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梓「唯先輩、プレゼントは歩くものと喋るものどっちがいいですか?」
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もしも唯ちゃんの誕生日が1月22日だったら……?というアイデアから生まれたifモノです。
唯ちゃんの誕生日の設定が改変されているので、唯ちゃんの誕生日の設定の改変が苦手なかたは注意してください。
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唯「ええー、そんなのいいよ。かさばりそうだし」
梓「かさばるんですか?」
唯「おそらくそうだよ」
梓「じゃあ小さいものがいいですね、ね!」
唯「うん。でもそれはそのものの種類のなかで相対的にちっちゃいってわけじゃなくて絶対スケールがちっちゃいっていう意味のちっちゃいだよ」
梓「じゃあ大きいものがいいですかね」
唯「大きいものをもらうとなんだかうれしいよね」
梓「具体的には二メートルないくらいがいいですよね」
唯「それってわたしにはちょっと大きすぎるよ」
梓「まあたしかに2メートルは大きすぎるし、1メートルは小さすぎますよね。そのやっぱりそのちょうど中間が唯先輩にはぴったりですよ」
唯「ぴったりじゃないと思う、個人的にはだけど」
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梓「あ、そうだ、ちょっと唯先輩の部屋に入っていろいろ物色してもいいですか」
唯「え、だめ、だめ、だめだよ」
梓「なんですか、見られちゃいやなものであるんですか」
唯「そ、そうじゃないけど」
梓「あ、別に変なことをするわけじゃないですよ。そう思われてるなら心外ですけど」
唯「え、あ、そうは思ってないよ、もち、もちろん」
梓「唯先輩の持ち物を知りたかっただけです。すでに持ってるものをもらったらがっかりじゃないですか」
唯「あーたしかにそうだね、そうだ。炭酸ソーダ、なんちて」
梓「ちゃんと誕生日には唯先輩のモノじゃないものをあげますよ」
唯「あーずにゃんっ!」ダキッ
梓「わぁ!なにするんですか、突然」
唯「ぎゅうううう。ほっぺすりすり」
梓「きつ、きついですってば」
唯「だってあずにゃんわたしのモノだもん。そうだよね?」
梓「まあ、そ、ですけど……」
唯「よかったあ。もうあずにゃんのこと離さないもん、わたし離さない」
梓「えへへへ」
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唯「あ、そうだ、誕生にはわたしのモノじゃないものをちょうだいね!」パッ
梓「……え。あ、はい」
唯「楽しみだなー」
梓「あ、ひとついいですか」
唯「なに?」
梓「わたし、身体は許しましたけど、心まで唯先輩のモノになったつもりはないですからっ」
唯「え?」
梓「何人も精神の自由まで侵すことはできないんですよ」
唯「でも、モノに心ってなくない?」
梓「わたしは人ですし」
唯「誕生日にはモノをくれるんだよね?」
梓「もーさっきからああ言えばこう言えばああ言う、いったいなんなんですかっ!」フシュー
唯「だって、あずにゃんが聞くからにゃん」
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梓「じゃあなんですか、お金ですか?現金なら満足します?いくらです?」
唯「そ、そんなんじゃないよぉ……お金なんかもらってもうれしくないもんわたし、わたしうれしくない」
梓「そうですか?」
唯「そうだよ!」プンスカ
梓「へー、ちなみにいくらくらいなんですか?」
唯「へ?」
梓「つまり、唯先輩にとっての誕生日プレゼントの価値は」
唯「それは何ともいえないね、みんなの気持ちはプライスレスだよ」
梓「あえて言うなら」
唯「それに誕生日プレゼントもいろいろあるし」
梓「じゃあ、誕生日の夜、プレゼントとベットで一夜をともにする経験にはいくらくらい払えるんですか?」
唯「そういうのどうやって思いつくの?」
梓「たくさん誕生日プレゼントをもらったけどパーティ長引いたからその日にあけられなくて、一番大切な人からのプレゼントを抱えて寝るところからですよ」
唯「うーんと……100万円くらい!……かなあ」
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梓「じー」
唯「な、なに?」
梓「ほんとですか?」
唯「ほんとだよ」
梓「100万円も払えるんですか?」
唯「払うもん」
梓「じゃあください」
唯「なんであずにゃんあげなきゃいけないのさ」
梓「だってそれは、その……じゃあ特別に初回サービスで無料にまけてあげます!」
唯「いらないよ」
梓「なんでですか!なんで」
唯「だってお金でセックスなんてしたくないもん。わたししない」
梓「えっち!」
唯「だってあずにゃんが……」
梓「わたしはプレゼントの現金価値について話してただけじゃないですか。
あ、そうだ、じゃあそんなえっちな先輩にはおもちゃを買ってあげますよ」
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唯「おもちゃ?」
梓「大人のおもちゃですよ、もう。言わせないでください///」
唯「い、いらないよっ」
梓「でも最先端のやつですよ、自立式の。ソフトからハードまであらゆる楽しみ方ができますよ。エッチなボイス付きでローションも内蔵してありますし、使ってるうちに唯先輩になじんで進化しますからね。それに見た目もキュートでビューティなので街に持ち歩いてもぜんぜん恥ずかしくない!」
唯「そんな世界知りたくないもん。わたし知りたくない」
梓「はああああーもぉーむりですよ、むり」
唯「むり?」
梓「むりなんですよ。さっきから唯先輩が図々しく自分のもらうプレゼントにいちゃもんつけるから、むりです」
唯「わたし、なんでもいいよっ、なんでも」
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梓「じゃあどんぐりでいいですか?」
唯「どんぐり」
梓「もうどんぐりくらいしかあげらないです。唯先輩のわがままを全部聞いてたら」
唯「それでもいいよっ」
梓「憂は3DSを唯先輩にをあげるらしいですよ、画面の大きいやつ。ムギ先輩はプラズマテレビ、これも画面の大きいやつです。澪先輩は、律先輩といっしょになんかおもしろいものをあげようと考えてるそうですね」
唯「それ言っていいの?」
梓「そんなプレゼントのなかに一つどんぐりが混ざってたらなんて言います?」
唯「わかんないなあ、そのときになんないと!」
梓「唯先輩はこう言うと思いますよ。はぁぁああああーー……はぁあああ……はぁ……どんぐりかぁ……あずにゃんはどんぐりかぁ、えーとなんだっけ憂がと3DSでムギちゃんはプラズマテレビ、りっちゃんと澪ちゃんはなんかおもしろいものくれたのに、あずにゃんはどんぐりかああ。今時どんぐりなんてリスでも喜ばないのになあぁ。どんくりかぁ、あずにゃんどんぐりかぁ。もちろん気持ちは嬉しいよ。どんぐりに、こころうれしい、たんじょうび。あ、どんぐりあずにゃん、そのケーキおいしい?そっか、でもどんぐりははいってないけどね」
唯「わたしそんなこと言わないよ。わたし言わないもん」
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梓「わかりましたわかりました」
唯「え?」
梓「ここはわがままな唯先輩に大人のわたしが折れて何とか唯先輩の要望を全部満たすような誕生日プレゼントを用意して見せますから」
唯「ほんとに?」
梓「じゃあ誕生日には、歩かないし喋らないしかさばらないし大きくも小さくもちょうどよくもないし唯先輩が持ってないモノで、唯先輩にとっての現金価値は100万円くらいで、性的な用途には一切使えない、どんぐり以外のなにかを用意しておきますから、楽しみに待っててくださいねっ」
唯「うんっ」
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誕生日当日(1月22日)
梓「おめでとうございます」
唯「ありがとあずにゃん、略して、あ……」
梓「そんなことより、さっそくですけど唯先輩、誕生日プレゼントは…………」
唯「誕生日プレゼントは?」
梓「誕生日プレゼントは!」
唯「うん」
梓「誕生日プレゼントはっ!」
唯「おおっ」
梓「わたしですっ」
唯「……」
梓「……」
唯「わーーい!やったー、あずにゃんだっ!わたし、あずにゃん前々から欲しいと思ってたんだよね、あずにゃん、あずにゃんくれてありがとっ!今日は最高の誕生日になったよ!」ピース
梓「がっかりプレゼントでも喜んだふりをしてくれる唯先輩やさしい!」
唯「よーし、今夜はあずにゃんで遊びたおしゃうぞー」
梓「きゃーえへへ」
おしまい
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なんだ、ただの神か
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なにこれ
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