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臨時作品
222
:
擦れる羽根
◆j893VYBPfU
:2011/01/27(木) 00:00:03 ID:???
――嘘こけ。
「二つ。強盗達ってどの辺りにいる?どんな人相と組み合わせだ?」
「貴方みたいにいきなり後ろから襲って来ましたから、あんまり顔とか覚えてません。
それに、夢中で逃げて来ましたからね。あ、もう少し落ち付けそうな場所でなら、
色々と思い出せるかもしれませんよ?」
――おいおい、いけいしゃあしゃあと何抜かしやがる。
「三つ目。とりあえず、呼び辛いから名前でも聞いておくか。偽名でも構わないぜ?」
「えー、私はしがないアルバイターです。別に名乗るほどのものでもないですよー。」
――なるほど、冗談は口にしても、一切の手掛かりは与えないという事か。
正直に本名を口にするか、偽名を口にするかで人間性を値踏みたかったが、これも駄目か。
やはりというか、まずは地面に降ろさない事にはまともに会話するつもりはないらしい。
自分が持っている情報という財産がなくなれば、いよいよ消される可能性がある。
だったら、身の安全が保証されない限り、一切の情報を渡すのは厳禁だという
状況判断は出来るようだ。のらりくらりと質問をかわす辺り、中々に喰えない。
だが逆に、開口一番にさりげなくこちらが喰い付きそうな情報を断片的に渡す辺り、
それなりに駆け引きの妙味も心得ているようだ。
只の痴女でも馬鹿でもない。これなら、この女自体にも充分な利用価値はあるだろう。
助けてやって恩を売り、オグマのように一時的に組んでもそう悪くはない。
だが逆に言えば、油断すれば寝首を掻かれる事も警戒しなければならないが。
「へえ、何一つ真剣に話しをする気はないって訳だ。そりゃ残念。」
手が、少しだるくなってきた。
女の体重はリアーネとあの糞爺を足して少しだけ引いた感じだ。
まだまだ充分抱え続ける事も出来るが、このままじゃ少々疲れる。
このまま星空の中ランデブーを続けても、あまりメリットはない。
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