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澪「私がお父さんで」律「私はお母さん」
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『秋山家の朝』
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ピピピピピッ ピピピピピッ
律「……」ムクッ
律「起きなきゃ……あふ……」
律「澪、みーお」ポンポン
澪「んん……律?」ムクッ
律「おはよ、朝だぞ。子供達起こさないと」
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澪「……今日、何曜日だっけ」
律「月曜日だな」
澪「……あぁ〜、会社行きたくない。お家でごろごろしてたい」
澪「ごろごろしながら『エリー』と絵本読みたい。『リク』が作ってくれたご飯食べてたい……」
律「一家の大黒柱がそんなんでどーすんの『お父さん』」
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澪「お父さんかぁ……」
律「まだしっくりこないの?」
澪「いや。ただ、あの頃は私がそんな風に呼ばれる時が来るだなんて思ってもみなかったからさ」
律「パパの方がいいか?」ニコッ
澪「……ま、任せる」
澪「『お母さん』」ニコッ
律「……へへへっ♪」
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律「澪、んー」
澪「……朝から?仕方ないな……」
澪「んー……」ソーッ
ガチャッ
律・澪「んむっ!?」
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リク「いたた……」
エリー「馬鹿リク!何してるの!」
リク「エリー姉ちゃんが押したんじゃん!」
エリー「リクが私のこと押したんでしょ!」
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澪「……おーい」
律「……」
律「リク?エリー?君達は私達の部屋の前で何をしてたのかなー?」
エリー「え、えーと……」
リク「……エリー姉ちゃんがパパとママのちゅーしてるとこ見ようって」
エリー「きょ、きょうみほんい?です!あはは……」
律「そーかそーか、なるほどなるほど」
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律「おーまーえーらーなー!」
エリー「私は逃げる。リク、あとは任せた!」ピュー
リク「あっ、エリー姉ちゃん!?」
律「こら、エリー!」
澪「あの逃げ足の早さは誰かを思い出すな……」
リク「ご、ごめんなさい」
澪「別に怒ってないぞ、リク。びっくりしただけだ」
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律「マセてんだから」
澪「小さい頃の律そっくりだよ、あのいたずら好きはな」
律「んま!なんてこと言うのかしら!小さい頃の私と言ったら、それはもう花も恥じらう……」
リク「パパ、今日は僕がご飯作ったんだよ。パンと目玉焼きと……サラダ!」
澪「へえ、凄いな!楽しみだ」
リク「二人とも早く顔洗ってきてねー!」トテトテ
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律「……」
澪「お母さんの立場が無いな」
律「あいつ、この前お米研ぎ覚えたかと思ったら、もうハンバーグくらい作れるようになっちゃってさ……」
律「正直、主夫の才能がある。掃除もこまめにするし」
澪「おい主婦」
律「ま、私の子なんだから当然だな!」
律「おっと、私と澪の子だから……か?」
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澪「お前って奴は……くすっ」
澪「っと、さすがにもうのんびりしてられないな。準備しなきゃ」
律「えー?結局ちゅーはしないの?」
澪「あー……」 チラッ
澪「エリーがまたこっそり見てる」
エリー「ちっ」ピュー
律「こ、子供が見るものじゃねー!」
澪「(なんとなくこれは私でも律でもない気がするのは気のせいだろうか)」
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恐らく不定期の投下となります。(ネタの思いつき次第)
形式としては題に則った連続短編モノにするつもりです。
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乙です。
気長に待っておりますので頑張ってください。
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乙
他のキャラも出して欲しいな
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続き楽しみに待っています。
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マダー?
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