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作品修正スレ
25
:
◆imaTwclStk
:2011/06/04(土) 20:47:16 ID:???
「あいたっ!!」
暗い暗い森の中を少女は一人で歩き、
闇に見えぬ視界で思いっきり鼻を伸びていた枝にぶつける。
「〜〜〜〜〜ッ! あぁ、もう明かりくらい持って来れば良かった!」
リチャードに気づかれないようにするために敢えて
明かりの類は全部置いてきていた。
それを今更になってソノラは後悔する。
「でもいいもんね、もうすぐここから出られるし」
一人の筈の少女はまるで誰かと一緒に居るように
明るく振舞う。
いや、少女にしてみれば最早“いつでも”一緒なのだ。
そろそろ森の出口に差し掛かる、そうしたら町はすぐ其処だ。
そうしたら、全てが分かる。
全てが分かったなら…
全てが分かったら如何する?
いつまでも胸に残る不安感。
全てが分かったのなら、
その時、
彼女は人を殺す事になる。
仇討ちとも違う正義感とも違う、
そうしなければならないという架せられた義務。
望むと望まぬとも関わらず
これが知ってしまった者に架せられる十字架。
逃れる術は無い。
不安は足を止め、停滞を彼女に招く。
答えを知るという事は
つまりそういう事である。
「どうしよっかな? 少しここに隠れてよっかな?」
逡巡し、もしかすれば自分が討つ事に
なるかもしれない者の事に思いをはせる。
(本当にニバスさんは……)
感慨に耽りながらニバス達が居た方を仰ぎ見る。
森の奥に薄っすらと見える焚き火の明かりがその時、ふっと消えた。
(……気づいた!?)
意味も無く焦燥感が全身を襲う。
このまま此処にいては拙いと思考の片隅が警告する。
そんな本能の警告に少女は意を決する。
(行こう!!)
少女は地を蹴り、まだ形すら見えぬ向こう側へと駆け出した。
【G-6/森/一日目/深夜】
【ソノラ@サモンナイト3】
[状態]:健康
[装備]:リムファイアー(7発消費・残り29発(確認済))
[道具]:支給品一式、石化銃の弾丸(24/24、他の銃に利用可能かどうかは不明)
[思考]:1:クリスタル継承したムスタディオの記憶の真実を確かめに、G−5の住宅街に向かう。
2:ニバスについてどうするかについては保留。個人的には殺したくない。
3:ムスタディオさんの記憶と遺志に従い、ラムザとアルマ、アグリアスを守りゲームを破壊する。
4:どんな時でも、あたしは独りじゃない!
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