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13jony:2020/07/16(木) 19:44:05
昨日散々泣いたからか、春菜は少しだけ落ち着きを取り戻していた。
予定日を過ぎてしまい、いつ陣痛が来てもおかしくないと感じた春菜は、やや急ぎ足でリビングへ向かった。
一歩踏み出すたびに下半身に鈍痛が走るが、我慢。何回も往復し、水と食べ物を自室に運んだ。

ある程度の量を何とか運び終え、春菜はベッドに腰かけ、ぐるりと部屋を見渡す。
準備は出来たと安心する一方で、もう、産むしかない事を感じさせられた。
いつ始まるか。という不安は消せても、出産そのものへの不安は高まっていくばかり
その不安な感情に触発されるように、春菜のお腹は少しづつ張り出していた。


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