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女教師×体育倉庫×逆子出産(リレー)

1 : さくら :2019/12/17(火) 04:52:12
「うぅ寒い...もう完全に冬になったなぁ」
暖かくてほっとする電車から降りた私は、
寒さで思わず肩をすくめた。
12月に入って2週間、世の中はもう完全にクリスマス気分だ。今からこの気温だと、今年はホワイトクリスマスになりそうね。
「...あなたはいいよね、中は暖かくて快適で」
寒がっているママを元気づけようとしたのか、不意に蹴ってくれた赤ちゃん。
つい最近いよいよ憧れのマタニティ姿になったと思ったら、いつの間にかもうこんなに大きくなってきたのね...。
ゆったりとしたダウンコートの上からでも妊婦だと分かる大きいお腹を撫でながら、改札を出て私はロータリーへ向かった。

「通勤もしんどくなってきたなぁ...。デパみたいに学校も駅直結だったらいいのに」
優先席に座ってしょうもないことを考えつつ、私は職場へ運ばれていく。
私の名前は沙倉名花(さくら なばな)、この先にある光ヶ津中学校の教師だ。
発覚したのは春休み明けだから、思えばもう妊娠8ヶ月強か...初めての赤ちゃんだし、そろそろ産休でも...。
...と思いにふけていたら、お腹の赤ちゃんがまるで次で降りてとでも言いたげに活発になってきた。
「ふふっ...サツキちゃんったら、ほんとに学校が大好きね」
バスから降りる準備をしながら、内側からその体を子宮に擦り付けるように動いている赤ちゃんをなだめる私。
5月で発覚したからサツキちゃん、と教え子たちに名付けられた。
この子もその名前気に入っているみたいで私もついそう呼んじゃったけど...漢字、どうしようかなぁ...。

「よーし、今日も1日がんばろうー」
校門の前まで来て、気合い入れようと小さくガッツポーズを決めた、その瞬間。
「動くな、オモチャでは無いぞ」
私は、背後から背中に銃を突きつけられた。

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#警察に追われて逃走中の犯人(独身男性、出産フェチ)が、
この物語の語り手である妊婦を人質にして体育倉庫に立てこもり、
緊迫した事態の中で予定日よりもずいぶん早く産気ついた主人公の妊婦は、
胎動の激しい逆子を9ヶ月未満の状態で早産する話......にしてください。

注意事項:
倉庫の外の様子を描写するなどの場合以外、思っていることを地の文で書ける語り手(カメラ)は主人公の妊婦から極力ぶれないようにすること。
あと、できれば陣痛の初期症状から時間かけてじっくりと出産を進めてほしいです。

宜しかったら、リレーよろしくお願いします。


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2 : さくら :2019/12/18(水) 03:42:37
「これで良し、後はあいつが来るのを待つだケホッ...ゲホゴホッ」
体育館倉庫に連れられた私を体操マットの上に座らせたその途端に、いかにも本物の銃を持っている犯人は急に苦しそうに咳き込んだ。
「その...お水、いります?」
命の危機に直面しているのに変かもしれないけれど...。
何故か取り上げられなかったカバンから水筒を出して私は、それを犯人の男に渡そうとするマットの上から彼に呼びかけた。
「お前、肝座ってるな...人質にしてすまん...俺にはもう、時間が無いんだ」
水飲んで咳止んだ犯人はおもむろに懐中時計を取り出し、同時に声のトーンも変わった。
「俺は、仇を取らなきゃ...そうしなきゃ、天国にいる『さつき』に会う顔がないんだ」
「...えっ、今、サツキって...?」
急にお腹の赤ちゃんの名前が呼ばれて、びっくりした拍子につい犯人の男に聞いた私。
「さつき...妹は、この学校の生徒だった。生きていたら、今はお前みたいな幸せな家庭を持っていたんだろうな」
そう答えながら、犯人の男は私のお腹に指差した。
「いじめに会っててさ、この体育倉庫で首をな......」
昔この場で一人の少女が首を吊ったことを聞いても動揺しなかった私を見て、辛い涙を堪えて犯人の男は語り続ける。
「不治の病に罹って、俺は決めたんだ。あの事件を揉み消した教頭...今は校長か、そいつを決して許さない!」
語りに落ちて高揚する犯人の男は、突然天井へ向かって発砲する。
「きゃぁっ!」
急な銃声にひるんだ私は、本能的にお腹の赤ちゃんを守ろうとお腹を抱えて体操マットに倒れる。
「っ」
私と同じ銃声にひるんだのか、それとも急にママが姿勢を変えたから不満を訴えているのか、お腹の中にいるサツキちゃんは寝返るように大きく動いた。
ダウンコートでくっきり見えないが、たぶんぐにゃっと、私のお腹が一瞬サツキちゃんに押されて変形してたに違いない。
「ぁ、んっ...」
これはいつもの甘噛み...甘蹴り?のような胎動と違ってなかなかくるもんがあるので、私はつい変な声を漏らした。

私が漏らした変な声により犯人の男の雰囲気が変わったことに気づいたのは、中にいるサツキちゃんを落ち着かせようと大きなお腹を二回ぐらいさすった辺りだった.......。


3 : nemesis :2019/12/30(月) 07:51:43
「んおまえ産気づいていないか?」
「えっ?}
「もしも産まれそうならこの場で産んでもらおうか。」
犯人の男はそう言い嫌な笑みを浮かべました。
一方で私の胎内ではサツキちゃんが産まれる準備を始めていました・・・・・・・・


4 : 正和 :2020/02/23(日) 12:36:14
「うっ・・・」
そして下腹部に痛みを感じ始めました。
最初は鈍い痛みが起きたり収まったりする程度でした。
その内痛みは常に起きている状態になりました。
「どうやら順調のようだな、赤ん坊がこのまま産まれるところを俺に見せもらおうか・・・・」
男は笑みを浮かべた顔でそう言いました。


5 : nemesis :2020/04/21(火) 10:36:19
そうしている内に陣痛は強くなり始めました。
「大分強くなってきたみたいだな・・・・・・・」
男は私を嫌らしい顔で見ながらそう言いました。
そして・・・・
パシャアッ!!
「あっ・・・」
私のアソコから水が出てきました。
すぐに私はお漏らしではなく破水だと理解しました。


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6 : 正和 :2020/04/21(火) 11:41:43
そして陣痛がより強くなりました。
「おっ、破水したようだな。痛みに耐えるのに精一杯だろ?手伝ってやるよ。」
男はそう言い私の服を脱がし始めた。
「な、なにを?」
「下半身服着たままじゃ産めねーだろ?だから脱がすのさ。」
男は下半身だけ脱がしたらいいのに、私の服を全部脱がし裸にしました。


7 : nemesis :2020/04/22(水) 00:04:16
「はあはあ・・・・・・」
私は裸にされたのにも関わらず全然寒くなくむしろ熱く感じる程でした。
ズニュ!!
「っ!?」
お腹の痛みに耐えていると突然股間の奥に違和感を感じました。
「もしかして・・・・降りて・・・来てる?」
それはサツキちゃんが今産道に降りてこようとしていたのでした。


8 : 正和 :2020/04/24(金) 09:26:53
そして痛みはさらに激しくなっていきました。
「く、うう〜〜〜〜。」
とうとう私は我慢出来ず息み始めました。
「ふん〜〜〜〜〜〜!!」
私は覚悟してここで出産すること決めました。


9 : nemesis :2020/04/24(金) 11:03:16
「ふんーーーーーーーーー!!!、ふんーーーーーーーーーーー!!」
だけど強く息んでいるのにも関わらずサツキちゃんが全然進む気配がしません。
「あれっ、どうして?」
それでも私は息み続けることにしました。
「ふんーーーーーーーーー!!!!」


10 : 正和 :2020/04/24(金) 16:08:46
「おい、大丈夫か?」
そうしているとさっきまで私の様子を見て楽しんでいた犯人の男が私を心配そうな顔で声を掛けてきました。
「えっ?」
「いやさっきから苦しそう息んでいるけど赤ん坊の頭が中々見えてこないからな。」
「どうして?」
「俺の言った妹の事は覚えているな、小さい頃に母さんが妹を産むところを見ていたからある程度知っているんだよ。」
男は懐かしそうにそのことを話します。
その時の顔は優しそうな顔をしていました。


11 : nemesis :2020/04/24(金) 18:27:22
「もしかしたらあんたの子供逆子かもしれんぞ。」
「えっ?どうしてですか?」
男が言ってきた言葉に私は驚きます。
「丁度母さんが妹を産んだ時の状況とよく似ているからな妹も逆子だったんだよ。」
男はそう言いました。
「その時は父さんがお腹を押して手伝ったんだ。」
「そうなんですか・・・・・」
私は男の話を聞き続けました。


12 : 正和 :2020/04/30(木) 23:08:49
「その時は父さんがお腹を押して助けたんだよ。」
「そうなんですか・・・・」
男はそう言いました。
「それでだ、俺がお腹を押してもいいか?」
「はい?」
「俺がお腹を押そうかって言っているんだよ。」
私は男の言葉にキョトンとしました。
「えっと、そのあの・・・」
突然の事で私は混乱しました。


13 : nemesis :2020/04/30(木) 23:56:45
(信じていいの?でも他に頼める人いないし・・・・・)
私は少し考えて男にお腹を押してもらうことにしました。
本当なら男の元から逃げるのが一番なのでしょうが、今サツキちゃんが産まれそうなのと、
男の人は今は落ち着いているのに下手なことをして刺激するのはよくないと私は判断しました。
「じゃあお願いします。」
私は犯人の男にお腹を押すのを頼みます。
「よしじゃあ押すぞ。」
男の人はそう言い私のお腹を押し始めました。


14 : 正和 :2020/05/24(日) 08:53:23
「うぐっ、あっ。」
「きついと思うが我慢してくれ。」
男の人はそう言いながら私のお腹を押し続けました。
とりあえず私は今はサツキちゃんを産むことが先決だと考え息むことに集中することにしました。
「んぐううううううっ、あああああああああああっ!!!!!!」


15 : nemesis :2020/06/05(金) 23:32:33
「ぐううう、ああああああああっ!!!」
お腹を押される度に激痛が襲い私は叫び声をあげました。
そのかわりサツキちゃんが少しずつ出口へと進んでいくのを感じました。
「頑張れ、もう少し我慢しろ!!」
男はそう言いながら私のお腹を押し続けました。


16 : 正和 :2020/06/07(日) 00:11:15
ニュルッ!
そうして男の人が私のお腹を押し始めてから30分経った頃に股間に違和感を感じました。
「もしかして赤ちゃんが出始めたかも・・・・」
「やっと出てきたか、逆子ならもう少しお腹を押し続けたほうがいいから押し続けるがいいか?」
「はい。」
私はそう言ってきた男の人に了承の返事をしました。


17 : nemesis :2020/06/13(土) 18:20:38
そして暫くするとサツキちゃんは少しずつ外へと出てきました。
「足が完全に出た。もう少し出てきたら引っ張って出すけどいいか?」
「はい。」
男はもう少し体が出たら引っ張って出すと私に伝えてきました。


18 : 正和 :2020/06/23(火) 23:03:17
それから20分位経った頃にサツキちゃんは腰の辺りまで出てきました。
「よし引っ張って出すぞ。」
男の人はそう言いサツキちゃんの体を掴むとゆっくりと引っ張り始めました。
ズルズルズル・・・・・
「あああっ、ああああっ!!」
私はサツキちゃんが進んでいく時に感じた痛いのか気持ちいいのかわからない不思議な感覚でおかしな声を上げてしまいました。


19 : nemesis :2020/06/27(土) 19:31:28
「大丈夫か?」
「だ、大丈夫です・・・」
私は心配そうに聞く男の人にそう答えました。
「よし後もう少しだ。」
男の人はそう言ってきました。
そして・・・・・


20 : 正和 :2020/06/28(日) 20:51:19
ジュルンッ!!
ホギャアホギャア!!!
アソコから大きな物が出たと言う感覚がしたと同時に赤子の産声が聞こえました。
「やっと・・・・産まれたんだ。頑張ったねサツキちゃん・・・・・・・」
私は思わず産まれたばかりのサツキちゃんを名前で呼んでいました。
「えっ・・・今サツキって言ったか?」
その言葉は男の人にも聞こえていました。


21 : nemesis :2020/07/04(土) 22:13:04
「そのサツキってのはもしかしてアンタの娘の名か?」
男の人は続けて私にそう言いました。
「はい・・・・そうです。産まれるから・・・そう名付けるつもりで・・・・あなたの妹さんと名前が同じなのは只の偶然です・・・」
産後の私は息が絶え絶えながらも正直に答えました。
「・・・・・そうだな、産むの必死で産まれた途端に思い付きで俺の妹の名前を名付けるなんてことできないよな・・・」
男の人は何か考えているような表情でそう言いました。
「まさか偶然妹と同じ名前の赤子の出産を助けるとはな・・・・もしかしたらこの子は妹の生まれ変わりなのかもな・・・・」
男の人はそう言うと何かを決意した顔になると言い始めました。
「やめた妹の生まれ変わりかもしれないこの子の目の前で復讐なんて出来ねえ。自首するよ。」
男の人は何か憑き物が落ちたかのような爽やかな顔でそう言いました。


22 : 正和 :2020/07/04(土) 23:13:40
その後男の人は宣言した通り自首をしました。
そして私は警察に保護されすぐに病院に搬送されましたが、母子ともに異常無く健康だったので私達はすぐに退院出来ました。
それからこの事件はニュースで報道されました。
自首した男の人が犯行動機を自供したことによってこの学校でのいじめが世間に知れ渡りました。
それにより世間からの非難が一斉に始まり学校は謝罪をすることになり、いじめを隠ぺいした人であるその当時教頭だった校長先生は責任を取って辞任しました。
それから数日後校長は運悪く交通事故に遭い亡くなりました。
結果的には男の人の復讐はある意味成し遂げられたことになりました。


23 : nemesis :2020/07/04(土) 23:22:15
そしてサツキちゃんを無事に産んだ私は夫から言われたこともありサツキちゃんの育児に専念するために教師の職を辞めました。
今は主婦をしています。
それと男の人は結果的に殺人も傷害も起こしてなかったため軽い刑で済みました。
男の人とはこれも何かの縁だと感じ産まれた娘であるサツキを連れて度々面会しました。
その後男の人は出所したのですが、罹っていた病が悪化し入院。
入院してからも私はサツキちゃんを連れて面会しました。
そして最期は男の人はサツキちゃんを笑顔で見ながら天国へ旅立って行きました。
今サツキちゃんはすくすくと元気に育っており、私達は幸せです。
ただ私は男の人の妹さんに起きたことを考えると私のサツキも将来いじめに遭わないか心配になりました。
なので私はいじめによる自殺やいじめその物をなくすそう言った仕事や活動をしようと決めました。
それがあの男の人とその人の妹さん・・・・もう一人のさつきちゃんの供養になると信じて・・・・・

女教師×体育倉庫×逆子出産
    完


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