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バーチャルリアリティバトルロワイアル Log.04
128
:
宵闇
◆k7RtnnRnf2
:2020/07/03(金) 20:17:29 ID:mqM5Fyzc0
「黒雪姫、ここは俺が引き受ける! 彼女を連れて……」
振り向きながら叫ぶが、途中で止まる。
俺の後ろにいるのは黒雪姫だけで、リコリスはいつの間にか姿を消していた。しかも、【noitnetni.cyl】はそのままだ。
「あれ!? 彼女はどこに行ったんだ!?」
「わからない! いつの間にか、消えてしまったんだ……まるで煙のように!」
「なんだって!?」
黒雪姫の叫びに絶句する。
せっかくハルユキの遺志を受け継げると思ったのに、これでは台無しだ。ハルユキの無念だって晴らせる訳がない。
「……まさか、彼女までもがこのエリアにいるとは驚きです。
ですが、今はまず、ジローとブラック・ロータスの二人に対処しなければ」
そして、何か心当たりでもあるのか、アリスは口を開く。
彼女の言葉は気になるけど、それどころじゃない。学内アバターの黒雪姫は戦えないし、レオの助けも期待できないからだ。
でも、俺はここで諦める訳にはいかない。黒雪姫を連れて逃げようとしても、アリスに追いつかれるだけ。
「やれるものなら、やってみやがれ! 俺が、黒雪姫を守ってみせる!」
「威勢だけはいいですね。いいでしょう……あなたが私と戦うなら、やってごらんなさい」
俺が闘志を燃やす一方、アリスは心底つまらなそうに俺達を睨みつけている。
まさに、蛇に睨まれた蛙のように不利だけど、俺は一歩も引かない。黒雪姫やニコは命がけで戦ったのだから、ここで逃げる訳がなかった。
そして、死に満ちた世界の中で、新しい戦いが始まった。
やる気が 5上がった
こころが 3上がった
体力が 4下がった
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