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二等分の魔王(リレー)

1 : 妊婦大好き :2019/05/07(火) 15:31:25
(うぅ…ここは、どこだ…)
意識を取り戻した時、俺は暗闇の中に浮かんでいた。
いや…浮かんでいる、という感じとは少し違うようだ。
飛翔魔法なら感じないはずの重力を感じるからだ。
例えで言うなら、液状のスライムに包まれている感じだ。

(そうだ、俺は)
だんだん思い出してきた…俺は世界を支配している存在…
人々は畏敬をもって俺をこう呼ぶ…魔王…『魔王フォレセ』だ。
「勇者め…さては仕留め損ねたんだな」
続いて俺は、勇者から放った光をもろに食った光景を思い出す。
魔王とはいえ、さすがに撃滅されるのを覚悟した瞬間だった……

(くっ、うまく動けん…手足は、無事か?)
暗闇の中、俺は自分の手だと思っている体の一部を力いっぱい伸ばした。
粘り気のある液体をかき分け、前だと思う方向へと、力いっぱい伸ばす。
すると、液体ではないもの…柔らかくて、弾力があるものに触れた。

次の瞬間、グォォンと地鳴りみたいな音とともに、世界が急に上へ動いた。
うまく説明できないが、文字通り全部丸ごと重力の逆方向へ動いたのだ。
魔王城にもあった魔力を動力にした上下昇降装置に乗っているような感じだ。
(何が起こった?)
液体の中にいるから軽く揺らされた感じで済んだ俺は、息をひそめて集中する。
そしてら、これまた少し遠くからの地響きみたいに、女の人間の声が聞こえた。
——俺の耳が間違っていなければ、それは聞いたことのある人物の声だった。

「勇者さま、勇者さま!今この子動いたわ!」
俺を撃滅しに来た勇者パーティのメインヒーラー、聖女との異名を持った女の声だ。
名前は何だっけ。確か、ファなんとか…
「ファス、それは本当か?」
そうそう『癒しの風の聖女ファス』だったな…って、その声は勇者!
まずい、俺が倒されていないことを知って舞い戻ってきたか?
これはいかん、早く対策を講じねば……

「うん、お腹の中からちょん、とね」
と思ったその時、またまた地響きみたいにファスの声が直接俺のいる暗闇に響く。
(ん?この二人、魔王である俺の存在に気づいていない…いや、まさか…?)
頭の中でふと浮かんだ仮説を確かめるために、俺はもう一度、今度は足を伸ばしてみた。
「あっ、また…うふふ、ちょっとくすぐったいわ」
ファスの声と一緒に、今度は何かの圧力——おそらくファスの手のひら——が押し込んでくる。
粘り気のある液体のお陰で俺には届かなかったが、それでも俺は立てた仮説を証明できた。


俺、魔王フォレセは、やはり勇者によって撃滅されてしまったのだ。
今の俺は、何かの皮肉か因果か、よりによって勇者と聖女との間にできた子供に転生したのだ。
なぜ前世の記憶を持っているのか、魔王の死からどれぐらいの年月が立ったのかは知らない。
新しい肉体をもらった以上、今の俺がやるべきことは一つだけ……勇者一行への復讐だ。
さて、まずは胎児である立場を利用して聖女フォスを思い存分苦しめてやろう…くくくっ…


つづく


登場人物
魔王フォレセ:魔王だった魂が、勇者と聖女との間にできた優れた肉体に転生した。
       復讐のために手を抜くことはないし、母の愛情なんかに感化されることもない。
       魔王だということは出産完了までバレることはない。★リレー書くときは特に気をづけてください。

勇者:魔王を倒して世界を救った後、メインヒーラーである聖女と結ばれる男性。
   世界で一番強い男なのは確実だが、世界が平和になってからは引退している。
   当然魔王は彼とは気が合わないので、胎動などでじゃんじゃん嫌がらせしてみよう。

聖女フォス:風の力を癒しの力に変えることができる聖女…だった親バカ。初めての妊娠中。
      劇中は20代で、一人称は私。『ですます』はつけないが『わ』をつけるしゃべり方。
      リレーする時はお腹の中の赤ちゃんのために何でもする勢いのある感じでお願いします。
      彼女の出産をもって本作の終わりとするため、早産などのネタを使う場合は気を付けてください。

魔法使いコリン:勇者とともに魔王を倒した、実はメイン火力だった魔法使い。引っ込み思案で本の虫。
        恋心を持っているが、愛する勇者は聖女フォスに取られて、闇落ちしてしまった。
        その後、撃滅された魔王の欠片を集めて胎内に取り込み、魔王を産みなおそう算段している。
        しかし肝心の魔王の魂がないため『いつまでも出産が始まらない永遠の妊婦魔女』になった。
        見た目は大体妊娠8ヶ月目に見える。一人称はアタシで、セリフの中にカタカナが混ざる。


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2 : 妊婦大好き :2019/05/07(火) 18:44:42
現状を把握するため、聖女ファスの胎内にひそめて数日間が経った。
ここでいったん、勇者の血を引く胎児として得た情報を少し整理してみよう。

まず、魔王フォレル…前世の俺と勇者との最終決戦は、すでに武勇伝になっている。
これが意味するのは、少なくともあれから年単位以上の時間が過ぎていたことだ。
そんで、勇者と結婚した聖女ファスが妊娠を発覚したのは、今から半年弱前のこと。
……魔王だった時に、人間の女性が妊娠に気付くのは一か月ぐらい要すると聞く。
強いてこの俺の新しい肉体——勇者と聖女の血を引いた子は妊娠6か月目ぐらいか。

「あら?この波動って、もしかして?」
そして、俺を囲んでいる牢獄の壁…子宮さえ触れなければ、割と動けることも判明した。
「すごい才能だわ…でもそういうのは生まれてから、ね?」
今のように少しだけなら魔力を練っても聖女にはばれなかったし、むしろ褒められてしまった。
勇者の子だからできて当然とでも思い込んでいるのか。それともただの親バカなのか。
どちらにしても好都合だ。このまま聖女の魔力をわがものに変換し続けてやるぞ。

最後に、地鳴りのように響く彼女の声(今の俺は彼女の胎内にいるから当然と言っちゃ当然だが)
さえ我慢できれば、わざと子宮に触ることで彼女の言動に影響できることが分かった。
「ただいま〜喜べよファス、俺たちの赤ちゃんのためにデカいやつ仕留めてきたぜ」
「まぁすてき。これで今晩はおいしい鍋作れるわ」
例えば…今みたいに彼女は俺が居る妊婦腹を撫でるのをやめて椅子から立ち上がろうとしよう。
ここで、ちょっとあの忌々しく柔らかくて弾力のある子宮壁に小突きを入れれば……!
「あっ」
「ん?どうしたファス」
「この子ったら、お腹ペコペコだと言ってるわ」
…おい、俺が言いたいのは『そんな獣臭い肉食えるかー!』のはずだ、勝手に訳するな。
とにかく、これで俺が意図的に起こした胎動により聖女の言動が影響される証明自体はできた。
(復讐するにはまだまだこの体は小さくで無力、か……)


3 : 妊婦大好き :2019/05/08(水) 05:13:22
「ダメ、そんな激しくしたら赤ちゃんが嫌がっちゃうわ」
「何をいまさら、俺とファスの子がそんなヤワなわけないだろ?」
男と女が交わり合う激しい声を背景に、俺を閉じ込めた子宮もまた激しく上下に揺らされていた。
実際勇者の男根に突き上げられるのは聖女ファスなんだが、子宮にまで届くこの衝撃は実に耐え難い。
しかしなんというか、前世魔王やってた時で見たあの聖女も、人の妻になると変わるもんだな。
自ら腰を振って勇者を求めている彼女の腰遣いは、もはやサキュバスとでも言えるのだろう。
なるほど今の俺の肉体もきっとこうやってできたのだな、と感心する程のテクニックだ。

しかし俺もまた前世では魔王と呼ばれている身、指をくわえて二人の交合を見届けるわけがない。
能動的に胎動を起こせることを利用して、俺はたまっていた小さな魔力弾を子宮壁に向けて放った。
殺傷能力はさすがにまだないが、聖女の子宮にはある程度の衝撃を与えることができるはずだ。


4 : 名無しさん :2019/05/10(金) 15:12:49
(なんだと?)
俺は自分の目を疑った。
なんと、俺が打った魔力弾はまるで着床する受精卵のように、聖女の子宮壁にドプンと吸い込まれたのだ。
バカな、こんな体内にまで防御結界を貼っていたのか?
いや違う...今の俺の肉体は勇者と聖女の血を引いているから、俺が練った魔力はいわば聖女のそれと極めて同質...
効かないのはこれが原因なんだな!
「っんんん! 」
――と俺が思ったその時、やはり効いていたのか、聖女の嬌声と共に、俺を監禁している彼女の子宮が大きく震えた。
「あ、赤ちゃんいるのにまた赤ちゃん妊娠しちゃうぅぅぅ!!」
メスのように絶叫した聖女ファスは、子宮で感じてイってしまう。
(子宮に魔力を撃てば聖女を好きなタイミングでイかせるのか...これは使える)
イったファスに搾り取られて子宮口に溜まった勇者の精子に困りながら、俺はまた一つ賢くなった。


5 : 名無しさん :2019/05/11(土) 07:14:26
「あァ、魔王サマ...?魔王サマ...!」
一方この頃、勇者と聖女の仔に転生して聖女の子宮に囚われている魔王だった俺が知りえない場所にで。
「こンなに逞シク脈動シてるナンて...あァンっ!」
パンパンに膨らんでいる乳房と妊婦腹を妖艶に揺らして、黒い瘴気だけを身に纏っている裸の魔女は一人で達していた。

彼女の名前はコリン、勇者と共に魔王フォレルを倒した仲間の一人だった者だ。
闇に身を委ね魔族に堕ちた彼女は、魔王を産み直そうと自らの子宮に新たな魔王の肉体となる器を作り上げた。
あれから数年、彼女はどこかへと吹き飛ばされた魔王フォレルの魂を健気に探し続けている。
「感ジる、感じルぅ!...魔王サマの魂が、近クにイル...どこ...ドコにいるノ?」
そして今。
恍惚な表情を浮かべる彼女は、胎内の器が魂を求める鼓動に従ってさまよっていた。

探している魔王フォレルの魂は、既に聖女の子宮の中に転生したことを知らずに......


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6 : 名無しさん :2019/05/12(日) 02:53:58
俺とて、魔王だった前世の肉体を保存してくれたコリンの存在を知るはずがない。

「っ、ダメ、今はっ...や、やめっ...ん、んんんっっ!!」
台所で食事の仕込みをしている最中にもかかわらず、妊婦腹を揺らしてファスは母乳を噴出するほど蕩けてしまった。
今日も俺は、新しく得た肉体で憎き聖女ファスを子宮の中から弄りまくっていたからだ。
(くくく...自分の仔の胎動で感じてしまうとは、この変態聖女め、完全に俺のオモチャになったな)
中でも卵管に通じる少し凹んでいる二箇所が特に敏感で、刺激すると子宮全体が震えるぐらいだ。
この様子だと、きっと胎盤と彼女の子宮の接合部や今は固く閉じている子宮口の辺りを弄るのも効果的だろう。
まあ、さすがに早産に繋がりそうだから俺はそこら辺は弄らないけどな。

(......見たところ、この人間の仔の肉体が完全に熟れるのはあと二ヶ月強って所か。聖女は落とした。次はお前だ、勇者)


7 : 名無しさん :2019/05/12(日) 10:46:43
あれから二ヶ月後。
俺の新しい肉体はようやく子宮の外でも生きていけるように満足に成長できた。
「うふふふ...今日も元気ね、私の赤ちゃん」
俺を孕んでいる聖女ファスは表ではいつも通りで日常を送っているが、その実はもはや完全に俺の操り人形になっている。
「っ、んっ...そぅ、そこぉ...あっ、ぁ、すごいわ...」
今日も彼女は、いかにも臨月らしい大きな妊婦腹を抱えて、胎内から発する俺の胎動に感じてメスらしい嬌声を上げていた。


8 : nemesis :2019/06/28(金) 21:02:43
とは言え勇者はまだ完全に堕としていないから産まれるのはまだ先だ。
最悪普通の人間の妊娠期間よりも長く胎内に居続けないといけない可能性もある。
聖女ファスは俺を胎内に宿しているからか、内側から刺激を与えて快楽に堕とせたが勇者はそうはいかない。
俺が勇者に干渉できるのはオレを宿しているファスと接合している時だ。
産まれてからどうにかしてもいいのだが、あらかじめある程度したほうが都合がよい。
その為俺は子宮を刺激してファスを発情させ勇者と交わるように仕向ける。
「はあ・・はあ・・・勇者さまぁ・・・・・しよ♡」
ファスはそう言い勇者を誘惑した。


9 : 正和 :2019/06/28(金) 23:51:41
「もうファスは遠慮がないな〜〜けど俺は好きだよ。」
勇者はそう言いファスを寝室へと連れて行く。
「じゃあやろうか。」
「うん♥」
そう言い二人は衣服を脱ぎ裸になった。
勇者はベッドの上に仰向けになった。
「じゃあ入れるわねー♥」
そう言いファスは勇者の上に跨り既にいきり勃っていた勇者の一物をその胎内に呑み込んだ。


10 : nemesis :2019/06/29(土) 12:15:04
ジュブジュブ・・・・
「ああん♡」
ファスがそう言うと同時に閉じている子宮口の割れ目から勇者の一物が頭を覗かせた。
俺が大分大きくなって成長して子宮が降りてきたからか勇者の一物がここまで入ってくるようになった。
まあオレ自身にに当たらないなら気にしないが・・・・・
でもこれは俺が干渉して勇者を堕落させるのには寧ろ都合が良かった。
「じゃあいくよー♡」
そう言いファスは体を動かし始めた。


11 : 正和 :2019/06/29(土) 15:07:34
「ああんっ、あああんっ!!♥」
ファスが嬌声を上げる度に俺のいる子宮が激しい地震の如く上下に揺れる。
(最初の時はこの衝撃は嫌だったが何度もされるとその内慣れてしまうものだな・・・・)
俺はそう思いながら勇者を堕落させる為の行動に移す。
まず最初に俺は卵管の穴を刺激した。
「ああっ!!」
「うっ・ファス・・妊娠しているのに凄い締め付けだ・・・・」
するとファスの子宮口に力が入り勇者の一物をより一層きつく締め上げる。
(ふふふ子宮を刺激するとファスの子宮口の締め付けがきつくなるのは過去に実証済みだ。これで勇者を堕落させてやる!!)
そう思いながら俺は卵管の穴をグリグリ弄った。


12 : nemesis :2019/06/29(土) 15:51:19
ギュウウウ・・・・
子宮口の締め付けがさらに強くなり勇者を刺激を与える。
これが結構効くらしく二人は最初の頃よりも頻繁に交わるようになっていた。
もう妊娠8ヵ月目なのにも関わらずこの通りである。
勇者も聖女も所詮は人の子と言う事か・・・
実はと言うと勇者の一物がここまで入って来てる状態なら直接手で握って刺激することが出来る。
しかし流石に男の一物を握ると言うのは魔王の俺でも嫌なのでしないが・・・・
そうしている内に二人の交わりは終局を迎えようとしていた。


13 : 正和 :2019/06/29(土) 16:30:45
「ああ!!いくぅ!!」
「もう・・・だめ・・・出る!!!」
ドッバアッ!!!
二人がそう言うと同時に勇者の一物から精が放たれる。
それを見た俺はすかさずあることをした。
すると勇者の精はファスの子宮にたちまちに吸収されていった。
そして吸収された精は魔力に変換され臍の緒を通して俺に送られる。
既に俺の操り人形となったファスにはこんなこと造作もないことだ。
もうファスは人の身でありながらサキュバスになっていると言っても過言ではないのだ。
(ふふふ魔力が溜まっていくぞ。)
俺はどんどん溜まる魔力に上機嫌だった。
(勇者も大分堕落していってるなこの調子だと普通に10か月目頃には産まれられそうだ。)
そうしていると勇者とファスの二人めどうやら2回目を始めるようだ。
(やれやれすっかり二人揃って淫乱になってしまったなでも魔力が溜まるから俺は大歓迎だぞどんどんするがいい。)
そして俺は魔力を放って子宮を刺激し、ファスをさらに欲情させた。


14 : nemesis :2019/07/15(月) 13:54:32
「おおう!!もう既に強く締め付けてくるなんて性欲が強いなファスは。」
「そう言う勇者さまこそ♡」
子宮を刺激したため子宮口の締め付けによって勇者の一物が刺激され再び硬く勃った。
そしてファスは再び体を動かし始めた。
「ああん♡ああん♡」
ファスが艶かしい声を上げて俺が宿っている子宮が揺れ始めた。
(この様子だと深夜までやるな。くくく俺は大歓迎だぞ!!」
こうして今日も俺は二人から魔力を集めていくのだった。


15 : 正和 :2019/07/15(月) 19:12:32
この時まだ俺は知らなかった。
勇者の精をファスに吸収させた後魔力に変換し臍の緒を通して俺に供給する時に俺の体から僅かな魔力を放出していた。
この魔力は勇者とファスには気付かれないようには調節していた。
しかし俺の欠片から作った新たな魔王の肉体を宿していたコリンには僅かな魔力でも感知することが出来たのだ。
「・・・・・魔王サマ・・・・・・・ソこに居るのね・・・・・」
そう言いながらコリンは僅かな俺の魔力を辿って俺の元へと行こうとしていた。


16 : nemesis :2019/07/15(月) 20:24:48
ファスが妊娠9か月目を迎えた頃に俺はある重大なことに気付いた。
なんと俺は勇者とファスの“息子”ではなく“娘”だったのだ。
そう俺は女に転生していたのだ。
くそ魔力を溜めるのに夢中で全然気づかなった。
今頃になって気づくとは・・・・・・
まあいい今度は女の人生を歩むのも悪くはない。
それに女なら男から精気を吸収出来るしなクククク・・・・・
で俺は今何をしているかと言うと・・・・・


17 : 正和 :2019/08/03(土) 17:59:47
「あんっ、ああんっ!!」
普段のようにファスを発情させ勇者と交わらせていた。
ただ今回はファスの尻の穴でしている。
実は精気は胃や腸からでも吸収することが出来るのだ。
なのでいつもの交わりに少し飽きてきたのでたまには趣向を変えて尻の穴ですることにしたのだ。
ちなみ口からでも出来るのだが、流石に曲がりなりにも自分の母となる女に精を口から飲んでほしくないのでしないが・・・・
「もう・・・・・限界だ・・・・出る!!」
ドッブアァッ!!!
「ああん♥」
勇者がそう言うと同時にファスの腸内に勇者の精が注がれた。
そして俺は子宮に放たれた時と同じように勇者の精をファスの腸に吸収させ魔力に変換してから臍の緒を通して俺に送らせた。
(よしよし今回も上々だ、この調子で産まれるまで魔力を溜めていくぞ。)
俺はそう思いながら再びファスを発情させ2回目を始めさせたのだった。


18 : nemesis :2019/08/12(月) 22:05:48
結局その日俺は勇者とファスを10回もさせたのだった。
それから3日後だったコリンが俺の前、いや俺を宿したファスの前に現れたのは。
(むっ、この魔力は・・・・)
俺は自分と同じ魔力を感じた。
(間違いないこの魔力は俺の魔力だ。しかし何故?)
気になった俺はファスの体を一時的に乗っ取りその魔力の元へと向かった。


19 : 正和 :2019/08/14(水) 22:43:23
そして暫く魔力を辿って進んでいると、ファスと同じようにお腹を大きく膨らませた女、つまりコリンに出会った。
(この女は確か見覚えが・・・・思い出した勇者とファスと一緒にいた魔法使いではないか。)
「どウ言うコと?なンで私カら大切ナ人を奪っタ憎い女かラ魔王サまの魔力が・・・・・」
コリンはそう言い魔力を暴走させようとした。
(まずいなこれは・・・・俺もろとも殺される。)
このままではまずいと判断した俺はテレパシーでコリンに話しかけた。
(待て魔法使いの女!!まずは話を聞け!!!)
「っ!?そノ声はマさか魔王様!?魔王様なンですカ!?」
(そうだ俺だ!!魔王フォレセだ!!!)
俺の言葉にコリンは魔力を治め、俺はコリンに事情を全部話した。


20 : nemesis :2019/08/14(水) 23:09:05
その後俺の事情を全部話した後、俺はコリンの事情を聞いた。
そして自分の話を終えたコリンは黙っていた。
(やはり相当ショックだったか・・・・まあ仕方ない俺を甦らせようとした努力が無駄になった上に
その俺が憎き女の腹に、しかも愛しき人のとの間に出来た子供に転生しているのだからな・・・・)
俺がそう思っていると突然コリンは笑い出した。
「あハハハハハハ!!勇者と聖女あろウ者が、無意識の内に魔王に実質洗脳さレてイるなンてイい気味だワ!!」
コリンはそう言い声高々に笑い続ける。
おい勇者はまだ完全に堕とした訳ではないからな。
幸いにも今勇者は街へ出かけているので良いのだが・・・・・・


21 : 正和 :2019/08/15(木) 00:22:03
「で魔王様アタシは何をスればイいのですか?アタシは別にこノお腹の胎児もロとも魔王様の贄にナっても構わナいでスけど・・・」
(まてそう早まるな、まずはお前の胎内の子供の性別を確認してからだ。)
俺はそう言い一時的に乗っ取っているファスの体を操り、ファスにコリンのお腹を触らせる。
そして俺の魔力でコリンの胎内の胎児を透視する。
(ふむ男か。なら都合がいい。)
「一体何をスるのでスか魔王様?」
(まあそう急かすな、もうすぐ勇者が帰ってくる。続きは夜だ近くの湖の湖畔で待ち合わせをしよう。)
「ハいわかリました魔王様ァ。」
そう言いコリンは一旦俺の前から姿を消した。


22 : nemesis :2019/08/15(木) 21:22:35
俺もすぐに家に帰って暫くすると勇者が帰ってきた。
その後俺は日が沈むまでいつものように勇者とファスを発情させ性行為をさせるのだった。
そして夜が来ると俺は行動をし始める。
(勇者には朝まで起きない眠りの魔法をかけといた、こんな簡単に術にかかるとは昔の面影はもうないなクククク・・・)
俺は勇者に魔法をかけた後またファスの体を一時的に乗っ取り外に出て俺はコリンと約束した待ち合わせの場所へと向かった。


23 : 正和 :2019/08/18(日) 23:40:09
待ち合わせの湖の湖畔に着くと既にコリンはいた。
「お待ちシておりマした魔王様。でこれカら何をすルのですカ?」
(まあ事情を話した通り俺は女に転生したからな、だからお前の胎内にいる胎児には将来の俺の夫になってもらう。)
「まア、そレはとテも素晴らしイ考えでス。で魔王様こノ胎児の魂はどウするのですカ?」
(まあ待てコリン、まずは服を脱いでくれ。)
「ハいわかリまシた魔王様。」
コリンは何の疑いもせず服を脱ぎ裸になった。
そして俺も体を乗っ取っているファスを裸にする。
「で魔王様次ハ?」
(こうするのだ。)
俺はコリンを押し倒しファスの陰部をコリンの陰部に押し付けた。
するとお互いの陰部はまるで吸い付くかのようにくっ付いた。
その光景は傍から見たら身重の女同士での交わりに見えるだろう。


24 : nemesis :2019/08/19(月) 21:24:58
「ま、魔王様こレは?」
(お前の胎内にいる胎児に新たな魂を入れるのに必要なことだ。まあ少し待っててくれ。)
そう言い俺はコリンの胎内に新たな魂を入れるためのある準備をする。
俺は俺自身の魔力とファスが持っている魔力を俺の体内に集めていく。
そして集めた魔力は俺の体内で一つになり新たな魂となった。
それと同時に俺のお腹は妊婦のように膨らんだ。
(今の俺が女だからこそ出来る新たな魂を生成する方法だが、まだ産まれてもいないのに腹が妊娠しているみたいになるのは複雑だな・・・)
俺はそう思いつつ胎内に出来た魂を出すために息んだ。
(んんんーーーーーーー!!まさか自分自身が産まれる前に産みを経験するとは・・・・・)
魂のサイズは大きいが丸いので出産よりは産卵の方が近く、暫く息んだらすぐに俺の女性器から見え始めたらとあっという間に思ったらポンッと出てきた。
ちなみのその間コリンにはファスの胎内で俺がやっていることを知られたくないので俺の声や様子がわからないようにしている。
現にコリンは俺が何をしているのかわからなくて不思議そうな顔をしていた。
(よし出てきたなさて次は・・・・)


25 : 正和 :2019/08/24(土) 12:44:03
その後俺は作った魂をファスの子宮口に押し付ける。
すると魂はまるで吸い込まれるかのようにファスの子宮口の中へと進んでいった。
そのまま魂はファスの産道を進んで行く。
その間俺はファスの体を動かして既に魔法でくっ付いている状態のファスの性器をさらに強くコリンの性器に押し付ける。
「あアあっ!!!ま、魔王様ァ♥」
「あああっ!!!あああんっ♥」
コリンが嬌声を上げると俺が操っているファスも嬌声を上げた。
その様子は完全に妊婦同士の交わりだった。
そうしている内に魂は出口である膣に辿り着いた。
ファスの膣に辿り着いた魂はそのまま口移しのようにファスの膣からコリンの膣へと受け渡された。


26 : 名無しさん :2019/08/24(土) 19:43:55
その魂はコリンの膣から胎内をさかのぼり、肉塊同然の魔王の胎児へと吸い込まれていく
その瞬間、胎動すら示さなかった魔王の胎児がかすかだが、コリンの胎内で蠢き始めた
どうやら、俺が作り出した魂は胎児に生命を与える事はできたようだな

「あァ、胎動ガ胎動を感ジます、これは一体!?」

コリンは突然の胎動に驚きを隠せないようだ
「俺とファスの魔力を使って魂を作り上げ、お前の胎内に送り込んだのだ」


27 : nemesis :2019/08/24(土) 20:00:09
「そうナんですネ。」
ドックンッ!!!
コリンがそう言っていると宿っている胎児から大きな鼓動音がする。
魂が入った胎児は肉塊からあっという間に人の形になった。
既にコリンは普通の人間でいえば既に臨月である、胎児は何時産まれてもおかしくない大きさにまでなっていた。
しかし胎児には魂がなかったので、産まれてこなかったのだ。
これは魔族にのみ見られる特徴である。
そして魂が入ったためか、胎児は急速に人の形になり産まれ出ようとしていた。
コリンが何が起きているのか考えさせる暇もなく陣痛が始まった。


28 : 名無しさん :2019/08/27(火) 21:47:50
「っウうぅぅゥぅぅ!!」
突如襲いくる陣痛にコリンは呻き声を上げてその場に蹲る。
「ああアあぁぁぁ!痛い、痛イです、魔王サマ!!」
(やはり始まったか…む?)

「う…痛い、産まれる…」
魔王に堕とされたファスが久し振りに自分の意思で発した声だった。叫び声を上げるコリンに誘われてか、ファスも陣痛が始まろうとしていたのだ。
「アァ、いよいよ魔王様も、お産まレになるのでスネ…っ、誰!?」

ガサッ!
「ファス!!それに…まさか、コリン…?」
茂みを掻き分ける音と共にそこに立っていたのは勇者だった。まだ堕ちきってはいなかった彼は睡眠の魔法を察知して耐え、夜の帳の中、身重の妻を探し走り回っていたのだった。
「アハ、勇者さマだ!…ウゥ!」
久し振りに見る勇者の姿に歪んだ笑みを浮かべるも、すぐに陣痛に再び顔が苦痛に歪むコリン。
闇を纏い、なぜ全裸でファスと共にいるのか…考えはしたものの、大きいお腹を抱え蹲るかつての仲間の姿にそんな疑問は霧散した。
「っ…事情は後で聞く、立てるか…?」
勇者は2人の間に立ち、2人の服を手に取りファスに肩を貸しながらコリンに手を伸ばす。
(魔王さマ、ここは…)
(うむ、勇者が目覚めるとは想定外だった…今俺のことが気付かれては不味い、産まれるまでは念話も切らせてもらうぞ)
そしてコリンもまた勇者に身体を委ね、勇者は産気づいた妊婦2人に肩を貸しつつ湖のほとりにある無人の小屋へと駆け込み、2人の身体を横たえた。


29 : nemesis :2019/08/27(火) 23:59:37
俺自身も産まれそうだしコリンの手助けはしなくていいだろう。
人間は陣痛が起きると母体が息んで産むが、魔族の方は陣痛に耐えるだけでよく陣痛の痛みに耐え抜けば自然と母体から分離される。
なので俺は自分自身が産まれることの方に集中することにした。
後勇者にコリンから産まれてくるのが魔王と分からないように強力な術を掛ける。
これで後は自分の事に集中できる。


30 : 正和 :2019/08/28(水) 00:08:38
しかしここで予想外の事が起こる。
何とコリンが陣痛の痛みに耐えてその場から人とは思えない身体能力で小屋の窓を突き破り跳んで去って行ったのだ。
「おいっ!コリンどこへ行くんだ!?」
勇者がコリンを呼び止めようとするが妻のファスを置いては行けずそのまま去って行くのを見るだけしかなかった。
(ちっコリンの奴、余計なことを・・・・)
恐らくコリンは勇者に魔王である自分の子供が産まれるのは見られてはまずいと思い俺のことを考えて行動したのだろう。
(俺も追いたいがこの状態ではな・・・・・)
今自分自身が産まれようとしているのに、コリンを追うのは無理だ。
俺はコリンが遠くで無事に出産出来ることを願うしかない。


31 : nemesis :2019/08/28(水) 00:36:20
そして勇者とファス(と俺)の元から去ったコリンは遠くの森の中で新たな魔王を産む出そうとしていた。
「あアあ、産まレる・・・・もう一人の魔王が・・・魔王様の伴侶となる子が!!」
仰向けになったコリンがそう言うとコリンの股間から羊水が流れ出てきた。
それと同時にコリンの腹がボコボコと不気味に蠢く。
胎児が産まれ出ようと暴れているのだ。
「あアあ!!ああアん!!」
激痛による悲鳴はまるで嬌声のように聞こえた。
そうしている内にコリンの臍から下の腹部が裂け始めた。
人間が見たら驚くだろうが魔族はこれが普通である。
無論母体は死ぬと言うことはなく、産み終えると裂け目は綺麗に閉じる。
もっとも痛みは感じるが・・・・・・・・


32 : 名無しさん :2019/09/08(日) 17:01:57
だが、コリンが宿した胎児はただの魔族の胎児ではなく、魔族と人間の混成体であった
コリンが人間だった頃に集めた魔王の遺骸を元に戻して、死姦同然の行為に至った末に魔王の胎児を宿したのだ
当然、魔王の精子を結びついた時のコリンはまだ人間であり、彼女の卵子のは人間のソレであった

だが、強大な魔力を持つ魔王の遺伝子に人間の遺伝子など意味などないはずだった
けど、コリンが魔族化する遠因となった生贄として強い魔力を持つ女性の血肉を喰らった事が
魔族の遺伝子と人間の遺伝子を融合させ、新たな種族として魔王の胎児を作り変えてしまった

そして、コリンに宿っている肉体の魔王は自身に賭けた最後の物……意志を宿す魂を求めていた
ファスによって作り出された魂は肉体に生命を宿らせるも自我を芽生えさせるには不十分だった

そして、魔王の胎児は完全な魂を得られる目星をつけていた……
勇者の魂を取り込む事をもくろんでいた


33 : nemesis :2019/09/08(日) 17:50:17
しかし今はそれが出来る状況ではなかった。
まだ産まれていない胎児の状態では生きている勇者の魂を取り込む事など到底不可能だった。
勇者が強すぎるためである。
そのため胎児は今は産まれる事だけに集中した。
ちなみにフォレセは自分が産まれた後に、コリンにコリンの子供に自分の両親つまり勇者とファスの殺害する打ち合わせをしている。
これは幾ら洗脳をして堕落させても限界があるので自分の正体に気付かれないようにするためである。
その為に産まれてくるであろう子供に殺害をするように頼んだのだ。
コリンが産む新たな魔王になる子供はフォレセやコリンとは関係ばれない様にする予定である。
産まれて成長して新たな魔王となりそして勇者とファスを殺害する。
そうすれば二人の子供であるフォレセは両親の仇を取る為に魔王の所に行くと言うシナリオが出来上がるのである。


34 : 正和 :2019/09/08(日) 18:03:13
フォレセとコリンはコリンの胎児に魂を宿す前にその話をしたのだが、魔族は胎児の状態でも胎外の会話を聞くことが出来た。
そしてその会話は魂が宿る前の状態でもしっかりと記憶していた。
そのことを思い出したコリンの胎児はその時に勇者の魂を取り込もうと目論んだのだった。
そして胎児は産まれよ出ようとしていた。
ブツッ!!ブチブチブチッ!!!
「あアああっ!!!ああああアっ!!あああン♥」
大きな音と共にコリンの下腹部の裂け目が大きくなっていく。
それによる激痛によりコリンは悲鳴を上げるが傍から見ればその声は悲鳴と言うよりまるで喘ぎ声のように聞こえた。
その内裂け目はコリンの元々あったスジ、即ち膣にまで到達し繋がった。
それはまるで膣が臍の辺りまで裂けたかのように見える状態であった。
そして裂け目から羊膜に包まれた胎児の頭が見え始めた。


35 : nemesis :2019/09/08(日) 23:49:59
魔族はこのような出産方法の為人間とは違い羊膜に包まれた状態で産まれてくる。
ある意味では産卵の一種と言えるかもしてれない。
「あア感じる・・・もウ一人の魔王様が・・・・出てクる感触が・・・・・・」
出口が大きい為か胎児は順調に進んでおり、もう腰の辺りまで出てきていた。
「後もウ少しで・・・・産ま・・・・レる・・・わ・・」
そして腰の辺りまで出てきた胎児は自力で出ようとし始めた。


36 : 正和 :2019/09/09(月) 00:25:52
そして胎児は張って出始めた。
ズリュズリュッ!!
「あっ!!アっ!!あっ!!!!!」
コリンは胎児が出てくる感触に悶絶していた。
そして遂に・・・・
ジュッポン!!!
「あアあああんっ!!!!!!♥」
プッシャーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
大きな音と共に胎児は産まれた。
それと同時にコリンは絶頂に達し膣から潮を吹いた。
こうして未来の魔王の旦那となるもう一人の魔王が産まれたのだった。


37 : nemesis :2019/09/09(月) 23:40:32
「やっト・・・産まレたのわ・・・」
コリンはその場に座ったままで産まれた赤子を見て涙を流す。
その間に下腹部の裂け目は綺麗に閉じた。
コリンは裂け目が完全に閉じると産まれたばかりの赤子を抱え魔王として育てる為に森の奥へと消えていった。

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一方コリンが無事に出産を終えているとは知らずに俺フォレセはある事態に直面していた。
何とファスの陣痛が治まったのである。
どうやら陣痛が起きたのはコリンの陣痛の際にコリンの胎内にいる胎児から発せられた魔王の気にあたったせいらしい。
その為コリンが遠ざかったことによりピッタリと止まってしまったのだ。
(あのままコリンが傍にいてくれたら俺も一緒に産まれたかもしれないが仕方ない。)
そして勇者とファスは陣痛が止まったことにどうしてと不思議そうな顔をしていた。
こればかりは俺が原因じゃないから勘弁してくれ。
この様子だと俺が産まれるのは恐らく来月頃か・・・・・・・・・


38 : 正和 :2019/09/15(日) 00:58:09
それから数日が経ちとうとう臨月を迎えた。
俺はあの日以降も勇者とファスを交わらせていたため、俺の魔力は増え続けた。
そして俺の体は大分大きくなった。
ファスの腹は針で刺したら割れそうな程パンパンに膨らんで居た。
(大分大きくなったが、恐らく産道を問題なく通れるギリギリのサイズだと思うから大丈夫のはず・・・・)
俺は産まれる為の準備として頭を子宮口に向けていた。
(あとは陣痛を来るのを待つだけだが・・・・・・)
もしこのまま陣痛が来なかったら、俺自身で子宮を刺激して陣痛を起こさないといけない。


39 : nemesis :2019/09/15(日) 01:06:27
案の定俺が産まれるであろう日を迎えても陣痛が起きる気配はなかった。
今はもう勇者とファスを交わらせていないが現状でも俺の体は少しずつ成長していた。
(これ以上大きくなるのはまずい。ええい仕方がない。)
そう決意した俺はファスの子宮を刺激して陣痛を起こすことにした。


40 : 正和 :2019/09/22(日) 23:08:33
俺はこれまで弄ろうとしなかった子宮口の辺りを弄り始めた。
「ああんっ♥」
子宮口を刺激されたファスが艶めかしい声を上げる。
(まずいな日頃から性的なことをやり過ぎて慣れてしまったか?もっと刺激してみるか?)
俺はさらにファス子宮口の辺りを弄る。
「ああんっ!ああんっ!ああんっ♥!!」
しかしファスは嬌声を上げるばかりで一向に陣痛が起きない。
(ええいこうなったら!!!)
一向に起きない陣痛に俺は焦りとまどろっこしさから直接子宮口を弄ることにした。


41 : nemesis :2019/09/23(月) 16:07:35
意を決した俺はファスの子宮口に手を突っ込む。
グニュ!!
すると子宮全体が揺れ地震のように振動した。
「あっああ・・・、ダメ・・・・あふんっ!!!」
今までにない強い刺激にファスは立っていられなくなりその場で尻餅を着いた。
俺はそんなことお構いなしにファスの子宮口を弄る。
(よしもっと・・・・・・!!)
俺は子宮口に両手を入れ子宮口を広げようとした。
(うおっ!!)
今までにない大きな振動が起こった。
「うっ・・・・・!!」
それと同時に陣痛が始まった。


42 : 正和 :2019/09/25(水) 00:30:02
そして子宮が収縮して俺を押し出し始めた。
子宮が迫ってきて、空間が狭くなる。
(理解しているが、押しつぶされそうな感じであまりいい気分じゃないな。)
俺は迫ってくる子宮の壁を見てそう感じた。
「う、産まれる〜〜〜〜〜〜〜。」
ファスは突然の事で混乱したファスはそう叫んでいた。
パチンッ!!
バシャー!!
そうしている内に何かが割れる音がすると同時にファスの股間から水が流れた。
破水したのである。


43 : nemesis :2019/09/28(土) 16:58:35
「ファス!?」
どうやら勇者がファスの異常に気付いたようだ。
「ファスしっかりしろ!!!」
ファスは勇者に抱きかかえられ、家のベッドへと運ばれた。
「うんーーーーーーーー、んんんんんんんーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
ベッドに乗せられたファスは早速息み始めた。
一方の俺はと言うと、子宮口に頭を押しこまれていた。
(く、苦しい!!人間の出産とはこんなにも大変なのか!!)
俺は必死にその痛みに耐えていた。


44 : 正和 :2019/09/29(日) 00:40:57
「んんんんんんんんんんんんんんっ!!うんんんんんんんんんんんんんんんんんっ!!!!」
その間にもファスは息み続けていた。
そしてファスの胎内の方では俺が産道の中に入り始めていた。
子宮口が俺を少しずつ包み込んでいく。
(何と言うか蛇等の生物に丸飲みにされているような感じだな・・・・)
俺は痛みに耐えながらも産道に入っていく感触にそんな感想を抱いていた。


45 : nemesis :2019/09/30(月) 00:03:26
「んんーーーーーー!!!んぎいいいいいいいいいいい!!!」
中からでも聞こえるくらいファスは叫び声をあげて息んでいた。
俺の方はと言うと頭が完全に産道に入った所だった。
(よし思ってたよりかは楽に産まれることが出来そうだな。)
その時俺はそう楽観していた。
難関が最後に待っているとは知らずに・・・・・・


46 : 正和 :2019/10/05(土) 13:33:33
「んんんんんんんっ!!!うぐんんんんんんんっ!!」
俺は外から聞こえるファスの息み声が響く中順調に産道を進んでいた。
(よしかなりゆっくりではあるが順調に進んでいるな。)
もう既に俺の頭は完全に産道に入っていた。
そして数十分くらい時間をかけて進んだ頃にようやく出口が見え始めた。


47 : nemesis :2019/10/05(土) 21:45:13
(よしやっと外に出ることが出来る!!!)
俺がそう思っていると最後の最後でその難関がやってきた。
グニィ!!
(ん?)
俺の頭が何か弾力のある壁に当たったかと思うとそこで進むのが止まってしまった。
(おいっ何でここで止まるんだ?あともう少しなのにって、んんんっ!?)
俺はすぐに自分をせき止めている物が何なのか気付いた。
それはファスの女性器の皮だった。


48 : 正和 :2019/10/12(土) 16:48:35
(なぜ出られぬ!?ファスの性器は毎日のように勇者と交わっていたら大分柔らかくなっているはず!?)
俺はあともう少しで産まれるのに産まれることが出来ないと言う状況に焦らされていた。
「うぎいいいいいいいいいーーーーーーーーーー!!!ぬぎいいいいいいいい!!!!」
ファスは力強く息んでるらしく俺の頭が出口に無理やり押し付けられる。
しかし出口が開かないため俺の頭が押し潰されそうになった。
(いたたたたたた!!!頭が潰れる、潰れる!!!」
俺は激痛から逃れようとその場でもがいた。


49 : 名無しさん :2019/10/14(月) 21:01:42
それと同時にファスの子宮や産道のあっちこっちから出血が起き、胎内に残っている羊水を真っ赤に染め始める
それにも関わらず、ファスの子宮は収縮を止めずに俺を外へ押し出そうとする
だが、ファスの性器の皮が蓋となって出る事ができずに余計に出血を促していた
(な、ファスの子宮が裂け始めている……!?)

その時、俺とファスを繋ぐ臍の緒から彼女の魔力が流れ込むと同時に俺の魂を漂白し始めている事に気づいた


50 : nemesis :2019/10/14(月) 21:08:53
ファスに今死なれてはまずい。
流石の俺もそれは困るのであることをした。
(ヒール!!)
俺は治癒魔法でファスの子宮と産道の傷を治した。
それにより臍の緒から彼女の魔力の供給が無くなり俺の魂の漂白が止まった。
(よし次は・・・・)
俺は漂白されかけていた自分の魂をすぐに修復した。
(のんびりしている暇はないな・・・・・仕方ない)
このまま長引くのがまずいと考えた俺はある強硬手段に出た。
意を決した俺は出口に両手の指を入れる。
俺は自分の手で閉じている出口を開けると言う手段に出たのだった。


51 : 正和 :2019/10/14(月) 23:27:46
「う、あ、あああああああ・・・・・・・。」
「ファ、ファス!?」
今外の方ではファスの膣が勝手に開いて言っているように見えるだろう。
(よしこのぐらい開けばいいだろう。)
あまりやり過ぎて中からこじ開けようとしている俺の指が見えたら誤魔化すのが難しいので手で開けるのはここまでにした。
そして俺は完全にとまでは行かないものの開いた出口に思いっきり頭から突っ込んだ。


52 : nemesis :2019/11/11(月) 00:02:00
ズニュン!!
俺の頭はまるで包み込まれるかのように出口に入った。
そして頭の先端に胎外の空気の冷たさを感じた。
(よし入れた!!この調子で・・・・・・)
そう思った俺は一気に体重をかけた。


53 : 名無しさん :2019/11/11(月) 21:31:19
「あああああああああああああ!?」
ファスの絶叫が胎内越しに聞こえると同時に頭が産道を通り抜けようとするのを感じだ
(あともう少しで俺の頭が産道を通り抜ける……もうすぐ俺はファスの子として……!?)

俺がもう少しで産まれ落ちる事が出来ると確信した瞬間、俺の中の魂に記憶が急速に崩れてゆくのを感じた
先ほどの出血で起きた魂の漂白が再び起きたのかと思い、止めようとする……が

(どいうことだ……術式自体が使えな……まるで、一から……まさか)

この瞬間、胎児の体には魔王ファレセの魂以外に、本来の聖女ファスの子の魂が宿っていた事に気づいた
そして、俺の魂と本来のファスの子の魂が融合し始めていたのだ
記憶の脱落や術式が使えなくなったのは魂同士が融合によって、全くの別の存在へと変貌し始めていたからだ
そして、術式が使えない今、魔王としての自我を保ったまま産まれ落ちるのは不可能であると俺は悟った。

(だめだ……俺と言う自我が<私>に書き換えられていくのを止めるすべはない……が!?)
俺という自我が急速に(私)の物となっていく中でただ一つだけの野望だけは忘れまいと単純な魔力操作で自身の魂に刻み込んだ

「コリンが産み落とした魔王の肉体の生まれ変わりと交わり、完全な魔王を産み落とす」

これだけは俺と言う自我が失われても(私)となっても忘れまいと自身の魂に刻み込む

それと同時に俺の頭も産道を完全に抜けようとしていた


54 : 正和 :2019/11/11(月) 23:17:25
しかしそれは俺の大きな勘違いだった。
自我が書き換えられていっているのではなく、俺の魔王フォレセとしての記憶が封じられていくだけだった。
俺の魂と本来のファスの子の魂は融合などしていなかった。
本来のファスの子の魂は俺の胎内、つまり将来の俺の子供の魂として宿っていた。
既に意識が薄まりつつある俺は考えもしなかった。
将来まさか自分が魔王と勇者の二人を同時に胎内に宿すことになることと、身籠った時に魔王フォレセとしての記憶が蘇ることを・・・・

オギャアオギャア!!!

新しく産まれた赤ん坊にフォレセとしての記憶は既になかった。
勇者とファスは産まれたわが子の誕生を祝福していた。
二人は知らない我が子がかって倒した魔王の生まれ変わりであることに。
そしてその記憶は完全に消滅していないことも・・・・・・・・・・・・・・・

二等分の魔王
END


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