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うにゅほとの生活4

637名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2023/03/16(木) 20:19:11 ID:ftfWXmdw0
2023年3月14日(火)

月に一度の定期受診を終え、車に戻る。
「××、行きたい場所あるか?」
「どこかよるの?」
「ほら、ホワイトデーだし。軽くデートでもと思って」
「わ」
うにゅほが目を輝かせる。
「いきたいばしょ、ないけど、どっかいきたい!」
「了解。適当にドライブして、目についた店で昼食べよう」
「うん!」
春が近付き、幹線道路は既にアスファルトが露出している。
運転に対する拒絶感が薄くなり、たいへん気分がよかった。
「あ、ジェラート食べに行こうか」
「いいねー」
「決まりだな」
こうして、久し振りのデートは始まりを告げた。
行きつけのジェラート屋を訪れたあとは、万代で古着を見たり、ゲームセンターをはしごしたりもした。
「さて、帰るか」
多くの店を冷やかしたあと、自宅へ向けてハンドルを切る。
すると、助手席のうにゅほが遠慮がちに口を開いた。
「……あのね」
「うん?」
「◯◯、ダイエットちゅうだからね、まよったんだけど……」
「なんでも言ってくれ。遠慮する仲じゃないだろ」
「うん。いうね」
「ああ」
「らーめんたべたい……」
「あー、いいな」
「いいの?」
「いいだろ、たまには。気にしない気にしない」
「うん!」
うにゅほは、近所のラーメン屋がたいそうお気に入りである。
俺が本格的にダイエットを始めてしまったから、なかなか言い出せなかったのだろう。
「♪」
機嫌のよさそうなうにゅほを連れて、ラーメン屋でとんこつ味噌ラーメンを堪能した。
「はー、食った食った」
「くったくったー」
ぽん。
膨れ上がった胃のあたりを撫でながら、帰宅する。
車庫に車を入れたところで、大切なことを思い出した。
「──あ、そうだ。忘れるところだった」
「?」
後部座席の足元に手を伸ばし、拾い上げた箱をうにゅほに手渡す。
「はい、お返し」
「おー!」
「危ない危ない」
「ありがと!」
ちなみに、中身はマカロンだ。
意味は知らないと思うけど、こちらの気分の問題である。
充実した一日だった。

本日の体重:X2.6kg 前日比±0kg




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