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アニメキャラ・バトルロワイアル4th part4
38
:
◆NiwQmtZOLQ
:2017/04/16(日) 17:16:01 ID:GEnvyBk.0
─────ダメか。
セルティが身構える。
また口論が始まるようなら、セルティにはどうしようもない。最悪の場合、影を使う事も視野に入れるべきか。
そんな思案をしていたセルティと、首を傾げた夏凜に対し、絵里は気まずそうな顔でそれを告げた。
「……それはそれとして、腰が抜けちゃって立てない………」
─────絵里が苦手な、所謂幽霊が目の前に現れたとあっては。
それが頼りになる存在だったと改めて確認出来たとしても、腰砕けになった分の衝撃を取り戻すには足りず。
夏凜が差し伸べた手を取って、ようやく絵里は立ち上がったのだった。
ひとまず、衝突による仲間割れは防げた事に、セルティは心の底から安堵する。
作戦であった訳ではないが、自身の正体を明かす事が結果的にプラスになったのではないか、と思うと、うまいこと幸運が味方してくれた。
これで、少なくとも今すぐにチームが分裂してしまうという事は避けられた筈だ。
しかし。
(結局のところ、問題を先延ばしにしただけだな……)
結局のところ、夏凜、そしてもしかしたら絵里も。両者が抱えている、何らかの問題が解決した訳ではない。
放置しておけば、必ずまたどこかで同様の言い争いが起こる可能性がある。
(夏凜ちゃんの地雷が勇者部だって分かってるだけでも救いかな……)
夏凜の場合、明確に「勇者部」のメンバーだけが地雷である可能性が大きい。
そして、夏凜があの状態にならなければ、絵里もわざわざ突っかかる事は無い筈だ。
(……本当は、解決できれば良いのだが)
セルティには、こうした少女たちの機微をケアするだけの技量はない。
いや、むしろこの会場全体を見回しても、他人を完璧にケアできるような余裕を持った人間などいないだろう。
脳裏にとある黒コートの人間が思い浮かんだが、彼はもう死んでいるし、仮に生きていたとしてもこの状況で頼りたいと思うような人間ではないから除外するにしても。
しかし、ならばこのまま放置できるかといえば、やはりそれにも一抹の不安を感じる。
埋まっている地雷など、場所がわかっていたとしても何らかの事故で踏んでしまう可能性は十分にあるのだから。
(もし─────私じゃなかったら、分かるのか─────?)
ふと、そんなことを思う。
デュラハンとして、気付いた時にはこの世を彷徨っていたような存在。
それまで深く物を考える事もなく、首を無くし、それを探し始めて、あの街に辿り着いて─────岸谷森羅と一緒に暮らして。
そうして、色んな「人間」に触れる事で人間性を獲得した自分だから。
あの少女たちの抱える本当の問題が何か、それすらも分からないのか。
(─────森羅。私はどうすればいいんだと思う……?)
自分に口があれば、きっと溜息混じりに呟いていただろう質問。
空気を震わせる事が無く、ただ虚空に消えただけのそんな質問にも、心を覗いているかの如く察して答えをくれる人間は、此処には居なかった。
【D-1/放送局跡付近/一日目・夜中】
【セルティ・ストゥルルソン@デュラララ!!】
[状態]:健康、精神的疲労(小)、罪悪感(中)
[服装]:普段通り
[装備]:V‐MAX@Fate/Zero、ヘルメット@現地調達 、PDA@デュラララ!!
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(10/10)、青カード(10/10)
黒カード:カードキー(使用可)、イングラムM10(32/32)@現実
ジャック・ハンマー御用達薬品セット(精神安定剤抜き)、精神安定剤2回分
[思考・行動]
基本方針:殺し合いからの脱出を狙う
0: 南ことりの腕輪を回収後、アザゼルと連絡を取りつつ北方でるう子達を捜索する。
1: 絵里、夏凜をサポートする。
2:静雄との合流。
4:縫い目(針目縫)はいずれどうにかする。
5:杏里ちゃんを殺したのはDIO……
6:静雄、一体何をやっているんだ……?
[備考]
※制限により、スーツの耐久力が微量ではありますが低下しています。
少なくとも、弾丸程度では大きなダメージにはなりません。
※三好夏凜、アインハルト・ストラトス、アザゼル、絢瀬絵里と情報交換しました。
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