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没SS投下スレ

71名無しさん:2012/12/15(土) 14:40:10 ID:Bhq4zU2I

「了解です。5,4、3……」

 早苗はお祓い棒を振るいはじめる。
 ロケットの中でお空は静かに呟いた。

「黒い太陽、八咫烏様。我に力を与えてくださった事に感謝します」

「2」

「私の究極の核エネルギーは全てを溶かし尽くす」

「1」

「時間すら歪む超高温、超高圧の世界は地上の姿を大きく変貌させるでしょう」

「ゼロ!」
「リフトオフ!」
「私が飲み込んだ神の炎! 核エネルギーで跡形もなく溶けきるがいいわ!」

            〆

 お空はロケットの中心に座って上昇圧力に耐えていた。
 ロケットは快晴の気質の手助けもあってグングンと空へ向かって飛翔する。
 わずか数十秒で地上が手のひらで隠せるほどに小さくなっていた。

「うん、そろそろだ……」

 バサリとお空は羽を震わせた。
 漆黒の羽が舞う。

 ロケットから外へ出る扉を開いた。
 中の空気が外に吸い出され、代わりに身を凍らせるほど冷たい冷気がお空を包み込んだ。
 地上300000メートル。空気は薄く、妖怪の体でなければ数秒で絶命してしまう環境だ。
 景色は空と言うよりは宇宙に近い。
 眼下に広がるのは青い空、上を見上げれば真っ黒な宇宙。
 まるで昼と夜の境目にいるような気分だ。
「すごい……こんな景色初めて……」

 お空はロケットから足を離す。
 地球の重力に引かれて少女の体は静かに落下し始めた。
「ファイナルスペル!」

 お空の体が光り始める。
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 CAUTION!!   CAUTION!!    
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  ▲  ▲.      .▲  ▲.     
.   ●     .    ●     . 
  ▲         .▲        
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 CAUTION!!   CAUTION!!    
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「サブタレイニアンサン」



            〆


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