したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

産婦人科医の娘

1名無しさん:2019/01/26(土) 22:31:43
奏多と明日香の娘が産まれてから既に14年が経っていた。
奏多は今も現役で産婦人科医をしており、様々な患者を相手にしてきたが、今回奏多にとっては少々厄介な患者だった。
「言っとくけど私は絶対に堕ろさないからねお父さん。」
そう言い駄々を捏ねるのは香奈、そう奏多と明日香の娘である。
彼女は14歳で身籠ってしまっていた。
相手は同じ学校の同級生だ。
香奈は付き合っていた恋人の家に遊びに行った時に避妊具を付けることをすっかり忘れてしてしまいその一回で出来てしまったのだ。
普通なら14歳で産むのはリスクが大きいので基本中絶なのだが、香奈がこんなにも産むのに拘るのはその彼が交通事故で亡くなったからである。
皮肉にも妊娠がわかったのは事故の後だった。
そのため香奈にとってお腹の中の子が事実上恋人の忘れ形見になってしまいどうしても香奈は産みたいのだ。

香奈:奏多と明日香の娘。まさかの14歳で妊娠をしてしまう。本人は産む気満々。
ちなみにまだ妊娠2か月目。

※産婦人科医の娘の続編で奏多の娘、香奈が妊娠し出産をする話です。
香奈以外の出産はなしでお願いします。
その他の登場人物、設定などは過去ログにある過去作品を参照してください。

2名無しさん:2019/01/30(水) 21:23:06
「…少し考えさせてくれ」
そう呟いて奏多は香奈を自室に戻らせた。

診察室の扉が閉まるのを確認して、奏多はため息をついた。
もともと明るい性格だった香奈。
幼馴染だった少年と付き合う事になって、ますます笑顔が増えていた。

しかし、少年は交通事故で帰らぬ人になった。
香奈の誕生日プレゼントを買いに行く帰りに命を落としたのだ。

香奈はショックで引きこもり、学校に行かず部屋の中で過ごす事が多く、食事もあまり食べなくなっていた。

奏多は、いつか香奈が命を絶つのではないか。そんな事すら考えていた。


「生理が来てないの、お父さん。市販の検査薬をお母さんに買って来てもらって、陽性も出てる。」

そんな相談を受けたのがつい最近。
正式に妊娠が確認出来たのが今日だった。


「はぁ…」

ある程度今までの流れを整理して、奏多は再びため息をついた。
14歳と言う子供を産むにはまだ未熟な身体。難産になる確率は高い。
そう説明して中絶しろと言うのは簡単だ。
だが、香奈のお腹の中で育っている赤ちゃんは香奈の生きる希望になっているのも事実。
最近の香奈は、引きこもっていた部屋から出て、少し前から始まったであろうつわりに苦しみながらも食事を取ろうとする意思も出てきている。
中絶しろ、なんて言うとそれこそ命を絶つかもしれない。

「全力でフォローしてやるのが親の務め、か」

そう独り言を言ったあと、奏多は香奈を支える覚悟を決めたのだった。

3名無しさん:2019/01/31(木) 00:39:17
「さてどうするか・・・」
奏多は考えていた今後のことを。
妊娠している香奈をこのまま学校を通わせるべきかどうか。
「仮にこのまま学校に通わせるにしても途中で休ませた方がいいよな・・・・」
奏多は将来のことを考えて香奈に学校を退学させるという選択肢はなかった。
「まずは香奈に決めたことを伝えるか・・・・」
奏多はとりあえず香奈に決意を伝えることにした。

4名無しさん:2019/02/05(火) 19:39:11
「香奈、ちょっといいか?」

夕飯が用意されたテーブルに奏太が座り、つわりからかしかめっ面で食事をしている香奈に話しかける。

「…ん、なに?」

ゆっくりと飲み込み、すこし間を置いて香奈はそう返事をした。

「僕も覚悟を決めたよ。香奈、産みたいと言うなら全力でサポートする」

「本当!?」

笑顔でそう訊く香奈。しかし、奏太は厳しい顔で続けた。

「ああ。でも条件がある。万が一、香奈と赤ちゃんのどちらかが命を落とす可能性が出てきたら、僕は香奈の命を優先する」

「…嫌だ。私の命に代えてもこの子は産みたい。大好きな…大好き『だった』人の血を引いた命だもの」

笑顔が曇る香奈。この話は平行線になる、そう考えた奏太は話を変え、学校をどうするか聞いてみる事にした。

「…わかった、この話は一旦保留しよう。ところで、学校だけど…」

「学校は卒業したいから、お腹が目立つまでは行くか、今から休学して出産してから行きたい。
流産は避けたいから、私的には後者、かな?」

間髪入れずにそう話す香奈。奏太は、卒業したいという香奈の意思に一安心した。

「わかった。休学できるか僕からも聞いてみよう。もし出来ないなら、出産後に転校するかもしれないな。構わないか?」

そう話す奏太に、香奈はうなづいた。

5名無しさん:2019/02/09(土) 19:30:22
そして奏太は学校に香奈の妊娠と今後の伝えたところ思いがけないことに学校側は了承してくれた。
ただし今後のことを考え学力を維持するため、すぐには休学せずお腹が大分大きくなるまでは来てほしいと言われた。
ただし体育などの激しい運動は休ませてくれるようだ。
奏太は自分一人で決めることではないと思い香奈に相談して決めることにした。

6名無しさん:2019/05/09(木) 17:34:29
香奈にそのことを話したら、香奈は悩んでいたが暫くしてその条件を受け入れる返事をした。
一先ずは学校の件は解決したとは言え、これから大変である。
実は奏多はあまり未成年の患者の担当をしたことがないのだ。
おまけに担当したことがあるのは最低16歳までで15歳以下の患者の相手の経験はなかったのだ。

7名無しさん:2019/07/15(月) 08:09:32
だからと言って奏多は手をこまねいているわけには行かなかった。
香奈が出産を迎えるまでに、他の病院から未成年の出産に関する記録を取り寄せて調べることにした。
そうしながら奏多は香奈の学校生活をサポートするのだった。

8名無しさん:2019/08/28(水) 00:37:46
こうして香奈の妊婦学校生活が始まった。
幸いにもクラスメイトからのイジメなどはなかった。
皆香奈と少年の仲を周知しており、香奈の妊娠の事情も理解しているからだった。
とりあえずクラスメイトの理解と協力を得たのは幸いであった。
あとは香奈の体調に気を付けるのみ・・・・・・・

9名無しさん:2019/09/01(日) 08:47:27
学校からもクラスメイトからもサポートを受けたお陰か、香奈の体調は小康状態を保てていた。
しかしそんな一見順調には見える香奈だが、いくつかの問題が奏多を悩ませていた。
まず第一、香奈のお腹にいる胎児は妊娠週数のわりにかなり大きく成長していることだ。
未だ個人差の範囲内に収まっているものの、このまま手を打たないと難産になりかねない。
そして第二、大きめに育っているにもかかわらずに、香奈の胎児は殆ど胎動していない。
脳の運動系に異常があるかもしれない……香奈本人にとっては、こちらのほうが大問題だ。

10名無しさん:2019/09/01(日) 11:31:52
香奈は不安なので奏多に胎児を診てもらおうと考えていた。
香奈は例え胎児に障害があっても産むつもりだが、これから先の事を見据えて何の障害か把握しておいた方が良いと考えたからだ。
そして香奈は父である奏多に胎児の検査をお願いした。

11名無しさん:2019/10/05(土) 13:43:39
結果として香奈の不安は杞憂に終わった。
奏多が検査したところ胎内の胎児は脳には特に問題は見当たらずとても健康な胎児だった。
それを聞いた香奈は安心した。
胎動についても胎動していないのではなく、香奈が感じなかっただけであった。
「これから成長していくと嫌でも感じることが出来るよ、それよりもあまり赤ちゃんが大きくならないように気を付けないと・・・・」
奏多は香奈にそう注意をした。

12名無しさん:2019/11/18(月) 17:19:44
そんなこんなで時間が流れていき香奈は妊娠3か月目を迎えた
妊娠3か月目にもかかわらず香奈のお腹はポコッと出ていた。
「やはり香奈の胎児は普通よりも大きく成長している。普通お腹が目立ち始めるのは4か月以降なんだけど・・・」
奏多は困っていた。
このままだと巨大児になり、難産になるのは確実だったからだ。

13名無しさん:2020/01/14(火) 19:38:02
そして奏多がとった行動は栄養バランスを考えた食事だった。
奏多は明日香と結婚する前は自炊していた。
その腕と産婦人科医としての知識を生かすことにしたのだ。
こうして香奈の食事は奏多が作ることになった。
「とりあえず香奈の胎児がこれ以上大きくなるのは抑えられるはず・・・・・」
奏多はそう独り言を言った。

14名無しさん:2020/02/22(土) 14:05:29
とは言え奏多がしたことはさらに大きくなるのを防いだだけで、香奈の胎児が普通の子より大きくなるのは確実だった。
「診る頻度を上げた方いいか・・・」
奏多はすぐに対処できるように香奈の診察の頻度を上げることにした。
「胎児の成長具合によっては考えておくか・・・・」
そして母体である香奈が若いことも考えて、帝王切開での出産も視野に入れることにした。

15名無しさん:2020/04/05(日) 18:35:16
こうして香奈の定期検診は一般的な人より頻度を増やすことにした。
少しでもちょっとした異変を見逃さないためである。
そうしている内に香奈は妊娠4か月目を迎えた。
妊娠4か月目の香奈のお腹は大分膨らんでおり、見た目的には丁度妊娠5か月目くらいに見える大きさになっていた。

16名無しさん:2020/05/27(水) 22:57:53
通常の妊婦より成長が早い分、香奈の胎児の胎動はその大きさ相応のものであった。
まさしく「嫌にでも感じれてしまう」ほどの強さで、子宮の中で動き回る胎児。
香奈からしては、まるで内臓全体がサンドバックになって殴られ蹴られている毎日だった。
そして恐ろしいことに、妊娠期間はまだ半分以上もあることだ。
当然これから胎児はもっと大きくなるだろうし、これからの胎動を想像したくない。

17名無しさん:2020/05/27(水) 23:56:16
それでも香奈は弱音を吐かなった。
このことも元から覚悟の内なのだろう。
「娘が頑張っているんだ。僕が弱音を吐いてどうするんだ。」
奏多は今はやれるだけのことをやるしかないと決意をした。

18名無しさん:2020/05/31(日) 01:17:19
あれから一週間、二週間……あっという間に一か月が経った。
香奈のお腹は急激に膨らんでいき、8か月といっても信じられるほどになった。
5か月、多く見積もって6か月はないのに…まるで双子でも身籠っているのようだ。
胎動も当然のように日々増して強くなっていき、腹の上からでも見て確認できるほどだ。
冗談でも「お腹を突き破って出てきそうね」を言えない香奈の状態は、奏多を悩ませた。

19名無しさん:2020/05/31(日) 08:24:18
5か月で8か月相当のサイズは個人的には大きくなりすぎなので
これ以上お腹のサイズはあまり大きくせずにしていってほしいです。
あと産まれる子供は一人でお願いします。
byスレ主

20名無しさん:2020/07/11(土) 13:41:15
>>19でスレ主からの要望があったので路線変更と言うか微修正します。

「・・・・はっ!!!」
奏多は目を覚ました。
「・・・夢か・・・・」
香奈のお腹が妊娠5か月目で8か月目並の大きさになっていたのは奏多の夢の中の出来事だった。
現実は妊娠5か月目ではまだ6か月目ぐらいの大きさだった。
「あの夢は僕の不安が原因で見た夢か・・・・・・」
奏多はそう言い安堵の溜息を吐いた。

21名無しさん:2020/07/30(木) 00:03:44
「とは言え油断は出来ないな・・・・」
あの出来事は夢だったとは言え気を付けなければ正夢になる可能性もあるのだ。
奏多は改めて気を引き締めた。

それから数日が経ち香奈は妊娠6か月目を迎えた。
奏多の努力の甲斐あってか香奈のお腹は妊娠7か月目ぐらいの大きさだった。

22名無しさん:2020/07/31(金) 00:04:04
お腹が大分大きくなったものの、まだそこまで生活するのに支障はない為香奈はまだ学校に通っていた。
とは言えそのお腹で通学するのは既に大変なので、今は母親である明日香が車で香奈を学校へ送迎している。
ちなみに時々ではあるが奏多も香奈を送迎する時がある。
お腹の大きくなった香奈は学校ではクラスメイトから注目の的だった。
流石に香奈の妊娠の事情も理解しているとは言え、同じクラスの子が妊娠していることに興味が湧かない訳がなかった。

23名無しさん:2020/11/03(火) 00:27:52
「香奈のお腹大分大きくなったねえ、ねえ今何ヶ月目なの?」
「今6か月目だよ。」
クラスメイトの同性の友達からの質問に香奈は答える。
「えっまだ6ヶ月目なの?それにしては結構大きいよね?もしかして二人いるの?」
「違うよ双子じゃないよ。お腹にいるのは1人だけ。」
「えっ嘘!その大きさで!?」
友達は双子じゃないのに香奈のお腹が大分大きいことに驚いた。

24名無しさん:2021/02/22(月) 13:17:20
「ちょうど今動いてるから、触ってみたい?」
「いいの?」
「触りたい触りたい!」
香奈がそう言うなら、とクラスメイトの同性の友たちが一気に香奈を囲んだ。

25名無しさん:2021/06/14(月) 07:57:44
ドグン!
「うぐっ!?」
大勢に触られるのが嫌なのか忽然、外からでもわかる強烈な胎動が起きた。
「い、痛たたた・・・」
「ちょっと香奈、大丈夫?」
「き、救急車呼んだほうがいいの?」
急に波を打った香奈のお腹に少しビビりつつも、関心を示す友たち。
そこで香奈は――

26名無しさん:2021/08/16(月) 22:43:21
「みんな心配しないで大丈夫よ、只の胎動だから。」
「えっ胎動?」
「うん。」
香奈の言葉にクラスメイトらはきょとんとした顔をしていた。
「えっ、胎動ってそんな強烈なものなの?」
「多分これは赤ちゃんが驚いたのかも。」
香奈はそう言いみんなの前で笑った。

27名無しさん:2021/11/28(日) 13:57:53
「よかったただの胎動かぁ。」
「びっくりしたよもう〜〜〜。」
クラスメイト達は皆一斉に安心した。
「一人ずつなら大丈夫だと思うから触ってもいいよ。」
皆が安心したのを確認した香奈はクラスメイト達にそう言った。

28名無しさん:2021/12/05(日) 13:55:39
「えっ、触ってもいいの?」
「やったぁ!!」
その香奈の言葉を聞いたクラスメイト達は一斉に香奈の前に並んだ。
「じゃ、じゃあ触るね。」
「うん優しくね。」
そして最初の一人目が香奈の膨らんだお腹を触り始めた。

29名無しさん:2022/05/15(日) 09:10:21
その後クラスメイト達は一列で並び。
順番に一人ずつ交代しながら香奈のお腹を触っていった。
一人ずつで優しく触ったためか、特に問題も起きることばなかった。
それから数日後。

30名無しさん:2022/05/29(日) 09:20:17
香奈は妊娠7か月目を迎えた。
香奈のお腹はだれがどう見ても妊婦だとわかる程に大きくなっていた。
大きさ的には妊娠8か月目ぐらいになっていた。
この大きさになっても香奈はまだ学校に通っていた。
今日は検診の日で奏多は香奈のお腹を診ていた。

31名無しさん:2022/06/19(日) 10:31:43
「とりあえずは現状維持出来ているな。」
奏多は香奈のお腹を診てそう言った。
「もうそろそろ学校は休ませたほうがいいかな?」
奏多は休学させることを考えたものの、とりあえず妊娠7か月目いっぱいは学校に行くことになった。

32名無しさん:2022/12/18(日) 14:00:46
今日の学校の授業の体育は水泳だった。
無論香奈は妊娠している為見学だが、香奈本人が一応形でも授業に参加したいと希望したので香奈は妊婦用の水着を着ていた。
クラスメイトが水泳をしている横で香奈はその様子を見ていた。

33名無しさん:2023/01/01(日) 14:00:59
香奈の水着は妊婦用だったが、奏多が態々店に特注で香奈の学校の水着と同じデザインで作って貰った物である。
その為香奈は妊娠しているのに、はたから見ると自分の学校のスクール水着を着ているように見えた。
奏多は香奈がクラスの皆と違う水着を着ていることからの疎外感を感じないようにとの配慮だった。
しかし妊婦に体のラインの出やすいスクール水着の組み合わせと言うのは同年代の男子達にとってはいささか扇情的だった。
また香奈は14歳にしては胸は大きいほうだった。
その為クラスメイトの男子どころか、同性である筈の女子達からも注目の的になっていた。

34名無しさん:2023/01/02(月) 13:59:33
当の香奈はと言うと特に恥ずかしがる様子もなくクラスメイト達の視線を気にしていなかった。
香奈は小学5年の頃から胸が大きくなり始め、その頃からクラスメイトの注目を受けていたので既に慣れてしまっていた。
むしろ香奈としてはお腹の子の父親、つまり亡くなった自分の恋人に大きくなったお腹を見せることが出来ない事の方を気にしていた。

35名無しさん:2023/03/19(日) 12:41:21
しかしその恋人が亡くなっているからこそ出産が許されているのもまた事実なので、香奈の気持ちは複雑だった。
「はあ・・・」
香奈は一瞬だけ浮かない顔をして溜息を吐いた後、すぐに何事もなかったかのように普段の顔に戻った。
そして歳不相応の大きく膨らんだお腹を撫でながらクラスメイト達の授業風景を見るのだった。
ポコポコッ!
一方香奈の胎内にいる胎児はそんな母親の憂鬱など知らずに元気に動き回っていた。

36名無しさん:2023/03/26(日) 14:01:01
なんだかんで色々ありながらも香奈は学校での妊婦生活を楽しく過ごしたが、そうしている内に妊娠8か月目を迎えた。
香奈のお腹はかなり大きくなり普通に生活するのも大変なので、学校を休むことになった。
妊娠8か月目を迎えた香奈のお腹は妊娠9か月目くらいの大きさになっていた。

37名無しさん:2023/08/06(日) 17:26:17
ポコポコッ!!
「ふふっ最近この子よく動くわ。産まれたらとても元気な子になりそう。」
かなり大きくなった香奈のお腹を見て奏多は内心少し心配していたが、当の香奈は妊婦生活を楽しんでいた。
ちなみに香奈が学校を休んでいる間の学業はクラスメイトがその日の授業内容を描いたノートとプリントを持ってきてくれている。
当初はリモートで授業を受けると言う考えもあったが、
もともと香奈が学力がいいことと、妊娠していることを考えて自分のペースでやらせた方がいいと言う結論になってこの形になった。

38名無しさん:2023/08/12(土) 00:12:23
そして今月も奏多の診察ではやはり普通の胎児と比べると少し大きいこと以外は特に異常はなかった。
「とりあえずは現状維持か・・・・・出産まであともう少しとは言え油断できないな・・・・」
奏多は香奈が学校を休み出産までは常に家にいる状態になったため、仕事の時以外は常に香奈に気を配り、
仕事中でも何か香奈に異変が起きてもすぐに対処出来るようにした。

39名無しさん:2023/11/20(月) 00:16:57
このまま香奈は家の中で平穏に残りの妊婦生活を過ごすかと思われたがそれを破ったのは香奈自身だった。
香奈が1日中家に寝転がっているのは暇だし体が鈍ってしまうと言い出したのだ。
「確かに毎日家でごろごろしてばかりいるのも良くはないな。」
香奈の言うことも一理あると思った奏多は自分が勤務している病院にあるマタニティスイミングに通わせることにした。

40名無しさん:2024/04/06(土) 12:54:43
こうして香奈はマタニティスイミングに通うことになった。
そのマタニティスイミングに通っている人の中には10代の者もいたがその年齢は16から19歳であり、15歳以下の人は香奈を除けば1人だけだった。
「ねえ、あなた何歳?見たところあたしと近い年齢に見えるけど?」
「14歳です。」
「ありゃあたしより1歳年下かぁ。ってことはアンタがこの教室で最年少になるのかな?」
「ふふっ、そういうことになるのかな?」
「まあとにかくあたしより年下の人はアンタが初めてだよ。あたしの名は奈美恵、あんたは?」
「香奈です。」
「香奈って言うんだ。よろしくな香奈。」
香奈と奈美恵の性格は対照的と言えるものだったが、歳が近いこともあって二人はすぐに打ち解けあった。

41名無しさん:2024/04/13(土) 07:42:53
奈美恵はどちらかというと少し…いや、かなりおっちょこちょいな子で、良くも悪くも天然な子だった。
香奈より一歳年上なのに、彼女と一緒にいると香奈はまるで手のかかる妹ができた気分になる。
スイミングは妊婦にとって割と激しい運動なので、二人は毎回、終了後一緒にシャワーを浴びていた。
今日も、汗だくな二人はプールのシャワールームに入っていく。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板