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OP投下用スレ
1
:
名無しさん
:2012/02/07(火) 23:23:32 ID:???
OPを投下するためのスレです
2
:
名無しさん
:2012/02/25(土) 19:54:06 ID:O0FGsF3I
OP作ってみるけど、今から明日一杯まで仕事が入ったから無理だごめん
3
:
◆WxQUlTblkE
:2012/02/25(土) 22:08:58 ID:9ybYRBnI
これより、OP案を投下します
4
:
オープニング
◆WxQUlTblkE
:2012/02/25(土) 22:09:55 ID:9ybYRBnI
周囲は果てしない闇に覆われていた。まるで全てを押し潰すかのように重く、禍々しい闇に。
その中を、キャプテン・マーベラスは立ち上がった。
「何だ、ここは……!?」
辺りを見渡したが、そこはいつも見慣れているガレオン号などではない。ほんの少しだけ夢かと思ったが、全身に感じる肌寒さがそれを否定した。
そして周囲から、呻き声がいくつも聞こえてくる。どうやらここにいるのは自分だけではないらしい。あまりに現実味が無い出来事を前に、マーベラスは何が起きてもいいように構えを取る。
「マーベラスさん!」
「あっ、マーベラスさん!」
しかしその直後、後ろから聞き覚えのある声が二つ聞こえた。思わず振り向くと、海賊の仲間であるアイム・ド・ファミーユと伊刈鎧がこちらに駆け寄ってくるのが見える。
「アイムに鎧! お前らまでこんな所にいたのか!?」
「はい、わたくし達も気が付いたらここにいました。ジョーさんやルカさんやハカセさんは見てませんが……」
「一体ここは何処なんでしょう? モバイレーツも全然繋がりませんし……」
「何だと……!?」
二人の姿に安堵する暇もなく、マーベラスの疑問が強まっていく。
そんな中、彼は気付いた。アイムと鎧の首に付けられている銀色の首輪に。思わず自分の首に手を当ててみると、冷たくて硬い感触が指から伝わってきた。
「なぁ、お前ら。その首輪は何だ?」
「さあ? 俺にもさっぱりわかりません……なんか、全然外れませんけど」
「……マーベラスさんに鎧さん! あれを見てください!」
アイムの叫びにつられて、彼女の指差す方にマーベラスと鎧は振り向く。三人の先には、スポットライトのような一筋の光が唐突に現れ、一人の老人の姿を映し出した。
「御機嫌よう、ヒーロー及び悪役の諸君……私の名前は園咲琉兵衛。この度、君達を呼びつけた者だ……招待状を送りつけなかった無礼をどうか許して欲しい」
園咲琉兵衛と名乗ったその男は笑みを浮かべながら、嗄れた声で淡々と語る。一見するとその顔は穏やかに見えたが、マーベラスにはそう見えない。
ただ、この事態の首謀者だとわかった時点で、琉兵衛に対して憤りしか抱かなかった。それは周りの人影も同じらしく、至る所から怒号が発せられてくる。
「おい爺さん、どういう事だ!?」
「私が君達を呼びつけた理由はたった一つ、君達に頼み事があるからだ……何、君達にとってはそこまで難しい頼みじゃないさ」
マーベラスもまた怒鳴るも、琉兵衛はそれに構わず言葉を続けた。刹那、何処からともなく銃声が発せられて、弾丸が琉兵衛に襲いかかる。
しかしそれを浴びた琉兵衛から血が吹き出る事は無かった。弾丸は確かに貫いていたが、琉兵衛自身に変化が起こることはない。そんな違和感を見て、マーベラスは一つの推測を立てた。
「立体映像!?」
「これより君達をとある世界に送る。そして君達64人の参加者で、32人ずつに分けた二つのチームで殺し合いをして貰いたい。たったこれだけだ」
だが真実が明かされることはなく、琉兵衛から一方的にそう突き付けられる。
殺し合い。その言葉が発せられた途端、周囲のざわめきはより一層強くなった。ある場所からは怒りの言葉が、ある場所からは疑問の言葉が、ある場所からは歓喜したような言葉が聞こえてくる。
「君達64人は、ヒーローと悪役という二つのグループに分けた……そうした理由は一つ! 昔から様々な世界で行われている、正義と悪の戦いを私は見てみたいのだよ」
「ふざけんじゃねえ! 何が正義と悪だ!」
「それともう一つ。君達全員に巻かれた首輪だが、無理に外すなんて考えない方が良い。これには、特注品の爆弾が入っているからね」
闇の中に立つ琉兵衛の映像は、パチンと音を立てて指を鳴らす。すると、彼の左右に新たなスポットライトが差し込んできて、バッタの怪人と蜂の怪人が現れた。
正義を果たすというある男の欲望から生まれたバッタヤミーと、超古代より蘇った戦闘種族グロンギの一体であるメ・バヂス・バ。バッタヤミーとバヂスは何が起こったのか理解出来てないようで、辺りをキョロキョロと見渡していた。
そして――
5
:
オープニング
◆WxQUlTblkE
:2012/02/25(土) 22:10:27 ID:9ybYRBnI
ボンッ!
そんな軽い爆音と共に、バッタヤミーとバヂスの首輪が爆発して、頭部が跡形もなく粉砕される。どさりと音を立てて二つの巨体が倒れた途端、ざわめきが悲鳴と義憤に満ちた物となった。
「これでわかっただろう? 君達が生きて生還するには、戦うしかないのだよ……ヒーローは悪を倒し、悪はヒーローを倒す。実にシンプルじゃないか?」
二人の怪人が殺した琉兵衛はまるで何事もなかったかのように、涼しい笑みを浮かべたままだった。
「なお、詳しいルールについて君達全員に配られたルールブックに書かれているから、それを確認してくれたまえ。本当は君達ともっと語り合いたいが、そろそろ時間なのでね……別れるのが実に名残惜しいよ」
再度琉兵衛は指を鳴らすと、64個のスポットライトが至る所から現れ、光がここに集められた参加者に降り注がれていく。それはマーベラス達も例外ではない。
「そして最後に一つ……もしもどちらかの陣営が勝利したら、生き残った者達に褒美を与えよう! 不老不死、無限の財宝、世界を治められるほどの地位、死んだ者の蘇生……どんな望みでも、私は叶えると誓う!
そう……この戦いの果てに待つのは、宇宙最大の財宝だよ! では、健闘を祈る!」
その叫びを最後に、琉兵衛の姿は闇より消滅する。
不意にマーベラスは辺りを見渡すと、スポットライトの光を浴びた者達が次々と消えていくのが見えた。拙いと思い、マーベラスは二人の仲間がいる方に振り向く。
幸いにもまだ消えていないが、時間がない。
「アイム、鎧!」
だから今は、少しでも伝えなければならなかった。
「こんな意味のわからねぇ戦いなんかで、死ぬんじゃねえ! 絶対に生きろ!」
「わかってます! マーベラスさんと鎧さんこそ、無事でいて下さい!」
「俺、マーベラスさんとアイムさんをすぐに捜しますから! 二人とも、死ぬなんて俺は許しませんよ!」
三人は互いに誓いを立てる。しかし、その後に彼らの姿もこの場から消えてしまった。
本当ならばもっと多くを伝えたかったが、現実はそれを許さない。彼らが生きてまた再会出来るかは、誰にもわからない。
やがて見せしめにされた怪物達の姿も消える。あれだけいた闇の中には誰も残らなかった。
【メ・バヂス・バ@仮面ライダークウガ 死亡】
【バッタヤミー@仮面ライダーオーズ 死亡】
【バトルロワイアル スタート】
【備考】
※主催側に園咲琉兵衛@仮面ライダーW がいます。
6
:
オープニング
◆WxQUlTblkE
:2012/02/25(土) 22:11:09 ID:9ybYRBnI
以上です。
7
:
名無しさん
:2012/02/26(日) 20:09:21 ID:6rwafmw.
投下乙です
これで決まりですかね?
8
:
名無しさん
:2012/03/01(木) 05:03:07 ID:xSISr92o
本スレに投下しないの?
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