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没ネタ投下スレ
5
:
◆4etfPW5xU6
:2011/06/06(月) 05:35:22 ID:???
霧沢風子――そう簡単には死なねーと思うけど一応女。昔から無茶する奴だし心配。
石島土門――バカ。腐乱犬。頑丈だけどやっぱりバカ。心配。
水鏡凍季也――冷静沈着。滅茶苦茶強い。ただ、容赦が無さ過ぎてやり過ぎないか心配。
小金井薫――強い、がまだ子供。調子に乗り過ぎないか心配。
永井木蓮――最低最悪の野郎。嬉々として殺し合いに乗っかってる筈。
紅麗――ヤバい。無差別に殺して回るような阿呆じゃないとは思うが、目的の為なら容赦なく誰でも殺す筈。
「駄目じゃねぇかコイツらぁぁぁぁぁぁ!!? 特に紅麗と木蓮は何とかしねーと!」
心配とは言ったものの、火影の仲間はそう簡単に死ぬわけがないと信じている。
今までの経験から生まれる信頼からか、合流を急ぐ必要は無いと判断。
寧ろ、彼らもここから脱出する為に動き出しているに違いない。
問題は、下の二人。
ベクトルは違えど二人とも殺しを躊躇うような性格ではないと烈火自身が身をもってよく知っている。
キース・ブラックをぶっ飛ばす前に、この二人を何とかしなくてはならない。
今の彼に出来るのは仲間を信じて動くことのみ。
そう自分に言い聞かせ、はやる心を抑えつつデイバックの中から野球ボール代の大きさの球体を一つと、ブレスレットのようなものを取り出す。
どうやら、これが自分に与えられた支給品らしい。
キース・ブラックの思惑に乗っかるようで癪に触るがそんな事を言っている場合ではない。
『蔵王』と呼ばれる魔道具の中に腕を突っ込み、中に入っている物を勢いよく引っ張り出すと予想以上の重量からか指先を離してしまう。
ドスン、と音を響かせて床に落ちたのは、一般的なサイズのキャッシュケース。
何らかの罠を警戒しつつ一緒に落ちてきた鍵を差込みキャリーケースを開くと、相当な数の札束が丁寧に詰め込まれていた。
金額にして三億円は下らないだろうその札束を見ると、否応なく思わず息を呑んでしまう。
(ぬおぉ……こんだけあればアレも、コレも――っていかんいかん。今はそんなことしてる場合じゃ……いやでもちょっと位チョロまかしてもバレないじゃなくてぇぇっ)
抗い難い誘惑。
ともすれば引き込まれてしまいそうなソレを思い切り首を振って思考の端へと追いやり、危険な魅力を放つキャリーケースを閉じて蔵王の中に仕舞う。
続いて手に取るのはブレスレットのような物。
一緒に付いてきた紙を確認してみると、これは『輪廻(りんね)』と呼ばれる魔道具らしい。
説明によると、術者の年齢を操作する効果のある魔道具。
ただし、使用者の性格も年齢に相応するものになると書いてある。
「全ッ然使えねぇ」
お金も、年齢操作も、今の烈火には不要なものばかり。
若干の期待があった分落胆しながらも、気を取り直して輪廻と蔵王をデイパックの中へと放り込む。
そもそも、烈火は戦闘に於いて武器を必要としない。
自身の力の源である八竜の型に応じた炎で戦闘を行える為、他の仲間のように魔道具を使用しないのである。
キース・ブラックをぶっ飛ばすのに支障はない。
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