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ニコニコ動画バトルロワイアルγsm3

556「アイテム渡しすぎじゃないですかね?」「ま、多少はね?」 ◆FbzPVNOXDo:2015/03/22(日) 02:49:23 ID:qGqtw/Ro0
「鹿目まどかだな?」

俺は出来る限り、相手を刺激しないように話しかけた。
鹿目まどか、主催の一人を既に殺害したことのある参加者だ。気を抜けば俺も殺されかねない。
まどかは怪訝そうに俺を見ている。そして俺がただの参加者ではないと気付いたのだろう。
明らかな殺意、敵意を向けていた。元グリーンレベーの俺すら一瞬怯みかけるほどだ。
こいつは生まれながらにしての、邪悪という奴なのだろう。

「おじさん一体誰?」
「俺はクック、主催の一人だ」
「主催? よくのこのこと、参加者の前に姿を見せられるね。殺されても文句言えないんじゃない?」
「俺としても、参加者の接触は避けたいところだ。だが生憎そうもいかん、そのアサシンの少女を回収しなくてはならない」
「回収?」

俺はアサシンの少女を次の放送後、正式参加者として加入させるために回収しなければならない皆を、簡単にまどかに説明してやった。
まどかの顔に不満そうな色が見られる。間違いなく異論を唱えるはずだ。
その前に俺は先手を打つことにする。

「もちろん、ただでとは言わん。お前に面白い支給品を渡してやる」
「支給品?」
「そうだ」

まどかの顔色が変わっている。
アサシンの少女が消えようとも、それに変わる戦力さえ渡せば納得はしてくれるかもしれない。
とはいえ、生半可な戦力では取引にはならない。

「タイム風呂敷だ。
 今近くにとある参加者が居る。アサシンの穴埋めにするには少しじゃじゃ馬だが、まあ交渉の材料にはなるだろう」
「それって、どういう……?」
「自分で考えるんだな」

俺は困惑しているアサシンの少女の腕を掴む。
さて後はこの場からの退避だけだ。
とはいえ、些かまどかに贔屓してしまったという思いもある。別れ際に一つ条件を付け加えることにした。

「そうそう忘れるところだったが、こちらの事情とはいえ、お前には少し贔屓しすぎた。
 そこで、だ。ちょっとお前にはハンデを負ってもらう」
「ハンデ?」
「第四回放送までに三人、お前が殺せ。でなければ、お前を殺す。手段を選ばずにな」

首をかき切るような動作をし、俺はニヤリと溜まらず笑みを浮かべてしまった。
まどかへの処置は主催でも意見が分かれていたところだ。
主に譲二の単独行動で接触し、結果として戦力を増強してしまったという事実。そして今の支給品の支援、これぐらいのハンデは当然だ。
まどかは舌打ちし、俺を殺そうとするがもう遅い。俺の体は透け、奴に干渉など……

「え、やめ―――」


「これで、二人で良いよね?」
「何?」
「まどか!?」

俺が掴んでいた少女は腕から先がただの肉片へと変わっていた。
まどかはパッチを付け、ラオウの姿へと変身し拳に付いた血を払っていた。

「……良いだろう。だが残り二人だ」

あの躊躇の無さは軍人として見習いたいものがある。
俺は感心しながら了承し、この場から離脱した。



【アサシン(少女)@Fate/Zero】死亡



【クック@コマンドー】
[状態]:健康
[道具]:デーモン・ハンド@デュエルマスターズ、
    地獄門デス・ゲート@デュエルマスターズ、
    雪風の双眼鏡@艦隊これくしょん、その他余りの支給品
[思考・状況]
基本思考:殺し合いの進行。メイトリックスへの復讐。
0:メイトリックスとは後で再戦したい
※午後までの参加者状況と位置を依頼者から説明をうけています
※デーモン・ハンド、地獄門デス・ゲートは元は支給品となる物でしたが枠から溢れ没になった物です。
 このため他のカード等と同様制限がかけられており、一度使うと6時間使用できません。


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