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唯「野辺山と軽井沢と横川と」
-
部室
律「あー,行きたい!」
唯「私も行きたい!!」
澪「どこへ行きたいんだ?」
梓「もしかしてこの前新しくできた雑貨屋ですか?」
唯「ちがうよあずにゃ〜ん,旅行だよ。」
律「そうだそうだー,遠くへ行きたい!!」
唯&律「知〜らな〜い ま〜ちを 歩い〜て み〜た〜い〜♪」
澪「旅行って…… どこに旅行行くお金なんてあるんだよ。」
律「ムギ!!」
紬「はい,予算は私が用意しときますね。」
唯「でかしたぞ!!」
澪「そういう人でしたね,ムギは……」
梓「それで,どこへ旅行したいんですか?」
"
"
-
澪「そうだぞ,第一日帰りで行ける場所なんて限られるぞ。」
律「誰が日帰りと言ったー!!」
唯「そうだよ,泊まるんだよ!!」
律「勿論ムギの別荘でな!!」
澪「ムギの別荘って……」
紬「私,軽井沢に行ってみたかったの〜。軽井沢に別荘があるからそこでもいいかしら。」
律「でかした,ムギ!!」
紬「8人ぐらいは平気で泊まれるから他の人達も誘いましょう。」
梓「じゃあ私純にも聞いてみます。」
唯「憂と和ちゃんにも聞いてみるよ〜」
律「おう!!」
澪「やれやれ……」
翌日
律「で,唯と梓,どうだった。」
-
唯「憂も和ちゃんも大丈夫だって〜」
梓「純も大丈夫だぞうです。」
律「よーし,OK!」
唯「あ,そうそう,和ちゃん,せっかく軽井沢に行くのなら横川とめがね橋にも行きたいって言ってたよ!」
梓「純は野辺山にも行きたいそうです。」
澪「大丈夫か?」
律「大丈夫だ!! なにせ1泊するからな,時間はたっぷりある!!」
澪「でも,予算大丈夫か!?」
紬「その点は心配ないわ。斉藤が全額払ってくれるそうよ。」
唯律澪梓「おー!!」
澪「斉藤に感謝しないとな。」
律「さて,どうやって軽井沢へ旅をするか。」
梓「横川〜軽井沢間のバスの時間も調べないといけませんね。」
澪「とりあえず,野辺山を1日目にした方がいいんじゃないか?」
-
唯「澪ちゃん,なんで?」
澪「だって,横川を先にすると,横川には鉄道文化むらがある。そこで時間を食われてバスに間に合わない可能性がある。」
唯「なるほどー!!」
梓「でも鉄道文化むらに行かなければいいと思いますけど。」
律「鉄道文化むらに行きたいー!!」
唯「私もー!!」
紬「私も行きたいでーす。」
澪「だから2日目にすれば効率がいいと思ったんだ。さらにめがね橋に行くなら横川からだと上り坂がずっと続くから軽井沢から来た方が楽だと思う。」
唯「澪ちゃん,すごーい!!」
律「よーし,野辺山を1日目にしよう。」
唯「ところで野辺山ってどうやって行くの?」
律「さぁ?」
澪「野辺山は小海線だから,小海線は小淵沢から出てるから小淵沢までは中央線で行ける。」
唯「おー!」
-
梓「でも小海線ってすごく本数少ないですよね?」
澪「そう,だから計画をしっかり立てていかないと。」
律「とりあえず,まずは大雑把に言うと,中央線で小淵沢に行き,そこで小海線に乗り換え,野辺山で降りる,と言ったところかな。」
唯「ムギちゃん,電車使わずに車とかないのー!?」
澪「そういえばその手があったか!」
律「ムギ,どうなんだ?」
紬「ごめんなさい,家がここ最近忙しくて車を出してる余裕なんてないわ。」
律「マジかよー!!」
梓「電車で行くしかありませんね。」
唯「でも,野辺山から軽井沢まではどうやって行くの?」
律「唯,地図見てみろ。小淵沢はここだろ,そして野辺山はここ,そして軽井沢はここ。さて行き方分かっただろ?」
唯「えーと,佐久平で長野新幹線というのに乗り換えればいいのか。」
梓「でも,たった一駅のために新幹線に乗るのってなんか勿体ない気がしませんか?」
澪「そうだよな,小諸まで行ってそこからしなの鉄道で軽井沢へ行くのがオーソドックスな行き方だと思う。」
"
"
-
律「新幹線は時間が無いときに使おう。」
梓「今度は軽井沢から横川へ向かうバスの本数を確認しないといけませんね。」
和「その心配はないわ。」
律「どうして?」
和「時々めがね橋の近くまで走ってくれるバスがあるのよ。それに乗れば心配ないわ。」
律「おー,さすが和!! って……」
唯律澪紬梓「和(ちゃん)(先輩)!?」
和「気づくのが遅いわよ。」
唯「和ちゃん,いつからここに……!?」
和「あんたたちが新幹線がなんやかんやの所を話している時からいたわよ。」
律「あぁー,長野新幹線か。」
和「それで,計画はだいたいまとまったの?」
澪「かくかくしかじか。」
和「成程ね,いいじゃない。ただちょっと不安なのよね。」
-
律「何で?」
和「中央線で小淵沢まで全て普通列車で行ったらすんごい時間がかかるわよね。それに朝早く家を出なくちゃならないから。」
梓「確かにそうですね。」
和「だから特急列車で行けば遅く家を出れるし,早く着けるわよ。」
澪「でも特急券がかかるぞ。」
紬「大丈夫よ。斉藤が全部負担してくれるから特急列車にのっても問題ないわ。」
律「じゃぁ特急列車に乗ろう!!」
和「もちろん指定席で乗るわ。」
唯「座れるってことだよね。」
和「そうよ,特急券は私が購入しておくから。」
律「さすが和,気が利くぜ!」
梓「助かります。」
和「確か8人だったわよね。」
唯「そうだよー」
-
和「日程は決まったの?」
澪「とりあえずみんなで話し合って再来週の土日に行くことになったんだけど。」
和「ありがとうね。予約が取れたら当日特急券渡すから。」
唯「和ちゃん〜!!」ダキッ
和「まったく。生徒会行くから離れなさい。」
梓「……」
前日 平沢家
唯「〜♪」
憂「お姉ちゃん,なんか嬉しそうだね。何かあったの?」
唯「憂,明日が楽しみだね。」
憂「そうだね。」
ピロリ〜ン
唯「あ,LINEが来た。」
唯「和ちゃんからだ。なになに,
-
【訂正】
×唯「和ちゃんからだ。なになに,
○唯「和ちゃんからだ。なになに,『ちゃんと予約とれたから大丈夫だわ。明日8:30に新宿駅集合。寝坊しないように。』ふむふむ。『了解です。』と。」
-
鈴木家
純「とりあえず必要なものはそろったから,あとは寝るだけか。」
ピロリ〜ン
純「あ,LINEだ。」
純「憂からだ。えーと,『明日8:30に新宿駅集合』か。」
純「澪先輩に会えるのか。楽しみだな」
田井中家
聡「姉ちゃん,明日どっか行くの?」
律「高校のみんなと旅行に行くんだ。明日は帰ってこないよ。」
聡「ふーん」
ピロリーン
聡「姉ちゃん,なんか来たよ。」
律「サンキュー,聡,えーと,和からか,なになに,『ちゃんと予約とれたから大丈夫だわ。明日8:30に新宿駅集合。』か。『了解です。』と。」
秋山家
澪「えーと,これが明日着ていく服で,これが明後日着る服か。」
澪「楽しみだな。」
-
ピロリーン
澪「LINEか。えーと,和からか,『ちゃんと予約とれたから大丈夫だわ。明日8:30に新宿駅集合。』か。」
琴吹家
紬「斉藤,これは私たちだけで行くからついて来ないように。」
斉藤「しかし,お嬢様,女性だけでいくのはちょっと」
紬「いいからついて来ないで!!」
斉藤「は,かしこまりました。」
菫「お姉ちゃん,明日どこか行くの?」
紬「高校のみんなと旅行に出かけるの。」
菫「行ってらっしゃい。」
ピロリーン
紬「LINEだわ。えーと,『ちゃんと予約とれたから大丈夫だわ。明日8:30に新宿駅集合。』か。」
紬「明日が楽しみだわ〜」ハァハァ
中野家
-
梓(唯先輩 なんで和先輩に抱きつくの……? 明日思いっきり唯先輩に抱き着いてやるです!!)
ピロリーン
梓(LINEか。憂からだ。明日8:30に新宿駅集合か。ありがとう。と)
翌日 新宿駅
唯「おはよう。」
和「おはよう,唯憂」
憂「おはようございます。」
律澪紬梓純「おはようございます。」
和「はい,これ特急券ね。」
唯「あずさに乗るの。」
梓「はい?」
律「あずさというのは特急列車の名前だ!!」
唯「てっきりあずにゃんに乗るのかと思った。」
梓「変な事言わないで下さい。」
-
純「澪先輩,おはようございます。」
澪「あ,お,おはよう。」
律「お,佐々木さんもいたのか。」
純「鈴木です。いい加減覚えて下さい。」
律「すまん,すまん。」
唯「和ちゃん,8時ちょうどじゃないの?」
和「8時ちょうどのあずさ2号なんて今はないわよ。ただ,大月7:59発のあずさ2号ならあるわよ。」
唯「あと1分遅ければ8時ちょうどのあずさ2号になるね。」
和「そういうことよ。」
唯「8時ちょうどの〜 あずさ2号で〜♪」
和「やめなさい。」
移動中(あずさ)
アナウンス「本日もJR東日本を……」
唯「あーずにゃん」ダキ
梓「唯先輩,こんな所で抱き着かないで下さい。」
梓(唯先輩が抱き着いてくれた!!)
-
唯「よいではないか〜 よいではないか〜」
律「ほんと唯は梓の事が好きだな。」
純「憂,唯先輩っていつもあんな感じ?」
憂「うん,そうだよ。」
紬「」ハァハァ ●REC
和「もうすぐ小淵沢に着くわよ。」
小淵沢駅
澪「ここで,小海線に乗り換えるのか。」
律「かなり人がいっぱいいるぞ。」
和「座れるかしら?」
唯「みんな〜 席あいていたよ〜」
律「でかしたぞ,唯隊員!!」
移動中(小海線小淵沢〜野辺山)
唯「どんどん上っていくね。」
-
和「えぇ,日本一高い場所を走る路線だからね。」
澪「清里と野辺山は高原を走るから高原列車だな。」
唯「こうげ〜ん 列車は ラララララ 行くよ〜♪」
和「みんな,左側を見てちょうだい。」
律「何かあるのか?」
和「ここがJRで一番高い地点よ。そして,その次の野辺山駅は普通鉄道としては一番高い駅なのよ。」
純「だから私行きたかったんです。」
紬「私,高原に行くのが夢だったの〜」
野辺山駅
唯「さて,野辺山駅についたところで。」
和「どこにいこうかしら。」
純「私,滝沢牧場に行ってみたかったんです。」
紬「ねぇ,牧場ってどんなところ?」
純「行けば分かります。」
-
純(牧場行ったことないのー!?)
梓「その前に次の列車の時刻を調べておきましょう。」
澪「えーと,次は,13:52だけど,無理そうだから15:42に乗ろう。」
憂「結構時間がありますね。」
和「余ったら他の所に行けばいいと思うわ。」
純「ケースバイケースで行きましょう。」
律「行くか。」
唯「りっちゃん隊長。行きましょう。」
移動中
律「ENEOSの距離近くない?」
澪「そんな事は気にしない。」
憂「それにしても,すごいのどかな風景が続きますね。」
唯「和ちゃんの風景……?」
和「私じゃないわよ!!」
梓「こんな所にも普通の民家がありますね。」
唯「あずにゃ〜ん,一緒に住もう!!」
梓「嫌ですよ。」
梓(唯先輩と一緒に暮らせたら……)
都合によりカットされました。
憂「梓ちゃん,鼻血出てるよ。」
梓「にゃ!?」
滝沢牧場
和「やっと着いたわね。」
-
紬「ここが牧場なのね〜」
純「はい,そうですよ。」
憂「駅から30分ぐらいかかりましたね。」
唯律「腹減った〜」
和「そうね,お昼にしましょうか。」
唯「肉が食いたい〜」
律「私もー」
澪「肉って,また体重増えるぞ。」
唯「何度も言ってるけど私いくら食べても体重増えないんだよ。」
律澪紬梓純和(うらやましい〜)
純「カレーとかでいいんじゃないんですか?」
梓「もうそんなもんでいいです。」
憂「みなさんここで食べましょう。」
昼食
唯律「肉だ肉だー!!」
憂(肉って喜んでるお姉ちゃん可愛い!!)
-
和「まさかバーベキューとは思わなかったわ。」
梓「唯先輩と律先輩以外はカレーですか。」
律「唯〜,肉いっぱい食うぞ〜」
唯「律っちゃん隊長,了解しました。」
憂(肉を食べてるお姉ちゃん可愛い!!)
純「まぁ時間はありますしゆっくり食べましょう。」
紬「ねぇ唯ちゃん律っちゃん,肉と野菜少しもらっていいかしら?」
律「あったり前だよ!! こんな大量に食えないからな!!」
紬「みなさんも食べましょう。」
和「あら,それなら頂こうかしら。」
憂「お姉ちゃん,ありがとう。」
梓「ありがとうございます。唯先輩。」
律「私にはないのかー!!」
澪「律,ありがと。」
-
食後
唯律「お腹いっぱいだー!!」
澪「かなりボリュームあったな……」
和「時間は大丈夫かしら。」
梓「全然大丈夫です。」
唯「羊が見たいー」
澪「羊か,私も見たいな。」
律「唯,たしかアイスランドに行ってた時も羊が見たいとか言ってたよな?」
唯「そうなんだよ,そしたら律っちゃんに似ている人がいたんだよ。」
律「たしかその人ハーブかなんか弾いてたよな?」
澪「私に似ている人はダンサーだったな。」
梓「アイスランドに律先輩がいることなんて想像できません。」
律「中野ー!!」
和「そろそろ行くわよ。」
-
牧場内
澪「なんか中学生ぐらいの子がいっぱいいるぞ。」
紬「何かの団体でしょうか。」
唯「メリさんの羊〜 羊〜 羊〜♪」
憂(歌っているお姉ちゃん可愛い!!)
梓「唯先輩,あまりはしゃがないで下さい。」
律「おーい,鵞鳥がいるぞ!!」
和「本当だわ,白い鳩もいるわね。」
純「私,白い鳩野生で見たことあります。」
和「そうなんだ,じゃあ私羊のところ行くね。」
純(スルー!?)
唯「山羊だー!!」
律「ユキちゃんはどれだ!?」
澪「ハイジじゃないんだから。」
-
山羊「メェ〜」
澪「律,メェ〜って鳴いたぞ!!」
梓「唯先輩,今メェ〜て鳴きました!!」
紬「可愛いわ〜」
和「本当ね。」
唯「メェ〜」
憂(メェ〜って言ってるお姉ちゃん可愛い!!)
山羊「………」
律「鳴かないな。」
純「皆さん,こっちには豚がいます。」
梓「唯先輩,豚がいますよ!!」
和「こっちには羊もいるわ。」
律「羊に餌あげてみよーぜー!!」
羊「ムシャムシャ」
-
澪「律,食べたぞ!!」
豚「ブヒブヒ」
梓「唯先輩,豚可愛いですね。」
唯「本当だね。」
豚「ブヒブヒ」
唯「でもね。」ダキ
梓「!!?」
唯「あずにゃんの方が,可愛いよ。」ギュー
梓「唯先輩!!」ギュー
紬(キマシタワー)ハァハァ ●REC
憂(お姉ちゃん,いいなぁ……)
和「そろそろ行くわよ。」
憂「馬がいます。」
唯律「馬だ馬だー!!」
-
和「可愛いわね。」
憂「本当ですね。」
馬「ヒヒヒーン」
梓「唯先輩,今ヒヒヒーンって鳴きましたよ!!」
唯「どこの馬が鳴いたのかな。」
律「左から2番目のサラブレッドじゃないのか?」
澪「サラブレッドは競走馬だろ。こんな所にはいないだろ。」ゴチン
律「いてて!! 殴る必要ないだろ!!」
純「澪先輩はよく律先輩殴りますね。」
澪「律はいつも勝手なことするからな。」
憂「お姉ちゃん,あそこにアイスクリーム工房があるよ。」
唯「わーい,あーいーすー」
憂(アイスって言ってるお姉ちゃん可愛い!!)
澪「唯は本当にアイスが好きだな。」
和「言ってみましょう。」
-
唯「やっぱりソフトクリームに限るね!!」
梓「唯先輩と同じのがいいです!!」
和「私はいいわ。」
憂「私も食べようかな。」
純「私も。」
澪「律,カップアイスがあるぞ!!」
律「お,本当だ,1個300円か,買おうかな。」
紬「律っちゃん,2個だと400円だから,1個当たりの値段が200円になるわ。」
律「おお,こっちにしよう。」
澪「わ,私も2個食べる……」
唯「あずにゃん,美味しかったね。」
梓「はい!!」
澪「そういえばさっきの団体がいなくなったぞ。」
純「本当ですね。」
和「ごめんなさい,次の列車はいつごろ来るかしら?」
澪「確か15:42だったはず。」
-
純「まだ1時間ぐらい時間ありますね……」
和「どこかで時間潰しましょうか。」
紬「私銀河公園って所に行って見たいわ〜」
律「確か駅前に蒸気機関車があった公園だよな?」
澪「そこで時間潰すか。」
移動中
ポツ,ポツ
和「あら雨だわ。」
律「雨が降るなんて聞いてねーぞ!!」
澪「律,傘があるから一緒に入ろう!!」
紬(これは!!?)
唯「ヤバイ,傘持ってきていない。」
梓(唯先輩傘持ってきていない,だったら!!)
梓「唯先輩,私傘持ってるんで一緒に入りましょう。」
-
唯「あずにゃん,ありがと〜」
紬「」ハァハァ ●REC
梓「そういえば,さっき調べたんですけど,15:04に快速さわやか八ケ岳高原号というのがありますよ。」
和「間に合うかしら?」
憂「今時刻14:45ですから間に合うと思います。」
唯「ムギちゃん,銀河公園行きたかったと思うけど。」
紬「私はいいわ。みんながいればそれで幸せだもの。」
紬(素敵なものが撮れたから銀河公園なんてどうでもいいわ!!)
律「とりあえず,急げや急げ!」
再び野辺山駅
和「すみません,小諸までの切符を8枚お願いします。」
駅員「はい,9120円ね。」
律「あ,こういう切符なんだ。」
唯「なんか特急券みたいだね。」
駅員「まもなく1番線に快速さわやか八ケ岳高原号小諸行きが参ります。」
-
純「何とか間に合いましたね。」
澪「でも,梓が調べなかったら銀河公園へ行っても何もすることがなかったから,調べてくれた梓のおかげだな」ナデナデ
梓「えへへ……」
純「梓,いいなぁ……」
梓(本当は唯先輩に撫でられたい)
純(澪先輩に撫でられたい)
憂(お姉ちゃんに撫でられたい)
律「お,ハイブリッド車だぞ。」
唯「Wow!」
その後,小諸駅でしなの鉄道に乗り換え,軽井沢駅で乗り越し精算をして改札を出た。
唯「軽井沢に到着〜」
紬「ここが軽井沢なのね〜」
律「軽井沢なんて何年ぶりかなぁ?」
梓「皆さん,明日横川に行くので,横川行きのバスがどこから発車するか聞いてみましょう。」
-
和「そうね,あそこに観光案内所があるのでそこで聞いてみましょう。」
憂「すみませ〜ん」
観光案内所の人「はい?」
憂「横川駅行きのバスってどこから発車しますか?」
観光案内所の人「北口のエスカレーターを降りて,5番乗り場から発車します。今からですと,18:10分発の最終便ですね。」
憂「ありがとうございます。」
憂「かくかくしかじか」
和「とりあえず,場所だけ確認しましょう。」
軽井沢駅北口ロータリー
唯「結構歩くね。」
純「あ,あそこじゃないですか?」
和「本当だわ。明日の時刻を確認しましょう。」
梓「12:50にめがね橋経由のバスがありますよ。」
和「そうね,ネットて調べた通りね。このバスは明日運転する日だから。」
澪「これに乗ろうか。」
-
律「何見てんだ,唯?」
唯「新幹線が来るみたいだよ。」
律「お前は子供か!」
紬「私,新幹線見てみたいわ〜」
澪「ムギまで!?」
梓「唯先輩が見るなら私も見ます。」
唯「おお,発車したよ。」
純「結構短いですね。」
和「まぁそこまで乗客はいないからね。」
紬「あれが新幹線なのね〜」
純「ところで宿泊場所ってどこなんですか?」
律「そうだ,ムギ,どこなんだ?」
紬「安心して,地図があるわ〜」
澪「えっと,ここか。」
-
和「旧軽井沢の近くね。」
憂「駅前から出てくる道を一直線に歩けば大丈夫ですね。」
紬「憂ちゃんに任せるわ。私も行ったことがないの。」
憂「はい。」
移動中
唯「見て見て,別荘不動産があるよ!!」
律「え!? こんなにかかるの!?」
梓「恐ろしい額ですね。」
澪「この別荘なんか2億円以上するぞ!?」
唯律梓和憂純「2億円!?」
紬(あら,驚くほどの額かしら? 安いと思うけど。)
澪「そういえばここら辺レンタルサイクル屋が多いな。」
和「そうね,自転車の方が楽だったりするからね。」
唯「あそこにもレンタルサイクル屋があるよ。」
律「こっちにもあるぞ!!」
和「ちょっと,はしゃがないの!! めっ☆」
ムギの別荘
唯律澪梓和憂純「すげぇ〜」
律「こんなに大きい別荘久々だよ。」
-
紬「ごめんなさい,8人で入るには狭いかもしれないけど……」
律「いや十分広いですってば。」
純「軽音部がムギ先輩の別荘で合宿をしているなんて,うらやましい。」
梓「全く練習してないけどね。」
澪「ところで夕食はどうする?」
和「そこらへんを探してみましょうか?」
紬「私,軽井沢で外食するのが夢だったの〜」
どこかの外食屋さん
ファミファミファミ〜 ファミファミファ〜
店員「エアロスミス〜」
唯「何食べようかな〜」
律「決めた!! 私これにする!!」
和「じゃあ私はこれにするわ。」
梓「唯先輩は何にしますか?」
唯「あずにゃん先に決めていいよ」
-
梓(唯先輩と同じものが頼みたかったのに……)
純「あ・ずさ〜 何にするの?」
憂「そういう純ちゃんは何にするの?」
純「私はこれにする」
憂「あ,私と一緒だね。」
澪「実は私もそれなんだ。」
純「澪先輩と同じものが食えるなんて感激です!!」
梓「純,興奮しすぎだよ。」
純「そういう梓は唯先輩と同じもの頼んだりして。」
梓「そ,そんなことない!!」アセアセ
憂「お姉ちゃんこれだって。」
純「へー,美味しそうじゃん。」
梓「じゃ,じゃあ私もこれにしようかな。」
純「ほーらやっぱり唯先輩と同じもの頼んでる。」
-
憂「本当だね。」
梓「べ,別にたまたま唯先輩もこれだったんだから!!」アセアセ
憂純(バレてるバレてる。)
唯「おいひー」
憂「お姉ちゃん,食べながら話しちゃダメでしょ,めっ☆」
律「唯ー,妹にダメ出しくらったぞー」
和「唯はしっかり姉としてのプライドを持ちなさい。」
一同「ワイワイガヤガヤ」
律「ふぁー,美味しかったー」
唯「アイスが食べたーい。」
憂「お姉ちゃん,アイスは牧場で食べたでしょ。」
唯「いいじゃーん。」
澪「全く,腹こわさないでくれよ。」
和「そうよ,せっかくの旅行が台無しになるわよ。」
-
店員「皆様は何かの団体ですか?」
憂「いえ,ただの友達同士が集まっただけです。」
唯「この5人は同じ部活の仲間,この人は妹,この人は幼馴染の友達,そしてこの人が妹とこの人の友達です。」
店員「ここで泊まっていくんですか?」
憂「はい。」
店員「それまではどこに行かれたんですか?」
純「小海線の野辺山っていう所に行きました。」
店員「あぁ〜 はいはいあそこですね,分かります。私も小海線乗ったことはあるけど野辺山には行ったことありませんね。」
純「すごくいい場所ですので行ってみるといいですよ。」
店員「そうですね,いつか行けたら行ってみます。ところで皆さんは何故ここの店を選んだんですか?」
和「たまたま調べたらここの店が出てきまして行ってみようと思いまして。」
店員「成程,でしたらここのカフェ行ってみるといいですよ。」
紬「ティータイムですね。」
店員「ここは私の夫の同級生が運営している店でしてもしよければ行ってみればいいですよ。」
-
澪「ありがとうございます。」
律「いい情報もらっちゃったー!!」
唯「そこのカフェ行ってみようよ。」
紬「私も行きたいわ〜」
和「そうね,行ってみましょう。」
唯律澪紬梓憂和純「ごちそうさまでした。」
店員「アルマゲドン歌いました〜」
律「ところでそのカフェどこにあるんだ?」
紬「駅の近くにあるわね。」
梓「あ,あそこじゃないですか?」
唯「本当だ〜」
憂(はしゃいでるお姉ちゃん可愛い!!)
カフェ
カランコロン
マスター「ラッシュアワー3〜」
-
唯「すごい店だね〜」
マスター「こんばんは,お譲ちゃん達。」
律「お,いろいろあるな。」
澪「ムギのお茶よりもいっぱいあるぞ。」
律「よし,決めた!! これにするぞ!!」
澪「じゃあ私もそれにしよう。」
梓(唯先輩何頼むんだろう……)
唯「私はこれにしようかな。」
憂「お姉ちゃん,一緒だね!!」
憂(お姉ちゃんと一緒だ!!)
純「私はこれにします。」
和「私はこれにするわ。」
紬「和ちゃんと一緒だわ。」
梓「私はこれにする。」
純「お,また唯先輩と同じもの頼むんだ。」
-
梓「べ,別にいいじゃない!!」アセアセ
純「まあいいんだけどね。」
マスター「お待たせしました。どうぞ。」
唯律「おー 美味しい」
マスター「それは光栄です。」
和「本当美味しいわね,唯たちはいつもこんなの飲んでるの?」
唯「そうだよー」
紬「この店ほどじゃないけどね。」
マスター「ところで皆さんは何かの何かの団体かな?」
憂「いえ,ただの友達同士が集まっただけです。」
唯「この5人は同じ部活の仲間,この人は妹,この人は幼馴染の友達,そしてこの人が妹とこの人の友達です。」
マスター「何の部活をしてるのかい?」
唯「軽音部です。」
梓「実際にはお茶とお菓子しかしていないですけど……」
-
マスター「軽音部ってことは,なにか演奏でもするのかい?」
澪「はい,文化祭でライブをします。」
律「そう,この人文化祭のライブで転んd」
澪「うわー,言うなー!!」アセアセ
純「澪先輩何があったんですか?」
澪「聞くなー!!」
マスター「へぇー,どんな曲を弾くんだい?」
梓「はい,私たちのオリジナル曲です。」
紬「作曲は私がやってまーす。」
律「そして,作詞がこの人なんだけど……」
澪「」ガクガクブルブル
律「よくああなります。」
マスター「へぇー,聞きたいなー。」
梓「今年の9月に文化祭がありますのでそこで演奏します。」
-
マスター「行ってみたら行ってるよ。ところで君達は何か入っているのかな。」
憂「私は特に入っていません。」
純「わたしはジャズ研究部に入っています。」
和「私は部活には入っていませんが,生徒会に入っています。」
マスター「生徒会かぁ,私も入っていたけど,大変でしょ?」
和「はい,でもやりがいのある仕事ですので。」
マスター「そうだよね,大学に入るときに少し有利になるね。」
和「はい。」
マスター「ところで何か紹介されてここに来たのかな?」
和「……というお店の紹介で来ました。」
マスター「実は私もあそこで食べたんた。」
唯「たまたまだね〜」
梓「あそこの店,美味しいですよね。」
マスター「本当美味しいよ。」
-
和「また行きたいわ。」
マスター「実はあそこの店員さんの夫のおばあちゃんいただろ?」
律「そういえばいたな。」
マスター「あの人旅行好きで,よく海外に行くんだ。」
唯「へぇー」
マスター「働いては旅行行って働いては旅行行ってみたいな繰り返しをしてるんだよ。」
純「海外かー。」
唯「いつかは行ってみたいよね。」
紬「私はしょっちゅう行ってるからあまり……」
律「そうか,ムギは海外の別荘にもよく行くんだ。」
純「え? いいなー うらやましいー!!」
梓「ところで澪先輩はどこですか?」
律「あー,澪なら。」
澪「」
-
律「あそこでまだおびえてる。」
梓「澪先輩しっかりして下さい。」
一同「ワイワイガヤガヤ」
唯律澪紬梓憂和純「ごちそうさまでした。」
マスター「あれ2出した〜」
唯「美味しかったね。あずにゃん。」
梓「はい!」
和「そろそろ遅くなったので,別荘に戻りましょうか。」
紬「そうだね。」
再び別荘
律「あ〜,疲れた。」
唯「もう寝よう〜」
憂「お姉ちゃん,まだお風呂に入ってないよ。」
唯「うー」
-
憂(寝転がってるお姉ちゃん可愛い!!)
梓「そうですよ,唯先輩,一緒に入りましょう!!」
梓(唯先輩とお風呂で二人っきり……!!)
紬「お風呂は銭湯だからみんな入れるわよ。」
梓「」
風呂
純「それにしても風呂で見ると梓と澪先輩の区別があまりつきませんね。」
和「唯と律の区別もあまりつかないわよ。」
澪「律がカチューシャをとるのはお風呂ぐらいだからな。」
律「さすがにシャンプー洗うときとかカチューシャは邪魔だからな。」
澪「カチューシャ外した律も可愛いよ。」
律「おかしーし!」
澪「おかしくねーし!」
寝室
-
紬「Zzz… ゲル状がいいのぉ…… Zzz…」
律「Zzz… キャベツうめぇ… Zzz…」
梓「Zzz… 唯先輩… Zzz…」
憂「Zzz… お姉ちゃん… Zzz…」
澪「Zzz… 律… Zzz…」
翌日
唯「お早ぅ…」
和「お早う,唯。なんでズボンとパンツをはいてないの?」
唯「たぶんSSだから私たちの姿が見えないからだと思う…」
和「早くはきなさいよ。」
律「おっはよー!!」
梓「律先輩テンション高すぎです!!」
律「何,悪いかー?」
梓「悪くはないですけど。」
-
純「澪先輩,お早うございます。」
澪「おう,お早う。」
憂「皆さん,お早うございます。」
紬「お早うー」
一同「お早う。(ございます)」
和「朝食はどうするのかしら?」
紬「心配ないわ〜 8:00ぐらいに届けてくれるように頼んだわ。」
律「でかした,ムギ!!」
唯「今何時?」
和「6:50よ。」
梓「まだ1時間ぐらいありますね。」
澪「だったら散歩でもしないか?」
和「そうね,旧三笠ホテルのところまで歩いてみましょうか。」
唯「うえー,つらいー」
律「唯ー,朝は気持ちいいぞー」
梓「そうですよ,なんなら唯先輩,手をつないで歩きましょう。」
唯「あずにゃんと手をつなぐなら行く〜」
-
紬(これは!? 素敵な予感!!)
散歩中
唯「朝って気持ちいいね〜 あずにゃん。」
梓「はい。」
梓(唯先輩と一緒に手をつないで歩いてる……!!)ドキドキ
紬「」ハァハァ ●REC
律「あんなに歩くの嫌がってたくせに。」
憂(いいなぁ,お姉ちゃん。)
和「結構距離があるわね。朝食間に合うかしら?」
澪「途中で折り返そうか?」
和「そうね。」
純「澪先輩,一緒に歩きましょう。」
澪「ん?」
和「ここで折り返しましょう。」
-
澪「折り返すぞ。」
律「なんだ,行かないのか?」
和「時間がないのよ。」
唯「あと30分しかないよ〜」
梓「ここまで行くのに30分かかりましたから間に合いますよ。」
唯「本当?」
梓「はい,大丈夫です。」
紬(今日は素敵な予感しかしないわ)ハァハァ
朝食
唯律澪紬梓憂和純「いっただっきまーす。」
和「和食なのね。」
梓「私は朝食はパンですけど…」
澪「律はいつも和食だもんな。」
律「日本人なら,米だー!!」
-
唯律澪紬梓憂和純「ごちそうさまでした。」
和「さて,9:00ぐらいにここを出ましょうか。」
澪「そうだな。」
紬「私万平ホテルってところに行って見たいわ〜」
律「お,いいじゃん。行ってみようぜ〜」
移動中
唯「すごい別荘の数だね〜」
澪「まさかここ全てムギの別荘じゃないよな。」
紬「そんなことないわ〜 軽井沢には別荘はあそこ一つしかないから。」
澪「そうなんだ。」
和「そろそろつくわね。」
万平ホテル
ホテルの従業員「いらっしゃいませ。」
唯「うお〜」
-
律「すげぇ〜」
澪「ホテルとは思えないな。」
和「でもムギ,なんでここに行きたかったの?」
紬「何となく〜」
純「何となくって……」
律「みんなー,あそこに展示室があるぞ!」
唯「でかした,りっちゃん隊長!」
和「こら,あんまり騒いじゃダメでしょ。めっ☆」
展示室
梓「すごいですね」
律「お,ピアノがあるぞ。」
紬「本当だわ〜」
澪「このピアノ,ジョン・レノンが弾いてたピアノなんだ。」
梓「ジョン・レノンですか!?」
-
唯(ジョン・レノンって誰?)
梓「すごい,ジョン・レノンが弾いてたピアノが見れるなんて……」
純「梓,はしゃぎ過ぎだよ。」
憂「万平ホテルって,あちこちあったんですね。」
紬「そうみたいね。」
律「これが当時の万平ホテルか。」
唯「今と全く違うね。」
和「そうね。」
純「みなさんそろそろ行きませんか?」
紬「旧軽井沢にでも行ってみましょう。」
律「そーしましょー。」
ホテルの従業員「ありがとうございました。」
旧軽井沢銀座通り
唯「すごい人だかりだね。」
和「夏はもっと混むそうよ。」
-
律「これでも少ないってことか?」
和「そうよ。」
梓「私,軽井沢っていったら冬のイメージしかありません。」
憂「梓ちゃん,なんで?」
梓「小さいときスキーで軽井沢に行ったことがあるのであまり夏というイメージがわかないからです。」
憂「へぇー。」
唯「見て見てー これ可愛いでしょ。」
律「うほー,いいなぁー」
澪「あぁ,またはしゃぎ出した……」
純「唯先輩と律先輩いつもああなんですか。」
澪「そう,全く手が離せないよ。」
律「唯ー,見てみろ。ジャム屋がいっぱいあるぞ!!」
唯「軽井沢に来てからレンタルサイクルもいっぱい見たよ。」
和「土産に買おうかしら。」
-
唯「いやー,いっぱい買っちゃいましたね。」
律「そうだな。」
澪「お小遣い大丈夫なのかよ。」
律「なーに,斉藤さんが全部負担してくれるから大丈夫さ!!」
紬「ごめんなさい,負担するのは交通費だけなの……」
律「何だとー!! みおぉー!!」
澪「自業自得だ!!」
律「そんなー!」
唯「今何時?」
和「10:30よ。」
純「時間がまだありますね。」
梓「私,行きたい場所があったんです。」
憂「梓ちゃん,どこ?」
カランコロン
店員「イラッシャイマセー」
-
唯「あずにゃ〜ん,ここ?」
梓「はい,そうです。」
澪「随分変わった店だな。」
店員「8名様,コチラノセキヘドーゾ。」
和「まさかカフェとは思わなかったわ。」
憂「昨日も行ったのに。」
店員「コチラガメニューニナリマス。」
紬「ありがとうございます。」
梓「別荘に行くときにおいしそうだと思ったんです。」
純「梓らしくないなー」
梓「何をー」
憂「純ちゃん,梓ちゃん,めっ☆」
純「うぅ…」
唯「でもこれから横川に行くんでしょ?」
-
梓「そうですけどめがね橋で降りるから軽く済ませた方がいいと思いまして。」
和「あら,そうね。気が利くわ。」
澪「すみませーん,食べ物とかってありますか?」
店員「軽食程度ナラココニノッテマス。」
澪「ありがとうございます。」
律「こんなのでいいんじゃね?」
紬「私もこれにするわ。」
和「私もこれにするわ。」
梓「唯先輩と同じのがいいです。」
唯「あずにゃん,わがままだなぁ。」
梓「いいじゃないですか。」
純「お,ついに梓がカミングアウトしたぞ!!」
憂「本当だねー。」ニコニコ
律「みんな決めたかー!?」
-
純「大丈夫です。」
憂「はい。」
唯「うん,いいよ。」
和「すみませーん。」
唯「美味しかったね。」
梓「はい。」
和「今12:20ぐらいだからそろそろ行きましょう。」
澪「ああ,そうだな。」
店員「アリガトウゴザイマシター」
移動中
唯「いよいよ軽井沢ともお別れか。」
梓「旅立ちじゃないんですから,お金と時間があれば行けますよ。」
純「あ,そういえば私ジャズ研へのお土産買ってない!!」
梓「純,忘れてたの!?」
-
純「ちょっとそこのお店で買ってくる!!」
純「ご迷惑をお掛けしました。」
和「幸い時間はまだ早いから大丈夫よ。」
澪「ある意味唯よりもおっちょこちょいかも。」
梓「それはないと思いますよ。」
再び軽井沢駅
澪「そういえばめがね橋までの運賃って分かる?」
和「分からないわ,ちょっと観光案内所で聞いてみましょう。」
憂「すみませ〜ん」
観光案内所の人「はい?」
憂「ここからめがね橋までの運賃って分かりますか。」
観光案内所の人「私達のほうでは分かりかねますので,運転手さんの方に聞いて下さい。ただ,めがね橋から横川まではもうバスがありませんのでそこから歩いて下さい。」
憂「ありがとうございます。」
憂「運転手さんに聞いて下さいとのことでした。」
-
和「それじゃあトイレにいったらいきましょうか。」
再び軽井沢駅北口ロータリー
唯「いっぱいお客さんが乗ってたらどうするの?」
澪「そういえば考えてなかった。」
純「見てみる限り,二人ぐらいしかいませんよ。」
律「早かったんだな。」
梓「よかったですね。」
唯「あ,バスが来たみたいだよ。」
律「うわー,いっぱい乗ってる。」
澪「ところで料金は先払い制か? 後払い制か?」
梓「見てみるとみんな払っているようにも見えますね。」
紬「運転手さんに聞いてみれば。」
和「そうね。」
バスの運転手A「このバスじゃないからね。別のバスが来るからね。」
-
純「あ,このバスじゃないんですね……」
唯「あのバスじゃない?」
律「あれこそ正真正銘私達が乗るバス!!」
バスの運転手B「お待たせしました〜 12:50発 めがね橋経由 横川駅行きです。料金は後払いです。」
和「あら,めがね橋まで310円ね。」
唯「すごーい,まるで観光バスみたいだね。」
梓「唯先輩,隣いいですか?」
唯「いいよ。」
梓(やった!!)
純「澪先輩,隣いいですか?」
澪「ありがたいけど,私は律の隣に座るよ。」
純「そうですか…」
憂「純ちゃん,一緒に座ろう。」
純「ありがとう。」棒読み
-
和「あら,自然的にムギの隣になるわね。」
紬「でも乗客すくないから一人でもいいと思うわ。」
和「そう,なら一人で座るわ。」
梓「唯先輩,新幹線がきましたよ。」
唯「そうだね。」
和「あら,E7系じゃない。」
澪「あれがE7系か。」
バスの運転手B「お待たせしました〜 12:50発 めがね橋経由 横川駅行き発車します。」
律「やっと発車した。」
移動中
澪「碓氷峠を越えて群馬県に入ったぞ。」
唯「カーブだらけだよ。」
梓「長野県側はカーブも何もなかったですね。」
-
和「こういう峠を何峠か知ってる?」
唯「知らないなぁ〜」
梓「私も知りません。」
澪「私も知らないぞ。」
和「これはね,片峠といって,峠の片側にのみ大きな高低差があってもう一方の側が平坦に近いことを言うのよ。」
唯「へぇ〜」
律「なんか線路が見えるぞ。」
和「昔の信越本線ね。長野新幹線の開業によって高崎から横川間はかろうじて存続したものの横川から軽井沢間は廃止になったわ。そして軽井沢から篠ノ井までは昨日乗った第三セクターのしなの鉄道が運営しているわ。」
澪「そういえば路線図を見ると信越本線が二つあるけどそういうことだったのか。」
唯「でも何で新幹線が開業すると廃止になったり第三セクターになったりするの?」
和「収入が見込めないからよ。みんな新幹線の方に乗客を持っていかれて平行する在来線は乗客が見込めないから在来線のままで行くと赤字になるのよ。だから第三セクターに転換して運賃を値上げせざるを得ないのよ。横川から軽井沢間は第三セクターに転換しても収入が見込めないから廃止になったのよ。ただ,高崎から横川は在来線でも収入が見込めるからそのまま存続したのよ。」
澪「なるほど。」
和「でも,復活計画も存在はしているようだわ。」
唯「私は復活して欲しいな〜。」
和「そうね。」
-
アナウンス「ピンポーン 次はめがね橋でございます。」
憂「皆さん,次で降りますよ。」
唯「私ボタン押すー!!」
アナウンス「ピンポーン 次 停まります。」
紬(ハイパー百合タイム素晴らしいわ。)ハァハァ ●REC
めがね橋 下
唯「おぉ〜」
律「でかい〜」
和「当時はレンガが基本だったのよ。」
純「すごい数ですね。」
和「この橋のレンガの数は200万個以上とも言われているわ。」
唯律澪紬梓憂純「200万個!?」
澪「当時としてはすごい技術だな。」
律「いや,すごすぎだろ。」
和「上へ登ってみましょう。」
梓「え,あそこ登れるんですか?」
-
純「見てみろ。人がいるだろ。」
梓「ほ,本当だ…」
澪「あ,あそこ登るのか…」
律「大丈夫,私がいるから。」
めがね橋 上
唯「すごい,遊歩道になってるんだね。」
梓「本当ですね。」
和「昔この付近は鉄道としてはすごく勾配な箇所だったからアプト式鉄道という2本の通常レールの中央にラックピニオンと呼ばれる歯形に似た凸凹のレールを3本設け、120度ずつずらす事でより安全に走行出来るようにしていたのよ。今,この方式を採用している路線は静岡にある大井川鐵道という路線だけなのよ。」
梓「JRの路線としてはここだけだったんですか?」
和「そうよ。」
澪「ミエナイキコエナイ」ガクガクブルブル
純「澪先輩高所恐怖症だったんですね。」
唯「ねぇねぇー,あっちにもなんか路線があるよー?」
律「本当だ。」
-
和「あっちは新線ね。新線の開業によってアプト式はなくなったわ。」
唯「すごーい,高ーい。」
和「ちなみに国鉄いわば今のJRで初めて電化された路線なのよ。」
梓「そうだったんですか?」
唯「へぇへぇ」
律「2へぇいただきました。」
純「なんかなつかしい。」
和「ただ,このトンネルどうみても小さいでしょう。天井に電気を通すのには低すぎるのよ。」
梓「そうなんですか…」
和「だから電車の左右から電気を給電する第三軌条方式という措置がとられのよ。銀座線や丸ノ内線,近鉄けいはんな線などもこの方式がとられたわ。」
律「そういえば丸ノ内線ディーゼルカーだと思ったらこの方式だったのか。」
和「銀座線はこの路線の方式を真似したのよ。」
律「へぇへぇへぇへぇ」
唯「4へぇいただきました。」
-
和「ただ,当時はまともに電気なんて普及してなかったから,横川の近くに自前で変電所を作ったのよ。今は使われていないけど近くまでは見ることができるわ。」
梓「そこに行くってことですか?」
和「そうね,もうバスがないってことだから歩きましょう。」
唯「えー,歩くの〜」
梓「しょうがないじゃないですか,バスがないんですから。」
律「歩きたくない〜」
和「我慢しなさい。」
紬「私は大丈夫よ。」
純「澪先輩,行きますよ。」
澪「」ガクガクブルブル
移動中
憂「トンネルの中涼しいですね。」
紬「まるで洞窟みたいだわ〜」
澪「外暑かったからな,ずっとトンネルが続いて欲しい。」
-
律「澪,トンネル内ってよく幽霊が出てくるらいいぞ〜」
澪「キャー!!」
唯「りっちゃん,あんまり澪ちゃんをいじめないでよ。」
律「わりい,わりい。」
澪「律の馬鹿!」ゴチン
律「いてて!」
梓「なんか湖が見えてきました。」
唯「車がいっぱいあるよー。」
和「休憩所みたいだし,ちょっと言ってみましょう。」
碓氷湖
唯律「疲れたー」
梓「あとどれくらいあるんでしょうか。」
純「結構距離あるね。」
憂「そんな事もあろうかと思いまして,皆さんにお菓子を持ってきました。」
-
律「お,憂ちゃん,気が利くぜ。」
紬「ありがとう。」
梓「ありがと,憂。」
律「なんか塩辛いな。」
憂「はい,暑いので塩分をチャージしなくちゃと思いまして。」
律澪紬梓和純(できた妹だー!!)
紬「ねぇねぇみんな,あそこにダムがあるみたいだよ。」
澪「ダムには興味がない。」
唯「あ〜きの夕日〜に 照〜る〜や〜ま〜 も〜み〜じ〜♪」
律「なに歌ってるんだ,唯?」
唯「ここに紅葉の石碑があるよ。」
律「本当だ。」
和「そういえば作詞者の高野辰之は、碓氷峠にある旧信越本線熊ノ平駅から紅葉を眺め、その美しさに惹かれてこの詞を作ったらしわ。」
律「だからあるのか。」
-
憂「皆さん,そろそろ行きませんか。」
澪「そうだな。」
とうげのゆ駅
唯「なんか鉄道路線が見えてきた。」
和「あれが新幹線開業するまで使用されていた信越本線ね。」
澪「なんか人だかりがあるぞ。」
和「多分トロッコ列車ね。」
唯律「トロッコ列車乗りたいー!!」
澪「時間があえば乗りたいのだか。」
純「今14:40です。」
澪「時刻表と,えーと,ダメだ,発車したばかりだ。」
律「何だとー!?」
澪「次来るのは15:30だぞ。」
和「歩いたほうが早く着くわね。」
-
唯律「腹減ったー」
梓「さっきお菓子食べたばっかりじゃないですか。」
唯律「全然足りないー!!」
和「横川に行ったら峠の釜めしがあるからそれを食べましょう。」
純「あ,峠の釜めしですね,知ってます。食べたいです。」
和「そうね,横川に行ったら食べましょう。」
澪「唯,律,横川まで我慢だ。」
唯律「うー」ブーブー
梓「唯先輩,手をつないで歩きましょう。」
紬(キマシタワー)
峠の湯〜丸山変電所
紬(いいわいいわ唯梓,神様ありがとうございます。)ハァハァ ●REC
純「すごい,廃線後の上を歩いている!」
梓「昔の信越線はここを通ってたんですね。」
-
澪「お,何かあるぞ。」
まるやま駅
和「これが自前で作った変電所ね。丸山変電所というのよ。」
澪「当時としてはすごい技術だよな。」
純「本当ですね,なんか東京駅みたいな横浜赤レンガ倉庫みたいな万世橋駅みたいな感じですね。」
梓「純万世橋駅見たことあるの?」
純「写真で見たんだよ。東京駅と同じ建築家が設計したとかそうでないとか。」
梓「そうなんだ。」
和「そうね,東京駅と同じ辰野金吾さんが設計された駅で,当時は中央線の起点駅でもあったわ。」
純「そうなんですか。」
和「でも,近くに秋葉原駅や神田駅,そして東京駅か開業してからは利用客も減少し,関東大震災のときに駅舎は燃えてしまい,簡易な駅舎になったけど結局1943年には廃止になったわ。」
梓「そんな駅なんですね。」
和「じゃあ次行くね。」
丸山変電所〜横川駅
-
紬「」ハァハァ ●REC
澪「お,なんか来たぞ?」
憂「もしかしてトロッコじゃないですか?」
純「そうかもしれない。」
梓「唯先輩,トロッコが来ましたよ!!」
唯「本当だね,あずにゃん。」
純「てか速度遅くないですか?」
澪「けっこう人乗ってるな。」
和「そういえば信越本線の廃線後を利用してトロッコ列車が運行されているわね。」
律「あれに乗りたかったなー」
さらに先に進むこと数分
紬(素敵なものを撮らせていただきました。)ハァハァ
和「やっと横川に到着ね。」
澪「なんか右側電車がいっぱいあるぞ。」
-
紬「もしかして鉄道文化むらじゃないかしら?」
律「あ,鉄道文化むら行きたいー!!」
唯「行きたいー!!」
憂(行きたがってるお姉ちゃん可愛い!)
和「あんたたちお腹空いてるんじゃないの?」
唯「うん,減ってるよー。」
律「私もー!!」
和「全く,この二人は……」
純「とりあえず峠の釜めし食べましょうよ。」
横川駅
澪「なんかあちこち峠の釜めしってかいてあるぞ。」
純「多分こっちだと思う。」
憂「ここたしか鉄道文化むらの駐車場ですよね。」
純「あれ,違ったっぽいです。」
-
梓「純ー!!」
純「すみません,あっちでした。」
憂「純ちゃん今日迷惑しか掛けてないよね。」
純「ごめんごめん。」
和「正直,私もあそこで売ってるのかと思ったわ。」
純「でしょう!!」
澪「あそこただの資材置き場か何かだろうな。」
梓「そうだと思いますけど…」
純「あった,荻野屋,えーと,釜めしは1000円です。」
和「全員食べる?」
唯律「食べたーい。」
澪「そうだな,ちょうど腹減ってきたところだし,私も食べようかな。」
憂「多分みんな食べますよ。」
梓「軽井沢では軽いものしか食べてませんから。」
-
紬「食べたいでーす。」
和「すみませーん,釜めし8個お願いします。」
おばあちゃん「はい,8000円ね。」
純「本場の釜めしだー!!」
唯「うわー,おいしそう。」
律「お,炊き込みご飯なのか。」
澪「いろいろ乗っかってるんだな。」
唯律澪紬梓憂和純「いただきます。」
唯「おいしー」
律「生き返る〜」
憂(食べてるお姉ちゃん可愛い!!)
純「やっぱり釜めしは横川に限りますね。」
和「そうね,当時の人達はこれを食べてEF機関車を待ってのね。」
梓「今度炊き込みご飯にしようかな。憂,炊き込みご飯の作り方今度教えて。」
-
憂「うん,いいよ。」
純「ところで皆さん,容器はどうしますか? 持って帰ることができますよ。」
紬「え!? これ持って帰れるの!?」
純「はい。」
紬「私持って帰るわ〜」
純「割れないようにして下さい。」
和「私はいいわ。」
唯「私も持って帰ろ〜」
梓「唯先輩は割ってしまいそうで危険な気がします。」
唯「そんなことないよ〜」
憂「お姉ちゃん,私が持って帰るから!」
唯「ありがと,憂〜」
律「私も持ってかーえろ。」
澪「私は別にいいや。」
-
和「ところでこの後どうするの?」
律「そりゃもちろん鉄道文化むらだろー!!」
唯「そうだそうだー!!」
和「でも行ってる時間なんてあまりないわよ。」
梓「そうですよ,ただでさえ帰りが遅いのにもっと遅く帰るつもりですか?」
唯律「えー」ブーブー
澪「今15:40だから15:59の電車に乗って帰ろう。」
梓「ちょうどいい時間に発車しますね。」
和「そうだね。」
横川駅構内
唯「鉄道文化むら行きたかったー!!」
律「行きたかったー!!」
梓「子供じゃないんですからそんなこと言わないで下さい。」
純「憂,やっぱり唯先輩と律先輩面白いね。」
-
憂「でしょう。」
唯「しかも電車来ていつまでたってもドア開かないし。」
律「そうだそうだー!!」
憂「お姉ちゃん,これ手で開けるんだよ。」
律「そんな電車があるのかー!?」
和「あるから言ってるんでしょ。」
移動中 信越線横川〜高崎
澪「今日は楽しかったな。」
梓「そうですね。」
紬(私は百合が見れて楽しめました。)
和「ただ,あそこの二人は楽しくなかったようね…」
純「そうみたいですね…」
唯律「ブーブー」
高崎駅
梓「次はどの電車に乗ればいいんですか?」
-
和「都心方面へは高崎線に乗るのよ。」
澪「高崎線は何番のりばだ?」
和「この駅はどのホームからどの列車が発車するかは分からないのよ。だから行先表示機を見て確認しないと。」
純「新宿へ行くから赤羽で乗り換えですね。」
和「心配ないわ。湘南新宿ラインが新宿を通るわ。」
梓「なんという便利な列車があるのですか…」
純「だったらそれに乗りましょう。」
和「そうね。」
澪「次の湘南新宿ラインは,17:12か。4番のりばだ。」
和「まだ30分ぐらい時間があるわね。」
純「梓,電車見よう!!」
梓「純勝手に見てよ!!」
純「ちえー」
紬「ねぇみんな,グリーン車ってのに乗ってみない?」
-
和「でもお金がかかるわよ。」
紬「それも斉藤が負担してくれるから。」
和「だったら乗ろうかしら。」
純「私グリーン車に乗るの初めてです。」
梓「なかなか乗る機会ないよね。」
澪「乗ってみよう。」
和「この自動券売機で買えるわ。」
梓「Suicaを通せばいいんですね。」
純「へぇ,こうやって購入するんだ。」
和「駅でもグリーン券は買えるけど,この自動券売機で買うと,Suicaに記録されるから,グリーン券は不要なのよ。」
澪「でもグリーン券がないとグリーンアテンダントが持ってないと判断されるんじゃ。」
和「大丈夫よ,座席上部にSuicaがタッチできる場所があるからそこでタッチすれば大丈夫わ。」
澪「すごい。」
純「私TOICAなんですけど大丈夫ですか?」
-
和「TOICAは使えるから大丈夫よ。」
純「ありがとうございます。」
和「ほら,唯と律も買って。」
そしてひたすら待つこと30分
駅員「お待たせしました。4番線に17:12発 湘南新宿ライン 平塚行きが到着します。」
和「みんな,グリーン車は4号車と5号車だから。」
E231系車内
唯「うわー,すごい。」
梓「唯先輩,一緒に座りましょう。」
律「私はここにしよっと。」
澪「律,座るぞ。」
憂「お姉ちゃんの前に座ろう。」
純「憂,隣いい?」
憂「いいよ。」
-
紬(これは素敵な予感がするわ… 律澪 唯梓 素晴らしいわ!)
和「私は律の前に座るわ。」
ガタンゴトン
唯「なんか旅が終わったって感じがするねー」
梓「はい,そうですね。」
和「帰りもグリーン車に座れるなんて思ってもいなかったわ。」
澪「りつぅ〜」
律「なんだよ,澪。」
澪「めがね橋怖かったよ。」
律「そうだったな。」
梓「唯先輩,信じられないこと言っていいですか?」ドキドキ
唯「あずにゃん,何かな?」
梓「わ…,私…,ゆ…,唯先輩のことが…,好… 好きです…」ドキドキ
梓(言っちゃった!!!)
-
律澪憂和純「!!」
紬(キマシタワー!!)
憂「梓ちゃんが,まさかのお姉ちゃんに告白を…!?」
紬(唯梓最高!!)ハァハァ ●REC
唯「あずにゃん。」
梓「はい!?」ビクン
唯「もっと信じられないこと言っていい?」
梓「ど,どうぞ…」
唯「もちろん!!」
憂(お姉ちゃーーーーん!!)
純「憂,鼻血出てるぞ!!」
紬(まさかの告白!! これはいいわ)ハァハァ ●REC
澪「りつぅ〜」
律「何だ!?」
-
澪「律,大好きだよ。」
律「はいはい冗談はよしましょーねー。」
澪「違う,本当だ!! 私は律のことが誰よりも好きなんだ!!」
紬「よく言ったわ,澪ちゃん!!」
律「ムギ!!」
紬「律っちゃん,受け入れるべきよ!!」
澪「りつぅ〜」
律「…実は私も澪の事が好きなんだ。」
紬「律っちゃん,ファイト!!」
律「澪… 付き合ってくれ。」
澪「当たり前だろ!!」
紬「」ハァハァ ●REC
純「澪先輩,律先輩の事が好きだったんだ…」ガビーン
憂「お姉ちゃん,梓ちゃんのことが好きだったんだ…」ガビーン
-
唯梓「イチャイチャ」
律澪「イチャイチャ」
紬「」ハァハァ ●REC
和「あらあら,カップルが一気に2組できちゃったわね。」
THE END
-
あとがき
唯たちが乗った特急あずさ9号で小淵沢まで行き(新宿9:00発 小淵沢11:08着),小淵沢から小海線で野辺山まで行く(小淵沢11:19発 野辺山11:52着)。滝沢牧場で昼食後,小淵沢から快速さわやか八ケ岳高原号で小諸まで行き(野辺山15:04発 16:38着),小諸よりしなの鉄道で軽井沢まで行く(小諸16:45発 軽井沢17:10着
)。途中唯たちが横川行のバス乗り場を確認したときに見た新幹線はあさま574号東京行(軽井沢駅17:44発)である。翌日,再びバスでめがね橋経由のバス(軽井沢12:50発)の発車前に見た新幹線は,あさま521号長野行(軽井沢12:51発)である。めがね橋で下車し,横川駅まで徒歩で異動後,横川駅で信越線で高崎まで行き(横川15:59発 高崎16:30着),そこから湘南新宿ライン平塚行きで新宿(高崎17:12発 新宿19:03着)へ戻る。
-
ここもあとがきです。↓
※鉄道運賃・ダイヤは2014年4月現在のものです。ダイヤ・運賃は異なる事がございますので,お出かけの際はもう一度確認を!!
また,快速さわやか八ケ岳高原号及びめがね橋経由のバスは臨時です。通常は運転しませんのでご注意下さい。
また,様々な情報が作中にでてきていますが,異なる点や間違った箇所があれば,コメント欄にてご指摘願います。
この機会にぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
-
ここもあとがきです↓
※ちなみにアイスランドの話がでてきましたが,けいおん! アンソロジーコミック5巻P75〜『唯の休日(かにかま氏)』が元ネタです。また,作中で,純は釜めしの容器を持ち帰りましたが,梓は釜めしの容器は持ち帰っていません。
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注)ここには異なる点や間違った箇所は書き込まないこと。
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【訂正】
あとがき2行目
×小淵沢から快速さわやか八ケ岳高原号で小諸まで行き(野辺山15:04発 16:38着),
○野辺山から快速さわやか八ケ岳高原号で小諸まで行き(野辺山15:04発 小諸16:38着),
5行目
×横川駅まで徒歩で異動後,
○横川駅まで徒歩で移動後,
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