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梓「♪わかばガールズ♪と過ごす☆大晦日☆」

1 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 19:55:32 1n0twM/YO

梓「そういう計画を立ててみたけどどうかな?」

菫「あっ、ごめんなさい…ムリです」

直「では私も」

純「私も」

憂「私も〜」

梓「なっ…☆とか♪とか散らした私の立場は!?」

直「ありません」

梓「私どんだけ人望ないの!?」

直「知りません」


憂「梓ちゃんの人望の無さは天井知らずだね!」キャハ


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2 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 19:57:40 1n0twM/YO

梓「放課後ティータイムの時は律先輩が一声かければ
大晦日だろうがなんだろうが部員全員集合したのに!」

純「しょーがないじゃん、いきなりそんな話されてもみんな、予定があるんだよ」

菫「ごめんなさいごめんなさい、前から家族と旅行に行くって決まってたので…」

直「私もガキの使い見ながら2ちゃんの実況板に張りつかなくてはいけないし」

憂「私は思いきって大晦日なのに8時に寝ようとさっき決めたし」

純「…ね?」

梓「どうだっていい予定ばっかりだ!どうだっていい予定ばっかりだ!」

菫「ご、ごめんなさい…」グス

直「部長、菫をいじめたらダメです」

憂「そうだよ!スミーレちゃんが可哀想だよ!」

梓「私の味方はいないの!?」

純「しょーがないにゃあ…」


3 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 20:01:13 1n0twM/YO

純「スミーレの家族旅行はともかく直っちと憂の予定はどうにかなりそうな気がするよね」

直「はぁ」

梓「直は梓部長と年越ししたくないの!?」

直「そりゃしたいかしたくないかで言ったら
特にしたくはないですけど」

憂「確かに」

梓「ひどい」

純「いや、直が梓と年越ししたいと激しく主張するのも違和感を感じるけど」


直「菫が年越しパーティに来ないなら私だけ行くのもどうかと思って」

菫「直ちゃん…」

憂「確かに私たち4人で遊んでスミーレちゃんだけ仲間はずれみたいになったら可哀想だもんね」

菫「私の事なら気にしないでいいのに…」


直「あと先輩たち3人の相手を私1人がするのって
すごいうざったいし勘弁してほしいですね」


梓「口を慎め!」

直「ンム…ッ!?」

憂「純ちゃん、私が奥田の口と手を押さえてるから腹を殴って!!」

純「絶対に殴るもんか!?」


4 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 20:01:52 1n0twM/YO

梓「もう後輩たちなんかどうでもいいし2年生トリオで集まろ!」

憂「もう3年生だけどね」

純「そして後輩なんかどうでもいいとか言うから人望がないんだよ」

梓「私、やっぱり人望ないんだ!?」

菫「あ、あると思ってたんですか…?」


梓「ウワわわァアアアァア!!!???」


5 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 20:06:01 1n0twM/YO

梓「私なんで人望ないの!?」

直「人としてイマイチ信用できないっていうか」

梓「私が何をしたの!?」

憂「何をしたというより何もしてないというか」

梓「いっぱいしたでしょ!?部長として、なんかをっ!!」


純「梓は先輩になってからキャラが中途半端になって印象薄くなっちゃったんだよ〜」

憂「そうだねぇ」

純「憂はラスボス枠、私はズボラ枠
直っちは綾波枠で菫は清純妹枠とそれぞれ役割があったけど」

菫「梓先輩はボケかツッコミか分かりにくいところがあるかも…」

憂「厳しくも優しくもなく、面白いワケでもなく」


直「牛丼大好きな意地汚いチビな上に歌はクソ下手だし」


梓「悪口!!最後、ただの悪口!!」

純「現に今も怒ってるけど、私たちは笑えばいいのか怖がればいいのか」

梓「笑っていいとでも思ってるの!?」

直「お昼休みはマヌケなあずにゃん部長をウキウキウォッチングですね」

梓「わ〜ん、だまれだまれ!」


憂「ちょっと可愛いかも」


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6 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 20:09:31 1n0twM/YO

梓「わ、私どうしたらいいんだろ…」グスッ

梓「どうしたらわかばガールズの部長らしくなれるんだろ…」メソメソ

菫「梓先輩…」

梓「ねえスミーレ、スミーレ!どうやったら家族旅行やめて私と一緒に年越ししてくれる?」

菫「ひっ!?」


純「そういう自分の都合で後輩に家族旅行キャンセルさせようとするところを是正すべきじゃないかな」

梓「くそォっ!!」

憂「あははは!!あははは!!」

直「こんなの絶対1人で相手したくない…」


7 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 20:10:42 1n0twM/YO

梓「ところで純はどうなの?」

純「何が?」

憂「そういえば純ちゃんの大晦日の予定は聞いてなかったね」

純「あー、私はあっちゃんと二年参りに行くよー」


梓「また得意の近親相姦か」


純「バカ言ってんじゃないよ!?」


憂「でも高校生にもなってお兄ちゃんと一緒にお風呂入るとか異常だよ!!」

菫「えっ」


梓「間違えてお兄ちゃんのがぬぷゅっと入っちゃったり」


純「///入ってない入ってない!!デマを流すんじゃないよ///!!」ムキャーッ


直「なんだ、危うく純先輩を見直すところでした」

梓「あっ、いいな〜」

純「もうツッコミきれないやい!」ゼェゼェ


8 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 20:12:54 1n0twM/YO

菫「で、でもお兄ちゃんと仲良しってステキですよ」

純「菫はムギ先輩と仲良さそうだもんね」

純「ほらほら、兄妹で二年参りなんてフツーフツー」

憂「普通かなあ」

純「憂だって唯先輩に誘われたら行くでしょ?」

憂「そっ、それはお姉ちゃんに誘われたらイクけど///」

純「ん…?」

梓「ところで唯先輩は今年の大晦日はどう過ごすの?実家には帰らないの?」

憂「ウッ…はぁ…?年越しは大学の方で過ごして、元旦の昼に帰って来るってイヒッ」


純「澪先輩たちと遊ぶってことかなー?それならコッチ帰ってきてもいいのにね」

梓「うんうん」

憂「お姉ちゃん、今年は晶さんたちとも遊びたいから〜って言ってたよ」

梓「晶さんって?」

憂「新しいあずにゃんだって」

梓「!」


9 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 20:21:21 1n0twM/YO

梓「なにそれ、どういう事!?」

直「あずにゃんピ〜ンチ」

菫「ピンチも何も最初からカヤの外っぽいかもかも?」

梓「そんなことないもん!」

純「まあ落ち着きなさい」

梓「はぁはぁ」

梓「ウオワァアアアァア!!!」

梓「にゃん」

梓「にゃん!!」

菫「キャッ!?」

梓「私はあずにゃん」
梓「私はあずにゃんにゃん」

梓「私カワイイ私カワイイ私世界一カワイイにゃん!」

直「アイツどうしたんですか?」

憂「天使にふれたか気がふれたかの二択だね!」

菫「こわいこわいこわい!」

純「やれやれ」


10 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 20:22:59 1n0twM/YO

純「それで晶さんって?」

憂「お姉ちゃんと同じ大学でお姉ちゃんと同じ色違いギター持っててカッコよくて可愛くて一生懸命でキラキラしてて頼りがいがあって優しいんだって」

直「なかなかの好評価ですね」

梓「一方、唯先輩の最近の私に対する評価は?」



憂「かいわれ大根だって」



梓「それ褒めてるンだよネッ!?」

純「相変わらず分からない人だなあ唯先輩は…」


11 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 20:30:16 1n0twM/YO

憂「とりあえず梓ちゃん、口調を統一した方がいいんじゃないのかなー」

梓「なに、突然…」

純「梓って後輩枠だったから1人だけ敬語でキャラ立ってたけど、
最近は先輩キャラだか後輩キャラだかグダグダになってる感じだよ」

梓「うっ、確かに…」

憂「梓ちゃんの名ゼリフ、やってやるです!とか今は言う機会なさそうだもんね」

梓「やっぱり私、後輩キャラを貫くべきなのかなあ」

直「じゃあ手始めに私の事を直先輩って呼べ中野」

梓「殺って殺るデス!!」

ガターン

菫「キャアッ、直ちゃん!?」

憂「梓ちゃん、殺り過ぎだよ〜」


12 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 20:31:47 1n0twM/YO

Φ先輩んとこΦ


梓「そうゆうワケで呼ばれて飛び出てニャニャニャーン」

律「いや、呼んでねーし」

澪「梓、大晦日にいきなりどうしたんだ?」

梓「先輩たちが卒業したあとの軽音部に私の居場所なんかなかったですよ!」


澪「おいおい、そんなこと言っちゃダメだぞ」

紬「そうよ、菫が時折あずにゃん先輩1人だけ経験者ヅラして
ギザウザスとか言ってたけど気にしちゃダメ!」

梓「気にしますよ!?」

紬「ごめん、ウッソ〜♪」

梓「くっ…心地いい…」ゾクゾク

律「どうした」


澪「目上の人にイジめられると素直にドMになれるらしい」

律「相変わらず変態だなあ」


13 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 20:34:36 1n0twM/YO

梓「そういえばあずにゃん大好き唯先輩の姿が見えないようですが…」

紬「唯ちゃんなら朝から晶ちゃんとお出かけよ」

梓「あきら…」

澪「ああ、晶っていうのは私たちと同じ一年で軽音部の」

梓「新しいあずにゃんですか!?」

澪「あ?」


律「まあ、そんなようなモンだ」

梓「ホポァ!?」


ドガッッシャーン

紬「あっ、梓ちゃんが前回り受け身を…」

律「お前もう帰れよ」


14 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 20:39:10 1n0twM/YO

梓「ここにも私の居場所はないんですか…」

澪「お前には新生軽音部があるだろう」

梓「そこで厄介者扱いされたからここに来たのに…」

律「お前、桜高軽音部で何したんだよ」

梓「何もしてませんよ!!」

澪「部長なのに何もしてなかったら、そりゃ追い出されるだろう」

紬「働かざるもの喰うべからず」

梓「金持ちムギ先輩に言われる筋合いありませんっ」

紬「私は実家から仕送りを断つことで学生寮で
家畜の餌みたいな食事しかしてないからもはや喰うべからず人生よ」

澪「かちく…」

梓「そういえばかなり痩せましたね」

紬「エヘ♪」

梓「ムギ先輩の華奢な細い脚見てたら性欲がムラムラギラギラ略してムギムギしてきました」ハァハァペロペロ

紬「助けて!助けてえぇー!ああぁ…」

澪「自業自得だな…」


15 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 20:50:08 1n0twM/YO

唯「ゆだいま〜」

ガチャ

澪「唯ただいま帰りましたの略?」

梓「どくですっ」ポイ

紬「ああん」


梓「あっ、唯先輩〜☆」


唯「おや、梓ちゃんだ」


梓「あずにゃんはアアアアァ!??」

唯「へぅ!?」

梓「私はあずにゃんじゃないんですか!?」


唯「えっ、このコ、中野梓ちゃんで合ってるよね?」

澪「合ってるよ」

紬「超合ってるわ、唯ちゃん」

唯「ほら、やっぱり!」フンス!

梓「違います、私は唯先輩のあずにゃんで、いつも抱きしめられてて」


唯「いや、分かってる、分かってるよ、あずにゃ…いや、梓ちゃん。でも私、もう大学生だし」

澪「いいじゃないか梓。いつも唯に人前で抱きつかれて恥ずかしそうにしてただろうに」

唯「そうそう」

梓「でもアレほど感じるプレイはなかなかないですよ!?」

唯「ひっ」

律「お前どこに向かってるんだ」

梓「てんじく」

紬「梓ちゃんはどうなりたいの?」

梓「将来、男の子を生んでソイツの精液で唯先輩に私の遺伝子を流しこんで孕ませ私の子孫を唯先輩に産んでもらいさらに唯先輩の遺伝子をもつ男の子の精液を私の子宮に注いでもらって銀河をも鳴動させる伝説の超梓唯ヤ人を」

澪「スーパーアズサユイヤ人?」

唯「帰れ!!!」


16 : いえーい!名無しだよん! :2013/12/31(火) 23:25:20 btnGCPJc0
パンヤのクーちゃん(これ絶対センパイだな・・・)


17 : いえーい!名無しだよん! :2014/01/01(水) 00:04:34 xfETYh9.O

Φ中野家Φ

ゴーン ゴーン


梓「あっ、除夜の鐘だ」


梓「…死のう」


純「待った待った」

憂「梓ちゃん、早まらないで〜」

梓「純…憂…」



梓「戸締まりしてたのにどうやって中へ」

憂「玄関をぶっ壊した」

梓「ヒェーイww」


純「わぁっ、うそうそ。ていうか玄関開いてたじゃん!」

憂「『年越しの瞬間、自殺するにゃん』とか鬱なメール送っておいて白々しいことを…」

梓「へへ…命を餌にすればさすがの二人も来てくれるんだね…」


憂「ばかっ!!」


ぱしーん


梓「ッ…!!」



純「う、憂」



純「なんで私のオシリを叩いたの?」

憂「殴りたかったから」

純「暴君だ!?」

梓「私が殴られないで良かった〜」



憂「梓ちゃんのばか!!死ぬなんて冗談でも言っちゃダメだよ!私、そんなの、本気で怒るから…ッ」グスッ


梓「う、憂…」グスッ

純「いいんだけど、そういうのは梓のほっぺをシバいて言うもんじゃないの」

憂「でも暴力では何も解決しないから…」

純「じゃあなぜ私を殴った!?」

憂「敵をあざむくにはまず味方から」

純「意味が分からないよ!?」

梓「ていうか結局、私、敵なの!?」


憂「うるさいなあ、みんな死ねばいいのに」


純「オイッ、冗談でもそんな事言うなって言ったのはどこのどいつだい!?」

梓「死ねっ!みんな死ねっ!」

憂「お前が死ね!」


純「でも私は梓も憂も大好きだよ」


憂「あっ私も!!!」


梓「じゃ、じゃあ仕方ないから来年もよろしくっ///!」


純「もう今年だよ!」

梓「あぇっ?」

憂「じゃあ今年もよろしくお願いしますよーだ!」

純「なんかグダグダ…」

おしまい!


18 : いえーい!名無しだよん! :2014/01/01(水) 00:08:39 xfETYh9.O

―神社―

さわ子「あら、菫ちゃん直ちゃん」

菫「あっ、さわ子先生。あけましておめでとうございます!」

さわ子「はい、おめでと」

直「先生も二年参りですか?」

さわ子「ええ」

直「たった1人で?そんなのムチャですよ」

さわ子「うるせえ!!」

菫「ひっ!?」

さわ子「初詣は別にキャップルとかは関係ない行事だから平気よ」

直「平気とか言ってる時点で強がっているような」


19 : いえーい!名無しだよん! :2014/01/01(水) 00:11:27 xfETYh9.O

さわ子「ところで今日はあなたたち2人だけなの?」

菫「あ、ハイ」

直「そうです」

さわ子「さっきキスしようとしてなかった?」

菫「はぅっ」

直「わ、若気の至りです」

菫「若気の至りなの…?」

直「あっ、じゃなくて若気のイタリアンで」

菫「どういうこと?」グス…

直「つ、つまり菫はイタリア料理みたいに美味しいということで」

菫「…本当?」ジー

さわ子「あ〜…私もイタリア料理食べたくなってきたわ〜」

直「ダッ、ダメです!!?菫は私の…ッ」

さわ子「いや、私は普通にパスタとかの話をしてるだけで」

直「……///!!」


菫「直ちゃん…///」

さわ子「ケッ。まあ、どうでもいいわ。今年もよろぴくね、ガチゆりども」

直「こんなヒドい新年の挨拶初めてです」

菫(直ちゃんの首筋に吸いついてキスマークつけて私のモノだって印をみんなに見せつけたいなぁ…)






20 : いえーい!名無しだよん! :2014/01/01(水) 01:23:57 Oa59GoYU0
新年一発目にこんなSS読むことになるなんてビクンビクン

面白かった



21 : いえーい!名無しだよん! :2014/01/01(水) 03:03:57 8QrzPvNU0

最後は台詞通りグダグタだけど、かなり久々に面白いSSを読ませていただいた
今年もよろしくお願いします


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