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17
:
淫獣とニンジャ
◆IRWq076pt2
:2018/11/28(水) 22:58:32 ID:2XDGvqP60
「ドーモ。淫獣=サン。アイアム忍者オブ忍者、虹の弾丸、百合忍者ユリケンジャーです」
「ど、どうも…」
無限書庫司書長ユーノ・スクライアの眼前にいたのは異様な風貌の男であった。
緑色の覆面を被ったその男はこちらを見るなりお辞儀をしてきた。
いきなり人を淫獣呼ばわりとは無礼千万ではあるが、一応殺し合いには乗っていないのであろうか。
それにしても忍者と言う割には少々目立ちすぎな格好のように思える。
ユーノは困惑しながらも警戒を緩めようとした…その時である。
「チンポ…殺すべし!」
突然ユリケンジャーは刃を抜き出し、ユーノへと斬りかかってきたのだ!
慌ててユーノは身を翻してその一撃を避ける。
反応があと一秒遅れていれば彼の体は両断されていたであろう。
空を切った刃を持ち直し、ユリケンジャーはユーノへと殺意を込めた視線を投げつける。
「な…何をするんですか!」
「オヌシからは百合に挟まる男的アトモスフィアを感じる。よって殺す!」
ユリケンジャーはハッキリと言い切った。ユーノを殺すと。
意味が分からない。何故花の名前がそこで出てくるのか。
だが、ともかくこの男は自分を殺そうとしているという事は分かった。
ユーノには勿論殺されてやるつもりなど毛頭無い。
この殺し合いを打破し、なのは達と共に生きて元の世界へ帰らねば。
「イヤーッ!」
「やめてください!僕はこの殺し合いに乗っていません!」
ユーノの声に聞く耳持たず、ユリケンジャーは再び刃を振り下ろす。
それに合わせてユーノはすかさず防御魔法を展開した。
緑の障壁に刃先が触れた途端、硬いものにぶつかったかの如く刃は弾かれる。
「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」
一撃、二撃、三撃と刃が振るわれるが、応じて防御魔法が展開され、刃先がユーノに触れることは叶わなかった。
この楯を操る主に消耗した様子はない。
埒が明かないと判断したユリケンジャーは刃を鞘へと納めた。
「…?」
不可解な動作にユーノは一瞬戸惑う。
説得が通じたのだろうか。
「ユリケンズバット!イヤーッ!」
否。そうではない。
ユリケンジャーは収めた刃の鍔を回転させ、鞘ごと腰からそれを引き抜いたのだ!
太い鞘が被せられたその刃は、まるで野球に使うバットのようであった。
ユリケンジャーはそのバットを大きく振りかぶり、ユーノへと飛びかかった。
(来る…!)
ユーノは再び正面へと障壁を張る。
が、バットが障壁に触れる事はなかった。
「うわっ…!」
振り下ろされたバットはユーノの立つ地面に打ち付けられる。
衝撃でクレーターが出来あがり、ユーノは足を取られた。
その隙を見逃すユリケンジャーではない。
「イヤーッ!」
態勢を崩したユーノの身体目掛けバットの一撃が飛ぶ。
慌てて障壁を張り直すが、タイミングが少し遅れた。
「かはっ…」
衝撃を完全には殺せず、ユーノは後方へと跳ね飛ばされた。
木に背を打ち付け、鈍い痛みが襲ってくる。
しかし堪え、目を上げると追撃の為ユリケンジャーが迫ってきていた。
「くっ、チェーン!」
ユーノはチェーンバインドの術式を構築しユリケンジャーへと放った。
翠色の鎖が伸びていき、ユリケンジャーの身体を縛り上げる。
鎖に全身を縛られた彼はその場に立ち尽くすしか出来なくなった。
なんとか無力化に成功できた、とユーノは安堵する。
「さあ、これで…!?」
が、次の瞬間にはユリケンジャーの姿は消えていた。
代わりに人型を模した藁人形が翠の鎖に縛られている。
それを確認したユーノの脳裏に一つの単語が過ぎる。
「変わり身…!?」
「イヤーッ!」
今度は後方からユリケンジャーが飛びかかって来る。
ユーノはなんとかこれを身を捻って回避する事に成功した。
ユリケンズバットの一撃を受ける事になった大地には、やはり大きな打撃の跡が残される。
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