さわ子「なんでもないわ」
律「ひいた」
梓「ひきました」
唯「私にはなんのことか分からないや」
紬「私は興味があります」
澪「私は失神します」
ぱたり
唯「あっ、大変！澪ちゃんが倒れちゃった！」
"
―翌日―
律「昨日は節分だったのに、さわちゃんのせいで恵方巻き食べる時、妙に意識しちまったぜ」
澪「まったくだ」
いちご「なんの話？」
律「ああ、いや…いちごは昨日、恵方巻き食べた？」
いちご「…食べた」
エリ「恵方巻きって太くて立派なヤツより、かぶりつきやすい中巻きくらいが丁度いいよねー」
いちご「うん…」
いちご「昨日はお父さんの太巻きを食べさせられたから困った」
紬「お父さんの太巻きにかぶりついたの!?」
律「おいムギ」
いちご「お父さんは私を溺愛しすぎ」
紬「お父さん、可愛い娘にどこの馬の骨とも分からない中巻きを食べさせるくらいなら
自分の太巻きをくわえさせたかったのね」
律「おい」
いちご「まあでもおいしかった」
紬「ごちそうさま！」
澪「それはなんのごちそうさまなんだ…」
姫子「おはよー」
唯「あっ、姫子ちゃんおはよー！」
姫子「ふふっ、唯は今日も元気だね」
紬「姫子ちゃんは昨日、太巻き食べた？」
唯「あ、ムギちゃん」
姫子「恵方巻きのこと？食べたよー」
姫子「友達とカラオケボックスで食べた」
紬「うひょっ、カラオケボックスで乱こ…」
律「おい ムギ」
姫子「それがひどいんだよ、前の日に夜更かししたからウトウトしてたんだけど」
姫子「私が眠ってる間に強引に恵方巻きを口の中に入れられてさ」
紬「盛り上がってきたわね」
澪「お前だけだ」
姫子「喉奥まで突っ込まれて苦しかったよ」
紬「嫌がる涙目の姫子ちゃんに無理やり太巻きをしゃぶらせたの!?ひどい!!」
唯「ムギちゃん嬉しそう」
律「ひどいのはお前だよ」
姫子「まあ、そんなに怒るほどのことでもなかったけどね。おいしかったし」
紬「姫子ちゃんマジ天使！」
律「やりたい放題だぜ」
澪「まったくだ」
唯「私にはなんのことか分からないや」
紬「昨日から恵方巻きを食べる＝性的な事ということで私の頭の中では決着がついてるわ」
律「ムギの頭の中で何を考えようが勝手だが口に出すんじゃないよ」
紬「口に出す!?」
澪「お前が律だったら今日だけで３回は背中を刺していたことだろう」
律「背中を刺す!?」
和「みんな、おはよう」
唯「おはよう、和ちゃん」
紬「和ちゃんは昨日、恵方巻き食べた？」
唯「ムギちゃん…」
和「ああ、食べたわよ」
和「本当は恵方を向きながら無言で食べなくてはならないけど
昨日のは太過ぎてアンアン言いながらお腹の奥まで入れたわ」
紬「アンアン言いながらお腹の奥まで!?」
律「おい ムギ」
澪「というか今のは和にも問題がある気もするが」
和「昨日食べきれなかったから今朝もかぶりついてきちゃったわ」
紬「やったぜ！」
キーンコーンカーンコーン
さわ子「はい、みんな席についてー」
律「来たぜ、純粋な悪が」
"
さわ子「いやー昨日は恵方巻き３本同時に食べちゃってね」
紬「!?」
律「落ちつけ」
澪「というかあの先生おかしい」
さわ子「さぁ、みんなっ、昨日は恵方を向きながら無言セックスしたかしらっ？」
慶子「は〜い」
未知子「は〜い」
潮「は〜い」
春菜「は〜い」
多恵「は〜い」
しずか「は〜い」
文恵「は〜い」
つかさ「は〜い」
三花「は〜い」
英子「は〜い」
夏香「は〜い」
曜子「は〜い」
ｱｶﾈ「は〜い」
圭子「は〜い」
俊美「は〜い」
ちずる「は〜い」
響子「は〜い」
よしみ「は〜い」
律「はいよ」
風子「はい」
エリ「は〜い」
姫子「は〜い」
春子「は〜い」
愛「は〜い」
信代「は〜い」
とし美「は〜い」
ちか「は〜い」
唯「ほ〜い」
ｷﾐ子「はーい」
美冬「は〜い」
和「ハイ」
一子「は〜い」
ｱｷﾖ「はい」
ますみ「は〜い」
いちご「はい」
まき「は〜い」
澪「…はい」
紬「 え っ 」
律「さわちゃん先生〜、もうちょっと言葉にオブラート包んだ方がいいと思いま〜す」
さわ子「いいじゃない、女同士なんだし」
澪「でも昨日からムギが興奮しっぱなしで」
紬「えっ、えっ？」
姫子「あれっ、もしかしてこのコ まだなの？」
唯「ムギちゃんはかわいいなぁ〜」
紬「ゆゅ唯ちゃんも…!?」
唯「憂に用意してもらいました」
紬「恵方巻きを!?」
唯「おいしかった」
和「ハァ、アレって腹もち悪いからお腹空いてきたわ…」
おわり
唯ちゃんちゃっかりしてるなぁw