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新西尾維新バトルロワイアルpart6
730
:
着包み/気狂い
◆mtws1YvfHQ
:2016/11/12(土) 19:38:40 ID:LVJNO3B60
少し、前の話です。
『ねえ七実ちゃん。髪切ってみない?』
まったく唐突な言葉。
当時の、それに対するわたしの答えは決まっていました。
「いえ、別に」
理由も言われなかったもので、そう答えたのを覚えています。
何か拘りがあれば、もっと言ってくるでしょう。
その時は風に考えていたのですが特に思うところはなかったようで、と言うよりかは今なんとなく思い付いたから言っただけのようで、少し顔を動かすだけでこの話は終わりました。
そもそもの話。
いえ、別に今も特別な何かを期待していた訳ではありませんしこの先も特に期待することはないでしょうけれど。
良いのか悪いのか。
わたしとしては悪いのでしょうけど。
まあともかくきっとこの時、禊さんとしては会話の取っ掛かりになる何かさえ有れば良かったのでしょう。
話が一気に訳の分からない方に進んでいましたから。
今は興味を持って頭を働かせますけど、それで考えてみても全く分かりませんから。
『と、言う訳なんだよ七実ちゃん!』
「あ、すみません。聞いていませんでした」
『おおっと。イジメとは酷いんじゃないかい?』
「いえ、イジメ? とやらではありませんよ多分」
『差別? 差別?』
「いいえ区別です」
『はい! はい七実ちゃん!』
「却下します」
『それはそれで酷いと思います!』
「却下します」
横を窺って見た。
そんな覚えがあります。
確か、ですけど。
するとどうでしょう。
何やら愕然と、片手で口元を抑えながら白目を剥いています。
ですがそれでも普通に横を着いて歩いているのですから器用なものです。
然程見る価値を感じませんけれど。
さて。
何時までもそんな顔をされていても鬱陶しいので話を進めて頂きました。
「冗談ですので何の話だったか教えていただけます?」
『……うん』
「早く」
『はい』
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