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肥満化小説・肥満化絵投下スレッド その3
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肥満化小説や絵を投下したい方へのスレです。
作品の感想などもこちらへどうぞ。
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>>1乙
あと前スレのリンクも一応
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13127/1323012828/
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>>1
スレたて乙です!
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遅くなりましたが、前回の続きを投稿します。
小高い丘の上に、3階建の白い建物が見えてきた。
鏑木の祖父、鏑木喜一が経営している『鏑木喜一製作所』だ。
彼は、世界中の企業から依頼されて工作機械や化学薬品等を作っているかたわら、
自らの趣味で奇妙な発明品も作っているという変人だ。
鏑木が呼び鈴を押すと、研究所の扉が開き、喜一が顔を覗かせた。
白い山羊髭をたくわえた、矍鑠とした老人である。
「おお、照馬か。久し振りだ」
「相変わらず元気そうだな、じいちゃん。今も変な発明品を作り続けているのかい? もう白寿だろ?」
「年なぞ関係ないわい。ところで今日は何の用じゃ? そちらの丸っこい娘さんは…沙良ちゃんか?
しばらく見ない間に随分変わったな」
しげしげと眺める喜一。高槻は恥ずかしそうに顔を俯けている。
「あー…そのことなんだけど、話せば長くなる。じいちゃんの力を借りたいんだ」
「?」
三人は研究所の中に入って行った。
「…というわけで、高槻はこんな体になってしまった」
鏑木が事の顛末を話し終えた。三人がいる場所は研究所内にある応接室である。
「全く、あれほど薬品の管理には気を付けろと口を酸っぱくしていたのに、情けない」
「返す言葉もないぜ、じいちゃん」照馬が頭を下げた。
「謝る相手はワシじゃないくて沙良ちゃんだろ?」
「あの…」
高槻が口を開いた。大分落ちついた様子で、もう泣いてはいない。
肥満化のショックから立ち直り、いつもの勝気な彼女に戻っていた。
「沙良ちゃん、落ちついたかい? すまんな、ウチの馬鹿孫が迷惑かけて」
「もう大丈夫です。それより、薬の効果を無くす方法をご存知ですか?」
「ああ、知っているとも。なにしろ、照馬の肥育薬の開発にはワシも助言したからな。
沙良ちゃんの体に染みついた薬を無効果することなど朝飯前だ」
喜一は胸を張った。
「簡単なことだ。『痩身薬』を服用すればいい」
「痩身薬?」
「文字通り、痩せる薬じゃな。肥育薬の効果を打ち消し、体についた脂肪を落とす。
ワシが痩身薬を調合して、沙良ちゃんがそれを飲めば万事解決だ」
「じいちゃん、本当にそんな都合のいい薬を作ることができるの?」
「ワシはノーベル化学賞の候補に選ばれたくらいの天才だぞ。痩身薬の作成なぞ1カ月もあればできる」
「やった」鏑木と高槻がハイタッチをかわした。
「ただし、問題なのは肥育薬の強さが不明なことだ。いつ、どのくらい体重が増えるのか…。
それが分からないことには、肥育薬の効果を打ち消す痩身薬の強さも決めようがない。
沙良ちゃんが元の体に戻るために十分な効き目の痩身薬を作るために、沙良ちゃんの身体データを毎日採取し、
開発に役立出たいのだがのう…」
「それは、高槻に1カ月間、この研究所に住んでほしいということか?」
「そうだ。タダで、とは言わん。ワシの実験助手のバイトもしてもらおう。日給5万。どうじゃ、沙良ちゃん」
高槻はすぐにうなずいた。
喜一は、風貌は胡散臭いが信頼できる人物だと知っていたし、何より日給5万のバイトが魅力だったからだ。
「全然大丈夫です。ちょうど、明日から大学も夏休みですし。両親には喜一さんの研究所にお世話になると伝えておきます」
「話はまとまったな。照馬、お前も大学を出入り禁止にされたんだろ?
1か月間、沙良ちゃんと一緒にワシの研究の手伝いをしろ」
「まあ、いいよ」
こうして二人は1か月間痩身薬ができるまで、喜一の研究所で住み込みのバイトをすることになった。
***
ちょうどその頃、研究所の外の茂みに隠れながら、中の様子をうかがっていた人影があった。
「ボスから任されたミッション、今度こそは失敗できないわ…」
黒服を着て長い髪を後ろで束ねた少女である。緊張しているせいで表情が硬い。
「『鏑木博士の薬学の研究成果を盗むこと』、この任務が成功すれば本部勤務になれる」
彼女の名前は宇津木かおり。某巨大犯罪組織に所属しているエージェントである。
といっても一番下の構成員で、主に尾行や窃盗等の比較的軽い犯罪しかさせてもらえていない。
その『仕事』でもドジが多く失敗ばかり。
そんな彼女に組織の上層部は最後のチャンスを与えた。
すなわち、鏑木喜一の研究所から研究成果を盗むことができたら昇進させる。
駄目なら…その時が彼女の最期である。
「田舎の母さん見ててね、絶対偉くなって帰ってくるから」
宇津木は研究所に忍びこもうとして、一歩踏み出したが、盛大に躓いた。
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続きです。
喜一との会談が終わると、鏑木と高槻は自宅から荷物を研究所に運び込み、生活の準備を整えた。
生活に必要な道具はほぼ研究所に揃っているので、運び込まなければならないものは着替えくらいのものだった。
自宅との往復を含め、1時間足らずで二人はおのおのが宿泊する部屋に必需品を移し終えた。
「ふぅ…」
高槻は、最後の荷物を運び終えると、床にどっかりと座り込み、額に浮かべた汗を拭った。
激しい運動はしていないのだが、体重が増えたことで彼女は息切れしやすくなっていた。
脂肪がついたお腹が餅のようにせり出し股上を隠しているその姿は少々はしたない。
高槻は腹部についた贅肉をつまみ、
「嫌ね、デブって。動きにくいし、汗じみはできるし…。明日からダイエットしよっと」と言った。
「どうせ痩身薬で1か月後には痩せられるんだろ?」
鏑木が尋ねると、高槻はむっとした表情で彼を睨んだ。
「女の子の気持ちが全然分かってないんだから。わずかな時期でもデブのままは嫌だよ!」
「俺は今のお前くらいが健康的でいいと思うけどな。大体、今の女は痩せすぎなんだよ。
古代ギリシャや平安時代では、肉付きの良い女が美人とされていたんだぜ」
「デブ専の戯言ね。くびれたウエストの方が美しいに決まっているじゃない」
高槻は反論したものの、自らの胸やお尻を眺めながら(ここが大きくなったのは嬉しいけれど…)と心の中で考えていた。
高槻沙良は恵まれた美貌の持ち主である。
大きな二重の目につやのある唇が、小ぶりな顔にバランス良く配置されている。母親ゆずりの愛敬のある顔だ。
ただ、体のくびれに関してだけはずっとコンプレックスを持っていた。
すなわち、彼女は成人を過ぎた今でも、幼児体型のままなのだ。
思春期からずっとAカップのまま成長せず、まな板とバカにされたこともある平らな胸。
くびれなどほとんどない、腰からお尻のライン。
不細工だけど巨乳の同級生と体を取り替えてほしいと考えたことすらある。
それが今や、胸はDカップに届きそうなくらい大きくなって、お尻も安産型になった。
口では鏑木の主張に反発したものの、(デブも悪くはないかも…?)という考えがふと頭の隅をよぎる高槻。
しかし、醜くぼでんと突き出たお腹の肉の重量が、彼女を正気に戻す。
(私はボン・ボン・ボンの体じゃなくて、ボン・キュッ・ボンの体になりたいのよ…)
頭を振り、邪念を振り払う。
鏑木は彼女の内面の葛藤に気づかずにのんびりと言った。
「今日は色々あって疲れたな。もう日も暮れたし、夕飯にしよう。
じいちゃんは友人と飲みに行くらしいから、俺ら二人だけの食事になるが…」
「わざわざ自炊するのも面倒くさいよ。外食にしよう」
「どこの店がいい?」
鏑木が尋ねると、高槻は笑った。
「今すっごく食べたいものがあるの」
「?」
20分後、研究所を出た二人がいる店は、全国展開しているフライドチキンのチェーン店だった。
テーブルの上には高槻が頼んだチキンが山盛りに並べられていた。
「お前が食べたいものってこれかよ。見るだけで胸やけしてきた」
「どういうわけか、やたらと脂っこいものが食べたいんだよね」
「(これも肥育薬の効果か…?)」
チキンの山にパクつく高槻を鏑木は呆れた表情で眺めていた。
***
丁度その頃、宇津木は研究所に忍びこんでいた。
「意外と広いよ…この研究所」
足音を殺して歩く。目的地は研究関連の書類が保管されている書庫だ。
2時間ほど館内を物色した結果…宇津木は迷ってしまった。
もともと方向音痴な彼女である。それに加え、色々な部屋が迷路のように複雑に繋がっているので
自分がどこにいるのか分からなくなってしまったのだ。
とりあえず最初に研究所に侵入した部屋に戻ろうと目の前の扉を開けた。
そこは三面が壁で囲まれた密室だった。壁には書類棚が並べられている。
「もしかして、ここが書庫…?」
室内に入った時、扉は閉まってしまった。
慌ててドアノブを回したが、もう遅い。自動ロックが掛かり、扉は開かなかった。
「しまった…」
宇津木はへたりと座り込んだ。
つづく
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乙です!
じわじわ進む堕落っぷりがwktkすぎるw
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これから高槻さんが太ってきた事に恥ずかしがる展開とか
あったら良いなあって思いました(小並感)
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イラスト描いて下さった方々ありがとうございます!
最近忙しいのでなかなか書けないのが悲しい…。
必ず続き書くのでもう少しお待ちください!
お互い、作品でスレを盛り上げていきたいですねw
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前回の続きを投稿します。
3日が経過した。
夕食時である。喜一は例によって友人と飲みに出かけており、研究所内には鏑木と高槻しかいない。
二人は食堂で、鏑木が調理したミートソーススパゲッティを食べている。
「けぷ…ごちそう様でした」
5皿目を平らげた高槻がぺこりとお辞儀をし、手を合わせた。口元にはソースで汚れている。
「よく食べるよなぁ」
「そう? それほど食べていないと思うんだけどねぇ」
ナプキンで口元をふきながら、彼女はまるで他人事のようにげっぷまじりの声を出した。
「ダイエットはしているのか? 最近お前が運動しているところを見たことがないんだが」
「そ、それは…」高槻は少し言いよどんだ後、
「なんだか体が重くて運動する気にならないんだよ。明日から絶対に始めるから!」ときっぱりと言った。
「その台詞、昨日も聞いたぞ」
「そ、それに一昨日から体重の増加もないし…」
呆れた表情で高槻を見る鏑木。彼女は口をへの字にしつつも、少し恥ずかしそうである。
「(心なしか、高槻が段々だらしない性格になってきているような…?)」
鏑木は心の中で高槻の内面に生じている変化を危惧していた。
事実、自律的だった高槻の性格は肥育薬を服用したことで徐々に変化してきている。
元来、自らの欲望をうまくコントロールできていた彼女だったが、
肥育薬がもたらす爆発的な食欲増進効果によって、食欲に対する彼女の自制のタガが外れてきていた。
食べても食べても食欲が収まらず、その異常とも言える食欲を我慢することができていない。
しかも、彼女自身は自分が大食漢になったことを自覚していない。
「(以前より食べる量が少し多くなったかな)」と感じている程度である。
加えて、大食に順応して胃袋も大きくなってきているので、一層満腹感を感じにくい体になっていた。
鏑木は気づいていないが、これも彼が開発した肥育薬の作用である。
しかし、高槻の体には確実にカロリーが蓄積されていた。
暴飲暴食で溜まった何千というカロリーである。
ある閾値を超えると一気にその莫大なカロリーが脂肪となって彼女の体に身に付くのだ。
今回の食事でその閾値を満たしてしまった。
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「あ…き、来たぁっ!?」高槻が突然むずがゆそうに股をこすり合わせた。
「来た、って何が?」
「あ、あの、肥満化の感じが…あ」
言い終わらない内に、彼女のお腹がむちむちとせり出してきた。
と、同時に胸やお尻、二の腕、ふくらはぎにもみちみちと太くなっていく。
その間、鏑木はどうすることもできなかった。高槻の体の急激な変化に圧倒されていたのだ。
「あっ、はぁっ!?…んん、ん…やだぁ…!?」
最後に大きく息をついて、彼女の肥満化は終わった。
高槻は目の端に涙をためている。前回と同様に、突然襲い掛かる肥満化は精神的な刺激が大きいのだ。
前の体型が軽トラだとすれば、今の体はダンプカーだろう。
見ているだけでも重量感のある体。そのシルエットは、一言でいえば「丸い」。
胸はさらに大きくなり、Gカップは超えている。その谷間は電話帳を挟めるほど深い。が、肉のつきすぎで形が少し崩れている。
しかし、その巨大な胸を支えているお腹に比べると胸の脂肪など少ないと言えるだろう。
お腹が今回の肥満化で一番大きく成長した部位だった。
下腹にふんだんに脂肪が付き、ズボンの上に肉厚の脂肪が載っている。
高槻が呼吸をするたびに大きなお腹が膨らんで、はみ出た贅肉が、ぷる、ぷる、と上下にわずかに弾む。まるで肌色の餅のようだった。
さらに下半身に目をやると、巨木のような太ももが重量が増した上半身を支えている。
足を少し開いて立っているはずなのに、高槻が身をよじると両太ももがこすれる。
その仕草を見て、鏑木は不覚にも下半身が熱くなってしまった。
80kgは確実に超えている。彼女の身長を考慮すると重度の肥満に分類されるだろう。
二重あごができつつあるが、幸いにも顔にはそれほど肉はついておらず、以前のかわいらしさは残っている。
かえってそれが力士のような体と不釣合いだ。
「あああ…いっぱい太っちゃった。こんな体、カッコ悪いよ…」
頬を真っ赤に染める高槻。その目に浮かんだ涙を鏑木は拭った。
「じゃあ、明日からダイエット、頑張ろうぜ。デブは嫌なんだろ」
「デブは嫌…だけど…」
高槻は押し黙った。
もちろん、今の醜いデブのままでいるのは嫌だ。少しでも早くこの状態から脱却したい。
しかし、彼女の心には全く別の考えもあった。
彼女は今のふくよかな体に妙な愛着を抱いてしまっていた。
それは、教師が優等生よりも問題児の面倒をついつい見てしまうような心情に近かった。
また、彼女自身今まで自律的な生活をしてきたため、駄目になることへの憧憬の気持ちがある。
どんどん女の子として堕落してきている今の状態は、崖から身を投げ、落ちていくような心地よさがあった。
高槻は逡巡する。
(デブも、悪くないかも…)
自分のお腹の脂肪を揉む。柔らかい感触とともに体温が伝わってくる。
(ちょっとくらい太ってたほうが…かわいい?)
そして、ここ数日の食生活を振り返る。
(食べたいだけ食べてきた。けど…不思議と後悔はしていないかな。
1か月後には痩身薬で痩せられるという安心感があるからかもしれないけど…)
「おい、どうした? 考え込んで」
鏑木の声に高槻は我に返った。
「えっ!? な、なんでもない。今日は疲れたからもう寝るね」
そう言い残して、どすどすと足音を鳴らしながら、高槻は自分の寝室に逃げた。
高槻沙良:160cm 82kg
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1534_1.jpg
つづく
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膨張的肥満化とか滾るなあ
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SS乙ー
これは服が入らなくなりそうなほど豊満ですな
そして肉の魅力に取りつかれて……ワンチャン自らターボがあるか?
力士のような体になるまでまるまるとなったなら豚語とかしゃべらせたくなる(Sい
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過疎ですね…
短い+肥満化シーンなしですが、続きを投稿します。
次の日の朝。
一晩中、友人宅で酒を飲み明かしていた喜一は、早朝に研究所に戻ってきた後、
痩身薬の開発に必要な資料を探すため、書庫の扉を開けた。
そこで、彼が見つけたのは、がりがりにやせ細って床に倒れていた宇津木の姿だった。
「な、何か…た、食べ物を下さ…い…」
か細い声で助けを求める彼女の様子を見て、このままでは命の危険があると判断した喜一は
急いで彼女を食堂に運び込み、食事を振舞った。
「美味しい…3日ぶりの食事です…」
涙ぐみながら口に箸を運ぶ宇津木。ほどよく落ち着いたところで、喜一は彼女に尋ねた。
「で、あんたはワシの書庫で何をしていたんじゃ?」
「え、えっと…」
元来弱気な性格の宇津木は、喜一険しい表情にひるんでしまい、研究成果を盗むために研究所に侵入したことを話した。
その背後には巨大な犯罪組織がいること、任務を成功させないと自分は殺されてしまうことも洗いざらい吐露した。
「申し訳ありませんでしたぁ!」
「全く、仕方がないのう」
涙ぐんで俯く宇津木を見て、喜一は白髪を掻いた。
目の前で小さく縮こまっている少女は、研究成果を盗もうとした窃盗犯だが、どこか憎めない可愛さがある。
「見たところ、嬢ちゃんは犯罪者には向いてないのう。そんな組織、すぐに辞めることじゃな」
「で、でも、組織を抜けようとすると、組織が放った刺客に殺されちゃうし…。」
「刺客?」
「女性なんですけど、凄腕の殺し屋なんです。昔は戦地で傭兵をしていたとか」
「ふむ」
喜一は自慢の白い髭をいじくりながらしばし考え込んだ。
「嬢ちゃん、あんたの組織と連絡を取ってくれるかい?」
「え、ええ、取れますけど…どうするつもりですか?」
「嬢ちゃんを組織の魔の手から助けるんじゃよ」
「はあ…」
喜一に促されるまま、宇津木は携帯電話を取り出し、とある電話番号を押した。
「あ、あの、宇津木ですけど…」
彼女が話し始めた途端、喜一は彼女の携帯電話を奪って代わりに話し始めた。
「あー、あんたのところの宇津木っちゅう若い嬢ちゃん、組織を脱退したいらしいぞ。鏑木喜一の研究所にいるから」
電話相手が何か言うまえに、喜一は電話を切った。
「な、な、何てことを言うんですか!」
「落ち着け。ワシはあんたに足を洗ってもらいんだ。嬢ちゃんにはもっといい生き方がある」
「で、でも、これで私は組織から狙われる羽目に…。殺されるぅ…うぐっ」
「その刺客を撃退すれば、追っ手はいなくなって、嬢ちゃんは自由の身になれるじゃろ?」
「でも、相手はプロの暗殺者ですよ。敵うわけはありません」
「そいつを撃退する良い作戦があるんじゃよ。ちょうど、肥育薬を作ることができる孫もいるからの」
「?」
含み笑いをする喜一のそばで、宇津木はきょとんと首を傾げていた。
つづく
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乙です〜。
まさかそっちも肥満化が起こるなんて…1つの話で2度おいしい!
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乙乙
そっちで来るとは思わんかったw
過疎については元々これくらいのペースだからそう気にしなくてもいいと思う
数日の間にどかっと投下なりネタなりが来ることもあれば、
数ヶ月くらいまったりとしたペースが続いたりするのがこのスレだしね
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おおー すばらしい。
一気にきましたね!
そして心まで変えていくなんて
素晴らし いや、怖い薬だ。
2人とも薬が益々活躍する事を祈らずにはいられない
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人がいる時こそ、倍プッシュだ…
ということで、投稿中のSSとは関係ありませんが、
思いついたネタで短編を投稿させていただきます。
理不尽ネタで一つ書きたかっただけなんです…
『二人のやすか』
「残念ながら、春宮さんの病状は思わしくありません。いつ目覚めるともわからない状態です」
「そう、ですか…」
白髪まじりの年輩の医師からそう告げられ、豊崎やすかは下を向いた。
彼女の一番の親友である、春宮咲が病魔に倒れてから早一年、彼女の意識は今だ回復していない。
「咲が早く良くなってほしい。そのためなら、いっそのこと私はどうなってもいいのに…」
病院からの帰り道、やすかは咲の身を案じ、ひとり悩んでいた。
その時、空の彼方からゲラゲラと笑う声が聞こえた。
『その願い、聞き届けたぜ』
「え!?」
やすかは上を見上げたが、曇り空が広がっているだけだった。
首を傾げていると、携帯電話が鳴った。
着信番号は病院の医師からだった。
「春宮さんの容態が回復しました。信じられないことだ…。つい先ほどまで意識不明だったのに」
「本当ですか! すぐ、向かいます」
やすかは夢のような気持ちで来た道を戻ろうとした。
すると、地面から黒い影が湧き上がり、人の形をとった。
『どうだい? あんたの願い、叶えてやったぜ』
影は地の底から響くような声で喋った。それは、先ほど空から聞こえた声と同じだった。
「あ、あなたは…何?」
『人間の願いを叶える存在、ということにしておこうか。
あんたが友人の病気を治してほしいと願ったから、俺がその願いを叶えてやったんだ』
「わ、私は、別にあなたに頼んだわけじゃない。ただの独り言というか…」
『結果的には同じことさ。すでに願いは叶えられたんだ。願いの代償を払ってもらわなくちゃな』
「はあ!? 勝手に人の願いを叶えておいて、代償だなんて、そんな…」
やすかが言葉を紡ぐ前に、黒い影が彼女を取り込んでしまった。
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やすかが目覚めた場所は、円形のホールの中央だった。
スポットライトを浴びせられ、石造りのステージに乗せられていた。
「何よ…ここ?」
恐怖心にあおられたやすかは、ステージ上から降りようとした。
が、見えないガラスのような壁に遮られ、逃げることができない。
「気に入ってくれたかな? このステージを」
耳障りな笑い声を響かせながら、ホールの上方に先ほどの黒い影が現れた。
それはグルグルと渦を巻き、やすかの姿をとった。
「ここから出して!」
ステージ上のやすかが声を荒げると、影のやすかは、ステージ上のやすかと同じ澄んだ声でせせら笑った。
「それはできない相談ね。あなたは願いの代償を払わなくちゃいけないもの」
影のやすかが指を鳴らすと、ステージの床が開き、太く柔らかいゴムのような管が伸びて、やすかの腕に突き刺さった。
その管はまるで血管のように脈打つと、温かい液体をやすかの体内に注ぎ込んでいく。
「ん…何か入ってきた!?」
不快な感覚に目をつむりながら、管を外そうとするやすか。
しかし、次の瞬間、伸ばした腕はハムのように膨らんだ。
「嫌ぁ! 腕がぁ!?」
腕だけではなかった。
胸も、足も、細くくびれた胴体も、まるで水風船のように丸々と膨らんでいく。
夥しい量の脂肪が、所かまわずやすかの体についていっているのだ。
膨れ上がる体の内圧で、ぽつ、ぽつと服のボタンがはじけ飛び、生地は裂けていき、やすかは裸に剥かれていく。
「や、やめてぇ…」
やすかは肥大する自らの体をかき寄せ、絶望の喘ぎ声を上げたが、影のやすかは彼女の姿を見て笑うばかり。
喉についた脂肪のため、自分の声色がくぐもっていることをやすかは気づかなかった。
その間にも、彼女の体はみちみちと贅肉に覆われて行って、肉達磨に成り果てていき。
目は頬についていく肉のせいで細くつぶれていき。顎には2重、3重にもなって。
乳房は奇怪な形になって垂れ下がり。腹には幾重もの分厚い肉の段ができて、人間の腹とは思えないほど大きくなって。
太ももは、比喩ではなく、象の足ほどの太さがあり。
ついにやすかは150kgを超えてしまった自重に耐え切れず、尻もちをついた。
ホール中に、どずん…と鈍く重い音が響いた。
巨大な桃のような尻が自重で、でっぷりと床に広がった。
「んはぁー…はぁー…」
やすかは、巨大なメスのトドを彷彿とさせる姿に成り果て、暑苦しい呼吸音を立てている。
「いやぁあ…こんな、姿ぁ…」
脂肪につぶれ醜くなった顔に涙を溜めて泣くやすかの前に、影のやすかは降り立ち、耳元で囁いた。
「これで願いの代償は払われたわね。そんな体じゃ、あなたがやすかだなんて気づく人は誰もいない。
でも大丈夫。これからは、私がやすかとして生活してあげるから、安心してね」
「はぁー…ふしゅぅー…そんな…こと…」
やすかの成れの果ての肉塊の横で、影のやすかは微笑んだ。
「咲、退院おめでとう!」
私が病院から出ると、やすかは花束を持って駆けつけてくれた。
「あ、やすか…心配かけてごめんね」
「いいのよ。1年間も咲は病気と戦ってきたんだもの。咲が回復してくれて本当に嬉しい」
私たちが歩いていると、目の前にとても太った女の子が重たい足取りで走って(歩いて?)来た。
私と同じくらいの年頃だと思われるのに、全身が脂肪でできているような丸々と肥えた女の子。
「咲ぃ…そいつは…違う、の…」
彼女は肉が接合してできたような体を曲げて、膝に手を当てて息を切らせた。すごく汗臭い。
「何? この子…。やすか、知っている?」
私は、彼女の体臭に耐え切れずに鼻をつまんだ。
「知らない。春だから、おかしな人がいるのよ。行きましょ」
私はやすかに促され、座り込む女の子を後に、歩き出した。
後ろから女の子の低い嗚咽が聞こえた。
豊崎やすか
162cm 51kg→162cm 155kg
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1535_1.jpg
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乙!
理不尽に酷い目にあってて可哀想だが、その方がより興奮できるという困った俺だw
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理不尽でわろたw
投稿中のものもwktkして待ってます!!
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どうも 547です 第二作を投稿します
文章量は増加してますが肝心の肥満化シーンは余り増加してません・・・
「ふぅー・・・・」
浴槽からおぼつかない様子で上がるリトいやリコ
その身体は肥満体としか言いようがないものだった
全身がくまなくムッチリとした肉に覆われ
以前の体型を思い起こさせる部分は一切無くなっていた
程よくむちむちとしてた両の脚は丸太の様な太ましい脚となり
両腕も同等の太さを得ていた、指もぷっくりと膨れ細かい作業はやりにくいだろう
今バスタオルで拭かれている背中は広々と大きくなり肩甲骨も背骨も見えなくなっていた
きゅっとしてたウェストは肌着の上からでもその大きさと重さを主張する程になって
出っ張っていた、シャツの上からは見えないが二段腹になってしまっている
その二段腹の上にのっかてるのはこれまた大きく成長したサッカーボール大の胸
シャツが覆いきれてない深い谷間がくっきりと姿を見せている
ハリこそ損なわれていないが重さに耐えきれず少し垂れている
パンツ(男物)を押し上げるお尻は小振りなモモ、もとい桃ほどに巨大化したが、
サイズが胸とお腹に大きく水をあげられ目立たない
そして顔もぷにぷにとした印象の丸顔になっていた
その重さは周りの少女はおろか男であったリト自身の倍はあろうか
全体のバランスから見ると胸と腹の辺りが前後に特に大きくなっていて、
下半身の肥大化がついていっておらずリンゴ体型となっていて
すぐ転びそのまま転がってしまいそうな不安定さを醸し出していた
「うー、・・・しんどい」 そう言いドスンッと音を立てながらソファーに座り込むリコ
特に疲れるような事はしてないはずなのに、少し動いただけで疲れてしまう
それ程までに重くなってしまった自分の身体、
リコはその証とも言える突き出た二段腹をなでつつ深い溜息をついた
どーしてこーなったのかというと・・・・
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すみません言い忘れてましたが
前回と同じく TOLOVEるの二次創作です
それと 「肥満化対象は元男」 「オリジナルキャラ登場」
などの注意点があります
3月6日、リトは働いていた
今年のバレンタインデーはX個もチョコレートをもらったのだが
(Xにはお好きな数字を入れてください)
(後こやつは一部を除いて全て義理だと思ってます)
くれた以上、ホワイトデーには3倍とまではいかなくとも
同等以上のお返しはしなければならないだろう
しかし、今手持ちの金に余裕は無い
誰かから借りるという選択肢は・・・
普通に断られたり(ナナ、美柑)、そもそも相手も持ってなかったり(ララ)、
身体で返す羽目になりかねなかったり(モモ)という事で 却下
となるとバイトしかない訳で
時間帯やら何やらで条件は悪いのだが、
そんな中、適合する条件と安い賃金を有する
この喫茶店「rain coat」で働くことにし、何とか採用されたのだった
「おい、バイト!とっとと皿下げてこいや!」「は、はい!」
やっぱ、働くって大変だなぁ、ヘマして怒鳴られてばかりで
でもなんか・・楽しい
ってあれ? 藍(あい)店長
外を見ると整った体躯の青年が
茶色の髪をくくった青年と
黒髪のスポーツ刈りの少年の二人組を捕まえ何かを
それって呼び込みなんじゃぁ、あ、こっち来た
・・・って裏口?
光射さぬ地下、そこに居たのは鎖で縛られた全裸の二人の少女
焦げ茶色の長髪の少女と黒髪を無造作にまとめた少女は目から涙を流し
静かに震えていた、その視線の先には
端正と証される顔に歪んだ笑みを浮かべる青年、藍 深佳也だった
「よし、変化時間、確実性共に上昇している」
「あと少しの改良で、改良でぇ!」
「何をするってんだよ!」藍をまな板で殴り飛ばしたのはリトだった
そのまま馬乗りになり藍の動きを封じるリト
「てめぇバイト!何の真似だ、給料しょっぴくぞ!」
「そりゃ、こっちのセリフだよ!あんたどんな芸当をしたんだ!」
リトの叫びに落ち着きを宿した返答をする藍
「性転換薬」「!」「男性を女性に、女性を男性にする魔法の薬」
「こいつを実用化させればオレは巨額の富を得ることが出来る」
「あんた、まさか宇宙人か?!」
「宇宙人?、ははは何言ってる、宇宙人なんていねーよ」
「俺はこの宇宙で唯一の知的生命体太陽系第三惑星地球人」
「その中でも秀でた頭脳を誇る天才 藍深佳y ボカ! ぐえぇ!」
殴りつけられ情けない声を上げる藍
「てめぇ、この二人をいや今まで転換させてきた人を元に戻せ!」
左コブシを振るわせ藍をにらみつけるリト、
いや正確に言えば睨み付けているのはその股間、
そしてその右手には(苺の調理で)朱く染まった包丁が・・・
「わ、わ、わ、わかった!わかった!わかった!」
-
「これで最後だ」「よし」
包丁を突きつけられた藍はリトに言われるまま、
ここに「保管」していた被験者に解除剤を注入し解放していった
「さてこれで見逃して 「やらん」 !?話が違うじゃねーか」
「知るか!警察に着きだしてやる!」 「そ、そんなぁぁぁ!」
(なーんてな)「!そうだ、まだ一人被験者が残ってた!」
「な、どこだよ!」藍の右人差し指が後ろ10メートルの天井に張り付けられた中年女性の被験者を差した、
リトがそちらに目を向けた隙に藍の左手が手元に出した端末を操作する、
それと同時に被験者の拘束が解かれ地面へ落下する
「!!あぶねぇ!」リトはそちらへ走り被験者をなんとかキャッチする
その大きな隙に藍はベルトから銃を取り出し・・
「!!」慌てて避けようとするリトだったが、
つまずいて後ろに隠されていた階段を転げ落ちていく
数段転げ落ちたところに藍が2発、間を置いて1発の銃弾を正確に撃ち込んだ
-
「やれやれ、まさかこの俺が本気で脅しに乗ると思ってたのか?」
階段の上から見下ろす藍、階段の下には女性被験者の転換元と思われる若年の男性と
リト・・の面影を宿した少女、二人とも転げ落ちたショックで気絶している様だ
「被験者なんざ返してやる」
「大事なデータは端末とUSBメモリ」
「後この頭脳にちゃぁんと残してある」
「わざと、見つけさせ警察を呼ばせ」
「警察が入り込む前にこの隠し階段から余所に逃げ出す」
「そうやって捜査の目を欺く」
「その為にお前を雇ったんだよ、バイト」
嘲るかの様に真意を吐きながらゆっくりと一歩一歩階段を下りる藍
「まぁ、ここまで直接的に迫られたのは想定外だったが修正の効く範囲だった」
ついに二人の元へ降りきった藍、男性を蹴飛ばしリト似の少女の頭を掴み引き上げる
「約束通りこいつは逃がしてやる、その代わりお前が新しい被験体の第一号だ」
「しっかり働けよ、バ・イ・ ドカ! トォ!?」
頭に強い衝撃を受け朦朧とする藍、気絶を待つ中のわずかな時間の内に
天才を自称する男はその状況を確認しようとしていた
(なぜだ、なぜなんだ! 奴は気絶した振りをして反撃した)
(それは分かる、しかしそれは不可能だ!なぜなら撃ち込んだ転換弾には即効性の麻痺毒も仕込んでいたからだ!転換している以上、そっちは確実に当たったんだ!)
(それなのに!それなのに!それなのに!
(どぉしてぇぇぇぇ・・・・)
「ふぅ・・・危なかったぁ」思いっきり叩き付けた額をさすりながら
少女 リコが安堵の溜息をつく
「まぁ、転換だけで済ませてくれて助かったというか何というか・・・」
先ほどの藍のモノローグからそれは違うと言える
では何故リコは麻痺はせずに済んだのだろうか
それはそのスボンのポケットにしまわれた
「ころころダンジョくん 小型スイッチ式」のおかげだった
リトはバイトのことを誰にも言わずにいたが
ララは偶然見ていたのだ、リトがバイトのチラシを見て考えているところを
・・・その後、テーブルに残されたチラシ(メイドカフェの類)
から何を勘違いしたのかころころダンジョくんを出かけるリトのズボンに仕込んだのだ
リトに無断で 例え普通のバイトだったとしても、トラブルの元となったであろう行為
しかし、階段を転げ落ちるショックで発動したころころダンジョくんによる
宇宙のテクノロジーによって成された変換は
直後に撃ち込まれた変換弾による地球の化学による変換を無効とし
それにより併用されていた麻痺毒も無効にしたのだ
「災難」が「災厄」を退けたといえるだろうか
-
悪い人をやっつけるなんて凄いよリト♪」「まぁ偶然だけどな」
「捕まってた人も、結城くんも無事で良かったよ」「・・・ありがとう西蓮寺」
「・・・凄いけど、警察に真っ先に知らせるとか、もっと良いやり方があったはずよ」
「うっ、それは言えてる相手が間抜けだったから助かったけど」
「結城くんもあぶなかったんだし・・・」
「今回は男として素直にキミの活躍を認めよう」「あぁ」
しかし、これでキミをララちゃんにふさわしいと認める訳には バキィッ!
「リトくんやったね♪TVの取材があったらなんとしてもゲストにいくからね♪」
「あ、あぁ」
「やるじゃないかリト!少しは見直したぞ!」「まぅー♪」
「バイトって・・・何がしたかったのさ」「・・・すまん」
「・・こうゆところで活躍されましても・・」
(じゃぁどうゆうところで活躍しろと・・)
その夜リコは少女達に囲まれていた
喜ぶララに安心する春菜に少し怒ってる唯
賞賛しようとしてルンに殴り飛ばされたレンに、
レンを殴り飛ばして割り込んで誉めてくるルン
素直に喜ぶナナとセリーヌ、複雑げな美柑とモモ
(あの後、騒ぎに巻き込まれるのが嫌で
隠し階段とやらから抜け出して色々とごまかして家に迎えに来てもらった
しかし、助けた被験者がオレのことも言っちゃったらしく、
夕方のTVニュースに顔が出ちまって・・・
そこから問い詰められて・・・
なぜか春菜ちゃんや古手川やレン、ルンまで駆けつけて
後猿山も来たがってたが、美柑にごまかして帰ってもらった)
「あそろそろ戻るよ」「おおやっとか」
身体から煙が出てる、ようやく男に戻れる
ってあれ・・・・ふくらんでる?
-
まず異常を示したのは胸部、へこむべきそれが、逆に膨張し
着ていたTシャツのボタンを弾き飛ばし布地を引き裂き
より巨大になって姿を現した
少女らの視線と意識はそこに集束されて、
(唯一の少年の視線はもう一人の自分の手で頭ごと床に叩き付けられ
意識はその際に失われていた)
下のお腹の変貌は見えてなかった
視線が向けられたときにはシャツを押しのけ
子を孕んだと思わせる程の大きさになったのち
脂肪で満ちていることを理解させるかの様にへそを境とした段差を形成した
丸くて大きなお腹になってしまっていた
手足や尻の膨張は上の2つには劣る為、気にとめられなかったが
顔の、変化 劣化では無い
顔立ちを真ん丸くしていく頬肉と顎肉は
見る者にショックを与え正常な思考をさせなかった
その時の彼女らの思考はこの一言に集束されていた
「色っぽい」の一言に
真ん丸な肥満体に変貌を遂げたリコはその衝撃で静かに意識を失った
宇宙で唯一の知的生命体、その内での天才を自負する藍 深佳也は
あの時二重の予防線を張っていたのだ
奴は麻痺毒の効力が切れた時にまだ拘束できてなかった等の事態に備え
遅効性の薬を仕込んだ銃弾も撃ち込んでいたのだ
その薬は肥満化薬、運動能力を奪い抵抗を不可能にする薬
ダメ押しとして撃ち込まれた薬だったが、最初の詰めを誤ったたため活かされなかった
それは時間切れによる転換をトリガーとし発動したのだった
-
ここで、時計を冒頭の時間に戻す
今は昼過ぎ、結城家にリコ一人である
春菜やララ達は残って付き添うと言ってたが、
「まぁ動けないだけなんだから、大丈夫だって」等といいくるめた
美柑達が学校に行った後朝食の後片付けと花壇の水やり、
ついでに軽く掃除したがそれだけでここまで時間がかかってしまった
おまけにこの季節なのに汗が吹き出してきたので風呂で汗を流してたのだった
「さてと、これで良し」
更に数時間が経った、今リコが目を通しているのは
自身、結城リトの休学を申し出る書類だった
御門先生に視てもらったところ、太ってしまっただけで
それ以外の問題は無いそうだが、それだけに自分の力で戻せるものでは無いと、
断られてしまった
そうなると、時間をかけて自力で痩せるしかないわけで・・・
「まぁゆっくりさせてもらうとするか」
とここで襲ってくる眠気、そういや昨日は騒がしかったしな
後これからのことを考えてなかなか眠れなかったりしていた
しかしとりあえずだが予定は決まった
思えば古手川の言うとおりあそこは警察に通報すべきだったなぁ
少し考えれば分かることだってのに
だが、こうして動けないカラダになってしまったのは
かえって不意に動じない心を作るきっかけになるのではないか、
まぁ、それはねぇな
とにかくこの体型から戻るにはしばらくかかりそうだし
その分バイトしたり家事手伝ったりしようか・・・な・・・
そう思いつつリコは眠りについた
-
しかし彼は知らない
身体の変化による動きが
春菜(結城くん・・戻れないなら色々と教えておいた方がいいよね)
唯(結城君、ハレンチなことしないように・・・一緒に・・いや、見張って・・・)
これまでと違うものを見せたことによる動きが
沙姫「あの結城リトが犯罪者の逮捕に貢献したですって!?」
そして、増した体重が起こす動きが
ナナ「リトの奴、あんな色っぽいカラダに・・」
メア「センパイったら、すごいカラダになっちゃて♪」
今までとは違う「トラブル」を引き起こすことを・・・
夕崎リコ 52.5kg→96.9kg
B 85cm→106cm W 55、5cm→102cm H 84cm→98cm
以上です
「そういやバレンタインネタの肥満化SSはいくつかあるけどホワイトデーネタはなかったなぁ」
とトチ狂った思いつきを実行に映した結果がこれです
棒の人さんや820氏さん達の作品を待つ間の前菜にでもなれれば幸いです
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乙です!
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乙です!面白く読みました
性転換は思いつかなかったわ。
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乙でした!面白かったです。
私も続きを投稿させていただきます。
通話が切られた後、老人は革張りの椅子にゆったりと身を預けた。
舶来の調度品が並べられた室内には、クラシックが流れている。
目を閉じて聞き入った後、彼は内線をかけ、「彼女」を呼び出した。
「お呼びでしょうか?」
部屋に入ってきたのは、迷彩服に身を包んだ金髪の女性。頬に縦に走る裂傷跡がある。
「イリーナ。仕事の時間だ。このゴミを殺ってこい」
老人は数枚の書類をイリーナと呼ばれた女性の前に投げ出した。一番上の書類には宇津木の写真が載っている。
「先日、最後のチャンスとして窃盗の任務を与えた、というエージェントですか。失敗したのですか?」
「ああ。そいつ―宇津木という名前だが―はドジを踏んで、相手に捕まったようだ。
その挙句、組織を抜けたいと泣き言を言っているらしい。よりによって、忍び込んだ研究所の所長が伝えてきた」
「それは…十中八九、罠ですね」
「お前もそう思うか。組織の構成員を捕まえた相手が、わざわざ組織に連絡してくるとは考えにくい。
おそらく、宇津木を殺しにきたお前が目的なのだろう。どういう意図があるのか読めんが」
「私も舐められたものであります。幾度の死線を潜ってきた私に挑もうとは百年早い」
イリーナは隠し持っていたサバイバルナイフを取り出し、机上の書類束に向かって投げた。
ナイフは宇津木の額の真ん中に突き刺さった。
「5日間。5日間でターゲットを抹殺してご覧にいれましょう」
「頼んだぞ」
部屋から立ち去るイリーナの後ろで、老人が笑った。
-
その後、喜一は鏑木と高槻を食堂に呼び、お互いに自己紹介を済ませた後、宇津木を巡る状況について二人に説明した。
宇津木が研究所に忍びこんだことについては触れずに、
彼女が組織から逃げて刺客に追われているところと喜一が匿ったということにした。
喜一の話が終わると、鏑木は腕を頭の後ろに組んで椅子の背もたれに体を預けた。
「信じられないぜ。見ず知らずの女の子を匿うなんて。しかも、これから暗殺者と戦わなくちゃいけないだと」
「何を言う。困っている娘がいたら助けるのが男じゃろうが」
二人の様子を見て、宇津木は肩を狭めた。
「ご、ごめんなさい。私のせいで…」
「だからといってあなたを見捨てるわけにもいかないしねぇ…」
高槻は、汗で蒸れる大きなお腹を掻いた。
「全く、面倒なことになったわ」
じろりと宇津木を睨みつける。
宇津木は高槻を仰ぎ見た後、小さい体をますます小さく縮めた。
「それにしたって、どうするんだよ。相手はプロなんだろ? 勝算はあるのか?」
詰め寄る鏑木に、喜一は人差し指を振って、不敵に笑った。
「そこで、肥育薬の出番じゃよ」
「?」
「聞くところによると、暗殺者は女性だそうだ。
それなら、肥育薬を飲ませて太らせてしまえば、そいつの戦う気は失せるじゃろう」
「確かにこの体だと動くのが億劫だから、その作戦は効果があると思うけれど…」
と、言ったのは、テーブルの上のお茶菓子(8個目)に手を伸ばしていた高槻である。
「だけど、肥育薬の被害者第一号としては、ちょっとその暗殺者がかわいそうかな、なんて思ったりして」
「しかし、他に何か作戦はあるのか? こちらの戦力を考えてみろ」
高槻はここにいるメンバーを見渡した。
根っからの理系で痩せ体型の鏑木、老人の喜一、頼りにならなさそうな宇津木、そしてデブになってしまった自分。
何とも心もとない顔ぶれであった。
「正面から戦っては勝ち目はない。ここは肥育薬を利用したトラップを仕掛け、相手の戦力を削ぐのが賢いやり方じゃ」
「そう、ですね」
高槻は宇津木を再度睨んだ。その顔には、お前のせいで面倒なことに巻き込まれた、と書いてある。
宇津木は、今度は弱弱しく笑い返した。
「嬢ちゃん、組織が暗殺者を送ってくるまでどのくらいの猶予があるか、推測はできるか?」
「え、ええと、数日間、長くても1週間程度だと思います。以前、組織を抜けようとした同僚はみんな
大体そのくらいで、こ…殺されてましたから…」
「十分じゃ。ワシと照馬はこれから撃退用のトラップを作る。沙良ちゃんは…そうじゃな、敵との戦いが長引いてもいいように
食料品の買い出しを頼む」
「…分かりました」
不服そうに答える高槻を見て、宇津木はおずおずと手を挙げた。
「ま、待ってください。私にも何か手伝わせてください。騒動の責任は私にあるわけですし」
「なら、嬢ちゃんと沙良ちゃんで一緒に買い出しに行ってくれんかの」
宇津木と高槻は顔を見合わせた。
-
横に大きな高槻と、縦にも横にも小さな宇津木が町の大通りを並んで歩く。
「宇津木…だっけ。あんた、もっとしっかりと喋りなさいよ。自分が命を狙われているって自覚があるの?」
「すみません…」
「私はあなたみたいな、いつもめそめそしている臆病者は嫌いだわ。
自分の都合で犯罪組織から逃げているのに、他人に迷惑をかけて自分はその影に隠れているなんて」
「ご、ごめんなさい。私、昔から何に対しても逃げ腰で…」宇津木は目を伏せた。
「さっさとお使いを終わらせて帰りましょ」
二人は大型スーパーで食料品を買い込んだ。
4人が1週間暮らせる量である。それぞれ、食料品がぎっしり詰められた手提げのビニール袋を6つ、手に持っている。
「ふぅ…はぁ…」
高槻は額に玉のような汗をかいて歩いている。衣服には黒々とした汗じみができており、次第にその面積を増していた。
「大丈夫ですか…?」
「ち…ちょっと、きついわね」
「あ、あそこの公園で一休みしましょう」
宇津木は小さな公園を見つけた。
芝生の上にベンチが数個、水飲み場が1箇所設置されているだけの小ぢんまりとした公園である。
桜の木が数本植えられており、ベンチに木陰ができている。
高槻はベンチに荷物を置き、どっかりと腰かけた。
「はぁ、ぷぅ…喉が渇いた…」
「ジュ、ジュースでも買ってきますね」
宇津木は道向いにあるコンビニに向かって走り出した。
宇津木が去った後、高槻は喉の渇きに耐えることができず、水飲み場に向かった。
「んふぅー、はぁー、み、水…」
蛇口をひねり、口をつけて飲む。
「んぐっ…ごくっ…おいし…」
一口、一口飲み下すごとに彼女の腹がせり出していく。
ただし、先日の肥満化のようなハリを伴った膨張ではなく、重量にしたがって垂れ下がるようなだらしない膨れ方である
俗にいう、水太り、といわれる現象である。
「ごくっ…ごくっ…(喉の渇きもだいぶ収まってきたわ。そろそろ水を飲むのを止めましょう)」
しかし、見えない手で頭を押さえつけられているかのように蛇口から口を離すことができなかった。
肥育薬によって強化された食欲が彼女の無意識に働きかけ、彼女の意思とは裏腹に体が勝手に水を求めているのだ。
その過剰ともいえる水への執着は、彼女の体をまるで違ったものに変えていった。
わずかに胸や尻のくびれが残っていた高槻の体型は、
著しい腹部の膨張により、妊婦のようなお腹から頭や手足は生えたような球体形に近づいていったのだ。
ズボンが耐え切れず、布きれの裂ける音がして、ボタンがはじけ飛んだ。
「んぐっ…ごきゅっ…(ああ、もう! 私は何をしているのよ!)」
まるで自分のものではないように、自らの意思に逆らって喉が水を求めるのだ。
「ん、おいし…もっと!…(やだ! 誰か止めて!)」
真ん丸な体をして一心不乱に水を飲む高槻に、通行人は立ち止まって好奇の目を向け始めた。
携帯電話に付属しているカメラで写真を撮る者もいた。
「(そんな目で私を見ないでよぉ〜!!)」
それでも水を飲み続けるしかない彼女の後ろから、粗野な声が聞こえた。
「おい、そこのデブ!」
次の瞬間、彼女の体が引き倒された。だぷん、と体内で水が揺れる音がした。
「牛みてーに水を飲みやがって、暑苦しいんだよ。クソデブ!」
派手な金髪の若い男が鋭い目で覗き込んでいた。
「タカシ、止めろって! 関係ない女に絡むなよ」
ニット帽を被った若い男が金髪の肩に手をかけた。どうやら、男の連れらしい。
「るっせえ! 俺は彼女に振られてイラついてんだよ! 女なんかみんなクソだ!」
金髪はニット帽の手を振り払い、高槻の腹を蹴り上げた。
吊るした肉の塊を棒で叩いたような鈍い音がした。
「ぐぶっ…!!」
目の前が熱くなり、高槻は息を詰まらせた。間髪を入れず、蹴りが彼女を襲った。1発、2発、3発。
蹴りを入れられるたび、高槻は潰れた豚のようなうめき声を漏らした。
しかし、通行人は見て見ぬふりをして通り過ぎていく。
「ははは、こいつはいいサンドバッグだ。ストレス解消には丁度いいぜ」
金髪は高槻の顎を掴んだ。
「おい、デブ。『醜い豚でごめんなさい』って言ったら許してやるよ」
「み、醜い…ぶ、たでごめんなさ…い」
「聞こえねーなぁ!」
「醜い、豚でごめんなさい…」
「豚らしくねぇなぁ! 語尾にブヒィをつけろよ」
「うう…」高槻の目からポタポタと涙が零れ落ちた。
「わ、私は醜い豚でございますぅぅ! んごっ、ブヒィィ!!」
「ぎゃはは。本当に言いやがったぜ、このデブ!」
その時、弱弱しいが耳によく届く声がした。
つづく
-
乙乙
高槻さん可哀想…
-
乙です
こういうシチュ大好き
-
自分は宇津木さんのカットを期待してます
後、横への成長も(笑)
-
コメントありがとうございます。
気まぐれに絵も投稿。
ビール腹の弱音ハクさん
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1537_1.jpg
-
>>39
顎周りや頬肉がもの凄くイイ!
ふにふにしたいわ
-
三作目(正確には2.5作目)を投下します
今回の注意点は「作品自体は二次創作だが肥満化するのはオリジナルキャラ」
(今回では原作キャラ自体登場しなかったりする・・・)
「肥満化以外の状態変化あり」「前後編」(今回で完結しない)の3点です
「肥らせの迷宮」
統伎「光樹さん、わざわざ付いてきてくれてありがとうございます」
スーツをきっちりと着こなした中肉中背の整った顔立ちの青年と
光樹「ええ、仕事ですから」青年に比べラフな服装の発育の良い少女が歩いていた
有葉「束井麻さんは私たち牛坂家との付き合いも長いからくれぐれも失礼の無いように
するのですよ」 その後ろには落ち着いた雰囲気の中年女性がついてきている
公恵「お母さん、統伎兄ちゃんも光樹さんもシツレイする様に言っても
失礼の無い様にするヒトだよ」 少女の後ろに張り付いていたのは、
統伎に似た顔立ちながら幼さとやんちゃさが目立つ少女
有葉「貴方に言ってるのですよ、公恵」
統伎「まぁ、束井麻さんは良い意味で細かい人じゃないよ」
などと言ってる内に4人は「new face」という看板が掲げられた
小さいながらもしっかりとした落ち着いた造りの店に着いた
束井麻「皆さん、こんにちは」中には壮年の男性がいた
有葉「お久しぶりです、束井麻さん」
束井麻「ええ有葉さんに統伎さんに公恵さん、それと初めまして、確か」
光樹「光樹です、過龍光樹」 統伎「復帰おめでとうございます」
公恵(統伎『サン』?、公恵『サン』?)
束井麻「例の皆既日食の日にちょっとした事故がありまして」
「ようやく退院できましたのでその祝いに皆さんに
ちょっとしたプレゼントを用意しました」
「少々お待ち下さい」 そう言って店の奥に引っ込む束井麻
光樹「プレゼントですか」統伎「まぁおとなしく待ってましょう」
ロビーに置かれていたソファーに座り込む四人
それと同時に床が2つに分かれ座った四人は地下へと落とされた
-
四人の座ったソファーは彼らに考慮する暇を与えぬまま着地した
わずかなタイムラグをえて四人は動き出した
光樹「ここは一体・・・?」
統伎「場所自体はおそらく店の地下であってるはずだ」
「何せ地下に落とされたのは確実だからな」
有葉「ともかく場所も含めてこの辺りを調べるべきでしょう」
公恵「サンセイ!」
そう言うなり光樹の肩から降りてトテトテと歩き出す公恵
光樹「あっ、公恵さん」
有葉「待ちなさい!貴方は光樹さんと一緒にここに残って」
統伎「残っておく訳にはいかないようだ母さん!後ろから何か来てる!」
振り返ると灰色の壁 それがゆっくりと迫っていた
統伎「走るんだ!」そう言うなり光樹と有葉の手を取り走り出す統伎
一瞬立ち止まり自分の肩に公恵を乗せて更に加速する
統伎の全力疾走は三人を乗せても衰えず壁を振り切ってしまう
統伎「よし! !?」半ば油断していた統伎は下から出たブロックに文字通り、
足下をすくわれてしまう その場に叩き付けられる光樹と有葉
公恵は体の軽さが災いして十数メートル先に放り投げられてしまう
公恵「ウワッ! ってハチミツ?」
公恵が落ちたのは浅いプール、
それも彼女が言ったとおり、プールを満たしているのは水では無く、ハチミツの様だった、溺れたりはしないが胸から下が浸かってしまい体にべた付くハチミツを嫌がる公恵
公恵「うーん・・・キモチワルイィ・・・」 統伎「公恵!大丈夫か!」
光樹「公恵ちゃん、!?」 有葉「公恵早くそこから上がりなさい!」
公恵「?」 メイドの驚きと母親の注意の理由が分からない公恵
上がると言われてもプールには少しお尻がつかってるだけで !
公恵「オッキクなってる!?」
そう公恵の体は13歳の体躯から成長を果たしてしまっていた
年齢はおよそ光樹と同じほどであろうか、発育も同程度である
服はとりあえず破れてはいないが、上下にきっちりと分断され
へこんだお腹が丸見えになっていて、
胸と尻はそれぞれトレーナーとGパンを押し上げていた
公恵「ハハ、どうなってんのかぁ、コレ」
完全にプールからあがって統伎達と合流した公恵、
自身の変化に驚いてるようだが、それを喜んでいるフシも少し見える
はにかみながら下(の視界を遮る胸)を見ている辺り特に しかし・・・
-
光樹「公恵さん!?」 有葉「これは、一体?・・・」 統伎「こ、こうえぇ!」
公恵「?」皆の反応に今度は何事なのかと自分の体を見返す公恵
今回も体が大きくなっていた 横に
公恵「ウエッ!」 まずたわわに成長していた胸が、トレーナーを破り
さらに巨大になった姿を露わにした
尻は胸程ではないがそれでもGパンをはち切れさせんとばかりの巨尻である
それを支える二本の足は先ほどまで細長く美しさを醸し出していたが、
今度は安定感を醸し出す太ましさを備えていた
成長に伴いすっきりとした顔立ちになっていたが、
それも実年齢と同じ幼さを臭わせるふんわり、ぷにぷにな柔らかい丸顔になっていた
しかし、一番の大きな変化を遂げたのはお腹だった
成長前から年齢の割にはへこんでいて、更に縦に伸び、後ろにへこんだ
そのウエストは面影も無い丸々とした太鼓腹となってしまった
大きさ自体は胸と尻の方が大きいが、存在感は中心で呼吸の度にかすかに震えてる
お腹に大きく水をあけられてしまっている・・・
公恵はまるで蜂蜜を食べ過ぎた黄色い熊の様な肥満体になってしまった
可愛らしいと言える顔つきとある意味安定しているとも言える体つきは
何ともアンバランスであった
牛坂家 空手の大手流派で良い意味での柔軟性と自由を重視した指導を行っている
牛坂公恵(うしざか こうえ) 13歳(→20歳) 統伎の妹でイタズラ好き
やや体が弱くイタズラはそのことへのコンプレックスの裏返しでもある
名前の由来は神戸牛
(こうべ・ぎゅう→ぎゅう・こうべ→うしざか・こうえ)
145,3cm 35kg 60・51・54 成長前
→168.4cm 53kg 86・56・84 成長後
→79kg 98・89・93 肥満化後
-
あれから数時間ほど経過し、四人はまだ地下に居た
公恵「お兄ちゃん、モウ疲れたよーーーー」
統伎「そりゃ疲れるよ・・・」 公恵「いや!私が太ったのはお兄ちゃんのせいじゃないから! カベもあっさり止まったから走る必要じゃんとか思ってないから!
悪かったのは 運!そうホシの巡り合わせがたまたま
統伎「光樹さん抱えて歩いてたらそりゃ疲れもするさ!!」
統伎の言う通り公恵は光樹をお姫様抱っこで抱えていた
自分の成長・肥満化した分と光樹の体重の分を合わせたら総重量の増加分は
100kg近いのである、それを抱えて歩いてたら数分でも疲れ果ててしまうはずだ
しかし、公恵はあれから数分で体重の倍化を感じさせない足取りを見せ、
光樹を抱いて一時間ほど歩いていた
光樹「・・・統伎さんの言うとおりだよぉ・・公恵ちゃん」
抱えられてた光樹はお腹と二の腕の感触がよっぽどきついのか
赤面して公恵にため口をきいてる
有葉「光樹さん、我慢してください 貴方の体力を温存させ
かつ公恵にあえて負担をかけ体を慣らしておくという備えなのですから」
光樹「ですけどぉ・・・」 とここで公恵の太鼓腹が大きな音を立てる
有葉「まぁ、無理もないでしょう、昼食からもう何時間もたってますし」
公恵「ウーン・・・でもこんなところに食べ物なんて」
統伎「なぁ、あれってなにかのドアじゃないか?」
統伎が指さした先にはドアがあった、それも一般的なつくりの
統伎「俺が先いって様子を見てくる」駆け出す統伎
光樹「あっ!私も行きます」光樹は素早く公恵から逃げ出した
公恵は残念そうだが、有葉に支えられながらゆっくりと歩いていく
統伎「冷蔵庫!?」光樹「こんなところにあるなんて」
有葉「どうも、電気は通ってるみたいですね」
公恵「つまり、人が通ってる、デグチが近いかもしれないってこと?」
統伎「まぁ、人がいるって可能性は高いよな」
公恵「それに張り紙してるよ、『お金を払えば中の物を食べて構いません」って」
公恵の言うとおり、中の物の値段と種類と注意書きが書かれた張り紙がされていた
光樹「ええっ!」 有葉「わざわざ張り紙してある以上、嘘とは思えません」
「それに値段も少々割高なあたりがかえって信用できます」
統伎「さて、ここは・・・・」
-
光樹「さて、行きますか」公恵「じゃぁ、光樹さん」
公恵から逃げ出すかの様に光樹は駆け出した 公恵「アァン・・・」
統伎はやや呆れつつも、後ろからついていた、有葉を肩車しながら
結局あそこは冷蔵庫の中身を少々頂いた
まず統伎が少し毒味した後、異常は無かったので
公恵は腹一杯、光樹は腹八分、有葉は小腹を満たすまでもらい
2〜3回の食事分を持っていき、上に上がったのだった
統伎「しかし、店の地下ということは束井麻さんの物だろうし、
貰って良かったのかなぁ」 有葉「ちゃんとお金は払ったのです」
「それに束井麻さんなら事情を話せば納得してくれるでしょう」
公恵「・・・ホントウの束井麻のおじさんならそうだろうけど」
公恵の呟きは頭上の有葉のバランスを保つことに気を取られていた統伎には、
聞こえてなかった
統伎(まったく今度は俺が肩車しなければならんとは、まぁ母さんで良かったよ)
公恵は勿論のこと、光樹でも耐えられなかったであろう
重さではなく、感触と言った面で
その点、母は年齢相応の感触と年齢の割には引き締まっている体であり、
抱えるにはピッタリなのだ
そう今感じてる柔らかさとは無縁の !!
統伎「うわぁっ!?」 突然の感触に足を滑らせ統伎は有葉を放り投げてしまう
有葉「統伎!貴方、公恵は悪くないといったとは言え
同じ過ちを繰り返し !」 ここで有葉は自分の体の変化に気付く
筋張った中年の体は柔らかい若い肉感的な体に変わっていた
胸や尻の大きさ自体はそれほど変わっておらいないが、
厚手の服の上からでも段違いの張りと柔らかさを見せていた
有葉「・・・これは」 ハンドバックからコンパクトを取り出し
そこに映る若々しい顔に驚く有葉
有葉「公恵と同じ・・・となれば次は・・!」
-
そう言った数秒後有葉の体は更に肉感を増し
つまり肥満化を始めていた
まずウエストが膨らみ、スーツの中心を破り、
かねないところまで大きくなったところで膨張が止まる、
しかしバストとヒップはそういかず、
胸が第二ボタンを弾き飛ばしスーツを大きく開き
深い谷間とブラジャーが食い込んでる左右の姿を露わにする
ズボンを引き裂きパンツも破って
形自体は良いお尻が丸見えになってしまっている
顔は輪郭はそれ程変わってないが顎はくっきりとした二重顎が形成している
肥満化を遂げた体全体を顧みてみると、まるで牧場の良質な羊の様で
整っているとは辛うじて言えるが、とても肉感的で若さとみずみずしさに溢れ
悪く言えばいやらしい体になってしまったのであった
牛坂 有葉(うしざか あるは) 46歳→23歳 統伎達の母
厳格だが優しさも併せ持っており、
使用人である光樹にも子供達と対等に扱っている
名前の由来は牡牛座の最輝星アルデバラン
(牡牛座・アルデバラン→うしざか・あるは)
162.7cm 51kg 若返り前
→ 56kg 86・61・83 若返り後
→84kg 94・70・96 肥満化後
-
その頃統伎達の十数キロ程上穴のそばに束井麻が居た、その表情は死角となって伺えない、そこに統伎に似た背格好ながらもその顔立ちは公恵によく似た少年が入ってきた
束井麻「統伎クン!?・・・・・出て、これたのか・・・」
玄和「束井麻さんボクっす!玄和っす!」
束井麻「・・・・あぁ 玄和 さんか」
「すまない 私にも、よく分からない 」
「どうして この様なことになってしまったのか」
玄和「母さん、兄ちゃん、公恵、光樹さん・・・」
心配の感情をありありと見せ、穴をのぞき込む玄和
その背中に急激な衝撃が走り何の抵抗もできず穴に落ち込んでしまう
地上には姿勢からしてこけたと思われる束井麻が残された
束井麻「玄和、クン 公恵チャンや有葉サンと一緒に無事にいてくれよ」
「統伎クンを絶望させるために」
次回予告 束井麻 変化と肥満化を遂げてしまった公恵チャンと有葉さん
しかしそれ以上に深刻だったのは統伎クンだった
合流した玄和クン、それに光樹さんも・・・
次回 変える重さと変わらぬ重さ
「さて、調理の仕上げだ」
-
今回はここまでです
次回のターゲットは予告でも言ったように(笑)
光樹ちゃんとラストに出てきた玄和くんです
(つまり、次回は性転換描写有り)
次回は来週の日曜までには投下できる様にします
前回のSSの感想に「性転換とは考えつかなかった」(意訳)とのコメントが
ありましたが、あれは性転換はおまけで太らせたかったキャラ(=書きたかったキャラ)が
TSFキャラのリコだったわけです
ともかく楽しんでくれた人がいてくれてなによりでした
-
乙でした!続きが楽しみです。
私も短いですが続きを投稿します。
「や、止めてください!」
高槻が痛みをこらえ、見上げると、
宇津木が、コーラの2リットルのペットボトルを手に持って立っていた。
彼女の細い脚が震えている。
「何だ、テメェは?」金髪が凄む。
「か、彼女の――友達です!」
宇津木は勇気を振り絞り、金髪と対峙した。
「へぇ…こいつの友達ね。へへ…なかなかかわいいな。あんたが俺とデートしてくれるなら、こいつは許してやってもいいぜ」
金髪は口元を歪ませて宇津木に近づいて行った。
宇津木はしていることを自分でも理解できなかった。
暴行を受けている高槻さんを見て、ほとんど無意識のうちに声をあげていたのだ。
「(なんで私こんなことしているんだろ…)」
以前の自分なら考えられない勇敢さ。
「(高槻さん…に叱られたおかげかな…)」
今まで土壇場で弱く、そのため逃げ癖がついていた彼女である。
しかし、その悪癖のせいで今まで多くの人に迷惑をかけてきたようにも思う。
高槻に初めて面と向かって叱られたせいで、その弱点を克服したくもなった。
ペットボトルを剣のように構えた。キャップを剣の柄のように握る。
宇津木の体に触ろうと金髪が伸ばした手をいなすようにかわし、しっかりと構えてから、がら空きの胴をペットボトルで突いた。
鳩尾のあたりだ。
「あがっ…!」
喘ぎながら金髪が膝をついた。
「こ、このやろう…」
金髪が起き上がろうとした時、騒ぎを聞きつけて警官がやってきた。誰かが通報したのだろう。
「お前たち、何をしている!」
補導される金髪に構わず、宇津木は高槻を助け起こした。
「だ、大丈夫ですか!?」
その後、宇津木達は金髪と一緒に近くの交番に連れていかれ、事情聴取を受けた。
金髪はこってりと絞られたようでかなり萎れていた。
暴行事件として立件されそうになったが、当の高槻が固辞したため、傷の手当てを受けただけで警察署を出た。
すっかり日は落ちている。二人は並んで帰っている。
「本当に大丈夫ですか? 怪我とかは…?」
宇津木が心配そうに尋ねると、高槻はお腹をさすって少し笑った。
「うん、幸い、厚い脂肪で守られていたお腹を蹴られたからほとんどダメージはないし…」
「すみません、買い物が台無しになっちゃいましたね」
「本当にね。でも、あんた、意外と勇気あるのね。見直したわ。臆病者なんて呼んで悪かったわね」
そう言って、高槻はグローブのような手で宇津木の頭を軽く撫でた。
「あ、ありがとうございます!」
宇津木ははにかんだ。
頭上には綺麗な満月が光っていた。
つづく
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547さん、334さん乙です!
29の日ですので毎度の駄文を
ttp://www1.axfc.net/uploader/so/2847985.zip
パス:himanka
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棒の人さん毎月投下乙です
こちらも続きを投下します
今回の注意点は「今回でも完結しない」
「肥満化対象は男(TSF描写有り)」
「二次創作だが対象はオリキャラ(というか元作品自体今ようやく明らかになります)」
「再会と再体験」
四人は上ではなく下に進んでいた
それと言うのもあの後すぐに行き止まりになっていて
冷蔵庫の部屋に別の出口があったという光樹の記憶を頼りに戻ってみたところ
その通り来た道とは別の下への道に続いていたので
今度はそちらを進んでいたのだった
光樹「統伎さん、ここらで一息つきませんか」統伎「・・・」
公恵「そ、ソウダヨ、あたしもうくたくたで・・・」 統伎「・・・」
有葉「統伎」 統伎「・・・・・」
変貌を遂げてしまった有葉だったがしかし心情面での影響はあまり見られなかった
肉体面でも移動が辛そうだがそれでも光樹についてこれている
それよりも問題なのは統伎の方だった
あれから一言も口を効かないででうつむいたままで、いや今口を開いた
統伎「ちくしょう!!俺のせいでこんなことに!!」
公恵「いや!違うよ!さっきも言ったけどアレは・・・」
有葉「そうです、貴方も光樹さんも公恵も食べたのにこうなったのが私だけなのは
運かそれともこの状況を仕組んだ者の・・・」しかし統伎は全く耳をかさず苛立ちのままに走り出す
その全力疾走は公恵、有葉はもちろんのこと光樹も追いつけずあっという間に統伎の姿は見えなくなってしまう
だが、統伎が姿を消した方から玄和が姿を見せた
-
玄和「光樹さんじゃないすっか!」 光樹「玄和さん!」
あの時落とされた玄和はその体力にまかせてここまで進んできたのだった
玄和「兄ちゃん一体どうしちまったんすか・・・」
光樹「えっ、統伎さんに会ったんですか」
玄和「何かすごく怒ってて・・会うなり「お前なら俺の代わりには十分過ぎるだろ!」
って言ってそのまま行っちゃったんすよ・・・」
公恵「お兄ちゃん・・・」 有葉「統伎・・・」
玄和「え、アナタ達は?」 光樹「いや、実は」
公恵「 コヤの鍵の隠し場所は?」 玄和「 裏庭の樅の木のてっぺん!・・・って」
「それを知ってってことは、公恵なのか!?」
玄和は変わった妹に驚く、その次は有葉の見せる怒りの気にあてられ怯んだ
有葉「あれは貴方達の仕業だったのですね!」 玄和「!この怒り方は、母さん!?」
光樹から簡単な説明を受け理解は出来た玄和、しかし納得は出来てない様だ
玄和「それで兄ちゃんもあんなに怒ってたんすか・・・」
「オレに自分の代わりが出来るって言って・・・」
公恵「お兄ちゃんそのことを・・・」
光樹「?、どういうことですか」
有葉「今は放っておきましょう、さすがにしばらくすれば頭も冷えるでしょうし」
玄和「じゃぁひとまず休憩しようよ、オレが来た方に少し開いたとこがあったんだ」
「・・・あと、服もちらっと見えた・・・」 公恵「アッ・・・」
ここで自分の乳房が半ば露わになってることに気付き太い腕で隠す公恵だった
統伎は座り込んでいた、あれからまっすぐ暴走していたが
行き止まり(玄和が落ちた場所)にあたってしまい止まらざるを得なかったのだった
統伎「・・・ちくしょう!何が『俺の代わりになれる』だ!」
苛立ちのまま振り回した右拳が壁を砕く
統伎「アイツがそういうことを嫌がってること位知ってるってのに・・・!」
玄和は中学1年生の13歳ながら自分に迫る体格と身体能力を有する
しかし、その内面は紛れもなく13歳の子供だ
(光樹が牛坂家に勤めるよりも)以前学校で体のことを同級生達に悪くからかわれて
数日間だが不登校になったこともあった
あの時は心配で仕方なかったが後になって考えると少しだが、
からかわれたぐらいで何をやっているのかとも思うようになった
だが自分が似た状況に陥ってやっと気付く
外からではどんなに小さく見える問題でも本人にとってはとてつもなく大きい問題だと
統伎「・・・もどらないとな・・・」ともかくここにいても仕方が無い
謝るなり脱出させるなりにしてもまずは玄和、それと公恵達と合流しなくてはならない
-
今度は元来た道を上がっていた統伎だったが、数十メートル程先に
玄和と有葉達の姿を見かけ、つい止まってしまう
統伎(母さん達と合流したか、ってあのカッコウは・・・)
(メイド服じゃねぇか!!なぜに!)
今 光樹、有葉、公恵の三人は巨大なシックな造りのメイド服を着ていた
『なぜに』と言われたがそのワケは・・・
有葉「まさか、着れる服がこれしかなかったとは・・・」
公恵「まぁあのままよりかはマシでしょ、ソレに今の母さんに似合ってるよ」
「・・・でも光樹さんは着ちゃだめでしょう・・・」
光樹「いや、だって私もいつ太っちゃうか分かりませんし」
今の四人の様子には余裕が見え、少なくとも統伎への怒りは見られない
統伎(よし・・) 出て行こうと一歩踏み出す統伎 足音が微かに響いた、
そして子供としての敏感さと大人のそれを凌ぐ聴覚を持つ玄和は
その音を聞き逃さなかった 玄和「兄ちゃん!」
玄和の全力疾走は統伎に反応する間も与えずその距離を縮める
しかし優れた感覚も使われなければ意味がない
少し注意すればあそこからでも見えたであろう出っ張りに足をすくわれ
地面に顔面を突っ込ませてしまう
統伎「玄和!?」 玄和「 うん、大丈夫」統伎の叫びにすぐさま返事を返すその様は
無傷以外のなにものでもないと統伎と光樹達を安堵させた
公恵「全く転ぶのはお兄ちゃんだけでいいってのに」
玄和「はは、兄ちゃんに代わりになれって言われたからね、ん?」
と、玄和が自分の顔に返ってくる床の感触に違和感を抱いた
少しまさぐってみると、どうもそこに小さなスキマがある様だが・・
統伎「!! 玄和!無闇に動かすな!」玄和の動きに気付いた統伎が叫ぶ
しかし優れた感覚も活かせなければ意味がない
玄和の耳は統伎の声をすぐさま拾ったのだが、頭がその対応を考えつくまで、約42秒を要した
そしてその41、91秒前には玄和の手が床を動かしてしまっていた
玄和「うわっ!?」 そこから黒煙が吹き出し玄和の体を後ろへ吹き飛ばした
-
統伎「!!」 光樹「!?」 公恵「??」 有葉「!玄和!」
ここで事態を理解し、行動できたのは熟年者としての精神と
若者としての肉体を持つ有葉だった
宙を飛ぶ玄和は自分のすぐ後ろに落ちると気付き少し下がり玄和の体を受け止めた
有葉「よし !」 が、どうしたのかここで僅かながら姿勢を崩してしまう有葉
70kg越しの巨体はその僅かな変化から大きな遠心力を生じさせ
足の隙間が微かになるほど太くなってしまった足はそれに耐えきれず、
結果有葉は二人の息子と同じ過ちを犯してしまう そうコケてしまった
ぴたーーっん たっぷりと肉の付いた背中は床との衝突で擬音ではこう表現する様な
軽快な音を立てる 公恵「お母さん!クロワッ!」 しかし公恵はそれを笑えなかった
転んだ母への心配もあったが吹き飛んだ玄和への心配が大きかった
光樹「玄和くん!有葉さん大丈ですか!?」 動転した心とメイドという立場から有葉にも声をかけたが背中から転び頭も打ってないから大丈夫だと理解していた
問題は玄和だ、吹き飛ばされこそしたが有葉が落下を防いでいる
しかし問題はそこではない
統伎「そんな・・・玄和まで・・・玄和もあんな目にぃっ・・・!」
玄和「はは、ボクも母さんや公恵と同じ目にあっちゃったか」
しっかりと意識を取り戻した玄和、笑ってるのは自分の変化に開き直ってるからである
玄和は小さくなっていた、有葉と同じように若返った とは言えない
今の背丈は同年代の少年の平均身長をやや下回るぐらいだ
面識のない人に変化前と変化後を見比べどちらが変化してしまった方かと言うと
大半が変化前を選んでしまうのではないだろうか
有葉「玄和・・・」 公恵「クロワァ・・・・」 この二人はまだ心配している
なにせまだ終わってないことを身をもって知っているから
統伎はそのことを知っていたからこそ、動けずにいて
光樹は知ってて目を反らしている 何せ今異性の少年が服を着れていないのだから
玄和「さて着替えないとね」 と持ち込んでいたスーツケースから
服一式を取り出す 女物の
公恵「それ私のじゃん!それを着てイイとは言ってないから!」
有葉「それ を? どういことですか? 公恵」
墓穴を掘る公恵とそれを見つける有葉
どうやらいつもと同じように振る舞えるほどに落ち着いたようだ
玄和「そのカラダ見た時は無駄になるかと思ったけどやっぱり持ってきてよかった・・・
のかなぁ?」 そうほざきつつ、まとわりつくブレザーを脱ぎ捨てる
露わになった上体には胸があった 背丈に比べ大きめに膨らんだ乳房が
-
と、その胸が更に膨らむ 体全体と共に
短くなっていた首は顎と首元の膨張により更に短くなり
というか首が消えてしまった、頭と体を繋ぐのはたっぷたぷに膨れた顎だ
その下の腕は長さ、太さ共に公恵らには及ばないが立派な丸太腕だ
しかしやはり短い、もう少し胴体が膨らめば埋もれだしかねない
さて(肥満化)前から大きかった胸はどうなったのかというと
やはり大きい、光樹のそれを凌いでいるかもしれない
その巨乳は若さ故に立派な張りときれいな形を保ち、
幼さ故にお腹に乗っかっていた
胸が乗っかるのだ お腹はそれ以上である
パンパンに前に張りドンっと胸下から下っ腹に上下に広いその太鼓腹は、
大人に張り合う子供
その微笑ましい面の象徴と言えるだろう
「ひゃっ!」 変異に順応しきってない神経では更なる変異に反応できず
玄和はズボンだったものとパンツだったものに足をすべらせる
性別をはっきりと示す巨大なバレーボールの様なお尻と
運動量を示す太ましく脂の乗った給食鍋の様な二本の足が見えた
ぴたっん 「ほっ!」 外側(見た目)は変化しても内側(運動能力)は変化しないのか
玄和はたぷんと肉の乗った背中の反動を活かしもとの姿勢に戻る
しかしそれにより生じた圧力が更なる変化を招いた
座り込んだことによりお腹の肉が変形し、
へそから上、へそから下、下っ腹といった具合に三分割され
太鼓腹は三段腹へと変形したのだった
公恵「 ハイ、これ」 ここで玄和に手渡されたのは公恵らと同じメイド服、
それも玄和の体格に合わせたサイズの
-
有葉「はやく着替えなさい」 玄和「う、うん 分かった」
玄和は着替えだすが、なかなか出来ない
メイド服の着方ではないがその発育した体の動かし方が良く分からない様だ
今も落ちた上着を拾おうとしているが大きなお腹のせいで手が届かなかったりしてる
その様を有葉はかすかな笑みで、公恵は大きな笑みを浮かべ見守っている
玄和「ふぅーー、やっと着れたよ」
玄和がその体を(ほぼ)メイド服の中に納めたところで
全体を見返してみよう
低い背丈に満遍なく脂肪を付けたその体は発育が良いと言うよりも肥満している
子供が大人になりたくてよく食べよく動いた結果横に大きくなってしまった
そんな微笑ましい面の象徴と言うのがやはりふさわしい
それを裏付けるかの様に頭 顔は(転換)前からほどんど大きくなって
肉が付いていなくて大きな体の上でちょこんと可愛らしいままで乗ってましたとさ
牛坂玄和(うしざか くろわ) 13歳
統伎の弟で公恵の双子の兄
身体能力に恵まれているが本人はその体格にコンプレックスを抱いてる
その為、自分とは対照的な公恵と仲が良い
名前の由来は黒毛和牛
(くろげわぎゅう→ぎゅう・くろげわ→うしざか・くろわ)
165cm 67kg 転換前
→146cm 36kg 75・60・67 転換後
→147cm 67kg 92・101・88 肥満化後
-
束井麻「やれやれようやく下ごしらえが済みましたか」
統伎「!!!」 その声を聞き取れたのは統伎だけだった
これは大人並みの注意力と大人を上回る聴力によるもの では無い
池の上では底は見えない しかし池に潜ると底は見やすくなる そういう訳だ
統伎「つかいまさん・・・逃げてください!」「ここは罠が、仕掛けがた、たくさんあつて」「みんな、みんなあんな目に」「だから、早く!!」「光樹さんと公恵と玄和と母さんをつれへ逃げてください!!」 統伎は完全に安定を失っていた
束井麻「ええ、もう少ししたら3人は地上へ返してあげます」
統伎「ほ、おねがいしますぅ!」束井麻「キミが絶望した後にね」
有葉 公恵 玄和「!?」光樹「束井麻さん、何言ってるんですか」
「それに地上への帰り道分かってるのならどうして・・・?」
束井麻「帰り道位知っている、何せこの迷宮は俺が作ったのだからな」
束井麻「それに俺は束井麻雨夫ではない」
束井麻「ヤツはとっくに死んだよ」 ここで束井麻の姿が、外皮が砕け散り
クッキーの様な濃淡な茶褐色の色をした、
人を象った人形を象ったかの様な怪人の姿を露わにする
クッキーマン「俺というファントムを最後の作品として残してな」
絶句する光樹達、統伎もまた絶句していた 束井麻が死んだという事実に
クッキーマン「さていい具合に素材が絶望してきた所で、最後の仕上げといくか」
クッキーマンが軽く統伎を持ち上げ後ろへ去っていった
光樹達はすぐに後を追うが・・・・!
今回はここまでです リアルでのミスのせいで時間がとれなかったのと
書いてる内に無計画に書きたいものをつけたした性で続くことになりました
次回、次回こそ完結させますので来週の日曜日までお待ち下さい
-
>>50
毎月本当に乙です
特に美貌換金屋、因果応報とはいえ不思議なくらいに読後感がよくて面白かったw
>>57
こちらも乙です
着実に話が進行していて嬉しい
-
小説お疲れ様です、久しぶりにぽっちゃりさん投稿。
4月に間に合ってよかった。
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1540_1.jpg
-
ようやく完結です
今回の注意点
「仮面ライダーヴィザードの二次創作」(ただし原作キャラはヴィザードとビーストのみ)の1点です
「変える重さ 変わらぬ重さ」
束井麻はファントム・クッキーマンという正体を現し統伎を連れ去ってしまう
光樹達はすぐに後を追うが・・・
光樹「待てぇぇ!!」全力で走る光樹
しかしその走りは統伎や変化前の玄和のそれに比べ明らかに遅い、別段理由は無い
ただ光樹が手と口は早いが頭の回転と足が遅いというだけである
公恵「お兄ちゃん、イマ行くよ!」 全力で走る公恵
「・・・光樹さんが・・・」 しかし成長により体力は格段に上がったが
肥満化により重量も上がってしまい元々体を動かすのが下手だったこともあり、
その走りは光樹よりも遅い
有葉「統伎・・無事でいてください!」 全力で走る有葉
こちらは元から体力があり、それが若返りによって更に増したこともあり
光樹よりかは早かった、しかしそれでも全力疾走は増した体重がもろに負担になるため
もう息が切れかかっている
玄和「兄ちゃ ぽてんっ! 助けに ぷてんっ! 行き ぼぽんっ!」
玄和は全力で走れなかった 転換、肥満化を経ても体力こそ変わらなかったが、
肥満化による悪影響をもろに被っていた
それは単純な体重の増加ではなく、短くなった手足と体についてしまった脂肪である
一蹴り、一蹴りで進む距離は大きいが、足をつまずかせ転び、立ち上がりまた進むも
足がお腹に引っかかりまた転び、立ち上がるも胸とお腹のせいで見えない地面の出っ張りに足をすくわれまたまた転び その繰り返しだった
クッキーマン「そおら!」 クッキーマンが統伎を放り投げた
統伎は抵抗1つせず慣性の法則に従いそのまま白い湖に落ちた
クッキーマン「ははは、溺死への恐怖を最後のエッセンスとし、
ファントムという一品をしあ 玄和「兄ちゃーーーーっん!!」ばよぉぉん!
成功を確信していたクッキーマンは玄和の体当たりを足下に直撃させバランスを崩す
公恵「ヤァァァッ!蹄跡蹴り!」 クッキーマン「!ただの人間が!」
しかし続く公恵には反応できた
蹄跡蹴り・・・牛坂流の蹴り技、狙いは頭
束井麻の記憶から技の内容を知り頭を右手でカバーする
ドカッン! 直撃した 公恵の大きな尻によるぶちましがクッキーマンの鳩尾に
公恵「ア、あれっ?」 クッキーマン「な、なぜ・・・」
単に公恵には蹄跡蹴りは難易度が高すぎただけである
有葉「はっ!蹄跡蹴り!」クッキーマン「グバァ!!」
その隙に有葉による正真正銘の蹄跡蹴りを受けてしまう
そのまま三人の全体重をかけられ動きが鈍ったところに
光樹「メイドキック!」クッキーマン「グッギィィ!!」
ビリだった光樹の長い足による飛び回しつま先蹴りを受け完全に転倒し
そのまま四人の下敷きになってしまう
長い割に遅い足だが長い分こういう使い方もあるということか
光樹「統伎さん!」有葉「あれを使いましょう光樹さん!」
-
有葉が指さしたのはすぐそばに落ちていた長いロープ、どれ位長いのかと言うと
その上の光指す地上まで余裕で届くほど長い
クッキーマンが行き来に使ってたのかどうかはどうでもいい、重要なのはこれで統伎を助けられるということだ
光樹「これを命綱にして私が飛び込みます」
「統伎さんをキャッチしたらロープを揺らすのでその時引き上げてください!」
有葉 公恵 玄和「!?」 メイドの提案に驚く主人達
光樹の言うことは分かる、それが統伎を助けられる唯一の方法だとも理解している
その結果光樹がどうなるかも・・・
有葉「光樹さん、主人として命令します 私たちの家族を救ってください」
光樹「私ができるのは掴むことだけです」「掬うのは頼みますよ!」
そう言うなり光樹はロープを千切りその切れ端を自分の左手首に
何重にも結び白い湖へ飛び込んだ
湖を満たすクリームをかきわけ、喰らいながら底へと沈んでいく
統伎「なにしに来たんだよぉ!」光樹「助けられての第一声がそれですか!」
統伎「だって・・・光樹さんまで、光樹さんまでぇ・・・」
今自分の左手を掴んでいる光樹の右手はもはやグロープの様だった
その付け根は、胴体 肩は胴体に付いた脂肪に埋もれている
お腹はもはやお腹の域を超え全身を覆い付くそうとし全身に広がっていたが
その中でもウエストの辺りは太鼓、御輿の上に担がれる複数で叩く大太鼓 すら
とっくに超越した巨大さである
お尻はお尻で体の一番下の座を足の裏から奪い底面積を今尚拡大させている
もはや、巨乳、爆乳をとっくに通り越した奇乳 今尚独立する部位であり
抵抗の少ないクリームの中で暴れるかの様に盛大に揺れている
腕と同様に脚は埋もれ、足がちょこんと突き出ているのみ
背中がお腹と同じ様に膨らんでいるのはまさに人体の構造の崩壊
手と足と胸そして輪郭を真ん丸にしつつも以前の構造を崩していない顔
それを除き全てが胴の中に埋もれていた
光樹の体型はもはや人間のものではない、1つの巨大なボールだ
『ダレノセイデコウナッタ?』 俺のせいだ
-
『コウエノミライガコワレタノハ?』
『アリハノツンデキタジカンガウバワレタノハ?』
『クロワガイモウトニナッテシマッタノハ?』
『サンニンヲフトラセタノハ?』
統伎「全部、オレだ」 ペガサス『そう、お前のせいだ』
統伎の内でその魔力が一つの形を得た
天馬に似た姿の美しい外観の怪人だが醜悪な本質は隠しきれない
ペガサス『もはやお前の罪は償いきれるものではない』
『せめて、新たな命を誕生させるための糧になるがいい』
統伎「オレなんて、オレなんて 死んでしまえばいいんだぁぁ!!」
光樹「このバカ息子!!」 バァチィィン!
光樹は統伎の頬を全力で張り飛ばした 白一色の湖底に朱い飛沫が飛び散った
光樹「なに死にたいとかぬかしてるのさ!」
「みんなアンタの為に頑張ってるのに!」
そう、湖の上では有葉達が光樹と統伎を引き上げる為に踏ん張っていた
なお、クッキーマンはその為の足場とされ身動きできずにいた
ペガサス『お前ぇ!人間の召使いの分際で主人であるファントムのこの私に手をあげるのかぁ!」その声は動揺する統伎の内を素通りするのみだった
統伎「でも、みんな あんな目に・・・」 光樹「どうも思ってないよ いや喜んでた」
統伎「え・・・?」
玄和と光樹達が合流し一息付いたときのことだった
サイズピッタリのメイド服を着た公恵と有葉
公恵「ふぅーこれでマトモに動けるね」
「・・・正直言ってアリガタイよ、この体」
有葉「何を言ってるのですか」
公恵「だって前は動くのが辛かったけど今はツカレルけど辛くない」
「むしろ重い分、イノチの実感をより感じられる とまでは言わないけどね」
有葉「まったく何を言い出すかと思えば」
「そう言ってる内はまだまだ私の気も抜けません」
「その点では私もこの変化は有りがたいです」
「重量も増したのも安定感といった意味で良いですし」
玄和「はは、オレはゴメンっすよ」
「いや、やっぱり出来るなら小さくなりたい」
「後、動けなくなる程太って、母さんにおんぶして・・・」
「ってのは、だめっすよね、光樹さん」 光樹「え、そ、そうですね」
光樹「それにしてもメイドがメイド服に合ってないってのはどうですかね?」
有葉「仕様が無いでしょう 貴方の身への有事にも備えておくべきです」
「むしろ私達がどうでしょうか」「まさか着れる服がこれだけしかなかったとは・・
-
光樹「みんな変わった自分を受け入れて、変えた重さを少し喜んでました」
クリームを食い進みながら、息継ぎ代わりに言葉を放つ光樹
その様はともかく、表情は真剣そのものだ
光樹「だから、あなたに罪なんてない」
「命の重さは変わらない!」
統伎「」 今、命のために懸命に食い進む光樹の姿は醜いだろうか
いや、醜くなんてない 太く短くなりクリームを押しのけかきこむ手も
埋もれながらも少しでも前へ進むためにパタパタと動いている足も
ボンネットの様に突き出て大きくなったお腹も、
そのお腹よりも突き出て甚大な存在感と質量を誇る胸も、醜くなんてない
そして原型と輪郭を保った綺麗な顔、その瞳に映るのは自分
皆に愛されたった一つの重い命を持つ自分ーーーー!
統伎はすぐさま手を伸ばし光樹の右手を取った
光樹は左手首のロープと体全体の脂肪を揺らした そして
公恵「よし、キタァ!」公恵の変わったことで得られた力が
有葉「いま、引き上げます!」有葉の変わったことで増した力が
玄和「ここが力の使い所!!」玄和の変わっても衰えぬ力が一つになって
光樹と統伎を白い湖から引き上げた、
-
・・・・・いや勢い余って空へ打ち上げた
力を一気に出した三人は追えず光樹の巨体は地面に叩き付けられ
なかった 光樹「統伎、さん・・・」 統伎がその両手で光樹を受け止つつ
両足で地面へ着地していた しかし数秒の間を経てす早く、それでも丁寧に光樹を
地面に下ろした 光樹「・・・おもかったでしょ?」
光樹は顔を赤くし全身の肉を震わせている
統伎「なぁに、君が皆が救ってくれた俺の命の重さと比べたら・・・」
「全然重くなかったさ!」 統伎の言葉に光樹は顔の赤さと体の肉の振動の頻度を
更に増したのであった
クッキーマン「いい気になるな!この豚人間共!」
ここで光樹という最大の重しから逃れたクッキーマンが怒りと力に任せて三人を
吹き飛ばす、玄和は例によって脂肪をクッションとし着地、有葉は危なげなく着地し、
公恵は上手く着地できずここにきてコケてしまうがダメージはなさそうだ
クッキーマン「こうなったら、貴様ら肉塊どもを真の肉塊にしたてあげ
素材のゲートは死なない程度に殺して傷みという調味料でしあげ
おいおい、調味料ぶちまけとかパティシエのやることじゃねーだろ
クッキーマン「!」 お前がそれを言うかマヨネーズ
いや、マヨネーズは調和のとれた料理にさらなる調和をもたら
んなわけねーだろまぁ確実な事が一つ
クッキーマン「何だ!!」 クッキーマンの問いへ答えが返ってきた
ショータイム
ウィザード「お前に 見せ場 はないってことだ!!」
迷宮の天井をぶち破り陽の光と共に、ヴィザードハリケーンドラゴンが
ドラゴウイングで大回転しつつ飛び込んできた
クッキーマン「グキィッ!?」 クッキーマンは大慌てで跳躍しドラゴンスパイラルから逃れようとする、ヴィザードはクッキーマンをとらえることなく離れた大地へ降り立つ
クッキーマンは余裕を見せつけるかのごとく全力で嘲笑する
クッキーマン「く、ははは!鳴り物入りで登場した割にはこの様か!
指輪の魔法使い!」 しかしそこに迫るは ビースト クッキーマン「古の魔法使い!?」
ビースト「・・・さぁ!デザートだ!」
ビーストのキックストライクは跳躍し無防備となったクッキーマンを撃った
クッキーマン「グゥギッィィィッ!!」 爆散したクッキーマンから金色の塊が浮かび
ビーストのバックルに吸い込まれたがヴィザードはそれを見てない
見てるのは降りた近くの4人の真ん丸に太った少女乙女、そして1人の少年である
-
統伎(あれから俺達は魔法使いに地上に戻してもらったらしい)
(らしいってのはあの直後オレは眠りこけてしまったからだ)
(母さんと公恵と玄和はその魔法使いに元に戻してもらえることが出来んだがが・・・)
有葉「申し出は有りがたいですが、「自分で出来ることは、精一杯取り組む
出来ないことは素直に他人に助けてもらう」が牛坂家の家訓です」
「自力で体型を戻した上で貴方の魔法で変異を打ち消して下さい」
(母さんは 「原 亜吏羽」という偽名で身分を隠しレストランのバイトになった)
(しかし残飯処理、つまり余った料理も素直に食べているので痩せられるのかなぁ・・)
公恵「はい、私ももう少しこの変化と付き合っていたいんです」
「この大きなカラダ、もうスコシ楽しませてください!」
(公恵は母さん達の判断で素直に事情を説明した上で元の学校に引き続き通っている)
(楽しいのか運動には積極的だが、その分食事量が多かったりする・・・)
玄和「ここでの経験があれば元の自分にも向き合える」 「そう思えるんっす」
(玄和も学校に通うことになったが流石に前とは違う所に一時転校することになった)
(あの体型にも慣れもう転んだりしていない)
(自分から転がったりはたまにしてるが)
(坂道を転ったお陰であそこで一番早く駆けつけられたりしてるしオレとしては構わない)
光樹「統伎さん、お米持ってきました」 統伎「ああ、こっちに置いて下さい」
(光樹さんは素直に魔法使いの治療を受けた)
-
統伎の脇に米俵が置かれる、持ってきた光樹の腕はバット程に太くしっかりしている
その付け根の肩はくっきりとした、柔らかい丸い輪郭である
前に着てたハーフベストと同デザイン、大サイズの上着の上からでも
背中がふっくらとした柔らかいものだと分かる
胸、より巨大になった地球儀大のそれが上着の前チャックを閉めることを許さず
新たに着だしたグレーのアンダーシャツを押し上げ、ことある毎に上下に揺れる
その下のウエストは見るも無残、とは言えない
くびれは消えポコンと張り出してるがドゴンと張り出した胸のお陰で余り目立たない
いや、一応の存在感を出しているお腹のお陰でその上の胸の存在感が、
より増しているとも言える
元から大きかったが目立たなかったお尻は上着同等のサイズのミニスカートを押し上げる程になった大きさは勿論、覆われていない隙間を埋める程になった二本の太ももという比較対象を得たこともあり人目を引くある意味魅惑的な美巨尻となった
そして顔は二重顎、一重瞼にはなってないが、たっぷりと肉が付いた丸顔である
丸く膨れた頬とたぷんとした顎が元々の人懐っこさをより増していた
統伎(治療は受けたが、魔力によって十倍になったクリームのカロリーの分は戻せるが
食べたクリーム元々のカロリーの分は戻せないという理由で完全には痩せてない)
(あと、あの時のビンタを理由に辞職を求めていたが当然却下された)
(というかオレが却下した)
統伎「さてと、晩ご飯の調理にとりかかるか」 ぐぎゅうーーー
調理開始のアラームという訳ではないが、光樹のお腹から大きな音が響く
統伎「はい、今日のまかない」 光樹「は、はい、いただきます・・」
備え付けてあった椅子に座った光樹へ焼き飯をよそおう統伎
あの時、大量のクリームを一気に食べた性で光樹の胃は巨大化し
一日に5回の食事を取らないと活動できない様になっている
はふはふと焼き飯をゆっくり食べる光樹を見て統伎は思う
(光樹さんの増した重さが変えたのは俺との距離)
(その重さが俺を引き付け、惹きつける)
(出来ることなら、その姿をいつまでも見ていつまでも仕えてほしい)
統伎「キミが俺にとっての最後にして最大の希望なんだから」
その呟きに答えたのか光樹の指にはめられた指輪、
治療の証であるヴィザードリンクがキラリと輝いた
-
クッキーマン/束井麻雨夫
迷宮を作り上げるその建築技術と行動力はともかく、
戦闘能力は最弱に近く大掛かりすぎる割には細部が穴だらけの作戦を立てるために
ほとんど上級ファントムには期待されてなかった
名前は操真晴人の反転から
操真(魔を操る)晴人(晴れ)→束井麻(使われる魔、使い魔)雨夫(雨)
仮面ライダーヴィザード/操真晴人
スレチなので紹介しない
仮面ライダービースト/仁藤攻介
スレチなので皆まで書かない
過龍光樹(すぐる みつき) 19歳
牛坂家に仕える家事手伝い、いわばメイド
特別な事情は持っていない優秀で可愛い普通の少女
165cm 54kg 90・58・84 肥満化前
→264kg 201・188・168 肥満化後
→75kg 110・81・104 治療後
牛坂統伎(うしざか とうぎ) 19歳
名前の由来は闘牛士(とうぎゅうし→うし・とうぎ→うしざか・とうぎ)
光樹への感情は恋愛感情ではありません
友情にして尊敬の思いです
-
第三作 これにて完結です
個人的には「特撮作品の敵キャラによるアニメ・漫画の女の子の肥満化」は、
他のSS作者にも使っていただきたいネタです
(そういう自分は「オリジナルキャラによるオリジナルキャラの肥満化」でしたが)
-
お、おう
-
>>49>>50
乙です
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→68 すみません 「使っていただきたい」は言い方が偉そうでした
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特撮作品の敵キャラによる肥満って・・・
肥満化能力のある敵なんてそんなにいたか?
それとも特撮風の話を書け、って話?
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そんなに突っかからんでも
こういうシチュ使っては?程度の話なんだし
戦隊で見たことある気がするけど、片手で足りるぐらいの数だろうなあ
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一番有名なのはカーレンジャーのスプレー使う敵かね
イエローとピンクがぶくぶく太ってくシーンは最高だったな
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N.Nネレンコって敵だったけ
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>>75
そうそうw
顔も演技頑張ってたなあww
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連投ですが書き上がったので投下します
今回は例の発言を払拭するためにも初の完全な一次創作です
「口は肥満化のもと?」
久地羽業子(くちは わざこ)が気付くとそこは自分達の学校の体育館だった
バレー用コートの端にいて向かいにはクラスメートの上岡 奏(うえおか そう)
スコアボードが置かれる辺りに校医の藍実佳也(あい みかや) がいる
「まず、今からお前達には規則破りの罰を受けてもらう」
「しかし、それを受けるのは一人、そうゲームの敗者だ」
「ゲームについてだは、まぁ言ってしまえば「口喧嘩」だ」
「制限時間内に言った言葉の数が少なかった方が敗者になる」
「そして敗者の罰は勝者との言葉の差によって決まる」
「勝者は晴れて無罪放免、ただしこのことを口外したらまた罰を受けることになるからな」
「それでは 3分後にゲームスタートだ」 藍は淡々と説明を始め淡々と説明を終えた
「ば、罰ぅ!?」衝撃の事実に驚きの声を上げる業子
無駄だと思っても言わずにはいられなかった
ただあれだけの違反でここまで怪しいことになるとは思いもしなかった
しかし「口喧嘩」とは・・・
(勝つことならラクショーだけど)ちらりと対戦相手である奏を見る
中学2年として低くもなく高くも無い背丈と整った肢体、綺麗な顔立ちをしているが
とても無口で無表情なためクラスではいつも一人でいる
声をあげた記憶すら一つもないのだ、口喧嘩なんて出来るはずがない
(勝ち方で罰が決まるならなるべく少ない差で勝っておく)
(それでこの場を納めてまた調べ 「あんた、何考えてるの」 !
ここで声をあげたのは奏、しかもその言葉にこもっているのは 憎悪
「いや、とりあえず僅差で勝ってこの場を納め 「勝って私に罰を与えて
自分だけ助かろうと考えてたのね、巻き込んだこの私に罰を与えて自分だけ助かろうと」
「あんたはいつだってそうだった」
「いや、それは「べらべらと喋って近づいていざって時に手のひらを返す」
「手のひらを返すなんて 「そうやって他人を傷つけても自分は悪くないと信じ切ってる」
「ち、ちが 「違わないさ、あんたの本性はドブネズミがごとき畜生!」
「ち、ちくしょ 「いや、それ以下のムシケラだ!!」
-
奏の罵詈騒言はそれからも続いた、問題にもならないはずの小さなことや
とっくに終わったはずのことを正確にそして脚色して業子の悪行に仕立て上げていく
業子は全く反論出来ずこれは夢だ、永い悪い夢だと信じ込みこらえようとするも
「10分経過、5分のハーフタイムを挟んで後半戦だが途中経過に応じて
ここでちょっとした変化を与える」
しかし藍のアナウンスとその直後の事態にこれが現実だと思い知らされる
業子は背丈は高めだが年相応にほっそりとした体をしている
それが急激に膨らみ出した
「これが敗者に与えられる罰、肥満化刑だ」
「聴神経が相手の声を認識した数と口から音声を発した数の差の分だけあらかじめ
撃ち込んでいたバクテリアが稼働し、いや理屈の説明はいいか」
「ともかくそれが現在の結果だ、後半で逆転すれば今ついた脂肪も消えるから、
「ひぃぃぃ!」「聞こえちゃいないか」
きっちりと制服に覆われた体がむくむくと制服を押し上げ膨れていく
腕は大きく太くなていくが付いた脂肪がやや垂れて力強さなど感じられない
顔も脂肪がつき頬をパンパンにしてしまう
胸も腹も大きく成長し生地こそ何とか耐えているが、
布地が押し上げられボタンが千切れ飛び、くっきりとした胸肉の谷間と
たっぷりと肉がのって柔らかそうなへそが丸見えになってしまう
ここで上半身の肥大化に耐えきれなかったのか、
業子はバランスを崩し尻餅をついてしまう
下半身は下半身で巨大になりメロン大の胸と丸太の様な太ましさの脚だが
やはり脂肪で大きくなったのでは支えられないか
膨張が一段落した業子の体を見返すと重度のぽっちゃり、
もしくは小デブといった具合だろうか
-
「自業自得だ、この豚女!」 「ひっぃ!!」ドカァ!!
奏が業子の大きなお腹を蹴りつけた、二発、三発と絶え間なく蹴りこまれる
その間の罵詈騒言も絶え間なく続く
「あんた自分の見てくれ随分気に入ってたようだが、
「ダ!・イ!・ナ!・シ!じゃねーか!!
「くっ、ははははは 友達を出汁にしてまで整えようとしてたのによ!」
それから10分が経過しコートには制服をズタズタに切り裂かれ
無数の擦り傷と殴打痕を残した肥満した裸体をさらす業子が倒れ込んでいた
顔には深い傷こそなかったが目の焦点が消え流した涙の跡がくっきりと残っている
奏は少しでも表情をつければすごく可愛いとクラスメートに表される顔を
妖艶に紅潮させて悦に浸っている
「藍博士、終了の合図を」 「ん、もう終わりか」
「では規則と誇りに基づいた罰を定める儀、正々堂々たる闘いの末
今敗者へ罰が与えられる」 藍は淡々と終了宣言をする
その間際業子が痛みをこらえながら口を開いた
ごめん きづいておけられなくてごめんね
しかし、その声は奏に届かない
そして業子に罰が与えられる
-
「やれやれあいつらも悪趣味だな」
「社会で闘うための強さをつける、とかいって少しヘマした生徒を戦わせるとはな」
「おまけに負けた奴は好きにしろってね」
藍は車を走らせていた
その後部座席には眠りこけた業子がいた
その体は「肥満体の人間」と「肉塊」の境目にいるかの様な巨体だった
今瞳は閉じられているが起きても頬肉に遮られほとんど開けないだろう
鼻や口といったパーツもなかば顔についた脂肪に埋もれかけている
一番目立ているといえるのは最も変わり果てた顔だが
一番大きいのは腹、後部座席から藍の座席に届く程の大きさで
人間のそれとは思えない、いやその腹の持ち主は人間ではないのではないか
そう思わせるほどの異様な巨大さである
逆に人であることを示していると言えるのが、胸
大きさはスイカをも超えてて垂れて腹に乗っかっているが、
一定の形は保っていてある程度の張りも持っている
下半身は大きさ、太さでは上半身に引けを取っていないが
さっきのことを考えると身動き一つできないかもしれない
何故か付けられた傷も消えていて特注サイズであろう制服を着せられ
業子は眠っている、その浮かべた表情は笑み
楽しい夢でも見てるのだろうか、辛い現実から逃げるために・・・
業子どーしたんだろう 一体罰ってなんだったんだろうか
ただ幼稚園児をいじめてる他の中学の生徒を止めようとして
ちょっとケガさせただけなのになぁ
逃げようとした幼稚園児を自転車でひいた上岡はこうしているってのに
おーい上岡、罰ってなんだったんだ
「・・・・・・・」 奏は何も答えない
やはりこうか、と思いつつ奏の席から離れる業子の友人達
奏は無表情のまま いやほんの一瞬あざ笑うかの様な笑みを浮かべた・・・
久地羽業子 165cm 45kg 77・63・72
→ 72kg 91・96・90
→ 221kg 162・180・160
今回はこれで完結です
例の発言のことですが すみません自分が軽率すぎました
連作を書き上げて図に乗っていました
今回のSSはそのことをふまえて
「軽率な発言はスレを乱す」→「口は災いのもと」→「言葉をからめての肥満化」
という連想から考えました
-
画像貼れてるかな?
-
お久しぶりです。不意の急速膨張により、自分の体になにが起こったのかよくわかっていないアスカさんです。ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1541_1.jpg
-
遅まきながら乙
この後顔が羞恥に歪むんだろうなあと想像してwktk
-
続編はよ
おかず不足が深刻
-
>>84
るっせー!くれくれするなら情報とかよこせ!くそが!
もう見てると思うけどDLサイトの肥満化タグ
ttp://www.dlsite.com/maniax/fsr/=/language/jp/sex_category%5B0%5D/male/keyword/%C8%EE%CB%FE%B2%BD/ana_flg/off/order%5B0%5D/release_d/genre_and_or/or/options_and_or/or/per_page/30/show_type/n/from/fs.detail
深刻なら買え!成人してるならクレカ位あるだろ?未成年なら死ね
おすすめはとろあなシリーズ絵にクセがあるけど慣れれば最高
あと本スレに上がってたドイツのドラマのワンシーン集
なんでも朝起きたらいきなりデブになった女の話らしい
ttps://www.youtube.com/user/EHosak?feature=watch
Wake Up
Mirror
911
Intro & Consultation
Changing
が該当の動画
他のはデブの女優が出てる作品みたいだけど詳しいことはわからん!
くれくれ死ね!
-
>>85
ハンコ絵というかなんというか柔軟性がない絵のサークルも惜しいな
肥満化ネタやいいネタ多いのに絵で残念という
-
どれも個性的だと思うよ
悪い意味で
売り物として見たときにクオリティがどれも低い
酷いのだと中学生が書いた落書きレベルの作品が
700円とかするからな
マイナージャンルだし、同人誌だから仕方がないことだけどもさ
画風はともかくクオリティだと今のちがやさんが一番だと思うよ
昔は割と雑だったけど今は丁寧
個人サイトもあるし気になるなら行ってみれば?
加藤隼さんのは 微妙に肥満化じゃないのが多いから除外
-
特定の職人さんの叩きに繋がるレスは厳禁です。そしてそれを煽るのもNGです。
というわけで上二つのレスは削除いたしました。ご了承ください。
-
管理人さん乙!
-
乙です
ただでさえ供給してくれる人が少ない中、こういったやりとりが発生してしまうのは残念です
-
>>85
なんていうドラマ?
-
荒れると供給がほぼストップするからな・・・
-
情報投下
以前本スレで話題に出てまとめのデータベースにも載っている「ハロー!むっちんプリンちゃん」だが、
同作者の単行本「すきずむ」に収録されてこの度発売されたよ
ただこれも当時言われていたが、別に肥満化メインの話では全然ないので参考までに
-
デブ絵師の活動期ってなんか全体的に短いよな…
だいたいすぐ活動休止状態になるイメージ
-
29の日ですので、いつもの駄文ですがどうぞ。
ttp://www1.axfc.net/uploader/so/2883732.zip
パス:himanka
今回はおまけでクトゥルフ神話TRPG用のサプリっぽい何かを付属してあります。
テストプレイすらしてませんが宜しければどうぞ
-
毎月すごいなぁと思いつつ美味しく頂いてます、今月もありがとうございます!
おまけも調整次第で面白いネタになりそうですね、SSのネタにも出来そうだし。
しかし肥満化セッションとかなりきりなんて出来ないもんかなぁと
考えたりするけど果たしてそういう層はいるのだろうか・・・。
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毎度乙です
女子高やマンションの入り口とかに特定の文字列が入った張り紙を張り付けたいな
-
乙です
肥満化ネタに限らずTRPGって一度やってみたいなあ
-
乙です
受験の話最高
-
棒の人さん 毎月多彩なSS投下乙です
自分も便乗して投稿させていただきます
今回の注意点は 「TOLOVEるの二次創作だがオリキャラも登場する」
「TOLOVEる1〜3巻(及び拙作「肥らせの迷宮」シリーズ)の未読者にはネタバレかつ
話が理解できない恐れが有る」
「一つ覚えのTSFキャラの登場(今回は転換描写は無い)
「現実が夢で夢が現実で!?」
ハムハムムシャムシャパクパク・・・
テーブルに並べられた握り寿司を食べているのはララ、
美柑はその様を微笑みながら見ていてリトはなぜか苦笑いをしている
「トウギさん、お代わり!」 「はいよ」
テーブルの向こうから追加の握り寿司を出したのは中肉中背の青年、牛坂統伎である
また寿司を食べ出すララ、その体は華奢で凹凸の乏しいものとなっていた
元々くびれていたウエストはあまり変わってないが、それでも確かに細くなっていた
大きかった胸はすっかり縮んでしまい、春菜や(植物使いの方の)妹よりも
小さいかもしれない、お尻は薄く慎ましく乗っている椅子に遠慮しているかのようだ
服の上からでは分からないが手足も細く少し骨張っている
しかし今寿司を頬張るその顔は全く変わってない
(なにがどーなってこんなことに・・・)
リトは数日間で十数回、正確には1年と数ヶ月前に戻ってからの9日間で
17回繰り返した自問自答をまたも行うのだったった
8日前、リトは過去に戻ったという事実に気付き途方に暮れていた
あの時と同じように出会ったララも、「王女として整った肢体を保つために食事を制限されていた」
とかいう理由で痩せていてその違いにあの時以上に戸惑っていた
その前に現れたのが統伎だった
「牛坂さん、アナタも未来から来たって・・・」
「正確には未来から意識が過去に飛ばされたんだ、お前と同様にな」
「俺は更に1週間ほど前からいてな、ある事に悩んでたらたまたま逃げているお前とあの娘を見かけてな、
宇宙人とかなんとか聞こえたから素直に全部話したらお前は普通に協力してくれたんだが・・・」
「・・覚えてません」
このリトにとっては初耳のことだった、元居た未来ではこの人の存在すら知らない
「ともかく、お前とあの娘のおかげで俺の大事な人の命は救えた」
「その礼はさせてもらう」 と言って統伎が渡したのは・・
「なんですか、コレ?」 「俺が握った寿司だ、食ってくれ」
それから数週間が経って彩南高のグラウンドにリトと統伎はいた
「結城、過去にももう慣れたか」
「いや、むしろ慣れたはずの過去なのに驚いてばかりの毎日です・・・」
「・・それにしてもまさか俺と同じ高校に通っていたとはな」
「オレはアナタの記憶はありませんが・・」
「まあ俺は人の記憶に残るような人じゃないからな」
「記憶に残る人ってのは光樹さんや、あの娘の様な子だろうしな」
統伎の視線の先には体操服姿のララと春菜達
週一ペースで統伎が振る舞った寿司と毎日の美柑のご飯がきいたのか、
「まぁあいつの体は見慣れたものに戻りましたよ」
ララの体格はリトの知るそれにずいぶん近づいてきた
走る度大きく揺れる胸にむちむちとした二本の脚とその上の短パンを押し上げるお尻
そして、チラリと見えたくびれながらも、肉が乗ったお腹・・・
「・・・・あれ?」
-
それからしばらく経って季節は夏、 リトは水中にいた
正確に言えばプール、それも女子が今まさに入ろうとしているプールにいた
(ちきしょう!何で同じ間違いくりかえしてんだよ!) まったくだ
水上にはスクール水着の女子達、
その中にいるララは確実にリトの記憶する彼女よりも太っていた
くびれが完全に消えたお腹にとてもむちむちとした太い手足、
水着の上からでも分かるより大きくなった胸とお尻
まだバランスが取れているがぽっちゃりとしか言えない体である
準備体操で体を曲げる度にお腹周りに付いた脂肪が
むっちりと変形しているのが分かる
(う、これは・・・) 見るのがキツイ、いや酷いという意味ではなくて
「それっ」 (あっ) ララが飛び込んできた、
目をつむるリト、大きな着水音がしたその直後に
ほおをつつかれ反射的に目を開けてしまう
(リト、どーしてここにいるの?)とララが言っているがリトには分からない、
その体を間近に見てしまい衝撃を受けているからだ
ペケはちゃんと水着を形成しているが、それだけに布地にくっきりと型をつける
お腹が際だつ、水着に覆われてない脚や手や首筋の脂肪は水の抵抗でふるふるとたわみ、
おシリの肉が前からでもちらちらと見えてる
そしてより大きくなり深い谷間を作っているムネ・・ 「!!!」
リトの意識はプールのもずくとなって消えた・・・
それからまたしばらく経って2学期が始まり、ララと春菜達は久しぶりに顔を合わせ、
「はは、ララちぃったらますます成長しちゃって♪」 「リサ、くすぐったいよぉーーー」里沙はいつものごとくララの体を揉んでる ぽっこりと突き出たお腹を
むちむちとした柔らかい腹肉は揉まれる度にぶるんぶるんと大きく揺れてる
「はは、ララちぃは会う度にスゴくなるねぇ」 未央はスカートを押し上げるお尻を
触ってる、こちらの肉はパンパンとしていて未央の手を押し返す反発を見せてる
「・・・ララさん・・・」 春菜は胸を見つめてる
お腹に乗っかるサッカーボール大の爆乳は身動きする度にたぷんっと揺れていた
今は軽くくねらせてるが、それだけでも大きく揺れてる
教室の後ろからその様を見て頭を項垂れているのは統伎、
リトは少し心配した表情で横にいる
「ちくしょう・・過去に来てもまた太らせることに・・・」
「いや、食ったのはあいつですから、統伎さんが気にすることないですよ」
「しかしリトよ、お前は俺の大切な人を救ってくれたってのに、
俺はお前の大切な人をあんな目に遭わせちまってよ・・・」
(・・大切な人・・・) 「 いや、だからあいつ自身が気にしてませんって」
そうララは本当に太ったことを気にしてない、痩せてた自分の知る未来のララと同じ様に・・・
「同じ様に・・だよなぁ」
ララが食べている量は統伎の寿司を除けばほぼ変わっていない、
それなのに体型がここまで変わったのは計算が合わない、
一緒に暮らしてそこまで地球人と違っている訳ではないと知ってるだけにどうにも納得できない
無い知恵を絞って考えるリトだったが教室に駆け込んできた少年に気を取られ
あっさりとその思考は中断してしまう 「あ、あいつは 」
-
ここは旧校舎、リトと統伎の前にはララを側に連れた綺麗な顔立ちの怒れる少年がいた
「牛坂統伎!結城リト!一体どういうつもりだ!」
「どういうつもりと言われても、お前が誰なんだよ」
「えと、こいつは 「レン・エルシ・ジュエリア! 男の中の男だ!」
「それは自分で言うことじゃないだろ」 「まぁこういう奴です」
「お前達のせいで、綺麗で整った肢体に成長していたララちゃんが・・・」
「真ん丸な可愛らしい体に!!」 「どっちにしても、可愛いんだな」
「もしかしてお前・・・ララさんのことを・・・」
「あぁ!ララちゃんは僕と両思いで将来を誓い合った関係だったんだよ!」
「・・・・!!」 統伎は少々うろたえつつもララの体を見返す
ララは状況がつかめずにきょとんしているが、その顔はふにふにとした丸顔で、
はちきれんばかりの胸にかっての胸以上の大きさを誇り突き出ているお腹、
上半身(正確に言えば胸)の巨大さに釣り合うお尻と
足と足の隙間を無くす程になった太もも
「くっ! す、すまなかった・・・」 統伎はレンに謝りながらも自分への怒りのまま
振るった拳で後ろの壁を砕く、その頬に小さくひび割れが出来ている
「本当ならすまなかったで済まないことだが、銀河通販で用意したこの痩身薬で無かったことにして、男として許してやらないこともない」
二度とララちゃんに近づかないのなら という二の句をレンが継ぐ前にひび割れていた窓から突風が入り込みレンと反重力ウイングで避けようとして逆に吹き飛ばされたララに
二人をつかまえようとして吹き飛ばされてしまったリトの3人を上へ巻き上げてしまう
「くっ、レン、ララさん、リト!」自分だけ突風を避けていた統伎は上の三人の方を向く
レンとリトは互いの顔面に激突し 唇を合わせながら 気を失っていた、ララは二人の横に座り込んでいてその体はレンとぶつかった拍子に痩身薬とやらがかかったのか、
リトのよく知る整った体に戻っていた
「 戻っちゃたなぁ」 「戻っちゃったとは・・・」
「リトとトウギさんが話してたの聞こえたんだよ」
「結城、お前ことある毎にうろたえてる様に見えるが・・・
ララさんとやらが痩せていたのがそんなに嫌だったのか?」
「うろたえてるのはいつも通りですよ、まぁ痩せてるのは嫌だったですよ、むしろ太って、重くなって欲しいですよ」
「 そしたらあいつにも少しは落ち着きってもんがつくかもしれませんし」
「重くなって欲しい・・」
-
「そうだったのか・・ララさん、あいつは」 こちらも二の句を継ぐ前に
端の方に座ってたララがバランスを崩し落ちてしまう
「わわっ!」 ララは反重力ウイングを出そうとするがその前に統伎が飛び
ララを背中からつかまえ、そのまま地面に着地する
「トウギさん・・」 「重いさ」 「へっ?」
君のリトを思う心は君のこれまでの体よりもずっと重く大切なものだ、
その心が出す重力がいつかリトの思いを引き寄せることになるだろうさ
統伎がこのセリフをぬかす前に足下が抜けた
腐った床は二人の体の重さに耐えられなかったのだった
統伎はララを上にして自分はそのまま地面に叩き付けられる
統伎の意識は失われて・・・
ララ成長記録
50、3kg 89・57・87
→ 41,5kg 75・52・73
→55,9kg 93・64・89
→68,7kg 101・75・94
→84,8kg 107・80・99
→50、3kg 89・57・87
-
統伎が目覚めたところは「先程まで」在学していた彩南高の保健室で
付き添っていたのはリトと女の人で、過去でも未来でもその人とは会っていない
はずなのに、何故か記憶にある そう確か・・・
「貴方は御門涼子先生・・・」
「牛坂君だったよね、貴方は結城君と一緒に夢を見ていたの、このパストバクによってね」
御門が手に持っているのは手の平サイズのバクの様な小動物だった
「パストバクは人間2人と触手でつながり、その人間を数時間眠らせて合成した夢の世界からエネルギーを得て生きる宇宙生物なの」
「後ね、夢の世界ではその人が望んでいたことが2,3個現実になっているの」
「 ・・それで、統伎さんが「助けたい」って思ってた人が助かっていたんですよ・・」
「俺が、光樹さんや母さん達に、「痩せて欲しい」 って思ってたからララさんが痩せていて・・ リト、お前この現実でも「太って欲しい」と思っていたのか?」
「えぇ・・少し、 ちょっとおかしいと思ってたけで、こういうことだったんですね」
この後、二人は御門からパストバクについての説明を軽く受け彩南高を後にした
「統伎さん、束井麻さんのことは・・・」
「触手でつながっていた副作用で互いに互いの記憶が分かってしまうだったんだよな」
「そうだよ、束井麻さんは死んでしまった でも絶望はしない 俺には重い、命を救ってくれた家族に、絶望を希望に変える魔法使い、そして可愛くて優秀なメイドがついてるんだしな それに宇宙人と地球人が楽しい日常を送っていることも知ったしな」
「統伎さん・・・」 「リト、牛坂家の家訓にこんなものがある、
『夢は夜に見て現実にするもの』ってな」 「へ、どういう意味で・・」
「寿司の握り方を教えてやる、寿司って案外高カロリーでな」
「女の子を太らせるにはもってこいだったりするんだぜ」
「ちょっ、統伎さん!」
夢から覚めた少年と青年は互いの過去を知り、自分達の現実へ帰って行った・・・
-
「この世界は誰かの夢である、では夢が覚めたら世界は消えて無くなるのか」
「いや夢が覚めても世界は続く、我らの現実でもあるのだから、
「どうした公恵、急に哲学を語り出して」
「いや、夢の様なこの現実は消えて無くなったりしないよね、ッテ思いたくて」
「ずいぶんと趣味の悪い夢だな」
レンが来てから数ヶ月が経ち季節は冬 統伎は妹と共に自分の部屋で勉強していた
(あいつも色々あってこの星に居着いた ララさんもだいたい元の体型に戻った)
(一度は戻ったんだがなぁ・・・)
公恵の視線は窓を通し廊下を掃除している2人のメイドに届いている
長い桃髪の少女と朱色のショートカットの少女 ララとリトもといリコだった
どちらも丸々と太っていて丸太の様な太ましい手足に厚手のメイド服の上からでも大きさと重さを主張する大きなお腹、
その上のメートル越しの爆乳、モモ、もといナナ、もとい桃の様なお尻、
そしてぷにぷにとした可愛らしい印象の丸顔といった具合で90kgは確実に超えているだろう
ただ、脂肪の付き方は少々違っている ララの方の脂肪は重力によって少しだが垂れてる、
しかしサッカーボール大の胸にその胸の存在感を引き立てつつ自身の存在も主張する妊婦の様に大きな太鼓腹、
胸と並ぶ程の大きさのお尻 より多くの脂肪が付いているはずのこれらは垂れたりせず
痩せていた時と同様のバランスを保っている
リコの方は脂肪の柔らかさはララと同等だが、元が元(男)だからか垂れたりせずに
張り詰めている、パンパンに張った太ましい脚などサッカーボールを蹴らせたらさぞ飛ぶであろう、
しかし、元々はへこんでいた、胸はハリこそ損なわれていないが、
少々垂れていてお腹に乗っかっている
お腹も、元々は中に誰もいないはずだったためか、へそのあたりで段差が出来た二段腹である
お尻はパンパンに張っていて桃の様だがララのお尻よりかは小振りである
こちらは胸やお腹の方が大きいリンゴ体型である
-
「リト、じゃなくてリコちゃん 綺麗に掃除してるね」
「まぁこれ位はしないとな、おいてもらってるんだし」
(オレは「rain coat」って喫茶店でアルバイトをしてた プレゼントのお金を、もとい!ちょっとした小遣い稼ぎのつもりだったんだが、そこは藍とかいう店長の実験場で捕まってた人を助けたところをあいつに捕まって、そこララに助けられたんだが)
「 ホントにゴメンね、リト こんなことになっっちゃって」
「・・・気にすんなって、助けてくれたのは変わんねぇしな」
(こいつのうっかりで、互いにこんな体になっちまった)
(まぁあのまま実験台にされるよりかはずっと良い)
(統伎さんが色々と助けてくれてこの家で働けることになったんだが・・)
二人の所に執事服のレンと統伎に似た容姿ながら顔立ちが可愛らしい少年、
統伎の弟の玄和が来た
「ララちゃん、こういうことは男のボクがやるから!」
「いや、いいよ〜レンちゃん」 「そんなこと言わずにボクにまかせて!」
レンはララの持つ箒を取ろうとしている
「はは、リトさんはオレが手伝うっす」 「いや、いいですよ玄和さん」
「年下なんだし玄和でいいっすよ」 そう言いつつ、玄和はリコの持っていたゴミ箱を
リコの体ごとひょいっと抱え上げる
「うん、じゃぁ手伝って♪」 それと同時にララは箒を手放す
「のわっ!?」急に放され後ろへよろめくレン そのまま玄和にぶつかってしまい、
「ぎゃ!?」 玄和はその拍子によろめいて、リコが置いた箒につまずいて、
「うわぁっ!!」 玄和はリコの体を下に落としてしまう
その拍子にリコは床と床の隙間に挟まり込んでしまう
「リコちゃん、今助け ひゃっ!?」 ララはリコを助けにいこうとしたが、
玄和の縦に長い手足につまずいて、こけて、 ばよんっ! リコとぶつかってしまう
丁度、リコの顔に胸とお腹が当たる具合に
「!!!!」 ララは抜けだそうとしているが、肉が挟まってしまったらしく中々抜けない、むしろ身動きする度揺れる柔らかい腹肉がリコの顔と擦れてしまっている
おまけにリコ自身の胸やお腹の肉もララの下っ腹や下半身の肉と擦れてしまう
「ひ、ひゃぁ、ゆ、夢なら覚めてくれぇぇ!!」
しかし夢は覚めない、何故なら夢は夜に見て、現実にするものなのだから
fat loveる 第13話 「太りチック☆ツインメイド」 おわり
ララ・サタリン・デビルーク 50,3kg→97,3kg
89・57・87→105・89・103
夕崎リコ 52,5kg→96,9kg
85・55,5・84→110・107・96
これにて5作目投稿完了です
-
>>547さん
SS乙です! 毎回拝見しています。
29の日には間に合いませんでしたが、SSを投稿させていただきます。
***
『とある神様の失敗譚』
八百万の神々と形容されるように、日本には古来から多くの多種多様な神様がいる。
俺もその一人。といっても天照大御神のような全国規模で有名な神様ではない。
地方の片田舎にある、寂れた神社に祀られている祭神だ。
俺の役割は、この地域における美のエネルギーのバランスを保つこと。
簡単に言えば、人間達の容姿が美形とそうでない人に二極化しないように管理するのが仕事だ。
美と醜のエネルギーの総量は一定だが、俺が管理をしていないとそのエネルギーを多く持つ人間(美男・美女)
とほとんど持っていない人間(醜男・醜女)に分かれてしまう。
俺は美のエネルギーを人間達の間で再分配することで、彼らの美しさをある程度均一に保っていたっていうわけだ。
ただこの「力」を使うためには、人間達が俺を信仰する心のエネルギーが必要だ。
何せ、千里眼で数万人もの人間を監視し、美のエネルギーの調整を行うのだから、それに要する信仰心も莫大だ。
現在では俺の神社は荒れ果てているが、百数十年前は美貌を齎すご利益があると町の娘や遊妓がこぞって参拝していたものだ。
おかげで俺は十分に自らの「力」を使うことができ、一時期は「この地方は美人が多い」と評判だった。
しかし。
世の中はすっかり変わってしまった。
今や、人間達は俺のような姿の見えない神様ではなく、新聞や書籍で繰り返し宣伝されている痩身法や
痩せると評判の「さぷりめんと」(南蛮渡来の薬のことらしい)に頼るようになった。
いつしか神社に参拝する人もいなくなり、社殿は手入れもされず、境内には雑草が生い茂っている。
俺は忘れ去られてしまったのだ。
当然、俺のことを信仰する人間などいるはずもなく、十数年間に渡って信仰のエネルギーを得ることができなかった。
その結果、美のエネルギーの均衡を保つ能力を使うことができていない。
そして。
この地域の美の平衡は崩れてしまっていた。
容姿の点で、同性ですら恋心を抱くほど恵まれている人間と異性から相手にすらされない恵まれていない人間の格差は広がった。
-
その日も俺は神社の縁側で横になって、流れていく白雲を眺めていた。
「力」が使えない今、特にすることがないのだ。青い空にひばりが鳴いている。
俺が鼻毛を抜きながら、空に浮かんでいる雲の数を数えていた時、向こうから大きな人影が歩いてきた。
娘だ。それも30貫(約100kg)はありそうな、ころころと良く肥えたそばかす顔の娘。
力士のような体型で、鏡餅のごとく衣服から突き出たお腹にはうっすらと汗をかいている。
俺は上半身を起こし、こちらに歩いてくる彼女に目をやった(ちなみに人間は俺の姿を見ることができない)。
彼女は賽銭箱の前に立つと、太い指で不器用に財布から100円硬貨を取り出し投げ入れ、二拝二拍手一拝をした。
「祖父からこの神社のことを聞いてやってきました。どうか私の願いを叶えてください。
私は自分の容姿が嫌で嫌で…幼いころからどんなに痩せようとしても太ったままなんです。どうか、私の体重を落としてください」
彼女は手を合わせて祈っている。
十数年振りの参拝者だ。
小さいけれど温かいものが俺の胸に流れ込んできた。
久しぶりに感じる信仰のエネルギーだ。
娘は小さくため息をついた。
「はぁ…。何をしているのかしら、私。神頼みなんて…。明日は新年度の始業式だわ。
また、同じクラスの秋田みことさんから体型のことで笑われるのかな。彼女くらい綺麗だったら豊津高校での学生生活も楽しいだろうな。
…帰って明日の準備でもしよう…」
ふむ。
俺は重い足取りで歩き去る彼女の背中を注視し、千里眼を使って彼女の名前と美のエネルギー量を「視た」。
――小町あきなという名か。美のエネルギー量は…たったの5。
少ないな。どうやら彼女は容姿のカースト制度の最底辺にいるようだ。
美を司る神様として小町の願いを無視することはできない。幸い、少ないながらも彼女から信仰のエネルギーを得たのだ。
彼女一人くらいなら容姿を修正してあげることは可能だろう。
しかし、誰から美のエネルギーを調達したものか。しばし思案する。
小町が言っていた「秋田みこと」という人物から頂くとするか。
彼女の独り言から推測するに、秋田みことは美人のようだ。少しくらい小町に美のエネルギーを分け与えても問題ないだろう。
明日、小町が通う豊津高校に行ってみるか。
-
次の日。
豊津高校に行くと、小町はすぐに見つかった。巨体なので、目立つのだ。
教室の中で一人の女生徒が彼女を嘲笑っていた。
「小町さん。相変わらず、デブですわね〜。何を食べたらこんなに太れるのかしら?」
「あ、秋田さん…」
「みっともないお腹。私だったら恥ずかしくて人前にでられませんわ」
女生徒は水晶の玉を転がすような声で嘲り笑った。
この娘が秋田みことか。なるほど、整った顔立ちに締まった肉体。氷のような美貌で威圧感がある。
美のエネルギーを視ると85。かなり高い。
このくらいの量を持っているのなら、小町に多少分け与えたところであまり問題ではないだろう。
せいぜい、美人から普通の容姿に近づき、ほんの少しだけ太る程度だ。
俺は小町から貰った信仰のエネルギーを使って、秋田から小町へ美のエネルギーを35だけ移すと決めた。
つまり、秋田みことが50 小町あきなが40のエネルギーを持つことになる。
1回分しか信仰のエネルギーがないため、失敗はできない。
目を閉じて精神を集中させ、「力」を発動させた。
だが、長く「力」を使っていなかったためか、エネルギーの移動を上手く制御できない。
やっとの思いで、秋田から小町へエネルギーを移し終えた。
ふう。さて、二人はどうなっただろう。
目を開けると、小町の体はみるみるうちに痩せていった。
妊婦のようなお腹は引っ込み、スラリとした体型になった。そばかすも消えつつある。
反比例するように秋田の体の線がわずかに太くなった。目や鼻の形もわずかに変化する。
(ちなみに美のエネルギー量が変わったことで容姿が変化した場合、当人には元々変化後の容姿が本来の容姿だと
認識される。また、既成事実もそれに沿って変化する。そうしないと混乱が起って面倒だからな)
これで美のエネルギーの再配分は完了。久しぶりに神様としての己の仕事を成し遂げることができた。
そろそろ二人の容姿も安定した頃だろう。小町と秋田の方を向いた。
――だが、容姿の変化はまだ終わっていなかった。
秋田の体型は太めからぽっちゃりを通り越し、肥満の領域に踏み込んでいた。
くびれていた腰回りや張りを保っていた顎、その他体のいたるところに、肉厚の贅肉がついていき、
彼女の体型はまるで以前の小町のよう。
さらに、膨れた頬にはそばかすができて、もはや元の怜悧な美貌は見る影もない。
そこにはぷくぷくと赤子のように太った娘がいた。
小町に目をやると、こちらは見違えるように綺麗になっていた。
上着のボタンを飛ばすほど膨らんだ胸と細い腰回りが優雅な曲線を形作っている。
そばかすは消え、頬は引き締まり、精悍な印象を与える顔だ。
「秋田さん、大丈夫? 汗まみれだよ」
「だ、大丈夫…です。しかし、太っていると、春の気温でも暑いですわ…」
「秋田さんって痩せたら美人だと思うのにな」
「そ、そんなことありません。生まれてからこの方、ずっと太ったままなのですから。もっと美人に生まれたかったのですが…」
「そうだ! 放課後、一緒に服買いにいこうよ。着ているものが変わるだけで大分印象も変わるよ」
「そ、そうね。 私のようなデブでもおしゃれくらいはしてもよいはずですわ!」
俺は急いで二人の美のエネルギーを確認した。
『小町あきな:75 秋田みこと:15』――35だけ移動させるつもりが、70も移動させちまった!
どうしようか。もう一度再配分できるだけの信仰のエネルギーは残っていない。
途方に暮れている俺の横を、容姿が入れ替わった二人が笑顔で通り過ぎていった。
(完)
小町あきな
変化前:160cm 100kg B90 W110 H100
↓
変化後:160cm 48kg B95 W75 H88
秋田みこと
変化前:170cm 52kg B85 W72 H82
↓
変化後:170cm 99kg B120 W100 H105
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2人とも乙乙
学生ものが二日連続で読めるなんて幸せ
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先日の肥満化サプリのテストプレイをしたのでリプレイ風に纏めてみました。
ttp://www.net-folder.com/share/?t=8bxa984jhtexkzc7wx9x
中身はリプレイと、サプリの改訂版です。
初めて使うアップローダーなので不具合等があるかもしれませんが、その場合はこちらに書き込んでいただけると助かります。
宜しかったら見てやって下さい。
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あ、書き忘れた・・・
334氏、547氏共に乙です!
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>>108
乙、TSキャラはちょい苦手なんだけど割とスッと読めたぜw
>>111
こちらも乙乙
美醜を逆転させるのと認識変化ってのが壺にきた
入れ替えモノ、特に数値を弄るのが大好きなんだよねえw
>>113
こちらも乙乙乙
リプレイってのは初めて見るけど議事録みたいなものなのかな
同好の士でこういうことができたら楽しいだろうなあ
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334氏 投下乙です
前振りと肥満化分とオチを無駄なく書けてるところが書き手として羨ましいです
美醜の入れ替わりで性格は両方良くなってるってところが
読み手としてのストライクゾーンド真ん中でした(笑)
例の続きも楽しみにして待ってます
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おふたりともSS乙です、TSも美醜交換も肥満化も大好物な自分に隙はなかった
>>113
-1で5kgって多いかと思ったけどそうでもないですね、これみよがしに
APP判定とかDEX判定とかさせると面白そうですね
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折角描けたんで赤セイバーさんをこっちにも・・・
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1543_1.jpg
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乙です
なんて俺好みの絵なんだ・・・
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>>116,117 コメントありがとうございます!
>>49の続きは現在書いている途中なので、もう少し待ってください。
>>118乙です! 浮遊してる構図って珍しいw
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>>120
>>116でも>>117でもないけど
続きめちゃくちゃ楽しみにしてます
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大変お待たせいたしました。>>49の続きを投稿させていただきます。
もう内容を覚えている方はほとんどいらっしゃらないと思うので、
登場人物紹介とあらすじを。
高槻沙良…とある大学の3年生。21歳。気が強いが面倒見が良い性格。
幼馴染の照馬のことが何かと気になる。元は痩せていたが、薬の効果で現在肥満化が進んでいる。
鏑木照馬…とある大学の院生(飛び級)。21歳。高槻の幼馴染。頭は良いが面倒くさがりな性格で整理整頓が大の苦手。
彼のだらしない性格が今回の騒動の引き金となった。
鏑木喜一…照馬の祖父。研究所を運営(?)している。90歳。奇想天外な発明を日々創り出している。飲み友達が多い。
宇津木かおり…とある犯罪組織の末端構成員。19歳。気が弱い性格で、ドジが多い。
高槻に流されて、所属する犯罪組織を脱退しようとしたところ、イリーナに命を狙われる羽目になった。
イリーナ・フェトラヴィッチ…とある犯罪組織に所属する殺し屋。24歳。世界中の戦場を渡り歩いてきた傭兵。
中東の戦場で瀕死の重傷を負っていたところ、老人に拾われ、彼に絶対の忠誠を誓った。
スラブ系の美人。
老人…数十万人の構成員を統括する、とある犯罪組織のボス。?歳。
☆あらすじ
高槻沙良は、幼馴染の鏑木照馬の研究室を訪れた際、彼が開発していた肥育薬を誤飲してしまい、突然太る体質になってしまった。
そこで、照馬の祖父、喜一が痩身薬を調合することになった。
しかし、喜一の研究所に泥棒に入った宇津木を喜一が捕まえたことで、犯罪組織から命を狙われることになった高槻達。
組織からの刺客、イリーナを撃退するためにトラップを仕掛けるのだった。
-
>>49の続きです
「さてと、これでトラップは設置完了じゃ」
喜一が操作しているパソコンの画面には、研究所内部の見取り図が表示されている。
それぞれの部屋にはすでに侵入者撃退用トラップが仕込まれており、誰かが中に入ると作動するように設定されている。
高槻達は研究所の2F奥にある応接室におり、そこで各部屋の様子を監視カメラで見ることができるようになっているのだ。
「じいちゃん、1週間でできる予定だったのに1か月以上かかっていなかったか?」
「照馬よ。メタ発言はなしじゃ。文句なら遅筆の作者に言え。それより、組織からの刺客は今晩にも来るはずじゃったな、宇津木くん?」
「は…はい、そうです」
「あ、きたわ!」高槻が玄関の様子を映しているモニターを指さした。
イリーナは研究所の外の茂みに潜み、しばしの間目を閉じていた。任務の前に必ず行う、儀式のようなものだった。
24歳になるこの年まで、幾多の戦場をこの鍛え抜いた鋼の体で生き抜いていた。己には絶対の自信を持っている。
細身ながらみっしりと良質の筋肉に覆われた四肢は、まるで豹のごとく獲物を狩る。
三白眼気味に構えた青い瞳に抜けるような白い肌から、『氷の女』と下っ端どもから恐れられていることも心地よい。
役立たずの下級構成員一人始末するくらい、朝飯前。
イリーナは静かに目を開くと、研究所の正面扉に向かって駆けた。玄関の鍵をやすやすとピッキングし、侵入する。
さて、標的である宇津木かおりはどこにいるのか?
-
ここからの展開は投票で決めさせていただきたいです。
今週金曜日23:00までにこのスレに書き込まれた選択肢の中で
一番多かった展開にしようと考えています。
書き込みがなければこちらで決めさせていただきます。
現在地:研究所1F 玄関
ステータス: 175cm 62kg B88 W75 H80
選択肢(イリーナが向かう先)
A 実験室(肥育薬のトラップ、体重変化)
B 書庫(不思議な本のトラップ、容姿変化+体重変化)
C 地下室(ガス室のトラップ、身長変化+体重変化)
D 台所(食べ物地獄のトラップ、体重変化+精神に影響(小))
E 2Fへ続く階段(最終目的地(応接室)に近づく)
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Dで
-
C
-
A!
-
D
-
D
-
Dでお願いします
-
B
-
Aで
-
せっかく投票用のスレがあるんだからそっちにしようぜ
-
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13127/1265533603/
投票用スレってこっちかな
さっそく使わせてもらおう
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乙です!
Dで
-
投票はむこうでして感想はこちらにかく贅沢
毎度のことながら他の選択肢もみたくなりますな
罠の充実っぷりが爺さん容赦ない
うっかり女性陣がかかることがなければよいが()
-
申し訳ありません。書き込み先について明記しておりませんでした。
投票スレ、投下スレ、どちらのスレに書き込んでいただいても構いません。
後日、まとめて集計いたします。
ご迷惑をおかけしました。
-
Dでたのんます
-
集計大変そうですなぁ
Bでおねがいしたく
とりあえず向こうの投票とこのBも含めて現状以下のはず
A:2
B:7
C:1
D:7
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Bかもーん
-
Dで
-
Dきて
-
D
-
Dでお願いします!
-
>>144
すいません、既に投票してたのでノーカンで。
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たくさんの投票ありがとうございました!
集計の結果、
A:2票
B:10票
C:1票
D:12票
E:0票
となり、Dの選択肢で続きを書かせていただきます。
数日中には投稿できると思います。
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楽しみにまってますー
このあとも罠祭りは続くのだろうか
-
Bの自演残念だったな
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ここって投票スレだったのかぁ
知らなかったよ
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DD!
-
「ここで投票すんな」ってはっきり言えばいいのに
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>>148
怪しかろうが憶測で言うのはやめとこうぜ
極論、一票しか入ってないもの以外はその可能性があるんだから
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Dも結構怪しいしなー(憶測)
まぁ匿名掲示板でとやかくいってもな
次があるならば投票するスレはどちらかって明言してもらいたい
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お待たせいたしました。続きを投下いたします。
D 台所
イリーナは台所に向かった。
台所の引き戸を開け、中に入る。すると、扉が一人でに締まり、鍵がかけられてしまった。
ピッキングで開けようとしたが、特殊な鍵が用いられているのか、開けることができなかった。
扉のすぐ横の壁には液晶画面とテンキーが埋め込まれていた。
おそらく、なんらかのパスワードを入力すると扉が開くのだろう。
仕方なく台所を見渡し、パスワードを解明するための手がかりを探す。
台所は、システムキッチンと食卓が設置されている、ありふれた内装だった。
食事前だったのか、食卓の上には料理が載った食器が置かれていた。
しかしただひとつ異様な点は、奥に構えている巨大な業務用冷蔵庫。
イリーナが両手を広げてもあまるあるほどの大きさだ。
その金属の扉には一枚の紙が貼られており、ボールペンで文字が書かれていた。
『入り口の扉を開くパスワードが書かれたプラスチック板は、冷蔵されているケーキに埋め込まれています』
冷蔵庫の扉を開けると、内部には巨大なケーキが詰まっていた。
床から天井までスポンジとクリームが交互に積み重ねられたシンプルなケーキ。
まるで黄色と白の縞模様の壁のようだった。
むせ返るような甘い香りが鼻を突き、イリーナは咳き込んだ。
「この中にパスワードがあるのか…」
うんざりしながらケーキに潜り込んだ。
奥をめざし、もぐらのように堀り進む。
「はぁ…はぁ…体中がべとべとするぅ…」
しばらく行くと、ケーキの重みで、掘り進んだ穴が崩れてしまい、イリーナは閉じ込められてしまった。
「ん、ぐっ…!」
べたつくクリームが鼻や口の中に入り込んだ。甘ったるい味が口中に広がった。
(しまった!!)
このままでは酸欠になり、死んでしまうだろう。
エリートの殺し屋がケーキの中で窒息死など笑い話だ。
とっさに、イリーナはケーキの壁からひと塊掴みとると、口に運んだ。
(脱出するための方法はただひとつ。ケーキを食べながら外への道をつくるしかない)
手でつかみ取ったケーキを口に運ぶ。
(あ、甘い…。)
砂糖そのものの純粋な甘さだ。
視野一杯に広がるケーキの壁から片手一杯のケーキをえぐり取り、嫌々ながら食べていく。
-
腹回りが締め付けられているような感じを覚えたのは、何十cmか掘り進み、甘味で舌が何も感じなくなったころだった。
腹に手をやると、腹筋の硬い感触ではなく、ぷよっとした脂肪の柔らかい弾力が伝わってきた。
(ああっ!?)
ケーキを食べたことで、知らず知らずのうちに太っていたのだった。
もともと豊満気味だった胸は、ケーキの床に擦れるほど大きく膨らんでいて。
細く鍛えられた尻は女性のような丸みを帯びたものに変わっていた。
太もももズボンにぴっちりと張り付くほど太く膨らんでいた。
脂肪が薄らとついた己の体に戸惑いながら、外にでるためにはケーキを食べ続けるしかないイリーナ。
その間にも体に脂肪が着々と溜め込まれていると考えると、食べるペースも自然と速まる。
(早く…外へ…!)
ズボンのボタンを緩める。上着のサイズがきつくなる。段々と掘り進んだ穴が窮屈になる。
確実に太り続けることを辞めることができない状況に嫌悪しながらも、最後は泳ぐようにしてケーキから這い出た。
ぼでん、と床に倒れこんだ。
立ち上がり、目を挙げると、冷蔵庫の金属扉に映し出された自らの姿が目に入った。
そこにはクリームまみれの軽度の肥満女性が歯を食いしばってこちらを睨んでいた。
頬はいくらか丸みを帯びて、顎のラインは消えつつある。
胸はロケットのように前にせり出して、上着にブリッジを作っている。
お腹周りは窮屈そうに膨らんで、横から見るとでっぱりが目立つ。
筋肉質だったお尻にも贅肉がついていて、ぷりっと突き出ている。
脚は大根足という形容がぴったりなほど太い。
腹立たしさのあまり、食卓の上にあった料理を手で払いのけた。
すると、食器の裏に一枚の紙が貼られており、「入り口のパスワード:1129」と書かれていた。
困惑しつつも、入り口のテンキーにその数字を打ち込むと、電子音がして扉が開いた。
「私の苦労はなんだったんだ…。こんなに太ってしまって…」
床にへたり込み、贅肉の段ができた体を見つけたが、すでに後の祭りだった。
「くっ、この私にこのような屈辱を…! 絶対に見つけ出してやる!」
気を奮い立たせ、以前よりいくらか鈍重に立ち上がるイリーナ。
胸がぼよんと揺れ、ドスドスと足音を鳴らしながら台所を後にした。
続く
-
前回は投票の方法について明記しておらず、ご迷惑をおかけしました。
選択肢の投票は今回分も含め、残り2回行うつもりです。
書き込み先は投票スレにお願いいたします。
火曜日23:00までのレスで一番多かった選択肢にいたします。
現在地:研究所1F 台所
ステータス: 175cm 92kg B100 W89 H95
状態:クリームまみれ
選択肢(イリーナが向かう先)
A 浴室(粘液のトラップ、体重変化+精神に影響(中))
B 薬品保管庫(怪しい薬のトラップ、容姿変化(大))
C ダクトルーム(2Fへ移動、精神に影響(大))
D 更衣室(衣服のトラップ、容姿変化(小)+体重変化+精神に影響(小))
E 工作室(怪しい機械のトラップ、性格変化+体重変化)
-
乙でした
こういうゲームブック方式のはワクワク感が強くて楽しいなあw
-
他の選択肢ではどうなったのかも気になるところ
-
>>158
間接くれくれよくない
-
精神に影響ってのは今回でどんなのか分かったけど、
容姿変化の作用が気になる。
肥満が外見にも現れるのか、それとも身体が別の何かに変わるのか・・・
-
容姿変化気になるけど怖くて投票できない
顔に肉が付く以外の影響でるんだったらパスだな
-
遅くなりましたが、たくさんの投票ありがとうございます。
投票スレ235〜267を集計いたしました。
268の方は期限を過ぎていたのではずさせていただきました。
ご了承ください。
集計の結果、
A:12票
B:9票
C:1票
D:7票
E:4票
となりましたので、D:更衣室で書かせていただきます。
今週末に投稿する予定ですので、よろしくお願いします。
-
ちなみに、前回はD以外の選択肢では以下のようにするつもりでした。
A:実験室=肥育薬を浴び、体重が30kgほど増加
B:書庫=児童向けの絵本を読み、寸胴化・体重増加
C:地下室=特殊なガスを浴び、低身長化・体重増加
E:2Fへ続く階段=応接室にて宇津木達を発見
>>160
容姿変化は体重変化だけでなく体のプロポーションの変化のつもりでした。
体型変化のほうが適切だったかもしれないです。
-
・・・D? Aじゃね?w
-
間違えました。Aの浴室でした。
ご指摘ありがとうございました。
-
おお選択肢解説まで 感謝感謝
容姿変化だと豚化とか牛化の見た目の変化だと予想していたなー
それだと体型変化のほうがわかりやすいね
今更流れに気付いた状態クリームまみれ
溶けて甘い匂いを放ちながらネッチャネッチャと卑猥な音を立てるのだろうか
-
前回の続きですが、今週中の投稿は難しいので、
来週、できるだけ早く投稿いたします。すみません。
-
334氏、続きの投稿楽しみにして待ちます。
その繋ぎといってはなんですがSSを投稿します。
今回の注意点は、
「キャラ自体はオリジナルだが、その立ち位置は某復讐代行業シリーズの2部をベースとしている」
「いかにも、シリーズとして続きそうな内容だが、今後続行するかは全くの未定」の2点です。
人が去って久しい廃ビルの小部屋、ここに3人の女性が連れ込まれていた。
「ここは一体どこなのでしょうか・・・」
蟹座波佐美(かにざはさみ)24歳の中学教師。
「うぅ、怖いよぉ・・」
鱈場阿和子(たらばあわこ)8歳の小学3年生。
「あーもぉ、びびってないでこんなとことっとと、出ようや」
御雌雅白子(おめがしらこ)18歳の高校三年生。
この3人、年齢も性格もバラバラで大まかな共通点など無さそうである。
しかし、それが1つ有った。 それはこれから辿る運命であった・・・
バタンッ!! 「「「!?」部屋のドアが蹴破られ、突如3人の所に茶髪を短く切りそろえた調理服姿の大柄な少年が入り込んできた。少年は突然の事態に固まった3人の中から阿和子を捕まえ、引きずり出し・・・ 大きな右手を阿和子の小さな口に突っ込んだ。
「!!」阿和子は異物を挿入される痛みから暴れ出すも、大人並みの体格を持つ少年は
ものともせず、右手を入れたままだ。
「て、てめぇ!何のつもりだ!」 「そ、その女の子を放しなさい」
残る2人も事態を受け止め少年に掴みかかろうとしたが、その直前に少年は右手を引き抜き、ドアがあった方から駆け出していった。 阿和子はその場に乱暴に放り捨てられる。
「あんた、その子を見ててくれ!あたしはあいつをとっ捕まえる」
波佐美にそう言って、白子は少年を追いかけていった。
「は、はい」波佐美は素直に聞き阿和子に近づく。
-
すみません 改行し忘れてました。 人が去って久しい〜のところから再投稿します。
人が去って久しい廃ビルの小部屋、ここに3人の女性が連れ込まれていた。
「ここは一体どこなのでしょうか・・・」
蟹座波佐美(かにざはさみ)24歳の中学教師。
「うぅ、怖いよぉ・・」
鱈場阿和子(たらばあわこ)8歳の小学3年生。
「あーもぉ、びびってないでこんなとことっとと、出ようや」
御雌雅白子(おめがしらこ)18歳の高校三年生。
この3人、年齢も性格もバラバラで大まかな共通点など無さそうである。
しかし、それが1つ有った。 それはこれから辿る運命であった・・・
バタンッ!! 「「「!?」部屋のドアが蹴破られ、
突如3人の所に茶髪を短く切りそろえた調理服姿の大柄な少年が入り込んできた。
少年は突然の事態に固まった3人の中から阿和子を捕まえ、引きずり出し・・・
大きな右手を阿和子の小さな口に突っ込んだ。
「!!」阿和子は異物を挿入される痛みから暴れ出すも、
大人並みの体格を持つ少年はものともせず、右手を入れたままだ。
「て、てめぇ!何のつもりだ!」 「そ、その女の子を放しなさい」
残る2人も事態を受け止め少年に掴みかかろうとしたが、
その直前に少年は右手を引き抜き、ドアがあった方から駆け出していった。 阿和子はその場に乱暴に放り捨てられる。
「あんた、その子を見ててくれ!あたしはあいつをとっ捕まえる」
波佐美にそう言って、白子は少年を追いかけていった。
「は、はい」波佐美は素直に聞き阿和子に近づく。
ゲホッ ゲホッ 阿和子は咳き込んでいた、口からは小さな赤色の粒がこぼれてる。
少年にこれを押し込まれたのか、これは飴玉だろうか。
「だ、大丈夫、すぐに吐き出そうね」
波佐美は阿和子の首筋をとんとんと叩く、返ってくる感触は子供らしくほのかに柔らかい、
その柔らかさが急に大きくなった。 「!?」 「うえぇ!?」
-
阿和子の年相応に細い体がどんどんと肉を付けて膨れていき、
数十秒後には体重だけなら成人女性の波佐美を上回る程の肥満体と成り果ててしまう。
手足は二倍強の太さになったが、付いた肉が垂れていて安定感など感じさせない。
パンツが破れスカートも押し上げられ、
サッカーボール程に大きくなったお尻が丸見えになってしまってる、お腹は妊婦の様に大きくなっていて、服のボタンも一番上と一番下を除き弾き飛んでしまってる。年が年だからか、胸との境目がはっきりしてない。
首も膨れた顎肉に埋もれてしまった、波佐美が叩いてた辺りで丁度肉の段差が出来てる。
しかしその上の顔はあまり脂肪が付いていず、以前の輪郭を保っている。
ショックの余り阿波子は気絶してしまい、波佐美も突然の事態に何も出来ずにいる。
周囲は沈黙に包まれてる、ひび割れた壁の隙間から銃弾が飛びスーツに小さな穴を開け、波佐美の首元に当たったが、彼女は気付いてない。
「と、と、ともかくあの人と合流してここを出ないと」
波佐美は意を決して重さによろけながらも阿波子を背負い、
少年が蹴破ったドアから出ようとする。
しかし、出れない。 「あれっ?」 出ようとしても何かがつっかえた様な感触が返ってくるだけで つっかえる? 「!!」
そう、つっかえてる。 段差を作りながらせり出ているお腹とそのお腹も上回る大きさの胸の幅が、
ドアの幅を上回ってしまい、つっかえてる。
お尻もパンパンに巨大化し脚は間の隙間が無くなるほどに大きくなり、さながら一本のドラム缶である。
二の腕は、脚と同等の太さと大きさでしっかりと阿和子を抱えてる
「そ、そんな、私までぇ・・・」 ドアに引っかかりつつも何とか後ろに下がった波佐美は、一旦阿和子を下ろし自分の体を触る。返ってくるのは厚く柔らかい脂肪の感触、しかし顔を触ったときの感触は以前と全く変わってない・・・
「え?何でカオだけ・・・それに何で服が着れてるの・・・?」
そう体型が激変したにも関わらず服は以前と同じように着れている・・・
「おっと、そこまでですよ」 少年の澄んだ歌声が響いた・・・
-
「ちくしょう、あんにゃろう、何処逃げやがった」
その頃白子は阿和子に飴玉を突っ込んだ少年を見失ってしまってた。
「仕様が無い、戻るか」白子が後ろを向くとそこに自身と同年代の少女が居た。
「おいあんた、どうしてこんな所いるんだよ」 少女は答えない。
「あんたもいつの間にかに連れてこられたのか?」 少女は答えない。
「黙ってないでなんか言ってくれよ・・・逃げた野郎を見かけたりしてないか?」
「逃げた野郎なら今目の前にいんよてめーだよ」少女は答えた。
「え・・・」 「義味にびびって理由をつけてもっともな理由をつけてその場を逃げ出したんだろとんだヘタレじゃねぇかガキを見捨てるなんてよぉ」
「いや、そういう訳じゃないって」
「どういう訳なんだこらこんな目に遭いたくなくて逃げた以外のどんな訳があるってんだよ」
少女は携帯電話を開く、その画面に映っているのは変わり果てた阿和子と波佐美だ。
「!ど、どういうことな 「びびったろ!怖がったろ!!恐れおののいたろ!!!てめぇは逃げたんだよ!こんな目に遭いたくなくて!!こいつらみたいに豚のようになりたくなくて!!!」
「・・・ご・・ごめん・・」
少女の叫びを聞き、二人の変貌を見て、白子は罪悪感を抱く。
それが少女の、肥やし屋本舗工作員、上岡奏の狙いだった。
「さぁてめぇの罪を量りな!!!」
白子の着ていたブレザーを膨らむ体が押し上げ、引き裂く。
スカートもホックを千切られ、ストンと落ちる。
衣服を引き裂くだけあって、その体の肥大化は凄まじい。
全身くまなくブクブクと脂肪に包まれていく。
顔にも容赦なく肉が付きパンパンの丸顔になり、
目も少しながら頬肉に圧迫されてしまってる。
「ひ、ひ、ひぃやぁ「うるせぇぞ!このヘタレデブ!!このビビリ豚!!!」
白子の悲鳴を奏の蹴りと悲鳴を遙かに上回る音量の罵声がかき消す。
肥満化に対応しきってない体は蹴り一発で転び、
丸くなった体はゴロゴロと転がってしまう。
蹴られた腹を太くなった腕で覆いうずくまる白子。
「けっ!こんなもんで済むわきゃねーだろ!!」
奏は白子を更に踏みつけようとしたが、
横から出てきた空色の髪をした小柄な少年がそれを遮る。
「奏さん、この位にしてくださいよ、体の傷は俺でも消せないですからね」
「ちっ分かってるよとっとと消しちまいな響也!」
響也は歌い出した、その澄んだ歌声は白子の傷ついた心に染みこんでいき・・・
-
人が去って久しい廃ビル、ここからまた3人の女性が出て行った。
「全く私たちはどうしてこんな所にいたのでしょうか」
蟹座波佐美 24歳の中学教師。3桁を越してるであろう肥満体をきっちりとスーツで覆っている。
いや、胸の辺りのボタンが閉じきれず深く大きな胸の谷間が露わになってる。
それ以外はピッタリと着れているが、その分かえって体の大きさが際だっている。
特に胸を乗せたメートル越しのお腹と巨体を支える脚は歩く度に微かに揺れている。
「早く帰らないとパパに叱られちゃうよぉ」
鱈場阿和子 8歳の小学3年生。 身長は年相応だが体重は成人男性と並ぶだろう。
LLサイズのジャージを着ているが、それでも腹回りは丈が足りておらず、
でっぷりとズボンに乗っかている下っ腹が丸見えになっている。
「あ・・あだしここから帰れるかも分からないよ」
御雌雅白子 18歳の高校3年生。 横幅とぱっと見の重さは波佐美と大差ない肥満体だが、足取りは二人と比べ明らかに遅い、
それと二人は顔にはほとんど脂肪が付いてないが、白子の顔は丸々と膨れあがってしまってる。
その下の首にもたっぷりと脂肪が付いていてそのせいで喋るのもままならない様だ。
「本当にどうしてここまで来たのでしょうか・・・」
「おウチからどこまで離れてるのかなぁ・・・」
「ま、まっだく自分の体型考えとふべきだったなぁ・・・・」
白子に合わせてえっちらおっちらと歩いてく3人。
この3人、重度の肥満であることは一緒だが、脂肪の付き方も太った影響もバラバラで、
それ以外の大まかな共通点など無さそうだった。いや、1つだけあった。
それは今その様を見つめニヤニヤと笑っている男に恨まれていたということである。
-
「けけけっあのアハズレ共いい気味だ」
「それでは報酬の方ですが、」男の脇に控えていた響也が電卓を出す。
「即効性肥満化のスイートコース1つ」
短髪で大柄な方の少年、義味が読み上げる。
「即効性肥満化のサイレントコース1つ」
スナイパーライフルを構えた細身の中年女性、疾風が読み上げる
「・・・」 「即効性肥満化のバイオレンスコース1つ」
口を開かない奏に代わり響也が読み上げた
「合計がこちらになります」響也が提示した金額を現金で渡し男は去った。
「誰かを肥やしたい時はまたいつでもご連絡を」
響也が決め台詞を言った後、彼らもその場を去っていった。
響也「さてと、そろそれ夕飯の準備しないとね、今日の食事当番は?」
義味「私です」 響也「・・・そういや俺依頼人との打ち合わせがあったな」
「仕様が無いから、外で食ってくるよ」
疾風「響也君、嘘は良くない、ご飯は一緒に食べる物よ」
響也「だって義味さんの用意するご飯ってレトルト食品じゃん」
「それもどこで買ったのか知らないマッズイ奴」
義味「私の腕は肥やし屋の為に使うものですから」
奏は黙ったまま3人のやり取りを微笑みつつ見てたが、
携帯の液晶に映った今回犠牲となった3人に視線を移し、今度は嘲る様な笑みを浮かべた。
肥やし屋本舗 上岡奏 第1話「その名は肥やし屋、彼女の名は奏」 おわり
-
蟹座波佐美 24歳 先日ある男性の落とした鞄を届けたところ、
どう勘違いしたのかその男性に交際を申し込まれたが、遠回しに断っている。
165cm 56kg→102kg
83・56・81→112・106・101
鱈場阿和子 8歳 先日ある男性の近くのベンチに座ろうとしたら、
「児童ポルノ法違反で逮捕させる気か!」と言ってその男性は暴れ出し
止めに行った人を殴りつけたので傷害の現行犯で連行されている。
132cm 29kg→65kg 78・91・102
御雌雅白子 18歳 先日ある男性に援助交際を申しかけられたがきっぱりと断っている。
162cm 45kg→91kg 86・52・79→102・91・97
肥やし屋本舗 全国にネットワークを持つ肥満化代行業者。
多数の肥満化手段を有し体重・体型・体への影響等どの様なリクエストにも対応している
時間をかけて対象を太らせる長期性性肥満化と即時に対象を太らせる即効性肥満化及び
依頼者自身による肥満化計画のコンサルタントを行う
今回出たのは中部地方支部のメンツ
四季屋疾風(しきや はやて) 53歳の女性で中部地方支部の支部長。
消音性のスナイパーライフルを使い、薬物を装填し痛みを与えない特別製の弾丸で狙撃し、
対象に気付かせることなく肥満化させるサイレントコースを主に担当する
束井麻義味(つかいま よしみ) 18歳の少年で束井麻雨夫(拙作『肥らせの迷宮』シリーズ参照)の息子だが、
父親との確執で家出したところを奏に見込まれ肥やし屋の工作員となる。
栄養素とカロリーを凝縮した自作の菓子を対象に食わせて肥満化させるスイートコースを主に担当する。
宍田響也(ししだ きょうや) 13歳の少年で母親に性的虐待を受けていたところを肥やし屋に救われ、
借りを返すために工作員になった。
改造された声帯から発する歌声は聞く者の記憶を消し、
それによる肥満化後の後始末と経理、依頼人との交渉を主に担当する。
上岡奏(うえおか そう) 17歳の少女 拙作『口は肥満化のもと?」より登場。
あれからも優等生として中学校生活を送っており、真っ当に高校進学をするはずだったが、
ある事件により進学を諦めざるを得なくなり、家にも居られなくなり
売春で日々の糧を得ていたところを肥やし屋に拾われ、工作員となった。
あらかじめ「罪悪感」をトリガーに発動する肥満化薬を対象に撃ち込んでおき
(今回は気絶させてビルに運び込む間に撃ち込んだ)、対象への言葉責めで肥満化薬を発動させるバイオレンスコースを主に担当する。
上記の様に過酷な生活をしていたことから、真っ当に生活できている者への憎しみは深く、
今回の様に対象に肉体的暴力を振るうこともしばしばある。
今回はここまでです。
-
ツヤやハイライトの練習に描いたものを一枚・・・
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1544_1.jpg
問題は、肥満“化”の要素がどこにも無いって事だ。
-
相変わらず素晴らしい肉絵だw 表情が困ってる感じで萌えましたw
-
>>175
よし!何かを肥満化させよう!
-
>>175
燃料投下だー、わーい ←砂糖に群がる蟻
>>177
これでいいのか!?
というわけで、>>175さまの絵を基にしたSSです。
勝手アンドお目汚し失礼…
ついでにリンク切れ修正記念!(把握してなかった)
私の住む王国は、他の国とは少し違う。
統治しているのは王ではなく、女王なのだ。
その名も高きアメリア女王。
御姿は形容しがたいほど美しく、圧倒的な求心力で以って国の戦士たちは負け知らず。
私もかつて一目見たものだが、赤いドレスに長身痩躯を包んだお姿は、いっそ悪魔的ですらあった。
そして、アメリア女王には度胸もある。
西の賢人プルーフ様の遊説を受け、即採用なさり、
東の狂戦神テスカトリポカさえ、軍に加えなさった。
東の狂戦士といえば戦場と見れば突っ込み、暴れるしか脳のない無法者と聞いていたのだが、
どうやらそれは彼をどこかの国に登用させまいとする罠だったらしい。
女王はそれさえ見抜き、彼を雇ったのだ。
最後に、これがもっとも変わった点。彼女の耳は、少々とがっている。
これがもし秘密のことであるなら、私は今すぐ穴を掘って叫ばなくてはいけないが、
幸い女王はエルフ――即ち異種族であることを隠していない。
そのおかげで、この国は人とエルフの共存する都市になっている。
かんだかんだいって、これがこの国のもっとも変わっている点だろう。
なにせ、私たちエルフは魔法が使えるのに対し、
人間は使えない。それを向こうが妬むのは至極もっともだ。
そんな女王のもっともお傍に仕えるのが、侍女と呼ばれる人々だ。
毎年国で大々的にオーディションを行い、合格したものを自らの侍女にしている。
それ故、王女は男嫌いなのではないか、という噂まであった。
さて、ここでやっと本題に入る。
なんと、この私セルフィアは、このオーディションによって侍女に選ばれたのだ!
審査の瞬間の緊張と、決まったときの嬉しさったらこの世に類を見ないほどだった。
というわけで、今日から宮仕えである。
私は天高くそびえる城のエントランスから、玉座の間へ案内された。
「貴女が、セルフィアね。私がアメリア。楽にしてください」
目の前には女王。私は頭を垂れ、女王の脇には憲兵二人。正直、楽にできる状況ではない。
「はい」
ただ、女王の命令だ。私は頭を上げて立ち上がり、直立不動の姿勢をとる。
それを見て、女王は少しクスリと笑った。
「そうね……まずは、食事にしましょうか」
言うと、女王はついてくるよう身振りで示し、移動を始める。
向かった先は言葉の通り――ダイニングだ。
既に料理は用意されており、幅二メートル、長さ五メートルほどの大きなテーブルの上には、ところ狭しと料理が
並んでいた。
私はその光景に圧倒されていて、何も言えない。
給仕が何人か――全員女である――居るが、テーブルに着くのは私と女王二人きり。
とても、二人で食べれる量ではない。
中央にそびえるケーキだけでも、小食の私と痩せ身のアメリア様では到底歯が立たないだろう。
-
「では、いただきましょうか」
しかし、当然のように女王が食べ始める。
食事は皿にとって、給仕が持ってきてくれる。
私も女王の食事を残すわけにはいかぬと思い、食べ始めた。
ところがこれが、おいしい。
流石は女王といったところなのだろうか。
肉、野菜、穀物、どれをとっても一級品だ。
(ここにいろんな料理のおいしい描写)
気づくと私は、満腹をとうに超えて食べていた。
明らかに食べすぎである。
それなりに余裕のあるはずの服の、ウエスト部分がきつい。
これ以上は食べれないと思ってテーブルを見ると、私の側にはまだ多くの料理が残っている。
もったいないが、食べきれない。
ついでにその向こう、ケーキをはさんで女王のほうのテーブルを見る
なんと、ほとんどの料理が消えていた。
よく見ると、間のケーキさえその高さを半分ほど減らしている。
「あら、貴女も終わったようね? いいでしょう」
上品に口をナプキンで拭いて、女王が口を開く。
あれほどの量を(恐らく)毎日食べてあの痩身とは……恐ろしい。
「では、貴女がこれからどうすごすか、説明します」
お腹いっぱいで眠くなりそうだった意識が、一気に冴えた。
女王の口元を注視し、耳を研ぎ澄ませる。
「とりあえず、これからの一年、貴女は見習いです。先輩方の指示をしっかり受けて働くように」
「はい」
ゲップをこらえながら、なんとかそれだけ返事をした。
「よろしい。では、明日からお願いします。
詳しいことは、部屋に冊子が置いてあるはずです。
よく読みこんでおくように」
「はい……ゲフ」
こらえきれずに、すこし出てしまう。
顔を真っ赤にしてうつむく私を、女王は笑顔で見ていたのだった。
-
六ヵ月後
「ご馳走様でした」
「ご馳走様」
私とアメリア様は、ほとんど同時に夕食を食べ終わった。
それも、テーブルの上の食事、ほとんど全てを。
アメリア様が、以前は私に合わせて食べてくれていたのがよく分かる。
私の食べるスピードが上がると、アメリア様も合わせて速くなっていっくのだ。
「最近、どうかしら。仕事の方は?」
「やっと、基本は頭に入りました。でも、まだミスばっかりで……」
「そう。最初は仕方ないわね」
おかげで、こういった雑談の時間もできた。
「ああ、あと……」
「はい、なんでしょう?」
「必要かと思って、届けさせておいたわ」
何を? と聞くような無礼なことはできない。
「分かりました……? ありがとうございます」
「いえいえ。女王としては当然よ。じゃあ、下がっていいわ」
何を届けていただいたのだろうか?
すこし楽しみにしながら、私は部屋に戻る。
服を着たまま、部屋のベッドの上に置かれている包みを開いた。
中から出てきたのは、緑色の布。それも、かなり大きい。
「――まさか」
冷や汗をたらしながら、急いで服を脱ぎ、魔法を解く。
身体が膨らんだ。
胸はもう、自重で形を保てないほど大きい。
お腹は、そんな胸が乗っかるように前に突き出ている。
全部脂肪。もはやつまめるというレベルじゃない。
ぐにぐにと、揉むとどこまでも柔らかい。
ついでにお尻もすごいことになっている。
背中にも肉の段ができているし、あごもとうに二重だ。
そして、太ももはもはやちょっとした丸太並。
まっすぐ立っていてもぴったりくっついてしまう。
当然、入る服など無いので、ここ最近は裸で寝ていた。
……のだが、女王の贈り物。
これは――特大の、肌着だった。
上はシンプルなビキニタイプ
下はそれに、少々シルクの布がついた感じだ。
着てみる。……私のサイズにぴったりだった。
……何故太ってしまったことがばれたのか?
とまあ、一瞬疑問に思ったが、アメリア様ほどのエルフなら、いろいろと手段があるのだろう。
私は残念ながら『魅了』の魔法しか使えない。
とりあえず、久しぶりのこの状態でも着れる肌着に満足して、私は眠りについた。
-
約)一年後
「ご馳走様でした」
「ご馳走様」
一年繰り返されたこの食事も、今日で最後だ。
多すぎたこの食事も、今では普通と感じるようになってきた。
時たま城下に行ったときなど、お腹が満たせず苦労したものだ。
「セルフィア」
「はい」
「この一年、どうでしたか?」
少し考えて、応える
「多種多様な事柄を、存分に身につけられた一年でした」
いろんな意味で。
「では、明日からは私付きの侍女として、存分に働いてください」
その言葉に、私はただ礼を以って返す。
「では、今日は下がっていいでしょう。また、明日」
「はい。では、失礼します」
部屋に戻り、鍵を閉める。
そして、魔法を解いた
身体が、一気に膨れあがる。
なんとか踏ん張って、しりもちをつくのだけは避けられた。
そして、アメリア様にいただいた下着を着る。
なんとこの下着、既に三回はサイズを更新している。
それでも、今の私には少しきつい。
胸はもはやよく分からない肉の塊になってお腹のうえに鎮座している。
サイズが合わず、どうしても乳頭が浮き出てしまう。
丸出しのお腹はもっとひどい。
なんとか入ったパンツの上に乗っかり、これでもかと存在を主張する。
今の私が寝転がったら、ちょっとした山みたいに見えるだろう。
さっき魔法を解いたばかりなのに、身体は汗で光っている。
ついでに、腕にもたっぷり脂肪がついて、使うたびにぶるぶると震える。
足は太い。そこいらの木には負ける気がしないほど太い。
靴下のゴムの部分が食い込んでいる。
「……勝ってどうする」
あまりにもむなしいので、自分で突っ込んでみた。
「それにしても、これは……」
口元に手をやる。右手は大きくなった胸の上に。
「太りすぎ、だよねぇ……」
鏡を見ながら、そう呟いた。
ただ、これだけ太ってしまっても、ひとついいことがあるのだ。
ちょっと前まで魔法といえば『魅了』しか使えなかった私だが、
なんと、『靴下を履く魔法』が使えるようになったのだ。
……必要に、迫られて
「ああ、痩せたい……」
そういいながら、手はお菓子をさぐり当ててしまったのだった。
-
蛇足
「フフフ……」
暗い部屋の中心で、私は笑った。
私の瞼の裏には、『監察(ウォッチング)』によって捕らえたセルフィアの夜の姿が映し出されている。
「また一人、落としてしまった……」
そういいながら、自分の身体を探る。
もう魔法なしには動けないほど肥満した身体。
お腹は直立しても地面につくほどで、腕は『魅了』状態のウエストより太い。
首なんてとうの昔に消え、今合う服は特注で作らせた下着だけ。
色は赤。デザインは、あの子と色違いだ。
「……フゥ」
座っているはずなのに息が切れて、紛らわすためにそばに置いておいたジュースを流し込む。
ついでにクッキーを二、三枚鷲づかみ、口に放り込む。
「……痩せてるのがいけないんだわ。……痩せてるのが」
そういえば、もう次のオーディションの時期だ。
王女である私が、侍女を選ぶ時期。
「次は、どんな子にしようかしら」
……魔法が使えるからって、種族差別はよくないわよね
というわけで、終了です。
固有名詞は適当、二時間くらいで書いた恥作ですが
楽しんでいただけたら、それはとっても嬉しいなって
お目汚し失礼しました
-
や っ ち ま っ た
>>179と>>180の間に入れてお楽しみください
あ、あといい忘れてましたが誤字は見逃してプリーズ
「なんだかんだ」を「かんだかんだ」とか、あり得ない誤字があるから。
いや、でもさすがに「なんだかんだ」は間違えないよ
…ねぇ?
推敲大事マジ大事
二ヵ月後
「ご馳走様でした」
私はそういって、食器を置いた。
「ご馳走様」
ほぼ同時に、正面の女王も食べ終わったようだ。
時刻は夕食時。
あれからほとんど毎日毎食、私はアメリア様ともに食事を取っていた。
あれほどの量をお食べになるのに、その美貌に陰りの色は一切見えない。
それどころか、ますます美しくなった様ですらある。
かく言う私は、最初あれだけ残していた食事を、結構な量食べれるようになっていた。
それでも、見かけ上は、変わっていない。
「では、下がっていいです。ご苦労様でした」
「はい。では、失礼します」
そうして、部屋に戻り、私は服を脱ぐ。
ゆったりとした寝巻きに着替えてから――
『魅了(チャーム)』の魔法を解いた。
瞬間、さっきまで余裕があった寝巻きが、内側から押されパツパツになってしまう。
もともと小さくは無かった胸はほんの少し、気持ち程度に膨らんでいた。
だが、ウエストの砂時計は崩れ去り、寝巻きから生地を奪う一番の要因になっている。
お尻もただでは済まず、ただでさえ足りていない丈を下から押し上げる。
ふとももは、その太さのために寝巻きに動きを制限されて、動かし辛い。
そう、私は太っていた。
「はあ……」
息を吐きながら、お腹の肉をつまむ。
それほどの努力も要らず、かなりの量がつかめてしまう。
「少しは、痩せないとなあ」
要因は分かりきっている。アメリア様との食事だ。
あれほどおいしいものをお腹いっぱい、一日三食六十日詰め込んだのだ。太らないわけが無い。
しかも、断る事もできない。
運動をしようにも、昼間はずっと侍女としての訓練に当てられている。
夜になれば、ごらんの通り人前に出られる姿ではない。
「はあ……」
体重ばかりでなく、ため息も重くなる毎日である。
-
ss乙!
一年後の姿が絵にあたるのかな
ダイニングにあつまった他の給仕もきっとそうだと考えると
すごい質量になってそうだね
寝巻を渡すときは牛がらとか豚の尻尾つけていじりたくなるな
-
投下乙です。
背徳感と可愛らしさが上手く出てるSSで、
二時間でここまで書けるとは、SS書きとして羨ましい限りです。
-
877さん乙です。
筆が速くてうらやましい限りです。
というか別にみなさん居れば私要らないんじゃ無いかなと思う今日この頃。
肉の日ですので、毎度の駄文ですがよければお読みください。
ttp://www1.axfc.net/uploader/so/2917664.zip
今回は少々ネタが分かりにくいと思いますので、解説的な物が欲しいと言うことでしたらアップしますので、お気軽にどうぞ。
(今回のフォルダには解説は入ってませんのであしからず)
-
あ、パスはhimankaです
-
>>178
乙です
すっごい良かった、最近は豊作だなあ
-
乙乙
どっちの選択しようとも結局太る幸子に幸あれ
あとJOJOネタには吹いたわw
-
乙でした!
不幸のメールの真相について解説が欲しいと思ったり思わなかったり
-
いやはや、駄文などとんでもない
毎月投下乙です
-
解説が欲しいとの事でしたので、解説をアップしておきますね。
ttp://kie.nu/11jX
パス:himanka
急に斧ロダ不調になるのやめて欲しい・・・
-
わざわざありがとう
消滅予定364日後になんか吹いたw
-
>>186
すっげぇおもしろかった!!
単発でここまで読めるってすげぇです
-
お疲れ様です。
流れと関係ありませんが軽い版権キャラを一つ・・・
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1547_1.jpg
-
乙です
腹は勿論のこと、たっぷりとした腕と脚が素敵過ぎるw
-
乙乙
ふくよかなお腹は正義
-
乳と腹のバランスが素晴らしいわ。
体全体のむちむちかんが極上やね
-
乙です
最近のsollさんの絵の上達ぶりがやばいっす
-
前のSSの続きですが、最近忙しく投稿の見込みが立っていません。
落ち着いたら投稿させていただきます。
よろしくお願いします。
-
>>200
まってた!
-
>>200
楽しみにしてます
-
>>320
-
少し余裕ができたので、少し早いですが29の日のSSを一本投稿します。
*
『…海東なつきさんの行方は未だ分かっておりません。警察は誘拐の線で捜査を進めています…』
テレビには、わざとらしく深刻そうな表情をしたニュースキャスターが、私の顔写真入りのパネルを手に持っていた。
男はテレビの画面を見た後、再び私にその濁った瞳を向けた。
「きみはなつきちゃんっていうんだね。良い名前だ」
私は嫌悪の念を込めて、男の痩せた顔を睨みつけた。
ビニール紐で何重にも縛られた両足が少し痛む。
「怖い顔をしないでくれよ。綺麗な顔が台無しだぜ」
私はその顔を直視したくないので、壁に貼られた少女の絵を見ていた。
モデルみたいに痩せた体躯で、身の丈ほどもある剣を構えている少女の絵だ。
確か、日曜の朝にテレビで放送されている、ファンタジー系アニメの主人公。
どことなく顔が私に似ているから覚えているのだ。
しかし、壁の少女は記憶の中の少女と違い…極度に太っていた。
丸々とした肥えた彼女は蛸のモンスターの触手に絡められ、顔を赤らめている。
その絵だけではない。
私が監禁されている部屋の壁には、様々なアニメキャラクターが太らされている絵がたくさん貼られている。
異様な光景だ。
「いまから、この顔がブクブクに膨れ上がると思うと興奮するなぁ…。リアルで肥満化ができるなんて…」
男は何やら独り言を言っているが、何の事を言っているのか理解できない。
私はこの状況がどうか夢であってくれとひたすら祈っていた。
**
夜道で車に連れ込まれ、どこかも分からない部屋で監禁される…。
まさか、自分がこんな目に遭うとは思わなかった。
いや、ただ監禁されるだけならどんなに良かっただろう。
私を誘拐した男は、私に食事を強要してくるのだ。
それも生半可な量ではない。
店屋物のカツ丼にピザ、コンビニで買ってきたシュークリームやケーキ、特用のチョコレート…
一日5食も6食も重たい食事が出された。
食べきれないと訴えると、男は烈火のごとく怒り、私に危害を加えた。
逃げることもできないので、私は泣く泣く供された食事を平らげるしかなかった。
不思議なもので、一週間もすると苦も無く食べきれるようになった。
***
太った…と気づいたのは、監禁1か月目のことだった。
きっかけは、誘拐された時に着ていたブラウスのボタンが、動いた拍子に弾け飛んだことだ。
はだけた布地の間からは、以前よりかなりふくよかになった私の胸が見えた。
悪いタイミングで、男が食事を持って部屋に入ってきた。
とっさに両手で体を隠した。
だが、男は口元を歪ませながらねっとりと私の肢体をねめまわした。
「いい体になってきたね。お腹にも、ほら、こんなに肉がついてきて…」
男の荒れた手が、私のお腹のマフィントップをはい回る。
不快だが、男の手つきは妙に慣れていて、贅肉を揉みしだかれているにも関わらず、薄くあえいでしまった。
「顎も二重になってきて、どんどん醜くなってきてるね…」
男は満足げにうなずくと部屋から出ていった。
その実験動物を見るような表情に底知れぬ恐怖を感じ、私はこの部屋から逃げられないのだと悟った。
-
****
私がこの部屋に幽閉されてから何日が過ぎただろうか。
男が強要する食事の量は次第に増え、今では一日十食、大量の炭水化物や菓子類を食している。
それを平らげることができるようになった私も私だが…。
むしろ、常に胃袋が満たされていないと落ち着かない。
*****
春が過ぎ、夏が来た。
段々、部屋の中に饐えた臭いがするようになってきた。
私はたまらなくなって、体中から滴り落ちる汗を我慢しながら、男に換気を頼んだ。
すると、男は窓を開けながら、その臭いは君の体臭だとせせら笑った。
「今朝、新しい服に着替えさせたばかりなのに、もう汗でびしょびしょじゃないか。
全身が肉襦袢みたいだ。手間のかかる娘だねぇ」
台詞とは裏腹に、嬉しそうな口調で男は私の衣服を脱がせた。
衣服に拘束されていた私の贅肉が、だぼっと広がった。
腹の肉は重力に従って垂れ下がり、床につきそうに。
尻の肉は横にせりだして。
監禁されている部屋には姿見がないので容姿がどんな状態になっているのか分からないが、今の私は相当な肥満体のはずだ。
目に涙が溜まった。
「泣かないでくれ。今日は、今のなつきにぴったりの服を用意したんだから」
そう言うと、男は手に持っていた紙袋の中から黒のラバースーツを取り出した。
私が不満を述べると男は激昂したので、しぶしぶ着用した。
伸縮性のある生地は私の体にぴっちりと張り付き、垂れていた全身の肉がゴムによって引き締められる。
「いいよ、いいよ。まるで極太のソーセージのようだ」
男は顔を紅潮させ、私の乳房の頂点にある膨らみを抓んだ。
乳首だ。
頭の先から足元まで刺激が走った。
「エッチな声を出して…乳首が性感帯になっちゃったんだね。痩せていた時よりこんなに肥大して…」
男は厭らしい手つきで二つの山を押し続ける。
その後、数十分にわたり、私は男に蹂躙され続けた。
「ちょっとやりすぎちゃったかな。お腹が空いただろう」
行為が終わると、男は紙袋から大量の菓子パンを取り出し、うなだれる私の前に並べた。
「たくさん食べて、いっぱい太っておくれ」
部屋を出ていく男の背中に向けて、「誰が食べるものか」と心の中で罵った。
しかし、1時間もすると、目の前に置かれている菓子パンが食べたくなって仕方がなくなった。
「あの男の言う通りにはならない」とは思っていても、気が付くと目が菓子パンを見ている。
腹の虫が食欲の声を上げる。
まるで私の体が私でないようだ。
今の私は…食べることしか頭になくなってしまったのだろうか。
小さい菓子パンをひとつだけ手に取り、袋を開ける。
一口齧ると砂糖の甘さが口いっぱいに広がった。
あと一口だけ…もう一口くらい…もう一個…本当にこれで最後だから…
我に帰ると、周りには開封された菓子パンの空袋が散乱していた。
「やっぱり食べたじゃないか…この豚」
男の幻聴が聞こえた。
心の芯が折れる音がした。
-
******
今は何月何にちだろう。
夏が過ぎ、秋が来て、冬が去り、また春が来て…
おとこは相変わらず私に高カロリーの食事を提供する。
私は無かん情にそれを咀嚼し、飲み下す。
時々、わたしは男に指示された服にきがえる。
それはメイドふくだったりナース服だったりした。
私が恥ずかしがるのをみて、男は喜ぶ。
男が喜ぶと、私はお菓子をもらえた。
まるで脳が砂糖漬けになってしまったかのように、私はおかしをたべてしまう。
そういえば、以前、なにかの本で砂糖には中毒性があると聞いたっけ。
今の私もそんな状態なのかもしれない。
全身にぶよぶよとした脂肪がついている。
ながい監きん生活で、足腰が弱って、からだが重くて立つのもやっとだ。
警さつは何をやっているのだろう?
でも、仮に私が発見されたとしても、かわりはてたこの豚を、かぞくは私だと気づいてくれるのだろうか?
*******
おなかが空いて、目が覚めると男の姿がみえなかった。
外へ出かけてしまったのだろうか。
私に食事をもってきてくれる時間なのに。
足首はもうしばられていなかった。
のっそりをみを起こし、おとこを探す。
重たい足音がへやにひびく。
うごくたびに、贅肉がたぷんたぷんと動き、息がきれる。
暑い。
きがつくと、監禁されていた部屋の出口が見えた。
ゆうかいされてから一度も出たことのない出口。
うれしい。
やっと外にでることができるかも。
ほのかな期待が胸にやどった。
はだしで外にでようとしたその時。
出口の横に姿見があった。
そこには、豚がうつっていた。
豚は息をしていた。
何十にも重なったあご。首はない。
おっぱいは乳牛のように自重でつぶれていて、たるんでいる。
お腹の肉が服からはみだして、むっちりと横にふとった、巨大なピンクのステーキのようだ。
脚はふっとくて、象のあしのようで。
醜い、みにくい、豚だ。
私がぶたを見ると、豚もわたしをみた。
肉でつぶれた小さなめはかなしんでいるようにみえた。
ああ、この豚はわたしなんだ。
豚になってしまったんだ。
意識がとおくなった。
********
『…1年前に行方不明になった海東なつきさんが、本日早朝にX県Y市のアパートの一室で発見されました。
発見時、なつきさんは極度の心神喪失状態で、体重は200kg近くになっていました。
なつきさんを連れ去った犯人は未だ分かっておらず、警察は捜査を続けており…』
(終)
海東なつき
誘拐時:164cm 52kg
監禁1か月目:164cm 68kg
監禁4か月目:164cm 112kg
監禁1年目:164cm 197kg
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乙!俺の妄想を小説にしたみたいだ。
こんな娘を毎日一緒にめでて気持ち良くさせたい!
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>>334さん乙です。毎回面白くて嫉妬心がうなぎ登りですわ。
というわけで今月の駄文です。
ttp://www1.axfc.net/uploader/so/2949669.zip
パス:himanka
よろしければどうぞ
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334氏投稿乙です
描写も文体も上手くて、
えげつない位に男の行為がはっきりと分かりました
棒の人氏も毎月の投稿乙乙です
毎度毎度、「様々なネタを思いつき」、「様々な文体で書き上げて」
「面白いSSを投稿してくれて」、有りがたいです
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「二人とも乙」
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>>547さん・>>210さん
ありがとうございます!
毎回コメントして下さってる皆様もありがとうございます。
あまりコメントの返信をしていませんが毎回励みとさせていただいてます。
以前投稿した「クトゥルフ神話TRPG用肥満化サプリ」用の新しいシナリオが出来ましたので投稿させていただきます。
ttp://www1.axfc.net/uploader/so/2951303.zip
パス:himanka
今回は知人の方にご協力いただき、テストセッションさせていただいた内容を纏めたサンプルリプレイも付いてます。
今回は小説っぽい書き方となってますが、前回の簡易リプレイとどちらがいいんでしょうかね?
とにかくお楽しみいただければ幸いです。
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乙です。
いつも感想ありがとうございます。旧コスの狐キャスターです・・・・
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1554_1.jpg
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職人の皆さん乙です
まとめが潤うなw
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実にふとましくていいことよ
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本スレ>>463に貼られていた2P漫画に触発されて漫画に初挑戦してみました
少しでも楽しんでもらえたら幸い
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1555_1.jpg
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1556_1.jpg
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1557_1.jpg(太らされたその後、がこれはちょっと蛇足だったかもしれません)
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>>215
蛇足だっていいじゃないか
乙
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素晴らしい・・・(´Д`*)
もっと自分のイラストに自信持って大丈夫だと思います。
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乙乙
いいじゃないか!いいじゃないか!
いやマジで
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久々にココに投下
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1558_1.jpg
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そろそろ29の日か
今回も投下来るとしたらどんなSSだろうか
それにしても投稿者の精神力やばいよな
毎月、毎月ご苦労様です
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>>220
そういうの結構プレッシャーなんだぞ…
無関係だけど書かざるを得ないじゃないか…
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>>220
期待してるようですが・・・残念ながら私だ。
というわけでいつものです。
駄文ですが宜しければどうぞ
ttp://www1.axfc.net/uploader/so/2978365.txt
パス:himanka
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>>222
毎月乙です!
相変わらず話し運びが上手くてあこがれるぜ…
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29の日なので、久々にSSを投稿します。
スレで話題がでていた戦隊モノでひとつ。
怪人に改造されるってはかどりますね。
気が向けば続けるかもです。
悪の組織、デブルーダー帝国。
総統デブラーによって世界征服を目的に組織された秘密結社である。
一般人を拉致し人体改造によって怪人に作り替えることで急速な戦力の拡大を図ってきた。
このような悪の組織の常として、日曜朝の特撮番組のように○○レンジャーとかに滅ぼされるのだが、
デブルーダー帝国は違った。
襲い掛かってくる戦隊ヒーロー達を千切っては投げ投げては千切って蹴散らして、順調に
侵略の橋頭保を築いていったのだ。このまま行けば、世界征服は時間の問題であった。
しかし、デブラーは大きな問題を抱えていた。
それは…。
「俺様の帝国にはなぜ女の怪人がいないのだ?」
ある日、デブラーは人体改造手術を行う博士に尋ねた。
「それはデブラー様の方針だったはずです。男の方が元の力が強いから強力な怪人を作ることができる言ってたので」
「それはそうなのだが…戦闘員や怪人が皆男というのもむさくるしいと思えてきてな。組織にも紅一点がいてもいいのではないか?」
「承知いたしました。早速、美人でグラマーな人間を攫ってきて怪人に改造しましょう」
数十分後。
博士の指示の元、戦闘員達が女性を攫ってきた。
「ずいぶん時間がかかったじゃないか、博士」
「美人かつスタイルがいい女性なんてそうそういませんよ。探すのに苦労しました」
手術台の上には気を失った若い女性が倒れていた。
「この人間を改造します。そうですね、蛇女なんていいと思いますよ。
蛇のしなやかな体と美しさを併せ持つ怪人です」
博士は熱に浮かされた顔で自らの怪人のデザインを語った。
「どうかされましたか、デブラー様。気がのらない顔をされていますが」
「なあ、博士。この娘、少し痩せすぎではないか?」
「そうでしょうか? いたって健康的な標準体型だと」
「そうかなぁ?」
早速、博士は研究員たちに人体改造マシンの準備をするように指示した。
このマシンは巨大な緑色の液が満たされたシリンダーと制御用のコンピューターから構成されている。
マシンに素体となる人間を入れ、コンピューターに改造後のデータ(どの生物と融合させるか、
とか身体能力値等)を入力することでお手軽に怪人を生産できるのだ。
素体となる女性がシリンダーの中に入れられた。
「2〜3時間で彼女は怪人に生まれ変わるでしょう」
「博士、ひとつ頼み事があるのだが」
「なんでしょう? デブラー様」
デブラーは小さく咳払いをした後、あたりを見回した。
「改造後の体型を太目にしてもらえないだろうか?」
そして、少し頬を染めながらぼそりと呟いた。
「デブのほうが…魅力的だろう?」
博士はしばし目をしばたたせた。
「あの、それはどういう意味で?」
「そのままの意味だ。太っていた方が綺麗だろ?」
いくら天才的だといわれる博士の脳みそでもデブラーの言葉を咀嚼するのに数分要した。
博士とデブラーはしばらくの間お互いの目を見ていたが、デブラーが本気だと分かると博士は一歩引いた。
「さ、さすがにそれは…なんというか、デブラー様の嗜好に合わせるわけには…」
口ごもる博士。
しかし、デブラーはずずいとにじり寄った。
「できるよな?」
悪の組織の総統が持つ圧倒的な威圧感に気圧され、博士はつい首を振っていたのだった。
数時間後。
怪人に改造され、丸々と太った姿にされた女性の悲鳴がデブルーダー帝国のアジトに響き渡った。
悲劇の女怪人「ピッグクイーン」の誕生である。
この怪人が戦隊ヒーロー達の強敵として立ちはだかるのだが、それはまた後の話。
つづく…?
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メンテで書き込めなかったがお二方とも乙
今回はどちらも妙にほのぼのして面白かったw
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棒の人氏も334氏も投稿乙です 。
小生も2ヶ月ぶりに投稿させてもらいます。
今回は怪盗天使ツインエンジェル(アニメ版)の二次創作で、
今回の注意点は、「前後編(今回で完結しない)」
「オリジナルキャラとオリジナル設定が登場」「(肥満化以外の部分が)無駄に長め」の3点です。
「魑魅魍魎!?突風は出会いと肥満化の呼び水!」
遙達5人が森の奥、木漏れ陽が差し込む道を歩いてる
クルミ「全く、こんな森の奥で暴れてるのは、ドコのどいつなのよ」
テスラ「本当、一体何が目的で籠もってるのかしら」
葵「それは分かりませんが、その立て籠もりさんが森を荒らしてるのは確かです」
ナイン「この森に来た人達が、帰ってこないのもその犯人に捕まったのかもしれない」
遙「私たちが捕まえないとね、私たちツインエンジェルが!」
遙達が今言った様に、この森で数日前から謎の人影が目撃されていて、その調査に行った警察官や探検に行った子供達の内の一部が帰ってこなかった。
そのため、遙達ツインエンジェルが調べに来たのだ。
テスラとナイン、ツインファントムもそこに合流し協力することになった。
テスラ「それで、立て籠もり犯ってどんな格好してるの?」
遙「えとね、緑色のベストを羽織っていて、
ボサボサに伸びきった髪の毛に狂犬の様な目付きをしていて」
ナイン「!・・もしかしてあれが」
ナインの指した先に周りの木々についた葉の様に深い緑色のベストを羽織り、
顔が見えづらくなる程に髪をボサボサに伸ばし、その下から狂犬の様に
鋭い眼光を覗かしている男がいた。
遙「そうそう、こんな感じの クルミ「こいつが立て籠もり犯よ!」
立て籠もり犯が、遙達に飛びかかった。変身しながら散る五人。
立て籠もり犯が後を追ったのはクルミだった。
クルミ「この!これでも喰らってなさい!エンジェルボ・・・あっ」
そう、ここは木々が立ち並ぶ森の中。
爆弾など使えばどうなってしまうかは、言うまでもない。
動きを止めたクルミへ、立て籠もり犯が右の掌を突き出す。
そこから、突風が吹き出し、クルミを吹き飛ばした。
クルミ「きゃあーーー!!」 遙「クルミちゃん!!」
遙がクルミを追ってその場を離れた。
残る3人は、クルミを遙に任せ逃げた立て籠もり犯を追う。
-
ドスン!!! 吹き飛び宙を舞っていたクルミの身体は、地面に叩き付けられる間際に遙に受け止められた。
クルミ「あ、ありがとう遙、でも油断してなければ、私で何とか出来たんだから!」
遙「うん、分かってるよ」 遙はクルミをゆっくりと地面に下ろした ドッズン!!
遙 クルミ「え・・・?」 ゆっくりと下ろされたにも関わらず、轟音が生じ驚く二人。
下ろされたクルミは、自分の体の変調に気付きだした。
手足が、何かにつかえてるのか、上手く動かせなくなってる。
首も、何かに固定されてるのか、全く動かなくなってる。
固定された視界の下方が、何かで遮られて、全く見えない
クルミ「も、もしかして、もしかして、私・・・・・!」
立て籠もり犯は、ナインの剣と葵のエンジェルアローを交わし続け、距離を取り、戦うには都合の良い開けた場所まで逃げおおせた。
そう、身を隠すことが出来ず、木々に燃え移る恐れが少ない場所に。
ナイン「姉さん!」 葵「テスラさん!」 ステラ「二人とも下がって!」
テスラは、右手を振りかぶり電撃を放とうとしたが、その手首に後ろの茂みから蛇ほどの太さの触手がかけられる。
そこから、右腕、胴、左手、腰、両足といった具合に、全身に絡まっていった。
テスラ「!?・・くっ、離れない・・・」 首以外の体の動きを封じられたステラと、動揺するナインと葵を尻目に立て籠もり犯は逃げだそうとするが、
クルミ「逃がさないんだから!!この立て籠もり犯!! 」クルミの怒りに満ちた叫び声が聞こえた。
しかし、その声が響いた所から現れたのは、遙と彼女が乗っている凄い勢いで転がる身長の6倍ほどの直径の白い大玉だった。
-
白い大玉は、そのまま立て籠もり犯に激突し、
勢い余った大玉は脇の大木にぶつかって、木を少し傾けて回転を止めた。
立て籠もり犯は後ろに吹き飛ばされつつも、バランスを保ち着地したが、
遙「エンジェル!ハリケーン(パワー500分の1!)!」
そこにレッドエンジェルの必殺技が放たれる。
立て籠もり犯はさっきクルミを吹き飛ばした突風を放つが、
遙の超速回転キックは突風をかき消し、立て籠もり犯の額を撃つ。
威力が抑えられていたので、立て籠もり犯は吹っ飛んだりせず、その場に崩れ落ちる。
その体を、姉を葵に任せて来たナインが押さえ込む。
ナイン「遙・・クルミは大丈夫だった?」
遙「え・・・う、うんケガは無かったよ・・・でも、ここには来れないというか・・・
念のために帰ったというか・・・」 しどろもどろな遙、後ろの大玉が何故か震えている。
テスラ「遙さん、正直に言って」 葵「・・・大体、見当はついてますから・・」
ナイン「姉さん・・・!!」 追いついた二人を見るなり絶句するナイン。
先程触手に絡まれていたテスラだが、外傷は無かった。
キズの無い綺麗な姿のまま・・・横に大きなぽっちゃりとした体になっていた・・・
ナイン「・・! じゃぁ・・・」 白い大玉の方を向くナイン。
丁度、葵と遙が大玉を起こしてるところだった。
反転させた玉の頂点にあったのは、真っ赤に染まったクルミの頭だった・・・
-
遙達3人は何も言えないまま、変わってしまったテスラとクルミを見ていた。
クルミは遙に起こされて、何とか二本の足で立てていた。
その体は、前幅、つまりお腹の大きさが縦幅である身長を優に上回っている。
後幅である背中側も同じ位大きくなっていて、その下のお尻は、それよりも一回り大きくてドンと張り出している。
さっきは「二本の足で」と書いたが、足と足の隙間など消えうせているので、
「一本の丸太」と評するのがふさわしいかもしれない、
いや合わせての太さはさっきぶつかった大木の幹にも匹敵する位なので、それもふさわしくないだろう。
しかし、それでも脚で立っている様を見ると大玉などでは無く、
(とても太った)人間であることが分かる。
ここまで胴体が変貌したにも関わらず、何故かその顔は全く変わってなくて、
ガスタンクの様な大きな胴体の上に、小さな頭がちょこんと乗っかっている形になっている。
テスラの方は、バランスの取れた、ある種現実的な太り方
顔が全く変わってないのは同じだが、その分細身な体が、脂肪を付けて太ましく変わったことを引き立てている。
むっちりと2周りは太くなった腕に、
布地の上からでも柔らかさと大きさが分かる、ポコンと出っ張っているお腹。
下半身も、太く、大きく、そして丸くなっていた。
特にお尻はもはやバレーボール並のサイズで、かつ綺麗で整った形をしている。
しかしある意味一番悲しいことは、前は「細身な体の中でも大きかった」胸には、何故か全く脂肪が付かなくて、今は逆に「でっぷりとした体の中では小さい」胸になってしまったことだろう。(ここにいる4人とテスラ本人はそこは気にしてない様だが)
-
テスラ「どうも妙なの」 気まずい雰囲気を変えたのは、その遠因であるテスラだった。
遙「妙って、何が?」 葵「触手は、しっかりと絡まっていたのですが、テスラさんが太りだしたのを見るとすぐに解けたんです」
ナイン「?」 遙「どうゆう事?」
テスラ「おそらく触手を出したのは、立て籠もり犯の仲間、彼を守るために触手を出したけど、
私の動きを封じるだけで済ませたってことは、私たちを傷つけるつもりは無かった。けれど、何故か太らせてしまった」
クルミ「じゃあ、こいつもその仲間も一体何なのよ!突風出したり!触手伸ばしたり!
私たち太らせたり!!」 ここで、丁度その立て籠もり犯が目を覚ました。
しかし、あの鋭い眼光は消え失せていた。キョロキョロと自由に動かせる首を左右させていたが、テスラとクルミを見るなり、頭を上げ下げしだした。
葵「土下座・・・のつもりでしょうか」 遙「もしかして、謝ってる?」
クルミ「謝るくらいなら、どうしてあんな事したのよ! 立て籠もったり!私たちに襲いかかったり!テスラ太らせたり!!私をこんな体にしたり!!!」
まくし立てるクルミ、その勢いがクルミの体を前に少し傾けるが、その拍子に出っ張った下っ腹が地面につかえる。
そのまま、体全体がゴロンッと90度程回ってしまう。
クルミ「くっ!くっ!・・・お、起き上がれない・・・」 クルミはじたばたと、手足を動かしてるがそもそも地面に届いてないのが悲しい。
その姿は、さっき大玉として転がっていた様を連想させる。
立て籠もり犯「本当に、すまなかった・・・」
立て籠もり犯が謝った。その声からは先程までの凶暴さは全く見られなかった。
テスラ「立て籠もりさん、貴方は一体何者なのですか」
立て籠もり犯「話すと長くなるし、全部はとても説明できないが、とりあえず説明させて欲しい・・まず俺の名はマギア、君達天の御使いとは対極にあたる存在だ」
-
・ツインエンジェルは、聖杯という秘宝に共鳴し力を得た少女が変身する「天ノ遣」で、
それに対し、マギアらは人の姿と心を持ちながらも、人が持ち得ない力を持つ存在、
いわば「魔の者」。ある者は人間社会にとけ込み、またある者は人が居ない場所でひっそりと暮らしている。
・しかし、ある程度の周期で、力が理性を覆ってしまい軽い暴走状態になってしまう時がある。その際には暴走が終わるまでなるべく他者に危険が及ばないような場所に行く様にしている。
・この森で暴走していたマギアが、たまたま通りかかった人にその風貌から、「逃走した凶悪犯」と勘違いされたのが、今回の騒動の発端だったのだ。
マギアの言ったことを要約するとこの様な内容だった。
遙達は、初めは魔の者という存在を知り驚いたが、終始低姿勢だったマギアの態度から言われたことには大体納得した。二つの、かなり大きな点を除いて。
クルミ「それで、アンタと仲間はどーしてこんな事を出来るの!」
クルミはまだ起き上がれてなかった。起き上がろうと、身動きする度に、吊り下がった胸がブルブルと、重々しく揺れている。
テスラは、ハンカチで汗を拭いている。身動きには支障の無いレベルとは言え、それでも20kg優も太ってしまうと、この季節は暑くてたまらない様である。
マギア「天の御使いに魔の者の力をぶつけると、何らかの異変を生じさせる」
「10日も経てば元に戻る・・・そう聞かされていたが、まさかこうなるとは・・・」
-
クルミ「それで、この森で行方不明になった人たちが居るんだけど・・・」
「アンタ、襲ったり・・・してないよね」
マギア「いや、俺を見かけて慌てて逃げ出した人達は何回か見たが、襲ったりは絶対にしてない」
「クレナなら何か知ってるかもしれない」
そうマギアが言った矢先、後ろから女の叫び声が聞こえ、すぐに消えた。
その直後、バイクのエンジン音が響き、その場から遠ざかっていった。
マギア「!!」遙「いまのは!?」
ステラ「もしかして、クレナさんって、私に触手を絡ませた貴方の仲間で、」
葵「今の声の人なんですか?」
マギア「ああ、その通りだ・・すまないが、俺を行かせて欲しいんだ」
ナインは、すぐにマギアの上からどいた。
マギア「あっさりと行かせてくれるのか、有りがたい」
「話の続きと償いは後回しにさせてもらう!」マギアはそう言うなり、バイクの音が消えていった方へ走り出していった。
遙達4人もその後を追う。
マギア「な、何故ついてくる!?」すぐ後ろについてくる3人を問いただすマギア
葵「事情はよく分かりませんが、目の前で起こった誘拐を見過ごすわけには行きません」
マギア「危険だぞ!もしかしたら、あの白い子と緑の子と同じ様な目にあいかねないぞ!」
ナイン「だとしたら、尚更行きたい。遙と葵を、クルミと姉さんと同じ目に遭わせる訳にはいかない」
マギア「・・・俺もクレナも人間じゃないんだぞ・・・」
遙「それでも助ける!それ天ノ遣の使命で、私たちのやりたいことだからね!」
「そうでしょ、葵ちゃん!クルミちゃん!テスラちゃん!ナインちゃん!」
その言葉にうなずく後ろの2人、そう葵とナインの2人が・・・
-
ステラは、遙達の後方から追い上げていた。
全力疾走の時には、20kg以上の重りはかなり問題となった様だ、
今も一歩歩く度にお腹とお尻が大きく揺れていてかなり動きづらそうである。
ステラ「わ、私もこの体で出来る限りのことををします・・」
「ですから、す、少し待ってくれませんか・・・」
クルミはあの場から動いてない、というか動けてなかった。
まさに大玉の様になってしまった体では、起き上がることも自力で出来なかった。
クルミ「私をこんな体にした償いはたっぷりとしてもらうからね!その為にもあんたを放っておく訳にはいかないのよ!・・・」
葵と遙の間に言おうとしていたセリフも、ここでは誰にも聞こえない
クルミ「・・・放っておかないから・・放っておかないから・・・」
「わたしを放っておかないでよぉーーーーーーー・・・・・・・」
葉月クルミ/ホワイトエンジェル 142cm 33kg→297kg(3(横)×3(前後)×1(縦)=9)
69・52・73→168・163・167
テスラ・ヴァイオレット 158cm 44kg→69kg
86・58・86→86・83・102
今回はここまでです。続きは来週までには投稿するつもりです。
-
>>233さん乙です
今日はデブの日だとかで。
なので急ごしらえで悪いのですが小説を書きましたので宜しかったらどうぞ。
ttp://www1.axfc.net/uploader/so/2989295.txt
pass:himanka
いつも以上に荒い上に訳分かりませんww
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皆様の小説本当に素晴らしいです!
自分も見ているばっかりで悪いなと思い何かしたかったのでとりあえず
ラピュタ見ながら考えた結果ドーラの肥満化かシータの肥満化かを
書こうと思いました。あまり上手くはないですがもしよければどうぞ
(ラピュタ放送日にもデブの日にも間に合わずorz)
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1559_1.jpg
-
SSキター!!今回のは強制感ぱないっすね!
イラストすごい上手じゃないですか!素晴らしい(´ω`*)
二人共GJ過ぎw
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>>235
顔の火照り具合といい、蒸れ具合といい、いい意味で暑苦しそうで最高っす!
-
二人とも乙乙
-
皆さん乙です!
時期ネタでほのぼの短編書いてみました。
相変わらず雑ですが、よろしければどうぞ!
僕の幼馴染が死んで、一ヶ月が経つ。
昔から病弱だった彼女は、僕の目の前で息を引き取った。
病院の管理された食事がほとんどだった彼女にも、好物があった。
それは――――
>>
この一ヶ月で、墓参りが日課になってしまった。
今日も今日とて彼女のお墓にお供え物を置いて、お線香を上げる。
いつも閑散としている墓地なのに、今日に限ってにぎやかだった。
ああ、そうだ。今日からは
「お盆、か」
蝉の声と太陽が、やけに気に障る昼だった。
家に帰って親戚と一緒にお盆のご馳走を食べ、迎え火を焚いて、布団に入る。
何か不思議な力でも働いたかのように、眠りに付くのはすぐだった。
そして、どこかからの声を聞く。
「もしもーし」
どこかで聞いたことのある声だった。
「……もしもーし? 違うかな……やっぱり……」
ひどく懐かしいような気もした。
「……う〜ら〜め〜し〜や〜?」
……面白そうなので、もう少し目を瞑ったまま焦らしてみよう。
「起きない……曾お婆ちゃんはこれで一発だって言ってたのに……」
ああ、これは夢だ。
だって、この声は、居ないはずの人だから。
「あーもう。起きてよー」
-
最後には実力行使で揺さぶられたので、観念して目を開ける。
そこには、僕が覚えているそのままの、幼馴染の姿が――――
「――うん?」
彼女を見てみると、どうにも違和感がある。
きている白いワンピースは、彼女が生前気に入っていたものだ。
それは間違いないから、違和感は服装の所為じゃない。
「あ、やっと起きた」
そう言って、寝ている僕を見下ろして手を振る。
二の腕に付いた贅肉が、ふるふると震えていた。
……………
生前の彼女は、病弱だった。
そして、ゆったりとして入院着の上からでも分かるほど、極度の痩せ型だった。
「……雰囲気変わった?」
これ以上無いほど慎重に問いかける。
彼女から寿命を知らされた時と同じくらいの緊張が、脳のシナプスを走っている気さえした。
「あ……分かる?」
そういって、はにかみながら足を寄せる。
……明らかに、太い。
寝転がったままというのも情けないので、とりあえず起きる。
そして、彼女の身体をじっくりと観察した。
胸は、やっと栄養が与えられたようで、ささやかに膨らんでいる。
顔にはほとんど肉が付いておらず、普通の範囲に収まっていた。
ばら色の頬は、むしろ見ていて安心する。
腕もかつての彼女からは考えられないほど柔らかそうになって、動かすたびにわずかに揺れている。
平均的な女子より少々肉付きがいいかな、というくらいだ。
太ももは健康的な太さといっていい。
ちょっぴりオーバーなのが実に健康的である。
ワンピースなのでよく分からないけど、お腹は少しぽっこりした程度みたいだ。
全体的に、生前より健康的で非常によろしい。
複雑なのは、彼女が死んでしまってから健康的な姿を見れたことだろうか。
「あの、あんまり見ないで……」
詳細に観察していたので、抗議を受けた。
もう少し見ていたかったが、頬を赤らめるのが可愛かったので視線を外す。
「あ、ごめん。どうして、そんなに……イメチェンを?」
尋ねてみると、いきなり上目遣いで睨まれた。
少し涙目。可愛い。
「お供え物……」
ぼそりと呟かれた言葉は、ほとんど意味が分からなかった。
「うん?」
「墓参り、来てくれたでしょ、毎日」
「うん」
「そのときに持ってきてくれたものがあるでしょ」
「あー」
納得。
僕が察したにもかかわらず、彼女の詰問は続く。
「それはなあに?」
「シュークリーム」
彼女の好物シュークリーム。
きっと食べたりなかったろうと思って、毎日お墓まで持っていっていたのだ。
お供え物として、保冷剤つきで
「そのせいなんだけど……?」
声は少々ドスまじり。
儚げだった彼女は少し体重が増えて、凶暴成分も増したらしい。
いや、今のほうが元気でいいね。
「でも、僕も食べたよ? シュークリーム」
お供え物を墓前に放っておくわけにも行かないので、きちんと食べた。
それでとくに体重が変わったということは、無いのだけど。
「ほとんど寝たきり少女の基礎代謝、甘く見ないでよ」
「それ僕のせい? 食べるのを我慢すればよかったんじゃ……」
言いかけて、彼女がうつむいて震えるのを見て言葉をとめる。
「だって……婆ちゃんたちが貰った物は残すなって……。
他に甘いものたべれる人居なくて……。
しかも私、一番年下だから甘やかしてくれて……」
「……今のほうが、健康的で、いいとおもう、よ?」
「慰めなんてっ!」
言うと、彼女は向こうのほうに走っていってしまった。
そして、僕も夢から醒める。
……嘘でも、なぐさめでも、無いんだけどなぁ
>>
-
翌晩。
またもや彼女は夢枕。
「ねえ、ちょっと失礼だと思うんだけど、いい?」
「……だめ」
そう返す当たり、彼女も自覚しているのだろう。
「昨日より、ちょっと……」
「それ以上はだめ」
それじゃあ、僕のこのあふれる突っ込みはどこへ向ければいいのか。
とりあえず、思考と観察に費やすとしよう。
さて、一言で言えば、彼女は昨日より太っていた。
胸は一般的に巨乳といっていいレベルだろう。
昨日より成長した胸のせいで、ワンピースが少し短くなっている。
「……見ないでよ」
露出するふとももを隠すようにワンピースを下げようとするけど、それがかえってお腹を強調している。
昨日よりぽっこり具合がまして、筋肉が無いので少しだらしない感じ。
ちなみにふとももは彼女の抵抗が無駄だといわんばかりに主張して、非常にやわらかそうだ。
二の腕の辺りも増量を果たしていた。
触れば、ふにふにと指が埋まっていくだろう。
昨日は服装のおかげで目立たなかったお尻も、ワンピースの上から分かるくらいには大きくなった。
顔は幾分丸くなって、それでも可憐さは損なわれていない。
「どうして?」
苦笑しながら問いかける。
「お盆だから、ご馳走があるじゃない」
「つまり、また食べすぎ?」
すると、彼女は言葉に詰まってしまう。
ちょっと言い過ぎたかな?
「だって私、生きてる間はあんまりおいしいもの食べられなかったって、
皆知ってるみたいで……。なんか、気づいたらどんどん食べてるの」
「そっかぁ……少し気をつけようね」
彼女は頷いて、そのまま消えていった。
僕も、夢から醒める。
気づいたらどんどん食べてるって、それは彼女自身の責任じゃないのかな?
>>
-
翌晩。
盆幽霊は三泊四日。
彼女が来るのは今夜で最後だ。
「…………」
「…………ゲフッ」
向かい合った時にはもう、彼女は涙目スタンバイ。
それでもこらえきれずに、かわいらしくゲップが漏れた。
そして、その身体も大変なことになっていた。
胸はもはや爆乳レベルに大きくなって、ワンピースの中に鎮座している。
形はなんとか保っているけど、それはお腹の助力あってこそだろう。
そのお腹はというと、大きく前に張り出して、ワンピースの丈を大分使っている。
お尻は彼女のワンピースをめくり上げていた。
ワンピースのサイズは昨日より明らかに大きいのに、それでも足りていないのだ。
太ももはぴったりくっついてしまっていて、ミニスカ丈の裾から覗いている。
それでも隠すことは諦めていないようで、彼女は必死に引っ張っていた。
「……ご苦労様」
これだけ食べたんだ。
そこには苦労もあっただろう。
「あわれみはやめて……」
「だって……」
おとといから昨日の成長に比べて、明らかに……
「ち、違うの! 今日はぎりぎりまで食べてたから、まだお腹に残ってるの!
だから大きく見えるだけ! ほら!」
勢いよくそう言って、僕の手をつかんでお腹に当てた。
でもどこまで探っても、胃袋の硬い感触は見当たらない。
「ごめん、わかんない」
「嘘!」
彼女はさらに強く、僕の手をお腹に押し付ける。
それでもやっぱり、柔らかい感触しかなかった。
「……ついさっきまで食べてたのは嘘じゃないのよ?」
「ああ、うん」
ゲップで気づいていた、ということは言わないほうがいいんだろうなぁ。
「あ、それと……ひとついい?」
「うん?」
一転、本当に恥ずかしそうに彼女が切り出した。
「……ちょっと私の家に忍び込んで、ナスに刺さってる爪楊枝、割り箸に変えといてくれない?」
「……うん」
理由は聞かないのがやさしさだろう。
そんな目を向けてみると、彼女は、吹っ切れたように声をあげる。
「それより、今日で最後よ、最後。今日を逃したらまた来年。
なにか言うことないの!?」
「……ダイエット、頑張ってね」
それ以外に言うことはない。
「馬鹿!」
一発平手を食らって、僕は夢から醒めた。
それにしても、柔らかかったなぁ……
>>
送り火を見つめながら、思う。
彼女は、どうして夢に出てきてくれたのだろう。
なにかを、言いに来たのかもしれない。
僕にはそんなこと、わからないけど。
ひとつだけ、確実なことがある。
――来年のためにも、お墓参りは欠かせない。
終わり
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(´;ω;`) 萌えたし、ちょい泣けた。GJ!
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乙!
ほのぼのしてて尚且つ心温まるストーリーでした!
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なんかいい話だ!乙!
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棒の人さん、877氏 両者投下乙です!
小生もツインエンジェルSSの続きを投下させてもらいます。
注意点も前回と同様です
「機転脱出!!救出対象は新たな協力者」
薄っすらと月明かりが差し込むだけのはずの夜の森、
そこに人工の明かりを付けた施設があった。
ここから見える大きさはプレハブ小屋ほどだが、
その真下には、とても広い空間が研究施設として使われていたりする。
その脇に少し丸いシルエットの人影と、丸そのもののシルエットの人影。
クルミ「遙達大丈夫かしら・・・」
テスラ「こんな施設を用意している辺り、中々の規模の組織でしょうし、
罠や武器も豊富にあるかもしれませんね」
クルミ「それよりも心配なのは・・・」テスラ「みんなの体型のことですね・・・」
テスラは、ぽっこりと出っ張ったお腹をさすりながら、施設の方を見ていた。
クルミは・・・脇肉に遮られて手がそこまで動かせないし、首が無くなってるので視線を変えるには体ごと動かなければならなかったりする・・・
あの後、テスラとクルミを拾って、バイクの跡から探してみた結果、
遙達六人は隠されていたこの施設を見つけたのだった。
しかも、その近くに行方不明者の持ち物として知らされていたのと同じ物がいくつも見つかり、
彼らもこの施設に連れ込まれた可能性がかなり高いことが判明、
太ってしまった2人はに外に残し、二手に分かれ施設を探索することにしたが・・・
ナイン・マギア組
こちらのチームは相手に気付かれないように、
クレナと拉致された一般人を探しだし救出することを目的としていた。
マギア「ここまで大規模な施設に連れ込まれたとは・・俺達はそこまで嫌われていたのか・・」
ナイン「でも、私は貴方たちが危険だとは思えないし、関係の無い人を巻き込んでるこの施設が正しいとも思えない ん?」
ここでナインが視界の隅を横切るものに気付く。
-
ナイン「あの触手・・!」マギア「クレナのか!」
触手が伸びてきた方へ走る二人、その先にあったのは牢屋だった。
触手は通るが、鉄格子の隙間は狭く、中も薄暗いので詳しくは分からないが、
中に女性の人影が見えた。
ナイン「この人が、」マギア「クレナ!待ってろ、この牢をぶち破って・・・」
拳を構えるマギアだが、遮るかの様にその前に触手が出る。その先端は、壁に埋め込まれたスピーカーを指している。
ナイン「?」 マギア「壊すと警報が鳴ってしまう、そんな所か」
触手は、○を形どった。ナイン「正解、ってことですか」
マギア「仕様が無い、他に連れ込まれた人の場所や警報を解除する方法を先に探すとするか、待っててくれクレナ」
そう言って牢の前から立ち去るマギア、後に続くナイン、
その腰に下げた剣の先端に触手が小さな傷を付けながら絡まる・・・
数十分後、二人は牢からそれほど離れてない部屋に施設についての情報が記された端末を見つけた。
ナイン「あっさり見つかりましたね」
マギア「施設はともかく、計画はかなり急ごしらえだった様だな」
ナイン「!分かった!この下に送電用のケーブルが通ってる。
これを斬れば、このエリアの電気は落ちるから、警報は鳴らなくなるはず」
ナインは剣を構えたが、その先に触手が絡まってたことに気付き驚く。
その触手が急に解け吸い寄せられたかの様に戻っていったことに更に驚く。
更に部屋を照らしていた照明が消える。
マギア「こいつは、一体・・・」
ナイン「絡まる・・離れる・・落ちていった?・・・」
マギア「! 天ノ遣に魔の者の力をぶつけることと、魔の者が天ノ遣の力に触れることが同じ意味を持つとしたら・・ナイン、戻るぞ!」 ナイン「はい」
照明が消え、薄暗い廊下から牢に戻ると、あの人影は消えていた。
鉄格子を切り飛ばし殴り砕いた先にあったのは、床に開いた大穴。
そこに飛び込み、千切れた送電ケーブルを見かけながら着地した二人が見たのは・・
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クレナ「マギアに、天ノ遣の娘ちゃん、二人のお陰で抜け出せたよ、ありがとう」
まず、ブラウスだったはずの上着は、ボタンを全て弾き飛ばされ、キツキツながらも、
丸太の様な二の腕を通すジャケットと化している。
サッカーボール並みの大きさと重さを有する胸は、ドンと張り出しながらも、
その下のお腹に甘えるように乗っかっている。
乗っかっているのだ。お腹はこれ以上の大きさである。
サイズは、数ヶ月を経た妊婦のそれだが、丸見えの三段腹とムニュウといった類の擬音が似合うその柔らかさが紛れもなく脂肪が詰まった腹だと示している。
太ももは、二の腕を更に三割り増しした程の大きさで、パンパンに押し上げたGパンの生地の下からその太さを主張している
お尻は一番大きく育っていて、大振りの桃と同等以上の大きさになって、Gパンとパンツを引き裂き、その深い谷間が露わになっている。
そして、切り揃えた黄緑色の髪を後ろに流し、パッチリとした亜麻色の瞳を細め、
まん丸い顔に満面の笑みを浮かべた肥満体の女性がいた。
無言で一枚の写真を取り出すマギア。それに写っているのは、ブラウスとGパンを余裕を持ちながら着ている、鋭利な顔立ちとバランスの取れた体つきをした女性。
体型は全く違う両者だが、着ている服と髪の色、
そして表情と丸さは違うが、その顔立ちは同じだった。
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マギア「クレナよ」クレナ「なに?」
マギア「なぜにこの様な真似を!こんな結果を知っていたのだろ!何故に!」
ナイン「お、落ち着いてください」クレナ「そっちの娘ちゃんの言うとおりだよ」
「まぁ気持ちは分かるよ、でも私はこの娘ちゃんの、お姉さんだったけ、を同じ様な目に遭わせちゃったからね、けじめとして、同じ目に遭いたかったんだよ」
ナイン「クレナさん・・・」
マギア「・・・まぁ気持ちは理解できる、とにかく残るは、一般人の皆さんだが、
『こんな体になっちまった以上、お前はここで大人しくしていろ』と言いたいが、
聞いちゃくれないだろうな」クレナ「当然、あの人達が捕まったのにも、私にも責任があるからね、出来る限りの事はするさ」
ナイン「お願いします」
クレナ 167cm 56kg→92kg
83・53・85→101・109・120
今回はここまでです
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>>239
和んだ。今度の盆が楽しみ♪
>>246
乙〜
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初投稿です
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1560_1.jpg
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1561_1.jpg
じつは、他にも剛毛化ふたなり化剃髪などの差分があるのですがスレチですので自重
欲しい方がいれば貼ります
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おお、体型の描写がリアル寄りでいいっすね
俺は好きだぜ
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ノシ ミタイ…
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アドレスを検索しても絵が出ないよ。
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一生ROMってろ。って言っても理解出来ないんだろうな。
あ〜夏だわ。
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嫌な季節だな
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そうピリピリすんなよ
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>>254
検索じゃなくって
半角でhを頭につけてアドレス欄に貼るんだよ
直接リンクになるのを避ける為にhをぬいて貼ってる
めんどくさいけどね
ちなみに、なんでクリックしたらページに飛ぶ「直接リンク」がいけないのかというと
サーバーに負担がかかるとか諸説あるけど最近では気にしなくてもいいって意見もある
詳しく知りたければしらべてみるといいよ
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>>258の優しさにほっこりしたわ…
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最近>>258みたいないい奴っていなかったよな
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今回の件に関して言うなら、早い話あぶらみ掲示板行けよっていうね。
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>>261
それこそ新参には酷でしょう
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酷ではない絶対。
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「あぶらみ行け」の一言さえあればいいだろうな
>>255や>>256のように煽るだけみたいなのが一番ダメ
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お久しぶりです。
暗い部屋の中でパンパンな様子にしてみました・
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1563_1.jpg
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ヒューッ!お久しぶりGJ!
なんだか汗か液かでしっとりした感じがいいな…。
そういやDateBaseの『アニメ・特撮』に「Dororonえん魔くん メ〜ラめら 5話」
ってあったから見てきたんだが一応の肥満化は6話の方が……。
まぁ、こっちもどう見ても膨体です本当に有難う御座いましたなんだが(´・ω・`)ムムム
アニメとかの肥満化っていうとどうしても球体化→転がって移動 になりがちだが
(というか視聴者の大半を思うとそういうコミカル表現しかないが)
こう、相対的にぴっちぴちになった服来たままどすどすと窮屈そうに歩いて欲しいもんだな。
とはいえ最近のソシャゲに始まり徐々に徐々にぽっちゃりやら太め女性キャラも台頭して来た事を思うと
いつかまたそういうのが見れるようになるのかね……。
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>>265
乙乙
袖周りからして本来ゆるそうな服を着ているのに、
追いつかずにパツパツになってるのはいいなあw
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>>266
おぬし・・・膨体だっただからと言って最後まで見なかったのか?
最後ハルミがぶっくぶくに太ってておぬしの望むドッスドッスとダイエットマシーンで走ってたのに
-
ss投稿させていただきます。
とある国。
山奥にある洞窟の最深部には一生遊んで暮らせるだけの財宝が眠っているという。
今まで多くの冒険者が洞窟に向かったが、
何故か男の冒険者は道に迷ってしまい、洞窟にたどり着くことができず、山の麓に戻ってきてしまうという。
そして女の冒険者で無事に帰ってきたものはいない。
この洞窟に新たに二人組の女の冒険者が挑もうとしていた。
1人目はルル。活発な雰囲気の女の子。
2人目はマリア。おとなしい雰囲気の女の子。
マ「うぅ、やっぱりやめましょうよ〜。帰ってこれないのはいやですよ〜」
ル「何言ってんのよ!これで一生遊んで暮らせるなんてやすいものじゃない!」
どうやらルルがマリアを無理やり連れてきたらしい。
マリアは帰りたいとしきりに喚くがあっという間に洞窟の入り口が見えてきた。
男性よけの魔法でもかかっているのだろうか。
洞窟の中に入ると薄暗い通路の先から光がもれている。
近づいてみるとそれは扉のようだった。
二人が中に入るとそこには机が置いてあり、何か書かれた紙が置かれていた。
「ここから先に進むと3つの試練が課せられる。
見事すべて達成できれば望み通りの財宝が手に入るだろう。」
ル「挑戦するしかないわよね!もうこの扉開かないみたいだし。」
マ「」
マリアは絶句していた。
部屋を見渡すと奥に別の扉がある。
入ってみるとそこには大きな食堂だった。
今までこの洞窟に挑戦したのだろう、大勢の女性が必死に食事をしていた。
2人は席に着いた。途端に二人の体が椅子から離れられなくなった。当然椅子も動かない。
すると席に文字が浮かび上がってきた。
「椅子が壊れるまで食べ続けろ
食べ物は自動で席に現れる」
文字が消えるとすぐにポンッという音とともにおいしそうなランチプレートが現れた。
二人は回りを見回す。なるほどほとんどの女性がふとましい体型をしている。
突っ伏して寝ている人もいる。動けないのだから休息を取るにはあのようにするしかないらしい。
どうやらすぐに終わる試練ではいかないようだ。
ル「よしっ!食べるわよ!」
マ「ぇえ〜、帰ったらダイエットしなくちゃいけないよぉ」
文句を言いながらも二人は食事を摂りはじめた。
一日後
ル「もぐもぐ・・・はぁはぁ・・・いい加減きつくなってきたわ」
マ「けぷっ・・・ちょっと休憩です〜」
なかなかハイペースで食べてきた二人だがまだ椅子が壊れる気配はない。
椅子はなかなか頑丈そうだ。壊れない魔法がかかっていないことを祈るばかりだ。
ここでは時間の流れがおかしいのか、食べたものが消化されやすいらしい。
服が少しきつくなっていた。ルルはもうホットパンツのホックをはずしていた。
その上からやや自己主張気味なお腹が垂れさがってきていた。
もう軽くつまめるほどになっている。
ル「うぅ〜!結構精神的にくるものがあるわね・・・」
マリアはというとゆったりしたワンピースを着ていて体型の変化はわかりづらいのだが、
二の腕がたっぷりとしてきている。
マ「ふぅ・・・この試練を達成した人もいるみたいですね〜」
食堂の人数が少しだけ減っている。
達成できない試練ではないようだ。
-
三日後
マ「んぁぁ〜、このお肉おいしいですぅ〜」
ル「くちゃくちゃ、おいしいわ・・・このソースなんかたまらないのよね。まだまだいけるわよ!」
二人はいつの間にか食事に夢中になっていた。
食事は初めの見た目が鮮やかなものから、色彩度外視の脂っこいものが多くなってきた。
飲み物もなんだかどろどろしている。とてつもない栄養価がありそうだ。
二人の体は風船のように膨らみかろうじて椅子に収まっている。
もともとテーブルと椅子には大目にスペースがあったのだがいまやその隙間は腹肉で埋め尽くされている。
突き出たお腹からはみだした肉は椅子とテーブルで挟まれて苦しそうだ。いつ椅子が倒れてもおかしくない。
着ていたシャツはいつの間にかギチギチに引き伸ばされ伸ばされ、タレやソースでべたべたになっている。
ルルの太ももと尻は肥大化しすぎてもはやホットパンツが埋まってしまっている。
マリアのゆったりしたワンピースはもはや胸を隠すための役目しか果たせないほどにめくれあがってしまっていた。
お腹は常に食事をしているためぱんぱんに張りつめている。
二人は異常なスピードで太ってきている。いまや1日のほとんどを食事に費やしているようだ。
ル「ガツガツムシャムシャ・・・お腹きっついわぁ・・・ふぅふぅ・・・なんとかならないかしら」
マ「私はワンピースでよかったわぁ。ゲフッ、モグモグ」
二人の会話はほとんどなくなってしまっていた。
そしてその時だった
ブツッ!
ルルのシャツがはじけ飛んだのだ。
そしてなんだかルルの様子がおかしい。
ル「モチャモチャ・・・ん?いやああああぁぁ!なんで私こんなにデブになってるの!?」
いつの間にか魔法をかけられていたらしい。
それがシャツがはじけ飛んだ途端にとけたようだ。
ル「ねぇ!マリア!ねぇったら!」
わけがわからず必死にマリアに呼びかけるが、
マ「ぶふぅ〜うるさいですねぇ〜邪魔しないでください〜」
マリアの信じられないような太さになってしまった腕から、
ルルの口に食べ物が放り込まれる。
ル「オゴッ、なにするのよ!んっ・・・モグモグ」
食事に魔法がかけられているらしい。
ルルはおとなしくなった。
-
四日後
マ「ごくっごくっ、げふぅううう!」
盛大なゲップをした後、マリアのワンピースがはじけ飛んだ。体中から抑えられていた肉があふれ出した。
特にワンピースに抑え付けられていた乳房は爆発的に膨らんだ。一つ一つが樽のような大きさになってしまっている。
マリアは食事に夢中で気にしていないようだった。
お腹を圧迫していたテーブルは負荷がかかりすぎてしまったため形がゆがんでしまっている。
ル「ハフッハフッ、モグモグ、ぐぇっぷ」
ルルは食事以外のことにほとんど反応を示さなくなった。
しばらくしてばきっという音とともに椅子が壊れた。
すさまじい重量がかかっていたため床にとてつもない衝撃が与えられた。
そのまま床も抜け落ち二人は下に落ちて行った。
おちた先で二人はなにやら枠のようなものにすっぽりはまってしまった。
いつの間にか四つん這いの姿勢を取らされていた。
どうやら牧場のようだった。鶏が入れられているような狭い枠がどこまでも続いている。
しかしそこにいるのは変わり果てた女性達だった。太らされた体にその枠は狭く、隣の女性と体を密着させなければならなかった。
椅子が壊れるまで太らされたのだから当然だろう。
そしてなにやらチューブのようなものが口にあてがわれている。吸ってみると流動食のようなものが送られてきた。
ここも太ることが試練らしい。
女性たちは一心不乱にチューブにむしゃぶりついている。
もはや二人はほとんど考えられないままチューブから出てくるものを吸い続けるのだった。
七日後
ル「ぐぷっぐぷっ・・・ぅう〜苦しい〜」
マ「ごくっごくっ、げえええっふ」
二人に言葉はなかった。
流動食に何か入っていたのだろう。二人の体は大きく変化していた。
お腹が地面についてしまっている。
膨れすぎたお腹のほうが手足より張っているため、腹肉しか地面についておらず、手足は宙に浮いてしまっていた。
お腹の張りが緩い時はあふれ出た肉が地面にひろがっていく、そしてまたパンパンに張りつめる、
ということの繰り返しで胃袋は別の器官と呼べるほどに変わってしまっていた。
大きくなったのは腹だけではない。胸は顔の何倍のも大きさに肥大しており。乳輪は見事に引き伸ばされてしまっていた。
そしてそこからドロドロの母乳があふれ出ている。まるでビールサーバーのようだ。
尻はぱんぱんに張りつめ、子供なら簡単に体を埋められるだろう。尻をゆっさゆっさと揺らしながらチューブを吸う姿はいやに扇情的だ。
体は汗で雌臭いにおいを放つようになり、二人は自分自身のにおいに恍惚としていた。
枠からはギシギシという音が聞こえてきそうだ。二人の肥大化に合わせて耐久力への不安が高まってきている。
枠が壊れるのに時間はかからなかった。
-
十日後
二人は腹を突き合わせるような姿勢で向い合せにされていた。
腹が床に癒着してしまって動くことができない。
次の試練に進んだようだが二人は食事の快楽に考えることができなくなってしまっていた。
手で伸ばせばいくらでも食べ物が生成され、天井から伸びるチューブを吸えばどろどろの液体が出てくる。
そして口休めにお互いの母乳を吸う。突き合わせた腹で相手の詰め込まれた食べ物の動きを感じることで興奮を得る。
そして太っていくうちにお腹同士が押しつぶされて圧迫される様が二人にはたまらない。
行き場を失った肉が色々なところに流されていく。
そこは狭い部屋だった。
互いに腹を突き合わせ、太り膨らんで部屋を壊すことが最後の試練なのだった。
ル「あふぅ、おぃじい・・・マリアの特濃おっぱいおいしいよぉ・・・チュバチュバ」
マ「ぶひぃぃぃ、ルルのおっぱいもおいしいですぅ〜、はぁはぁ」
・・・
ル「うっ、またお腹ぱんぱんだぁ、きもちぃぃぃ」
マ「モグモグ・・・ルルのぱんぱんに張りつめたお腹が迫ってくるぅぅ、もっとお腹膨らませなくちゃぁ〜」
もはや太りすぎてどこがお腹なのかもわからない。
その部屋は異様な熱気につつまれていた。部屋のほとんどが肉で埋まっている。
腋から背中まで肉が付きすぎてもう腕を閉じることはできない。
手が動かなくなったら母乳かチューブに頼るしかなくなるだろう。
肥大した尻には小さな肉のくぼみがある。そこにお飾りとなった足が収まっていた。陥没、とったほうが正しいのかもしれない。
胸はお互いの口元まで母乳を供給できるようにだるだると引き伸ばされていた。母乳で張っているときでさえ、
楕円を保つことが精いっぱいになってしまっている。
もはや二人は母乳を吐き出すだけの肉塊と化していた。
腹にはどれくらいの脂肪が詰まっているのだろう。汗と熱気がいつまでも生成されている。
お互いに苦しそうなほどにお腹を張りつめながらも食事をとめることはなかった。
二人の膨張は止まらない。そして部屋を壊すことができたとしても二人は動こうとしないだろう。
いつまでも太り続ける快楽に溺れていくのだった。
洞窟から帰ってきたものはいまだにいないという・・・
以上で終了です
連投、お目汚し失礼しました
-
お目汚しなどとんでもない、投下乙です
色々と怖ぇーよ、この洞窟(小並感)
-
乙!肥満化+膨乳いいね。
何リットルでも出てきそうだよ
-
乙乙
正直かなり抜けるわ
-
>>267 自分は膨体もいける口ですが、
やはり一般のニーズとしては通常>>>超えられない壁>>膨体化・球体化>>肥満化
といった具合なんでしょうね
そんな計算を振り切った描写として自分がおすすめするのは、
・ミルキィ第二幕第二話終盤のミルキィホームズのデブ化
短いが、容赦なくデブっぽく見せる肉の付き方。
場面が変わると少し痩せてぽっちゃりにレベルダウンするのも、かえって萌えました
・ジュエルペッド きら☆デコ 9話 中盤から終盤にかけてのピンクの体型
終盤は球体化だが、それ以前はまぎれも無くデブのそれだと思う。
ピチピチの服にくぐもった声、細まった様に見える目の三段コンボ。
・武勇伝6巻以降の 要萌花 上2つと違い、三次でもありうるシチュで、
体型と体重に関する描写が容赦ない。
それでいて、二次の可愛さもしっかり描写している辺り、流石です満田先生。
これらプロの仕事の足下にも及びませんが、小生もSSの続きを投下します。
「犬歩棒突?葵、まさかの災難」
そのころの遙・葵組はと言うと、追われていた。
こちらのチームは地上から近い地点を散策し、施設の職員を見つけ、事情を説明してもらうことを目的としていた。拉致している時点で、対話で解決する望みは薄いのだが、マギアの『人間どうしなら、話し合ってみるべきだと思う』という強い希望でやってみることにしたのだが・・・
ダンダン!! ダンダン!! 遙「ひぃやぁぁぁぁ!」
葵「エンジェルアロー!」
見つけられるなり、発砲された辺りやるだけ無駄だった様である。
最も、このチームに人数を割いたお陰で、クレナの救出、
というか脱出はすんなり成功したのだが。
遙が職員を引き付け、その間に葵が距離を取り武器を弾き、そこに遙が追撃し気絶させる
という戦い方でしのげているが、倒しても倒してもすぐに援軍がやって来る。
遙「お、多すぎるよぉ!!」
その時、廊下を照らしていた照明が消えた。
そのクレナがこの辺りの送電ケーブルを引きちぎったのだ。
葵「今の内にこの部屋に逃げ込みましょう」
二人は、敵職員が混乱している合間に脇にあった小部屋に入り込む。
その直後、敵職員の足音は小部屋とは反対の方向に消えていった。
葵「ひとまず切り抜けられましたね」
遙「でもいきなり撃ってくるなんて・・ナインちゃんとマギアさんは大丈夫かなあ」
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その頃の二人とクレナは、
ナイン「あの大部屋に拉致された人達が、集められているんですね」
クレナ「そうよ、何のために捕まえたのかは、分からないけどね」
目的地である一般人の監禁場所に辿り着いていた。
マギア「ともかく、俺達の問題に関係のない人を危険に巻き込む訳にはいかない」
「安全にかつ確実に、救出する方法を考えないとな」
そう言った矢先、大部屋から園児らしき子供が白衣を着た大人に引きずられながら出てきた。大人は、懐から何かを取り出し子供の顔の間際に近づける。
照明の光を反射させるそれは恐らく、ナイフ
職員「悪いのは、出てこない魔の者の野郎だからな、私たちのことを恨まんでくれよ」
そんな屁理屈はナイフを突きつけられた園児には聞こえない。
それに気付いてるのか、気付いていないのか、職員はナイフを高く振り上げ、
マギア「成る程、『魔の者』相手に『人』質にするつもりだったってか」 マギアにナイフを掴み取られる。
そのまま、その職員を平手打ちで吹き飛ばす。
その音を聞きつけたのか、大部屋の中と周囲の廊下から大勢現れる職員達。
マギア「戦うべきは俺達だけろうに!!」 突貫するマギア、ナインも続き、職員の武器を切り裂いていく。
クレナ「戦いになるかどうかは知らないけどね!」クレナも突っ込む。
その巨体からは思えぬ素早さと巨体に見合った力強さをもって職員を次々に千切っては投げていく。
それでも見た目で倒しやすいとみなされたのか、多くの銃口が向けられ、火を噴く。
クレナ「はっ」クレナはその銃弾を跳躍で交わす。そして、触手を職員らの向こうの壁にかけて、
クレナ「とりゃぁーーー!」その木の幹のごとき脚の一振りで全員蹴り飛ばす
クレナ「ほっ」 体勢を戻すために大部屋の壁に両手を付ける。しかし・・・
バコッ クレナ「うぇっ!?」 交わした銃弾の内いくつかがこの壁を貫通し傷をつけていて、
勢い良く跳躍したクレナの重量に耐えきれず壊れてしまい、
ムニョン そのままクレナの上半身が大部屋の方に突き出てしまう。
-
腹肉が挟まってしまいクレナ自身ではどうしても抜け出せなくなってしまう。
ナイン「・・・」(抜け出すために)尻肉を上下に激しく揺らすクレナを、少し惚けながら、見ていたナインだが、脚を掴みクレナを引き抜こうとする。
ビリイッ しかし既に限界だったのか、Gパンの脚の生地が裂けてしまい、とても太く肉々しい生脚が露わになってしまう。
その様にある種の衝撃を受けたのかナインは、クレナの脚に手を当てたまま動きを止めてしまう。
そのことに気付かぬクレナ、大部屋側の上半身がもっと大変なことになっているからだ。
園児1「すっごいぷよぷよだぁ」丸い頬をたぷつかれ、
園児2「牛さんなのかなぁ?」身動きする度にお尻ほどでは無いが激しく揺れる胸をペタペタと触られ、
園児3「豚さんじゃない?」挟まり、はみ出てる腹肉をモニモニとつかまれてといった具合にである。
クレナ「ひゃ、ひゃめてょ、くすぐったいよ」
ちなみに大人の監禁者は、職員に抵抗して殴られたのか、全員部屋の隅で気絶している。
マギア「なにやってんだか・・・」呆れるマギア。こうゆう茶番を演じる余裕は無い。
と言ってもここにいる職員は皆気絶させており一息付くほどは有る。
いや、それも無かった。一人気絶してない職員がいて、ライフルを構えている。
銃弾が放たれる。当然狙いは身動きの取れないクレナ、
そしてその前のナインとその後ろの子供達。
マギア「やめろーーー!!」マギアの突風が銃弾を弾き、職員を壁に叩き付けた。
空気の激流はそのまま壁にふきかかる。
その一部が、壁に開いた「換気口」と書かれた穴に入り込んだ。
ここで視点を遙・葵組に戻す。
二人とも暗闇に目が慣れてきて、葵は壁に備え付けられた装置を見つける。
葵「これは、「第二換気システム管理装置」・・?」
地下の施設である以上、換気は必要不可欠である。しかし本来なら空気の流れを調節するこのシステムも停電により機能を停止している。
その為、真下から入り込んだマギアの突風はデフォルトのパイプ配置に沿ってこの部屋まで流れ込み、
葵「ふわぁぁ!?」 吹き出て葵を直撃した・・・
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遙「だ、だ、大丈夫!?葵ちゃん」 葵「だ、大丈夫です・・・」
マギアの突風を喰らったのだ、大丈夫なわけが無い。
魔の者の力が天ノ遣にぶつかった時、その身体を肥え太らせる。
今の葵はクレナを優に上回る肥満体である。
体重自体はクルミより軽いが、顔にも肉が付き、声が少しくぐもってしまってる辺り「デブ」っぽさは上回っている。
まずレオタード状の衣服から伸びる二本の脚は丸太の様に太く、隙間が無くなり
内股がくっつきムニュゥと変形している。
このSSでの設定では、 もとい魔の者と対を成す天ノ遣、ツインエンジェルの衣は体型にあわせて大きさを変える。
その為今の葵の体型にもピッタリと合っている。 その分、大きさや太ましさが際だっているのだが、
例えば五割り増しに巨大化したお尻は布地の下からそのラインと深い谷間を見せている
顔にも肉が付いたと言ったが、頬に少し肉が付き顔の輪郭が丸くなった程度である。
しかし声が少しくぐもったとも言った通り、顎の辺りは、声帯を圧迫する程に脂肪が付き、くっきりとした二重あごが出来ている。
元々中学生にあるまじき程の大きさだった胸は、更に巨大化しバスケットボール大の爆乳となった。
しかし一番の肥大化を遂げたのはお腹である。
数字にして約二十八割増し(2,8倍)、10数kgの脂肪を蓄え、
小学生中学年の全身に匹敵する程の直径をもって葵の視界の下半分を遮るその様は、正に太鼓腹である。
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想像するといいかんじだよ!
支援
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遙「ほ、ほんとに大丈夫なの、葵ちゃん・・・」
葵「だ、だいじょうふではないですが、これでもまだ援護は出来ると思ひます・・」
「ひとまふ、この部屋から出て下におひてみましょうか」
葵はドスンドスンと大きな足音を立てながら部屋から出ようとする、が、出れない。
腕を伸ばしても、せり出たお腹の前幅の方が上回っている。
要するにお腹がつかえてドアノブに手をかけられない・・・
葵「 遙さん、後はたのひます・・・」
それだけ言って、葵はクルミとテスラの居る地上への階段の方へ歩き出した。
神無月葵 157cm 43kg→132kg
91・58・88→126・150・132
今回はここまでです
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>>268 情報thx!!!!!ちょっとみてくる!!
>>269 シンプルながらやっぱぎゅうぎゅう詰め肥満化シチュはほんと最高ですねGJ!!
強制肥満化と催眠洗脳系は相性がいいな…。
>>276 情報thx&GJ!! 続き待ってるよ!
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お久しぶりです
皆さん作品投下乙です!
ツインエンジェルSSのクルミさん描いてみました
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1564_1.png
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乙!
丸々太った絵はやっぱりいいわ
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自分のSSにイラストが付くとは思いませんでした。 225氏ありがとうございます。
イラストにふさわしいSS書きになれるよう、精進いたします。
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547さん、225さん乙です!続きが気になります!
SSが盛んなので便乗してSSを投稿させていただきます。駄文で失礼。
午前6時。学び舎には生徒達は登校してきていない。
広々とした校庭には雀が鳴いていた。
そこに表れた2つの影。
「『聖マリア女学園』。私立のお嬢様学校だ。ここに妖怪の気配がするね」
「それでは、今度の潜入先はこの高校だな」
ひとりは150cm足らずの小柄な少女。
もうひとりは2m近くある筋骨隆々の大男である。
「大里、今度は妖怪との戦闘に夢中になるあまり、建物を壊しちゃだめだぞ」
少女が大男を窘める。すると、大男は眉を顰め、少々罰が悪そうに反論した。
「仕方がないだろう、リリー。この間戦った妖怪は手加減して勝てる相手ではなかった。
油断していたらこちらが殺されていた」
「やれやれ、あの事件の後、僕が関係者の記憶を消したから妖怪の存在はばれなかったものの、
もっと優雅さが欲しいものだね」
少女が肩口で切り揃えた灰色の髪をかき上げると、朝日を受けて毛束がきらりと輝いた。
「100年に一人の天才魔術師である、僕のように」
「分かった、分かった。お前の術にはいつも感謝している」
大里はグローブのような手でリリーの頭を撫でると、朝靄の中に聳え立つレンガ造りの校舎に向き直った。
「それで、今度の妖はどんな奴だ?」
少女は両手の平を校舎に向けると、呪文を唱え、妖気を探った。
「一言でいうと…『乙女の敵』だな」
「どういうことだ?」
大里の問いかけに答えず、リリーは校舎の中に入って行った。
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犬塚いつきが教室の扉を開けると、汗臭さと熱気が頬を撫でた。
生徒達から放たれる大量の汗と熱量のせいだ。
饐えた臭いに軽くえずいていると、中からでっぷりと肥えた女生徒が巨体を揺すりながらのしのしと歩いてきた。
「体調でも悪いのかしら?」
「あ…え、江頭さん。おはよう」
江頭さんの顔はてかてかと汗で光っている。
ブレザーのボタンは今にもはじけ飛びそうだ。一番大きいXLサイズの制服のはずなのに。
たった1週間前まで雑誌モデルとして活躍していたのが信じられないくらいの太りっぷりだ。
「もっと栄養を取って太らないとだめよ。あなただけそんなに痩せていて」
そう言って、購買部で買い求めたであろう揚げパンを手渡された。
汗まみれの手にずっと握られていたためか、パンを包んでいる油紙はしっとりと濡れていた。
「さすが、学級委員長! 優しいわ〜」
クラスメートが口ぐちに賛美の声を上げる。
彼女達は、程度の差こそあれ、ブクブクに太りきっている(江頭さんに比べれば、小熊サイズだけれども)。
皆、先週までは痩せていたはずなのに。
まるで自分が元から太っていたかのように振舞っている。
「さあ、朝礼が始まりますわよ。早く席にお着きになって」
あまり気が進まない。私は教室内の悪臭を嗅がないように口で息をしながら、席に着いた。
「うう、嫌だな…こんな学校。つい最近までは格式ある名門校だったのに、どうしてこんなことに」
「それは妖怪の仕業だよ」
「え?」
気が付くと隣に見知らぬ女の子が立っていた。
灰色の髪の小柄な子だ。ハーフだろうか。
「あなたは…誰?」
「おっと、自己紹介がまだだったね。僕の名前はリリー。今日からこの学校に転校してきたんだ」
リリーがほっそりとした手を差し出す。
「私は犬塚。よろしくね」
私たちは握手を交わした。
「しかし、この学校の女生徒は、キミ以外皆丸々と肥えているね」
「元は痩せていたんだよ。でも、ある日を境に急激に肥満してしまったのよ」
リリーの青い目がきらりと光った。
「ほう、それは興味深い。もっと詳しく教えてくれたまえ」
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「それで、潜入の出だしはどうだ? リリー」
放課後の用務員室。リリーと大里は状況報告をしていた。彼ら以外には誰もいない。
「ばっちりさ。犬塚という気の弱そうな生徒に接触した。今後はその娘から色々と情報を仕入れるつもりさ」
「そうか、それは良かった。俺も用務員として学校に潜入し、妖怪が取り憑いていそうな職員及び生徒を探している」
「それにしても、大里。用務員の作業着が良く似合うじゃないか。妖怪退治屋から転職したらどうだい?」
「余計なお世話だ」
大里はぶっきらぼうに答えると、ポケットから煙草を取り出し火をつけた。
「リリー、俺の勘だが今度の獲物は手強い気がする。くれぐれも気をつけてな」
「何を言っているんだい。百戦錬磨の私の腕にかかれば、どんな妖怪だっていちころだよ」
リリーは発育の遅い胸を張った。
その様子を天井裏から盗み見ていた俺は、天井の戸板をそっと閉め、憑依している人間の元に帰った。
(つづく)
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乙です、これまた面白そう
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334氏乙です。
29日ですので毎度の駄文を。
ttp://www1.axfc.net/uploader/so/3011028.zip
パス:himanka
宜しければどうぞー
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334氏投下乙です。
「突発性肥満化彼女」の分も含めて続きを楽しみにしてます
棒の人氏も毎月投下乙です。
水着の彼女も、シンフォギアの3人も(太り様が)可愛いかったです。
そして、お二方に便乗して小生も投稿させてもらいます。
ツインエンジェルSSの続きではなく、金色のガッシュの二次創作短編です。
これまたオリジナルキャラ&オリジナル設定が登場します。
「脂を纏わせる敵!?ゾフィス対ハンク・クーリー」
「ラドム!」地味目な服装の少女がこの言葉を言うと手に持っていた濃い赤紫色の本が光り、
横にいた白い装飾の不気味な子がかざした手から赤く光る球体が放たれた。
「リノル!」精悍な顔つきの壮年男性がこの言葉を叫ぶと白がかかった黄色の本が光り、
前にいたパンツルックの少女の右人差し指の先から白く濁った液体の塊が放たれた。
放たれた2つの物体はぶつかりあい、大爆発を起こした。
「へえ、『爆発』を大きくしたってことは、貴方の術は『油』ってわけね」
赤紫色の本を持つ少女、ココが言う。
「よく分かったね、お姉さん」油の塊を放ったパッと見は中学生並の少女、ハンクが答える。
「ちょっと勉強してたからね」ココの言葉に、爆発する球体を放った子ゾフィスが少しムッとしたかの様な表情を浮かべたが、すぐに元の表情に戻す。
「だが、油だけじゃない」黄色い本を持つ男、蒼島が自分の本を輝かせる。
「ロンド・ガデュウ!!」この言葉と共にハンクの左の掌から炎のムチが伸びた。
「さらに、ロンド・リノル!!」今度は、右の掌から油のムチが伸びる。
二本のムチは絡まり、炎のムチはより大きくなり、油のムチも引火しもう一つの炎のムチとなり、
それぞれ全く異なる軌道を描きココの持つ本へ向かう。
「ギガラド・シルド!!」赤く輝く巨大な壁が宙に現れる。
炎のムチの先端がそれにつくなり、大爆発を起こし炎のムチは二本ともかき消された。
・・
「すみませんが、私と貴方は相性が悪い、貴方の相手はもっと相性の良い手駒にしてもらいましょう」
そう言って、ココを連れて空へ浮かぶゾフィス。
「逃がさない・・・」「ああ、逃がしやしねえ・・出てくれよ」
二人の視線は本を持つココに注がれてた、蒼島の本が異様な輝きを放ちだす。
「イルリノル・バスガルク!!!」
-
「バスガルク!・・・ココ、やはり彼女らは倒しておきましょう。」
「分かったわ、リオル・ラドム!」爆発の渦がゾフィスの右の掌から放たれる。
「リオル・ガデュウガ!!」火炎の渦がハンクの左の掌から放たれ、中心でぶつかり合い競り合ってる。
「通常の呪文を使ってきた、あの術の力は一体・・・!?」
ココを持つゾフィスの左手が下がる。「ゾフィス、一体どうしたっての?」
ココの視界も連動して下がる。目に入るのはワンピース状の衣服から自分の脚、
それが二回りほど太くなってる。「!!」
「そう、これがこの呪文の力」
「対象を肥え太らせる、そう相手を脂肪で包む術」
「そ、そんな術があるとは・・・」
「でも、そんな複雑な術、他の呪文と併用したらすぐに心の力が尽きるんじゃないの?」
「ふふふ・・・この術に使うのは、通常の心の力ではない、肥え太る君の姿に俺が興奮し、悶えるその感情が、この呪文を加熱し、更に君を肥え太らせる!」
「そう、こいつの、いや私とこいつの萌える心がこの呪文の力となる!」
「な、なにを言ってるの、この人達・・」蒼島の異様さに冷や汗をかくココ。
炎と爆発の渦のぶつかり合いの余波で普通の汗もかきだす。
汗で透けてうっすらと浮かび上がったお腹は、ぽっこりと出っ張っていて・・・
「見えたぁ!!」蒼島の本がひときわ輝く。
そしてハンクの放つ火炎の渦がゾフィスの放つ爆発の渦を押し切る。
よろけながらも、何とかかわすゾフィス。
「この二人は何かが危険すぎる、このまま退きますよ」
「でも、あの本を燃やさないと私の体にかかった術が・・・」
「あの二人の前から姿を隠してしまえば、あの男の心も萎えますよ」
数分後 「そろそろだな、行くぞハンク、リノル・ウルク!!」
ハンクが、すさましきスピードで突っ込み、ゾフィスが数分の間に取った距離をあっという間に詰めて、ココの真下で止まる。
ハンクが視線を上げるとそこにあるのは・・・
「パンツゥ!」 「「!!」」 姿は見えずとも、妄想という燃料を注ぎ込み蒼島の心は萌え続け、術は燃え続けていた。
ココのワンピースは、続く肥大化によりパンパンに押し上げられていて、
特にお尻の辺りは既に限界を迎え、布地を裂き下着を前面に出してしまっていた。
-
気付かずにいた事実に頬を赤らめるココに自分の想定を遙かに超えた事態にたじろぐゾフィス
「見えたぁ!!」そんな二人にはお構いなしに強化された脚力と煩悩を持ってして真上に飛ぶハンク。
目指すのは、当然ココの・・・
「テ、テオラドム!」 「ギガノ・リノルガ」
無防備のハンクめがけて咄嗟に呪文を放つココだが、ハンクは自分の放った油の激流の反動で、後退し回避した。
「な、よけた!?」最も、ハンク自身も反動で地面に叩き付けられてたが。
「良人、あんた空中でギガノ使うなって言ってるでしょうが!」
「てめぇこそスピード強化の呪文使ったら、俺も連れてけって言ってるだろ!」
蒼島も全力疾走でこの場に合流してきた。
「けっ、あの瞬間はあんたにも渡したかねえんだよ!」
「まあいい、瞬間こそ見逃したが、ついた脂肪は落ちやしねえ!!」
二人は、欲望にまみれた視線でココを見つめる。本の輝きも、増し続ける。
「ひぃ・・・」ココの方は、その視線に怯み脂肪でたわんだ体を震わせていて、
本の輝きも弱くなってきてる。
(これは・・まずい・・・)ゾフィスも内心狼狽えている。
詳しくは書かないが、ココはゾフィスによる精神操作を受けていて、強い悪意に支配された心を持ち、
優しさや情けから心の力を弱まったりはしない。しかし、羞恥心云々はいじってなかったので、
こういった事態には心の力が弱まってしまう。
(まずい・・本当にまずい・・待てよ・・・こいつらが狙ってるのは、ココの持つ本ではなくココの体、ということは・・・)
ゾフィスはココを掴んでいた左腕を放す。
重力に従い、ココの体は落下する。すぐさま真下に滑り込む二人。
あの高度から落とされた今のココの落下時の衝撃は、下級術に匹敵するものだが、
知ってか、知らずかお構いなしだ。
その煩悩が通じたのか、 バリッ 時同じくして、ココのワンピースの胸まわりが裂け、メロン大の胸がポロリとこぼれ落ちる。
-
「「・・・・・」」一瞬の刹那、そして
「「チッチッチ!オッパイ!!ボインボイーン!!!」」二人が壊れた。
「「チッチッチ!オッパイ!!ボインボイーン!!!」」
いやこれが二人の本性なのだろう。
本は放り投げられ輝きは消えたが、持っていたらさぞ大きくまぶしく、そして濁りきった光を放っていたであろう。
「・・テオラドム」 そんな無防備だった二人を爆発が吹き飛ばした。
「まったく、とんだ強敵でしたね、ココ」
「・・・ええ、そうだったね、ゾフィス」
数時間後、どこかの遺跡の奥に二人はいた。
(内心はどうか知らないが)いつもの落ち着きを取り戻したゾフィス。
しかし、ココの方は明らかに違う。うろたえてると言うか、恥ずかしがってると言うか、
それもそのはず、あの術の影響は消えなかったのだ。
さっき着ていたワンピースはもう使い物にならないので、新たな服をどこからか調達してきたのだが、
「ゾフィス、この服はちょっと・・・」
「いや、それはあなたが選んだものじゃないですか、『次はこんな服が着たい』と言って」
(でも、こんなことになるなんて、思わなかったし・・・)
本と同じ色のニーズソックスに薄目のショーツといった色情的な服装だが、
ココには今の自分の体型でこれを着るのは結構恥ずかしい様だ。
デザインはともかく、サイズは体型に合わせた物なので服としての問題は無いのだが。
ニーズソックスを圧迫する丸太のような二本の脚、ショーツの下からは、密着してる内股がちらちらと見えている。
お尻はどんな様なのか、どんな下着を着けているのかはショーツに遮られて分からないが、
サッカーボール大のその大きさはショーツの上からでも分かる。
元の細身の体の時から大きめだった胸は、太ってしまった今でも全体から二回り以上大きく、先述の様にまさにメロン並みである。
お腹も、胸とお尻には及ばないがしっかりと大きくなっていて、
ショーツを押し上げポッコリと出っ張ってる。
この服は首周りから鎖骨のあたりまでを見せるデザインだが、特大の胸に引っ張られて、その胸の付け根まで開いてしまってる。
後、鎖骨は脂肪で覆われて見えなくなってる。
顔も丸くなったが、元の可愛らしさは変わらず、むしろふっくらした頬が鈍色の大きな瞳を引き立ててる。
-
「私は千年前の戦士達を復活させるための最終準備に入ります、貴方はここに隠れていてください」そう言って闇の中に消えたゾフィス。
奴はこの後、千年前の魔物を率いるロードとして戦いの表舞台に姿を現すことになる。
その時、本の持ち主としてココはどんな姿で現れるのだろうか。
元の素質であるがんばる心を持って元の体型に戻るのか、
それとも戻りきれず、ゾフィスが更なる怒りの元に重力の猛攻にさらされることになるのか、今は誰にも分からない。
ココ(18〜19) 87kg 104・88・96
そして、彼らの行く末も。
土を盛った簡易な墓に、木で作った簡単な造りの十字架が刺さっていた。
「ハンク・・・お前が魔界に帰っても、命を落としても、あの術の効果は消えないんだったよな・・・」
「俺がお前の分もあの娘を愛でてやるから、安らかに眠れ」
十字架の根本にハンクの本を結びつけ墓に背を向ける蒼島。
白い手が墓を突き破り、その本を取った・・・・
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>>290
美貌換金の話が良かった!乙です
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美貌換金の話はまた読みたいと思っていたのでうれしいぜ
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連投になりますが、あまり間をおくのもダメだと思いまして、
ツインエンジェルSSの続きを投稿します。
「警察沙楕! 第三勢力と第三の肥満化要因」
遙が引き留める間も、葵が地上に出る間も無かった。
天井を突き破り白い大玉が二人の眼前に降ってきた。
見た目通り相当の重量を持つはずのそれは、柔らかい音を立て地面に着地した。そう、
遙 葵「クルミちゃん!?
さん 」
クルミ「遙、それに・・・葵お姉様!?」葵「・・・・」
遙「そ、そ、それよりどうしてこっちに来たの?」
クルミ「ここに警察が来るのよ!それを伝えるために・・・爆弾で、床を壊してこっちに来たの」
遙は気付かず、葵も気付かぬフリをしているがこの言葉の後半は嘘だったりする。
正解を見せるために少し時間を巻き戻そう。
-
もしもの時に備えて地上で待っていたクルミとテスラ、そのもしもの時が来たのだ。
パトカーが数台近くに停まり、警官が辺りを捜査し始める。
クルミ「け、警察? 見つかっちゃうと、まずい・・・」
テスラ「マギアさんとクレナさんはともかく、私たちは見つかっても構わない・・」
視界に映るのは、少し震える度に脂肪が激しく震動しているクルミの体。
「という訳にはいかないですね、なっちゃんと遙さん達には私が教えに行くので、クルミさんは姿を隠して・・?」 ここでテスラが前方に違和感を感じる。
地面が動いてる、それも数カ所。位置を微調整したそれから筒の様なものが伸びる。
パトカーとその近くの警官の方に向かって、
テスラ「!」動く地面に向かって電撃を放つ、
電撃を受けたそれはひっくり返り、迷彩服を着た人間、この施設の職員という本性を現した。
しかし、今度はその近くの地面から新たに数人の職員が顔を見せ、二人の方に筒、ロケットランチャーを向け、ためらい無く引き金を引く。
爆炎が二人を、いや二人がいた場所を覆い尽くす。
「なっ!」驚愕する職員。大玉の様な身体の超肥満体の少女が一瞬にして数メートル上空に飛んだからだ。
もっともクルミ自身も今の体格でここまで飛べるとは思ってなかったりするが、
クルミ「エンジェルボム!」 クルミが投げた爆弾が、職員の前方に落ちその爆風で職員を吹き飛ばす。
クルミ「どうよ!・・・こんな体でもやれるんだから」
ドヤ顔になったかと思えば、恥ずかしがるクルミ。
いかに300kg近い超肥満体であろうと落下の早さは変わらないのでこのような事をする余裕もある。
そう、鋼鉄のヨロイを来ていても相手より早く着地できるわけではないのだ。
しかし、 ドッズン!! ボロォ・・・ クルミ「へ、ひやぁぁぁぁ・・・」
着地時の衝撃には300kg近い重量が大きく関与してしまう。
そう、95kgの超人が80tの超人に勝てない様に、
職員のロケットランチャーとクルミのエンジェルボムが地面にひび割れをつけ、
クルミの着地による衝撃でそこから砕け散り大穴を開けたのだ。
そのまま地下に落ちクルミの姿は消えてしまう。
テスラ「クルミさん!?」
警官「今の爆発音は何だ?」「おい、地面に穴が開いてるぞ」「こいつは踏み込んだ方がいいですね」
ロケットランチャーを後ろに飛んで避けたテスラだが、警官が近寄ってきたためクルミを追えずにいた。
-
遙「それじゃあ、誘拐された人達は助か ガン! いたっ!」 葵 クルミ 「「!?」」
警察が来たというクルミの話に安堵を見せた遙の額に前方からの銃弾が当たる。
しかし、痛いですんでる辺り実弾ではなかった様だ。
遙「エンジェルトルネード(パワー1000分の1)!!」
レッドエンジェル必殺の回転キックが銃弾の飛んだ方へ放たれる。
グギャァ!という悲鳴が起こった後、静かになった。
しかし、すぐに数十発の銃声と遙の痛がる声が起こる。
それも激しい風の音にかき消され、また静かになった。
遙を抱え現れたのは、マギアだった。
マギア「どうしたんだ、三人とも、 って本当にとうしたんだ!!」
葵「・・・ほ、これは相手がしかけた罠のせいです」
マギア「・・・この子は、それにやられたようだな」
マギアは、抱えていた遙を前に出す。
その身体は、例によって、太っていた。まあ、クルミ、葵、クレナらに比べれば本当に可愛いレベルの肥満化である。
全体的にぽっちゃりした程度だが、胸はそれに加え二回りは大きくなり、身長と年齢から見れば立派な巨乳である。しかしお腹も同じくらい大きくなり、ポコンと出っ張ってる。
露わになってる脚は丸太と言うにはまだ細いが、むっちむっちである。
顔は頬が結構丸くなってて、より幼く見える。
水無月遙 153cm 39kg→55kg
78・55・76→87・65・81
マギア「この銃のせいだろうが、どれ」
右手に持っていた黄色いラベルが付いた銃に左拳を叩き付けバラバラに砕く。
部品と銃弾に、本来銃には使われないはずの透明の液体がポツポツと混ざっていた。
マギア「汗、かな、恐らくクレナのだろうな。例しにゴム弾に仕込んでみたって訳か」
「これの試し撃ちにもあの人達を使うつもりだったんだろうな」
「この黄色いラベルが目印の様だな、この銃には気をつけてくれ」
クルミ「今更そんなこと言われてもどうしろってのよ!」
そんなことよりここに警察が来るのよ!クレナってのは私たちに、拉致された人達は警察に任せて、
あんたはここを離れなさいよ」
マギア「そうなのか!クレナに教えないと・・通じるといいが・・・」
マギアは懐から携帯電話を取り出す。
-
ナイン「姉さん、今どこに?」
テスラ「・・地上に・・」
クレナ「ナインちゃん、代わって。私が貴方に触手を巻き付けた魔の者、クレナよ」
「拉致された人達と私は妹ちゃんとマギアのおかげで助け出せたから、あなたはそのまま施設から離れて、それから黄色いラベルがクリップに付いた銃は、私の触手と同じ様にあなたを太らせるから、その、気を付けてね」
テスラ「・・黄色いラベルですね、分かりました」
携帯を切った後、その場に数十発の銃声が響いた。
医者「とりあえず重体ではない。少し休めばよくなるはずだ」
テスラ「よかった・・・」数分後、テスラは何故か町の病院にいた。
医者の言葉を聞き、安堵しロビーのソファーに腰を下ろす。いや下ろさざるを得なかった。
今のテスラの体重、というより体格では立っていることも辛かったりする。
クレナとナインから電話をかけられる直前、テスラは単独になっていた警官が、
待ち伏せしていた複数の職員に攻撃され川に突き落とされる場面を見ていたのだった。
職員を気絶させすぐに警官を助け出したが、かなり体温が下がっていて危険そうだった。
ここまで救急車を来るのを待っていては時間がかかりすぎる。
電撃で無理矢理体温を上げるのは危険すぎる。
そう悩んでいた矢先にクレナに教えてもらった「黄色いラベルの銃はあなたを太らせる」。
その言葉がテスラはある賭けをさせた。
銃で自分の身体を撃ち肥満化させ、脂肪で体温を上げこの人を暖めながら病院に向かう。
変身している以上速度に大ききな影響が出ないし、やってみるべきではないか。
結果として賭けは成功し、あの警官の命は助けられた。
-
その代償としてテスラの身体は・・・
テスラ(さすがにこれは・・・)
窓ガラスに映る自分は、三桁の大台を上下する程の肥満体である。
しかも、今回増えた分は全て胴体に集中している。
警官を抱える腕を撃つ訳には行かないし、走りながら脚を撃つにはクレナの触手による肥満化で出っ張ったお腹と
肥満化の影響は受けなかったが元々大きかった胸が邪魔だった。
そのため胴体、胸周りとお腹周りを撃った結果がこれである。
肌の張りは保ちながらも、余りの重さに形が崩れつつあるお腹。
サイズは身長を上回るほどで、へその前で手を結ぶことも、下っ腹の辺りまで手を伸ばすことも、しゃがむことも出来なくなってる。
今は変身前の服である制服なので隠れているが、三段腹になってしまってる。
同じ三段腹でもクレナのに比べて一段の大きさも段差の深さが段違いで、クレナのそれをハンバーガーとしたらテスラのは特大の鏡餅である。
胸も今回はしっかりと大きくなって、お腹と同等の大きさである。
しかしそのせいで、お腹との境目があいまいになってしまい、お腹の四段目と化している。
テスラ・ヴァイオレット 69kg→98kg
86・83・120→166・169・120
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医者(この患者連れてきたあの女の子、言っちゃなんだけど彼女がここか別の施設にお世話になるべきなんじゃないかなぁ・・・)
看護士(先生、それは言い過ぎです、確かにあの子は重肥満に分類されるでしょうけど)
医師(でもあの体型はなぁ、顔はすっきりしてるのにお腹周りなんてもう本場アメリカ並みじゃん・・・)
このような会話がされていたことはテスラには、予測はできど知るよしはなかった。
テスラ(なっちゃん、遙さん、葵さん、クルミさん、クレナさん。)
(無事に帰ってきてくださいね・・・体型もそのままでいてくださいね・・・)
今回はここまでです
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乙です!
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ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1567_1.jpg
久しぶりにこちらに・・・
艦これの愛宕さんマジかわいい。
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主に腹とほっぺがかわいい!
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乙です!
登録者数と共に艦これの肉絵ももっと増えればいいなぁw
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>>269のssの人って他にも何か書いてるかな?
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前にも書いたことがあるなら、「前スレ○○○」とか「以前の××のSSを書いた者ですが〜」
といった具合に名乗ると思います。
ところで、書いたSSを元に絵師さんがイラストを書いてくれる場合がありますけど、
逆に絵師さんのイラストを元にSSを書くというのはやって良いことでしょうか。
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そっか、ありがとう
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途中しちゃった
俺が答えることではないと思うけど、別にいいんでないかな
絵を描く人にとっては悪い気はしないだろうし
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>>276
遅レスでしかもどうでもいいことで申し訳ないけど、ニーズは肥満化>膨体>>球体化だと思う
ピクシブの作品数や立ってるスレの数からみて
俺はどれも好きだけど
以上失礼
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厚みのある平面化は肥満化に見えなくもない
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>>314
わかる
>>310
いい……んじゃないか?
リスペクト、オマージュ。 言い方は何でもいいんだろうけど。
皆でもりあがれればそれが一番なんじゃないかな。
と、過去にやった奴が背中押してみる。
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312氏、315氏 ご意見ありがとうございます。
早速、自分のSSからイラストを書いてもらったお礼も兼ねて、
225氏のフェイトさんのイラストから、かなり短めですがSSを書いてみました。
ミッドガルダの街のある喫茶店、その片隅に、
管理局のエース・オブ・エースの異名を持つ人、高町なのはがいた。
その前から聞こえてくるのは、若き執務官、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンの声であるが、
「・・悪いけど、今日は会えなくなったって言って欲しい・・」どうも声色が弱々しい。
「でも、わざわざ来てくれたんだし、あの二人に会ってあげなよ」
あの二人とは、なのはが視線を向けた方の席に座っている紅い髪の少年、エリオと桃色の髪の少女、キャロで、
この二人、辛い境遇でいた所をフェイトに助けられている。
「・・・でも、こんな体見せる訳には・・・」
「 分かった、じゃあ私から話をつけてくるね」
少し間を置いた後になのははそう返答し、待たせてあったエリオとキャロの所へ向かう。
(・にしてま・・) (・つ芝居を・・) (・・・険だよ、そ・・) (・トさんなら、きっ・・)
「それじゃあ、場所を変えようか二人とも」 「「はい」」 「えっ?」
なのはは二人を連れてきたのは、取り壊し中のビルの近くだった、
しかも着くなり二人に少し待つように言い、なのははまたどこかに行ってしまった。
(一体、何のつもりでこんな所に・・・) 話をつけると言ったのに場所を変えたこともそうだが、
ここは待つための場所ではない。いくら今日は解体作業はやってないといっても、辺りには破片が散乱しているし、
中途半端に壊されたビルから巨大な欠片が落ちてくることだって有り得る。
そう心配していたフェイト、そしてその心配が現実のものになってしまう。
二人の二十数メートル上の壁が崩れ、巨大な破片が崩れ落ちてくる。
それを知ってか知らずか、二人は目を閉じうずくまってしまう。
このまま放っていたら、確実に破片の下敷きになる 「!」
二人の耳に聞こえてくる風切り音、そして轟音。
目を開けた二人が見たのは、黒いバリアジャケットをまとい、金色の髪をなびかせ・・・
横に大きな体をして・・・胸と腹が前にも大きく張り出している巨体の女・・・
フェイトであった。
-
「じ、じろじろ見ないで・・・・お願い」それは無理な相談である。
なにせ今二人の目の前に、恩人であるフェイトがその肥満体をさらけ出しているのだから。
ただでさえ狭いバリアジャケットの表面積は、脂肪によって押し上げられさらに狭くなり、おまけに覆っている部分は覆っている部分で、今にもはち切れんそうである。
二の腕はなのはやかっての自分の腰回りよりも太くなり、握ってるバルティッシュが小さく見えてしまう。
二本の脚は最早、一対のドラム缶である。
太ももの上半分がニーソ(?)に乗っかりながら、豪勢にはみ出してる。その様は極太のソーセージにも見えてくる程だ。
股間は密着したもも肉と布地で隠されているが、その後ろは逆に布地が押し上げられて完全に露出してしまってる。
つまり、大振りの桃の様な巨大なお尻が丸見えになってしまってる。
腹肉はバリアジャケットに収まりながらも、その上から柔らかさを主張している。
それほどの脂肪が付いたお腹は、重力に坑い、臨月の妊婦を超えるほどの大きさでせり出している。
それよりも一回り以上大きい胸は、フェイトの身長に並びかねない程のサイズを持つ爆乳である。
エリキャロの全身と同等の質量を持ちながらも、お腹に支えられて綺麗な円形を保ち深い谷間をくっきりとさせている。
首は脂肪に埋もれてしまい、頭と胴体をつなぐのは、二重になった顎だ。
その真後ろで、頭と背中に圧迫された脂肪がたっぷりとはみ出ている。
そして、あの端正な顔も付いた肉によってかなり印象を変えている。
鼻先を残して埋もれてしまった鼻に、狭められた口。
あの紅い瞳も頬肉によって圧迫され、やや細くなってる。
顔を赤らめ、瞳に涙を溜めながら、二人に背を向けるフェイトだが、
「「フェイトさん!」」 腰辺りに強い衝撃が来て、全身の脂肪が大きく揺れる。
エリオとキャロが抱きついてきたのだ。困惑してる所に、
「にゃはは、三人とも会えて良かったね」 上から聞こえてくるなのはの声。
見上げると、丁度破片が落ちてきた辺りにバリアジャケットを展開したなのはがいた。
「まさか、破片を落としたのは・・・どうして・・こんな・・・」
「信じてたから」 「えっ」
「フェイトちゃんは、多少見た目が変わっちゃっても、何も変わってないってことを」
「フェイトちゃん自身に教えたかった」
「そうですよ、フェイトさんは僕に、」「私に、」
「「かけがえの無いものをくれました」」エリオとキャロは、フェイトの腰肉を抱きながら、互いを見つめている。
細められて尚綺麗な目から、感涙をそっと流すフェイトだった。
-
「知ってたの!?最初から!?」
帰る二人を見送るために、なのはに付いてきたフェイト。
もうバリアジャケットは解除し、今の格好は元々着ていた管理局の制服である。
・・・非番なのに制服を着てるのは、単に私服が全てサイズが合わなくなったからである。
特注の制服は、今のフェイトの体にピッタリとフィットしている。
いや、胸周りは少々足りてないようでボタンが引き延ばされ、
その谷間の一部が露わになっている。
「ええ、前にこっそり会おうとした時に見たんですよ」
「私たちは別に気にならなかったけど、なのはさんに止められて、」
「やっぱり自分から会ってほしかったしね」
「ともかく、また会おうね・・・次会う時までには少しは痩せておくね・・・」
「 ええ、次会う時はもっとイイ体になってると信じてますよ」
「それでは、さよならです。フェイトさん、それになのはさん」
完全に見えなくなるまで、二人を見送っていたフェイト。
その胸中には、今の自分を認めてくれた者に答える為に必ず減量してみせるという意志を秘めていた。その意志は、きっと報われるであろう。
ただし、その意志はともかく、もたらされた結果が長く続くとは限らない・・・
なのは(『今度は』、リバウンドしない様にね、フェイトちゃん♪)
フェイトの現在の状態 体重143kg B 162cm W149cm H156cm
以上で終了です。短くまとめようとしたら、短くなりすぎてしまいました。
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547さん、乙です! 投稿頻度が高くて楽しみにしてます。
今更ですが、>>156の続きを投稿します。
研究所の廊下をクリームまみれになったイリーナはよろよろと歩いていた。
分厚い脂肪の段の隙間に白いクリームが入り込み、何とも滑稽だった。
イリーナは憂鬱そうにため息をついた。
「ターゲットを始末する前に…このベタベタを洗い落としたいな」
すると、都合のいいことに数m先に「浴室」と張り紙がされた扉があった。
「あそこで体を洗おう」
中に入ると、4畳ほどの脱衣所の隣にタイル張りの浴室があるだけの簡素な設備だった。湯船はない。
脂肪にひっつかえながらも何とか服を脱ぐ。
「太ったな…」
改めて自分の巨体を見ると、肉体労働を主業務とする傭兵だとは思えないプロポーションだ。
腹肉は局部を覆い隠さんとするほど張り出して、足元を満足に見ることすらできない。
頭をやや前傾させるとと、2重顎の二段目がむにゅりとせり出す。
膨張した乳房とたっぷりとついた腹肉が邪魔で満足にかがむことすらできない。
太ったことは頭では理解していたものの肥満した己の全裸を実際に目にすると、気分が落ち込む。
イリーナは暗澹とした気持ちでシャワーの蛇口を捻った。
しかし、ノズルから出てきたのはお湯ではなく、透明な粘液だった。
それが顔に振りかかると…イリーナの顔が一回り膨張した。
「何だこれは!?」
悲鳴をあげ、蛇口を締める。
しかし、粘液の流出は止まらない。
粘液は皮膚につくと、ついた箇所が脂肪で膨れ上がった。
顔、手、足、胴体…ところ構わず膨張する。
「こ、こんなの私の体じゃない…」
浴槽が自分の肉で埋まる。
200kgほど体重が増加しただろうか。
起き上がろうとするも300kgを超える自重では満足に立つこともできず。
立ち損ねて、大きく尻もちをつく。肉厚の尻肉が保護してくれたおかげで痛くはなかった。
浴槽中に地響きが響き、天井から石片がいくつか落ちた。
「くそっ、くそっ!」
涙をにじませ幾度も立ち上がろうとするが、腹についた贅肉が邪魔してそれも叶わず。
ただ、手足をジタバタさせることしかできない。そのたびにイリーナの巨体がたゆんたゆんと震える。
「違う、こんなデブ、私じゃない!」
野太い声で何度も叫びながらもがくがその動きは鈍重で。
息を切らせながら、ふと鏡を見ると。
肉塊と化した巨デブが、こちらを見ていた。
「これが…私!? このデブが私…なんだな…」
イリーナは自分の意識が歪んでいくのを感じた。
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>>319
おおおお続きが読めるなんて!
すっごく良い、乙です
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547さんありがとうございます!
自分の絵にSSが付くとは…
デスクワーク中心の仕事とストレスで太っちゃったのかなと妄想。
その後の展開もいろいろ想像させられる終わりで良かったです。
前スレ334さんも乙です!
身体能力に自信のあるキャラに否応なく太った現実を見せつけるシチュがツボなので楽しめました。
今後の展開にドキドキです。
-
>334氏 お久しぶりの続きの投下乙です。
>225氏 喜んでもらえて何よりです。
小生の妄想によるフェイトさんの肥満化の経過としては、
・一期以前 プレシアの元で魔導師として激しい訓練をしてた上に、食事も満足に与えてもらえなかったので
かなり痩せっぱちな体型だった。(これが公式だけどね・・・) 推定身長140cm後半、体重30kg弱。
↓
・一期後 なのは達と出会えて幸せ太り。 体重50kg強。
↓
・二期(Ace)直前 なのはとの再会が決まって慌てて減量。
↓
・二期終了後 闇の書事件も解決し、新しくはやてと友達になり、しょっちゅう料理をご馳走になったので、
一気にリバウンド。体重70kg弱。
↓
・食事を抑え、執務官目指しての勉強に集中したのと、なのはの撃墜のショックで元の体型に戻る。
↓
・なのはが回復して、気が抜けたのと、執務官試験に落ちて今度は間食を度々取りつつ勉強したため、
またもリバウンド。 体重90kg弱。この時期にバストがメートルの大台を突破した。
↓
・試験に合格し念願の執務官になる。この時には既に3桁の大台を突破していたが、
その激務でかなり痩せる。 体重60kg強。この頃にエリキャロに出会っている。
↓
・執務官の仕事にも慣れ、休みが取れだした。
その休みはほぼ毎日なのはとはやてのミッドガルダの食べ歩きに付き合った。
そのせいでまたまたリバウンド。そして、このSSに至る。
↓
・三期(Sts)〜 予定は未定・・・
-
547さん詳細設定どうもです。
リバウンドを繰り返すたびに体重の振れ幅が大きくなっていくのがいいですね。
StS終了後はどうなっているやらw
一緒に食べ歩きしてるなのはとはやても気になります。
あとINNOCENTの方のプレシアさんは超親バカキャラなので
そこからもいろいろ妄想できそう。
文章にまとめる能力が無いので脳内どまりですが…
-
>>323
↑名前忘れた…
-
なのはとはやては、「何故か」フェイトの都合が良いときにのみ食べ歩きをしているので、
「ほぼ」公式と同じ体型です。
そして、裏設定にレスを返してくれたことに調子に乗ってSSを連投、
ツインエンジェルSSの続きです。
「一件落着!?救出劇とその重い代償」
テスラの願いの後者は、全員が叶えられなかった。
クルミ、葵、遙、クレナの肥満化の経緯と結果はこれまでに書いた通りである。
ナインもまた肥満化を果たした。その詳細を教えるために少し時間を巻き戻す。
クレナ「この壁、分厚いっ!」
ナイン「斬れない・・・」
マギア「ここから出るのは無理なのか!?」
クレナとナイン、マギアの三人は、あれから拉致されていた人達を逃がす手段を探して、
最深部の大型エレベーターを見つけたのだった。物資の輸送に使っていたこれは、
町の近くの小屋につながっていてこれを使えば手っ取り早くこの人達を逃がせる。
しかし、職員の持つキーを使わなければエレベーターにつながる扉は開かない。
扉を壊せば、セキュリティが働いてエレベーターが使えなくなる。
だが、周りの壁を壊しそこから入り込めば、後は何の問題も無く使える。
簡単じゃないかと思いながら壁に挑んだ三人だが、結果は上のセリフが示している。
マギア「何か方法が無いか、ちょっと調べてくる。クレナ、30分位で戻ってくるが、この人達は絶対に守るんだぞ!」
そう言ってその場を後にし上へ向かうマギア、ちなみにこの人達こと拉致されていた人達は、この近くの小部屋に隠れている。
-
ナイン「クレナさん・・私に考えがあります」
クレナ「へ、何よナインちゃん」
ナイン「触手で私を壁に叩き付けてください」
クレナ「!そんなことしたら、あなたが太っちゃうよ!確かに触手の勢いと体重が増えた分を加えれば、壁を切り裂けるかもしれないけど・・・」
「そこまでする必要はないって!お姉ちゃんや白い娘ちゃんと同じ目に遭うことはないって!」
ナイン「お願いします」 クレナ「ナインちゃん・・・」
ナイン「姉さんやクルミや貴方みたいなカラダになりたいんです」
「それに・・・この人達を守るために」
(姉さんとクルミを仲間外れにしたくない・・・)
クレナ「なんかズレてる!!『建前と本音と下心がゴッチャ』って初めて聞いたよ!!」
ちなみに上から順に セリフ 下心・本音・建前 カッコ 建前・本音・下心 である。
クレナ「・・・分かったさ、望む体型にするのも、望まぬ体型にした償いの一つってね」
クレナはうなづいた。それを見るや否や、跳躍したナインに剣を振る腕の動きを妨げない様に触手を絡ませる。
クレナ「でやぁーーー!!」 壁にナインの体を叩き付ける位の勢いで触手を動かす。
その勢いも乗せたナインの剣の切っ先が壁に一筋の穴を開けた。
そして触手を下ろすとゆっくりと壁が切り開かれていく、
触手にその手応えと少しずつ重くなっていく別の手応えが返ってくる。
地面につくと左に向かって動かし、ある程度切り開くと上に向かって動かし、
最初に切り裂いた場所と同じ高さまで行くと最後に右に向かって動かすといった具合に触手を動かす。
壁が人間が通れる大きさの穴を開けるために、その切り裂かれた一部をゆっくりと後ろに
下げた。それを見るなり触手をほどくクレナ。
重い金属の塊を落とした様な、大きくて無骨な音と、重い肉の塊を落とした様な、大きくて柔らかい音がたった。
次の瞬間にクレナの視界に入ったのは壁に開いた穴に、肥満化を果たしたナインの体である。
-
クレナ「!大丈夫!?」ナイン「大丈夫です」
返事をし、自重によろけながらも立つナイン。
その体は今のクレナと同等の肥満体である。
クレナ(ちょっとしくじったかなぁ・・・) 実は、触手は胸とお尻だけに絡ませていたのだが、ぶつけた拍子にずれてしまい全身に万便無く脂肪が付き、
その中でも胸とお尻が一回り大きいといった具合に太っている。
擬音で表すと「ドドン・ボン・ドドン」といった感じか。
それでもクレナが顔にだけは触手がいかない様にしていたので、そこだけはすっきりとした元の整った顔のままである。
しかし、かえって胴体と不釣り合いになっていて、そういう着ぐるみを着てるだけなのではないかと思えるアンバランスさがあった。
無論、今ナインの胴体を覆ってるものは着ぐるみなどではなく、重い脂肪である。
脚のラインは脂肪に埋もれてしまい、それだけの脂肪が付いた脚は太さも形もドラム缶の様であり、布地を張り切らんとばかりに押し上げている。
(前にも言った様に彼女らの衣装は体型に合わせてくれるので実際にはち切れることは有り得ない。)
その上のお尻は、スイカ越えの重さと大きさをもって後ろに張り出している。
二の腕は、太さこそ脚と同等だがクレナが剣を振るうことを邪魔しないことも意識していたためか、
こちらは以前のラインを保っている。その上で横にず太くなっている。
前は大きさは同等ながら、姉に比べて目立ってなかった胸も、尻と同等以上の巨大化を果たし、抜群の存在感と重量感を醸し出している。
衣装のデザイン上、盛大にはみ出し肉感と柔らかさを主張する下半分に、
覆う衣装をはち切れんばかりに押し上げ(もう一回言うが、実際にははち切れない)大きさを主張する上半分といった具合に分かれている。
肩口も横に広く膨れており、横幅は以前の倍以上になっているだろう。
そこからつながる首も太くなり、支えている小顔との不釣り合いさが際だっている。
逆に、支えるべきものに差をつけらているのがお腹だ。
自身も段差を形成するほどの脂肪を蓄え、胸を上から押し上げているが、スイカ大の重量は支えきれず、少し垂れさせてしまってる。
ナイン・ヴァイオレット 158cm 43kg→96kg
85・57・85→114・91・112
-
拉致された人達を地上に送りとどけ町までたどり着いたのを見た二人は戻ってくると言ったマギアをここで待つことにした。
下手に動き回ってすれ違ったり、先程のクレナの様に肉がつかえて動けなくなるのを防ぐためだ。
クレナ(しかし、この娘も私も普通の生活が出来るんだろうか・・・)
3桁近い巨体となった自分とナインを見比べていたクレナだが、
単パンと化したジーンズの尻ポケットからシックなメロディが流れ出す。
クレナ「あ、そういや、携帯取り上げられてなかった」
尻肉に遮られ少し手間取りつつも、携帯を取り出し耳に当てる。
クレナ「もしもし、クレナですけど、すみません、今は緊急時なんです!」
マギア「こちらマギアだが、本当に緊急事態だ!警察が来てくれた、今拉致された人はどうしてる!」
こうして、前回につながる事になる・・・
-
夜更けの神無月亭、ここの一室に太りきった少女と成人女性が居た。
その合計重量は700kgを超えている。
広いはずの部屋も、彼女らの巨体と比べると狭く見えてしまう。
言うまでもなく遙達とクレナの6人である。
遙「・・・まさかみんな太っちゃってたなんて・・・」
自分のぽっこりと膨れたお腹をさする遙。
クルミ「アンタはまだ軽傷でしょうが!」
その数倍の質量を持つ自分の腹を遙に押しつける(つもりではなかったが、突っかかろうとすると体型上こうなってしまう)クルミ。
葵「確かに、遙さんはまだ良い方ですよ・・いへ、へっして羨んでる訳ではなくて、一人だけでも被害が少なく抑えられてなひよりだったと言う意味ですよ」
フォローを加える葵、しかし本心はともかく、トップ2の体重を誇る体格では説得力は無い。
テスラ「私たちもまだ良い方ですよ、自分からこうなったので」
そう言うテスラは、人一人の命を助けたその厚くて熱い体で、ナインに抱きついている。
ナイン「・・・」 ナインは、暑苦しいと思ってるのか、気持ちいいと思ってるのかは分からない、
少し頬を赤らめてるので後者寄りだろうか?
クレナ「いやまあ、私らの問題に巻き込んでゴメンなさいね」浅く頭を下げるクレナ。
胸とお腹がつかえて余り深く下げられないのだ。
ジャケットとGパンから、神無月亭の人から今の体型に合った服を貰い着替えている。
ちなみに、魔の者と対をなす天ノ遣が変身を解くと分解されていた元の服が、今の体型に合わせた形で再構成され、
もといこのSSの捏造設定により、今の遙達が着ているのは今の体格に合わせたサイズの学生服である。
合流し、あの職員用エレベーターから地上に戻った皆はツインエンジェルとしての本拠地とも言える神無月亭に帰ってきた。
葵が一度連絡を取っていて、その間に調べていたので、魔の者のことは理解してもらえた。
流石に変貌した遙達の体型には驚いていたが。
マギアには色々話を聞くために別室に移ってもらったが、クレナは遙達と太ったという点では同じな為、こちらで待つことになった。
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合流し、あの職員用エレベーターから地上に戻った皆はツインエンジェルとしての本拠地とも言える神無月亭に帰ってきた。
葵が一度連絡を取っていて、その間に調べていたので、魔の者のことは理解してもらえた。
流石に変貌した遙達の体型には驚いていたが。
マギアには色々話を聞くために別室に移ってもらったが、クレナは遙達と太ったという点では同じな為、こちらで待つことになった。
遙「これからどーなるのかなあ?」 葵「ひとまず、最低10日間はここで様子を見る事になるそうです、クレナさんとマギアさんも居てもらうことになりますが」
マギア「分かった」クレナ「まあ、しようがない事だね」
遙「じゃあ、学校はしばらくお休みってことに」
葵「遙さんはそへ程被害を受けてないので、普通に学校に行ってくだはい」
バッサリと切り捨てる葵だった。
クレナ「あれ、クルミちゃんはこういう時はすかさず、『遙は行ってなさいよ!』とか言うキャラじゃないの?」
マギア「いや、お前に何が分かるってんだよ、今日会ったばかりじゃねーか俺等」
クルミ「・・・・・」 遙「どーしたの、クルミちゃん。」
クルミ「・・・・・」 テスラ「寝ていますね」
葵「やったり、この体で活動することで、かなひ疲れていた様ですね」
遙「ベットまで運んであげないとね」
遙はひょいと抱えていこうとする。が、持ち上がらない。
300kg近い巨体を、生身の少女が抱えられる訳が無かった。
いや、持ち上げることは出来た、しかし支えきることは出来ずに・・
グラッ ブニョン クルミの体に潰されてしまう。
葵達が慌てて駆け寄り起こそうとするが、出来ない。
テスラ「進めない・・・」 ナイン「届かない・・・」 葵「やつはりですか・・・」
持ち上がる持ち上がらない以前に、彼女らの出っ張ったお腹が全方位に突き出たクルミの脂肪につかえて、遙まで手が届かないのである。
クレナが、魔の者の力をもってして何とかクルミを抱え上げたが、
クレナ(ホント、普通の生活が出来るんだろうか私達・・・?)
不安に思うクレナ、クルミは反対にすやすやと眠っている。
どんな夢を見ているのだろうか・・・
今回はここまでです。 次回でようやく完結です。
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547さん、乙です! そろそろ主人公達がかわいそうになってきたw
雑談スレで話題に出ていたtsf要素ありの肥満化に挑戦してみました!
苦手な方はご注意ください。
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1568_1.jpg
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1569_1.jpg
-
乙です!!
絵柄が可愛らしくてすごくいいですね!他の特殊性癖を合わせた肥満化もいいものです
しかし、おそらくtsf(性転換)ではなくtf(獣化)ではないでしょうか?間違ってたらすいません
-
tsf・・・ひょっとしたらチンコ付きになってるのかもしれない
-
まあそんな細かいことはどうでもいいじゃないか
>>331乙!
肥満化要素ありのtfは大好物だ
-
調べてみたら、獣化はtsfではなくtfですね。
知識不足で、お騒がせしました。
-
さすがにチンコ付は俺は苦手だなぁ・・・
-
自分としても「取れる」TSF(♂→♀)はともかく、
「付く」TSF(♀→♂)は苦手です・・・
それはさておき、334氏 他種特殊性癖付きのイラストまで書き上げるとは、
とにかく投下乙です
後、自分は基本的に登場人物に甘い書き手なので、遙達はちゃんと痩せられます(ネタバレ)
-
連投になりますが、一つ質問させてください。
ツインエンジェルSSの完結編が仕上がりましたが、これと書き溜めていたもう一つのSSを
明日の29の日に同時に投稿しても構わないでしょうか?
棒の人氏と違い、直接こちらに投稿しますので、
レスの消費が激しくなりますが、やっても良いでしょうか?
-
元々あまりレスをあまり消費しないし何も問題ないと思います
-
547氏期待しています。
29の日ですので駄文ですがどうぞ
ttp://www1.axfc.net/uploader/so/3042924.zip
pass:himanka
今回はおまけで肥満化クトゥルフシナリオ三段を付けてます。
ちょっとクトゥルフっぽくしてみましたが・・・少しでもそれっぽくなっていればいいのですが・・・
-
何時もの人乙!
クトゥルフの根幹である名状しがたき者との
接触?をうまく取り入れていたのは中々面白かったですよ!
-
乙乙
前にも書いた気がするけど肥満化ネタ以外に普通に話として面白いのがすごいw
-
棒の人氏、毎月の投下乙です(PCの不調でまだ読めてませんけど)
ご期待に添えられるかは分かりませんが、
29の日スペシャル、SS二大完結編を投下します。
まずはツインエンジェルSSの完結編です。
以前言ったように「痩せる描写」がありますが、ご了承下さい。
遙達六人は、巨大な浴槽に浸かっていた。
今の彼女たちの巨体を持ってしてもまだ少しの余裕がある程の大きさである。
クルミ「今日でようやく10日目・・・」
クレナ「しっかし、この10日間色々あったね」
テスラ「気付いたことも多かったです。」
ナイン「例えば・・・」 自分と姉の胸に視線を向け、それから葵とクルミの胸にも視線を向けるナイン。
湯船に浮かぶ四対の胸はスイカと同等の大きさは共通してるが、
テスラとナインの胸は柔らかさに特化していて、お湯に浮かぶその様は、まさしく特大の水風船である。
しかし、その分重力下では垂れて、形が崩れてしまう。
それに対し、葵とクルミの胸はパンパンに張り詰めていて、
湯に浸かっていても、かなりの重量感を出している。
クレナ「そう、私の触手は脂肪だけを増やすけど、マギアの突風は筋肉も一緒に増やす。」
葵「だから、私とクルミさんもこの状態で動けたんですよね」
ここでは、湯に隠れて(大きさしか)分からないが、他の部分も同様である。
特に目立つのは、お腹。これだけの大きさを持つにはさぞ大量の食事が入り込むと思えるが、実際にはそうでは無い。
クルミ「こんなに出っ張ってるのに、食べ物は全然入らないなんて・・・」
そう、その巨体とは裏腹に今のクルミ達はかなりの小食になっている。
葵「胃が脂肪で圧迫されるので、実は肥満体の人は大食いに向いてないらしいですよ」
遙「ところで戻るのは、今日のいつなのかなぁ?」
浴槽を泳いで、クレナに近寄る遙。風呂は泳ぐところではないが、ぽっちゃりレベルの彼女には、デブ〜大玉レベルに合わせたこの浴槽は大きすぎるのだ。
ちなみに、今は日曜日の朝。この体型で季節は夏、寝汗が酷いので、朝にも風呂に入るのである。
-
クレナ「さあ、ちょっと他の魔の者に聞いてみても、全然知らないか『10日経てば、戻る』ってことしか知らないかだったからねえ」
見上げるクレナ、その丸顔は、いつの間にかにすっきりした本来の、
遙にとっては見慣れない、顔立ちになっていた。
遙「えっ・・・」 それを機に遙達の体がしぼみ、小さくなっていく。
数分後には、10日前と同じ体型に戻っていた。
遙「え?太る時に比べてあっさり済ませすぎじゃない?」
『いや、痩せる描写なんて書けませんし。』 本音
(だって、このスレ的には痩せる描写なんて誰得だし。) 建前
葵「ともかくこれで、本当に一件落着ですね」
テスラ「お祝いといっては何ですが、ケーキバイキングに行きませんか」
遙「え、さっき朝ご飯食べたばっか」
葵「賛成です」クルミ「賛成!」ナイン「賛成」
クレナ「・・・すまないが、私は遠慮させてもらおうか」 遙「えっ?」
クレナの拒否に驚く遙、自分が誘われているのを前提にしていたことではない。
クルミ「クレナって、そんなキャラじゃないんじゃあ・・・」
クレナ「いや、これが私の本来のキャラだよ。」
マギア「ああ、いつもはこんな感じだったぞ、それはさておき行ってこいよクレナ、お前も戻れたんだしさ」
クレナ「いやしかし、リバウ グギュルゥゥーーー!!
腹の虫の五重奏が、クレナの言葉をかき消してしまう。
マギア「はは、もう終わったんだ。遠慮せずに行ってこいよ」
葵「そうですよ、私達はもうお友達も同然じゃないですか」
クレナ「・・・じゃぁ、今回だけはご一緒させてもらうよ」
遙「わ、私も行くよぉ!?」
以前の服を着て、軽くなった体と軽くなった足取りで外へ向かう遙達。
それを微笑みながら見送るマギアだった。
-
それから更に一週間が経った。
早朝のグラウンド、葵・クルミ・テスラ・ナインの4人が走り込んでいた。
その体型は、(一部を除いて)すっきりとしたもの・・・でなかった。
あの時からは遙かに痩せているが、それ以前の体型からは確実に太っている。
体操着はパツパツで、上乳やお腹が大抵はみ出してしまってる。
どーしてこうなったかと言うと クレナ「リバウンドの一種ね」
遙「リバウンド?」クレナ「私達は太ってから急に痩せたって言えるからね」
「体がそう認識しちゃってた所に、胃が脂肪による圧迫から解放されちゃった」
遙「うん、みんな毎日色々食べていたよ」
クレナ「遙ちゃんは、余り食べてなかった様だけど?」
遙「私はそれ程被害を受けてなかったから、あんまりお腹が空いてなかったからですよ」
そう、遙は17日前と同じ体型を保っていた。
半分ほどはお腹が空いてないからと断り、
もう半分で取ったのカロリーも、日々の運動とツインエンジェルとしての活動で消費し切れていたのだ。
-
クレナ「その分、私を誘ってくれたのは嬉しかったよ。」
「まあ、この体はご愛敬ってことで」クレナは以前の体型を保ってなかった。
葵達はクレナの都合が付くほぼ全ての場合で食事に誘い、クレナはその誘いをほぼ全て受け、結果彼女らと同等、同様の小デブ体型と化している。
背が高い分、元の体から結構な量の脂肪が付いた事がはっきりと分かる。
特に二段腹を形成しながらせり出しているお腹と、それを乗っけている丸太の様な二本の太もも、
そして前からでも横にはみ出しているのが見える程に大きくなったお尻が目を引く。
本来は凹凸はそれ程大きくないが、整った体型をしていたクレナだったが、
大きさに差はあれど前回の肥満化と同様、下に行くほど更に大きくなっていく鏡餅の様な体に逆戻りしてしまった。
しかし遙にとっては、丸顔に微笑みを浮かべている、柔らかい物腰の今のクレナの方がしっくりきたりする。
クレナ 167cm 56kg 83・53・85
→ 73kg 93・101・110
グラウンドの方に目を向けると、葵達四人がそれぞれ異なる運動していた。
その体型、及び太り方もそれぞれ違ってきている。
葵「やはりこの一週間、暴飲暴食が過ぎましたね・・・」 弓を撃っている葵は、自分達の体の事情に途中で気付けて少しは抑えていたのか、一番被害が軽かった。
それでも、元の体型から比べると立派なぽっちゃり体型であり、胸とお腹がとりわけ肥大化した、いわゆるリンゴ体型である。
上着は更に増量した胸肉と、せり出した腹肉に押し上げられたっぷりと脂肪の乗ったへそ周りが露わになってしまってる。
短パンは、下っ腹に乗っかられ、もも肉に横に引き延ばされ、尻肉に後ろに押し上げられと上着以上に悲惨なことになってる。
神無月葵 157cm 43kg 91・58・88
→62kg 111・82・99
-
テスラ「 ゼイゼイ こればっかりは、あの二人のせいじゃなくて私達の自業自得ですね・・・ハァハァ・・・」
走り込みを続けているテスラも気付けてはいたが、「好きなもの スイーツ全般」が仇になり、葵よりも二回りは大きい小デブである。
今回は顔にもしっかりと肉が付き、顔立ちの綺麗さを保ちながら丸顔と化していて、うっすらと二重あごができている。
胸もしっかりと、大きくなってる。しかし実は以前の二度の肥満化の時には、胸の方がギリギリ大きかったのだが、
今回はお腹の方が大きく肥大化していて、胸がサッカーボールならこちらはバランスボールである。
下半身にも、しっかりと脂肪が付き、特にお尻は胸と同等以上の大きさを得ている。
しかし、何よりもボヨンとせり出したお腹が目立つ。
胸や尻よりもお腹が大きくなってるあたり、言っちゃあれだが、
メタボ男性の様な太り方とも言える。
(最も、肌の張りと瑞々しさは紛れもなく少女のそれである)
テスラ・ヴァイオレッド 158cm 44kg 86・58・86
→ 74kg 106・123・109
ナイン「・・そうだね、姉さん・・」 二の腕と胸を大きく振るわせながら、木刀を振るっているナイン。
こちらは、グラマーとも言える体つきである。
ウエストはくびれの消えうせた寸胴だが、その上下のメロン大の胸と、サッカーボール大のお尻と見比べるとくびれてる様にも見える。
余すことなく脂肪が付いたその胴体はある種の色気を醸し出している。
しかし顔は真ん丸くなり、膨れた頬と顎が以前と変わらぬ目鼻立ちを柔らかいものに見せ、
可愛らしさを醸し出しており、ある意味今回も顔と胴体がアンバランスな太り方である。
ナイン・ヴァイオレッド 158cm 43kg 85・57・85
→ 66kg 116・76・111
-
クルミ「ふぅ・・ふぅ・・」 クルミは・・正直言って動けていなかった。
数歩歩いてドスンと尻餅をつき、よろけながらも立ち上がり、また数歩歩いて、の繰り返しをしていた。
前回は一番大きな肥満化を果たし、その分胃への圧迫と解放されたときの反動も一番だったのか、
クルミは今回も一番大きな肥満体になっていた。
しかも、年相応の低い身長から、数字以上に太って見えてしまう。
神無月家からもらった特注のジャージを着てるので、肉がはみ出たりはしてないが、
それでも尚、質量感を主張するほどの巨体である。
丸太の様にパンパンに膨れあがった両腕に、横幅を大きく延長させている広々とした肩口。
そして、臨月の妊婦の様に、垂れたり段差を形成する事なく、綺麗な円形でせり出した以前の倍以上の体積を有す太鼓腹に、
こちらも経産婦の様に膨れあがり、大きさだけなら、(張りは皆と同程度である)今の葵達の誰よりも大きい爆乳。
下半身は、脚と脚の隙間もラインも消え失せ、上半身に釣り合った一本の木の幹の様になっていて、
バスケットボール大のお尻がそこから突き出てる形になってる。
顔立ちは保っているが、頬はパンパンでくっきりとした二重顎が出来てる。
葉月クルミ 142cm 33kg 69・52・73
→ 81kg 134・130・128
遙「みんな、ちゃんと痩せられるかなぁ・・・」
クレナ「いや、この体で言っても説得力無いけど、あの体型であそこまで頑張ってるんだ」
「あの娘達は絶対に痩せられる、1ヶ月もしたら、元の体に戻れてるよ、きっと」
マギア「それまで、お前が頑張るんだぞ、天ノ遣としてな」
遙「うん!」
-
「後1ヶ月で暴走か・・・どこに隠れてようかな」
「あそこにしなよ、天ノ遣が居るって噂の学園」
「天ノ遣!?そりゃぁ、そこに行くっきゃないね」
「そうそう、だってこういう伝承が残ってるもんね」
『天ノ遣に魔の者の力がふりかかりし時、天ノ遣はその力を血肉とし、動じぬ体を手にする』
『また、魔の者が天ノ遣の力に触れし時、その者は鋼の壁をも貫く程の力を得る』
『そして、10日間が過ぎると、一度の喪失を経て、更なる力を得るだろう』
「堂々巡回? 減量と肥満化は背中合わせ・・・」
ツインエンジェルSS、これにて完結です。
2ヶ月間に渡って展開されていた、『小生による』、
天ノ遣の娘達の悲喜劇も、これにて終幕です。
-
続きましては、「イートマスターアスカ 完結編」です。
キャラクターと肥満化に関する設定自体は自分のオリジナルですが、
某ギャグマンガ日和から、「ソードマスターヤマト」を文章の土台としています
初の連投なので見直しきれずに、いつも以上に誤字が多いかもしれません。
「もしもし、月刊キョウセイヒマンカンの墨野です」
「え、彼女が出来たと浮かれてた夜野さんは?」
「それは追いといて、『イートマスターアスカ』、来月号で最終回です」
「ぶっちゃければ、打ち切りです」
「ええっ!!」「元々人気無かったんですけど、今月号はぶっちぎりで人気無くて」
「同人枠の『ヴィザー☆toloveる』より人気無かったんですよ」
「でも、ボクの小説やっと盛り上がってきたところなんですよ!四天王ポジとか出てきたし」
「戦いはこれからも続くみたいな感じでいいんじゃないんですか」
「でも、僕の場合、魔王ハバムードに主人公の母親が夫や娘と引き離されて過酷な労働を強いられていて、食事はドーナツやら鯛焼きやら余り物だけだし」
「ヴィザー☆toloveるとかぶってますね」
「かぶってないですよ!ドーナツと鯛焼き出てくる所だけじゃないっすか!」
「とにかく、ハバムードを倒さないとすっきりしないですよ」
「それにハバムードと戦うにも条件があって、四災王を倒さないといけないし、ハバムードを完全に食命するためには、輝ける鋼というアイテムから重厚なる鎧を作らないといけないし」
「しかも今戦ってる雷の四災王のラグラインは、別名ジ・生きたがりとも言われていて、命を十個持っていて十回は食力(パワーイート)しないと倒せないことにしてるんよ」
「なんでそんなグダグダ必須の設定に・・・」
「1年ぐらい引っ張ろうと思って・・・それと、主人公に生き別れた妹がいることを1話から仄めかしてるですけど、これはどうしましょうか?」
「まぁ上手くまとめてください」
「・・・はぁ、それで、何ページもらえるんですか?」「4ページです」
「少ねぇー!!同人枠の『ウィザー☆toloveる』も毎月5ページなのに!」
「ヴィザー☆toloveるも次回で最終回です、来週から鎧武も始まりますし」
「え、そうなんですか、それで向こうは何ページなんですか」
「5ページです」「ちきしょうーーー!」
-
イートマスターアスカ 最終話 全てを平らげるとき・・・
「いくよ、ラグライン! 全力完食(パワーイート・オールライフ)!!」
「さあ来なアスカ!一度に10回食力出来れば、ワシを倒せるぜ!」
厳つい老人の姿をした雷の災王ラグラインに挑むのは、
「命」そのものを喰らう闘法、食力をもってして魔王ハバムードの軍勢と戦う勇者、
「イートマスター」の称号を持つ少女アスカ。
「でやぁぁーー!」「な!ジ・生きたがりの異名を持つこのワシを本当に倒しやがったー!」
少女そのものの体でありながらも引き締まった体躯をしていたアスカ。
食力によって得た魔力を栄養という素材にして、鍛錬で肉体を鍛えた結果だが
今回は四災王であるラグラインを10回食力したのだ。ただちに消化しないと命に関わる。
魔力への変換の方は問題ない。しかし、肉体への還元は筋肉よりも簡単にすむ脂肪という形にせざるを得ない。
つまり、太る。
割れていた腹筋は、たちまち脂肪で覆い隠されぽっこりと出っ張った丸いお腹になる。
平均的なサイズで胸筋に支えられ固めだった胸も、大きくて柔らかい立派な巨乳となった。
筋肉でパンパンに引き締まってた薄いお尻は、風船を膨らませたかの様に大きくなり、
脂肪で厚く、柔らかく、パンパンに膨れた。
怜悧な印象を与える顔も丸々と大きくなり、頬肉の張り具合はリンゴの様である。
横に割れかけた顎も、縦に割れた。(二重顎)
アスカ(18) 166cm 58kg→76kg
83・66・72→98・76・91
P181
-
着地するアスカ、しかし床にとっては、ラグラインと彼女の戦いに続く新たな試練だった。
そして彼は耐えられなかった。
砕け散り、アスカをすぐ下の地面に落とす。丸くなった彼女の体は重力に従い
らせん階段を転げ落ちていく。
その頃、この城の最下層では、
「ラグライン、やられちまった様だな」
すさまじい凍気をたずさえた壮年の大男、水の災王タイガンバン。
「彼の魔力は僕らの中では一番小さかったしね」
周囲に小さな風を巻き起こし塵芥を吹き散らしてる優男、風の災王ダイブーン。
「人間ごときに遅れを取るとは、四災王の恥さらしね」
すさまじき熱気とそれに相反する冷たい美貌を持つ女、火の災王カザイン。
「四災王の汚名挽回はこの私が」「この俺に任せな」「いや僕が」
「くらえ、重力圧撃(グラヒテイ・メガント)!!」「「「くぎゃぁ!!」
残る三人の四災王が集まっていたが、転がってきたアスカの体当たりに吹き飛ばされる。
「からの全力完食!」
「ふぅ、ふぅ、ついに四災王を、全員倒せた」
経過を書くとあっけないものだが、結果すなわちアスカの身体は大変なことになっていた。
これまでにつけてきた筋肉をもってしても新たに付いた脂肪は支えきれず、垂れ気味の肥満体になっていた。
手足は丸太を通り越してドラム缶(この世界にはないが)並の太さで、
歩いたり、物を持ち上げたりすることには支障がないが、屈んだり、曲げたりは付いた肉に遮られてしまう。
顔自体はそれ程肉が付かなかったが、その真下の首は消え二重顎と一体化してしまってる。
3サイズは全て身長を上回るほどのサイズをもってアスカの視界と動きを遮り、それぞれ胎児どころか子供並の重さをもってアスカを地面に縛り付けていた。
特に、重力で垂れながらもお腹に支えられドンと張り出した胸は、まさに魔乳である。
お腹は大太鼓がごとき大きさで競り出た太鼓腹にして、鏡餅がごとこき柔らかさと深い段差を持つ三段腹である。
お尻は、後ろに張り出したその大きさでアスカの体を地面に縛り付けていた。
しかし、その張りと柔らかみは、アスカの感覚を地面から引き離し軽い浮遊感を与えていた。平時であれば、どんな絨毯よりも心地よさを与えるだろう。
アスカ(18)166cm 76kg→203kg
98・76・91→202・181・194
「いざ、ハバムードの城へ!」
変貌を遂げた自分の体に動揺すること無く、魔力を固め翼を形成し飛びだつアスカだった。
P182
-
厚く重厚な扉が開かれ、その先に玉座に座る魔者がいた。魔王ハバムードである。
「よく来たなアスカ、お前は私を倒すのに輝ける鋼が必要だと思ってる様だが、そこまで太ったのなら別になくても倒せる」
「後、お前の母親は余り物の食わせすぎて太りすぎで働けなくなったから、最寄りの町に解放してきた、後は私を倒すだけだな、クククッ」
「アスカ、勝って・・生きて帰ってきて・・・」
娘の無事を祈る母、その体は太く、丸く、横に大きい。
年相応に肌に浮かんでいたしわも脂肪で引き延ばされ、顔も元々の端正さを保ちながらも丸く膨れたたため、アスカと同年代の少女に見えてしまう。
二度の出産と乳脂肪が多めの偏った食事によりスイカ大にまで成長した爆乳に、
強制労働でついた筋肉に支えられ、重力に抗い形を保ちながらも肥大化した巨尻といった具合に出るべきところはとても出ているが、
それと同等に引っ込むべきところが出てしまってる。
年月を経てたるんでいたお腹は強制労働により引き締まり、
その上で大量の栄養が詰め込まれたことで風船の様にパンパンに張り詰めている。
二本の太ももは隙間が無くなるほどに太くなってしまい、内股に付いた肉が互いに密着し変形している。
二の腕は、横に太くなったために短く見えてしまう。前に大きくなったお腹周りと比べると特にだ。
アスカの母(42)170cm 89kg 104・98・101
彼女の身長は女性にしては高いのだが、胸やお腹が出っ張ったり、肩口や下っ腹といった所にもたっぷり脂肪が付いたせいで、
横幅や前幅が急増したため身長が低く見えてしまう。
全体のシルエットは1つの樽の様で、「大人らしさ」「色っぽさ」は全く感じられない。
強いて言えば、「可愛らしさ」、そして「子供っぽさ」か。
「そう、私も生き別れていた妹が居たような気がしてたけど、そう言えばその町の町長の養子になっていたんだった」
P183
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「母さん、お姉さんは必ず帰ってきます、必ず」
かっては、臆病で泣き虫で痩せっぽっちだった彼女も、この町で過ごした日々を経て、
強く、大きく、太く成長していた。
意志の強さがそのぱっちりとした目から現れてるが、
まん丸い顔から与える柔らかい印象に隠れて、他人には分かりづらかったりする。
顎は二重になったりはしてないが、姉と同じく首との一体化を果たしている。
胸はメートル越しの爆乳で深い谷間ができてるが、
まだ15の子供らしくお腹の方がより出っ張っている。
そんなお腹周りは、大きさこそ中年太りの女性のそれでへその辺りで段が出来た二段腹だが、
若さというか幼さからの張りを持ってボヨンと出っ張っている。
下半身は上半身に釣り合うほどの大きさで、
木の幹の様な太く長い二本の太ももと桃の実の様な大きく柔らかい尻が、安定感とある種の色気を醸し出している。
アスカの妹(15)161cm 102・116・104
全体から見てもお腹が群を抜いて出っ張っているが、逆の意味で凹凸が出来たその体はある意味メリハリが効いてるバランスの良い肥満体である。
しかし、こ馬から落馬してしまったりと体重のせいでしばしトラブルを起こしてしまうのだが、そこはご愛敬。
「さぁ来いアスカ!」 「最後の食力だーーーー!!」
アスカの勇気と食欲が世界を救うと信じて・・・
ご愛読ありがとうございました。
P184
-
イートマスターアスカ これにて完結です。
僕によるアスカ達の物語は幕を閉じましたが、
読者の皆さんによる、そしてアスカ達自身による物語は永遠に続きます。
それでは皆さん、次回作を書き上げるまでしばしのお別れです。
作者 まそっぷ
P185
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二人とも乙でふ
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今日は29の日ですね、というわけでPixivにも上げましたけどこっちにも・・・
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1570_1.jpg
ダンガンロンパ2やったことないですけどこの七海ちゃんかわいいですね。
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>>357
乙です
ダンガンロンパの七海の肥満化絵探してたけどなかったから嬉しいですw
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お久しぶり、乙です
七海ちゃんは俺たちの豚
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547氏もSunny氏も乙です
Sunny氏の絵が素晴らしかったので駄文の追加です。宜しければどうぞ
ttp://www1.axfc.net/uploader/so/3044131.txt
パス;himanka
まだ肉の日内だ・・・!
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t3E9hfR0Bcさん働きすぎィ!
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棒の人さん、「三本」とも読ませてもらいました。
自分(にとって)の新しい試みである、「イラストからSSを書き上げること」
をこうもあっさり、それも29の日の内にやってみせるとは・・・、流石です
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前にエルフの女王の話で職人さんがイラスト→SSやってるけどね…新しい試み…?
t3E9hfR0Bcさんマジお疲れ様です!毎月ホントに楽しみです!アイドルの話強制感あって最高でしたw
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分かりづらいコメントですみません、
『自分にとっては』新しい試みだったんですよ。
やっぱ棒の人さんことt3E9hfR0B氏は、書くSSの質も量も凄いですね。
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喧嘩両成敗ということで削除いたしました。ご了承ください。
-
GJ
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お久しぶりです。相変わらず型月キャラですが赤ランサーをペタリ。
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1571_1.jpg
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>>372
いつも乙です。
揉みしだきたくなるような良い身体だw
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豊満な胸からなだらかに続く腹がすばらしい…
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突発的に描きたくなったのでデブディズィー
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1572_1.jpg
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この暑苦しい表情がたまらんw
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二日で二枚も絵が上がってくるとかいつになく豊作、これが豊作の秋か
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話題の小説を買って読んでみたら抑えきれず・・・!
ざっくりとした落書きですがよろしければ。
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1573_1.jpg
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非モテの呪いででの支援絵がw作者さんが見たら超喜びそう・・・
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職人さん方乙!
>>372
チラリとのぞく腹肉がすごくいい
思わず揉んでみたくなってしまう
>>375
上でも書かれてるけど表情が最高だw
強制感あっていいなあ
>>378
挿絵もこれくらいはっちゃけてほしかったw
まあ作者さんも言ってる通り、さじ加減間違えると日本で30人くらいしか喜ばないだろうからしかたないんだろうけど
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うち20人くらいはここの住人w
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意外と作者はここの住人かもしれない
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作品投下するようなところまではいかなくとも
ROMくらいはありえなくもないようなニッチな板だからなあ…
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ここらへんの特殊性癖は超狭い界隈だからなあ
住人とまではいかないまでも、覗いたことくらいはあるんじゃね
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逆に考えるんだ
>>378が100%で小説中の押絵は元に戻ってる最中だから微ぽちゃなんだと
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ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1380977273/609
このAAを作ったのは誰だあ!(AA略
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>>386
すげえw よく作れるものだなあ
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>>386
その一つ前のレスのAAと比べてみると興奮した
もしイラスト化したら・・・やべえ
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>>388
>>378
-
うん、イラストをAA化したものだよなこれ
何にせよありがたいことだ
-
ありがてぇありがてぇ
-
小説通り口の横に肉がついてるw
昨日までの美少女が一日でこれとか本当に喪失感が半端ないな
しなやかで品があった娘が、鈍重に動いて息あがらせてジャンクフードを貪って、余計な肉が大量についた腹部がさらに膨れるとかなんだこれ
俺の願望をそのまま描いたようなものじゃないか
-
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1574_1.jpg
Sunnyさんのを参考に、なるべく抑え目に、可愛く描いたつもりのデブ繭香ちゃん
>>376
>>380
ありがとうございます〜
最近は腹よりも顔に肉盛るのが楽しくて仕方ないのです!
-
これまた素晴らしい、乙です
ビフォーアフターがはっきりわかるのはいいですなあ
-
乙乙
最近豊作過ぎてなんか怖いw
-
>>393
おぉ!乙です!参考にされるとは・・・!恐縮です!
-
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1575_1.jpg
すごく話題になっていたので買ってみましたが、とてもよかったですね!
ヒロインの娘がすごく可愛いです
できれば理事長の挿絵ももっと欲しかったところです
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乙!
「これまでできなかった体重を気にしないバカ食いができる」っていう
小説の一節がよく表現されていていいなあw
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ほのぼのしてて見てると癒される。職人さん、乙です!!
-
ピザ屋でも既にほのぼのと食事してましたね
カステラ頬張る繭香がかわいくてたまらない、乙です
-
潤ってますねー!
自分も描きました 需要があれば幸いです。
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1576_1.jpg
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1577_1.jpg
-
乙!
服がピチピチになるものいいけど、全裸ではっきりと体型の変化を確認するのもまたオツなものですのう
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>>397
ラノベの挿絵は横からの描写でしたからね
Sunnyさんの正面絵の繭香ちゃんが見れたおかげでいろいろと参考にできて捗りましたよ!
あと、帰宅して渋に投稿した非モテ絵のブクマ覗いてたら非モテの担当っぽい人がブクマしててお茶吹きそうになりました
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まちがえた>>397じゃなくて>>396でしたすみません
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落書き投下失礼します、妖精さんに毎日美味しいもの食べさせてあげたひ…
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1579_1.jpg
-
投下乙です! 食べ過ぎて飛べなくなるなんて可愛すぎるぜ・・・
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羽持ちキャラの肥満化では定番にして王道、実にいいなあ
乙です!
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>>405
食べる前と言うか、食べてぽっちゃりする過程も見たい
-
初めてssを投稿します。よろしくお願いしますm(_)m
題名 デブブン!
私の名前は相川奈々美、とある事情で一週間前からリハビリセンターでリハビリをしている
なんのリハビリかと聞かれると答えづらいけど、太った体形で暮らす為のリハビリ
「か、看護士さ〜ん、はぁはぁ、待ってください!」
足をひとたび止めると今の私の体重が身にしみる。
「足をとめちゃダメですよー!まずは自分の足で歩いて生活出来る様にしなきゃ!」
「ぷふうっ、そんなこと言われても!」
一歩一歩を踏みしめるごとに感じる今の自分の体重の異常感と重量感、
自分の現実における存在を嫌と言う程、認識させられるような重たさ。
ぶるん!ぶるんっ!と元気にお腹も腕も体を動かすごとに動く。
顔も顎から下の肉も歩く度に波打っている。
「ちゃんと足下を気をつけてくださいね」
わかっている、わかっているけどさ胸と腹がじゃまして見えないんだよう
「よ、よいっしょ!」
歯を食いしばって足を上げる。
「ふーっはーっふーっ」
休まなきゃきつい
「す、すいません、ちょっと休憩させてくださいっ」
「いいですよ五分間休憩とりますね」
少し前屈みになると、垂れている腹肉が床についてひんやりして気持ちいい
目の前にある全面鏡をふと覗き込むとようやく自分の体の全体像が把握出来る、したくないけどね…
全身をひと言で言うならば肉ダルマ状態、顔は首も頬も顎も全て肉で一体と化していて小振りのスイカ2つ分は頬にくっついている感じ、
その下の顎から垂れてる肉は胸の谷間に近づく程垂れている、
口はちょっと動かしづらいけど大丈夫。だけど動かす度にぷるぷる震えるのは慣れそうにない
二の腕は女の子二人分のウエストはあるかな、胸の肉で腕の動きが阻害されてて、どうにかしてほしいと思う。
トイレやお風呂、着替えはきちんとやるには、一人だともうできないので母親か看護士さんに手伝ってもらってる
胸はすっごく大きくなった、胸一つの重さで痩せていた頃の自分ぐらいあるんじゃないかな?
大きい胸だと思うとちょっと嬉しいと思ったりするけど、大きくなりすぎてだらし無く垂れてるのは恥ずかしい
お腹は一番成長したと思う。ちょっと屈むだけでおへそが床についちゃうもん、
妊婦さんなんか束になってもかないっこないくらいでかい。
肉質はちょっと固めでおかげで歩く時はぎりぎり床にひきづらないで済んでいる。
お尻もでかくなっちゃって三人用ソファでも座るときつくて、
最近はもっぱら尻が垂れ下がってもいいようなイスにしてる
足はパーツだけで見ると太ももはドラム缶より大きくて足首に向かって極端に肉幅が小さくなっていく。
チョココロネみたいな感じ。
歩く時にお腹に足が当たっちゃうから、歩き方を改善しなきゃいけないかなって思ってる。
足への負担はすごく大きいから気をつけなきゃいけない。
なんでこんな体になってしまったか経緯を話せば以外と短い…いや長い?
-
2 一度に投稿する文章量や余白の使い方で読みにくかったらすいません
1ヶ月前
「体が好ましいものに変わる飲料かぁ。って結局この話はガセだったな〜」
そういいながらガバガバと、とある飲料水を飲む。
半年前にネットで見つけた物を面白半分で買ったのだが何ぶん味が美味しかったので、時折購入して飲み続けている。
父親にそんなわけのわからないものを飲むなと言われたが、不思議と中毒性が高くて、一日に一本は飲みたくなる。
飲料水はなんてことのない普通の500mlのペットボトルに入っている飲み物だが、
成分表示が随分と大雑把に書かれていて、たしかにその点は怖い、だけど…
「ぷはーっ!やっぱおいしいなぁ!」飲んでしまう。
私自身がちょっぴり華奢な体形が変化すればいいなと思って買ったんだけど、まぁ結果オーライか
そしてある日
朝起きたら体が妙にむず痒い、朝だから起きたと言うよりむず痒くて起きた感じだ。
妙にお腹のあたりがきつい、いやだんだんときつくなっているようだ
手も少しつづ膨れているような…
「体重の増加が止まらないよぅ」
昨日の朝から私の体重は増加をしている、入る服もとうとう無くなったのでパンツとシャツでなんとか今はしのいでいるけど、
どこまでもちそうかは分からない
「ううう、顔も結構、肉がついてきたよぉ〜」若干二重あごになりかけた顔を触る
両足の肉も普通に歩くだけで股が擦れはじめた
体重にしたら昨日より30kgは増えた
元々の体重が47kg、そこに+30kg、とてもしんどい
ちなみに今日は学校はあったけど休んでいる、制服も入らないしどうなるかわからないから。
家族に病院に行きなさいと言われたけど、私もそう思うけど
こんな姿を見られるのが恥ずかしくていきたくないし、もし行ってその時に肥大が止まったら笑われ者だ
そんな事を考えているうちに、ついにそのときがやってきた
2日目の朝、昨日より20kg近くは増えた体を支えながらトイレに入り、用を足した後、出ようとした時である
「はぁ、もうすぐ体重が100kgはいっちゃう…うっ!」
体が猛烈に熱くなり始めた、
「熱い!熱いよ!」猛烈な熱さに泣きそうになりながら自分の体の様子をなんとか確認してみると
膨れていたお腹がものの数秒で垂れ下がり始め、手の指も分厚くなっていく
視界もなんだか狭まっていく、ありとあらゆる所に急激に肉が付いていくのがわかる
「た、助けてぇ〜」なんとか声を振り絞って助けを求めたが、すぐに気付く、今日は朝から母も父も不在だ
「お、重い!」自重に耐えきれず四つん這いになる、お腹と胸が床に張り付くと少し自重が軽くなった様に感じられた
シャツは肥満化に追いつかず、破れはしないがその布が首元にあがってくる。
「はぁはぁ、止まった、かな?」
なんとか壁に手をやり、体を起こすと無惨に破けたパンツの破片が視界に入る
太っても形を保っていた胸がやわらかい餅のように垂れ下がる、
お腹はもう、完全に股間を隠していて太ももの上にだるんだるんに乗っかっている
お尻はこっちからは見えないが、ぎりぎり手が届くので確認してみると、特大クッションがくっついた具合に見事にふくれあがっている
二の腕は以前の私のウエストくらいはありそうだ、動かす度に揺れていて恥ずかしい
「顔は?顔はどうなっちゃったんだろう」
洗面台に近寄り顔を確認する
「これが私?」
頬の肉が桃一つ分は膨れ上がり、口元と目を小さく見せている、顎は首と一体化して上に垂れ下がり始めていた
「はぁ…」
なんとかソファに座り、やっとひと心地がついたら
涙がでてきた。こんな膨れ上がった姿でどうしたらいいんだろう
-
3
あれから3日後、私は病院にいる、あれからトイレで起きたような肥満化は起きなかったけど
ゆるやかに太り続けている。今日体重を量ったらついに250kgを超えた。
この間トイレで肥満化した日は190kgだったのに…
太った原因もわかった、どうやらあの飲料水にあるらしい、
私より前に少なからず外国で同様の事例があったらしく成分を調べたら
デブブンという成分が入っているらしい、この成分は人工的に製造可能らしく、
見つかった場所は食料も少ない飢餓地帯で、本来はそういう場所でこそ使われるようなものだったのだ。
まだ体に大量に成分が残っているらしく体から再抽出できるでもないらしい、細胞と一体化しているみたいで、太りきらなきゃいけない
もうあの飲料水は飲まないけれど、販売元は元々この飲料水を大量に売りつけられ、それを販売していたらしい
とりあえずは慰謝料や入院費もろもろ払ってくれるらしい。後、私だけがずっとこの飲み物を買っていたらしい。
「らしい」というのはお母さんから聞いただけだからだ。
「はぁ」
溜め息するとお腹が少し垂れるので嫌だが、溜め息もしたくなる
一週間程前は華奢で少々貧乳な普通の女の子だったんだけどなぁ…
いまや153cmの身長にバストが218cmだ、笑いそうになる。
「すいませんートイレに行きます」
看護士二人に支えられて廊下を歩く、
お医者さんが言うには体は適応して歩ける様になるらしく成分が抜けきったらリハビリするそうだ
歩く度に全身の肉がぶよんぶよん揺れているのがわかると何故か興奮してしまう、こういう性癖があったんだな私
「ふひぃ〜よいっしょっと」
やっとの思いで特注サイズの簡易トイレに座る
「ぷふぅ、看護士さんありがとうございましたぁ」
「ぷふぅ」「ふひぃ」「よいしょっと」こんな言葉を使いたくはないが、自然と口からでてしまう
最早はお尻は拭く事が出来ないので機械か人任せだ、
機械の時はいいが人に拭いてもらうのは慣れるまでどのくらいかかるだろうか…
-
太り始めてから2週間目が経つ
なんとか歩ける様になった私は、自力で体重計まで移動する。
両腕を左右横にぶるんぶるんと振って歩く、今の体形で歩くためのちょっとしたコツだ。
二の腕が振る度に少しだけ脇肉というかおっぱいの肉で阻害される
500kgまで測れる体重計が設置されており、その上になんとか乗り込む
「はぁ、はぁ、このボタンを押してっと」
303kg
「や、やっぱりね、胸とお腹が昨日より重かったもん」
「気をたしかにしてくださいね、サイズを測るんでこちらに」
今の自分の朝はまず体重を量り、その後にスリーサイズを計る、痩せる前の自分のサイズは79-54-80だったが
「上から253-279-288」
「昨日はどのくらいでしたっけ?」
「えーと247-265-279ですね」
もういくら増えても気にしない様に努めているがやはり前日と比較したくなる
サイズを測ると着替えに入る
歩きやすくする為にお腹の肉をベルトで上に締め上げる、
そうすると垂れ下がっている胸も持ち上がって垂れ下がっていた分の胸が大きくなる。
お腹が上に上がった分足が持ち上がるので少し歩幅が大きくなって進みやすい、
だけどそろそろ足も左右に揺らしながらじゃなきゃ歩けなくなるかもしれない。
太ももと間接の肉が動きを阻害しているのだ、
マッサージででろんでろんにすると少しは動かせるけど、歳が若いので肌にはりがあるらしく、その分間接の動きを阻害する。
お腹の肉を盛大に動かしつつ尻の肉を左右に揺らしながら歩いて食堂に向かう、
以前の私だったら30秒あれば到着する距離だけど今の私じゃ2分はかかる
既に私専用の食事が用意されており、イスを三つくっつけた後なんとか席に着く。尻はこれでなんとかなるのだが、イス自体は前幅が少ないので
お腹の肉は垂れ下がり床に着地する。最近床に着く面積がどんどん広がってるので、汚れないためにも服をきれるようになりたい
食事の量ともなると1回の食事で10杯程の量の御飯を食べる、おかずも数も同じくらいの倍数だ、これだけ食べないと倒れてしまう。
「けぷっ」食べ終えると小さなゲップがでる。今後もこのくらいのゲップでありたいと思う
行きと同じくらいの時間をかけて部屋に戻りベットに横になる、
寝ている時は足を広げてその間にお腹を置いて横になる、というかもうそうやるしかない
「あ、顔洗わなきゃ」
一旦横になると起き上がるのにとてもめんどくさいが、顔を洗いたい気持ちの方が強い。
洗面台で顔を水洗いするのだが体を屈むのが非常につらい、もう少し太れば少し屈むだけで腹肉が床につきそうだ、
そうしたら少しは体重の設置面が増えて屈むのも楽になるかもしれない、
けれど最早そんな体になったら今以上にどうやって生活すれば良いのだろうかと不安になる
顔を洗って拭いていると今の私の頬肉の付きようだいぶ分かる。手で持ち上げてみるとぷにぷにしていて気持ちがいいけれど、
だんだんと顔が毎日ぶよぶよに膨れ上がっていくのがよくわかる。
後一体どれくらい太るんだろうか…
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18日目
「はぁはぁ、先生!看護士さん〜!助けてください!これ以上太りたくないよう、醜くなりたくないよぅ!」
ついに発作がきた、酸素マスクを無理矢理挿入される
「はひーっはひーっはひーっ」
つらい、辛すぎて息が出来ない。全身の皮膚が引っ張られるかのような感覚に襲われる
バキッ!
ベットが折れる、全身がだるんだるんに揺れるのがわかる
顔の肉が胸がお腹が尻が、震えながら膨張していくのがなんとなくわかる。
いやだ、もういやだ、肉なんて贅肉なんてどっかいってしまえ…
気付くと既に夕方だった
体の自由がまったく効かない、腕はなんとか動きそうだ、
腕を上げてみると今までに無い程肉が付いたのがよくわかる
腕でこれだけってことはいったいどうなってしまったんだろうか…
「目覚めましたか!奈々美さん、喜んでください、先程の肥大で成分の99 %は消費されましたよ、
残りは誤差か確認出来ない範囲ですが今週中には完全にデブブン成分による肥大は止まります」
良かった、もうこれで体重が増える事は気にしなくてもいいんだ
「しかし前にも言いましたがデブブン成分で太った分は特殊な細胞と化していて20年は脂肪除去できないので、
これからのリハビリが治療の本番です」
そうなんだよね…20年も待たなきゃならないんだ。
「あ、あの」
「はい」
「私の体はどうなってしまったんでしょうか」
少し口を動かすだけで頬が今までにないほど揺れているのがわかる…
「体重だけなら言っても良いですが、今はあまり知らないほうが良いかもしれません、
ショックを受けてしまうかもしれないですし3日間待ちませんか?
その間に肥大化で増えた分の体重を支えるだけの筋肉が増殖すると思いますし、
その時に自分の体のことを知ってもいいと思いますから、ますは心も体も休めてください」
「た、体重だけでもおしえてもらっていいですか?」
「523kgです」
そして今に至っている、最後の肥大化の後に始めて鏡を覗き込んだ時は一瞬自分が誰だかわからなかった、手で胸や腹を持ち上げてみたりすると鏡に映っている肉塊も同様の動作をしているのを見てやっと現実味が湧いたほどだった。
あれから筋肉の増量と残った少しの肥満化で今の体重は571kgだ、尻とお腹のバランスが良いらしく、なんとか立つ事が出来て尚かつ歩けもする
肉の増量がすごかったぶん椅子に座ったりベットで横になる時はもう完全に足を開けてお腹の贅肉を垂らさなければ動作的に辛くなってしまった
ベットで座るとまるで鏡餅のようで気持ちが悪い、人間鏡餅だ、
でもなぜか私はこんな自分の体に少し興奮を覚えている、顔を両手でペチンと叩くと頬の肉が揺れて心地いいと同時に太った実感がすごく湧いて変貌した自分を実感する
でもこれからが大変なのだ、日常の動作をこれからリハビリと経験で培っていかなきゃならないんだから
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405さん、409さん、乙です!
便乗して件の小説の絵を投下!
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6 4回目と5回目の投稿の番号を付け忘れました。
あれから二ヶ月がたったリハビリが終わり家に帰宅し今は家でリハビリの続きのようなことをやっている
朝、特注サイズのベットから、降りる事がまず最初の一仕事だ
誰も聞いていないのをいいことに
「ふひーっよいしょぉーっよいしょよいしょ><」と言いながら必死におおきなお尻を動かし大きな腹を動かし
ベットの中で方向転換し電車のつり革のような専用器具で立ち上がる
立ち上がった時には既に汗まみれだ
「はふーっふひーっ」
息切れしたまま私は部屋に設置してある洗面台にかがみ、顔を洗う。
屈むと、前に思っていた通りお腹の肉がだるんと床に着くので体重が少し軽くなった気になる
お腹の下や脂肪と脂肪の間は寝てる間から汗で濡れているので、
部屋に設置してあるシャワーを朝から浴びる。
自分が立っていられる限界は10分ぐらいなので、シャワーは座って浴びる事にしている。
シャワーを浴びるまでは自分1人でなんとかなるんだけど、その後はもう無理だ
「お、おかあさん背中とお尻を拭いて〜」ちょっとばかり肉で圧迫されたよどんだ声が家中に響き渡る、
スイッチを押すと家中のスピーカーに繋がる仕組みだ
「はいはい来ましたよー」
「ぷふぅ、遅いよ〜」
トイレで小も大もする時は基本的に同じだが、今は機械でなんとかなるようになった。
制服は上から着れば良いだけの特注品を使っている、靴下を履くのは手伝ってもらう
前は二階部屋に住んでいたが今は一階に移動した。もう私は並の段差は超えられない
最後は食事だが、寝ている前と間食で高カロリーの特殊ドリンクを飲む様にしているため食べる量は通常の三倍程度で済む様になった、
まぁ満腹にはならないんだけど
最後はバケツ並の大きさの靴を履き家をでる、とその前に
「げぇ〜ぷ!!げぷっ」
外でゲップを出す前になるべく出せるものなら見知らぬ人がいない場所でゲップを出すようにしている。
一種の私なりのマナーだ
玄関を出ると
「奈々美ちゃーん、おはよう!」
「おはよう健太君!」
「今日もぷるぷる、いやぶるんぶるんとしててかわいいよ!」
「もう健太君ったら!」
彼の名前は須山健太、たぶんデブ専なんだろうけど学校に登校し始めてから1週間後に告白されて付き合う様になった
スキンシップが激しくて少し恥ずかしいけど、
こんな体でも自分とこの体を好いてくれる人ができて、この体にもちょっぴり自信を持てる様になった
そのせいもあって
「スカートからヘソが見えてるよ」
「い、いいのよヘソだしてるの、健太君そういうの好きでしょ」
ヘソを出すファッションと同じようなものだと思い込んで言いきる
「いつ見ても巨大なへそですな〜」
…やっぱり恥ずかしいや
「胸もなんだか今日は大きい気がする」
「ぷふぅ、腹にベルトしてるからね、でもこうすれば」
唯一自由に動く腕を使って胸を押し上げる
「お、おおきいでしょ!」
「大きいよ奈々美ちゃん、いやー無理させてごめんごめん」
胸を手から離すとぶよん!と垂れ下がる、こんな事をするだけでも重労働だ
「ふひーっ、い、いいのよ、なんだがこうしてるほうが楽しいの」
かつての自分ならとても気持ち悪いと思ってしまう事を平然とやってのける、
しかしもう開き直って恥ずかしいことをしてしまうほうが何故か楽しいのだ
学校へは電車で通学している、駅まで10分だが今の私には30分はかかる、
駅までの道は人通りが少ないので時折さっきのようなスキンシップをしている
今の体重だと足腰に負担が大きいので杖をいつでも使える様に腰辺りに下げている
さすがに人通りが多くなる路地に出るとスカートをなるべく下げて腹肉がでないように気をつけるが、
ここいらでは有名人になってしまったため
多少の贅肉がぷるんぷるんとでていようが、しょうがない風物みたいな扱われ方になってしまった
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7
ようやく電車に乗り込む、ここからが辛い、電車で15分移動するのだけれど、私は10分ぐらいしか立てないのだ
そういうわけで混雑しそうな日や雨の日は車で送ってもらう事にしているが、
平日は自分自身がいつまでも歩ける様にするためにも自力で歩いて登校している
5分と立たないうちに息が切れ始め7分を過ぎる頃には
「ぷふぅ、ぶふぅ」「ふひーっ」
汗がお腹の肉の先から垂れ始め、ぽたぽたと床に垂れる
「け、健太君お腹の肉を、も、持って」
座れば良い話であり席を譲ってもらえば良いのだが、前にそれをやったら、べちょべちょに濡らしたげく、
駅に着いたら出発の時間までに立てなかったりもしたので
健太君に自分の肉の一部を持ってもらう事にした、健太君がいない日は電車の入り口の手すりに捕まり喘いでいる。
やっとのおもいで電車から降りると、近くのベンチで10分休む。
ただベンチで休む前にベンチの下にビニールをしかなきゃいけない。
垂れ下がる贅肉のせいでお腹が汚れるからだ
「はあっはあっ、き、今日も無事にここまで来れたよぉ」
「偉いよ本当」
「あ、ありがとう」
休憩が済むとなるべく早足、といっても普通の人に歩行の半分ぐらいの速度で駅をでる
駅前のすぐそこがが校門というのは本当にありがたい、休憩する事無くいける。
「おーはようっ!」奈々美ちゃん!」
友達の三重ちゃんだ
「お、おはよお、み、三重ちゃん、くふぅ」
「健太君もおはよう!、今日も二人でスキンシップですかな、この〜」
三重が胸を鷲掴みにする
「やっぱ気持ちいいわ肉が〜」
三重がそんな趣味を持ってるなんて太る前は知らなかったから少しショックである
「いやぁ〜奈々美のやつがな、ぶよんぶよんしているんで愛くるしくてつい」
「真性の変態ね、健太君は、奈々美、こんな男手放したらあんたきっと生涯後悔するからね」
「ぷふー、わかってるよぉ、私、ちょっと休むから三重、悪いけど、ぷふぅ、先に行ってて」
「はーい、じゃあまた後でね」
-
8
「よいしょっと」またビニールを地面に敷いてベンチに座る
ようやくこの体での学校生活も慣れてきたと思う、
初めはこの体のせいでトイレや机を壊したり友達から少し距離を置かれたが
今や机やトイレは私専用のものが作られて、友達との関係ももとの鞘に収まった。
階段の上り下りは車イス専用エレベータが付いていたので
それを補強して使うようにしている。
机は私の腹肉が垂れ下がるスペースを考慮して作られた物だ。姿勢で言えば前屈みになってノートをとっている
「はふぅ〜」
深まる季節に汗をかいているのはここいらじゃ私ぐらいか、でも
「涼しくて気持ちいい〜」
ぷふぅと息を荒くしながら、心地よい冷たさを感じる
「こんなときに言うのもなんだけどさー人もいないし、よい天気だし」
「なに健太?」
「奈々美は怒るかもしれないけど、俺、奈々美がこんなにふくよかになってくれて良かった」
「え?」
何を突然言い出すの?
…やっぱデブ専だから付き合ってるのかな?
「実は太る前から、好きだったんだ、でも俺、性癖?性欲としてはデブ専というか
女の子がだらしなくぶよぶよしてるのが好きでさ
なんだかそういう性癖を持っているのが後ろめたかったんだ、
でもこんなに奈々美が太った。そしたらなんだかいつかカミングアウトするつもりで
正面から付き合ってもいいかなって思えて。無論、奈々美が太ってしまった事自体は奈々美とっての不幸で喜ばしいものじゃない
だけど、その、太っちゃったせいで奈々美が自分にとってパーフェクトな存在になっちゃったんだよね、それで即、告白しちゃったんだ」
そっか
「怒る?」
良かった
「ううん、正直ほっとした、自分が太っただけを理由に付き合ってるのかもしれないって心の隅で思う事があったんだ
でもそんな事聞けるものでもないし、無闇に話しにくいもの、まぁ無闇に話されたけど」
「健太、話してくれて、ありがとう」
口のなかで歯をくいしばって立ち上がる
「ありがとう」
無理矢理かがんで抱きついた、腹肉が胸が顔の贅肉が彼の胸から下の全てにべっとりとくっつく
腹の肉が彼の靴とズボンにぴったりくっつくのがわかる
胸がおっぱいが彼の脇を覆うのがわかる
顔の贅肉は彼の胸元にぴったり張り付くのがわかる
顔を上にあげると健太の顔が間近にある
「な、奈々美!」
「これからも一緒に居てね」
彼が顔を近づけてくる、そして私はキスをした、…頬がちょっぴりじゃまです
「………」
「………」
「奈々美」
「はふうぅ、何?」
「ちょ、ちょっと重い」
「ぷふぅ、もう少しだけお願い」
少し時間が経って、なんとか踏ん張って後ろに下がる
「ご、ごめん、ちょっと支えて」
スカートがめくれてお腹が丸出しになっている、でもそんなことより、このままじゃ前のめりに倒れちゃう
「い、いいか手を離すぞ」
「う、うん」
えーとこういう時はお尻の肉をこういう方向にとって、せーの
「よいしょーっ!!…あっ」
今は言いたくなかったのにぃ
「やっとその言葉を言ったか、さっきも本当は立ち上がるとき何か言いたかったろ」
は、恥ずかしい、普段から赤い顔が余計赤らむ
「いいんだよ、今の奈々美にはむしろそれが自然で奈々美らしいんだから」
「ふひーっ、ありがとお」
本当にありがとう健太!
-
9
少し黄昏れた後、スカートを直し玄関口によたよたと向かう。
玄関口にある特注の椅子に座り靴を履き替える
そして階段にいき車イスに座る。スイッチは自力で押せるが健太がいるときは彼に押してもらう
彼は反対の校舎が教室なのでそこでお別れだ
「じゃままた昼休みに行くからな」
「うん、じゃあまた後でね健太」
ようやく教室がある階につけば登校最後の一仕事だ
「よーしっ今日も頑張るぞ!」頬を両手でぶよんと揺らし、お腹の贅肉を胸を二の腕を盛大に揺らしながら仁王立ちする
腹と尻をゆらし、二の腕をゆらしきって教室に入る。出入り口に一番近い席だ
私は華奢な体をちょびっと変化させたくてあの飲料水を飲んだ
たしかに華奢な体は見違える様に変化した
こんな変化は望んでなかったけど、最初買った時に思った事をもういちど思う
結果オーライだ
今日も私は汗水垂らしてぶよんぶよんと盛大に学校生活を送る
大きな体を持っちゃった、ただそれだけ
むしろこの体を楽しもう!
私は教室のドアをいつも通り開け体を横にむけて腹をこすりながら入った
「みんなーおはよう!」
終わり
もし付き合ってくれた方がいらっしゃいましたら、ありがとうございました。
-
体重の変化と3サイズの変化を書き忘れていたので。いや書きたかったので。
後、時間が立つごとに誤植がというか間違った書き方をしていると気付いた場所が
多くて、申し訳ないです。
相川奈々美 16歳 高校1年生 身長153cm
初日 身長153 体重:47 B 79 W 54 H 80
3日目 身長153 体重:97 B:99 W:87 H:101
6日目 身長153 体重:251 B:218 W:187 H:183
14日目 身長154 体重:303 B:253 W:279 H:288
18日目 身長154 体重:523 B:392 W:427 H:406
60日目 身長155 体重:583 B:419 W:468 H:431
スリーサイズが盛りすぎかもしれないですが、このサイズで。
もし次に書く時がありましたら、よろしくお願いします。
主人公の姿の、特徴・詳細を文章で表現するのを忘れていましたが
主人公の絵を描いていたので姿の参考になればと思います。
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss.cgi
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素晴らしい
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ssも面白くて絵も上手いとは…
早くも次回作が楽しみです
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乙です!
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乙乙!
ただ絵はもう流れているのか、見られないのが残念だ
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まとめからあぶらみ掲示板に行ったら見れたよ
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>>424
ありがとう、無事見られた
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>>414
困ったような表情の繭香ちゃんがすごく可愛いですよ
おなかぷにぷにつつきたい
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405氏 初めてで、この量と質を書き上げるとは・・ともかく乙です!
あえて一つ言うなら、文の改行の事ですが、
掲示板とまとめサイトはページの横幅が違う様なので、
ここでは収まってもまとめるとはみ出していた、という事態が有り得る様です。
さて、最近の投下ラッシュに便乗する形で自分も一つSSを書いてみました。
今回は、完全な一次創作です。
「なら、私は祝うっ!!」
パティシエを育成する専門学校であるここ、岩井パティシエスクール。
この度フランスで行われたコンクールにここの女学生が参加し、
最優秀賞を受賞して今日帰ってくるのだ。
凱旋帰国と言っても過言でないのだ。
スクールの皆はさぞ鼻が高い、はずだった。
(何であいつが参加したんだよ)
(ちくしょう、うちらのメンツ丸潰れだよ)
(優勝するなんて、大手の機嫌曲げる様なことしでかしやがって)
(これのせいで来年の入学生徒は増えるよなぁ・・・
来年度の予定がメチャクチャになっちまったよ・・・)
ホールに集まった生徒と教師は、皆呪詛の言葉をポツポツと呟いてた。
飾られた写真に映っているのは、短く切り揃えた薄茶色の髪に端正な顔、
細身の肢体の中で一回り飛び出た美乳を持つ少女。
彼女がこの度最優秀賞を受賞した生徒、口島裕華(くちしま ゆうか)である。
この様に優れた容姿も持っているのだが、
(最優秀賞・・・フランス行ってまで腰振ったのね、あいつ)
(さぞ向こうでフランス人の男達と楽しんできたんだろうな、
俺達を差し置いて)
・・・そうこう言ってる内にホールの大扉がゆっくりと開いていく。
「主役のお出ましの様だな」
誰ともなく言った言葉に、皆が作り笑顔を浮かべる。
そして入ってきた主役の姿を見て皆の表情は、
ある意味での、本当の笑みに代わった。
-
「兄崎先生、口島の出迎えパーティーに出なくていいんですか?」
「 そうゆうことは性に合わないんだよ」
「でも先生、校内審査じゃ俺達担任の生徒を全員負かして、
一般枠で申し込んだ先生も負かして」
「審査に不服を申し立てて、審査員にボロクソに論破されて・・・」
「そんなあいつが、留学を経て比べものにならない程大きくなって帰ってきたんですよ」
「ともかく、私はパーティーに行かない。君達は行くなり自分の練習するなり好きにしなさい」
そう切り捨て、自分達の生徒に背を向け去っていった女性、兄崎朱美(けいざきあかみ)、
ここの教師であり裕華と同じく優れた容姿とパティシエとしての高度な技術、
そして男女問わず高い人気を持っている。
「口島さん・・・大きくなったのね・・」
パーティーが終わる時間、ホールから参加者達がぞろぞろと出て行く。
そして主役が最後の最後に出てきた。
「口島、最優秀賞おめでとう。しかし、あくまでこれは通過点でしかない」
「これに慢心する事無く、今後も精進を重ねて欲しい」
偶々通りすがったのか、脇の廊下から現れ一気に言い切る兄田。
「ありがとうございます、兄田先生」 返事をする裕華。
目を開く、(閉じたままさっきのセリフを言ってた)、兄田。
そして、絶句した。
-
目の前に居るのは丸々と太った少女。
LLサイズのスパッツから伸びる二本の脚は間に隙間が無く、
内股が密着しムッチリと変形している。
お尻はスパッツに収まりながらも、その上でその大きさを主張し
上半身に釣り合う安定感を醸し出してる。
二の腕は以前の倍以上の直径になり、ブラウスの袖口がパツパツになってる。
胸は綺麗な円形をしながらも十数kgの質量を有するであろう爆乳で、
その胸と比べると小さいが、妊婦の様にせり出しているお腹。
そして、二重顎の上のパッチリとした瞳にくっきりとした鼻立ちと
汗できらめいている、薄茶色の綺麗な髪。
紛れもなく、口島裕華である。
「・・・ああ、この体型ですか」
「勉強の為に向こうのお菓子を食べていたら、食べ過ぎちゃいまして」
「そ、そうなのか・・・」
「 明日の早朝にこのホールに一人で来てください 」
「!?」 混乱が収まらぬ内に小声でこう言われて更に混乱する兄田だった。
まだ日も昇りきってなくて、早朝と言うにも早過ぎる時間帯。
休日という事も有り人気は全く無かった。いや、
「どういうつもりなの・・・」 兄崎がホールの扉の前に居た。
(まさか呼びつけただけじゃないよね、口島さんはそういう事する様な娘じゃない・・・)
あの娘は本当に優秀で、熱心で、優しい子。
でも周りの人達はそんなあの娘を嫌う。
今回のコンクールも出場できた時点で凄いのに、
スクールの皆は妬んで羨んで、呪うだけだった。
「だから、私だけでも・・しようと思ったのに」
そう呟いて扉を開く兄崎。
-
「本当に、ありがとうございました!兄崎先生!!」 ホールの照明が一斉に付き、
大量の、形の整った上等なお菓子が乗ったテーブルと、
深々と、と言うには残念ながら胸とお腹がつかえてしまってる、
頭を下げる裕華が照らし出された。
「 有り難う・・って、どういう事なの? 口島さん」
「私のコンクール出場を祝ってくれたことですよ」 「えっ・・・」
「フランスに着くとすぐに、テーブルに乗ってるのと同じくらいの量のお菓子が送られてきました。」
「『出場おめでとう』って書かれたカードがついてました。」
「名前は書かれてませんでしたけど味で分かりました。」
「これは先生が作ってくれたものだって」
「 いやあれは私じゃないっ!」
「カードには『がんばって』ってしか書いてないし!」
「 言っちゃいましたね」 「あっ・・・」
「そのお陰で、素直に向こうの味を吸収して自分の技術を高めて・・・
「優勝する事が出来ました」
「でも、そのせいでそんなに太ってしまって・・・」丸々と膨れ上がった裕華の体、
整った容姿も周囲から嫌われる一因だったが、これで好転するとは思えない。
「どうしても気になるってなら、その分のお返しも兼ねて」
「フランスで買ってきたものに、コンクールで出品された作品を再現したもの、
そして最優秀賞を受賞した私の、現時点での、最高傑作」
「どうか、全部召し上がって下さい♪」
「・・・全部?」 「食べないなら捨てますよ?」
「これはあなたと、百歩譲って私自身にしか食べさせる気は無いですから」
「分かった・・それじゃあ、いただきます」
「二人だけの、本当の最優秀賞受賞記念パーティーの始まりですっ」
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二つの受賞記念パーティーから、1ヶ月が経った。
(口島の奴、相変わらずバクバク食ってやがる)
(最優秀賞とって、ますます調子に乗りやがったな)
(兄崎もすっかり口島の太鼓持ちになっちまった)
(最優秀賞受賞者さんのご機嫌取っておこぼれでも欲しい訳かい)
裏庭で一緒に昼食をとっている少女と女性、
裕華と朱美にかけられる陰口。
裕華は全く気にかけてないが、朱美は少々気になる様だ。
「そりゃあ嫌われるよね、こんな体・・・」
「私は大好きですよ先生のその体、それより早く食べないと昼からの授業に遅れますよ」
「あ、あぁ、そうね・・・裕華さんこの卵焼き美味しい♪」
「先生の鮭の煮付けの方が美味しいですよ♪」
笑顔で互いが持ち寄ったお弁当を食べる二人。
その体は真ん丸い肥満体である。
朱美はあのパーティーで大量のお菓子の大半を食べ、
それで胃が一気に大きくなってしまい、激太り。
何とか減量しようと運動もしたのだが、
いかんせん食事の量が多くなったので余り効果を出せずにいた。
裕華と親しくしだしたのがご機嫌取りとみなされたのと、
変わってしまった体型のせいで人気は急落し、
今では裕華とためを張るほどの不人気ぶりである。
-
裕華は、朱美の運動に付き合い胃もそれ程大きくなってなかったので、
とても緩やかながら減量に成功しており、
二重顎は消え、以前のすっきりとした顔にほぼ戻っている。
しかしそれ以外は分からない程度の減量である。
モデルの様な体型だった朱美は、相撲取りの様な体型になっていた。
本物の相撲取り程引き締まってる訳ではないが、
垂れたりはしてない綺麗な太り方をしている。
以前はスカートから伸びる細長くすらりとした脚が男子から人気だったが、
今はジーンズをはち切れんばかりに押し上げる太く肉感的な大根脚である。
そのしなやかさで繊細な菓子を作っていた細い指も、
その技術こそ損なわれてないが、パンパンに膨れ、
丸太の様な二の腕につながっている。
元々巨乳だった胸は最早スイカ並みの大きさと重さを持つ爆乳であり、
お腹に乗っかりながらせり出している。
男子からは奇乳扱いされ、朱美自身もその大きさを嫌がってるが、
以前の綺麗な形は保っている。
その上彼女の作るプリンの様な極上の感触を持っている事は、
(時々触っている裕華を除いて)誰も知らない。
お尻はお尻でとても大きい、こちらはパンパンに張り詰めていて、
バランスボールの様である。
そして一番の変化を遂げたお腹、
裕華よりも遙かに重く大きいその様はまさに臨月の妊婦
それでいて胸の様に柔らかく、
座ると変形して二段腹を形成する様になった事も朱美の悩みの一つだ。
後、顔は今の裕華と同じように少し頬が膨れた程度である。
口島裕華 17歳 163cm 46kg 82・57・76
→86kg 103・91・98
→83kg 103・88・95
兄崎朱美 28歳 169cm 52kg 86・53・82
→102kg 121・132・118
-
「 げふ・・・ご馳走様でした、それじゃあ裕華さん、今度は休みの日にスポーツジムでね」
「ええ、楽しみにしてます(その後のディナータイムを)」
自分の授業の準備に向かう朱美。
彼女の送った菓子、すなわち祝いの心が元で大きくなったお腹をさすりながら
裕華は思う。 (賞なんていらなかった。)
(私の作るお菓子を喜んで食べてくれる友達が一人でいいから欲しかった。)
(先生と友達っていうのも変だけど・・・でも本当に嬉しい)
(お返しのせいで太らせちゃったけど・・・)
(でも痩せてたときより今の方が笑ってる様な気がする、私もそうだけど)
(こういうことってこう言うのかなぁ)
歩く度に揺れる胸とお腹、自分の送った菓子、すなわち祝いの心が遠因となって
ここまで大きくなったその重みを感じながら朱美は思う。(人気なんていらなかった。)
(互いに競い合うライバルか互いに遊び合う友達が欲しかった。
(まさか、生徒とこういう関係になるとは思わなかったけど・・・でも嬉しい。)
(まさか、お祝いが元で太っちゃうなんて思わなかった)
(・・・でも、よく笑う様になった今の方がすっといい)
(つられて私も太って・・・よく笑う様になって・・・)
(こういうのってこう言えるかな)
「「人を祝えば、笑顔二つ」」
これで終わりです。
先の405氏のSSや304氏と棒の人氏のSSを読むと、
自分のSSの文の拙さが良く分かります・・・
後「非モテの俺の呪いで〜」読んでみたいです(まだ読んでない)
-
547氏さん乙です!
最近みなさんのSSやイラストが活発でいいですねー。
自分も触発されて初めてですがSSを書いてみました。
文章も稚拙で、肥満描写が甘いかもしれませんがお願いします。
ぽちゃ子ブームに恩恵を!?
1.
近頃、雑誌やテレビでは「ぽちゃ子」特集と称して、肉付きのいい子がキテる!などと連日取り上げている。
心の中で俺は「(確かにぽっちゃりした子は悪くはないよな〜)」と軽く留める程度の認識ではあったのだが...
「私も少し体重増やしてみようかな〜?」
突然、彼女の家でくつろいでる時に彼女が言いだした。
「どうしたんだ、急に?」
この俺、西嶋徹は今付き合っている彼女-北島雅-の顔を見て疑問を抱いた。
「うーん、だって女の子って程よくつくとこに肉がついてる方がいいって聞くし...。徹はどう思うの?」
「まあ細い女の子よりかはいいとは思うが。」
そう言って徹は雅を改めて見てみることにした。
雅は身長は小柄ではあるが、顔立ちは可愛らしく、体はスラットしていて所謂男ウケしそうな体系ではある。
徹は時たまに彼女の体を見るたび
「(もう少し肉が付いてもいいけど、本人次第だしいいか。)」と考えていた。
「徹、今私の体を見て色々考えてたでしょ。」
「いや〜まあ。うん。」
「む〜きめた!私少しでも胸にも肉欲しいし、今日から増量してみる!たくさん食べて理想の体型を手に入れるわよ〜!
もちろん徹も協力してよね!」
「俺も手伝うの!?まあいいけど...」
こうして徹は雅の体重?を増やすために協力をしていくこととなった...
雅スペック T157 B73 W61 H80 体重47kg
-
2.
それから3日後
徹のもとに雅から電話がかかってきた。
「はい、もしもし。」
「あー徹。今日ウチ来れる?この前言ってた増量計画しようと思うんだけど、適当にウチに来るときに高カロリーそうなもの
買ってきてくれない?」
「んーまあいいけど。とりあえずバイトあるから23時頃につくわ。」
そういって徹は電話を切ってバイトに向かうのであった。
数時間後
バイトが終わった徹は雅に頼まれた通り、高カロリーな物を買うために雅の家の近くにあるコンビニにきていた。
「高カロリーって言われてもよくわかんねえしなー。いい感じの買っていくか。」
徹は、カゴの中に菓子パンやカップラーメン、デザートといったいかにも高カロリーそうな物をバンバン入れ、それを買ったのち
雅の家に向かった。
「この量は俺が食うだけでも3,4日以上はかかるな...」
ピンポーン
「徹ね。入っていいわ。」
そういって空いてるドアを開け徹は部屋に入った。
1人暮らしの雅のに入るのはよくあることだが相変わらずサッパリとした部屋だと内心徹は思った。
「とりあえず電話で言ってた高カロリーそうな物を適当に見繕ってきたぞ。」
「ありがと!って結構買ってきたのね。さすがにこの量は一日で食べれないわ...」
そう言った瞬間雅のお腹から大きな音が聞こえてきた。
「もう23時だけどまだ食べてなかったのか?」
「まあね。これも体重を効率的に増やすための作戦なのよ。」
そう言って雅はパソコンで開いているサイトを徹に見せてきた。
「なになに...体重を増やすためには、一回でたくさんの量の食べ物を摂取するのと、なるべく夜遅い時間に食べるのがいいと。」
「そーいうこと。じゃあさっそくいただきまーす。」
-
そういって雅は徹の買ってきた食べ物を活きよいよく食べ始めた。
「う〜ん、おいしい。一日何も食べてなかったし、この感じならたくさん食べれそう!」
雅は勢いよく食べ物と口に運んでいくと、次へ次へと口に入れ始めた。
「お前ってそんなにたくさん食べるほうだっけ?普段は少食な感じに見えたけど。」
徹は雅の食べてる姿を見て、若干引き気味に聞いてみた。
「女の子は誰でも少食アピールするもんなの!私だっていままで体系を保つ為にあまり食べてなかったけど、これからはそんなことは
考えなくていいし、たくさん食べるのよ!」
食べながらフゴフゴ喋っている雅のお腹は食べ物でパンパンに張りつめていき、顔と体のバランスとは不釣り合いなものになって
きていた。少しパジャマの隙間からお腹が見えてきているのが分かるぐらいに。
「ゲフ〜。さすがにこの辺で限界かな...。ごちそうさま。」
冷蔵庫からコーラを出してきて、雅は食べ物を流し込むかのように飲み始めた。
明らかにさっきまでみたスレンダーな体系ではなく、妊婦の如くでているお腹がより目立った。
「(明らかに俺が買ってきた量の半分は食ってるんだけど...。)」
徹はある意味人類の神秘を見たなと思い、少し感嘆とした気分になっていた。
「さすがにこんなに大食いするのは今日だけだろ、雅?」
「とりあえずはある程度の肉付きになるまではやるつもりよ。私は私で毎日太る努力をするから、たまに大食いに付き合ってね。」
そう誇らしげな顔で答える彼女の顔は大変喜びに満ち溢れていた。
「そ、そうか。体を壊さない程度にやれよ。とりあえず俺は明日早いからもう帰るわ。」
「ん〜そうなの。じゃあおやすみ!わたしも食べた後はすぐ寝なきゃ!そうした方が太りやすいし。」
そう言って雅はベットで3秒もしないうちに寝始めた。
「(寝るのはえーな!今度は来週か。人間そう急には太らないだろうし、少し体重が増えたとこぐらいでストップさせるか...。)」
この時徹はまだ気づいてなかった。この先自分と雅の関係がどうなっていくのかを...。
雅スペック 体重47kg⇒51kg B73⇒73 W61⇒66 H80⇒80
-
3.
「あれから2週間か...。」
徹と雅は基本的にお互いのプライベートを尊重しようという考えの基、2週間に1回は絶対会おうという決まりを作っていた。
「とりあえずまた食べ物頼まれたし、適当に買っていくかな。」
コンビニに行ったのち、雅の家に向かうのであった。
「入っていいよ〜。」
徹は扉を開けると明らかに前回あった時よりもふっくらとした姿の雅が立っていた。
「どう。あれから2週間経ったけど少しは女らしい体系になったでしょ。」
そう言って雅はポーズを取り始めた。
控え目だった胸は服の上からでも少し分かるぐらい出てきており、お尻もいい感じに出てきていた。
もちろん太ったのだからお腹にも肉がついてきてはいるのだが、かろうじてまだ普通体系といった感じではあった。
「(確かに先週見たときよりかは太ってるかも。でも細かった時よりは色気がでたかな...。」
そうして先週のようにまた雅は徹が買ってきた食べ物にありつくのであった。
「ふ〜食べた食べた。満腹満腹。コーラのも。」
明らかにこの間より食べる量が増し、食べる速さも上がっていた。
「(人は2週間そこいらでここまで成長するのか。)」
徹はまたも人類の神秘に感動しつつ、いつ雅のパジャマボタンが飛ばないかを気にしていた。
「それより来月のデートどうする。徹いい案ないの。」
たまには来月は外でデートをしすることになっていたが特に2人は行きたい場所も決まってなかった。
「ん〜て言ってもな。」
徹は考えを巡らせながらふと目に入った雅のお腹をみて閃きがうかんだ。
「そうだ!せっかく今体重を増やしているって言ってたし、食べ放題の店に行くっていうのはどう。
デートもできるし体重も増やせるし一石二鳥じゃん!」
我ながらナイスアイデアが浮かんだなと徹は自信気に答えた。
「食べ放題か〜いいね!よし沢山食べるぞ〜。」
そしてそのまま雅は先週と同じようにベットに横になり素早く寝始めた。
「(しかし本当に太るつもりなんだな。ってパジャマのボタン弾け飛びそうだし!。でもちょっと触ってみたいかも。)」
徹は寝てる雅のお腹を優しく触り始めた。
「(さっき食べたばっかだからかパンパンで固いな...これが明日には消化されて肉になるのか...。)」
パンパンだがあったかく触り心地のある感触。徹は太っていく雅も悪くないと思いながら雅の家から出るのであった。
体重51kg⇒61kg B73⇒82 W66⇒78 H80⇒86
-
4.
1か月後
約束していたデートの日がきた。
徹は待ち合わせ場所に早く来ており、今日はどうなるかなど考えていた。
「先週であの体重の増え方だったから、更に太ってるんだろうな〜。」
徐々に彼女が太っていく楽しさにまだ心では理解することなく、徹は雅が来るまで待っているのであった。
「おまたせ〜待った。」
「いや、今来たばっかだけど、一瞬誰だか分からなかった...。」
「えーひどい。まあ先週よりもより女らしい体つきになったし無理ないか。」
自身気に答える雅をよそに徹は彼女の全身を見渡した。
顔にはそこまで肉はついていなかったが、胸は先週よりみ遥かに大きくなっており、
そのへんの雑誌のグラビアアイドルに引きをとらない感じが服越しでもわかる。
そしてお尻は更に大きくなり今履いているショートパンツが悲鳴をあげているかのように。
更に足も以前の昔の枝のような足ではなく、履いているニーソが食い込んでいるほどだ。
極めつけはお腹。薄手の服を着ているせいか、肉の質感が見て伝わるかのごとく出てきていた。
座ったら確実に段を形成しそうなほど。
正直この体を見て、少し興奮しているのに徹は自分でも気づいていた。
「もーそんなに見ないでよ〜。私に欲情するのは後で、さっそく食べ放題に行きましょ。」
雅は今か今かと楽しみながら、徹の手を引き、店に向かっていった。
「よーしたくさん食べるぞ〜。」
徹たちは最近新しく出来たと話題の食べ放題の店にきた。
ここの店は海外の食糧を使っているせいか、安値で食べることができおいしいと評判である。
また完全個室性になっているので、周りの目をきにせず自分の食べたい量を食べれるのがウリでもある。
「俺、料理とってくるけど何食べたい?」
「ここの料理は一通り食べたいから全品もってきて!もちろんデザートもね。」
「はいはい。」
「いっただきま〜す。」
雅の目の前には明らかに1人では食べきれない皿が並んでいる。
一方徹は自分が食べれる量として2皿程だけ持ってきていた。
「この肉おいししわね〜この揚げ物もおいしい〜!」
幸せそうな顔しながらみるみるスピードで皿の食べ物を食べつくしていく雅。
「そんなに早く食べなくても食べ放題だし、食べ物はにげねーぞ。」
そんな徹の言葉もむなしく、雅は聴くことなくすさまじいスピードで平らげていくのであった。
「徹、あたらしい料理もってきて!」
そうして徹はまた取りに行くのであった。
-
「う〜んおいしい。まだまだいけるわよ〜。」
徹はすでに自分が食べれる量は食べ終わっていたが、雅は以前食べ続けていた。
「もう服がお腹に締め付けてきてうっとおしい!」
そう言って雅は着ていたシャツを胸のところまであげた。
シャツからは勢いよくお腹が出てきて、今までについてきた肉と今食べている料理のせいかとても大きく鎮座していた。
「(うわ!凄いお腹!触ったらどうなるんだろ...)」
徹は自分が食べ終わったせいで暇なのか、雅に1つお願いをした。
「なあ、雅。そのお腹触っていいか。もちろん食べながらでいいけど。」
「お腹?まあいいけど急に変なこというね。」
食べ続けている雅を横目に徹は、雅の横に座り直し、まずはお腹を観察し始めた。
お腹は既に段を形成しており、明らかに先月までの細かった雅とは違うことがわかる。
試しに指だけで触ってみると明らかにお腹の肉をつまみきれず、分厚い脂肪が形成されているのがわかった。
よく見るとすでに雅はズボンのボタンとチャックを外しており、ズボンの隙間からもお腹の肉が少しはみ出してきていた。
とりあえず徹は片手でお腹の肉をつまみ始めた。
柔らかく温かい、そしてまるで胸を触っているかのような感触におちいった。
「これは!案外悪くないぞ!柔らかすぎて気持ちいんだけど...」
食べ続ける雅はお腹を触られていることも対して気にせず、
「そう?でもこれが所謂ぽちゃ子ブームに当てはまる肉体じゃないかな〜。」
「(明らかにぽちゃ子ではなくなってきているが、正直この体が更に太ったらどうなるんだろうか...。)」
そう考えながら、食べ放題の時間制限が来るまで雅は食べ続け、徹はお腹を触り続けるのであった。
-
5.
「いや〜食べた食べた。」
帰り道、満足そうな笑みを浮かべながら雅と共に徹は雅の家へ向かっていった。
雅のTシャツからはお腹が見えており、ズボンのボタンもチャックも閉まらなくなっていていた。
徹はあらかじめ寒くなった用にロングコートを持っており、それを着ることで周りの人からは隠すことはできていた。
「とりあえず今日で増量計画は終わりかな〜。体重も増えてぽちゃ子ボディになれたし。」
どうみても世間一般からみてもぽちゃ子ボディにはギリギリ入らなそうな体にはなっていたが、
雅本人はこの体で十分満足そうにしていた。
しかし徹は、さっきのお腹をみて以来ずっと考えていた。雅がこれ以上太っていったらどうなるのだろうかと。
先ほど触っていたお腹の感触が今だに手に残っており、できればあのままずっと触っていたかったし、
更に肉が付いたらどうなるのかと考えていた。
「徹も今まで体重増やすのに協力してくれてありがとね!とりあえずはもういいかも。」
そう満足気に行っている雅の言葉は徹の耳には入っておらず、ずっと考えていた。もっと雅に太ってもらいたと。
「ねえ徹、聞いてるの。ねえ...」
「ダメだ!」
突然大声で徹は雅の言葉を遮った。
「ダメだ!もっと体重を増やそう!俺からしたらまだまだお前はぽちゃ子でもなんでもねえ!」
雅は徹の主張に驚きを隠せず、ビックリしていた。
「でも、これ以上太っちゃうとさすがにやばいかもしれないし...。」
「いや、もっと増やそう!雅は太れば太るほど魅力的になってきている。むしろ以前よりも好きになった!さっきお腹を触っていた時に気づいたんだ!」
徹の熱い主張に雅は困惑している。
「でもでも、さすがにデブにはなりたくないかな〜って。」
「いや!例え世間からデブと言われようが俺は雅のことを好きで居続ける。だからお願いできないかな。」
二人の間には沈黙が流れていた。
-
先に言葉を切ったのは雅であった。
「あのね、徹。正直に言うと私、自分の体が少しずつ太っていくことに興奮してたの。最初はただ女らしい体つきを目指しすために体重を増やそうとしてたけど、
どんどんお腹や足、お尻に肉が付いていく度、これが自分の体とは思えなくて...。正直さっきお腹を触られていた時も、よくわかんないけど今までとは違った
気持ちよさを感じていて。このままお腹を揉んでてくれないかって...。」
徹は雅の以外な返答に驚いていた。
そして心の底から喜び、自分の感覚が雅に届いたと小さくガッツポーズをするのであった。
「って言う事は!」
「うん。徹が望むなら私はこれからも体重を増やし続けていくよ!でも条件としてこれからもお腹を触ったり揉んだりするのはやめてほしくないかな...」
徹そのまま雅に抱きついた。
少し前までは折れそうなぐらい華奢な体つきだったのが、今では自分が包まれるほどの柔らかさになったいた。
「じゃあさっそく...」
徹は抱きついたまま雅の横腹に手を伸ばし、揉み始めた。
正面から揉んでいた時とは違い、違った感触と柔らかさが手に伝わってくる。
「あん...。徹、この続きは家でじっくりしましょ。もちろんただHするだけでなく、たくさんお腹も揉んでね!」
そうして二人は雅の家に帰り、新しい肉ライフを楽しむのであった。
雅スペック 61kg⇒74kg B82⇒94 W78⇒89 H86⇒98
-
6.
※微エロ注意!
半年後
テレビや雑誌ではたまにぽちゃ子ブームは以前ほどはみかけることがなくなってきていた。
「あれでぽちゃ子なんて笑わせるわね。せめて私ぐらいの体が一番女らしくて素敵だっていうのに。」
そう言いながら以前より一回りほど大きくなり体重も3桁手前まできていた。
雅は、たまたまテレビで特集されていたぽちゃ子ブームの番組をみて、
「確かに。でもまだまだ雅の体は素敵になれると思うよ。ほらあーん。」
そう言って、徹は雅の口にアイスを運ぶ。もちろんアイスは海外で売ってるよう業務用なサイズだ。しかも本日2個目。
「おいしーい!!ほんとアイスは最高だね〜。ほら、もっとアイス食べたい〜。」
あれから徹は雅を太らせる楽しみと快感を得て、毎日雅の家に行っては大量の食べ物を買ってきて雅に食べさせていた。
たまに外でデートする時は色々な食べ放題の店に行き、雅のもとに大量に食事を取ってきて食べさせている。
雅もいやがることなく、食べるたびに自分の太っていく体に興奮を隠しきれず、更に体重を増やしていこうと意気込むのであった。
当然どんどん太っていくので今まで着ていた洋服は体に合わなくなってきており、外に出ていく時以外は基本裸でいることにした。
雅が1人で裸でいるのは嫌ということで、徹も雅の家にいる時は裸でいることにしている。
「でもホントいい肉付きになってますます女らしくなってきたよ。お腹もそろそろ4段腹になっちゃうのかな〜。」
アイスを食べさせながら、徹は雅のお腹をいつものように慣れた手つきで揉み始める。
「徹、ホントに私のお腹が好きだよね〜。お腹でコイて言われた時はビックリしたけど。」
半年前のあの夜、
Hをしている最中、せっかくお腹だけでなく胸も大きくなったので念願だった胸で徹はモノをコイでもらっていたが、
試しに好きになったしまったお腹の柔らかさを利用して腹コキをしてみようと考えた。
雅がお腹の肉を中心に寄せ集めて徹のモノを包み込むと胸とはまた違った感触で、それ以来日常生活でもH中でもお腹で
コイでもらうのが病みつきになってしまった。
「あれは一回体験すると病みつきになるんだって!ほらまた想像したら...」
「ふふ、また大きくなってる。してあげるげど、アイスずっと食べさせなきゃヤダよ。」
「最近また太ってきたより気持ちよくなってきたからなー。よーしもっとたくさん食べさせてやるからなー。」
「もう!」
こうしてぽちゃ子ブームはあるカップルに新しい幸せをもたらした。
もしかしたら今この瞬間にも、二人のようなカップルが生まれているかも?
END
雅スペック 74kg⇒99kg B94⇒113 W89⇒108 H98⇒111
-
以上です!
初めてSSを書いてみましたが、改めてみなさんの文章表現の上手さに感嘆させられました。
スペック表記も少しあいまいですが、あくまで参考程度ということで(汗)
また面白いアイディアが浮かべばSSを書いてみたいと思います!
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やっべぇこれは滾るSS。
肥満化といちゃいちゃが交わってもう最高ですわ。
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お二人とも乙です
秋の夜長にぴったりですね
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みなさん作品投下乙です
自分も流れに便乗
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1588_1.png
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1589_1.png
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1590_1.png
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1591_1.png
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1592_1.png
-
どうも、29日ですので・・・
ttp://www1.axfc.net/u/3072275.zip
パス:himanka
先日はお騒がせして申し訳ありませんでした。
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小説いつも楽しみにしています!乙です!
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初めて書いたssでしたが、楽しめた人がいたらなによりです。
547氏や434氏、そして ◆t3E9hfR0Bc氏や225氏の投下で潤いつつある空間に
便乗してこの間の絵の続きですが、投下致します。
この間は、あぶらみのホームのリンクを貼ってしまったようで…
リンク合ってるか不安ですが、間違ったらすいません(;´∀`)
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1596_1.gif
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1597_1.gif
-
>>448
毎月本当に乙です!
αとβの対比というかコントラストに萌えた
◆t3E9hfR0Bcさんはこういうのが本当に上手くて凄いなあ
>>450
こちらも乙です!
同じアングルでビフォーアフターがあるとギャップがよく感じられてすばらしい。
-
強
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ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1599_1.gif
アイマスの秋月律子を肥やしてみました。需要あるか不安ですが…
書き込むスレが本スレか避難所にしようか迷ったのですが、
現状の作品投下を書き込む場所って、色合い的にこっちなのかぁと思って投下してる次第です
今は本スレも荒れてるほうではないので、どちらも自由って感じなんですかね〜
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>>453
乙っす!!
様々な版権キャラ描いてほしいです!!www
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乙乙
体はもちろん顔もしっかり太っているのがいい
投下場所は仰るとおりでどちらでも大丈夫だとは思うよ
本スレが荒れてそうなタイミングだったらこっちの方が無難だろうというだけで
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すごい乙なんだけど、強制感が欲しい…!
最近すっげぇ流れ良いんだけど、正直肉スレになってる
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大丈夫だ、問題ない
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喧嘩両成敗&職人さんの意欲減退に繋がりそうな話題なのでまとめて削除しました。
単独では問題ないレスもあるし、有意義といえなくもないレスもいくつか巻き込んでいますが、
残した場合の上述のデメリットの方が大きいと判断した結果です。ご了承ください。
あともしかしたら前にも言ったかもしれませんが、管理人のスタンスは
「ここは強制肥満化がメイン。でもマイナーなジャンルなので、強制感の少ない肥満化ネタや
単なるデブネタでもある程度は許容して仲良くやっていってね」ってところです。
ある程度ってのは皆さんの良心におまかせしてますが、度が過ぎていると感じたらこちらの独断で削除しちゃいます。
で、今後この話題は投下スレ・雑談スレで出すのは禁止にします。
ちょっとおかしくね?スレ違いすぎね?なんて思うレスがあったら質問・要望スレッドの方に報告してください。
(ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13127/1254561190/)
それを受けて管理人が「確かに不適切だ」と判断したら削除します。
削除されなかったらセーフということなので、それ以上の追求は避けてください。
-
お手を煩わせて本当にすみませんでした。お疲れ様です。
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管理人さん乙ー
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ここまでレス伸びるとは思わんかった(´・ω・`)
安易にレスするもんじゃないな、申し訳ない
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レスの伸びと削除でなんかあったのはわかるけど
キャッシュ調べても459以降でてこないし
この話題って言われてもどんな話題なんだかって感じなんだけど
この話題ってのが荒れたことに対する今の私の言及にも掛かってるなら消しといてください
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>>486
俺も見られんけど文脈からして
> 「ここは強制肥満化がメイン。でもマイナーなジャンルなので、強制感の少ない肥満化ネタや
> 単なるデブネタでもある程度は許容して仲良くやっていってね」
の件だと思うよ。よく触れられて、んでその都度荒れる悪い意味での黄金パターンな話題。
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そうそう、いつもの水掛け論だったよ
見れなかってもあまり気にしなくて大丈夫だよ
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あえてこの流れに逆らって絵を投下してみる
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1602_1.jpg
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1603_1.jpg
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なんというすばらしいお呪い…
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乙です! こういう逆らいは大歓迎です
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まだ半分しか出来上がってませんが、SSを投稿します。
今回、肥満化以外の分がいつも以上に多いです。
「罪と罰 GMと紅水晶の少女」
深夜の神社。 その境内の大木にもたれかかっているのは、
整った顔に眼鏡をかけた細い肢体の少女、橘作乃。
橘の両脇にいるのは、丸々と太った2人の女性。
左にいて橘よりも一回り縦に小さく倍近く横に太い少女は佐々木悠(ささき ゆう)。
お腹がぽっこりと飛び出てSサイズのブラウスを押し上げている。
しかし、その上の胸はみちみちと大量の脂肪をたずさえた爆乳で、
ブラウスもブラジャーも全くサイズが合ってなくて今にもはち切れんばかりである。
下半身は上半身に釣り合うほどの肉々しさで、
サッカーボールの様に丸々と膨れあがってる尻がズボンの布地を破ってしまってる。
そこから伸びる脚はムチムチとした大根脚だ。
顔はぱっちりとした目に整った鼻筋、
それらを保った上で頬が丸々と膨れてるデブの丸顔で二重顎も出来ている。
佐々木悠(19) 152cm 88kg 114・88・108
右の女性は逆に橘よりも二回り大きい。彼女は宇野千弘(うの ちひろ)。
何故か男物のジャージを着ていて、それがギリギリ収まる程の体格だ。
その体は胸・腹・尻が特に大きく張り出している。
それ以外の部位は普通の体型の人と比べるとかなり太いが、
彼女の体の中ではかなり控えめな太さだ。特に顔は輪郭が少し丸い程度である。
脚はジャージの下からでもその太さが分かるほどの太さだが、
真上のメートル越しのお尻と比べると細く見えてしまう。
胸はメロン並の大きさと質量を誇る爆乳で、
お腹が同等のサイズを持ってせり出している辺りは妊婦の様に見えてくる。
宇野千弘(21) 162cm 91kg 106・104・101
-
「私達は遊んでただけなのに・・・」
「それがどーして神様のお怒りを買うことになったんだか・・・」
「・・・」 二人のぼやきに橘はこれまでの経緯を静かに回想する。
(今日、私達はサークルの皆でTRPGのセッションをしていた)
(ペナルティを受ける代わりに重りを仕込んだダイズを使ってもいいってローカルルールを使ってたんだけど、
セッションの終わりに・・・)
「アンフェアダイズを使ったのは、宇野先輩だけですね」
「それではペナルティーを・・・」
「タッチー?」 急に言葉を止めた橘を怪訝に思ったのは、高い背丈と引き締まった体躯を持つ女性、
宇野先輩こと宇野千弘。
「どうしたの橘さん?」 同じく橘に声をかけてきたのは、小柄な背丈に肉感的な体つきをした少女、
橘の同級生の佐々木悠。
橘の視線の先には真紅の水晶、その美しい造形は、市販の物とは、
ましてやこの中の誰かが持ち込んだものとはとても思えない。
そして水晶が浮かび上がり強く輝く。その光が人の形を象る。
水晶の輝きが治まると、そこに水晶を首に掲げ左手に生々しい札を持った少女がいた。
古めかしい造りの着物を着たその子は、背丈と顔立ちから見ると15,6歳ごろだろうが、
その目の輝きがそんな推測が通用しない何かを感じさせている。
「・・・き、君は一体!?」
「重さを弄ぶ そんなことを神が許すと思ってるのか」
ある男子部員の問いかけに対する少女の問いはこれだった。
「ちょっ、ゲームのことでそんなおおげ バアン!
少女は千弘に右の掌を叩き付けた。
橘達は突然のことに何も反応できなかった。
そうしてる内に千弘の体が膨れ上がり始める。
上着が内から押し上げてくる胸肉と腹肉に引き裂かれた。
スカートが破れ、下っ腹とお尻が大きく揺れながら飛び出る。
増していく重さに座っていた椅子が悲鳴をあげひびが入っていき・・・
-
「あ、あんた一体何者なんだよ!?」
ある男子が率直な感想を叫ぶと少女は千弘から手を放し振り返りその男子を睨み付ける。
その拍子に千弘は大きな音を立てて後ろに倒れ込んだ。
「神の所行に口を出すな」
「か、神ぃ!?」 「か、神様がどうしてこんな事を!?」
周囲の驚愕の叫びに神を名乗る少女はゆっくりと語り出した。
「重さを変えるのは重さを司る神にのみ許されることだ」
「人でありながら重さを変えた者には変えた、いや弄んだ分に応じた罰を与え」
「その後に牢獄の神が与えし札で深淵の牢獄に封じる」
「それが重さを司る神であるこの私の使命」
「分かったか、人間共よ」
「 はい分かりました」 少女、重さの神の独白に返事を返したのは、
もっと言うと重さの神以外に部屋に居たのは橘一人だった。
「! 他の奴らはどうした!」
「 宇野先輩がまず逃げ出して、他の皆さんもつられる形でバラバラに逃げました」
「まあ、罰を大人しく受け入れる位なら初めから罪を犯しはしないだろう」
「必死に逃げるのは当然のこと 無駄なことだがな」
重さの神の首に掲げた紅水晶がきらめく。
そこに千弘と彼女の手を引いて必死に走っている悠の姿が映った。
-
サークルの皆が集まっていたアパートの一室の近くにある橋の下。
そこに息を切らせながら千弘にジャージを着せている悠の姿があった。
「慌てて持ってきたからサイズが合わないかもしれないけど、あの破れた服のままよりかはマシなはずです」
「いや、これでいいよ・・・それよりどうして私を助けてくれたのさ・・・」
「さっきのセッションで先輩がアンフェアダイズを振ったのは私のキャラを助ける為のロールででした」
「そう考えると体が勝手に動いて・・・」
「なあに重さを司る神とか言ってましたけど、ただの中二病患者ですよ」
「あの芸当は薬物やら立体映像で見せかけた・・・」
「佐々木さん?」
悠の視線の先には真紅の水晶。先程の水晶がここにあった。
そして水晶が浮かび上がり強く輝く。その光が人の形を象る。
水晶の輝きが治まると、そこに水晶を首に掲げた少女、重さの神がいた。
「「!!」」 「何を話していたかは知らんが、例え許しの言葉をどれ程唱えようと結果は変わらん。」
「ただ罰を与え、深淵に封じるのみだ。重さを弄んだ者とそ奴を助けようとした者をな」
重さの神が悠に飛びかかりる。川原に押し倒す。
体格面でもやや重さの神にひけをとっている悠は抵抗しきれず地面に押し倒されてしまう。
そして千弘と同じように体が膨れあがっていく。
増していく重さに真下の地面が耐えきれずに、悠の体が地面に沈み込みだす。
ズボンのチャックが壊れ下っ腹がせり出してくる。
ブラウスの上のボタンがより大きくなっていく胸に弾き飛ばされ・・・
「ぐわっ!」 重さの神の両目に直撃した。
「て、てええぃ!」 その生じた隙、(を見計らった訳ではなく、)
(すぐに駆け寄ろうとしたが体の重さのせいでここまで時間がかかってしまった)
を付けた千弘の体当たりが重さの神を吹き飛ばし川に叩き込んだ。
左手に持っていた札が宙に舞う。それを掴んだのは橘だった。
「タッチー!?」 「橘さん!?」
「二人とも私の車に乗って!」
-
(宇野さんが佐々木先輩を連れて逃げた方は見当が付いていた)
(それからあの少女が急に消えたからそっちの方に車で行ってみたら、案の定追いつかれていた)
(とりあえずお祖父ちゃんの神社に逃げ込んでみたけど・・・)
「・・・橘さん、助けてくれてありがとう」
「 でも、もういいよ・・・あいつからは逃げられないよ・・・」
「あいつ、姿は捉えられても言ったことは聞き取れない様だから、」
「タッチーは私達に脅された事にすれば助かると思う」
(・・水晶に映る姿・・・札・・封じの神・・・罪と罰・・)
「橘さん、逃げて・・・」 「タッチーだけでも・・・」
「 GMとしてその提案は受け入れられません」
「何言ってるの!?」
「こんな時にGM気取るとか・・橘さんも中二病になっちゃたの!?」
「現実的な対応が通用しない相手なら、ゲームだろうが中二病だろうが非現実的な発想で対応するしかありません」
「二人ともこのままあいつにやられる位ならダメモトで私のシナリオ通りにロールしてみましょうよ」
「・・・勝算は・・・」 「・・・タッチーが無事でいる確率は?」
「高いはずです それこそ、アンフェアダイズを使わなくても良い位には」
不適に笑う橘。その左手には重さの神が手放したあの札が。
右手にはその刃に二人の少女の姿を映す日本刀が握られていた。
今回はここまでです。
後編は29の日までには書き上げるつもりです・・・
-
ギリギリ29の日前に書き上がりました、後編です。
橘、千弘、悠、の三人が隠れている倉の近く、そこに真紅の水晶があった。
そして水晶が浮かび上がり強く輝く。その光が人の形を象る。
水晶の輝きが治まると、そこに水晶を首に掲げた少女、重さの神がいた。
「罪人共よ、こんな所まで逃げおってからに」
重さの神の首の水晶に千弘と悠の姿が映っている。
手に火の燃えさかる松明と日本刀を持って何かともみ合っている様な動きをしている。
水晶の中の松明が2人の手から飛び出す、
同時に倉の窓から松明が飛び上がり重さの神の前の石畳に落ちる。
直後、倉から日本刀を持った橘が飛び出してきた。
「何があった」
「 いえ、あの二人どこかに閉じこめられるくらいなら、
いっそここで焼身自殺するか切腹しようとか言い出しまして・・・」
「止めた拍子にこっちに投げ飛ばしてしまって・・・」
「そうか、少なくとも観念はしたようだな」
「その紅色の水晶に映った重さを弄んだ者を、
牢獄の神が与えた札で封じるんですよね」
「その通り」
「それで私は・・・」
「構わんよ、どこへなりとも失せるがいい」
日本刀を前に掲げながら両膝を付け頭を下げる橘。
「ありがたき幸せ しかしアンフェアダイズを持ち込んだのは私なんですが・・・」
「 まさか実家が神社で霊能力者もちらほらいるから報復が怖い、って訳ですか?」
「黙れ・・・」
「それに世の中には本当に重さを弄んでる奴らは掃いて捨てるほどいますが」
「そういう連中に先に罰を与えないのは返り討ちにあいかねないから、って訳ですか?」
「黙れ・・・!」
「神様ってのは、弱い者イジメしか出来ないんですかぁ?」
-
「黙ってろ!!!」 重さの神が石を拾い橘の背中目がけ落とす。
石は大岩のごとき質量で橘を押しつぶし地面に貼り付けた。
更に日本刀を前に投げ出すような形で潰れている橘の頭を躊躇無く踏みつける。
松明の炎に照らされた、怒りに歪むその形相は悪鬼のそれである。
「橘さん!!」 「タッチー!!」
倉から飛び出し駆け寄ろうとする悠と千弘の前に
重さの神が立ちはばかり両の掌を叩き付ける。
「重さを弄ぶ者には皆罰を与える!まずはお前達からだ!!」
二人の体が更に膨れあがってく。
悠の体がブラウスとスカートを完全に破ってしまう。
千弘のせり出て行く腹がジャージの上を押し上げ、
膨れあがった尻がズボンをずり下げる。
二人の真下の石畳にひびが入り、そして砕ける。
重さの神は一旦両手を放し札を取り出す。
「さあ、罪人よ!現世に永久の別れをつげ 「今だ!」 橘の叫びが響いた。
それを合図に悠と千弘が互いの手を合わせ重さの神の腹に打ち込み、
重さの神が持つのと同じ札を貼り付けた。
瞬間、重さの神はゆっくりと下に沈み出す。
重さで沈んでいくのではなく、何かに引きずり込まれているかの様に。
「な、なあぜだぁぁぁ!!! 」
「あなたが罪人とみなされたからですよ、その水晶にね」
橘が、本来の重さに戻った、石を振り払い立ち上がる。
持ち上げた日本刀は地面に落ちた松明の炎に照らされ、
刃に重さの神の姿を、その首にさげた紅水晶を映している。
そして重さの神の紅水晶にも重さの神の姿が映っていた。
「橘さんは!あんたを怒らせて自分を攻撃させて!
「あんた自身の姿を水晶に映したのよ!!」
「仕込みと打ち合わせはあの時にやらせてもらいました」
「あの自殺未遂を演じていた時にね」
「お前達ぃぃぃ!!! 万物を司る八百万の神が一柱に対してにこの様な狼藉をぉぉぉ!!!」
「なにさ!関係ないはずのタッチーまで傷つけて!あんたなんかただのバケモノだよ!!」
「すみません、私にとっては八百万の神が一柱よりも」
「一緒にゲームを楽しむ仲間の方がずっと、ずっと、大事なんです」
なおも呪詛の言葉を飛ばそうとしていた重さの神だったが、
その言葉が出されるよりも先に地面に完全に沈みきり、
そして静寂が訪れた。
-
(私達は賭けに勝てた。)
(しかし、あの二人に待っていたのは重い現実だった・・・)
時刻は昼盛り。しかし太陽は雲に覆い隠され空は灰色。
大学の教室の窓から外を見ている橘。
その中で目を引くのは4人掛けのベンチを占領する2人の女性。
その超肥満体がギリギリ入る特大の服を着ている2人は悠と千弘である。
(込められた力の差なのか、佐々木さんと宇野先輩は元の体重に戻れなかった。)
悠は息を切らし深々と椅子に座り込んでいる。
その体は顔立ちと体型のバランスを保ったまま更に倍近く肥大化している。
体は椅子に沈んでいるが、頭は顎周りの脂肪に沈んでいる。
首はとっくに顎と一体化してしまってる。
お腹は臨月の妊婦の様なサイズをもってせり出している。
そんな腹を優に上回る大きさの胸はまさに爆乳。
二の腕はかなり太くその分短く見えてしまう。
(実際腹肉に阻まれズボンや下着が一人ではけなくなってしまってる)
お尻はバレーボール大にまで肥大化している。
その下の二本の脚は間の隙間が消えてしまい一本の肉の丸太と化し、
とても肉感的で、ある意味魅惑的な下半身を形成している。
しかしいくら可愛い顔とバランスの取れた体をしていても、
その超肥満体を嫌う人間の方が多くて・・・
(佐々木さんは付き合っていた彼氏にこっぴどく振られてしまった。)
佐々木悠(19) 152cm 88kg 114・88・108
→164kg 148・123・139
-
千弘はまだ息が整っている。顔立ちも保っているが、
顎はくっきりとした二重顎で膨れた頬肉に圧迫され少し目が細くなっている。
胸・腹・尻の体の中心部位が特に大きくなった球体の様な体型で、
胸は彼女の頭よりも大きい横幅と身長よりも大きい前幅を持つ爆乳。
お腹は鏡餅の様な深い段差の特大の三段腹にして特大の太鼓腹。
一人がけの椅子では大半が入らない程の横幅の尻。
脂肪で横に太くなった二の腕は成人男性のそれよりも大きく、
脚も元のラインを保ちながらもパンパンに膨れ上がってる。
それでも200kg近い超肥満体の千弘の体においてはまだ細い方だ。
しかし、その為彼女の体を支えきれない様な頼りなさが出ていて、
実際上手く身動きが取れなくなってしまい・・・
(宇野先輩はかけ持ちしていた陸上部を退部することになった)
宇野千弘(21) 162cm 91kg 106・104・101
→172kg 173・165・170
( あの神様が言っていた様にやっぱり重さを弄んだ私達が悪かったんだろうか・・・)
後悔と疑念の中で自答する橘。
なにげと無しに振ったサイコロの出した目はその答えをだすものではなかった。
これで完結です。
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>>547さん乙です。
29日なのでいつもの駄文です。
よろしければどうぞ。
ttp://www1.axfc.net/u/3094777.zip
パス:himanka
今回、おまけとしてゲームブック的な物をつけてあります。
簡単なhtml形式のファイルなので特別なソフトなどはいりません。
また、中身も非常にシンプルなhtml言語で作ってあるため、挿絵などを簡単に追加できるようになってます。
もし、絵師の方で「これの挿絵描いても良いよ」という方がいらっしゃいましたらアップロードして頂けると非常にありがたいです。
勿論余裕の有ればの話ですし、挿絵が無くても楽しめるように作ったつもりです。
ですが少しでも掲示板が盛り上がれば良いなと思います。
長々と失礼しましたが、お楽しみ頂ければ幸いです。
-
いい肉の日って事で
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1606_1.jpg
失礼します
-
年に一回の最高の肉の日ということで、今日までに書き終わろうと思っていた
ssを投下しつつ、最後まで書ききりたいと思う次第です。
1
ある研究所にて
「いたっ!」
や、やっちゃった…どうしよう…
痛みを感じて指を見てからは遅かった
研究過程でウィルスの原液を入れていた注射の針が手袋を貫通して自分の指に刺さっていたのだ
すぐに症状がでるという訳ではないが、汗がじわっと体中から吹き出るのを感じる
どうしようかと思ったが
針が刺さり注射器の中に入っていた液体が体内に入ったかどうかは、
体を調べてみないとわからない
…この事を報告して、すぐに検査をしなければ…
この病気は、死ぬというわけでもないし肺炎やら壊死などが起こるわけでもない
ただ、容姿に著しい変化をもたらす。生活に支障をもたらし、肉体的な性質にも変化を与える…
私は何度もこの病気に感染した人間の写真を見たが、驚愕するばかりだった、
写真に写っているのは本当に人間なんだろうか…、そう思うぐらい人間離れしていた姿だった
ある者は顔から足の辺りまで顎が垂れ下がり、ある者はお尻が大きくなりすぎて歩けなくなっている
だが基本的に共通しているのは、とんでもないほど膨れ上がるということ。
そんな姿になるかもしれない可能性があるんだと考えると、憂鬱になる。
検査結果自体はすぐにでる。そのウィルスに感染しているかどうか調べるだけだからだ。
私が最早やるべきことは、その結果を知る為に
椅子からいずれ重くなるかもしれない重い腰をあげ、結果を聞きにドアをノックする事だけ。
どうしようもない重たい気持ちをひきずりながら一時間後、私は結果を知った。
-
2
検査の結果は陽性だった
感染してしまった理由がわかっている分、ショックはある意味少ない
この病気は発症したが最後、体が瞬時に膨れ上がり、その後も一定期間肥大する。
筋力などに変化はおきないが心肺機能や内蔵に変化を伴う、
変化といっても体同様大きくなり大きさ相応の機能をもつだけだ
どのような肥大…もとい太り方になるかはわからない、全体的にふとましくなるのかもしれないし
一部分が極肥大化した肥満体になるのかもしれない
どれだけ太るかだけはデータとして平均値がでている、基本は感染した人間の体重の十倍だ
おそらく500kgは太るだろうか…現実味を感じられる体重ではなさすぎて、どうも実感が湧いて来ない
だがあの写真に写っていた姿、あんな姿になってしまうんだ…
-
3
翌日、私は研究所の一角に入院することになった
このウィルスが発祥するのは、感染してからおよそ一週間以内、その間は個人専用の部屋で過ごす
貴重なデータを提供するためと患者としてだ。
昼間はここの職員として、ベットで横になりながらパソコンでデータと報告書、
事務的なものを処理する作業をしている。
どっちみち最近はパソコンで作業しなければならない業務が溜まっていたので、複
雑な気持ちになるが、ちょうど良かった。
昨日は同僚に話したら驚愕されつつも、どのような姿になってしまうか楽しみにされるような発言をされてしまった
気持ちはわからなくもないが、こっちとしては、その姿で生きていかなければならないのだから末恐ろしい
この病気自体は治療は発見されてない。
脂肪を除去しても除去した分がすぐに増え、除去した分倍加する。
元々はアマゾンの奥地で発見された病だったが、現地が近代化するうちに徐々に発症者が増えていった、
ウィルスの感染経路は性的感染と血液感染のみ、血液感染は主に輸血とかだ。
異常に太った姿なので感染者と人目でわかるのだが、
悲しいかなカップルのどちらかがその姿になっても良いと思って性行為に走る
彼と同じ姿になりたいと思ったり、その姿になってでも良いから彼女と交わりたかったり、
様々な理由があるのだろうが、それで自ら感染してしまう
生まれた子供は親同様感染状態で生まれる為、身長の伸びは他の子供と変わらないが横幅だけは、異常に増える
-
4
アマゾンの奥地で見つかった時は村々の人々がその病で太かったのではなく日本で言う巫女的な存在だけが代々その姿だった。
巫女と交わるものは代々、厳重に決められていたため性行為に及んだ者などは御法度であり、
やれば感染してすぐばれて村八分か処刑されたので、その後感染者が増える事は無かった。
一部、村八分にされた男女同士で作られた村があったらしいが生活もままならなかったのだろう、自然に消滅した。
それが近現代に入り、アマゾンが開拓され近代化すると巫女という立場が廃れる事はなくとも、
掟や慣習はゆるくなっていったのだろう、徐々に感染者を増やしていくことになった
今では日本では極めて少ないが、感染者同士のカップルなど南米と欧米には少なからず存在しているまで増えた。
おそらく爆発的に増える事はないし、どこまでか増えたら感染数の上昇も減少に転じたりするだろうと思うが、
現代のアメリカを見ればわかるとおり、ある程度開き直れば、歩けないぐらいに太ってしまっても生活出来る為、
そういう一部地域では感染は増え続けるかもしれない。
この病気で唯一のメリットがあるとすれば、太っても死ななくなる事だ、
肥大化した患者が自堕落になり自然と太り続けても、どうように内蔵が体に合わせて変化する。
そういう意味では、もう私は体形やら体重やら血糖値とか血圧とか気にする必要がなくなってしまうってことになる
これもある意味すごいことで高血圧と糖尿病なんか気にしなくて良い事になる。
たしかに開き直って食べ物を食いまくる生活になってもいいやと思ってきそうだ…
-
おお…なんか色々投下されている、職人の皆様方乙!
デスマを乗り越えたらじっくり読んで感想を送らせてもらうぜ!
-
5
この部屋で過ごすようになってから4日目
ようやく溜まってた業務が片付いてきたので、空いてる時間は患者として読書やらゲームをできるようになった
というか、だらけたかった。本来は休める日でも、
こう職場で寝泊まりするとなっては仕事を片付けない事には心休ませて読書やゲームをできるものではない。
おかげでこの4日間は休むどころか疲れてしまった。ようやく明日あたりは一日中休む事が出来そうだ。
発症はまだしていない。このウィルスが活性化するとき、お腹に激痛がきて高熱が一日中続く
そののち熱がある程度引くと、せきをきるかの如く肥大化が起こる。
後3日以内、もしくは今日中にその症状がでるのだ。無駄な期待だけど、このまま発症しないでほしい。
今日の昼食を食べ終える頃、お腹に激痛が走り、痛み止めを飲んだ
時間にしてみれば6時間前か
今はもう夜になっている。体の節々が痛く熱は40度近い、解熱剤は使わずともそれ以上熱が上がることはないので、
ただただ安静にしている。熱がでるのは体が肥大化に耐えれるように変化させている為にでるものなので、ここで下手に熱を
抑えない方が良いのだ。
症状が現れたので病衣をカーテンのような巨大なものに変えた、
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1607_1.gif
ぶかぶかしていて動きづらいが、太ったときの事を考えれば致し方ない。
この病依は私が考えた物で、伸縮性があり、どこかしら破けたとしても全て破けないようになっている。
私が4人はすっぽり入りそうな病衣を着ていると、ついにこの時が来たんだなぁと熱でぼんやりしている頭でも実感が湧いてきた
朝起きると熱が引いていた。そしてそれはやってきた
-
6
「ん〜っ!!!!」
声にもならない感覚が全身を走る
そう感じた瞬間にお腹がぷくぅっと膨張し始めた
「お腹が、お腹があああぁあ」
急速にお腹が膨れ上がっていく、何か強い力がお腹を引っ張るような感覚だ
「う、う〜んっ!」
ぶくっ!ぶくっ!ぶくっ!
そんな音が聞こえそうな程、ぼこぼこと突発的に肉が至る所から膨れ始めた
彼女の視点からでは胸とお腹の肉が膨れ上がり垂れていく様しか見えなかったが
背中には巨大な餅のような肉がずぶずぶと盛りあがり
脇の肉が膨れ上がり、その肉が二の腕を押し上げていた
「ふひい〜ぃっ!、あづい、あづいよぉ」
顔の肉が急速に成長し、口の動きを阻害する
のどにも肉が付きつつあり声がよどみつつある
「お、おながをどうにがじないどぉ」
急激に贅肉が彼女のお腹を中心に増えはじめており、
肺を圧迫し、胸を押し上げ視界を阻害させ、ふとももにお腹の重みがドン!とのしかかりつつあった
ひととおりは覚えている肥大した感染者の生活を思い出し
おもいっきり足の股と股の間を空ける
股からお腹の肉が股と股の間にずれおち、弾力性のある肉が
「だぽっ、たぽっ」と音を立てて股の間にずれ落ちる
股の間に肉が収まったと思ったが、足りないといわんばかりに肉がついていく
「んーっ!んーっ!おながのにぐが、にぐが伸びるよ”ぉーっ”いやだぁあ」
どぷんっ!どぷんっ!
ぷるんっ!ぶるんっ!!
体の何処かが膨らむ度に体中が揺れる
ベットも膨れる度に軋むが、肥大化を想定しているために早々に壊れない
「ふひーっ、ぷひぃっぶひいい」
体が重くなると同時に息も荒れてくる
「ごんなに、ひ、肥大化がづらいなんて…ぁあん!」
顔が更に膨らみ、首がなくなり完璧な二重顎になっていた
その顎の肉が胸の谷間に、ずぶずぶと向かい始め、顔中の他の肉も顔の周囲360度全方向に垂れてゆく
(か、体自体はつらく無いけど、精神的につらい、ただ…)
「ぁぁああああん!んぁああああああああああっ」
肥大化中、体の変化に伴い神経が性感を刺激し性的快感が彼女を襲う
「ぎ、ぎもぢいいいって本当だっだんだ…んん〜っ♥!」
尻がぶるぶると震え膨らむ、同時に、私の腹もぶるぶると震え、
ついに巨大だったはずの病依から、お腹の肉がはみだし始めた
腹が病依を延ばし、肥大化用に作られ先程まで、
まるで巨大な着物のようだった病依が今ではちょうど良い服にも見える
しかし
「ま、まだふぐらむのぉおおおおおおおお!?」
思い出したかのように呼び出しボタンを押そうとしたが、振り袖のようになった二の腕と脇の肉が動きを阻害しじゃまをする
その時だった、急に視界が宙に向いた
ベットを支える支柱が曲がり後ろに体が倒れたのだ
お尻の肉がクッションになり彼女を衝撃から守る、そしてベッドからはみ出した始めた尻肉は床を覆っていく
「だれ”がぎでえぇええ」
気力を振り絞り、人一人分の肉はついたであろう二の腕を上げてようやく呼び出しボタンを押した
「ふひぃーっ!、や”、や”っ”だぁ」
けれどもボタンを押した事で、人が来る、そしてこの姿を目にする事の事実が彼女の心に突如湧き出てきた
いやだ、いやだいやだいやだ、あの写真のような姿が見られるなんていやだ!
「ぷふぅう、どうじようぅ、どうじよ”う」
-
7
考える間もなくコールに気付いた同僚がやって来る
「先輩っ!大丈夫ですか!?」
よりによって一番親しい後輩が来た
「いやーっ、見ないでぇ見ないでよぉお」
少し私の姿を見てぎよっとした様子だったが、後輩もこの病に関しては同じ研究者であり
知識があったので取り乱しはなかった
「お、落ちついてください!大丈夫ですか!?」
「う”う”ぅ、ぷひぃ〜…だいじょおうぶだがら、い”い”ってい”うまでぞどにいでぇ」
「…わかりました、終わったら呼んでください」
「う”、う”ん、おねがいいぃぃいいいいいいいっ!!!」
返事が終わるのを待つ事無く、今までで一番大きい肥大の波がやってきた
「ぶひぃぃいいいいいいいっっ!」
豚のような鳴き声を大声で叫ぶ
「んぁああああああああっ!あぁああん!!あん!!」
同時に性感が非常に高ぶったせいで、卑しい声を大声で響き渡らせる
「だずげてぇえ、きもぢいいのっぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「はやぐはやぐででいっでぇ、ごんなづがだ、あぁあああん!、見られだぐない!」
「先輩っ!」
「はやぐ!ででっでぇ」
「は、はい」
後輩が出て行くと、少し安心ができたのか
「ぶ、ぶひいいいいぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい”い”っ”!!!」
声を荒げて体をぶるぶると震わせる
「アァアア!アーッ!ンァああーっ!」
皮膚が伸び、肉が増え、ぶるんっ!どるんっ!と体が震える、
その衝撃の度に彼女は体を引っ張られるのを抵抗するが如く声を上げる
体のあちこちの肉が垂れ下がり行き場をなくした肉から通常ではありえない方向に飛び出て行く
胸は米袋2つ分がくっ付いたかのような様相をしめし、膨れ続ける彼女の顔に密着し始めている、
お腹は巨大な布団が1枚まるまる詰まっていそうだ、
お腹は前方のベットの足が折れてないため上に押し上げられ、
そのため垂れ下がった胸も押し上げることになり彼女の顔を圧迫していた
その顔も頬と顎、そして首の肉が繋がった巨大な贅肉を垂らし膨らんだ顔に変貌しており、
顔だけでも太る前の彼女の体重分付いていそうだった。
「ぷふぃーっ、や、やっど止まっだ?…」
かろうじて動かせそうな腕を動かしてみる
「う”でだげで、何キロあるんだろ”う”…ふんっ!」
「お”、重い!」
上げると、腕についた贅肉達が重力に負けて下に、だるんと垂れ下がる
揺らしてみると、肉同士が当たり「ちゃぷちゃぷ」という音がした、
指は倍以上の太さに膨れており、なんだか赤ちゃんの手のように太く短い形になってしまっていた
(指の間に隙間がないよぉ)
二の腕はおもいっきり腕を上げても常に脇腹に垂れていて、腕の動きを阻害している
足も見ようとしたが全身の肉に視界が遮られ、見る事は叶わなかった。
ただ動かそうとしても腹と尻の肉に挟まれ太もも自体も動かせそうにない事だけは感覚でわかった。
(いまの時点でわかるのはこのくらいかぁ)
少し深呼吸をし、意を決して後輩を呼んだ
「あい”っでい”い”よ”ぉ〜」
-
8
「先輩、腕と足、胸にお腹、全て固定したので持ち上げますよ!」
「…うん、おね”がい」
七時間後、ドアの一部を壊し、小型の起重機を持ち込み、彼女を持ち上げようとしていた。
先程の肥大化で壊れたベットを新しくより頑丈で肥大した人間に
負担がかからないようなモノに取り替える必要があったからである
ベットを変える合間に1tまで測れる体重計で彼女の体重を量る
この七時間の間、トイレに行く事も出来なかったので、
同僚数名でお腹の肉を持ち上げ尿と排泄物をとってもらうなどし、彼女にとっては散々であった七時間であった
一人きりになって泣きたい心境であったが、ぎりぎりの所で彼女の精神は耐えていた
「お腹から上げますから、何かあったら言ってください」
「はい”」
「上げますよ〜」
(お腹が持ち上がっていく…、自分の身になって経験するとこんなに恥ずかしいなんてぇ〜)
しばらくするとお腹と胸、尻が持ち上がり、足と腕をひっぱり体全体を持ち上げていく
お腹を持ち上げるとかいていた汗が垂れて水の流れとなりそれが水滴となってぽたぽたと垂れ落ちていく
「床をよごしぢゃってごめん…」
「い、いいんですよ先輩」
肥大後、油混じりの汗が体中から常にでており、何をしなくても汗まみれになっていた
汗まみれになりたくない所だが、体が熱を放出してる証拠でもあるので、どうしようもない
少し宙に浮いた所で、起重機を止める
もしもの時に備えて、接着式のおむつを後輩が肉を掻き分けてくっつける
「も、もうぢょっとデリケートにおねがい」
「ごめんなさい、あまりこういうの慣れていませんので」
肉を掻き分けられる他人の手の感触が中々慣れないのだ、
そもそも人に介護される事自体慣れてないから当然だ
「先輩の肉質、やわらかいから付けるのも楽で助かります」
「ぞんな”に”やわらがいの?」
「はい、もしかしたらこの身体でも、肉がやわらかいおかげで足を動かして歩けるかもしれませんよ、
まぁ歩行器が必要ですが」
「ぷふぃ、じ、じゃあ、前にわだじが作った歩行器を自分で実践でぎるわね」
歩けるかもしれないと思うと少し心が躍る。
肉を揺らしながらでも彼女にしてみれば歩ける状態にはようにはもっていきたかった。
おむつを付け終わり、更に持ち上げ体重計に彼女を移す作業に入る
「手がいだい!」
「我慢してください、もう少しで移動が完了しますから!」
ひんやりとした銀色の台の上に垂れ下がったふとももから着地し、順に尻、腹と乗っかっていく
体が常に蒸し暑くなってしまった彼女にとっては少し嬉しいサプライズだ。
「ふひぃ、ちょっと冷えててぎもちいいわね」
「そういえば先輩、朝より発音が流暢に戻ってきましたね」
「まだ慣れ”でないげど、ちょっとしたコツがある”の」
喋るときに垂れた頬肉を左右にぶるぶると震わせると、
圧迫されている口に隙間ができる。発音によって上手く頬肉を揺らせば良いのだ
「では体重を計ります、じっとしててくださいね」
「…」(じっとしたくなくても動けないんですよーだ)
「計測結果が出たんですけど、今すぐ聞きたいですか?」
一瞬迷ったが
「ぎぎたいわ、何kgあるの?」
「その、…838kgです」
「…想像じてた以上の体重になっでる…平均的なふどりがだよりは肥大化しだどおもっでだけど」
「先輩、気を落とさないでください、研究者としては今の状態は色々とやりがいがあるじゃないですか」
「りぐつではそうだけどねぇ…」
溜め息が自然にでる。無理もない彼女の予測では600kgまで太るだろうと思っていたからだ
彼女の溜め息が深いのと比例するかのように体がぷるぷると震えている。それがより彼女の気持ちを暗くさせる
「先輩自身は体の感覚はどうですか」
そう後輩は呟くと背中にある胸のような贅肉を鷲掴みしはじめた
「ひゃぅう、なにずんよぉ」
「触った感じとか皮膚の感覚とか体全体大丈夫か確認しようと思いまして」
「大丈夫だから、そんな掴まないで!」
そう言うと後輩はさも残念なように手を離す
「こ、このおながも、脇腹も、尻もちゃんと感覚あるがら」
「は、はい、じゃあ後は、ベットの取り付けに少しは時間もかかりますし立ってみますか?」
肥大化後
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-
9,1
「うんんっっっっつつつつつ!!!!」
苦悶の表情と喘ぎに近い声をだしながら起重機と人の手を借りて体を起こす
「うんしょっ!うんしょっ!ぉぉおおおおお!!」
振り袖のような二の腕をぶるんぶるんと必死に揺らして体を動かそうと必死になる
顔の肉も体を動かそうとする振動でぶるぶる震えているのがわかる、
全身が水面の波紋のように揺れているが動かせるまでに至らない、
彼女の体はもう完全に自力だけではどうにもならないようだった
「ふぃーっ!ふひぃっ!!後ろから押じてぇ!」
後ろから数人係で押してもらい、最後は起重機のロープで前方に引っ張って立ち上がった
お腹の肉から着地し次いで足が地面に付く、
「よ、よっと、た、倒れないように支えでね」
倒れないか心配だったが、その心配は無用な心配だとすぐにわかった
「しゃ、写真だど、みだごどあったけど、私もごういうごとができるなんで…」
それは尋常ではないほど肥大し肉が垂れたからこそできる技であった
彼女を前方から支える形で、垂れ下がった巨大な腹が地面と接着し、体を支えていた
(でもこれだとお腹が汚れちゃうなぁ、汗も凄いし)
「ロープを離しますよ」
ロープが離されると途端に、強力な重力がかかったかのような重みが彼女にのしかかった
体全体の垂れきった肉という肉が彼女を地面に向かって引っ張っている
だがかろうじて助けが無くてもなんとか立てれるようだった
「プフウゥウウウ、わ、わたじ、フゥ、立ってる。立ててるよお”」
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-
9,2
何もしなくてもでる汗が、ここぞとばかりに大量に出ている、
足を動かさなくてもただ立っているだけで、ヘソから垂れた水滴が水たまりを作っていく
「うぅうう、苦しい”あづいぃ!」
「もう少しだけ頑張ってください!、歩けますか?」
「や、や”っ”でみ”る”」
「っ!!んううううううううううううう!」
少しだけ体が前に動く2センチ、3センチぐらいだろうか
「んっしょ!んっしょ!ぉおおおおお!」
歯を食いしばり、手を握りしめ、腕を「ぷちゅぷちゅ」と音を立てながら揺らして前に進もうとする
お尻も同様に揺れており、それが彼女の羞恥心を刺激する。
「んっぅううう!ふぃーっ!」
足を前に進ませようとするが、腹の肉に阻害されて、前に進めない
足自体も、もう足を曲げる事が出来ないので、大股に開いたまま足を水平移動させて動かそうとしていたが
先の通り、腹が股を動かす事を阻害して、結果的にただ、じたばたするだけというありさまだった。
「はひっ、はひっはひっ、もうダメぇ〜、さ、ささえでぇ、倒れぢゃう!倒れぢゃうよぉ!」
「すっ、すぐにロープで固定します!」
再びまたお腹やお尻にロープを装着させられ、お腹と胸、お尻だけ先に起重機で持ち上げられた
「んぁあっ♥!、ご、ごめん感じぢゃっで、ぷふぅう」
胸をおもいっきり鷲掴みされたように紐が食い込み、つい喘いでしまった
胸だけ降ろされ再度固定される
「んう!、こんどわぁ大丈夫ぅ」
既にベットの設置が完了していたので、そのまま全身をロープで固定して移動させる
彼女の姿を下から眺めると紐と紐の間から肉がせり出し垂れており、そのせり出したお肉から汗が滴っていく
汗が滴っていくのは彼女も感じており
「お願い、ふいでぇ」と時折、頼む
頼まれる度にだるんだるんの肉を掻き分け拭くのだが、すぐにまた汗をかいてしまう
そのような作業を何回か続けながら重機で彼女の体をゆっくりと移動させてゆく
先とは違って今度はお尻からベッドに着地する
なるべく楽な姿勢になるように、ベットは前に向かって下向きに傾けられていた
ちょっぴりセルライトがある巨大な大福と桃が合わさったかのようなお尻をベッドからはみ出ないよう
注意しながら降ろす。
お尻が完全に先に降ろされると太ももがお尻の上に乗っかってしまう場合があるため(尻が前方に垂れるため)
お尻を多少持ち上げつつ太ももを完全に降ろした後お尻を降ろし、最後にお腹を降ろす。
この一連の作業が彼女にとってのこれからの日常になる。ざっと今までの作業だけで小一時間
今後、ベットの入れ替えは壊れない限り無いが、他に検査をしたり歩行器の訓練をしたり、
体を動かさねばならない事案が多く
起重機による移動に無理にでも慣れなければならない
「先輩、一通りの事はこれで終わりました。後は明日の検査に備えて休んでください」
「うん、まぁでも自分が作っだ検査課目を自分で受けるなんで、因果よねぇ」
「運命みたいなもんじゃないですか、研究者が赤い糸でウィルスと物理的肉体的に結ばれたんですよ」
「いやぁな運命ね」
「そう気を落とさずに、では先輩また明日会いましょう」
そう言って後輩が立ち去ろうとした時
ぐぅうぅううう!
車のクラクションにも負けないような音がお腹からでてきた
(ぅうう恥ずかしい…)
それを聞いて後輩は忘れていたとばかりに
「あぁ、夕食は先輩もわかっていると思いますが先輩が満足出来るような、
もとい体を維持出来るような大量の料理を、ここじゃ用意出来ないんで
高カロリー流動食になっちゃいますけど、我慢してくださいね」
「…それも味付けは私が考えたんだからわかっているわよ、承知してる」
「では失礼しました」
-
結構多重投稿になるとは思ってましたが
いざやると自分のレスで画面を占拠してしまうので申し訳なくなります
まだまだ連投しますがご容赦お願いします。
10
後輩が出て行くや、何度だせば良いのか、またもや溜め息をだす。
そして溜め息のせいでまたもやお腹の贅肉がせり出す
肥大化して8時間、ようやく1人きりの時間が確保出来た
目の前にある、いや持ってきてもらった特大の鏡を、まじまじと眺めてみる。
ずっと人がいた事と肥大化したばかりのショックで、
じっくりと自分の身体を鏡を見て観察する気になれなかったのだ
最初はこの体を見て、心底ショックだったが他人がいたおかげでギリギリ平常心を保つ事ができた
他人なんかいたら余計にみじめで嫌な気分になりそうだが、幸いにも同業者で、
これがどういうことか理解している人達であるので逆に心強かった。
眺めてみると肌色の山のような物体が確認出来る
顔みたいな物が一番上に乗っかっており、どうやら首は無い。
首が本来あるであろう部分は肉が首と胸の間の空間を埋めている
顔を右や左に向けると二重顎の肉だけがぷるぷる震えるだけで微動だにせず
その上についている頬の肉が二重顎にひっぱられている具合で顔が右や左に向く
その頬の肉もバスケットボール並の肉が口の横にだぷんとへばりついており、口を動かすと、その振動で揺れる
目は元々、細めな方だったが、頬の肉が膨れてしまったせいで余計に細く見えるようになってしまった
顔がでかくなり過ぎて目はものすごく小さくみえるが、
肌色が大きくひしめく中、目は返って対比物として目立って見える。
腕は、着物に負けやしない豪快な贅肉の振り袖がついており、前腕も同様に腕を上げると垂れ下がる
指は、例えやすいものがあるとすれば祭りの屋台で売っているフランクフルトぐらいのの太さだろうか、
ものを掴む事はできるが細かい動作は指と指の肉同士が動きを阻むのでできなくなってしまっている。
箸を使うのも難しいかもしれない。
胸は、自分の腕でも持ち上げる事も、掴む事もできないぐらいに大きくなり垂れてしまった、
もし自分が痩せていて、胸だけ同じ大きさだとしたら、おそらく足下まで垂れてしまうだろう
腕を前にのばしても乳首にすら届かないほど垂れてしまってるため、下着を付ける動作もかなり難儀な事になるかもしれない
その巨大で垂れている胸の下には、非常に柔らかそうではあるが
何かに例え用の無いぐらいに垂れて膨れ上がった贅肉の塊であるお腹がある
胴体を輪切りにしたらおそらく、巨大な餅とでも言っていいような形をしている。
体を動かそうとしてみると贅肉に覆われた体の内部の動かそうとする振動が伝わるのか、
突き出て垂れているお腹がぷるぷると揺れる
お尻はお腹と胸に比べると、膨れ上がってはいないが凄まじく膨れ上がっている事に変わりがない
大きくなりすぎたせいで、困った事に肛門が肉深くに埋まってしまい、排泄をするにも難儀な事になってしまった
足は腹と尻の肉に埋まってしまったせいで、ふとももはまるっきり見えないが、片方の足だけでもドラム缶並の太さはあろうか
そのしたの膝からアキレス腱にかけてまでの部位は所々、肉の段差が出来て垂れ下がっていて、そこから頭をだすような形で
これもまた太くなった足がぴょこっと肉の間から出ている。
体の全ての肉が垂れている存在、これが今の私だった
-
11
翌日、台車に垂れたお腹を載せて歩いている女性が研究所にあった
ぶるん!ぶるん!と両腕を左右に揺らし、尻と腹をぷるぷるっと震わしながら歩いている
「ふ、ふひぃっ、こ、これ以上あるげません」
研究員1「わかりました。立ち止まって休んでいいですよ、
…台車を使った場合歩ける一定の距離は約25mという所ですね」
、次は専用の歩行器を使ってみましょう」
「そ、それより、ぶふぅ、座らしてぇえ、台車じゃ、じっどしででも体をやずめることがでぎな”い”よ”ぉ」
研究員2「台車では体の疲れがとれないっと…」
「か、書いてないで、椅子をもってくるか
お腹、お腹を持ち上げてよぉ!尻でもいいがらぁ!んーっ!!!!重いーっ!」
研究員が、そばに置いてある車輪が付いた特大のソファを持ってくる、
椅子を使わないのは彼女の巨大な尻と巨体を折れてしまうかもしれないためだ
「ふひぃっ、お、置いてくれたぁ?ふぅ、よっこいしょっと」
置かれたことを確認すると、巨大なお尻から尻餅を付くような形でどしん!と座る
音こそはしないものの、にぶい振動が部屋中を伝わってゆく
お腹がふとももに負担をかけないように座った後は、お腹を揺らして調整する
「ぷふぅう、次は歩行器ね、体にフィットするか心配だわ」
「先輩の肥大の場合、お尻がお腹のようにでかくなったわけではないですからなんとかなるんじゃないですかね、
あの歩行器はお尻は割と限度がありましたけど
お腹はどんなに垂れてもなるべく対応できるように工夫されていたものですから」
「んふー、そうだけど、まだ作ったばかりで、実際使えるか、
ぷふぅ、実施試験したこども、ながっだからねぇ、ふぅ」
「わかりましたけど、さっきより息づかい荒くなってませんか」
「しゃ、しゃべるだげでも、疲れるのよおぉ、顔の肉をゆらざなぎゃちゃんと発音でぎないんだがら」
「ならこうすればいいじゃないですか」
そう言うと後輩はいきなり私の頬の肉を掴む
「こうやって肉を掴みながら、しゃべればいいんですよ。それにしても触り心地いいですねぇ」
「ば、ばかにしないでよぉ離しなさいったら」
(でも案外、いい方法かも)
「んっしょ!っと」
掛け声と共に腕をあげ、顔の肉を両腕を使って掴む
しかし掴んだのは良いが、二の腕が、ぷにゅうっと彼女の首を圧迫し肉を押し上げ、さらには
「たしかに声はちゃんと出せるけど、腕をず、ずっとあげることなんてできないわ」
腕に付いている分の肉の重さがもろに腕の筋肉と骨に負担をかける
「はひぃ はひぃ もうだめぇ」
手を離したとたんに、口元に肉の波が押し寄せ、一瞬だけ息が塞がれる
「ぷぷっぅう!」
「ふぅ、腕を使わなくでも、口の間に隙間を固定出来るようなものを作らなぐっじゃね”」
「それぐらいなら、短期間で制作出来そうですね、あ、歩行器来ましたよ」
-
…寝オチしてました
12
それは歩行器というにはあまりに大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた
しかしその形はまさしく歩行器であった
お腹とお尻を支える為にお腹とお尻の位置に合わせた段が付けられており、そこに垂れた肉を乗っけさせ
体への重さを軽減させる。
軽減させるとともに、歩行器に設けられた段によって、足を動かすスペースが空間的に作られるようになっており
その空間の中で脚を動かして前へ移動させる仕組みである
例の如く、起重機で起き上がったあと、まずはお尻を、歩行器の後部の段にのっける作業に取りかかる
「んふぃぃぃっ!お尻はこれ以上あがらないっぃいい」
肉に覆われて見えにくいが、体の腰を屈めてお尻を突き出す形でお尻を上げよう必死になっている
お尻を可能な限り、自力で上げてもらいケツが上がった高さに合わせて後部の段を下げるように調整する
この歩行器、全体としての高さはまったくないが、かなり幅として大きいもので、歩行器を押す為の手すりも
囲いのように取り付けられている、だがこの構造では手すりがじゃまになって、その鈍重な体を歩行器に入れる事ができない
足を動かすスペースも、前後はお腹とお尻を置くため、広さは限られているが左右はひらけている構造になっている
つまりは下は後部と前部が寸断された形状になっている、何処で接合しているかといえば手すりでこの前部と後部のパーツを
肉を前部、後部と設置した後に装着している
なので、まず後部のパーツにお尻をのっけ、次にその巨大なお腹を前部に設置する
「ようしょっと、あ、あとはお腹ねぇ、、ぷふぅ」
床に滝の如く、でろんでろんに垂れているお腹を乗せなければならない作業に移るのだが
起重機を使えば簡単だが、日常生活を考えれば、常時使えるものでは無いため、使わないでお腹を設置出来る事が望ましい
そのために作られた専用のジャッキを使ってお腹を上へ持ち上げる
このジャッキは1人でも使える、介護者の数を無駄に増やさないようにする配慮だ。
「お腹の下に入れますよ」
冷たい金属板がお腹の下に入っていく、油まじりの汗が潤滑剤となって、ぬるっと入り込んでゆく
入れた後はレバーを何度も上げ下げしてお腹を押し上げてゆく
巨大なお腹が押し上げられ、大分自重が軽くなるのを感じる
持ち上げたのを確認すると
「よ、よ〜し、じ、じゃあ移動するわよ」
足のつま先から太ももまでめいいっぱい力をいれる
「む”ーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「んぅうぅぅうぅうぅうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう」
ゆっさゆっさと体を揺らしながら、横移動をする。ジャッキは歩行器前部の高さに合わせられており
横にそのまま移動して肉を歩行器に移す
わずかにだが、少しずつ腹肉は彼女が喘ぐとともに動いており、時間をかければ移せることができそうだ
「んぁああっ!!!!」
お腹を移動させた頃には、顔は真っ赤になり、体からは滝のように汗が流れている
歩行器に贅肉が乗っかった後は。手すりを組み立てて、歩行器の前部と後部を装着していく
「装着ができました。もう手すりを持って大丈夫ですよ」
脇腹の肉が少し邪魔をするが、えいっと振り袖の肉と腕を前にやり手すりを前のめりに掴む
「ふぅ、これで準備ができたわ、歩くから計測お願いね」
(もうこれ以上だらしないような喘ぎ声を上げて歩くのはまっぴら、
お願いだから、私が喘ぎ声を出さない程度に歩く疲れを軽減させてよね、頼むわよ私の考案した歩行器)
-
13,1
「っしょ!」
足を動かしてみると同時に、歩行器のタイヤが動き始めた
ここまでは先程の台車と変わらない、だがやはり歩きやすさが違った
お尻は依然、ぶるぶるっ、ぷるぷるっと震えたりする
時折足を動かす反動で段から垂れ落ちそうになったりするが
そこはベルトで抑えられている為落ちる事はまずない、だが落ちそうになる度に食い込むので、その度に
「んあぅ!」と甲高い声でお尻を震わす
お腹は台車よりお腹の設置面が多い分、お尻同様、体を動かす時の振動が反映しやすく、
たぷんたぷん、ぷちゅぷちゅと歩く度に振動で揺れていた。
「ふ、ふひぃ、プフゥゥウ、んっううんんんんんぅううううううううう、
ブヒィぃぃいいいいっ!、もう、ここで限界っ!」
「こ、ごんがいは、どのぐらい”あるげだ?」
「103メートルです」
ちなみにどうやって計っているかというと、
台車の時も同じ方法をとったが前部の歩行器はベルトコンベアーようなものに乗せられており
ベルトの回転数で距離を計っている
「さ、さっぎよりも歩ける距離は段違いね”」
でもやっぱり、疲れてしまえば、声は喘いでしまうし、患部が刺激されれば声はでてしまうのかと
歩行時を思い出し陰鬱になる。
とりあえずはこれで一通りの試験は終わりでへや
病室、もとい今の自分の部屋に戻るとさっそく服を脱がされ、後輩に体を拭かれる。
他のスタッフはもう自分の仕事場に帰った、起重機があれば1人での介護でなんとか事足りるからだ
ただもともと、自分の体の介護に時間を避けれる程、時間の余裕が無いというのもある。
何故、後輩だけが残るかというと、同じ研究部署で、自分の研究のアシスタントをしていたからだ
適材適所というわけなので、同じ研究をしている者として
彼女は彼女なりに私の体を拭きながら、この体がどういうものなのか「研究」「調査」してるということだ
そういう意味では、「研究」「調査」のために私の陰部や肛門もまさぐられるのだけど…
「んぅううっ♥!あっ、やめでぇ!そんなところ拭くのは」
「ええっ、でも先輩っ!すごいですよ、ほら、タオルで拭いた汗がバケツ一杯に!」
なんでそんなに笑顔なんだろうと思うくらいに気持ちいい顔をして後輩が立っている
「一度、ゼリーで出来たプールとかに入ってみたいとか昔夢見た事があるんですけど
先輩の肉に潜ってみたらこんな感じなのかもしれないと思いましたよ、汗のせいでぷるぷるです」
「…まっだぐ!」
悪気はないし、どこかしら気が効く子で性格的に憎めないんだけども、今後ともこの調子じゃ慣れるまで疲れる
-
13,2
体を拭き終わり、一応は着るものがあるので着る
裸のままでは、なんとなく嫌だ。
「おっぱいのサイズ、でか過ぎて合う下着がないので特注品を頼むしか無いですけど
どうしますか、頼みます?、垂れ過ぎていて計測をどうやったらいいかも際どいんで
ぴったりのサイズを頼むのが難しい所ですが」
どるんっ!とはち切れそうなくらいに腹の上で左右に垂れている胸を見て考える
「…頼まなくていいわ、そのかわり特注でニップレスを頼んで、それで今は十分」
「はい、後は服ですけど、通気性の良いものにしなければいけないですね」
「ええそうね、でも新しい服を作るのに服のサイズを計るのは後で良いわ、ちょっと今は1人で休ませて」
そう言って体をベットに沈める、お尻がクッションとなって背中を包む
思ったより、今後の生活は大変そうだ、体中の贅肉を常に揺らしに揺らしきってぶるんぶるんと震わせながら
「んぁああっ!!あーっ!」と喘いだりしながら動くのだから…
歩行器をどのように変えようが疲れるものは疲れる。立ってるだけでも疲れる
今は寝ているが、腕を顔に寄せるだけも一苦労なのだ、
常に肉がせめぎあってっていて肉と肉の間が蒸れているのを私は感じている
「ぅぅぅ」
涙が溢れてくる、後輩はとっくにでていったので、誰も部屋にはいない、
ただ1t近い肉の塊がぽつんと置いてあるだけだ
なんとかまずは研究所で仕事ができるくらいまで体を使えるようにしよう、
そうしなければ、ただの肉塊になってしまうから
これからの私の敵はおそらく羞恥心なのだ、羞恥心さえ捨ててしまえば、
こんな体でも痩せてた頃と同じ動きができるはず…
この体がむしろ、私のこれから生活していく上での「私らしさに」ならなければ生きてゆけないんだ…
肌色という肌色で埋め尽くされた巨大な贅肉を
たゆまし、ゆらし、振るわし、その度に。喘ぐ私を個性としなければならいんだ
そうして生活して暮らしたいのか、そうしなければ暮らせないと思ってこう考えるのかはわからないが
ただ一つの現実は、私自身が変わらなければならないということのようだった。
-
14
「んふぃ〜♥、なに撮ってるのょおお、恥ずかしいからやめでよぉ(笑)」
肥満者専用の歩行器に乗りながら、まんざらでも無い様子で後輩からカメラに撮られている
あれから三週間が経ち、一通りに介護されながらの生活に慣れ、研究所に暮らしながらの職場復帰をする事になった。
「お腹も撮ってね、汗ばんでて、色っぽいでしょ」
お腹はすでに突き出てるが、体を少し前のめりさせて、よりお腹を強調させる
今の私は汗が大量に出る事から、胸はシャツを着ているがお腹は発汗しやすいように、出しているのだ
歩くごとにプルプル震えるせいで人目に付くが、こうしなければ体が冷えて体調を崩してしまう
とてもセクシーとは呼べないが、これが痩せていればセクシーと呼べるかもしれない肌の露出度があるのだから
あながち色っぽいっといっても間違いではないのではないかと思うようにしてる
あの後、後輩のスキンシップにもなれた私は、還って自分の体をどうせならと後輩限定だが主張するようになった
半ばやけくそで半ば興奮してくる心境だ。
これが見も知らぬ他人がいるところだと、今のような会話のやり取りはしないが
誰も周りにいないときはこういうやりとりをしている。
「先輩のお腹、可愛いですっ!」
後輩が私の垂れたお腹を抱きしめる
「ふふっ、垂れていても、中々の弾力があるでしょ、私のお腹」
「はいっ!」
最初、少し開き直った時は恥ずかしかったが、だんだんと他の人には無い魅力が垂れている贅肉ごとについていると
思い込むようにすると、逆に私自身が、ぶるんぶるんな体を強調する事になんだか興奮してくるようになった
1人で思い込むだけでは自信にはならなかったと思うけれど、なにせ後輩が私の肉という肉を愛おしんでくれるのだから
ちょうど今は、着替えもすんで、職場復帰の一日目の記念ということで後輩が写真を撮っていたのだが
余計な時間を費やしてしまったようだった
-
15,1
「んぁああっ!っぷふぅう!、あ、あどもうじょっどで研究室ね」
ゆっさゆっさと、体を揺らしながら研究室に向かっている
汗が垂れて、廊下にぽつぽつと私の歩いた後に続いて水たまりが形成されている
途中で、何人かの同僚からあいさつされるが、これがなかなか返答するのに困る
「んっづづづづ!」と必死でお肉を揺らしながら歩いているときに言われるので
ちゃんとした返事ができない。結果として
「んはあっ!!お、おあ”よおござぃますぅうう」とあいさつを返してしまう。
さすがに必死すぎる形相で歩いているせいか、時折ぎょっとする同僚もいる
たぶん時期慣れてくれると思うけど、なんとなく申し訳ない。
なんとか研究室に着いて、ソファのような椅子に座り、特注で作った腹の肉を垂らせておける机に座ると
「先輩っ、はいっコーラ!」
「ぐひ〜、ありがとお」
近頃、近くの卸売りで激安販売しているお店で
コーラを大量購入してきた後輩が毎日、ことあるごとに恵んでくれるのだ
「げえぇぇえええええええええええつぷ!!ってだめよ、ここ仕事場なんだから…」
我ながら恥ずかしいが、今の私は、牛の鳴き声にも負けないゲップをだしてしまう
出すタイミングをコントロール出来ればと思うが、ゲップの我慢は中々難しい
席に着いた後は、主に研究資料の作成や、実験室のデータの分析や管理をする
この体では、様々な薬品や菌を扱う実験室での作業はもうできないし、
もう実験室に入るためのドアにも体を通す事が出来ない。
だからこうした事務作業や、実験室外でできる研究をすることになっている
事務作業だからこの体でもできると思われるが、そうでもない
今ではパソコンでキーボードを打てるが、このキーボードも特注品なのだ
指と指の間に隙間も無くなってしまう程太くなってしまった指ではキーボードをまともに打つ事が出来ず
新しく特注でキーボードを作ってもらった
-
15,2
午前中の仕事を終わらすと昼休みに入る、昼食の時間でもある。
デスクに昼食を持ってきてもらって食べたい所だが、それでは自分ためにならないため
後輩に手伝ってもらいながら歩行器を使って時間をかけて食堂に行く
食堂に行く途中、私のお尻を後輩が押して進んでいたのだが
プチン!いう音と共にベルトがちぎれお尻が
歩行器の段からはみ出てしまった
「あ、んんっぅうう!、は、はやぐもぢあげでぇ!」
お尻が垂れ落ちた方向に自重が掛かり、バランスが崩れ倒れそうになる
「すっすいませんっ!」
後輩が持っていたジョッキを使って急いで持ち上げる
「んっううふう、も、もうっ!気をつけなさいよね」
新たに持ってきたベルトを使ってお尻を縛ると急いで食堂にすすむ
昼食は至って普通の量を食べる
一日に三回、食事とは別の時間に液体でエネルギーを取っており
食事はあくまで液体飲料では補えない成分や楽しみのために取っている
食堂に着くと、私の事を初めて見る者がいるのか
「噂には聞いてたけど、人間ばなれしてるな」
「あれ、なに?」
「まるでスライムみたい」
といった声が聞こえてくる
視線も同様だ
私の事は噂や事故として既に知られていたが
私のリハビリや検査などは研究所の一角で同じ部署の職員と一緒に行なわれており、
他の部署の同僚は私の変貌した姿などは見てもいなかった。
反応には少し傷つくが、言われもないような誹謗中傷は特にないので、なんというか予想範囲内だ
上で言われた言葉よりは、同僚の「割と美人だったんですが、残念」が一番、ショックだったかも知れない。
「先輩、どうしました?」
そんなことを考えているうちに後輩が食事を持ってテーブルに戻ってきた
何度も言うようで悪いが食堂にも特注の椅子とテーブルが用意されている
特注の椅子はどたぷーんと腹の贅肉をゆったり垂らすことができ、お尻もいい感じにフィットしている
机は、私の垂れている胸の上にフィットして付くように作られている。仕事のデスクも同様だ
その机の上に、ふりそでのような二の腕を垂らし、スプーンとフォークを使ってがつがつ食べる
「んふっう!、やっぱり食事はこうでなぐっちゃ!」
ここの所、液体でしかカロリーを摂取していなかったので、すごく嬉しい
満腹には程遠いが、やはり食事は噛むに限ると思う。
食べ終わると、とある薬を出し、それを飲む
筋力を増大させる薬で、肥大化して次の日から飲みはじめている
副作用などは人によっては気持ち悪くなったりするらしいが、私は特にそういった症状はでていないので
普通に飲んでいる
食事が終わると仕事場に戻り、仕事をする。
仕事をしているとき、便意や尿を催す事があるが、その場合はおむつを履いているのでその場でする。
間に合わないというより、歩くときあまりにも力む為に、漏れてしまう事があるのだ
そのため、なるべく寝る前と朝起きた時に、やるべきことはするように心がけている、尿は致し型無い。
これが仕事をする上での日常の一通りの苦労だ
例外や予測がつかない自体があるだろうが上手く対処していく他ないと思う
私を慕ってくれている後輩もいるし、おそらくその後輩とのコミュニケーションで私の羞恥心、
いや…心の有り様は変わってもいくのだろう、
この三週間で、かつての私なら考えられないくらいに恥ずかしいことが今では私にとって「普通」
と思ってきているのだから、これが一ヶ月、二ヶ月たったらどうなるかわからない。怖いとも思うし、
なんだかわくわくもする。
さて今日の夜は首の肉をマッサージしてもらおうかな、後輩ちゃん。
-
16,1
ここニ週間近く後輩が休んでいる、どうやら急病だったとのこと
(私の介護に無理させ過ぎちゃったかな…)
介護を今してくれている同僚には悪いがやはり後輩ではないと物足りない
今日は久々に出勤してくるらしいので、会うのが楽しみだ
なるべく、気づかいしてあげなきゃと思う。
最近だと「私もこんなやわらかい肉が欲しいなぁ」なんて言ってたし
存分に触らしてあげようかしら
コンコン
「せ、せんぱ〜い」
ドアの向こうからノックと共に後輩の声が聞こえる
「お久しぶり〜、入って良いわよ〜」
「わ、私の姿を見ても、お、驚かないでくださいね」
そう言った途端に、ドアからのっそりと、大きなお腹を垂らした女性が出てきた
私より随分と痩せてはいるが、それでも足の膝までお腹の肉が垂れている具合だ
よちよちと不格好に歩いており歩く度に、尻と腹を揺らしている
「た、たははは、私も先輩の事を見てたらつい羨ましくなっちゃって」
笑っている声は、多少野太くなってるかもしれないが後輩の声そのものであり
ツインテールの髪型も顔に肉が付き過ぎたせいで小さく見えるもののまさしく後輩の髪型だ
「先輩が肥大化したときのウィルスの注入量を見積もって、どのくらいの濃度で注入すれば良いか考えたんです
おかげでなんとか先輩の介護ができる程度の肥大化で済みました、それでも400kg近くはあるんですけどね
…ふひぃ〜ちょっと座りますね。この体になったおかげで少しは先輩の苦労もわかるようになりました」
「あ、あんた馬鹿じゃないの!!」
肥大化した後輩でも叶わない肉の顔を揺らして声を発する
「この身体で、苦労してる人間もいるっていうのに好きでなるやつが何処にいる…いや海外にはいるけど。
遊びじゃないのよ、あんたは上手くウィルスを調整してその程度の肥大化で済んだのかもしれないけど私なんか
今のあんたの二倍はあるんだからね、正直化物よ、なりたくもないのになったっていうのにあんたはぁ…っはぁはぁはぁ」
今の私ではこれくらい話すと、自然と息が途切れはじめる
「わ、わたしは、先輩がその身体までに肥大化してしまったことはたしかに悲劇かもしれないですが
そんなに柔らかい肉に包まれて大きな体に変貌して、それはそれで人によっては魅力的に見えるんです
だ、だから私はその凄く実際に目の当たりにしたら魅力的に映るような身体になりたくて
自分が肥大化して困らないレベルで太ろうと思ったんです。ぎゃ、ぎゃくに先輩には自信を持ってもらいたいです
でないと私、この身体にも自信持てなくなっちゃうじゃないですかあ」
「わたしのようになりたかったら、どうせなら私以上に太れば良かったんだわ」
「それは、私…この体で先輩の介護を続けたかったんです、そりゃあ自力で歩きたいなって気持ちも考慮しましたけど
自分の足で立ちたい!って気持ちはなにより先輩が理解してると思います」
(まったくこの子ったら…それにしても魅力的ねぇ…この体がねぇ)
魅力的と言われるとそれはそれで嬉しい。
「…当分許さないわよ…そのかわりその体で私の事を支えなさいよね」
「はいっ!」
-
後輩が近寄って、お腹に抱きついてくる
「ぷふぅ、久々の腹肉っ!」
後輩の腹の肉が私の肉にべっとりとやわらかく、くっ付く
間近で後輩を見ると思った以上に太ったのがわかる
顔は小振りのスイカ2つ分が頬に肉付き目が狭められ、首はなくなり垂れている
二の腕は、成人女性二人分のウェスト並はあろうか、手に至っても豊かに肉がついている
胸は牛の乳に負けず劣らずというところか、どるんっとお腹の上に垂れていて
そのお腹は段を形成して垂れており、その巨大さは大人1人がお腹に入っているかのようだ
お尻も割と大きく、ひらべったく巨大な餅のようなゴワゴワした巨大尻がプリっと揺れていた
その体を支える足は、丸太のように太く、そしてぶよぶよしていた
「あんたの贅肉もやわらかいじゃない、私程じゃないけど」
「ふふふ、若いから弾力があるんですよ」
「あんた、なにげなく若いアピールしないでよ」
「すいませーん、ふひぃっ、じゃあ、いつもどおり体を起こしますよ」
「あれ起重機は使わないの?」
「使いますよ、でも先輩の体を起こすくらいは」
私の両手を掴むと、思いっきり後ろのめりに後輩がなり、その自重で私の体が前のめりに引っ張られる
「んひいいいいいいっ!よいしょっつ!、こ、こうすれば、機械はいりません」
気が付けば汗まみれになっている後輩が呟く
髪が乱れていて、荒くてエロい激しい息づかいが聞こえる。たしかに他人から見たらエロいのかもしれない
「ふぃ〜、これからはこんな感じで私の自重を、ぷふぅ、使って介護していきたいなぁと思います」
「た、頼むわね」
「はいっ、じゃあ先輩、次は上の服を脱いでくださいね」
Tシャツを脱がされると、後輩が体を拭き始める
「それにしても先輩、この三ヶ月近くでより女性らしい体形に変化しましたね」
肥大化直後は、ただ垂れ下がり、男女どちかが太ってもわからない程にだるんだるんな形で肥大化してしまっていたが
時間が立つごとに体の各部位の形に変化があり、
垂れていた胸も垂れている事には変わりないが弾力が多少もどり、胸の厚みが増し
のっぺりした感じからふっくらと膨らみ厚みが増していた。他の部分も同様でハリやつやがでてきていた
ただその代わりに、肥大化時より80キロ近く体重が増大しており体重は900キロを突破していた
「そーお?、なんだかそれはうれしいわ…女性らしいかぁ〜うぷぷ」
脇腹の肉を掴んで胸を揺らしてみると、ぶるんぶるんと波が良く伝わり震えて
胸が前よりおおきくなって弾力が増えたのがわかる
尻も揺らしてみると、先週よりこころ無しか、いい感じにタプタプしてるような…
全面鏡に映っている自分を見つめて少し微笑む
(肉ダルマは肉ダルマなりに美しくなるんだから!)
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拭き終わった後輩が、シャツを持ってくる
私の汗を拭いたのはいいが、後輩が逆に汗まみれになっていた
どうりで熱気がむんむんと強まっていたはずだ
「ふひぃぃっ!終わりましたよ〜先輩、次は自分自身の番ですね、ちょっと待っててください」
後輩が私と同様に垂れて垂れまくった身体を拭くのを眺めながら
(後輩ちゃんも肥大化したし、どうせならいつか二人で海外の
肥大化専門の洋服店に行って、おしゃれな服を買いたいな〜)
と思いつつ、今後の生活を思案してゆく彼女であった
まだ終わりじゃないです。でもすいません一旦寝ます
連投失礼致しました
今日、pixiv、肥満化スレ共々、ご投稿された方お疲れ様でした!
-
乙です。素晴らしい肉塊化ですね!
続きを楽しみにしています!
-
529さん>
書き貯めてしまうと、だらだらと引きずってしまいそうで
なんとか今日か近日中に文と絵を上げたい所です。
楽しみにして頂けると文の内容はだらけてますが身は引き締まるので
ぶよぶよ…ではなく、ばしばしと今日は投下したいです
17,1
彼女の肥大から半年後
彼女と後輩は、休みの日を一緒に過ごそうと公園の一角で待ち合わせをしているところであった
季節は夏に入り彼女達に取ってまさに地獄のような季節に入っていた
「ぷふひぃい〜先輩、ま、待ってましたよ〜」
お腹をぶるんぶるん振るわしながら太い腕を振って迫ってくる後輩が見える
ベンチに据わっていたのか、汗が垂れた後が後ろのベンチから続いている
そういう私も、最近引っ越した自宅から、文字通り汗水垂らしながらやってきた
体中の贅肉という贅肉を揺らし、よちよちと歩き、新たに構えた新居から1kmの道を一時間かけて歩いてやっとついたのだ
そのおかげで、体中の至る所から汗がびちゃびちゃに出ており、垂れきったお腹とお尻が汗で光沢し強調される
「んっうう!お、おまだぜぇっ!ぶひぃいいっ!」
行ったん立ち止まると
振り袖と化した二の腕を思いっきりぶるぶるっと揺らし、その反動で、お腹とお尻の贅肉もぷる、ぷるんっ!と揺らして
肉と肉の間についていた汗をいっきに垂れ流す。犬が自分の体についている水を落とす原理と同じだ。
汗は特製の服に吸収されるか地面に落ちる
「いつもながら先輩、豪快ですね。」
「ぶふぅう〜、贅肉を垂らしているのは伊達じゃないのよお」
最後の仕上げと言わんばかりに顔の贅肉を揺らして汗を流す
「んっうう!」
ついに1000kgを突破した私の体は、肥大化した時より幾分重たく、顔も二周り程膨れ上がり
鏡餅みたいながいっそうもちもちした顔になってしまった。
筋肉増強剤のおかげで腕も上げる事が出来るし立つ事も出来るが、もしこれ以上肥大化が進めば歩けなくなってしまうだろう
痩せたいと思うが、まだ体が体質変化の途上であり、体質に沿った体の体調管理が上手くいかないので、
当分は様子を見なければならないだろう
後輩の方も同様で、体重が400kg近くだったのが今では500kgになっており、
私と同様に幾分か人の手を借りなければできないことが多くなった
「せ、先輩、ここ、拭いてください」
後輩が服をたくしあげ、お尻を突き出してくる。
「あ、汗がたまっちゃってぇえ」
専用のマジックハンドを私は取り出し、タオルを掴んで彼女のお尻の間を拭く
「ぁあんっ♥!!…デリケートにやってくださいよお」
彼女の性感を刺激してしまったのか、まだ張りのある、大きなお尻をだるんだるんに揺らして悶えている
「文句言わないのっ!」
後輩もいくらか介護をされる体になったとはいえ、その巨体を使った介護は私の体を持ち上げたりするには最適で
日常の介護はいまだに彼女にやってもらっている
ただ最近、すぐに後輩の息がすぐに切れて座ってしまうのはご愛嬌という他に無い
今の私達は、まともな上下揃った服を切るのは中々難しいので、ワンピースのような服を着ている
たくしあげるだけで、大きなお腹とお尻がまるだしになるため、体を常に冷やしたい私達にはもってこいの服だ
今日は二人でプールに行く予定なのだが、この巨体では何時間かかるかもわからないため
公園で研究所の車が私達を拾う手はずになっている。
もうそろそろつくはずだ。
-
17,2
「すいませんっ、写真を撮っても良いですか」
近頃、地元で有名になってしまった私達は、時折見かけられると、声をかけられる
始めは恥ずかしかったが今では、要望も応えるようにしている
まぁ主に要望してくるのはその道の人なんだけど…
「なにかしてほしい事とかはありますか」
後輩が撮影者に聞く
「その、お恥ずかしい限りですが、お腹を見せて写真を撮っても良いですか?
はい、強調する感じで」
「わかったわ、じゃあちょっと待ちなさいね」
ワンピースを胸にたぐり寄せ、お尻を後ろに突き出す感じで前のめりになり、手すりからは手を放し仁王立ちする
「はっ、はやぐとりなざいねっ、んぅううううううう!」
屈む体制だとやはりつらい
しかし腹は、通常より前方に垂れ下がる為、お腹を強調するにはこれに限る
後輩も私と同様に服をたくしあげ手を腰に当てて前のめりになっていた
「わっ、わたしもきついでの早くとってくだざい、ぷふぅ」
私達が喘ぐ瞬間をチャンスに、シャッターを何回か押される
「ありがとうございましたっ!またお会いしたら、その時もよろしくお願いしますっ!」
「い、いいのよぉ、減るもんじゃないがらっ」
お腹をぺたぺたと触って揺らしながら答える。
「先輩も自分も、見知らぬ人に見てもらって喜んでもらえたらうれしいですからっ」
最近はこのような具合に、撮影を求められたら、様々なポースを取りながら
写真を撮られていた。太る前にはすごく気持ち悪いと思っていたSSBBWと呼ばれる人達がしていたポーズも試しにやってみたりする
肉を強調する度に私の何かが変わって行き、今では喜んでお尻もお腹も贅肉を揺らして撮ってもらうのが快感になってしまっている
常々、体どころか心も変化してしまったんだなぁと思う
「ぷぅふう、ふひぃ、や、やっぱり、こういうのはだのじいわね〜」
喜んでやれるようになったせいか最近ではモデルをしてくれないかと頼まれるようにもなった
まだ返事はしていないが、やってみたいと思っている
ベッドの上で撮影するそうだ。今の私はようやくこの体の扱いにも慣れてきたおかげで
贅肉を必死に揺らして、なんとか動く事もできるので、それを撮ってもらおうと思う
「せ、先輩はさすがです、まだ私の方がどこか気恥ずかしくて」
案外、後輩の方が写真に撮られるというのは慣れないらしい
そのくせ、私の写真を撮る事は好きなのだけれど。
「それにしても先輩っ、大胆に髪の毛をバッサリ切りましたね」
最近まで髪を昔の面影を残す意味でも髪の毛を伸ばしていたのだが、思い切ってイメチェンをしようと思い髪をボブカットにした
ただイメチェン以外にも髪の毛が覆う肌が蒸れて荒れたりしたり、髪を洗う手間も結構省けたりするというのもあった
ただボブカットと言っても顔が痩せていればボブカットに見えるぐらいに切ったということであって、
今の顔ではボブカットに見えないかもしれない
「んひっ、首の肉の段差が見えて一段と顔が大きく見えるでしょ」
「鷲掴みしたいくらいに分厚いですねぇ、あっ車が着ましたよ」
-
いい肉の日に職人さんたちの熱い情熱を感じたぜ…
乙っした!
-
18
車は2台やってきた
私達を運ぶ車は小型のトラックを改造した物で、別の車に積んである起重機で私を積み、
後輩も積む手はずだ。
後輩は自力で乗ることが可能なので私から先に引き上げてもらう
近頃さらに肉が増えたせいか、肉がより重力にまけて垂れ下がり段を作るようになった
「んぎぃっ!、きづく縛りすぎっ!」
「このくらいきちんと固定しないとロープがずれたりして
危険な事になったりすることもあるんですからね」
「んもうっ」
トラックにはマットが敷かれていて、私はそこに降ろされる
足を思いっきりあけて腹の肉を垂らしながら座るのだが、
肉が増えたせいで顔がお腹に押し出された胸で圧迫される
圧迫されたせいで、普段よりも更に顔が暑苦しい感じになる
「ぷふぅ、やっぱ段差がついたものじゃないとお腹が上に押し出されてぎづいわ」
押し出された腹肉のせいで顔の頬が餅にカエルの膨らんだ頬が合わさったようになっている
「暑苦しそうですね〜でも私はそんな状態の先輩が好きですけど」
「ぞういうもんだいじゃあないでじょう」
トラックの荷台に積んであるスロープを降ろし後輩が乗車する
私は最初から腹が床に垂れるぐらいまで肥大してしまったために経験できなかったことだ
「うんじょっ!うんじょっ!んっううううう!」
後輩が必死の形相でスロープを登る。
「はあっ、はぁはぁはぁ、ぶひぃっ!」
彼女も歩行はお腹が邪魔で足を左右に動かして歩くのだが、登るのはかなり骨が折れるのだ
下手したら実際に折れるかもしれないのだが、転ばないよう慎重に一歩一歩、
ぎしっぎしっとスロープを軋ませて登ってくる
歩く度に腹が服の上からでもわかるくらいに揺れており、そのたびに
「ふひっ!ふひぃい」
と声を上げる
私と違って、お腹が床に着くか付かない程度に肥大している分、なかなか揺れている。
到着した頃には、汗を大量にかいておりとても暑苦しそうだ
「ふぅっ!、腰にきますね」
後輩は自力で歩ける為、荷台に乗ると、置かれている椅子に座る
登ったばかりでとても体が熱いため、腹をめくりタオルで拭きはじめた
「こ、この体も先輩に負けないぐらい肉の強調がすごいでしょう、ぷふぅ、んぅぅぅうう!」
お腹を片手でなんとか持ち上げ、隙間にタオルを入れて拭く
後輩が自分の体の贅肉を拭いている間に車は出発した
おそらく彼女の体を考えればプールに着くまでの二十分間は体を拭くので精一杯になるだろう
降りる時は逆に楽そうだが、彼女の場合前のめりに倒れないように注意しなければならない
そのため降りる時は、同僚の手を借りて降りるようにしている
「んっ、んんっ!」
「ぷふぅ」
後輩の声と私の息づかいがこだますなかトラックはプールに着々と進んで行った
-
(!o!)オオ!次はプールですね!
すごく楽しみです!
-
>棒の人さん 今月も乙です。
感想を一言で言いますと「怖くて肥えぇ!」
・・・苦しいか・・・
>409氏 こちらも乙、
というにはまだ早いかもしれませんがそれでも乙です
前作以上の盛りっぷりに練り込まれた設定、まさかのキマシ、
そして何としても作品を書き上げようとする熱意。
どれにしても素晴らしい限りです。
先日+氏があぶらみに投稿した絵を元にSSを書いてみましたが、
いい29の日に投稿しようとして結局間に合わなかったので、
開き直って(笑)今回409氏のSSの繋ぎ代わりに投稿する事にしました。
「欲張りなお姫様」
平和を謳歌しているとある小国、その王宮に異国からの商人が来ていた。
「欲張りには毒になる菓子、だと?」
「ええ、欲が無い、または欲が軽い者にはとても美味な菓子ですが
もし欲張りな者が口に出したら毒になってしまうのです」
「毒と言っても、命に関わるようなものではありませんしすぐに治る様な軽いものです」
「では、この私が毒味を」
王宮の毒味役である厳つい顔つきの中年の男が菓子を口に運ぶ。
「これは・・・とてもおいしゅうございます」
他の毒味役や罪人にも与えてみたが、何も問題は無かった。
そこで王はこの菓子を数百個ほど買い、まず自分を始めとした王宮の皆で食した。
ある一人を除いて。
-
王宮の中で最も美しい装飾がなされた部屋、そこであの菓子を食べているのは
長い薄い金色の髪をロールしてまとめた見目麗しい少女。
「どうしてお父様は私にだけこの菓子をくれなかったのかしら・・・?」
この少女は王の娘、この国の姫君である。
王は国の後継者となる姫君に毒になりうる物を与えるわけにはいかないと、
考えていたが、分かってもらえなかった様である。
そして王の親心の方が正しかったことが明らかにされる・・・
姫君がこっそり菓子を食べた日の翌日、
その日は王宮主催のパレードが開かれる日だった。
当然姫君も民の前に姿を見せる。
シンプルで綺麗なドレスにその細身を包み、かつ自然にその存在を主張している豊かな胸。
その姿に多くの民が、ある欲望を強く抱く。
その結果、あの菓子が姫君にとって毒となり、毒としての効能を現す。
突然姫君の体が膨れだし始めた。 「!?」
ドレスがパンパンに押し上げられていき、
より大きくなった胸が覆っていた布地を引き裂き、揺れながら飛び出す。
その時点で姫君の膨張が止まった。
見ていた民達も王達もこの異常な事態に何の行動も起こせず、
ただ傍観することしか出来なかった。
全体として元の体から2周り程太くなったが、
その体は胸を除いてドレスにギリギリ収まっていて、顔に変化が起こらなかったこともあり
ぱっと見では以前よりグラマラスな体で、
姫君が荒い呼吸をする度に飛び出している胸が重々しく震動している。
その様を見た民の一部が、前屈みになった。
-
その直後、姫君の体がもう一回り膨張した。
お腹が布地を破ってしまい大量の脂肪を蓄えでっぷりとしたその姿を見せる。
大きくなりすぎた胸が大きさで上回ったお腹に乗っかり、
下半身を覆う布地も押し上げてくる脂肪に耐えきれず引き裂かれてしまう。
顔も脂肪で膨れ輪郭が丸くなっていった。
姫君の印象をがらりと変えたところで今度こそ完全に変化が止まった。
変化を遂げた姫君の今の体は全身が脂肪に覆われた肥満体で、
以前の倍以上の重さがあろう。
変化のショックか全身の脂肪が紅潮し汗ばんでいる。
下半身は一部しか見えないが、それでもその太さが分かる。
布地の亀裂から丸太の様な太ももどうしが密着している様子がチラリと見えてしまう。
まだ保っている布地で見えないが、お尻も巨大化しておりメートル越しは確実だろう。
それでも上半身に比べたらまだ細く見えてくる。
細長いほっそりとした二の腕は、太くでっぷりとしたものに成り果て、
手袋がパンパンに押し上げられている。
元々大きかった胸も更に巨大化し、頭よりも大きくなってしまい
やや形が崩れてお腹に乗っかっている。
乳首の辺りは辛うじて隠れているが、ほぼ丸出しであり、
お腹に乗っかっているその様はまるで特大の「プティング」である。
そして一番の変化を遂げたお腹。大きさこそ臨月の妊婦だが、
その柔らかさと張り詰め方は紛れもなく脂肪にして肉のそれだ。
顔にも結構な量の脂肪が付き、頬がぷっくりと膨れた丸顔である。
姫君 163cm 44kg 91・57・82
→93kg 112・121・105
ショックからひとまず立ち直った姫君は
「ど、ど、どーしてこんなことにぃぃぃ!!・・・」
涙混じりの絶叫を響かせた。
この後、ショックでとち狂った王が、
国中の女性に姫君よりも太るお触れを出したり
痩せさせるために他国の商人から怪しげなアイテムを買い、
いらぬ騒動真を招いたりと様々な事件が起こることになるのだが、
それを経てもこの国の平和が乱れることは無く、
姫君は、太った体のまま、幸せな一生を送りましたとさ。
めでたしめでたし。
-
青い木々が生い茂った森、その中の小さな湖。
姫君が肥満化を果たす一部始終がそこに映っていた。
それをのぞき込んでいるのはあの商人だった。
「あーあ、あのお姫様が一番の欲張りだったわけか」
この商人とあの国の人々にとって欲張りという言葉の持つ意味はかなりずれていた。
商人、ひいては彼の国にとっての欲とは、
現在で言うところの「性欲」のみを指していて、
「欲張り」とは多くの人間から性欲の対象になっている者のことを指していた。
王宮において互いに交わしたり民が王宮に向けたりする感情は、
「愛情」や「信頼」が主なものだった。
しかしあの姫君はその美しさから多くの民や、
王宮の一部の者にとっては性欲の対象でもあった。
そのため、あの菓子が毒、現在で言うところの「肥満化薬」となったのだ。
「まあ、欲張りなのはお姫様だけじゃなかった様だけど」
商人が湖を指で突く度に湖に映る映像が別のものに変わっていく。
メイドが服を脱ぐと同時に押し込まれていた腹肉が飛び出す。
仕える騎士にベットに押し倒され全身の肉を揉みほぐされ歓喜に悶える侍従。
地下牢の一室には脱獄するために壁に空いた穴に無理矢理体を突っ込んだ結果、
腹肉がつっかえて動けなくなってしまった囚人がいた。
「それにあの国は末永く平和を保つ様だし」
指で軽くかき混ぜると、未来の映像に移り変わっていく。
「それじゃあ次の営業ははこの世界でしようか 欲張りも多そうだし」
ある映像を映したところで商人が湖に飛び込んだ。
そこに映っていた像は紛れもなく現在の日本の町並みだった。
これでおしまいです。
イラストの描写よりも自分の設定の解説の方が長くなってしまいました・・・
-
547さん
中継ぎお疲れ様です!
締め切りみたいな厳密なものではないですが、やはり投下したかったら
間に合わせたい日というのはあったりするもので間に合わないとつらいですよね。
近日中に自分も全てやり遂げたい次第です。
19,1
プールに着いた後、降りるときに
後輩が男性職員に腹肉をくっ付けながら恥ずかしそうに降りる手助けをされている事以外
特にこれといった事も無く無事にプールの更衣室に到着した
私達の体形では普通の更衣室には入れない為(入れたとしても自由に動けない)
プールに器具を入れる搬出口を臨時に借りて更衣室として使っている
私は一人で着られないので、後輩に手伝ってもらう
歩行器を使わなければ立っていられないため
上手く歩行器を使いつつ着替える
ワンピースは脱ぐだけで大丈夫な為特に手間はかからない
持ってきた水着を出す前に、お互いの裸体につい目がいってしまう
「な、なによお」
「いつまで成長し続けるのかなぁと、例えばこの胸です」
「あうっん♥」
巨大なお腹をまたいで垂れ下がっている巨大な乳輪と乳首をぷにぷにっと手で押し上げられる
「このままじゃあ下手したらおっぱいも床に着いちゃいますよ」
「ぷふぅ、もうおっぱいは感じるってわかってるでしょっ、私の胸の心配よりあんたのお腹の心配をしなさいよ」
「あははは、もう屈むと簡単に着いちゃうんですけどね…
たしかに宙にぶるんぶるんと垂れているのは私も気に入ってますし、
今ぐらいが体中を揺らして生活するにはいいんですよね」
「ほ、ほら、こ、こうやって、揺らすとなんだが可愛くないですか、私のお腹、んしょっ」
腕と足を大の字に広げて、腰を屈めお腹を揺らす
腰を揺らしてお腹を振るわしているのかお尻も、プルプルプルっと揺れているのがわかる
お腹は今にも床につきそうだが、上手く調節しているのだろう、
ぎりぎりの所で留まっていて尚かつ重力で餅のように垂れさがっているのが良くわかる体勢だ
かなりつらいのか
「あ”あ”ぁっ」
と色っぽい声で荒げる
「ぜ、ぜ、ぜんぱいっ、どうですっ、なかなかいけるでしょう」
火照っている顔はなんとも色っぽく、以前より顔が集中的に太ったせいで大福のような形になってしまった顔が
汗を垂らし、顔は笑顔でいようとしていてどこか苦痛の表情もあり、見ているこちらをどことなく興奮させた
「あ、あんた勝手に絶頂しすぎよ、後、その行為は可愛いとうよりはむしろ色っぽいかもね
ってさっさと着替えるわよ、やるなら着替えてからでも遅くないわよ?」
(後輩が私に親身なのはうれしいけど今日はプールに来たんだから、
あんなことやそんなことをしている暇はないのよ)
歩行器にくくり付けてきたバッグから水着を取り出し、付けてもらう為に後輩に手渡す
-
途中の清涼剤というわけにはございませんが
こちらをどうぞ
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寒い冬の朝も昼も夜も、抱きしめて暖めてくれます。
極めて短いですが文も添えてみました。
気付けば朝です。みなさんおはようございます!そしておやすみなさい!!
-
>>506
遅まきながら、ゲームブック面白かったです
今のところバッドエンドっぽいものにしか到達してないけど頑張ろうw
-
先輩は勿論、後輩もすっかり巨デブライフに馴染んできてるなぁw
こういうデブを自ら受け入れるシチュは大好物なんで続き期待してるぜ
-
手慣れたように肉を揉んで汗を拭けるようになってるの
超萌えるwww
-
投下致します
19,2
「ふひぃっ、ふひぃ〜マイクロビキニですか、大胆ですねぇ」
先程、動いたせいで後輩の呼吸が妙に荒い
「いいでしょぉお、楽だし」
しかも肉を強調出来る、一石二鳥だ。セクシィとは程遠い体と思われるが、
むしろこんな体の方が逆に気持ち悪いくらいに色っぽくセクシィだったりするのだ
「はぁ、はぁ、これ上しかありませんけど」
「下はこんな体じゃ付ける事も難しいし、パッドを陰部に貼付けてきたから大丈夫よ」
「ぷふぅ、言うのはなんですけど、おしっこは大丈夫ですか?プールって結構きますよ」
「おむつの上に付けてきたから大丈夫、ただおしりが丸出しなのはまずいから、布をつけるわ」
だされた布の形状はふんどしに近く、紐を腰にくくりつけ細長い布がおしりの割れ目を覆うようになっている
これはただ腰に括り付けるだけなので胸のビキニ同様簡単に付ける事が出来た
「なんか、アンバランスと言うか未開の原住民っぽさがでているというか、見たことない雰囲気出てますよ」
「でも上手く、割れ目だけ隠れているでしょ、ちらちらと布がずれると見えるかもしれないけど」
マイクロビキニに合わせたかのようにフンドシ水着は、とても細長い形状で、少し動くだけでもお尻の割れ目がちらちら見えそうだ
私の着替えが終わると後輩の着替えに入るが、後輩が持ってきた水着がこれまたマニアック過ぎた
「それ大きさはあなたに合わせてあるようだけど…学校の水着よね?」
「スク水って言うんですよ、ス・ク・ミ・ズ!」
カーテンのような大きさの光沢性がある青黒い布のようだったが、まぎれもなくそれはスクール水着だった
「これだと、いい具合に体のラインがくっきりするんです」
持ってきた組み立て椅子に座って、水着を着る
「んしょっと、うんっ、んっううううううっ」
大きさは合わせてあるが、着るとなると別なのだろう
ふとももまで上げた所で、立ちあがりお尻に水着を通そうとする
しかしお腹まで上げた所で、お腹の豊かな贅肉にひっかかる
お尻も同じで、かなり着るのが難儀そうだったが
「ん”っ”!!!」
肉を揺らしてなんとか生地をずらし、手でひっぱり上に押し上げる
お腹を片手で持ち上げ、苦悶の表情で布を引き上げる
「うんしょぉぉおおぉぉ!」
少しづつだが伸縮性のある生地がずるずるとお尻に入っていく
お尻が入ればお腹入れて、腕を通すだけだ。
背中の肉で少し苦労はしたが、なんとか腕を通し無事にスク水を着る事が出来た。
「ぶひぃ〜、な、なんとか着る事ができてよかったぁ。じ、じゃあ行きますか、先輩」
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-
20
「先輩、歩行器外しますよ!」
「う、うん…んっ!!!!!!!ぁああああああああぅ!」
外す途端に降り掛かる体重に、つらくて声が出る
もう声を出してしまうのは仕様がない、そう思って割り切っていた
声を出さなければ腹に力が入らないのだから、いっその事自分なりに色っぽくだせればと思っていた
「先輩、右手は掴んでますから、なんとか踏ん張ってくださいね、さぁ歩きますよぉ」
プールのスロープを滑らないよう慎重に一歩一歩、とたとた、よちよちと進んで行く
ふくらはぎがぶるんぶるんに揺れ太ももも腹と尻の間からはみ出た肉がゆっさゆっさと揺れる
「あぅぅぅうう、んあっ、んあっ」
顔は紅潮し、眉はハの字になり、贅肉の頬に包まれた口から酸素を入れろいわんばかりに
喘ぎと共に呼吸が荒くなっていく、
「んぁおっ、んぁおっ、んぁおっ!」
まるでアシカのような鳴き声を上げながら足を左右に揺らして地道に降りる
(ううっ、どうせならもっと色っぽい声でないかなぁ)
そんな光景が続くと思われたがプールの水に体包まれてゆくにつれ、体か軽くなっていくのだろう、
呼吸が少しずつ落ちついていった
「んあっ、ふぅ、お、お”りれだぁ」
火照る体に心地よく冷たい水が包み込む
「っぷぅ…ふひぃ」
「あ、きた、きちゃったぁああああああああ、んぁあぁっ♥」
「い、いまですか」
何が来たかと言うと、小規模だが突発的な肥大化である
彼女は通常の感染とは違い、注射で高濃度のウィルスが体内に取り込まれた結果
肥大化後も体重の上昇は続いていたのだが、1000kgを超えるあたりから
ウィルスが完全に体と定着しようとするのだろう、時折発作的に肥大化が起こるようになった
この発作的な肥大化が終われば彼女の体調や体重は安定するはずだ。
発作による体重増加は通常の肥大化より断然少ない
少なくて2~5kg 多くて10~20kgだ
今来た発作はおそらく多い方だろう
少ない時は比例して強烈な性感の刺激も無いからだ
「ブヒィイイイイっ♥」
(この喘ぎ方だけは慣れないよぉ)
「んぁぁあああっ♥、ふひぃいっ、ぷふぅ、い、今来るなんてぇ」
「大丈夫ですか!」
「ふぅ、ふぅ、お、落ちつけば、大丈夫よ…」
ぱっと見は、ここまで太ってしまえば10kg程度は誤差の範疇で姿は変わらない。しかし…
(ちょっと胸のビキニがきついような…おしりも…)
「ごめぇん、悪いんだけど、水着の紐を少し緩めてぐれる?」
後輩に紐が緩められると、ビキニがまたフィットしてゆくのを感じる
「あ、ありがどおっ、あどで好きなだけおなが触っていいからねっ!」
「お尻が良いですっ!」
「だ〜め」
「けちっ」
(よーし、今日はもうこれで発作もないだろうし、楽しむぞ〜)
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21
「ん〜きもじぃいいいいいいいいいいいいいい」
日常の重さから解放され、冷たいプールにプカプカと浮かんでいる
体中の肉という肉が浮き上がりプールと同様にたぷたぷ揺れていた
足の段差を作っている肉から、丸太のように太いふともも、床まで足れるような大きなお腹の贅肉、ベッドのように大きく
平べったいお尻、人1人は包めるような巨大なおっぱい、振り袖と言うのも生易しい、二の腕、それに負けじとついてる腕と手
そして、クッションのようにおおきい贅肉で覆われた顔
この全てが水面に浮き上がろうとするのを体が感じていた
「んひぃっ、お、お尻とおなかが浮いてて泳げないのは難点だけど、誰の助けも為しに歩けるのはいいわねぇ」
プールと一体化して揺れている全ての肉をぶるんぶるんにたゆませ引きづりながら、のっしのっしと
歩いている姿は、まるで肉の神様、いや脂肪の神様が降臨してきたかのような様だ
もし周りに人がいたら、その姿を色々な意味で拝みに来ただろう
幸いにも今日は貸し切りで人はいない
脂肪の神様はまだその姿をたくさんの人に堂々と見せるのが嫌なのである。
その神の如き脂肪人間の水着姿を見れる数少ない人間が後ろにいた
「せ、先輩のお尻やわらかい…」
恐れ多い事をしているその人間は
神には適わないものの、大量の脂肪を体中に蓄え、くじらにも負けないような巨体の印象をスクール水着と共に可持ち出している
特に凄いのは顔でこれも神には適わないが、体の比重からしてみれば大きく、それが頭身を低く見せ、いっそう彼女の肉肉しさを上げている
そしてその顔をなんとか泳げる姿勢で脂肪神の尻に乗っけていた。
脂肪神もとい先輩と呼ばれる彼女の尻の割れ目に顔を乗っけており、彼女の水着が枕さながらの役目をしていて、
まるでベッドにうずくまっているかのようであった
ぷにぃいいいいっ、ずぶっぅうううっと顔の半分を埋めて、鼻から上をぴょこっとだしている
「ふひぃっ、ふひぃっ、ぷひひ〜、お、お尻に掴まらないでぇ」
顔を乗っけつつも、お尻を後輩が鷲掴みしており、動きづらいし重いのだ
「ちょっとざいじょぐら”い”、ひどりであるがぜでよぉ、ひざびざに歩く事を堪能じでるんだがら」
「は〜い、あっちで浮かんでまーす」
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21,2
(やれやれ)
限定的にだが、やっと一人きりになれた彼女は水の冷たさを感じたいのか、先程よりも歩き方が大胆になり
全体の肉を左右に激しく揺らしながら歩きはじめた。
体が軽くなったものの、1トンはある彼女だ、重さは減っても動かす作業にはとてつもない労力がいる
「はひぃぃっ、はひぃぃっ、うんしょぉっ!うんちょっ!か、体は軽いんだけど…これはよぞうがい”ね”」」
お腹やお尻、脇腹の肉…いや全ての贅肉が水中で動く時には浮き袋の役目も果たすが、水の抵抗というものを生んでいた
前進しようとすると、体中が水を押す形になるので、これが移動の妨げになる
「ふひぃぃつ!、こ、こんどプール行く時は流れるプールのほうにじよ”う”」
(流れるプールなら逆に体が抵抗を受けるので前進しやすくなるはず…まぁでも
人目に付くのが慣れたらねっ)
「わ、わたしもプカプカ浮けるかな」
遠くで後輩がお腹を下にしてプカプカ浮きながらおっぱいの上で真空パックに包んだiPhoneをやってるのを見て考える
スマホは恐らく胸の下か首の後ろの肉に挟んでいたのだろう、後輩は研究所でも最近何かと肉の間に何かを挟みながら
作業をしているのでおおよそは想像がついた
(あの子、スマホ壊れてもいいのかしら…、それはともかく私はお腹を下にはできないわねぇ…)
床に垂れる程の肉量である。その上にまたがるような体勢は肉の抵抗もあってとてもではないが1人でできそうにない
(こ、これならできるかな…)
「んっぅうううううう!」
足をおもいっきり上に上げ、体を仰け反らせ、腕も後ろに下げる
「んあっ!こ、これならいけるがも」
足を床から離したせいで少々、体が重みで沈んだが、なんとか足と足の間に腹肉を挟みおしりにもたれ掛かって浮く事が出来た
「ふひぃ〜」
やっと重力から完全に解放された気がする、そんな思いがでる
この体になってから、重みというものを感じない時は無かった。常にぶるんどるんばるん!と肉を必死に揺らして生活してきた
最近はやっと自分の体に愛情みたいなものもでつつあったが、それでも重くない方が楽で良いという気持ちはやはり変わらないのだ
重くても重いなりに良い事があると思っても、生まれてからそれなりの細身で生きてきた彼女にとっては
重さから解放される久々の至福であった
その日は、ぷかぷかと漂いつつ、後輩をお腹に乗っけて浮かぶ彼女の姿がそこにあった。
-
22
後日
「いいですねぇ、すごくいいです!」
「ぷふぅ、そう?ありがどお」
プールに行ってから三週間後、プロのカメラマンを交えての本格的な撮影が行われていた
無論、全員その趣味・嗜好の道の人間である。
仲間内もしくはネットで限定的に販売する写真集を作るらしい
こういうことは研究所にバレるとやばそうだが、私の研究所は仕事に差し支えない限りと反社会的な活動でもしない限り
極めて寛容なので、こうして休みの日に家に撮影しに来てもらった訳だ
私を介護している家政婦さんは今日は休みを取らせ変わりに後輩に今日の介護を頼んでもらっている
「はいじゃあ次は、腕を後ろにしてピースしてください」
「ご、ごうでずが?」
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1616_1.jpg
「はい、いいですよ!」
カメラの連射音が、彼女がポーズを取るごとに、室内に響き渡る。
響くごとに少し腕の位置をづらしてみたり、首を傾げてみたりする
「しかし見違えましたね、この間あった時よりも結構お太りになられたのではないですか」
女性に対してこの口調は普通しないものだが、さすがに私達のような人間が集まると逆に褒め言葉に近くなる
「は、はははは、じづは200kg近く増えてしま”っで、歩行器もそろそろ特注しなぎゃっで思ってるんです」
この三週間で肥大化は立て続けに起こり、最近はようやく収まって来たものの体重はついに1200kgをこえ
胸はお腹のみならず床まで垂れて乳首が擦れるようになってしまった。
ビキニを上手く使い、歩く時は垂れたおっぱいを上に引き上げている
他の部分は大なり小なり厚みやが増し、肉の垂れ方が前よりいっそう激しくなり、だるんだるんという
言葉では表現しきれないくらいに垂れきっていた。
足はふくらはぎの肉で隠れそうになっていて、太ももはドラム缶の2倍くらいの大きさだろうか
腕は片方だけで成人男性一人分の重さを超え、どの指も間接を曲げるのも難しくなるのではと思ってしまうぐらい太く、
親指に至っては肉が垂れはじめていた
尻は普段から座り続けているせいか、肉が固まり
平べったく尚かつ巨大で、垂れる事はなかったがベッドのように大きな巨尻になっている
顔は前よりいっそうでかくなっていて、動かすのにも時間がかかるようになった、
その顔には表面積を生かして後輩が描いた♥のマジックの落書きがあった
そんな彼女の顔も顔大きさに合わせて切られたボブカット風の髪の毛と小さく見えてしまう目が無ければ、
人間と識別するのは難しいかもしれなかった。
まさに彼女は肉塊人間だった。
-
22,2
「次は立って撮影しましょう、大丈夫ですか?」
「ぶひぃっ、だ、大丈夫よ!、ちょ、ちょっと手を貸して、せ〜の、んっ!んぅうう!んっううううっ!」
体を起こすのも一苦労だが、昔よりは体が肥満体に慣れて楽にはなった
体を起こした後は起重機のロープを体にくくり付け持ち上げられる
体を方向転換させベッドの上に足を床に突き出せるよう降ろした後は
後輩に体を起こしてもらう
「行きますよー」
「1、2、3、ぐひっぃいいいいいいいいいいっ!!」
合図と共に体を起こす
体を起こすと急いで手で胸を掴みお腹の脇にどける
「んあっ♥」
乳首が床を擦れたのだろう、巨大になっても感覚が敏感なせいでつい喘いでしまう。
その後、腕をあげて手のひらを左右頭の後ろにつける
「んあっ!ぅうううううぁあ!あ、カ、カメラマンざんっ!あやぐどっでぇ」
今の彼女は30秒立てれば良い方だ
だがぎりぎり頑張れば60秒程は立っていられる
先日、公園に行って歩行器を外して少しの間、立った瞬間
子犬がやって来て腹と脚の隙間に潜り込んだのだ
その時、子犬が自重で潰れないように踏ん張ったのだが
限界を過ぎようとしても、子犬を出す事が出来ず
「んぁああああああっ!んぁああああああああああつ!うんんううううううううううう!」
「ぶいいいいいいいいっ!ぐひいいいいいぃぃぃぃっ!、ブヒィィィイイッ」
と大声で叫びなんとかお腹を掻き分けられ探すことができるまで立つことができた経験があるのだ
彼女にとっては昼間に公園のど真ん中で豚のような喘ぎ声をこだましていた事の方が恥ずかしい経験だった
「んぅううぅ!!ぶひぃっ!んぁあう!」
「よし、良い絵が撮れました」
「ぷふぃ〜」
撮れたことを確認すると、尻餅を付くようにお尻からベッドにそのままダイブする
びきっ!
「ぁあああっ、ひびはいっぢゃっだ?」
「心配する程、壊れるようなベッドじゃないから大丈夫ですよ先輩、後で確認しますから安心してください」
「ご、ごめんねぇ、頼むわぁ」
気を取り直して次に進む
「つ、次はどんな、ぷひぃ、ポーズがお望みかしら」
「お尻が撮りたいですね〜」
「も。もう一回立たなきゃ無理ねぇ」
「そのままでもいいですよ、後ろの方にお尻を突き出して頂ければ」
「そ、そおお?でも私ももう一回立ちたい気分だし、まずこのまま撮ってから立つわね、うんっと、ぁああん!」
(いい喘ぎ声を出してるかな私っ♥)
体を前のめりにしお尻を後ろに、ずぶずぶと突き出す。とんでもなく鈍重なスピードだが、お尻は後ろに突き出されて行く
「はいっ、いいよぉ」
カシャカシャと連続音が続き、
その光の中で、彼女の心の中の高揚感は高まっていく。
「よーしもっいっがい、だづわよお、うんひぃいいいいいいいいいっ!」
(私、セクシーに見えてるよね?)
後輩に手を貸してもらい、彼女なりにエロティックな喘ぎ声をだしながら
必死に立ちあがる
脇の肉を掴み
胸を腕で掻き分け、腹をどんとまず突き出す
(うん、胸の垂れ具合もいいし、魅力的ねっ)
「ふひぃっ、ふひっ、ま、前のめりに、ぶひぃ、倒れるからマットをよういじでぇ」
部屋の隅に置かれていた巨大でふかふかしたベッドみたいなマッドを用意し、その上に腹から大の字に倒れ込んだ
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22,3
「んぁあっ♥肉がぎついよぉ」
倒れ込んだ表紙に陰部に圧迫感が掛かってしまったようだ、
「んっしょ、んんっじょ、んっしょ」、
必死に体を揺らして圧迫感を無くそうとする
その度に宙に向いたお尻が激しく揺れ、その度にカメラのシャッター音がこだます
「あ、あれもう撮られちゃったの、もう〜」
「あの動きグッジョブです、ずっとビデオカメラを回してる甲斐もあるというものですよ」
(なんか私充実してるなぁ〜ふひ〜)
近頃は心の中も体に見合って来てる気がして、最初は嫌だったが今ではなんだか、これが私なんだって思えて嬉しい
ただやはり何処かでは(痩せてたら…)という気持ちと後悔みたいなものはなくはない
しかし今の私は
「んひ〜、次はこんな風にお尻を動かすわよ〜、んしょいっと!」
こんな体に愛着がわき、大きなお尻と胸に腹をプリティに感じている
「プルプルプル〜ってね」
尻の肉を腕で持って揺らす
なんだが滑稽かもしれないが、こういうことも幸せに感じている
生活は介護が必要なものになってしまったが、慣れればむしろ快適ではないだろうか
いまだに慣れないうんちを掻き出される行為も、美しい肉塊に必要な代償なのだと思えばいい
掻き出す時の肉の震えもたまらなく気持ちいいし、掻き出される時の私の顔はひどく紅潮して色っぽいらしいし
慣れなくても受け入れて自分の美点にいれれば良いのだと思う。私こういう風に生活してますってね
「ふひぃいっ、き、休憩っ取らせてくだざい」
「わかりました〜、休憩は入りまーす」
「あっ私も撮ってもらっていいですか」
間髪入れずに後輩がカメラマンに話す
「もちろん!そのつもりで今日は来たんだから」
まだ写真を撮られる事は慣れない後輩だが、最近は積極的に撮られようとしているみたいだった
さすが、歩ける体は違うのか、激しい息づかいをしながらだがもう撮影に入ってる
ふと部屋に置いてる巨大な鏡を見て、つい苦笑する
あれほど、醜いと思っていた体がこんなに愛くるしく感じるなんて、なんだか笑っちゃいたい気分だ
じっと見れば見る程、自分の体の異様感に、興奮し、そして可愛らしいと思う。
常にお腹をだし、歩くごとに喘ぐ、今の私はそういう自分がちょっぴり好きだ
夜は時折、気持ちが落ち込むが、そういう時に立って喘ぎながら歩くと何故か、前向きに喘いで行こうと思う
肥大化してから約七ヶ月、ようやく心も体も肉に慣れて落ちついて来た
肥大したおかげで、この幸せなデブライフいや肉塊ライフを送れるようになりつつある
最近では海外のデブモデル専門サイトからお呼びが掛かったり、万国びっくり人間的なものを取り扱う番組で紹介されたり
少し慌ただしいが、それも時間が経てば落ちつくだろう
これからはどう過ごしていこっかな〜と両手を肉顔に当て幸せな生活を計画してみる彼女であったとさ
お付き合いしてくださった方々、ありがとうございました
絵はもう少し清書する予定ですが、イメージとしてラフでアップしました。
肉塊状態を伝える難しさをこの度は実感しました。思ってた以上に長いssになってしまったなぁと思います。
上手く文章を作れれば短くて意味が伝わるものにできたのかなと考えてしまう次第です。
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乙です!
肉塊化(ぎりぎり自力移動化)・太って口調変化(ぶひぃ、とか濁点混じり)・本人は幸せそうなハッピーエンド
が個人的なツボなので、とても楽しく読ませていただきました!
1200kgと500kgの百合(?)肉塊カップルとか斬新すぎる…w
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素晴らしいと思います。けど…
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長編執筆乙でした!
肉塊化って自分のストライクゾーンから外れてるはずなのに、
楽しく読めました。
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作品投下中に返そうと思っていたコメントを今更ですが…
他コメントもうれしく読ませて頂きました!
>>534
プールでの肉の戯れを楽しんで呼んで頂けたのなら良いのですが…。
彼女達がゆっさゆっさしているのが伝わっていればなぁと考える次第です。
>>542
私も開き直って肥満体に心が馴染んでいってしまう、開き直ってしまう描写
が凄く好きです。開き直ろうとしても完全に開き直れないとか、どこか恥ずかしい
感じも個人的にグッドな趣向です。
>>543
萌えていただけるとは!
手慣れた感じにお腹をめくり上げて、ふきふきと
「ふひぃ〜」とか言って笑顔だったりすると個人的には萌えです。
…少し夜中のテンションで返答が若干おかしくなっている気がしますが
このまま書き込ませて頂きます
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>>551
百合と断言出来るまではいかない所のモノですが、
いちゃいちゃさせる事が自分のツボにハマったので
結構いちゃいちゃさせてしまいました。
肉塊状態の言葉遣いの変化には限度を感じていて
何か、でぶんでぶんでぶよんぶよんな状態を上手く表現出来る方法が
ありはしないかと頭を抱えています。
楽しく読んでもらい感謝もひとしおです!
>>552
いつか人為的な肥満、つまり強制肥満の内容を書いてみたいと思っております
。中々スレチぎりぎりのssに見えてしまうかもしれませんが。楽しんで頂けると幸いです!
>>553
肉塊化は見え方によってはかなり人外的になったりしてストライクゾーンを狭めますからね
肉塊化もストライクに入るような肉塊少女達を書いていければ良いなと思ってます
夜分失礼致しました。
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お久しぶりです。
pixivアンケートで投稿してもいいとの意見が多かったのでうpします。
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1618_1.jpg
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乙です!
某耐熱スーツほどには膨れてないけど、これはこれでたまらないwww
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乙乙
なんかほのかに嬉しそうにも見えるw
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sollさん乙乙乙です!
こちらもSSを投稿します。
タイトル通り前作の後日談にして
拙作「肥らせの迷宮」シリーズの前日談です。
後、今回の肥満化はほぼおまけの様なものだったりします・・・
「責と功 GM少女の後日談とメイド少女の前日談」
アパートの一室、巨大なベットにはみ出しながらも身を委ねぐっすりと眠っているのは佐々木悠。
その横に何故かソファーに座り込みながら寝ているのは宇野千弘。
目覚まし時計が鳴り悠が目覚めたが、 「ん、んん・・・」
起き上がろうとしても、腹がつかえて起き上がれない。
「はいはい」のっそりと悠の体をずらし、立ち上がらせる。
あの重さの神の事件から2週間程経った。
この2人、体型の急激な変化にこれまで暮らしていた家では生活に支障が出てきたので、
他の条件が悪い分、部屋が広く家賃が安いこのアパートに引っ越し共同生活をしだした。
「タッチー、いつになったら来るんだろうか?」 「分かりません・・・」
被害を受けた2人はこうして立ち直ったが、
重さの神を封じた2人の恩人にしてGMの橘作乃は
あれから程なくして大学に姿を見せなくなってしまった。
「私達は住所も知らないし」 「携帯にも出てくれないし・・・」
トントンと、ドアをノックする音が聞こえてきた。
「はい、今開けます」
悠が考えを中断し、とてとてと駆け寄りドアを開ける。
入ってきた相手は悠の突き出たお腹に軽くぶつかってしまった。
「! すみません!」 相手がすぐさま頭を下げた。
結果、相手の頭が胸に当たり、そのまま深く埋もれてしまう。
「!・・・重ね重ねすみません・・・」
「いや、いいって、いいって」
「そりゃぶつかりもしますよ、見ての通りの体型ですから」
「それであなたはどちら様でしょうか?」
入ってきた相手は薄金色の綺麗な短髪と人懐っこい印象の可愛らしい顔、
そして出るべき所は出て引っ込むべき所は引っ込んでいる体型をした橘と同年代の少女だった。
「過龍、光樹です」
-
橘は自室でパソコンと2冊のノートを机に広げ、何かを書き込んでいた。
そうしていた橘の耳にピンポーンとチャイムの音が入ってきた。
「通販で頼んだあれが・・・」 ドアの方にドスドスと駆け寄る橘。
ドアを開く、それと同時に玄関の段差に足をつまずかせる。
その勢いで飛んだ先にいたのは光樹、橘がその見知った顔を認識する前に、
成人男性並みの体重でのぶちかましで押しつぶしてしまう。
「光樹・・・」 「作乃・・久しぶり・・・熱いからどいて」
「重いってはっきり言いなよ」
今光樹の視界を埋めているのは橘のメートル近いサイズの胸。
その重量をもって光樹の呼吸の自由を奪っている。
お腹も今当たっている光樹の胸と同等のサイズであり、
互いに押し合い変形している。
のっそりと起き上がる橘。視界を取り戻した光樹の目に入ったのは、
橘の見知った顔に、見知らぬ体。
切れ長の瞳に整った鼻筋にさっぱりとした黒髪、
そして以前の怜悧な印象を辛うじて残している膨れた頬に丸い顎。
その下の胴体は、その横に大きな体をジャージに押し込めた、
成人男性以上の体重があろう肥満体だ。
まず、頭と繋がる首筋は脂肪がみっちりとつき、鎖骨が見えなくなってる。
太鼓腹とまではいかなくても、ぽっこりとした大きなお腹。
以前は小さめだった胸も、今では立派な巨乳である。
しかし、その重さからやや垂れてお腹に乗っかりながらせり出している。
二本の脚はズボンの布地を押し上げ棒風船の様に膨れあがっている。
その真上のお尻は丸く大きく膨れていてそれこそ風船の様だ。
しかし、実際には空気ではなく瑞々しい肉がみっちりと詰まっており、
そう考えると、ウインナーと桃の様だとも言える。
-
「タッチー!?」 「橘さん!?」
悠と千弘は光樹の後を少し離れてつけていたが
橘の転倒とその膨れた体を見るなり慌ててそちらに駆け出した。
その走りは、全身の脂肪を震動させての体型相応のどてどてとしたものだが、
その速度は、揺れる脂肪に遮られた分を引けば元の体型のものと大差ない。
「佐々木さんに宇野先輩・・・」
橘は久しぶりに会う二人に驚き、一瞬ばつの悪そうな顔をして
「えっ!?お二人ともその体重でそんな早く動けるの!?」
光樹は二人の走りに驚き、失礼なことを口走った。
「体重?ああ、そういやタッチーも過龍さんも知らなかったね」
「ちょっと借りるよ」家に入った千弘は廊下にあった体重計の上に立つ。
体重計に映った数字は、54、5kg
「!?・・・これは・・・」
「体重、つまり重さは戻った様なの、姿は戻らなかったけどね」
「え、でも172kgと164kgってどこかに書いてませんでした?」
-
「 い、いや、それは外見から判断した数値だから・・・」
「その長い間は何ですか、まさか今考えたって訳ですか?」
「そんなことより橘さんはどうして今まで引きこもっていたの?」
「まさか・・・」
「いや私別に引きこもってた訳じゃないし、家族と一緒に旅行に行ってたんです」
「で、その時に風邪引いちゃって、一昨日まで寝ていて、昨日今日は土日だったから・・」
「じゃあ何で旅行のこと言ってくれなかったのさ」
「 言う必要無いと思ってたんです」
千弘の問いに橘はすぐに返答する。
「風邪引いたならお見舞いに行ったのに」
「 移すといけなかったから」
悠の問いに橘は少し間をおいて返答する。
「責任、感じてるんでしょ」 「・・・・・」
光樹の問いに橘は押し黙ってしまう。
「図星の様だね」 「まさか、あんたに当てられるとはね」
「タッチー・・・」 「橘さん、責任って・・・」
「あの重さの神に言ったとおり元々アンフェアダイズを持ち込んだのは私なのに」
「その私だけ元の体型を保っていた」
「そう考えるとどの面下げて二人に会えばいいか分からなくて・・・」
「自分の責任から目を反らしたくて・・・逃げたくて・・・」
うつむいてふるふると震える橘、
その体を程よい重さととてつもない柔らかさが覆った。
そう、悠と千弘が橘を抱きしめたのだ。
「責任なんて無いさ」
「・・・宇野先輩」
「一番怖い神から目を反らさずに戦って私達を助けてくれた」
「佐々木さん・・・」
「「また、一緒にセッションしようよ」」
「・・・今度はアンフェアダイズは抜きましょうね・・・」
「そうだね、サクノンをまた危険な目に遭わす訳にはいかないしね」
「でも、また作乃さんの活躍が見れるのなら、使ってみたくもある」
「・・・今度は見捨てますよ?」
「そんな気なんかないでしょ」
橘達三人のやり取りを見ながら、微笑みながら呟く光樹だった。
-
その後、三人は減量の為に早速ジョギングを、しようとしたが、
千弘「サクノンは太ったばかりだからいきなり激しい運動は負担がかかりすぎる」
(それもそうですよね)
光樹「つもる話があるだろうし、今日の所はゆっくりしようよ」
(そうだね、あんたとも話をしたいしね)
悠「せっかくだから色々とお菓子でも食べながらくつろごうか」
(いや、それはダメだと思う!)
との数々の意見により、「(作乃の)ダイエットは明日からにしよう」という結論が出て、
今日の所は橘の家でくつろがせてもらう事になった。
(これには反対意見が出なかった)
「ところで、何でこんな体型になってるの?」
ソファーにどっかりと座り込んでいる悠が橘に聞いてきた。
「その、旅行先で色々食べ過ぎたのと、お母さんが風邪を治すために栄養を付けなさいって、
いっぱいご飯出してきたのを全部食べてたら・・・」
「えっ、それだけで?
「私結構太りやすいんですよ・・・」
顔を赤らめながら自分の突き出たお腹をさする橘。
「一番酷い時には今の佐々木さんと宇野先輩位太ってました・・・」
「ふぅーん」 少し間をおいて、悠が右手で橘の胸を鷲づかみにする。
そして自身の腕の肉を震動させながら、橘の胸を上下に揺らす。
「な、な、なにを・・・・」
「どーーーーしても、私達のことで責任があるって思うなら、
もっと太るってのはどうかな? それこそ私達以上に」
「や、やめてぇ・・・」
「ははは、冗談だよ」
しかし手は止めない。
-
その様を赤面しながら見ていた千弘だったが、
それこそ目をそらすかの様に、振り返り光樹に礼を言う。
「光樹さん、今日はありがとう。 サクノンに会わせてくれて」
千弘はその太い右手をあげる。
(あっ、あだ名変えてる) 「どういたしまして」
千弘の意を察し 光樹も細い右手をあげる。
二人が右手を勢いよくあわせ、ハイタッチが交わされた。
その反動は普通体型の光樹にはどうということの無いものだ。
しかし、見た目200kg近い超肥満体型の、
それも胴体の中心が大きく突き出た千弘の体にはバランスを崩してしまうのには十分な反動であり、
「あ、あれれれ、た、立ち止まれな・・・」慣性に従い後ろによろけ倒れ込もうとしてる。
「千弘さん!」 それにすぐさま反応した悠が支えるためにダッシュし、
ようとして足をもつれさせて、転けてしまう。
その拍子に千弘の足に飛び付く形になり、逆に前方に強く押してしまい、
どってん! これまた千弘を支えようと近寄ってた光樹を
千弘の体で押しつぶしてしまった。
「だ、だ、大丈夫!?光樹さん!?」
「い、いやケガはありませんよ、体重は変わってないんですし」
「でも、速くどいて下さい・・・その、肉が邪魔で起き上がれません・・・」
丁度光樹の顔は千弘の胸に埋もれてしまってる。
「いや無理 だって手届かないし・・・」
もう一度言うが千弘の体は胸・腹・尻が特に大きく突き出た球体の様な肥満体だ。
その為、手足の長さより地面についた胸とお腹の前幅の方が大きく、
手足をただじたばたと振ることしか出来ないでいる。
悠も同じ様なことになってしまってた。
「右に同じです・・・ところで光樹さん」
「これで作乃さん、千弘先輩、私の三人全員の胸に顔をうずめたことになりますが、
「誰の胸が一番良かったですか?」
「あーそれ気になる。やっぱメリハリがある悠の?それとも重量感があるサクノンの?
「 それとも私?」
「そんなこと言ってないで速く助けてくださーい・・・・」
「「ごめん、無理」」
-
「何やってんだか・・・」 三人の有様を見て微笑む橘。
助けるためにソファーから重い体を起こす。
そうしながらポケットからサイコロを取り出し、上に軽く放り投げ受け止める。
手の中のサイコロの目は、橘と同じように一つの答えを出していた。
( 少なくとも、あの二人を助けたことは罪でも、過ちでもない)
(私の、重くはないけどそれでも大きくて・・優しい確かな功績なんだ)
橘作乃(19) 159cm 70kg 97・88・91
ちなみに『通販で頼んだ例のあれ』とは、ダイエット用のサプリで、
千弘と悠にこっそり贈るつもりだった。
佐々木悠 152cm 50kg(164kg) 148・123・139
付き合っていた男というのは、実は好きでもないのに相手の勢いに逆らいきれず
惰性で付き合っていたので、振られて良かったと思っている。
あと「かっこ悪い男よりかっこ良い、またはかわいい女の方が好き」だとのこと。
宇野千弘 162cm 54kg(172kg) 173・165・170
一度陸上部を引退したが、自分の体重が変わってないことに気付いたので再入部ができ、
今ではマネージャーとして活動している。
あと「形がどうあれ自分を受け入れてくれる人は、男であっても女であっても受け入れようと思ってる」だとのこと。
過龍光樹(19) 165cm 54kg 90・58・84
橘とは、中学・高校と一緒だった。
高校卒業後は、空手の大手流派の本家である牛坂家の家事手伝いという進路をとった。
橘とは逆に太らない体質であり、太ったことは一度も無かった。
あの迷宮に落ちるまでは
これで終わりです
-
547氏
遅くなりましたが乙でした。
今月も29日になりましたので駄文ですがどうぞ。
ttp://www1.axfc.net/uploader/so/3128071
パス:himanka
来年も良い肉の年でありますように。
-
>>566
毎月ありがとうございます。
22秒ではられるとは、
相当お好きですね
-
いつも乙です
今年最後の肉の日かー
-
棒の人氏 今年最後の投稿乙です
オリジナルも相当に良いものですけど、
グッド(?)エンドが確定してる二次創作も良いものだなぁ・・・
特にキャラを再現して、その上で肉を盛るセンスが・・・
-
>>567氏
>>568氏
>>569氏
乙ありがとうございます。
そして私は来年の良い肉の年でありますようにとは言った・・・
だが投下が今年最後とは言っていない・・・
つまり今投下してもよいのだぁぁああああ!
ttp://www1.axfc.net/u/3128908.txt
パス:himanka
中身は肥満化クトゥルフのシナリオです。
初心者向けという事で短め&一本道のわかりやすい物となってます。
これを機にクトゥルフを始めるという方がいればいいなと思います。
-
なんという乙
二枚刃とはしてやられたw
-
棒の人さん、シナリオ投稿乙です。
軽率に最後の投稿と決めつけてしまった(実は自分が569氏でした)
その汚名を返上する為に、自分も今年最後の29の日に投稿させていただきます。
内容は先程寄せられたストーリーランドの肥満化ネタを
元に自分好みに改変した疑似二次創作です。
「ふえるエプロン」
私は広田徳子、お父さんとお母さんが仕事で成功してこの一軒家を建てたのはいいけど、
この家が条件が良いからって急に引っ越しして、
しかも仕事でもっと頑張るため二人とも単身赴任しちゃって、
私はひとりぼっちになってしまった。
12月22日
クリスマスムードの明るい町、
そこをただ一人暗い気持ちでぶらついていた私、
いま中学校は冬休みだが、休み直前になって急に転校してきた私に
誰かとの予定があるはず無い。
老婆が路地裏で露店を開いていた。
しかし一つしか商品が無いあたり露店とも言えないかも知れない、
商品は 「ふえるエプロン」?
「おばあさん、ふえるエプロン、ってどういう意味なんですか」
「ふえる、という意味でございます」
「その、『ふえる』ってのが分からないんですけど・・・」
「それはお買いになった方だけが分かるのでございます」
気になるなあ、買ってみようか、
どうせお金は余ってるしね・・・
「お買い上げありがとうございます」
買ってきたふえるエプロンを早速着けてみた。
しかし、一体何がふえるのだろうか。
とりあえず今日の昼ご飯は余った鮭をムニエルにしてそれに野菜サラダを添えて・・・
あ、あれ? 手が勝手に動いて料理し始めた?
鮭と野菜が一つの皿に・・・これは、カルパッチョ?
-
ふえるエプロンは、つけた人の料理のレパートリーがふえるエプロンだった。
知らないはずの料理でも材料さえあれば作れる。
この商品を使って私はある商売を始めてみた。
1月4日
「いらっしゃいませ!2名ですね」
「俺は、この刺身と白飯で海鮮丼1つ」
「こっちは、このミンチ肉でハンバーグ1丁お願いします」
そう相手が持ってきた材料を好きな料理にして出すという疑似料理店。
クリスマスから年末年始というめでたい時期に出したので興味本位でくる客が多かったのと、
相手の好みを聞いておいて下ごしらえと仕上げにそれを取り入れるという
軽い工夫がうけたのもあって、手間と経費から考えると大きな利益が上がった。
(こうゆうことには色々な許可がいるはずだが、
ダメモトで市役所に申請に行ってみたら、私の顔を見るなりあっさりOKを出された。
どうやら両親が引っ越してくるときに鼻薬をかがせたらしい・・・)
つまりお金も増えた。 ただ・・・
「この店も今日までか」
「残念だなあ、安くて上手くて店長可愛かったし」
「まあ顔は可愛かったけど、体の方がなあ」
「料理人だから、あれ位の体つきで良いんじゃないか」
そう、増えたレパートリーを試すのと、
店を出す前の味見のせいで体重まで増えてしまった。
前は結構ほっそりとした体型だったのに今では立派なぽっちゃり体型だ。
エプロンの上からでも分かるほど大きな大人並みの巨乳、
こちらは分からないだろうが、お腹はくびれがかなり消えてポコンとせり出しつつある。
私からは見えないが、手触りからするとお尻も胸と同じくらい大きくなってる。
「顔は可愛い」とさっきの客が言ってたけど、私としては実感がわかない。
結構丸くなってるし。
-
1月5日
元は十分取ったし、これ以上このエプロンを置いていたらもっと太ってしまいそうだ。
返品できないかなあ。 あ。あのお婆さん、またお店開いている。
今度の商品は、「ふえるジャージ」?
「今度のふえるの意味は一体なんですか?」
「ふえるという意味でございます」
「やっぱり教えてはくれないんですね」まあいいや。
休み明けまでに少しは体型を戻したいし、
ダイエットの為にも買ってみよう。
「お買い上げありがとうございます」
よし、早速このジャージを着てジョギングしてみよう。
家を出た私に、車が跳ねた泥水がかけられた。
すぐさま、車が止まり運転していた相手が飛び出してきて頭を下げる。
「すみません!!急いでいるのでこれで勘弁してください!」:
そう言うなり、相手は一万円札を渡して行ってしまった。
ジャージだしクリーニングに一万円もいらないだろうけど今更返せないし・・・
とにかく帰って洗わないと・・・
あれ?洗おうとした汚れが消えてる?
そう、ふえるジャージは自分の汚れを増やす代わりに汚した相手にお金を渡すようにして、
お金をふやすジャージだったのだ。
ジャージ以外は汚れないし、ジャージの汚れもいつの間にか消えてしまうから
しかしそれ以外のものまで増えてしまった・・・
1月9日
「やっと来たよ新しい服・・・」
そうジャージを着て外出する度に汚れてしまうなら運動など出来ない。
当然運動できなければ太る。
その事に気付いた時にはもう他の服は着れなくなってた。
袖を通すためにジャージを脱いだ私の姿は真ん丸いデブの肥満体。
体重は70、もしかしたら80を越してるかもしれない。
出るべき所は出て引っ込むべき所は引っ込んだ体を「ボン・キュッ・ボン」と評するが、
元の私は「ポッコン・キュッ・ポッコン」って感じだった。
そのバランスを保ったまま太った今の体型は「ドッコン・ボン・ボッコン」って具合だ。
具体的に言うと、まず胸はメロン並みの大きさになって
元のブラジャーは全然着けられず、歩く度に大きく揺れてしまう。
一応くびれの残っていたお腹周りも大きくせり出して、
胸を押し上げ円形を維持させている。
もっともお腹自体は垂れ気味で二段腹になってしまってる。
お尻もパンツをはち切れんばかりに押し上げていて、
大人というかオバサンだ。
手足も胴体にあわせてず太くなってしまってる。
顔も完全に丸顔だ。
-
うう久しぶりに歩けたけど、しんどい。 やっぱり体力落ちてるなあ。
あ、またまたあのお婆さんだ。 今度の商品は「ふえるトレーニングセット」?
どうせ「ふえるという意味でございます」としか教えてくれないし、
まさか脂肪が増えるってことはないだろうし、
歩き続けるのはかなり無理っぽい・・・
値段も手頃だし、買っちゃおうか。
「お買い上げありがとうございます」
さて早速使ってみよう。 まずはこのダンベルを・・・
うう、腕の筋力も落ちてる。上げ下げが辛い・・・
・・・あれ辛くなくなってきた。
やっぱりふえるのは筋力なんだ。
トレーニングセット一式を1時間も使ってたら、軽々と使えるようになった。
次の日から学校だったが、昨日は数百m歩くのもしんどかったのに、
自転車で通っていた数kmの距離を汗一つかかずに行けるようになった。
そう、「軽々と」・・・「汗一つかかずに」・・・
1月16日
どんどんっと軽快な足取りで重厚な足音を立て町を行くのは、
巨体の少女。
3桁近い重量がありそうだが、
その足取りからはその重さは全く感じられない。
胸や尻、お腹が歩く度に大きく揺れている。
その揺れ方は筋肉に支えられたものだ。
顔は丸顔だが、目鼻立ちは整っていてどこか可愛らしい。
言うまでもなく徳子だ。
トレーニングセットを使うと、すぐに筋肉がふえて
筋力は上がるが、体に負担をかけないと脂肪は燃えない。
それなのに筋肉がついては体重は増えてしまう。
私の体はついた筋肉とその事に気付かずに油断して食べた分の脂肪でもう2周り太ってしまった。
(顔の筋肉はトレーニングセットで鍛えなかったので変わりがなかった)
怒りのままに、例によって店を開いていた老婆の前に今まで買った品物を叩き付ける。
「これ、お引き取りできないでしょうか!?」
「引き取りはお断りしてます」
「ああ、そうなんですか・・・」 私の怒りは老婆の断りにすぐに消えてしまった。
冷えた頭で見てみると、また新しい商品がある事に気付けた。
「ふえるストーブ」・・・ 何がふえるのか全く分からない。
でもこれまでの商品も利益自体はくれた。
それにまた太ってしまうことになっても、ここまで太るとどうでも良いと思えてくる。
-
「お買い上げありがとうございます」
「ただいま、って誰も居なかったか」
「「「徳子!!」」 「あっ・・・」
居た。 怒りに身を震わしている肥満体の中年の男女、この家の主で私の両親。
「 何しに来たのさ」
「私達の家でもあるんだ、何しに来たはないだろう」
「それよりも!貴方何だって家で料理屋なんかやっていたのよ!」
「噂で聞こえてきたのよ、子供一人でそんなことしていい訳ないのに!
「だいたいそんなに太ってしまって・・そんなになるまでどうして相談してくれなかったの・・・」
「 うっさい!! 今まで放っておいて今更親面すんな!」
「 太ったのだってあんたらが放っておいたせいだよ!!」
そう言い捨た私は今まではそれ程使ってなかった自分の部屋に籠もって
少し考えてみた。 「言い過ぎたかな・・」
「でも太ったのはともかく、ひとりぼっちでほっとかれたのは本当だし・・・」
思い返してみれば、両親は私が物心ついた時から太っていたが、
私のことを気遣ってくれる、いわば陽気で優しいデブだった。
でも仕事で成功してからは更に利益を求めて、
私を放ったらかしにして・・・何というか陰気なデブに・・・
「寒っ・・・」 悲しいことを考えているとなんだか寒くなってきた。
そうだ、ふえるストーブを使ってみよう。 これ、油はここから入れるのかな?
給油ノズルらしき部分を握ると同時に空だった油量メーターが上昇していった。
それと同時に、私の体が少しずつ痩せていって !
慌てて給油ノズルから手を放すとメーターの上昇も体の減量も収まる。
そうか、「ふえるストーブ」は給油ノズルを持った相手の脂肪を減らして、油に変えてふやすストーブってことなのね。
これを使えば普通に痩せられる!!
・・・せっかくだし最後に陽気なデブらしいことやって見ようか
数日おいてクラスの皆をさそってホームパーティーを開いてみた。
ってか、急なパーティーなのに大勢来たなぁ。
もしかして、私結構好かれてるの?
「とにかく今日は楽しんでいってね!!」
徳子の部屋から、家の庭で行われているパーティーを見ているのは徳子の両親。
「あんなに多くの友達が・・・」
「私達のせいで無くしてしまったのに・・・」
「徳子の幸せを思ってお金を稼いだのに、間違っていた様だ・・・」
二人は「ふえるストーブ」のスイッチを入れた。
「ふえるストーブ」のことは、油の無くても使えるストーブとして、
徳子から知らされている。「暖かいな」
「こういう暖かみを友達や私達と楽しむのが徳子にとっての幸せだったのね」
給油ノズルを握っているため使っても、油量メーターは減少するどころか上昇する。
そして、メーターは頂点に達した。
-
2月10日
あれから何を思ったのか、両親は今の仕事から手を引きこの家で私がやっていた疑似料理店をやり出した。
「ふえるエプロン」のことは教えてないから普通に料理しているけど、
その分堅実な利益を出している。
そして毎日私と一緒にいてくれる。 嬉しい、嬉しいんだけど・・・
両親は、「ふえるストーブ」ですっかり痩せてすっきりとした体になった。
しかし、私は・・・
「徳子!これ食べてくれ、今度店のメニューに加えようと思っているんだ」
「・・・・・無言で体重計に乗る。
映った数字は私には見えない。
「数字は?」 「142kg」 「それがどうかしたの?」
「どうかしない訳ないでしょ! 中学2年で142kgって!!」
「徳子、私達はお前がどんなに太ってもお前を愛するよ」
「貴方は金の亡者になった私達に本当の愛を思い出させてくれたしね」
「そういう問題じゃなーい!!!」
油量メーターが頂点に達した「ふえるストーブ」は私の脂肪を減らしてくれなかった。
油を取り出せる様には出来てないし、壊してしまっては意味がない・・・
その事を知らなかった私はあのパーティーで自分が作った料理をたくさん食べてしまって・・・
また食事量が増えてしまって・・・最近になってようやく体重の増加を止められたけど、
今やかっての3倍以上の体重を持つ超肥満体だ。
友達(いつの間にかできていた)が言うところには、
(以前つけた)筋肉と(新たについた)脂肪が丁度良い具合で釣り合っていて、
張りと柔らかさが両立している、ってらしい・・・
その体型を擬音で示すと「ドコン・ドン・ドコン」って具合、
具体的に表現すると、まずお尻はバレーボールの様にパンパンに張り詰めているが、
大きさと柔らかさは大振りの桃の様だ。
胸はかっての体重に近い重さと身長に近いサイズを持つ立派な爆乳だ。
そんな胸よりかは小さいが、十分すぎるほど大きくせり出したお腹は太鼓腹以外の何者でもない。
両足は最早ドラム缶で・・どうやっても内股が密着してしまう。
顔も真ん丸くなってしまい、二重顎が出来てしまった。
そろそろ首が消えてしまいそうだ・・・
目鼻立ちは圧迫されてなくて顔つきもまだ保ってるけど、もうギリギリだ。
広田徳子(14) 144cm 40kg 77・58・73
→58kg 90・72・87
→76kg 106・93・103
→92kg 113・96・106
→142kg 137・125・132
-
元の体型まで痩せる気はもう無いがこれ以上太る訳にはいかない・・・だから
「愛してくれてありがとう」
「 でも、もう少し厳しくしてよーーーー!!」
私は、家から逃げ出した。
なお、今の運動能力は同年代の女子の平均よりやや上といった具合だ。
お金も愛も増えると、人の心を歪めてしまうかもしれない。
体重は言わずもがな。
やはりこういうことなのか。
「おーい、徳子、待ってくれ。後店にもっと調味料を増やすべきだと思うか?」
「無闇にふやしていいものなんて何も無いんだよーーーー!!!」
おわり
-
流れを読まずに投稿。駄文すまそ。
「サキュバスの肉塊碑」
1
「お腹が減ったわ」
ぐうぅと鳴るお腹を触りながらサキュバスは獲物を探した。
サキュバスは雄の臭いをある家の部屋から嗅ぎ取った。侵入を試みる。
「ん?この部屋、窓開いているわ。ラッキー」
窓から侵入し部屋を見渡す。そこには『SSBBW集〜その18〜』と書かれた樽のような少女のイラスト集や『ぽっちゃり(表紙を見る限り100キロはくだらなそうな子)との甘い日常』というエロ本などが乱雑にあった。
(この部屋の住人で大丈夫なの?)
サキュバスは心配になった。
でも・・・。
部屋に満ちている甘い雄の臭いには耐えられない。
この人のせーしが飲みたい・・・。空腹のせいだけではない。数々の男性を襲ったサキュバスにはわかるのだ。この部屋の主のものは極上であると。
バタンと扉が開いた。
そこには当たり前に男がいた。さえない風貌である。
「こんばんは、突然だけど、あなたのせーし。頂戴」
サキュバスは魅惑の呪文をかける。これは相手の動きを封じ、あいてのモノをそそり立たせるものであった。
男のモノがこれでそそり立つ。
はずだった。
「・・・えっ、嘘」
サキュバスは驚く。今まで数多くの男を落とした自分の呪文が初めて効かなかったからだ。
「しょうがないわ、実力行使といきましょうか」
-
2
サキュバスは服を脱がし、モノをくわえた。
ぐちゅ。・・ぐちゃ。・・ぐちゅ。
静かな部屋に甘い音が響く。
ぐちゅ。
また、サキュバスは驚愕した。
男のナニが全く立たないのだ。
(・・いつもなら・・。)弱気な考えが頭によぎった。
(・・いいえ、あきらめないわ!)
サキュバスは持てる限りのテクニックを駆使した。
何分かかかってようやく立たせることに成功した。
あと少しである。
口の中の「ぐちゅ。」と鈍い音の後、どぴゅ!という音を立てはじめた。
(っつ!なにこれ・・・嘘っ!)
今までにないくらいの濃いものが口を満たす。
ごくんっ、ごくんっ。
飲み込む音を立てはじめる。
(おいしぃ・・もっと!!)
飲む音の感覚が狭まる。
・・・・ごくん、ごくん、ぷはっ。
もともと、くびれていた彼女のお腹は、いっぱいに男の精子が入り、はたから見れば妊婦のような体に似合わない膨らみを持った。
-
3
男は事が終わった後倒れた。いつものことである。
いつもは、この間に逃げていたが・・
(もっと、もっと欲しい)
サキュバスはこの男が起きたらあるお願いすることを考えはじめた。
「・・ふぅ」
満腹のお腹をなぜながら、男が早く起きないか待っていた。
数分経つも起きる気配がない。
「ふぅ・・・ん!!!」
体から熱い何かを感じる。
「んっ」
ぷくっ。体全体が膨らみを持つ。
彼女の取ったエネルギーが消化できずに脂肪として取り込まれ始めたのだ。
「ああぁぁっ!!」
エネルギーが中から外へ出ようと脂肪が出来るスピードを速める。
露出の高い服からあふれんばかりに肉がおし出る。
ミチミチと洋服が音をあげる。
彼女のⅮカップの胸がせり上がりE以上のサイズになる。
お腹の膨らみは依然よりも増え、服を破り胸よりも膨れ上がった。
お尻もお腹と競うように膨れ上がった。
どすん、尻もちを盛大につく。
「ふぅ・・ふぅ・・」
体の急激な変化に絶えれず、彼女は喘ぐように呼吸するしかなくなっていた。
-
4
(あれを・・・使わないと!!)
彼女は呼吸を整え、呟くように肉体変化の呪文を唱えた。
呪文の効果からか今度は体の肉が吸い込まれるように消えていく。
「ふぅ、ふぅ・・・・はぁ・・はぁ」
破かれた服に包まれながら彼女は以前の姿に戻った。
「はぁ・・・本当にすごいわね」
彼女はつぶやき、そのあと新たに呪文を唱え、服をなおした。
・・・彼女は男が起きるのを待った。
男が頭をこすりながら起き上った。
「おはよう、部屋の主さん」
男は目をぱちくりしている。
「さっきの夢だと思ったでしょう?」
くすくすと、笑いながら言って
「ねぇ、お願いがあるの」
サキュバスは話を切り出した。
彼女の話を要約すれば、一緒に住んで男の精子を飲ませて欲しいというものだった。
その代わりに、私にどんなエロいことをしてもいいからと。
普通の人ならどんなにすぐにイエスを出すだろう。
可愛らしい顔にⅮカップの胸、くびれた腰、軽く肉のついた尻を持っていたからだ。
しかし、男は首を振った。
理由を聞けば、彼は太った女性しか愛せないし、意味がないというのだ。
だから、君には魅力はないし、一緒に住む価値はないと。
「そんな・・・」
彼女は絶句した。
-
5
「だったら、この体から、あとどれくらい太ればいいの?」
彼女は飲めなくなることがいやらしい。
彼はそんな彼女に四本の指を立てた。
4キロだろうか。彼女は考える。
(いや、違う。)
あのイラストやらから考えると40キロか。
「わかった、40キロくらい太ってあ・げ・る」
だが、彼は首を振る。
「ん?40キロじゃないの?じゃあ400キロ!」
またも彼は首を振る。
(じゃあ・・。四本指の意味は?)
グルグル考えている中に、彼はぽつりと言う。
__4桁だよ。
「えっ」
四桁と言うことは、1000キロのことで1000キロは1トンで・・・
桁の大きさに驚きが後でやってきた。
「・・・・嘘・・でしょ・・?」
-
6
私は彼の条件を飲んだ。あきらめなかった。あのおいしいのをまた飲みたいからだ。
彼は私が条件を飲むとは思わずに吹っかけてきた。
あそこで引き下がると思ったのか、彼は驚いていた。
余計にやる気を上げる気になった。
私が太るのは結構、簡単だ。エッチしまくればいいのだ。
(とりあえずっと)
1000キロが計れる業務用の秤を購入した。
そして、服を脱ぎ、肉体変化の呪文を解く。
ぷくっ。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ」
膨れた彼女の呼吸は荒い。体が慣れていないからだ。
「ん。・・・よいしょっ。・・ふぅ」
秤の上にのしかかる。
―ピピッ。
計測が終わる。
「ふぅ・・ええっと」
65という数がでてくる。
「ふぅ・・ん65キロね」
元が43キロだったから・・・
「プラス22キロね」
まだまだ、1000キロには追い付かない。
当分の目標は100キロごえだろう。
163センチの体はぽっちゃりと肉がついた、まだぎりぎりデブには入らないだろう。
「ふぅ・・がんばりましょ」
彼女は呟いた。
-
7
肉体変化の呪文では太ることはできない。基本的にエネルギーを体からひいた姿になる。
彼女は呪文を唱え、もとに戻り、町にでた。
彼女は風俗嬢になった。身元を偽装した。
風俗嬢になったのは効率よくエネルギーを手に入れることと、お金を手に入れるためであった。風俗嬢になった彼女は瞬く間に店の一番人気になった。
そのおかげで注文は途切れずにエネルギーを貯めることができた。
風俗嬢になって一週間たった。
「さてと、計ってみましょうか」
裸になり秤にのる。
呪文を解いた。
「ふぅ・・・んんっ」
ゴキ・・・ゴキッ。体から鈍い音がなる。エネルギーを効率よく貯めるために背が伸びたようだ。
そのあとから、肉が形成される。
顔にぷくっとついた肉、胸にもつきハリをもったままの肉。お腹には胸以上につき大きな臍や背中までつづく肉われを形成した。お尻には座布団のような膨らみ、太ももはそれに追従するようにお尻の肉をかき分け誇張する。
「ふぅ、ふぃー」
前よりも大きくなった呼吸音が二重顎を形成した口から洩れる。
―ピピっ。
「ふぅふぅ・・うん・・89キロかぁ」
プラス24キロである。が、100キロにはまだ届かない。
「ふぅ・・ペースあげないとね」
ぶるんと脂肪を揺らしながら、これからのことを彼女は考えた。
-
8
彼女は最低限動かないことにした。動けば、エネルギーを消費してしまうからだ。
店をやめ、彼女は自分の部屋に客を呼んだ。風俗の時より安い料金で男たちのものを多量に摂取した。朝、昼、晩、寝るときはなく(サキュバスにはあまり必要ない)毎日毎日犯してもらうようにしていた。
そのおかげなのか、彼女の体は沢山のモノを求めた。普通のサキュバスは必要なときのみしか求めない。
だから、体にある程度しか蓄積されない。
だが、彼女の体には栄養がつねに流れる状態になった。それに、合わせるように体も変化していく。常に体は媚薬効果のある臭いがし、エネルギーは今までよりも余すことなく吸収されるようになった(呪文中の体ではあまりわからないが)。
前の計測から1週間たった。
今日は休みにし、体重を計ることにした。
秤に乗り、いつものように呪文を解く。
身長が前よりも伸び、体のサイズも依然の3倍くらいになった。
顎は3重になり、胸はハリを未だに保ちながら、前に横に広がっている。乳輪も大きくなり、乳首は肉に埋もれるようになった。お腹は3つの肉で形成され、立っていても恥部を隠すくらいまで膨れる。それだけでは肉を貯めきれないのか背中に段を形成する。お尻も肉布団となり突き出している。太ももは足を軽く開いていても付くくらいに太くなる。
二の腕には肉が付いたせいでハムのようになっていた。
―ピピっ。
「ふぅふぅ・・はぁ・・ん、118キロ・・ね」
プラス49キロ。目標を軽くこえ、このペースを保てれば、1000キロなんてすぐだろう。
「ふぅふぅ・・・ふふ。あいつを見返せるわね!」
突き出た空腹のお腹をつまみ、体に蓄積されたものに嬉しさを感じれずにいた。
-
9
「ふぅふぅ」
彼女は前と同じように生活をして、1週間たち、今自重を計測していた。
「ふぅふぅ・・ん」
彼女はスイッチを押す。これだけでも、太った彼女には辛い。
―ピピっ。
「ふぅ・・ん。・・えっと、148キロね」
プラス30キロである。が、伸び悩み始めた。
毎日犯されてもこの程度しか伸びない。
しかも、体は慣れ始めてしまっていて以前よりも量を求める。
「ふぅ、ふぅ。方法変えないとね・・」
「はぁ」と大きなため息をついた。それに合わせるように全身の肉は揺れた。
彼女は考え、そして魔界でオークに犯されることを思いついた。
ぽつりと呪文を呟き、魔界に飛んだ。
オークたちは普段サキュバスなぞ見向きもしない。彼らは自分よりも大きな女性を愛するからだ。しかし、肉を蓄えた彼女には多くのオークが群がった。
調度、繁殖期なことや彼女の臭いの媚薬の効果で彼らは彼女をいきよいよく犯した。
肉塊に化した彼女に体格の大きいオーク犯す様子はすさまじく、彼女は前と後ろの両方を激しく攻められた。
ぐちゅ ぐちゅ ずちゅっ
「はぅ・・・ん!!あっ、あっ・・・ん!!!」
体が犯されるたび全身が答えるように波打つ。
びゅっ!!どぴゅるるるる。同時にいきよいよく出され白濁の液体が漏れる。
ごくっ、ごくっ。
体が求めるように白濁の液体が吸収される。
「はぁ、はぁ、ふぅ・・・・ん!!!」
びくんっ。体から熱いものが放出された。
「はぁ、んっ。あっ・・あっあっ」
一気に四つん這いの彼女の体が膨れる。
今まで保っていた胸のハリが消えだらしなく垂れていく。地面につくも横に肉が流れる。お腹は胸の比ではない。肉は横に流れるだけでは足りず、上に伸びる。お尻は反対に地面に付こうとだれていく。足や腕も太さをまし四つん這いが辛い体勢になっている。
「あん、ふぅ・・・ふぁ!!!」
突然増えた肉のためか、彼女はバランスを崩し、ドスンと音を立て、うつ伏せになった。
「ふぅ、ふぅ」
急激な肥満化のためか未だに可愛さを保った顔の目が涙目になる。
その様子を見ていたオークたちはさらに興奮し始めた。
-
10
オークとの生活を初めてはや3週間である。
大きな部屋の中心に彼女はいた。
彼女がサキュバスだとわかるのは肉の上の小さな羽と申し訳程度についた尾のおかげである。彼女はたっぷりと精液を注がれている。
「はぁ・・んあぁ!!あっあっ・・・ん!!!」
以前よりも彼女は脂肪を蓄えており、顎に付いた肉は顔と首と胸の境界をけし、胸は垂れながらも大きく広がっていて、男に会うまでの彼女一人分はゆうに超えていた。
お腹は何重もの層を形成し突き出して、大根よりも太い彼女の太ももを簡単にかくしていた。それでいて、消化されてないものがあるためかハリを持っていた。背中も肉を積み上げており、その肉はお尻の肉に持ち上げられていた。お尻の肉はブヨブヨと付き、太ももとの境界を消し、広く陣どっている。
「んっ。」
ごきゅっ、ごきゅっ。
彼女は美味しそうに精液を飲みほした。
「ふぅ、ふうぅぅぅ。・・・・げええええええええっぷ。けふっ」
盛大にげっぷをだす。
それに合わせるように体の変化が始まる。
「んっ。あああああっぁっぁあ」
肉が目に見えるほどに変化していく。先ほどよりも肉は増えた。肉が増えるだけでなく鈍い音がする。肉のために背がまたのびたようだ。しかし、肉は背よりもはるかに速いペースで伸びる。
「ふぅふぅふぅ・・・ん」
彼女は満足したように肉体変化の呪文をとなえる。
さっきまでの肉は彼女の体に消え、背も鈍い音を立てながら戻る。
「う〜〜〜ん。よいしょっ」
背伸びをする。コキコキと軽い音を立てる。
「取り尽くしたようだし、体重計りますかっ」
彼女は転移の呪文を唱える。
彼女のかたわらには萎れたオークたちがころがっていた。
-
11
家に帰ってから早速計ってみる。
―ピピっ。
「ふぅ・・えっと、667キロね」
プラス519キロ。3週間で173キロ太った計算である。
(このままいけば1000キロなんて楽勝ね!!でも・・・)
でも、彼女はこれから誰に犯してもらえばいいのだろうか。
オークのは取りつくした。前のように人間や魔物からでは効率が良くない。彼女が太るには多くのエネルギーが必要だし、エネルギーは大半が魔力だし、魔力が強い魔物は私みたいなのを見向きもしないし。
・・・待てよ。
魔王のエネルギーをもらうのはどうだろうか。今まで魔王の性行為に耐えられたサキュバスはいなくて、他の魔物も膨大な魔力を一身に受けるから、魔王は童貞なんだっけ。
なら、話は早い。
彼女は転移の魔法を唱えた。
彼女は魔王に謁見し、性行為をしないか誘った。
魔王のタイプの女性だったのと、多大な魔力のおかげで叶った。
早速入れてもらう。オークのときはされるがままだったが呪文を使った体をくねらせ彼のモノを欲した。彼はモノをたぎらせ早速挿入した。秘部のくちゅくちゅと厭らしい音と彼の突き刺す音が重なる。
どびゅっ! どぴゅるるるる……。
彼女の中に今までよりはるかに濃い白濁の液体が注がれる。
「ああぁっ。・・・・んっ」
彼女は体をびくんっと跳ね上げ、甘い声を出した。
「あぁ、もっと、もっと、濃いの頂戴っ」
はむっ。彼女は魔王のイチモツを加えた。
-
12
「私ね、今姿ごまかしてるの」
今は事後の所謂、ピロートークである。
魔王は気づいていたらしい。驚いた様子はなかった。
「おどろかないの・・・。ねぇ、私の姿見てみたい?」
くすくすと笑いながら尋ねる。
少し迷った後、魔王は首を縦にふった。
「わかった。見せてあげる」
笑いながら彼女はベットから離れ、広めの所に立った。
そこで呪文を解く。彼女の背は解く前の倍くらい伸びている。
それよりもいきよいよく肉が体をうめていく。未だに愛らしい顔の頬にぷっくりと肉がつく。
顔、顎、首、体が一体化しても肉は依然のウエストよりもついている。二の腕は肉が袖を作り、腕自体を体にのせていた。手も異様に膨れている。
胸はお腹の肉だけでなく地面で支えなければならないほどに成長し、お腹は地面に付きそこから四方に肉を伸ばし大きな山を形成していた。そのせいで足は全く見えず代わりにお尻が見える。お腹よりも大きいらしくこちらもまた垂れていた。
「ふぅ、ふぅ・・・ね。・・・おどろいた・・でしょ」
大きな肉の山から低い声が出る。
「ふぅふぅふぅ・・・魔王は・・・大きい子・・・好き?」
彼女の変化に彼は驚愕していた。
だが、彼のイチモツはさっきの行為中よりもそそり立っていた。
こうして彼女たちは三日三晩甘い夜をすごした。
サキュバスはお腹やお尻のため動けずうつぶせになり、魔王が肉をかき分け、時には呪文でよけ、サキュバスの秘部をつく。
肉によりサキュバスの秘部は以前に増して締め付ける。
「あぁぁ!・・・うんっ・・・」
喘ぎ声をあげながら彼女は必至に彼のイチモツに喰いつく。
「はぁ・・・あ!あぁぁ!・・・はやくぅ・・・うんっ!・・あついにのぉ」
ぶびゅっ!
「あっあっああああぁぁ!!!っもっとぉ!!」
どぴゅるるるる……ビューー…ドクドクドク……
「あ!あ!あ!あああぁぁあ・・・・ふぅ、ふぅ」
秘部に注がれた液体により彼女はまた肉を増やしてく。
「はぁ、はぁ、んっ。おくちがさびしいのぅ・・・ふう、ふぅ」
「はぁ、ふぅ・・もっとぅ・・ちょうだい!」
-
13
3日間の中の彼女の変化は著しかった。背もまた伸びた。
他の肉は魔王に姿をさらしたときよりも増えに増えまくっている。
「げええええぇぇぇぷ、けふっ」
盛大にげっぷをかます。
また、肉は盛り上がりはじめる。お腹の中のものを消化しつくしたらもっとすごいことになるだろう。
(よゆーで、1000キロこしたわね!!)
たぷたぷの腕でお腹をつまむ。以前よりも柔らかく、より多くつまめた。
さてと、このままでいるときついので呪文を唱えて、魔王が起きるのを待った。
あの後は大変だった。魔王から婚姻を申し込まれた。だが、私には決めた人がいたため諦めてもらった。
その代わりにと、私に浮遊の呪文と洋服を作る呪文、お宝をもらった。
「彼で満足できなかったらまたくるね」
頬にキスして転移の呪文を唱えた。
さてと、
(体重計ってから会おうかしら。)
いや、よゆーだからいいや。早く彼に会おう。
私は男の臭いを探し、以前のように部屋へ侵入した。
彼は部屋にいた。約半年ぶりの再開である。
「言われた通りに太ったわ。これから一緒に○○公園にきて!!」
彼を引っ張り公園に連れていく。
公園には秤が置いてある。
そこに乗りスイッチを押した。
「いい?見てて」
いぶかしげに彼女を彼は見た。
彼女は呪文を解く。
「あっ!!!・・ふぅ、んっ!!」
途端に背が伸び合わせるように体が広がる。
みちみちっ。
「ああぁ!!!ふぅふぅ」
(お気に入りだったのに・・・。脱ぎ忘れてた・・)
もともと、露出が高い服だったため、お腹は隠されず、立派なマフィントップを形成した。
胸とお尻は早くも布を破りそうだ。
-
14
秤には98キロと表示され、瞬く間に145キロとなるとぶちっ。ぶるん!!!といきよいよく胸があらわになる。お尻の方も限界らしくぶちぶち音を立て肉が顔をだす。
この時点で215キロ。
「ふぅふぅ、まだ・・まだ・・・だがらっ」
彼女の呼吸は荒い。肉も着々とついてく。
「はぁ、はぁ・・・」
400キロを切るが太るスピードは落ちない。
「ん・・はぁ、びっくり・・・した?」
段々低くなる声で聞かれたが、男は目の前の夢のような状況にただ唾をのむだけだった。
「はぁ、はぁ、ん・・・わたしはぁ・・はぁ、どりょくしたのぉ・・・っ、はぁ、はぁ、あなたのぉ・・・はぁんっ。ためにぃ・・ふぅ」
既に秤の値は600キロを切った。
「はぁ、はぁ、はぁ・・んっ。あああぁぁ!!」
体の中から押し出される肉のせいで喘ぐような呼吸が止まらない。
今値は780を指している。785・・794・・・811・・・836・・・854・・。
892・・・908・・・913・・・。値が1000キロまでの秒読みを始める。
956・・・978・・985・・・。
―ピピっ
「うんっ・・・値はぁ・・・あぁ!!っふぅ」
彼女は精一杯値を見ようと体をかがむ。が、お腹や胸の肉に圧迫され見えない。
「はぁはぁ・・・かわりにぃ・・・ん、ふぅ。・・・みて」
彼女に頼まれ彼は値を見た。
値は998キロであった。わずかながら足りなかった。
だが男はエラーがでていると伝えた。
(1000キロの秤でエラーが出るということは、それ以上の重さ・・・。なら!!!)
「じゃあっ・・・一緒にいてくれる?」
変化が終わったためか、サキュバスはしっかりと話す。
男は首を縦に振った。
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15
彼らはサキュバスの財産で建てた豪邸に住んだ。彼女はトイレや入浴、家事をするときは呪文を使ったが、普段は本来の体でいることが多くなった。
魔王に教わった呪文で彼女は可愛らしい服を着て、行為の時は肉を浮遊させ犯してもらっていた。彼の濃い精液のせいなのか、行為するたびに増え、軽く1000キロを越し、今や1324キロになっていた。
「あのね、私ね」
彼女が頬を染めながら彼に言う。
「妊娠したみたいなの」
サキュバスは愛する者の精子を自身の卵子とを授精させる体質があった。
「ほらっ、胸張ってるでしょ?」
確かにいつもにはないハリが胸にあり、乳首も肉に埋もれずに立っている。
「それにね!お腹の中で動くの!!」
男はその知らせに歓喜し、誕生を待つことにした。
しかし、妊娠には多くのエネルギーが必要である。
サキュバスは体が欲するままに男に喰いついた。
男もサキュバスの乳首もみ妊娠したときに出せるようにしてあげていた。
その数か月後には立派な女の子が生まれ、サキュバスは多量の母乳を出すようになっていった。
片方の乳には彼女の娘が豪快に音を立てながら飲んでいる。
ごきゅ、ごきゅ、ごきゅ。
口からは、母乳がもれ、彼女をぬらす。
彼女には赤ん坊特有の膨らみだけでなく、すでにむねは両方合わせてハンドボール大、お腹はせり出し母乳と脂肪ではちきれんばかりで足は閉じれずに秘部をお腹がかくす。
どうやら、サキュバスの母乳には多量のエネルギーが含まれているらしく、飲んでるそばから彼女の体は膨れ上がる。
片方の乳には大きな搾乳器がつき多量の乳が取られている。
こんな状態なのにサキュバスは痩せることなくさらに肉を貯めこんでいた。
どうやら、彼女の母乳にはインキュバスを育てるために、男性器の肥大の効果と精液の分泌の促進、媚薬の効果があるらしく、ここ最近男に犯されぱなしだったのだ。
彼女はこの生活に幸せを感じ、幸せ太りしていくらしかった。
おわり
ちなみにステータスは
身長163センチから372センチ
体重43キロから1467キロになりました。
-
うおお 新作ラッシュだ!!
みなさんお疲れ様です!!
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年の瀬に嬉しいラッシュですな
時間を見つけて全部読みます、乙!
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みなさん、あけましておめでとうございます。
今年も正月太りであたふたしている娘が見れるとよいですね。
新年1発目として、最近久々に見た某動画サイトをモチーフにSSを書かせて貰いました。
まだまだ稚拙な文章ですが楽しいでいただけたら幸いです。
ニ○生での人気の取り方!?
1.
「また明日ねー。」
講義が終わり、すぐに教場から飛び出す1人の女性。
声の主の女性は垣田美貴、18歳。都内の大学に通う女子大生である。
顔は美形であり、スタイルも一般的な女性と変わらず、男性から見たらそこそこ良い体をしている。
「ちょっと、美貴〜...行っちゃった。」
「最近急いで帰ってるよねー。何かあるのかな。」
「彼氏とかできたりして!でも全然そういうの話してくれないよね。」
先ほどまで美貴と一緒に座っていた女子大生達が美貴のことについて話していた。
「最近一緒に遊んだりしてないしねー。まぁ悪いことがあるわけでもないしいいか。」
美貴の話題はその辺で切り上げて、女子大生達は教場から出ていった。
「ただいまー!!...って誰もいないっての。」
美貴は自分の家に帰ってきていた。一般的な1kの部屋に。
美貴は地元を離れて1人暮らしをしており、仕送りも十分あるので特にバイトなどもせず何不自由なく暮らしている。
「さーて、着替えてニ○生でもしますかな!」
そういって直ぐにTシャツ・短パンに着替えて、パソコンの前に座る。
大学に入って初めてパソコンを買った美貴は、すっかりインターネットにはまっており、中でもニ○二○動画と呼ばれる
動画サイトを毎日見るのが楽しみとなっていた。
その二○二○動画サイトの中で美貴が一躍はまったのが、二○生と呼ばれる生放送で自分の姿や様子を配信できる機能であった。
「私も沢山の人が見てくれる放送がしたいなー。でもなー。」
ニ○生では面白かったり、凄いことをしてる人をしている放送では多くの人が来場し、コメントをしてくれる。
美貴は自分もその中の一人になれたらいいなということに憧れを持ち、最近ニ○生を始めた。
最近ニ○生を始めたばっかか、まだ美貴の放送ではコメントが10件書かれればいいという状況であった。
「まあ地道に頑張って増やしていくしかないかな。とりあえず雑談放送でもしよう。」
そういって美貴はいつも通り、ニ○生を楽しんでいくのであった。
-
2.
夏。
大学も夏季休講に入り、美貴は毎日家にいた。
元々高校では部活をしており、去年までは毎日練習を行っていたが今年は違った。
特にサークルにも入らず、友達とも適当な理由を着けて遊ぶことなく家に半引きこもり状態になっていた。
「うーん...」
パソコンを睨みながら美貴は唸っていた。
部屋は冷房を入れており、涼しい環境。夏という事もあり美貴の服装はタンクトップに短パンと非常にラフな格好である。
「どうしたらもっと視聴者が来てくれるのかなー。」
ニ○生を初めて、1ヶ月以上経ったがいまだに視聴者数やコメント数は伸び悩んでいた。
「あんまりやりたくなかったんだけど、今日の放送で"アレ"をやってみるかなー。」
その日の夜...
「どうもー。」
いつも通りに美貴はニ○生を始めていた。もちろんいつもと同じく視聴者、コメント数は少ないままである。
「今日は見てる人がたくさん来てくれたら、上だけ下着の状態で配信しまーす!」
先ほど美貴が言っていた'アレ'とはこのことである。
二○生の中では少し過激な放送の仕方で視聴者やコメント数を稼ぐ人もおり、この美貴の取った行動も1つの方法であった。
「ほらほらー。私の下着見たいでしょー。たくさん来てよー。」
美貴は自分から煽るように、画面を通して喋る。
数分後
美貴の下着を見せるといった煽りもあったおかげか、視聴者数やコメント数はいつもの倍以上はきていた。
「わー、いつもより多く来てる!やっぱり下着をみせると言ったのは効果があるのね。」
そう言って画面を見ると、
『下着早くみせろー』『下着まち待機』
といったコメントであふれていた。
「よーし、それじゃ上脱ぐわよー。」
そう言って美貴はタンクトップを脱ぎ、上半身は下着だけの状態になった。
「ふっふー、私はそこそこ胸もあるからなかなかいいでしょー。みんな待たせてごめんねー。」
確かに美貴は普通の女子に比べたらそこそこ胸はあるとみえる。美貴も自分の胸には自信を持っていた。
そして画面を見てどういった反応が返ってくるかを見てみる。
『おおーいいねー』『おっぱいおっぱい』『可愛い下着だねー』
画面には美貴の胸を褒めるコメントや下着に関してのコメントであふれていた。
「やっぱり下着で配信するのは効果あるねー。...ん?」
美貴はたくさんのコメントの中からいくつか気になるコメントを見つけた。
-
『腹www』『いいけど腹出過ぎw』『デブ乙』
明らかに美貴を乏しているコメントが出てきていたのだ。
「失礼ね!。私は太ってなんか...。」
そういって美貴は自分のお腹に目を通してみる。
短パンの上には少しだがお腹の肉がのっており、座っているせいかお腹が前に主張してきているようにみえた。
「...。嘘!私こんなに太ってたっけ!」
美貴は自分のお腹を見て、ここ1か月の生活を振り返ってみた。
バイトもせず、家にも最低限以上出てないせいか毎日コンビニ弁当か宅配ピザやお菓子の毎日。
去年まで毎日ハードに部活をしていたせいか、食べる量は減らずに運動は一切してない。
こんな生活をしていれば誰でも太るのが分かる。
現に今も炭酸片手に二○生配信をしている様である。
「そういえば最近体重も測ってなかった...てか下着見せるよりも、こんなお腹みせる方が恥ずかしいー!」
そういって恥ずかしそうな顔をしてこの後どうすべきか考えた。
「こんな太った姿をしてたら、とてもじゃないけどニ○生では人気者にはなれないよー...。」
悲観しながらおそるおそるパソコン画面に目をむける。
まだコメントでは、美貴のお腹について乏しめるコメントがいくつかあった。
しかしコメントの中には、
『ぽっちゃりしてていいね。』『もっとお腹みせて』『揉みたい!』
といった逆に美貴のお腹に関して褒めるコメントもあった。
「え...こんな太っている姿でも褒めてくれる人がいるんだ...」
そういって更にコメントをみてみると、
『もっと食って肉つけろ!』『まだ余裕』
とまだまだ美貴の容姿に物足りないといったコメントもあった。
「こんなお腹でいいのかな...。」
美貴はおそるおそる自分のお腹を摘まんでみた。
まだまだ世間一般からしたら少し太った程度ではあるが、今までスレンダーな体系であった美貴からしたら十分太っていると感じた。
画面を見る。
『おおーいいねー。』『もっと掴んでみて』『腹肉!腹肉!』
美貴がお腹の肉を摘まんでるのを見てますます視聴者も興奮している様子であった。
「(これはもしかして...少しずつ太っていって、太っているのが好きな人向けの配信にしたら人気がでるかも。)」
「(こんな形で放送してる人はいなさそうだし...これで私も人気者になれるかも!)」
とりあえず美貴はニ○生での放送を終了し、体重計にのってみた。
「えーと今の体重は...。59kg! 1か月で9kgも太ってる...。」
美貴は改めて自分の体重を見ると少し気落ちした。だが、
「でもニ○生で人気が出るならいくらでも体重を増やしてやる!明日から頑張るぞー!」
そういって美貴は布団に入り就寝した。
-
3.
翌日。
美貴は大量に食べ物を買ってきた。
カップ麺、ポテチ、ケーキ、ピザ、コーラといった明らかに太りそうなものだ。
「うーんとりあえず買ってきたのはいいけど、1人でもくもくと食べて太るのはなー。」
美貴はそういってパソコンの電源をいれ二○二○動画にアクセスした。
「そうだ!私が食べてるのを配信して、太っていく様を見せていけばいいんじゃない!更にそういうのが好きな人に受けそうかも!」
早速美貴は二○生で配信をはじめた。
「どうもーみなさん。今日は食べ物をたくさん食べながら配信しまーす。是非楽しんでね。」
昨日のお腹の影響か、太っている子が好きな人達の間では評判になり、多くの人が視聴しにきた。
『可愛いよー。』『たくさん食べて太れ!』『お腹みせろ!』
「(やっぱり昨日の影響か、人が来てくれるようになったわね...よしこの調子で食べていって太っていく様子も配信していけば更に...)」
美貴は早速買ってきた食べ物を手にし始めた。
最初は買ってきた大盛りカップ麺を食べ始めた。
「おいしいー!やっぱりラーメンは最高!。」
そういって美貴は驚くほど速いペースで食べていく。
夏休みの間食べていたせいか、胃は広がっておりまだまだ余裕だった。
『すげー食べっぷり!』『まだまだ食べれるでしょ。』
画面には美貴の食べっぷりに対してのコメントがあふれていた。
次に美貴はピザに手を伸ばした。
「まだまだ食べれるわよー。」
驚くほどのスピードでピザを食べていく。
次々に買ってきた食べ物を食いき、最後にケーキが残った。
「ふうーさすがに苦しいわね。Tシャツもお腹のせいでパツンパツンだし。」
美貴のお腹はいつもより多くの食べ物を食べていたせいか、Tシャツもパツンパツンになり今にも破けそうだった。
そういって美貴はTシャツを脱いだ。
昨日に比べて明らかにお腹は出てきており、食べ物を詰め込んだせいか、柔らかさより張りがあるといった感じにみえる。
美貴は自分でもお腹を触ってみたが、張りのあるお腹を触り少し気持ちいいいとさえ思った。
「さーて視聴者の反応はどうかな。」
『いいお腹だ!』『まだまだ肉が足りない』『俺が食べもの送るからもっとたべろ!』『体重測ってー。』
視聴者数やコメント数も昨日より明らかに伸びており、最初にニ○生を始めた時の30倍以上はきていた。
「体重測ってかー。ちょっと乗ってみるかな。」
美貴は体重計を取りだし、視聴者に見えるように測った。
「...。64kg!今日食べただけで5kg増えてる!」
画面上では、興奮にあふれたコメントで埋め尽くされていた。
「(この調子で太っていっていけば、太っている人向けとしてかなり人気がでていくかも!ああ、人気がでるっていいわー。)」
こうして美貴は毎日食べ物を食べ、体を晒し体重を測るといった放送をつづけていくのであった。
-
4.
2か月後
世間では大学も既に始まっている時期ではあったが、美貴は家にいた。
「それじゃー今日はここまで。また明日ね」
放送が終わり美貴は一休みする。
「それにしても太ったなー。でもここでやめたら視聴者も来なくなっちゃうしなー。」
美貴の体重は先ほど放送で測った所、88kgとなり実に2か月前より20kg以上も増えていた。
顔はそこまで肉が付かなかったでいたが、まだ美人に見えるが体は明らかに太っていた。
胸はもはやブラジャーにはおさまりきらず、毎週買い替えるほどになっており、二の腕は肉が垂れ下がりTシャツの袖が今にも破けそうになっている。
お腹ももはや昔着ていた服はすべてきれず、ネットで買った大きめのTシャツをきているが今にもお腹がはみ出てきそうな勢いであった。
お尻はすでにメートルを超え、椅子におさまりきらないほどになり、太ももは昔の自分のウエストぐらいにまで成長していた。
美貴はそういって机にあったコーラに手を伸ばして喉を潤す。
バイトもせず、仕送りは全て食べ物に費やしており、お金が無くなってきそうであったが、
放送を通して美貴は視聴者から食べ物や飲み物を送ってきてもらい、食う事には困らない生活をしていた。
もはや1kの部屋のほとんどは送られてきた食べ物で埋め尽くされていた。
そして放送する度に視聴者からは、
『もっと食え!』『俺が送ってきた食べ物全部食えよー』
といった完全に餌付けされている状態であった
でも美貴は人気が出てきたものと思い、一切疑問に思わず今まで大量に食べてきた。
「んー...。なんとか昔着ていた服を利用できないかなー。」
試に美貴は2か月前に着ていた服を着てみたが、シャツのボタンはお腹のせいでしまらず、ズボンに至ってはチャックが閉まらない状態になっていた。
「...。そうだ!昔着ていた服をきながら放送したらギャップ萌えとかいって、更に視聴者を楽しませることができるかも!」
次の日
「みなさんこんにちわー。きょうも始めるよー。」
美貴は以前きていたパツンパツンのシャツに、がんばってボタンまで閉めたズボンを履いて放送を始めた。
既に視聴者は
『服パツパツでいいねー』『ボタンがはじける姿が見たいなー』『二の腕が食い込んでるねー』
といった喜びにあふれるコメントであふれていた。
すでにそういった趣向の人達の間ではネット上を通して人気となり、専用の掲示板やコミュニティが設立するまでの人気に美貴はなっていた。
「じゃあ今日もたくさん食べていきまーす。」
そういって美貴は視聴者から送られてきた、明らかに高カロリーとされる食べ物を次々と胃に収めていった。
ガツガツ、ムシャムシャ。
食べるスピードは以前よりも早くなり、数分で普通の人の食事分の10倍は食べ終わっていた。
「まだまだ食べれるわよー。もしかしたらシャツのボタンやズボンが裂けちゃうかもしれないけどきにしないでねー」
美貴はあえて視聴者にアピールするかのようにいった。
美貴の読み通り視聴者は興奮に満ち溢れたコメントをだし、更にもっと食べるように煽っていった。
-
数十分後
美貴は以前として食べていた。すでに20人前の食べ物を胃に収めている。
「ふーふー。次はピザを...」
パツン!
美貴が次の食べ物を食べようとした瞬間、シャツのボタンが一気に弾けた。
シャツからは食べ物によってパンパンとなったお腹がでてきており、以前より圧倒的に太っているのが分かる。
同時にシャツの袖も二の腕によってやぶれており、シャツは見るも無残な姿と化していた。
「あーあ、シャツのボタンが飛んじゃったかー(棒)。そんなに私太ったかなー?」
そうわざとらしく呟いて、画面上を見てみると
『まだまだ痩せてるよー』『もっと食べてもいいんだよ』『ズボンにお腹がのってていいねー』
と各々喜びに満ち溢れたコメントを残していった。
「そーだよねー。私まだまだ痩せてるから大丈夫だもんね!よーしもっと食べちゃうぞ!」
美貴は食べるのを再開していった。
ピザにコーラにハンバーガーにフライド―チキンにポテト etc...
美貴はこの生活をしていく中で油物が大好きになり欧米人顔負けの食生活を誇っていた。
「まだ、まだ、まだまだ足りないわよー!もっともっと食べたい!」
次から次へと胃袋に食べ物が収まっていく。普通に見たらドン引きする様子だ。
しかし、美貴の放送を見ている人達は決して引いたりなどはしない。
むしろ喜んでその光景を楽しんで見ているのだ。
「まだまだ...」
ビリッ!
今度はズボンが裂ける音がした。
ズボンは太ももの太さに耐え兼ね、左右とも裂け太ももがチャイナドレスの如くさらされていた。
ボタンも同時に弾け、一気に脂肪が解放され座っている椅子に鎮座しそうな勢いであった。
「あーあ。今度はズボンが破けたかー(棒)。まあいっか。」
美貴は食べるのをやめ、自分の出てきたお腹を触る。
すでに脂肪でお腹は埋め尽くされ、段を形成し、触れたら弾けそうな様子だ。
「みてみてー。こんなにお腹でてきちゃったー。でもまだ大丈夫よね?」
美貴はまたも視聴者にわざとらしく呟いた。
『まだ食べてもいいで』『お腹さわらせろ』『俺も食べさせたい!』
視聴者も更に食べるように要求する。
「まだまだ食べたりないに決まってんじゃん!みててねー」
美貴はこのまま食べ物が無くなるまで食べ続けた。
「ふー。さすがにお腹いっぱい...」
美貴は食べ物を流し込むように2Lの炭酸飲料を飲み尽くす。
お腹はすでに限界まで膨れ上がり、針で着いたら弾けそうなほどに。
「さーて体重測りますか。」
体重計を取りだしのってみる。
「101kg...すごい!今日食べ物を食べただけで10kg以上増えた!」
コメントも
『3桁キター』『まだまだ痩せてる』『食べ物また送るねー』
と一緒喜んでいた。
「みんなありがとねー。どんどん食べ物送ってね!いっぱい食べちゃうから」
美貴は自分が人気者になれたことを改めて実感し、放送を終え寝るのであった。
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5.
そして数か月後。
美貴はすっかり大学にも行かなくなり、自主退学をした。
実家にも大学を辞めたことが伝えわり、仕送りもなくなりお金に困るを思ったが、
美貴は自分でサイトを立ち上げ、自分の写真や動画を販売することによって利益を得て、食べ物以外でも困ることのない生活を送っていた。
体系もすっかり変わっており、二の腕はもはや丸太の如く大きくなりTシャツを着ることが困難となった。
胸も日本製のブラジャーが合わなくなり海外の特注品を着けるまでになった。お腹はもはや3段以上の腹を形成しており、
お腹の肉で履いてるパンツが見えなくなっていた。お尻はもう今にもパンツが裂けそうなほど肥大化しており、太ももは人をはさんだら絞め殺せる
程の太さにまで成長していた。
肝心の体重はというと...
昨日の放送で測った結果150kgを突破しており、もはや周りから見たら巨デブの勢いにまで増えていた。
一度美貴は自分の動画を見てくれているファン向けにオフ会を開催した。
オフ会の会場は無制限食べ放題の店であり、多くのファンと共に夜が明けるまで楽しんだ。
沢山のファンが来てくれ、美貴のために多くの食べ物をもってきてくれて食べさせてくれる。
まるでお姫様のようだと美貴は感じ、自分がニ○生で人気者になれたんだなと実感した。
食べてる間はファンの人達が二の腕、胸、お腹、太ももといった体中を触りつくし、ファンも楽しめ、美貴も触られて気持ちよくなるといった、
ウインウインの関係の中楽しくオフ会を過ごせた。
オフ会ではファンがたくさんの食べ物や洋服を差し入れてくれたりなどもしてくれた。
「みなさんこんにちわー。今日もたくさん食べますよー」
ファンから差し入れてもっらった特注のコスプレを着ながら放送を始めた。
「私ってホントに人気者だね!」
美貴はこうして人気者として今日も食べ続けて太っていくのであった...
美貴偏移
50kg⇒59kg⇒64kg⇒88kg⇒101kg⇒150kg
B82W61H84⇒B88W78H89⇒B88W89H89⇒B102W108H113⇒B102W123H113⇒B159W169H161
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以上です。
海外の動画サイトなどでは、自分の太っていく様子を動画で投稿してたりなど羨ましいと思いますね。
日本の女性でもこういったことをしてくれる人がでてきたらいいですね!
また新しいネタが浮かんだらSSを書こうと思います。
それではお目汚し失礼いたしました。
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乙です!
最初は、迷ってる感じだけどどんどん、
人気を得る快感で太る事に開き直ってゆくさまが、すごく良かったです。
日本は日本人があそこまで太る才覚がある人がまず中々いないですからね…
でてくるといいですね!
お疲れ様でした〜
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あけましておめでとうござます。
大きく肥大化した娘が布団で寝っ転がってる様子です。
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1625_1.jpg
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>>603
乙でしたー
本当に日本人ではその手の動画ってありませんよね、なんでだろう?
>>605
こちらも乙!
時期的に正月太りかなあと妄想しましたw
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過疎気味なのでSS投稿します。
遅筆ですがお付き合いいただければ
俺はパソコンのキーボードから手を離し、椅子の背もたれに背中を預けた。
湯上教授の講義の課題「タイムマシンの開発史」の締切は明日。
だが、レポートはほとんど白紙のままだ。
時間旅行部の活動を優先させて先週の講義をサボらなければよかったと今更ながら後悔するが後の祭りだった。
俺は隣の席の黒野を見た。
いつものように机にうず高く積み上げた専門書を読み込んでいる。
「なあ赤野、教授の課題で分からないところがあるんだけど、教えてくれないか?」
「たまには自分で考えたらどうだ」
「同じ大学3年生でも俺は黒野みたいに頭は良くないんだよ」
黒野の前にパソコンを持っていき、画面を見せた。
「タイムマシンが発明された年って分かるか?」
「そのくらい時空工学部に所属する大学生として常識だ。2025年」
「たった十数年前のことだったか。もっと昔のことだと思っていた」
「来年は卒業論文を書かなければならないんだぞ。ちゃんと勉強しているのか?」
「実は時間旅行部の活動が面白くてあんまり。ははは」
黒野は苦虫を思いっきり噛み潰したような顔をした。
「ああ、お前はタイムマシンで過去に飛んで遊ぶという不謹慎なサークルを主宰していたんだったな。
先週は白亜紀に行って恐竜見物をしたと聞いたが」
「ティラノザウルスの卵で目玉焼きを作ろうとしたら、親恐竜に見つかって追いかけられたぜ」
「そのような軽はずみな行動が歴史改変に繋がるんだぞ。タイムマシン安易に使うべきではない!」
「赤野は生真面目すぎるんだよ」
化粧っ気はないが端正な顔をしている。華奢だが胸はある。
しかし、堅物すぎて近寄る男は皆無。
学内の男子学生からは『鉄の女』と呼ばれている。
「そんなにカリカリするなよ。研究室の冷蔵庫にケーキがあるからそれでも食べて落ち着けよ」
「私は甘いものは苦手だ」
黒野はつかつかと自分の席に戻り、再び読書を始めた。
「あ、まだ聞きたいことがあるんだ。教えてくれよ」
「これ以上は自分で考えろ」
ツンと澄ました顔。本当にかわいくない奴だ。
-
翌日。
レポートは徹夜で何とか完成させた。
参考書やネットの引用を切り貼りした実に悲惨な内容だ。
評価は最低ランクで間違いないだろうが提出しないと単位が危ないから出さないわけにはいかない。
足取りも重く、湯上教授の講義が開かれる教室に入った。
席につくと時間旅行部の仲林に声をかけられた。
「何、疲れた顔してんだ」
「レポート書くのに徹夜してたんだよ。8時間以上机の前で唸ってた」
「お前のゼミには『鉄の女』がいるじゃん。あいつに頼めばすぐに完成できたんじゃねえの?」
「あいつが人に優しくものを教えると思うか?」
「あー、よく考えたらあり得ないな」
「冷たくあしらわれたんだぜ。「自分でやれ」だって」
「ツンツンしすぎなんだよな、彼女。美人だけど」
そう言うと彼は一枚の写真を取り出した。
「ほら、この間のミスコンの写真。『鉄の女』はむっつり顔だぜ」
覗き込むとビキニ姿の黒野が写っていた。
相変わらず不愛想だが、共に写っていた参加者の中ではスタイルは抜群。
腰なんか砂時計型にくびれている。
「これで愛敬があればな……」
仲林が言葉を継ごうとした時、教室の扉が開いて湯上教授が入室してきた。
湯上環教授は国内有数のタイムマシンの権威だ。
若干30歳ながら教授の座についている才媛。
「お喋りを止めて参考書を開いてくださいね。今日は122ページのバタフライ効果と歴史改変から始めます」
鞄からノートと参考書を取り出しページを開く。
が、徹夜明けの睡眠不足というのは侮ってはいけないもので。
開始10分で睡魔が毒牙を向いて来たのだ。
徐々に瞼が重くなってくる。
湯上教授の声が遠くの方で響いている。
「……すなわち、バタフライ効果とはタイムリープして過去に飛んだ時間旅行者の行為により、現在の事実が書き換えられてしまうことなの。
過去のわずかなズレが現在の状況にさざ波のように作用して、最終的に事実の復元は不可能になる。
バタフライ効果による意図しない歴史改変を防ぐために時間旅行者は過去の人物と絶対に接触してはならないの……」
湯上教授の言葉が右から左に通り抜ける。
俺の意識はゆっくりと眠りの世界に沈み込んでいく。
-
その時。
「こら、そこ!」
気が付くと湯上教授が俺を指さしていた。
「眠っていたわね。今、私が言ったことを言ってみなさい」
「え、えーと」
徹夜明けの頭は鉛が詰まっているかのように回転が鈍く。ごにょごにょと口ごもることしかできなかった。
その様子を彼女はじっと見つめていた。
「もう結構です」
淡々と講義に戻る教授。怒らせてしまったかもしれない。
「単位もらえないんじゃないの?」
「うるせえな」
横でニヤニヤと笑う仲林を俺は軽く小突いた。
チャイムが鳴って講義が終わる。
ノートを鞄にしまっていると仲林が尋ねた。
「このあと講義入ってる?」
「ん? いや、今日はこれで終わり」
「なら、今日もタイムマシンで時間旅行しようぜ。さっき湯上に怒られた口直しにな」
「いいねえ。今回はどの時代に跳ぶ?」
「んー、そうだな……」
仲林は講義の後片付けをしている湯上教授に目をやった。
「あの優しい先生がどんな子供だったのか確かめたくないか?」
確かに、それは興味がある。以外とやんちゃだったのかもしれないし。
「じゃあ、20年前か?」
「それだと幼すぎてつまらんな。湯上が中学生だった15年前にしよう」
15年前。俺達が小学生に入ったころだ。
「あの先生が通っていた中学校って分かるか?」
「彼女はSNSで公開していたはずだ。調べてみるよ」
俺達はサークル棟にある時間旅行部の部室に向かった。
つづきます。
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しえん
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乙ですww
過去改変ものは大好物なので楽しみですww
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支援ありがとうございます! 続きを投稿します
サークル棟の古びた階段を上がり、時間旅行部の部室の扉を開ける。
埃っぽい空気が流れてきて、軽く咳き込む。
「いい加減に掃除しなくちゃな」
隅々まで積み上げられた金属の部品。
事務机の上には散積したコンビニ弁当の容器。
読み捨てられたマンガ雑誌は床で茶色に変質している。
脂で汚れた窓から差し込む光は黄土色で、それがうら寂しい雰囲気を一層引き立てている。
その部屋の中央に鎮座しているのは我らがタイムマシン。
人間数人を収容できるカプセル型の容器の横に、時空回路が組み込まれた動力部が付いている。
大学の研究所から払い下げられた中古品だが十分に動く。
俺は事務机の上からコンビニ弁当の容器を払いのけ、パソコンを置いた。
電源を入れ、インターネットに接続する。
「湯上教授のSNSは……っと。あった、これだ」
「どこの中学校だ?」
「桜花学園。小中高一貫の超進学校だな」
「全国から優秀な子供が集まることで有名な学校か」
「おそらく校門には守衛がいるだろう。部外者は構内に入れてもらえないと思うぜ」
「それなら俺に考えがある」
仲林は不敵に笑った。
「学園祭の日にタイムリープするんだ。学園祭なら部外者も構内に入れるだろ?」
「相変わらず悪知恵だけは働くな」
俺は笑い返し、早速桜花学園のホームページにとんだ。
「どうやら毎年10月10日に学園祭が開催されているようだ」
「ならタイムリープ先はその日で決まりだな」
仲林は手慣れた様子でタイムマシンの動力を起動させ、時空回路にタイムリープする日付を入力した。
「転送端末を持っていくのを忘れるなよ」
「ちゃんとポケットに入れているよ。これがないと元の時代に戻れないからな」
ポケットの中にある携帯電話ほどの大きさの機器をしっかりと確認した。
「OKだ。後は転送カプセルの中に入るだけだな」
仲林に続き、俺はカプセル型容器の中に入った。
これまで時間旅行は何度も行っているが、未だにタイムリープする時は緊張する。
「10秒で転送が始まるからな。10……9……8……」
カプセルの底から青い光の粒子が溢れ出し、俺達を包み込む。
「5……4……3……」
視界がゆっくりと歪み始めた。
体中が氷で冷やされていく感覚がする。
手の先から体が半透明になっていく。
「2……1……!」
目の前が青白く輝いた後、俺の体は時空の海に沈んでいった。
-
目を開くとそこは何の変哲もない公園だった。
遊具に砂場。芝生広場の中央には街頭時計が立っている。
時間は11時ジャスト。
素早く転移端末で現在の年月日を確認する。
きちんと15年前の10月10日だった。タイムリープ成功。
「早速桜花学園に向かおうぜ」
事前に古い地図で目的地周辺の地理を把握している。ここから1kmくらい先だ。
俺達は公園から出て、市街地を歩き出した。
コンクリートでできた街並み。行きかうバイクや車。人々の服装。
多少センスが古い感じがするものの、あまり俺達の時代と変わらない風景だった。
「お、見ろよ。俺達がガキの頃流行っていた漫画だぜ。今じゃプレミアがついて手に入らないんだよな」
仲林は本屋の店頭に平積みされていた単行本を見てはしゃいでいる。
商店を冷やかしながら歩いている内に、目的の桜花学園にたどり着いた。
赤茶色のレンガ造りの巨大な校舎。敷地内を取り囲むように桜の木が植えられている。
校門の上には手作りの「第22回桜花学園学園祭」の看板。
その下を多数の老若男女が行きかっている。
人ごみに紛れて構内に入ると、クレープやイカ焼きの美味しそうな匂いが漂ってきた。
校舎へ続く道沿いに数十を超える出店が出来ており、コスプレした生徒達がお客を呼び込んでいる。
どちらを見ても人ばかり。
どうやらかなり規模が大きい学園祭のようだ。
この中から中学時代の湯上教授を探すのは骨が折れそうだ。
途方にくれていると「湯上さん」という声が耳に入った。
声は開けたスペースに設けられた休憩所から聞こえてきたらしい。
そこには、一人の太った女学生がベンチに座ってたこ焼きを頬張っていた。
傍らには何十個もあるプラスチック製の空容器。おそらくたこ焼きが入っていたと思われる。
その周りを数人の学生が囲んでいる。皆一様に呆れた様子だ。
囲んだ学生の一人が彼女に喋りかけた。
「湯上さん、これで30個目だよ。そろそろ体に悪いからもうやめようよ」
太った女学生は口にたこ焼きを含んだままのんびりと答えた。
「んぐ、これだけ食べ物をいっぱい食べられる機会なんて……ふぐっ。学園祭しかないし…はぐ、食べておかなきゃ損だ〜」
膨らんだお腹をさすりながら、彼女は食べることを止めない。
その真ん丸な顔には現代の湯上教授の面影があった。
俺はあさっての方向を探していた仲林に話しかけた。
「なあ、あれって……湯上教授じゃね?」
「ん?」
仲林も学生達の方を向き、目を凝らした。
「本当だ! 太ってて分かりにくいが湯上じゃねえか」
彼はにんまりと笑った。
「あいつ、昔はデブだったんだな。面白い、記念に写真とっておこうぜ」
懐からカメラを取り出し、シャッターを切った。
「いやー傑作だな。これで当分話の種には困らないぜ」
「現代に戻って湯上教授にこの写真を見せたらどうなるかな?」
「留年確定間違いないだろ」
-
談笑しながら歩いていると、不意にズボンを軽く引っ張られた。
足元を見ると、7、8歳くらいの少女が俺のズボンを掴んでいた。
色白の小さな子だ。
その子は目を潤ませて一言呟いた。
「迷子……」
「どうした? 親とはぐれたのか?」
子供はこくんと頷いた。
「何してんだ、さっさと行くぞ」
「仲林、この子迷子らしいんだ」
「俺達には関係ないだろ。放っておけよ」
「はあ? どうして?」
「いいから関わり合いになるな」
「薄情なやつだな」
「湯上が講義で言っていたこと忘れたのか!」
「こんな小さな子供を放置しておけるわけないだろ!」
俺達の言い合いに触発されたのか子供が泣き出した。
「ああ、ごめんごめん」
必死であやすが子供は泣き止まない。
「あ、そうだ。ちょっと待ってて」
俺は近くにあったチョコバナナ屋の屋台でチョコバナナを一本買った。
「はい、どうぞ」
子供に手渡す。
彼女は最初おそるおそるそれを眺めていたが、少しだけバナナの先端を齧った。
「美味しい……」
関を切ったようにチョコバナナに齧り付く。あっという間に一本平らげてしまった。
もう泣いてはいない。
「どうだ、美味しかっただろ?」
少女は俺にぴったりと体を寄せた。可愛い。
「それじゃ、仲林。俺はこの子を学園祭の運営委員会に連れていくから。迷子センターくらいあるだろう」
「あ、待て!」
子供の手を繋いで人ごみの中に消えていく俺の後ろ姿を見て、仲林はぼそりと呟いた。
「どうなっても知らねえぞ……」
つづきます。
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SS乙です!
今月から私も、29日にSSを上げさせて頂きたいと思いますm(__)m
今回は前編?1章?といった感じですが、肥満化要素は一応あるのでご安心下さい。
内容はぽちゃ子イメージになっていますが、各々想像しやすいよう見た目の描写はありません。手抜き?聞こえません。
「後で事務室に来てくれるか。」
「は、はいっ。わかりました…。」
返事をすると、しょんぼりと肩を落として少女は楽屋に歩いて向かう。
彼女はグラッソプロダクションに所属するアイドルだが、2年程活動しているものの、まだまだ下積み仕事ばかりである。
同期で所属したソニ子(芸名)は、すでに名前が売れて世の中に知らない人はいないほどである一方、彼女はその控えめな性格が災いしてか、全く売れていなかった。
「また何か怒られちゃうのかな…。今日も緊張しちゃってトーク失敗したし…。はぁ…。」
今日はアイドルファン向けの番組の雛壇に出演したのだが、見事にスベってしまった。おそらくオンエアはされないだろう。
私服に着替え終わると、彼女は憂鬱な気分でプロデューサーの待つ事務室へと向かった。
「失礼しま〜す…。」
ノックをして部屋へと入ると、予想通りの諦めの表情を浮かべたプロデューサーがデスクについていた。
「ああ、来たな。まぁ座って。」
プロデューサーは隣の空いた席を彼女に促した。
「はい…。失礼します。」
申し訳ない気持ちでいっぱいの彼女は、身体をすくめてチョコンと席についた。
「単刀直入に聞くけど、アイドル続ける気…あるよな?」
「あ、ありますよ!続けたいです!」
想像していた問答より厳しく、彼女はいきなり泣きそうになりながらも必死に答えた。やる気が無いわけではないのだ。精一杯頑張ってはいるのだから、そんな質問は心外である。
「そうか。悪かった。お前の努力はもちろん知っているし、今一度確認したかっただけなんだ。」
「……。」
努力は認められているのだが、売れていないというのが現状である。
ましてその状態で2年も過ぎてしまった。そろそろ打開しないと、解雇もあり得る。
「そこでお前に相談なんだが…、う〜ん…。」
どうしたものか、とプロデューサーは言い出してから考え込んでしまった。
「……?なんでしょう…。」
ちょっとの間考えていたプロデューサーだが、不安そうな彼女の顔を見ると、溜め息をついて話を始めた。
「お前、アイドルになれるならなんでもする覚悟はあるか?」
「も、もちろんです!私頑張りますっ!」
「本当に…なんでもやるか?」
「はい!ここに在籍していられるなら!…なんでも!」
そう答えたのと同時に、すぐ後ろから
「では契約成立ですねぇ。」
という声がすると共に、首筋に鋭い痛みを感じた。
「痛っ…!」
途端に彼女は全身に力が入らなくなり、イスから崩れ落ちた。
意識が遠のき、視界が闇に染まる。
「おい!手荒な真似はするなと言っただろう!大事なアイドルなんだぞ!!」
激昂したプロデューサーの声が闇に響く。
大事なアイドル。その言葉にまた泣きたくなるが、その前に彼女は意識を完全に手放してしまった。
-
「こ、ここは…。」
目を覚ますと、水着を着せられて天井以外全面鏡張りの奇妙な部屋に寝かされていた。
見た感じドアも窓も無いが、天井には通気孔のような物が付けられている。
「さぁ!お待たせしました!我が社の新開発の薬品である、G-Kの効能実演に移りたいと思います。」
起き抜けの上に何が何だかわからず、彼女がぼ〜っとしていると外からそんな声が壁の外から聞こえてきてビクッとする。
どうやら壁は薄いらしい。
「今回被検体を申し出てくれたのはこの女性であります。アイドル志望との事ですので、何卒皆様のご助力を!」
「披検体って、え…?」
「お〜い。ぽちゃ子ちゃん聞こえる?」
その時マイクの声が室内向けになって聞こえてきた。
「…?私?」
「そうそう。聞こえてるね。ぽちゃ子ってのは、これからの君の芸名ね。」
「え…、ぽちゃって…。私そんな。」
そういって彼女は体を見回すが、どこにも無駄な肉はついていない。
一般的に言っても細い、アイドルの体型だ。
「ん〜。ま、実験始まればわかると思うよ。実験中、君は特に何もしなくていいから楽にしててよ。」
「は、はぁ…。」
事態についていけず、とりあえず彼女はその場に座る事にした。
「ちなみにこの鏡マジックミラーになってて、全方向からお客さんが君をみてるから失礼のないようにね!」
「えぇ!?…わ、わかりました…。」
彼女もアイドルの端くれではある。水着のグラビアも経験しているため、その辺りの承諾は早い。
「それではお待たせしました。実験を開始します。」
会場に向けてだろう、アナウンスが入るのと同時に通気孔から黄色い液体が流れこみ始めた。
「え…、ヤダっ!なにこれ!」
どんどん流れこむ液体から逃げて、壁際に移動するものの、勢いが凄まじく、あっという間に床一面に液体が溜まってしまった。
「…冷たくもない…。なんか変な感じ…。」
まだ、歩くとピチャピチャ音を立てる程度しか溜まってないものの、この様子ではすぐにプールのようになってしまいそうだ。
「これ…、天井まで溜まるなんて事ないよね…。」
披検体ということは、この薬(?)の効果を見るための物であるはずだ。
溺れさせるなら水でも出来る。
「大丈夫大丈夫。お腹のあたりまでは来るけどね〜。」
またあの声がする。
「あの、この薬って…!……?」
言葉と同時に一歩前に踏み出すと、お尻や太ももがぷるっと揺れたように感じ、彼女は言葉に詰まった。
「あ…あれ…?」
「うん。君感度高いみたいだね。よしよし。じゃあ引き続きじっとしててね!」
「あ、あの…!…何なのよもう…。」
あまり濡れたくはないので、彼女は立ったまま壁に寄りかかって溜まっていく液体をみつめていた。
-
液体が溜まり始めて30分程立ち、男がさっき言っていた通り、彼女のウエストあたりまで溜まったところで液体の流入が止まった。
「うぐ…っ!薬の…効果って…、この事だったの……?」
結局彼女は言われた通りにじっとしていたのだが、それも10分くらい前までの話である。
今は部屋の角で寄りかかり、なんとか立っている状態だ。
彼女の体は30分前とくらべ、同一人物かわからないくらいに肥満していた。
足の甲から太ももの付け根までみっちりと肉が詰まった足は、肉の塊のような上半身を一見支えられそうではあるが、中身はほとんど脂肪である。
支える力などあるはずも無く、こうして壁に寄りかかっていてもブルブルと震えてしまい、このまま肥満化が進行すればいずれ、立っていられなくなるだろう。
そんな脚に支えられている上半身は、まるで水を入れた袋のごとくだっぷりと前面に垂れ下がる段の厚い二段腹とその上に座す巨大な胸が黄色い液体に浸かり、肌色の山のようになっていた。
彼女の視点からはもはや広大に突き出た腹とそれに乗る胸とで、視界の半分が埋まっていた。
計算されているのかはわからないが水着は破けていない。
「う…うぶぅ…。ふぅ…ふぅ…。」
腹につく脂肪によって圧迫されていく肺と、あまりの体の重さに、呼吸が荒くなっていく。
顔にもどんどん肉が着いていき、両頬はパンパンに膨らみ、目を細めている。
「た、助…けて…。はぁ……ふぅ………。も……ダ……メ…。」
増え続ける体重に、ついに彼女はズルズルと壁に背肉をこすりつけながらどしーん!!とその巨尻を床につけた。
「いかがでしょうか皆様!これがG-Kの効き目でございます!現在披検体の体重は160キロを越えたところですので、10分につき約40キロといったところでしょうか。薄めて使えば様々な用途に使えるかと思います。ご購入のさいは是非ご連絡を。」
今回はここまでとなります。
アイドル活動編は強制要素薄くなりますが来月の29日に上げさせて頂きます。
-
>>617さん、お疲れ様です。
29の日ですので、いつもの駄文をどうぞ。
ttp://www1.axfc.net/u/3157318.zip
pass:himanka
-
>>614
乙です、すごく続きが気になるけど…ちょっとひとつこんがらかったので。
>>607で「黒野」と「赤野」がごっちゃになってないでしょうか?
>>617
こちらも乙です
衆人環視の状況での肥満化はいいですね!
>>618
こちらもまたまた乙です
どれもいいけど余裕の引き算が特に面白かったです!自堕落になったことを自嘲する描写がツボでした。
-
>>619
ご指摘ありがとうございます。
投稿時に校正するのを忘れておりました。
誤)赤野→正)黒野 です。
-
>>618
毎月安定して投下できるのが本当に凄い…
もう軽く1年以上は続いてますよね?
-
月末で一気に投下が来て大変満腹だぜ!
-
連続投稿失礼させて頂きます!
題名 行方不明の加奈さん
1
ここに1人の女性の写真がある
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1626_1.jpg
名前は畠山加奈という。
私はこの女性を捜すように頼まれた後藤という者で
主に人探しや不倫調査の等の探偵をやっている人間だ。
彼女は実家を出てから一年間は音信が合ったものの
それから音信が途絶えちょうど一年になるという
彼女が住んでいたアパートに親は行ってみたが既にもぬけの殻だった。
しかし3ヶ月前から家に彼女の名でお金が届くようになったという
差し出し不明で届くので探す方法もわからず、そこで依頼がきたという次第だ。
少し手間がかかりそうだが多少はやりがいがありそうだ。
-
2
探偵が探す事になった1年前
私の名前は畠山加奈、ある理由でとある所に軟禁状態に置かれている
ただ軟禁状態と言うが、半分は自分の意志でここに入ったも同然だ。
私は一ヶ月前、私を軟禁しているとある金融会社にある担保で借金をした
株を趣味でやっていて、少しの成功で調子に乗ってある企業の株を大量に買い占めたのだが
株が暴落し結果的に650万円の借金をしてしまった。
そこで返済に苦慮している時にその金融を見つけたのだ。
それはお金を貸す替わりに担保としてお金を貸した分だけ体重を増やしてもらうという金融だった
世界中のそれなりの資産家達が自分達の楽しみのために作ったとの噂がある金融で
100kg以上太る程借りるお方のみお貸しするという条件でお金を貸してくれる金融だった
太ってしまう事に抵抗が無い訳ではないが、650万円の借金を抱えているよりは
100kg以上の体に一時的にでもなった方がましだ。
私は思い切ってこの会社のドアを叩く事にした。
-
3
130kg
これが私が太らなければいけない重さだった。1kgにつき5万円である。
しかし一つだけ太る事を回避する条件を教えてくれた
それは「一ヶ月以内にご返済なされれば、太らなくても大丈夫なのでご返済が可能でしたら覚えておきますように」
という事だった。
650万円が手元にある今、借金を完全返済する事ができたが私にはその時違う考えが浮かんでいたのだった。
-
4
「どうすればいいんだろう…」
三週間後、私はついにやってしまった…
650万円を元手に、お金を増やそうとした結果、最終的にさらに1600万近い借金を抱えてしまった
借りてから始めの一週間で650万が蒸発した後、どうにかして一発逆転を賭けたい一心で色々な場所からお金を借りたあげく
ここまで膨れ上がってしまったのだ…
「わ、私は悪くないっ!悪くないのっ!そ、そうだ逃げちゃおう逃げようっ」
そう考えた時に、突然ドアの呼び鈴が鳴った。
「すいません、金融のものですが」
居留守を使おうと考えたが、私はこの金融にお金を貸されたとき
小型のGPSを一時的に埋め込まれてたのを思い出して居留守を使うのをやめた、そうだったGPSを埋め込まれてるんだ。これじゃあ逃げられないね…
「はい、今開けます」
「失礼致します。突然で申し訳ないのですが、畠山加奈さんの現在の資産状況を考えまして身柄を預かる事になりました。本人を疑う訳ではないのですが
お金を借りた後にまた借金をして雲隠れしようとする人達も多いので念のためなのです。我々もただでお貸ししてる訳ではないので」
「…」
「その代わり身柄を預かる間は、不自由ない生活を送れるよう配慮致しますのでよろしくお願いします」
「…わかりました。」
-
5
「ここが寝室になります、何かございましたらそこのボタンを押してください」
ホテルの一室のような部屋に入れられた。どうやらここがお金を借りる時に説明で聞いていた肥大するための施設のようだ。
ここで一週間待つ事になる。一週間経てば肥大する為の下地として訓練をする事になる。
ネットで書かれていたが、訓練の後に何かの薬剤で一日で太らされるらしい。
その後、非常に重い体重になる者はリハビリののちに企業御用達の場所で
肥満体を生かして働くのだとか。
「たしか…契約書に…」
鞄に入れてある契約書を取り出してある項目を探す。
私が探そうとしたもの。それは何kg以上はリハビリののちに企業御用達の場所で働く事になるかという事が書かれてある項目だった
「あった…」
そこには体重が250kg以上肥大する方は私生活が送れるようになるまでリハビリそして生活の介護を手厚くしてくれるという内容が書いてあった。
動けなくなるくらい太るお方は企業としては一生を尽くす形で介護するとまで書いてある。
私は、どうすれば良いか。このまま130kg太って1600万円の借金を抱えるか
それとも借金を帳消ししてさらに380kg太って手厚く介護されリハビリをして肥満体を生かして働くか…
それから悩んで彼女は結論を出したのだった。
-
6
「畠山さん本当によろしいのですね?」
「はい+380kg太らせてください…」
「わかりました。お金の方は畠山様がお借りになられたところへこちらが責任を持って返済させて頂きます」
「なにもかも任せてしまってすいません…」
「いえいえ、きちんと肥大なさってもらうのですし、こちらとしても畠山様の身柄を預かる以上
果たすべき責任は果たさなければなりませんので。
では合計体重510kgということでよろしくおねがいします」
「はい…」
担当の人が出て行くと同時に「はぁ」と溜め息をつく。
私としては、もうどうせなら自業自得だし何もかも返済して中途半端に太ってその体で働くより
思い切って太って介護されてきちんとその体向けの職業が提供される方がいいんじゃないかと思ったのだ。
どんな職業か聞くと接客系らしく、そこもきちんと私達に対しては手厚いという。
550kg以上になるというのは想像もつかないが、歩けないのではないだろうかと思ってしまう。
「きっと…人間みたいな形じゃあ無くなっちゃうんじゃないのかな…」
虚ろな気持ちでただぼんやりとそう呟いてキングベットに横たわるうちに彼女は寝てしまうのだった。
-
7
あれから一ヶ月が経った。
時折、他に入居してる同世代の子に会ったり、肥大前の訓練を行なうコーチに聞いてわかったことだが、
どうやら500kg以上太る予定がある人間と言うのは
数年に一度でるかでないかの逸材らしい、凄く借金がある人は大抵200~250kg太って、
御用達の場所で働いてお金を返済するというプランを皆立てていた。
私は私でそれを聞いてむしろ後悔せず安堵した。それだけ希少価値が高くなるなら保護も手厚くなるはずだからだ。
この一ヶ月間の訓練は、太った時の立ち方や、ベストなお尻の動かし方やお腹の良い垂らし方、私生活の問題点を学んだりした
実際に肥大した人が来てくれた方がわかりやすかったが、
精神面的にあまり太らされる方は強制肥大した人と合わない方が良いだろうという判断なのらしい
ただ太ったあとのリハビリでは肥大した女性も実際にコーチとして付き添ってリハビリする。
運動面では足を大股で開けて、走ったり歩いたりする訓練や腹筋背筋を主にした運動だった。残りはプールで歩いたり泳ぐ事を一日中行なった。
どの運動も共通して腹筋と背筋を除けば、肥大後もできる動作なので、精神的にも肉体的にも動作として先に慣らすということだった。
他に気付いた事と言えばなるべく入居者同士は別時間行動をとるように時間配置されるらしく中々合う事が無い。
特に肥大化した人達とは施設の利用時間が完全に異なっているようだ。
後は施設の廊下には全て手すりがついており階段も全てエレベーターが横についていて尚かつでかく、トイレも自分が小人かと錯覚するほどでかい
肥大後の生活を考え見れば徹底したバリアフリーが施されていた。
訓練のおかげで大分体も引き締まり、健康面では入居前よりかなり良くなった。
しかしそれも明日に激変する。
明日が私の太る日なのだ
今の体重が45kgなのでそこに510kg。約13倍の体重が加算されるのだ。
明日は聞いた所によると会社の重役が見に来るらしい、それだけ強烈な肥満化となるのだろう。
「覚悟はもうきめたんだけどなぁ」
目の前の全面鏡でまじまじと自分の体を見つめてつぶやく。
「でもこれが私が私として選んだ選択なんだもの…太ろう…」
-
8
当日私は、空間が広く床がやわらかい素材でできている部屋に移された。
目の前にはおそらくマジックミラーでできていると思われる鏡が配置されていた
「これから肥大用の薬剤を注入しますが、1分もしないうちに効果が現れてくるはずです。
先程注入した皮膚を伸ばしやすくやわらかくする液剤のおかげで皮膚が伸びても痛くはならないので、その他の部位に関しましても
ひっぱられる感触はあっても痛みは感じないと思いますのでそこの部分は心配しないでくださいね」
「は、はい」
「あと、なるべく限界まで立って欲しいとのことでぎりぎりまで立って頂けるようお願いします。
おもいきり尻餅をついても平気な構造の床なので
限界が来たら座るというよりは…まぁなんですが、倒れてください」
「ぁ、はい」
「ちょっとチクッとしますからね〜」
針が付いているチューブは壁に繋がっていておそらく向こう側の部屋にタンクか何かあるんだと思った
チューブを腕に固定したとたん職員はそそくさと退出し裸の私1人だけがこの空間に残された。
-
9
「きっ、きたっ」
昨日までは多少はくびれていたウェストにむちむちと脂肪がついていた、お腹が少しづつだがぽっこりとかわいらしくだが出始め
これから巨大になる予定のお腹周りを支えんとするばかりに太ももの幅もさっきより一回り程大きい
お尻も触ってみると球体上にでかくなりつつあるのがわかった。
(うう…ちょっぴりとだけど大きなってきてる)
「現在55kg」
機械のアナウンスが響いた
肥大から5分後
「よ、よいしょっとっ」
少しバランスが崩れそうになったので体の向きを立て直す
すでに太ももには隙間も無くみっちりと脂肪で埋まりはじめている。お尻も先程に比べれば二倍程は膨れ少し腰の肉を圧迫しはじめていた
お腹は、ぎりぎり陰部を隠さないほどに垂れつつも前々と成長しており、触ると薬の影響だろうか凄くもちもち仕始めていた
胸はサッカーボール程に大きくなり、爆乳と言っても良いぐらいだ。張りもあってまだ全然形は保っている
顔は少し気になるがうっすらと二重顎が形成されはじめていた
(なんだか太る速度が早くなってきてるっ…!)
「現在98kg」
(あと、もう少しで100kg、いやだぁ)
肥大から15分後
「はぁっ、はぁっ」
顔にでっぷりと肉がついたのが感覚でもわかるし鏡でもわかる。目が肉で圧迫されはじめていた。
顎は完全に二重顎になり首も顎と頬が一緒になろうとするのが感覚でわかった。
二の腕は胸のラインまで垂れ下がり、腕の動きを阻害しはじめていた。そんな腕でお尻を触ってみると横へ横へよ弾力を保ったまま膨れ上がるのがわかった
胸は既に垂れ下がりつつあった。大きな胸なんだけどなんだかスライムのようになってきたような…
そんな胸を頑張って押し上げるお腹は大きなおへそを垂らしながらも前々とずぶずぶとでかくなりつつあった
足は言う間もなく大きい、さっきからはもう足を少しずつ開けなければ立つが厳しくなってきてしまった
「ん〜っ、お、重いっ」
またお尻が重くなった、どんどん垂れはじめてきて重くなっていた
-
10
「現在212kg」
(あ、あと半分と少しっ)
肥大から30分
「も、もう太らせないでぇーっ、うぅぅ…」
鏡に映るその姿を見てつい彼女は叫んでしまった。
先程ついに400kgの大台を越した。200kgの状態などまだ今の彼女からしたらかわいげがあるように感じられた
お腹が少し屈むだけでお尻のようになったおへそに床が付く。お腹はごわごわのぶよんぶよんで尚かつ巨大だった
150cm強の彼女の体には不釣り合いな程そのお腹は大きく大人を2、3人は生めそうだった。
胸は完全につきたてのおもちのように垂れ下がりお腹の真ん中を境にして左右にデロンっ!と垂れ下がっていた
腹エプロンに胸エプロンを支えるその足はもはや完全に股を開かないと動かせない程までに肉で埋まり、
ドラム缶という表現等生温い程に大きくやわらかくなっていた
二の腕は胸肉に圧迫されふとましくなった腕そのものが稼働率を低下させて痩せている頃の半分程度しか自由に動かせなくなってしまっていた。
ただ動かせなくなったと言っても胸より上は比較的自由に動かせるためのっそりと垂れたへそを床に押し付けて前屈みにしてみたり生活の中で
工夫すればまだまだ生活出来る程度に使える。
顔は完全に顎も頬も首も一体化して、肉がたゆんで顔面を圧迫していた、口は常に圧迫されまるでハムスターのようなほおになっていて
常に圧迫されたほおから息づかいをしている。
鏡には体の正面から見て尻を腹の横から突き出してるスライムキングみたいな顔をした何かが涙を流しそうになっていながら歯を食いしばって立っていた。
「現在427kg」
鏡のむこうでは見物人が「お腹がチャーミングだ」なんてつぶやいてるとはつゆ知らず、汗水垂らしてお尻を震わしながらガラスの向こうで立っている加奈がいた。
肥大から33分
「きゃあああああああああっ!」
ついに尻餅を付いてしまった,
大きくなったお尻とやわらかい床が相まって、衝撃は少なかったが、尻餅をついたことでお腹はより前方に強調され
胸は左右に垂れ下がり、顔は肉がせり上がり暑苦しさが強調される姿になった。
「た、立てない、立てないよぅ…」
腕をばたばたさせるしかなくなった彼女だったが順調に体重は増えつつあった
足の太ももはすでに腹肉で埋まっていたが、肉が順調についてるのだけは腹肉が太ももに押されてせり上がってきたので認識する事が出来た
「現在452kg」
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11
肥大から45分
「加奈さん!お疲れ様でした!」
「ふぇ…終わった?」
「良い感じにふとましくなりましたね、今は立つのが難しいと思いますので係員がお手伝いしますね」
「は、はぃ」
彼女の体重は無事に増え、少し予定より増え気味の562kgになる事が出来た。
係員が5人ががりで立つのを手伝いようやく立ち上がることができた
立ってみるとその姿は圧巻であった
特徴的なのはやはりお腹で、まるで人1人を上から包む事ができそうなくらいに垂れ下がり、溢れ出る汗が
これがまたお尻のようにヘソからくっきりと割れたお腹の線にしたがって垂れ落ちて行く。
そのお腹を支える足はお腹でその大半が見えなくなっていたが、太ももの肉も段をつらねて下へ垂れ下がり
彼女が満足に歩く事を阻害しているようだった。しかしなんとかおもいっきり股を開けば、よちよちとは歩けそうだった
胸は見事に垂れていたがまだ若い事もあってか多少は厚みがある垂れ方になっていた
彼女が係員に抱えられながら歩く度に、お腹と共にゆっさゆっさと揺れておりそれが彼女にとっても凄く恥ずかしそうであった。
腕も立派にボンレスハムのような形になっており二の腕は胸と同化してもおかしく無い程に垂れていた
「せーの、よいしょっ、よいしょっ」
掛け声とも共に彼女も肉で埋もれた顔を紅潮させながら前へ一歩一歩己の重みを感じながら前進する
歩くと三人がけのソファのように大きくなった巨大で潰れた餅のような形のしりがぶるんぶるんたゆんでいる
「す、すいません、わたしの体を覆う布を持ってきてもらっていいですか?」
元の声が思い出せないくらい声は低くなっていた。
「ふぅ、ふぅ、顔の肉、ふひぃ〜…す、すごいなぁ…」
他人事のようにしか思えなかったが、目の前の鏡に映るその顔はまさに全てが肉で圧迫され、
頬は持ち上げればスイカのような大きさの肉左右についてるだろうし
顎もどーんと、かつて胸があった位置まで垂れ下がっる。
その顎を持ち上げんとするばかりに膨れ上がって段を連ねた首が顔と一体化して、巨大な肉顔を作っていた。
(これが新しい私なんだね…ぅう)
-
12
10分かかった道のりを1時間かけてようやく自分の部屋に帰ってきた加奈は
なんとかベッドに足を大股に開けて真ん中に腹肉を垂らしながら寝る事が出来た。
かつてキングサイズの大きさだったベットも今ではちょうど良いぐらいだ。
(顔が熱いよ〜お肉の間が熱いよ〜)
「そうだエアコンを付けよう」
「よいしょっ、ふぅふぅ、んーっ!!!!」
ベッドから慣れない動作でお尻を左右に揺らしながら方向転換し
床にお腹を垂らしながらようやく立ち、壁についている手すりを両手でもって必死に足とお尻を揺らしながら
壁沿いを歩いて行くとやっと壁に付いているスイッチに辿り着く事が出来た
(ボタンがうまく押せないなぁ)
ようやくボタンを押し終わると帰路につくことができたが、自分の体の至る所が揺れる感覚はまだまだ慣れそうになれなかった。
「でもこれで借金もなくなったし、後は頑張って生活するだけね…」
膨れ上がった顔を手でたぷたぷしながらこれからの生活の事を思案する彼女だった。
未来が明るいかはわからなかったが、半年後、なかなかいない体重の人間として訓練は難渋したが
無事にリハビリを終え、最終日は体をでろんでろんに揺らしながら
訓練所の300kg近いコーチに見送られて日常生活に戻り会社御用達の仕事に着く事になった。
生活には戻ったものの今の自分の体の恥ずかしさからか生活は違う場所に移し名義も替えた。
いつまでもそうしようとは思わないがやはり知り合いにこの体は気持ちに折り合いがつくまで見せたく無かったのだ。
ただ名義を変えたといっても住民の登録名は本名のため結果的に見つかった。
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13
もし正解ならここが彼女の家のはずだ…
畠山加奈さんのご両親に捜索を頼まれて早2週間
もしかしたら住んでいるかもしれない場所を特定して、今ようやく訪ねてきている所だ
(それにしてもやけに幅の広いマンションだ)
「はぁ、はぁ、あの〜私の家に何か用ですか」
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そこいた女性は相撲取りも真っ青であろう体格の女性だった
至る所から汗がでており、歩くのもつらいのだろう、杖を片手に持っている
お腹が非常に垂れていて今にも床に着きそうだった
肉に埋もれてる顔が汗でひかり妙な色気をだしていた。少なくとも私には色っぽかった。
「あ、すいません私、後藤という者で探偵をやっています、こちらに畠山加奈さんという方がお住みに?」
ただ立っているのつらいのだろう、顔を歪ませながらも、温かい笑顔を作って彼女は言った
「そ、その…実は、畠山加奈は私の本名です、はぁっはぁ…す、すいません、わけは話しますから家の中でいいですか、座りたくて」
「あぁ、ご迷惑をかけてすいません」
「いえ…、ふぅ、ちょっとどいてくださいね」
一般的なマンションのドアより大きいドアだが彼女にとっては窮屈みたいだ
体を横にしてお腹をドアに擦りながらなんとか入って行った。
「ふひぃ〜、どうぞお上がりください」
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14
「…ってことがあったんです。もしできればなんですがまだ お、お母さんとお父さんにはこの体の事は内緒にしておいてください
いずれ絶対に自分から伝えますから。今はちょっと会えないと」
「あっ飲み物のおかわり持ってきますね」
そういうと「よいしょっ」と杖を使って立ち上がり杖をお尻に付け直すと足を
リズミカルによちよちと揺らしながら台所に向かった
お尻が終始揺れていて目のやり場にはちょっと困る
こちらの視線に気付いたようで
「お尻がでかくて不自由がないかとか思ってたんじゃないですか?」と笑って言ってくる
コーヒーとお菓子を持ってくると、足をがに股に開けてへそがまるだしのお腹からゆっくり降ろして座る
「はぁ、はぁ、この体形の生活も慣れればなんとか、はぁ、なりますよ〜おしりもですけどね」
「歩くとき杖つかなくても大丈夫なんですね」
「い、いや〜家の中と職場くらいのものです。杖をつかなくても、ふぅ、済むのは。
100m以上歩く時は使わなきゃきついですね。この間までは家の中も杖をついてましたから」
「なるほど〜」
「そういえばなんですが、今は一体どんな仕事に就いていらっしゃるんですか?」
「もし、その…なんですが…後藤さんが良ければ来てもいいですよ、今日は予約はないですし…」
大きなカップでコーヒーをすすりながら話す
「予約が必要なんですか?」
「はい、必要なんです。会員証も必要なんですがそこは私が融通しておきますね。
後一つだけお聞きしたいのですけど」
「なんです?」
「太った女の子は大丈夫ですか?」
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15
もちろんだった
もちろんと言ったとき、彼女も、「あっやっぱりそうなんですか良かったぁ」
と言っていた。とてつもなく太った人間を前にするとその体形に対してやはり好む好まないがそれなりにでてくるのだそうだ
「多分、楽しんでもらえると思います」と加奈さんは言っていたが
「お、ここだな」外装はちゃんとしたホテルという感じだが中はどうなのだろう
中に入って受付に予約をしてきたことと、加奈さんのツテだと言うとすんなり奥にあるホール案内してくれた
「お、お待たせしましたレイナと申しますっ」
そこにはバニー姿になった加奈さんがおしりをこちらに向けて立っていた。
お尻をプニプニと手で揺らしたかと思うと
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「ほ、本店は触る事は自由ですのでご自由にお触りくださいっ」
「か、かなさん」
自分がついそういってしまうと
お腹を揺らしながら近づいてきて必死に、にっこりしながらこういった
「個室に入ったらその名でもいいですけど、今はだめですよ〜」
「では案内しますね、ついてきてください」
ホールから出てすぐ近くの通路にある大型エレベーターにまず乗った
「はぁっはあっ、ふぅ〜最上階に行きますね〜」
上がる最中にエレベーター内で体におしりを押し付けられてきたが、これもサービスの一環らしい
最上階に着くと、息も絶え絶えに先程より大股でよちよちと必死に
本当は揺らしたく無いであろうお尻と正面のお腹そして胸を揺らしながらドアまで案内する
「ふぅ、ふぅ、ここの部屋です。どうぞ席へ」
中はベッドとソファが置いてあり奥にはまた違う部屋に通じるドアがある部屋だった。
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16
「ここはどういう店なの加奈さん」
「ただ触る事だけは許されてる超肥満バニーが接待するお店ですね、趣味的に健全じゃないかもしれないですけど
性交渉的な意味ではすごく健全ですよ」
「そこのベッドは?」
「私達が布団になるための装置なんです。もしくは逆でもいいんですけどね」
「それはまたすごくそそられる趣向だ」
少しの間雑談したあとお酒を少しばかり飲み
メニュー表を見ていると気になる項目があった
「ねえ加奈さん、この肉風呂って何?」
「それはですね、私専用のメニューなんです」
「やってみますか?オプション10万ですけど?」
「まいったなぁ〜今お金をそんなに持ち合わせてないし…」
「今日は特別サービスでいいですよ、基本私達の任意で任せられてるんで、どこまで払ってもらうかは」
「じゃあいきましょうか、ふんっ」
杖を使って立ち上がる
のっそりと電話が置いてある所までいき、何か電話で頼んでいるようだった
「肉風呂は二人だけじゃできないんです、他のバニーさんが必要ってことじゃないですよ〜」
「さぁこちらです」
目の前には船というか箱をまっぷたつに分けたようなものがあった
「じゃあ後藤さん…その、これはあまり見えないですけど風呂になるので洋服を脱いで頂きませんか?
パンツは脱がなくていいです。」
「後、私も脱ぎますので…失礼しますね♥」
そういうとバニーの衣装を脱ぎはじめた
服を脱いだら脱いだでやっぱすごい体してるんだな
レオタードは脱げたようだが、他の部分で苦慮してるようだ
「す、すいません、ふぅ、ストッキングを脱ぐの手伝ってもらっていいですか」
そういうとお腹を少し持ち上げて言った
「はぁ、はぁっ、足についてるストッキングを外すのお願いします」
-
17
ようやくストッキングを外し彼女の堂々たる裸体があらわになった
二の腕も太もも、そして真ん中に垂れ下がる腹、どこを見ても実にエロい
「そういえば、乙女に聞くのはなんですけど今の体重は?」
「気になりますよね〜実は今603kgなんです。昔なら泣きたくなっちゃいましたけど
今の生活は慣れたらそれなりに良いんで、職業的には嬉しいです。ちなみに次に体重がある人は437kgなんですよ」
「じゃあここだと」
「一番なんです、あ、来たようですね」
来たのはバニーの姿をしていない普通体形の女性店員だった顔は黒子みたいに隠している
「相手も顔は視認できない作りになってるんですよ〜」と加奈さん
ゆっくりと慎重にお尻から箱の中に加奈は入りはじめた
「んふ〜まだフィットするわね、あ、後藤さんはそっちの箱に座って」
もう一方の箱だな、よし
自分がするや否や女性店員が自分の箱の方をゆっくりと押しはじめた
そして
ぶにょっ!
加奈さんのお腹がおもいっきり当たった
「あ、後藤さん窒息しないよううまく肉を掻き分けてくださいね〜」
自分が苦慮しているうちに女性店員さんは加奈の腹肉をベルトで縛りはじめた
そうすると自分の背中のほうも加奈のお腹で包まれた
気付けば胸の間にはとっくりとおちょこが置かれ、自分の頭にはタオルが乗せられていた。
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18
「に、肉加減はどうですか?」
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「いやぁ、良い肉湯です!」
「よかったぁ〜」
姿勢的に顔がすごく肉で圧迫されてるようだったがすごく幸せそうな顔を加奈はしていた。
「寒かったら言ってくださいね温めますから」
「どうやるんですか?」
「こうやるんですっ」
そういうと加奈は大きな腕を上げたり下げたりしはじめた
「はぁっ、はぁっ、こ、こうやると私の体の体質上凄く体が暖かくなってくるんですよ。ふひぃ〜」
「そっか〜加奈さんはすごいなぁ」
「そ、そうですか凄いですか!ちょっと涙でてきちゃった」
「前よりこんな体になった方が、性癖的な問題もあるんでしょうけど、みんな嬉しい顔をしてくれて
昔の自分は迷惑ばっかかけていたので、なんだかそういう感じに言われる度にうれしくなっちゃうんです。」
「そうだったんだね〜じゃあ今日は色々と今後について話そうよ、お父様とお母様の事に関しても一晩この状態でね」
「はい、私もそう思ってました!」
にこりと笑顔で笑う彼女を見ていたら心の底では体に対してまだ否定的な部分を持ってるのだろうけど
この体だからこそ得た幸福をかみしめているようだった。
-
19
あれから半年、彼女は更に体重が増えて、いまでは620kgだ
筋肉をつける薬剤を接種して、毎日あの体で2kmは歩いているからまったくもって健康と言えるだろう
実は半年前からあのバニー館に加奈さん目当てで行くようになり、良いお付き合いをしてもらってる
バニー中の仕事と言う意味でも私生活であってる最中でも。
そう私達はあれから付き合っている
始めは探偵という仕事のから始まった関係だったがいまでは仕事と関係なく会っている
自分の車のサンバイザーの部分に貼ってある写真は近頃旅行に行った時に撮った彼女の写真だ。
おそろいのミサンガを付けている
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仕事のとき暇になるとつい見てしまう。
最近は、そろそろ一緒に住んでもらっても良いですかと言われてしまった。
今日は一緒に住もうって言うつもりで今、車でバニーさんの所へ向かっている
これからが色々と、加奈さんの家族との関係でも自分と加奈さんの生活でも大変になって行くかもしれないけど
凄く楽しみにしている
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20
「あっ今日も増えてる」よいしょっと、体重計に乗るのはしんどいが毎日の日課だ
お腹を揺らしてお尻も揺らして生活してる私は、これからもそうしていきたいし650kgまで増やしたいと思ってる
今の生活だから増やしたいと思う。私はたくさんの肉で私の幸せを考えてくれるあの人をなるべく包めるようにしたい
この間、一緒に暮らしてくれますかと言ったら翌日、よろしくおねがいしますよ言ってくれた。すごく嬉しい
私は太る前とんでもなく浅はかな事をしてしまった。この体はそういう意味では自分の悪い所が良い意味で変換されたものなのだ
自分自身が自分を律して人を考える事ができる体がきっと私にとって、この脂肪で覆われた巨体なんだと思う。
そういう意味では自分はこの体が気に入っている。否定的な部分は拭えないでも好きだ。
それでいいんだと思う。だから今日も私はこの体を振り続けて生活して行くんだ
明日は一緒に寝間着を彼と買いに行く、私のは特注になるけどかわいいものを選ぶ約束をしてる
よーし明日はおしゃれするぞ〜!
終わり
長文失礼しました〜
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乙でした!
一気に読めたしハッピーエンドでよかったです。
肉風呂って実際あればはいってみたいですねー
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乙です!
肉塊化なのにポジティブなのがイイ!
しかし肉風呂の発想は無かったw
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ポジティブなのいいんだ…わりと理解不能
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俺は、ある程度まで抵抗して途中から吹っ切れて躁状態になる展開が好み。
シチュエーションの好き嫌いなんて人それぞれさ。ポジティブでもなんでもいいじゃない。
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吹っ切れちゃう子も絶望しちゃう子も
どっちも大好き!!www
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29の日ですからいつものです。
よろしければどうぞ。
ttp://www1.axfc.net/u/3166824.zip
パス:himanka
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これは嬉しい不意打ちw
しかし503で落とせない…空いている時間まで待つとするぜ
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乙乙
ハッピーエンドもまたいいものだね
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乙です!ほっこりしました!
29の日に便乗して久しぶりにSS投稿!
かなり昔に書いたやつの焼き直し駄文ですが御目汚し失礼します。
昼下がりのある日。
目的もなくぶらぶらと町を歩いていると、古ぼけた看板が目に飛び込んだ。
『なんでもあります 骨董品 ふるふる屋』
漢書体の太い字で書かれた店名。金属の錆び具合から判断すると相当昔に作られた看板のようだ。
店先には日に焼けた古書だの埃を被った茶碗だのが無造作に積み重ねられていた。
暇を持て余していた俺は、その店のノスタルジックな雰囲気に興味を惹かれた。
何か面白い堀出し物があるかもしれない。
俺は勇気を出して店内に飛び込んだ。
黴臭い空気が鼻をつく。
店の中は外とは違って意外と整理整頓されていた。
危ういバランスを保ちながら天井まで物が積み上げられている。
その景観に少々圧倒されながらそれらを眺めていると、ふと声をかけられた。
「あら、お客さん?」
店の奥から店主らしき若い女性が近づいて来た。
24、5歳だろうか。栗色に染めた髪を首の後ろで束ねている。
「あなたのような若い男性が骨董品屋にくるなんてめずらしいですね」
「あ、いや。面白そうな店だな、と思って。ははは」
「ふふ、看板にたがわず、私の店はなんでも取り揃えていますよ。あなたが欲しいものならなんでも、ね」
にこりと微笑む女性。
「なんでも」とはずいぶん大きく出たものだ。
丁度刺激が欲しかった俺は彼女を少しからかうことにした。
「なら……魔王を呼び出す本をください」
「ふざけないでください」と怒られるか「それはちょっとおいていません…」と困惑されるかどちらかと思ったが、
女性はこくんと頷くと店の奥に引っ込んだ。
「まさか、本当に持ってくるはずはないよな」
魔王なんて漫画の中だけの想像上の存在のはずだ。それを呼び出す本などあるわけがない。
爪を噛みながら待つこと数分。
女性は分厚い本を抱きかかえて戻ってきた。
「この本を所望されたお客様はあなたが初めてですよ。『ヤギでも分かる召喚儀式 魔王編』です」
おそらくは売り物であろうサイドテーブルの上に、女性はどすんと本を置いた。
革表紙の薄汚い本だった。
灰色の表紙にはミミズがのたくったような文字が刻印されている。
触れればいまにも音を経てて崩れそうなほどページが風化している。
もっと魔王が出てきそうなオーラとか感じるかと思ったが、どうみてもただの古本だ。
「インチキくさいな」
「正真正銘の本物ですよ。今ならセール中でたったの1000円!」
彼女は嘘をついているようには見えない。眼差しは真剣そのもの。
まあいいだろう。
偽物だったとしても(十中八九偽物だろうが)話の種になる。
インチキ骨董品屋に騙された話として飲み会の席での肴が一つ増えるだけだ。
「分かった、買うよ」
俺は財布から千円札を取り出し、女性に手渡した。
「まいどありがとうございます!」
重たい本を抱えながら、俺は店を出た。
-
早速、自宅のアパートに帰って買った本を開いてみた。
意外にも分厚い割には内容は薄かった。
表紙にも書かれていたミミズ文字がページ上部に数行書かれており、その下にはエジプトの壁画のような挿絵が描かれている。
これなら文字が読めなくても挿絵で召喚方法が分かるというわけだ。
俺は挿絵から判断して儀式の段取りを整えた。
1.魔方陣を床に書く(大家に怒られるので後で消すことができるペンを使って)
2.鶏の心臓をすりつぶしたもの・蛇の生血・マンドラゴラのエキスを混ぜ合わせる
(手に入らないので、それぞれハツの焼き鳥・マムシドリンク・大根の煮汁で代用)
3.2のスープが入った小瓶を魔方陣の中央に置く
これで準備完了。
そして魔方陣の外に座り、呪文(発音が分からないので適当にそれっぽく)を唱えた。
すると、魔方陣の中心、何もない空間から紫色の火花が散った。
火花は次第に人の形を取り、輝きを増していく。
眩しさで目がくらんだ次の瞬間、魔方陣の中央に一人の女性が腕を組んで立っていた。
赤い目で褐色の肌をした美女だ。
体にぴっちりとフィットした露出が多い服を着ている。
そのおかげで彼女が巨乳であり、立派なトランジスタ型体型をしていることが分かった。
「貴様か、私を呼び出した人間は」
美女はくわっと口を開けて威嚇した。八重歯がぎらりと光った。
「ほ、本当に魔王!?」
「いかにも。私こそ魔界を統べる王、アニス様だ」
アニスと名乗った美女は組んでいた腕をほどき、俺を指差した。
「して、そこの人間。私を呼び出した理由を答えよ」
「えー…っと」
暇つぶしです、とか言ったら確実に怒るよな。
「そうですね、魔王がどんな姿なのか見ておきたくて。えへへ」
「そうか、下等な人間にしては良い心がけだな。どうだ、美しいだろう?」
ファサ…と長い髪をかきあげた魔王様。
「は、はぁ…」
「それでは、私の美貌を目に刻んで、死ね!」
「!?」
アニスが手の平をこちらに向けると、その先に紫色の光の玉が生じた。
もしかしてこれってエネルギー弾というやつでは?
紫のエネルギー弾は空中放電しながら着実に大きくなっていく。
「たかが人間の分際で私を呼び出すとは身の程をわきまえよ。塵芥にしてやろう!」
「わぁぁ! ちょっとタンマー!!」
目を細めた瞬間、エネルギー弾はしゅるしゅると消えてしまった。
「あれ?」と声を上げたのはアニスだった。
「ど、どうしてだ? なぜ魔力がなくなっている!?」
慌てふためく魔王。先ほどまでの威厳が光の速さで消し飛んだ。
「あ、そういえば貴様、どういう方法で私を呼び出した!?」
アニスは床に書かれた魔方陣と儀式に使ったスープを見つけて驚いた。
「なんだこの魔方陣は!? 書き方がめちゃくちゃではないか! 召喚材料に至っては適当なもので代用したな!」
「だってマンドラゴラなんて手に入らないんだもん(笑)」
「正規の方法で召喚しなかったせいで魔力がすっからかんだ! 自力で魔界に帰ることすらできない!」
「えーと、つまり?」
「今の私はただの人間と変わりない…ごく普通の女の子だ」
しゅんと座り込むアニス。意外と打たれ弱いんだな、魔王様。
「こうなったのも貴様の責任だからな。魔力が回復するまで面倒を見てもらうぞ!」
「ええ〜!?」
こうして魔王と俺の変な同居生活が幕を開けた。
-
しえん
-
「というわけで、これからよろしく頼むぞ」
アニスはソファにどっかりと座ると、大仰に足を組んだ。
「取りあえず、魔界に帰るために十分な魔力が溜まるまで世話になる」
「魔力が溜まるって…どうやってやるんだよ? 力めば溜まるのか?」
「そんな便秘の解消法みたいなやり方で溜まるわけがないだろうが!」
思いっきりひっぱたかれてしまった。見た目は女の癖に力は強い。
「魔力とはいわば我ら魔族の体力。それを回復する方法は人間と同じよ」
ズビシ!と無意味に指を差すアニス。
「すなわち、食って食って食いまくることだ!」
「へ?」
「ということで、おい人間。私に食い物を持ってこい!」
「ベヒーモスのステーキはないのか? 魔界鮫のフカヒレでもいいぞ」
「人間の世界にそんなものあるわけないだろ…」
今、冷蔵庫に残っているのは昨日食べた野菜炒めの残りくらいなものである。
体型は細いが言動から察するにアニスは相当な大食漢のようだ。
そんな奴の胃袋を満たす料理を作るなんて俺には物理的にも経済的にも無理…。
そこまで考えて、俺はふと妙案を閃いた。
「なあ、アニス。外出することになるがいいか?」
「外へ出て食べるのか? 腹一杯食べられるのなら構わんが」
「ああ思う存分食べられるぞ」
アニスはきょとんと首を傾げた。
-
俺とアニスは家を出た後、目的地に向かって並んで町を歩いていた。
さすがにアニスを召喚時の服装で出歩かせることは俺が気恥ずかしいため、
押入れの奥にしまってあった私服の中から大き目のパーカーとジーンズを選んで着替えさせた。
それでも長身かつド派手な体型のアニスには少しきつめで、胸や尻のラインが衣服の上からはっきり分かる。
若い男とグラマー美女の二人連れ。
すれ違う人々は好奇の視線で俺達を眺めている。
そんな視線を気にも留めず、アニスは俺に尋ねた。
「なあ、これから行く『いんふぇるの』とかいう店はどういうところなんだ?」
アニスが言う『いんふぇるの』とはバイキング形式のレストラン。
最近近所にできた店で、3000円払えば中華・洋食・和食・デザート食べ放題という店。
『いんふぇるの』が開店した時、店の前で店員から無料券を配られたが、一人暮らしだった俺には行く機会がなかった。
しかし、ようやくその無料券が活躍する時が来たというわけだ。
「金を払えばその場にあるもの全部食べられるんだ…っと、着いたぞ」
俺は『いんふぇるの』と書かれた看板が掲げられた建物の前で止まった。
レンガ造りの一軒家。なかなかオシャレな外見だ。
店内に入ると、男の店員が駆け寄ってきた。
「何名様でしょうか?」
「大人2名で」
店員に無料券を手渡した。
店員に案内されて、2人掛けの席に着いた。
店は繁盛しているようで昼間だというのに家族連れで賑わっていた。
店内の中央には様々な料理が湯気をたてて所狭しと並べられていた。
それを見てアニスはじゅるりとよだれを垂らした。
「おい。あれ、全部食べていいのか?」
「いいよ…って、ちょっと!」
俺の返事を聞かずにアニスは猛ダッシュで料理に向かった。
「肉に魚に…選り取り見取りではないか!」
「これはなんだ?」とか「珍妙な品だな!」とか大声出して驚きながら料理を皿に取り分けていく。
周りの客からは失笑が聞こえたがそんなことはお構いなし。
大好物を目の前にした子供のように目を輝かせて席に戻ってきた。
鍋の蓋ほどもある大皿の上にはスパゲッティやらステーキやらピザやらカロリーの高そうな料理が山を形成していた。
「これほどの豪華絢爛な食事、魔王城の晩餐会ですら出なかったぞ」
おそらく冷凍食品を解凍しただけであろう、一山いくらのピザにかぶりつきながらアニスは大層喜んでいる。
「そんなに食べきれるのか?」
「んぐ…魔王の胃袋を舐めるでない。はぐっ…魔界の大食いコンテストで優勝したこともあるのだぞ」
「喰うか喋るかどちらにしろよ…」
「ごきゅっ…ごちそうさまだ。次いくぞ!」
呑み込むようにして皿の上にあった料理を全て平らげ、アニスは料理に突進していった。
その逞しい(?)後ろ姿を見ながら俺は大きなため息をついた。
「またの来店をお待ちしております」
会計を済ませた後、店員に見送られながら俺達は『いんふぇるの』を出た。
「いや〜、食った喰った。それにしてもあの店員、なんだか元気がなかったな」
「そりゃ、店の料理をほとんど食べられちゃ泣きたくなるだろうよ」
結局、アニスは数回のおかわりで店の料理を食べ尽してしまった。
無料券を使ったので、店にとっては大赤字だろう。
「また来よう、な!」
呑気に笑いながらお腹をさするアニス。
呆れながら、ふと俺はあることに気が付いた。
「お前…食事する前よりも腹が膨れてないか」
食事する前はダボダボだったパーカーの腹部がぽっこりと盛り上がっている。
「ん? まあかなり食べたからな」
と、ベルトを緩めた。
「しかし、このくらい何の問題もない。食べたものは魔力として吸収されるから私は太ることはないのだ」
爪楊枝を咥えながら「ワハハ」と笑うのだった。
-
続きは後日投稿いたします。お付き合いいただければ…
-
乙乙
最後のセリフがもうフラグにしか思えなくて楽しみだw
-
おふとりとも、、じゃない
お二人とも楽しく読ませて頂きました。
縦読みとはなかなかワロスです
-
コメントありがとうございます!
続きです。
翌朝。
俺はアニスの叫び声で目を覚ました。
「なんじゃこりゃ!?」
「朝っぱらから五月蠅いな。どうしたんだ」
「これ…」
アニスがパジャマをたくしあげると、そこにはズボンの上に贅肉がのっていた。
電話帳くらいの厚さの柔らかそうなお肉が一段、ふるふると震えている。
「まさか、一晩で太ったのか?」
「その…ようだな。朝起きたら腹に脂肪が…」
「肝心の魔力は溜まったのか?」
「10%くらいか。あれだけ食べたのに魔界に帰るには全然足りん」
「人間界の食べ物は魔界とは違うからかな?」
「た、多分そうだろう。人間界の食材は魔族向けではないのだ。食べた内の何割かしか魔力に変換されぬらしい」
「そして残りは脂肪となって体につく…と」
アニスはプルプルと体を震わせてる。
なんというか、皮肉な運命である。
魔力を溜めるためには食う量を増やさなければならない。しかし、それは確実に太ることを意味するのだ。
「おい! 私はどうしたらよいのだ!?」
涙目になったアニスは俺の胸倉を締め上げはじめた。
「ぐ、ぐるじい…。げほっ、取りあえず、運動すれば痩せるんじゃないか?」
「運動?」
「近くに公営のスポーツセンターがあるからそこに行こうぜ」
途中、スポーツショップでアニス用のウエアを買い、スポーツセンターに向かった。
お互い更衣室で運動用のウエアに着替え、トレーニングルームで待ち合わせる。
先に着替えてしばらく待っていると、黒の速乾Tシャツとスパッツを着たアニスがはにかみながら女子更衣室から出てきた。
「に、似合うかな…?」
グラマラスな体型は依然として保たれている。
しかし、腹部の出っ張りはやはり目につく。
まあ、元々グラビアアイドル並みに痩せていたので「少しふっくらしたな」程度にしか感じないが。
「やはり、目立つか…」
昨日より幾分か丸みを帯びた腹部をさすりながら恥ずかしがっている。
体型を気に病むあたり、魔王と言っても一人の女の子だな。
「気にするなよ。運動すれば痩せるさ」
「そ、そうだな。まずは、あの器械で運動するぞ」
彼女が向かっていったのは背中の筋肉を鍛える器械だった。
金属の棒と10kgの錘がいくつか滑車で繋がっており、
金属の棒を引き下げることで筋肉に負荷を掛けることができる仕組みになっている。
金属の棒と繋がっている10kgの錘の数を調節することで負荷を変えることができるのだ(最大150kgまで)。
アニスはずんずんとその器械に向かっていった後、錘の数を最大にして金属の棒を握った。
「よーし、いくぞ!」
という勇ましい掛け声の後、思いっきり金属の棒を引き下げた。
バゴン!と凄まじい音がして錘が吹っ飛び、天井にめり込んだ。
「なんだ? 随分軽いな」
150kgの錘を軽々と吹き飛ばしたにも意に関せず、アニスは怪訝な顔をした。
その後もアニスは腹筋マシンを破壊し、ランニングマシンをショートさせ、ベンチプレスを300kg挙げた。
「いやー、いい汗かいた!」
ハート柄のタオルで額の汗を拭う後ろでは器械が大惨事になっており。
それを見て「やはりこいつは魔王だな」と再び実感した。
「お前、少しは加減しろよ」
「人間界の器具がやわすぎるのが問題なのだ」
しれっと答える魔王様。
「それより運動したら腹が減った。何か脂っこいものが食べたい」
こいつ痩せる気はあるのだろうか。
「まあ、もう12時だし。昼にするか」
「今日はどこに連れて行ってくれるのだ?」
「安くて済むとこな」
俺は財布を開き、千円札が何枚残っているか確認した。
-
財布の中身と相談した結果、俺は安さを売りにしているハンバーガーチェーン店で昼飯を摂ることにした。
俺はハンバーガーとポテトMサイズ、それにコーヒー。
アニスはデラックスセット(チーズバーガー2コとポテトLLサイズ、コーラL)を注文した。
「あぐっ…はぐっ…この「はんばぁがー」という料理も上手いな」
アニスはチーズバーガー1個をあっという間に食べ終え、箸休めにポテトを十数本飲み込んだ後、コーラを勢いよくすすった。
「脂っこいジャガイモの揚げ物を食べた後、コーラの炭酸で口内を漱ぐ…なんともいえん心地よさだ!」
「そんなに急いで食べなくてもハンバーガーは逃げないぞ」
アニスはごくごくとコーラを飲み干した後、返事替わりに盛大にゲップをかました。
「失礼。しかし、人間界は美味な食べ物ばかりだな」
「昨日も少し話していたけど、魔界の料理ってどんなのなんだ」
「こちらに来て分かったことだが人間が作る料理には及ぶべくもない。
大抵は生の食材を焼いて適当に岩塩を振りかけただけの粗末な代物だ」
煮るとか揚げるとかいう概念がないのだろうと推測される。
「魔界では美食家で知られた私でもこちらの料理には感激している。できればずっと人間界で暮らしたいほどだ」
「もうこっちに住み着いちゃえば?」
「馬鹿者! 魔王たる私がいないと魔界の政治が回らんだろうが。
ああ、今頃魔界はどうなっているか。内乱でも起きていなければよいが…」
窓ガラスから住宅街を眺め、物思いにふけるアニス。
魔族でもホームシックになるのか。
「なあ、気分転換に遊びにでもいかないか?」
「遊び?」
「こういう時はパーッとはしゃいで気を晴らすのが一番だ」
その後、俺達は街に出て買い物を楽しんだ。
男の一人暮らしで女物の服がなかったので、ブラジャーやパンツを始め、適当な服を数着購入。
繁華街でウィンドウショッピングを楽しんだ後、居酒屋で飲みまくった。
帰り道でべろんべろんに酔っ払ったアニスが、
たまたま入った家電量販店で最新のゲーム機とゲームソフトを買ってくれとせがんてきたので、
きっぱりと断ると首絞めをかけられた。
仕方がないのでやむを得なく購入、45000円なり。
途中スーパーで買い置き用のお菓子を購入し、
爆睡するアニスを引きずりながらやっとの思いで自宅に辿りついたのだった。
-
今回分は以上になります。駄文失礼しました。
-
二人とも乙です
素晴らしい肉の日だった
-
> 409氏 力作投下乙です!
太ったのはある種の自業自得と割り切って、
太った今を楽しもうって主人公のスタンスがカッコイイ、というか可愛かったです。
>棒の人氏 期待通りの投下乙乙です!
マコリンも幸子も、可哀想な目にあって、それでも可愛くて・・・(笑)
>651さん 貴方様も投下乙乙乙です!
自分の好みにジャストフィットした、まさに掘り出し物の一品。
続きも楽しみにしてます
29の日には間に合いませんでしたが、
この流れに乗って自分もSSを投稿します。
以前投稿したtoloveるの二次創作と同一世界という設定です。
一応それらを読んでなくても分かる様に書いたつもりです。
「 albeit 肥散な報酬」
2月9日 多くの女の子たちが意中の相手に贈るチョコレートの用意をしているであろう時期、デビルークの第2王女と第3王女もあるチョコレートを求めてここに来ていた。
「アルバイトの報酬が、プランド星の上質カカオ豆を使ったチョコレートって、気前の良い話だよなあ」
「それでナナもリトさんに贈るチョコレートをもらいに来たのかしら?」
「い、いやこれはだな、姉上と美柑とセリーヌとメア、それにお前と・・・」
「まあそれは貰ってからの話にしましょう」
街の郊外の廃屋にナナとモモを含めたアルバイト希望の(宇宙人の)少女達が集まっていた。
彼女らの前にアルバイトのオーナーである、地球人と大差無い姿をした宇宙人、ファッター星人の男が姿を見せた。
彼は希望者の外見を一瞥すると仕事についての説明を始めた。
「 えーお二人はこのスーツを着て倉庫の整理をお願いします。」
「後の皆さんは私の船の中で事務の仕事をしてください」
「私達2人だけ別の仕事ですか」
「倉庫の掃除だけなのにこんな格好しろってのも、ちょっと妙だな」
お二人とは、言うまでもなくナナとモモである。
二人が着ている服はスーツと言うよりも、むしろレオタード、
もしくは全身タイツに近く、肌が薄緑色の布地にくまなく覆われ、
露出度はないがボディラインはくっきりと出るデザインだ。
-
だが倉庫での作業を続ける内にそんな事は考えなくなっていった。
黙々と作業を続ける二人、そうしている内に体の不調を感じ出す。
「脚が・・痛い・・・」
立ちっぱなしの仕事が辛いのか、しきりに膝をさするナナ。
「い、息が・・・」
長時間の労働に疲れ果て、呼吸が荒いモモ。
お姫様にとってアルバイトはここまで辛いものなのか。
いや違う、これは倉庫に充満した薬品ガスの効果によるものだ。
思考力の低下は薬品の直接的な効果によるもの、
体の不調は薬品のもう一つの効果による間接的なもの。
そう、その効果とはつまり・・・
倉庫の扉が開かれた、光と新鮮な空気が入り込みナナとモモの意識を正常に戻していく。
「リト!?」 「リトさん!?」 「ナナ!モモ! 大丈夫・・・!!」
入ってくるなり絶句したリトを不思議がる二人。
しかしすぐにその理由に気づいた。
「 ふ、ふ、ふ、太ってる!!!」
そう肥満化、双子の細い肢体はとても丸々とした肥満体になっていた。
スーツの仕様のために、体はちゃんと覆われているが、
変貌した丸いボディラインがくっきりと浮き出ている。
-
「またこんなカラダに・・・・・」
実を言うとナナは地球に来る前に寄った星の果実を食べて太ってしまったことがある。
( 拙作 星のカジツにゴヨウジン☆ 参照)
今回は、その時よりも一回り大きな肥満体だ。
ペタンコだった胸は、立派な巨乳、いや爆乳にまで成長していた。
スーツの上からでもくっきりとした深い谷間が見えている。
それよりも大きく成長したお腹は、大きな胸を乗せながら、
ドンと丸く突き出ている大きな大きな太鼓腹である。
お尻は胸と同等のサイズで、これまたスーツの上からその存在を激しく主張している。
前回と同じく手足と尻尾にはほとんど脂肪が付いてなくて、
今回はそれに加えて顔に全く肉が付いてない。
つまり、胴体のみが大きく丸く膨れ上がったまるで風船の様な肥満体である。
ナナ・アスタ・デビルーク 151cm 43kg 68・54・77
→ 98kg 98・112・98
「うう 今度は私まで・・・」
モモも変わり果てていた。
重さと横の大きさは同等だが、体型は全く異なる。
ナナが風船ならモモは樽。 顔を除いた全身が満遍なく膨張している。
二の腕も十本の指に至るまでムチムチ、どころかブクブクと膨れ上がっている。
元々のサイズの差から、胸のサイズ自体はナナよりも勝っている。
しかし整っていた形は崩れ、大きく迫り出したお腹とほぼ一体化してしまってる。
首は膨れ上がった首周りの脂肪に埋もれてしまってる。
下半身も同様の有様で、脚の隙間も腰のくびれも消え失せ、パンパンに張り詰めた脚が密着している。
その中でもお尻は綺麗な形で突き出ていて、それこそ桃の実の様だ。
モモ・ベリア・デビルーク 151cm 45kg 78・54・78
-
「・・・『希少動物を肥育して売りつけていたファッター星人の違法ブリーダー、地球へ逃亡?』
って記事をこの前どこかで見かけたんだよ」リトが二人に背を向けて話しだした。
「それで今朝から二人が見つからなくて、ファッター星人の所にちょっとしたアルバイトに行きますってメッセージがあって、
もしかしたらって思ってきたら・・・」
「わざわざ倉庫を開けておいてくれて有難うございます、地球人の少年よ」
倉庫にファッター星人が入ってきた。
三人が怒りを込めた視線を向けたが、構わずに語り続ける。
「やはり売りつけるのは、この二人の様な人間型宇宙人の方需要有りましてね。
「人間は捕まえて肥育するのに時間をかけるのはリスクが大きいから避けてましたが、
「新たに入手した肥満化薬により短時間での、しかもある程度コントロールできる肥育が可能になりましてね、
「これもあの男、アイ・ミカヤの「おい、早く2人を元に戻せよ、でないと・・・」
延々続く語りをリトが遮った。
彼の向ける視線は怒りに加え気遣いが混じっていた。
「でないと? 大人しくしていないと君こそ命がありませんよ?
「いや、お前の命が危ないぞ・・・」
そう二人を太らせたファッター星人への怒りと、そんなことをしでかした彼の命への気遣いが混じっている視線だ。
「いくらデビルーク人といえども、尻尾を抑えればどうと言うことはありませんよ」
ファッター星人がリモコンを取り出しボタンを押す、
同時に二人のスーツが変形し尻尾を締め付ける。しかし・・・
「大丈夫ですよ」 「えっ?」 「馬鹿な!」 「ここまで太ると神経も太くなるんだよ・・・」
「よ、良かったなぁ、スーツを脱いでしばらくしたら元の身体に戻れるって」
リトは、被害者であるナナとモモ、加害者である、フルボッコにされつつも命は助かった、ファッター星人の両者に向けた安堵の言葉を発した。
「・・・それじゃあ、先に帰ってますね・・」
「 ああ、そうだ! これ使えよ」 リトが二人にあるアイテムを渡す。
「こいつは」 「ぴょんぴょんワープくん・・・」
「こいつならすぐに家に帰れるし、そのスーツも脱げるから一石二鳥だと思うぞ」
「 ありがとう・・・」 「 有難うございます、リトさん」
-
リトの家の自分たちの部屋に戻ってきた二人、
ぴょんぴょんワープくんは生物以外のものは転送されないので当然ながら全裸である。
つまり二人はその肥満体を余すことなく露出してしまってる。
その脂肪に覆われた体は、変わってない可愛らしいままの顔と相まって
ある種の色気が充満させていて、それを好む者は法を犯してでも手に入れようとするだろう。
あのファッター星人の様な犯罪者が出てくるのも無理の話かもしれない。
「しかし、ひどい身体になっちまったなあ・・・」
「 ナ、ナナは、に、二度目じゃないですか ぜぃ・・ぜぃ・・・」
モモは椅子に座り込んでる。
首自体が無くなるほど付いた首周りの脂肪に気道が圧迫されてしまい、
ワープくんで飛んできた玄関からこの部屋に上がるだけでも息苦しそうだ。
「何度って問題じゃねえよ! あ痛てて・・・」
ナナはベッドに寝転がり膝をさすっている。
今の体においても手足は以前の細さをまだ保っているが、
そんな脚は増した体重を支えるには細すぎる。
こっちはここまで上がるだけでかなり膝に負担がかかった様だ。
「しかし プラント星のチョコレートは・・・」
「そんなもの、ウソに決まってるだろ・・・
あーあ、食べ物につられてまたこの様か・・・」
その頃リトは自宅へ徒歩で帰っていた。
その手に持った袋にはチョコレートが、
ファッター星人がアルバイトの報酬として約束していたプラント星のチョコレートが入っていた。
(あいつ、事務の仕事って言って二人やこれまで肥育した動物の密売手続きをさせていた)
(で、その人達の分のチョコレートは本当に用意されていた)
(それで、頼み込んで分けてもらったんだ)
( あんな目に会ったのに何も無しで済ませるわけには行かないからな)
「これって、オレからのバレンタインチョコに、ならないよなぁ」
「ホワイトデーの3倍返しの為にゃオレもアルバイトしないといけないかもな」
turn fat 変わってしまったもの に続く
-
・補足 今回使われた肥満化薬は不完全なものであり、
ある別の薬を投入しないと脂肪が完全に定着せず、
空気に直接触れると数時間で脂肪諸共気化してしまう。
あのスーツはそれを防ぐためのものだった。
これで終わりです。
自分としては、肥満化SS書いてるつもりなんだけど
読んでくれる皆さんにとっては本当に肥満化SSなのか不安です・・・
-
547さん、いつも乙です!
面白く読ませていただきました。毎回ネタが豊富で楽しみです!
私も続きを少々…
それから1週間が経過した。
定時で仕事が終わり、自宅に帰りつくとアニスが昨日買ったゲームをしていた。
チャンチャンコにスウェットの上下。
ソファにどっかりと腰掛けくつろぐ魔王。
見慣れた風景になってきた。
「お、帰ってきたな」
俺を見るなり彼女はゲーム機のコントローラーを放り出し。
とことこと駆け寄ってきた。
「腹が減ってたまらなかったところだ。戸棚にあったお菓子は全て食べてしまったし…」
「全部!? かなりの量があったんだぞ!?」
「なんだか食べても食べても食べたりなくてな。今日の晩飯は何だ?」
「お肉の特売日だったからハンバーグだ」
「やった! 私の大好物だ」
そう言うといそいそとソファに戻り、再びゲームをし始めた。
「少しくらい動いたらどうだ? ダイエットはどうなったんだ?」
「明日から始めるつもりだ」
「昨日も同じこと言ってなかったか?」
呆れつつもフライパンに肉を投入し、手早く焼いた。
肉汁が弾け飛び香ばしい匂いが室内に漂う。
きつね色に焦げ目がついたら皿に盛りつけ、レタスとトマトを装う。
付け合わせは卵サラダ。
肉食に偏りがちなアニスに少しでも野菜をとってもらうつもりだ。
「「いただきまーす」」
仲良く席につき手を合わせる。
「うん、やっぱり貴様がつくった料理が一番美味しいな」
ハンバーグを口いっぱいに頬張っているアニスの顔を見て、俺は違和感を覚えてしまった。
「また…太ってないか?」
きりりと引き締まっていた頬から顎にかけてのラインは丸みを帯びていて。
体の線が一回り…いや、二回りは大きくなったような気がする。
「少し脱いでみろ」
「い、いきなりなんだ!? 食事中だというのに無礼なやつだな」
といいつつも渋々スウェットを脱ぐアニス。
案の定、その下にはさらに育った贅肉が鎮座していた。
前見た時よりも腹肉はでっぷりと突き出していて。
二の腕にもぷよぷよとした肉がついている。
太ももは血色が良く、むちむちと色気を放っており。
自慢のバストは脂肪により肥大していたが、付いた脂肪が多すぎたのか、垂れ気味である。
もはや、ぽっちゃりがいいところの体型になってしまっていた。
増えた贅肉の量がアニスがろくにダイエットをしていなかったことを俺にアピールしている。
「お前、この1週間何してた?」
「ゲームしてお菓子食べて…あ、なんだその目は。 運動もしたぞ、近所の『こんびに』に買い物に行った」
渾身のドヤ顔。
そこって家から100mも離れてないじゃないか。
「これからスポーツセンターで運動だな」
「え〜、まだゲームをクリアしてないぞ」
問答無用でアニスを引っ張って行った。
-
1時間後、俺達はスポーツセンター内にある温水プールのプールサイドに立っていた。
「今日はトレーニングルームは使わないのか?」
「この前、器械を壊していただろ? 当分使えないよ。それにダイエットには有酸素運動の方が効果的なんだ」
名付けて「プールで泳いで痩せよう作戦」である。
「それにしても…」
「こっちをじろじろ見るな!」
アニスは紺色のスクール水着を着ている。
肌にぴっちりとフィットしているせいで今の体型がはっきりと分かる。
妊婦のような太鼓腹。大根足。
贅肉に水着が食い込みこれはこれでセクシー…かもしれない、多分。
「さ〜て、泳ぐとするかな」
アニスが歩くと、それに同調するように桃尻がぷりぷりと揺れた。
「泳げるのか?」
「馬鹿者! 私は魔界の水泳コンテストで1位になったこともあるのだぞ」
と、いつものように罵倒した後、クロールを始めたアニス。
しかし、25mプールを1往復してこちらに戻ってきた時には息が切れていた。
「ぶはぁー…、っごほっ…。ぜぇー…ぜぇー…」
「どうした?」
「し、心臓が痛い…」
咳き込みながらのそのそとプールサイドに上がり、
「以前の私ならこのくらいの運動なんともなかったのに…体が重い」
と、ごろりと仰向けに寝る。
「少し休むぞ…」
その姿は俺に流氷の上で休むゴマアザラシを彷彿とさせた。
その後もアニスは「きつい」とか「疲れた」とか文句を言いつつも、何とか1000mを泳ぎ切った。
しかし、「自分へのご褒美」と言って暴飲暴食し、盛大にリバウンドしてしまったのは後の話。
-
今回分は以上になります。
-
ジワジワとひまんか
いい、実に良い。
支援するよ
-
651氏 お早い続きの投下乙です
アニス様、力はそのままでも体力が無くなってきた様ですな
えーと、実を言うと昨日投下したSSでモモの方のデータを書き忘れていました。
モモ・ベリア・デビルーク 151cm 45kg 78・54・78
→94kg 103・105・101
ついでにといっては何ですが、SSのおまけを書きましたのでそちらも投下します。
家に帰ってから一時間が経過したが、ナナとモモはまだ戻れずにいた。
その様子を多少の悪意を交えて表現すれば、
全裸で空調が効いた部屋に閉じこもって動かずにゴロゴロしていた。
「って、これじゃあデブのスタイルそのもの・・・」
「その通りですね・・認めたくないけど・・」
しかし、二人とも動くこと自体は今の体でも支障は無いが、
ナナは膝の痛みが、モモは息切れが辛い。
ララからペケを貸してもらえば、着れる服は出来るが
素肌を晒しきってないと、薬の成分と脂肪が消滅しない。
「おーい、二人共ちょっといいかな?」
そんな中、ドアの向こうから聞こえてきたのはリトの声。
「 良かったら、これを着てみなよ」
ドアの隙間から差し出された袋に入っていたのは、あのスーツだった。
-
( 良かったら、これを着てみなよ、ってもしかして・・・)
「おい、リト!私とモモにこのままでいろってのか!!」
「い、いや帰る途中で御門先生のところで相談してみたら、このスーツを貸してくれたんだ。
「デザインは同じだけど機密性があるから肥満化薬も解除されるらしいんだ」
「 部屋の中でも裸のままにしておく訳にはいかないって思ってさ・・」
「 ありがとうよ」 「有難うございます」
それは良かった、もう用は無いぞ。
と言わんばかりに部屋に背を向けたリトをモモの声が呼び止めた。
「着ましたよ」 「いや、もう用は無いけど」 「 着たぞ」 「いや用は・・・」
「二人共スーツを着てみましたよ、リトさん」 「見て欲しいのか・・・」
ドアを開けた先に見えたのは、薄緑色のスーツに身を包んだ肥満体の二人。
樽の様な体つきをしながら、何事も無かったと言いたげに微笑んでいるモモに、
風船の様に膨れ上がった胸とお腹を抱えながら、
ムスっとした表情を作っているのが逆に可愛らしいナナ。
やはり今の体を見せるのは恥ずかしい様で二人共顔が赤くなっている。
( !! これはこれでカワイイ様な、いや今カワイイって言っても逆効果か、)
(しかし可愛くないわけじゃないし、そう言う訳にもいかないし・・・!)
二人のことをどう表現すべきか分からないリトは、
話をそらす為に自分が持ち帰った物の三つ目のことを言った。
-
「これですね」 「酸素ボンベってどんな感じなんだ? 私も一つ貰うよ」
二人が気体の入った金属の筒を持ち上げ、中身を吸ってみた。
「 !! それは酸素ボンベじゃなくて!」
御門先生に後日持ってきてくれと頼まれて、探し出した肥満化薬の予備。
と言おうとしながら駆け寄ったリトだったが、
ボヨッン!! 弾き飛ばされる。
肥満化薬を口から直接吸ったことにより、更なる肥満化を瞬時に遂げた二人の体に、
リトはその弾力について考える間も無く、壁に頭を打ち付け意識を失った。
その様を見た二人だが動かない、いや動けない。
何せ今の二人の体では脂肪に脚がつかえて地面に届かないのだ。
そこまで太ったら、もう肉塊と言っても差し支えが無いだろうが、
伸びきって体を覆っているスーツと未だに肉が付いてない顔のお陰でそこまで酷くは見えない。
「・・・リトのバカヤローーー!!」
涙目になりながら必死になって動こうとしているナナだが、
地面に着くまでに巨大化した尻と丸型そのものになった胴体から、
ちょこんと伸びた手足だけしか動かせない。
そうする度に、全身の脂肪が静かに、大きく振動する。
そんな中で、胸の揺れ方は派手である。
ビーチボール大の胸はくっきりとした円形を保ちながらお腹に乗っかっていて、
胴体の揺れで打ち上げられると、ナナの頭を余裕で超えるほど上がり、下がってお腹に乗っかる。
そんなシークエンスを繰り返している。
ナナ・アスタ・デビルーク 151cm 43kg 68・54・77
→ 98kg 98・112・98
→ 247kg 197・221・190
「 リトさんは悪くない・・・はずです」
涙を流しながら俯いているモモ。
大樽の様な胴体に変わらない小さな顔が乗っかっているその様は、
あの黒〇げ危〇一発を連想させる。
彼女は手足もちゃんと肥大化しているので、
誰かに起こしてもらえればその大樹の様な足で立つことも出来るだろう。
しかし腕は余りにも太くなりすぎて、全く曲げられない。
尻尾も膨れ上がり、もはやデビルーク人の尾ではなく、特撮の怪獣の尾に見える太さである。
モモ・ベリア・デビルーク 151cm 45kg 78・54・78
→94kg 103・105・101
→252kg 210・216・208
-
しばらくして、二人の視線は、首が動かせず視界が固定されていたこともあり、
リトが持ってきたスーツと肥満化薬が入っていた袋に向かう。
そこにはまだ、本当の酸素ボンベであろう筒に、包装された10数個のチョコレートが入っていた。
(チョコレート・・・もしかしてプランド星の・・・あのバカ!男から贈るものじゃないって!)
(ホワイトデーにはチョコも脂肪も三倍返しだぞ!!・・・)
( 持ってきてくれた・・・ありがとうございます、リトさん
(このお礼にまたホワイトデーに・・・
ナナとモモは泣き止み、そのまま眠りに落ちた。
こうして、バレンタインデーとホワイトデーがまた一日近づいていく。
(本当に)終わり そして turn fatに続く(しつこい)
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放映始まったので描いてみました
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1631_1.png
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1632_1.png
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1633_1.png
10年やって肥満化ネタとか1話もないのかな…
スマプリでは入れ替わりとか小人化とか透明人間化とかかなりはっちゃけてたけど
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>>547さん 乙です! ホワイトデーにも一波乱ありそうですね!
>>225さん こちらも乙です! 時系列が分かる絵っていいですね!
流れにのって私も前回の続きを投稿させていただきます。
-
「赤字なんだけど」
「んぁ? 何がだ?」
アニスはごろりと寝返りを打ち、こちらに顔を向けた。
頬張っていたポテトチップスの欠片がまばらに口元についている。
その姿に若干の脱力感を覚えながら、俺は再び口を開いた。
「家計が火の車なんだよ」
「なぜだ?」
「…お前の食費のせい」
アニスが来てから我が家のエンゲル係数はアベノミクス後の株価のように急上昇していた。
ただえさえ二人分の食料を購入しなくてはならないのに、アニスがお菓子類をねだる。
その対応に面倒くさくなった俺は、毎月「お菓子代」と称して一定の金額をアニスに渡していたことで対処していた。
が、この頃はATMを利用することを覚え、どうやってパスワードを知ったのか不明だが俺の口座からお金を引き落とし大量に購入する。
その金額は徐々に増えていき、家計を圧迫するほどまで大きくなっていた。
「お前を召喚した責任もあるし、朝昼夕3食は俺が面倒見てやる。しかし、お前のお菓子代まで賄えない」
「私を養えることを光栄に思えばいいものを。ぶふぅ」
窘められている最中にも関わらず、アニスは鈍重に服の下からはみ出した腹肉をぼりぼりと掻いた。
俺が働いている間にも彼女の贅肉はせっせと蓄えられていたようだ。
輪郭を残しているものの、顔は大分ふくよかになった。
立派な三段腹は動くたびにプルンプルンと震えるほどに成長し。
尻肉は座ると左右に広がるほどに肥大していて。
ここ数日間動くことがしんどくなったのか、ソファから立ち上がることはほとんどない。
数週間前まではダイエットをする意志は少なくともあったようだが、最近は痩せようとする気力が湧かないようだ。
衣食住が確保された快適な生活はアニスの心身を侵食し、だらしないものに変えていた。
「あのなぁ。お前が平日の昼にぬくぬくとゲームできるのは誰のおかげだと思っているんだ?
俺が毎日得意先や上司に頭下げて安月給で頑張っているからだぞ」
「それについては感謝している。その調子で私が魔力を溜めるために頑張ってくれ」
「その前に俺が破産しちまうよ」
「王である私を養うのが臣下である貴様の務めだろう」
「椅子にふんぞり返っている王様には分からないだろうがな、金を稼ぐのは大変なんだぞ」
「能力が足りないゆえわずかな給金を得るのに苦労するとは大変だな」
その一言に俺の頭がカッと熱くなった。
「そこまで言うならお前が働いて食い扶持分を稼いで来いよ!」
「何を…」
「毎日動かないでブクブク太って…その内、本物の豚になるんじゃないか? 怠惰なお前にはお似合いだろうけど」
「い、言うに事欠いて豚だと!」
立ち上がりかけたアニスだったが、重心を崩して壁に手をついた。
ソファの上から全く動いていなかったせいで筋力が極端に落ちているのだ。
アニスの額を汗が一筋流れ落ちた。
樽のような体型に成り果てた肉体と手に持っていたポテトチップスの袋を交互に見る。
先日まではそれほど窮屈とは感じなかったシャツはいつのまにかパツパツに張りつめていて。
スカートは今にも裂けそうで、下腹はぶよっとせり出していた。
アニスはでっぷりと肥えた腹肉をさすると現状を認識したようだ。
目を泳がせ、頬を掻く。
「えーっ…と」
菓子袋を丸めてゴミ箱に捨てた。
「い、いいだろう。運動がてらにちょうどいい。金を稼いできてやろうではないか」
少し足元がふらついていたが、アニスは体重が乗った足音をドスドスと響かせて家から出ていった。
つづく
-
乙です!
素晴らしい展開ですな。わくわくが止まらん
-
腹肉をぼりぼりかくだらしない姿に萌えたわ
もうかなり女としてダメになってきたなあw
-
コメントありがとうございます!
前回の続きを投稿します。
「出てきたはいいが…」
具体的に金を稼ぐ算段があるわけではなく。
ふらふらと町の中心部まで来たアニスは、勢いに任せて家を飛び出してしまったことを後悔しはじめていた。
魔法を使って一稼ぎするのが一番手っ取り早いのだが、魔力に余裕があるわけではない。
数か月かけてやっと半分溜まっただけだ。
魔界に帰るためには、貴重な魔力は節約しておきたい。
となれば、工事現場等の肉体労働で稼ぐことが好ましい。
しかし…と、アニスは肩を落とした。
冷静に考えてみると、今の自分の体では肉体労働もできるかどうか怪しい。
何せ、階段を上がるだけでも息が切れるほどなのだ。
運動不足に加え、体重の急激な増加で運動能力は著しく衰えている。
激しい運動を伴う労働はスタミナが持たないだろう。
魔力も優れた身体能力もない今の自分に果たして何ができるのか。
途方に暮れて座り込んでいると、アニスに声をかける人物がいた。
「エクスキューズ ミー? すみません、そこの…外人さ〜ん?」
「何だ?」
顔を上げると、メイド服を着たふくよかな女性が覗き込んでいた。
アニスと同じくらい胸と尻が大きいが、不思議と暑苦しい印象はない。
むしろ、ころころと良く肥えた子犬のようだ。
黒縁の眼鏡の奥から大きなたれ目が覗いている。
「お姉さん、お仕事を探しているんですか?」
「そうだが…なぜ分かった?」
「ハローワークの前で座り込んでいたものですから」
女性はアニスの後ろの建物を指差した。どうやら仕事の斡旋所らしい。
「私、サクラと言います。もし良ければウチの店で働きませんか? お給料良いですよ?」
「でも、私でもできる仕事なのか?」
「あなたが適任だと思ったから声をかけたんですよ」
「わ、私が適任だと!?」
魔王である自分に適任である、と言えば…
「は〜い。お客さんからちやほやされる仕事です」
「何と!?」
気がつくとアニスは立ち上がっていた。
-
「出てきたはいいが…」
具体的に金を稼ぐ算段があるわけではなく。
ふらふらと町の中心部まで来たアニスは、勢いに任せて家を飛び出してしまったことを後悔しはじめていた。
魔法を使って一稼ぎするのが一番手っ取り早いのだが、魔力に余裕があるわけではない。
数か月かけてやっと半分溜まっただけだ。
魔界に帰るためには、貴重な魔力は節約しておきたい。
となれば、工事現場等の肉体労働で稼ぐことが好ましい。
しかし…と、アニスは肩を落とした。
冷静に考えてみると、今の自分の体では肉体労働もできるかどうか怪しい。
何せ、階段を上がるだけでも息が切れるほどなのだ。
運動不足に加え、体重の急激な増加で運動能力は著しく衰えている。
激しい運動を伴う労働はスタミナが持たないだろう。
魔力も優れた身体能力もない今の自分に果たして何ができるのか。
途方に暮れて座り込んでいると、アニスに声をかける人物がいた。
「エクスキューズ ミー? すみません、そこの…外人さ〜ん?」
「何だ?」
顔を上げると、メイド服を着たふくよかな女性が覗き込んでいた。
アニスと同じくらい胸と尻が大きいが、不思議と暑苦しい印象はない。
むしろ、ころころと良く肥えた子犬のようだ。
黒縁の眼鏡の奥から大きなたれ目が覗いている。
「お姉さん、お仕事を探しているんですか?」
「そうだが…なぜ分かった?」
「ハローワークの前で座り込んでいたものですから」
女性はアニスの後ろの建物を指差した。どうやら仕事の斡旋所らしい。
「私、サクラと言います。もし良ければウチの店で働きませんか? お給料良いですよ?」
「でも、私でもできる仕事なのか?」
「あなたが適任だと思ったから声をかけたんですよ」
「わ、私が適任だと!?」
魔王である自分に適任である、と言えば…
「は〜い。お客さんからちやほやされる仕事です」
「何と!?」
気がつくとアニスは立ち上がっていた。
そして1時間後。
アニスはサクラに連れられてとあるビルの半地下にある店舗にいた。
「な、なんだ。この格好は…!?」
「よく似合ってますよ」
「こんな…こんな恥ずかしい服を着るなんて聞いてないぞ!」
アニスはサクラと色違いのメイド服を着せられていた。
胸元は大きく開いており、脂肪太りの胸の谷間が見える。
無理やり履かされたニーソックスが太ももに食い込んで、痛い。
袖口や胸元に盛り付けられたフリルが気恥ずかしさをより一層際立たせている。
「どんな店なんだ、ここは!?」
「とある性癖を持った方専用の風俗店ですよ」
「ふーぞくてん?」
「はい。簡単に言うと太った娘が好きな男性専用のキャバクラです」
「ふ、とった…だと…」
「極めてマイナーなジャンルなので競合相手がいなくて大変繁盛してますよ〜」
「そ、そ…」
「そ?」
「そんなド変態な客の相手なぞしてられるか!」
「ああ、待って下さ〜い! あなたの立派な肥満体を見込んでスカウトしたのに」
「ぐるじい…手を離せ!」
「従業員が二人だけしかいないんです! あなたに逃げられると困るんですよぉ〜!」
数分もみ合った後、サクラは息を切らせてアニスに言った。
「わ、分かりました。日給を弾みますから!」
サクラが提示した金額は一般的なサラリーマンの給料と比べて破格だった。
「本当にそれだけくれるのか?」
「はい。あなたは太っている割には肌ツヤもよくて美人です。それだけのお金を払う価値はあります」
「しかし…」
この仕事を断れば他に仕事があるのか。
一円も稼げずにのこのこと家に戻り、あいつ(アニスを召喚した若い男)に許しを請うことだけは嫌だ。
あれだけ激しく口喧嘩した手前、魔王としてのプライドが許さない。
「わ、分かった。不本意だが…というか、凄く嫌なのだが…働こう」
アニスは渋々頭を縦に振った。
-
そして。
アニスは大勢の観衆が見つめる中、スポットライトを浴びてステージの上に立っていた。
「お、おい。サクラ、これはどういうことだ?」
「この店名物のステージショーですけど?」
「座ってお客の接待をするだけだったはずじゃ…!?」
「まあまあ、固いことは気にしないで〜」
サクラはマイクを取り、壇下の客に語り掛けた。
「みなさん、私の店に来てくれてありがと〜う!」
歓声が室内に響き渡る。
「今日は新しい娘を紹介しま〜す!」
「あ…アニスだ。みにゃ…皆の者、私をみられりゅことを光栄に思うがよい」
思いっきり噛んでしまった。アニスの頬が引き攣った。
しかし、観衆にはむしろ好評だったようで「きつそうな見た目だけど意外と可愛い娘じゃないか」
「ドジっ子だな」と声が漏れ聞こえてきた。
「アニスちゃんは初めてだから慣れていないけど、皆さん温かく見守ってくださいね」
「(魔王である私がなぜこんな辱めを受けねばならんのだ…)」
「それでは早速参りましょう! モミジちゃん、例のもの持ってきて〜」
サクラが手招きすると、店の奥からブクブクに太った女性が出てきた。
バニー服を着たボンレスハムが歩いているようだ。
だらしなく垂れ下がった贅肉が服からはみ出ている。
「も、もってきまひた…ぜぇ…ぶぅ…」
女性は白濁液が入った巨大なガラス瓶(5Lはあるだろう)を台車に載せて運んでいる。
ガラス瓶の表面には「高濃縮栄養剤」と書かれており、長いホースが接続されている。
「お待たせしました! 当店名物のアレで〜す」
装置に接続されたチューブを手にしてサクラは笑みを浮かべた。
観客のボルテージが上がっていく。
「…すごく嫌な予感がする…」
「アニスちゃんはモミジちゃんと違って綺麗に太れるでしょう」
「ふ、太れるって…まさか」
「元アイドルのモミジちゃんはこの栄養剤を飲まされて体重が40kgから200kgに激増してしまいました。アニスちゃんはどうなるかな〜?」
「ま、待て! 何をす…ングモゴ」
「ごめんなひゃい、アニスさん」
「モミジちゃん、グッジョブよ〜。それでは、やっちゃってくださ〜い」
アニスは目の端に涙を浮かべながら首を横に振ったが、口に突っ込まれたホースから容赦なく栄養剤が注ぎ込まれた。
容赦なく栄養剤が胃袋に流し込まれるにしたがって、アニスの腹はせり出してきて。
肺を圧迫する膨満感に耐えながら自らの体を見ると、腹だけがまるで風船のように膨らんでいて。
ついにはスカートのボタンが弾け飛び、観客席まで飛んで行ってしまった。
ホースが取り外され、アニスは一息つくことができた。
たぷたぷと音がする腹を両手で持ち抱えて罵声を上げようとするも、栄養剤が喉の奥までこみ上げてきたため口を開くこともできず。
ただサクラを睨むことしかできなかった。
しかしそれもつかの間。
体中に掻痒感を覚え、アニスは再び自らの体を振り返る。
最初はゆっくりと、そして次第にその速度を増しながら全身に贅肉がついていく。
胸に。腰に。足に。
柔らかそうな脂肪が段をつくり、しかし張りを保ちながらアニスの体を変化させていく。
脂肪で大きさを増していた巨乳は、追加の脂肪がついたことで1mを超す肉塊に成長し。
栄養剤で膨らんでいた腹には分厚い皮下脂肪がついて、一般的な成人女性二人分のウエストに匹敵するほどの腰回りになって。
お尻は縦横に大きく肥大した脂肪の塊と化しており。
太ももやふくらはぎのボリュームはさらに増して、でっぷりと膨らんで。
辛うじて冷徹さを保っていた顔はパンパンに膨れ上がり、もはや魔王の威厳もなく。
栄養剤の副作用でちょこんと上を向いた鼻には愛くるしささえ感じられて。
腹を中心として太ったせいで丸っこい壺のような体型に変わり果ててしまったアニス。
その姿には滑稽ですらあった。
「こ、こんな…」
歩き出そうとするも重心を崩し、前のめりに倒れて。
けれど、巨大な腹肉がクッションになって、ボヨンボヨンと弾むだけ。
それを見た観衆が歓喜と失笑を投げつける。
「ち、違う…違う…」
口から漏れ出る言葉は喉についた肉に押されて低く潰れていて。
醜く変わり果てた姿を大衆に晒されている現実に直面し、アニスは涙を堪えることしかできなかった。
続く
-
すみません>>682は誤爆です。
>>683からお読みください。
-
まさかの展開 アニス様どうなってしまうのか・・・
乙!&続き楽しみに待ちます
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果たしてアニス様に救いはあるのだろうか…
-
流れを読まずにSSを投稿します。
未完結のまま放置されていた拙作「口は肥満化のもと?」の続きです。
市立比堂学園。
その教育方針は「成果」をあげることを第一とする、前時代的とも言える熾烈なものである。
その方針は確かな成果を出していたが、その反面内外での負傷事故が続出してもいて、
そのことを批難、もしくは忠告する者もちらほらいた。
その一人がスクールソーシャルワーカーの串田智次だった。
彼が事故増加の確かな統計を持って肥堂学園を訪れ、現状に対する指摘を行った。
その翌日、彼の家を一人の少女が訪れた。
-
串田の家に来たのは、比堂学園中等部の制服をきっちりと着こなした端正な顔立ちの
しかし全くの無表情な少女、上岡奏
出迎えているのは、ブラウスとスカートの上下を着た清楚な印象の若い女、
串田の妻のである串田隣子(くしだ りんこ)
しかし、 「・・・・・」 「それであなたは何の用で家に来たの?」
「・・・・・」 「主人が行ってる学園の生徒の様だけど、その事で話に来たの?」
「・・・・・」 「・・何か言ってくれないかなぁ・・・」
隣子は全く口をきかない奏に手を焼いていた。
(この子一体何を考えているだろう、本当に喋れないなら筆談するはずだし・・・)
(比堂ってこんな子ばかりなのかなぁ、
(口出ししちゃいけなかったのかも・・・)
実は夫に比堂への相談を提案したのは隣子だった。
「口出ししちゃいけなかったそう思ってるな」
奏がようやく口を開いた。 だがその言葉に込められているものは確かな敵意。
「え? ええ」しかし隣子は口を開いたことに気を取られて、その敵意に気づけない。
「自分が面倒に巻き込まれたからそう思ってるんだろ」
「・・・! 」 図星だった。
しかし返答も反論も奏の言葉と視線に込められている敵意に気づき出来なかった。
「ただこの厄介事が終わればいいこの小娘が家から居なくなればいいそう思っているのだろ!」
「言い返される覚悟も無しに口出しするんじゃない!」
(こ・・・怖い・・・わ・私のせいでこんなことに・・・?)
奏の強い言葉に隣子は何も言い返せず、ただ怯え怖がった。
そう恐怖を感じた。 その感情を引き金として肥満化が始まる。
-
隣子の体が膨れ出した、
ゆっくりとしたものだが本人にはしっかりと分かるようで、
「!!? まさかあなたのし・・・」 立ち上がり奏を問い詰めようとしたが、
「仕業だとしたら言うのか誰かに」
「訴えるのか!警察に!!」
「泣きつくのか!旦那に!!」
「甘えるのか!!!誰かに!!!」
「ひぃ!」 奏の反論、いや口撃にたじろぐ。
その拍子に足をすべらせ大きくなったお尻で尻餅をついてしまう。
ビリッ! その衝撃もあってか履いていたスカートが破れてしまう。
顕になった両の脚は肉で出来た丸太とでも言えるような太さだ。
「ひ・・ひぃぃ・・・」
現状を認識する事も出来ずただ奏から逃げ出すために部屋を出ようとするが
パシャッ カメラのシャッター音が聞こえ、慌てて振り返る。
バツッン!それと同時にブラウスのボタンが弾けとび、
メロン大の胸が飛び出てくる、その真下のお腹はたっぷりと脂肪が付いた寸胴で
スカートがあったら確実にマフィントップを形成するだろう。
奏はスマートフォンを、隣子とは明後日の方向の窓に向けていた。
その代わりに、満開の笑顔を向けていた。
「しかしすっごい体になりましたね」
「カメラに撮りはしませんよ法に触れますし何よりそんな体撮ったらカメラが壊れかねません」
「こんな嫁さん貰って旦那さんもさぞ可哀想なことで」
ガラリと変わった明るい口調で、込めた敵意はそのままに、言葉を紡ぐ奏。
その度に隣子の服が裂け破け、脂肪で膨れた裸体がさらけ出されていく。
「どうしてこんなことになったのか誰のせいでそうなったのかじっくりと考えて
「ゆっくりと後悔するんですね」
数分後、座り込んで泣きじゃくる肉塊を尻目に、
奏は自分の着ていた制服を脱ぎだした。
-
『先日は貴重な意見をありがとうございました。
話の続きをそちらが希望されるなら連絡をお願いします。
それとこちらの生徒が一人そちらの家にお邪魔していた様です』
これがさっき携帯に届いた比堂の教師からのメール。
そして、今串田の眼前には何も言わずにただ泣きじゃくるだけの肉塊、いや妻の隣子。
最後に見てから半日も経ってないのに、その時より4倍近い横幅になってしまってる。
誰が着せたのか知らないが、何故か比堂学園の制服を着ている。
いやむしろ全く着れておらず、むしろ全裸よりも惨めさが引き立っている。
お腹は最早隣子の身長を越すほどのサイズで、下っ腹が床に付いてしまう程だ。
脚はドラム缶、それを倒したかの様な有様である、
腹に遮られ動かすこともできずに無造作に投げ出されている。
これでは立って歩くことも出来ないかもしれない・・・
丸太の様な太さの二の腕もだらんと横腹に添えられているだけだ。
手も十本の指に至るまでパンパンに膨れ上がり、
こちらは物を持つことも出来ないかもしれないと思わせる・・・
一番の肥大化を遂げたのは胸だった。
そう言えばまだ救いがあると思うだろう。
しかし実際には重さで垂れ下がり
お腹に乗っかりながらせり出している奇乳でしかない。
尻は胸よりかは幾分か小さいが、それでも人一人の体重を上回りかねない程の質量がある。
今は全体重を持って圧迫されているお陰で綺麗な円形を保っている。
顔にはそれ程脂肪はついておらず、目鼻立ちはギリギリ保たれているが、
首は埋もれてしまい、嗚咽の声は野太いものだった。
(これが私の口出しに対する比堂学園の返答・・・・)
串田も何も言えずに立ち尽くすだけだった。
串田隣子(25) 166cm 54kg→223kg
80・57・78→201・170・188
-
早朝の比堂学園の中等部の校舎、奏が教室に入る。
居たのは、壮年の男子教師だけだった。
「上岡、市役所に務める学園の職員から連絡があった。」
「口出ししてきたあの夫婦は離婚した、それも嫁の方から言い出してな イイ気味だ」
教師の言葉に奏は一瞬耳を傾け目尻を吊り下げ微笑を浮かべる。
それからすぐに元の無表情に戻り自分の席に着く。
「『自分の仕事が成功したのは嬉しいが、成功したことをそれ以上振り返る気はありません』
教師はその表情の動きから奏の考えを正確に読み取っている。
「その心意気だ、それでこそ我が学園の一員に相応しい」
教師の言葉を聞きつつ学生としてその日の授業の予習を始めた奏。
その途中、不意に自分が『処分』した隣子と串田が離婚に至るまでにどんな経緯を辿ったのか、変わり果てた体になった隣子のこれからを想像して、
何か楽しいことでも考えた時の様に少し笑った。
解説 奏は自分に対して恐怖心を抱いた女性を肥満化させることが出来る。
これはそういった薬物を摂取した結果の体質変化であり、
メカニズムは
①対象と十数分間近距離でいることで
自分の息を通して相手の体内に肥満化薬を送り込む。
②言葉を使い相手を怖がらせる。
③脳が恐怖を感じたことをトリガーにして
相手の体の細胞に入り込んだ肥満化薬の成分が反応し脂肪細胞を増殖させて
相手を太らせる。
尚数分で肥満化薬の成分は消滅し、その際に相手の体に耐性が出来るので
同じ相手を二回以上太らせることは出来ない。
今回はここまでです。
実を言うとこのSSは長編にするつもりですが、
どこまで続くのかは自分の気分しだいだったりします
-
547氏乙です。
3月1日では有りますが、一応2月29日と言う事で駄文ですが良ければどうぞ。
ttp://www1.axfc.net/u/3183166.zip
パス:himanka
-
すみません、間違えて違うファイルを上げてしまったので↑のは無視して下さい・・・
こちらが正しいファイルです。
ttp://www1.axfc.net/u/3183168.zip
パス:himanka
-
期待通りの投稿乙です。
美貌換金屋もほぼレギュラーになりましたね。
相変わらずのダーク&ディープぶりで・・・
しかし自分としては梅の木の話のような微笑ましい(?)SSの方が好きです。
-
>>693
二つとも面白かった、乙です
肉の日こないと思ってたから投稿きてて嬉しいwwww
-
いつも乙です
2月は9日が肉の日だから3月の肉の日まで期間空くなぁ・・・
とか思ってたらサプライズがw
-
>>695
しかし以降いらないよ
あなたの好みなんて少しも興味ないわ
-
>698
はっきりとした感想の方が嬉しいかなと思って書きましたが、
>698を見てから見直すと好みを押し付けてる様な感想でした。
すみませんでした。
-
>>699
俺は好み押ししても別に良いと思うけどな、ここは好み押ししてはいけない場所では無いだろ
ちなみに俺もほのぼの系好きだよ
-
__
Gニ ・ ヽ,.、 いぢめる?
, ´ ̄\ Gニ ・ ノ`′
( へ ヽ/ 三;´ ̄ヽ
\__人__.(__ヽ_ノ
~ ~
-
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Gニ ・ ヽ,.、 いぢめる?
, ´ ̄\ Gニ ・ ノ`′
( へ ヽ/ 三;´ ̄ヽ
\__人__.(__ヽ_ノ
~ ~
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放置しろ
押し付けられたとこで誰も聞かん
-
続きマダー?
-
>>684の続きですが最近忙しく投稿はまだ先になると思います…
1週間内には投稿するつもりですので、すみません
-
>>705
ゆっくりでも良いのよ?
-
気にせずゆっくりでいいのよ
-
楽しみに待ってます!!!!11
-
> 705
自分も続きを楽しみにしてます。
その前菜になれるかはわかりませんが、SSを投稿します。
「朱の女」
『夜の病院、重い病気やケガに苦しんでいる人の枕元に
朱色の髪をした美しい女が現れる。
数日後にまた現れて、抱えているケガや病気を治してくれる。
しかし、その代償として美しさを奪い取ってしまう』
そんな怪談がこの地域に伝わっていた。
そしてそれは現実の話となった。
深夜の病院、その病室の一つ。ここにいる患者は、
長い黒髪を後ろでくくった30代前半の女、
下半身の複雑骨折で入院し全治6ヶ月と診断された二島佐奈子と
薄茶色の髪をツインテールにした11歳の少女、
心臓病で一年も入院している白田都美。
その二人の前に現れたのは夕暮れを思わせる朱色の髪の女、
女としては高い背丈にメリハリのある肢体、怪談通りだ。
ただ、着ている服は、その整った体を程良く露出させたタンクトップとスパッツで、
その顔の印象は、ぷっくりとした唇と紫色の大きな瞳から、美しいと言うより可愛いと思える。
-
「それじゃあ始めるけど、本当にイイの?」
「私は美しさを取っちゃうんだよ」
「醜くなってもいい、子供達の為に一日でも早く戻りたいんだ・・・」
「私も・・もう病院から出て学校に行きたい・・」
「そう、じゃあ奪わせてもらうよ」
女は二枚の札を取り出し、佐奈子と都美のヘソの辺りに貼り付ける。
「よろしくお願いします えっと・・・」
どう呼んでいいのか分からずに、言葉に詰まった都美に
後ろを向き返答する。
「ああ、私は『リーファ』 美しさを奪い、命を治す」
背中を向けたまま、病室の片隅に置かれた誰かのバッグをまさぐる。
「朱の女」 リーファは振り返り、満面の笑みを向けた。
それを切っ掛けにして、佐奈子と都美の体に脂肪が付き、膨れ、太ってゆく。
にも関わらず二人は微笑みを浮かべていく。
体に脂肪が付き重くなると共に、
それまで抱えていた苦しみが抜けていくのを確かに感じていたのだ。
佐奈子が脚に感じていた痛みが、都美が胸に感じていた辛さは消えうせ、
それは重さに変わっていった。
「はい、これでオシマイ」
「「あ・・りがとう・・・ございました」」
急激な肥満化に対応しきれず、息も絶え絶えに礼を言う二人。
しかし、その体は通常の肥満による弊害は最小限に抑えられており、
至って健康な、肥満体で間違っても美しいと、
言えるかどうかは見る人によるだろう。
「 た、頼・・だ・・・か、いが・・・・あつたよ・・・」
佐奈子の体は下半身を中心に肥満化していた。
病院着のズボンは完全に破れてしまい、
そのとても太く分厚い下半身が丸見えになってる。
特に腰周りの太さは、マワシを巻いた横綱を思わせる。
そんな下半身と比べると細いが、
上半身は上半身でかなり太く病院着もパツパツだ。
普通の人の腰並に太い二の腕に、
そんな腕が閉じきれない程になった脇。
そして、新たに子を宿したかの様な大きさのお腹に、
そんな腹を上回るサイズの胸はメロン大の爆乳である。
顔も丸々と膨れ、顎は軽い二重顎で、
頬肉が膨れすぎて鼻が低くなり目が少し細められている。
二島佐奈子(33) 162cm
55kg 80・58・71→106kg 103・90・127
-
「お、お父さんが言った通りだった・・・今日で治った・・・!」
これまで心臓病で苦しんでいた都美だったが、
そんな過去を覆い隠す厚い脂肪が付いていた。
言い換えれば、胸が重点的に肥大化した肥満体になっていた。
しかし、佐奈子と同じく胸以外も十分すぎる程肥大化している。
手足は以前の倍近い太さで、袖も脚も今にもはち切れそうだ。
小さかったお尻は大きくなりすぎて、
ズボンを裂いてブリンとはみ出している。
ほっそりとしていたお腹も、ドンと突き出して、
大玉スイカを入れた様なサイズの太鼓腹になってしまった。
そして、そんなお腹が括れて見えるほどに巨大になった胸。
こちらは片方ずつがスイカ並みの大きさである。
スリーサイズだけ比べれば、「ボン・キュッ・ボン」で、
ある意味、大人顔負けのナイスバディーだ。
そんな体とは逆に、顔は満月の様に真ん丸とした丸顔で、
幼く可愛らしい印象だ。
白田都美(11) 142cm
35kg 65・49・57→ 88kg 119・98・117
「あなた達の美しさはいただいたよ」
リーファは二人に貼り付けていた札を拾う。
二人には暗くて見えなかったが、札の裏は複雑な構造の電子機器になっていた。
「それじゃあ、二度と私に会うことの無い様にね」
リーファは、そう言って何故かさっきまさぐっていたカバンを抱え上げ、
窓から飛び降り、夜の闇に消えていった。
-
その頃、あの病室の真下、1Fにある応接室に、この病院の医師と
都美の父親がいた。
都美の父は深々と頭を下げ、数十万円相当の紙幣が入った封筒を医師に差し出していた。
「娘の治療、ありがとうございました」
「いえ、肥化治療という手段をとらざるを得ず申し訳ありませんでした」
肥化治療―――特定の栄養素を急激に送り込むことによって、肥満化と引き換えに
患者の回復機能を活性化させ、疾病を即座に完治させるという処置。
コストもリスクも現時点でかなり抑えられているが、
当然のことだが、世間からの批難の声が強く、
実用化に踏み切れないでいる。
「しかし何であんな形で治療を行ったんですか」
「いえ、それが彼女がそうしたい、と言ったので・・・」
「問題もないので、好きにさせているのです」
丁度その時、上から人影が飛び降りて、裏庭に敷かれていたマットに着地したのが窓から薄らと見えた。
庭の照明に照らされたその人影は、紛れも無くリーファだった。
「本当に物好きな人ですよ」
「自分で作ったシステムなのだから特許を申請すればよいのに、
「必要経費以外ほぼ無償で私達医療機関に配布してくれて」
「・・・本当に変わった人ですよ」
少しの呆れと大きな感心が入り混じった医師の言葉はリーファの耳に届かず、
彼女は、子供の様な満面の笑みを浮かべて夜の闇へ駆け出していった。
おわり
あっ、タイトルは 「 美と健 肥化治療と演じる女」です。
-
547さん
星新一の短編のようで短いけれど面白かったです。
遅くなりましてすみません。
短いですが続きを投稿させていただきます。
-
「よくも私にこんな屈辱を…」
呪詛の言葉を吐き、立ち上がろうとする。
しかし、膨らんだ腹が邪魔で満足に上体を起こすこともできず。
再び前のめりに倒れたアニスに容赦のない嘲笑が投げつけられた。
「さ〜て、今のアニスちゃんの体重はどのくらいかしらね」
倒れているアニスをサクラが体重計の上まで転がしていく。
「あらあら、198kg。随分太ったわね〜」
実に100kg近い増加である。
「モミジちゃんと同じくらいね」
「ふざけるな! この私があんな肉のお化けと一緒だと!」
口角泡を飛ばしアニスはモミジを指差した。モミジは少し悲しそうだった。
「うふふ、今の自分の姿を自覚していないようね〜。だから私に出し抜かれるんですよ、魔王さん」
「な、なぜ私が魔王だと知っているのだ!?」
戸惑うアニスにサクラは顔を近づけて囁いた。
「本っ当に鈍感ですね。過去に見捨てた自分の部下さえ覚えていないなんて」
サクラの姿が歪んで溶けていく。
膨れていた体はするすると萎み。
瞳の色は燃えるような緋色に変わっていき。
サクラがいた場所に立っていたのはスレンダーな若い女(アニスは知る由もないが魔王を召喚する本を売った骨董品屋の女店主)だった。
「お前だったのか。魔王軍の元近衛隊長ティナ・ルーク!」
「やっと気づきましたか。罪を負われてあなたに地上に追放されてから随分苦労しましたよ」
「宝物庫の金貨を着服していたからだ。自業自得だろ」
「自分勝手な魔王の尻拭いに対する我慢料としては、近衛隊長のお給料だけでは全然足りなかったんですよ」
「貴様…」
「魔界を追われてから苦節十年、来る日も来る日もあなたに復讐することだけを考えていました。そしてやっとこの日が来た。
魔力も十分溜まり魔法も使えるようになりました」
観衆はいつの間にか消えていた。魔法で創り出された幻影であった。
「しかし、どうやらあなたは自分を慕っていた者にさえ罵声を浴びせるのですね。ほらあそこにいるのは…」
ティナはモミジを指差した。
「あなたの付き人だった下級悪魔のハンナですよ」
「は、ハンナ。お前はあの『ちびっこハンナ』だったのか!? 急に失踪して心配していたのだぞ!」
「ひ、ひどいです。私、好きでこんな姿になったんじゃないのに『肉のお化け』だなんて…グスッ」
「ち、違うんだ。お前だと分かっていたら!」
「追放されるときに魔界から攫ってきたんですがね。今は私の魔法で姿を変え、自己主張できない奴隷として働いてもらってますが」
「この…外道が!」
睨みつけるアニスに向けてティナは冷やかな笑みを返した。
「あらあら、魔王に外道呼ばわりされるとは光栄ですね。
でも、あなたが魔王の椅子にふんぞり返っているのは今日でおしまい。これからは私の奴隷にジョブチェンジしてもらいましょう」
ティナが呪文を詠唱するとアニスの周りに魔方陣が展開された。
「そうですね。取りあえず本物の豚さんになってもらいましょうか?」
「何を言って…ぶひっ!? …ふごっ…な、なんだこれは!?」
顔の中央部に違和感を感じアニスが鼻を触ると、立派な豚の鼻がついていた。
ティナは嗜虐に満ちた表情でアニスの鼻をなぞる。
「ぶひぃ…も、元にもど…ぶふぅ、んごっ…ぴぎぃぃ!?」
「なかなかお似合いの姿ですよ。これであなたは人語を喋ることはできない。誰の助けも呼べない。さて…」
ティナがアニスに手を伸ばす。
「もっともっと太ってもらいましょうか。かわいい私のペットさん」
眼の端に涙を溜めながら、最後にアニスが思い浮かべたのは彼女を召喚した男の顔だった。
-
続き来てた!乙です
豚化は好き嫌い別れるかもしれないけど個人的には大好きなシチュなので嬉しい
-
乙です
さぁ、盛り上がって参りました!!
アニスの運命は如何に…
-
おお、小説投稿乙です!なかなか興奮する内容でなかなかそそるものがあって素晴らしいです!ごちそうさまです!
・・・あ、盛り上がってるところで、自分、話とは全く関係ない絵を書いたので
貼っておきます。
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1643_1.jpg
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1644_1.jpg
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1645_1.jpg
思いつきですがどうぞ。みなさんのフェチ力に役立てれば嬉しいです。
-
GJ!
スク水ははちきれさせる物だよね
-
やはり段階を追って太っていくのはいいねえ、乙!
-
うぶぅう とかゲップとか萌えるwやっぱり強制だよね
-
みなさん投下お疲れ様です。
29日ですので駄文ですがどうぞ
ttp://www1.axfc.net/u/3207793.zip
パス:himanka
-
651氏 遅くなりましたが乙です!
まさかの伏線、アニス様どうなってしまのか・・・続き楽しみにしてます
それと「星新一の短編のようで〜」という、
自分には過ぎたお褒めのコメントありがとうございます
235氏もイラストの投下乙です!!
新たなシチュをわかりやすいイラストで展開させてくれて、ありがとうです。
さて、私こと547も、毎月恒例のあの人のSSの前座としてSSを投稿します。
235氏のイラストを駄文ながらもSS化したものです。
「人が着る水着(もの) 人を使う実験(もの) 」
コンクリートの床と壁に四方を囲まれた無機質な部屋。
そこに少女がスクール水着を着て立っていた。
その体はか細くて、
?? (細すぎないか・・・)
??(元が細いほうが耐用実験には適している)
体重は重く見積もっても、40kg強
??( いや体重は関係ないだろ)
スリーサイズは、74・49・71だろうか
??(そこは測れよ) ??(どうでもいい)
この少女、ある会社が新開発したこのスクール水着の耐用実験の
アシスタントとして、法外とも言える程の、高額で雇われたのだが、
「これより水着の耐用実験を行う」
「耐久実験って水着着てるだけじゃない」
壁の向こうからの電子音声に少女が突っ込んだ。しかし・・
-
「実験開始 スイッチON」
その音声をきっかけにして、少女の体が
「ちょ! 何よこれ! 体が・・・どんどん膨らんでいる・・・」
膨張し始めた。それも脂肪で、
少女の体はじわじわと膨れていく。
大きくなかった胸も、脂肪で大きく膨れていき、
谷間が形成され、水着の上からちらりと見えている。
その下のお腹もぽっこりとせり出していき、
柔らかくたるんだお腹は、
添えられた両手に沿って、むにりと変形している。
下半身、特にお尻と太ももも、丸く太くなっていき、
水着を押し上げていく。
しかし、布地はその変形に耐えてキズ一つ付いてない。
少女の精神は耐え切れずに錯乱しているが、
-
「出力アップ」 電子音声が無慈悲に響いた。
そして少女の膨張、いや肥満化もペースアップした。
「うぶぅう!」
少女は体全体に水を無理やり入れたかの様な・・・
自分では上手く表現できないほどに不快な、その衝撃に耐え切れずに
大きなゲップを漏らしてしまった。
「いやぁあああああ!」
涙目になりながら、絶叫する少女。
だが肥満化は止まらない。
胸は頭よりも大きくなり、深い谷間が水着の上からでも分かる。
腹は、そんな胸を遥かに上回る程に突き出ていて、立派な太鼓腹である。
お尻は前から見ても大きく突き出ているのが分かる程のサイズだ。
そんなお尻に水着を押し上げられ、少女の脚がどんどん露出していく。
それと同時に太くなっており、脚と脚の隙間が無くなってしまった。
二の腕も丸太の様な太さである。
そして顔もぶくぶくと膨れて二重あごができていく。
しかし、ここまで来ても水着には亀裂一つ入っていない。
少女の体型情報(目視による推定)
146cm 38kg 74・49・71
→ 53kg 87・68・83
→81kg 97・109・93
→・・・
水着 耐久性評価 S(実験により確定)
少女の有様を、コンクリートの壁を隔てた向こう側、
白衣を着た2人の男が見ていた。
最初に少女の体型について雑談していたのもこの2人である。
「耐久性は問題無しと、後は・・・」
片方の男は、実験で得られたデータを淡々と記録していく。
「おいここまで太らせる必要は無かったろ」
もうひとりの男が軽い憤りを見せながら、問い詰める。
「そもそもあんな少女を実験に使うなんて・・・」
男はその問い詰めに『お前は何を言ってる』、と言わんばかりのドヤ顔で返答する。
「人が着るものだぞ、実験には人間を使うのが一番だろ」
駄文かつ短文ですが、これで終わりです
-
しかし前座はまだ引っ込みません。
後ろに控えしあの人にあやかって、
もう一本投稿させてください。
こちらは「がんばれゴエモンシリーズ」を原作とした
二次創作の長編、のプロローグです。
時は江戸時代(?)
伊賀の物知りじいさんが作った死んだ者を蘇らせる
「ウルトラ・(中略)ゴーストリターンマシーン」(以下召還マシーンとする)を
オカマの未来人シスタービスマルが奪ってしまった。
取り戻すためにまたまた冒険の旅に出発した義賊ゴエモン、
お供は毎度おなじみ自称正義の忍者エビス丸、ではなかった。
はぐれ町の茶屋、そこにゴエモンが誰かを連れて入ってきた。
彼を待っていたからくり忍者サスケが声をかけ近づく。
サスケ「ゴエモンどの―、さがしたでゴザル・・・よ・・?」
確かに入ってきたのはゴエモンだ。
しかし彼が連れているのは、見知らぬ人。
青いこの世界の一般的な服とはやや作りが異なっている、服を着た、
すっきりした体の可愛い女の子だった。
サスケ「ゴエモンどの、エビス丸どのは?」
ゴエモン「 あんとき、エビス丸はビスマルに突っ込んでいって、
避けられて・・・あのタイムマシンにぶつかって・・・
そんとき召喚マシーンとタイムマシンが光って・・・」
「で、光が消えた時にはエビス丸がいたところにこの子がいたんだ」
「物知りじいさんが言うには、
『召喚マシーンとタイムマシンは時間の流れに逆らうという点で
同様の技術を使っているのじゃが、
その部分が『シンクロ』して暴走した結果
エビス丸とこの子がいる時間を入れ替えたのじゃろう、
戻す為には召喚マシーンを取り戻して調べてみるしかない』
「と、いうワケなんでい」
サスケ「そういうワケでござったか・・・」
それでその方の名は?」
とりあえず納得したサスケは連れてきた少女に声をかける。
エビス「私はエビスって言います」
「がんばれゴエモンガールズ でぶでぶ道中 おにくでんこ盛り」
「ステージ1 新世代から来た女の子」
-
サスケから、ゴエモンインパクトが暴走して
大江戸城に向かっていることを教えられたゴエモンは大江戸城に行くことにしたが、
そのためには城までのステージを攻略し手形を集めなければならない。
ゴエモン「オイラ達で次のステージに行ってるから、
エビちゃんはこの町で待っててくれ」
エビ「いえ、私も手伝います!」
サスケ「協力してもらうにしても、
この時代のことをもう少し知っておいたほうが良いでゴザロウ」
エビス「そういうことなら、分かりました」
という訳で一人はぐれ町で留守番になったエビスは、
エビス「この時代のことを知る・・・やっぱりからくり技術について、
ぐぎゅるぅぅぅ(腹の音)
「・・・そ、その前に何か食べよっと」
まずめし屋に向かった。
それから1日が経過し、大江戸城までのルートを確保した2人が
はぐれ町のエビスの元へ戻ってきた。だが・・・
ゴエモン「・・・・・」
サスケ「・・・・」
エビス「・・・・・・」
宿屋の一室、三人とも何も言えずにいる。
そのワケはエビスの体が変わり果てたから、
そう、とても太っていたからである。
元が痩せていただけに、そこから結構な量の肉が付いたことがよくわかる。
まず手足は2回り程太くなってる。
お腹はぽこんと少し体のラインからはみ出ている程度だが、
元を考えると、腹回りもかなり肉が付いたことになる。
そして服の上からでも分かるほどに巨大化した巨乳、
服がキツキツで今にも破れてしまいそうだ。
ゴエモン「エビスちゃん・・・どんだけ食ったんでぃ・・・」
エビス「フツウの量しか食べてません!!」
ようやく口を開いたゴエモンに、
真っ赤になって涙目で返答するエビス。
実際、エビスがこの1日で食べたものはごく普通のの量で、
ここまで太ることは絶対にありえないのだが・・・
-
サスケ「もしや、『レキシのシュウセイリョク」とやらの一種では・・・」
エビス「歴史の修正力・・・そ、そうですか!」
「私とエビス丸さんの一番大きな違いは体重、
だから少しでもその違いを埋めるために私を太らせて・・・」
ゴエモン「そんなアホな!」
「・・・どっちにしろ、早いとこ大江戸城に行こうぜ!」
ステージ1クリア(訳 今回はここまでです、
(一応でろでろ道中をベースにしています)
(肥満化の形式としては、2、3人を集中攻撃!、という形にするつもりです)
(もちろん、その2、3人には、「あの娘」も含まれております)
(それでは続きは来月の29の日までには投下できる様にします)
(あと、今更ですが、がんばれゴエモンシリーズを知らない人に
かなり不親切なSSとなっております)
今回の犠牲者
・エビス
「新世代襲名」から登場。
エビス丸とは似ても似つかない、すっきりした体型の少女だが、
エビス丸と入れ違いにこの時代にやって来たせいで、
『レキシのシュウセイリョク』によって肥満化してしまうことに・・・
現在の体型 57kg 88・59・84
-
547氏、乙です!!!!!
自分の絵をSSにしていただきとても嬉しいです!
もうまさしく自分が考えていたものにかなり近いシチュだったので、
とても満足する内容でした!鬼畜度も増してすごいよかったです!ありがとうございます!
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>>721
安定した高クオリティ、特に輝子の「ふひぃ」が可愛いですね!
>>547氏、235氏
やっぱり絵と文があると妄想力2倍で凄くいいですよね
続きを待ってます!
29の日ということで私も続き投稿します。
相変わらず短くて申し訳ない…
-
「…ふごっ!?」
気が付くとアニスは暗い牢の中にいた。
石畳の無機質な床。ところどころ崩れ落ちた壁。窓には鈍い光を放つ鉄格子が嵌っている。
「(ティナの店の地下室…というわけではないようだ)」
別の場所に移され、牢屋の中に閉じ込められた、ということか。
注意深くあたりを確かめる。
牢屋だから当たり前だが、どうやら出口はないようだった。
「(私に復讐する、と奴は言っていたが…?)」
死ぬまでここに幽閉しておく、という意味だろうか。
「そんなに怖い顔をしなくても大丈夫ですよ」
鈴を転がすような声がしたかと思うと、牢の中央に一人の少年が立っていた。
「ぷぎっ!?」
「ああ、ティナ様の術をかけられて喋れないのですね。あの方の嗜虐癖にも困ったものです」
少年が指を一振りするとアニスの豚鼻が縮んでいき真っ直ぐ整った本来の鼻に戻った。
さらにもう一振りするとアニスの体が光始め、太る前の引き締まった肉体に戻っていた。
アニスは困惑しつつ、少年に問いかけた。
「お前はティナの手下ではないのか?」
「はい。ティナ様の使い魔です」
「なぜ私の体を元に戻した?」
「さあ? ただの気まぐれですよ」
少年は笑顔を見せた。
訝しく感じつつも、口元が緩むのを我慢することができない。
ひとかけらの余分な脂肪もない己の体を撫で、筋繊維のしっかりとした感覚を確かめる。
鉛の鎧を脱いだように全身が軽い。
「喜んでいただけているようで幸いです。それでは私はこれで…」
テレポートの魔法を使い、部屋から出ていこうとする使い魔の腕をアニスは掴んだ。
「待ってくれ。無理な頼みなのは分かっているんだがここから出してはくれまいか?」
「んー…っと、そうですね。私の言うことを聞いてくれれば出してあげますよ」
使い魔が指を振るとアニスの目の前の温かい料理が表れた。
パンとスープ、それに羊の肉を炙った質素な料理だった。
「これを完食できたらティナ様に頼んでここから出してあげますよ」
「ほ、本当か?」
「はい」
アニスの胃袋なら5分とかからず食べ終えることができる量だった。
監禁された魔王は余裕綽綽の面持ちで料理に取り掛かった。
「では私はティナ様にこのことを伝えてきます」
「頼んだぞ!」
「ええ。豚は太らせてから喰った方が美味しい、とね」
テレポートの魔法で牢屋から退出する直前、使い魔が歪んだ笑みを浮かべぼそりと呟いたことにアニスは気が付かなかった。
-
乙です!
「上げて落とす」ならぬ「痩せて太らせる」
個人的に大好きなシチュですので、
これからかどうなっていく(しまう)のか楽しみです
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まだ?
-
まとめが消えたからどこからここに来れば良いのかわからないんじゃ
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Sage忘れてたよ
-
>>733
肥満化で検索
↓
かわいい女の(ryを見つける
↓
>>1で避難所を見つける
-
肥満化SSを投下するのは初めてなので、至らぬ点もあると思いますが、是非感想を下さい。
「復讐を転じて福となす!?」
僕の名前は草薙俊介。僕はある女の子に告白したんだけど、フられてしまった。別に僕がそんなにカッコ悪いってわけじゃないよ?勘違いしないでね?彼女が「君とはちょっと付き合えないなぁ…」って言ったから無性に腹が立ってさ。あ、そうそう、彼女の名前は渡辺万葉。確か親が先生をやってるとかなんとか。今はやり?のDQNネームっぽいよね。話を続けるよ。何とか復讐してやれないかって思ってたんだけど、中々いい方法が見つからなくってさ…え?その子は可愛いのかって?うーん、正直言うと世間からはブサイクって言われちゃう顔だねぇ…そんな奴にフられたから余計にムカつくんだ。ふと考えたんだ。
「人は見た目が九割」モデルの仕事をしている僕の母さんがよく言っている言葉だ。じゃあ見た目を悪くしてやろう、と考えたわけ。
でも既に顔は悪いしなぁ…ん!そうだ!太らせれば顔だけでなく体も悪くできるじゃん!と、言うわけで、僕は彼女を太らせる事にしたんだ…
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まずは、どうやって太らせるか考えなきゃ。手っ取り早いのはめちゃくちゃ食わせる事だけど、そんな事出来っこないよなぁ…あ、そっか、脅せば早いよな。まずは見られたら将来が危なくなるような写真をとってやらなきゃ…え?手段が定番すぎるって?定番じゃない、安定と言って欲しいな。先人が成功しているんだから、下手にオリジナルに手を出すよりいいはず。さーてと、彼女、チョコが好きだったよな、睡眠薬入りのトリュフチョコでも作るか…
翌日、何個か強めの睡眠薬を混ぜたチョコを学校に持って行って、食べさせた。「変な事言ってごめんね、これからは友達としてよろしく」って言って渡したら簡単に食っちまった。なんだ、ちょろいじゃん。
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ここは学校の倉庫。誰も使ってないから安心だね!え?御都合主義すぎるって?そこはフィクションだからおいといてくれよ!
さ、とりあえず脱がしてあんな写真やこんな写真をとっちまおう…因みにチョコを渡した場所は倉庫近くだから運ぶのは楽だった。
ふう、こんなもんかな。こんな写真をばらまかれたら僕なら引きこもるか自殺するような写真を数十枚撮った。お、起きた起きた…
「草薙くん…?何で…私…キャッ!」
「ようやく気づいたの?脅すわけじゃないんだけどねー…僕の頼みを聞いて欲しいんだ」
「た、頼み…?そんなの、聞くわけないじゃない…!警察に連絡するわ…!」
「あっそう、僕の父親の仕事、わかってないみたいだね。折角だから教えてあげる。表向きは公務員だけど、裏ではちょっと危ない事をしててね、盗撮事件ごとき余裕で揉み消せるわけ。おわかり?」
「う、うぅ…」
「そんな怯えなくていいよ、簡単な事さ。一ヶ月後までに、そうだな…7㎏増やしてきてよ。今の体重は?最後に量った時のでいいからさ」
「ご、53㎏…」
「なら60㎏じゃないか、まだまだ太ってるとは言えないから大丈夫だよ」
「はい、って、言いなよ」
「は、はい…」
「よろしい!」
完全に僕の勝ちだ!
-
(視点変更です)
ど、どうしよう…こんな事、お母さんやお父さんに相談するわけにもいかないし…
やっぱり、7㎏増やすしかないのかな…と、とりあえず一日どれくらい食べればいいのか計算しよ…
えっと、私のエネルギー必要量は2250だから…脂肪1gで9kcalで…脂肪1㎏で…1000g…うわぁ…1000kcal余分にとっても111gしか増えないよ…でも1000って以外と簡単かも…チョコとかあるし…
よし、計算しよ。えっと、2250は通常の三食で摂るものとして、えーと、何を食べるのが一番手っ取り早いのかなぁ…あ、チョコパイなんて良さそう。えっと、これを一箱食べると978で、これを三食の間に食べると…3000近く行くのか…これなら早く60にいけそうかも…うぅ…なんで…こんな事に…なっちゃったんだろう…
私が…フった腹いせ…?で、でも…あんな写真撮られちゃったし…で、でも、すぐに痩せれば大丈夫だよね…
翌日、私はコンビニでチョコパイを3箱買って、一箱はすぐに食べた。うぅ…やっぱり辛いなぁ…胃がもたれるよ…
午前の授業も終わって、お昼休み。お弁当、食べられるかなぁ…
と、思っていたが、心配は杞憂に終わった。
以外と入る…でも、これで体育とかやったら吐くかも…
「万葉ちゃんそんなに食べて大丈夫?」友達の美沙ちゃんが声をかけてくれた。
美沙ちゃんに相談すべきだろうか?でも、彼女にまで危害を加えられたらどうしよう…
やっぱり、言えないよ…
-
「う、うん!大丈夫だよ…」
「そう?何かあったらいつでも言ってね」
「わかったよ、ありがとう」
放課後、私は家に帰って残りの一箱を食べた。結論。案外、いける。うぅ、喉が乾いたなぁ…少しでも太るのを早くするために炭酸を買ってこよう。私は近くのコンビニへ走った。
一週間後、私の体に変化が現れ始めた。
「うぅ…スカートがキツい…」
この一週間、あんな生活を続けていればこうもなるだろう。
スカートどころか、パンツまでキツい。食い込みが直しても直してもまたすぐ戻ってしまう。お腹も少しだが出ており、パンツの上にちょこんと乗っかっている。胸はあまり変わっていない…なんでだろう…
安全ピンでスカートを止めると、私は学校へ向かった。
「あれ、万葉ちゃんちょっと太った?」
声をかけてくれたのは美沙ちゃんだった。
「う、うーん、最近食べすぎちゃって…」
「そっか、食べ過ぎには気をつけてね」
「う、うん」
力のない返事しかできなかった。
家帰ったら体重計ろう…
早速私は家に帰って体重を計った。
「ご、55㎏…」たった2㎏しか増えていないのに、この変化?何かおかしい。もしかして、彼が何かしたとか…?
私は怖くなって、買ってきたばかりのサイダーを飲み干して、いつものようにチョコパイを食べた。
先週より楽に入るようになった気がする…
さらに2週間が過ぎた。
私は十分ぽっちゃりと言えるレベルになってしまっていた。
お腹は座るとそこまでではないが段を作り、お尻は前よりもずっと大きくなっており、穿いているパンツの柄が引き伸ばされてしまう。顔にもうっすら肉がつき、そろそろ二重顎を形成しかけている。胸は相変わらずだ…何で胸だけ小さいままなんだろう…でも脂肪で大きくはなっているがカップは変わっていない。二の腕は揺するとフルフルと肉が揺れる。
「うう…今…何㎏だろう…」
「よいしょっと…うわっ…62㎏…?」
「こ、こんなに太っちゃったの…?」
ここ最近の生活を考えれば当然である。最近ではブラとパンツは入らなくなってしまい、大きいサイズをセットで買った。家では下着、寒い時はジャージで過ごすようになった。
-
制服は、新しい物を買ってもらった。お母さんからは食べ過ぎないよう注意された。
「明日は彼に会わなくちゃいけないんだった…」
翌日の放課後、私は倉庫に向かった。
「やぁよくきてくれたね」
「立派に育ったじゃないか、僕も嬉しいよ」
「もう60㎏は超えているわ、文句はないでしょ?」
「あぁ、よく頑張ったね」
私は倉庫から出ると、行きつけのコンビニへ向かった。
最近は暑いので、2リットルのコーラは欠かせない。それだけでは喉が冷えるのでポテチや菓子パン、唐揚げなども食べている。
家に帰ると、早速着替えておやつの時間だ。
「よいしょ…ふぅ、はぁ、」
最近は息が切れやすくなってきた。
「ゴクゴク…ぷはぁっ…」
ポリ、ポリ、ムシャ、ムシャ…
「美味しかった…ふぅ、晩ご飯まだかな…」
それから、さらに1ヶ月。私は完全にデブと呼べるレベルになった。
新調したブラも、パンツも、制服も、ジャージも、何も入らなくなってしまった。胸は相変わらず。
お腹は立っていても見事な段を形成し、お尻は大きく、垂れ下がっている。二の腕はさらに太くなり、肉のマントのようになってしまった。
太ももは痩せていた頃のウエストくらいある。
体重は先週計ったら75㎏だった。
このまま、どんどん太っていったら、私はどうなってしまうのだろう…
そんな不安を抱えていると、ケータイがなった。
「あ、もしもし、万葉ちゃん?」
「あ、美沙ちゃん…?」
「今、大丈夫?」
「う、うん」
「あのね、明日から夏休みでしょ?伝えたい事があるんだ。万葉ちゃん、大分太っちゃったから歩くの大変でしょ?だから、私が家に行くね」
「う、うん…」
「じゃあね、また明日」
と言って電話は切れた。
美沙ちゃんにまで、こんな心配をかけさせて…そのストレスが、余計に私を食へと走らせるのであった。
翌日、私が部屋でお菓子を食べていると、美沙ちゃんがやってきた。
「おーい、万葉ちゃん?」
「あ、ちょっと待ってて…」
私は急いで部屋を片付けた。そして、服についていた食べカスも払った
「いいよー」
「ん、おじゃましまーす…」
「どうぞー」
「あ、そういえば玄関空いてたけど大丈夫なの?」
「ん、今お母さんが裏庭でガーデニングしてるから」
「あ、そうなんだ」
「そういえば、伝えたい大事なことってなんなの?」
「あ、それはね、…」
-
沈黙が続く。
「どうしたの?」
「い、いや、ちょっと言いづらくってさ」
「私と美沙ちゃんの仲だよ?なんでも言ってよ」
「う、うん。それじゃ言うね…えーと、その…ごめんなさい!」
「へ?」
いきなり謝られた私は呆気にとられてしまった。
「…実はね、万葉ちゃんのお弁当の中に、余分な筋肉を脂肪に変えて、太りやすくする薬を混ぜてたの。私ね、太った女の子が好きなの。万葉ちゃんがね、太ってればね、どれだけいいかって、思い始めた。それでね、万葉ちゃんが太り始めてるのをみてね、これはチャンスだって思ってね、少しずつ、混ぜてたの」
「……」
「ごめんね、本当にごめんね、私も、万葉ちゃんと同じようにね、太る事にしたの。友達を太らせておいて、自分だけって言うのも気分が悪いから、お父さんに取り寄せてもらったんだ」
そう言うと、彼女は瓶の中の液体を飲み干した。
「ぷはぁっ。これで、おあいこだね」
「万葉ちゃんにこんな事をしちゃったのは私。絶対に、私は裏切らないよ。だから、明日からよろしくね」
「ま、待って!」
そう言うと、彼女は部屋から出て行った。
その日の夜、私は全く寝られなかった。
ずっと、美沙ちゃんの事を考えていた。
まさか、彼女が、こんな事を、考えていたなんて…
「明日からよろしくね」
どういう意味なんだろう…
続きます。
-
乙でしたー
体はふとってもまだ精神は堕落してない感じなのでこれからに期待するぜ
-
翌日、美沙ちゃんがやってきた。
昨日あんな事があったので、少し喋り辛かった。
「おはよ」
「おはよう、突然だけど、これ、見て欲しいんだ」
そういいながら、美沙ちゃんはサイズの大きなジャージを取り出し、着た。
「これを夏休みの間でぱつぱつにする。これが私の目標」
そう言うと、近くにあったお菓子を食べ出した。
しばらく食べた後、美沙ちゃんはコーラ2リットルを飲み干し、再びポテチを食べだした。
「ふぅ、はぁ…き、キツい…」
「だ、大丈夫?やめてもいいよ、ぜんぜん気にしないよ」
「だ、ダメだよ…私がやるって決めたんだもの…」
それから、一週間後。
美沙ちゃんは太った。それもすごく。前からちょっとぽっちゃりめだったのだが、それに拍車をかけるように。
「それじゃ、計るね」
「う、うん」
「64㎏…!一週間で7㎏も増えたよ!」
「万葉ちゃんは何㎏?計ってみてよ」
私は体重計に乗った。
「79㎏…!すごいなぁ。私なんてまだまだだなぁ…」
あれから、そんなにたってないはずなのに、もうそんなに太ってしまったのか、その事実が落胆させるが、驚きは少ない。
「もっと頑張らなきゃ…万葉ちゃんに追いつくんだ…!」
「ま、また飲むの…?」
「うん、当たり前だよ。万葉ちゃんに早く追いつかなくちゃ」
そう言うと薬を飲み干して、再び食べだした。
二人とも、これからどうなっちゃうんだろう…
-
それから二週間。美沙ちゃんはしばらく家に来なかった。それでも、私の体重は少しずつ増えていった。
ケータイが鳴る。美沙ちゃんからだ。
「もしもし?万葉ちゃん?」
心なしか、声が野太くなったように感じる。
「う、うん」
「明日さ、迎えに行くから私の家に来てよ」
「え、ど、どうしたの?急に…」
「あ、水着も持って来てね、それじゃあ!」
切れた…。何だったんだろう?もしかして一緒に泳ぐ、って言ってたよね、もしかしてそれかな…?
翌日、家の前に止まったリムジンの中を覗くと、二週間前とは大違いの美沙ちゃんの姿があった。
黒いキャミソールは、その醜く太った体に張り付いて、女の私から見ても異様な色気を放っている。
下は黒のレースのパンツのみで、それも腹肉、太腿の肉に埋もれて、パンツなどなくても十分であろう。
「おはよ、万葉ちゃん」
「私、大きくなったでしょ?万葉ちゃんとの約束、ちゃんと果たしたよ」
「う、うん…」
「クーラーをガンガンに聞かせても暑くってさ、こんな格好で、ごめんね」
「ねぇ、美沙ちゃん、一体、あれから体重は何㎏になったの?」
「私?88㎏だよ。あはは、もう万葉ちゃんに追いついたかな?家に着いたら一緒に計ろうね」
軽く雑談をしている間に、もう美沙ちゃんの家に着いた。美沙ちゃんの家は薬の輸入などで利益をあげているらしい。俗にいうお嬢様というやつだ。でも、美沙ちゃん自身は気取ったりはしていなくて、性格のいい子である。
私は、美沙ちゃんにプールに案内された。
-
「うわぁ、大きいね…」
「でしょ?さ、早速着替えて泳ごうよ」
脱衣所に案内されると、そこには大量のコーラ、菓子が置かれていた。
「これ、なに?」
「何って、泳いで疲れたら食べるんだよ。アメリカから取り寄せたんだ。きっと美味しいよ」
ゆ、輸入菓子…きっとカロリーも高そうだ。
「ねぇ狭山、服、脱がせてくれないかしら?」
「かしこまりました、お嬢様」
狭山さんと言うのは、美沙ちゃん専属のメイドさんらしく、リムジンを運転していたのも狭山さんだ。
「お嬢様、水着はどうされますか?」
「着せてちょうだい」
しっかり者の美沙ちゃんが、どんどん変わっていく気がする、そう思いながら前に渡された水着に着替えた。
渡された時より太っているので、
少しきつかったが。
「さ、泳ごう!」
「泳ぐっていっても、こんな体でどうやって?」
「これをつけるんだよ、ほら」
美沙ちゃんが取り出したのは…浮き輪だった。それも、特大サイズの。普通の人が上に乗れるくらいだ。
この年で浮き輪は、ちょっと恥ずかしい。
「どうしたの?早く早く!」
「う、うん」
それからしばらく(しばらくと言っても20分くらいだが)私たちは泳ぐと言うより、水に浮きながらおしゃべりをした。最近美味しかったお菓子、ちょっとエッチ話。美沙ちゃんはもう手があそこに届かなくなりつつあるので、狭山さんにイかせてもらっているらしい。
私はそんなにする方ではないが、やはり手が届かないと毛の処理ができず、大変だ。
「それなら、狭山にやってもらえば?私もやってもらってるよ」
「そろそろ疲れたしちょっと休憩しよっか。はい、これ」
美沙ちゃんはコーラとビッグサイズのポテチを2袋くれた。
美沙ちゃんの方は、砂糖がたっぷりかかっていたり、チョコをこれでもかとかけた、色々な種類のドーナツを食べていた。
「そういえばさ、ジャージ、ぱつぱつにするって言ってたけど、あれ、どうなったの?」
「あれ?とっくにきれなくなっちゃった。今は今日の車の中みたいな格好をしていることが多いんだ。狭山が服はきておけって、うるさくて。ホントは、裸がいいんだけどね」
-
「そうなんだ…あ、そうだ、狭山さんに、下の処理お願いしていいかな?」
「うん、いいよ。私も一緒に切ってもらうから、一緒にしよ?」
「うん、わかった」
私たち二人で、あれだけあったお菓子を全て食べ尽くしてしまった。
「ふう、お腹いっぱい。さ、着替えよ」
「うん、じゃあ、裸か、上だけ着て待ってて、お風呂場に案内するから」
私はめんどくさいので、裸で向かうことにした。
風呂場では、狭山さんと美沙ちゃんが待っていた。
「お待ちしておりました、万葉さん。お嬢様から、先に体重を計るよう言われておりますので、お乗り下さい」
美沙ちゃんは、先ほどとは違って、ピンクのベビードールを着ていた。例によって、パンツは意味をなしていなかったが。
私は体重計に足を乗せて、目を丸くした。なんと、91㎏を指しているではないか。いつの間にか、90にいってしまっていたらしい。もうすぐ、100㎏。0.1tだ。そう思ったら、何か、涙が出てきた。
こんなことになったのは誰のせいなのか。太るようにいった草薙くんのせい?薬を混ぜた美沙ちゃんのせい?誘惑に負けて自堕落になって行った自分のせい?もう、わけがわからない。私はその場で崩れ落ちかけたが、あるものを見たおかげで、いや、せいと言うべきか。踏みとどまることになった。
巨大な鏡。そこには、醜く、不細工な、自分の姿が映っていた
-
お腹はさらに大きく二段腹を形成しており、もうすぐ三段腹になってしまうのではないか。
お尻は大きく垂れ下がり、さっきの水着だって全部を包む事はできなかった。
二の腕は何もしなくても、歩くだけで揺れてしまうほどに肉がついた。太腿はさらに太くなり、以前の私のウエストより大きい。
胸もさらに大きくなったが、それ以外の部分も大きく成長しているため、全然嬉しくない。陥没乳首にもなってしまい、下にだらんと、中年女性の胸のように垂れ下がってしまった。
顔は元々が可愛くない上に、二重顎と下膨れときている。ちょっとした化け物に見えてしまう。
「うええええん…うわああああああああああああん!!!」
あまりに、悲しく、悔しく、自分の気持ちがわからない。ただ、泣いていた。
「万葉ちゃん」
-
「万葉ちゃん」
「ずっと、私が味方だよ」
「万葉ちゃんがどれだけ太っても、動けなくなっても、私が守る。約束するよ」
「美沙…ちゃん…」
「古来より太った女性は美しいと言いますしね。なんなら私もお太りしましょうか?」
「狭山さん…」
「万葉ちゃんの周りには、たくさん仲間がいる。だから、心配しないで、ね?」
「う、うん…」
「…しばらく、お休みになったらどうです?お嬢様のお部屋にご案内しましょうか?」
「そうして、狭山」
こうして、私は夕方までぐっすりと寝た。狭山さんが寝てる間に下の処理はしてくれたらしい。いびきがうるさかったと言っていたが…
「失礼します」
「あ、狭山さん」
「まだ、お帰りにならないのですか?」
「ちょっと、考え事を…」
「太った事を気にしていらっしゃるのでしたら、心配には及びません」
「既にお嬢様にはお話ししましたが、旦那様…つまりはお父さんが、薬を作っているのは、ご存知ですね?」
「は、はい」
「それで、2人には、新薬の実験をして欲しいと言う事です」
「じ、実験台?」
-
「はい、高エネルギーの流動食、エネルギーを効率よく脂肪に変える薬など、発展途上国向けの薬を開発しています」
「実験台になってくれれば、2人の生活は保証する、と」
「……少し、考えてもいいですか?」
「では、明日の朝お迎えに上がりますので、それまでに」
私は家に着くと、風呂にも入らずそのまま寝てしまった。
疲れていたし、いろんな事がありすぎたのだ…新薬の実験台か…今の私に、大学に進学したり、就職はできっこない。こんなデブは、社会の日陰者として生きるべきなのだ。それを、生活を保証してくれる、友達もいる、恵まれた環境においてくれると言うのだ。私に、選択の余地などないのだ…
これからの人生、美沙ちゃん、狭山さんと共に歩もう。
私の、新しい人生が始まるんだ!
「決まりましたか?」
「はい。是非、やらせて下さい」
「お嬢様と旦那様が家でお待ちです。急ぎますよ」
-
狭山さんは車を飛ばして家に向かった。
私は、家で美沙ちゃんのお父さんと話した。気さくな人で、話していると私も楽しかった。
その後は、美沙ちゃんと一緒に、部屋で過ごした。
これから、一生一緒に生きて行くんだもん。
たくさんたくさん、いろんな事。話した。
それから、数年後…
私は、22才になった。私は家を出て、美沙ちゃんと一緒に住んでいる。週に一回、新薬の実験をするだけで、後は自由だ。最近では、部屋に篭って美沙ちゃんと一緒にネットゲームを楽しんでいる。
体重は余裕で三桁を突破した。
確か、美沙ちゃんが150㎏を超えたと、嬉しそうに言っていた。
私も、130㎏近くになった。美沙ちゃんに負けないよう頑張っている。
生活の世話は大体狭山さんがしてくれる。開発した新薬の中に、筋肉を強化する薬があるので、それを飲んでいるおかげである程度は動く事ができるが、めんどくさい。トイレなどにも行くのがめんどくさいので、特大のオムツを履いて、狭山さんに取り替えてもらっている。服は、基本的にはオムツ一枚だが、コスプレで遊ぶ事もあるので、部屋には特注のメイド服やチャイナドレスなとがおいてある。あ、そうそう、ご飯は基本的には流動食になった。新薬の実験は時々しかないが、あまりに美味しく毎食飲んでしまうのだ。因みに一袋500gで、3000kcal。それを2袋ほど飲んだあと、お菓子を食べる。これが最近の私達の食生活だ。
「狭山さん、そろそろ食事の時間ですよ」
「あ、そうでしたね。すぐにお持ちします」
-
そう言うと、狭山さんは私たち2人分の流動食と大量の菓子を持って来た。
ゴクゴク…パリパリ…ムシャムシャ…何かを食べる音が響く。
「ねぇ狭山、貴方も少しは太ったら?そんな痩せてちゃ私たちの世話ができると思って?」
「そうですねぇ…お嬢様達を見ていると嫌でも食べたくなってしまいます。ですが、私が太ったら誰が2人の世話をするんでしょうか?今のように動けなくなりますけど、よろしいですか?」
「ぐぬぬ…」
「あはは、ねぇ、美沙ちゃん、狭山さん、午後から…しよ?」
「ん、いいよー…」
「かしこまりました、ご用意をいたしますので、少々お待ちください」
そう言うと、狭山さんはバイブやペニスバンドなど、様々なグッズを用意した。
「ふぅ、ちょっと食休みしてからね…」
「うん、了解」
私は、太ったことで色々なものを失った。
だが、それ以上に大切なものも手に入れた。
結果的には、これで良かったと今なら思う。
この体も、今は慣れた。自分が太っていく快感と、それに従って増えていく肉。どこまで大きくなろうか、などと美沙ちゃんとはよく話す。
あ、あの後なんだけどね、性処理は基本的に狭山さんがしてくれるんだ。バイブや指でいじって私たちのあそこを濡らしたり、ペニスバンドの装着、体位の調整などをしてもらっている。
だから、いつものように、狭山さんがサポート、私たちはお互いにあそこをいじったり、貝合わせをしたり。処女はお互い、ペニスバンドで卒業してしまった。なので、
本物を見たことはない。
狭山さん、美沙ちゃんとするのは凄く楽しいのでそんなことはどうでもいい。
さらに数年後、私たちはもうすぐ30になろうとしていた。
あの新薬も軌道に乗り、大きな利益を挙げたらしく、私たちはそれで大いに食べ、飲んでいる。
狭山さんは既に30を越えているが、相変わらず綺麗。
体重は2人とも200㎏を越えて、美沙ちゃんなんか腹肉がエプロンのように垂れ下がっている。
私も完全に人からみたら化け物クラスになったが、外に出ないのでどうでもいい。
今日は美沙ちゃんと一緒にゲームだ。
「ふぅー…あ、エリア3にいるから…はぁー…先いってるね」
喋るのも一苦労だ…あ、おしっこ。
「狭山さん、おしっこしちゃったからオムツを変えてもらえるかしら?」
「ダメです、三回までは我慢して下さい」
「えー…」
「あはは…ふぅー、あ、こっち来たよ、部位破壊しとくね…」
-
乙
幸せの形は人それぞれ…ということでいいんかなw
-
「狭山、アイス食べたい」
「お腹冷やしても知りませんよ、と、いうより2人ともいい大人なんですから、しっかりして下さい」
「はぁーい…あ、美沙ちゃん、そっちいったよ」
「うんー…あ、アイス、食べさせて」
「もう、まったく…」
「あ、そうだ…ふぅ、美沙ちゃん…これ終わったら泳ぎにはぁー…行こうよ」
「ん、いいよー、狭山、水中用のオムツとヘルパー、だしといて」
「一体何月だと思ってるんですか…はぁ」
プールでは、首、手首、足首に特性のヘルパーをつけて浮いている。身体が重いのでうまくバランスが取れないのだ。
「うう…ふぅ、お腹痛い…」
「さっきアイス食べ過ぎだよ…」
「漏らしたらどーしよ…」
「ふぅ、狭山さんでも何とかできないと思うよ…」
「トイレ行っとこっかな、狭山ー!はぁ、トイレー!」
「そういうと思って、簡易トイレを用意しておきましたよ。ここにして下さい」
ブリッ…ミチミチ…ブリュリュ…
結構グロテスクな音が響いたが、今の私たちには羞恥心なんてない。
「ふぅ、あはは、いっぱい出ちゃった」
「ホント、食べ過ぎだよ…」
「ねぇ、美沙ちゃん、私ね、最初はなれなかった。こんなデブな身体。好きじゃなかった。
でもね、美沙ちゃんや狭山さんが隣にいてくれたおかげで、こんな自分が好きになれた。ありがとう」
「私こそ、こんなデブの道に引きずりこんじゃってごめんなさい、ずっと、謝りたかったの」
「もう、いいよ、気にしないで」
「それより美沙ちゃん、競争しようよ」
「競争?」
「そう、どっちが先に体重を1000㎏、1tに出来るかどうか。あの流動食なら糖尿病や他の病気も予防してくれるらしいから、安心して太れるんだ」
「1000㎏かぁ…よーし、負けないからね!」
「私も、今まで以上に食べるぞ〜!」
「狭山さん、今までのように、サポート、お願いしますね」
「ふふっ、1000㎏ですか、凄いですねぇ…もう1人2人使用人を増やさなければいけませんね」
「2人とも、頑張って下さい!」
「そうと決まれば早速体重を計ろうよ、何㎏増えてるかな…」
「私はたくさん食べてたから20くらい増えてるんじゃないかな?」
「でも美沙ちゃんさっき出しちゃったじゃん、」
「ぐぬぬ…すぐ取り戻すもん!狭山!お菓子!たくさん部屋に用意しといてよね!」
「私にも!」
「はいはい…、分かりましたよ」♪
私は今…すっごく幸せです!
終わり
-
初めてのSS投稿で至らない部分も多かったと自分でも反省しています…
感想とか書いてくれるととても嬉しいです
-
太ったの気にしてないとか俺的に論外
-
肥満好きにはいいと思う。
けど、羞恥心に重点をおく人には微妙かも?
とにかくおつです。
-
肥満傾向のみが強い感じのものですが、
あぶらみ掲示板に投下致しました。もし良かったらどうぞ〜
-
>736 体と心の堕落っぷりの描写が凄かった、これで初めてとは・・・
>758
投下乙です、毎度のことながら容赦ない盛りっぷりも乙です!
-
>>759
ありがとうございます!次はもうちょっとドス黒い感じのを書きたいなと考えています
-
651さん、まだかな…
-
初めての投稿となります。
構成を考えているうちにやたら長くなってしまい、
展開もなにかと遅いですので予めご了承ください。
こういった物語は始めてなので、是非とも感想をお願いいたします。
「念力発電」
01
それは一瞬の出来事だった。
突然の地震によって建設中に破棄された骨組みから鉄骨が外れ、十数メートル
下の少年に向かって落下した。
あんなものの下敷きになったら確実に死んでしまう。
――っ!
後先を考える暇などなかった。
咄嗟にセーリュは右手を突き出して意識を集中させる。
すると鉄骨は急に落下速度を遅め、少年の頭上数センチで停止した。
全身から冷汗を流しながらもセーリュは集中力が途切れないように
右手を横に動かす。
鉄骨は少年を避けて地面に落ち、驚きのあまりか終始棒立ちになっていた
少年は腰を抜かしてその場に座り込んだ。
セーリュは手に持った買い物袋を置いて、尻餅をついてただ唖然とする少年に
駆け寄る。
「大丈夫!?」
「……」
漸く我に帰ったのか少年はセーリュの問いに顎を引く。
「う、うん」
「よかった……」
セーリュはホッと無い胸を撫で下ろした。
そして少年は自分の隣に横たわる鉄骨を見つめ、そして再び鉄骨が振ってきた
骨組みを見上げる。
「お姉ちゃんって、念力が使えるの?」
そこでセーリュは自分がしてしまった事の重大さに気付く。
子供を助ける為とは言え、念力者がその力を使う事は重罪である。
仮にクレイドル・ポリスに知られたら厳重な処罰は免れない。
最悪、死刑すらありうる。
だが、幸いにもひと気の無い路地だった為、この少年以外にセーリュが力を
見たものはいないはず。
セーリュは少しだけ怯えていた少年に優しくもあざとい笑顔を見せた。
「そう、だから誰にも言わないでね」
はっきりと念力を使うところを見られた以上否定するのも意味がないと感じ、
セーリュはそう言った。
「うん……わかった」
「ありがと」
頷く少年の頭を撫でるセーリュ。
どのみちアウターの人間なら同じアウターの市民をクレイドルに売り渡す事
などしないだろう。
「立てる?」
セーリュは少年に手を貸して立たせると、彼の服の埃を叩き落とす。
「ありがと、おねえちゃん」
少年は俯いたままそう呟くと、どこかへと駆け出していった。
「気をつけてね〜」
去っていく少年に手を振りながら、ふと妙な不安が胸を過ぎる。
――まあ、大丈夫だよね。
きっとバレはしないだろうと自分に言い聞かせ、セーリュは買い物袋を拾い上
げて帰宅をする。
-
02
地下都市フェテュスを照らす人工太陽の光が窓から差し込み、セーリュは
目を覚ました。
「うん……ううん、うわっ!」
――いてててて。
ベッドから転げ落ち、痛むお尻を摩りながら窓を開くと、外の騒音とオイルの
臭いが狭い屋根裏部屋を充満する。
百数年前、大戦によって極限まで汚染された地上から逃げるように人々はこの
地下都市へと移民した。
元々工業地帯として開発されていたこの地下都市はロクに資源もなく、キャパ
シティーを遥かに超える人口が生み出す貧困と犯罪に悩まされ続けている。
それが、セーリュの住まうアウター。
それと対を為すのがフェテュスの中心部にある巨大な壁に囲まれた地域――ク
レイドル。
クレイドルに住まうフェテュスの権力者たちはひたすらアウターの人間から摂
取を続け、自らは何一つ苦労のない生活を送っている。
もちろんアウターの人間がクレイドルに入る事は許されておらず、クレイド
ル・ポリスによって日々弾圧が続けられていた。
資源も力も持たないアウターの人間は逆らう事も出来ず、ただその身を削りな
がら働き続けるしかない。
だが、幸いにも今日は週に一度の休日であり、工場に出向かなくていい。
つまり、今日は孤児院のお手伝いに専念出来る。
上機嫌なセーリュはハミングしながらボサボサの金髪をブラシで解かし、顔を
洗って歯を磨くとパジャマを脱いで家事用のボロボロのワンピースに着替える。
「また風通しが良くなっちゃったな〜」
わき腹辺りに開いた虫食い穴に指を突っ込みながらセーリュは顔を軽く顰める。
ワンピース自体も最近背が伸びたせいか尺が足りなくなっており、太もも辺り
までしか届かなくなっている。
これではワンピースと言うより歓楽街のお姉さんたちが着るドレスに近い。
「……とは言っても新しい服作る素材なんてないし」
最後に上からエプロンをして、部屋を出る前に自分の姿を鏡で確認した。
ちょっとクセっ毛のある金髪のショートヘアーに大きく青い瞳と小さく整った
鼻口。
院長のマルタを初めとして大人にはよく綺麗だと言われるが、問題は体系。
小枝のような華奢な手足に、まな板のような胸。そしてくびれとは無縁の腰周り。
身長が伸びるばかりで、肉体のボリュームは12歳頃から変わっていないよう
な気がする。
もっとも、常に食糧不足で悩まされている状況で発育がよくなるはずもないが。
――でも、いくらなんでもこれはないよね。
「って、朝からネガティブになりすぎだって」
両頬を叩いて気合を入れると、セーリュは屋根裏部屋から降りていく。
子供たちの寝室が並ぶ二階の廊下を歩いていると、反対側から見覚えのある顔
が向かってきた。
「おはよー、セーリュねえちゃん」
眠たそうに目を擦りながら六歳ほどの少年はそう言う。
「おはよ、ライくん。さっ、もうすぐ朝食だから顔洗ってきてね」
「う〜ん」
ボーっとするライの背中を優しく押すと、彼はよろつきながら洗面所へと向か
っていった。
そう言えば昨日助けたあの少年はライと同じ年頃だった。彼に家族はいるのだ
ろうか。
物思いにふけながらセーリュは食堂へと降りていく。
-
02
地下都市フェテュスを照らす人工太陽の光が窓から差し込み、セーリュは
目を覚ました。
「うん……ううん、うわっ!」
――いてててて。
ベッドから転げ落ち、痛むお尻を摩りながら窓を開くと、外の騒音とオイルの
臭いが狭い屋根裏部屋を充満する。
百数年前、大戦によって極限まで汚染された地上から逃げるように人々はこの
地下都市へと移民した。
元々工業地帯として開発されていたこの地下都市はロクに資源もなく、キャパ
シティーを遥かに超える人口が生み出す貧困と犯罪に悩まされ続けている。
それが、セーリュの住まうアウター。
それと対を為すのがフェテュスの中心部にある巨大な壁に囲まれた地域――ク
レイドル。
クレイドルに住まうフェテュスの権力者たちはひたすらアウターの人間から摂
取を続け、自らは何一つ苦労のない生活を送っている。
もちろんアウターの人間がクレイドルに入る事は許されておらず、クレイド
ル・ポリスによって日々弾圧が続けられていた。
資源も力も持たないアウターの人間は逆らう事も出来ず、ただその身を削りな
がら働き続けるしかない。
だが、幸いにも今日は週に一度の休日であり、工場に出向かなくていい。
つまり、今日は孤児院のお手伝いに専念出来る。
上機嫌なセーリュはハミングしながらボサボサの金髪をブラシで解かし、顔を
洗って歯を磨くとパジャマを脱いで家事用のボロボロのワンピースに着替える。
「また風通しが良くなっちゃったな〜」
わき腹辺りに開いた虫食い穴に指を突っ込みながらセーリュは顔を軽く顰める。
ワンピース自体も最近背が伸びたせいか尺が足りなくなっており、太もも辺り
までしか届かなくなっている。
これではワンピースと言うより歓楽街のお姉さんたちが着るドレスに近い。
「……とは言っても新しい服作る素材なんてないし」
最後に上からエプロンをして、部屋を出る前に自分の姿を鏡で確認した。
ちょっとクセっ毛のある金髪のショートヘアーに大きく青い瞳と小さく整った
鼻口。
院長のマルタを初めとして大人にはよく綺麗だと言われるが、問題は体系。
小枝のような華奢な手足に、まな板のような胸。そしてくびれとは無縁の腰周り。
身長が伸びるばかりで、肉体のボリュームは12歳頃から変わっていないよう
な気がする。
もっとも、常に食糧不足で悩まされている状況で発育がよくなるはずもないが。
――でも、いくらなんでもこれはないよね。
「って、朝からネガティブになりすぎだって」
両頬を叩いて気合を入れると、セーリュは屋根裏部屋から降りていく。
子供たちの寝室が並ぶ二階の廊下を歩いていると、反対側から見覚えのある顔
が向かってきた。
「おはよー、セーリュねえちゃん」
眠たそうに目を擦りながら六歳ほどの少年はそう言う。
「おはよ、ライくん。さっ、もうすぐ朝食だから顔洗ってきてね」
「う〜ん」
ボーっとするライの背中を優しく押すと、彼はよろつきながら洗面所へと向か
っていった。
そう言えば昨日助けたあの少年はライと同じ年頃だった。彼に家族はいるのだ
ろうか。
そんな物思いにふけながらセーリュは食堂へと降りていく。
-
間違えました、二重カキコ申し訳ございません。
「おはようございま〜す」
「おっ、おはよ!」
キッチンに入ると、そこでは大柄な中年の女性がすでに朝食の準備を始めてい
た。
彼女がこの孤児院の院長を勤めるマルタである。
「せっかくの休みだしもっと寝ててもいいんだよ」
「いいんです、マルタさん一人じゃ大変でしょ」
セーリュはカウンターに置いてある味付け用の野菜を手に取ると、戸棚からま
な板を取り出して包丁で刻み始める。
「わるいね」
「マルタさんの為なら何でもオッケーです」
セーリュもまた赤ん坊の頃にここに預けられた孤児であり、16歳となった今
は一人の大人として工場で働きながら孤児院の手伝いをしている。
「しかし、食べ物は高くなる一方で親のいない子は増えるばっかりだし……いつまでこうしてやってけるんだろうねえ」
不安な表情をするマルタに、セーリュは野菜を切りながら言う。
「大丈夫ですよ。私がいますますし、それにアレンやロニーもそろそろ仕事が出
来るようになる年頃だし」
「――そうだわね、何を心配してたんだか」
マルタは大げさに笑い、セーリュの背中を叩く。
すると急にセーリュの腹が鳴った。
「あら、随分とお腹減ってるみたいね」
「す、すいません」
凹んだお腹を押さえながら照れ笑いするセーリュ。
念力を使うと何故か決まって空腹に襲われる。おまけに昨日は夕食を食べてい
ないので尚更だ。
「しかたないわね、ちょっとつまみ食いしちゃう?」
マルタはお玉を取ると、ストーブにある大きな鍋で煮込んでいるスープをよそ
った
「ほら、おいしいわよ。いつもと同じのだけど」
香ばしい匂いのするスープが入ったを押し付けられ、セーリュは苦笑する。
「いや、そんな、大丈夫です」
「ほら、遠慮しない。アンタだってまだ育ち盛りでしょ。そんな痩せ細ってたら
いい男も寄ってこないよ」
「別にそう言うのはいいですし……私はみんなと一緒に食べるんで大丈夫です」
マルタは不満そうな表情を見せるものの、すぐに満面の笑みになる。
「まったく、謙虚な子なんだから。まあいいわ、それだったら今から朝食にする
から子供達を呼んできなさい」
「はい!」
セーリュは頷き、二階へと向かっていった。
賑やかな朝食が終わると、セーリュは床掃除を始めた。
一回の廊下が終わったところでチャイムが鳴り、扉へと向かっていった。
「はーい、いまいきま〜す」
セーリュは意気揚々と扉を開けるが、その瞬間全身が固まった。
「……っ」
目の前に立っていたのは青い軍服を着た二人の屈強な男性。
肩の紋章から間違いない。クレイドル・ポリスである。
急に胃がキリキリと痛み始め、心拍数がどんどん上昇していく。
すると片方の男が口を開いた。
「セーリュ・ライトだな。一緒に来てもらう」
理由も教えず、拒否も許さない。それがクレイドル・ポリスのやりかた。
だが、理由は分かっていた。どうやってか昨日念力を使った事がばれたのだ。
念力を駆使すれば何とかこの場は逃げる事が出来るかもしれないが、そうすれ
ば連中はマルタや子供達を人質にするだけだ。
「ちょっと、どうしたの?」
慌ててマルタが駆け寄ってき、玄関に立つ二人の兵士を見つめると、何が起こ
っているのか気付いたかのように真っ青な顔になる。
「セーリュ、アンタもしかして……」
悲惨な表情をするマルタに振り向き、セーリュは必死に涙を堪えながら言う。
「男の子の上に鉄骨が落ちてきて……どうしても助けたくて……ごめんなさい」
「こい」
会話をぶった切るように一人の兵士がセーリュの腕を掴み、彼女を引っ張った。
当然口答えは出来ず、セーリュは抵抗せずにクレイドル・ポリスに連行される。
-
03
一体どれくらいの時間が経ったか分からない。
クレイドル・ポリスに連行されたセーリュは手錠と念力封じの首輪を掛けられ、
薄暗く狭い牢屋に閉じ込められた。
ここがどこなのかは分からない。食べ物もロクに与えられず餓死するまでここ
に放置されるのか、それともそのうち処刑されるのか、もしくは拷問されるのか。
何も出来ずに時間だけが過ぎて行き、ただただ恐怖と不安の中で怯えるしかな
かった。
空腹で意識が遠のき始めた時、乱暴に牢屋の扉が開いた。
「貴様の処罰が決まった」
扉を開いた兵士はそう言い、ハンドジェスチャーを見せる。
すると二人の兵士が現れ、セーリュを立たせると、彼女に目隠しをして牢屋か
ら連れ出す。
もう生きていられるのも長くないかもしれないと言う恐怖に身を震わせながら、
セーリュは恐る恐る尋ねた。
「あ、あの……私は……」
「念力者が議会の許可無しに念力を使うと言うのは重罰に値する」
「でも、私は鉄骨に潰されそうな子供を助ける為に……」
「理由など関係ない。人が地上に住めなくなったのは念力者のせいだと言う事ぐ
らい貴様も知っているだろう。そのような危険な力を使う事を少しでも許せばこ
のフェテュスまで地上の二の舞になりかねない」
――私だってなりたくて念力者になった訳じゃ……
だが、念力が使えなければあの子を助ける事ができなかったのも事実。
これがその代償と考えればあまり重くないのかもしれない。
「ともかく、本来なら銃殺刑だが、研究開発部から申し出があった。念力を使った実験をしているので女性の念力者が必要らしい」
つまり実験台になれ、と言う事であろう。
「少しでもフェテュスの発展の為に役立てる事をありがたく思うんだな」
その言葉にセーリュは少しばかりの怒りを覚えた。
何がフェテュスの発展だ、どうせクレイドルの人間が更に贅沢をする為の研究
にすぎないだろうに。
-
04
それからセーリュは数日間に渡り様々な検査を受けさせられた。
それが終了するとセーリュは再び目隠しをさせられトラックと思わしきもので
どこかへと移動させられる。
兵士に腕を捕まれてトラックから降ろされた時、そこはアウターに蔓延る騒音
もオイルの臭いもしない静かな場所だった。
一体どこなのか非常に気になるが、どうやらまだ目隠しは外してもらえないら
しい。
エレベータが開く音がし、セーリュは乗り込ませられる。
どうやらもう建物の中のようだ。
エレベータが停止するとまたしばらく歩かされ、そして立ち止まるように指示される。消毒液の臭いが鼻を劈き、色々な機械音が耳に入った。
「ありがとう、もう大丈夫だよ」
何者かの声が聞こえ、ついに目隠しを外されると、彼女はガラス張りの部屋の
中にいた。
部屋はいたって殺風景であり、中央に病院で見かけるようなリクライニングが可能な治療イスがある他、隅にはトイレ・洗面台・シャワー、そして反対側には
ベッドがあるだけだった。
部屋の外側には様々な機材やモニターがある。
おそらくここは何かの研究室で、自分の入っているガラス部屋は言わば観察対
象の実験動物を入れる檻なのだろう。
「ようこそ、実験体くん」
目の前に立っていた眼鏡を掛けた白衣の青年はそう言った。
「あ……はい……」
「別に怖がらなくていいよ。僕は襲ったりしないし」
大よそ20代前半と思われるその青年は、笑顔を見せながらそう言う。
長身疾駆で顔立ちはとても整っているが、白い髪の毛は無造作に伸びており、
着ていた白衣はアイロンを掛けていないのかしわくちゃでヨレヨレだった。
いかにも自分の研究にしか興味のなさそうな若い天才と言う感じである。
「僕はロイド・アークマン。君が一部となる念力発電計画の現場指揮を担当して
るんだ」
「私は――」
「ああ、いいよ。別に興味ないから」
ロイドはそう言うと、懐からテープメジャーを取り出す。
優しいのだがどこか不思議な雰囲気の人だ。
「それじゃあ、服を脱いでくれるかな」
「は、はい……」
セーリュはボロボロのワンピースを脱ぎ、下着姿になる。
「あの……」
「ああ、下着は別につけてていいよ」
ロイドはセーリュの身長と体重を量り、手に持ったクリップボードに何かを書
きこみ始める。
「身長160cm、体重46.3キロ。BMIは18.1、他所で行った検査の結果によると
他の目立った病気や症状もなし。ちょっと痩せてる意外は健康体だね」
「あ、ありがとうございます」
「別に褒めてる訳じゃないって。ただの観測」
苦笑するロイドに思わず釣られて笑うセーリュ。
「あっ、そうですよね」
ポリスの人間とは打って変わって穏やかな物腰のロイドに、セーリュは少しば
かり安心を感じた。
「それじゃあ、そこに座ってくれる?」
セーリュは支持された通りに椅子に座り、ロイドはそれをリクラインさせる
と彼女の両手両足を椅子についたストラップで固定した。
さっき感じた一瞬の安らぎは瞬く間に消え、再び不安が身を襲う。
いくら相手の雰囲気が優しいとは言え、自分が実験台にされようとしている事
に変わりはない。
ロイドは近くのテーブルに置いてある注射器を手にとって、彼女の腕にゆっくり突き刺す。
「いたっ――」
「ごめん、後二本ね」
得体のしれない薬を注入し終えると、ロイドはセーリュの腕を軽く消毒し、次
の注射をする。
「あの、これって何の薬なんですか?」
恐る恐る尋ねると、ロイドは笑顔で答えた。
「成長ホルモンとか食欲促進剤とか、色々」
「それってどう言う――」
するとロイドは空っぽになった注射器をしまい、バッグから変わった形をした
金具のようなものを取り出す。
「まあ、実験体とは言え君も念力発電計画に関わる訳だし、教えてあげる」
ロイドは金具をセーリュの顔に近づける。
「アーンして」
言われた通りにすると、ロイドはセーリュの口に金具を入れ、彼女の口が閉ま
らなくなるよう固定する。
-
「へっ!? ひょっ、ひゃんへぇひゅひゃほれ!」
口が開きっぱなしのままもがくセーリュを見つめ、ロイドは言う。
「君も知ってると思うがフェテュスは電力供給に原子力発電を用いている。今ま
ではそれで何とかなってきたけど、これからはそうにもいかないんだ」
それが一体自分が陥っている状況と何の関係があるのだろうか。
「資源の枯渇も遠くないし、おまけに最近は地震も盛んになってきててもしもメ
ルトダウンなんてすれば地下都市の全てが駄目になる」
そしてロイドはセーリュの真上につるしてある太いホースを手に取った。
「だからそれに変わるエネルギー供給法として提案されたのが念力発電」
ホースをセーリュの喉深くまで差込むロイド。
「君も知ってるかもしれないけど、念力は念力者が摂取したカロリーを消費する
事によって生まれる」
「んん〜! んんんんんん〜!!」
「だから簡単な話、念力者に沢山脂肪を蓄えさせて、それをゆっくりと念力に変
換していく事で発電する」
つまり、それは……
「まあ、ここまで言えば分かると思うけど。君には念力を利用して広範囲に電力供給が出来るか実証する為に太ってもらうって事」
もがくセーリュに変わらぬ笑みを見せ、ロイドはホースの繋がれた機械のスイ
ッチを入れる。
同時にホースからセーリュの喉へとドロドロした何かが流れ込み始めた。
やめて、と叫ぼうとしてもそれは唸り声にしかならず、ホースを流れる液体は
どんどんとセーリュの胃に溜まっていく。
そして徐々にセーリュの凹んだお腹は膨らみ始め、ついには妊婦のように大き
く膨れ上がった。
――くるしい……やめて……やめて!!
「んっ、このぐらいかな」
もうすぐで弾けてしまうのではないかと言う所でロイドは機械を停止し、彼女
の喉からホースを抜いて手足を固定するストラップを外す。
「ぶふっ……はあ……はあ」
限界まで膨らんだ腹部に肺を圧迫されながら必死に息をするセーリュ。
今すぐ全て吐き出したいが、おそらくそんな事はさせてくれないだろう。
「とまあ、この液体は消化が早いから三時間おきにこうやって食事タイムだから。
それ以外は自由にしてていいよ。九時になったらまた来るね」
ロイドはパンパンに張ったセーリュの腹に手を置いてそう言い、ガラス張りの
部屋から出て行こうとする。
「あっ、ただし吐くのは禁止ね」
扉を潜る前にそう言い残し、ロイドは去っていく。
胃がはち切れそうな苦しみの中、セーリュは天井を見上げたまま涙を流した。
――どうして、こんな事に。
しばらくは一歩でも動いたら破裂しそうだったので、セーリュはただ椅子の上
で横たわっていた。
数時間たった所でようやく歩けるようになるまでお腹が引っ込み、セーリュは椅子から起き上がる。
ふと壁に掛かった時計を見ると、九時まであと僅か五分だった。
やっと苦しみから解放されたかと思ったのに、あと五分で再びまたあの地獄を
耐え抜かなければいけない。
「……いやだ」
セーリュは必死に自分が閉じ込められているガラスの部屋から抜け出す方
法を探すが、唯一の扉は厳重にロックされており、開けそうにない。
念力も首輪によって封じられていて使えないので、ロックを壊す方法もない。
ああだこうだしているうちについに時計の針が九時を示し、ロイドが二人の白
衣の男性と共に研究室に入ってくる。
「それじゃあ実験体くん、約束のお時間だよ」
「やだ……やめて」
ロイドがガラスの部屋に入ってくると同時にセーリュは部屋の隅まで逃げる。
「そうやって抵抗するとこっちも力ずくになっちゃうんだけど……」
そして二人の白衣の男性がセーリュに近寄っていく。
「やだ、こないで! こないで!」
必死に抗おうとするものの、華奢なセーリュが男二人に敵うはずもなく、簡単に押さえつけられて長椅子に固定する。
「やめて! いたいの、いたいのいやなの!」
恐怖のあまり自分を抑えられず子供のように泣き叫ぶセーリュの口を強引にこ
じ開けて固定し、ホースを喉まで差し込む。
「んぐううううう! んんん!」
セーリュの唸り声は、彼女に液体を流し込む機械の音によって掻き消された。
続きます。
-
超支援。続きめっちゃ気になる
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「念力発電」その2
05
セーリュが念力発電計画の実験台となってからおおよそ十日が経過した。
ホースによる強制飲食にも慣れ始め、最初の数回のような地獄ではなくなった。
もちろん相変わらず限界まで液体を腹に詰め込まれるのは多少苦しいが。
高カロリーであろう液体を流し込まれ続けてたセーリュの肉体には変化が訪れ始めていたが。
三日目あたりから液体を消化した後もお腹がペッコリ凹まない事に気づき、お
尻や太ももも徐々に柔らかくなっている。
そして十日目の今……
――太ったなあ。
ガラスに映るグラマーな体を見つめ、セーリュはふとそう思う。
下腹部はポコッと突き出ており、丸く膨らんだお尻はスウェットパンツの下からもその形を主張していた。
二の腕も柔らかくなっており、ふとももに関しては足を閉じると隙間がなくな
るほど太とくなっている。
だが一番育っているのは胸だろう。かつてはブラすらつける必要がないほど貧
相だった胸が、定期的に注入されている薬のせいか今はメロンのような大きさに
なっている。ブラは新しいものを支給してもらった。
体のシルエットも直線的なものから、胸とヒップが強調される女性らしさを持
つ曲線的なものになっていた。
それなのに顔は殆ど太らず、細かった頃と大して輪郭は変わらない。
意外と色っぽくて悪くないのだが、この体はあの非道な強制飲食の結果だと言
う事を考えるととても嬉しいとは言えない。
――これからもっと太らなきゃいけないらしいし。どうしよ。
先を心配しながらスウェットパンツに乗っかったお腹のお肉を指でつついてみる。
柔らかさと弾力を兼ね備えたそれは以外と気持ちよかった。
面白半分に体中に蓄積した脂肪を摘みながら、セーリュは思う。
少しだけ希望が見えてきたかもしれない。
このまま順調に太り、念力発電計画が成功すれば自分はマルタたちの元へと帰
れるか可能性だってある。
楽観的すぎるかもしれないけど、前向きでいればきっとこの状況から抜け出せる。
――でも、マルタはこれ見たら驚くだろうな。
大きくなった胸を寄せて集めて遊んでいると、ガラス部屋の扉が開く。
「おはよう、実験体くん」
クリップボードを片手にロイドが部屋へと入ってきた。
彼はいつものように
「おはようございます。今日は早いんですね」
「ちょっと身体測定もしたくてね。そろそろ実験が始められそうだから」
基本的に「食事」は一日に五回、三時間おきであり、毎回ロイド自らが彼女に
「食事」を施しにきていた。
本人曰く計画の現場指揮を任されている故の責任らしい。
「……身長は変化なし。じゃっ、服脱いで体重計に乗ってくれる?」
「はい」
研究員により支給されたタンクトップと脱ぐと、服に引っかかった胸との肉が
ブルンと揺れた。
続いてスウェットパンツを脱ぐと、白いふとももがプルプルと揺れる。
動く度に体の肉が揺れると言うのは案外鬱陶しいものだ。
体重計に乗るとセーリュは足元で変化していく文字を見る。
肥大化した胸のせいで足元は爪先までしか見えなくなっていた。
「68.6か。開始時から22.3キロも増えてる。中々いいペースじゃないかな」
ロイドは一人でぶつぶつ言いながらクリップボードに何かを書き込み始める。
「でも、BMIを計算すると26.8か。肥満1度にはなってるんだけど、それでも
まだ実験開始にはたりないかな。もうちょっと太ってもらわないとね」
「嫌でももっと太りますよ……こんな事されてたら」
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セーリュが顔を顰めてそう言うと、ロイドは苦笑する。
「まあ、そうだよね。で、体調のほうは大丈夫?」
「心配してくれてるんですか?」
その一言にロイドは思わず笑いだした。
「なにをどう解釈すればその結論に至るかな。実験動物が病気になったら実験に支障を来たすかもしれないじゃないか。それだけ」
自分を人間として扱おうとすらしないロイドに嫌気を覚え、セーリュは吐き捨てる。
「そうですよね、こんな酷い事が出来る人が他人の心配なんてするわけ無いです
よね」
するとロイドは眼鏡を人差し指で上げて言った。
「まあ、君からしたら不服かもしれない。だけどこの実験が成功すればフェテュスは大きな発展を告げる事が出来る」
あの時、兵士が言った言葉に似たような事を言うロイド。
ただ、今度はセーリュも反論した。
「でも、それって結局クレイドルだけの事ですよね」
「まあ、確かにその応報は主にクレイドルに行くよ。いつものように」
「だから嫌なんですよ。限られた人たちだけが幸せになれるなんて」
「それが古来より続く社会構造って奴だよ。支配者と支配されるもの。支配側に
生まれてくる事が出来なかった連中は運が悪かっただけ。さっ、そろそろ食事の
時間だから椅子に座って」
「何だか……納得行きません」
セーリュは言われたとおりに椅子に座り、ロイドはそれをリクラインさせる。
抵抗する事も暴れる事もなくなったので、固定用のストラップはされなくなった。
「それは君が支配される方に生まれてきたから。まあ、そのうち理解するよ」
「わかりたくもないです、そんな事」
「はいはい」
ロイドはセーリュの口を金具で固定し、ホースを差し込む。
「行くよ」
「はひ」
セーリュが頷くと、ロイドは機械を作動させた。
同時にドロドロした液体がセーリュの中へと流れ込んでくる。
セーリュのお腹はゆっくり膨らんで行き、限界までパンパンになったところで
ロイドはスイッチを切り、ホースを外す。
「うっぷ……はあ、はあ……」
こみ上げてくる吐き気を堪え、セーリュは口を手で押さえた。
度重なる「食事」によりセーリュの胃は拡張しており、明らかに入る量も増えてきた。
最初の頃は妊娠六ヶ月の妊婦ぐらいのだったが、最近は臨月の妊婦並みにお腹が大きくなる。
「よし、じゃあ今はここまで……」
「あの、ロイドさん――」
「どうした?」
大きなお腹に片手を乗せながら、セーリュはもう片方の手をロイドに向かって
伸ばす。
「一人じゃ起き上がれないんで、ベッドまで行くの手伝ってくれます?」
「そこで寝てりゃいいじゃん」
「寝心地が悪いんです、この椅子」
セーリュの文句にロイドはため息をついた。
「そんなわがままな」
「そのぐらいのわがままは聞いてくださいよ」
ロイドは不満そうな表情をしながらも手を差し出し、セーリュはそれを掴んで身を起こそうとする。
「ううっ、重っ!」
必死に引っ張るロイドが面白く、セーリュは思わず微笑んだ。
「女の子に重いなんて言わないでください」
「うるさいな、重いものは……よしっ」
何とか起き上がる事に成功し、セーリュはロイドの肩を借りてベッドまで歩き始めた。
お腹が重いので前屈みになってしまい、一歩一歩進む度に胃に詰まった液体が
掻き回され、お腹がドプンドプンと音をたてながら揺れる。
すると、ふと何か思いついたようにロイドは口を開いた。
「さっきの話の続きだけど、仮にこの研究の成果がアウターの人たちの生活を良
くする為に使われるなら、君は喜んで実験体になるの?」
セーリュは立ち止まり、少しだけ考えてから答えた。
「やります。私が少し苦しむだけで大勢の困ってる人が助かるなら」
するとロイドは笑い出す。
「絵に描いたような善人だね、尊敬するよ」
「つまらない皮肉言わないでください、私は本気です」
するとロイドはセーリュの顔を覗き込み、真っ直ぐに彼女の目を見つめてから、
再び笑い出した。
「――君は支配者側に生まれてこなくて良かったよ」
「どう言う事ですか?」
「いや、別に。ほら、ベッドについたよ」
セーリュはベッドに腰かけ、パンパンに張ったお腹を触りながら一息つく。
「はあ……」
「それじゃあ、また三時間後」
ロイドはそう言い、部屋を出て行った。
-
それからまた一週間経過した。
朝の食事の時間より少し早めに起きてしまったセーリュは、とくにやる事もな
いのでボーっとベッドに座りながらお腹の肉を揉んでいた。
――どんどん太ってる。
薬の投入を控えたせいか先週に比べて太るペースは明らかに遅くなっているが、
今では手でガッツリつかめるほどお腹に肉がついている。
下腹部だけではなく全体的に腹が突き出るようになり、座っているときっちり
二段になる。
液体でパンパンになったお腹と違い、こっちはフニフニしてて揉む分にも気持
ち良いので最近は暇な時はそればかりしていた。
背中にも肉のロールが出来始めており、もはやグラマーでは済まないレベルである。
「こんなにおっきくなっちゃうなんてな〜」
人差し指でお腹を弾くと、ブルンブルンと揺れる。
「あっ、そうだ」
ある事を思いつき、セーリュは立ち上がった。
咄嗟に動く度に全身の肉が揺れるのはやっぱり鬱陶しい。
胸はタンクトップに詰めるのもそろそろギリギリであり、動くとタンクトップ
がヘソの辺りまで登ってきてポッコリしたお腹が見えてしまう。
セーリュはベッドの隣に置いてある小さなタンスまで向かうと、その引き出し
にしまってあったボロボロのワンピースを取り出す。
元々セーリュがここに着てきた服であり、とくに今まで着る理由がなかったの
だが、今の自分なら着れるのだろうかと言うふとした疑問からチャレンジしてみ
る事にした。
タンクトップとスウェットパンツを脱ぎ、ガラスに反射する自分の姿を見る。
お腹がとくに太ったが、お尻もそれなりに大きくなっているのでまだ辛うじて
くびれは残っている。ただ単に尻がでかいだけかもしれないが。
早速ワンピースを着てみると、まずは胸でつっかえる。全力で引っ張ってそれ
を乗り越えると、今度はお腹がきつきつだった。
何とか着る事に成功したが、体の面積が増えたせいかワンピースはお尻の下あ
たりまでしか届かない。これじゃあ長めのシャツだ。
短期間でこれだけ体の形が変わったのは驚きであり、この先どうなるのか興味さえ興味が湧いてきた。
もちろん、一人の女の子として太るのはやっぱり嫌だが。
「なにやってるの?」
「えっ、あっ、ロイドさん!?」
慌てて振り返ると、いつのまにかロイドが部屋に入ってきていた。
同時にキツイ服で早く動きすぎたのか、ワンピースの胸の辺りが一気に破ける。
「キャッ!」
慌てて胸を隠すと、今度は尻の部分が破れた。
「もう……なんで……」
「楽しそうでなによりだけど……ちょっと体重確認していいかな」
ロイドは呆れた表情でそういい、部屋の中央にある椅子に座る。
「あっ、はい」
正直、セーリュにとっては「食事」の時間が一日で一番の楽しみだった。
別に「食事」自体は好きじゃない。むしろ苦しいので嫌だ。
だが、他の時間帯は話し相手がいないので、ロイドと話せるこの時間は非常に
貴重であり、寂しさを紛らわすのにも助かる。
ロイドも淡々としていた最初の頃に比べるとよく喋るようになり、中々面白い
話題になる事もある。
「って、まだ食事の時間じゃありませんよね」
「ああ、ただそろそろ実験が開始できると思ってね」
セーリュが体重計に乗ると、ロイドは椅子から降りてその数値を確認する。
「78.1キロ……うん、行けそうだ」
ロイドはクリップボードを見つめ、何かを書き込む。
そして今までに無い嬉しそうな表情を見せた。
「おめでと、実験体くん!」
普段のどこか皮肉めいた笑顔と違い、なにやら純粋に嬉しそうなものである。
「何がですか?」
「現在君のBMIは30.5、ついに肥満2に突入だよ」
「ちっとも嬉しくないんですけど……」
「これで漸く肝心の実験が始められるって事! 早速準備しないと!」
どうやら相当楽しみにしていたようである。
「じゃ、すぐ戻ってくるから服着といて」
「はい……」
駆け足で部屋を出るロイド。一体「実験」とはどのようなものなのだろうか。
こみ上げる不安と、初めてロイドの純粋な笑顔が見れた嬉しさが入り混じり、セーリュは妙な気持ちになった。
続きます。
-
乙です!
肥満化SSとしてもディストピアSSとしても続きが気になってきました。
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>>769
支援ありがとうございます。いかんせんSSにしては長い話になる予定なので、
投稿のペースを落とさぬようがんばりたいと思います。
>>773
ありがとうございます。廃退した権威主義が生む絶望と意思に反して太らされる事に
対する絶望ってのは中々マッチしてるんじゃないかな、と言う考えから本作の
世界観が生まれました(構成の初期段階では近代ファンタジーに近いものでした)。
自分としても書いていて楽しいので、気に入ってもらえてなによりです。
「念力発電」その3
十数分後、ロイドは部屋へと戻ってきた。
さっきまでのはしゃぎっぷりが嘘かのように落ち着いていたが、それでも妙に
挙動がそわそわしていた為、興奮してる事に変わりはないのだろう。
「それじゃあついてきてもらうね。手、出して」
言われた通りに手を出すと、ロイドは彼女の両手に手錠を掛けた。
「私が逃げると思うんですか?」
面白半分にそう尋ねると、ロイドはふっと笑う。
「社交辞令ってやつだよ」
「それ多分使いかた間違ってます」
そんなやり取りをしながらセーリュはロイドに連れられてガラス部屋を後にし、
研究所の廊下を歩いていく。
「そういえば、部屋から出るのは初めてだったっけ」
「はい。外の空気も悪くないですね」
「嫌味かな、実験体くん?」
ロイドは苦笑しながら振り返る。
「い、いや、そんなんじゃなくて本当に狭い部屋から出られて良かったな、って
思っただけで……嫌味とか言える人間じゃないし」
「確かに、言われてみればそうだよね」
そこでセーリュはふと思い、口を開いた。
「あの、私の名前、セーリュって言うんです」
ロイドは怪訝そうな表情を見せ、眉を潜める。
「それで?」
「いや、あの、名前で呼んでもらたらな、って」
するとロイドはため息を吐く。
「あのさ、君は実験動物なんだよ。何で名前なんかで――」
「……そうですよね」
「ここだよ」
廊下の途中にある灰色の扉の前でロイドは立ち止まり、壁にあるキーパッドに
番号を打ち込んだ。
すると扉が開き、二人は奥にある研究室へと入っていく。
-
そこにはすでに何人もの研究者がおり、部屋の中央にはガラスの筒の中に妙な
装置がある。
殆どの研究者は眼鏡を掛けた初老〜老人の男性だったが、その中で異様な存在
感を放つ白衣の女性がいた。
彼女は長身かつ細く、それでいて出るべきところは出ていると言うモデルの様
な体系の若い美女であり、背が低くぽっちゃりしたセーリュとは対照的だった。
長い黒髪を指でクルクルと回しながら、その美女はセーリュの事を見ていた。
いや、見下していたと言うべきか。
軽蔑と嘲笑がこめられたその視線が怖くなり、セーリュは目を伏せた。
そして中央にある装置まで連れて行かれ、装置の入った筒の中に入れられる。
そして全身に幾多もの吸盤のついたケーブルをつけられる。それらのケーブルは自分の真上にある装置に繋がっており、何か不吉な予感がセーリュを襲った。
「それじゃあ、頑張って」
ロイドは人差し指で眼鏡を上げると、ガラスの筒から出て扉を閉める。
一人閉鎖的な空間に閉じ込められ、不安を感じながら辺りを見回していると、
ロイドと例の美女が喋っていた。
ガラス越しに何を言っているのかは分からないが、実験が始まるのだろうか。
そしてロイドは何かパネルらしきものに向かうと、何かの動作を行う。
――ひぎっ!
突如、激痛がセーリュの全身を襲った。
全身の肉が小刻みに震え始め、目を見開く。
全身が痺れ、骨の髄まで搾り取られるような痛み。
涙が流れ始め、ついに我慢できずにセーリュは叫んでしまう。
「いやああああああああああああああああああああああ!!!」
ガラスの向こう側の研究者たちには聞こえていないのだろうか、彼らは淡々と
セーリュの醜態を観察しながら手に持ったクリップボードに書き込んでいた。
美女に至っては非常に愉快そうな表情をしている。
その中で一人だけ恐怖で凍り付いている青年がいた。まるでさっきまでの陽気
さが嘘のように、ただ棒立ちになっていた。
――ロイド、なんで……
全てが真っ白になった。
-
>>774のトリップ間違えたorz アホで申し訳ございません。
目を開くと、セーリュはガラス部屋のベッドに横たわっていた。
「目が覚めたんだ」
聞き覚えのある声に体を起こすと、ベッドの麓で床に座るロイドがいた。
真っ白な髪はいつもよりボサボサに荒れており、白衣もいつも以上にしわくち
ゃなような気がする。
ロイドは完全に生気のないため息を吐く。
「失敗だよ、実験は」
「――発電出来なかったんですか?」
「いや、発電はできた。だが電球一個を数十秒程度光らせる程度の電力しか生め
なかった。だから失敗も同様さ」
「私が、気絶しちゃったから――」
俯いたまま首を振るロイド。
「ううん、本来ならあそこまで君を苦しめるはずでもなかった。すまない」
ロイドの口から意外な言葉を聞き、セーリュは思わず微笑んでしまった。
「……実験動物に謝るなんて変ですね」
一瞬驚いたような表情を見せるとロイドは皮肉めいた笑いを上げる。
「本当だ、なに言ってるんだろ僕は」
そしてふらふらしながら立ち上がると、ゆっくりと部屋の扉に向かっていく。
今にも倒れそうに弱々しく歩く彼を見つめながら、セーリュは尋ねる。
「私って何時間ぐらい気絶してたんですか?」
「二日寝てたよ」
もしかしてその間ロイドはずっとベッドの隣に座っていたのだろうか。
「僕はそろそろ研究に戻るよ。あの装置は相当な調整が必要だし、いつまでも部下に投げっぱなしにする訳にもいかない」
大きく欠伸をすると、ロイドはセーリュを見つめる。
「脂肪が少なすぎたのも問題だったかもしれないから、君がもっと肥えるまで実験はお預けだ。それまでにコンバータ装置のチューニングも済ませる」
相変わらず勝手な事ばかり言うロイド。
でも、自分をこんな酷い目に合わせている人間なのに、セーリュは何故か彼が
憎めなかった。寧ろ今は――
「よろしく頼むよ、セーリュ」
「えっ……」
思わず返答が遅れ、その間にロイドは部屋を去っていった。
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06
――本当に美味しい。
ドーナッツを頬張りながら至福の一時を過ごすセーリュ。
実験失敗から十日後。ホースによる「食事」も続けているが、一日に一食は普通の食事になった。
普通の食事とは言え量は絶大であり、どれも炭水化物や乳製品を中心とした砂糖たっぷりで脂っこい食べ物ばかりであるが、
何週間にも及ぶ強制飲食のおかげか、難なく食べられる。
おまけにアウターにいた頃には絶対買えなかったようなものばかり。
――孤児院のみんなにも分けてあげたいな。
自分だけ良い思いをしている事に罪悪感を感じつつ七つ目のドーナッツを食べ
終えると、セーリュはお皿に山積みされたギトギトのフライドポテトを食べなが
らそれを濃厚な練乳で流し込む。
もちろん、良い思いの対価にこの体があるのだが。
先日の測定によると体重は90キロちょっと。BMIは35で肥満3度になったら
しい。もう否定しようのない完全なデブである。
座ると腹の肉は溢れかえって膝に乗っかり、胸は突き出たお腹に乗っかる。
スウェットパンツはお尻がつっかえて履けなくなり、タンクトップは腹の肉に
押されて胸の辺りまで登っていき、今やスポーツブラになりつつある。
ついに顔の輪郭も僅かながら丸くなり始め、元々首にぴったりくっついていた
念力封じの首輪もきつく感じるようになった。
「ふぅ……」
食事を終えて終えてお腹を摩ると脂肪が波打った。
――すごいなあ、この体。
呆気に取られながらヘソを突っつくと、指は柔らかい脂肪に吸い込まれていく。
そして両手で腹の肉を持ち上げる。
――これが私の一部なんだ。
ブクブクに太ってしまったのは確かに嫌だが、それ以上に短期間でこれだけ体の形を変えられる人体の神秘に驚いていた。
お腹の肉を手放すとパチン、と言う音を立てて膝に落ちて震える。
「あれ、意外といい音かも」
再び脂肪を鷲づかみにし、もう一度膝に落とした。
パチン。
――クセになりそう。
楽しくなって何度もパチンパチンしていると、目の前に誰かがいる事に気付く。
-
「あっ、ロイドさん。おはようございます」
ロイドは呆れた表情でセーリュを見つめていた。
「おはよ、セーリュ。なんだか楽しそうだね」
「そうそう、楽しいんですよ!」
「……ごめん、今の皮肉のつもりだったんだけど」
「本当に面白いんです。ほら、ロイドさんも騙されたと思って」
セーリュはロイドの右手を引っ張り、自分のお腹に乗せた。
「えっ、ちょ――」
ロイドは反射的にセーリュの腹に指を食い込ませる。
「んっ――あっ、確かにこれは」
セーリュのブヨブヨなお腹を揉みながらロイドは頷く。
「中々……面白い」
「言ったじゃないです――ひっ」
ふと、妙な感覚がセーリュの全身を襲う。
ロイドの華奢な指がお腹の肉に沈む度に、何とも言えないほど気持ちよくなる。
――自分で揉んでいた時にはこんな事は無かったのに。
段々体が熱くなり、息も荒くなってきた。
「ねえ、ロイドさん……ちょっと……」
「ちょっと待って」
ロイドはセーリュのお腹を揉むことに完全に夢中になっており、まるで彼女の
言葉を受け付けない。
そしてついに彼の左手もセーリュの腹肉を掴み、揉みまわし始めた。
「ねえ――」
ロイドが両手でいじる腹の肉が胸にぶつかり、胸までブルンブルンと揺れだす。
「ロイドさん――」
心臓が高鳴り、体が震えだした。
「だったらここは……」
その時、ロイドはセーリュの腹を掴んだまま、親指をヘソに差し込んだ。
「はうっ!」
言葉にもならない声をあげるセーリュ。
「ね、ねえ……本当に……はあ、はあ……」
全身の熱が下半身に集中していき、自分の中の何かが猛烈に疼く。
「や、やめ――」
こんな感じは初めてだ、このままでは何が起こるかわからない。
「ロイドさんっ!」
裏返った声でそう叫ぶと、ロイドは驚いた手を止めた。
「ご、ごめん。夢中になっちゃって」
何とか息を落ち着かせながらセーリュは言う。
「本当ですよ……こっちこそ叫んだりしてごめんなさい」
「う、うん」
そこでロイドの顔が物凄く近い事に気付き、セーリュは慌てて顔を引いた。
「で、ど、どうしたんですか?」
「あっ、あの、うん。ちょっと提案があって」
めずらしく緊張しているかのようにあたふたと喋るロイド。
「提案?」
-
ロイドは咳払いすると、いつもの冷静さを取り戻して言う。
「外に出てみないかい?」
「えっ!?」
「いや、ずっとこんな場所に閉じ込められててるのも体に悪いだろうし、君が健
康に太る為にもちょくちょく外に出るべきだと思うんだ。まあ、外って言っても
研究所の敷地内なんだけどね」
まさかの提案にセーリュは素早く頷いた。
「お、お願いします」
「なら決定だ。もう上からの許可も貰ってるし、これに着替えて」
ロイドから袋を渡され、中を確認すると一着のワンピースが入っていた。
「これって――」
「服がなきゃ外には出れないだろ、今着てるのはもう限界超えてるし」
それはかつてセーリュが着ていた安い生地で作った手作りのワンピースと違い、
真っ白でフリルのついた可愛らしいものだった。
とてもアウターでは手に入らないような品物である。
「こんなにいいもの貰っちゃっていいんですか?」
滑らかな生地を両手で感じながらセーリュはロイドに尋ねた。
「いいよ、君の住んでた所では珍しかったかもしれないけど、どちらかっていう
と安物だし。そもそも僕給料結構いいし」
「自腹だったんですか?」
セーリュの問いにロイドは目を逸らしながら言う。
「……まあ、こういうのは研究所の経費で落とせないから」
「ありがとうございます!」
「いいから着替えて……もう」
「はい! えっと、じゃああっち向いててください」
「はいはい」
ロイドが背中を向けると、セーリュはワンピース片手に立ち上がった。
勢い良く立ち上がりすぎた為か、胸と腹が一気に揺れる。
重力に負けて垂れ下がる腹の肉と太ももの間に挟まれてパンツは殆ど見えなく
なっており、タンクトップを脱ぐと殆どブラジャーに収まりきらない胸が姿を現した。
「また新しい下着が必要になりそうです」
「了解」
ワンピースに着替えながらセーリュはロイドにそう言う。ロイドはセーリュに
背中を向けたまま答えた。
下着のサイズアップはこれでかれこれ三回目となる。
「もういいですよ、ロイドさん」
ロイドが振り向くと、セーリュはぐるっと回転して身につけたワンピースを見せた。
「どうです?」
「いいんじゃない?」
「反応薄いですね……」
セーリュは肩を落としてそういい、ガラスに反射する自分の姿を見た。
非常に可愛いワンピースなのだが、出来れば痩せてた頃に着たかった。
ワンピースは大きめのサイズであるにも関わらず、お腹とお尻はやっぱり突き出る。
「まあ、似合ってると思うよ。さあ、とっとと行こ」
「はい!」
セーリュは胸に喜びを膨らませながらロイドの後についていく。
続きます。
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支援
Baidu IMEアンインストール時に出てくる美少女 → Baidu IMEアンインストール時に出てくるデブ
ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1656_1.jpg
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>>779
乙です
上でも言われてるけどストーリーものとしても気になるなあ
>>780
こちらも乙
懇願の目が悲しげなのがいいなあ、太ったことに対する悲しみとして変換できるw
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>>780
>>781
支援ありがとうございます。
どうも肥満化よりもストーリーが前面に出てしまった感じですが、
どちらも両立していけるように頑張りたいと思います。
「念力発電」その4
ガラス張りの部屋を出ると、二人は数日前に通った廊下を歩いていった。
ただ、今回はあの悪夢のような実験が行われた部屋でを通り越し、その先にあ
るエレベータに乗り込む。階数のを見る限りどうやら普段セーリュが閉じ込めら
れている部屋は地下六階のようだ。
エレベータはゆっくりと上がっていき、「1」と表記された階で停止する。
そこからはいくつもの厳重なセキュリティチェックを通り、二人は研究所のロ
ビーと思われる場所へと出てた。
「随分と厳重に警備されてるんですね」
セーリュの言葉にロイドは頷く。
「まあ、クレイドルが極秘で行ってる研究の殆どはここに集結されてるからね」
「念力発電もその一つなんですか?」
「うん、だから今回君を中庭まで連れ出すのにすら相当苦労したんだ。万が一の事があったら責任を負いきれないからね」
「そんなに重いんですね」
「うん、フェテュスの未来は君のその大きなお腹にあるかもしれないと言っても過言じゃないよ」
ワンピースの下からも存在を主張する腹部を見下ろし、セーリュは顔を顰める。
「何でお腹限定なんですか」
「最近は胸より突き出てるじゃん」
「言わないでください! ただでさえ気にしてるのに」
前までは胸が大きくなったせいで足がつま先までしか見えなかったのだが、今
では胸以上に腹が出っ張り、歩いている時しか足が見えない状況にある。
「……フェテュスの未来を担う極秘研究の真相がか弱な少女を無理矢理太らせる
事だなんて聞いて呆れますよ」
「現実はなんたらより奇なりとか言うじゃん」
ロビーを通り抜け自動ドアを潜ると、セーリュは思わず息を呑んだ。
今まで見たことの無いような鮮やかな緑色の芝生に、花壇に綺麗に並べられた
色とりどりのお花。
空気は息を吸うたびに美味しくさえ感じてしまうほど新鮮であり、花のほのか
な甘い香りが心を躍らせた。
「すっご〜い!」
思わずセーリュは駆け出すが、その途端に全身の肉が不本意に揺れてバランスを崩してしまう。
「あっ――」
気付かぬうちにセーリュは転倒し、脂肪で詰ったお腹が地面に打ち付けられた。
「いたたたた……」
よく考えてみればセーリュは太り始めて以来一度も走った事がなかった。体が
新たな重みに馴れず転んでしまうのも無理はないだろう。
「まったく、気をつけてよ。怪我でもされたら飛ぶのは僕の首だからね」
ロイドはそう愚痴をこぼしながら手を伸ばし、セーリュは彼の力を借りてゆっ
くりと起き上がる。
息を荒げながら必死にセーリュを引っ張り上げると、ロイドは両手を膝に乗せる。
「はぁ……はぁ……まったく、なんて重いんだ」
「ロイドさんこそ少しは運動したほうがいいですよ、女の子一人を持ち上げられ
ないなんて男としてどうかと思います」
「普通の女の子の倍の重さの子に言われてもね……」
「不可抗力です!」
「あんなに楽しそうに食べてたのに?」
「それは最近じゃないですか、それまでは無理矢理でしたもん」
そこでセーリュはある事を思いつき、ロイドに発案する。
「そうだ、せっかくの気分転換ですし、ここにいる間は私の体重について喋ら
ない事にしましょ! でないと気分なんて晴れません」
「はいはい」
ロイドはしぶしぶ納得し、二人は研究所を囲む庭を散歩し始めた。
-
その間、二人は様々な話をした。
さすが極秘研究の現場指揮者と言うべきか、ロイドは非常に博識であり、フェ
テュスの構造やクレイドルの社会事情をセーリュに説明した。
それを話すロイドの横顔は非常に楽しそうで、何故か心臓の鼓動が早まった。
彼が時折見せる笑顔も、初めてあった時の作り物の表情とは違い、本当に心か
らのものだというのが感じられる。
よくわからないが、もっとロイドの話を聞いていたい。
もっと彼について知りたい、ずっとその横顔を見つめていたい。
だが、そんな思いとは裏腹にセーリュの体力は限界に近づいてきた。
わずか十五分ほどしか歩いていないのにセーリュはすでに息があがっていた。
丸太のような太ももは一歩進む度に擦れ合って痒くなり、膝もズキズキと痛む。
仕舞いには肩も凝り始めてきた。
「ロイドさん……ちょっと休んでもいいですか?」
「あっ、うん、別にいいけど」
近くにあったベンチに座り、セーリュは溜息を吐いた。
これが太ると言う事なのだろうか。
今まではあの狭い実験室に閉じ込められていたため実感がなかったが、明らか
に体力も減少しており、動きも鈍くなっている。
おまけに動くたびに全身が鬱陶しいほど揺れてしまう。
だが、セーリュはこれからまだまだ太らなければいけないらしい。
これ以上大きくなってしまっては孤児院に帰れたところでまとも子供達と遊んであげる事も出来ないし、マルタの手伝いだってままならない。
そもそも帰れる保障などどこにもない。あの狭い檻の中で死ぬまで肥育される
可能性だって否めないのだから。
家族も、自由も、この脂肪によって奪われる。
セーリュは腹を掴み、歯を食いしばった。
今すぐこの贅肉を千切り落としたい。この枷を外して再び元へと戻りたい。
だが、今の彼女にはどうにも出来なかった。
己の無力さに涙が溢れそうになるが、セーリュは必死に鼻を啜って堪える。
彼女の様子がおかしい事に気付いたのか、ロイドは尋ねた。
「どうしたんだい、セーリュ?」
「……もう、いやだ」
「歩きつかれたの? それだったら――」
「もう、太るのなんていやだ」
セーリュの言葉にロイドは苦笑する。
「さすがにその要望はきけないな、実験の意義がなくなっちゃう」
そう、所詮彼は研究者で自分は実験動物だ。
そう考えた途端、ついに我慢が出来なくなり、涙が一粒一粒とこぼれ始めた。
「どうしてロイドさんはそんなに優しいのに、こんなに酷い事をするんですか」
「それは……」
言葉に詰ったかのようにロイドは返事が出来なくなる。
-
「ちょっと、ロイド」
二人の間の静けさをさえぎるかのように女性の声が響いた。
手前の物陰から姿を現したのは、発電の実験が行われていた時部屋にいた、
あの白衣の美女である。
「アーネ姉さん、こんなところでどうしたんです?」
どうやらこの美女はロイドの姉らしい。ちっとも似ていないが。
ロイドがそう尋ねると、アーネ呼ばれる女性は彼にこちらへと来るようジェス
チャーする。
そしてロイドが近づいた瞬間、目にも留まらぬ速さでアーネは彼の頬を引っ張
ったいた。
「――っ」
ロイドは特に歯向かう様子もなく、真っ赤になった頬を摩る。
「駄目じゃない、ロイド」
ついさっきロイドに手を上げたとは思えないほど優しい声でアーネは言う。
「あれほど実験動物に肩入れするなって注意したのに」
「すいません」
「ロイドは友達がいなくて寂しい事は私だって知ってるわ。でも、その為にお姉さんがいるでしょ」
アーネは白く細い腕をロイドの背中に回すと、彼を胸元へと引き寄せた。
「別にアレを散歩に連れていくのをお姉さんは怒った訳じゃないのよ。ただ、人
間扱いはしちゃだめなの」
「……うん」
ロイドは半ば強制的にアーネの胸に顔を埋められがらそう呟く。
「せいぜい家畜ね。きちんと世話はしなきゃいけないけど決してペットでも友達
でもない。ちゃんとけじめは守って」
「……はい」
「家畜は家畜のように扱わなきゃね」
アーネはロイドの頭をよしよしと撫で、彼を手放す。
やはり最初に会った時の直感が正しかった。セーリュはこの女が嫌いだ。
言葉にはしにくいが、人を好きなように利用できると言わんばかりの喋り方と
優しさを装いながら他人を見下したような表情。とても良い人だとは思えない。
「聞こえてますよ」
セーリュの嫌味に対してふっと笑い、アーネは近寄ってくる。
「聞こえるように言ってるのよ、子豚ちゃん」
そして美女はベンチに座るセーリュの太ももを履いていたハイヒールの踵で踏
みつける。
「っ!」
「――貴方にも自分の立場を理解してもらわなきゃいけないし」
迸る激痛に思わず声を上げそうになるが、ここで口を開いたら負けだと感じ、
セーリュは必死に口を噤んだまま美女を睨む。
「あら、いい目。そういうの好きよ」
踵をぐりぐりとセーリュの太ももに食い込ませながらアーネは笑った。
「……壊しがいがあるもの」
痛みを我慢するのも限界に近づき、再び涙が溢れてきたところでアーネは足を
下ろす。
「私は色々とやらなきゃいけない事があるから、お遊びは今日はここまでね」
セーリュに背中を向けると、彼女はロイドの肩に手を置く。
「そろそろ子豚ちゃんを檻の中に戻してね」
「うん」
アーネが去っていくと、ロイドはセーリュの前でしゃがむ。
「大丈夫、セーリュ?」
ズキズキと痛む太ももを摩りながらセーリュは彼に尋ねた。
「なんなんです、あの人」
「アーネ・アークマン。僕のお姉さん……みたいな人」
「みたいな人?」
「正確には僕はアークマン家の養子だからね。血は繋がってないんだ」
通りで兄弟の割には全く似てない訳である。
「あと、念力発電実験総括でもあるよ」
「――酷い人ですね」
セーリュがそう吐き捨てると、ロイドは苦笑する。
「まあ、荒っぽい人だからね」
「ロイドさんを子供みたいに扱うし、人の事は踏みつけるし……」
「本当にごめんね」
「でも、彼女の言ってた事が正しいですよね。私はただのモルモットですから」
「それは……」
セーリュの問いに上手く答えられないのか、ロイドは立ち上がる。
「そろそろ研究所に戻ろうか」
「はい」
言葉に出来ないような空しさが心の中に残る。
それ以上は何も言わずに二人は地下研究室へと戻っていった。
-
その晩、ロイドはホースによる「食事」を施しに部屋に下りてきた。
すでに手順が見に染み付いているセーリュは何も言わずに椅子に横たわり、ロ
イドもま無言のまま彼女の口にホースを差し込む。
ロイドがスイッチを入れると同時に不快なドロドロした液体が喉に流れ始める。
液体が徐々に胃に溜まっていくのを感じながらセーリュはロイドを見つめる。
――所詮、私は実験動物。
胃が張るのを感じ、ただでさえ大きいお腹が山のように膨らんでいく。
「よし」
ロイドは機械のスイッチを切り、セーリュの喉からホースを抜いた。
このまま何も会話を交わさず去っていくのかと思いきや、ロイドは口を開いた。
「姉さんが今朝言った事なんだけど、色々考えててさ……」
返事するとパンパンに詰った胃が逆流しかねない為、セーリュは口を硬く噤ん
だまま頷く。
「やっぱり僕は違うと思う。セーリュだって人間だし、単なる実験動物じゃない。
強制的とは言えこの実験の立派な協力者だ」
「ンッ!?」
驚きのあまりセーリュは声を出しそうになるが、必死に堪える。
「だから、ホースでの強制飲食は今日で終わりにする。これからは自分で食べて自分で太ってもらう事にした」
それでは根本的な解決になっていない、と言いたかったが今口を開いたら液体が飛び出してくるだろうと、セーリュは我慢する。
「残念な事に太らないって言う選択肢は与えられないけど、それでもなるべく君
にとって苦痛とならない方法で実験を続けたいんだ」
「別に……いいんです」
なんとか口から液体が飛び出さないようにセーリュはそう言った。
とことん彼と言う人間が分からなくなる。割り切ってあのアーネと言う女が言う通りに家畜として扱えばいいのに、こんな中途半端な優しさを……
「そして実験が成功したらすぐにでも元の場所に帰れるように尽くしたい」
「……」
「だから、もうちょっとだけ辛抱してくれ」
「――わかりました」
どうもロイドをいがみ続ける事も出来ず、セーリュはそう言った。
「ありがとう」
珍しく笑顔を見せるロイド。何故かそれはとても素敵だった。
「それで、やっぱり君にも目指すものがあるほうがいいと思うんだ」
「どう言う……ウッ、事ですか?」
思わず口を開きすぎて中身がこぼれそうになる。まだまだ気をつけないといけ
ないようだ。
「たとえば、今日から一週間で100キロまで太れたらごほうびとして街に連れて
ってあげる。今は90キロだから、あと10キロだね」
「街!?……うぷっ」
またもや口を広げすぎて液体が溢れそうになる。
「そんなの、大丈夫なんですか?」
「無理を通してみるよ、ああ見えても姉さんは僕の頼みは断れないからね」
そう、ロイドだって必死に悩んで、そして頑張ってる。以前はともかく、今は
決して好きで自分をこんな目に合わせている訳ではないのだろう。
確かにこんな境遇に陥ってしまったのは不運以外のなにものでもない。
だが、嘆いていたって何も変わりはしない。
ならば今は自分の意思で太り続ける、いずれ家へと帰る為に。
-
素晴らしいストーリーと素晴らしい肥満化、投下乙です。、
セーリュは、そしてロイドはどうなっていくのでしょうか・・・
で、この人の続きと同様にに皆様が楽しみにしているであろう、
あの人の前座を、今月もやらせていただきます。
投稿するのは、
「がんばれゴエモンガールズ でぶでぶ道中 オニクてんこ盛り」の続きです
ステージ2「呪われたくノ一」
江戸から遠く離れた大亀の上にある島、竜宮島。
そこのある湖の底で緑髪の美しい人魚と大ダコが戦っていた。
人魚は大ダコの吐く墨を避けて、その手に持ったバズーカを撃ち込む。
それを繰り返した末、大ダコは爆発し、壺から手形が出てきた。
人魚は手形を拾ってその場を去った。
だがその手形には、ぽつぽつと蛸の墨がついていて、
その黒い跡がずりずりと動き、人魚の腕に移ると共に
彼女の体の中に染み込む様にして薄れ消えていった。
人魚と大ダコが戦った翌日、
竜宮島に上陸した者たちがいた。
そうゴエモン達3人である。
あの後、大江戸城を突破したゴエモン達は
インパクトを操っていたからくりメカ「シシカカシ」を倒し、
追撃をかけてきた巨大メカ「ビスマルエレガント」を
正気に戻ったインパクトと新メカミスインパクトで撃退した。
それからビスマルを追ってこの竜宮島に向かったのだ。
しかし・・・
-
ゴエモン「それっ!でやっ!はっ!」
サスケ「たっ、ていっ、うりゃっ!」
ゴエモンとサスケは並み居るオバケを蹴散らしてカエル山を進んでいた。
しかし全速力ではない。
2人がうち漏らしたオバケを片付けながら、
後ろからどすどすと追い上げてくる太った少女、
そうエビスが付いてこれる様にスピードを抑えていた。
エビス「よぃしょっ、よぃしょっ・・・」
エビスはあれから更に太っていた。
ぽっちゃりを通り越してデブ、肥満体に片足を突っ込んでしまってる。
エビスが武器であるハンマーを振るたびに、
二の腕はブルンブルンと揺れる。
足はまさに大根足で、一歩踏み出すたびに
片足はもう片方の足と擦れてしまい、エビスのスピードを更に遅くしている。
お尻は小ぶりの桃の様で、ズボンをはち切れんばかりに押し上げている。
だが更に大きな胸に至っては服を少し破いてしまってる。
お腹は服の上からぽっこりとせり出ているのが分かるほどだ。
逆に言えば、「まだ」ぽっこりで済んでいるのだが、
顔も膨れ出してきて、下膨れの丸顔になりつつある。
エビス「すみません・・・私のせいで進むのが遅くなって・・・」
サスケ「気にしてはゴザランよ、
進むのは速ければいいって訳でもないでゴザルから」
ゴエモン「それにオバケとは十分戦えてるぜ」
確かにエビスのスピードはかなり遅いが、オバケとの戦いでは、
その体にしてはとても良い動きで十分に戦力となっている。
いやむしろ信じがたいことに、
サスケ(太った方が動きが良いでゴザル・・・)
大江戸城では、はっきり言ってしまって足出まといだったエビスだが、
あれから更に太った今の方がその時よりも確実に良い動きをしている。
サスケ(もしや、『シュウセイリョク』が身体能力にも影響を及ぼしているのでゴザロウか・・・)
ゴエモン「サスケ、ゴールについたぞ」
ゴエモンの声を聞き、サスケが前方に注意を戻した。
確かにステージゴールの目印の大狸の置物があった。
エビスの、自重をのせたハンマーの一撃は狸を容易く砕いた。
飛び出してきた手形を手にして3人は
カエル山ステージを後にした。
後ろの岩陰に隠れながら自分たちを見つめている誰かに気づくことなく。
-
三人が進んだ先は、この龍宮エリアにおける町、乙姫町だ。
サスケ「さてまずは、
エビス「茶屋行きましょうよ!茶屋に!お腹が空いて・・・」
サスケ(食欲までエビス丸どのに近づいてきたのでゴザルか・・・)
ゴエモン「 まあ、茶屋なら話を聞くこともできるし、一服してこうぜ」
という訳で茶屋に入った3人、
それと同時にうち2人(ゴエモンとサスケ)の目についたのは
背を向けた長くて綺麗な緑髪の女性。
ゴエモン「おっ、ヤエちゃん」サスケ「ヤエどの」 エビス「ヤエさん?あの人が」
ゴエモンたちの声を聞き、のっそり、いやゆっくりと振り返る女、
ゴエモン達の仲間のくノ一ヤエ、
その端正な顔は紛れもなく彼女のそれである。
しかし、
エビス(えっとこの人、ゴエモンさんの話ではスタイル抜群らしいのに・・?)
サスケ(・・・拙者にはもう何も分からんでゴザル・・・)
ゴエモン「ヤ・ヤ・ヤエちゃんまで・・・どうしちまったんだよぉ・・・」
ヤエ「・・・・・」
そうあの均整な体は丸々と膨れ、太ってしまっていた。
体重は今のエビスと同じくらいだろうか、
忍装飾はパツパツで、とても窮屈そうだ。
特に両の腕が一番太くなっていて、忍装飾の袖に所々に小さな亀裂が入ってる。
元から大きめだった胸も更に大きくなっていて、
その有様は、忍装飾の下にメロンを入れてるのか?とも思えてしまう。
前はキュッと括れていたお腹周りも肉で膨れてしまい、
ポコンとせり出してる。
それでも胸と見比べると括れているようにも見えるのだが、
下半身は上半身と比べると変わり様が小さく、
特にお尻は殆ど大きくなってない。
だが「ボン・ボン・キュッ」と言えるスタイルになったことは
ある意味悲しい・・・
ヤエ「・・・私もね、ビスマルのことを聞きつけて調査を始めたの」沈黙してしまったゴエモン達を見かねて、
ヤエが自分のいきさつを話しだした。
ヤエ「ビスマルが隠れ家としてこの島に築いた竜宮城のことを知ってね、
「龍宮城までつながるステージを攻略しようとしたんだけど・・・」
「カッパ街道の大ダコを倒してから、どういう訳か、オバケを倒すたびに太ってしまって・・・」
-
ゴエモン「本当一体どうしちまったんでぃ・・・」
「大ダコの呪いよ」 ゴエモンの疑念に答える声が外の方から聞こえてきた。
「ここを住処としていた大ダコは自分を倒した相手に呪いをかけるんだ」
「呪いを・・・」「そう自分を倒した相手を更にオバケを倒すごとに太らせる呪い」
「ともかくオバケと戦わなければこれ以上は太らないよ、呪いを解かない限り痩せられもしないけどね」
そう言い切って声は途絶えた、代わりに遠ざかっていく足音が聞こえてきた。
ゴエモン「そう言うオマエは誰なんでぃ!」 サスケ「何奴!」
ゴエモンとサスケは声の主を追って外に飛び出していった。
ヤエとエビスは茶屋に残った。
・・・言うまでもないだろうが、
今の彼女たちでは追いつけっこないからである。
走っていく足音を追ったゴエモンとサスケは、
声の主である少女に町の外れで追いついた。
歳は十五・六くらいで、良い意味でほっそりとした体をしている。
(今のエビスとヤエを見ると余計にそう思えてくる)
しかし、その耳は人間ではなくネコのものである。
ゴエモン「その耳・・・」
サスケ「もしかしてお主は」
スザク「そう、私は妖怪のスザク、オバケの仲間であなた達の敵だよ」
ゴエモン「その敵がどうしてヤエちゃんのことを教えてくれるんでぃ?」
スザク「あなた達に助けて欲しいからさ、詳しくはまたの機会にね」
それだけ言ってスザクは、ゴエモンをも上回る程のジャンプで、
二人の前から去っていった。
ゴエモン「あれだけのジャンプが出来るならスピードも相当のもんのはず、
オイラ達に追いつかれたのはワザとだろうな」
サスケ「町中で話せることではなかったでゴザルしな」
ゴエモン「しかし妖怪のスザクか、本当にオイラ達の敵なんだろうか?」
サスケ「正直言って、ヤエどのの呪いについて教えてくれただけでもアリガタイでゴザル」
ゴエモン「それもそうだな、ヤエちゃんはこれ以上戦わせない様にして、
エビスちゃんもあの体で戦うのもキツイだろうし、オイラとお前の2人で行けるとこまで行こうぜ」
サスケ「そうでゴザルな」
そう話しながら、町に戻った二人に町娘が駆け寄ってきた。
「大変だよ!町に妖怪が出たんだよ!!」
ゴエモン「なんだって!」サスケ「すぐに向かわねば!」
「いや、もう大丈夫だよ、アンタ達が声をかけたあのお姉ちゃんが倒してくれたから」
サスケ「声をかけたお姉ちゃん・・・」
ゴエモン「・・・ヤエちゃんが!?」
-
乙姫町の宿屋、その「うめの間」、
もう夜も遅いので、ひとまずゴエモン達はここで宿をとることにした。
ゴエモンとサスケは部屋の右隅にまとまって横になっていた。
エビスは部屋の左隅で、大きな体を縮こませて横になっていた。
ヤエは真ん中のベッドに、転がされて、いや横になっていた。
あの時どんなオバケが出たのかは知らないが、
倒した結果としてヤエは更に倍近く太ってしまった。
忍装飾は更に押し上げられ一部、というか大半が破れてしまってる。
まず腕が体の中で一番大きく太い部位と化している。
太くなりすぎて曲げることもままならない。
人の太り方としては明らかに不自然だが、呪いの効果だろうか。
顔も真ん丸く膨れて、幼げで可愛らしい丸顔になってる。
胸はもはや頭よりも大きな爆乳で、
「服の下にメロン」から「服を突き破ってスイカ」になってる。
どこから調達したのか、サラシを巻いてるので丸出しにはなってない。
そんな胸を押し上げて綺麗な形を保っているのは、
これまた綺麗な形で突き出た太鼓腹である。
「うめの部屋」は一番グレードの高い部屋なのでとても広く
シャンデリアの飾られた天井もとても高いがこのお腹を台にすれば、届きかねない。
間の隙間が消え失せた脚、桃の様なお尻、太る前の倍の太さはあろう腰周り。
そんな下半身も肉塊レベルの上半身と比べるとせいぜい小デブレベルである。
単純な重さよりもそのアンバランスさでヤエを動けなくしている。
なかなか寝られない4人だったが、
そんな空気を変えるためにかゴエモンが口を開いた。
ゴエモン「ヤエちゃん、エビスちゃん、
明日オイラとサスケで竜宮島を攻略してくる」
サスケ「海の中は拙者に任せるでゴザル」
ヤエ「いや・・私も行けるとこまで、い、行くわ」
「海に潜れる人もふ、2人いた方がい、いいと思うの」
首が無くなったせいか、喋るのも少々辛そうだ。
エビス「私も行きます!
ヤエさんがこんなになるまで戦ったんですから、
出来ることはやります!」
ゴエモン「 分かった、だが無茶はしないでくれよ」
「それじゃあお休み」
-
今回の被害者
ヤエ
がんばれゴエモンシリーズのレギュラーで、
シリーズでも1、2を争う人気キャラ。
その人気ゆえに、今回自分の毒牙にかかることに・・・
具体的に言えば、大ダコの呪いによってオバケを倒すごとに太る様になってしまった。
上半身を中心にして太るのは、脇に抱えてた手形を媒介にして呪いがかけられたから。
現在の体型 75kg 106・74・81→
156kg 153・140・96
エビス
「レキシのシュウセイリョク」によって更に太り続けていて、
サスケの推察通り、身体能力や食欲といった別の要素もエビス丸に近づいてきている。
現在の体型 78kg 103・74・97
ステージ2 セーブしました( 今回はここまでです)
(ゴエモンを知らない人に分からない用語や
知ってる人を混乱させるオリジナル設定が多くてすみません)
(・・・残念ながら後者の方は更に増えていきます)
-
皆さん投稿お疲れ様でした。
29の日なので駄文ですが投下します。
ttp://www1.axfc.net/u/3232604
パス:himanka
読んでいただければ幸いです
-
あ、そうそう。
今回試作のTRPGとカードゲームもどきを付けてみました。
バランスの調整などはしていないので、おそらくクソゲーとなります。
それでも良ければ遊んでみてください。
-
いつもありがとうございます
-
乙でした。肥満化カードゲームをソロプレイしてみましたが、確かにバランスは悪いかもw
でもなかなか楽しめました。どうもありがとうございます。
あと今回のSSはどちらもホラーチックでツボでした。
-
投下させていただきます。
「念力発電」その5
07
それから一週間、セーリュはひたすら食べ続けた。
出された食事もそれなりにバラエティに富んでいた為飽きる事もなく、今では
この暴食に快楽さえ感じ始めるようになった。
何も考えずに、ただ家畜の如く与えられた餌をむさぼり続けるだけ。
時折、いっそこのままでいいのではないかと言う考えが頭を横切るようになっ
たが、その度にセーリュは我が家を思い出し固く決意した。
この食事は、再び自由を得る為の手段に過ぎないのだと。
そして七日目、セーリュが夕食の特大ハンバーガーを食べているとロイドが部
屋に入ってきた。
「……なんか、見るからに大きくなってるよね」
「はふっ、ほうへふ?」
「ほら、食べながら話さない」
残った数口を口に含み、練乳で流し込むと、セーリュはナプキンで口を拭いた。
「でも、さすがに十キロも増えてるとは思わないんですけど」
正直、街に出てみたかったので約束の十キロは太りたかったのだが、強制飲食も無しでそこまで太る事はできないだろうとセーリュは思っていた。
「そうかな? 前はここまでお腹が出てなかったと思うけど」
太ももにどぷんと乗っかるセーリュの大きなお腹を突きながらロイドは言う。
「ちょっ、ロイドさん!」
「前はこれを全部片手で掴めたような気がするし」
セーリュのお腹の肉を鷲づかみにするロイド。
「やめてください!」
ロイドを振り払い、セーリュは突き出る腹部を両腕で隠すように守る。
「私だって恥ずかしいんだから」
「先週まではセーリュだって楽しそうにそれで遊んでたじゃないか」
「それとこれとは別、もうロイドさんが触るのは無しです!」
何故かロイドに触られると妙に興奮してしまう。セーリュはそれが怖かった。
「はいはい、それじゃあとりあえず体重量ろっか」
「はい」
立ち上がろうとすると同時に膝に乗っていた腹の脂肪が一気に重力に引っ張られるが、なんとか踏ん張ってバランスを保った。
脂肪がつきすぎたお腹は今までのように突き出るだけではなく垂れ下がるようになり、歩き難さに拍車を掛けていた。
ロイドが持ってきた体重計に乗ると、ロイドが驚きの表情を見せる。
セーリュ自身はお腹が邪魔で体重計の表示が見えない為、彼に尋ねた。
「どうです?」
「すごいな、目標達成どころか四キロオーバーじゃないか」
「オーバーって、そんな――」
「104.8キロだよ」
まさかの増量にセーリュは目を丸くする。自分は無意識にここまで食べていた
と言うのだろうか。
ついに体重が100キロを越したと言うのも不思議な感覚である。
元々