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唯「あずにゃんってホントに150cmあるのかなぁ?」
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律「……なんだよ急に?」
唯「前から思ってたんだけどね?あずにゃんの身長が150cmだとすると
私との差が6cmってことなんだけど」
律「ふむ」
唯「抱きついた時とか……どうも6cm差どころじゃない気がするんだよね」
律「言われてみれば……私とは4cm差のはずだけど、もっと低いような……」
澪「そう言えばテレビで見たんだけど、男の人で自称170cmの人って実際に測ってみたら
大半が170無かったんだってさ。ひどい人は160前半だったり」
紬「……梓ちゃんも自称150cmよね。私達梓ちゃんの身体測定の結果とか見たわけじゃないし」
唯「…………」
律「…………」
澪「…………」
紬「…………」
律「……怪しいな……」
唯「……だよね?」
澪「ま、まあ別にいいじゃないか。仮にサバ読んでたとしてもちょっとぐらい…」
律「澪!お前は160の大台に乗ってるから余裕かましてられるんだよ!150台の私らにとって
1cmの差がどれだけ大きいことか!!なあ唯、ムギ?」
唯「えっ?あ、ごめんねりっちゃん。私そんなに自分の身長気にしてないよ?」
律「……へ?」
唯「高くはないけどまあ普通ぐらいかなって…」
紬「私も〜」
律「」
唯「ただあずにゃんがホントに150cmあるのかなってちょっと気になっただけだよー」
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律「……ちきしょー裏切り者共め………まあいい、とにかく問題は梓だ!
よーし、梓が来たら身長測ってみようぜ、唯!」
唯「了解です!確か倉庫にメジャーあったよね?」
紬「待って!唯ちゃんりっちゃん!」
律「なんだよームギ、止める気か?」
澪「そうそう、梓が気にしてることだったらそっとしておいてあげた方が…」
紬「ううん、違うわ。梓ちゃんのことだから真正面から身長を測ろうとしても
きっと嫌がって素直に測らせてくれないと思うの」
澪「」
唯「なるほど、確かにそうだね」
律「なんかいい作戦があるのか?ムギ」
紬「ええ、任せて!」
澪「…………」
―――――――――
ガチャ
梓「こんにちはー。すいません、遅くなりました」
律「おう、梓。待ってたぞー。ちょっとこっち来てくれ」
梓「はぁ」テクテク
律「これを見て欲しいんだ」
梓「ホワイトボードに……なんですか?この横線?」
唯「!」
紬「!」
澪「……!」
律「ふふふ…この線はなぁ……150cmのラインだ!!」
梓「!!!」
律「唯、澪、ムギ!お前ら見たな!?」
唯「うん!」
紬「見たわ!」
澪「梓……」
梓「な、なな何を見たって言うんですか!?」
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紬「今、梓ちゃんは150cmのラインが引かれたホワイトボードの前に立ったわよね……」
唯「残念だけどあずにゃん……どう見ても足りてなかったよ……」
律「梓……お前身長サバ読んでるな……?」
梓「う、うぅ……」
澪「……ホントは何センチなんだ?梓」
梓「……120cmです……」
紬「!!……なんてことなの……」
唯「……30cmもサバ読んでたんだね……」
律「ドラ○もんよりも低いじゃねぇか……」
澪「……梓……」
梓「ごめんなさい……今まで嘘ついてて……私、軽音部辞めます……」
律「!!」
唯「そ、そんな!あずにゃん……!!」
紬「わ、私達、そんなつもりじゃ……!」
澪「………………」
梓「いえ、皆さんを騙してたんですから……もう一緒にはいられません……」グスッ
澪「梓………これを見てくれ」ゴソゴソ
梓「……?なんですか、これ?」
紬「これって……バストアップ用のパッド?」
唯「す、すっごく分厚いよ?」
律「澪、まさかお前……!?」
澪「ああ、今まで黙ってたけど……私、ホントはAAAカップなんだ……ははっ……」
梓「……澪先輩っ……!」
-
澪「軽音部の巨乳クイーンみたいな顔して、今までチヤホヤされてきたけど……
実は律や梓よりも貧乳なんだよ……ツルペタの絶壁さ」
律「澪……」
唯「みんな……ちょっとこれ、見てくれる?」
澪「体重計?」
紬(どこから出したのかしら……?)
梓「……唯先輩……まさか……!」
唯「よく見ててね」ギッ
律「………95kg!?」
唯「えへへ、太らない体質なんて嘘なんだー。軽音部に入ってからムギちゃんの
お菓子がおいしいからどんどん太っちゃって……でへへ、お恥ずかしい……」
梓「……唯先輩……」
律「………………」ヒラリ
紬「あら?りっちゃん、何か落としたわよ?」
律「あー、ほんとだ落としちまったー。悪いけど唯、拾ってくれ」
唯「しゃがむのキツイんだけど……ヒョイ……えっ!?こ、これって……運転免許証!?」
澪「えぇっ!?おい、律!お前、免許証なんていつの間に……!?」
梓「そ、それより生年月日を見てください!!」
紬「………27歳!?」
-
律「あちゃー、バレちまったかー。私、さわちゃんとタメなんだよ」
紬「そうだったんですか!?」
唯「りっさん……」
律「まあ、詳しい事情は勘弁してくれな?」
澪「ね、年齢なんて関係ないですよ!例えいくつでも律さんは律さんです!」
律「ははっ、サンキュー澪。これからも今までどおりでいてくれるか?」
澪「はいっ!もちろんですよ!」
梓「……皆さん……」
唯「ね?あずにゃん……辞めるなんて言わないで……?」
梓「………はいっ……!」
_________
琴吹紬です。
あの日、ちょっとした好奇心から色々な事が露になってしまいましたが
私達軽音部は何も変わっていません。
唯「えへへーあずにゃーん♪ちっちゃくて可愛いー♪」ギュッ
梓「もうっ!唯先輩、抱きつかないでくださーい!異様に熱いですし、脂でヌルヌルしてますよっ!」
唯「えぇ〜っ?あずにゃんのいけずー♪」フゴッ
澪「こら!唯、そろそろ練習始めるぞ。律さんも!準備して下さい!」
律「えぇ〜っ?まだいいじゃ〜ん」
澪「そんな事言って昨日も練習しなかったじゃないですか!部長なんですからしっかりして下さい!」
律「今日の紅茶は豊胸作用があるってムギが言ってたぞ〜♪」
澪「……えっ!?ホ、ホントですか……?」ゴクリ
うふふ。ちょっとぐらいの隠し事があったからって、そしてそれがバレたからって
私達の絆は少しも揺らぐことはありません♪
さわ子(ムギちゃん……ちょっとこっちに来て……)ヒソヒソ
紬(さわ子先生……)
さわ子「ほら、これ。新曲できたわよ」
紬「いつもありがとうございます。お金はまた振り込んでおきますから……」
さわ子「ねぇ、ムギちゃん……もうこんな事やめにしない?」
紬「……でも私、ホントは譜面も読めないし、キーボードも簡単な曲しか弾けないし……」
さわ子「別に作曲なんて出来なくてもみんなの見る目は変わらないと思うわよ?」
紬「………………」
いつか私も、本当の事が言えたらいいな……
おわり
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なんか勢いでくだらない物を書いてしまいました。すいません。
実在の人物・団体とは一切関係ありません。
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こういうの好き。
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面白かった
おつおつ
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120は極端にしても、澪との差からして140㎝台かなぁとは思ってたが…
それにしてもりっさんが(笑)
これは凄い発想だ!
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題名で期待して読んだけど、それを上回るまさかの連発!お見事な発想です。
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