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やる夫の北海道カオス立志伝20
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ちょっと思いついてしまったモノを垂れ流してみる。
スキル名：【弾】
シンプルな一文字なためか、同名スキル保持者がそれなりに見受けられる。
オーソドックスな使い方としては『弾丸』として手にしたモノを撃ち出す直接的な遠距離攻撃スキルや、爆弾精製能力、防御方面だと有害と認識したものを『弾く』……など。
割とよくある、『そこそこ強くなれるが応用力などで割とすぐ頭打ちになる戦闘系スキル』の一つとして上げられる。
しかし。
ある勇者が『弾く』と読んだところからある言葉を連想してしまったことで彼を召喚した世界は大変なことになった。
その言葉とは、『ハジケリスト』。
その後、該当作品のファンでもあった彼はスキルを開花させてしまうと同時にハジケ続け、その能力を指数関数レベルで成長させてしまう。
結果、敵味方のみならず世界そのものすらハジケで飲み込んでいき、その世界そのものを聖鼻毛領域で呑み込んでしまったかのように変容させてしまうに至った。
つまり、勇者がそのスキルによって好きだったマンガの世界と同じに塗り替えてしまったのである。
頭がおかしくなりそうなギャグ漫画の世界に取り込まれ、変質させられる異世界住人の断末魔すら超える恐怖と狂気の騒乱を奏でながら。
―――この記録を見ていたとある人物は、ゲラゲラと楽しそうに笑いながら喝采を上げた。
『これだ！！』と。
後に、あらゆる世界で蔓延し、世界を創作世界に塗り変えてしまう拷問装置【サブカルカビ】着想の萌芽である。
………なんて、妄想。
実際は予備ポート案件の方を参考にしてそうですけよね、クラフト。
長文失礼しました。出来の悪いショートショートととでも思ってご笑納ください。
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