＼ ＼＼ ＼＜ ノﾉﾊVﾉ 1 ｀`ヽ＼`
/.:.:;:;:;:;;;;;;;;;r'"´￣`ミ;;;彡-ﾐヽ
./.;;〃.;:;:;;;;ｨ´ 彡'"二y'彡⌒ヽヽ
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V;;;ﾊ い;' "ﾞ‐trぇr､.;;｀ ,斤ｯ‐;ｲｼ′
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V.:;:;;;;;ハ', `" / くれぐれも……それを思い起こされますよう。
/.;;;;;;/ ヽ､ -‐''ﾆﾆ'' /
!.:;:;;/､ ＼ /
`y二ヽヽ､. ＼ _ ＿,:'′
_/ ﾞ,1 r二ﾆヽY￣〕
,.ィ＜｀`丶､ ﾚﾉ ' ￣`)i 1ﾚﾊ
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｀`ヽ＼ ＼＼ ＼＜ ノﾉﾊVﾉ 1 ｀`ヽ＼`
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':::::l i:; ´ /.! :. ｀ .'.j l::; みこがいかぬと申されるのであれば、
ヽ:ヽ ､ { .l. ::. j ,::::;! 引き下がりましょう。
}::::::ｰ; ､ .:., ,ィ::::::;
{::::::::::::、 _ ＿ _ ;:::::::::} どうか……勘へ給わんことを。
;::::::::::::! 、 ー一 , !::::::::!
:;:::::::r| ヽ. ￣ / .ト::::;:
ヾ:ト＞ ._＼ , ,. ＜ 'l"
(;ヽ ､ ,.- ｀ ー‐ '"- 、,.' j）
__ｒ‐ヽ ﾉ,{ (⌒i_j. ! !_i⌒) }.ゝﾉ ヽ-__
, ､ ＿＿-‐=ﾆﾆニ＼`＜､ヽ. !.| l ノ,.＞,.イニニニﾆ=‐-＿＿ ,. 、＿ , ､
. i ￣l !ニニニニニニニ二＞- __ ｰﾞ | ﾞｰ'__ ＜二二二ニニニニニニl ! .l |
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l .l lﾆニニニニニニ＞''"＿,. /,: ￣｀ヽ.、‐- _"''＜二ニニニニニl ! l
ﾉ .l !ニニニ＞''" - /'" , ､{ i {ー' }.i }' .ヽ ｀`ヽ -｀"''＜二ﾆﾆl ! {. '
! .lニニニ{ { { { （;⌒) ', 、 .ﾉ,' .(⌒ﾉ .} } ｝.}ニﾆﾆl ! ヽ
l !ﾆニニヽ｀ー-ゝヽ ＿_.ノ ヽ - 'ノ ヽ. ＿.／ ' -‐",ｲ二ﾆﾆl |
. { ﾉニニニニニ┬―- イ ＞ ＜ ` イ ┬‐=ﾆ二ニニ'､.ｊ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
だが、鎌足が口にするという皮肉。
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
未来が、
葛城皇子の背中を押した。
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' `.. : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
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/ : : 鎌足は……正しい。 : : .
/ : : 腹が立つほど……。 : : .
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/ jlト-､_ ｊ{ !
/ / 八●入_,j}::::;／ /
_ｲ / ／⌒ ⌒'::_ノ:::ヾ;;;;;_,／. 勘へ給わんこと。
厂`ﾄ､ ./ （ 7 i'´
_ノ ∧ヾ:八 ＼ / ヘ
＿＿＿＿ノl! ∧ { ＼ `ー― イ l すめらみこと。
///////,'//| ..∧l /´＼ 人 ノ
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////∨////| ∨:∧ /| l ／ 八
/////∨///| .∨:∧、 | } /!ﾊ/∧＼
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
どん詰まりの今が、孝徳天皇を鈍らせた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
. /ニニニニニニニニニニニニﾆﾆ}ﾆ}}
ｲ二二二ニニニニニニニニニニニノ
{ﾆﾆﾆ〈￣￣￣｀¨¨¨¨¨丁ヽ￣:::∨ﾊ
{二二∧ } }::::::::::::V }
}ﾉニニﾆ〉∠三≧x__ﾉ }__}:x≦三}ﾉ
{二ﾆﾆ./ r‐ て刀 r‐tテミ ﾉ
∨＼ﾆ{､ ｰ─一' { ー一'ﾄ､ （邪魔だからと言って臣を殺すのは徳とは言えない……
{ ニﾆ { :::::: |::} しかし……陰謀はあいつにあって……
{ ( ﾆ u ＼ ::::: }::} 俺はそれを罰する義務があって……
人 ノ :::::::}ﾉ. そして……そして……そうだ、もうちょっと……）
{＼___,､ (_二ﾆﾆ⊃::::::}
{/{ﾆニ|＼ :::::ﾉ
人:／} :::／､
＿＿＿／/ { ｀≧===＜} ∨:＼
x≦三三三三-{ ＼ :::::::::::ﾉ:::::∨三三三≧x
. /ニニニニニニニニニニニニﾆﾆ}ﾆ}}
ｲ二二二ニニニニニニニニニニニノ
{ﾆﾆﾆ〈￣u .￣｀u¨¨¨¨丁ヽ￣:::∨ﾊ
{二二∧ } }::::::::::::V }
}ﾉニニﾆ〉∠三≧x__ﾉ }__}:x≦三}ﾉ
{二ﾆﾆ./ r‐ て刀:::::::::::r‐tテミ ﾉ
∨＼ﾆ{､ ｰ─一':::::::::::{ ー一'ﾄ､
{ ニﾆ { :::::: |::}
{ ( ﾆ ＼ ::::: }::} （もうちょっと、うまくいったっていいだろう……？）
人 u .ノ :::::::}ﾉ
{＼___,､ ェェェェ. ::::::}
{/{ﾆニ|＼ u .:::::ﾉ
人:／} :::／､
＿＿＿／/ { ｀≧===＜} ∨:＼
x≦三三三三-{ ＼ :::::::::::ﾉ:::::∨三三三≧x
/ ／ニニニニニニﾆ≧ ､
{/ニニニニニニニニニﾆ＼
＼{ニニニニニニニニニニﾆﾆ＼
ｰｧ≦/⌒Vニニニニニニニ ハ
/ {_ }ニニニニニニニニ }
〈 {_.イliｌヽ〈ニニニニニニﾆﾆﾆﾆ}
） ﾘ＿） }ニニニニニニニニﾆ}
_/ ノ|ニニニニニニニﾆﾆ/
〔 u . |/￣〈 }ニニニﾆﾆ/ 使いに行って来い。
l u ﾉ /ニニニニ/. 石川麻呂に詳しく聞いてくるように。
|=⊃ ー＜{ニニニニ{
{ u .|ハニニﾆﾘ
ｰ──┐ .＞}ﾊハ}ノ
|,x＜´ ／ﾆニ∧
＿/ ／ニニﾆﾆ人_
{ / } ／ニニニニニﾆﾆ≧ ､
{ニニﾉ ／ニニニニニニニニﾆﾆ∧
＼ はーい ／
∧大伴狛 三国麻呂 ∧穂積咋
（, ´Д） （, ´Д） （, ´Д）
／ ＼／ ＼.／ ＼ ←【どうでもいいメモ】
/ ,ｲ . / ,ｲ . / ,ｲ ｉ ヽ 穂積咋は
( 〈 | ( 〈 | ( 〈 | |〉 ) 東国で汚職してたの
＼ ヽ |.＼ ヽ |＼ ヽ |／ 赦してもらった
(_,_ﾉ _, l,) (_,_ﾉ _, l,).(_,_ﾉ _, l,)
| | | | | | | | |
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
前回、汚職を散々叩いてたのに孝徳天皇も一定しないなｗ
【 蘇我石川麻呂邸 】
∧大伴狛 三国麻呂 ∧穂積咋
（, ´Д） （, ´Д） （, ´Д）
／ ＼／ ＼.／ ＼
/ ,ｲ . / ,ｲ . / ,ｲ ｉ ヽ
( 〈 | ( 〈 | ( 〈 | |〉 ) かくかくしかじか。
＼ ヽ |.＼ ヽ |＼ ヽ |／
(_,_ﾉ _, l,) (_,_ﾉ _, l,).(_,_ﾉ _, l,)
| | | | | | | | |
r-="_￣￣`‐-､
,--､-|.|`-:､ ､￣`:､＼`;､
!',`:､ヽ| __,,,ヽヽヽ ヽ_ i,,_
i ', r'" ヽi､ | ヽi:､`‐,―‐'''''"￣i"￣`--―------――- ､_
| i '､_ ､r'･"i |', /b i.| ', ＼ | , i
|l ヽヽi'| `￣.!' |/ r'-|i .', > | /i ｲ
' ,`"`-i__,,.::--i ,:'_r''i' ,' ',‐‐'---i ', ! | ! |
__ィ'" /ﾞi"￣_イ-! ', 'ri |, | ヽ .| |
/" | '-､｀7"i | i ', ', '､ | ', .| ＼ __,,,--| |
/ .| /"|ヽ| ! i i. ','､! .', .| ￣ |. | |
,:' ', ', ',. | i ', _ ', '､. ', | | .| |
i ', ', ', ! r‐､__.) ヽ'_i ', i | .| .| ＿,.!
/ '､ ヽ ',`!`ri､__!､,, r､_! ', | ', '''i'''""￣___,,,!
r'---､＿＿_,,,...-:､_ ヽ ', !,,,!- ,,,':,ヽ-' " ', .| ':, フ''"￣ |
／ r'"＿_!__.)-､ ':,.', `‐-ヽ,|/ ', | ヽ. i" |
,' i ＿,,,,,,) i, ',.', ',O ', .| .ヽ! ヽ _|__l__i_!,,,,
__,, --- ､_
__ノ''、'､ｔヽ‐<` ゝ_､
/'=ﾐ|!|`＞,、lヾ､l __ ヽ,
l.| Y'' ´ ヽl､ヽ|γ) ﾉ
|ｨﾘ .ゝ, iｨﾆﾌ|`lﾉ|.{Sﾉ| どうしてそうなる！
Y.､ l､l__, ﾉ l/! ｲ'ｙ|
ヽ,!.`ヽ-ﾆﾆ)' ／l_ゝ､.､__
` "...,,∠.‐'´_-| .l `'''' ﾌﾆ‐ヽ
__／/ /〈ﾝﾆ彡| 'l / ヽ_
_ｓ‐'ｿ/ノ、.ﾉ-､|´ /__, -' / .`ヽ
／' 〉ｙＵｙ`､ﾉ_ |`.／/` ‐､, ;; ゝ、
,- './ ﾉヽ, ｌﾌ!､_ｌＴ／ ./ ／ -i! `
ノ / __〉'´`7-､| ｌ' ./ / ｌ
／ .ｌ ｒ'..`'＜-ｙ'〉-' / /' ゝ､ / ,...
.／___,,,('''`'.､_ﾝ-..) '´ ﾉ / /''ﾌ'´
∧大伴狛 三国麻呂 ∧穂積咋
（； ´Д） （； ´Д） （； ´Д）
／ ＼／ ＼.／ ＼
/ ,ｲ . / ,ｲ . / ,ｲ ｉ ヽ そーいわれましても。
( 〈 | ( 〈 | ( 〈 | |〉 )
＼ ヽ |.＼ ヽ |＼ ヽ |／
(_,_ﾉ _, l,) (_,_ﾉ _, l,).(_,_ﾉ _, l,)
| | | | | | | | |
,. -ー--､
__,ゞﾐ⌒ミ-､ ヾ、
ゞミr'ﾞﾄ_,,.ﾐ ﾚ-､ | （葛城皇子も何を……？
jﾄ､hi ''･´ﾘリｿﾉﾐ. 日向の口車に乗せられたか？）
ヾL __ ﾉ ヽ
ヾ´_∠rr‐'ｦ＼
r〜んん |／__/ ヽ
ノ~んんん /ゝ＜ ＼
ノ く〜ん､Y / / / ﾉ
,rァ'ﾌ´` ｰ-l...＿ / /ヘﾍ ﾉ
ノ ﾚ' `┬^ｰ``` ﾉ
/ ゝ､ ヽ_ /
（ `ー‐--- ､＿ _,.ｲ
,-'"´￣￣`'‐､
__ r‐"‐‐､''ヽ-‐-:､‐:`､
/ ``:､ヽ ヽ i`i _,,ヽ`‐',
| .| r'.＼', ヽヽi´i''`i‐-.|
ヽ|', !、,rヽ', i |`i',:i､` | （……まだお若い、ということか）
` ',ヽ| '"' .',l ./ |'ﾞ:､_ ヽ
ヽ,'ｰ､__,,,.|/ ,.:! "`i
ヽ ／ ＿,.-‐')ヽ
`'r,''i"ﾞi"i‐-"-./ ',-､,,,_
_／/ | | ',--=/ .', .`',:=‐‐ｰ-:､
__,,,.-‐'/ ,:', .i___:::', ,:,:'_ ／ ／ .i
,.:' / ,...!'..' .ヽ,_lﾞ .!,'__!./ `"> .i |
,:' /. ,' r'r‐:､ |''i,__r:|:/ / l ',
r' .,' l `/、 Y.| ,-l,.|' / | l
/ i i. ,', i-:' ,:'ｰ';::./ ,' l i
,:' l .| i .i | ./／ .,' ,' ヽ __|
,-､ ノ .| | | `i/" ,' / | ./ .)',
!,__｀'''‐:､__ ＿,..:'" .| | .| |o i. ,' ___,,,,,,r''=‐---､,,!_ ,:',,_.',
. ,.:-'-､ `i," ヽ | | l .| .|. ,' (-i:':､,_`ｰ'-::､ 、 ./, ',
,-､_ ./｀ﾞ':､＿__
| i:､`| i ', `:､ `ヽ、
| !.,r'ｰ'‐‐| i `i ヽ
|i',i､ -r=' | ,i i i i_ i
!'.!l' `￣.!/|,' /i-', ! （……厄介なのは、鎌足が何を考えているか、だ。
i`___ !/ r';,ﾉ ./ あいつがいて、みこが口車に乗るとも考えにくい）
ヽ ｀ ' ／" ',./
ﾞｰ-r‐''" ._,.-‐'i:､_
,:-|‐'iﾆ"_,,-=:l. i`':､＿
,.;'" ,' i"-‐ _.,:' .| ￣ `''=:､
／/ ,'-:､ |-‐フｰ-=ﾆ ,.;-'" ヽ
_,.-',`-i"`i ,' .`i.,.:'/ ./ ,.-, / i
,r' i-､!"'､r-'"iﾞ ./ /／,.:'-" |
,:' / r''l__ri"r| i"'､|./ r-"-く_ .i
／__,,,!__| | i" 7 ／.i ,!ﾞ-ﾆ_''‐､'`:､.. /
. _,.-:;'r'ﾞ,.',:-' `''―:'-'-'---!-',r‐-,,,`‐:､)‐' ,,:'
/ -'､_,'/ ` ―`ﾞ´- _,:',:'
/ i ,.-'".,:'
. / | ／ ,:'
ヽ `''‐‐-､_ ／ /
l´｀､''‐=_‐-:､_
i'r"`､ __ヽ､ ヽ、 `:､
!.i r'"_,,,.';', i_ ';
|.i､'､. rti-|i, ,'-`i |
!'`;| _ ﾉ ! ./!) ﾉ./ （これは……すめらみことと
.!-‐- ,'ノ /'く,/. 鎌足の謀か……？）
ヽ'' _,,. :' _,. '､_
フi-r‐''"_,.-''i `i- ,,_
,:;':' | |''_ -',/. ', `'''ｰ--;;､
／,' /, |ﾞ ,:;''-､,.-´ .／ ´ ｀:､
_,.:!ヽ!ヽ,! lヽ!／./ `-, / i
／ _,iﾞ-, l-:､_i"| / ,.:' i |
i ./.| (ヽ Ti |:i _| ,' ,:' | |
|.,' | .|´'i'ﾞ`,‐／ ,' ./ ､i |
|.| .| | `､!'／ .i / | |
. | ! .| | |O | ,' | i
| |. l ! .| | ,' ', |
_,､-;,;-,,､_
＿ _i'ﾆﾞ;- -=ミii|||i':;､
i┌ﾞミ!i||||iin,ヽヾ: i|||iiゞ
ﾞi.||||i'゛ ﾞ; : ;;||ﾞ'';|i （迂闊な返事は命取りだな）
|i.!!ゝ,, ､:'ｅｧi!ﾞi|||!ﾞ,!|i,
|! ヾ;~|_ , | .!!' T~ヽ 問いただしたいことは、
ヽ--- ﾞ, 'ｰ-'｀i;､ 私がすめらみことの御前で
＿.＿／!｀;--イ '､ ヾ,'､',:ﾞ':､_. お諌め申し上げよう。
,.､::;;''ﾞ::::::::::::::/::::::!ﾞ､ ヽヾ;::ヽ｀''-､_
/:::::::::::ﾞ ,:::::::::::L_::::::| ', ,､-､_,'ﾞし､):::;ゝ::::::i:ﾞ:'-､
/::::::::::::::::::ﾞ､:::::::::::::ﾌ´:!｀y' ',.ゝ ､ヽヾ~ヽ;::::::::!:::::::i
/:::::::::::::::::::::::i::::::::<´::::::::||｀iヽ'~',､' )ﾞ_.）::::::ﾞi::::::i:::::::|
/:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::ﾞ､:::::::::!||ﾞ'ｰ'ﾞ､'-ﾞ ||||i::::::::i:::::::!:::::i
ﾉ:::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::ﾞ､:::::::!||||||||＼/|||||i:::::::i:::::::i::::::!
ノ::::::::::::::::::::::::::::ﾉ／::::::::::::ﾞ､::::::!|||||||||||||ｏ||||::::::!::::::::!:::::|
/::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::i::::::i||||||||||||||||||||::::i:::::::::!::::::i
ν:::::::::::::::::::::::::/i:::::::::::::::::::::::::::::!::::i|||||||||||||ｏ||||::::i:::::::::|:::::::!
／::::::::::::::::::::::::／ !::::::::::::::::::::::::::::i::::!|||||||||||||||||||:::!:::::::::|:::::::|
∧大伴狛 三国麻呂 ∧穂積咋
（； ´Д） （； ´Д） （； ´Д）
／ ＼／ ＼.／ ＼
/ ,ｲ . / ,ｲ . / ,ｲ ｉ ヽ へーい。
( 〈 | ( 〈 | ( 〈 | |〉 )
＼ ヽ |.＼ ヽ |＼ ヽ |／
(_,_ﾉ _, l,) (_,_ﾉ _, l,).(_,_ﾉ _, l,)
| | | | | | | | |
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
∧大伴狛 三国麻呂 ∧穂積咋
（, ´Д） （, ´Д） （, ´Д）
／ ＼／ ＼.／ ＼
/ ,ｲ . / ,ｲ . / ,ｲ ｉ ヽ
( 〈 | ( 〈 | ( 〈 | |〉 ) かくかくしかじか。
＼ ヽ |.＼ ヽ |＼ ヽ |／
(_,_ﾉ _, l,) (_,_ﾉ _, l,).(_,_ﾉ _, l,)
| | | | | | | | |
/／ー─く⌒ﾄ､__
｜{ニニニﾆ人/ / /〉
人ニニニニﾆﾆｰくノ＼
. イﾆ／/⌒ヽニニニニニハ
.. ＜ﾆﾆY レ==ミuﾉﾆニニ二ニ二}
. ＜ニニﾆﾆノ ﾘ＿） }ﾆﾆニニニニニ}
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ「 /ニニニニニﾆﾆﾘ
{ﾆﾆニニニ二)__ u./ﾆ=─┐ニニニ/
∨ニニニニ/＼｀ヽ ) .ノニニニ/
∨ﾆﾆニ二{ ｀´ ｀¨¨´|ﾆ二二// ちょ、直接……？
∨ニニニ≧ー┬ u ..|ニﾆ／
＼ニニニﾆ／}＿＿_. イ|/}/┐
＼ﾆ二/|/´ ／ニニﾆﾆ人
{ニ/マ{ ／二二ニニニﾆ＼
, ----------へ､
／ニニニニニニニﾆﾆ＼ﾄ､
/ニニニニニニニニニニニﾆノ}
/ニニニニニニニニニニニニﾆﾉ}
｛ニニﾆﾆ（￣u￣u ー─┬:へﾆノ
｛ﾆﾆﾆﾆニ}xzzzz､ ﾉ:::::::::|ﾉ
}ニニニノ 二二≧ｰ:::::::,x≦ミ| （疑い過ぎか？
}li{ ニニ|. （＿_fﾕノ::::::::: （rｭ_）ﾉ いや……まさか鞍作のように
{ （ ﾘヽ u .{::::::::::| . 呼び出した先で俺を手にかけようって気か？）
_ﾄ､ u .､:::::: |
/ニ>ｿｰへ ノ:::::::}
__./ﾆﾆ{ { ､ -─‐:::::/＿＿＿
ニニﾆ| ‘， u .＞ ＿＿_..イニニニニニヽ
ニニﾆ| ＼ :::::::::::::::::::{ニニニニニニﾆ∧
/
／≦≦ｰ──:|
| ///ニニニニニﾆﾆ| も、もう一度だ……。
乂i/ニニニニニﾆﾆ:人
＼人ニニニニニニﾆﾆ=＼
{￣|//⌒/ { ⌒ヾ>Yニ＼＿_ ＿
|/ '⌒ヽ /⌒ヽ ﾉニ二| |/
人 tｧァ:::::::::rｭｭ- }ﾆﾆニ}
| / ノ|ニ二ﾘ
| 〔 u .|/( }ﾉ
| ＿＿ ,､__.ノ
人 ｀ ／|ニﾘ
_}≧ｰ─＜ u.|＼
＿_/ﾆ∧ ＼ ﾉ|二}＿＿
x＜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ∧ ＼／_ｌi|ニニニﾆﾆ≧ ､
ニニニニニﾆﾆ∨⌒{マノVニニニニニﾆ:∧
ニニニニニﾆﾆ∧ |ﾆ{//ニニニニニニﾆ∧
そりゃあ、疑いすぎる位、疑うよなぁ
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
【 蘇我石川麻呂邸 】
三国麻呂 ∧穂積咋
（, ´Д） （, ´Д）
／ ＼.／ ＼
/ ,ｲ . / ,ｲ ｉ ヽ
( 〈 | ( 〈 | |〉 ) かくかくしかじか。
＼ ヽ |＼ ヽ |／
(_,_ﾉ _, l,).(_,_ﾉ _, l,) ←【どうでもいいメモ】
| | | | | |. 何故か居なくなってる大伴狛
r-="_￣￣`‐-､
,--､-|.|`-:､ ､￣`:､＼`;､ いや、だからだな……。
!',`:､ヽ| __,,,ヽヽヽ ヽ_ i,,_
i ', r'" ヽi､ | ヽi:､`‐,―‐'''''"￣i"￣`--―------――- ､_
| i '､_ ､r'･"i |', /b i.| ', ＼ | , i
|l ヽヽi'| `￣.!' |/ r'-|i .', > | /i ｲ
' ,`"`-i__,,.::--i ,:'_r''i' ,' ',‐‐'---i ', ! | ! |
__ィ'" /ﾞi"￣_イ-! ', 'ri |, | ヽ .| |
/" | '-､｀7"i | i ', ', '､ | ', .| ＼ __,,,--| |
/ .| /"|ヽ| ! i i. ','､! .', .| ￣ |. | |
,:' ', ', ',. | i ', _ ', '､. ', | | .| |
i ', ', ', ! r‐､__.) ヽ'_i ', i | .| .| ＿,.!
/ '､ ヽ ',`!`ri､__!､,, r､_! ', | ', '''i'''""￣___,,,!
r'---､＿＿_,,,...-:､_ ヽ ', !,,,!- ,,,':,ヽ-' " ', .| ':, フ''"￣ |
／ r'"＿_!__.)-､ ':,.', `‐-ヽ,|/ ', | ヽ. i" |
,' i ＿,,,,,,) i, ',.', ',O ', .| .ヽ! ヽ _|__l__i_!,,,,
,. -ー--､
__,ゞﾐ⌒ミ-､ミヾ、
ゞミr'ﾞﾄ_,,.ﾐ ﾚ-､ll|
jﾄ､hi ''･´ﾘリｿﾉﾐ （……いかんな、疑心暗鬼になられている。
ヾL __ ﾉ ヽ 迂闊なことを言うと言質を取られかねん）
ヾ´_∠rr‐'ｦ＼
r〜んん |／;;;/::ヽ
ノ~んんん /ゝ＜;;;;;;;;;::::＼
ノ::::く〜ん､Y /:::;/;;/;;:::::::::;ﾉ
,rァ'ﾌ´` ｰ-l...＿ /::;;/ヘﾍ::::::::;ﾉ
／;;ﾚ':::::::::::::::::::::::::::`┬^ｰ```:::;ﾉ
/;;;;;;;;;ゝ､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::ヽ;;::::::::::;/
（;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ー‐--- ､＿;;;;;;;;;;;_,.ｲ
,-､_ ./｀ﾞ':､＿__
| i:､`| i ', `:､ `ヽ、
| !.,r'ｰ'‐‐| i `i ヽ
|i',i､ -r=' | ,i i i i_ i （ましてや、下手な動きも断じて許されん）
!'.!l' `￣.!/|,' /i-', !
i`___ !/ r';,ﾉ ./. 先に申し上げたとおり、
ヽ ｀ ' ／" ',./ すめらみことの御前で
ﾞｰ-r‐''" ._,.-‐'i:､_ . お諌め申し上げよう。
,:-|‐'iﾆ"_,,-=:l. i`':､＿
,.;'" ,' i"-‐ _.,:' .| ￣ `''=:､
／/ ,'-:､ |-‐フｰ-=ﾆ ,.;-'" ヽ
_,.-',`-i"`i ,' .`i.,.:'/ ./ ,.-, / i
,r' i-､!"'､r-'"iﾞ ./ /／,.:'-" |
,:' / r''l__ri"r| i"'､|./ r-"-く_ .i
／__,,,!__| | i" 7 ／.i ,!ﾞ-ﾆ_''‐､'`:､.. /
. _,.-:;'r'ﾞ,.',:-' `''―:'-'-'---!-',r‐-,,,`‐:､)‐' ,,:'
/ -'､_,'/ ` ―`ﾞ´- _,:',:'
/ i ,.-'".,:'
. / | ／ ,:'
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
三国麻呂 ∧穂積咋
（； ´Д） （； ´Д）
／ ＼.／ ＼
/ ,ｲ . / ,ｲ ｉ ヽ
( 〈 | ( 〈 | |〉 )
＼ ヽ |＼ ヽ |／ ということで……。
(_,_ﾉ _, l,).(_,_ﾉ _, l,)
| | | | | |.
, ----------へ､
／ニニニニニニニﾆﾆ＼ﾄ､
/ニニニニニニニニニニニﾆノ}
/ニニニニニニニニニニニニﾆﾉ}
｛ニニﾆﾆ（￣u￣u ー─┬:へﾆノ
｛ﾆﾆﾆﾆニ}xzzzz､ ﾉ:::::::::|ﾉ
}ニニニノ 二二≧ｰ:川,x≦ミ|
}li{ ニニ|. ::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::ﾉ
{ （ ﾘヽ u : {::::::::::|
_ﾄ､ u .､:::::: |
/ニ>ｿｰへ u .ノ:::::::}
__./ﾆﾆ{ { ､ -─‐:::::/＿＿＿
ニニﾆ| ‘u .＞ ＿＿_..イニニニニニヽ
ニニﾆ| ＼ :::::::::::::::::::{ニニニニニニﾆ∧
ちょっとは言葉を変えようよｗ
. : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
: : : : .
: : わからん。 : : . . : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
: : : : . : : : : .
: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : わからん。 : : .
: : : : .
: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
. : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
: : : : .
: : しかしあいつがいなくなれば……。 : : .
: : : : .
: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
/ニニニニニニニニニニニニﾆﾆ}ﾆ}}
ｲ二二二ニニニニニニニニニニニノ
{ﾆﾆﾆ〈￣￣u .｀¨¨¨¨¨丁ヽ￣:::∨ﾊ
{二二∧ u .} }::::::::::::V }
}ﾉニニﾆ〉∠三≧x__ﾉ }__}:x≦三}ﾉ
{二ﾆﾆ./ r‐ て刀:::::::::::r‐tテミ ﾉ
∨＼ﾆ{､ ｰ─一':::::::::::{ ー一'ﾄ､
{ ニﾆ { :::::: |::}
{ ( ﾆ u .＼ ::::: }::}
人 ノ :::::::}ﾉ
{＼___,､ (_二ﾆﾆ⊃::::::}
{/{ﾆニ|＼ :::::ﾉ
人:／} u . :::／､
＿＿＿／/ { u .｀≧===＜} ∨:＼
x≦三三三三-{ ＼ :::::::::::ﾉ:::::∨三三三≧x
. : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
. : : : : .
. : : それに、石川麻呂がいなくなれば : : .
. : : 葛城は後ろ盾が無くなる。 : : .
. : : : : .
: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
. : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
: : : : .
: : 俺の息子に継がせることも？ : : .
: : : : .
: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
,＿＿＿＿＿
／ニニニニニニ≧.､
/{/ニニニニニニニニニ＼
｛ニニニニニニニニニニﾆﾆ＼
乂二二二二二.イ⌒＼ニﾆﾆ∧
/ / / u .,xzzz､ }ニニﾆ∧
/zzzx｛:: __／二二ヽくニニﾆﾆ }
V´￣::::::::: （──ｔッ }ニニニ/
|｀¨¨´/ ￣￣ ﾉ|ニﾆﾆ./
|. _/ u . |ﾉ（ }
| 〔 u .ﾉ /
{ ∠二二二ヽ ／ｰｒイ}
人 イ }_ノ__
＿＿＿.｀≧ｒ─一 ／ ／ニ}
／ニニニニ／} u ... イ ／ﾆﾆニ＼
ﾉニニニﾆ／ ｛ r＜´ ／ニニニニﾆ
___/ニニニニヽ＼ ∨⌒ヽ__／ニニニニニニ
ニニニニニニ∧{＼/(⌒＼ニニニニニニニ
ニニニニニﾆﾆ/ }/⌒＼ ＼ニニニニニﾆ
. : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
. : : : : .
. : : よしんば偽報だったとしても…… : : .
. : : 悪いのは、葛城だ……。 : : .
. : : : : .
: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
そりゃ自分の都合を優先してしまうわな
/{ /{///{／{／ニニニニニﾆ≦ー
{ | { {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニニニニ＞､
{ {ニニニニニニニニニニニニニニ＼
＼＿_>ﾆﾆ./⌒７へニニニニニニニニﾆﾆ ＼
/ イｌ/:::／:::: ／/￣u .＼ﾆﾆﾆﾆニ＼
/{ {/／::::::::::: ／ / ヽニニニ＼
〈（/二二ﾐ ／-=====､ 〈二二ﾆ＞----- ､
|:::(___rｭノ::::::::::: r─‐ミヽ) _ﾉﾆﾆ／
|:::::::::::::: /::::::::::: ヾう＿_） |ﾆ＜
|:::::::::::::/ |ニ/
|::::::::/´ _ノ ﾉ/ | ……石川麻呂の屋敷を兵で囲め……
|::::::::｀ /〈 | もし本当に策があるなら、反応があるはずだ。
{￣｀ヽ ､､､ ､ u . /l|
＞--／⌒¨人 ／＼∧
ニ / /⌒＼ イ|ニﾆﾆ.∧
ﾆ/ ./∧ }￣￣ u .|￣＼/ ＼＿＿＿＿／
/ _／//∧ {ﾉ / {￣＼＿_
/// ∧| / 八 }ﾆﾆ}＼
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_,,. - … ― ― ―― ､
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| |! :|
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l! _ .:.:.:| （顔に……出すな……
ヽ ｨユョ=､ :.:/. 絶対に……まだっ……）
l! _.イ´ ＿_..:: :,/
{ ｰ=ﾆ´`ｴ升::.､ｱ..: |
`ｉ! :::::...ゞ- '´..:: |
| ＿＿ | ゝ.
| , ' ` . | | ＼ｰ-､
l ` . .| | ／/ｲ
/ ｌ ｌ |. ／三三＼
l ノ j |:.. ／三三三三＼
ゝ. ／ / . |::. ／三三三三三三＼
｀ゝ-‐―――――一 / |::::.／三三三三三三三三＼
＼ ／ ／三三三三三三三三三三＼
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ゝ -=ﾆ二三三＼ /三三三三三三三三三三三三三:
｀ ｰ='´三三三三三三ヾ､／三三三三三三三三三三三三三三:
. : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
: : : : .
: : 鎌足はどうしてっ……！ : : .
: : : : .
: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : . : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
: : : : .
: : 常のようにいられるんだ！？ : : .
: : : : .
_＿__. : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
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／:::::::::::::::::／::::::::ｰ=ミ::::::＼
/:::::::::::::::::／:::::::::::‐‐─=ミ彡'⌒ヽ
/ ::::::::::::／::::::::://彡‐===ミV／⌒ヽ
,' :::::::::／:::::_,,ノ/// ｀⌒ヾ:::}
{::::::／:::::::::::::: /// ｉ:}
{／:::-―==彡/'′ }:}
/:/::::::;jI斗=彡′-─- .._ }:}
{::{::::::ん⌒V:/ ーｔｧｰミx、 ,x-─jﾉ
{::{::::::{ { う }:{ 、 ￣ 彡'′ {ｔｧｰi′
Ｖ:::::::＼ｰ' } { ′
}:i::::::::::::iｰｲ .: _.: ｣ /
}:}:ｉ::::::::ﾉ ｀ﾞ′/
}:}:{:::::: | 、 -‐ー‐- /
从{:::::八 :. ＼ ¨¨ ′
＼{ .. ＼ ≧s｡. _＿_/
, -/..＼_.......二ニ==──ｈｧ
人〈 ...................... ｀Y⌒ヽY ||{、
_ -‐ ＾ー=ミx ＿ ...............人__,人! ||{｢㍉、
_ -‐ ＾ー===ミx、 〉〉 ￣二ﾆ=ｰ==<⌒Ⅵ＼,}}＞┬=ミx､、
こ二二二二ﾆ==ニ二二二¨ ‐- _...............＼....V⌒V....ﾉ┌┴=う
/=二三三三三二＼ニ二三三＞｡、＼..... /⌒ヾ|i |⌒Y'} Ⅳﾆ}
. /‐=二三三三三三=‐ﾊ二三三三ニ‐＼＼.{.........人....人_丿} }∧=}
ｉ‐=二三三三三三二=‐i二三三三三二 ＼＼_彡'⌒Y＾ミｰ//ﾆ∧}
|‐=二三三三三三二=‐|二三//二三三ﾆﾆ＼｀ﾞ'＜...||.＞'´/ニﾆﾊ}
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,..-''"_ ｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／..::::::::::::ヽ .',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::ヽ ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::. : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ', ',::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : .
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::l }::.. ',::::::::::::::::::::::::::::::::: : 足が震える。 : : .
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::: ヽ .',::::::::::::::::::::::::::::::: : : : .
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ:::__{:::::ゝ-＜O ﾌ::） .',:::::::::::::::::::::::::::::: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::l ',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽl:::::::::::::::::､:::::| i .l＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ-ヽ.__.ノ::::/ .l .lヽ ｀''-..,,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__ヽ:::::::::::::::::l .〃 | ｀''-..,,::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,,..-''"´ |:::::::::::::::::| ／/ ./、 ｀''-..,,::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::,;.-''"...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ／,.' /:::::＼ ｀''-.､:::::::::
:::::::::::::::::::::/ .l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ ／, ' /:::::::::::::＼. . : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
::::::::::::::::::/ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::lヽ-:::::／-< /::::::::::::::::::::: : : : : .
::::::::::::::::/.::.l |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:::::::/ ヽ::::ヽ /::::::::::::::::::::::::::: : 今からでも石川麻呂の屋敷に : : .
::::::::::::::/ :::::l.|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,.-l ヽ:::l/:::::::::::::::::::::::::::::: : 走って行ってしまいたいくらいだ……。 : : .
::::::::::::,' .::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,-< ',::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : .
:::::::::::i .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,-< ',::::::::::::::::::::::::::::::::::: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
::::::::::i .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l __ ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::ヽ
:::::::::i .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'., ,.-''"::::|｀''-､::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::i .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ／:::::::::::::l＿ ヽ､::::::::::::::::::::::::::::,'::::::::::::::::::::::::::::::::
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
不安も無いんだろうか
【 蘇我石川麻呂邸 】
∧＿∧ っ
（ ；´Д）
/ ⌒ヽ、 大変です！
/ ,へ、＼
／ ／ ヽ､二二つ. この屋敷を兵が取り囲もうとしています！
,○、 〈
／⌒ヽ、 ／ , ヽ、 ＼
(＿_ノ､ ＼／ ／ ＼ ＼
＼ ,／ > ）
｀￣ ／ ／
／ ／
〈＿＿_)
､
! ＼ .__,, --- ､_
＿__| / .__ノ''、'､ｔヽ‐<` ゝ_､
＼ / /'=ﾐ|!|`＞,、lヾ､l __ ヽ,
／ i' .l.| Y'' ´ ヽl､ヽ|γ) ﾉ なにぃ！
＼ | |ｨﾘ .ゝ, iｨﾆﾌ|`lﾉ|.{Sﾉ|
丶! .Y.､ l､l__, ﾉ l/! ｲ'ｙ|
＜_] .ヽ,!.`ヽ-ﾆﾆ)' ／l_ゝ､.､__
` "...,,∠.‐'´_-| .l `'''' ﾌﾆ‐ヽ
__／/ /〈ﾝﾆ彡| 'l / ヽ_
_ｓ‐'ｿ/ノ、.ﾉ-､|´ /__, -' / .`ヽ
／' 〉ｙＵｙ`､ﾉ_ |`.／/` ‐､, ;; ゝ、
,- './ ﾉヽ, ｌﾌ!､_ｌＴ／ ./ ／ -i! `
ノ / __〉'´`7-､| ｌ' ./ / ｌ
／ .ｌ ｒ'..`'＜-ｙ'〉-' / /' ゝ､ / ,...
.／___,,,('''`'.､_ﾝ-..) '´ ﾉ / /''ﾌ'´
＿,,.-;;;;;;;;;;-､_
＿__,.|;!!!'､｀'-､!!!!!!!!＼
i ,ヾヾ!;!!!!!!!'､ヽヾ!!!!!<''ヽ
i i||ヾ!;!!!!!!!!!! ,､ ﾞヽ.!!!ﾞヽ.＿＿__, ...．-､,．-､_ ＿ _ , ...... _ ＿
.| i|||i __ | ! ! i ,.ヽi､::ヽ::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| 从.L...ヽ<・ )i i /6.ﾉ.! i､::::＼:::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::
|! ヽヾ┤ ｀´i |/ ｀´｀i !､::::::::>::::::::::!:::::::::::::::::::::::::/!::::::::::::::
／ﾞ└ ' __......､ /／!./ !ー<.;;;:::::::::::!:::::::::::::::::::::ﾞ:::i::::::::::::::: 間違えたか！
_／:::::::::｀ヾニ￣／´ i iﾉ !i:::::::::::ﾞﾞ',:::::ヽ::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::
,-::::i::::::::::::::::::i::｀- ''´i i i i｀i !|!::::::::::::i::::::::｀､::::::::::::::::;;::!::::::::::::: . まさかすめらみことがここまで
/:::::::::!:::::::::::::::::::｀!:ﾞ|i i ! .i ｀ヽ !||!::::::::::!:::::::::::｀-,-'!￣ i::::::::::::::. 強硬に出られるとは！
/:::::::::::|::::::::::::::::::/:::i|||i i ｀､｀,|||!:::::::::|:::::::::::／:::::| !::::::::::::::
/::::::::::::::i:::::::::::::::::ﾞ､::::i||| i ,.､_i !i|||!::::::::!:::::::::::::::::::::! |::::::::::::::
/::::::::::::::::｀,:::::::::::::::::i::::::|||,i´｀､_,! '-ﾞ.!||!:::::::!::::::::::::::::::::i !:::::::::::::;
丿::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::ﾞ,:::|||'-´〜､ ,､´；'-'||i::::::|::::::::::::::::::::::! ｀T,￣
/ --､＿_:::::. . - ､_::::::::::::!:::!||､,-､_ i !ﾞ|||||||||i::::::!::::::::::::::::::::::ﾞ､ ／￣
.／:::::::::::::::::::ﾞ／＿＿__,!-､:::ﾞ.,::i||||||||||||||||||||||||||!::::i::::::::::::::::::::::::ﾞ､ !
/::::::::::::::::::::::: !( ＿＿_,.i .!::::::ﾞ.,:!||||||||||||||O||||||||!:::!::::::::::::::::::::::::::ヽ! i i
|:::::::::::::::::::::::: i) ,i_/ ＼::::::i:i|||||||||||||||||||||||||!;;! - ─ ' ' ' ' ｀
∧＿∧
（, ´Д）
／ ヽ
/ i ﾉ | どーしましょ。
/ | | /| |
ﾉ | |' | |
（ ｜ |￣￣｀ヽ
ノ⌒￣| |￣￣ ）
（＿_ノ─ヽ＿)─‐ ''
,.-――-:､
___i"''､‐-- :,,_ `:.､
r'',-､｀i i ＼ヽ ヽ_‐-i
',.l `i"￣"ヽヽ |-ヽ.|
!|i , .!、､ィｪ-|i', i ).ﾉ.| 法師！ 赤猪！（石川麻呂の息子）
'! ヽｰ!| ｀ !'.i./ | ヽ!
("`''‐-‐'"'ｰ‐-､_,-ｰ--- ..,,____ _,,__ `､--､ ' ∠-‐'`i:､.. 逃げるぞ！
`ー-ｧ:i‐,--､ ヽヽ ￣`'''ー‐―-‐'" `‐--‐'"',"´,／| | ､＼| .＼.... 家族を率いろ！
| .i .i <_,,) .i. i ヽ / "i -.|.| | r‐i `iヽ `､､_
ヽ_',_'､,.-' ﾉ ﾉ i !、 ',.', | )' !,r:､'')､ヽ ヽ `‐,､
(__,...--'､r'／ ', `>' ',':i" il"':､_r',`-ヽ"´ ', `:､
`"ｰ--- ,,,,,__ ,' <´ ',`i-'i,..',ヽ,-i_,i'`ﾞ`-, ', i
￣￣｀`'''―-､__,,, -‐' ',. i. '-:'､`-' ,' ', .| i |
', ', ',`-､.＼ ,'./i .| .| .|
i ヽ | ` ､i／ l. | .| .|
∧法師 ∧赤猪
(,； ´Д｀). (,； ´Д｀) ふ、ふぁい！
＿＿_/ /＿. ＿＿_/ /＿
/ ＿_ ＼. / ＿_ ＼ ∩
/ / / /＼ ＼／/ / / /＼ ＼／／
⊂_/ / / ＼_ ⊂_/ / / ＼_／
/ / / /
｜ ＿|_. ｜ ＿|_
＼_＿ ＼ ＼_＿ ＼
藤氏家伝で評価されてたって>>1が言うてたけど
_,,,,,,_
,.:-'"´-‐'""'''‐:､
､-´――-::､,_--::､,_`:､
r'',',_''''';＼ヽヽ ,'､ ',`,''ﾆ‐-､`､
ヽ.';::`'‐,-'',ヽ ヽ',.', | .|;..ﾆ,=､ |`
'､::::::::',: ',.|ヽヽ',', .| |'r'', ﾞiヽ|
'､:::,､'､, ,|ｨ=i',ヽl| l|,' 'i_) ,!､.l （しかし……ここで依って立つ
ヽ.','､| !'￣ l |.||.l' 'r':､-| 兵も私にはない）
'ｰ, |,' l' | `'l､
ﾞ'i-‐- ∠,,,,,..-'|`,:､
_,,..-,'!,__,,,..ｨ'"i | .',-',ﾞl.ヽ`'-、
__,,,.:-''" ./ |.|./ l ___|:: ヽ l|. ヽ. ｀'‐:､
,.:-‐''" ./ |::|l,.-､'ｨ::::,'::r‐','l:| ヽ ｀'‐:､
／""""'' .く _|:::/ ::'i'__::`‐'::: ',:| ヽ `i‐-､
iﾞ ヽ _,,..＞' .|:,'‐:i ::l´i::| i´ﾞi::,､'|`‐＜_ l ヽ
| :::ヽ:: |. |::7 ,!,'' :|r:,": _'lﾞ ',| `i ,' ',
| :::::ヽ l .|:'､_'i::',_! i._!:::l .l|. ,' ,' l
. | :::::::| ,i. .|＼ ', ./ `,:'.| l. i ,' |
. | :::::::|'. ', |: ＼ ヽ./ .／ | ,' .l/::: l
,.. --ｔ'7.ﾉ ヽ'i i :.ヽ､ヽ､
|'l^'‐ﾐ_ﾘ∠-ゝ'l : ::.i ヽ 丶
ﾘ ,-''´ ヽ!l i | i: `!ﾐ`l
|i' |, __ ;,..ｨ=ﾆ!i i :.i|! /.､ |
!,.i |ﾝt.) ´~^!| //.ﾉﾆ）'
ﾘ､ 'l. ﾉ !//)ﾉ:ンi' （鞍作を殺した事がこう回ってくるとはな）
|'.ヽゝ.`,..'... - |/'ﾉ ,|ヽ !
'l'ゝ. ' ,.／ `|
.ヽ___,....＜__,.....-'_l:､
_,..-/ )ﾆ/ / .l i Yﾆ|. ヽ-､_
__,.- '´.／ .ﾉ!/ .| ___.i. ヽ,|, 丶 `‐.､.._
_,..ｨ‐'´ / .i' ｙ,‐､〈´| | ,-ｔ||! ヽ `'‐.､.._
/' / <._ ,.j|||〉 `´ ' `T '||l!､ _,.> : ヽ
/ | _＞´ ||||7'i .l'i'､ f L.r,､| ヽ､ |! i
. : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
: : : : .
: : 第一……ここで兵を起こしては……。 : : .
r‐-ミ. : : : : .
___⌒ﾞ ﾞ':J : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
｀ｰっ |__ ヘ ______
｀¨¨`ヽ /⌒＼ ／／⌒ ｀` ､}
. ｀¨/ ＼ / / ＼
{ ＼___ /ｲ ､ ト
＼ (⌒` W ） ﾉ_ 丿
＼ ｀¨¨¨⌒> ¨¨⌒≫ _j＼_}/ _}'⌒¨＾ヽ / _______＿＿___
＼ ___＼_∠二二＞'"⌒¨¨ `ｰ┐ヽ ｀丶
丶 / ＾¨⌒丶└┐ __／ ﾉ } ＼
ﾞ' ., _j |: ＼乂__）-─く___,ノ-‐…‐- }
＞…・'’ |i ＼}:.:/ ⌒ヽ ／
. ___＿＿＿_____-‐=＝≠ |い _／＿_ |.:.:.′ 丿 ／
, ⌒´ ｀` {i { ／ ！ ___/⌒¨¨ ｀` ；:.:: ／
／⌒¨⌒丶 ＼､ ／ 厂 _j ｝ ′::. / __,. "
＼ 丶 __ ___ ／ ___,ｼﾞ丿/:.:.:.:.:. /¨＾´
）-‐…・・ァ'"⌒｀` ／ ノ¨¨¨´ ,.:′:.:.:.:.:.._j
<⌒" -‐……━・・・・'’ ／ ／:.:.:.:.: .:.:.:.:./
／ -‐………━・・'‘´__,,.. イ:.:.:.:.:.:.: :.: .:.:/
／＾⌒) ／⌒¨¨¨´ 丿:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.′
／_____／_／ ､ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{
｀¨¨¨¨¨¨´ ＼ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,
＼ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
＼ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉
＼____／ |〕 ‐-＝======＝-‐_彡〈
. : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : ..宀冖 "¨¨＾ 〉
: : : : . .__ ∧
: : 葛城皇子と娘に申し訳がたたん……。 : : .
: : : : .
: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
この事件の数多い不審点の一つであるが、
石川麻呂やその近辺が、
葛城皇子に全くと言っていいほど怨恨を持たなかったようだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
石川麻呂は宮を離脱し、
茅渟道（茅渟：大阪府泉佐野市から奈良県へ続く道）を通り、
大和国へと入る。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ﾉ ／ ノ /
} i r―― ´ ／ ゝ′/
l ノ j ／ / {
r‐'ー⌒^ー-v― ´ / _j (
r― '::::::::::::::r‐､ r､:::｀ヽ } / ヽ
､ i::::::::: :::! l ! ヽ,r' i| ヽ } ハ
}´:::::::::::::::::::::fli !} ヽ_ /{ } / }::::::!
つ￣:::::: :::| i! l ! {_ ／ } ∨ j:::::::::､
::::::::: :::! |! } l {｀ヽｰr‐´ i } /:::::::::::}
:::| l{ !i l:::::ｰ"ー―-､j{ ／｀く＿＿r‐ ´:::::::::::::i
:::L}L___!{＿__}:::::::::::::::::::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
:::{￣l{ ●難波津::::::::::::_::::::_::::::::::::::::ｨｰr-ｨーｸﾍﾉ
:::i }! ■難波宮r' ヽ! ヽr― ' Y / {
:::} ┃ {::::::∩! ヽ ヽ ∨ ﾉ l
:::l .┃ }::,､! ヽ { l ゝr ′,ｲ
:::! ┃ i::l ヽ ｀ー-､j ヽ | ! ヽ
:::| ┃ .}:L ヽ ヽ { l |
:::! . ┃ {r ヾ_ ヽ ､ ', {
:::,′ .┃ i ＼ ヽ ヽ } l
:::住吉大社┃ | ヽ､ { } i }
:::L_/卍 .┃難波大道 ｀ー―ヽ } l
.:::r●=ー ┃ ＼ j
:::レ､ .┃ Y
.:::,ｲｸへ r‐ ┃ ヽ
:::/ .ﾚ .￣┃ '､
:::／ ┃
:::／_ ┃
:::rく { ○茅渟
.
自分含めて皆部品だから屁とも思っていない、とか
【 山田寺 】
:ｚｲ fﾍ: } t゛: : : : : "ぅヽ_: : : : } _ /: :゛t=く: : : : :
":v, !: : :l､し: : _､; -= ,ﾛ ヽ: :/{: : ､ｰ=: : : : : : : : :
:ﾝ{: :!i : : : } !: : : : : :_ｭﾊ V: : ,､: : : ﾞ: ﾝ: ,r_-=ｰ､:
: :} V }: : : :} ﾄ: :j!: :-ｭ: ､ﾞ ー {ﾉｰ-'"ｰ' /: : : : : :
: :ｺ f: : :≧ { }!: : :￣ﾆ! ヽ二: : : : : : : :
: _,.} !_: : : : ヽ^ ｰ{: :=,､: } ﾄ:｀: : : : : : : :
: : :{ rﾞ: : : : : : } , ヽひ, ヽ: : : : : : : :
:r={ j: : : : : : : :≦ λ_ﾖ ＿ｯ: : : : : :
:!i: :}ﾉ: : : : : : }ﾆV8 }: } ﾄ､ ￣j三: : : : :
:/ ＞: : : : : : : :ﾄ｀ｭ ｀' ｀ｰ｀ ﾆ:_:_: : : :
:ヽ ヽ: : : : : }二{:_f r-―"ｰ: :
: : :} j: : : : : {ﾚ´ _,､ に_i7:_:_:_:_:
: :_:ｰｭヽ: : :r-' /: :/r―ｯ j_:_:￣:￣
:ﾉ ヽVr―‐´ ｀ｰ'<_:／ __し-,: : :
,ｎ ﾝ! _ _ |: :｀´: : : :
´: f ン^ｰ' / ｀i: : : : : :
: :} f: : : : : : !ｭ 大和平野 .ヽ: : : : :
ﾆ }: : : : : : :ﾘ {: : : : : :
: { !: : : : : : 7 K: : : : :
三i l: : : : : :f {: : : : :
_ン ,､ヽ: : : : ! r=-: : : :
:./ iﾉ ｀{: ｚ' }: : : : : :
:.L }: j _ ヽ:_＞=
:_ゝ ´ 'ｰ' ○山田寺
: : iｨ _ _ j´} {: : : }ﾄ､:
: : : ヽ zッ _ {´: : ^: jr=ﾍ＿: ": : :
: : : : { ﾟn }ｋ j: : j!: : : : : : : : : : i!: : :
: : : : :） j:fノ: : ＼ﾖ : : : : : : : : : : : i!: : : :
: : : : f （: : : : : } =三{: : : : : : : : : : : : : : :
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
山田寺に居た、嫡男の興志と合流する。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿ ,,,,... ------ミ
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
,,..斗 '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ‘:,
≧=‐ミ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
＜::::::: /￣＼＿__／￣㍉::::l/7
〕:::{ ､ ,.. }::::|/ オヤジ！ 何っスかこれ！
「｀ヽ｛ r‐く__, 〉 ｛,,.斗く ‘:/ヽ
八んハ{{ ゞヽ 〃ゞ }} :!lﾝ}. 兵に追われるとか何があったっス！
｡s≦＼:! / レ' ≧s｡
∠ニニﾆ/ | ゝ ' | ∨ニニ＼
＿＿_／二ニニﾆ| ∧ {二二二二ヽ ∧ |二ニニ=＼_＿＿
｡s≦/ニニ/二二二ニﾆ| ∧ {､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ} / |二二ニニ ‘,ニﾆ∧≧s｡
/二=/ニニ=＼ニニニニ | ∧乂二二二／∧ |ニニニ- ／二ニ ∧ニ=‘,
. /二=/ニニニニ丶二ニニ | ≧=‐--‐=≦ |二二=／二ニニニ∧ニ=‘,
/二=/二ニニニニﾆ＼ニﾆ=l ,/ / ﾊ. |ニ=／ニニニニニﾆ∧ニ=‘,
|ニ= |二二二ニニニニ〉二=| /i:i､ / /i:‘, ｜=〈二二二二ニニニ |二ニ|
|ニ= |二ニニニニニ／ニﾆ=|＼ハi:i:i＼＿／i:i:iハ／ :!ニ=＼二ニニニニニ |二ニ|
|ニ= |二二二ニﾆ／二ニニ | ＼i:i:i:i:i:i: ／ |ニニﾆ丶ニニニニニ |二ニ|
|ニ= |ニニニﾆ／二二二二 | 寸i:i:/ |ニニニニ＼ニニニニ|二ニ|
|ニ= |二二ニ∧二二ニニニ| |i:i:i| |二ニニニ=/二ニニ= |二ニ|
【 蘇我興志（そがのこごし） 】
､-´――-::､,_--::､,_`:､
r'',',_''''';＼ヽヽ ,'､ ',`,''ﾆ‐-､`､
ヽ.';::`'‐,-'',ヽ ヽ',.', | .|;..ﾆ,=､ |`
'､::::::::',: ',.|ヽヽ',', .| |'r'', ﾞiヽ| すまんな。
'､:::,､'､, ,|ｨ=i',ヽl| l|,' 'i_) ,!､.l
ヽ.','､| !'￣ l |.||.l' 'r':､-| なるようになってしまった。
'ｰ, |,' l' | `'l､
ﾞ'i-‐- ∠,,,,,..-'|`,:､
_,,..-,'!,__,,,..ｨ'"i | .',-',ﾞl.ヽ`'-、
__,,,.:-''" ./ |.|./ l ___|:: ヽ l|. ヽ. ｀'‐:､
,.:-‐''" ./ |::|l,.-､'ｨ::::,'::r‐','l:| ヽ ｀'‐:､
／""""'' .く _|:::/ ::'i'__::`‐'::: ',:| ヽ `i‐-､
iﾞ ヽ _,,..＞' .|:,'‐:i ::l´i::| i´ﾞi::,､'|`‐＜_ l ヽ
| :::ヽ:: |. |::7 ,!,'' :|r:,": _'lﾞ ',| `i ,' ',
| :::::ヽ l .|:'､_'i::',_! i._!:::l .l|. ,' ,' l
＿
＿ ＼:::＼＿＿_
＼::: `＼:::::::::::::::::＼
､-‐':::::::::::::::::::::::::::::::: l
｀７/｀~^~^~^~´㍉: | ったく仕方ないっスね〜。
rミ,斗-' `ｰ ､ Ⅵ
ｌﾝ|r＿､ r＿､/ﾊ 自分が兵を食い止めてみせるッスよ〜。
八_| ￣ / ￣｜ノ
／二 | ､＿≧'__,..ｨ |ニ＼
／ニニ/l ﾏ二二,リ｜二ﾆ＼ 「直に進みて、来る軍を逆へ拒かむ」
／ニニﾆ/ ＼ ゝ---' ／寸ニニ ＼
／＼ニﾆ=/ ｜ ￣￣「 寸ニ=,／＼
_／二ﾆ=＼ニ| ∧ ∧ }=,／二ニ ＼_
＿ /ニニニニ /ニ| ∧‘:,. / ‘:, }‘:,二二二二‘:, ＿
/ニ |二二ニﾆ／ニ=l＼/＼:､| l／／:､／|ニ＼ニニニニ|ﾆ=‘:,
. /ニ= |二ニ=／二ニﾆ| r===ｫ lニﾆ=＼ニニ= |ニ= ‘:,
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ヽ ﾆ|ﾆ|ﾆ 二 王 /ﾚ､ ﾚ | | | （___i"''､‐-- :,,_ `:.､
） ノ ヽ 口 我 Ｖン ノ ･･ （.-､｀i i ＼ヽ ヽ_‐-i
`V⌒Ｖ⌒ＷV⌒Y⌒ＶＶ⌒Ｗ⌒Y⌒` . `i"￣"ヽヽ |-ヽ.| それはやめろ！
!|i , .!、､ィｪ-|i', i ).ﾉ.|
'! ヽｰ!| ｀ !'.i./ | ヽ! 「大臣許さず」
("`''‐-‐'"'ｰ‐-､_,-ｰ--- ..,,____ _,,__ `､--､ ' ∠-‐'`i:､
`ー-ｧ:i‐,--､ ヽヽ ￣`'''ー‐―-‐'" `‐--‐'"',"´,／| | ､＼| .＼
| .i .i <_,,) .i. i ヽ / "i -.|.| | r‐i `iヽ `､､_
ヽ_',_'､,.-' ﾉ ﾉ i !、 ',.', | )' !,r:､'')､ヽ ヽ `‐,､
(__,...--'､r'／ ', `>' ',':i" il"':､_r',`-ヽ"´ ', `:､
`"ｰ--- ,,,,,__ ,' <´ ',`i-'i,..',ヽ,-i_,i'`ﾞ`-, ', i
￣￣｀`'''―-､__,,, -‐' ',. i. '-:'､`-' ,' ', .| i |
', ', ',`-､.＼ ,'./i .| .| .|
i ヽ | ` ､i／ l. | .| .|
こういうことだったんだなあ
＿
＿ ＼::＼
＼:::::::=‐-＼:::≧=‐-
＿_＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
＼::::::::::＞‐-ミ::::::::::＞‐-ミ::::‘:,
｀7::::{ ￣ ‘:,:::|
|:::::{ 斗-ミ,｛:::|
r‐‐「 斗--‐' ´ __ }-ミ
|fン| 〃ゞﾞ'ヽ 〃ゞY {ん,ﾊ ……ほぇ？
八___| ｰ一 } ー‐ ｝ﾝ ﾉ
／ﾆ=| 〈 ｨ レ ､
／二ニ | ___「二=＼
／ニニニ=ｌ `r‐- ､ く /二ニニ＼
／二二ニﾆ=/丶 二 ￣ У 寸二二ﾆ=＼
／ニニニニ= / ＼＼ } } } ∠／ 寸二二ニﾆ＼
〈二ニニニニ= | 丶 ≧=‐‐=≦,.:′ :|二二ニニニ〉
／＼二二ニニﾆ| ∧ ,∧ :|二二ニニ／＼
. ／ニニ ＼ニニニﾆ| ,/ ‘, / :, |二ニ= ／ニﾆ=-
-=ﾆ二二二＼ニニ=| ∧ , / :,. |二ﾆ／ニニニニニ〕iト
二二ニニニ /ニニ=| |i:i:＼ , / ,／ :, /|二 ‘:,ニニニニニニニニ〕iト
二ニニニ ／二ニニ|＼/＼i:i:‘:,} { /i:i:i:／ :/ :|二ニ ＼二ニニニニニニ |ニﾆヽ
二二二／二二二二| ヽi:i≧≦i ／ :|二ニニ=＼二二二ニニニ|二ﾆ=l
二ニ／二ニニニニ | 寸i:i:i:i:/ |二ニニニﾆ＼二ニニニニ|二ﾆ=|
,-､_ ./｀ﾞ':､＿__
| i:､`| i ', `:､ `ヽ、
| !.,r'ｰ'‐‐| i `i ヽ
|i',i､ -r=' | ,i i i i_ i
!'.!l' `￣.!/|,' /i-', ! 考えをまとめたい……。
i`___ !/ r';,ﾉ ./ 一晩くれ。
ヽ ｀ ' ／" ',./
ﾞｰ-r‐''" ._,.-‐'i:､_
,:-|‐'iﾆ"_,,-=:l. i`':､＿
,.;'" ,' i"-‐ _.,:' .| ￣ `''=:､
／/ ,'-:､ |-‐フｰ-=ﾆ ,.;-'" ヽ
_,.-',`-i"`i ,' .`i.,.:'/ ./ ,.-, / i
,r' i-､!"'､r-'"iﾞ ./ /／,.:'-" |
,:' / r''l__ri"r| i"'､|./ r-"-く_ .i
／__,,,!__| | i" 7 ／.i ,!ﾞ-ﾆ_''‐､'`:､.. /
. _,.-:;'r'ﾞ,.',:-' `''―:'-'-'---!-',r‐-,,,`‐:､)‐' ,,:'
／| ＿
-‐――‐‐'′ |／:::／
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
／:::::::::::::::::::::: ,.. --ミ:::::::≧=‐-
|:::::::::::::::::::::::::〈 ｀`ヽ「
|:::::::::::::::::::::::::/ ,/
|:::::/￣ ヽ:: / ノ￣ ゝ' 〈
＿|::: | ｛ハ{ }｛ {{ ゞ' ∨ ど、どしたっスか？
／二 |::八 寸｝｀` ｝
／二ニ=|::::::::≧=‐ 、 u . r'′
／ニニニ /≧=f | ＼ ＿_｛＼ ……いつものオヤジじゃないみたいっス。
. ／ニニニニ/ | ,从 'ﾞ´ 「ニ ＼
.. ／二二二二 / :l ≧s｡. |二ニﾆ＼
.. く二二二二ニ/ ＼ ＞‐=≦二ニニ= 〉
__／丶二ニニニ| /ﾊ / |ニニニ=／トミ
二ニ= ＼ニニ= | ,/ ‘: ∧ |ニニ ／ニニニ〕iト
二二ニニ＼ ニ | ∧ ‘:, / ハ |二=/ニニニニニニﾆ〕iト
二ニニニ／二ﾆ| /i:i‘:.､ ‘, /／i:i‘ /|二 ‘:,ニニニニニニニﾆ|= 〕:.､
二ニ= ／ニニ= lﾍ/＼i:i:i:‘:.､ { .}i:i:i:i:/ ‘,/ :!ニニ‘:,ニニニニニニニ|二ニl
ﾆ==／二ニニニ| 丶i:≧=‐=≦／ :|ニニﾆ‘:,二ニニニニニ |二ニ|
=／二二二二ニ| 寸i:i:i:i:i/ ｜ニニニ‘:,ニニニニニﾆ|二ニ|
〈二二二二二ニ| 寸i / |ニニニニ‘:,二ニニニニ|二ニ|
∧二二ニニニﾆ| /i ∧ |二ニニニ= 〉二二二ニ |二ニ|
, ¨ ￣¨ ─ - ､
／ ､─ ＼
/ / ゝ､ ヽ
/ ｉ 彡/ ＼ヽ＼ヽ!
|! | ／ ` ゝ､ ＼ヽ
|! l.∨ 寸tｯk rｉ_ﾘ
| |ｽ fﾞ´
l b, ゝ', 馬鹿が馬鹿な事考えなきゃ良いけど。
l∧ l l ! 〔!ヽ. -＝ｯ′',
l ', l l ! | へ /ﾘ从!
r‐､ ﾘ!从l＿＿＿＞ー‐ ＿__
{ ＼( ＿＿_ ／ 〕 ／ ＼
,. ─ ﾑ |￣//r ,.ィつ:::ー/ ＼
／ Υ￣¨＞|._//＜¨￣￣ヽ : :ｉ ＼
／ |r 二 ／ i下 :::ヽ二ヽ/::::::| ＼
／ ／ ／／ |! ＼::::::::::::::::::::| ＼
／ ／::∠ 〃 |! ヽ ::::::::::::::| }
【 石川麻呂の妻 】
石川麻呂を排除するのは損な可能性もあったわけだけど・・・
＼:::≧=‐'::::::::::≧=‐-ミ
＿〕:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
＼:::::::＞‐‐く::::::::::,,.. ==ﾐ::‘,
丶:{ ￣ }::::|
//〃￣＼ `ー‐ }::::|
/ﾊ {{ ッヽ rtｯ､ }>ミ 追っ手が来ると厄介っス。
|ｿr{. ﾉ }r |... 朝一で近くにある小墾田宮を焼いておくっス。
∧{ハ ゝ- ' 廴」
/二＼| ﾏﾆ=‐- ..,, |=彡‘:,
／二ニﾆ| 乂ニﾆ=ア´ ｜二二＼
／二二二 /＼ ー‐ ／∨二ニﾆ＼
／二二二ニ/ ＼≧s｡._.｡s≦／ V二二二=＼
＼ニニニﾆ/ { } .,ニニニﾆ／
ィi〔二丶二ニ=| ,/‘,. /:, }|二二 ／ニﾆ〕iト
ィi〔二二二ニ＼ﾆ=,| / ‘,. / .‘, ]|二,／二二二ニニ〕iト
x≦ﾆ/二二ニニニニ /ﾆ=,l |ｉ:､. ‘,. / ,i:ｉ| }|ニ‘:,ニニニニニニニﾆ‘,ﾆ≧x
/二=,/二二二ニニﾆ／ニニl |i:i:i＼.‘, /,／i:ｉ:| }|ニニ＼ニニニニニニニ‘,ニﾆ‘,
. /二ﾆ=|ニニニニニ／二二二|＼/＼i:i:i:i:､_∠i:i:i／:,／|二二二＼二二二二二ニ|ニニ‘,
l二ニﾆ|二二ニﾆ／二ニニニ | ‘:､i:i:i:i:i:i／ :|二ニニニ ＼二二ニニニ|ニニ=|
|ニニﾆ|二二二〈二二二ニニ | }i:i:i:i:{ |二二二ニニ 〉二二二ニ |ニニ=|
, - ´￣￣｀ヽ
／ ヽ
／ヽ ､ -.､ ',
く 、｀ ､ ｀､ 丶
ヽヽi､＿ｰ-､__ゝ、 ヽ
｀i 'ｨ;iﾌ． ヽi´i i i .!｀ヽ
!_ ' r'i .| |,iヽ ……明日、あの人に話だけはしておくのよ……。
ｰ､ ﾉ.｣,-―-<
, -､´､ ／￣ ｀i
| ｀y´ |-､
!､,r‐'---、 ! ヽ
／ ｀ ､ｰ､ヽ | ',
,､'ﾉ ヾ、､｀'､_,! ,ﾉ i
／∧ ､ ヽ、_ ヽ｀ｰ' ／.| !
_／／ _'ｙ｀ｰ ﾆﾝ' ´ ＿.／ | /
i'／／,ﾆフ ／ / ./
【 翌朝 】
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
石川麻呂という男の評は、
「剛毅果断（ごうきかだん）にして威望亦た（また）高し」
非常に、潔の良い男であった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::⊂⊃
／:::::.. ＼ ／＼;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::: ⊂⊃
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... ＼:::::::::::::::::::::: ／:::::::....＼／::::::::....＼γ⌒ヽ／...:::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....＼. ／....::::::::::::::::::::::
森林森森＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
林森林（ －－－－－－－－－＝＝＝＝＝＝＝－－－
林林／ －－－－－－－－＝＝＝＝－－－－－
＿／ －－－－－＝＝－－－－－
－－－－－－－
－－
＿
＿ ＼::::＼
＼:::≧=‐'::::::::::≧=‐-ミ
＿〕:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
＼:::::::＞‐‐く::::::::::,,.. ==ﾐ::‘,
丶:{ ￣ }::::|
//〃￣＼ `ー‐ }::::|
/ﾊ {{ ッヽ rtｯ､ }>ミ オヤジ！ 起きたっスか！
|ｿr{. ﾉ }r | 早速守りの話っスが――。
∧{ハ ゝ- ' 廴」
/二＼| ﾏﾆ=‐- ..,, |=彡‘:,
／二ニﾆ| 乂ニﾆ=ア´ ｜二二＼
／二二二 /＼ ー‐ ／∨二ニﾆ＼
／二二二ニ/ ＼≧s｡._.｡s≦／ V二二二=＼
＼ニニニﾆ/ { } .,ニニニﾆ／
ィi〔二丶二ニ=| ,/‘,. /:, }|二二 ／ニﾆ〕iト
ィi〔二二二ニ＼ﾆ=,| / ‘,. / .‘, ]|二,／二二二ニニ〕iト
x≦ﾆ/二二ニニニニ /ﾆ=,l |ｉ:､. ‘,. / ,i:ｉ| }|ニ‘:,ニニニニニニニﾆ‘,ﾆ≧x
/二=,/二二二ニニﾆ／ニニl |i:i:i＼.‘, /,／i:ｉ:| }|ニニ＼ニニニニニニニ‘,ニﾆ‘,
. /二ﾆ=|ニニニニニ／二二二|＼/＼i:i:i:i:､_∠i:i:i／:,／|二二二＼二二二二二ニ|ニニ‘,
l二ニﾆ|二二ニﾆ／二ニニニ | ‘:､i:i:i:i:i:i／ :|二ニニニ ＼二二ニニニ|ニニ=|
|ニニﾆ|二二二〈二二二ニニ | }i:i:i:i:{ |二二二ニニ 〉二二二ニ |ニニ=|
|ニニﾆ|二ニﾆ=∧二二二二ﾆ| |---| |二二二二ﾆ/二二ニニニ|ニニ=|
,.. --ｔ'7.ﾉ ヽ'i i :.ヽ､ヽ､
|'l^'‐ﾐ_ﾘ∠-ゝ'l : ::.i ヽ 丶
ﾘ ,-''´ ヽ!l i | i: `!ﾐ`l
|i' |, __ ;,..ｨ=ﾆ!i i :.i|! /.､ |
!,.i |ﾝt.) ´~^!| //.ﾉﾆ）' 興志。
ﾘ､ 'l. ﾉ !//)ﾉ:ンi'
|'.ヽゝ.`,..'... - |/'ﾉ ,|ヽ !
'l'ゝ. ' ,.／ `|
.ヽ___,....＜__,.....-'_l:､
_,..-/ )ﾆ/ / .l i Yﾆ|. ヽ-､_
__,.- '´.／ .ﾉ!/ .| ___.i. ヽ,|, 丶 `‐.､.._
_,..ｨ‐'´ / .i' ｙ,‐､〈´| | ,-ｔ||! ヽ `'‐.､.._
/' / <._ ,.j|||〉 `´ ' `T '||l!､ _,.> : ヽ
/ | _＞´ ||||7'i .l'i'､ f L.r,､| ヽ､ |! i
＿,,,...'"'''ｰ-､_
r'.,､',ヽl |｀＼ヽ｀'､:､
/,' l:::＼.!!l;;;;;;;;;ヽヽ.ヽヽ
,'.i l |:r'''"´ ".ヽ! .', ､'､
! l .i i. __,,..、 __,,. i.| .| .l |
! ', ','､-ti-ヽ ´rti-|l l ,'.,' ……命は惜しいか？
':,';:',ヽ l',' / ,'
`-､､. '-' //ノ. 「汝身愛むや」
'､ -‐- ,ｲ
_,,!,`:､_.'"' .／,.!i､
_,／ | -/ i""iﾞ',~iﾞ-:| `:､_
_,,.-‐'ﾞ／ ./i / l: .l:: ',"l|. ヽ`ｰ:､__
_,,.-'''" .／ ./:l/_ .:l,r'';'-|:. _,',l l ヽ `''ｰ:､_
,r:'''/ / l:: (' `‐l ::. :'-(: .',l.l ヽ |`‐:､
,' ,' ＼,.-''l::./,, ::i-､:: ;r‐l: ._',:l＼／ l `､
,' .l ／ l:: ':/.!,_,!:lヽ_,!: `‐;:'::l ＼ l l
l .| ／ .|／i .ri'i i''' | r''i l':,l ＼ | |
| | ', .|＼'‐-!:',-': :.`/::::'-':,::l ,' | |
＿ ,,,,... ------ミ
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
,,..斗 '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ‘:,
≧=‐ミ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | は！？
＜::::::: /￣＼＿__／￣㍉::::l/7
〕:::{ ､ ,.. }::::|/ 惜しくも無いっスよ！
「｀ヽ｛ r‐く__, 〉 ｛,,.斗く ‘:/ヽ
八んハ{{ ゞヽ 〃ゞ }} :!lﾝ}
｡s≦＼:! / レ' ≧s｡.. 「愛しくもあらず」
∠ニニﾆ/ | ゝ ' | ∨ニニ＼
＿＿_／二ニニﾆ| ∧ {二二二二ヽ ∧ |二ニニ=＼_＿＿
｡s≦/ニニ/二二二ニﾆ| ∧ {､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ} / |二二ニニ ‘,ニﾆ∧≧s｡
/二=/ニニ=＼ニニニニ | ∧乂二二二／∧ |ニニニ- ／二ニ ∧ニ=‘,
. /二=/ニニニニ丶二ニニ | ≧=‐--‐=≦ |二二=／二ニニニ∧ニ=‘,
/二=/二ニニニニﾆ＼ニﾆ=l ,/ / ﾊ. |ニ=／ニニニニニﾆ∧ニ=‘,
|ニ= |二二二ニニニニ〉二=| /i:i､ / /i:‘, ｜=〈二二二二ニニニ |二ニ|
|ニ= |二ニニニニニ／ニﾆ=|＼ハi:i:i＼＿／i:i:iハ／ :!ニ=＼二ニニニニニ |二ニ|
|ニ= |二二二ニﾆ／二ニニ | ＼i:i:i:i:i:i: ／ |ニニﾆ丶ニニニニニ |二ニ|
_,,,,,;;;;;iii'llllll||||llliii;;,,,
___,;;:|;;;lii;;;;;;;;;;;;;;;i;!!;;il||||li;;;;､
. i;;llli;;;!li;||||||li;;i;;!;i;;i!;;;||||||||lii;ﾐ- そうか。
. |;;;|||||〉=''''''":ヽ|iil;;l!i;||'=`'l||;l
.li;l;;l|i||i . __,.:,=|l'l||i||ll!_ｨ )|;/. 皆聞け。
!|!`l'~lii;,` '`"'´! '||||!''-ｼl|;;l
' _/..ﾉ''| _ ﾉ |||/:::|´:ヽ| 私は我が君に逆らう気はない。
/.../-, `'､... --' .!´::/:::::::::| 元より、そのような事をしては、
,---''ミﾆ`/:/ ヽ.. :::_,- __,..-'::'`iヽ. 蝦夷に従わなかった父に申し訳が立たない。
/ ;...;::::/./.ｨノ >''i''`-'´::::::;;:;;;:::);;;;;i;;;;;､___
ﾉ :(_,...ｲl_// ／/ l ::::i-:: . . .:::::/;;;;;;;;i!;;;;;;;;;;;`;;-;;,,,___
/ .::::':::::::.ノ ／/ ,! .::::i!-::...__;i/;;;;;;;;;;_,>::::::::::::::::::_,--::::ﾐ;
/l''`､___-':::i-'´_,...,-;i' .,_i_ . ,-,_::::::|:::._/;;/`:::＜::::::::::::::::::／:::::;;;;;;;;;;;;;;i
/::::ヽ :::::￣ﾝ'::::::/:::::'-:..i;;,`_/::l:`,,.._/;;;;/::::::::::::::::>:::::::::/:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
/:::::::::::;;;;､:: ﾉ:::::;;;;i;;::::/___::/--,::::/''|i|||||!::::::::::::::/:::::::::::::i:::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
/:::::::::::;;;;;;;;;;;-;i!;'i;;;;;;,i;;/;ﾉｙ::`-)':':::ｔ-'::::|||l/::::::::::::/::::::::::::::::i::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
/::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〉;/;;:|:::`ｨili:::.-l::::!,|l--'||!:::::::::::/:::::::::::::::::;;'::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
/:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;l!;;;;::|::::l||;;;Y:::〉-||!!;;;;;/::::::::::/::::::::::::::::;;;､;|:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
∧＿∧
（ ）
＿＿ ＿＿ / ヽ
||＼ ￣￣￣￣ ／ .| | |
||＼..∧＿∧ (⌒＼|_＿./ ./
|||. （ ） ~＼___＿_ノ| ∧＿∧
_/ ヽ ＼| （ ）
. | ヽ ＼ / ヽ
. | |ヽ、二⌒) ／ .| | |
| ヽ ＼∧＿∧ (⌒＼|_＿./ ./
ヽ、＿＿＿ （ ） ~＼___＿_ノ| ∧＿∧
_/ ヽ ＼| （ ）
| ヽ ＼ / ヽ、
| |ヽ、二⌒) ／ .| | |
.| ヽ ＼＼ (⌒＼|_＿./ ./
ヽ、＿＿＿＿ ＼＼ ~＼___＿_ノ|
|｀''i:､:::ﾞ丶､;;;;丶、 .!l::| ､＼ ﾞi;;三三三三三三三三三三三三三三三三三三三;i ／,ィ!::!:!. ,. ;'´;;;;
|、.ll ﾞiﾄ､::::ﾞ丶､;;;丶, ! ＼＼!ヽ---────／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
l ﾞll' ､ll、ll｀ii､::::ﾞ丶､0丶、 ＼i:ﾄ., ヾ≦≦≦≦| 元より、この寺はすめらみことの為に建立した。 |
|' l|, ll ll-ll､|ﾄ｀'i-i:::!::.､:丶.,li;:! ､.､|r‐､── | 日向に貶しめられ、ここで死ぬことになる身を――。 |
|. ll ﾞll'-lｌ､ll,_!!:::ii:::l: ﾄiﾄ､ﾞ丶､'o､. ﾞ'ｌﾄ､ l二二 | せめて終の時を安らかに過ごすために、ここに来た。 ..|
l｀''ll‐-ll.,_ll. ll. !!:::ll:::l: |.ll l lﾞ!ii;-ｫ:､丶、 'ﾄ､l--....＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
| .,,lｌ..,_ll ll｀liﾞ'ｌト{ll:::l: |.ll l.+l.!ll;l:|IIi;ﾞ丶､::!二二二二二二二二二二二二!,. ｡'´:イィf" ..|::ｌ:|
|. lｌ. ll~ﾞll"lｌ''ｌ|::ﾞll;;;l: |.ll l.+l.!ll;l:|IIllil;||li;;'if::ヤ'f'i'if;三三向三三ｦ牙Ｔｦ不＞if" .|i| |::ｌ:|
|''‐ll‐-ll-.lｌ..lｌ,,ｌl ll;;;l: |.ll l.+l.!ll;l:|IIllil;||li;;;lト.l'ii-.,,iニニニニニニﾆi.i,彳イ ll. || |i| |::ｌ:|
l___ll___lｌ__ll._ll._ｌl__ll;;;l: |.ll l.+l.!ll;l:|IIllil;||li;;;ll;ｉ;l.ll.ll.l.l.ii;;,＝＝＝＝,,;;fl.l.l ! ! .ｌ! || |i| |::ｌ:|
|. lｌ. ll ll. ll. ｌl.~ll;;;l: |.ll l.+l.!ll;l:|IIllil;||li;;;ll;ｉ;l.ll.ll.l.l.lllii|iil!|¨l￣|!|iilｌｌｌl,l,l_!__|_,ll,,,_||＿_..|i|＿＿＿|::ｌ:|
|--l--ll.‐ll‐ll‐!!:::ll;;;l: |.ll l.+l.!ll;l:|IIllil;||li;;;ll;ｉ;l,ll孑'!ｌll::|ll;!l,,,l三ｌ!|lllIIIl'l'l ! ! 'lｌ''''||'─-|i| .. ,, _ |::ｌ:￣￣￣￣￣
|. ll___ll,, ll-ll-!!:::ll;;;l: |.ll l.+l.!'''l:|匕~|l孑ll;ｉ;ｌ l,.lィ!ｌll／ ＼ｌｌｌl.l.l ! !. ｌ! || |i| |::ｌ:|~¨" ''' ー--
l"~lｌ. ll ll_,lｌ..ｌl;;:: 斗 !''"´,＞'1|´ !! ,ll;ｉ;ｌ'1,ｌ.l／' ﾞ＼lﾞﾄｌ、|...ｌ! || |i| |::ｌ:|
|_,,.lｌ-::'''"´''"´:_;.＞l: l"´ l:| ,..:|l才ll;i;l／ｲ' ﾞ＼ヽ|ヽl . || |i| |::ｌ:|
;;;:::::::::_;＞ ''"´ |;l: | ,.:l:|'ﾞ.イ|l ／,ｲ' '＼ヽ! ''|ﾄ.､ .|iﾄ.., .|::ｌ:|
孑''" .|;l: |. ,.ィ";.イ:! |ﾚ'ﾞ;.ｲ' '＼.＼ﾞ' ｀,:|i|丶＞ ., |::ｌ:|
,.|;l: |ﾞ;才ﾞ ,ォ! ／::／' '＼. ＼ﾞ|i-､ ｀' .､|::ｌ:ﾄ.、
,.イﾞ;;;|;l: |ﾞ ,.イ;;;;ｨ'ﾞ:::／' '＼ヽ＼ ヽ、 .|::ｌ:ﾄ､.｀ ､
,.イﾞ;;;;才ﾞ |;l: |イ;;;;／ :l／' '＼＼＼ ｀' |::ｌ:|. ﾞ' 、｀ ､
,.イﾞ;;;;;才ﾞ ,ィ;;;;;;;／ ／ '＼.＼.＼｀ｰ:､ ﾞ' 、｀
イﾞ;;;;;;才ﾞ ,ィ;;;;;;;;;／;;::::／ ＼,' ¨ ＼ ｀ 、 ｀
.
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
そう言うと石川麻呂は仏殿（ほとけのおほとの）の戸を開けると、
仏を仰ぎ、静かに誓を発てた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿|:: |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| :;|＿＿＿＿＿＿
|:: | l i /:: // // / 入ヽヽヽ ヽ ﾍ ::l :: l:: i:: ::..:| :;|
＿＿＿＿＿＿|:: | l;; ;::: /;; // // /ノ,ｲヽヽヽ::ヾ ヽ ', :l ;; i:: l;;:::.,;;;;:| :;|＿＿＿＿＿＿
ヽ;;; ;l :: : ;;|:: | !:: ;; :: /:: // // /,／ {*ll;ヽヽヽ :ヾ ヽ ', ::i :: l: ; ::: ::;;| :;|; :::;;: :;;;i l :///
ヽ.':,, ;l :. :. ;|:: | :l::: :: /,;;//,/,//／ {*ll;;;;;lヽヽヽ;;ヾ;, ::...', :! :: !;;; ::;;::;;| :;|;,, ,;:::;; ;:::l ;////
ヽ':; l ::.. :::: ... ;|:: |.:!;;;:: ::;;;;;::;;;//,;／／ {*ll＿ll*ヽヽヾ,,,ヽ :;;:',:l;;: :;;;: ;:;; ::;;;;| :;|::::;;;;;: ::;;''////
ヾ';,,ヽ:::;; .::;|:: |;;:::: ::;/ /;/,;／／＿. {*ll§ll*} ＼ヾヽ,ヽ:;; l ::;;: : :;;:::| :;|::;;;:: .::;///,.ｲ
＼ヽ:;;,, :;:;;|:: | ;:: ..;:,／;;／／‐- Υ Ψ >=l§l=< Ψ＼＼ヽ,;;', :;;;: : ::: ::| :;|;;:: ／;;／
≧ .;;, ;|:: |シ;彡彡彡'_i_ゝ;;: ｀ヽミ彡,〉ｧ'─'ｬ〈_ ﾐ彡ゝ＞ミミﾐ;;,､＿ ..,,＿;;| :;|彡彡''ﾞ;!
|;|;|＿｀''|:: |三ﾆ-匕ヽ |_|‐｀廴__､_）ﾐ「;;||;;;;| |;;;;||;;;|爻─§─≧-ﾆ二三三ﾆ! :;|''" |;|;|
|;ﾚ';;;;;o;;|:: |;!_;,＿;,.ノ＿‡_＿__仝＿{;;!;;;!!;;;〒;;;;!!;;;!{;;}＿仝＿＿‡ゝ.,;＿:;ッ'ﾞi:| :;| :|;|;|
|ゞ;;;;;;;;;;;|:: |;lﾛ;;三ﾛ{｛. （;;;） ┴};{ｰ儿ｰ};{┴ （;;;）r─r─｝}ﾛ三;;ﾛ!:| :;| :|;|;|
{;─:─;;|:: | !─｡‐）,｝}_＿____,台幵_幵r──‐ｫ幵_幵__台_L;;」L;;{｛（─｡‐7::! :;| :|;|;|
_,〕三三;;!:: |::!==ンｦ ﾘ-ゝ,,ゝ─‐'-'‐'-'廴＿;;;;ﾉ.'-'‐'-'─‐''_,,'.ク貳ゝゝﾟ=ﾟ,';: | :;| :|;|;|
,' / lニﾆ|:: | :!;;/,:シ,ｲ ¨¨¨ﾞr三ｭ¨¨¨〈. 鑾 .〉¨¨¨r三ｭ¨¨¨¨ ゝゞヽ7 ｉ: | :;| :|;|;|
V ', !lノ´|:: | :i l ハ:八 E─└ﾞ~┘─ﾖi>､ﾞ'ﾞ,.<iE─└ﾞ~┘─ﾖ ,ﾊ,iiハ! ;! :| :;|!｀ヽ.:|;|;|
',.ィﾍ.', ',!─|:: |: :!´─||;:ﾘ─| |ニﾆlニﾆ| | ﾉ-Υ-.い.|ニﾆlニﾆ| |─‐ l ::;||‐.l ;' :! :;|:!o :} ;Ц
,.ィ' f;;ﾞヽ ヽ }}ヽ,|:: |: :ｌ―‐||〈.―.| |¨ヽヽ;;| | |.{ f'⌒'i ,}.| | |;;/ /| |──〉::|l ‐ｿ .:| :;| l,,,,;ヽ. ｀≧ .,
l;;;;§r' ''─ｉ:|:: |;: :!＝/|_{,,＿| |＿ﾑ }.ニ! !ﾊｷニ,!/::| |ニﾆ.{ ﾑ_| |＿＿}__||__i; ::| :;| ;! '';}､
,. '´'─'-ﾋ三l;:|:: |:; :lヲ´;;;::;ジ´! !ﾞ＝＝＝| |‐i_'==ﾞ_i.‐! !＝＝＝ﾞ| |─ゞ<;;::;;;;;ゝヽ::| :;| :l｀ヽミﾐ)ﾞ丶､
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（私は、この世の終わりまで、我が君を恨まない）
――「願はくは我、生々世々に、君王を怨みじ」――
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___i"''､‐-- :,,_ `:.､
r'',-､｀i i ＼ヽ ヽ_‐-i
',.l `i"￣"ヽヽ |-ヽ.|
!|i , .!、､ィｪ-|i', i ).ﾉ.|
'! ヽｰ!| ｀ !'.i./ | ヽ!
("`''‐-‐'"'ｰ‐-､_,-ｰ--- ..,,____ _,,__ `､--､ ' ∠-‐'`i:､
`ー-ｧ:i‐,--､ ヽヽ ￣`'''ー‐―-‐'" `‐--‐'"',"´,／| | ､＼| .＼
| .i .i <_,,) .i. i ヽ / "i -.|.| | r‐i `iヽ `､､_
ヽ_',_'､,.-' ﾉ ﾉ i !、 ',.', | )' !,r:､'')､ヽ ヽ `‐,､
(__,...--'､r'／ ', `>' ',':i" il"':､_r',`-ヽ"´ ', `:､
`"ｰ--- ,,,,,__ ,' <´ ',`i-'i,..',ヽ,-i_,i'`ﾞ`-, ', i
￣￣｀`'''―-､__,,, -‐' ',. i. '-:'､`-' ,' ', .| i |
', ', ',`-､.＼ ,'./i .| .| .|
i ヽ | ` ､i／ l. | .| .|
,,_
,.-‐,r‐､'''''‐'.,...,`､
r'／´|.l:::',', //;:'::':､`:、
,'.:´ .|.|-‐'-'-'-::､_ヽ. ',､
,' i .|.|. ､,,_ _,, i::', | |
! i''､.|i |i.|tj‐,"´.i',,... |::l |ﾉ
':,!',':,|ヽ.iヽ |. ,':,'./ ……すまないな。
ヽ‐,'i', ヽ ,__,,_" /ﾉ/. 後々のことがある。
|' '､ ._,,｀ / 最小限でいいが、共に来てくれるか？
_,.'i'-､,,,,`;;､,,___,,,:'､
_,-／ ,|-/ :i' |,! ',r':| ','‐､_
_,.-‐'".／ ./i/ :| ,..._|:. ',:i'､ ヽ `ｰ-､_
,..:-‐'" ／ /::l,r:､_!' :| !;;;r‐',:;', ヽ `'ｰ,-､
,:'´ .i ＼_ _,.:i;::/ :i__ , : _.',: ヽ:i､_ ／ i `:､
| | ／´ .|i (7'i_ |:|', i´. !,,!',!:| ｀'､_. | i
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＼::≧=‐＼≧=‐--ミ
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＼:::::::／￣＼_／￣＼:‘:,
〕:｛ }::::l
r‐:「 ‐-ミ,_〉 ,,..斗ミ,Y L 今更っスよオヤジ。
|r‐| { ゞヽ 〃ゞ } }ん'|.. 命は惜しくないって言ったっス。
八 ﾉ ﾚ' ﾉ
／ニ ヽ ゝ ' 厂ニ ＼
∠ニニニ | ｰ‐ 一 「 7 二ニニ丶
∠二ニニ=/r＼ ー‐ ,У ∨ニニニ=＼
／ニニニニ / ＼_＼_j_j_j_／_／ ∨二二二二＼
/＼二二ニﾆ/ ハ. ∧ Ⅴニニニ= ／:,
｡s≦ニ=丶ニニﾆ| ′‘, / ﾞ:, |二ニニ／ニﾆ≧s｡
｡s≦ /ニニニニﾆ＼二=| /＼ , / .／ :,. /ニニ／ニニニニニ‘:,≧s｡
/ニニ/二二二ニニ／二=l＼/＼i:丶 , ,.. /i:ｉ/ ,/.}|ニ= ＼ニニニニニﾆ‘,ニﾆ‘:,
. /二ニ l二二ニニ ／二二ﾆ| 丶i:i≧≦／ |二ニニ＼ニニニニニl二ﾆ=‘:,
ｌ二二ﾆ|ニニﾆ=／ニニニニl 寸i:ｉ:/ |二二二二＼二二ニﾆ|二ニ= l
|二二ﾆ|ニニ=〈二二二ニニ| |--| |二二二二二〉二ニﾆ=|二ニ= |
|二二ﾆ|ニニ=∧ニニニニﾆ| |i:i:ｉ| |二二ニニﾆ/二二ニﾆ|二ニ= |
惜しい。本当に惜しいね。生まれた時代が、巡り合わせが悪い
∠ .. _ ￣￣ ｀ .
く ￣ ＼ ｀ ＼
,へ ＼ ＼ ヽ
/ // ＼ ＼ ヽ .
/ // ＼ ＼ ＼ ヽ ヽ .
i l l _ ＼ ＼__＼_ ＼ .ﾊ i
. l l | ≧=- 、 X≦ _＼ ＼ ヽ! .
| i | 弋{r'ｿ> < {r'ｿノ 、iヽ .| l l 馬鹿が、黄泉の国に行っても馬鹿をしないよう、
| l | レ' | l | 仕方ないから行ってあげるわよ。
| l | i!. ﾚ´| i |
. ﾉ ∧! o ﾉ l l|
/ //∧ ー -‐-- ' //〉 l l| ＿＿＿
/ ///i´|＼ こ´ . ｲ 〈/ / //´ ｀ヽ
/ /// .し li＼ . ´ ! j / .// ヽ
ノ ル' レハ l i＼ __ | ﾚ // .
Nj il | ＿＿／⌒＼j // . ,. -- 、
/￣ ＼ /´ ＿ ／ ﾉ ／ ≧x_ . ／ /
/´￣ ｀ヽ／ ∨´--ｧ/ ／⌒ V／ ／´ ＿ ＼ .__／ /
/ くr─r─ 、 .| //-く ＿ ﾉ / ／ ＼! ／ ／
. / ￣j ＼!__.// Y| i ／ __＿}_ヲ ／
. ' ／ム孑'´ / ＼ ／ | /´ ／／ /
. ' ／ ／ ./ Y ! i ／／ 〈
／ ／ ／＿＿＿/ ! l | /／ { !
/ く ／´ / 〉 { ＿＿! . . |{ ゝ. _ i
i ／ ＼ ./ /___ レ'´」 . . || .
,-'"´￣￣`'‐､
__ r‐"‐‐､''ヽ-‐-:､‐:`､
/ ``:､ヽ ヽ i`i _,,ヽ`‐',
| .| r'.＼', ヽヽi´i''`i‐-.|
ヽ|', !、,rヽ', i |`i',:i､` | ふっ。
` ',ヽ| '"' .',l ./ |'ﾞ:､_ ヽ
ヽ,'ｰ､__,,,.|/ ,.:! "`i
ヽ ／ ＿,.-‐')ヽ
`'r,''i"ﾞi"i‐-"-./ ',-､,,,_
_／/ | | ',--=/ .', .`',:=‐‐ｰ-:､
__,,,.-‐'/ ,:', .i___:::', ,:,:'_ ／ ／ .i
,.:' / ,...!'..' .ヽ,_lﾞ .!,'__!./ `"> .i |
,:' /. ,' r'r‐:､ |''i,__r:|:/ / l ',
r' .,' l `/、 Y.| ,-l,.|' / | l
/ i i. ,', i-:' ,:'ｰ';::./ ,' l i
それでも釈然としないものはあるなあ
廴__}
廴__}
廴__}
//ｰ'弋 ､
// ＼＼
// ＼＼ ／￣￣￣￣￣￣￣＼
// ＼＼ | ありがとう。 |
//. ＼＼ ＼＿＿＿＿＿＿＿／
| { ＼＼
| i .ヽヽ
＼＼ リ!
＼＼ / /
＼＼ ／／
` ｀二二二二二＞'
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
蘇我石川麻呂。首をくくり、自死。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
妻子八名が殉じた。
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.,,. '"ろ,,,..;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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ハラキリやカイシャクはまた後だもんな
遅くまでありがとうございました。
次回は来週日曜の２１：００からです。
「将来的に外戚となって(本人にその気がなくても)大勢力になられたら困るから」ということでいいんだよね？
真実は闇の中か、どうせ死ぬ覚悟があるなら
最初にやったようにみこの出頭要請に応じても良かったと思うのだが・・・。
しかし有間ｗｗｗ
悲しいお話だったなあ。鎌足には謀を施してでも成し遂げたいことがあるんだろうけど・・・うーん
間違えた、出頭は拒否されてたんだった。
ならばみこが望むままに、使者に口上と弁明をさせるべきかなぁ
普通なら虚偽の告発としても通らない話だったんだな
動機や成り行きから見て明らかに不自然
人間知らないと実際の政治って動かないし、他人に振り回されるだけなんだね
孝明天皇みたいな政治家は現代でもいるだろうな
しかし山背王→鞍作→石川麻呂と、きれいに内ゲバの連鎖が続いてるな
そしてここまでのシナリオを書き上げた某の恐ろしさよ
残された娘と、孫娘はどう思うんだろうなぁ
息をする様に身内を殺っちゃうのな…
しかしひっどい粛清だなあ、某幕府の御家人粛清並みにひでえ。学習漫画でも完全冤罪みたいな形で石川麻呂は死んでいたな。
屋敷に兵が囲むところや、死ぬ前に仏像拝むところとかちゃんと書かれていた。
弟に慶事であにには・・・なこの差
しかしこの大海皇子の子孫が高師直？
・・・うーん
それも困るけど、今のままで石川麻呂系とは別の女が生んだ子供が皇太子になるのも拙い
外戚になり損ねた蘇我氏系豪族が黙ってない、ということじゃね
でもこの皇后子供産んでいないけど・・・
やっぱ大和朝廷がまだまだ行政やら整備されてなかったからか
いきすぎたら乱になるもんなぁ
きっと何かわかるに違いない
父親として自分の娘に顔向け出来んような事をしてまですめらみことに
なりたいもんかね〜
文献の類は古墳には残っていないけど
科学的調査の手法発達してるから、白骨からDNAとかはすぐわかるね
嫁（一族）と宗教とが密接に関わっていると小説的だと感じてしまうラノベ脳な自分がいた
陰謀を図るやらない夫の内心がすげぇリアルに感じたわ
宮内庁が天皇陵（とされる古墳）の発掘許可を出せばね
石川麻呂から数えて５３代目にあたる越前の薬売り山田重貞が
天保年間に山田寺跡に雪冤碑を建立しているのか
陰謀の才能があってその為のブレーンがついてる奴と、その才能が無くてブレーンも無い奴の差が残酷すぎる…
本当の子孫は葛城氏だけと判断してもいいのかな？
もしくは葛城氏も詐称しており、武内宿禰は聖徳太子並の嘘と伝説で作られた存在なのかな
その時代は何分史料が少ないからねぇ。
古墳の発掘許可が出てくれば分かることもあるんだろうけど
河内王朝のあたりは天皇家の連続性の問題出てくるから、
宮内庁がどうしても許可出さないだろうね。
葛城氏と蘇我氏と平群氏だったかな
羽田氏・巨勢氏・蘇我氏・紀氏は古事記のみ
この違いは政治的なものか、それとも何か深い意味があるのか
昭和天皇の時代と変わらないのか
本物とは限らないけど今でも続いてるご家庭のご先祖様のお墓である以上
掘らないでって言ってるものは掘らないのがマナーな気がする
その分の金と時間と怒りは工事現場の遺物破壊とかに向けるべき
本当に陵墓掘ろうとする金と工作時間と資金があるなら
そういう遺跡潰し案件の保護に投入すべきだと思うんだよ
やはり学術的価値は計り知れない。そんなのは蚊に刺された位しか痛くない、それよりも発掘したい。
開けて調べてハイ終わりってわけにもいかないから難しいね
調査した鈴木尚は、江戸時代だけで将軍家の人骨の形質がすごく変化してることからも、
縄文時代から弥生時代の連続性を主張してた。
知的欲求を突き詰めたら、ワイドショーなんかと変わらなくなっちゃうしね。
管理している人がＮＯと言ったら、諦めるしかないのよ。
有名人の墓も変な人がおしかけて大変みたいなのたまに聞くけど、節度が大事よね。
確か、今は漫画家をやってて荒木ひ
現所有者が悪いわけじゃないんだけど、ファンのミーハーな心理としてはねえ
今は違うが、池田屋の跡がパチンコ店と聞いたときに浮かぶ感情も似たようなもんか
とはいえ、俺個人では先祖を敬う事は歴史学の発展より順位が低いけど、それを他人に強要はできないからな
それも2つ揃えて
時代的にうどんの話題はこのスレか次か次の次のネタバレになりかねないのではないか
そばの方がいいと思う
正直すまんかった
>>365
でも俺はうどんより蕎麦派なんだ
かかってきなさい
そんな池田屋も今は海鮮居酒屋に。まあそれで良かったというかもっと早くやっておけｗ
星で海上の位置を確認してたってことか。
壱岐の月讀神社って、それでツキヨミを祀ってるのかな？
新羅の太子であった于老を火あぶりで処刑した倭の将軍于道朱君というのが三国史記に出てくるのだけど、
この于道朱君が武内宿禰という説がある。
三韓征伐の戦後処理で日本書記にも似たような話がでてくる。
ゆっくりしていってね！
／´ﾞ｀ヽ､
吾寺 ヽ
,/./ ,...., ;ii､
（'/.i （ (,,) i::b
i' i ｀ﾞﾞ´ :「:::b やれやれ全く。
. | | 丿:::h. 石川麻呂大臣にも困ったものだ。
. 'i| i ./´｀ヽ,|::::::h. まつりごとに関わるとこれだ。
r' | ｀ﾞ'- ノ⌒ヽ
/´tl i 〈,´ﾞ｀ｿ/´'' ヽ
丿i;:::ti| ( ｀ヽｿ/::::::ゝ 'i
|￣￣￣￣||'｀i;t:| i｀'''ノ/::::λ::;;} | ←多分石川麻呂の秘書的な何か
|. || |ﾉ::ヽ,,ソﾉ::::::/´⌒ヾﾉ
,,..|＿＿＿＿|ﾄｪｪｪｪ;;::::::::;;;;/ 'λ
(..,,,,＿＿_＿＿＿＿＿,,..)::´/λ ﾉﾐi
| |＿＿,| |＿＿＿_| |;;;;/ノ/／）ﾉノ
|,,,,| | | |,,,.|
'''''
【 秦吾寺（はたのあてら） 】
＿＿＿
γ´身 ｀ヽ
| ! お、俺は降る。
γ.､ .! ● ● | 吾寺、お前は主の縁者じゃない、
| |＿!. |＿. 逃げよう！
ヽ＿ ● ＿ `i
| ! ! !
| ! !_ﾉ
| !
【 土師身（はじのむ） 】
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
土師氏：葬祭の仕切りと関わる物品調達製造を司る筋金入りの古族。
そのせいで秦氏となんか縁がある。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿
／`: '＼
/ : ヽ
O .: O ／//|
| : | / ///
|⊃ .: ⊂| / / 秦からの犠牲を私一人で済ませるためには
／ lﾆ) : (ﾆl ＼ / / 逃げるわけにはいかんのだよ。
／ ,ｨ'lﾆ) .: (ﾆl ﾄ､ ＼／＼／
／｜lﾆ) (ﾆl｜ ＼ ／
| ﾆl ) ( lﾆ.| `ｰ'
|ﾆ二 Ｖ二ﾆ|
＿＿＿
γ´ ｀ヽ
| !
γ.､ .! ● ● |
| |＿!. |＿
ヽ＿ ● ＿ `i ……そうか。
| ! ! !
| ! !_ﾉ
| !
政治に深く関わるとこれだからとか思ってそう
／ﾍ､,:-‐＼
/´: : : : : : :､
r'｀!: : : : : : fﾞ0:､
ヽﾉ: : : : : : :ヽ': ! それよりこれを持っていけ。
f: : : : : : : : ::.:.:.:.l ﾒﾓﾘｰｽﾃｨｯｸ
|:.:.:.: : : : ::.:.:.:.:.:.:.:.|. 大臣の最後の言葉を記した 木簡 だ。
l:.:.:.,､: : : :r-､:.:.:.;''| 過たず渡すべき人に渡してくれ。
|::〈 !:: : :l >,;'-'__
／::ﾄ､Y^i: : :lヾ-',;'::l:::::ヽ｀ヽ.
/ f::::::|::} v'!: : :ﾄy'/:::::ﾄ､::::｀ｰ､ヽ
ｿ j:::::|:::::}ﾚ':. :.,ソ/::::::::｀ヽ.::::::::>='─‐Π
/／:::::::!::::::l∨: ::!､jl::::::::::::::/｀ヽ.｛ =-､_:::ヽ ））
//:::::::::∧／､V,! !､|l;;｀ヽ._:::| ゝ､___,ﾆﾆ>'
,..-‐' _,.ﾉヽ!/ |;;;;;;;;ヽｯ !､ﾘ;;;;;;;;;;;;;;|
＿＿＿
γ´ ｀ヽ
| !
γ.､ .! ● ● | 望みはあるか？
| |＿!. |＿
ヽ＿ ● ＿ `i
| ! ! !
| ! !_ﾉ
| !
政治劇の記録も色々と残ってるから、生き残るにはどうすればいいかわかってるのかね。
, ‐-
/ ｀ヽ
//￣￣￣ヽ ＼
. l l ヽ ＼‐､
l 〉 __ ヽ ∨
i l f() i ヽ ', 名を語り継いでくれ、
i ', ゝ-' ヽ 広めてくれ。
. i ヽ ヽ',
', i!_ ', ／ . どうせ死ぬのなら死で商おう。
', ヾ ', ／
| 〉 へ ',ﾒ ､ ／ ／
', ∨ / ＼ ',メ ｀ ―´＼ ／
. 〉 ＼ ／ ',ﾒﾒ ＼／
メメメメ／／＼ ﾒﾒ-‐‐-- ´
. / メメメ／ へ !ﾒﾒ
、＿＿ / /メメ／ ／. iﾒﾒ
―＝千 ￣≧ ､ / / メメ ／ヽ lﾒﾒ
. ￣＼ ＼ / ヽ メメ／へ iﾒﾒ
＼ / ', メメ／ lﾒﾒ
＿＿＿
γ´ ｀三二一
| !
γ.､ .! ● ● | お前ららしい。 .
| |＿!. |＿. 承知した！ ではな！
ヽ＿ ● ＿ `i
| ! !三二一
| ! !_ﾉ
| 三二一
／´ﾞ｀ヽ､
／ ヽ
,/./ ,...., ;ii､
（'/.i （ (,,) i::b
i' i ｀ﾞﾞ´ :「:::b ……まあ、たまには
| | 丿:::h . こういう役回りも悪くはない。
'i| i ./´｀ヽ,|::::::h
r' | ｀ﾞ'- ノ⌒ヽ
/´tl i 〈,´ﾞ｀ｿ/´'' ヽ
i:i 丿i;:::ti| ( ｀ヽｿ/::::::ゝ 'i
,i;i､ /´｀ ｀i;t:| i｀'''ノ/::::λ::;;} |
i;;;;;;i | |ﾉ::ヽ,,ソﾉ::::::/´⌒ヾﾉ
,,..;;-|;;;;;;|-|,,,|-----;;::;;::::::;;;;/ 'λ
(..,,,,＿＿_＿＿＿＿＿,,..)::´/λ ﾉﾐi
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/´､ ヽ :::::::::::l ././.lヽヽl l/:::::::: o / / i
l ｀, ヾ::::::::::::l､ l .l.ヽ l l::::::::::::::/ / ..:::l
.l:::::... ｀, l ..:::::ヾ::::::::::i＼,l,／l.l::::::::::::/::::::::::l.......::::::::::l
.l:::::::::::::::',l::::::::::::ヾ:::::::｀､;;;;;;/ll:::::::／:::::::::::::l:::::::::____,:l､
(ヾ::::::::::::::l::::::::::::::::ヾ::::::::>':::::!::／:::::::::::::::::l／'__-‐'´l 大伴狛
l::::｀:::::::::::l::::::::::::::::::::ヾ/::::::／:::::::::::::::::::::/ ´二三ｦ （´Д｀ ） ←【どうでもいいメモ】
l:::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::/::::／:::::::::::::::::::::::/ r--＝l /´ ⌒ヽ、. 何故か居る大伴狛
.ﾚ',二´｀ ‐-!､_,--r-'--' ＿＿-_ﾆ二ゝ_,-‐'´:::::::::::::i. ＿ | 1 へ、＼
｀ﾚ',´-' i l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ::ヾ:::::::::::::i 〈 ,々ヽ | | / /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
石川麻呂自決の日、蘇我日向と大伴狛を
将として追討軍が出る。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
_, --- ､
r '､ ｀ ､
.i ｀,､ ｀ ､ ｀,
l l ｀､ i､ i i
l r - .l ﾉ'___､l l ',
l l'二ﾝl´.´ ｀l ﾉ .l （どうやら、うまくいったようだ。
'､. ｀､ !, , レ'/ l 最初に言われた時は半信半疑だったがな）
｀､ ' -─‐' // /
｀､ ゝ､＿／ l /
,/￣ヽ_/￣l /ト､
_,／:::ﾄ､‐-h ‐' l/ l ＼､_
, -‐ '´/::::::::l //lヽ .l /l::::::: >__｀ ‐- ､ _
/´､ ヽ :::::::::::l ././.lヽヽl l/:::::::: o / / i
l ｀, ヾ::::::::::::l､ l .l.ヽ l l::::::::::::::/ / ..:::l
.l:::::... ｀, l ..:::::ヾ::::::::::i＼,l,／l.l::::::::::::/::::::::::l.......::::::::::l
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(ヾ::::::::::::::l::::::::::::::::ヾ::::::::>':::::!::／:::::::::::::::::l／'__-‐'´l
l::::｀:::::::::::l::::::::::::::::::::ヾ/::::::／:::::::::::::::::::::/ ´二三ｦ
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.ﾚ',二´｀ ‐-!､_,--r-'--' ＿＿-_ﾆ二ゝ_,-‐'´:::::::::::::i
｀ﾚ',´-' i l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ::ヾ:::::::::::::i
ﾚ´r‐,､＿＿__,,l .l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::::i
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:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::..| 策だと？ |....:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::
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/:::::::::::::::::／:::::::::::‐‐─=ミ彡'⌒ヽ
/ ::::::::::::／::::::::://彡‐===ミV／⌒ヽ
,' :::::::::／:::::_,,ノ/// ｀⌒ヾ:::}
{::::::／:::::::::::::: /// ｉ:}
{／:::-―==彡/'′ }:}
/:/::::::;jI斗=彡′-─- .._ }:}
{::{::::::ん⌒V:/ ー‐tｧミｘ、 ,x-─jﾉ
{::{::::::{ { う }:{ 、 ￣彡'′ {ｰｔｧi′
Ｖ:::::::＼ｰ' } { ′
}:i::::::::::::iｰｲ .: _.: ｣ / やんごとなき方の謀だ。
}:}:ｉ::::::::ﾉ ｀ﾞ′/
}:}:{:::::: | 、 -=ニ=ｧ / ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
从{:::::八 :. ＼ "" ′.. | それは……誰だ？ |
＼{ .. ＼ ≧s｡. _＿_/ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
, -/..＼_.......二ニ==──ｈｧ
人〈 ...................... ｀Y⌒ヽY ||{、 臣が知るところではない。
_ -‐ ＾ー=ミx ＿ ...............人__,人! ||{｢㍉、
_ -‐ ＾ー===ミx、 〉〉 ￣二ﾆ=ｰ==<⌒Ⅵ＼,}}＞┬=ミx､、
こ二二二二ﾆ==ニ二二二¨ ‐- _...............＼....V⌒V....ﾉ┌┴=う
/:::::::::::::::::／:::::::::::‐‐─=ミ彡'⌒ヽ
/ ::::::::::::／::::::::://彡‐===ミV／⌒ヽ
,' :::::::::／:::::_,,ノ/// ｀⌒ヾ:::}
{::::::／:::::::::::::: /// ｉ:}
{／:::-―==彡/'′ }:}
/:/::::::;jI斗=彡′-─- .._ }:}
{::{::::::ん⌒V:/ 、______,ミx、 ,x-─jﾉ
{::{::::::{ { う }:{ 、 ￣ 彡'′ {___,,,i′
Ｖ:::::::＼ｰ' } {￣ ′
}:i::::::::::::iｰｲ .: _.: ｣ /
}:}:ｉ::::::::ﾉ ｀ﾞ′/ 臣には先の言葉を葛城皇子に
}:}:{:::::: | 、 -=ニ=ｧ / 吹き込んで貰いたい。
从{:::::八 :. ＼ "" ′ くれぐれも疑われぬようにな。
＼{ .. ＼ ≧s｡. _＿_/
, -/..＼_.......二ニ==──ｈｧ
人〈 ...................... ｀Y⌒ヽY ||{、 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
_ -‐ ＾ー=ミx ＿ ...............人__,人! ||{｢㍉、 | ……信じるとは思えんが……。 |
_ -‐ ＾ー===ミx、 〉〉 ￣二ﾆ=ｰ==<⌒Ⅵ＼,}}＞┬=ミ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
こ二二二二ﾆ==ニ二二二¨ ‐- _...............＼....V⌒V....ﾉ┌┴=う
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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,．-‐─-､､,,_
,r'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀`ヽ,
,ｲ.:.:.:::::::::::::::::::::.:.:.:,r'ﾞ,r;;!j
,!:l:;彳〃: ｨｲ;:;:,ｨｲｿﾚ'ﾞ｀`|
1;|;:ｌl;//:::;:::;:,r､ﾞ'r'"´ｰ､,,.! 信じさせることができなければ、
|;:;:';:ﾞ;:;:;:;:;:;:〈 ﾄﾞﾘ `‐=ｭ〈 臣はそこまでだ。
l;;;;;:;:;:;:;:;:1;:l;:.ﾊ . !
|;;,;;;;;;;;;:;:;:;:Y/`i ; ｰr'. 石川麻呂を陥れ死に追いやり、
|;;|;;l;;|;;;;;;;:;:;ｨｲ!｀､ ´了 そして信を落とす。
,f;;j;i|;;|;;j;;;;i/'ﾘ ｰ-ヽ j
_」f;:l::!l:;l;:l;:/二ﾆゞ, ｀Y「´ ／￣￣￣￣￣￣￣￣＼
'"´ i;:!;ﾘ;/ﾊ/￣｀¨`ｰ- '{､_. | ……誰のだ。 |
ｰ- ､＿ ＿_＿__,二ﾆrf¨77.＼＿＿＿＿＿＿＿＿／
;;:.:.. ￣ ￣￣￣ ､､ __ ＿, ,.,j 〉/ !/￣¨｀ｰ 〈､
;;:.:.::.. . . | 〉〉 !! ￣｀ヽ 久
;;;;;;;;:;:;::;.:.:.:. . . _ ,,．-‐ ,ｨｲ|〈〈 jﾄ､ ｀`ヽ､ 〉
;;;;;;;;;:.:::::::::::.:.:.:::::. . .: . ／, '´fj 〉〉f ヽ ＼l
;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:::::::.:.:..:.:::::.:.:. .:.: .／ /ゝ-ｲﾄ､, ｀`ｰ-､|
;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:::::::.:.:..:.::::;:;:.,:.::::::.:.:. ./ ! l | ヽ＼ ,ｨ´ﾄ､
＿＿＿
≧ﾆ二三三三二ﾆ=-
/｀寸ﾑ-ｰ=ミ 寸ﾆ二二ﾆﾑ
.Y /｀¨¨´: :. ヽ }二二二ﾆﾑ
l |: : : : : : : } 弋二二二ﾆﾑ
{ﾘ: : : : : : : 人 乂二二ﾆ圦 . 知ったからといって、
Yヽ_: : : :__／￣｀ 寸辷>ｰ寸ﾆﾑ. 何かできうる立場かどうか、
YﾓｪY k-tﾁ }ノ 卞 }ﾆﾆ}.. 臣ならばわかっているはずだ。
V::/ 7V/ﾆﾆﾉ
'/＿ ーくﾆﾆ7. 皇太子から女を奪った男に
',: ＿ 八二ﾆﾆ{. 選択肢はないと思うが。
:.:ー ｀ ／ }二二:|
',:.: ／ 从小八／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
ー─ ＞＜ ∧ | くそっ！ やるしか無いのか……。 |
/Y≦ ）⌒寸.. ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
||∧V ⌒辷´＞≦苡≦ﾑ
苡|j::∧V-=≦二二＞≦三≧=-
/二二二二二二二二二二二二ﾆﾆ=-
二二ﾆﾆ／￣｀寸ミ二二二二二二二ﾆ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
..r‐ ￣-'′ ヽ、
- ヽ`'''-....、 .. ヽ
/ ./ゝ ﾞ 、 ゝ
/ 丿 1 '、 １ '、
,' 卜 '、 1 ﾍ ｉ '、
ｲ │ ヽ 丶 ヽ '、 ヽ '、
〕 ! ゝ ﾞｌ.. ゝ、 ヽ1 │ 1
│ ..|ｰっっ_ﾑ、 ﾍﾞぅｌゞ!ﾆ ^ '│ │ 卜 （この様子から見て、
│ t‐エ フト＼ l ''工,,〔 `ｰｌ /'、 ｛. この謀はすめらみことのものだろう。
1ヽ (、＿ ｿﾍ丶_ ￤、＿ ノ'| _〃│ ′ 葛城を陥れる策か。
1 ゝ ヽ | ＼│ ,' / ' / ｀ﾉ
'、＼ ヽ 1 _ ./ ｲﾍ '、 ′ おそらく、御子の有間皇子に
ﾍ ゝ'、 ﾞ'-´ l/ f ‐ﾞ" ｿ 継がせたいとお望みになっているはずだからな）
ﾞ､ .. ー---―‐‐'' _/广 ／
ゝ |ゝ、 ーｰ ／ 1 _r''ｿゝ
ヽ │＼、 _／ ﾉ┘ rへ
｀ 1 -｀ｰ----''´ ｌ /":::::::＼''‐- ､.__
_,< へ イ´ｌ ﾉ::::::::::::::::::＼::::､..__.._｀`'''‐...､_
_,, -‐''" ／＼ ＼ ／ / _厂ノ＼:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::ヽ.::::::::::ヘ._
. _,, , -‐''"´::::::::::::::::／ '´へ ＼ ﾄ ／ / | 丿 ′ ＼∠＿::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ:::::,＞､
. /l:::::::::::::::::::::::::::::::::::,..┘::::1 vﾍ´へ / __）/ ./:::::::::::::::::::::::::Ζ::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::ヽ
i::::|.:::::::::::::::::::::::::r'"::::::::::::::::'、 ゝ〈＂ﾉく 〃､ﾉ:::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ:::::::::::::l
. |:::::l:::::::::::::::::::::::::ヽ、::::::::::::::::ﾍ / / Ｌ /ヽ丶 f //:::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::〉
ﾊ:::::|:::::::::::::::::::::::::::::ゝ::::::::::::::::丶/ / ＼＼|ｿﾉ:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::／.〉
_, --- ､
r '､ ｀ ､
.i ｀,､ ｀ ､ ｀,
l l ｀､ i､ i i
l r - .l ﾉ'___､l l ', （若干、うまく行き過ぎている気がしていたが、
l l'二ﾝl´.´ ｀l ﾉ .l. まあ、ここで石川麻呂や縁者を殺せるのだ。
'､. ｀､ !, , レ'/ l
｀､ ' -─‐' // / 気のせいだろう）
｀､ ゝ､＿／ l /
,/￣ヽ_/￣l /ト､
_,／:::ﾄ､‐-h ‐' l/ l ＼､_
, -‐ '´/::::::::l //lヽ .l /l::::::: >__｀ ‐- ､ _
/´､ ヽ :::::::::::l ././.lヽヽl l/:::::::: o / / i
l ｀, ヾ::::::::::::l､ l .l.ヽ l l::::::::::::::/ / ..:::l
.l:::::... ｀, l ..:::::ヾ::::::::::i＼,l,／l.l::::::::::::/::::::::::l.......::::::::::l
.l:::::::::::::::',l::::::::::::ヾ:::::::｀､;;;;;;/ll:::::::／:::::::::::::l:::::::::____,:l､
(ヾ::::::::::::::l::::::::::::::::ヾ::::::::>':::::!::／:::::::::::::::::l／'__-‐'´l
__ __
rﾉ rﾆゝ`‐-,_
_ ,ﾉ '´r＝ゝ `-,
＿＿_.-‐'´ `-i ／` `ゝ , l. . : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
_,-‐'￣￣ ,,,,, ,,,,,,;;;;;;ll__／==,, | | |.. : : : : .
_,-'´ ,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ll |ゞ ｦ.l ノl |. : : うまくすめらみことが : : .
l,, ,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾉl`iゝ-‐''´ ／ﾉ-l |. : : まつりごとを掌握されれば、 : : .
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-──''''''''''´ l .!,_ -‐''フ /／/ : : 蘇我の家督さえ――。 : : .
＼;;;;;;;;￣`'''''´ノ;;;;;;;;;l`-, `---' l- ─く / /. : : : : .
＼;;;;;;;;;;;;;'´;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;l ＼`-‐'´ヽ_____ゝ|／l. : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;:::＼::::::::::ヽフ i | l::::＼
`‐,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;::::::ヽ::::::::::ヽ/ | lヽ:::::＼‐--,_
`-,;;;;;;;;;;;;;l';;;;;;;;;;::::::＼::::::::ヽ |/l. ./::::: -=, `,
＼;;;;ノl;;;;;;;;;;;;;;;:::::::＼:::::::::| l /:::::::: / l l
l;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::ヽ:::::l .l:::::::::::::/ l l,
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l;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::>ll::::／:￣￣￣l;;;;;;;; l
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
この事件の妙なところの一つ。
蘇我日向が孝徳派であることがかなりはっきりしている。
（後々述べるけれども、こういうことに限って記録が残ってる）
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
つまり、葛城皇子は疑われにくいと。
えぐい策だわ。
無実の人間を陥れるのって
＿＿＿
γ´ ｀ヽ
| !
γ.､ .! ● ● | 大臣は自ら決されました。
| |＿!. |＿
ヽ＿ ● ＿ `i
| ! ! !
| ! !_ﾉ
| !
,-‐ ￣￣｀ ヽ、
／ハ ヽ ヽ ＼ て
/ / ヾ | メ､_ヽ、ヽ （
./ iｨ┿! l /j┿ﾃトｌ ヽ |
| |=(〓 )=(〓 )==│ | |
ﾚｙ ､_,､_, ﾉ,| | |
iﾍ、 { } /.|.ノ|
/⌒l,,､_￣_ (⌒j |./|
/￣ }ヾ;>=o= {'￣} l./|
| ﾉ. }_人{.| | l/
,-‐ ￣￣｀ ヽ、
／ハ ヽ ヽ ＼
/ / ヾ | メ､_ヽ、ヽ
./ i ー l / ー ヽｌ ヽ|
| |=⊂⊃=⊂⊃==│.|.| 兵は帰って、どうぞ。
ﾚｙ⊃ ⊂ﾉ,| | |
iﾍ、 ､_,､_, /|ノ|
/⌒l,,､ __, ｨ.／/ノi
/￣/ヾ;>=o=/ （ﾉノ ＼
| l. }_人{.／ｙノ |
大伴狛
（, ´Д）
／ ヽ アッハイ
/ i ﾉ |
/ | | /| |
ﾉ | |' | |
,-‐ ￣￣｀ ヽ、
／ハ ヽ ヽ ＼
/ / ヾ | メ､_ヽ、ヽ
./ i ー l / ー ヽｌ ヽ|
| |=(〓 )=(〓 )==│.| | 随分あっさりだったな。
ﾚｙ⊃ ⊂ﾉ,| | |. もう少し抵抗があるかと
iﾍ、 ､_,､_, /|ノ|. 思ったが……。
/⌒l,,､ __, ｨ.／/ノi
/￣/ヾ;>=o=/ （ﾉノ ＼
| l. }_人{.／ｙノ |
＼ ヽ │l / / ヽ
､＼ ヽ ｌ |/ / ヽ l
｀丶、＼ ,'へ l 「￣＼ ヽ |
─ ‐‐ / | Ｌ |＿_＼＼ | ＿ |
´／/ _/ 人＿_ﾉ.||￣ ｀ヽ≧=彳´￣＼ |
／ /〃 ￣￣V⌒||＿＿,彳￣||＿＿〃＼ │ |
/ / ＼┐ ｌ ｲ |￣￣ﾉ ￣￣ | / l
〃 / ＼ ＼｣ │ | ヽ ､ / ノ /
/ ＞､ ＼八 │ |l / ／/
l 「二ノ 丿 八 lﾆニハ / ／ /
| | ／ イ ヽ ヽ＿ ﾉ ／/ ／ / よし！ 戦後処理だ！
| l ／ ＼＿_＿／ /／ /. ここで石川麻呂の地盤を崩す！
ノ| ／ ﾉ / /
＼ 八 /￣ヽ_/￣ / ／/
＼ ￣￣/ ＿＿__／ﾄ､‐ -h ‐' /／ /
::::::::￣￣/--'´:::/::::::::::::l //lヽ / /
::::::::::::::::/:::::::::ヽ:::::::::::::::::l ././.lヽ/ /
:::::::::::::/::::::::::::::ヾ:::::::::::::::l ､ l .l. l/ /
::::::::::/::::::::::::::::::::ヾ::::::::::::i＼l .l //
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
翌日より石川麻呂事件の戦後処理が開始される。
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悪いのは軽皇子と日向ですよと思わせるためにって感じだよね。
葛城皇子ははめられたんだって
|
∧
∪
∧∧
（ ）
∪ |
| 〜
∪∪
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
これを事前に察知してか、
石川麻呂の近縁からは自死を選ぶものが多かった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
∧穂積咋
／￣￣＼＿.（ ´Д） .＿＿＿
／ /￣Yi. / jﾃ、 f￣ヨ
/ 蘇我田口筑紫..i l iー――‐u'￣
./ ／ Д｀ / / / / l l
i' ／ ｌ ヽ../ ﾚ' l l
. / _/ ＼ !、 lヽ＿＿＿_」 l
. !、/ ＼. ＼ ＼l ト./
ﾄ、＿_＼/ﾄ、/ﾄ、 y l
l ￣( ）y ） /l i
l l Y''/ー' / .l l
!、 l l./ / l l
/ / l/ ,/ i' l
/_ ./l l｀ー‐〈 ﾄ.＿_」
L_｀`^yﾄ.＿」、ー" `ヽ＿」
`ー' `ヽ＿」
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
石川麻呂派だった蘇我田口筑紫などは拉致され、
首枷までかけられる。
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|｀''i:､:::ﾞ丶､;;;;丶、 .!l::| ､＼ ﾞi;;三三三三三三三三三三三三三三三三三三三;i ／,ィ!::!:!. ,. ;'´;;;;
|、.ll ﾞiﾄ､::::ﾞ丶､;;;丶, ! ＼＼!ヽ---───────────────:---ｲ!／／ !::!:!. ,. ;'´;;;;;;::イ
l ﾞll' ､ll、ll｀ii､::::ﾞ丶､0丶、 ＼i:ﾄ., ヾ≦≦≦≦≦≦≦;;;≧≧≧≧≧≧≧彳 ,.:|ii／ |,. ;;'´;;;;;;:.イ´＞'"
|' l|, ll ll-ll､|ﾄ｀'i-i:::!::.､:丶.,li;:! ､.､|r‐､────────────;ｯ''ｫl／'''.!:!. ,. ;;'0;;;;:.イﾞ＞'"
|. ll ﾞll'-lｌ､ll,_!!:::ii:::l: ﾄiﾄ､ﾞ丶､'o､. ﾞ'ｌﾄ､ l二二二二二 r‐ｭ 二二二二二l ,.ｨ:!'ﾞ .|i|,. :'´;:.イr''!'!'"
l｀''ll‐-ll.,_ll. ll. !!:::ll:::l: |.ll l lﾞ!ii;-ｫ:､丶、 'ﾄ､l--───>¨'¨<───--l,.ｨr'ﾞ ||. ,. :o;:.イ.＞'" !::!:!
| .,,lｌ..,_ll ll｀liﾞ'ｌト{ll:::l: |.ll l.+l.!ll;l:|IIi;ﾞ丶､::!二二二二二二二二二二二二!,. ｡'´:イィf" ..|::ｌ:|
|. lｌ. ll~ﾞll"lｌ''ｌ|::ﾞll;;;l: |.ll l.+l.!ll;l:|IIllil;||li;;'if::ヤ'f'i'if;三三向三三ｦ牙Ｔｦ不＞if" .|i| |::ｌ:|
|''‐ll‐-ll-.lｌ..lｌ,,ｌl ll;;;l: |.ll l.+l.!ll;l:|IIllil;||li;;;lト.l'ii-.,,iニニニニニニﾆi.i,彳イ ll. || |i| |::ｌ:|
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|. ll___ll,, ll-ll-!!:::ll;;;l: |.ll l.+l.!'''l:|匕~|l孑ll;ｉ;ｌ l,.lィ!ｌll／ ＼ｌｌｌl.l.l ! !. ｌ! || |i| |::ｌ:|~¨" ''' ー--
l"~lｌ. ll ll_,lｌ..ｌl;;:: 斗 !''"´,＞'1|´ !! ,ll;ｉ;ｌ'1,ｌ.l／' ﾞ＼lﾞﾄｌ、|...ｌ! || |i| |::ｌ:|
|_,,.lｌ-::'''"´''"´:_;.＞l: l"´ l:| ,..:|l才ll;i;l／ｲ' ﾞ＼ヽ|ヽl . || |i| |::ｌ:|
;;;:::::::::_;＞ ''"´ |;l: | ,.:l:|'ﾞ.イ|l ／,ｲ' '＼ヽ! ''|ﾄ.､ .|iﾄ.., .|::ｌ:|
孑''" .|;l: |. ,.ィ";.イ:! |ﾚ'ﾞ;.ｲ' '＼.＼ﾞ' ｀,:|i|丶＞ ., |::ｌ:|
ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λヘ ＿,.ヘ ,.ヘ ヘ ＿,.ヘ ,.
ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ＿＿,/ヽ＿ /ヽ＿＿,.ヘ /ヽ＿＿,.ヘ ＿,.ヘ ,.ヘ ヘ ＿,.ヘ ,.ヘ
/＼＿＿_／ヽ /＼＿＿＿ /＼＿＿_／ヽ _／ヽ /＼＿＿_／ヽ /＼＿＿_／ヽ /＼＿＿＿ /＼＿
／ ＼／ ／ ＼ ／ ＼ ／ ＼ ／ ＼
| | | | | | | | | |
| | | | | | | | | |
| | | | | | | | | |
＼ ／＼ ＼ ／ ＼ ／ ＼ ／ ＼ ／
／｀ー‐--‐‐―´＼ ／｀ー‐- ／｀ー‐--‐‐―´＼ ／｀ー‐--‐‐―´ ／｀ー‐--‐‐―´＼ ／｀ー‐--‐‐―´＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
山田寺は包囲され、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
石川麻呂の遺体が引きずり出されると、
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__,..r
,.r-ｧﾌﾆﾆ`ｰ､
./´/／／f''ﾆ二'ヽ
/ﾚL-‐ｔ''T´ﾐヽ ﾆ.＼...__
,r┴ 1ヽ.＼､ヽ ヾ} ﾊrヽ_'>-、i'''ｰ-:､.__
/ r‐‐-､..-ヽ,'ﾊ.ヽ} ハS!~.|'lヽ. ＼ ｀''ｰ- ､..__
.| ,ﾘ l 〔 ._,l,.-､}' | Y .ﾉ.| ﾊi ＼ ｀＞-､
|ﾊル ,ヽ::::::: : : : ! / }_ｨ'/ ﾘ | ! .＼ .／ .ヽ
| Xヽ,ヽ'.ヽi__,.'_,..-' ./|TVﾉ/ .|{|, .／ .f '!
ｊ ヽ|!｀'' .ヾ.､___,.ｲ ﾊ.〈´ |l {ー<,_ j 'i
l' ~! / ﾉ , |._｣ ﾙ、 ｊ! ,| .7 l| l
| 'i! ~'7 ,ﾄ'i { l_∧ヽ,| .| j l| ゝ、
./ | 〔 >''~ |'ｰ<｣~ヾｔゝ{ | ,! ! .}
ﾉ .| V! r'l､_｣ 'i ハ ヽ .{ ,' { |
物部二田塩
ⅰ γ__||__ヽ
|ﾞ~/_l｀Д´l_l よーしじゃあそこに
| _<i 'ｰ-‐' iヽ> . 大臣の遺体を置いてくれ。
○ノゝ三ﾆ/ヽ)
| <|i三i| ヽ>
| |ｰ i―|
| （__,（＿）
l
l
l
l
l
l!
l!
l!
l!
|!
|!
|!
|!
|! ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|! 物部氏の人間を呼びつけ、
|! 石川麻呂の頭を切り落とした。
|! ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|!
|!
|!
|!
「 |
_L」
r=ミ、
/￣￣＼
>'´￣｀ヽく>
>' ´⌒ヽ,〉ﾞヽ
>ｰ ==､l .〉!´
ヽ ｧ┬､Yﾉ
∧ |ﾆ|)
ﾄ |ﾆ|
′|ﾆ|
. ,′ |ﾆ|
' :|ﾆ|
,′ ;|ﾆ|、
' .i!¨i!
{{、 ヽ ﾉﾍ j} jI|!}! ＿_ _＿_,. ．: ::゛;．゛; r劣}
}l! {!; i}! {! 〃 j|!{′ _..．-=＝￣_,≫ _,ｨf'~ア'’ ｭ升 r劣弋 ￣
ﾐx、 }! 〈y j′| ,ﾉ′ _,rf「 _,.ｨr''^~´ .__,ｨr≠´ _,.z''~´／.. ´..;．∴;．｀:'寸㌢．: ::゛;．゛;
`≧x! }[ j! | j|l ,fIr'′ _,ｨf''~´ _,,__,,ｨr''´__,..=‐zｧ _,,.r''´_,.rf'７ _,,..xｭｭ圭ヽ:゛∴;．゛;．: ::゛;．f心
_ ` {! ! j|! |! {{Iし ≪＿,ｨzrf''´ _,ィ''´_,.ｨ≦´_,ｨf''´_,.r'´／∠_. ィ升少⌒ ｭﾆﾆ
三≧z、 `≧z、 ! l|{ j{ ,ﾉ/ ,斗､ _, ￣￣ ≪_,ｨ''~ _,fｼ''´_,,r''´_,.ノ.,..｡x≦圭才″ ィ升圭(
￣｀`ヾ! _ `ミﾒﾉ!{ |{! /r' /" ´＼,:｀ﾞｰ㌃ヽ._＿＿＿__ｨrf/_,r''＾ヽr'_,.ィ/'ﾞ"´.㍉㌢ ∴ ）少
} l「`ヽ, ㌦寸入/ / j! ､ﾞ／ ,ﾊー=￣ 《_／, `~ j!′／/′,f「-‐
} l! '/! {㌘''^´ / /、_／ ／!ヾ.r'￣ヽ ´ 、 丿／）／;;;/_,ｨfﾂ;;;;;;;=-‐zf，
} l! }|! } ｛､ _, /.:// ／.__,ヾ/ },〃" ィ 丿（;;;;;;;;;;;;;;/r'~￣_,ｨ'´ ,ｨ彡’
ﾞ; |! l{ { ヽ Υ_|｀ｰ 人＿､ / 〃ﾍ._＿ ﾉ /'''''''´￣ 〈f' _,ｨ'´ _,彡^´
} |! 丱! ＿ 」ｰ; |;;;|、 ﾉ;;;;;;;;;;/ ､__ /、､/ ﾞ )ノ _,r'~ ,z≦r'´
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その後おそらく胴体の方を、何やら叫びながら切り刻んだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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,´ _,, '-´￣￣｀-ゝ 、_ イ、
'r ´ ヽ、ﾝ、
,'＝=─- -─=＝', i
i ｲ iゝ、ｲ人レ／_ルヽｲ i |
ﾚﾘｲi rr=-, r=;ｧ .| .|、i .||
!Y! ￣ ￣ 「 !ﾉ i |
L.',. 'ｰ=-' u .L」 ﾉ| .|
| ||ヽ、 ,ｲ| ||ｲ| /
レ ル｀ ー--─ ´ ﾚ ﾚ
.｡-=＝:¨:￣¨＞｡.
.｡-:＝:￣:￣:￣:¨＞｡: ヽ
／: : : : : : : : : : :＞!.
.:' : : : : : : : :__: : : : : ＞｡.
/: : : : : : : :_:.=-‐ "¨､v垈℡‐ ､ : : : : : :`ｰ､
,': : : : γ⌒ r tﾃ苛ﾉ __,,x : : : : :ﾉ
{:.:.:.:.:.:.{ r' ￣ ' {ﾃ,¨ﾘ.:.:.:／ 遺体を切り刻むのは古代における敵首領の処理方法だ。
‘.:.:.:.:小、-､ :'__ ） ｆ.:／. 記紀にも、
ヽ:::_| `┐ ,'´ _,.,.,.,.,.,.,.f´ l´ スサノオがヤマタノオロチの遺骸を切り刻む
,′ ! i :f紗芦芦沁. ,′ ヤマトタケルがクマソタケルを熟した瓜のように切り刻む
ｘﾍ.､ ! ~ 〃ミト､
,矣圭心.＞｡.. ┌ ｌ ―― Χ. といった描写が出てくる。
.｡:≦圭圭圭圭℡｡. ＞．. l | ――‐ ’ 神話は事実とは言えないが、当時このような
.｡:升圭圭圭圭圭圭沁.ミ＞｡. ｀¨. 弋 !――‐ ｌ 処置があったことは読み取れるわけだ。
圭圭圭圭圭圭圭圭圭:.＼`ト℡ｭ｡.{_.ｘ ｋ―‐ ｌ
_ . ． --‐‐- ．.
γ´ : : : : : ＼
,': : : : : : : : : : ﾊ
i : :__:__:__:__:_ : : : : : i
.｡-:‐:‐:‐:‐:‐:‐:‐:‐:‐:‐:‐:=: :¨:￣:¨ミ:x
r T /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
l ｌ ｛::::::::::::::::,ｨ至ｭ､ ,￣,｡ｪ≦ﾐ;¨''＜:::::::::::::::::} 湿地帯に住み始めた弥生初期の人骨は
｜ l ヽ:i:i:i:i;」 ｀:rtぅ等 そrtテ; ´ Ｙ_Ｙ:i:i:iｿ 自然に帰ってしまってほとんど残っていない。
| l `''┤! ￣ !,., ｀ ￣ |Ｔ｝‐''ﾟ だが数少ないものの一つに、
/ ,' ‘.| Ｙ、 ,.. 〃/ 奈良県橿原市四分遺跡の第四号人骨がある。
/ l ‘! ; _,`ｭ:'¨_ . !ｨ
／ ´￣￣￣｀l /⌒ヽ l ! :r紗芦芦亀ｭ l l小
/ ｰ――-､/ / / ‘. ﾞ ¨ ,' ,, 'ﾟ,佳x
|f ー- ､ 〉ｲ / ゝ、 ／,ｨｵ圭圭≧ｭ｡...__
ノ } ＼/ / .．-ｪェ≦紗}ゝ｡. ＿＿ ...．イ.ィぇl||圭圭圭圭圭圭圭
.｡-=＝:¨:￣¨＞｡.
.｡-:＝:￣:￣:￣:¨＞｡: ヽ
／: : : : : : : : : : :＞!.
.:' : : : : : : : :__: : : : : ＞｡.
/: : : : : : : :_:.=-‐ "¨､v垈℡‐ ､ : : : : : :`ｰ､
,': : : : γ⌒ rtﾃ ､苛ﾉ __,,x : : : : :ﾉ
{:.:.:.:.:.:.{ r' ￣ ' {ﾃ,¨ﾘ.:.:.:／
‘.:.:.:.:小、-､ :'__ ） ｆ.:／
ヽ:::_| `┐ ,'´ _,.,.,.,.,.,.,.f´ l´ この骨から、法医学的に見て
,′ ! i :f紗芦芦沁. ,′. 死の前後、堅いものでバラバラにされた
ｘﾍ.､ ! ~ ｻl 痕跡が見つかっている。
,矣圭心.＞｡. ,′
.｡:≦圭圭圭圭℡｡. ＞．. 八
.｡:升圭圭圭圭圭圭沁.ミ＞｡. ｀¨ ７.．イ＼
圭圭圭圭圭圭圭圭圭:.＼`ト℡ｭ｡.{_.ｘ‐＜￣
死者に対する礼節とかもないのか・・・
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
おそらくではあるが、当時死の後の再生を祈り、五体満足で体を残す文化が存在した。
その逆で、死後復活しないよう、体を寸断する呪（かしり）が存在したのだろう。
物部氏をわざわざ呼んだというような記述がされているのは、この行為に呪術的な意味があるため、
宗教的儀式を家職とする物部氏を呼んだものと思われる。
物部二田は物部の中でも古い家で、新潟県の二田物部神社にその名が残っている。
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.. -‐━━━─- ..
／ ｀ヽ
/ , ｀ヽ ,
l ／ ,
/ γ::..′ ,
{ __ !::. . . ．
>-{::＼_,ヽ:. /
/ l弋::ﾉ;. 廴_ /
'"i:､ヽ ´ ＿＿≧=-_／ /
jﾉ ∧＿,..ノi|｀ ´ |∧_ , '
〈､' ´｀ヽ:::::i| i¨｀ 匕,,x /
{-r┬,-z ､/」 〉 ー‐ ´
}iTT>-'¨´ /
}-‐ _＿/
〈 __ ´
￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
当時石川麻呂が首吊りと言う自決方法を選んだのはそのせいであり、
今でも親からもらった体という物言いや、事故遺体を回収しようとする行為はこの名残ではないかと言われている。
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（ ´∀｀） （・Д・ ：） （・Д・ ：） （´∀｀ ）
（つ つ ―――⊂-⊂―）-⊂-⊂―）―⊂ ⊂）
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（＿_）＿） （＿（_＿） （＿（_＿） （＿（_＿）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
田口臣筑紫、耳梨道徳、高田醜雄、額田部湯坐（名前脱漏）、
秦吾寺。
上記含め計十四人が連座して処刑、また十五人が流刑となる。
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,. '´ 吾寺
. / ヽ.
i 仁! .ﾊ .rｬ､
l ｀´ :ﾍ /;.;.;.;i:.
i. ﾏｭl! /.;.;.;.;:ﾘ:ﾄ,
ﾏ .ｨ ｬ ヾi /.;.;.;.;:/ .〉
ﾏ ,' :ﾉ i /.;.;.;.;.ﾘ ,'i
ﾏ l ,'.;.;.;.;.;:/.ｲリ
/ヽ. l i:.;.;.;.;/.,' ｿ
/ ｀丶イ l! ﾘ.;.;.;/ ,'ソi
{仁ニへ ﾍ l .,';.;.;/,'ソ i!
{=‐一 i ﾍ l /.;.;:/ ｿ ゝ
i ﾘ ヘ ﾘ ノ.;.;:/ソ ノハ
l h ﾘ ｿ.;.;.;ｿ 人 i
ﾏ ﾑ i! i'.;.;:ソ ./ ﾏ ﾄ､
ﾏ l i! ｿ ｿ,' ソ :i i´
ii l. ソ ｿ.;.;ｲ ｿ l l!
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
石川麻呂党とも言える政治的な連合体は完全に消失した。
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└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
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[]ﾆ立ﾆﾆ立ﾆﾆ立ﾆﾆ立ﾆﾆ立ﾆﾆ立ﾆﾆ立ﾆ[]
／ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ＼
ｒzzz_ｒzzz_ｒzzz_ｒzzz┐ ／ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;＼ ┌zzz_ｒzzz_ｒzzz_ｒzzz_ｒｚｚｚ
||‐─||‐─||‐─||‐─|／; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;＼ ||‐─||‐─||‐─||‐─||‐─
d‐─d‐─d‐─d‐─V二二ﾌ二二二ﾌ二二二ﾌ二二二ﾌ二二二ﾌ二二二ﾌ二二ﾌ;d‐─d‐─d‐─d‐─d‐─
￣￣ ||￣ ￣￣ ￣;| |￣| ￣| ￣|￣￣|￣| ￣| ￣|￣| ￣| ￣|￣ |￣| |￣|￣|￣| ￣￣ ￣ ||￣￣￣￣||￣
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ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ;;||| |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ; ;ゞヾ | il | ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ
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从 从 从 从 从 从 从 从;;||| |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ;;从 | li | 从 从从 从 从|
ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λヘ ＿,.ヘ ,.ヘ ヘ ＿,.ヘ ,.
ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ＿＿,/ヽ＿ /ヽ＿＿,.ヘ /ヽ＿＿,.ヘ ＿,.ヘ ,.ヘ ヘ ＿,.ヘ ,.ヘ
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／｀ー‐--‐‐―´＼ ／｀ー‐- ／｀ー‐--‐‐―´＼ ／｀ー‐--‐‐―´ ／｀ー‐--‐‐―´＼ ／｀ー‐--‐‐―´＼
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石川麻呂邸宅にもがさ入れが入り、
資財（たからもの）が没収される。
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それに裏には山があって物見山という名前にも何か深い由来がありそう
＿＿
／ /|
／| | | | | (三三l/l ＿＿ ＿＿ ＿＿ ＿＿
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. | | | | | | (三三l(三三l(三三l/ll/l(三三l(三三l/l
＿＿＿. | | ＿＿ ＿＿ ＿＿ (三三l(三三l(三三l/ll/l(三三l(三三l/l
ﾞ ／| | ／ /|／ /|／ /| (三三l(三三l(三三l/ll/l(三三l(三三l/l＿＿
─‐' ﾞ| ＿＿三三l/l(三三l/l(三三l/l (三三l(三三l(三三l/ll/l(三三l(三三l／ /|
| |／ /|三三l/l(三三l/l(三三l/l (三三l(三三l(三三l/l／ /／ /(三三l/l
| |(三三l/l ＿＿ ＿＿l/l(三三l/l ／ /|／ /|／ /|(三三l(三三l/l(三三l/l
| |(三三l／ /／ /|/l(三三l/l (三三l/l(三三l/l(三三l/(三三l(三三l/l(三三l/l
| |(三三l(三三l(三三l/ll/l(三三l/l (三三l/l(三三l/l(三三l/(三三l(三三l/l(三三l/l
| |(三三l(三三l(三三l/ll/l(三三l/l (三三l/l(三三l/l(三三l/(三三l(三三l/l(三三l/l
| |(三三l(三三l(三三l/ll/ (三三l/ (三三l/l(三三l/l(三三l/(三三l(三三l/l(三三l/l
| |(三三l(三三l(三三l/l (三三l/l(三三l/l(三三l/(三三l(三三l/l(三三l/
| |(三三l(三三l(三三l/l (三三l/l(三三l/l(三三l/(三三l(三三l/
| |(三三l(三三l(三三l/l (三三l/(三三l/ (三三l/
| |(三三l(三三l(三三l/
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| すさまじい本の量だな。 .|
| これは回収しなければ。 .|
＼＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／. V ヽ ￣
/ ／ ヽ
! 〈大〉 | 〈大〉
ﾉ _ -‐…‐- _ ). | _ -―…‐ ､{
｀爪 ﾉド､. ﾉ__ . イ｢ ＿ ﾚ′ まて、なにか記してある。
_,ｒ‐:‐∧Ⅵ≧7'⌒ヾ≦Ⅳム_＿..... ｀Y ヽヽ乂＿.∠ ＼
／￣: : : : :｢ ｢￣Y| l|Y￣l |: ヽ: : :｀: : 乂ﾉ人〃⌒ヽヽ ）ヽ
,ｲ: : : : : : : ::∧ ﾟ｡ 入＿人 / /: : : : : : : :／￣ヾ{{ }｝｝ ノ }}
/: |: : : : : : : : l: :ヽ=≦:ヽ ／ ≧=《: : : :|: : : ,〈: : : : : :乂＿ムｲ＜ヽ__ノ
」 : |: : : : : : : : :ヽ: : : : : : |/: : : : ／: : : :..: : : : : ＼.: : : : : : : : :.:|/´|
／￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 皇太子の書？ ＞
＼＿＿＿＿＿＿＿＿／...＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
/ /
/ /
/ /
/ 皇 /
/ 太 /
/ 子 /
/ 書 /
/ /
/ /
/ /
/ /
/ /
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ /
| 葛城皇子への献上品か。 .|
| これは没収する訳にはいかないな。 |
＜ 皇子に送ろう。 |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.
／ ｀ 、
/ ヽ
〈〉 ｌ
ノ＿_＿＿ |
〕| fテ'l「 )＞＝､‐-ミ) 館中の資財に「皇太子物」とあったぞ。
／ ヽ.＿ﾉlｲ {{ }} /´
（γ⌒ヽヽ / ` ＝ ヽ.__
{{. O }｝У 彡: :´￣: ヽ
､＿ノへ._彡: :´: : : :_:_:_:_:_:_:）
/: :_｡o8´￣: : : : : : : :＼
ケ´: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
￣
／ ヽ
〈大〉
| _ -―…‐ ､{
ﾉ__ . イ｢ ＿ ﾚ′. すべて皇子に回せ。
｀Y ヽヽ乂＿.∠ ＼
乂ﾉ人〃⌒ヽヽ ）ヽ
／￣ヾ{{ }｝｝ ノ }}
,〈: : : : : :乂＿ムｲ＜ヽ__ノ
: : : : : ＼.: : : : : : : : :.:|/´|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
おそらくであるが、離脱する際全ての貴重品に
葛城皇子への贈答品と記したものと思われる。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿
／ ヽ
〃 ＿l〉
ｊ _..イ「 「
弋て_） | ゝ／ヽ
_<__＼ ヽ/ /⌒)
,.:┴―‐-ミ`寸 ｰ これもか……。
/:_:/_: : : : : : ＼ｌL 本当に全部……
〃: : : : :ヽ: : : : : : : :、. 献上するのか、皇子に。
〈_ﾆ=: : : :.|: : : : : : : : :.
「/三〉 : : |: : /: : : : : : :
／: : :l7: : /ﾉ／: : : : : : : |
/: :_:_:_:_:_:_ζ´: : : : : : : : : |
|: : :￣: : ㌢＼: :－:ニ _: : ﾉ
＼:.: : ／ ｰ=ー＜):〔
｀Y / ( `く
7ー―-=へ.＿_,｡ｲ〔
/ | |
…‐
／ ヽ
/
〈大〉 i
ﾉ |
｀「 ‐- _ ＿.ﾉ 本当に皇子を
レ⌒ヽ 下｢「 ｊ 害するつもりだったのか……？
／＞/ ＼＿ノ/ ｀ス
{{ { i ,.-ｧ┴＜,. ≦彡ヽ
〉､ヽ ＼ |/ ／⌒}} : : : ; : :L..＿
／: : ￣: ヾﾕﾍ {{ //:_:／: : : : : : : :ヽ
: : : : : : : : : : :｀|:＞ﾞー彡: : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
葛城皇子には迷惑を掛けられないとも言ってたしな
【 難波宮 】
‐…‐
／ ヽ
＿＿＿. /
γ´ ｀ヽ ! 〈大〉 | このようになっておりました。
| ! ﾉ _ -‐…‐- _ ). 以上です。
γ.､ .! ● ● | ｀爪 ﾉド､
| |＿!. |＿. _,ｒ‐:‐∧Ⅵ≧7'⌒ヾ≦Ⅳム_＿
ヽ＿ ● ＿ `i....／￣: : : : :｢ ｢￣Y| l|Y￣l |: ヽ: : :｀: :
| ! !. ,ｲ: : : : : : : ::∧ ﾟ｡ 入＿人 / /: : : : : : : :
| ! . /: |: : : : : : : : l: :ヽ=≦:ヽ ／ ≧=《: : : :|: : : : :
| !. 」 : |: : : : : : : : :ヽ: : : : : : |/: : : : ／: : : : : : : : :
＿＿＿＿＿
／ 丶
/ ヽ
i i
i_＿ ノヽ､＿＿__ |
|{;;;;;;;;} l l {;;;;;;;;} i i
i ー ー " │
' ﾉ、 ｀ │
`ー-' ー---ｰ' │
{ ー― ﾄ,
| ´ ｀ ＞'#´#|
,ゞ、 .≦######|
∨:＞┬― ,ｨハ##Ⅱ###ﾄ､
∨|ヽﾉ ｀l¨´/| }##＞'': : ヽ､_
V 从 / / |_zﾁ: : : : : : : : : : : :.｀.､__
ｲ/／/. 〉l r' |:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
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|::::::::::::ﾚ' ﾚ´ ﾊ:::::::::::::::::::::. :ﾊ .. .:::::::::::::::::::::::::::〉
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/{／ニニニニニﾆ≧ ､
{Vニニニニニニニニニﾆ＼
＼ニニニニニニニニニニハ
{/￣/ （￣￣￣￣Vニニﾆ}
/ﾆ=- -===ミ /ニニニ｝
〈 rゥ‐┐ fウ¨¨ヽ〈ﾆﾆﾆﾆニ}
| ｰ一' ー一' ﾉ}ニニﾆﾆﾘ
| / |三ニニ/ （……俺は悪くないし）
| 〔 u .}ﾉ ( //
{ ,､__...ｲ/
人 ´￣｀ ／ |二/
≧:┬一 ﾄ､/
／| ／ /ﾆ＼
＿＿... イ/ 〈 ＿.....イ /ニﾆﾆ｀≧-----､
／ニニニﾆﾆハ∧∨⌒ヽ ./ニニニニニニニ∧
/ニニニニﾆﾆﾆﾆ} ﾏ二}／ ＼/ニニニニニニニﾆ ∧
./ニニニニニニニ{ {二ﾉ ／/ニニニニニニニニﾆﾆ}
｡,r;'.:;:f''ﾞ
i'lﾞt;::,:i'
ｉﾞ ヾ;｀i
｡,. ﾊ ノl,.ｨﾂ,.rﾉ;,i
,r'.;ｉ iＶﾞ l'"r'´ 'ﾞ´-'（(ｧ
tヾ; ,l,' ,' ,. '´; : ''"'i;ヽｯ
'ゞ) >- ､.i..∠..,,:: ' ﾉr'ァ
_,.. -‐`l=ﾐﾆ:::;;;;::=,ヾﾐィ´iヾ､ あいつは……謀反なんて
,r'" ,r'〈ﾆ=三三=ｨ 'ﾉﾉ',ﾊi''｀ 考えるような器用な男じゃなかった。
/ , /とﾆ､>,=三=''<ノl'ﾞｿiiii､
,.r'" i ,',r'',ﾆ- ' ﾞヾ::っ ,／,.','>､iiiiヽ
r'" i,',',ι'r',.、 ヾr'"／',.', ',`,r'´＼
r┤ i', i i ,'`;ﾞ'lゝ,._,,..`+','.,.',.'.,.',.',.. -‐ ヽ、
r┘ヾ,、 ,l i i .i .i .l ,'ｌ :ｏ l',.',.'.,.'/ ' i
,.ﾑ -.､ ﾞ'-...,,,,ﾉ'l i ｉ ｉ ｉ ｉl ｌ L. -ｨ､'.,',..': ' ,'
, ､ ,.r'" `ｰ ﾉ' l ｉｉ i .i ｉ i'r' ヾ /
,.' ｨ;r'''"ﾞ ,r'" l iｌ i i .i i､', l'_ ,i'
r::;ﾆﾂ ヾ~ ､ ,.' ,',.ｉｉ i .i i'､', l;､ヾ､ /
r':ーぅ::...ﾉl _,,. i ,r'-' ｨi 'i .i i .ｉ iﾊﾞ: ハ ヾ- ノ
ﾞ､三ッ _,ﾉﾞｏノ ノ ,r'ﾞl.i i i i .ｉ i l0ゝ
【 蘇我果安（そがのはたやす） 】
書物や宝物を、葛城皇子に託したんだろうな…
, - '￣￣ － ､ _
／ _'､｀-- ,__
/ !､｀ｰ ､ iﾐi｀i どうしてこんなことに
/ | / -‐‐.､｀ヽ ヽ .!､iヽ なってしまったんだい！
iヽ! i , ' ヽ| ,' i、
| | / , 、 | | ＼ﾆﾆﾆ,''-''´ ./ ヽ
(,! ヽ､/.'´ ヽ | .i .＼ / ヽ
〈ヽ .< ヽ ! , -'／＼ > i i
.ヽヽ!ヽ ＼.＿_ -,-,'´ヽ.ヽ_/ ./ .ヽ、 i i
_〉iヽ ヽ,、 ｀ヽ、_/'" i l i_ i ヽ、| ,- ､＿ |
/ﾍ!､_ヽ__ヾﾆ='‐,､ー‐ __ .!'.! l ヽｰ ､__／ !
/ ヽ ｰ'ﾊ lヽ、 ヽ_/_ノ.ノ / | ヽ ￣￣ ､.｀i
/ ヽ /､L! l ｀ヽ､｀ ´ ./ ./!ヽ、 ヽ ヽ ヽ.､ ヾ
./ ヽl ',ノ ｰ ､._ ｀T､´ ./ | / | ヽ ヽ ＼ ､ ヽ
/ ヽ、i i'i'i.iヽ ヽ/ i ! .ヽヽ V
/ / i ヽ'ﾉ. ヽ/ ,..! i| /.ヾ i
/ ! /､ .| .i',ヽ , !,| !| .i ヽ 、 /
/ ! / ｀|i !､',!./,' ／｀!.|/! | | i ｀ヽ、 /
【 蘇我赤兄（そがのあかえ） 】
x==v==ミ
/i:i:rrﾍ i|i:i:|
|i:_i:|<>|i:|i:i:iヽ
.ィ:i:i:i:i:i:`寸￢===
Y⌒ヾ:i:i:i:iヽi:i:i:＼i/:i:i:i:ﾘ
乂 ｲi｢＼l,､_ﾍ:i:i:厶r匕
||｣||i:ト 芳ﾌ V`ﾒ|:i:i:ｉ:Y
圦′ .ハi/i:i:i:i:ｉ| ……。
ﾑ⌒. -‐======ミ
f:::::::::::::/〉:::::::::::::::::(
/:::::::::イ￣/:／⌒Υ
{＼:::::::::木:.ｲ:.:.:.:..:.:|
,ﾊ::::::ｰ─く: :l:.:.:.:.:.:.:|
{: |::::::::::::Ⅳ: :|:.:.:.:.／￣|
〉|:::::: Ⅳ: : : |:.／ ′
/: |::::ﾊj : : : ／ __ /
精神的にも、政治的にも試される。
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／ へ
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ヽ,仇, .._＿__ ノ i
ﾔﾊ 辷ﾁ:::.ji ｲ
!/ ｀￣￣ {
／{ ｀: } i
ゝﾍ, ﾉ f :
ゝ¨￣￣ l! , 斗j{
l｀ ノ_ 斗‐ '_／ }
l _ 斗匕 '´ , -' 入
`ー―::´::::::::::／_,.．-'''" ／//ゝ_
r＜ヽ:::_:／' ´ ／///／/＼
|' r＜ , -'"///／/////＼
|:', | .ヽ , -'"/////／/////////＼
└} )ヘl ／'//////／/////////////＼
/ヽゝ=/ .／ //////／/////////////////＼
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／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 鎌足。俺は耐えられるんだろうか。 |
| 石川麻呂を陥れたこと、 |
| 一生腹に隠して生きていくなんてことが……。 |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
,,,､､､､､､,,,,,,
,. .:;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;.:｀ヽ
,r'´ ｀ヽV彡' ￣｀ヽ;;;;;;;;;;ゞ',
! r'" ￣｀`" ￣｀ヽ ヽ:::::::::ﾞ,
l ! ﾞ, ﾄ:::::::::',
l/! '; ﾐミ ;;;;;!
j::!ｰ- ､ ,,､ --＝ ﾄﾄt;;;;;;;!
〈;:;ﾊ｀ー'ヽ `ー ' ﾚハ;;;;;! 耐えるに必要な時は、
';;;i1 / ,: )) /;;;;!. そうは長くないでしょう。
Vﾊ ヽ , ′_ノ;:;;;;;;!
j;i:', _..__ /j;;;i:;:;i:.:V
j;;;;;', ｰ / V;;;;;;;/
'从ﾞ､ ／,,, _」;;ﾉﾉ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
1 ﾄ｀〒´ ;; V/. | ……なに？ どういうことだ？ |
lﾚ() 1l(⌒)) ;; L_. ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
,, __rr -‐ﾍ llﾄ､ __ -‐ :::: ﾉﾉ二ﾆ77ーtt､､､､,,
,, _, rr-‐// (( i1 ﾉll // / // // //
// // // ` ｀ヽヽiﾚ⌒ヽ!/ / // // //
/.:.:.::::::::::::::::::::::::::::.:｀ヽ ｲi l1! ヽヽV／.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
, .:.:.:.:;:;-─‐‐--､､
／.:.:.:;;:;:;:;:;:;;;:;:;;;;;;;;;;;:;:;;:;ヽ
/.:.:;:;:;:;;;;;;;;;r'"´￣`ミ;;;彡-ﾐヽ
./.;;〃.;:;:;;;;ｨ´ 彡'"二y'彡⌒ヽヽ
/,;;〃;:;;;;,ｨ´ 彡'" ￣｀`''´｀ﾞﾞヽ1 !
/,;;〃;:;;ｨｲ 彡'′ !1 !
/,;;;〃;:;;:;;;;;/ '; ',
i;;;;〃/⌒V ´ﾞﾞﾞ二`ヽ､ _,,､､jﾐﾐ;
V;;;ﾊ い;' "ﾞ‐trぇr､.;;｀ ,斤ｯ‐;ｲｼ′
/;:;;〃､_, ',. ｀` ~"´ ﾄ￣ / 石川麻呂のことです。
!.:〃:;:;;;;ij. ; ;.._ l ,'ﾞ
V.:;:;;;;;ハ', `" / おそらく、今回の謀が冤罪であることを
/.;;;;;;/ ヽ､ -‐''ﾆﾆ'' / 示す何かを残すでしょう。
!.:;:;;/､ ＼ / それが詳らかになるまでの間で十分かと。
`y二ヽヽ､. ＼ _ ＿,:'′
_/ ﾞ,1 r二ﾆヽY￣〕
,.ィ＜｀`丶､ ﾚﾉ ' ￣`)i 1ﾚﾊ
,.ィ＜ ｀`ヽ＼ ＼ ＿ノノ 1Lノﾄ､,,,_ ＿_＿
｀`ヽ＼ ＼＼ ＼＜ ノﾉﾊVﾉ 1 ｀`ヽ＼`
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| その後……どうしたらいいんだ？ |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
__........_ _............__
,.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..、
,:::::::＞'"二ﾆ＜＞'"二 ＜:::::ヽ
.':::::/ .,-''"⌒｀'ヽ ''"⌒｀`ヽヽ:::::::,
'::::ｲ / ', '::::::::!
ｉ::::// ヽ.ヽ:::,
;::/,::} l:ヾ:::!
,:::l,::::j ―- __ ,. __ -― l:::::,!:i
{:::::fヽ! ' ｰtｧ- ヽ '"-tｧ‐ ﾘ' !::;!
':::::l i:; ´ /.! :. ｀ .'.j l::;
ヽ:ヽ ､ { .l. ::. j ,::::;!
}::::::ｰ; ､ .:., ,ィ::::::; こころのままに。
{::::::::::::、 ;:::::::::}
;::::::::::::! 、 ￣￣ , !::::::::!
:;:::::::r| ヽ. ￣ / .ト::::;:
ヾ:ト＞ ._＼ , ,. ＜ 'l"
(;ヽ ､ ,.- ｀ ー‐ '"- 、,.' j）
__ｒ‐ヽ ﾉ,{ (⌒i_j. ! !_i⌒) }.ゝﾉ ヽ-__
, ､ ＿＿-‐=ﾆﾆニ＼`＜､ヽ. !.| l ノ,.＞,.イニニニﾆ=‐-＿＿ ,. 、
l !ニニニニニニニ二＞- __ ｰﾞ | ﾞｰ'__ ＜二二二ニニニニニニl !
| lﾆニニニニニニニニニニ＞.--.､'＜ニニニニニニニニニﾆﾆl l
l lﾆニニニニニニ＞''"＿,. /,: ￣｀ヽ.、‐- _"''＜二ニニニニニl !
l !ニニニ＞''" - /'" , ､{ i {ー' }.i }' .ヽ ｀`ヽ -｀"''＜二ﾆﾆl !
! .lニニニ{ { { { （;⌒) ', 、 .ﾉ,' .(⌒ﾉ .} } ｝.}ニﾆﾆl !
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
本当に、改革を行うには心を修羅にしなければ成功しないんだなぁ
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| 心のままに？ |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿／
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,:::::::＞'"二ﾆ＜＞'"二 ＜:::::ヽ
.':::::/ .,-''"⌒｀'ヽ ''"⌒｀`ヽヽ:::::::,
'::::ｲ / ', '::::::::!
ｉ::::// ヽ.ヽ:::,
;::/,::} l:ヾ:::!
,:::l,::::j ―- __ ,. __ -― l:::::,!:i
{:::::fヽ! ' ｰtｧ- ヽ '"-tｧ‐ ﾘ' !::;!
':::::l i:; ´ /.! :. ｀ .'.j l::; こころのままに。
ヽ:ヽ ､ { .l. ::. j ,::::;!
}::::::ｰ; ､ .:., ,ィ::::::; みこの心の中から出でる
{::::::::::::、 _ ＿ _ ;:::::::::} そのままのお気持ちを
;::::::::::::! 、 ー一 , !::::::::! 出されるがよろしいかと。
:;:::::::r| ヽ. ￣ / .ト::::;:
ヾ:ト＞ ._＼ , ,. ＜ 'l"
(;ヽ ､ ,.- ｀ ー‐ '"- 、,.' j）
__ｒ‐ヽ ﾉ,{ (⌒i_j. ! !_i⌒) }.ゝﾉ ヽ-__
, ､ ＿＿-‐=ﾆﾆニ＼`＜､ヽ. !.| l ノ,.＞,.イニニニﾆ=‐-＿＿ ,. 、
l !ニニニニニニニ二＞- __ ｰﾞ | ﾞｰ'__ ＜二二二ニニニニニニl !
| lﾆニニニニニニニニニニ＞.--.､'＜ニニニニニニニニニﾆﾆl l
l lﾆニニニニニニ＞''"＿,. /,: ￣｀ヽ.、‐- _"''＜二ニニニニニl !
l !ニニニ＞''" - /'" , ､{ i {ー' }.i }' .ヽ ｀`ヽ -｀"''＜二ﾆﾆl !
! .lニニニ{ { { { （;⌒) ', 、 .ﾉ,' .(⌒ﾉ .} } ｝.}ニﾆﾆl !
l !ﾆニニヽ｀ー-ゝヽ ＿_.ノ ヽ - 'ノ ヽ. ＿.／ ' -‐",ｲ二ﾆﾆl |
{ ﾉニニニニニ┬―- イ ＞ ＜ ` イ ┬‐=ﾆ二ニニ'､.ｊ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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ヽ,仇, .._＿__ ノ. : : こころの……ままに…… : : .
ﾔﾊ 辷ﾁ:::.ji ｲ : : : : .
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l｀ ノ_ 斗‐ '_／ }
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ゝ¨￣￣ l! , 斗j{
l｀ ノ_ 斗‐ '_／ }
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|:', | .ヽ , -'"/////／/////////＼
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ヽ,仇, i
ﾔﾊ 辷_＿__...ｲ
!/ ｀￣￣ ﾟo { すまない……石川麻呂……
／{ ｀: } i 俺のせいで……。
ゝﾍ, ﾉ f :
ゝ¨ニニ≦ . l! , 斗j{
l￣￣ ノ_ 斗‐ '_／ }
l _ 斗匕 '´ , -' 入
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r＜ヽ:::_:／' ´ ／///／/＼
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|:', | .ヽ , -'"/////／/////////＼
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‐ ―――――‐‐
／ へ
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ヽ,仇, i
ﾔﾊ 辷_＿__...ｲ
!/ ｀￣￣ ヽ { 俺の……せいで……。
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ゝﾍ, ﾉ i! f :
ゝ¨ェェ..≦ } .l! , 斗j{
l￣￣ ノ_ 斗‐ '_／ }
l _ 斗匕 '´ , -' 入
`ー―::´::::::::::／_,.．-'''" ／//ゝ_
r＜ヽ:::_:／' ´ ／///／/＼
|' r＜ , -'"///／/////＼
|:', | .ヽ , -'"/////／/////////＼
└} )ヘl ／'//////／/////////////＼
全身鉄でできてんのとちゃうか？？
（ ri ri_ ri Z
r──' r‐-‐' ｀＞ ＜二 二ヽ iー‐' L__ ｀ー､
ノ ー‐ｧ ｢ / ,! ! ￣ﾌ j￣ ､ ｣L__ て￣￣｀ー'
と_ /r'l ! ゝ'ｌ | 〃l ,! 〃!l￣ ｏ.｡ （
/丿￣ヽ-、 〃 .ヽj ｀ ﾚ ,lj ﾟ､-‐'
j r--‐'
／r─-､r─‐-'⌒ー'⌒ー'⌒! r‐､＿ r'⌒ゝ-'ヽ＿三
7ノ ヽノ￣ ヽ （
〉ノ
＿＿＿
：/ ヽ
：/ ヽ：
：ﾊ＼ ､／__ ゝ： ．．．
(●）（●｡ ):: | ーーー 、．
（__人___） | ＼：
/ `:j|!il|!|!| ./⌒ﾞ ヽ ヽ：:
:/ |ｪｪｪ|._ ／ _| i ,! i＿/_ |：
：/ / ；｀ ´ .|. |／ i：
：/ / `ーﾃｰ| |ﾊ |：
/ / / ..| | | |─- ､．
/ / ｲ | | ! ! ） ）：
, --‐-ｰ､_ / ＼＿__| |＼ ／＾ｰ-‐'
く / / ｧ- ,ﾉ ノ＾ノ^／⌒ヽj
`ｰ' ｰ´￣ （＿(_イ_,イ、_,ィ'´
.
心のままに泣いていいんだぞ。
（ ri ri_ ri Z
r──' r‐-‐' ｀＞ ＜二 二ヽ iー‐' L__ ｀ー､
ノ ー‐ｧ ｢ / ,! ! ￣ﾌ j￣ ､ ｣L__ て￣￣｀ー'
と_ /r'l ! ゝ'ｌ | 〃l ,! 〃!l￣ ｏ.｡ （
/丿￣ヽ-、 〃 .ヽj ｀ ﾚ ,lj ﾟ､-‐'
j r--‐'
／r─-､r─‐-'⌒ー'⌒ー'⌒! r‐､＿ r'⌒ゝ-'ヽ＿三
7ノ ヽノ￣ ヽノ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
【 原文 】
皇太子、始し大臣の心の猶し貞しく淨きことを知りて、
追ひて悔い恥づることを生して、哀び歎くこと休み難し。
【 訳 】
葛城皇子は、大臣の心の貞潔なことを知って、
深く後悔し悲しみ嘆くこと止まなかった。
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／i _
/i / /-――, ＿＿ _/ ヽ- ._
/ / ,' ￣￣ ／ /,/ ｀ヽ、
iY′ ￣゛ﾟﾞ く _ | r! | .i ヽ
{ ', ,' , ' _ _ ｀ 丶． ＞ 「､ ヽ.!､l、i .| i
.」二二二二 ＼＿ ＿' ,二ﾆ=‐ i‐ ､ ヽ i' ﾉ |
/ﾆﾆﾆﾆﾆ⊃ .＼ |′ | ＼ ! _ / ／'i| / |
|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ⊃ / /） / ＼ﾌ ＼｀ｰ ､_''_' 'フ'´‐' _,ﾉ
ヽﾆﾆﾆﾆﾆ⊃ ノ /ヾゝ| ＼> _| ヽ /i‐‐＜
￣［￣￣￣｀・´ | }ﾊ 从{ _ ‐'´ l､. // l. / ｀i__
(￣` ,.／ ∨ '´ )、 /ﾉ i /.i' ,. !_/.、__i . ｀ｰ ､_
｝＿_,.-ぐ_, -一 "´ 〉 、 .__,.-//ﾉ .i ｀ '´|// > ｀ｰ､ ｀=-､
,,.-‐´ | ／ｰ＼ ／ ﾞ丶..,_ .i'/ ／ !. ! ／l /,ｨ'´ / ／ i
. ,,.. -‐".| | | | ./ / >､_／＼/ / / / / / ｀゛ ‐- ..,, .|.､ .∨ ,l/!,i / / |
／ /: : : : : : :|/ / .| / ,' ,' ,' ,' ,' ,' ,'/ ｀ヽ.|ヾ､/i／,i ! ,' ./ i i .i
. / /: : : : : : : | ! | ./ ,' ,' ,' ,' ,' ,' ,'/ i| .///<´|i ,' /￣ ｀i ,' !、
| /: : : : : : : ::| / | / ,' ,' ,' ,' ,' ,' ,',/ i〈〈'ｸ / li i /￣￣ヽ i. / i
（ ri ri_ ri Z
r──' r‐-‐' ｀＞ ＜二 二ヽ iー‐' L__ ｀ー､
ノ ー‐ｧ ｢ / ,! ! ￣ﾌ j￣ ､ ｣L__ て￣￣｀ー'
と_ /r'l ! ゝ'ｌ | 〃l ,! 〃!l￣ ｏ.｡ （
/丿￣ヽ-、 〃 .ヽj ｀ ﾚ ,lj ﾟ､-‐'
j r--‐'
／r─-､r─‐-'⌒ー'⌒ー'⌒! r‐､＿ r'⌒ゝ-'ヽ＿三
7ノ ヽノ￣ ヽノ
x==v==ミ
/i:i:rrﾍ i|i:i:|
|i:_i:|<>|i:|i:i:iヽ
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圦′ .ハi/i:i:i:i:ｉ|
ﾑ⌒. -‐======ミ
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廴___7､:::::::::::木:.ｲ:.:.:.:..:.:|
┌‐} ﾑﾊ::::::ｰ─く: :l:.:.:.:.:.:.:|
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V :| .〉|:::::: Ⅳ: : : |:.／ ′
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./: : : : : : : : : : : : :.|| |
厶: : : : : : : : : : : : :.|| |
/／ー─く⌒ﾄ､__
｜{ニニニﾆ人/ / /〉
人ニニニニﾆﾆｰくノ＼
. イﾆ／/⌒ヽニニニニニハ
.. ＜ﾆﾆY レ==ミuﾉﾆニニ二ニ二}
. ＜ニニﾆﾆノ ﾘ＿） }ﾆﾆニニニニニ}
. ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ「 /ニニニニニﾆﾆﾘ
{ﾆﾆニニニ二)__ u ./ﾆ=─┐ニニニ/
∨ニニニニ/＼｀ヽ ) .ノニニニ/ お、おう……。
. ∨ﾆﾆニ二{ ｀´ ｀¨¨´|ﾆ二二//
∨ニニニ≧ー┬ .|ニﾆ／
＼ニニニﾆ／}＿＿_. イ|/}/┐
＼ﾆ二/|/´ ／ニニﾆﾆ人
{ニ/マ{ ／二二ニニニﾆ＼
/:::::::::::::::::／:::::::::::‐‐─=ミ彡'⌒ヽ
/ ::::::::::::／::::::::://彡‐===ミV／⌒ヽ
,' :::::::::／:::::_,,ノ/// ｀⌒ヾ:::}
{::::::／:::::::::::::: /// ｉ:}
{／:::-―==彡/'′ }:}
/:/::::::;jI斗=彡′-─- .._ }:}
{::{::::::ん⌒V:/ ーｔｧｰミx、 ,x-─jﾉ
{::{::::::{ { う }:{ 、 ￣ 彡'′ {ｔｧｰi′
Ｖ:::::::＼ｰ' } { ′
}:i::::::::::::iｰｲ .: _.: ｣ / すめらみこと。
}:}:ｉ::::::::ﾉ ｀ﾞ′/
}:}:{:::::: | 、 -=ニ=ｧ /. 日向の処遇は
从{:::::八 :. ＼ "" ′. いかが致しましょうか。
＼{ .. ＼ ≧s｡. _＿_/
, -/..＼_.......二ニ==──ｈｧ
人〈 ...................... ｀Y⌒ヽY ||{、
_ -‐ ＾ー=ミx ＿ ...............人__,人! ||{｢㍉、
_ -‐ ＾ー===ミx、 〉〉 ￣二ﾆ=ｰ==<⌒Ⅵ＼,}}＞┬=ミx､、
こ二二二二ﾆ==ニ二二二¨ ‐- _...............＼....V⌒V....ﾉ┌┴=う
/=二三三三三二＼ニ二三三＞｡、＼..... /⌒ヾ|i |⌒Y'} Ⅳﾆ}
. /‐=二三三三三三=‐ﾊ二三三三ニ‐＼＼.{.........人....人_丿} }∧=}
ｉ‐=二三三三三三二=‐i二三三三三二 ＼＼_彡'⌒Y＾ミｰ//ﾆ∧}
|‐=二三三三三三二=‐|二三//二三三ﾆﾆ＼｀ﾞ'＜...||.＞'´/ニﾆﾊ}
i､ ,ノ,l.r''_,.L.ィ.＿,
､l :iｲ '" '_,. " ;:／
i, :_,;'∠､;_ ,. - ; :.｀`':､._
,,..-‐- ..、 ,ﾉﾆ-ぅ'`-､''Yヾ ::: .:､'"´ みこは……確かに迂闊だった。
l: : ::;i:l::;;v､ {Ξ=三' ﾉ､ｨ,',i､ ､ ヾ､. だが、悪いのは誰かっていやぁ。
l: : ::;i:l` ,ゝ,`､ t=Ξ='‐くノ';;k'ﾞヽ,i ､ゝ . 日向だ。
l: : ::;i:lr`.くﾞ' ヽ '-i._,,... ,ｼ 'ゝ,N`
ヽﾆ二ニｿt-ﾆri, ,' ﾞ'i.,,,.／,.r‐''",.r->､..,,,＿
`､. - i ,.i"入 ／'/',.'',r',r';='´゛''ｰ ､
i´i'ー'"l ,.r,'ﾞ/｀i' >,'/././ /./,r' ヽ
i)i l、 ,/','// ,ｉ /,.',' /./,.' // l
/ ,'ﾞ'''''' ヽ ,r'/,'.,'/ i/ ,'.,' ,'./././ ﾚ l
l i'r''" ,',',','i' /' ,' ,' ,'.,' ,' ,'r'ﾞ ,'
', l'`ｰ､ｉi'i i.l /,'.,' ,' ,'.,'./ ,i'ﾞ ,ノ
l i'ﾞｉ l.i.i.i.il /,'.,' ,' ,'.,'.,'.r'-,､ /
l ,' l.i.,'i l,/,' ,' ,' i i_ﾑr'~~ﾞ`ヾ､-.、 /
'、 ,.-ｯｰィ'''''ー-‐'''" ﾞ' `ヾヶ'
_,.- ´￣ ｀ 、
／/ ヽ,
/／ ､ ヽ その通りだね。
'＾´ ､ ＼ ヽ,. 兄弟といえども、
|､ ヽ、 .ｒ､ ! / 許せることじゃない。
'i.ヽ、ヽ,､ _, -', .i'´〉 / !
',｀'tｪ､ヽ'tiフ｀! !,ﾝ!/ /'i,-,
ヽi | ヽ! i /｀/ / ! ヽ､_
i´ヽｰ _,. |/ﾉyノ / ', ヽ､
＿ -‐|.,' .iヽ￣ ／ ,/´ ,' _｣ ￣ - ､_
.,- '^ ｰ/ 'i .ﾉ_..｀ｰ- '!ヽ ｀X､ /⌒´ｰ-; , '｀ヽ
（ ''´ ',| ';´/ ｀ゝ ﾉ ｖ , .V i'ヽ、´｀ ,' ./ '.,
.i ｰxl ヾ '.,|', ,<´ ヽ | l / i ./ i
.!､'.∧. __..,ド-､__,. -‐'i ', ＼ ヽ. ,! !/ i /. ',_
｀ｰ´ ! i i,!ヽ ｀V ﾚ'.!'| | ' , .i | ｀,
',.', ', ｔ Ｖi' .,.| .| ! | '､ ! ! !ヽ
',', .'ヽ/ﾘ'v'.l | .l !ｰ ､_ ＼', / l ヽ
':, 'V |ﾚiヽi,| .! |ｰ、_! ヽ ヽ
策に乗った日向が浅墓だと言えばそれまでだけど
,＿＿＿＿＿
／ニニニニニニ≧.､
/{/ニニニニニニニニニ＼
｛ニニニニニニニニニニﾆﾆ＼
乂二二二二二.イ⌒＼ニﾆﾆ∧
/ / / ,xzzz､ }ニニﾆ∧
/zzzx｛ __／二二ヽくニニﾆﾆ } えっ……。
V´￣ （──ｔッ }ニニニ/
|｀¨¨´/ ￣￣ ﾉ|ニﾆﾆ./ え……。
|. _/ |ﾉ（ }
| 〔 u .ﾉ /
{ ∠二二二ヽ ／ｰｒイ}
人 イ }_ノ__
＿＿＿.｀≧ｒ─一 ／ ／ニ}
／ニニニニ／} .. イ ／ﾆﾆニ＼
ﾉニニニﾆ／ ｛ r＜´ ／ニニニニﾆ
___/ニニニニヽ＼ ∨⌒ヽ__／ニニニニニニ
ニニニニニニ∧{＼/(⌒＼ニニニニニニニ
ニニニニニﾆﾆ/ }/⌒＼ ＼ニニニニニﾆ
,i' /" ,,:-─-:､,_ﾐi;ﾆ-─-:､_ﾞヽ. .ﾞl;
,,f"〃 ,f"￣￣￣~ﾞﾞ"~￣￣~`'ヽ.ヽヽﾞi
f",i:.;| |; ﾞl } ｉ :}
|/j; ﾘ ,|' | ! l ,l
{ ,/ ,ｿ ﾞl; ヽ ﾞ}
| /.,rj .,,,＿＿ ＿＿,,,,,,... ﾞl, ﾞl;.} お耳を……。
（ l ﾘ-l -=wｧ三''';;:. '''~←wｧ=- ﾉﾐ､| }
l {ﾉl! ﾞl. ￣ ''´ :: `'' ￣ ﾄ |,ﾘ } 日向には讒言の罪があります。
ﾞl;ヾヽ､l .::: ﾉ ﾉ,ｲ:{. しかし、すめらみことの命により
,） :i ﾞ-i＼ ;; ,, ,/f'"i ,} 石川麻呂の追討を行っております。
{. i: l lﾞi､ ｀_´ ,ｲ i l ﾘ
. ﾞl, i l |ﾞ､. -=====- ,i', { l :| ここは、筑紫宰（つくしのかみ）を命じ、
:| ; ; | ﾞ､. ''=='' .,/ ,l | ,ﾘ ,ﾘ 都から離すべきかと。
ﾞヽi,ir"ﾋ,,_ ﾞヽ. ／ /,ﾉ､'-'"
j-､`''-ﾆﾐ`''──''":-ｰ''" 'rﾞli.
,（.(ﾍ`f"-'"`'''i,`l!￣"~て~'y',n }
,,::-rvー''f">ﾐ ゝ ﾞｖっ /.,iﾞ|.| とヽ）ノ ﾌﾌ`=ﾆｪ-:rｪ_
=＝-'''''""~ヾﾐ-,,_ゝ（_ ,/ ;i' :|.l ノ,,r", ,f"''二`ﾆ=-=-
＝ﾆ"￣￣~`ヽ､`''-ﾆ___,ﾉ :l,三,ﾆ-''",,-'',,r'''''ｰ-ﾆ二
, ／------ .
{ //ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾆ≧x
乂ニニニニニニニﾆハ
＼ニニニニニニ二二ﾊ
|/⌒/ { ⌒ヽﾉ二 } （そうか！
人（_O) (O ヽ}ﾆﾆﾘ
| / ｀¨´ |テ}ﾉ 筑紫は大事な所だ。
| ＿＿__,､ __ﾉ 日向には栄転だといえる！）
ｎ 人 ﾏニﾆﾆﾉ ｲlﾘ
| | > .二二 イ}-く
| |＿＿＿/ﾆ| / }∧＿＿_
r┴‐ミ‐┐ﾆニ|＼__rく /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾉ 二ヽﾉ_.ﾉニ二|/ﾏフｺ∨ﾆﾆﾆﾆニニ
{ r_〉 }ﾆ二二| 〉〈//ニニニニﾆﾆ
|/ニニニ＞ ､
人ニニニニニ＼
／ /⌒ヽﾆﾆﾆﾆﾆ∧
{ｰ==ミ／二二二ニ∧
_／ ー }二二二ニニﾆ}
〔 ´ﾉ二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾘ ということだ。
ﾉ､ ) ﾉニニﾆﾆ/
{ ｀¨¨{ニニﾆ／ 日向には筑紫宰（つくしのかみ）を
｀ ー‐┐ ___|/リ}／ 命じる。
_斗＜´. ＜二}
＿{ . ＜ニニニニ＼
{ニ|/ニニニニニﾆﾆ∧
/ニニニニニニニニﾆﾆ|
{ニニニニニニニニニﾆ|
{ニニニニニニニニニﾆ|
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【 原文 】
世人相謂りて曰く、「是隱流（これしのびながし）か」といふ
【 訳 】
世間の人々は、これを「陰流（しのびながし：栄転と見せかけた流罪）」だろうと言った。
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‐ ―――――‐‐
／ へ
／ ＼
/
/ i
l |
| l
} ji i 俺は……誓う。
ヽ,仇, i
ﾔﾊ 辷_＿__...ｲ 石川麻呂の一族を疑うことはしない。
!/ i! ｀￣￣ ヽ {. 何があっても、お前たちを守ると！
／{ 。 .｀: i! .} i
ゝﾍ, ﾉ i! f :. それを以って、俺の罪を償う。
ゝ¨ェェ..≦ } .l! , 斗j{
l￣￣ ノ_ 斗‐ '_／ }
l _ 斗匕 '´ , -' 入
`ー―::´::::::::::／_,.．-'''" ／//ゝ_
r＜ヽ:::_:／' ´ ／///／/＼
|' r＜ , -'"///／/////＼
|:', | .ヽ , -'"/////／/////////＼
└} )ヘl ／'//////／/////////////＼
/ヽゝ=/ .／ //////／/////////////////＼
／i,-‐,
i｀ヽ／Ｙ´,' , '￣￣ｱ
_,,..ゝ,,. .{ ,' , '⌒´￣ﾌ
≦ ,.----------.､ <
ﾌ ノ――――――＼ ﾆ=-
厶 ,〈 ⊂ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ⊃ .〉ﾐ=ｰ
ハ i .⊂ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ⊃ ./ ）}
.Иヽi ⊂ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ⊃ /_/.{
}从 ＼厂｀匸i￣ヽ_/从{ ……もったいない。
}从 -‐‐- 仆´
ﾊ＼___爻__／.´|
／/ ＼_,.-"´ ／＼
,,..-‐'"´ / /￣ ＼ / / / ｀ﾞ゛‐- ..,_
,,..-‐'"/ / / / .|／ゝ-､／＼/ ,' ,' ,' ,' ,' ,' ,' / ﾞ゛ ‐-､
/ / ,' ,' ,' ,' ,'| / .| / ,' ,' ,' ,' ,' ,' ,' ,/ ｀ヽ
.i i ,' ,' ,' ,' ,' ,| ./ | ./ ,' ,' ,' ,' ,' ,' ,' ,'i i
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事実、葛城皇子はこの後、石川麻呂の兄弟子息を重用する。
石川麻呂の残された娘、蘇我姪娘（そがのめいのいらつめ）を娶り、
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x==v==ミ
/i:i:rrﾍ i|i:i:|
|i:_i:|<>|i:|i:i:iヽ
.ィ:i:i:i:i:i:`寸￢===
Y⌒ヾ:i:i:i:iヽi:i:i:＼i/:i:i:i:ﾘ
乂 ｲi｢＼l,､_ﾍ:i:i:厶r匕
||｣||i:ト ー。.V`ﾒ|:i:i:ｉ:Y
圦′ .ハi/i:i:i:i:ｉ| おとうさん……。
ﾑ⌒. -‐======ミ
/ ニ):::::::::::/〉:::::::::::::::::(
r〈 ﾝ:::::::::イ￣/:／⌒Υ
廴___7､:::::::::::木:.ｲ:.:.:.:..:.:|
┌‐} ﾑﾊ::::::ｰ─く: :l:.:.:.:.:.:.:|
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V :| .〉|:::::: Ⅳ: : : |:.／ ′
| |/: |::::ﾊj : : : ／ __ /
ゝ .ｲ: : |:/: : : : : :＼／ ﾚ
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厶: : : : : : : : : : : : :.|| |
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遠智娘との関係も持ち続けた。
そして石川麻呂の兄弟も子どもたちも、
葛城皇子によく仕えた。
石川麻呂事件の、よくわからない点である。
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そして急遽喪失した左右大臣の代わりとして、
巨勢徳多と大伴長徳が任じられた。
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＿
, イ´ ＿ ｀ヽ
／ ＿_ー─, - ､ヽ
／{＿ 〈/⌒ヽ ⌒ヽ}‘，
{ / __ ∩ {∩ ﾆ } わっはっはっ、
} ﾉ u .__r ｝┐__ ヽ これで一件落着……？
ﾉ {__ ／´ ≧┬ ' ヽ .}
{//ヽ {{/ｰ─一'^ｰ─一} }!
{l { { 人 乂＿＿＿＿__ﾉ ,八 大伴長徳
＼＼＼ ＼＿＿__人___ イ } （´Д｀ ) ←右大臣
/⌒＼{__ /＼ / /⌒＼
イ ＼{_{_人__人人__ イ / ｀＞ 、 ＿/⌒/⌒/ / |＿＿
＼ ＼＿＿＿__/ / ＼ ／ （つ/ ＿/ /＼ | ／＼
＼ ＼| o li/ ' ヽ ／ （＿＿＿__/ ヽ／ ＼
／ ＼ / ＿＿{＿＿＿＿(_＼ }__. ／|￣￣ ￣￣| ＼ ／
／ ／ ./ ∨ニニニニニﾆ∨ ヽ }. ／ | 気にしないで | ＼／
／ ／ ＼ / ∨ニニニニﾆ∨ ) } ＼ | 下さい |／
【 左大臣 巨勢徳多（こせのとこだ） 】
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これで一番損したのはだれか、と問われればこの人だった。
そして、この事件をさらにわからなくさせる要素がある。
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x≦ニニニニニﾆﾆ＼
／ニニニニニニニニニ}|l|
/ニニニニニニニニニﾆﾉノi}
ｲニニﾆ{ rzzzzz､ ｀} |￣|__ノ
{ニニニ〉 , --､ ﾉ _⌒|
∨ニニ{ (___(Cﾉ （rｭ）ﾉ
{ ） |ﾘヽu . | | |ｌ
＼__,､ ┌ ､ 〕 | |ｌ|
|二/＼ 乂‐三三ｦ } ﾉﾉ
＿＿__人lr{ ＼ ｀¨¨¨´.ノ
／ニニニﾆ∧＼ ￣∧＿＿___
/ニニ二二二∧ ＼__ / |ニ二二ハ
/ニニニニニﾆﾆ∧/⌒｝／ｲ }ニニニニ}
ニニニ／／)-､ニ∧＼{ﾆﾉ }ｲニニニニ{
ﾆﾆﾆニ｀（／／_>ﾆﾆ}_ノﾆ{__.ﾉニニニﾆﾆ＼
ニニニニ｀¨｀´ニニニニニニニニニニﾆﾆ
ニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ
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└───┘
【 武庫津 】
ﾉ ／ ノ /
} i r―― ´ ／ ゝ′/
l ノ j ／ / {
r‐'ー○武庫津 ´ / _j (
r― '::::::::::::::r‐､ r､:::｀ヽ } / ヽ
､ i::::::::: :::! l ! ヽ,r' i| ヽ } ハ
}´:::::::::::::::::::::fli !} ヽ_ /{ } / }::::::!
つ￣:::::: :::| i! l ! {_ ／ } ∨ j:::::::::､
::::::::: :::! |! } l {｀ヽｰr‐´ i } /:::::::::::}
:::| l{ !i l:::::ｰ"ー―-､j{ ／｀く＿＿r‐ ´:::::::::::::i
:::L}L___!{＿__}:::::::::::::::::::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
:::{￣l{ ●難波津::::::::::::_::::::_::::::::::::::::ｨｰr-ｨーｸﾍﾉ
:::i }! ■難波宮r' ヽ! ヽr― ' Y / {
:::} ┃ {::::::∩! ヽ ヽ ∨ ﾉ l
:::l .┃ }::,､! ヽ { l ゝr ′,ｲ
:::! ┃ i::l ヽ ｀ー-､j ヽ | ! ヽ
:::| ┃ .}:L ヽ ヽ { l |
:::! . ┃ {r ヾ_ ヽ ､ ', {
:::,′ .┃ i ＼ ヽ ヽ } l
:::住吉大社┃ | ヽ､ { } i }
:::L_/卍 .┃難波大道 ｀ー―ヽ } l
.:::r●=ー ┃ ＼ j
:::レ､ .┃ Y
.:::,ｲｸへ r‐ ┃ ヽ
:::/ .ﾚ .￣┃ '､
:::／ ┃
:::／_ ∩ ┃
:::rく { 大仙陵古墳
.
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二l: | __ ロ:|￣¨|:ﾛﾛﾛ:|─ｰ.ー┬───..|== = | : : : : : : : | lﾆﾆl |ﾆﾆＴニTニﾊ::|:::: |ニTニT｡o≦≧s｡＿__≧s｡ニT
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／i! ｀丶､
∠ _ i! _ -‐ヽ
/: : 田来津..: : :.',
/.: : : : :.i!.: : : : :. : :',
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ゝノ: : : : : i!.: : : :. :.ゝノl
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l : : : : : : : : i!.: : : :. :. :. :.l
／|､ /＼.: : : :.i! : : : : ／＼‐ ､
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/ l l / ／.: : :. :.i!.: :. .:.＼ / / 'ミ_'⌒)
/ / / 〃/ /＼.: : :.i!: : : :／ヽヽ/... (´ ⌒)
/ /| /l// ｲ ／.:. .:.i!: : : :＼ 〈 ｀〉 ｀〜ｰ'
/ l/ / /〈 〈／ヽ.:.:.i! : : /＼〉 〉/ ヽ
/／ /／ 〉 ／: : :i!: : :.＼ 〈 |､ ∧
´ / l 〈 〈／ヽ: i!: : /＼〉〉! ∨ ∧
【 朴市秦田来津（えちはたのたくつ） 】
ここまでなら、天皇が石川麻呂を排除するために仕組んだ陰謀で済むんだよね。
ィ彡 : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:∧: : : :＼
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::|: : : : :.:}
/ : : : :./ : : : : :/ ／ ／: : : :!: /:::/: : : : :::|
＼ノ/／: :/ : : :!: : :{ (: ::(::/::/:j :∨:::,' : : : ::::八
｀ﾌ/::／ : : :/ 人:::人_＞マ人{: : : :::{⌒ヽ : ::::∧ よう。
{/:/ /:人: {:/:::／∠二フ {: :/::八ﾆ7_} : : : ∧
∨:/:/: :≧=_{∠ィ以ｱ Ⅵ: : :∧ﾉ j : : : : :ﾊ. 兄皇子とこの田来津じゃないの
∨ム:从ｨ仡| }: : .::∧/ : : : : : ::ﾍ 何やってんの？
ノ ) )| .ﾑ- _, _ﾉ人.:::八 : : : : : : :.:|
､／八.(＿_ ノ ノ ／ ノノイ ＼: : : : : ::!
ノ /ハ L _ -一'" ′_ノ人从ム{
／／ -一7 ／/ ／￣￣｀∨
／／＼ ／ /／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
< ／ ､＿ イ ￣/.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:＼
∨ .:.:.:./.:.:.:.:.:.／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
∨.:.:/.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‘，
ィ ´￣￣￣ :.:￣￣ ｀ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:‘，
／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ‘，
／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ‘，
/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ､:.:.:.:.:.:.:.:.:. |
【 大海麁鎌（おおうみのあらかま） 】
／ﾍ､,:-‐＼
/´: : : : : : :､
r'｀!: : : : : : fﾞ0:､ お前は……
ヽﾉ: : : : : : :ヽ': ! 大海皇子のところの……。
f: : : : : : : : ::.:.:.:.l
|:.:.:.: : : : ::.:.:.:.:.:.:.:.| お前こそ何をやっている。
l:.:.:.,､: : : :r-､:.:.:.;''|
|::〈 !:: : :l >,;'-'__
／::ﾄ､Y^i: : :lヾ-',;'::l:::::ヽ｀ヽ.
/ f::::::|::} v'!: : :ﾄy'/:::::ﾄ､::::｀ｰ､ヽ
ｿ j:::::|:::::}ﾚ':. :.,ソ/::::::::｀ヽ.::::::::>='─‐-
/／:::::::!::::::l∨: ::!､jl::::::::::::::/｀ヽ.｛ =-､_:::ヽ
//:::::::::∧／､V,! !､|l;;｀ヽ._:::| ゝ､___,ﾆﾆ>'
,..-‐' _,.ﾉヽ!/ |;;;;;;;;ヽｯ !､ﾘ;;;;;;;;;;;;;;|
宗像の姫の
､ _/ , :.ヽ!ミヽ
ヾ , , ﾉ ,久 .:::::::::{｀
〉:' ﾊ/ / _,ﾉ ,ｲ ﾊ ｿ:::::l:::ﾐ}ヽ
{ ,rN ﾊ 八 /,ィ≦ﾊヽ::|:::::ヾ
》 i ,ヾ'ミ丶 ヽ ゝ',.=x ,ﾉﾘl::l》へ _ うちんとこの主の「添ひ臥し」がやーと決まってさぁ
｀ =, ,l ゝ '´ぅ｀,::v::l :ヾﾟノ:_,ｨ::{) }:,ﾊ. しがない舎人が花嫁を向かい入れる準備ってとこ。
ゝ::ヾ ｀ミヽ／ ﾉ ' ､ ｀ <__乂.ﾉ:{
ヾ::{ ヾ=- ゝ._..:ﾉ ､ノ :::l:::ﾊヽ
｀ミヾ｀ニゝヽ -==≠- ゝ彡'ｿﾘ､ __
ﾘﾊ{:｀:l: ＼ ｀二ニヾ ＼:∨: : : :ミｘ≦: :≧ｘ、
ｘ≦:/: :∧: : ゝ‐_--‐' ゞ彡: : :,,..:..''´: : : : : : : :∨
／ : : : { : : : :＼:∨ ): :/ ; ,rく⌒: : : : : : : , : : : : : ∨
,.r=＝彡'≧＝=‐-: :;.._: '.ﾉ /: :／: : : : : : : : : ヾ :/､ : : : : : :∨
./: : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:. ／ 〈:.:./..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ヾ!: : : : : : : : ∨
/ : : : ∨i: : : /:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .,r'"´...::》.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :∨ : : : : : : : ∨
,' : : : : : ∨: :/:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ' ,r'"´￣ﾉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :!: : : : : : : : : ∨
,': : : : : : : !: : ,.:.:.:.:.:.:.:／ .:ヾ'"´ ):.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. i: : : : : : : : : : ∨
,'ｘ≦=＝=;{: : :!:.:.:.,.::r{ .,,ｘ≦/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,.,,ｘ≦=＝＝≠,
, ‐-
/ ｀ヽ
//￣￣￣ヽ ＼
. l l ヽ ＼‐､ ／
l 〉 __ ヽ ∨
i l f() i ヽ ', 随分と気楽なものだな。
i ', ゝ-' ヽ
. i ヽ ヽ', 兄君が大変であらせられるというのに、
', i!_ ',. のんきに嫁か。
', ヾ ',
| 〉 へ ',ﾒ ､ ／ ／
', ∨ / ＼ ',メ ｀ ―´＼ ／
. 〉 ＼ ／ ',ﾒﾒ ＼／
メメメメ／／＼ ﾒﾒ-‐‐-- ´
. / メメメ／ へ !ﾒﾒ
、＿＿ / /メメ／ ／. iﾒﾒ
―＝千 ￣≧ ､ / / メメ ／ヽ lﾒﾒ
. ￣＼ ＼ / ヽ メメ／へ iﾒﾒ
＼ / ', メメ／ lﾒﾒ
（ 〈 ー彡
彡¨ ￣ ｀ヽ
／ ミヽ
/ ／ ㍉
〃 ＼__,
l / ／ ノ 彡ｲ
ﾉ （ 〈 从 (（ ,イ ノ ーイ
｀7 ＞ムｰ-ﾆ弋 乂 レ'´ﾅー彡ｲ く
〃 /⌒| 〈 ＜ 芯｀ヽ¨´ /y芯ヾ / 小ﾉ
{ , 〈〈ﾊ | ヽ ｀¨¨彡 { ー ´ ′/ﾉ'
V ', | し, -ｰ | ム のほほんと色恋に耽るのが
| .乂_| イ ( ） j イ 悪いこっちゃないだろ？
ﾉ .| ≦ r ｀¨´ / ｀¨7
弋 人 __彡 >ーｪ------イ /__彡'. みこに、たかみくらが関わりのないこと、
/ ）′＼ ／ミ У¨¨ ─一' / ならな。なあ？
{从イ乂: ＼_ ／㍉／ ヽ ＿__,; /: :ヽ､
＜: l: : : : : : :.(Q）／､ ′: : : : :＞:. . ..
＜: : : :丿: : : : : : : : : : : : ＞ｰ----rイ: : : : : : : : : : : : : : :＞ー
ｨ ､
// /ヽ
() 〉! ',
l 〉| ｜ ……すまん。言葉が過ぎた。
lへl＿＿l
Ｙ ヽ ヽヽ､ 弟君がまつりごとに関わって困るのは、
l､ ', | l ヽ 我が主だ。
i ', ', | /l |
〉ヽ ヽ| ｌ | l
l二l＼ ＼l |
lﾆl lヽヽヽ|
l/ | | |M|
!､.:::::::::....,,........::.......;;;;;;;;.........;;;;........::::::::::::::........;;;;.........;;;;;;;;.......::........,,....:::::::::.ノ
（::::::::....;;;;.....:...... ::";;;;;;;;....::::.....::::!､........::........ノ::::.....::::....;;;;;;;;゛:: ......:.....;;;;....::::::::）
ﾉ:::::::::......... ,..::::. ..........:::::::::.....:,',;;;;;;;;ヽヽ;;;;;;;;,',:.....:::::::::.......... .::::.., .........:::::::::ﾉ
ｿ''r....:........::::....::....;;;;;;;;.;;;;........;;;;;;;;....::::..::::....;;;;;;;;........;;;;.;;;;;;;;....::....::::........:....r''ｿ
jWw.....;;;;...........ﾞｉﾞ''';:,ﾉ.y;wﾘﾞW゛jﾘ从jwwj从ﾘj"Wﾞﾘw;y.ﾉ,:;'''ﾞ/...........;;;;.....wWj
~''r::::::....;;;;;;;;;;;;;,.,!､i;:''::ﾞｉ........ﾄ ;i:iii;::iii::iiiiii::;iii:i;wj从ﾘjｲ/::'':;iノ,.,;;;;;;;;;;;;;....::::::r''~
`｀Wjﾞﾊ'w,.......,,...ﾞｉ:;i::.ﾞﾞヽ(. | ..;;;ii;:''::;;:;;:;;::'':;ii;;;.. | .)ヽﾞﾞ.::i;:/...,,.......,w'ﾊﾞjW´`
ｿ:ﾘﾊw;::;;;j;;;;wiﾞｉ;iiii;:ｿ,ﾞﾞﾞ:;i;:ﾞﾞﾞﾞ::iiii::ﾞﾞﾞﾞ:;i;:ﾞﾞﾞ,ｿ:;iiii;/iw;;;;j;;;::;wﾊﾘ:ｿ
`｀Wjﾞﾊ'w,ﾞｉ:i;;i ;;ﾞﾞﾞ:;;;;::.;;::;;;::;;;::;;.::;;;;:ﾞﾞﾞ;; i;;i:/,w'ﾊﾞjW´`
ﾞｉ;ii:ii:;i::.ﾞ;;ﾞﾞ..;i;::::;i;..ﾞﾞ;;ﾞ.::i;:ii:ii;/
''rﾞﾞﾞ''';:,;;.:;:.:;ii;;ii;:.:;:.;;,:;'''ﾞﾞﾞr''. ／i! ｀丶､
|;;;;..:;;;::ﾞﾞﾞ... :: ...ﾞﾞﾞ::;;;:..ヾ|..∠ _ i! _ -‐ヽ
|. :;ii;::.ﾞﾞ,ﾞﾞ::;ii;;ii;::ﾞﾞ,ﾞﾞ.::;ii;:../: : : :∨.: : : : : :.',
|.iiﾞ:;''ﾞ;.:ii.;::;i_i;::;.ii:.; ヾii./.: : : : :.i!.: : : : :. : :',
,〉;.li;;;::.;ii;.. ; ;; ; ..;ii;.::;i,' ､: : : : : i!: : : : : : :, ､
`lﾞﾞﾞﾞ, ; i;,,;ii;;iiii;,,;i i;::ﾞﾞ,;|) ‐l: : : : :.i!.: : :. :. :l‐ (l いつも思うのだが、
.ﾉ;;ﾞﾞﾞ:;i;;;i::iii;;i;;i;;iii::i;;;i;:ﾞゝノ: : : : : i!.: : : :. :.ゝノl お前、主のこととなると
..,ヽ ;ﾍ..::i;i;;;;;;iiﾉ;;ii;;ﾉiiii;;;;;;i;.| : : : : : : : i!.: : : : : : : :.i 景色がかわるのだな。
l.: : : :. :. :. :.i!.: : : :. :. :. :.l
l : : : : : : : : i!.: : : :. :. :. :.l
／|､ /＼.: : : :.i! : : : : ／＼‐ ､
/|' l ﾚ l.: :. .:.i!.: :. .:.l / l
/ l l / ／.: : :. :.i!.: :. .:.＼ / /
/ / / 〃/ /＼.: : :.i!: : : :／ヽヽ/
/ /| /l// ｲ ／.:. .:.i!: : : :＼ 〈 ｀〉
/ l/ / /〈 〈／ヽ.:.:.i! : : /＼〉 〉/ ヽ
/／ /／ 〉 ／: : :i!: : :.＼ 〈 |､ ∧
ﾄ､__ -辷 __
＞ｰゝ ｀ ⌒ヾイ
/ ｀ヾ
.,ｨノ
{
〃
./ ,ｨ イ ,ｲ 小ﾊ
{ ﾝ≧ｰ-tjノﾉﾐﾆ≦弋,y
',. ﾊ´Y O｀¨ ´O ｀ { Y´ヽ よせやい気持ちの悪い。
ﾄj | ｀¨´ ｀¨´ {J ! ﾘ
弋 | ﾞﾞﾞﾞ 弋, Y´.. そんなことよりお前さんこそなんでここに。
ヽ. ﾊ ゝ--' 弌_丿. 古人皇子を害した件はもういいのかい？
弋 人 (ﾆﾆﾆﾆヽ
｀ﾃ:', ー-ｰ ／
／: :/ﾐ7 ／ /: :
/.: : :/ﾐ/｀ ｰ--一< ／: : :
／.: : :〈ﾐ/: : : :.>ー--一彡: : : : :
イ. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
＿
／`: '＼
/ : ヽ
O .: O ／//|
| : | / /// だからこそ今は自由でね。
|⊃ .: ⊂| / /
／ lﾆ) : (ﾆl ＼ / / 少し……まあ、野暮用だ。
／ ,ｨ'lﾆ) .: (ﾆl ﾄ､ ＼／＼／
／｜lﾆ) (ﾆl｜ ＼ ／
| ﾆl ) ( lﾆ.| `ｰ'
|ﾆ二 Ｖ二ﾆ|
_ -＜⌒ . . : :::::¨⌒＞､
ノ . . . : : : : ::::::::::::::::::::: . ＼
(＼} . : : : : : : : : :::::::::::::::::::: : .∧
／⌒ . : : : : :::::::::/::／:::::::::: . 从
{／/ ／{ ::／}／}人{::::::::::::::::: :. .)
( .{/{_( (从( ィ符) ＼ !⌒V::: {
V(_ :::{ィ弐 l} ｀ ､ _)}7) :}:::: し 野暮用？
) ∧ ﾉ ､ ＼) Y ,/::::::.ﾉ
｀乂ハ ( _ ) _ ィ' _彡}∧:::::::し ああ、そうだな。
_ -ﾆ⌒ミ, (ZZZZzzzzー≠ﾆ⌒ -=彡 /ハ:::::厶. 誰かのケツでも追っかけてるのか？
⌒＼. :.:} ノ/∧ ＿ .,ィ ／ _,厂＼彡
/￣| ､ }.:.:.| ⌒∨从 ､ ＿_ イ ＿彡_三三＼
. { _/ ＼ ﾉ.:.:.{ _}=─=彡:::::/ニ二三⌒｀＞ _
. ∨ ＼ |=z彡 ´::{::::::::::::::::: / ﾆ二三三二二ニ＞
. ＼ ＼/__))(⌒ヽ ´=ニ二 ､:::::::::::: / ﾆニ二三三三三二ニ=
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(,; ィ二二)}三_}二ﾆ: ￣¨二ニ=- _:::::::::-=ﾆ二三￣￣三三三三二二二
〉 ￣￣￣)二lﾉ三ﾆ=_:::::::::::::::::::::::::::＼::＿ -≠ﾆ二￣三三三二二二ﾆ
( ─=ﾆ⌒)={三三二ﾆ_ ::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::二三三三二二ﾆ=
／ﾍ､,:-‐＼
/´: : : : : : :､
r'｀!: : : : : : fﾞ0:､
ヽﾉ: : : : : : :ヽ': ! まあそんな所だ。
f: : : : : : : : ::.:.:.:.l
|:.:.:.: : : : ::.:.:.:.:.:.:.:.|. 最も今は――。
l:.:.:.,､: : : :r-､:.:.:.;''|
|::〈 !:: : :l >,;'-'__
／::ﾄ､Y^i: : :lヾ-',;'::l:::::ヽ｀ヽ.
/ f::::::|::} v'!: : :ﾄy'/:::::ﾄ､::::｀ｰ､ヽ
ｿ j:::::|:::::}ﾚ':. :.,ソ/::::::::｀ヽ.::::::::>='─‐-
/／:::::::!::::::l∨: ::!､jl::::::::::::::/｀ヽ.｛ =-､_:::ヽ
//:::::::::∧／､V,! !､|l;;｀ヽ._:::| ゝ､___,ﾆﾆ>'
,..-‐' _,.ﾉヽ!/ |;;;;;;;;ヽｯ !､ﾘ;;;;;;;;;;;;;;|
!､.:::::::::....,,........::.......;;;;;;;;.........;;;;........::::::::::::::........;;;;.........;;;;;;;;.......::........,,....:::::::::.ノ
（::::::::....;;;;.....:...... ::";;;;;;;;....::::.....::::!､........::........ノ::::.....::::....;;;;;;;;゛:: ......:.....;;;;....::::::::）
ﾉ:::::::::......... ,..::::. ..........:::::::::.....:,',;;;;;;;;ヽヽ;;;;;;;;,',:.....:::::::::.......... .::::.., .........:::::::::ﾉ
ｿ''r....:........::::....::....;;;;;;;;.;;;;........;;;;;;;;....::::..::::....;;;;;;;;........;;;;.;;;;;;;;....::....::::........:....r''ｿ
jWw.....;;;;...........ﾞｉﾞ''';:,ﾉ.y;wﾘﾞW゛jﾘ从jwwj从ﾘj"Wﾞﾘw;y.ﾉ,:;'''ﾞ/...........;;;;.....wWj
~''r::::::....;;;;;;;;;;;;;,.,!､i;:''::ﾞｉ........ﾄ ;i:iii;::iii::iiiiii::;iii:i;wj从ﾘjｲ/::'':;iノ,.,;;;;;;;;;;;;;....::::::r''~
`｀Wjﾞﾊ'w,.......,,...ﾞｉ:;i::.ﾞﾞヽ(. | ..;;;ii;:''::;;:;;:;;::'':;ii;;;.. | .)ヽﾞﾞ.::i;:/...,,.......,w'ﾊﾞjW´`
ｿ:ﾘﾊw;::;;;j;;;;wiﾞｉ;iiii;:ｿ,ﾞﾞﾞ:;i;:ﾞﾞﾞﾞ::iiii::ﾞﾞﾞﾞ:;i;:ﾞﾞﾞ,ｿ:;iiii;/iw;;;;j;;;::;wﾊﾘ:ｿ
`｀Wjﾞﾊ'w,ﾞｉ:i;;i ;;ﾞﾞﾞ:;;;;::.;;::;;;::;;;::;;.::;;;;:ﾞﾞﾞ;; i;;i:/,w'ﾊﾞjW´`
ﾞｉ;ii:ii:;i::.ﾞ;;ﾞﾞ..;i;::::;i;..ﾞﾞ;;ﾞ.::i;:ii:ii;/
''rﾞﾞﾞ''';:,;;.:;:.:;ii;;ii;:.:;:.;;,:;'''ﾞﾞﾞr''. ／i! ｀丶､
. ヽ､_人_ |;;;;..:;;;::ﾞﾞﾞ... :: ...ﾞﾞﾞ::;;;:..ヾ|..∠ _ i! _ -‐ヽ
＼) ,'⌒ ..|. :;ii;::.ﾞﾞ,ﾞﾞ::;ii;;ii;::ﾞﾞ,ﾞﾞ.::;ii;:../: : : :∨.: : : : : :.',
).( |.iiﾞ:;''ﾞ;.:ii.;::;i_i;::;.ii:.; ヾii./.: : : : :.i!.: : : : :. : :',
／). '､_, .,〉;.li;;;::.;ii;.. ; ;; ; ..;ii;.::;i,' ､: : : : : i!: : : : : : :, ､
/´｀Y´ .`lﾞﾞﾞﾞ, ; i;,,;ii;;iiii;,,;i i;::ﾞﾞ,;|) ‐l: : : : :.i!.: : :. :. :l‐ (l
.ﾉ;;ﾞﾞﾞ:;i;;;i::iii;;i;;i;;iii::i;;;i;:ﾞゝノ: : : : : i!.: : : :. :.ゝノl 尻を付け回されているがな――。
..,ヽ ;ﾍ..::i;i;;;;;;iiﾉ;;ii;;ﾉiiii;;;;;;i;.| : : : : : : : i!.: : : : : : : :.i
l.: : : :. :. :. :.i!.: : : :. :. :. :.l
l : : : : : : : : i!.: : : :. :. :. :.l
／|､ /＼.: : : :.i! : : : : ／＼‐ ､
/|' l ﾚ l.: :. .:.i!.: :. .:.l / l
/ l l / ／.: : :. :.i!.: :. .:.＼ / /
/ / / 〃/ /＼.: : :.i!: : : :／ヽヽ/
/ /| /l// ｲ ／.:. .:.i!: : : :＼ 〈 ｀〉
/ l/ / /〈 〈／ヽ.:.:.i! : : /＼〉 〉/ ヽ
/／ /／ 〉 ／: : :i!: : :.＼ 〈 |､ ∧
＼ __ .へ
.:.:.:＼ {_. イ:i: ＼/ ヾ:
.:.:.:.:.:.:ヽ /^{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼ vﾍ ＼_人__人__人__人_／
.:.:.:.:.:.:.:.:.:., ／.i:i:i:i:i:i:i:i:i:､:i:i:i:i:i＼ V:ﾍ ≫ ≪
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ { ／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼:i:ヽ:∧｀∨∧... ≪ くそっ！ ≫
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ /{/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ／^ヾ＼ﾊ^ヾ V:ハ. ≫ ≪
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≫..,_ _,.≠.:.:.:. .:. : i i:i:i:i:i:i:i／ ＼:{. ／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:. : . i: :i:i:i:i:i:ii／
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:. . : .:i:i:i ／;
'"^＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: . .:. :.i／
｀ ≪.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. . . '′ . |＼
＼ ｀ ≪.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.彡.... | ./
.:. : .ー- ..,_＿ ｀ー-＝=≠ |/＼
.:.:.:. .:. . : .≦ _ ＼∧
ー-=.:.:.:.:-=ﾆ三_ / ∨V７ i
￣ －-＝=≦ |＼/ ／l/l/ |
｀７／ `.､ .i|
/′ />. ＼、 i|
/ ./′/>. ＼､ .|i|
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── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ────. ＼＿_／＼...────.. ＼ ､ ,ﾉ し ’‐ ‐‐
── ────‐‐─── ──── ｀￣￣￣ﾞ‐ ─‐‐ﾞ＿＿＿） ≦⌒──‐‐─
── ──── ‐ ─‐‐── ─── ──‐‐‐─ ‐...￣￣￣￣￣⌒ ＾..── ───‐‐
───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ────── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐──
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,．─-､
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;一二三.:::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::/i::::０j:::::::::::｀,
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i {::::::::::::::::::::::::|） 逃がさんさ。
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ヽ:::::::::::::::::::::ﾞi
.:.::.:.:.: : : ::一二三 ./￣ i:::::::::::::::l. こう見えて脚は遅くない。
: : : : : : : : : : : :;/ ,L_／_:::::::::::::i|
.:.: .:.: .: 一二三 . 「／:::::::::::}|
/ ,ｲ に7::::::::,ﾉﾊ､
/ ,ｲ/ に7:::::l j| ＼ ←実際めっちゃ強い
,/ヾ/^ヾ 「7::::j,' ﾄ､ ﾄ､
/ j! 〉 「{_}ﾘ | ヽソ jL
,/ / | _」VL ! ＼ ＼
/ / ,! ,':::::::::.: ! ＼ ＼
,/＿ / | ,!.:::::::::.: ! ＼ ,ｲﾄ､
,/ 7 _ | l.::::::::::j.:::::::| `ヾミﾐ､
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ___::::::::::::::::::::::::::', 抜かせ！
,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ｀ヽ::::::::::::::::::i__
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::: /0 /::::::::::::::/:::::ヽ
',::::::; ‐ 、 :::::::::::::::::ヽ /:::::::::::::::;:::::::::::::',
',::,' 0ヽ:::::::::::::::::::::｀ー一´::::::::::::::::::::::::::::::/
i:ヽ ,'::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ___, --- ‐‐‐‐‐‐‐v- ‐‐‐‐‐‐‐‐
ﾊ:::｀ｰ´::::}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
',::ヽ::::::::::′:::::::::::::::::_::::::::::::::::::::::::::::::::y´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
',:::::ヽ:::::::::::::::::::, イ二 ｀ヽ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ヽ::::::',::::::::::<_／} ∧::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
｀ヽ',::::::::::::ヽ ﾊ ,/ i::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
｀ヽ::::::::::::Vｰ一′ノ:::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/::＼:::::::｀ー‐‐´:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
',:::::::::｀ヽ:::::::::::::::::__／:ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
',::::::::::::::｀ー一 ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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/ ＿/ ＿/
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/ ＼/ ＿/ ＿/ ＿/ ＿/
_＿/ ￣ / | ￣ / | ￣ / | ￣ / |
. ＼/ ＿| ＼/ ＿| ＼/ ＿| ＼/ ＿|
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───────────────────────────── ,r'｀ゝ‐- 、 ＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ゞ｀ ゝ ──────
￣￣￣￣￣,,,, ´ﾞﾞﾞﾞﾞ ｀ ゛ : ; ; ; ; ,, ──────────── _ｌr─ｼ从, ｀ヽ ──────
,, ´ ﾞﾞﾞ : : ,,￣￣￣￣￣ ∧',ﾐ ィｯ 从 ', ￣￣￣￣￣
,, ´ ¨ : ,, ── ∨//ノ （ 〈 ────
￣ ﾞﾞ ￣￣￣￣ ｀ﾞﾞ ヽ´__, ﾐ ﾐ,---- 、───
゛ ,,￣￣￣￣ ヽ ￣´_,!==ｰ‐´: : : : : : : : .:ヽ ──
,,,,,＿,,,, ｀ヽ , --──-‐───- 、>ｰ‐´ ｀ヽ: : : : : : : : ｌ ──
（ ） ｀)────〈 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,〉///> ヽ ',: : : : : : :.| ─
｀ﾞｰ‐‐ ´￣￣￣￣｀ソ 〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ | ﾉ : : : :. : :ｌ ──
＿ ,, ー─ 、＿￣￣￣￣ ノ＿＿_,,ノ: : : : : : : ﾉ ──
ﾞﾞ: : ,,´ ,,,,,ノ￣￣￣￣￣￣ . : : : : : : : : / ￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
:,: :(::)
/⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,,
(:::::::::::::::!' (::::::)
ヽ::::::::';''' ''`` 。 ＼_人__人__人__人__人__人_／
τ'::/ .;: ≫ ≪
)/ ≪ ぎゃぁぁぁぁ！ ≫
。 ' 、 ;: 。. ≫ ≪
`'''`~''・ ' `..／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ＼
f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ::,,,,,、...
,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`! 、
:.、 !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;,、; 。
゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・..
π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;''
):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` ⌒ ` !.:::τ'' ``
／ﾍ､,:-‐＼
/´: : : : : : :､
r'｀!: : : : : : fﾞ0:､ ……おい、いきなり矢で射抜いて
ヽﾉ: : : : : : :ヽ': ! 殺してしまってどうする。
f: : : : : : : : ::.:.:.:.l
|:.:.:.: : : : ::.:.:.:.:.:.:.:.| どこのものかわからん。
l:.:.:.,､: : : :r-､:.:.:.;''|
|::〈 !:: : :l >,;'-'__
／::ﾄ､Y^i: : :lヾ-',;'::l:::::ヽ｀ヽ.
/ f::::::|::} v'!: : :ﾄy'/:::::ﾄ､::::｀ｰ､ヽ
ｿ j:::::|:::::}ﾚ':. :.,ソ/::::::::｀ヽ.::::::::>='─‐-
/／:::::::!::::::l∨: ::!､jl::::::::::::::/｀ヽ.｛ =-､_:::ヽ
//:::::::::∧／､V,! !､|l;;｀ヽ._:::| ゝ､___,ﾆﾆ>'
,..-‐' _,.ﾉヽ!/ |;;;;;;;;ヽｯ !､ﾘ;;;;;;;;;;;;;;|
|l: |
|l: |
Y_ﾘ
y≦､ | |
z≧⌒ ｀ヽ | |
' 乂 | |
〃 ヾ | |
{ }l | | なぁに。どうせ口が縮こまった亀より堅いさ。
､ｿ _ ilし.| | それにこいつがどこの何者かなんて
代 从小从ﾘ斗 {ﾊ 斗 | | わかりきってるからな。
弋从 {｀tﾃ イﾋｧJ V 从 ハ
Ｊ八 j| 弋 从∨lﾆlヽ
弋 ∧ ゝイ ｧ㍉ﾉ小'::l三l::ﾊ
ミ ﾊ/ﾐ7ﾆ´ ' ∧':::l三l :::',
.::〈ﾐ/ ＿／ｨ彡V::::|三| :::ﾊ
__.. ::＜: : : |: : : ::ﾉ: : : : |:::::j三| ::::::}:｀ヽ
..:＜: : :-<: : : : : |::∨/: : : : :ｨ:::::'三{ :::从 : : ﾊ
/ .: : : : : jｧ:｀:ー=: : : ＞''¨´:/ 代j三|:::/ .::. : : :.l
/ .: : : : : :' : : : : : : : Y: : : :.／ Y:::::|三|::' .:::l: : : :'
ｲ : : : : : :ｲ : : : : : : : /: : :／ ｲ:::::|三.|′.::::lヽ: : |
ﾘ : : : : : :.| : : : : : : : ≧ｧ′ ノ. |::::::|三.| :::::::::| |:.ﾉ
__＿
／ ´ ｀ヽ
}__/／/／
. / / //{ ⌒ヽ ＼__
. // //{ 乂__ ノ V)
// /| ‘，
// } ，
. // '
/ ' /
. / / / ／⌒＼ ; ……新羅の間諜か。
' / / ／ 丿 }
/ / く ／ ′
/i ム＼ ＼__／ ／ヽ '
{/ |i :} ＼ ＼／ ／ i{
乂_{{ ＿__ノ ＼ ヽ／ }
{ ｰ==彡'} ／ } ＼
` ___ﾉ__ノ V ／ {＼
‘， } } ／} く|
V / / } } ／ }
V / } } ／} {＼
＞'´ ,,､｀ヽ､
从小赱'） ヾ
弋 r ﾑ ﾊ从 ご名答。
tj Y⌒ ''ｲｿ ﾊ
㍉､__ イ 人＞-─-.､ 百済までご招待〜。
レ:.:.:＞: :.:.. : : : : :.ヽ
/>: : : : : : : ｨ: : : : : :.:.j
. .: :.:Y: : : : : :.:.:彡{: : : : ヽ:ﾊ
／: : : 丿: : -一＜: :ﾊ: : : ＞''代
ハ: :.＜: : : : : : : : : : : 人/ | l
{: 小: : : : : :ヽ: : : : : : :.:.:.人 ノ }
从j :./: :.{: : : :}: : : : : : :ノ ヽ∠彡ﾐ
{: 代 i: :.┼: : :.}: : : : : ｲ /:./ﾆﾆﾊ
|｀¨¨}:{: : {: : : :j＞-=: :j l=:{ﾆﾆﾆ }
人 j:＞ ' }]彡气气 {:込ﾆﾆｱ
/ [彡[{...:＜: : : : : :.:.∧ ∨ﾉ==j
/ / |: : : : : : : : : : : : :.:.:.:.. {:{==.j
ｧ=代__ノ j: : : : : : : : : : : : : : :::::. 弋'ﾚ′
. ／i! ｀丶､
∠ _ i! _ -‐ヽ
. /: : : :∨.: : : : : :.',
. /.: : : : :.i!.: : : : :. : :',
. ,' ､: : : : : i!: : : : : : :, ､
. |) ‐l: : : : :.i!.: : :. :. :l‐ (l 行けるなら早く行ってかたをつけてやりたい所だ。
ゝノ: : : : : i!.: : : :. :.ゝノl こそこそと……出処がわかっているだけに
| : : : : : : : i!.: : : : : : : :.i 腹立たしい。
. l.: : : :. :. :. :.i!.: : : :. :. :. :.l
. l : : : : : : : : i!.: : : :. :. :. :.l
. ／|､ /＼.: : : :.i! : : : : ／＼‐ ､
/|' l ﾚ l.: :. .:.i!.: :. .:.l / l
/ l l / ／.: : :. :.i!.: :. .:.＼ / /
/ / / 〃/ /＼.: : :.i!: : : :／ヽヽ/
. / /| /l// ｲ ／.:. .:.i!: : : :＼ 〈 ｀〉
/ l/ / /〈 〈／ヽ.:.:.i! : : /＼〉 〉/ ヽ
/／ /／ 〉 ／: : :i!: : :.＼ 〈 |､ ∧
´ / l 〈 〈／ヽ: i!: : /＼〉〉! ∨ ∧
､__
__ﾄｰ彡 ｀´￣｀ヽ､_,
〃 ｀ヽ_
/ , 弋
{'′ ｨ 八ﾊ ﾘ､
イ jノ¨＞弋 弋 まああそこしか無いからな。
〃 ,ｨ{ﾉイ_,ｨ tﾃr ､_） l´｀ヽ ヽ . 何考えてんだか上の連中も。
{r 爪ﾆ{ ﾄ─' 弋 （6. } 廴
从}く{せ） ㍉, }ノ ㍉
ゝ Y（ _, ) ｿ､,人 ﾘ
㍉_ | ＿ j 弋(､ 小
弋＞Z´,,, ／ ／: : :代ﾊ}
r＜>' ヽ ／ ／:l: : : : : : : :
｀¨ ゝ--<///: : : :: : : : : : : :
|//: : : : : : : : : : : :
-─彡: : : : : : : : : : : : : :
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
/: : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
∧＿ノ ＼}＼}}
∧ { /}/
{ ＼ﾉ
＼ / ／∧ ./
＜´ / / /／}／ |/{
/／ | / / ,／´ /
´{ /. ∨ ＼ 从／_≦二二＞ {
∨ {二≧＼{ 芥旡弍 ､ ／⌒V
{ .八 芥x 乂炒ツ ∨ |/⌒) } は〜ん、お前さん、
＼ | 乂ﾉ} ⌒¨¨ (＿} | ／ ′. 連中を探りに来たって所か。
) ! ,ノ _ ミ_ .! ／
｀ミ .从 ( ) ミ_彡 |／
⌒ミ_ノ} ＼ ⌒ ノ´ ｰ=彡 }
八 ＿ ィﾌ¨¨￣ ー=≠爪 /
ム,ﾊ／⌒,／´ ／/ }/{ /
／⌒／ー=彡 ／ / ＿∨/}
／⌒／} ´ ./／_ﾆﾆﾆ/／
(⌒／ ､ ＿＿＿＿彡=- ≦ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
￣ イ ￣￣￣=ﾆﾆﾆ二＼⌒¨¨＼ﾆﾆﾆ
／=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=
, ‐-
/ ｀ヽ
//￣￣￣ヽ ＼
. l l ヽ ＼‐､ ／
l 〉 __ ヽ ∨ ／/／ , ／
i l f() i ヽ ', ／ / /／／
i ', ゝ-' ヽ
. i ヽ ヽ', 内臣からそう授かっている。
', i!_ ',. 商いの前の下調べといった所だ。
', ヾ ',
| 〉 へ ',ﾒ ､ ／ ／
', ∨ / ＼ ',メ ｀ ―´＼ ／
. 〉 ＼ ／ ',ﾒﾒ ＼／
メメメメ／／＼ ﾒﾒ-‐‐-- ´
. / メメメ／ へ !ﾒﾒ
、＿＿ / /メメ／ ／. iﾒﾒ
―＝千 ￣≧ ､ / / メメ ／ヽ lﾒﾒ
. ￣＼ ＼ / ヽ メメ／へ iﾒﾒ
＼ / ', メメ／ lﾒﾒ
ノ|
l!
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T'''''''''''''''''''7
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'───ii-- ‐'!
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λ |.! λ, 仝| |ゝ､ ￣￣￣"""""|＿＿＿___! ,.ｲ
!ﾍ. Y ｎ !!ゞl''''|!__|ー‐｀ー──-----!＿＿＿ |､ ,/,'
( ｀┬┬‐┬（ _ ﾞヽｌ!__!_!_!-r──ァ-----ﾞ＼ ＼ ,/,'
! .┼┼‐┼‐ゞ｀ヽ ｀ヾTT''Tﾆニｺ_||┼┴┼＼ ＼＿__//
!─────| Y´ l_lﾆl__!!~二''|!､!￣ﾞ|llﾆl|ﾞニil戉iニｿﾚ/
| | ゝ ｀'' - !! L,,|_|!ﾍﾍ、|￣l|￣ﾞ|!三ン ﾉ/
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ゝ､´ ! ｀ii''‐'-｀ .,''ｰ- ゞ,_'''´ ＝=i==＼＼＼＼＼＼＼'
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(＼} . : : : : : : : : :::::::::::::::::::: : .∧
／⌒ . : : : : :::::::::/::／:::::::::: . 从
{／/ ／{ ::／}／}人{::::::::::::::::: :. .) ・ ・
( .{/{_( (从( ィ符) ＼ !⌒V::: { 新羅からの人質とやらは、
V(_ :::{ィ弐 l} ｀ ､ _)}7) :}:::: し あそこのでかい船だ。
) ∧ ﾉ ､ ＼) Y ,/::::::.ﾉ
｀乂ハ ( _ ) _ ィ' _彡}∧:::::::し 忍びこむのは止めときな。
_ -ﾆ⌒ミ, (ZZZZzzzzー≠ﾆ⌒ -=彡 /ハ:::::厶. 死ぬぜ。
⌒＼. :.:} ノ/∧ ＿ .,ィ ／ _,厂＼彡
/￣| ､ }.:.:.| ⌒∨从 ､ ＿_ イ ＿彡_三三＼
{ _/ ＼ ﾉ.:.:.{ _}=─=彡:::::/ニ二三⌒｀＞ _
. ∨ ＼ |=z彡 ´::{::::::::::::::::: / ﾆ二三三二二ニ＞
＼ ＼/__))(⌒ヽ ´=ニ二 ､:::::::::::: / ﾆニ二三三三三二ニ=
(_厂￣＞､V_,∧ ＿ ィ ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ﾆニ二三三三三三二ニ
(,; ィ二二)}三_}二ﾆ: ￣¨二ニ=- _:::::::::-=ﾆ二三￣￣三三三三二二二
〉 ￣￣￣)二lﾉ三ﾆ=_:::::::::::::::::::::::::::＼::＿ -≠ﾆ二￣三三三二二二ﾆ
＿
／`: '＼
/ : ヽ
O .: O ／//|
| : | / ///
|⊃ .: ⊂| / /
／ lﾆ) : (ﾆl ＼ / / 割の合わん商売はしない質でね。
／ ,ｨ'lﾆ) .: (ﾆl ﾄ､ ＼／＼／. 死ぬなら高く売りさばかないといけない。
／｜lﾆ) (ﾆl｜ ＼ ／
| ﾆl ) ( lﾆ.| `ｰ'
|ﾆ二 Ｖ二ﾆ|
ｧ-一⌒ ´￣｀イ⌒ミ､__
〃 ㍉ｰ-､
ｱ ヽ
从_ノ j 彡イｱ ノ 弋
_≧ ＞ｧ´ 从{´ .≧ﾐ､彡ｲ ﾐ｀
イ´ Y ./ ノー {ﾓﾁ从 彡ｲ , {
V´ 人{ （____ ｀ヽ ｨ辷イノ し
／ 彡＿＿ 八{弋__イ {ｨﾃ ｿ jｲ
彡＜´: : : : : : : : ｀ミ: :.､ r ⌒) /从イ
: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ ,｀ヽー､__.ノ 命も商品のうちとはね。
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾊ ＼｀ｿ＜ あんたらは嫌いじゃないが、
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ. ／''＜＞.､ そういうのはご遠慮願うもんだ。
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ∨(_, ｀¨´
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }イ どうせ死ぬなら美女の上がいいね。
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :｀:ヽ
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
＞ ､: : : :: : : : : : : : : : : : : :彡-─ヽ
: : : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : ／ ＼
: : : : : 从: : : : : : : : : : :／ ヽ
: : : : : : : ヽ: : : : : : : :./ ＼
／´ﾞ｀ヽ､
／ ヽ
,/./ ,...., ;ii､
（'/.i （ (,,) i::b
i' i ｀ﾞﾞ´ :「:::b 美女の上で死んでも
. | | 丿:::h. 得にならん。
. 'i| i ./´｀ヽ,|::::::h
r' | ｀ﾞ'- ノ⌒ヽ
/´tl i 〈,´ﾞ｀ｿ/´'' ヽ
丿i;:::ti| ( ｀ヽｿ/::::::ゝ 'i
＿ ／
（ゝ-一⌒ ｀/
∠⌒ /
ｨ'⌒ | こりゃ参った。
/´ |
ﾉ | じゃ、まあせいぜい気張りな。
{ー' | こっちゃ、麗しのお姫様のために
ゝ ､ ヽ | 汗を流すとしましょう。
ｲ }ヽ 小弋
{, ,} / ﾉ' ∠___＼
.イ ,ｲ､ （,jイ ｀¨´T____彡´ヽ ＿＿＿／
|ｨ 弋{ｰ一､ ¨¨¨´ /／ ヽ
ﾙ( ｲ¨7て:::ヽ ′ 弋彡
ヽ 人 `ｰイ / ﾄｰ彡
弋___ ﾊ ｨ'⌒ ヽ ｰ､ ｀¨¨
ゝ､_, ﾍ. 弋､ ´｀ ／ /
弋 ', ___,,／
㍉_ ＞＜＞' ,,-‐彡 ／
r＜＞べ ´ ／
新羅の人質っていうと・・・
／´ﾞ｀ヽ､
／ ヽ
,/./ ,...., ;ii､
（'/.i （ (,,) i::b
i' i ｀ﾞﾞ´ :「:::b 全く。
. | | 丿:::h.
. 'i| i ./´｀ヽ,|::::::h.. 軽いくせに主のこととなると熱心なやつだ。
r' | ｀ﾞ'- ノ⌒ヽ
/´tl i 〈,´ﾞ｀ｿ/´'' ヽ
丿i;:::ti| ( ｀ヽｿ/::::::ゝ 'i
／ﾍ､,:-‐＼
/´: : : : : : :､
r'｀!: : : : : : fﾞ0:､
ヽﾉ: : : : : : :ヽ': !
f: : : : : : : : ::.:.:.:.l
|:.:.:.: : : : ::.:.:.:.:.:.:.:.| さて……。
l:.:.:.,､: : : :r-､:.:.:.;''|
|::〈 !:: : :l >,;'-'__
／::ﾄ､Y^i: : :lヾ-',;'::l:::::ヽ｀ヽ.
/ f::::::|::} v'!: : :ﾄy'/:::::ﾄ､::::｀ｰ､ヽ
ｿ j:::::|:::::}ﾚ':. :.,ソ/::::::::｀ヽ.::::::::>='─‐-
/／:::::::!::::::l∨: ::!､jl::::::::::::::/｀ヽ.｛ =-､_:::ヽ
//:::::::::∧／､V,! !､|l;;｀ヽ._:::| ゝ､___,ﾆﾆ>'
,..-‐' _,.ﾉヽ!/ |;;;;;;;;ヽｯ !､ﾘ;;;;;;;;;;;;;;|
ノ|
l!
|!
T'''''''''''''''''''7
,! l
'───ii-- ‐'!
|￣~~~~~""""';;'''' ─‐┐ |
├＝＝===== ; ....,,,,,,,,| !
|＿＿＿＿＿＿ |＿__|＿＿／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| ;;￣￣~ﾞ| | わざわざやまとにまでやってくるような |
|￣￣~~~""""'';'''''''''─|￣￣￣￣| 脚の軽さは評価するぞ―― |
|"""'''''''''──‐;;-----!＝＝＝＝.＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
├＝＝＝=====; .........|,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,|
,、 ∨!~ﾞ!/＿_ ;; !＿＿＿___!
λ |.! λ, 仝| |ゝ､ ￣￣￣"""""|＿＿＿___! ,.ｲ
!ﾍ. Y ｎ !!ゞl''''|!__|ー‐｀ー──-----!＿＿＿ |､ ,/,'
( ｀┬┬‐┬（ _ ﾞヽｌ!__!_!_!-r──ァ-----ﾞ＼ ＼ ,/,'
! .┼┼‐┼‐ゞ｀ヽ ｀ヾTT''Tﾆニｺ_||┼┴┼＼ ＼＿__//
!─────| Y´ l_lﾆl__!!~二''|!､!￣ﾞ|llﾆl|ﾞニil戉iニｿﾚ/
| | ゝ ｀'' - !! L,,|_|!ﾍﾍ、|￣l|￣ﾞ|!三ン ﾉ/
＿,,| ＿＿ | ｀"''ｰｧ _ r=,'' ‐-♀♀♀♀♀♀♀__i'__ ＿＿＿＿＿＿
ゝ､´ ! ｀ii''‐'-｀ .,''ｰ- ゞ,_'''´ ＝=i==＼＼＼＼＼＼＼'
／＼. | ll＿,,彡'' ゝソ≡ﾉ=＼＼＼＼＼＼＼
__＿
／ ´ ｀ヽ
}__/／/／
. / / //{ ⌒ヽ ＼__
. // //{ 乂__ ノ V)
// /| ‘，
// } ，
. // '
/ ' /
. / / / ／⌒＼ ; ・ ・ ・
' / / ／ 丿 }. ――金春秋。
/ / く ／ ′
/i ム＼ ＼__／ ／ヽ '
{/ |i :} ＼ ＼／ ／ i{
乂_{{ ＿__ノ ＼ ヽ／ }
{ ｰ==彡'} ／ } ＼
` ___ﾉ__ノ V ／ {＼
‘， } } ／} く| ＼
V / / } } ／ }
V / } } ／} {＼
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
なんでこんな大物が人質なんだかずっと謎だったんだが。
【 武庫津 船内 】
VVヽ. ／ ,//
i i ヽ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
ﾉﾘ ﾞ!、 | ほぉ…… |
,.イ ヽ. /´| また間諜が殺られたか。 |
,.イ l￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
,.イ ~~~~,r=､￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣~云￣￣ ゝ､
,.イ n ／ n n＼ n ｀ゝ
l.l ,／_ !l l.l ＼,.､ !l
<ﾞ＼ l ! ／ ﾍﾍ. l.l l ! ,/ /､ l.l ／ﾞ>
＼＼j／ ﾍﾍ l,.rfﾐiﾐiﾐiﾐiﾐiﾐiﾐiﾐiﾐiﾐiﾐiﾐiﾐiﾐiﾐiﾐiﾐiﾐftﾄ.!__/,/＿＼__i !／／
ﾆｺ :/￣ ヽゝ￣￣~~ﾞソ~lﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐl〈,/ <／ヽ､ﾞi
| ::!.二二二二二二二.lﾐlﾐ|ﾐlﾐlﾐlﾐlﾐ|ﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐ|ﾐlﾐlﾐlﾐlﾐ|ﾐlﾐl二二二二二二二.k
"´＿,,.ー‐f'j─‐､､──‐lﾞlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐlﾐﾐlﾞl──ァ,ｨ─‐iﾞi‐､_ゝ
￣ ｲj'ﾞﾍ ｰ l !' ﾐl ~""~~ 'ﾞl ! ｰ' ,/ l ! ￣
／'ﾞi'j ! .l ! ,,,, ﾐｌ ,,,, l ! i l !
＿,／' l.j l l ! | | ﾐl | |. l ! ! l !
_,,／ ,L!⌒'ﾞ L! | | ﾐl | |. L! Y⌒ヽL!
_,,.イ~~ィ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ｰii￣￣￣￣￣￣~ﾍｰ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣､~
￣￣! ,.──────────ll───────ヾ─────────‐ ､ ＼
──' ll ヾ ＼
ll ヾ ﾞ
敵情視察兼政治工作のために人質という名の外交使節なんだろうね。
＜￣￣｀丶 ／￣＞
∠二二 .::. ´￣￣｀＞
／ ;:. .::. ￣｀ヽ、
, ｌi:. ;:. .::. ＼
/' |ｌｉ| ｌｉ:. ;:. ／ 、 ＼ ＼
/′ |ｌｉ| / ／ 八 ヽ､ ＼ ＼
ｌ |ｌｉ| ｌｉ/ ／/ ／‐‐＼ ＼ |＼|
||ｌｉ| |ｌｉ| /∠ ＜／ ‐‐‐／＼ |∨
| |ｌｉ| ／＿＿＿_ヽ ´＿＿_∨
||ｌ /⌒ｌ | ｀ヽ ＿_°'" く､_ﾟ＿,/
| │厂| | ヽ、＿, ＼__/
||ｌｉ| ＼ | l , -' ┌ __ ＼
| |ｌｉ|人」 ／ ,＿＿＿＿＿_, ┘ クク……。
／||ｌｉ| /,. ヽ .'.
／ //| /,. ヽ ‐三 .' そろそろ……潮時……
／ ./川|ｌｉ:/,. ヽ ∧ 次の交代で帰るぞ……。
. : //川|/, ヽ /川
. : : /川川/ ＼ //川＼
: : : ://川川 ヽ-ｲ川川: : .＼
: : :/川川川ﾄ､ ,'|川川川.: : : : .＼
: ://川川川川ﾄ､ ,' |川川川: : : : : : . ＼ ＿ ,. .; .
: :川川川川川川ﾄ､ ,' |川川川: : : : : : : : : .＼ '´ . : ; :' ; : .
: :川川川川川川川ﾄ､ ＿_,' |＼川川: : : : : : : : :_;／丶 . : :_;. : : '´
: :川川川川川川,＞ ´￣′└┘ﾌ| : :＼川: : : : ;'⌒ . : ⊂ 、
: :川川川川川／′ , ‐＜二二二 Ｌ、: : ∨: : : : ヽ、 . : . : : . ヽ
: :川川川ｌ l／ ／／ ＼＼＿└┘）: : /: : : : : : 丿 . : : : : : : : : : ;）
: :川川川/ ∠／′ ／＼＼￣Ｌﾌ）:/: ,: -‐‐ ' . : : _;_;_;_: : ;.イ´
: :川川// ／′ ／＼＼Ｌﾌ）／ .:_;. .-‐ ´￣. : : : : /: :|
: :川川/ ／′／ ＼@ｲ _,. '´. . : : : : : : : : : : /: : :|
【 金春秋 】
／ﾍ＿＿／ﾍ
／ ＼
／ ＼
く ＼ ,＿ 冫
> ｕ. ∩ノ ⊃―）／ 大阿飡（だいあさん）、
( ＼ ／ ＿ノ | | ここ数年生きた心地しなかったですよ。
＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
【 新羅人 】
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
大阿飡（だいあさん）：
古代新羅で使用されていた身分制度。
骨品制という。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
zｰゝ＜´ミz_
'ｱ ﾐ､
〃 |
lｲ 爪ﾍﾍXﾐ､ | クク……
ﾑｨﾍtｫ ==｡ |,｢〉 |. 百済取り……とすれば
V／ｰ-､ k |ヽ､ 倭の動きは知っておかないとな……。
ヽ､ ´Xｰ一 / ヾ/|||l＼
｀ヽ, ） ｲ ＼／ /|||||j ヽ
( (. | j彡ﾍ /|||||l/ ＞､
Y _____r-､ | '¨ || /|||||l/ / ヽ
`===/ノ |/ ||,j|||||∨ | |
{ ミ¨ .r'j､. | |||||||| | |
｀¨j____/ ﾍ. | |||||||| | |
∨ .ﾍ | .j||||||| | |
∨ /| ||||||||| | |､
∨ // /l||||||||| __| | ヽ／
／ゝ-ｲ/ ./:::|||||||||| ／ ｀ヽ |／ ／
／ / /::::::|||||||||| zへ ﾍ | ,イ
,, -‐''' ￣￣￣ 辷=＞､ミﾐ ヽ |／／ |
∧＿∧
<｀Д´；.> いやま百済の後ろ盾を
（ ） 探るのは大事ですがね。
｜ ｜ |. 大阿飡自ら来なくても良かったでしょ。
ﾄ､ ＿_
≦ ￣｀ヾ ∨∠_
＞ ´ 〃 弋､
／ 〃 〃 ヽ
ｱ/ 〃 〃 ヾ ヾ｀
/〃 / 〃 ,〃 从 ヾ ヾ 从
7/ 〃人./ ／小ﾊ ヽ }
{ｲ ｲ ﾄ-｡＜j ﾙ'ｿヽjl, ﾊ|
人_| ヾ二二. /≦''ﾆ=小ｿ
__| _.// ｀ｰ-イ/: 〉 くらつくりが殺されたと聞いちゃなぁ。
_／''∧＜. l//:. ヽ ﾑノ
___, -‐=＝彡'イ''{::∧ ≧ｰ-一Yｲ从
ヽ ／彡ｨ小,|::::∧ ／:::ﾙ'| ＞､
／ Z彡小 爪 ::::ゝ- イ::::::∧小 ＞､
∠彡イ∠二彡ｲ ＞─---.､从l弋 ／ ＞､
／ ﾊ斗ﾘ| (ｳ＞ｰ─- ＼lヘミﾄ, ／ ＞､
／ .小vf刋 ゝｰ''て二 ｀ ＼ ／ ／ ,ｨ j
_イ_ 从斗小| Y´ ｀ ＼ ／ .／ l│
｀ゝ 仄淡ｿl ﾊ ∠从 イﾊ ｀ ｀小. イ l│|l
.z≦-一/,{ｱ〃小从／歹イﾐ三´ヽ. _ｧチｱ'＼.l l│i|
小 j彡小Y lZ,'∧ｨﾃ辷ﾇｱｲ,/ ＞ｨZ＞く ＼ ＼ l│ﾊ
| ﾊ〉ソ ﾊj ,小斗彡イ'ﾁ/ ｨレ′＼ ＼＼ ｀弋.人
l ｲ彡< Z_ﾜ'斗ｲヾﾑヘｿKｲ ,＼○ヽ ＼ ＼＼ _ .＞ヽ
○
// ∧＿∧ ○
○、<＃｀Д´>|｜ 倭に来て唐に行ってまた倭とか
|｜（ ) ○. めちゃくちゃですよ！
○ ヽ___フ/ //
レ ○
-z- _ ト 、
--=＝ニト＼ ｀ ､ヽ .ﾄ､
, ィ´ ハ| L ＿
／ィ ,: ｀ヽ⌒
/ / , /／/イ ハ
l / ﾚ'}'´￣ l {! }
}' ／ ,.ｹﾆ= ',|Ⅵ !
r:､ く ', } /-┐ /
ヾ':，__ < __､ } j/_ ｨ , ' こういうのは……てめえの肌で
, ｨ'｀く ＼ 'i_ .〉 _ノ l ! , '. 感じるもんだ……。
r '⌒ヽ ﾟ, | j７ 〈__＿.:::::::: , Ⅵ く
| _λ ﾊ,ri､j/ ' ￣ﾟ,: } У:::} 熱が冷める……。
} ヾ :j´ ＿ ,r≦:::::::〉 ,' ! , イ:::::::∧
f ﾉ:rﾁ! ,' / //::::i:::::::/ _, ＜:::::::::::::::::, '＼
,ト===≦:::ｨ｝ ' :l,' //::: -|:: / {:ﾄ､:::::::::::::::::::/! ／ ,｀ 、
{、::::::＞'´ l ' l ./´ /i::ﾊ __!:::::ﾟ。::::::: ／,' ／／ ｀ 、
| | | | | { ,' ,'／ /::/ ノ:::::::/‘ ,／ .′/ ' ／ ,. -Y
| | | | l | √ ,:'_,＞ /::/／::::::::: / l / / , ' ／ｌ !7
| | | | l |／ ,'j. /rﾁ:::::::::: : :/ ､ __{./ / / ／.! | {7
| | | | l ﾄ, ,' l. /::::::::::::::::::: / ＼/ / / /, '| | | ,ﾊ
| | | | l },ﾊ :,' ! /::::::::::::::::::: / ／ ,: , 'i.// ! ', .l } i′
. ,:｜ | | { ﾉ}_ }.′! /::::::::::::::::::: / ／/ , ' , ﾟ ,:!/| | } l l {
l ! | | !' / i . /::::::::::::::::::: / ／ , ' , ' ' ／ ,:i ', !｜ | | ﾟ,
l ｜｜ | ＞/ l／:::::::::::::::::::: ,'／, / ./ / / / ,:l | l｜ | | .|
＼__＞'´ / /::::::::::::::::::::::::::,'´ / ' ,' / / , ' , , l ', l｜ | | !
∧＿∧
〃,<;∩Д´ﾟ>ﾟ。 この人の側仕えになったのが
/（_ノ ｨ ＼ 間違いだった。
⊂こ＿）_） ｀ヽつ
○
// ∧＿∧ ○
○、<＃｀Д´>|｜ そんなんだから淵蓋蘇文に
|｜（ ) ○. 監禁されるんですよ！
○ ヽ___フ/ //
レ ○ 死ぬかと思いましたよ！
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
＼ ＼ ｀＞、 -=≦ヘ | ／ ≧x ／／ ／ ｨ
ヽ ＼ ＼ ／／ ／彡 ﾏ へ ＼＼.￣ ／／
、 .ヽ ｀＞ 、ヽ.／ ' / ' ／ヽ l ムヘ 、 ヽ ＼ "／ ＿
＼ ＼ ／ -≦ ／ ヽ 、 l ヽ￣ ｨ
| ｀ ＞ヽ"-≦ / ／ 、 _ ヽ ﾄ、 ヽ ／ ／
＼＼ ／" ｀ ' ／Y ｨ_- 、 ｀ r 厂 ＿_ ∧.....| ＼ ﾏ .／ __
｀ー ＿__＝ / ' ｝《! ヽ ＞ﾉル＜ r .∧...| -<＼ ﾏ " ／
-≦ ｀ ﾚ ﾌYi! 、、￣｀ F´｀￣ / λ.| ＝- ヽ ＜ ´
_／ -…＞ " rrr' U 、 ﾄ、ヽ_ノ _ィ / / 〈 !, 、｀＜こ´
" ／_≦"ﾍ!/ 、 ,二二二/ ' ,:'∪ ヽ, ＼＼ ＿＿＞
r ＝＝＝∠´ ｀ヽ, 乂 :::: 、ゝ ー_ ' ／:::不＼ ヽﾄ,＼ヽ
／／ ハ ,＝乂=- ＿ 、二 .／::::://ﾘ:ﾚ' ﾏ＼＿＿＿
ｲ.イ _＿/ i! __ヽ ＼>、ク｀＝＝;;;;;;///＝――ナ＜_ ヽ
/ / .| _＿' Y, ｛ __ﾑ l,へ <｀ ー ｀´＜＿＿ -" ﾍヽ ヽ
| ,.从 ノ 、 」ﾑ ´ ｝ | ／ r 入 / i - -=
| Y／ 、 、 ゝ--＜＞ ＿≧＿_ ' ／i!::::::::i/ ＜ ＼
ム "| ＼ 、 ......〉::::::::: ｝≧=- ゝ-イ ´ 、_ 、
ム/＾＼ ＼ 〉::::´:::::／ ノ ＿ ＿_' ´｝ ヽ 、
从 ヽ ＼__ノ／ ￣::＜ ＿＜フ´ /! ヽ ｝
ﾏ ＼ ／.::::::::::＜//´ イ::ﾄ、 、,
ﾏ ≧=='::::::::::::彡 // r--、 .x===≦:::::::人≧=- ￣ ―――Y
ﾏ ≧:::::::::::::::彡// ｀-´ ≦::::::::::::::::::::::／ ヽ:::::::::::::::::::三=-|
【 淵蓋蘇文 】
￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
淵蓋蘇文：高句麗の宰相にして将軍。
唐の高句麗出兵を何度も食い止める化物。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/ （／ -─―=ミ､
-‐＝ミＶ: . ＿ . :＼
⌒＞: . ヾ . :｀ヽ ヽ Х
／: . 〃 〃 ヾ ヾ . :＼
. ／: . 〃 〃 ヾ ヾ ヾ ヾ . :＼
／⌒7.: . 〃 〃. :/(ヽ: . ｛＼:＼ : ｀ヽj⌒ヽ
i: . 〃 〃 . :,| . : /ヽ＼＼;X⌒＼ｊＶ,/＾Ｙ Х
|: ./ :| . :/ l.: :/ /＼＼ ,小'う｝
|:/ |! :| __|__l.:/__ 、 :{ ,ｨ'⌒" |ﾉ /}
|′|! :|!. :| !' ＿,｀ヾ:. {′ ￣｀ lイ.!:ｉ 楽しかったなぁ……！
八 :|ﾍ |{､〃⌒" :. ､＿ | | l | あん時は……クク……。
r<＼|ﾊ ／ __,;ゝ ､ヽ |:И
＿＿＿＿| }__j小、 ;' ､＿＿ イ/ 从
. ‘ー―――| ├'八ﾍ＼{ ヽー 彡′ /' | ←唐、高句麗、百済、倭の全部自ら
/ | ｌ ﾘ个 . ￣ー'' / | 回った変人。
ｉ ｜ l/｀Ｙ |｀ヽ＞ . / :ﾄ､
| ｜｜ ,/⌒Y /}八 ｀ ｰ=彡′ :|:i ｉ ,ｰ ､
{ ｜｜/ ／ ｀Ｙｉ:} ヽ｀ー" : 八;i | ｉー―――― -- 、
. _＿＿＿_〈 { ｛′｛ / 川 : .: /.i i ｉ | |ー───────‐ﾍ
{ , : : : しｉ ｉ{ :. .: /.i i i ｉ | | ',
/ | , : : : ',i ｉ { /.i i i i ｉ | | } : / ,
. / :| ｉ }:i iヽ. /,i i i i i i∧ | | : . / ′
, ｜ 八ｉ ｉ i＼__ _|.i i i i i i i i ＼ 、 | : / ,
′ } /ｉ:i／｀ヽi ｉ iヽﾉ:|／⌒ー――′＼ | / ′
', / /／ | i i i＼| | i i i i i ｉ| ヽ {′ ,
′ / /' | i i i i i| | i i i i i ｉ|: / ； ′
r―「￣｀ヽ. / V i i ｉ八 / i i i i i ｉ:| / :|: . ,
∧＿∧ ｱｲｺﾞｰ！
〃,<;∩Д´ﾟ>ﾟ。
/（_ノ ｨ ＼
⊂こ＿）_） ｀ヽつ
´￣≫￣≧ｘ､、＼ﾍ ,｝
. ．≦´_＿ _＿.:三ミヾ∨j､__
⌒＞ .: .:三二ニ ヾ:. ＜⌒
／ :彡 彡 .:／/ /ハヽ:. ＼
／ イ／ ／ .: .: / 〃小ヾ ＼:. :',
/ ／ ／／ ／ :／ :イ :/V ∨:. ﾍ :i
/ :ｲ :/ / ／:／ / :/ _V ! ﾍ i| :!
.: ／/.:/ :/ / ｲ :/ ......i :′_ __Ⅵ:! ! i| :!
|/ .: / :/ / ミ|:/ !i! _＿_..| .:|ミ≠ム :ﾘ
| | :| /|｀ヾ! :/く､ !|´￣二! .:!メ i|⌒Y
| :|弋 | |/､__9ゞ ﾘ,イ __9|:/ 小:i!こ ｝ まあ何……。
ﾘ从 |ﾍｉ | 彡| ノ′: |:i!つ i
ハﾊ|ハ :. | ＼ : |:!ソ ﾉ. おかげで……倭の大体は知れた。
八iﾍ :. ｀ヾ'"´ Y : 从イ!| いしかわまろも死んだ……
|从 :.｛ ｰ＝ニ才ｲ ｿ :/:ﾘ从ﾊ 今の上は……ボンクラ……
ﾘ小、 ｀￣´＼＼／ ﾘﾊ 次のやつも、無実の男を殺すようなボンクラ……。
乂i＼ Ｘ;;) ﾊ∧
／:.∧ ＼__......イ : /:: ::∧
／ : : :: ﾊ :. .: / | :: : ∧､、
_ /｀:: :: 、刈｝ :. .: /:: :!::_:: ::.∧ﾍ､、
. ．＜ : /:: :: :／ｲ:::ｿ :. : .: /:: 「」:: ＼:: ∧ﾍ、＞ ．.
. ．＜ .i! ／/:.:.:／ハ/:∧ :. .: . ' : ／ :: |i! i＼ ﾍ ＼i! i! ＞ ．.
. r‐＜ .i! i! ／i!,/_／ /:: :∨ ::ｉ :. .:. //／:: :: ::.:| i! i!ヽjｉ! ＼ i! i! i! ＞ ．.
／ |! i |! i i |! |! ＼
イ" i |! |! ! i |! i |! i ＼
/ |! |! !| i ∧ |! |! |! ゝ
イ |! i ,ｨ /ーヽ ﾄ、 |! |! |
| |! /! / ﾘ/ ￣￣ ＼｀ヽ､ |! |! |
| |! i ｲﾘ￣￣ '￣￣￣｀i!,ﾘ |! / 百済は中身が……ガタガタ！
/ﾊ /ﾉ ＝=tｭ=-､ -=tｭ=＝ | r,､ 唐もそろそろ李世民が死ぬ……
| f | | `ー─ | | ──' | |f | 後継者争い……クク……
| `ｰ| ! 二二 | | 二二 ! |j |
＼_| | , ヽ|__レ ヽ |!_ノ 風が吹いてきた……
ﾍ | ､＿＿＿＿＿＿, | ,.ｲ
＿__/:(:|＼ ＿_ ／|:((:|＼＿＿
＿,.-'" |: :)):| ＼ ￣ ／ |::)):|......|......| ヽ
......|........|......|::((:::| ＼ ／ |::((::|......|......|......
......|........|......|:::))::| ＼ ／ |:::)):|......|......|......
......|........|......|::((:::| :::::: ￣ /:((:::|......|......|......
i 〃 〃 丿 ────ヾ ｬヾ ､､ i ヾ i
i 〃 〃ｨ ノ ─────ヾ t ヾ ﾞ i ヾ i
i 〃 ノ丿ノ￣｀ヾ､､ ヾ__i／ヾ. i ゞ i
i 〃 丿/ ノ ｀ヾ 〆´ヾi ヾ､iヾ､ ゞ i
i┌| | ＝＝＝a==≧ ≦==a＝＝＝ | |┐i
i|「| | ｀ ＿＿, ミﾐ 彡 ＿＿ ´ | | l| i
ヽ| | | | | |ｿ|.i 行こうぜ……百済を取りに……！
λ| | ｀ ｰ----─.' | | ｀ｰ----ｰ ´ | |ノi
,,,,---──´ . i | | | | i─ｒ─ そして……半島全部だ……！
.../......./......./;;;;;.i,!ヽ 丿 .| | ｛ ,|..j;;;;;;;》＼
/......./......./;;;;》;;;;;;;iヽ .ｨ'´ ´ ..| |.. ｀ ｀ヽ､ / ,,'i;;;;;;;《;;
......./......./》;;;;《;;;;》;;i ＼ / ｀´ ヽ / i'《;;;;;;;》;;
..../......../《;;;;;;;》;;;;《;;;;i...}＼ 丶───────' ／ i,,';;;;》;;;;《;;
./......../;;;;》;;;;《;;;;;;;》;;;;;;;} ＼ ／ ｛..i''》;;;;《;;;;;;;》;
........./;;;;;《;;;;;;;》;;;;《;;;;;》;;} ＼ 三三 ／ ｛;;;;《;;;;;;》;;;;;《;
.
＿__|￣|＿_ | .| .| / ／ ／
| ＿＿ ! ＿_|_＿ _|_＿_|＿＿_/＿＿∠_ ／
|___| ./ |. |＿ ＿| |＿＿＿＿＿＿＿＿|／ ／
＼ __／ / ＿_| |＿__ l l / ／ ／ ,へ／
＼＼|＿／＼|＿__＿＿_| l l / ／ ／ >､｀>／
＜ ／）__∧ Λ＿Λ ∧__（＼ ~ ＞
＜ | |｀∀´> ◯< ｀∀´ >◯ <｀∀´| | ＞
＜ | 〈） ＼ ／ （〉 ﾉ ＞
＜ ／ ／> ) |⌒I │ ( く＼ ＼ ＞
＜ く_＿ﾌ〈_＿フ （＿） ノ <＿_,,〉<_＿〉 ＞
／ ／＿ / | レ' l ＼ ＿＼ ＼
／ iー! | | / | iー! .厂| l ヽiー! | ! ＼
／／| | | |/ _ | | | | | ｌ _ | .Ｎ | |￣￣￣|
／ / ./ .| | |工| | / ./ | | |工| | / ./ | |､￣￣￣
／<_／ L.｣ l二ノ<_／ L.｣ .l二ノ<_／ .L.｣ ＼ ＼
-z- _ ト 、
--=＝ニト＼ ｀ ､ヽ .ﾄ､
, ィ´ ハ| L ＿
／ィ ,: ｀ヽ⌒
/ / , /／/イ ハ
l / ﾚ'}'´￣ l {! }
}' ／ ,.ｹﾆ= ',|Ⅵ !
r:､ く ', } /-┐ /
. ヾ':，__ < __､ } j/_ ｨ , ' （しかし……、得体の知れないのが……
, ｨ'｀く ＼ 'i_ .〉 _ノ l ! , '. 二人……）
r '⌒ヽ ﾟ, | j７ 〈__＿.:::::::: , Ⅵ く
| _λ ﾊ,ri､j/ ' ￣ﾟ,: } У:::}
} ヾ :j´ ＿ ,r≦:::::::〉 ,' ! , イ:::::::∧
f ﾉ:rﾁ! ,' / //::::i:::::::/ _, ＜:::::::::::::::::, '＼
. ,ト===≦:::ｨ｝ ' :l,' //::: -|:: / {:ﾄ､:::::::::::::::::::/! ／ ,｀ 、
{、::::::＞'´ l ' l ./´ /i::ﾊ __!:::::ﾟ。::::::: ／,' ／／ ｀ 、
| | | | | { ,' ,'／ /::/ ノ:::::::/‘ ,／ .′/ ' ／ ,. -Y
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| なかとみのかまたり。 |
| あいつは……何を考えているかわからん……。 |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
＿＿＿
≧ﾆ二三三三二ﾆ=-
/｀寸ﾑ-ｰ=ミ 寸ﾆ二二ﾆﾑ
.Y /｀¨¨´: :. ヽ }二二二ﾆﾑ
l |: : : : : : : } 弋二二二ﾆﾑ
{ﾘ: : : : : : : 人 乂二二ﾆ圦
Yヽ_: : : :__／￣｀ 寸辷>ｰ寸ﾆﾑ
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V::/ 7V/ﾆﾆﾉ
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:.:ー ｀ ／ }二二:|
',:.: ／ 从小八
ー─ ＞＜ ∧
/Y≦ ）⌒寸. ∧
||∧V ⌒辷´＞≦苡≦ﾑ
苡|j::∧V-／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
/二二二二. | なにも知らないような顔…… |
二二ﾆﾆ／....| しかし……人を使ってこっちの事を聞きまわるだけ |
二二ﾆ／⌒Y.| 聞きまわっていた……。 |
.二ﾆ/´ )丿 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
二ﾆ/ )才 ／二二二二二二二二二二二
ﾆﾆ./ /⌒才二二二二二二二二二二二二
二ﾆ/ 才二二二二二二二二二二二二二ﾆ
ﾑﾆ二|l二二二二二二二二二二二二二二二ﾆ
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼.V二二二二二二二〈
| 臭いがする……。 | .V二二二二二二二',
| クク……俺とはまた少し違うが…… | ﾆV二二二二二二二〉
| 同じ世界の人間だ……。 | .二V二二二二二二ﾆ
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／...二 V二二二二二二ﾆ
|二|二二二二二二二二二二ﾆV二二二二二二ﾆ
|二|二二二二二二二二二二二V二二二二二二ﾆ
￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼.....三三三三三三三三三ミ､
| 後……おおあまとかいう…… |三三三三三三三三三≧ミ､
| 次の次のヤツ……。 |.....三三三三三三三三三二ミ､
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／ 三三三三三三三三三三ﾆヽ ヽ
jﾊ三三三三三三ﾆ,ｨ≡ミ､三ニ＼
|三ﾆ《弋rミ､三ﾆ《〔ぃ〕 川ミヽ
＼三≧=彡三三ミ≡彡从ヾ｀ヽ
_,.イ{三三三三三三三三 /》ﾊ＿＿＿ヽ
＿__,. -=≦_//∧三三三三≫-､三ニ // }三}-―-〉
/≦//_/_,. -‐ { { |V∧三三≦_,.-=彳三ﾆ// /三三 ／＿
／ /ﾆ! { _,. -=≦ | V∧ ﾆ三三三三三 // /三三三三ﾆ ＼
／{{ {三|-=≦三三三∧ Ｖ | 三三三三三三/／三三 ≫' ´￣
厂| ＼ V//|三三三三三∧ V三三三三三三三三三 ／ ､
∧ :ﾄ､ |＼V :|三三三三三|ヽヽ三三三三三三三三三/ ヽ三三三∧
___／∧＼ﾆヽ!V∧ |三三三三三| |三三三三三三三三三/ 皆 V三三三
/ // ＼|三 | V∧V三三三三ﾆ| !三三三三三三三三 / |三三三
/:! |∧ |三三| V∧V三三三三 | |三三三三三三三ﾆ /| 殺 |三三三
/ :| /|＼＼ !三三＼_＼ ＼三三三三||三三三三三三三ﾆ//! |三三三
/《 |/三 ヽ＼ヽ三三三三 ＼|三三三三|!三三三三三三三 | |∧ し |三三三
／ 》/三三三＼＼三三三三三三三三三三三三三三三三三| |=∧ /三三三
.三//三三三三三三／＼三三三三三三三三三三三三三三 :| |三∧ ぞ ハ三三三
三《＿＿／／三三/ ＼三三三三三三三三三三三三三 | |三三＼ ／ ヽ三三三
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼....ヽ三三三＼＿＿＿＿／ ￣＼ﾆ
| 結局顔も拝めなかった…… |三三三三三ﾆ《
| あの犬みたいな護衛…… | .三三三三ニ》
| クク……あいつに間諜がかなり殺されたなぁ…… | . 三三 / ／彳
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／ .三三 /／ //
≫三三三三三三三三三三三三三三/ ／ 《
{{三三三三三三三／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| あいつはてんでわからん。 |
| 倭人に聞いてもわからんという……。 |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
金春秋。
東アジア史の中でも最高クラスの外交達人。
そして新羅中興の祖。
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ﾄ､ ＿_
≦ ￣｀ヾ ∨∠_
＞ ´ 〃 弋､
／ 〃 〃 ヽ
ｱ/ 〃 〃 ヾ ヾ｀
/〃 / 〃 ,〃 从 ヾ ヾ 从
7/ 〃人./ ／小ﾊ ヽ }
{ｲ ｲ ﾄ-｡＜j ﾙ'ｿヽjl, ﾊ|
人_| ヾ二二. /≦''ﾆ=小ｿ
__| _.// ｀ｰ-イ/: 〉 （面白い……）
_／''∧＜. l//:. ヽ ﾑノ
___, -‐=＝彡'イ''{::∧ ≧ｰ-一Yｲ从
ヽ ／彡ｨ小,|::::∧ ／:::ﾙ'| ＞､
／ Z彡小 爪 ::::ゝ- イ::::::∧小 ＞､
∠彡イ∠二彡ｲ ＞─---.､从l弋 ／ ＞､
／ ﾊ斗ﾘ| (ｳ＞ｰ─- ＼lヘミﾄ, ／ ＞､
／ .小vf刋 ゝｰ''て二 ｀ ＼ ／ ／ ,ｨ j
_イ_ 从斗小| Y´ ｀ ＼ ／ .／ l│
｀ゝ 仄淡ｿl ﾊ ∠从 イﾊ ｀ ｀小. イ l│|l
.z≦-一/,{ｱ〃小从／歹イﾐ三´ヽ. _ｧチｱ'＼.l l│i|
小 j彡小Y lZ,'∧ｨﾃ辷ﾇｱｲ,/ ＞ｨZ＞く ＼ ＼ l│ﾊ
| ﾊ〉ソ ﾊj ,小斗彡イ'ﾁ/ ｨレ′＼ ＼＼ ｀弋.人
l ｲ彡< Z_ﾜ'斗ｲヾﾑヘｿKｲ ,＼○ヽ ＼ ＼＼ _ .＞ヽ
│ lXﾊ 弋㍉ﾊ| j＜Zｱ从,斗 / ＼○ヽ ＼ ＼ ､ __ 小.
│ ﾄﾐﾂ∨ミ〆'|ﾄf彡ｸZｯ'Y.:| / / ＼ ヽ ＼ ＼ __ / j
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
後の「武烈王」である。
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647年、日本に人質として来る。
648年に唐に入ったという記録もあるが、
日本で次の人質が来るのは、石川麻呂の死後すぐの649年。
何度となく来日していたようだ。
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l: : : : : : : : : : : 彡 ヽ
|: :ﾐ: : : : : : : : : : : ヽ l
|: : 彡: : : : : : : : : : : : : : : : :ﾉ / ハ: . l:､ ヽ l |
|: : : : : : 彡: : : : : : : : : : : : : : ./ /:::::::l: |: ', | |ﾘ
|: : : : : : : : : : : : : 彡: ／: :／/／::::::::::::l: l／ｊ/ヽﾉ
|: : ｿ: : : : : : : : ;. ''´::￣ ~" メ､:::::::::::: ﾚｲ f
|: : : : 彡_:_: i:!:|:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::..,,ﾑ 'ﾌ/
:l: : : : / r‐|: : :| "､´￣(ｯ￣~"ﾌｼ く'ﾞ′ /
l: : : :.| i: :lN: |:::: :::＝≡≠::: .::::::::::', . /
!: : i.!ヽ :､ヽ､:|:::: / .::::::::::::::::', ./ （だから喧嘩はやめられねぇ……）
|N: : : :＼_ノﾍ::::::::. .:::::/::::::::::::::::', .
/|:!: : : : : ／::::ヽ::::::::....:::::::／::＿:`:-ｧ.､_'､
／ |l: : : ／::::::::::::::ヽ::::::::::::く:'＾::ー ´ /
三三;;;;＼´::::::::::::::::､::::::＼::::::::::::::::-‐:: /
三三三;;;;;:丶､:::::::: ヽ:::::::丶､:::::::: /
三三三三;;;;;:::::｀::-:､ ヽ:: /;;｀丶､_/
三三三三三;;;;;:::::::::｀:.‐-'､::::_く
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
彼の外交記録は存在せず、
半島との折衝を行っていた石川麻呂の死は
無関係と言い切れず。
新羅も含めるととにかく、この事件は謎である。
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,､ .r､iﾍ ,ｨi
_,､rYﾉ.ﾉ_iｨ / -=ﾆｚ､,.ｨ_
j..: :.. ヽﾆﾌ -=ﾆ,.￣｀ ヾ､
ｨ┴‐- i_￣´ イ ィ 〃 ヾ ヽ
,ｲ＜￣`ヾ ﾌ 〃./j ,､.i 'i,i ﾊ,i
! i' /ｲi _i //,ｲ ﾘiヾ､ i ,'
j | ' |ﾊ.i`=‐ .l ‐=' ﾘ,′
i ! ﾍ ,､l ,、 /´
j i' ,.ｨ ────--ﾌ.i:､ーヾ'ｲYx-､
| _i__,.... イ i ／.:.:.j ,ヽ.ｲ:::.iﾊ ', ￣｀＞- ､
7 イ / ` ､ ヽ .l〉 ／'_ヽ:.:i_ ', .,' i.ハ ', / !
| '´./ ` ､.j / ヽ.:.:iヽ-､,ノj>.fﾍ, ', i l
i ′ ヽ! ', - ､ j.:.:', ,':.:.:| ', / j
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V i 7.:.:.:.: ', /:.:.:.:.:| ≧7 / 7
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i ! .,:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:| l .,' l
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l i /:/: i : : : : ﾄ: ､: : : : :､: : 、:＼: >、ﾞ㍉_ ､ ,'，人_
ﾞ、 ∨:;' : l : {: : :{ ﾞ､'; : : : ';ド､:ﾍ : : ＼ゝ、乙ﾞ¨Υ=━ヌ㍻ｲ
丶/: | : : : '; : : |. ヾ : : : : :ﾞ;㌧､ｬﾞ、: :＼｀`´ﾞヽJ У
/:!: ﾊ: : :i: :ﾄ;ﾞ; | ,>､: : : ﾍ￣ﾞ＞ﾞﾆ:､_ :`､:_: :´ｰ''"ヽ､
. /:::|:/:火:｜:{ ヽ:レ" ＼: ､:ﾞｯ㌣るﾞ㌦ ｱﾞｰ+`: : :ドﾐ : :`z、 お、おじいさまが？
. ﾑ::::Yi/: :}: ';: :ﾚ''xヒ=ャミ ＼!ﾞヽ!ﾏｯ") ,!: : : !: ∨: i ヽ、: :
}:::::::/: : :j: :∨ⅶ" 升ｫi｀ ﾞゝ'" ﾉ;i : : ヽ､: : ト.､_ ｀:
!::／: : ;/ : : ㍉ji、ﾇ夕ﾉ 、 /:/ ﾚ: : : :＼: : : : : : :ヽ
Y: : : ; : : : : : :ヽﾞ '" .∧: : : : : :ﾞ : : : : : : :
. / : ／: : : : : : :ハ u _ ｲ: :＼: ｀:ｰ､ : : : : :
. !: ;'’: : : : : : : : : Λ ( ｀ｧ ／ ド､: ∧: : : ﾞﾙヽ:／
!:/-‐'": : :ｯ : : : ノ ト ､ _ ／ ィ九: ｬ: : : ヽ l
. ／: : :_;.ィ'"￣:`:‐:-:'" ｝Y¨入ｶﾅｰ-'",.z彳::::丶-＞:､: ! }-､
/: ｫ'¨ｱ: : ;.ィ―≧＝-ｲ :ﾑ:-斤ニ二彳:::::::::::::f∠::::::;j }:ﾑ :.
ﾚ′ i":／ ／¨㌣＜ｨ1:::ろく:::::::::::_::::::::::::_;:=zｲ￣:::::::ｌ ﾚ'-イ
;' k' ｨ’ ／ /ﾘ:::::::::zﾞ¨ｱ´ -ミz'"¨ く:::::::::::::::::K ,
ヾﾐニｧ∨ ／::::::::::i ,.i,./ r‐く_ `ｭ Гﾐ::::::::::!､ﾚ
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／/////////jZ/_∧. ( ● ) ( ● ) ∧//Z////////X/∧
//////////＞＜/∧､( ＿.人 ＿ )∧＞＜V////zZ///∧i
/////////,∧V///∧ﾍ､＿_＿_,.ｲ/////,∧///∧V/////,|
//////////∧V///∧ ／V//＼/////∧///,f///////// ああ、父のせいで
///////////∧V///∧ /てゝ,ｊ////,∧///∧////////| 亡くなった。
/////////i,//∧V///∧////∧///∧////j/////////|{
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///////////////∧.＼/∧∧,／///////／/////ZZ/<
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V／／ヘー---------------､V//////,ヘー/////{
∨/////////////////////V¨ 7､＿///ヘー/////
, ｰ,r 、_r-､
／r-、人, ＼、＼
/ ヽ ヽ:`, V,} i
/ r´＼ Λ Vi ﾚ ﾄ、
:::::＼ ＼j, ┤ r } 父は……この罪を贖うために、
,' ( ﾉ ヽ, i i i { '. お前の母、そしてお前たちのことを――。
, ￣ ヽ___i ,' {′
V { __L＿
_ﾊ 、 ﾍ、 ,.＜ :: :: :: ト- _
-＜ :: ::{ヽ、 ＿_, ＜∨ :: :: :: :: :: ::{ :: :: ::ヽ､
_ ｘ＜ :: :: :: :: :: :: ::{ /;;;;;＼ ／〈: :: :: :: :: :: :: ∨ :: :: ::
,ィ ,: 〃 :: :: :: :: :: :: :: ::レ´};;;;;∧ヽ/ :: ∧: :: :: :: :: :: :: ﾄ, :: :: :: :.､
／ 〃 / :: :: :: :: :: :: :: :: ::| /;;;;;;;;{ /:: :: :: ∧: :: :: :: :: :: ::∧ :: :: :: {､
, イ: :: :: :: ::/ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :ﾚ;;;;;;;;;;| / :: :: :: :: :i: :: :: :: :: :: :: ::ヽ==x ::Λ
／: :: :: :: :: :: :/ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: |;;;;;;;;;;;| / :: :: :: :: :: ∨: :: :: :: :: :: :: ::＼: ヽ ∧
／ ／ ｉ ＼ ＼ r! ├ー-､
/ / ! |＼／ヽ ヽ 〉､ﾄ､＿/ム-─
! ,ｲ ∧ l／,＞､ 辷⌒７√￣≧､
ｲｴ＝=ソ .ト､＼ ∨ｒし｀バヽ. _ ｀二__ノiヽ､
／ ﾊl斗ｒ､ ヽ!弋ソ ,,,,,,,,＼＿__／＼ ＞
/ ｲ 弋ｿ , """ ／＿＞‐辷
i /│ l,,,, ／ ヽ ｲ￣ ＿＿_ そ、そんな！
ヽ ヽ从 人 ヽ ノ ／j､|＼__＼
⌒ ＞､ー＞､＿ イ /::::::＞-rｭ'^ ､. 悪いのは日向じゃないですか！
ヽ ｰ＜三ﾄｰ-ｲ::::::r':::::// ト､. お母様に迷惑をかけて、
＞‐､＿ノ:;r‐＜ソヽ:::l l ﾘ. その上またなんて！
{､ "⌒}､::::ム-､ ヽ ∧从
,〈 ヾ､ ｨ!´ /てﾉ ｿ 〉ヾ､ /
／ ﾍ ﾘ .ト斗 イ ／:::::::::l∨
l ／ｉヾー/::ヽ辷二斗:::::::::::::::/八
X ヽイ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l∧ !
／/! ＼ ／!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ∨
／´￣￣ ￣￣｀＼.
／: : : : ＼
/: : : : : '.,
|: : : : :| （不思議なもんだろ……
| : :u : : : : : ., :| 石川麻呂への悔いが……
|:: : : :＿ ノ゛,, ;、､､ '"ヽ_ :|. 謝って、許されていく内に、
|::::;;;（ ●） ﾉヽ （ ● ） ;;:::|. どんどん薄まっていく）
|: : : ´"''", "''"´ :l
',: : . . （ j ） ./
＿／二Ｌ___: :.｀ｰ-‐´｀ｰ-‐′ /ハｰ､＿_
／: : r':| r'￣二ﾕ ./ : ',: :: :: :＼＿_
: : : : | .| | / ) ｀) ./| : :.ﾍ: :: :: :: :: :: :＼＿_
: : : : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ ／. |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: :: :＼ ヽ- ´ .|: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
: :: :: : l: ｀ー┬-､ ト､. /: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: : ┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iii入／|: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
: : イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiii〈 /! : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
イノ : : / /: :: :＼＿ ￣＼ii｝ |: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|
_______
／ ヽ
,ﾍ__／ ヽ
__,/ ｀ ＜ }ヽ （ただこんなことじゃ……
／---‐――--.､ゝ＼ _／ ‐￢. こんなのは一回だけだ……）
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／⌒ヽ.´_／ .」-‐＞ヽ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ ／´ ｀ヽ / ´ l
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ ／ ヽ ヽ. , , .!
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ./ ＿ __ヽ-､ l｀ / / /!
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ＿十''''''''"" ＼ . ,' l !
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;≧ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ７ .}
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;≦ : : : : : : : : : : : :__.≧_≠_≦: : : : 彡: : :.７ l!
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;了:: :: :: :: /: : : : / ゞ‘_ノ￣ .才ﾆﾆ: : :７ | （ああ、そうだ。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;<: : : : : : ｲ: : : : : : : : ≡≡≠≦: : : : : : ７ |
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}: : : : : : : ￣:￣`＜: : : : : : : : : : : : : : / |. 俺が、甘かった。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: : : :/ ∨: : : : : : : : ｀. .＜: : : : : : ＞' |
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: : : } ∨: : : : : : : : : : : : ‐=ﾆ>': :} | そうだ、俺は、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: : :/ ∨: : : : : : : : : : : : : : : : : :} |＞ ､ たかみくらにつくと決めたんだ。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: : }! ∨: : : : : : : : : : : : : : : :/ .l : ｀ :，
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: : | ＼ : : : : : : : : : : : : : / .:| : :
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/: : :! ＼ : : : : : : : : : : / :|. だから――）
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: : : | ＼: : : : : : : : / : /:.
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: : : { |: : : : : : :/ .: :/: : Ｖ､ ＼
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: : : | |: : : : : :/ . : /: : }}}
＼;;;;;;;;;;;;;;;;;|: :／ヽ: : : : : : : : : :／: : : : :/ //: : }}}
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,.:'" ヽ
ｧ' ／ ,'´ ヽ. ':,
,' / / ,' ! ; ', ヽ ':,
/ ,' ,'! /! ! ; /! i l. ',
∠__,! / ! ノ-i_,,./| /! / ! ﾊ! ﾊ ',
! / ,＿＿__ .| / |ヽ､」ﾆイ､ | .,' l |
∨ﾚｲ ､i┘::::i. ﾚ' 'ｱr┬┬‐┬ｧﾚ' | l
/ ! ゝ- ' ｉ,.┘:::::ｉ ! ,'／ /
〈 7 、 | ,ｲ ……？
ﾉ 人 | ／〈
ソヽｿ `: ､. ----. /l ',
! ﾅ= ､ ,.イ,ｶ | }、.l
ハ ! ｀＞-r =ﾆi´､.,_レi / ,' ｿ
ヽ|＼(ヽ_,.イ´ヽ.7 ／ /ｘ/／! ﾊ/
／7ｘx! ><´ /xxx/ヽﾚ'
/ /ｘxxレ'/ム ヽ /xxx/ ヽ.
/ ,'xxxxx!/ ハ 7ｘｘxx;' ',
,.:'" ヽ
ｧ' ／ ,'´ ヽ. ':,
,' / / ,' ! ; ', ヽ ':,
/ ,' ,'! /! ! ; /! i l. ',
∠__,! / ! ノ-i_,,./| /! / ! ﾊ! ﾊ ',
! / ,＿＿__ .| / |ヽ､」ﾆイ､ | .,' l |
∨ﾚｲ ､i┘::::i. ﾚ' 'ｱr┬┬‐┬ｧﾚ' | l
/ ! ゝ- ' ｉ,.┘:::::ｉ ! ,'／ /
〈 7 、 | ,ｲ おとうさま？
ﾉ 人 | ／〈
ソヽｿ `: ､. ⊂ﾆ⊃ ,/l ',
! ﾅ= ､ ,.イ,ｶ | }、.l
ハ ! ｀＞-r =ﾆi´､.,_レi / ,' ｿ
ヽ|＼(ヽ_,.イ´ヽ.7 ／ /ｘ/／! ﾊ/
／7ｘx! ><´ /xxx/ヽﾚ'
/ /ｘxxレ'/ム ヽ /xxx/ ヽ.
/ ,'xxxxx!/ ハ 7ｘｘxx;' ',
なんでおとうさま
うそついてるの？
.
／￣￣＼ ヽ＿,
／ ノ ＼ ＼ ヽ(_／
| （○）（○） | ) (
| u.（__人__） .| ノ (｀
. r､ | |!i!i!i!i| .| ´⌒＼
. ,.く＼＼r､ ヽ ｀ ⌒´ ﾉ
. ＼＼＼ヽ} ヽ / ――！
. rヽ ` ヽ / ｧ'´ヽ
└'｀{ . ＼.| / i
ヽ､._ ヽ､_,r' .|
｀ヽ､ ／' |
｀'ｰ'´
,.:'" ヽ
ｧ' ／ ,'´ ヽ. ':,
,' / / ,' ! ; ', ヽ ':,
/ ,' ,'! /! ! ; /! i l. ',
∠__,! / ! ノ-i_,,./| /! / ! ﾊ! ﾊ ',
! / ,＿＿__ .| / |ヽ､」ﾆイ､ | .,' l |
∨ﾚｲ ､i┘::::i. ﾚ' 'ｱr┬┬‐┬ｧﾚ' | l
/ ! ゝ- ' ｉ,.┘:::::ｉ ! ,'／ /
〈 7 、 | ,ｲ さららわかるよ？
ﾉ 人 | ／〈
ソヽｿ `: ､. ⊂ﾆ⊃ ,/l ', おとうさま うそついてる。
! ﾅ= ､ ,.イ,ｶ | }、.l なんで？ うそはだめって
ハ ! ｀＞-r =ﾆi´､.,_レi / ,' ｿ おとうさまいつも――。
ヽ|＼(ヽ_,.イ´ヽ.7 ／ /ｘ/／! ﾊ/
／7ｘx! ><´ /xxx/ヽﾚ'
/ /ｘxxレ'/ム ヽ /xxx/ ヽ.
/ ,'xxxxx!/ ハ 7ｘｘxx;' ',
＼＼ ', | / ／／
＼ _,,.. -─- ..,,_ / ／
.,. '"´｀ヽｧ '" ./ ｀'＜￣｀ヽ、
/ r／ ,| 、 ＼ヽ ',
'､ ｒ/ ／ ,' ! ', | 、 ∨ﾉ
ｒ7 / / { ﾄ.、 ! ﾊ ', ',｝
ｒ‐ｧ,' .,' |/メ､ '､ .| ＼_メ | | ト､.,＿
／,| | .X´7´心 ＼|. ｧ7´心｀'x. ! !＼＿/
く／ | /＼ヽ!､ j___ｒﾘ j＿ｒﾘ ﾊ | |＼」
.∨} (|ヽ|.xx . xx ,'! | 、
／ / ./| ,ﾊ ,.＝= ､ ,ﾊ| | ヽ
,.' ,{／ ./ 人 { } ,.ｲ , ! ,ﾊ
{r､／ / _| ,＞ ､..,,__,,.. イ | / ﾊ イ } 讃良！
（r'7｀ヽ{.|, '´ヽ}´￣|ﾄ､.,_,. ｲ|￣ﾉイ￣｀ヽ ノ ﾉ
ﾚ ´／ |}::::::::::{|ｧ‐ｧ-､|}::::::/{| ＼イ. そんないい加減な――
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,く ＞､ 八::::::::{ {:::::::::::::::::::::::::::::::八 _,. ｲ_,＞
ｧ' ／ ,'´ ヽ. ':,
,' / / ,' ! ; ', ヽ ':,
/ ,' ,'! /! ! ; /! i l. ',
∠__,! / ! ノ-i_,,./| /! / ! ﾊ! ﾊ ',
. ! / ,＿＿__ .| / |ヽ､」ﾆイ､ | .,' l |
∨ﾚｲ ､i┘::::i. ﾚ' 'ｱr┬┬‐┬ｧﾚ' | l
. / ! ゝ- ' ｉ,.┘:::::ｉ ! ,'／ /
〈 7 、 | ,ｲ
ﾉ 人 _ _（ .. | ／〈 いいかげんじゃないもん。
ソヽｿ `: ､ ´ - .,/l ',
! ﾅ= ､ ,.イ,ｶ | }、.l.. さらら うそついてないもん。
ハ ! ｀＞-r =ﾆi´､.,_レi / ,' ｿ. ほんとうだもん。
ヽ|＼(ヽ_,.イ´ヽ.7 ／ /ｘ/／! ﾊ/
／7ｘx! ><´ /xxx/ヽﾚ'
/ /ｘxxレ'/ム ヽ /xxx/ ヽ.
/ ,'xxxxx!/ ハ 7ｘｘxx;' ',
━┳┳━━┳━━ ━┻ ━ ┳┳━ ┻ ━┻━
嘘をつくな。
その目は確かにそう言っていて。
━┳┳━━┳━━━┻ ━ ┳┳━ ━┳━ ━┻┻━┻━
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ○）（○）
. | Ｕ （__人__）
| Ｕ |r┬-| 彡
. | ｀ ⌒} 彡
. ヽ }
ヽ ノ
／ ＼
/ /＼ /￣＼＿＿＿＿l⌒l
| | ＼ / ヽ ＼_＿＿＿＿|
Σ(⌒ノ ゝ ＼＿_）
━┳┳━━┳━━ ━┻ ━ ┳┳━ ┻ ━┻━
その目は、黄泉の国へとつながっているかのようで。
━┳┳━━┳━━━┻ ━ ┳┳━ ━┳━ ━┻┻━┻━
/ /_＿__ ﾆ=-ミ
, "/-―－-ミ: . . :オ-－=‐-ミ
／ ' ｀ ´
_爻厶斗爻_, , _.斗孑え_,
_ｨr斗r主笊メく_, ｭｱｲ:::::::ぃ :}}ﾊ彡
圦 }:∨:::::うﾊハ /∨弋::::乂 ﾘ ,
乂≧=彡ﾞイ ゝ .ゞ≧=彡ﾞイ
.
『嘘はいけないよというのが嘘なんよ』って
ﾆ二三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二ﾆ
ﾆ二三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二ﾆ
三三三二ニ＝-― ¨￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣¨ ―-＝ニ二三三三
＿,,,...'"'''ｰ-､_
r'.,､',ヽl |｀＼ヽ｀'､:､
/,' l:::＼.!!l;;;;;;;;;ヽヽ.ヽヽ
,'.i l |:r'''"´ ".ヽ! .', ､'､
! l .i i. __,,..、 __,,. i.| .| .l |
! ', ','､:::::::::::::::::::::: : |l l ,'.,'
':,';:',ヽ:::::::::::::::::::::: l',' / ,'
`-､､. '-' //ノ
'､ ‐-‐ ,ｲ
_,,!,`:､_.'"' .／,.!i､
_,／ |━┳━━━:| `:､_
_,,.-‐'ﾞ／ ./i / ・: .l:: ',"l|. ヽ`ｰ:､__
_,,.-'''" .／ ./:l/_ .:l,r'';'-|:. _,',l l ヽ `''ｰ:､_
,r:'''/ / l:: (' `‐l ::. :'-(: .',l.l ヽ |`‐:､
,' ,' ＼,.-''l::./,, ::i-､:: ;r‐l: ._',:l＼／ l `､
,' .l ／ l:: ':/.!,_,!:lヽ_,!: `‐;:'::l ＼ l l
l .| ／ .|／i .ri'i i''' | r''i l':,l ＼ | |
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三三三二ニ＝―- ＿＿＿＿＿ ＿＿__＿＿ -―＝ニ二三三三
ﾆ二三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二ﾆ
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l l _,.; ´ ｌ ﾑ＿__ .l し _,′
l ヽ'´ `―- ＿`′ ｀-〜´￣ヽ
! ,イ l
ヽ_＿__ｵ ｊ〜´ L,.ﾉ
ヽ, イ
| ｊ
} r―‐-､_ ｌ
i | ｊ
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| ｲー-ヽ l'´
／ ｀ヽ ／|
/ lｱ─- ､. ／ |＿_
<从 ､_〃: : : : : : :ヽ､ ＼ ／
＜ __,ｲてゞ〈斗': : ｊ! : : /: : ヾ￣｀ヽ | ＼
＿＿／イ〃⌒ー':: :i: :ハ: : !: : : : ﾄ､ i ￣￣
∠斗七フ⌒//: :_/ ｉ: ! : //｀ヽ∨: : : : :i :ﾊ /
／/: ://.:〃 Y: :|: :ｉ/心ﾐ､/: : : : 〃 : Y
／ ,ｲ: ://.:∧ゞ〉!: l: 从辷ンj!: : ,イ: : : : :i
/: : / ｌ 〈/: : : :| l: :|: : :i ヽ ヽ/ |人: : : ',
. /: : / ヽ : : : /:〉 ヾj : : ｌ ,心゛ﾊ＼: :ヽ､＿ノ
i: :〃 │: : /: ﾄ､＼ 〉: ;ｲu . ﾏイ: : : l ￣￣ お、お父様！？
ヽ! 人: :l: :/彡:､/X ﾘ,､ ノ: |: : ｉ/
i! X::<´￣ヽ＼ヽｒ-‐＜ : : : i: : l!
ヾ､__, ／ ｀＼ |三>!＿ ｀ヽ 人: : ヽ
l |＞⌒Y｀ヽ )' ￣｀ヽ
ゞ＿__ l|〉＜て⌒) ´ ソ
∠二ニ＝≠K二_ ヽ._／::辷/７ゞ┤ﾄ､
イ/ ヾ／.:::::::::ゝ､ｰ /_ﾑY
. ／// / ∨:::＿＿;ｨ千ｒ'/丁
. 〈／/ ∧ ￣l / /::三/ !
,' ／〉 ', ∨ / :/:八 ',
ヽ /ヽ､!. ∨ / / /:＼__＼
＿_
.ｲミYi:i:i:i:i:ヽ
/i:i:iK>-|i:i|i:i:| ＿
|i:i:i:iK>-|斗r匕二「
__ . -＜:i:i:i:i:i:ヾ|i:i:i:ﾊ
(__)イi:i:i:i:i:i:i:i＼/i:i从i:i:ｉ|
|Ｔ|V「＼ト:i:i:i:i:i:V〈ｲi:i:i:ﾊ
ﾄ|｣」iﾄ. 乃V⌒ﾄ }i|i:i:i:i:i} ……みこ……。
}ﾊ 、 "" rｲ:i|i:i:i:i/
人f⌒ヽィi〔三三三|
┌=≧≦三三三三ハ
〉三三／廴.ｨ／⌒Ｖ
〈三三く く ン:.:.:.:.:.:.:| _
ト三三木三{ﾊ:.:.:.:.:.| ／ |
--|:ﾊ≧===≦: : |:.:.:.:.У |
〈 ￣{: Ⅵ三三〟: |_ ´ |
V ､: :|三|三|: : ﾄ． |
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一人の強い女の子がいた。
愛情が強く、聡い。ただそれだけだった女の子。
━┳┳━━┳━━━┻ ━ ┳┳━ ━┳━ ━┻┻━┻━
,,.. -‐ ''"´￣￣｀"'' ｰ ､.,
,. '´ ｀ヽ.
,.:'" ヽ.
ｧ' ／ ,'´ ヽ. ':,
. ,' / / ,' ! ; ', ヽ ':,
/ ,' ,'! /! ! ; /! i l. ', .
∠__,! / !メ､」_,,./| /! / ! ﾊ! ﾊ !
! / ,ｧ7´. `iヽ | / |ヽ､」ﾆイ､ | .,' l |
∨ﾚｲ i┘ i. ﾚ' 'ｱ´!_」ハヽﾚ' | .l .
/ !○.ー ' ! ! ! ,'／ /
〈 7 //// 、 `'‐ '○ | ,ｲ おとうさま……？
ﾉ 人 ///// . | ／〈
ソヽｿ `: ､. ⊂ﾆ⊃ ,/l ',. どこへいくの？
! ﾅ= ､ ,.イ,ｶ | }、.l
ハ ! ｀＞-r =ﾆi´､.,_レi / ,' ｿ
ヽ|＼(ヽ_,.イ´ヽ.7 ／ /ｘ/／! ﾊ/ ::::
／7ｘx! ><´ /xxx/ヽﾚ'
/ /ｘxxレ'/ム ヽ /xxx/ ヽ.
/ ,'xxxxx!/ ハ 7ｘｘxx;' ',
. ━┳┳━━┳━━ ━┻ ━ ┳┳━ ┻ ━┻━
その子の人としてのタガが、ある日からきしきしと悲鳴を上げ始める。
人一倍強い愛情が、逆に返って 呪（かしり） となった。
━┳┳━━┳━━━┻ ━ ┳┳━ ━┳━ ━┻┻━┻━
さららのせい？
.
. ━┳┳━━┳━━ ━┻ ━ ┳┳━ ┻ ━┻━
父が娘に呪（かしり）をかけた。
━┳┳━━┳━━━┻ ━ ┳┳━ ━┳━ ━┻┻━┻━
／￣￣＼
／ ＼
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| ﾉ
. | }
. ヽ }
,,.. ．-‐' ＼
<" ,__,,_ ＼
ヽヾ丿 | i ヽ
ヽ＆ | | ヽ
|, ,_ i''ヽ、 )
i , -ii、^ﾞ''"
| へ i i
.| / ＼| | .
| / | | .
| / ｀--- ´
. ━┳┳━━┳━━ ━┻ ━ ┳┳━ ┻ ━┻━
石川麻呂の死の頃を境に、
葛城皇子は家庭から距離を置くようになってしまう。
元々、家族愛は強い彼なはずなのに。
━┳┳━━┳━━━┻ ━ ┳┳━ ━┳━ ━┻┻━┻━
讃良の目の向こうに石川麻呂を見てしまったか
. ━┳┳━━┳━━ ━┻ ━ ┳┳━ ┻ ━┻━
父が娘に呪（かしり）をかけた。
━┳┳━━┳━━━┻ ━ ┳┳━ ━┳━ ━┻┻━┻━
. ━┳┳━━┳━━ ━┻ ━ ┳┳━ ┻ ━┻━
そういう話であった。
━┳┳━━┳━━━┻ ━ ┳┳━ ━┳━ ━┻┻━┻━
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＼
[|[|| 次回へ続く! >
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／
さららたんは悪くないのにな
ほんとに歴史は「人の血を潤滑油として動く歯車」だなあ
こいつはもう一度宝女王にぶん殴ってもらえ
【 登場人物 】
【 敏達系皇族 】
・皇極天皇 黒神めだか （めだかボックス）
・軽皇子 山岡士郎 （美味しんぼ）
・有間皇子 岩間宗達 （酒のほそ道）
・葛城皇子 やらない夫 （2ch）
・大海皇子 やる夫 （2ch）
・間人皇女 司波深雪 （魔法科高校の劣等生）
・大田皇女 茨木華扇 （東方project）
・鸕野讃良皇女 風見幽香 （東方project）
【その他皇族】
・仁徳天皇 織斑一夏 （IS 〈インフィニット・ストラトス〉）
・額田王 菊地真 （THE IDOLM@STER）
【臣系氏族】
・葛城磐之媛 篠ノ之箒 （IS 〈インフィニット・ストラトス〉）
・蘇我石川麻呂 御剣怜侍 （逆転シリーズ）
・蘇我興志 糸鋸圭介 （逆転シリーズ）
・蘇我遠智娘 一条美雲 （逆転シリーズ）
・蘇我日向 牙琉霧人 （逆転シリーズ）
・蘇我赤兄 牙琉響也 （逆転シリーズ）
・蘇我果安 ゴドー （逆転シリーズ）
【連系氏族】
・中臣鎌足 オーベルシュタイン （銀河英雄伝説）
・朴井雄君 ケンシロウ （北斗の拳）
【その他氏族】
・海人族 Cthulhu （クトゥルフ神話）
・大海麁鎌 コブラ （スペースコブラ）
・宗像尼子娘 空母ヲ級 （艦隊これくしょん -艦これ-）
・隼人 島津豊久 （ドリフターズ）
・尾張大隅 岩鬼将造 （極道兵器）
・石川麻呂の妻 狩魔冥 （逆転シリーズ）
・秦氏 メトロン星人 .（ウルトラマンシリーズ）
【半島勢力】
・金春秋 赤木しげる （天 天和通りの快男児）
・淵蓋蘇文 ブロリー （ドラゴンボール）
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__ __ __ __
l__ゝ / /＿,へ, / /======へ, =======へ /ヽ / /
, //ノ7 ｌ7／ / / // 7/ / / ______「｀´r´~,へ, ノ／=/ /=へ
／/ / （´ / / // // / / ￣￣/ /￣/／ =====/_/===へ
l l ／ 人 ＼ / /.//=// / / ___/ / ´ /７=====,へ,
l＿| 〆´ ｀ヽ/ /_/======/__/ ヽ___ﾉ /_/=====/_/
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無垢であるがゆえに、悪意０の恐ろしい呪い・・・か。
-…・・・…
-―━━ ＜ ¨” ￣￣￣ ｀: .、
_,. :＜: : : : : : : : : : : : : : ＞.,_ j{
／: : : : : : : : : : : : : : :__ﾉ}__/{_r=ﾐ: .
ｨ:_:_: :ﾉ}____/{__:__r==≠:: : : : : : : : ヽ: : ヽ
′__,_乂r=ﾐ_厂: : : : : : : : :|＼: : : :ﾊ: : : ::∧
{(: : :7 : : : : : : : :∧: : : : : : | ) 、: ::|: : |: : ∧
|: : ::小 : : : ::! : : ! V : : : : | __ !_: :|: : | :: : ∧
. i|: ::/::| : : i: : |i_|从 V: : : ::i ィ _| ∨: : | :: : |: |
刈/: ::| : : |: N「 ￣｀ }: : ::|ｨ折} }〉}| : ::| : : :|: | 忘れるな。
. ー=彡:: : : : | : : | :| r云笄ﾐ : : :/ Vﾉ 从: : 八:: :::ﾘ
/: : : ::| : |「]从 } / { /: : : :/: :!: : |{ この母は何がどうなろうと。
. /: : : : 小 :!|:]: : ＼ / ^小:/::|: |i: 小 天地が返っても。
/: : : ::/: | : |「]匕Y⌒ ー ' /|:/ : |: |i八 }
. /: : : ::/: : | : |]_i : ∧〕＞ .,_ ｨ: ::|i : : i:∧: ::＼ 我が子と孫の味方だ。
/: : : ::/-==| : |/^Y: :∧¨¨¨¨¨ 二F〔: |: : : : : :|:_:∧⌒
. /: : : : 仁ﾆﾆ]: / /ﾆ∨∧ /几¨ア⌒Y: : |ﾆﾆﾆﾆ_＼
/: : : ::/ﾆニ}¨У /ﾆﾆﾆ_Vﾑ____,// i∠_____,!ヾ |ﾆﾆ∨ﾆニ＼___
. /: : : ::/ﾆﾆﾆ:} / ./⌒Vﾆﾆ_V_〉ﾆ＞-=ミﾆﾆﾆ7 -==ﾆﾆ∨{ﾆﾆﾆ＼)＼
/: : : ::/ﾆﾆﾆﾆj K⌒}ﾆﾆ7 ｀寸7 `寸ﾆ/ ＼
/: : : ::/ﾆﾆﾆﾆ7 /ニ.7 `: . }＼
. /: : : ::/ﾆﾆﾆﾆ7 /ﾆﾆ7,_ ヽ ／ ＼ |
/: : : ::/ﾆﾆﾆﾆ从 /ﾆﾆ,7ﾆ二ﾆ=-- ___ , ／⌒ヽ ∨ |
. /: : : : : :}ﾆF¨¨¨¨7 /ﾆﾆﾆﾆﾆ] [ﾆ二ニ=- } /／ﾆﾆﾆﾆﾆ} } |
/: : : : : : :]ﾆ|ト--_/ ∧,ﾆﾆﾆﾆﾆ] [ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆУﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ} } |
. /: : : : : : : :]ﾆ| ＞ _ / }ﾆﾆﾆニ,] [ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:} } |
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ=／/
ニニニニニニニニニニニニニニ＞-ニニニﾆﾆ／lニニ／l/ /
ニニニニニニニニニニニニﾆ／ ∥ニ ｲニ／ //l／ / /-≧
ヽ＿ニﾆﾆト 、ニニニニニ／ ∥／ レ′ / l /ﾆﾆ∥
. `、 ＼入 ＼ニニﾆﾆ/ / / / ／_／ニニl{＿
`、 ＼ヽ ＼ﾆﾆ/ / / /／ニニニニニニ=
ﾊ `、 ＼ヽ ＼{ ／/＿__／ ／ニニニ／⌒ヽニニ
＼ ＼＿ ヽﾆ=---「￣ / // ／ﾆﾆ＞=ﾆ/ ／￣¨
ﾄ ＿＼ ＼ﾆ=〈 〈 l / ／/__∠-＜ヽニニ＼≧="
ニニニ＼ ＼__＼_,〉人／レ斗＜＼ `、 ﾏニニﾆ＞zz
ニニニニニ≧=--ｧ￢冖¨￣l＞‐〉￣ ＼ `、ﾏニニニニニ/＞
ﾑ ﾏニﾆ/ l l /∨￣Ⅵ、 ilｨ≠テ㌃》ﾊ. | }ニニニﾆ／ 宗像ハ、昔、昔、ソノマタ昔カラ、
ﾆ} }ﾆﾆ{ ｌ | rﾃて㌃ト〉＼ {、乂ン/∥! | |ニ＞ " 外ツ国トやまとヲ結ンデキタ。
Ｖ ./ニ=l 小Vj 八乂ソ ヽゝ ∥ｲ Ⅵ「
/ﾆﾆ=ﾑ 从V＼ 、 __彡' ∧ Ⅵl
./￣￣￣、 人≧=- _ ／/ ∧ Ⅵl ＿＿
ヽ ∨ !个s｡ ´ ／ﾆﾆ{ / 込 ヽ-- " ＞
r='／ ＼ ＼lミ- ＿≧=‐ "／ ヽﾚ'⌒Ｙ ＼ ＿__,.イ⌒＞
{ Y＿＿＞ ＿＿＿＿＜ ,＿_ l | | | |///////
{ | | | |￣ ヽ ＼ | | | ////////
ﾊ ／丶 | | | | ＼ ＼ | /¨’////////
///////ヽ | | | l＼ ＼,|／///////////
´￣≫￣≧ｘ､、＼ﾍ ,｝
. ．≦´_＿ _＿.:三ミヾ∨j､__
⌒＞ .: .:三二ニ ヾ:. ＜⌒
／ :彡 彡 .:／/ /ハヽ:. ＼
／ イ／ ／ .: .: / 〃小ヾ ＼:. :',
/ ／ ／／ ／ :／ :イ :/V ∨:. ﾍ :i
/ :ｲ :/ / ／:／ / :/ _V ! ﾍ i| :!
.: ／/.:/ :/ / ｲ :/ ......i :′_ __Ⅵ:! ! i| :!
|/ .: / :/ / ミ|:/ !i! _＿_..| .:|ミ≠ム :ﾘ
| | :| /|｀ヾ! :/く､ !|´￣二! .:!メ i|⌒Y
| :|弋 | |/､__9ゞ ﾘ,イ __9|:/ 小:i!こ ｝
ﾘ从 |ﾍｉ | 彡| ノ′: |:i!つ i 三国？ 馬鹿言うな。
ハﾊ|ハ :. | ＼ : |:!ソ ﾉ
八iﾍ :. ｀ヾ'"´ Y : 从イ!|. 大唐も相手の……
|从 :.｛ ｰ＝ニ才ｲ ｿ :/:ﾘ从ﾊ. 大博打よ……！
ﾘ小、 ｀￣´＼＼／ ﾘﾊ
乂i＼ Ｘ;;) ﾊ∧
／:.∧ ＼__......イ : /:: ::∧
／ : : :: ﾊ :. .: / | :: : ∧､、
_ /｀:: :: 、刈｝ :. .: /:: :!::_:: ::.∧ﾍ､、
. ．＜ : /:: :: :／ｲ:::ｿ :. : .: /:: 「」:: ＼:: ∧ﾍ、＞ ．.
. ．＜ .i! ／/:.:.:／ハ/:∧ :. .: . ' : ／ :: |i! i＼ ﾍ ＼i! i! ＞ ．.
r‐＜ .i! i! ／i!,/_／ /:: :∨ ::ｉ :. .:. //／:: :: ::.:| i! i!ヽjｉ! ＼ i! i! i! ＞ ．.
/ / i! i! ／ i! i! i/:: :: : ∨ i //′:: :: :: ::.| i! i! i! ｉ! ＼ i! i! ｉ! ∧
/ / .i! i! i!＼ i! i! !/ :: :: :: : ∨! //:: :: :: :: :: :: |＼i! i! i! i!／ i! i! i! / ﾍ
/{//二二二ニニニニﾆﾆﾆ＼
{ {二{ニニニニニニニニニﾆ＿)
＼{二二二ニニニニニニニﾆ＼ 俺は！
/⌒>ﾆニ/ ／⌒/⌒⌒￣￣/'⌒}
// {-/_/ / ___{＿_ﾉ. 何も悪いことはしてねぇぞ！
{ { {/ﾆ.＼ { U ／二{ﾆﾆ）
{´／⌒＼_ ( (/／´⌒＼ ＼
{ {___(○)ﾉ/:::::::: { (○) ) {∧
} ＿/ ￣￣￣´ノ}ﾆ}/⌒∨
} { ＿＿_ }ニニニﾆ
⊂ } __｀＿__／´ ｀＼ }/７ }ﾆ
{ /(___r------------t_} / }ｌﾘ
⊂ {ニニニニニニニニﾆﾆ} } |ﾉ/
⊂|| { {ニニニニニニニニニﾘ ∧..＿||/
|| { 廴＿＿__／⌒¨¨'⌒／ / || }l||＿_
||人 ｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´ || }l||ﾆﾆ
|| ｀＞ ...,＿＿_,,.... イ |l／ l||ﾆﾆ
|| } ／|l .||ﾆﾆ
.
第十話
「とつくに」
.
次回は来週日曜21：00から予定です。
年末で何かあるかもしれませんが、その時はまた告知いたします。
風邪引くなよ。
孝徳天皇は悪い人じゃないんだけども、理屈ばかりだったのがなあ・・・
現実を積極的に知ろうとしないで、成り行き任せがねえ
大海皇子が目をさますのはまだ時間掛かりそうですかねえ
昼夜の寒暖の差激しいしご自愛を
>>1 も御身体に気を付けて
乙でした
歴史をドラマチックに描くのがホントに上手いなあ
子供はあちらの世と近いといいますからね……
なんかこうしてみると天智帝のシャドウも
弟と娘の人格形成に影響してる気がするな
鎌足のモデル「外戚というNo.2は不要だ」
今だって排除の必要が出来たから、じゃなくて、排除のチャンスが出来たから謀殺されたわけだし。
やっぱり、嘘ついてると分かるはフラグだったか…
流石の鎌足もここまでは読めなかっただろうし
家庭が崩壊する展開はきついな…
読めないのやら国変えるぜって野心家が娘を御すことさえ出来ないのなら
なのか
三田雅広の持統天皇じゃ、石川麻呂の娘で持統の母の人が、娘の前で皇子を出産して自害するんだよなあ、
中大兄皇子に恨み言を吐いて。
自分の子孫が「日本で千年以上No.2として君臨する家」になるとは思ってなかったんだろうか…
金春秋はどこのラノベの主人公だよｗ
>>東アジア史の中でも最高クラスの外交達人。
「政治はアートなり。サイエンスにあらず。」
なんとなくだけど陸奥宗光のこの言葉を思い出した
唐にも名将揃い。ＡＡは全く想像つかないけどｗ
激動の時代と言えばそれまでだけど、英雄の時代だねぇ。
日本、よく潰されずに残ったもんだな。
しかし読んでると葛城皇子が首謀とされる理由が良くわからないな
確かに割を食ったのは孝徳天皇だけど
首謀は孝徳天皇で葛城皇子は今はまだ逆らえず協力した
って方が筋が通ると思った
全部鎌足の陰謀だったんだよ！
で済む話なのかなぁ
正にどういうことだキバヤシ
うんまあこの頃の朝鮮は確かに偉大だったな
そして倭国は蛮族の国だった
1000年以上も経てば何もかも変わるのさ
>>200で誰かの陰謀だろうけど、よく分からん。嘘をつくって言ってるでしょ。
こういう展開にしたほうがキバヤシは辻褄が合うんじゃないかと思ったということじゃね？
ヤマトの人材も他国に負けてなかったということだと思うよ。
新羅や高句麗がどんな言語や文化だったのかなんて断片的にしかわからないけど、
やる夫のおかげで、この時代の日本の様子が他国に比べてかなりわかるわけだし。
毛人がやらかしたけど、史官頑張ってくれた。ありがとう！
その割に「武烈王」ってあまりいいイメージのない諡号な気が
百済もね
この話題この辺にしておこうか。
まだ登場したばっかりだし、うっかり先を話しちゃいそうだ。
>>605
今年完結した漫画の天上の虹では
遠智娘はこの事件を機に精神に異常をきたしてた記憶が
やっぱり劇的に書きたくなるものなのかな？
史書にちょろっと記述されてる程度の千数百年前の人物なんて、
せいぜい物語が盛り上がるように良くも悪くも脚色しながらキャラを立てるしかないし
後のネタバレはともかく現段階だと文官、智謀寄りの人物っぽいのに
あと、これから先、何年あるかわからないけど王になって武烈と称されるほどの時間はあるのに
今の段階で老アカギあてるくらいには歳なんだな、金春秋
・国外に長くいた
・年とってからの即位
・外交および軍事面で名君
で晋の文公をイメージするんだが、似てる？
あとびっくりした事
淵 蓋蘇文 で区切るのかよ！
びっくりした びっくりした
美形虚弱皇帝は、ところどころで人情味のあるエピがあるのだ、爺になったときにキケロのことを「立派な愛国者だった」って評しているし。
そう思っていても見捨てるのが奴らしいのだがｗ
三国時代の高句麗とこの時代の高句麗は別物
そういえば一番最初の嫁になったのは鸕野讃良皇女か額田王どっちなのかな
あ、そこで切るんだｗ
淵蓋 蘇文だとばかり…
思い込みって怖いな。
>>630
隋も唐も補給線がね…
投入してる将兵は一線級なんだけど、
輸送する輜重兵も馬も食糧を消費するから、前線まで届く量が凄く少ない。
>>632
今回と前回の投下を読み直そうぜ。
かの偉大なる王にして半島統一王朝の始祖の世界史上でも稀に見る外交・謀略の成功こそさららたんどころではない呪いだと思う
どう呪いなのかを語り出すとネタバレかつ近現代に触れるのでやめとくが
武烈王は（ネタバレ）だから後に（ネタバレ）するのは（ネタバレ）だな
それに日本海と東シナ海に守護られた日本人には認めがたい卑怯さだが
大陸では（ネタバレ）はよくあることでもあるな
それはそれとて（ネタバレ）の行為は呪いになってるとも思うが
カンネの戦いの真似事に失敗する軍人のごとくなんだよな、かの国の金春秋と（ネタバレ）の真似失敗外交は
額田王が最初の妻ということでいいのかな
>>153-159
宗像尼子娘は、皇極天皇の地方豪族と大海人皇子を結びつける方針の延長だな
ただこうしてみると、要所要所とコネクション作ってるようにも見える
ただの神道系保守派ニートですから
大津皇子と武市皇子の違い分かれ目は母方の地盤か？
>父が娘に呪（かしり）をかけた。
こう言っちゃあなんだが、これが醍醐味なんだよなぁ、
平安から過去へ世代を遡っていくたびに感じる…
私もある人物からどんどん過去へ遡っていったけど、大海人にたどり着くのは本当によくわかる(実感できる)
あの辺の国は昔から暴れてるイメージがあるな
昔の後漢スレでも初期高句麗が戦ってなかったっけ
モンゴルの進出が、鎌倉末期の蝦夷大乱に影響を与えたんじゃないかという説もあるからなぁ。
武内宿禰って、血統的には紀値（紀伊国造家）の人間でもあるから、紀直から分かれた中央の紀氏だけは確実に武内宿禰の子孫である筈なんだけどなぜか書紀にないという不思議。
契丹、金、清朝と漢民族王朝を凌駕してきたのは凄い
遺跡から何かわからないかな
白骨からDNAわかると参考になるかも
その上司の夫蒙霊詧もこいつ何人ですかねって感じだし。
安禄山だってソグド人と突厥人の混血だし。
そもそも、唐の上層を占める関隴集団は、北方民族系の軍閥だし。
宇文とか尉遅とか独孤とか。皇帝李氏さえ鮮卑系らしいし。
民族論に下手に持ち込んでも建設的な話はできないんじゃないかな。
日韓中の気風の違いはDNAより歴史環境のせいだと思うけどな。
先祖に倭人が多いはずの全羅南道と?狛（わいはく）系の北部、漢人の子孫のはずの平壌周辺が同じ気質傾向なんだから。
日本だって平安時代は李氏朝鮮そっくり、DQNしかいない室町経由して江戸の文化的な町人。団塊とゆとりすらも大分違うし。
それと、鎌倉時代までは日本と半島の社会の変化はほぼパラレル。
海賊化した地方貴族の乱や荘園乱立から武装農民団発生まで起きてる。遺伝子がそんなに影響あるなら説明つかない。
アル相手じゃ100年じゃない400年前には上に行って
生産力の差で同格になってる
ニダは察しろ
アイヌ人男性は、本土人、琉球人に共通する遺伝子を８０％保有している半面、
オホーツク系統の遺伝子を２０％保有しているというね
北海道に古い商館跡も残ってる
若しくはその直系の文化を引き継ぐそれなり以上に大きな集団が残っていれば文化とかが類推できるんだが。
最初や最後に余計な草生やし短文を書いちゃうことでああ、そういう思想なり贔屓なりがベースの人なのねってなる人の多いこと……
ヒツジ飼ってた遊牧民族もいるけどほとんどは狩猟採集民族
言語の系統もわかんない
同緯度のスカンジナビアはヴァイキング無双でヨーロッパの中小国になれたけど
オホーツクはロシアが毛皮求めて西進するまで未開拓地域
インディアンみたいに侵略者と戦争でもすれば注目も浴びたんだろうけど毛皮以外木材しかない
天然資源で注目浴びるまでノータッチもいいとこ
というイメージだが
AA的には尼子娘の方がデカくない？
>>661
額田王に大きさなんて求めてどうする
ボクっ娘系スポーツ少女だぞ胸に求めるもの？
張りだよ！張り！ハレルヤ１！！
こういう話がしたかった
貴兄の言う通り張りは重要だ。
だがしかし、たわわな水蜜桃の冒涜的な柔らかさも捨て難い！
日本を劣等種扱いもできる理屈だと示してDNAで民族の優劣語ることのばかばかしさを見せただけだが、
なるほどそういうふうにも見えるな。気をつけるわ。
いい意味で古代のイメージが変わる
まあ革命というかクーデターだが
中国のDNAの多様性は欧州白人を上回ってるからな
地域で言語だけでなく気質や風俗、習慣もまちまちなのも無理はない
額田部だと、推古天皇になっちゃうぞ。
しかし、茨城やら愛知、東大坂、福知山や尼崎にも額田という地名あるのね。
額田部ってどんだけあちこちにあったんだ。
それはそれでなんでまとまった国でいられるかが不思議だなあ
よっぽど秦漢時代のまとまりこそ至高である！って思考が根付いてるんだろうけど
ごめん、始めからネタのつもりでそう言ってた
通じてなかったからそのままにしてようと思ったけど
この頃の皇族の名前は部民制のせいで、同じ名前が何度も出てくるから仕方ないですね。
軽皇子とか何人いるのよ…（頭抱え
中華が統一しちゃうのは黄河流域の生産能力が
他の地域を遥かに凌駕してたからだと思うよ
あのあたりを制圧するだけで何十万人も兵隊徴発できるし、遠征も可能
開拓して生産量を上げるより制御して効率良くするために官僚システムが求められて発達した
逆にほかの地域が希薄すぎるもんで河南に下がっちゃうと死亡フラグ
ヨーロッパだと唯一フランスがちょっとだけ良かったけど、それでも産業革命以前に外国への討伐を行えたのは
革命ボーナス利用出来たナポレオンぐらい
アレキサンダー大王とか秦は維持出来てないからノーカン
その後は見るも無残な状態だからな…
この辺の議論は人口＝国力ゲーのVictoriaやってると理解しやすいなー
第七話で「明日のために戦うモヒカン」が出てきたけど
今日本屋で「世界の辺境とハードボイルド室町時代」って本が出てたんでつい買ってしまった
清水克行（「喧嘩両成敗の歴史」とか書いた人）と
ノンフィクション作家の高野秀行（「謎の独立国ソマリランド」とかの人）の対談本なんだけど
日本における古代のモヒカンの直系が最後の輝きを放った室町時代と
「現代の」ソマリアをオーバーラップさせてしまうカオスから始まって面白そう
特に戦術等でなく植民という点でその効果が大きい
>>674
>「世界の辺境とハードボイルド室町時代」
なにそれ、面白そう
そういや謎の独立国ソマリランドでソマリの各氏族を日本史の氏にあてはめて説明してたな
本屋で探してみるか
ああやって書かれると確かに同じ民族でも血みどろになるよなあと納得ができる。
仕事が入ってしまいましたので、今日の投下は来週日曜の21：00に延期します。
年末はこういうことが度々ありそうで、ご迷惑をお掛けします。
この時期は仕方ないですわ。
>>675
見たことあるけど面白かった。
日本の中世とソマリランドという現代日本人には理解しがたいこの二つが実は似てるんじゃないかという目の付け所がすごい。
とりま史学部に行きたくなったぐらい面白い。
っぽいメンタルだな
山岸漫画だともっと悲惨だけど
この時代は少女漫画で取り扱ってるのはいくつか読んだことがあるけど
線の細い美形キャラしか見た事なかったわｗ
>>683
太子ＡＡのせいはある
その影響で忌部氏やその支族が没落していく…
あったあった、ダヨーンが兼好法師だったりイヤミが光源氏だったりしたやつね
せっかく「さん」でキャラ立ったうえにAAにして負の感情が激動する場面で使うと映えそうな絵も多いのに
ゆっくりしていってね！
【 葛城皇子邸 】
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【 葛城皇子 】
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... 二ニ ――――‐､ γＹ⌒ヽ
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,i'/////////,' i{////////i! V////////}!
,i'/////////'ー-､V///////-― V////////! 誰が泣く声が聞こえて
,i'///////./'ｨ芹芋 ヾ/////ｨ芹芋z/////////i!. 駆けつけてみれば。
i{ !//////∧ 込(ﾂ ＼// 込(ﾂ//////////! . お前だったか。葛城。
i{ 'i,//////∧ 、 ,i'//////////}!＿＿
i{ 'i/,//////∧ ,i'///////////! : : : : ｀ヽ
'i, 'i/////∧ヾ 、 、 ｧ /／,/////＜ ´: : ￣｀ヽ´
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/／ 'i!///∧: : : : : : : : : : : : :..(´ ⌒) : : :i : : : : : : : ヾ: :}
r-V´: ヾ///∧ : : : : : : : : : : : : : ｀〜ｰ' : :/r- : : : : : : : :: 」
＞ﾆﾆﾍ ﾏﾆV ヾ,//∧ : : : : : : : : : : : : :i!//': : //二二≧zx:: :」
∧二二ﾆﾍ ﾏﾆV: : ＼,∧ : : : : : : : : : : : ∧/i: / /二二二二}
∧二二二ﾍ ﾏヽ : : : }/ : : : : : : : : : : : : : V :x /二二二二<
∧二二二ﾍ ｲ´ 'i,＞―＜ : : : : : ＞―＜ } }二二二二ﾆ}!
{二二二ﾆﾆ∧ { 彡≡ミヽ-=-／彡≡ミ}/ /ﾆ'i,＼二二C}!
【 宝女王（たからのひめみこ） 】
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
（__人__） |
（｀⌒ ´ | ……かあさん。
{ |
ヽ ﾉ
/ .,＿,, ' ヽヽ,
（ ヽ ／.／l
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） | ……俺、皇太子になって、
（__人__） |. すめらみことになって、
（｀⌒ ´ |
. { |─､ それで……。
{ ﾉ ｀ヽ
ヽ＿＿ ノ ＼
/ / / / ヽ
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／ 'r r.r.r.i
/ | | | | |
/ u .ﾉ.ﾉ.ﾉﾉﾉ それで……。
ﾊ_ノ ヽ､__ / /ﾉ
/ (●）（● ) .( l ヽー―ー-､
/ .（__人___） ﾑ ｲ r ヽ
./ / ヽ`⌒´ | .l / ､ l
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. / ,' ヽ| | ﾉ ﾊ l
/ .l ∧ | ﾚ' ノ l
/ l ノ ヽ | | ﾉ }
∧ / ,〆 ﾍ l , ' l
ヽ､＿,ﾉ'´ ﾍ .l / ﾉ
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ﾄ､ ノ ﾉ
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/ ::::.ノ ヽ._ ヽー-、
/ ::::/::: 丶 丶::｝ それで……？
/ ::::/､:::: ,ヽ ヽ!. . それで……。
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八 ﾉ＿_ へ..... ／-=㌻ ////〈＿＿ ＼ ／=/.:: .:: .::.|
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／￣￣￣￣￣￣￣＼..:: : : : .:: .::/.:: .:: .:: .:: .:|.:: .:: .::.:|.:: .:: .:: |.:: .::ヽ
| ……母さん。 | /.:: .:: .: /.:: .:: .:: .:: .:::ﾊ.:: .:: .: |.:: .:: .:: |.:: .:: .:.
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/ i:/ :|.:: .:: .:: .: .:ﾊ)x.＿､ :.:, /.:: .:: .:: .: :/Y.:: .: /
＿ へ_ -――― ∨.: } ´⌒ﾉ∨ ゞ===-/.:: .:: .:: .:: / |.: : /
. ／ i r＜ 八 ' /.:: ／.:: .:::/ ｲ.:.::/
∧ | ﾉ ヽ ､ ⌒7.:: .:: : /.:: .: .: / 愚かなわが子だ。
〈 :i |/ ＼ ' /.:: .::.::/.:: .:: .: 〈. 前だけを見る亥の子は
〈 ヽﾉ≦ 个ー= /.:: .:: .:/〈.:: /::.:: .:. いずれふさわしい
/ ∧.ﾊ /.:: .:: .:/ ∨.:: .:: .::... 怪我を負う。
i. i＜/.:: .:: .:/＿＿＼.:: .:: .:.
| 八.:: .:: .: /／-=二=- .:: .: :.
へ / ｉ.:: .::./<_／-=／-=- .: : :.
―――ﾊ ∨､. __'_,／:|.:: :/-=二 ／-=二=-Y .: :.
〈 ヽ ､ ＼ ／" |.::/-=ﾆ／-=二二=-.:|.:: .: :.
ハ ＼ Y / ＿∨- ／:-=二 ＿＿-=|.:: .:: ::.
ｉ } ／ -=㌻二７￣￣￣ ＼／|＿__| =八.:: .: ｉ
八 ﾉ＿_ へ..... ／-=㌻ ////〈＿＿ ＼ ／=/.:: .:: .::.|
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＼_/ ///＼ >､'/|////,| {／￣＼=- ＼ ∨ .: .: .: .:: |
| ｉ/へ/ ＼＼ ''＜ﾞ//|＿＿へ ＼ﾊ |＼ j .:: .:: .:: .: |
.
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 母さん……俺……。 |
| 取り返しの付かないことを……。 |
＼＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
V
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 母から言うことはない。 |
| お前が何より、己の罪は知っているだろう？ |
| 愚かな子だ。全く。愚かな子だ。 |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿／
V
.
′
/
/ |
,' |
∧ | ありがとう……母さん。
' j
f¨ヽ ′. 俺は、取り返しの付かないことをした。
メj j i! / けれども……いや、だからこそ、
, ＜フ i ヽ,ﾍ＿_ / / ー ､_. たかみくらを目指すよ……。
￣ ／ :| ヽ ー ､二ﾍ.,ノ i! ／ ヽ ＼＞
／ |iヽ ヽ､_ ｀ー ､_L,＿__ ,ｲ ｲ ＼ ` ､
/ ＞ ´ハヽ､ ヽ､_ゞ ￣,＞ｲ ./ ＼ ` ー ､
＞イ i ﾞｔ ヽ､_ ¨ ヽ､ i／∧. ＼ ／ ` ､
／ { ヽｰ､ `ヽ､_ // | ＼ ／ ７
ヽ ﾞゝ､ヽ､_ ￣ ,ｲｲ | ＼ ／
＼ ﾍ ヽ ヽ､_ f_ノ ｊ / ／
＼ ∧ ヽ､_ __,,.. ．-‐ ￣¨ﾍ / / /
ﾍ i ` ー x-‐=ﾆ ＞ - ￣ ¨ < / / /
‐ ―――――‐‐
／ へ
／ ＼
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l |
| l
} ji i 俺は、決めたんだ。
ヽ,仇, .._＿__ ノ i. その為に手を汚すことも厭わないって。
ﾔﾊ 辷ﾁ:::.ji ｲ。
!/ ｀￣￣ {
／{ ｀: } i
ゝﾍ, ﾉ f :
ゝ¨￣￣ l! , 斗j{
l｀ ノ_ 斗‐ '_／ }
l _ 斗匕 '´ , -' 入
`ー―::´::::::::::／_,.．-'''" ／//ゝ_
r＜ヽ:::_:／' ´ ／///／/＼
|' r＜ , -'"///／/////＼
|:', | .ヽ , -'"/////／/////////＼
└} )ヘl ／'//////／/////////////＼
/ヽゝ=/ .／ //////／/////////////////＼
_ ＞ ー 、
／ |､ ヽ 、＼
/〃 l ｜＼| | ヽ
/ | |l / /ｌ |ｌ｜斗|-| ｌ| ヽﾄ､
/ ／ / ｌ｣_|/|_ / ｌ| ﾘ/´ ｊ/l /ｌ| ､ Ｖヽ
／/ / , ｌ ｌ| 从 |/｀ |ｌ // 厶≦廴ﾘ | い,ハ
／ / / ｌ | |ｌハ≫=ミ|l / 〃トい 刈 |:::ｌ ｌ |
/ ｲ | /| |l 弍 化ﾝ|/j ￣¨´ / / ﾄ | ｌ | 当たり前だ。
/´｜ /| | | |ﾍ l ´ ヽ /／ |ﾉ| ｌ |
| | | |∧ |小ゝ _ -_一 イ / |:::| ｌ | ここで諦めただの何だの
| |∧!/ ＼|l::＼ ￣ ／//ｌ |:::| ｌ | 言い出したら、
l | // /:|l::tﾍ＞ 、 イ{｣//L| |:::| ｌ | それこそ母は拳を振るうぞ。
八 ｌｲ ' /::::ｌ|ノミ＼:::｀ｌ‐＜＿｝ ｌ | ｉ | |:::| ｌ |
/ | l |弋 | ⌒｀ ￣| 弋＿ ｌ | ｉ | |:::| ｌ |
＿ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー＜_ ｀ー三三三ﾆ=ゝ_
_ノ⌒´ ⌒ヽ_三三三三三｀ヽ
ノ⌒´ >、三三三三三ヽ 、
＼ ／／三三三三三三ヽ､ヽ
. ＼ ／∠三三ﾐ､三三三三ﾆヽ＼＼
＼ ／∠三三三ﾐﾊ三三三三三ヽ、＼＼
／￣￣ ＼
_,ノ 'ヽ､__ ＼
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（__人＿） U｜ やめてくれ
'､｀⌒ ´ | . その拳は俺に聞く。
| ｜
| ,ﾄ､
ヽr｀ｰ- -="／´｀、
__,--.､_ ／ｲ〕 、 _/ヽ、 /｀=-、_
,--､- ´ ` j ''' `=.､ }ヽゞ､ ノ>:::／ヽ/ ／ ヽ
ゝ_______, -／ , ' ´_....`､ ／ ﾚ::V／ .: ∧
,. -─/ / ,; `ヽ>､ 〉::::{ / l
.(_ __〉､_.l / V ゝ .i::::::| ＼y i
￣ ヽ__j √ヽ＿ノ l ヽ::::| _/＿＿／ /
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／ ヽ
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| ＿_,.ノ !､＿_､
| （弋。ﾝ） （弋ﾝ)
| r i ヽ
| ゝ ノ ､ 丿 本当に、ありがとう。
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| | 母さん。
,| |
/:::ヽ ヽ _人
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／ ,'::::::::::::::::＞..._ /:::::::::::! ＼-､ ＿ ＿,､,､
. !::::::::;:':ゝ､ ＿＿ ノ;_;＼:::::::!, ^ ｰ､-－' ｀ヽ.
＿ ,．'´ |:::::/::::{:::::｀::..､ ヾ「:::::｀:ヾ､! ｀ﾞ - ､ ／ ﾍ
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ﾍ__人:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ / ,' ヽ
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刈/: ::| : : |: N「 ￣｀ }: : ::|ｨ折} }〉}| : ::| : : :|: | 忘れるな。
. ー=彡:: : : : | : : | :| r云笄ﾐ : : :/ Vﾉ 从: : 八:: :::ﾘ
/: : : ::| : |「]从 } / { /: : : :/: :!: : |{ この母は何がどうなろうと。
. /: : : : 小 :!|:]: : ＼ / ^小:/::|: |i: 小 天地が返っても。
/: : : ::/: | : |「]匕Y⌒ ー ' /|:/ : |: |i八 }
. /: : : ::/: : | : |]_i : ∧〕＞ .,_ ｨ: ::|i : : i:∧: ::＼ 我が子と孫の味方だ。
/: : : ::/-==| : |/^Y: :∧¨¨¨¨¨ 二F〔: |: : : : : :|:_:∧⌒
. /: : : : 仁ﾆﾆ]: / /ﾆ∨∧ /几¨ア⌒Y: : |ﾆﾆﾆﾆ_＼
/: : : ::/ﾆニ}¨У /ﾆﾆﾆ_Vﾑ____,// i∠_____,!ヾ |ﾆﾆ∨ﾆニ＼___
. /: : : ::/ﾆﾆﾆ:} / ./⌒Vﾆﾆ_V_〉ﾆ＞-=ミﾆﾆﾆ7 -==ﾆﾆ∨{ﾆﾆﾆ＼)＼
/: : : ::/ﾆﾆﾆﾆj K⌒}ﾆﾆ7 ｀寸7 `寸ﾆ/ ＼
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/: : : ::/ﾆﾆﾆﾆ从 /ﾆﾆ,7ﾆ二ﾆ=-- ___ , ／⌒ヽ ∨ |
. /: : : : : :}ﾆF¨¨¨¨7 /ﾆﾆﾆﾆﾆ] [ﾆ二ニ=- } /／ﾆﾆﾆﾆﾆ} } |
/: : : : : : :]ﾆ|ト--_/ ∧,ﾆﾆﾆﾆﾆ] [ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆУﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ} } |
. /: : : : : : : :]ﾆ| ＞ _ / }ﾆﾆﾆニ,] [ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:} } |
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（―）（― ） |
（__人__） | でも……。
（｀⌒ ´ |
.ｌ^l^lｎ |
.ヽ L ﾉ
ゝ ﾉ ノ
／ / ヽ
／ / |
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
（__人__） | 俺の子たちは……
r-ヽ | 子たちには……
（三） | | 何と言えば……
> ノ く
/ /､＿ ／ )
./ /─“ ／ .／|
|＿__,,─￣ ＿.／ |
／ ヾ _,,.... -‐..--- ......
／ ....＼ィ:::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::..、
,,-'':::::::::::::::::::::::::::::ﾑ＼il::::l:::::l::::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ヽ::l:::从::::::::::::::::::::＼
／:::／:::::/::::::::::ﾊ::::::::::i::/ ／l从ﾘ ∨::::::::::::::::::::::＼
/::::::/--....:::::::＼::::人::::/ﾘ／ ＿ l:::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:::::ｲ:::::::/:::l:::::ﾊ:::＼l:乂/ﾉ ｨ fr::y 彡i::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
./:::/ {::/::::i::::::::::::::_从_,l:::/ヽ i_::ﾉ l::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
.:::/ j:/:::::l::::::i::::::::ｲ f:i l/. /:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. いつかわかる時が来る。
l::/ /:::::::l:{:::::::l::::::ﾄ ゞ. /:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: それまではこの私に任せろ。
li /ｲ:::::l::ﾊ:::::::l:ﾄ::ヽ ヽ _ --ｨ /:::イ::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::
l l∧l::::l::l:::l:::::lヽ::::ﾄﾐ, v ::::::::i l:/ /:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
li i:l:::l:::::::ヽ::i::::l:∧ 乂:::::ﾉ /:::::::::::,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
／ｲﾑ:i:::/:::::ヾ::l::l ＼ イ/:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/::／＼:::::::::::/:l l:个..... ＜ ///:::/ /l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/／ / /::::::/ li l::::/l:::::ﾍ /-/:::/ /＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ l::::::/ li l-- == }∧ /:/ / ／// 7≧ _::::::::::::::::::::::::::
l:::::/ l ∧＼ // ∨:/ ／/ｲ/ /////≧ ＜::::::::::::::
l::::/--- Y ￣ T y--∨o／＜/// //////l l:::::::::＼
y-- | l / / ＞ 、 ///////l l:::::::＼:＼
- { | l / / ／ 人イ////////≧ｲ/::::::::ヽ
ノ ﾍ i | l / / ／ ／ 、ヽ////////////7:::::::ヾ＼
／ ＼ ﾍ l | l / / ／ ／ ヾ i l/////////////::::::::::::::::
／ ＼ l / / ／ ／==--ゝ l l/////////////::::::::::::::::
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､.＼
| （●）（●） .|
! （__人__） |
, っ ｀⌒´ |
/ ミ） / そんな……母さん。
./ ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
／￣￣＼
／ ＼
| _ノ ヽ､. .|
!. （一）（ー） ｜
, っ （__人__） | 孫手元に置きたいだけだろ……。
/ ミ） ｀⌒´ /
/ ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
／ ヾ _,,.... -‐..--- ......
／ ....＼ィ:::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::..、
,,-'':::::::::::::::::::::::::::::ﾑ＼il::::l:::::l::::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ヽ::l:::从::::::::::::::::::::＼
／:::／:::::/::::::::::ﾊ::::::::::i::/ ／l从ﾘ ∨::::::::::::::::::::::＼
/::::::/--....:::::::＼::::人::::/ﾘ／ ＿ l:::::::::::::::::::::::::::::::＼ はっはっはっはっはっはっは。
/:::::ｲ:::::::/:::l:::::ﾊ:::＼l:乂/ﾉ ｨ fr::y 彡i::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ. はっはっはっはっはっはっは。
./:::/ {::/::::i::::::::::::::_从_,l:::/ヽ i_::ﾉ l::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
.:::/ j:/:::::l::::::i::::::::ｲ f:i l/. /:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
l::/ /:::::::l:{:::::::l::::::ﾄ ゞ u /:/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
li /ｲ:::::l::ﾊ:::::::l:ﾄ::ヽ ヽ _ --ｨ /:::イ::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::
l l∧l::::l::l:::l:::::lヽ::::ﾄﾐ, v ::::::::i l:/ /:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
li i:l:::l:::::::ヽ::i::::l:∧ 乂:::::ﾉ u /::::::::::,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
／ｲﾑ:i:::/:::::ヾ::l::l ＼ イ/:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/::／＼:::::::::::/:l l:个..... ＜ ///:::/ /l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/／ / /::::::/ li l::::/l:::::ﾍ /-/:::/ /＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ l::::::/ li l-- == }∧ /:/ / ／// 7≧ _::::::::::::::::::::::::::
l:::::/ l ∧＼ // ∨:/ ／/ｲ/ /////≧ ＜::::::::::::::
l::::/--- Y ￣ T y--∨o／＜/// //////l l:::::::::＼
y-- | l / / ＞ 、 ///////l l:::::::＼:＼
- { | l / / ／ 人イ////////≧ｲ/::::::::ヽ
ノ ﾍ i | l / / ／ ／ 、ヽ////////////7:::::::ヾ＼
／ ＼ ﾍ l | l / / ／ ／ ヾ i l/////////////::::::::::::::::
／ ＼ l / / ／ ／==--ゝ l l/////////////::::::::::::::::
／///////////////{//////////ヽ//////∧//////
//////////////////l////////// ヽ///////l///////
／ //////////////////i///////// ∨/////l///////
／ /////////////l////// l//////i// }/////7///////
／ /////////////// l///// l/////l// ﾑ////////////
//／/////////// l l// l/ l//// l/ / j// //l///////
/／ l////////l/// l/ ノ l/// /＼ /／/ l///////
l////////l//∧,, -''"´ l/∧ =- / l///////
l////////lﾊ{ ゝ l/ ﾉ ￣ j////////
/////////l ヾ _, ＿ ,,,,,,ｨ ///////// なんだったら
i/////////,ｨ彡===ミﾐ ヽ 彡￣ ヾミﾐ< //////////. 遠智娘ごと預かるぞ！
//∨//////l //////////
////∨ /////∧ //////////
/////∧//////∧ l::: /／////////
////////＼////l ヾ ／ ////////
////////////ヽ//lﾑ v- ￣￣ i /// ////
7/////////从ﾍl :八 l } ／// /////
//////l l三ﾆ > v / // l三ﾆ7
三三三l {三/ ＼ ヽ ... ノ イ ／ /三ﾆ/
三三三l lﾆ/ ＞ _ _ ＜ -イ /三ﾆ/
三三三ﾍ lﾆl ヽ l ＼ ヽ ／/三/
三三三三ヽ lﾆl ヾ l } ＼ ／ /三/
＿＿
／ノ ヽ＼
／ （─）（─）＼
| u （__人__） |
| ｀⌒ ´ | いやそれは遠慮してくれ
| |. 世の常的に考えて。
| |
ヽ /
ヽ /
／ ＼
/ ﾄ ｨ ヽ
〈 | | 〉
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
| ( ●) （●)
.| （___人__） ありがとう、母さん。
| ﾉ . でも、頼みたいことが、他にもある。
_,.| |
, --、―― ＜ / |ヽ 丿
/ : : : : :ヽ : : : : :/ : :| ＼ __ _ ／
/. : : : : : : :| : : : く: : : :|、 ／=|´| :| .＼
/ : : : : : : : : : : : : : :＞ : | ｀'|::::/|/:,┘ : . ヽ
ノ : : : : : : : : :/ : : : : ヽ : : | |:::| / : :> : : : : :丶
/.: : : : : : : : : ;' : : : : : : :∧: :| /::::|/: :/ : : : :/ : : : |
/ : : : : :-、 : :/. : : : : : : : : :Λ:|'::::::ﾉ: :/_ : : : / : : : .丶
/ : : : : : : : :`::、 : : : : : : : : : : : ',:|:::/／. : :￣;/ : : : : : : . ＼
＼ : : : : : : : : :.＼ : : : : : : : : : : : /‐' : : : : : /ヽ､: : : : : : : : .ヽ
＼ : : : : : : : : : ＼.:./ : : : : : : : : : : : : : :;' ＼ : : : : : : : : . ＼
＿＿_
....:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:... 、
´￣￣ ＞.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
／ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ:.:ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:.ヽ
, .:.:.:.:/.:〃.:ｌ:.:.|:.:.:.l:.:.:.:.:. |:|＼|:|:.ｉ:|:.:.:ｌ:.:.:.
/ /.:/.:.:.ｌ:.:.:|:.:､|:.:ｊ|/::l|:.:.:.:.:.jｌ:| |:|:.ｌ:|:.:.:|:∨
/ /.:/ｌ:.:.ｊ:|:.:.:.:.: |＼ｌ::/l|:.:.:.:./ ﾘ／}川ﾉ:.:.:|:.:|
′ ::/ |:.:.:|:|:.:|ｌ:.:.:|厶ミ､l|:.:.:/ 厶=≪仏:.:.:.:ﾄ |
{ |:| |:.:.:|:|l:.lﾍ:.:圦ﾍﾋ〕|／〃 ヒﾝ刈:.:.:.:.|:|ﾉ|
|:| |:.:.:|从ｌいトﾐ ´ /ｌ /.:／.:ｊ|:|: |
ｌ| ∧:.:|::::::/::::::ｌﾍ ｀ ７/.:.:.:ﾘ:|: | ほう？ おねだりとは
! ∧:ｌ／ /:::::|:|:ｌ＼ て) イ/.:.://::||: | お前にしては珍しいな。
厶ﾍ∨/ :: /|:|:|::._ ＞- ´ /.:.:/∧::||: |
乂ｌ::://ｌ:| /∧ | r‐ ,'.:.:// ﾘ‐|
￣∠厶ｌ| /ハ∨ノ∧i:.://／／ .|
〈::〈／ﾘ 厶ﾍ仁〔:::: |/＜:::::|_／::|
|二二/厶仆〔_〉ヽ―-、＼__／|
|／￣｀7/∨ﾄr‐く￣＼＼＿／|
／ ￣￣ ヽ
/ ヽ
| |
j /
_,.-＜ﾞ_‐-､ i / もう、おおよそ学ぶことはないと、
_／ ,.-｀''｀ヾ. / 思い始めている。
／/ ,/ ／￣ヽ_ ノ ただ、俺がたかみくらにつくには、
/ / （ | / | | 大事な嫡男がまだいない。
/ / ヾ|／ ∨
| l / / 〉!
/////////////// l//////// l// ﾍ ///////l//ﾍ////
////////////l/// li/////// l// /／////////l////
/ｨ//////////,_l/ li l///// l/l ／イ j//////l////
∥,'/////////l li -- ^∨//,^ --- ''´ ///////l////
l/ l///l////从 ====== ∨l ========= /ｲ//////l////
li l/li/ﾑ////l /:::::::/ ヾ{ /:::::::::::/ /////// ∧///
l/l :l/lヽ///l, ゞ_ノ ゞz_.ノ ／/////////＼//
lﾑ ﾏ{ >//l ' - =彡//////////ﾄ=-/
ヾ ヾ///ヾﾐ ／////////ﾊ//∧// はよ。
///, , 彡ｲ///////////////
////ゝ ＿ ＿ ////////ｲ///////
/／l///＼ ￣ ヽ //////／/////////
///////≧ ＿ ＿ ／/// ／;;;;//////////
//ｲ/////////{//l_,,. -‐''／///／;;;;;;;;;;;;;/////////
/／l/////l////l/- 二二 二二 ＜;;;;;;l/////////
l/////l/l:::::/ ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ＼;;l////////
l////l l/l:::l /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼ ＼///////
／ ￣￣ ヽ
/ ヽ
| |
j u ./
_,.-＜ﾞ_‐-､ i /
_／ ,.-｀''｀ヾ. / ……はい。
／/ ,/ ／￣ヽ_ ノ. それで――。
/ / （ | / | |
/ / ヾ|／ ∨
| l / / 〉!
． ― ――
．´ .＼
∧ :..
∧ ∧
! ...::}
/ ,j｝ :ﾞ
jゝxｚｲj! ,ｊ{i;, ,ﾉｊ /
l{｀{ｆｊ｝Y_ .ゞフZZス、 /
￣´ﾅ ∧^t {ﾁУｊｆ .ﾞ まつりごとを軽皇子から
f¨ 〈 ﾞ￣`` / 取り上げたいんだ。
ゝ,.ノ__ゝ、 ｀， /
ｉ ー-､`ー―― / ﾚﾍ
ﾊ ／ ／/ ﾉ{
ゝ＿＿__ .. ＜ ／／／: :〉
厂＼ ＿＿／／／ /⌒＼__
. -‐/}/⌒⌒ヽﾆﾆ. ／ ,/／⌒ｰ--＞‐-
／ ／〈_/::::::::::::ﾉ }ﾆ／ / ,／ .
／ ／ >ー=彡八/ ＿__,/ .....::／ ＿___ﾟ,
く ／ ／::::/'ﾆ / ＼ .::::／ ／
＿／ { ／ }}:::/＾) ,／/ / ...:::/ ／ i
／｝ / ／:=彡::/__／ / / .::: / ｜
／ / / ／::::::::::::／ / / / / ｜
/ {/ / /／::::::::/ / / ′. . :/ |
｛ / /,／ }}:::::::/ ／ / .:｛ . : : ′ |
／⌒ {＿__／==彡:／ ﾉ / ／..:... }. : / ｜
＞...:::::::::::::::::::::::::／ ／ /. : : : : : / ⌒ヽ {:.../ /｝ / . . . ._丿
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
さてその頃の主人公であるが。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿__
／ _ノ ､＼
／ .(ー) (ー)＼
| （__人_） |⌒ヽ／⌒＼
（''ヽ . ／ 〉 〉 ,､ ）
/ / (__ﾉ └‐ｰ<
〈＿／＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
【 大海皇子（おおあまのおうじ） 】
.
皇太子に出来る息子がいないから、天皇になれないというのは目から鱗だわ
＿＿__
／ _ノ ､＼
／ .(ー) (ー)＼
| （__人_） |⌒ヽ／⌒＼
（''ヽ . ／ 〉 〉 ,､ ）
/ / (__ﾉ └‐ｰ<
〈＿／＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
.
＿＿__
／ _ノ ､＼ ｽﾔｧ
／ .(ー) (ー)＼
| （__人_） |⌒ヽ／⌒＼
（''ヽ . ／ 〉 〉 ,､ ）
/ / (__ﾉ └‐ｰ<
〈＿／＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
ﾄ､__ -辷 __
＞ｰゝ ｀ ⌒ヾイ
/ ｀ヾ
.,ｨノ
{
〃
./ ,ｨ イ ,ｲ 小ﾊ
{ ﾝ≧ｰ-tjノﾉﾐﾆ≦弋,y
',. ﾊ´Y O｀¨ ´O ｀ { Y´ヽ
ﾄj | ｀¨´ ｀¨´ {J ! ﾘ
弋 | ﾞﾞﾞﾞ 弋, Y´
ヽ. ﾊ ゝ--' 弌_丿 寝てる場合かよオイ。
弋 人 (ﾆﾆﾆﾆヽ
｀ﾃ:', ー-ｰ ／
／: :/ﾐ7 ／ /: :
/.: : :/ﾐ/｀ ｰ--一< ／: : :
／.: : :〈ﾐ/: : : :.>ー--一彡: : : : :
イ. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
【 大海麁鎌（おおうみのあらかま） 】
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
相変わらずだった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋┛
┏╋────────────────────────────╋┓
┃｜ ｜┃
┃｜ やる夫が大海皇子になるそうです。 ｜┃
┃｜ ｜┃
┗╋────────────────────────────╋┛
┏╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋┓
┗┛ ┗┛
／ /l( ＿_λ l ﾊ 丶 ﾏニニニニニニ...,::::::::::::::::::::/:::::/:::::::::;､::::ﾍ::::::::::::::::::::，::
. /lゝ ∥ ／_',｀` j /| `、 ﾏニニニニニ....}::::}::::::::::::/:::::::{:::::::::/ｚｲ -∨::/::::::::::|::::
/ `、 ｘf竿芋ﾐ ', l ∥≠- l. ﾏニニニニ..../|::::|::::::::::/{:::::/|::::::::′ ∨:::::::::::::!:::
. ∧ ヽ '(.乂rｿ｀ l l |/-ﾘ l ﾏニﾆﾆ／.ﾞ/:::|::::|::::::::/ .!:V .!::::::{ u . Ⅵ|::::::::|::::
. ／ ∧ﾄ、 l ｀ﾐ=- ﾘ＼rｧ示 / / ﾊﾏﾆ／. /::::ｨ!::::l::::::/ .|::{ |::::::| _ .--.l/}＼:::!ヾ
ﾑ ﾘ 丶l 川 ゞﾘ 》／ /ﾘ／. /／ |:ハ::::{ ≧l/.､ V::::! ー ｨ≦弐ｧ::::l:ヾ:|
ﾆム l( / 从. ′ /// ／ ／ ／.ﾞ|{､::∨!ヾ{ V心 V:| ∨ツ |:::::|::::::l
ニムヽｌ/ } - 、 /}ムイ! ／ ／. |! ∨}::ヽiｘｉ ｀¨ ヾ ixｉx从::l:|::ﾘ
ニﾆl／ }s。 , ｲ＼ / ﾘ ／==ミ／. | |::::∧ ' //:::::::}/::
/＞' __ノ /≧=≦ニニﾑ ＼´ ／. |::/::∧ _ , /ｲ |::::/|ﾊ:
{ ／￣i{ / // ＼ﾆ/＼ ＼＜ ﾚ∨::::}＞ /イ !://} ヾ
ﾊ {ニニ> _/ // }} ∥ヽ ＼. / ∨::|_.ィ/＞ _ ＜ _!'//∧
//＼ ＼ニニニ＞=- ∥ ／ } } ＿＿__. }:::|/////ハ .ｒ≦/////l}.
////) )ニニニニﾆﾆ＞ {{//ﾊ＞-―- / ／ ＿ -- 、....._.|:::|/////／} l|:∨}//////
//// ／ /｀ヾニニニ＞／,．-―:::つ::V＿厶ｲ (__,.-― ヽ.ﾞ/ヾ///／ .ﾉ }}:::∨/////
. ／( ( / ﾏニﾆ／:::::::::::／／ヽ__)){_ノ ヽノ´ ＼ﾞ/∨l{｀ -‐.八::∧/////
|｀`i i ／::::::::::::／／、 `¨ ‘，＿ ヽ ＼ :ﾊ ／::::::///ヾ{///
. l { ／::::::::::::／:::::::( 丶 ﾉ ', ＼......／::::::::://///////
∥ r―＜:::::::::::::ノ:::::::::::::::::＼ ‘， ／ ', ／..＼ﾞ::::::::::://///////
∥ ; ／＼::::::::::::-＜＿＿_,．、:::::::＼ ／ ,．-- ＿＿ ／/////ﾞ＼ﾞ://///////.∨
. ∥ l／ ＼::::::/ }ニ} /} ＼::::::::ヽ / ／ ／//////////＼ﾞ //////.∨
∥ ／ /￣ ノﾆﾆﾆ/ /＼:::::}／ 〈//////////////ﾞ＼ﾞ ///.∨/
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
その昔。日本人は神さまというのを、
時に人間に利益をもたらし、時に人間を害する。
二面性を持ったものであると考えていたようだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿ ＿
／/////ﾊ ｀i ヽ
/////｀Д´ﾉ. _ ノ ﾍ
!////,ｒ ｰ." ,ｒ' .i
V///ｉ ｉ ´∀` ﾘ
.｀マ_ゝ_. ゝ . ｲ
￣
.
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
山や海、太陽や風は人を育み、人の糧を生み、人を守る。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
､＿_,ゝ-'´::￣￣:::｀≧､
､-≧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ー--イ
７::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:ィ´
/::::::::::::::::::ヽ＼::､::ヽ::::::｀ーァイ
,'::::::::::::ｲ::/ﾊ:!ヽ::ヾ::::::::::;､::::::::::::l ,イ! __
,ｲ:j:::/l;ｲィﾍ ヾ ＼::::::::/ヽ ヽ;::::l ,ィ´// /ﾊ'7ヽ ,ｨ
､_ノィ:::::j !'´ ゞ, ＿ ヾｒ､! ｿ ｌ::::::! ,ィ´//// .ｨﾍｲ'ﾍ/'Y !|
ノ j:/ﾘ､ ｨ´ｧ,ゞ｡ｧ/ｨ,ノﾉ ｊ ﾉ::::::ト ,ィ´////／ |ゝﾍ ＼ ヾ!
ﾉ' / ヽ ィ ゞ'´ヽ´/!ｒｲ ｌ´ｌハヾ/////／ 人ヽ､ ヽ ヽ ｀i
ｰｌ ＼〈. ｊ/i !ﾊ＼/// 〈ﾍ〈´ヾ ＼', ﾊ
!_, __ , ｬ´ .V､/// !ゝ=∨Y Yｲ ､ ヽ ヾハ
ヾこ_,ｨ ,X//ｌﾊ ≧=ﾍ/ └' ヽ ', ｌ Vﾍ
丶_ , ィ､ ｀' ｌハ ＞=,,ゝ-ー- ､ ', ', ｌ! ｌ ',
ヽ､ !/Y__／ ヽ ヽ',. |i !ﾊ
,ｲ/} jイ / }ヽ. ', il |i l i
__, ィ-'／ // ハ ､ ゝﾊ i }| |i |i
, ィ´ ,ｲｿ/´_ノ//ﾍ ´ ヽ ﾄ-｀ﾍ !l|! |i l|
/ ,_ .// __,, ィ!//ハ '､ !///ﾊ l|i |l .| i
,' //// ,' ｌ///////ﾊ ゝ !≧- ﾍ !| |l |l l
!//// ' !l///////ﾊ ﾉ ＼ ,ィﾍ ゝ=-'ﾍ', !| |! l| i
//// ,' !//////,ヘ＼ / , >ﾍ/≧-=ィﾍ ', l| i|! !| i
!7/｀' ,' !//ｲﾍ/ヽ ｀ヾ＞-イ/＞ヾ///ノへ/ﾊ', j| i|! |l i
l/ ｒー-､＿ ﾍ!∧ ∨/ヽ >‐=‐ﾔ ＼' Yﾊ /j i|! |l| i|
! ,ｨ ｨ､ V∧ ヾ//ヽ_j j ,,ｨ//〉､ !//! |ｲ l|! .i|
|ィ7/ !/＼ V∧ ヾ//.＼ノ,,ィ//／ ｊ､ |{/| l|{ |l| |li
【 三輪山の神霊：大物主（おおものぬし） 】
.
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
しかしその一方で容易く、躊躇なく人を殺す。
山や海は現代も人を殺し、太陽や風は人の糧を奪う。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
:::::i /" / ." };}
:;:::{ 〃 , "i,, ,;" ;, " ,;"{;､r;ヽヽ _＿ _
. :::ヽ＼_ ,;"／,; "〃 ," ," " ヽ;;ミ;};;r;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＞x
. ::::::::::::::::::ヽ, ," ;""i,", ｒ"{;," ,"," ／;;;};,{¨ﾆ=-＞ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
＼::::::::::::::::::::-=､＿, ......-‐‐ﾌ〃"≦-､"'' }, { ,"",===>fィi::}；：ﾊY::::::::::i::}}==≦､;;;;;;;;Y_
. ＼:::::::::::::/iiiiiiiiiУ::::::::::::〃ｧｼ":::::::ヽ. }"〃' ／＞彡=:ゞ=彡:::::::::::j;/::--=≦_;;;;;;;;;ヽ
. ∨:::::::}iiiii／:::::::::::::::::ｼ ",:::::::ヽ:::::::-､＿_／／:==､::::ﾂ:￣::::::::r‐ｧ;{::::::::＞x:::;;;;;ヽ;;;;ﾊ
∨_:::}}ii{{:::::;::::::::::::::〃 ",::::::::::::::::rヘ::::::/／:／:::ヽﾊ:::;:ぅ:)::::::::r=ｧ';:'::／＞´:＼;;X;;;;;; |
=≦ii入:::::::〃 /"::::::::::〃ヽiiii>:::ノ彡=2::::::}_}::{ ::::/::::::ﾊ:（；：）ｨ::::::::::;:::;k;ﾊ;;;;;;;i
ヽ::"〃",,:::::::::{:::::::::7::〃/r':::::::::::ヽz{::|:::/:::::／iii<ーﾘ}::::::;;/{;/;};;;;|;;;;;;|
》X"〃::::::::::|:::::ｯ{::::ﾊ{{ﾊ _＿,,__::::ｱｉ:ノ::／iii<＼i==ﾐ::;;イ;;;/;;;j;;;ｉ|;;;;/
/"〃" :::::::::::i:::::::入::::::ヽ=三三彡'/::::/ii/::::ヽ==yｨｻ;;;/;;/;;;;/;;;;ﾊ:ﾘ
}:iiiiii＼:::::::＞=ii彡::::＞､::::::::::::::::::´::／iノ::::::_x≦;;;;;};;;;/;;/;;;;/;;;;;;;/ﾉ "",,,
|iiiiiiiiiiiiiY´iiiir‐'::::::::::::::::::::::＞､:::::／ii／:::::::::::二≦Ⅸ/;;/;;;〃};;ノ j 〃"〃 "" /
. :i:i＞x_ :jiiiiiiiiiiiiiiiiiiii/::::::}::::::::::::::::::::::jiiiiii￣iiiiiー¨¨¨天三Ｖﾑ";,/;;;/;/:}/ / "" ";, " ／
i:i:i:i:i:i:i:i≧x_ 八iiiiiiiiiiiii／:::::::::}:::::::::::::::::::/iiiiir‐‐‐､iiiiiiiiiiiiiiiii=､iiiii"""ｨ;;/;/ ,,,〃"""ｧ ／／ 〃
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ __ }--ヘiiii/〃":::;;;;::::::::::_＿ノiii／::::::::::"ヽiiiiiiii{"〃 "〃""〃" 〃 "" 〃" 〃
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i:i:i:i:i:i:i／i:i:i:i:i:i:i:〃A{::=iii{ "〃""／iiiiiiiiiiiiiiii＼::〃 〃" "〃〃〃" "" 〃 " 〃 "i 〃"
:i:i:i:／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{ﾚ}iii＞-':::::＿, =ﾊiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiｉ＼"":::::〃""::::::::::::::::::{{ 〃〃 "" ""
. i:i:i人i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}ハr=iiiiii}::}iiiiiiiiii{::::ヽiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii/::::/::::::::::::::＼:::::::::/ﾊ """ "
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
大海皇子は、
その、神のような二面性を持っていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【 大海皇子さんち 】
:::洲l ,-llll{_ノ;';';';';'＼
;';';';'／,.ｲll|⌒ﾐ;';';';';';';')
７洲／/lll{:: :: :.:~'´´´ ＿_＿＿＿＿__
(;';';';';';';';'ミzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz,.ィ升三三三三三ﾒ,
l洲 /,l洲､'//'//////////////////////////,ｲ三三三三三三ア/ム
l洲 //l洲トミ=========================,ｲ三三三三三三ア/,<'//,＼
}洲 l＿洲l_|__|＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＞く三三三三三三ア//ｲｌ| `'ミ//,＼
}洲 .|洲ｌ | l | l二ア´三三三三三三＞く彡イ:::|::| /`'社/≧=ァ
l洲zzz|洲l | l | `寸ZZZZZZZZZ彡イニニニニニﾆ7 _二＞＜
l洲￣ }洲lｺ |ニ|ニニニニニニﾆﾆ|| l＼ ＞´／￣l:l::|￣¨ア￣￣７__./二＿_| |
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/__ / /ニニニニニニニニニニニ≧=---=≦ニニヽ、 .￣￣
{__ノニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ／l//ﾆﾑ
{ニニニニニニニニニニニニニニニ／V／///=ニニ{
／ニニﾆトトニニニニニニニニニニﾆ/ /( ;;;)/ ／ >ﾆ/
. ／ ／へﾆ( ＼＼＼⌒＼ (＼／__)/＿ /-=≦ ／.／ ／`、
( ;;)／ ／ ヽ≧=-ハ⌒Y⌒l ヽ／／＿ ＞―< {ｲ ／ `、 （ン？）
／ ／ | | | |≧＝┬┬￢冖￣lヽ / V ∨ V `、
. (;;;;) / / | |Y ヽ zzxヽ ヽｨテ示> ゝヽ l ＼ ∨ `、
/ l / 从 l .八乂ｿ ＼l ゞ' / / λ l ＼ ＼
./ l / / 人从｀ミ=- ' ∠ｲ/ / V | ＼／ ＼
/ / /==/ ノ 乂 ヽ､ _ ／l/ / Ｖ | ＞ /
/ / { ＼ｲ ＞ ミ=-＞‐＜┬/ /ﾆ=-､V ヽ-=≦＿＿／
l ./ ￣ / ／ﾞ仁二>ﾄ＼ | |ｲ /--＜ ＼ ー------ 、
| ,′ V ( {ニニ/ﾆ>l＼/∨ﾆ>-==- 〉=}＿＿＿＿_ ＼
. { l )ﾊ ) lﾆ／ ヾニニﾆ／ ＼//ﾆ//＼ ＼ ＿＿＿ ＼
. | 、 l/ ／/ }ﾆニ/ ヾ. X /////＼ ＼ ＼
【 宗像尼子娘（むなかたのあまこのいらつめ） 】
／《 〃ニニニ/＼ニニニﾆ＼
／ﾆﾆヾ＝彡ニ{￣￣ヽヽ ＼/ヽ＞ニ=＼
／ﾆ乂_ノニニニト＼ ＼＿}＿/´＼ニニヽ
/ﾆ／ ／ニニニニニﾆ＞--ﾍ＼〉」 ＞" /ニﾆﾑ ＿
/／ ／ニニ=/ ＿＿ヽニニニニﾆ＞ /／〉ニニﾑ／ .／
/入_／ニ／_ノ_{／ /ノ7／ニニニニム〈＿／ﾆ=ﾑ／
} /=／ ／＝} / /,ｨｧ=zxl ｨﾆニニﾆ＼≧ﾆﾆ} ／ 〉
/ ／ ／_} / 〈川 乂ソ ＼(ｧ=、V⌒Vニヽ}ニ}／ ／
{ 入／lニ/ / } ﾐ=- {ソ》 /} ＼ニﾆ/ ／
＼ l／ ／} /_/┬- ＿ ′厶ｲ/＼ ＼/ アソコ ガ、みこノ屋敷カ？
ヽ＞ ／／ /{ { | /￣7＜ノL_ﾆ ＼ ＼
＞ ´ ／／ ∧{ { |＿_/＿/／///∧＼ ＼ ＼
／ ／／ ／ ｨﾆ≧≦/￢＼///////∧__,〉 } }
〈 ／／ ／_ ノ′/=/ ヽ///////∧ /l / __
∧ {_/ // / ./=7 j ∧///////∧／/ / ｨ圭′
＼ / ｌ { j V从 / .:/ｌ ∧＼//////＼ / ｲ圭/
／ ./八:::',::/ ノ ヽ:::/-::::::/ )∧ ‐＜///＼ / ｲ圭/
/ }//i} i′ i ／ ／//∧/ ヽ ///＼ｨ佳Ⅳ
./ ／///! l -=彡イ /////∧ ﾄ////佳圭/
/ ／////从 {//////ﾊ l///佳圭》＼
./ ／.///////人 V//////ﾊ l/ 佳圭》/// ＼
.／//////////i| ﾄ ヽ//////}-==l |佳圭》///////
-──-
／ ＼
/ 宗像
| |
, ∩ ∩ .|
{ ∪ ∪ 八 さようで。
ゝ -(_人_人_) -- ==彡 l＼
廴, _＿}/⌒
/ ﾟ，
Ｖ⌒l }
乂_ﾉ＿＿＿ ＿ノ
.............:::乂_ﾉ.....
:::::::::::::::::::::::::::::::::::
【 海人族 】
∧＿∧
（ ´Д｀）
／⌒ ヽ おや、わかりますか。
／ ,イ |
（, < | ｜
＼ ヽっ |
ヽ＿｀) _, l
| | |
| | |
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ=／/ イ_／ニﾆﾆ}
ニニニニニニニニニニニニニニ＞-ニニニﾆﾆ／lニニ／l/ / /ニニニニﾑ
ニニニニニニニニニニニニﾆ／ ∥ニ ｲニ／ //l／ / /-≧ニニニ∥ }}
ヽ＿ニﾆﾆト 、ニニニニニ／ ∥／ レ′ / l /ﾆﾆ∥ l}ニニﾆ{{ ∥
. `、 ＼入 ＼ニニﾆﾆ/ / / / ／_／ニニl{＿∥ニニﾆゞ/
`、 ＼ヽ ＼ﾆﾆ/ / / /／ニニニニニニ=〃lニﾆﾆ/
ﾊ `、 ＼ヽ ＼{ ／/＿__／ ／ニニニ／⌒ヽニニ{_ノﾆﾆ／
＼ ＼＿ ヽﾆ=---「￣ / // ／ﾆﾆ＞=ﾆ/ ／￣¨冖￢＝――￢冖¨￣
ﾄ ＿＼ ＼ﾆ=〈 〈 l / ／/__∠-＜ヽニニ＼≧="
ニニニ＼ ＼__＼_,〉人／レ斗＜＼ `、 ﾏニニﾆ＞zz
ニニニニニ≧=--ｧ￢冖¨￣l＞‐〉￣ ＼ `、ﾏニニニニ
ﾑ ﾏニﾆ/ l l /∨￣Ⅵ、 ilｨ≠テ㌃》ﾊ. | }ニニニﾆ ワカル。
ﾆ} }ﾆﾆ{ ｌ | rﾃて㌃ト〉＼ {、乂ン/∥! | |ニ＞ "
Ｖ ./ニ=l 小Vj 八乂ソ ヽゝ ∥ｲ Ⅵ「 マルデ島ノヨウダ。
/ﾆﾆ=ﾑ 从V＼ 、 __彡' ∧ Ⅵl
./￣￣￣、 人≧=- _ ／/ ∧ Ⅵl ＿＿ ／/
ヽ ∨ !个s｡ ´ ／ﾆﾆ{ / 込 ヽ-- " ＞ 、 ／///
r='／ ＼ ＼lミ- ＿≧=‐ "／ ヽﾚ'⌒Ｙ ＼ ＿__,.イ⌒＞ ＿ ` ＿_ノl/////
{ Y＿＿＞ ＿＿＿＿＜ ,＿_ l | | | |//////////≧＝≦//////
{ | | | |￣ ヽ ＼ | | | ///////////////////////
ﾊ ／丶 | | | | ＼ ＼ | /¨’///////////////////////
///////ヽ | | | l＼ ＼,|／//////////////////////////
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
その屋敷だけ、周囲と違いすぎる。
まるで空間が切り取られたように、浮いていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
高い塀の向こうには、植えたのか、はじめからあったのか
背の高い木々が植えられていて、
周りの空間から断絶してしまっている。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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"'`',:'':;;:,'ﾐヾ:,;:ゞ'ゞ.;;:';;ゞ;:!; l .;,;::. :l.:;r"ｿ;;:';;ゞﾐ:;.;;ゞ;:;ゞ,:;i''`ヾ;ﾐ:;;:,ゞ:;ゞﾐ,:;:'':;:;:;ゞ;ゞゞ;ゞ;:'':;;:,'ﾐヾ:,;:ゞ'ゞ';;ゞ;;'ゞ;;:'ゞ';;:.:;
.,.;;'ン:;.;ヾ ゞ:.;;ﾐ;:;ゞ':;ヾ;:;|;; | :;;;.;::.| ;|;;`;,'ﾐ:;ﾐ,"ゞ;", |; ｉ :|!:.::.:.:.`;;:ｿ:;:ﾐゝ,:;:'':;:;;.::;,'ﾐ:.ﾐ,"'ﾞｿ:;,:;.;ヾ ゞ:.;;ﾐ;:;ゞ':;ヾ:;':;;ヾ;:"
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.:;;;:;ヾ ゞゞ';::;;ヾ;;ヾ;ゞ:;;ゞ;|:';:.;;,;:.:;| ;;,:;|;:;ゞ;ゞゞ;ゞ,:;;ﾐ:;|;;:|:. .::;|:. :. :.;| .;:|;;:;ヾ:;ﾐ;:ﾞ:, ,;.,. ,.:;ヽ:;ゞ!:;j:iｌ:;j:,j,:r;ｿ;:ゝﾐ;ゞ;ゞ:;;ヾ:'ﾞ､
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ヾ;ゞ:;,;;ヾﾉｿ;;ヾ;:;ヾ;:,ﾐゞ;|,;,:|.:;;;.::;;;:ｌ:;;:|;;:'':;:;ゞ;ゞ';:;:ゞ;;|;: ｌ .;|: ;| ;| ;|ﾞ;;`､,.;::;,'ﾐ:.ﾐ,"::'';,::ﾐ,`ｌ;;j:;ｉ:;j:,j,ｌ;;:;ヾ ゞ'::､:;;:ゞﾐ;';:,;.
`';:;ヾ;ゞゞゞ;':j.ij;j,!;,:, |;;::|:;,;,::.,;;:|:;;;|;:;ゞ;,:;:'':;:;'";ヾ;;|; . ;rj: i :, :| ,|;:;":;ヾ;;ヾ;ゞ:;;'':;ﾐ,",;.:;|:,j:i:;j:;,l:,l;ヾ;ゞ:;,;ヾﾉｿ;:;ヾ;:ゞ
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.;,;ﾉ,;:;ヾ ゞゞ'|j.i:,j:,j|ﾐヾj:ｌ:;;:|.,;;;:..:,;;.,;;:|ゞ;';i;r`､;:;ゞ;:';:;| ｌ; ;: .;|: : .;|:; ;ゞﾍ;'i: ;ｌ.:ｉ;;:ﾐ;:;ゞ;:";|;:ij;:l;,i.;j;|:'`'::;,ｌ:';i:|:. :|::';l:,
ｿゝゞ,:;ﾞ;''`|,:j;;l;,:i|"ﾞ`| l:; | ::;;;, ::. :;;| |i;li|;':;ヾゞ;ヾ;|;: :ｌ: .:| :r :|;;:ﾐ:;ﾐ;| '; ｉ; ﾄ､;:ヾ:;ﾞ';;:'|;l:j:;|;,:ij;:| 〈;:;..|;';:;| |;;':;.
;ヾﾞ;:ゞ;;:ﾐヾ:;|.:ij;:ｌ;,i|. |;. .;;':;;, ::;;:|.:;;;| |lij;|,;';,:'ゞ;, :ﾐ|;.|: :;|:. .: .:;|; ;|.,.;;'ゞ'|:|; |:.;|"'`' ;:; .;, |;j:,i,l:;ij;j;| ゞ;.|;';ｉ:| |:i;:l;
ﾉj;i:;i:l;ｉ⌒ゞ|:l:j;,l;:i;|. |;; ,;| ;; ::;;;:| :; | |li|l|"ﾞ'＾!;ｌｉﾞ'`|;:|: :,| ;ｉ. :| .:l; .;|:'ﾞ ';:|,ｌ :i|:.|!,:;:':ﾞ;;ﾐ ゞ|;j;,ｉ,.;j;j:;:|. .|;ﾞ;ｌ;| |:';:;i
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:|;i;l;:l;|;. |,.j;l:j,;j,|;, |;, y' : ,-､:; ;; ;|ヾ|ｌ;ｉl|:;:;ﾐ;!;li} |;:|:. ;;|:. .:}:..;|: .;|:.;| ;;;:| |: i :;|:;;ﾞヾ:.ゞゞ|;:j;ｉ:j:,;ｉj,;|;: |;';i;:| |:;'i;;
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;i;l.;;l;|;. |.j:;j,;j.j;|;;ゞ| ;;!:;;, ';`ｲ:;;;: :;| ｌli;l!| | il}. |:|: ;. .;| .:i,: :|;: .;|.:.;| ﾞ|:i :;l |:| |li |:i,;j:;j;,lj;:i| ﾉ:|;'ｉ;ｌ:| |;i:;;.
ニニニニニニム ＼ }> 、 | ／⌒ヽ＿／＿__／ニニニニニニニニニニニニ
ニニニニニニニ≧ss--＼ / ＼/ / / Y三三三ニニニニニニニニニ
ニニニニ＞――-- r‐ﾍ ヽ | ／ / ／＿＿／ニニニニニニニニﾆﾆ
ニニニニニニ＞---ﾍ ＼__＞==ニニニニ三≧ニニニミ<ニニニニニニニニニﾆﾆ
ニニニニニニﾆﾆ／ニニ≧=イ', / l、ヾ ｀`ヾニニニ}ニニニニニニニニニニ
ニニニニニﾆ=／}ニニﾆ// / 入 l {ヽ_zzzx ﾏ/￣｀`ヾニﾆﾏニニニニニ＝‐
ニニニニニ／￢「￣￣::/ / /_zz=ｲ、 ﾊ´ (::rり》 Y ∧ ∧￣￣
／ ∧ / / 《 乂r)ヽ__ ﾊ `¨¨ Ｖ l l`、 ∧ ＼
／ ／ / { ハミ__¨´ , ｀` /ｲ__ﾉ.ノ `、 r‐ﾐ ＼ ＼ マルデ神域ダ。
.／ / .／ ∧ミ=≧=- _ _ -=彡イ ﾊ ヽ. `、 ヽ ＼＼ ＼
／ ／ / / / ゞミ=}i込、 イ| | (/__〕 ﾄ `、＿ﾉ ＼＼ ＼＿ ナニヨリ……。
／ / ￣ / ,．ｲ }＞-＜---yl l人 l / ＼＿＿ ＼＼
ノ ／ { / ﾉ/ Y ∨ヽ、ヽ'/=〉 ＼ ＼ ￣￣
／ ／ / l/ イ{ | } } V―- 、 ＼ ＼
/ l / / {l l i / / }////ﾊ / }
／ / / {ヽﾐl=ﾊ j /__彡 }/////| V ＼
.／ / { ヽ-'/lハ__ﾊ＿／⌒ﾌーｲ //////| V
／ /￣＼ ヽ}=}仝l=/ ／′ ／ 、∨///〉 V
/ / / )l Y /l/／ / ／((__ ヽ ∨/∧ |
/ { i ´ ) /{ /l/ { / / / ￣ }、 ＼//＼ |
./ λ i __彡＼／i ヽゝ=/ /∧ ＼//＼
:{ / ヽ ヽ ,.:::::::::ヽ j ///∧ ＼//＼ /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
門の左右に控える厳しい舎人が、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
,r''"´三二`''ｰ-､
j , ｨｲ二三三ﾆヽ｀ヽ､
ﾉrｧr‐''ﾞヾミﾐ ヽ
ﾘ ）) ｀, ミ二ヽ, `,
/ _,,,､､､ ﾄ､ ミ三ヽ, ,j.
〉｀tｧ'´ ｀ ヾ,r-､,ミﾐ､ i!|
ノ ﾘｲ ,! ヽ ,!ﾊ
ヽ, ,' ソ ﾄ､ ,! ,ｿ
ゝ_ _, / 〈 ﾊ j ﾚ'
〉´ ,ィ ｿ ,j
ヽ _ ,,ィ'´/ ＿ __ミゞｨｲ'´
,ｲ「＝-､ iI
jjﾊ( ' _ ,,． -‐」_
,ィ´ｿ´'¨´￣／三二ﾆﾆﾆヽ
,,／/ ( ,r'"´ﾌ `､
,ｨｿQ)ゞ''"´ ,ｨｲ , !
,．‐'´/,ィ´ √￣￣￣￣￣ !
_,､／ ヽj´ ,r'´ ,ｲ
,ｲ三二ゝ'>二ﾌ''´ /jl
【 大伴友国（おおとものともくに） 】
, イ´≦三ニミ ､
/////////'´ ＼
//////////i ､ヽ
//////////'＼､ ｉｌ',
//////／" ヽ､ ／i; l
,,/､'///// lﾍ'／ l/l
/,,/､ ∨// ／ ､ヽ ,/i; l
/ l l''l l// ' ヾ' /'/
_／/ ﾍ'7/ l/ ,ｒ､_ ,/
／l Y ﾍヽ'' / `‐`≧ｿ ｒﾆ/
／l// l iﾍ /､ /
／l l ',＼/ヽ /ｰ-,-,-ｧ ,//,＼
／ l ', 〉// /ｰ'ｰ'ｰ//////,〉/､
／ l ///ヽ､_// ＿//,メ///'／ ＼
/ ､ ／///､//７＝ニ´〈ニヽヾ／ ヽﾍ
/ ` ﾞl/Ｐ_// / -､ヽl l C〉/ﾊ" ,ヽﾍ
/ ''ﾍ/＼ー`――'ﾆ ィ彡//ﾊ ､ l'/ ﾍ
【 佐伯大目（さえきのおおめ） 】
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
寄りがたき空気を醸しだしていて、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
大伴と佐伯、武の一族が足並みを揃えたか
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
門の前に立つ朱染めの舎人が、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿_
／三∠二￣
／三三三三三三≧=-､
／三三三三三三三三三ﾆ＼
／三三三三三三三三三三三三＼
|三三三三三三三三三三三三三三＼
|三三三三三三三三三三三三三三三.＼
/三三三三三三三三三三三三三三三三ﾆ＼
/三三三三三三=ﾄ､＜三三三三 /-､ヽ三 ﾄ､ ｀ヽ
〈三三三三三三三ﾄ､ ＼>:,.へ三三ﾐヽ }三ﾆ＼＼
|三三三三三三ニV／イｨt刈ﾄ､ﾆV ﾉ /三三三＼
|三三三三三|＼三《 爪＿_ 彳 ＼j' /ﾆ三ミ､ヾ￣ヽ
八三ﾄ､三ﾄ､ {ハ ＼ 乂 ￣ ﾐ 「 Vﾆﾊ乂
＼! ヽハ ヽ}:ﾊヽ ＼| ﾐ､ | !厂｝
＼ 八 {::::{_,. - ∧ /: :八＿
／ヽ ｀ヾ〈. /:／:／ : : : ├ ､
／三三 ＼ ー＝=‐ .／ ／: : : : : : / / ＼
_,.-=≦三三三三ヽ ／ ／: : : : : : ／ /: : : : ＼
-=≦三三三三三三ﾆゝ-／￣: : : : :＿＿＿／:／: : : : : : : :＼
／三三三三三三ﾆ／: : : : : : ／ : : : : ／: : : : : ／￣￣￣￣￣ヽ
∠三三三三三三三三／: : : : : : ／ : : : : :／: : : : : : : : :／￣￣￣￣ヽ }
/三三三三三三三三∠: : : : : : ／: : : : : ／: : : ／: : : ／: : : : : : : : : : : : :＼
／|三三三三三三三三三≧､: :／: ＿＿／: : : : / : : ／: : : : : : : : : : : ＼ : : : : 〉
､ |三|三三三三三三三三三三冫 :／: : : : : : : : : /: :／: : : : : : : : : : : : : : : : ＼: :/
≫､ |三ヽ三三三三三三三三 ／/／: : : : : : : : : : /／: : : : : : : : : : : : : : ＿＿＿__〈
三≫､ / ＼三＼三三三三三ニ／: :〈 : : : : : : : ＿＿/ ￣￣￣＼: : : : ￣￣: : : : : : : : : :〉
三三≫､ r‐/三三＼三三三三三三ﾆ| | :/∧ : : : : ／: : : /／三三三＼＼: : : :￣￣￣￣￣￣＼
三三三≫､ 〉 {三三ﾆ ,.--､三三三三三 | | /: : :＼／: : : : :/ 三∧三三三| |＿＿_: : : : : : : : : : : : : ＼
`≪三三ﾆ≫､ /∧V三ﾆ ///} }三三三三三| |: : : : : : - : : 《三三∧三三ﾆ|＿＿＿＼: : : : : : : : : : : : : :
`≪三三ﾆ《三∧三 /ﾆ ﾆ, /三三三三二 ! !: : : : :〃:l l ヽ: : :V三三 ＼三三三三三＼＼: : : : : : : : : : : :
､ `≪三三三ﾆ＼ { {」|//三三三三三ﾆ:| |: : : : :{ {┘┤}: : : V三三三≧=､三三三三ヽ ヽ＿＿＿＿＿
≫､ 厂三三三三三乂__/三三三三三三 | |: : : : 乂 | 「 ﾉ: : : : V三三三三∧三三三三{ 〈￣￣￣￣￣
【 隼人（はやと） 】
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
人も魔も焼きつくす火を噴く山のような眼で
何事かが屋敷に入ることを拒み尽くしていた。
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ああ、胸に穴が開いてこの世は地獄だって精神状態なのか
r‐┐
／＼ | | r=. ＿__
＼ ＼ |＿| Ⅷr=. ,ｨ孑´＿ ＿_ｎ_,00 _
. <＼ ＼／ ,．-―＝ﾆﾆﾆ( ¨¨ 、 ⅧⅧ.....,ｨ≦圭系圭圭≧ｪ.､ `て ｢ l | ｎ
＼>. ／ニニニニニニﾆミ=---ｲﾐs.ⅧⅧ...j圭圭圭圭圭圭ミ:､ .r'丿 Ｌ.ﾕ U
r , ´l }ﾆﾆﾆトﾆ／Y＞‐ｧ-／⌒＞ﾆﾆⅧⅧ佳圭圭圭圭圭圭系,
r Ⅵ / //＞―<__〉-┴∠-∠ イ≠／/rⅧ..ﾞ艾圭沙＝气圭圭卦
Ⅵ Ⅵ /(=彡'⌒ヾ=-┬￢´「┴/ニニ{iI/ｲ〔ﾆ={_Ⅷ . `州'´:-:‐:=: :≧:=:ｰ:...___
Ⅵ Ⅵ///∠二=ﾆﾆ≧ニニニニニニﾆﾆヾ/＼.___,...＞:´: :`ｰ=≦: :=-‐‐: : : : : : ≧x､ ））
Ⅵ Ⅵ∠二/ﾐy)ニニ＞'爪 ﾄzｧi ﾘ＜ﾆﾆ. メ､: :ｲ: : : : : : : : : : : : :」:_.: :. :. .:.＼: : : : : :`: .､
Ⅵ Ⅵ )ｲﾆ/ニニﾆ/ﾊ巧 ゞ'Y/Vﾘﾆ....fﾄ､: :v :}: : : : : : : : : : :【_╋_】.: : : :. :. ` _，.: : : :.＼
Ⅵ》ノ/ニ{ニニﾆﾊ小＿/ヽ／ﾚﾘ／.ﾞﾒ: : {: :ヽ|i: : : : : : : : : : : : |｢.: : : : :. :.': : :|iﾄ､: : : : : : ＼
￣ } }=/¨¨ '从ｲ | | /／㌢..冫: : ヾ:.ｲi : : : : : : : : : : : 八.: : : : : : : : :.|i:i:iヽ: : : : : : :.ミｰ:、
/ /{={ zzﾐ=〉┴㌢"... ∧ : ヽ: `ハ: : : : : : : : : : /i:i:ﾊ: : : : : : : : :|i:i:i:i:ヽ.: : : : : : : : : ヽ
/ / ヾ＼ { ヾY/ ',. /: :ヽ.: :.'yi:i:i:iト､: : : : : : :./i:i:i:i:ｉ|.: : : :. :.,.:イj:i:i:i:i:i:i:`ｰ=､: : :.ｨ≦そ､
〈 〈 ヾi/′ }ｲ }_ﾞ,ｲ.: : : :.Ｖ´i:i:i:i:i:iﾉi:≧トｪ_ /i:i:i:i:i:i:|i__;.:彳i:i:i｛ ￣ヾi:i:i:i:i:i:iゞ´_彡彳´冫
＼ ＼. （i ノl ＞-圭ﾞ|_冫: : ,:‘i:i:i:i:彡'|i:i:i:i:i:i:i:ミ´i:i:i:i:i:i:i:i:i:__i:i:i:i:i:i｢. ¨`」i:i:i:i:/: : : : : : :{
＼ ＼/ﾌ7i´ l ﾑ.....メ: : ヽ:_:「i:i:i:i:i:i:i:i人斗冬ﾐi:i:i:i:i:i:i:i_.:イ:_:_`ヾi弋 .:イi:i:i／.: : : : :. :. :.｝
ヽ／ }j l ヾ..｛ミ≧ｰメi:i:i:i:i:i:ｉｼｲ: : : :_:_:_:＞==≦_:_:ﾍﾊ ヽ: :ノi:≧彳ｉ:ｉイ.: : : :. :. :. :.／
＞／ / ヾ三云≧=,一ﾒ_:_:,ﾆﾆ|i |ヾ_冫j !ﾄ､,..厶 ヾ冫__i:i:i:ｉ／.: : : : : :. :. :.／
＞/ ／ ./ ,.. ヾ≧シ:´: : : : :ﾉｰ-:|i |´_/イ-‐ _ ゝイヽ ヽ三ミ≦:._: : : :_:_: イ_
／/ ／ , / j. ≫ー―‐≦`____:ｊ{ ﾄ､’-=≦ =-‐ ´ }___冫`ﾏ三云≠三三! i|
／/ ／ ／=/、 ′ /:i/r‐‐｣」_,... -=そ |i ｝￣__,,..... -=≦「: : : ヾｼｰ=≦三三弐.i|
／'/// ∧=/_|_＼ ｨ=..{i/_|i＞ __,,..... -=≦i人卞、孑”|i ﾄ{ヾ:ト､:_:_ノ___ ￣￣￣
／///// /ﾆﾆﾆ}ﾆﾑ /ニ{.｢ .:{{.:ヾ__ ｝ｪzz=-=≦ﾆ冬､ヽi:ｉ:八ﾘヽ｣! |i斤: : : ﾊ
/////// 「=ﾌニ／〉ﾑ /ニﾆ{.>彳´/|i|i| i:i:i:ｉ〆メ／i:i:i:i:i＼ ＼ ) 人ｉ」ヽ|i:_:_:_:」ﾄ､
/////// |≦／／ﾆﾆﾑｰ‐／ﾆﾆ＼ﾞ}////三i| i:／／イi:i:i:i:i:i:i:ｉ:ハ ヽ ＼州 ヽ、¨`|i: : :ﾘ
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:;ｲ |:::/ft＝＝＝=={'ｪｪｪｪミ､ヽ.}〃／ / ,ｨｪ|/ -t''´’ﾉ.::〃.;</ /ヽ:/'´.: :∧ : ∧=- .
| {/ ﾞﾐヽ 廴_i!ノ,ｨ ｀ }::/ ,ﾊ ＾ﾐｔl' ￣/.::; イ / /ヽ.∧: : : : ∧ : ∧: : : :=‐-
| ' ヾtﾆﾆ＝==＝彡' ,'/ |::{ `ｰ=ニ/／ ,'/ /三ﾆ}: l : : : : ∧:. :∧: : : : : : : : =‐-
| |::{ ´ ,'´,厶ﾆﾆﾆ}: l: : : : : :|ﾊ : ∧: : : : : : : : : : :
{ |:ﾑ /イ三三ﾆﾆ}: l: : : : :.:|: :!⌒ }ﾆ＝==- : : : :
ヽ{ |ﾆﾑ /三三三ニﾆ}: l: : : : : |: :| : : ﾄ : : : : : : : : : :
＼'. |三ﾑ ）） ../三ﾆﾊ三ﾆﾆﾆ}: l : : : :.:|: :| : : |::|: : : : : : : : : :
'. ＿_ ノﾆｱ'’ /三ﾆ/|::lVニニ}: l : : : : :|: :| : : |::|: : : : : : : : : :
'. ∠三三ヲﾆ／ /三ﾆ/ ,':,' ∨三{: :l : : : : :|: :| : : |::|: : : : : : : : : :
∧ ｀¨´ /三ﾆ/ {::{ }ﾆﾆ{: ｌ: : : : :.:|: :| : : |::|: : : : : : : : : :
!///// /// //////////////////､,/// ヽイ ./ ／::::::／/ rミ三f'_/＿,ｲ!
! ! il! ! ゝ/'ヾ///ヽ/////¨ ﾚﾞ ヾ/ ./ i! ﾉイ/:::::/ // ｨ=／￣｀ヾil!
ﾑ Nﾄト､i!＼,,,// Y〃 ヾ.// i! .i! ,i! ｲ // /::::::/ .// .// ｀
!ヾ! `i! ヾ! .＼Y .il! }/ ﾑ .!〉__,ｲ|¨´ i ｲ' /⌒Y! !l / ﾉヽ、
! .! l ゝ ! il! // _,ｲ/〉-‐ﾚﾞ￣ﾘ .ﾑ ,ｲ/ノ////ｰ=＝〃 _
､ ヽ ヽ .＼_ ヽ_ il!__／ }{￣｀ヾ/ ./ ,ｲ ノ/ﾚﾞ////////'´ iﾊﾄ､ ＼
.､ヽ-ヽ＝'´ ヾ{´ヽヽﾍiﾚ /ｲ ,/ _,イ-ｲ/ゝｲ////∠-＜´ /i / !.!ゝ､＿_
､＼ヽ`､ ＼ ヽ､_ゝ､-ゝイ//≧ﾞ/77///////＞'´ `ヽ ヽヽ ,ｲ / !/////77ー
/≧zヽイ≧==='////////////////＞-ﾍﾃ.:r.と ﾉ ハ i /!!／/ /'ｲ∨////∧`
////////////////////＞-‐ベ´ ヽ !ゝ=＝'′ ! / / ./ / ,ｨ i !＼////∧ ？
'´ ヾ´＼￣｀ ー‐ﾍヽ￣¨ヽ￣´ ヽ＼ ヽ! /,ｲ ! i! ' /::.. ゝ＼_,｀`＝‐!
＞､ ヽ＼ ヾ､ ヽ Y ／´ !、 !r､ ! ゝ、 ＼-‐｀` i
／` ヾ::!､__）ﾉﾑ＼ヽ` , ` ´ ∠/フ¨Yz､ヽ￣￣￣￣｀ヽ ／
＿＞'´ ,ィ'´ァz､＿ノｰム ｀` ＾_ _ イ,r'´ }/////'≧z､ У
￣ i:::::/{ヽf‐' ､ `} //＼ ｰ ’ ィ／ ヽ //////////ﾑ /
∨{ ｀f‐-､,､L_」_ェ!ヾ/＞｡＿__ -‐⌒! iノ≧z////////////}./
`ヽ、 ゝ! ｜ | .Y ￣|￣ ｷ /≧zｿ/////// ////////ﾚﾞ
ヽ / r┤ﾉ! 」 | i! ヽ、＿/／////////////////// !
| / ::::::::/::: ＼＼＼::::::::..＼＼＼::::..＼
|:l: /|: ∧:::::::::..＼＼＼ ::::::..＼＼ :::::::: ＼
/ l/ :|/ :: '. : ＼ ::..＼＼ :::::::::::..＼::::::::::::::::::.
〈 :::::: ｌ| ::|＼＼::..＼ :: |＼::::::::::l :::::::::::::::::::.＼| ……うむ。
'. :l:: |:::::|＼＼＼|: ＼|><l＼:: |: |ｉl::::::::::::::::.
'.ﾄ､|:::::|㌃洵＼|＼: |ィf洵ﾊ,ﾊﾉﾉ}::::: |＼:::.. 良か潮の匂いだ。
＿∧ ＼| ﾞ¨¨´ Ν ﾞ¨¨´ /ﾉ∧ :: |､、＼
.．ｧ7 /////7'. .l ./／∧＼| .,,_
＿＿,,.．ｧ7///////⌒＼∧ ､ ─ｧ /////∧ ＼＼．.,,＿
. ／ ／／////////// ｝'∧ 丶.,＿＿_,,.ノ ///////∧ ＼＼ ＼＼
＿＿＿＿)＼
＞:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::ﾑ
-─=ﾆ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼
⌒＞:i:i:i:i:i:i:i:i:i:=ミ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼
∠ -─ｧ:i:i:i:i:i/ｲ/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::i:i:i:i:i:)
／:i:i:i:i:i小Vイ/ 匕斗く代:i:i:i:i:i:i:iY
／≧Z:i:i:i:i:i:i:`7 ／ 人圦／:i:i:i:i:i:i|
/ｲ:i:i:ﾑｲ | r ／イ∨＞ｲ 入られくいや。
/二二二＞＜ ＼ ｰ--' ﾉ
∠二ﾆ=ｰミﾆﾆﾆﾆﾆ＞ ー/＼ みこは良かつがいを
/⌒寸二二二二二二寸二ﾆﾆ > /ﾆﾆﾆ＼. 見つけられもしたな。
Y/二ﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ寸 ／￣ ＜ﾆﾆイ
∠j.{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆY | |:::ﾆﾆYﾆﾆヽ
イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| j j::::ﾆﾆ|ハ/ﾆﾊ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| .//:::∧ﾆ|ﾆﾆVﾆﾑ ／＼
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆイ: :寸::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆV/: : : : :ﾆ|二ﾆ}二j -=ﾆXY >
ﾆﾆﾆﾆﾆ＞＜: : : : : : : : |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆl: : : : : :.ﾘ二ﾆ|ﾆﾆﾊ _-=ﾆ二ﾆ=-く
ﾆ＞＜: : : : : : : : : :イ: : |ﾆﾆ ＞┬寸二|: : : : :Y二ﾆﾆ|ﾆ/二＼ _ -=ﾆ二ﾆ=- ||
: : : : : : : :.:＞匕.:: : : : : :|二/ / }ﾆﾆ|: : : : : |ﾆZ7寸寸ﾆﾆﾆﾑ _ -=ﾆ二ﾆ=- ||
: : :＞＜:.:: : : : : : : : : : :.|ﾆ.{￣/￣/二/: : : : : :|ﾆ{/ソ: : :寸ﾆﾆﾆﾑｰ=ﾆ二ﾆ=- ||
__ s≦ﾆ二二/¨¨ ‐- 、_
_ s≦ニニニニニﾆ{{ ヾﾆ丶
__ ／ニニニニニニﾆ≫=≪､ }}ニﾆ＼
〈//＼ ／ニニﾆｲニニニ イ《:::::::::::》≧s。＿＿ 〃ニニニ＼
＼//ヽ/ニニﾆ／ ﾚ‐ｧ／ /ﾆ≫=≪圭圭圭≧s｡ニニニニﾆﾆ
__ ＼/ニ_/¨Y /__/ ≫＝≪ニ＞寺圭圭圭圭≧s｡ニニニ
〈//ヽ/ 〈 Y＿|／/⌒l___《:::::::::::::::》≧s｡ニ＞寺圭圭圭圭≧zzx
＼/{〈＼〉' ィ￢冖__/ニ=≫＝≪圭圭圭≧s｡ニ＞寺圭圭圭}ﾘ
/⌒く＜＼ 〉／＞┬┬‐ ＜ニニ=＞寺圭圭≧s｡ニ＞≠//
{¨¨ヽノﾆﾆﾆマl、 l {斗==ヽ 川ﾊ川 ＞寺圭圭圭≧入〈
＼='ニニ{/l ｌ|ヾ､ ', ｧ示ミ､Yり/l l }＿＿＿}ﾆﾆ>圭圭=》
/ヾ ＞x _l Vｨ=ﾃﾄ ', "_以ﾝﾞ }//// } _＿}／ ＼__ン
ﾄ ∨ニﾆﾍ ﾊ〔ﾂ ヽゝ __彡ｲ/人{ ／ ヽ＼ ＼＝‐ （儀式カ何カ？）
/ 〉ﾆﾆ/乂__i ′ /／ノ从∨ ∨ ＼ ＼
/ /ﾆﾆ〈 ノ 爪 , - ／／// /＼ ∨ ＼
/ //-==＞//,小へ、 __ィ{ ( //＞￢/::::::＼ ヽ ＼
/ // /／-=≦ミﾘ≧三≫ミヾヽヽ | ＞‐‐ 、 ＼
/ // ∥ ／三ﾆ＞'" | | } / ／ ∧ ＼
/ 〃 ∥l { ｲ「 | | |__／/／ ∧
/ / ∥＞ ミ=-l | |斗＜ ／＿＿ ∧＼
/ / ∥ } lﾊ |┬＜ /// / / 丶 `、＼
∥ / //// |┴/ У/{/／ ヽ ＼
{ ノ ,． ＜// ｌﾆ/ / ／ ィ::ﾊ ＼
＿＿＿＿)＼
＞:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::ﾑ
-─=ﾆ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼
⌒＞:i:i:i:i:i:i:i:i:i:=ミ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼
∠ -─ｧ:i:i:i:i:i/ｲ/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::i:i:i:i:i:)
／:i:i:i:i:i小Vイ/ 匕斗く代:i:i:i:i:i:i:iY
／≧Z:i:i:i:i:i:i:`7 ／ 人圦／:i:i:i:i:i:i|
/ｲ:i:i:ﾑｲ | r ／イ∨＞ｲ ←なんかやり遂げた顔
/二二二＞＜ ＼ ｰ--' ﾉ
∠二ﾆ=ｰミﾆﾆﾆﾆﾆ＞ ー/＼
/⌒寸二二二二二二寸二ﾆﾆ > /ﾆﾆﾆ＼
Y/二ﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ寸 ／￣ ＜ﾆﾆイ
∠j.{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆY | |:::ﾆﾆYﾆﾆヽ
イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| j j::::ﾆﾆ|ハ/ﾆﾊ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| .//:::∧ﾆ|ﾆﾆVﾆﾑ ／＼
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆイ: :寸::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆV/: : : : :ﾆ|二ﾆ}二j -=ﾆXY >
ﾆﾆﾆﾆﾆ＞＜: : : : : : : : |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆl: : : : : :.ﾘ二ﾆ|ﾆﾆﾊ _-=ﾆ二ﾆ=-く
ﾆ＞＜: : : : : : : : : :イ: : |ﾆﾆ ＞┬寸二|: : : : :Y二ﾆﾆ|ﾆ/二＼ _ -=ﾆ二ﾆ=- ||
: : : : : : : :.:＞匕.:: : : : : :|二/ / }ﾆﾆ|: : : : : |ﾆZ7寸寸ﾆﾆﾆﾑ _ -=ﾆ二ﾆ=- ||
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＿＿＿＿__
s≦ニニニニニニﾆﾆヽ
/ニニ○ニニニニニニニﾆﾑ
{ニニニ〓(＿＿)ニニニニニ}
V ﾚｲニニニニニニニニニｿ
＞ｧ=ニニニﾆﾆ斗=‐ 爪 ））
/ ｌ / ＼ ＼. ＿＿＿
{/Vl / } / ＞三三三二ニヽ ､
. l { ∧ ＿/ / -=ニ二三三三二ニ=-ミ､＼
l VTT_」⊥ｲ、 〉 ‐=ニ二三二ニ=- -=ニニニ=- ＼
＼ ＼=ｲ//∧/＜三三三三三二ニ=- ＿ ヽ二ﾆ=- -=ヽ
/} /⌒V///ｲ ＞三三三三二ニ=- ／二ﾆ=- -=}
{ l {/ /∨///..／三三三三三二ニ=- ／三二ニ=}ニ=- /
∨≧≠-/ ∨/／三三三三三二ニ=- ／-= イ ／￣}ニ= /{
ム=/ ∨.￣￣Ⅵﾆ=-/ =ﾐ |=- イ-=／/≧､＼ /ニ=/ﾆi
|三ニi i{ ｀: }／ |／ ii{ f刈 /三ニ=- }
}二ﾆ∧ヽ ヾ-=彡/／{ニ=イ
/／|/ ｀ ﾆi ∨
/三ニニ==- ＿| ､＿＿'， おい。そこの。
三≧==- ￣≫ ｀¨､ _-‐‐ ‐ /
＼ ヽ ≫”ﾆ＼ ｀二ﾆ´ /
＼ ヽ 《 ヽニ=-＼ /＿
ヽ 、＼ ｉニﾆ= ｀ -=≦＼ ヽ__
}i }i i| }三三三ニ=- ／ }i }iﾍ
∧＿∧
（Д｀ ,）
/ ⌒ヽ、
/ i へ ヽ
（ | | 〉 ） はい？
ヽl |,/ / 通して下さい。
(l _, (＿ノ ひめに付き添いで……。
| ｜ |
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| ｜ |
＿＿＿＿
-=…':i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ミ ､ ＿＿_,
／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ￣
／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:，
,イi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾄ､
/ /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{ ＼
＿rfヽ__/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾊ
// /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾄ､
// ,:i:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i ヽ 悪しか臭いばする。
. ,/ ｉ:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i‘,彳´＼ｉ:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i从
i{ 八{ i{:i:i:i:i:i:i:i:i∧:i:i:i:i∧:i:i:i:i‘, 'ィ丈ツ}!i:i:i:i:i:i:i:i:i:iⅣ{ 人の脂の匂いぞ。
}∧ﾏ´∨ }:i∧{ ＼:i:i:i|＾ミ==彡'|:i:∧i:i:i:i:i:i:|ヾ、. はらわたに何事か入
/ ∧ '/ /:l ＼| |/ /:i:ｉ:仆､{ :}ト､. れちょる匂いぞ。
,/ / ∧ /::::| ∧i:i:ｉ:|:{ }i
i{ { / ∧ ヽ::| __, / :}八{｀ }i まつりごとの匂いぞ。
i{ {/ /∧ ､ ¨´ / 〉 } }i
∧ ∧ { ∧ ｀二 = - ､ ' / /i }i
i{∧ ∧ ∨∧ ￣｀ ／ ／ /.:i }i
i{ ∧ ∧ ∨ ヽ _ イ＿_,／ /. :i 〃
i{ / 〉 / ∨ヾ三三三三三{{ /. : :i /'
∧＿∧
（Д｀ ；）
/ ⌒ヽ、 えっ？
/ i へ ヽ
（ | | 〉 ）
ヽl |,/ /
(l _, (＿ノ
| ｜ |
| ｜ |
| ｜ |
,ｒ; ＿
////''/´/ `ヽ､
く///~/､/＼. ', 宗像の。
/ ＼'/／､ ＝ l＿_
＿／'＼, ィﾞ／_l＿,,.. li´ l あの男は何だ？
/ ＼ヾ,＼ lゝ'‐l/l〒￣ l＿,,l /l＿＿＿
/i ＼ヾ;// l'ﾊliィ彡ニlﾍl '//´ ///Ｘヽ
/l ＼l///'ll//ﾆ'＿ニ ‐/ / ///ﾊ
/l l // /／///ヽ l ＿＿l,,l /／ //ﾊ
/ //, / //////,〉 l l――l‐l//／_ -//ﾊ
/,,,,,,,,,,,, //_,ﾒ/ ヽ'///// l l ; `ヽ/／- ﾆ三l
〉ﾍ////＞､//// // `ｰ'´ / l ､l/l≧≧ =三l
＼/ ,＼////// //) ヽ.l l/,l≠≠ーーーi
`ヽ_///,ィ// l/l ＿＿＿l ﾞl//l≧≧ ﾆ三l
￣ l/ l/l=ﾆニ三三三l＿､､＿､l//l≧≧ ﾆ三l
-‐…・・・…‐-ミ
丶
／
|: ｉ .:|: ．
.. / / __丶 |i | |: |: ： いえ むかし ここで やとった やから。
. /{ ′ （○） |i | ｌ: ||i 丶_ ⅰ. ひめに ついて いきたいと。
/ :. { ‐‐-ミ （○） |
. ′！＼ ‐‐┐丶／ ／＾. /＾ ,
: ： >. { ７ { / ,′ /＾ _ ′
i , ∠二二‘,{ 乂__{i. {i ｛ ヽ_____,,. ´
| } ＼ ／ ゞ--く 乂__人__ __,ﾉ{トミ
！ ＼ ⌒Y＾ ＼ ｀¨¨´ ∇ ＼
. ！ ＞:+/ 丶.__＿___〉 _____ `ｰ'＾´
遠吠えは今では負け犬のそれだが、元々は犬吠……辻を守る上での野生動物的な合図としての実用面と、間を払う呪術的な側面があって、隼人のお家芸だった
海人の一族ではない？
Y´:{: {: : : : .,/: : ＞ ’: : : : :｀寸ﾐ、: : : : : : : : ｀:ヾ:、: : :
',: :ヽヽ: : /＞ ’ : : 、: : : :.Ⅵミ: :、: : : : : : : ｀:ヽ、 :
〉-:-7/ ｀}i. . : :ヽ: : : : Ⅵ｀ヽ、: : : : 、: : : : : : :
{:ﾀ::{ {:{. }' ￣｀. : :｀ヽ: : :｀寸｀ミ 、: :ヽ: : : : : : :
Y:{:.{ ヽ', ,/ _ z≦´￣: : : : :Ⅵ:｀: ミ: 、:｀:ヽ: : :
｛:ﾉ:{ ﾞ} ,:' ,ｲ≦: :_: : : : : : : : : 寸: : :ヾ＞、: ｀:ミ:
ﾍ:ﾉ ヽ ,ｲ__／ｹrj´￣: : : : : : : : : : :Ⅵ:Y’,/ 寸ミ: :、
ﾞ{ｭzｘ、｀７: : _ー＜ ＼: : : : : :/',: :{ 〈 Ⅶ｀: :
ヽ ti〉=: :ヽ: . : : : : :,:': :ﾍ_{ } / /｀:ミ: ふん！ どこぞの回し者か。
ﾞi .7 ,: : : : ＼ : : : : ｲ : : : : }' ,. ':｀: ミ:. もしくは、栄達を狙って姫君に付き添い、
ﾍ,' ,': : : : : : . : : : : :l! : : : : l /: ｀: ミ: :、 みこに近づこうとする輩だろう。
.,' _}: : :_}｀ヽ : : : : :l! : : : : l´ } : : : {: : :
ｰ＜_´￣ ＿、ヽ : : : : : : : : : / .}: : : :.} : : :
', 、_／ ￣´ : : : : : : : : / }ﾍ: : :{ : : :
', 、_ : : : : : : :., ' }ヘ、: : :
ﾍ ￣ : : : : : ／ }ル’
ﾍ、 . : : : ／ ノ ''",,
{ . : ＜ ,,.. ''",,.. ''"
人 _＿ ＜ ,,.. ''",,.. ''"
x} ,,.. ''",,.. ''" イ
Y´.{Y {,,.. - ミ、 ., イ少’
-‐…・・・・…‐-
／ ｀`丶、
／ ＼
_/ ∥ u .＼
// γ⌒ 丶
/ ′ ； ___,ノ
(丿 ｉ |† ＼ γ ヽ ;
__{ i:| |； } {i ; } i
Г※…┯━乢ﾉし━━┯━━く ＿彡′ | （ひめ えらぶのも たいへん
|i ； {r ｰ┐ Ξ三 { r ｰ┐ } / γ ヽ. ￤ だったのに
八 ’、 ￣丿 ‐Ξ‐ 、 ￣丿 ,:′ {i ; } ;. とねり まで こだわるんだ）
ｱ ¨¨¨‰´ ｀ヽ¨¨¨¨´ ψ ___彡′ ′
／ ′ ; ヒ /
/ ／ / ; ｉ i ￤ ＼ ＼_＿＿__／ ___
{／ / i | | | `、 ＼ ｝ ＼
／ ,′ | | | ; ＼ ｝ _＿___,ノ ＼
/ 八 ,！ :│ ∧ ＼,丿 ＼
/ ／ / ／ ； | / ＼ ､ ￤ ／⌒
{ ／ ／ / ／ 。 ! ′ ＼ ｝ |Y⌒Y⌒＼(
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 俺はの。俺の偉か人にこう言われた。 |
| まつりごとば腹に入れて近づいてくるもんは。 |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 神でん人でん入れるな帰せと。 |
| 帰らぬよなら入っことも帰っことも |
| 叶わぬようにせよと。 |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
ｘ＜///＞ｘ
{////////≧､
////////////ヾ
{!ｉ'/////rッ,i//ヾﾞ
γ¨}//////i i∧｀
__x＜i| i{ i {//////jﾉﾘ∧`ー､､
λ{ {＞/∧:∧///////ﾉ/'＼ } }
{ ヽ//////∧}//////ﾘ/////¨ﾘ ､
∧ ∨////////////////////イi }
/〉`＼ヽ///////////////〈彡///riヽ
i´∨////////////////////////////|i ､
r'ヽ/////r┐///////////////}ゝ､////∧ﾄ､
{ヽ////γ }///////////////iヽ }｀/////} }
/∧}////'三三!//////////////∧三) ､////ﾄ'i',
,′///// /´////////////////∧ ∨///∧',
兄の邪魔をしないように
／￣￣￣￣￣￣￣＼
| お前。選べ。 | ＿＿ ＿
＼＿＿＿＿＿＿＿／ ＿r＝, イ´////////////＞ ― '
_ ／ / ,///////////////////ヽ
/ / / //////////////////////＼
__ / i | i//////////////////////// ＼
,ｲi i | ! |///r､//////////////////////ヽ
／ | i i ヾ | i///|ﾊi/////////////////＞ ― ‐ 、
r' ヾ ヽ ＼i ヽ//iｿi ヽ｀○ .///r'ッﾉ/／＿＿ ヽ
/ ＼ ヾ ゞ ヽiゞヽ i/////////／ー ― 、 ヽ ∧
, イiヽ r'二ヾ》､ ! i ∧///////r'´￣￣ ￣ ヽ__ヽ i ∧
／//i | ＼ _＞´｀ー ‐〈 ヽ ヽヾ.∧////// ／ i ヽ i :! !
／////ヾー ‐ ´ヽヽ＞´_ノヾ ヽ, ー ‐ ､ﾆ´／ ゝ , :! !／
／///////;＼三＞´ / r ― ‐ ´ ., イ´二ヽ´ヽ ＼ /＞ ´
＿／///////////ノ / ゝ ＿＿ / / ヾ∧ ∧ ヽ /
/////////// ＞´ /. ￣｀ヾ ' /ヽi ! | i ＞´ ／￣￣￣￣￣￣＼
////////;＞´ ,ｲ｀＞ 、 ｀ー―― ´ ￣ヽ i i i| ! | |＞ ´// | いぬるか。 |
///// r ' ｀ヽ////＞ 、_|////_,ｲ￣j〉ゝ_ﾉ〉 |;| ! |＞´ ////i | しぬるか。 .|
/// ,イ ＼/////r ‐r´ r ― ‐' / /_ ﾉﾉ＞´＜´￣￣/ . ＼＿＿＿＿＿＿／
/// i ＿ ＿ ＼// ゝ_｀ー｀ー/¨ i i::::::::::::::::::::::::｀＜_ / ／ヾ//////／
////////// ヽ ／ヽ_>、 ￣ヽ i_／ゝ_ ﾉ::::, ｨ＝＝＝ ､. ／.∨∧///／
//////////// ＞ 、ヽ/////r‐ 、 ∧::::::::::::::::／, ー ―_ _／＞、__ ／///;∨∧／_
´￣ヽ////////////;＞‐///ノ＼ ＞､∧:::::::::／／ , ＜ ヾ｀ーーゞﾍ//////;∨∧,ｲ|＿＿＿＿＿＿＿＿ _
￣ ￣ ｀＜///_////〈 ヽ ＿ _ ,ｲヾﾊー ´＿ ＿,ｲ〉､´//ヽ ヽ≦三三∨∧i:|〈〉 〈〉 〈〉 〈〉 〈〉 〈〉 ｝: 〉
i/／￣￣￣￣￣￣＼./ゞ_ｿヽ＝ ― ＞ ´ ￣￣／//／/// !//, !|￣￣￣￣￣￣￣￣ ¨
｀ヾ≦三〈 ,ｲ/.| どっちぞ。 | i 、‐i i∧｀￣ ´_ ＿＞´/＞ ､ //////＼
＿ ＿ , ＜///. ＼＿＿＿＿＿＿／ .ゞヽ| ゝ ヽ ￣,ｲ / / ＞ ､'////＼
///////////;r ーヽ――ヽヾ＼ ＼／ヽ ＼＼ ＼｀ー, ＼ / / //ヽ ////＼
∧＿∧
（Д ）
/ ⌒ヽ、
/ i へ ヽ
（ | | 〉 ）
ヽl |,/ / ＜ｼﾞｮﾜｰ
.
諦 め ろ
ｎ _ｎ_00 _,ｎ＿
l l└i七 7/,ニ、
LＫ⊆T 〈/r三ｭ
〃,.-≡ミ､
《::r｀ミ三ﾐ
ヽ｀}＞'´ ー-､ なんじゃ。魂消たか。
／: : : : : 〉ヽ:}. 回し者ではなか。欲深け奴だな。
〈: : ｀ヽ:V/: : : :.､
V: : : :V: : : i: : :〉
ﾄ､: : :{〉 : : :ﾄ､/ﾊ
rく: {: : : :}＞┤::::「}
ゝ､_V : : }__ノ＿//_
_〈__/}}厂}:「 _】- ､＿_lj
__/＞// { i I Iﾉﾊ V７
└r‐:〈// j_}_}_}__ﾊ}「}
． ´￣￣￣ ｀ .
／ //＼
/ ///∧
. ⊂⊃ ⊂⊃ ///ﾊ わー なまぐさいやつだった けど
レ //} なんか かわいそう
/ / i ヽ ヽ. //
{ { ￤ } ∨ ＿__
r‐‐ゝ ＿ 人 _＿ 人＿__ ハ ＼
/ i⌒ヽ ／ }/Ｖ⌒ヽ.〉
ﾚﾍ.ﾊ八＿_.) ／ ノ{⌒ヽ
／ 、 `７´￣￣ //／ ∧
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
隼人のビーストモードの落差ｗ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
大海皇子の一面に、
徹頭徹尾育ちの良いボンボンというものがある。
愛情がマリアナ海溝より深い母親の影響か
非常に家族愛が強く、この後形成する家族が
律令期日本の黎明を支えることになる。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
;i;l:|;li;|:l;i;|;i:l:|i;l:l|:i;li|l:i;l|:i;li|;l;i:|;i:li|;l;i;|l;:i:|i;l:i|;l:i＿s≦ニニニ /｀ " 、 i:|;l;il|:i;l:|l;il;|;l:i;|:il;i|:i;l:|;l:i;|
三三三三三三三三. ′ s≦ニニニニニニ{:::.. 丶 l..三三三三三三三三
:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:l ／ .:〉ニニニニニニニﾑ::::....... ＼ ノ.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.:
:.;:.;:.l{:.;:.;洲:.;:.;:.;:.;＼:: 乂 ／ .:／ニニニニニニニニﾆヽ::::::::... __.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;
~ﾞll从lヽl洲:.;:.;:.:.;: .;:.;洲:./__ / /ニニニニニニニニニニニ≧=---=≦ニニヽ、;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.
ヽll{ l{／l洲ｿ'´￣ヽｌ洲{--‐.{__ノニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ／l//ﾆﾑ..;l|::.;:.;:.;:.;:.;:.; ;:.:|l|:.;:.;:
‐.ll{ ll|､,,.l洲-- ..,,,_j洲l‐-. {ニニニニニニニニニニニニニニニ／V／///=ニニ{:|l／:.;:.;:.;:.;:.:.;:_}l|．-‐
: :ll{ }ll: : l洲: : : : : :l洲{.／ニニﾆトトニニニニニニニニニニﾆ/ /( ;;;)/ ／ >ﾆ/|l|ー- ..,,_ノ´: :|l{ : :
: :ll| ll{ .:l洲: : ,,;';';';l ／ ／へﾆ( ＼＼＼⌒＼ (＼／__)/＿ /-=≦ ／.／ ／`、 : |l|: : : : : : : : : :|l{ : :
w从从::::l洲.:'´;';';';';';( ;;)／ ／ ヽ≧=-ハ⌒Y⌒l ヽ／／＿ ＞―< {ｲ ／ `、.ﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ从ﾐﾐﾐ
ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:.／ ／ | | | |≧＝┬┬￢冖￣lヽ / V ∨ V `、.:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ
--ミ:_:_:_:_:_:_: :_:_:_: :..(;;;;) / / | |Y ヽ zzxヽ ヽｨテ示> ゝヽ l ＼ ∨ `、 .: : : : : : : : : : : : :
--／-､三三l」____Y:::::｀Y´./ l / 从 l .八乂ｿ ＼l ゞ' / / λ l ＼ ＼_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_
‐‐ゝ--r＜二＞､ﾞﾞﾞﾞﾞﾞゝ ./ l / / 人从｀ミ=- ' ∠ｲ/ / V | ＼／ ＼
三ｿ-‐'⌒'ー‐‐'"rっ / / /==/ ノ 乂 ヽ､ _ ／l/ / Ｖ | ＞ /
/ / { ＼ｲ ＞ ミ=-＞‐＜┬/ /ﾆ=-､V ヽ-=≦＿＿／
..zzzzzzzzzzzzzzzzzzzl ./ ￣ / ／ﾞ仁二>ﾄ＼ | |ｲ /--＜ ＼ ー------ 、.zzzzz
..／ ／ ／. | ,′ V ( {ニニ/ﾆ>l＼/∨ﾆ>-==- 〉=}＿＿＿＿_ ＼ .＼
' ／ ／.. { l )ﾊ ) lﾆ／ ヾニニﾆ／ ＼//ﾆ//＼ ＼ ＿＿＿ ＼
ニニニニニニニニニ | 、 l/ ／/ }ﾆニ/ ヾ. X /////＼ ＼ ＼ .
| ヽ＿_,．-、 / / {ﾆﾆ/ ヾ 〈 ＼/////＼ ＼ ＼
ヽ ＿＿ Y:{ ll Ⅵ ll ﾄ ＼//////≧=- ＿＿＿＿ ＼
＞"/八 ヾ . ll / ﾊﾍ ∨//////////////////////77
＿＿＞//////／/≧==≦ ＞- イ ///∧ ∨//////////////////////
/77//////／////////// { l l lｌ /////∧ ヽ/////////////////////
. ////////／./////////// ', l lｌ {//////∧. V//////////////////／
. {/////／｀`ヽ ///////// ハl l ll ヽ///////ヽ. V///////////////／
. ∨//〈 Ｖ/////// ///ﾄ ', l ＼￣￣￣ ＼ V￣￣￣￣￣ヽ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
身分や出自による偏見や差別というものが
無いと言っていいほど薄い。
そのため、地方豪族出の誰やねんお前らという連中が
真摯に仕えている。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| あれがオヤジの女か。 |
| 中々ええ女やないか。 |
//::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、/`ヽ、:::::::`、 ＼＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿／
.//::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/'´￣ヽヽ |:::::::::::| Vi:{i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼
|/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://∥/ || .| |:::::::::::| {i:i:,斗-===ミi:i:i:i:i:
//:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.//／/ /| .| |:::::::::::| {i:i:{＼ }i:i:i:i:}
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::./ '´.|/ / | .|、:::::::| 从 rぅ＞ィf眄}i:/^}
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/=ｚｘ、 ,l l ／|:::::::::::| v} `¨ }ゞrｸ､}¨ﾉ
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/＝ｔュｘ｀`=xｰ' |,ｆュﾌ |:::::::::::| ∧ _⊥._ ′
../:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ , ｀l` |:::::::::::| __ ∧{{‐=ｱ}} / ＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::./ '´ , .| /:::::::::/ ,ｨｆ ,f淤' ゝ===イ / ､
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::./ , ヽ /:::::::::::| ｨf淤'ﾘ {ﾊ}ﾄ､ } /_ノ／ ,ｨｆ淤笊≧､
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::./ ./ヽ- 、 _ﾉ /:::::::::::::::| ｨ淤⌒{{ 乂 丁¨ ,ｨｆ淤ｱ イ介=モ，
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::./ ／ 、, /::::::::::::::::.| ._r彡'⌒ ｨY ﾘ淤 / ,ｨｆ淤⌒イ}}ｘﾉ乂‐=モ，
::::./|:::::::::::::::::::::::::::::::| 二二二ｱ /:::::::::::::/|::::| ._ ∨ ｨf気{ _,淤ｿ ,ｆ淤7¨{笊{{ｱ=彳 乂=モ，
::/ .|:::::::::::::::::::::::::::::/ ＝ ./::::::::::::://::::/、＿ }ｨ仞彡¨{叭7ｿ ｆ淤ｱ__{¨ 笊{ {{イ⌒7} ﾘム
|:::::::::::::::::::::::::::::| ｀`ヽ、 /::::::／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ . ｲ i 乂{{ ¨ｨｆ淤} rﾍ叭__{/{/笊ﾑ
|::::::::::::::::::::::::／ `ｘ＿＿＿__.,ノ::::::＜ . 君手。 | .../、ゞ=＝淤ｱ / ∧Ⅶ{iｲ{个{∧
|::::::::::::::::／ /:::::::::::::..| あまりジロジロ見んな。 | `丁′ヽ ¨¨￣ ／ ｲ 〉,旡儿乂気
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
【 身毛広（むげつのひろ） 】 【 和珥部君手（わにべのきみて） 】
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
身毛氏 ： 美濃国武儀郡（岐阜県関市）の国作
和珥部氏 ： 和珥氏に所属する氏族。君手は尾張美濃出身臭い。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:!
!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ｀''‐-====、:i:i
!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:, ' .!:,'
!ｒ- 、;:;:;／ 、ｚ,, '|
i!{乂ｿ;:;i ...弋ﾃﾊ‐-'/≦7
∧ !;:;:;i ゛ :: |~ﾟ .! 和珥部の兄さん。
ゝ-!;:;l :: r ! / みこに失礼だ。
____! :!ヽ ⌒‐' ./
/.,.,.! ＼ :⊂ ，∨
, ./.,.,.,/ : ::::::.. ;l; ,;.,.,∨ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
_ ィ ∠.,.,.,! ;: :::＞..ィ_ノ!.,.,.,.,∨ヽ、 | わーとるわぃ。 |
-―＝ﾆ / ∠.,.,.,.,.,.| :;; :;, ::::: ;;:::!.,.,.,.,.,.∨. | 村国ちゃんは真面目やのう。 ＞
,> ⌒i.,.,.t ./r七千 ノ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
【 村国男依（むらくにのおより） 】
／ﾆﾆト＜∧∧/ 」 / /ﾆﾆr=zxニニニニ=＼
／ニニト＼/ { l V|__/／ニニ(¨寺圭≧s。ニニ＼
／ニ二＼ 三三＞ニニニニニニニﾆr=zxﾆ寺圭≧s。∧＿
/ニニ＼＿＿_／ニニ／⌒ヽ ヽ￣＼¨寺圭≧s。寺圭≧ﾆﾑ
/ニニニ＜＿_/ニﾆ／ l ヽ ﾊ ＼ 寺圭≧s。/ニ《
{ニニニニニニﾆﾆ/ ﾊ V斗┼＼ lﾘ ﾏ V寺圭≧ }}
. ﾏニニニﾆ/⌒ﾏﾆ{ / ｌ /|ヽゝ l /zzx lヽl ﾏ ﾏﾆ／＼〃
《》ﾏニニニ{ }=ﾑ ｌ／l __ ヽﾄ乂ﾘ 》/ l l Vﾑ ＼ （男共ノ感ジハやまとモ
＿_＼＼ニニ} |ﾏﾆV /《ﾋﾘ、 / イ / l Vﾆ ＼. 筑紫ト変ワラナイノカナ？）
￣￣＞ﾐヾｰ┴-- L_／ヽlﾉ从 ＿＿∥_/ / // / ＼ ヽ
／／￣ﾏﾆ=--- ＿／ 彡ｲ＞/ | 彡ｲ／／/／ ＼ `、
／ ﾏ/ | l/-=≦「__〉＿l彡=ニニニ＞=- 丶 `、
/ / l / 「 l//////ﾑニニ/ ヽ 乂ｌ l
/ l / /／ ￣￣ ヽニニ}::::::::::::::::::::i:::Y ｌ ﾄ
| |〉 | // i ......:::::::::::::::ﾏﾆﾆl::::::::::::::::::/:::从 | | ＼
/ ∥ lﾑ叭 ',:::::::::::::::::/ ヾ/丶 _::／::ノ/∧ | | ＼
./ // ／ /人 ::ヽ:::::::::／ i::{ ＼/∧ | | ＼ `、 ＿__
／ // l////l ｀ T ¨i´ .:/ ヽ} } V∧. | `、 -=≦ニニﾑ
.／ ／./ {////l ∧ ヽ :ﾊ V∧ | | `、 ﾏニニ/⌒ヽ
／ ／ ./ {////l ∧ {∧ ∨} | `、 }ニﾆ{
.／ ／ ／l///∥ |/} ; l/∧ ヽ. | | ∨ニﾆﾑ_,ｨ
／ ／ ／ ///// ﾊ/ヽ i: l/ ∧ 丶 | ∥ニニﾆ/
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ヤクザがたむろっていると考えてくれて
大分間違いはないと思う。
謎のカリスマ性というか、なんだかんだで
恨まれたり根に持たれたりすることが少なく、
誰かを説諭したり批判したりしたという逸話もほぼない。
自然体な「善人」であったのだろう。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
そしてもう一つの面が
政治に関する酷薄とすら言っていい切り替えの良さ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／
/ // ＼＼ ／ｨヽ
/ ／// ＼ ／ 'l l
/l/// ／ ＼ ｌ l
l l// ´ ヽｌ l 父から聞いてはいたが、
l'// 〈エ‐ェ､ .ｒｪ-iｊl. ここまで警備を厳しくしているのか。
,lヽﾄ ￣￣ ￣ｌ l
,. ィ=l i ﾍ ｌ l ←小麻呂の息子らしい
,／i;i;i;i;i;i;iヽ'i;ﾄ; l￣lﾆl=l―;-ｉ ｌ l
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ヾl lil l―'＝ー‐'-li l l;ヽ
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ﾍ l_l,,l li lil lli '/l:.i;i;i;ヽ
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iヽ`lｰ- ＿＿ ィl､ l i;i;i;i;ﾍ..､
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;:.:.l/// //ハ i;i;i;i;ﾍ:.l､＼
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;:.:.ﾍ`ｰ- ＿＿;彡ハ i;i;i;i;i;ﾍ:.l＼＼
r'ﾞ ,' ,i !ﾞ ,/ ,r'´/, ／ ｀`ヽ,
,ｲ､_(, （ !j k､〃fﾞ ,r' ｨ; ｀ゝ､ ﾞヽ
/ﾞゞ'´￣｀ｧf''"ﾞﾞ´￣ ｀ヾ, ｀ゞ､ ヽﾞi
,ﾉゞ! （(｀j ﾞi ､ ＼ j
iﾞj ,! ﾄ, ｀ヽミj
ゞﾉ-=;､,,_, ,' _,,.､z＝=-' ｀ﾄ､､ ｀ミゞ|
ゝ ,ｨﾓﾗ冫' ＜ｨぞﾃゝ､ .V ,｀ゞﾄN みこは皇太子に慮り、
ﾞl ｲ′ ｀ ｀` l/^ヽ｀, 〉 まつりごとには一切かかわらぬ。
| / ; ｶ 〉! k,l
ﾄ ヾr=‐､, , ' ' ﾉ_,ﾉﾄﾄ;j
! , ´ 「,イヾ ヽ〉
} ´￣￣｀` ,! ( ik､` j
j;:!､ ´￣ ｀ / ,ゞ､V 〈
｀ゞﾄ, ' ' ,． '´,ィ´ ﾞi j
ｲk>､､＿_＿,,ィ´-‐''´ ,ｲｶﾉ'
ヾjゝ=､ r‐'"´-､,ｭ ,r'´ ,;i|ｰ-､､_
_, ｲﾄ､ ,!,!lゝ'⌒ゝ( _,ィ´ , ィ´ ,ｲ,ｲ ｀ﾌ''ｰ
_,, ､ｨ‐r''´ﾌ｀＞､ﾉ,!l ,ﾉXゝ ,ィ´￣｀`'ｰ'- ､､/ /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
政治が関わった時、ウソのように大海皇子は
その気の良さが掻き消え、
ぱさりとツバキの花が落ちるように
いともあっさりと情を消してしまう。
そして、未練も後悔も残さない。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿_
／ ≧ ＼
// ///ハ それでか、父に聞いても
|'ﾍ '///ﾊ 人となりがよくわからないわけだ。
| ﾆﾆ '////l
|＿ ＿/＞＝─‐-､
|┴l , -‐" l
| l´ '// -― ﾆﾆへ
ヽ_l メ=ﾆニ￣ ＼
／／ /l , -‐- ､＼､
／／ '//､ ///////,ヽヽヽ
／／ー＝//// /////////,ﾊ＼ヽ
,∠-‐ ￣ `ﾍ∨ l//////////ﾊ l ヽ
/ /∧ l///////////,l ﾍヽ
l ＿＿//∧ l///////////,l ﾍ∧
. . ＞-. . . ＜
＞'´: : : : ::ヽ: : : : l: :ヽ、
,.:'´: : ::＞-: : 、: :ﾐ : : |: : :}:｀ﾐ、
,:' 三彡´ ＞- : ::_Ⅵ.{: :ノ: : :ﾉ
,'彡´ : :_,r'´ 7¨｀ヽ「 .｀ｆミ:}
,ノ ,: :-彡´ﾉ { }' .|ミ}'
/: :,:': :彡´ ﾉ ヽ |ミ｝
{: : i.Y'´} 「 ｀ヽ、 ｀ lミ;}
',: :ﾚ{ Ⅳ, ,_ｾ_≧..、j _＿＞-{ﾐ:}
}: : ﾍ { ｀r ´ ｔｧ- /,ﾘ'
{ハ＞'’L_l ヽ .l ￣ l'
Y'´ ,: : : ::}..| ` | / 大伴ですら俺以外は親しく話す人間はおらん。
{ﾙ /: : : :/.∧ -=ｒ' ./ハ 大きな氏族（ゆから）でもみこの顔を
{ﾊﾉ: : :{' ∧ に￣＿} ./ : : } 存じている奴はどれだけ居るかな。
{ {{: :九゛'' .∧ ー - /i: :{ ﾘ
人{乂{.ニニ゛'.., ,/ル:.ﾚ'
＜{ /ニニニニニニ＞―‐＜ニ}ﾚ'
＜ニニニニニﾍニニニﾆ＞--'＿}__,,
＜ニニニニニニニニニニニﾆﾍ., ´ ＿＿人
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
実際、大海皇子は生涯で支配層豪族による
政治派閥というのを形成した様子がなく、
支配層豪族を排したからと言って新たに自分の手下を
支配層豪族に上げることもしていない。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
,ｒ; ＿
////''/´/ `ヽ､
く///~/､/＼. ',
/ ＼'/／､ ＝ l＿_ 俺にはよくわからんのだが。
＿／'＼, ィﾞ／_l＿,,.. li´ l 普通、兄を助けようとするもんじゃないのか？
/ ＼ヾ,＼ lゝ'‐l/l〒￣ l＿,,l /l＿＿＿
/i ＼ヾ;// l'ﾊliィ彡ニlﾍl '//´ ///Ｘヽ
/l ＼l///'ll//ﾆ'＿ニ ‐/ / ///ﾊ
/l l // /／///ヽ l ＿＿l,,l /／ //ﾊ
/ //, / //////,〉 l l――l‐l//／_ -//ﾊ
/,,,,,,,,,,,, //_,ﾒ/ ヽ'///// l l ; `ヽ/／- ﾆ三l
〉ﾍ////＞､//// // `ｰ'´ / l ､l/l≧≧ =三l
＼/ ,＼////// //) ヽ.l l/,l≠≠ーーーi
`ヽ_///,ィ// l/l ＿＿＿l ﾞl//l≧≧ ﾆ三l
￣ l/ l/l=ﾆニ三三三l＿､､＿､l//l≧≧ ﾆ三l
r＜:￣:＼:.＼:ヽ...
≦=─- : : : :.V: :}: :}ハ.
／ _:_:_:_:_:_::ヽ: 寸: |:./: /:ﾑ
/ ／: : : ＞==卞寸_:斗＜: : ﾑ
./ イ: :/ ( {ﾊl V ﾊj 俺もそう意見したのだが、
/ｲ／ : : / .ﾉ j }ﾑﾉ 関わった時点で迷惑になると言われてな。
Z/: : :. :/ ＿ 彡 V:}
ﾑ:.イ V:{ ｰtﾃ≧ r≦tﾃ- 小. なるほど今の皇太子にどう関わろうと、
八: :{l八 ､ | ﾊj 要らぬ輩を呼び寄せることになるだろうな。
V:＼ }ハ l | /
-ｰ从: :八 ＜_j.7 .ハｰ- __
＞≦ ＼ | ﾑ ｰ─ ─ ./} } } 7寸=ー-
＜ ＼ ＞弍Yﾑ ＼ ¨¨ /ﾘ|≦｡__ ﾑ / || l|ﾑ
ヽ ＞≦二二ﾑ乂＼...＼ /ｲ/二二二≧＜ || ||二
≦二二二二二二∨Y ＞ ≧=≦4./二二二二二|| ﾉﾑ /二二
|ﾆﾆﾆﾆ二二二二二寸 (⌒辷匕)∠ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆl| .〈〈 .|二/二
|ﾆﾆ二二二二二二二≧=ー┴く二二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|| 〉〉 |=/ﾆ二
|ﾆ二二二二二二二＞≪.ｨ ⌒ ≫＜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|| .// .|/ﾆﾆ二
|ﾆﾆﾆ二二二＞≪r＜ __{ ( ) } ≫＜二ﾆﾆ||// .//二二二
|ﾆ二二Y≪ {{ ⌒Y ｀´ /⌒ }} Y}.ﾆﾉﾊ寸//ﾆ二二二
|ﾆﾆﾆﾆ | 辷==彡个ミ=彡个㍉ r个ミ=彡个=彡寸( //ﾆﾆ二二二
|ﾆﾆﾆﾆ | |==-─ﾃ--<二二二} {二二二二7/||ﾆ圦匕/ﾆﾆﾆ二二二
＿_
／ ≧ ＼
// ///ハ
|'ﾍ '///ﾊ その気が無くともか。
| ﾆﾆ '////l 確かに、兄弟仲いいのに、
|＿ ＿/＞＝─‐-､ 家の話で血を見る事はあるが……。
|┴l , -‐" l
| l´ '// -― ﾆﾆへ
ヽ_l メ=ﾆニ￣ ＼
／／ /l , -‐- ､＼､
／／ '//､ ///////,ヽヽヽ
／／ー＝//// /////////,ﾊ＼ヽ
,∠-‐ ￣ `ﾍ∨ l//////////ﾊ l ヽ
/ /∧ l///////////,l ﾍヽ
l ＿＿//∧ l///////////,l ﾍ∧
r'ﾞ ,' ,i !ﾞ ,/ ,r'´/, ／ ｀`ヽ,
,ｲ､_(, （ !j k､〃fﾞ ,r' ｨ; ｀ゝ､ ﾞヽ
/ﾞゞ'´￣｀ｧf''"ﾞﾞ´￣ ｀ヾ, ｀ゞ､ ヽﾞi
,ﾉゞ! （(｀j ﾞi ､ ＼ j
iﾞj ,! ﾄ, ｀ヽミj
ゞﾉ-=;､,,_, ,' _,,.､z＝=-' ｀ﾄ､､ ｀ミゞ|
ゝ ,ｨﾓﾗ冫' ＜ｨぞﾃゝ､ .V ,｀ゞﾄN
ﾞl ｲ′ ｀ ｀` l/^ヽ｀, 〉 確かに。
| / ; ｶ 〉! k,l
ﾄ ヾr=‐､, , ' ' ﾉ_,ﾉﾄﾄ;j . 些か冷たいと思わなくもないな。
! , ´ 「,イヾ ヽ〉
} ´￣￣｀` ,! ( ik､` j
j;:!､ ´￣ ｀ / ,ゞ､V 〈
｀ゞﾄ, ' ' ,． '´,ィ´ ﾞi j
ｲk>､､＿_＿,,ィ´-‐''´ ,ｲｶﾉ'
ヾjゝ=､ r‐'"´-､,ｭ ,r'´ ,;i|ｰ-､､_
_, ｲﾄ､ ,!,!lゝ'⌒ゝ( _,ィ´ , ィ´ ,ｲ,ｲ ｀ﾌ''ｰ
_,, ､ｨ‐r''´ﾌ｀＞､ﾉ,!l ,ﾉXゝ ,ィ´￣｀`'ｰ'- ､､/ /
. -‐…………‐- .,,_
／ .:::::::::::::::::::::::::::::::::. ＜⌒`丶、
/.:::://／..::::::::::::──-ミ::..＼
／ :: /.:::::￣二ニ=‐-ミ:::::::..＼::..＼
〈 :: ／∧::::::: ＼＼:::::::::::::｀丶、:.＼ : :.
'. ::::: l::∧::::..＼＼＼ : ｀丶、 ＼ ::::::::::.
'.::::::|ﾞトﾐ'.::::::::|＼＼ｌ:::::::::::..＼::..＼ : ::::.
{＼l¨芯}'.::::::|∠＼|＼ :: |::::l＾':, ::..＼:::::.
'.｣｀｀¨7 ＼| fＴ芯㍉＼|::::l））} ::::::::.＼ .
ｌ / `'ー'ﾞ ＼|／:::: l＼:. ＼
, ｀丶、 /￣} ::::::: l ＼ 弘計天皇（をけのすめらみこと）に
′r‐- . / .ﾉ∨＼|:. なりとうないと。
ゝ二＞> ／ ／:∧.:.|.:. そう言っちょった。
ヽ.,￣￣_ -ﾆ ,.≠'" .:. ／.: |.:.:,＼
_ -ニ二ニﾆ- '".:.:.:.:.:.:.:／..:.:. /.:.:‘, :|
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|ﾆ二二二〉／ .:.:.:.: ﾉ .:.:.:.:.:. ＼ .:.:.: /.: ,ﾞ.:| l
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.≠ﾆ二刀ﾐニ/// ′ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿＿_＼‘，: / .:.:.:ｌl :.:. l
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ﾑイ: : : : : :イ ￣￣ ｀¨77ｰﾃ''¨´｀寸:Y i⌒ヽ // ＼＼ ／ｨヽ
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〈: : /:.y=ミ:.{ ｰfﾃy::: ( rtﾁｰ ｲ:／ .,lヽﾄ ￣￣ ￣ｌ l
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V:{ {Y( ＼ V li;i;i;i;i;iヽ'i;ﾄ; ｌ l
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7从:.V＜＞..:＼ ...... /.;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;:.:.l/// //ハ i;i;i;i;ﾍ:.l､＼
V ＜＞::＼ / .i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;:.:.ﾍ`ｰ- ＿＿;彡ハ i;i;i;i;i;ﾍ:.l＼＼
i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
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.′:::::::::::::::ト､:::::: ＼ミ､::::::::::: Ⅳ＼:::::厂 ＼::::::::::::ト､厂｀
,′:::::::::::::::::'. ≫＜::＼ ` ､ト{ ＼i. ヽ:::::: l 仲が良い兄弟が居た。
i::::::::::::::::::::::::'.〃ィ瓜⌒}} ＼ ':::::::::' だがまつりごとに関わった。
＼::::::::::::ト､: '. ,j匕´=彡 .ｲ:::::::::::'. それ故に何事かが起きた。
＼::::::' ＼'. |ト-く .}∧Nト､.
｀７ |l ` ＿＞-===ミ そうはならんと。
L＿, - __ル=ﾆ二二二二二二二 なりとうないと。
＼､_, -―‐ ァ'´ ＜二二二二二二二ﾆ=ﾆ二
ヽ匕二ア ／＼二二二二二ﾆ=ﾆ二二
'.ー‐ ´ .／ /⌒ 、二二ﾆ=ﾆ二二二
イ:L_ .／ / | >.ﾆ=ﾆ二二二二二
__r=ァ':::::/ ￣´ .イ{ .／ﾆ=ﾆ二二二二二二
両親が劇でやってくれた。
仁賢天皇と、顕宗天皇。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
いざ政治が関わると、その性格からはかけ離れた残酷さを見せる。
たとえ愛する人であろうと。そうでなかろうと。平等に分け隔てなく。
穏やかな山や海が、少しの変動で貴賎なく人を殺すように。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿__
,ｨ孑´＿
,ｨ≦圭系圭圭≧ｪ.､
j圭圭圭圭圭圭ミ:､.
佳圭圭圭圭圭圭系, 俺は難しこちゃわからん。
艾圭沙＝气圭圭卦. 俺はことわりを問うのは好かん。
`州'´:-:‐:=: :≧:=:ｰ:...___
___,...＞:´: :`ｰ=≦: :=-‐‐: : : : : : ≧x､. じゃっどん俺は俺の偉か人が
メ､: :ｲ: : : : : : : : : : : : :」:_.: :. :. .:.＼: : : : : :`: .､. そう考えたのならそうするまでよ。
. fﾄ､: :v :}: : : : : : : : : : :【_╋_】.: : : :. :. ` _，.: : : :.＼
. ﾒ: : {: :ヽ|i: : : : : : : : : : : : |｢.: : : : :. :.': : :|iﾄ､: : : : : : ＼
. 冫: : ヾ:.ｲi : : : : : : : : : : : 八.: : : : : : : : :.|i:i:iヽ: : : : : : :.ミｰ:、
. ∧ : ヽ: `ハ: : : : : : : : : : /i:i:ﾊ: : : : : : : : :|i:i:i:i:ヽ.: : : : : : : : : ヽ
. /: :ヽ.: :.'yi:i:i:iト､: : : : : : :./i:i:i:i:ｉ|.: : : :. :.,.:イj:i:i:i:i:i:i:`ｰ=､: : :.ｨ≦そ､
,ｲ.: : : :.Ｖ´i:i:i:i:i:iﾉi:≧トｪ_ /i:i:i:i:i:i:|i__;.:彳i:i:i｛ ￣ヾi:i:i:i:i:i:iゞ´_彡彳´冫
. |_冫: : ,:‘i:i:i:i:彡'|i:i:i:i:i:i:i:ミ´i:i:i:i:i:i:i:i:i:__i:i:i:i:i:i｢. ¨`」i:i:i:i:/: : : : : : :{
メ: : ヽ:_:「i:i:i:i:i:i:i:i人斗冬ﾐi:i:i:i:i:i:i:i_.:イ:_:_`ヾi弋 .:イi:i:i／.: : : : :. :. :.｝
｛ミ≧ｰメi:i:i:i:i:i:ｉｼｲ: : : :_:_:_:＞==≦_:_:ﾍﾊ ヽ: :ノi:≧彳ｉ:ｉイ.: : : :. :. :. :.／
ヾ三云≧=,一ﾒ_:_:,ﾆﾆ|i |ヾ_冫j !ﾄ､,..厶 ヾ冫__i:i:i:ｉ／.: : : : : :. :. :.／
ヾ≧シ:´: : : : :ﾉｰ-:|i |´_/イ-‐ _ ゝイヽ ヽ三ミ≦:._: : : :_:_: イ_
≫ー―‐≦`____:ｊ{ ﾄ､’-=≦ =-‐ ´ }___冫`ﾏ三云≠三三! i|
/:i/r‐‐｣」_,... -=そ |i ｝￣__,,..... -=≦「: : : ヾｼｰ=≦三三弐.i|
{i/_|i＞ __,,..... -=≦i人卞、孑”|i ﾄ{ヾ:ト､:_:_ノ___ ￣￣￣
｢ .:{{.:ヾ__ ｝ｪzz=-=≦ﾆ冬､ヽi:ｉ:八ﾘヽ｣! |i斤: : : ﾊ
. >彳´/|i|i| i:i:i:ｉ〆メ／i:i:i:i:i＼ ＼ ) 人ｉ」ヽ|i:_:_:_:」ﾄ､
}////三i| i:／／イi:i:i:i:i:i:i:ｉ:ハ ヽ ＼州 ヽ、¨`|i: : :ﾘ
}//〃 |i|i|"／´i:i:i:ｉ__i:ｉ:孑个ト乂 `ミ､ ﾊi:ｉ:八:_:」!
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
それが大海皇子の、二面性であった。
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┌─────────────────────────────────────┐
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┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
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| ｲ7 ,ﾂ しｨ
| /..::j __弋___ よー、来たかいお姫様。
|'⌒Y :::小, ｲヽ＞': : : : : : : : ｀:¨:ヽ.. 皇子はこの部屋だぜ。
|ﾆミ{ :::::ﾙ,｀7: : : : : : : : : : : : : : : :＼
|⌒''l ::::＞ｲ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
| ; ヽ ／{: : : :弋:_;_;_; : : : : : : : : : : : : : :',
|.;; ﾉ 弋: : : : イ::::::::::＞ｰ: : : : : : : : : ﾊ
. ﾊ ___｀イ::弋: : : : : : : : : : : : : : : : : :
弋____, ＜:::::::::::::::::::::ヽ､: : : : : : : : : : : : : :.∧
:::::::::::::::::::::::::: ｀ヽ: : : : : : : : : : : : : ',
ヽ--一==ﾆﾆﾆﾆﾆ}
{ﾆﾆ=====---- |
丿: : : : : : : : : : :.:ﾊ
／: : : : : : : : : : : : : : :}
／: : : : : : : : : : : : : : : :/
/ニニl＿_/ニニニニニニニニﾑ ／ﾆ/ |
/ニニニニニニニニニニニニﾆﾆ＞――＜ニニ/ |
＼ニニl ＼ニニニニニニニニニニニ／ｌニニﾆ〈 /
＼ニl ヽl＼ﾆl＼ニニニ／ lニ=／ /ニﾆﾆ=ﾊﾑﾏ /
. ﾑﾏ＼! ｌ ＼ Y´ヽ/ l/ / /ニニニ=ﾑﾏ ﾑﾏ-′
(__) } ＼__＼＿丶_l＿/＿／ / ／ニﾆ＞ニﾑﾏ ﾑﾏ＼＿ ドウシタ？
<＿_} ＞ L / l l＿_l＞ｲ＞ l=ﾑﾏ ﾑﾏ
/ l/l∧ ﾃミk￣ Tﾏlzzzzミxl (__) ﾑﾏ＼＿＿
/ /l }ヽJ ＼ﾊ| ヽ＿_} l V (__)
/ / l ﾐ=- ∠l ‘， `、
/ /／ .込、 r 、 ｲ∧ ‘， `、
/ 〈 「 T‐┬-≧＝≦ T 斗 ∧ ヽ `、
l. ‘，ヽ |＿l＿|＿| 斗イﾑ//＼＼ ￣￣￣￣ ＼
＼＿＿＿Vﾊ〉」// )¨ﾏﾆ/ ! V//// ＼＿ /
/ /// i V/ ｌ V///ﾉノ |￣ ー- ＿＿_/
////∧ ﾄ〃´⌒ヾ､
| ｲ7 ,ﾂ しｨ
| /..::j __弋___
|'⌒Y :::小, ｲヽ＞': : : : : : : : ｀:¨:ヽ. さっきまで寝てやがってなぁ……。
|ﾆミ{ :::::ﾙ,｀7: : : : : : : : : : : : : : : :＼
|⌒''l ::::＞ｲ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
| ; ヽ ／{: : : :弋:_;_;_; : : : : : : : : : : : : : :',
|.;; ﾉ 弋: : : : イ::::::::::＞ｰ: : : : : : : : : ﾊ
. ﾊ ___｀イ::弋: : : : : : : : : : : : : : : : : :
弋____, ＜:::::::::::::::::::::ヽ､: : : : : : : : : : : : : :.∧
:::::::::::::::::::::::::: ｀ヽ: : : : : : : : : : : : : ',
ヽ--一==ﾆﾆﾆﾆﾆ}
{ﾆﾆ=====---- |
丿: : : : : : : : : : :.:ﾊ
／: : : : : : : : : : : : : : :}
／: : : : : : : : : : : : : : : :/
. /ニニl＿_/ニニニニニニニニﾑ ／ﾆ/ |
/ニニニニニニニニニニニニﾆﾆ＞――＜ニニ/ |
＼ニニl ＼ニニニニニニニニニニニ／ｌニニﾆ〈 /
＼ニl ヽl＼ﾆl＼ニニニ／ lニ=／ /ニﾆﾆ=ﾊﾑﾏ /
. ﾑﾏ＼! ｌ ＼ Y´ヽ/ l/ / /ニニニ=ﾑﾏ ﾑﾏ-′
. (__) } ＼__＼＿丶_l＿/＿／ / ／ニﾆ＞ニﾑﾏ ﾑﾏ＼＿
<＿_} ＞ L / l l＿_l＞ｲ＞ l=ﾑﾏ ﾑﾏ ＼ （心ガ太イノカ）
/ l/l∧ ﾃミk￣ Tﾏlzzzzミxl (__) ﾑﾏ＼＿＿
/ /l }ヽJ ＼ﾊ| ヽ＿_} l V (__) ¨¨
. / / l ﾐ=- ∠l ‘， `、
/ /／ .込、 -- ｲ∧ ‘， `、
/ 〈 「 T‐┬-≧＝≦ T 斗 ∧ ヽ `、
l. ‘，ヽ |＿l＿|＿| 斗イﾑ//＼＼ ￣￣￣￣ ＼
＼＿＿＿Vﾊ〉」// )¨ﾏﾆ/ ! V//// ＼＿ /
/ /// i V/ ｌ V///ﾉノ |￣ ー- ＿＿_/
性根は冷徹な政治家ってことなのね
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ィ⌒V¨¨}/フ_
_ -＜⌒ . . : :::::¨⌒＞､
ノ . . . : : : : ::::::::::::::::::::: . ＼
(＼} . : : : : : : : : :::::::::::::::::::: : .∧
／⌒ . : : : : :::::::::/::／:::::::::: . 从
{／/ ／{ ::／}／}人{::::::::::::::::: :. .)
( .{/{_( (从( ィ符) ＼ !⌒V::: {
V(_ :::{ィ弐 l} ｀ ､ _)}7) :}:::: し まあとにかく入った入った。
) ∧ ﾉ ､ ＼) Y ,/::::::.ﾉ
｀乂ハ ( _ ) _ ィ' _彡}∧:::::::し
_ -ﾆ⌒ミ, (ZZZZzzzzー≠ﾆ⌒ -=彡 /ハ:::::厶
⌒＼. :.:} ノ/∧ ＿ .,ィ ／ _,厂＼彡
/￣| ､ }.:.:.| ⌒∨从 ､ ＿_ イ ＿彡_三三＼
. { _/ ＼ ﾉ.:.:.{ _}=─=彡:::::/ニ二三⌒｀＞ _
. ∨ ＼ |=z彡 ´::{::::::::::::::::: / ﾆ二三三二二ニ＞
. ＼ ＼/__))(⌒ヽ ´=ニ二 ､:::::::::::: / ﾆニ二三三三三二ニ=
. (_厂￣＞､V_,∧ ＿ ィ ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ﾆニ二三三三三三二ニ
(,; ィ二二)}三_}二ﾆ: ￣¨二ニ=- _:::::::::-=ﾆ二三￣￣三三三三二二二
〉 ￣￣￣)二lﾉ三ﾆ=_:::::::::::::::::::::::::::＼::＿ -≠ﾆ二￣三三三二二二ﾆ
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. l: : : : : : : :＼／＼／!
. l: : : : : : : : : : : : : : : l
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. :｀ ｰi‐ -、_ ヽ | l
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＿_/´ ヽ /⌒::| ＼_
||三l |ノ-‐-‐-| |｀ー´||
￣|.ヽ _,l- ､￣￣| .|''|''''|"
| |ヽl´ | 〉 〈..| |
| | `-‐´ ...ヽ_＿ｿ | |
￣ .￣
＿＿＿＿__
s≦ニニニニニニﾆﾆヽ
/ニニ○ニニニニニニニﾆﾑ
{ニニニ〓(＿＿)ニニニニニ}
V ﾚｲニニニニニニニニニｿ
＞ｧ=ニニニﾆﾆ斗=‐ 爪
/ ｌ / ＼ ＼
{/Vl / } /
. l { ∧ ＿/ /
l VTT_」⊥ｲ、 〉
＼ ＼=ｲ//∧/／
/} /⌒V///ｲ
{ l {/ /∨///＼
∨≧≠-/ ∨/////＼
ム=/ ∨///////＼
_.,,, -／＼／＼
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. l: : : : : : : :＼／＼／!
. l: : : : : : : : : : : : : : : l
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／ _ノ ― ＼
| （ー） （ー） |
＼ （__人__） u.ｲ ……あ、どうも。
／´￣ .ｨヽ|
〈 ￣ ‐- 、 i
. :｀ ｰi‐ -、_ ヽ | l
|| ヽ.て 〉 ..| l
＿_/´ ヽ /⌒::| ＼_
||三l |ノ-‐-‐-| |｀ー´||
￣|.ヽ _,l- ､￣￣| .|''|''''|"
| |ヽl´ | 〉 〈..| |
| | `-‐´ ...ヽ_＿ｿ | |
￣ .￣
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s≦ニニニニニニﾆﾆヽ
/ニニ○ニニニニニニニﾆﾑ
{ニニニ〓(＿＿)ニニニニニ}
V ﾚｲニニニニニニニニニｿ
＞ｧ=ニニニﾆﾆ斗=‐ 爪
/ ｌ / ＼ ＼
{/Vl / } /
l { ∧ ＿/ / ……ドウモ。
l VTT_」⊥ｲ、 〉
＼ ＼=ｲ//∧/／
/} /⌒V///ｲ
{ l {/ /∨///＼
∨≧≠-/ ∨/////＼
ム=/ ∨///////＼
； ＿＿＿_；
；／ ＼；
；／ ／ ＼＼；
；／ oﾟ(（○） (（○）ﾟo （寝てたからっておもいっきり
；l （__人__） |； ぶん殴らないでいいでしょ。
；＼ ｀ ⌒´ ／； はずかしいしにたい）
；／ ヽ；
/ (ﾊ／ニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ＼ }〜ﾐ__ノ
{ ／ニニニニニニニニニニニニニニ＞‐iニニニニ＞ ＿_ノニニニ＞
/ヽ> /ニニニニニニニニニニニ＞" / / ／--<ニニニニニニニニニニﾆ＞
ヽ ﾑニニニニニニニ／l/⌒Y´ /＿_／_／ 《¨≧s。ニニニニニニニニニﾆﾆ＼
ヽ __ﾑニニニニニニ=/ | / ／ニニニニニニ=ゞｲ圭圭≧s。ニニニニニニニﾆﾆ＼
《¨≧s。_∥ニニﾆト―ﾍ￣＼＿/-イ⌒l＿/ニニニﾆ／ニﾆ《¨≧s。二￢寺圭≧s。-- 、ニニﾆ=/
ゞ》圭_∥ニニニ＼ >-'＼ ＼_} ‐┘ニニニニﾆヽ/ ／ ゞｲ圭圭≧s。二￢寺圭≧s＼ニニ/
《¨≧s。_{ニﾆ∠￣ ＼-く_〉┴＜ニニ＝…┬r-==ニ＞ﾐ ＼二￢寺圭≧s。 ∨￣
ゞ》圭={ニ∠二ﾌー‐＜ニニ＞七¨|. l ＿＿ヽ ＼ ＼,／ ＼￢寺圭≧ 〉
￣ﾏ/＿_/ニニニニ／ l /l＿L l＿ ＼ `、 `、 ∨ 、 ＼＼ ／
ゞ=/=/二二_〕/ ｌ 「ヽ _丶 l,zzz===zzﾐ }`、 ∨ ＼ ＼＼＿／
ヽﾊ＿／ｲ { lⅣ_,xzテ､＼ V{ ﾘ 》 } / `、 V＼ ＼ ＼
-=彡 | ヽ V f { i `¨＼__ゝ＿ﾂ ムイ / `、 ∨ミ=-ﾊ ) （ア、背高イ。良カッタ）
/ ∧ ｀ﾐ=- 乂ﾉ ￣.:///／ ／ ﾄ. ∨ Y/ /
/ / /小ミ込///:: ＿ ＿_＞=≦ |∧ Vノ ／
./ /ヽ /＼¨「 ＞- 、 _／ Υ | / / |ｲﾊ ＼／
/ / / ヽl 〈 ヽ/ | | { ./{ V≦＼ ＼
.／ __/＿,ノ 人 ヽ | /＞┴ ┤|人 ＜＿＿＞ ` 、
／ ／ ／{ Vニ/77=ミ=≦TT=-/////＼＼ ヽ ＞ ` 、
/ { r―＜ ≧=-//叺┴r――' ∧//////＼＼ / ＼ ＼
./ ∧ ＼ ///{lll}lllﾉ―――' V////////＼丶 / `、 ヽ
{ { `、 ヽ ///人,Υ≧=}ﾆﾆﾆﾆﾏ//////////ﾘ / } }
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└─────────────────────────────────────┘
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┌───┐
└───┘
【 大海さんちの裏口 】
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////////////////＼＼＼///,.ィl|ｉ:ｉ:| | |ｉ| |i:i:i|/ / /
//////////////////＼＼＼㌻ |ｉ:ｉ:|: | |i| |i:i:/ / /
ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ| |ｉＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ
≧s｡///////////,.ィ㌻ ＼＼＼|i:ｉ:| | |i ＿ :|/ / /
-=ﾆ二≧s｡//,.ィ㌻ ＼＼＼| | |ｉ....イ⌒ヽ .| / /
¨ -=ﾆ二㌻ZZZZZZZZZZZZ＼＼〉ZZZZZZZZZ＿ ＿ /::/ .ZZZZZZZZZZZZZ/__/ZZZZZZZ
. ￣|i:|￣￣￣￣￣￣￣￣ﾞ|i:ｉ:l￣￣￣. .ィ≦::::::::::::::::::≧:.､{ィ====ﾐ､ ￣￣￣￣￣|i:i:i|￣￣￣￣
. |i:| |i:ｉ:| .／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ |i:i:i|
...,,_ |i:| |i:ｉ:| /:::::::::::::/:::::::::::::::/:::::/::::::::::∧ |i:i:i|
三三二ﾆ=-|i:| |i:ｉ:| ./:::::::::::::ｲ::::::::/::::/／/／ }ｲ::::ﾊ .|i:i:i|
T_|i:||=-=ﾆ弌ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ/::::::r―V::::::〃¨ﾃﾐ､/ / |:::::!:|ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ
_|_|i:||_|_|_|_|i:||i:| ￣¨'|i:|二ﾆ:|:l‐-:||.,,_|:.ｲ::/:八 /:／/ 〈ｒ'ﾘ ./ _ミ､:ﾄ{ . ＿___,|i:i|＿＿＿＿＿＿＿＿＿
_|_|i:||_|_|_|_|i:||i:|二ニﾆ=|ｉ:廴＿|:|｀`'|lー|. j:ハ::::::Ⅵ:::::/ ¨ ´ﾊ:〉}ﾘ |....─ー:|i:i|─────────
_|_|i:||_|_|_|_|i:||i:| l≡l |i:|¨ﾞ ''|:lニﾆ=-|./ Ｖ::::i|:::::{ _ , ｀./:/ .zｪz／￣￣￣￣￣￣￣＼..zzzzz
_|_|i:||_|_|_|_|i:||i:|ニアニニア :|:|¨:| |￣|_|_|_|_..}:ﾊ:l!::l::| {: : : :ヽ ﾊ/ | こんちわー。 |
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i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:jI斗r≦)))-‐=ﾆ二二二....{ ∨ / .|| V∧ .／::! l| ヽ .|＼|￣￣￣￣￣￣|二二二
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i:i:i:(_)＞'Ｙﾉﾉ _ノ 乂_. ヽ ∨ .|| |＼ ＼::::::::| ∨＿.ｲ ‘， . ￣￣￣￣￣￣￣￣￣
i:i:i:＞┴┴＼ー─‐‐ヽ }＼ .八 |::::::＼ ＼::| .| ＼ ‘，
'" ￣￣￣ | ヽ |::::::::::::＼ ＼ | ヽ Y
【 額田王 】
＠＠
＠_、_＠ あら？
( ,_ﾉ`)＠ 姫王様がお一人で？
／ ＼
/ ,ｲ ｉ ヽ
( 〈 | |〉 )
＼ ヽ |／ ←使用人のおばちゃん的な人
-== ﾆﾆ三三ミx
}:::}--...､
.,ｨzﾆﾆﾆミ＜:/ｲ::::::::::::::ー:―:..､
／ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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ﾊ:i::::::|:::::::::::{ ∨:::ﾄ:::::::::::|:::::::!:::::::::::::::::::∧
八:l::::::|::|::::::::| _V::!ﾊ::::::::ﾄ､::::|::::::::::::::::::::八
/:::::::|:::/l::ﾄ:::::::| ´ ヾ ∨:::!∧::!::::|､::::::::::::ヾ{
.／´.}::::|::ﾊ|::|_.V::| ィzミV::|:::::}ヾ::ハ:::::::::::| ＼
.|:::ﾊ:::∧{{心:! ′しｲ }:::::::/:::::/ }:::::|::::| うん。宝女王様が忙しくてさ。
.|/ V::ハ ゞ' ＼ `¨ |::::::::::::::}__人:::|::::| 中々来れなかったから。
|::::::} ､ .|:::::::/}:::|:::::::ﾊ::lⅥ
|:::八 ､＿_ .|::::/ .|:/､:::::{ ヾ
|/＿.>=ｲ｀::/〉 . ィ|:/ j' }ヾ!
/／／/ /:://-≦_.V/ ／/ﾊ
.// ./ ./ /::// ／/ =--=≦/////＼
| 〈./:://.ｲ/// ／//////////＼
| ｀У//// ／//////////////ﾊ
_| ノ.//// ／/////////////////}
/ ＼__/､ .////.／///////////////////|
/＼ }､}//／/////////////////////
////≧==イ/ﾊ///////////////////////l{
.////////.V//.∧//////////////////////l|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
なんでか後の世で、王（おおきみ）と呼ばれてる彼女ですが、
日本書紀では姫王と書かれてる。
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＠＠
＠_、_＠
(* ,_ﾉ`)＠ 中々来れなかったから？
／ ＼
/ ,ｲ ｉ ヽ
( 〈 | |〉 )
＼ ヽ |／
-== ﾆﾆ三三ミx
}:::}--...､
.,ｨzﾆﾆﾆミ＜:/ｲ::::::::::::::ー:―:..､
／ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‘.，
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::ヽ
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ﾊ:i::::::|:::::::::::{ ∨:::ﾄ:::::::::::|:::::::!:::::::::::::::::::∧
八:l::::::|::|::::::::| _V::!ﾊ::::::::ﾄ､::::|::::::::::::::::::::八
/:::::::|:::/l::ﾄ:::::::| ´ ヾ ∨:::!∧::!::::|､::::::::::::ヾ{
.／´.}::::|::ﾊ|::|_.V::| ィzミV::|:::::}ヾ::ハ:::::::::::| ＼
.|:::ﾊ:::∧{{心:! ′しｲ }:::::::/:::::/ }:::::|::::| な、何！？
.|/ V::ハ ゞ' ＼ `¨ |::::::::::::::}__人:::|::::|
|::::::}iｘｉ ､ ixixｉ|:::::::/}:::|:::::::ﾊ::lⅥ
|:::八 ､＿_ u ..|::::/ .|:/､:::::{ ヾ
|/＿.>=ｲ｀::/〉 . ィ|:/ j' }ヾ!
/／／/ /:://-≦_.V/ ／/ﾊ
（（ .// ./ ./ /::// ／/ =--=≦/////＼
ﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞ . | 〈./:://.ｲ/// ／//////////＼
| ｀У//// ／//////////////ﾊ
_| ノ.//// ／/////////////////}
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/＼ }､}//／/////////////////////
////≧==イ/ﾊ///////////////////////l{
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＠＠
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( ,_ﾉ`)＠ まー間が悪かったね〜。
／ ＼ みこが大和の方に出かけるところなのよ。
/ ,ｲ ｉ ヽ
( 〈 | |〉 )
＼ ヽ |／
-== ﾆﾆ三三ミx
}:::}--...､
.,ｨzﾆﾆﾆミ＜:/ｲ::::::::::::::ー:―:..､
／ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‘.，
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::ヽ
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ﾊ:i::::::|:::::::::::{ ∨:::ﾄ:::::::::::|:::::::!:::::::::::::::::::∧
八:l::::::|::|::::::::| V::!ﾊ::::::::ﾄ､::::|::::::::::::::::::::八
/:::::::|:::/l::ﾄ:::::::| ヽ_.ヾ ∨:::!∧::!::::|､::::::::::::ヾ{
.／´.}::::|::ﾊ|::|_.V::| ィzミV::|:::::}ヾ::ハ:::::::::::| ＼
.|:::ﾊ:::∧{{心:! ′しｲ }:::::::/:::::/ }:::::|::::|
.|/ V::ハ ゞ' ＼ `¨ |::::::::::::::}__人:::|::::|
|::::::} ､ .|:::::::/}:::|:::::::ﾊ::lⅥ あれ、そうなの？
|:::八 ､＿_ .|::::/ .|:/､:::::{ ヾ 帰りはいつ？
|/＿.>=ｲ｀::/〉 . ィ|:/ j' }ヾ!
/／／/ /:://-≦_.V/ ／/ﾊ
.// ./ ./ /::// ／/ =--=≦/////＼
| 〈./:://.ｲ/// ／//////////＼
| ｀У//// ／//////////////ﾊ
_| ノ.//// ／/////////////////}
/ ＼__/､ .////.／///////////////////|
/＼ }､}//／/////////////////////
////≧==イ/ﾊ///////////////////////l{
.////////.V//.∧//////////////////////l|
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＠_、_＠
( ,_ﾉ`)＠ あ〜ん〜、ま〜。
＿, -- ､ /´ .＼ アレみりゃ早いわ。
ﾞーっノ、＼/ / .ｉ ヽ
＼＿/ |〉 )
| |／
-== ﾆﾆ三三ミx
}:::}--...､
.,ｨzﾆﾆﾆミ＜:/ｲ::::::::::::::ー:―:..､
／ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‘.，
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::ヽ
/:::::::|:::::::::::/＞{:::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::.
ﾊ:i::::::|:::::::::::{ ∨:::ﾄ:::::::::::|:::::::!:::::::::::::::::::∧
八:l::::::|::|::::::::| V::!ﾊ::::::::ﾄ､::::|::::::::::::::::::::八
/:::::::|:::/l::ﾄ:::::::| ヽ_.ヾ ∨:::!∧::!::::|､::::::::::::ヾ{
.／´.}::::|::ﾊ|::|_.V::| ィzミV::|:::::}ヾ::ハ:::::::::::| ＼
.|:::ﾊ:::∧{{心:! ′しｲ }:::::::/:::::/ }:::::|::::|
.|/ V::ハ ゞ' ＼ `¨ |::::::::::::::}__人:::|::::|
|::::::} ､ .|:::::::/}:::|:::::::ﾊ::lⅥ ？
|:::八 ､＿_ .|::::/ .|:/､:::::{ ヾ
|/＿.>=ｲ｀::/〉 . ィ|:/ j' }ヾ!
/／／/ /:://-≦_.V/ ／/ﾊ
.// ./ ./ /::// ／/ =--=≦/////＼
| 〈./:://.ｲ/// ／//////////＼
| ｀У//// ／//////////////ﾊ
_| ノ.//// ／/////////////////}
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/＼ }､}//／/////////////////////
////≧==イ/ﾊ///////////////////////l{
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【 駐馬場 】
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二=-..￣ |i:i:|
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二=- ￣ |i:i:|
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆ=- ￣ |i:i:|
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニﾆ=-￣|i:| |i:i:|_,,,... -
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニﾆ=-￣ |i:| ＿,,.. -=ﾆ二三三二
二二二二二二二二二二二二二二二ニﾆ=- ￣ |:| |i:|_,,. -=ﾆ二三三二ﾆ=-ｰ:|i:i:|i:i|:::::
二二二二二二二二二二二二二ﾆ=-T| |:| _,,.. -=ﾆ二二ﾆ=‐─ '' ￣ ::::::::::::::::::::::|i:i:|i:i|:::::
: |i:| |ｉ:| |:| _|L..｡｡ -‐＝ﾆ二ﾆ=-‐::'' ":::::|i:|i:|:::::::::::::::::::::::::::_:_:_二ﾆ=-|i:i:|i:i|￣
. |i:| |ｉ:| |:|-=ﾆﾆ=-宀二￣_,|i:|i:|:::::_:_:_:二二ﾆ|i:|i:|…￢:Ｔ¨ ／｀ー-､─…|i:i:|i:i|￣
ﾆﾆﾆﾆニl|i:|¨¨¨¨¨¨~¨¨¨~¨¨~ﾞ|::|:￣￣ﾞ|:|i:|￣￣tz|i:|i:|¨|-‐ ||… |:lT|i:|i:|￣￣|:| /::ﾟ:::､:::::::::｀`ー |i:i:|i:i|‐‐
|_|_|_|_|_|_||i:| |::| _,,,,|:|i:|ーミ{，j|i:|i:|ー-‐┴ﾐ,ィ´::|i:|i:i|￣⌒'く／,￣＼:::::::::: :: |i:i:|i:i|::::
|_|ｨﾆ.,|_|_||i:|ィﾆﾐ:, .|::|__r'´,,::|:|i:|:_:_:_}_り|i:|i:|zzzzzzｧ'::::／|i:|i:i|zzzzzz〃ﾍzzzzト｡::::: : |i:i:|i:i|ZZ
|_|ニﾑ三三三三〉 .|::|i:i|:ﾟ/ｉ|:|:|i:|i:i:i:i:i:ｉ:ﾉ|i:|i:|i:i:i:i:i:|/〈,.ｲi:i:ｉ|i:|i:i|i:i:i:i:i:,ｨｼﾞi:i:i:iヽi:i:乂ゝ:::::|i:i:|i:i|i:i:
二二ﾑﾏﾆ=--:::{:{二二二二l |::|i:「「|i:j:|:|i:|i:i:i:i:i:ｉ{{:|i:|i:|i:i:i:i:/ ”ﾉi:ｉ:ｉ:/|i:|i:i|i:i:i:ｨｼﾞi:i:i:i:i:i:i:i:i:＼{::ﾉﾍ |i:i:|i:i|i:i:
i|:::|i:||二ﾆ=-:::|从￣ﾞ|ｉｉ|i:i:|i￣￣''ー=ﾆ＝─..＿‐|i:|i:|zz「「「「「|ｉ:ﾉ ,|i:|i:i|ｨ彡'i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:〕ト｡::|i:i:|i:i|i:i:
=:i|:::|i:||三三三:||]|]==|i:i:|i:i:|iト ≧s｡.,_ :, :, :,￣ ￢-=ﾆ二ﾆ=- ≧ｲ|i:|i:i|zzzzzzzzzzzzzzz j_|: :ﾟ'|i:i:|i:i|i:i:
=:i|:::|i:||二ﾆ=-:::|| |l======== ⌒≧s｡⌒≧s｡., :, :, :, :, :, ＿＿＿＿__ .二三二ﾆ=- ＿´‐┘: |i:i:|i:i|i:i:
i|:::|i:||二ﾆ=-:::|| |l. |i:i:l |i:i:|i : : : ⌒≧s｡.,⌒ s≦ニニニニニニﾆﾆヽ .￣＾^'' ｰ-=ﾆ三三二ﾆ=─
i|:::|i:ﾘ二ﾆ=-:::|川....|i:i:|: |i:i:|i :...＿＿＿＿ /ニニ○ニニニニニニニﾆﾑ.:, :, :, :, :, :, :, ￣ ￢ー=ﾆ
:, 乂乂＿＿___ﾉﾉｿ: :￣: : |i:i:|i ／ ＼{ニニニ〓(＿＿)ニニニニニ}., :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :
:, :, :, :, ::::::::::::::::::::: :, :, :, :, : / ─ ─ V ﾚｲニニニニニニニニニｿ s｡.,_ : : : : : :, :, :,
/（ ●） （ ●）. ＞ｧ=ニニニﾆﾆ斗=‐ 爪≧s｡.,:::≧s｡., : : : : : :
| （__人__） / ｌ / ＼ ＼
＼ ｀ ⌒´. {/Vl / } /
/ ー‐ ヽ l { ∧ ＿/ / ←アレ
/ ｀. l VTT_」⊥ｲ、 〉
＼ ＼=ｲ//∧/／
/} /⌒V///ｲ
＠＠
＠_、_＠
( ,_ﾉ`)＠ 三日夜餅（みかよのもちい）じゃないけど、
／ ＼ 難波じゃなくて大和の三輪様の火で調理した
/ ,ｲ ｉ ヽ 料理を食べるんだって。
( 〈 | |〉 )
＼ ヽ |／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
三日夜餅（みかよのもちい）は平安時代に確認されている
通い婚の婚儀の一つ。
自家の火で調理した餅を食べさせることで同族化してしまうという呪術。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
-== ﾆﾆ三三ミx
}:::}--...､
.,ｨzﾆﾆﾆミ＜:/ｲ::::::::::::::ー:―:..､
／ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‘.，
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::ヽ
/:::::::|:::::::::::/＞{:::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::.
ﾊ:i::::::|:::::::::::{ ∨:::ﾄ:::::::::::|:::::::!:::::::::::::::::::∧
八:l::::::|::|::::::::| V::!ﾊ::::::::ﾄ､::::|::::::::::::::::::::八
/:::::::|:::/l::ﾄ:::::::| ヽ_.ヾ ∨:::!∧::!::::|､::::::::::::ヾ{
.／´.}::::|::ﾊ|::|_.V::| V::|:::::}ヾ::ハ:::::::::::| ＼
.|:::ﾊ:::∧. :!. }:::::::/:::::/ }:::::|::::|
.|/ V::ハ. ＼ .|::::::::::::::}__人:::|::::|
|::::::} ､ .|:::::::/}:::|:::::::ﾊ::lⅥ
|:::八 ､＿_ （ ..|::::/ .|:/､:::::{ ヾ
|/＿.>=ｲ｀::/〉 . ィ|:/ j' }ヾ!
/／／/ /:://-≦_.V/ ／/ﾊ
.// ./ ./ /::// ／/ =--=≦/////＼
| 〈./:://.ｲ/// ／//////////＼
| ｀У//// ／//////////////ﾊ
_| ノ.//// ／/////////////////}
/ ＼__/､ .////.／///////////////////|
/＼ }､}//／/////////////////////
////≧==イ/ﾊ///////////////////////l{
.////////.V//.∧//////////////////////l|
＠＠
＠_、_＠
(*,_ﾉ`)＠
＿, -- ､ /´ .＼. 頑張んなさいね。
ﾞーっノ、＼/ / .ｉ ヽ
＼＿/ |〉 )
| |／
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
【 大和への途中 大阪府大阪市天王寺区生玉町あたり 】
-＝ニニ＝-
／ニニニニニニﾆﾆ丶
〃ヽニニニニニニニニﾆ{...＿＿＿_
/乂ノニニニニニニニニ..／ ＼
≧={ニニニニニニニニニ...／ u ノ ＼
//マニニニニニニニ ／ u （●） ＼
/＼ト ﾆl＼=∧／l=.| ixixixi （__人__） |
〈 /≧=- ＿＿＿＿＼ /;:| ﾉ:;|
ヽ{ / :l弋フヽﾊ弋フｌ..＞ {;:;::乂_,,ｯ､､_／.:;:;｝
', } |. ／ ゞ彡彡ニミミｯ;;/
＿_〉 ｌ ＞ __-__ （ ＿б 彡〃.:.:.:.:.:.:.:ﾞヾミ、
／///ノ ノ j≧-/＿|＿|.ゞ ''"/ : :.,;"´ﾞ,;.:.:.ヾゝ
////////lﾊ//Y ヽ/.... ∥ ﾞi .:ﾄ'',.´;, ',;:.:"〈
｀ヽ//////／人 ,ｧ= _ヾ :: 〈● :ﾞ;, ,;"::;●夂
＼///ﾆl/ =ﾉ{圭Uﾐ{ 八 `ヾ,|｀: : : ;, ,;:.::::｀";l 乂
¨lノU /7ニﾆ><ﾆ./ ／,!;;;ゝ,ﾘ|; : : :; ;::.:.:;::i）! : .彡
∠/ﾆﾆニｎ ,/ヽ／／: :,ヾ〉,;.;､:'':::.:.;::;!:::| : . |
ﾏニ.／/ : : //ｲ::,.:..; :.｛､; ﾞ;:ﾞ;;.:"';｝:::!､_!
／: / : : //'ﾞ::;'.:.::; :,::`i.;ﾞ:.,,:''::`/::::::.:ヾ
/: : / =､/,.!::: ; :,' :' : :.:.:ヾ;∞;ｿ::::::::.:,:.}!
｡s≦ニニニニニニニニ＞--f＝ﾐ
__ ／ニニニニニニニニﾆ=イニニﾆ{{__,〕＼＼
／／ニニニニニニニニﾆ／ /＞イ＞‐＼==＼＼＼
／／ニニニニﾆﾆ=∧／ {／ / /≧s/ﾆｲ＼==＼＼＞
./ /ニニニニニニト〈 l | / /乂__ﾘ三≧s｡＼_ノ ＼
＿＿/_/ニニニﾆ＜ ＼-┴‐ｧ┬┬ ￢.// 7--≧=- 〕 ＼
厶圭圭/ﾆ>￣￣ ＿_.＞―┬'"/ / ／／{ { / ｀`ヽ ≧= 〉
＿＿__,}／ー----≧＼＼ ＼__}_/ﾑムニニﾆ〈__〈_/ ＼ ／
///////{≧=――‐ﾍ ＞ｲﾆ／/ /斗、 ヽ＼ﾆﾑ ヾ≧=- 無理ハヨクナイ。
￣￣〈￣ ＼ニニニニﾆﾆ／ ∧ ﾊ(zz=ｧ ﾏﾆﾑ ∨ 馬クライ一人デ乗レル。
V //￣＞r――l |二 ｌ| ゞ' ヽ// Y／ヽ. l ＼＿＿
Ｖ ／/ / l ﾊ 以ﾊl ｌ/ l ＼ l / }=ト
／ / / ﾄ/ヽﾊ , ‐ ＿ｲl |＞‐< l { ＼＿___/_/ ＼
./ / (＿＿_／ .::::;ｨ≧s-ｲ /=/ / / / .l ヽ＿ ＼ ヽ
人 l rr‐y⌒ｌ / /=/ / /／/// ＼ ￣￣＼) /
rx ＼ ｌ / ／￣￣ ﾉ ヽ l | / /=/ {/////＼/＼＼ `、 /
. ﾄ､ |=| /) // / ∧ ／=ノ＞-┴ﾆ/个 ﾐ ＼////∧//＼__￣￣ ヽ `、
ﾏﾄ_}=l/_{// l ヽ /=/／/=/〉ﾆ/ ! ＼ ＼// ∧////∧ ヽ `、
＼ニニ=ﾑ人 ＼}={ i {={/=/: i } ＼ ＼./∧////∧＿_／ ＼ ＼
マニニ=＿__ミ=- /叺 ', .:ヾツ::::.. / .ノ:::::::/∧ /l/∧////∧ ＼
, -―ー- 、
／ノ ヽ､_ ヽ て
'＝= =＝＝ ､ そ
' ＝ ＝＝ l
{ 〈_,ｨ､＿,ノ } 無理とかないだす！
､. ﾚ'＿,ﾉ .. ﾉ
＞ ＜、
/ ー―- .､ r 、 ヽ、
`ー―- ､_ノ l ＼ ＼
,' l ヽ _,ﾉ
/ニﾆ/ニニニニニニニニ=/ ∨ ∨ 〉 }ﾆ/ ／／＼
/ニニﾑニニニﾆﾆ〈￣¨ヽニ/ .} ｲ / 仏 ／／ ＼＿
/ニニﾆ{ニニニニﾆﾆ〉 ヾ ／{__／ヾl_/--＜ﾆ/__/ ／ ＼
/ニニﾆﾆ{ニニニニ{￣ ＼＿＿ﾉ／r＜ 〉-ｲ斗 七爪 ＼ /
ニニニﾆ人ニニト=ﾍ ＿＿ ＞ハ ヽ 〉_/ﾆ／`、 ﾘ 小 |｀ヽ
ニニニニニ＞‐へ ＼ } Y__人ﾉくﾆ／孑七`、 l 从 l ＼
ニニニニニﾆﾑ ＼＿_〉ニニ＞ ¨¨ l | ﾘｨﾃ示Y / 人 ゝ l ＼ ……ソウカ？
ニニニニニニム-イ≧=- 孑弋 ＼ l l ｲ ゞ‐'ノl/ / l ﾄ `、 `、
ニﾆ{ ＿＿＿ 」ﾆ=イ ﾄ ヽ xﾃ示Yヽﾘ ｲ / / / `、 `、＼
￣ } ＿＿＿＿_ .{ ｉ |ﾊ＼ ヽ ゞ‐' ′ ＿_ ＿ﾚ彡ｲ ＿_ `、 `
／ l Ⅵ ヽ ＞ ﾐ=- , --〈 | ＞ " 丶｀ヽ. } l
. / /ヽ ヽ ＼}_≧={ `、 l/ ', ∨77--、 |
/ / } ヽ ／ ｀`ヽ.ﾊﾆⅣ } ∨////＼
／ / / , Yニ{ l }///////＼
／ / l i ..:::::::}ニﾑ:::::::::................./:::::::从///////
ｲ { /{ ', ...::::::::ﾉニﾆム―‐:::::::┬':::__ノ ヽ /////
/ l | /叭 ヽ ......::::::／::〈ニニﾏ ',::::::} l＼////
/ l l .///人::::::＼:::／::::::::::::ﾏニ/ _}:::::{ l//＼//
＿＿＿_
：／::::::::::::::::::＼：
：／:::::-‐:: ‐- ＼：
：／::::::o(○） （○)o ＼： ああ、ちょ、そんなくっつかれると……
：l:::::::::: （__人__）、 ｌ： あっあっ。
：＼:::::::::::: `='´ ／：.
／:::::::::::::::::: ＼
ニニニニﾆ＞＜＼ ＼ ヽ ヽ | | / ＿＿／ 〉
ニニニﾆﾆヽ ＼ ＼ l | ＞￢冖¨¨/ ／ ／ ∧
ニニニニﾆﾆ＼ _＼ ＞―┴―‐ニ< ／´￣￣￣/ ＿∧
ニニニニニニﾆ＼／ニニニニニニニニニニニ＼-＜ ／￣￣＞ﾆﾑ
ニニニニニニニニニニ＝＝――＝ニニニニニニニ＼￣￣ ／ﾆﾆﾑ
ニニニニニ＞テ¨￣ ／ / l ｀` ＜ニニニﾆ}＿＿＿＿／ニニﾆﾆ}
ニニニﾆ／__彡ｲ / / /l λ 「 ＜ニニニニニニニニﾆﾆ=/
ニニニ/=| / / / ／_」/ l l ＼ニニニニニ＞――/
ニﾆﾆ={ニ! ｌ / 孑 '' ´ // l 、 /l / l∧ニニニ／ /
＞ ニﾆ/ l / -―ナ l ＼ｌ/ l=∧ニニ{ ＞‐〈
/ / ll l /ｨfて示ミ l / /／_ /ﾊ l lニ}ニニ{ ／ ヽ
／ ./ l ヽ Vl《 乂rJﾘ ノ/ ／'fて圷k./ /ﾘノニニﾉ/- 、 ‘，
／ /ノ ﾊ ヽ 小、..`¨..... -‐'" 乂rソ 从ﾉ //≧ニ／ ヽ ‘，
.//l 〈/ | { l ≧=} l:::::::::::::::... ..::::::::`¨-=≦／|从
Ｙ }/ /( /l ﾑL__ V/ __ ′ ::::::::::从＿ | ヾ 、 （アア。ソウイエバソウカ）
ヽ( ヽｌ／/////7>从＼/ ＼ ／＼ 人＞-/l V } ﾘ
//////////Y 人 l ＼/ |/ / j ヽﾉ
∥//////// ', V|ヽ. } | / ./、 ＼
|///////∥ l V ﾘ l | /／=ﾑ l ， ←添ひ臥し役なので経験は済
|//////// l ＼ l | ／/丶ニﾑ l ‘
|/////// ﾄ ＼ l ／ﾆ∧ ヾニ/ }
＿
〆´ ｀ヽ､
f _y-､ rt.ﾍ
ゝrf 乍∨人 〉 ＿
｀ヽ＿, ' ﾉ ／ ￣ヽ ｀ヽ､ （これだから童貞は全く……）
／＾ー'イ::::::::::::::::/:::::::::＼
ﾉ´::::::::ノｰ､::::::::::::::::::::::ヽ
, -‐"ヽ-／ヽ､::::!:::::::::::::::::::::::::',
／ _,,..:;. ／|::::::::::,＞､;;::::::::::::::::::::::',
＿歹 __,／゛ - ,_／ |￣"/ >､＿＿,,,／ヽ
/ ﾍl.￣i::::〉＿／" ノ ヽ,入 Ｌ__:::::::::::::::::::〉 y──--z＿＿_
ヽゞ一'!￣”￣￣￣￣￣￣"ヽ ｀ー‐/::::｀ー- ｿ:::|ー───'´ ｀＞､＿＿_,/
＿／ Y A M A T O ∧ ／::::::::::::::::::::::ノ──ヽ─ヽ─-‐'圭!::::::::::::ノ仄厂}
￣ﾄ-‐ ∧/::::::::::::::::::::::／圭圭圭圭圭圭圭圭ﾉ:::::::／淵三三
::::|￣'T￣￣￣￣￣￣￣|￣≦/:::::::::::::::::::／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／州州三三
:::::|:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|/三/::::::::::::::::／三三三三三三三メﾐキ〉;;∨夾乂夫三三
::::::|ニ二二二二二二二二ニ/:::::::::::::／土fﾘ二二＞ﾉ州州州州州从＼乂夾乂三三
:::::ﾍゞ三三三三三三三三i/:::::::::::::/瓦士/辷三レ'￣｀ー──-イ ＼＼乂夾乂三
::::::;;廴三三三三三三三三∨:::::::::::＼ソ'´ ＼＼乂夾乂
￣￣ ∨::::::::::::ｿ､ ＼ヽ乂夾ゞ
〉ｰ-‐'´:::::ゝ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
大海皇子であるが。
婚姻関係が割りと蛋白というか、
歌が歌だけに多分モテなかったんだろうなぁと言う。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| あ……ちょ……乗りにくい…… |
| 乗りにくくなるから体寄せないで…… ＞
| あっあっ。 |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／ ,
-,.- ,.- ,.-､ 〃 ／/
| :i「￣￣]├‐‐ﾉﾚ' / _,.イ ／
. ､ | __j| !,.イ -=ﾆ二三ﾆﾆ＝＜ ／ ←馬に乗らない奴
. / ￣ ｀ヽ{_jV´ ￣｀ミﾆ三三三三彡'￣
V´⌒ヾ_ﾄ､〈ヾ三ミ､Y^Y三三三＜＿＿__ /::::::V
:ｈ:ｎ :}| 乂从炒ﾉヽ「ヽｿ爪＞―＝ニ二二￣￣￣＼ /::::::::/ :
. //:|:|:八 r' ゞ=- ,. -┴＜: : : : : : : : :（士ﾉ∠二 二 ｀ /::::::::/
/|:|: |:| } 二ゝ-く／⌒ヽ ヽ: : : : : : : : : : : : : : : :／ト､ /::::::::/
: 冫 U: U_／／ : : /:/:{: : : : : :}: }: : ＿: : : : : : : :: : ／: : |: : ＼⊂⊃ /::::::::/
j彳￣／: /: : : : 〈:〈___ヽ／￣￣V ￣＼: : : : : ／: : : : :!: : /∧＿」 /::::::::/
/:| Ｋく へ ／＼／￣￣＼: : : :／: : : : : :`ー-=ﾆ二＿__j: // 》､７＿__/::::::::/＿__
|//: : : : : : : : : : : : : : :_,. -=≦_: : : : : : : : : : : : : : : : : : //__/∧}__}__/ :::::::/o::: o├‐┐
| {: : : : : : :_,. -=≦ ＿二ヽ: : : : : : : : : : : : : : {_{≧ミ､ `≪＿＼/::|::::::: : |::::: |
`ー‐≦〔〔 _＿}_}､》 「￣ ￣￣＼￣￣＼__／ 》―ｒｎ― ｒｎ―‐ｒｎ―┴‐┴────
＼＼ ! o _,. -=≦‐く￣二ﾆ只 {{j＿jｊｊ＿__j_j＿//}}:＿＿＿＿＿＿＿
`<》 └≦厂:::::＼::::＼:::::::ヽｰ‐〈_ﾊ_〉彡'￣∧ 》〒〒《/_ｊｊ＿_/::::/≪
,.-＜: ￣ヽ:::::ヽ:::::ヽ:::::::〉: :// 《三三 ∧ 》'￣＼＼＼三.＼/ 三≫､
／三三＼: : : ｝＿｝‐┘￣__〃 三}三=∧ 》'三三ﾆ＼＼二二l二l三三.＼
／三三三三 ヽ: : :_,. -=≦≧=-三{三/､ 》'三三三三 ＼＼三三三三三ﾆ＼
／ 三三三三三三≦三三三三三三≧} 〈__/}}三ｒ-=ミ､三三＞―┴┘三三三ﾆ.＼
r'´三三三三三三三三三三三三＞'´Ｏ｀ヽ三三}} ヽヽ } `≪三三三三三三三三ﾆﾄ､
V三三三三三三三三三ﾆ -=≦: : : : : : :} }三ﾆ〃 ﾉﾉ |/ `≪三三三三三三三}
V三三三ﾆ＞､//´: : : : : : : : : : : : :＿＿//＝ミ／ } }ﾆ|| ＼三三三三三ﾆ/
ゝ-､三彡'/Ｏ_/: : : ＿,. -=ﾆ二￣ ｀ ＿ﾉ.三 } }ﾆ}} ＼三三三 ／
乂＿ノ'＾ー´￣ /三＼＼//ﾆ}} ￣ xく ／
ヽ三二＼＼〃 ＼<
≧＝＝彡 ＼
_ｎ___,、00 _ｎ..,n_ _ｎ___,、00 _ｎ..,n_
└i ｎ ﾄ､_> └i ｒっ_)└i ｎ ﾄ､_> └i ｒっ_)
U U. U U U. U
／■＼
（ ´∀｀）へ
／■＼ ∩ ⌒つ
／二＼￣￣￣（ ）￣￣￣￣￣＼ |￣￣￣|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
|二=二|二二二⊂ ○ ）二二二二二二| |￣￣￣|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
＼二／＿＿＿（_＿）＿）＿＿＿＿＿／ ﾞ |￣￣￣|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
／■＼ ／■＼
（ ´∀｀） ｷﾞｺｷﾞｺ （ ）
（ つつ||￣￣￣￣￣￣||と ）
／二＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣~~~~~~＾＾＾＾＾ （ （ （￣￣￣￣￣￣￣＼
| | | |＿＿＿￣￣＿￣￣￣＿＿＿￣￣＿ （＿（＿_）＿￣＿＿＿＿＿ |
＼二／＿＿＿》》＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|￣￣￣￣|＿＿＿》》＿＿／
┗┳┳┛| | | |┗┳┳┛
|￣￣￣|.| | | | |￣￣￣|
／￣￣￣￣￣￣￣＼
| ……うん？ ＞
＼＿＿＿＿＿＿＿／
＿＿＿_
／ ＼
／ -‐´ ｀ー＼
／ （●） （●）＼
| （__人__） | ここ……生玉（いくたま）さんの
＼ ｀ ⌒´ ／. 神域じゃなかったっけ？
> ー‐ <
. / ／￣彡ﾐヽ、
/ ヽ / / ヽ ヽ
ヽ. Ｙ / | |
ヽ ノ ヽ ノ
∧＿∧ ……？
（Д｀ ,）
/ ⌒ヽ、. お偉いかたかな？
/ i へ ヽ ここはすめらみことの詔で、
（ | | 〉 ） 木を切るように仰せつかってるんです。
ヽl |,/ /
(l _, (＿ノ. 迂回して下さい。
| ｜ |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
生玉さん ： 生國魂神社（いくくにたまじんじゃ）。
生島大神、足島大神の二神を祀る古社。
この二神を祀るのは長野県上田市の生島足島神社がある。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
やっぱそうなるよねえ
政治家向きもであるが、企業の社長か右腕みたいな存在なのかもしれない
怒らせると本当にヤバイ人部類だろう
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| ……神木を切っているのかお？ ＞
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
_,n＿ __
└l ｎ | に二二l └┘/7
U Ｕ ＜ノ _,n＿ __
└l ｎ | に二二l └┘/7
U Ｕ ＜ノ
､ ＿＿_ ＿＿_
..., .,.,.,., ､.,..., !\二二,..,,､,..二二,.､_,, 二,ｌ
; ::;#...;;; ..:::;.;.,., ,,.,. :,. ,,..,. , |li::; ;. .. （.;;（;;（r⌒ﾉ:）ヾ,:'（
:: ::::_____ﾞ..:::.. ";;;:;;"'""::;;,::,;";;､, ||l: : ;; ヽ::）’ゝ:jj丿ソ;;丿 ,,.,. :,.
;::".,||||||l ::;;,::､::. :; ::...;;;:;:: : ;;; :::; |li::;; /yゝヽ〃: :; ;;/ヽ, ,.., ,,,... .iヾ";;;:;;"'"",
"::|||||||||l...::;;'"ﾞ::...' ;;;;:;:〃::: :: ;::;, ||l （::;;; :ソ(;;;）ソ）..)ｿ） ゞ`:;;:;;:::::; :;:
....ﾞ"" ´'′｀｀ﾞ''"::: ':::;;;｀'' ii 丿::;;;,!j ;;'' ）::; ;; :⌒ヾヾ＼ｿﾞl ､＿_＿__ " "ﾞﾞ ヾ wvj
Wiix,,v,.., ,.., ,ﾉ::;;; ;; :: ..;;.（ . .. :.;. ::, ..: （ ノ´ ;;::: :;;:: ｀~ヽ､ vlMv,;.;'
....wv､.,,. /.:: .:/ :;;|;;:; ;L_ :;;;lli :.: ;; ..: ;;:...ヘ ∧ｿ￣￣｀ヽ,;::;ヽ ､.,,...
__＿ノ,; :,ノ : :;八ヽ;::; ￣ヽ､ :ゝ、;:ヽ,, ＼ヽ ,,..,. , _）;;;;::l
,yv.,.,jiw,,.... l´..:;:: ;;;_::´.;; :／, ,..`ｰ―-､ ヾ ヽ;;;∨￣ヾ ﾞ,､vw､ ｀ﾞ"''' ﾞ"""
´ ´ ｀ ｀ ...yw,,v,.., ,,.,. :,.
'iytw,,, ヾ";;:::;ﾞ"
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| はい。御命ですし。 |
| 巨木ですから、何にでも使えますよ。 |
＼＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
V
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
日本書紀に、孝徳天皇が生國魂神社の神域の木を
切らせたという記録が残っている。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽへ＼
／ （ ―） （―） ヽ
.l .u ⌒（__人__）⌒ | ……そう。
＼ ｀ ⌒r'.二ヽ< 頑張ってね。
／ ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、
/ , ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、|
{ { ＼｀7ｰ┘!
∧＿∧
（Д｀ ,） は〜い。
＿, -- ､ /´ ／⌒ヽ あ、あちらが空きましたからあちらからどうぞ。
ﾞーっノ、＼/ /／ ／ ｜
＼＿／ ／ |
＿＿＿＿
／ ＼
─ ─ ＼
（●） （ ●） ＼ ……いこっか。
| （_人__） |
＼｀ ⌒´ ／
/ ー‐ ヽ
/ ｀
＿＿＿＿__
s≦ニニニニニニﾆﾆヽ
/ニニ○ニニニニニニニﾆﾑ
{ニニニ〓(＿＿)ニニニニニ}
V ﾚｲニニニニニニニニニｿ
＞ｧ=ニニニﾆﾆ斗=‐ 爪
/ ｌ / ＼ ＼
{/Vl / } /
l { ∧ ＿/ /
l VTT_」⊥ｲ、 〉
＼ ＼=ｲ//∧/／
/} /⌒V///ｲ
{ l {/ /∨///＼
∨≧≠-/ ∨/////＼
`、 `、 }=} }=} -=ニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ
`、 `、 }=} -=ニニニニニニニニニニニニニニニニニ
、 丶 `、 }=} -=ニニニニニ／ /ニニニニニ ｎ 00 ｎ ｎ..ニﾆ
. ＼ ＼ 丶 }=}ニニニニニニニニ／ /ﾆﾆ／＼ニニ弍_爻 l｣ l l ＿__
＼ ＼ ＼ -=ニニニニニニニニニニﾆ／ ￣ ∨ニ （ ⊂′ .rリ `つ_)
＞ ＼ -=ニニニニニニニニニニニニニニ／ ∨ニ..￣ .ニニニニﾆﾆ
≧=- ＿＞ﾆニニニニニニニニニニニニﾆ＞― / ＼＼ __ ＼ニニニニニ=¨¨￣
-_-_-_-_-_-_-_≧=-ニニニニニニニニニニ／ / ./l | ／ ヽゝ＼ /ヽヽ 丶＼ニニ=-
-_-_-_-_-_-_-_-_-_lﾆﾆ/ ∧ 、 /l / ﾚ'" __zz=ァ:::l / } }＼ }_-_＼
-_-_-_-_-_-_-_-_-_}￣{ / / /__ , ﾄ､ /:::ｌ/≠ﾘｨﾃ.:r }/::::/ /| //、 ＼＼-_-ヽ ：
-_-_-_-_-_-_-_-_-_} | ﾊ .{ l _zzVミ ＼ ∨::／::::ｲ 乂_ ノ :::::/ / |／/ ∨ / 丶ゝ-_-ﾊ
-_-_-_-_-_-_-_-／ l { 丶 ＼ﾄ ヾ 乂_`ぅ､＼ ∨:::::::::::::::::::::::::::::::::/ ／/::|／ ∨_-_-_-_-_-,}
-_-_-_-_-_-_-_/ V ＼ヽ∧:::::::.........:::::::::丶ゝ::::::::::::::::::::::::___彡 ∧ ＼-_-_-_-_-} ：
-_-_-_-_-_-_-/ ： . / ｀`〜--_ノ ´ ￣￣￣ / / ∧ ` ＜_-_-/≧=-_ _ _
_-_-_-_-_-_／ / ＼￣ ' / / ∧ ` ＜_-_-_-_-_-丶 ：
-_-_-_-_／ ： ./ /＼ ＿_,彡ｲエエエ,) { ( ＼ 丶_-_-_-_-_＼
-_-_-／ ／ / ／ ￣´ ／乂 |l ＼ ＼_-_-_-_-_
_-_／ ： . ／ /＿＿__／ ≧=- .,__ ／／ || ＼ ヽ_-_-_-_
／ ／ ／////{ ＼＿＿_／ || ＼ ∨_-_-_
／ ／//////| / / ∥ ＼ }_-_-_-
. ： . ／ ／///////从 / / ∥ ＼ ﾉ_-_-_-
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼
. ／（ ○）}liil{（○）＼
／ （__人__） ＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
逃げてえええ
, ､､ ,, 丿⌒ヽ､
, ' ＿＿＿_ " ､､ ／⌒ ヽ
, ' ／⌒三 ⌒＼ ', （ す す ）
; ／（ ＠）三（＠）＼ ; ） い ` （
; ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ ; ＿ ／ ま 丿
| u |r┬-| u | ; ヽ ､＿ノ せ ／
＼ u `,. -'"´´￣｀ヽ ; ヽ､＿ノヽ ん ノ
_ ／ （＿＿＿ | ', ） ： （
,､' ／ | ; （ /
､ （￣ | ; ヽ､＿ノ
￣￣￣| | ;
!ヾ! `i! ヾ! .＼Y .il! }/ ﾑ .!〉__,ｲ|¨´ i ｲ' /⌒Y! !l / ﾉヽ、
! .! l ゝ ! il! // _,ｲ/〉-‐ﾚﾞ￣ﾘ .ﾑ ,ｲ/ノ////ｰ=＝〃 _
､ ヽ ヽ .＼_ ヽ_ il!__／ }{￣｀ヾ/ ./ ,ｲ ノ/ﾚﾞ////////'´ iﾊﾄ､ ＼
.､ヽ-ヽ＝'´ ヾ{´ヽヽﾍiﾚ /ｲ ,/ _,イ-ｲ/ゝｲ////∠-＜´ /i / !.!ゝ､＿_
､＼ヽ`､ ＼ ヽ､_ゝ､-ゝイ//≧ﾞ/77///////＞'´ `ヽ ヽヽ ,ｲ / !/////77ー
/≧zヽイ≧==='////////////////＞-ﾍて と ﾉ ハ i /!!／/ /'ｲ∨////∧`
////////////////////＞-‐ベ´ ヽ !ゝ=＝'′ ! / / ./ / ,ｨ i !＼////∧
'´ ヾ´＼￣｀ ー‐ﾍヽ￣¨ヽ￣´ ヽ＼ ヽ! /,ｲ ! i! ' /::.. ゝ＼_,｀`＝‐! ……みこノセイジャナイ。
＞､ ヽ＼ ヾ､ ヽ Y ／´ !、 !r､ ! ゝ、 ＼-‐｀` i. やまとモ……
／` ヾ::!､__）ﾉﾑ＼ヽ` , ` ´ ∠/フ¨Yz､ヽ￣￣￣￣｀ヽ ／. 神ヲ蔑ロにシテイルノガ……
＿＞'´ ,ィ'´ァz､＿ノｰム ｀` ＾_ _ イ,r'´ }/////'≧z､ У. 腹ガ立ッタ。
￣ i:::::/{ヽf‐' ､ `} //＼ ｰ ’ ィ／ ヽ //////////ﾑ /
∨{ ｀f‐-､,､L_」_ェ!ヾ/＞｡＿__ -‐⌒! iノ≧z////////////}./
`ヽ、 ゝ! ｜ | .Y ￣|￣ ｷ /≧zｿ/////// ////////ﾚﾞ
ヽ / r┤ﾉ! 」 | i! ヽ、＿/／////////////////// !
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
尼子娘は、記録が残っていないのではっきりしたことは言えないが、
古伝を言い伝える巫女か、シャーマンのような立場の女性ではないか
と言われている。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ●） （ ●）＼
| ⌒（__人__）⌒ | 大和“も”？
＼ ｀ ⌒´ ／
/⌒ ヽ
| ヽ＿＿ ＿ ',
／／ニニニニﾆﾆ=∧／ {／ / /≧s/ﾆｲ＼==＼＼＞
./ /ニニニニニニト〈 l | / /乂__ﾘ三≧s｡＼_ノ ＼
＿＿/_/ニニニﾆ＜ ＼-┴‐ｧ┬┬ ￢.// 7--≧=- 〕 ＼
厶圭圭/ﾆ>￣￣ ＿_.＞―┬'"/ / ／／{ { / ｀`ヽ ≧= 〉
＿＿__,}／ー----≧＼＼ ＼__}_/ﾑムニニﾆ〈__〈_/ ＼ ／
///////{≧=――‐ﾍ ＞ｲﾆ／/ /斗、 ヽ＼ﾆﾑ ヾ≧=-
￣￣〈￣ ＼ニニニニﾆﾆ／ ∧ ﾊ(zz=ｧ ﾏﾆﾑ ∨
V //￣＞r――l |二 ｌ| ゞ' ヽ// Y／ヽ. l ＼＿
Ｖ ／/ / l ﾊ 以ﾊl ｌ/ l ＼ l / 筑紫モ。ドコモカシコモ。
／ / / ﾄ/ヽﾊ , ‐ ＿ｲl |＞‐< l { ＼＿_... 神ヲ敬ワナイヨウニナッテイル。
./ / (＿＿_／ .::::;ｨ≧s-ｲ /=/ / / / .l ヽ＿
人 l rr‐y⌒ｌ / /=/ / /／/// ＼ ￣ 腹立タシイ。
rx ＼ ｌ / ／￣￣ ﾉ ヽ l | / /=/ {/////＼/＼＼
. ﾄ､ |=| /) // / ∧ ／=ノ＞-┴ﾆ/个 ﾐ ＼////∧//＼__￣￣
ﾏﾄ_}=l/_{// l ヽ /=/／/=/〉ﾆ/ ! ＼ ＼// ∧////∧
＼ニニ=ﾑ人 ＼}={ i {={/=/: i } ＼ ＼./∧////∧＿_
マニニ=＿__ミ=- /叺 ', .:ヾツ::::.. / .ノ:::::::/∧ /l/∧////∧
＼ニニﾆﾆﾑ ,_/=/ l i ｀i ///∧ //ﾏ/∧￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
価値観の過渡期。
まさにその真ん中が、この時代であった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
.｡-=＝:¨:￣¨＞｡.
.｡-:＝:￣:￣:￣:¨＞｡: ヽ
／: : : : : : : : : : :＞!.
.:' : : : : : : : :__: : : : : ＞｡.
/: : : : : : : :_:.=-‐ "¨､v垈℡‐ ､ : : : : : :`ｰ､
,': : : : γ⌒ rtﾃ ､苛ﾉ __,,x : : : : :ﾉ
{:.:.:.:.:.:.{ r' ￣ ' {ﾃ,¨ﾘ.:.:.:／
‘.:.:.:.:小、-､ :'__ ） ｆ.:／
ヽ:::_| `┐ ,'´ _,.,.,.,.,.,.,.f´ l´ やや過激な行動が目立つ孝徳天皇だが、
,′ ! i :f紗芦芦沁. ,′. 決してこの時代において異端とは言いがたかった。
ｘﾍ.､ ! ~ ｻl
,矣圭心.＞｡. ,′
.｡:≦圭圭圭圭℡｡. ＞．. 八
.｡:升圭圭圭圭圭圭沁.ミ＞｡. ｀¨ ７.．イ＼
圭圭圭圭圭圭圭圭圭:.＼`ト℡ｭ｡.{_.ｘ‐＜￣
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
／ニニニニニニニニニﾆ＼
/ニニニニニニニニニニニニ＼
ｲニニニニニニニニニニニニニﾆ}ﾉ}}
/ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾉ
/ニニニニ／￣￣｀＼ニニニニニニﾆﾉ}
{ニニニﾆ｛ xzzzz､ ￣￣} | |ニニノ
|ニニニニ〉 ´￣￣｀＼ ノ ﾉ |ﾉ￣
|ﾆ/＼ﾆﾆ/ （ モ夕ヽ -==､.}
lﾆ| ニニ{ヽ ー一' (ﾓﾀヽﾉ
lﾆ{ （ lﾉ | ｀¨´'
/ﾆﾍ | /
＿_/イﾉ ｰﾍ 〕 /￣}
ノﾆﾆ∧ ∨ ＿__ / {￣⌒ヽ
ﾆニニ∧ ∨ ､ ∧_{ ノ ‘，
ニニニ:∧ ＼ ＼ ＿＿... イ´￣￣ }
ニニニﾆ∧ ＼ イ ∨ ﾉ
ニニニニ:∧ ヽ /__八 ￣|￣
ニニニニﾆ∧__ノ⌒ /:/{l∧＿＿＿＿{＿
ニニニニニ:∧ ∨二イ }ニ{＿＿＿＿___}ﾍ
ニニニニニﾆ∧_{ﾆﾆノ /ニニニニニニﾆﾆ∧
【 孝徳天皇 】
￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
＿_＿ _____ ______.
> _,, '-´￣￣｀-ゝ、_''
, ﾝ 'r ´ ヽ、
i ,' ＝=─- -─=＝ ;
| i ｲ ル__,ｲﾉ人レ､!__ﾙヽｲ i
||. i、|. | (ﾋ_] ﾋ_ﾝ) i ﾘｲj 過激でないとは言ってない。
| iヽ「 !⊂⊃ ,＿__, ⊂!Y.!
| |ヽ.L.」 ,'._.」
ヽ |ｲ|| |ヽ､ ｲ|| |
ﾚ ﾚル. ｀.ー--一 ´ル レ
,._-_‐_‐:―:- ．.
.｡:≦:￣: : : :￣:¨ : ‐:-ヽ.
.／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＞､
,':.:.:.:.:.:.:.:.:ｬ'¨ヽ¨¨ =‐- ．:_:.:.:.:.:.:.: : :ヽ
{::::::::::::/Ｙγr' ::. ,,,,,､:::::::.:.:.:.i
‘.i:i:i:ｉ,' 人 ゞ ﾞ: =ﾐ鈊::::::::::::}
`ｙ′ 7 Уﾞ丿i:i:i:::/
＿__ .ィ{ : , ´r_ ｛:i:i:i:／
圭圭圭王≧材ﾍ . / riilllliiii;'-'¨´
圭圭圭圭圭ｌ小､ ﾄ､ 丶 { ﾞ尹 ゆっくり霊夢くんは「夜刀神神話」を知っているかな？
圭圭圭圭圭!::ﾄﾐヨ ＼ :､:､:､ ﾉ
圭圭圭圭幸ｉ:ｉ| `＝=‐ﾐ_:､:､:､:､ ,′
圭圭圭圭ｌ7:ｉ:i:| 憫圭x ,≧‐-イ
圭圭圭圭7ｉ:ｉ:ｉ:| ,矣K ＾' /l圭℡、
圭圭圭圭':ｉ:ｉ:ｉ:i| ,:佳圭i ,':ｉ|圭圭≧ｭ､
,´ _,, '-´￣￣｀-ゝ 、_ イ、
'r ´ ヽ、ﾝ、
,'＝=─- -─=＝', i
i ｲ iゝ、ｲ人レ／_ルヽｲ i |
ﾚﾘｲi (ﾋ_] ﾋ_ﾝ ).| .|、i .|| メガテンで有名な神さまだね。
!Y!"" ,＿__, "" 「 !ﾉ i |
L.',. ヽ _ﾝ L」 ﾉ| .|
┌- | ||ヽ、 ,ｲ| ||ｲ| /
(i ＿ﾙｲレ ル｀ ー--─ ´ルﾚ ﾚ´
-========-
.｡-=＝:¨:￣¨＞｡.
.｡-:＝:￣:￣:￣:¨＞｡: ヽ
／: : : : : : : : : : :＞!.
.:' : : : : : : : :__: : : : : ＞｡.
/: : : : : : : :_:.=-‐ "¨､v垈℡‐ ､ : : : : : :`ｰ､ 夜刀神は、「常陸国風土記」に登場する、
,': : : : γ⌒ rtﾃ ､苛ﾉ __,,x : : : : :ﾉ 茨城県行方市土着の蛇神だ。
{:.:.:.:.:.:.{ r' ￣ ' {ﾃ,¨ﾘ.:.:.:／ ／ヽ
‘.:.:.:.:小、-､ :'__ ） ｆ.:／. r‐ ､ ／ ﾉ
ヽ:::_| `┐ ,'´ _,.,.,.,.,.,.,.f´ l´. } } ／ ｀／
,′ ! i :f紗芦芦沁. ,′ | / ／ ヽ ／
ｘﾍ.､ ! ~ ｻl /ヽ_ {／ ヽ／⌒
,矣圭心.＞｡. ,′. / { ／ ノ､
.｡:≦圭圭圭圭℡｡. ＞．. 八 / ( _／ }
.｡:升圭圭圭圭圭圭沁.ミ＞｡. ｀¨ ７.．イ＼. { ￣/ 人
圭圭圭圭圭圭圭圭圭:.＼`ト℡ｭ｡.{_.ｘ‐＜￣ /| ／ {__／ ﾉ
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿
＼ 、
＼＼ 、
ヽ ヽ ',＼
l ', ヽ}＿}
| ,／, - ｡、＼
| /＼(_j!.≧ 二ﾆ=フ
／二.,,_ ､ | し1 ＿ ￣ ´／
｛ ｛_ﾉ} ＼ 丶 }/` ｰ' ＼)ヽ._ ／
` ー' 丶 ＼( ､＿_,＞く 二ﾆ=､
', ', / ／／ ､_))
', ', /／／
_｣∨ﾌ l ', // /
ﾄ､ ＞ ニニ丶 } , l/ /
＿| ﾌ'´ ⊂'ノ ∧ V /
＼ _／/ ﾊ ', ﾊ . "´￣￣￣｀ ､
ト､ { l∨ﾊ , ! Vl'´ ／´￣｀＼
＿} ∨ } し} l ! | く ＿＿ / ／´￣｀ヾ',
＼ 人 八ﾉ | 、)＼ ／´ ＿＿|／ / ｌ|
｀ T´ ＼ , V（_,ﾉ }ヽ＜ ＿_,／ ／/し }
ヽ. ＼ ／ ｛ ト--' ー-ヽ＼--‐'´ ー/
＼ 丶-----‐'´ 人ーヘ | } | )ヽ /
￣￣￣￣￣￣
【 夜刀神（やとのかみ） 】
￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
継体天皇の頃、新田を開墾する際、
これを夜刀神が妨害したのだが。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
i､ | i| i
ﾄヽ. | | i,
| ヾ ､. | i| 'i
i ﾏﾑ.. | | ﾑ
ﾏﾑ. | i ﾑ
' ﾏﾑ. | i|. ﾑ
ﾏ ﾏ ＼__| i, ﾑ
ﾏ ´ ￣ ｀ ヾ､ ﾑ
У ﾑ
／ ﾑ
／ ﾑ
／ ﾑ
／ ﾑ
／ ,
_,. イ , ´￣｀ ヽ､ i
≦_ ＿／＿＿_,.＿_,,..ﾊ }
＼￣ ‐- __ ￣乂 { ゞ,ﾉ _,.イ i} i
＼ ￣￣￣￣￣ ￣￣ / i
､ ,ｲ i
≫ _ ＿_,,.. ､ｨ {ー ' i
≧ｰ- ｀ー‐一' 乂 i
´ ｀､ヽ , -‐ ￣￣￣｀ヽ}￣￣ ｀¨¨´} 厂￣｀ ､
. r―‐-i}ハ ／´'' マ￣::＞ ､ , _ j --‐'=====‐-
. 〉 i i ´ ｀ヽ、::::::::＼/ , . : ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
... ∠ニ￣ ' , / ヽ:::::::::::ヽ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::, -===
. }_,.イ レ´/ V::::::::::ﾑ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
. ＼/ { '―一, }:::::::::::::'::::::::::::::::::::::／|:::::::／
{ 人 ＜ ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::/ |:::,ｲ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
箭括氏（やはずのうじ）はこれを打ち殺しつつ山へ追いやり、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
､_人_从_人__/
_）
,..r;;: （ 人) ) ,;｀ｰ､ | ヽ丶 _）
ヾゞ､ ゞ'´ '｀´ ｀ヾ､ ─|─ _）
-‐':､ゞ'｀` ,l / | ヽ _） 邪魔をするなぁ！
ヾ､ ゞ;;. ,r-､ ｀ヾ､ ヽ､ _）
, rヾ ,r!/r'ヽ '｀ ＼ ＿|＿ _）
_,,,.,ﾉ､_ ヽ, ｀ゞ;; ;:､ ／| ｀)
,r‐'''" ,.r ,ｲ彡ミﾐヾ､ ｀` ´;;i V^V⌒W^Y⌒
__,.;;,ｨ'´ ,:;;;;彳彡ミ;j｀､ `i;:､ オ
;; ヾ､彡;;;ﾉﾘ;jjjjj;;;jr' i . ノ;;:'' ｀ﾞ｀､ ｀`ｰ､ ,ｨ
彡冫;;il;;;ミ;;;;;y;ﾚ ,t'´ ,.､ｰ､ ゝ ｫ i|l;
;'ｲ;;;'ヾ｀`ヽ､ｨ;;i ,ri'´ ヽ ヾノ ,ry' il'Yﾞr ヽ､ ,j|l;;
j'´ '´ '´／ゞ';;::`´ヽ ｀`´ｰ ﾞi ;;: ,r' ) ,r､ ,rヾlir'ﾐ,
/ ,;:' '´/ ｰ≡;i{､ ／ヾr'´ ,. '`;;:､ 〉ゝ r-ｰ-､_ ,{i＝i= }i､
ｰr-､j ,! ,;',;'ｨ;;:ｲ''｀`ゞ､_,､-‐'´ヽ:;/ ､ ｀`ヽ ;:､ ｀' (´ ｀ゞ､;;;;'',,fi､,≡:;ｲ＝=､
,,:' ｀`ゞ､,;;ゞ､ "´ｲ ,... `'彡 ,／´ ｀ヾ､ヾ ' ｰ､ ii;j ｀i;;!'´ﾆil';;;;ゞr､_,r'ミ
' ｰ‐─ ,rｰ'ﾞｰ─-､_j;:r'´ ヾ,ゞ ､ ゞ,ﾐ;:l;;l ,! ,!,i;;'´¨/
;. r-‐;;'"} ｀`ヾ､ ﾉ ,;;;: (i,;)））､,,:;!､__,:};!_,.､l
／ ﾑ
／ ﾑ
／ ﾑ
／ ,
_,. イ , ´￣｀ ヽ､ i
≦_ ﾊ }
＼￣ ‐- __ 乂 i} i
＼ ￣￣￣￣￣ / i
､ ,ｲ i
≫ _ ＿_,,.. ､ｨ {ー ' i
≧ｰ- ｀ー‐一' 乂 i
´ ｀､ヽ , -‐ ￣￣￣｀ヽ}￣￣ ｀¨¨´} 厂￣｀ ､
r―‐-i}ハ ／´'' マ￣::＞ ､ , _ j --‐'=====‐-
〉 i i ´ ｀ヽ、::::::::＼/ , . : ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
__］ : : : : ＼: : : : : : : : /
__7: : ／⌒⌒＼: : : : : /
⌒7: :./ ＼: : / ､ 夜刀神よ。
.7: : : Ｖ ‘， 俺たちは明日のために
__］.: :.{ .-―- Ｙ. -- ', 田を開かねばならない
⌒].: .:.| l :{ ',
＿＿＿_ ._]: :.｜ } 气‐tｯ-ﾉ ｒtｯﾃ 〉 ここに境界である堀を作る。
_厂￣ ＼]: :/⌒Y ／ ￣彡 ] ¨ 〈. 俺が神の祝として仕え、社を建てよう。
{ ／￣] ｛ .-( .]- /
| ::人__／∧ .{＼ ⌒{^ .Y{ 鎮まり給え！
| :::::://////∧l .Ｙ ∠二二二] ｌ.|
| ::///////∧. { .{ | ∧
| ::////////∧ 人⌒ｰ===┘ } / ∧
| :::／￣￣]/,}＼ ￣ __,,.. / ///.∧
| :::{人__＿／/ l. ＼ ) /[￣￣￣￣人/// ﾉ-------ミ
| ::::∨///////| ー―‐彡.| ＼ ￣ .∧
_人 ∨////./ .| | ::::::::: } ＼ ./ ∧
＼ .＼//./ ! ｌ :::::::: ∧ .}| ///.∧
＼ / ', :::::: / }| || 人///.ﾉ
＼＿____/. ＼ :::::../ .|| └────
＿ ＿＿ , -ァ _＿＿_
ヽ｀ヾ､rｪ:ェ､Ｖﾞ-''´,. -‐' ⌒
＿＼‐(" ) レ／ ……ふふん……
'⌒ヾ ヽ !｀ ∠ -─- ､ わ、悪くはないな……。
il / r'｀´,.-"´￣￣｀ヾ
lﾚ／ ,ィ´
/,.-‐-.ｽl′
, -‐/ {..""/ｲj´∟＿
, -二-─ １ ｀ｰ´＾｀ L＿￣｀ 丶､
／ ／´＿, ｯ┬! ﾄｰ‐' ハ人＿｀冫-‐､ﾄ､
/ /／´,-‐/ l∠V′ l lヽ､＿￣⌒ヽ Ｌヽ
l i" ｣ヾ｣⌒l 厂´ヾ､ﾊJ ﾞ､＿,ｨ ｀￣フ ,尤j
ヽ ｀ｰ' '‐彡 'ﾞフ ｀＜｀ー≠′ﾞ='一'＞'′
｀￣￣´ Ｖヽ､!
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
こうして、神と人との境界を定め、共存（？）の方向性を
示したという話があるのだが、これには後日談がある。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
孝徳天皇の時。
夜刀神の棲む谷の池に堤を築こうとしたところ、
夜刀神が集まり、いつまでもそこにいるという事が起きた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
} / /‐- _
/ / ｀ ､
,. / , - ､ ヽ
厶 X | ＼ ,ﾊ
, / | ハ ,
人 ゝ / ﾑ i
i ｀ｰｧ ＼ ﾄⅥ
. { r===彡´ _ヽ_}i, それは盟約違反ではないのか……？
__ i / 乂 ,
ニ≧ｭi. { /＼ ｀¨ ﾏ
ニニニ≧ｭ i 八,＿＼ ｀ヽ ﾏ
ニニニニニ＼ 'i ﾏ,///丶 ﾏ ／|
ヽﾆr―-ミニニ＼ i, ﾏ,////｀ー――‐ ＜_ ／//Ｌ＿_
//＼､ ｀ ､ﾆﾆ＼ ﾏ,//////////////人//////ﾉ
////ヾ､ ＼ﾆﾆ＼ ﾏ,///////////////ヽ///∠_
/////,ハ ＼ﾆﾆ＼ ﾏ,´￣￣￣￣｀ ､///｀ r一''
//////,∧ ヽﾆﾆヾ}ﾑ 丶//}＿_
///////,∧ ﾏニニﾑ }///∠
///////／', ﾏニニﾑ ,,-‐ｧ ,/∧//＼
/////／／ ﾏ ﾏニニﾑ //ｲ__,.ｲ,／∨￣
///／ , /ヽ ﾏニニﾑ 人///r＜｀ヽ
/／ / ,///} ,ﾆニニﾑ ｀¨¨|,ｨヽ厂
´. ′ ////i }ニニニﾑ
＼ : : : : : : } : :〃 /{
＞+ミ: : } : :{{ /: }｀`丶、＼_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人_／
/ ＼}: : :/_:ノ `、≫ ≪
＼. / ./{ ⌒｢´... r '7::} ..≪ この堤は民が飯を作るために作るんだ！ ≫
乂__>⌒＼)＼ｉ :| / ｲ ,) :i|::::....,＼/ .....: |. ≫ ≪
⌒＞ | :|: /i:{:i{/{＾刈_／::::::...... . }..／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ＼
-=≦ __;/ {:i:i:i:i:i:{ _}i{(:::::::::...........ﾉ |/(／{／ (
-=≦ / ,′ _,)く ｏ Ｙ≧=≧rｫ＜_ .l⌒Ｙ }/{
＼ ; ｢{{ Ｙi:i/i:｀¨¨ { }､⌒¨´:.. ヽ /; |i )イ
=ミ l} V)....|i/{/＾}i/ ( -〈_j::.... } ； }八 ,／{ .|
＼ }} ＼ |' {′ _｀¨¨＾ ヽ:::.... / /_j{ :|/(
__} 圦___ } :| ./f^f^f^ヽ :::::.../ / ﾉ / }
＼ }| .′===ミ}_〉|::::: ′.イ ＼_人__人__人__人__人__人__人__人__人_／
ﾆﾆＹ 圦 {_{ : : : : rl: |:::: }(/| _/ 7...≫ ≪
ﾆﾆ乂__ ./∧. Ⅵ┰┰ｿ .:::. 从 ｱ 〈 ≪ それを妨害しようってのか！ ≫
ﾆﾆ--=ミ ｝ /∧ こ¨¨´ノ..::. ｲ __彡'. ≫ とんだ神さまだ！ ≪
ﾆﾆﾆ--=ミ ｝ 〉 //〉 ===- ,／ }ﾆ. ≪ ≫
ﾆﾆﾆﾆﾆ-=ミ ｝ /〉 丶, ⌒¨ / / ＼ ,/}/ﾆﾆ／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
壬生麿（連（みぶのまろ）というこの地に来た
行政官がこれにキレた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ﾑ
／ ﾑ
／ ﾑ
／ ,
_,. イ , ´￣｀ ヽ､ i
≦_ ﾊ }
＼￣ ‐- __ 乂 i} i
＼ ￣￣￣￣￣ / i ファッ！？
､ ,ｲ i
≫ _ ＿_,,.. ､ｨ {ー ' i
≧ｰ- ｀ー‐一' 乂 i
´ ｀､ヽ , -‐ ￣￣￣｀ヽ}￣￣ ｀¨¨´} 厂￣｀ ､
r―‐-i}ハ ／´'' マ￣::＞ ､ , _ j --‐'=====‐-
〉 i i ´ ｀ヽ、::::::::＼/ , . : ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
､_人_从_人__/
_）
,..r;;: （ 人) ) ,;｀ｰ､ | ヽ丶 _） 消 夜
ヾゞ､ ゞ'´ '｀´ ｀ヾ､ ─|─ _） 毒 刀
-‐':､ゞ'｀` ,l / | ヽ _） だ 神.
ヾ､ ゞ;;. ,r-､ ｀ヾ､ ヽ､ _） l は
, rヾ ,r!/r'ヽ '｀ ＼ ＿|＿ _） っ
_,,,.,ﾉ､_ ヽ, ｀ゞ;; ;:､ ／| ｀) ！
,r‐'''" ,.r ,ｲ彡ミﾐヾ､ ｀` ´;;i V^V⌒W^Y⌒
__,.;;,ｨ'´ ,:;;;;彳彡ミ;j｀､ `i;:､ オ
;; ヾ､彡;;;ﾉﾘ;jjjjj;;;jr' i . ノ;;:'' ｀ﾞ｀､ ｀`ｰ､ ,ｨ
彡冫;;il;;;ミ;;;;;y;ﾚ ,t'´ ,.､ｰ､ ゝ ｫ i|l;
;'ｲ;;;'ヾ｀`ヽ､ｨ;;i ,ri'´ ヽ ヾノ ,ry' il'Yﾞr ヽ､ ,j|l;;
j'´ '´ '´／ゞ';;::`´ヽ ｀`´ｰ ﾞi ;;: ,r' ) ,r､ ,rヾlir'ﾐ,
/ ,;:' '´/ ｰ≡;i{､ ／ヾr'´ ,. '`;;:､ 〉ゝ r-ｰ-､_ ,{i＝i= }i､
ｰr-､j ,! ,;',;'ｨ;;:ｲ''｀`ゞ､_,､-‐'´ヽ:;/ ､ ｀`ヽ ;:､ ｀' (´ ｀ゞ､;;;;'',,fi､,≡:;ｲ＝=､
,,:' ｀`ゞ､,;;ゞ､ "´ｲ ,... `'彡 ,／´ ｀ヾ､ヾ ' ｰ､ ii;j ｀i;;!'´ﾆil';;;;ゞr､_,r'ミ
' ｰ‐─ ,rｰ'ﾞｰ─-､_j;:r'´ ヾ,ゞ ､ ゞ,ﾐ;:l;;l ,! ,!,i;;'´¨/
;. r-‐;;'"} ｀`ヾ､ ﾉ ,;;;: (i,;)））､,,:;!､__,:};!_,.､l
.... _,,,ｨ､ i 'ヾ人 ､}( / ノ ,r'i r'"ヾ-‐i‐-:;ｲ, / ヾ
,.r'´,ｨ'l､ _ｨ;;､ ､,.ミﾐ'´ ,;:'´ﾊ '´ ,j ,r' }ミ,r;}ゞ‐'─l:::.i ,jl
,l:. ヾ;'´ｲ'´ﾄ､_ j (＿,r'´（`'´`ｰ'´,ﾉ i; l （｀'´ Y´ ,ｲ≡＝‐-ゞ､,r'
ｷ:. ,.彡;:､ }ヽ、'´ ｀ ､,;{ ﾞﾚ ,ゝ' i;;;:: ,;:li三ﾐ;}jlK
'i ,r'"´,;ゞ､_,.イレ'ﾞ､ ,.{ i' ) ,ｲ ;;;;;;jk三ミ}ﾞkiヾ､
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
恐れること無く全てぶちころしたと伝える。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿_ _____ ＿_____
,´ _,, '-´￣￣｀-ゝ 、_ イ、
'r ´ ヽ、ﾝ、
,'＝=─- -─=＝', i
i ｲ iゝ、ｲ人レ／_ルヽｲ i |
ﾚﾘｲi (ﾋ_] ﾋ_ﾝ ).| .|、i .||
!Y!"" "" 「 !ﾉ i | うわぁい。
L.',. , -- ､ L」 ﾉ| .|
| ||ヽ、.ｰ'⌒ｰ' ,ｲ| ||ｲ| /
レ ル｀ ー--─ ´ルﾚ ﾚ´
.｡-=＝:¨:￣¨＞｡.
.｡-:＝:￣:￣:￣:¨＞｡: ヽ
／: : : : : : : : : : :＞!.
.:' : : : : : : : :__: : : : : ＞｡.
/: : : : : : : :_:.=-‐ "¨､v垈℡‐ ､ : : : : : :`ｰ､
,': : : : γ⌒ r tﾃ苛ﾉ __,,x : : : : :ﾉ
{:.:.:.:.:.:.{ r' ￣ ' {ﾃ,¨ﾘ.:.:.:／
‘.:.:.:.:小、-､ :'__ ） ｆ.:／ 神話だから事実ではない。
ヽ:::_| `┐ ,'´ _,.,.,.,.,.,.,.f´ l´. だが、人の意識の変化を
,′ ! i :f紗芦芦沁. ,′ 知る手がかりにはなる。
ｘﾍ.､ ! ~ 〃ミト､
,矣圭心.＞｡.. ┌ ｌ ―― Χ 人間生活のために、自然。
.｡:≦圭圭圭圭℡｡. ＞．. l | ――‐ ’ . ひいては神々を打倒するようになった。
.｡:升圭圭圭圭圭圭沁.ミ＞｡. ｀¨. 弋 !――‐ ｌ
圭圭圭圭圭圭圭圭圭:.＼`ト℡ｭ｡.{_.ｘ ｋ―‐ ｌ
:: :: :: :: :: :: :: :: 〃:: ::〃:: :: :: ハ
:: /i_/l_,r'く_/l_::_x:: :: :: :: ﾊ::ミ､ﾊ
7ｲヽ厂l/｀::¨ヾ7X〃癶"ﾉV.: : ﾊ
x:: :: ::彡":: ::∠＿ ヽ!７xﾆ´<:: ::
ﾍl:: :: :: ::ァ=-"ﾆー ミ´ /_ｲト=-
Y/￣ヾ´ 弋ラ_ヾ 〃_ -ﾐヾ::^
= --''ﾞ / て心 !l／
} l ヽ｀￢/
, _ > 〉
ヽ _,,.r= ｀´_ / 世界的に、神々を打倒する話っていうのは多いね。
: ::ヽ '"-=ニ_= ヽ／ 西洋じゃキリスト教がその旗頭だったけどさ。
kヾ:::ヽ =-´ /
::::≧ヾ::ヽ 〃 ,イ
::::::::ミヾ::::＞<////:::{
::::::::ミヽヾ:::::::::¨¨´:::::l
￣ ヽミﾐリ::::::::::::/i::k::ヽ
＿_ _____ ＿_____
,´ _,, '-´￣￣｀-ゝ 、_ イ、
'r ´ ヽ、ﾝ、
,'＝=─- -─=＝', i
i ｲ i ノ ｲ人レ ＼ルヽｲ i | 無知蒙昧と切って
ﾚﾘｲi (ﾋ_] ﾋ_ﾝ ).| .|、i .||. 捨てていいもんかね
!Y!"" ,-‐､ ""「 !ﾉ i |
L.',. ｀⌒´ L」 ﾉ| .| こういうの。
| ||ヽ、 ,ｲ| ||ｲ| /
レ ル｀ ー--─ ´ルﾚ ﾚ´
それ以前は神の扱いがどうだったか、わからないけど。
,=､
,ｬ"´: : :.`'ヽ
3={}={}={}={}ｮ{}ｭ
ﾉ: : :.,ﾍiノ'´'≧ 〕
(.: : : :.し `; ¨｀!､ 人間生活のためだからね。
ﾉ.: : : :.ﾉ ≦ﾘ´.. 自然を畏れすぎて生け贄を捧げるとか、
i´.: : :. :./ `≧､ / 対策を講じないとかはダメだけど。
,ｬ≧: : : :( ソ ｀´､.
'´イ` ､.: : : :.､ そ: :ノ ､. 結局1960年代にカウンターカルチャーって形で
/ ∧: : :.`ｿ ,ｲ;'´,.:ｉｌ i 変なこじれ方しちゃったし。
/,ｪ=＝=x∧: : : :i ､..ﾞ､` i!: i
;´.. `i: : : i!すヽ)..i i!
. i ', ',`: : :i ' t__j
. i ', `ー ','´ﾉ'. j',`ﾍ_.
∨ i _ゝ _, ｭ=' '´-}
＿_ _____ ＿_____
,´ _,, '-´￣￣｀-ゝ 、_ イ、
'r ´ ヽ、ﾝ、
,'＝=─- -─=＝', i
i ｲ iゝ、ｲ人レ／_ルヽｲ i |
ﾚﾘｲi rr=-, r=;ｧ .| .|、i .|| 揺り戻しが人間生活を脅かしてでも
!Y! ￣ ￣ 「 !ﾉ i |. 自然を守るって形かぁ……。
L.',. 'ｰ=-' u .L」 ﾉ| .|
| ||ヽ、 ,ｲ| ||ｲ| /
レ ル｀ ー--─ ´ ﾚ ﾚ
.｡-=＝:¨:￣¨＞｡.
.｡-:＝:￣:￣:￣:¨＞｡: ヽ
／: : : : : : : : : : :＞!.
.:' : : : : : : : :__: : : : : ＞｡.
/: : : : : : : :_:.=-‐ "¨､v垈℡‐ ､ : : : : : :`ｰ､
,': : : : γ⌒ r tﾃ苛ﾉ __,,x : : : : :ﾉ
{:.:.:.:.:.:.{ r' ￣ ' {ﾃ,¨ﾘ.:.:.:／
‘.:.:.:.:小、-､ :'__ ） ｆ.:／ 人間生活と古き信仰との折り合いだ。
ヽ:::_| `┐ ,'´ _,.,.,.,.,.,.,.f´ l´
,′ ! i :f紗芦芦沁. ,′ これがな、簡単に古いからと捨てると
ｘﾍ.､ ! ~ 〃ミト､ バランスが取りづらくなる。
,矣圭心.＞｡.. ┌ ｌ ―― Χ
.｡:≦圭圭圭圭℡｡. ＞．. l | ――‐ ’
.｡:升圭圭圭圭圭圭沁.ミ＞｡. ｀¨. 弋 !――‐ ｌ
圭圭圭圭圭圭圭圭圭:.＼`ト℡ｭ｡.{_.ｘ ｋ―‐ ｌ
.｡-=＝:¨:￣¨＞｡.
.｡-:＝:￣:￣:￣:¨＞｡: ヽ
／: : : : : : : : : : :＞!.
.:' : : : : : : : :__: : : : : ＞｡.
/: : : : : : : :_:.=-‐ "¨､v垈℡‐ ､ : : : : : :`ｰ､
,': : : : γ⌒ r tﾃ､苛ﾉ __,,x : : : : :ﾉ
{:.:.:.:.:.:.{ r' ￣ ' {ﾃ,¨ﾘ.:.:.:／
‘.:.:.:.:小、-､ :'__ ） ｆ.:／
ヽ:::_| `┐ ,'´ _,.,.,.,.,.,.,.f´ l´ 孝明期こそが、日本の「文明化」の
,′ ! i :f紗芦芦沁. ,′. 分岐点だった。
ｘﾍ.､ ! ~ ｻl
,矣圭心.＞｡. ,′
.｡:≦圭圭圭圭℡｡. ＞．. 八
.｡:升圭圭圭圭圭圭沁.ミ＞｡. ｀¨ ７.．イ＼
圭圭圭圭圭圭圭圭圭:.＼`ト℡ｭ｡.{_.ｘ‐＜￣
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| ……神さまを蔑ろにしてるけど、 |
| しゃーない理由でもあるのね。 ＞
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| ……ソウ。ダカラ、腹ハ立ツ。 |
＜ デモ言エナイ。 |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
_ｎ___,、 . ∩.⊂⊃◎ _ｎ___,、 . ∩.⊂⊃◎
└i ｎ ﾄ､> ＿__ l | ⊆⊇ └i ｎ ﾄ､> ＿__ l | ⊆⊇
U U. `つ_) Ll(⊆广 U U. `つ_) Ll(⊆广
.' .∨-‐ ' | l ヽ ヽ. ／/
' ｀ ──── ヽ / '. ` ‐' ,､'
| '. .∧ '. / ／ ' ─ ´/
∨∧ i ' . ' ＼ヽ __ ／
〉 ∨∧ , / ／ ｀ ‐`､
′ ∨. ＼ '. ´ '
' ‐ - ｀ ._｀二-‐ ´ .′./
' .／ ／ _. ´ i | ′
／ ／ { .′ '. .'
.' ´ ヽ ヽ '.
' / ' ' / ｀. ヽ
/ / .i '. ／ ／i }
/ / { _} r´ .／ , !
r' i ｀l'/¨ヽ. ／ ,-' .′
/ ､ ' '. ./ /｀ ‐} l
/-─} ¨ ￣￣ l '
' -─′ ／_. i
/_. -′
誇示したかったんじゃないのかなぁ・・・
／《 〃ニニニ/＼ニニニﾆ＼
／ﾆﾆヾ＝彡ニ{￣￣ヽヽ ＼/ヽ＞ニ=＼
／ﾆ乂_ノニニニト＼ ＼＿}＿/´＼ニニヽ
/ﾆ／ ／ニニニニニﾆ＞--ﾍ＼〉」 ＞" /ニﾆﾑ ＿
/／ ／ニニ=/ ＿＿ヽニニニニﾆ＞ /／〉ニニﾑ／ .／
/入_／ニ／_ノ_{／ /ノ7／ニニニニム〈＿／ﾆ=ﾑ／
} /=／ ／＝} / /,ｨｧ=zxl ｨﾆニニﾆ＼≧ﾆﾆ} ／ 〉
/ ／ ／_} / 〈川 乂ソ ＼(ｧ=、V⌒Vニヽ}ニ}／ ／
{ 入／lニ/ / } ﾐ=- {ソ》 /} ＼ニﾆ/ ／ ソウダナ。
＼ l／ ／} /_/┬- ＿ ′厶ｲ/＼ ＼/. 例エバ。ソレダ。
ヽ＞ ／／ /{ { | /￣7＜ノL_ﾆ ＼ ＼
＞ ´ ／／ ∧{ { |＿_/＿/／///∧＼ ＼ ＼
／ ／／ ／ ｨﾆ≧≦/￢＼///////∧__,〉 } }
〈 ／／ ／_ ノ′/=/ ヽ///////∧ /l / __
∧ {_/ // / ./=7 j ∧///////∧／/ / ｨ圭′
＼ / ｌ { j V从 / .:/ｌ ∧＼//////＼ / ｲ圭/
／ ./八:::',::/ ノ ヽ:::/-::::::/ )∧ ‐＜///＼ / ｲ圭/
/ }//i} i′ i ／ ／//∧/ ヽ ///＼ｨ佳Ⅳ
､__
__ﾄｰ彡 ｀´￣｀ヽ､_,
〃 ｀ヽ_
/ , 弋
{'′ ｨ 八ﾊ ﾘ､
イ jノ¨＞弋 弋
〃 ,ｨ{ﾉイ_,ｨ tﾃr ､_） l´｀ヽ ヽ
r-i .{r 爪ﾆ{ ﾄ─' 弋 （6. } 廴 ？
,:'￣｀':､ .从}く{せ） ㍉, }ノ ㍉
,; : ヽ ゝ Y（ _, ) ｿ､,人 ﾘ
{ :: ｝ .㍉_ | ＿ j 弋(､ 小
瓢箪→ .:､ :' 弋＞Z´,,, ／ ／: : :代ﾊ}
｝∽ ∽｛ . r＜>' ヽ ／ ／:l: : : : : : : :
,r'´ ∬ ヽ, .｀¨ ゝ--<///: : : :: : : : : : : :
,:' :: :: |//: : : : : : : : : : : :
{ :: ,: -─彡: : : : : : : : : : : : : :
:, :: ,,;;,,:' . ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
／／ニニニニﾆﾆ=∧／ {／ / /≧s/ﾆｲ＼==＼＼＞
./ /ニニニニニニト〈 l | / /乂__ﾘ三≧s｡＼_ノ ＼
＿＿/_/ニニニﾆ＜ ＼-┴‐ｧ┬┬ ￢.// 7--≧=- 〕 ＼
厶圭圭/ﾆ>￣￣ ＿_.＞―┬'"/ / ／／{ { / ｀`ヽ ≧= 〉
＿＿__,}／ー----≧＼＼ ＼__}_/ﾑムニニﾆ〈__〈_/ ＼ ／
///////{≧=――‐ﾍ ＞ｲﾆ／/ /斗、 ヽ＼ﾆﾑ ヾ≧=-
￣￣〈￣ ＼ニニニニﾆﾆ／ ∧ ﾊ(zz=ｧ ﾏﾆﾑ ∨ 水神ヲ退ケルニハ、
V //￣＞r――l |二 ｌ| ゞ' ヽ// Y／ヽ. l ＼＿＿. 瓢箪ヲ使ウ。
Ｖ ／/ / l ﾊ 以ﾊl ｌ/ l ＼ l / }=ト
／ / / ﾄ/ヽﾊ , ‐ ＿ｲl |＞‐< l { ＼＿___/_/ ＼
./ / (＿＿_／ .::::;ｨ≧s-ｲ /=/ / / / .l ヽ＿ ＼ ヽ
人 l rr‐y⌒ｌ / /=/ / /／/// ＼ ￣￣＼) /
rx ＼ ｌ / ／￣￣ ﾉ ヽ l | / /=/ {/////＼/＼＼ `、 /
. ﾄ､ |=| /) // / ∧ ／=ノ＞-┴ﾆ/个 ﾐ ＼////∧//＼__￣￣ ヽ `、
ﾏﾄ_}=l/_{// l ヽ /=/／/=/〉ﾆ/ ! ＼ ＼// ∧////∧ ヽ `、
＼ニニ=ﾑ人 ＼}={ i {={/=/: i } ＼ ＼./∧////∧＿_／ ＼ ＼
マニニ=＿__ミ=- /叺 ', .:ヾツ::::.. / .ノ:::::::/∧ /l/∧////∧ ＼
＼ニニﾆﾆﾑ ,_/=/ l i ｀i ///∧ //ﾏ/∧￣￣ ＼
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／ ⌒ ＾＼
／ （ ●） （●） へぇ！
／ ::::::⌒（＿人__）⌒ヽ
| |r┬-| | どうやるんだお？
＼ `ー'´ ／
ノ ー‐ ＼
ﾆヾミﾆ===ﾆ彡イニニニニニニニニニニニニニニニニニ＜/////////ﾆﾆ
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ≧=--≦ﾆニ
ニニニニニﾆ＞＜ニニニニニニニニニニニニ／ }ニ／⌒i ／⌒!}ニニニ
V{⌒ｰﾍ ⌒ヽ{. ヾ ⌒ ＼ニ/ ￣ ヽニ/ ∨/ j／ / /ニニﾆ／
＼ ', ', ',. ヾ Y } ／ / ／=ニミイ
}＞._乂＿）:､ ', ', } / / ∠_..ィ二ﾆ＞ -}
/ニミx､{ー- .`==^ ー-一 ー――'ー‐' ー へ--.ィ⌒i//二／ （
.}ニ=ミ､/＞ｘ 人⌒V⌒マY--､-r ⌒i⌒}/ /_／--- { ／ ＼
///////＼ニｿ｀ﾞ''＜ ーﾍ､__ ﾉ .､ V / ノー彡 `''＜
ﾉ⌒＼////＞ ｱ≧=---- ---- --=≦ヽ＼ ＼
' ヽ／ ／ / ./ / j从.ﾊ. {ヽ从ヽ ', V } ＼
/ / /.ｨ〔ﾚ i | ｆ弐ｿへﾊ 泛ﾒ} } }.} ﾘ 瓢箪ヲ水神ノ居ル水場ニ投ゲ入レテ言ウ。
/ j ﾉ 从.ﾄ. ゝゝ jヾ j/ 从乂＿ -- .､
./ ＿ ,..彡 /^ﾄ､ヽ从ヽ. r_ぇ ／从/j/ ヽ 「これを沈められれば神に従おう。
/ ／￣ _人 { iヽ.__ ≧.=≦ ,.ｨzｘ::::＼＿ 彡~ヽ ＼ . 沈められないのであれば去り給え」
. / / -―ァ´:::::::-＼. ', }---v - i/// ヽ:::::＼ ＼ ＼
/ / /´ /:::::::://///＼ヽ ', | |//} ',:::::::::＼ ＼
, { / j:::::::::::{///////≧zヽ 人__./|//| }ヽ::::::::::::.._
八 { /::::::::::::!/´￣ ヽ ＼ﾆﾆ f/j//ﾊ ノ ｀￣ヽ::::ヽ
{. ヽ ! /:::::::::::::::ﾄ､ { ,.ィf/////∧ }:::::::＼
| _彡:::::::::::::::::::!∧ 八 {/////////∧ /::::::::::::::.
| ,.ィ〔:::::::::::::::::::::::::/ ∧ ヽ..ノ//////////∧ /::::::::::::::::::',
| /::::::::::::::::::::::::::::／ }ヽ,. ィ〔///////ハ//|∨∧ .::::::::::::::::::::::i
| |::::::::::::::::::::::::::/ / /////- ''ｱ/// }//! ∨∧ |::::::::::::::::::::::|
', ',:::::::::::::::::::::::{ { {//／ //// |//| ∨∧ !::::::::::::::::::::::!
ヽ ＼::::::::::::::::::::.､ .八. ｀¨ //// {//,! ｀¨¨ ',:::::::::::::::::::::.､
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
瓢箪を用いた地鎮の祭儀である。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
通常、植物は動物なり人なりの手に依って渡り歩くものだが、
この瓢箪は他の植物とは一線を画している。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
r-i
,:'￣｀':､
,; : ヽ
{ :: ｝
:､ :' ＜泳いで参った！
｝∽ ∽｛
,r'´ ∬ ヽ,
,:' :: ::..
{ :: ,:..
〜⌒〜. :, :: ,,;;,,:'.ミ⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜
〜⌒⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜〜⌒〜⌒〜⌒〜
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〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
海水にさらされても発芽する生命力で、
原産地のアフリカから泳いで世界各地に到達したようだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
日本には縄文時代には渡来したようで。
その根性が人の目に止まり、瓢箪は水神の乗り物であり、
転じて人が水神を打倒する呪物として用いられるようになった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
r-i
,:'￣｀':､
,; : ヽ
{ :: ｝
:､ :' ＜沈められるもんなら沈めてみろバーカ！
｝∽ ∽｛
,r'´ ∬ ヽ,
,:' :: ::..
{ :: ,:..
〜⌒〜. :, :: ,,;;,,:'.ミ⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜
〜⌒⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜〜⌒〜⌒〜⌒〜
〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜
〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
物理的に沈めるの結構無理だと思う。
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/////////////// /// ／ ///// ////' ∨/// ,l / ノヘﾆ=<Jﾉヽ〈 ／ l|
!///// /// //////////////////､,/// ヽイ ./ ／::::::／/ rミ三f'_/＿,ｲ!
! ! il! ! ゝ/'ヾ///ヽ/////¨ ﾚﾞ ヾ/ ./ i! ﾉイ/:::::/ // ｨ=／￣｀ヾil!
ﾑ Nﾄト､i!＼,,,// Y〃 ヾ.// i! .i! ,i! ｲ // /::::::/ .// .// ｀
!ヾ! `i! ヾ! .＼Y .il! }/ ﾑ .!〉__,ｲ|¨´ i ｲ' /⌒Y! !l / ﾉヽ、
! .! l ゝ ! il! // _,ｲ/〉-‐ﾚﾞ￣ﾘ .ﾑ ,ｲ/ノ////ｰ=＝〃 _
､ ヽ ヽ .＼_ ヽ_ il!__／ }{￣｀ヾ/ ./ ,ｲ ノ/ﾚﾞ////////'´ iﾊﾄ､ ＼
.､ヽ-ヽ＝'´ ヾ{´ヽヽﾍiﾚ /ｲ ,/ _,イ-ｲ/ゝｲ////∠-＜´ /i / !.!ゝ､＿_
､＼ヽ`､ ＼ ヽ､_ゝ､-ゝイ//≧ﾞ/77///////＞'´ `ヽ ヽヽ ,ｲ / !/////77ー
/≧zヽイ≧==='////////////////＞-ﾍて と ﾉ ハ i /!!／/ /'ｲ∨////∧` 雷神ノ退ケ方、樹神ノ退ケ方。
////////////////////＞-‐ベ´ ヽ !ゝ=＝'′ ! / / ./ / ,ｨ i !＼////∧. タクサン知ッテイル。
'´ ヾ´＼￣｀ ー‐ﾍヽ￣¨ヽ￣´ ヽ＼ ヽ! /,ｲ ! i! ' /::.. ゝ＼_,｀`＝‐!
＞､ ヽ＼ ヾ､ ヽ Y ／´ !、 !r､ ! ゝ、 ＼-‐｀` i. デモ、コノママデハ神ガ一柱モ
／` ヾ::!､__）ﾉﾑ＼ヽ` , ` ´ ∠/フ¨Yz､ヽ￣￣￣￣｀ヽ ／. 居ナクナッテシマウ。
＿＞'´ ,ィ'´ァz､＿ノｰム ｀` ＾_ _ イ,r'´ }/////'≧z､ У
￣ i:::::/{ヽf‐' ､ `} //＼ ｰ ’ ィ／ ヽ //////////ﾑ /
∨{ ｀f‐-､,､L_」_ェ!ヾ/＞｡＿__ -‐⌒! iノ≧z////////////}./
`ヽ、 ゝ! ｜ | .Y ￣|￣ ｷ /≧zｿ/////// ////////ﾚﾞ
ヽ / r┤ﾉ! 」 | i! ヽ、＿/／////////////////// !
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
水神を去らせるのも、堤防や橋を建築するのに、
人柱を捧げるのではなく、瓢箪を以って水神を退ける。
神の打倒であり、人間生活の保護が目的であった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿_
／ ― -＼
. ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ |
＼ ／
ノ ＼
／´ ヽ
＿＿__
／ ＼
／ ＼
／ _ノ ヽ_ .＼
| （●） （●） | しゃーないんだけどさ。
＼ （__人__） ／
ノ ｀ ⌒´ ＼
／´ ヽ
ニニニニ＞――-- r‐ﾍ ヽ | ／ / ／＿＿／ニニニニニニニニﾆﾆ
ニニニニニニ＞---ﾍ ＼__＞==ニニニニ三≧ニニニミ<ニニニニニニニニニﾆﾆ
ニニニニニニﾆﾆ／ニニ≧=イ', / l、ヾ ｀`ヾニニニ}ニニニニニニニニニニ
ニニニニニﾆ=／}ニニﾆ// / 入 l {ヽ_zzzx ﾏ/￣｀`ヾニﾆﾏニニニニニ＝‐
ニニニニニ／￢「￣￣::/ / /_zz=ｲ、 ﾊ´ (::rり》 Y ∧ ∧￣￣
／ ∧ / / 《 乂r)ヽ__ ﾊ `¨¨ Ｖ l l`、 ∧ ＼ 見ロ。
／ ／ / { ハミ__¨´ , ｀` /ｲ__ﾉ.ノ `、 r‐ﾐ ＼ ＼
.／ / .／ ∧ミ=≧=- _ _ -=彡イ ﾊ ヽ. `、 ヽ ＼＼ ＼. 木ガ無クナッタ山ダ。
／ ／ / / / ゞミ=}i込、 イ| | (/__〕 ﾄ `、＿ﾉ ＼＼ ＼＿
／ / ￣ / ,．ｲ }＞-＜---yl l人 l / ＼＿＿ ＼＼
ノ ／ { / ﾉ/ Y ∨ヽ、ヽ'/=〉 ＼ ＼ ￣￣
／ ／ / l/ イ{ | } } V―- 、 ＼ ＼
/ l / / {l l i / / }////ﾊ / }
／ / / {ヽﾐl=ﾊ j /__彡 }/////| V ＼
.／ / { ヽ-'/lハ__ﾊ＿／⌒ﾌーｲ //////| V
／ /￣＼ ヽ}=}仝l=/ ／′ ／ 、∨///〉 V
/ / / )l Y /l/／ / ／((__ ヽ ∨/∧ |
/ { i ´ ) /{ /l/ { / / / ￣ }、 ＼//＼ |
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 木ヲ根コソギ切ッテシマウ。 |
| 魚モ子スラ取リ尽クス。獣モ際限ナク殺ス。 ＞
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
＼ /
＼ 丶 i. | / ./ ／
＼ ヽ i. .| / / ／
＼ ヽ i | / / ／
＼
-‐
ー
_＿ ハ ゲ 山 .で す --
二 彡⌒ ミ ＝ 二
￣ (´･ω･｀) ￣
-‐ ‐-
／
/ ヽ ＼
／ 丶 ＼
／ / / | i, 丶 ＼
／ / / | i, 丶 ＼
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 神ガ居ナクナル。 |
| 恵ミモ、イツカ無クナッテシマウ。 ＞
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
製鉄で森がごっそりなくなったり
石像の作りすぎで森がごっそりなくなったり
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_＼
／ （ ●） （ ●）'
| （__人__） | ……ごめん。
＼ ｀ ⌒´ ,／
／ ー‐ ヽ
／ ／ニﾆトく /ﾆ＞ T / ／ ＿〉ﾆヽ ヽ
/ //ﾆ／⌒>-＜,＞┴┴―‐＜≦ﾆ、＿＞ﾑ )
l ∥ﾆ>-- ＼ ／ﾆ＞-―‐-＜ニニニ>ミ ＼
乂 {ニ〈＿／ニﾆ＞" { ヽ ヽ￣￢ミニニ＞__＼
／{ニニニニﾆ/ / ,lノ ', _ﾄ＿ l ヽ ヾニニ／ )
／ .:Vニニニﾆ=l 八 _zzx ＼ｧテ=y ﾉｲ ヽ lニﾊ 〈
／ 人ニニニニＶ 丶《_(jﾘ＼_)ゞ㍉彡 |イ/l/}ﾆﾆﾊ ＼
／ ／ マニニﾆﾆへ ﾐ=- ' 彡 |ノゝﾏ¨¨´ ＼ ＼
.／ ／ /¨ ￢=-'ノ 人-―ｧ- /| |ﾆﾆ/ ＿ ＼
／ ／ / / ／,xz≦二二つ |￣| ﾌl__ ー'￣ ヽ ＼
.／ ／ { / { ｲl{＞=ミニﾆ⊃| | /=/ﾆﾆﾆl⌒iﾉﾘ ……ン？
/ ／ l,．-ｰ ／ }>J／ ￣｀ヽ. ⌒Vﾊ
/ //∥// /ニ/ ! l ﾏ∧
ヽ { ///ヽ叭:. ...::::Ⅵ 、 .:} / ﾏ ∧
＼ ＼ .／/／ }／／ / /ヽ/..:::ノ/ l///}
＼ ヽ. ／/// /／ / / /／ ∥ }///l
ヽ } ／////l / / , ' / .／/ /////
＿＿＿_
／ _ノ ヽ
. ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼ 良くないとは思うけど、
| ｀ ⌒´ | 大海には何もできない。
＼ ／
ノ ＼
／´ ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_＼
／ （ ●） （ ●）'
| （__人__） | ……ごめん。
＼ ｀ ⌒´ ,／
／ ー‐ ヽ
〈//＼ ／ニニﾆｲニニニ イ《:::::::::::》≧s。＿＿ 〃ニニニ＼
＼//ヽ/ニニﾆ／ ﾚ‐ｧ／ /ﾆ≫=≪圭圭圭≧s｡ニニニニﾆﾆ
. __ ＼/ニ_/¨Y /__/ ≫＝≪ニ＞寺圭圭圭圭≧s｡ニニニ
〈//ヽ/ 〈 Y＿|／/⌒l___《:::::::::::::::》≧s｡ニ＞寺圭圭圭圭≧zzx
＼/{〈＼〉' ィ￢冖__/ニ=≫＝≪圭圭圭≧s｡ニ＞寺圭圭圭}ﾘ
/⌒く＜＼ 〉／＞┬┬‐ ＜ニニ=＞寺圭圭≧s｡ニ＞≠//
{¨¨ヽノﾆﾆﾆマl、 l {斗==ヽ 川ﾊ川 ＞寺圭圭圭≧入〈
＼='ニニ{/l ｌ|ヾ､ ', ｧ示ミ､Yり/l l }＿＿＿}ﾆﾆ>圭圭=》
/ヾ ＞x _l Vｨ=ﾃﾄ ', "_以ﾝﾞ }//// } _＿}／ ＼__ン
ﾄ ∨ニﾆﾍ ﾊ〔ﾂ ヽゝ __彡ｲ/人{ ／ ヽ＼ ＼＝‐
/ 〉ﾆﾆ/乂__i ′ /／ノ从∨ ∨ ＼ ＼ イヤ。ワカッテクレル人ト
/ /ﾆﾆ〈 ノ 爪 , - ／／// /＼ ∨ ＼ ワカッタダケデ、
/ //-==＞//,小へ、 __ィ{ ( //＞￢/::::::＼ ヽ ＼
/ // /／-=≦ミﾘ≧三≫ミヾヽヽ | ＞‐‐ 、 ＼
/ // ∥ ／三ﾆ＞'" | | } / ／ ∧ ＼
. / 〃 ∥l { ｲ「 | | |__／/／ ∧
/ / ∥＞ ミ=-l | |斗＜ ／＿＿ ∧＼
. / / ∥ } lﾊ |┬＜ /// / / 丶 `、＼
∥ / //// |┴/ У/{/／ ヽ ＼
古代地中海や帝政ローマでも問題になったりしたからな
Ⅵ {ニ≫＝≪ニ/ / {￣＼/ｌ/ V Tヽl ／} 〉 ￣}ニニニﾆﾑ }＿_ムⅣ
≧=- Ⅵニニニニﾆ/ /-ﾍ 〈 / / У l＼ / .l￣|ニニニﾑ /ﾑ ムⅣ
￣冖≧ニニﾆﾆ=/ } ＞ ≠{ / / l／￣ヽ＿/ |ニニニﾆム ＿∠ニ}/Ⅳ
Ⅵﾄニニﾆﾆ{ /＼＿ヽ/ ./ ′ ￣ ｀`i＜__／} l ﾄ. |ニ≫= ニニニニﾆﾆ}Ⅳ
|‐|＼ ／ ∨ / __,/斗- ＿ l |＿＿/ / | |_〃 》ニニニﾆﾆ=}/ __
|‐|／ / / ´ / .{ l Ⅳ＞- ＼＿/ | /∥ ﾏニニニﾆﾆ// -=≦//
／ l { i{‐‐‘， l ム-l `、 l ｲﾆ{ ﾏニニﾆﾆ≦￢￣
.／ ／l λ | l i| z=テ=ｧ＼ lV ｧ云zzx_`、 |ﾆﾑ ﾏ斗匕l＿/
/ ／ ｌ ( 乂小爪 |_レ≠‐... ＼/ﾘ.....{,___`iヾ/ | |ニﾑ Vl＿|
,′ ／､ ヽ ゝ ﾄV | ヽ| ' ¨./ / | |ﾆﾆﾑ V}__}
,′ / ＼ ＼ | l |込ゝ ＿,．-―― 、 / / /l / ￣ l V/
{ ./ ＼ ＼ j-| |￢¨ | /￣ イ彡ｲ | / l/ l l′
{ { Γ￣￣/ | | | / / l l /＿＿＿＞'"l l 私ハ嬉シイ。
ｌ l l / | | | / / | | ｌ＿＿＿／ｌ .l
_人 `、 l 〈 | |ヽ. | / / | | }￢ ｌ l
＼ ＼ /＼＿> __ | |≧=--ﾍ __／ニヽ | | / | .ｌ /
＼ ＼′／ニﾆﾆ∧ Vニニニニニﾆﾆﾑ,＿＿__| l／ / ｌ /
＼ Y ／ / ＼＼ﾏニニニニ/==＝V .人 V__／ヽ } ./
＼ ﾘ/ ../...... ヽヽﾏニニﾆ/ i＼ ＼ ＼ ∧ } /
/ )∥....::,'::::::::::::::..... l } ﾏニ／ ! 丶 ＼ ＼ ∧ ∥
/ .} { ::::::ｉ::::::::::::::::::::::::.. l | ..........::::::::::::::::}::: ‘， ＼. 丶 ∧ ∥
.／￣￣￣ ＼
／＼ ／ ＼
／ ＿, ≡ ､＿, ＼ そ。そう？
| ///（__人__） /// u |
＼ ／
／ ＼
白人が来る前の太平洋の島々でも、人の営みによる環境破壊があったことが花粉などの研究から判明したし。
/ ,r' ＼
iﾒ' l ,r / ,r /! ＼
{i | !彡'≦,/,／,彡'／ , , x !
},ｨ γﾆニ二ﾆ､'ヾ＝'/ /! , ,r l }ﾘ
/ｿ ,r=-! ,' ､ ＿__,,≦,) ゞ_／_.,,ヾ彡'ソ ,ノ
, イ { i'ゝ{ ヾ _,r ´,´'´ ノ ∨ゞ,._ ｿ=-,'
. ´￣ﾉ l!,l .::|! ,彡' ｀ ‐= ´ ,. 〉｀ミ=-,} ヾ.
､ _=イ | |.. .{ ,爻=- ,__( " ゛',｀゛゛.《 _=-
＞=' }､ ￤ ／., / ゞ= ,.彡 }___,ノ （みこにゃお似合いだが、
. / / ゞ, ヾ==ヾ' ,r ____ ヾ_, ∧ ,ｲ. 色気のない会話だこと）
∨! / ヽ ヾ=‐--≠_' / 彡'
{ ノ彡∧ ＼ ゝ _ｏゝ,,) /ゞ=彡'
,、 _____,,,,,,,,,ｘ≦ '"゛´,r'´｀,∧ :.ヾ ｀¨¨´ /
ｘ≦// ｀ ＜,,..-‐''"´￣｀ﾞ''ヾ､ ∧ : : ..＼ /
: : :_:｀＞: ,r ´ ,、 ｀ヾヽ ＞=‐- ,┬= '
: { { ｀ ヾ{ __..ｘ≦=≠' ｀ ヽ ｀ ,:｀≧ｘ＿＿＿,ｲ!:.｀ヾ、
: :｀´｀丶 ,》 ｀ ヾ' ＜ : : : : : : : : : : : ｀≧ｘ
: : : : : : :《/ ＿_____,,,, =≠=‐ _ _)≧ｘ.. ｀ ＜ ,,r=x ,x,:_: :≧ｘ
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ●） （●）＼
／ ::::⌒（__人__）⌒:::: ＼
| |r┬-| | そういやさ、宗像神社って、どういう社なんだお？
＼ `ー'´ ／
> <
／／ニニニニﾆﾆ=∧／ {／ / /≧s/ﾆｲ＼==＼＼＞
./ /ニニニニニニト〈 l | / /乂__ﾘ三≧s｡＼_ノ ＼
＿＿/_/ニニニﾆ＜ ＼-┴‐ｧ┬┬ ￢.// 7--≧=- 〕 ＼
厶圭圭/ﾆ>￣￣ ＿_.＞―┬'"/ / ／／{ { / ｀`ヽ ≧= 〉
＿＿__,}／ー----≧＼＼ ＼__}_/ﾑムニニﾆ〈__〈_/ ＼ ／
///////{≧=――‐ﾍ ＞ｲﾆ／/ /斗、 ヽ＼ﾆﾑ ヾ≧=-
￣￣〈￣ ＼ニニニニﾆﾆ／ ∧ ﾊ(zz=ｧ ﾏﾆﾑ ∨ 大和ニハ宗像ノ社ガアル。
V //￣＞r――l |二 ｌ| ゞ' ヽ// Y／ヽ. l ＼＿＿. ソコニ参リ拝スル予定。
Ｖ ／/ / l ﾊ 以ﾊl ｌ/ l ＼ l / }=ト
／ / / ﾄ/ヽﾊ , ‐ ＿ｲl |＞‐< l { ＼＿___/_/ ＼
./ / (＿＿_／ .::::;ｨ≧s-ｲ /=/ / / / .l ヽ＿ ＼ ヽ
人 l rr‐y⌒ｌ / /=/ / /／/// ＼ ￣￣＼) /
rx ＼ ｌ / ／￣￣ ﾉ ヽ l | / /=/ {/////＼/＼＼ `、 /
. ﾄ､ |=| /) // / ∧ ／=ノ＞-┴ﾆ/个 ﾐ ＼////∧//＼__￣￣ ヽ `、
ﾏﾄ_}=l/_{// l ヽ /=/／/=/〉ﾆ/ ! ＼ ＼// ∧////∧ ヽ `、
＼ニニ=ﾑ人 ＼}={ i {={/=/: i } ＼ ＼./∧////∧＿_／ ＼ ＼
マニニ=＿__ミ=- /叺 ', .:ヾツ::::.. / .ノ:::::::/∧ /l/∧////∧ ＼
＼ニニﾆﾆﾑ ,_/=/ l i ｀i ///∧ //ﾏ/∧￣￣ ＼
ﾏニニ〉 ヽ | i ! /////ノ/ ＼//＼ /=/
ﾏ／＼ /ｌ i l } ///-=彡ﾍ ∨//＼ /=/
＿＿＿ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
| (●) ヽ＼ ・
l （⌒ (●) |
〉 ￣ヽ__） │ え？ 筑紫の社がなんで大和に？
／´ _＿_／
| ヽ
| |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
三輪山の付近、奈良県桜井市外山にある宗像神社のこと。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
. x＜二二二ﾌ´ ￣ ￣｀ヾ
∠二二二二二 {{ }}ト、
(ﾆ三ﾌ´二二二二二二二乂＿＿＿ノ二 ＼
￣/二二二二二二二二二ﾆ..(三三三}}二..＼
r＝〈二二二二二二二二二二二二二(: ::: :::Ⅴ´
乂ﾆﾍY Ｘﾍ⌒Yﾍ ∧∧ﾆ7ﾍ二ﾆ..(三三]: :: :: :〉
／ /⌒V ﾍ j. V / / 7 ! 7⌒ヽ(＼:_::_:::／
〃／/⌒∨^ﾄﾆニエエ二ム斗((/⌒ヽ＼＼
{ ! / / ! /＿__| | :::::＿＿＼ ∨＼＼ ……忘レラレタ？
乂〈 〈 人| |＿| ＼ j |＿| ハ ∨「) )
＼ Y L x __ｲ j 乂／
) ﾘ /{ ｀Ｔ Ｔ T Ｔ 「 / 人 ￣｀ヽ
／ 〈 〈 `＝=井井井≠＜ ( ￣ ｀ヽ i
／ ／ )ﾙﾍ / !⌒Y⌒マ二..＼) . |
. ( ( / ﾑ__.人斗ｲﾊﾊ二.＼ 人从
＿＿＿_
／ ノ ＼＼
／ （●） (●）＼
／ ∪ （__人__） ＼ え？ あ、なんかゴメン。
| ｀ ⌒´ |
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) ./ / /
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
この頃の創建という話が主流であるが、
どうやら、孝徳期の時点で既に古社であったようだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿ _ ＿＿＿
/ ) ) )／ ＼ ／＼
{ ⊂)（●） （●） ＼
| / ///（__人__）/// ＼
! ! `Y⌒y'´ |
| l ﾞー ′ ,／
| ヽ ー‐ ｨ よし、じゃあ着くまで説明してほしいお！
| / |
| 〆ヽ/
| ヾ_ノ
＿ {ヽ、
{`''': :´￣: : : : : : :｀: : : : ｀:ヽ /}
＜´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ／: ,′
,.イ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.く
......... ､. _ ／ : : : : :, : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼
,:'´ ｀' .､ ヽ: : : : : : : : :,ハ:/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :トー
:: .ﾞ; ゝ: : : ,': :/ ﾚl : : : : : ／lノヽ: : :l : : : : : : : : :.',
:、 ,:' /: : : : ﾊ:/-─ｫ ゝ､ ／ゝ─-=ミヽj! : : : : : : : : :.!
｀ 、 ,:'ﾞ /: : : : ,'爻 ´ ￣ ..,,__ /, イ : : : : : : : {
｀'''''´. ﾚl : : : l -‐ _ ≠〒ぇ､ .l : : : _: : : :,ゝ （自分の好きな話に食いつく元気でもうちょっと
ヽ: :ミx ィ≦:::) 乂:::::ﾉ ﾊ : : }. ヽ: :.ゝ 色気のある会話できりゃ
yﾍ ｀ﾟ¨´ ,ィ⌒ ｰ ': : : : i_.ノ ﾉ´ 女に苦労しなくて済むと思うんだがねぇ）
,.....,.....、 >:,' ゝ r｀‐: : : : : : {_
, ' ﾞ; 〈.:（ ､＿,､__, ヽ:_: : : : : ケ´
｀'' ,.: ｀;..､ ｀ ﾐ ．. ／ﾒ _ ．＜'´￣ ´
｀''''': : :''´ ／メ 7ゥｩｩゥ7///////,＼
｀〈/:////////////////´.＼
/ .冫//////////////,' 〉
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
宗像神社、というものを語ろう。
それは大和朝廷の対外外交の話でもある。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ=／/
ニニニニニニニニニニニニニニ＞-ニニニﾆﾆ／lニニ／l/ /
ニニニニニニニニニニニニﾆ／ ∥ニ ｲニ／ //l／ / /-≧
ヽ＿ニﾆﾆト 、ニニニニニ／ ∥／ レ′ / l /ﾆﾆ∥
. `、 ＼入 ＼ニニﾆﾆ/ / / / ／_／ニニl{＿
`、 ＼ヽ ＼ﾆﾆ/ / / /／ニニニニニニ=
ﾊ `、 ＼ヽ ＼{ ／/＿__／ ／ニニニ／⌒ヽニニ
＼ ＼＿ ヽﾆ=---「￣ / // ／ﾆﾆ＞=ﾆ/ ／￣¨
ﾄ ＿＼ ＼ﾆ=〈 〈 l / ／/__∠-＜ヽニニ＼≧="
ニニニ＼ ＼__＼_,〉人／レ斗＜＼ `、 ﾏニニﾆ＞zz
ニニニニニ≧=--ｧ￢冖¨￣l＞‐〉￣ ＼ `、ﾏニニニニニ/＞
ﾑ ﾏニﾆ/ l l /∨￣Ⅵ、 ilｨ≠テ㌃》ﾊ. | }ニニニﾆ／ 宗像ハ、昔、昔、ソノマタ昔カラ、
ﾆ} }ﾆﾆ{ ｌ | rﾃて㌃ト〉＼ {、乂ン/∥! | |ニ＞ " 外ツ国トやまとヲ結ンデキタ。
Ｖ ./ニ=l 小Vj 八乂ソ ヽゝ ∥ｲ Ⅵ「
/ﾆﾆ=ﾑ 从V＼ 、 __彡' ∧ Ⅵl
./￣￣￣、 人≧=- _ ／/ ∧ Ⅵl ＿＿
ヽ ∨ !个s｡ ´ ／ﾆﾆ{ / 込 ヽ-- " ＞
r='／ ＼ ＼lミ- ＿≧=‐ "／ ヽﾚ'⌒Ｙ ＼ ＿__,.イ⌒＞
{ Y＿＿＞ ＿＿＿＿＜ ,＿_ l | | | |///////
{ | | | |￣ ヽ ＼ | | | ////////
ﾊ ／丶 | | | | ＼ ＼ | /¨’////////
///////ヽ | | | l＼ ＼,|／///////////
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
外国（とつくに）のは何でもあるのだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
／: : : : : : : : : : :＞!.
.:' : : : : : : : :__: : : : : ＞｡.
/: : : : : : : :_:.=-‐ "¨､v垈℡‐ ､ : : : : : :`ｰ､
,': : : : γ⌒ r tﾃ､苛ﾉ __,,x : : : : :ﾉ
{:.:.:.:.:.:.{ r' ￣ ' {ﾃ,¨ﾘ.:.:.:／
‘.:.:.:.:小、-､ :'__ ） ｆ.:／
ヽ:::_| `┐ ,'´ _,.,.,.,.,.,.,.f´ l´
,′ ! i :f紗芦芦沁. ,′ 宗像大社は、そもそもの始まりが、
ｘﾍ.､ ! ~ ｻl. 現在も女人禁制の聖地、沖ノ島に求められる。
,矣圭心.＞｡. ,′
.｡:≦圭圭圭圭℡｡. ＞．. 八
.｡:升圭圭圭圭圭圭沁.ミ＞｡. ｀¨ ７.．イ＼
圭圭圭圭圭圭圭圭圭:.＼`ト℡ｭ｡.{_.ｘ‐＜￣
○沖ノ島 ,ﾉ
|
!
し-''''ｰ ,,_ .,..、 ＿＿r--‐'"ﾞL
＿ ,,―- ..,,_ ._,, . ´ﾞ''''ｰ‐ﾞ ｀''"
ｌ゛ .ｌ ,,.. -'" '|'‐'゛ .|
! ./ ○宗像大社 . / !
ﾞ'" / . / .l
i'゛ / .ｌ, ,､
i‐'"ﾞ´ﾞ''-....-′ / .ヽ ／ .＼
,i''''―､ lﾞ l、 ｀''ｰ-z＿＿ . / `'､
ィ'''''" ! ./'"ヽ ＼ ｀{″ . |
,,--、 ｀¨¨| ｀´ ゝ ..,,＿_ ｀'､ ｌ, }
./ ｀''''^＼＿__｢ ￣ﾞﾞ"'ｰ ..、 .,ﾒ､_ ! │
. / !¨¨} _ﾉﾞ''-,,, ./ ｀ﾞ''ｰ- ..,,,,,__ ./ . _,,ﾉ
.ﾞ'―'" .i'" ／゛ .｀ﾞ''ｲ ￣￣´゛ ../ ''"゛
. ＼ _r‐z__ ／ ヽ 廴
＿_ _____ ＿_____
,´ _,, '-´￣￣｀-ゝ 、_ イ、
'r ´ ヽ、ﾝ、
,'＝=─- -─=＝', i
i ｲ iゝ、ｲ人レ／_ルヽｲ i |
ﾚﾘｲi (ﾋ_] ﾋ_ﾝ ).| .|、i .|| 宗像センセのご実家です。
!Y!"" ,＿__, "" 「 !ﾉ i | （設定上）
L.',. ヽ _ﾝ L」 ﾉ| .|
| ||ヽ、 ,ｲ| ||ｲ| /
レ ル｀ ー--─ ´ルﾚ ﾚ´
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
祭神は宗像三女神である。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
'::::i::::::i:::::::/:::::::::::∧;:;:;∨;:;:::|::::::::::',:i ／=-<ヽ_,. -ヽ::∨':::::::::::::｀:ヽ}､八_;::::
.i::::l::::::i::::::/:::::::::::/ ｀';:::::::::::',! ィ:;':/:::( ヾイ／::::::::::::':::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ L:
i:::::::::::|::::/:::::::::::/,. ､ ∨:::::::‘， _,. -- _ .i::!:{:i＞'〉:／::;:::::::/:::::::::i:､:::＼:::::::::::∧::ヽ_)
!::::::::::／ー:::二´-､ ,.｀` ∨::::::::ヽ , ィ::::::::::::::::::::-:::､::::::::::＞ ､ 八::､>‐/::::/:/::::::::|::::::::::::i::::､::､ヽ::､:::::∧:::ﾍ
_ 二!=-イ:::::::::,､仗ﾂ｀` ィｆ斧ヽ}ヾ::::::::::, -／::::::::::::::::::::::::::､:::::::＼:::::::｀ヽ＼_,......､ .ヽ〉/::::/:::i:::::::i::!i:!､::::::::!ヽ::､:ヽ:Y:!:::::∧:::
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.i::::i::::ヽ!:::::| 〉 'ｲ::/....／::/:::;::::/::/:::::::;::::::ヽ::::::ヽ::::::::ﾍ::::::::::i::::::::::::!､...i:::!:::!:|:::i:i,.孑‐ ヾ' _ ￣ ↑:::!:::::i::!
i::::i:::::::i::!::::l /::::/!..ｲ::/:/:::/::/::/:::::::/ ヽ:::::::､::::∧::::::ﾊ:::::::∧:::::::::iヾ:,.:::!:::{ﾊ::iヾ;:{ _-､ 'xz≠=､i_:::!:::::|Y
.i::::i:::::::i;iﾊ::::!ヘ σ .ｲ:::_／'/:/::'::::/::/:::i!:::::::i ﾏ:::::ﾄ ::::::i:::::::ﾊ:::/:::ﾔ:::::::::, ヾ:,.}::::!::ﾍィ孑气ヽ ' 仗 タ ﾈ :j::::::ﾚ:
i::::;':::::::!;i;i;ヾﾍ ＞ _ ,＜;i;/::／ ./::'::::!::::i::::!:::i !::::::i !::_:!_i＿:!:::::::::',::::::::ﾔ::::i::::, ヽ、:!:::'ﾍ弋タ ｀¨¨ j:::;::::i::|:ﾘ
/::/:::::::;';i;i;i;i;i|ヾ､ _ィヽ::∨./ ,'::::i:::::!::::|_,.!-|-!:::::{ i´:j__i:;:::ﾊ｀::::::i::::::::::i::::::!::::, ヽ、:::ﾊ i /:/::::;l:;:/
./::/:::::::/;i;i;i／j ,┘冫''ニ./ j:::::i::::ﾊ::::i:::!i:::!-､-:i }:/ _/_ﾘ !::!::::|;=､:::}::::::i:::::, ‘，::::ﾍ ､ _,. ｲ/::::/ ﾚ
／二三ヾ ､´ ＼ 〈::::〈〈ニ.../ /!::/!:::!::i::::iヾヾ!__,,ヾ{、 / z=≠=ミ::!:::::!⌒}::|::::::i:::::., .}! .:::| ＞ .イ/:ｲ:/
/:´: : : : : :＼ ヽ ､ ＼ ゞ､::,ﾏ. ,′／:::!:{ }:::|::ﾑ:::i γ⌒｀` ´ j:::i::::::|ノ//:::::::|:::::::, .||...ﾔ! ヾ;!ヾ＞ ＜ ｲ .ﾚ
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/::::!: : : : : : : : : : : :ヽヾミ｀ｰz _ ヽ',. ﾒ:／ /:|::X7:::::ﾊ＼ ／/::::/イ::i ,'::::::/::::i::::::.ノ:/} イ' ／ -／ ／ ,＞､
. /::/:j: : : : : : : : : : : : i:.!ヾ;i;i;i;i≧i;-.. /:/ /::::!{' .|:::::::::ﾍ r ￣ ｀ ./::::/ }ｲ://:::::/}:::::!!:::::|:/ ,!./ , ‐ ￢､／ ／
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::/:::!:.: : : : : : : : : : : : : ヾ:, : : : : : : :.i:::{ i:::::∧:. ﾔ::{ !:{ i/ ≧/:〉 ＜／::／! ／::／ ｲ:/ .}:::i '′..../ ,ィ´二二二 ィﾆ/ 、 ヽ
【 湍津姫（たぎつひめ） 】 【 田心姫（たごりひめ） 】 【 市杵嶋姫（いちきしまひめ） 】
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
沖ノ島そのものの女神が、田心姫である。
この沖ノ島と言うのは特殊な位置にあり、荒れ狂う玄界灘において、
風を防岐阜値を停泊するには丁度良い位置にあった。
現在でも沖ノ島は避難港として使用されている。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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i::i::::::::::::!,ミ:!:i::::::::: ﾚ_,z==ミ､、 ∨::/ｨfミ､'::::::!::|:i i::! .,イ:! ∨＼/::∧ ∨: : /!: : ∨::|∨:::|
|::!::::::::::::!ヘ!:|::::::i:::仆:似:::! }:/'仗! 'ﾞ:::::::ﾘ::ﾘ !:! ./|::|::!: :|:.:/l∨|: ∨: : /|:|: : /:川:.:.∨＼i
|::!:::::!::::::!､.(!:|::::::|:::| 丈::ソ ′ ゞ' !::::::/::/ ﾘ./!!|∧! ∨::ヽ､__/: : /:|.!:!.:/:: :::∧:j:|: ::/:|_＿ _ ,,, ＿＿ ＿＿ ＿
|::|:::::i:::!::ﾄ､_|:|:::::::!::| ､ i:::::/::ｲ / .!川戈＼ ＼:: ::ムイ川:|:|/:: :: ::川∨!∧!|::ト-､ |:| /:i : . : .
.!:|::::::!::|::|::::ﾊ!:::::i:i:::! ﾉ:::/ｲ |! ′..三三三三≧､二 ＿≧三三二≧=-､二二三三≦三三≧ｧ､__ : . : . :
. !|i:::::i:::!::|;ﾘ .ﾏ::::i::!:|. t‐_ァ ／:イ:::::! .l!: : : : : : : : : : : : : :.品 -=-: : : : : : : : : : : : : : : : : :
ヽi:::::!::i::|′ ﾏ::i::!ヽ＞。_ イ::::::!|:::/!:! .| : : : : : : : : : : : l三ヲ 二ﾌ : : : : : : : : : : : : : : : : : :
i::::|:川 ＼ ﾏ:!:! λ'ﾘ::ﾉ￣ﾘ |i::::::!|:/ lﾘ ,′ .: : : : : : : : : : .ﾋ三ｦ__ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.〉从ﾘ! ＼ヾ{ ﾍ ヾ、 ′ |!|::/ ! / : : : : : : : : : : l三三l个--ｲ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
. /z＝≧‐ ､、 ＼ヽ ﾍ li:ヽ ﾚ′.: : : : : : : : : : : : : : :.:, --- ､iﾆﾆﾌ .￣: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
./／:／: . : . : .ヽ､ ＼ ﾍ li :‘，.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l二二ﾌ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
//: ./: . : . : . : . : ＼ミヾﾆi|:i :丶 : : : : : : : : : : : : : :.iﾆﾆﾆﾆl==.､ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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ヽ{＞.::ィ::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::／:::::::::::::;::::::::::}:::::::::::ｂ＜ /:::/ }//////{ ｀Y
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.j/ .ノィ-＜ ＿ {::::::::／::::/:::::,ｨf弐 ミ､メ:::::／ｨfﾐ､:::::/ノ:/}////ﾊ/////ノ
{::{ 乂 ､ ゝ:::::/:::::/^l::! 弋ソ／:::イ んｿ〃:::::／///////＞'' ´
ヾ } ＼ /:::::/}:::八６j;! ´￣ ｀¨/::::ｲﾌ､ ｀￣￣/＿ ―――― ＿＿
人 乂:::{ |:/--- ミ ､ ､_ ' /::://／//ー―.' ｀ヽ
--―― ＼ {乂 - ､ ≧､ ´.イ从{,ｲ//////／ ｝
´ ヽ ＿__ ｀ ￣／/／//////// イ /
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′ （__∠ =彡'' ｀''＜/////ﾉ-- _ ￣￣￣￣／ }
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ゝ. ', V//////≧=--イ /く､/＼ i! ＿ { ￣
ﾍ ー--､＼//////／ し' /ヽミ/ゝ､__} -=/////＞ｘ
＼ //: : :',￣ （⌒＜ し'_.ィ Yミ=---.rr--==彡/ﾊ }
ゞ==彡: : : : :, ⌒ヽ ＜ し' ----- ､_}////////|ｨ､
', : : : : : : : :', .≧-∧ ／ ヽ ＼ ｀￣￣ ´ .≧。.__
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＼ r. : : : : : : : ー-ヽ: : : : : : }__r --- ､ ∨/,`＜ ＼ ＼
＼ ＼: : : : : : : : : : :.}======-} }: : ∨////`＜ ＼ ､
､ ﾊ: : : : : : : : : :八: : : : : : L_______j: : : :＼////＼_` ＜ ＼ ヽ
＼ ,: : }: : : : : : :イ: : :.}=-: : : : : } }: : :}: : : : : :＞/////＞。._ ＜ ､＼
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で、この沖ノ島。なんとも畏れ多いことに、
信仰と、島自体に開発する意味がなかったことから、
何と縄文時代からの営みを無造作に残しているという海のタイムカプセルである。
その為、この宗像神社の信仰の移り変わりがかなり精度の高い形でわかっており、
貴重な初期大和朝廷の実態を推し量ることが可能になった。
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元々、縄文時代、この沖ノ島には定期的にアシカが
繁殖のために上陸する。海鳥の繁殖とも重なっているため、
縄文の人々はこれを狙って上陸し、
海の恵みとして食べていたようだ。
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i/ ﾉイ.:.:.:/..:.:.:.＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j.:.:.:.:..:::::;/ ＼:::{ヽ
{ |.:i.:.:.:.:.} }.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::/i ｀＾ヽ|
. |ﾊ.:.:.!.:.し'＼.:.:.:.:｀.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:., .ﾘ
',:圦-ヽ ヽ.:.i:.:.i.:.:.:.:.i:.:.:i.:..i:.:.:i アシカだー。
{:.:い i .:.:|.::.|.:i.:i:.|:.: |:. |.:. |
八 ＼_ ﾘ.:.:!.:.:!.:.v:.i:.::.! .:|.:. | よし食おう。
_＜从vNｿ ﾘvN:ﾘｿﾘVﾘ
x＜ ､＼ ヽヾ:､_
／ぅ: : ヽ ､ヽ l::l l:.｀ヽ
{: : ::{: : : : '; }::} .l::l l: : : }
.: : :}: : : : :i |::| l::l l: : : ',
} /＼: : : :| |::| l::l l : 斗',
> 風を防岐阜値を停泊する
凄い誤変換ｗ 「風を防ぎ船を停泊する」っすなｗ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
さて、時代が下ると、
決定的な変革のきっかけが大陸で発生する。
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／
/｀ー´
/
(,
,/´
､--､ _ （´
ノ / ／ ￣| ｀ヽ
､´ ｀~￣｀） ,,_ノ ｀′ (＿,､ ｀ヽ
ﾉ / （＿ ,‐-っ, く ｀|
ﾉ く ／｀‐´ ／´ ） ／
く´~ （ ／ ./ レ´
,ッ-､__ﾉ~´ ） _,,ノ´ く,,_
―-､__-‐‐､￣｀ヽ､ ｀ヽ, ´‐〜´~ ＼
｀ヽ, ´‐‐―｀ ｀＞
｀ヽ, ﾉ~~~￣＞
| _,,-―､, ,ﾉ´ し､_
| _ノ ｀ヽ､ﾉ~~｀‐´ |
|, ＿／~ ﾉ´
|, ,,ﾉ~ ﾉ
´| _ | |
~ ｀~ ノ
ノ
ノ´
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_,, -´
／￣（ ／´
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
紀元前。殷が滅び、周王朝が開始される。
この周王朝滅亡まで春秋戦国時代のどこかが、
本格的な水田耕作の開始時期と重なる。
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＼ ＿ /::::{ //／:::〃::::≦≡==--
: :＼ ／ {::::::::Y:/::::::／::￣￣｀ヽ.
: :ﾄ.、.＼＿ﾄ､..|:::::::::|:{:::::/:::::::::::::::::::::::::::＼
: : ＼:::::::::＼｝＼ 从 //´￣＼ ::::::::::::::::::＼
: : ＞ 、/:＼://:::{:::ヽ :::::::::::＼≦:､￣｀ヾ:、
: : :/:::::::::{::{ﾊﾉ:::::::::＼:::::::::::＼ ＼ ＼
: : 〃:::::::::::|::|:::i::::::::::::::::｝::ヽ:::::::::ヽ
: : //::::::::::::/|::|:::|::::::::::::::ハ::::ﾊ::::::::::::::、
: //::::::::::::/_.|::|::八::::::::/〃}/:::iﾊ::::::::::::',
: : //ｲ:::::::::/≧圷ミｘ｝:::/,ｨ尓刈i|爪:::::::::::i
: :／/_/ :::: 〃ん尓ﾞヽ l::/ 弋少 ﾉ:| }ヽ::::/
、 {У:::::イヾ ゞ_ツ / ＼ ﾚ′/ }/ __
＼ ／ハ! ￣ / / __ ／ ｝
}:天ミ∧ ､＿ ノ / { ヽ ／ ／
八:::::｀ヾ ＼ , i | ／ ／
}「￣｝ﾄ､ ＼ ＞ . ＿／ ヽ 廴_／ く_＿
_／¨＞/// ＼ / Y ／: : ヽ
／￣￣＞//＼＝{::::＞.、 ,′ {{: : : /
く＿＿＿/￣￣ヽ＼::::::::｛入 i ゛＝=く
///////::＞―――＼::/::::∧ ＼ ﾉ ／ }
/////////////////∧:::/::∧ | ヽ {＿__ イ
/////////////////|i∧:::/::∧_ | Y´￣￣ !1
/////////////////||::∧:::/::∧｝ | ヽ ＿＿／ |
/////////////////||::|:∧:::/::∧ ｜ ヽ
/////////////////||::|:|:∧:::/::∧ | /｝
【 呂尚 】
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
中でも山東を支配下に置いた太公望こと呂尚が建国した
「斉」の役割は大きかったと思われている。
弥生時代の開始は最近揉めてるから稲作稲作の渡来くらいに
考えてつかーさい。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
{＿ ／ 丿 `ｰ､
く 丿 ,ゝ ' ,
r´~ゝ `´ 丿 ヽ
￣´ { ＼
'-‐'ﾌ r‐-､_r'ヽ ＼
｀ｰ´ ｀ゝ ヽ
_,-‐､ | ＼_',
i´ `ヽ__,,.-‐''‐-〆 冫.
r'´ 丿 く~ 〉
-'´ 山東 . ,r‐､_｝ ｀i ｀i_
,,.-‐''" | /
r'´ ｀ _}
r-､_| 冫 〉
i i´ _ｒ-､丿
r' } r‐-‐ヽ冫
. r'´ {_,-, ,r‐' ､〉
丿 久＿{
＞ ― ＜ | ー≦::::::::｀ヽ￣ ＞- ､__ ／ /
. , 〃::::::ヽ ゝ／::::::/:::::::::::}:::｀ヽ / ／ ./
/ l:::::::::::::ﾊ ー≦::::, ィ::::l::::::::::{:::::::::::::＼/7! / /
.l 〇 .l::::::○::::l ／:::/:::::!:::::::::l:::::::::::::::::::ヽ}/ /
.､ゝ ＿ ﾉ::::::::::: / ,..:::::/:::::∧::::::∧{´｀ヽ:::::::∧ /
ヽ::::::::::::::::, イ __ |::::::|:::::::|≧ヽ:::∧´, zｭヽ:::∧´￣| 山東半島を抑えたからの。
￣ ＼＼〃 }ヽ .|::::∧:::::|´r'ｧ｀＜ヽ ゞｿ_ﾊ:::::|‐ ､ﾉ. 南北沿岸部の交流が
r'二＞ ､ ＼＼ﾉ l |:/ ヽ:{ ´¨ ヽ ｀ }::/ } 〈 盛んになったんじゃよ。
{´ ｀ヽ ＞- ､ l ＼＼ i' i'l ゝ ノ ,i'- 'ゞ=
ゝ ＿ ,ｲ ｀＝{. ＼＼ ＿＿＿ .ヽ / |ﾉi'
｀ ＜ __}＿ _, ＼,ｲヽ: : : : : :＞ ､ _ イ￣￣￣￣￣￣/
二 ー ‐ ´￣ ヽ .i ゝ ＼: : : : : : : ｰ〈 ./- ､
ヽ i 〉 ﾄ､ l ＼. ＼: : : :／ ∨ ＿＿＿＿＿/ ﾊ }――― --
ー＜ __/ー ´ヽ‐ ､ j ﾊ ,ｲ : : ＼. ＼/ / ∨＿＿ , イ _ }| |: : : : : : : : :: :
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
近年の発掘調査により、半島北部を経由するのではなく
南方から水田耕作が華北、朝鮮半島西部、
日本列島にほぼ同時期に伝わったということがわかっている。
海を渡って交流が行われ、隠すような技術でもないため、
一気に伝播したのだろう。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ｀ヽ _,.-''´
/ ) 遼東 ＿ノ
_ノ / ∧_ ｀i
r'´ ノ _,,.-‐''"~ `'ｰ-､_ ｒ'
丿 _,,-''´ ｀i ｀ｰ-､
{＿ ／ 丿 `ｰ､
黄海 く 丿 ,ゝ ' ,
r´~ゝ `´ 丿 ヽ
￣´ { ＼
'-‐'ﾌ r‐-､_r'ヽ ＼
｀ｰ´ ｀ゝ ヽ
_,-‐､ | ＼_',
i´ `ヽ__,,.-‐''‐-〆 冫.
r'´ 丿 く~ 〉
-'´ 山東 . ,r‐､_｝ ｀i ｀i_
,,.-‐''" | /
r'´ ｀ _}
r-､_| 冫 〉
i i´ _ｒ-､丿
r' } r‐-‐ヽ冫
. r'´ {_,-, ,r‐' ､〉
丿 久＿{
ﾄ､ /,|
|ハ ハ|
|/∧＿_∧/|
/ ヽ
/ ', この山東じゃがの。
| ⊂⊃ ⊂⊃| 抑えたはいいが不安なんじゃよ。
| |
| ３ | 眼と鼻の先に遼東がある。
＼ ／ 黄海の安全のためには
／￣￣￣｢ ここをどげんかせんとかん。
/ / ＿_ |
｛ ｛ ｛ 太 } |
| | 北方民族
＼| |／
＼／
＿＿_ r'´
／ ｀ヽ _,.-''´
/ ) 遼東 ＿ノ
_ノ / ∧_ ｀i
r'´ ノ _,,.-‐''"~ `'ｰ-､_ ｒ'
丿 _,,-''´ ｀i ｀ｰ-､
{＿ ／ 丿 `ｰ､
黄海 く 丿 ,ゝ ' ,
r´~ゝ `´ 丿 ヽ
￣´ { ＼
'-‐'ﾌ r‐-､_r'ヽ ＼
｀ｰ´ ｀ゝ ヽ
_,-‐､ | ＼_',
i´ `ヽ__,,.-‐''‐-〆 冫.
r'´ 丿 く~ 〉
-'´ 山東 . ,r‐､_｝ ｀i ｀i_
,,.-‐''" | /
r'´ ｀ _}
r-､_| 冫 〉
i i´ _ｒ-､丿
r' } r‐-‐ヽ冫
. r'´ {_,-, ,r‐' ､〉
丿 久＿{
ﾄ､ /,|
|ハ ハ|
|/∧＿_∧/|
/ ヽ
/ ',
| ⊆⊇ ⊆⊇ | と言って遼東付近は北部に大きく開いていての。
| i i ｉ | 北部の民族が攻め込んでくるのじゃよ。
| u ｝￣} |
＼ ／ これは大変。
/￣￣￣ ヽ
/ i ＿_ ｉ ',
| |｛ 太 ｝| |
ﾊ ﾍ
|ﾍ ｌ ﾍ
| ﾍ ｌ ﾍ
| ﾍｰ L ﾄ―- まあ、ワシがどうにかできるもんじゃないから、
! ｃ ｃ｝/ ／｀、. 子孫に先送りしよう。
く ヽ. 入__λ |
ト ハ_) 3ノ |￣|
/ / / ＼__ / /
/ / / ／∨￣￣ ,'ヽ＼
/ / / / |￣/ ∧＼￣∧ λヽ
｛ .入／ /＼弋 ` ヽ,'￣/ | ├―--― 丶⌒ ＼
＼ ／ .＼へ----－'＿イ | .＿＿＿γ ＼ ｝
￣ ￣￣￣￣ ヽ ￣ l ｝
￣￣￣￣￣ヽ－′
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
この山東遼東半島を巡る争いが
後々日本に波及してくることになる。
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
そして春秋戦国時代も終わり、
秦の始皇帝が一旦中国を統一。
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li'T ｌll─｢l三i∥/|l |l l|
|l |l |l|⊂|l二ｌ∥T|l |l l|
|l |l |l| /⌒⌒,l|_| ll |l l|
|l |l |l| lｦ_~ｰ }l|ﾉｰl |l l|
|l |l |l| {"ﾆ^_ﾉl|ﾚノ＼ゞ
ﾞ' ﾞ' ﾞ／|`'"厶∥_／:::＼
__／::ゝ| /: : ∥:::::::::::: ＼
_／:::::::::::::/ｌ/: :／∥:::::::::::::::::: ヽ
＿ ＿, ィ´:::::::::::＿__| ,.へ.＿∥__::::::::::::::::::::::|
≧_｀￣}i : : |:::::::::::_|＿＿＼ ＼_l|＿|:::::::::::::::::::::＼
⊂イ |: : :|:::::::::{l〈 ＼ノ"）／:::::::::::::::::::::::/
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｜ |: : :l:::::::￣|￣￣￣￣７::::::::::::::::::::::::::::::::|
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￣￣ | l|ﾊ ､ l:::/: :ヽ ＼-‐＼
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
秦もすぐに滅亡し、劉邦が漢を建国する。
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ﾊ. ,､ｨ------ｭ､,,'
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／ l ヽ ｀ 'ー-‐.'´!ヽ
【 劉邦 】
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そして、中国最大の政治課題が頭をもたげてくる。
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ﾊ. ,､ｨ------ｭ､,,'
,'. ', ./
. ／lヽ. ゝ､, ,, /
／ l ヽ ｀ 'ー-‐.'´!ヽ
【 劉邦 】
＼_人__人__人__人__人__人__人_／
≫ ≪
ｧzｪ㍉tx ≪ きょ、匈奴だー！ ≫
斗竺三ﾕ(ﾟ)(ﾟ) ≫ ≪
ィ升zｧ-‐ '_,.二｀ヽ ／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ＼
羽㍉{ r'升三ﾆ〕ﾉ
＿_,. -─ｧ ハ｀ヽ三㌻
γ⌒ア´ ＼ j f `ー､_}:::)
{..／ └＼ j .Kﾉ／ よろしくニキー♪
／ ﾉ - 、 ┐ } r'´ ヽ
{ / / ノ { } /｀ー ､｀ヽ
ノ / ＼ ー ' } } Y
γ }::::,. - イ ＞ '´I ￣ )/^ヽ、_.ノ:::::::.ﾉ
／ ﾉ::::{ }/ ゝ-ｲ }::::::::},. -く
/ ／::::::ﾉ { j ＿__j｀ヽノ::::::ノ::::: :, ,.ィ^ヽ
. { /:::::／ ,. へ、 { r ＼ }^厂}:::::::: ..} ,. ＜ニ＞'
} ::::::/ / ノ{ ｀ } .ﾉ }⌒ヽ ﾉ ,. ＜ニ＞''´
j! :::::{ V´ ｀ヽ乂 ノr'ｰ- .,}＼_ j ,. ＜ニ＞''´
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ゞ{ i { }_ﾉ ,{ i／ ゝ.,___ノ ＼ ＿_ﾉ＿_＼＿_,. ＜ﾆﾆ ／: : : : : : : ＼
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ﾔｷｳﾉｵﾆｲﾁｬﾝ
北方民族 である。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
次回は来週の日曜21:99を予定しております。
遅くまでありがとうございました。
おつでした
楽しかったです
匈奴 33-4 漢
Vやねん！
朕
つ［ｷｳﾘ］
漢＝きうり畑だった…？
やる夫が大海皇子になるそうです 卷第六
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1448213586/
はげ山わろたｗｗｗ
火の鳥でもやってたけど自国の神様ないがしろにしすぎだよね、この頃
やきうのおにいちゃんが中華にいるなんて！
歴史で環境破壊語ると自虐の一言だからねｗｗ
イギリスなんてホント笑えないけど、バイタリティーの根源とも言えるしなー
中国でも孟子に環境破壊について書かれてたっけ
取り付くしたら刈りつくしたら場を変えたらええんやくらいにしか考えないのも仕方ない
イースター島もモアイ作り過ぎで人間が住めなくなるレベルの環境破壊になって文明アボン
一方同じくらいやばかった日本が江戸の植林事業がなんとか間に合ってギリギリのところで免れた
バランスって大事だけどほんと難しいよね
初期の製鉄は木を半端なく消費するからねぇ
黄河流域周辺とか昔は樹が茂ってたらしいけど、樹を切りすぎて今は見る影もなし。
ヨーロッパもローマ時代は過剰伐採とかで大変だったらしいし。
森の神フンババを殺していたな。
ギルガメッシュは環境破壊のはしりというね
竹村公太郎氏の本では安藤広重の絵からすると
森林伐採し続けて明治に石炭入ってきて回復させることができたとあるがね
今回は最後のやきうのおにいちゃんが全部もってったｗ
混乱期は神様ないがしろになりがちなっちゃうんだろうか
弥生時代の研究は、1990年代からガンガン進歩してる気がする。
昔の知識のままのおじさんにはキツイ。
説明だったけど、稲作は縄文時代からやってたよ、という新聞記事見た時は衝撃だった
じゃあどこで弥生時代になったんだよ、と…
(´；ω；`)やきうのお兄ちゃん達は僕らの晋を返してよ！
生き物苦手板「VIPか（スレ立て荒らしで板を荒らされたゲロみたいな思い出）」
http://majikichi.com/archives/8109161.html
ロシアや日本があんな半島にこだわる理由がイマイチやったわ
管仲ってやっぱり未来人やわ
兄嫁寝取ったヤリチン陳平がなんとかするから（震え声）
大海皇子は劉邦にも陳平にも似ず
財と女に淡白なんだよな
なんJ
>>960
某ゲームでもまどろっこしい雑魚戦階層経ずにボス殺して大オーブ入手できるダンジョンとして大人気なんだよな、フンババ
ギルガメッシュも連れて行けるし
>>967
晋はあれ、遠因はお兄ちゃんかもしれんけど
直接的には六卿の潰しあいだからやきうのせいにするのは違うと思うんや
そっちじゃなくて、西晋のことじゃないかな？
あれ滅ぼしたのは南匈奴（但し、幹部クラスは漢化してる）だし
西晋にしたって八王の乱がなければ五胡も従属していただろうし
魏の頃から騎馬民族の追放or北辺への再移住政策を唱える官吏がいたのを
事情もあったとはいえ実施してなかったわけだし
やっぱりやきうのせいというには微妙なところがあると思う
ってか、山東半島と遼東半島って、近代の話じゃなくて古代から日本にとって無視できない土地だったんか……
現代の中国の船もここから出航しているのかな
大連は空海の要所ですよ。
量は北京に近い天津のが多いけど
太平記やろうとした頃のキャラをサルベージしてたんじゃないかって邪推してみる
>>757
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. ,/ ｉ:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i‘,彳´＼ｉ:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i从
i{ 八{ i{:i:i:i:i:i:i:i:i∧:i:i:i:i∧:i:i:i:i‘, 'ィ丈ツ}!i:i:i:i:i:i:i:i:i:iⅣ{ 人の脂の匂いぞ。
}∧ﾏ´∨ }:i∧{ ＼:i:i:i|＾ミ==彡'|:i:∧i:i:i:i:i:i:|ヾ、. はらわたに何事か
/ ∧ '/ /:l ＼| |/ /:i:ｉ:仆､{ :}ト､. 入れちょる匂いぞ。
,/ / ∧ /::::| ∧i:i:ｉ:|:{ }i
i{ { / ∧ ヽ::| __, / :}八{｀ }i まつりごとの匂いぞ。
i{ {/ /∧ ､ ¨´ / 〉 } }i
∧ ∧ { ∧ ｀二 = - ､ ' / /i }i
i{∧ ∧ ∨∧ ￣｀ ／ ／ /.:i }i
i{ ∧ ∧ ∨ ヽ _ イ＿_,／ /. :i 〃
i{ / 〉 / ∨ヾ三三三三三{{ /. : :i /'
>>815
＠＠
＠_、_＠ あら？
( ,_ﾉ`)＠ 姫王様がお一人で？
／ ＼
/ ,ｲ ｉ ヽ って毎度人の家の食べ物つままないの。
( 〈 | |〉 )
＼ ヽ |／ ←使用人のおばちゃん的な人
>>885
.｡-=＝:¨:￣¨＞｡.
.｡-:＝:￣:￣:￣:¨＞｡: ヽ
／: : : : : : : : : : :＞!.
.:' : : : : : : : :__: : : : : ＞｡.
/: : : : : : : :_:.=-‐ "¨､v垈℡‐ ､ : : : : : :`ｰ､
,': : : : γ⌒ r tﾃ､苛ﾉ __,,x : : : : :ﾉ
{:.:.:.:.:.:.{ r' ￣ ' {ﾃ,¨ﾘ.:.:.:／
‘.:.:.:.:小、-､ :'__ ） ｆ.:／
ヽ:::_| `┐ ,'´ _,.,.,.,.,.,.,.f´ l´ 孝徳期こそが、日本の「文明化」の
,′ ! i :f紗芦芦沁. ,′. 分岐点だった。
ｘﾍ.､ ! ~ ｻl
,矣圭心.＞｡. ,′
.｡:≦圭圭圭圭℡｡. ＞．. 八
.｡:升圭圭圭圭圭圭沁.ミ＞｡. ｀¨ ７.．イ＼
圭圭圭圭圭圭圭圭圭:.＼`ト℡ｭ｡.{_.ｘ‐＜￣
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
>>891
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
日本書紀 仁徳期で複数見られる
瓢箪を用いた地鎮の祭儀である。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
>>920
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
沖ノ島そのものの女神が、田心姫である。
この沖ノ島と言うのは特殊な位置にあり、荒れ狂う玄界灘において、
風を防ぎ、船を停泊するには丁度良い位置にあった。
現在でも沖ノ島は避難港として使用されている。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
>>927
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
紀元前。殷が滅び、周王朝が開始される。
この周王朝滅亡まで春秋戦国時代。
紀元前1000年頃 - 紀元前250年までが、
日本における本格的な水田耕作の開始時期と重なる。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
>>927
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
中でも山東を支配下に置いた太公望こと呂尚が建国した
「斉」の役割は大きかったと思われている。
弥生時代の開始は最近揉めてるから水田耕作の渡来くらいに
考えてつかーさい。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
>>927-930の間
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
例えば春秋戦国時代、熱帯・亜熱帯に近い「越」が、
山東半島へたびたび侵攻を行っており、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
r' { , ' ' ', / ヽ_::,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ヽ , ｰ､○晋陽 _'/ , , , ; ' ´｀ﾊ::::::::::::_-‐-､＿:::::::::
､_ ﾉ , ' ／ r'´ ; ' _,.-'´ {＿_／ ｀}:::::
＼ | , ' / __} , ; ' _／ . __,.-‐'´::::::
｀ヽ , , ' | ﾉ 【晋】 , , , ! ,' _/, 【斉】 _,_j::::::::::::::::::::
, , , , ' { } __j ;【衛】' ' , ／ ' ' ' ' ; _}::::::::::::::::::::
【秦】 ヽ､ ﾉ´ ; , , r‐'´ ' , ○曲阜; , , , , /::::::黄海:::::
'ｰ{＿,.-,´｀ー-‐‐,'-―'´; ,' ' , , 【魯】 {::::::::::::::::::::::
ー-―'￣;´ , ;【周】 , ,'【鄭】 ; 【宋】' ,【滕】' ; ' , , , ,｀'ｰ､::::::
, , , ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' , , , ; , , , ' _,.ﾍ::::::
', ' ' '_{ゝ､_r' ',::::::
ヽ _;_,.-‐----､ ,.-‐'｀}_ﾉ´ }::::::
´ ; ヽ -v､＿＿,.-'ｰ-‐' ', _,､ ｀ｰ､:::::
', ｀}_ ', /￣´ ｀ｰ==､ｰ'::::::
; } 【楚】 _;f o j｀､ ◎姑蘇::::::
ﾉ￣￣'｀,ー‐-､ ヽ _r' 【呉】 ｀´ ,.-‐'::::::
' ' ' , ヽ_◎郢｀ー'^フ´ヽ r'´ , , r='´,-､::::::
', ￣}_,､ _s' ヽ_ ノ , ' '【越】 ｀ ＞::::::
,' r'ｰ' ｀7{´ , , ' ' ' ' ' , , , , , , ,コ
＿,､'r-=ﾆヽﾉ , , ' '}ヽf ' ' ' ' '
／ ', { , ' ' j
} ' , }_ , ' '
＿,.-‐ｲﾉ ' ' ﾉ '
,.,､､,,､,,､, ＿＿
ﾞﾞ"゛""'",,.,.､.,.,ノ jｭ＿_ヽ ,.,.､､,..,.,.,、.,.､､,.,.,.,､.,.,.,､.,.,.、、,.,
ミ(,,ﾟハﾟ)彡ﾞﾞ゛゛""'"ﾞ,,､,,､,ﾞ"゛""'"'ﾞ゛ ､,,,､, ﾞﾞ""'"'ﾞﾞ゛゛
,.,..､,.､､,..,.,.,､､.,.,. / 7(S) 「飛鳥尽きて良弓蔵められ、
く__/￣| 狡兎死して走狗煮らる」
ノ＿＿|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
越の名将、范蠡が隠居先に「斉」を選択している。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿_ r'´
／ ｀ヽ _,.-''´
/ ) 遼東 ＿ノ
_ノ / ∧_ ｀i
r'´ ノ _,,.-‐''"~ `'ｰ-､_ ｒ'
丿 _,,-''´ ｀i ｀ｰ-､
{＿ ／ 丿 `ｰ､
渤海 く 丿 ,ゝ ' ,
r´~ゝ `´ 丿 ヽ
￣´ { ＼
'-‐'ﾌ r‐-､_r'ヽ ＼
｀ｰ´ ｀ゝ ヽ
_,-‐､ 黄海 | ＼_',
i´ `ヽ__,,.-‐''‐-〆 冫
r'´ 丿 く~ 〉
-'´ 山東 . ,r‐､_｝ ｀i ｀i_
,,.-‐''" | /
r'´ ｀ _}
r-､_| 冫 〉
i i´ _ｒ-､丿
r' } r‐-‐ヽ冫
. r'´ {_,-, ,r‐' ､〉
丿 久＿{
| | 北方民族
＼| |／
＼／
＿＿_ r'´
／ ｀ヽ _,.-''´
/ ) 遼東 ＿ノ
_ノ / ∧_ ｀i
r'´ ノ _,,.-‐''"~ `'ｰ-､_ ｒ'
丿 _,,-''´ ｀i ｀ｰ-､
{＿ ／ 丿 `ｰ､
渤海 く 丿 ,ゝ ' ,
r´~ゝ `´ 丿 ヽ
￣´ { ＼
'-‐'ﾌ r‐-､_r'ヽ ＼
｀ｰ´ ｀ゝ ヽ
_,-‐､ 黄海 | ＼_',
i´ `ヽ__,,.-‐''‐-〆 冫
r'´ 丿 く~ 〉
-'´ 山東 . ,r‐､_｝ ｀i ｀i_
,,.-‐''" | /
r'´ ｀ _}
r-､_| 冫 〉
i i´ _ｒ-､丿
r' } r‐-‐ヽ冫
. r'´ {_,-, ,r‐' ､〉
丿 久＿{
>>936-938の間
＼＼＼ | | // ／／
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.. ''';;';';;'';;;,., ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
''';;';'';';''';;'';;;,., ＿） （＿＿
;;''';;';'';';';;;'';;'';;; ） あ、あれは！ （
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;; ￣￣） (￣￣
vymyvwymy.(ﾟ)(ﾟ) vy、 ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
＿ ＿ (ﾟ)(ﾟ) . .(ﾟ)(ﾟ) 彡 と.(ﾟ)(ﾟ) ＿ ＿
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ _⊂彡 (ﾟ)(ﾟ)ﾟ彡 とﾐ (ﾟ)(ﾟ)..) 彡 とつ ─ ─ ─ ─ ─
─ ─ ─ ─ ゝ ﾐ 彡 と ﾐ (ﾟ)(ﾟ 彡 と(つ ｒ ￣ ￣ ￣
しu(彡 ｒ. 彡 と.ゝ ⊂） i_ﾉ┘
. i_ﾉ┘ ヽ ⊂ ）しu
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三`Ｊ | ＼
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/ .__ ｌ]ｌ] .__ ｌ]ｌ] .__ ｌ]ｌ] .__ ｌ]ｌ] .__ ｌ]ｌ] .__ ｌ]ｌ] .__ ｌ]ｌ]
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訂正前見返してちょっと吹いたｗ
孝明期はアカンｗ
ただすぐ大陸で戦争だったり符号の多い時代ではあるか？
秦が統一後に北方諸国のを繋ぎ合せたのが、だね。
但し他の国も最も警戒すべき国との境目に長城を築いていたりする。
農耕文化が発達して交易が活発化しないと、遊牧民って生活が成り立たないのよ。
炭水化物なくて死んじゃうから。
だから、戦国後半に中華が文明的に拡大するとともに、匈奴なんかも成立してくる。
それとともに各国が長城を作るようになる。
秦漢帝国の成立と匈奴帝国の成立とが、同時期なのもそういうことらしい話。
遊牧民の金具の装飾品、彫刻は遊牧民出身者、農耕民族出身者どっちの方が製作したものでしょうか？
春秋時代にも燕や斉が北方異民族に攻撃されて、斉や鄭に助けてもらってるし
どっちかっていうと羊毛と革製品主体でその他は交易かやっぱ略奪・・
>>998
北アジアで、金属加工の遺跡はいくつもでてるよ
特に古代だと、風力で火力を上げる方法がオリエントからアジアまで、北方ではスタンダードだったし