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常連作品バトルロワイアル
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当企画は様々な作品のキャラでバトルロワイアルを行うパロディリレーSS企画『常連作品バトルロワイアル』のスレッドです。 企画の性質上、版権キャラの死亡や残酷描写や原作のネタバレ等が含まれます ので予めご注意ください。
【バトルロワイアルパロディについて】
小説『バトルロワイアル』に登場した生徒同士の殺し合い『プログラム』を、他作品の登場人物で行う企画です。詳しくは下の『2chパロロワ事典@wiki』を参照。
ttp://www11.atwiki.jp/row/
【ルール】
・最後の一人になるまで殺し合う
・生き残るためには最後の一人になって優勝する以外ない
・優勝した者はなんでも願いが叶う(主催者側に危害が加わる願いは無し)
・参加者は首輪を嵌められ、主催者側への反抗(禁止エリアへの浸入など)が認められた場合、首輪が外れ参加者を消滅させる
・主催者は六時間ごとに死亡者、残り人数、禁止エリアなどの放送を行う予定
【参戦作品】
ひぐらしのなく頃に
魔法少女まどか☆マギカ
魔法少女リリカルなのはシリーズ
Fate/stay night
仮面ライダー龍騎
ドラゴンクエストV 天空の花嫁
ジョジョの奇妙な冒険
らき☆すた
東方project
コードギアス 反逆のルルーシュ
ドラえもん
ROSEN MAIDEN
涼宮ハルヒの憂鬱
DEATH NOTE
未来日記
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【参加者】
【ひぐらしのなく頃に】
前原圭一/竜宮レナ/園崎魅音/北条沙都子/古手梨花
【魔法少女リリカルなのは】
高町なのは/フェイト・テスタロッサ/ヴィータ/スバル・ナカジマ/キャロル・ルシエ
【魔法少女まどか☆マギカ】
鹿目まどか/暁美ほむら/美樹さやか/佐倉杏子/巴マミ
【Fate/stay night】
衛宮士郎/セイバー/遠坂凛/アーチャー/間桐桜/間桐臓硯/言峰綺礼/真アサシン
【仮面ライダー龍騎】
城戸真司/秋山蓮/北岡秀一/浅倉威/手塚海之/須藤雅史
【ドラゴンクエストⅤ天空の花嫁】主人公/フローラ/主人公の娘/パパス/ゲマ
【ジョジョの奇妙な冒険】
ジョセフ・ジョースター/ワムウ/カーズ/空条承太郎/吉良吉影
【らき☆すた】
泉こなた/柊かがみ/柊 つかさ
【東方project】
博麗霊夢/霧雨魔理沙/フランドール・スカーレット/古明地こいし/聖白蓮/森近霖之助
【コードギアス反逆のルルーシュ】ルール・ランペルージ/枢木スザク/ナナリー・ヴィ・ブリタニア/シャーリー・フェネット/扇要
【ドラえもん】
ドラえもん/野比のび太/剛田武/ギラーミン/リルル
【ROSEN MAIDEN】
真紅/水銀燈/翠星石/蒼星石
【涼宮ハルヒの憂鬱】
キョン/涼宮ハルヒ/長門有希/古泉一樹/朝倉涼子
【DEATH NOTE】
夜神月/L/メロ
【未来日記】
天野雪輝/我妻由乃/雨流みねね/平坂黄泉
参加者75名
【制限】
ひぐらしのなく頃に
・制限なし
魔法少女まどか☆マギカ
・魔女化不可
魔法少女リリカルなのはシリーズ
・デバイスはランダム支給
・縦方向の飛行に制限
Fate/stay night
・サーヴァントの霊体化不可
・神秘を含まない攻撃でもダメージ
・没収が可能な宝具は没収
・宝具の真名開放は本人のみ
仮面ライダー龍騎
・ライダーデッキはランダム支給
・鏡の中へ入る等の行為の禁止
ドラゴンクエストV 天空の花嫁
・ルーラ、パルプンテ、ラーナは使用禁止
ジョジョの奇妙な冒険
・スタンドはスタンド使い以外にも見え、攻撃が可能
・柱の男や究極生命体でも脳を破壊すれば死ぬように制限
・スタンドDISCは原作に登場したもののみ
らき☆すた
・一部の知識を制限
東方project
・縦方向の飛行に制限
コードギアス 反逆のルルーシュ
・ギアスに制限
・KMFはランダム支給しない
ドラえもん
・四次元ポケットを除くひみつ道具を没収
・一部のひみつ道具に制限
ROSEN MAIDEN
・鏡の中へ入る行為の禁止
・人工精霊はランダム支給
涼宮ハルヒの憂鬱
・情報統合思念体との接続を切断
DEATH NOTE
・制限なし
未来日記
・契約済みの未来日記を本人に、それ以外はランダム支給しない
・24時間後までの予知に制限
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【支給品】
日用品を除く所持品は没収
【地図】【メモ帳】【筆記用具】【水(2日分)】【食料(2日分)】【懐中電灯】【時計】【コンパス】 【ランダム支給品】×3が【四次元デイパック】に入れられて支給される
※契約済み未来日記所持者の携帯電話、まどマギ勢のソウルジェム、ランダム支給品を1枠使用する
※のび太の眼鏡、ナナリーの車椅子等は日用品として没収されない
※デスノート、KMFなどの主催者側への危害が予想される強力なアイテムの支給は禁止
※なのは勢のデバイス、ライダーデッキ、セイバーの宝具は没収されるが、本人がそれがデイパックを引き当てることはある
※共通の支給品にはムルムルのマークがつけられている
【地図】
ABCDEFGHIJ
1森森森森神森森森原海
2湖川森森森森森原原海
3湖森川原原原邸原原海
4森森原川原原原原原港
5森城原原川原街街街港
6森森原原原川街街街港
7森森原原原原川街街海
8森原街街街街原川街海
9墓原街街街街原原川海
10原原遊遊海海海海海海
森=森林、原=野原、街=市街地、海=海、川=川 湖=湖、神=神社、邸=屋敷、城=城、墓=墓地、遊=遊園地、港=港
参考画像
ttp://www20.atpages.jp/r0109/uploader/src/up0281.jpg
【状態表】
【現在地/時刻】
【参加者名@作品名】
[状態]:
[装備]:
[道具]:
[思考・行動]
基本方針:
1:
2:
※その他
【作中での時間表記】
(1日目は午前0時より開始)
深夜 :0時〜2時
黎明 :2時〜4時
早朝 :4時〜6時
朝 :6時〜8時
午前 :8時〜10時
昼 :10時〜12時
真昼 :12時〜14時
午後 :14時〜16時
夕方 :16時〜18時
夜 :18時〜20時
夜中 :20時〜22時
真夜中:22時〜24時
【予約】
・予約はこのスレでトリップをつけて行う
・期限は1週間
・延長は無し
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空は抜けるように青く、自分の足下は遥か下の霧に隠れうかがえない。途方もなく高い柱のような足場にいるようだが、もやがかかったような頭ではろくに物を考えることもできない。
(ここ、どこだろう‥‥)
まさしく夢心地の気分でいる少女、柊つかさ。その前にある巨大な椅子に、いつの間にかしっぽのある妖精のような幼女が一人。
ニッコリと笑いかけてきたそれに曖昧に微笑み返す彼女は、椅子を囲むように輪になる足場の上に、黒い影が生まれたことにも気がつかない。
やがて足場の上に77の影が生まれると、幼女は軽い口調で話始めた。
「はーい、皆のもの、おはようこんにちはこんばんわ。ワシはお主らの担任になったムチャクチャ先生じゃ。これから長い付き合い――にはならんな。たぶん短い。まあ、しかたないのう。『もの』が『もの』じゃしなぁ‥‥さて、早速じゃがお主らには、これからちょっとしたゲ ムをしてもらう。あっ!もう何をするか勘づいた者もいるようじゃのう。まあこういうゲームに参加していた者も多いからのう。そんなお主らのために最初に言っておこう。『最後の一人になった優勝者はどんな願いでも叶う』。ワシに死ねとかいうのはなしじゃぞ。常識的に考えろ。死ねと言われて死ぬヤツなんていないのじゃ。おっと、前置きが長かったな。それではこれから何をするか説明しよう。」
-
「今日はちょっと、殺し合いをしてもらう。」
-
幼女は終始軽い口調で話を終えると、周囲を見渡す。
殺し合い。その言葉の意味が広まるに連れて、一部の影を除きエコーがかかったかのようなくぐもった声を響かせる。
「安心しろ、必要はあんまり必要ないと思うが一通り説明はしておく。最後に残った者のみが優勝者として唯一生き残ることができる。副賞はなんでも願いが叶う権利じゃ。名前は バトル・ロワイアルでもハンガー・ゲームでも好きなように呼んでもらってかまわん。 ロワイアルなのかロイヤルなのかは意見の分かれるところじゃな。それと、殺し合いの会場にはこっちがなんやかんやして入れる。脱出しようなんて考えないほうがいいぞ?特に鏡には近づかんことだ。それと、先立つものがいろいろと必要であろう。ワシのマークの着いたデイパックを一人に一つ渡す。中身はなんだと思う?まあそれは開けてからのお楽しみじゃ。一つアドバイスしておくとすれば『開ける場所は考えろ』、じゃ。中に入っているものにもワシのマークが着いてあるぞ。あとなにか説明してなかったことは――おっとっと!そうじゃったそうじゃった、お主らの首輪のことじゃ。」
饒舌に話し続ける、ムチャクチャ先生と名乗った幼女に困惑しつつも首筋を触る。ひやり、とした冷たい金属との触覚とそれとは相反する不思議な熱を感じ思わず背筋が冷える。
「その首輪のう、会場から出ようとしたり、ワシが入ってはならぬと言った場所に入るとこうなる。」
パチン、と幼女が指を鳴らすと同時に視界の隅で変化が起こった。全身青タイツの細マッチョ――彼を知るものはランサーと呼ぶ――の体が光の粒子のようなものになって消えていくのだ。見るものが見れば、それがいわゆる霊体化とは似て非なる別物だと気づいただろう。しかし、柊つかさのはっきりとしない頭ではファンタジーな光景としか認識できなかった。
「あれ、間違えたかな?まあお約束というやつじゃ。これでわかっただろう?ワシに逆らったり首輪が外れるとこうなる。ちなみに、今のはデモンストレーション用に設定を変えていたのじゃ。本来は警告音がちゃんと鳴る。いきなり問答無用で殺したりはしないので、安心して殺し合ってほしいのじゃ。まあ、どれだけ消滅までに鳴るかの時間はランダムじゃがな。」
楽しげに言いながら、ムチャクチャ先生は周囲を見渡す。人間が一人消滅する光景を見せられ、誰一人――とはいかないもののほぼ全員が静かになっていた。
「なんか締まらないのう‥‥こういうときは普通全員黙るじゃろ。人一人死んでおるのだぞ?もう少し警戒とかしたらどうじゃ?なんか正義の味方ぶったヤツがギャーギャーうるさいし。カッコ良く開会宣言させてくれ!」
勝手な都合でごね出すムチャクチャ先生。何人かはため息を吐いたりして露骨に冷たい目線を送っている。
「あーもうわかったわかった!戦わなければ生き残れない!というわけで行けぇ!!」
思いっきりなげやりになりながら 、ムチャクチャ先生はランサーを除く75人を会場に入れた。
-
合わせ鏡が無限の世界を形作るように
現実における運命も一つではない
同じなのは欲望だけ
全ての人間が欲望を背負い
そのために戦っている
そしてその欲望が抱えきれないくらい大きくなったとき
人は――
【常連作品バトルロワイアル スタート】
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OP投下終了です
同時に予約解禁します
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須藤雅史@仮面ライダー龍騎
巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ
を予約します
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須藤雅史@仮面ライダー龍騎
巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ
を予約します
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いきなり嫌な予感しかしない組み合わせw
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3番目のライダー&魔法少女
どちらも原作で最初の犠牲者
この組み合わせは悪い予感しかしないわw
参加してたら3rd所有者の日高@未来日記もこの予約に入ってたのだろうかw
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投下します
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月明かりもなく真っ暗な野原に男が一人、ぽつねんと立っている。
動きを確かめるように手を握り、開き、また握っては広げる。
次にストレッチをこれまた動きを確かめるように丁寧に行っていく。
しばらくそうしていた後、男は傍らに落ちていた白いデイパックから何かを取り出し、やがて歩き始める。
男が目指すは西。彼はまだ知らないが地図上にはF9エリアと記されている。
そして彼が数百mは歩いたとき。
カチャ。
「動かないで。両手を挙げてゆっくりこっちを向いてもらえるかしら。」
彼が良く知る音と全身を縛られる感覚と共に後ろから何者かに呼び止められた。
-
会場に入れられてからの巴マミの行動を一言で表すなら、『迅速』という言葉に尽きるだろう。
彼女がムチャクチャ先生と名乗った幼女(?)から話しを聞かされているとき。それはまさしく茫然自失の状態だった。長々と喋られた言葉も右から左に抜けていき、周囲に見知った人物の人影があることにも気づかなかった程だ。
そんなマミをその状態から復帰させたのは、彼女の目の前で行われた惨劇。
一人の男性が消滅するというありえない光景。
そして、それを悪びれずに行った、目の前の『魔女』。
彼女の中の、はっきりとした言葉では言い表せない『ナニか』が蠢いた。
(あんな風に‥‥遊びみたいに人を殺す『魔女』を放っておけない!)
憤りと使命感、そして犠牲となる男を止められなかった罪悪感に震えるマミは、男が消滅しきる頃には自分を取り戻していた。
会場に入ったマミの行動は素早い。
あれから何故か駄々をこね始めた『魔女』――もしくは『悪の魔法少女』――の謎の力によって一瞬で見知らぬ場所にワープさせられたことに気づくと直ぐ様変身を試みる。足が地面に着く頃には変身を終えてマスケットを両手に出現させると同時に自分の周りに結界も張る。五分、十分と結界の内から隈無く周囲を偵察し、一応の安全が保障されたかに思えても決して油断はしない。
「この空間に入るときの感じは間違いなく魔女結界だったわ。それも普段とは全然違う感じの。内部もリアリティがあるし。」
常に目線を巡らしつつ『結界』への考察を進める。ソウルジェムの反応から考えてもここが魔女結界であることに間違いはない。普段とかなり反応が違うがそれはここが安全だという根拠にはならない。むしろ普段と違うからこそ危険なのではないだろうか?内部は普段の結界のようではなく現実の街並みのようだ。だが、ベテランの魔法少女である彼女は見逃さない。現実の街とは違うという『違和感』が彼女の頭の中で警鐘を鳴らし続ける。
「街に関係のある魔女?でもここが最初の層ということも考えられるは街ということを考えると地下かしらそれとも空?塔に入口があるかもしれない。」
考察を進めつつ、足に魔力を集めていく。結界を解くと同時に一気にジャンプしてビルに突入すると、いつの間にかそばにあったカバンから離れた。外灯に照らされるそれは白いデイパックのようにも見える。
「使い魔‥‥違う、考えすぎね多分最初からあったわ見落としてたみたいダメねもっと落ち着かないと。」
荒い呼吸を抑えるように深呼吸。その間も周囲への警戒は怠らない。やがて、それがただのデイパックであると決心してリボンを使って中身を探っていく。
「ソウルジェムが中から‥‥やっぱりこれは普通の魔女じゃないわね、気を付けないと。」
他にも溢れる支給品を無視してリボンで運んだソウルジェムを抱き締める巴マミ。その姿を彼女の友人達が見れば、普段との違いに戸惑うだろう。
だが、彼女だって中学生なのだ。怯えもするし戸惑いもする。
なにせーー
「!」
首を大きく振り、頭に浮かんだ考えを吹き飛ばす。
今は余計なことを考えている余裕は無い。そう、例えば魔女結界に取り込まれた人の保護とかーー
彼女はビルからすがるように街を見渡す。
その金色の目は、一つの人影を見つけた。
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「それで、私に声を掛けたと?」
「はいっ、えぇっとーー」
「須藤雅史。小竹署の刑事です。」
「!ーー見滝原中の、巴マミです‥‥」
街に向かっていた男、須藤雅史は突然の拘束に驚愕するも、声を掛けてきた相手が女性であること、そしてその声が震えていたことから説得することは可能だと考えた。
分の悪い賭けだとも思ったが掛け金は自分の命一つ、今の彼にとってはノーリスクに近い。
どうせ死ぬならばと自分を拘束するリボンのことなどについて聴いたり、彼女の質問に馬鹿正直(もちろん自分がライダーであることや殺人犯であることは言わないが)に答えていく。
そして現在、お互いの立場は逆転していた。
須藤が話した『怪物の都市伝説』に食い付いてきた彼女から魔法少女や魔女のことを聞き出す。既に会話の主導権は須藤にあった。なんでもここは魔女の結界とやらの中らしく、普通なら大人の、それも男なら知覚することもできないらしい。
これだけなら夢見がちな女子中学生の妄想とも思えたが、自分を縛るリボンとそしてなによりも彼自身の経験がその可能性を受け止める。
ライダーとミラーモンスターとミラーワールド。
魔法少女と魔女と魔女結界。
奇妙な共通点を持つこの二つの存在を、須藤は吟味する。
(魔法少女‥‥アニメのようですが、ライダーがいるなら存在してもおかしくはない‥‥自分の中の常識が壊れていきそうですね‥‥だが。)
(魔女結界がどんなものかはわからないが、ここはミラーワールドでしょう。この感じは恐らく‥‥ただ、標識が反転していない‥‥まあミラーワールドに詳しい訳でもないですが。)
スルり。
頭の中でこの会場についての考察を進めていると、不意にリボンがほどけた。魔法のように消えていく(実際魔法なのだが)リボンを尻目に須藤はマミへと向き直る。
「‥‥最近の中学生は個性的ですね‥‥」
目に飛び込んできたのは金髪ロール。スタイルは声と共に大人びていて、幼い顔立ちでなければ刑事の須藤でも高校生かと間違えるだろう。心のなかマミへの評価を下げつつ口を開く。
「どうやら、私が使い魔だという疑いは晴れたようですね。」
「ごめんなさい。これが普段の魔女と同じなら保護しておかないといけないと思って。」
「いえ、私を助けようと思ってのことでしょう?なら大丈夫ですよ。まだ中学生なのに人のことを考えられるのは立派です。」
「!あ、ありがとうございます!」
安いリップサービスをしつつ、須藤は周囲を見渡す。やけに感謝されたが、魔法少女が世を忍ぶ存在だということを考えると孤独な思いをすることも多いのだろう。声を掛けてきたとき情緒不安定だったのもそれを疑わせる。どうやら褒められ慣れていないようだ。
(まあ、ライダーも人には言えませんでしたがね。)
心の中で自嘲しつつ、お互いの更なる情報交換のためにマミを連れて近くのビルへ入っていく。その時二人が考えていたのは、くしくも同じことだった。
((私、死んだはずじゃ?))
-
【F9、ビル内/深夜】
【須藤雅史@仮面ライダー龍騎】
[状態]:健康。トラウマ(中)。
[装備]:なし。
[道具]:支給品一式。
[思考・行動]
基本方針:私は死んだはずじゃ‥‥?
1:巴マミからいろいろと聞き出したい。
2:巴マミに自分を守らせる?それとも‥‥
3:金髪ロール‥‥コスプレか?
※その他
喰われた直後からの参戦。
ムチャクチャ先生の話を聞いていませんでした。
会場をミラーワールドではないかと疑っていますが、違和感も覚えています。また、実はここは死後の世界なんじゃないかとも思っています。
【F9、ビル内/深夜】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:トラウマ(中)。警戒心(中)。テンション高め。
[装備]:両手にマスケット。
[道具]:支給品一式(ランダム支給品の一個はソウルジェム。それ以外にまどマギからの支給品はなし)。
[思考・行動]
基本方針:私は死んだはずじゃ‥‥?
1:須藤さんからいろいろと聞き出したい。
2:須藤さんを守る。
3:あの『魔女』(ムチャクチャ先生)を倒す。
4:油断はしない。慢心もしない。
※その他
喰われた直後からの参戦。
ムチャクチャ先生の話を聞いていませんでした。
会場を魔女結界だと思っていますが、違和感も覚えています。そしてその違和感は強力な魔女のせいだと考えています。
会場について
魔女結界っぽい感じがするようですが、ちょっとイヌカレーな雰囲気が漂っている以外おかしなところは見つけられません。
ミラーワールドっぽい感じがするようですが、文字は反転したりしていません。
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投下終了です。
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投下乙です
お、おう。二人ともパックンされた直後かいw
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投下お疲れ様です
互いの世界観ならではの考察。
特に死亡直後ともなるとそう考えるのも納得。
さて、相性がいいかと言われれば、悪いだろうな……と言う二人。
今後どうなっていくのか、楽しみですね……!
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衛宮士郎、北岡秀一、フランドール・スカーレットで予約します
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士郎早速死んでしまうん?
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序盤から殺すのはよくないなあ‥‥
美樹さやか、北条沙都子、スバル・ナカジマ、平坂黄泉で予約します
この面子なら死なないな
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確かに死ぬことは無いな(無事とは言ってない)
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申し訳ありません。間に合いそうにないので予約を破棄します
もし完成した際に予約が入っていなければ投下させていただきます
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了解です
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すいません、予約を破棄します
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遠坂凛、ゲマ、柊つかさで予約します
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投下します
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さらさらと風が肌を撫でる。
空には煌びやかに星と月が浮かんでいる。
「あれ?わたしさっきまで……」
柊つかさは魔法少女ではなければ魔術師でも、日記所有者でもなくどこにでもいるような少し、というかかなりの天然の少女である
。
「女の子がいて、なんかよくわかんないこと話してて、それで………」
依然、彼女は夢心地だ。
友達とのメールのやり取りで夜更かししてしまったり、怖い夢を見てベットから飛び起きたような感覚。
まあ―――
「目の前で青いタイツの人が……消えちゃって………それで……」
?これが夢であって欲しい?というのは彼女だけでなく多くの参加者がこれから思うであろうことなのだが。
■■■■■■
「な、何!?」
直後、つかさは肌がひりつく様な感覚に襲われた。
それから徐々に手足の自由が利き辛くなっていく。
まだ自由の利く首を動かして周りを見てみると
「ほっほっほ」
青白い顔で長身痩躯のローブを纏った魔物―――ゲマがそこにいた。
「あの時、わたしは確かに忌々しいグランバニアの王とその子ども等にやられたと思ったのですが……まあ、いいでしょう。副賞と
やらで大魔王様の為に人間界への扉を開くのも、元の世界に帰還し彼らに報復するのもいいかもしれませんね。」
ついに体を支えきれなくなったつかさは膝を着いて倒れてしまう。
コスプレでもしてるのかなあ、とか低血圧なのかなあなんて痺れ動かなくなっていく体を他所にぽつりと考える。
「そのためにも―――あなたには死んでもらうことにします。」
何でもないことのようにそう言うとゲマはデイパックから分厚い鉈を取り出しつかさの首筋に当てた。
当てられた凶器は知らぬ間に嵌められた首輪よりも冷んやりとして何よりも現実的だった。
叫び声の一つでもあげたかったが体の痺れがそれを許さない。
(こなちゃん……みゆきちゃん………お姉ちゃん…………)
脳裏には楽しかった日常が走馬灯のように浮かび、彼女の胴と首はその一閃をもって泣き別れに―――――
「Fixierung,Eilesalve―――――!!」
ならなかった。
-
■■■■■■
遠坂凛は会場に飛ばされた直後、冷静にいつの間にか背負っていたデイバックに入っていた支給品を確認していた。
令呪を使いサーヴァントを呼ぼうともしたがあのランサーがいとも簡単に消されてしまったのだ。不用意に使って無駄にしたくない
いや最悪、同じように消滅させられるかもしれない。
考えをまとめていると突然感じた魔力の気配に作業を中断させられた。
(参ったなあ……上級悪魔…いやもっと上ね。ひょっとしたらちょっとしたキャスタークラスなんじゃないの…?)
悲しいことに彼我の戦力差が分かってしまうほど高い魔術的素養が彼女にはあった。が現場に向かおうとする足は止まる気配を見せ
ない。
全く、自分も焼きが回ったものだ。アイツの馬鹿が伝染ったんだろうなうん、たぶん。いや絶対。
「―Anfang(セット)」
いつでも魔術を行使できるように詠唱を済ませておき、〝支給品〟も装備しておく。
(【やまびこのぼうし】一回分の魔力消費で倍の効果…ってこれ、かなりの当たりじゃないの?魔術師にこんな礼装なんて鬼に金棒
じゃない。ムチャクチャ先生とやらもとんだ大盤振る舞いね。)
説明書を読む限り(主に金銭的に)得意な魔術の行使の負担が大きい凛にとって元の世界に持って帰りたいくらいこの支給品は有用な
ものだった。
この魔力の持ち主を何とかしたら残りの支給品も確認してみよう。自分の宝石も入っているかもしれない。
魔力の元が見えてきた――古めかしい魔法使いのような格好をした人間離れした体格、顔付きしたのだった
(ますます神話かなにかの魔物ね…。)
持ち合わせの装備だけじゃ撤退すらさせてくれないんじゃないかなあ。まあこの距離まで来ちゃったからやるしかないんだけど。
そいつは胸いっぱいに息を吸い込んで―――そして吐き出した。
まさかばれたのかと一瞬身構えたがそいつは違う方向を向いているので完全に高を括っていた。
こちらは風上。たとえ毒ガスか何かを吐き出したとしてもそこまで被害は受けないだろう。
―――まあ風下に自分と同じ年程の少女いる訳だけど
少女が崩れ落ちる。魔物がデイバックから鉈を取り出す。ええい、間に合え私―――!
「Fixierung,」
右腕の魔術刻印が起動、撃ちだされるは彼女の得意とする一工程、ガント―――
「Eilesalve―――――!!」
■■■■■■
魔力の塊が雨霰とゲマに降り注ぐ。
帽子の力は凛の思っていた以上のものだったようでつかさの命を刈ろうとする鉈を吹き飛ばしただけではなく
「なっ!?」
不意打ちに対応できないゲマをも転倒させた。
魔法使いであり魔族であるゲマにとって魔法のダメージはそこまでの痛手にはならない
しかし凛のガントは元々初級呪術レベルのものだが長年積み重ねてきた遠坂の魔術刻印と凛の素養の高さもありその一撃一撃が拳銃
並。
さすがのゲマもこれを耐え切るのは無理だった。
その内に凛はつかさを一瞥する。――まだしびれは抜けていない、か。
ならば、とつかさを抱え――俗に言うお姫様抱っこである――森のほうへ駆け出す。
「ええい、待て!」
体制を整えたゲマが苦し紛れに叫ぶ。
「待てと言われて待つものですか―――!」
ダメ押しとばかりにガントを見舞う。
―――がこれが良くなかった。
「精霊の鏡よ、我に仇なす全てを反し給え―――」
「!?」
先程と変わってガントがそのまま反射され返ってくる。
しかしつかさを抱えながら撃ったことが幸いしたのか命中率は良くなかったようで返ってくる弾幕も少なかったようだ。
(魔術反射壁!?やっぱりちょっとしたキャスター張れるわよ、こいつ!)
チラリと相手の出方をまた窺うとスゥゥゥゥとまた深く息を吸っている。
(マズ、こっちって風し――――)
激しい炎が森を包んだ。
-
■■■■■■
結論から言ってしまうとゲマの激しい炎にあてられたものの凛とつかさは致命傷を負っていなかった。
逃げた先の森の木々が遮蔽物となって威力を和らげたようだ。
加えて爆風やメラ系の魔法などと比べればブレス系の攻撃は拡散的で瞬間的、集中的な火力に乏しい。
だからもしゲマが冷静にメラゾーマで彼女たちを狙い打てば「ぬわーーーーーっ!!」という断末魔とともに確実に葬り去ることが
出来ただろう。
そうならなかったのはひとえに、彼女らが幸運の星(ラッキースター)の下に生まれついていたからかもしれない。
閑話休題。
しかし当然、完全に無傷とはいかない。
体のあちこちに多少の火傷が負ってしまった。
また、辺りを見渡すと彼女らの壁となった森の植物は燃え盛り深夜だというのに一面を赤く照らし出している。
その激しい炎は―――遠坂凛が〝彼〟を通じて観た、あの赤い空を思い出すには十分すぎるものだった。
『私を頼む。知っての通り頼りないヤツだからな。』
「―――ああもう。」
嫌なことを思い出してしまった。
『―――――君が、支えてやってくれ』
火傷だらけの体と折れかけてた自分を叱咤し立ち上がる。
「あのバカ残して、こんな所で死ねるかっての。」
なるべく火の手が回っていないところに少女を降ろし、ゆっくりと向かってくる魔物に向かってガントの構え。
「ほっほっほ。何度やっても同じですよ!」
すでに読んでいたのかマホカンタが先程とは比べ物にならない速度で生成される。
「出し惜しみなし―――釣瓶打ちよ!」
躊躇うことなくガントを連射した。
ガトリングのような勢いで標的に肉薄する魔弾は狙いを誤らずゲマの手前に佇立していた木をへし折った。
「最初からこれが……」
折れた木は彼自身が出したの炎をまとってゲマへ倒れていくが
「成る程、この隙にまた逃走を図ろうというわけですね。ですがそうはいきません。」
地形を逆手に取った凛の作戦すら読んでいたゲマは木を容易く避け、こんどこそ確実に止めを刺そうと自身の最大級の魔法の詠唱を
始める。
「集え、地獄の業火 開け、魔界の扉」
これで彼の勝利はもう確定したかに思われたのだが
「stark――Gross zwei!」
人間とは思えない跳躍力で倒れた木をも軽く飛び越え肉薄してきた凛にゲマは詠唱の途中だというのに完全に呆気にとられてしまう
。
至近距離から先程の魔弾を放つのか
―――否、それは無いまだマホカンタは効いているはず。
マホカンタの内側まで近づく気か
―――否、こちらの詠唱が先んじた以上その間合いに近づき魔弾を撃とうがこちらの大火炎魔法のほうが疾い。
一瞬の思考や困惑がゲマの命運を左右した。
結果、彼を襲ったのはガントの一撃どころか他の魔術でもなく
「――――こんにゃろっ!」
空中から放たれた少女の〝踵落とし〟だった。
「グッ」
ただの小娘の攻撃と思えないほどの重い一撃に思わず呻き声を漏らすゲマ。
(肉体強化魔法!?)
彼の困惑も最もだ。
先程まで魔術戦を繰り広げていたと思ったらいきなり踵落としを見舞われるとは催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもの
じゃないレベルのショックである。
ともあれどんな大魔法をも防ぎ且つ相手へ反射させるマホカンタも物理攻撃の前では形無しである。
一撃をもらう羽目になってしまったがその程度で戦闘不能に陥るほど魔物の身体能力は脆弱ではない…のだが
着地するなり、滑るような足捌きから繰り出される裡門頂肘。
「がッ!」
「―――はあっ!」
続いて大地を揺らす踏み込みと共に放たれる崩拳。
「ぐふっ!」
その腹部にまともに八極拳を受けたゲマは意識を闇に落とすことになった。
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「うまくいってよかった……」
やまびこのぼうしの力も借りた脚力と拳の強化による奇襲。
相手の詠唱の完了とこちらの一撃どちらが速いかはほとんど賭けみたいなものだったがなんとか成功した。
―――てか、こんな命賭けで心臓に悪いこと二度とやるかっ!
と、勝利の余韻に浸ってる場合じゃなかった。避難、避難。
木に横たわる少女に声をかけようと振り返ると心底驚いたように目をぱちくりさせていた。
あー、どうみても一般人よね。まあ、非常事態なんだから止む無し。
「そろそろ自分で歩ける?見て分かると思うけど、ここにいるのは危険だから避難するわよ。」
「あ……う…ん」
まだ痺れが完全に抜け切っていないのか、よく回らない舌で答えられる。
返答がこうなら手足もまだ不自由だろう。
「肩、貸すわ」
「あ、り…がと、ご…ざい、ます。」
ぶっきら棒にそう言うとつかさを起こし支えながら少し火傷した体で歩き始めた。
【B-6森/深夜】
【遠坂凛@Fate/stay/night】
[状態]:全身火傷(小)、疲労(小)、魔力消費(小)
[装備]:やまびこのぼうし@DQ5
[道具]:支給品一式、
[思考・行動]
基本方針:殺し合いには乗らない。
1:火の手から避難、少女(つかさ)をまもる
2:支給品の確認、情報の整理がしたい
3:もしかして士郎やセイバーも会場にいる?
※参戦時期はUBWルートトゥルーエンドから
※ほかの支給品は未確認です。
※B−6の西側で火事が起こっています
※残り令呪2画。使って効果があるかは他の書き手さんにお任せします。
【柊つかさ@らき☆すた】
[状態]:全身火傷(極小)、麻痺(小)、混乱
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考・行動]
基本方針:???
1:なにがおこってるの・・・?
※麻痺は時間経過でだんだん抜けていきます
※支給品未確認
【ゲマ@ドラゴンクエストV 天空の花嫁】
[状態]:ダメージ(中)、昏倒
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考・行動]
基本方針:生き返ったことだし元の世界で5主や勇者に報復する。
1:気絶中
※死亡後から参戦
※C-5草原に鉈@ひぐらしのなく頃にが落ちています。
※会場に5主や勇者がいるかもしれないという考えはまだありません。
【やまびこのぼうし@ドラゴンクエストV 天空の花嫁】
遠坂凛に支給
守備力+20
装備中に魔法、魔術を使うとその効果を倍増させる。
【鉈@ひぐらしのなく頃に】
ゲマに支給
竜宮レナの愛用する鉈。
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投下終了です。
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おっと、投下乙です
まさかこのロワに投下がくるとわ
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投下乙です
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<削除>
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作品見ておもしろそうだと思ったけど、もう更新は無いのかな?
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