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安価オールジャンルロワ

52夜の愛し仔とGODの殺人マシーン:2019/06/09(日) 16:33:35 ID:YkxoLpQg0
「・・・はぁ」
会場に送られてすぐ、彼女ーチセは頭を抱えて深いため息をついた。
彼女はカルタフィルスや自身の竜の呪い関連がようやく一段落し、
魔術師の学院(カレッジ)に通い始めた矢先に今回の殺し合いに巻き込まれたのだ。
魔法使いの弟子(兼嫁)として日常的に「人ならざる存在」と関わり、
命の危機に陥ったことも少なからずあるチセとは言えど、
拉致された上に殺し合いを強要されるというのは初めての経験だった。
「エリアス、心配してるかなぁ・・・?」
殺し合いの真っ只中にありながら、
チセの精神は冷静そのものだった。
(最近はそうでもないが)元々彼女は「生きる」ということに対して消極的だと言うのもあり、
チセはこの殺し合いに対してどこか傍観者的な態度をとっていた。
誰かを殺してでも、叶えたい願いなどなく、
かといって、名前も知らない誰かに殺されるのも嫌だった。
今この場には、魔法の師(兼自称未来の夫)であるエリアスも、
使い魔であるルツも、
心血を注いで作った杖もない。
さて、これからどうしようか?と考えていた時だった。
チセの首の後ろに先の尖った硬い物が当てられた。
突然の事にチセは顔を青ざめて硬直する。
「動くな。妙な動きをすれば命はないぞ」
次にチセの耳元で若い男性の声が聞こえた。
チセの額から、たらりと一筋の冷や汗が流れる。
「お前はこの殺し合いに」
「の、乗ってない・・・乗ってないです。はい」
男からの問いにチセは即座に答える。
「・・・」
チセの返答が気に入ったのか、それとも他に理由があったのか・・・
チセの首の後ろから尖った物の感触は無くなり、チセは心の中で安堵の息を漏らした。
「手荒な真似をしてすまなかった。私も君のような少女を殺す気はない」
「あ、いえ、こんな状況ですし・・・」
仕方がない、と続けようとして振り返るとそこには・・・
中央に銀色の矢印が描かれた赤い兜と黒い全身タイツ、白いマントで身を包み、
左手に太陽を象った円形の盾を持ち、
右腕の肘から先は三連装銃とフェンシング用の剣で構成された義手になっているという、
ヒーロー物のテレビ番組から抜け出したような格好をした人物が立っていたのだ。
そして、
「・・・それ、何の仮装ですか?」
「は?」
チセの何気ない呟きに、男は目を丸くしたのだった。


【C-6/渋谷スクランブル交差点 一日目 深夜】
【羽鳥智世@魔法使いの嫁】
[状態]:健康、少し困惑
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×1〜3
[思考・行動]
基本方針:誰かを殺す気は無いが、誰かに殺されるのも嫌だ
1:目の前のコスプレイヤー(再生アポロガイスト)と話をする
2:何でこの人仮装しているんだろう?
3:エリアス心配してるかなぁ?
※単行本10巻辺りからの参戦です。

【再生アポロガイスト@仮面ライダーX】
[状態]:怪人態、健康、少し困惑
[装備]:アポロマグナム@仮面ライダーX、ガイストカッター@仮面ライダーX
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×1〜3
[思考・行動]
基本方針:会場から脱出して、Xライダーと決着をつける
1:目の前の少女(チセ)と話し合う
2:この姿のどこが仮装だ、どこが。
※仮面ライダーX本編第16話〜第21話までの間からの参戦。
自分の余命にまだ気づいていません。


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