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悪の妊婦ローザリンド〜帝国復興奮闘記〜(リレー)

1名無しさん:2019/08/18(日) 21:48:46
かつてアルマゲドス帝国という悪の組織が存在した。

皇帝アルマゲドスにより作られた悪の帝国であった。
多くの怪人と共に地球を支配しようと企んだのであった。

しかし、地球に存在するヒーローたち正義の組織との戦いに敗れ皇帝は死に、アルマゲドス帝国は滅びた

…かに見えた。

アルマゲドスには幹部がいた。
その中の一人に女将軍ローザリンドがいたのだ。
彼女は皇帝の寵愛を受けていた。
皇帝が倒された直後に彼女は数人の怪人と共に脱出をしていたのだ。

その腹に亡き皇帝との愛の結晶を孕みながら。


帝国が滅び数ヶ月後、
日本の某県某市。
とある安アパートにて。


「皇帝陛下は確かに死んだ…しかし、皇帝の種は生きているわ!私の腹の中で」
その美貌と豊満な肉体を強調する黒いビキニアーマー。

しかしその剥き出しになった腹は大きく膨らんでいた。

「アルマゲドス帝国を再興する為に、私は生き長らえなければならない!私の為にも、そして腹に宿る皇帝陛下の子の為にも!」
マントを翻しながらローザリンドは高らかに叫び笑うのであった。

安アパートの狭い部屋の中で。


ローザリンド 元アルマゲドス帝国の幹部。その美貌と裏腹に恐るべき残忍さでヒーローたちを苦しめた。今亡き皇帝アルマゲドスの子を孕んでいる。妊娠8ヶ月。

2nemesis:2019/08/24(土) 22:45:39
元幹部ローザリンドは皇帝アルマゲドスと相思相愛の仲であった。
アルマゲドスはローザリンドを溺愛しており他の女とは付き合わず抱こうともしなかった程だ。
ローザリンドはアルマゲドスとは暇さえあれば頻繁に交わっていた。
その結果ローザリンドはアルマゲドスとの子を身籠ったのだった。

ローザリンドはフェンリルの怪人で狼の耳と尻尾を持っている。
ちなみに今居住している安アパートの部屋の中でもローザリンドは黒いビキニアーマー姿で狼の耳と尻尾を出したままである。
理由は衣装は貧乏で他に着る服もない上に新しく買う余裕もないから(但し予備のビキニアーマーは沢山ある)。
耳と尻尾は隠すことは出来ないからである。
ここで既に察していると思うが、ローザリンドに宿っている子がアルマゲドスの血を引く唯一無二の存在なのだ。
そんな状態でローザリンドはアルマゲドス帝国の再興を始めようとしていたのだった。

3名無しさん:2019/08/31(土) 19:05:08
その時。
コンコンココンとリズミカルにドアをノックする音が聞こえた。
そのリズミカルな音はアルマゲドスの怪人であるという暗号みたいなものであった。
「構わん、入れ」
ローザリンドが入室の許可を認めると、ガチャリとドアが開いた。
「ローザリンド様、御機嫌麗しゅうございます…」
入室したのはクモ怪人であった。
その手には幾つものコンビニ弁当が入ったビニール袋を提げていた。
「差し入れでございます…私めが労働しているコンビニの弁当で御座います…」

4nemesis:2019/09/01(日) 00:39:52
無事に逃げ延びた他のアルマゲドス帝国の残党達もその後は惨憺たるものであった。
ある者は正義の組織の追撃により討たれ、ある者は皇帝と仲間の敵を討とうとして返り討ちに遭った物もいた。
そうでない者達も困窮した状態で、殆どの者は正体を隠してアルバイトをして生活費を稼いでる有様である。
このクモ怪人もその一人で普段は正体を隠してコンビニでアルバイトをしている。
クモ怪人はたまにコンビニの売れ残りをローザリンドに渡して支援しているのだ。
帝国の生き残り達は皇帝の忘れ形見を宿しているローザリンドを支援したいと思っているのだが殆どの者が生活に困窮している有様である。
その為このクモ怪人が出来る精一杯の支援がこれなのである。

5名無しさん:2019/09/01(日) 12:59:21
「すまないな…クモよ…」
売れ残りの弁当を受け取り、ローザリンドはクモ怪人に申し訳なさそうに言葉を告げる。
「いえ、今の我々にはローザリンド様とその腹に宿る子が希望なので御座います…!ローザリンド様が無事に子を産みなさればいつの日か帝国は再び…うぅ…!」
クモ怪人がボロボロと涙をこぼした。
ローザリンドは泣き崩れるクモ怪人の肩を優しく撫でる。
「クモよ泣くでない…!お前たちのおかげで私も腹の子も元気に生きている…大丈夫だ、無事にこの子を産み落とせばお前たちの言うとおり帝国は再建できるさ…!」
ローザリンドは自身の大きく膨らむ腹を撫でながら励ました。

6名無しさん:2019/09/03(火) 00:28:16
その夜、ローザリンドは昔のことを思い出していた。

皇帝アルマケドスには野望があった。地球人を滅ぼし、アルマケドス帝国が存在する星からの移民を考えていたのだ。
ローザリンドは最初反対をしていた。地球人の尊厳を踏み潰すものだと。
だが、惚れた弱み、それと増える帝国人の受け入れ先が地球がベストチョイスという事を諭され、地球へと向かった。

はじめは順調に征服を進めていた。
男と女が同時に変身して一人のヒーローになる、アルティメットハーフというヒーローが現れるまでは。

アルマケドス帝国も抵抗していた。だが、徐々にヒーローの勢力に押されていく。

「私はただ、アルマケドス帝国の未来ある若者を地球で育てたかっただけなのだが…どこかで間違えたのだろうか」

ヒーローの最終決戦の宣戦布告。それを受け、悲しい顔をする皇帝アルマケドス。

「大丈夫ですわ。アルマケドス様の夢は私が引き継ぎます。例え、日の目を見ない存在になっても。」

苦笑いを浮かべ、ローザリンドの少し膨らみ始めたお腹を撫でるアルマケドス。

それが、最後の家族団欒になってしまった。


「…今日は、元ヒーローの、鬼龍院茜さんに来てもらっています。随分大きなお腹ですね」

少し潤む目を拭い、テレビに耳を傾けるとそんな会話が入ってきた。

鬼龍院茜、元三島茜。アルティメットハーフの一人。
鬼龍院小四郎のパートナーとしてアルマケドス帝国を壊滅した一人だ。

どうやら、知らないうちに小四郎の子供が出来たようだ。

(フン、憎き地球人の子供など捻り潰してやりたいくらいだ。)

一瞬そんなことを思い浮かべるものの、胎教に悪いと聞き流そうとした。

だが、一つの言葉が気になった。

「夫は今も1人の力で戦っていますが、私は今でもアルマケドス帝国と共存できる道がないか探したいのです」

そんな言葉だった。

7nemesis:2019/09/04(水) 00:42:53
それを聞きまさか敵である小四郎が我々との共存を考えていることにローザリンドは驚いた。
そして歯がゆさを感じた。
何でそれを早く知ることが出来なかったのかもっと早く知っていれば愛しきあの人、皇帝は命を失わずに済んだのでは?
とローザリンドはそう言う考えが浮かんできた。
「とりあえずこのことを他の仲間に相談しよう、この情報は今後の帝国の再建に重要な意味を持つ。」
ローザリンドは生き残りの仲間を集め会議をすることにした。

8正和:2019/09/23(月) 08:30:00
とは言え生き残りの仲間も自分たちの生活費を稼ぐのに必死な状態であった。
そのため予定が合わずすぐには集合出来なかった。
「う〜〜む会議できるのはまだ先か・・・・」
ローザリンドはそれまでの間何をしとこうかと考えた。

9nemesis:2020/01/01(水) 09:42:06
ところが会議をする前に思わぬことが起きた。
それは鬼龍院茜が襲撃され負傷すると言う事件だった。
襲撃犯はアルマケドス帝国が壊滅した後に地球に襲撃した宇宙海賊べノ・ムの残党。
そのべノ・ムも頭領であるキャプテンド・クロを倒されたことにより組織を維持出来なくなり瓦解した。
しかしかなりの残党が存在しており、今回ド・クロの仇を討とうとした部下に襲われたのだった。
しかも鬼龍院茜が妊娠しているのを承知の上でだった。
恐らく鬼龍院小四郎に妻と子を失う苦しみを味あわせるつもりのだったようだ。
ちなみにその部下はその後鬼龍院小四郎に討たれている。
ローザリンドはそのことをテレビのニュースで知った。
「ふ〜むまさかあの茜がまさか負傷するとはのう、平和になり子を身籠って腑抜けたか・・・・」
ローザリンドは前に小四郎の茜の子供など捻り潰してやりたいと思ったのにこのニュースを見ても不思議と喜びの感情は全くこみ上げなかった。
この時ニュースは重要なことを伏せていたためローザリンドは知らなかった。
あの鬼龍院茜が瀕死の重傷を負っていることに・・・・・・・

10正和:2020/02/03(月) 00:48:12
ローザリンドがそのことを知るのは何と茜の夫である小四郎本人からであった。
何故そのようなことになったと言うとそれは宇宙海賊べノ・ム残党の襲撃事件から2週間経った頃だった。
ピンポ〜〜ン
「は〜〜い・・」
ドアのチャイムを聞いたローザリンドはすぐに玄関へと行き扉を開けた。
「誰なのかも聞かずにドアを開けるのは元アルマゲドス帝国の幹部にしては不用心だと思うが・・」
なんとそこにいたのは鬼龍院小四郎だった。
「小四郎!?な、何用で来た!?いやそれよりもどうしてここが・・・・」
突然の仇敵の来訪にローザリンドは動揺した。
「まずは落ち着け、後僕は君をどうこうするつもりはない。」
「うん?、あああ・・・・」
小四郎の言葉を聞いてローザリンドは一先ずは冷静になり、まず最初に小四郎が何故自分の居場所を知っているのか聞くことにした。

11nemesis:2020/02/11(火) 23:39:48
「と、とりあえずまずはどうして私がここに住んでいることがわかった?」
「わかったも何も前々から知っているからなぁ。」
「な、なに!?」
ローザリンドは自分の隠れ場所をとっくに小四郎らに把握されていることにショックを受けた。」
「とは言え君の居場所を知っていたとしても本来は無視するつもりだったけど・・・・」
「それはどう言う・・・・・」
「あいつとの約束だからな・・・・」
「誰なのだあいつとは!?」
「皇帝アルマケドスだよ。」
「なっ!?」
鬼龍院小四郎の口から出てきた思わぬ名前にローザリンドは驚愕した。

12正和:2020/03/19(木) 00:16:38
「実は・・・・」
小四郎の口から明かされた話によると決戦の時もアルマケドス帝国との共存を諦めていなかった。
その為小四郎もといアルティメットハーフはアルマケドスを説得した。
しかしアルマケドスは侵略による地球への被害と殉職していった部下達に対する責任からか、アルマケドスは降伏せずアルティメットハーフに戦いを挑み討たれたのだった。
今際の際に生き残りの内新たな人生を歩もうとする者と自分が愛した女性は見逃してほしいと言う言葉を残して・・・・・・・・
その後もともと和解を望んでいた小四郎は向こうの方から攻めてくる者以外は生き残りは放っておくことにした。
特にローザリンドの方は、居場所は把握していたものの身篭っているのが分かった為、尚更討とうと言う気は起きなかった。
「そうだったのか・・・・」
ローザリンドはその最期まで自分や仲間の事を案じたアルマケドスの優しさに涙した。

13名無しさん:2020/03/29(日) 20:00:15
「…で、そんなお前が何のようだ」

ローザリンドは小四郎に尋ねる。

「単刀直入に言う…嫁が…茜が死にそうなんだ。救ってくれ…頼む」

頭を下げる小四郎。

「なんだと…?詳しく聞かせろ」

ローザリンドが小四郎に聞き返し、小四郎は襲われた時の怪我で死にそうだと伝えた。

「うーむ」

ローザリンドは考える。
アルマゲドス帝国の技術では助けられるだろう。
だが、それは「サイボーグ」や「怪人」に近い存在にする事で「人間」として助けられるかは不明だ。

だからローザリンドは正直に伝える。

「『サイボーグ』や『怪人』として助けられる可能性は高いが『人間』として助けられる保証は出来ない。
それでもいいか」と言うことを。

14正和:2020/03/29(日) 22:13:52
「そうか、少し考えさせてくれ。」
小四郎はそう言い思案し始める。
「・・・・・・・・サイボーグは今後の事を考えると少し困る。怪人の方で頼む。」
「わかった。」
そして小四郎は暫らく考えた後そう返事をした。
「でどうやるんだ?」
「転生の術を使う。」
「それは何だ?」
その言葉を聞いた小四郎はキョトンとした顔をした。
「それはな・・・・」
ローザリンドは小四郎にこう説明した。
それはローザリンドの種族だけが使える特殊な術で相手を自らの胎内に入れ産みなおすと言うものだった。

15名無しさん:2020/03/29(日) 22:28:54
「駄目だ。それじゃ…茜だけ助かる。俺はお腹の子も助けてやりたい!
茜は!茜はまだお腹の子供を助ける為に必死で生きようとしてるんだ!」

ガン、と悔しさを込めてテーブルに叩きつける。

「ならば…転生ではなく変化だな。私の血を輸血すれば私の種族と同化出来る。最低でも生き長らえよう。
だがリスクもある…もしもそれが体質に合わなければ…ますます衰弱しかねん。
もしくは子宮や無事な部分を残す改造人間…みたいな感じになるやもな」

「仕方ないか…少し考えさせてくれ」
そう言うと、少し目を閉じるように考え始めた。

16正和:2020/03/29(日) 22:40:32
「あともう一つさっき言った転生の術には胎内の子供を分離させて一緒に私の胎内で育てると言う方法があるのだが・・・」
ローザリンドは今考えている小四郎に付け加えるようにそう言った。
「でもそれだとお前は3人も身籠ることになるぞ・・・・・・・」
「その心配はいらん、元々私の種族は多産でな、3人でも私の種族では少ない方だぞ。」
「そうなのか・・・・」
小四郎は悩みながらそう答えた。
「まあ悩むのも仕方ない。そのことを承知の上でどれか選ぶのだな。」
ローザリンドは小四郎にそうハッキリと強く伝えた。

17名無しさん:2020/03/29(日) 23:28:00
「ローザリンド…お前の血を分けてくれ。母や子が魔族でも…俺は愛する。茜に自分のお腹を痛めて、産んだという実感を与えてやりたい」

「分かった。そこまでいうなら輸血をしよう。
出来るだけ衰弱しないように少量から増やしていくといいだろう。
その辺りの計算は部下…いや、元部下に任せる。」

「ありがとう…!ローザリンドも何かあったら頼ってくれ」

頭を下げる小四郎。
その口ぶりに僅かにアルマゲドスを感じ、ローザリンドは瞳を潤ませるのだった。

18nemesis:2020/05/22(金) 14:18:38
しかし二人はこの時知らなかった、宇宙海賊べノ・ムの残党が残した鬼龍院茜に施した置き土産を・・・・
ローザリンドが元部下に頼み茜に自分の血を輸血すると。
「う・・・・・があああああああ!!!」
突然茜が苦しみだした。
「おいなんか変じゃないか?」
小四郎は心配そうに聞くがローザリンドも突然の事態に困惑の色を隠せなかった。
「これはどういうことだ?ふつう苦しまないはずなんだが・・・・・」
「大変ですローザリンド様!!鬼龍院茜に抗怪人化ワクチンが打たれているのが確認されました!!!」
「何!?」
抗怪人化ワクチン、かってアルマゲドス帝国は一般人を怪人化させることがあった。
その為地球の某国が怪人化を防ぐのと既に怪人化したものを元に戻す為に開発したワクチンだったがこれがとんでもない失敗作で、
使用すると副作用で使用者が激しく苦しみだしそして最後には死亡すると言う代物だった。
もちろん今は使用が禁止されている。
「しまった!!鬼龍院茜に我々が輸血することを見越して打っていたのか!?」
宇宙海賊べノ・ムの残党は襲撃の際に鬼龍院茜に抗怪人化ワクチンを注入していたのだ。

19正和:2020/05/22(金) 14:25:05
「まずいです、このままでは鬼龍院茜が!!!」
もはや鬼龍院茜がお腹の子もろとも死ぬのは時間の問題だった。
「こうなったらやむを得ん!!」
ローザリンドがそう言った途端、ローザリンドと茜の体が光り出した。
「な、何だこれは!?」
小四郎が動揺しているとやがて二つの光はくっ付いて一つになった。
光が治まるとそこにいたのは一人の女性だった。
「茜・・・・?いやローザリンドなのか?」
その女性は茜とローザリンドの両方の面影があった。
「今の私は茜でもローザリンドでもある。」
「どういうことだ?」
小四郎はは困惑した顔で聞いた。
「お前らもやっておっただろ、アルティメットハーフとか言うのになって。」
「な、合体したのか?」
「そうだ合体できるのはお前らだけの特権ではないぞ。
 とは言え我々と地球の人間との合体は前例がないから一か八かの賭けじゃったが・・・ふう・・・」
茜と合体したローザリンドはそう言い大きな溜息を吐いた。

20nemesis:2020/05/22(金) 14:32:08
「あ、茜と・・・・・お腹の子供は大丈夫なのか!?」
「安心しろ、今この体には私と茜二つの意識が共存している。今茜は襲撃の時のダメージとワクチンの副作用で休眠しているが、1週間ぐらいしたら覚醒するはずだ。」
「そうなんだ良かった・・・ふぅ。」
小四郎は安心して大きくため息を吐いた。
「ちなみにお腹の子供は合体していないから今このお腹には二人の子供がいることになる。」
ローザリンドの言葉を聞いた小四郎はお腹のローザリンドのお腹を見てみた。
そのお腹は合体する前の二人のお腹と比べると明らかに一回り大きくなっていた。
「・・・はっ!ローザリンドそう言う君とお腹の子供に抗怪人化ワクチンは大丈夫なのか?」
重要なことに気付いた小四郎は少し心配そうな顔で質問をする。
「安心しろ幹部である私にはこの星の人間が作った薬ぐらいではやられぬわ。それどころか私は免疫機能で解毒出来るからな。」
「そうかよかった。」
小四郎は安心した顔で言った。
「すまぬな緊急時とは言え夫であるお前に許可を取らずにやってしまってすまない。」
「別に構わないよ。緊急事態だったし。」
小四郎は謝るローザリンドにそう答えた。

21正和:2020/05/22(金) 19:46:10
「小四郎よこれからのことなのだが。」
「どうしたんだ?」
ローザリンドが真剣な顔で小四郎に話しかけてきた。
「実はな茜の精神はともかく肉体の方は襲撃の怪我と抗怪人化ワクチンの副作用でダメージが大きい。」
「それで?」
小四郎はローザリンドの話を真剣に聞いた。
「恐らく対服の為当分の間は合体したままになる。」
「どのくらい?」
「恐らくこのままの状態で出産することになる。一応茜の子供の出産の時は茜の精神に交代して茜に産ませるつもりだ。」
「そうなのか。」
小四郎は状況を冷静に受け止めた。

22正和:2020/06/07(日) 00:06:58
>>21の投稿でミスをしてしまいました。
「恐らく対服の為当分の間は合体したままになる。」の《対服》は回復の打ち間違いです。
どうもすいませんでした。

23nemesis:2020/06/15(月) 17:34:56
「となると当分の間は一緒に俺の家に住んでもらうことになるか・・・・・・」
「うん・・・ってえええ!!どうしてそうなるんだ?!!」
小四郎の突然の言葉にローザリンドは驚いた。
「どうしてって茜は俺の妻だから俺の家住むのが普通だろ?んで君は今茜と合体してるから・・・・」
「そうだった・・・・・」
「それにお腹に俺と茜の子供もいるしな。なおさら俺と一緒に居て貰わないとな。」
ローザリンドは普通に考えれば当然のことに気付いていなかった。
「でもいいのか?私は元アルマゲドス帝国の幹部でそれにお腹には・・・・・」
「さっきも言っただろうそのアルマケドスとの約束があるって、それに元々俺は君達と共存できる道を探していたんだ。」
「むう・・・わかった。」
さすがにそこまで言われるとローザリンドも了承せざるを得なかった。
こうして小四郎とローザリンド2人の同居生活(正確にはローザリンドと合体している茜とお腹の子供を含めて5人だが・・・)が始まった。


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