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ニコニコ動画バトルロワイアルγsm3

303最悪の脚本(マッドスプリクト) ◆FbzPVNOXDo:2013/10/26(土) 03:35:53 ID:Sm092yKc0

「一撃で決めさせて貰うぞ」

故に取った行動は一撃必殺。
初撃で勝負を決め、腕の手当てをし意識を繋ぎとめ響を追う。
アカツキが立てたのはシンプルな予定。

「電光機関――開放……!」

全ての電気エネルギーを左拳に込める。
傷が痛むが気にする暇は無い。
並々ならぬ膨大な力にジャギも一歩後ずさる。

「まだ、そんなもんを隠してやがったか……」

対するジャギは腰を僅かに引き手を携える。
闘気を全身に纏わせアカツキを睨む。
誇り高き帝国軍人に対し、最大の敬意を払うために。
以前のジャギであれば思いもしなかった行動に。

「歯を……」
「南斗――」

アカツキが駆け出し、ジャギは僅かにバックステップをし助走を付ける。

「食いしばれ!!」
「邪狼撃!!」

拳と貫手。電撃と闘気。
両者の奥義が交差し交わり。

静寂が支配する。

ジャギの貫手に使った右腕の皮膚が裂け鮮血が散る。

「すまない……響」

胸部に赤黒い穴を空けアカツキは倒れた。

「クソがっ……」

力なく垂れた右腕を纏っていたジャケットで巻きつけ止血する。
応急処置もいいところだ。何処か落ち着ける場所で治療に専念する必要があるか。
アカツキのディバックを拾い上げ自分のディバックへ放り込むとジャギはその場を後にした。
その顔は、だが何処か満ちているようにも見えた。


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