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アニメキャラ・バトルロワイアルV

141 ◆koGa1VV8Rw:2019/06/02(日) 03:38:12 ID:NRf9D8VE0

「僕のスタンドなら何とか出来るかもしれない! 逃げてくれッ!」

フーゴの合図とともに曜が逃げ出していく。

「ふん! 遠ざかっても無駄だ!」

何をしようというのか桃白白は腕を上に掲げる。
そこに力が集中していくのは、気という概念を知らないフーゴでも感じられた。
フーゴの直感が何らかの遠距離攻撃の危険を感じる。
フーゴは逃げる曜の方へ駆け出していた。

「どどん波!」

桃白白は指を差すような形にし、腕を振り曜が逃げた方に向けてくる。
その瞬間、指の先端から謎の光線が発射されたのだ。

「うおぉぉぉーーッ! パープルヘイズ!」

フーゴは曜が逃げる方を追いかけながら、射程5mの紫の人型を向かわせる。
間一髪、紫の人型が光線の前に立ち塞がり、守らんと腕で光線をガードする。
命中する光線。命中した箇所は強く発光して周りを照らす。
下手な銃などよりはずっと強い威力。
フーゴの腕に焼印を押し当てられるような熱い感覚が走る。

「なっ、何なの!?」

後ろからの発光に驚いた曜が足を止め後ろを振り返る。

「はぁ……はぁ……」

光線が終わった。
しかしパープルヘイズは前に出した左腕表面に広く火傷のようなダメージを負い、
余波は上半身の一部までをも焼いている。
パープルヘイズは近距離パワー型の強力なスタンドだ。
岩を砕き銃弾を拳で弾くこともできる。
それでガードしてこのダメージという事は、
人体に当たればガードした部分の余波だけでも体が焼け即死はしないでも致命的であろう。
パープルヘイズが食らった場合も、
まともに急所に食らってしまえば戦闘不能となるダメージになりかねない。

ある程度自意識のあるパープルヘイズは、怒り狂い桃白白に襲いかかろうとする。
しかし射程外なので攻撃は届かず、腕を振り回し威嚇するだけに留まる。
そこで、思いがけず桃白白が語り掛けてくる。

「貴様、不思議な能力を持っているようだな。主催者が言っていた異能の一種か。
 それでも本気を出せば私が勝つだろうが、
 私もできるだけ多く殺したいのにここでいきなり消耗するのは惜しい。
 ここは取引と行こうか。貴様の支給品を置いていけ。
 そうすれば、この場で殺すのはその女一人分で我慢してやろうじゃないか」


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